赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 双子の赤ちゃんの母乳育児について、あまり情報がなくて困っているママも多いと思います。お世話が大変だったり、2人分の母乳は出ないかもと初めから諦めているママもいます。 今回は、できるだけラクに双子の母乳育児が続けられるポイントをお話していきます。 双子の母乳育児って難しい?双胎妊娠は、子宮が大きくなるため切迫早産になりやすく、予定帝王切開になることも多く、36週〜37週と少し早い時期に出産になる傾向があります。出生体重が小さいと、お口が大きく開けられなかったり、おっぱいを飲む力が弱く吸いつけなかったり、おっぱいが上手に飲めないことがあります。また、赤ちゃんが小さく生まれる場合や早産になる場合もあり、NICUやGCUなどの新生児集中治療室に大きくなるまで入院することで、ママと少しの間離れるということもあります。近年、双子は帝王切開での出産も多く、手術後の体調などにより母乳育児のスタートが少し遅くなってしまうこともあります。 双子のママは母乳が2人分出る?双子の場合、おっぱいを吸われる回数や時間が長くなるので母乳分泌が多くなり、2人分の母乳が十分に出るといわれています。しかし個人差もあり、ママの産後の体調によっては、母乳が出るようになるまで時間がかかることもあります。また、赤ちゃんがうまく吸えないことで分泌量が上がりにくいこともあります。最初、おっぱいに吸い付いてくれなくて直接あげれない場合には、搾乳してあげる方法もあります。搾乳は手搾乳だったり、手動や電動の搾乳器もあります。電動の搾乳器の中にはダブルポンプといって両方のおっぱいから同時に搾乳できるものもあり、母乳量が上がりやすかったり、搾乳時間が短縮できたりといったメリットがあります。 同時授乳のメリットとデメリット双子の授乳の方法としては、1人ずつおっぱいや育児用ミルクをあげていく方法と、同時におっぱいを吸ってもらう同時授乳をする方法があります。同時授乳には、横抱きと脇抱き(フットボール抱き・クラッチ抱き)を組み合わせる方法がありますが、2児ともに脇抱きをする同時授乳が一番スタンダードだと思います。 メリットとしては、同時に授乳することで両乳房に刺激が行くのでホルモンが多く分泌し、母乳量があがりやすい、授乳時間の短縮になるという点があります。 デメリットとしては、抱き方にコツがいり、最初は誰かに手伝ってもらわないと難しいという点があります。 まずは1人ずつの授乳から始めて、慣れてきてから同時授乳に進むといいと思います。同時授乳にする時期は、赤ちゃんの大きさや哺乳力などによって変わってくるので、様子を見ながらステップアップしていきましょう。 双子の同時授乳の方法慣れるまでは、赤ちゃんをおっぱいの近くに連れてきて授乳のセッティングをしてくれる人を確保しておきましょう。同時授乳には、リラックスしてできるようにクッションや枕を使って、赤ちゃんを安定して支えられるようにします。おっぱいの高さに赤ちゃんの顔がくるように高さを調整します。乳頭が鼻の先につくポジションで片方の赤ちゃんをフットボール抱きで吸い始めたら、もう片方の赤ちゃんを連れてきてもらいフットボール抱きにします。タオル類などで赤ちゃんの頭を固定できるようにすると手や腕への負担が少ないです。片方の赤ちゃんがおっぱいを吸うのが休み休みになったり、口が止まって飲むのをやめたら、おっぱいを外してお手伝いの方に渡します。ゲップをさせてもらったり、必要なら育児用ミルクを補足してもらったりしましょう。慣れてきたら、すぐにゲップをさせられないときは脇に下ろして横向きに寝かせる、クッションなどで上半身を高くするようにすると吐き戻しが少なくなります。授乳中は動けなくなるので、飲み物や携帯電話、リモコンなどの必要なものは近くに置いておきましょう。2人の飲む力や時間に差がある場合は、授乳のたびに赤ちゃんを左右入れ替えると良いでしょう。 双子の同時授乳は慣れるまでは少しコツがいりますが、マスターすると授乳時間がグンと減り、育児用ミルクを作ったり片付けたりする時間が減ってラクになってきます。最初は周りの協力をお願いしながら試してみてくださいね。 引用参考文献『ペリネイタルケア 2009年 夏季増刊』『すぐ使える!70の事例から学ぶ母乳育児支援ブック』 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2019年10月15日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、お子さんが母乳好きで離乳食の食べ方にムラがあるとお悩みのママからのご相談です。 Q.母乳が大好きで離乳食の食べムラがあります生後9カ月の子どもを完母で育てています。子どもはいつも6時代に起床して、7時から8時を離乳食の時間としています。時間はバラバラですが、まだ夜中に授乳が1〜2回あり、それによって朝の離乳食も食べる度合いが変わります。また、手づかみはするものの、まだ手でぐちゃぐちゃにするだけです。昼寝の時間もバラバラで、9時ごろに寝ることもあれば、昼前からグズグズ言って寝ることもあったり、それもリズムが日によります。以前は9時ごろに軽く朝寝、13時前後より昼寝とリズムがいい感じでできていましたが、崩れるとまったくペースがつかめません。また、寝るときもトントンして寝てくれるときと、授乳しないと寝てくれないときがあります。また、母乳大好きで離乳食も好きなものは好んで食べますが、嫌いなものはとことん食べません。この調子で卒乳できるのか不安になります。 小林亜希管理栄養士からの回答生後9カ月の完母のお子さんが母乳大好きで、離乳食の食べ方にムラがあることにお悩みなのですね。 まだまだ生活リズムが乱れてしまったり、すんなり寝てくれるとき、そうでないときがあって難しいですよね。毎日きっちり同じ時間に同じ行動をするのはなかなか難しいと思いますので、だいたいで大丈夫ですよ。 離乳食の進め方として、苦手なものには注目しないことが原則ですので、嫌いなもの食べさせようと頑張らなくてよいと思います。この時期の好き嫌いは、その日の気分や体調によって変わることも多いので、あきらめずに食卓にはのせ、今日はどう? という感じで進めていただき、普段食べないものを食べられたときには大げさなくらい褒めてお子さんの食べる意欲を引き出してあげてくださいね。手づかみにも興味がある様子ですので、今は、食べ物の触感や温度を手で触って確かめているときだと思いますよ。手についた状態で、お子さんのお口の前に誘導してあげてもよいかと思います。 また、卒乳は1歳ごろが目安になりますので、まだ生後9カ月全然焦らなくて大丈夫ですよ。卒乳に向けて、母乳以外で水分が摂れるように、マグやコップの練習をしておくと安心だと思います。※参考:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナーより 離乳食は食べる練習期間離乳食初期・中期の赤ちゃん。このころの離乳食は「食べる練習をする期間」と思ってくださいね。栄養のほとんどは母乳です。たとえ、ひと口も食べてくれなくても「次の離乳食の時間に食べてくれるかな?」と思えばOKです。離乳食後の母乳は欲しがるだけ飲ませていいですよ。 母乳を飲ませる時間より少し早めに離乳食を与えるいつも10時に母乳を与えているのなら、その少し前、たとえば9時半に離乳食の時間をとってみてください。赤ちゃんが「おなかが空いた!」という少し前。そこでひと口でも食べてくれたら、大げさにほめてみましょう。食べたらママが喜んでくれる楽しい離乳食の時間を赤ちゃんに体験してもらいましょう。 母乳で満足してから離乳食を食べる離乳食を食べなかったら、離乳食をいったん中止して母乳を与えてみましょう。赤ちゃんが満足して心が満たされたら、再度、離乳食にチャレンジです。もしかすると母乳でおなかも満たされていて食べてくれないかもしれません。そんなときは、食べなくてもいいですし、30分ほど時間を置いてチャレンジするのもひとつの方法です。※参考: ニュース(食・レシピ):「おっぱい好きで離乳食が進まない子への対処法」を保育士がアドバイス!」【著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨】
2019年10月13日産後初めて息子を預けて長時間外出をすることになりました。最近は母乳パッドが濡れることも少なかったので、私はすっかり油断していたのです。外出先でおっぱいがパンパンに張って痛く、母乳で服がびしょびしょになるという恥ずかしい思いをしました。そんな私の体験談をお話しします。 初めて息子を長時間預けて外出息子は生後6カ月。普段母乳のみで育てていましたが、近ごろはおっぱいが張ることもなくなり、息子に授乳するときにだけ母乳が出る、いわゆる「差し乳」の状態でした。息子は哺乳瓶でミルクも嫌がらず飲むので、今回の外出前に搾乳も必要なかったのです。 久しぶりに荷物も少ないなぁ、なんていつもと違う身軽な様子に不思議な気分になりながら、息子を預けていざ出発! 久しぶりの“ひとり”という環境に少しわくわくしていました。 3時間後⋯おっぱいが張ってきた外出してから3時間ほど経ったころ、私のおっぱいは張って痛みを感じ始めていました。普段4時間弱間隔の息子の授乳。「そろそろだよ」と言わんばかりに、私の体は授乳の準備を始めていたのです。 私はセミナーに参加していたので途中で退席するわけにもいかず、お昼休憩にちょっとしぼらないといけないかな? なんて考えながら過ごしていました。しかし、授乳モードに入った私のおっぱいはどんどん硬さを増して、ついには服の胸のあたりが濡れてきてしまったのです。 おっぱいがカチカチ! 服はびしょびしょやっと来たお昼休憩の時間。私は急いで授乳ルームに駆け込み上着を脱ぐと、下着とTシャツの胸の部分がすでにびしょびしょ⋯⋯。下着を外すとカチカチになったおっぱいからぽたぽたと母乳が勝手に出てしまっている状態。冷たいペットボトルを当てながら冷やし、軽くしぼって落ち着くのを待ちました。 こんなことになると予測できていなかった私は、母乳パットをあと1セットしか持っておらず激しく後悔。とりあえず落ち着いたおっぱいに母乳パットを当ててコンビニで急きょ買ったTシャツに着替えてセミナーに戻ったものの、とても大変な思いをしました。 生まれて今まで、息子がおっぱいを長時間飲まないという機会がなかった私。もし飲まなかったらこんなことになるんだと、今回の体験でとても驚きました。私の予想をはるかに超え、自分ではどうすることもできないあふれ出す母乳に四苦八苦し、結果服までびしょびしょになってしまったのです。次に外出するときには、きちんと対策をしていこうと思いました。 イラストレーター/さくら監修/助産師REIKO 著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2019年10月10日息子は低出生体重児(2,500g未満)ギリギリの2,590gで生まれました。私が出産した産院の助産師さんによると、出生時の体重が3,000gくらいと2,500gくらいの子では、育てやすさに差があるそうです。今回は、母乳で育てたかった私がじょうずに飲めなかった息子と奮闘した、母乳育児の様子についてお伝えします。 入院中は助産師さんにおんぶに抱っこ母乳自体は助産師さんから褒められるほどよく出ていたのに、息子はじょうずに吸うことができませんでした。深くくわえることができず、何とかくわえさせてもすぐに眠ってしまいます。 退院するまでの5日間は、助産師さんに何度も母子同室の部屋まで来てもらい、さまざまな授乳の体勢、搾乳方法、添い乳の方法、飲めた母乳の量を測ってもらう、授乳中に寝たときの起こし方など、手取り足取り教えてもらう日々でした。 無我夢中だった新生児期結局入院中、自分ひとりで飲ませられたのは1回だけという状態での退院となりました。母乳が飲ませられないことを危惧して、退院したその足で育児用ミルクと、産院で使っていたものと同じ搾乳器を買って帰り、不安でいっぱいのまま息子との生活が始まりました。 はじめの1カ月は自分でもいつ寝ていたのかわからないくらい無我夢中でした。母乳を吸わせる→搾乳した母乳をあげる→息子を寝かせる→哺乳瓶等を洗って搾乳する、という流れを毎日毎日ただひたすら続けました。 気がついたら軌道に乗っていた母乳育児助産師さんからも心配され、母乳外来をすすめられていたので、産院の母乳外来にも2回通いました。でも、実際に母乳外来に行ってみて、助産師さんに相談をしようとしたら、話すことがあまり浮かんでこない自分に気が付きました。 体重の増えもまったく問題なし。自分でも気が付かないうちに、母乳育児が軌道に乗っていたのでした。 結局購入した育児用ミルクは、生後9カ月で夜泣き対策として飲ませるまで使うことなく、完全母乳で育てました。「母乳をよく飲むのね」と周りから言われるほど、すくすくと成長していった息子。今振り返ると、あのとき母乳育児を諦めずに、頑張ってよかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:谷口菜穂一男の母。保育士資格、幼稚園教員免許、小学校教員免許を取得。出産後、仕事を退職。日に日にできることが増えていく子どもの成長におどろく毎日。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年09月15日およそ40週間の妊婦生活を終え無事出産が終われば、育児生活が待っています。その中でママと赤ちゃんにとって欠かせないのが授乳。 出産前までは「母乳をあげるのって幸せそう」「子供が生まれたら自然に母乳が出るんだよね」と漠然としたイメージを持っているものですが、実際は想像以上に大変な作業です。 今回は出産前に知っておきたい授乳や母乳の基礎知識をご紹介します。授乳のしかたや姿勢、一連の流れ、意外に多いおっぱいトラブルなどこれから出産を迎える新米ママ向けなので、ぜひ参考にしてくださいね。 