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日本気象協会と防災科学研究所は5月21日、最大10分前にEメールで情報を伝達する「10分先の大雨情報」の有効性を検討すたための社会実験を6月1日から10月31日まで実施すると発表し、モニターの募集を開始した。同実験は、関東地方の一部(北緯35°~36.4895°、東経139°~140.705°)を対象に国土交通相が運用するXバンドMPレーダーネットワークを活用し、激しい雨が上空で検知された時点で情報を発信するというもの。雨粒が上空から落ちてくるまでの時間差を利用したシステムとなっており、10分間5mm(30mm/h)以上を満たす場合に登録したアドレスに通知メールが届く仕組み。モニターは先着1000名までとなっており、指定のアドレスに空メールを送信し、折返しの登録案内メール中のURLにアクセスし、必要事項の入力や登録地点の設定を行う。詳しくは日本気象協会と防災科学研究所のウェブサイトを参照してほしい。
2015年05月21日日本気象協会は4月3日、日本全国89地点の桜(ソメイヨシノ)の第7回開花予想および満開日の予想を発表した。なお、長野県伊那市(高遠城址公園)ではタカトオコヒガンザクラ、北海道稚内市・留萌市・旭川市・網走市・帯広市・釧路市・浦河町ではエゾヤマザクラ、根室市ではチシマザクラを対象としている。同協会によると、2015年の桜前線は、現在北陸や甲信地方、東北地方を進んでいるという。4月第2週には寒の戻りが予想されているが、東北地方の開花日は平年より4~7日早くなるとのこと。九州から関東地方ではすでに満開を迎えている所が多く、4月第2週では北陸や甲信地方、東北南部で満開となる所が多い見込みとなっている。4月中旬から下旬の気温は平年並みか高い予想で、甲信地方と東北地方の予想満開日は平年より早く、7日前後早くなる所もある見込み。5月の気温は平年並みか低い予想となっているが、4月の気温が平年並みか高いため、北海道では平年より早く、ゴールデンウィーク頃までに開花する所が多い見込みとなっている。
2015年04月06日世界各地の奇妙な気象現象を紹介する番組『気象ミステリー シーズン2』(毎週土曜22:00~23:00 全8話)が、14日から動物エンターテイメントチャンネル「アニマルプラネット」で放送される。夜間に青く光り輝く波、コンクリートで覆われたような湖、砂漠に現れた巨大な湖、空を飛ぶクモの大群、奇妙な形の雲、高さ20メートルもの雪の壁…。同番組では、地球上で起こるさまざまな気象現象を、目撃者の証言や専門家の意見を交えて、その原因を科学的に探っていく。初回放送の14日は「雪の壁」にスポットを当てる。透明の水がドロドロのコンクリート状になるアルゼンチンの湖。そこには、遠く離れたチリの自然現象が関係していた。一方、立山黒部アルペンルートは、最大で高さ20メートルもの雪の壁が観光客の前にそびえ立つ。このほか、日没に山頂で見られる赤い輝きや、異常潮位のアクア・アルタ、夜間に光り輝く波などの映像が公開される。21日は「空飛ぶクモの大群」。ブラジルでは、ある自然現象に伴って、何百ものクモが空を飛ぶ光景が見られるという。また、オーストラリアのニューサウスウェールズ州では気温が30度の翌日、ビーチにひょうが降るという噂も。ニュージーランドのある町では、激しい嵐の後、通りで大量のウナギが発見された。"そこにあるはずのないもの"にまつわる現象を分析する。そのほか、3月28日は「クラゲ形の雲」、4月4日は「蔵王 樹氷の秘密」、4月11日は「ポップコーンが降る町」、4月18日は「氷のパンケーキ」、4月25日は「消える湖」を特集。
2015年03月13日一般財団法人日本気象協会とP&Gは2月9日、花粉飛散ピークとPM2.5に備えて共同開発した「部屋干し指数」の情報提供を開始。同日、共同記者発表会を行った。「部屋干し指数」とは、「天気」だけでなく、洗濯物に付着してしまう花粉やPM2.5といった大気の汚れも条件判断に含めて5段階で指数化したもの。算出方法は、日本気象協会の天気・風速・花粉の飛散量予測・PM2.5の分布予測と、アレルギー専門医の清益功浩氏が監修した洗濯物の花粉付着モデル実験の結果を掛け合わせている。これにより、洗濯物を乾かす際に、屋外干しよりも部屋干しがふさわしい環境であるかを判断できるという。○花粉対策の3原則日本気象協会が1月14日に発表した「2015年春の花粉飛散予測(第3報)」によると、スギ花粉は2月上旬から飛散を開始。北陸、関東・甲信、東北地方の花粉飛散量は前年の2~3倍となることが予測されている。清益氏は、花粉対策の3原則として「花粉症の症状を軽減すること」、「花粉の体内への侵入を防ぐこと」、「花粉を室内に持ち込まないこと」をあげた。まず花粉症の症状を軽減するためには、「抗ヒスタミン薬」「抗ロイコトリエン薬」などの内服薬をできるだけ早い時期に服用することだという。このほか、スギ花粉エキスを体内に吸収させる「皮下免疫療法」や「舌下免疫療法」なども有効とのこと。次に花粉の体内への侵入を防ぐ方法として、飛散量の多い日は外出を控えること、外出する場合にはマスクとメガネを装着することをあげている。そして、花粉を室内に持ち込まないためには、洗濯物などの衣服の扱い方がポイントとなる。具体的には、「花粉が付着した衣服をはたくことと、洗濯物を屋外干しから部屋干しに切り替えることがあげられます」と清益氏。実際に、清益氏が監修した花粉付着モデル実験では、花粉の飛散量が多いと「ウール」「綿」「ポリエステル」の3種類の衣服素材への付着量も多いことがわかっている。○正しい洗濯物の干し方とは?同発表会には、"洗濯王子"こと洗濯アドバイザーの中村祐一氏も登場。中村氏は、部屋干し特有の嫌なニオイの原因を「洗濯物の湿り気によって衣類に繁殖した雑菌」とし、それを防ぐための洗濯物の洗い方と乾かし方のポイントを伝授した。洗い方のポイントは、洗濯物を溜め込まず、できるだけこまめに洗濯することだという。そして、濡れた洗濯物を洗濯機に入れたまま長時間放置しないこと。さらに、洗浄力が高く雑菌臭に強いタイプの洗濯用洗剤を使用することだという。そして、乾かし方のポイントは2つ。エアコンや除湿機などで空気を循環させることと、洗濯物の空気に触れる表面積を増やすようにして干すことだという。具体的には、ジーンズなどの厚手のボトムスは裏返しにし、洗濯バサミなどを使って筒状(履いた時と同じような状態)にして干す。そうすることで、空気が通りやすくなり、型崩れも防ぐとのこと。また、フードのついたパーカーなどは、腰部分をハンガーにかける"逆バンザイ干し"にすると、空気に触れる表面積が広がって乾きやすくなるという。なお部屋干し指数は、日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」にて閲覧できる。8時と18時の1日2回更新。配信期間は5月末までを予定している。
