「毒義母がヤバイ」第12話。同居している義祖母に「赤ちゃんのお世話は、じいちゃんばあちゃんがやるもの」「お前たち親は影で見守っておけ」「むぎ太(夫)はお前と結婚したから病んだ」など暴言を吐かれてしまったみゆきさん夫婦。夫のむぎ太さんの提案で、義実家を出てみゆきさんの実家へ帰ることにしました。 「毒義母がヤバイ」第12話 「みゆきを不幸にさせてしまってすみません!」 みゆきさんの実家に到着するなり、涙目でみゆきさんのお母さんに土下座をするむぎ太さん……。 そんなむぎ太さんを見て、みゆきさんは改めて「義祖母が許せない」と感じるのでした。 次回、思わぬ出来事が起こります。 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2022年02月01日「毒義母がヤバイ」第10話。義祖母から「むぎ太はお前と結婚したから病んだんだ」と突然言われ、否定しても、「いや!間違いなくお前のせい!!」とまくし立てられ、さすがのみゆきさんも腹が立ち……。みゆきさんが義実家と揉めてしまった体験談をマンガ化! 短期連載にてご紹介していきます。※揉める描写になるため、多少きつい表現があります。 娘のきいちゃんにあだ名で呼ばせたいという義母に、夫のむぎ太さんが「おばあちゃん」と呼ばせたいこと、みゆきさんがきいちゃんをお風呂に入れさせてもらえないのをやめてほしいと言ったところ……義母がブチ切れ! その後、突然義祖母がやってきて、「むぎ太はお前と結婚したから病んだんだ」と罵られ……。 この義母といい、義祖母といい、さすがに我慢の限界です……! 「毒義母がヤバイ」第10話 追い焚きができるため、お風呂が水になるなんてあり得ないことなのに、意地悪を言う義祖母。 「赤ちゃんのお世話はじいちゃんばあちゃんがやるもんなの!」 「おめえたち親は影で見守ってなきゃならないんだよ!」 信じられない言葉の数々……。 さらにヒートアップする義祖母。次回、みゆきさん夫婦がくだした決断とは? 著者:イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2022年01月15日大人気マンガシリーズ、今回はmomo(@momotan1000)さんの投稿をご紹介! 「モラハラ夫の不倫相手は母親でした」第1話です。モラハラ夫と自分の母が不倫…。今回は、そんな衝撃的なお話を紹介します!今回の主人公は…出典:instagram闘うことを決心し…?出典:instagram洗脳中は?出典:instagram登場人物の紹介出典:instagram不倫について…!?出典:instagramヤバすぎる状況でも…出典:instagram洗脳を解くまで…出典:instagramモラ夫との闘いとは…!?出典:instagramモラハラ夫に洗脳されていたユキさん。ユキさんはどうやって洗脳され、乗り越えたのでしょうか…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@momotan1000)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年12月08日「毒親」という言葉が世間一般に知られるようになってきましたが、私の父も祖父母も毒親でした。子どものときは本当につらい思いをし、その毒親ぶりは今でも夢に出てきて夜中に飛び起きてしまうほどです。しかし、捉え方を変えれば彼らは立派な反面教師。今回は毒親育児を反面教師にしている私の経験をお伝えします。 祖父母からの言葉がけを反面教師に私は物心ついたときには祖父母に育てられており、実の両親の顔を知りませんでした。今でも、なぜ両親がいなかったのかはわかりませんし、知りたくもありません。それでもやさしい祖父母に育てられて、めでたしめでたしといきたいところでしたが、決してそういうわけにはいかなかったのです。 祖父母はとても恩着せがましく、口癖のように「お前は本当は施設行きだったのに」と言ってきたのです。これは今思い出してもつらい言葉です。そのため、私はわが子には毎日のように「生まれてきてくれてありがとう」と伝えるように心がけています。 お風呂は週1、おかずはスーパーの総菜のみ祖父母は戦争時代を生きた人だったためか、今の人と感覚がズレているところがありました。その最たる例がお風呂に毎日入らないことです。どんなに汗をかいても週1回しかお風呂に入れてくれませんでした。 また、祖父母は2人ともごはんを作ることができないからと毎日スーパーの総菜を与えられました。そのため、私にとってのおふくろの味はスーパーの総菜なのです。 これらの経験から、私はどんなに疲れていてもわが子を毎日丁寧に入浴させ、手作りの料理をおなかいっぱい食べさせるように努めています。 父が帰ってきてからは恐怖政治が始まるそれでも、小学生のときにフラッと父が帰ってきてお風呂などの衛生面は改善されました。ところが、この父親もとんでもない人でした。思い通りにならなければ乱暴な言葉で怒鳴って言うことを聞かせようとするのです。その怒り方は本当に常軌を逸していて、とても恐ろしいものでした。 父はたまに家に立ち寄る程度の存在だったのに、怒鳴り散らすためだけに現れることもあって、父がいると気が休まりませんでした。私はこの父の恐怖政治を反面教師に、むやみに大声を出さず、諭すように叱ることを心がけています。 私自身は毒親にはなるまいと努めてきたためか、わが子はのびのびと育っています。昔のつらい思い出を振り切れる日はなかなかこないと思いますが、子育ての反面教師として毒親との思い出を利用すれば、親としての道を踏みはずすことはないだろうとプラスに考えるようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2021年11月18日大人気マンガシリーズ、今回はくずゆ@カップルエッセイ(@_kuzuyu_)さんの投稿をご紹介!「母の母役がうんざりなので娘をやめることにしました。」第22話です。仕事帰りに偶然見つけた本を手に取ったくずゆさん。その本の内容とは…?#22母の母役がうんざりなので娘をやめることにしました。出典:instagramこういった親を持つ子どもは出典:instagram母から離れたことは…出典:instagramある本をきっかけに、母から離れてよかったと改めて思うことができたくずゆさん。お母さんと離れるということは、決して簡単なことではないと思いますが、しっかりと決断できたことは素晴らしいですね。さらに、くずゆさんを受け入れてくれる方と出会えて本当に良かったです!毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@_kuzuyu_)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年11月05日私は「子どもを持つこと自体」に漠然とした不安がありました。なぜならば、私の両親が「毒親」だったからです。自分も同じように「毒を持って子どもに接してしまうかもしれない」「私のようなつらい幼少期を過ごすのであれば、子どもは作らないほうがいいのでは?」といった考えが頭から離れませんでした。そんな私が紆余曲折ありながらも1人目を出産し、さらに2人の子どもを持つまでの過程や葛藤などをお伝えします。 転換期は20代後半の同棲経験憂うつ感に苛まれながらも、私はなんとか幼少期~思春期を過ごしてきました。そんな私の大きな転換期は20代後半のころ。今の夫となる人と結婚前提で同棲し始めたころです。 今まで生きてきた人生のなかで初めて長期に渡って親と離れて暮らせることができ、だんだんと心に落ち着きを取り戻し、「過去に親から受けてきた仕打ち」に対してやっと疑問を感じるようになってきました。いわば過去の自分は、親からマインドコントロールを受けていたと言っても過言ではないと思います。 友人たちの妊娠で心境の変化数年に渡る同棲期間を経て30歳になるころに、私は今の夫と結婚しました。しかし、結婚した1年ほどは前述した理由や背景があり、子作りする気になれませんでした。そんな私の気持ちを変化させたのが「友人たちの妊娠」です。 その友人たちとは数十年付き合っており、いろいろな過去も知っていた仲なので、「人生いろいろありながらも、皆どこか決断をして新たな道へ進んでいくのだな」ということが、友人たちの妊娠・出産を通して改めて実感しました。 過去と折り合いをつけるという決断また、友人たちのなかには不妊治療に励んでもなかなか授かれない子もいました。そんな友人を見て「授かれること自体が奇跡なんだ」「私ももう31歳になるし、女性の妊活は時間が区切られている。どこかで親のことは見切りをつけなければ」と、私の心境が友人を通して少しずつ変わっていきました。 そして、31歳のときに1人目を出産。里帰りはせず、基本的にワンオペ育児でしたが、なんとか1人目を2歳まで私の手で育てることができました。その後は1人目が2歳になったころ、2人目の妊活を始めました。 自分が毒親になることなく、気持ちに余裕を持って妊活や育児ができたのは「いざとなれば福祉の手を借りて助けを求められる」という安心感です。産後ヘルパーの活用や、産前産後要件で保育園に通うことができることなど、子育て支援情報は調べ抜きました。情報収集は育児の不安を解消し、自分を救う手立てになっています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年10月11日■前回のあらすじ家族会議のおかげで、生活にメリハリが出ることを実感。目標を発表し合うことで、思いがけない変化が。子どもたちのチェックが厳しめですが…、自然と家族みんなでがんばることができている気がします。次回に続く 「家族会議で小学生のモチベが上がった話」(全13話)は17時更新!
