今回は、既婚者をバカにした毒姉の末路についてのお話を紹介します。実家に依存し、両親に甘えまくる姉…「昔から姉と仲が良くなく、いつも姉とケンカばかりしていた私。私は大学生になり実家を出ましたが、正直姉と離れられてほっとしましたね。ただ姉は社会人になってもずっと実家にいて、両親に依存。姉は実家にいても生活費なんて払っていないようでしたし、私の両親をこき使い、甘えまくっていたようです。実家に彼氏を連れ込み、自分の部屋に泊めるなんてこともよくあったようで……。両親は穏やかで優しい人たちでしたが、それを利用してやりたい放題するなんて、許せないと思いましたね。そして私は結婚しましたが、姉は『結婚なんてバカがするものよ』『結婚なんてしてもろくなことがないわ』と私に既婚者をバカにするような発言ばかりしてきて、ウンザリ……。私に子供が生まれても、『なんでわざわざ子供を産んで不幸になるの?』と、またまた暴言を吐いてきたんです。もう姉と顔をあわせるのも嫌になった私は、それまで週に一度は実家に遊びに行っていたのをやめることに。それから数年後に母が亡くなり、そのすぐ後に父も亡くなったんです。すごくショックでしたが、夫が励ましてくれてなんとか持ちこたえました。ちなみに姉は両親と同居していたのに、葬式の準備やら何から、私に丸投げしてきたんです。そして両親が亡くなってからしばらくたったある日、姉から連絡があり、『あんたの家に一緒に住まわせて?』『ひとり暮らしはしんどすぎる』と泣きながら言われました……。これまでさんざん私にひどい態度をとってきて、今さら私に頼ろうなんて虫が良すぎですよね。もちろん断りましたし、『もうあなたとは二度と会わない』と伝えました。両親が亡くなってからもうすぐ3年たちますが、先日、実家近くに住む昔の同級生から『最近、お姉さんがご近所トラブルを起こしてるらしい』と聞かされ、ゾッとしましたね」(体験者:30代女性・主婦/回答時期:2025年2月)▽ こんなお姉さんとは縁を切って正解ですね……。※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。
2025年04月16日■私の自転車なのに、なぜ妹の名前が…?ピンク色のフレーム、きらきらと光るベル…。新しい自転車を手に入れた私は、子どもながらに期待に胸を膨らませていました。自分ひとりでこの相棒と出かけられるその喜びがこんなにも毎日をワクワクさせてくれるなんて。しかし…。家の前に停めてあった自転車を見ると、そこには妹の名前が書かれていました。私は言葉を失いました。どうして私の自転車に妹の名前が…?心の中でモヤモヤが広がります。気持ちを抑えきれず、母に事の次第を尋ねに行きました。■母から返ってきた言葉に、愕然!しかし、返ってきたのは冷たい一言でした。母の言葉に胸が締め付けられます。なぜ自分ばかりが我慢を強いられるのか。どうして…。涙が頬を伝うのを止められません。なぜ私だけこんな思いをしなければならないのか。小さな反発心が芽生えつつも、家族の中での自分の位置を受け入れざるを得ないことはわかっていました。それでも心の中に湧き上がる不満は消え去りませんでした。いつかこの気持ちを母親に理解してもらえる日が来るのでしょうか?それともこのまま自分を抑えていくしかないのでしょうか。自転車の手すりをぎゅっと握りしめながら、私はまだ見ぬ答えを求めて心の中で問いかけ続けました。しかし、母からの仕打ちは、これだけではなかったのです。次回に続く(全4話)毎日更新!※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。あなたの体験談募集中!義実家であったおどろきの事件やトラブル、ママ友、ダメ夫、親子関係など、以下のアンケートで教えてください。みなさんの実際にあったエピソードをアンケートフォームより募集しています!
2025年03月18日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です!私はこうしてウーマンエキサイトで漫画を連載しているだけでなく、自身のブログ、SNS、書籍などでも描いた漫画を皆さんに読んでいただいています。「毒親」に関する知識は、仕事にもプライベートにも有用で重要なものなのです。そうしてお勉強した内容で、気になったものが一つ。「子供に手を上げる」「侮辱する」「育児放棄をする」といったタイプの毒親が最悪なのは、分かりやすい。一方、「過干渉」タイプの毒親もいます。過干渉ってそこまでNGなのかな?と最初は思っていましたが、実は「過干渉」タイプの毒親は、子供の心にとても強い悪影響を及ぼすのだそうです。我が子が心配で、道を修正してあげたり、助けてあげたりしたくなるのは親心ですよね。だけどその度が過ぎると、子供は「親に信頼されていない」と自信を失い、それが長期的な自己肯定感の低さや、自分を信じられない価値観につながってしまうのだそうです。果たして「過干渉」に、ある程度の基準のようなものはあるのでしょうか?通学路かつ子供が多い住宅街の割に、どうも危険な道が多く……。家との距離は徒歩5分ほどとかなり近いのですが、私は送迎を欠かさないようにしています。言った直後にはっと気付く…。「あなたが心配なのよ」のようなネガティブっぽいワードをなるべく使わないように説明してみることに。すると、フリッツ君の方から質問が。親から押し付けるのではなく、子供が望むのであれば、なるべくかなえてあげたいもの。あ、すみません、それはさすがに自立してください(笑)私はこれからも勉強をして知識をつけます。そして小学校の送迎はしばらく続けますが、親としてしっかり彼の能力を見極め、さまざまな事を教えながら信頼し、少しずつ少しずつ自立できるようにお手伝いをしていきたいと思います!
