昨年10月に花田光司氏(46)と離婚した元フジテレビアナウンサーの河野景子さん(54)が、離婚後初の著書「こころの真実23年のすべて」(世界文化社刊)を3月5日に発売した。河野さんは同書で、2012年ごろにストレスから円形脱毛症になったことを告白。当時の苦悩から離婚原因までを赤裸々につづっているという。一部スポーツ紙によると、河野さんは「これまでの23年間のいろんな出来事に対して、私が抱いた“私の心の中にある真実”を書きました」とコメント。花田氏にも「読んでほしい」と希望しているという。花田家といえば母でタレントの藤田紀子(71)が01年に故二子山親方と熟年離婚し、離婚についての告白本「凛として…。」(文芸春秋刊)を発売。そして花田氏の兄で元若乃花でタレントの花田虎士(48)はタレントの花田美恵子(49)との間に4人の子どもをもうけるも、07年に離婚している。「いずれも結婚したのは夫が現役中で、引退後に離婚しています。現役中は夫を献身的にサポートしていますが、妻としてよりも女将としての責務が求められます。その重圧は、計り知れないものがある。そのため、引退後は反動が出てしまうのでしょう」(相撲担当記者)ちなみに花田氏の長男で靴職人・タレントの優一(23)も昨年12月、一般女性との結婚からわずか1年ほどで離婚している。花田家に嫁ぐことは、世間が思うよりもずっと大変なのかもしれない。
2019年03月06日ロンドンを舞台に、まっすぐな男性ふたりの恋の行方は!? 林翔太(ジャニーズJr.)と松岡充が“愛”をめぐるミュージカル『ソーホー・シンダーズ』が3月9日(土)から21日(木・祝)まで、東京・よみうり大手町ホールで上演される。その後大阪、金沢、愛知、神奈川をめぐる予定だ。【チケット情報はこちら】演出家の元吉庸泰は、松岡演じるジェイムズを「充さんらしいジェイムズがナチュラルにできあがってきてますね」と全肯定する。主人公ロビー役の林については、「すごくいいキャスティングです。29歳にもなってこんなに純粋だなんて」と、まっすぐにジェイムズを想うロビーにぴったりの配役だと太鼓判をおす。男性ふたりの恋物語。「この作品を上演するのに、LGBTについて、表現活動をしていく者が避けてしまうと、デコレーションケーキの表面だけを飾り付けているだけになってしまう」と松岡は誠実に作品に向き合う。「性別も年齢も国籍も階級も、全部を越えて、人が人を愛することはすごく尊く、純粋で。相手への思いやりが自分に返ってきて、元気になれたり。そんな相互関係が築けることが人間として素晴らしい事なのでは、というのもテーマなんじゃないかな」今作は、明るくハッピーだ。しかしそこにある社会問題はLGBTだけではない。演出の元吉は、主人公ロビーについてこう説明する。「ストリートに住んでいるロビーは、被差別地域の人達。それがわからないと、お客さんは“なぜロビーは欲しいものをハッキリと言うのか”が理解できなくなってしまう。シンプルな芯の上にたくさんのものがくっついている作品なので、かなりセンシティブに創っていかないと」と強い意志を、柔らかく語った。ロビーとジェイムズの愛。そして、性別と階級の溝。それらをきちんと描くには丁寧な役づくりが重要だ。稽古場では、俳優と相談しながら作っていく元吉は「充さんとの現場はすごく楽しい!」と言う。「「こういうのどう?」ってジャストアイデアを出してくださるんです。やっぱり見せる事に関して超一流ですよね。毎回ハッとさせられます。刺激的な稽古場です」。松岡も「(アイデアを出すと)元吉さんは「もしかしたらそこにカケラがあるかも」と考えてくれる」と信頼を寄せている。情熱的な楽曲に導かれ、登場人物たちがそれぞれの信念を胸にまっすぐ生きようとする。松岡の演じるジェイムズもまた『誠実であること』をなにより求めている。「誰の生き方も真理だし、答えがない。だからこそ、切ない。こんなに登場人物が少ないのに、かなりの確率で誰かに共感できる作品だと思います」チケットは現在発売中。取材・文河野桃子
2019年03月05日タレントの菊池桃子(50)が19日、自身のブログを更新。同日、タレントの堀ちえみ(52)が口腔がんを公表したことを受けて、心境を明かした。菊池は「堀ちえみ先輩」と題して更新。「午後、大好きな先輩、堀ちえみさんのご闘病のニュースが飛び込んできて涙が止まらず、放心状態になりました」とつづった。続けて、「ちえみさんは、2年(2期)先輩で、アイドル時代から、明るい笑顔を後輩にも向けてくださる優しいお人柄。今日、私たち後輩の仲間で連絡を取り合いいかに当時から憧れの女性であるかを話しました」と堀への思いを明かした。そして、「ご快方に向かわれますように、強く祈り、共演させていただくことを夢見ています!80年代メドレーを皆んなでやりたいです。ちえみさん、手術 頑張ってください」とエールを送った。
2019年02月19日昨年に元貴乃花親方の花田光司氏と離婚した、元フジテレビアナウンサーの河野景子が7日、都内で行われたTOKYO FM『Blue Ocean』(毎週 月~金 8:55~11:00)の公開収録イベントに登場した。宮崎県出身の河野は「(宮崎県は)パワースポットがたくさんある」と語り、「この間も行きました。今後の私の幸せをお願いしました」と笑顔で振り返った。番組パーソナリティーの住吉美紀が「昨年からいろいろと大変でしたね」と話を振ると、河野は「いろいろとお騒がせしましたけれども(笑)。新しく『河野』になりました」とコメント。続けて「円満離婚だし、スッキリしているとテレビでも見たんですけど…」と住吉が問いかけると、「本当にその通りです」と同意し、「やっと自分のための時間ができるようになったなというのが、私にとって新鮮なことですね」と語った。また、「河野景子のことばのアカデミー」の校長を務めるきっかけを、「ずっと立場上も"花田景子"で仕事してたじゃないですか。でも元夫が『河野景子で仕事したらどうだ』と。花田景子だと立場もあるので、素の部分が出せないと思ったのか分からないですが」と明かした。さらに自身がやっている健康の秘けつとして、「何年もやっているのは四股立ちです。プロに習いました」と笑顔を見せた。そしてバレンタインの予定を聞かれると、「ないです。義理チョコもないです」と答えていた。公開収録の模様は12日の『Blue Ocean』で放送される。
2019年02月07日あなたは男から送られてきたLINEから不安を感じたことはないだろうか。もはや恋愛やお付き合いを進めていくうえで、大きな鍵を握っているLINEというツール。LINEはつながりたての当初はわからなくとも、やり取りが進むに連れて「あれ?この人ってこんな人なの?」「もしかして、これってヤバイかも」「この人と先に進んで大丈夫なの?」と懸念することもあるはず。そう、LINEではその人のひととなりが現れるもの。 その画面の上から送り主の素顔があらわになることも……。今回はあなたが「これ以上深入りしないほうがいい男」のLINEでの言動を講義しよう。「この男と寝てもいいのかどうか」「ブロックするべきか」の判断材料にしてほしい。既読無視するくせに何事もなかったかのように誘ってくる男便利なようでいて実は厄介な、LINEの“既読”という機能。「え?見てるハズなのなぜ返ってこないの???」事情があれば話は別だけど、これまでコンスタントに連絡を取りあっていた男に長いこと既読スルーされたらイライラを通り越して不安も募る……。 自分が否定されている感を味わう既読スルーに心が折れそうになる女性は多いもの。ある意味、未読スルーよりたちの悪い既読スルー。未読スルーなら見る暇がないくらい多忙なのかと思うことができても、一旦既読になってもなかなか返事がもらえないとなればどうしたって良くない方向に考えてしまう。特にそっちが言いたいことだけ言い放ってからの既読スルー男は深く付き合うと女が振り回されることに……。しかも、そういう男に限って、自分で放置しときながらしばらくしてから自分のテンションで誘ってくる!!「もう寝てた?」「今日暇?」「明日会える?」なんて自分の既読スルーは棚に上げ誘ってきた折には、こっちがスルー返ししたいくらい!本当にあなたを大事にしている男性ならたとえ既読スルーをしたとしても後日には「ごめんね。仕事が立て込んでて……。慌てて返すよりも、落ち着いてゆっくり返信したかったんだ」と寄越してくるだろう。女性を幾日も不安にさせたままの状態にできる男性はロクな男じゃない!「突然連絡を寄こさなくなる男」というのはLINEだけでなく人の気持ちを平気で無視しることができる男なのだ!! 自分の感情の起伏で知らん顔したかと思えばまた何事もなかったかのように誘ってくる男は相手にないほうがいい。返信を待ってられない短文連投する催促男既読スルー男以上に付き合うとヤバイのが「返信を催促する男」“返信が最速”なのも怖いけど、“返信を催促するのはもっと怖い!!LINEをすぐに返さないと「おーい」「どうした?」「出てこ~い」「なんで返さない?」「シカトか?」などと間髪を容れず短文の連投を送る。「俺は蔑ろにされている」と思い込み、数時間既読がつかないだけで一方的に連投の嵐!相手の状況や相手の生活のリズムを気遣わない、かまってちゃんの俺様は深入りすると本当に面倒臭いことに……。こういうタイプはやたら細かいことも覚えているので要注意!「飲み会っていつだっけ?」「どこで?何時から?」「誰といくの?」とチェックしだし、俺の知らないことがあればチョー不機嫌になる。 女性もはじめのうちは男性のLINEのマメさや即レスを“それは相手からの好意の証拠”だと思って喜んでしまうケースは多いが、それが本当に好意から来ているものかどうかを見極めるべき。マメレスの“返信最速男”はあなたが少しでも返信が遅くなったとき必要以上に攻撃的になる可能性がある。「返信できないくらい忙しいわけ?」「ひとこと返すのに時間なんてかからないでしょ」「常識ないの?」既読スルーする男より既読スルーすることについて言及してくる催促男は女性の行動をコントロールしようとする。女性のことを本当に気にかけている、本当に思っているという男というのは相手の都合もちゃんと考えられるもの。「おはよう!」「おかえり~」「ただいま」なんて挨拶LINEをバンバン寄越してくる男性もマメというより、あなたの行動を監視したいだけかもしれないよ。フレンドリーにやり取りしてたのに急に敬語になる男LINE交換した当初から「彼からずっと敬語を使われてる」「最初からずっとタメ口されてる」……ということならまだしも厄介なのが「いきなり敬語になる男」やり取りが続いたかと思えば急に敬語を使ってくる男性も深く関わると苦労するタイプのカテゴリ。面白くないことがあるたびに威圧感を出してこられちゃ、こちとらたまったもんじゃない!敬語になるのはあきらかに気に食わないことがあるからこそ。人間というのは口調を変えることで相手との「距離を置く」ことがある。特に男性が敬語になるときには相手に不服があるときや、相手を拒絶したいとき、相手を馬鹿にするときなどあえてそうすることも……。LINEのやり取りというのはいつも楽しいことばかりではない。頻繁になるにつれて意見の食い違いはどうしたって出てきてしまうもの。相手の一言が癪にさわることも、不満を抱くこともあるだろう。しかし、その時に腑に落ちないこと、納得できないことがあったからって、予防線をはろうと突然敬語を使われても何も解決することはできない。もともと非言語的コミュニケーション能力に長けている女性は相手の表現力にはとても敏感!!LINEにおいても「あれ?なんかあったのかな」と相手の様子がおかしいと察しやすいのが女という生き物。イキナリ敬語男に「どうしたの」とお伺いを立てても埒が明かないようならやめておくべき。一人で勝手に怒ってしまう男性とは何か事あるたびに悲しい思いをすることになるだろう。癪にさわることがあるとその怒りを溜め込んで自分の殻にこもってしまうのが男性の性質ではあるが、「言いたくない」「何も聞かれたくない」と彼女をシャットダウンするようではこっちが参ってしまう……。自分の意見も伝え、相手の意見も聞く、というスタンスのとれない男性と明るい未来は築くことはできないだろう。LINEの作法にギャップを感じたらその男と深入りするのはやめとくべき!!「この人で大丈夫なのかな」という女の無意識のうちの疑問はたいていあたっているもの。だって、種をバラまくことを男性に備えた神様は、女性には相手選びを間違いないように女特有のセンサーを与えたんだもの!女が相手のLINEの文面から受ける「この人の言ってること、なんかおかしいな……」という疑惑はあなた自身が自分の身を守るために備わっている警告音でもある!LINE上に投げかけられたあなたへの一言に違和感を覚えたら、それを無視してことをススメちゃダメ! “LINEでの男の作法はそのままベッドでの作法にもつながる”のよ。自分中心、自分ペースのLINEで強要してくる男性がベッドの上であなたを大事に扱ってくれるはずなどないんだから……。男の「優しさ」や「思い」はそのまま画面に滲み出る。もし、あなたが関係を持つなら「わ~このLINE、Keepしとかなきゃ」「わ~スクショしとこう!」とあなたが感激するようなメッセージを送ってくれる男性にしてほしい。(恋愛コラムニスト・神崎桃子)
2019年01月04日元フジテレビアナウンサーの河野景子が4日、アメーバでオフィシャルブログを開設した。昨年、元貴乃花親方と離婚し、新たなスタートを切った河野は、初投稿で「アメブロ、始めます!」と題して更新。「アメブロを始めることにしました。これまでは 環境的に いろんなことを考えると自分の言葉で何かを発信することに勇気がなかったのですが」と前置きし、「立場も変わりましたし、新しい年も迎えましたので、これを機にスタート致します」と開設の理由をつづった。そして最後は、「新たなことを始めたいと思います」と意気込み、「どうぞ宜しくお願いいたします!河野景子」と呼びかけて締めくくっている。
2019年01月04日今年10月に大相撲の元横綱・貴乃花こと花田光司氏(46)と離婚した元フジテレビアナウンサー・河野景子さん(54)が、12月28日放送のフジテレビ系「バイキング・ザ・ゴールデン」に出演する。景子さんが離婚発覚後、メディアに出演するのは同番組が初めて。一部スポーツ紙によると収録は今月中旬に行われ、坂上忍(51)のインタビューに1時間以上も応じたという。そのなかで23年間の結婚生活を振り返り、「つらいことも悲しいことも悔しいことも、たくさんありました。でもそれ以上に喜びとかうれしいこととか感動したこともありました」と涙を浮かべて語ったという。「離婚後初のテレビ出演。メディアの前でここまで語ったのも初めてです。フジテレビは古巣とあって、しっかりと“スクープ”を提供し、義理を果たしたといえるでしょう」(テレビ局関係者)というのも景子さんは今後、本格的にテレビ復帰せざるを得ない状況にあるという。「おかみさん時代は講演会をこなしていて、ギャラは1本50万円ほどだったと聞きました。しかしもうおかみさんを“引退”したので、講演会でも以前ほどのギャラを取れません。となると、自分の得意な“土俵”であるテレビに戻るしかないはずです。元夫・花田氏は日本テレビとテレビ朝日と蜜月関係にあると見られています。そうした事情もあり、やはり古巣であるフジテレビでの仕事がメインになりそうです」(芸能記者)年の瀬の放送でいったい何が語られるのか、注目される。
