人間関係が希薄になりがちな現代だからこそ、欠かせないのは人と人の相互理解。そんななか、まさにいまの時代だからこそ観るべき1本としてオススメの映画は、まもなく公開の注目作『アジアの天使』です。今回は、主演を務めたこちらの方にお話をうかがってきました。池松壮亮さん【映画、ときどき私】 vol. 393劇中で池松さんが演じているのは、妻を病気で亡くしたシングルファーザーの青木剛。兄に誘われるまま、ひとり息子とともに韓国へ渡るところから物語は始まります。そこで、本作出演のきっかけや撮影時の忘れられないエピソード、そしてこれからにかける思いについて語っていただきました。―今回、池松さんは石井裕也監督と一緒に韓国へロケハンにも行かれたそうですが、主演を超えた関わり方をすることになったいきさつについて教えていただけますか?池松さん始まりは石井監督が2014年に釜山国際映画祭で審査員を務めたときに、本作の韓国側のプロデューサーであるパク・ジョンボム監督と出会って意気投合したことでした。僕は石井さんとはこれまでに映画を介して深く、親交を深めていきました。翌年パクさんが日本に遊びに来たときに紹介してもらい、石井さんとパクさんと、今作の日本側のプロデュサーの永井さんと僕が出会いました。その後、年に1度は日本か韓国のどちらかで会って、交流を深めてきました。たくさんの対話を繰り返すなかで、真ん中につねにあるのは、映画。いつかここから映画が始まるんだろうなということは感じていました。―背景には、濃密な時間がみなさんの間にあったのですね。では、シングルファーザーという役に関しては、どういう印象を受けましたか?池松さん私生活で父親になった経験がないので、最初はどうしようかなと思いましたが、設定がとてもおもしろいなと思いました。この映画の主人公には何か決定的な損失を抱えている必要がありました。それが過去に妻を亡くしていることです。時代の転換期を迎えて、多くの損失を抱える私たち自身の世界とリンクが起こります。そして石井さんは実際に7歳のときにお母さんを亡くされています。劇中での息子役の年齢設定は8歳です。石井さんのオリジナル作品、海外進出の一作目として、強いメッセージを受け取りました。とにかく今回向き合う学役の(佐藤)凌と2人のベストを尽くそうと思いました。互いが父親と息子であることを心から信じることさえ出来れば親子に見えてくるというのは、これまでの人生経験である程度分かっていました。それは映画を作ることとも似ていますが、ゼロから何かを作り上げ、同じ物語を一緒に信じることができれば、生命共同体のように、または家族のようなものになっていくだろうと信じてトライしました。普段とは言葉や文化が違う韓国の人たちとそれを目指すことは、大きなチャレンジでした。オダギリさんにはたくさん背中を見せてもらった―兄役のオダギリジョーさんの存在も大きかったと思いますが、俳優としてのオダギリさんの魅力はどのようなところだとお感じになりましたか?池松さん同じ俳優という目線から見ると、俳優としての技術と物事を選ぶセンス、それからユーモアの深み等においてはるかに次元が違うところに到達している方だと思っています。オダギリさんの手にかかればどんなキャラクターでも起き上がります。この国でもっとも優れた俳優のひとりだと思っていますし、とても尊敬しています。―そのなかでも、今回の現場で刺激を受けた瞬間として思い出すことといえば?池松さん俳優というのは、無限の選択肢のなかから選択してお芝居を積み重ねていくものですが、オダギリさんの圧倒的なセンスとさりげなさには毎回驚かされます。あと、オダギリさんと言えば、以前から韓国やアジアの映画と深いつながりがありますが、韓国での人気がすごかったです。どんな田舎に行っても、みんなが「オダギリジョーだ!」と大騒ぎになっていました(笑)。おそらく韓国における有名な日本人のトップ5には入っていると思います。オダギリさんは、それくらい映画を通して韓国に影響を与えてきた人で、その様子を間近で見ていてとても面白かったです。あの時代の日本映画が海を渡って、韓国の人に好まれていたかということですよね。そういう部分も含めて兄貴として見せてくれた背中がたくさんありました。現場では“親子ゲンカ”してしまったこともあった―池松さんが見たオダギリさんの知られざる一面などがあれば、教えてください。池松さんもしかしたら、こういうことを言うとオダギリさんは嫌がるかもしれないですし、本人はそういうところを見せるのが好きではないと思いますが、愛情深さで言ったらトップクラスですね。真に愛情深い人はそれを表でひけらかすようなことはしないんですよ。むしろ隠します。愛情深さと知性とユーモア、パンクな精神と表現者としての色濃い資質が混在している方です。―現場でそういった部分を目の当たりにしたような出来事もあったのでしょうか?池松さん実は、撮影の合間に僕と凌が一度大喧嘩をしてしまい、お互いに「お父さんなんて嫌いだー!」「お前なんか日本に帰れー!」みたいな感じになってしまったことがあったんです(笑)。理由は、ヒロイン役のチェ・ヒソさんに凌が本気で恋をしてしまい、僕がヒソさんと2人で話をしていたら、嫉妬で怒り狂ってしまったからなんですけど(笑)。その後、凌は現場を離れてひとりで遠くで泣いていたんですが、僕も心を鬼にして声をかけずにいました。しばらくするとオダギリさんがゲラゲラ笑っている声が聞こえてきて、いつの間にか凌の相手をしてあげていたんですね。なんて優しい人なんだろうと思いました。後からオダギリさんに聞いたら、「誰誰が凌のことをブタだって言ってたよ」って言って、凌が、「ぶっ飛ばしてやるー!」と叫んでいる動画を見せてくれました(笑)。そんなふうに日本側の家族と韓国側の家族をさりげなく気遣ってくれていた姿を撮影中たびたび見ました。リスクを冒してくれた韓国チームには感謝しかない―さりげない優しさが素敵ですね。ananwebでは、以前チェ・ヒソさんにも取材させていただいており、本当に魅力的な方だったので、凌くんが恋に落ちるのもわかります。池松さんから見た韓国の俳優陣はどのような印象でしたか?池松さんこの企画が立ち上がってから準備を経て撮影に入るまでの期間、日韓関係は戦後最悪と言われる状況でした。日々悲しいニュースを目にしましたし、僕たちが撮影のために韓国入りした頃は日本製品の不買運動が最も盛んな時期でした。そんな状況下で、この作品に携わった韓国のキャストやスタッフのみなさんにとっては非常にリスクが高かったと思います。日本よりも韓国社会の方がそのことはシビアに感じました。にもかかわらず、リスクを冒してでもこの映画がやろうとすることに共感し、ひとつの共同体として国を超えて一緒に映画を作り上げてくれたことに対して、心からの感謝しかありません。何よりもまずは、そのことを言いたいです。現場では95%以上が韓国チームだったので、いろいろな問題が起きましたし、何よりも言葉が通じないことや通訳を介することで解釈が変わってしまうこともあって、互いの共通認識を得るまでに、互いのルールや価値観を理解し合うまでには多くの時間がかかりました。そんななか、ヒソさんは日本語が堪能だったこともあり、自ら通訳を買って出てその困難に立ち向かってくれたことがたびたびありました。韓国の俳優さんたちはとてもピュアな方が多く、哲学的なアプローチで物事に対する解釈が深い印象を受けましたが、なかでもヒソさんは人格者であり、とても愛情深い方でした。今回の現場ではヒソさんに助けられた部分はたくさんありました。俳優としてできることをつねに模索している―池松さんも2年半ほど前にananwebにご登場いただいていますが、そのときは今後について「時代の転換期のなかで、これから世の中はどんどん良からぬ方向に向かってしまう可能性もあるから、そのなかで自分が何をできるか考えたい」とおっしゃっていました。実際そういう社会になりましたが、心境に変化はありましたか?池松さんここまで世界がひっくり返るとは思ってもいませんでしたね。まだまだ世界各地で破壊は続いていますし、長引く混乱に世界が疲弊していることを感じます。映画に何が出来るのか、何をなすべきなのか日々考えています。映画には様々な価値がありますが、社会に漂っているものを察知し、それに対して切り込んだり、カバーしたりする力があります。世界の先進国に遅れをとる日本では、未だ映画と社会との結びつきが非常に薄く、なかなか理解されない部分も多いです。ですが、これ以上この国の映画が衰退してゆくところを見たくないですし、暗いトンネルを抜けるために映画を通して何ができるか、自分が俳優としてできることは何か、といったことについて、これからも模索していきます。この作品では、緩やかな団結と再生を描いています。新しい時代を切り拓くための冒険を共にし、異質な奇跡に出会い、希望を得て、2つの家族が再生へと向かう。そういうことを見てもらえるのではないかと期待しています。課題は誠実にポジティブに映画と向き合うこと―30歳という節目を迎えたことも、池松さんに何か影響を与えていますか?池松さん20代も終えて、いよいよ30代に入り、世界もこういった状況で、日々思うことはたくさんありますが、これからどれだけ誠実に、真摯にそしてポジティブに俳優として映画と向き合っていけるかは課題です。30代はもう誰もが認める大人ですから、遠慮せずにどんどん責任を取るつもりで、自分の好きなことや、社会や未来に対してやるべきことをやっていきたいと思っています。―ちなみに、俳優としてではなく、素の池松さんが挑戦したいことがあれば、教えてください。池松さんうーん、映画以外は特にないですね(笑)。挑戦ではありませんが、コロナが落ち着いて一番にしたいのは、今回の現場でたくさん愛情を注いでくれた韓国のみんなに会いに行くこと。辛い食べ物とかも、あれだけ痛い目にあったのにちょっと恋しくなってますから(笑)。なので、まずは韓国の風を感じに行きたいなと思っています。インタビューを終えてみて……。映画に対する真摯な思いが、言葉の端々からあふれ出ている池松さん。撮影時の様子をうれしそうに話す姿からも、本作に対する愛を強く感じました。ぜひ、劇場でその思いをしっかりと受け取ってください。珠玉のラストシーンに胸が熱くなる!言葉を超えたコミュニケーションや家族の新しい形など、さまざまな気づきを与えてくれる本作。縛られたルールや固定概念を打ち壊したあと、目の前に新たな景色が広がるのを感じるはずです。写真・大内香織(池松壮亮)取材、文・志村昌美ヘアメイク:FUJIU JIMIストーリー妻を病気で亡くした小説家の青木剛は、「韓国で仕事がある」という兄の言葉を頼って、ひとり息子の学とともにソウルへとやって来た。ところが、いざ到着してみると、当てにしていた仕事は最初からなかったことが判明する。代わりに怪しげなコスメの輸入販売の話を持ち掛けられるが、兄の相棒に商品を持ち逃げされ、全財産を失ってしまう。そんな兄弟は、わらをもつかむ思いで“最後の切り札”を求めて海沿いの江陵を目指す。その旅の途中で、元人気アイドル歌手のソルと兄妹の3人と出会い、行動をともにすることに……。惹きつけられる予告編はこちら!作品情報『アジアの天使』7月2日(金)テアトル新宿ほか全国公開配給:クロックワークス© 2021 The Asian Angel Film Partners写真・大内香織(池松壮亮)
