『ダンケルク』でもいぶし銀の名演を発揮するケネス・ブラナーが主演・監督を務める『オリエント急行殺人事件』。アガサ・クリスティーによるミステリーの名作を、“全く新しい”エンターテインメントに生まれ変わらせた本作から、新たな1分30秒の予告編とポスタービジュアルが公開された。到着した映像の冒頭では、トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェット(ジョニー・デップ)と“正しき者の守護者”と世間から呼ばれているという世界一の名探偵エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)のやりとりが映し出される。ポアロが眼光鋭く見つめかえしたラチェットは、やがて刺殺されてしまう。「乗客全員が容疑者だ」と断言するポアロは、共通点といえば目的地のみ、境遇はさまざまな教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌の13名の捜査を開始する。列車の外へ逃げる影や、ポアロに詰め寄る者、拳銃を構える者、暴力を振るう者、泣き叫ぶ者…物語が激しく展開していく様子も見て取れる。殺人事件を描いてはいるものの、画面が煌びやかなのは、65mmフィルムで撮影されたからのみならず、「この列車には、名優たちが必要だった」とのポスターのコピーが示すとおり、“全員名優”だからこそ。クリスティーを曾祖母にもつアガサ・クリスティー社(ACL)会長兼CEOのジェームズ・プリチャードは、本作について「曾祖母は列車が大好きでしたし、実際に彼女はオリエント急行に乗車していろいろな旅に出てたくさんの経験をして、それら全てが彼女の描くストーリーにつながりました。『オリエント急行殺人事件』は、彼女にとって間違いなく“特別な作品”です」と明かしており、これだけの豪華キャストが実現した理由といえる。さらに「ケネスが演じるポアロは、いままでのポアロよりもスタイリッシュで、よりアクティブになっている。そして、これまでのポアロとは違ったアプローチで列車の外でのシーンもある」と、名探偵ポアロ演じるケネスに太鼓判を押し、原作を知っている人に対してもサプライズがあることをほのめかす。そんなポアロを演じたケネスは、全世界で大ヒットした『シンデレラ』でも、誰もが知る物語に新たな解釈を加えて現代に甦らせたことでも知られている。本作でも、監督も兼任しており、「アガサ・クリスティーの作品を描くには、素晴らしい娯楽作というだけでなく、喪失感や、悲しみという心の奥深くに触れることになる。本作でも登場人物は、多くの感情的な秘密を抱えている」とケネスは分析。続けて、感情的な秘密を表現するキャストについて「深い感情を見事に体現できる名優たちとキャラクターを組み合わせることに興奮したし、彼ら全員を描くプロセスにもワクワクした。そして、皆で、積み重ねたストーリーの層をはがし、人間性の層もはがしていったんだ」と名優たちとの共演をふり返っている。到着した映像やビジュアルでも確認できる、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォーといったアカデミー賞ノミネート・受賞俳優に、『スター・ウォーズ』シリーズのデイジー・リドリー、『僕のワンダフル・ライフ』のジョシュ・ギャッド、大ヒットミュージカル「ハミルトン」やミュージカルドラマ「SMASH」のレスリー・オドム・Jrといったキャストたち、ケネスとともにプロデューサーを務める巨匠リドリー・スコットや『シャーロック・ホームズ』脚本のサイモン・キンバーグなど、とにかく “豪華すぎる”本作。この冬、“世界一の名探偵”ポアロが豪華列車で、華麗な謎解きの旅へと誘う。『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月13日今年、藤原竜也×伊藤英明×入江悠監督でリメイクされ大ヒットを記録した『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のオリジナル作品『殺人の告白』の監督が手がけ、カンヌを大いに沸かせたスタイリッシュ・ヒロインアクション『THE VILLAINESS』が、邦題『悪女/AKUJO』として2018年2月に日本公開されることが決まった。犯罪組織の殺し屋として育てられ、最愛の人を殺された女性スクヒ。国家直属の暗殺者として第2の人生を歩み、愛と裏切りに翻弄されながら最強無敵の“悪女”と化していく――。ヒロインアクション映画の金字塔『ニキータ』に、韓国的な要素“恨(ハン)”のエモーションを投入した物語のなかで、誰も見たことのないエクストリーム・バイオレンスが覚醒する。監督は、スタントマン出身という異色の経歴を持ち、オリジナル作品『殺人の告白』で知られるチョン・ビョンギル。本作では、敵対組織のアジトに単身乗り込んだヒロインが数十人もの敵と死闘を繰り広げるさまを、FPS(First Person Shooting)ゲームやVR映像を思わせる“1人称視点”映像で捉えるなど、斬新で迫力ある映像体験を作り上げた。また、愛する人を殺され、運命に翻弄される最強無敵の暗殺者として、監督の常軌を逸したアクション演出に体を張って応えたのは、女優キム・オクビン。パク・チャヌク監督『渇き』では女ヴァンパイア、チャン・フン監督『高地戦』では“2秒”と呼ばれる凄腕スナイパーを演じて鮮烈な印象を残した彼女が、本作ではテコンドーとハプキドーの黒帯を持つという身体能力の高さを遺憾なく発揮。撮影前に長期にわたる猛特訓を経て、日本刀から自動小銃、ハンドガン、手斧まで多彩な武器を使いこなす戦闘シーンのほぼ全てをノースタントで熱演。これまで見たことがない狂気の最先端アクションを体現した。共演には、『JSA』『トンマッコルへようこそ』で世界的にも知られ、キム・オクビンとは3度目の共演となるシン・ハギュン、TVドラマ「上流社会」などに出演し日本にも熱狂的なファンを持つモデルで俳優のソンジュンなど、豪華キャストが集結する。本作は、第70回カンヌ国際映画祭公式招待作品として、これまで『グエムル‐漢江の怪物‐』や『チェイサー』、現在公開中の『新感染ファイナル・エクスプレス』など、毎年エッジのきいた良質なアクション&ホラームービーが選定されるミッドナイト・スクリーニング部門にて上映され、話題沸騰。「新たなアクション映画の幕開け」(Film)、「今年最もクレイジーな作品」(Indie Wire)、「脳裏に焼き付く冒頭7分のノンストップアクション」(VARIETY)など、各メディアが絶賛を贈った。さらに今年6月に本国・韓国で上映されると、成人指定にも関わらず公開4日間で46万人以上を動員する大ヒットに。またもカンヌから発信され、世界中を興奮の渦に巻き込んだ超過激な最先端アクションが、ついに日本上陸を果たす。『悪女/AKUJO』は2018年2月、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月28日是枝裕和監督が主演に福山雅治を迎え、法廷心理サスペンスに挑んだ『三度目の殺人』。劇中で得体のしれない殺人犯役を怪演し、弁護士役を演じる福山さんのみならず、初タッグとなった是枝監督までも揺さぶった名優・役所広司について、監督からコメントが到着した。本作で、勝ちにこだわる弁護士・重盛(福山さん)が担当した殺人事件の容疑者・三隅を演じる役所さん。1996年公開の大ヒット作『Shall we ダンス?』をはじめ、『眠る男』『シャブ街道』ではその年の主演男優賞を独占し、翌97年の故・今村昌平監督のカンヌパルム・ドール受賞作『うなぎ』、社会現象となった『失楽園』などで日本映画界を代表する実力派として地位を確立。『SAYURI』(’05)や『バベル』(’07)といったハリウッド映画にも立て続けに出演し、10kgの減量を成功させて挑んだ中島哲也監督の『渇き。』(’14)ではシッチェス・カタロニア国際映画祭で日本人初の最優秀男優賞を受賞するなど、世界中でその実力を見せつけている。そんな役所さんは、意外にも是枝監督作品は本作が初出演。接見のたびに供述を変え、まるで別人のような表情を見せる得体のしれない殺人犯・三隅という男を怪演しており、福山さん演じる弁護士・重盛を事件の真相の闇に呑み込んでいく。今回の豪華タッグが実現した経緯について、「役所さんとはなんとなく将来的に作品をやりたいねっていう話はしていたんですけど、去年役所さんから突然年賀状が来たんですよ。手書きで、“そろそろですね”って書いてあって(笑)。だからそろそろなのかなって。やるからには、演出家として相当覚悟がいる役者なので、本当に胸を借りるつもりで今回は入っていただきました」と、撮影現場でのインタビューでふり返っていた是枝監督。また、劇中で殺人についての供述をコロコロと変えていく役所さんの演技については「役所さんを見ていると、本当にやったんだろうなっていう瞬間と、もしかしたらやってないかもしれないっていう瞬間があって、どちらも本当にそう思うんですよね。すごいなと思って、改めて衝撃を受けました」と、福山さん演じる重盛と同様、監督自身もその演技に揺さぶられていたことを明かしている。脚本を執筆しながら撮影を進行していった是枝監督は、役所さんの圧倒的な演技に物語の結末を書き変えようかと何度も悩んだという。果たして、役所さん演じる殺人犯・三隅はなぜ殺したのか?本当に殺したのか?その結末と共に、監督までをも揺さぶる怪演っぷりをスクリーンで目撃してみて。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月04日福山雅治と是枝裕和監督が第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』以来の再タッグを組む最新作『三度目の殺人』で、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が弁護士役を演じる福山さんの衣装協力をしていることが分かった。