クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマンが出演する映画『聖杯たちの騎士』の予告編映像が公開になった。『天国の日々』『トゥ・ザ・ワンダー』のテレンス・マリック監督の作品で、気鋭の脚本家と6人の女たちのドラマが描かれる。聖杯たちの騎士』予告編映像映画の原題“Knight of Cups”はタロットカードでは“杯の騎士”と呼ばれることが多いカードで、正位置であれば積極的に行動することや熱い想いを意味し、逆位置では熱くなりすぎてしまったために目的を見失って失敗するなどの意味があるといわれている。映画は、ハリウッド映画の脚本を手がけ、派手な生活に溺れながら、様々な女性たちの間を渡り歩く脚本家リックが、女性たちとの記憶をたどりながら、自らの過去、自分が本当に求めていたものに歩んでいく様を描く。マリック監督の作品に出演を希望する俳優は多く、本作でもベイル、ポートマンら豪華キャストが集結。2005年の『ニュー・ワールド』からタッグを組んでいる撮影監督エマニュエル・ルベツキが本作でも撮影を手がけており、シーンによって、35ミリ、70ミリのフィルムとデジタル撮影を使い分けて圧倒的な映像を描き出している。また、マリック作品の常連にして名匠ジャック・フィスク(『マルホランド・ドライブ』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』)が本作でもプロダクションデザインを担当。予告編に登場するシーンだけでも喧騒的な都市や、雄大な自然が広がる場所など様々な場所が舞台になっており、マリック作品だけでなく、『レヴェナント』などで繰り返しチームを組んできたルベツキとフィスクのコンビがつくりだす重厚な世界を楽しむことができる。『聖杯たちの騎士』12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー
2016年10月07日11月に公開になる超大作映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の原作と脚本を手がけたJ.K.ローリングが、映画の公開に先がけて『北アメリカの魔法界』と題した新作をウェブサイト“ポッターモア”で独占公開しているが、このほど第3章“アメリカ合衆国魔法議会”が公開された。新作映画の舞台になるアメリカ合衆国魔法議会に関する物語が明かされる。特別映像はこちら魔法使いたちは、人間にその能力を気づかれぬよう注意を払いながら、各地で独自のコミュニティ、ルール、文化を築きあげており、新作映画では北アメリカの魔法界が舞台になっている。現在、ローリングが書き下ろしている『北アメリカの魔法界』は、新作映画の“起源”を描くシリーズだ。このほど公開になった新章で扱うのは、“マクーザ”と呼ばれる米国魔法省の誕生の物語。それはいかにして設立され、どのように運営されているのか? アメリカの独立戦争中にアメリカで暮らす魔法使いたちの間で起こった論争や、歴代の議長についての記載もあり、新作映画の主人公で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが1920年代にニューヨークにやってきた際に、議長を務めていたセラフィーナ・ピッカリ―に関する記述も登場する。“ファンタビ”は、『ハリー・ポッター』シリーズと世界観や歴史を共有しており、物語の背後にはこれまで描かれることがなかったドラマやエピソード、キャラクターがたくさん存在する。新作映画ではその中でも多くの人々の興味を集めていた“魔法動物”が物語の重要な位置をしめており、主人公のニュートのトランクに入っていた魔法動物たちが逃げ出してしまったことから街が大混乱に陥り、ニュートと仲間たちは人間の世界と魔法の世界、両方を救うために奔走する。すでに公開されている予告編では、アメリカの魔法省だと思われるシーンも登場しており、ローリングが執筆した新作を読んでおくと、より深く映画が楽しめそうだ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー
2016年10月06日レイチェル・マクアダムスとレイチェル・ワイズが、『Disobedience』で共演することになった。原作はナオミ・アルダーマンが書いた小説で、レズビアンのラブストーリー。その他の情報主人公の女性(ワイズ)は、長年、関係がこじれていた父が亡くなったと知り、伝統的なユダヤ系のコミュニティである実家に戻る。そこで彼女は、昔、恋心を持ちながらも抑えていた親友(マクアダムス)と再会する。しかし、親友は、すでに結婚していた。ワイズは今作でプロデューサーも兼任。監督はセバスチャン・レリオ。撮影は来年初めにスタートする。マクアダムスの次回作は、マーベルのスーパーヒーロー映画『ドクター・ストレンジ』。ワイズの最新作は、現在北米公開中の『Denial』。文:猿渡由紀
2016年10月06日『スター・ウォーズ』サーガの知られざる物語を描く12月公開の映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の新画像が公開になった。本シリーズには個性豊かなドロイド(ロボット)が数多く登場するが、本作には“K-2SO”と呼ばれるドロイドが登場する。その他の画像『ローグ・ワン…』は、最初に劇場公開された映画『スター・ウォーズ』で、レイア姫がR2-D2に託した帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を反乱軍が入手するまでの物語で、ジンと仲間たちが生還不可能な作戦に挑む姿が描かれる。これまで公開された『スター・ウォーズ』には、愛らしいR2-D2や、黄色の翻訳ドロイドC-3PO、球体型のBB-8など様々なドロイドが登場したが、新作に登場するK-2SOは元々は帝国軍のドロイドで、主人公ジンと行動を共にするキャシアン・アンドアが再プログラムを行って、彼らの仲間になったそうだ。