2021年07月01日『舟を編む』の石井裕也監督が『町田くんの世界』『ぼくたちの家族』などに続いて池松壮亮とタッグを組み、優しさとユーモアに満ちた誰も見たことのない「アジアの家族映画」を撮った最新作『アジアの天使』。この度、本作で兄弟を演じる池松壮亮とオダギリジョーが、韓国で出会った元アイドル・ソルを助けようと奮闘する本編映像が解禁された。今回解禁された映像は、剛(池松さん)と透(オダギリさん)がソル(チェ・ヒソ)を守るために見せた喧嘩シーン。元アイドルで所属事務所の社長と愛人関係にあった売れない歌手のソルは、自分が数いる愛人の中のひとりだと気づき、一方的に別れを告げる。しかし社長は旅先まで訪ねてきて復縁を迫り、つれないソルの態度に怒り心頭。「お前はもう終わった女だ」と言っているところへ、たまたま通りかかった剛が仲裁に入る。鬼気迫る形相で社長に近づいた剛は、「誰だ、お前!?」と凄まれ、胸ぐらの掴み合いになるが、そこに透が登場!透は「俺の弟に手だすなや」と社長にパンチや膝蹴りをお見舞いするも、手を痛め形勢逆転してしまう。普段から飄々としている透は、殴られながらも「(剛)にげろにげろ、この人つよいぞ、ごめんごめん!」といつもの調子を見せるのだが、果たして池松・オダギリさん演じる兄弟はソルを守れるのか!?ぜひ、劇場でこの結末を確かめてほしい。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年07月01日池松壮亮とオダギリジョーが兄弟役を演じ、石井裕也監督がオール韓国ロケを行った最新作『アジアの天使』。この度、2人と子役の佐藤凌が演じる“日本の家族”が韓国で出会う3兄妹を演じたキム・ミンジェ、チェ・ヒソ、キム・イェウンのインタビューコメントと仲睦まじいオフショットが到着した。兄・ジョンウ役は『新感染半島 ファイナル・ステージ』キム・ミンジェ両親を亡くしている3兄妹の兄・ジョンウ役を演じるのは、『新感染半島 ファイナル・ステージ』での悪役ぶりも記憶に新しく、マ・ドンソク主演『無双の鉄拳』や『ビューティー・インサイド』など多くの作品でバイプレイヤーとして活躍するキム・ミンジェ。自身の役柄について、「ジョンウという役は、絶えず何かを探している人です。彼は家長としての責任もあり、消えていく共同体としての家族を、もう一度蘇らせたい。そんな内なる熱が盛り込まれた役という気がしました。演じながら、自分の幼い頃を思い出し、家族について考えるようになりました」と語る。石井監督との初めての出会いについて聞かれると、「初めて会った時に、脚本についての話はほとんどせず、お互いの歩んできた人生について率直に話をしました。石井監督は僕の希望するもの、叶えたいものに興味を持ってくれたみたいでした。その時、本当の友人になれたと思います」とコメント、「本当に私が生きてきたことを尊重してくれたように思います」とふり返る。「また、他人を介して自分を見ることができ、誰かのために献身する。こういう物語は、実は今の韓国映画では相当少なくなってしまったような気がします、だから私はこういうストーリーを求めていました」と出演の経緯を明かした。そして、日韓のキャストとの共演については「(日韓の)違いは少なからず感じる部分はありましたが、それが互いを尊重するきっかけに変わったと思います。撮影をともにするうちに段々と心の扉が開いていく感じがしました、壮亮さんとオダギリさんは本当に素晴らしい俳優で、本当に惚れてしまいました!お互いの目を見ながら演技をしていると、彼らの今までの人生の内面が垣間見られるような瞬間を多く持てました。私たちは撮影を通じて本当の家族になれたような気がします、この共演そのものに感謝しています」と撮影期間中の交流を語る。ソル役チェ・ヒソ「不思議なくらい呼吸がよく合う」チェ・ヒソは幼少期に日本に住んでいたこともあり、日本語が堪能。撮影中は日韓のキャスト、スタッフのコミュニケーションの一助を担っていたという。石井監督との会話もほぼ日本語で成り立っていたそうだ。「通訳の方も入ってくださっていましたが、俳優の立場としてもう少し細かいニュアンスが伝えられるのではないかと思い、少しお手伝いをしました」と語る。石井監督については「はっきりしたビジョンがある方」と言い、「この作品はコメディのようでもあり、時々突拍子もなく可愛い場面もあります。でも最終的に言いたいのは、家族と愛に関することです。監督はとても心が温かい方で、そのカリスマ性に圧倒されますが、実は、少年のような心を持っている方です」とかねてよりファンだった石井監督の印象を語る。自身のソルという役柄については「剛(池松壮亮)という日本人男性に会って、家族にも見せられなかった自分の最もやわらかい、最も弱い部分が出てしまう。この人を通じて、もう少し純粋に自分の心を表現できるようになる、とても大きな人生の曲がり角で予期せぬ出会いによって新たな自分の姿を探していく。そういう女性です」と紹介した。池松さんとの共演については「壮亮さんは、日本映画で、主演であれ助演であれ、いつも抜群の演技を見せてくれる、本当にエネルギッシュな俳優だと思っていました。そんな方が相手役で、一緒に演技できて、とても嬉しかった」と語る。そして、「オダギリジョー先輩(笑)、私は大学の時、授業をさぼって映画館に行きオダギリさんの主演映画を観たことがあるほど大ファンでした。共演できてうれしかったです!」と告白。2人について、「本当に撮影が終わるまで、現場を離れない。そんな俳優さんたちを初めて見ました。彼らの演技に向けた態度と真心がものすごく感動的でした」と明かした。最後に「国籍も違うし、明らかに出演してきた映画のジャンルとかキャラクターも違うはずなのに、この作品で、皆一緒に集まると、ちょっと不思議なくらい呼吸がよく合う。それがとても不思議でした」と打ち明けた。妹・ポム役は「キングダム」などの注目俳優キム・イェウン姉・ソルの献身を素直に受け取れず反発する、喘息を抱える妹・ポムには、製作スタッフを経て短編映画や舞台で演技経験を積み、映画『小公女』、Netflixオリジナルシリーズ「キングダム」などに出演してきたキム・イェウン。自身の役柄について「見掛けは誰よりも無愛想で、水と油のように家族に溶け込めない。自分が一番賢くて、誰よりも世間を切り抜けていけると思っているが、一人で多くの苦悩を抱え、ずっと痛みと悲しみを背負っているような人物だと思います」と説明。「韓国の家族の中では、ミンジェ兄さんとヒソ姉さんとの撮影ではいつも2人が気遣ってくれて本当の兄妹のように過ごしました。壮亮さんとオダギリさんはいつもユーモアと笑いがあり、気持ちを楽にしてもらいました」と撮影をふり返り、「演技面でも日本人俳優のお二人からたくさん学びました」と明かす。「リハーサルでも100%の最善を尽くし、常に瞬間瞬間に取り組むことを教わりました。そんな二人の姿にとても感動しました。また、撮影がないときも壮亮さん、オダギリさん、凌くんは家族のようにずっと日常生活を過ごしていましたね、池松壮亮さんもお父さんのように子供に接し、オダギリジョーさんも伯父のように接していたように思います。数少ない私の演技経歴の中でも、一日一日が最高に楽しく、たくさんのことを学べた映画は初めてでした」と学びの多かった撮影現場だった様子。そして、「この映画は、言葉の通じない二つの家族が、集まることによって、お互いの足りないところを満たしていき、幸せを見つけ始める。おかしくて面白くて温かくて、初めて見るようだけど、どこかで見たような。恐らく、私たちが生きてみて感じたことすべてが詰まっている作品です。ぜひ多くの方に観ていただきたいです」と本作について語った。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年06月28日妻に先立たれた男が幼い息子を連れて日本を発ち、韓国に暮らす兄のもとへ。そんな彼らが出会ったのは、両親を早くに亡くした兄、姉、妹の三きょうだい。意思疎通にも少しの奮闘が必要な日本人3人と韓国人3人が、ひょんな巡り合わせから旅を共にすることになるが…。オール韓国ロケで作られた『アジアの天使』に、池松壮亮とオダギリジョーが兄弟役で出演。日本映画界を牽引する実力派2人が、韓国の撮影現場で感じたこととは…?オダギリジョー、池松壮亮の姿勢に「作品に対する誠意や本気度が見える」──兄弟役での共演はいかがでしたか?池松:実年齢からすると、ワケあり兄弟に見えないかなと心配で…。というのは冗談ですが(笑)、オダギリさんがリードしてくれるからこその高いレベルでのやりとりや駆け引き、画面に映らない部分も含め、瞬間ごとのセッションができました。兄弟のシーンはものすごく気に入っていますし、楽しかったです。オダギリ:印象的だったのは、池松くん、撮影現場では絶対携帯を見ないんですよ。池松:アハハハ!オダギリ:色んなところでこの話してるから、池松くんは今後、携帯を現場に持ち込めない事になっちゃうかも知れないけど(笑)。池松:大丈夫ですよ(笑)。オダギリ:池松くんと同世代の俳優の中には、待ち時間にゲームをしていたりする人もいるんですよ。それは時代の変化として受け入れてるつもりだけど、やっぱり正直なところどこかでイラッとするわけです(笑)。作品に真摯に向き合って無いように見えちゃって。でも池松くんは携帯すら見ないし、現場に台本も持って来ない。それって小さな事だけど、作品に対する誠意や本気度が見えますよね?そういう姿勢を見ると、僕も本気で向き合わないとヤバいという気持ちになりますよ(笑)。池松:(笑)。まだギリギリ若者の立場ではっきりと言うと、この国に、表に出てくる人に、真に格好いい大人ってどんどんいなくなっていると思うんです。そんな中、オダギリさんの品性と大切なものを見抜く力、思想とそれを表現し続けるセンスは圧倒的です。こういう方がいることの幸運に、もっとみんな気づくべきだと思います。「他の国の人たちと力を合わせてものを作るって、やっぱり素晴らしい」──そんなお二人で、95%以上が韓国のスタッフ・キャストという現場に臨まれました。池松:今の韓国を見られる機会は貴重でした。同時代を生きる隣の国の人たちが人生をどう生き、どう喜び、どんな痛みを負っているか。そして映画をどう捉えているか。ただし、撮影が大変だったのは確かです。意思を伝えるのにも、文化、言葉、ルール、歴史的な背景など、様々な違いに直面します。その分普段の何倍もの時間とエネルギーが必要でした。オダギリ:今回の場合、韓国映画のシステムとは言っても、韓国の常識的なシステムではなかったと思うんです。日本の方法論をお願いした形だったと思います。そんな中、心意気を持ったスタッフが集まり、作品をいいものにしようと心を1つにした事実はとても尊いもの。普段よりつらい現場だったとしても、この作品の為に身を削ってくれる姿は感動的でした。他の国の人たちと力を合わせてものを作るって、やっぱり素晴らしいですよね。何が起こるかも分からないけど、とにかく楽しい。池松:同じ物語を共有し、それを信じて、ご飯を一緒に食べて、ビールを飲んで、笑い合えていた。かけがえのない経験でした。──オダギリさんには韓国語の台詞、池松さんには英語の台詞もありました。オダギリ:母国語でない芝居だと、逆にシンプルにできたりもするんです。言葉のニュアンスにとらわれる必要がなく、気持ちを伝えるという原点に戻れるので。相手に感情が伝わるか伝わらないか、それだけの事です。海外の俳優を相手にするときのほうがむしろ純粋に芝居ができると僕は思っていて。だから、楽しめてはいます。その分、試されている気もしますし。──日本語、韓国語、英語が飛び交う台詞の中、ソル(韓国人きょうだいの長女)に英語で話すときの剛(池松さん)は声を張っていますよね。兄(オダギリさん)と日本語で話すときの声はゆるいのに。池松:それが人間ですよね(笑)。マスクをするようになってから声が随分と大きくなりました。相手に届けようとするからです。──まさに、剛の中にはソルに“伝えたい”という気持ちがあり、オダギリさんのおっしゃった「純粋な芝居」にもなっている気がしました。池松:あとは言葉自体の変な浮つきと浮遊しているような感覚。いくら日本語で喋っていても伝わっていないわけですから。そこが、この映画の圧倒的な面白さの一つだと思っています。言葉の意味や本来の価値を超越すること、縛られた概念を飛び越え、生き延びるために手を組んで本来あったはずの大きな心の自由に触れること。いつの間にか真実を見失っていたもの達が出会い、こびりついた価値を捨て、再生していく物語ですから。血のつながりだけではない「家族」──兄はビールと「サランヘヨ」で大抵のことは乗り切れるとも言っていますしね。池松:真理を突いていると思います。ビールとサランヘヨと天使は、この映画において奇跡を目撃するための魔法のようなものです。僕たちも今回の撮影中、物凄い数のビールを消費しました(笑)。オダギリ:海外の撮影では特に、お酒が大事なツールになりがちですね。撮影が終わった後の夕飯も、結局はどこかに食べに行かないといけないし。誰かを誘い、飲みながら喋ることで仲間意識が高まる。それに、韓国のビールってちょっと軽いからどんどん飲めちゃうんです(笑)。