ザ・ドリフターズのメンバー・加藤茶(77)の妻で、タレントの加藤綾菜(31)が4月8日に自身のインスタグラムを更新。志村けんさん(享年70)の新型コロナウイルスによる訃報の後、夫を心配するファンに近況を報告した。綾菜は今月5日に『サンデー・ジャポン』(TBS系)に生出演した際、訃報を聞いた直後の茶について「真っ白になって、放心状態になっていた。昨日も泣いていて全然元気はない」と話していた。この日は、文字の練習ノートの写真とともに「お家で何もしないと気分落ちるので字を綺麗にしたいなぁって書き書き。本を読んだりこの1週間色々な事を考えて色々落ちついたら医療的ケアの資格の学校に行く為準備して今から勉強開始。人の役に立ちたい!」と自身の近況を報告。つづけて「カトちゃん大丈夫?って沢山のコメント有り難うございますご飯も食べてるし大丈夫です!友達からまたお花が届いて癒されてます」と茶が元気に過ごしていると伝えた。また、タレントの鈴木奈々(31)からは毎日「大丈夫?」と電話がかかってくるそうで、「最高の親友」と感謝の気持ちをつづっている。2人は同じTWIN PLANETに所属しており、綾菜の芸能界デビュー前から親交があることが知られている。過去にも加藤夫婦、鈴木夫婦でWデートをした写真をインスタグラムで公開するなど、お互いのSNSにたびたび登場している。鈴木が’18年6月に『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演した際には、茶から手紙で「多い時は週5で来て、仮眠をとって帰ることもある」と鈴木が加藤の家に入り浸っていることが明かされていた。綾菜の投稿には《鈴木奈々ちゃんの人柄出てますね。すてきな親友》《鈴木奈々ちゃん優しいですね》と2人の友情に感動するコメントや、《ご飯を食べられていると聞けて安心しました》《綾菜さんがいてくれてよかったです》と安堵する声が寄せられている。
2020年04月08日綾ベン企画『川のほとりで3賢人』が2月21日(金)から3月1日(日)まで東京・下北沢の駅前劇場で上演される。実はこの「綾ベン企画」、今回でなんとVOL.14。公演を立ち上げているのは劇団・東京乾電池の旗揚げメンバーでもある綾田俊樹とベンガル。だから“綾ベン”なのだ。1990年から1〜2年に1本ペースでコンスタントに公演を続けていたが、2006年以降は途絶えていた「綾ベン企画」。そして2017年に復活し、今回は3年ぶりの公演となる。注目ポイントは大きくふたつ。まずひとつは、綾田俊樹とベンガルという俳優ふたりの実力は言わずもがな、今回ここにゲストとして加わるのが広岡由里子という点だろう。広岡といえばかつて東京乾電池に所属、つまりふたりの後輩にもあたる人物であり、その独特なトーンと飛び道具のような存在感で舞台、映像と幅広く活躍している俳優なのだ。出演者はたった3人だが、どう考えても濃密な作品になることは間違いない。もうひとつは、演出を務めるのが映画監督の平山秀幸であるというところ。平山といえば映画『閉鎖病棟』『愛を乞うひと』などで知られる存在だが、実は前回の綾ベン企画公演で“舞台演出家デビュー”を飾っている。そして今作が舞台演出2作目、これはかなりレアと言えるだろう。もともと長年東京乾電池を観続けており、綾田&ベンガルらとも映像作品では多く関わってきた平山。そんな彼がこの個性あふれる3人をどう演出するのか、そこも見どころだ。舞台は多摩川の河川敷。隣り合わせに暮らすふたりのホームレスの前に、福祉課の馬場マチコという、額にバンドエイドを貼っている女が現れる。マチコの出現でふたりの生活は徐々に乱されてゆき……というストーリー。言葉の断片から少しずつ明らかになるふたりの過去と秘密、彼らにつきまとうマチコの正体……コミカルながらもそこには河川敷に暮らす人のリアルも見え隠れし、彼らが決して“遠い存在”ではないこともわかる。3人の猛者が繰り広げるそんな物語を小劇場で味わえる、なんとも贅沢な時間ではないか。文:川口有紀
2020年02月19日グラビアアイドルの草野綾がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新DVD『NR ノーリターン』(発売中 4,378円税込 発売元:エアーコントロール)の発売記念イベントを行った。2017年にデビューしたグラビアアイドルの草野綾は、上からB87・W62・H88の豊満ボディーにGカップバストが魅力の25歳。そんな彼女の通算5枚目となる同DVDは、今年8月に都内のスタジオで撮影された。OL役の草野は婚約者がいながらも取引先の社長に寝取られれる(NR)というアイドルDVDとは思えない過激な内容で、衣装や水着も際どいセクシーなものを着用している。黒のセクシーなビキニ姿で報道陣の取材に応じた草野は「今回は婚約者がいるOLさんの役で、会社でミスをしてしまって取引先へ謝りに行くんですけど、そこの社長さんとイケない関係になってしまうというお話となっています」とDVDのストーリーを説明し、「その社長さんと温泉旅行に行くんですが、手ぬぐい1枚だけのシーンもあって、ほぼ全裸状態での撮影でした(笑)。黒のX字水着は浴衣の下に着けていて、エロく仕上がっていると思います」と自信を見せた。寝取られ的なシーンとして「一番最後のシーンは、婚約者が寝ている隣の部屋で社長さんに寝取られました(笑)。そのシーンが一番エロいと思います」とセクシーアピールした。婚約者がいながら、他の男性と行為を楽しむという今回のDVD。実際のところは「好きになったら一途なので、浮気とかはしません」と否定的だったが、「今回経験して刺激的でしたね。こういうのもありかな」と満更でもない様子。寝取られたい男性の条件としては「年上が大好きなので、必然的に年上になりますね(笑)。ちょび髭が生えていてちょいワル的な(笑)」と具体的なタイプをあげていた。
2019年12月10日タレントで加藤茶(76)の妻・加藤綾菜(31)が、11月18日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演。綾菜は“しくじり先生”として、結婚生活9年目となる加藤との馴れ初めや、失敗談を赤裸々に語った。加藤夫妻といえば、当時“45歳差婚”が話題となり、「財産目的なのでは?」と大きなバッシングを受けた。拍車をかけるように、服装についてその派手さが指摘されたり、SNSにアップした手料理について「揚げ物ばかり」というコメントが殺到したりと、バッシングはヒートアップ。綾菜本人もそのことを痛感していたようで、「しくじり3か条」として「家族に会う前に婚姻届を提出」「ド派手な衣装でテレビ出演」「世間の目を無視して揚げ物写真を投稿」を挙げた。綾菜が披露したエピソードには、加藤の大親友だった小野ヤスシさん(享年72)と左とん平さん(享年80)が毎回デートに付き添っていたという珍エピソードも。加藤と小野さん、左さんが飲み会をした後に麻雀に出かけ、朝5時に綾菜と4人でファミレスに合流するというデートが半年間続いたと明かした。いっぽう、結婚4年目にして加藤がパーキンソン症候群を患い、38kgまで体重が落ちたという闘病エピソードも述懐した綾菜。その際、加藤が「俺が死んだらすぐに再婚して子どもを作りなさい」と吐いた弱音に、綾菜は「絶対に死なせてはいけない」と決意したと告白した。その後、綾菜の献身的な看病の甲斐あって加藤は無事に回復。この出来事がきっかけで夫婦の絆がより強まったという。最後に綾菜が紹介した“夫婦が幸せでいるための教訓”は、「結婚は一生かけてするもの。仲良く暮らすには感謝と思いやりが必要」だった。番組終了後、SNSには綾菜を称賛する声が上がった。《綾菜さんと加トちゃんの馴れ初め話面白いな。綾菜さん話上手いし》《カトちゃんの奥様、しゃべるのうまいな。小野ヤスシと左とん平がセットってw そういえば2人とも亡くなってるんだな。この奥さんいて良かったよ》《この奥さんいなかったらカトちゃんとっくに死んでたのかなあ…》これまで夫婦揃ってのメディア出演が多かった綾菜だったが、現在は小森純(33)や鈴木奈々(31)らと同じツインプラネットエンターテインメントに所属。正式にタレント活動を始め、バラエティ番組や化粧品のイメージモデルなど単独での活動も増えつつある。多くのバッシングを乗り越え、偽りのない夫婦愛を証明した綾菜。一人のタレントとしても、今後の活躍に期待できそうだ。
2019年11月19日全世界で1億冊以上が売れた大ベストセラー官能小説『50シェイズ・オブ・グレイ』をパロディにして作られたコメディミュージカル『50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』が11月15日より新宿FACEで開幕した。2016年に河原雅彦演出で日本初演された本作。今回は、さらに“過激”になり、3年ぶりの再演となった。【チケット情報はこちら】週に1度、「本を読む会」を開催している主婦3人組のパム(シルビア・グラブ)、ベブ(野口かおる)、キャロル(青木さやか)。マンネリ化した性生活を送る彼女たちは、刺激を求めて官能小説『50Shades of Grey』を読み始める。その小説で描かれているのは、若くて有能だがとんでもない性癖を持った青年実業家・グレイ(浜中文一)と、平凡に生きてきた純真無垢な女子大生・アナ(水崎綾女)の、どこまでも歪んだ愛のカタチ。アブノーマルな恋愛模様を繰り広げるふたりに、情熱的なアナの同級生・ホセ(福田転球)の存在も加わり、物語はどんどん熱く、激しく、ヒートアップして…。2014年にオフ・ブロードウェイで上演されるや否や、話題騒然となり、「大人の娯楽」を求めて男女問わず多くの観客が劇場に押し寄せた本作。海を越えることは不可能と思われた型破りな世界観の“エロティックコメディミュージカル”だったが、河原の演出により日本初演が実現。3年ぶりの再演は、初演よりも上演時間が20分も長くなり、東京・大阪・福岡と3都市で上演される。初演に引き続き主人公のグレイを演じる浜中は「皆さんに楽しんでいただけるのが1番いいなと思います。あとはやることをやるだけです」と意気込みを語る。舞台上では、ジャニーズのアイドルというイメージをいい意味で覆し、振り切った演技を見せた。「変態」だけれども、チャーミングさや弱さ、爽やかささえも感じる、浜中のグレイをぜひ目撃してほしい。演出を手がけた河原は再演にあたり、「エロくて楽しければいい。これで読売演劇大賞とれたらいいと思います。そんな世の中が来たらすごい。大人しくお勉強になる芝居もとても素敵だと思いますけども、こういう作品もあっていい。マイノリティーの叫びです。よろしくお願いします」と話していた。そのほか、水崎綾女、シルビア・グラブ、野口かおる、青木さやか、福田転球、レディビアード、カイル・カード、パイレーツオブマッチョビアンが出演。東京公演は11月24日(日)まで。大阪公演は11月29日(金)~12月1日(日)、Zepp Nambaにて。福岡公演は12月3日(火)、4日(水)、ももちパレスにて。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2019年11月19日関西ジャニーズJr.時代には、歌って踊れる美声年にして、どんな笑いをも回収できる抜群のトークセンスでも鳴らした浜中文一。Jr.卒業後は、人気ドラマ『初めて恋をした日に読む話』へ出演するなど俳優としても活躍の場を広げる。