俳優の岩下志麻(83)が、15日放送のBS12トゥエルビ『鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~』(後9:00)に出演する。芸能界でも大御所クラスの笑福亭鶴瓶(芸歴52年)と阿川佐和子(芸歴40年)。芸能界随一の聞き上手で引き出し上手な2人がMCとなり、そんな2人を「鶴瓶ちゃん」「サワコちゃん」と呼ぶような昭和の大先輩をゲストに迎える。鶴瓶&阿川のコンビが大先輩ゲストに恐縮しながらも、他では見せないゲストの素顔に迫る大人のためのトークバラエティーとなっている。初対面だという鶴瓶は、実は昔からの岩下ファン。いつになく緊張気味な鶴瓶の姿が見られるのも、この番組ならではだ。トークの話題では、学生時代に精神科医を目指していた話や、女優の道を進むきっかけや小津安二郎監督からの大切な教え、笠智衆さんの自然体の演技など、大いに語り、世間を驚かせた「極道の妻たち」出演エピソードも。さらに、夫で映画監督の篠田正浩との結婚秘話や主婦としての一面、大好きだという阪神タイガースの話まで、大女優の意外すぎる素顔が次々と明らかになる。
2024年04月11日松本清張の原作を基に、桃井かおりと岩下志麻が競演し1982年の映画賞レースを席巻したサスペンスの名作『疑惑』が、「プラス松竹」チャンネルにて配信がスタートした。本作は、九州で起きた三億円保険金事件をヒントとし、映画化を前提に松本清張が執筆した小説が原作。同小説は『昇る足音』という題で『オール讀物』1982年2月号にて発表され、同年3月単行本刊行の際に『疑惑』と改題された。監督は『砂の器』『ゼロの焦点』ほか、数々の清張原作映画化を成功に導いた野村芳太郎が務めている。過去に暴行・傷害・恐喝・詐欺という前科4犯の犯罪歴を持ち、悪女・毒婦の極致とも言われる容疑者・球磨子(桃井かおり)。その国選弁護人となった東大法学部卒の才媛弁護士・律子(岩下志麻)が、いかにして圧倒的不利とされる裁判の趨勢を覆すのかという法廷劇だ。松本清張自ら脚色に参加しており、本来であれば容疑者と弁護人という信頼関係にあるはずの二人の間での、女と女の生き様とプライドを懸けた激しくも生々しいぶつかり合い、心理的葛藤・かけひき・せめぎあいが、エンターテインメント性豊かに描かれる。また、本作は日本アカデミー賞9部門受賞をはじめその年の映画賞を席巻。さらに、以降5回もテレビドラマ化されていることも、原作小説や本作の評価の高さを物語っている。<作品情報>『疑惑』配信中『疑惑』ビジュアル■ストーリー富山県新港湾埠頭で、車が時速40キロのスピードで海に突っ込んだ。乗っていた地元の財閥社長・白河福太郎(仲谷昇)は死亡したが、同乗していた後妻の球磨子(桃井かおり)は、かすり傷ひとつ負わずに助かった。やがて、夫に3億円の保険金が掛けられていることが判明し、球磨子は保険金狙いの殺人と疑われ、警察に逮捕される。新聞は球磨子を「北陸一の毒婦」と糾弾するなど、世間は球磨子の犯行を疑わないムードになっていた。そして、球磨子の弁護人として佐原律子(岩下志麻)が選ばれた。が、二人はことあるごとに衝突し……。監督:野村芳太郎原作・脚色:松本清張脚本:古田求野村芳太郎■出演桃井かおり岩下志麻鹿賀丈史小林稔侍柄本明仲谷昇丹波哲郎山田五十鈴■受賞映画賞・第6回日本アカデミー賞:優秀作品賞、優秀監督賞(野村芳太郎)、優秀脚本賞(古田求・野村芳太郎)、優秀主演女優賞(桃井かおり)、優秀助演男優賞(柄本明)、優秀音楽賞(芥川也寸志)、優秀撮影賞(川又昂)、優秀照明賞(小林松太郎)、優秀録音賞(原田真一)・第37回毎日映画コンクール:日本映画優秀賞、脚本賞(古田求、野村芳太郎)・第7回報知映画賞:主演女優賞(桃井かおり)・第56回キネマ旬報ベスト・テン:日本映画ベスト・テン第4位
2024年02月01日お笑いコンビ・ニッチェの江上敬子が2日に自身のアメブロを更新。夫の会社が地震の被害を受けたことを明かした。この日、江上は「皆様、2024年も我々家族をよろしくお願い致します」と切り出し「元旦に、実家の近くの神社で撮りました」と神社での家族ショットを公開。「コメントに、私たちのことを心配してくださるものがいくつもあり、有り難い気持ちでいっぱいです」と述べ「昨日の夜に島根から帰ってきて、ちょっとバタバタしておりました」と明かした。続けて「元旦、島根の公園で家族みんなといた時に、地震のことを知りました」と説明し「私たちは外にいたので気が付きませんでしたが、北陸での大きな地震と分かり、まずは福井のことが頭をよぎりました」とコメント。「幸い福井のお母さんは無事で、お家も大丈夫だった」と現状を報告しつつ「ヒロさんの会社が少し被害を受けたようです」と夫の会社に被害があったことを明かした。また「島根にも、私たちが東京へ飛行機で飛び立った後に津波がやってきた」といい「子供達と遠出をしている時に災害にあう恐怖を、改めて感じました」とコメント。「被災地の皆様、楽しいお正月の最中にこんなことになってしまい、本当にお辛いと思います」とつづった。最後に「帰省していていつもと違う環境の中で被災してしまった方々も、とても不安ですよね」と述べ「考えると胸が痛みます」と心境をコメント。「1日でも早く余震がおさまり、日常が戻ってくることを願いつつ、今回の震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します」と追悼し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「心配していました」「無事で本当によかったです」「安心しました」などのコメントが寄せられている。
2024年01月03日「『沸騰ワード10』(日本テレビ系)への出演で人気を集めるタサン志麻さんに、いくつかの芸能事務所が『うちに所属しませんか?』とオファーを出したそうです」(芸能関係者)人気がありすぎて予約が取れないことから、“伝説の家政婦”と呼ばれるようになった志麻さん。フランス料理店やビストロで料理人として経験を積んだのち、家政婦の仕事を始めた。「3時間で1週間分の作り置きを完成させ、片付けまで済ませるという手際のよさが話題になり、’17年2月に初めて『沸騰ワード10』に出演。手軽に作れる志麻さんのレシピは主婦層から大好評で、“料理は頑張らなくていい”という考え方も共感を呼んでいます。人気のあまり新規の家政婦の仕事は受付けを停止しているほど。彼女の魅力を見込み、ゆくゆくは林修先生のようなタレントにしたいと考える芸能事務所の関係者もいるようです」(前出・芸能関係者)しかし、志麻さんは芸能事務所からの所属オファーをすべて断っているという。「林先生のように事務所に所属すれば仕事の幅が広がり、収入は数倍にもなると思いますが……」(前出・芸能関係者)しかし、志麻さんにはその必要はない。というのも、すでに十分すぎるほどの稼ぎがあるのだ。「『沸騰ワード10』の出演料は、当初は1回5万円ほどだったかと思いますが、今では10万円以上。また、志麻さんは家事の工夫をテーマにした講演会に呼ばれることも多いのです。謝礼の相場は一般的に50万円からだといいます」(前出・芸能関係者)彼女のいちばんの収入源となっているのは著書の印税だ。「著書は30冊ほどで、累計250万部ともいわれています。たとえば、‘18年に発売された定価1千430円のレシピ本の売り上げは30万3千部を超えています。印税が10%とすると、この本だけでも4千万円超の収入となります。こうした収入を含めると、現在の年収は1億円ほどになるでしょう」(前出・芸能関係者)彼女がタレント転身を固辞するのには、家政婦としての美学も関係しているようだ。「テレビを通してフランス料理の魅力を伝えることにはやりがいを感じているそうですが、あくまでも自分は“いち家政婦”という思いが強いそうです。“タレントにはならない”と周囲にも話しており、現在でも家政婦の協会を窓口にしています。フランス人の夫との間に生まれた3人の子どもも幼く、家庭を大切にしたいという気持ちもあるのでしょう」(前出・芸能関係者)「ESSEonline」のインタビューでもその思いを明かしている。《私の原点は、フランス料理の持つ温かさ、食事が持つ豊かな時間をリアルに伝えていける家政婦。だから肩書もこのままで、とお願いしています》(2月3日配信)彼女が伝説たるゆえんは、家政婦としての矜持にあった――。
2023年04月20日流通業界の変遷を描くビジネス大河小説株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、金融エンタメや企業再生ドラマの名手である江上剛氏の新刊『スーパーの神様――二人のカリスマ(上)』(税込1,012円)と『コンビニの神様――二人のカリスマ(下)』(税込1,056円)を、2023年2月10日に発売しました。この2作は、イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊氏と、セブン-イレブンを立ち上げた鈴木敏文氏がモデルとなっている、ビジネス大河小説『二人のカリスマ』上下巻(日経BP刊)を文庫化したものです。『スーパーの神様』表紙『コンビニの神様』表紙生き残る経営者、生き残る経営とは何かを問う作品江上剛氏は元メガバンク勤務で、支店長時代にデビューした異色の作家です。流通業界は、デパートからスーパーマーケット、コンビニエンスストアへと、戦後80年あまりで目まぐるしく新規業態が台頭してきました。そのうねりが日本の変化を象徴していると感じた江上氏は、コンビニエンスストア事業にいち早く参入したセブン&アイ・ホールディングスに着目します。同グループの経営を牽引してきた伊藤雅俊氏と鈴木敏文氏をモデルにして、生き残る経営者、生き残る経営とは何かを描こうと考えたのです。この2人にはあって、会社を破綻させるなど、失敗した経営者には無いものについて、江上氏は「人々の変化に柔軟に、冒険的に対応する勇気ではないだろうか」と、あとがきで述べています。セブン-イレブンは創業50周年新型コロナウイルス感染拡大で、ネット通販やデリバリーサービスなど新たなビジネスモデルが既存業態の脅威となり、長引くインフレや値上げラッシュのなか100円ショップが急成長するなど、流通業界の変化が続く2023年、セブン-イレブンは創業50周年を迎えます。そんな今だからこそ、時代や常識を変えて流通の頂点に立った男たちの物語を、文庫版に新装しました。『スーパーの神様』『コンビニの神様』は、お客様を第一に考え、新しい価値を追求しながら働いているすべての人に届けたい作品です。