是枝監督が近年のホームドラマとは一転、オリジナル脚本で手掛ける本作は、法廷心理サスペンス。主演の弁護士・重盛を演じる福山さん以外にも、“殺人犯”三隅役で役所広司、物語の鍵を握る被害者の娘役に広瀬すず、さらに吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介など豪華キャストが出演する。福山さん演じる、真実よりも勝利にこだわる弁護士・重盛は、法廷シーンはじめ、全編において選び抜かれた「ジョルジオ アルマーニ」の衣装を着用。彼のワードローブは、2ボタンのブラックのノッチドラペルスーツ、タイ、カシミアのコート、ネイビーニットなど、映画全編をカバーするバリエーションで構成されている。是枝監督は、「スタイリッシュで、シャープな」という福山さん演じる主人公の弁護士の個性を演出するべく、衣装には「アルマーニ」のスーツがベストと考えたという。「完成した映画を観ていただくと、一目瞭然だと思いますが、今回の映画はクローズアップが多く、福山さんの顔のアップを撮ったときに、スーツは、襟と肩のほんの一部しか映りません。それでも、ほかの弁護士たちとは明らかに違うスーツを着ていることがわかります。長く支持されるブランドの強さ、とはこういうことなのだろう、と深く納得しました」と述べている。また、是枝監督とは2度目のタッグ、役所さんとは初共演となる福山さんは、撮影前「初めてご一緒させていただく役所さんとの読み合わせは、とても緊張感のある時間でした。より深く、さらに研ぎ澄まされた是枝監督の演出に応えられるよう精一杯演じられたらと思っています」と熱意あふれるコメントを寄せていた。「ジョルジオ・アルマーニ」は、1980年に『アメリカン・ジゴロ』でリチャード・ギアの衣装を提供することで映画との関わりをスタートして以来、多くの話題作・ヒット作と衣装のコラボレーションを行ってきた。『バットマン』シリーズをはじめ、『ザ・タキシード』『デ・ラブリー』『オーシャンズ13』『フェア・ゲーム』『ソーシャルネットワーク』『ミッション・インポッシブル/ゴーストプロトコル』『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』など、「アルマーニ」の衣装が登場する映画は数えきれない。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月27日これまでに多数映画化やドラマ化されている、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説をベースに描かれる『オリエント急行殺人事件』。この度、“世界一の名探偵”ポアロを演じ、また監督も兼任したケネス・ブラナーが、本作への熱い思いを語ったコメントが到着。さらに、本作のポスタービジュアルが公開された。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェットが刺殺された。車両には教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌と共通点といえば目的地のみという様々な境遇の13名が居合わせた。そして、もう一人乗り合わせた“世界一の探偵”エルキュール・ポアロは、列車がユーゴスラビアの雪だまりで立ち往生する中、列車という密室で再び殺人者が人を襲う前に、事件を解決しなければならない。走り続ける密室で、ポアロは犯人に辿りつくことができるのか――?ケネスが名探偵ポアロを演じるほか、事件の被害者となる富豪のラチェット役にジョニー・デップ、乗客役としてペネロペ・クルス、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチらと豪華なキャストが集結している。全世界で大ヒットした『シンデレラ』でも、誰もが知る物語に新たな解釈を加えて現代に甦らせたブラナー監督。刺殺された富豪を演じたジョニーを始め豪華キャストを集結させるチャンスに、監督することを即決したというブラナー監督は、「これだけの顔ぶれが勢ぞろいすると考えて、首筋の毛が逆立つような気がした」とそのときのことをふり返る。また今回の映画については、「我々が目指したものは、新たなアプローチを見つけることだった。素晴らしい音楽というのは生涯を通して耳にするものだし、私は個人的に、様々なバージョンの音楽を楽しんでいる。そういう意味でも、私たちは自分たちのバージョンに落ち着きたいと思っていた。だからこそ、一流のストーリーは何度も伝える価値があると思っている」とミステリーの名作が全く新しいエンターテインメントに生まれ変わることを示唆。加えて、「列車はエキサイティングで、魅力に満ち、ロマンがあり、しかも破壊的にもなり得る。速いスピードで移動し、孤立状態を生み、危険な場所でもあるから、閉所恐怖症を引き起こすような閉ざされた環境となり、その中で人々はためされ、神経をすり減らす。そして、良く出来た物語の要素であるドラマや対立が生じる。だから、列車は内側でも外側でも、とても順応性のある環境になった」と列車をキャラクターとして捉えているとも話している。併せて到着したポスターでは、煙を吐きながら走行するオリエント急行とポアロの姿が。そしてその青みがかったポスターには、「その日、一等車両客室は容疑者で満室でした。」という衝撃のコピーも描かれており、本作の展開がより気になる一枚となっている。『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月20日“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーによる不朽の名作をベースにしながら、新たに描く『オリエント急行殺人事件』の公開日が12月8日(金)に決定。あわせて、ケネス・ブラナー演じる“世界一の探偵” エルキュール・ポアロ、被害者となる大富豪役のジョニー・デップら、豪華キャストが華麗に“乗車する”予告編映像が公開された。クリスティーといえば、ギネス世界記録によると史上最高の20億冊以上が出版されたベストセラー・ミステリー作家。もちろん原作の同名小説は、現在までに多数、映画化やドラマ化されてきた。本作の日本公開が発表されると、「主演級のキャストばかりで楽しみ」「キャスト豪華すぎ!やばくない!?」といった声でSNSが騒然。このたびの予告編では、そんな“豪華すぎる”キャストの役どころが明らかとなっている。予告編の冒頭では、雪深い大自然を走るトルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行の豪華絢爛な車内が映し出される。別のテーブルで食事を取ろうとしつつも視線を交わす男女、深刻な表情を浮かべる者、不安そうな面持ちの者…乗客の誰もが、どこか怪しげにも見える。そんな中、尊大な富豪ラチェットが刺殺。悲鳴が列車内に響きわたる。共通点のない者たちが同じ目的地を目指して一緒に数日を過ごし、その後、二度と会うこともない列車の旅。車両には、教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌とさまざまな境遇の13名が居合わせている。そんな彼らに向かって「犯人はこの中にいる。あなたたち全員が容疑者だ」と断言するのは、立派な口ひげを蓄え、「おそらく世界一の探偵」と自ら名乗るエルキュール・ポアロ。ポアロは、列車という密室で、殺人者が再び誰かを襲う前に事件を解決しなければならない。映画史上最高に華麗な謎解きが、ついにその幕を開ける――!シャーロック・ホームズと同様に、時代を越えて支持を得ている名探偵の1人、ポアロをスタイリッシュに演じるのは、英国の名優ケネス・ブラナー。全世界で大ヒットした『シンデレラ』でも、誰もが知る物語に新たな解釈を加えて現代に甦らせたブラナーが監督も務める。さらに、事件の被害者となる富豪のラチェット役にはジョニー、乗客には、ペネロペ・クルス(宣教師)、ミシェル・ファイファー(未亡人)、ジョシュ・ギャッド(執事)、デイジー・リドリー(家庭教師)、ジュディ・デンチ(公爵夫人)、ウィレム・デフォー(教授)といった豪華キャストが集結しており、約2分間の映像でもすっかり目を奪われる。ケネスとともにプロデューサーを務めるのも、9月15日に『エイリアン:コヴェナント』の日本公開も控える巨匠リドリー・スコット、『シャーロック・ホームズ』の脚本や『X-MEN』シリーズのプロデューサー兼脚本家のサイモン・キンバーグら、錚々たる顔ぶれ。この予告編からも分かるように、映像はスタイリッシュで、音楽1つとってもポップで現代的。ケネスが「サプライズがたくさんある」とインタビューで明かしているだけに、彼らがミステリーの名作をどのように現代に生まれ変わらせるのか、期待が高まる。『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月05日映画『オリエント急行殺人事件』が、2017年12月8日(金)に全国の劇場で公開される。アガサ・クリスティーの推理小説がベース映画のベースとなったのは、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーが1934年に発表した長編推理小説『オリエント急行の殺人』。探偵エルキュール・ポアロを主役にしたシリーズの8作目で、同氏を代表する作品の1つでもある。『オリエント急行殺人事件』あらすじ作品の舞台は、青列車、ゴールデン・ロー、ノース・エクスプレスのような象徴的な名称を持つ豪華列車で、ヨーロッパ各地の鉄道網を100年以上に渡り駆け巡っていた長距離夜行列車「オリエント急行」。