ちなみにキャシアンを演じるディエゴ・ルナによるとその性格は「チューバッカに近い」そうで、「キャシアンとK-2SOはお互いのことを長い間知っているんだ。キャシアンはずっと反乱軍にいてとても寂しい人。そんなキャシアンの唯一の友人がK2なんだ」と語る。チューバッカといえば、長身で、タフで、親友のソロ船長のためなら、どんな危険な状況にも立ち向かう人気キャラクターで、K-2SOとキャシアンも忠誠心や主従関係とは違い“確かな友情”で結ばれているようだ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年10月06日『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(通称『ファンタビ』)の公開を記念して、最新グッズの先行販売などを行う『ハリポタ』&『ファンタビ』フェアが、10月8日(土)から21日(金)にキデイランド原宿店を含む13店舗で開催される。その他の画像『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、原作者のJ.K.ローリングが初めて映画の脚本にかかわり、『ハリー・ポッター』シリーズで、ホグワーツ魔法学校の教科書として登場する“幻の動物とその生息地”の編者を主人公にした新たな物語が繰り広げられる新シリーズ。フェアでは、キュートなイラストになったハリーたちのグッズや、エディ・レッドメイン演じる『ファンタビ』の主人公、ニュート・スキャマンダーが描かれたフェイスタオルなどの新商品を先行販売する。さらにフェア期間中、関連商品を買うと、可愛いマグネット(非売品)がプレゼントされる。『ハリポタ』&『ファンタビ』フェア10月8日(土)から21日(金)までキデイランド13店舗で開催<開催店舗>原宿店、内原店、埼玉羽生店、ららぽーと富士見店、吉祥寺店、くずは店、神戸店、ららぽーとEXPOCITY店、堺鉄砲町、福岡パルコ店、小倉リバーウォーク店、アミュプラザ大分店、天王寺店(期間限定店)『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー
2016年10月06日レニー・ゼルウィガーが主演最新作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』のプロモーションのため緊急来日する事が発表になった。来日は、『シンデレラマン』(2005年)以来11年ぶり4回目で、10月20日(木)に行われるジャパンプレミアに参加する予定だ。『ブリジット・ジョーンズの日記』/その他の画像映画は、シリーズ2作目から11年後を舞台に、アラフォーになったブリジットとふたりの男性との前作以上のドタバタな恋模様と、大いなる出来事を描くラブコメディ。先日開催されたワールドプレミアでゼルウィガーはブリジットについて、「彼女は永遠の楽観主義者! 控えめで、どんな逆境にいてもユーモアを見つけることが出来るの。完璧に完全でない人だからこそ、人々は彼女に共感するんじゃないかしら」と話しており、シリーズ3作目の日本公開を前に、何を語るのか注目が集まる。『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』10月29日(土)全国ロードショー
2016年10月05日来年3月に公開されるディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の日本版ポスタービジュアルが解禁になった。好奇心に溢れ、海を愛するヒロインのモアナが、“心”を失ってしまった世界を救うため冒険に挑む物語だ。その他の情報数々の伝説が残る南太平洋の大きな島で生まれたモアナは、幼い頃に海と“ある出会い”をしたことから、海に選ばれた少女として育つ。長年守られてきた島の掟で外海に出ることを禁じられていたが、ある日モアナは、世界を救うため、そして自分の進むべき道を見つけるため、禁じられた海へ旅立つ。日本版ポスタービジュアルは、波や生き物たちが彼女を見守るように取り囲んでおり、海を愛し、海に選ばれたモアナを象徴するようなデザインになっている。そして、モアナの両手の中には、物語の重要なカギである“テ・フィティの心”と呼ばれる石が輝いている。『モアナと伝説の海』の監督は、長年コンビを組んできたロン・クレメンツとジョン・マスカーで、ふたりはこれまでにも『リトル・マーメイド/人魚姫』のアリエルや、『アラジン』のジャスミンなど、世界中から愛されるヒロインを誕生させてきた。クレメンツ監督は「海の中で暮らすアリエルは、陸で暮らすこと夢見て、島で暮らすモアナは大海に出ることを夢見ている。アリエルから一周回ってモアナに帰ってきたね(笑)」と話し、マスカー監督は「モアナの歌声はとても素晴らしいですよ!」とまだ明かされていないモアナの歌声について触れ、「世界中の言語で、どんな声が起用されるのかワクワクしています」と自信を覗かせる。『アナと雪の女王』で大ヒットした『Let It Go』のように本作の楽曲も25カ国語版で歌われるのか? 今後の展開に注目が集まる。『モアナと伝説の海』2017年3月10日(金) 全国ロードショー
2016年10月05日クロエ・グレース・モレッツが、『サスペリア』に出演することになった。1977年のイタリアの大ヒットホラー映画のリメイクで、監督は『胸騒ぎのシチリア』のルカ・グァダニーノ。このリメイクは、彼が長年温めてきた企画だという。その他の情報ほかにティルダ・スゥイントン、ダコタ・ジョンソンの出演が決まっている。撮影は今月、イタリアとハンガリーで始まる。モレッツの最新作は、先月のトロント映画祭でお披露目された『Brain on Fire』。ほかに、『ノーベンバー・クリミナルズ(原題)』も撮り終えている。共演はキャサリン・キーナー、アンセル・エルゴート、デヴィッド・ストラザーンら。ジョンソンは『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』続編2作を撮り終えたところ。スウィントンの次回作はマーベルの『ドクター・ストレンジ』。文:猿渡由紀
