法政大学資格課程は、シンポジウム「博物館の収蔵コレクションの現状と課題を考える」を5月25日(土)に法政大学市ケ谷キャンパスで開催します。近年、多くの博物館で収蔵庫が許容量を超えて飽和状態に陥っていることが問題になっています。そのため新たに資料を収集することができない、収蔵庫の保存環境が悪化する、満杯になった収蔵庫を放置するなど、収蔵コレクションが死蔵化された状態となっています。本シンポジウムでは、その実情を明らかにするとともに、国際的な動向も踏まえた多角的な視点から、博物館関係者との議論により、今後のコレクション管理の在り方を考えます。*本シンポジウムは、科研費基盤研究(C一般)課題番号22K01019「博物館収蔵資料の保管と活用に向けた調査研究」研究代表者:金山喜昭(法政大学キャリアデザイン学部教授)の助成によるものです。【開催概要】■主催 : 法政大学資格課程■後援 : 公益財団法人日本博物館協会■開催日時 : 2024年5月25日(土)13:30~17:30■場所 : 法政大学市ケ谷キャンパスボアソナード・タワー26階 スカイホール ■定員 : 200名(事前申込制先着順)後日オンデマンド配信あり(事前申込制:6月10日頃の配信を予定しています)■参加費 : 無料■申込 : 下記参加申込フォームより事前にお申込みください参加申込フォーム: ※申込締め切り:2024年5月21日(火)18:00■プログラム: 13:00~ 開場13:30 開会13:35 趣旨説明金山喜昭(法政大学キャリアデザイン学部教授)13:40 博物館のコレクション管理状況について-公立博物館アンケート調査結果より-石川貴敏(法政大学兼任講師)13:55 高知県立歴史民俗資料館の収蔵庫問題岡本桂典(同館前副館長)14:10 栃木県立博物館の収蔵資料の管理と活用篠崎茂雄(同館学芸部長)※※「崎」はたつさき14:25 都立文化施設における収蔵品の収集・保管・活用佐々木秀彦(東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京企画部企画課長)14:40 収蔵庫の満杯問題の所在と課題金山喜昭14:55 博物館振興を支えるコレクション管理-課題と展望-半田昌之(日本博物館協会専務理事)15:10 博物館政策の立場から中尾智行(文化庁参事官(文化拠点担当)博物館支援調査官)15:25 コレクションと社会をつなぐ-イギリスの博物館の取組み-竹内有理(乃村工藝社公民連携開発1部プランナー)15:40 自然史系コレクションの収蔵問題と国際的な動向栗原祐司(国立科学博物館理事・副館長)15:55 休憩16:15 パネルディスカッション(進行役:田中裕二 静岡文化芸術大学准教授)17:30 閉会 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月22日法政大学は、一般・地域の方、企業の方、学生等を対象に、理系学部・理系大学院・研究所に所属する学生が自身の研究内容とその成果を紹介する「法政科学技術フォーラム2024」を、3月1日(金)に法政大学小金井キャンパスで開催します(法政大学理系学部・研究所 主催/一般社団法人法政大学理系コンソーシアム 共催/法政大学理系同窓会 後援)。当日は、理工学部岡本吉史教授による特別講演「先端産業を支える永久磁石磁化状態の見える化―基礎研究から社会実装への展開―」や100名を超える学生による研究内容とその成果を紹介するポスター発表を行います。また、ポスター発表と同一会場で本学理系学部、理系大学院の全学生を対象とした「キャリア相談会」も同時開催します。なお、「法政科学技術フォーラム」特設サイトでは、開催概要のほか、過去の特別講演や研究室紹介等も公開しています。■特設サイト <法政大学理系学部・大学院・研究所のご紹介>法政大学の理系学部は、情報科学部、デザイン工学部、理工学部、生命科学部。大学院理系研究科は、情報科学研究科、デザイン工学研究科、理工学研究科、総合理工学インスティテュート(IIST)が設置され、多くの優れた学生を世に輩出しています。また、小金井キャンパスを拠点に、マイクロ・ナノテクノロジー研究センター、イオンビーム工学研究所、情報メディア教育研究センターが日々研究を進めています。<開催概要>■開催日時2024年3月1日(金)14:00~20:00■開催場所法政大学小金井キャンパス西館・東館(〒184-8584 東京都小金井市梶野町3-7-2)JR中央線 東小金井駅より徒歩約15分、またはバス「関野橋循環」または「本町五丁目行」乗車、「法政大学」下車約5分■プログラム(当日スケジュール)13:30~ 受付 小金井キャンパス西館1階入口14:00~15:00 特別講演 理工学部 岡本吉史教授「法政大学のカーボンニュートラルアクション」「先端産業を支える永久磁石磁化状態の見える化―基礎研究から社会実装への展開―」西館地下1階マルチメディアホール15:00~15:20 奨学金代理返還制度説明会(企業様向け)西館地下1階マルチメディアホール15:40~17:40 ポスター発表 東館2階大体育館他キャリア相談会(本学学生向け)※ 東館2階大体育館他18:00~20:00 懇親会(参加費無料) 東館地下1階生協食堂※企業の方へ:キャリア相談会は事前登録制、有料となります。詳しくは理系コンソーシアム事務局( consortium.hosei@gmail.com )までお問い合わせください。■参加費 無料■申し込み 不要 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月01日法政大学を含む6大学・2短期大学で構成する千代田区内近接大学の高等教育連携強化コンソーシアム(千代田区キャンパスコンソ)は、シンポジウム「人口減少社会の中の地域と大学連携」を12月20日(水)に法政大学市ケ谷キャンパスで開催します。千代田区キャンパスコンソシンポジウム「人口減少社会の中の地域と大学連携」社会課題が多様化・複雑化し将来の予測が困難な時代において、持続的な発展を実現するために教育の果たす役割がますます大きくなっていると言われています。このシンポジウムでは、人口減少・少子高齢化が加速度的に進展するなかで、持続可能な社会を維持・発展させてゆくことができる地域と大学の連携のあり方とその可能性を考えます。【開催概要】■日時 : 2023年12月20日(水)17時30分~19時45分■場所 : 法政大学市ケ谷キャンパスボアソナード・タワー 26階 スカイホール■参加対象 : 千代田区在住・在学・在勤の方、受験生とその保護者の方、テーマに関心をお持ちの方、千代田区キャンパスコンソの学生・教職員■定員 : 100名(事前申込制先着順)■プログラム: (1)千代田区キャンパスコンソ紹介(2)基調講演(樋口高顕 千代田区長)(3)パネルディスカッション(6大学・2短期大学 学長等)(4)地域連携・大学連携の取り組みに参加した学生による活動報告申込フォーム : シンポジウム詳細: 【千代田区キャンパスコンソについて】千代田区キャンパスコンソは、千代田区内の徒歩圏にキャンパスが近接する6大学・2短期大学(大妻女子大学・大妻女子大学短期大学部、共立女子大学・共立女子短期大学、専修大学、東京家政学院大学、二松学舎大学、法政大学)で構成され、千代田区、地域産業界等とともに、近接地の立地等を生かした大学間連携と地域発展の推進を図ることを目的として、様々な連携事業を展開しています。千代田区キャンパスコンソウェブサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月22日法政大学は、11月20日から12月2日まで、「KANDAI×HOSEI SDGs WEEKs 2023」と「HOSEI DIVERSITY WEEKs 2023」を同時開催します。期間中は合わせて20以上のプログラムを実施し、対面・オンラインで、SDGsやダイバーシティについて学び、実践するための多様な機会を提供します。法政大学が「SDGs WEEKs 2023」「DIVERSITY WEEKs 2023」を開催1. 「KANDAI×HOSEI SDGs WEEKs 2023」の開催法政大学は、2018年12月にSDGsに関する総長ステイトメントを発表し、大学全体としてSDGs達成に向けた取り組みをより一層加速することを宣言し、多様な活動を展開してきました。2019年度よりHOSEI SDGs WEEKsを実施しており、5回目となる今回は、関西大学と共催で、「KANDAI×HOSEI SDGs WEEKs 2023~実践知を磨き、考動する2週間~」を開催します。本イベントは、SDGsを実践するにあたって必要な「実践知」を磨き、持続可能な社会の姿について主体的に考えて動く「考動」をするための多様なプログラムを実施します。法政大学カーボンニュートラル推進特設部会と協力し、カーボンニュートラルをテーマにしたプログラム等も同時開催します。プログラムの一つであるカーボンニュートラルシンポジウムでは、衆議院議員の菅義偉氏(第99代内閣総理大臣・法政大学法学部卒業)による基調講演を行います(申込不要のYouTubeLive配信あり)。2. 「HOSEI DIVERSITY WEEKs 2023」の開催法政大学は、2016年6月に「法政大学ダイバーシティ宣言」を発表し、性別、国籍、年齢などにかかわらず、多様な背景を持つ学生・教職員の活躍の場が広がり、それぞれの能力が飛躍する大学を目指して、活動を展開してきました。2022年度よりDIVERSITY WEEKsを実施しており、2回目となる今回は、「HOSEI DIVERSITY WEEKs 2023 ~Let’s step up!ダイバーシティを考え、行動してみよう~」を開催します。性の多様性や男女共同参画など、多様な視点からダイバーシティを考えるプログラムを実施します。また、2023年度の新しい取り組みとして、中央大学の「Chuo Diversity Week」と連携しています。【開催概要】■期間 2023年11月20日(月)~12月2日(土)<SDGs WEEKs>■プログラム:SDGs企業/自治体セミナー、SDGs参加型イベント、SDGsワークショップ等■参加対象 :法政大学学生・付属校生・教職員、関西大学学生・教職員、一般の方※参加対象者はプログラムごとに異なります。詳細及び参加申込は以下の特設ページをご覧ください。【SDGs WEEKs特設ページ】 <DIVERSITY WEEKs>■プログラム:DIVERSITY講座シリーズ、レインボーラウンジ・個別相談、シンポジウム等■参加対象 :法政大学学生・付属校生・教職員、関西大学及び中央大学学生・教職員、一般の方※参加対象者はプログラムごとに異なります。詳細及び参加申込は以下の特設ページをご覧ください。【DIVERSITY WEEKs特設ページ】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月10日学校法人法政大学は、2024年1月1日(月)付で、法政大学野球部の監督に大島公一(おおしま こういち)氏(現助監督)が就任することを内定いたしましたのでお知らせします。【大島公一氏(56歳)略歴】法政大学経営学部卒業後、日本生命保険相互会社入社。1993年にプロ野球近鉄球団に入団。オリックス、楽天を経て2005年に現役引退。2006年から2015年までオリックスで打撃コーチ、守備コーチを務める。2019年には社会人野球イートファクトリー初代監督に就任。2021年1月より、法政大学野球部助監督に就任(現在に至る)。法政大学第二高等学校時代は、第56回選抜高等学校野球大会に出場。法政大学では、3年次の東京六大学野球春季リーグ戦から二塁手として3期連続ベストナインに選出される。4年次には主将としてリーグ戦4連覇に貢献。日本生命時代は、1990年に社会人野球日本選手権優勝。1991年にはオールジャパンのメンバーとしてアジア選手権出場。1992年のバルセロナオリンピックでは日本代表として出場、銅メダル獲得に貢献。また、プロ野球では、ベストナイン2回、ゴールデングラブ賞3回、日本シリーズ優秀選手賞1回を獲得している。