大阪にある江崎グリコの企業ミュージアム「江崎記念館」では、展覧会「グリコのおもちゃ100年」展を、2期にわたって開催。前期は2023年3月20日(月)から9月29日(金)まで、後期は10月10日(火)から2024年2月29日(木)まで。江崎グリコの歴代おもちゃが一堂におもちゃ入りの栄養菓子「グリコ」、「子どもにとって“食べることと遊ぶことは二大天職”。栄養補給源となる菓子『グリコ』におもちゃである豆玩具を入れれば、子どもの知識と情操の向上、さらには心の穏やかな発育に役立つだろう」という江崎グリコの創業者・江崎利一の思いにより誕生。「グリコ」に込められた「食べることと遊ぶことの大切さ」をもとに、2022年に迎えたグリコグループ創立100周年を記念した特別展を開催する。おもちゃのデザイン画やジオラマなどを展示江崎記念館特別展「グリコのおもちゃ 100年」展では、常設の歴代おもちゃ約4,000点に加えて、各時代のおもちゃを解説するパネルやパッケージなどを展示。また、普段見ることのできないおもちゃのデザイン画や、当時のおもちゃを使ったジオラマなども鑑賞することができる。本展の前期では、1920年代から1980年代の創業期に展開された「絵カード」から「独自のキャラクターおもちゃ」までを、一方、後期では1980年代から現在までの展示を行う。これらの展示を通して、「グリコ」に込められた創業者・江崎利一の思いや、現在まで続く「子どもの心の健康を育むおもちゃづくり」を紹介する。【詳細】グリコ創立100周年 江崎記念館特別展第3弾「グリコのおもちゃ100年」展会期:・前期 2023年3月20日(月)~9月29日(金)・後期 10月10日(火)~2024年2月29日(木)場所:江崎記念館 二階展示フロア 期間限定展示コーナー住所:大阪府大阪市西淀川区歌島4-6-5休館日:第1・第3土曜日以外の土曜日、日曜日、祝日、夏期、年末年始時間:10:00~ / 11:30~ / 13:00~ / 14:30~※完全予約制入場料:無料予約:06-6477-8257受付時間:開館日の10:00~16:00※完全予約制のため、予約を行っていない場合入場不可。
2023年03月30日厚労省が新たに発表したがん罹患率の調査結果は、これまでのものよりさらに正確な数字だといわれるが、がん患者が少ない地域の“生活スタイル”をのぞいてみると驚きの共通点が見えてきた――。「がん患者の登録が’16年に施行されて初めて全数調査。これまでよりも正確で詳細ながん患者の実態分析が可能です。ランキングに一喜一憂することなく、この調査結果から浮かび上がる、がん予防のヒントを見つけ出すことが重要です」そう語るのは、国立がん研究センター「全国がん登録」室長の松田智大医師。厚生労働省が1月17日に公表した「’16年がん患者数」は、すべてのがん患者を追跡する「全国がん登録」のデータを初めて集計・分析したもの。この調査結果で見えてくるのが「女性のがんが少ない県」である。「全国がん登録」に調査に関わっている松田先生が続ける。「がんのリスクを減らし、かつ科学的根拠が示されている健康習慣は『禁煙、節酒、食生活、身体運動、適正体重の維持』の5つ。これらに加えて“がんになりにくい地域”には、それなりの食生活や生活習慣が隠されているのです」女性のがんが少ない都道府県ランキングトップ10は次のとおり(人口10万人あたりのがん罹患者数)。【第1位】愛知県・321.9人【第2位】山口県・327.2人【第3位】群馬県・328.3人【第4位】山形県・330.9人【第5位】岡山県・331.2人【第6位】長野県・331.4人【第7位】沖縄県・332.7人【第8位】栃木県・333.8人【第9位】静岡県・335.0人【第10位】島根県・336.8人※厚生労働省「がん登録2016年速報」より作成この“がんにならない県”ランキングで第1位になった愛知県にはどんな秘密があるのだろう。そして、上位に入っている県にはどんな共通点があるのだろうか?愛知県がんセンター研究所の松尾恵太郎医師が語る。「愛知県の女性の場合、がんのリスクを上げる喫煙率や飲酒率では、全国平均を大きく下回っています。また、肥満が比較的少ないのも重要なこと。厚生労働省の調査でも肥満率は全国の平均より下にあります。また、年間のスポーツ行動者率は全国6位。つまり体を動かす習慣を持つ人も多いのです」また、愛知県といえば八丁味噌や三河味噌などの豆味噌が食卓を彩ることが多いが……。「愛知県民は味噌汁以外だけでなく味噌カツや味噌煮込みうどん、どて煮など調味料として豆味噌を多用していることは重要なポイントです。蒸した大豆を味噌玉にして、こうじに仕込んでつくる豆味噌には、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンが豊富。それが乳がんの発症を防ぐ効果があると考えられています」(松尾先生)発酵食品である豆味噌の抗酸化力に注目しているのが、椙山女学園大学の江崎秀男教授(管理栄養学)。