2021年10月03日私が25歳のとき、当時7歳年上の夫と付き合い始めました。暴力が日常化していた毒親持ちの私にとって、夫は愛情と安心感を教えてくれた心の支え的存在でした。すぐにでも親から離れたかった私は、一刻も早く結婚したかったのですが、親は大反対! そこで私は、夫と相談してある計画を実行したのです。私の母親は2度の離婚歴があり、日ごろから私に対して暴力を振るってきました。虐待に耐えられなくなった私は、逃げるように祖父母の家へ避難。そんな私が心の支えとしていたのが、25歳のときに付き合いはじめた今の夫です。夫は、これまで私が知らなかった「愛情」がどういうものかを教えてくれました。見返りを求めず、ただ一緒にいるだけで得られる安心感に、親には感じなかった「愛」を感じるようになったのです。以前の私であれば、母からの暴力を受けていても、祖父母宅へ避難する勇気も出なかったと思います。ですが、夫と付き合うようになってから、「増えていくアザを好きな人に見られたくない」と思うようになり、さらに、「なぜ私は、親からこのような仕打ちを受けるんだろう……」と自分の親に疑問も抱くようになったのです。 それから私は、「母親から逃げたい」という気持ちが強くなり、早く彼と結婚したいと思うようになっていきました。 母は夫との交際に猛反対!!ところが、夫にも複雑な事情がありました。7つ年上の夫は当時32歳。バツイチでした。離婚の原因は前妻の浮気で、前妻が引き取った子どものこともあり、結婚にはかなり慎重でした。私とは「3年付き合ってうまくやっていけるようなら結婚しよう」と考えていたようです。早く結婚したい私としてはもどかしさを感じましたが、反面、「それだけ私のことを真剣に考えてくれているんだ……」とも思えて、うれしく感じました。ただ、私の母は離婚歴がある夫との交際を猛反対!事あるごとに私に罵声を浴びせてきたのでした……。 母を説得するために考えた方法は…それから3年。私と彼は結婚を真剣に考え始めたのですが、ネックになったのは、やはり母親でした。「なんて説明するか」「説得するにも毒親ゆえにどうしたらいいか……」。いろいろ考えてみたのですが、いずれにせよ「どう説得しても絶対に反対はされるだろう」という結論に至りました。そこで、私と夫で話し合い、子どもがほしいと思う気持ちもあったので、計画的な授かり婚をして報告しようということに! そして半年後、私は妊娠。そのタイミングで私は祖父母宅を出て、夫との同棲を開始し、親に報告しました。案の定、親は反対。それどころか妊婦になっても親からの暴力はなくならず、耐えきれなかった私は、結局親の同意を得ぬまま、彼と入籍することを決心しました。 私は以前「母親のようにはなりたくないから、結婚はしなくていい」と考えていました。でも、彼と出会い、結婚したからこそ、親と暮らしていたときにはわからなかった安心感や、2人の子どもに恵まれる幸せを感じることができました。今思うと、母は、相手が誰であれ、私が幸せになることを許せないのだと思います。ですが、そう思っているのであれば、今私が幸せでいることは、母親に対する私なりの反撃になっているのかなと思います。現在は、私の親とは縁を切っていますが、それに理解を示してくれる夫に本当に感謝しています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 文/佐藤 汐梨さん
2021年09月20日私の実親は父母ともに毒親です。こういう風にはっきりと実親を「毒親」と捉えることができたのも、ここ最近の話。私は結婚を機に初めて実親と離れ、だんだんと自分が置かれていた環境が「おかしい」ということに気付き、やっと目を覚ましました。毒親からは離れたものの、「とある物」が1枚もなく、今は少し後悔している話をします。なくて意外と困ったものとは現在、実親とは「絶縁」とまではいかなくとも、年1回会う程度の疎遠状態。年1回しか会えないレベルの遠い場所に実家があるのかといえば決してそうではなく、電車で小一時間程度の場所にあるのですが、気持ち的な距離はすごく遠い存在です。 そんな疎遠の関係によって、今困っているのが「実親の写真や、私の子どもと実親が写っている写真が1枚もない」ということです。 保育園のアルバム作りで⋯本格的に悩み出したのは、下の子どもが保育園に入園したころです。園で「思い出アルバムを作りませんか」という話になり、子どもたちの0歳から今までの写真をまとめたアルバムを親が手作りしようという企画でした。そこで主任の先生が、「このアルバムは、今までお子さんがいろいろな人に愛されたとわかるように記録するために作成しますので、子ども単体でなく、おじいちゃん・おばあちゃんも含めたアルバムだとなお良いですね」と発言されたのです。 保育園の先生の発言に傷つくもちろん主任の先生は私の家庭環境についてはまったく知りませんし、私自身も実親が毒親だから疎遠になっているとはとても言えません。そんな背景もあったうえでの主任の先生の発言なので、そこまで気にとめる必要もないとは思いつつ、私はその言葉に非常に敏感になっていました。 さらに「祖父母など親族関係と縁が遠い子どもは愛が薄いのだろうか」などとマイナス思考に陥ってしまったのです。 現実と向き合わざるを得ない状況にそして、子どもと一緒に写る祖父母(実親)の写真が1枚もないことに向き合わざるを得なくなり、大変悲しい気持ちになりました。しかし、そのとき3歳になっていた上の子どもにおいては、私の実親の写真が1枚もないことで支障を感じたことは特にありませんでした。実親の写真が1枚もないことをそれまで気にもとめておらず、下の子どものアルバム作りの話が出るまで、私は実親のことがすっかり頭から抜け落ちていたんだなとも感じました。 私は今回の件を気に病んでいました。しかし、気に病むこと自体、まだ毒親の毒から抜け出せていないとも感じ……。だからあえて不参加ではなく、参加して精一杯与えられた機会を楽しみたいです。しかし、「せめて子どもと実親が一緒に写っている写真を1枚程度はおさめておけばよかったな……」と、今さらながら後悔しました。 著者:橋爪真理子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年08月11日指しゃぶりを卒業させるためにとった作戦は…ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。長男指しゃぶりに悩んだ過去を語ってきましたが、結局のところうちの場合、これ! といった特効薬がないまま…いよいよ年長になってしまいました。いつもではないし、日中保育園ではできるだけ本人も気をつけているようでしたが、お昼寝の時間や家では外で我慢している分なのか全然やめる気配がありませんでした。この頃になるとさすがに小学校入学が迫ってきてワタシも黙って自然に卒業するのを待ってはいられなくなってきました。ついつい見るたびに指摘してしまい、精神的に追い詰めてしまうことで長男も余計にやってしまうという悪循環だったような気がします。そんな長男にもついに卒業する日がきました。どうにか入学前にはやめさせたいという思いが強くなり、以前は失敗した『卒業日を決める作戦』(前回の対策3参照)というのをもう一度やってみたんです。長男は1月が誕生日。でも、その誕生日を迎える前には恐らくほとんどやらなくなっていたと思います。この日を境にピタッとやめたということではなかったので、卒業した明確な日にちはわかりません。入学する頃には無意識の睡眠中にもやらなくなって、心底ホッとしたのですが、なんとその後、小学校に入学してから別の悩みが出てきてしまったのです…。爪噛みです。日中学校でもできてしまう爪噛みで、両手の全ての指が深爪になってしまっていました。これには新生活のストレスや、ちょうど三男が生まれて母も子も不安定だった時期も重なっていことが原因だと思います。長男の血が滲むほどかじってしまった指先を見て、激しく後悔したのは言うまでもありません。指しゃぶりを無理にやめさせると爪噛みや貧乏ゆすりなどの別の癖が出てしまう可能性もあって、その方が後々まで残って大変だよ…と、かかりつけ医にも言われていたのに。保育園時代まではなるべく自然にやめられるようにと見守る努力ができていたのは、結局「小学校に上がるまでにやめられないと恥ずかしい(さすがにそれまでにはやめるだろう)」という親都合の期限付きのおおらかスタンスだったわけです。自分の思い通りにならないとわかった途端に厳しく追い詰めてしまうなんて、典型的な支配型毒親人格じゃないですか…出産前後の精神的な不安定だったことはあったにせよ、思い返すとかなり理不尽な要求をしてしまったと思います。長男の爪噛み癖は入学から2年ほどは続きました。ワタシもこまめに爪をチェックしたり、何より下の子にかかりっきりで長男に構えなかった部分を夫と相談して対応を分担したりと気を付けてみました。学校にも慣れ、家庭内も落ち着いてくると次第に爪噛みは無くなり、4年生の今はほとんどしなくなって少し安心するとともに、こうしてストレスが行動に出るうちはまだ対処できることなので気を付けて見ていこうと思っています。さて、お次は次男。長男の反省を活かして余裕の対応ができているのでしょうか…!?