2018年12月24日なんとなく彼の好意は感じるものの、「もし、わたしの勘違いだったら……」「こんなこと他の女性にもしてることなのかも……」と思うと躊躇してしまうもの。幾度か恋に破れ、悲しい経験を積んできた女にとってもう無駄に“恋の惨敗”など味わいたくはないだろう。「本気の男と本気の恋をしたい!!」そんなふうに思っている女性に男が本当に好きな女にしてしまうことを教えよう。これは決してあなたの勘違いでなく、他の女性にはしないこんなこと……である。見つめたがる、至近距離でみつめてくるたとえ彼が気の利いた会話ができなくとも、女性の興味をひくような話題がふれなくとも、男性の目は「口ほどにものをいう」ことだけは間違えなし。男の思いは視線に込められる。「男は"目"で恋をし、女は"耳"で恋に落ちる」……というウッドロー・ワイアット氏(イギリスのジャーナリスト)の名言のもあるが、男は目で女を感じようとする。一方で女は声、聴覚で感じている。だからこそ、「男が何を言ったか?」に重きを置いてしまう。はじめて口説かれた時の言葉、落ち込んでるときや慰めてくれたときの言葉、喧嘩した時の言葉、プロポーズのセリフ……なんてものをいちいち覚えているのだ。女は相手の言葉、つまり“耳で相手の気持ち”を読もうとするのだが、男は目・視覚で相手の情報を取りれようとする。あなたに本気の男性はあなたを見ることに熱心なのだ。たとえ彼の口数が少なくとも、彼が積極的に視線を合わせようとしたり、話しているあなたのことをじっと見つめているなら彼はあなたに恋してる。熱い視線か、もしくは優しい眼差しを注いでいるだろう。面白い話をするよりも好きでもない異性を見つめるなんて男にとっては至難の業。あなたよりスマホを見つめているような男は言語道断だけどね(笑)なんでもシェアしたがる男は好きな相手には感動や喜びを即座に教えたくなってしまうもの。 あなたもだって友達にはよくやっているはず。動物や花や風景やらを「見て見て!スゴくない?」なんて写メで送りつけたり、可愛いものや美味しいものがあればすぐにインスタ投稿してしまう……なんてこと。女は自分の感動を「見て」「聞いて」といろんな人間に教えたがるが、普通の男は不特定多数の他人に向けてはそんなことはしたがらない。自分の感動は好きな相手にだけ教えたがる。好きな人間とだけ共有し、好きな相手とだけ同じ気持ちになりたがるのだ。インスタ映えする料理や景色を披露するなんてことより先に、「この景色見せたいな」「これ、彼女にも食べさせたいな」という思いが湧いてくるもの。仮にあなたの趣味でなくとも、彼が入ったお店や注文したもの、食べ物を「この店、ウマいよ」と写メで送ってきてるなら間違いない!男は自分が体験してよかったことは好きな女にはつい教えたくなってしまう。共有してくれるのは愛してるからなのだ。「電話したがる」「電話で話たい」と言ってくるLINEでなら「会いたい」「仕事がんばってね」なんて言葉はいくらでも使える。そこをあえて「電話で話したい」と掛けてくるならそれはもう彼の誠意。生の声は嘘や社交辞令など通用しないからだ。また電話なら相手の存在感をしっかり確かめることができる。「顔が見れないなら、せめて声だけでも」「声を聞けると安心する」のが好きな女性への率直な思い。メールやLINEなど画面からは読み取れない気持ちだって電話でなら察することだってできる。声のトーンや間のとり方、息づかい……などで相手の調子やテンションを探ることができるのだ。「元気ないね?」「どした?なんかあった?」「話してみなよ」なんて電話で聞いてきたら彼はあなたのことを本当に気にかけている。あなたのことを本気で好きな彼は、あなたに起きたことを自分のことのように感じたいのだ。男がわざわざ電話してくるのはリアルタイムで相手の情報や状態を知りたいからほかならない。写真を撮りたがるどこかに行ったら思い出を残したいという気持ちから、写真を一緒に撮りたがるのは当然のこと。しかし、旅行や特別な場所に限らず何気ないときにでもあなたを写真に収めようとするならそれはもう彼の愛。男性が積極的に写真を撮りたがるのは人に見せるためやSNSにあげることが目的ではない。どちらかといえば本当に好きな女性の写真は人には見せたがらない。あくまでも自分だけのものにしておきたい、むしろ“自分だけで楽しむもの”なのだ。あなたの写真やツーショット写メを撮るのは純粋に好きな人とはいつも一緒にいたいという思いから……でも実際はいつもいられないから写真に収めようとする。夜のおかずにする男性もいるかもしれないけど(笑)、会えずに寂しいときに好きな人の写真をみて癒やされようって魂胆。女性としては気恥ずかしいかもしれないけど、あなたを大好きな男性はそれをみながら「やっぱ可愛いなぁ」「あのときのデート楽しかったな」とニヤニヤしているのだ。会いたがる、時間を割いて会おうとする男性の女性に対する気持ちは「労力度合い」に顕著に現れる。その労力というのは自分の時間だったりまたは自分の金だったりする。時間を使うか金を使うか、両方使うかはそのときの状況にもよるが、男が本気の場合はそれを惜しまず女にあてようとする。何よりわかりやすいのは、仕事が忙しくとも会ってくれようと都合つけるかどうかである。定年退職した男性ならともかく、働き盛りの年齢の男性の時間がありあまっている、暇を持て余している……なんてことはないだろう。だからこそ、“時間を作って会ってくれるか?”で彼の気持ちは一目瞭然! 「分かった!なんとかするよ」と少しの時間しか会えなくとも彼の方から動いてくれるなら本物。あなたのことを本当に好きなら、たとえあなたが「会いたい」と言わなくとも会いたがってるだろう。愛の深い男は疲れてたって、自分の時間を割いて彼女の世話を焼きたがるもの。あなたのために時間も金も使いたがらないような男性なら、彼の愛情は薄いか、もしくは既婚者だと疑うべきである。デートのあとLINEしたがる男は本当に好きでなくともヤルことが目的であれば自分の方からLINEだってマメにしてくるもの。だからLINEの頻度よりも男の本心がわかるのはその中身。 「好き」というLINEならヤリモク男だってできること!「好き」の乱用するよりも違う言葉を使って自分の感情を表すようなLINEがくるなら大丈夫。デートしたその後に「もっと話たかった」「ホントに時間の経つのが早すぎる」「次に会える日がとっても待ち遠しい」「会ってくれてありがとう」などの言葉があれば◎ 男の本性が分かるのは情熱的な愛の言葉より感謝や感激の言葉。女性に比べて表現ベタな男性でも、気になる女性に対しては、楽しさ嬉しさをちゃんと伝えようとする。さらに言うならば「すごく」「もっと」「とっても」「ホントに」などと、気持ちを強調する言葉が散りばめられていたらそれはあなたへの思いが溢れてる証拠なのよ!「恋をすると男は、『したがり屋さん』になってしまうもの!!」~神崎桃子男性が好きならあなたを知りたがるもの。見つめたがる声を聞きたがる写真を撮りたがる会いたがる共有したがる食べさせたがる連れて来たがる見せたがる教えたがるデートのあとでもLINEしたがる……なんて行動から彼が本当に好意を抱いているかどうかはわかるだろう。好きな相手になら、男はなんでも「したがる」ものなのだ。(恋愛コラムニスト・神崎桃子)
2018年12月21日「え~~~~っ!何?もうクリスマスじゃない」「嘘でしょ、この一年、わたし何やってたの?」「クリスマスの駆け込み恋愛とかもうムリでしょ」そう、クリスマスも年越しももうそこまできている。12月、1月、2月はシングル女子にとってなにかと心が穏やかでいられない季節。なんだってカップルで過ごすイベントや行事は冬にこんなにも偏っているのか。しかも、だ、この寒くて人肌恋しくなるっつ~~この時期の独り身の厳しさったらない。クリスマスや年末が近づくと一人でいることに焦りを感じる女子は多い。「わたしには仕事があるもん」と普段は強がってたって気弱になるし不安にもなる。“恋人がサンタクロース”……あぁ、私にはサンタがいなくとも聖なる夜は平等に訪れるなんて不公平じゃないかっ!!そんな寂しさ埋めるには、やはり人の温もりが必要……。酔った勢いでゆきずりの男性との情事を繰り広げるのは危険だけども、顔見知りなら話は別。いまは恋愛関係にない会社の同僚や男友達とそうなってしまう……という可能性はなきにしもあらず。今回は男友達と寝ちゃうことの“メリット”をお伝えしよう。男友達と寝ちゃうメリット~「いっときの胸キュンを味わうことができる」・「男友達と飲んでたときのこと、『年末年始はどうするのか』の話が出て自分にはどこにも行くアテも予定もないことに気づき寂しさが押し寄せてきた。しかも酒が入ってたせいか『わ~ん、私、ひとりぽっちだ~』と、これまでしまいこんでた感情が一気に溢れてしまいいい歳してるくせに泣いてしまった……。男友達が私の涙を拭いながら頭をヨシヨシと撫でてくれたことでさらに涙が……。すると彼は『このまま女の子をひとりでなんて帰せない、俺と朝まで一緒にいよう』とホテルへ……。男性に優しくされる、女扱いされることがこんなにも幸せなことなんだって思い起こさせてくれた夜でした。今思い出しても胸がキュンキュンしちゃう。正直また抱かれたいって思っちゃった。今度は私から誘っちゃうかも(笑)」(36歳女性/エステサロン) ――女ならたとえ幾つになったって「女として扱われる」ことを切望しているもの。女にとってなにより心ときめくポイントは、男性から“女の子扱い”を受けることではないだろうか。職場では男と互角に渡り合い、仕事で結果を出すために普段は女の弱さや脆さをひた隠しにして戦闘モードをとってはいても、女というのは幼い頃から「少女」の部分を決して捨ててはいない。男性から「ほっとけないよ」「ひとりじゃ帰せないよ」「女の子なんだから危ないよ」なんて言われちゃったら頬は赤く染まり気持ちも高揚しないわけがない。実年齢からしたらもうとっくにBBAの域に到達していたって、男性から「女の子なんだから……」と大事に扱われればくすぐったくも嬉しくてたまらなくなるのが女なのだ。一晩、彼にリードしてもらうことで女としての喜びを味わうことができるだろう。男友達と寝ちゃうメリット~「マッチングサイトや出会い系とかより身元がわかってるから安心」・「お金つぎ込んでガチで婚活してもなかなかいい人とは巡り会えない……ならばと、気軽に登録した出会い系では変な男に騙されたり、逃げられたり……と散々な目に遭ってきた。そんな私を慰めてくれたのは久しぶりに会った学生時代の男友達……。腕枕してくれながら朝までず~っとピロートーク。すごく楽しかったし癒やされた。出会い系で知り合った男性とはこんなふうにホッとできる時間は過ごせないだろうな。『もし、40過ぎてもお前が独りだったら俺がもらってやるよ』と言ってくれて……指切りげんまんしておきました(笑)」(39歳女性/医療)――婚活や恋愛に疲れた女性の救世主となるのが男友達。付き合ってきた男はダメンズばかり、経済力のない男だったり、女癖が悪かったり、モラハラだったり……結婚はおろか彼氏にだってふさわしくないような男にずっと振り回されてきた女性だって少なくないはず。ちゃんと結婚できるような男を本気で探しはじめても時は既に遅し!婚活に大事なのは見た目年齢でなく実年齢!結婚できる条件が揃っている男どもというのは、若い女を選びたがるということを悟るのである。そんな絶望の淵に立たされた女に手を差し伸べてくれるのは男友達の他にないだろう。男友達のなによりいいところは嘘や捏造がないこと!!煩わしい駆け引きもカッコつける必要もなし! 男友達なら出会い系サイトや婚活パーティーで知り合うような男よりも確実に信頼できる。身元や人となりがわかっている相手とならホテルに入ったってお泊りしたって心配はない。これまで友達関係が成り立ってた異性というのはただ身体だけは交わっていなかっただけで、意思疎通はできていたのだから長時間過ごしても苦痛ではないはず。女性にとってベッドでの会話やコミュニケーションは「彼でよかった……」と安心できるものとなるのだ。男友達と寝ちゃうメリット~「女としての自信が取り戻せた」・「もうアラフォーにもなって独身ということは、この先結婚できそうにないかと少しは覚悟できてはいる。でも、結婚は諦めても“女であることを諦める”なんて超虚しすぎる……。悩んだ挙げ句、思い切って男友達を飲みに誘った。酔ったフリして『わたしって女として全然魅力ないのかな?』なんて彼の目を覗き込んで聞いてみたりして(笑)……。結果、まんまとお持ち帰りされて作戦は大成功。ベッドでは『大丈夫だよ。○○はいい女だよ』『キレイだよ』と沢山褒めてくれました。リップサービスだろうけど、女としての自信をとりもどせた気がする……枯れつつあった女に潤いを与えてくれてありがとう(笑)」(42歳女性/教育関係)――あなたは男日照りになっていないだろうか。「え?最近、いつキスしたっけ?」「あれ、男性に抱きしめられたのって?」「あ、こないだ飲み会で酔っ払いのクソ課長から抱きつかれぐらいじゃん!」な~んて前回のことが全く思い出せないくらいご無沙汰になっていないだろうか? 女にとって“男性との戯れ”は、自分の存在価値を確かめることのできる大事な場!彼や恋人が長いこといない状態ともなれば「女としてこれでいいのか」「女としてもう通用しないのか」と自問自答してしまうこともあるだろう。年を重ねるごとに募る不安……女なら誰もが味わう焦燥感だ。そんなふうに自信を失っているときこそ、誰かに自分を肯定してもらうに限る!人は誰から認めてもらったり、褒められたりすることで再び自分を取り戻すことができるのだ。「そのままのキミでいいんだよ」と……。身近に自分のことを評価してくれる男性がいることで、女性は輝やくことができるのだ。人間は“自分がひとりじゃない”という安心感を得たいもの~女にとって男に抱きしめられる行為は精神安定剤となる不安や寂しさに押しつぶれされそうになる孤独な夜……女は無性に泣きたくなるときがある。そんな時、誰かのぬくもりで癒やされたくなるものだ。あなたにも覚えがないだろうか?子供の頃、悲しいことや嫌なことがあって泣きじゃくったときに、親から抱きしめてもらったり、頭を撫でられることで泣き止んだことが……。ハグやスキンシップはまさに精神安定剤、自分の気持ちを落ち着かせることができるのだ!オトナになった今となっては親に抱きしめてもらうのはヤバイが(笑)、男に抱きしめてもらう分には全然ヤバくない!!近年の研究においてはスキンシップやオーガズムにおいて分泌されるホルモンは鬱予防やイライラやストレス緩和につながるという実験結果が出ているくらいなのだ。実際、性行為そのものより、キツく抱きしめられる行為が好きという女性も少なくない。ギュッとされることで愛や安らぎを感じる女性は多い。女にとって男のハグの効果は絶大!男性のたくましい胸や背中、女性よりも高い体温……それらすべてが女の冷え切った心と身体を温めるのである。抱き枕や湯たんぽからは得られない感覚(笑)“男と抱き合うことや添い寝で安らぎや癒やしが得られる”なら、いつも強がってるあなたこそ、男友達に甘えてもいいのではないだろうか。「誰かにギュって抱きしめられたまま寝たいな」って……。「人間湯たんぽが欲しいな」って……。 女はときには甘やかしてもらうことが必要なのだ。(恋愛コラムニスト・神崎桃子)
