俳優の堤真一、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史、中村義洋監督が11日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『決算!忠臣蔵』(公開中)のイベントに出席。自身の「怒り」について告白する場面があった。原作は、東京大学史料編纂所教授・山本博文氏の著書『「忠臣蔵」の決算書』。赤穂藩藩主・浅野内匠頭の切腹と御家断絶により、筆頭家老・大石内蔵助(堤)は、勘定方・矢頭長助(岡村)の力を借りて残務整理に追われ、宿敵・吉良邸へ討ち入りすることになるが、9500万の資金が必要であることが発覚。命運を左右する予算を達成すべく、内蔵助らの奮闘する姿を描く。イベントでは「今年の漢字」をテーマに、2019年を象徴する一文字をそれぞれが発表。堤は「まる!」とフリップに書かれた「◯」を見せ、周囲の戸惑いを察したのか「最初漢字で書いたんですよ」「漢字で書いた後にこれ書いたら使われました」と事情を説明した。「◯」にしたのは、「ちょっと丸くなってきた」と自身の変化を感じているため。「子供にあまり怒らなくなりました。腹立つ時は本当にしっかり怒るんですけど」と語り、「上の子が、怒る雰囲気を察して『それ以上言わない』」と耳打ちされたことをきっかけに、次第に怒らなくなったという。また、「最近はあまり現場で腹立ったりすることもない」そうだが、過去には激怒してしまったことも。「若い時は自分が不安だから。例えば助監督にカチンコを目の前でパチンとやられたら……泣かないといけない真剣なシーンでやられたら『こいつ!』となってた」と恥ずかしそうに打ち明け、「今はそんなことする人いないし、腹立つことはない」と笑顔を見せていた。
2019年12月11日お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史、俳優の堤真一、中村義洋監督が11日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『決算!忠臣蔵』(公開中)のイベントに出席。岡村が、「最後の『闇』です!」と宣言して観客を盛り上げる場面があった。原作は、東京大学史料編纂所教授・山本博文氏の著書『「忠臣蔵」の決算書』。赤穂藩藩主・浅野内匠頭の切腹と御家断絶により、筆頭家老・大石内蔵助(堤)は、勘定方・矢頭長助(岡村)の力を借りて残務整理に追われ、宿敵・吉良邸へ討ち入りすることになるが、9500万の資金が必要であることが発覚。命運を左右する予算を達成すべく、内蔵助らの奮闘する姿を描く。イベントでは「今年の漢字」をテーマに、2019年を象徴する一文字をそれぞれが発表。岡村は、吉本興業の闇営業問題にちなんで「闇」を挙げ、「これしかない。すみません。すべてはここから始まった」「僕らは『闇』と言わず、『直』と言っていたんですけど……」と申し訳なさそうにフリップを見せて笑いを誘う。さらに、「最後は徳井(義実)まで。全部ここから始まった」と申告漏れ問題で活動自粛中の徳井もネタに。観客も思わず吹き出してしまう中、「昨日も蛍原(徹)さんと一緒でした。いろいろ話をして」と明かし、蛍原が「まだなんともやな」と相方の宮迫博之の復帰に言及したと思われるやり取りを再現した。そして、「来年はみんないろんなことがまとまって、会社も新しくなると思いますので僕がこれを言うのはもう最後です。最後の『闇』です!」「これをイジるのはもう最後です!」と高らかに宣言すると場内からは笑いと共に温かい拍手。岡村は、「ありがとうございました」と感謝し、「来年は明るく、みなさんを笑顔にしていきたいと思います」とお笑い芸人としての決意を新たにしていた。
