ミュージカル『オペラ座の怪人』のラウル役、『美女と野獣』の野獣役をそれぞれ約500公演務めた俳優・中井智彦が、圧倒的な歌唱力でミュージカルナンバーを披露するコンサート「I Live Musical!5」が2月20日(土)に東京・渋谷PLEASURE PLEASUREで開催される。本公演は、昨年5月4日に予定されていた公演の振替公演。新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底し、開催される。同シリーズでは第5弾、2年3カ月ぶりとなる待望のステージ。ミュージカル『レ・ミゼラブル』から「星よ」「夢破れて」、ミュージカル『美女と野獣』から「愛せぬならば」など、数々の名曲を披露する。また、来場できない方に向けて生配信ライブの実施も決定した。こちらはライブ配信サービス「PIA LIVE STREAM」で配信され、チケットは2月20日(土)17:30まで発売される。アーカイブ配信はないので、お見逃しなく。中井智彦コメントミュージカルに心を奪われ、共に突き進み続けてきた僕の音楽人生。感謝の気持ちを込めて始めたコンサート「I Live Musical!」。シリーズ5回目の公演です。ミュージカルに生きる物語とサウンドを丁寧に紡ぎ、キーボード、ギター、ベース、ドラムの個性溢れるバンドメンバーとお届けします。そして念願叶い、尊敬する俳優の岡幸二郎さんをゲストにお迎えすることができました。最高のミュージカルのひとときを、一緒に過ごしましょう。【開催情報】中井智彦コンサート 「I Live Musical! 5」日時:2月20日(土) 16:45開場/17:30開演会場:渋谷PLEASURE PLEASURE(旧:Mt.RAINIER HALL)出演者:中井智彦(Vo) / スペシャルゲスト:岡幸二郎(Vo)Band: 長濱司(Key) / 成尾憲治(Gt) / 田中啓介(Ba) / 村上和駿(Dr)公式サイト: <チケット料金>当日引換券:6,600円(税込)<生配信ライブ>視聴チケット:2,000円(税込)プラットホーム:PIA LIVE STREAM】販売期間:1月20日(水)10:00~2月20日(土)17:30※アーカイブ配信はございません。※本ライブ配信は音声(音楽)をメインとし、映像はステージ全体をご覧いただける固定カメラのみのシンプルな配信となる予定です。予めご了承下さい。視聴方法など、「PIA LIVE STREAM」の詳細に関してはこちらをご覧下さい。()お問い合せ先:ウドー音楽事務所(03-3402-5999)
2021年02月10日9月20日公開のアニメ映画『HELLO WORLD』プロジェクト始動イベントが8日、都内で行われ、北村匠海、松坂桃李、浜辺美波、伊藤智彦監督らが登壇した。本作は、2017年に公開されて大ヒットを記録した『劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』を手掛けた伊藤智彦監督の最新作。2027年の京都を舞台に、声優初挑戦となる北村匠海が内気な男子高校生・直実を演じ、直実の前に10年後の未来から来た自分を名乗る"ナオミ"(松坂桃李)が突如現れ、ヒロイン・瑠璃(浜辺美波)を救おうする、というストーリーだ。この日はメインキャストの声を担当した北村らキャスト陣と伊藤監督、そして音楽を担当したOKAMOTO’SとOfficial 髭男 dism、Nulbarichが登場して本作のプロジェクト始動イベントを開催。本作で声優初挑戦となった北村は「昔からアニメーション映画が大好きで、実は中学生の時に細田守さんの作品のオーディションに行ったこともあって。その時は落ちたんですけど、どこかでやれるかな? と夢を見ていましたが、今回叶いました」と笑顔を見せつつ、「普段はカメラの前でお芝居ができるんですが、声だけなのでそこは難しかったですね。頭の中でリアルな感じを思い浮かべながらやっていました。お二方の声に助けられ、隣で一緒に会話していく中で直実の人格が出来た感じがします」と共演した浜辺と松坂に感謝の言葉。北村とは対照的に、これまで多くのアニメや映画などで吹き替えの経験がある松坂は「クマは『パディントン』でやったから、じゃあ何だろうな? と。