ケヴィン・コスナーが主演を務めるアクション大作『クリミナル 2人の記憶を持つ男』が来年2月に公開されることが決定した。ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドット、アリス・イヴら主役級キャストが顔を揃えた作品だ。予告編映像本作は、米軍の核ミサイルでさえ遠隔操作できる脅威的なハッカー“ダッチマン”の居場所を知るCIAのエージェントが極秘任務中に死亡するところから物語が始まる。重要な情報はすべて亡きエージェントの頭の中にあり、CIAは“ダッチマン”の居場所を突き止めるべく亡くなったエージェントの記憶を、死刑囚ジェリコに移植することを決意。ジェリコは、犯罪者である自身の記憶と、CIAエージェントの記憶の間を行き来しながら捜査を開始。ジェリコは、記憶が消えてしまうまでの48時間で“ダッチマン”を見つけ、世界を救うことができるのか?近年のコスナーは『マン・オブ・スティール』の重厚な演技で高い評価を集め、『ラスト・ミッション』では主演を務めた。さらに名優ゲイリー・オールドマンと、トミー・リー・ジョーンズ、『デッド・プール』のライアン・レイノルズ、『ワンダーウーマン』のガル・ガッド、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のアリス・イヴら豪華キャストが集結しており、映画ファン注目の作品になりそうだ。『クリミナル 2人の記憶を持つ男』2017年2月25日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2016年09月21日『ジェニファーズ・ボディ』のカリン・クサマが、ホラー映画『Breed』を監督することになった。フォックスが製作配給する。原作は、スコット・スペンサーが書いた小説。その他の情報子供が欲しいのにできないニューヨークに住む裕福なカップルは、東ヨーロッパにあるクリニックを訪れ、妊娠に成功。双子が生まれるが、それから10年後、夫妻にも子供たちにも、その施術の影響が現れ始めるという物語らしい。脚本は、2015年のクサマのホラー映画『The Invitation』を執筆したフィル・ヘイとマット・マンフレディが手がける。キャストはわかっていない。女流監督でアジア系のクサマは、今年、アカデミーから新会員に招待されている。文:猿渡由紀
2016年09月21日人気ゲームをハ『アングリーバード』/その他の画像リウッドが映画化した3Dアニメーション『アングリーバード』のジャパンプレミアが9月20日、東京・新宿ピカデリーで行われ、日本語吹替え版で主人公の“怒りんぼうのレッド”を演じる坂上忍、ベイビーバード役のりんかちゃん&あんなちゃん、プロデューサーのジョン・コーエン(『怪盗グルーの月泥棒 3D』)、クレイ・ケイティス監督(『アナと雪の女王』アニメーション担当)が出席した。怒りんぼうのレッド、お喋りでお調子者のチャック、体は大きいが小心者のボムの3匹が、いじわるなピッグたちに盗まれた大切な“たまご”を取り返すために大冒険を繰り広げる。坂上は「正直、ヤバイです。僕の声じゃなければ、泣いています。自分の声なので、照れくさいですけど」と太鼓判。自身が演じるレッドについては、「怒りんぼうで、ひねくれているけど、愛がある」と共通点を語り、「鳥たちが助け合い、繋がる姿にグッときますね。お子さんが楽しめるのはもちろん、大人が忘れかけた勇気と信頼の大切さが描かれている」と魅力をアピールした。日本のファンを前にしたコーエン氏は、「この作品を、日本の皆さんと分かち合えることにワクワクしています。今日はスタッフ、キャストを代表し、皆さんにお礼を申し上げたい」と感謝の意。 ケイティス監督も「完成までに約4年を費やしましたが、作っていて非常に楽しい作品でした。同じように、皆さんにも楽しんでもらえれば」と胸を高鳴らせた。2人から坂上、りんかちゃん&あんなちゃんに、絵のプレゼントが贈られると、坂上は「超うれしい。帰ったら、家に飾ります」と大喜び。また、ジャパンプレミアにはダチョウ倶楽部の肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵がサプライズ登壇。坂上と上島が“お約束”のキスを披露し、「意外と唇が柔らかい」(坂上)と会場を盛り上げていた。『アングリーバード』10月1日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年09月20日『Mr.インクレディブル』『 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のブラッド・バード監督が1999年に手がけた傑作『アイアン・ジャイアント』がリマスターされ“シグニチャー・エディション”として10月に劇場公開されることが先ごろ発表になったが、本作のブルーレイが12月7日(水)にリリースされることが決定した。『アイアン・ジャイアント シグネチャー・エディション』/その他の画像本作は、自分が何者かを知らない鋼鉄の巨人アイアン・ジャイアントと、9歳の少年ホーガースの友情と冒険を描いた作品。のちにピクサーでオスカーを受賞し、実写映画でも活躍するバード監督の手腕は本作でもいかんなく発揮されており、キャラクターとストーリーの巧みさ、アクションシーンの迫力、感涙必至の結末は現在まで語り継がれている。新版では、約2分のシーンを追加し、全編をリマスターしたもので、12月7日(水)に発売されるブルーレイ スペシャル・セットには、本編だけでなく音声解説やメイキング、各種映像特典が収録され、40ページのオリジナル・ブックレット、5種類のアート・カード、バード監督からの手紙が封入される。『アイアン・ジャイアント シグネチャー・エディション』Blu-ray スペシャル・セット初回限定生産4990円+税12月7日(水)発売発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント(C)1999 THE IRON GIANT and all related characters and elements are trademarks of and Warner Bros. Entertainment Inc.