目次 1 授乳の基礎知識 1.1 授乳のやり方、一連の流れ 1.2 搾乳後哺乳瓶や市販のミルクでも 1.3 授乳の頻度やいつまで続くか1.4 母乳育児で気を付けるべきこと 2 意外に多い!?母乳&授乳トラブル 2.1 おっぱいがカチカチに 2.2 乳腺炎のリスク 3 まとめ授乳の基礎知識●授乳のやり方、一連の流れまずは授乳のやり方からです。(1)ママの手と乳首を清潔にする 濡れタオルやアルコールを含まない洗浄綿などで軽く拭きます。 (2)赤ちゃんに乳首を含ませる 赤ちゃんの口元に乳首を近づけると赤ちゃんは自然と口に含みます。その際、乳首の先だけをくわえさせると乳首に傷がつくことがあるので、乳輪の根元まで深く含ませるようにしましょう。 (3)赤ちゃんの体をまっすぐに、ママも楽な体勢で 赤ちゃんの体がよじれていると上手に吸うことができません。体がまっすぐになるよう抱っこしましょう。※いくら小さな赤ちゃんとはいえ抱っこするのはかなり疲れます。授乳専用クッションや背当てクッションなどを活用して、ママ自身が疲れないようにしてください。 (4)左右のおっぱいを均等に 片方のおっぱいをあげたらもう片方も同様にふくませます。片側5~15分程度で反対側へ変えるようにしましょう。どちらか片側だけのおっぱいだけを授乳に使っていると、おっぱいが張るなどトラブルのもとになります。 (5)ゲップさせる 赤ちゃんを肩にもたれかかるように抱っこして背中をさすり、ゲップをさせます。ゲップをさせずにいると、吐き戻しで喉が詰まり窒息する恐れがあります。授乳の後は必ずゲップをさせましょう。 ●搾乳後哺乳瓶や市販のミルクでも出産をすると数日~遅くとも数週間後には自然と母乳が出るようになりますが、個人差が大きいものです。 母乳が出ない場合や出が少ない場合は市販の粉ミルクを活用しましょう。70℃くらいのお湯で規定のミルク量を溶かして作ります。 また、母乳は出るものの、赤ちゃんが乳首から上手に飲めない場合もあります。その場合はは母乳を搾乳したものを哺乳瓶で飲ませてあげましょう。こちらは保存容器のままお鍋で人肌に温めます。電子レンジで直に温めたり、50℃以上のお湯を使うと栄養が壊れるので厳禁です。 粉ミルクや搾乳した母乳は哺乳瓶で与えますが、必ず消毒したものを使います。消毒方法は熱湯消毒や専用の消毒ケースを使うタイプ、電子レンジを使用するタイプなどさまざまです。 ●授乳の頻度やいつまで続くか授乳の頻度は、新生児期は2~3時間に1回というのが一般的です。ただし、赤ちゃんが一度に飲める量やママの母乳が出る量に大きな差があるのでまちまちです。 基本的には赤ちゃんがおっぱいを欲しがったらあげるという生活を続けていくことで、次第に授乳間隔が広がっていきます。 授乳は、生後5ヶ月程度で離乳食をはじめると同時に回数が減っていきます。離乳食をはじめた当初は、食事から100%の栄養を摂れるわけではないので授乳も必要です。離乳食に慣れ食事からしっかりと栄養を摂れるようなるころには卒乳を考えても良いでしょう。 ●母乳育児で気を付けるべきこと母乳の成分は、ママが摂取する食事に大きく左右されます。栄養バランスの摂れた食事、特にたんぱく質や鉄分、カルシウムなどを積極的に摂取しましょう。また当然ですが、お酒やタバコ、市販薬なども妊娠中に引き続き厳禁です。 さらに、気を付けておきたいのが水分摂取量です。母乳が十分出るようにするためには、ある程度の水分が必要なため、1日最低でも3リットル程度の水分を摂るようにしましょう。 意外に多い!?母乳&授乳トラブル●おっぱいがカチカチにおっぱいが張ってカチカチになるなんて大げさに感じるかもしれませんが、先輩ママの多くが体験しているあるある話です。 おっぱいがカチカチになってしまう理由は、分泌されたおっぱいが乳房の中で溜まってしまっているからです。赤ちゃんが飲む量とおっぱいが作り出すお乳の量のバランスが取れていないことで起きます。 一番良いのは赤ちゃんにいっぱい飲んでもらうことですが、飲んでもらえない場合は搾乳をすることで改善します。また、ときには熱を持つほど痛みが生じることもあります。 ●乳腺炎のリスク乳腺炎とは、おっぱいに母乳が溜まり乳腺に炎症が起きることです。乳腺炎になるとおっぱいに激しい痛みやしこり、腫れが生じます。 先ほどの「おっぱいがカチカチに張ってしまう」状態を放置すると乳腺炎になってしまいます。乳腺に炎症が起きないよう適宜搾乳するようにしましょう。 また、乳腺炎はひどくなる前に専門の病院で診てもらうのがおすすめです。出産した産婦人科や自宅近くの助産院がいいですが、あらかじめ乳腺外科や乳腺外来などを調べておいても安心ですね。 まとめ新生児期はおむつ替えとおっぱいをひたすら繰り返す毎日。特に、母乳育児を考えているママにとっては、母乳と赤ちゃんの飲む量が違うことでトラブルが起きやすいのが現実です。 母乳でも市販のミルクでも、授乳は赤ちゃんとママの大切なスキンシップです。2〜3時間おきに1回の授乳はかなりハードですが、ぜひ赤ちゃんへ話しかけながら愛情をもって授乳するようにしましょう。 卒乳後の「しぼんだ胸」対策!これ以上悲しい姿を見ないために、いま出来ること4つ出産直後に気分が沈む「マタニティーブルー」。原因と上手な乗り越えかた 妊娠中のママとパパのためのサプリ ●ライター/パピマミ編集部
2019年09月12日母乳や育児用ミルクを卒業する時期は、ママと赤ちゃんのペースでゆっくり決めたいもの。個人差がありますが、離乳食を卒業する1歳半ごろには授乳なしでも大丈夫といわれています。しかし仕事復帰などのママの都合で、焦って断乳させてしまうことも。私も娘の断乳をちょっと強引にしてしまい、後悔しているママの1人です。 1歳になったら断乳しなくちゃいけない?離乳食が進み、おっぱいやミルクの回数が減ってくると、断乳や卒乳を考え出すママも多いのではないでしょうか。娘が1歳になるのを機に仕事復帰の予定だった私は、母親からの「1歳になれば断乳でしょう」という根拠のない言葉を鵜呑みにしていたこともあり、ちょっと強引に断乳をしてしまいました。 そもそも、卒乳と断乳の違いについてもあいまいな知識しか持っていなかった当時の私。子どもの意思で母乳育児を終える「卒乳」ではなく、親の意思でやめる「断乳」という方法しか知らなかったとも言えます。 当時、離乳食も進み、昼間の授乳は卒業できていた娘。入眠時の授乳も1回に減っていたので、寝かしつけさえできれば断乳は簡単だと思っていました。しかし断乳を決行した日から娘はどう寝ればいいかわからず、パニック状態に! 何をしても泣きやまない娘を前に、私も途方にくれるしかありませんでした。結局、随分泣いた末に諦めた……という感じで断乳が完了しました。 どうすれば無理なく断乳できる?前出の母の言葉のように、何となく昔から言われている根拠のない言葉を鵜呑みにするのはよくなかったと思っています。子どもが自ら「いらない」と意思表示するのを待たない断乳の場合、離乳食の進み具合や子どもの成長に合わせて、無理のない時期を設定したいもの。 仕事復帰などの期限が迫ってくると焦りがちですが、夜1回程度の授乳であれば断乳せずに仕事復帰し、自然に卒乳できるのを待つという選択肢もあったのかな、と今なら思えます。 娘にとっては、ある日突然やってきた断乳。もっとやさしく声かけをしたり、母乳をやめることについて徐々に理解を深めたりしながら、お互いが無理のない方法を探せばよかったなと思うこともあります。 断乳してよかったことももちろんある少し強引だったとはいえ、断乳してよかったことももちろんあります。授乳中は、毎晩必ず夜泣きをしていた娘。おなかが空いているという訳ではないようでしたが、私も眠さに負けてついおっぱいをあげてしまう毎日でした。 そんな娘も、断乳を機に朝までぐっすり寝てくれるように。やっと訪れた朝まで眠れる生活に娘の成長を感じ、当時の私は感激を覚えました。睡眠時間を確保できるようになり、娘も私もストレスが軽減されたように思います。 ずいぶん泣かせてしまった娘もその後順調に成長してくれて、今では5歳になりました。現在、第2子妊娠中の私。長女の断乳に関する反省を生かして、次こそは親子のペースで卒乳を目指したいと思います。 イラスト:sawawa著者:金谷ともみ第2子妊娠中、5歳の娘の母。働きながら結婚、出産、産休育休を経て復帰、マイホーム購入などを経験。よりフレキシブルな働き方を求めて、ライターに転向。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月13日私は3人の子どもを産みましたが、第一子のときから母乳の出があまりよくなく、混合栄養で育てて、生後3カ月くらいから完全に粉ミルクに移行……という感じでした。毎回なんとなく申し訳なさと、劣等感を感じていたのですが、第三子はさらに短い授乳期間となってしまいました……。 母乳がなかなか出ない…第一子のときから母乳の出があまりよくない私。おっぱいマッサージをしてもあまり効果はなく、なんとか粉ミルクとの混合栄養で育てて、生後3カ月くらいからは完全に粉ミルクへ移行していきました。第二子も同様だったので、第三子もまた同じ感じだろうな……と思っていました。 生後1週間で口の中に発疹が…無事出産して退院すると、生後1週間しか経っていないのに赤ちゃんが39度前後の熱を出してしまいました。そして、母乳を飲ませようとすると大泣き。口の中を見てみると、口内炎のようなブツブツがたくさんできていてびっくり! 口の中が痛いため、飲みやすくてたくさん出てくる粉ミルクならなんとか飲んでくれる状況でした。 生後1週間で完全育児用ミルクに総合病院で診てもらいましたが、幼児がかかりやすいヘルパンギーナのような症状で、なぜ赤ちゃんがそのような症状になったのかはわかりませんでした。その後、症状はよくなり、心配いらないとのこと。 症状が治まった後は搾乳してなんとか母乳を飲ませようと頑張っていたのですが、だんだんとそれすらも難しくなり、断念。生後1週間で完全粉ミルク育児となってしまいました。 いまだに子どもたちが体調を崩すと「わたしが母乳をあげられなかったから体調を崩しやすいのか……?」と考えてしまうこともありますが、大きなトラブルもなく3人ともすくすく育っています。罪悪感や劣等感を感じたことも多々ありましたが、粉ミルクだとパパも授乳することができ、夜中の授乳の負担も少なく、生後6カ月で保育園に入園した後も、完全粉ミルクだったことで預けるのがスムーズでした。私には粉ミルク育児にもメリットがいっぱいあると感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年07月15日産後に母乳が出づらく赤ちゃんの吸う力も弱かったため、手で搾っておっぱいを出し哺乳瓶であげていました。しかし手で搾るのは時間も労力もかかるため、搾乳が苦痛に感じるときがありました。そんな搾乳時の悩みを解決してくれたのが、ピジョンの「さく乳器 母乳アシスト手動」です。搾乳器を使うまでの気持ちや使用してよかったと感じた点をお伝えします。 搾乳器に頼らなかった産後の授乳出産後5日ほどは母乳が出にくく、さらに生後間もない赤ちゃんの吸う力が弱く、おっぱいをうまく飲むことができませんでした。そのため長時間かけて直接授乳したり、手で搾って哺乳瓶から母乳をあげていたのです。 しかし、おっぱいを搾る力も必要ですし時間もかかってしまい、毎回の授乳タイムにしんどさを感じるようになってきていました。そんなときに助産師さんにおすすめされたのが、搾乳器です。出産も育児も初めてだった私は「搾乳器? 痛そう! 手で十分!」とあまり乗り気ではありませんでした。 もっと早く知りたかった! 搾乳器の便利さ 助産師さんに搾乳器をおすすめされたのは、赤ちゃんが生後1週間ほどのころです。私の母乳の量は増えてきていたのですが、まだ赤ちゃんの吸う力が弱かったので、助産師さんが試しに搾乳器を使わせてくれました。 搾乳器を使うと、手や指全体に力を入れなくてもレバーを引くだけで母乳が搾れました。簡単に哺乳瓶に母乳がどんどん溜まることに驚き、なんでもっと早く使わなかったんだろう! と思い、早速購入することにしました。 搾乳器を使う機会は意外と多かった 搾乳器のメリットは手で搾るより力が要らないため、搾乳時間をぐっと減らすことができます。おかげで授乳を楽しめるようになりました。そして赤ちゃんのほうも生後2カ月ごろにはおっぱいを吸う力がついてきて、直接母乳をあげられるようになりうれしかったです。 そろそろ搾乳器の出番は終わりかな? と思っていましたが、他にも用途がたくさんあったのです。赤ちゃんに直接授乳できない場所にいるとき、誰かに赤ちゃんを預けるとき、乳首が切れて痛みがあるときなど、使う場面は意外とたくさんありました。 手動の搾乳器の使いやすさとは 搾乳器には手動と電動のタイプがあり、それぞれにメリットやデメリットがありました。私が使用した手動のメリットは電動よりも価格が安い、自分の力加減で搾乳できて使いやすい、パーツも簡単な物で洗浄しやすいということです。デメリットは電動に比べて手が疲れて時間がかかることです。 私がピジョンの「さく乳器 母乳アシスト 手動」を選んだ決め手は、弱めの刺激をする「搾乳準備モード」と、効率的に母乳を出す「搾乳モード」の2つがあったことです。 搾乳器はあまり使わないかもしれないと思い購入を悩みましたが、私の場合は使用頻度が意外と多かったので役立ちました。実際に手動の搾乳器を使ってみて、手が疲れると感じたこともなく授乳が楽しくなってよかったと思っています。 著者:西口くるみ 1歳児の男の子ママ。息子や夫と美味しいものを食べることが好き。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月07日雨の降る日が多く、湿度も高い6月。赤ちゃんがいると洗濯物が増えがちなのに、なかなか乾かないので困ります。赤ちゃんと迎えた初めての梅雨、なんと使い始めたばかりの布製母乳パッドにカビを生やしてしまいました。