舞踊家の近藤良平が彩の国さいたま芸術劇場の次期芸術監督に決定したことが発表された。彩の国さいたま芸術劇場は、優れた舞台芸術等の芸術文化に身近に接する機会を提供し、及び埼玉県民の芸術文化活動を支援すること等により、芸術及び文化の一層の振興を図り、真に豊かさとゆとりを実感できる県民生活の実現に寄与することを目的とした劇場。2006年からは蜷川幸雄芸術監督の下で、演劇、ダンス、音楽を中心に芸術性の高い作品を創造・上演してきたほか、「さいたまゴールド・シアター」や「さいたまネクスト・シアター」など公共劇場ならではの取り組みを実施するなど、「創造する劇場」として埼玉から日本全国、世界に向け芸術文化の発信を行ってきた。この度、蜷川幸雄前芸術監督の後を引き継ぐ新しい劇場のリーダーとして選任された近藤は、1996年に自身のダンスカンパニー「コンドルズ」を旗揚げ。以降、振付家・ダンサーとして舞台や映像の分野で幅広い支持を集めている近藤はこれまで、コンドルズ埼玉新作公演や障がい者ダンスチーム「ハンドルズ」公演などを通じて、埼玉県の芸術文化に貢献したことを評価され、次期芸術監督の決定に至った。今後は近藤次期芸術監督の下、彩の国さいたま芸術劇場が次代の芸術表現を果敢に切り拓く創造拠点として、また社会や地域に開かれた広場として、あらゆる人々が自由闊達に交わりアートを創造・発見する劇場を目指していく。 また、近藤は2022年4月の芸術監督就任に先立ち、2021年4月1日から次期芸術監督として、2022 年度以降の劇場の新たな創造発信の方向性やプログラムの策定にあたる。なお、彩の国シェイクスピア・シリーズは吉田鋼太郎が「シリーズ芸術監督」として続投するとのことだ。近藤良平コメント令和3年となり、未だ続く安心できない時代の中、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督就任のお話をいただきました。その驚くべき任命と決定に心から謝意を申し上げます。大学で「ダンス」に出会い「舞台」という場所を知り「コンドルズ」をはじめました。たくさんのダンサー、役者、舞台関係者に出会い、そして蜷川幸雄さんにここ彩の国さいたま芸術劇場で出会い、転がるように時間が過ぎ今この場所にいます。思いかえすと劇場には、人が人を呼びさらに人へと繋いでいくそんな景色が見えます。僕も決して一人でかけあがってきたわけではありません。みんなと共にやってきました。劇場の扉をあけるとそこは楽しいところです。間違いありません。様々な人が行き交う場所、風が気持ちよくぬける劇場に、僕はしてゆきたいと思います。まずは次期芸術監督として、この彩の国さいたま芸術劇場と一緒に動き出したいと思います。なにとぞよろしくお願いいたします。 近藤良平※財団HPでは近藤の動画コメントも公開中www.saf.or.jp<次期芸術監督に関連する事業予定(2021年度)>●「コンドルズ埼玉公演 2021新作」公演日:6月5日(土)・6日(日)
2021年02月16日東京芸術祭実行委員会(委員長:近藤誠一)が、2021年秋に東京芸術祭2021を開催することを発表した。総合ディレクター・宮城聰(演出家 / SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督)の元、コンセプトとなる「ひらく」「きわめる」「つながる」の3つの柱を掲げ、参加事業のディレクターと協働する「プランニングチーム」による体制も4年目を迎えた。2020年はコロナ禍のなかでも、オンラインも駆使しなあ柄約40プログラムを実施。そして劇場を「ひらく」アクションとして、野外劇『NIPPON・CHA!CHA!CHA!』を上演した。東京芸術祭2021においても、同じコンセプトで観客のみならず、様々な俳優に門戸を開いて出会うために野外劇を上演する。2021年は、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を、演出に昨今の幅広い創作に定評のある青木豪を迎え、2年目となるGLOBAL RING THEATRE(池袋西口公園野外劇場)で上演予定。