2019年12月11日11月22日公開の映画『決算!忠臣蔵』の公開直前イベントが11日、東京・高輪の泉岳寺で行われ、ダブル主演の堤真一と岡村隆史(ナインティナイン)、中村義洋監督が出席した。東大教授の山本博文による『「忠臣蔵」の決算書』(新潮社刊)を、堤真一と岡村隆史のダブル主演で中村義洋監督が映画化し、大石内蔵助が実際に残した決算書を基に、討ち入り計画の実像をお金の面から描いた本作。大石内蔵助を堤真一、内蔵助を支える貧乏なそろばん侍・矢頭長助を時代劇初挑戦となる岡村隆史が演じている。この日のイベントは、赤穂藩浅野家とゆかりが深い泉岳寺で実施。討ち入り装束を着用した堤と岡村が、泉岳寺本堂前でトークイベントを行った。イベント前には浅野内匠頭の墓前で映画の大ヒットを誓った堤と岡村。堤が「今までの大石内蔵助とは違う大石内蔵助だったので、この格好をしてお墓の前に立った時は、心の中で『申し訳ございませんでした』という感じです(笑)」と苦笑いを浮かつつ、「この格好でお参りして、今日すべてが終わった気分です。公開はこれからなんですけど、ちょっと不思議なことに肩の荷が下りたような気持ちです」と安堵した表情。対する岡村も「監督と話してましたが、ご祈祷が始まった瞬間にフワーっと陽がさしてきてビックリしました。(大石内蔵助が)喜んでいただいているんじゃないかなと思っています」と語った。イベント中には、泉岳寺周辺にかつてに住んでいたことを告白した岡村。「その時は空き巣に入られまして、一番最上階だったんですが、何も取られなかったんです。その時に高倉健さんにいただいたお手紙が置いてあって、空き巣の方がそれを読んでこれはただ事ではないと。そういうことがあって、何も持っていかれませんでした。伝説の泉岳寺でございます」と明かすと、中村監督は「健さんも大石内蔵助やってましたからね」と縁を感じているようだった。映画『決算!忠臣蔵』は、11月22日より全国公開。
2019年11月12日大石内蔵助が実際に残した決算書を基に、討ち入り計画の実像をお金の面から描いた東大教授・山本博文による著書「『忠臣蔵』の決算書」を、堤真一と岡村隆史をW主演に迎え映画化した『決算!忠臣蔵』から、本予告映像と本ポスターが解禁となった。今回解禁された本予告映像は、阿部サダヲ演じる赤穂藩藩主・浅野内匠頭が「この間の遺恨、覚えたるか!!!」という叫びとともに、吉良上野介を斬りつけるシーンから始まる。堤さん演じる赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助は、殿の命日に「吉良を討つ!」と豪語するも、討ち入り資金が持たないことが発覚。予算がどんどん減っていき、大石以下赤穂浪士が右往左往する模様がコミカルに描かれる。岡村さん演じる勘定方・矢頭長助に「でくの坊」呼ばわりされ、大石が憤慨する場面も。ついには町民たちからもまだ討ち入らないのかとバカにされメンタルもボロボロ…。果たして赤穂浪士たちは予算内に討ち入りという一大プロジェクトを決算することができるのか!?史実に基づく裏話を描いた、まさにいままで観たことのないまったく新しい「忠臣蔵」に期待の高まる予告編となっている。堤さんが関西弁で「なんでやねん!」と突っ込みまくる姿も必見だ。本予告映像と同時に解禁となった本ポスターには、これから討ち入りに向かうかのように険しい表情を浮かべる浪士たちの姿が。一方で、先頭の大石には「討ち入り、やめとこか!」というコピーが添えられ、その手には空の千両箱を抱えている。浪士たちが掲げるのぼり旗をよく見ると「節約上等!」「経費削減!」「外食禁止!」などの文字が。奥には「ちゃんと仇討ちしてくれるよね?」と阿部さんが顔をひょっこり覗かせており、笑いの要素もたっぷり詰まったポスターに仕上がっている。また、第32回東京国際映画祭のオープニング・イブ作品として本作が上映されることが決定。10月28日(月)~11月5日(火)の会期前日の10月27日(日)にレッドカーペットイベントと併せてワールドプレミアが行われ、今年の東京国際映画祭を彩る。9月27日には、全国の劇場にてムビチケの発売が決定。さらに、脚本・監督の中村義洋監督が手掛ける本作のノベライズが映画と同名の「決算!忠臣蔵」として、新潮文庫より9月28日(土)に発売となる。『決算!忠臣蔵』は11月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:決算!忠臣蔵 2019年11月22日より全国にて公開(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会