今秋には2016年に主演した、R-15指定の官能ミュージカルコメディ『50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』の再演が決定した。演出を河原雅彦が務める、おバカ度200%のロック・エンターテインメントだ。新たなキャストと再演に挑む浜中に、意気込みを訊いた。ミュージカル「50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~」チケット情報原作は、映画にもなった世界累計1億部突破のベストセラー官能小説『50Shades of Grey』。それをパロディ化したオフブロードウェイ・ミュージカルを日本人キャストで上演する。物語は3人の主婦が「本を読む会」に集うところから始まる。この日彼女たちが選んだ本は、とんでもない性癖を持つ青年実業家グレイ(浜中文一)と純真無垢な女子大生アナ(水崎綾女)の歪んだ愛を描く、サディスティックな官能小説だった…。想像を遥かに上回る浜中の振り切れっぷりに、「当時のマネージャーはクビを覚悟していたようです…」と遠い目で初演を振り返る浜中。「僕としてはすっごい楽しかったです。河原さんも毎日にニヤけた表情で稽古していましたし(笑)」。劇中では専門的な“器具”を図解入りで説明するなど、エロ・バカ・ロックの三拍子が揃った筋書きは、「主婦や会社帰りのサラリーマンが日頃のうっぷんを晴らすのにもぴったり!」。それだけに、うっぷんが溜まりきらない若い女性層からの、やや引き気味な視線も同時に感じたという。「そんなん言うてもね、若い子らもエッチなことは考えてるでしょうし。日頃皆さんの脳内を駆け巡っているエロいことを僕らが堂々と舞台で表現しているだけなんで。ジャニーズWESTの濵田(崇裕)は『ネタ元を知っていると思われるから笑うのが難しかった。重岡(大毅)は隣で爆笑してましたけど』って言ってました(笑)。なにわ男子の大西流星は年齢制限で初演が観れなかったので、今回は最前列中央で観てほしいなと思います」。演出の河原から「浜中文一だからこそ上品なコメディになる」と絶大な信頼を得る浜中。「どうせやるんやったら思いっきり演じた方が楽しいんでね。エッチなセリフも生バンドのロックな演奏に乗せて歌うとカッコいいですし、エロい女性の前で炭酸を飲み干したような爽やかさもある作品なので。気楽な感じで観に来てもらえたら、楽しいと思いますよ」。公演は11月15日(金)から24日(日)まで東京・新宿FACE、11月29日(金)から12月1日(日)まで大阪・Zepp Namba、12月3日(火)、4日(水)福岡・ももちパレスにて上演。チケットは8月24日(土)10:00より全国一斉発売。チケットぴあでは8月10日(土)10:00より大阪公演の先着先行を実施。取材・文:石橋法子
2019年08月09日エロティックコメディミュージカル『50Shades!(フィフティシェイズ!)~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』(演出:河原雅彦)が2019年11月から12月にかけて、東京、大阪、福岡の3都市で再演される。2016年に上演された日本初演版に引き続き、主人公のクリスチャン・グレイ役を演じる浜中文一と、今回が初のミュージカル出演で、ヒロインのアナ役を演じる水崎綾女に、舞台への意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、全世界で1億冊が売れた大ベストセラー官能小説「50Shades of Grey」のパロディ作品。若く有能だが心から人を愛せないサディストの青年実業家・グレイと、純真無垢な大学生・アナとの歪んだ愛の形を刺激的かつユーモアたっぷりの性描写で描く。再演について、浜中は「早く再演したいなと思っていたので、すごくうれしいです。キャストが全員集まらないのではないかと思っていたけど、みなさん出て下さってよかった。(自分以外は)新キャストでどういう感じになっていくのか、今から楽しみです」と素直に語る。初演時には演出の河原が「文ちゃん以外にこの役をやれる人がいるのかなと思うくらい。森光子さんの『放浪記』くらい文ちゃんが何回もやればいいのに」と褒めていたが、浜中は「そういう風に言ってもらえる役があるのはうれしいですね。でも、この役がはまっているのがいいことなのか、分からないですけど」と笑う。そして、「稽古場では河原さんからいろいろと“お題”が出されます。無茶振りに対応して頑張っていきたいと思います」と話した。今回が初参加となる水崎は「楽曲も良くて、面白い作品だったので、すぐにやりたいと思いました。再演なので、プレッシャーはありますが、楽しみです」と話す。“エロティックコメディ”で過激なシーンも多い舞台ゆえ「河原さんや浜中さんに“(出演して)本当に大丈夫?”と聞かれる」というが、「楽しみの方が勝っています」。そして、「初めてのミュージカルなので、しっかり歌が届けられたら。浜中さんのファンの方もたくさん見にこられると思うので、私が演じるアナに、ご自身を投影していていただいて、浜中さんにいろいろされている姿を想像してもらえるいい機会かなと思っています。ぜひ見に来てください」と意気込んでいた。東京公演は11月15日(金)から24日(日)、新宿FACE。大阪公演は11月29日(金)~12月1日(日)、Zepp Namba。福岡公演は12月3日(火)・4日(水)、ももちパレス。出演者は、浜中文一、水崎綾女、シルビア・グラブ、野口かおる、青木さやか、福田転球、レディビアード、カイル・カードほか。取材・文:五月女菜穂
2019年08月07日気づいたら重い女になってしまう・・・自分は絶対に重い女になりたくない!と思っていたのに、お付き合いをしていくうちに気づけば重い女になってしまっていたという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。相手のことを思うからこそドンドンと重くなってしまうのかもしれませんが、相手が重い女と感じてしまった時点で、交際関係に亀裂が入ってしまったり、喧嘩が増えてしまうということもあります。重い女にならないためにも、まず重い女の特徴を十分に理解しておく必要があるでしょう。そして重い女ではなく、忘れられないほど魅力のある女性になるにはどのようにしたらよいのかを解説していきます。重い女の特徴3選重いと言われて悲しい思いをした経験がある人も多いのではないでしょうか。重い女にならないためにはまず自分自身を自己分析したうえで、重い女の特徴に当てはまってないかを確認するのが効果的です。自分自身が重いと思っていなくても実は相手は重いと感じてしまっているかも・・・。一度自分自身に問いかけ見直してみましょう。こちらでは重い女の特徴を3つご紹介します。(1) 束縛が激しい大好きな彼のことを何でも知りたい。いつどこで何をしているのかを把握しておきたい。友達や会社の人と遊びに行ったり飲みに行く時はマメに連絡が欲しいと考える女性も多いのではないでしょうか。本気で好きだからこその行動かもしれませんが、一般的に見たら束縛が激しい女性とみられることが多いのかもしれません。そしてそれは同時に重い女性と感じる人もいることでしょう。(2) ネガティブで自分に自信がない常にマイナス思考でネガティブな女性は男性に重い女性と思われてしまうことも多いようです。ネガティブな発言をされてしまうと、ポジティブになるように持っていこうと周りが気を使わないといけなくなってしまい、重い女となってしまうことがあるでしょう。自分に自信のない人が陥るケースですが、自信がないなりにも明るく前向きにできるように努力が必要と言えるでしょう。(3) すぐに泣いたりかまってほしい雰囲気を出すどうしても相手の気持ちを自分に向けておきたくて、何かあるとすぐに泣いてしまったり、弱い自分を演じてしまうという人もいるのではないでしょうか。演じてるうちはいいかもしれませんが、男性からするとめんどくさいと思ってしまったり、構ってほしい雰囲気を読み取り、重い女だと思われてしまうこともあるでしょう。重い女になってしまうと相手は逃げたい気持ちになってしまうこともあるので注意してください。忘れられない女になる方法3選重い女は卒業して、忘れられない女=魅力のある女になれるように努力をしましょう。こちらでは、男性があなたを離したくないと思ってしまうような素敵な女性になる方法をご紹介します。(1) 一途に人を愛することのできる女性忘れられない女性の特徴としてまず挙げられるのが、一途に人を愛することのできる女性でしょう。一途に男性を好きになるというのは簡単に見えますが、一途に相手のことを考え、相手の幸せを願いつくすことのできる女性はなかなかいないのではないでしょうか。相手に重いと思われることのない、純粋な愛を注ぐことができるには、素敵なお相手に出会う必要があるかもしれませんね。(2) 無邪気でどんなことにも明るく笑ってくれる女性とにかく無邪気でどんな冗談でも笑い飛ばしてくれるような明るい女性は魅力的と言えるでしょう。仕事で疲れていても、明るく癒してくれる女性が味方だと考えるだけで頑張れる人もいることでしょう。男性は癒される女性であれば結婚したいと考える人も多いようです。明るい女性になるにはまず自分に自信を持って前向きに進んでいける人になる必要があるでしょう。(3) 気が利き話をよく聞きいつも見方をしてくれる女性気が利く女性や、自分の話ばかりするのではなく聞き役が出来る女性に男性は居心地の良さを感じます。また、いつも自分の味方をしてくれる女性は男性からすれば安らぎと感じます。男性が安らぐことのできる女性になることが忘れられない女になる秘訣ともいえるでしょう。重い女ではなく一途でまっすぐな女性でいよう!重い女になってしまうと相手だけではなく、自分自身も疲れてしまうことでしょう。せっかく素敵な相手に出会えて付き合えたのに一緒にいて疲れてしまう存在になると寂しいですよね。重い女ではなく、一途な女性を目指していくと良いでしょう。
2019年06月05日機能性を緑茶の味わいを両立コカ・コーラシステムの緑茶ブランド「綾鷹」から、特定保健用食品(トクホ)のお茶でありながら、唯一の“にごり”を実現した「綾鷹 特選茶」が、9月24日に発売される。植物由来の食物繊維・難消化性デキストリンの働きで脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにする特定保健用食品でありつつ、急須でいれたような緑茶の“にごり”と旨みのある豊かな味わいの「綾鷹 特選茶」。消費者のニーズにそったトクホのお茶でありながら、創業450年の歴史を誇る京都・宇治の老舗茶舗「上林春松本店」の協力のもと開発された「綾鷹ブランド」の新商品として恥じない、本格的な緑茶のおいしさを実現した。佐藤浩市も納得9月25日からは、俳優・佐藤浩市さんを起用したテレビCMの放送もスタートする。佐藤さんはこの「綾鷹 特選茶」について「特保なのにしっかりとにごりがあり、さらに急須でいれたような味わいに近づいたような、上品な旨みがあるオトナな緑茶だと感じました。」(プレスリリースより引用)とコメント。その味わいに太鼓判を押している。「必ず」もらえるお得キャンペーンもなお9月24日からは、「綾鷹 特選茶」を含む対象のコカ・コーラ社のトクホ・機能性表示食品のバーコードを集めて応募すると、人気有名店の限定ロカボメニューや500円分のQuoカードが必ずもらえるキャンペーンもスタートする。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース
2018年09月22日ロサンゼルス発デニムブランド「ヤヌーク(YANUK)」とスタイリスト・金子綾によるコラボレーションアイテムが登場。2018年8月28日(火)より発売される。数々の女性誌で活躍するスタイリスト・金子綾を迎えて製作されたアイテムは、10年先も着たいと思えるほど着心地がよく、体をきれいに魅せてくれる女性に向けたデニムだ。重厚感のある雰囲気のデニムパンツは、ひざ下からテーパードを効かせたハイライズスリムテーパードのシルエット。ウエスト周りが華奢に見えるように設計された細いベルトループや、どんなシューズでもはまる短めの丈感など、スタイリストならではの視点でカスタマイズ。また、生地には、日常の動きすべてにフィットするよう、縦方向にのみ伸びる新感覚のものを採用した。体が泳ぐくらいゆとりのあるオーバーサイズのデニムジャケットは、ただサイズを大きくするのではなく、ほどよく抜け感のある形に仕上げた。ワンピースなどのアイテムと組み合わせてもすんなり馴染むよう、ステッチは同色で施された。オーバーサイズなので、中にニットやパーカーなども合わせられ、真冬まで活躍するのもうれしいポイントだ。カラーは、濃淡のコントラストを抑えた、クリーンな印象の3色を展開。爽やかなサックス、モードなブラックとノスタルジックなブルーを用意する。【詳細】発売日:2018年8月28日(火)オンラインストア予約受付日:2018年8月8日(水)12:00~※取扱い店舗により期間・内容が異なります。展開カラー:サックス、ブラック、ブルー価格:・Highrise Slim Tapered 27,000円(税込)・Over Sized Jean Jacket 36,720円(税込)【問い合わせ先】カイタックインターナショナルTEL:03-5722-3684(10:00~18:00)
2018年08月10日グラビアアイドルの綾崎かのんが22日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『Cream Girl』(発売中 4,104円税込 発売元:Cream)の発売記念イベントを行った。DVD『Cream Girl』の発売記念イベントを行った綾崎かのん昨年に雑誌『Cream』でグラビアデビューを飾り、童顔のグラドルとして知名度を上げている綾崎かのん。ロリータフェイスにCカップのバストとくびれたウエストラインというスレンダーボディーで大人気を博している。1stDVDは、今年3月に都内のハウススタジオで撮影。全編イメージ映像ながら、"合法ロリ"の称号にふさわしい制服やスクール水着、メイド服といった衣装を着用しながら、視聴者を惑わす色っぽく仕草を披露している。この日のイベントのために新調したという新しい水着姿で取材に応じた綾崎。初めてのDVDを手にしながら「実際にDVDを見たんですけど、やっぱりまだ実感が湧いていません。でも、このDVDが全国に流通して売られるということは、本当に嬉しいですね」と笑顔を見せていた。DVDの内容を「『ザ・Cream』という感じです。『Cream』はブルセラテーストの雑誌なんですが、制服やスクール水着、体操着やメイド服という、いわゆる"お菓子系"をギュッと詰め込んだ内容になっています」と説明。セクシーなシーンを「水着は普段着る水着よりも布の面積が小さくて、グッと下から上に映るシーンはセクシーだと思います」とあげながら、「体操着のシーンがオススメですよ。そのシーンはBGMが入っていないので、ボールの音や息遣いの音などが聞けると思うので、マニアックな感じでいいと思います」とアピールした。昨年のデビュー以来、ファンの間では西永彩奈に並ぶ"童顔系グラドル"として人気を博している綾崎。「そう言っていただけるとうれしいです。番付にのるように頑張ります!」と意欲を見せながら、「西永さんも好きですし、レジェンドの浜田翔子さんも大好きです。"合法ロリ"グラドルの3番目に名前が挙がるように頑張りたいと思います」と先輩グラドルをリスペクトしながらも、視界は先を見据えていた。
2018年05月07日沖縄県内で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」(19日~22日)で21日、映画『洗骨』(2018年公開)の舞台挨拶が行われ、照屋年之監督(ガレッジセール・ゴリ)、奥田瑛二、筒井道隆、水崎綾女、鈴木Q太郎(ハイキングウォーキング)が登場した。同作は、照屋監督の短編映画『born、bone、墓音。』を原案に自ら脚本を執筆、監督も手掛け、長編映画として生まれた作品。"洗骨"とは、一度土葬あるいは風葬などを行った後に、死者の骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制で、同作では洗骨という家族の儀式を通して、そこに至る過程での家族の思いやバラバラだった家族がひとつになってゆく姿、血のつながりや親から子へ「生命」というものがバトンタッチされつながれていく様をコミカルに描いた。全編沖縄ロケによる美しい島や海の風景も見どころとなっている。照屋監督は「実際に粟国島に行って洗骨を何度も経験したでおじいちゃんおばあちゃんから話を聞くと、先祖から命をつないでもらってるありがたさを感じているんだなというトークが聞けて、これは映画にすべきだなと。洗骨を通じて一族、家族の絆を表現したいと思った」と題材に"洗骨"を選んだ理由を説明。同作は、第40回モスクワ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に公式招待されており、「あさって行ってきます」と話した。主演の奥田瑛二は、俳優としても監督としても海外の映画祭に参加した経験から「すごいぞ。監督への尊敬のまなざしが。役者はゴミみたいで、日本とは真逆」と証、「国際映画祭に招待作品で行かれるということはそこからもう一つの扉が開く。照屋年之という映画監督として帰ってこられるという魔法のようなこと」とコメント。また、「類まれな才能を持った監督だと思うからこそ参加させてもらった。さらにモスクワから帰られた新たなる道があり、その扉が開いたということ。楽しんできてください」と監督としての才能を絶賛すると、照屋監督は「ありがとうございます。ありがたいお言葉ですね」と感激していた。そして、照屋監督は「今回で11作目。毎回撮るたびに勉強になりますし、お客さんの反応を見るのが好きなんです」と観客に語りかけるように話し、「沖縄を舞台にすばらしい作品ができた。これだけのすばらしい俳優陣が『出てあげる』って決めていただいたことに感謝しています」と思いを語った。2009年にスタートした同映画際は、春の沖縄を代表する総合エンタテインメントの祭典。10回目となる今年は、4月19日~22日の4日間、那覇市、北中城村などで開催する。期間中は映画の上映のほか、舞台挨拶、レッドカーペット、お笑いライブ、音楽ライブ、ファッションショーなど、バラエティに富んだイベントを開催する。
2018年04月22日少女漫画家として活躍するいくえみ綾の作品に登場する男性キャラクターは「いくえみ男子」と呼ばれ、多くの女子を虜にし続ける。2013年には代表作のひとつである『潔く柔く』が実写映画化され、2017年にはW不倫を描いた『あなたのことはそれほど』がドラマ化されたことで大きな話題を呼んだ。今回は2011年より連載された『プリンシパル』が、女優の黒島結菜とジャニーズWESTの小瀧望のW主演により実写映画化、3月3日に公開される。小瀧が演じる舘林弦は公式ファンブック「いくえみ男子スタイルBOOK」のTwitter連動企画”いくえみ男子”人気ランキングにて1位に選出されたほどの人気キャラクター。黒島演じるヒロインの住友糸真、高杉真宙演じる桜井和央とともに、恋模様を繰り広げる。微妙な距離感を見せる糸真と弦、親の再婚によって兄弟となってしまった糸真と和央、そして真逆でありながら互いに大事な存在である弦と和央、それぞれの関係が絡み合う同作について、原作者のいくえみに話を聞いた。○真逆だけど支え合っているイケメン2人――今回は3作目の実写化ですが、映画をご覧になっての感想を教えてください。かわいらしい映画でした。漫画よりもキラキラした部分が増幅されていて、綺麗な作品でしたね。――黒島さん、小瀧さん、高杉さんそれぞれの印象はいかがでしたか?みんなすごく素敵で、漫画から出てきた感じでした。黒島さんは、写真を見た時に本当に糸真っぽいと思っていたのですが、その印象のまま素敵でした。小瀧さんは背も高いし、声も大きいし、迫力もありつつやんちゃな感じでぴったり。王子さまっぷりがすごかったです。高杉さんは、最初の顔合わせの時にすでに和央でしたね。私服で来られていたんですが、中性的な感じで「和央だ」と思いました。川栄李奈さん演じる晴歌と糸真のシーンも良かったです。「バーカ!」って喧嘩しながら走っていく姿がかわいくて。――『プリンシパル』は恋愛作品ですが、弦と和央という幼なじみの2人の関係性もとても魅力的だと思います。2人のキャラクターはどのようにして生まれたのでしょうか?もともと、新連載を始める時に担当さんから「イケメンを2人出してください」と言われて、考えたキャラクターでした。真逆だけど、支え合っている2人にしたいと思っていたんです。でも連載を続けながら、途中で「これは逆でも面白かったかもしれない」と考えてもいました。見た目は同じなんだけど、立場も性格も逆になったら、話がどういう風に動くかな? と想像していましたね。たとえば外見は和央だけど、性格が弦というのも、面白かったかな。もしかしたら、そっちの方が良かったんじゃないかと思ったこともありました(笑)。――苦労された部分などはありましたか?和央は”黒王子”ぽい性格にした分、少し難しかったというか、迷った部分もありました。優しいことを言うし、実際に優しいんだけど、きついことも言う時は言う。弦はその真逆で、愚直。糸真は、普通に、周りに振り回されつつ、素直な子で。そういえば、和央は髪型にも迷っていました。雑誌で見たモデルさんの髪型がすごくかわいくて、「これにしよう」と思って決めたのですが、描くのが大変でした。ベタを塗って髪の毛の形を整えて、さらにトーンを貼って、時間がかかる髪型にしてしまいました。――ちなみにいくえみ先生は、弦派か和央派でいうとどちらでしょうか?付き合うとしたら、弦の方がいいです(笑)。楽だし、楽しい感じがします。○ぐちゃぐちゃした心理を考え続けるのは楽しい――2017年に『あなたのことはそれほど』がドラマ化され、今年は映画『プリンシパル』が公開されますが、実写化が続いていますね。『あなたのことはそれほど』は、観ている方が多かったのか、すごく反応があってびっくりしました。原作の結末が決まる前に放送が始まったので、実際にはないキャラクターも出てきて、話の広がりを見ながら「こういう展開もあったな」と考えたりもしました。私の場合は目の前の登場人物の4人に一生懸命だったので、もう少し周りのキャラクターを見ても良かったかな、とか。でも、話が分散してしまうところもあるので、漫画は4人にフォーカスした形で良かったのかもしれません。――どこか今の時代に、実写化としていくえみ先生の作品が求められているようなところはあるのでしょうか?