あの軽さが韓国特有のビール文化を作っているのかも知れないですね(笑)。──お酒を含め、食事のシーンからも登場人物たちの空気が伝わってきました。池松:この映画を観れば、韓国料理を食べたくなるはずです。食卓は直接的にその文化が映るものだと思います。美味しかったですし、とても心があたたかくなりました。最初は辛くてお尻が痛かったけど、慣れてくると平気でした(笑)。オダギリ:韓国映画の現場には「あったかい料理を食べよう」という意識があるみたいで、その点は本当に羨ましいですね。日本の現場だと当たり前に冷たい弁当ですから。撮影のときに利用した食堂がなんだか恋しくなってきて、いつかまた行きたいなと思っているくらいです。──本編では、池松さんのおっしゃった「概念を飛び越えた自由」が、家族のような関係を織りなす登場人物たちに託されています。お二人も芝居を通し、“兄弟”になったと言えますね。池松:劇中の兄貴にはどうしようもないところと、誇らしいところがあります。そういうキャラクターに懐の深さと目の奥の愛情深さと、韓国ビールを超えるような軽やかさをオダギリさんが反映してくれたと思っています。さらに映っているところ以外でも沢山助けられました。おかげで忘れられない疑似体験になりましたね。天使な兄貴でした。オダギリ:僕の場合、現実に兄弟はいないし、血のつながりを感じてきた相手は母親だけ。いま言っていても「血のつながり」って自分からは程遠いワードだなと思ったんですが、池松くんが弟であることで、何かを信じることができました。それって、家族に近づくということなんでしょうね。「信じる」ということが。家族や血のつながりをそんなに強く感じてこなかった自分が埋められる1つのピースが、「信頼」ということなのかもしれないです。(text:Hikaru Watanabe/photo:Maho Korogi)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年06月28日池松壮亮とオダギリジョーに、チェ・ヒソ、キム・ミンジェらが共演を果たした石井裕也監督の最新作『アジアの天使』。本作は、石井監督が初心に返り、これまでの経験値に頼らずにオール韓国ロケで挑んだ意欲作。この度、ソウルから江原道(カンウォンド)へ向かう旅で出会った2つの家族の距離感が伺える、リアルな食事シーンを切り取った場面写真が到着した。本作で、言葉も通じず、コミュニケーションもままならない2つの家族を結び付けたのは韓国料理とビールの存在。韓国ドラマでもよく見かけるのが、仲間と一緒に食事をして交流を深めることを大切にする文化。職場でのランチなども1人で食べることは珍しく、たいていは友人と連れ立っていくことが多いそう。韓国ドラマ・映画内の食事シーンは日本と比べると圧倒的に多く、本作でも食事シーンは印象的に登場し、また、食事中の会話で物語が展開していくなど、重要なシーンにもなっている。▼ジャージャー麺や餃子6人の最初の食事は旅の途中、墨湖駅(ムッコ・江原道から墨湖港近くにある駅)を出た後の中華料理店。チャジャンミョン(ジャージャー麺)やムルマンドゥ(水餃子)などを食べながら青島ビールを飲む。静まり返った店で黙々と食事をはじめる6人は、酔っぱらった兄のジョンウ(キム・ミンジェ)が妹のソル(チェ・ヒソ)と剛(池松さん)の恋の可能性を完全否定する。当の剛は韓国語が分からないため、何を言われているか分かっておらず、兄の透(オダギリジョー)が適当にごまかすひと幕も。▼家庭料理に舌鼓続いては、江陵(カンヌン・ソウルから東海岸へと向かう鉄道の終着駅)のソルの親戚宅での食事。コドゥンオキムチチム(サバとキムチの蒸し煮)や、チャプチェ(春雨炒め)、シレギクッ(大根の菜っ葉の味噌汁)といった定番の家庭料理が並ぶとともに、本作劇中に度々登場する缶ビールのCassFresh(カスフレッシュ)も振舞われる。ソルたちは久々の親戚との再会を懐かしみ、剛たちはあたたかい家庭料理に舌鼓をうつ。なごやかな雰囲気でリラックスした6人はひとときの休息を味わい、その晩、剛とソルの間にもある出来事が…。▼プルコギにキムチ、ラーメンも…最後はソルたち兄妹の住む家で、いかにも雑多な日常という感じの食事。テーブルの中央には、プルコギ(牛肉のすき焼き)はあるが、冷蔵庫からそのまま出したキムチのタッパーがあったり、ソルがカップ麺を食べていたり、冷凍のタッカンジョン(唐揚げ)が袋のまま皿に載っていたり…。めいめいが、膝をたてながらズルズルと麺をすすったり、小皿をガチャガチャさせながら無心で食べている姿は、まるで長年一緒にいる、気を許した家族のような雰囲気が感じ取れる。食事での会話の内容、食べ方で互いの距離感が徐々に近づいていく様子が見えてくる本作は、6人の食事シーンにも注目だ(料理解説:コリアン・フード・コラムニスト八田靖史※パンフレット一部引用)。石井監督は食事シーンの咀嚼音も大切にしており、それをしっかりと入れることで臨場感が伝わる演出を心がけたと明かしている。また、韓国での撮影中にも、撮影合間の食事はキャスト、スタッフ全員が手を止め、同じ時間にひとつの食堂にあつまって食事をとっていたといい、温かな食卓で英気を養いながら、そこでの会話から生まれた新たなアイディアも生かしていったという。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年06月26日池松壮亮が『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『ぼくたちの家族』などの石井裕也監督と再びタッグを組んだ『アジアの天使』。この度、池松さん演じる主人公と“兄”役のオダギリジョー、韓国で出会う元アイドル役のチェ・ヒソをとらえた【兄弟編】【恋愛編】2つの特別映像が解禁された。【兄弟編】最愛の妻を失い喪失感を抱える小説家の青木剛(池松さん)は8歳のひとり息子・学を連れ韓国へ渡った。疎遠になっていた兄・透(オダギリさん)から「韓国で仕事がある」という言葉を頼りにしたが、あてにしていた仕事は最初からなかったことが判明。代わりに韓国コスメの怪しげな輸入販売を持ちかけられるが、その事業も失敗。剛たちは、藁をも掴む思いでソウルから北東部にある海沿いの江陵(カンヌン)を目指す。妻を失い深い悲しみと向き合ったからこそ、言葉や文化を超えて人と人が分かり合おうとすることをあきらめない剛と、剛とは対照的な、いい加減に見えるがどこか憎めない飄々とした兄の透との息の合った掛け合いのシーンが映し出された本映像。江陵に向かう電車の中で黙々と小説を書く剛と、暇を持て余したように剛の後部座席からパソコン画面をのぞき込みちょっかいを出し始める透。うんざりしている剛をよそに「うるさくてもお兄ちゃんは言うべきことは言うよ」と話しかけ、続けて「お前の小説全然売れないな、ていうかお前旅が好きだよな、だから韓国まで来たんだろ、いや違う、生活に困ってたのか」と言う。剛はたまらなくなり「お前マジ勘弁してくれ、そのデリカシーの無さやばいぞ、お前のせいでこんな事態になっているんだぞ」と淡々と詰め寄るが、透はのらりくらり「お前って言うな、お兄ちゃんと言え」と適当にかわしてしまう。この池松さんとオダギリさんが織りなす兄弟ならではの軽快なやりとりも本作の魅力の1つ。疎遠だった兄弟は、この旅を通してどんな変化を見せるのか注目だ。【恋愛編】ソウルのショッピングセンターの一角で、剛は観客のいないステージに立つソル(チェ・ヒソ)を目撃する。元・人気アイドルで歌手のソルは、自分の歌いたい歌を歌えずに悩んでいたが、若くして亡くなった父母の代わりに、兄・ジョンウ(キム・ミンジェ)と喘息持ちの妹・ポム(キム・イェウン)を養うため、細々と芸能活動を続けていた。市場で再びソルを見かけた剛は言葉が伝わらないことを知りながら、泣いているソルをほっておけず、「大丈夫ですか」と日本語で話しかける。ソルは剛に気づくが、自分を見ながら笑っている剛に対して「なに笑ってるのよ!」と一蹴。その後、江陵行きの列車で再会した剛とソルは、それぞれの行き先を目指しながら旅を共にすることに。ソルの「あなたは私の言葉が理解できないからこっそり弱音をはいているだけ」と剛につぶやく。そして剛は言葉が分からないながらも、サングラス奥のソルの悲しげな表情を心配し寄り添っていく。映像には、旅を共にするうちに、同じ痛みを抱えていたこと、2人とも“天使“を見たことがあったことなど、しだいに距離が縮まっていく2人の様子が映し出されている。「あなたは私の運命の人なの?」最後に流す2人の涙の理由とは――。剛とソルの関係の行方も見逃せない。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年06月15日ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」をはじめ、独特の存在感と振り幅の広い表現力で、日本の映画、ドラマに欠かせない俳優・オダギリジョーが初めての連続ドラマを脚本・演出。主演の池松壮亮を筆頭に、豪華すぎる俳優陣が集結した。オダギリさんは映画監督としても、初長編『ある船頭の話』がヴェネチア国際映画祭に正式出品されるなど、その才能を発揮しているが、今回、温め続けたオリジナル企画を基に初めての連続ドラマの脚本・演出を手掛けることに。石井裕也監督の最新映画『アジアの天使』では兄弟役を演じている池松さんを筆頭に、永瀬正敏、麻生久美子、本田翼、岡山天音、玉城ティナ、くっきー!(野性爆弾)、永山瑛太、染谷将太、仲野太賀、佐久間由衣、坂井真紀、葛山信吾、火野正平、村上淳、嶋田久作、甲本雅裕、鈴木慶一、國村隼、細野晴臣、渋川清彦、我修院達也、宇野祥平、松重豊、柄本明、橋爪功、佐藤浩市といった縁のある俳優や主役級の超豪華な俳優陣が出演。かつてない規模で、予測不可能な物語が展開される。あらすじ鑑識課警察犬係に所属する警察官で、この物語の主人公である青葉一平(池松壮亮)と、彼の相棒である警察犬オリバーが次々と発生する不可解な事件に挑んでいくのだが、様々な思惑が入り乱れ…。脚本・演出 オダギリジョー「繰り返し自問しながら書いた作品」今、我々が生きているこの世界は、不確かなもので一杯です。何が真実で何が正義なのか、ますますわからなくなってきています。1年前の緊急事態宣言の中、巣ごもりと言われる生活を送りつつ、この時代に描くべき作品は何か?と繰り返し自問しながら書いた作品です。もちろん優等生なものになるはずはなく、賛否の大波紋を広げるであろう、世に『挑む』作品が生まれました。そして素晴らしいスタッフ、キャストが共に立ち上がってくれました。今、この世界で、共有してみて下さい。面白いかも知れません。世の中の何が真実で、何が虚構か。世界はとても不確かなものです。オダギリジョー主演 池松壮亮「お祭りのように撮影しました」忘れられない年となった昨年末に、リスクを減らしつつもフィジカルに、お祭りのように撮影しました。オダギリさんの生み出す可笑しな世界に魅了され、嫌なことやウンザリすることだらけの世の中から逃れ、この可笑しな世界にのめり込みました。可笑しさとは時に、人生において大きな支えとなります。困難に打ち勝つための力を秘めていて、そこにはパンクな要素があります。可笑しくて自由でパンクで優しいオリバーな犬、ご期待下さい!「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は9月17日(金)、24日(金)、10月1日(金)NHK総合にて毎週金曜22時~放送(全3回)。(text:cinemacafe.net)