「2年以上熟成させる豆味噌には褐色の色素『メラノイジン』が多く含まれ、米味噌や麦味噌と比較しても抗酸化作用が強いのが特徴。体を酸化させて細胞や遺伝子を傷つけてがんを発生させる、活性酸素を除去する働きがあるのです。また『メラノイジン』には、糖尿病を予防する機能も。がんの発症リスクを2~3割上げるといわれるのが糖尿病です。実は愛知県は、糖尿病による死亡率がもっとも低い県です」豆味噌だけではない。愛知県では、生産量の多い酢、みりん、醤油などバラエティ豊かな発酵食品がそろっていることも忘れてはならない。発酵食品といえば「女性のがんが少ない県」で第3位に入っている群馬県は「乳酸菌飲料」の年間消費額が全国平均の2倍近くで、全国トップクラス。腸内環境を整え、免疫力を高める効果がある発酵ライフも大切なようだ。愛知県の年間日照時間は2168時間(総務省統計局調べ)で全国第2位。この日照時間の長さとがんとの関係に注目しているのは、名古屋学芸大学健康・栄養研究所の下方浩史所長だ。「愛知県が、全国でも有数の日照時間が長い地域であることはあまり知られていません。日光を浴びると体内でビタミンDが生成されます。食物から摂取するよりも、日を浴びるだけで効果的にビタミンDが活性化されます。骨格の形成に関与することがわかっているビタミンDですが、最近では免疫機能を高め、肝臓がん、肺がん、乳がんなどの予防効果があることもわかっています」ちなみに、群馬県も1年間の快晴日数46日で全国2位と、共通している部分といえる。がんの予防には、野菜の多い食生活が欠かせないが、実は愛知県は、カゴメの調査によると1人あたりの1日の野菜平均摂取量は99.5グラムで全国ワーストだ。「愛知では共働きで働いている人が多いこともあり、お総菜を買って食べたり、外食の機会が多かったりすることで、野菜の摂取量が低いのかもしれません。しかし、トマトやキャベツなどの日本有数の産地である濃尾平野があり、親戚や知人には農業関係者がいる人も。そこから新鮮な野菜をもらうなど、統計には出てこない“摂取量”もあるはずです。海に面した愛知は新鮮な魚介類や海藻なども豊富。そんな豊かな食の環境もがんの発症を抑えていると考えています」(江崎教授)農業王国の群馬県の野菜産出額は愛知県に次ぐ第6位。ふぐで有名な下関で知られる山口県は、豊かな海に囲まれている。ここにもなにかしらのヒントがありそうだ。最後に、松尾先生が言う。「日本人の2人に1人がなるがんは、私たちにとって身近な病気です。がんのリスクを下げる生活習慣や食などを複合的に、そして地道な取り組みをコツコツ積み重ねることが近道なのです」
2019年02月01日写真家の江崎愛による5年ぶりの個展「Oldie」が、16年1月21日から30日まで東京・中目黒のギャラリー・ボイルド(VOILLD)にて開催される。江崎愛は、フィルム撮影にこだわり続ける写真家。じっくりと見つめることで作品の奥から楽しさや切なさ、痛みなどの感情や被写体に対する想いが浮かびあがって来るような、何気ない場面に見えながらも、心情が強く写し出された写真作品を生み出している。今回開催される個展では、江崎愛が近年撮りためていた作品約20点を出展。身近な景色や風景の他、敬愛する友人たちのポートレイトや、旅で訪れたニューヨークでの思い入れのある瞬間を収めた写真などが並べられる。【イベント情報】Ai Ezaki “Oldie”会場:VOILLD住所:東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台 地下1階会期:16年1月21日~30日時間:12:00~20:00(土日は18:00まで)入場料無料休館日:月曜日
2016年01月05日江崎グリコは9月1日~12月25日、「ポッキーチョコレート」の発売50年目を記念し、企業ミュージアム 「江崎記念館」(大阪府大阪市)にて、「特別展~もつとこあるな~『50年目のポッキー』展」を開催する。○歴代パッケージも展示「ポッキーチョコレート」は板チョコ全盛の時代に、「スナック感覚で食べられるチョコレートを」という方針のもと開発されたという。当時既にヒット商品だったという「プリッツ」にチョコレートをかけたら? という発想で開発し、1966年(昭和41年)に発売。今年は発売から50年目となる。今回の特別展では、ポッキーの開発ストーリーを紹介するパネルをはじめ、テストセール用生産に使用した手づくり生産器具や、歴代パッケージ、ポスター、キャンペーン景品などを展示する。また、同館入口中央には、1990年に大きな話題を呼んだというジャイアントポッキーの超大型自販機を社史資料として展示。同自販機で商品の購入はできない。特別展開催期間は、9月1日~12月25日は月~金曜日および第1・第3土曜日の10~16時。なお、平日は要予約、第1・第3土曜日は予約不要となる。最終入館時間は15時30分で、日曜日・祝日は休館となる。また、同館では特別展示以外にも常設展示として、創業時から現在までの歴代のグリコのおもちゃのうち約4,000点などを展開している。
2015年08月21日