そのときのショッキングな体験をお伝えします。 布製母乳パッドを使ってみることに出産準備をするまで、その存在も知らなかった母乳パッド。産院でもらったメーカーと同じ使い捨て母乳パッドを、産後に何度か購入して使っていました。しかし、出産から3カ月ほど経ったころから、赤ちゃんが飲む量と生産される母乳量がうまく釣り合ってきたのか、母乳パッドが濡れることが少なくなってきたのです。 それまで「布製の母乳パッドは吸収量が少ない」と聞いたので使っていなかったのですが、この状況なら使い捨てより布製のほうが経済的かもしれないと思い、使い始めることにしました。 快適に使っていたはずが、まさかのカビ!母乳パッドは「購入したけれど使わなかった」という人も少なくないようで、あるフリマアプリで検索してみると使い捨てタイプも布製もたくさん未開封状態で出品されていました。そのなかから、取り外し可能な防水カバーがついている布製母乳パッドを安価で購入することができました。 使ってみると、肌あたりが柔らかいのでかぶれることもなく、とても快適。厚みがあるためか多少の射乳反射があっても漏れません。しばらくは何の問題もなく過ごしていたのですが、ある日パッドをカバーにセットしようとすると、パッドの内側に細かい黒い点が見えました。なんとカビが生えてしまったのです! 染み込んだ母乳をしっかり落として清潔にすぐさまネットで情報を調べ、カビが生えたパッドは即処分。思うに、自分自身に「パッドが濡れた」という実感がなくてもパッドにわずかに付着した母乳成分を栄養にしてカビが生えてしまったようです。それからはせっけんで洗う前に、しっかり水の中で揉み洗いして、母乳がパッドに残らないようにすることを心がけました。 また、あえて布製母乳パッドは使わず、付属の防水カバーの中に畳んだガーゼを入れ、湿り気を帯びたと思ったらすぐに洗う、という方法も取り入れました。清潔さを保てたおかげか、長女が2歳で卒乳するまでの間、布製母乳パッドやガーゼなどに再びカビが発生することはありませんでした。 今思えば、赤ちゃんの哺乳瓶消毒に比べると、母乳パッドを清潔に保つ感覚は結構ルーズでした。神経質になりすぎるのはよくないかもしれませんが、赤ちゃんが健やかに過ごせるように、特に梅雨時は意識していたいと思います。著者:柴崎諒子2016年2月長女、2019年2月次女を出産。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。
2019年06月25日赤ちゃんに授乳するようになると、母乳の出る量が増え、自然に母乳が溢れ出てくるという方もいると思います。そんなときに便利なのが「母乳パッド」。 今回は、いつごろから必要になったか、どんなタイプがあるのか、愛用していた「母乳パッド」について先輩ママ2,306人が教えてくれました!アンケートの結果から、リアルな口コミや、おすすめの「母乳パッド」をご紹介します。 「母乳パッド」はいつ必要?種類は?どう使うの?一般的には出産後、授乳が始まってから母乳が出るようになる方が多いのですが、なかには妊娠中から母乳が出る方もいます。母乳の出る量は個人差がありますが、たくさん出るようになると「母乳パッド」がないと下着や服がびしょ濡れになってしまうこともあります。新生児用品を購入するのと同時に、妊娠中から準備しておくと安心です。 「母乳パッド」は、大きく分けて布タイプと紙タイプの2種類があります。布タイプは洗濯して何度も繰り返し使用でき、紙タイプは生理用ナプキンのように下着へ貼り付け、汚れたら剥がして新しいものに取り替えます。 布タイプは繰り返し使えて経済的ですが、洗う手間がかかります。また、紙タイプは気軽に取り替えられるので乳房を清潔に保てますが、夏は蒸れやすくなります。お出かけ時や母乳分泌過多の間は紙タイプを、すぐに洗濯できる在宅中や蒸れやすい夏は布タイプを、シーンや時期によって使い分けてもいいですね。 先輩ママ2,306人に「母乳パッド」事情を聞いてみました! なんと8割以上の方が、母乳が漏れて下着・服が汚れるのを防ぐためなどの理由で「母乳パッド」を使用していました。使用していなかった方は、「母乳が溢れるほど出ることはなかった」「ガーゼやタオルで代用した」「汚れたら着替えていたので必要なかった」という回答でした。 また、使用していた時期については、開始時期は産後すぐ(当日〜1週間以内)が最も多く、使用をやめた時期は卒乳・断乳のタイミングという方が多く見られました。なかには妊娠中から使用を開始した方もいたので、やはり準備は早めが良さそうです。 「母乳パッド」を使用していたママに使用していたタイプを聞くと、紙タイプを使用していたママが圧倒的に多数でした。「洗濯の必要がない」「取り替えがラク」「衛生面を考えて使い捨てが良い」という理由で紙タイプが選ばれたようです。また、自宅では布タイプを使用し、お出かけの際は紙タイプにして使い分けているママもいました。 選ぶ際に重視したポイントは以下のようなアンケート結果になりました。 毎日使用するものだからこそ、やはり“低コスト”に抑えたいですよね。乳首を守るという機能も欠かせないので、“肌触り”も重要になってきます。「母乳パッド」がズレて下着に母乳が漏れてしまった……なんて事態になると元も子もないので、“ズレにくい”ことも重要なポイント。 先輩ママに人気の「母乳パッド」TOP3先輩ママへのアンケート調査結果をもとに、とくに人気だった「母乳パッド」をご紹介します。 dacco 母乳パッド マミーパット助産師さんとママの声から生まれたブランド・daccoの「母乳パッド マミーパット」。下着からはみ出ないサイドカット形状で、長い4本のテープで下着にしっかり固定できる母乳パッドです。 ピジョン 母乳パッド フィットアップ プレミアムケアピジョンの「母乳パッド フィットアップ プレミアムケア」は、中心部はふわふわで、敏感な肌にやさしい肌触り。かゆみを感じやすい方、肌荒れしやすい方にも◎。乳首がデリケートなママや、はじめてのママに特におすすめの、プレミアム品質の母乳パッドです。 ピジョン 母乳パッド フィットアップたくさんのママから支持されたのは、ピジョンの「母乳パッドフィットアップ」。クッション性がある立体的なカップシートがおっぱいを包み込み、母乳を吸収してくれます。 初めはあまり母乳が出ず、「母乳パッドは必要ない」と感じるかもしれません。それでも、赤ちゃんのおっぱいを吸う力が強くなり、母乳をしっかり飲んでくれるようになると、母乳の分泌量が増えたというケースもあります。念のため、妊娠中に1つ用意しておくと安心ですね。ぜひ先輩ママの口コミを参考に、ご自身に合った母乳パッドを選んでみてください。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2019年6月9日(日)~2019年6月10日(月)調査件数:2,306件 監修者:助産師 保健師・看護師・アドバンス助産師(※) 高塚あきこ都内の看護大学にて保健師・助産師・看護師の資格を取得。大学卒業後、大学附属病院の総合周産期母子医療センターにて、助産師として妊娠期から産後のケア、新生児のケアに携わる。9年程勤務した後、出産を機に、横浜市内の総合病院の産婦人科病棟にて勤務し、母子のケアをおこなっている。現在、自身も3人の子の育児に日々奮闘中。※アドバンス助産師とは、日本助産評価機構より自律して助産ケアを実践できると認証された助産師の呼称です。
2019年06月19日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんからメッセージです。 こんにちは。助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本です。 授乳期間は、おっぱいに関する様々なトラブルや「これでいいのかな?」という不安もいっぱいな時期です。 母乳育児がラクになるように、母乳外来を利用してみましょう。 母乳外来はどんなときに利用するの?一般的に、母乳外来というと、乳腺炎などのおっぱいのトラブル発生時に受診するイメージがあると思います。 そのほかにも、・母乳分泌を増やしたい・授乳姿勢がうまくできない・赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれない・母乳が足りているか心配・赤ちゃんの体重が増えているか心配・混合栄養でミルクをどのくらい足したらいいの?・母乳分泌が多すぎて困っている・卒乳や断乳時のケアなど、たくさんの相談ができます。 不安を解消することで、精神的なサポートが受けられ、母乳育児がよりラクになっていきます。 母乳外来にはどのようなものがある?■産婦人科クリニックや総合病院出産した病院であれば受診しやすいですし、乳腺炎などのときも医師の診察や処方などもしてもらえます。病院によっては、授乳姿勢チェックや体重測定、母乳相談のみで乳房マッサージは実施していない場合や、出産した方限定で受診できる場合、また受診できる曜日・対象月齢などの制限があるところもありますので、事前の確認が必要です。 ■助産院お産のイメージが強いですが、分娩だけでなく母乳相談ができるところも多くあります。助産院で出産されていなくても、母乳外来は受診できることもあります。また、出張訪問もしているところもあるようです。 ■母乳相談室地域で母乳相談を専門として開業しています。来院型や訪問型のタイプがあります。おっぱいマッサージやケアの理論など、専門の知識をもった助産師が開業しています。桶谷式母乳育児、堤式乳房マッサージ、国際ラクテーションコンサルタントも、母乳育児のケア専門家の資格のひとつです。 日本助産師会のホームページから、全国の開業助産師の一覧を検索できます。 気になる料金は?母乳外来は、一般的に相談する場所であって、病気を治療する場所ではありません。そのため、母乳外来でかかる診察料は保険適用外になり、病院であっても全額自己負担になります。 比較的、病院の母乳外来のほうが安い傾向があります。費用は施設によって異なりますが、初診で5,000~7,000円程度、再診で3,000~5,000円程度かかります。また、診察料とは別に、乳房マッサージに料金がかかる場合もあります。助産院や開業助産師の母乳相談室の料金は、助産師業務料金参考表(平成29年9月改定 乳房管理指導料7000円以上)に基づき設定しています。施設によって料金には差があるようです。 訪問型は、交通費などが別途かかることが多いです。実際に母乳外来に訪れる前に料金の詳細について問い合わせてみることをおすすめします。領収書はかならずもらいましょう。 乳腺炎などの乳房トラブルでの受診など、場合によっては医療費控除の対象となる可能性があります。また、自治体によっては母乳外来でかかった料金を一部補助してくれることがあります。 母乳外来は来院型と訪問型、どちらが良い?赤ちゃんを連れての移動は、月齢が浅いと大変です。ご家族の方に送り迎えをお願いしたり、タクシーなどを利用されたりする方が多いです。 特に新生児期は訪問型をおすすめします。ただ、おうちに訪問されることに抵抗を感じる方にとっては、来院型のほうが良いかもしれません。料金も安くなります。しかし、交通費がかかり思わぬ出費があることもあり、訪問型のほうが反対に出費を抑えられる場合もあります。お子さんの月齢やお母さんの体調、母乳外来場所との距離、家族の送迎など、トータルで検討されるとよいと思います。 母乳外来を選ぶ基準は、口コミだけでなく助産師との相性もあると思います。セカンドオピニオンも有効的です。 地域や病院では、母乳育児を支援している助産師がいます。母乳育児をラクにできるように、ぜひ活用してみてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2019年06月16日初めての出産を経験した後、父親からの何気ない一言にどん底に陥ってしまった私。母乳がうまく出ないことがきっかけで、慣れない育児に輪をかけるように悩みが積もっていった私のエピソードをお伝えします。 うまくいくと思っていた初めての育児私は器用なタイプだったので、これまでの人生で特に苦労した経験がありませんでした。悩みもすぐに解決できるほうで、ポジティブな性格。そのせいか、初めての育児を経験する前からなぜか自信たっぷりで、「育児なんて簡単だろう」ぐらいの気持ちでいたのです。 しかし第1子を出産後、病院で初めておこなったおむつ替え、沐浴指導、夜中に泣き出す長男と向き合うなかで、お見舞いに来てくれる家族や友人の何気ない言葉が棘のように感じることがありました。特に「母乳はどうなの?」という言葉には痛いところを突かれるような気分になっていったのです。 母乳が出ない… 病院にいる間は助産師さんに言われた通り、できる限り母乳を飲ませるようにしていたのですが、コツが掴めず乳首はボロボロに……。痛みで母乳をあげるのもためらうほどでした。 それでも、乳首に馬油を塗ったりして、退院後も痛みに耐えながら母乳をあげ続けました。しかし長男はおっぱいを吸わせてもすぐに泣き出し、足りない分をミルクで足すしかなかったのです。 試しに搾乳を試みたものの、頑張って30分搾っても10ml程度。母乳が出ないことが情けなくて、泣いているわが子を抱きしめ「こんなママでごめんね」と呟くこともありました。 父親の何気ない一言でどん底へ母乳が出るためにはどうすればいいのか、ネットで調べたり育児本を読んだりしたのですが、どれも効果なし。そんなある日、昼食でなかなか箸が進まない私を見兼ねた父親が「ちゃんと食べないから母乳が出ないんだよ」と呟いたのです。 きっと、本人は軽く呟いただけたったのでしょうが、私にとってその言葉は重くのしかかりました。とっさに、母乳育児のために読んでいた本をテーブルの下に隠しました。そのとき、私はまさにどん底に陥ってしまったのです。ひとりになると耐えきれず、声を抑えながら涙しました。 その後、1番の相談役であった母に母乳が出ないことで悩んでいると泣きながら打ち明けると、「私もそうだったんだよ。