2015年02月13日MSDの「花粉なう」2015年2月2日、MDSは同日、花粉症・アレルギー性鼻炎情報サイト「花粉なう」において、期間限定コンテンツ「花粉飛散予報」を開設したことを発表した。花粉飛散予報毎日更新される全国132地域の1週間分の花粉量を5段階で、飛散している花粉の種類(スギやヒノキなど)を7パターンで提供。自分の住居や出かける際での花粉量と飛散している花粉の種類を一目で確認することが可能。掲載期間は2015年2月~5月。パソコンあるいはスマートフォンで閲覧可能となっている。花粉なう「花粉なう」はMSDが提供する花粉症・アレルギー性鼻炎に関する情報提供サイト。コンテンツには、「花粉症 症状ちぇっく」、「花粉症道場」と「花粉症の基礎知識」、「花粉飛散予報」、「花粉温度なう!」、「病医院検索」がある。「花粉症 症状ちぇっく」は自分自身の症状を確認することにより、医療機関で医師と相談するときに役立つ。「花粉症道場」ではクイズに答えることで、ゲーム感覚で知識が得られ、「花粉症の基礎知識」はその解説。「花粉飛散予報」が今回オープンしたもの。「花粉温度なう!」花粉飛散の開始を1月1日の累積気温で推計。累積気温が摂氏400度が飛散開始の目安といわれている。2015年2月1日までの累積温度は摂氏330度。「病医院検索」では花粉症について相談できる医療機関の情報を住所、最寄り駅名、郵便番号などから検索可能。(画像はプレスリリースより)【参考】・MSDプレスリリース
2015年02月05日東京都などは2月1日、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは、気象業務支援センターの専任主任技師・村山貢司気象予報士が「今春の花粉飛散予測について」との題で講演し、花粉の飛散量や飛散開始日などについて解説した。○花粉は日中に100キロ先から飛んでくるまず村山さんは花粉の飛散方法について説明。花粉の代表格の一つであるスギ花粉は、大気の渦(乱流)が発達しやすい日中に飛散しやすい。その距離は100キロメートルにも及ぶ一方で、夜間はほとんど移動せずにおおよそ10キロ以内の飛散にとどまる。○花粉量を決める要素そんな遠方よりわざわざ飛来してきて私たちを悩ます花粉だが、毎年の花粉飛散量はどのように決まるのだろうか。村山さんは、花粉は前年の夏の気象と関連性があると話す。具体的には■7月中旬~下旬の気温と7月中旬~8月中旬の日照時間が影響する■ヒノキは気温、雨量の影響が大きい■スギは雨量の影響が小さいこれらが花粉の多寡を決める要素となってくる。「2014年の関東地方の日照時間は、平年に比べて110%でした。この気象条件だけで見ると、今年は花粉が例年よりも多くなると考えられます。ただ、これだけでは(花粉量は)決まりません」。そう話す村山さんがもう1点強調した要素は、「前年に花粉が多いと次の花粉シーズンは花粉が少ない」。すなわち、2015年シーズンでいえば、2014年シーズンの花粉量が多いか少ないかが関係してくるということだ。これらの条件を鑑みると、関東地方は例年並みかやはり例年よりも多いと予想されると、村山さんは解説した。関東地方の中でも東京23区に限定すると、2015年シーズンの花粉量は例年並みかやや少なくなると予想される。だが、油断はできない。「23区内では過去10年の平均値と同じか、若干少なくなると思われます。ただ、静岡県からどれぐらい花粉が飛んでくるかによって、23区は最大で(1平方センチメートルあたり)5,200個ぐらいになる。それがなければ、(1平方センチメートルあたり)4,000個かもうすこし少なくなるでしょう」。○30年で都内の飛散量は3倍に1平方センチメートルあたりの花粉が4,000個、5,000個と言われてもピンとこない人もいるだろう。では、過去の数字と比較してみるとどうだろうか。都内在住の人にとっては悲しい事実だろうが、都内の平均花粉量は年々増加しているのだ。「昭和60年代から平成はじめまでの頃の平均値は(1平方センチメートルあたり)2,000個台だったのですが、今の都内全体の平均値は6,000個台です。この30年くらいの間に、花粉がおよそ3倍に増えています」。すなわち、報道などで「今年の花粉は例年の半分ほどです」と言われても、30年前の時代では例年の1.5倍量に該当するというわけだ。村山さんは、直近20年における1平方センチメートルあたりの花粉量は毎年200個増えていると話した。○花粉が飛び始めたらすぐに予防策をそして最後に、2015年シーズンの花粉飛散開始日についても解説してくれた。スギの雄花は「11月~12月が低温」「1月~2月初めが高温」だと、開花が早くなる。今冬は1月が平年並みの気温で、2月以降も平年並みの予想がされているため、「飛散開始時期はほぼ例年並み」(村山さん)とのこと。飛散開始日は「1平方センチメートルの花粉が連続して1個になった最初の日」と定義されている。例えば、2月3日に1平方センチメートルあたり1個の花粉が確認され、翌4日にも確認された場合、2月3日が「飛散開始日」となる。村山さんは、例年1月下旬には1平方センチメートルあたり、0.3個とか0.6個の花粉が確認されるようになると話す。「早い時期に花粉症を発症される方は、やはり少ない花粉で症状が出てしまうので、飛散開始日より少し前から予防策を取るようにしましょう」。さらに、一昔前と比べて花粉の飛散量が急激に増えるようになったことについても言及。「花粉が飛び始めて2、3日で(1平方センチメートル)1個だったのが30個とか50個も飛ぶ時代になってきています。花粉が飛び始めたら、すぐに予防策を取ってください」と結んだ。