2016年10月05日エマ・トンプソンとスタンリー・トゥッチが、夫婦役で共演することになった。作品は『つぐない』の原作者イアン・マキューアンが書いた小説の映画化『The Children Act』。その他の情報主人公は、ロンドンの女性裁判官。アメリカ人の教授である夫との関係がこじれている時、彼女は、17歳の男の子をめぐる、複雑な裁判を任される。少年を演じるのは、フィオン・ホワイトヘッド。彼はクリストファー・ノーランの次回作『ダンケルク(原題)』にも出演する。監督は、『あるスキャンダルの覚え書き』のリチャード・エアー。撮影は、今月ロンドンでスタートする。トンプソンの最新作は、現在北米公開中の『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』。トゥッチは現在、『トランスフォーマー』最新作を撮影中。文:猿渡由紀
2016年10月04日アンジェリーナ・ジョリーが、『Shoot Like a Girl』に主演交渉をしている。原作は、米空軍少佐メアリー・ジェニングス・ヘガーが書いたメモワール。その他の情報彼女は、アフガニスタンの紛争地区を救援ヘリコプターのパイロットとして訪れるが、彼女のヘリコプターは撃ち落とされてしまう。しかし、怪我をしつつも、彼女は救助すべき3人のアメリカ人と、自分のチームを見事、アメリカに連れ戻した。原作のメモワールは、来年5月、アメリカで発売予定。映画版の監督は、ジョリーの主演が決定してから決められるようだ。ジョリーの最新作は、監督、脚本、主演を兼任した『白い帽子の女』。その前の主演作は『マレフィセント』で、アクション物への出演は、久々となる。文:猿渡由紀
2016年10月03日10月15日(土)からTOHOシネマズ六本木ヒルズで“ドイツ映画祭2016 HORIZONTE”が開催される。近年製作されたドイツの最新作を上映するイベントで、桃井かおりが出演する『フクシマ・モナムール』がオープニングを飾る。その他の画像本映画祭は過去にも様々な会場で開催されており、ドイツ映画の新作を堪能できる催しとして好評を集めてきた。今年は7作品が上映され、多くの上映回で、舞台あいさつや、Q&Aの時間が設けられる。オープニングを飾る『フクシマ・モナムール』は、福島の帰還困難区域で暮らすことになったドイツ人女性と日本人女性の友情を描く作品。その他、名作を映画化した『アンネの日記』や、ナチス戦犯を追う検事長が主人公の『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』、クリスマスイヴを精神科の病棟で過ごすことになった患者たちと担当医のドラマ『クリスマスの伝説―4人の若き王子たち』、途上国開発援助の職についた主人公がある出会いを通じて予想外の状況に足を踏み入れていく様を描いた『閉ざされた部屋の嵐』、ドイツにやってきたレバノン難民の少年を描く『メテオール通り』、妊娠中の子が重大な病を抱えていることをしった主人公が赤ちゃんを産むか後期中絶するべきかを迫られる『24週間決断の時』が上映される。ドイツ映画祭2016 HORIZONTE会期:10月15日(土)~19日(水)会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
2016年09月30日ジョニー・デップが『Murder on the Orient Express』リメイク版に出演することになった。その他の情報監督と主演はケネス・ブラナー。一時はアンジェリーナ・ジョリーも出演する予定だったが、ジョリーは最近、降板した。ほかに、デイジー・リドリー、ミッシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、マイケル・ペーニャの出演も決まったようで、豪華キャストが固まりつつある。撮影は11月にロンドンで始まる。原作は、アガサ・クリスティによる1934年の推理小説。1974年の映画化作品『オリエント急行殺人事件』はシドニー・ルメットが監督、アフバート・フィニー、イングリット・バーグマン、アンソニー・パーキンス、ローレン・バコールらが出演した。バーグマンは今作でオスカー助演女優賞を受賞。ほかに5部門でノミネーションを果たしている。文:猿渡由紀
2016年09月30日『アメリカン・ビューティー』やドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のケヴィン・スペイシーが“ネコ”になっちゃった主人公を演じる、映画『メン・イン・キャット』の予告映像が公開になった。『メン・イン・ブラック』や『アダムス・ファミリー』などを手がけたバリー・ソネンフェルド監督が手がけるヒューマンコメディだ。公開された予告編映像本作の主人公は、仕事一筋で家庭をかえりみない傲慢な大企業の社長トム。ある日、娘のリクエストで渋々、苦手なネコを飼うが、思いもよらぬアクシデントでトムの意識はネコの体に移ってしまう。予告映像は、そんな突然ネコになってしまったトムの心情を、『サザエさん』のアナゴさんや『人志松本のすべらない話』でおなじみの若本規夫が解説しており、見た目は愛らしいのに、必死でネコらしくない行動を連発するトムの姿にクスリとしてしまう内容になっている。ネコとして、妻と娘に迎えられたトムの運命は? 社長不在の会社をのっとろうとする悪い社員にどう立ち向かうのか? トムは本来の姿を取り戻すことができるのか? いろいろな想像がふくらむ映像になっている。