『スーパーの神様』『コンビニの神様』について【あらすじ】『スーパーの神様』戦後の日本を「一商人」として生き抜いた男、藤田俊雄(伊藤雅俊氏がモデル)。商人でもあった母の教えを胸に、復員後、東京・北千住で義兄とともに洋品店を営むことに。儲けを最低限に抑え、客を第一に考えたその店は、食料品等も扱うなど業容を広げ、「スーパーマーケット」という新たな形態へと変貌を遂げていく。『コンビニの神様』スーパーマーケット事業を展開するフジタヨーシュウ堂に入社した大木将史(鈴木敏文氏がモデル)は、視察先のアメリカで、「コンビニエンスストア」との衝撃的な出会いを果たす。誰もがコンビニ事業への参入を反対するなか、将史は社長の藤田を説得しようとするが――。【著者】江上剛(えがみごう)1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。03年に同行を退職し、執筆生活に入る。主な著書に、『野心と軽蔑』『我、弁明せず』『成り上がり』『怪物商人』『翼、ふたたび』『百年先が見えた男』『奇跡の改革』『クロカネの道をゆく』『再建の神様』『住友を破壊した男』『50代の壁』、「庶務行員 多加賀主水」「特命金融捜査官」シリーズなどがある。【書誌情報】タイトル:スーパーの神様サブタイトル:二人のカリスマ(上)著者:江上剛価格:1,012円(10%税込)判型製本:文庫判並製レーベル:PHP文芸文庫発行:PHP研究所ISBN978-4-569-90270-8タイトル:コンビニの神様サブタイトル:二人のカリスマ(下)著者:江上剛価格:1,056円(10%税込)判型製本:文庫判並製レーベル:PHP文芸文庫発行:PHP研究所ISBN978-4-569-90285-2スーパーの神様 | 江上 剛著 | 書籍 | PHP研究所 : コンビニの神様 | 江上 剛著 | 書籍 | PHP研究所 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月10日2022年10月28日、お笑いコンビ『ニッチェ』の江上敬子さんが、第2子を出産したことを明かしました。2022年に第1子である通称『とっちゃん』を出産し、2022年7月には妊娠6か月であることを報告していた、江上さん。ブログによると、第2子となる女児は同年10月27日に誕生したといいます。第2子は、出産直前までお腹の中で暴れていたそうで、医師たちを驚かせたほどの『アグレッシブ女子』だったのだとか。出産を無事に終えた江上さんは、このように想いを明かしています。これからは4人家族となりますが、『よく食べよく寝てよく食べる』をモットーに、毎日楽しく暮らしたいです!しかし、息子も娘も信じられないくらい夫に瓜二つで、夫の遺伝子の強さに驚愕しております。。私の遺伝子どこいった?これからも、こんな我々家族をブログを通して見守っていただければ幸いです!よろしくお願い致します!ニッチェ 江上敬子オフィシャルブログーより引用我が子の小さな足に触れる江上さんの写真からは、表情が写っていなくてもあふれんばかりの愛が伝わってきます。医療が発達した現代でも、出産は母親にとって命がけ。無事に出産を終えて、江上さんや家族は胸をなでおろしたことでしょう。江上さんが無事に出産を終えたことを受け、ネットではファンから「本当におめでとうございます!」という祝福する声が相次ぎました。『ニッチェ』のボケ役として。そして2児の母親としても、江上さんはたくさんの人に笑顔を届けてくれるはずです![文・構成/grape編集部]
2022年10月28日女優の吉高由里子、お笑いコンビ・ニッチェの江上敬子と近藤くみこが出演する、J:COMの新CM「お泊り」編が、16日より放送される。新CMは、ニッチェの2人が吉高の家に遊びに行き、3人でディズニープラスの作品を鑑賞するストーリー。ニッチェの2人が感情を爆発させる様子に、吉高は困惑した表情を浮かべる。最後にはテレビから離れられない江上と近藤が「今日泊ってもいい?」「お願い!」と懇願するも、吉高は「もう7泊目だよ!」とツッコミを入れる。今回のCMが初共演となるニッチェと吉高だったが、撮影が進むとすぐに打ち解けた様子。合間には3人で身を寄せ合いながら、スタッフと雑談する場面も見られた。■吉高由里子・ニッチェ インタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。吉高:(ニッチェさんとは)初対面なんです。(共演が)今までかすりもしなくて、本当に初めましてになるんですけど、すごく楽しい時間を過ごさせてもらいました。江上:そんなに初共演を強調しないでいいですよ(笑)。――お互いの印象はどうでしたか?江上:(吉高さんは)もう大女優ですよ。いつもドラマで拝見しています。最初ドキドキしたんですけど、撮影前に廊下でお会いしたときに、吉高さんが「いつも見てます」って言ってくれたんです。我々みたいなものに。近藤:事務所の動画で吉高さんのインタビューをたまたま見て、むちゃくちゃ面白い人だと思っていたので、会うのをとても楽しみにしていました。そしたらやはり変な人でしたね(笑)。吉高:ニッチェの2人はバラエティーとかで見ていると本当に仲が良いですね。現場でもお互いを励まし合ったり、アドバイスし合ったりしているのを間近で見て、本当に仲が良いと思いました。――お泊り会でのトークテーマは?吉高:最近本当につらかった仕事の話とかしますね。春菜(ハリセンボン)とかと何が今までつらかったか? などを話します。あと、ロケ弁は何が好きかとか。――最近ハラハラドキドキしたことは?江上:息子がイヤイヤ期で。保育園から家に帰りたくないみたいで。お迎えに行くと、保育園のマンションの入り口で、「お願いだから、頼む!」って子どもを引きずり出しているんですよ。帰るのが嫌みたいで。あまり引きずると泣いてしまい、私がひどい親に見えてしまうので「違いますよー」って顔もしなきゃいけないですね。――最近大号泣したことは?近藤:最近は動画を見て泣くことが多いですね。オーディション番組を見て「よかったねー」って泣いちゃう。江上:育てたりするのが好きなんじゃない? オーディションで人が育っていく感じが。近藤:ちょっとドキュメンタリーチックなのが好きだから、もうそれだけで泣いちゃう。――J:COMならテレビでディズニープラスが楽しめますが、いかがでしたか?吉高:楽しみが増えるというか、リビングで始まるイベントが増えますね。近藤:みんなで大きい画面で見られるのがいいですよね。家族と共有できるのがうれしいです。――お好きなディズニープラスの作品は?江上:私は『モアナと伝説の海』が好きなんです。7回くらい見ましたね。近藤さんが遊びに来てくれたときに、たまたま DVD 借りてて「これすごい良いから見よ」って一緒に見ました。近藤:だって(江上さん)出てたもん。江上:出てないよ。似てる髪質と体形のキャラクターがいるけど。映像美がすごいから大きい画面で見てほしいですね。吉高:歌とかもすごい良いですよね。近藤:私はマーベル作品が大好きです。特にディズニープラス限定のものですね。例えば『ロキ』とか『ホークアイ』とか。入会しなきゃ見られない、映画館じゃ見られないのでお薦めです。吉高:私はPIXARの作品が好きで、『トイ・ストーリー』が好きです。おもちゃの世界に心があると思うと不気味に感じて、「怖い」とか思っていた時期もあったんですけど。この作品を見てから「本当は会話しているのかもしれない」と思うようになってから、おもちゃが怖くなくなりましたね。――CMの見どころを教えてください。近藤:まさか初対面と思えないくらい、楽しい雰囲気の映像になっています。江上:まさか初対面と思えないくらい、体を密着させ、その状態で何テイクも撮ったという。それがあってより仲良くなった感じはありますね。その3人の密着感、仲良し感をぜひ見ていただきたいですね。吉高:初めてマイホームに呼んだお客さんです。ワイワイとやって。江上さんは人の家にあがるということで、足の裏の角質ケアまでしてくれて。江上:(足の裏を見せながら)きれいにしてきました。人の家にあがるということで。吉高:すごいですよ。このやる気。3人で楽しく過ごしている8日間という設定です。皆さまも作品に浸っていただけるような、夏になればと思います。夏休みを満喫してください。ありがとうございました。
2022年07月13日2022年7月5日、お笑いコンビ『ニッチェ』の江上敬子さんが第2子の妊娠を自身のブログで明かしました。投稿によると、江上さんは妊娠6か月とのこと。出産予定日は秋ですが、お腹の中から何度も蹴ってくるほど、子供は元気いっぱいなのだそうです。2年ぶりの出産を前に、江上さんはこのように思いをつづっています。今回の妊娠に関しても、お仕事関係の皆様、事務所の方々、友達、家族、相方、沢山の方々に協力をしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます!家族4人になっても、みんなで協力し合って、今までと変わらず朗らかな家庭を目指したいと思っています。ニッチェ 江上敬子オフィシャルブログーより引用投稿された家族写真に写っているのは、江上さんと、その夫と、第1子である通称『とっちゃん』。元気いっぱいな3人の姿からは、家族が増えることへの喜びであふれているように感じますね。いつも明るく、朗らかな性格が伝わってくる江上さんのブログは、多くの人から人気を博しています。今回の発表に対しても、「本当におめでとうございます!」「江上さん一家が理想の家族像です!」といった声が続々と寄せられました。きっとお腹の中にいる江上さんの子供も、賑やかな家族と対面するのを楽しみにしていることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年07月05日江上敬子さんは、「ニッチェ」というコンビを結成しているお笑い芸人です。現在はバラエティー番組にレギュラー出演するほか、「ニッチェ江上敬子のダンナやせごはん~胃ぶくろをつかむ、嫁ラクレシピ!」「ニッチェ江上敬子ダンナやせごはん~かさ増し!レンチン!缶タン!編」など、料理本の出版もおこなっています。また、2015年9月には一般男性と結婚し、2020年9月5日に第一子を出産しました。今回はコロナ禍の妊娠・出産についてや、出産を乗り越えて変化していった夫婦の関係性について、いろいろとお話を伺ってみました! 立ち会い出産を考えていたものの、コロナ禍で断念… 画像出典:江上敬子さんのオフィシャルブログより ー昨年9月にお子さんを出産されましたが、コロナ禍での妊娠・出産は不安でいっぱいだったのではないでしょうか? 江上さん:そうですね。