2016年09月20日ウィル・フェレルが、撮影開始直前になって、映画『Captain Dad』を降板した。降板の理由はわかっていない。カリブ海に旅行に出かけた家族を描くインディーズのコメディ映画で、ほかにキャサリン・キーナー、マイケル・セラが出演する。その他の情報監督と脚本は、セバスチャン・シルヴァ。撮影は26日にコロンビアでスタートの予定だったが、主演俳優を失ってしまったことで、どうなるのか不明だ。フェレルは昨年末北米公開されたコメディ『Daddy’s Home』でも父を演じ、大ヒットさせている。共演はマーク・ウォールバーグで、続編の企画も動き出している。次回作『The House』での役柄も、父親。こちらの共演は、エイミー・ポーラーで、北米公開は来年7月。文:猿渡由紀
2016年09月20日ロマン・ポランスキーの次回作に、エヴァ・グリーンが出演することがわかった。ポランスキーの妻エマニュエル・セニエも出演する。その他の情報心理スリラーで、タイトルは『Based on a True Story』。ある女性ライター(セニエ)に執着をもつ女性(グリーン)が現れ、危険な状態へと追い詰められていくという物語らしい。脚本は、ポランスキーとオリヴィエ・アサイヤスが共同執筆する。撮影はパリで11月にスタート予定。ポランスキーの最近作は、2013年のカンヌ映画祭でお披露目された『毛皮のヴィーナス』。主演はセニエ。アサイヤスの最近作は、今年のカンヌ映画祭で上映された『Personal Shoppers』。グリーンの最近作は、今月末北米公開されるティム・バートン監督作『ミス・ペレグリンズ・ホーム・フォー・ペキュリアー・チルドレン(原題)』。文:猿渡由紀
2016年09月17日とびきりチャーミングな等身大ヒロイン・ブリジットのドタバタな恋模様を描くシリーズ3作目『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の日本版本予告映像が解禁になった。公開された予告編映像『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ2作から11年。マーク(コリン・ファース)と結ばれ結婚するハズだったブリジット(レニー・ゼルウィガー)は、40代になり、テレビ局の敏腕プロデューサーへと昇進するもプライベートでは未だ独身で、ひとりさびしく自分の誕生日を祝っていた…。過去に彼女が愛したダニエル(ヒュー・グラント)は、なんと事故で亡くなっており、5年前に別れたマークは別の人と結婚するも現在、離婚調停中で、ブリジットは今もマークのことを忘れられずにいた。このほど公開になった日本版本予告映像では、そんなブリジットに訪れる、新たな出会い、マークとの再会、そして妊娠……と目まぐるしい変化が描かれる。自分に甘くて立ち直りがやたらと早く、恋に夢中だがキャリアも大事。元カレとIT企業の社長・ジャックの間で揺れ動くブリジットはこのモテ期の中で、どのような選択をするのか? 誰もがきっと、ブリジット今度こそ幸せを掴んで! と思わずにいられない内容になっている。『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』10月29日(土)全国ロードショー
2016年09月16日ナタリー・ポートマンが、またもやオスカー候補にあがるか?『Jackie(原題)』を観た批評家やジャーナリストの間で、早くもそんな予測が飛び交っている。その他の情報本作は、ファーストレディ、ジャクリーン・ケネディの伝記映画。だが、彼女の一生を追うものではなく、ケネディ暗殺事件の直後に焦点を当てる。目の前で愛する夫が射殺されるという究極のショックを体験し、深い悲しみに浸りながらも、何も知らない子供たちに説明したり、葬儀や公務に携わらなければならなかった。「それがどれほど辛いことなのか、想像するのは難しくなかった。ひどく残酷で打ちのめされるようなことを、彼女は公が見守る中、体験したの。状況を思い浮かべただけで、その心境にたどりつくことができたわ」と、ポートマンは振り返る。今作のプロデューサーは、ポートマンが『ブラックスワン』で組んだダーレン・アロノフスキー。アロノフスキーは当初、私生活のパートナーだったレイチェル・ワイズを主演に据え、自分が監督をするつもりで、このプロジェクトを立ち上げた。しかし、カップルは破局を迎え、アロノフスキーは主演の話をポートマンに持ちかける。同時に彼は、監督の座を降り、プロデューサーにとどまることも決めて、ポートマンに相談しつつ、新しい監督を選んでいった。その結果、決まったのが、チリ出身のパブロ・ララインだ。アロノフスキーは昨年のベルリン映画祭で審査員を務め、パブロの『ザ・クラブ』を見て、彼だと思ったらしい。映画の評判を見る限り、その判断は正しかったようだ。ポートマンも「パブロははっきりしたビジョンを持っていると同時に、俳優が即興をしたり、現場で何かを勝手に変えたりすることを許してくれる。彼との仕事は最高に楽しかった」と告白する。来年2月、彼らは共にオスカーのレッドカーペットを歩くだろうか。日本公開は来年。取材・文・写真:猿渡由紀