2025年03月01日親が恋人を好まない場合、その理由に頭を悩ませるでしょう。もしかすると、親の言葉はあなたの未来にとって大切なものかもしれません。今回は「恋人に対する親の言葉への対応法」を紹介します。具体的な理由を探る親が恋人を好まない場合、その理由は多岐にわたります。ただの過干渉かもしれませんし、恋人に問題がある可能性も…。具体的な理由を聞き、それが許容できるならスルーしてOKです。反対に納得できる理由があるなら、真摯に耳を傾けましょう。親視点での恋人の本質を参考にする親としては、大切な子どもに幸せになってほしいもの。親は恋人の細かな行動から、その人の真価を見極めています。彼らの直感を無視せず、関係を見直してみるのも1つの手です。理想の結婚相手を親と共有する親と自分の求める理想が異なることは珍しくありません。とくに親は、職業や生活基盤などに注目します。時間をかけて理解し合う必要がありますが、親の経験も無視できません。親の意見に耳を傾けつつ、恋人との未来をじっくりと考えましょう。別れを選ぶことを恐れない親に反対されて、別れを選ぶこともあるでしょう。しかし、運命の人であればまたいつか出会えるはずです。親の意見で一度立ち止まることも、自分を見つめ直すいい機会になります。真の運命の人は時間を超えて戻ってくることを忘れずに。「親」の意見も参考にしながら親から見た恋人への評価をどう受け止め、何を学びとるか。親の意見を参考にしながら、あなた自身の気持ちを大切にしてくださいね。(Grapps編集部)
2024年12月27日今回は『息子離れできない毒義母』を紹介します。夫も義母さんから自立したいと感じているようです。とりあえず同居はしなくてよさそう…?母親離れしたいと感じている夫アポなしで突撃してきた義母寂しかったんじゃない?うわ!何か言いたそう…!連日の訪問は避けられたけど、結局数日後にアポなし訪問!不満顔の義母さんは、何か言いたそうで…。(愛カツ編集部)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2024年07月31日今回は『息子離れできない毒義母』を紹介します。親子同居をもくろむ毒義母。夫は親子同居についてどのように考えているのでしょう。息子離れできない毒義母母さんに強く言えない…ごめんね口では気にしないと言ったけどいつも母さんの言うこと聞いてきたから自立したいと思っている【次回予告】夫は今のところ親子同居を考えていないようです。正直なところホッとします…よね?(愛カツ編集部)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2024年07月30日今回は『息子離れできない毒義母』を紹介します。明日も来たい、と夫に電話をかけてきた毒義母…。流石の夫もこれには断りますが、毒義母は一歩も引かず…!?息子離れできない毒義母流石に断る夫…。「お母さんのこと嫌い?」妻を引き合いに出すが…?「電話…代わってくれない?」【次回予告】明日もまた来たいと夫に電話をかけてきた毒義母…。夫が砂良さんを引き合いに出してしまい、電話を代わる事を要求されますが…!?(愛カツ編集部)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2024年07月24日今回は「息子離れできない毒義母」を紹介します。結婚してから早5年目、夫に不満はないけれど、一つだけ我慢できないことがあって…。夫と出会ってから5年目…一つだけ我慢できないことが…夫にほとんど不満はないけど…問題は義母…。次回予告結婚5年目になる砂良(すなよ)さん。息子大好き義母は嫁に「息子くんは私と暮らした方が幸せ」と、離婚を迫ります。その毒義母の衝撃発言を受けた嫁は…!?(愛カツ編集部)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2024年07月20日ヒトを含む生物に害を与える物質として知られる「毒」。その「毒」に焦点を当てた展覧会が名古屋にて開催中だ。国立科学博物館での開催時にはなんと30万人が来場。さまざまな角度から「毒」を紹介する。毒を持つハブとオオスズメバチ。拡大模型で「毒」生物を見られる「私たちのまわりは毒だらけ」と話すのは国立科学博物館 植物研究部 部長の細矢剛氏。「今回の展覧会では分野を横断しているのが面白いと思っています。様々な毒がありますが、中には生活に役立つものもあります。本展では、毒と上手につきあうことをまとめとして展示されています」チョコレートなど、多くの人が「毒」と認識していないものもあるその解説の通り、本展では私たちの想像する通りの「毒」から、これも「毒」!?というようなものまで、動物、植物、菌類、そして鉱物や人工毒など、自然界のあらゆるところに存在する毒について、動物学、植物学、地学、人類学、理工学という多角的な視点で紹介している。多くの人が想像する「毒」を持つ生物であるキノコももちろん展示総展示数は200点以上。展覧会では、単に「毒」を持つものを紹介するだけではなく、人間が「毒」を発見し、利用してきた歴史にも触れる。人間は狩猟や戦、果ては処刑や暗殺などにも使用してきた。しかしその反面、生活を便利にするためにも利用した。生活に役立つ「毒」を利用した商品も多く存在する展覧会では、そんな様々な「毒」を、アニメ『秘密結社 鷹の爪』とコラボして紹介したり、クイズラリーや体感できる展示をしたりと、子どもから大人まで楽しめるようになっている。実際に香りをかいで比べられる展示「毒」をコワイものと闇雲に遠ざけず、上手につきあっていく。そのために、「毒」についてよく知っておきたい。コワイけれど知りたい。そんな「毒」の危険な魅力をあますことなく知ることのできる展覧会だ。「毒」にまつわる様々なグッズも販売中。公式図録では展覧会で紹介しきれなかったコラムなども多数掲載特別展「毒」■チケット情報()7月13日(土)~9月23日(月・休) 60日間9時30分~17時※最終入場は16時30分【休館日】毎週月曜日、7月16日(火)、19日(金)、9月3日(火)、4日(水)、17日(火)、20日(金)※ただし、7月15日(月)、8月12日(月)、9月16日(月)、23日(月)は開館名古屋市科学館 理工館地下2階イベントホール料金(税込):[当日券]一般-1800円高大生-1000円小中生-500円※未就学児は無料※高大生は学生証が必要
2024年07月19日2024年7月現在、ゴキブリなどの害虫が最も活発になる時期です。殺虫剤などで退治しても次から次へと現れるゴキブリに、うんざりしている人も多いでしょう。そこで、活躍するのが、ゴキブリが好むエサに殺虫成分を混ぜた『毒餌剤』です。毒餌剤は、家の中にいるゴキブリを効率よく退治できるので、便利ですよね。毒餌剤はどこに置くのがいい?殺虫剤の『キンチョール』で知られる、大日本除虫菊(だいにほんじょちゅうぎく)株式会社(以下、大日本除虫菊)は、毒餌剤の『コンバット』を販売しています。※写真はイメージ『コンバット』に入っているエサを食べたゴキブリは、中毒死するだけでなく、そのゴキブリのフンや死骸を食べたほかのゴキブリも退治できる画期的なアイテムです。そんな毒餌剤ですが、どこに設置したらいいのか迷ったことはありませんか。大日本除虫菊のウェブサイトでは、『コンバット』の置き場所について、以下のように記載されています。以下のような場所に置いていただくと、効果的にゴキブリを駆除できます。●ゴキブリが好む、暗くて、狭くて、湿っていて、温かい場所(シンク、冷蔵庫、洗濯機の下など)特に台所回りは出現頻度が高いといわれているので要注意!●壁が交差する角(ゴキブリは壁沿いに歩く習性があるため)●ゴキブリのフンで汚れている場所(ゴキブリのフンには集合フェロモンが含まれているので、ゴキブリが集まる傾向にあります)※ゴキブリのフンは約1~2㎜程度の黒や茶色の粒です。大日本除虫菊株式会社ーより引用ゴキブリは、高温多湿で暗く、狭い場所を好んで繁殖します。