クリス・コロンバスが監督する次回作『木曜殺人クラブ』に、ヘレン・ミレン、ピアース・ブロスナン、ベン・キングスレーが出演することになった。イギリスのテレビ番組ホスト、リチャード・オスマンが書いた小説の映画化で、コロンバスは脚色も手がける。未解決事件の調査をして暇を潰す老人たちが、身近に起きた殺人事件の解決に乗り出すことになるというユーモアに満ちた物語。製作はスティーブン・スピルバーグのアンブリン・エンタテインメント。撮影は6月にイギリスで始まる。コロンバスの最近の監督作は、Netflixの『クリスマス・クロニクル PART2』文=猿渡由紀
2024年04月24日実写ドラマ「十角館の殺人」より、連続殺人の始まりを告げる本予告映像が到着。ミステリ研究会のキャストも明らかになった。これまでベールに包まれてきた、十角館での物語も垣間見える今回の映像。K大学のミス研メンバーたちは、合宿のため、孤島・角島にある【十角形の奇妙な館】“十角館”を訪れていた。半年前、この島で起きた通称・青屋敷事件は、未だ解決していない。そんな彼らの前に、殺人予告を思わせるプレートが現れる。本土では、青屋敷事件で焼死したとされる天才建築家・中村青司(仲村トオル)から一通の手紙、“死者からの告発状”が届き、元ミス研メンバーの江南(奥智哉)と、江南と行動を共にする男・島田(青木崇高)が手紙の真相を調べ始める。また、ミステリ研究会のメンバーとして、『ソロモンの偽証』で注目を集めた望月歩、「ウソ婚」「院内警察」「366日」とドラマ出演が続く元「欅坂46」長濱ねる、「3年A組-今から皆さんは、人質ですー」に出演した今井悠貴、雑誌のモデルとしても活動する鈴木康介。「劇団あしからず。」の小林大斗、「星星のベラベラENGLISH」(「ZIP!」)のヒロインを務めた米倉れいあ、俳優・モデルの瑠己也(るきや)、「Woman」『メタモルフォーゼの縁側』の菊池和澄(きくち・あすみ)の出演も決定した。監督の内片輝は「若い役者たちは重圧に追いつめられ、苦しんだと思います。空き時間には台本を手にメンバーでディスカッション。本当のミス研メンバーのようでしたね。みんなで輪になって、意見を交換して。生半可な覚悟ではこの作品には挑めないと、彼らはよくわかっていたのです。そんなプロ意識がクオリティ高く『映像版・十角館の殺人』を生み出したのです!」と撮影の様子を明かしている。ストーリー十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する、角島。1986年、“十角館”を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明のもとに【死んだはずの中村青司】から1通の手紙が届く。<十角館に滞在するミス研メンバー>と<死者からの手紙>。「偶然とは思えない」。江南は調査を進めるなか、島田潔という男と出会い、行動を共にしていく。一方“十角館”では、ミス研の1人が何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち…孤島である角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる【想像を超えた衝撃の結末】とは――。Huluオリジナル「十角館の殺人」は3月22日(金)10時よりHuluにて一挙独占配信(全5話)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月13日MTV Entertainment Studiosと101 Studiosが、ジョンベネ殺人事件をリミテッドシリーズ化(タイトル未定)することが分かった。製作総指揮・ショーランナーは『P.S. アイラヴユー』の監督・脚本家のリチャード・ラグラヴェネーズ。「Variety」誌が報じた。1996年にアメリカのコロラド州で起こったジョンベネ殺人事件。被害者は当時6歳のジョンベネ・ラムジーで、美少女コンテスト常連の少女だった。ジョンベネはクリスマスの夜に行方不明となり、翌日自宅の地下室で遺体となって発見された。27年経った現在も未解決だが、依然として注目度は高く、この10年間にも『ジョンベネ -誰が少女を殺したのか-』『ジョンベネ殺害事件の謎』『アントールド・ストーリー -ジョンベネ事件 新たな証拠-』など、事件を題材として取り上げた映画やドキュメンタリー作品が誕生している。本作について、公式ログラインには「ジョンベネ・ラムジー殺害事件における謎めいた死と、それを取り巻くマスコミの狂乱ぶりについて詳述する。この事件は全米を虜にし、私たちに答えよりも疑問を多く残した」と記載されている。(賀来比呂美)
2024年03月08日「その年、私たちは」のチェ・ウシクと「私の解放日誌」のソン・ソックが共演する、最新Netflixシリーズ「殺人者のパラドックス」の配信日が2月9日(金)に決定。ティザー予告編が公開され、ファンの注目を集めている。同名のウェブ漫画を原作にした本作。ティザー予告編では、無気力に日常をやり過ごしていたコンビニアルバイトの大学生イ・タン(チェ・ウシク)が、ある夜、無差別的な暴力に遭い、思わずハンマーを手に反撃してしまう衝撃的なシーンから幕を開ける。暗闇に“殺される者”という文字が浮かび上がるが、すぐさま“殺す者”へと置き換わり、事件を追う刑事チャン・ナンガム(ソン・ソック)が登場する。偶発的な殺人をきっかけに次第に殺人に魅了されていくかのようなイ・タンと、彼に疑いの目を向けるチャン・ナンガム。緊張が高まるなか、彼の「チューインガムと風船ガムに違いがあるか?」というセリフとともにガムの風船がパチンと割れ、映像は幕を閉じる。『パラサイト 半地下の家族』で一躍人気を集め、「その年、私たちは」では朴訥とした画家の青年役もハマっていたチェ・ウシクの『THE WITCH/魔女』の狂気を彷彿とさせるような殺人犯の姿。そして、「D.P.」シリーズや「私の解放日誌」、「カジノ」、映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』などで魅力を発揮してきたソン・ソック。人気俳優同士の共演に、コメント欄やSNSでは「はい神キャスト」「期待しかない!」「楽しみすぎる」「2人の共演はヤバい」など、早くも期待の声が上がっている。Netflixシリーズ「殺人者のパラドックス」2月9日(金)より独占配信開始。(上原礼子)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年01月14日『悪なき殺人』ドミニク・モル監督最新作『12日の殺人』より予告映像と場面写真が解禁された。第48回セザール賞最多受賞、第28回リュミエール賞2部門受賞など世界で高い評価を得た本作は、ひとりの女子大生が何者かに殺された事件とその捜査に当たる刑事を描く。10月12日の夜、21歳女子大生・クララが殺され、複数の容疑者が候補に上がり、地道な聞き込みをしていく班長のヨアンと相棒のマルソー、そして捜査班の刑事たち。だが最初の数週間で何も手掛かりが出てこない。生きたまま焼かれた悲惨な殺人事件であるにもかかわらず、時間だけが過ぎ、マスコミは興味を失い、いつしか忘れさられていくことに。当時班長に昇格したばかりのヨアンは、事件を追い続け、やがて闇へと飲み込まれてしまう…。この度解禁された予告映像からは、考えれば考えるほど事件に取り憑かれていく刑事たちの様子が映し出される。そして浮かび上る容疑者らは、全員クララと関係のあった男たちだった。果たして犯人の胸に宿るのは後悔か、それとも快感か?「『ゾディアック』や『殺人の追憶』を彷彿させる重厚で謎めいた犯罪捜査ドラマ」「本作が観客を引き込むことができないのならそれこそ未解決の謎だ」といった絶賛の評も期待感を煽る。併せて解禁された場面写真には、捜査班の刑事たちが、事件解決に向け邁進する様子が映し出されており、緊迫感溢れる場面が切り取られている。『12日の殺人』は3月15日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年01月11日『悪なき殺人』のドミニク・モル監督最新作『12日の殺人』より特報映像とポスタービジュアルが解禁された。第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門に出品された本作は、21歳の女子大生が生きたまま焼かれるという衝撃の事件にのめり込んでいく刑事を描く、第48回セザール賞最多受賞の話題作。この度解禁となった特報映像では、帰宅途中の21歳の女子大生クララが何者かに火をつけられ、焼死体として発見される衝撃的なシーンから始まる。そしてこの殺人事件を捜査するうちに、訳もなく事件が頭から離れなくなり、いつしか事件にのめり込んでしまう主人公ヨアン。果たしてヨアンは、事件の闇から抜け出すことができるのだろうか…。さらに日本版ポスタービジュアルは、生前の女子大生クララが辺境の小さな町で薄暗い夜道を帰宅している姿を切り取ったもの。果たして犯人は、誰なのか…?「”未解決事件”――それは、人間の欲望を刺激する」というキャッチコピーも意味深だ。深まる謎に期待が高まる特報映像とポスタービジュアルとなっている。