2016年09月16日『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが本日リリースされるのを記念して、主演のクリス・エヴァンスのインタビュー映像と未公開シーンが公開になった。『シビル・ウォー』インタビュー&未公開映像エヴァンスが演じるキャプテン・アメリカは、アイアンマンやブラック・ウィドウらが所属する“アベンジャーズ”のリーダーで、これまで数々の危機を救ってきたが、本作ではある事件を機にチームが二手に分かれて対立してしまう。このほど公開になったインタビュー映像でエヴァンスは「今回戦う相手は敵ではなく、家族同然の友人だ。兄弟のように大切に思ってきた仲間だからこそ、なおさら大きな葛藤と迷いが生じる」と説明する。アベンジャーズは国際的な政府機関の管理下に置かれるべきか? この問題を巡ってキャプテン・アメリカとアイアンマンは対立。ふたりとも互いを憎く思っているわけではないが、意見の違いは新たに起こる事件や、勘違い、ボタンの掛け違いによって大きくなっていき、ついに“対決”を選ばざるを得ない局面が訪れてしまう。インタビュー映像では、この重厚なドラマを、アンソニー&ジョー・ルッソ監督がどのように描いたかも解説している。また、未公開シーンは、キャプテン・アメリカのトレードマークにもなっている“シールド”にちなんだシーンで、アクロバティックなアクションシーンに合間にユーモアのあるやりとりが挟み込まれ、思わずニヤリとしてしまう削除するには惜しいシーンになっている。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』MovieNEX発売中デジタル配信中
2016年09月16日『スター・ウォーズ』サーガの知られざる物語を描く映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の新ポスターが公開になった。主人公ジン・アーソ、美しい砂浜、そして帝国軍の巨大兵器デス・スターが描かれている。その他の画像『ローグ・ワン…』は、最初に劇場公開された映画『スター・ウォーズ』でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を反乱軍が入手するまでの物語で、ジンと仲間たちが生還不可能な作戦に挑む姿が描かれる。本作は『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』』につながる物語で、一部メディアで『…新たなる希望』のオープニングの10分前まで描かれると報道されたが、本作を手がけるギャレス・エドワーズ監督は「『ローグ・ワン』が『新たなる希望』に繋がる出来事について描いている事は確かだ。『新たなる希望』の冒頭にどこまで近いかというと……いや、やめておくよ、ネタばれになるといけないから、どこまで直前かは観客に本作を観てその目で確かめて欲しい」とコメントしている。『…新たなる希望』の冒頭には“反乱軍の宇宙艦隊は秘密基地から奇襲攻撃を仕掛け、初めての勝利を手にした”、“反乱軍のスパイは帝国の究極兵器に関する秘密の設計図を盗み出すことに成功した”という記述があるため、『ローグ・ワン』はこの部分がドラマに中心になることは間違いない。その一方で、それ以外の部分でアッと驚く設定やドラマ、ファンを歓喜させる描写が含まれている可能性は高く、ファンの期待は日々、膨らんでいる。公開を迎えるまで詳細なストーリーや描写に関する予想やウワサが飛び交うことになりそうだ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年09月16日デイミアン・チャゼル監督の『ラ・ラ・ランド(原題)』に、早くも「観客賞最有力候補か?」との声が上がっている。その他の画像本作はエマ・ストーンとライアン・ゴズリングが主演する、L.A.を舞台にしたミュージカル。ビビッドでカラフルな映像、ジャズの音楽など、あらゆる感覚を刺激してくれるが、ここまで人の心をつかむのは、若い主人公ふたりの恋、葛藤、夢を追いかける姿などが、リアルで切なく、共感を呼ぶからだ。ストーン演じるミアは女優志望。スタジオのカフェでアルバイトをしながら、オーディションを受けては落ちるという日々を送っている。一方、ゴズリングが演じるセバスチャンは、ジャズピアニスト。黄金時代のジャズを崇拝し、最近流行の軽いジャズを嫌う彼は、いつか自分のジャズクラブを開きたいという夢を持っている。そんなふたりが恋に落ちるが、それぞれが自分の夢のために努力を重ねるうちに、ふたりの前には、障害が立ちはだかっていく。オスカー作品部門に候補入りした2014年の『セッション』で注目されたチャゼルは、まだ31歳の若さ。今作は『セッション』よりも前から抱いていた企画だが、当時無名だった彼がミュージカルという今の時代には難しいジャンルの映画を作らせてもらうことは困難で、「自分にはちゃんと映画を監督できる力があるのだと証明しようと思って『セッション』を作った」と告白する。一時は『セッション』に主演したマイルズ・テラーとエマ・ワトソンが主演に決まっていたが、スケジュールや資金繰りの関係でふたりは降板。その後もいくつかの名前が浮上し、最終的にストーンとゴズリングに落ち着いた。しかし、結果的にこのふたりは最高の選択肢だったようだ。チャゼルは「ライアンはセバスチャンの役にさまざまな良いアイデアを持ち込んでくれた」と、ゴズリングに感謝を表明。ストーンの演技は、先のベネチア映画祭で女優賞に輝いた。オスカーでも、彼女の主演女優部門候補入りは間違いないだろうとささやかれている。日本公開は2017年2月。TOHOシネマズみゆき座ほか全国公開。『ラ・ラ・ランド(原題)』2017年2月公開取材・文・写真:猿渡由紀
2016年09月15日現在開催中のトロント映画祭で、アン・ハサウェイが主演するSFスリラー『Colossal』の北米配給権を中国企業が買い付けたことが、業界で話題を呼んでいる。その他の情報その中国企業の名前は、現在、明らかにされていない。買い付け金額は、500~700万ドルあたりではないかと見られている。2017年に大規模な公開をすることも約束しているようだ。もちろん、中国企業がアメリカの映画館に自ら配給するのは現実的に難しく、この会社はアメリカの新しいスタジオに投資するようで、実際の配給業務は、そのスタジオが行うことになると思われる。最近、中国とハリウッドは急速に関係を近づけているが、このようなディールは、初めてのことだ。『Colossal』には、ほかに『ダウントン・アビー』のダン・スティーヴンスなどが出演。監督は、スペインのナチョ・ビガロンド。文:猿渡由紀