トルコ発フランス行きの「オリエント急行」の客室で富豪ラチェットが刺殺されるという事件が起きた。車両にいたのは、教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌と13人が乗車していた。共通点は目的地。その状況で主人公のエルキュール・ポアロが事件の解決に奔走する。名探偵エルキュール・ポアロとは?主人公エルキュール・ポアロは、アガサ・クリスティーの推理小説に登場する架空の名探偵。ポアロシリーズ最後の事件を描いた『カーテン―ポアロ最後の事件』が出版された際、ニューヨーク・タイムズの一面に彼の死亡記事を掲載されるなど、時代を越えて現在に至るまで、多くの人々に愛されているキャラクターだ。ポアロ役はケネス・ブラナー、その他ジョニー・デップ、ペネロペ・クルスらも出演監督は数々のシェイクスピア劇で名を馳せ、『シンデレラ』や『マイティ・ソー』を大ヒットに導いた名匠ケネス・ブラナー。最近は監督としての活動が目立つブラナーだが、『オリエント急行殺人事件』では主人公のエルキュール・ポアロ役も演じる。彼は以下のようにコメント。「これだけの顔ぶれが勢ぞろいすると考えて、首筋の毛が逆立つような気がした。一流のストーリーは何度も伝える価値があると思っている。だからこそ、本作で我々が目指したものは、新たなアプローチを見つけることだった。」ミステリーの名作が全く新しいエンターテイメントに生まれ変わりそうだ。そのほか、映画を彩る豪華キャストにも注目。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップが刺殺された富豪を、『バットマン リターンズ』のミシェル・ファイファーが未亡人、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のデイジー・リドリーが家庭教師、『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー助演女優賞を受賞したジュディ・デンチが公爵夫人、『それでも恋するバルセロナ』でアカデミー助演女優賞を受賞したペネロペ・クルスが宣教師を演じる。2017年度版の主な配役はこちらの通りエルキュール・ポアロ - ケネス・ブラナーラチェット・ロバーツ(富豪) - ジョニー・デップメアリー・デベナム(家庭教師) - デイジー・リドリーハッバード(未亡人) - ミシェル・ファイファーヘクター・マックイーン - ジョシュ・ギャッドドラゴミノフ公爵夫人 - ジュディ・デンチアーバスノット - レスリー・オドム・Jrハードマン(教授) - ウィレム・デフォーグレタ・オルソン(宣教師) - ペネロペ・クルス※2017年度版ではグレタが別名(Estravados)でクレジットされているようだ。プロデューサーにリドリー・スコットさらに、多くの作品で世界中を魅了し、9月に最新作『エイリアン:コヴェナント』の公開も控える巨匠リドリー・スコット、『シャーロック・ホームズ』の脚本や『X-MEN』シリーズのプロデューサー兼脚本家のサイモン・キンバーグらがブラナーとともにプロデューサーを務めるなど、その“豪華すぎる”キャスト・スタッフにも注目が集まっている。過去にも映画化されたオリエント急行殺人事件『オリエント急行の殺人』は過去にも映画やドラマ化されている。もっとも有名なのは1974年シドニー・ルメット監督によって『オリエント急行殺人事件』として映画化されたもの。邦題及び原題(Murder on the Orient Express)ともにケネス・ブラナー監督作の2017年版と同じタイトルだ。74年版は、アルバート・フィニー、アンソニー・パーキンス、ショーン・コネリーなど豪華なメンバーが出演して大ヒット。作品としての評価も高く、イングリッド・バーグマンがアカデミー助演女優賞を受賞した。アルバート・フィニーが演じたポアロをブラナーが、リチャード・ウィドマークが演じたラチェットをジョニー・デップという配役で、キャストを比較して見るのも楽しそうだ。■74年版の配役エルキュール・ポアロ - アルバート・フィニーラチェット・ロバーツ - リチャード・ウィドマークメアリー・デベナム - ヴァネッサ・レッドグレイヴハッバード夫人 - ローレン・バコールヘクター・マックイーン - アンソニー・パーキンスドラゴミノフ公爵夫人 - ウェンディ・ヒラーアーバスノット - ショーン・コネリーハードマン - コリン・ブレイクリーグレタ・オルソン - イングリッド・バーグマン日本語吹き替えには草刈正雄、山村紅葉らケネス・ブラナー演じる名探偵エルキュール・ポアロの声には草刈正雄、ジュディ・デンチ演じるドラゴミロフ公爵夫人役に山村紅葉らが起用される。オリジナル版に負けず、日本語吹替版にも名優たちが集結する。大阪では“オリエント路面電車”運行大阪唯一の路面電車、阪堺電車とのコラボレーションが決定。2017年11月9日(木)から2018年1月末(予定)まで阪堺電車全線で特別車両となる「オリエント急行路面電車」が運行する。特別ラッピングされた電車は、1928年(昭和3年)に製造された「モ161型形車166号車」で現役として走る日本最古級の車両。「オリエント急行殺人事件」の原作が発表されたのが1934年なのだから、電車は文化遺産と呼べる。作品情報映画『オリエント急行殺人事件』原題:Murder on the Orient Express公開時期:2017年12月8日(金)全国ロードショー監督:ケネス・ブラナー出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルスほか© 2017Twentieth Century Fox Film Corporation
2017年05月21日日本は人口が1億人こえているにも関わらず、殺人事件発生率が非常に低く、世界的にみても最もといっていいほど治安がいい。一方で、自分で自分の命を絶つ「自殺」については深刻な状況だ。通勤ラッシュ時に「人身事故」で電車が遅れることには驚かなくなった。迷惑だという人さえいる。テレビで報道される10代のいじめによる自殺のニュースも珍しくはない。日本では、人に殺されるよりも、自分を殺す人のほうが多いのだ。今もどこかで誰かが自殺しているかもしれないPhoto by Edu Lauton世界第3位。2012年から2014年、日本の10万人あたりの自殺率を世界水準に置いてみた結果だ。(参照元:OECD Suicide Rates)以来減少傾向にはあり、ピークは去ったとされているが、未だ世界平均以上を維持している。それはこちらの自殺者数にあらわれている。2万1,897人。これは2016年に自殺した人の数だ。(参照元:厚生労働省)30分に1人以上が自殺していることになる。紛争でも、飢餓でもない。でもこれだけの人が命を落としているのだ。53万5,000人。2016年の調査で1年以内に自殺未遂を経験した人の数だ。(参照元:日本財団自殺意識調査2016)。1分に1人、今もどこかで誰かが自分の意志で人生を終わりにしようとしているかもしれない。世界一若者の自殺が多い日本Photo by Rubén Bagüés全体の自殺率は減少傾向にある。それでも日本の自殺は深刻であるといえるのは「若者の自殺」に焦点を当ててみるとわかる。「若者の自殺率」は日本が世界1位で15~24歳の自殺率は90年代以降ずっと上昇している。(参照元:President Online)2016年に20歳未満での自殺者は520人もいた。(参照元:厚生労働省)さらに、15歳〜39歳の死亡原因第1位は「自殺」である。(参照元:厚生労働省自殺対策白書)2015年には15歳〜29歳の死亡者数の49%の死因は自殺だった。つまり、15歳〜29歳で亡くなったうちの約2人に1人は自殺をしたということになる。(参照元:厚生労働省自殺対策白書,人口動態統計)見えない殺人鬼は誰だPhoto by Melanie Wasser自殺が起きている原因は1つではない。自殺を図る人それぞれにそれぞれの理由がある。主な理由は進路への悩み、仕事環境、理想と現実にギャップがあるなどがあげられている。しかし、いずれの悩みもほとんどの人が抱えた経験があるのではないだろうか。では、悩みを抱えた際に自殺に至る人とそうでない人の違いは何なのか?それは「孤独感」である。自殺を考える人の多くが「家族に居場所がない」「人間同士は理解や共感ができない」「他者に頼ることができない」と思っているのだ。さらに、本気で死にたいと思っても相談しなかった人が 73.9% 、自殺未遂をしたときに相談しなかった人は51.1%にものぼる。(参照元:日本財団自殺意識調査2016)人をもっと頼っていいPhoto by JJ Thompson原因は「人に頼れない」ところにあるのではないか。「影で努力する」「人に涙を見せない」といったフレーズから、日本社会では人に弱さを見せないことを美徳とする傾向があることがわかる。それは日本のいいところでもある。しかし、この傾向によって「人を頼る」と「弱さを見せない」のいい加減の線引きができなくなっているのではないか。結果的に、本当に助けが必要な時に、助けを求められない。自分が思っているよりも、人を頼ってもいいのではないか。そして人に頼ってもいい社会をつくっていくべきなのではないか。Text by Hinako OhnoーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“自殺志願者”を救う。みんな知らない「本当の命の救い方」 1日100人、世界第1位。この数字が表しているのは、残念ながらハッピーな統計ではない。日本では1日におよそ100人が自ら命を絶って亡くなっている。そ...