2021年06月10日映画『アジアの天使』より、公開に先駆けて池松壮亮、チェ・ヒソ、佐藤凌の撮影の合間を映し出すメイキングムービーが到着した。池松さんが演じているのは、主人公のシングルファーザー、青木剛。その息子・学役は、子役の佐藤凌が演じ映画デビュー。そしてチェ・ヒソは、元アイドルで売れない歌手のチェ・ソルを繊細に演じている。到着したメイキング映像では、食卓を囲むシーンの合間に、つまみ食いをする佐藤さんとそれを見ている池松さんとチェ・ヒソ。まるで家族のような、ほっこりする撮影の裏側が公開。クランクアップ後の挨拶では、思わず涙する佐藤さんの姿も収められ、そこへすかさずチェ・ヒソが寄り添い、抱きしめる微笑ましい一幕も。オール韓国ロケで挑んだ本作。舞台で演技経験を積んだ佐藤さんは、今回オーディションで選ばれ、母親と一緒に韓国に渡り、2020年2月から1か月半に及ぶ韓国での撮影を行った。まだ8歳の佐藤さん。撮影中は、母親と二人三脚で演技の練習をして撮影に臨んだそうで、演じた役については「お母さんを亡くした学は、お母さんに会いたいと思っています。韓国に渡ってとても勇気がある子だと思います」と話し、思い出に残っているシーンは“学が海を見に行くシーン”だといい、「学は、海にいったらまたお母さんにまた会えるんじゃないかと思っているんです」と代弁。さらに、学が大切に持っている海辺での家族写真についても触れ、学がところどころで写真を眺めるシーンが印象的だとも語っている。そして佐藤さんは、池松さんについて「僕の撮影が終わるまで待っててくれたり、オレンジジュースを買ってくれたり、本当に優しくしてくれました」と撮影の合間も池松さんは父親ぶりを発揮していた様子。一方、池松さんも佐藤さんについて「まだ8歳の凌が韓国にきて、初めて映画という冒険に参加していましたので、僕自身も、凌自身もこの撮影が人生の特別な時間になったらいいなと思っていました」と話し、「父親としてなのか、同じ俳優としてなのか、男としてなのかは分かりませんが、凌の成長を見たかったというのはあります」と思いを明かしている。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年06月08日池松壮亮とオダギリジョー、韓国のチェ・ヒソやキム・ミンジェらを迎えた石井裕也監督の最新作『アジアの天使』。オール韓国ロケで挑んだ本作から、2つの家族をとらえた予告編が解禁となった。予告編には、心機一転、一人息子を連れて決死の覚悟で韓国にやってきた剛(池松壮亮)を「シャレだろ」と一笑に付しながら迎える兄(オダギリジョー)という、ぎくしゃくした兄弟のやりとりから始まる。韓国語も話せず新天地での生活を不安に思っている剛に、兄は「この国で必要な言葉は『メクチュ・チュセヨ』(ビール下さい)と『サランヘヨ』(愛してる)」と説く。そして、あるとき剛は、一人で泣き伏せている韓国の歌手ソル(チェ・ヒソ)と出会い、日本語で励ますが、その善意は伝わらない…。映像には、本作で本格的な共演を果たす、池松さんとオダギリさんのコミカルなやりとりが収められているほか、「異国の地で、不思議な旅が始まる」という言葉と共に、偶然の出会いをきっかけに、心に傷を負った日本と韓国の2つの家族が旅に出て、道中起こる様々な出来事を共に体験し、時には悪化した日韓関係についての話をしながらもビールを飲みかわし、同じ食卓を囲む1つの家族のような姿が映し出される。そして、「この広い世界、どんな天使がいてもいい」という言葉と共に、剛とソルが「見た」という摩訶不思議な“天使”の姿もしっかりと映し出されているが…。劇中に登場する、ヘンテコな天使とは!?剛とソルが出会ったことのある“天使”は、東洋のおじさんのような姿で、人の肩を噛むという、一風変わった天使だった。石井監督は、自身が手掛けた、オダギリさん主演のTVドラマ「おかしの家」(2015年10月/TBS系)でも使用していた“人を噛む天使”というキャラクターを本作の2つの家族をつなぐ要素として登場させている。天使は一般的に西洋の美しい少年のようなイメージになりがちだが、この“ヘンテコな天使”は「天使というのはこうあるべきだ」という、誰かが勝手に決めた価値観や固定観念にとらわれなくてもいいという作品全体のメタファーにもなっているという。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年05月28日池松壮亮やオダギリジョーが出演する、優しさと力強さが調和した人間ドラマであり、誰も見たことのないアジアの家族映画『アジアの天使』より、3種類のメインビジュアルが到着した。事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たちという、どん底に落ちた日本と韓国の2つの家族を描く本作。今回公開されたビジュアルは、池松さん演じる主人公・青木剛の背中に天使の羽が生えている写真や、2つの家族がおんぼろトラックと一緒に写るカットが使用されている。また、韓国語版のタイトル『あなたは信じないだろうけど』がハングルで表記されたビジュアルでは、砂浜でそれぞれが上を見上げるカットが使用され、“天使と出会った”というキャッチコピーも添えられた。今回、このビジュアルのデザインを手掛けたのは、昨今、日本の多くの映画ファンから注目されている韓国のデザイン会社「propaganda」(プロパガンダ)。できる限り文字情報などをそぎ落とし、余白が多く、シンプルなことがデザインの特徴としてあげられ、『溺れるナイフ』、『愚行録』、『あん』などの日本映画や、『はちどり』、『新感染ファイナル・エクスプレス』、ドラマ「愛の不時着」の韓国版ビジュアルが話題となった。本作は韓国チームとタッグを組み、韓国オールロケを敢行しており、宣伝ビジュアルにおいても日本と韓国のコラボレーションが実現した。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年05月18日『舟を編む』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』などの石井裕也監督がオール韓国ロケで挑んだ意欲作『アジアの天使』。この度、全州(チョンジュ)国際映画祭Q&Aイベントに現地・韓国ではチェ・ヒソが、日本から池松壮亮、オダギリジョー、石井裕也監督がリモート登壇した。5月8日閉幕の全州映画祭(4月29日~5月8日)のCinemaFest部門に出品された本作は、5月1日に韓国で初上映。舞台挨拶に主演の池松さん、オダギリさんや石井監督がリモートにて登壇。また韓国の舞台上ではヒロインのチェ・ヒソが登壇すると池松さん、オダギリさんらが手をふり、久しぶりの再会を互いに喜び合った。韓国初上映ということもあり、観客からの質問が多く寄せられる中、キャストたちは時間の許す限り応えた。まず、上映を終えた観客へひとこと言葉を求められた池松さんは「アニョハセヨ」と一言挨拶すると、続けて「韓国のお客さんに初めて観てもらえて嬉しいです、本来であれば韓国に行きたかったのですが、この状況下なのでなかなか韓国に行けず残念です」とコメント。続いてオダギリさんは「映画祭自体を開催するのが大変な状況だと思いますが、お客さんもこういう状況の中、映画を観にきてくれて嬉しいです、映画祭を心から応援したいと思っています」と語る。映画祭の舞台上にいるチェ・ヒソからも「この映画が完成した当時(新型コロナウイルス蔓延初期)は映画祭などで直接お客さんに観せられると思っていなかったので、ぜひこの時間を楽しみたいです」と喜びを明かした。オダギリジョー、“その国に合わせて0から”が「新鮮で心地いい」韓国、日本のキャストを起用して韓国で映画を撮ろうと思ったきっかけを聞かれた石井監督は、「プロデューサーのパク・ジョンボムさんと2015年に釜山映画祭で出会って韓国は特別な国になりました、“彼と出会えた奇跡”を韓国で撮りたいと思っていました、それが数年越しに叶いました」と企画の成り立ちのエピソードを披露。撮影中のエピソードや大変だったことを聞かれたオダギリさんは、「海外での撮影はもちろん大変なことだらけですが、日本のシステムを捨て、その国に合わせて0から戦っていかないといけないのが実は新鮮で心地いいんです。実際、韓国の俳優の皆さんとの撮影は楽しかったですし、夜お酒を飲みかわしながら友情を育んでいけたと思います」と韓国での撮影時の思いをふり返った。池松さんへは小説家である剛に対して、もし劇中で小説を書き上げていたとしたら最後の言葉は何で締めくくったのか?との踏み込んだ質問が及ぶと、オダギリさんや石井監督から「難しいー!」と言われるなか、池松さんは頭を抱えながらも「『天使に会った』というのはどうでしょうか」と返答、会場からは拍手が巻き起こった。チェ・ヒソ、演じた元・人気アイドルの感情の変化を解説また、チェ・ヒソは演じた元・人気アイドルのソルが劇中よくサングラスをかけている意図に関して問われると、「ソルはアイドルを目指しながらも失敗して、その悲しみやトラウマで傷ついた心を隠したくてサングラスをかけていたと思います」と回答。「ソルは剛たち家族に出会って変わりはじめます、そのきっかけのシーンとして愛人関係にあった社長と喧嘩するシーンがあるんですけど、そこで吹っ切れて無名でもいい、このままの自分でいいと決心するのです。それ以降彼女は変わっていき、愛の表現を家族にもできるようになったと思います。あるシーンでも警察官に剛の息子・学に対して『家族ですか?』と尋ねられた時にもはっきり『家族です』と言うのです。家族ではないけど家族のような繋がりを確かに感じて出た言葉だと思います」と、ソルの劇中での感情の変化を丁寧に語った。石井監督「家族の価値観や固定概念を無くそうと思って」最後に、本作で出会う韓国と日本の2つの家族、家族とはどういうものかの質問に石井監督は「家族の価値観や固定概念を無くそうと思って作りました、どんな関係であってもいい、好きなものを食べて、お酒を飲むこと、それだけでいいと思っています」と明かし、続けて池松さんも「家族、天使、言葉、価値観、あらゆるものが概念であり、いかに自分たちがそういうものに縛られているかと感じます。韓国ロケの最中、僕たちは、家族でもない、チング(友人)でもない、ゆるやかな生命共同体みたいなものになれました。家族とは“自由な共同体である”と思います。この映画の家族はともに同じ物語を信じられた人たちだと思う。それが、この映画においての家族だったと思います」と真摯にコメント。続いてオダギリさんは、多くの家族が住むシェアハウスを引き合いに出し「例えばシェアハウスのような環境で育った子供にとって、血のつながりはなくても、彼らのことを大切な家族だと思うでしょう。いくら血が繋がっていても不幸な形はあるだろうし、血が繋がっていなくても幸せという事があるように、人と人との繋がりのほうが重要だと思います。血のつながりは関係ないんじゃないかなと思います」と家族の在り方について持論を明かしていた。最後には、客席にいたチェ・ヒソ演じるソルの妹・ポム役のキム・イェウンも舞台に登壇するサプライズもあり、会場は温かい拍手で包まれながらイベントは終了した。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年05月10日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の世界的な流行によって、1年の開催延期が決定された東京五輪。開催日は2021年7月23日に変更されましたが、同年5月現在、コロナウイルスは終息するどころか、さらに感染を広げています。東京五輪を開催すれば、世界中の選手が来日する上、多くの医療従事者が協力を求められることに。開催に対し、「今はそんな場合ではない。中止にするべきだ」という声が相次いでいます。東京五輪の反対意見ついて、池江璃花子選手が持論を展開白血病の治療で一度は東京五輪の代表の座を逃したものの、開催の延期によって奇跡的に内定をつかんだ競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手。同月7日、池江選手はTwiterで「辞退してほしい」「開催の反対に声を上げてほしい」といった意見が寄せられていることを明かしました。そういった東京五輪の開催反対を求める声に対し、池江選手は丁寧な言葉で持論を展開しています。いつも応援ありがとうございます。Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています。私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。