どうでしょう、自分ではなかなか(笑)。『プリンシパル』の場合は、実写化のお話をいただいてから決まるまでが早かったので、担当さんに「本当にやるんですか?」と聞いてしまいました。オール北海道ロケで、撮影現場にも伺えたので、本当に貴重な体験で楽しかったです。こんなに同じシーンを何度も何度も撮影していて、すごいなあと思いました。自分の描いたシーンが目の前で広がるのは、嬉しいです。――1979年にデビューされてからずっと活躍されていますが、漫画家として、ずっと描き続けられる秘訣はありますか?完璧主義じゃないからだと思います。抜けるところは抜いているんです。全て完璧にやろうとすることって、大変じゃないですか。でも、「私のできることだけでいいや」と思ってやっているので。――いくえみ先生の作品に出てくるキャラクターの、ちょっと性格の悪いところが好きなんですが、そういう心理はどうやって表現されていくのでしょうか。あんまり「イヤな感じのところを描くの、うまいよね」と言われると、「でも、みんな思ってるよね?」と思うんです(笑)。みんな、実は思ってないのかな?――思うけど、うまく表すのは難しいのかな、と思います。いくえみ先生がとても絶妙なので。ぐちゃぐちゃした心理を考えるのは楽しいですね。あんまり出しすぎて読者の方に嫌われてしまっても良くないので、出していいところまで出す。いやでも、嫌われてもいいけど、なんとも思われないことが一番嫌ですね。――それでは、最後に作品についてメッセージをお願いします。『プリンシパル』は、ストレートな恋愛をかわいらしくまとめられたなと思っています。私は最終回が一番好きなんです。ハラハラして読んでくださった方達も、「良かったな」と思ってもらえたのではないかと思います。映画もいろいろ考えないで、純粋に楽しんで見て欲しいです。もう、絶対キュンキュンすると思います。■いくえみ綾1979年、『別冊マーガレット』(集英社)にて「マギー」でデビューした後、様々な作品を発表し人気を博す。2000年、『バラ色の明日』で第45回小学館漫画賞を受賞し、2009年、『潔く柔く』で第33回講談社漫画賞少女部門を受賞。2013年には、『潔く柔く』が実写映画化、2017年には、『あなたのことはそれほど』がテレビドラマ化され話題を呼んでいる。また、現在『太陽が見ている(かもしれないから)』(集英社)など連載中。(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社
2018年02月26日女優の水崎綾女(28)が、昨年7月に結婚した一般男性(37)と今年10月に離婚したことが15日、所属事務所の発表により明らかになった。離婚に伴う慰謝料等はなく、会見の予定はないという。2人は昨年10月、都内区役所に離婚届を提出。所属事務所によると、離婚の原因は「生活のすれ違いや価値観の違い」。もとの友人関係に戻るため、婚姻届と同じように、離婚届も2人そろって提出したという。また、水崎は自身のブログでも報告し、「結婚してからも撮影で地方や海外にいる機会が増え、すれ違う事が多くなりました」と事情を説明。「家族が出来て嬉しく思い、皆さまから祝福していただいたのにも関わらずこのような決断に至ったことを心苦しく思います」と詫び、「まだ若く、足りなかった事もありましたが、この経験を今後に活かし、これからも女優として、人として邁進していきますので応援していただけたらと思います」とつづっている。1989年4月26日兵庫県神戸市生まれ。2013年の映画『ユダ』に主演して注目を集め、『赤×ピンク』(14)などアクション作品も多数。『進撃の巨人』(15)では母性の強いヒアナを演じた。ヒロインを務めた今年5月公開の映画『光』は、カンヌ国際映画祭に出品された。
2017年11月15日第70回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門に正式出品され、河瀬直美監督が日本人女性監督初の快挙となるエキュメニュカル審査員賞を受賞した映画『光』。このほど、本作で話題を呼んでいる藤竜也が主演を務めた劇中映画『その砂の行方』が、劇場公開されることが決定した。『光』は、視覚障碍者向けの映画の音声ガイド制作にたずさわる美佐子(水崎綾女)と、徐々に視力を失っていく天才カメラマン、雅哉との心の触れ合いを丁寧に紡いだ物語。河瀬監督は本作で8度目、日本人監督最多のカンヌ出品となり、現地でも大絶賛を受け、エキュメニュカル審査員賞を受賞した。日本では劇場公開直後より、何度も劇場へ足を運ぶ観客が多く、熱い感想とさまざまな問い合わせが寄せられている。中でも、藤さんが主演を務めた劇中映画『その砂の行方』は、カンヌで河瀬監督が公開を発表していたこともあり、全編を観たいという声が観客のみならず、キャストからも挙がるほど。今回、映像の最終調整を経て、劇場での公開を迎える運びとなった。『その砂の行方』は、1本の完全オリジナル映画として製作された16分の短編作品。脚本から撮影に至るまで、河瀬監督はじめ、本編と同じチームが手掛け、キャラクター設定やストーリーも細部まで作り込まれている。同作の監督は、藤さん演じる本編『光』にも登場する北林という設定。運命の女性に囚われ、過去に執着する男・重三を、その“北林”自らが熱演し、認知症の妻・時江役を神野三鈴が演じている。かつてサンド・アートで一世を風靡した吉原重三(北林こと藤竜也)。いまは年老いて、妻・時江(神野三鈴)とともに、人里離れた場所で暮らしている。認知症を発症した時江は、たびたび家を抜け出し徘徊していたが、そのたびに重三は時江を強引に連れ戻す。重三は時江と2人でこの家に留まることに固執していた。しかし、ある朝、目覚めると時江の姿はどこにもなかった。焦燥感に駆られた重三は、家を離れ、20年ぶりに駅に向かう。聞けば、朝一番の電車に老女が乗ったという。 飛び乗った電車で海辺の町に着いた重三。どこまでも続いているかのような砂浜を、時江を求めてただひたすらに歩き続ける。そして、砂の斜面を上り詰めた重三が、そこで見たものとは――。『光』は全国にて公開中。『その砂の行方』はシアター・イメージフォーラムにて6月30日(金)、7月1日(土)本編『光』と併映。※音声ガイド対応はしておりません。※『その砂の行方』はBDでの上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年06月28日河瀬直美監督の最新作『光』をご存知ですか?2017年5月に公開されたこちらの映画は、カンヌ国際映画祭でエキュメニカル審査員賞を受賞しました。水崎綾女さん演じるヒロイン・美佐子の仕事は、視覚障害者向け音声ガイドの作成です。彼女の未熟な仕事ぶりを手厳しく批判する弱視の元カメラマン・雅哉を永瀬正敏さんが演じています。二人はぶつかり合いながら互いの過去を紐解き、だんだんと心惹かれていく…というストーリーです。◆バトルする人々この映画には、様々な「喪失」を体験した人々が出てきます。認知症で記憶を失った美佐子の母。幼い頃に父が失踪し、父親という存在を知らないまま育った美佐子。そして、視力を失いつつある元カメラマンの雅哉。彼らは「喪失」という現実を前にして、ままならない現実にもがき、苦しみながら、それでも「光」を見出そうとしています。戦い続ける美佐子と雅哉は、やがて恋に落ちるのです。そこまで壮絶な「喪失」を経験していなくとも、人は日々、何かと戦っています。忍び寄る老いに抵抗し、人間関係の狭間で神経をすり減らし、恋人とわかり合うために言葉と時間を費やす。それらも立派な「戦い」といえるでしょう。奮闘しながら、人は「自律」と「自立」の意味を学んでいきます。◆自律と自立誰の助けも借りずに自分のことは自分で行うのが「自律」、社会生活の中で他者と調和しながら自分のアイデンティティを確立するのが「自立」です。恋愛においては、精神的に幼い男性は「自律」をしようとしない傾向があり、心が未熟な女性は「自立」できないケースが多々あります。例えば、彼女のアパートに転がりこんで、定職に就くでもなくブラブラして自堕落に過ごす。いわゆる「ヒモ」状態の男性は「自律」できていません。また、彼が常に自分のそばにいてくれないと不安で、束縛しないと気がすまない。そういう女性は「自立」しているとはいえないでしょう。自分が決めた規範に従って自らを管理するのも、精神的に独行するのも、結局は「自分の弱さ」ときちんと向き合っているかどうか次第。己から逃げずに戦った人が、「自律」あるいは「自立」できるのです。◆手助けと甘やかしとはいえ、人には得手不得手があるし、時間の経過と共に今までやれたことができなくなることだってありますから、すべてを独力でなんとかするのは無理です。だから、能力・努力・適性ではどうにもならないことで、他人の協力を仰ぐのは悪いことではありません。むしろお互いが得意とすることを「交換」(パーター)することで、より絆が深まります。このような理想的な二人三脚を生み出す「手助け」は、どんどん行ったほうがいいでしょう。ただ、やろうとしたらできることを相手任せにしたり、相手がいなければ自分を保てないほど依存したり。これらは「協力」ではなく「甘やかし」です。相手が好きだから頼りたいのではなく、単に苦労したくない自分の弱さと向き合いたくないだけ。なんのことはない、身勝手さを相手に押し付けているだけなのです。◆まとめどこまでが手助けでどこまでが甘やかしか、その線引きのルール、ご理解いただけましたでしょうか。「愛していればこうしてくれるはず」「本当に好きなら受け入れてくれるはず」と、愛情をタテに自分だけの「思い込み」を相手に押し付け、過剰な要求をしていると自覚できていない人って多いんです。言っていることは、自分に構ってほしくてイタズラをして親の愛情を試そうとする幼児と同じ。このような「退行」は、関係を良くするどころか破壊しかねません。相手任せの恋愛をしている人は、自分の言動に「退行」が見られないか分析してみてください。その上で「自律」や「自立」ができていないようであれば、甘えを許さない強さを持ちましょう。それが、「光」ある恋愛を創り出していくのです。ライタープロフィール黒木蜜一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