2017年05月19日“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの名作をベースにした、超豪華キャストによる映画『オリエント急行殺人事件』の日本公開が12月に決定した。本作は、青列車、ゴールデン・ロー、ノース・エクスプレスのような象徴的な名称を持つ豪華列車で、ヨーロッパ各地を網羅する鉄道網を100年以上に渡り駆け巡っていたオリエント急行が舞台。トルコ発フランス行きのオリエント急行で、発車後すぐに男が客室で刺殺される。世界的な名探偵エルキュール・ポアロは、殺人者が再び人を襲う前に、事件を解決しなければならない。走り続ける密室で、ポアロは犯人に辿りつくことができるのか?ギネス世界記録によれば、史上最高の20億冊以上が出版されたという“ミステリーの女王”クリスティーの名作長編小説を映画化。本作に登場するポアロは、シャーロック・ホームズなどと同様に、時代を越えて支持を得ている名探偵の1人。クリスティーが生み出した最も有名な登場人物の1人で、「カーテン―ポアロ最後の事件」が出版された際には、ニューヨーク・タイムズが1面で彼の死亡記事を掲載するほど愛されたキャラクターだ。メガホンを取るのは、数々のシェイクスピア劇で名を馳せ、実写版『シンデレラ』やマーベルの『マイティ・ソー』を大ヒットに導いた名匠ケネス・ブラナー。ブラナーは、名探偵ポアロも自ら演じている。さらに、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のジョニー・デップ、『ダーク・シャドウ』のミシェル・ファイファー、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が控えるデイジー・リドリー、『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー助演女優賞を受賞したジュディ・デンチ、『それでも恋するバルセロナ』でアカデミー助演女優賞を受賞したペネロペ・クルス、『美女と野獣』のジョシュ・ギャッド、ベテランのウィレム・デフォーらオールスターキャストが作品を彩る。なお、ブラナーとともにプロデューサーを務めるのは、多くの作品で世界中を魅了し、9月15日には『エイリアン:コヴェナント』の公開も控える巨匠リドリー・スコットや、『LOGAN/ローガン』をはじめとする『X-MEN』シリーズのプロデューサー兼脚本家のサイモン・キンバーグ、『ブレードランナー 2049』脚本のマイケル・グリーンらが集結。“豪華すぎる”キャスト・スタッフで描かれる“殺人事件”に、引き続き注目していて。『オリエント急行殺人事件』は12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月18日『そして父になる』の是枝裕和監督のもと、福山雅治と役所広司が弁護士と殺人犯として対峙する『三度目の殺人』。このほど、待望の初映像となる特報と、福山さん、役所さん、さらに広瀬すずの3人の姿を映したティザービジュアルが解禁となった。勝利にこだわる弁護士・重盛が、やむをえず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある三隅。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されたのだ。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸を1つ1つ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく――。本作は、是枝監督が近年描いてきたホームドラマとは一転、オリジナル脚本で描く心揺さぶる法廷心理ドラマ。真実は必要ないと信じる弁護士・重盛を福山さん、重盛に対峙する殺人犯・三隅を役所さんが演じ、物語の鍵を握る被害者の娘役に『海街diary』以来、是枝作品2作目の出演となる広瀬さん、被害者の妻役に斉藤由貴、重盛と事件解明に奔走する司法修習の同期弁護士に吉田鋼太郎、重盛の事務所に所属する若手弁護士に満島真之介、本事件の担当検察官に市川実日子、重盛の父で30年前に三隅が関わった事件の裁判長を橋爪功が演じている。本作の初の映像となる特報では、「自白してるんだろ?だとしたら間違いなく死刑だろう」と、真実は“いらない”と信じる弁護士・重盛(福山さん)の姿から始まる。だが、「本当のことには興味ないかな、重盛さんは」と語る三隅に、ありふれたはずの裁判が変容していく。取調室で繰り広げられる重盛演じる福山さんと、三隅演じる役所さんの演技は、淡々としていながらもそれぞれが気迫に満ちており、ひとときも目がそらせない緊張感に包まれている。また、併せて解禁となったティザービジュアルで映し出されているのは、解禁された映像とは打って変わり、役所さん演じる三隅と広瀬さん演じる被害者の娘・咲江が、親しげに雪合戦に興じている様子をとらえている。2人に挟まれた福山さん演じる重盛の姿は、彼らとは対象的だ。三隅と少女は、いったいどんな関係なのか?果たして、重盛は真実を掴むことができるのか…?真っ白な雪と鮮烈な赤色に彩られたタイトルとのコントラストが、視線をとらえて離さないビジュアルに、本作への期待は膨らむばかりだ。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月21日名探偵コナンとリアル脱出ゲームがコラボレーションした謎解きイベント「チョコレート殺人事件」が、2017年6月2日(金)より、東京・下北沢の「アジトオブスクラップ下北沢ナゾビル」にて開催される。本イベントは2015年12月より大阪・心斎橋にて開催され、2017年3月末日にて惜しまれつつも公演終了がアナウンスされていたもの。連続殺人事件の現場に残されていた謎のチョコレートと、捜査で手に入れた情報や証拠を頼りに、犯人の正体を突き止めていく謎解きイベントだ。ゲームは、密室で起きた殺人事件のトリックを暴く「現場検証編」、食い違う証言から真相を紐解く「聞き込み編」、家宅捜査に入った敵アジトに仕掛けられた爆弾を解除する「脱出編」の3つのパートで構成。3つのパートはどの順に進んでも、あるいはいずれか1つだけに挑戦したとしても楽しめるが、3つすべてクリアすると、事件の真相に迫る4つ目のゲームに挑戦することができる仕様となっている。なお、東京でのイベント開催に伴い、実際に店舗に足を運ぶことができない人でも楽しめるよう、「聞き込み編」は持ち帰り可能な謎解きキット形式に変更されている。■リアル脱出ゲーム×名探偵コナンチョコレート殺人事件"残されたのはカカオの香り"大阪・心斎橋で起きた連続殺人事件。密室で起きた第1の事件。そして、目撃証言の食い違う第2の事件。2つの殺害現場に残されていたのは謎のチョコレート。それは、被害者の残したダイイングメッセージか。それとも、犯人の残した暗号か。そして、忍び寄る第3の事件…。密室で起きた殺人事件のトリックを暴く「現場検証編」食い違う証言から真相を紐解く「聞き込み編」家宅捜査に入った敵アジトに仕掛けられた爆弾を解除する「脱出編」それぞれの捜査で手に入れた情報や証拠を元に連続殺人犯の正体を突き止めろ。【開催概要】リアル脱出ゲーム×名探偵コナンチョコレート殺人事件期間:2017年6月2日(金)〜開催時間:<聞き込み編>キット販売時間:平日16:00~22:00、土日祝10:00~20:00※制限時間・定員:制限時間なし・定員なし<現場検証編脱出編>平日 16:20 / 17:20 / 18:20 / 19:20土日祝 10:20 / 11:20 / 12:20 / 13:20 / 14:20 / 16:20 / 17:20 / 18:20 / 19:20※制限時間・定員:制限時間30分(延長システムあり)・定員6名※受付は各時間の10分前。料金:・聞き込み編 1,300円・現場検証編 2,000円 ※延長(10分・1回のみ) 800円・脱出編 2,000円 ※延長(10分・1回のみ) 800円・現場検証編グループチケット 11,000円 ※1~6名までで貸し切りが出来るチケット・脱出編グループチケット 11,000円 ※1~6名までで貸し切りが出来るチケット<延長システム>30分で脱出できなかった場合、一人1回のみ10分間の延長が可能。チームの中で希望の人のみ延長も可能。チケット発売日:一般発売 2017年4月15日(土)12:00~※聞き込み編の前売発売はございません。【問い合わせ先】アジトオブスクラップ下北沢ナゾビルTEL:03-5432-9805(月曜定休/祝日の場合は翌火曜休)
2017年04月04日中山優馬主演のWOWOWの連続ドラマW「北斗 -ある殺人者の回心-」の完成披露試写会が3月16日(木)に開催。中山さんは殺人犯の青年を演じるにあたり20日間で12kg減量したという過酷な役作りなどについて語った。「池袋ウエストゲートパーク」で知られる石田衣良がデビュー15周年の自らの“結論”として執筆した同名小説を『脳男』、『グラスホッパー』の瀧本智行監督が実写化。親の虐待を受け合いを知らずに育った北斗だったが、里親の綾子と出会い、初めて愛の温かさを知る。そんな彼がなぜ、殺人者となり「僕を、死刑にしてださい」と言うに至ったのか?その残酷な真相を描き出す。この日は会場にレッドカーペットが敷かれ、歓声を浴びながら中山さんたちは壇上へ。会場には原作者の石田さんもおり、映像化スタッフ、キャスト陣の労をねぎらい、作品に称賛を贈った。数年前に偶然、原作を手に取り、引き込まれたという瀧本監督は「最初の10ページくらいで『これは、只事じゃない!』と思い、そのまま一睡もせずに一気読みした」と明かす。自ら企画し、3年半をかけてWOWOWでドラマ化にこぎつけたが、北斗役を演じる俳優に関しては、オーディションを行なった。中山さんはオーディションを述懐し「めちゃめちゃ緊張してました。こんな作品に出会えて絶対にやりたい!という気持ち。勝ちとりたい、負けたくないという思いで身震いして、監督の前で台本のファイルを落としました(苦笑)」と明かした。瀧本監督は中山さんの起用について「ひとつは目の力に惚れたこと!もうひとつは、とにかく中途半端な作品にしたくなかったので、過酷な要求をすることになる。その覚悟!『こいつしかいない』と思った」と説明する。全5話中、宮本信子演じる里親との生活のシーンが描かれる中盤が終わると、終盤にかけてはかなり過酷な日々が続いたよう。中山さんは20日間で12kg体重を落とすべく、その間は「固形物を一切、食べなかった」(瀧本監督)とのこと。さらに瀧本監督は、最後の2日間は法廷の凄まじいシーンであることから「『これは寝れないよな…?』とささやきました」と告白!中山さんは監督の指示ならぬ示唆に「これは眠れん!」と2日間でわずか5分の睡眠で最後の撮影に臨んだという。精神面でも中山さんは、撮影期間中「携帯を使わず、テレビも家に置かず、家には台本と水だけ。愛犬とも別居生活だった」と自らを追い込んでいったと明かした。撮影最終日の翌日のポスター撮影の際に愛犬と再会したそうだが「ポスター撮影で、監督が僕の愛犬を抱っこしてきてくれて、夢を見ているかのようで涙があふれてきました」と監督によるサプライズを明かしたが、瀧本監督は「僕はクランクインで号泣する準備は出来てたのに、ニコニコ笑ってるんですよ!犬を連れてったら号泣した…」と複雑そうに語り、会場は笑いに包まれていた。土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」は3月25日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(全5話)。※第1話無料放送(text:cinemacafe.net)