2018年12月08日元・貴乃花親方の花田光司(46)との離婚が判明した河野景子(54)が11月28日、正式にコメントを発表した。各スポーツ紙によると景子さんは「23年間の結婚生活に終止符をうちましたことをご報告申し上げます」と報告し、「度重なる困難には二人三脚で乗り越えてきた自負もあります」とコメント。さらに「今後はお互い別々の道を歩むことといたしました」と明かし、「共に歩んできた元夫への尊敬の念と感謝の心は失うことなくこれからの人生を進んで参りたいと思います」と綴ったという。ネットでは、景子さんにエールが上がっている。《賢い人だし、責任感もあると思う 前向きに頑張ってほしい》《景子さんはご自身の第二の人生を頑張って欲しいです》《ご苦労様です。能力があるから、これからは1人で生きていく事には問題ないと思いますね。頑張って下さい!》スポーツニッポンが27日に明かしたところによると、花田は今回の離婚について夫婦を卒業するという意味で“卒婚”と表現しているという。卒業した2人は、まさにそれぞれの道を歩むことになる。「景子さんは元々アナウンサーですから、話術のスキルは申し分なし。結婚時から講演会に引っ張りだこでした。さらに息子・優一さん(23)のブログに登場すると、アクセス数が一気に伸びるほどの人気ぶりです。すでに獲得しようとテレビも動いていると聞きます。角界の厳しいルールから離れたことで、今後はより多くの場所で景子さんの姿を見かけることになるかもしれません」(角界関係者)
2018年11月28日女にとって男と付き合う上で避けては通ることの出来ない一大イベント……それは「すっぴんをさらけ出すこと!!」これまで一晩のアバンチュールだけなら乗り越えてこれたとしても、お付き合いするとなればいつまでも化け続けているわけにはいかない!!女が“仮面の下の素顔”をさらけ出せるかどうかは「普段どれだけ盛っているか」にもよっても覚悟の差はあるだろう。しかし、たいていの女性からすれば「ブラの中身のリアルよりも仮面の下のリアル」はもっともっと勇気のいる告白なのだ!あなたがあの彼にすっぴんを披露する前に、ここでひとつ男が女のすっぴんを見たがるワケを知っておいて欲しいと思う。男がすっぴんを見たがる理由:その①「相手のすべてを知りたい」「男の独占欲」・「すっぴんを見たいのは彼女のすべてを知りたいから……。やたらめったら人には見せない、誰もみることができない秘めた箇所に男は興味津々(笑)彼女の秘密を知ると優越感も得られるし、自分だけにそれを見せてくれることで、男は興奮するもんだよ」(42歳男性/食品)・「やはり、化粧してる顔は騙しが入ってると思うので(笑)本当に好きなら嘘偽りのない姿をみたい。その人のそのままの表情が見れることで彼女の素の部分に触れたと思える」(38歳男性/アパレル)――男は女性の秘密の部分はすべて見てみたいもの。スカートの中身を知りたいのと同様、覆われているものの下は全部覗きたくなるのが男!女性は仕事してるときも、遊びに行くときも、オフィシャルだろうがプライベードだろうが、人と会う時はほとんどメイクしてるもの。だからこそすっぴんを見ることに特別感があるのだ。誰もが知っているその作られた顔でなく、他のヤツは知らない「俺だけが知っている彼女の素の顔」……。男性がすっぴんを見たいのは隠されたものを見たい(怖いもの見たさ?)という好奇心と独占欲からだろう。たとえ彼女のすっぴんが想像していたのと少々違くても、自分だけが彼女の秘密を知ったということに意味がある。すべてを脱がせて丸裸にしたということが男性にはたまらないのである。男がすっぴんを見たがる理由:その②「幼く見える」「無防備な感じがいい」・「女性のあどけない素顔っていいよね。化粧してると大人っぽく見えるけどメイク落とすと幼っぽい感じに見えるじゃない?二次元ロリじゃなくても中年男にはロリコン傾向があると思う」(43歳男性/金融)・「男って女性の無防備な姿が好きなんだと思う。しっかりメイクされてると隙きがないというか近寄り難い……」(39歳男性/損保)――「すっぴん」にやたら反応してしまうのは、日本の男性は“童顔を好む”ということも一役買っているといえそう。オバコンや枯れ専は圧倒的に少ない。成熟した雰囲気のする女性を前にするとたじろいでしまい、幼い雰囲気の女性の方に愛しさを感じてしまう男性は多いはず。大人びた女性よりあまり知らなそうな女性……男性の処女信仰は心のどこかにある。他の男と比べられるのを何よりビビっている男性にとっては「男慣れしてそう」「男性経験が豊富に見える」たぐいの女性は恐れるべきもの。男性からしたら「無防備な女性」は素直に言うことを聞いてくれそう、思い通りになりそうにとれるだろう。また多くの男性は抜け感のある女性が好きである。しっかりしてるものや完璧なものに隙きのなさを感じてしまうからだ。男性からしたらノーメイクはノーガードということになるのだ。男がすっぴんを見たがる理由:その③「自分も装わずにすむから」「落ち着くから」・「すっぴんになってくれるとこっちも肩の力が抜けるというか、構えなくて済む。それに自分に素顔を見せてくれるということはそれだけ“俺に気を許してる証拠”でしょ。男としては嬉しいよ。すっぴんは気が休まる」(41歳男性/教育関連)・「なんか女性のコテコテメイクって気合入ってる感じで、こっちも気が抜けないというか、疲れちゃう。よそ行きの服を着用してるのと同じ。男だって家に帰ればスーツを脱いでくつろぎたいから、女性にも武装は脱ぎ捨ててほしい。外デートの時は人目やら紫外線やらいろいろと気になるだろうけど、お家デートするときはすっぴんでいてほしいな」(37歳男性/飲食)――昨年登場した「すっぴんカフェバー」をあなたは知っているだろうか?すっぴんの従業員の女性との会話を楽しみながら飲食できるということで話題に……。男とはオモシロイ!お金出してわざわざ“すっぴん”を見に行くのだ(笑)しかしそれにはワケがある。相手の女性が「装ってないこと」で自分もリラックスできるから……。親近感がわき、気張らずに女性と話せるということですっぴんバーは男性たちの支持を得ているのだ。女性のすっぴんはこんなにも需要があるのであ~る(笑)男性にとってはすっぴんを見せてくれる女性イコール“心許してくれる女性”なのだろう。男は“すっぴん好き”というよりも、自分も安心してココロ落ち着ける場所に身を置きたいということなのかもしれない。女がすっぴんを披露していいのは、元の素材がしっかりしている場合だけ!?男性はすっぴんから得られる“安堵感”を求めている。男からしてみれば「隠しごとがなく、素が出せる関係」というのは、その後のお付き合いも不安なくやっていけることにもつながる。 女性が本当の姿を見せてくれることでホッとしたいのだ。ただし、勘違いしないでほしい。彼らはあくまでも“すっぴん美人”が見てみたいのであって“すっぴんブス”が見たいわけではない。なんとも悔しいが、何も手を加えずとも合格ラインを望んでるって話。男というのは矛盾してる。「ナチュラルが一番」「素を見せて」「飾らないキミでいて」と言いながら、女がいざ正直に“ありのままの私”をみせると「え?誰?」「詐欺」「話が違う」だのになる……。 男は、化粧落としてもお目々ぱっちりしてる可愛い子を期待してるのだ。 「キーッ!!なによ!ありのままで勝負していいのは土台がいい場合のみじゃんっ!」と発狂したくなるところだが、その土台に自信がない場合に重要なのは「すっぴんを見せるには“タイミング”がものをいう」ということ! あなたが「あばたもえくぼ」となれば男の見方は変わるからだ。愛してしまえば、欠点さえも長所に見える。自分が惚れてしまった相手であれば、ひいき目でみれるからめちゃめちゃ可愛く思えてしまうのだ。 ……つまり全ては『関係を持つまでに“すっぴんを見せるまでに”どんだけ惚れさせるか』に掛かっている! 「彼女のすっぴんを見て感動した」「彼女のすっぴんを見て幻滅した」……同じすっぴんを披露するのでも相手の気持ちの持ちようで真逆に変わるんだから。 女が「化けの皮を剥がす」のは彼が恋の魔法にかかったあとで……ってことで(笑)。(恋愛コラムニスト・神崎桃子)
2018年11月25日声で惹きつける「声優」。彼らが舞台に立った時、声の技術が物語を濃密にする。11月29日(木)から12月2日(日)まで、東京・三越劇場で上演される『パパ、アイ・ラブ・ユー!』の出演者は、山寺宏一をはじめ声優、俳優、タレントなど幅広く活動する面々だ。その稽古場を訪ねた。【チケット情報はこちら】ある病院。医者デーヴィッド(山寺)は今にも大事な講演が始まるので緊張気味。お調子者の医師コノリー(関智一)の冗談にイライラしきり。そこに昔の愛人が現れ「ふたりには子どもがいて、その子が今からここに来る」と言うのでデーヴィッドは大慌て!誤魔化すためにとっさについた嘘が、病院中を巻き込む一大事になってしまう……。本作は2015年にも山寺、水島裕、演出家の野坂実のユニット「ラフィングライブ」で上演しており、今回は同ユニットによる再演。ユニット名に込められた“笑ってリラックスして元気になれる”舞台だ。稽古場にはすでに本番さながらの美術。今日は、デーヴィッドが嘘とアクシデントを塗り重ねてさらなるトラブルの上塗りをするシーン。警察官(大塚明夫)、同僚の医者(水島)らが登場し、縦横無尽に入り乱れるセリフの応酬にみんなてんやわんやだ。しかし、早口でもきちんと聞き取れるのは、さすが言葉を鍛えた声優だ。演出の野坂が「その言葉を立てて」と指示すると、敏感に反応し、すぐにワンフレーズだけ強調する。会話はテンポ良く、余分な間を作らない。声の表現だけでも、怒り、焦り、楽しみ、驚きなど多彩だ。アップテンポなシチュエーションコメディに、声優の「声で物語を表現する」という強みが活きる。さらにキレのいい動きで左右や舞台奥まで目まぐるしく動き回るので、勢いに巻き込まれているうちに何度も吹き出してしまう。声優の技術に裏打ちされた舞台は、こんなにもダイナミックなのか!演出の野坂が演技を止めると、みんなほっとした笑顔に。緊張の表情はほころび、共演者やスタッフと冗談を言ったりと、リラックスした心地良い空気が流れる。長年仕事を共にしてきた仲間たちとの、演じる興奮と楽しみを感じる現場だ。とはいえ休む暇はない。シーンごとに丁寧に手順を整理する。大塚は「気持ちで演じると流れがグズグズになってしまう。段取りを決めておかないとね」と、各自で立つタイミング、回る方向、誰に向かってどの言葉を言うのかを明確に確認。そしてすぐに実践。“コメディはとくに難しい”との通説をものともせず、確かな力量で笑いをうむ。チケットは発売中。取材・文:河野桃子
2018年11月16日昔から「男の浮気は甲斐性」とはよく言われるが、“甲斐性なしの男”が浮気をしている昨今(笑)……神崎から言わせれば、どとのつまり“男の浮気は性欲解消”であることが多い。しかし女の浮気の多くは性の快楽を求めるよりも、他に「得たいもの」があってなされるのだ。だからこそ「男の浮気は遊び、女の浮気は本気」なんて言われるのである。前回は“男が浮気する要因”をまとめたが、今回は“女が浮気に駆られる理由”について言及してみた。前回のコラムと共に違いを見比べて欲しい。女が婚外恋愛に走る理由その1.「今の旦那がダメだから……」「今のパートナーにない魅力があるから……」・「男性に言い寄られたからって浮気するわけじゃありません。男性なら『女なら誰でもよかったんだ』っていうケースもあるでしょうけど。こう言っちゃなんだけど女は浮気するにしても相手を選んでいます。女はいつでも自分にとっての“いい男”を探してるんだと思う。パートナーにはない魅力がそっちにあればそうなる可能性は否めない」(37歳女性/編集)――多くと関係をもちたがるのが男で、選びたがるのが女……。前回の記事でも少し触れたが、男は自分の子孫を多く残したいという本能が備わっているため種をバラまきたい一方、女は優秀な子孫を残すため相手を選ぶという仕組みがインプットされている。 これは動物界でも同じ。戦いに勝ち抜いた強いオスや餌を運んでくるオスとならメスは交尾する。 女性はよりよい遺伝子を求めている。パートナーから譲り受ける価値がないと悟ると他の男性にそれを求めようとする。生物学的な観点からいえば「役立たずなオスのはダメ」「別の有能な遺伝子を!」ということになる。女性の浮気は“今より優れた相手”を選ぼうとすることにある。“優れた”といっても社会的地位や経済力を指し示すわけではない。今のパートナーにないものを持っていることでその女性にとっては優れたものとなる。女が婚外恋愛に走る理由その2.「パートナーが自分を評価してくれなくなったから」・「くだらないかもしれないけど、結婚する前はほぼ毎日のようにLINEで『愛してる』との言葉があり、会えば『やっぱ可愛いなぁ』と私のことを褒めちぎってくれていたけど、今じゃ『好きだよ』『キレイだよ』なんて言葉は一切なくなった。いくら仕事が忙しくとも彼の為に美しくいたい、スタイルも維持したいと頑張って来たのに……。そんな矢先、職場の飲み会での帰り道、年下の男性社員に『ずっと前から、憧れてました。○○さんのこういうとこが大好きなんです!』と告白されて……。男性から言われる久しぶりの褒め言葉にくすぐったくも、女としての自信が取り戻せました」(43歳女性/保険)――女性は単純に褒め言葉に弱いというわけではない。男から褒められてその気になるというよりも、女は相手が自分をきちんと評価してくれたときに、その男性を“特別な存在”として見るようになるのである。また女というものは自分の魅力を認めてくれる相手がいれば勤勉になる。いくらでも“努力”できるし、もっている能力以上に頑張りを見せる。「キレイだ」「素敵だ」と外見や肉体を褒められればより美しくなろうとし、「愛してる」「キミを大事にする」と言われりゃ自信がつく。