『メン・イン・キャット』11月25日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年09月30日『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXがリリースされたのを記念して、本作でスクリーンデビューを果たした“ブラックパンサー”の特別映像、俳優のチャドウィック・ボーズマンのインタビュー映像などが一挙に公開された。謎に包まれた男“ブラックパンサー”の正体とは?公開された特別映像本作は、キャプテン・アメリカ、アイアンマンやブラック・ウィドウらが所属する“アベンジャーズ”を国際的な政府機関の管理下に置くべきかでキャプテン・アメリカとアイアンマンが対立。意見の違いは新たに起こる事件や、勘違い、ボタンの掛け違いによって大きくなっていき、ついにチームは二手に分かれて対決せざるを得なくなってしまう。本作は基本的に、人気キャラクターがキャプテン・アメリカ、アイアンマンの“チーム”に所属して戦うが、その中で“第三者”として登場するのがブラックパンサーだ。マーベル映画を束ねる製作のケヴィン・ファイギは映像で「彼は基本的にどちら側でもない。視点が新鮮だ」と語る。ブラックパンサーの正体は、アフリカの小国ワカンダの王子ティ・チャラで、殺された父の復讐のために黒いスーツに身を包んで戦うことになった。身のこなしはしなやか、攻撃は鋭いが、王子としての高貴さもある人物を誰が演じるのか? ファイギは『42~世界を変えた男~』に主演して注目を集めたチャドウィック・ボーズマンにオファーを出した。インタビュー映像でボーズマンは「コミックに忠実であることをまず第一に考えた」と言い、その上で「コミックではまったく語られていない部分を表現したいと思った」と振り返る。ボーズマンの演技は共演者からも高い評価を集めており、アイアンマン役のロバート・ダウニーJr.は「チャドウィックは知的な堂々とした男だ」、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンは「彼が加わって、現場の士気も上がった」とコメント。スタッフ、キャストから絶大な信頼を集めたボーズマンの“ブラックパンサー”は観客やコミックのファンからも好評で、今後さらに活躍の場を増やすことになりそうだ。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』MovieNEX発売中デジタル配信中
2016年09月30日『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の新たな予告編が公開になった。魔法動物たちの登場シーンや壮大なアクションシーンをふんだんに盛り込んだ内容で、“ハリポタ”の世界観を引き継ぎながら、“ファンタビ”にしかない魅力が存分に発揮された内容になっている。『ファンタスティック・ビースト』/新映像本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した英国人で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが主人公。1926年のニューヨークで、ニュートの運んでいたトランクに入っていた魔法動物がカバンの外へ逃げ出したことから街はパニックになり、ニュートは騒動の収拾のために大冒険を繰り広げる。このほど公開になった映像は、新カット、新キャラクターが次々にお披露目去れる豪華なもので、まず目を奪われるのは個性豊かな魔法動物(ビースト)たちだ。日ごろは人間の目につかないところで暮らしている魔法動物たちは、姿、大きさ、表情、特徴がそれぞれ違い、愛らしいものもいれば、危険をもたらす凶暴な動物もいる。主人公のニュートは人間よりも魔法動物と行動している方が気楽な少し変わった人物で、予告編にも“少し風変わり”で、しかし憎めないニュートのキャラクターが伝わってくるシーンがふんだんに収録されている。少しドジな魔法動物学者の“小さな失敗”が、最終的にどこまで大きな“危機”を呼び込むのか? そんな状況をニュートはどう打開するのか? アクション、ファンタジー、ドラマなどあらゆる要素が凝縮された本作は今冬、大きな注目を集めそうだ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー(C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2016年09月29日ディズニーが製作配給するライブアクション版『ライオン・キング』の監督に、ジョン・ファヴローが決まった。ファヴローは最近、やはりディズニーが製作したライブアクション版『ジャングル・ブック』を大ヒットさせている。続編の企画も進んでおり、ファヴローは監督として続投する予定だ。その他の情報1994年に公開されたアニメ版『ライオン・キング』は、全世界で9億6700万ドルを売り上げる爆発的ヒットとなった。興行成績で見ると、『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』に次いで、史上3番目にヒットしたアニメとされているが、観客動員数で見ると、史上最高だ。サウンドトラックの売り上げは1500万枚で、アニメ映画としては史上最高記録。ライブアクション版でも、オリジナルの曲が使用される予定だという。公開日やキャストは未定。文:猿渡由紀