2017年03月16日2004年9月に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人死体遺棄事件、通称「大牟田一家4人殺害事件」を、『全員死刑』として今秋映画化されることが決定。主演には、今作が初主演となるいま人気の若手俳優・間宮祥太朗を迎え、日本映画史に新たな衝撃を与える“狂悪”なエンターテインメント作品が誕生する。鬱屈した日々を暮らす兄弟とその家族。ある日、近所の資産家一家が脱税して溜め込んでいる現金があることを知り、その金を強奪する計画が提案される。それはあまりにも無謀な計画。ひとりを殺害したのを機に、事態はエスカレート。最狂最悪の殺人家族の暴走が狂いに狂い咲いて行く――。「大牟田4人殺人事件」は、裁判で被告である家族4名全員に死刑判決が下った特異な事件。金銭トラブルが原因で連鎖的な殺人、死体遺棄に至ったと推測されているが、未だ真相は解明されていない。その事件を、「ヤクザと原発:福島第一潜入記」の著者・鈴木智彦が獄中の「死刑囚」である次男の手記を基に「我が一家全員死刑」を執筆。この獄中手記と事件を基に映画化する。そんな事件の映画化を切望したのが、本作の監督・小林勇貴。本物の不良を出演させ、数々の映画祭、評論家の中で大きな評判を受け熱狂と異例のヒットを記録した青春群像問題作『孤高の遠吠』で注目を浴びた弱冠26歳の新人監督。そして、『冷たい熱帯魚』『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』で日本のみならず世界中に激震を与えた日活のプロデューサー・千葉善紀と『東京残酷物語』『蠱毒ミートボールマシン』など過激な残酷表現で世界中に熱狂的なファンを持つ映画監督・西村喜廣がその才能に惚れ込み、本作で商業映画デビューを果たす。『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』『帝一の國』『トリガール!』など話題作への出演が続く間宮さんが務めるのは、次男・タカノリ。「この作品の話を聞いたときは期待も好奇心もありましたが、実在する事件の内容から緊張感と懐疑心も覚えました」と話す間宮さんは、監督に会い「何故撮ろうと思ったのか、如何にして撮るのかだけではなく監督が日々感じている怒りや喜びを聞き、その話している姿と眼差しを見てこの作品に主演で立つ決意が固まりました」と出演決定の経緯を語る。小林監督は「人生でいつか商業映画を撮ってみたい!いつかこの原作で撮りたい!その両方が1作目で一度に叶いました。あまりの過激さにyahooニュースのコメント欄が荒れるだけでは済まないと思います。世界中で炎上騒ぎが起きることでしょう!いいことです!15歳未満から死に損ないの老人まで楽しめる最高のエンターテインメントになっています!」と自信を見せている。さらに、長男・サトシ役を『ケンとカズ』で2016年スポニチグランプリ新人賞を受賞した毎熊克哉、父役に六平直政、母役には入絵加奈子、タカノリの彼女役に清水葉月と新旧実力派俳優が決定している。『全員死刑』は2017年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月01日「熱海殺人事件NEW GENERATION」が2月18日に開幕。その前日に公開ゲネプロと囲み取材が行われ、出演者の味方良介、文音、多和田秀弥、黒羽麻璃央、演出を手掛ける岡村俊一が登壇した。舞台「熱海殺人事件NEW GENERATION」チケット情報つかこうへいの代表作であり、“東京の春の風物詩”と呼ばれるほど紀伊國屋ホールで上演され続けた『熱海殺人事件』。2010年につかが亡くなってからも、紀伊國屋ホールで「つかこうへい復活祭」と銘打ち上演し続ける作品だ。そんな本作が今回、“NEW GENERATION”と銘打ち、木村伝兵衛部長刑事を味方、犯人・大山金太郎を黒羽、水野朋子婦人警官を文音、富山から来た田舎の刑事・熊田留吉に多和田という、20代のまったく新しいキャストで上演する。ゲネプロ前の囲み取材では、つかの懐刀としてつかこうへい作品の演出を数多く手がける岡村が「(つかが)お亡くなりになって7年間、紀伊國屋ホールの公演をやらせていただいていますが、今年は初めてつかさんの本も読んだことのないような、そんな人たちが集まって挑戦します。新しい世代が『なんだ、ちゃんとやってるな』という形を残せるようにがんばってみましたので、ぜひご期待ください」と挨拶。味方はNEW GENERATIONとして「口の悪い言い方ですが、僕らが若いからといって舐められたくないなというのはあります。若いからこれくらいできてたらいいよね、とか、これくらいできてすごいねっていうとこで止まりたくない。若さに甘えたくないし、甘く観てほしくない。僕らも役者としてのプライドと魂をかけてこの作品を作っている。それぐらいの覚悟で、“紀伊國屋ホールで『熱海殺人事件』をやる”ということを背負っています」と熱く語った。そんな味方の言葉通り、新たな『熱海殺人事件』は圧倒的な熱を放っていた。岡村が「(初代・木村伝兵衛役の)三浦洋一さんが最初におやりになった頃って21歳くらいで。そういう肉体が一生懸命やるのに一番よくできてるというか、そういう肉体を持った人間がトライする演劇として楽しいから40数年語り継がれているようなものだと思う。彼らの世代でどこまで咀嚼して、“再現”という言葉はちょっと違ってまして、楽しめるか。戯曲というものは役者が楽しむもんだと思っている」と話した通り、キャスト4人が本当に楽しそうに、生き生きと、キッパリとした覚悟も感じさせながら演じる姿は印象的。戯曲の持つ魅力が鮮やかに浮かび上がり、『熱海殺人事件』ファンも今回初めて観る人も楽しめるはずだ。「つかこうへいさんの遺志を継ぐのは簡単なことではないけれど、誠心誠意、魂をこめて一つひとつを大事にやっていく」(味方)という本作。公演は3月6日(月)まで東京・新宿 紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2017年02月20日映画『三度目の殺人』が、2017年9月9日(土)に公開。監督は是枝裕和。福山雅治×役所広司の法廷サスペンス弁護士・重盛の目を通して、弁護を担当する殺人犯・三隅の心の奥に潜む真意を凝視し、心理を想像していく法廷サスペンス『三度目の殺人』。キャストには、是枝監督と2度目のタッグとなる福山雅治が弁護士役に。そして殺人犯は、日本を代表する俳優・役所広司が演じる。さらに、物語の鍵を握る少女で被害者の娘に広瀬すず、重盛の事務所に所属する若手弁護士に満島真之介、そのほか市川実日子や橋爪功など、日本映画界を代表する名優が脇を彩る。次々と変容していく事実に翻弄される弁護士ストーリーは、勝利にこだわる弁護士・重盛(福山)が、やむをえず、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所)の弁護を担当するところから始まる。三隅は、解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されていた。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。三隅の動機が希薄なのだ。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸を一つ一つ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく。是枝監督は本作品の開発にあたり、入念な準備を行っており、弁護士や検事たちへの取材に加え、実際に作品の設定通りに弁護側、検事側、裁判官、犯人、証人役に分かれて模擬裁判を行っている。さらに、そこで出てきた各立場からのリアルな反応や行動、言葉などの要素を脚本に取り込み、本物さながらの緊張感が伝わる脚本にしあげている。また、『三度目の殺人』への制作にあたって、次のようにコメント。「福山さんにオファーをするにあたり、近年描いてきたホームドラマに一度区切りをつけ、かねてより挑戦したいと考えていた法廷劇を選びました。そして福山さんに対峙する殺人犯役を、監督としてはある種の覚悟が必要な俳優である役所さんにお願いしました。弁護にあたり真実を知る必要はないと考えていた主人公が、犯人と交流していくうちに事件の真実を知りたいと思うに至る過程を描く心理劇です。役所さんの胸を借りるかたちで、福山さんをいじめ、揺さぶっていきたいと思います。」。福山雅治の衣装はジョルジオ アルマーニなお、今作で福山雅治が着用する衣装は、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)が提供した。2ボタンのノッチドラペルスーツや、タイ、カシミアのコート、ネイビーニットなどのバリエーションが登場する。人物に接近したクローズアップによる撮影も多く、細部までこだわり抜くジョルジオ アルマーニの本領を見て取ることができるだろう。日本アカデミー賞最優秀作品賞など6冠達成「第41回日本アカデミー賞」では、最優秀作品賞を受賞。その他、是枝裕和監督は最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞を獲得し、役所広司、広瀬すずもそれぞれ最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞を受賞した。主要6部門で最優秀賞を受賞した他、音楽賞、撮影賞、照明賞、録音賞では優秀賞を受賞。授賞式において、是枝裕和監督、役所広司はジョルジオ アルマーニのタキシードを着用した。概要『三度目の殺人』公開日:2017年9月9日(土)全国ロードショー監督:是枝裕和出演:福山雅治、役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功製作:フジテレビョン アミューズ アミューズ アミューズ アミューズ ギャガ配給:東宝 ギャガ(C) 2017 フジテレビョン アミューズ ギャガ