「仕事もよくやってくれてるね」と褒められれば自分の価値があがる。「女としてもうダメなんじゃないか?」と自信を失っていても、女は男が評価してくれることで再び自分を取り戻すことができるのだ。金を持っている男や養ってくれる男が女にとって白馬に乗った王子様とは限らない!どんな男性よりも「女としての自信をつけさせてくれた男」は女にとっての救世主なのである。 女が婚外恋愛に走る理由その3.「結婚前とは話が違うから」「何もしなくなったから」・「昔は些細なことだろうがなんだろうがちゃんと話を聞いてくれてたけど、今では『うん』『あぁ』とかいう返事だけ……。私の顔もロクにみてないから髪型や化粧の違いや変化にも気づかない。プレゼントとか記念日も一切忘れられてるし……。やはり女はほっとかれてると自分をかまってくれる男性にいっちゃうんじゃないですか」(37歳女性/ネイルサロン)・「結婚前はよく仕事帰りに待ち合わせて食事やデートに出かけたけど、今じゃ休日でさえ一日中スマホやテレビを眺めてはゴロゴロしている夫。私が『たまには外食したい』と提案しても『え?外いくの面倒くさいよ』とか『あるものでいいよ』って……、作るのは私なんですけど!!(怒)きっと、夫の怠惰のせいで他の男性に惹かれる女性は多いと思います!』(36歳女性/医療関係)――男性は付き合い出した時や結婚する前は“手を変え品を変え女のご機嫌をとろう”と必死になるが、その目的が達成されたら知らん顔。言い方を変えれば「女が手に入った事で安心しきってしまう」のだ。男と女の浮気の違いはここにある。男は相手に安心しきってしまうと浮気するが、女は相手に不安を感じると他の男に気を許してしまう。 女をほっとくと浮気してしまうのは“購買行動ルール”からも言える。商品を購入した会社からダイレクトメールやメルマガがやたらとくるのも「はたらきかけてないとよそにいってしまう」からだ。女性が一度顧客になったらウザいくらい声をかけるのが業界の常識。クーポンや会員特典、お得情報もちゃんとつけて購買意欲を掻き立てる。女性には「わたしのこと忘れてないのね」「こんなにも思ってくれてるのね」と思わせることが大事。 つまり女が男にされて喜ぶのは「たとえいくら忙しくとも自分のために時間を割いてくれること」なのだ。「かまってくれない」不満は日常会話からも募ってゆく。私の話は右から左、話した内容を覚えてないのは女性からしたら大きなストレス!だからこそ、悩みや相談をしているうちに相手の男性と深い関係になってしまう、職場の上司に慰められたことから恋に落ちてしまう……なんてゆうことが起こるのだ。共感欲求が強い女性は自分の話に真剣に耳を傾けてくれる相手には心を開き、「本当の私をわかってくれてるのはこの人」となれば身体をも開くのである。女にとって婚外恋愛は自分の存在価値を確かめる場好きな相手やパートナーから放置され虚しさが募ると、“自分のことを大事にしてくれる他の男性”を求めてしまうのが女の性……。女性の浮気は「ほんの出来心」「ふと魔が差した」というような突発的なものではない。そこに至るまでのプロセスがある。“一時の気の迷い”でなく、ある程度時間を掛けて相手を見ているので女性たちから言わせればそれは立派な「恋愛」なのである。また現代女性は結婚生活においての妻や母としての役割だけでなく、女としての存在意義を見出そうとしている。「自分を評価してくれる相手が欲しい」「自分の価値を見出してくれる人が欲しい」……だから女は浮気に走る、というより婚外恋愛に走るのである。男の浮気は恣意的、女の浮気は意図的と言えるだろう。(恋愛コラムニスト神崎桃子)
2018年11月13日須賀健太主演の舞台、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“最強の場所(チーム)”が10月20日に開幕した。2015年11月の初演からシリーズ5作品を連続上演し、観客同員数は25万人を突破。幅広く原作ファン、アニメファン、演劇ファンなどから親しまれてきた今作は、最新の映像テクノロジーとキャストの熱量が一体になる振付・演出で各地を熱狂させてきた。今回、東京・広島・兵庫・大阪・宮城・再び東京の全国5都市で公演する。【チケット情報はこちら】過去シリーズでは、バレーボールをするために高校排球部で出会ったメンバーが、春の高校バレー予選に取り組んできた。“最強の場所”と銘打つ最新作では、ついに宮城県代表権を賭けて準決勝、決勝を目指す。“最強のチーム”はどこか?それぞれの信念とチームコンセプトを背負い、全力でコートの上で飛ぶ少年たちの物語。須賀が演じるのは、高身長が有利なバレーボールで低身長ながら誰よりも高く飛ぶ主人公・日向翔陽。3年間日向役を演じたことについて「学生生活をもう一度やった気分。すごくいいチームです」と感無量の様子。同時に「1公演ずつ大切にやります」と身を引き締める。3時間10分(休憩20分)のうちほぼ全編が試合。演出のウォーリー木下が「コートの中に詰まっている」というように、試合とともに登場人物たちの心も一進一退を繰り返しながら成長していく。試合の戦況と彼らの心理が重なり、声援をかけたくなるほどの熱量。まさに「試合を見ている感動なのか、人間ドラマの感想なのかわからない」(ウォーリー)。総勢34名が止まることなくステージを駆け抜ける激しい躍動感。手に汗握る時間を盛り上げるのが、和田俊輔の生演奏だ。和田は「(過去シリーズで)出来上がっている稽古メソッドを一度崩しました。全員が、試合をその場で生きている。それを取り込もうと、音楽もその場で作っています」と、観客の空気も感じながら舞台上でアレンジをしていると明かす。ウォーリーもキャストらも「音楽がすごい」と口を揃えた。会見終わりには、芸能生活20周年&誕生日の須賀にマスコミを巻き込んでのサプライズ!直前に「今日はサプライズはないと思うので」と前置きし「役者人生の第二章を迎えます」と語っていた須賀だが、メンバーたちがケーキを持って入場してくると心底驚いていた。満面の笑顔を浮かべる須賀を囲む嬉しそうなメンバーたちから、「ハイキュー!!」が良いチームであることが伝わる。公演はこのあと、広島、兵庫、宮城、大阪を周ったあと、12月7日(金)より、東京・日本青年館ホールで上演。取材・文・撮影:河野桃子
2018年11月09日来年3月から上野・東京国立博物館で開催される特別展『国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅』の報道発表会が10月17日に開かれた。博物館や真言宗総本山 東寺の執事長ら主催者が揃い、展覧会の見どころや東寺の文化修理事業、立体曼荼羅のVR化について発表。史上最大規模で展示される東寺の名宝たちに期待が高まる。開催は2019年3月26日(火)から6月2日(日)まで。会期中、一部展示替えがある。【チケット情報はこちら】東寺は、平安京遷都に伴って西寺と共に建立され、弘法大師空海が823年に嵯峨天皇より賜り、真言密教の根本道場となった。1994年には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録され、京都の名所となっている。本展は4章の構成からなり、空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介する。各章については、第1章「空海と後七日御修法」では、後七日御修法(真言宗で最も重要な法会)の堂内を再現し、御修法に関連する絵画や仏具などを展示。また最澄に宛てた空海円熟の書、国宝『風信帖』なども展示する(5月19日(日)まで)。第2章「密教美術の至宝」では数々の大曼荼羅、仏画、書跡など密教美術を展示。第3章「東寺の信仰と歴史」では東寺創建時の遺品や古文書などによって東寺に寄せられた信仰とその歴史を知ることができる。最後の第4章「曼荼羅の世界」では、空海が言葉で伝えにくい真言密教の教えを可視化するために構想、立体表現した圧巻の立体曼荼羅の世界を体感することができる。立体曼荼羅は東寺講堂に安置されており、平安時代前期の密教彫刻の最高傑作とされている。なお、本展では21体のうち史上最多となる15体(うち国宝11体)が出品される。また、本展の連動企画として、3月27日(水)からVR作品『空海 祈りの形(仮)』が同館東洋館内「TNM&TOPPANミュージアムシアター」で上映される(鑑賞料金:高校生以上500円 ※大学生以上は博物館への入館チケットが別途必要)。21体の仏像全てを詳細に再現することで、現地では見ることが困難な角度や位置から拡大するなど、VRならではの視点で鑑賞できる。そのほか“仏像界一イケメン”と称される「帝釈天騎象像」が全高130mmのフィギュアとして、海洋堂により忠実に再現された。報道発表会場でも展示され、一般には展示会場で限定1万個先行販売、フィギュアセット前売り券は限定1,000枚で12月1日(土)より販売。税込7,500円。取材・文・撮影:河野桃子
2018年11月07日「いや~うちの旦那はもう性欲ないし……」「付き合ってる彼氏?仕事が忙しいみたいで浮気なんてしてるヒマないでしょ」……な~んて自分のパートナーを見くびってない?男は衝動的なもの。女が嫌いな男性でない限り「浮気する可能性はゼロ!」なんてことはありえない。今回は男性が「浮気したくなる要因」についてレクチャーしよう。「種はバラまきたい」それが男の本能だから!!・「なんで?浮気するのかって?『女がそこにいたから……』としか言いようがない(笑)浮気するのに意味や理由なんてない。魅力的な女性や可愛い子が目の前にいたらそうなりたくなるのは男の性」(42歳男性/建築関係)――まるで「なぜ山にのぼるのか。それはそこに山があるからだ」とイギリスの登山家、ジョージ・マロリーが口にした名言のよう(笑)「理由なんかないよ、女が好きなんだもん」つまり性的対象を前にすれば仕方のないことなのである。それは男の本能がなせる業。男が自分の遺伝子をばらまきたいのは子孫繁栄のための生物学的な欲求から。「少しでもより多くの女性に手を出すべし」という男の性がそうさせるというわけだ。男性が数多くばらまきたい一方で女性は“優良な遺伝子”を求める。学生時代から男たちが自慢したいのは「経験した人数」や「女の数」であり、女が女友達に自慢するのは人数でなく付き合っている男の質、男性のステイタスである。多くと関係をもちたがるのが男で、選びたがるのが女なのだ。根本的に男と女は受け入れる範囲が異なる。「私、百人斬りしました~」と豪語する女性は少なく、たとえ男と二人きりになってもすぐにそうなりたいとは思わないのが一般的。男が性的対象の許容が広いのは「これは遊び」と割り切れるから。つまり頭と下半身が切り離せるのだ。女がぐらつくのは“下半身でなく心”だが、男性がそうなるのは「だって仕方ないよ。下半身が勝手に……」(笑)であって、ある意味それが“男の大義名分”となる。衝動に駆られただけで感情はないということにできるのだ。だからこそ妻や彼女に浮気がバレると「すいません、すいません。もうしません」「魔が差しただけで、本気じゃないんだ」といえちゃうってわけ。「魔が差した……」だなんて、その男性の浮気相手が知ったら「私とそうなったのは血迷ったから、ということなのね?キィーーッ!!」と発狂されるだろうが……。男の浮気とは「ほんの出来心とスケベ心」からはじまるのだ。妻とだけできないから!!・「以前妻を求めた時に『それ、気持ちよくない……』って言われて以来、妻とする気がおきなくなった。結婚する前はそんなこと指摘しなかったのに……多分もう俺に気を使うのがイヤなのかも。感じてるフリとか、俺の顔色を伺いながらペースを合わせるとか、面倒くさいんだろうな。でも、男としてはここで打ち止めってワケにいかないから、外でするしかないもんね」(39歳男性/旅行関係)――妻とはする気になれない、長く付き合ってる彼女のことを抱けなくなった……という男性は少なくない。誘っても妻に拒まれたり、“いつものやり方”に不満を持たれたりすると、男はその屈辱を味わうのが怖くなり「妻とだけできなくなる」のである。女性からしたら反論はあるだろう。仕事と家事でエネルギーを使い果たし、子供がいれば土日の休みもなにもあったものではない。夜は一刻も早く寝たいしヘトヘトなのにそんなサービスなんてできない……。義理セックスは女にとっては苦痛でしかない。旦那やパートナーをオスとして見れなくなった今「ない方がラク」となるのだ。つまり「これまで旦那や彼氏との行為はとりたてて良くなかった」ともとれるだろう。「仕事とセックスは家に持ち込まない主義」を決めこんだのは男性の方でなく、「それを持ち込まないでほしい」のはむしろ女性の方だったりするのだ。しかし男性だって、まだ自分の珍力(?)を試したいし「俺ってすごいんだぜ」と女性に認められたい。ウチがダメならヨソしかない。まだまだ現役でいたいのだから……。男は忙しいと浮気したくなる!?・「こんな言い方したらあれだけど、一種のストレス解消なんだよね。男って普段、上司やクライアントへの恨みや憤りをぐっとこらえて家族のために仕事してるわけですよ。どうしたってストレスがたまる。その鬱憤ばらしで女性を抱くって感じかな」(45歳男性/会計事務所)――女性は家事や育児に疲れるとそんなことは面倒くさいとなるが、男性はむしろ逆。疲れれば疲れるほど浮気したくなるもの。 自分に危機が迫ると子孫を残さねばという本能もあるかもしれない。また男は鬱憤が溜まると酒を飲んで誤魔化したり紛らわすことが多く、可愛い子がいる飲み屋に通ったり、ストレスのはけ口として女性を抱くこともある。女は女子会やランチ会など、人と話すことでストレスを発散するが、男は憂さ晴らしのための男子会など開かない。男性は同性同士では弱みをみせたがらず、どちらかというと、そのストレスを外の女性にぶつけたがる。妻やパートナーはもう家族であるため弱音や不満を吐き出せない……。仕事の愚痴なんて言ったら「は?大変なのはあなただけじゃないでしょーよ」と怒られるのが関の山。……ということで、男たちは夜のネオン街に消えてゆくのである。実のところ男性は「仕事が忙しくて浮気するヒマなんてないよ」なんてことは当てはまらいのである。男性は「そういう機会があれば」浮気するもの日頃男性は理性で自分の欲求をコントロールしているが、もし、「チャンスさえあれば女性とそうなりたい」と願っているのが男というもの。いや「チャンスを作ってでも浮気したい」願望の男性も少なくない。妻とは満たせない欲求をはらすためその目を外へ向ける。男性にとって「溜まってたストレスとお酒の組み合わせ」は最強だろう(笑)シラフでは浮気なんてする勇気などなくとも“浮気誘発剤”があれば堂々と女性を口説けてしまう。普段おとな~しく眠っていたスケベ心は爆発してしまうのである(笑)もう理性もへったくれもなく下半身制御不可。……ということで、次回のコラムでは「女性が浮気する理由」について言及しよう。(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)