最初に想像していた出産とはかけ離れたものでした。本当は立ち会い出産も考えていましたし、出産してすぐに私の両親に抱っこしてもらおうと思っていたんです。でも、コロナ禍ということもあり、立ち会い出産はできませんでした。また、妊娠中の健診も1人で行かなくてはならなかったので、赤ちゃんの心音も旦那に聴いてもらうことができず、本当に1人で頑張らなくてはいけないという寂しさもあったんです。でも、まわりの妊婦さんもみんながそうだと思って、なんとか乗り切りました。 ーいろいろとバースプランを考えていたのですね。 江上さん:はい。とはいえ、ふわっとですけどね。何よりも、これから2人で育児をしていくにあたって、嫁がどれくらい苦しんで出産をするのかを絶対に旦那に見せなくちゃいけないって思っていたんですよ(笑)。 ー女性は命がけで出産をおこなうので、ちゃんと最後まで見守って欲しいですよね。 江上さん:私の中では、立ち会い出産は外せないなと思っていたので残念でしたね。でも、私が出産した病院は、終始テレビ電話をしながら出産ができたので、そこは親切だなと思いました。結局、帝王切開になってしまったので、途中で切ってしまったんですけど。 ー出産したときのパパの反応はいかがでしたか? 江上さん:実は、陣痛がきたときはいつもより大げさに苦しんだんですよ。この痛みを伝えなくちゃいけないと言う使命感があって(笑)。それを見た旦那は、あたふたしはじめて「俺はどうすることもできない」「頑張れ!」と焦っていました(笑)。でも、ちゃんと寄り添ってくれたのがわかって、うれしくなりましたね。結局、子どもがまったく降りてこなくて、最終的に帝王切開になったので、あまり臨場感は伝えることができなかったんですが、産後、15分だけ赤ちゃんと旦那の面会が許されたんです。そのときの旦那の手が、緊張でめちゃくちゃ震えていたのですが、それを見た瞬間、“これはこれから一緒に育児をしていくんだから、しっかりさせなくちゃいけない”と思いまして。私が退院するときに旦那が迎えに来てくれたんですけど、そのときにはすでにおむつ替えとミルクをあげるのを実践してもらっていました。 子どもに触れるうちに着実に芽生えていったわが子への愛情画像出典:江上敬子さんのオフィシャルブログより ー「一緒に育児をする」ということを、第一に優先していたのでしょうか? 江上さん:はい。女性はおなかの中に子どもが10カ月間もいるので、自然と母親になれると思うのですが、男性はやっぱりピンと来ない人が多いみたいで。なので、ちゃんと子どもに触れさせることで、「一緒に育てていく」という想いを強く芽生えさせなくちゃいけないのではないかと思いました。 ー 実際にその効果はありましたか? 江上さん:すごくありました。最初からミルクもおむつ替えもやってもらっていくうちに、父性というか母性が芽生えてきたようで(笑)。結果的に旦那のほうが神経質になってしまったくらいで……(笑)。今では「息子のためにはこうしたほうが良いんじゃない?」と言ってくれるようになりました。 ー出産を経験して、どんなことを想いましたか? 江上さん:出産って、やはり命懸けの行為だと感じました。産後は母体がすぐに回復するわけではないので、旦那の協力が大切になります。やっぱり育児は2人でやっていくものなんだなぁと改めて思いました。ありがたいことに、うちの旦那は育児に精を出してくれたので本当に助かりましたね。 育児が始まると夫婦の関係が「戦友」へと変化ー子どもが生まれてから、パパはどのように変化しましたか? 江上さん:子ども第一になりました。それに、もともとは家事をそんなにやらない人だったんですが、進んで家事をやってくるようになったんです。子どもが生まれると、家事がどうしても増えるんですよ。でも、ちゃんとしたルーティーンができたので、以前よりも家事に対するストレスが減った気がします。 ー「ちゃんとしたルーティーン」とは、具体的にどのようなものですか? 江上さん:例えば、子どもをお風呂に入れる係と、子どもを受け取ってお肌のケアをして、寝かしつける係を交互に担当しているんです。お風呂に入れていない係は、洗濯担当として子どもの服を子ども用洗剤で洗って干し、大人用を乾燥機にかけて寝るというサイクルを作ったんです。それからはすごくラクになりましたね。そうして1日1日育児をしていくうちに、旦那は戦友のようになっていきました。 ー大きな変化があったんですね。江上さんにはどんな変化がありましたか? 江上さん:旦那に対して、まったく謝ることができなかった私が、すぐに謝れるようになりました! 以前は喧嘩をしたら絶対折れなかったんですが(笑)、今は子どもが優先だからこそ、意地の張り合いがなくなり、いい関係になった気がします。これから先が長いので、このまま戦友として仲良くしていきたいと思っています。 コロナ禍だからこそ、より不安な気持ちになったり、思い描いていた出産ができないなど、いろいろと大変な部分があったと思いますが、夫婦2人で手を取り合って協力しながら育児をおこなっているというお話を聞いて、とても素敵だなぁと思いました。一つひとつの質問に対しても、真摯に向き合って話してくれた江上さん。これからもパパと二人三脚でかわいい息子さんの育児を頑張ってくださいね! PROFILE:江上敬子さん島根県出身の1984年9月17日生まれ。マセキ芸能社に所属しており、女性お笑いコンビ「ニッチェ」ではボケを担当している。著者:ライター 吉田可奈
2021年04月11日江上敬子さんは、「ニッチェ」というコンビを結成しているお笑い芸人です。現在はバラエティー番組にレギュラー出演するほか、「ニッチェ江上敬子のダンナやせごはん~胃ぶくろをつかむ、嫁ラクレシピ!」「ニッチェ江上敬子ダンナやせごはん~かさ増し!レンチン!缶タン!編」など、料理本の出版もおこなっています。また、2015年9月には一般男性と結婚し、2020年9月5日に第一子を出産しました。今回は「コロナ禍の妊娠・出産」を経験して1番つらかったことを始め、その中でも新しく発見したことや学んだことについて、お話を伺いました! 感情の起伏が激しくなるのは、「ホルモン様」のせい!ー妊娠前は特に情緒が不安定になると思います。特にコロナ禍だとなかなか普通の思考回路にはなれなかったのではないでしょうか? 江上さん:ビックリしました! 実は、自分は絶対に大丈夫だと思っていたんですよ。基本的に明るいですし、友達もいるから、メンタルでグラッとなることはないと思っていたんです。でも、妊娠中は自分ではない自分になってしまって……。ものすごくマイナス思考になったり、私は母親失格だと思ってしまったり……。今考えたら“なんでそんなことで!? ”と思うんですが、当時はくだらないことで情緒が不安定になり、よく泣いたりしていました。 ーそれはどのように乗り越えていましたか? 江上さん:とにかく「なんでそうなるのか」という原因を調べていましたね。原因が分かれば解決方法を導き出せるじゃないですか。知ることで安心するというか。なので、どうして妊娠中にメンタルが落ち込むのか、ということをとにかく調べました。また、ブログのコメントでも「私も同じように悩まされました」といった声をたくさんいただのもあり、結局「これはホルモンのせいだ」というゴールにたどり着いたんです。ただ、旦那に突っかかってしまったときも、素直に謝るのが嫌で「これはホルモンのせいだから、ごめんね! 」って言ったりしていましたね(笑)。 ー ホルモンのせいで、メンタルが揺れるのは女性特有かもしれないですね。 江上さん:そうなんですよ。産後に生理が来るようになると、またホルモン様が騒ぎ出してしまって大変なこともあるんです。でも、“生理前のイライラもホルモン様が通り過ぎるまで待とう”と思えるようになったんです。それからはだいぶラクになりました。 簡単にできないけど、「人に頼ること」ってすごく大切ーコロナ禍での妊娠、出産で不安になる人も多いと思うのですが、経験者である江上さんがアドバイスをするなら、どんなことをしたほうが良いと思いますか? 江上さん:もし不安なのであれば、コミュニティを最初に作っておくと、安心だと思います。私が1番大変だったのは、遠方に住んでいる両親が手伝いに来られないということ。病院から家に帰って来てから、経験者がいないまま旦那と2人での育児がスタートしたので、困ったときはインターネットで調べることが多かったんです。それでも限界があるときは、周りにいる先輩ママや友達と連絡を取って、どうしても手を貸してほしいというときに手伝いに来てもらったりして、なんとか乗り越えることができたんです。今思い返すとその人たちがいなければ、かなりしんどかったなって思います。 ーなかなか人に頼るって勇気がいりますよね。 江上さん:そうですね。最初は「こんなこと、頼んでいいのかな」と思うようなこともありました。だって、私が勝手に出産して、それは友達には関係のないことじゃないですか。でも、友達は「頼ってくれたことがうれしかった」と言ってくれたり、「自分の番になったらお願いするね」という言葉をかけてくれたので、すごく私も救われました。 ーただ甘えるというのではなく、「自分も何かあったら助けるからね」というのがポイントでしょうか。 江上さん:そうなんです。相手に甘えて当然というのでは決してなくて。「何かあったとき、今度は自分が手伝うけれども今は頼らせてほしい」という感じで、持ちつ持たれつな関係性が大切だなぁと思いました。 ーきっと、実生活でそれが難しくても、SNSだけでも心は救われますよね。 江上さん:本当にそう思います。私はブログを書いていたんですが、そのコメント欄にすごく救われたんです。「同じ時期に出産予定の妊婦です」とか、先輩ママが書き込んでくれると本当の友達のように感じることもあり、勇気づけられたりしましたね。 コロナ禍での出産は大変だったけど、大切なことに気付けたーこれまでお友達や先輩ママにかけてもらった言葉で、背中を押されたのはどんな言葉でしたか? 江上さん:これはよく言われている言葉なんですが、「“育児”は、育てるに児童の児と書くけど、“育自”、育てるに自分の自という意味もあるんだよ」というコメントを頂いたんです。それを見たときに、自分も育てなくちゃいけないんだなってハッとしたんです。私もまだ未熟ですし、子どもがいる生活にすぐに慣れるわけでもないし、すぐに親になれるワケでもないんですよね。そういうことを気付かせてくれた言葉で、胸に刻んでいます。 ーすごく素敵な言葉ですね。今回は初めての出産というところに、コロナ禍という状況が重なりましたが、振り返ってみるといかがでしたか? 江上さん:今回の妊娠・出産を経て、自分が大人になれたり、人の痛みに気付けるようになったりとか……。