〔大島氏のコメント〕2020年の春以来、優勝から遠ざかっていますが、来春以降は選手1人ひとりに自分の本来の力と役割を認識させることで、チームとしての強さを引き出していくつもりです。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月31日法政大学大原社会問題研究所では、2023年11月29日(水)に法政大学多摩キャンパス(東京都町田市)で第15回大原社研シネマ・フォーラム「ハマのドン」を開催します(参加費無料、事前申込不要)。上映後に、松原文枝氏(「ハマのドン」監督)によるトークも行われます。第15回大原社研シネマ・フォーラム「ハマのドン」2019年8月、“ハマのドン”こと藤木幸夫が横浜港をめぐるカジノ防止に向けて立ち上がった。地元政財界に顔が利き、歴代総理経験者や自民党幹部との人脈がある、保守の重鎮だ。その藤木が、カジノを推し進める政権中枢に対して、真っ向から反旗を翻した。身体を張った勝負師の行動は、多くの市民、自民党の長老、カジノ側の人物までも動かす。一方市民のカジノ反対の動きは燎原の火のごとく広がっていた。だがその声は届かず、横浜市長選に持ち込まれた。藤木は無名の新人を押し立て、現職市長、そして菅側近の現職官僚を相手に闘うことになる。無謀とも言える闘い。その行方は―。監督はテレビ朝日の「報道ステーション」プロデューサーを務めた松原文枝。ナレーションはリリー・フランキー。【開催概要】■日時 :2023年11月29日(水) 17:20~20:00(開場17:00)■会場 :法政大学多摩キャンパス EGG DOME 5階ホール (アクセス)京王線めじろ台駅、JR横浜線相原駅、JR中央線西八王子駅より法政大学行バス利用■プログラム:17:30~19:10 上映 「ハマのドン」19:15~20:00 トーク・質疑応答 松原文枝氏(「ハマのドン」監督)■参加 :参加費無料■申し込み :不要(どなたでも参加できます)■その他 :詳細は下記URL(大原社会問題研究所ウェブサイト)をご確認ください。 【大原社会問題研究所】1919(大正8)年に大阪で創立。1949年に法政大学と合併、現在に至る。100年の歴史を誇る社会科学の分野ではわが国で最も古い歴史を持つ研究所。『大原社会問題研究所雑誌』(月刊)、『日本労働年鑑』、研究所叢書をはじめ、出版活動も積極的に展開。21世紀に生起する労働問題の解明を中心にしながら、同時にジェンダー、社会保障、環境、貧困などの諸問題の研究にも力を入れている。研究所所蔵の図書・資料は、社会・労働問題関係図書をはじめとする約21万冊。その他、貴重書、ビラ・チラシなどの原資料、ポスター・写真・バッジなどの社会運動関係の現物資料を多数所蔵。インターネットを通じた情報公開と研究支援も積極的に展開している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月30日法政大学大原社会問題研究所(東京都町田市/所長:布川 日佐史)は、10月24日(火)に第36回国際労働問題シンポジウム「循環型経済におけるディーセント・ワーク ―公正な移行に向けて」(主催:法政大学大原社会問題研究所・ILO駐日事務所/後援:日本ILO協議会)を法政大学市ケ谷キャンパスおよびオンライン(Zoomウェビナー)にて開催します。本シンポジウムは、2023年のILO総会で議論された、「全ての人のための環境的に持続可能な経済と社会への『公正な移行』」に関する議論を紹介します。そして、自動車産業を中心とした脱炭素化への移行と、それに伴う雇用や生産現場への影響の事例の報告を通じて、地球温暖化と雇用の問題がどのように関連しているのかを広く一般に向けて発信します。どなたでもご参加いただけます。ご希望の方は、参加申込フォームにご登録ください。第36回国際労働問題シンポジウム「循環型経済におけるディーセント・ワーク ―公正な移行に向けて」<開催概要>■開催日時:2023年10月24日(火) 14:00~16:30■開催方法:会場参加およびオンライン参加(Zoomウェビナー)の併用型■開催場所:法政大学市ケ谷キャンパスボアソナード・タワー26階スカイホール(JR・地下鉄「市ケ谷」または「飯田橋」駅下車 徒歩10分)■参加費 :無料■プログラム:【主催者挨拶】布川 日佐史(法政大学大原社会問題研究所所長)高崎 真一(ILO駐日代表)【第1部 2023年第111回ILO総会について】「ILOより映像紹介」「政府の立場から」 厚生労働省「使用者の立場から」経団連「労働者の立場から」連合【第2部 自動車産業を事例とする問題提起とディスカッション】「EVシフトの実態と影響」喜多川 進(山梨大学生命環境学部准教授)「産業構造の視点から」 植田 浩史(慶應義塾大学経済学部教授)ディスカッション喜多川 進、植田 浩史、鈴木 玲(法政大学大原社会問題研究所教授)司会:藤原 千沙(法政大学大原社会問題研究所教授)■参加申込:【会場参加】10月22日(日)までに下記URLよりお申し込みください。 【オンライン参加】下記URLよりお申し込みください。ZoomウェビナーのURLが自動返信されます。 <大原社会問題研究所について>1919(大正8)年に大阪で創立。1949年に法政大学と合併、現在に至る。100年の歴史を誇る社会科学の分野では日本で最も古い歴史を持つ研究所。『大原社会問題研究所雑誌』(月刊)、『日本労働年鑑』、研究所叢書をはじめ、出版活動も積極的に展開。21世紀に生起する労働問題の解明を中心にしながら、同時にジェンダー、社会保障、環境、貧困などの諸問題の研究にも力を入れている。研究所所蔵の図書・資料は、社会・労働問題関係図書をはじめとする約21万冊。その他、貴重書、ビラ・チラシなどの原資料、ポスター・写真・バッジなどの社会運動関係の現物資料など多数を所蔵。インターネットを通じた情報公開と研究支援も積極的に展開している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月26日HOSEIミュージアムは、法政大学市ケ谷キャンパスにて2023年度特別展示「都市と大学―法政大学から東京を視る―」を9月1日~9月30日に開催します。HOSEIミュージアムが開設された2020年、法政大学は創立(1880年)から140周年、大学昇格(1920年)から100周年を迎えました。東京法学社として産声をあげた本学は神田地区の旧武家屋敷や勧工場を転々としながら、日本全土から上京した有為な若者たちに法学教育を施しました。そして、大学昇格の翌年、現在の富士見校地(市ケ谷キャンパス)に根城を構え、都市化の進展、交通網の発展に伴い、東京各地にそのキャンパスを広げていきました。本展示では、都市空間として発展・変容していった近現代の東京の姿を法政大学の歴史のなかから捉え直すとともに、東京という空間の観点から本学の歴史を再考します。【2023年度特別展示にあたって】本ミュージアムが開設された2020年、新型コロナウイルスが瞬く間に全世界に拡散しました。あれから4年目を迎え、社会並びに大学における諸活動が本格的に再開したことを機に、改めて「HOSEIミュージアム開設記念特別展示」(2021年開催)をお届けします。HOSEIミュージアム2023年度特別展示「都市と大学―法政大学から東京を視る―」【開催概要】■会期:2023年9月1日(金)~9月30日(土)■会場:法政大学市ケ谷キャンパス内(東京都千代田区富士見2-17-1)1 HOSEIミュージアム ミュージアム・サテライト市ケ谷 (外濠)法政大学の起源である東京法律学校の設立から、今日に至る3キャンパスの開設まで、通史的に法政大学と東京の歴史を振り返ります。2 ボアソナード・タワー14階博物館展示室大学昇格(1920年)の時代に焦点を当て、スポーツや音楽、演劇など学生文化華やかなりし時代の教員と学生たちの資料を展示します。3 HOSEIミュージアム ミュージアム・サテライト市ケ谷(BT)今回の特別展示の内容と連動する常設展示グラフィック「法政大学の校舎・キャンパスの広がり」(戦前・戦後)および映像シリーズ「法政大学の歴史・個性・文化」(HOSEIミュージアムYouTubeチャンネル )をもとにした展示をお届けします。※ミュージアム・サテライト市ケ谷は、市ケ谷キャンパス外濠校舎6階およびボアソナード・タワー26階にございます。※期間中、HOSEIミュージアム ミュージアム・コア(東京都千代田区九段北3-3-5法政大学 九段北校舎1階)において、テーマ展示〈働く人々とその社会の探究〉HOSEIミュージアム×法政大学大原社会問題研究所「社会を記録する」(2023年9月1日~2024年4月27日)を同時開催します。両展示の詳細は下記ウェブサイトをご確認ください。HOSEIミュージアムウェブサイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月23日HOSEIミュージアムは、法政大学市ケ谷キャンパスにてHOSEIミュージアムテーマ展示〈働く人々とその社会の探究〉「社会を記録する」(大原社会問題研究所企画)を2023年9月1日~2024年4月27日に開催します。また9月1日には、オープニングを記念してギャラリートークを実施します(事前申込制)。「社会を記録する」は、HOSEIミュージアムを構成する6つのテーマのうち〈働く人々とその社会の探究〉をテーマとし、大原社会問題研究所が所蔵する貴重な資料を展示します。社会問題の解決を企図する大原社会問題研究所は、1919年の創設以来、調査研究の基礎となる資料の収集・公開に努めてきました。今回の展示では、およそ100年前に収集された映像、貴重書、写真を通して様々な媒体で「社会を記録する」ことの意味を考えます。HOSEIミュージアムテーマ展示〈働く人々とその社会の探究〉「社会を記録する」【開催概要】■会期 :第1部 2023年9月1日(金)~12月23日(土)第2部 2024年1月10日(水)~4月27日(土)■会場 :HOSEIミュージアム ミュージアム・コア(東京都千代田区九段北3-3-5法政大学九段北校舎1階)■展示内容:・「神戸川崎・三菱大争議」(1921年)フィルムの上映・貴重書展示第1部:マルクス―社会を変革する―第2部:ルターからロバート・オーウェン―「近代」の思想的源泉―・『関東大震災写真集1923・9』展示第1部:都市の被災状況―建物・死者・街―第2部:被災後の都市―避難・救援・復旧、復興―※9月1日に、オープニングを記念してギャラリートークを実施します。詳細は下記法政大学大原社会問題研究所ウェブサイトをご確認ください。(事前申込制)法政大学大原社会問題研究所ウェブサイト( )※9月1日~30日まで、HOSEIミュージアム2023年度特別展示「都市と大学―法政大学から東京を視る―」を同時開催します。両展示の詳細は下記ウェブサイトをご確認ください。HOSEIミュージアムウェブサイト( )【大原社会問題研究所について】1919(大正8)年に大阪で創立。1949年に法政大学と合併、現在に至る。100年の歴史を誇る社会科学の分野ではわが国で最も古い歴史を持つ研究所。『大原社会問題研究所雑誌』(月刊)、『日本労働年鑑』、研究所叢書をはじめ、出版活動も積極的に展開。21世紀に生起する労働問題の解明を中心にしながら、同時にジェンダー、社会保障、環境、貧困などの諸問題の研究にも力を入れている。研究所所蔵の図書・資料は、社会・労働問題関係図書をはじめとする約21万冊。その他、貴重書、ビラ・チラシなどの原資料、ポスター・写真・バッジなどの社会運動関係の現物資料など多数を所蔵。インターネットを通じた情報公開と研究支援も積極的に展開している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月09日法政大学デザイン工学部 川久保俊研究室(所在地:東京都新宿区、代表研究者:川久保 俊教授、以下 法政大学)と日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新屋 浩明、以下 日本工営)は、茨城県つくば市の協力のもと開発した自治体におけるSDGs達成に向けた取り組み状況・取り組み体制を診断・可視化するオンラインSDGsツール「TSUMUGI@(つむぎあっと)」の本格版を2023年7月3日(月)にリリースします。