2021年06月02日「毒義母がヤバイ」第18話。同居している義祖母に理不尽なことを言われ耐えられなくなり、義実家を出たみゆきさん夫婦。みゆきさんの実家にお世話になり、義実家とはしばらく距離を置くことに。その間、義母や義祖母がみゆきさんのあらぬ悪口を言いふらし、夫の職場ではみゆきさんが「ヤバイ奴」になってしまっていることが発覚! ますます義実家への不信感を募らせるなか、夫のむぎ太さんに義母から電話が入り……? 「毒義母がヤバイ」第18話 義母から「きいちゃんの顔を見せにこい」と電話で言われましたが、「無理です。行かない」と突っぱねてくれた、むぎ太さん。 みゆきさんも、そんなむぎ太さんの対応に安心するのでした。 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2021年04月16日「毒義母がヤバイ」第13話。同居している義祖母に「赤ちゃんのお世話はじいちゃんばあちゃんがやるもの」「お前たち親は影で見守っておけ」「むぎ太(夫)はお前と結婚したから病んだ」など暴言を吐かれてしまったみゆきさん夫婦。義実家を出てみゆきさんの実家へ帰り、両親にこれまでの出来事を説明してしばらくお世話になることに。しかし……! 「毒義母がヤバイ」第13話 みゆきさんの実家へ突然現れた義父母。 むぎ太さんは、「もう無理だよ……」「みゆきときいが傷つけられたんだ」と突っぱねますが、みゆきさんのお母さんに促され、とりあえずおうちで話をすることに……! 義父母が語った「義祖母の暴言」の言い訳とは? 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2021年03月26日「毒義母がヤバイ」第12話。同居している義祖母に「赤ちゃんのお世話は、じいちゃんばあちゃんがやるもの」「お前たち親は影で見守っておけ」「むぎ太(夫)はお前と結婚したから病んだ」など暴言を吐かれてしまったみゆきさん夫婦。夫のむぎ太さんの提案で、義実家を出てみゆきさんの実家へ帰ることにしました。 「毒義母がヤバイ」第12話 「みゆきを不幸にさせてしまってすみません!」 みゆきさんの実家に到着するなり、涙目でみゆきさんのお母さんに土下座をするむぎ太さん……。 そんなむぎ太さんを見て、みゆきさんは改めて「義祖母が許せない」と感じるのでした。 次回、思わぬ出来事が起こります。 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2021年03月25日「毒親」という言葉が世間一般に知られるようになってきましたが、私の父も祖父母も毒親でした。子どものときは本当につらい思いをし、その毒親ぶりは今でも夢に出てきて夜中に飛び起きてしまうほどです。しかし、捉え方を変えれば彼らは立派な反面教師。今回は毒親育児を反面教師にしている私の経験をお伝えします。 祖父母からの言葉がけを反面教師に私は物心ついたときには祖父母に育てられており、実の両親の顔を知りませんでした。今でも、なぜ両親がいなかったのかはわかりませんし、知りたくもありません。それでもやさしい祖父母に育てられて、めでたしめでたしといきたいところでしたが、決してそういうわけにはいかなかったのです。 祖父母はとても恩着せがましく、口癖のように「お前は本当は施設行きだったのに」と言ってきたのです。これは今思い出してもつらい言葉です。そのため、私はわが子には毎日のように「生まれてきてくれてありがとう」と伝えるように心がけています。 お風呂は週1、おかずはスーパーの総菜のみ祖父母は戦争時代を生きた人だったためか、今の人と感覚がズレているところがありました。その最たる例がお風呂に毎日入らないことです。どんなに汗をかいても週1回しかお風呂に入れてくれませんでした。 また、祖父母は2人ともごはんを作ることができないからと毎日スーパーの総菜を与えられました。そのため、私にとってのおふくろの味はスーパーの総菜なのです。 これらの経験から、私はどんなに疲れていてもわが子を毎日丁寧に入浴させ、手作りの料理をおなかいっぱい食べさせるように努めています。 父が帰ってきてからは恐怖政治が始まるそれでも、小学生のときにフラッと父が帰ってきてお風呂などの衛生面は改善されました。ところが、この父親もとんでもない人でした。思い通りにならなければ乱暴な言葉で怒鳴って言うことを聞かせようとするのです。その怒り方は本当に常軌を逸していて、とても恐ろしいものでした。 父はたまに家に立ち寄る程度の存在だったのに、怒鳴り散らすためだけに現れることもあって、父がいると気が休まりませんでした。私はこの父の恐怖政治を反面教師に、むやみに大声を出さず、諭すように叱ることを心がけています。 私自身は毒親にはなるまいと努めてきたためか、わが子はのびのびと育っています。昔のつらい思い出を振り切れる日はなかなかこないと思いますが、子育ての反面教師として毒親との思い出を利用すれば、親としての道を踏みはずすことはないだろうとプラスに考えるようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2021年03月06日「毒義母がヤバイ」第10話。義祖母から「むぎ太はお前と結婚したから病んだんだ」と突然言われ、否定しても、「いや!間違いなくお前のせい!!」とまくし立てられ、さすがのみゆきさんも腹が立ち……。みゆきさんが義実家と揉めてしまった体験談をマンガ化! 短期連載にてご紹介していきます。※揉める描写になるため、多少きつい表現があります。 娘のきいちゃんにあだ名で呼ばせたいという義母に、夫のむぎ太さんが「おばあちゃん」と呼ばせたいこと、みゆきさんがきいちゃんをお風呂に入れさせてもらえないのをやめてほしいと言ったところ……義母がブチ切れ! その後、突然義祖母がやってきて、「むぎ太はお前と結婚したから病んだんだ」と罵られ……。 この義母といい、義祖母といい、さすがに我慢の限界です……! 「毒義母がヤバイ」第10話 追い焚きができるため、お風呂が水になるなんてあり得ないことなのに、意地悪を言う義祖母。 「赤ちゃんのお世話はじいちゃんばあちゃんがやるもんなの!」 「おめえたち親は影で見守ってなきゃならないんだよ!」 信じられない言葉の数々……。 さらにヒートアップする義祖母。次回、みゆきさん夫婦がくだした決断とは? 著者:イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2021年02月27日「毒義母がヤバイ」第6話。退院して約3カ月里帰りしたみゆきさん。ついに義実家での生活が始まる……!家事をこなしてからきいちゃんをお風呂へ。ところが! 娘のきいちゃんをお風呂に入れたことで、なぜか義母から文句を言われてしまった……。「毒義母がヤバイ」第6話 娘のきいちゃんをお風呂に入れたことで、なぜか義母から文句を言われてしまったみゆきさん。 「え? 義父が入れようとしてたなんて、聞いてないけど……?」 と思いながらも、「すみません」と謝ります……。 次回、さらにみゆきさんの困惑は続きます。 著者:イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2021年02月20日夫に子どもを預けて、たまには一人でゆっくりおでかけしたいですよね。でも、家に帰ると子どもがあざを作っていたり、ひざをすりむいていたり…。理由を聞くと「大したことないよ。目を離した隙にちょっと…」と苦笑いする夫。でも、笑ってすませられることではないこともあります。東京消防庁発表の 「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」 によると、5歳以下の子どもが事故に合う場所は約7割が家の中。つまり、ほとんどの場合は親と一緒の時に起こっており、そのうち約10人に1人の割合で入院が必要な中等症以上となっています。どうして、親がそばにいながら、子どもの事故は起こってしまうのでしょうか? その理由を紐解いていきましょう。■子どもの事故、実は「親の脳タイプ」が原因になっていることも?一般的には、切り替えがうまく、複数の異なる作業を同時進行できるのがマルチタスク悩。一方、「今、目の前のこと」を最重要と捉えて打ち込む傾向がある方は、シングルタスク悩といわれ、他の作業を同時進行で進めることは苦手なようです。どちらの悩タイプなのか、見分け方としては「1日1回以上はやり忘れがある」かどうかで判断します。例えば、ゴミ当番なのに出し忘れた、頼まれた買い物をし忘れた、郵送物を出し忘れたなど些細なことで構いません。やり忘れて落ち込むことが1日1回以上あり、それが続く人は、シングルタスク悩の傾向が強いといえるでしょう。家事育児は、さまざまなことを同時進行で進めないといけないことが多いため、マルチタスクだといえます。小さいお子さんのいるご家庭なら、夕方はまるで戦争のような忙しさ。たとえば、子どもをあやしながら夕食の下ごしらえをして、早めに子どもと一緒にお風呂に入った後は、子どもの支度をしつつ自分も身支度を整え、夫の帰宅に合わせて夕食の仕上げをし、食器を洗いつつ洗濯機を回し、子どもを寝かしつけながら翌朝の朝ごはんのメニューを考え…。こういった家事育児をこなしつつ、子どもに危険が及ばないよう常に目配りをする必要があります。そのほかにも、入浴後、必ずお風呂のふたが閉まっているか確認している、料理の後、使った包丁はすぐしまっている、包装ビニールはふた付きのゴミ箱にすぐ捨てているという方がどれくらいいるでしょうか。これらはすべて、子どもが重篤なケガをする原因となるものばかりです。目の前のことをこなすだけが家事育児ではありません。それをする(もしくは、しない)ことで、その後どういったことが起こるかを想像しながら同時進行で進めるマルチタスク処理能力が求められます。子育てでは、「まさか◯◯するとは思わなかった」「ちょっと目を離しただけなんだ」という言い訳は通用しません。自分がどちらの悩タイプの傾向があるのかをまずは把握することが大切です。■コロナ禍で子どもの事故が起こりやすくなっている?まだまだ収まる兆しの見えない新型コロナウイルスの流行が、子どもの事故を誘発する可能性があります。毎日出社していたのがリモートワークに変わり、慣れないオンライン会議を重ね、家族がすぐそばにいる環境で仕事をするなど、まったく新しい形態で働くことが求められている方は多いでしょう。しかし、シングルタスク脳タイプは、仕事とプライベートを切り離すのが難しく、頭の切り替えができない人が多いようです。また、いつもとは違うルーティンで仕事をするのも向いていません。たとえば、別室で仕事をしていても、家族の気配に気が散ったり、子どもの声が気になってオンライン会議に集中できないなどで、いつもより仕事の効率が落ちて焦ってしまうケースは少なくないようです。一方、家で仕事をするようになってお互いに気をつかう反面、大人が常にいる安心感もあるでしょう。そのため夫婦間で、「すぐ戻ってくるから買い物の間、子どもを見てて」「今日の保育園のお迎えをお願いできる?」とついつい頼みごとも多くなります。互いに「わかった」と安請け合いしがちですが、マルチタスク脳と違い、シングルタスク脳は集中しがちです。目の前の仕事で頭がいっぱいになり、子どものことをきれいさっぱり忘れてしまうことがあります。