2017年01月13日2009年11月に広島県の山中で島根県立大1年の平岡都さん(当時19)の切断遺体が見つかった事件ですが、2016年12月20日に会社員の矢野容疑者を書類送検されました。事件の発覚から書類送検が行われるまでの約7年間、参考人として多くの人に事情聴取をしていたそうですが、警察から事情聴取をされたことで、周囲から犯人扱いされたり、それに耐えられずに大学から中退する人もいたそうです。そこで今回は、7年間犯人扱いをされた参考人は国家賠償が出来るのか解説していきたいと思います。*画像はイメージです:■国家賠償のハードルは高い捜査機関は、事件に関連すると思われる人物に、参考人として任意で事情聴取を行うことがあります。これは令状なしに行う任意の捜査であり、協力をするかどうかは参考人の自由です。被疑者として取り調べをするわけではないですから、黙秘権の告知もありません。たしかに、今回のように、参考人に対する任意の事情聴取が原因となって、参考人に何らかの損害が生じることは現実には起こり得ることですが、あくまで任意の捜査であって、令状が必要な強制捜査ではない以上、協力を拒めるのですから、令状もなしに強制力を行使したような場合でない限り、警察の捜査を違法と認定するのは難しいと思います。国家賠償法では、国又は公共団体の公権力の行使に当たる公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によって違法に他人に損害を加えたときは、これを賠償しなければならないと規定していますが、ここでいう過失の立証は実際はなかなか困難です。参考人が立証すべきことは、警察官が通常尽くすべき注意義務に違反して、参考人に違法な捜査を行った結果、参考人に損害が生じたことを、自ら証明しなければなりません。例えば、警察が不特定多数の人がいる面前で、参考人をあたかも犯人として扱った結果、犯人であるとの噂が広まったような場合であれば、過失による違法な捜査があったといえる可能性もありますが、普通は、むしろあくまで参考人事情聴取であることを強調しますから、警察官が、明白に参考人をあたかも犯人として扱うこと自体考え難いことです。 参考人聴取は、基本的には任意捜査ですから、警察が捜査に必要と判断し、参考人に協力を得られる限りは、回数に限度があるわけではありません。また、たとえ、事情聴取の場所が大学であったとしても、参考人として事情聴取する以上、被疑者扱いではないことは明白です。参考人聴取である以上、「捜査機関に疑われた」というのは周辺の者による偏見であって、参考人聴取があったこと自体が警察に不当に犯人扱いされたことには残念ながら結びつきません。参考人としての事情聴取と捜査協力にすぎないにもかかわらず、虚偽の噂が広まったとすれば、それは基本的にはそのような“虚偽の噂を流した人物が名誉棄損等の法的責任に問われる”のであって、捜査機関による任意捜査との間には因果関係も認められず、国家賠償の要件を充たさない可能性が高いでしょう。 ■逮捕された場合でも無条件で国家賠償があるわけではない逮捕勾留されただけではなく、起訴までされて無罪判決を得た場合は、国家補償法による刑事補償を受けられます。これは国家賠償ではないので、誤認逮捕についての捜査機関の過失は不要です。他方、逮捕勾留されたものの、結局、不起訴となった場合は、たとえ誤認逮捕であっても、国家賠償法にいう故意過失がない場合には、国家賠償は受けられず、国家補償法の適用はありません。実際には、嫌疑不十分による不起訴可能性が高い場合でも、逮捕勾留した後、不起訴処分保留釈放とする事案は多々あり、誤認逮捕による国家賠償の要件を充たすケースは極めて稀です。 *著者:弁護士 星野宏明(星野法律事務所。不貞による慰謝料請求、外国人の離婚事件、国際案件、中国法務、中小企業の法律相談、ペット訴訟等が専門。)【画像】イメージです*8suke / PIXTA(ピクスタ)
2017年01月12日『オリエント急行殺人事件』のリメイク『Murder on the Orient Express』に、ペネロペ・クルスが出演することになった。今作には、すでに、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、マイケル・ペーニャ、ジュディ・デンチなどの豪華キャストが揃っている。主演と監督を兼任するのは、ケネス・ブラナー。一時はアンジェリーナ・ジョリーも出演に興味を示していた。その他の情報原作は、1934年に出版されたアガサ・クリスティーによる推理小説。オリエント急行の中でアメリカ人のビジネスマンが殺され、犯人探しが行われるという物語だ。シドニー・ルメットが監督した1974年のバージョンは、6部門でオスカーにノミネートされ、イングリット・バーグマンが助演女優賞を受賞した。クルスの最新作は、スペイン映画『Queen of Spain』。文:猿渡由紀
2016年11月15日モデルのミランダ・カーの自宅に侵入して警備員を刺傷した男が、殺人未遂の罪などで起訴されたことが分かった。今月14日、ナイフを持っていた男がミランダのマリブの自宅のフェンスを乗り越え侵入し、警備員の顔に切りつけたといわれている。事件発生当時、ミランダと元夫オーランド・ブルームとの息子フリン君は不在だった。25日には、現在では名前が明らかになった侵入者ショーン・アントニー・ヘイウッド(29)を検察は殺人未遂、身体傷害罪に問うているという。有罪が確定すれば、終身刑が科される場合もあるようだ。事件当時、警備員は刺傷されたため、ヘイウッドに向かって銃弾を3回打ち返していたが、それが罪に問われるかはまだ分かっていない。ロサンゼルス郡保安官局は「その警備員は武器を取りだして3、4回にわたって発砲し、容疑者の顔と上半身に命中しました」と認めていた。この物件は、ミランダがオーランドと破局した後の2014年に、250万ドル(約2億6,000万円)で購入していたものだが、現在はブレントウッドの物件でスナップチャットの共同創業者で婚約者のエヴァン・シュピーゲルとほぼ生活を共にしているようだ。(C)BANG Media International
2016年10月27日今月14日(現地時間)にカリフォルニア州マリブにあるミランダ・カーの自宅に侵入し、警備員にナイフで重傷を負わせた男が殺人未遂罪で起訴された。事件発生時、ホームレスとされていた男はミランダと同郷のオーストラリア出身の29歳のショーン・アンソニー・ヘイウッド。ミランダが5歳の息子・フリン君と暮らす豪邸のフェンスを越えて侵入したが、すぐに警備員の男性に発見され、警備員の目のすぐ下をナイフで刺した。重傷を負いながらも警備員は銃で応戦、ヘイウッド容疑者は頭を撃たれたが、すぐに病院に搬送された2人とも命に別条はなかった。事件発生時にはミランダもフリン君も不在だった。ヘイウッド容疑者は傷害と武器を用いた暴行、殺人未遂に問われ、有罪になれば終身刑を宣告される可能性もあるという。事件の凶悪性から保釈金は100万ドル以上を設定される見込み。ミランダはオーランド・ブルームと結婚していた時期、2009年と2013年にもそれぞれ違う人物からオーストラリアの自宅付近でストーカー被害に遭っていた。(text:Yuki Tominaga)
2016年10月27日織田裕二が主演を務め土屋太鳳、ディーン・フジオカらが共演。IQ246という驚異の頭脳を持った貴族の末裔が難事件を解決していくTBS系日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」の第2話が10月23日(日)今夜放送される。本作は貴族の流れを汲みながら時の権力とは無関係に、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔で現当主の法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)が、嫡子だけに連綿と受け継がれる“IQ246”という異能を武器に、世にはびこる難事件を鮮やかに解決するミステリー。織田さんが沙羅駆を独特のキャラクターで演じ、沙羅駆の警護を担当する刑事・和藤奏子(わとう・そうこ)を土屋さんが、法門寺家に代々仕える当代の執事・賢正(けんせい)をディーンさんが演じる。また沙羅駆の推理能力に魅了されファンになってしまう法医学専門医監察医・森本朋美を中谷美紀が、“バレエ王子”として人気の「Kバレエカンパニー」プリンシパル・宮尾俊太郎が警視庁捜査一課の刑事・山田次郎を演じる。さらに今作では毎話登場するゲストも注目ポイント。前回放送の第1話では石黒賢がゲスト出演。石黒さん演じるCMクリエイターがゴーストライターの部下を殺害した事件の謎を沙羅駆が暴いた。今夜放送の2話には佐藤隆太がゲストで登場。佐藤さん演じる塾講師と織田さん演じる沙羅駆との対決が描かれる。若者を中心に流行中の漫画「キルリスト」を真似した連続自殺事件が発生。キルリストは法では裁けない悪人の名前をそのリストに書くと、悪魔が悪人を自殺に追い込むといった内容。事件では過去に悪事をしたとおぼしき人たちが裁きを受けており「殺しのリスト」が実在するのではないかとネットやワイドショーで話題になっていた。その噂を知った沙羅駆は「悪魔が自殺に追いやったわけではない。れっきとした殺人だ」と言い放つ。都内で起きた3件のキルリスト事件の被害者からは同じ毒薬が検出され、過去に子供を虐待死させた容疑者という共通点があった。警察は被害状況から自殺だと判断するが、沙羅駆は三人の死に興味を抱き捜査に足を踏み入れる。沙羅駆は死んだ三人の共通点からある一人の人物に強い興味を抱く。その人物は塾講師の前川公平(佐藤さん)。塾生から「前川っち」とニックネームを付けられるほど気さくな人柄の前川だが、実は十年前に幼い妹を殺害されるという凄惨な過去の持ち主でもあった…というストーリー。ちなみに1話のゲストで登場した石黒さんと織田さんはかつて人気ドラマ「振り返れば奴がいる」で共演したことでも有名だが、1話では奏子が沙羅駆に豆乳を買いに行かされるシーンで、奏子に「振り返っても奴はいない」と言わせるなど共演を意識した“小ネタ”も。Twitterでも「振り返っても奴はいないって奏子ちゃんに言わせた」「やっぱぶっ込んできた(笑)」「振り返っても奴はいない!に笑いました」など話題になっており、今夜の2話にも“小ネタ”が仕込まれているのか、期待が高まる。「IQ246~華麗なる事件簿~」第2話は10月23日(日)今夜21時~放送。15分拡大。(笠緒)