オンラインSDGsツール「TSUMUGI@(つむぎあっと)」のイメージ図◆TSUMUGI@の概要TSUMUGI@は、地方自治体におけるSDGsの取り組み状況を簡単に診断・可視化するセルフアセスメントツールです。各部署の職員がWeb上で設問に回答することで、取り組み体制や進捗状況を診断し、チャートやスコアで結果が可視化されます。2022年4月にβ版をリリースし、徳島県徳島市、佐賀県鹿島市等全国14自治体をパートナーとして実証実験を行い、ツールの有効性と実用性の向上に取り組みました。実証で得たフィードバック、知見や成果をもとにツールの機能改良、設問の精緻化を行い、2023年7月に本格版のリリースに至りました。現在は、オンラインSDGsプラットフォーム「Platform Clover」(※1)と連携し、TSUMUGI@を活用した地方創生、サステナブルな社会づくりを目指して全国での普及展開に取り組んでいます。※1 法政大学川久保研究室と一般社団法人サステナブルトランジションが共同開発。持続可能な社会を共創するためのオンラインSDGsプラットフォーム。◆TSUMUGI@の特徴・現状把握のための作業負担を軽減し、総合的に診断SDGsは17ゴール/169のターゲット/232の指標から構成されることから、自治体全体のSDGsへの取り組み状況を総合診断するには、時間と労力を要します。「TSUMUGI@」は、自治体内の複数の担当課が、それぞれ担当する分野の設問に回答できる仕様としました。各担当課からの回答結果の積み上げから自治体の取り組み状況やプロセスを総合的にスコアリングし、全体把握のための作業負担を省力化します。・有識者と自治体との共同研究により中立性と透明性、有効性の高い診断基準を確立診断項目は、“地方創生SDGs”を推進する内閣府の推進委員会で有識者が検討・公開した基準や指針に基づいて作成されています。また、設問はローカルSDGs研究に従事している法政大学川久保教授が監修し、つくば市との共同研究を通じて有効性を検証し、中立性、信頼性の高い診断基準を確立しました。・オンライン上での各担当部署の一元管理、経年的な変化の把握総合診断に加えて、ゴール別や担当部署別に、SDGs達成に向けた取り組み状況を一元管理、また経年的な変化を把握することができます。それにより、様々な切り口から強みや課題を見える化し、事業の方向性の見直し・立案に活用が可能です。・取り組み状況をわかりやすく見える化ツールの診断結果画面では、SDGsへの取り組み状況が分かりやすいチャートやスコアで可視化されるので、庁内、市民・事業者などへの情報発信、意識啓発等に活用が可能です。取り組み診断回答画面および診断結果画面のイメージ図◆法政大学川久保研究室について環境工学の視点を踏まえた建築・都市環境に係る研究、SDGsを建設・都市づくりに活かす研究等を行っています。また、SDGsに積極的に取り組む方々を支援するオンラインアプリケーション、プラットフォームを開発・公開し、SDGsへの取り組みの加速化に向けた活動を行っています。ホームページ: ◆日本工営について国内最大の建設コンサルタント会社として、安全・安心な生活、豊かな日常を支える社会資本づくりに関わるコンサルタント事業や電力エンジニアリング事業を通じて、世界各地で国づくりの一躍を担っています。ホームページ: TSUMUGI@に関する関連記事: (開発担当者インタビュー) (開発経緯紹介)◆関連リンク・TSUMUGI@について(Platform Cloverホームページ内) ◆本システムに関するお問い合わせ先日本工営株式会社担当 : 菊池、櫻井、幾瀬、村上Tel : 03-5276-3930E-mail: nk-sdgslocal-info@n-koei.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月26日HOSEIミュージアムは、法政大学市ケ谷キャンパスにて2023年度春学期企画展示「都市と大学―法政大学から東京を視る―」を開催します。本ミュージアムでは、2020年4月の開設にあわせて開設記念特別展示「都市と大学―法政大学から東京を視る―」を開催しましたが、新型コロナウイルス感染症の発生・拡大による緊急事態宣言下となり、多くの皆さまにご来館いただく機会とはなりませんでした。そこで、このたび、ミュージアム開設準備募金をもとに制作された映像シリーズ「法政大学の歴史・個性・文化」の公開開始と連動して、リニューアル展示を開催します。本展示では、都市空間として発展・変容していった近現代の東京の姿を法政大学の歴史のなかから捉え直すとともに、東京という空間の観点から本学の歴史を再考します。ミュージアム・サテライト市ケ谷も併せてご観覧ください。HOSEIミュージアム2023年度春学期企画展示「都市と大学―法政大学から東京を視る―」【「都市と大学―法政大学から東京を視る―」の開催概要】■会期2023年5月12日(金)~2023年8月25日(金)■会場HOSEIミュージアム ミュージアム・コア(東京都千代田区九段北3-3-5 法政大学九段北校舎1階)■展示内容1. 「腕力世界」から「法律世界」へ―東京法学社の創立―・東京法学社の創立法政大学の起源の一つである東京法学社と当時の最先端の「法学知」を求めて東京に集う3名の創立者を紹介します。・神田地区の法律学校明治初頭に神田地区に集った私立法律学校を大きな地図で紹介し、神田学生街の形成について考えます。2. 「自由と進歩」の精神―法政大学における学風の形成―現在の学風でもある「自由と進歩」の精神が育まれた1930年代、この市ケ谷の地で花開いた学生文化を紹介します。※展示の詳細は下記ウェブサイトをご確認ください。HOSEIミュージアムウェブサイト ※ミュージアム・サテライト市ケ谷は、市ケ谷キャンパス外濠校舎6階およびボアソナード・タワー26階にございます。【HOSEIミュージアム映像シリーズ「法政大学の歴史・個性・文化」について】HOSEIミュージアムでは、デジタル・コンテンツによる事業を一層積極的に展開するため、本ミュージアム開設準備募金を活かして映像シリーズ「法政大学の歴史・個性・文化」(10本を予定)の制作を開始しました。このたび2022年度制作分2本を、ミュージアム・コアで映写するとともに、HOSEIミュージアムYouTubeチャンネルにて公開しておりますので、併せてご覧ください。(1)「法政大学の歴史・個性・文化」vol.1(約8分)「腕力世界」から「法律世界」へ―東京法学社の創立― (2)「法政大学の歴史・個性・文化」vol.2(約8分)「自由と進歩」の精神―法政大学における学風の形成― 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月12日法政大学が今年度の幹事校を務める「千代田区内近接大学の高等教育連携強化コンソーシアム」(略称:千代田区キャンパスコンソ(C.C.C))(大妻女子大学・大妻女子大学短期大学部、共立女子大学・共立女子短期大学、東京家政学院大学、二松学舎大学、法政大学の5大学が加盟)と、千代田区に本社を置くZホールディングス株式会社にてグループ内外とのオープンコラボレーション事業を展開する「LODGE」(ロッジ)は、PBL(課題解決学習)として、全6回の防災・減災体験ワークショップを、2月28日(火)より開催しています。2月28日(火)に実施した開会式やオリエンテーションの様子(1)まもなく東日本大震災から12年が経過しようとする中、今後、世代交代によって災害に対する当事者意識が薄れていくことを防ぐため、ワークショップを通じて災害の事実や復興の現状を学びます。参加学生は福島県でのフィールドワークや、Zホールディングスグループ企業であるヤフー株式会社、LINE株式会社が提供する防災・減災関連サービスの担当者や専門家の講演を通じ、有事に適切に行動できるようになるための仕組みや仕掛けを考え、最終回(3月17日(金))で発表します。防災・減災意識を向上させることの必要性・重要性を伝え、本ワークショップを通じ、若い世代の防災・減災に対する当事者意識を高めていきます。<ワークショップ概要>【名称】企業連携型PBL_防災・減災体験ワークショップ“若い世代を動かす「きっかけ、仕組み」とは?”【プログラム】全6回第1回 2月28日(火)13:00~16:30開会式、参加学生向けオリエンテーション第2回 3月3日(金)12:50~16:00福島県フィールドワーク第3回 3月7日(火)13:00~16:30座学(防災減災の継承、災害情報の活用と発信)、若者世代の被災経験者とのディスカッション第4回 3月10日(金)13:00~16:30座学(企業事例から学ぶ防災・減災の取り組み)、グループワーク第5回 3月14日(火)13:00~16:30防災・減災 啓発アイデアの企画、グループワーク第6回 3月17日(金)13:00~16:30グループ発表、自己評価振り返り【場所】LODGE(東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー17F)、福島県双葉郡双葉町・浪江町の被災地等【参加者】千代田区キャンパスコンソーシアムに所属する5大学の学生12名(予定)<Zホールディングス オープンイノベーションハブ「LODGE」について> コワーキングスペースの提供から進化し、現在はZホールディングスグループ内外とのオープンコラボレーション事業を展開。公共公益性と先進性を2大テーマに、各種コラボレーション、オンラインイベント、コンテンツ発信、ビジネスマッチング支援、新規事業の実証実験を中心に活動し、イノベーションの創出を目指しています。<千代田区キャンパスコンソについて> 2018年4月に、千代田区内の徒歩圏にキャンパスが近接する5大学(大妻女子大学・大妻女子大学短期大学部、共立女子大学・共立女子短期大学、東京家政学院大学、二松学舎大学、法政大学)で設立し、千代田区と地域産業界等とともに、近接地の立地等を生かした大学間連携と地域発展の推進を図ることを目的として、様々な連携事業を展開しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月03日明治大学・法政大学・関西大学(以下、3大学)は、三大学連携事業シンポジウム「ポストコロナの高等教育を見直す一助へ」を、3月4日(土)に関西大学千里山キャンパスにて、ハイブリッド方式(対面・オンライン)で開催します。■ 本件のポイント・明治大学・法政大学・関西大学による連携シンポジウム・3大学の学長・総長がポストコロナの高等教育のあるべき姿を語り合う・共通のルーツを持つ3大学は、連携協定締結(2017年)以降、多彩な連携・交流を展開■ 3大学の連携活動の実績3大学はいずれも1880年代に創立され、法学教育をルーツとしています。2017年の大学間連携協定の締結以降、様々な連携・交流を深め、3大学に影響を与えたフランス人法学者・ボアソナード博士にまつわる展示企画に始まり、単位互換連携(国内留学制度)、SDGs推進活動、学生交流、図書館の相互利用等々、連携の幅は年々広がりを見せています。■ 明治大学・法政大学・関西大学三大学連携シンポジウムの概要【日時】3月4日(土) 13:00 ~ 15:00【実施方法】対面:関西大学千里山キャンパス 尚文館マルチメディアAV大教室オンライン:(YouTubeライブ配信) ■ 【参加方法】対面:こちらからお申し込みください。 オンライン:お申し込みは不要です。※メディアの方は、対面でも取材でも、下段の取材申込フォームからのお申込みをお願いいたします。【プログラム】○講演1:廣瀬 克哉(法政大学 総長)「ポストコロナに向けての≪実践知教育≫の展開」○講演2:大六野 耕作(明治大学 学長)「自ら未来をデザインし、地図を描く力を涵養する明治大学の取り組み」○講演3:前田 裕(関西大学 学長)「ポストコロナの『学の実化』と『総合知』」○3大学トップによるディスカッション「ポストコロナの高等教育~3大学連携の可能性」※本件の取材をご希望の場合は、こちらの取材申込フォームより事前に申請願います。