そのため、シンクや冷蔵庫、洗濯機の下に設置するのがいいでしょう。また、ゴキブリは壁沿いを歩く習性があるため、壁が交差する角も効果的だといいます。※写真はイメージなお、ゴキブリのフンが落ちている場所は、住処になっている可能性があるので、その場所に設置するのも有効です。暑くてじめじめとした夏の時期に活発になる、ゴキブリ。大日本除虫菊が教える、毒餌剤を設置するといい場所を覚えておきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年07月04日大人気マンガシリーズ、今回はじむ(@jim.0384)さんの投稿をご紹介!「息子離れできない毒義母」です。パーキングエリアではしゃぐ毒義母。嫁のことは荷物持ちとしか思っていないようで…。息子離れできない毒義母荷物は嫁に持たせるつもりだった!?夫は気遣ってくれるはしゃぎすぎでは?【次回予告】嫁は、完全におまけ&荷物状態です。恋人同士のショッピングに行くかのようにはしゃぐ毒義母はさらに…!(愛カツ編集部)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2024年06月22日新しい職場で仲良くなったA子さん。同い年の子どもがいるためママ友としても親しくなりました。しかし、子育ての相談をすると「うわー。毒親っぽい」と笑われてしまいます。言い返しても響いていない様子で……? 「親に問題があるんじゃない?」同世代ということもあり、A子さんとはすぐに意気投合。当時、息子はイヤイヤ期で、「お着替えしない!」と毎朝泣くので、パジャマで登園する日もありました。息子の対応に悩んでいた私は、A子さんに「息子の着替えが大変で……。無理矢理服を脱がせることもあるの。どうしたらいいかな……」と相談してみることに。するとA子さんは「うわー。毒親っぽい」とニヤニヤ笑います。ママ友のA子さんなら、私の悩みに共感してくれるはずだと思い込んでいましたが、まさかの反応に私はビックリ……。 言葉を失っていると、A子さんは続けて「うちの母がさ、泣いたり暴れたりするタイプの子は、親に問題があるって言ってたよ。やっぱり、子どもには穏やかに接しないと、かわいそうっていうか〜」と得意顔で言ってきます。話に聞くとA子さんの息子は、大人しい性格で普段からあまりかんしゃくを起こすこともないそうです。とはいえあまりの言い方に、私はイラッ! 職場の同僚でもあるA子さんと喧嘩をしたくない気持ちもあったので「毒親って私のこと? 息子のことで一生懸命なだけなんだけど、おかしいことなのかな?」とやんわり怒りを伝えてみましたが、A子さんは「うちのママが聞いたら、『過干渉よ!』って怒りそう」と笑っており、私の思いは通じていないように感じました。私は「そうかもね」とさっさと話を切り上げて、今後は子どもの相談をしないことに。A子さんとは、職場の仲間としては良い関係を続けています。 子どもの特性は一人ひとり違うもの。A子さんから、毒親だと言われてかなりモヤモヤしましたが、育児の価値観がママ同士で食い違うこともあるのだと思い直しました。「ママ友ではなく、職場の同僚」と割り切って付き合うことで、気持ちを切り替えられた出来事です。 作画/yoichigo著者:桂ゆかり
2024年06月16日夏は温度や湿度が高くなり、虫が活発になる季節。家の中に虫が出てくる可能性も高くなります。中でも、家の中にクモが出てきたことがある人は多いでしょう。※この記事には虫の写真が含まれます。苦手な方はご注意ください。毒性を持ったクモに注意このような話は聞いたことがないでしょうか。「家の中に出たクモは殺さないほうがいい」理由としては、「縁起のいい虫だから、殺すと不吉になる」といったいい伝えがあること。また、アシダカグモなど、種類によってはゴキブリをエサにしているため、「害虫を駆除する働きをしてくれるから」という理由もあります。しかし、中には毒を持ったクモも存在することを知っていますか。セアカゴケグモとハイイロゴケグモとは東京都保健医療局は、セアカゴケグモとハイイロゴケグモへの注意喚起を行うページを公開しています。どちらのクモも毒を持っており、日本で生息が確認されているとのこと。セアカゴケグモとハイイロゴケグモは、ともに毒をもつクモで、ヒメグモ科に属し、日本では平成7年に初めて発見されております。都内では、すでにハイイロゴケグモの生息が確認されておりましたが、セアカゴケグモについても、平成26年9月、東京都内の三鷹市において確認されました。東京都保健医療局ーより引用東京都以外にも、さまざまな自治体がウェブサイトで注意喚起をしており、セアカゴケグモはこれまで青森県と秋田県を除く45都道府県で確認されています。例えば2024年5月30日には、群馬県伊勢崎市内の民家の敷地内でセアカゴケグモが発見、駆除されました。5月30日(木曜日)・伊勢崎市内の民家の敷地内で、セアカゴケグモと疑われるクモ1匹を住人が発見し、殺処分の上、県自然環境課に連絡。・専門家による同定(種名を調べる行為)の結果、セアカゴケグモ(メス)であることを確認。・県自然環境課職員及び伊勢崎市職員が、発見地点及びその周辺における生息状況調査を実施した結果、新たな個体等は確認されなかった。群馬県ーより引用そもそも、セアカゴケグモとハイイロゴケグモはどのような見た目をしているのでしょうか。東京都保健医療局によれば、セアカゴケグモの成熟したメスの体長は約0.7~1cmで、全体が光沢のある黒色、腹部と背面に目立った縦方向の赤い帯状の模様があるそうです。※写真はイメージハイイロゴケグモの成熟したメスの体長は約0.7~1cmで、色彩はさまざまといいます。どちらのクモも攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがあるので注意しましょう。日本での咬傷例は主に6月~10月に報告されています。生息する場所は、プランターの底やエアコン室外機の裏、庭に置いた靴の中など日当たりのよい暖かい場所。地面や人工物のあらゆるくぼみや穴、裏側、すき間に巣を作るそうです。※写真はイメージまた、屋外に置かれていた傘や衣服、オモチャなどに付着して、屋内に持ち込まれる可能性もあるとのこと。セアカゴケグモとハイイロゴケグモの予防と対策もし、家の中に毒性のあるクモがいると考えたら不安ですよね。同局が公開している予防と対策方法を紹介します。まず予防としては、見つけても素手で捕まえたり、触ったりしないこと。屋外で作業する時には、軍手など手袋を着用することが予防になるといいます。もし、見つけた場合の駆除方法は、ピレスロイド系の家庭用殺虫剤を使うこと。また、熱湯をかけたり、靴で踏みつぶしたりなどの物理的な方法でも構わないそうです。咬まれた場合には、医療機関を受診してください。クモは基本的には、人間にとって無害です。先に書いたように、害虫を食べてくれる種類もいます。しかし、家の中などに現れた時には、一度どのような種類のクモなのか、確認することが大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2024年06月06日私は毒親育ちで、結婚と同時に両親との縁を切り、夫の両親が住む義実家で暮らし始めました。義両親との4人暮らしは穏やかそのものです。今回はそんな義実家で経験した、天気にまつわる話です。 天気の話が苦手だった幼少期私は小さいころから、天気の話をしたりされたりするのが苦手でした。学校でクラスメイトから「いい天気だね」とか「今日は寒いね」などと言われても、「なんでそんな意味のない話をしてくるんだろう。答えるのが面倒くさいなぁ」と思っていました。 晴れていようが気温が低かろうが、そんなのわざわざ口に出して誰かと共有する必要のないことで、各々感じていればいいと考えていたのです。そのため、天気や気温の話を振られたときは仏頂面をして受け流したり、時には「で?」などと言って、相手をばかにした態度を取ったりしていました。 