2018年10月31日来年創立40周年を迎える劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)の『テクニカルハイスクールウオーズ鉄クズは夜作られる』が、10月28日(日)まで東京サンシャイン劇場にて公演中。SETらしく、わかりやすくて誰もが楽しめるサービス精神旺盛なミュージカル・アクション・コメディー。歌、ダンス、コント、アクロバットなど様々な要素を詰め込んだ盛りだくさんの2時間だ。【チケット情報はこちら】初日前の会見で演出・出演の三宅裕司は「わかりやすい青春モノだけど、隙があれば笑いをどんどん入れていく」と貪欲な姿勢を見せた。舞台は偏差値36の定時制工業高校。ヤンキーたちは親や校長や警官やエリート校にバカにされ、ケンカ上等の日々を送っていた。しかしワケあり熱血教師が赴任してきたことで、彼らの心に火がついていく。笑い溢れるSETの舞台だが、「日本の下町のものづくり」という社会的なテーマも1本通っている。製造業は日本の高度経済成長を支えてきた産業だ。しかし労働人口が減り、賃金が下がり、職人の技術が失われつつある。そんな日本製造業の現状に、コメディという武器で向き合っていく。登場人物の名前は「日立」「東芝」など聞いたことのある企業名が並び、現実の各企業の関係と照らし合わせると思わずニヤついてしまう。また、いたるところに「死語」となった昭和のギャグが散りばめられ、それにピンとこないヤンキーたちとのチグハグさも笑える。全編を通して、昭和の息遣いと現代の空気が混ざり合っていく。舞台に立つのは20~67歳の劇団員38名。三宅は「劇団員全員の見せ場があって、ひとりひとりが力を発揮して盛り上がる。劇団力を問われる公演だと思います!」と宣言。その通り、創立メンバーから若手までそれぞれの持ち味が披露される。ダンスだけでもロボットダンスにヒップホップ、ミュージカルに群舞など多彩。またコント、ギャグ、アドリブ、時事ネタなど、隙あらば笑いの球を投げてくる。次にどんなパフォーマンスが繰り広げられるのか……目を離す暇がない。客席にも、幅広い世代の観客がいる。長年のファンはSETのお家芸のような掛け合いや看板俳優・小倉久寛らの登場に沸き、SET初観劇らしき観客は手を叩いて爆笑。舞台上でヤンキーと周囲の大人たちが心を通わせていくように、客席の笑いもひとつになっていくのは心地のいい体験だ。40年近く続けてきたからこそ、劇団員も観客も世代を超えるエンターテイメントを実現させている。チケットは発売中。取材・文:河野桃子
2018年10月24日「今夜は帰りたくないな」「逞しい腕で抱きしめられたい」……女にだってそんな気分のときもあるはず。また女性には生理前のPMSや女性ホルモンの関係で優しく触れられたいときもあれば、激しく抱かれたいと感じることも……。しかし、相手の男性はそんな女の気持ちをヨソに、健康的なデート終え爽やかに帰ってしまった……なんてやるせない経験をした女性も多いはず。しか~し、だからといって「シタイ」だなんて女が口に出せるわけがない。「女の私から誘うなんて相手にどう思われるかな」と引っ込み思案になってしまうのが一般的。ここはひとつ「ムラムラしてるのは彼じゃなく自分だけ……」にならないよう(笑)、今回は“彼の野獣スイッチを入れる方法”を神崎桃子がレクチャーしよう。匂いでおびき出そう~「男の臭覚を狙え!」・「男って女性らしい香りにめちゃくちゃ弱いでしょ。私はふざけてくっついた瞬間に髪や首筋や手首からの香りでその気にさせちゃう!男性は『キミからいいニオイがする』となってまんまと襲ってきてくれます(笑)」 (34歳女性/医療事務)・「デートの始めにわざと髪を束ねておいて、ここぞという時に彼の前でほどきます(笑)男性はシャンプーの匂いに絶対に弱い!!」(36歳女性/エステシャン)――男は女の匂いに異常に反応する生き物。女性と接近したときに“ほのかに香るニオイ”にムラッっとしてしまうのは男の性。フレグランスやコロンもありだが、女性の髪からふわっと香るシャンプーの匂いは、男性にとってはたまらないもの。男性は香りで引きつけられると相手を異性として認知する。匂いから得た印象でそれまで意識していなかった女性が「女」になるのだ。そして男性は女性から“いい匂い”がするとその匂いを記憶にとどめる。“その香りイコールあなた”となり、その匂いから相手を慕うこともあるのだ。恋愛において香りの効能は侮れない!男性を誘うなら流行りの洋服よりも素敵な香りを身にまとうほうが正解!!ただし化粧臭いのは逆効果!性欲を高めるどころか萎えてしまうので要注意! 自分の身体のコンプレックスをあえて説明する~「男からのボディタッチを狙え!」・「自分の身体のパーツを触りながら『私、最近ちょっと太っちゃて~』『このあたりが気になる~』なんて言うと『え?僕がチェックしてあげようか?』って男性は食いついてきます(笑)」(37歳女性/ライター)・「『二の腕、ポヨポヨで恥ずかしいんだよね』『このへんお肉つきすぎかなぁ』と言って彼にそのあたりを触らせるように仕向ける(笑)」 (34歳女性/芸能関係)――嫌な男には絶対しない自分の身体のパーツの話やボディラインの話をするのは「その男になら身体を許してもいい」という女のサイン(笑)自分の身体のことをわざわざ言うってことは、「わたし、あなたには触れられてもいいのよ」と言ってるも同然。男性がボディタッチに弱いことは女なら誰でも分かりきっていることだが、さらに上をいく知能犯女子は 自分から彼にタッチするのでなく“彼に触らせる”のだ。それは余計に男性の想像力を掻き立てることとなる。「俺の方から触っていいと許可を出されてるのか?」と男に自信をもたせることができるのだ(笑) 映画やバーに誘う~「暗がり効果を狙え!!」・「私はそういうふうになりたい男性にはちゃんとムード作りをします(笑)『ひとりで映画観る勇気ないから付き合って欲しいの』とかなんとかいって恋愛映画に誘って、映画鑑賞後は良い感じのバーとか高層階のレストランとかに連れてっちゃう」(35歳女性/会計事務所)――デートの手順や雰囲気作りを草食化の進んだ男どもに任せておいたらいつまでたっても「そこ」にはたどり着けない。イマドキ女子は自分から“なんとなくなくそうなる流れ”を作る努力をするべき! 目的達成のためのシチュエーションはかかせないのである。映画や照明の落とされたバーや夜景は男と女の仲を発展させるにはもってこいのアイテム。……なぜなら、暗がりは人を親密にさせ、性的興奮を高めるからだ!これはアメリカの心理学者が行った実験でも検証されている。 明るい部屋にいた男女は会話のみで接触が一切なかったのに対し、暗闇の部屋においての男女は最初こそ言葉を交わしていたものの次第に言葉が少なくなり、そのかわり抱き合うなどの身体的接触行動が活発になったというデータがある。そう、人間は「暗い場所では相手に密着したがる」のだ(笑)恋愛に好都合なその習性を使わない手はな~い!!暗闇においての男と女はわざわざ口説く必要などない。言葉なんていらないのである。女性たちよ!男を暗がりに連れて行こうではないかっ(笑)酒の力を借りる~「酒のうえでのアクシデント」を狙え!!・「ちょっといい感じの男の子と飲みに行って酔ったフリをします。そこで相手が気づかなければさらに酔った勢いで不意に唇を奪います(笑)ほぼ、100%お持ち帰りされます」(37歳女性/貿易関係)・「一線を越えたいときに使う手は上目遣いで彼を見て『なんか酔っちゃったみたい~』ともたれかかる(笑)お店出たらわざと転びそうになる(笑)『おい、大丈夫か?』『ちゃんと歩けるか?』と、抱きかかえてくれます。今まで一人で帰されたことはありません(笑)」(34歳女性/保険)――酔ったはずみで「手をつないで歩いてしまった」「抱きしめてしまった」「ついキスしてしまった」ということから恋がはじまることもある。飲めば男性の方も日頃隠されている「欲望」が表面化しやすい。酒は男の本能を目覚めさせてくれる起爆剤ともいえる。 恋愛に積極的になれない人間にはまさに「酒は百薬の長!」“シラフじゃ起こらない事故を引き起こしてくれるアイテム”とも言える(笑)また、女性側だって“酔ったせい”にして大胆な行動をとることができる。お酒でもかっくらってなければ男の唇を自分の方から奪うなんてなかなかできる芸当ではない。酒の席では無礼講(笑)いつもならありえないことだってできちゃうし、許されるのだ。またお酒の利点は都合がよくなければチャラにできることにある。 もし、仮に男女関係不成立、目的が未遂で終わっても、次の日「ごめん~。よく覚えていない」と言えばいいだけ。ま、女からのキスでストップするヤツなんて男じゃないから、もう二度とその男にはアルコール大作戦を実行することはない!(笑)彼の“野獣スイッチ”をオンにするのはあなた次第女性に積極的な肉食男子が絶滅危惧種となった昨今、“送り狼”などという言葉ももはや死語!ガツガツ口説き落としてこない、なにもしてこない男性たちにイライラを募らせている女性も少なくないだろう。超草食化の進んだ“うさぎ以下の草食男子”に期待したってムダというもの。デートはおろか、一晩中二人でいたってまったく手出しすらされないかもしれない。でも、女の方から「仕掛けること」で大人しいうさぎちゃんを狼に変えることができるのだ!ぜひともあなたの上手な誘導で彼の中の“男の野獣魂”を目覚めさせてあげて頂戴(笑)(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)
2018年10月17日ドラマ脚本家として数々の名作を世に送り出してきた坂元裕二の書き下ろし『またここか』が、10月8日(月・祝) まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERで上演中だ。上演時間は休憩なしの2時間10分。坂元はこれまで『カルテット』『最高の離婚』『それでも生きてゆく』『anone』などで、珠玉の台詞と、人間関係の狭間から生まれる厳しくも優しい未来を描いてきた。【チケット情報はこちら】舞台は、東京サマーランド近くのガソリンスタンド。蝉の声が響く夏。ガソリンの匂いが漂う中、店長の若い男(吉村界人)と横柄な態度のバイトの女(小園茉奈)がまるで噛み合わない日常会話を繰り広げる。そんなところに、ひとりの女(木下あかり)を連れた中年男(岡部たかし)がやってくる。40歳をすぎた男は、20代の店長に向かって「わたくし、あなたの兄、兄の者でして」と挨拶をする。おそらく初対面だろう異母兄の出現に、弟は満面の笑顔で答える。「よく来てくださいました!」兄は、植物状態のふたりの父親が実は医療ミスのせいだと、病院を訴える画策をしていた。演じる岡部の小気味良い台詞が、物語を展開させていく。その横で女たちは身勝手に振る舞い、兄はイライラを募らせていく。それぞれが思惑通りに事を運ぼうと振る舞う中で、ひとりだけ笑顔を浮かべている、弟。周囲はいつしかその笑顔の正体が恐ろしい“何か”だと気づく。吉村は近年、映画『モリのいる場所』やドラマ『スモーキング』などで独特の佇まいを見せ、存在感を放ってきた。今回、初舞台とは思えない求心力で、劇場内の空気を震えさせていく。その吉村をうまく物語に乗せて転がしていく岡部。木下が垣間見せる女の業や、小園のふてぶてしい態度もあいまって、観客に考えるスキを与えない。吉村の、わかっているのかいないのか、考えているのか空虚なのかわからない狂気が、客席にジワジワと浸透していく……。演出は、坂元と長年の付き合いである俳優の豊原功補。2017年の芝居噺『名人長二』では企画・脚本・演出・主演の4役を務めたが、今回は初めて演出だけに専念した。丁寧に積み重ねられた演出に沿うように、照明が緩やかに変化し、夏を感じさせる。ちょっとした会話の運びや、飛び出す具体的なワードが、生々しく響く。登場人物のやりとりの狭間に狂気を孕む会話劇が進むうち、タイトル『またここか』の意味が浮かび上がる。人間の暗部を抉り出した先に、いつしかそれを包み込む坂元脚本が切なくも優しい。取材・文:河野桃子
2018年10月05日1997年の初演以来、何度も上演されてきた土田英生(劇団MONO)の人気作『-初恋』が、登場人物を増やして現代の世相を切り取り『-初恋2018』としてリニューアルされた。9月27日(木)に東京・東京芸術劇場シアターウエストで幕を開け、10月4日(木)まで1週間上演している。【チケット情報はこちら】とある島に建つ「ハイツ結城」。そこには同性を愛する男性ばかりが入居している。初代管理人・結城の哲学を尊敬する堅物の笹川(デビット伊藤)、密かに女装に興味を持つ源田(深来マサル)、明るさが時に空回りする真田(南翔太)、最近元気がない最年少の久野(伊藤裕一)。彼ら4人が住むハイツを、結城の娘である小百合(小島梨里杏)が甲斐甲斐しく盛り立てている。そこは、同じ痛みを共有し、安心して暮らせる“城”だった。しかしある入居者の「好きな人ができました」という告白が、彼らの関係や人生にまでも影響を与えることになる。土田が描く男たちは、バカ話に花を咲かせ、他人にとっては小さな事にこだわる。そんな様子が愛らしくて可笑しい。しかし笑いを重ねていくうち、日常会話の些細なズレが登場人物たちの認識や本性、弱さを滲ませていく。その様は、土田が今年手がけたテレビドラマ『崖っぷちホテル!』でも感じられた。土田の本を人気演劇ユニットiakuの横山拓也が潤色。モロ師岡演じる「ハイツ結城」とは袂を別った元住人・吉村らの存在を際立たせる。最近とくに“LGBT”という言葉が広く認識され始めている。テレビのバラエティ番組で同性愛を揶揄する表現に苦情が寄せられたり、渋谷区を皮切りに同性のパートナー関係を証明する制度が導入されるなど、同性愛をめぐる社会的状況は変化してきた。それでも日々、差別的な発言は問題となっている。過疎化が進む土地ならば尚更だろう。「ハイツ結城」に住む面々も、それぞれがハイツを一歩出れば、職場や街中で周辺住人から疎まれ肩身の狭い思いをして生きていた。ひとつ屋根の下で暮らすことで孤独を分かち合おうとしていた彼らだが、会話を重ねるほどに、誰ひとりとして同じ人間はおらず、心の底から理解できないことを思い知らされる。当時よりも“LGBT”への理解が広まりつつある。しかし“LGBT”という言葉が普及するほどに、そこに含まれる人間はひと括りにされがちだ。『-初恋2018』は、それぞれが違う考えを持った人間だと改めて認識させる。すると、ひとりひとりが踏み出す一歩を応援したくなってくる。取材・文:河野桃子