2016年09月29日アン・リー監督の最新作『BILLY LYNN’S LONG HALFTIME WALK』(全米公開2016年11月11日)の邦題が、『ビリー・リンの永遠の一日』に決まり、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの配給で、来年2月11日(土)に公開されることが発表になった。その他の情報アン・リー監督が『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の次に手がけるのは、戦場での姿がメディアに取り上げられ、19歳でイラク戦争の英雄になった青年ビリーの戦争体験と、心の葛藤を描くヒューマンドラマ。一夜にして“英雄”になったビリーがアメリカに一時帰国し、凱旋ツアーに駆り出される中で感じる違和感や、フラッシュバックする戦場での出来事を通して、9・11以降のアメリカ社会のあり方や、戦争とは何かを社会に問う作品になるという。原作はベン・ファウンテンの小説『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』。ビリー・リンを新鋭ジョー・アルウィンが演じるほか、クリステン・スチュワート、クリス・タッカー、ギャレット・ヘドランド、ヴィン・ディーゼル、スティーヴ・マーティンらが出演する。資料によると、戦地へ戻る前日、ビリーは感謝祭のアメリカン・フットボールのハーフタイムイベントに迎えられ、ハーフタイムショーの中で狂気=戦争の記憶が蘇る“ラスト12分”のシーンがあり、世界初の映像技術(120フレーム/秒)を駆使したアン・リー監督渾身の映像になっているという。本作は第54回ニューヨーク映画祭(9月30日~10月16日)への出品が決定しており、ワールドプレミアも開催される。これまで、同映画祭に出品されたアン・リー監督の『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』『グリーン・デスティニー』はアカデミー賞を受賞していることから、賞レースへ直結する映画祭としても注目が集まる。『ビリー・リンの永遠の一日』2017年2月11日(土・祝)全国公開
2016年09月29日俳優の坂上忍が米アニメ映画『アングリーバード』の日本語吹替え版で、主人公の“怒りんぼうのレッド”を演じている。日本一の怒れる俳優として白羽の矢が立ち「世間のイメージですかね(笑)。正直『やっぱり?』って思うし、怒りんぼうで照れ屋、それに天邪鬼なところはレッドに似ていると思いますよ。何より眉毛が似ている!」とまんざらでもない様子だ。その他の写真全世界で30億ダウンロードを記録する大ヒットゲームを映画化した本作。坂上演じるレッドが仲間と手を組み、突如平和な島に上陸したブタのピッグ軍団が奪った“たまご”を取り返すために、大冒険を繰り広げる。『怪盗グルーの月泥棒 3D』のプロデューサーであるジョン・コーエンが製作。『アナと雪の女王』でアニメーションを担当したクレイ・ケイティス監督が、長編監督デビューを飾る。「もし自分の声じゃなければ、感動で泣いていましたよ。それくらい心にグッと迫るものがある作品だと思いますね。お子さんが楽しんでくれるのはもちろん、僕ら大人が忘れかけている勇気と信頼を思い出せてくれる。これを見れば、心の歪みも矯正されるはずですよ」(坂上)俳優業に加えて、歯に衣着せぬ発言でバラエティでも大活躍。“空気を読む”風潮が強い時代だけに、賛否を巻き起こすこともあるが、「いいことも悪いことも、思ったことは言っちゃうタイプなので。僕は小さい頃から(俳優の)仕事をしていますが、ここ最近は現場で“怒る人”がずいぶん減ったなと思うんですよ。そういう流れに対しては、自分自身も違和感があり、悩んだ時期もあった」のだとか。タレントとして時代に合わせるのも仕事のうち。それでも「やっぱり、言うべきことは言わなくちゃと思うようにして。譲れないものがあると言えばカッコいいですけど、要は我慢がストレスになっちゃう(笑)。それに嘘や回りくどい発言、中途半端な遠慮は姑息な気がするんですよ。もちろん、真に受けて怒る人がいるのも承知していますけどね」と信念を貫く姿勢は、映画の主人公であるレッドにも共通している。「まあ、レッドはあのままでいいけど、僕の場合は年齢的に、もう少し大人にならないといけないですね」(坂上)『アングリーバード』10月1日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年09月29日ヴィオラ・デイヴィスが、犯罪映画『Widows』に出演することになった。監督は『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックィーン。脚本はマックィーンと、『ゴーン・ガール』の原作と脚本を書いたギリアン・フリンが共同執筆する。その他の情報映画は、1983年にイギリスで放映されたテレビのミニシリーズのリメイク。4人の強盗犯が、犯罪に失敗して死んだ後、彼らの未亡人たちが、残された仕事を終わらせようとする物語だ。デイヴィスの最新作は、現在公開中の『スーサイド・スクワッド』。次回作は、年末に北米公開される『Fences』。共演はデンゼル・ワシントンで、ワシントンは監督も兼任する。デイヴィスとワシントンが共演したブロードウェイ舞台劇の映画化で、オスカー狙いと位置づけされている。文:猿渡由紀