でもあなたたちはミルクでも立派に育ってるじゃない」と言われました。その言葉に胸がスーッと晴れ、「母乳が出ないことは悪いことではない」と、気持ちがラクになったのです。私をどん底から救ってくれた母親には、感謝してもしきれません。著者:堀江ゆうき二男の母。現在第三子を妊娠中。現在はフリーランスとして育児をしながら、体験談・出産・妊娠についての記事を執筆。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月07日私は母乳育児を推奨している産院で出産しました。今日は、私が母乳育児をしてみて、よかったことと困ったことをお伝えしたいと思います。 母乳育児推奨の産院での出産私が出産した産院は母乳育児を推奨していました。健診のときには、母乳外来というものがあり、問診や乳房のチェックなどがありました。また、母乳育児についての勉強会もあり、出産前から完全母乳で育てる気持ちになっていました。 先に出産した友人から、母乳があまり出ないうちは、泣いてグズる赤ちゃんとの母子同室がつらいという話を聞き、少し不安な気持ちもありました。 母乳育児でよかったこと産後の入院中は溢れるくらいに母乳が出て困ることがなかった私は、退院後も母乳がよく出て、ミルクを足さなくてもいいくらい。ミルクを作るには、哺乳瓶などの消毒やミルクを作る手間も必要ですが、母乳だと飲ませるだけなので、ミルク育児に比べてとても楽でした。 産院では、母乳で育った子どもは風邪を引きにくいという話も聞いていましたが、母乳の影響なのか、わが子も風邪はほとんど引きませんでした。 母乳育児で困ったこと母乳育児で困ったことは、私が熱を出したとき。このときだけミルクを飲ませようとしましたが、母乳に慣れてしまっていた息子はまったく飲みませんでした。 カップで飲ませてみたり、スプーンで飲ませてみたりしましたが、どうやっても飲まず、泣いて開けている口に流し込むことしかできずにとても困りました。少しだけでもミルクを飲ませて慣れさせておくべきだったと思っています。 完全母乳を目指すママが多いとは思いますが、こだわりすぎるとストレスにもなります。赤ちゃんとママに合わせて無理のない範囲でミルクを足すなど、柔軟に考えられたらいいですね。著者:藤川智子結婚前は小学校教員、現在は幼児への音楽教育を指導している音楽ママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月05日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんからメッセージです。 こんにちは。助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本です。 母乳をあげていると、虫歯になりやすいといわれていますが、本当でしょうか?歯が生えてきても、安心して母乳育児が続けられるように、ラクに虫歯予防できる方法をお話しします。 母乳は虫歯の原因になる?母乳相談の中に、お子さんに虫歯ができて、母乳のせいだからと歯科医に断乳をすすめられたというお話がありました。母乳が虫歯の原因なのでしょうか? 実は、母乳に含まれている乳糖からは、虫歯の原因となる酸は生成しないといわれています。 しかし、離乳食が始まり、食物の残りカスなどに母乳の乳糖が混じると、急に虫歯のリスクが上がってきます。母乳だけでは、0.01%だった虫歯のリスクが、食物の糖分(しょ糖)が加わると、1.3%になったという研究データがあります。特に睡眠中に、口腔内は虫歯になりやすい環境になるため、寝る前はしっかり食物のカスを残さないようにしてから授乳することが大切です。 虫歯になりにくいお口の環境をつくろう・普段からの甘いものに気をつけよう 市販のお菓子やジュースなどは、赤ちゃん用であっても砂糖の入っているものが多くあります。しかし、おやつ(間食)はお子さんの楽しみだったり、栄養の補足のためには必要なことも。市販のお菓子やジュースを与える場合は、砂糖不使用のものや、できるだけ糖分の少ないものを選ぶようにしましょう。 ・歯に食べカスを残さないように食事やおやつ(間食)の最後にお茶や白湯を飲んで洗い流すようにしましょう ・ずっと食べ続けない口の中のPHは、食事が始まると食べ物に含まれるしょ糖によって酸性に傾き、虫歯になりやすい環境になります。そして、食事の時間の合間に修復されます。食事やおやつ(間食)は時間を決めてダラダラと食べないようにすることが大切です。 効率的な歯みがきで時短テクニック寝ている時間は唾液の分泌が減るため、口腔内が虫歯になりやすい環境になってしまいます。寝る前の歯みがきが1番重要で、1日1回、この時間の歯みがきだけでも十分とされています。 歯みがきを嫌がる赤ちゃんの場合、お互いに憂鬱な時間になってしまうこともあるかもしれませんが、虫歯のリスクが高い部位を知って効率的に歯磨きをしてあげましょう。 【虫歯のリスクの高い部位ランキング】1位…上の前歯 (上唇を持ち上げて表裏を横磨きしましょう)2位…上の奥歯のほっぺた側(指を入れて広げて横磨きしましょう)3位…下の奥歯の舌側 下の歯は最初に生えてくるので、ついつい先に磨きがちですが、唾液などで虫歯になりにくいので、最後にするようにしましょう。 歯医者さんにいって虫歯予防歯が一本でも生えてきたら、小児歯科のあるところで健診を受けてみましょう。お子さんの対応に慣れている医師や歯科衛生士が子どもの歯の健康をサポートしてくれます。 最初は泣いてしまう子も多いですが、お母さんと一緒だから大丈夫。口をあーんとあけることに慣れることも大切です。 歯医者さんを身近に感じることが虫歯予防のひとつになります。また、お子さんの個性や歯の生え方に合わせた歯みがきのアドバイスを受けたり、定期的にフッ素を塗ってもらうことで、歯も虫歯に強くなります。 母乳育児は、顎の発達を良好にし、歯並びを良くするといわれています。歯が生え始めても、離乳食が完了するまでは出来るだけ長く母乳育児は続けていくことが大切です。今回は、母乳育児の視点から虫歯予防のお話をしましたが、ミルクで育っているお子さんでも共通することです。お母さんやお父さんも一緒に虫歯予防をして、小さいころから習慣をつけるようにしましょう。※引用・参考文献母乳育児支援を学ぶ北関東教室2016 資料集青葉達夫「長期授乳のための歯・口腔の衛生について」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2019年06月03日こんにちは! 助産師のREIKOです。赤ちゃんが生まれたら、「できれば」母乳で育てたいというママは多くいらっしゃると思います。しかし、実際に赤ちゃんが生まれて授乳が始まったら、「こんなはずじゃなかった……」「授乳指導、超スパルタ!」なんて感じることも多いようです。そこで今回は、ママがそのように感じてしまう要因についてお話ししたいと思います。 「できれば」母乳のすれ違い私が働いていた病院は、母乳育児を推進していて、母親学級でも母乳育児に関する内容がしっかり組み込まれていました。また、お産前には、ママたちに授乳方針を確認して、その希望に沿うように指導がおこなわれていました。 実際、出産前から「”完全母乳”で!」というママは少数派で、「”できれば”母乳で」というママが大多数でした。この「できれば」という言葉の認識が、母乳育児を希望するママと助産師で違うことによって、すれ違いが起きてしまうのではないかと私は思います。 「できれば」母乳で育てたいママたちの大半は、「無理のない程度に頑張って、母乳が出たら母乳で……」というニュアンスのほうが多いのではないでしょうか。しかし、助産師はスタートが肝心!と母乳育児を確立すべく、指導を開始します。 お産の疲れを癒す間もなく始まる授乳指導、そしてその内容にママたちは「こんなはずじゃなかった……」「授乳指導、超スパルタ!」と感じてしまうのではないでしょうか? さまざまな「こんなはずじゃなかった……」母乳育児を希望していたママにとって、こんなはずじゃなかった……と思うことはたくさんあると思います。 赤ちゃんが寝ない、泣いてばかりいるおっぱいを飲ませたから、このあとはぐっすり寝てくれるかな……なんて思って、ベッドに寝かせたら赤ちゃんが泣き出したということも多々あります。つい最近までママのおなかの中にいた赤ちゃんは、常にママと一緒。動いているときのほうが多かったかもしれません。しかも、せまくて温かいおなかの中。でも、赤ちゃんのベッドはどうでしょう? 何かが違う!って赤ちゃんもわかるのではないでしょうか。 また、赤ちゃんが生まれて、意外と夜行性なのにも驚かれると思います。それは夜のほうが母乳分泌に関係するホルモンがよく出るため、夜赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことで、さらに母乳がよく出るようになるということも。そのため、出産近くになると、夜中に赤ちゃんが動く頻度が多くなって、ママの身体をを夜型にする……なんて話もあります。 飲ませたばかりなのにすぐおっぱいを欲しがるさっきおっぱいを飲ませたばかりなのに、赤ちゃんがまた欲しがるということも多々あります。生まれたばかりの赤ちゃんの胃の大きさはビー玉くらい。加えて母乳はミルクに比べて消化が早いので、1~2時間おきのペースになることが多いです。 おっぱいが痛い最初は慣れない者同士。じょうずにおっぱいを含ませることも、含むこともできないということがあります。それによって、痛みが生じます。赤ちゃんがママの乳首を深く含めないことで、傷ができてしまうこともあります。 産後、数日するとおっぱいが張ってつらい思いをする方もいらっしゃいます。そのときのおっぱいマッサージは激痛だったという感想を持つ方も多いのですが、本来おっぱいマッサージは痛くないんですよ。 きっとこれ以外にも、こんなはずじゃなかった……と思うことがあると思います。出産の疲れも癒えないうちに、赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけおっぱいを飲ませる……。たしかにしんどいですよね。しかし、その指導の裏には、お産後のママのホルモンの変化と密接な関係があったんです。 まだおっぱいが出ていないのに、赤ちゃんに吸わせる理由は?出産後、すぐ母乳が出るようになると思っている方も多いのではないでしょうか? 出産後は、ほんのにじむ程度という方がほとんどです。それなのに助産師は、「赤ちゃんが欲しがるときにおっぱいを吸わせましょう」「1日8回以上、赤ちゃんにおっぱいをあげましょう」という指導をします。 それにはママのホルモンである「プロラクチン」が深く関係しています。プロラクチンは、母乳分泌を開始させ、分泌を維持させる働きのあるホルモンです。プロラクチンの濃度はお産直後に最高になり、徐々に低下していくのですが、赤ちゃんがおっぱいを吸うたびに濃度が上昇します。 授乳をしないと2週間で妊娠前の濃度にまで戻ってしまうといわれていて、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらう回数が多いほうがプロラクチンの濃度が高くなります。また、1日に8回以上おっぱいを吸ってもらっていると、次の授乳までにプロラクチンの濃度が下がるのを防げるともいわれています。 頻回授乳じゃ寝不足になる!?母乳がまだにじむ程度しか出ていないのに、赤ちゃんが生まれてすぐ授乳をしたり、出産の疲れも癒えないうちに母児同室が始まり、赤ちゃんが欲しいときに授乳する頻回授乳をおこなったりするのには、ほかにも理由があります。 それは、授乳にかかわるもう1つのホルモン「オキシトシン」です。オキシトシンは、母乳が作られるのを維持したり、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激に対して、母乳を出す射乳反射を起こすホルモンです。 お産直後にママと赤ちゃんが触れ合う早期接触の際に、おっぱいを吸ってもらうと、ママのオキシトシン濃度は急上昇する一方、何もしないと1時間以内に元の濃度に戻ってしまいます。ですので、生まれたばかりの赤ちゃんも出生後2時間を過ぎると眠りに入ってしまうことが多いため、遅くともお産後2時間以内にはママのおっぱいを赤ちゃんに吸ってもらうようにしているんですよ。 また、オキシトシンには、射乳反射を促すだけでなく、鎮静作用もあります。そのため、ママが細切れ睡眠になっても、短時間で休養できるよう働いてくれるんです。それでもやっぱり最初は、睡眠不足との闘いかもしれません。 意外と指導する側は気付いていないかも……これは私が働いていた病院のことなのですべての施設に当てはまることではありませんが、母乳育児を推進していたとはいえ、助産師によって熱意はさまざまだったように思います。それでも、「ここの病院はスパルタだって聞いた」というお話をされたママも何人かいらっしゃいました。 たしかに母乳育児希望のママには、赤ちゃんが欲しがるだけ、1日に8回以上……といった指導はしていましたが、ママが希望すれば赤ちゃんを新生児室で預かることも、状況に合わせてミルクを足すこともできたので、スパルタという話を聞いたときは正直驚きました。意外と指導している側にはスパルタという自覚はないんです。 残念ながら、母乳は赤ちゃんを産んですぐに出るというものではなく、ママの頑張りも必要になってきます。でも、頑張り過ぎる必要はないし、ママがつらい、苦痛だと思いながらの授乳は続かないと私は思っています。 母乳育児が確立するには時間がかかります。ママの心と体と相談しつつ、休憩したり、ミルクを足したりしてもいいと思います。ママが笑顔で赤ちゃんに接することができる……それが一番だと思いますよ。 イラスト:sawawa 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2019年05月21日完全母乳で育てた娘は、1歳を機に卒乳しました。母乳育児を終えてみて、振り返るといいこともたくさんありましたが、大変だったこともあります。