2017年06月24日映画『光』の初日舞台挨拶が5月27日(土)、都内にて開催され、水崎綾女、藤竜也、神野三鈴、樹木希林が登壇し、フランスにて開催中の第70回カンヌ国際映画祭(5月17日~28日)に参加中の河瀬直美監督、永瀬正敏とスカイプで中継を繋ぎ、カンヌでの興奮を語った。同作は、視覚障碍者のために映画の登場人物の動きや情景を言葉で伝える音声ガイドに従事する女性・美佐子(水崎さん)が徐々に視力を失っていく天才カメラマン・雅哉(永瀬さん)と出会うことから始まる物語。カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門正式出品作品として上映され絶賛を浴びた。カンヌでの公式上映には、河瀬監督、永瀬さん、水崎さん、藤さん、神野さんが参加し、上映後に感無量の様子で抱き合う様子が大きく伝えられている。各賞の発表は、最終日の28日に行われる。現地に滞在中の河瀬監督は、街を歩いていても「すごくよかったです。すごく温かい気持ちになりました」などと声を掛けられているエピソードを紹介。「この映画を作って、(上映中のホールの)暗闇の中で映画を観終わった人たちと一体になれる瞬間、それがすごく嬉しいです。映画というのは一体感なのですよ。人と人が繋がっていく瞬間の出会いを作ってくれるもので、エンターテインメントの要素がすごくあるのですが、私たちが生きるうえでの力になるという要素もあります」と語った。「あの一体感、すごかったですよね!」と興奮した様子で、ひと足先に帰国し舞台挨拶に参加した藤さんらに呼び掛けた。さらに、「永瀬君が立てなくて!」と永瀬さんの当時の様子を紹介する一幕も。河瀬監督は、「(進化を止めないカンヌは)人類への新しいメッセージを投げると思います」といい、「その最終のコンペティションの19本の中の1本にして頂いて、この瞬間を迎えられたことはとても嬉しいと思いますし、映画がまた好きになったなと思います」と心境を語った。永瀬さんは、公式上映と、それに続くマスコミ試写の後に「インターナショナルの取材がいきなり、ものすごく増えました」と現地での反響の大きさを紹介。「人種は違うのですが、ものすごく深く理解されている。例えば、『この映画はすべての人々に対してのラブレターだ』と言ったスペインの記者の方がいらっしゃいました。そういう意見をいっぱい頂いています」と伝えた。カンヌ国際映画祭には4回参加したという藤さんは、エンドロールの段階から拍手が沸き起こった場所に立ち会ったのは今回の『光』が初めてだそう。エンドロールが終わり会場に明かりがついた瞬間に、拍手や歓声が爆発し、「あれでね、監督、永瀬さん、みんな、きちゃったの」と述懐。「映画は観た人間の数だけあるのです。100万人が観たら100万人の数だけ映画があると思います。あそこで2千数百人の数の人の胸の中で映画を作れたことを目の当たりにしました」と実感を込めて言葉にした。現地滞在中の河瀬監督と永瀬さんには、「(各賞が発表される)明日ですが、もういっぺん、あの上映後に見せた、いや、あれよりもさらに大きな笑顔と涙を見られることを期待しています。がんばってください」とエールを贈った。初めてカンヌ国際映画祭に参加した水崎さんは「圧倒されっぱなしでした」というも、「観終わったあとに外国の方から、『美佐子の目の感情がすごく表れていてよかったよ』という言葉をたくさん頂けたので、安心しました」とと声を弾ませた。神野さんは、カンヌ国際映画祭の関係者から、「直美は直美の唯一無二の世界をずっと出し続けていく。それはどれだけこの世界では怖くて、みんなと一緒じゃないと理解されないという恐怖と戦うことはどれだけたいへんなことか分からない。それに立ち向かっている彼女は同志だ」と河瀬監督を絶賛する声を聞いたエピソードを紹介した。樹木さんが「なんでこんなにカンヌに可愛がられるの?」と問いかけると、河瀬監督は、「映画が好きな人がカンヌの中にいます。その人たちが、私が真っすぐに作っていることを大事にしてくれます。自分たちが見たことのない日本の風景やそこで生きている人たちの心や心模様を抱きしめようとしてくれている。デコボコしている作品でも、次の先をもっと見つめたいと思ってくれているような気がします」と応えていた。映画『光』は公開中。(竹内みちまろ)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年05月28日公開初日を迎えた映画『光』の舞台あいさつが27日、東京・新宿バルト9で行われ、水崎綾女、神野三鈴、藤竜也、樹木希林が出席した。28日まで開催されている第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品された河瀬直美監督の最新作となる本作。カンヌでは現地時間28日に各部門の発表が行われるが、すでにカンヌで上映された本作はカンヌの観客や世界中のプレスからも上々の評価で、同映画祭の最高賞となるパルムドール賞の受賞に期待が高まっている。そんな本作の公開初日に、ヒロインの水崎らキャスト陣が登壇し、カンヌで結果発表を待つ河瀬監督と永瀬正敏の2人とネット電話でやり取り。藤が「明日ですが、もう一回上映後に見せた大きな笑顔と涙を見られることを期待しています」とエールを送り、樹木希林は「私はどっちでも良いと思っている。日本にとってはもらえた方がいいと思うけど、受賞したら(水崎が)変わりそうなので」と会場の笑いを誘う場面も。思わず苦笑いの河瀬監督だったが、気を取り直して「こちらでは受賞のことを言われますが、私は暗闇の中で映画を見終わった人たちと一体になれた瞬間がすごく嬉しかったです」と上映後の反応や感じたことを明かしながら「私たち映画人はその思いを繋ぎながら日本としても自分としてこれから真摯に作り続けていく先にあの『光』があると実感できました。日本の皆さんも世界に出てあの体験をし、何かを持ち帰り、いい『光』を伝染してください」とメッセージを送った。本作に加え、1997年に『萌の朱雀』でカメラ・ドール(新人監督賞)、2007年に『殯の森』でグランプリを獲得するなど、カンヌ国際映画祭になじみのある河瀬監督。樹木が「何でこんなにカンヌに可愛がられるの?」と質問を投げ掛けると「映画が好きな人がいます。その人たちが真っ直ぐに作っていることを大事にしてくれますし、自分たちが見たことのない日本の風景とか心模様を抱きしめようとしてくれます。凸凹している作品でも次の先も見つめたいと思ってくれる気がしますね」と回答。また、舞台あいさつ後に行われた会見で、カンヌにいる河瀬監督と永瀬を昔から知る樹木は「2人とも成熟したわね。また一段上がったわ」と絶賛していた。
2017年05月27日永瀬正敏の大きな、日に焼けた手が、水崎綾女の頬を、鼻を、唇をなでる。ゆっくりと、何かを確かめるように。すがるように――。ただ、それだけの動作が、2人が実際に唇を交わすシーンよりもずっと官能的に映る。河瀬直美監督はこう語る。「まるでセックスをしているかのような、深いところで互いを感じ合っているように撮れたらと思いました。その後のキスシーンはどちらかというと勢いでそうなっています。本来、それは逆なのかもしれないけど、唇を重ねるよりも官能的なものが、あの顔に触れる行為の中にあるんじゃないか?心の奥底で触れ合うような…。2人とも、キスをしているときよりも、顔に触れているときの方がずっと胸が高鳴っていると思うんです」。映画『光』は、視覚障碍者のために、映画の登場人物の動きや情景を言葉で伝える音声ガイドに従事する女性・美佐子(水崎綾女)と徐々に視力を失っていく天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)の2人を中心に展開する。河瀬監督は、前作『あん』制作時に、この映画の音声ガイドの存在を初めて知り、映画として描くことを決めたという。「彼ら(=音声ガイドの制作に従事する人々)の映画への愛――目が見えない人にまで見せる、見られない人がいるのは嫌だという思い。それはこれまで、映画を作ってきた私たちになかった感覚でした。そうした感覚を持っている人たち、しかも映画に携わっている人たちということで、興味を惹かれました。この人たちの姿を映画化することができたなら、私の映画論、私が映画において何を良しとしているのかを伝えることができるだろうと思ったんです」。いかにして映像を見ることができない人間に、映画を伝えるか?悪戦苦闘する美佐子に、容赦なく厳しい言葉を投げかける雅哉。たまらず美佐子も「あなたの想像力が足りないんじゃないか?」と言い返す。そんなやりとりに、思わずドキリとさせられる。口に出すかどうかは別として、自分の思いをわかってもらえないとき、つい相手の想像力の欠如を責めたくなることは日常の中で誰しもあるだろう。映画を観ていると「想像力ってなんなのか?」と考えさせられる。「私たち晴眼者(=視覚障碍者の対義語で、視覚に障害のない者のこと)は、見えることでイマジネーションを働かせてないことがあるんじゃないか?でも、視覚障碍者は見えないからこそ、ものすごく想像力を働かせている。で、あるなら、彼らの方が、深く映画に入り込んでると言えるんじゃないか?とこの映画を作っている最中に思いました」。従来より、河瀬監督の作品は“余白”といわれる部分が多く、見る者の想像力に委ねることが多い作品だと言われるが…。「そうかもしれません。ただ、これまでの作品でいうと、ポンッと観客の想像力に委ねていましたが、今回の映画では登場人物たちが互いにそれを委ね、キャッチしています。観客にとっては、そこが明快だと思います」。キャスティングも興味深い。ヒロインの美佐子に、河瀬作品初参加の水崎さん。永瀬さんは『あん』に続く出演で、光を失いつつあり葛藤するカメラマンの雅哉を演じる。ほかに、美佐子を導く上司・智子を神野三鈴、その夫で視覚障碍者の男性に小市慢太郎、美佐子が携わる映画の監督をする北林を藤竜也、そして終盤のある重要なポイントで、河瀬作品の常連となった樹木希林が参加している。映画を観ると、“声”に非常に強い個性を持つ俳優陣がキャスティングされているように思えるが、この点は監督自身、最初の段階で意識していたのだろうか?「いえ、いま言われて初めて気づきましたね(笑)。ただ、希林さんに関しては、ありました。声だけの出演になるので、独特だけど、ずっしりとくるあの声がいい。永瀬くんにあの声を聴かせてあげたいって思いました」。その永瀬さんに関しては、河瀬監督は2015年に『あん』でカンヌ国際映画祭に赴いた際に『次、また一緒にやりたいね』と声を掛けていたという。本作の脚本執筆の段階で、最初から雅哉役は永瀬さんをイメージして書き進めていった。「今回、永瀬くんの中にある資質を思う存分に活用したいと思ってて、そう考えたとき、雅哉はカメラマンであるべきだと思いました。目が見えなくなることで奪われてしまうものがすごく大きい。でも、そこからどう這い上がっていくのか?光を見つけるのか?それだけで物語ができる。いや、永瀬くんが持っているものがすでにストーリーになっていて、それを映画の中に入れさせてもらうような感覚でした」。なぜ、そこまで永瀬正敏という俳優に惹かれたのか?そもそも、前作『あん』におけるどら焼き屋の雇われ店長の千太郎役に永瀬さんをキャスティングしたこと自体、新鮮な驚きがあったが…。「『あん』に関していうと、最初に原作を読んだとき、これは(原作者の)ドリアン助川さんご本人だって思ったんです。だけど、ハマり過ぎてて(笑)。千太郎は店長になる前にいろいろあって、社会から排除される立場にある人間で、そういう人はもう少しワイルドでぶっきらぼうな感じかな…?と。そうすると、ドリアンさんだとちょっと包容力があり過ぎて(笑)。じゃあ、その境地に行き着くまでの千太郎は誰か?日本映画界を見渡して、永瀬くんだって思ったんです。それまで、全然知らなくて、Facebookで『出ていただけませんか?』ってメッセージを送ったんです(笑)」。優しく、真面目で、それゆえに葛藤を抱える男――そんな雅哉のイメージが永瀬さんにぴったりと重なったという。「雅哉のようなタイプの人は本来、優しく真面目なんですけど、だからこそ、視力を失っていく段階で執着してしまうんですよね。過去であったり、もしも見えていたならば伸ばせていたであろうキャリアに…。そして、自暴自棄になってしまう。これは、私自身、取材を進めていく上で知ったんですが、男性で特に、見えなくなっていく過程で周囲に攻撃的になってしまったり、自分はダメだとあきらめてしまう人が多いということなんです。なんで初対面の美佐子にあんなに厳しい言葉を投げかけるのか?