『12日の殺人』は2024年3月15日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年12月21日映画『12日の殺人』が2024年3月15日(金)より公開される。“未解決事件の闇”へと飲み込まれる刑事を描くフランス警察が捜査する殺人事件は、年間800件以上。しかし約20%は未解決だという。映画『12日の殺人』は、ポリーヌ・グエナが2020年に発表したノンフィクション本『18.3. Une année passée à la PJ』をベースにしたスリラー作品。突然焼死体となって発見された女子大学生の事件と、その事件を追う2人の刑事が“未解決事件の闇”へと飲み込まれてしまう様が描かれる。捜査の中で複数の容疑者が候補に上がり、刑事たちは地道な聞き込みをしていたが、最初の数週間で何も⼿掛かりが出てこない。⽣きたまま焼かれた悲惨な殺⼈事件であるにもかかわらず、時間だけが過ぎていく。考えれば考えるほど事件に取り憑かれていく刑事たちの姿や画面に溢れる緊迫感に注目だ。監督は映画『悪なき殺人』のドミニク・モル監督を務めるのは、2019年の東京国際映画祭で『悪なき殺人』を発表し、観客賞と最優秀女優賞を受賞したドミニク・モル。映画『12日の殺人』は、第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門に出品したほか、第48回セザール賞で10部門にノミネートされ、作品賞/監督賞/助演男優賞/有望若手男優賞/脚色賞/音響賞と6部門に輝いた。キャストは、『悪なき殺人』にも出演しているバスティアン・ブイヨンが主人公の刑事ヨアン役を務め、ブーリ・ランネールがヨアンの相棒マルソー役を演じた。ヨアン…バスティアン・ブイヨン昇進したばかりの刑事。焼死体となって発見された女子大学生クララの事件を担当することになる。マルソー…ブーリ・ランネールベテラン刑事。ヨアンと一緒に、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みを行う。映画『12日の殺人』あらすじ10月12日の夜、小さな町で女子大生・クララが何者かに殺された。彼女は焼死体となって発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアンとベテラン刑事のマルソー。捜査が進む中、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係していたことがわかる。クララの殺害が明らかに計画的な犯罪であることは判明したが、取り調べに浮上する人物たちを誰一人として容疑者と特定することができない。事件解決への糸口が見えなくなるなか、班長に昇格したばかりのヨアンは、未解決事件の闇へと飲み込まれてしまう……。【作品詳細】映画『12日の殺人』公開日:2024年3月15日(金)監督:ドミニク・モル脚本:ドミニク・モル、ジル・マルシャン原案:ポリーヌ・グエナ作「18.3. Une année passée à la PJ」出演:バスティアン・ブイヨン、ブーリ・ランネール、テオ・チョルビ 、ヨハン・ディオネ 、ティヴー・エヴェラー、ポリーン・セリエ 、ルーラ・コットン・フラピエ配給:STAR CHANNEL MOVIES原題:La Nuit du 12© 2022 - Haut et Court - Versus Production - Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
2023年11月28日京都アニメーション放火殺人事件で36人の殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)。その裁判員裁判の第8回公判が9月20日、京都地裁で開かれた。被害者参加制度を利用した遺族や代理人が初めて被告へ直接質問を行ったのだが、青葉被告が驚くべき“逆ギレ”の反論をしたことにネット上では唖然とする人が続出した。各メディアによると、20日の被告人質問では、亡くなった作画監督の女性の夫からの「放火殺人をする対象者に家族や子どもがいることは知っていたか」という質問に青葉被告は謝罪した上で、「そこまで考えていなかった」と回答。事件当時、入社4ヶ月で死亡した女性の母親からの「(青葉被告が主張する)“盗作”のアニメの制作の後に入った社員がいたことは考えなかったのか」という質問にも、「そこまで考えが及ばなかった」と話した。それまでは淡々と質問に答えてきた青葉被告だが、遺族側の質問に苛立ちを見せる場面も。遺族の代理人弁護士が「犯行前に別の選択肢はなかったのか?」と問うと、青葉被告は「逆に聞きますけど、それはこんなことするなら、さっさと死んでくれということですか」とムッとした声で反論。これには「あなたが質問する立場ではない」と裁判長が制止。さらに、京アニに対して怒りをあらわにし、「京アニが(作品を)パクったときに何か感じたのでしょうか。ただ被害者という立場だけ述べて、良心の呵責はないのですか。自分の立場では罰を受けないといけないと思いますが、京アニが不問なのはどうかと思います」などと話し、今も京アニに対する憤りがあるかと問われると「ございます」と言い放ったという。前日の公判で、事件を振り返った今の心境について「行き過ぎたと思っている。小説一つでそこまでしなきゃならなかったのかというのが、今の正直な思いです」と後悔を口にしていた青葉被告。そのため、公判中に飛び出した“逆ギレ”にネット上では「全く反省してない」「これが本心」などと批判が殺到した。《こうやって生きてきたんだろうな。叱られてもぼくわるくないもんって》《彼の中ではいまだに「自分は悪くない。悪いのは京アニ。」何だろうな…》《青葉の言動、一語一句が息苦しくなる。遺族の方の心情はもちろんそれ以上で言葉が見つからない》《治療中の「変わらざるをえない」という言葉はどうなってしまったのか・・・》《たとえ相手に自らのアイデンティティを否定されたとしても、引き替えに命を奪う事は明らかに釣り合いが取れていないのだと、未だに認識できていない》
2023年09月21日8月4日(金)、紀伊國屋ホールにて『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』が開幕した。三浦洋一、風間杜夫らの名演が記憶される、つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』の、誕生50周年を記念する特別公演だ。その初日前日、ゲネプロが公開され、木村伝兵衛部長刑事役の荒井敦史、ヒロイン水野朋子役を演じる元乃木坂46の新内眞衣はじめ、オーディションで役を勝ち取ったフレッシュなメンバーを含む俳優たちが登場、舞台挨拶をした。冒頭では、総合演出を手がけた河毛俊作が挨拶。生前のつかと親しくし、いくつもの作品で一緒に仕事をしたが、舞台での『熱海殺人事件』演出は今回が初めてだという。「やっぱりあの人はすごい芝居を書いたんだなと改めて思いました。台詞の行間に埋まっているものの、時代を感じさせない深さ、広がりを掘り起こす作業をずっとやってきた。多くの人に、特に若い方に、この作品に触れていただきたい」と思いを明かした。50年の間にさまざまなヴァージョン、異版が登場し、プロアマを問わず、日本の演劇史上最も愛されてきたといわれる『熱海』。演劇の聖地、紀伊國屋ホールにおいても、59年の歴史の中で最も上演回数の多い作品だそう。その幕開きは、チャイコフスキーの「白鳥の湖」の音楽が鳴り響くお馴染みの景色。荒井演じる木村伝兵衛が、黒電話片手にエキセントリックにがなりたてると、客席は瞬く間に『熱海』の世界へと巻き込まれていく。舞台挨拶で荒井は、「『熱海殺人事件』と名のつく作品は今回で4度目。毎回進化できるよう精一杯、必死でやっています」と意気込むが、平凡な殺人事件を、容疑者・大山金太郎を取り調べる中で華麗に改ざんしていくその姿は実に力強く、濃厚な演技で舞台を牽引。ダブルキャストの池田純矢は、「この作品独特の熱量を届け、何か心に響くものを持って帰っていただきたい」。そのフレッシュな演技が期待される。この日、木村伝兵衛の愛人である婦人警官水野朋子を演じたのは3年連続で同役を務める新内。そのコケティッシュかつ清潔感あふれるヒロイン像が強い印象を残すが、「二度目の挑戦ですが、一緒に演じさせていただく役者の方々で変わる舞台。セリフは一緒でも、感情が揺さぶられるところが違ったりして、何度演じても楽しいと思う作品です」とコメント。トリプルキャストの佐々木ありさ、小日向ゆかの活躍も興味津々だ。小日向は体調不良でこの日は欠席となったが、佐々木は「初めての挑戦になります。仲間を信じて、この大好きな紀伊國屋ホールで頑張っていきたい」と抱負を述べた。舞台は、このふたりに熊田留吉刑事、犯人の大山金太郎が加わった4人の登場人物の、まさにバトルのようなセリフの応酬で、約2時間、ノンストップで疾走する。熊田留吉役の高橋龍輝は「紀伊國屋ホールに熊田として戻ってくることができ、心から嬉しく思います」、ダブルキャストの三浦海里も「自分ができる精一杯を、舞台上でアクセル全開で一生懸命走りたい」と意欲を見せる。また『熱海』は4度目ながら大山役に初役で挑む多和田任益は、「大山金太郎としての『熱海』が始まるんだ、と身の引き締まる思い」と感慨深げ、ダブルキャストの北野秀気の活躍にも期待が寄せられる。長く上演を重ねながら、ずっと観客に新鮮な衝撃を与え続けてきた『熱海』。今回の上演でも、巷をざわつかせている中古車販売会社の不正事件や「鬼滅の刃」の話題が挿入されるなど、私たちの「いま」を映し出す仕掛けも忘れない。が、この作品が50年の時を経てもいっこうに古びる気配がないのは、この戯曲の底知れぬ力ゆえ、また、俳優たちがその都度この戯曲に真摯に向き合うからこそと実感させられる。公演は8月20日(日)まで。50周年記念イベントとして、スペシャルゲストを迎えてのトークショーなども行われる。取材・文:加藤智子<公演情報>『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホールチケット情報公式サイト