今回は、子育て中の私が母乳育児で大変だったことを3つ紹介します。 【その1】言いようのない痛み! おっぱいトラブル授乳中のトラブルといえば、最もつらかったのは乳腺炎でした。ミルクは足さずに母乳一本だったので、授乳間隔が空いたり甘いものを食べすぎたりすると乳腺炎になったものです。キャベツ湿布で冷やしながら、とにかく母乳を飲んでもらうのが回復を早める一番の方法でした。 次につらかったのは、歯が生えてきたわが子に乳首を噛まれたときのことです。痛がるとふざけてまた噛んでくるので、鼻をつまんで口を離してもらうようにしていました。私は、乳首の傷を馬油でケアしていました。 【その2】意外に早かった生理再開。その影響で!?私は完全母乳でしたが、比較的早く、出産から半年ぐらいで生理が再開しました。 それ以降も月一で生理が来るようになり、生理前になるとなんとなく母乳の味が悪くなるのか、授乳中には娘もさえない反応をしていました。生理中はさらにおいしくないのか出が悪いのか、不機嫌そうに噛まれることもしばしば。授乳中は生理が来ないとよく聞きますが、個人差があるようです。 【その3】自分が病気になったときの授乳授乳中は体調を崩すことが少なかったのですが、あるとき感染性胃腸炎にかかってしまったことがあります。授乳は続けて大丈夫とのことだったので、普段通りに飲ませていましたが、やはり体がつらかったです。 また、逆流性食道炎にかかり、麻酔なしで胃カメラを飲んだこともありました。授乳中には麻酔がよくないとのことで、麻酔なしでおこないましたが、ちょっとつらい思いをしました。 以上、今思うと「よく頑張った!」と自分をほめてあげたくなった授乳中のエピソードでした。著者:山田孝子一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月07日初めての赤ちゃんを育てているとき、母乳育児を夢見て頑張っていましたが、母乳の分泌がよくありませんでした。そんなときに気になったこと、それは周りの声でした。今回は、筆者の経験をもとに、そんなときの気持ちの切り替え方のヒントをお伝えします。 「母乳が一番」周りの声が気になる初めての育児。産後の疲れやストレスにより、母乳の分泌はあまりよくありませんでした。当分の間は、母乳とミルクの混合で様子を見ることに。そんなときに気になったのが、周りの声です。 「母乳が一番」「母乳がラク」など、何気ないママ同士の会話さえ、耳をふさぎたくなるほどでした。私の周りには、完全母乳のママが多かったからかもしれません。「私だって母乳をあげたいのに……」と、どんどんストレスに押しつぶされそうになっていきました。 ストレスを減らすための方法はストレスは母乳の分泌にも影響を与えてしまいます。悪循環に陥る前に、過度なストレスを取り除く必要がある……私はストレスを減らす工夫を試みました。 筆者の場合は、周りの声がストレスの原因となっていたため、●母乳育児をしているママ友にしばらく会わない●ママ友同士の会話が聞こえないようにするなど、なるべく母乳の話を聞かないようにしました。 また、信頼できる専門家に相談をすることも1つの方法だと思います。 母乳でもミルクでも愛情は変わらない 経験を通じて学んだことは「母乳でもミルクでも愛情は変わらない」ということです。赤ちゃんにとって母乳もミルクも栄養であり、愛情に違いはありません。ママが笑顔でいられる方法を選んで、育児ができればいいことに気が付きました。 家族の期待がプレッシャーになったり、周りの声を気にしたりしてしまいがちですが、人は人、自分は自分です。今できることを、自信を持ってしていけばいいと感じています。 母乳をあげられないことから、罪悪感を感じてしまうママも少なくないと思います。なるべくストレスの原因から離れること、そして赤ちゃんにとってはママが笑顔でいてくれることが一番だと思います。 ✿❀ベビカレ春のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事をいつもより増量し、毎日5本以上お届けする期間限定の“マンガ祭り”開催中! 人気のレギュラー連載6作品に加え、新たにゲスト連載10作品が登場します♪イラスト:sawawa著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年04月17日「何かが足りないんだよね」とか「○○さえなかったらな」など、気になっている相手に対して、違和感を感じてしまうことも少なくありません。逆に言うと、いくら好みのタイプでも、そこが欠けていると恋人候補としては見られないとも言えます。そこで今回は、男が「惜しい」と感じる女性の共通点を紹介します。■ 「動作」がいちいち荒々しいバンッと投げるように物を置いたり、ドアを激しく開け閉めしたり、ドタドタと大きな音を立てて歩いたり……。動作がいちいち荒々しくて、乱暴な女性には当然ながら、がさつで雑な印象を抱いてしまいます。見た目が可愛らしかったり、女の子っぽかったりする女性が、そういった行動を取ることで、男性のガッカリ度もより大きくなるでしょう。男性は意外と女性の細かい所作に“女”を感じるので、普段からおしとやかな所作について意識を持っておくことは大切ですよ。■ 「清潔感」が欠けているどんなに可愛らしいルックスの女性でも、「清潔感」に欠けているところを目にしたら一気に冷めてしまいます。髪の毛がボサボサ、メイクが荒い、洋服がヨレヨレ、デスク周りが汚い、といった部分は目につきやすく、幻滅ポイントに。「もう少し清潔感さえあれば……。」というのは非常に惜しいのと同時に、絶対に譲れないものでもあります。最低限の清潔感は常に保っておかないと、どんなに仲良くなっても友達以上の関係にはなれないままですよ。■ 「手応え」が感じられない親しくなってきてはいるのに、肝心の恋愛に対しての手応えがあまり感じられないと、それ以上は踏み込みにくくなるもの。そもそも、恋人を特に必要としていないように見えると、男性も脈ナシと、恋愛対象からは外してしまうはずです。また、一緒にいるときに自己主張がほとんどなく、全てを自分任せにされるのも、物足りなさを感じてしまいます。「好き」という思いがあるのなら、少しずつでもいいので表現するべきですし、自分の気持ちや考えもちゃんと言葉にした方が、男性も素直に喜んでくれることでしょう。■ 「お喋り」が止まらない男性はお喋りが大好きな女性に対しては、「喋らなければ可愛いのにな」なんて感じることが多いです。喋りだしたら止まらなかったり、いつも常に誰かとお喋りをしていたりするような女性には、うるさく感じてしまいます。楽しくて友達としてはいいかもしれませんが、彼女にするとなると、「あのお喋りにずっと付き合わされるのか」とか「何でもベラベラと話されちゃいそうだな」などと、マイナスな面が大きく感じられるのでしょう。「会話が楽しい」というのは距離を縮めるうえで最も効果的なことですので、会話のキャッチボールを心がけて、一方的に喋り続けないのが大切です。■ おわりに清潔であることや、意思表示をするなど、社会人として最低限のことができていない相手に対しては、ちょっと物足りなさを感じるのかも。自分が理想とする女性像を洗い出して、自分磨きを意識するだけでも、恋愛に進展や動きが起こる可能性も高いですよ。(山田周平/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年02月22日乾燥肌だと思っていたら実は水分が足りていないだけだった!なんてことがあるのを知っていますか。本当にあなたは乾燥肌!?これを機に化粧水のつけ方を見直してみない?乾燥が気になる季節の到来!出典:byBirth最近、冷え込んできましたね。体調管理も大変な時期は、肌の管理も大切な時期です!冬が来たら【乾燥】が気になりますよね。部屋、外の空気…とどんな場所にいても乾燥していることが多い季節です。『もう気にしてるよ!対策してるよ!』という方も多いと思いますが、本当に肌の乾燥対策は出来ていますでしょうか?乾燥肌に大切なのは保湿だけではありません。色々な原因は考えられますが、その中でも『お肌の水分』についてお話したいと思います。肌の水分が減るとどうなるの?出典:byBirth肌の水分が減ると乾燥するというのはなんとなく理解はしているとは思いますが、実際はどうなるの?ということを簡単に説明したいと思います。バリア機能の低下乾燥肌の人や乾燥してしまう人は、水分量が減り『角層が知らないうちにスカスカ』になってしまいます。そうなってしまうとアレルゲンや病原微生物が簡単に肌に侵入しやすくなってしまうのです!これがバリア機能の低下ということで、肌トラブルの原因になるので要注意です。敏感肌になってしまうバリア機能が低下した肌は、普段と変わらない生活を送っているだけでも過剰に反応してしまいます。【この化粧品いつもは大丈夫だったのに…】なんてことありませんか?化粧品だけでなく、紫外線や何気なくかいた汗や衣服にも反応してしまいます。肌がかゆくなってしまったり、湿疹ができるなんてことも!敏感肌がさらに進行すると【皮膚の病気】にもなるので気をつけなければいけません。小ジワが…肌の表面の潤いが減ると、肌が乾燥してしまい【小ジワ】が目立つようにもなります。それだけではなく、水分が減ってしまうと小ジワやたるみなどができやすくなる原因にもなります。バリア機能の低下や敏感肌になりやすく、小ジワが増えてしまうだなんて【肌の水分不足】は肌への影響が大きいということが分かったと思います。見落としやすいポイントですが、実はスキンケアでとても重要なんです!化粧水の量を見直すと起こる良い事は?出典:byBirth化粧水の量を見直すと、肌に良いことがたくさんあります。キメが整う化粧水で水分を肌に与えてあげると『肌のキメが整います』。肌のキメが整うと肌のトラブルも減り、調子が良くなります。キメを整えるのは、水分をちゃんと与えてから保湿することなので、化粧水をつけた後の保湿も忘れずに!透明感のある肌に肌の水分が少ないと肌がくすんで見えます。一部分ではなく全体的にくすんで見えるので、肌の水分が足りないだけで実年齢より老けて見えるなんてことも…。肌にしっかり水分を補ってあげると『水分に満ちた肌は光が入りやすくなる』ので、透明感のあるキラキラした美しい肌になります。乾燥肌が改善!乾燥肌になった時や敏感肌になった時、保湿メインになってしまいがちですが、実は化粧水もとても大切です。まず水分をあげてからの保湿が重要なので、化粧水を適当にしてはいけません。元をたどれば保湿クリームなどは化粧水の水分の蒸発を防いでくれる役割があるので、そもそもの水分が足りないとあまり意味はありません。化粧水の量と乳液の量を見直しただけで肌が改善したなんてこともあるので、まずはスキンケアの基本を見直してみませんか?肌の水分の補い方は?出典:byBirthいざ肌に水分をもっと入れてあげようと思っても、どうすれば?という方もいると思います。なので簡単にできることを紹介していきたいと思います!日々の化粧水の量を見直すパッケージや本体に化粧水の量の具体的な例を載せているメーカーもありますが、本当にその量で足りていますか?私自身も『これじゃ全然足りてない…』など感じることもあります!ケチらずにバシャバシャ使う方がいいです。それを考えて化粧水やスキンケアは【自分にあう価格帯のものにする】のをオススメします。高い物を使っても続けられないと意味はないし、しっかりした量をつけないと十分に肌にいい物が届かずに終わってしまいます。コットンパック・フェイスパックを使う【化粧水を含ませたコットンを顔の気になる部分にのせて5分ほど置く】やり方でとても手軽に簡単にできます。フェイスパックは【大容量のものを買って週数回または毎日の夜にやる】といいです。【パックをする前には化粧水で軽く肌を整えてからする】と、パックと肌の馴染みがよくなるので整えてからやるようにしましょう。化粧水ミストやスプレーを使う日中の乾燥や水分不足に良いのはミストやスプレーです。今の時期は暖房や街中でもとても乾燥しているので、携帯できるタイプのものは重宝します。空いた時間や乾燥しているなと思った時に顔や首、デコルテなどにもスプレーすると良いですよ。乾燥対策にも美肌にも水分は重要ポイント◎出典:byBirth今回はスキンケアでできることをメインで書きましたが、【お水を飲む】のも今すぐできる乾燥対策でもあり、美肌に近づく一歩になります。乾燥が気になる時期は、特に保湿に目が行きがちですが『水分不足にならない対策』をするのもとても重要です。日々やっていることを見直すだけで改善することもあるので、化粧水の量もそうですが、他のケアも見直すいい機会にしてくださいね。