実際、仕事に集中するあまり娘さんの保育園のお迎えを忘れてしまい、夜8時頃、保育園からかかってきた電話で初めて思い出した、というケースもあります。このように、シングルタスク脳の方は、仕事をこなしながら子どもに目を配ることが苦手で、仕事に集中すると子どもの存在を頭から消してしまうため、「ちょっと目を離した隙に…」「そんなことをするとは思わなかった」という事故が起きてしまうのです。コロナ禍によるリモートワークの増加で、これまでは「シングルタスク脳のうっかり」ですんでいたことが、子どもの事故につながりやすくなっているといえます。■安心して子育てをするための事故防止と対策では、シングルタスク脳は子育てができないかと、いうとそうではありません。マルチタスクをこなすのは苦手であることを自覚し、対策を立てれば事故を予防することができます。シングルタスク脳の傾向がある方は、うっかりを防ぐために以下の2つを意識することが重要です。・時間を短いスパンで意識すること・育児のルーティンを習慣化することシングルタスク脳は、仕事に集中しすぎる傾向にあるため、短いスパンで時間管理をしたり、子どもに関わる用事を思い出す必要があります。そこで、スマホや時計のタイマー機能を上手に活用して、音や振動で子ども関連の用事を思い出すようにするといいでしょう。また、子どもに関することを、いつものルーティンと結びつけて習慣化することも大切です。例えば、子どもを保育園へ連れて行く時に忘れ物が多いようなら、出かける時にいつも持ち歩くスマホや家の鍵と子どもの荷物を一緒に置いておくといいでしょう。また、パソコンや掛け時計など、必ず定期的に見るところに、子ども関連で忘れてはいけないことをメモして貼っておくのもおすすめです。例えば、脱衣所の時計の横に「お風呂のふたは閉めた?」と張り紙をしておけば、必ずふたを閉めるようになり、目を離した隙に子どもがお風呂でおぼれる心配もなくなります。自分は、シングルタスク脳タイプとマルチタスク脳、どちらのタイプなのかを見極め、シングルタスク脳の傾向が強い方はぜひ上記の対策を試してみてください。続けていくことでコロナ禍の新しい生活様式や、子育てが習慣化し、「うっかり事故」を予防できるでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年01月30日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、「自分は毒親かも」と思った方に向けてお話ししています。どんなことをしてしまうと毒親なのかを詳しく解説! 子どもをしっかりした子に育てたい、勉強のできる子に育てたい。大切なわが子の将来を思うからこそ、子どもにさまざまなことを期待し、教えたくなりますよね。教えなければという思いから、ついつい子どもに対して口うるさくなってしまう親は多いものです。でも、それが“毒親”としての一歩だったとしたら……。毒親にならないために、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。 そもそも“毒親”とは?最近、ニュースなどで見かけるようになった「毒親」という言葉。毒親とは、暴言や暴力、しつけという名の過干渉をする親について使われる一方、自分の都合を優先し、子どもを放置したり、かまわない親についても使われる言葉とされています。また、親の過干渉から生じることとして、子どものキャパシティ以上に勉強をさせることを“教育虐待”とも言われるようになりました。 もしかしたらその対応は“毒親”の一歩かも暴言や暴力はもちろんしていない、ネグレクトもしていない、だから私は毒親ではない、と思っている人はもしかしたら危険かもしれません。誰でも毒親への一歩に足を踏み入れている可能性があります。お行儀よく食べさせよう、お片付けができるようにさせよう、電車の中でじっとしているように教えよう、これらはどれも当たり前に子どもに教えたいことだと思います。もちろん、お子さんがきちんと社会で過ごせるように教えたほうがいいことでもあります。けれど、子どもの成長に合わせず急ぎすぎて教えてしまうことは、毒親への第一歩を進めてしまうことにつながるかもしれません。 期待をかけすぎないようにブレーキを親としては、ついつい先回りしてお子さんにいろいろと教えこませたくなります。でも、まだまだ小さいときにお行儀などを教え過ぎることが、その後の“教育虐待”にもつながっていく恐れがあります。 根底にあるのは、こうなってほしい、こうあるべき、という子どもへの期待。しかし、小さなお子さんのキャパシティは、まだまだ小さいものです。それが本当に“今”教えたほうがいいことなのか? 子どものキャパシティを超えた親の「期待」がかかっていないか?を考えてみましょう。もし、ちょっと子どもにうるさく言い過ぎているかも……と思ったら、友人やご自身の親御さんに自分の対応が過干渉になっていないか聞いてみてください。自分の子どもに責任を持っていない、ある意味「無責任」な意見が、自身の毒親への一歩を止めてくれるブレーキになることがあります。 大切で愛するわが子のためだからこそやっていることであり、お子さんによってできる範囲も受け止め方もさまざまなため、どこからが毒親への一歩となるのかは、本当に難しいところです。うるさく言い過ぎているときに、「子どものため」という理由からであればちょっと立ち止まってみて、お子さんの気持ちが後回しになっていないか考えてみるといいかもしれません。 イラスト/マメ美 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2021年01月16日彼ともっと親密になりたい……!と思ったら、4つのポイントをぜひチェックして親密度を確かめてみましょう。ラブラブ度を高めるには何が足りないのか、自分たちの課題はきっと見えてきますよ!今回はそんな彼氏持ちの女性に向けて、4つのテストでわかる「彼との親密度チェック」を見ていきます♡(1)毎日のように「好き」と言い合う親密度の高いカップルは、毎日のように頻繁に愛情表現しているもの。「好き」と言わない日・言われない日はない……というくらいラブラブなら、今後も二人の関係は安泰といえるでしょう!すでにかなりのラブラブカップルになれている可能性は高いので、長続きにも期待できますね。(2)気が付けばいつもLINEしているLINEの頻度が高いラブラブカップルも、かなり親密度は高いといえるでしょう。気が付けばLINEしている……という二人は、常にコミュニケーションが取れている状態になります。コミュニケーションの頻度が高ければ、すれ違ったり喧嘩したりすることも少なくなるもの。今後も自然体な感じで、仲を深めていけるでしょう。(3)デートの頻度が高いデートの頻度が高いなら、二人で一緒にいる時間を楽しめている証拠といえます。いろいろな場所へ行って幸せを感じることができているので、マンネリもしにくいはず。周りの人が羨ましく思うような素敵なカップルに、今後もなっていけそうですね。(4)家で二人でまったりしていても幸せ本当にラブラブな二人なら、家で一緒にまったりしているだけでも幸せを感じられます。とにかく何をしていても楽しい……そんなふうに感じられる二人になれるのが一番理想的ですよね。外デートも家デートも好き!といえる二人なら、親密度はかなり高いといえるでしょう。大好きな彼とは今後もラブラブな関係をずっとキープしていきたいですよね。だからこそ彼とは今どれくらい親密度が高いのか、知っておきたい心理もあるでしょう。当てはまる項目があったかどうかをチェックして、親密度を確かめてみてくださいね♡(恋愛jp編集部)
2020年12月19日私は現在、3歳と生後5カ月の娘をもつ2児の母親です。実は、私の両親はいわゆる毒親。両親ともに自営業で、24時間生活を共にせざるを得ないせいか、いつも夫婦喧嘩がたえず、私自身は暴力や過干渉、ネグレクトを受けて育ってきました。そんな家庭環境に置かれていた私の経験をお話しします。 両親が毒親だと気付くまでかなりの時間がかかったのはなぜなのか? 自分なりに考えた末、こう結論づけました。 「幼少期は両親という絶対的存在がいてこそ、自分の生活(衣食住)が成り立つ。親がいなければ子どもは何もできない。だから、両親のいうことには従わざるを得ないので、強大な存在である両親の価値観こそが一番正しいとずっと思い込んでいた」のだと……。 しかし、普通の家庭で育った方から見ると、さすがに中学生になれば自分自身で毒親かどうかくらい考えられるんじゃないの?と思われるかもしれません。 通常、思春期には反抗期という形で、「自己と他人(両親)は別の個性ある人間である」と自覚する時期がある人が多いと思いますが、私の家庭ではそれができませんでした。学生時代も両親から暴力を受け続け、残念ながら私は反抗期の機会も失ってしまったのでした。 現在、両親とは極力距離を置いていて、当たり障りのない付き合いを心掛けていますが、子どもたちや自分の身を守り、“本来の自分”を取り戻すまでには、もう少し時間がかかりそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/まっふ著者:徳井よしこ二女の母。食品メーカーの会社を退職後、育児系の記事を中心に執筆している。
2020年11月17日私は「子どもを持つこと自体」に漠然とした不安がありました。なぜならば、私の両親が「毒親」だったからです。自分も同じように「毒を持って子どもに接してしまうかもしれない」「私のようなつらい幼少期を過ごすのであれば、子どもは作らないほうがいいのでは?」といった考えが頭から離れませんでした。そんな私が紆余曲折ありながらも1人目を出産し、さらに2人の子どもを持つまでの過程や葛藤などをお伝えします。 転換期は20代後半の同棲経験憂うつ感に苛まれながらも、私はなんとか幼少期~思春期を過ごしてきました。そんな私の大きな転換期は20代後半のころ。今の夫となる人と結婚前提で同棲し始めたころです。 今まで生きてきた人生のなかで初めて長期に渡って親と離れて暮らせることができ、だんだんと心に落ち着きを取り戻し、「過去に親から受けてきた仕打ち」に対してやっと疑問を感じるようになってきました。いわば過去の自分は、親からマインドコントロールを受けていたと言っても過言ではないと思います。 友人たちの妊娠で心境の変化数年に渡る同棲期間を経て30歳になるころに、私は今の夫と結婚しました。しかし、結婚した1年ほどは前述した理由や背景があり、子作りする気になれませんでした。そんな私の気持ちを変化させたのが「友人たちの妊娠」です。 その友人たちとは数十年付き合っており、いろいろな過去も知っていた仲なので、「人生いろいろありながらも、皆どこか決断をして新たな道へ進んでいくのだな」ということが、友人たちの妊娠・出産を通して改めて実感しました。 過去と折り合いをつけるという決断また、友人たちのなかには不妊治療に励んでもなかなか授かれない子もいました。そんな友人を見て「授かれること自体が奇跡なんだ」「私ももう31歳になるし、女性の妊活は時間が区切られている。どこかで親のことは見切りをつけなければ」と、私の心境が友人を通して少しずつ変わっていきました。 そして、31歳のときに1人目を出産。里帰りはせず、基本的にワンオペ育児でしたが、なんとか1人目を2歳まで私の手で育てることができました。その後は1人目が2歳になったころ、2人目の妊活を始めました。 