2018年10月04日星野みなみ&大園桃子×芋栗スイーツ。新スタイルがお目見え。秋を感じる芋栗スイーツ。溢れるほどに和栗香る、極め付きのモンブラン。例年以上の盛り上がりを見せている、芋栗スイーツ。モンブランジェラートにと、各所でひと味違うニュースな芋栗アイテムが登場中。この秋食べたい最新芋栗スイーツを追って、星野みなみさん&大園桃子さんがいざ出発!まず向かったのは、5月にオープンするやたちまち行列店となった『モンブランスタイル』。栗好きたちの聖地、谷中『和栗や』の竿さおしろしんや代信也さんが、よりモンブランに集中すべく、そして、より出来たてを食べてもらいたくて始めたモンブラン専門店。メニューは「モンブラン デセル」と「モンブラン パフェ」の2種のみ。白木のカウンター越しに仕立てていくところが望めるスタイルは、お寿司屋さんみたい。「わぁ、すごーい!」(大園さん)、「こうやって絞るんですね」(星野さん)。竿代さんの鮮やかな手仕事に、目を輝かせる二人。使う栗は茨城県笠間にある6000坪の自社栗畑と、契約農家で採れる新鮮なものだけ。特に香りの良い早生品種「丹沢」をメインに3~4種をブレンド。モンブランクリームは和栗の繊細な風味が生きる“剥き栗クリーム”と、旨味の濃い“渋皮クリーム”が美しく重なる。乳味の濃い北海道根釧産の低温殺菌生クリームと2種のモンブランクリームが溶け合えば、ほくほくとした和栗の奥深い味わいがワッと溢れ出して「うーん♪いい香り!こんなに栗が濃厚だなんて」(大園さん)。星野さんは、ミニモンブランに栗アイス、新栗甘露(さっと表面だけ甘みをつけた甘露煮)を合わせたパフェをひとくち。「すごい栗感!甘さ控えめでどんどんいけちゃいます」とにっこり。星野みなみ(左)1998年2月6日生まれ、千葉県出身。1期生。「芋栗スイーツは大好き!王道しか食べたことないので、どんなのがあるか楽しみ」と意欲満々。ワンピース¥14,000(Honey Salon by foppish/ハニーサロンTEL:03・5410・3538)イヤリング¥12,000(THEATRE PRODUCTS/THEATRE PRODUCTS OMOTESANDOTEL:03・6438・1757)リング¥11,000(ノジェスTEL:0800・300・3315)大園桃子(右)1999 年9月13日生まれ、鹿児島県出身。3期生。「スイーツは普段あまり食べなくて、今日が人生2度目のモンブラン。ワクワクしてます♪」トップス¥9,000(SNIDEL/SNIDELルミネ新宿2店TEL:03・3345・5357)スカート¥11,000(MERCURYDUOTEL:03・5447・6533)イヤリング¥38,000イヤリング〈チャーム〉¥16,000(共にアガットTEL:0800・300・3314)Mont Blanc STYLE(モンブランスタイル)茶名人・小室栄寿さんがこのモンブランのために作った一番茶の茎のみを厳選、少量ずつ焙煎したほうじ茶と、至福のモンブランタイムを。東京都渋谷区富ヶ谷1-3-3TEL:070・4343・1568(電話は19:00以降可)12:00 ~ 19:00(売り切れ次第終了)水曜休(ほか臨時休あり)※『anan』2018年10月3日号より。写真・田村昌裕(FREAKS)スタイリスト・鈴木のり子ヘア&メイク・上川タカエ江指明美(共にmod’s hair)取材、文・chico(by anan編集部)
2018年09月30日「私の手料理で彼を喜ばせたい」と女なら誰もが男への“手料理”を考えるもの。しかし、そこには私の作ったモノを“純粋”に食べてもらいたいというよりも“よこしまな思い”があるはずだ。女は手料理を食べさせることで彼に「『へ~意外と家庭的なんだな』と見直されたい」「将来(結婚)のことをチラつかせたい」な~んて不埒な心があるんでしょーよ。でも、その企てちょ~~~っと待った!!男の一人暮らしだからって女の手料理を感激してくれるとは限らない。逆に手料理を披露してしまうことで、あなたの女子力の低さが明るみに出てしまうこともあるのだから……。 今回は、手料理で彼をもてなすときの注意点を講義しよう。いかに手の込んだ料理を作れるか?ではない!女子力の見せ所は手際良さ!!・「ちゃっちゃと手際よく料理を作る女性の姿って素敵だと思う。料理本見ながらとか、段取りがなってないとなると失望する。それにレシピに書かれてることを忠実に実行すれば誰でも美味しいものが作れるのは当たり前でしょ。冷蔵庫開けて、それですばやく一食作ってしまえる女性が理想的」(44歳男性/不動産関係)―ー男は女が料理に不慣れなことにがっかりしてしまうもの。 手際いい女こそ最強! 男はそのひと品のために、女が何時間費やそうがどれほど高価な材料を使おうがそこには感動を見出さない。男にとって何より大事なのは長い時間待たされずに美味しいものにアリつけることだけ!お腹が空いた時、彼女が「何か作ろっか?」と冷蔵庫を覗いて冷蔵庫に転がってる食材だけですぐに料理が作れるというのはかなりの高評価となる。あり合わせのものでそれなりのものができるということは普段から料理を作っている証。家庭的な女をアピールするのには有効な方法である。男からしたら「料理本とにらめっこしながら作られる料理」は二十歳そこそこの女子なら「可愛いな~」と許せるが、30オーバーの女がやるのは決して微笑ましい光景ではない。料理本を見ながら時間を掛けて作ったせっかくの料理よりも、市販のルーで作ったカレーの方が男のウケが良かったなんてよくあることだ。男性たちはキッチンで調理に費やす手間暇よりも女性の手際良さからポイントを加点するということを忘れてはならない。「男には肉を出しとけ!」男はいつもの味でお腹を満たしたいもの・「『男の一人暮らしなんてロクなもの食べてないんでしょう?今度、私が作ってあげるからね』と彼女はがぜん張り切っていた。当日、出てきたのはフルコース。なんちゃらのカプレーゼだの、カルパッチョだの、アボガドとクリームチーズのなんとかだの、コンソメのゼリー寄せだの、テリーヌやブルスケッタとかいう品々で、不味くはなかったけど一口ずつって感じだからお腹が満たされた感ナシ。彼女なりにもてなしてくれてるのだろうけど、いっぺんじゃなく一品一品テーブルに出すもんだから、慌ただしいしゆっくり話しもできない。一緒に食事してくれた方が断然嬉しいのに……。お家デートは肩肘張らずまったりしたいし、俺はコンビニのとんかつ弁当で十分」(38歳男性/自動車関係) ――そもそも女性と男性は食に対しての価値観に差異があるもの。 男の食の基本は「分かりやすい料理をガッツリ食べたい」ことにある。少しの量で何種類もの品々を食べたいというよりは、大好きなものでお腹いっぱいに満たしたいのだ。女の一口ずつは男には厄介なもの。だって男は“どんぶり”でいいんだもん(笑) 「彼のために手の込んだ料理を披露するわ」と女が鼻息荒くしても、男性は大げさな料理よりもシンプルで分かりやすいものが好きなのだ。小さい頃から成人を経ても男性は味覚や好みに大きな変化はナシ。給食メニューやお子様メニューの料理は今でも大好物。また「男には肉出しとけば間違いない」コトが多い。肉が嫌いという男性は少ないだろうし、肉を使えば男の満足感は確実にアップする!ステーキ、ビーフカレー、とんかつ、唐揚げ、餃子、生姜焼き、豚汁などなど……小学生の男子が喜ぶようなものでも十分ご馳走なのだ。 男が選ぶのは“ミートローフ”じゃなくハンバーグ!ハニーマスタードチキンじゃなく唐揚げ!ピラフじゃなくてチャーハン!である。……彼氏の飲食店での行動パターンを思い起こして欲しい。男性は一度気に入ってしまえば店を変えようとしない上に、その店に入れば毎度同じものを注文してしまうことが多い。「また同じの食べてる」「もっと違うものを試してみればいいのに……」女からしたらバカの一つ覚えに見えても、男性は「自分の好きなワンパターン」を崩さない。女性はファッションだけでなく食の流行にも敏感で多様性がある。新しいモノは取り敢えず試したし、珍しいカタカナメニューにはすぐに食いつく。男性は一度ハマってしまえば次回もそれで構わない、新商品が出ても浮気しないで使い慣れた商品をリピートする。男は冒険好きなんて嘘、改革や開拓するのは常に女のほう(笑)男性は「いつものヤツ」で安心したいのだ。 男には肉の定番メニュー、そう「安定の●●」を与えとけば間違えない。男の部屋で料理を作るならそれなりの覚悟で挑め!・「付き合い出した時に『料理は得意な方よ』といってた彼女。『じゃ、俺のうちに遊びに来たら作ってよ!』とすごく楽しみにしていた自分……。彼女がエプロン付けてうちの殺風景な台所に立ったまではチョー嬉しかったんだけども『え~コンロが一台しかない』とか、『オーブンがない』だとか『この包丁じゃ切れない』とか、『オリーブオイルもないの?』と『これじゃ作れない』と言い訳ばっか。だいたい料理教室じゃあるまいし男の一人暮らしに料理を作るに最適な環境が整ってるわけないじゃん!“料理が得意”っていうのはちゃんとした器具や特別な調味料や食材がなくとも作れちゃう人間がいうことだよ。彼女は料理を作りにきたんじゃなく文句を言いにきただけ……失望しました」(42歳男性/エンジニア) ――あなたは男性にうっかり「私、料理が得意なの」なんてホラ吹いてないだろうか。もし、あなたにローストビーフだの、ビーフシチューだの、手間の掛かるオハコ料理が実際あったとしても、それを作れるからって「私料理できま~す!」なんて口走ってはならない。 たとえ台所が完璧な環境ではない場合でも何とかしてしまう応用力や適応力があってこそ、「料理が出来る」となるのである。だいたい男の家で手料理を作って食べさるなら、女はもっと想像力を働かせるべきである。 男の家にオレガノだのサフランだのローリエだのあったらちゃんちゃら可笑しい!台所には調味料、調理器具が揃っていないことは承知の上で手料理に挑戦するべきだ!!冷蔵庫の扉を開けたらマヨネーズとビールしか入っていないと思っておこう。加えて男の一人暮らしなんて料理作るよりもまず“台所掃除”から始まることも……(笑)それぐらい、覚悟して望むべきなのである。「男に手料理を食べさせりゃ愛が伝わる」……という勝手な思い込みは捨てよ!彼が普段口にしないような食材を使ったメニューや手間のかかる大作の料理をここぞとばかりに披露してやろうと企てる女性は少なくないだろう。 そうすることで彼に私の愛が伝わるなんて思っちゃったりしているかもしれないが、それは女の勝手な思い込み!!手料理を食べさせれば男を落とせるなんて甘ちゃん意外のなにものでもない!それは女性が男性の立てたデートプランやまたは彼が選んでプレゼントしてくれたジュエリーを手放しで喜べないのと同じこと。あなたの好みに合わない場合、あなたは不満を抱くだろう。「私の好みや希望も聞かれず向こうが勝手に決めたデートコースなんてクソ面白くない!」となるはずだ。女性の気持ちを考慮してくれて練られたプランであるなら彼の愛をちゃんと感じ、それを無視したプランであれば彼の愛を感じることはないだろう。 あなたが心の底から「楽しかった」「嬉しい」と喜べるのは彼の愛を感じたからなのだ。たいていの場合、女を落としたい男はその下心から必死にあなたの好みの場所や雰囲気のいいお店に連れていくはずだ。男が本気なら多少の時間やお金がかかっても女性に気に入ってもらえるよう配慮するだろう。だからこそ、あなたが本当に彼を落としたい、結婚を意識させたいという“下心”があるなら自分の考えでなく「彼の好み」を優先すべきである。「一人暮らしの男なら私の手料理をきっと喜んでくれるに違いない」というのは愚かな女の浅知恵なのである。(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)
2018年09月20日アイドルグループ・乃木坂46の与田祐希と大園桃子が16日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2018 AUTUMN/WINTER」に出演した。「GRL」のステージで、3期生コンビの大園と与田は2人で仲良くランウェイを歩き、先端で与田が大園の頬にキス。すると今度は大園が与田にキスのお返し。可愛すぎる同期キスで会場をメロメロにした。同ステージでは、乃木坂46のメンバーが9人登場。齋藤飛鳥がトップバッターを務め、大園桃子と与田祐希、梅澤美波、樋口日奈、山下美月、桜井玲香、衛藤美彩、そして西野七瀬がトリを飾った。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。18回目となる今回は幕張メッセにて、「Heart Warming」をテーマに人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催し、心も体も温かくなる一日を届ける。撮影:蔦野裕
2018年09月16日9月14日、東京・三軒茶屋・シアタートラムにて『たぶん世界は8年目』が開幕した。2006年に旗揚げした東京マハロの第21回公演となる。上演時間は休憩なし約1時間40分。9月23日(日)まで上演。【チケット情報はこちら】「福島の人、東京の人」を描いた今作の舞台は、原発事故の避難区域にある田所水道店の1階。道を挟んで舞台奥には、田所家の長男が暮らす家がある。田所家の三兄弟はそれぞれ独立し結婚していたが、震災の月命日には喪服を着て集まるのが常になっていた。三兄弟それぞれの生き方に、嫁いで来た女たちは振り回される。町で生まれ育った者、他県の被災者、今は県外で暮らす者など、背景が違う中でそれぞれの思い、ひいては複雑な町の現状が浮き彫りになっていく。彼らは顔を合わせては笑い、好きな漫画で盛り上がる。それは世界のいろんなところで見られる幸せそうな日常だ。家族ならではの遠慮や小さな諍いはあるものの、それはどこの家庭にもありそうなこと。しかし、身内でもある電力会社社員による定例の説明会に、東京に住む町の出身者が現れたことで、田所家の関係に大きな波紋が広がっていく……。彼らにとっての幸せとはなんだろうか。観劇後、副題の「幸せな私たち、興味がないあなた達」が重く響く。主宰・脚本・演出の矢島弘一は、2016年にテレビドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』脚本で第35回向田邦子賞を受賞。近年は『コウノドリ』『健康で文化的な最低限度の生活』などドラマ脚本でも活躍している。矢島の書く人間の複雑な心理が見え隠れする繊細な台詞を、俳優達が誠実に言葉にし、家族の微妙な機微を感じさせる。おそらく誰もが、愛情も憎しみもひっくるめて成り立つ家族関係のどこかに共感するだろう。しかし彼らは、被災者であり、事故を起こした電力会社の親族でもある。その関係性は、家族という共同体の不安定さと絆の強さだけでなく、今の日本に漂う原発事故への“空気”も浮かび上がらせる。けして押し付けるわけではない。私たちが目に留めていなかったもの、実は目を背けたかったのかもしれないことが、家族の物語の隅々に煙のように見え隠れしている。これまでも東京マハロは、不妊治療、いじめ、性同一性障害など様々な現代社会の問題を題材にしてきた。本作は原発事故から数年が経った被災地を舞台にしているが、社会問題だけを描いているわけではない。演劇によって家族を描き、家族の向こうに私たちは“明日”を探すことができる。取材・文・撮影:河野桃子