2015年02月03日日本気象協会はこのたび、天気予報で物流を変える取り組みとして2014年7月より実施する「食品ロス削減・省エネ物流プロジェクト」の中間報告を実施した。食品ロス削減・省エネ物流プロジェクトとは、気象情報やPOS(販売時点情報管理)データなどのビッグデータを解析し需要予測を行ったうえ、製・配・販の各社にデータを提供することで、サプライチェーンの効率化の推進や、食品ロスと不要に発生する二酸化炭素の5%削減を目指す取り組み。今回の中間報告では、Mizkanが販売する季節商品「冷やし中華つゆ」を対象とした「需要予測手法の検討」を実施。対象期間は2009年~2014年で、対象地域は東京都や埼玉県、千葉県、神奈川県とした。これによると、「冷やし中華つゆ」市場規模の売上を解析し手法の寄与率を比較したところ、従来の統計手法に比べ日本気象協会独自の需要推定統計手法では、およそ1.6倍に向上することが確認されたという。また、同統計手法とアンサンブル予測を組み合わせることで、市場規模と連動性の高いMizkan商品の発注量予測が可能となり、当初の目標であった5%を超える余剰生産量(食品ロス)が一定量削減できることが示唆されたと報告した。なお、最終報告は2月に実施を予定する。
2015年01月30日一般財団法人日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の「2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第3報)」を発表した。第3報では、全国8都市のスギ・ヒノキ花粉飛散のピーク時期について予測。また、最新の長期予報や花芽調査などに基づいて、前回予測(2014年12月3日発表・第2報)に一部修正を加えた。○飛散開始時期&ピークは?2015年春のスギ花粉の飛散開始は、例年並みか早くなる予想となり、2月上旬に九州、四国、東海地方から花粉シーズンが始まる見込みだという。気温の点から見ると、1月下旬は全国的に概ね平年並みとのこと。2月から3月にかけては、西日本と東日本では平年並みか高く、北日本は平年並みだという。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早くなる傾向にあるため、スギ花粉の飛散開始は、西日本と東日本は例年より早く、北日本は例年並みと予測されている。ただし、寒い日が続いていても急に気温が高くなる日があると、予測よりも早く飛び始めることもあるという。そこで、天気予報専門サイト「tenki.jp」では、全国各地の飛散情報を公開している。スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があるとされている。2~3月の気温は全国的に平年並みや高い予想だが、ピークを早めるほどではない見込み。このため、スギ・ヒノキ花粉それぞれのピークは例年並みだという。スギ花粉のピークは、福岡(福岡県)は2月下旬から3月上旬、高松(香川県)、広島(広島県)、大阪(大阪府)、名古屋(愛知県)、東京都は3月上旬から中旬の見込み。また、金沢(石川県)と仙台(宮城県)は3月中旬から下旬にピークを迎えるという。そして、スギ花粉のピークが終わった後は、金沢と仙台を除く各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込み。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散するものの、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないという。○飛散数は?2015年春のスギおよびヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数は、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年より少ないかやや少なく、東海から東北地方は例年並みとのこと。ただし、北海道は例年よりやや多くなる見込みだという。2014年の花粉の飛散数が少なかった北陸、関東甲信、東北地方では、2015年春の飛散数は前年の2~3倍になるとのこと。一方、前年の飛散数が例年よりも多かった九州や四国地方では、2015年春の飛散数は前年に比べて非常に少なくなる見込みだというまた、花粉の飛散数は前年の夏の気象条件が大きく影響し、一般に気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は、花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数は多くなるとのこと。2014年の夏は、北陸、関東甲信、東北地方では気温が高い所が多く、九州や四国地方では「低温」「少照」「多雨」という花芽が形成されにくい気象条件となった。このため、2015年春の花粉飛散数は、西日本では例年より少ない所が多く、東日本と北日本では例年並みかやや多いと予測されている。
2015年01月26日OSIsoftジャパンとESRIジャパンは12月16日、東京大学との共同研究の成果として気象情報の時空間連携可視化システムを構築したと発表した。この取り組みは、気象情報や都市活動などの情報が自由に流通し共有される電子基盤の創造を目指す産官学連携コンソーシアム「Live E!プロジェクト」のシステムと、同コンソーシアムのメンバーであるユビキタスが技術支援するかたちでKDDIとウェザーニューズが構築した気象情報共有サービス「ソラテナ」が生成する気象ビッグデータを、時間的および空間的な側面で統合的に分析可能とするもの。同システムにはビッグデータを高速かつ効率的に時系列で長時間蓄積する米OSIsoftのPI Systemと、リアルタイムGIS機能を実装している米EsriのArcGIS GeoEvent Extension for Serverを連携するために開発されたインターフェース機能を持つPI Integrator for Esri ArcGIS(OSIsoft製品)が採用されている。これにより、時系列に管理されたビッグデータとリアルタイムGISのシステムがシームレスに連携され、約3000拠点(約2万1000点の気象センサー)の気象ビッグデータをリアルタイムに地図上に表示し、時間軸でも管理することが容易となった。同システムは今後、新たな検証実験への活用のほか、気象データだけでなくM2M、IoT、IPv6、ユビキタス社会といったビッグデータに関連する様々な分野への応用が期待される。