自分が毒親になることなく、気持ちに余裕を持って妊活や育児ができたのは「いざとなれば福祉の手を借りて助けを求められる」という安心感です。産後ヘルパーの活用や、産前産後要件で保育園に通うことができることなど、子育て支援情報は調べ抜きました。情報収集は育児の不安を解消し、自分を救う手立てになっています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月02日あなたの親は、あなたをどんな風に育てましたか?親が無意識に子どもに求めた生き方を、私たちは時として「呪い」として深く刻み込んでいます。そのひとつが「あなたならできる」という期待の言葉。でも、できるという期待は裏側に「できない私はダメ」というプレッシャーが含まれています。その言葉の呪い、どうやって解いていけばよいのでしょうか。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 83「あなたならできる」親からの呪いを抜け出すために知りたいこと「あなたならできる」親からそんな言葉をかけられた経験はありませんか。現在放送中のテレビドラマ『私の家政婦ナギサさん』が話題になっていますが、人気の秘密のひとつが、母親から主人公にかけられた言葉の呪いだといわれています。あなたならできるというフレーズには、一見すると相手への信頼とポジティブな期待を感じますが、当人からするとそうでもないことも…。例えばここ一番に「あなたならできる」と言われたら、頑張ろうという前向きな気持ちになるものですが、日常的に「あなたならできる」を刷り込まれていると、逆にできない自分を激しく責めてしまうことになります。そして悲しいことに、親の声がけのほとんどは後者であることが多いのです。親からの信頼と見せかけた過剰な期待は、子どもからすると良くないプレッシャーにしかなりません。では親からの呪いの言葉で自分が染まりきっている方はどうしていけば良いのでしょう。大切なのは「できる
2020年08月20日人は不思議なもので、禁止されていることほど、試したくなってしまうもの。きっと多くの人が、似たような欲求を抱いたことがあるはずです。これは、そんなルールを破ってしまった『わるいやつら』のお話。コジママユコ(@cotori9)さんが描いた漫画をご紹介します。『わるいやつら』すっかり夏ですねこれは昔描いた「わるいやつら」というタイトルの漫画。 pic.twitter.com/Vnq1Gt1DAg — コジママユコ (@cotori9) August 9, 2020 母親から「カップラーメンは、我が家では禁止」と教えられていた少女ですが、未知なる味への興味は募るばかり…。そしてついに、少女は祖母を共犯にして、カップラーメンを味わうことができたのでした。「ママには内緒だよ」そんな少女のひと言からは、母親に対するほんの少しの罪悪感、しかしそれを上回るほどの高揚感が伝わってきて、クスッとしてしまいます。幼い頃の『いけないこと』は、どんなに年月が経っても、色あせない思い出として心に残り続けるもの。昔を思い出し、懐かしい気持ちにひたれる、コジママユコさんの『わるいやつら』でした。コジママユコさんの作品はこちらから漫画の作者であるコジママユコさんは、noteで多くの作品を公開しています。気になった人は、ぜひそちらもご覧ください。コジママユコ[文・構成/grape編集部]
2020年08月10日みなさんは、『アカエイ』という生き物をご存知でしょうか。かわいらしい見た目をしていますが、毒のトゲに刺されてしまうと、とても危険です。この記事では、アカエイとはどんな生き物なのか、また、刺されてしまった時の対処の仕方や食べ方などについてご紹介します。アカエイってどんな生き物?アカエイは、トビエイ目アカエイ科に分類されるエイの仲間です。環境省が運営するウェブサイト『せとうちネット』では、アカエイの特徴をこのように紹介しています。全長1m以上、体重100kgにもなる大型のエイです。長い尾の付け根にはノコギリ状の大きな棘(とげ)があり、体に触れると尾を曲げて相手を刺します。棘は非常に硬く長靴やフィンなど容易に貫通します。棘には毒腺があり、刺されて10分程度で刺すような激痛に襲われます。生殖期である5月から6月ころに浅瀬の砂地に集まるため注意が必要です。小型のものでも立派な棘があります。せとうちネットーより引用アカエイアカエイは南日本沿岸や朝鮮半島、台湾、中国沿岸に分布し、浅い海の砂底や泥底に生息しているのだそう。尾の付け根部分にはノコギリ状の毒のトゲがあり、刺されると激痛に襲われ、血圧低下や呼吸障害などの症状を引き起こすことも。最悪の場合は、死に至るケースもあるといいます。アカエイに刺されたら、どうすればいい?アカエイに刺されないようにするためには、どんな対策をすればいいのでしょうか。アカエイは、砂や泥に潜って隠れていることも多く、気付かずに踏んでしまい、刺されてしまう人が多数いるようです。砂地に隠れるアカエイそのため、遊泳中に手や足を付く際は、アカエイがいないかを確認することが大切だといいます。しかし、対策をしていてもアカエイの存在に気付かずに触ったり踏んだりしてしまい、刺されてしまうこともあるかもしれません。『せとうちネット』では、刺されてしまった時の対処の仕方を次のように紹介しています。刺された場合は、まず残っている毒針を取り除き傷口を良く洗い、毒を吸い出すか絞り出します。毒は熱に対して不安定なため、火傷しない程度のお湯に傷口を浸け温めます。出血がひどい場合は止血することが重要です。せとうちネットーより引用アカエイの毒はタンパク質性で、熱に弱いのだそう。そのため、やけどしない程度のお湯に患部を浸し、温めることが重要だといいます。応急処置を行った後は、病院に行って治療を受けましょう。アカエイは食べられるの?どんな料理がある?毒のトゲを持っている恐ろしいアカエイですが、それを取り除いてしまえば食べることができるそう。アカエイは、エイの中でもっともおいしいといわれています。食べ方は煮付けや唐揚げ、味噌汁、刺身などさまざま。また、肝もおいしく食べられるのだとか。インターネットで検索すると、アカエイを使ったレシピや捌き方などを載せているサイトがいくつかあります。しかし、アカエイを自分で捌くと、毒のトゲが刺さってしまう危険性も。アカエイ料理を提供している店もあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。アカエイは水族館でも見られる?アカエイは、水族館でも見られるようです。皆様、こんにちは!宮島水族館のカキいかだ水槽をご覧くださいこちらはアカエイです!かわいらしい顔に見えますが、顔ではありませんよ~ pic.twitter.com/LO2OxZ12bV — 宮島水族館【公式】 (@miyajima_aqua) September 18, 2019 横浜・八景島シーパラダイスは臨時休園中ですが、休園中も「Twitterで楽しむ水族館」を毎日お届けしていきますご飯のアジを見つけて…パクッ!モグモグモグ #八景島 #シーパラ #Twitterで楽しむ水族館 #大水槽 #アカエイ pic.twitter.com/10VCllAD01 — 横浜・八景島シーパラダイス公式 (@_seaparadise_) April 20, 2020 私はだれでしょう・・・?・・・・・・アカエイでした♪見えているのはお腹の方です。顔のように見えるところは、鼻と口ですよ(^O^)/ #長崎 #ペンギン #水族館 #アカエイ pic.twitter.com/A3lzPGaGVQ — 長崎ペンギン水族館【公式】 (@NagasakiPengin) September 30, 2019 アカエイの腹側を見てみると、まるで顔のようなものが!2つの穴が目のように見えますが、これは鼻。アカエイは、腹側に鼻と口があり、目は背中側にあります。一見すると笑っているような表情に見えることから、「かわいい!」と人気のようです。「なにこの超イイ表情」休暇中の両親、フレンドリーなエイに出会う!?アカエイに関する、さまざまなことをご紹介しました。海で遊ぶ際には、アカエイに十分注意して楽しみましょう![文・構成/grape編集部]
2020年06月18日海水浴や釣りをしていて、もし近くに『ナマズ』がいたら要注意!それは『ゴンズイ』という、強力な毒のトゲを持つ危険生物かもしれません。ゴンズイとはどういった生き物かということや、毒がある場所、刺された時の症状、料理の例といったさまざまな情報を紹介します!ゴンズイってどんな生物?毒のある場所は?ゴンズイは見た目からもうかがえる通りナマズの一種で、知る人ぞ知る身近な海の危険生物です。本州中部・富山から南の沿岸部で見られ、主に夜間に活動。まれに昼間でも見られます。特筆すべきは、背びれに1つ、胸びれに2つある毒のトゲ。「刺さると、とにかく痛い!」と、多くの体験談がネットに上がっています。ゴンズイの毒棘しかも、この毒はゴンズイが死んでいたとしてもしばらくはなくならないので、注意が必要です。特に誤って釣り上げてしまった際に、ゴンズイだと知らずに触ってしまい、刺されることが多いのだとか。不意に釣り上げてしまった時は無闇に触らず、釣り糸を切ってリリースするのが最良のようです。ゴンズイの毒による症状は?対処法も紹介ゴンズイのトゲが刺さってしまった場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。環境省が運営するウェブサイト『せとうちネット』によると、次のようにするといいそうです。刺されると火傷に似た痛みが数時間続き、水脹れになることもあります。刺された場合は傷口を洗浄し、火傷しない程度のお湯に浸けます。痛みが引かない場合は棘が残っていることがあるため、病院でレントゲン検査を受ける必要があります。せとうちネットーより引用刺されてしまった場合は、ヤケドしない温度のお湯に患部をつけることが大切のようです。これにより、痛みが緩和することも多いそう。怖いのが、傷口にトゲが残ってしまっている場合です。応急処置をした後は、必ず病院に行き治療を受けましょう。ゴンズイ玉って何?ゴンズイは外敵から身を守るために集団でいることが多いです。特に幼魚は群れを作ることが多く、その姿から『ゴンズイ玉』と呼ばれることも。集団で身を守るゴンズイの幼魚東京都にある『サンシャイン水族館』のツイッターでは、『ゴンズイ玉』を作っているゴンズイが見られます。ただいま「生命の海・東京湾」水槽で、見事な #ゴンズイ たちの群れ=「ゴンズイ玉」がご覧いただけますよ。何とも言えないこの動き。つい見とれてしまいます。前を横切る #ネンブツダイ や #ギンユボイ たちも、いい味出してます! #サンシャイン水族館 pic.twitter.com/CWgBEYskPC — サンシャイン水族館 (@Sunshine_Aqua) November 8, 2016 その姿は神秘的で、思わず見入ってしまう人も多いのだとか。ゴンズイ料理はおいしい?店でも味わえる?毒のトゲを持っていて敬遠されがちなゴンズイですが、それを取ってしまえば「料理するとうまい」「ビールに合う」と好評です。ネット上には塩焼きや味噌漬け、蒲焼き、天ぷらにした写真も並んでいます。味はタンパクで、中には「穴子に似ている」「アジやサバよりおいしい」という声も。ただ、毒のトゲを排除する時に刺さってしまう危険性があることを考えると、自分で料理をするのはあまりおすすめできません。まれですが飲食店でゴンズイ料理を出しているところもあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。海水浴や釣りではゴンズイに注意!色も特異ではなく、一見すると普通の魚だと思ってしまうゴンズイ。しかし、情報を知ると、うかつに近づくのはとても危険なことが分かります。前述した通り、海水浴の時に出くわしたり、不意に釣れたりしてしまうこともあります。「海でナマズを見たら注意」とおぼえておくといいかもしませんね。危険生物の記事一覧[文・構成/grape編集部]