困っている人に対しても、今度は自分が手を差し伸べられるんじゃないだろうかとか、そういう風に考えることができるようになりました。また、“何かをしてもらいたい”という気持ちは特にないんですが、自分が何かを人に対してできる人間であれば、常に返ってくるんだなということを実感しましたね。 ー今回の妊娠・出産を通して、気付いたことや学んだことがあれば教えてください。 江上さん:コロナ禍の妊娠・出産ということで、妊娠中や出産後は友達にたくさん支えてもらったなと思っていて、すごく感謝しています。例えば、相談にのってくれたり、私の体を少しでも休ませるために、わざわざ家に遊びに来て息子の面倒を見てくれるなど、身の回りのことを本当にいろいろと手伝ってくれて。最初は人に頼るってどうなんだろうとか、そんなに簡単に甘えていいのかなとか不安だったのですが、自分が意識していなかっただけで、私は友達とそういう関係性を築けていたんだなぁ……ということに気付かされました。今度は私が同じようなことで困っている人に対して、手を差し伸べていきたいなと思っています。 「たくさんの人たちに支えられたおかげで、つらい時期を乗り越えることができた」と話していた江上さん。インタビュー中はことあるごとに、感謝の言葉を口にしていたのが印象的でした。さて、次回はつらい時期を乗り越え、変化していった夫婦の関係性についてお話を伺っています。不妊治療やコロナ禍の妊娠・出産など、つらいことも苦しいこともすべて共有してきた夫婦が、「育児」という次なるステップへと進んだとき、関係性がどのように変わっていったのでしょうか。最後のインタビューもぜひチェックしてみてくださいね! PROFILE:江上敬子さん島根県出身の1984年9月17日生まれ。マセキ芸能社に所属しており、女性お笑いコンビ「ニッチェ」ではボケを担当している。著者:ライター 吉田可奈
2021年04月10日江上敬子さんは、「ニッチェ」というコンビを結成しているお笑い芸人です。現在はバラエティー番組にレギュラー出演するほか、「ニッチェ江上敬子のダンナやせごはん~胃ぶくろをつかむ、嫁ラクレシピ!」「ニッチェ江上敬子ダンナやせごはん~かさ増し!レンチン!缶タン!編」など、料理本の出版もおこなっています。また、2015年9月には一般男性と結婚し、2020年9月5日に第一子を出産しました。 今回は不妊治療のお話を中心に、治療中につらかったことや、つらい時期の乗り越え方などを取材させていただきました! 不妊治療中の夫婦関係は真っ黒!? 溝はどんどん深まっていき…ー江上さんは不妊治療の上、出産されていますが、どのくらい治療を続けていたのでしょうか? 江上さん:トータルの期間は2年間くらいでしたね。結婚して、子どもが欲しいなと思ったときに、自分の体がどういう状態なのか知らなくてはいけないなと思い、検査を受けることにしました。 ーそこでの結果はどんなものだったのでしょうか? 江上さん:検査は旦那と2人で行き、旦那には何も問題がなかったんですが、私は卵子が育ちづらい体質なだけでなく、子宮内膜症が見つかり、妊娠しづらいことがわかったんです。まずはそこを改善するために、1年くらいの時間を費やしました。 ー実際不妊治療をおこなっているときに、「一番つらかった」と思うことはどんなことでしたか? 江上さん:夫婦間の認識の差ですね。あとは、比重です。子どもは2人で作るものなのに、どうしても女性の負担が大きくなってしまうなぁと。女性しか子どもを産むことができないからこそ、仕方のないことなのかもしれないですが、2週間に1度、遠い病院へ早朝に通い、仕事に行き、同じ時間に薬を飲み、おなかに注射をしていると、本当につらくて「なんで私だけ」と思ってしまうこともありました。さらに、BMIが高めだと妊娠しづらいということで、体重も8キロほど減らしました。その間、旦那は普通に生活をしているからこそ、どうしてもイライラしちゃうんですよね……。本当なら、そのすべての苦労を話して理解してもらえばよかったんですが、当時は自分から話す気力もなかったんです。男性にしてみれば、「言われないからわかんないよ! 」という感じだと思うのですが、心のどこかで「言わなくてもわかってよ! 」という気持ちがありましたね……。「2人で治療しているんだから、もう少し気を遣ってよ! 」みたいな感覚の差もあったりして……。なので、そういったお互いの認識の違いから、どんどん溝が深まっていって、そのころの夫婦の仲は最悪でした。 ーそのような夫婦間の溝は、どのように解消していったのでしょうか? 江上さん:話し合いもしたんですが、当事者同士はうまくいかず……。わが家では、お互い仲がいい友達に間に入ってもらい、話を聞いてもらうことにしたんです。旦那も私も、直接言えないようなことをその友達には言えますし、第三者がいるということで、ちゃんと冷静に言葉を咀嚼して考えることもできたんです。それからは少し落ち着きましたね。今思うと、そこが不妊治療最大の山場だった気がしますし、今思えば「言わずともわかってくれよ」と思わずに、もっと自分の気持ちを素直に言っていればよかったなと思いますね。 ーそういった治療に対する夫婦間の温度に悩む方は多いと思います。男性に不妊治療について理解をしてもらうのは、なかなか現実では難しいようですね。 江上さん:そうなんですよね。でも、これから2人の子どもが欲しいと思っているのに仲が悪くなったら意味がないと思います。私も夫婦関係の暗黒時代を切り抜けるために、意識的に実践していたことがあるんです。それはとにかくポジティブな将来のことを話すということでした。「子どもができたら、どんな漢字の名前にしようか」とか、「何を習わそうか」とか、そういった妄想を楽しむようにしていました。それだけで和むんですよ。自分たちの気持ちも前向きになりましたね。 「どこまでチャレンジするのか」を2人で決めることがすごく大切ー今は不妊治療に対しての保険適用化のお話もありますが、どう考えますか? 江上さん:すごく素晴らしいことだと思います。そこで諦めてしまう人もいると思いますし、実際に私のまわりにも、そういった夫婦が何組もいるんです。なので、なるべく早く実現化してほしいですね。私の希望としては、「今子どもが欲しい! 」と思っている人たち全員に、適応されるといいなと思っています。なので、1日でも早く可決してもらいたいですね。 ー 金銭的な問題で諦めるのは悲しいですよね。 江上さん:そう思います。また、不妊治療をおこなう際に絶対に大切なのは、「どこまでやるのか」を決めることだと思うんですよ。自分たちの中で期限というか、「ここまで挑戦しよう」という線引きをちゃんと決めるというか。それに、できることをやるだけやって無理だったら、諦めもつきやすくなると思うんですよね。 ー 不妊治療を受けるときに、事前に何か2人で決めていたことはあるんですか? 江上さん:金銭面や年齢などに制限があったので、私たちの場合は最初から“何回まで”と回数を決めていましたね。「この回数で挑戦してみて無理だったら、金銭的にも続けられないし、諦めましょう」という感じできちんと2人で話してから、治療を始めました。 ー 最初に不妊治療について、どういう方向性でおこなうのかを確かめておくということは大切なことですよね。ほかにも、治療でつらいときなどは「察して欲しい」と相手に求めるのではなく、今の状況や自分の思っていることを伝えることが大切だとおっしゃっていましたが、それもすごく大事なことだと思います。 江上さん:「察してほしい」という気持ちはわかるのですが、女性も男性も自分の言葉で説明するのが面倒なんでしょうね。でも何でかそう思っちゃうんですよね。ただ、その状態だといつかケンカになってしまうと思うので、ケンカになったときに「自分たちには何が足りなかったのか」ということを見直すことが大切だと思います。男性は男性なりに絶対悩むし、しんどいだろうし、どうしていいかわからないと思うんですよね。なので、女性も「自分ばっかり」って思わないようにするのは大事なんだなって、それは自分の経験を通してそう思いましたね。 ーそれでは、不妊治療を頑張っている人たちにメッセージをお願いします。 江上さん:まず、“1人じゃないよ”ということを伝えたいですね。今はSNSを駆使すると、同じ体験をしている人や、同じことで苦しんでいる人、喜んでいる人などがいっぱい見つかるんです。なので、そういう人たちとたくさん繋がって、一緒に頑張っていることを実感してほしいですね。手を出せば、絶対に握ってくれる人はいます。決して1人で抱え込まないでほしいですね。 今回は不妊治療に特化した内容を取材させていただきましたが、いかがでしたか? 不妊治療中の夫婦関係など、一歩踏み込んだ内容についても、江上さんはときに明るく、ときに真剣に話してくださいました。さて、次回はコロナ禍の妊娠・出産についてお話を伺っています。次回の配信もぜひ楽しみにしていてくださいね! PROFILE:江上敬子さん島根県出身の1984年9月17日生まれ。マセキ芸能社に所属しており、女性お笑いコンビ「ニッチェ」ではボケを担当している。著者:ライター 吉田可奈
