ハードルが高いからこそ意味がある?日本各地にある風変わりな“運試し”神社をご紹介します。■高い場所に賽銭箱をめがけて投げろ!元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)海に向かい100m以上にわたって並ぶ、123基の鳥居が圧巻。願い事をしようと賽銭箱を探してびっくり、その場所は参道出口にある巨大な鳥居の上!頭上より遥か高くに位置し、投げてもなかなか入らない様は、もはや玉入れ…。その分、入ったらありがたさは倍!昨年、アメリカのCNNが発表した“日本の最も美しい場所31選”に選出されたことでも話題に。美しい風景にもご利益ありそう…。●山口県長門市油谷津黄498■チャンスは3回、輪投げで開運川越熊野神社(かわごえくまのじんじゃ)開運&縁結びに強い神社で“運試し輪投げ”ができる。心願成就運、金運、健康運、仕事学業運、恋愛運の5つからひとつ選び、気持ちを込めて輪を3 回投げる。ひとつでも入れば運気は良好とのことだが、意外なまでに距離があり難易度は中級レベル。真剣に挑戦すべし。境内の「輪投げ舎」という場所にあり、まずは右側にある加祐稲荷様にきちんとお参りをしてから輪投げにトライしよう。●埼玉県川越市連雀町17-1■離れた岩のくぼみに運玉をイン鵜戸神宮(うどじんぐう)太平洋に突き出した岬にある洞窟に鎮座。“運”の字が彫られた運玉という石を願いを込めながら投げて、亀石と呼ばれる岩にある枡形のくぼみに入れると願望が成就するとのこと。しかし、そのくぼみが遠く、小さい…。チャンスはわずか5回、一投入魂で頑張って。海幸彦・山幸彦伝説の舞台でもある。運玉を入れる亀石は、山幸彦の妻・豊玉毘売がお産の際に乗ってきた亀なのだそう。●宮崎県日南市大字宮浦3232■頭に釜の木蓋をのせて8m釜蓋神社(かまぶたじんじゃ)直径30cmほどの釜蓋を頭にのせ、鳥居から賽銭箱まで約8mの距離を歩く。蓋を落とさずに参拝できれば願いが叶い、厄除けや開運のご利益があるという。手を使うのは基本NG 。老若男女が蓋をのせて慎重に歩く姿は相当シュールだ。海辺の神社ゆえ潮風に注意!武の神様として仰がれ、戦時中は釜蓋をかぶって参拝すると無事に帰ってこられるとして、多数の参拝客が訪れた。●鹿児島県南九州市頴娃町別府6827※『anan』2016年3月23日号より。取材、文・重信 綾
2016年03月21日