天気の話が苦手になった理由私が天気の話をするのが嫌いになったのは、元はといえば両親がきっかけでした。実家にいるとき、私が「今日は暖かいね」や「天気が悪いね」などと両親に話しかけると、彼らに「見ればわかることをいちいち言葉にするな」とか「くだらないことで話しかけるな」と言われていたからです。聞こえないふりをして無視されることもあったと思います。 両親にそうされることで、いつしか私は「天気の話はしてはいけない」という、強迫観念にも近い考えをもつようになりました。両親の意見を受け入れることだけが、当時の私に与えられた正解だったように思います。 天気の話に愛が含まれていることも?今の家族は、よく天気の話をします。同居当初は「傘を持っていくんだよ」や「汗かいたでしょ。シャワーが気持ちいいだろうね」などと義両親から言われるたびに、これまでの思考のクセで、反射的にそっけない態度を取っていました。 ところがあるとき、義両親がする天気の話には、私への気づかいが含まれていることに気づいたのです。意味のない話ではなく、私の心身の健康を思ってくれているのだと。なんてことのない天気の話は、相手を気づかうすてきな話なのだとわかり、今では天気の話が大好きになりました。 夫と、夫の家族と出会えたことで、日々まっすぐで温かい愛情を感じられています。おかげさまで、本当は小さいころから自分は、なんてことのない天気の話をするのが好きだったと思い出せました。これからは義両親のように、さりげなく相手の体調を思いやれる人間になれたらいいなと思っています。 著者/つちやです作画/おはな ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おはな
2024年04月28日トモさんにはカノコちゃんという仲の良い友だちがいます。いつもいっしょに行動していて一番の親友です。トモさんの母はいわゆる「毒親」。トモさんの物を勝手に捨てたり、物をねだると暴力をふるったり、弟だけかわいがったり、トモさんに家事を押し付けたりと、当時トモさんは大変な思いをしていました。トモさんの母親はトモさんの意思やカノコちゃんと遊ぶことを否定し、自分に従わせようとします。 カノコちゃんの家に遊びに行ったとき、「家に帰りたくない。カノコちゃんの家の子どもになりたい」と泣いてしまったトモさん。 カノコちゃんのママは、トモさんの家の状況を察し「簡単にうちの子にはなれないのよ。でも、いつでもココにおいで」とやさしく言ってくれました。 「今日はうちで晩ごはん食べていかない?」と誘われ、カノコちゃんの家で夕食を食べることになったトモさん。 カノコちゃんとごはんを食べる時間が幸せで、トモさんは「この家の子どもになりたい」と心から思いました。しかし、晩御飯を食べ始めてすぐに、チャイムが鳴って……?! 怒った母親が突然友だちの家に上がり込んできて カノコちゃんの家に押し入り「何勝手に食べてんの?」と言うトモさんの母親。 「アンタが晩ごはん作らないせいで、弟が腹空かせてんだけど! 早く帰ってごはん作ってよ!」 トモさんを殴る母親を見て、カノコちゃんのママは、「虐待ですよ」と語気を強めて注意します。 しかし母親は、勝手に窓を開けて「誘拐ー! 誘拐ー! やめてほしかったら、トモを返して!」と大声で叫んだのです。常軌を逸した母親の行動に唖然としたカノコちゃんのママは、「もうカノコと遊ばないで。関わらないで。絶交して」「もうこんな変な親子に付き合ってられない……!」と涙を流しながらトモさんに伝えます。 カノコちゃんからも絶交を宣言され、トモさんは涙ながらに家に連れて帰られたのでした。 トモさんのほんのささやかな幸せな時間を奪い、カノコちゃん親子にまで迷惑行為をした母親。自分で食事を作らず、おなかを空かせた息子を家に残し、わざわざ人の家に押しかけ、トモさんを家に連れ戻して夕食を作らせようとすることも、勝手に人の家に上がり込んで叫ぶことも、もはや異常としか言いようがありません。カノコちゃんのママは、娘や自分に危害が及ぶ可能性を考えて、苦渋の決断をしたのでしょう。人の家庭に立ち入ることは簡単ではありませんが、虐待を目にしたら、都道府県が設置している福祉事務所や児童相談所に通報する義務があります。このときカノコちゃんのママがすぐに通報してくれていれば、すぐにトモさんが保護されたかもしれませんね。 <「虐待かも?」と思ったら>すぐに児童相談所に通告、相談ができる全国共通の番号は「189(いちはやく)」(児童相談所虐待対応ダイヤル)です。匿名で通告、相談もできます。通話料は無料です。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ
2024年04月27日トモさんにはカノコちゃんという仲の良い友だちがいます。いつもいっしょに行動していて一番の親友です。トモさんの母はいわゆる「毒親」。トモさんの物を勝手に捨てたり、物をねだると暴力をふるったり、弟だけかわいがったり、トモさんに家事を押し付けたりと、当時トモさんは大変な思いをしていました。カノコちゃんからシール帳をプレゼントしてもらったトモさん。うれしさのあまり涙を流します。しかし帰宅後、母親にシール帳を見つかってしまい、弟が欲しがるからという理由でビリビリに破られてしまいました。 その後、母親はトモさんの意思やカノコちゃんと遊ぶことを否定し、自分に従わせようとします。 ある日学校帰りにカノコちゃんの家に遊びに行ったトモさんは、「もう家に帰りたくない」と思ってしまいました。カノコちゃんが羨ましい… 「カノコちゃんの家の子になりたい」 そうトモさんが口にするのを聞いて、無邪気に喜ぶカノコちゃん。複雑な表情のカノコちゃんのママは、気分転換に夜ごはんを食べていくよう勧めます。しかし、トモさんが母親に電話で伝えると、案の定母親は激怒……!見かねたカノコちゃんのママが電話を代わり、なんとか母親を説き伏せてくれました。 カノコちゃんのママが作ったおいしいごはんを食べて、幸せを噛み締めるトモさんなのでした。 母親は自分の意に沿わないことがあるとすぐに激高する性格のよう。いつも家で夕飯作りをさせられているトモさんにとって、母親がやさしいこと、みんなが持っている物を同じように持っていること、おいしい食事を作ってもらえることなど、すべてが羨ましく感じているようです。カノコちゃん親子と過ごす時間は本当に幸せに感じたでしょうね。母親にはせめて、トモさんが家以外の場所で楽しく過ごす時間を奪わないでほしいものです。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ
2024年04月26日小学5年生のころ、思春期を迎えていた私は、素直に親と話すことができなくなっていました。そんなとき、あることを隠し通そうとして……。 親に話すのが恥ずかしい私は小学5年生で初潮を迎えたのですが、恥ずかしさから親に話すことができませんでした。そのため、自宅のトイレに置いてある生理用ナプキンを使ったら生理になったことが親にバレてしまうと考え、私は「家にある物でこっそりナプキンを作ること」を思いつきました。 使った物は、トイレットペーパーとガムテープです。トイレットペーパーを折りたたんで、ガムテープでパンツに固定するという、超簡易型ナプキン。この「自作ナプキン」を作ったときは、我ながら天才だと思いました。 自作ナプキンを使った感想実際、自作ナプキンを使ったところ、パンツが汚れることもなく誰にも生理がバレなかったため、なかなか万能でした。しかし、夏場などの汗には弱く、トイレットペーパーが溶けてボロボロになってしまうことが。体育の授業中にポロッとトイレットペーパーのカスが地面に落ちたときは、とても焦りました……。 それでもなんとか生理期間を乗り切り、小学生時代は自作ナプキンを使い続けていた私。中学生になるころには、親にバレる恥ずかしさがなくなり、「生理がきた」と伝えてナプキンを使うようになりました。ナプキンの使い心地がとてもよかったので、恥ずかしがらずにもっと早く親に報告すればよかったと後悔しました。 生理になっていると親にバレるのが恥ずかしく、小学生のころの私は「自作ナプキン」を使って過ごしていました。今振り返れば、自作ナプキンを使っていたことのほうが、恥ずかしく思えます。けれど、必死になって隠していたことも、今となっては思春期ならではの笑えるいい思い出となっています。 ※すべて個人の感想です。デリケートゾーンのトラブルにもなりますので、市販の生理用品を使用しましょう。 著者/匿名作画/ふるみ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ふるみ