2021年04月09日2020年11月2日、お笑いコンビ『ニッチェ』の近藤くみこさんが結婚を発表。お相手は以前から交際していた一般人の男性で、同月1日に入籍したとのことです。『ニッチェ』近藤くみこが結婚を発表!結婚相手との『ツーショット写真』がこちらニッチェ近藤の結婚を相方・江上敬子が祝福同日、相方である江上敬子さんはブログを更新。「家族が増えました」というタイトルで、近藤さんの結婚を祝福しました。私の友人であり、姉であり、妹であり、元バイトの同僚であり、ライバルであり、オナラひとつでめちゃくちゃ喧嘩した相手であり、恋愛の先生であり、私のことで泣いてくれる人であり、同じ専門学校の卒業生であり、酒飲み仲間であり、カラオケで一緒に『ふしぎの海のナディア』の主題歌を歌って爆烈に盛り上がる同士であり、深夜の渋谷から下北沢まで未来の話をしながら歩いて帰った仲であり、家族であり、相方の、近藤さんが!!結婚しました!!!おめでとう!!!ニッチェ 江上敬子オフィシャルブログーより引用江上さんは近藤さんとの今までを振り返り、「おめでとう」とシンプルな言葉を贈っています。互いを支え合い喜怒哀楽をともにしてきた仲だからこそ、そのひと言にたくさんの想いが込められているのでしょう。「オナラ1つでめちゃくちゃケンカした相手」「カラオケで一緒にアニメ映画の主題歌を歌って盛り上がる同士」などクスッとさせる文章を交えつつも、近藤さんの結婚を心から喜んでいるようでした。江上さんのブログを見た人々からは、さまざまなコメントが寄せられています。・江上さんの言葉に感動!こちらまで幸せな気分になりました!・幸せの連鎖。本当におめでとうございます。・『ニッチェ家族』がにぎやかになりそうですね!「これからも我々『ニッチェ家族』をよろしくお願いいたします」と、ブログを締めくくった江上さん。今後はともに幸せな家庭を築きつつ、お笑いやバラエティ番組などで人々を笑顔にさせてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年11月03日今年、映画デビュー60周年を迎えた女優の岩下志麻さん(79)。くしくも、その作品『乾いた湖』を監督し、やがて夫となるのが、篠田正浩さん(89)だ。お2人は結婚以来、自立した夫婦の先駆けとして、互いを「戦友」と「同志」と呼び合いながら第一線で活動してきた。120本以上もの映画に出演し、その大半で主役を演じた岩下さんだが、最も多いのが篠田監督とのコンビ。そして、夫婦の間には一人娘がいる。岩下さんが32歳のときに産まれた、待望の長女だ。「30歳を超えたころから、すごい子供が欲しくなったのね。年齢も考えて、そろそろ産みたいと思っていたら、運よく授かりました。母親になっても仕事は続けるつもりでしたから、妊娠した時点で、知り合いのベテラン看護師さんにお世話をお願いしました。出産直後に娘を抱いたときは、これ以上の幸せがあるかしら、と思いましたね。ところが、娘が生後3カ月のとき、篠田の新作『卑弥呼』の台本が届いて、手にした瞬間に母乳が止まってしまったんです。人間の生理って不思議ですね。仕事にバーッと神経がいったと思ったら、もう二度と母乳が出なくなって。以降、娘は人工ミルクで育てました。この映画では、卑弥呼のメークで眉毛をそったので、帰宅すると、異様な私の顔を見た娘が激しく泣きだすんです。だから、抱っこもできない。すごく切なかったですね」「『お嬢さんがかわいそうだから、仕事をやめてください』。あるとき、娘のお世話をお願いしていた方から言われて、私も本当に涙が出ました。女優をこのまま続けていいのかと罪の意識にさいなまれ、鬱っぽくなりました。また、うちの娘は“後追い”しなかったんです。もう、この人は仕事に行くものと、あの幼さで気持ちを抑えている。それが余計にいじらしくてね。しかし、そんなとき、篠田は言いました。『おまえさんから女優を取ったら、何もないよ。やめちゃいけない。女優をしているときが、いちばん輝いているんだら』」励まし続けてくれた篠田監督との77年の『はなれ瞽女おりん』で、第1回日本アカデミー賞主演女優賞を受賞。岩下さんは「これで吹っ切れました」と話す。一方、実生活では娘さんが小学校入学という時期を迎えると、運動会や入学式などの学校行事にはすべて出席。撮影現場から家庭に戻ると、「愛してる、愛してる」とわが子を抱きしめたという。「帰宅して娘にワーッと抱きつくと、すべての疲れが取れました。私は本気で『愛してる』だったんだけど、そのうち小学校の高学年になると、娘のほうが『気持ち悪いからやめて』で、いつの間にかやめましたが(笑)。私が甘い分、篠田は厳しかったですよ。ご挨拶からお箸の持ち方まで。そのおかげで、きちんと育ってくれたかなと思います」今年、突然襲ったコロナ禍は、そんな岩下さんと家族の日常にも大きな変化をもたらした。「このコロナのなか、私は外出を我慢する代わりに、オンラインで太極拳を続けています。先生の指導をパソコン画面で流しながら。おかげさまで、体重は20年間、変化なしです。先日もコロナが少し収まってきたときには、娘や孫たちと外食の話でチラッと盛り上がりましたが、結局やめました。旅行もあきらめましたし。男の子2人の孫たちは、もう中学生と高校生。ええ、いまも私は“志麻ちゃん”と呼ばれています(笑)」岩下さんの長女は、大学卒業後、「両親とは違う世界で生きたい」と一般企業に就職して早々に家を出た。結婚したのも、母親と同じ26歳だったという。「娘は幼いころから自立心旺盛でした。育ち盛りの孫たちの子育てでは、朝5時半起きのお弁当作りに始まり、ぜんぶ自分でやっています。わが子ながら偉いなぁと思うし、私が反面教師かも。彼女自身、やっぱり『岩下志麻と篠田監督の娘』として、イヤな思いもしたと思うんです。ですから、孫たちも『岩下志麻の孫』とは言われたくないと考えたのでしょう。残念ですが、孫の運動会には一度も誘われませんでした。でも、娘が子供のお誕生日をきちんとお祝いするところや母の日にカーネーションを贈ってくれるのは、私の習慣を受け継いでくれているのかな」「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月12日『心中天網島』など日本映画史に残る名作や、『極妻』など、近寄りがたい美貌で、ちょっと怖そうな印象を持つ人も多いはず。そんな岩下志麻さん(79)がコロナ禍で、自宅のリビングで大好きな阪神の試合に、大声を張り上げながら熱狂しているというからビックリだ!夫は、篠田正浩さん(89)。女優と監督としてコンビを組んできた夫婦の関係は半世紀にわたってお互いに自由で自立しているーー。「篠田との初デートは、彼が監督した『暗殺』の京都ロケで。先斗町のお料理屋さんで、2人で2升空けました(笑)。デートでは、いつも熱く映画のことを語っていましたね。でも、まだ恋愛感情はなくて、尊敬止まりでした。ところが撮影を終えて、赤坂のナイトクラブで篠田とマンボを踊っていたら、突然、この人と結婚するんだ、と直感したんです。それで、踊りながら言ってしまったんです。『どうも私、監督さんと結婚するような気がします』。彼はびっくりした顔で席に戻ってしまい、『ひどい清純派もいるもんだ。こうやって男を口説いているのか』と思ったみたい(笑)」当時、監督と女優の交際はタブーで、会社側は猛反対。岩下さん本人も、野村芳太郎監督の『五瓣の椿』でブルーリボン賞の主演女優賞に輝き、23歳にして「初めて女優としての自覚を持てた」ところだった。「ですから、すぐに結婚ではなく、まず同棲してみようとなったんです。田園調布の一軒家でしたが、SNSの盛んないまなら大変だったでしょうね。よく、見つかんなかったな、と(笑)。2年の同棲生活のあと、私が26歳のときに結婚したのですが、そのとき篠田が言いました。『結婚しても、女優はやめないでほしい。むしろ結婚生活を栄養分にして、女優としてもっと豊かになってほしいんだ。女優として家庭は休息の場にして、家事もいっさい放棄していいよ』私自身、役に入り込むタイプですから、この言葉はありがたかったです。ただ、世間的には、家事をしないと知られたことで、『主婦の風上にも置けない』と、かなり激しいバッシングを受けました。でも、これも篠田が全面的にバックアップしてくれました。なにより、その後、夫婦で独立プロを立ち上げたりして必死でしたから、そんな批判の声を気にするヒマもなかったんです」篠田さんは、新婚当初から妻となった岩下さんのことを「戦友」と呼んだ。早くも結婚から2カ月後には、二人三脚で映画の独立プロダクション「表現社」を立ち上げる。「ふだんはけっして弱い部分を見せない篠田が、松竹を辞めた日にウイスキーを1本空けて、へべれけになっている姿を目撃したんです。ああ、この人にとってはそれほどの決意なんだと改めて知り、なんとか力になりたいと思いました。69年に篠田と組んだ『心中天網島』では、初めてチケット売りも体験しました」この映画は興行的に大ヒットしたばかりでなく、『キネマ旬報』ベスト・テン1位や、岩下さんも数々の主演女優賞に輝くなど高い評価を得て、夫婦の代表作となった。その後の86年、『鑓の権三』を監督するにあたり、篠田さんは言った。「これで、僕が撮る岩下志麻は最後だよ」四半世紀にわたった監督と主演女優のコンビに終止符が打たれた。しかし、岩下さんの女優としてのチャレンジは続く。同年、前出の『極妻』シリーズへの出演で、さらに新境地を開いたのだった。そして72歳になった篠田監督は引退宣言をして、執筆活動に入った。当時のインタビューで、岩下さんは「これでやっと、女優としてではなく、妻として彼と向き合える時間が増えると思います」と語っていたが。 「ふふふ。そうは言いましたが、映画のお仕事も続きましたし、やっぱり私は女優でしたね。それから、つくづく思うんです。結婚にあたり、『家事はしないでいい』と言った彼ですが、まあ、新婚当初はそうでも、そのうち変わるかもと思っていたら、まったく変わりませんでした。いまだに部屋も別で、互いに自由にやりたいことをやってます。当時から、私が篠田の映画に出たらギャラをもらっていましたし、税金も別々に払ってきました。お財布も別々、相手の貯金額も知らないし、月々の家計が折半というのも変わりません。彼は引退しましたが、自由で自立した夫婦の関係は、半世紀以上たっても同じですね。もし、献身的な奥さんを求められていたら、私なんて、3日で追い出されたでしょう(笑)」「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月12日お笑いコンビ・ニッチェの江上敬子(35)が29日、自身のブログを更新し、第1子妊娠を報告した。江上は「この度、妊娠いたしました!現在妊娠7ヶ月です。秋には男の子が産まれます」と報告し、ふっくらしたお腹の写真を公開。「結婚して5年。新しい命を授かり、喜びと、責任感で胸がいっぱいです」とつづり、「ここまでの道のり、沢山の方々に応援や協力をしていただき、感謝してもしきれません。本当にありがとうございます!」と感謝した。そして、「しばらくは、電車やバスの中で席を譲っていただいた時、『あ、すいません。太ってるだけです。。』と言わなくてすみます!!(3回ほど経験あり)」とユーモア交えてコメント。「楽しいことも、辛いことも増えると思いますが、家族3人で美味しい物を沢山食べて、朗らかな家庭にしていきたいです。これからも応援よろしくお願いいたします!!!」と呼びかけ、夫との2ショットも掲載した。江上は2015年9月、一般男性と結婚したことを発表した。