2014年12月16日スマートニュースは27日、同社が提供するニュースアプリ「SmartNews(日本語版)」において、日本気象協会と連携し「地震速報機能」を追加した。Android版、iOS版問わず利用できる。「地震速報機能」は震度4以上の大規模な地震が発生した際、地震情報が「SmartNews(日本版)」に配信される機能。情報は、日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」から提供されたもので、トップチャンネル等への記事掲出、詳細情報の表示のほか、号外プッシュ通知としてユーザーに届けられる。なお、「地震速報機能」について、大規模な地震発生後、数分以内に情報を配信することを目的としており、「緊急地震速報」とは異なるとしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月28日スマートニュースは11月27日、ニュース閲覧アプリ「SmartNews」にて、日本気象協会の提供する地震情報の配信を開始した。これにより、最大震度4以上の大規模な地震が発生した際、SmartNews日本語版のユーザーは、日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」から提供される情報をアプリ上で閲覧することが可能となる。同情報は、タップ後に詳細情報のページへと移動する「号外プッシュ通知」の配信や、トップチャンネルなどに掲載される。なお、SmartNews上の地震速報機能は、大規模な地震発生後、数分以内に迅速に正確な情報を届けることを狙いとしたもの。地震発生後大きな揺れが到達する数秒~数十秒前に警報を発する地震早期警報システム「緊急地震速報」とは異なる。
2014年11月27日人間にとって、大切な情報である「天気予報」。ニュースはつい見逃してしまうこともあるけれど…これだけは欠かさずチェックするという方も多いことでしょう。そんな天気予報は、実は猫をも夢中にさせてしまうパワーを秘めていると、ご存じですか?その理由を教えます。猫 VS 天気予報士 最終決戦 — うだま (@udama1212) 2014, 7月 6■天気が気になるわけではない猫の中には、天気予報の番組が好きな子も多いものです。もちろん猫にとって、明日の天気が「晴れ」でも「雨」でも大きな問題はありません。その情報を目当てにしているわけではないでしょう。天気予報の画面に張り付く猫の様子を見ていると、猫をくぎづけにしているのは「情報」ではなく「気象予報士」であることが分かります。人間にとっては、「普通の人」と大きな違いがあるようには思えない気象予報士の皆さんですが、何がそんなにも猫の気持ちを惹きつけているのでしょうか。■手にしているのは…?天気予報が始まったら、情報ではなく、気象予報士の姿に注目してみてください。すぐに一つの特徴を見つけることができるでしょう。そうそれは、気象予報士の皆さんが手にしている「指し棒」なのです。気象予報士は、その指し棒を巧みに使って、「雲の様子」や「台風接近」を説明してくれます。棒の先は、その説明に伴ってあちこちにユラユラ…。これこそが、猫を夢中にさせているものの正体なのです。■小さくてちょろちょろ動き回るもの猫はもともと狩りをする動物ですから、今もその本能を残しています。猫がハントするのは、ネズミなどの小動物。小さくてすばしっこく動くこれらの動物を、俊敏な技術をもってしとめます。気象予報士が手にしている指し棒の先には、たいてい指しているところを分かりやすくするための小さな「目印」がついています。これがあっちへユラユラ、こっちへユラユラしているのを見ると、猫はどうしようもなく本能を刺激されてしまうのですね。まるで狩りをするように、指し棒にアタックしているのが分かるでしょう。■専用のおもちゃを用意するのもアリこんな習性を持つ猫は、指し棒を使った飼い主とのコミュニケーションも、きっと喜んでくれるはずです。猫の気を惹きつける、専用のおもちゃを用意してあげるのも良いでしょう。ときどき遊んであげることで、日頃の運動不足も解消できますよ。猫によっては、「○チャンネルの△△さんの天気予報が好き」と、かなり細かいこだわりを持つ子もいるようです。天気予報は見づらくなってしまいますが、天気はあとでネットででもチェックするとして、まずは存分に猫の可愛いしぐさに癒されてみてはいかがでしょうか。ただし、テレビの傷予防だけは念入りにしておいてください。(画像提供元:うだま)
2014年11月12日東京エレクトロン デバイスは11月5日、測定した屋内環境データをインターネット経由で収集し、カビの発生環境を分析・管理・予報を ユーザーに通知する「カビ発生予報クラウドシステム Mold Forecast System」を開発し、11月10日より実証実験をはじめると発表した。同システムは、クライアントの屋内数ヵ所に設置した屋内環境センサーからデータを収集し、通信ネットワークを経由してクラウド上にデータを蓄積する。蓄積したデータをもとに環境生物学研究所が考案した数式アルゴリズムを使って予測し、ユーザーにカビ発生予報として通知することでカビ発生前の換気を促し、屋内環境の改善向上を図る。一般的に、天井や板壁などの多くはカビが目に見える状態となってから防カビ剤などを塗布してカビの防止や設備の保護を図る。これに対し、同システムを利用すると、カビ発生の目安となるデータ検知が可能となることから、防カビに必要な修繕費用を最小限に抑制し、企業の建物維持費用の低減が実現される。
2014年11月06日日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第1報)を発表した。2015年春のスギおよびヒノキ花粉(北海度はシラカバ)の総飛散数は、九州と中国・四国のほとんどの地域では例年を下回ることが予想され、近畿から北海道にかけては例年並みの所が多い見込みとなっている。前年(2014年)の飛散数と比較すると、九州と中国・四国は少ない所がほとんどであるという。しかし、近畿から東北にかけては前年より多く、特に関東や東北では非常に多くなる所があることが見込まれるとのこと。北海道は、前年並みの飛散数になると予想している。花粉の飛散数は夏の気象条件が大きく影響する。一般には、「気温が高い」「日照時間が多い」「雨が少ない」と花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数が多くなるとされている。2014年の夏は、太平洋高気圧の西への張り出しが弱く「平成26年8月豪雨」の影響を受けたことにより「北暑西冷」となった。気温は北海道から中国・四国にかけては平年並みか高く、四国や九州では低め。日照時間は、北海道から関東では平年並みが多く、東海から西は少ない傾向が見られた。降水量は、平年を上回った所が多く、特に北海道や西日本の太平洋側では顕著となった。また、花粉の飛散数の多い年と少ない年は、交互に現れる傾向がある。2014年は、西日本の一部を除き全国的に花粉の飛散数は例年並みか例年より少なかったが、高温・多照・少雨などの花芽が多く形成される夏の気象条件がそろった所も少なかった。そのため、特に九州や中国、四国は花芽の形成にとっては悪条件となり、例年を大幅に上回ることはない見込みだという。ただし、東京では2倍以上、大阪は、およそ1.5倍になると予想している。