そこには見えなくなっていくことへの焦りがあるんだと思います」。永瀬くんは、すごく真面目できちんとしてるんです。『あん』のどら焼き屋さんの片付けを、いつもものすごくしっかりしてたんです。ご自分の事務所もすごくキレイで、いろんなものがきちんと整理して配置されてるんです。これは、部屋をきちんと整頓して、モニター会にもスーツを着ていく雅哉のキャラクターそのものだなって思いました」。いろんな部分で、前作『あん』があってこそ今回の『光』が生まれたと言える。河瀬監督自身、映画の作り方、臨み方において、『あん』という従来の作品とはやや異なる作風で、最大のヒットとなった作品を経たことで、生まれた変化、感じる違いなどはあるのだろうか?「『あん』が大きなポイントとなった部分ももちろんあると思いますが、やはり1作1作に大きな意味があり、その後の作品に影響を及ぼしているんだと思います。『2つ目の窓』と『あん』、今回の『光』は、ほぼ立て続けに撮っているんです。その中で『あん』のようなわかりやすさを詰め込んだ部分もあるし、でも作品そのものの“希望”は、ずっと前から自分の作品の中にあったものだとも思います。今回は、構造として“映画”を描くという難しい題材で、映画監督という存在が物語の中に出てくるのも、自分にとっては大きなチャレンジでしたが、それをやり遂げたという感覚も持っています」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年05月26日河瀬直美監督がオリジナル脚本で挑むラブストーリー『光』。日本公開を前に、第70回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に選出された本作は、5月23日(現地時間)に公式記者会見が実施され、その日の夜には、永瀬正敏、水崎綾女、神野三鈴、藤竜也、河瀬監督、音楽のイブラヒム・マーロフがレッドカーペットを闊歩し、公式上映にも参加。河瀬監督は2,300人が一体となった10分ものスタンディングオベーションに涙を見せ、主演の永瀬さんも藤さんと抱き合い、男泣きを見せたことが分かった。本作は、視覚障がい者向けの映画の音声ガイドの制作にたずさわる美佐子と、弱視のカメラマン・雅哉が、音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながら、互いの心をゆっくりと通わせていくラブストーリー。日本人監督として最多のカンヌ出品(本作で8度目)を誇る河瀬監督の最新作として、先立って行われたプレス試写ではすでに大喝采が起こっていたという本作。世界25か国以上での配給も決定する中、公式記者会見とフォトコールは、河瀬監督や永瀬さんらキャストたちがそろって臨んだ。まず、劇中で視力を失いつつあるカメラマンが主人公であることに重ねて、映画監督にとって目が見えなくなることは悪夢では?と問われた河瀬監督は、「そのとおりです。その最悪の暗闇の中に指す一筋の光を表現しようと決意しました」と応じ、本作に込めた思いをコメント。『光』とは「とても勇気のいるタイトルでした」と明かし、「どこにでもあって、どこにでもみんなを照らしていて、だからこそ見えない、認識されない存在でもある」と説明。過日、カンヌの地で亡くなった釜山国際映画祭のキム・ジソク氏の名を挙げながら、「映画で、本気で戦争をなくしたり、地球を豊かにしたいと思っている人がたくさんいると思っています。でも、この世界から戦争はなくならないし、私たちは必ずこの世界からいなくなる。でも、作った映画は永遠に残り続けると信じたい。私は魂を捧げました。その魂はこの俳優たちと共に、映画『光』に刻まれています。世界中の映画を愛する人たちに、『光』というタイトルで捧げたい」と熱く語っていた。また、ヒロインを務めた水崎さんが、「いま、ここに私がいることが信じられない。誰よりも経験が浅く、知識もなく、空っぽな状態の私をヒロインに選んでくださって、命を吹き込んでくださって、光をあててくださった監督です」と、監督に感謝を述べていたことも印象的だった。続いて、同日・現地時間22時ごろからは、メイン会場のパレ前のレッドカーペットを監督やキャストたちが闊歩し、グランドシアター リュミエールにて公式上映が実施された。レッドカーペットには各国の100台上のカメラが集結、2,300席のチケットは完売と、カンヌに愛される河瀬監督の人気ぶりを改めて見せつけた。監督は“風を受けて光を放つイメージ”という「TAE ASHIDA」によるドレスに「ブルガリ(BVLGARI)」のアクセサリーで登場。3年連続で出演作がカンヌ出品という快挙となった永瀬さんと、1976年に主演作『愛のコリーダ』がカンヌで上映され、今年はクラシック部門で再上映された“レジェンド”藤さんが、監督の両隣に立ち、さらに水崎さんと神野さん、そして中東レバノンの新世代ジャズの旗手マーロフの計6名がレッドカーペットに集結。一斉にフラッシュがたかれる中、一同は笑顔で歓声に応じていた。公式上映のラスト、『光』のタイトルがスクリーンに現れた瞬間から拍手喝采が鳴り止まず、エンドロールの最中も続き、場内が明るくなるや一斉にスタンディングオベーション!およそ10分間、拍手と歓声が続き、河瀬監督をはじめキャスト陣の目にも涙が。永瀬さんの号泣する姿がスクリーンにも映し出され、劇中、弱視のカメラマン役を演じる上で使用し、“心臓”と呼んでいたカメラ「ローライ・フレックス」を抱きしめ、監督や藤さんらとも熱い抱擁を見せるその姿は、会場の涙を誘っていた。その後の囲み取材で、河瀬監督は「もしかしたら、この映画は言葉にならないものを人々に届ける、そんな力を持っているのかなと。映画は作ったものですが、生き物なんだなと思えたときに、込み上げるものがありました。会場の一体感に、同じ世界に自分たちが存在している喜びを感じたのかもしれません」と感慨深げ。「混沌とした時代で、表現をするときも混沌としたものを描いてしまう時代。そんな中で必死に“光”を見つけられる映画を作れた」と手応えをのぞかせていた。永瀬さんは同じく「言葉にならない」としながらも、「エンドロールが終わって立ち上がるときは格好よく立ち上がろうと思っていたのですが、ダメでした。あんなに温かい拍手は初めていただいたと思います。ありがとうございます」と興奮の面持ち。藤さんも、「初号(試写)でも込み上げてきてどうしようもなかったけれど、外国の方も文化の壁を超えて、日本人と同じく感動してくれたというのが、感動しました」と語っていた。なお、「コンペティション部門」授賞式は最終日5月28日(日本時間では29日)に実施。20年ぶりとなる日本史上5度目、世界の女性監督としても史上2人目の、パルムドールへの期待が寄せられている。『光』は5月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年05月24日第70回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に正式出品されることが決定した『光』の完成披露試写会が4月27日(木)、都内で行われ、主演の永瀬正敏をはじめ、水崎綾女、神野三鈴、藤竜也、河瀬直美監督が出席した。河瀬監督にとって、カンヌ映画祭への選出は永瀬さんと初タッグを組んだ一昨年の『あん』に続く8度目。また、永瀬さんは日本人俳優として、初めて出演作が3年連続で招待を受けることになり、客席は祝福ムード。この日、登壇した5名全員が、現地入りすることも明らかになり、「いってらっしゃい」の声もあがった。河瀬監督は「明け方、フランスから電話で一報を聞いたら、自宅のリビングから太陽がのぼるのが見えて、“光”がさしました。光は世界をめぐるんだと思うと、その瞬間号泣してしまった」としみじみ回想。本作は「特に難産だった」といい、「河瀬といえばカンヌというイメージもあるかもしれませんが、そんな簡単な場所じゃない。しかも栄えある第70回のレッドカーペットを歩くと想像したら、涙が止まりませんでした」と感無量の面持ちだった。そんな河瀬監督から電話で吉報を受け取ったという永瀬さん。「朝方にお電話をいただいて、もう『ありがとうございます』と『おめでとうございます』ばかり繰り返していた」そうで、「受話器越しに監督の思いが伝わって、僕も朝から号泣しました」とふり返った。ちなみに、河瀬監督によると「電話したのが朝6時だったのに、ワンコールで出てくれた」のだとか。水崎さんも「河瀬監督が愛を注いだ作品を、世界の皆さんに見てもらうと思うと…」と言葉に詰まるほど感激した様子。共演陣も「私自身が『光』の細胞の1つになれて、現場にいても、映画を観ても救われた。監督が“出産”なさった『光』が世界に届けばと祈っている」(神野さん)、「もう(カンヌには)3度行かせてもらって、もう行くことはないと思っていた。カンヌは、こつ然と映画の王国が現れて、やがて消えるファンタジックな香りがある場所。本当に幸せだし、長生きするもんですね」(藤さん)とカンヌ入りに期待を寄せていた。“映画”の音声ガイドの制作にたずさわる美佐子(水崎さん)はある日、視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉(永瀬さん)と出逢う。映画の光に導かれるように、2人は音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも、互いの心をゆっくりと通わせていくが――。今年のカンヌ国際映画祭は5月17日(現地時間)より幕開け、「コンペティション部門」受賞結果は、映画祭最終日の5月28日に発表される。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年04月27日永瀬正敏が主演を務める河瀬直美監督の最新作『光』が、第70回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に正式出品されることが決定。河瀬監督は、永瀬さんと初タッグを組んだ一昨年の『あん』に続く7度目、また永瀬さんは、日本人俳優として初めて出演作が3年連続で招待を受けることになった。“映画”の音声ガイドの制作にたずさわる美佐子。あるとき、視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉と出逢う。映画の光に導かれるように、2人は音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも、互いの心をゆっくりと通わせていくが――。昨日4月13日(木)、フランス時間の11時~(日本時間18時~)より発表された、第70回カンヌ国際映画祭ラインナップで「コンペティション部門」への出品が決定した本作。河瀬監督にとっては「監督週間」カメラドール(新人監督賞)受賞の『萌の朱雀』(’97)をはじめ、グランプリ受賞の『殯の森』(’07)、『2つ目の窓』(’14)、『あん』(’15)に続く、日本人監督としては最多となる7度目。また、主人公・雅哉を演じた永瀬さんは、河瀬監督の『あん』と、ジム・ジャームッシュ監督&アダム・ドライバー主演の『PATERSON』(原題)に続き、出演作が3年連続で同映画祭の招待を受けることとなり、日本人俳優として初の快挙となった。5月17日(現地時間)より開催されるカンヌ国際映画祭には、永瀬さん、美佐子役の水崎綾女、そして河瀬監督がチーム『光』として参戦する予定。