2020年06月17日ここ近年、『毒親』という言葉がネット上で多く見られるようになりました。毒親とは一般的に子供を支配したり傷つけたり、はたまた反対に養育を放棄したりと子供の『毒』になってしまう親のことを指します。そんな毒親と離れたいと思っても、子供にとっての親ということには変わりがなく、なかなか難しいもの。しかし、そんな毒親を懲らしめる動画がyoutubeチャンネル『平成の雄叫び』にアップされています。お金をせびる母親に脅され妹のために夜の仕事をすることに主人公の母親はいわゆる毒親で、高校時代はバイト代を奪われていました。渡したくはないものの、仕方なく渡す日々。年の離れた妹の世話もほとんど主人公がしながら生活していたある日のことです。高校卒業が迫り、就職先が決まっていたにも関わらず、母親は「就職先、断ってきたからここで働きな!」と夜の仕事に就くことを強要してきます。あまりにも理不尽な要求を断ると、母親は妹に手を出しそうに…。「これで妹が何事もなく小学校へ通えるのなら」主人公は仕方なく母親に従います。しかし、そうやって守っていたはずの妹にも母親の毒牙が迫ります。知らない間にジュニアアイドルの面接を受けさせられていたのです。そのことをきっかけに母親に怯える妹。そういうのはやめてほしいと頼む主人公に母親は「私から生まれた時点で私に感謝して私のいう通りにするのは当然」と完全否定をします。あまりの言葉に主人公も我慢の限界に…。そして、とある作戦を実行することにしました。結末はぜひ動画でご覧ください。主人公の作戦は成功し、妹と一緒に母親に怯えない日常を迎えることができました。母親だからといって、子供を支配していいわけではありません。親の『所有物』ではなくなった2人は、その後自由に暮らすことができるでしょう![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年04月29日どうもあかりです。いろいろな人から恋愛にまつわる話を受けていると「彼から好かれてるか不安です」というご相談を受けることも多いのですが、反対に「彼の愛情が強過ぎて、少し不安です」「私が彼のことを好き過ぎて大丈夫かなって思います」みたいな悩みも、案外たくさん聞くんですよね。まさにそのとおりで、「好き『過ぎる』」というのも、「愛情が足りない」のと同じくらいに危険で、カップルふたりの関係にとって"毒"になりうる状態です。今日は、この好き「過ぎる」がよろしくない理由と具体例、さらには、この状態からうまく抜け出すコツについてご紹介していきたいと思います。■好き「過ぎる」のがよくないワケまずはじめに、いったいなぜ「好き『過ぎる』」ことが"恋の毒"になりかねない危険なものなのかについて少しお話をしていきます。「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」みなさんも一度は、この言葉を聞いたことがあるはずです。それ自体は「良い」とされているものでも、適量を間違えるとかえって悪い作用を及ぼしてしまいますよ、ということを表す格言です。恋愛を二人三脚で例えるとするならば、「好き」の強さは、"自分が歩くペース"と置き換えることができるでしょう。すると、「愛情が足りていない」というのは、自分が一生懸命に歩いているのに、恋人が全然自分の力で歩いてくれていなかったり、逆に恋人が懸命に歩いているのに、自分は歩く気力を持てなかったりする状態です。歩いている側からすると「私は、ふたりの関係性を進展させようと頑張ってるのに、この人は全然協力してくれない。これじゃ、全然先に進めない」と、もどかしくて不安な気持ちになってしまいます。さて、では"恋の二人三脚"で言うところの「好き『過ぎる』」とはどういう状態なのでしょうか。これはまさに先ほどの例の真逆で、「自分は自分なりのペースで歩いているのに、相手がそれ以上に全速力で歩いていく(走っていく)」ということです。「え?まだまだ何キロも歩くのに、いきなりそのペース?早くない?」という感じです。とはいえ、最初は「まあ、一応付き合ってるわけだし、相手がそのペースで歩きたいなら少し合わせてあげよう」という気持ちにもなりますが、必ず、そのうち"息切れ"を起こします。そう。どちらかが相手を「好き『過ぎる』」カップルは、必ずやがて、疲れてしまうのです。恋が二人三脚である以上、ふたりの「好き」のペース(大きさ)は揃っていないと、うまくいきません。このことは、後ほど「好き『過ぎる』」を解決する方法を考える際にも出てくる考え方ですので、ぜひ頭に入れておいてください。■ありがちな、「好き『過ぎる』」では実際に、「好き『過ぎる』」には具体的にどんなものがあるのでしょうか。カップル間で起こりがちな4つの「過ぎる」の例をザザザっとまとめて見ていきましょう。■早過ぎるまずは「早過ぎる」。付き合ってまだほんのちょっとしか経っていないのに、「結婚しよう」「結婚式はどこどこでやりたい」「両親に会いたいな(会わせたいな)」と、いきなり結婚に向けて具体的な話を進めようとしてきたり、あるいは、「一緒に住もう」「たくさんお泊りしにくるから、というか半分同棲みたいな感じにしたいから、部屋に荷物置いておいていい?」と、早速の同棲を求めてきたりするといったのが、「早過ぎる」の例です。とにかく、早い。「え、恋には"段階"とか"順番"ってものがあるよね?」と相手は思っていますが、当の本人はそんな相手の懸念や心配なんてどこ吹く風。「好きだし、当然でしょ?」と言わんばかりのペースで猛進していくのです。ですが、付き合いたてのカップルが、将来もずっとラブラブでいるために大切なのは、「将来を考えて付き合う」ことじゃなくて、あえて「将来のことなんて考えずに、今はただ恋を楽しむ」ことです。これは、何度も口を酸っぱくして言いたい。同棲や結婚なんて、付き合ってしばらく経てばいやでも考えざるを得ない問題。だからこそ、付き合いたてのころは、とにかく「楽しい恋」をすることだけを考えるべき。「好き」とか「ドキドキ」とか、そういう感情だけでいい。そういう「純粋に楽しい!」という気持ちがあるからこそ、後々同棲や結婚のことを考えたときにも「この人となら」と思えるはずです。■多過ぎる「多過ぎる」というのは、文字通り、数や頻度の問題です。相手の気持ちを考えずに「毎週、いやできれば一週間のうちに可能な限りたくさん会いたい」「LINEも毎日したい。ちゃんと返すこと」と、それがさも恋人であることの最低限の義務であるかのように語ってしまう人は、男女限らず少なくありません。ですがこれは、わかりやす~く、「息切れ」の原因になるものです。会う頻度や連絡の頻度が自分にとって多すぎると、単純に、疲れる。「たしかに私は相手のこと好きだから、それなりに会ったりLINEしたりしたいけど、いきなり私生活の全部を恋愛に全振りするなんて無理~!ひとりの時間とか、趣味とか友達とかに充てたい時間もあるのに~!この恋は、長く続けられないな・・・・・・」と、マラソンだと思ってた恋が実は短距離走だった、みたいな悲しい気付きがそこにあります。自分が「多過ぎる」になってないかどうかを確かめるためには、シンプルですが、相手の様子をよく見てあげること以外に方法はないと思っています。自分が恋人に対して「会おう」と言ったり、LINEを送ったりしたときの相手の反応をよく見る。本当に心から乗り気で「いいね~!」「連絡、待ってました!」という雰囲気なのか、それとも「うん。そっか。じゃあいいよ」と、断りはしないけど正直そこまでは乗り気じゃなさそうなのかを、冷静に、「相手も絶対自分と同じ気持ちでいてくれるはず!」と盲信せずに、見つめてみることです。■尽くし過ぎる「尽くす」ことは素敵なことです。努力や時間をかけて、自分の相手に対する「好き」の気持ちを"行動"という形で表す。ですがその"行動"が、「付き合ったばかりなのにいきなりこのデカさ!?」みたいなのだと、相手は単純に引きます。たとえば付き合った日の翌月にたまたま自分の誕生日があったとして、その日に「誕生日プレゼント♡」といって数十万もするアクセサリをもらったら、どうでしょうか。何かを尽くそうとするとき、その行動が、交際期間とそれに応じたふたりの関係性の深さにちゃんと比例しているのかを確かめることは重要です。同じように、いくら彼のことが大好きでなんでもしてあげたいからといって、付き合ってまだ一週間くらいなのに、彼の家に上がりこんで、部屋を掃除したり、手料理を毎食のように振る舞ってあげたりするのは「尽くし過ぎ」です。「尽くす」がふたりを幸せな気持ちにしてくれるためには、受け取り手の気持ちを考えることがマストです。相手の気持ちを考えない「尽くす」は、ただの独り善がりの自己満足になってしまいます。■求め過ぎる「尽くし過ぎる」の逆バージョン。「もっと私に尽くしてほしい」という態度のことです。当たり前ですが、人は「自分が恋人にどれだけのことをしてあげたいか」を、自分で決定する権利があるはずです。「好きだから、〇〇をやってあげたい」と思うのは自分の自由であって、決して恋人から「好きなら、私に〇〇をやってほしい」と言われるような筋合いはありません。こういうふうに、本来であれば相手が自由に決定していいはずのことを、代わりに自分が決めようとする態度は、相手からするとすごく、不愉快です。自分の恋愛に土足で踏み込まれるような感覚。そしてこの、「求め過ぎる」は、「尽くし過ぎる」人がセットでやってしまいがちなことでもあります。「あなたのことが好きだから、私は異性とLINEをしたり、異性がいる飲み会とかに行くのやめたよ?」ということをやる人は、必ずといっていいほど、同じことを相手にも求めるのです。「私は、あなたのことが好きだからこれをやったのに、あなたはやらない。おかしくない?同じことをやってよ」と。この違和感には、きっと気付くはずです。恋をすると、「好きだからいろいろやってあげたい!」と思ってしまう人は、ぜひ「求め過ぎていないか?」という点を常に自問自答して、バランス感覚を失ってしまわないようにしてください。■あなたか彼がもし、愛情過多だったら「好き『過ぎる』」というのは、はじめに紹介した二人三脚の例でもわかるとおり、「ふたりの好きのペースが合っていない」という状態です。しかし、仮に彼氏と彼女のふたりともが「相手のこと、好き過ぎます!」という感じで、「好き『過ぎる』」でバランスがとれているのであれば問題ありません。仮に彼氏と彼女のうち片方だけが「好き『過ぎる』」になっていた場合には、どうやってそのアンバランスを訂正していったらいいでしょうか。そのためには、「好き『過ぎる』」ことがふたりにとって有害なんだと知ること、以外にはないでしょう。答えになっていないようなシンプル過ぎる答えですが、やはりこれしかありません。