2020年05月29日2020年5月29日、お笑いコンビ『ニッチェ』の江上敬子さんが第1子妊娠を発表しました。現在妊娠7か月で、産まれてくる子供の性別は男の子とのことです。江上さんは、ブログで次のように妊娠の喜びをつづっています。結婚して5年。新しい命を授かり、喜びと、責任感で胸がいっぱいです。ここまでの道のり、沢山の方々に応援や協力をしていただき、感謝してもしきれません。本当にありがとうございます!しばらくは、電車やバスの中で席を譲っていただいた時、『あ、すいません。太ってるだけです。。』と言わなくてすみます!!(3回ほど経験あり)楽しいことも、辛いことも増えると思いますが、家族3人で美味しい物を沢山食べて、朗らかな家庭にしていきたいです。ニッチェ 江上敬子オフィシャルブログーより引用江上さんは妊娠して大きく膨らんだお腹を披露。「しばらくは電車やバスで席を譲られた時に、太っているだけだと否定しなくて済む」とつづり、人々の笑いを誘いました。江上さんの報告に対し、祝福の声が相次いでいます。・嬉しくてウルっときました。本当におめでとうございます!・今こそ堂々とお腹を出して歩ける時!体調に気を付けて過ごしてくださいね。・優しいママになりそう。今から息子さんの誕生が楽しみです。出産予定は同年秋頃とのことです。体調には気を付けて、元気なお子さんを産んでほしいですね。江上さん、おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2020年05月29日伝説の家政婦として人気のタサン志麻さんは多方面で活躍する一方、一児の母としてママ業にも励んでいます。 前回 のお話では、普段の献立は忙しくても作り置きはせず、毎日30分ほどで作って夕食を楽しんでいるとのことでしたが、お子さんの食事はどうされているのでしょう? 離乳食も手早く用意されていたのでしょうか? さらに、もうすぐ冬のイベントシーズンが到来します。クリスマスや忘年会、新年会などのホームパーティを開く際、志麻さんはどんな料理でゲストをもてなすのでしょうか。自宅料理を一冊にまとめたレシピ本 『「作り置き」よりカンタンでおいしい! 志麻さんの自宅レシピ』 より、大人も子どもも喜ぶ料理アイデアを教えていただきました。タサン志麻さん プロフィール大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュラン三つ星レストランでの研修を終了。その後、日本の有名フランス料理店等で15年働く。2015年にフリーランスの家政婦として独立。家事代行マッチングサービス『タスカジ』で定期契約顧客数がナンバーワンとなり、「予約が取れない伝説の家政婦」と呼ばれるようになった。NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でその仕事ぶりが放映され、クール最高視聴率を記録。現在は『つくりおきマイスター養成講座』の講師や食品メーカーのレシピ開発などでも活動。フランス人の夫と子どもと3人暮らし。■離乳食はわざわざ作らない! 煮込み料理やスープをアレンジ――前回のお話では、フランス滞在中に経験した“調理時間は短く、食事時間を重視する”を見習って、普段から作り置きはせずに、毎晩30分ほどで手早く夕食の用意をしているとのことでしたが、育児中もそのスタンスは変わらなかったのでしょうか?タサン志麻さん(以下、志麻さん):そうですね。ほとんど意識していませんでした。またフランスの話になるのですが、フランス人には育児中にわざわざ離乳食を作るという感覚があまりないようで、基本的には大人が食べているものの中から子どもが口にできるものを食べさせます。もちろん、香辛料や塩分は控えめにしますが、スープや煮込み料理などを作れば、大人はもちろん、小さな赤ちゃんでも具をすり潰せばおいしく食べられますしね。これならお母さんの負担も少なくてすみます。日本にいるときは「離乳食は特別に作るもの」という考えが強かったため、フランス人の育児に対する柔軟な姿勢を目の当たりにしたときに、「これでいいんだ」と肩の力が抜けたのを覚えています。我が家にも1歳の息子がいますが、ピューレやポタージュなどはよく作っています。コトコト煮込んでいる間に子どもの相手や家事ができるので一石二鳥。同書では「なすとかぶのポタージュ」のレシピを掲載しています。冷蔵庫にある野菜でも応用できるので、ぜひ試してみて。小さなお子さんのいるご家庭は、塩・こしょうを控えめにして作り、大人は食べる際に各自で塩味を追加すればOKです。■特別なことはしない! 食べ慣れた食材に一手間加えて――離乳食に煮込み料理やスープを応用。これは名案ですね! わざわざ子ども用に食材を買い足す手間も省け、家族みんなが笑顔で食卓を囲めそうです。ちなみに、クリスマス会や誕生会など、イベント時はどんな料理を作っていますか? お子さん向けのレシピを意識されているのでしょうか?志麻さん:張り切ってパーティー料理を作るのも楽しいのですが、子どもは普段から食べ慣れているもののほうが落ち着くと思うので、いつもの料理をアレンジしておもてなしすることも多いです。例えば、ヒレ肉のとんかつ。通常は食べやすい大きさに切ってから揚げますが、特別な日はあえてかたまりのままパン粉をつけて揚げます。見た目にインパクトが出るでしょう? さらに、トンカツソースの代わりに、ブルーベリージャムとバルサミコ酢のオリジナルソースをかけて、華やかな味わいに(同書内「弱火でじっくりしっとりヒレカツ」)。これには大人も子どもも満足です。志麻さん:そうそう、クリスマスといえばローストチキンが定番ですが、焼くのに少し手間がかかるので、鶏もも肉を使うのもおすすめです。塩・こしょうをしたもも肉を、オリーブオイルでしっかり焼き色がつくまで焼き、かぼちゃやズッキーニ、プチトマトなどの野菜と一緒にワインで蒸し焼きにするんです(同書内「鶏肉の蒸し焼き」)。見た目がカラフルで気分が上がりますし、もも肉なら食べやすいので小さなお子さんも喜んで食べてくれるはずです。志麻さん:子どもの世話をしながらパーティー料理を用意するのは一苦労です。イベントだからといって無理する必要はありません。おなじみの食材に一手間加えるだけでも立派なごちそうになりますよ!■市販品だってOK! がんばりすぎないパーティーメニューのコツ――そのほか、子ども参加型のイベントで心がけていることはありますか?志麻さん:我が家でパーティーを開く際は、大皿で料理をサーブします。大皿料理は見た目が豪華ですし、洗い物も減るので片付けが楽なんです。日本人はホームパーティーにゲストを呼ぶ際、すべての料理を手作りしようと頑張ってしまいますが、そこまで気合を入れることもない気がします。フランスでは肉料理などのメインは手作りして、あとは市販のチーズや惣菜などですませるのが一般的です。その方がホストの負担も減りますし、ゲストの方々も気楽に楽しめるのではないでしょうか。ちょっと視点を変えるだけで、大人も子どもも満足できるごちそうが簡単に用意できることを教えてくれた志麻さん。これからイベントを計画している方も多いと思いますが、志麻さんのテクニックをぜひ活用してみてください!参考図書: 『「作り置き」よりカンタンでおいしい! 志麻さんの自宅レシピ』 (講談社)志麻さんが仕事から帰って、30分以内にちゃちゃっと作って食べたレシピを中心に76レシピをご紹介。使われている食材は近所のスーパーの特売肉や、特売野菜、冷蔵庫の残りものなど身近なものばかり。そんな普通の食材をおいしく生まれ変わらせるためには、志麻さんの長年のシェフ経験を生かした調理ポイントに秘密があった!? レストランの味わいを、ぜひ自宅でご堪能あれ。取材・文/長谷部美佐
2018年12月21日“伝説の家政婦”として注目を浴び、テレビや雑誌などあらゆるメディアで活躍するタサン志麻さん。仕事で依頼を受けると一般家庭に出向き、たった3時間で1週間分の食事を作り置きをします。その手際の良さと料理の腕前が評判を呼び、伝説の家政婦と呼ばれるようになったのです。そんな志麻さんですが、なんと調理器具や調味料は各家庭にあるものを使、特別な準備はしていないそうなのです。毎回、調理の条件が異なるのに、どうしてそこまで手際よく作ることができるのでしょう?ワーキングママにはやっぱり無理!? いえいえ、そんなことはありません。ちょっとしたコツをつかめば、忙しくても毎晩の食事づくりがもっと楽しく、スムーズになるはずです。志麻さんの自宅料理を一冊にまとめたレシピ本 『「作り置き」よりカンタンでおいしい! 志麻さんの自宅レシピ』 より、そのアイデアを学んでみましょう。タサン志麻さん プロフィール大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュラン三つ星レストランでの研修を終了。その後、日本の有名フランス料理店等で15年働く。2015年にフリーランスの家政婦として独立。家事代行マッチングサービス『タスカジ』で定期契約顧客数がナンバーワンとなり、「予約が取れない伝説の家政婦」と呼ばれるようになった。NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でその仕事ぶりが放映され、クール最高視聴率を記録。現在は『つくりおきマイスター養成講座』の講師や食品メーカーのレシピ開発などでも活動。フランス人の夫と子どもと3人暮らし。■志麻さん家の鉄則その1:作り置きはしない! 平日の「ちゃちゃっと料理」が基本――志麻さんといえば「作り置き」が有名ですが、プライベートでも作り置きを日々の献立に活用しているのでしょうか?タサン志麻さん(以下、志麻さん):そのイメージが強いようですが、実は自宅ではほとんど作り置きをしていないんです。毎晩、仕事から帰ってきたら30分ほどで作ってしまうので、わざわざ作り置きしておく必要がないんです。それに、休日に作り置きを用意するとなったら、3~4時間は調理時間に費やすことになります。その時間があったら、家族でのんびり過ごしたいので、あえて作り置きはしないんです。また、もともと料理をするのが好きなので毎回の食事づくりが楽しいこともありますが、今のように手早く作るようになったのは、フランスでのシェフ見習い時代が大きく影響しています。■志麻さん家の鉄則その2:調理に時間はかけない! 「作る時間」より、「食べる時間」が大事――というと?志麻さん:日本の昔ながらの食卓は、お母さんが時間をかけておかずを作り、食卓にずらりと並べていただくことが多いですが、フランスはその逆。“食べる時間”を重視するので、その分調理に時間はかけず、また献立もグリルした肉とゆで野菜だけだったりと、普段の食事は意外と質素なんです。ただ、料理の手間は省きつつもポイントを抑えて作っていますのでどれもおいしいですし、なによりワイン片手にみんなでわいわい言いながら食事をするのが本当に楽しくて!ささやかながらも、その豊かな暮らしぶりが印象的で、自分が家庭を持つようになってからも自然と調理は手早くすませて、食事の時間を重視するようになっていきました。それに毎日食べたい献立は変わります。だから、食材も近所のスーパーに毎日ちょこちょこ買い出しに行って、その都度、食べたいものをさっと作るのが我が家の平日のスタイルですね。■志麻さん家の鉄則その3:下準備を怠らない! 