なお、「コンペティション部門」受賞結果は、映画祭最終日の5月28日に発表される。このたび第一報を受けた永瀬さん、水崎さん、さらに劇中映画の主演・監督役の藤竜也、そして河瀬監督から喜びのコメントが到着している。■永瀬正敏撮影でお世話になった視覚障碍者の皆さんに心から感謝しています。また世界中で作られている数々の作品の中から『光』を選んでいただけたこと、本当に感謝しています。河瀬直美監督の思い、沢山の方々の思いが詰まったこの作品を、世界の皆さんに観ていただけることが何より嬉しいです。■水崎綾女カンヌ国際映画祭なんて、自分とは別の世界だと思っていたので今回のノミネートに驚愕しております。映画祭自体も初めてなのですが、世界各国から来られるたくさんの方にこの作品を観ていただける事がとてもうれしく思います。■藤竜也直美さん、貴女の『光』に僕の魂がゆすられました。ゆすられた僕の魂が、喜びの涙を流しました。彼方にある『光』が私たちに希望を与えてくれるという意識を共有出来ました。■河瀬直美監督映画は、「光」です。映画は、「魂」です。映画に魂を捧げたものとして、この映画『光』をこの世界に誕生させた、スタッフ、俳優のみんな、みんな、みんな、と、カンヌでの瞬間を分かち合えること、いま、とてもうれしい。50回目のカンヌで初めて訪れた場所…あれから20年の節目にまたあそこに立てる歓びをかみしめています。ありがとう。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年04月14日監督・河瀬直美、主演・永瀬正敏の『あん』のコンビで描くラブストーリー『光』。その待望の予告編映像が、4月15日(土)からの劇場上映に先立ち解禁となった。人生に迷いながら、単調な日々を送っていた美佐子(水崎綾女)は、とある仕事をきっかけに、弱視のカメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出逢う。美佐子は雅哉の無愛想な態度に苛立ちながらも、彼が撮影した夕日の写真に心を突き動かされ、いつか、その写真の場所に連れて行ってほしいと願うようになる。だが、命よりも大事なカメラを前にしながら、次第に視力を奪われてゆく雅哉。彼と過ごすうちに、美佐子の中の何かが変わり始める――。本作は、日々迷いながら生きていた女性が、視力を失いゆく天才カメラマンに出逢い、彼の内面に惹かれてゆくラブストーリー。雅哉がやがて見えなくなることを知りながらも、互いを見つめようとする切ない2人の姿には、“失うことで、思わぬ明日を見つけることができる”というメッセージが込められている。また、「映画の音声ガイド」という仕事にもスポットが当てられており、注目を集めている。このたび解禁となった予告編では、映画の音声ガイドの制作に携わる美佐子と、視力を失いゆくカメラマンの雅哉との出会いから、2人が少しずつ心を通わせていく姿を映し出す。「心臓なんだよ動かせなくなっても、俺の心臓なんだ」と、雅哉がカメラを抱きしめながら放つ、もがき苦しみ葛藤する魂の叫びに、水崎さん演じる美佐子や周りの人々が心揺さぶられる様子が、時に優しく、時に強烈に包み込む光とともに描かれていく。永瀬さんは、「誤解されたくはないんだけど、ある意味、観終わった瞬間、自分で“遺作” を観たような感覚になったんです。ネガティブな意味には捉えてほしくないんだけど。それだけ、とてつもなく強い思いがあった」と語るほど、本作に対する思い入れは強く、そんな永瀬さんの魂が刻みこまれた予告編となっている。また、雅哉に強く影響を受けた美佐子が、彼を想いながら書き上げた音声ガイドを読み上げるのは、『あん』で共演していた樹木希林。これは永瀬さん自身も、演じるそのときまで知らされていなかったそうで、『光』の製作チームが用意した“人生に迷う全ての大人たちへのプレゼント”ともいうべき演出からも、本作の温かさが伝わってきそうだ。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年04月13日河瀬直美監督が『あん』で主演を務めた永瀬正敏と再び組んで贈るラブストーリー『光』。本作から、初映像となる特報が解禁となった。本作は、日々迷いながら生きていた女性・美佐子が、弱視のカメラマン・雅哉に出逢い、彼の内面に惹かれてゆく、という河瀬監督オリジナル脚本によるラブストーリー。雅哉がやがて見えなくなることを知りながらも、互いの心を見つめようとする、切なくも希望を感じさせてくれる物語となっている。また、映画の音声ガイドという仕事にも焦点を当て、世界中の映画ファンに歓喜と感動をもたらすラストが待っているという。主人公の弱視のカメラマン・雅哉役には、日本中を感動に包んだ『あん』で河瀬監督とタッグを組んだ実力派俳優、永瀬さん。また、音声ガイドの制作に携わるヒロイン・美佐子役には、『マイ・バック・ページ』『つやのよる』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』など話題作に出演し、本作で新境地に挑む水崎綾女。そのほか、神野三鈴、白川和子、劇中に登場する映画の主演と監督役に藤竜也と、実力派が脇を固める。今回、3月11日(土)からの劇場での特報上映に先立ち、その映像が解禁。カメラマンの雅哉(永瀬さん)にとって最も大切な“光”が徐々に失われていく葛藤とともに、そんな雅哉に強烈に惹かれていく美佐子(水崎さん)の心の変化を、河瀬監督がさまざまな“光”の中に映し出す、美しくも切ない特報映像となっている。なかでも見どころは、一瞬のキスシーン。美佐子が雅哉の顔を引き寄せ、突然のキス。そんな美沙子を真正面から受け止める雅哉。光を全身に浴びた2人の刹那の姿は、河瀬監督が描くラブストーリーの佇まいをも感じさせている。そのキスシーンについて、美佐子を演じた水崎さんは、「夕日のキスシーンは、タイミングを狙ってしたというより、咄嗟に、衝動的にしてしまったというほうが正しいですね。演じているときは、私を見て欲しい、雅哉さんの心が知りたい、安心させたい、そんな思いでした」と、美佐子としての心情を明かす。「大切な物を失ってしまうカメラマンの雅哉さんに、かける言葉がなくて、ああするしかなかったですね。本能のままのキスはお互いを求め合う気がして好きです。心と心でぶつかっている感じがするので。言葉をかわすよりも、もっと伝わった気がしました」。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月09日声優・女優の平野綾が10日、都内で行われたブロードウェイ・ミュージカル『コメディ・トゥナイト!ローマで起こったおかしな出来事<<江戸版>>』の公開稽古に、共演の片岡愛之助、内博貴、ダイアモンド・ユカイ、上山竜治、ルー大柴、徳井優、松田美由紀、高橋ジョージ、演出の宮本亜門とともに登場した。同作は『ウエストサイド物語』『スウィーニー・トッド』などの作品で知られる作曲家スティーヴン・ソンドハイムによる初期のヒット作を、ソンドハイム直々の許可を得て江戸版として上演する。愛之助演じる丁稚の丁吉が、自由の身になるために薬問屋の息子・比呂(内)と女郎のお美津(平野)の仲を取り持とうとすることから起こる騒動を描く。宮本がキャスト陣について「エロおやじだらけなんだけど、本当にすごい」と言ったことから、誰が一番”エロおやじ”なのかが話題に。出演者陣の視線が高橋に向くと、2016年にタレント・三船美佳と離婚したばかりの高橋は「一番禁欲してんだから俺!」と弁解した。宮本が「普段は知らないよ!」と苦笑すると、高橋は「役柄がエロいってこと!? 役だもん、役作りだよ」と説明。平野に「ねえ、綾ちゃん。ねえ?」と同意を求めると、平野が「は、はい」としどろもどろに慌てながら答えた。平野は周囲から「涙目になってるけど大丈夫?」と心配され、高橋は「目が怖いんだよ」と非難される事態となった。公開稽古では、「コメディ・トゥナイト/Comedy Tonight」「私の自慢/Lovely」「自由は素敵/Free」の3曲を披露。女郎役の平野は、コミカルな動きをつけながら、内演じる比呂との恋の予感をロマンチックに歌い上げた。
2017年02月10日監督・河瀬直美×主演・永瀬正敏の『あん』コンビで贈る最新作『光』。この度、本作の公開日が5月27日(土)に決定し、併せて主演の永瀬さんとヒロインの水崎綾女が写るビジュアルが解禁された。“映画”というもうひとつの人生を観客と共有するべく音声ガイドの制作にたずさわる美佐子。視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉と出逢う。映画の光に導かれるように2人は、音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも互いの心をゆっくりと通わせていく――。本作は、日々迷いながら生きていた女が、弱視の天才カメラマン・雅哉に出逢い、彼の内面に惹かれてゆくラブストーリー。雅哉がやがて見えなくなることを知りながらも、互いの心を見つめようとする、切なくも希望を感じさせてくれる物語。主演の弱視のカメラマン雅哉役を永瀬さん、音声ガイドの制作に携わるヒロイン・美佐子役に水崎さん。さらに舞台からドラマまで幅広く活躍中の神野三鈴、白川和子、劇中映画の主演と監督役に藤竜也が出演する。このほど到着したビジュアルでは、美佐子が雅哉の頬を強く引き寄せ、“あなたに見つめられていたい”と願う、切ない想いが込められた一枚。また、ベルリン国際映画祭でも、類似のビジュアルがお披露目されるという。さらに今回、主演の永瀬さんからコメントも到着。自身のドラマ初出演時と映画デビュー作、それぞれで白川さんと藤さんと共演しているという永瀬さんは、「この映画で、自分の原点に立ち返った気がする。俳優になりたての自分に、演技のいろはを教えてくれた、光(道標)のような存在」とコメントを寄せており、この2人との再共演に喜びを感じているようだ。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月10日タレントの加藤茶・綾菜さん夫妻が23日(22:00~23:24)に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『モシモノふたりSP』に出演。密着VTRで、世間のイメージとは違った姿を見せる。45歳差カップルということで、綾菜さんは"財産目当て"と言われ、最近行われた「"仮面夫婦でしょ?"と疑ってしまうカップルは?」というアンケートでも、2位にランクイン。そこで、番組では、加藤夫妻が静岡・熱海の貸別荘で1泊2日を過ごす様子に密着する。互いを「ちーたん(加藤茶)」「あーたん(綾菜さん)」と呼ぶ2人。綾菜さんは、加藤に「~だよな」と話しかけるのを、スタジオの千秋、藤田ニコル、ホラン千秋、りゅうちぇるは、最初は乱暴な印象を持っていたが、これは綾菜さんの広島弁であり、標準語で「~だよね」と言っていることが判明する。また、「結婚は財産目当て」「ブログにアップした料理が73歳に食べさせるものではない」などと非難されることに、綾菜さんはつらい心境ながら、自分のせいだから加藤に言えず、いつも母親に相談していたことを告白。旅の最後には、綾菜さんに「仕事は何歳までやるん?」と聞かれた加藤が「決まっていない。体が普通に動いて仕事がもらえるなら、倒れるまでやりたい」と答えるが、加藤はその流れで、自分の方が先にいなくなってしまうという意味を暗に込め、綾菜さんが本当にやりたいことを今のうちから見つけてほしい、と伝える。それを受け、綾菜さんは「ちーたんの奥さんになったけん…」と切り出し、自らの思いを返答。これに、スタジオ中が胸を打たれ、番組スタッフからも思わず涙がこぼれるという展開になる。