1年延期されたオリンピックは↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 期待に応えたい一心で日々の練習をしています。オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います。— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 池江選手だけでなく、きっと多くの選手がコロナ禍での開催に不安を感じているでしょう。しかし、五輪開催の決定権は選手にはありません。現在も選手たちは、私たちと同じように感染や重症化のリスクにおびえながら生活を送っています。決定権のない選手にそういった言葉を投げかけるのは、見当違いといえるでしょう。一連の投稿に対し、合計でおよそ40万件もの『いいね』が寄せられました。文章を通して、池江選手のもどかしい気持ちは多くの人に伝わったようです。・選手個人にそんなことをいってもね…。企業の不祥事で社員を叩くようなものでは?・五輪開催反対の気持ちは分からないでもないけど、選手に「辞退しろ」というのは違うでしょ。・すごく言葉を選んで発言してるのが伝わってくる。お門違いの批判だよ…。五輪は多くのアスリートにとって世界の頂点であり、あこがれの場所。だからこそ、今の状況は心苦しいものでしょう。「今やるべきことをまっとうし、応援してくれる人の期待に応えたい一心でいる」という池江さんの言葉は、きっとほかの選手も同じはず。東京五輪がこの先どうなるかは分かりませんが、懸命に練習している選手個人に中止を求める声がなくなることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2021年05月08日『舟を編む』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』を手掛けた石井裕也監督最新作『アジアの天使』より新場面写真が到着した。石井監督が改めて初心に返り、これまでの経験値に頼らずにオール韓国ロケで挑んだ本作は、池松壮亮、オダギリジョーが演じる青木剛とその兄が、ソウルで出会った韓国の3兄妹と共に旅するロードムービー。優しさと力強さが調和した人間ドラマであり、誰も見たことのないアジアの家族映画となっている。心に大きな喪失感を抱える剛は、息子・学と兄のいる韓国へ渡り、売れない歌手ソル(チェ・ヒソ)を偶然見かけ、一瞬の出会いにもかかわらず、そのどこか憂げな佇まいに不思議な魅力を感じる。一方ソルは、亡き父母の代わりに、末端労働者の兄・ジョンウ(キム・ミンジェ)と喘息持ちの妹・ポム(キム・イェウン)を養うため、もがきながらも懸命に生きようとしていた。そして、剛、学、剛の兄がソウルから江原道へ走る列車で剛とソルは再会し、ソルの兄妹と共に6人の旅が始まる。言葉が通じない中で最初はぎこちなかったが、次第に交流を深めていく彼ら。到着した場面写真では、韓国料理を食べているシーンや、ビールを飲みながら互いを理解し合っていく様子。江原道の海辺で剛と学が語らう場面が切り取られている。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年04月23日2021年3月21日、二度目の緊急事態宣言が解除されてからもまん延し続ける、新型コロナウイルス感染症。感染者数が増える実情を受け、東京都は同年4月9日、まん延防止等重点措置を適用しました。このまん延防止等重点措置の影響で、飲食店が営業時間を20時までに短縮せざるを得なくなっています。武井壮の『例え』に共感情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、まん延防止等重点措置が適用される中、『コロナ疲れ』ともとれる人々の実態を報道。一部の人々の間では、会議やパーティができるスペースを時間単位で借りられる『レンタルスペース飲み』が流行しているそうです。※写真はイメージレンタルスペースは、飲食店の営業時間が終わった後も利用可能とあって、深夜や朝方まで活用されている現状が取り上げられました。同番組のMCを務める俳優の谷原章介さんは、レンタルスペース飲みに難色を示しつつ、「自粛生活でみんなストレスが溜まっている感じがする」と意見。谷原さんの発言に共感する姿勢を見せ、武井さんは次のように述べました。みんな今、例えばスポーツでいうと、「お前らいいっていうまで走ってろ!」といわれているようなもんで。そうすると何が起きるかっていうと、いつ終わるか分からないからゆっくり走るんですよ。人によっては早く走れるけど。それはやっぱり、ゆるんでくるっていうことなんですよ。だけど、「1キロ本気で走ってこい!」っていったら、めちゃめちゃタイムが上がったりするわけですよ。だからゴールがあるとか、見極めができるとか…限りがあると人は頑張れるけど、今みたいな「10周終わったらあと5周走ってこい」っていわれるんだと思うと、とにかくこうなるんだろうなっていういい例ですよね。めざまし8ーより引用緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などに振り回される、人々の気持ちをスポーツに例えた武井さん。武井さんの意見に、ネット上では共感の声が相次ぎました。・これは結構大事な指摘。ウイルスが相手なのでゴールは見えないと考えるのが誠実だと思うし、それなら持続可能な範囲でしかやれない。・武井壮さんに共感。ゴールが見えなければなまける人、力を抜く人はいるもの。・「なるほど!」って思うくらいにぴったりな表現。「いつまでかは分からないけど走ってこい」っていわれたら、たしかにゆっくり走るわ…。しかし、相手は目に見えないウイルス。終息という『ゴール』は、誰にも分からないというのも事実です。同月19日に400人を上回る感染者を確認した東京都は、早ければ今週中にも三度目の緊急事態宣言を要請する可能性があることを示しています。どんな立場であれ、『コロナ疲れ』を感じている人は多いはず。日本政府の決断を求めるだけでなく、非接触で楽しめるオンラインで飲み会を開くなど、一人ひとりが周りに声をかけ合って乗り越えたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月20日タレントの武井壮が、9日と11日にYouTube公式チャンネル『武井壮百獣の王国』で行った生配信で、芸能界の不正疑惑問題に言及した。9日の生配信で、視聴者から「マリエさんが島田紳助さんにパワハラをされたという動画を出しました。日本の芸能界について話してほしいです」との声が寄せられ、「今はあまりそんなことないよ。昔はそういうことがあったんでしょうね。俺はそういう現場を見たことがないからあまり分からないけど、昭和・平成とかの初期ぐらいの頃とかそんなこともあったのかな」とコメント。「コンプライアンスとか今ほど厳しくない時代だったから、100%パワハラで無理矢理体を要求して番組に出させるみたいな感じということよりも、お互いのしがらみがあったんじゃないの? でも、今の芸能界はそういうことをやったらすぐに終わるから。今はそんなこと無理じゃない? パワハラをして女の子を自分の手ごめにして、『なんとか俺の番組に出すから』なんて、今はほぼ無理じゃない?」と投げかけ、「『芸能界はそんなところだ』と言われても、全然そんなところじゃないですよ。すごい健全なところだし」と主張した。そして、「結局お仕事をしているのは人間同士。芸能界が本当に力のある人間だけが、上からの順位で番組に出ているとかではないですから。当然、使う側も作る側も出る側も人間の好き嫌いがあって」「(互いの)要望が噛み合った人が出ていると僕は思っているので、仕事をいっぱいもらっている人はそういうふうに人に呼ばれやすい、人が呼びたいと思っている人が出ていると思う」と分析。「面白いとか能力が高いとかいろんな見識があるとか、そういった人たちが今は求められている時代だと思うので、そんなにおかしなことでテレビ出演は決まってませんし、芸能事務所とテレビ局がガチガチで人を干したりするのは、昔のように横行している時代は終わったと思う」と推測した。11日の生配信では、この「芸能界は健全なところ」発言に対して、視聴者から「理想論というか空論」と指摘され、「そりゃあ、そうだよ」と認めた武井。その発言の真意について、「どんな業界もそうだけど、全員が健全じゃないと『健全』とは言えないのかな? と俺は思うけどね。どんな業界でも不正をしてしまう人はいるし、政治もそうだし、教職もそう。警察官や会社員だって不祥事、違法行為もする。でも、芸能界で不祥事やあまり美しくないニュースが流れた時は目立つのよ。世の中の人の目にすごく触れるから、すごい悪いところみたいに思われがちだけど、俺がそういうコメントをしたのは別に『芸能界の全員が健全でクリーンな場所ですよ』というためではなく、一部そういう人たちもいるかもしれないよねということ。一部でそういう風紀が乱れたり、違法行為をしたり、そういう人たちがいるのはもう分かってるじゃん。ニュースになったりしてるんだから。そんなこと、俺だって分かってる」と訴えた。さらに、「そんなこととは無縁に誠実に仕事に向き合っている人も、どの業界も一緒だけどいるから。みんながそういう汚い思いで仕事をしている業界じゃない。そこに腹が立っているのよ」と吐露。「それはマリエがどうとか、関係無しで話をしているのよ。マリエが発言をして、誰かが救いの手を差し伸べるのは全然良いことだと思う。本当にそんなことがあるなら、悪しき慣習だから無くしていくべきだと思う」とマリエが告発した思いにも寄り添いつつ、「俺が『芸能界はそんな場所じゃないよ』と言っているのは、『全員がそんな人間じゃないよ』ということ。そんなことを全くせずに、ちゃんと仕事をとっている人は山のようにいるし、そんなことで出演者と付き合ってない制作の人も山ほどいて、すてきな思いで仕事をしている人もすごくたくさんいるから」と理解を求めた。また、「俺は年間1,000本ぐらい番組とか芸能の仕事をやって、10年間で1万本ぐらい出ているけど、そんな汚い仕事の取り方したことは1度もないし、そんな現場を生で見たことは1回もない」と自身の経験も踏まえ、「そんなの(不正行為)が芸能界の当たり前じゃないし、それがもしいたとしたら、そっちが異常な話」「『全員が聖人』だなんて言っていることではない」と補足してこの話題を締めくくっていた。
2021年04月11日競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手が、2021年4月8日、東京五輪の400メートルリレーの代表に内定。池江選手は、同月4日にもメドレーリレーで代表に内定しており、今回で2つ目の日本代表入りとなります。競泳・池江璃花子選手が東京五輪代表に白血病回復からの内定に「素晴らしい奇跡」この日、女子100メートル自由形で優勝し、2冠を達成した池江選手。2019年2月に、白血病であることを公表していたため、競泳で復活した姿は多くの人の心を打ちました。ネット上では「おめでとう!」「暗い話題が続く中でいいニュース!」などの声が上がっています。池江さんの輝く姿は、同じく白血病を患っている人たちへの励みにもなるでしょう。これからも、努力し続ける池江選手を応援したいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月08日映画『アジアの天使』が2021年7月2日(金)にテアトル新宿ほかにて全国公開される。石井裕也監督最新作『アジアの天使』映画『アジアの天使』は、『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞し、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』ではアジア・フィルム・アワード、アジア最優秀監督賞を受賞、その他にも『町田くんの世界』『生きちゃった』など話題作を発表し続けている石井裕也監督の最新作。95%以上のスタッフ・キャストが韓国チームで、ロケ地はすべて韓国という意欲作となっている。