手早くおいしく作るコツ――仕事を終えて帰宅後、短時間で作るとなると、メニューや味が偏ってしまいそうですが…。志麻さん:そうならないためにも、手抜きはせず、ポイントを押さえながら調理することが大切になってきます。なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、コツさえつかめば、誰でも時間をかけずにおいしいごはんを作ることができるんですよ。――具体的にどんなことに気をつければよいのでしょう?志麻さん:まず心得ていただきたいのが、下準備には一つひとつ、ちゃんと意味があるということです。例えば、食材の切り方をすべてそろえるのは、火の通りと食感を均一にするため。肉や魚の水気をふいて、塩・こしょうをしてから調理するのはくさみを取るため。ちょっとしたことですが、こうした作業を惜しまず丁寧に行うことで仕上がりの味がバシッと決まり、結果的には調理の時間短縮につながるんです。同書で紹介している「シャキッと野菜炒め」でも、しめじのサイズに合わせて、ほかの食材を切りそろえています。志麻さん:余談ではありますが、切り方はそろえるときとあえてそろえないときがあります。例えば「じゃがいもカレー」の場合。我が家ではじゃがいもは大きめと小さめ、2種類の切り方にします。大きめに切ったじゃがいもはホクホクに、小さめに切ったじゃがいもは溶けてトロトロになるので、一皿でいろいろな味わいが楽しめます。ちょっとしたことですが、こうすることで味のマンネリを防ぐことができるんですよ。カレーを作る際に、ぜひ試してみてください!志麻さん:調理の順番も手早く作るうえで重要なポイントです。よく、すべての材料を切って(整えて)から調理に入るように書かれているレシピ本がありますが、時間のロスになる場合もありますし、必ずしもその通りにしなければならないということはないかなと思います。それよりも、何かを炒めている間に別の食材を用意するなど、隙間時間を有効に使いましょう。レシピ本のとおりに作るのも悪くはありませんが、ときにはいったん本から離れて、自分の頭で考えながら作ることも大切です。失敗することもあるかもしれませんが、手を動かしていくうちにムダのない調理法がだんだんと身についていくはずです!■志麻さん家の鉄則その4:市販の「〇〇の素」も使う! 一気に味のベースを作る――味つけでのコツというのはありますか?志麻さん:よく驚かれるのですが、我が家では市販の合わせ調味料やスープの素などを活用することもあります。本格的な味を一から作ろうと思ったら、それなりに食材や調味料、時間も必要になってきます。でも、仕事帰りの疲れた体には、そこまで作る気力はありません。だから、あらかじめ味のバランスがとれている市販品をベースに使い、そこに調味料や食材をちょい足しして、オリジナルの味を楽しみます。たとえば「コーンスープドリア風」。これは市販のコーンクリームスープの素を使用した一品です。コーンクリームスープの素があれば、あとはごはんやベーコン、とろけるチーズなどを用意すればあっという間に濃厚ドリアのできあがり。これなら小さなお子さんも喜んで食べてくれるはずです。このように、ちゃちゃっと作るにはアイデアや工夫も大切です。ぜひ楽しみながら日々の献立づくりに励んでください。たしかに、作り置きを用意するためには、それなりの時間が必要になってきます。でも、せっかくの休日を作り置きするだけの日にしたくはありませんよね。だったら、普段の献立や調理を見直して、志麻さんのようにもっと手軽に短時間で作るように心がければ、忙しい日も楽しく食事の用意ができるかもしれません。試してみる価値あり、ですね!引き続き後編では、一児のママでもある志麻さんに、ふだんの自宅レシピをアレンジした離乳食や幼児食、さらにイベントやお祝い事にも応用できるパーティーメニューのコツをうかがいました。参考図書: 『「作り置き」よりカンタンでおいしい! 志麻さんの自宅レシピ』 (講談社)志麻さんが仕事から帰って、30分以内にちゃちゃっと作って食べたレシピを中心に76レシピをご紹介。使われている食材は近所のスーパーの特売肉や、特売野菜、冷蔵庫の残りものなど身近なものばかり。そんな普通の食材をおいしく生まれ変わらせるためには、志麻さんの長年のシェフ経験を生かした調理ポイントに秘密があった!? レストランの味わいを、ぜひ自宅でご堪能あれ。取材・文/長谷部美佐
2018年12月20日豪華メンバーが地道に運動お笑いコンビ「ニッチェ」の江上敬子が、ブルゾンちえみ・サンシャイン池崎・平野ノラら人気芸人たちと『踏み台昇降運動部』を設立したことを報告。体力作りに励んでいるという。日本各地でお笑いライブに出演しているニッチェらだが、これまでライブとライブの合間にある空き時間はダラダラ過ごしていたという。しかし「これではいけない」と一念発起。共演者らと共に、空き時間に踏み台昇降運動をする『踏み台昇降運動部』を設立した。人気急上昇中の中学生芸人も所属『踏み台昇降運動部』にはほかに、江上の相方の近藤くみこ・「にゃんこスター」・「TKO」の木下隆行・「完熟フレッシュ」のレイラら、人気者たちが所属しているのだとか。江上のブログでは、部員たちが横一列に並んで踏み台昇降運動に励んでいる写真も掲載されている。運動後のケータリングを満喫!1回の運動は20分ほど。踏み台を上がり下がりするシンプルな動きながら、終わった後には大量の汗が出るという。同時にスッキリとした爽快感も訪れるそうで、江上は「部活動」にすっかりやみつきの様子だ。カロリーを消費した後はしっかりとケータリングで食事を楽しむため、ダイエット効果は期待できなさそうと嘆く江上。しかし体力作りと気分転換として、踏み台昇降運動が大いに役立っているようだ。(画像はニッチェ江上敬子オフィシャルブログより)【参考】※ニッチェ江上敬子オフィシャルブログ
2018年05月29日2人がかりの大苦戦ヘアメイクお笑いコンビ「ニッチェ」の江上敬子が17日、ストレートロングヘア姿を披露。意外な美女ぶりに世間を驚かせた。ニッチェの江上といえば、チリチリとした強めの天然パーマがトレードマーク。しかし仕事の企画で、ストレートヘアにチェンジしたという。しかし長年のくせ毛はしぶとく、ヘアスタイリスト2人がかりでヘアアイロンやブローを駆使したそう。そうした苦労を乗り越えて、見事サラサラヘアを手に入れたそうだ。バブリーメイクも似合ってる!眉毛も美しく整え、ブルーでパールがかったアイシャドウやつけまつげ、赤リップとメイクもばっちり。真っ赤なトップスも相まって、人気のバブリー系美人に変貌した姿をブログに投稿した。ファンからも「すごく美人!」「ブルゾンちえみに似てる」「ストレートヘア、似合ってる!」と絶賛の声が相次ぐも、江上本人は「なんか。。インチキ占い師みたい」(江上敬子オフィシャルブログより引用)と冷静だ。ちなみに渾身のサラサラストレートヘアも、一度シャンプーしたらあっという間にチリチリの地毛に戻ってしまったそう。美女への道は、やはり険しい。(画像は江上敬子オフィシャルブログより)【参考】※江上敬子オフィシャルブログ
2018年04月20日お笑いコンビ・ニッチェの江上敬子(33)が4月17日、自身のブログを更新。おなじみのチリチリヘアを封印したストレートヘア姿を公開し、反響を呼んでいる。 普段はボリューミーな“チリチリヘア”をふたつ結びしている江上だが、この日のブログではおでこを出した黒髪ストレートヘアに大変身。前日には「ただ今お仕事で……ストレート中!」とヘアメイクを受けている様子を公開していた。 「ブローやヘアアイロンを駆使して、2人がかりでストレートにしてもらってるんですよ」とサラサラヘアが完成するまでにはメイクスタッフも苦労したそう。パーマではないため「シャンプーしたら一瞬で元通りそれもそのはず、チリチリの方が地毛ですからねぇ……」と現在はいつもの髪型に戻っていることを明かした。 公開された写真では、髪型だけでなくアイシャドウやアイラインなど目元のメイクもばっちり。さらに赤いリップを塗り、大人な雰囲気を醸し出している。大幅なイメージチェンジに江上は「なんか……インチキ占い師みたい」とユーモアを交えた感想をつづった。 しかし、ファンからは「別人ですね」「キレイなお姉さんって感じ」「素敵すぎるぅ!」「すごく似合ってるし超美人」と好評の声が寄せられている。
2018年04月17日3月21日、岩下志麻(77)が東京・八重洲ブックセンターで「美しく、狂おしく岩下志麻の女優道」の出版記念トークショーとサイン会を行った。60年の女優生活を記録した同書について、岩下はしみじみと語った。 「よくやってこられたなと思います」 岩下がそう思うのも、無理はないのかもしれない。岩下はもともと女優になりたいと思っていたわけでなく、“アルバイト気分”で女優業を始めたという。そして映画監督・篠田正浩(87)と出会い、66年に結婚。出産も経験している。 だが出産後、「私は女優をやっていていいのか」と迷うこともあったという岩下。「子どもを犠牲にしてまで女優を続けていくべきか」と悩んだ挙げ句“鬱状態”にもなったと、14年に開催された映画イベントで明かしている。 「子どもを置いて仕事に行くことについて悩んだ時期が2年ほどあったでしょうか。鬱状態になっていたと思います。『はなれ瞽女おりん』は6カ月ロケだったので、子どもを置いていかなければならない辛さを背負って演じきりました」 そんな母であり妻であり、女優である岩下を支えたのは、夫の篠田だという。「家庭は休息の場でなくてはいけない。たくさん休息して現場には元気で行ってほしい」という夫のお陰で、岩下は「仕事に没頭できた」と明かしていた。 さらに岩下が自信喪失のあまり女優を辞めようかと悩んでいたときも篠田は“女優・岩下志麻”を思い、声を掛けてくれたそうだ。 「おまえは女優をやっているときが一番輝いている」 紆余曲折があり、60周年を迎えた岩下。80歳を前にして、同サイン会ではこんな“夢”を語っていた。 「あと1本、燃え尽きる映画をやりたい。グロリア・スワンソンの主演で、女優のなれの果てを描いた『サンセット大通り』のような作品をやりたい」 支えてくれる夫とともに、岩下はその夢を追い続けている――。