2018年09月14日9月6日、池袋・サンシャイン劇場で『おおきく振りかぶって 夏の大会編』が開幕した。高校野球部を描いた大ヒット人気漫画の舞台版第2弾。17日(月・祝)まで上演後、28日(金)から30日(日)まで大阪にて公演する。【チケット情報はこちら】続編ではあるが物語は独立しており、<夏の大会編>で主人公の属する西浦高校は2校と試合をする。コーチ役の渡邊安理いわく「相手が変わればこちらの気持ちも変わるので面白い」。試合シーンでは演出・成井豊の「得点がいっぱい入るので忙しい」との言葉通り、怒涛の乱打戦が繰り広げられている。前半と後半はまったくカラーの違うチームとの試合。西浦高校は新たな戦い方を模索せざるを得なくなり、部員ひとりひとりの課題が浮き彫りとなる。「臨場感がすごい」と言うのは、Wキャストで主人公のバディ・阿部役を演じる大橋典之。傾斜のある“やおや舞台”の前面では、おおきく振りかぶるバッターたち。舞台中央奥で高く飛び、フライをキャッチする内野守備。次塁のベースに向かって駆け抜けるランナー……彼らの熱気が客席へとなだれ込む。初演に比べキャストに野球経験者が多いことで、じっくり野球の研究をし、試合にリアリティが増した。キャプテン花井役の白又敦は「新メンバーが入ってキャプテンとしてどう引っ張っていくかを悩んだ」そうだ。花井は物語前半に大きな壁に立ち向かうこととなり、白又はその苦悩を熱演している。主人公・ピッチャー三橋とキャッチャー阿部には大きな変化が訪れる。三橋役の西銘駿は、「初演では阿部に引っ張ってもらった。今回は三橋自身がエースとして自分で考えていく」と三橋の心境の変化を見せていきたいと意気込む。大橋は「阿部は“狡猾”と言われるけど、野球で勝ちたいという純粋な思いを根底に役を作りたい」と舞台に臨む。一方、初演から続き阿部役の猪野広樹は「バッテリーの関係がこう変わっていったというのを演じたい」と、ふたりの関係の変化に注力。次々と変化する試合の戦況に呼応するように、チームメンバーや相手の選手たちも自分なりの課題と向き合っていく。登場人物それぞれにドラマがあるダイナミックな構成だ。成井演出では「ここぞ!」という瞬間に、音楽がかかり踊り、興奮が高まる。「1時間45分頃起こる危機的状況をどう乗り越えるのか……そこがたまらない。ぜひお客さんにも味わって欲しい」と熱く語った。彼らの夏は、まだこれからだ。取材・文:河野桃子
2018年09月11日「女は男に追われた方が幸せ」逆に「男は女に追われると逃げる」なんてよく言われるもの。しかしそれはあながち嘘でもない!だって、恋愛の入り口において男と女は感じ方や受け入れ方が異なるからだ。女性のこんな発言を聞いたことはないだろうか? 「最初はあまり好きでもなかったんだけど……」「全然、カレのことはタイプじゃなかったのに……」……つまり“女は当初はムリだと思っていた男が彼氏になりうる”のだ。なんで好みじゃない男に折れてしまうのか?それにはこんなワケがある!!・「当初は射程圏外だった同僚。何度言い寄られても『ごめん、そういう目で見れない』『付き合うとか絶対無理』『あなたには一切望みはありません』と断り続けた。あまりにもキツイ断り文句に傷ついたのか、しばらくは落ち着いてたんだけど、社内の飲み会帰りに『……好きなものをやめることなんてできない。どうしてもキミを諦められない』と強く言われ、なんだか根負けしたってゆ~か、そこまで言ってくる彼がなんか可愛く思えてきちゃって……今付き合ってます。ハイ、すご~く大事にしてもらってます」(32歳女性/IT関連)・「何度もアプローチしてくる彼に最初こそ『あり得ないから』と断言してたのに……。その諦めの悪さについに完敗(笑)『俺を選んで欲しい!』『俺とつきあったら絶対後悔させない!』なんて自信をもって言われたら『そんなにそんなに私のこと好きなの?』『この人なら本当に幸せにしてくれるかも!』って女ならそうなっちゃいますよね~。自分に必死になってくれる男性には弱いもの……。もうすぐ結婚します」(35歳女性/医療関係)――女性は自分に言い寄る男性を拒んだとしてもアプローチを繰り返し受けることで気持ちに変化が訪れる。しつこい相手は一歩間違えると“ストーカー”というレッテルを貼られるものだが、女性がそれを「チャレンジ精神」として受け取ってくれれば話は別。女は自分に熱心で一途な男に弱い。たとえこれまでは対象外だったとしても「そこまで言ってくれるなら考えてもいいかなあ」……と思い直す。そう、好みのタイプでなくとも女は「男の誠意に心打たれてしまえば」落ちてしまう!!女が“男の頑張り”を認められれば晴れて男と女として付き合えてしまえるのだ。「ヘコタレずここまでたいへんよく頑張りました」とハンコをあげちゃう。女は男からの繰り返される愛の告白や度重なるお誘いを私への“本気度”だと受け止めるからだ。 女というのは自分の期待を裏切られると途端に冷めるが、初めは期待していなかったモノに対して期待が湧いてしまえば自分の範疇になるのである。一方、男はというと……男はしつこくされると女を遠ざける・「相手の女性に恥掻かせないように『仕事が忙しいから恋愛とか今は考えられない……』とか『前の彼女のことが忘れられなくて……』とか傷つけないように遠まわしに断ってんのに、何度もしつこくつきまとわれるのはウザい!『ハッキリいって好きじゃないんだよ!』って言っちゃったことがある。『あんまりだよ。ヒドイ!』って相手の女性から責められたけど、そこまで男に言わせる女のほうがダメ女でしょうよ」(37歳男性/メーカー)――そう、男は「同じ異性から何度も言い寄られた」からってそうはなびかない。男は女のように何度もアプローチしてくる相手に慈悲心を持たない。「たいへんよく頑張りました」にはしてくれないのだ。諦めの悪い女を空気の読めない女として大嫌いになる傾向すらある。 女は好きでない男性から何度も言い寄られることでまんざらでもなくなるが、男は好きでもない女性に何度もアプローチされると逃げ出したくなるのだ。男は初っ端でアリかナシかで判斷する・「男は女と違って返事をもったいぶらないし、駆け引きもしない。つまり、“アリ”と思う女性のアプローチなら最初からOKする。男が女の誘いやアプローチをやんわりでも断ったとしたら“本当にNO!”ってこと。男は見た目から入る、自分の興味や性的関心が湧きそうにない女性と2人だけで会うことはしない」(43歳男性/教育)・「相手の女性がいくら自分を想ってくれてたとしても、自分が相手を女として見れなければどうしたってムリ!でも女性には『お前タイプじゃないから……』なんて面と向かっては言えないから相手を避けたり、逃げたりしちゃうんです」(38歳男性/リラクゼーションサロン経営)――女は男の顔や外見が好みでなくとも男の熱意に揺り動かされれば次第に好きになってゆく。しかし男は見た目から恋愛に入るので、第一印象での判定基準は女性よりも厳しいといえよう。だが、これは美人じゃないと落選とか、スレンダーな女性じゃないと不合格という審査でない。 あくまで男性自身が個々に抱く「アリかナシか」の“勝手な基準”である。男性には必ず「俺なりの線引き」が存在する。 それは下心が湧けるか湧けないか、性的な目で見れるか見れないかという単純なもの。だから、たとえ体型がぽっちゃりだったとしても、顔が十人並みじゃなくとも、彼らが「俺はアリ」という判定を下せば付き合うことは可能であり、結婚に至ることもある。 男性は女性の外見から受けた情報で相手の印象を即座に決める。女は最初相手のことを「男として見れていなくとも彼の頑張り次第では男として見れるようになる」が、男の場合そこは崩せない。女性がいくら頑張っても巻き返しは難しいといえる。女として見ることができなければ、何度来られても折れることはない。女性に見た目の変化や努力が認められなければそこは覆せないだろう。 だからこそ、早い段階で相手の許容範囲内には入ること。女性は何よりも第一印象を良くしておくことで恋のチャンスが増えるといえる。男というのは女への返事を勿体つけない。男性への告白は「一回だけで勝敗がつく」と思っておいたほうが賢明である。アプローチするなら相手の好みをリサーチしてから望むべきだろう。神崎桃子の恋の教訓:「男は見たもので判斷する」「女は聞いたもので判斷する」女「見た目タイプじゃなくても相手に熱意があれば大丈夫」「いい加減じゃないと分かれば付き合える」男「外見が及第点でなければ何度アタックされてもムリなものはムリ」「見た目なんとかしてもらわないとその先はない」……そんな男と女の恋の過程の相違は「男は“目”で恋をし、女は“耳”で恋に落ちる」という名言に値する(※ウッドロー・ワイアット氏の名言)つまり女には男が「何を言ったか」彼が「なんと言うか」が大事であり、男にはその女の「何を見たか?」が重要といえる。そう、異性からのアプローチは女にとっては”自分への愛の深さを推し量るもの“であり、男にとっては“ヤレるかヤレないかという性的な目が浮き彫りになるもの”なのだ。“恋愛のスタートラインから異なる男女”なのだから、相手の気を引くためには男女の生態の違いを考慮して挑むべきである。 「男は目で見てこれからのことを判斷する」「女は耳で聞いてこれからのことを判斷する」……ということをお忘れなきよう。(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)
2018年09月06日●演じたからこそわかった、サニーの考え方2011年に韓国で大ヒットを記録、日本でもロングランヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』を大根仁監督が舞台を日本に移して再構築した映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が公開中だ。専業主婦の阿部奈美(篠原涼子)が、ガンで余命1カ月の友人・伊藤芹香(板谷由夏)と22年ぶりに再会し、高校時代の仲良し6人グループ“サニー”を再集結させることを決意する、という今作は、90年代のヒットミュージックとコギャル文化をベースにした女性たちの友情に涙すること間違いなしの作品だ。大人になった現在のサニーメンバーには、篠原、板谷、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美が集結。そして90年代に青春を謳歌した高校時代のサニーメンバーとして、広瀬すず(篠原演じる奈美の高校時代)、池田エライザ、山本舞香(板谷演じる芹香の高校時代)、野田美桜(小池演じる裕子の高校時代)、田辺桃子(ともさか演じる心の高校時代)、富田望生(渡辺演じる梅の高校時代)が出演する。コギャルのレクチャーを受け、リハーサルも綿密に行い、実際に劇中のサニーたちを思わせる雰囲気となっていったメンバーたち。今回は山本、野田、田辺、富田の4名に、撮影についてインタビューした。○コギャル的な"かわいい"が詰まっている――今回すごく女性が元気な作品だと思ったのですが、是非みなさんから観た感想を教えてください。山本:どんな人からも愛される作品だと思いますが、やっぱり男性より女性の方が共感するのかな、と思いました。大人パートと高校生パートで撮り方も映像の質も全然違うので、本当に楽しんでいただけると思います。個人的にはやっぱり90年代の高校生パートに思い入れがあります。自分が演じているので、当然なんですけど(笑)。田辺:高校生パートを褒めてもらって、ありがとうございます(笑)。山本:本当に頑張った! それが出てる。野田:今日の服を見てもわかっていただけると思うんですが、『SUNNY』はとにかくカラフルな作品で、喜んでいただけるんじゃないかなと思います。学校のシーンも、とにかく時代の背景にもこだわってた作品なので、隅々まで90年代の”かわいい”が詰め込まれています。黒板の落書き、小道具、アクセサリー、どれにでも時代の一番の流行、コギャル的な”かわいい”が表れているので、チェックしてもらいたいです。田辺:常に行動を共にしていた子たちの話なんですが、「新しい人が入っても全然OK」という心の広さが印象的でした。物語の中で対立はありますけど、いつものチームに全然違う人がいても「楽しければいいじゃん」という考え方は、自分がコギャルの役をやらないとわからなかったんじゃないかなと思います。男性女性問わず、思わずワクワクしちゃうような作品だったらいいなと思います。富田:距離が近いんだけど、良い意味で近すぎない。べったりじゃないんですよね。メンバーのことは大好きなんですけど、自分の個性も大好きで。ガツガツ言い合って、裕子に「胸が小さい」だの言っても……。田辺:否定はしない(笑)。野田:否定してるよ! 全然否定してるよ!!(笑)富田:「胸小さいね」と言っても、仲が悪くならない! 言い合える仲なんだと思います。山本:本当はあるの、わかってるから(野田を触る)。野田:(山本に)確かめないでください(笑)。富田:人と人の関係性が面白く描かれているので、観た方にとって色々な感情が生まれる映画だと思います。●隣の人からの紹介に大照れ!○実は乙女? 役と似てる?――撮影の雰囲気が伝わってくるようです。ぜひ今隣に座ってる方について、紹介していっていただけたら。一同:え〜!!!――最初に、富田さんから見た田辺さんを。富田:桃ちゃんは……大人っぽい。田辺:(照れる)山本:喜んでる(笑)。富田:顔に出てるぞ(笑)。田辺:すいません(笑)。一緒に泊まった仲だから。富田:撮影中、同じ部屋だったんです。すごく真面目で、演じていた心のように「男を釣ったんだ」などと言う人では、全くない(笑)。あとはとても負けず嫌いだと思います。大人になった心のことを考えて、自分の演じる高校時代の心と、どういう風につなげられるのかをすごく考えていました。役としても、『SUNNY』の名前を思いついたり、みんなでカメラを回し合おうと積極的に提案したり、一つ一つの思いつきが私たちに影響を与えていたと思います。田辺:嬉しいです。――では、次に田辺さんから見た野田さんの印象を。田辺:野田さんは……シャイなんです。こう見えて。野田:こう見えて!?田辺:演じていた裕子は誰よりもガツガツしてるし、頼れる元気キャラだったけど、野田さんの中身は本当に乙女です。