2014年10月14日日本気象協会とフィードテイラーは、250mメッシュで雨雲の位置を通知してくれるiOSアプリ「そらレーダー」の提供を開始した。ダウンロードは無料。ただし、全機能を利用する場合月額100円必要。対応OSはiOS 7.0以降。そらレーダーは、5分間隔で1時間先までの雨雲の位置を予測したiOS専用アプリ。250メートルメッシュで雨雲の位置がわかり、詳細な予測が可能になっている。通知設定をすることで、登録地点での降雨予測がある場合に、プッシュ通知で通知を受け取ることができる。無料で利用できる主な機能は、直近の雨雲の様子の表示、直近5分間の雨雲予測の表示、レーダー画像のシェア(TwitterとFacebook)。有料会員の場合、5分単位で最大1時間後までの雨雲予測の表示、現在地や登録地点の1時間以内の降雨情報のプッシュ通知、広告の非表示が可能となる。
2014年08月05日日本気象協会は6月3日、天気総合ポータルサイト「tenki.jp」のリニューアルを行い、新機能を追加した。このほどリニューアルされたのはPC向けサイトで、Twitter / Facebookアカウントを利用してログインが行えるようになった。Twitter / Facebookアカウントでログインすると、1時間ごとの「ピンポイント天気」を確認できるようになる。「ピンポイント天気」は各市町村の天気予報を表示するサービスで、ログインしていない場合は3時間ごとの天気予報が表示される。このほか、空港、野球場、サッカー場などの天気情報が見られる「レジャー天気」と、世界各地の天気や気温がわかる「世界天気」に閲覧履歴機能が搭載された。同機能により、最近閲覧した最大5地点が画面上部にショートカットとして表示されるため、気になる場所の情報を確認しやすくなる。また、このほどのリニューアルにあわせて「tenki.jp」のロゴマークも刷新した。
2014年06月04日「夕焼けの翌日は晴れ」、「猫が顔を洗うと雨」など、昔から天気予報についてのことわざが言い伝えられています。それらの実用性を気象予報士の笠原久司さんにうかがいました。新たな環境で生活をスタートすることが多い4月、鉄板の天気ネタでコミュニケーションをとってみては?――まずは、雲や太陽、月などにまつわる「お天気ことわざ」について。太陽や月の「色」が天気予報に関連するのでしょうか。「西から天気が変化する日本では、これから頭上にやってくる西の空が晴れていることを根拠に『夕焼けの翌日は晴れ』ということわざが広く知られています。確かにこういった傾向はあると思いますが、夕焼けの色が真っ赤に染まるときや、暗い赤色に見えるときには、西の空に波長の長い赤い光を散乱させる湿った空気があることも。こういった場合には、むしろ夕焼けが雨の兆候と考えられます。また、雨雲の先端が近付いているときにも、雲の影と相まってきれいな夕焼けが見える場合があります。やはり、夕焼けだけで天気を予想することは困難でしょう。似たことわざに『月が赤いと近いうちに雨が降る』というものがありますが、空気中に雨の原料である水蒸気が多いことの表れと考えれば、理にかなっているといえます。もっとも、赤い月が地平線に近い高さに位置している場合には、夕焼けと同じ理由で月が赤く見えることもあるでしょうから、必ず雨が降るとは言い切れません」――「飛行機雲が10分以上消えないと雨が降る」というのもありますよね。「飛行機雲は、飛行機のエンジンから出た排気ガスの中の水蒸気が冷やされて水滴になり、帯状の雲になったもの。ですから、空気中の水蒸気が多い場合には水滴が蒸発しにくく、なかなか雲が消えません。水蒸気は雨雲の原料ですから、空気中の水蒸気が多いときには雨が近いといってよいでしょう。とはいえ、水蒸気が多いときでも、上空の風が強い場合には飛行機雲が早々に拡散してしまうので、消えるまでの時間は確定的ではありません。ですから、天気予報を確認するための手段の一つと考えておいた方がよいと思います」――次に、「猫が顔を洗うと雨」ということわざもポピュラーですね。「これも天気のことわざとしては有名ですね。雨が近付き湿度が上がると、猫の大切なひげに張りがなくなるので、それを整えるために顔を洗うなどと説明されたりします。しかし、キチンと調査した資料があるわけでもありませんし、現時点で調査がされているという話も聞いたことがありません。いまのところ『ナマズが暴れると地震がくる』ということわざと同程度に考えておいた方がよいでしょうね」――北海道では「雪虫が飛ぶと初雪が降る」と言われるそうです。そもそも「雪虫」ってどんな虫なのでしょうか?「通称『雪虫』と呼ばれるアブラムシの一種が晩秋に大量発生して飛び交う現象を、北海道地方で初雪の根拠にしているわけですが、これまで確固たる調査結果はありませんでした。ウェザーニューズ社が携帯版の天気予報利用者とともに調査を行ったところ、”「雪虫が大量発生してから約1週間~10日で初雪が降る」との俗説より一週間以上も遅い”という結果になったそうです。ですから、現時点では北海道の風物詩としてとらえておいた方が無難かもしれませんね」――最後に、天気に関することわざは、「空」についてのものと「生物」に関するものが多いように思いますが、それはどうしてなのでしょうか?「天気予報が発達していなかった時代、人々は身近な自然現象の中から天気変化の兆候を見いだす必要がありました。漁師や北前船の船頭は高い丘の上から水平線を眺め、雲の形や風・波の方向、海鳥たちの行動から嵐の兆候を見いだそうとしましたし、農家は日々の天気変化の傾向、動物や昆虫の動きや植物の育ち方、ひいては家の柱がきしむ音などからも、祈るような気持ちで作況を予想しようとしていました。