≪申込期日≫ 3月3日(金) 正午≪取材申込フォーム≫ ※こちらの申込フォームは、申込期日後は入力できなくなります。≪取材に関するお問い合わせ先≫関西大学 総合企画室 広報課 Tel:06-6368-0201 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月22日法政大学ではHOSEIミュージアムと野上記念法政大学能楽研究所が共同して2月から4月にかけ、法政大学市ケ谷キャンパスにてテーマ展示「能の伝統と現代」を行います。HOSEIミュージアムテーマ展示(対話する伝統と現代)「能の伝統と現代」能楽には、「伝統芸能」としての側面と、「現代に生きる芸能」という、二つの側面があります。本展では、能楽の価値や魅力を現代の社会に向けて発信してきた野上記念法政大学能楽研究所の数々の試みと、国際的にも認知度を高めてきた過去10年あまりの軌跡をご紹介します。【「能の伝統と現代」の開催概要】<会期>2023年2月17日(金)~2023年4月26日(水)<会場>HOSEIミュージアム ミュージアム・コア(東京都千代田区九段北3-3-5 法政大学九段北校舎1階)<展示内容>・チェコ語の狂言VTRチェコ語で狂言を演じ、その魅力を広く伝えている団体「なごみ狂言会チェコ」。能楽研究所の特別企画として、茂山家と共に東京公演を行った(2016年7月)。・古伝書の記事に基づいて復元した能の舞台装置『観世流作物之図』を参考に、今は使われていないかたちの酒壺を製作。蓋を開けると酒が飛び出すからくり。・先端技術を用いた能舞台の復元図面を基に寛永(1624-1644)頃江戸城二の丸の能舞台をCGで再現。本学デザイン工学部建築学科との学際研究として行われた。(チラシ)HOSEIミュージアムテーマ展示(対話する伝統と現代)「能の伝統と現代」 *新型コロナウイルス感染症の状況で展示期間が変更になる場合もあります。下記Websiteをご確認下さい。HOSEIミュージアムWebsite 【野上記念法政大学能楽研究所について】野上記念法政大学能楽研究所は、元法政大学総長野上豊一郎博士の功績を記念し、1952年(昭和27年)に創設されました。設立当初から研究の基礎となる能楽資料の収集と整備に力を注ぎ、豊富な文献資料を広く公開・公刊して、研究や舞台活動に寄与してきましたが、近年は、国際的な研究協力や他領域との学際研究など、新しい分野での活動にも積極的に取り組んでいます。また、能楽に関わる様々な分野の専門家を育成するための教育プログラム、能楽に関する講座やセミナーを通しての普及活動、外部の博物館・美術館での展示への協力など、研究成果の社会への還元にも努めています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月10日法政大学 自然科学センター・国際文化学部 島野智之教授と京都大学の研究チームは、2006年から未記載種のまま絶滅危惧種(絶滅危惧II類(VU))として環境省版レッドリストに掲載されていた、八重山諸島(石垣島と西表島)に生息する日本最大のヤエヤママルヤスデ(体色が赤と黒の美麗種)を、学名Spirobolus akamma(学名読み:スピロボルス・アカンマ)として新種記載しました。島野教授は2021年にムカデの日本最大種の新種記載にも加わっています。【発表のポイント】(1) ヤスデは落ち葉などの腐植などの有機物を餌としており、毒をもつ顎肢を持たず咬まれることはない。(2) 日本最大のヤスデ(体長7.5cm)の「ヤエヤママルヤスデ」と呼ばれてきたマルヤスデ属Spirobolusの未記載種は、沖縄県・八重山諸島の石垣島と西表島、およびその間にある小浜島から記録されており、環境省版レッドリストに掲載され、絶滅危惧II類(VU)とされながらも、分類学的位置づけは長らく未解決であった。(3) 形態学的および分子生物学的アプローチにより、本種をSpirobolus akamma Kato, Takano, Nakano and Shimano, 2023として新種記載を行った(学名読み:スピロボルス・アカンマ)。(4) 学名の由来は、ヤスデが「馬陸(やすで)」とよばれること、本種が赤と黒の体色の美麗種であること、そして赤馬節として歌に歌われる八重山諸島の民話に由来している。ヤエヤママルヤスデ(写真:島野 智之)法政大学 島野智之教授は、2023年に日本最大のヤスデであるヤエヤママルヤスデ(ヤスデ綱)を京都大学などのチームと共に新種として記載しました。ヤスデ(ヤスデ綱)は、ムカデなどと共に多足亜門を構成しています。ムカデは一般に他の小動物を捕食するため顎肢に毒をもつことが多いです。しかし、ヤスデは落ち葉などの腐植などの有機物を餌としており、動きも比較的ゆっくりで毒をもつ顎肢を持たず咬まれることはありません。ヤスデの英名はmillipedeであり、ラテン語で千(milli)の脚(ped)に由来するように、多足亜門の中でも体節が多く、1節あたり2対の脚をもっているのが特徴です。これまで和名「ヤエヤママルヤスデ」と呼ばれてきたマルヤスデ属Spirobolusの未記載種は、沖縄県・八重山諸島の石垣島と西表島、およびその間にある小浜島から記録されており、環境省版レッドリストに掲載され、絶滅危惧II類(VU)とされながらも、分類学的位置づけは長らく未解決でした。しかし、本種の保全を考える上で、分類学的に明確にすることは必要であるため、環境省レッドリスト委員である島野教授は、加藤大河京都大学理学研究科大学院生、中野隆文同准教授、高野光男氏(元レッドリスト委員)と共に、本種の分類学的研究を行いました。本論文では、形態学的および分子生物学的アプローチにより、ヤエヤママルヤスデの分類学的位置づけを検討しました。形態は、前脚の形態、後脚の形態、および後脚の側縁に4つの鋸歯を持つ点で中国大陸や台湾の固有種とは異なっていました。核の28SリボソームRNA遺伝子、ミトコンドリアのCOI遺伝子及び16SリボソームRNA遺伝子の部分塩基配列の情報はSpirobolus属に所属している事を示唆しました。これらの情報に基づいて、本種ヤエヤママルヤスデをSpirobolus akamma Kato, Takano, Nakano and Shimano, 2023として新種記載しました(学名読み:スピロボルス・アカンマ)。本種は、体長6.5cm~7.5cmであり日本最大です。学名のakamma「赤馬(あかんま)」は、ヤスデの脚がたくさんの馬が駆ける様に動くことから「馬陸(やすで)」とよばれることと、本種が赤と黒の体色の美麗種であること、そして赤馬節として歌に歌われる八重山諸島の民話に由来しています。1670年頃の話で、おめでたいときに歌われる歌ではありますが、主人のことを慕う従順な赤い馬の悲しい物語でもあります。本種は現地でも個体数が減少しており、今後、ますます保全の対象として、重要かつ貴重な種となります。発表雑誌:Species Diversity(スピーシーズ・ダイバーシティ)誌2023年1月12日(木)に公開論文タイトル:Taxonomic Assessment of a Threatened Large Millipede Endemic to the Southern Ryukyu Islands, Japan: a New Species of Spirobolus (Diplopoda: Spirobolida: Spirobolidae) from the Yaeyama Islands(英文)著者:Taiga Kato, Mitsuo Takano, Takafumi Nakano, and Satoshi Shimano 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月12日法政大学自然科学センター/国際文化学部(島野 智之 教授)と京都大学大学院農学研究科(刑部 正博 准教授)の研究グループは、このたびカベアナタカラダニが真っ赤な体色なのは、春先の紫外線から体を守る抗酸化物質を大量に蓄積しているためであったことを解明しました。天敵に見つかりやすいのではないかと人間は心配になりますが、天敵となる昆虫(アリなど)の多くは可視光のうち赤色光は見えていないため、派手に赤い色をしているからといって天敵に見つかりやすい訳ではないと考えられます。カベアナタカラダニ(写真:根本 崇正氏 提供)【発表のポイント】(1)春先のコンクリート壁でみつかるカベアナタカラダニ Balaustium murorum(Hermann)は、アナタカラダニ属に所属し、いずれの発育ステージでも花粉を主な食料とする。本種は北半球(主にユーラシア大陸)に広く分布しているが、なぜ赤い目立つ色なのか、世界中で疑問を持つ人が多いにもかかわらず、科学的に調べられたことがなかった。(2)3月に孵化し活動を始め、梅雨の時期に卵を産んで、次の春まで卵で休眠する。生存活動の中心である春先の強い紫外線と、輻射熱で40度以上になる生活環境に耐えることが、最も重要な生存への課題のひとつである。(3)カベアナタカラダニの赤色の色素をHPLCで測定したところ、抗酸化作用をもつケトカロテノイドであるアスタキサンチンと3-ヒドロキシエキネノン(主要カロテノイドのそれぞれ60%と38%)と、少量のβ-カロテン(2%)から構成されていた。ミカンハダニは、知られているダニのうちで、アスタキサンチンの量が、かなり多い種であるが、カベアナタカラダニのアスタキサンチン濃度はミカンハダニの127倍もの量であった。このため体色が赤であった。(4)アリや捕食性カメムシなど、カベアナタカラダニを捕食する昆虫は通常、赤に対する視細胞を持たないため、人間が心配するほど、カベアナタカラダニの派手な赤色は、捕食者の採食行動に影響を与えてはいないと考えられる。カベアナタカラダニ Balaustium murorum(Hermann)は、派手な赤い体色を持つ花粉食性の自由生活型ダニで、本種や類似種は北半球(主にユーラシア大陸)に広く分布しているが、なぜ赤い目立つ色をしているのか、世界中で疑問を持つ人が多いにもかかわらず、これまで科学的に調べられたことがなかった。本種の所属するアナタカラダニ属 Balaustiumは、他のタカラダニ科 Erythraeidaeのダニ類とは大きく異なり、(1)和名のもとになっている、ウルヌラという特徴的な分泌器官(穴)をもち、(2)幼虫の時代に昆虫に寄生することはなく全ての世代で、主に花粉を餌とするという特徴を持っている。本種カベアナタカラダニは春先(東京では3月半ば)に発生し、文字通りコンクリート壁など人造構造物の日当たりの良い場所に生息し、梅雨の頃に卵を産んで、次の春まで卵で休眠する。このため、カベアナタカラダニは、春先の強い紫外線(UV-B)や輻射熱などの過酷な環境において、活性酸素の生成による酸化ストレスにさらされる。例えば同じダニでは、植物の葉上に生息し、強い日光にさらされるミカンハダニ Panonychus citriは、抗酸化作用のあるアスタキサンチンを合成・蓄積し、酸化ストレスから身を守る事が知られている。そこで、カベアナタカラダニの色素中のカロテノイド組成を測定した。主要なカロテノイドを同定するために、カベアナタカラダニの雌の生体内の色素と、それを脱エステル化した色素を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で分析した。その結果、カベアナタカラダニの派手な赤色の色素は、抗酸化作用をもつケトカロテノイドであるアスタキサンチンと3-ヒドロキシエキネノン(主要カロテノイドのそれぞれ60%と38%)と、少量のβ-カロテン(2%)から構成されていた。ミカンハダニは、知られているダニのうちで、アスタキサンチンの量(タンパク質あたり)が、かなり多い種であるが、カベアナタカラダニのアスタキサンチン濃度(334.8 ng/μg protein)はミカンハダニ(2.63 ng/μg protein)の127倍もの量であった。