パンダとかワニとかこうもりとか、自分の中でシミュレーションしていましたが、10年後の人間でした。そこは意表をつかれましたね(笑)」と驚いたようで、「本当に難しかったです。パディントンは出来上がっていましたが、今回はプレスコ(最初にセリフの収録を行い、後から映像を制作していく手法)というやり方だったので想像力を膨らませながら声を入れなければいけませんでした。監督の要求もミリ単位で、すごく難しかったですね」と振り返った。ヒロイン・瑠璃の声を担当した浜辺は、伊藤監督の長編監督デビュー作『劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』を一人のファンとして見ていたという。「劇場に行くほど好きでした。そんな監督にお会いできるのがうれしかったです」と喜んだ。また、本作でのアフレコでは北村と一緒に収録することもあったそうで、その時のことを「何の話をしたか忘れちゃいましたが、北村さんがガンダムのプレゼンをしてくれたのを覚えています」と明かすと、北村は「色んなところでしていますから」と照れ笑いを見せていた。映画『HELLO WORLD』は、9月22日より全国公開。
2019年08月09日アニメーション映画『ハロー・ワールド(HELLO WORLD)』が、2019年9月20日(金)に公開される。SAOシリーズの伊藤智彦による初のオリジナル劇場アニメーション監督を務めるのは、全世界発行部数が2,000万部を超える人気小説「ソードアート・オンライン(以下SAO)」のアニメーション版を手がけた伊藤智彦。細田守監督作品『時をかける少女』(2006年公開)、『サマーウォーズ』(2009年公開)で助監督を務めたのち、『世紀末オカルト学院』(2010年放送)で監督デビュー、その後アニメファンなら誰もが知る「SAO」ムーブメントを巻き起こした伊藤智彦が、オリジナル劇場アニメーションに挑戦する。〈僕〉と〈俺〉と〈彼女〉の物語物語の舞台は、2027年の京都。伏見稲荷大社、上賀茂神社、出町柳の鴨川デルタなど、京都の史跡や名所が鮮麗な色彩で描かれている。登場人物は、主人公の高校生・堅書直実(かたがきなおみ)と10年後の未来からやってきた・カタガキナオミ、そしてヒロインの一行瑠璃(いちぎょうるり)。交錯する未来と現在の世界で〈僕〉と〈俺〉と〈彼女〉と3人のキャラクターのストーリーを描き出す。北村匠海×松坂桃李×浜辺美波主人公・堅書直実役は、『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した北村匠海。キャリア初となる声優に挑む。また、10年後の未来からやってきた・カタガキナオミには『パディントン』で主人公の吹きかえを担当した松坂桃李。伊藤監督からの熱いオファーにより出演が決まった。ヒロイン一行瑠璃には、『映画 妖怪ウォッチ空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』『ONE PIECE FILM GOLD』などで声優経験のある浜辺美波が選ばれている。そんな伊藤監督の初陣を支えるスタッフ陣にも豪華メンバーが集結。2017年4月に放送されたアニメ『正解するカド』で脚本を務めた野﨑まどが脚本を、『らき☆すた』や『けいおん!』シリーズで知られる堀口悠紀子がキャラクターデザインを、『ガールズ&パンツァー 劇場版』や『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』などで主要CGパートを制作したグラフィニカがアニメーション制作をそれぞれ担当する。音楽に、ヒゲダンやOKAMOTO’Sらが集結した“2027Sound”音楽を担当するのは、本作の為だけに結成された特別プロジェックト「2027Sound」。メンバーには、OKAMOTO’Sをハブとして、この企画に賛同したOfficial髭男dism、Nulbarich、OBKR、Yaffle、STUTS、BRIAN SHINSEKAIといった同世代の人気ミュージシャンが集結している。映画のシーンに合わせて書き下ろされた3曲の主題歌は、OKAMOTO’S、Official髭男dism、Nulbarichが担当。また劇中で流れる43曲にも及ぶ劇伴も「2027Sound」によって手掛けられている。なおオープニング曲には、ヴォーカルとしてシンガー・AAAMYYYが参加している。作品情報オリジナルアニメーション映画『ハロー・ワールド(HELLO WORLD)』公開日:2019年9月20日(金)監督:伊藤智彦脚本:野﨑まどキャラクターデザイン:堀口悠紀子アニメーション制作:グラフィニカ声優:北村匠海、松坂桃李、浜辺美波