新しい家族の形を模索する人間ドラマ“元々異国の地で映画を作ることに興味はあった”という石井裕也監督が『アジアの天使』で描くのは、日本と韓国の2つの家族がソウルで出会い、新しい家族の形を模索するという人間ドラマだ。物語には、作品タイトルにもなっている“天使”が登場。主人公の剛とソルはお互いに“天使”に会ったことがあり、その天使は東洋のおじさんのような姿で人の肩を噛むという、一風変わった天使だった。“人を噛む天使”はオダギリジョー主演のTVドラマ「おかしの家」(2015年10月/TBS系)にも登場したキャラクターで、本作では2つの家族をつなぐ要素として登場させている。天使は一般的に西洋の美しい少年のようなイメージを持つ人が多いが、この“ヘンテコな天使”は「天使というのはこうあるべきだ」という、既存の価値観や固定観念に囚われなくてもいいという作品全体のメタファーになっている。主演に池松壮亮そんな本作『アジアの天使』で主演を務めるのは、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』をはじめ数々の作品で石井裕也監督とタッグを組んできた池松壮亮。8歳のひとり息子・学と共に、疎遠になっていた兄が住むソウルへと渡る主人公・青木剛役を演じる。オダギリジョーや実力派女優チェ・ヒソもまた、青木の兄役には、池松との本格的な競演が初となるオダギリジョーを起用。ヒロイン チェ・ソル役は、『金子文子と朴烈』で長編映画初主演を果たし、第23回 釜山国際映画祭では俳優賞に輝いた実力派女優チェ・ヒソが務める。映画『アジアの天使』<ストーリー>8歳のひとり息子の学を持つ青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ渡った。日本から逃げるように。「韓国で仕事がある」と兄から告げられていた剛だったが、兄の生活はその日暮らしで貧しく、想像していたものとは違った。ほとんど韓国語も話せない中、怪しい化粧品の輸入販売を手伝う羽目に。一方、ソウルでタレント活動を行っているが、市場のステージで誰も聞いていない歌を歌う仕事しかないチェ・ソル(チェ・ヒソ)は、所属事務所の社長と関係を持ちながら、自分の歌を歌えない環境やうまくいかない兄や妹との関係に心を悩ませていた。しかし、その時彼らはまだ知らない。事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たち ── どん底に落ちた日本と韓国の2つの家族が共に運命を歩んでいき、奇跡を目の当たりにすることを・・・。作品情報『アジアの天使』公開日:2021年7月2日(金) テアトル新宿ほかにて全国公開出演:池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー、キム・ミンジェ、キム・イェウン、佐藤凌脚本・監督:石井裕也エグゼクティブプロデューサー:飯田雅裕プロデューサー:永井拓郎、パク・ジョンボム、オ・ジユン撮影監督:キム・ジョンソン音楽:パク・イニョン制作プロダクション:RIKIプロジェクト、SECONDWIND FILM製作:『アジアの天使』フィルムパートナーズ配給・宣伝:クロックワークス助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会、KOFIC、ソウルフィルムコミッション、カンウォンドフィルムコミッション
2021年04月05日2021年4月4日、競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手が、東京五輪の代表に内定しました。池江選手は100mバタフライ決勝で57秒77の記録を打ち出して優勝。また、400mメドレーリレーの派遣標準記録を突破しています。インタビュー中では感極まり、美しい涙を流した池江選手。代表の内定について、このようにコメントをしています。「57秒台が出るとは思わなかったし、リレーの派遣標準記録も切れると思わなかった。一番戻ってくるのが時間がかかる種目だと思っていた。優勝も狙っていなかったけど、何番でもここにいることに幸せを感じようと思った。仲間たちが全力で送り出してくれて、とても幸せ。本当にうれしかった。言葉にできない。ものすごく自信がついたレースだった」サンケイスポーツーより引用池江選手は2019年2月に、白血病であることを公表。当時、東京五輪は2020年に開催が予定されていたため、多くの人から惜しむ声が寄せられていました。五輪は多くのアスリートにとって、目標といえる大会です。池江選手は白血病の発覚に加え、東京五輪への出場が絶望的だったことに大きなショックを受けたことでしょう。つらい治療を乗り越えた後、リハビリや練習に励んできた池江選手。今回の内定に対し、多くの人から祝福する声が寄せられています。[文・構成/grape編集部]
2021年04月04日「最近の松さんは、お裁縫にハマっていると話していましたよ。娘さんが4月から小学校に上がるので、その準備に余念がなく、夜な夜な通学グッズを縫っているんだとか」(芸能関係者)一人娘を子育て中の女優、松たか子(43)。ギタリストの夫・佐橋佳幸(59)との間に生まれた長女は、この3月で6歳になった。わが子の進学準備に追われる私生活の忙しさに加えて、この春、松は仕事面でも多忙に。4年ぶりの連続ドラマに主演するのだ。「4月開始の『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)というドラマです。ちょっとユニークなタイトルどおり、松さんが演じる主人公はバツ3の女社長。元夫3人に振り回されるという設定なんです」(テレビ局関係者)本誌は3月半ばの日中に、このドラマの撮影に取り組む松の姿を目撃している。千葉県内の公園でラジオ体操に励むシーンを撮影中だったが、“洋服好き”の役ということで、鮮やかな黄色いスエットの上下姿が目をひいていた。ファッション面でも目を楽しませてくれそうなこの作品。一方で、発表当時からドラマ通たちが熱い期待を寄せる、別の理由もある。「松たか子主演で、坂元裕二氏が脚本。そこに松田龍平(37)も出るとなれば、名作『カルテット』の布陣だと話題なんです」そう教えてくれたのはテレビ誌記者。『カルテット』は’17年放送のTBSドラマだ。「視聴率はそこまでではなかったものの、質の高い会話劇として、熱狂的なファンが多い作品です」■『カムカムエヴリバディ』ヒロイン役のオファーが……松の連ドラ主演も、この『カルテット』以来なのだ。「松さんも“坂元さんの脚本は言葉が面白い”と言っていました。久々に連ドラ主演を決めたのは、坂元さんの脚本なら、ということもあるのでしょう」実は松、この『大豆田とわ子』のために、ある大きなオファーを断ってもいたようで――。「松さんに朝ドラのヒロイン役のオファーがあったのです。’21年度後期放送の『カムカムエヴリバディ』です」(前出・芸能関係者)同作は“朝ドラ初の3世代ヒロイン”と話題で、それぞれを深津絵里(48)、川栄李奈(26)、上白石萌音(23)が務めることが昨年末に発表されている。「深津さんが演じる役が3世代の中間の代にあたるのですが、この役の候補として当初、松さんの名前が挙がっていたのです。松さん側も検討までしていたといいます」(前出・芸能関係者)朝ドラヒロインという大役に、松側も興味はあったようだが……。「最終的にこの打診を断ることに。『大豆田とわ子』と撮影スケジュールが重なっていたようですね」朝ドラに“NO!”を出してまで挑む今作。通も唸る演技派ママ女優の熱演の凄味を、テレビで毎週見られるのはもうすぐだ。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年03月30日インターネットの普及にともない、世の中にはさまざまなネットニュースが配信されるようになりました。情報として参考にできるものもあれば、書かれている内容が事実か判断のつかない記事も数多く存在しますよね。2021年3月19日に、タレントの武井壮さんがTwitterを更新。ネットニュースにまつわる持論を展開しました。武井壮「誰もが未熟なんだから」ネットニュースを読む際に、武井さんが気を付けていることは…。ネットニュース『だけ』を見て誰かを『悪人』だと思うことは絶対にしないようにしていますそれと、ひとつの出来事や失言だけでも判断しないようにしています『誰もが未熟』なんだから— 武井壮 (@sosotakei) March 18, 2021 武井さんは、他者が起こしたトラブルなどの出来事について、ネットニュースに書いてある内容だけでは判断しないように努めているそうです。また、人間は誰しも完ぺきではないことに触れ、「1つの出来事や失言だけで判断しないようにしている」とつづりました。投稿に対し、ネット上では次のようなコメントが寄せられています。・さすが武井さん。心の広さも百獣の王並み。・その通りだと思う。ほんの一部分だけ切り取って報道されることもあるしね…。・正論ですね。実際にそうあろうとするのは、なかなか難しいけど、大切な姿勢だと思います。誰もが場所や時間に限らず、多くの情報を受け取れる社会になったからこそ、受け取る側にも適切な判断が求められているのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年03月20日95%以上のスタッフ・キャストが韓国チーム、オール韓国ロケで挑んだ、石井裕也監督の最新作『アジアの天使』が公開されることが決定。併せて、ティザービジュアルと場面写真が解禁となった。本作は、『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でアジア・フィルム・アワード、アジア最優秀監督賞を受賞し、ほかにも『町田くんの世界』『生きちゃった』など数々の名作を発表し続けている石井裕也監督の最新作。キャストには石井監督と数々の作品でタッグを組んできた池松壮亮が主演で参加、2人は韓国初進出となる。そして池松さんの兄役には韓国でも絶大なる人気を誇るオダギリジョー。日本映画を牽引する2人の本格的な競演は本作が初となる。韓国映画界からはヒロインとして『金子文子と朴烈』で長編映画初主演を務め、2018年に第23回釜山国際映画祭でも俳優賞を受賞している実力派女優、チェ・ヒソが参加した。「元々異国の地で映画を作ることに興味はあった。自分の経験値や感覚が通用しなくなった時に果たしてどんな新しい発見があるか、そのことに大いに興味があったからだ。それに、映画とは本来途方もなく自由なもののはずで、狭い世界など軽々と飛び越えていけるもののはずだ。そういう映画の可能性に期待もしていた」と語る石井監督。2014年の釜山国際映画祭に審査員として参加したときに出会った、韓国のパク・ジョンボム監督と意気投合し、それ以来韓国という国が自分にとって「外国のひとつ」ではなく、「とても大切な友達が住んでいる国」に変わったという。「そのときに、映画を撮れると確信した。韓国という国の全容はもちろん外国人である僕には分からないが、友達の心の痛みを想像することができるなら映画も撮れると、直感的に思った」と語っている。本作の撮影中に新型コロナウイルスが世界に蔓延し始めるという危機に遭遇しながらも、2021年のいま、韓国と日本の現在のリアルな姿を描きながら、映画という自由な可能性に真っ向から挑んだ意欲作が誕生した。今回解禁されたティザービジュアルには、2つの家族が砂浜に佇み、空を見上げる姿が写し出されている。優しさと力強さが調和した石井裕也監督の新境地であり、誰も見たことのない「アジアの家族映画」に期待が高まる。また、釜山国際映画祭の公式Youtubeでは、オンラインで同時代を生きる映画人同士がつながり、お互いの悩み事や日常生活の変化について気軽に話してみようという趣旨の企画「アンニョンプロジェクト」として実施された、池松さん、チェさん、オダギリジョーさんによるオンライントークの様子が公開されている。■キャストコメント池松壮亮日本と韓国のスタッフが一緒に映画を撮るにあたり、韓国の皆さんは本当に温かく僕たちを迎えてくれて、日韓の関係性がこの映画でより良い作用が生まれればと思います。そして、世界中の人たちが家族と会えなかったり、心の距離も離れてしまった今こそ、この映画を公開できることの意味がすごくあるのではと思っています。