この量は報告のある甲殻類などの微小節足動物中でも最も高いレベルの値であった。餌となる花粉からカベアナタカラダニが合成・蓄積するケトカロテノイドは高い抗酸化活性を持つため、コンクリート壁など生息環境における太陽紫外線や放射熱による厳しい環境下で、カベアナタカラダニの生存を助けているものと思われる。抗酸化活性をもつケトカロテノイドを高濃度で蓄積していたため、本ダニ種は体が派手な赤色であった。アリや捕食性カメムシなど、カベアナタカラダニを捕食する昆虫は通常、赤に対する視細胞を持たないため(赤を識別できないため)、人間が心配するほどカベアナタカラダニの派手な赤色は、これらの捕食者の採食行動に影響を与えてはいないと考えられる。発表雑誌:Experimental and Applied Acarology(エクスペリメンタル・アンド・アプライド・アカロロジー)誌2022年12月13日(火)に公開論文タイトル:The flashy red color of the red velvet mite Balaustium murorum(Prostigmata:Erythraeidae) is caused by high abundance of the keto-carotenoids, astaxanthin and 3-hydroxyechinenone(英文)著者:Masahiro Osakabe & Satoshi Shimano* (*責任著者) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月23日法政大学スポーツ・メディアプラットフォーム研究プロジェクトは12月17日(土)に公開イベント「法政スポーツブランディング会議」を法政大学多摩キャンパス 百周年記念館およびオンライン(Zoom)で開催します(参加費無料)。「法政スポーツブランディング会議」開催告知ポスター2部構成となっている本イベントの第1部では、本学の卒業生で、在学中は法政大学アメリカンフットボール部主将を務め、卒業後はタレントやアメリカンフットボールの選手として活躍されているコージ・トクダ氏をお招きしたトークショーを行います。また、第2部では、本プロジェクト関係者と来場の皆様で、法政大学のブランドを向上させるためには、どのように法政スポーツを発信したら魅力的に伝わるのか、一緒に議論をして考えていきます。本イベントは、学内外問わずどなたでもご参加いただけます。<開催概要>■論題 : 「法政スポーツブランディング会議」■開催日時 : 2022年12月17日(土)13:00~15:30■会場(開催方法): 法政大学多摩キャンパス 百周年記念館(町田市相原町4342)およびオンライン開催(Zoom)■会場アクセス : ・京王線めじろ台駅またはJR中央線西八王子駅より京王バス「法政大学行」・JR横浜線相原駅より神奈川中央交通バス「法政大学行」または「大戸行」いずれも「法政大学」下車■プログラム : 13:00~14:00 第1部コージ・トクダ氏トークショー(タレント・俳優・元法政大学アメリカンフットボール部主将)14:15~15:30 第2部法政スポーツのメディア発信シンポジウム■参加費 : 無料■申込方法 : 対面で参加希望の方は、事前のお申し込みは不要です。オンライン(Zoom)で参加希望の場合、「12/17イベント参加希望」の旨 sports@hosei.ac.jp までメールでお申し込みください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月13日法政大学大学院は、12月17日(土)に第47回まちづくり都市政策セミナー「新たな地域主義の構想に向けて」を開催します。(参加費無料、事前申込制)第47回まちづくり都市政策セミナー開催告知ポスター2021年度のまちづくり都市政策セミナーでは、「コロナ、都市の危機と再生を問う」をテーマとして、持続可能な都市への道筋について考えました。特に基調講演「今、真の都市再生とは?―自然・歴史・コモンズから」(陣内秀信/法政大学特任教授)では、1970年代のポスト高度経済成長期に登場した「地域主義」を想起し、あらためて地域固有の自然・歴史を基盤として社会・経済を持続させる「新たな地域主義」が提唱されました。そこで2022年度の本セミナーでは、近年、SDGsとともに、地域循環共生圏などの考え方や実践が各地に広がっていることもふまえながら、時代を導く価値の転換を図るために、まず、水俣文学を築いた石牟礼道子の世界観の核心にある「生命たちの賑わい」に着目し、書き残された言葉と響き合う地域の営みとともに日本社会をとらえ直します。さらに、人口減少時代の空き家問題に象徴される社会システムの限界を乗り越えるために、私的所有権を相対化しながら自治・協同の再構築をめざす「現代総有」の考え方や、地域の自然・歴史・共同体・文化の結晶である食の可能性から、21世紀における「新たな地域主義」の構想への手がかりを得たいと思います。<開催概要>■日時 : 2022年12月17日(土)10:00~15:30■会場 : 法政大学市ケ谷キャンパス※コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底したうえでの開催となります。※感染拡大状況によっては、オンラインに切り替えることもありますことをご了承ください。その場合、当日までに申込者のメールアドレスにご連絡いたします。■詳細 : 法政大学大学院ホームページ セミナー案内 ■申込 : ■プログラム: 10:00~ 開会10:10~11:20 基調講演「石牟礼道子の世界と地域の未来~生命たちの賑わいを感じ取れるか?~」田中 優子(法政大学名誉教授)11:40~12:50 ポスターセッション(学生による研究・実践発表)13:00~15:30 分科会1「共同性の再構築~現代総有の提唱と実践」分科会2「食が紡ぐ地域の可能性」■参加費 : 無料 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月17日法政大学(総長:廣瀬 克哉)は、11月21日から12月3日まで、「KANDAI×HOSEI SDGs WEEKs 2022」と、初開催となる「HOSEI DIVERSITY WEEKs 2022」を同時開催します。期間中は合わせて20以上のプログラムを実施し、対面・オンラインで、SDGsやダイバーシティについて学び、実践するための多様な機会を提供します。法政大学が「SDGs WEEKs」「DIVERSITY WEEKs」を開催1. 「KANDAI×HOSEI SDGs WEEKs 2022」の開催法政大学は、2018年12月にSDGsに関する総長ステイトメントを発表し、大学全体としてSDGs達成に向けた取り組みをより一層加速することを宣言し、多様な活動を展開してきました。2019年度よりHOSEI SDGs WEEKsを実施しており、4回目となる今回は、関西大学と共催で、「KANDAI×HOSEI SDGs WEEKs 2022~実践知を磨き、考動する2週間~」を開催します。本イベントは、SDGsを実践するにあたって必要な「実践知」を磨き、持続可能な社会の姿について主体的に考えて動く「考動」するための多様なプログラムを実施します。学生や教職員だけでなく、一般の方が参加できるプログラムもあります。2. 「HOSEI DIVERSITY WEEKs 2022」の開催法政大学は、2016年6月に「法政大学ダイバーシティ宣言」を発表し、性別、国籍、年齢などにかかわらず、多様な背景を持つ学生・教職員の活躍の場が広がり、それぞれの能力が飛躍する大学を目指して、活動を展開してきました。昨年度までは、主に教職員対象のシンポジウムや研修を実施していましたが、今年度初めて学生や教職員を対象とした「DIVERSITY WEEKs 2022 知ることからはじめるダイバーシティ~少しの変化が大きな変化に~」を開催することにいたしました。多様な視点からダイバーシティを学び、考えるプログラムを実施します。【開催概要】■期間 2022年11月21日(月)~12月3日(土)<SDGs WEEKs>■プログラム:SDGs企業/自治体セミナー、SDGs参加型イベント、高大連携SDGsワークショップ等■参加対象 :法政大学学生・付属校生・教職員、関西大学学生・教職員、一般の方※参加対象者はプログラムごとに異なります。詳細及び参加申込は以下の特設ページをご覧ください。【SDGs WEEKs特設ページ】 <DIVERSITY WEEKs>■プログラム:シンポジウム、講座シリーズ、レインボーラウンジ、LGBTQ等に関する個別相談等■参加対象 :法政大学学生・付属校生・教職員、関西大学学生・教職員※参加対象者はプログラムごとに異なります。詳細及び参加申込は以下の特設ページをご覧ください。【DIVERSITY WEEKs特設ページ】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月11日法政大学沖縄文化研究所は、創立50周年記念プロジェクトのひとつとして、シンポジウム「いま沖縄を語る言葉はどこにあるか―復帰50年目のジャーナリストたちの挑戦―」を11月26日(土)に法政大学市ケ谷キャンパスで開催、YouTubeで同時配信します。沖縄の施政権が米国から日本へ返還されて50年を迎えた2022年、沖縄において<復帰50年>はどのように迎えられ、どのように報じられてきたのでしょうか。「沖縄」と「本土」それぞれを拠点にしているジャーナリストの視点から、沖縄をめぐる報道の現状と今後について考えます。法政大学沖縄文化研究所創立50周年記念シンポジウム「いま沖縄を語る言葉はどこにあるか―復帰50年目のジャーナリストたちの挑戦―」【開催概要】■テーマ :「いま沖縄を語る言葉はどこにあるか―復帰50年目のジャーナリストたちの挑戦―」■日時 :2022年11月26日(土) 13:00~16:00(予定)■場所 :法政大学市ケ谷キャンパス富士見ゲート4階 G402教室■パネリスト:松元 剛氏(琉球新報)謝花 直美氏(沖縄タイムス)佐古 忠彦氏(TBS)鎌倉 英也氏(NHK)■パネルディスカッション司会:新崎 盛吾氏(共同通信)■対象 :一般■参加費 :無料■形式 :対面実施+YouTube同時配信※当日の録画データを後日YouTubeで配信する予定です。※YouTube視聴方法については、沖縄文化研究所ウェブサイト( )をご確認ください。【参加申し込みについて】会場での参加を希望する方は、以下URLよりお申込みください。 申込期日:2022年11月22日(火)※申込者が上限に達した場合は、その時点で締め切りとなります。【法政大学沖縄文化研究所について】法政大学沖縄文化研究所は、沖縄が日本に復帰した1972年に創設。沖縄の問題が日本の大きな政治課題となり、沖縄の実情を本土に知らせるために設置されました。開設以来、沖縄の島々を学際的な視点から総合的にとらえるための調査研究を積み重ねており、近年はアジア地域にまで視野を広げ、その中に沖縄を位置づける多彩な研究活動も行なっています。社会に開かれた研究機関として、紀要『沖縄文化研究』、『琉球の方言』等刊行物の発行、関連講座、シンポジウム等の開催、沖縄関係文献、資料の収集と閲覧提供をしています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月10日法政大学大原社会問題研究所は、12月7日(水)に法政大学多摩キャンパス(東京都町田市)で第14回大原社研シネマ・フォーラム「戦車闘争」を開催します(参加費無料、事前申込不要)。第14回大原社研シネマ・フォーラム「戦車闘争」【今までほとんど語られてこなかった“闘争”の真実を探る、衝撃のドキュメンタリー】ベトナム戦争終盤を迎えていた1972年、アメリカ軍は破損した戦車を神奈川県相模原市の相模総合補給廠で修理し、再び戦地に送るべく横浜ノース・ドックへ輸送していた。それを知って憤った市民がノース・ドック手前で座り込みを敢行、戦車の輸送は断念された。