2023年08月09日つかこうへいの代表作で、彼の没後も紀伊國屋ホールを拠点に上演が続けられている『熱海殺人事件』。その誕生から50周年を記念した特別公演『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』の上演が決定、婦人警官水野朋子を元乃木坂46の新内眞衣が演じる。新内が水野を演じるのは、21年の『熱海殺人事件 ラストレジェンド』、22年の『新・熱海殺人事件 ラストスプリング』に続いて三度目。そこで『熱海殺人事件』という作品に寄せる想い、水野という役どころに感じる魅力など、新内にたっぷりと語ってもらった。『熱海殺人事件』が長年支持され続ける理由は“普遍的な愛”――『熱海殺人事件』の婦人警官水野朋子役への出演は、今回で3年連続、3度目になります。正直、お受けしようかちょっと迷いました。50周年の節目というプレッシャーもありますし、前回の自分を超えないといけないというプレッシャーもありますから。やっぱり一回目は良くも悪くも粗削りでも許されますし、お客さんも微笑ましく観てくれる。でも二回目になると、その目が俄然鋭くなるというか。もともと私のファンだった方の中にも、一回目をきっかけに、『熱海殺人事件』のファンになった方もいて。そうなるとそれに見合う芝居をしなきゃいけない、という緊張感も出てくるんですよね。――最終的に出演への背中を押したものとは?50周年という節目の舞台に立たせていただける感謝と、やっぱり(演出の)岡村俊一さんにお声がけいただいたことが大きかったです。それで「よし、やってみよう!」と決心しました。――50年愛される『熱海殺人事件』という作品の魅力は、どんなところにあると思いますか?『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』ビジュアルやっぱり“普遍的な愛”だと思います。たぶんこんなにも深く愛について考える作品って、ほかにそうないと思うんです。現代人って常に忙しくて、愛を直視できず、なんとなく後回しにしてしまいがち。そういう人たちが、これだけピュアで、粗削りで、等身大な愛を表現する登場人物たちを目の当たりにすることによって、否が応でも愛について考えるようになる。しかもほかのことなんて考える隙もないほど、圧倒的な台詞量が投げかけられるわけで。きっと初めて観た時は、戸惑いもあると思うんです。でもやっぱりまた観たい、またあの台詞を浴びたいと思わせる力があって。それは今までもそうだったし、私たちもそういうものにしていかなければいけないなと。そんな使命感はあります。――そういった意味でつかこうへい作品というのは、演じる上でまた違う筋力が必要になってくるのではないでしょうか?本当にそうですね。私は『熱海殺人事件』の水野朋子しか演じたことはないですが、おなかのところにグッと力を入れないと、負けちゃう気がして。なんかやっている最中も、つかさんから「お前はどう思ってんの?」と言われている感じがするんです。ずっと問いただされている感じというか。もちろん達成感はありますが、いつも「ちゃんとできていたのかな?」と思いながら千秋楽を迎えています(苦笑)。心の距離が離れてきた今、本作が対話をするきっかけになれば――水野朋子という女性を演じる上では、どんなところにやりがいを感じていますか?実質(山口アイコとの)ふた役ではあるので、その演じ分けは大きなやりがいのひとつですね。ふたりの人に真剣に向き合わなければいけない大変さというか、それぞれに愛のかたちがまったく違いますから。そしてそれは同時に、すごく素敵な役である、ということでもあると思います。――水野と木村伝兵衛部長刑事との関係性については、どのように捉えていますか?私はすごく素敵な関係だと思います。というのも、その根底には愛がないと成立しない関係だと思うので。あんなにお世話をして、あんなに好き同士で、でもプラトニックってあり得るんですか!? みたいな(笑)。たとえほかの道を歩んでも……、やっぱり根底には愛があるんだと思います。――今回水野はトリプルキャストで、「スタンダード公演」を新内さんが、「エキサイト公演」を佐々木ありささんが、「フレッシャーズ公演」を小日向ゆかさんが演じられます。忘れていました!そうか、トリプルなんですよね。初参加のおふたりに見せられるような背中ではないですが……、それぐらい水野をやってこられたってことでもあるのかなと。ただ気持ち的には今でもフレッシャーズです!(笑)――改めてこの作品を通して、お客様にどんな時間を届けられたらと思いますか?ここ数年、人と人との心の距離が離れているなぁって感じる瞬間がたくさんあって。特にひとり暮らしなんてしていると、誰ともしゃべらない日があったりしますし。だからこそこの作品を観て、人との対話を増やして欲しいですね。時に傷つけてしまうことがあったとしても、それは対話をした結果。一番良くないのは、対話から逃げることだと思うので。そして『熱海殺人事件』を一度も観たことがない方には、騙されたと思ってぜひ来ていただきたい!(笑)強烈な“愛”をたっぷり浴びてください!取材・文:野上瑠美子<公演情報>50周年記念特別公演『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホール作:つかこうへい総合演出:河毛俊作演出:岡村俊一【出演】木村伝兵衛部長刑事:荒井敦史・池田純矢婦人警官 水野朋子:新内眞衣(スタンダード公演)佐々木ありさ(エキサイト公演)小日向ゆか(フレッシャーズ公演)熊田留吉刑事:高橋龍輝・三浦海里犯人大山金太郎:多和田任益北野秀気(フレッシャーズ公演)チケット情報公式サイト
2023年07月06日松竹作品を見放題で楽しめるAmazonプライムビデオ「プラス松竹」チャンネルにて、藤田まこと主演の人気TVドラマシリーズ『京都殺人案内』から『京都殺人案内・花の棺』と『京都殺人案内・嫁ぎ先の謎』の2作品が配信開始となった。Amazonプライムビデオ「プラス松竹」チャンネルは、松竹が誇る数々の名作映画群や松竹が制作したTVドラマが月額330円で見放題。『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』『必殺仕事人』などの人気シリーズのほか、小津安二郎監督、木下恵介監督、大島渚監督など日本を代表する巨匠たちの作品から往年の特撮映画ほかコア層を刺激するマニアックな作品まで、映画・TVドラマファンを飽きさせることのない充実のラインナップとなっている。『京都殺人案内』シリーズは、1979年から2010年までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」枠にて全32回に渡り放送された、和久峻三の推理小説『京都殺人案内シリーズ』を原作とした実写ドラマ映像化シリーズ。主人公である京都府警の刑事・音川音次郎が、主に京都市内の名所で起こった難解な殺人事件を、京都にとどまらず日本各地を巡り、執念の推理と捜査で解決していくサスペンスドラマだ。例外的に第1作目『花の棺』は和久峻三ではなく山村美紗の原作で、藤田まことが演じる主人公は音川ではなく狩矢となっている。第2作目からは和久峻三原作のシリーズとなった。今回配信開始となったのは、その第1作目と第3作目で、古都・京都の誇る数々の名所旧跡・観光スポットから、酷寒の北海道など日本各地を股にかけ、風光明媚な風景に人情、旅情、そしてサスペンスとロマンが展開される。藤田まこと他レギュラー俳優陣と豪華ゲスト俳優の競演と、クロード・チアリの哀切な音楽も聴きどころだ。なお、「プラス松竹」チャンネルは登録から14日間の無料体験期間も用意されている。この機会に、“日本的”なサスペンスドラマの名作シリーズに触れてみてはいかがだろう。『京都殺人案内花の棺』(土曜ワイド劇場/京都殺人案内シリーズ1)■配信は こちら()放送局:朝日放送テレビ、テレビ朝日系/初回放送:1979年4月21日/時間:109分原作:山村美紗/脚本:国弘威雄/監督:工藤栄一/音楽:柳ジョージ&レイニーウッド出演:藤田まこと、いしだあゆみ、沖 雅也、二宮さよ子、シェリー、藤岡重慶ほか(C)ABC TV/松竹『京都殺人案内嫁ぎ先の謎』(土曜ワイド劇場/京都殺人案内シリーズ3)■配信は こちら()放送局:朝日放送テレビ、テレビ朝日系/初回放送:1980年6月21日/時間:109分原作:和久峻三/脚本:保利吉紀/監督:松尾昭典/音楽:クロード・チアリ出演:藤田まこと、にしきのあきら、中条きよし、宝生あやこ、殿山泰司、小林かおり、戸浦六宏、遠藤太津朗 ほか(C)ABC TV/松竹Amazonプライムビデオ「プラス松竹」にて配信中『京都殺人案内花の棺』『京都殺人案内嫁ぎ先の謎』