2016年09月15日米国による膨大な個人情報監視の事実を暴いたエドワード・スノーデンの半生を描くオリバー・ストーン監督の新作『スノーデン』(原題:SNOWDEN)が、来年1月27日(金)から全国公開されることが決定した。その他の情報本作は、国を愛するひとりの若者が、なぜ素性を明かし、輝かしいキャリアや恋人と築き上げた幸せな人生のすべてを捨ててまで重大な告発を決意したのか? その過程を映し出して行く衝撃作。CIA(中央情報局)職員で、NSA(米国国家安全保障局)の職員でもあったスノーデンの告発の一部始終を記録したドキュメンタリー映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』から9年前にさかのぼり、平凡な若者だったスノーデンが、恐るべき現実に理想を打ち砕かれていった過程や、長年にわたってパートナーとして寄り添うリンゼイ・ミルズとの出会いを描く。スノーデンを演じるのはジョセフ・ゴードン=レヴィット。恋人リンゼイ役は、『ダイバージェント』『きっと、星のせいじゃない』のシャイリーン・ウッドリー。そのほかメリッサ・レオ、ザッカリー・クイント、トム・ウィルキンソン、リス・エヴァンスが脇を固め、ニコラス・ケイジがCIAの指導教官役で登場する。『プラトーン』『7月4日に生まれて』など、国家の責任やあり方を問う作品を数多く手がけてきたストーン監督が、世界を震撼させた内部告発劇“スノーデン事件”を通して今、伝えたいことは何か? 70歳の巨匠が、世界を変えた29歳の若者の真実に迫る『スノーデン』は来年1月27日(金)に日本公開される。『スノーデン』1月27日(金)TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー
2016年09月15日マーベルを代表する2大ヒーローが対決する『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』MovieNEXの発売記念イベントが9月14日、都内で行われ、リオ五輪銀メダリストの吉田沙保里選手、女子円盤投とハンマー投の日本記録を保持する室伏由佳氏が登壇。可愛らしいルームウェアに身を包んだ“最強女子”コンビが同作の魅力を熱弁した。『シビル・ウォー』MovieNEX発売記念イベントの模様キャプテン・アメリカやアイアンマンなどが集結し、数々の世界的危機を救ってきた組織“アベンジャーズ”は、任務の度に甚大な被害をもたらした責任を追及される。国際的な組織の管理下で、自由な活動が制限されることになり、メンバー間の意見が対立し…。吉田選手は「いろいろな要素が詰まった作品で、本当に楽しめました。人と人がぶつかり合い、勝ち負けは別にして、戦い終わった後の友情は最高ですね」とトップアスリートらしく、戦うヒーローたちに共感しきり。室伏氏も「戦う者同士の友情を感じる。どんな決着になるのかドキドキするし、願わくば和解してほしい」と熱く語った。正義感が強く女性には一途なキャプテン・アメリカ、頭脳派でプレイボーイなアイアンマンのうち、どちらが好みか問われると、吉田選手は「もちろん、キャプテン・アメリカ」と即答。「強くてカッコいいですし、リーダーシップもある。(レスリングの)試合では私が引っぱりますが、恋愛は引っぱってもらいたい。甘えたがりなので(笑)」と瞳を輝かせた。一方、室伏氏はアイアンマン派だといい「父も鉄人ですし(笑)、たたずまいや空を飛ぶシーンがとてもカッコいい。モテるけど、結局は1人の女性に一途というのもいいですね」とこちらも女性らしい一面を見せていた。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』デジタル先行配信中9月16日(金) MovieNEX発売取材・文・写真:内田 涼
2016年09月14日ディズニーが1977年に製作したファンタジー映画を、最新の映像技術を駆使して新生させた『ピートと秘密の友達』が12月に公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。6年もの間、人と関わらずに森で暮らしてきた少年ピートと、彼の“秘密の友達”の友情を壮大なスケールで描く感動作だ。予告編映像が公開本作の主人公ピートは幼い頃に起こったある出来事がきっかけで、6年もの間、森で暮らしてきた。しかし、彼には秘密の友達“エリオット”がいて、ふたりは深い友情で結ばれていた。そんなある日、ピートは、森を愛する女性グレースに出会い、数年ぶりに“人間”と対面。このことがきっかけで、ピートとエリオットは大騒動に巻き込まれるが、ふたりはお互いを守るため、再び幸福に暮らすために試練に立ち向かう。予告編にはグレースと森で暮らしてきたピートの出会いの場面や、人々の前には姿を見せてこなかった“秘密の友達”も登場。エリオットはどんな姿をしているのか? エリオットは森の中でどんな風に過ごしているのか? がわかる映像になっている。『ピートと秘密の友達』12月23日(祝・金)全国ロードショー
2016年09月14日アガサ・クリスティーによる1949年のミステリー小説『ねじれた家』が映画化されることになった。出演は、グレン・クローズ、ジリアン・アンダーソン、クリスティーナ・ヘンドリックス、マックス・アイアンズ、テレンス・スタンプら。その他の情報監督は『サラの鍵』のジル・パケ=ブランネール。脚本は『ダウントン・アビー』『ゴスフォード・パーク』のジュリアン・フェロウズ。撮影はイギリスでスタートした。今年1月、没後40年を迎えたクリスティーは、今、再び注目を集めている。『オリエント急行の殺人』は、ケネス・ブラナーの主演兼監督で、現在、リメイクの企画が進んでいる製作準備が進行中。また『検察側の証人』も、ベン・アフレックの主演兼監督で映画化が決まっている。昨年12月、クリスティーの小説にもとづくテレビドラマ版を放映し、高い視聴率を得たBBCも、さらにクリスティー作品を手がけることを発表している。文:猿渡由紀