2019年09月13日鶴屋南北の怪談物の代表作、通し狂言『東海道四谷怪談』が9月の南座に登場。片岡愛之助、中村七之助、市川中車の豪華初共演で、関西では26年ぶりの上演となる。「南座新開場記念 九月花形歌舞伎」チケット情報初演は文政8年(1825年)、江戸中村座。当時は赤穂義士討ち入りの時代物『仮名手本忠臣蔵』の外伝として互いのエピソードを交互に上演することで、より時勢に翻弄される人間ドラマが浮き彫りとなり、階級社会の不条理や人間の業が際立つ効果をもたらした。その上で、『東海道四谷怪談』は毒を飲まされたヒロインお岩が、櫛で髪をすくたび毛が抜け落ちる有名な「髪梳き」の場面、戸板に縛られた男女ふたりの遺体をひとりの演者が早替えで見せる「戸板返し」、さらに恐怖をあおる演出「提灯抜け」など、歌舞伎ならではの仕掛けがたっぷり。エンタテインメント性溢れる歌舞伎入門編としても、今日まで不動の人気を集めている。「非常に生々しい人間の思いが描かれた、鶴屋南北ならではのキャラクター。七五調に流されない台詞も独特で、言葉から役の真意が伝わってくる」とは、ヒロインを邪険にする夫、民谷伊右衛門役の愛之助。塩谷判官(浅野内匠頭)の元藩士の娘お岩と結婚しながらも、後に藩取り潰しの背景もあり、敵対する高師直(吉良上野介)の家臣の孫娘お梅と再婚。刹那的に己の欲に生きる悪役だ。「同時にお梅が惚れるような素敵さも必要になってくる代表的な色悪。見得や立廻りではなく、存在自体で魅せるような重要なお役なので難しい」。一方、夫が犯人とは知らず、伊右衛門に父親殺しの仇討ちを頼み献身的に尽くすお岩役の七之助は、前半の役作りが肝になると言う。お岩は100%伊右衛門を愛していた。そこを前半でしっかり描くことで、裏切られたと知った後半からの爆発が生きてくる。『恥ずかしい』と泣くのは、武士の娘のプライドだと思います」。悲劇の背景にあるのは、上層部の事件以来一変した生活の貧しさだ。「お岩は産後の病で死にそうだし、子供は泣き叫ぶ。人間強くはないですから。伊右衛門のイライラは現代にも通じるものだと思う。お岩もあの時代、女ひとりが子連れで家を出ればのたれ死ぬほかない。殴られても伊右衛門に頼るしかなかった。その意味では全員に共感できるお芝居かもしれません」。七之助はその他、男女3役を演じ分ける。市川中車との三者初共演も話題の本作。近年、中車とは夫婦か恋人役が多いという七之助は、「目を瞑ってでも芝居のキャッチボールができる。今回は3人でどんな化学変化が起きるのか楽しみ」と笑う。愛之助は3人で物語を日々進化させたいと意気込みつつ、七之助の美貌にも触れる。「美しさと怖さは紙一重。視覚的な怖さはもちろん、人間の精神的な怖さも見どころのひとつです」。公演は9月2日(月)から26日(木)まで、京都・南座にて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年08月27日清水順二率いる演劇ユニット30-DELUXとジャニーズJr.の宇宙Sixが再びタッグを組んだ舞台『のべつまくなし』が今春、全国4都市で上演される。江戸時代を舞台に挫折を経験した劇作家・近松門左衛門が様々な出会いを通して、人々を希望へ導く物語。清水が浅野内匠頭役として狂言回しを担うなど、メンバーも歴史上のキャラクターで登場する。殺陣、歌、ダンス、笑いを盛り込んだ、オリジナル・アクションプレイミュージカルだ。本作で「演劇に新たなジャンルを確立させたい」という30-DELUXの清水と宇宙Sixの江田剛、山本亮太、松本幸大、原嘉孝に意気込みを訊いた。「のべつまくなし」チケット情報前作『スクアッド』で宇宙Sixのポテンシャルの高さを実感したと語る清水。「中でも江田、山本、松本は20年近いキャリアと実力がある。新作ではソロ曲を用意したので、彼らの新たな一面をお見せできると思う。続編、再演を含め、いずれは海外公演も実現できるよう骨太な和ものミュージカルを目指します」。近松門左衛門役の江田は「立ち回りをしながらの歌」を一番の見所に挙げ、紀伊国屋文左衛門役の山本は「江田と僕の役が出会うことでどんどん物語が大きくなっていく。楽しみであり挑戦ですが、気合いと根性で頑張ります」と意気込む。