2024年03月27日私は現在2児の母親ですが、実は私の実母が毒親で、機能不全家族のもとで育ちました。3歳のころからしつけと称して暴力や過干渉などを受けてきました。自分が実際に母親となり、どのような過酷な環境で育ったかを考えることがあり、そのたびに胸が締めつけられます。今回はそんな実母のもとで育った私が、出産時に里帰りしたのか、しなかったのか? どのような選択をしたのかお話しします。 里帰りするべきとアドバイスを受けて妊娠週数が進むにつれて、出産後は里帰りするべきか悩みました。ごく親しい友人たちには私の両親の話などを打ち明けていましたが、「たとえ毒親でも、親がいるだけで助かるものだよ。産後は想像以上にしんどいから、せめて1カ月でも里帰りするべき」とアドバイスを受けたのです。 たしかにその友人たちは実際に出産を経験していたので、説得力がありました。けれども果たして本当にそれが自分にとってベストなのか悩みました。 里帰りはせず、産後直後からワンオペ育児結局自分が出した結論は、「里帰り出産はしない」という固い決意でした。なぜそのような選択をしたのかというと、妊娠後期から実母と電話で連絡を取ることがあったのですが、そのたびに大喧嘩して私自身が高血圧となり、病院から降圧剤を処方されるなど体調面で危機を感じたからです。 実母といえど、私とはまた違った個性のある人間です。お互いわかり合えないのなら、もうひとりで乗り越えるしかないと腹をくくりました。 結果的には、友人たちのアドバイスは聞き入れなかったことになりますが、私は里帰りしないという選択で本当によかったと感じています。出産後は大変だけれど、合わない実母と過ごすストレスがないので快適でした。もちろん、2人目も里帰りはせずに出産直後からワンオペ育児でした。最終的には人の意見に頼らず、自分自身で決断できたのが功を奏したと思っています。 著者:山本加奈子/女性・主婦。2児の母。自身の体験をもとに、妊娠や出産、子育てに関する体験談を中心に執筆している。作画:まっふ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月17日東京・池袋のサンシャイン水族館では、特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展 極(もうどく展 きわみ)」が、2024年3月15日(金)から11月24日(日)まで開催される。「毒」がテーマの特別展「もうどく展 極」「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展 極(もうどく展 きわみ)」は、「毒」をテーマにした人気シリーズの最終章を飾るイベント。生存戦略のために毒をもった、約30種類の生き物を紹介する。魚類をはじめ、両生類や昆虫類、植物など様々な毒生物たちを目にすることができる。生き物がもつ毒の種類・成分や毒のある部位などを解説したパネル展示とともに、様々な生き物たちの多様性を楽しく知ることができそうだ。強力な毒生物たちを紹介成人10人分の致死量に相当する毒を持つという、カエル界でも“最強クラス”の「モウドクフキヤガエル」をはじめ、「サザナミハギ」や「アオブダイ」など、強力な毒を持つ生物たちが集結。内部に毒を秘める「トラフグ」や、“毒と薬は紙一重?”の「マナマコ」など、生き物たちの毒を巡るエピソードにも注目だ。“サソリモドキ”の刺激臭を体験また、世界三大奇虫と言われる“サソリモドキ”の仲間が放つ刺激臭体験ボックスも用意する。外敵から身を守るために、サソリモドキの肛門付近から噴出される毒液の刺激臭を再現調香。強烈な毒のにおいを体験することができる。毒生物ステッカーなどオリジナルグッズさらに、会場ではわたあめやオリジナルTシャツ、消臭ビーズなど新作オリジナルグッズを販売。2023年に開催された「もうどく展 リミックス」でも好評を博した、毒生物をイメージしたオリジナルステッカーは新デザインで販売される。コラボメニューも加えて、サンシャインシティ専門店街アルパ3階にあるビュッフェ レストラン「ビュッフェアンドグリル シェフズ グッディーズ(BUFFET&GRILL CHEF’S GOODIES)」とコラボレーション。50種類以上の料理が揃うビュッフェにて、モウドクフキヤガエルなど展示生物のイメージカラーに合わせたコラボメニューを味わえる。展示を見に行く前後に訪れるのもおすすめだ。【詳細】サンシャインシティ水族館 特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展 極(もうどく展 極)」開催期間:2024年3月15日(金)~ 11月24日(日)※ 詳しい営業時間は特設ウェブサイトを確認。 会場:サンシャイン水族館 特別展会場住所:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上料金:通常入場券 600円、「ドックドク★キャンディ」付き入場券 900円※水族館本館ほか対象施設の利用者、 アクアリウムクラブ会員証、サンシャイン水族館年間パスポート持参者、障がい者割引の対象者は上記金額より200円引き。※アクアリウムクラブ会員証・サンシャイン水族館年間パスポート・障がい者手帳または各施設の半券の提示が必要。■ビュッフェアンドグリルシェフズグッディーズ コラボレーション場所:サンシャイシティ 専門店街アルパ3階営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)※最終入店 21:00料 金:・大人「平日」ランチ 1,978円/ディナー 2,418円、「土日祝」 ランチ 2,418円/ディナー 2,858円・小学生「平日」 ランチ 1,318円/ディナー 1,428円、「土日祝」 ランチ 1,428円/ディナー 1,538円・幼児 終日 658円 ※2歳以下は終日無料※最新の営業時間と価格は店舗に問い合わせ。
2024年02月24日■これまでのあらすじ結婚して以来子どもを望んでいた美咲だが、夫の拓也はその生い立ちから親になる勇気が出ず、非協力的になってしまっていた。思い悩む美咲を必死すぎて嫌とまで思っていた拓也だったが、先輩のアドバイスから美咲と話し合いを重ねてついに妊活をスタート。しかし1年後、待望の妊娠がわかるが、流産してしまう。数年後、美咲は赤ちゃんと生活するが、拓也が子育てに参加しないことに寂しさを募らせていた。そんなある日、拓也の態度にしびれを切らした美咲は「私たちに関心を持って」と訴える。しかし拓也に今は一緒にいたくないと言われ、美咲は拓也の心配が的中したと言う。「拓也は親になれなかった」のだと…。■親になれなかったのは夫だけ?■そんなこと言える立場?「拓也は親になれなかった」と口にした美咲に、拓也は「俺だけが親になれなかったのか?」と問いかけます。すると、育児を全部自分に押し付けて、帰宅しても何もしない、それに加え飲み歩くようになって、自分と花ちゃんと触れ合うことを避けているクセに…。「なんで被害者面してるの?」ハッキリと言い返す美咲に、拓也は「親になれないのはふたりの問題だ」と言うのですが、それはいったいどんな意味なのでしょうか?次回に続く「僕たちは親になりたい」(全64話)は12時更新!