オダギリジョーこの映画はいくつもの困難を越えて完成しました。石井監督はいつも、何かに挑戦し、闘う姿勢を崩しませんが、今回はいつも以上に苦しんだのではないかと思います。世の中の困難を乗り越えた向こうに、朝日なのか夕日なのか、希望の光のような映画を観たいと思いませんか?チェ・ヒソ石井監督は「この映画には国籍がない」と言っていました。この映画は国境を越えて痛みを共有する2つの家族の物語です。そして今、私たちはコロナの苦痛を共有していますので、すべての人にとってタイムリーな家族の映画になると思います。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年03月10日2021年2月現在、『あだ名禁止』というルールが、全国の小学校で広がりつつあるといいます。これはいじめを防止するという観点で実施されているもので、一部の小学校では校則で禁止にされていたり、名前に『さん』付けを求められたりしているそうです。『あだ名禁止』ルールに武井壮が…?同月26日、タレントの武井壮さんがTwitterを更新。あだ名を禁止するルールについて、次のようにつづっています。あだ名禁止色んなことあって社会性を学ぶんじゃないのかなあ?オレは子供の頃から鍛えて身体強かったからあまりいじめられたり弱い立場になった事ないから嫌な気持ちの人のこと分かんないと思う『強い子は弱い子や仲間に入りにくい子を守りなさい』って全員で毎日話せたらいいと思うんだけどなあ— 武井壮 (@sosotakei) February 26, 2021 現場はそんな簡単じゃないからあだ名被害を受けてる子のために禁止するのもひとつなんだろうね教育、家庭や学校でもっと根本的に素敵な思いやりある人を育てられる形ってどんなのが理想なんだろうなあむずかしい— 武井壮 (@sosotakei) February 26, 2021 子供の頃から身体を鍛えていたこともあり、いじめられた経験がないという武井さん。「『強い子は弱い子や仲間に入りにくい子を守りなさい』と全体に伝えていけたらいいのでは」と持論を述べつつも、教育現場の大変さに理解を示していました。武井さんは、あだ名禁止のルールに疑問を抱くのと同時に、「『いじめ』という問題自体を、どのように解決するのが理想か」について頭を悩ませたようです。武井さんのツイートには、さまざまなコメントが寄せられています。・人権を侵害するようなあだ名もあるので、難しいですよね。私は学生の頃、禁止にしてくれたほうがよかったなと思います。・僕は少しいじめに遭っていましたが、不快でなければあだ名はよいものだと思う。禁止にしても、ギスギスが増える気がするなあ。・その通り。根本的な問題を解決することが大事。なくすべきは『あだ名』ではなく、『いじめ』ですよね。あだ名禁止のルールは、賛成派、反対派で意見が分かれているようです。しかし、『いじめ』という根本的な問題がなければ、このような議論が生まれなかったのも事実。そして、いじめは学校だけでなく、大人社会でも起こっています。いじめをなくすためにも、一人ひとりが他人を傷付けない言動を心がけることが大切だといえます。[文・構成/grape編集部]
2021年02月28日●感情移入して晴彦を心配「応援したくなりました」『仮面ライダージオウ』(18~19)で主演を務め、一躍脚光を浴びた俳優の奥野壮。フォトジェニックな風貌とクラシックバレエで培ったしなやかな体が武器である奥野の最新出演映画は、BLコミックの映画化作品『劇場版ポルノグラファー~プレイバック~』(2月26日公開)で、奔放な母親に翻弄される青年役に扮している。本作は、官能小説家の木島理生(竹財輝之助)と、“官能小説の口述筆記”という奇妙な出逢いから恋人になった久住春彦(猪塚健太)が紡ぐ官能的ラブストーリーで、ドラマ版に続いてメガホンをとったのは、永瀬廉主演映画『弱虫ペダル』(20)などで知られる三木康一郎監督だ。原作は丸木戸マキ氏のコミックで、最初はフジテレビの動画配信サービスFODでの実写ドラマで人気に火がつき、その後、地上波でのドラマ2作を経て、ついにスクリーンでお目見えとなった。――まずは、『劇場版ポルノグラファー~プレイバック~』で明実静雄役としての出演が決まった時の感想から聞かせてください。すでにお二人で完成されている世界観があったので、静雄はどんな立ち位置の役なんだろう? と思いながら台本を読んで「ああ、なるほど」と納得しました。2人の仲をかき乱す役なのかな? と思ったら、どちらかというと2人の仲を繋げるような大切な役という印象でした。――BLの世界観に対して抵抗感などはなかったですか?全くなかったですし、恋愛は自由にすればいいのではないかと思っています。――静雄役を演じるにあたり、どんなことを意識しましたか?三木監督からは、衣装合わせの時に「ちょっとやんちゃだけど、母親があんなふうだから静雄はしっかりしている」とお聞きしたので、そこを頭の中に入れながらも、僕と同じくらいの年齢で、静雄と同じようにやんちゃで、お母さんがスナックをやっている友達もいたので、割と身近な存在に感じながらナチュラルに演じることができました。――主演の竹財さんや猪塚さんと共演してみていかがでしたか?竹財さんは理生のように意地悪ではなく、本当に優しい方でした。素の時もゆっくりしたテンポでしゃべる方で、すごく新鮮に思いました。猪塚さんは、あまり共演シーンがなかったのですが、お芝居を見ていて、きっと真っ直ぐな方なんだろうなという印象を受けました。――木島は春彦に対してつれない感じでしたが、2人のじれったいやりとりを見てどう思いましたか?めちゃくちゃ共感しました。春彦、大丈夫か! と心配しちゃいました。木島先生の気持ちもわかるんですが、ちょっと子どもっぽくないですか!? と思ってしまい、僕は春彦のほうを応援したくなりました。●松本若菜との親子役「ナチュラルにお芝居できた」――母親役の松本若菜さんと共演してみた感想も聞かせてください。実にナチュラルなお芝居をされる方でした。本当にこういう母親っているよなぁと思えたので、僕も静雄としてよりナチュラルにお芝居ができたかなと思います。また、親子役で顔も似ていたというか、松本さんの顔が僕の母親とも似ている気がしました(笑)。――三木監督の現場はいかがでしたか?めちゃくちゃ楽しかったですし、今までご一緒した監督のなかで一番好きかもしれない。僕たちがやりやすいように気を配ってくださるし、要所要所のアドバイスが的確で、自分も納得して、その内容をお芝居に反映させられました。――本作を経て、俳優として得たものとは?明確に何かを得られたという手応えを実感することも、それを言葉にすることもすごく難しいのですが、きっとどの現場でも何かしら少しずつ自分のステップアップにつながるようなものを得ているんじゃないかとは思います。――「ポルノグラファー」シリーズの人気を、奥野さんはどう捉えていますか?お二人の恋愛におけるやりとりは、視聴者のみなさんが経験していそうな内容だから、きっと共感できる部分が多いのではないでしょうか。今回の映画でもそうですが、見ていてもどかしいシーンがたくさんあります。だからこそ面白いし、多くの人に観てもらえる作品なのかなと。また、なんといっても竹財さん、猪塚さんというお二人が今回も最高です!■奥野壮(おくの・そう)2000年8月21日 生まれ、大阪府出身。「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞&明色美顔ボーイ賞をW受賞。『仮面ライダージオウ』(18~19)でテレビ初出演にして主演。ドラマ『柳生一族の陰謀』(20)、『ピーナッツバターサンドウィッチ』(20)、映画『私がモテてどうすんだ』(20)等に出演。2021年主演映画『灰色の壁~歯車~』が公開予定。(C)2021松竹株式会社(C)丸木戸マキ/祥伝社
2021年02月27日リカー・イノベーション株式会社は、同社が運営するお酒のオンラインストア「KURAND(クランド)」にて、TVアニメ「おそ松さん」とコラボした「ほろ松さんのフルーツ酒」を、2021年2月10日(水)17:00より、KURANDオンラインストア特設ページにて期間限定で受注販売を開始します。「ほろ松さんのフルーツ酒」「ほろ松さんのフルーツ酒」のラインナップは、メインキャラクターのテーマカラーをイメージした6種類のフレーバー。ラベルには、今回のために【完全描き下ろしイラスト】を使用しています。さらに、購入特典として、対象キャラクターの限定白雲石吸水コースターをそれぞれセットでお届け。6本セットでご購入いただいた方には全キャラクターの限定白雲石吸水コースターに加え、特別なシークレット特典が用意されています。【ほろ松さんのフルーツ酒 いちご】◯酒類:フルーツ系リキュール◯アルコール度数:6%◯容量:720ml◯コンセプト:TVアニメ『おそ松さん』に登場する「松野おそ松」をイメージした、オリジナルラベルのお酒です。いちごの果肉がたっぷり入った贅沢な味わい。いちごのフレッシュな香りと甘み、爽やかな酸味が特徴です。ロックやソーダ割でスッキリ、ミルクと割って濃厚に。様々な飲み方でお楽しみください。◯製造元:北岡本店◯URL:【ほろ松さんのフルーツ酒 ブルーベリー】◯酒類:フルーツ系リキュール◯アルコール度数:7%◯容量:720ml◯コンセプト:TVアニメ『おそ松さん』に登場する「松野カラ松」をイメージした、オリジナルラベルのお酒です。ブルーベリーを贅沢に使用し、果肉まで楽しめる1本です。上品な甘みと酸味がぎゅっと詰まった濃厚な味わい。ブルーベリーの鮮やかな色合いは、透明のグラスに注いでお楽しみください。◯製造元:北岡本店◯URL:【ほろ松さんのフルーツ酒 キウイ】◯酒類:フルーツ系リキュール◯アルコール度数:6%◯容量:720ml◯コンセプト:TVアニメ『おそ松さん』に登場する「松野チョロ松」をイメージした、オリジナルラベルのお酒です。キウイの果肉がたっぷり入った贅沢な味わい。キウイを食べているかのような爽やかな酸味と香りがしっかりと感じられます。ロックやソーダ割はもちろん、ヨーグルトにかけていただくのもおすすめ。◯製造元:北岡本店◯URL:【ほろ松さんのフルーツ酒 ぶどう】◯酒類:フルーツ系リキュール◯アルコール度数:7%◯容量:720ml◯コンセプト:TVアニメ『おそ松さん』に登場する「松野一松」をイメージした、オリジナルラベルのお酒です。ぶどうの果肉がごろごろ入った、贅沢な1本。ぶどうの濃厚な甘みと香りは、まるでぶどうを食べているかのよう。ストレートやロックで素材の味わいを存分に楽しめます。◯製造元:北岡本店◯URL:【ほろ松さんのフルーツ酒 レモン 】◯酒類:フルーツ系リキュール◯アルコール度数:7%◯容量:720ml◯コンセプト:TVアニメ『おそ松さん』に登場する「松野十四松」をイメージした、オリジナルラベルのお酒です。レモンの酸味が鼻に抜ける爽快感のある味わい。レモンの果汁感があふれるジューシーで甘酸っぱい風味豊かな飲み心地が楽しめます。ロックやソーダ割のほかにも、紅茶で割っても相性抜群。◯製造元:北岡本店◯URL:【ほろ松さんのフルーツ酒 ピーチ】◯酒類:フルーツ系リキュール◯アルコール度数:6%◯容量:720ml◯コンセプト:TVアニメ『おそ松さん』に登場する「松野トド松」をイメージした、オリジナルラベルのお酒です。ももの果肉が入った、とろりとしたテクスチャーの濃厚な味わい。ももの香りと柔らかな甘みが口いっぱいに広がります。そのまま飲んでも、アイスにかけても美味しく楽しめます。◯製造元:北岡本店◯URL:購入特典「限定白雲石吸水コースター」白雲石とは石灰を固めたもので、しっとりとしたチョークのような質感と、豊富な吸水製が魅力です。グラスの水滴などもスピーディーに吸水してくれるので、デスク周りでも安心して使用できます。六角形の形がおそ松兄弟を連想させるこのコースターは、それぞれのテーマカラーで色分けされていて、思わず全種類そろえて並べたくなってしまいます。期間限定での受注販売となっているので、”推し松”の「ほろ松さんのフルーツ酒」を忘れずに予約しておきましょう。◯「ほろ松さんのフルーツ酒」販売価格:【単品】各3,600円(税別)【6本セット】21,600円(税別)【参考】※KURANDオンラインストア特設ページ