そんな人々が目にすることができる自然現象の多くは、『空』の変化と『生物』の行動でしたから、おのずからそれらが観天望気の要素になってきたのでしょう。傾向として、漁師の観天望気は『空』や『海』を根拠として直近の空模様を予測するものが多く、農家の観天望気は『空』や『生物』を根拠として長期の雨や気温の傾向を予測するものが多いようです。このあたりを意識しながら天気のことわざを調べてみると、昔の人たちの生活や気持ちまで伝わってきて面白いかもしれませんよ」お話を通じて、天気予報のことわざの一つ一つには、昔の農家や漁師さんの生活に関わる切実な思いが込められているということが伝わってきました。身近なあらゆるものを観察し、明日の天気を予測していたのでしょうね。笠原久司1961年生まれ。気象予報士。気象予報士資格を取得後、ウェザーニューズ社勤務。全国民放各局の天気予報番組の制作を経て、テレビ朝日ウェザーセンターに勤務。「ニュースステーション」等の天気予報番組の統括デスクを務める。退職後の2000年、26フィートのヨット「GoldenWistaria号」にて半年をかけて本州周航を達成。気象予報士Kasayanのお天気放談(OFFICE-SANGA秋田茂人)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月05日天気予報と言えば、皆さんにもすごく身近なもので、朝晩のニュースなどで欠かさずチェックする人も多いことでしょう。ところで、実はこの天気予報、地球上(日本や世界)に関するものだけでなく、宇宙に関するものもあるって知っていますか?そこで、今回はそんな「宇宙天気予報」についてご紹介したいと思います。■ 宇宙天気予報が知らせるものとは…「宇宙天気予報」とは、いったい宇宙の何を予報するためのものなのでしょう。一般的な地球の天気予報が、地球上の天気や気圧・気温・風速などを予測するものであることに対し、宇宙天気予報は太陽風(たいようふう)や磁気嵐(じきあらし)の状況を把握し、それによる影響を予測するものです。…と言っても、そもそも「太陽風」や「磁気嵐」が何なのかよく分からないですね。そこで、まずはこの部分からお話したいと思います。■ 太陽風と磁気嵐「太陽風」とは文字通り、太陽から吹いてくる風のことです。ただし、単純に「風」と言っても、そよそよ吹くような優しい感じのものではありません。太陽表面の一番外側には「コロナ」と呼ばれる温度100万度ほどの大気の層がありますが、そこからは電気と磁気を帯びたガス状の「プラズマ」が、太陽の重力を振り切って、宇宙空間へ飛び出しています。これを「太陽風」と呼んでおり、地球に届くときの速度は平均で300km~500km/秒程度、温度も10万度以上というとんでもないものです。もっとも、幸いなことに地球には磁気圏や大気圏があるため、この太陽風が直接地表まで届くことはありませんが、太陽風によって起こる地球の磁場の乱れを「磁気嵐」と呼んでいます。■ 宇宙天気予報の具体例太陽風や磁気嵐について分かったところで、宇宙天気予報の具体的な内容例をご紹介したいと思います。地球上の一般的な天気予報は、「○○県××地方の明日の天気は晴れ時々くもり。降水確率は10%です…」といった感じですが、宇宙天気予報では次のような感じとなります。「太陽風速度は低速な300km/s前後から、通常速度の400km/s前後へ緩やかに上昇しましたが、地磁気活動は静穏でした。今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。」いかがですか?太陽風や地磁気の概況について予報していることがお分かりいただけるでしょうか。風速が400km/sで通常というあたり、さすがに宇宙スケールですね。ちなみに、日本では1988年に「宇宙天気情報センター」と呼ばれる組織が設立され、そこからこのような情報が配信されています。宇宙天気情報センターの公式サイト(では、毎日1回・毎週1回の宇宙天気情報メール配信サービスも提供しています。誰でも申し込むことができますので、興味のある人は登録してみてはいかがでしょうか。宇宙を身近に感じることができますよ。■ いったい何に使うの?ところで、こんな情報がいったい何に利用されているのでしょうか?近年、私たちの生活は宇宙空間を利用したシステムに多く頼るようになってきています。地球の天気予報が気象衛星を利用していることは皆さんもご存じだと思いますが、テレビで使う通信衛星や放送衛星、さらにはカーナビで利用しているGPS衛星といった具合です。このほかにも、航空無線などの長距離無線や国際宇宙ステーションといった専門的なものとも深いかかわりがあります。磁気嵐の発生によって、これら衛星の故障や無線の通信障害のほか、船外作業を行う宇宙飛行士の健康被害などの恐れがありますが、宇宙天気予報を活用することによって、そのような被害が少しでも軽減されることが期待されています。■ まとめ太陽風や磁気嵐の影響を知らせる「宇宙天気予報」の存在については、おそらくほとんどの方が今回初めて知ったのではないかと思います。GPSのように衛星を利用したシステムなど、今や私たちの生活と宇宙空間とは密接なかかわりがありますので、直接的ではないにしろ、「太陽風」や「磁気嵐」の影響を気にする必要が出てくるかもしれませんね。(文/TERA)●著者プロフィールTERA。小さいころから自然科学に関心があり、それが高じて科学館の展示の解説員を務めた経験も持つ。現在は、天文に関するアプリケーションの作成や、科学系を中心としたコラムを執筆している。