2016年09月14日エイミー・アダムス主演、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『メッセージ』(原題:Arrival)が、トロント映画祭で上映され、現地時間12日に記者会見が行われた。モントリオール出身のヴィルヌーヴは近年、トロント映画祭の常連だが、現在『ブレードランナー』をヨーロッパで撮影中のため、会見は欠席している。『メッセージ』/その他の情報『プリズナーズ』『ボーダーライン』のヴィルヌーヴにとって、本作は初めてのSF映画。エイリアンが地球のあらゆる場所に到来した時、米軍は、言語学者ルイーズ(アダムス)に、彼らの言葉を分析してくれないかと依頼する。彼女の仲間としてその困難なミッションに挑むのが、ジェレミー・レナー演じるイアン。ふたりは少しずつながらエイリアンとコミュニケーションをとれるようになるが、世界は彼女らの成功を待つほど辛抱強くなかった。物語の最後には驚くべきどんでん返しが待ち構えている。脚本を初めて読んだ時、アダムスはそんな展開をまったく想像していなかったと告白した。「まさかああいうことだとは思いもしなかったわ。それがわかるシーンを読んだ時、すごいショックを受けた。そして、わかった上で、また最初から読み直したのよ」(アダムス)。重大な使命を任されるものの、ルイーズはあくまで一般人。「軍隊や危機管理についてのリサーチはしましたかと取材で聞かれたりするけれど、必要なかったの」とアダムスは語る。「ドゥニと初めてミーティングを持った時、私たちはルイーズのキャラクターという一番大事な部分において、まったく同じ視点を持っていることが分かった。彼女はごく普通の人。エイリアンに会うなんて想像もしたことがないし、あんな服(一見、宇宙服のような体を守るスーツ)を着たこともない。すべてはそこをベースに築かれていくのよ」(アダムス)。アダムスとレナーは『アメリカン・ハッスル』でも共演した仲。今作では助演に徹するが、「ルイーズが経験することが本当に興味深いので、僕もこの物語を語る手助けをしたいと思ったのさ」と、レナーは出演を決めた理由を述べた。アダムスは、やはりこの映画祭で上映された『Nocturnal Animals』でも絶賛されている。オスカーキャンペーンはどちらに絞るのかと聞かれると「今、私にとって大事なキャンペーンは米大統領戦だけよ」と答え、場内を笑わせた。『メッセージ』2017年公開取材・文・写真:猿渡由紀
2016年09月13日オリバー・ストーン監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演『Snowden』の記者会見が、現地時間10日にトロント映画祭にて行われた。その他の情報アメリカ国家安全保障局(NSA)が、どんな手口で個人情報を収集しているかをメディアに告発したエドワード・スノーデンは、現在ロシアに亡命している。ストーンは、スノーデンの弁護士や、彼についての本の著者を通じてモスクワで本人との面会を、数回に渡って取り付けた。ゴードン=レヴィットを同行したこともある。「弁護士と著者は僕に対してとても親切で、いつも安全な場所で面会を設定してくれたよ。彼らはロシア政府の個人情報収集にも、非常に批判的だ。スノーデンを救ってくれるのは、ロシアしかなかった。ほかの国は、みんなアメリカを恐れたんだ」(ストーン)。自分と年齢がふたつしか変わらないスノーデンに、ゴードン=レヴィットは、強い共感と敬意を抱いたという。「彼の父はアメリカ沿岸警備隊で働いていたし、彼自身もイラク戦争への派遣を志願して米軍に入隊している。それは、愛国心の証明。この映画で見せるのは、愛国心の別の側面だ。彼は、国がやっていることに疑問を投げかけるんだよ。愛国心があるからこそ、彼は、ああいう行動に出たのさ」(ゴードン=レヴィット)。映画では、パソコンのカメラや携帯電話を通じて、知らない間に政府にプライバシーを侵害されている状況が描かれる。裏側を知り尽くしているスノーデンが、恋人リンジー・ミルズのパソコンのカメラの上にこっそりとバンドエイドを貼って彼女のプライバシーを守ろうとするシーンもあり、ミルズを演じたシェイリーン・ウッドリーは、「今では私もコンピュータのそばにバンドエイドを用意している」と認めた。ストーンは「こんな時代が来ると想像することなく僕は育った」と昔を振り返る一方、ゴードン=レヴィットは、希望を見せる。「2013年頃から、テクノロジー会社はプライバシーの強化に力を入れている。シリコンバレーはスノーデンの味方だ。僕はそれをうれしく思う。10年後、どんな世の中になっているかは、僕らにかかっていると思うよ。政府の行動は批判すべき。一方で、批判できる自由がある国に住んでいるということも理解しないと。僕は諦めないよ」(ゴードン=レヴィット)。取材・文・写真:猿渡由紀
2016年09月12日サラ・ジェシカ・パーカーが、ミュージカル映画に主演することになった。プロデューサーも兼任する。監督は、ファビアン・コンスタン。脚本は、『ハウス・オブ・カード野望の階段』などを手がけたローラ・イーソン。その他の情報パーカーの役柄は、ニューヨークのシャンソン歌手。彼女が重い病気に直面するという物語のようだ。撮影は、今年冬から来年春にかけて、ニューヨークで行われる。パーカーは子供の頃、ブロードウェイで『アニー』に主演した実績がある。パーカーの最新映画は、昨年のロマンチックコメディ『ローマ発、しあわせ行き』。来月には、パーカーが主演とエクゼクティブ・プロデューサーを兼任するHBOのTVドラマ『Divorce』がアメリカで放映開始になる。文:猿渡由紀