もしもあなたが彼のことを好き過ぎるのなら、この記事を通じて、「私、彼のこと好き過ぎるんかもな~」と少しでも問題意識を持ってもらえたと思います。そうやって、「好き過ぎるのは問題だ」と意識することができただけでも、今後のあなたの行動は少しずつ変わっていくはずです。では、彼があなたのことを好き過ぎる場合には、どうしたらいいでしょうか。ひとつは、この記事を読んでもらうこと。それができれば一番早いのではないかなと思いますが、ただ、「はい、この記事読んでみて」なんて言うのは、あまりにも直接的で、まるで「お前は私のことを好き過ぎるからちょっとなんとかしろ」とディスっているような感じがするので、あまりよろしくないかもしれません。なので、うまい伝え方としては「過去の交際の失敗談」を通じて、さりげなく伝えてみることです。「前の彼氏とは、こういうことが原因でうまくいかなかったんだよね~」と、タイミングをみて伝えてみてください。「こういうこと」の部分には、まさに今あなたが彼に対して感じている「好き『過ぎる』」の問題点(例:「多過ぎる」など)を当てはめてください。もし実際にあなたが元カレとの間で同じ問題を抱えていたのならそれはそれでいいですし、仮にそうじゃなくても、「ウソは方便」として、それくらいの"言葉のあや"は許されます。ぜひ、ふたりともがお互いに相手のことを「ちょうどよく好き」なカップルになってくださいね。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年04月16日「毒親」という言葉が世間一般に知られるようになってきましたが、私の父も祖父母も毒親でした。子どものときは本当につらい思いをし、その毒親ぶりは今でも夢に出てきて夜中に飛び起きてしまうほどです。しかし、捉え方を変えれば彼らは立派な反面教師。今回は毒親育児を反面教師にしている私の経験をお伝えします。 祖父母からの言葉がけを反面教師に私は物心ついたときには祖父母に育てられており、実の両親の顔を知りませんでした。今でも、なぜ両親がいなかったのかはわかりませんし、知りたくもありません。それでもやさしい祖父母に育てられて、めでたしめでたしといきたいところでしたが、決してそういうわけにはいかなかったのです。祖父母はとても恩着せがましく、口癖のように「お前は本当は施設行きだったのに」と言ってきたのです。これは今思い出してもつらい言葉です。そのため、私はわが子には毎日のように「生まれてきてくれてありがとう」と伝えるように心がけています。 お風呂は週1、おかずはスーパーの総菜のみ祖父母は戦争時代を生きた人だったためか、今の人と感覚がズレているところがありました。その最たる例がお風呂に毎日入らないことです。どんなに汗をかいても週1回しかお風呂に入れてくれませんでした。また、祖父母は2人ともごはんを作ることができないからと毎日スーパーの総菜を与えられました。そのため、私にとってのおふくろの味はスーパーの総菜なのです。これらの経験から、私はどんなに疲れていてもわが子を毎日丁寧に入浴させ、手作りの料理をおなかいっぱい食べさせるように努めています。 父が帰ってきてからは恐怖政治が始まるそれでも、小学生のときにフラッと父が帰ってきてお風呂などの衛生面は改善されました。ところが、この父親もとんでもない人でした。思い通りにならなければ乱暴な言葉で怒鳴って言うことを聞かせようとするのです。その怒り方は本当に常軌を逸していて、とても恐ろしいものでした。父はたまに家に立ち寄る程度の存在だったのに、怒鳴り散らすためだけに現れることもあって、父がいると気が休まりませんでした。私はこの父の恐怖政治を反面教師に、むやみに大声を出さず、諭すように叱ることを心がけています。 私自身は毒親にはなるまいと努めてきたためか、わが子はのびのびと育っています。昔のつらい思い出を振り切れる日はなかなか来ないと思いますが、子育ての反面教師として毒親との思い出を利用すれば、親としての道を踏みはずすことはないだろうとプラスに考えるようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:imasaku著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2020年02月09日自分が親になってみると、乗り越えたはずの「幼少期の辛い記憶」がよみがえる…。そんな人は、案外多いようです。親にされたようなことを、自分の子どもにはしたくない! 虐待の世代間連鎖を防ぐために、私たちができることは?母子論の第一人者であるカウンセラーの信田さよ子先生が、豊富なカウンセリング経験から導き出した初の子育て論を出版されたので、お話しを伺いました。この記事は、 「『親にされたことを、わが子にしたくない』そんなママに限界がきたら…」 「子どもが泣くと怒りが沸く…その負の感情が世代間連鎖を生む!?」 の続きです。■虐待の世代間連鎖を防ぐ二つのキーワード―「親にされたようなことを、自分の子どもにはしたくない!」と思う人は多いようです。信田:日本には、虐待にかかわる広範な職種の人たちにより構成された「日本子ども虐待防止学会」という学会があり、そこでは世代間連鎖に関する研究がいくつも発表されています。それらの研究から浮かびあがる重要なキーワードは、2つあります。ひとつは、「アタッチメント」、もうひとつは「感覚否定」です。―「アタッチメント」とは、何ですか?信田:アタッチメントは、子どもが不安を感じたときに、養育者にくっつくことで安心感を回復するシステムです。ここで注意したいのは、アタッチメントは「愛情」を表しているのではなく、むしろ危機的場面を切り抜けるために必要な「安心感」を表しているという点です。つまり、アタッチメントは「親から子どもに与えるもの」(愛情)ではなく、「子どもの側が親に求めるもの」(安心感)なんです。■子どもが親に求めているものとは?―なるほど。信田:アタッチメントのシステムが子どもの成長とともに安定的に発達すると、満2歳ごろから、自分と他者との関係性について、心の中のイメージが構成されるようになります。これを「内的作業モデル(Internal Working Model)」と呼びます。アタッチメントのシステムが子どもの成長とともに安定的に発達すれば、「自分の感覚は世界から受容されるはずだ」「他者は自分に安心感を与えてくれる」という信頼感が育ち、子どもの心の中には、世界とは、他者とはそのようなものである、というイメージが形成されていきます。―そのイメージ、とても大切ですね。信田:けれども、全員が全員、アタッチメントのシステムがうまく形成されるとは限りません。安心できる定点のようなものがどこにもなかったとしても、子どもたちは成長せざるをえませんから。そうなると、親子関係、対人関係におけるさまざまな特徴が生まれることになるんです。―どんな特徴があるのでしょうか?信田:たとえば、ほんとうはケアを求めているのに、わざと求めなかったり、ケアなんか必要ないという態度をとったりします。危険な行動を起こしたり、相手を攻撃したりすることで、ケアを求めていることをわかってもらおうとすることもあります。時には、反対に相手をケアする側に回ったりします。それらは、たいてい周囲の大人から「本人の個性」「性格」「遺伝」とされがちですし、本人たちもそう思い、成長し、結婚し、やがて親となる時を迎えます。アタッチメントがどのように形成されているかを、多くの人は自覚することはありません。目にはみえませんし、自分はそういう人間だと思っているからです。■子どもの「不快」を受け止められない親―「アタッチメント」という概念、とても重要性ですね。では「感覚否定」とは、何ですか?信田:子育てで最初に直面するのが、「子どもの泣き声」です。 育児に対して困難な気持ちを抱える女性たちのカウンセリングにかかわった経験がありますが、深刻な虐待をくりかえす女性も少なくありませんでした。「子どもが泣くと不安や憎しみが沸く」「いらいらしたり、何ともいえない気持ちになったりする」「心臓がどきどきしたり、呼吸が荒くなったりする」……。これらは育児ノイローゼとかたづけられがちですが、彼女たちの反応をもっと深くとらえる必要があります。これらの反応は、「子どもが泣く」という負の情動に対して、母親も負の反応を生じてしまうことを表しているんです。「どうしたの、よしよし」と抱っこする以前に、負の情動を示す子どもに対して母親の身体レベルでの拒絶が起き、結果的に子どもの負の情動を拒否してしまう。この拒否が、感覚否定です。―母親として、「子どもの負の情動を受け止めることができない」ということですか?信田:自分自身が負の情動を受け止められたという経験がない、負の情動を生み出す感覚が否定されてきたことが、泣く子どもへの身体レベルでの拒否感を生み出していると考えられます。子育てという事態に直面したとき、アタッチメントの課題が「感覚否定」という問題となって再浮上するのです。―「アタッチメント」と「感覚否定」、そんな因果関係があるのですね。信田:子どもの泣き声は、不快だったり、苦痛だったりするので生じる声です。それらが親から否定されたり、親から攻撃されたらどうなるでしょう?アタッチメントという言葉を用いれば、親の感覚否定こそが、アタッチメントが形成されることの最大の妨げとなっているとも言えます。不快で泣くしかできない子どもが、それを拒絶されるということは、感情・情緒を受け止めてもらえないというより、もっと身体感覚に近いものがあるでしょう。■子どもが泣いた時、自分に課すべきこと―母親として、そのような状態になってしまう場合は、どうしたら良いのでしょうか?信田:子育て中のママには、「子どもが泣いたら、とにかく『よしよし』と口に出すこと」と、お伝えしています。「よしよし」というのはあやす言葉ですが、「良し」という肯定も表しているんです。とにかく「よしよし」とつぶやくことを、自分に課す。それが条件反射になるくらい、毎日練習してみる。「自分はそんなふうに言ってもらったことがない」と、気づく人もいるでしょう。それはとても重要な気づきだと言えます。そして、「私は未経験のことをやろうとしている。何てすごいんだろう」と、「よしよし」に取り組む自分をほめてあげましょう。ひとりでぶつぶつ、「よしよし」という練習をする、このような練習をして、それを習慣化していく方法を「行動療法」と言います。理由はなんであれ、とにかく行動する、それを習慣化させることが大切なのです。―なかなか、厳しいですね。まるで修行のようです。信田:子育ては、修行という部分もありますよね。もう少し子どもの年齢があがれば、「いやだ」「お腹がすいた」ということもあるでしょう。転べば「痛い!」と言うでしょう。そんなとき、「いやじゃないの」「お腹なんて空いてないの」「痛くない!」と、言わないで欲しいのです。それこそが、感覚否定ですから。「痛い!」と、子どもが言えば「痛いのね」と復唱する。共感できなくても腹がたっても、とにかく子どもの言葉を「復唱」するのです。なぜなら、感情がこもっていなくても、どこか機械的であったとしても、否定するより、はるかにましだからです。「痛くないでしょ!」が感覚否定であるのに対して、「痛いの痛いの飛んでけ」は感覚肯定になります。このような伝承された言葉遣いには、感覚否定をしない智恵がつまっていますね。■世代間連鎖を防ぐために、私たちができること―「アタッチメント」「感覚否定」、あらためてキーワードだと感じました。