松本は正義のヒーロー南町奉行、大岡越前役で「『ジャスティス!』が口癖とか、コミカル要素も担っています(笑)」。最後に、赤穂浪士四十七士随一の剣客、堀部安兵衛を演じるのが原だ。「正義感は強いけど少し喧嘩っ早い短所もある。カッコいい、優しい、ワイルドな面は自分にも通じる部分かな(笑)。歌ではソロ曲をいただけたのでこの機会に結果を残したい」。新作を通して「宇宙Sixの名を広めたい」と声を揃えるメンバーたち。本編終了後には江田演出による約10分のレビューショーで本領を発揮する。「最後はペンライトを振っちゃうような、本編とのギャップとお得感を楽しんで」(江田)、「僕たちの今年のテーマが“つなぐ”なので舞台を成功させて次につなげたい」(山本)、「大きな幸せと書いて、松本幸大です。皆さんを幸せにするのが僕らの務め。前回よりハードルを上げて精一杯良いものを届けるのみ!」(松本)、「前作以上の意気込みで楽しませるので、大阪公演が面白かったよという人は、ぜひSNSなどで拡散していただければうれしいです(笑)」(原)。公演は4月25日(木)から5月6日(月・祝)まで東京・サンシャイン劇場、5月9日(木)名古屋・アートピアホール、5月15日(水)から18日(土)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、5月23日(木)、24日(金)北九州・北九州芸術劇場中劇場にて上演。チケットは発売中。取材・文:石橋法子
2019年04月22日堤真一(54)が来年冬公開の映画「決算!忠臣蔵」(中村義洋監督)で主人公の大石内蔵助を演じると、一部スポーツ紙が報じた。記事によると、映画は江戸時代研究の第一人者で東大教授の山本博文氏による著書「『忠臣蔵』の決算書」が原作。「忠臣蔵」といえば、藩主・浅野内匠頭のあだ討ちを果たすべく吉良上野介に討ち入りした赤穂藩士たちの美談として知られてきた。今作ではその討ち入りにかかった費用に焦点を当てることに。現在の価値にして8400万円もの費用をかき集め、何とか予算内で討ち入りしようとする内蔵助らをコミカルに描くという。「討ち入りまでを描いた話は数知れず。内蔵助以外の藩士にスポットを当てた話も多いですが、内蔵助が自ら金策に奔走する姿を描くのは新たな視点です。シリアスな演技からコメディーまで幅広くこなせる堤さんだけに、これまでにない内蔵助を演じてくれることでしょう」(映画業界関係者)同作もそうだが、実は江戸時代の“お金”にまつわる作品は「ヒットが確実なジャンル」として業界内で鉄板ネタ化されているというのだ。「堺雅人さん主演の『武士の家計簿』(10年)、佐々木蔵之介さんの『超高速!参勤交代』(14年、)阿部サダヲさん主演の『殿、利息でござる!』(16年)は藩の財政にスポットを当てた作品ですが、いずれもヒットしています。老若男女いずれも安心して楽しめるので集客しやすいと、映画界でも注目されています。今後も、こうした作品は増えるでしょうね」(映画担当記者)
2018年12月14日俳優・堤真一主演の映画『決算!忠臣蔵』が2019年冬に公開されることが14日、明らかになった。ナインティナインの岡村隆史が共演する。同作は山本博文による『「忠臣蔵」の決算書』をもとに実写化。赤穂藩藩主・浅野内匠頭の切腹とお家断絶により、筆頭家老・大石内蔵助(堤)は、勘定方・矢頭長助(岡村)の力を借り、リストラに励む。さらに、江戸の庶民による討入りの期待を受けるが、討入りするには8,400万の予算が必要だった。誰もがよく知る忠臣蔵の物語を、現代の会企業倒産やプロジェクトになぞらえ、『殿、利息でござる!』『忍びの国』等、時代劇でヒットを飛ばす中村義洋監督がメガホンを取る。また、岡村は『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(2014)以来の映画出演で、時代劇には初挑戦となった。関西出身の2人が、現在の兵庫県に位置する赤穂藩で、ナチュラルな関西弁の芝居を繰り広げる。○堤真一 コメント映画では初めての「忠臣蔵」、そして「大石内蔵助」役に挑みます。中村義洋監督とは初めてですが、お話をいただき、あまりにも面白い脚本ですぐお受けすることにしました。