2024年02月02日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。実家から離れて公務員として働くユズさんは、たびたび両親からお金の無心をされ、断ることもできず自分の食費と健康を犠牲にしていました。いつしか母親はユズさんの職場にまで無心の電話をし始め、ユズさんはついにうつ病に。休職して療養中、薬の副作用で太ったユズさんを見て「みっともない」と言う母親。ユズさんは摂食障害も併発し、入院先の医師から両親の言動は「虐待」だと言われます。自分を否定し続けてきたユズさんは、自分に肯定的になることで徐々に摂食障害の症状が回復。その後、無事に退院することはできましたが……。なかなか切れない親子の縁 母親はユズさんが入院していたことを知っても、自分の生活の心配ばかり。ユズさんは友人やのちに夫となるユウさんに助けられながら、仕事を退職してうつ病の治療を続けます。 そんな中、母親から脳梗塞で倒れたと連絡が。ユズさんは「自分が支えなければ」とまた思い始めますが、実際は高血圧での入院でした。 「きちんとした食事をして」と彼からのお見舞金を両親に渡すも、結局無駄遣いをする両親を見て落胆するユズさん。しかし、どうしてもきらいになることはできませんでした。 実家をあとにして数日後、母親からまたしても無心の連絡が。なんと渡したお金を、あっという間に使い切ったと言うのです。 怒ったユズさんはこのとき、当たり前に大切に思ってきた親の存在が、そうではなくなりつつあることを実感するのでした。 彼からの善意のお金を娯楽に使い、なくなるとまた無心する母親。他人にまでたかろうとする母親は、もう常識的な感覚が麻痺しているのかもしれませんね。 そんな母親からユウさんを守るためにも、ユズさんは両親との関係を見つめなおす潮時でしょう。苦しいことですが、このままではユズさんとユウさん2人の未来まで壊れてしまうかもしれません。 何度も期待しては裏切られ、もはや歩み寄ることが解決に向かうとも思えない親子関係。 ユズさんには今まで出会ったたくさんの味方がいるはず。自信を持って、前だけを見て人生を歩んでほしいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月29日「毒親」という言葉が世間一般に知られるようになってきましたが、私の父も祖父母も毒親でした。子どものときは本当につらい思いをし、その毒親ぶりは今でも夢に出てきて夜中に飛び起きてしまうほどです。しかし、捉え方を変えれば彼らは立派な反面教師。今回は毒親育児を反面教師にしている私の経験をお伝えします。祖父母からの言葉がけを反面教師に私は物心ついたときには祖父母に育てられており、実の両親の顔を知りませんでした。今でも、なぜ両親がいなかったのかはわかりませんし、知りたくもありません。それでもやさしい祖父母に育てられて、めでたしめでたしといきたいところでしたが、決してそういうわけにはいかなかったのです。 祖父母はとても恩着せがましく、口癖のように「お前は本当は施設行きだったのに」と言ってきたのです。これは今思い出してもつらい言葉です。そのため、私はわが子には毎日のように「生まれてきてくれてありがとう」と伝えるように心がけています。 お風呂は週1、おかずはスーパーの総菜のみ祖父母は戦争時代を生きた人だったためか、今の人と感覚がズレているところがありました。その最たる例がお風呂に毎日入らないことです。どんなに汗をかいても週1回しかお風呂に入れてくれませんでした。 また、祖父母は2人ともごはんを作ることができないからと毎日スーパーの総菜を与えられました。そのため、私にとってのおふくろの味はスーパーの総菜なのです。 これらの経験から、私はどんなに疲れていてもわが子を毎日丁寧に入浴させ、手作りの料理をおなかいっぱい食べさせるように努めています。 父が帰ってきてからは恐怖政治が始まるそれでも、小学生のときにフラッと父が帰ってきてお風呂などの衛生面は改善されました。ところが、この父親もとんでもない人でした。思い通りにならなければ乱暴な言葉で怒鳴って言うことを聞かせようとするのです。その怒り方は本当に常軌を逸していて、とても恐ろしいものでした。 父はたまに家に立ち寄る程度の存在だったのに、怒鳴り散らすためだけに現れることもあって、父がいると気が休まりませんでした。私はこの父の恐怖政治を反面教師に、むやみに大声を出さず、諭すように叱ることを心がけています。 私自身は毒親にはなるまいと努めてきたためか、わが子はのびのびと育っています。昔のつらい思い出を振り切れる日はなかなかこないと思いますが、子育ての反面教師として毒親との思い出を利用すれば、親としての道を踏みはずすことはないだろうとプラスに考えるようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家や専門機関に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2023年11月27日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。実家から離れて公務員として働くユズさんは、度々両親からお金の無心をされ、断ることもできず自分の食費と健康を犠牲にしていました。いつしか母親はユズさんの職場にまで無心の電話をし始め、さすがにユズさんも不満が爆発。「もうお金をとらないで」とはっきり伝えますが、母親の職場への電話はエスカレート……。上司は親身になって対策してくれ、友人や彼氏も励ましてくれますが、ユズさんはついにうつ病と診断されます。ユズさんは休職して療養しますが、そう簡単には回復せず……。 母親と離れても心は限界に※病名に抑うつ状態と描かれていますが、「抑うつ」は、症状あるいは状態像(症状のパターンを型にまとめたもの)を指す言葉であり、病名ではありません。うつ病の症状の1つとして抑うつが見られることがよくありますが、抑うつがあれば必ずうつ病というわけではありません。 ※希死念慮…「消えてなくなりたい」、「楽になりたい」などと思うこと つらそうな姿を見かねた彼が同棲をユズさんに提案。その件を母親に連絡すると一度帰ってくるように言われました。 久しぶりに会った母親は、薬の副作用で太ったユズさんを見て「みっともない」と批判。父親もデブだと笑い、ユズさんはさらに体調が悪化しました。 それでもお金の無心を続ける母親からのストレスで、ユズさんは摂食障害を併発し入院。 つらい療養生活を送る中で、医師からはっきりと「心理的虐待を受けていた」と告げられます。 ユズさんは自分は悪くなかったとわかったことで、徐々に症状が回復。無事に退院することができたのでした。 今まで両親からの言動に違和感があっても、それが親子の形だと思って自分を否定し続けてきたユズさん。医師から両親の1つひとつの行動が虐待だと言ってもらえたことで、自分を受け入れることができたようです。 そして心の病で苦しむ娘にひどい言葉を投げかける両親は、ユズさんが大人になっても虐待を続けているということがやっと明らかになりました。この入院をきっかけに、親の呪縛から開放されるといいですね。