2018年12月14日劇団四季時代は『美女と野獣』野獣役、『オペラ座の怪人』ラウル役など演じ、来年は『レ・ミゼラブル』出演も決定している中井智彦のコンサートシリーズ第3弾「I Live Musical!Ⅲ」が、5月11日に東京・ヤマハ銀座スタジオで開催された。【チケット情報はこちら】2015年に劇団四季を退団し、現在は歌手、ミュージカル俳優に加え、表現者としての活動も行う中井。本シリーズでも構成や演出を務め、第3弾となる今回は、これまで行ってきたミュージカル・コンサートと、新たな“ひとりミュージカル”という二部構成に挑戦した。1部の“ひとりミュージカル”は、既存の楽曲を使い、ある男の人生の一辺を辿るというもの。演奏はピアノ(演奏・長濱司)のみというシンプルな編成だ。まず選曲がユニークで、椎名林檎『人生は夢だらけ』、五輪真弓『恋人よ』など普段の中井の活動とは異ジャンルとも言える楽曲がズラリ。ミュージシャンの作品は当然それぞれが強い世界観を持つが、“中井の歌と芝居”という強い軸、そして長濱のアレンジによって束ねられ、物語の一部として存在していることに新鮮さを感じた。また、『ストレンジャー・イン・パラダイス』(『キスメット』より)で中井がオリジナル詩を書いたり、『人生が二度あれば』(井上陽水)を中井の弾き語りでみせるなど、さまざまな挑戦も。ラストには『Somewhere』(『ウエストサイド物語』より/訳詞:片島亜希子)を熱く歌い演じ、ここでしか味わえない濃厚なひとりミュージカルをつくりあげた。2部のミュージカル・コンサートは「ラ・マンチャの男」(『ラ・マンチャの男』より)でスタート。お客様からのリクエストをもとに選曲したり、昼公演と夜公演で曲を変えるなど、客席と近い雰囲気で進められていく。映画『ラ・ラ・ランド』メドレーでは、ピアノ(長濱)とドラム&パーカッション(テオクソン)の演奏に中井も加わり、客席を楽しませた。さらに『美女と野獣』や『レ・ミゼラブル』(共に夜公演)など中井の歴史を感じられる選曲も。1部とはまた違い、1曲1曲で違う人物を生きるように歌い上げる中井の姿が印象的だった。MCでこのコンサートシリーズを「中井智彦が中井智彦でいるための大事なコンテンツ」と話した中井。その想いは、生き生きと歌い、演じ、つくりあげる様に滲み出ていた。11月には第4弾、さらに初の大阪公演も決定。きっとまた新しい姿を見せてくれるであろう公演に期待したい。取材・文:中川實穗
2018年06月14日中井智彦コンサート「I Live Musical!Ⅲ」が5月11日(金)に東京・ヤマハ銀座スタジオで開催される。劇団四季では『美女と野獣』主演、『オペラ座の怪人』ラウル役などを演じ、2015年12月の退団後は、歌手、ミュージカル俳優として活躍するほか、表現者として自身の企画・作曲・構成・演出の独り舞台なども手掛ける中井。そんな彼自身によるプロデュースのコンサートシリーズの第3弾。どのような内容になるのか話を聞いた。【チケット情報はこちら】「昨年開催した『I Live Musical!』シリーズ2作では、90分1本勝負でミュージカル・コンサートをお届けしてきたのですが、今回は2部構成にして、“演じる”要素を強めたステージにしようと思っています。2部はこれまでの内容を引き継いだミュージカル・コンサート。そして1部は、とある男の生涯を辿る“ひとりミュージカル”に挑戦します」と、第3弾にして新たな表現に挑む今作。「ずっとこういうことがやってみたくて、ようやくカタチになる」と笑顔を見せた。1部の“ひとりミュージカル”について「歌には、恋する嬉しさや、その人自身の人生だったり、身近な人への思いを歌っている曲など、いろんなものがありますよね。