2018年12月29日男性と同じ空間にいて「足りない……何かこう、艶っぽいカンジの何かが自分にない!」と感じたことはありませんか?気になる色は、あなたの心を映しているのです。あなたに今足りないセクシーな要素は何なのかを「赤・黄・緑・青・紫・黒・白」7つの色から占います。また、こうすればよりセクシーに、男性を興奮させることができる!というアドバイスも合わせてお知らせ。あなたが気になる色はどれでしょうか?■ ●赤……セクシーアピール法がわからない赤が気になるあなたは、セクシーに自分をアピールしたい気持ちでいっぱいなのに、上手な方法がわからない状態。まずはその勢いに、少しだけ男性が取りつく隙を交えるといいでしょう。「私、セクシーでしょ」と自分が納得し男性を興奮させるには、わかりやすいセクシーファッションがオススメ。胸元のあいた服や、ボディラインにそったニットワンピ、スリットが絶妙に入ったスカートなどにトライしてみて。セクシーランジェリーも◎。■ ●黄……大人のセクシーさが足りません黄色が気になるあなたは、しっとりとした大人のセクシーさが足りません。たとえばカフェで、優雅に足を組み替えるべきシーンなのに床を踏み鳴らしてしまったり、タイトスカートなのに膝頭がだんだん開いてきたり。要は、落ち着きがなく雑なのです。いつもより、少しゆっくりとした立ち居振る舞いを意識してみると良さそう。セクシーさを身につけるには、女子アナの所作を研究し、真似しましょう。時々ミスっても、それは愛嬌と受け取られるはず。■ ●緑……母性あふれるセクシーさが足りません緑が気になるあなたは、母性あふれるセクシーさが足りていません。むしろ、自分が母親の胸に包まれたいような心境かも。しかし、男性は女性に甘えながらセクシーさも求めます。意識して、頬づえやため息をついてみましょう。アンニュイな仕草が、男性があなたに近づくきっかけを増やします。手っ取り早いセクシーアピール法は、超機能的で優秀な寄せて上げるブラ。多少パットが多めでもOKです。ウエストはベルトで絞り、セックスシンボルになったような気持ちで堂々と歩きましょう。■ ●青……セクシーさそのものを拒否青が気になるあなたは、隙がなく修道女のような鉄壁さで、セクシーさそのものを拒否しています。男性に媚を売るような態度自体に嫌悪感を持っているようです。それはそれで立派だけれど、自分がステキだということを放棄していることにも。とてももったいないので、自分のためにセクシーを取り入れましょう。まずは肌の露出から。そんなあなたを、男性は目ざとく見つけます。ボタンを1つ余計に外す、髪の纏め方を変える、アクセサリーを1つ増やす……そのくらいの小さな付け足しが◎。■ ●紫……ものすごくセクシー紫が気になるあなたは、自分ではそんな感じはしていないでしょうが、ものすごくセクシーです。特に何もしなくても、光に吸い寄せられる蛾のように男性が寄って来ています。無駄に寄って来られると、疲れてセクシーフェロモンが減ってしまいそうですが、出るものは出てしまうので……。モテたい男性がいる場を選んで出かけるようにするなど、行動は計画的に!また、気になる人、気持ちを受け止めて欲しい人には、その男性の好みをプラスしたファッションや仕草をすることで「あなただけ」というアピールを。■ ●黒……小悪魔的なセクシーさが足りません黒が気になるあなたは、遊びの入った小悪魔的なセクシーさが足りません。男性に限らず、他の人と積極的に交流するのが面倒なため、小悪魔的セクシーなんてありえない状態なのです。このままでは非モテまっしぐらなので、外にいつも出ている部分……唇だけでもセクシーにしてみましょう。唇の輪郭より、少しだけ大きくリップを塗ってみて。グラデーションリップもオススメです。余裕があれば、ツンデレのテクニックを取り入れる、差し色に白、レーシーなデザインなど、ゴスロリ的なエッセンスをプラスしてみるのもいいでしょう。■ ●白……メリハリが足りません白が気になるあなたは、わりと奔放で、仕草や言葉遣い、服装や態度にセクシーさが見え隠れしています。しかし、メリハリが足りません。袖のすき間からも、胸元からもブラが見えちゃってて、肩紐も出てるし背中も透けてる……みたいな状態。セクシーを通り越して、ちょっとだらしないかも。見せるなら見せるで1か所に決めましょう。他は隠すくらいの気合いを入れて!加えて、ちょっと照れてみるなど、意識して「恥じらい」を表現すると◎あなたのそんな見慣れない仕草に、男性はキュンとして引き付けられてしまうでしょう。■ ●さいごに女性は誰でもセクシーさを持っています。そんなものない!と思っているかもしれませんが、隠れてしまっているだけなのです。また、セクシーはモテの道具にもなりますが、自分に自信を付けるものでもあります。足りないセクシー要素がわかったら、次はセクシーアップにトライしましょう!(鈴木浩司/カウンセラー)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年10月19日美白を目指す、トマトとズッキーニのガーリックマリネ材料ズッキーニ1本プチトマト5個ニンニク2片塩少々オリーブオイル(炒め用)適量バジル適量★オリーブオイル大さじ1★レモン汁小さじ2★ブラックペッパー適量作り方1.トマトは半分にカットし、ズッキーニは乱切りにする。2.みじん切りにしたにんにくを、フライパンで熱したオリーブオイルと一緒に炒める。3.香りが出たところでズッキーニを入れて塩をふり、しんなりするまで炒める。4.ボールに★の調味料とトマト、炒めたズッキーニを入れて混ぜる。5.ラップをかけ冷蔵庫で冷やす。6.器に盛り付けて、最後にバジルをのせれば完成!素材の力で美肌を促進トマトに含まれているリコピンは抗酸化作用が高く、体に優しい効果が期待できます。ズッキーニに多く含まれているベータカロチンは、皮膚や粘膜を正常に保つパワーがあり積極的に摂取したい栄養素です。乾燥など常に何かに晒されている私達の肌。そんな肌に栄養を補充して美白・美肌を目指しましょう!監修/Niki・B・Shun
2018年07月23日完全母乳、ミルク、混合か…子どもが産まれて初めて選択することのひとつでした。わたしは「母乳」が出やすかった体質で、退院した後もほとんど哺乳瓶を使うことはありませんでした。粉ミルク代もかからず、体重も増えないし…と完母で大丈夫だなーと思っていました。あの時までは・・・。息子が6か月になる頃に免許の更新がありました。連れて行くことも考えましたが、講習場所は車で1時間くらいかかる所でした。(しかもわたし違反者講習!!)夫に息子を預けることを視野に入れて、哺乳瓶の練習をしました。しかし時すでに遅し・・・。息子が哺乳瓶を口にすることはありませんでした。努力むなしく、散っていったお金たち・・・(笑)結局、免許の更新の日は夫に息子を任せました。家を出る前におっぱいをたっぷりあげ、泣きだしたら果汁をスプーンでちびちびと飲ませてもらいました。高速を使い、慌てて帰ったのですがあの時の疲弊した夫の顔は、今でも忘れられません。母乳とミルク、どちらで育てるなんて正解はないとは思ってはいたのですが、どちらにもメリットとデメリットがあることを改めて知ったのでした。
2018年07月08日みなさんこんにちは!イラストライターのゆめちちです。まだ出産前なのに、母乳が出てびっくりなんて経験された方も少なくないと思います。私も、妊娠中に母乳が溢れ出てびっくりしました。今回は、母乳が溢れ出る原因とその対処法について紹介します。妊娠7ヶ月で母乳が出てくる?初めて母乳が出てきたのは、妊娠7ヶ月です。お風呂に入っていると、黄色い母乳が少しだけ出てきていました!ですが、普段下着が濡れるほど出てくることはなかったので放っておきました。服が濡れるほど出てくるそれからしばらくたったある日、「なんか胸が痛いなー…なんか冷たいなーと服を確認したら、服が母乳で濡れていました。妊娠中によくあることなのか心配になり母に聞きましたが、母にはそんな経験がなかったそうです。「最初の黄色い母乳は栄養があって赤ちゃんに飲ませたほうがいいからあんまり出たらまずいんちゃう?」と、母に言われ不安になりました。母親学級で学んだ、母乳が出る原因何人かの妊婦さんと一緒に助産師さんの話を聞く母親学級というものに参加しました。その時に助産師さんが「母乳がすでに出てきている方はいらっしゃいますか?」と聞いてくださったので、「服が結構濡れるくらいに出てきたんですけど大丈夫ですか?」と質問をすると「妊娠中に母乳が出ることは珍しいことではないので大丈夫です。ただ、刺激してしまうと子宮収縮を起こし危険なので今は優しくふき取るだけ にして、あまり触らないでください。」とのことでした。出産前なのに母乳が出てくる原因は、妊娠を機にプロラクチンという女性ホルモンが増え、妊娠中から母乳を出す準備を始めること で、妊娠中(特に後期)から母乳が出ることがあるそうです。妊娠中の母乳対策私がしていた母乳対策は、母乳パッドを購入して下着につけて服が濡れないようにすること。母乳が出てきてしまったときは、その都度ふき取るようにしていました。分泌液をそのままにしておくと、乾燥しそのまま付着してしまうこともあるそうです。なのでいつも清潔にすることを心掛けていました。----------以上、いかがでしたでしょうか?妊娠中にいきなり母乳が出始めたらびっくりしてします。でもそれは、体が母になる準備をしているからです。今妊娠中の方で不安なことがある方は、助産師さんや先生に相談をして楽しいマタニティライフを過ごしてください!●ライター/ゆめちち(イラストライター)
2018年06月14日なぜ、私たちは「ないものねだり」をしてしまうのでしょうか?あれもこれも、私には足りていないものが多すぎる…。そんな憂鬱な気分を抱えているあなたに届ける、ないものねだりの対処のお話。“ないものねだり”の対処法とは出典:byBirthあの子にあって、私にはない…。そんな風に、足りないものばかりを数える“ないものねだり”は、そろそろ終わりにしませんか?人を羨ましく思ったり、自分とは違った生き方をしている人に憧れを持ったり…。私たちは、人生の大半をそうして過ごしているのではないでしょうか。これは、決して悪いことでないはずです。それなのに、どうしてないものねだりをして、自身のよいところまで消し去ろうとしてしまうのでしょうか。そこで今回は、ないものねだりで憂鬱な気分を抱えるあなたに、とっておきの対処法をご紹介します。あれもこれも、私には足りない気がするなんて、悲しいことは言わないで。1. 他人のよいところを受け入れる出典:byBirth大抵、私たちがないものねだりをするときの心理は、人を羨ましく思う気持ちがこじれてしまっているときです。憧れが嫉妬に変化し、自分が持っていないものに対して腹を立てているのです。では、まず他人のよいところを受け入れる練習から始めてみませんか?他人のよいところを受け入れるということは、自身のよいところを認めることでもあります。例えば、ある人の天真爛漫さに嫉妬しているのなら、まずはその人の笑顔や優しさを具体的に思い出してみましょう。もし、なんであの人の周りにだけ人が集まるのかと腹を立てているのなら、そんな自分さえ飲み込んでしまうのです。そうすると、次第に自分の生真面目さや頑固なところが愛しく思えてきませんか?他人には他人のよさがあります。あなたには、あなたのよさがあるのだと気付いて。2. 損得勘定を捨てる出典:byBirthないものねだりをしているときの心をのぞくと、物事を損得で考えてしまっている傾向があります。容姿が整っていれば得、そうでない自分は損。本当に、そうなのでしょうか?確かに、綺麗な人は得をすることがあるでしょう。しかし、綺麗な姿を保つのは容易ではありません。陰で努力をしているかもしれませんし、年齢を重ねることに恐怖を感じているかもしれません。物事を損得で考える癖がついてしまうと、下卑た笑い方しかできなくなってしまうのです。損得勘定を捨てると、世界は一気に輝き出します。愛することや信じること、それらを綺麗ごとだと片付けていた自分が可哀想に思えてくるはずです。そのうちに、ないものねだりは意味がないと感じるようになるのではないでしょうか?3. 自分に自信をつける出典:byBirth「自信を持ちなさい」といくら他人に言われても、こればかりは他人の手でどうにかできるものではありませんよね。それなら、今取り組んでいる作業を一生懸命行ってみませんか?あなたがつまらないと感じている仕事も、知らないうちに誰かの役に立っているのです。だから、明日は今日よりも丁寧に取り組んでみて。「できた!」という小さな感動は、やがて大きな自信に繋がるのだから。4. 今の自分は満点だと知る出典:byBirth自分にはないものを求めたところで、そう簡単に手に入ることはありません。求めることより大事なのは、自分は100点なのだと知ることなのです。ときに、自分は持っていないと思っていても、他人から見ればたくさん持っているように見えることがあります。ないものねだりは、ときどき訪れる曇りの日とでも思っておきましょう。だって、あなたは必要なもののすべてを、小さな手のひらに包んで生まれてきたのだから。ないものねだりをして憂鬱な夜を過ごすなら…出典:byBirthないものねだりをして抱えた憂鬱は、誰かに相談したところで消えることはありません。むしろ、より卑屈になってしまうことも…。それなら、憂鬱な夜ぐらいは、自宅でゆっくり過ごしませんか?お気に入りの入浴剤を入れてお風呂に入ったり、おいしいハーブティーを入れてみたり。そうして身体を温めているうちに、心もフラットな状態に戻っていくはずです。友人と騒いでいればどうにかなるなんて、そんな風に考えて無理をしないで。手に入らないものに手を伸ばすより、今のあなたを認めて抱きしめてあげることの方がずっと大事なのだから。