2023年03月01日『グランド・ブダペスト・ホテル』のサーチライト・ピクチャーズが贈る新たなミステリー『ウエスト・エンド殺人事件』のデジタル配信が12月21日(水)より開始。サム・ロックウェルとシアーシャ・ローナンがコンビを組んで捜査する予告編とキービジュアルが公開された。“ミステリーの女王”アガサ・クリスティの名作を、新たな角度からコミカルに映画化。舞台は1950年代、霧深きロンドンの演劇街ウエスト・エンド。人気舞台であるアガサ・クリスティの戯曲「ねずみとり」の映画化が進む中、突然スタッフが殺害される。駆けつけたのは、人生にくたびれたストッパード警部(サム・ロックウェル)に、熱血が過ぎる新人警官のストーカー巡査(シアーシャ・ローナン)。豪華で怪しげな演劇の世界で起こるミステリーに巻き込まれていく凸凹コンビ。次々と明らかになる華やかな世界の“表”と“裏”、浮かび上がる個性的な容疑者たち…複雑に絡み合う事件の犯人はいったい誰なのか!?『ジョジョ・ラビット』のサム・ロックウェルと『グランド・ブダペスト・ホテル』のシアーシャ・ローナンが、ミステリー界の新たなバディに!ついクスっと笑ってしまう痛快でテンポの良い2人の掛け合いは必見だ。さらに、脇を固めるキャストにはエイドリアン・ブロディ、ルース・ウィルソン、ハリス・ディキンソン、デヴィッド・オイェロウォら名優たちが参加、怪しい名演からも目が離せない珠玉のミステリーエンターテインメントが配信で楽しめる。『ウエスト・エンド殺人事件』はデジタル配信中(購入/レンタル)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月21日・殺人鬼か神、いずれかの冷蔵庫。・冷蔵庫の中身、そんなことある!?おしゃれすぎる!・1962年の映画『酒とバラの日々』みたい!・バラはバラでも、豚バラではないんですね。素敵。『天空のバラ園』の園主(@rosa_celestial)さんが投稿した1枚の写真にこのような声が寄せられました。写っているのは、投稿者さんが、お腹が空いて冷蔵庫を開けた時に見た光景。一般的な家庭とは異なる、冷蔵庫の中身がこちらです!お腹が減って冷蔵庫を開けたらバラと酒しか入ってなかった pic.twitter.com/N2XnvuArr1 — 天空のバラ園・園主 (@rosa_celestial) August 9, 2022 冷蔵庫で冷やされていたのは、ビールとバラ。そのほかには何も入っていません!「バラを主食に食べているの?」と不思議に思ってしまいますね。実は、投稿者さんはバラが大好きで、自分で作ったり売ったりしているのだとか。『天空のバラ園』というバラ園を運営しており、オンラインストアなどで、約千種の花やハーブ苗、クレマチスなどを販売しているそうです。投稿者さんの、バラへの愛は、冷蔵庫の中身を見れば一目りょう然。愛情たっぷりに育てられている『天空のバラ園』のバラはとても美しいのでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月12日100%韓国エンターテインメントチャンネル「Mnet」および、日本初の韓国エンタメ動画配信サービス「Mnet Smart+」では、新作ドラマ「殺人者の買い物リスト」を9月17日(土)に日本初放送・初配信する。1996年、抜群の記憶力を持つ少年アン・デソン(イ・グァンス)と母ハン・ミョンスク(チン・ヒギョン)は偽札でチョコパイを購入しようとした不審な男を取り押さえることに成功。この事件をきっかけに親子は一躍有名になったが、月日が経ったいまも何者からか復讐をほのめかすメッセージが2人の元に届いていた。そして2022年、母が経営するスーパーに仮就職したデソンは配達中に偶然女性の死体を発見する。すぐ傍にはチョコパイの袋が落ちていた…。本作は、平凡な町で発生した謎の殺人事件を、現場近くのスーパーに勤務する親子と巡査が、購入者のレシートを手がかりに犯人を推理していく、生活に密着したコミカルな短編推理ドラマ。人並外れた観察力と記憶力でスーパーを守る、レジ担当のアン・デソンをバラエティ番組で活躍するイ・グァンス。町の熱血巡査で、20年間一途にデソンを愛してきたト・アヒをソリョン(AOA)。スーパーを経営する頼もしい社長をチン・ヒギョンが演じている。「殺人者の買い物リスト」は9月17日より毎週土曜日21時~Mnetにて放送(全8話)。Mnet Smart+では本放送&7日間見逃し配信で視聴可能。※9月4日(日)15時45分~1話先行放送(cinemacafe.net)
2022年07月25日実際に起きた連続殺人事件からインスピレーションを得て韓国で映画として制作され、日本でも『22年目の告白 -私が殺人犯です-』というタイトルでリメイクされヒットを記録した『殺人の告白』が舞台化! 6月17日に池袋のサンシャイン劇場で開幕したが、これに先立って同日行われたリハーサルの模様が報道陣に公開された。オリジナルの映画は韓国史上最悪の連続殺人事件と言われ、ポン・ジュノ監督の映画『殺人の追憶』の題材にもなった未解決事件「華城(ファソン)連続殺人事件」にインスピレーションを得て制作。時効を迎えた連続殺人事件の犯人を名乗る男が事件の内容を克明に記した告白本を出版し世間の注目を集め、事件を追い続ける刑事や被害者の遺族、TVをはじめとするメディアを巻き込んでの“犯罪ショー”へと発展していく。日本版リメイクでは藤原竜也と伊藤英明がW主演を務め、こちらも大ヒットを記録した。今回の舞台版で、自身が連続殺人犯であると告白するイ・ドゥソクを演じるのは「SUPERENOVA(超新星)」のリーダー・ユナク。事件を執拗に追う刑事チェ・ヒョングを歌手としての活動に加え、俳優としても活躍するCHEMISTRYの堂珍嘉邦。さらに、物語の途中で登場する“真犯人”を名乗る謎の男“J”を前川泰之、事件の被害者の父親であるウリ物産会長チョン・ウヌを岡田浩暉が演じている。舞台作品ではあるが、随所に映像表現を取り入れている演出が本作の大きな特徴。過去の殺害のシーンや、刑事ヒョングが犯人を追いかけるシーンなどが映画のように大きなスクリーンで映像として流されるのに加えて、人物の映像だけを舞台上の薄い幕に投影してホログラムのような形で、舞台上の生身の俳優と“共演”させる独特の表現も。物語自体はオリジナルの映画に沿った形で、次々と何かが起こるドラマチックな展開、深まっていく謎、そして事件の真相がシンプルかつ力強く描かれる。やはり注目は“殺人犯”ドゥソクを演じるユナク。なぜ今になって自分が犯人であると名乗り出たのか? という謎を呼び起こすミステリアスな男を見事に体現! オリジナルの映画ではパク・シフが、日本リメイク映画版では藤原竜也が演じたが、ユナクによるドゥソクは“妖艶”という言葉がぴったりの美しさと怪しげな雰囲気を併せ持っており、不気味ではあるが、ついつい引き込まれそうな魅力をも感じさせる(映像での表現がそれに拍車をかけている!)。事件を追いかける刑事・ヒョングを演じた堂珍にとって、本作はこれまでのミュージカルや音楽劇とは異なるストレートプレイへの出演であり大きな挑戦となったが、やさぐれた雰囲気をまといつつ、事件に対しては異常なまでの執念を燃やす刑事・ヒョングを好演している。ミステリあり、アクションあり、それぞれの立場で事件による喪失や哀しみに苦しむ人々の人間ドラマありの見応えたっぷりの舞台となっている。舞台『殺人の告白』はサンシャイン劇場にて6月26日(日) まで上演中。取材・文・写真:黒豆直樹
2022年06月20日先月末、米アラバマ州で殺人犯ケイシー・ホワイト(38)と矯正施設の看守ヴィッキー・ホワイト(56)が共謀して逃亡した事件は、いまだ多くの人々の耳目を集め続けている。2人は看守と囚人という関係でありながら、実は深く愛し合っていたことがその後の捜査で明らかとなった。ヴィッキー・ホワイトは事件前に自宅を売って逃亡資金を調達。11日間も逃避行を続けていた。NBC NEWSによると、2人が逮捕前に隠れ家としていたモーテルの1室に、現在予約が殺到しているという。その部屋とは、インディアナ州エヴァンスヴィルの「Motel 41」150号室。2人はホームレスに金を渡して代理でチェックインさせるなど、顔を見られないように注意を払っていた。2週間滞在の予定だったが、結局1週間で足取りを掴まれてしまった。Motel41の受付係は、予約やキャンセル待ちの問い合わせが途切れないとNBC NEWSに語っている。「普通の部屋は1泊63ドルです。しかし現在150号室は、予約時に75ドルから100ドルほどで申し受けています」(受付係)確保直前、NewsNationが入手した911の通報記録には、捜査車両に追突されて脱輪した車の中で、ヴィッキー・ホワイトが「ここから出て逃げて!」と叫んだ後、銃声が鳴り響く様子が収められていた。ケイシー・ホワイトは車から出ると、「俺の妻を助けてくれ!自分で頭を撃っちまった!」と捜査官らに助けを求めたとCBS NEWSは伝えている。しかし、2人が正式に結婚した記録は見つかっていない。