>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月26日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。実家から離れて公務員として働くユズさんは、たびたび両親からお金の無心をされ、断ることもできずにいました。彼氏とは同棲を解消してひとり暮らしを開始しますが、両親への送金のため自分の食費などを切り詰めます。ある日母親がガンになったと聞き帰省すると、送ったお金を娯楽に使った形跡が。さらに母親はユズさんの職場にも電話をかけてきてまでお金をねだり、あまりの非常識さに怒りが抑えられませんでした。ユズさんは仕事帰りに母親に改めて電話。「もういい加減にして!!」と、ついに声を荒げます。母親への不満が爆発 ユズさんは生活するのにお金が必要なことや、遊びたいだけの理由でお金をねだったり、職場に電話したりしてこないでとはっきり伝えました。 しかし母親はその日から、ユズさんの職場に電話をかけてくるように。ときには数十分おきに何度もかけられ、再度注意しても話が通じません。 正気ではないと悟ったユズさんは上司に相談することに。上司はユズさんの状況を察し、親身になって話を聞くばかりか、しばらくは電話をとり次がないよう対策まで考えてくれました。 上司や地元の友人のあたたかさに触れてなんとかやり過ごしていましたが、一方で心はますます弱り、ついに精神科を受診したユズさん。 就職5年目で、うつ病と診断されたのでした。 ユズさんにとって職場は両親との関係を絶てる唯一の安全な場所でしたが、母親からの嫌がらせによってそれも奪われてしまいました。 まじめで責任感の強いユズさんにとって、身内から職場への営業妨害ともとれる嫌がらせは、より一層責任を感じたことでしょう。 母親の常識外れな言動は、わざと自分の存在をアピールしているようにも思えます。 ユズさんの心の中から消すことのできない母親の存在が、うつ病への追い打ちをかけたのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月19日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。実家から離れて公務員として働くユズさんは、たびたび両親からお金の無心をされていました。自分でもおかしいと思いながらも送金をやめられず、さらに両親に旅行のプレゼントまで。やがて同棲していた彼氏とは不仲になり、ひとり暮らしを始めた矢先に母親が遊びに来てくれます。そのときはたのしい時間を過ごしましたが、数日経つとまたお金を無心されるように。ユズさんは次第に心身ともにボロボロになり、仕事に行くのもままならなくなります。食費を削るなど無理のある生活を続けていたある日、ユズさんは母親から「ガンになった」と電話で伝えられて……。突然のガン宣告 心配するユズさんをよそに、母親は入院していたからお金が必要だと言います。いままで以上に生活を切り詰め、年末年始の休みに実家に帰省したユズさん。 しかしそこで見たものは意外と元気そうな母親と、生活が苦しいと言いながらタバコやお酒、アクセサリーなど必要とはいえない出費の数々。 自分が渡したお金の使い道に両親への不信感が高まる一方でしたが、その後も無心を断れないでいました。 ある日、母親から職場に電話が。緊急の連絡だと聞かされ引き継ぐと、遊びに行くためのお金を送ってほしいという内容でした。 あまりの非常識さにユズさんも怒りますが、母親は相変わらず情に訴えてきます。 「もういい加減にして!!」我慢の限界が訪れたユズさんは、初めて母親に対する感情を爆発させたのでした。 本来味方であるべき家族が迷惑ばかりかけ続け、まさに恩を仇で返されているユズさんの状況。 まじめに働くユズさんは、社会と比較して両親の非常識さ、身勝手さがどんどん浮き彫りになるのを感じているのではないでしょうか。 とはいえ、ユズさんは家庭に悩みや不満があっても、黙って受け入れることで親子関係を保ってきました。 今回のように自分の気持ちを爆発させたことが、両親との関係を変えるきっかけになるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月18日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。実家から離れた地域の公務員試験に合格したユズさん。高校を卒業し、彼氏と同棲して新生活をスタートさせます。しかし母親からはたびたびお金を無心され、生活費を切り詰めてまで送金。そんな生活が2年続いたころ、ユズさんはパニック発作に。それでも両親への送金を欠かさず、さらに貯金して旅行のプレゼントまでしました。ユズさんは自分でもおかしいかもしれないと感じていても、なかなか共依存から抜け出せません。就職3年目には、彼氏との仲が悪くなり同棲を解消したユズさん。引越し先を探すも親がブラックリストに入っていたため社会的信用がなく、物件探しに難航します。初めてのひとり暮らし生活 何とか保証人不要の物件を見つけ、初めてのひとり暮らしをスタートさせたユズさん。誰かがいない生活は思ったより快適で、今まで気負い過ぎていた自分に気付けました。 そんなある日、母親が会いに来ることに。当日、ユズさんはたのしく食事し、翌日は一緒に観光して誕生日だからとバッグまでプレゼントしてもらえました。 「なんだか夢みたい」ユズさんは憧れていた仲のいい親子になれたと感涙。 しかし母親が帰宅した数日後、お金の無心は再開。さらに父親からもお金を送ってほしいと頼まれることが増え、ユズさんは自分の食費を削ってまでも工面してしまいます。 そんな生活を続けるうちにパニック発作や自分の体を傷つける行為も増え、通勤ぎりぎりまで起き上がれなくなるのでした。 いつも冷たい人がたまに見せるやさしさにギャップを感じるように、理不尽で厳しい母親が少しまるくなるだけで、ユズさんにとっては大きな愛情に感じたのでしょう。 だからこそ余計に期待してしまい、その期待を裏切られたときのダメージは大きいもの。 いっそのこと母親が一切のやさしさを見せず、ただただ暴力をふるうだけの人だったら絶縁することもできたでしょう。ですが、親子の縁は切っても切れないと言われるように、そう簡単にはいかないのが現実なのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月17日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生のユズさんは自分の食費などのために働いたバイト代を、母親にとりあげられパチンコに使い込まれます。さらに自宅に借金返済の督促の電話がくるようになり、経済状況はさらに悪化。ユズさんは大学進学をあきらめ、実家から離れた地域での公務員を目指すことにしました。そして、母親に勉強の邪魔をされながらも、無事試験に合格。引越しに必要な費用は母親の兄である叔父夫婦に支援してもらえました。ユズさんはその後無事に高校を卒業し、両親のいない町で彼氏と新生活をスタートさせます。離れても変わらない母親との関係 仕事に追われながらも、彼氏とたのしい日々を送るユズさん。しかし母親からたびたびお金を無心する電話がかかり、生活費を切り詰めてまで仕送りする日々が2年ほど続きました。 ユズさんはその間パニック発作になるなど体調も悪くなりますが、母親への送金は怠りません。