誰もが知る有名な物語ではありますが、立場によって見方は変わり、あの時代に命をかけて忠義を尽くしただけの話ではなかったのです。面白いだけではなく繊細な一面もお持ちの岡村さんと一緒に、関西弁で、誰も見たことのない「忠臣蔵」を皆さまにお届けいたします。ご期待ください。○岡村隆史 コメントまた映画に出たいとずっと思っていました。普段はなかなかお会いできない役者の皆さんとご一緒する、緊張感のあるプロフェッショナルな現場が好きです。今回僕が演じるのは、貧乏なそろばん侍。減量し、小4でやめてしまった嫌いなそろばんも頑張ります!なので、2020年の日本アカデミー賞では僕に、スピーチのリベンジをさせてください。応援よろしくお願いします!○中村義洋監督 コメントまさか自分が忠臣蔵を!? というのが最初にお話を頂いた時に思った率直なところです。かつて作られてきた映画、ドラマなど、あまたの『忠臣蔵』(三百本!?)の名に恥じぬよう、と思うとあまりのプレッシャーに脚本が一文字も書けなくなってしまったので、決して構えず、極力軽やかに、と心がけていたら、いつのまにか赤穂浪士は関西弁になり、「それ、なんぼ?」が口癖になった大石内蔵助をあの手この手で困らせることに夢中になっておりました。撮影に入っても堤さんと岡村さん演じる赤穂藩経理担当の面々を困らせ、追い込み、右往左往させていきたいと思います。これまで忠臣蔵モノをご覧になってこられた方々も、そうではない皆様も、そんな赤穂浪士を「はよ討入らんかい!」とツッコミながら応援して頂けたら嬉しいです。
2018年12月14日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、「忠臣蔵」の吉良邸討ち入りドラマを実況するテレビ朝日系バラエティ特番『古舘トーキングヒストリー~忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況~』が、12月に放送されることが16日、明らかになった。これは、古舘が現在に伝わる「忠臣蔵」の事実を検証し、新たな視点で実況を加えながら、討ち入りの瞬間を本格的なドラマでよみがえらせるというもの。このほど、東京国際映画祭のイベントで、「忠臣蔵」のスピンオフ的なサイレント映画『血煙高田の馬場』(1928年)の弁士を務めたが、今回の特番では実況だけでなく、現場レポート、司会・進行まで、話し手の役割を一手に引き受けるという。古舘は、出演する役者に対して「うるさいだろうなー申し訳ないなー」という不安があったものの、「未知の分野だから『面白いかな』という好奇心があった」と感想。それでも、前例のない取り組みのため、「リスクを背負ってでもやっていかないとと思います」と決意を示した。このドラマパートは、東映京都撮影所に吉良邸を再現し、最新のCGも駆使して新撮。現代のスーツ姿で屋根の上から古舘が実況する中、四十七士の先頭に立つ大石内蔵助を緒形直人、率いられる志士の1人・原惣右衛門を笹野高史、彼らが狙う吉良上野介を西村雅彦が演じる。20年前に連続ドラマで浅野内匠頭を演じている緒形は「あの時の無念を晴らす(笑)」と、大石役へ意気込み。笹野は「芝居を脇で流暢に説明してもらうと気持ちがいい(笑) えも言われぬ恍惚感!」と、"古舘節"にご満悦で、西村は「違った視点からみた『忠臣蔵』と、今回の思い切った企画に参加できて幸せに思います」と喜びを語っている。
2016年11月16日JR東日本は東京都港区の田町~品川間に新駅を作ると発表した。駅名は未定で、公募の可能性もあるという。新駅付近には都営地下鉄と京急電鉄の「泉岳寺駅」がある。ならば、「新駅も泉岳寺で……」と思うけれど、この駅名はいわく付き。駅名の由来となった泉岳寺から、使用差し止め訴訟を起こされた過去がある。泉岳寺といえば由緒あるお寺だ。演劇やドラマなどで有名な『忠臣蔵』で登場する。日本史では、「元禄赤穂事件」と呼ばれている。赤穂藩主の浅野内匠頭が上野国長官の吉良上野介に辱められ、逆らって刃傷沙汰を起こしたため切腹を命じられる。この件で浅野を慕う赤穂浪士(元赤穂藩士)たちが江戸に向かい、吉良を切って主君の敵を討つという話。