2016年09月12日『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが今週末16日(金)にリリースされるのを記念して、本作のメイキング映像が公開になった。緊迫感あふれるバトルシーンはどのように撮影されたのか? 撮影現場の模様とスタッフのインタビューを交えて、創作の裏側に迫っている。『シビル・ウォー』/メイキング映像アベンジャーズは、キャプテン・アメリカやアイアンマンなどが集結した組織。彼らはこれまで数々の危機に立ち向かってきたが、その度に甚大な被害をもららせてしまったために、彼らを国際的な組織の管理下に置くプランが出され、メンバーの意見が対立する。本作で重要な役割を果たすのはキャプテン・アメリカ=スティーヴ・ロジャースの親友ジェームズ・バーンズだ。スティーヴが“バッキー”と呼ぶこの男は、かつて死んだと思われていたが、洗脳された暗殺者としてキャプテンの前に姿を現し、ふたりは激しい戦いを繰り広げてきた。周囲はバッキーを危険人物とみなしているが、キャプテンは彼の中に心優しいバッキーが残っていると確信している。この“ズレ”が本作の物語の中で大きなポイントになっている。このほど公開になったのは、セットでの撮影初日の様子を収めたもの。アンソニー&ジョー・ルッソ監督がスタジオの様子を案内した後、キャストたちがバトルシーンのリハーサルを重ねた後に撮影が行われる場面が登場。激しいアクションは、クリス・エヴァンスらキャストがハードな訓練を積んだ上で可能な限り“本人”によって行われており、スタジオには綿密に計算されて設計されたセット、各種ワイヤー、デジタル合成用のグリーンスクリーンが設置され、緊迫感あふれる格闘シーンが撮影されていく。映像のラストにはバッキー役のセバスチャン・スタンの豪快なダイヴシーンが登場。高所からためらうことなく飛び降りるバッキーをワンカットで捉えたカットで、間もなくリリースになるブルーレイ/DVDでは、このシーンの“完成版”を観ることができる。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』デジタル先行配信中9月16日(金) MovieNEX発売
2016年09月12日『複製された男』『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF大作『メッセージ』が2017年に公開されることが決定した。エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーらが出演する作品で、突如、宇宙から地球にやってきた謎の巨大宇宙船を前に、人類が彼らの“メッセージ”を受け取ろうと奔走する姿を描く。その他の情報本作は、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』(ハヤカワ文庫)に収録されている短編小説を映画化したもので、突然、地球に降り立った巨大な球体型宇宙船を前に、軍に雇われた言語学者のルイーズらが、彼らの伝えようとしているものを探っていく物語だ。監督のヴィルヌーヴは、『ブレードランナー』の続編も手がける気鋭の映画作家で、本作も開催中のヴェネチア映画祭のコンペティション部門に出品され、すでに高評価を集めている。『メッセージ』2017年 TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
2016年09月09日ダニエル・ディ=ルイスとポール・トーマス・アンダーソン監督が、再び組むことになった。1950年代のロンドンのファッション界を描くもので、脚本はアンダーソンが書き下ろしたという。その他の情報それ以外の内容はわかっておらず、タイトルも決まっていない。撮影は来年の早い時期に始まる予定だ。ふたりが組むのは、2007年の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』以来。ディ=ルイスは、今作で、オスカー主演男優賞を受賞した。1989年の『マイ・レフト・フット』でも受賞しており、これは2度目の受賞。2012年には『リンカーン』で三たび受賞している。アンダーソンの最新作は2014年の『インファレント・ヴァイス』。15年にはドキュメンタリー『JUNUN』も監督している。文:猿渡由紀
2016年09月09日カナダ最大の都市トロントで開催される“第41回トロント国際映画祭(TIFF)”が、現地時間の9月8日にスタートする。開幕前夜からすでにイベントなどが行われ、映画祭事務所のあるキング・ストリート周辺は、熱気に満ちている。その他の画像近年、トロント映画祭での反響は、オスカー予測に欠かせない重要な要素となってきた。過去に『それでも夜は明ける』『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』などの作品が、同映画祭で観客賞を受賞し、オスカー作品賞につなげている。今年も、期待作が多数ラインナップされている。観客賞の期待が最も持たれるのは、『セッション』のデイミアン・チャゼルの監督第2弾『ラ・ラ・ランド(原題)』。すでにベネチア映画祭でプレミアし、大絶賛を得ている。トロント映画祭は、北米プレミアとなる。ライアン・ゴズリングとエマ・ストーン主演のミュージカルで、L.A.を舞台とするラブ・ストーリーだ。また、1月のサンダンス映画祭で観客賞と審査員賞をダブル受賞したネイト・パーカー監督作『The Birth of a Nation』もワールドプレミアされる。サンダンス映画祭での大絶賛ぶりは大きなニュースとなり、来年のオスカーの有力候補かと騒がれたが、ここ数週間、パーカーの過去のレイプ事件関与が浮上し、影を落としている。それでも、パーカーとキャストの記者会見が決行されることになり、会見でどんな発言が出るのか、強い関心が寄せられている。ほかの北米プレミアには、ナタリー・ポートマンがジャッキー・ケネディを演じるパブロ・ラライン監督の『Jackie』、シャイア・ラブーフ主演、アンドレア・アーノルド監督の『American Honey』、ジェフ・ニコルズ監督の『Loving』、トム・フォード監督の『Nocturnal Animals』、ジム・ジャームッシュ監督の『Paterson』、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『Elle』などがある。ワールドプレミア作品は、ニコール・キッドマン、デヴ・パテルらが出演する『Lion』、オリバー・ストーン監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の『Snowden』、フランシス・コッポラの妻でソフィアの母エレノア・コッポラが監督する『Paris Can Wait』、ユアン・マクレガーの監督デビュー作『American Pastoral』、レオナルド・ディカプリオが製作した環境問題のドキュメンタリー『The Turning Point』など。受賞発表は9月18日(現地時間)。現地からのレポートを、明日から連日掲載していく。取材・文・写真:猿渡由紀