2018年03月22日KADOKAWAは3月16日、『ニッチェ江上敬子 ダンナやせごはん かさ増し! レンチン! 缶タン! 編』(1,250円・税別)を発売する。同書はお笑いコンビ・ニッチェの江上敬子さん考案のボリュームがあるのにヘルシーな料理のレシピ集。江上さんはお笑い芸人として活躍する一方、さまざまな番組や雑誌で「ボリュームがあるのにヘルシー」「お手軽レシピ」などを披露している。2016年に発売した江上さんのレシピ集「ダンナやせごはん」は、大変好評であったという。同書では、前作「ダンナやせごはん」の内容をより進化させ、忙しい主婦がより簡単にできる江上流レシピを紹介する。小麦粉を使用していないのに満足感があるピザや、かさ増しテクニック、食べ応えあるノンフライ料理のほか、レンジで加熱するだけの料理や、缶詰を使った1分レシピなどの手軽なサイドメニューも豊富に掲載した。また、肉やパスタの代わりにヘルシーな食材を使って作る「なんちゃって代用食材ごはん」も紹介。小腹がすいたときにぴったりな、腹持ちのよいスープやおじやのレシピも掲載している。食材がムダなく使える「1週間ダンナやせこんだてカレンダー」付き。
2018年02月06日『放送禁止』とは、そのタイトル通り、ある事情で放送禁止となったVTRを再編集し、放送するという設定のフェイク・ドキュメンタリーだ。2003年にフジテレビの深夜番組で放送されて以来、カルトな人気を呼び、今回、劇場版第3弾『放送禁止 洗脳 邪悪なる鉄のイメージ』が10月11日(土)より池袋シネマ・ロサにて公開される。劇場版3作目の設定はこう。あることがきっかけで、強い洗脳を受けた主婦・江上志麻子が、幸せな過程を崩壊させてしまう。彼女を救おうと、心理セラピストの小田島霧花が脱洗脳を試み、志麻子の親友でビデオ・ジャーナリストの鷲巣みなみが、その過程に密着していく。長江俊和監督には、『放送禁止』のこれまでのヒストリーと、5年ぶりとなる新作の見どころについて話を聞いた。――元々、カルト深夜番組『放送禁止』は、どういうきっかけで生まれたのですか?まず、フジテレビの2時間のバラエティー枠で、面白いことをやろうという話になって。昔、オーソン・ウェルズが、宇宙戦争を本当にあったことのように話して町がパニックになったようなことを、今風にやろうと思ったんです。「お台場にUFOが襲来! 今、フジテレビが攻撃されています!」みたいなフェイク・ドキュメンタリーの企画書を出しました。さすがにそれは無理だろうという話になったのですが「深夜枠ならできるんじゃないの?」と言われまして。それで、心霊現象など、オカルトチックな事件をいっぱい起こしたものを、4月1日の枠でやろうという話になったんです。――1本目は、ちょうどエイプリルフールの放映となったわけですか?そうなんです。4月1日にやり逃げで、『放送禁止』というタイトルのものをやろうとしました。ところが、プロデューサーのひとりが「俺はUFOとかオカルトとかは嫌いだ」と言い始め、「UFOや超能力、心霊現象とかではなく、実は本当に起こった殺人事件だったというオチにできない?」と、撮影の3日前に相談されたんです。それで、ちょっと面白そうだなと思い、表向きはオカルト現象に見えるけど、よく見ると、実際に人間が起こした殺人事件だった、という展開に変えて、4月1日に放送したんです。その企画が面白いという話になり、続編を作っていきました。――その後、シリーズ化されたわけですが、視聴者の反響などを意識して、監督されていったのですか?いや、そうではなくて。僕たち制作側としては、変な話ですが、視聴者については、あまり意識してなかったんです。自分たちがわりと楽しんで作っていて、最初からやり逃げというか、楽しければいいや。好きなことをやろう、というスタンスでした。でも、続けていくうちにネットで「また見たい」という意見が入ったり、クレームが入ったりして、徐々に認知されていった感じです。――「放送禁止」の内容が、ドキュメンタリーだと錯覚した視聴者から、クレームが入ったりもしたそうですね。クレームは多かったです(苦笑)。でも放映の翌日は、深夜の遅い番組にも関わらず、フジテレビのサイトの検索枠の上位に入ることもあり、うれしかったりしました。ただ、放送を続けていると、クレームが多すぎるというのが問題視されまして。これまで「これはフィクションです」というフレーズを最後にしかつけてなかったのですが、最初につけようという話になりました。地方で放映される時は、CMごとに毎回「これはフィクションです」と入れたんですが、逆に視聴者の方が、フィクション=真実、と取り違えられたみたいで、「これって、本当の話だよね!?」という書き込みが入ったこともありました(苦笑)――オリジナリティーあふれる番組は、視聴者も待ち望んでいるような気がします。確かにそうですね。以前から、フジテレビの深夜枠は、『世にも奇妙な物語』や『NIGHT HEAD』など、面白いことをやっていて、作り手自身が本当に作りたいものを楽しんで作っている感じはありました。『放送禁止』もそういう立ち位置でやらせてもらい、すごく楽しかったです。やっぱり製作側が楽しんで作らないと、なかなか革命を起こせないんじゃないかなと思います。――劇場版第3弾『放送禁止 洗脳 邪悪なる鉄のイメージ』では、何か新しい試みはされていますか?5年ぶりの新作ってことで、久しぶりに見ていただけるファンの方もいるので、逆に劇場版3作目ということを意識せず、テレビでやっていた『放送禁止』に戻そうと意識しました。ナレーターの方もテレビでやってくれていた鈴木ゆうこさんにお願いしたりして、テレビ版の雰囲気を出そうとしたことがいちばん大きかったです。――『放送禁止』ならではの演出としては、どういう点を意識されていますか?まずはテストをしない。だいたいのシチュエーションだけを説明して、あまり細かいことを決めずに撮影をスタートします。台本はドラマや映画のように一応ちゃんと書きますが、それは製作サイドの確認をとるためのもので、役者には、全部箇条書きにしたものを渡します。そこには、おおまかな展開しかなくて、あとは自分の言葉に置き換えてやってくださいと指示するんです。そうすると、役者の戸惑いとかも含め、『放送禁止』らしくなります。――これまでずっと『放送禁止』シリーズを続けてみて、いかがでしたか?もともとフェイク・ドキュメンタリーは、以前からやっていたんです。ただ、その頃『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)が有名になり、自分はホラーをちゃんとやっていなかったなと気付きました。それで、ホラーに見えるけどミステリーみたいなものが、意外と喜ばれるというのがわかり、自分もミステリーの方向へどんどんシフトしていきました。ミステリーって、横溝正史や江戸川乱歩などの昔のものとか、話題のミステリー小説などは読んでいましたが、そこまでコアなミステリー・ファンじゃなかったんです。でも、その後、けっこうミステリーを求められ、今は「出版禁止」というタイトルでミステリー小説も出しています。そういう意味では、自分の転機になった作品ですね。今後ももっと小説を書いていきたいし、もちろん「放送禁止」も、需要があれば、続けていきたいです!(C)2014「放送禁止洗脳~邪悪なる鉄のイメージ~」製作委員会
2014年10月10日映画『SHAME−シェイム−』の女性限定試写会が3月1日(木)に都内で開催され、上映後のトークイベントに漫画家の倉田真由美と作家の岩井志麻子が出席した。ありとあらゆる形で日々、セックスに勤しむセックス依存症の男性の赤裸々な日々を描きつつ、彼がそうした生活の中で隠し通そうとしている真の姿を浮かび上がらせていく。それぞれの著書で、自身の経験談を含め様々な男女の性体験について綴っている2人だが、この日も過激なトークが炸裂。放送禁止用語を連発しつつ、異常な数の女性とセックスをしている男性や、男性を狂喜させるいわゆる“名器”と言われる女性器について、年齢を重ねての性欲についてなど、聞いている方が思わず赤面してしまうような話題についてクロストークを展開した。特に、女性が男性を魅了する上で、美貌や性格以上に「セックス」が重要な要素となりうることを熱弁。千葉、東京、埼玉で起きた保険金殺人事件で起訴されている木嶋佳苗被告の言動に触れ、倉田さんは「相当、自分の体に自信があったんですね。都市伝説と思ってたけど、名器ってあるんですね」と感嘆。岩井さんは、話題の「オセロ」中島知子と一緒に住んでいると言われる女性占い師と同じような手口に以前、引っかかったことがあると明かし「共通点がいっぱいあるんですよ。『ブラッド・ピットとジョニー・デップが自分を取りあって決闘した』とかとんでもないホラを吹くんですが、大人が真顔で言うから本気にしちゃった」と告白。ちなみにその女性も決して美人ではないが、セックスのテクニックで男性をオトシたと豪語していたそうで、岩井さんも「妙に納得した」とのこと。「女のあそこは無限なのね」(岩井さん)、「男性は一見して形状が分かるけど女性は分からないから」(倉田さん)、「だからこそ彼女たちは自信が持てるのかも」(岩井さん)と神妙な顔で頷いた。この日は観客から寄せられた質問や相談にも答えたが、「出産後に夫とはセックスレスになった」という女性に倉田さんは「うちもセックスレスですが、普通はそうですよ」と語り、岩井さんも「日本人は家族になるとセックスしにくくなるけど、別にそれでいいと思う」と回答。岩井さん曰く「配偶者を思い浮かべて自慰行為ができるかどうかがセックスレスかそうじゃないかの見極め点」とのことだが、倉田さんは「無理」と即答。「25歳ですが性欲がない」という女性の悩みにも2人は「別にそれでいい」(倉田さん)、「一生、処女・童貞のままでも不都合ない」(岩井さん)と答え、雑誌やテレビが煽る“セックスレスの危機”に対して疑問を呈した。また作品にちなんで「SHAME(恥ずかしい)なことは?」という質問に倉田さんは「以前は話せなかった恥ずかしいことがいまでは漫画のネタになる。恥ずかしくなくなるというのがおばちゃんになったということかも…(苦笑)」と開き直った。岩井さんは「ハメ撮りの写真が流出するよりも中学のときに書いた詩が出る方が恥ずかしい」と答えて客席は笑いに包まれた。『SHAME−シェイム−』は3月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:SHAME−シェイム− 2012年3月10日よりシネクイント、シネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2011 New Amsterdam Film Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute■関連記事:2012年、最も挑発的な衝撃作『SHAME−シェイム−』試写会に10組20名様をご招待英国アカデミー賞『アーティスト』最多候補。D・ラドクリフはG・オールドマンを応援J・クルーニー、レオ、ブラピの3大スター対決!ゴールデン・グローブ賞候補が発表
2012年03月01日