この赤穂浪士と浅野内匠頭の墓があるお寺が泉岳寺だ。泉岳寺は曹洞宗のお寺だ。赤穂藩主浅野家の菩提寺であった。1612年に徳川家康が今川義元の菩提を弔うために創建した。当初は桜田門外、いまの霞ヶ関周辺にあった。しかし、1641年の寛永の大火で消失し、高輪に移転した。鉄道ファンには1900(明治33)年に作られた『鉄道唱歌』に登場するお寺としても知られている。2番に「右は高輪泉岳寺 四十七士の墓どころ 雪は消えても消えのこる 名は千載の後までも」と歌われている。この泉岳寺の最寄り駅はもちろん「泉岳寺駅」だ。泉岳寺へ行くなら泉岳寺駅で降りれば良い。参拝客にはわかりやすいし、泉岳寺にとっても駅名に採用されたから、良い宣伝になっているはず……。ところが1993年、泉岳寺は東京都に対し、駅名の使用差し止めを求めて裁判を起こした。泉岳寺駅開業から25年後だ。東京地方裁判所は翌年に却下。泉岳寺側は東京高裁に控訴したものの、1996年に敗訴。さらに控訴して最高裁判所まで争った。それでも訴えは認められなかった。○駅名に使われるデメリットとは?地名や施設名が駅名になるなんて、一般的にはとても名誉なことだ。東京メトロ銀座線の三越前駅は、建設時に三越が費用を負担し、その代わり駅名に三越の名を入れた。北海道新幹線の新駅名となった「新函館北斗」は、北斗市が駅名に採用されるようはたらきかけていた。近年ではいすみ鉄道が大多喜駅の命名権を販売し、「デンタルサポート大多喜駅」としている。お金を払ってでも駅名に採用されたいと考える企業もあるわけだ。では、なぜ泉岳寺は「泉岳寺駅」が不服だったか? 泉岳寺側が訴えた根拠は、不正競争防止法第二条一項の一である。泉岳寺の名を勝手に使うことは泉岳寺の商標権を侵害している、という主張だった。第二条 この法律において「不正競争」とは、次に掲げるものをいう。第二条一項の一 他人の商品等表示(人の業務に係る氏名、商号、商標、標章、商品の容器若しくは包装その他の商品又は営業を表示するものをいう。以下同じ。)として需要者の間に広く認識されているものと同一若しくは類似の商品等表示を使用し、又はその商品等表示を使用した商品を譲渡し、引き渡し、譲渡若しくは引渡しのために展示し、輸出し、輸入し、若しくは電気通信回線を通じて提供して、他人の商品又は営業と混同を生じさせる行為(この条文は平成5年改正後)本来ならメリットがある駅名採用だけど、泉岳寺にとっては違った。駅名採用を不服と訴えた背景には、「泉岳寺に列車の運行情報や忘れ物を問い合わせる電話が多く、業務に支障があった」「泉岳寺という地名はないにもかかわらず、駅名にあるというだけで泉岳寺マンションなどの建物が増える。それらがすべて泉岳寺の経営と混同される恐れがあった」などが挙げられるようだ。宗教法人が不動産ビジネスで儲けているような印象を与えかねない、という判断もあったらしい。これに対し、裁判所の判断は、「泉岳寺駅は東京都の地下鉄事業であることは明らかであり、泉岳寺の経営と混同される恐れはない」だった。泉岳寺と都営地下鉄はビジネスで競争関係にないから、東京都が泉岳寺の商標権を侵害したとは言えないという。駅名に使われた結果、実際に泉岳寺駅は迷惑を被っただろうから、泉岳寺には気の毒な結果になってしまった。しかし裁判所の判断は、「東京都は鉄道事業として駅名を使っているから、不動産の商標権の侵害とは筋違い」ということだろう。一般的に鉄道事業がお寺を経営することはなく、お寺が鉄道事業を行うこともない。ただし、裁判所からは、「泉岳寺マンションとなれば話は別」との意見もあったという。お寺が不動産収入を得る事例は多いから、建物名は商標権の侵害になりうるといえそうだ。