2016年09月28日人気ゲームをハリウッドが映画化した3Dアニメーション『アングリーバード』。すでに世界各国で大ヒットを記録している同作を引っさげ、プロデューサーのジョン・コーエン氏が来日し、取材に応じた。「長編アニメの現場は今や、クオリティと興行の両面で最高潮に達している」と瞳を輝かせるコーエン氏は、日本のアニメも大好きだといい「今回登場するベイビーバードのフォルムは、トトロの影響を感じてもらえるはずだよ」と明かした。その他の画像怒りんぼうのレッド、お喋りでお調子者のチャック、体は大きいが小心者のボムの3匹が、いじわるなブタたちに盗まれた大切な“たまご”を取り返すために大冒険を繰り広げる本作。見どころはゲームの映画化という枠を超えて、誰もが楽しめる感情あふれるエンターテインメント作に仕上がった点だ。「原作になったゲームは、比較的シンプルな設定なので、映画にする際の自由度が高く、オリジナルの要素を盛り込みやすかった。何より力を入れたのはキャラクターだね。魅力的であるのはもちろん、どこか欠点や短所があって、きっと周りにいる誰かを思い出すはず。そんな不完全な登場人物が…、今回は鳥だけど(笑)疑似家族として、友情と信頼を築く姿は、私が製作した『怪盗グルーの月泥棒 3D』に似ているし、本来ヒーローにはなれない彼らが、一致団結することでミッションを遂行するという展開も気に入っている」本作や『怪盗グルーの月泥棒 3D』に加えて、『アイス・エイジ』『ロボッツ』といったヒット作、アニメと実写の融合に挑んだ『アルビン/歌うシマリス3兄弟』『イースターラビットのキャンディ工場』など野心的な作品を生み出し続けるコーエン氏。最近では『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』も手がけ、大きな話題を集めたばかりだ。「次のプロジェクトとして、『ガーフィールド』の映画化を進めている。過去にも映画化されているけど、正直出来は良くなかった。今回はオリジナルを尊重した良質な作品を目指しているよ。それに『アングリーバード』の続編も始動したばかりだ。今はアイデアを出し合う段階だけど、とにかく楽しいよ。それって面白い作品が生まれる兆候だからね。まずは日本の皆さんに『アングリーバード』を楽しんでほしいし、きっと続編も楽しみに思ってもらえるんじゃないかな」『アングリーバード』10月1日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年09月27日遠藤周作の小説『沈黙』をマーティン・スコセッシが映画化する『沈黙-サイレンス-』の北米公開日が、12月23日に決まった。最初は限定公開で、1月に拡大規模の公開となる。その他の情報このパターンは、オスカー狙いと思われる作品がよく使うもので、北米配給権をもつパラマウントは、完成作を見て、自信をもったのだろうと想像される。最近のヴェネツィア、テリュライド、トロント映画祭で、『ラ・ラ・ランド(原題)』『Manchester by the Sea』『ライオン(原題)』など、すでにいくつかオスカー有力候補と呼ばれる作品が出てきているが、最後までまだ何が出てくるかわからないということだ。『沈黙』を映画化する話は長年あり、一時はダニエル・ディ・ルイスも出演に興味を示したことがある。ようやく実現した今作には、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、浅野忠信、加瀬亮などが出演する。『沈黙-サイレンス-』2017年全国ロードショー文:猿渡由紀
2016年09月27日2009年に解散したオアシスのドキュメンタリー映画『オアシス:スーパーソニック』が12月に日本公開されることが決定した。リアムとノエルのギャラガー兄弟が映画の製作総指揮に名を連ねた作品で、バンド結成から、25万人を動員した1996年のネブワースでの公演までの軌跡を描く。その他の情報映画は、1991年のバンドの結成から描かれるそうで、伝説的なファーストアルバム『Definitely Maybe』のリリースと大ヒット、続いてリリースされた名盤『(What’s the Story) Morning Glory?』の驚異的な売り上げ記録とファンの熱狂を追いながら、25万人を集めたネブワース公演の成功、そして後にバンド崩壊を引き起こした“回復不可能な兄弟間のヒビ”を描き出す。『アイルトン・セナ~音速の彼方へ』『AMY エイミー』のアシフ・カパディアが兄弟と共に製作総指揮を務め、『グアンタナモ、僕達が見た真実』のマット・ホワイトクロスが監督を務める。ホワイトクロス監督は「本作で私が意図することは、バンドの核心を掴むこと、そしてリアム&ノエル・ギャラガーの強烈な関係性を前面に押し出すことです。なぜならその切迫した衝突関係こそが、このバンドを魅力的にしている要素だからです」と説明。「本作は彼らの音楽に関する映画です。壮大で快楽的、肯定的でメランコリック、そして時代を超越した彼らの楽曲に関する映画です。ワンダーウォール、シャンペン・スーパーノヴァ、ロックンロール・スター、ドント・ルック・バック・イン・アンガー。これらすべての忘れがたい名曲が勢ぞろいします。今こそ、世界中の人々が失ったものを思い出す時です。オアシスは永遠です」と力強く宣言している。映画は、ライヴ映像だけでなく、バンドメンバーの新たなインタビューや貴重な記録映像、写真、証言から作成したアニメーションなどで構成されるそうで、これまでの映像や雑誌記事では明かされなかったドラマや物語が描かれるようだ。『オアシス:スーパーソニック』12月24日(土) 角川シネマ有楽町ほか全国公開
2016年09月27日ディズニー/ピクサーの映画『ファインディング・ドリー』のブルーレイやDVDなどが収録されたMovieNEXが、早くも11月にリリースされることが決定し、ボーナス映像の一部が公開になった。劇中に登場する“ピクサー好き必見のシーン”が収録されている。公開されたボーナス映像『ファインディング・ドリー』は、ニモの親友で、忘れんぼうのドリーが幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うために旅立ち、人間の世界を舞台に冒険しながら、家族と自身の謎に迫る姿を描いた作品。日本でも今夏に公開され、大ヒットを記録。ドリー、ニモ、マーリン、クラッシュなどおなじみのキャラクターだけでなく、新たに登場したタコのハンク、ジンベエザメのデスティニーなども人気を博した。このほど公開になったボーナス映像は劇中に登場する“ピクサー映画おなじみのアイテム”について解説したもの。ピクサー作品には、ピザプラネットのトラックや、星のマークが印象的なルクソーボール、“A113”の文字など、“楽しい仕掛け”がいくつか存在するが、映像では『…ドリー』での登場シーンを解説。映画館ではドリーやニモの冒険に夢中で思わず見逃してしまった場面も、MovieNEXでは何度も戻って確認することができる。また、MovieNEXにはオリジナル短編や、メイキング、未公開シーン、CGエラー映像集などが収録される予定。さらに、11月15日(火)から対象商品を購入して応募すると、来年春に東京ディズニーシーに誕生する、新アトラクション『ニモ&フレンズ・シーライダー』のプレビューに抽選で50組100名が招待されるキャンペーンもスタートする。『ファインディング・ドリー』11月15日(火) 先行デジタル配信開始11月22日(火) MovieNEX 発売