2016年10月23日俳優のジョニー・デップが、『オリエント急行殺人事件』リメイク版に出演することが決まった。アンバー・ハードとの離婚騒動でここ最近私生活の方が話題になっていたジョニーだが今回、注目を集める同作品にラチェット役で登場することになった。同作品の監督、さらに探偵エルキュール・ポアロ役を務めるケネス・ブラナーと話し合いを行い、アガサ・クリスティ著作の小説を基にマイケル・グリーンが書き上げた脚本を読んだ後、ジョニーは出演することを決めたのだという。この作品には、ミシェル・ファイファーがハッバード夫人役、デイジー・リドリーがメアリー・デベナム役、ジュディ・デンチがドラゴミロフ公爵夫人役、ルーシー・ボイントンがアンドレニイ伯爵夫人で出演することも決定している。ブラナーはほとんどの出演者を決めたところだが、撮影がスタートするまでにまだいくつかの主要キャラクターをキャスティングしなければならないようだ。1934年発刊の原作『オリエント急行殺人事件』は、探偵のポアロが列車の中で起きた殺人事件の犯人を数多くの容疑者の中から探し出すストーリー。ブラナーはデッドラインのインタビューの中で「クリスティの『オリエント急行殺人事件』はミステリアスで注目せずにはいられない、人の心をざわつかせる作品です」「素晴らしい俳優たちと共に新しい観客たちのためにこのダークな物語に命を吹き込むことができることを誇りに思います」と語った。このたび新しく製作されることになった『オリエント急行殺人事件』は、リドリー・スコット、サイモン・キンバーグ、マーク・ゴードンがブラナーとともにプロデューサーを務め、クリスティのひ孫でアガサ・クリスティLtd.の会長ジェームズ・プリチャードと同社のCEOヒラリー・ストロングがエグゼクティブ・プロデューサーを務めることになっている。1974年作『オリエント急行殺人事件』のリメイク版は今年11月よりロンドンで撮影がスタートする予定だ。(C)BANG Media International
2016年10月01日木村文乃が主演を務め、昨年、大好評を博した本格クライムサスペンス・連続ドラマW「石の繭殺人分析班」。このほど、シリーズの第2弾となる「水晶の鼓動殺人分析班」からポスタービジュアルが解禁となった。警視庁捜査一課十一係の刑事、如月塔子(木村さん)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもそのときの“トラウマ”に苦しんでいた。ある日、深紅に染まった部屋での猟奇殺人事件が発生する。現場に残された手掛かりをもとに捜査を進める塔子や警部補の鷹野秀昭(青木崇高)だが、見知らぬ男に尾行されていることに気付く。その男を捕らえようとした瞬間、近くの建物で爆発が起こる。未曾有の危機に直面する警察。果たして、これは偶然なのか?そして塔子は刑事としての最大の危機を乗り越えられるのか?木村さんが女性刑事に扮した「石の繭」に続く待望の続編となる本作。今回は新たな猟奇殺人事件と連続爆破事件が発生し、シリーズ史上、最も大胆かつ複雑な事件の衝撃の全貌に迫っていく。解禁されたポスタービジュアルでは、今回の事件の鍵となる深紅に染められた部屋を意識した妖艶な色合いに、「その紅い部屋は、何を意味するのか?」とのコピーがあしらわれている。ひび割れたガラスに横たわる木村さん演じる如月塔子の姿も、美しくもシリアスな表情で目を引く。禍々しさを感じさせる本ビジュアルからは、殺人分析班メンバーが直面する、一筋縄ではいかない猟奇殺人事件を連想させ、大好評だった前作にも勝る緊迫感あふれる物語を予感させている。また、前作に引き続き、古川雄輝、神野三鈴、仲村トオルらの続投と、新たに『だれかの木琴』の勝村政信の出演が決定。ポスターにも、それぞれ緊迫の表情が配されている。「石の繭」では“セメント漬けの殺人事件”、そして本作「水晶の鼓動」では“深紅に染められた部屋での殺人事件”と、それぞれ特殊な事件を印象的にビジュアル化した「殺人分析班」シリーズ。今後の続報にも注目していて。日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」は 11月13日(日)より、毎週日曜22時~放送(全5話、第1話無料放送)。前作「石の繭 殺人分析班」は11月6日(日)18時~一挙放送。(text:cinemacafe.net)
2016年09月24日誤ったスクープをつかんだ記者と、そのスクープの拡大をたくらむ報道局、真実を暴こうとする刑事が交錯する韓国発のサスペンス・スリラー『造られた殺人』。報道の光と闇を、張り詰めた緊張感とユーモアの絶妙な組み合わせで描き出した本作から、予告編映像と場面写真が解禁となった。離婚と解雇の危機に直面していた記者ホ・ムヒョクは、偶然耳にした情報提供の連絡を受け、連続殺人事件に関する一世一代のスクープをつかむ。しかし、入手した連続殺人犯の自筆メモは、実は小説「良辰(リャンチェン)殺人記」の一節であることを知ったムヒョクは、世間を驚かせたスクープが前代未聞の大きな過ちであったことを悟る。自らの誤報という緊急事態に巻き込まれ、不安な日々を送る一方、スクープが誤報であることを知らない報道局の上司に後続報道を迫られ、さらに、連続殺人事件の捜査を続けてきた刑事からは疑われる羽目に。その後、事件の真実を知っているという目撃者まで現れ、事態はますます混乱の中へ。そして、ムヒョクの“誤報どおり”の殺人事件が発生してしまう…。映画は、人生のピンチを救ってくれるかのように転がり込んできたスクープが、実はさらなる奈落の底へと突き落とす誤報だと悟った記者を中心に、そのスクープをさらに掘り下げて世間の話題にしようと目論む報道局と、スクープの真相を暴こうとする刑事たちの対立関係に潜む緊張感を描いたサスペンス・スリラー。記者として致命的なミスを犯したにもかかわらず、彼の人間味あふれる姿もリアルに描き、誤報による事件の広がりがもたらす予測不能のストーリーで観る者を強烈に惹きつける。このたび解禁となった予告編では、一世一代の大スクープが “誤報”という、まさに天国から地獄に落ちる事態に直面したムヒョクが、さまざまな思惑や疑いの目にさらされ、翻弄される姿を不気味な音楽と共に映し出している。疑いの目を向ける刑事や後続報道でさらに騒がせようとする上司、そして「事件の真実を知る」と揺さぶりをかける人物。自らの誤報は世間を大きく騒がせ、そして新たな殺人事件へと発展する、緊張感あふれる映像となっている。誤報をきっかけに窮地に陥る記者のムヒョクを熱演するのは、青春初恋映画『建築学概論』のナプトゥギ役で注目を集め、『王の涙-イ・サンの決断-』やドラマ「ああ、私の幽霊さま」など、数々のヒット作に出演したチョ・ジョンソク。また、報道局のペク局長役には「ラブレイン」などの大女優イ・ミスク、ムヒョクの妻スジン役には3年ぶりにスクリーンに復帰したイ・ハナ、また、『ベテラン』など映画界で縦横無尽に活躍するペ・ソンウがムヒョクに疑いの目を向ける刑事、オ班長に扮する。多彩な豪華ベテラン俳優陣によるアンサンブルも、さらなる相乗シナジー効果をもたらしそうだ。『造られた殺人』は11月19日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日昨年、大ヒットを記録した本格クライムサスペンス「石の繭 殺人分析班」の待望の続編、「水晶の鼓動 殺人分析班」が放送されることが決定。本ドラマには、木村文乃、青木崇高らお馴染みのキャストが集結することも分かった。警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子(木村文乃)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもその時に受けた“トラウマ”に苦しんでいた。ある日、真紅に染まった部屋での猟奇殺人事件が発生する。現場に残された手掛かりをもとに捜査を進める塔子や警部補の鷹野秀昭(青木崇高)だが、見知らぬ男に尾行されていることに気付く。その男を捕らえようとした瞬間、近くの建物で爆発が起こる。未曾有の危機に直面する警察。果たして、これは偶然なのか? そして塔子は刑事としての最大の危機を乗り越えられるのか? シリーズ史上最も、大胆かつ複雑な事件の全貌とは? その衝撃のラストへのカウントダウンがいま、始まる――。本ドラマは、作家・麻見和史の描く「警視庁殺人分析班シリーズ」シリーズが原作。昨年放送の「石の繭殺人分析班」に続く第2弾として放たれる本ドラマ「水晶の鼓動殺人分析班」は、原作シリーズの中でも最も大胆かつ複雑な事件に挑む「水晶の鼓動警視庁殺人分析班」を映像化。監督には、前作で緊迫感あふれるサスペンスとリアルな警察描写を演出した内片輝が再び務めている。本作で主演を務める刑事・如月塔子役の木村さんは、「『石の繭』では、役としてちゃんと立っていたい私と、揺れていて欲しい監督、というように、“塔子”は内片監督と一緒に作っていると言う感覚があります」と前作をふり返り、「『水晶の鼓動』は(『石の繭』から)1年後のストーリーになるので、監督との感覚を上手くミックスしてより人間味のある塔子にできたらと思っています」と意気込んだ。また、「全編通して張りつめた緊張感がありつつも、事件が起きて刑事が動くという話だけではなく、そこに関わる人たちの生活や形作るものもしっかり描かれていると思いました。前作として『石の繭』がありますが、『水晶の鼓動』は『水晶の鼓動』としてお楽しみいただけると思います」とメッセージを寄せた。一方、監督は木村さんについて「キャラクターとしては、一生懸命だが不器用な塔子が、前回の事件からの1年間どうやって生きてきたのか。刑事として、またひとりの人間としての成長を見せて欲しい」と話し、「現場としては、今回も『塔子ならできる!』を合言葉に、ほかのキャスト、スタッフとともに大活躍してもらうつもりです。女優“木村文乃”の魅力は、まだまだ底を見せません。だからこそ、本当にご一緒するのが楽しみなんです」と語っていた。日曜オリジナルドラマ連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」は11月13日(日)22時~放送開始(1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2016年08月18日アンジェリーナ・ジョリーが『オリエント急行殺人事件』リメイク版への出演を検討しているようだ。どの役かはわかっておらず、まだ話し合いは早期の段階らしい。監督はケネス・ブラナー。ブラナーはエルキュール・ポワロ役で主演も兼任する。その他の情報原作は、アガサ・クリスティによる1934年の推理小説。ベルギー人の刑事ポワロは、車内で起こった殺人事件の犯人を突き止めるため、車掌と、乗客のうち12人に事情を聴く。1974年のオリジナル版では、アルバート・フィニーがポワロを演じた。監督はシドニー・ルメット。6部門でオスカーにノミネートされ、イングリッド・バーグマンが助演女優賞を獲得している。ジョリーの最新作は、昨年秋北米公開された『白い帽子の女』。監督、脚本、主演を兼任し、ブラッド・ピットが夫役で共演した。また『カンフー・パンダ3』に声の出演もしている。文:猿渡由紀