2016年11月19日永瀬正敏が『あん』の河瀬直美監督と再びタッグを組む映画『光』。制作発表後、早くも注目を集める本作がこのほどクランクアップとなり、永瀬さん、そしてヒロインを務めた水崎綾女が魂を込めた作品に熱い涙を見せていたことが分かった。“映画”というもうひとつの人生を観客と共有するべく、音声ガイドの制作にたずさわる美佐子(水崎さん)。あるとき、視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉(永瀬さん)と出逢う。映画の光に導かれるように、2人は音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも、互いの心をゆっくりと通わせていく――。世界最高峰のカンヌ国際映画祭にて、新人監督賞カメラドールを受賞した1997 年の『萌の朱雀』、その10年後の2007年に審査員特別大賞グランプリを受賞した『殯の森』に続き、10年周期のジンクスとなる来年2017年に、河瀬監督のオリジナル脚本の最新作として送り出される本作。撮影は、「日本の四季の中で光が一番美しく降り注ぐ、この季節に撮影をしたい」という監督の思いのもと、今年10月16日から自身の創作拠点である奈良でスタート。約1か月の撮影を経て、11月14日19時半ごろに京都文化博物館にて無事クランクアップを迎えた。河瀬監督は「明日起きたら、明後日起きたら、奈良にもう雅哉も美佐子もいないのだと思うと、なんだか身を裂かれるような想いがするのです。それほど登場人物たちと一緒に生きていたな、という気がします」と、撮影を終えたばかりの心境をコメント。「クランクインが満月で、とても重要な雅哉と美佐子のシーンを撮った日が新月で、そして今日、クランクアップの日がまた満月。光もすべて味方につけた、俳優たちこそが、スペシャルだと思っています!」と、永瀬さんらキャストたちをねぎらった。河瀬監督と『あん』以来2度目のタッグとなる永瀬さんは、“弱視のカメラマン・中森雅哉”に完全になりきった状態で、目の焦点を合わせずに演技をしていたため、共演者である水崎さんの顔をきちんと見ることがないほどに役にのめり込んだという。「終わったな…終わっちゃったなって感じです。なかなか言葉にするのが難しいのですが、魂よりももっと大きなものをフィルムに焼き付けられたらと思いながら日々過ごしていました」と、永瀬さん。「弱視から目が見えなくなっていく過程の苦しみや、実際に目の不自由な方々の苦しみを、極力うそがないようにしたくても、実際の僕は目が見えています。でも少しでも近づきたいと出来る範囲の最大限の事をやり、自分自身に足枷をはめ、視力を失ってからはほとんど食事を取らず雅哉として生きてきました。実際に目の不自由な方々の気持ちを考えたら、僕らの小さな悩みや絶望というのは、大したものではない…そんな風に世の中の観方がこの作品で変わるきっかけにもなったらと思っています」と、その役ヘの没頭ぶりと、真摯な思いを口にする。そして、「1人でも多くの方にこの河瀬監督が伝えようとしている『光』が届くことを願っています」と語り、「やっぱり僕にとって河瀬組はスペシャルでした」と撮影をふり返った。また、“バリアフリー映画を手掛ける尾崎美佐子”として、撮影前から奈良に住み始め、約1か月もの間、24時間、役になりきって生活し、作品づくりに没頭する日々を過ごした、監督に見出された新たなヒロイン・水崎さん。「1か月以上、“美佐子”として暮らしていたので、先ほど監督に『水崎綾女!』と名前を呼ばれ、急に現実に戻された感じです。私だけ、最初の1週間は台本がないまま演じていて、やがて1日分の台本をいただくようになり、10日前にようやく台本を1冊貰って読ませていただきました。もう、8割、9割のところまで進んでいて、『あと数ページしかない!』という状況でしたが、そこから作品のヤマが続き、ようやく2日前頃(ゴールという)“光”が見えてきた感じがしました」と、撮影の過程を明かす。さらに、「役になりきるために、もの凄く苦しくて大変だったのですが、撮影が終わってしまうのが本当に寂しい…。まだ河瀬組に身を置いていたいし、美佐子でありたいという気持ちがいまは強いです」と熱い言葉を寄せた。魂を込めて演じ続けた日々を思い、クランクアップを迎えた永瀬さんと水崎さんの瞳からは熱い涙がこぼれていたという本作。この2人、そして河瀬監督自身の“離れがたさ”が、この作品が放つ“光”の強さを物語っているようだ。『光』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月16日株式会社フレームワークスが展開する「フレームワーク(FRAMeWORK)」が、人気スタイリスト金子綾とのコラボレーションアイテム第2弾を、2016年11月10日(木)よりフレームワーク全店にて発売。2016年春夏に発売した第1弾の好評を受け、コラボ企画が再び実現。第2弾となる今回は、『デイリーに気軽に着てもらいたい』という思いが込められた、ニット、カーディガン、パンツなど手に取りやすいものを中心としたラインナップ。金子氏の持ち味である“女っぽさ”に、“ヴィンテージ リラックス”という新たなエッセンスを加えた全6アイテムが登場。①Velor 2Way Cardigan今季を象徴するトレンド、ベロア素材のカーディガン。前後どちらを前にしても着られる2way仕様で、カーディガンとしてもプルオーバーとしても楽しめる。エレガントなイメージのベロアを、カジュアルなスナップボタンでさりげなくハズしているのがポイント。②Plaid Pantsボリュームで魅せるチェック柄のワイドパンツ。トラッドの香りを感じるネイビーベースと、ヴィンテージテイストにハマるブラウンベース。ハイウエストと太めのベルトループは、トップスをインしてもすっきり決まる。③Lace Gown素材や編み方、色にこだわることで、冬はもちろん1年通して着られるようにと計算しつくされたレースガウン。スリットが入った長めの丈で、シルエットの美しさを追求。エクリュベージュと旬のキャメルの2色展開。④V-neck Knit首元の開きがきれいなVネックニット。コンサバになりやすいベーシックアイテムを、ほつれたようなダメージ加工とゆったりシルエットで程よくカジュアルダウン。肌なじみのいいモーブピンク、ベーシックなグレー、ブラウンの3色展開。スカートやパンツと合わせることで、3ピースのセットアップとしても楽しめる。⑤Knit Skirtタイトで女らしいシルエットながら、地厚な素材であたりの出にくいニットスカート。シンプルに履くのはもちろん、セットのニットパンツと合わせると印象がガラリと変化。今年らしいバランスが楽しめる。⑥Knit Leggingsバックにポケットをつけたことで、ニットレギンスがパンツさながらの佇まいに。大人が違和感なくはける、ありそうでなかったニットパンツ。裾のスリットとダメージ加工はパンプス、ブーツとどんな足元とも相性抜群。スタイルアップ効果も期待できる。金子 綾(Kaneko Aya)人気雑誌「Oggi」「VERY」をはじめ、数々の女性誌で活躍する人気スタイリスト。シンプルでベーシックな服の魅力を最大限に引き出しながら、女性らしくキレ味のいいスタイルが得意。上品且つこなれた配色センスも絶妙で支持を集める。プライベートファッションをアップするInstagram(@ayaaa0707)は、フォロワー70Kを超える人気っぷり。自身の著書「a nuance」や「Not Mania! THE DENIM BOOK」を発行するなど、注目を集めているスタイリスト。
2016年11月09日世界的評価を受ける河瀬直美監督の最新作『光』が、来年公開されることが決定。主演に俳優・永瀬正敏を迎えることも分かった。“映画”というもうひとつの人生を観客と共有するべく音声ガイドの制作にたずさわる美佐子。視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉と出逢う。映画の光に導かれるように2人は、音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも互いの心をゆっくりと通わせていく――。本作の監督・脚本を務めるのは、世界最高峰のカンヌ映画祭では『萌の朱雀』で新人監督賞カメラドールを、『殯の森』で審査員特別大賞グランプリを受賞した河瀬監督。主演には、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門のオープニングとして正式出品された『あん』に続いてのタッグとなる、国内外で活躍する俳優・永瀬さんが務め、ヒロインには新進女優として注目を集める水崎綾女が抜擢された。『あん』では、樹木希林演じる徳江の生き様に影響を受けながら、人生を切り開いていく千太郎を演じ、その演技に世界中の人々が心を震わせたが、本作では、弱視の主人公・雅哉という葛藤の中で希望の光を求めさまよう男を演じる永瀬さん。役作りにおいては、撮影の20日前には奈良に入り、実際の雅哉のマンションで暮らし始め、雅哉の部屋を作っていったそう。「部屋の写真は全て自分が撮りだめてきた未発表のものを使用しました」と細部にまでこだわっていると話し、「視覚障害を持つ4~5人の方とお会いし、その生活を拝見させていただいたり、自分自身で出来ることとしては、決められたコースを目をつぶって歩くことを繰り返したりしながら、準備しました」とコメントしている。また、ヒロインとして河瀬監督に見出されたのは、タナダユキ監督の『俺たちに明日はないッス』で銀幕デビューを果たし、『マイ・バック・ページ』『つやのよる』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』など様々なジャンルの作品に出演してきた水崎さん。本作では、バリアフリー映画の音声ガイドとして、その光の中に生きる意味を見出していく女性・美佐子役で、これまでの役柄とは異なる、新たな一面を見せていく。水崎さんは「撮影が始まっても、私だけ脚本をもらえていないのですが、24時間美佐子として生活することで、不思議とすんなり台詞が出てくるのです」と話し、「ストーリーの先が分からない分、予想がつかないけれど、順撮りをしているので、美佐子の気持ちがどんどん積み重なっていくという初めての経験をしています」と撮影中の様子を明かした。「『あん』で初めて音声ガイドをつくったときに原稿確認をしたのですが、音声ガイドそのものが、表現として素晴らしいものだと思いました」と本作の着想を得たきっかけを話す監督。永瀬さんとは、また一緒に映画を作りたいと話していたそうで、「実際に、永瀬さんのカメラマンとして活躍ぶりを見てきたので、今回の役柄は彼しかいないと思っていました」と絶大な信頼を寄せている。なお、美佐子と同じ職場の上司・智子役と劇中映画『その砂の行方』の女優役を、舞台から映画・ドラマへ活躍の場を広げる神野三鈴、『その砂の行方』の主演と監督役を藤竜也が演じる。『光』は2017年、公開予定。(cinemacafe.net)
2016年10月31日