2016年09月27日「ぴあ」調査による2016年9月22日、24日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ダ・ヴィンチ・コード』のロン・ハワード監督が手掛けたドキュメンタリー『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』がトップに輝いた。その他の画像『ザ・ビートルズ…』は、1960年代に活躍したイギリスのロックバンド、ビートルズの全盛期を、多数のライブ映像と関係者へのインタビューを交えて描いた作品。バンドのリヴァプール時代から、1963年のワールドツアー、メンバー4人が観客の前で最後に演奏した1966年8月の公演までを映し出す。劇場には昔からのビートルズファンだけでなく、彼らの全盛期を知らない若者たちも多数来場。「お父さんに誘われて来た」という13歳の男の子からは、「時系列でビートルズのライブを見れてよかった。この歌のときにはこんな出来事があった、という背景もわかった。ビートルズは不滅!と感じた」と熱いコメントが寄せられた。そのほかにも「ビートルズの歴史の流れがわかりやすかった」(21歳)、「全盛期を目の当たりにして興奮が伝わり、当時の熱狂ぶりに驚いた。知らなくても楽しめると思う」(28歳)、「音楽映画として素晴らしい出来。彼らの生き様からまさにロックンロール・バンドだと思わされた」(43歳)などの声も上がっており、若い世代でも楽しめる作品になっているようだ。もちろん、ビートルズ全盛期を知る世代からも熱烈な感想が寄せられ「今の時代を見直すきっかけにもなったし、そういったメッセージ性を含んだ作品だと思う」(67歳)などの声が聞かれた。なお、満足度ランキングは、人気アニメの最新シリーズ第3作『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』が2位に、紛争地帯で夢をかなえようとする少年を実話を基に描く『歌声にのった少年』が3位に入っている。(本ランキングは、9/22(木)、23(金)、24(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』公開中
2016年09月26日ジュリア・ロバーツが『Framed』に主演することになった。南カリフォルニアで実際に起こった事件を描く実話もので、ロバーツは、小学校でPTAの会長を務めるママを演じる。その他の情報ケリー・ピーターズ(ロバーツ)が注意を払っているべきだった時、ある男の子がうっかり学校の外に出てしまい、数分ほど戻れなくなるという出来事が起こる。そのことに激怒した男の子の両親、イースター夫妻は、ピーターズに嫌がらせをしたり、民事裁判を起こそうとしたりする。それがエスカレートし、ある時、ピーターズの車にマリファナやほかのドラッグを置いて、彼女が逮捕されるように仕掛ける。最終的に、犯人はイースター夫妻の仕業だったことがわかり、夫妻は逮捕されている。ロバーツの最新作は、ジョディ・フォスター監督の『マネーモンスター』。次回作『Wonder』では、『ルーム』の子役ジェイコブ・トレンブレイの母親役を演じる。文:猿渡由紀
2016年09月26日マーク・ウォールバーグが、『Ballers』に主演することになった。バスケットボールをテーマにした映画で、NBAのスター選手レブロン・ジェームズも出演する。その他の情報企画は3年ほど前からあり当初は、今大人気のコメディアン、ケビン・ハートが主演する予定だった。脚本は、ウォールバーグがプロデュースしたテレビ番組『アントラージュ★オレたちのハリウッド』のクリエイター、ダグ・エリンが執筆する。監督はわかっていない。ウォールバーグの次回公開作は、今月のトロント映画祭でプレミア上映された『ディープウォーター・ホライズン(原題)』。メキシコ湾原油流出事件をテーマにした実話スリラーで、ピーター・バーグが監督する。北米公開は今月30日。また年末には、やはりバーグと組む『Patriot Day』が控えている。こちらも実話もので、ボストンマラソン爆弾テロ事件を描く。文:猿渡由紀
2016年09月24日現在86歳のクリント・イーストウッド監督が最新作の題材に選んだのは、2009年に発生した航空機事故にまつわる奇跡の生還劇だ。すでに全米で大ヒットを記録し、アカデミー賞候補入りも確実視される感動巨編『ハドソン川の奇跡』で主演を務めるトム・ハンクス、共演するアーロン・エッカートが揃って来日し、取材に応じた。ともにイーストウッド監督との仕事は初めて。誰もが憧れる“至宝”と仕事する栄誉とは?その他の写真マンハッタン上空で制御不能となった旅客機をハドソン川に不時着水させたサリー機長(ハンクス)は、乗客乗員155人全員を救った英雄と称賛される一方、そのとっさの判断が「乗客を危険にさらした」として事故調査委員会から厳しい追及を受けることに…。長年、“アメリカの英雄”の知られざる真実を描き続ける、イーストウッド監督の本領が発揮された一級品のサスペンスにして、極上の人間賛歌に仕上がった。「クリントとの仕事は、素晴らしいの一言に尽きるね。