2022年05月24日新鋭チョン・ビョンギル監督が、韓国史上最悪の連続殺人事件とも言われている実際に起きた「華城(ファソン)連続殺人事件」からインスピレーションを得て描いたサスペンス映画『殺人の告白』の初舞台化が決定した。15年前に起こった連続殺人事件の犯人だと名乗り出た男、イ・ドゥソクは、時効が成立しているために無罪となった上、自分の犯した殺人について詳細に記した本を出版。その衝撃的な内容と美しいルックスが相まって、ドゥソクは一躍時の人となる。しかし、15年間事件を追い続けていた刑事チェ・ヒョングは、本の中に最後の未解決失踪事件の真相が書かれていないことに気づく。そんな中、自分こそが真犯人だと主張する人物が現れ…。映画は、2012年に韓国で公開後、270万人突破の大ヒットを記録し、日本でも公開。その後、2017年には藤原竜也と伊藤英明のW主演により『22年目の告白-私が殺人犯です-』としてリメイクもされた。時効成立後、突然自らの罪を告白し世間の注目を集める連続殺人犯と、事件を執拗に追う刑事、そして愛する人を失った残された者たち、それぞれの思惑がぶつかり、国を揺るがす犯罪ショーへと発展するストーリー。連続殺人犯のイ・ドゥソクを演じるのは、「SUPERNOVA(超新星)」のリーダー・ユナク。ドゥソクを追う刑事チェ・ヒョングは、ブロードウェイミュージカル「アナスタシア」や「RENT」などに出演し俳優としても活躍する「CHEMISTRY」の堂珍嘉邦。ユナクは「過去にダブルキャストとしてご一緒した堂珍さんと、今作では共演することができとても嬉しいです。観て頂く皆さんが作品に入り込み、楽しんでいただけるよう精一杯演じさせていただきます」と意気込み、堂珍さんも「期待や不安が混ざりながらだと思いますが、演出家や、共演者の皆さんと良い舞台になるように励みたいと思います」とコメント。また、連続殺人事件の真犯人を名乗る人物Jを前川泰之、ヒョングの婚約者スヨンの父でウリ物産会長チョン・ウヌを岡田浩暉、出版社の女社長・チャン・ミジャを大林素子、ヒョングの相棒・グァンスを小南光司、ヒョングの婚約者チョン・スヨンを岡田夢以。ほかにも日向野祥、白又敦、加藤里保菜らが出演。前川さんは「お客様にとっても、未知の前川泰之を見ていただけると確信しています」とアピールし、岡田浩暉さんは「スタッフ、キャスト一丸となって息呑む時間をお過ごし頂けるように頑張りたいと思います」と話す。大林さんは「新たな挑戦の役を、体当たりで臨みたいと思います」と力を入れ、岡田夢以さんは「映画『殺人の告白』韓国版と日本版、両方とも以前から拝見していたので、今回の舞台版に出演させていただけることを本当に嬉しく、光栄に思っております」と出演を喜んでいる。脚本・演出・映像は、「HEDWIG AND THE ANGRY INCHSPECIAL SHOW」の演出も担当したヨリコ・ジュン。本作同様に「華城(ファソン)連続殺人事件」を題材とし、20年以上にわたり繰り返し上演され続けている韓国の人気舞台「私に会いに来て」を2019年に日本で上演した際にも演出を担当し、型にハマらない演出が観客の高評価を得て話題となり、この舞台の評判は韓国の新聞にも紹介されている。なお、本公演のチケットは、オフィシャル先行販売が行われている。舞台「殺人の告白」は6月17日(金)~26日(日)サンシャイン劇場にて上演。(cinemacafe.net)■関連作品:殺人の告白 2013年6月1日シネマート新宿ほか全国にて公開© 2012 DASEPO CLUB AND SHOWBOX/MEDIAPLEX ALL RIGHTS RESERVED.
2022年03月22日2015年に放送された『連続ドラマW 石の繭 殺人分析班』を皮切りに、警視庁捜査一課十一係の活躍を描く本格クライムサスペンスとして人気を集めてきた「殺人分析班」シリーズ。その最新章として注目を集める『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』が、全10話のドラマシリーズとして放送&配信中だ。物語の主人公は、主要登場人物として「殺人分析班」シリーズを支えてきた警視庁の敏腕刑事・鷹野秀昭(青木崇高)。これまでは警視庁捜査一課の一員として手腕を発揮してきた鷹野が、シリーズ前作にあたる『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』のラストで公安部へ異動。そこには、亡き相棒の殉職事件に関わっているらしき公安部の実態に迫るという大きな目的があった……。『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』の幕開けとして発生したのは、与党大物議員の殺害事件。遺体からは臓器が抜かれ、そばには心臓と羽根を載せた天秤、さらにはヒエログリフの刻まれた石板が残されていた。その異様な光景から、鷹野たちは犯人が古代エジプト神話を引用しているのではないかと疑い、情報収集を進めていく。事件と宗教団体・世界新生教のつながりを公安がつかみ、教団の内部にまで捜査の手を忍ばせていったのが第2話までの流れ。続く第3話では、公安のマークを察知しているらしき世界新生教と、捜査の手を緩めない公安のスリリングな駆け引きが展開する。その鍵を握るのは、公安メンバーである氷室警部補(松雪泰子)の“S(協力者)”であり、教団員として活動する北条(二ノ宮隆太郎)。家族を教団の人質に取られているも同然の北条は、厳しい監視の目をかいくぐって公安に情報を提供し続ける。しかし、北条は公安のスパイではないかと教団に疑われ、次なる自爆テロの実行犯に選ばれてしまう羽目に。自爆テロはどこで行われるのか?実行犯に指名された北条の運命は?自爆テロを阻止するため、絶体絶命の危機に陥った北条を救うため、渾身の捜査を進めていく鷹野ら公安の面々だったが……。古代エジプト神話を思わせる猟奇殺人事件に始まり、事件の背後に潜む大きな闇が徐々に明かされていく『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』。まだ鷹野が警視庁捜査一課十一係で活躍していた第1作『石の繭 殺人分析班』では、死体をセメントで塗り固めるという事件が発生。続く第2作『水晶の鼓動 殺人分析班』では深紅に染まった部屋で死体が発見されるなど、本シリーズではこれまでも異常な事件が起きてきた。真相をひもときたい衝動に駆られる事件が今回も物語の軸となる中、果たして鷹野は新しい環境でも手腕を発揮できるのか?「殺人分析班」シリーズらしい猟奇殺人事件の行方と、鷹野の今後に第4話以降も注目だ。文:渡邉ひかるWOWOW『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』(全10話)毎週日曜夜10時 放送・配信中WOWOWプライム / WOWOW 4K / WOWOWオンデマンドWOWOWオンデマンドでアーカイブ配信中(今からでも第1話から視聴可能)WOWOWオンデマンドでは無料トライアルを実施中
2022年02月27日ケネス・ブラナーが名探偵ポアロを演じ、監督を務める『ナイル殺人事件』で事件のカギを握る重要人物ジャクリーンを演じたのは、大人気Netflixシリーズ「セックス・エデュケーション」で知られるエマ・マッキー。この度、彼女の役作りの秘話が明らかになった。本作は、ナイル川をゆく豪華客船内で起きる殺人事件を巡る、愛と嫉妬、そして欲望が絡み合うトライアングル・ミステリー。新婚旅行中の美しき大富豪リネットが何者かによって殺されてしまうことで端を発する事件は、リネットの夫サイモンや、リネットの親友であるジャクリーンを巻き込みながら謎を深めていく。物語の重要人物の1人であるジャクリーンを演じたエマは、本作の三角関係について「ガル(・ガドット)とアーミー(・ハマー)が演じるキャラクターとの関係性はとても重要なので、それぞれの関係性をきちんと確認しました」と明かす。「例えば、リネットとジャクリーンは、どれぐらいの頻度で会っているのか、サイモンとジャクリーンは、婚約してどれくらい経ったのか、といったバックストーリーを細かく作っていました。こんな風にキャラクターを模索できるのは、私にとって新鮮な経験でした」と語り、自身のキャラクターを深掘りするために物語の核となるリネット、サイモン、ジャクリーンの3人の関係性を深く考察したという。エマといえば、イギリス発の「セックス・エデュケーション」の主要キャラクター・メイブ役で人気を博している注目俳優。名著「嵐が丘」の著者エミリー・ブロンテの伝記映画『Emily』(原題)の主演が決定するなど、出演作が続いている。快進撃を続けるエマについて、本作の監督を務めるケネス・ブラナーは「エマは、感情をはっきりと表に出すキャラクターを見事に演じられる役者です。彼女は、情緒不安定、弱さや嫉妬などの感情をしっかりと演じ分けていました。そのおかげで、ガルとアーミー、3人が一緒になると、素晴らしい化学反応が起きました」と語り、複雑なキャラクターを見事に演じきったエマの演技に太鼓判を押している。