2012年12月30日ロッテは、日本気象協会と共同で、空気の乾燥度合いを知らせるコンテンツ「ロッテのど飴指数」を11月1日より提供開始。これにともない、「ロッテのど飴指数計」が毎月抽選で50名に当たるキャンペーンを実施する。「ロッテのど飴指数」は、ロッテ「のど飴」の販売データ、気温や湿度などのさまざまな気象条件、空気の乾燥との関連性を示す資料などを元に、のどに悪影響を与える「ドライレベル」をビジュアルで知らせるコンテンツ。携帯電話およびスマートフォンにも対応しているので、外出先でもドライレベルをチェックすることができる。応募には、「ロッテのど飴シリーズ」を1個以上購入したレシートが必要(購入店舗、日付、対象商品名が明記されたもの)。レシートを応募ハガキまたは郵便ハガキに貼り、必要事項を明記の上、応募となる。キャンペーン期間は、2013年3月29日(当日消印有効)まで。対象商品は、のど飴、フルーツのど飴、はちみつカリンのど飴、のど飴(袋)、のど飴ZERO(袋)、果実でスーっとのど飴(袋)、11月6日発売のピーチジンジャーのど飴(袋)となる。詳細は、同社キャンペーンサイトを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日日本気象協会は24日、「日本地震マップ」の大幅なリニューアルを行った。同サイトは、アプリ開発を手掛けるコラビットとの業務提携により、地震活動をアニメーションで表示する情報サイト。今回のリニューアルでは、従来の特徴であるアニメーション表示を継承しながら、地震の規模だけでなく発生回数や最大震度などの情報を追加した。地震の活動状況をグラフで表示することで、日常の地震活動を直感的に理解できるよう見やすさを追求。地震の活動状況を理解することで防災に対する意識を高め、より減災に役立てられるよう狙った。利用は無料。詳細は「日本地震マップ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日前回は「渋滞予報士」をご紹介しましたが、では、渋滞ってどのように予測するのでしょうか?渋滞予報士などが予測する渋滞予測は、過去3年程度の渋滞データを図に表し、過去にどのような箇所、時間帯で渋滞が発生しているのかを確認して実施されています。過去3年間の渋滞を時間、距離のグラフに記入3年間の渋滞を重ね合わせる3年間の渋滞を含む領域が、今年の渋滞予測となる過去のデータから導く方法のほかに、新しい高速道路の開通や料金割引制度の変更などがある場合は、想定される交通量を算出します。道路の交通容量(渋滞せずに通れるクルマの台数)と比較し、オーバーした分を渋滞長に換算することで渋滞予測を実施します。また、高速道路周辺に新しくできた幹線道路や大規模な商業施設の状況、イベントの開催予定など、さまざまな情報を加味したうえで、渋滞予測に反映させています。高速道路の渋滞予測は、ドラとらの渋滞予測カレンダーに随時更新されるので、出かける際はチェックしておくと、混雑ピークを避けて快適なドライブが楽しめるはずです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月18日「渋滞予報士」ってご存知でしょうか? 実は、渋滞予報士は、天気を予報する気象予報士のような正式な資格はありません。NEXCO東日本の社内の愛称で、2007年7月から呼ばれるようになりました。渋滞予報士が主に担当しているのが全国でも一、二を争うほど多くの渋滞が発生している関東エリアです。現在の渋滞予報士は2代目の原山哲郎氏(初代の渋滞予報士は前島一幸氏)。彼の渋滞予測の的中率はなんと約80%というから驚きです。NEXCO東日本では渋滞を減らすために、原山氏が予測した渋滞予測を多くのドライバーに活用してもらえるようにPRしています。混雑のピーク日時を避けての高速道路の利用や渋滞を緩和させる対策など、少しでも快適なドライブができるようにいろいろとサポートしています。渋滞予報士は、高速道路の「いつ」「どこで」「どれくらいの長さ」の渋滞が発生するのかを、365日分を予測しています。また、渋滞予報士の最終的な目標は「渋滞をなくす」こと。その目標を達成するため、渋滞予測だけでなく、渋滞緩和の対策の検討も非常に大切な業務の一つといえます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日気象予報士の試験は難関として知られています。非常にステータスの高い資格であることも確かです。では、気象予報士になるにはどうすればいいのでしょうか? またそのためのコストは? 一般財団法人 気象業務支援センター 気象予報士試験事務担当 常務理事の迫田優一さんにお話を伺いました。――そもそも気象予報士の資格ができた経緯は?平成6年(1994年)から始まった資格です。それまで一般向けの天気予報というのは、気象庁が作ったものをマスコミなどに配布していたわけです。というのは、気象予報というのは「防災」という側面が強いものですから。――なるほど。平成5年に気象業務法が改正されて予報業務が自由化されることになり、独自の気象予報というのを気象庁以外で作ってもいいよ、と決められたんですね。ただし、重要な条件が2つありました。1つは気象庁が発表する警報などの防災に関する情報と矛盾しない予報とすることです。もう1つは「気象予報を出すのは必要な知識と技能を持った人でなければならない」ということです。――この2つ目の条件を満たすための資格が気象予報士なんですね?そういうことですね。独自の気象予報を発表することができる資格です。この資格を認定する業務は気象庁長官が行なうのですが、現在は「一般財団法人 気象業務支援センター」が指定試験機関として長官の指定を受けて、(気象庁長官に代わって)その業務を行なっています。――独自の天気予報を発表する「気象予報士」になりたいのであれば、気象予報士試験にまず合格しなければダメだということですね?そうです。まず合格して頂かないといけません。合格した人には気象業務支援センターから合格証明書が交付されます。あと、気象予報士となるには、合格しただけではダメですよ(笑)。「私は合格しました」と合格証明書の写しを添えて気象庁長官に登録を申請しないといけません。そうして初めて気象予報士として働けることになります。――資格を取って、実際に働かないとお金にはならないですもんね。そうです。気象予報士の資格だけ取ってもお金にはならないですよ(笑)。普通二種免許だけ取ってもタクシー会社に勤めないとお金にならないのと一緒です。――気象予報士資格試験はいくらかかるのでしょうか?11,400円です。――そんなに高くないですね。気象予報士資格試験(平成24年度第1回の試験案内書による)学科試験予報業務に関する一般知識 : イ.大気の構造ロ.大気の熱力学ハ.降水過程ニ.大気における放射ホ.大気の力学ヘ.気象現象ト.気候の変動チ.気象業務法その他の気象業務に関する法規予報業務に関する専門知識 : イ.観測の成果の利用ロ.数値予報ハ.短期予報・中期予報ニ.長期予報ホ.局地予報ヘ.短時間予報ト.気象災害チ.予想の精度の評価リ.気象の予想の応用実技試験の科目気象概況及びその変動の把握局地的な気象の予報台風等緊急時における対応――見るからに難しそうですね(笑)。