2016年09月08日渡辺謙、ジュリアン・ムーア、デミアン・ビチルが、南米を舞台にした『El Canto』で共演することになった。その他の情報原作は、同名のベストセラー本。ムーアが演じるのは、金持ちの日本人(渡辺謙)の誕生日パーティで歌うために南米に呼ばれるアメリカ人オペラ歌手。ビチルが演じるのは、その日本人の家で反乱を起こすリーダーということだ。監督は『アバウト・ア・ボーイ』『ライラの冒険黄金の羅針盤』のポール・ワイツ。ムーアの最新作は、『ハンガー・ゲームFINAL /レボリューション。』現在は『キングスマン』の続編を撮影している。渡辺のハリウッド最新作は、現在撮影中の『トランスフォーマー』最新作。ビチルは最近、リドリー・スコット監督の『Alien: Covenant』を撮り終えた。ワイツは、アマゾンで配信中のテレビシリーズ『モーツアルト・イン・ザ・ジャングル』を監督している、文:猿渡由紀
2016年09月08日『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のレベッカ・ファーガソンが、『The Greatest Showman』に出演することになった。ヒュー・ジャックマンが2009年から企画してきた情熱のプロジェクトで、ジャックマンは主演とプロデューサーを兼任する。その他の情報リングリング・サーカス・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカスを創設したP.T.バーナムの伝記映画で、ファーガソンはスウェーデンのオペラ歌手ジェニー・リンドを演じる。ファーガソン自身も、スウェーデン出身で、現在もスウェーデン在住。ほかに、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズの出演が決まっている。監督はマイケル・グレーシー。ファーガソンの最新作は、現在北米公開中の『マダム・フローレンス!夢見るふたり。』来月には、話題作『The Girl on the Train』が北米公開される。文:猿渡由紀
2016年09月08日今週末から日本で公開になる『スーサイド・スクワッド』が世界各国で大成功をおさめるなど、ヒット作を連発しているDCが手がける新作映画『ワンダーウーマン』が来年夏に公開されることが発表になった。主人公は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』にも登場した最強の美女“ワンダーウーマン”だ。その他の情報本作の主人公は、人間社会から孤立し、女性だけの一族の中でプリンセスとして育った女性。美しく高貴でありながら、戦士として圧倒的な強さを誇る彼女は、好奇心旺盛だが、一族の“外の世界”を知らず、男性を見たことがないまま成長した。しかし、ある日、浜辺に不時着した男性のパイロットを助けたことから、彼女の運命は大きく動き出す。主演を務めるのはガル・ガドット。『…ジャスティスの誕生』では前半で謎めいた美女を抑制のきいた演技で体現し、映画のクライマックスにはド派手なギターサウンドにのせて“ワンダーウーマン”としてスクリーンに登場。全世界の観客の多くが歓喜の声をあげた。さらに『モンスター』でシャーリーズ・セロンにオスカーをもたらしたパティ・ジェンキンスが監督を務めることも決定している。『ワンダーウーマン』2017年夏 全国ロードショー
2016年09月08日マーベルの人気キャラクターを二分する禁断の戦いを描く『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のデジタル配信が本日から開始されたのを記念して、ブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXに収録されているボーナス映像の一部が公開になった。公開された映像本作は、未曾有の危機を何度も救うも、その度に甚大な被害をもららせてしまったアベンジャーズを国際的な組織の管理下に置くプランが出たことから、メンバーの意見が対立。さらに世界的なテロリストの処遇も絡み、キャプテン・アメリカとアイアンマンが対立せざるをえない状況になってしまう。このほど公開になったのは、本作のNGシーンばかりが収録された映像で、シリアスで緊迫した展開が続く本作の撮影現場とは思えないほど、微笑ましく、笑える映像が登場。それぞれのキャストが相手のミスや失敗に、絶妙な反応を返し、撮影現場が笑いに包まれる場面はファン必見だ。本シリーズは、同じ役どころを数作に渡って演じることで、キャスト間のチームワークや化学反応はより高い次元に達している。アイアンマン=トニー・スタークを演じるロバート・ダウニーJr.は、劇中では対立する“キャプテン・アメリカ”を演じるクリス・エヴァンスについて「キャプテン・アメリカは、このユニバースに登場させることが最も難しかった唯一のキャラクターだけど、クリスは初回作でも、2本目でも、『アベンジャーズ』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でも、そして今回もまた、それをやってのけている。彼は自分があれほど人々から愛されたことについて、とても驚いたはずだ」と絶賛し、「今ではものすごく大規模な作品になったけど、それでも結局のところは、私がアイアンマンというキャラクターを心から楽しんでいるという事実につきる」と自身の撮影を振り返っている。16日(金)に発売されるMovieNEXには、この他にも映画の裏側に迫った貴重なボーナス映像が多数収録されている。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』デジタル先行配信中9月16日(金) MovieNEX発売