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年02月26日“ミステリーの女王”アガサ・クリスティの傑作ミステリーを、ケネス・ブラナー監督が『オリエント急行殺人事件』に続いて映画化する『ナイル殺人事件』。この度、ケネス・ブラナーが創り出す唯一無二の世界観の秘密が明らかとなった。これまで、ディズニーの名作アニメーションを実写化した『シンデレラ』やマーベル作品『マイティ・ソー』、シェイクスピア俳優の真髄を魅せた『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』、1818年に出版されたゴシック小説を忠実に映像化した『フランケンシュタイン』など、幾多の世界を描き出してきたケネス。本作でも、ミステリーの女王として文豪史に名を刻む作家アガサ・クリスティが1937年に発表した推理小説「ナイルに死す」の世界を、見事に再現した。ケネスは「セットのスペクタクルや豪華さに加えて、本作のようなミステリーの核となるのは人の心です。ですから、本作のゴールはアガサ・クリスティの世界の中でなるべく自由な演技を取り入れることだと思いました。そのことをクルー全員が理解し、大切にしながら、助け、支えていきました」と、ゴージャスなセットの中で、キャストや製作陣に自由な表現を与える環境づくりを何よりも大切にしたことを明かす。本作で最初に殺害されてしまう美しき大富豪の娘リネットを演じたガル・ガドットは、「ケネスとの仕事は私にとって驚異的に素晴らしい経験でした。彼は準備を整え秩序立っているから、彼がミスを犯す余地なんて少しも残されていませんでした。と同時に演者がやりたいと思ったことを何でも試させてくれる自由をくれるのです」と語り、ケネスの自由な演技へのこだわりを証明する。また、容疑者の1人で、リネットとかつて婚約していた医師ライナスを演じたラッセル・ブランドは、「ケネスはとても優雅に僕らをリードするんです。現場に創造性をもたらし、集中しやすい雰囲気を作りあげながら、とても陽気に振る舞ってくれるんですよ」と語り、監督への絶対的な安心感を明かした。一方ケネスは、本作の世界観を創り上げたキャスト陣について「俳優陣はみな心から素晴らしいと思う役者たちです。彼らと共演したいという思いが実現して、とても光栄です」と絶賛する。監督とキャストたちの信頼関係は、撮影の現場に良い空気を作り、それが作品の世界観にも影響を及ぼす。セットや美術へのこだわりに留まらない、総合的な演出がケネスならではの高い世界観の再現に繋がっているようだ。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年02月21日2月11日から13日にかけての週末、北米のボックスオフィスで首位を獲得したのは、この週末にデビューしたケネス・ブラナー監督の『ナイル殺人事件』だった。しかし、数字はわずか1280万ドル。コロナの中、大人の女性がまだ映画館を敬遠していること、今週末はスーパーボウルでただでさえ映画館に足を運ぶ人が少ないことなどが影響していると思われる。2位は、先週1位だった『Jackass Forever』。3位はこの週末デビューしたジェニファー・ロペス主演のロマンチックコメディ『マリー・ミー』。4位は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、5位はこの週末デビューのリーアム・ニーソン主演作『Blacklight』だった。次の週末は、マーク・ウォルバーグ、トム・ホランド主演の『アンチャーテッド』が公開される。文=猿渡由紀
2022年02月14日WOWOWの大人気クライムサスペンス「殺人分析班」シリーズに、待望の新章が誕生。「殺人分析班」シリーズの主人公・如月塔子(木村文乃)の頼れる先輩バディとして、これまでシリーズを支えてきた敏腕刑事・鷹野秀昭。『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』では、塔子らがいる警視庁捜査一課十一係を去り、公安部へ異動した鷹野が物語の主人公に。新しい環境で新しい仲間とともに、新たな事件に挑む彼を待ち受ける運命とは……?過去3作に続き、鷹野を演じる青木崇高に話を聞いた。──鷹野秀昭を主人公にした新シリーズの制作が決まったときの感想を教えてください。青木めちゃくちゃ嬉しかったですね。今までのシリーズでも鷹野というキャラクターをしっかり作ってきた自覚はあるので、それを評価していただけての今回だと感じています。僕が演じてきた役の中では珍しくかっこいいとも言われていますし(笑)、作品自体も大好きなので、同じスタッフの皆さんと新章を描けるのが嬉しかったです。──青木さんの目から見た鷹野の“かっこよさ”とは?青木一風変わっていて、刑事部の捜査方法とは別のアプローチを取ったりもしますが、それには理由があり、きちんと本質を突いているのが鷹野です。突飛な行動を取っているように見えて、実は相手の話を漏らさず聞き、頭に入れ、思ったことを捜査に反映し、違和感を覚えたときは口にする。自分の中の正義、価値観をしっかり持ち、納得していく人なんですよね。ただ、それをゴリゴリと押しつけるのではなく、周りの意見にも耳を貸す。ハイブリッドに次の一手を提案していくのがかっこいいなと思います。──役者としての演じがいも、そういった部分に見出していますか?青木やっぱり役のことを好きになれた方が、パワーは出しやすいです。自分にないものをたくさん持っている人なので、同世代の男としてこうありたいとも思いますし。「この台詞には自分自身の日常を投影できるな」「この台詞は鷹野じゃないと言えないな」と臨機応変に役と向き合っていくんですが、鷹野に関してはそういったことをひとつひとつ考えていくのが楽しいです。──そんな中、新しく見えてきた鷹野の顔はありますか?青木今回のシリーズで、鷹野は公安という特殊な部署へ異動します。そこで戸惑うこともありますし、揺らぐ気持ちが出てくるんですよね。信頼関係のないところに身を置くことも今まではなかったですし。物語にも、「鷹野はどうするんだろう?」という面白さが出てくると思います。──新しい同僚から「お前は公安に合わない」と指摘された鷹野が、「なので学びます」と言います。鷹野らしさが見えると同時に、今まではあり得ないシーンでした。青木彼を象徴するような台詞ですよね。感情的になっているわけでもなく、自分がやるべきことを自覚する。その考え方が鷹野らしいですし、言い方もそう。なんて言うか、理屈っぽいんです。女性にはあまり好かれないタイプかもしれませんね(笑)。内片(輝)監督ともよくそんな話をしていました。例えばペットボトルのお茶をもらったら、「そもそもお茶とは急須から淹れ、香りを楽しむのが理想的であり……」なんて言いそう。「つべこべ言わずに飲めや」とも思いますけど(笑)。公安のオフィスは暗いけど、演じる皆さんは明るい方ばかり──今回、監督からはどんな演出がありましたか?青木エピソードが進むにつれ、鷹野は自身の過去と対峙していくことになります。それにより、感情的になることもあって。でも、そのシーンの撮影で、監督が「ここには空気が読めない鷹野のトーンを入れよう」とおっしゃっていたのが印象的でした。展開としては疑問も伴う描写ですが、そこから生まれる鷹野らしさが必要だったんです。これまでのシリーズを知る視聴者の方々も安心するでしょうし。僕自身すらも正解が分からない鷹野の顔を見せることで、彼を主人公にしたドラマであることの意味も出てきます。言ってしまえば、終始きっちり鷹野である必要もないのかなと。──確かに、鷹野のつかめなさが少し増しているような?青木全10話の中でいろいろなことが起きますからね。あまり早目につかまれるのも面白くないですし。舞台となる公安自体、ドラマにしにくいほどシークレットなことだらけですから。──公安部と言えば、部署内シーンの映像が非常に暗いですね。青木映像上の調整もなされていますが、撮影現場自体もまあまあ暗いです(笑)。公安の捜査における大きな特徴のひとつが、内部で情報を共有し、外には決して漏らさないこと。明るい照明の中でそんなやり取りが行われても、緊張感が薄れますから。でも、キッチンには少しだけ光が差していたりもして、光が設定や展開の中で意味を持ってくることもあります。美術にせよ、照明にせよ、画作りに深さとこだわりがあるので、見れば見るほど面白いと思います。──慣れ親しんだ捜査一課での撮影ではない寂しさはありましたか?青木ありましたよ!その孤独感も、現在の鷹野に欠かせないものですし。前シリーズのキャラクターたちもたまに登場しますが、(元上司役の)渡辺いっけいさんが撮影現場にいらっしゃるだけで懐かしさがこみ上げました。でも、松雪(泰子)さんをはじめ、公安メンバー役の皆さんもすごく心強くて。オフィスは暗いですが(笑)、演じる皆さんは陽気な方ばかりで楽しく撮影していました。──公安部の皆さんの魅力も、エピソードを重ねるごとに見えてくるのでしょうか?青木捜査メンバーそれぞれの個性も、このシリーズの魅力ですから。それに、鷹野って他の登場人物たちから愛されているキャラクターだと思うんです。