2014年07月19日歴女でなくても押さえておきたい歴史の表舞台で波乱万丈の人生を送った人物の最後の気持ちはどんなものだったのか……と思いをはせるのも楽しいもの。それを短い言葉でまとめたのが、いわゆる「辞世の句」です。最期の地に行けば、歴史上の人物の気持ちもよりわかるかも。そんな場所をマイナビニュース会員の女性465名にアンケートをしてみました。>>男性編も見るQ.歴史上の人物の辞世の句、行って思いをはせたい最期の地は?(複数回答)1位おもしろきこともなき世をおもしろく:高杉晋作(長州藩士)下関市新地町14.6%2位埋れ木の花咲くこともなかりしに身のなる果てぞ哀れなりける:源頼政(武士)京都府宇治市平等院12.7%3位あはれなりわが身の果てや浅緑つひには野辺の霞と思へば:小野小町(歌人)京都市左京区補陀洛寺11.2%3位願はくは花のもとにて春死なむその如月の望月のころ:西行(歌人)大阪府河南町弘川寺11.2%5位ちりぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ:細川ガラシャ(明智光秀の娘)大阪市中央区森ノ宮10.1%6位旅に病んで夢は枯野をかけ廻る:松尾芭蕉(俳人)大阪府大阪市御堂筋付近9.9%■おもしろきこともなき世をおもしろく:高杉晋作(長州藩士)下関市新地町・「この時代を生きた人の気概があらわれていると思います」(26歳/学校・教育関連/専門職)・「前向きな一句だと思うから」(27歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「わかりやすいところがよし!」(33歳/ソフトウェア/事務系専門職)■埋れ木の花咲くこともなかりしに身のなる果てぞ哀れなりける:源頼政(武士)京都府宇治市平等院・「自分の生が散ることに対して、哀れさと美しさが共存する句のある所に惹かれる」(25歳/金融・証券/事務系専門職)・「意味を深く理解はできないのですが、なぜか響くように感じたから」(27歳/金融・証券/事務系専門職)・「平等院のお寺が好きだから」(26歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)■あはれなりわが身の果てや浅緑つひには野辺の霞と思へば:小野小町(歌人)京都市左京区補陀洛寺・「美の頂点の人の最期の地を見てみたい」(32歳/小売店/販売職・サービス系)・「美人の人生はどんなものだったかについて思いをはせたい。京都という点も魅力」(30歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「小野小町と京都の組合せに風情がある」(28歳/食品・飲料/営業職)■願はくは花のもとにて春死なむその如月の望月のころ:西行(歌人)大阪府河南町弘川寺・「大河ドラマで西行法師を見たので」(23歳/アパレル・繊維/事務系専門職)・「あまり未練がましくなく、美しい響きと感じたから」(30歳/医療・福祉/専門職)・「句がぐっときました」(23歳/医療・福祉/専門職)■ちりぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ:細川ガラシャ(明智光秀の娘)大阪市中央区森ノ宮・「女性として行ってみたいと思った」(27歳/生保・損保/営業職)・「細川ガラシャの特集番組を見たことがあり、切ない気持ちになったので、それをしんみり体感してみたい」(30歳/金融・証券/事務系専門職)・「明智光秀の娘だけど、絶世の美女で、夫に殺されず、キリシタンとなったガラシャの潔さが表れている。こうありたいと思います」(51歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■旅に病んで夢は枯野をかけ廻る:松尾芭蕉(俳人)大阪府大阪市御堂筋付近・「松尾芭蕉が行ったところに好きな所が多い」(31歳/医療・福祉/専門職)・「切ないけれどかっこいいとおもうから」(22歳/ソフトウェア/技術職)・「(芭蕉の)旅の終着地点かぁと感慨にひたりたい」(30歳/食品・飲料/秘書・アシスタント職)■番外編:辞世の句の定番?・あら楽し思ひは晴るる身は捨つる浮世の月にかかる雲なし:大石内蔵助(赤穂藩家老)東京都港区高輪付近「忠臣蔵が好きなので選びました」(29歳/ソフトウェア/事務系専門職)・風さそふ花よりもなほ我はまた春の名残をいかにとかせん:浅野内匠頭(赤穂藩主)東京都港区新橋付近「赤穂浪士のお話しが大好きだから」(23歳/情報・IT/事務系専門職)・露と落ち露と消えにし我が身かな浪速のことも夢のまた夢:豊臣秀吉(武将)京都市伏見区桃山町伏見城「有名どころで気になる。