2016年06月13日俳優の藤木直人が主演を務めるテレビ朝日系スペシャルドラマ『叡古(えいこ)教授の事件簿』が、きょう21日(21:00~23:06)に放送される。門井慶喜氏の原作『東京帝大叡古教授』の時代設定を新たにしてのドラマ化する今作は、藤木演じる"知の巨人"の異名を取る文系の天才で、スマートフォンやパソコンが一切使えないアナログな変人教授・宇野辺叡古(うのべ・えいこ)が主人公。ココリコ・田中直樹演じる警視庁捜査一課のダメ刑事・南波陽人とともに、連続殺人事件に挑んでいく。南波は、捜査一課長・五十嵐修(武田鉄矢)の指示で、母校の帝都大学法学部教授に監修を頼んでいた本が制作中止になったことについて謝罪へ。不本意ながらも大学へ向かった南波は、そこで医学部教授の遺体が発見される事件に遭遇する。不可解な痕跡を残す現場に、南波が会いたかった教授・叡古が「この事件には物語がありそうだ」との言葉とともに登場。その"物語"を読み解こうと立ち上がった叡古は、娘のさくら子(清水富美加)や、助手の阿蘇藤太(白洲迅)と暗号の解明に着手する。一方、南波ら捜査一課は、容疑者として副学長・戸村麻美(浅野ゆう子)ら、被害者と次期学長の座を争っていた大学関係者たちにも目を付けるが、捜査は難航していく。
2016年05月21日欧米各地を身軽に行き来し、独特の哲学に基づく珠玉作の数々を発表してきたウディ・アレン監督待望の最新作『教授のおかしな妄想殺人』。6月に日本でも公開することが決定しているが、この度、ヒロインのエマ・ストーンが劇中で披露するキュートなファッションを身にまとった劇中ショットが到着した。夏の日差しがきらめくアメリカ東部の大学に赴任してきた哲学科教授のエイブは、真っ暗闇の中を生きていた。人生の意味を見失った彼は、慢性的に孤独な無気力人間になってしまったのだ。ある日、迷惑な悪徳判事の噂を耳にしたエイブは、自らの手でその判事を殺すという完全犯罪に夢中になっていく。かくして“奇妙な目的”を発見した途端、あら不思議、エイブの毎日は鮮やかに彩られ、身も心も絶好調に一変する。一方、エイブに好意を抱く教え子ジルは、彼の頭の中におかしな妄想殺人が渦巻いているとはつゆ知らず、燃え上がる恋心を抑えられなくなり…。本作は、“人はなぜ生きるのか?”と、そんな究極の命題をはらむダーク・コメディ。奇抜なストーリー展開の中に人間の不条理さと滑稽さが入り混じり、ウディ・アレン流の皮肉なユーモアが炸裂する逸品だ。主演は『her/世界でひとつの彼女』に出演し、今回がウディ監督と初タッグを組んだ個性派俳優、ホアキン・フェニックス。一癖も二癖もある哲学教授・エイブを魅力的に演じている。さらに『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのエマは、教授に惹かれていくヒロインの女子大生・ジルを、ウディ監督の新たなミューズとして存在感たっぷりに演じている。このほど解禁となったのは、本作の劇中ショット。本作でエマは、なんと24パターンものコーディネートを披露しており、そんなウディ・アレン作品のキャラクターらしいキュートなファッションを身にまとった写真が一部到着した。前作の『マジック・イン・ムーンライト』では1920年代南仏のレトロなルックを披露したエマだが、今回演じるのは大学生。前作のようなロマンティックなドレスではなく、現代の若者ファッションを様々なバリエーションで着こなしている。シンプルですっきりとしたコーディネートは、プレッピー過ぎず、気取らない装いから普段の平日の着まわしの参考にもできそう。人生の不条理を独特の哲学で描いた本作。ストーリー展開だけでなく、ファッションを楽しむ映画としても注目を集めそう。今年のSSコーディネートは、エマのファッションに習ってみては?『教授のおかしな妄想殺人』は6月11日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月13日古谷実の人気コミックを森田剛主演で実写化した映画『ヒメアノ~ル』の予告編映像が公開になった。映像には人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一が登場。緊迫感のある内容になっている。その他の画像/予告編が公開映画は、冴えないビル清掃員の岡田、その先輩の安藤、カフェ店員のユカ、そしてかつて過酷ないじめを受け、現在は快楽殺人者になっている森田を登場人物に、日常と狂気あふれる時間を交錯させながら描くもの。このほど公開された予告編では、前半に岡田、安藤、ユカの三角関係が軽快なタッチで描かれるが、森田正一が登場すると映像のトーンやカメラワークが大きく変化。脚本も手がけた吉田恵輔監督は「現場も編集も、まるで2本の作品を撮っているような感覚」と制作過程を振り返っている。『ヒメアノ~ル』5月28日(土)、TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開
2016年03月22日アメリカで大ヒットを記録しているサスペンスドラマ『殺人を無罪にする方法』のDVDが明日2日(水)からリリース&レンタル開始になるのを記念して、本作の未公開シーンの映像が解禁になった。本作の主人公は、どんな手段を使ってでも裁判で勝利を掴み取る辣腕弁護士で、映像でも相手を巧みにコントロールしていく主人公の姿が描かれる。解禁された未公開シーン本作で、演技派女優ヴィオラ・デイヴィスが演じる主人公アナリーズ・キーティングは、ロースクールの教授も務める弁護士で、生徒たちに、あらゆる手段を使って法廷闘争に勝ち抜く術を教えこんでいく。彼女は勝利のために盗聴、ハッキング、偽装工作などあらゆる手を尽くし、タイトル通り、殺人すら無罪にしてしまう。このほど公開になったのは、主人公アナリーズが実務経験を積む生徒に、これまでの厳しい指導を謝罪するシーン。いつもは鬼気迫る表情で生徒たちを指導しているアナリーズの表情は穏やかで、生徒を称え、生徒が依頼人と恋愛関係にあることをほのめかして、彼がそれを認めると、さりげなく彼に頼みごとをする。アナリーズは本当に生徒に謝罪したかったのか、それとも彼をコントロールして利用したいだけなのか……アナリーズの策略に観る側も巻き込まれてしまうような場面だ。本シリーズは、依頼人すら信用せずに、使えるものであれば身内すら利用するアナリーズが、生徒たちを激励しながら指揮をとっていくドラマと、そんなアナリーズに隠された繊細な一面や苦悩を描いており、主演のデイヴィスの演技に好評が寄せられている。『殺人を無罪にする方法』シーズン13月2日(水)より DVDレンタル/デジタル配信 開始
2016年03月01日演劇界の金字塔、つかこうへい作の不朽の名作『熱海殺人事件』が、1980年代に同作品で強烈な印象を残した黄金コンビ、平田満と風間杜夫の出演、劇団☆新感線のいのうえひでのりの演出で鮮やかに復活。初日の幕が開いた12月8日、出演者たちが公演への思いを語った。舞台『熱海殺人事件』チケット情報『熱海殺人事件』の初演は1973年。平田満は熊田留吉役のオリジナル・キャストで、その後木村伝兵衛役に配された風間杜夫とは、1980年から3年間コンビを組んだ。この作品でのふたりの共演は、33年ぶりだという。風間との共演を「良かった。これがひとりだったら浮いていると思うので(笑)」と笑顔の平田。その役柄は新米刑事で30歳、風間の部長刑事は40歳との設定だが、「バレバレですけれど(笑)、シラを切ってやる」(風間)と、実年齢とのギャップを楽しんでもいる。さらに平田は、「いのうえさんが、つかさんの演出をリスペクトし、尊重すると言ってくださった。もちろん、いのうえさん流に変えたところもありますが、昔のままのところも。それがとても感慨深く、稽古の最初の頃は震えました」。風間も「つかさんが亡くなった後、『熱海』をやりたいといろんな人に声をかけていた。それがいのうえさんの演出で、つかさんのお嬢さんと一緒にできるなんて……」と感無量の様子。つかの愛娘、元宝塚歌劇団トップ娘役の愛原実花が婦人警官役を演じるとは、ふたりにとって “奇跡”のような巡り合わせだろう。初めて父の作品に取り組むという愛原。つかについて聞かれると「見守ってくれているんじゃないかなと思う。甘えは許されない、という強い思いでお稽古に入りました」と謙虚に話す。犯人の大山金太郎役を演じる若手実力派の中尾明慶も、役作りのために頭を丸刈りにし、気合い十分。「つかさんが生きてらしたら『お前はもう帰れ』と言われそうですが(笑)、この役をしっかり自分のものにしたい」と抱負を語った。東京公演は、同作のホームグラウンドともいえる紀伊國屋ホールでの上演だ。70年代、80年代の、連日満席の熱気溢れる劇場の様子が偲ばれる。「つかさんはこの作品をいろんなバージョンで上演されましたが、僕には、『熱海』は僕たちがやったものが正解だという変な自負心、ちょっとした嫉妬心もあって、その後はあまり観ていなかったんです。この劇場でやれて、感慨もひとしおです」(風間)。12月26日(木)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中。2016年1月から2月に全国9都市で上演予定。チケットは全公演完売、各日若干枚の当日券を発売。取材・文:加藤智子
2015年12月10日