たしか監督だったと思うんですが……、「鷹野って結局は愛されているよね」とおっしゃっていて。彼は自分のペースを貫いているのに、周りがいろいろ力を貸してくれるようになる。それは、彼の行動原理に高い純度があるからでしょうね。そういった意味でも、公安メンバーと彼の関係に注目してほしいです。まあ、仮に新しい仲間が力を貸してくれたとしても、本人は「ありがとうございます」とあっさり言うくらいでしょうけど(笑)。──鷹野と青木さんも相思相愛ですしね。青木どうでしょう?向こうの愛は分からないですけど(笑)。一番の理解者として、寄り添っていきたいなとは思っています。取材・文:渡邉ひかる撮影:川野結李歌スタイリスト:小泉美智子ヘアメイク:NANA『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』2月13日(日)放送・配信スタート毎週日曜夜10時(全10話)第1話無料放送【WOWOWプライム】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント青木崇高のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2022年02月09日第32回東京国際映画祭にて『動物だけが知っている』(仮題)というタイトルで観客賞と最優秀女優賞を受賞した驚愕のサスペンス『悪なき殺人』。この度、本作のリピーター割引の実施が決定した。ある失踪事件を軸にした5人の男女が思いもよらない形で繋がっていき、壮大なミステリーに発展。そして、事件に絡んでいた事実が次第に明らかになっていく――。本作は、幾重にも重なる「偶然」という「必然」を通して、人間の本能と滑稽さをも内包した極上のサスペンスドラマ。様々な伏線が張られている本作。1度目は、迫り来る「偶然」の積み重ねを目の当たりにし、驚嘆。2度目で全ての伏線が回収され、さらに3度目に、5人の人間たちが抱える闇が暴かれる――3度観て、ようやく作品全体の構成力に唸る構成になっている。そこで今回、新宿武蔵野館と池袋シネマ・ロサにて、リピーター割引の実施が決定。2回目以上観る人に限り、当日一般1,900円のところ、鑑賞券の半券提示で1,200円で鑑賞することができる(※窓口購入時のみ有効)。そんなリピート必至の本作。過去には、ゲイリー・オールドマン主演『裏切りのサーカス』、細かい伏線が随所に散りばめられた戦慄の異文化スリラー『ミッドサマー』、クリストファー・ノーラン監督のSFスパイ・アクション『TENET テネット』などが、難解なストーリーや散りばめられた伏線を解き明かしたいという映画ファンたちによって、リピーターが続出した。『悪なき殺人』は12月3日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開、12月4日(土)よりデジタル公開。(cinemacafe.net)■関連作品:悪なき殺人 2021年12月3日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開、12月4日よりデジタル公開© 2019 Haut et Court – Razor Films Produktion – France 3 Cinema visa n° 150 076
2021年11月30日9月24日より公開中の韓国発の新時代逃走サイレントスリラー『殺人鬼から逃げる夜』より、本編冒頭映像が到着した。韓国では6月に公開され、第25回ファンタジア国際映画祭では長編アジア映画の観客賞(銀賞)を受賞と、海外で話題を集めている本作。先日公開されたばかりの日本では、ミニシアターランキング1位を獲得(9/25~9/26 観客動員数)、さらに鑑賞後のWEBのアンケートでは、作品満足度・推薦度が共に90%の高評価を得た。今回これを記念して公開された冒頭映像では、連続殺人鬼・ドシク(ウィ・ハジュン)が、善意や好奇心に付け込んだ犯行の場面が映し出されている。『殺人鬼から逃げる夜』冒頭映像一夜の逃走劇を描く本作とあって、背景はほとんどが夜。それゆえ、監督のクォン・オスンは、一般とは異なる精神世界に生きるドシクを、この夜の闇の中でも異質で浮いた感じの存在として表現するために、社内の照明をピンクと紫の中間くらいのカラーにしたそう。この後、殺人鬼が様々な方法を使い、目に付いた人間を恐怖に陥れていくことになるが、そんな殺人鬼のシーンでも彼の服装は、周囲とは少し異質なものとして浮き彫りにするためのものに変えたり、溶け込ませるシーンでは一般的な格好にさせたりといった工夫もされている。『殺人鬼から逃げる夜』は全国にて順次公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:殺人鬼から逃げる夜 2021年9月24日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 peppermint&company & CJ ENM All Rights Reserved.
2021年09月30日米テキサス州で9月11日、アメーバの一種で、殺人アメーバとも呼ばれる「フォーラーネグレリア」に感染した子どもが命を落とした。CBSなど複数のメディアが報じている。同州アーリントン市が27日に発表したプレスリリースによると、5日に「原発性アメーバ性髄膜脳炎」にかかった子どもがいると、病院が地元の保健当局に報告があった。しかし子どもは回復せず、11日に入院先の病院で亡くなった。調査の結果、市内の公園のスプラッシュパッド(水が地表から噴き出したりする水遊び場の一種)で、フォーラーネグレリアに感染した可能性が高いことがわかったという。フォーラーネグレリアは通常、湖や河川に生息し、ヒトの鼻腔から脳に侵入。大脳組織の軟化や出血を伴う壊死(原発性アメーバ性髄膜脳炎)を引き起こすとされる。市当局は、毎朝の公園オープン時にスタッフに義務づけられていた水質検査、定期的な水質チェックが一切行われていなかったと公表。市は事件の発覚後、市内全てのスプラッシュパッドを閉鎖して水質を検査。地元住民の憩いの場として愛されているドン・ミゼンハイマー公園から採られたサンプルから、フォーラーネグレリアが検出されたとKTLAは報じている。CDCの発表によると、このアメーバが人に感染するのは稀で、2010年から2019年までの9年間、米国内での感染報告は34件にとどまっているという。
2021年09月29日「新時代の逃走”サイレント”スリラー」と評判の韓国映画『殺人鬼から逃げる夜』より、主人公が殺人鬼に追われる、恐怖の特別映像が解禁となった。耳の聴こえない目撃者と、サイコパス殺人鬼のスリリングな逃走劇が描かれる本作。今回到着した特別映像は、有名なクラシック曲「ショパン/ノクターン第2番」が、目撃者・ギョンミと殺人鬼の命がけの追いかけっこをユニークに彩っている。映像ではピアノの美しい旋律が流れる中で、狂気を開放した殺人鬼・ドシクが、どこまでも、どこまでも、執拗にギョンミを追いかけ続ける。坂道で、車道で、街中で、そしてついには家の中にまで迫りくる殺人鬼…聴こえないギョンミは、真後ろにいる殺人鬼に気づくことができない。名曲の後ろで響き渡る悲痛な悲鳴、必死な息遣い、獲物を追い詰めるのを楽しむかのような殺人鬼の歓声、そして滴り落ちる誰かの血…。衝撃的で、逼迫したシーンが畳みかける映像には不釣り合いな、ノクターンのゆったりとしたワルツ調のメロディは、観る者に違和感を植え付け“恐怖”を一層浮き彫りにする。笑顔で戯れるギョンミと母の姿も意味深に映し出されており、母娘の運命も気になるところだ。映像内では、スリルを高めるために「聞こえない」を視覚化したクォン・オスン監督の見事な演出もみてとれる。音楽以外の音がほぼ遮断された状況の中、家に設置された音の警告灯が光ることで異変を察知するギョンミの姿や、車両に付けた騒音測定器が振れた直後、殺人鬼・ドシクが車の後部座席から現れる様子が描かれており、まるで聞こえないギョンミの世界を擬似体験しているかのようにも感じられる。本編でも散りばめられているこの演出手法は、ギョンミの恐怖を観客が共有できるようにと工夫されたもの。「視覚的に危険がどんどん迫っていることを表現し、ギョンミが感じる恐怖や緊張をそのまま観客に伝え、共有しようと思った。ドシクが近づいてくる音は聞こえない。家にあるすべての警報装置の点滅は、危機のシグナルであると同時に、ギョンミが身を守るための装置として活用しようと思った」とクォン・オスン監督は説明している。聞こえない無音の世界を描きつつ、危機的状況を視覚化し共有することで恐怖を倍増させ、一夜の逃走劇をかつてない緊張感とともに描ききった。ノンストップで畳み掛ける特別な衝撃と恐怖を体感できる、新たな韓国スリラーの傑作だ。『殺人鬼から逃げる夜』は9月24日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:殺人鬼から逃げる夜 2021年9月24日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 peppermint&company & CJ ENM All Rights Reserved.