ぜひいってみたい」(26歳/小売店/販売職・サービス系)総評1位は高杉晋作の「おもしろきこともなき世をおもしろく」となりました。死に際しても「おもしろくしてやろう」という前向きな句であること、さらに誰にでも理解できるわかりやすさがトップに選ばれた理由といえるでしょう。幕末はドラマやアニメ、映画でもよく取り上げられる「人気の時代」であることも一因であると考えられます。2位は源頼政の「埋れ木の花咲くこともなかりしに身のなる果てぞ哀れなりける」です。平安末期、最初に平家打倒の挙兵をした人物ですが、源頼朝、義経らの活躍に隠れてしまい、影の薄い存在。最後は平等院に立てこもり、一族もろとも自害してしまいました。平等院という観光名所の魅力と、美しい句に魅せられた、という意見が目立ちます。3位は小野小町の「あはれなりわが身の果てや浅緑つひには野辺の霞と思へば」です。小野小町と京都という絶妙ともいえる取り合わせに魅力を感じたというコメントが寄せられています。和歌に興味がなくても、ストレートに心を打つ言葉に魅力を感じた人も多いようです。同率で西行の「願はくは花のもとにて春死なむその如月の望月のころ」、細川ガラシャの「ちりぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」が3位にランクイン。細川ガラシャに対しては、「同じ女性として」共感を覚えたという意見も多く寄せられました。明智光秀の娘として生まれ、キリシタンとなった波乱の人生に同情の声も。番外編では、年末年始の時代劇でおなじみ、「忠臣蔵」の浅野内匠頭、大石内蔵助の定番ともいえる辞世の句をピックアップ。浅野内匠頭の無念の気持ちがにじむような句と、大石内蔵助の晴れ晴れとした句が対照的ですね。女性の句が2つランクインしたのが特徴的です。また、「花」という文字を含んだ句が3つもあったこと。辞世の句に対しても、女性らしい美的感覚で受け止めているようです。全体的に場所に対する興味よりも、辞世の句に対しての言葉の美しさに興味を持った人が多いことがわかる結果となりました。(文・OFFICE-SANGA秋田茂人)調査時期:2013年2月15日~2013年2月21日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性465名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】お参りしたい歴史的有名人のお墓ランキング【女性編】日本の歴史の中で一番好きな時代【女性編】今の日本をつくったといえる幕末の偉人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2013年03月09日芝居とエンタテインメントショーの2部構成作品『大江戸鍋祭 ~あんまりはしゃぎ過ぎると討たれちゃうよ~』が12月東京・大阪にて上演される。『大江戸鍋祭 ~あんまりはしゃぎ過ぎると討たれちゃうよ~』のチケット情報『大江戸鍋祭』は、神奈川テレビなどローカル局で放送され人気を集めるバラエティ番組『戦国鍋TV』から誕生した舞台の最新作。第1部では、亡き君主の仇を討つために命を投げ出した47人の武士の物語“忠臣蔵”を題材にした『最後の最後に忠臣蔵』を上演。三上真史、矢崎広、村井良大、中村龍介らイケメン俳優たちが、赤穂浪士や徳川綱吉、浅野内匠頭、柳沢吉保を演じ、赤穂藩の筆頭家老である大石内蔵助を、ベテランの大和田獏が演じる。第2部のショー『松の廊下走り隊オンステージ~大江戸 SAMBA でナイト~』では、江戸の生き物すべてを守り慈しむ5人のメンバーによる「元禄生態生類アワレンジャー」、赤穂浪士たちが討ち入りするきっかけとなった松の廊下事件をダンサブルに歌い踊る7人ユニット「松の廊下走り隊7」、吉良家一同と陛下による聖歌隊ユニット「KIRA feat.近松門左衛門」が熱演する。公演は12月23日(金・祝)から26日(月)まで東京・明治座、12月31日(土)は大阪・梅田芸術劇場メインホールにてカウントダウン公演が行われる。チケットは東京公演が10月7日(金)より発売。大阪公演は発売中。
2011年10月07日