野田:いやいや、恥ずかしい!田辺:私の方が年下なんですけど、「乙女やな〜」と思います。かわいいところが沢山ある。自分が褒められたりすると「そんなことないよ」と言って、ごまかすんですけど、それがめちゃめちゃ下手なんです(笑)。隠しきれてない。そのまっすぐさが、裕子にも出ていたのかなと思います。野田:今、今がそれだよ! 今が一番恥ずかしい(笑)。――次に、野田さんから見た山本さんを。野田:舞香ちゃんは……。山本:(野田をじっと見る)田辺:かわいい! そんなに見られたら、言えなくなっちゃう。野田:撮影を重ねて一緒にいる時間が長くなるほど、演じていた芹香に似てる部分が多い、と感じるようになりました。山本:……終わり?田辺:「もっとちょうだい」だって(笑)。富田:欲しがる(笑)。野田:野田美桜としては、実は人見知りで他のキャストの方とどうやってしゃべったらいいのかわからない時に、本当に舞香ちゃんに助けられました。撮影が始まって間もない時に、お昼を一人で食べてたら、「こっち来なよ」って言ってくれて。田辺&富田:すごーい! 芹香に似てる!野田:芹香も舞香ちゃんも、どんな相手に対しても接し方が変わらないんです。自分を持ってるから、ブレない。裕子として見ても、役を離れた私から見ても、めちゃくちゃかっこいいなと思いました。田辺:芹香は、舞香しかできないと思う。通じるところがある。山本:……。田辺:照れてる!(笑)野田:同い年だけど本当にかっこよくて、「尊敬するお姉ちゃん」って感じです。山本:……焼肉食べたいの?一同:(笑)野田:撮影中は舞香ちゃんがサニーの舵取りをしてくれたので、本当にいてくれて、良かったです。舞香ちゃんがいなかったら、この作品を撮り終えることができなかった、くらいに思っています山本:もっと言って!! (笑)富田:次、言う番ですから!(笑)――すいません、ぜひ最後に山本さんから見た富田さんを。山本:はい(笑) 望生は、本当に頑張っていたと思いました。作中では1番のムードメーカーとして盛り上げなきゃいけないけど、本当は内気なところもあるから、難しいところもあったんじゃないかな。私も最初に奈美が部屋に来たシーンは、梅にすごく助けられました。コロッケパンを投げたり食べたりするシーンも大変だったと思います。体重も増えてしまうし。野田:梅、どんどん大きくなっちゃうから……。田辺:大丈夫かな? とちょっと思ったもん。富田:制服姿に、スタッフさんからも「あれ?」と言われました。山本:ジャージも、パッツンパッツンだったもんね。富田:ヒョウ柄の服もパッツンパッツンで、網タイツなんて履けたもんじゃない!!一同:(笑)山本:でもそのキャラクター性というか、かわいい存在だということが映像にもしっかり出ていたと思いました。梅が望生だったからこそ、大人の(渡辺)直美さんにつながっていて。この作品で、人生変わるんじゃないかな、と思うくらいでした。富田:頑張っていく!○とにかく「エンドロールを見て」――みなさんのシーンが大人チームにつながっていくのも違和感がなくて、素敵でした。山本:大人チームの方たちが、私たちのお芝居を見て、自分たちの演技に生かしてくださってるので、すごいなと思いました。私たちはもう自分のお芝居にいっぱいいっぱいになりすぎてたから、高校生パートを後から撮っていたら、同じようにはできなかった。一人一人が全力で自分の役に向き合ってるからこそ、余裕がなくなるような作品でした。リハーサルもいっぱいしましたし、1日にワンシーンしか撮れない時もありました。それくらい大根さんが時間をかけて、この作品に力を入れてくれたんだと思います。何回もムカついたけど(笑)、完成した作品を観て、それくらいちゃんと向き合った芝居をさせてくださった監督だったのでとても感謝してます。あとはやっぱりエンドロールを見て欲しいです。好き!野田:かわいいよね! 名前の周りの飾りもそれぞれのキャラに合わせてあって。山本:エンドロールを見て、改めて誰がメインとかじゃなくて、一人一人が際立ってる作品だと思いました。心が私たちを「サニー」とつけたシーンがあったからこそ、大人になった心を見て泣けるし。裕子も、おっぱいはJカップになったけど、根は変わらない。梅は大人になった時に体型も変わらなくて。いい意味でね!野田:1番、変わらないかもしれないよね。田辺:本当に、渡辺さんを見て「大人になった梅だ」と思ったもん。似てました。富田:私も「梅はこういう大人になりそうだな」と納得してました。――ただ山本さんも先ほどおっしゃってましたけど、普段の富田さんは声もかわいらしい感じで、梅とはだいぶ印象が違いますよね。山本:そうなんですよ! でも、全員そうかもしれないです。私たち、もうずっとテンションを上げてなきゃいけなかったので。田辺:普段はあんなにテンション高くないよね(笑)。山本:テンション上げすぎて、毎日疲れてた(笑)。でも、それだけ頑張ったからこそ、良い作品になったし、良い出会いになったんじゃないかなと思います。そして、エンドロールを絶対に見て欲しいです。一同:(笑)■山本舞香1997年10月13日生まれ、鳥取県出身。2011年に三井のリハウス第14代目リハウスガールに選ばれ、雑誌『ニコラ』の専属モデルとして活躍。その後ドラマ『それでも、生きてゆく』(11)で女優デビューし、ドラマ『南くんの恋人~my little lover~』(15)、『SRサイタマノラッパー~ マイクの細道~』(17)他に出演、現在は『チア☆ダン』が放送中。映画では『暗殺教室』シリーズ(15・16)、『桜ノ雨』 『殿、利息でござる!』(16)、『ひるなかの流星』(17)、『恋は雨上がりのように』(18)などに出演。『ギャングース』(11月23日)の公開を控えている。■野田美桜1997年4月2日生まれ、福岡県出身。2012年より活動を続け、ドラマ『100万円の女たち』(17)、『CHIEF~警視庁情報分析室~』(18)、映画『斉木楠雄のΨ難』(17)、『いぬやしき』 (18)などに出演。今後は映画『3D彼女 リアルガール』(18)が公開予定。■田辺桃子1999年8月21日生まれ、神奈川県出身。小学3年生の時にスカウトされ、ドラマやモデルなど幅広く活躍。主な出演作に、ドラマ『幽かな彼女』(13)、『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』(15)、映画『だいじょうぶ3組』(13)、 ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014ミュージックショート部門出品作品 『半分ノ世界』(14)、『恋と嘘』(17)など。■富田望生2000年2月25日生まれ、福島県出身。2015年、映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』のメインキャストをオーディションで射止め女優デビュー。その後、映画『モヒカン故郷に帰る』(16)、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』 『あさひなぐ』(17)などに出演。現在、Netflixドラマ『宇宙を駆けるよだか』が配信中。
2018年09月02日9月5日(水)東京・渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールで本番を迎える『ギャグマンガ日和 向かい風100%』の稽古場へお邪魔した。稽古場の扉を開けた瞬間から、次々と笑顔で挨拶する出演者やスタッフたち。風通しの良い稽古場では、この日、通し稽古が行われた。【チケット情報はこちら】本シリーズは一話完結型のシュールなギャグ漫画の舞台化。第四弾となる今作は、漫画家を目指す青年の青春物語だ。主人公・夢野カケラ(谷佳樹)と受手マモル(上田悠介)は、甲子園を目指す黄金のバッテリー。そして「三上を甲子園に連れてって」とふたりを応援するヒロイン・三上ドブ子(多田愛佳)。3人は全身でギャグを繰り出し、全顔面で百面相をし続け、青春真っ盛りの15歳を演じる。意気揚々と高校生活をスタートさせた彼らだが、カケラが目指したのは野球の甲子園ではなく『マンガ甲子園』だった!さらに地球侵略に来た宇宙人まで現れ、3人の高校生活、そして恋模様はどうなるのか……。何も考えずに笑える力技の脱力系ギャグは健在だが、舞台オリジナルキャラクターを何人も登場させ、まさかの涙を誘うダイナミックな青春物語に。磯貝龍虎、寺山武志、宮下雄也、南米仁らが体力とキレのあるぶっ飛び系キャラクターで物語を掻き回し、市川刺身、いーま、鈴木そぼくらが脱力系キャラクターで物語をさらに掻き回す。全員が場の空気を読まないトンチンカンな行動をとり、物語の中心となる三人を翻弄する。カケルとマモルそれぞれの家族を演じる服部ひろとし、小野由香、あまりかなり、堀越せな(天音みほとWキャスト)は、3人を案じながらも、その過剰さが結果的にカケルらをピンチに追い込んでしまうことも。舞台上のそれぞれが、笑わせようと全力を尽くす。スタッフからは時折、我慢が吹き出すような笑い声が上がる。演出のなるせゆうせいも、真剣な顔で舞台の隅まで目を走らせながら、時々こみ上げる笑いに口元を震わせていた。原作では、見た目から笑いを誘うキャラクターたちが登場する。しかしこの日は通し稽古なので、衣装も美術もない。それでも俳優たちの勢いと次々と起こるトンデモ展開に笑わされる。気づいた時には、3人の青春の日々に手に汗握っている。まるでギャグとスポ根を詰め合わせた青春少年漫画。原作ファンなら進化した『ギャグ漫画日和』に出会え、苦手な方も原作を好きになってしまいそうな、ギャグと情熱たっぷりの舞台だ。公演は9月9日(日)まで。チケットは発売中。取材・文:河野桃子
2018年08月31日吉村界人主演舞台「またここか」が9月28日(金)から10月8日(月・祝) まで、東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERで上演される。ガソリンスタンドを舞台にした、異母兄弟を含む男女4人の危うい愛の会話劇だ。【チケット情報はこちら】2度目の演出となる豊原功補と、坂元裕二の脚本という、付き合い長く互いの魅力を知るタッグ。坂元はこれまでテレビドラマ『カルテット』『最高の離婚』『それでも生きてゆく』『anone』など数々のヒットドラマ作品を世に送り出しおり、今回は本舞台のための当て書き&書き下ろしとなる。脚本について豊原は「テレビドラマだと女性を主人公に描くことが多いですが、今回は男兄弟の話。かなり新しい気がする」と期待しているようだ。主演は、今回が初舞台の吉村界人。出演が決まった時には、緊張で逃げ出したかったそうだ。しかし同時にワクワクもしたと言う。「正念場。この舞台をクリアしないと役者としてやっていけない。自分をぶつけないといけない状況がきた」と力が入る。ガソリンスタンドで働く青年の役と知り、「ガソリンスタンドに行きバイトの相談をしました。「数時間になるのですが、見学だけでも」と頼みましたが、さすがにできなかった」と真顔で振り返る。これまで吉村は映画「モリのいる場所」や連続ドラマ「スモーキング」などで強い印象を残してきた。しかし役作りのために舞台の現場にまでリサーチしたことはなかったそうだ。初舞台に対する気合いの入りようが伺える。これを知った豊原は「嬉しいですね。俺も頑張ります」と笑顔を見せた。吉村が演じるのは、秘密を持ち、危うさのある青年・近杉。自らの妄想におびえるという役どころだが「やっちゃいけないことをやりたくなる衝動、わかります」と共感をつかんでいる。当て書きのため、稽古を重ねていくうちに役が変化し、吉村にしかできない舞台になるだろうことも楽しみだ。ほかの出演者は、舞台俳優として長年独特の存在感を放ってきた岡部たかし。映画『あゝ、荒野』で印象的なヒロインを演じた木下あかり。ナイロン100℃の小園茉奈。豊原は「負担はそれなりにあるだろうけれど、大丈夫でしょう」と信頼を見せる。取材の最後に豊原は、吉村について「異質感のある俳優で、一歩先へ行こうともがいている印象がいいなと思っていた。実際に会うと、役者に、芝居に、真剣に向き合ってる人だと言う印象。出っ張った感じが面白いですね」と期待が高まる様子だ。公演のチケットは発売中。取材・文:河野桃子
2018年08月30日世界中で人気を博している少女漫画『美少女戦士セーラームーン』のパフォーマンスショー“Pretty Guardian Sailor Moom”The Super Liveが、8月末に東京プレビュー公演を迎える。トリプルキャストで、ほぼダンスと歌で繰り広げられるステージ。8月31日(金)から9月9日(日)まで、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで上演後、11月3日(土)・4日(日)にはジャポニスム2018公式企画としてフランスのパレ・デ・コングレ・ド・パリ劇場で上演される。セーラームーン/月野うさぎ役の3名を筆頭に、かなり個性の違う3チームになりそうだ。【そのほかの画像はコチラ】『♪(音符)チーム』の河西智美は「年齢層が少し高くて大人っぽい。安心感はあると思います」と笑う。『セーラームーン』の長年の大ファンであり、小学校低学年の頃にひとりで山梨から高速バスに乗り『セーラームーン』の舞台を観に東京へきたことがあると言う。最年少で二十歳の古賀なつきは『◆(ダイヤ)チーム』。「年齢層が低いので“フレッシュだなー”と言われる」そうだ。選ばれた時は「嬉しさと不安の両方がありました。それから、お月様に毎晩語りかけています」と、月の守護を受けるセーラームーンらしく月の存在を身近に感じるようになったと語る。夢宮加菜枝は、オーディション合格が信じられなかったそうで「絶対に落ちたと思っていたので、嬉しすぎました!」。河西と古賀に「『●(ハート)チーム』はスタイルがいいよね」と言われると「いえいえそんな!」と謙遜し、「3チーム全然違います。ひとりひとりの個性が違うので、チームごとだけでなく3チーム一緒に支え合っています」と答えた。「チームごとに色や雰囲気が違う。5人の戦士が揃ったそれぞれのチームを見ると、“ああ”としっくり来るんです」と河西。パフォーマンスショーであることが、大きな見どころだ。「戦士だからアクションがあり、それにダンスが加わる」(古賀)、「パフォーマンスパートと、歌と踊りのライブパートが分かれている構成。お客さんも一緒に歌って踊って盛り上がってもらえたら」(河西)、「3チームのダンスの雰囲気が全然違うんです!」(夢宮)構成・演出・振付を欅坂46 の振付などで人気のTAKAHIRO(上野隆博)、音楽をヒャダインが手がけているのにも、期待が高まる。3人は口を揃えて「見るところがたくさんあって目が足りないですよねー!」と盛り上がった。取材・文:河野桃子
2018年08月28日