2021年02月12日東日本大震災10年 特集ドラマ「あなたのそばで明日が笑う」の音楽を菅野よう子が担当することが決定。本作のメインビジュアルも公開された。本作は、宮城県石巻市を舞台に、行方不明の夫を待ち続ける女性が震災を知らない建築士と出会い、心を通わせていく愛の物語。津波で行方不明になった夫・高臣を待ち続ける主人公・蒼を綾瀬はるかが演じ、夫・高臣役は高良健吾、建築士・葉山瑛希役を池松壮亮。ほかにも、土村芳、二宮慶多、阿川佐和子らが出演する。到着したビジュアルでは、笑顔の蒼と葉山が写し出されている。撮影したのは、綾瀬さんの写真集も撮影した写真家・新津保建秀。「石巻を訪れたのは震災直後の取材以来です。目の前に広がる穏やかな風景に復興までの日々を想いながら、綾瀬さんと池松さんのお二人を撮影しました」と撮影をふり返っている。また、音楽を担当するのは、宮城県仙台市出身の菅野さん。「三陸や石巻で出会った方と、綾瀬はるかさんのさまざまな表情が重なりました」とコメントしている。東日本大震災10年 特集ドラマ「あなたのそばで明日が笑う」は3月6日(土)19時30分~NHK総合・BS4Kにて放送。(cinemacafe.net)
2021年02月05日スノーピーク(Snow Peak)の新業態直営店「スノーピーク 豊田鞍ヶ池(仮称)」が、2021年4月以降、愛知県豊田市の鞍ケ池公園内にオープンする。「スノーピーク 豊田鞍ヶ池(仮称)」は、スノーピーク初となる都市公園内にオープンする直営店舗。鞍ケ池公園のハイウェイオアシスに隣接する高台に位置し、店内ではキャンプ用品とアパレルアイテムを取り扱うほか、レストラン「スノーピーク イート」を内包。芝生で覆われた若草山には、隈研吾とスノーピークが共同開発したモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」を設置し、気軽にアウトドア宿泊体験が出来る環境も整備する。また、林間エリアには手ぶらキャンプを楽しめるウッドデッキを用意。そのほか屋外で仕事やミーティングができる「キャンピング オフィス」のサービスも展開予定となっており、様々なシーンでアウトドア体験を提供していく。【詳細】スノーピーク 豊田鞍ヶ池(仮称)オープン時期:2021年4月以降
2021年02月04日俳優・吉沢亮のカレンダー『吉沢亮 2021.4→2022.3 カレンダー』(アミューズ 2,600円)が、3月29日に発売されることが決定した。予約は5日に開始され、3月末にはHMV及びHMV&BOOKSの一部店舗にて、カレンダー発売を記念したパネル展示も予定している。昨年は映画『一度死んでみた』、『青くて痛くて脆い』、『さくら』、『AWAKE』など数多くの話題作のほか、『プロデューサーズ』で初のミュージカル出演を果たした吉沢。今年は1年を通し、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(14日放送開始)で主人公・渋沢栄一を演じることから「カレンダーでは様々な役を演じる姿を見て楽しんでいただけたら」という吉沢の思いで「12役のONとOFF」がテーマとなった。吉沢自身が演じてみたいという「映画監督」や「教師」、「ボクサー」、「コンビニエンスストアの店員」まで、カレンダーでしか見ることのできない様々な姿を撮り下ろし。また、ONとOFFの姿で差別化し、多くの表情を詰めこんだカレンダーが完成した。
2021年02月01日新型コロナウイルス感染症の流行は、いまだとどまるところを知りません。コロナ禍の中、さまざまな人が明日への不安を抱えていることでしょう。2021年2月1日、タレントの武井壮さんがTwitterを更新。内容に反響が寄せられています。武井壮「こんな時代にさ…」コロナ禍で苦しむ飲食店を支援するため、自身のTwitterやYouTubeチャンネルで店舗の宣伝を行う武井さん。また、世の中の人が知りたい内容を医療従事者へ投げかけ、情報を集めるなど精力的に活動しています。そんな中、武井さんはある『考え方』を投稿。Twitterで「その通り」と共感の声が相次いだ言葉が、こちらです。こんな時代にさ今日をなんとか意義のあるものに自分の未来を素敵なものにするために新しい知識とか、新しい技術とか成長できて世の中に求められる力を毎日磨こう忙しくてなんにも手に入れられない時はせめて鍛えて走って強くなろう— 武井壮 (@sosotakei) February 1, 2021 武井さんは、「こんな時だからこそ未来の自分のために、新しい知識や技術を磨こう」と呼びかけたのです。それに加えて、気分転換にも最適な身体を強くするトレーニングも勧めています。暗いニュースが多い中でも「目の前のことだけではなく、未来を見て前向きになってほしい」という武井さんの想いが垣間見えますね。ネット上では、メッセージに対してさまざまな声が上がっています。・暗いニュースが多く、なんとなく落ち込むことが多いですが、武井さんの言葉で元気がでてきました!・確かに、こんな時こそ自分のために時間を使うのって大事かもしれませんね。・新しい本を読んでみたり、階段を使ってみたりするなど、1日1日の積み重ねが大事ですよね。不安や暗い気分の解消方法は、きっと人それぞれのやり方があるでしょう。その中で、勉強やトレーニングなどの『これからの自分のためにできること』を始めてみるのも1つの手です。武井さんの言葉のように、少しでも今とこれからを豊かに生きられるようにしたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月01日お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が31日、音声メディア・Voicyのチャンネル「西野亮廣エンタメ研究所」で、「吉本興業を退社した今の気持ち」「これが真実です。」と題した音声を投稿。吉本興業を退社するに至った経緯などについて語った。前日に、ツイッターを通じて「お騒がせしてすみません。吉本興業を卒業しました。いろんな記事が出ると思いますが、オラオラ喧嘩して辞めるわけではなく、お互いプラスになるような形を探った結果です」と報告していた西野。Voicyでは、「まずお伝えしておきたいのは、ここは嘘偽りなく、僕と吉本興業の間で揉め事は一切ございません」と改めて円満退社を強調した上で、「もちろん事務所とかマネージャーにブチ切れること、僕は時々ありますよ。お客さんから時間とお金を預かっているので、ふざけた仕事をしたら僕は怒ります」と理解を求めた。その一方で、「今回良くなかったなと本当に反省しているのは、このタイミングでマネージャーとのLINEをSNSに出してしまったこと。これまでも出していたんですけども、逆に僕もスタッフにLINEを出されたりもするんですけど(笑)。このタイミングでそういうことをやっちゃうと、そこを切り取られてそれが直接の原因だと思ってしまう人が出るし、炎上させたいニュースメディアからすると、『良い素材を頂戴しました』となるわけだから、道徳的にもタイミング的にも出すべきではなかったなと思っております」と自省も。「これに関しては、『変な感じになっちゃってごめんね』とマネージャーに謝って、別に関係は悪くなっていないので。今度も普通に飲みに行く約束をしております」と補足した。また、「ある時から僕の仕事って、いわゆるタレントさんのお仕事とはちょっと違っていて。例えば海外に学校を作ったり、絵本を作ったり、それこそ今回のような映画を作ったりするのが、メインになってきたんですね。今、キングコング西野はメディアに露出することが活動の軸にない。そもそもそんな才能もありません。多くの仕事を吉本興業ではなくて、自分の会社でハンドリングしていて、予算やスタッフさんを集めるところから制作、運営、マーケティングを自分たちでやってるんですね」と自身の現状を報告。西野が3~4年を要する中長期プロジェクトに対して、吉本興業のマネージャーが短期間で交代することに触れ、「仕事が大きくなればなるほど、自分の活動内容と吉本の仕組みがマッチしなくなっていたんです」「新しく入ってきたマネージャーの責任というよりも、システムエラーだと思うんですね。『もっと熱を持てよ、がんばってくれよ』と思う気持ちはゼロではない。とはいえ、仕方ない部分もある。みたいな感じで、仕事のスパンが長くなってしまったせいで、吉本興業のマネージメントシステムがうまく合わなくなってきていて、それについては何年も前から話し合ってきて調整を繰り返してきたんですね」と協議を重ねていたことにも言及した。そして、「あとは大前提として吉本興業ってお笑い芸人をサポートする会社なので、お笑い芸人以外の活動が増えてきたら、当然ですけど別のサポート体制が必要になってくるんですね。もっともっと良い形はないかなというのを話し合って、西野個人のマネージメントに関しては西野の会社で行うという今回の結論に至りました」と語り、「なので、吉本興業との衝突があったわけではなくて、むしろその逆で。吉本興業にめちゃくちゃ理解してもらった形です」と説明。「映画とか書籍とかその他のコンテンツに関しては一緒にやってお互いにプラスになるのであれば一緒にやるという形になると思います。実力の世界ですから、吉本興業が『お前とは組みたくない』といったら、そのときは僕の会社で受けますが、そうではない限りご一緒できるところではご一緒したいと思っております。あくまで今回の発表は、西野亮廣個人のマネージメントは西野の会社で行いますというだけの話です」と要点を整理し、「キングコングや相方の梶原雄太くんのことはこれまで通り。まさか解散なんてしませんし、梶原くんは引き続き吉本興業所属の芸人です」とコンビ関係は継続していくことも明言した。「『事務所退社』という言葉が強すぎて、あれやこれやと憶測を呼んでしまっていますが、今話したことが本当にすべてです」と呼びかけた西野。「関係が悪くなったりはしていないし、活動を理解してくれた吉本興業には本当に感謝していますし、何か別の形で外側から恩返ししていけたらいいなと思っております」と決意を新たにしている。
2021年01月31日新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、緊急事態宣言の発令とともに、政府は飲食店に時短営業の要請をしました。20時以降に飲食店で食事をすることができず、退勤時間が遅い人や、自炊が苦手な人からは「夜ご飯に困る」という声も上がっています。時短営業の要請を受け、『松のや』が夜弁当を販売開始牛丼チェーン店『松屋』で有名な株式会社松屋フーズが経営している、とんかつ専門店『松のや』。「外食はしづらいけどガッツリ食べたい。でも作るのは面倒…」という人に向けて、2021年1月27日から『ヤバい夜弁当』を販売開始します。20~翌朝5時のテイクアウト限定販売なので、ほかの飲食店が閉まった時間帯でも、気軽に夜ご飯を購入することができます。安くお腹を満たせる390円の弁当から、ボリューム満点な890円の弁当など、計3種類。中身も定番のとんかつだけでなく、生姜焼きやメンチハンバーグも選べます。どれも揚げ物が入っているため、「夜もがっつり食べたい」という人にピッタリです!予約サイト『松弁ネット』から注文すると受け取りの際の待ち時間が短縮され、店内の『密』を避けることもできるのだとか。仕事に疲れ、自炊する気力がない時や、夜勤の休憩時間にお腹を満たしたい時…カロリーを気にせず、『ヤバい夜弁当』で満足してみてはいかがでしょうか。【ヤバい夜弁当】価格(税込):『サービスとんかつ定食弁当』…390円(1月20日より販売中)『松のやDX生姜焼き定食弁当』790円(1月27日より販売開始)『松のやDX Bigメンチハンバーグ定食弁当』890円(2月3日より販売予定)※お持ち帰りのみそ汁は別途60円で購入可能。対象店舗:夜間営業自粛地域(弁当・デリバリー対応)の『松のや』店舗※イオン・高速PA店舗を除く、店舗により販売メニューが異なります。[文・構成/grape編集部]
2021年01月26日