それをひとりの男の人生に投影して演じていきます。1曲1曲を脚本に見立てているので、“脚本家がたくさんいるミュージカル”というイメージです」と構想を語る中井。楽曲は、椎名林檎や井上陽水などのJ-POPからシャンソン、中井自作の歌詞もあり、2部で届けるミュージカルナンバーとはまた違った選曲だ。2部のコンサートは、これまでも好評を得てきた1曲入魂スタイル。「“1曲をひとつの物語として生きる”というもので、曲に合わせてどんどん登場人物が変わっていきます。MCを挟んで、照明が変わった瞬間に次の曲の役になっている、というような。これまでは自分で選曲していたのですが、今回はリクエストでいただいていた『ラ・ラ・ランド』なども歌いますよ!」取材中、「歌を歌にしたくない」と語った中井。コンサートと銘打っているが、歌を披露するステージとはまた違う、彼の身体を通すことで“歌”の全く違う側面を楽しめるものになりそうだ。「『I Live Musical!』はもう僕のライフワーク。これが軸になっているから、いろんなことに挑戦できているんだと思います。中井智彦の歌へのエネルギーを120%ぶつけていくステージなので、ぜひ生で観て、感じていただきたい。その中でお芝居の面白さも感じてもらえたらと思います!」公演は5月11日(金)に東京・ヤマハ銀座スタジオにて。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2018年05月08日『美女と野獣』の野獣、『オペラ座の怪人』のラウルなど、劇団四季で主要な役を多く務めてきた中井智彦。2015年に退団後は、歌謡曲や映画音楽のスタンダードナンバーを集めたカバーアルバム『私の歌を聴いてくれ』や、中原中也の詩に自ら曲をつけたCD付きBOOK『詩人・中原中也の世界~在りし日の歌~』を発表するなど、独自の音楽活動も開始した。そんな中井が、ミュージカルの曲ばかりで綴るコンサート『I Live Musical!』を開催する。「Love」ではなく、あえて「Live」とした理由など、本作に込めた想いを聞いた。中井智彦のコンサート チケット情報気になる曲目は、『Beauty And The Beast/愛せぬならば』(美女と野獣)、『All I Ask of You』(オペラ座の怪人)、『Maria』(ウェストサイド物語)など、まさに王道の曲も予定。ラインナップは、役の性別を問わずに選んだと中井は言う。「“なんでこっちを見てくれないの”と焦れたり、たとえば『レ・ミゼラブル』の『夢やぶれて』のように悲しみに暮れたりする気持ちは、男女を超えた共通のもの。自分だったらどう演じ、どう表現するかということに挑戦してみたかった」と話す。また、タイトルに「Live」という単語を用いた理由については、「子どもの頃から歌が好きで、バンドをやったり、東京芸術大学で学んだりしたのですが、心を一番動かされたのが、大学1年生の時に出合ったミュージカルの曲でした。今年は東宝の『レ・ミゼラブル』で初舞台を踏んでから10年。僕はミュージカルに生かされてきたし、一緒に生きてきたとも感じているので、改めてミュージカルの曲に立ち向かいたいという気持ちを込めました」と語った。現在33歳。中井は「実は恥ずかしがりで“中井智彦”として愛を表現するのは苦手なタイプ。でも劇中で、役としてだったら存分に感情をぶつけられるんです」と打ち明ける。「好きなのも、カンツォーネよりドイツリート。ひとりの男が愛して、破れて、結局死んじゃう、みたいな」と笑うが、そんな中井だからこそ、役に没入したときのエネルギーは目を見張るものがあるのだろう。「昭和の歌謡曲も大好きで、ミュージカルと共通するのは、歌詞はシンプルなのに物語にリアリティがあるということ。尾崎紀世彦さんや山口百恵さんの曲なんて、いま聴いても震えますよね」と熱っぽく話す。歌という“物語”を紡ぐ覚悟は決まっている。「これからも、時代を超えた名曲を歌っていけたら」と、最後は笑顔で締めくくってくれた。公演は4月8日(土)東京・ヤマハエレクトーンシティ渋谷にて。チケットの一般発売は2月25日(土)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2017年02月24日