さらに毎月貯金したお金で、両親へ旅行をプレゼント。 自分でもおかしいと思いながらも両親へ尽くすことがやめられないユズさんは、母親から離れても共依存からは抜け出せないのでした。 就職3年目には、彼氏との仲が悪くなり同棲を解消。引越し先を探すも親がブラックリストに入っていたため社会的信用がなく、まじめに働いてもどうにもならないことがあるのだと痛感するのでした。 やっと母親のもとを離れられたユズさんでしたが、心までは離れられなかったよう。自立したい思いがあるはずなのに、電話ひとつで母親の指示に従ってしまうとは、共依存の怖さを思い知らされますね。 彼氏や職場の人に相談してみるなど、ほかにも母親の呪縛から解放される方法はあったでしょう。 ですが母親と歩んできた人生の中で、たったひとりで家庭がうまくいくよう立ちまわってきたユズさんには、その家庭の状況が明らかにおかしいこと、他人を頼るべきだということに思い至らなかったのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月16日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生のユズさんはバイトを始めますが、給料は母親にとりあげられ、パチンコ代に消えていきます。さらに自宅に借金返済の督促の電話がくるようになり、学校を休んでまでユズさんが電話に対応。経済状況は悪化し、母親は個人再生の手続きをすることにしました。ユズさんは大学進学をあきらめ、公務員を目指すことに。しかしそれは、家を出る可能性があることを意味するのでした。今後の進路を母親に相談すると、公務員という言葉に母親は目を輝かせて喜びました。ですが高校受験のときも結局、応援どころか邪魔をされていたため、ユズさんは自立を決意します。試験勉強を妨害する母親 母親はユズさんが家を出ることに否定的でしたが、受験倍率の高さに「合格するわけがない」と何も言わなくなりました。 ですがユズさんが試験勉強をしていると、「リモコンとって」「タバコ持ってきて」とわざと雑用を頼んで勉強を中断させます。 彼氏から卒業後は同棲しようと言われていたユズさんは、より一層自立への気持ちを高めるのでした。 そしてユズさんは、家から離れた地域の国家公務員試験に合格。引越のため、今まで母親に貸していたバイト代を返してほしいと話しました。 パートを事実上クビになっていた母親は、逆ギレしたのち、ユズさんを母親の兄である伯父の家に連れて行きます。 伯父は「子どもにかかるお金を準備してないのは親の責任」とし、母親に自分で返すよう釘を打ってユズさんにお金を手渡しました。 ユズさんは伯父夫婦に心から感謝し、卒業後、晴れて実家から離れることができたのでした。 実の母親からの妨害にも負けず、公務員試験を乗り越えたユズさん。 娘が家を出たいという自立を邪魔する母親の行動には、娘がいなければ生きていけないと依存する心理があるのではないでしょうか。 引越すことで物理的な距離を置けば、母親との共依存も薄れるかもしれません。 新生活をきっかけに、親子のあり方を変えられるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月15日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生のユズさんは、友人や彼氏もできて学校生活は順調。そのころ母親はパートで働き始め、そのお金で修学旅行に行くこともできました。しかし修学旅行から帰宅すると母親は焦燥しきった様子で、父親と離婚したいと言い出します。ユズさんは母親の意見を尊重して離婚に賛成しますが、自分の存在を否定されたと思った母親は「生むんじゃなかった」とヒステリーを起こしました。その後ユズさんはバイトを始めますが、給料は母親のパチンコ代に消えていき……。さらに、母親はクレジットカードの支払いも滞納していました。自宅に支払いを催促する電話がかかってきます。電話は1回ではおさまらず… 複数のカード会社から督促の電話がかかってくるようになっても、母親は居留守を使って無視。さらに学校を休ませてまでユズさんに電話の対応をさせるようになります。 次第に自宅のインターホンが鳴るようになり、ついに個人再生の手続きをすることに。実は消費者金融からの借金もあり、月々の負債は父親の月収を超えるほどでした。 母親は離婚をとりやめ、趣味のジュエリーを手放すと言います。ユズさんは落ち込む母親を見て、何とかしてあげたい一心に。このころから親子の役割が逆転し始めます。 そしてユズさんは大学進学をあきらめ、公務員を目指すことに。しかしそれは、家を出る可能性があることを意味するのでした。 経済的に苦しく、進路の選択肢が狭まった状態で新たな希望ができたユズさん。母親は公務員と聞いて自慢できると喜び、試験の難しさやユズさんの苦悩はお構いなしです。 高校受験のときも、偏差値や学費の条件だけで娘の進路を決めつけ、振り回した母親。就職となれば合否次第で、ユズさんの今後の人生も大きく変わるでしょう。 娘がこの先自立して生きていけるよう、今回ばかりは落ち着いて見守っていてほしいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月14日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生になったユズさんは、両親から外見をけなされ続け、それは思春期のユズさんの体調にまで影響が出るほどでした。ある日友人のひと声で腰まであった髪をばっさり切り、気持ちが軽くなるだけでなく、両親の言葉だけがすべてではないと悟ります。そのころ母親はパートで働き始め、そのお金で修学旅行に行けたユズさん。しかし、帰宅すると母親は焦燥しきった様子で、父親と離婚したいと言い出します。ユズさんは寂しい気持ちを我慢して、母親の人生を尊重することにしました。しかし母親の「そんなに私にいなくなって欲しいの?」という思わぬ反応にユズさんは言葉を失います。母親の望む答えができず… 「あんたなんて生むんじゃなかった」母親はヒステリックになり、自分の人生が台無しになったとユズさんに言い放ちます。 ユズさんは自分の存在を否定されたことで心に深い傷を負い、自分の体に傷をつけることで安心感を得ました。 その後も母親は情緒不安定になり、ユズさんはそんな母親を見守るため学校や部活を休むように。バイトも始めますが、給料は毎月母親のパチンコ代に消えてしまいます。 さらに、母親はクレジットカードの支払いを滞納しており、ついに家にまで督促の電話がかかってくるのでした。 共依存することで、母親との関係を保ってきたユズさん。はたから見ればひどい母親でも、ユズさんにとってはたったひとりの愛情をくれる存在だったのでしょう。 だからこそ自分を否定されたショックは大きく、自分を痛めつけることでしか解決できなかったのかもしれませんね。 母親も父親との関係に傷ついていたのかもしれませんが、子どもに当たっても不幸の連鎖は断ち切れません。 娘を傷つけたりパチンコに没頭して解消させるのではなく、母親には自立した心を持てるよう前を向いてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月13日