この事件をきっかけに相模総合補給廠の前にはテントが立ち並び、およそ100日間におよぶ抗議活動が始まる。映画「戦車闘争」は、座り込みに参加していた者から彼らを排除する側までのあらゆる当事者や専門家など総勢54人の証言によって、日本現代史上希にみる政治闘争の顛末を明らかにする白熱のドキュメンタリー映画である。上映後に、小池 和洋氏(「戦車闘争」企画・プロデューサー・インタビュアー)によるトークも行われます。【開催概要】■日時 : 2022年12月7日(水) 17:20~20:00(開場17:00)■会場 : 法政大学多摩キャンパス EGG DOME 5階ホール (アクセス)京王線めじろ台駅、JR横浜線相原駅、JR中央線西八王子駅より法政大学行バス利用■プログラム: 17:20~19:15 上映「戦車闘争」19:25~20:00 トーク 小池 和洋氏(「戦車闘争」企画・プロデューサー・インタビュアー)■参加 : 参加費無料■申し込み : 不要(どなたでも参加できます)■その他 : 詳細は下記URL(大原社会問題研究所ウェブサイト)をご確認ください。 【大原社会問題研究所】1919(大正8)年に大阪で創立。1949年に法政大学と合併、現在に至る。100年の歴史を誇る社会科学の分野ではわが国で最も古い歴史を持つ研究所。『大原社会問題研究所雑誌』(月刊)、『日本労働年鑑』、研究所叢書をはじめ、出版活動も積極的に展開。21世紀に生起する労働問題の解明を中心にしながら、同時にジェンダー、社会保障、環境、貧困などの諸問題の研究にも力を入れている。研究所所蔵の図書・資料は、社会・労働問題関係図書をはじめとする約21万冊。その他、貴重書、ビラ・チラシなどの原資料、ポスター・写真・バッジなどの社会運動関係の現物資料など多数を所蔵。インターネットを通じた情報公開と研究支援も積極的に展開している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月07日学校法人法政大学と株式会社ZOZOは、学生が企画・製作に携わったスウェットを10月21日(金)から期間限定で受注販売します。本企画は、4つの私立大学とZOZOTOWNのコラボレーション企画の一環として行われます。トレンドアイテムとしても人気のアメリカの大学ロゴが使われているカレッジロゴスウェットをインスピレーション源にし、各大学のロゴやイメージカラー、関連するモチーフなどをデザインに落とし込み、“日本版”のカレッジロゴスウェットを各大学から販売するという企画です。ゼミで学んだ商品開発や販売促進を実践スウェットの企画・製作を手掛けたのは法政大学経営学部でマーケティングを学んでいる西川英彦教授のゼミナール生たちです。普段ゼミナールで勉強している商品開発や販売促進を実践的に学べる機会として、今回の企画を位置付けています。4年生が中心となり、新型コロナウイルス感染症の拡大により活動が制限されていた分、これまでに学んだことを本企画で活かしたいという思いで携わりました。主なターゲットを同世代の大学生と設定し、同じ学生の目線で見える「ニーズ」を探るためにディスカッションを重ねました。今後は販売促進のための広報活動に取り組んでいきます。商品は、アメリカの大学のロゴスウェットを多数制作しているブランド「Russell Athletic」のスウェットを使用しています。王道のカレッジロゴデザインと大学のエンブレムをプリントしたスウェット(グレー・ブルー)と、法政大学の学生には馴染みのある「ボアソナード博士」(明治16年に法政大学の前身である東京法学校の教頭に就任)をイラストにしたスウェット(グレー・オレンジ)の2型・各2色を展開します。学生たちは「体育会の応援はもちろん、日常でも多く着てもらいたいと考えています。大学ロゴデザインは応援のときなど法政大学をアピールするために、ボアソナード博士デザインは“一見大学とのコラボ商品には見えないが、法政の学生ならわかるデザイン”のため、普段着として、このスウェットを着て“法政愛”を表現してもらいたいです」と商品に懸ける思いを語ります。商品の概要は以下の通りです。<商品概要>商品名: スウェット色・サイズ: 2型・各2色(グレー/ブルー、グレー/オレンジ)・S~XL価格: 5,000円+税販売元: ZOZOTOWNコラボスウェット商品ページ※10月21日(金)正午より商品公開販売期間: 2022年10月21日(金)正午~2022年11月4日(金)11:59(画像はプレスリリースより)【参考】※販売ページ
2022年10月20日学校法人法政大学(東京都千代田区)と株式会社ZOZO(千葉県千葉市)は、学生が企画・製作に携わったスウェットを10月21日(金)から期間限定で受注販売します。本企画は、4つの私立大学とZOZOTOWNのコラボレーション企画の一環として行われます。トレンドアイテムとしても人気のアメリカの大学ロゴが使われているカレッジロゴスウェットをインスピレーション源にし、各大学のロゴやイメージカラー、関連するモチーフなどをデザインに落とし込み、“日本版”のカレッジロゴスウェットを各大学から販売するという企画です。着用イメージ(モデルは本学学生)スウェットの企画・製作を手掛けたのは法政大学経営学部でマーケティングを学んでいる西川英彦教授のゼミナール生たちです。普段ゼミナールで勉強している商品開発や販売促進を実践的に学べる機会として、今回の企画を位置付けています。4年生が中心となり、新型コロナウイルス感染症の拡大により活動が制限されていた分、これまでに学んだことを本企画で活かしたいという思いで携わりました。主なターゲットを同世代の大学生と設定し、同じ学生の目線で見える「ニーズ」を探るためにディスカッションを重ねました。今後は販売促進のための広報活動に取り組んでいきます。商品は、アメリカの大学のロゴスウェットを多数制作しているブランド「Russell Athletic」のスウェットを使用しています。王道のカレッジロゴデザインと大学のエンブレムをプリントしたスウェット(グレー・ブルー)と、法政大学の学生には馴染みのある「ボアソナード博士」(明治16年に法政大学の前身である東京法学校の教頭に就任)をイラストにしたスウェット(グレー・オレンジ)の2型・各2色を展開します。着用イメージ(モデルは本学学生)学生たちは「体育会の応援はもちろん、日常でも多く着てもらいたいと考えています。大学ロゴデザインは応援のときなど法政大学をアピールするために、ボアソナード博士デザインは“一見大学とのコラボ商品には見えないが、法政の学生ならわかるデザイン”のため、普段着として、このスウェットを着て“法政愛”を表現してもらいたいです」と商品に懸ける思いを語ります。商品の概要は以下の通りです。<商品概要>商品名 : スウェット色・サイズ: 2型・各2色(グレー/ブルー、グレー/オレンジ)・S~XL価格 : 5,000円+税販売元 : ZOZOTOWNコラボスウェット商品ページ ※10月21日(金)正午より商品公開販売期間 : 2022年10月21日(金)正午~2022年11月4日(金)11:59商品イメージ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月18日法政大学比較経済研究所は10月20日(木)に公開講演会「スポーツが楽しくなる経済学」を法政大学多摩キャンパス及びオンライン(Zoom)で開催します(参加費無料)。この講演では、スポーツ関連のデータを利用し、経済学の様々なトピックスを学びます。具体的には、行動経済学で学ぶ損失回避選好、労働経済学で学ぶ職場差別、ゲーム理論で学ぶ信頼ゲームなどをスポーツを題材にして解説し、経済学の面白さを伝えます。公開講演会「スポーツが楽しくなる経済学」【概要】■論題 : 「スポーツが楽しくなる経済学」■開催日時 : 2022年10月20日(木) 15:30~17:10■会場(開催方法) : 法政大学多摩キャンパス 経済学部棟102教室(町田市相原町4342)・京王線めじろ台駅またはJR中央線西八王子駅より京王バス「法政大学行」・JR横浜線相原駅より神奈川中央交通バス「法政大学行」または「大戸行」いずれも「法政大学」下車及びオンライン開催(Zoom)■イントロダクション: 田村 晶子(法政大学比較経済研究所 所長)■講師 : 佐々木 勝 氏(大阪大学大学院経済学研究科 教授)■参加費 : 無料■申込方法 : 対面で参加希望の方は、事前お申込みは不要です。オンライン(Zoom)で参加希望の場合のみ事前登録制になります。「10/20公開講演会申込み」の旨、比較経済研究所( ices@adm.hosei.ac.jp )までメールでお申込みください。■その他 : 詳細は以下の比較経済研究所ウェブサイトをご覧ください。 【法政大学比較経済研究所について】比較経済研究所は、日本および諸外国とりわけ東・東南アジア地域の経済について国際比較の観点を重視して、包括的な研究を遂行することを目的としています。本研究所は1984年に設立され、今日まで多くの優れた研究成果を発表してきました。21世紀に入り、経済のグローバル化、各国経済の相互依存関係は著しく進展しています。また日本経済は近年アジア諸国との連携が一層深まっています。したがって、日本を中心とする各国経済の比較研究の分野に独自の領域の開拓を目指す本研究所の果たす役割は従来にも増して重要になってきました。比較経済研究所ウェブサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月14日法政大学は、2022年11月3日(木・祝)に、理系分野の研究・技術の内容・成果を紹介する「法政科学技術フォーラム2022(法政大学理系学部・研究所 主催/法政大学理系同窓会 後援)」を対面及びオンラインで開催します。法政大学の理系学部は、情報科学部、デザイン工学部、理工学部、生命科学部、大学院理系研究科は、情報科学研究科、デザイン工学研究科、理工学研究科、総合理工学インスティテュート(IIST)が設置され、多くの優れた学生を世に輩出しています。また、小金井キャンパスを拠点に、マイクロ・ナノテクノロジー研究センター、イオンビーム工学研究所、情報メディア教育研究センターが日々研究を進めています。当日は法政大学の理系学部・研究所に所属する17名の教員が、自身の研究内容とその成果を紹介、研究所の案内等を行います。また、米国電気電子学会(IEEE)やヨーロッパ連合アンテナ伝播機構(EurAAP)など、数々の機関から研究内容が表彰された中野 久松名誉教授の特別講演を行い、同時にライブ配信もします。なお、研究室紹介、特別講演の一部については、12月5日(月)から「法政科学技術フォーラム2022」の特設サイトで配信します。【特設サイト 】<開催概要>■日時 11月3日(木・祝)11時~16時■場所法政大学小金井キャンパス西館(〒184-8584 東京都小金井市梶野町3-7-2)JR中央線 東小金井駅より徒歩約15分、またはバス「関野橋循環」または「本町五丁目行」乗車、「法政大学」下車約5分■プログラム(1)特別講演14時~15時 西館地下1階マルチメディアホール法政大学 名誉教授 中野 久松「アンテナ科学技術の進展 自然系アンテナから超自然系アンテナの出現まで」(2)研究室・研究所紹介、ポスターセッション11時~16時 西館1階学生ラウンジ、地下1階●研究室・情報科学部コンピュータ科学科 黄 潤和(人工知能研究室)ディジタルメディア学科 高村 誠之(メディア情報処理研究室)・デザイン工学部建築学科 宮田 雄二郎(建築構造工学研究室)都市環境デザイン工学科 山本 佳士(構造解析研究室)システムデザイン学科 山田 泰之(メカニズムデザイン研究室)・理工学部機械工学科 平野 利幸(流体機械研究室)電気電子工学科 佐々木 秀徳(電機システム設計研究室)応用情報工学科 尾川 浩一(画像工学研究室)経営システム工学科 木村 光宏(信頼性工学研究室)創生科学科 田中 幹人(学際宇宙研究室)・生命科学部生命機能学科 西川 正俊(細胞メカニクス研究室)環境応用化学科 森 隆昌(環境粉体工学研究室)応用植物科学科 鍵和田 聡(植物病生理生態学研究室)●研究所イオンビーム工学研究所 三島 友義マイクロ・ナノテクノロジー研究センター 石垣 隆正情報メディア教育研究センター ハスナイン ネハル■参加費 無料■申し込み 不要 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月12日法政大学自然科学センター・国際文化学部 島野 智之教授、京都先端科学大学バイオ環境学部 清水 伸泰教授、昭和大学富士山麓自然・生物研究所 蛭田 眞平准教授ら研究グループは、ヨーロッパでチーズの熟成に用いるダニを解析した結果、互いに遠く離れた工房であっても、同種のチーズコナダニであることを発見しました。