2018年06月06日こんにちは、ましゅままです。赤ちゃんのためになるべく母乳で育ててあげたい、と母乳育児をがんばっているけれど、母乳育児は常に「足りているのかな?」 という不安がつきまとうもの。筆者の母乳育児中も、母乳は量がはかれないし、「母乳を飲んで寝ていくけど起きたらさっきあげたばかりなのにまたおっぱい…!?」 となって、こんなに頻回授乳をしていて赤ちゃんがちゃんと飲めているのか?母乳は足りているのか?とよく不安になりました。しかし赤ちゃんの「ちゃんと飲めているサイン」を自分が把握することで、そんな不安を抱くことはないんだーと気づいてからはとても楽になりましたよ。そこで、今回は、母乳が足りないかも…?を解消する、母乳をちゃんと飲んでいるか確認する方法をご紹介します。筆者の母乳がしっかり飲めているのか不安な日々筆者は二人の娘を母乳で育てました。長女は出生体重が大き目の子で吸てつするスタミナがあって哺乳量が多く、その分吐乳がとても多いタイプ で、授乳回数が多め、なのに便秘タイプの赤ちゃんでした。吐く量が多くうんちが出にくかったため、ひょっとして母乳は足りていないのか…?と不安になったものです。次女は出生体重が小さく、吸てつスタミナは少な目で、どうやら哺乳量も少なく、吐乳は少なく、快便タイプの赤ちゃん。そして積極的におっぱいを欲しがるしぐさも少なめでした。こんなに授乳状況でちゃんとこの子は母乳飲めているのか…?成長しているのか? とよく疑問に思ったものです。ミルクに頼らず母乳だけで育てていると、母乳がもし飲めていなかったらどうしようという不安がつきまといがちになってしまいます。ミルク足したほうがいいのかなー?と思ったこともありましたが、飲み方や授乳量は赤ちゃんによって個性があり、きちんと母乳を飲めているか、足りているかの基準をママがしっかり把握することで、「母乳不足感」を拭い去り、自信を持つことができました。母乳をしっかり飲めているのか筆者の試した方法①赤ちゃんの吸啜を観察授乳の時、赤ちゃんの吸てつをチェックしてみましょう。ごくごくと音をたてているかどうか、下唇がパカパカしてしまっていないか、おちょぼ口の飲み方になっていないか 。ごくごく音を立てて飲んでいればきちんと飲めていますし、吸い方も上手なようなら問題なく哺乳はできています。②赤ちゃんのおしっこの回数をチェック多くのママは哺乳量やうんちの回数、量に目がいきがちですが、母乳は正確な量がなかなか測れないものですし、ほとんどが水分のため、簡単に母乳をきちんと飲んでいるかどうか判断するにはおしっこの回数を記録するのが効果的 。1日に6~8 回出ていれば問題なく母乳を飲めている、ということですので安心してください。③搾乳した母乳を飲ませてみる哺乳瓶を受け付ける赤ちゃんに限りますが、搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませることで、目に見えて何cc飲んでいるかわかるため、「意外とたくさん飲めている!」 と不安解消につながるきっかけになることがあります。④定期的な体重チェックできれば、1日1回、スケールで体重をはかりましょう。母乳外来へ行って体重チェックを受けても良いですし、ショッピングセンターの授乳室や支援センターのスケールを使って体重をはかりましょう。 体重の増え方に個性はありますが、パーセンテージグラフの範囲内で少しずつでも体重が増えていれば、日々の授乳できちんと栄養をとってその子なりの成長を遂げているということ。筆者の友人はスケールを買って授乳ごとに体重を計測して、そこからだいたいの哺乳量を把握していました。母乳育児にありがちな、「母乳不足感」をぬぐいさるのがだいじ量がわからない母乳なので、赤ちゃんが泣くことが多いと、「もしかして足りてない?」とママが不安に思ったり、周囲に「母乳足りてないんじゃない?」と言われたりしてしまうことも。しかし、ご紹介したように、しっかり赤ちゃんが吸てつしていて、おしっこの量が正常で、少しずつでも体重が増えていれば問題なく母乳育児は成功しているということです。足りていないからではなく、逆に飲みすぎて、おなかがパンパンで泣いてることだってあります。なかなか泣き止まないならその可能性も考えてみてください。●ライター/ましゅまま●モデル/大上留依
2018年05月01日1人目を妊娠中、わたしは検索魔でした。ネットには母乳に関するさまざまな情報が載っています。「赤ちゃんに一番良い栄養は母乳です!!」「母乳には赤ちゃんの免疫をつけるための良い成分が…」「母乳を飲ませることであごの力が強くなる…」「ママの愛情が伝わる云々…」(以下略)わ~すごい!! 母乳って本当にすばらしいんだ(キラキラ)ってなっていた頃のお話です。では、どうぞ~ただでさえ産後でつらい体、寝不足でボーっとする頭を抱えて、慣れない授乳…。でも、何度量っても母乳量が0でした。入院中、ずっと0でした。ほかのママさんたちの母乳量の記録も見えるようになっていたので、その記録票にずっと0を記入しているうちに、だんだん追い詰められてきて、涙が止まらなくなっていました。まさに、典型的なマタニティブルーにおっこちていました。あとから考えると、そこまで落ち込むことでもなかったと思うのですが、「母乳が出ない」たったそれだけで母親としてダメなんじゃないかと思ってしまったんですよね。それくらい、産後のホルモンバランスってヤバい…!!母乳推進の産院は多いし、できるなら母乳で育てたいママは多いと思います。だけどいまは、いろんなライフスタイルがあって、母乳じゃなくてミルクで育てたいママもいる。母乳をあげながらミルクメインで育てたいママもいる。いろんな選択肢がありますよね。わたしはずっとミルクメインの混合でやってきたけど、子どもたちはみんな元気に育ってます!!ミルクって便利だなー!! って、あのとき産院で泣いていた自分に言ってやりたいです。※2018年3月14日15時 イラスト内の文言を一部修正しました
2018年03月13日授乳していると避けられない、母乳トラブル。母乳育児をしているとよく、「乳腺炎になってしまった」「乳首が切れてしまった!」など母乳トラブルの話を聞きますよね。わたしも母乳育児を始めて8ヶ月。今でこそ落ち着いて授乳できていますが、私も今の状態になるまでの道のりに色々とありました。うつ伏せになれない程、パンパンに!入院前、産院からの希望調査アンケートで「できれば完全母乳で育児したい」と答えていた私。出産初日はカンガルーケアで数滴母乳をあげ、出産翌日から本格的な母乳育児スタート!しかし、まだ出が悪かっただけでなく、パンパンに張ってしまったことで咥えにくいおっぱいになってしまい、最初はうまく母乳をあげられませんでした。搾乳して張りをましにさせようとしても、どんどん製造されていく母乳についていかない体。2日目~4日目までは寝るのも辛い日々が続きました。ピーク時はちょっとでもうつ伏せになると激痛!「出産の痛みの後にもこんな痛みが待ってるのか…」と、改めて世のお母さん達を尊敬しました。出産後、数日間は、親子ともになれるまで出しにくい・吸わせにくいなどのトラブルが続きます。とにかく耐えに耐えた数日間でした。乳首を上手に咥えられなかった新生児期搾乳しておっぱいを冷やし、なんとか誤魔化して4日目過ぎる頃には、痛みはだいぶマシに…。それでもうまく飲ませてあげることができず、授乳の度に助産師さんに乳首を強くつままれたり、引っ張られたり…。本当に辛かったです。息子も、口が小さいため乳首が咥えにくいらしく、うまく飲めないのに半ば強引に顔におっぱいをあてられてしまい、泣いてばかり…。スタートを切るのがこんなに大変だとは、思いもしなかった!ミルクをあげたり搾乳した母乳をあげたりしつつ、合間で練習の日々。親子で泣きながら頑張りました。退院間近になった時、親身になってくれていた助産師さんに「赤ちゃんも嫌がっちゃうし、体重が1キロほど増える生後1ヶ月頃までは搾乳して哺乳瓶であげたほうがいいかもしれない」とアドバイスされ、そうすることに。頑張りすぎなくていいな、と思うと心も楽になりました。搾乳必須な母乳ライフがスタート!そんな経過もあり、搾乳機は奮発してメデラのダブルスイングを購入し、退院。病院で手動のものやシングルの電動のものも試したのですが、一番よく搾乳できて、早かったのでこれに決定。泣いてる赤ちゃんをなるべく待たせたくないし、ママも楽なのが一番!自宅での搾乳がスムーズになるように慎重に選びました。これで3時間おきに搾乳をして、哺乳瓶にうつして授乳。この時はだいたい60~100mlを搾乳してたのですが、搾乳に15分ほどかかり、授乳の時間も15分、寝かしつけた後、洗い物と消毒が5分…。夜中だと、3時間間隔のうち3〜40分が授乳タイムにとられるので、合間に2時間ほどしか寝られなかったのが本当に辛かった。でも、授乳してるときの息子の可愛さと、気合で乗り切れました。たくさん飲むのに、体重の増加が少なめ!?そんな生活を約1ヶ月続け、一ヶ月検診では体重が増えていたものの、平均よりけっこう少なめ。全く問題はないと言われましたが、飲みたがるのでついつい病院で言われた量より若干多くあげていたのに、びっくりしました。でも、ほんの数グラムの体重に一喜一憂するのも新生児ならではの悩み。母乳生活がスムーズに行っていれば、体重の多少の増減は気にしなくてもいいと思います!そして、この頃から直飲みの練習を再開。産院で練習していた頃よりずいぶんと上手くなっている息子。数日で全く失敗せずゴクゴク飲めるようになりました。今は乳首を見せると勝手にパクついてくるほどまでに成長。あんなに頑張ってくれた搾乳機も、今は出番なし!でも、本当に搾乳機なくては乗り切れなかったと思います!その後、病院に行ったり体重計を見かけるたびに体重を測っていたのですが、どんどん成長曲線の上の方になっていったので、母乳がきちんと飲めているんだなぁ〜とほっとしました。ママたちの苦行は終わらない! 歯が生えてきたら…苦行な1ヶ月を過ごしたため、完全母乳のペースを掴めた頃は浮かれていました。とにかく「吸い付いてくる姿が可愛すぎる!」、「授乳の工程が圧倒的に減ったのでラク!」。しかし、舞い上がっていたのも束の間、3ヶ月頃から授乳の時なんか痛い…?お口を開けて確認すると、下の歯が生えてきていました。案の定ムズムズするのがガンガン噛んでくる息子。今はこのトラブルに悩まされてますが、はっきりした解決法はなく…。日頃から歯固めをあげるようにすること、遊び飲みしないように切り上げること、などを心がけています。また、友人ママに相談したところ、「低い声でゆっくり言い聞かせる」「噛まれたら一度離すを徹底する」などの方法を聞いて、そちらも実践中。最近は、少し噛まれることが減ってきたかなと思います。もし噛まれて乳首を負傷してしまったら、キズパワーパッドをカットして乳首の痛い部分に貼るといいと聞きました。まだまだ母乳育児続行中。まだ乳腺炎などの思い症状にはなったことがありませんが、振り返るとたくさん辛いこともあったなぁ〜と思います。一難去ってまた一難の母乳育児ですが、その都度、友人ママと悩みを分かち合ったり相談したり。何より、息子に授乳できる期間はとっても貴重な時間。だからこそ、頼れるものには頼って、なるべく楽しく授乳してあげたいです♡
2018年01月18日二人の間はいい雰囲気なのに、なかなか相手の男性が告白してくれない…。そんなときは、彼の中であなたに対するあと一歩の「確信」が足りないのかもしれません。じれったくなるそんな状況の中で、彼の背中を押すにはどうすれば良いのでしょうか。男は臆病な生き物男性はプライドが高く、女性に告白してフラれることを非常にカッコ悪いと感じます。「当たって砕けろ」の精神は恋愛では持ちにくく、それはフラれることで自分が傷つくのが怖いからです。『勇気を振り絞って告白したのに、相手に受け入れてもらえなかった』という事実は、女性より男性の方がプライドがある分、つらいもの。告白は男からするものと心の中で思ってはいても、本当に相手に好かれているという「確信」がないと、なかなか実際には動けません。「確信」を得ることで告白したくなる!ですが、確実に相手も自分のことが好きだと分かると、途端にアタックしてくる男性が多いことも事実です。「早く告白しないと誰かに先を越される」という昔の狩猟本能のようなものがはたらき、すぐに行動したくなるんですね。相手の男性をそのモードに持っていくためには、こちら側も普段から相手に「好意があります」というサインを出し続けなければいけません。あからさまでなくても、彼だけを特別扱いすることで、あなたの思いは自然と相手にも伝わります。自分の気持ちが知られるのが恥ずかしいと思っているだけでは、いつまでも二人の間に進展は望めないのです。「確信」を持ってもらうことにより、相手はこの上ない「自信」を得ることになります。誰だってフラれるのは怖いもの。だからこそ、あなたの方からも一歩進んで彼の背中を押してあげる必要があります。告白を待っているだけでは、彼も二の足を踏んでしまい、動けません。さりげなくでも良いので、彼に好意のサインを出してあげてくださいね。
2017年06月07日赤ちゃんを母乳で育てたいと考えているママやプレママは多いですよね。母乳育児は、赤ちゃんにとってもママにとってもメリットがいっぱいです。その一方で、「母乳の出がよくない、赤ちゃんが飲んでくれない、授乳のタイミングが難しい……」といった悩みを抱えるママもたくさんいます。そんなお悩みを解決するため、今回は母乳の出るしくみや母乳育児を成功させるコツをご紹介します。ママと赤ちゃんの状況に合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。母乳が出るしくみって? そもそも、母乳はどうやって「出る」ようになるのでしょうか?まずは乳腺(にゅうせん)の発達についてご説明します。妊娠すると胎盤から乳腺を刺激するホルモンが分泌されて、乳腺が発達します。妊娠期の前半でおっぱいが大きくなるのはこのためです。 一方で、このホルモンには母乳の生成をおさえるはたらきもあります。それでは、出産するとなぜ母乳が急に出るようになるのでしょうか? プロラクチンとオキシトシンという2つのホルモンのはたらき出産で赤ちゃんと一緒に胎盤が排出されると、妊娠の維持に必要なホルモン環境が劇的に変化します。同時に、母乳を生成するプロラクチンの濃度がぐっと高くなります。プロラクチンの濃度は産後2時間くらいをピークに減っていきますが、その後は赤ちゃんが吸いついたときに濃度が上がるようになっています。産後数週間は、赤ちゃんが吸いついて乳頭を刺激すればするほどプロラクチンの分泌量が増え、母乳の生産量も増えます。また、プロラクチンの血中レベルは授乳開始から30分後が最も高くなります。これには、「次の授乳に向けて母乳を作る」という重要な効果があります。また、赤ちゃんが乳頭に吸いつく刺激などによって放出され、たまっている母乳を外に出すはたらきをするのがオキシトシンです。オキシトシンには鎮静・リラックス作用もあり、授乳中に眠くなることや、愛着がわくのはこのためです。赤ちゃんは最初から「母乳を飲む能力」がある!もう1つ、母乳にとって重要な「赤ちゃんの持っている能力」について紹介しましょう。赤ちゃんは生まれた直後から、静かに穏やかに抱かれていると自発的に「哺乳前行動」という一連の探索的行動をはじめます。そして自らおっぱいを探しだして吸いつき、初乳(しょにゅう)を飲むことができるのです。おっぱいを飲んでいないときには、ママのおっぱいをリズミカルにマッサージしておっぱいを搾りだすように刺激します。乳頭、乳輪をなめたり吸ったりもします。