2016年09月07日世界20か国でオープニング興行収入No.1を記録した『キング・オブ・エジプト』に出演するブレントン・スウェイツ、コートニー・イートンが来日を果たし、取材に応じた。スウェイツはディズニー映画『マレフィセント』で永遠の眠りについたオーロラ姫に、真実の愛のキスを捧げるフィリップ王子を演じたイケメン俳優。イートンは『マッドマックス怒りのデス・ロード』で囚われの美女を演じており、ともにブレイク必至の若手スターだ。その他の画像映画は古代エジプトを舞台に、盗賊の青年ベック(スウェイツ)が仲間たちとさまざまな試練を乗り越え、世界を司る“神の眼”を盗み出し、囚われの身となった恋人ザヤ(イートン)を救い出す冒険スペクタクル。『ダークシティ』『アイ,ロボット』のアレックス・プロヤス監督がメガホンをとる超大作だけに、スウェイツは「主役という立場にプレッシャーを感じたよ。スタントも含めて、挑戦の連続だったから、不安がなかったと言えばウソになるね」と振り返る。片やイートンは「私は流れに身を任せるタイプ。緊張もなかったわ」と涼しい顔だ。神と人間の壮絶な戦いを描く壮大なビジュアルも見どころで、「サイズ感の違う神と人間をいかに撮影するか。スタッフが一丸となって試行錯誤を重ねるのはもちろん、演じる側も日々、新たな学びを得る現場だった」(スウェイツ)、「グリーンバックでの撮影は初めての体験。『マッドマックス…』はロケ地での撮影がメインだったから。完成した映画を見て、初めて監督のビジョンを確認するのは、面白い体験だったわ」(イートン)。スウェイツは来年公開予定『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作で、ジャック・スパロウの相棒役に決定し、第二のオーランド・ブルームの呼び声も高いが、当の本人は「俳優にとって、ゴールは演技をし続けること。有名になればなるほど“雑音”が耳に入るだろうけど、大切なのは心の声だし、常に新しいことに目を向けたい。作品のアイデアも書きためているから、いつか信頼できる仲間と実現化させたいね」と地に足がついた将来像を描いている。一方、「先のことはあまり考えないタイプなの」と語るイートンだが、「要は目の前のことに集中し、全力で臨むってことね。常にいい脚本との出会いを待っているし、自分自身を型にはめたくないから、幅広い役柄にチャレンジしたいわ」と無限の可能性を秘めた未来像に瞳を輝かせた。『キング・オブ・エジプト』9月9日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国公開取材・文・写真:内田涼
2016年09月07日メル・ギブソンの最新作『Hacksaw Ridge』がヴェネツィア映画祭で上映され、批評家に大絶賛されている。ギブソンが監督をするのは、2006年の『アポカリプト』以来、まさに10年ぶり。この間、飲酒運転、ユダヤ人差別発言、愛人に対するDVの疑いなど、立て続けにスキャンダルが起こり、大きなイメージダウンを受けていた。それだけに、この華やかな復帰は、おそらく感無量だろう。その他の情報映画は第二次世界大戦中の沖縄を舞台にした実話物。米軍の衛生兵デスモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は、一度も銃を使うことなく、多くの命を救う。ほかに、ヒューゴ・ウィーヴィング、ヴィンス・ヴォーン、テレサ・パルマー、サム・ワーシントンなどが出演する。アメリカ公開はオスカー狙い作品が多く公開される11月で、アワードシーズンでの検討をねらっているようだ。文:猿渡由紀
2016年09月06日戦後日本文学の金字塔とも称される遠藤周作の歴史小説『沈黙』を、マーティン・スコセッシ監督が映画化する『沈黙-サイレンス-』(原題:Silence)が、2017年に日本公開されることが発表になった。その他の画像本作は、江戸時代の初期、キリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本に潜入した宣教師が目の当たりにする壮絶な出来事を通して、人間にとって本当に大切なものとは何か、神と信仰の意義を描く歴史大作。『沈黙』は、篠田正浩監督によって1971年に映画化されている。キャストはアンドリュー・ガーフィールド(『アメイジング・スパイダーマン』)、リーアム・ニーソン(『シンドラーのリスト』)、アダム・ドライバー(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)のほか、日本から、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが出演する。脚本はジェイ・コックス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)。撮影はロゴリゴ・プリエト(『ブロークバック・マウンテン』)。美術はダンテ・フェレッティ(『ヒューゴの不思議な発明』)と、豪華キャストとスタッフが集結。アメリカでは2016年末に公開予定で、本年度の賞レースにおける有力作との呼び声も高いという。『沈黙-サイレンス-』2017年全国ロードショー
2016年09月06日