図.各チーズの熟成庫、左からミルベンケーゼ、ミモレット、アーティズー(上段).ミルベンケーゼ(左)とチーズコナダニ(右)(下段)、(チーズコナダニの写真撮影:根本 崇正氏).【発表のポイント】(1) ヨーロッパでは何世紀にもわたって伝統的製法として熟成にダニを用いるチーズがある。このダニはコナダニ類で、フランスではチーズのダニは小さいものの代表として18世紀から文学にもたびたび登場している。法政大学島野教授ら研究チームはドイツのミルベンケーゼ(Milbenkase、Milben=ダニ、Kase=チーズ、ダニ・チーズの意)、フランスのミモレット(Mimolette)、アーティズー(Artisou)の3つのチーズ工房の熟成庫、及びパリと日本のチーズ専門店で買った履歴のしっかりしたそれぞれミモレットとライオル(Laguiole)から直接ダニを採集し、形態情報と遺伝子解析によって調べたところ、チーズのダニはチーズコナダニTyrolichus casei(Oudemans,1910)という1種のみであった。学名のcaseiはチーズという意味である。(2) チーズ工房のコナダニは代々その地域で育つ固有のダニ、「蔵付き酵母」ならぬ「蔵付きダニ」なのか?という疑問を解決すべく、チーズコナダニを、超並列DNAシークエンサーを用いて、各チーズ熟成庫の間のコナダニの遺伝構造を解析した。結果はそれぞれ500km以上、遠くはなれているチーズの産地間にもかかわらず、地理的な隔たりは遺伝子の解析結果からは見られなかった。(3) 熟成にダニを用いるチーズには独特の風味があるといわれている。我々は、チーズコナダニから“レモン香”の1成分であるネラールをガスクロマトグラフ質量分析計で検出した。本物質はフェロモンや抗カビ効果としてダニが分泌している可能性がある。一方、訪れた熟成庫の3つのチーズのひとつ、アーティズー(チーズ)自身からダニ由来のネラールは検出されなかった。このためダニがチーズへの直接的な風味付けに寄与していないようである。しかし、ミルベンケーゼとアーティズーはダニの付いている外側も一緒に食べるので、独特の風味も感じられる(ミモレットは外側を食べない)。ヨーロッパでは何世紀にもわたって伝統的製法として熟成にダニを用いるチーズがある。このダニはコナダニ類で、小さいものの代表として18世紀半ばから、パスカルの『パンセ』や、イソップ寓話などを集めたラ=フォンテーヌの『寓話』などフランス文学にもたびたび登場している。法政大学自然科学センター・国際文化学部 島野 智之教授、京都先端科学大学バイオ環境学部 清水 伸泰教授、昭和大学富士山麓自然・生物研究所 蛭田 眞平准教授などの研究グループは、ドイツのライプチヒの郊外のヴュルヒヴィッツのミルベンケーゼ(Milbenkase、Milben=ダニ、Kase=チーズ、ダニ・チーズの意)、フランドル地方ベルギーとの国境のフランスのミモレット(Mimolette)、フランス中央高地のオーベルニュ地方のアーティズー(Artisou)の3つのチーズ工房の熟成庫、及びパリや日本のチーズ専門店で買った履歴のしっかりしたそれぞれミモレットと、オーベルニュ地方のライオル(Laguiole)から直接ダニを採集し、形態情報と遺伝子解析によって調べた。すると伝統的にダニを熟成に用いている遠く離れた3つのチーズ産地の5つのチーズのダニは全てチーズコナダニTyrolichus casei(Oudemans, 1910)という同一種であった。学名のcaseiは「チーズ」という意味である。パリの市場(マルシェ)のチーズ屋さんで購入したチーズのダニは、別種のアシブトコナダニなどであった。フランスでも熟成されたチーズには、意図せずダニが付くことも普通だが、アシブトコナダニ等が多い。遠く離れた伝統のある3つのチーズの産地のチーズ熟成庫では唯一、チーズコナダニという種が熟成に使われていることになるが、もちろん人間が意図して本種を選んで使っていたわけではない。なぜか、伝統的なチーズの熟成に用いられていたダニが、いずれのチーズ工房でも、結果的に本種チーズコナダニであったということになる。この理由は良く解かっていない。ダニを使う熟成方法を丁寧に、何百年もおこなっている伝統的なチーズ工房ではチーズコナダニに置き換わるのかもしれない。裏を返せば、チーズコナダニがいるチーズ工房は、何百年も伝統が続いているダニを熟成に用いるチーズ工房と同じように、丁寧な管理が行われているといえるのかもしれない。近年、テロワール(terroir)と言う言葉が広まっているが、もともと「土地」を意味するフランス語のterre(英earthあるいはland)から派生した言葉で、ワインの味わいに関係するブドウの生育地の土壌、気候、風土、人的要因など土地固有である自然環境要因を意味する。日本酒には「蔵付き酵母」として醸造蔵に棲み着いている酵母によって、独自の日本酒の風味がでるとする考え方もある。では、伝統的に何世紀にもわたって熟成過程でコナダニを使い続けてきたチーズ工房のダニは唯一、チーズコナダニという種であったことはわかったが、「蔵付き酵母」ならぬ「蔵付きダニ」は、厳密な意味で代々その地域で育っているダニなのか?という疑問が残った。つまりそれぞれの土地固有あるいは、熟成庫固有のダニ系統が代々存在してそれぞれのチーズの風味付けに貢献しているのかどうかを調べた。3つの産地からの5つのチーズのチーズコナダニを、超並列DNAシークエンサーを用い、MIG-seq法によって、各チーズ熟成庫の間のコナダニの遺伝構造を解析した。結果は、ドイツ(ヴュルヒヴィッツ)と、フランス北部(フランドル地方)そしてフランス中南部(オーベルニュ地方)とそれぞれが500 km以上遠くはなれている産地の距離にもかかわらず、地理的な隔たりは遺伝子構造の解析結果には見られなかった。通常、地理的な差違がダニの遺伝構造にみられてよいが、それが見られない理由を現在のところ明瞭に説明することは出来ない。たとえば、古くローマの時代、ケルト人に育まれた熟成チーズが広くヨーロッパに輸出されていたことは解っているので、冷蔵庫がない時代に、チーズと共に、チーズコナダニもヨーロッパ全体に広まった。そして、時代や管理手法によってその多くはいなくなり、ダニが好むチーズ工房でしか生き残っていないのではないか。あるいは、ミツバチの古巣で本種チーズコナダニが多数みつかることがあることから、ミツバチによって、遺伝的なシャッフルがおきているのかとも考えている。さて、熟成にダニを用いるチーズには独特の風味があるといわれている。我々は、チーズコナダニから“レモン香”のひとつの成分であるネラールをガスクロマトグラフ質量分析計で検出した。本物質はフェロモンや抗カビ効果としてダニが分泌している可能性がある。また、3つのチーズのうちのひとつ、アーティズー自身からこのネラールが検出されるかどうかを調べたが、検出されなかった。このためダニがチーズへの直接的な風味付けに寄与していないようである。しかし、ミルベンケーゼとアーティズーはダニの付いている外側も一緒に食べるので、独特の風味も感じられる(ミモレットは外側を食べない)。チーズが球形で全体がバスケットボールほどの大きさのチーズであるミモレットの場合、ダニがチーズの外皮を食べて穴をあけ表面積を増やすことによって、チーズ内部とのガス交換がより多く行われることが熟成で重要だといわれている。2013年、米国食品医薬品局(FDA)は生きたダニがいるとして、フランスのチーズ「ミモレット」1.5トンを税関で差し止めたことがある。しかし、問題はないとしてすぐに差し止めは解除された。ダニアレルギーの原因になるチリダニ類(ヒョウヒダニ類)とは、チーズコナダニは系統的に非常に離れた分類群であり、その原因にはなりにくい。強いアレルギー体質の方は注意が必要だが、フランスでダニが熟成に用いられているチーズによって、アナフラキシーショックが引き起こされた例はみつけられない。フランスではダニを使用したチーズ製造に法的規制はない( Article 10を参照のこと)。また、パンケーキ症候群といわれる、ダニが大発生した小麦粉でつくったお好み焼きなどで、アナフラキシーショックが起きた例があるが、この時にアナフラキシーショックが起きた原因の食品を調べると、チーズのダニとはくらべものにならないほど、桁違いに多くのダニが含まれていた事が知られている。むしろ、例えばダニが増えやすい、ダシ入りのお好み焼き粉などは密閉して冷蔵庫に保存し、賞味期限をすぎたものは食べないなどの配慮が必要である。フランス中央高地のオーベルニュ地方のアーティズーをつくっているチーズ工房に行くと、「私達は何も加えず、自然のままのミルクと、チーズの熟成を大切にしている」と語ってくれる。チーズを味わうということは、チーズの伝統とチーズが生まれ育った自然そのものを味わうと言うことになるのではないだろうか。以上の研究は、共同研究チームの島野 智之教授(法政大学自然科学センター・国際文化学部)、清水 伸泰教授(京都先端科学大学バイオ環境学部)、蛭田 眞平准教授(昭和大学富士山麓自然・生物研究所)が主にすすめた。(1) 発表雑誌:Experimental and Applied Acarology(エクスペリメンタル・アンド・アプライド・アカロロジー)誌 2022年7月11日(月)に公開論文タイトル:Do ‘cheese factory‐specific' mites (Acari: Astigmata) exist in the cheese‐ripening cabinet?(英文)著者:Satoshi Shimano, Shimpei F. Hiruta, Nobuhiro Shimizu, Wataru Hagino, Jun-ichi Aoki, Barry M. OConnor (2) 発表雑誌:Experimental and Applied Acarology(エクスペリメンタル・アンド・アプライド・アカロロジー)誌 2022年8月近日中に公開論文タイトル:Mite secretions from three traditional mite‐ripened cheese types: are ripened French cheeses flavored by the mites (Acari: Astigmata)?著者:Nobuhiro Shimizu, Barry M. OConnor, Shimpei F. Hiruta, Wataru Hagino, Satoshi Shimano 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月12日~株式会社Sumaplaは法政大学パートナーズに加盟し、産学で次世代のSDGs実践知人材の育成をめざす!~住まい探しの不満や不便をデジタルによって解消し 快適でスムーズなものに変える 株式会社Sumapla(本社:東京都渋谷区、代表取締役:宮坂哲二、以下「スマプラ」)は、法政大学(本部:東京都千代田区、総長:廣瀬克哉)の「法政大学SDGsパートナーズ」(以下、HSP)へ加盟し、パートナーとして協力し次世代のSDGs人材の育成を目指す。■スマプラの考えるSDGsスマプラとは、お部屋の貸し手と入居希望者がお部屋探しからお部屋の見学・申込み・審査まで非対面・非接触で完全スマホ完結できるサービスである。各お部屋情報には、SDGs貢献有無やSDGs寄与度を表示した、日本初のポータルサイトである。ポータルサイトにて、住む人の健康(体、心)に配慮したお部屋や地球環境維持に貢献するお部屋をひとめでわかるようにしている。