2021年09月17日韓国で公開されるや、「全く新しい韓国スリラーの傑作!」と絶賛の声が相次ぎ、海外でも話題を集める新時代の逃走“サイレント”スリラー『殺人鬼から逃げる夜』。この度、サイコパスな殺人犯から執拗に追われる恐怖の本編映像が解禁となった。今回到着したシーンは、本作の中でも随一と言っていいほど強烈で最恐のインパクトを誇る1シーン。殺人鬼ドシク(ウィ・ハジュン)が、執拗に主人公ギョンミ(チン・ギジュ)を狙って襲いかかるシーンだ。恐怖に怯える表情で、自室のドアを見つめるギョンミ。聴覚が不自由な彼女にとって、扉の外で何かが起きているかを探る唯一の術は、ドアに近づき手を当てて物音の振動を確かめることしかない。自宅に侵入したドシクがどこにいるのか、何をしているのか…。騒音測定器を片手に、恐る恐る近づくと…その瞬間にドン!!とドアに斧が突き刺さる。狂気の笑みで、ドアを斧で突き破るドシク。壊れたドアの隙間から顔を出し、冷静なトーンで語りかける“ひと言”には戦慄が走る――。映像内では、窮地から逃れようと勇気を出して窓から逃げるギョンミの姿が描かれるが、髪を捕まれ、絶体絶命の大ピンチに陥ってしまう。しかし、そんな状況でもギョンミは諦めない!機転をきかせ、逆にドシクを引きずり落とそうと試みるパワフルな姿がたくましい。そして物語は、命をかけた追いかけっこヘ。殺人ゲームを楽しむように高揚した様子でギョンミを追いかけるドシクの姿は観客をも震撼させる。サイコパスな殺人鬼・ドシクを演じたウィ・ハジュンは、名作ホラーとして愛され続ける映画『シャイニング』にオマージュを捧げるこのシーンを、本作の最も恐ろしいシーンであると明かす。「ドシクは彼女をただ単に殺そうとはせず、極限の恐怖に追い詰め、その状況をまるでゲームでもしているかのように楽しんでいる。背筋が凍るようなドシクの殺人ゲームが最高潮に達した瞬間という意味で、最も恐ろしいシーンではないかと思う」と撮影をふり返っている。『殺人鬼から逃げる夜』は9月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:殺人鬼から逃げる夜 2021年9月24日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 peppermint&company & CJ ENM All Rights Reserved.
2021年09月09日新時代のスリラーとして話題の韓国映画『MIDNIGHT』(英題)が邦題『殺人鬼から逃げる夜』として9月24日(金)より全国公開されることが決定し、予告映像とポスター画像が解禁となった。「耳の聞こえない」ギョンミは連続殺人事件の現場に遭遇してしまう。意味もなく、理由もなく殺人に手を染めるサイコパスな殺人鬼は、唯一の目撃者となったギョンミを次なるターゲットに据え、執拗なまでに彼女を追いつめる。必死に逃げるギョンミだが、彼女には追手の足音は聞こえず、さらに助けを呼ぶ言葉も届かない。頼れるのは、自身の知恵と視力、そしてまさかの脚力のみ!大胆にして頭が切れるサイコパスがじりじりと迫る中、命をかけた真夜中の追いかけっこの結末は…?日本の公開に先駆け韓国で公開されるや否や、「全く新しい韓国スリラーの傑作!」(NYAFF)と絶賛の声が相次ぎ話題を集めた本作。脚本・監督を努めたのは、これがデビュー作となる韓国映画界の新鋭クォン・オスン。ノンストップで畳みかけるスリリングな展開は、観る者を緊張と興奮の渦中に引きずり込む。デビュー作でありながら、韓国映画界に恐るべき才能をみせつけた。「耳の聞こえない」目撃者・ギョンミを演じるのは、『リトル・フォレスト 春夏秋冬』のチン・ギジュ。韓国最大の企業・サムスングループのエリート社員を辞めて報道記者となり、さらに俳優へと転身を果たしたという異色の経歴の持ち主だ。恐怖に追い詰められながらも、愛する家族を守るため、殺人鬼と命がけの鬼ごっこを繰り広げるギョンミ役を好演している。さらに、ライジングスターとして注目の『コンジアム』のウィ・ハジュンが、ギョンミを追い詰める連続殺人鬼・ドシクを演じる。スマートにスーツを着こなし、警察すらも手玉にとる表の顔と、殺人衝動を抑えきれない狂気を孕んだ裏の顔を巧みに操り、これまでにない異色の連続殺人鬼像を作り上げた。展開の全く読めない革命的に新しい恐怖の追走劇。全世界の映画ファンを、歓喜と興奮で覚醒させる新時代の逃走“サイレント”スリラーが誕生した。解禁された予告映像では、恐怖に耐えながら逃げるギョンミとまるで狩りを楽しむかのようにギョンミを追走するドシクの真夜中の追いかけっこの一部が映し出され、ギョンミの無音の世界を体感するとともに、音もなく近づく犯人の恐怖に息を呑む。映像の後半では懸命に逃げるギョンミが、ドシクに対して立ち向かうシーンも見受けられ、ただ逃げ続けるだけではない強い女性としての姿も感じ取れる。併せて解禁となったポスター画像は、じりじりと迫りくる殺人鬼・ドシクの恐怖に息を殺すギョンミの表情をとらえたもので、「真夜中の追いかけっこ」の緊迫感が伝わってくる仕上がりとなっている。『殺人鬼から逃げる夜』は9月24日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:殺人鬼から逃げる夜 2021年9月24日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 peppermint&company & CJ ENM All Rights Reserved.
2021年07月29日2019年に台湾で公開されて話題を呼んだ『最乖巧的殺人犯』が『よい子の殺人犯』の邦題で、4月28日(水)より新宿K’scinema「台湾巨匠傑作選2021」にて公開されることが決定。その予告編が解禁された。2019年金馬獎の美術賞とデザイン賞にノミネートされた本作。主演は、デビュー作のドラマ「危險心靈」(2006年)でいきなり台湾のテレビアワード金鐘奨の主演男優賞を受賞、2015年の「紅衣小女孩」で台北電影節で主演男優賞を受賞、第31回東京国際映画祭で上映された『トレイシー(翠絲)』にも出演していたホアン・ハー。これまでの役柄とは全く違うアニメオタクを演じ、繊細な青年が追い込まれていく緊迫の演技は多くの人が高く評価。次々と難役のオファーが来ており、“いま、監督が使いたい俳優”といわれている。監督は、社会派ミステリー『High Flash~引火点(原題:引爆點)』のジャン・ジンシェン。実話がヒントになった本作の脚本は、監督の公私ともにベストパートナーであるワン・リーウェンと期待の新進脚本家・リャオ・ボーミン。しっかり練られた脚本が、この作品のおもしろさのポイントとなっている。この度解禁された予告編では、小さな街の片隅で起きた事件から浮かび上がる社会の闇、貧困と家族、そして愛と孤独に、台湾のもうひとつの顔を知ることに。心やさしいアニメオタクが、貧困で行き詰まる生活の中で出会った女神(ミューズ)、彼女が導いた新しい世界。そして事件は何故起こったのか…様々なキーワードが続々と映像に映し出されていく。進化する多様性の台湾映画界のあらたな方向性を示す作品といえそうだ。ストーリー日本のアニメ「ボビッター」に夢中のアナンは、母親と認知症の祖父と暮らしている。彼は社会から「負け組」「ガチヲタ」というレッテルを貼られているが、人と争うことが嫌いで善良な心の持ち主。ある日、彼の平穏な生活に突然博打で失敗した叔父が乗り込んでくる。そんな中、アナンは「ボビッター」マニアの女の子に恋をする。彼女との甘い夢が実現しようとした矢先、思いも寄らないことが起こりアナンは失意のどん底に。そして、家庭ではとんでもないことが…。『よい子の殺人犯』は4月28日(水)より新宿K’scinema「台湾巨匠傑作選2021」ほか順次公開。(text:cinemacafe.net)
2021年04月08日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は、人生をリセットする幸運のチケットは連続殺人事件の入口だった!韓ドラ十八番のタイムリープもので、衝撃の展開にハマる人が続出のドラマ『リセット〜運命をさかのぼる1年〜』を紹介します。■『リセット〜運命をさかのぼる1年〜』3月3日よりDVDリリース開始。DVD-SET1/3月3日、DVD-SET2/4月2日発売。価格/各1万2,540円(税込み)。発売・販売元/NBCユニバーサル・エンターテイメント。※3月3日よりU-NEXTにて独占先行配信開始主人公は、信頼する先輩を殺された刑事ヒョンジュと、ひき逃げ事故で車いす生活となったウェブ漫画家のガヒョン。ある日2人は、現在の記憶はそのままに1年前に戻ることができる“リセット”のゲスト(リセッター)に選ばれたと知らされます。彼らは同じくリセットに参加する男女8人とともに、1年前に戻るのですが……。ロトの高額当せん番号を記憶して一獲千金を狙うなどそれぞれに願いをかなえるリセッターたち。しかし、その喜びもつかの間、参加者が次々と死んでいく予想外の事態に発展。ヒョンジュとガヒョンは事件の真相究明に乗り出します。容疑者はリセットを知る者全員。善良に見えた人間の意外な本性やまさかの裏切りが露呈するなか、ヒョンジュとガヒョンは互いを信じ合うことで事件解決の糸口を見つけていきます。自分が助かるか、人を助けるか、究極の2択を突きつけられた2人はどちらを選択するのか?とことん人間の弱さや醜さを描くいっぽうで、人を信じる尊さに迫る展開はじつに感動的。アッと驚く連続殺人犯の正体に、リセットに隠された真実。予測不能な展開に没入度は最高です!「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年03月01日