実技試験というのは何か特別なことをやるのでしょうか?いえ記述式の設問です。学科試験の方は多肢選択式(5択)です。――合格基準はどうなっていますでしょうか?合格基準は、学科は15問中正答が11問、実技は正答率70%としていますが、平均点により調整される場合があります。たとえば、第37回の試験では、学科試験は、予報業務に関する一般知識が15問中11問以上、専門知識は15問中10問以上が正解であること、実技試験では総得点が満点の66%以上でした。――試験は年に何回あるのでしょうか?年2回です。始まった平成6年度だけ3回開催されましたが、後は現在までずっと年2回開催です。――1回でどのくらいの人数が受験していますか?たとえば直近の、平成24年1月29日に行なわれた第37回の試験では、男性3,234名、女性718名、計3,952名の方が受験しています。――では合格した人数は?男性156名、女性28名の計184名でした。合格率で言うと、男性4.8%、女性3.9%、全体で4.7%になります。――かなり狭き門である印象ですね。そうかもしれません。ただ、基準に達していない人の合格を認めるわけにはいきませんから。今まで開催された37回の試験の合格率を累計して見ますと、男性で6.2%、女性で4.2%、全体で5.8%です。――資料を拝見しますと、受験資格にはまったく制限がないんですね。そうですね。誰でも受けられます。何歳の人でも受けて頂けますよ。――今まで最年少で受かった人は何歳ぐらいですか?平成21年1月の試験で合格した13歳7カ月の男性が最年少です。――それはスゴイですね。みなさん、大体何回目ぐらいで合格してるんでしょうか?それは一概に申し上げられないですね。合格率は先ほど申し上げた通りですので、なかなか1回で受かるというのは難しいかも知れません。このため、何回も挑戦続けている方もおられるようですよ。――受験回数の回数制限というのがありませんから、何回でも、受かるまで受けてもいいわけですね?そうなります。受験生を励ますお話をしますとね、毎回毎回、全部の科目を受けなければならないわけではありません。学科試験には一般知識、専門知識の2つの科目がありますが、このどちらか、あるいは両方に合格していれば、合格発表から1年以内に行なわれる試験においては、その科目の学科試験は免除されますよ。――残った試験にだけ集中すればいいと。そういうことです。免除されるのは1年以内ですけどもね。試験に合格され、登録を済ませて晴れて「気象予報士」となられるよう、ご健闘を願っています。気象予報士になるには、資格試験に受かればいいわけですから、そのコストは試験代金の11,400円です。ただし一発合格が難しいようですので、これを何回受けるかはあなた次第。また合格のための努力はプライスレス……ですね。(谷門太@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日大型連休シーズンになると、必ず耳にする渋滞ニュース。今年のシルバーウィーク中での最大渋滞延長は9月21日、東北道下り線佐野SA付近(栃木県下都賀郡岩舟町付近)で発生したもので約60.1kmもあったとか!60km、気が遠くなりそう……。こうした「渋滞」を、テレビで見る気象予報士のように予測してくれる「渋滞予報士」という人がいるそうです。あまり耳慣れない仕事だと思いますが、普段の仕事ぶりについて、渋滞予報士の原山哲郎さん(NEXCO東日本関東支社道路管制センター)に聞きました!――渋滞予報士って、どのような仕事をしている人のことですか?「愛称として『渋滞予報士』を名乗っておりますが、普段はNEXCO東日本関東支社にて渋滞予測に携わっていまして、公の資格ではないんです。お客さまに高速道路を快適にご利用いただくため、年間を通じて渋滞を予測したり、管内の渋滞を削減する対策も行っています」(原山哲郎さん)――どのように予報を行うんですか。「過去3年の渋滞実績データを元に、曜日や休日の配列、イベント開催日などを考慮して実施しています。今年の場合、3月末からETC休日特別割引が導入されたことも考慮しました。過去のデータを元に予報するという点は気象予報士と変わらないかもしれません」――私が渋滞予報士だったら、予測が当たるたびに喜んでしまいそうです。「予測が当たるという意味に関しては……、うれしいかもしれませんね(笑)。ですが、私たちの目的は、渋滞予測を見たお客さまが渋滞を回避していただき、その結果として高速道路の分散利用が促進されること。つまり、渋滞を減らすことが目標なのです。この渋滞予測や対策で渋滞が減っている様子をみているときは、とてもやりがいを感じますね」――渋滞が起こりやすい場所ってあるのでしょうか?「渋滞は、長い上り坂がある区間や下り坂から上り坂に変わる地点(『サグ』と呼ぶらしい)で発生しやすいことがわかっています。こうした区間では気づかないうちに速度を落とす車があり、そこへ一定以上の交通量が加わると後からきた車との車間距離が詰まり、渋滞が起きやすいのです。ほかにも、交通量が増えると車線の利用率が高くなる追い越し車線から渋滞が発生しやすいことがわかっています」――ETC休日特別割引による影響は、ニュースでも報道されていました。あまりにも渋滞の列が長くて、ビックリしました!今回、民主党が与党になって、高速道路をすべて無料にするという改正案が出ていますが……。やはり、今よりも渋滞は増えてしまうのでしょうか?「現段階において、高速道路の無料化がどのような形で実施されるのかが未定で分析できないため、まだわからないですね」――最後に。私たちでも渋滞の予測を立てることはできるのでしょうか。予測の立て方、あれば知りたいです!「過去のデータや周辺状況などを総合的に分析して行っているので、利用者が正確に予測を立てるのは難しいかと。しかし、お客さまのなかには高速道路内で混雑しやすい個所や時間を把握している方もいらっしゃいます。そうした方については、経験的に渋滞が発生する・しないの見当がついているのではないかと考えています」――ありがとうございました。私たちが車の中で渋滞に苦しまないよう、頑張っている人がいるんですね!なんだか、心強くなってきました。(吉住夏樹/プレスラボ)【関連リンク】ドラぷらNEXCO東日本のオフィシャルサイト。お出掛け前はこちらのサイトで、傾向&対策を!女性500人にアンケート!モテるドライブ徹底解析こちらの傾向&対策も、重要です
2009年10月16日