こうした赤ちゃんの手や口の調節的なパターンによって、ママのからだではオキシトシンの濃度が急上昇します。ママは五感を通じてそのしぐさを感じることで、赤ちゃんを愛おしく感じる「愛着形成」がなされます。このように、母乳は赤ちゃんとママが「協働するパートナー」となって作られ、出産直後から出るようにできています。ただしホルモンバランスには個人差や時間差もあるので、たとえば産後の入院中の段階で「出る」「出ない」などと焦る必要は全くありません。ママにも赤ちゃんにも優しい? 母乳の成分と母乳育児のメリットとは最近では母乳育児を推奨する産院も増えていますが、母乳育児にはどんなメリットがあるのでしょうか? 母乳の成分や、ママと赤ちゃんの心身への影響を見ていきましょう。母乳の成分で特に大切なのが、出産直後から1週間くらい(人によっては10日頃までのことも)までに出る「初乳(しょにゅう)」です。黄色っぽい透明な乳汁で、ママからの免疫や、成長因子がたくさん含まれています。妊娠末期に助産師さんに乳頭のマッサージをしてもらうと、じんわり出ることもあります。出産後3~4日すると脂質や糖質が豊富に含まれた「成乳(せいにゅう)」に変わっていきますが、成乳にもママからの免疫は含まれています。赤ちゃんの成長に合わせて成分のバランスが変化するので、消化吸収がいいのも特徴です。ママにとってもメリットはいろいろオキシトシンには子宮を収縮するはたらきがあるため、子宮の回復を助けて産後の出血を減らしてくれます。授乳はカロリーを消費するので産後太りの解消にもなります。また「母乳育児の長期効果」というWHOの発表(2013年)によると、母乳育児には成人の高血圧、2型糖尿病、肥満などへの予防効果や、IQ(知能指数)上昇につながる効果があると示されています。母乳育児を成功させると経済・社会的な面でも、ミルク代が浮くので経済的、災害や緊急時にミルクを確保する心配が要らないといったメリットがあります。アメリカの研究では、生後6ヶ月の母乳率が80%となった場合、年間1兆円以上の医療費の削減となり、700~900人の乳児死亡を防げるという試算もあります。母乳育児を成功させるコツ【1】授乳姿勢「母乳の出が悪い」「赤ちゃんが吸ってくれない」「乳首が痛い」といったお悩みはありませんか?その原因、実は授乳姿勢にあるかもしれません。赤ちゃんが吸うことで母乳は出ます。そのため、赤ちゃんが大きな口を開けて深く吸いつけるような姿勢で授乳することが大切です。浅いと赤ちゃんは効率よく飲めませんし、ママの乳頭を傷つけてしまい一時的に授乳を中断しなければならなくなることも。赤ちゃんにとっては、ママの体に触れ、おっぱいを飲み、安心して眠ることは最も幸せな体験です。授乳には赤ちゃんが子宮外での生活に適応することをうながすはたらきもあるので、特に産後1か月までの赤ちゃんは、ママの胎内で全身くるまれていたように、体をまるごと包み込んであげることが大切です。授乳をするときには、ママ自身もかつては同じように抱かれ、大切にされていたとイメージするといいでしょう。母乳はママの血液から作られるので、ママの体がリラックスした血流のいい状態であることも大事です。母乳育児を成功させるための授乳姿勢は、次の2つのポイントをチェックしましょう。【1】ママが楽な姿勢か特に授乳初心者の方は、何かにもたれておこなう「リクライニング授乳」をしましょう。もたれずに授乳すると、肩・腰・背中などに負担がかかり、痛みやこり、血行不良につながります。背もたれのある椅子やソファに寄りかかって授乳してみてください。【2】赤ちゃんの姿勢がねじれていないかよくある間違いが、顔だけをおっぱいに向けている姿勢です。これでは赤ちゃんは首がねじれて苦しく、上手に飲めません。赤ちゃんの耳、肩、おしりが一直線になるようにして、頭、肩、体をしっかり支えましょう。そして、おっぱいを赤ちゃんに近づけるのではなく、赤ちゃんをおっぱいに近づけます。赤ちゃんの体をママと密着させて、顔を真っすぐおっぱいに向けるようにするのが成功のポイントです。母乳育児を成功させるコツ【2】授乳のペース授乳のペースは、「赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけ」が基本です。昔は「3時間おき」など時間でコントロールする考えもありましたが、今はユニセフとWHOによる『母乳育児成功のための10ヵ条』でも「赤ちゃんが欲しがるときに」が推奨されています。というのも、母乳は先にご紹介したホルモンの作用により赤ちゃんが吸うことで作られるからです。また、時間を空けるためにミルクを足してしまうと、授乳間隔が空いてしまい余計に母乳が作られにくくなってしまいます。とはいえ、頻回な授乳に疲れることもあるでしょう。そういう場合は無理せずミルクを取り入れてゆっくり休んでください。搾乳した母乳を、パパなど他の人から赤ちゃんに飲ませてもらってもいいでしょう。搾乳した母乳は冷蔵庫なら5日以内、冷凍庫なら3~6ヶ月ほど保存できます。冷凍した母乳は冷蔵庫や流水でゆっくり解凍し、湯せんで温めて使いましょう。電子レンジは母乳の成分が破壊されることがあるのでおすすめしません。逆に母乳が出すぎておっぱいが張ってしまう場合も、残った母乳を搾乳して出し切ることで乳腺炎などのトラブル回避になります。母乳育児を成功させるコツ【3】母乳にいい食事・飲み物母乳の出をよくするには、どんな食事や飲み物がいいのでしょうか?母乳は血液から作られるため、ママの血行をよくすることがポイントです。そのため、まずは水分を多くとることを心がけましょう。授乳中、1日に必要な水分量は2~3リットルとされています。水だけ飲むのはしんどいでしょうし体を冷やし血行が悪くなるので、温かいハーブティーやスープ、味噌汁などで補うのがおすすめです。また、授乳期は1日に2500キロカロリー、たんぱく質80g、鉄20mgの摂取が必要とされています。一般的な20~30代女性の基準は2000キロカロリー前後なので、普段より意識的にしっかり食べることが必要だとわかりますね。絶対に食べてはいけないというわけではありませんが、油っぽいものや糖分の多いものは母乳の状態を悪くする傾向があります。乳腺を詰まらせて乳腺炎などの原因になり、人によっては少し食べただけで詰まってしまうことも。ママの体には症状が出なくても、赤ちゃんに湿疹や便秘といったトラブルが生じることもあるので注意しましょう。年末年始の時期、食べ過ぎに注意してほしい食材はおもちです。昔は「おっぱいの出が悪いならおもちを食べたらいい」と言われることもありましたが、乳腺が細くて出にくいママなどは、余計に詰まりやすくなってしまう恐れがあります。おすすめの食事は和食です。具体的には、根菜類を多く使った汁物(ポトフやみそ汁)がいいでしょう。根菜は体をあたためてくれます。鉄分やたんぱく質を補うためには、大豆系食材、白身魚、赤身の肉、レバー、ドライフルーツなどを食べるといいでしょう。「母乳が足りてない?」「ミルクを足すべき?」と思ったら赤ちゃんが泣きやまなかったり、授乳したのにすぐおっぱいを欲しがったりすると「母乳不足かも?」と心配になるママは多いようです。「母乳不足」の原因には、主に次の3つがあります。【1】母乳量は十分だが、赤ちゃんの哺乳力(吸う力)や授乳姿勢に問題がある【2】母乳産生量が不足、もしくは分泌がない(母乳分泌不全」【3】赤ちゃんは足りているのだが、母親が母乳不足だと感じる(母乳不足感」このうち、医療介入が必要な「母乳分泌不全」は少ないケースです。助産師さんなどの適切な支援を受けることができれば、ほとんどのママは母乳のみで育てることができるのです。生後1ヶ月頃の赤ちゃんの体重増加目安は1日30gとされています。健診などでこれに満たないと母乳不足を指摘されることもあるようですが、WHOのガイドラインでは「生後1ヶ月目で450グラム以下なら母乳不足」とされており、日本の体重増加基準はかなり高くなっています。赤ちゃんにとって、生後2~3週間は食欲と成長のスパート時期です。そのため、赤ちゃんの3人に1人はいつも空腹な様子を示し、授乳後も満足しない様子なので、ママは「母乳量が足りないのでは?」と考えがちです。けれども、この時期の赤ちゃんが活動的で、頻回に母乳を欲しがることは普通のことなので安心してください。「よく泣く活発な赤ちゃん」の「泣くこと」はその赤ちゃんの生まれ持った気質で、行動スタイルであり、個性です。赤ちゃんがしょっちゅう泣くと、母乳不足が心配になったり育児が不安になったりするかもしれませんが、静かで眠りがちないわゆる「手のかからない赤ちゃん」が逆に母乳摂取不足になることもあります。スパート時期になったら、授乳回数を増やすのもいいでしょう。赤ちゃんが泣く原因はおっぱい以外にも「暑さ」や「同じ姿勢に飽きた」などいろいろあります。母乳を追加しても泣きやまないときは、バスタオルなどでぎゅっと体を包んで抱いて歩いてみたり、うつぶせにして背中をトントンしてみたり、子守歌を歌ってみたりしましょう。抱く時間が長いほうが赤ちゃんの心の発達にはいい影響があるとされていますから、「抱きぐせ」を気にする必要はありません。先にご紹介したように、ミルクを足すと母乳がより分泌されにくくなることもあるので、焦ってすぐにミルクに走らず、赤ちゃんや周りの様子をちょっと観察してみてください。そして心配なときはいつでも、産院の母乳外来などで助産師さんに相談しましょう。母乳にこだわりすぎないのも大切いかがでしたか。母乳育児のコツをご紹介しましたが、母乳もミルクも「どちらが正しい」ということはありません。ミルクにも、ママ以外の人に育児にかかわってもらいやすいなどメリットはいろいろあります。「母乳じゃなきゃダメ」とこだわりすぎるとストレスになってしまうので、ママの負担にならない程度に母乳育児を楽しんでください。不安なときはひとりで悩まず、産院や助産施設などで気軽に相談してくださいね。監修:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科産科・婦人科学教室牧 尉太(まき じょうた)金沢医科大学卒業後、恵寿総合病院での研修を経て岡山大学産科・婦人科学教室に入局。福井県立病院、恵寿総合病院産婦人科を経て現職。「女性のミカタ」の産婦人科医として診療に従事しながら、妊娠糖尿病の臨床研究や地域の周産期救護支援システム構築に尽力している。【参考資料】『おっぱいでらくらくすくすく育児』北野寿美代 著(メディカ出版)
2016年12月20日いつも時間が足りない。。そんな日々を過ごしていませんか?時間を有効に使うには、自分で時間をコントロールすることが重要です。できるだけ軽く健康的な食事を摂ったり、お散歩やスポーツを1日15分することが役に立ちます。「時間を見つけること」「自分で計画を立てること」は活力を手に入れて、毎日を上手に過ごすことに繋がります。1日を有意義に過ごすには?時間は皆に平等で24時間です。1日を上手に使うために、15分使って自分の1日の計画を立ててみましょう。スケジュール帳にどのように過ごすと1日が充実するか書いてみるとわかりやすくなります。もちろんその中にはカフェ休憩、SNS、おしゃべり、電話などしたいことも組み込みましょう。こうすることで時間の過ごし方が分かってきます。すべきことを達成するために例えば、1日を仕事・プライベートなど、いくつかのパーツに分けます。忘れてはいけないのは全て自分でコントロールすること。そして、付箋にするべき目標を書いて、見えるところに貼ります。何をしないといけないのかを一つ一つ書いておくと、毎日の目指すものが認識できます。その時に必要としているものに絞って集中することで、しっかりとすべきことを達成できるようになります。「何もしない」時間を持つ大切なことに集中するために、あまり重要でないことは、リストから除いてみましょう。「あまり大きな事に感じない」この行動が大きな変化をもたらします。「リセット」をすることが大切です。あまりしたくないこと、気が乗らないものに対して「NO」とはっきり伝えることも覚えてみましょう。前向きな気分でいられない時間を過ごすことでストレスを感じるのなら、その時間を自分の好きな事に充てた方が充実しますよね。家で上手に時間を作る振込書が届いたり、クレジットの支払いで慌てて銀行に行ったりする時間。これだけでも小一時間を失ってしまいます。もう一度、自分の身の回りを整えてみましょう。今はオンラインバンキングで支払いができる時代です。早くてコストも抑えることができます。銀行に行く時間、ATMに並ぶ時間も必要ありません。インターネットで済ませれるものは上手に利用しましょう。オンラインショッピングも上手に使うと時間の節約ができます。料理は時短でシンプルなものにするこれは決して、インスタント食品を選ぶことではありません。生サラダなら洗って切るだけでもたっぷり栄養を摂ることができます。オーブンを使って作る料理は、食材を切ってタイマーを合わせると出来上がります。待っている間に好きなことができますよね。おいしい料理を作る時間は、楽しみで満足感を味わえる時間です。多めに作って冷凍を活用して、次の日に温めるだけにすることも時短につながります。家を整理する誰かが家に来るとなれば、慌てて大掃除をしたり、物を探すのに何時間も使ったりしてしまいがち。でもそ、れでは時間がどんどんなくなってしまいます。毎日掃除をして整理し、シンプルに片付けるようにして、家の中のものに自分が征服されないようにしましょう。持ち物を自分で管理、コントロールすることが時間を上手に使える事につながります。時間に振り回されない時間の使い方をコントロールすると、毎日の中に落ち着きが出てきます。そして、これにより心の深くから静けさを感じることができます。30分でいいから好きなことをすること、週末は友達と出かけるなど、時間が過ぎていくことに不安を持たないようにしましょう。ストレスを抱えて生きていくことに良いことなんてありません。「ゆっくり過ごす」ことを覚えてみましょう。上手な時間の過ごし方ができて、逆に色々な事に時間を使えるようになります。
2016年12月02日