アメリカ映画の歴史を振り返っても、彼ほど洗練された映画監督がいない。これほどの栄誉はないよ」と敬意を示すハンクス。自身も監督業をこなすだけに、「現場にやってきて『じゃあ、始めよう』とカメラを回すだけ。俳優に何かをくどくど説明したりしないし、テストもほとんどしないから、時間の無駄が一切ない。おかげで役者も身が引き締まり、演技に最大限のエネルギーと集中力を注げるんだ」とイーストウッドの姿勢に多くを学んだそうだ。副操縦士のジェフを演じるエッカートも「まったく同意見だね」と大いにうなずき、「難なく仕事をこなしている姿が印象的だった。そこには、入念な準備で備えるクルーとの信頼関係がある。だから、初めて(イーストウッドの現場に)参加しても、すぐに家族の一員になれた気がするし、『最高の仕事をしたい』と自然に思えるんだ」と感慨深く振り返る。果たして命を救ったベテラン機長の判断は、無謀だったのか?物語は現代人が避けては通れない、“人間の直感”と“機会が弾き出す想定”をめぐる争いを浮き彫りにする。「テクノロジーが生活を効率化しているのは事実だし、その波は映画製作の現場にも押し寄せている。それでも人間が培った経験は必要だし、映画が描く危機的状況であれば、なおさらだ。機械が99パーセントの正解を出せても、最後は人間が絞り出す1パーセントがものを言うんだ」(ハンクス)、「技術の進歩は驚くべきものがあるし、人間の生き方にも大きな影響を与えているけど、やはり大切なのは人間の心だ。この映画にはそんなメッセージが込められている」(エッカート)『ハドソン川の奇跡』9月24日(土)新宿ピカデリー 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年09月23日ジョニー・デップ主演の人気シリーズ最新作『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』(5月26日全米公開)の邦題が、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』に決定し、来年7月1日(土)に日本公開されることが発表になった。本作でジャック・スパロウの前に立ちはだかるのは、ハビエル・バルデム演じる全海賊の滅亡を謀る“海の死神”サラザールだ。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』/その他の画像シリーズ5作目になる『…最後の海賊』には、デップ、バルデムのほかバルボッサ役のジェフリー・ラッシュ、ウィル・ターナー役のオーランド・ブルーム、ブレントン・スウェイツ(『マレフィセント』)、そして、物語の鍵を握るヒロイン役でカヤ・スコデラーリオ(『メイズ・ランナー』シリーズ)が出演する。監督は『コン・ティキ』のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。タイトルの『最後の海賊』とは一体どういう意味なのか? 最新作の詳しいストーリーはまだ明かされていないが、海賊船ブラック・パール号の船長にして、決して北を指さないコンパスを持つ孤高の海賊ジャック・スパロウの新たな戦いと冒険は多くの観客を楽しませることになりそうだ。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』2017年7月1日(土)全国ロードショー
2016年09月21日ケヴィン・コスナーが主演を務めるアクション大作『クリミナル 2人の記憶を持つ男』が来年2月に公開されることが決定した。ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドット、アリス・イヴら主役級キャストが顔を揃えた作品だ。予告編映像本作は、米軍の核ミサイルでさえ遠隔操作できる脅威的なハッカー“ダッチマン”の居場所を知るCIAのエージェントが極秘任務中に死亡するところから物語が始まる。重要な情報はすべて亡きエージェントの頭の中にあり、CIAは“ダッチマン”の居場所を突き止めるべく亡くなったエージェントの記憶を、死刑囚ジェリコに移植することを決意。ジェリコは、犯罪者である自身の記憶と、CIAエージェントの記憶の間を行き来しながら捜査を開始。ジェリコは、記憶が消えてしまうまでの48時間で“ダッチマン”を見つけ、世界を救うことができるのか?近年のコスナーは『マン・オブ・スティール』の重厚な演技で高い評価を集め、『ラスト・ミッション』では主演を務めた。さらに名優ゲイリー・オールドマンと、トミー・リー・ジョーンズ、『デッド・プール』のライアン・レイノルズ、『ワンダーウーマン』のガル・ガッド、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のアリス・イヴら豪華キャストが集結しており、映画ファン注目の作品になりそうだ。『クリミナル 2人の記憶を持つ男』2017年2月25日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2016年09月21日『ジェニファーズ・ボディ』のカリン・クサマが、ホラー映画『Breed』を監督することになった。フォックスが製作配給する。原作は、スコット・スペンサーが書いた小説。その他の情報子供が欲しいのにできないニューヨークに住む裕福なカップルは、東ヨーロッパにあるクリニックを訪れ、妊娠に成功。双子が生まれるが、それから10年後、夫妻にも子供たちにも、その施術の影響が現れ始めるという物語らしい。脚本は、2015年のクサマのホラー映画『The Invitation』を執筆したフィル・ヘイとマット・マンフレディが手がける。キャストはわかっていない。女流監督でアジア系のクサマは、今年、アカデミーから新会員に招待されている。文:猿渡由紀
2016年09月21日