これにより掲載してる貸主や不動産会社が環境問題、人種などの差別問題、ジェンダー問題などに対してきちんと対応していることを借り手にしっかりと伝え、貸し手の努力、考え方が成果に結びつくことを支援している■法政大学SDGsパートナーズ(HSP)とは法政大学の知的・人的資源や教育プログラムと企業や自治体等、産官学の多様なパートナーの実践力を融合させることで、新たな価値を創造し、答えのない社会的課題に、新たな解を生み出し得る次世代のSDGs人材育成を目指す仕組みである。HSPを通して、あらゆる場所でSDGs人材を輩出することが期待できる。■連携・協力内容(予定)(1)SDGs実践知ゼミナール、SDGsフィールドワーク、など多彩な教育プログラムを協働で展開(2)スマプラと学生の交流会、スマプラとHSPのステークホルダーとの交流会をオンライン・オフラインで実施(3)SDGsアイディアソンとして、学生とスマプラが協力し、柔軟な発想で社会課題解決を検討(4)その他、双方が協議した決定事項会社/学校 概要【株式会社Sumapla(スマプラ)】所在地:東京都渋谷区神宮前6-23-4代表者:代表取締役 宮坂哲二事業内容:不動産プラットフォーム「スマプラ」の開発・運営URL: Twitter : Instagram: Facebook : 【法政大学】所在地:東京都千代田区富士見2丁目17−1学長:総長 廣瀬克哉URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月08日法政大学(総長:廣瀬 克哉)は、SDGs達成のための教育・研究の推進及び学外との連携による多様なプロジェクトを積極的に展開するためのプラットフォームとして、2021年7月に「法政大学SDGsパートナーズ(HSP)」を設立し、このたび設立1周年を迎えました。HSPの趣旨に賛同し加盟した企業・団体数は37に及び、これまでに企業の方を招いてのセミナーやフィールドワークの実施など次世代のSDGs人材育成に関わる連携事業を数多く実施してきました。今後も加盟パートナーの拡充と活動の活性化を図り、SDGs達成のための教育プログラムを発展させていきます。【本件のポイント】・法政大学SDGsパートナーズ設立1周年・加盟パートナー数は1年間で37に増加・今後の連携事業のさらなる拡大・多様なパートナーとの連携による次世代のSDGs人材の育成<加盟パートナー一覧> ※2022年6月末時点、五十音順●朝日新聞社マーケティング戦略本部SDGs担当チーム、●Our Earth Song Festival、●(学)郁文館夢学園、●a-base consulting、●Ethical Choice((株)EXIDEA運営)、●KANDAI for SDGs推進プロジェクト、●(一社)共創教育機構、●グランパスコンサルティング(株)、●(一社)GREEN、●合同会社オフィスUKAWA、●(株)コトラ、●(株)ストル、●ソーシャル・エンラインメント株式会社、●SoZo(株)、●釣りバカ甲子園、●電気工事士デポ、●(株)東和エンジニアリング、●(株)ナカノアパレル、●(株)日本アメニティライフ協会、●(NPO法人)日本障害者乗馬施設フューチャーバレー、●(株)日本旅行、●(株)HAMONZ、●万生マーケティング合同会社、●(株)東海岸、●(株)富士通ラーニングメディア、●ホクセイプロダクツ(株)、●(一社)ボランティアプラットフォーム、●マッシュ&ルーム、●(株)マテックス、●(株)みずほ銀行、●(一社)michi、●三井住友海上火災保険(株)、●三輪田学園高等学校、●(株)メディアウィズ、●(株)モリサワ、●行政書士やまだ事務所、●(株)Liberty※法政大学SDGsパートナーズ紹介ページ( )◆これまでの本学のSDGsに関する取り組み2018年に法政大学SDGs+(プラス)プロジェクトが設置されて以降、2019年には「SDGsサティフィケートプログラム(修了証明書)」の開始、「HOSEI SDGs WEEK」の開催、2020年には「法政大学SDGs+プロジェクト2030アジェンダ」の策定、関西大学との連携事業「KANDAI×HOSEI SDGsアクションプランコンテスト」の開催、2021年には「法政大学SDGs実践知ゼミナール」の実施、日本の大学では初となるVoluntary University Review「SDGs+レポート」の発行など、学内のSDGsの気運醸成だけではなく、人材育成に関わるプログラムの展開や、SDGs推進の自己評価の仕組みを確立し、社会に対して発信してきました。※これまでの取り組みの詳細紹介ページ( ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月14日法政大学(総長:廣瀬 克哉)は、SDGsを推進する新たな教育プログラムとして「STARTプログラム(SDGs Target Active learning Revolutionary Trial Program)」を実施します。また、このプログラムは一般財団法人三菱みらい育成財団による2022年度助成事業に採択されました。STARTプログラムポスター「STARTプログラム」は、本学が有する知的資源を活用し、多様なパートナーと連携しながら、SDGsにかかわる課題を解決する実践力を養成する「ゼミナール編」と、その経験を理論的・体系的な知へと転換する「思考力養成編」の二層から構成されるプログラムです。正課外として設定される実践の「ゼミナール編」と一部の正課授業が組み込まれている学びの「思考力養成編」を行き来することで、学生が21世紀を生き抜くために必要な課題解決能力「問いをデザインする力」「固有の学問領域にとらわれない思考」「社会のために行動する実践力」を身に付けることが目的であり、また、企業との社会連携だけでなく、複数の連携大学を対象とした大学間連携事業として実施いたします。これらの点が評価されて、一般財団法人三菱みらい育成財団による2022年度助成事業に採択されました。【本件のポイント】・学生と社会人がともに学び、世代を越えた対話により未来をデザイン・大学間協働による大学の枠を越えたオープンコミュニティの形成・文理や学問の壁を越えた学びにより、専門分野の重要性と俯瞰的で幅広い教養分野の必要性を理解・現場を重視したフィールドワークを通じて、行動するためのSDGs実践力を修得・アウトプットを重視し、学びの成果を社会に積極的に発信・学びと実践の行き来により、学び続けるサイクルの生成◆STARTプログラム概要8月~3月の間にオンラインによる企業の講義・グループワークを計3回、現地フィールドワークを計1回、全体でのグループワークおよび発表を計4回行います。<参加対象大学>法政大学、千代田区キャンパスコンソ構成大学(※)、本学が連携する国内外の大学※大妻女子大学・同大学短期大学部、共立女子大学・同短期大学、東京家政学院大学、二松学舎大学<対象学部・学年>全学部・全学年が対象 ※定員を上回った場合、1・2年次を優先<募集定員>最大200名<ゼミナール編講師企業・テーマ> ※学生は以下いずれかの企業を選択●株式会社みずほ銀行我々共通の未来の実現に必須であるインパクトについて学ぶ●株式会社セブン&アイ・ホールディングス「未来志向で考えるサステナブルな商品開発」~想いを“形にする”ってどういうこと?~●三井住友海上火災保険株式会社三井住友海上による地方創生SDGsの取組み~地域企業のSDGs経営のサポート~●株式会社日本旅行観光が貢献する地域の未来●株式会社丸井サステナビリティ経営の体現 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月05日法政大学・関西大学・明治大学(以下、3大学)ではこのたび、3大学合同で、2年生向けのキャリア形成支援プログラム「CONNECT」を実施します。同プログラムは、3大学の学生や社会人とのオンラインのグループワークで「就職活動の先にある“働く”こと」や「他大学生の価値観」に触れ、卒業後のキャリアプランを主体的に選択する力を育成します。<本件のポイント>・法政、関西、明治の3大学連携による2年生向けキャリア形成支援プログラム・「就職活動の先にある“働く”こと」や「他大学生の“価値観”」に触れ、大学生活の過ごし方を考える・コロナ禍で大学生活や働くことに悩みを抱える学生に、貴重な出会いや繋がり、気付きの場を提供<プログラムの実施目的>近年の就職活動は、3年生の夏のインターンシップへの関心が高まった影響で、内々定獲得に至るまでの活動期間が事実上長期化しています。一方で学生は、コロナ禍の影響で、入学前に抱いていた大学生活へのイメージとのギャップや将来への不安を抱えながら大学生活を送っている現状があります。「CONNECT」は、連携協力協定(※1)を結ぶ3大学がこうした状況を共通の課題と捉え、2年生向けのキャリア形成支援プログラムとして共同して開発したものです。同プログラムの目的は、就職活動への早期の準備を促進することではありません。同プログラムで学んだことを授業やクラブ・サークル活動、アルバイト等の日常で実践することにより、参加学生が自身のキャリアプランを主体的に選択できるようになることを目的としています。また、コロナ禍で他大学の学生との交流の機会が形成しづらくなった中で、プログラムをきっかけとした大学間の垣根を超えた仲間づくりが視野の拡大や大学生活の充実につながることを期待しています。※1 法政大学・明治大学・関西大学の連携協力協定について3大学が連携協力して教育研究活動の一層の充実と質の向上を図り、学術の発展と有為な人材の育成に寄与することを目的に、2017年9月に締結されました。連携協力事項については、教育・研究のほか、産学連携、地域社会への貢献、学生の交流など多岐にわたっています。<プログラムの内容>6月18日(土)~8月6日(土)の期間にオンラインのグループワークを全3回行います。各回の参加人数は各大学から100名ずつ、計300名で、グループワークや参加学生同士のコミュニケーションにはOriginal Point株式会社(東京都千代田区)(※2)が提供する「ハタチのトビラ」(※3)を活用します。【スケジュール】(各回90分/全3回)<Day1>6月18日(土)13:30~15:00[テーマ]“自分っぽい”を考える(自己分析のノウハウを知る)/自己分析の方法論に触れ、ITツールを活用して自分っぽい軸や働き方について考える<Day2>7月9日(土)13:30~15:00[テーマ]“就活”を考える/企業の人事担当者からコロナ禍での就活のリアルを聞き、大学生活や就活について考える[ゲスト]ロート製薬株式会社 採用担当<Day3>8月6日(土)13:30~15:00[テーマ]“働く”を考える/興味が“働く”にどう繋がるかを考え、残りの大学生活の過ごし方や目標を設定する[ゲスト]コクヨ株式会社 ワークスタイル研究所 研究員【受講対象】学部2年生(特に以下に該当する学生)・コロナ禍で大学生活に不安がある ・将来やりたいことが漠然としている・大学生ならではの挑戦がしたい ・就活や“働く”に向けて準備したい・自分の軸を発見したい ・大学間を越えた友達の繋がりがほしい【受講人数】1コマ300名まで(各大学100名ずつ)【受講形態】オンライン【受講により期待される効果】〇日常の大学生活では繋がることが難しい、3大学の学生間の絆形成〇就職活動や働くことへの不安の解消※2 Original Point株式会社 ホームページ: キャリア開発3.0を掲げ、大学と企業向けに、時代に合わせた人材育成と適切なキャリア選択を後押しする仕組みづくりを行う。大学向けには、大学の理念に合わせて、初年次キャリア教育プログラムをカスタマイズ提供している。また、アメリカで定着している職業訓練の手法「ジョブシャドウイング」の“国内初”動画配信を含む、大学生の早期キャリア観育成を目的としたサービス「ハタチのトビラ」を展開する。※3 「ハタチのトビラ」( )3つの機能「ハタチのトビラ」3つの機能 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月09日