信田:感覚否定に陥らないためには、子どもの言動に対して自分がどう感じているかを察知する必要があります。「ああ、自分は怯えている」「子どもが泣くとパニックになる」といった具合に自覚するためには、子どもの様子と同時に、自分の感覚を観察する必要があります。それをセルフウォッチング(自己観察)と呼びます。このような知識があったとしても、日々の子育ての場面で、すぐに自覚できるわけではありません。自己観察することに拒否感を覚える人もいます。自分の感覚を麻痺させるために、酒や薬などに依存することもあるからです。第三者(専門家)の援助を受けながら、自分の感覚に気づけるようにするという長いプロセスが必要となりますが、けっして不可能ではありません。―そうおっしゃっていただけると、何だか気力が沸いてきます。信田:自己観察によって、自分が子どもと向き合うときに不意に生じる負の反応を、だんだんと自覚できるようになると良いですね。●なぜ子どもが泣くと、自分が責められたように感じるのか?●なぜ子どもがぐずったりだだをこねたりすると、見境もなく怒りが沸いてきて怒鳴りたくなるのか?前述のとおり、このような反応が子どもにとって感覚否定になることを知り、その多くが、自分が育つ中で経験してきたものだとすれば、自分はそれを繰り返さないようにしなければなりません。―なるほど。信田:自分が親からどのようなことを継承したか、何を子どもに継承させたくないかを知るために、もう一つ大切なのは生育歴を振り返ることです。ときに振り返ることは苦しかったり、蓋をしておきたいという気持ちから、思い出せなかったり、思い出すことで不安定になったりすることもおきます。できれば専門家(カウンセラー)や、同じ経験をした仲間(友人)などと一緒に振り返るほうが安全かもしれませんね。―第三者(専門家)の援助、とても大切ですね。信田:これは私の持論なのですが、両親学級で、沐浴や授乳を教わるのに加え、そのうちの1回を生育歴作成にあてたらどうかと思っています。夫婦それぞれが生育歴を振り返ることで、あらためて、生まれてくる子どもに伝えていきたいこと、継承させたくないことを自覚できるのではないでしょうか。どの人にも、自分が親にされたように自分のこどもにはしたくないという点がひとつはあるはずです。それを確認するために生育歴を振り返ることは、世代間連鎖の防止ともいえるでしょう―本当にそうですね。信田:日々の練習を積み重ねることで、子どもに対して望ましい接し方ができるようになると思っています。「自分はそうしてもらってこなかったとしても」です。何より「世代間連鎖を防ぎたい」と願うことそのものが、すでに防止の第1歩なのです。そんな自分のことを「すばらしい」と、自信を持っていただきたいと思います。いかがでしたか? 子育て中に沸き起こる負の感情は、ママなら、誰しもが経験済です。けれども、「負の感情が自分の手に負えない!」と感じるならば、信田先生のような専門家の援助も必要なのでは? と、筆者は思っています。1人でも多くの独りで悩んでいるママに、この特集が届くことを願っています。<世代間連鎖を防ぐには>1)世代間連鎖を防ぐためのキーワードは、「アタッチメント」と「感覚否定」2)子どもが泣いたら、「よしよし」という練習から始める3)「世代間連鎖を防ぎたい」と願うことそのものが、すでに防止の第1歩■今回、取材を受けてくださった信田さよ子先生の最新作 『後悔しない子育て 世代間連鎖を防ぐために必要なこと』 (¥1,400円(税別)/講談社)信田 さよ子さん臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。駒木野病院、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。アルコールなどさまざまな依存症、摂食障害、ドメスティック・バイオレンス(DV)、子どもの虐待などに悩む本人やその家族へのカウンセリングを行っている。著書に『母が重くてたまらない』(春秋社)、『母・娘・祖母が共存するために』(朝日新聞出版)、『母からの解放 娘たちの声は届くか』(集英社)『タフラブという快刀』(梧桐書院)など。
2020年01月25日以前、信田先生を取材させていただいた 「『私って、毒親?』と心配するママたちの原因は、“母”にある!?」 という記事が、とても人気がありました。それだけ、多くの人が、「こんなに感情的になってしまう私って、大丈夫?」と、心配しているのだと思います。》 「『私って、毒親?』と心配するママたちの原因は、“母”にある!?」 出産・育児の時期は、自分の母親の育児態度が思い出され、「母と同じ口調でわが子を叱ってしまう」と、自己嫌悪を感じることも。「私って、もしかして毒親?」と、心配になるママはどうすればいいのかをひも解いていきます。それだけ、多くの人が、「こんなに感情的になってしまう私って、大丈夫?」と、心配しているのだと思います。子育てをしていれば、感情的に子どもを叱ってしまう日だってあるでしょう。では、母親は、感情的になってはいけないのでしょうか? 引き続き、母子論の第一人者であるカウンセラーの信田さよ子さんにお話しを伺います。この記事は、 「『親にされたことを、わが子にしたくない』そんなママに限界がきたら…」 の続きです。■「感情的になった母親はひどい」のか?―つい感情的に子どもを叱ってしまい、その後に激しい自己嫌悪に陥ります。信田さよ子さん(以下、信田):「感情的になった母親はひどい」と考えると、「感情的になってはいけない」「怒ってはいけない」と抑制しなければという気持ちになりますが、それは誤解です。たとえ否定的な感情だったとしても、湧き上がる感情そのものに良い悪いはないんです。「怒りの感情を抱く」ことと、「それをどのように表現するか」は、別の話として考えた方が良いですね。―そうなんですか?信田:怒ったらすぐに怒鳴ってしまう、思わず子どもを叩いてしまうという人は、「怒り」を「抑える」しか方法がない、だから我慢しなければというふうに考えがちです。近年の心理学の成果は、どれほど怒りの感情が激しくしても、その表現方法は「選択」できることを明らかにしたことです。―表現方法を、「選択」ですか?信田:それには、自分の怒りを客観的に眺める必要がありますね。「怒りの温度計」という比喩は、とても役に立ちます。ゼロから10までの目盛りの温度計で「今6度だ、このままの状態を続けると9度を超えてしまう」というように、自分がどこまで怒りを抱いているか、怒りの程度をウォッチするのに温度計の比喩は役立ちます。怒りの温度計が上昇しているときであっても、ゆっくりとそして落ち着いた声で、「パン屋さんでは、パンに指でさわってはいけません」と、伝えることはできるでしょう?―なるほど。そんなふうに考えれば良いんですね。信田:怒ったらすぐ大声で怒鳴ってしまう、という人は、行動の選択肢は怒鳴る以外にもあることを知らないか、怒鳴るという行為を許している、自分を正当化しているんだと思います。もし、「自分の子どもだから怒鳴ってもかまわない」と考えているとすれば、はなはだ迷惑な話だと思います。子どもを所有物だと思っているのではないでしょうか?■叱るのはいけないことなのか?―所有物というか、子どもに対して「責任がある」と思っているんです。信田:なるほどね。そういう方は、もしかすると「怒る」と「叱る」を混同しているのかもしれませんね。最近は、「怒ると叱るは違う」と、さまざまな子育て本に書いてあり、ひとつの定番化になっているほどです。でも、「怒る」と「叱る」の違いを理解している人は、案外と少ないのかもしれません。「叱る」行為の大前提として、「自分の感情を爆発させるためではなく、相手の成長のため」という目的がある点を、意識してみましょう。つまり下の存在を成長させるために、上の存在がきつく諭し気づかせるように導くことが、「叱る」という行為です。そこには、「上から下への勾配関係」があります。―なるほど。信田:けれども、最近では子どもに対して「上から目線」になることをためらう親が増えています。「子どもを対等な人として扱うことが大切」、「押し付けない」「強制しない」、「なぜなら子どもの自主性が大切だから」といった育児観が広がることで、上から目線の命令口調は否定されるようになってきました。けれども、「〇〇してはいけません」「〇〇しなさい」と発言しないことは、親が責任を取ることに怯えているんじゃないでしょうか。もっとはっきり言えば、「叱らない親」「お願いする親」の本質は、私には責任逃れのように感じられるのです。■子どもに怒ってしまったことは取り返しがつかないの?―すごく思い当たります…。でも、やっぱり、何だか及び腰になってしまうんです。信田:「怒る」と「叱る」を、整理できるようになってくると、怒りのエネルギーを上手に使えるのかもしれませんね。そんな方に知っておいて欲しいのは、思わず怒りの感情が暴発してしまったとしても、取り返しがつかないわけではない。ちゃんとフォローできていれば大丈夫、ということです。取返しのつかないことなどないんです。―そういってもらえると、何だかホッとします。信田:そして、さらに、親が叱る時の基準をつくることが大切です。親の気分次第の勝手な叱り方は、子どもに大きな混乱をもたらしますからね。そうすると、子どもなりに、リスクの少ない安全策は「親から見て常にいい子でいることである」と学んでしまうんです。過剰ないい子、誰からみてもいい子であることの背景に、親のわけのわからない無原則的な怒りの暴発があることは指摘しておきたいと思います。―そうなんですね…。信田:望ましい家族の一つの条件は、「子どもなりに納得できる原則を親が示し、親がそれを守ろうとする姿勢を示すこと」。それはひとつの「秩序」を示すことですね。叱るという行為は上から下への支配的な言動のひとつですが、「自分の感情を爆発させるためではなく、相手の成長のため」という目的ゆえに許されるのです。こうやって整理しておけば、「怒る」ことをむやみに怖がらなくなるし、感情的になってしまった時も、きちんと「叱る」ために、ハッと立ち止まれるのではないでしょうか? <感情的に怒ってしまうママへ>1)「怒り」の表現方法は選択できる。「怒りの温度計」という比喩を使うとわかりやすい2)「叱る」のは、相手の成長のため。叱る時は基準を示し、親は基準を守る姿勢を見せる3)親のわけのわからない無原則的な怒りの暴発が、「いい子」を作ってしまう次回は、いよいよ本特集の仕上げ。虐待の世代間連鎖を防ぐためのお話しです。■今回、取材を受けてくださった信田さよ子先生の最新作 『後悔しない子育て 世代間連鎖を防ぐために必要なこと』 (¥1,400円(税別)/講談社)信田 さよ子さん臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。駒木野病院、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。アルコールなどさまざまな依存症、摂食障害、ドメスティック・バイオレンス(DV)、子どもの虐待などに悩む本人やその家族へのカウンセリングを行っている。著書に『母が重くてたまらない』(春秋社)、『母・娘・祖母が共存するために』(朝日新聞出版)、『母からの解放 娘たちの声は届くか』(集英社)『タフラブという快刀』(梧桐書院)など。
2020年01月24日