今月2月21日(日)まで本作品に出演する俳優を募集中となっているので、ぜひたくさんの方に応募してほしい。演出:青木豪からのメッセージ宮城聰さんから「池袋のグローバルリングで、シェイクスピアを演出しませんか?」とお誘い頂いた。「芝居にまったく興味ない人でも、ついつい立ち寄りたくなるようなものにしたい。」と言われ、誰もが知ってる「ロミオとジュリエット」を選んだ。通りすがりの人さえ観客にしたい、というのはつまり「人の目をひきたい」ということだ。そういう単純な衝動が僕は大好きだ。「人の目をひきたい」と思ってる人、待ってます。「立ち寄るだけのつもりがついつい最後まで見ちゃったじゃねぇか」っていう芝居を一緒に作りましょう。【オーディション概要】東京芸術祭2021 野外劇「ロミオとジュリエット(仮)」作:ウィリアム・シェイクスピア上演台本・演出:青木豪総合ディレクター:宮城聰(演出家 / SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督)日程:10月17日(日)〜25日(月) ※予定・調整中 / 東京芸術祭2021会期中会場:GLOBAL RING THEATRE(池袋西口公園野外劇場)オーディションエントリー受付期間:2月3日(水)~2月21日(日) ※24:00必着詳細はこちら:
2021年02月05日過去4回、「あいちトリエンナーレ」の名称で開催された国際芸術祭が、装いも新たに2022年夏に開催されることが決定した。新しい名称は、国際芸術祭「あいち2022」。芸術監督には、名古屋生まれであり、森美術館館長の片岡真実氏が就任した。美術界において豊富な経験・実績を持つ人物だ。就任記者会見にて片岡氏は、国際芸術祭「あいち2022」のあるべき姿として、以下の6つのポイントを発表した。<1>国際芸術祭は、アートの祭典、お祭りであるため、楽しく、ポジティブなエネルギーを生むものにしたいです。<2>地域に根差しているものでありたいと思っています。愛知ならではの場所、歴史、文化には注目したい。愛知は三英傑を輩出した土地であります。また、海、山、川など豊かな自然環境が育んだ伝統工芸、なかでも陶芸や繊維産業が栄えたものづくりの街です。それらを現代アートの視点から再発見したいです。<3>人々の移動が制限されているコロナ時代の国際展として、どのような新しいモデルを提示できるか。それらの課題にクリエイティブに取り組んでいきたいと考えています。<4>「あいちトリエンナーレ」の特徴のひとつは、現代美術とパフォーミングアーツという横断型の国際芸術祭であるということです。今回もこの枠組みを踏襲したいと考えています。<5>ラーニングを重視したいと考えています。世界の多様な価値観がインターネットの発達により可視化され、ときにはそれらが衝突する、複雑で難しい時代になっていると思います。それらを相互に理解していくためには、知らないことを共に学んでいく、という姿勢が不可欠です。<6>県民のための、県民による国際芸術祭を目指したいと考えています。昨年の来場者アンケートによると、56%が愛知県内から、44%が海外を含む県外からの観客です。世界に届ける芸術祭にしたいと同時に、県民の皆さまにも世界各地から観客を迎えるホストとして、どうしたら魅力的な芸術祭にできるのか、一緒に考えて頂きたいと思っています。国際芸術祭「あいち2022」は、芸術監督が決定したことにより、本格的に動き出す。細かい内容はまだまだこれからとなるが、この6つのポイントを掲げ、過去の学びを糧に、どのような芸術祭になるか、期待して待とう。
2020年11月27日高畑充希主演、タナダユキ監督とタッグを組んだ映画『浜の朝日の嘘つきどもと』の公開が決定。震災後の福島・南相馬に実在する映画館を舞台にした物語を描く。100年近くの歴史を持つ映画館「朝日座」。シネコンが活況を見せる中、主に旧作映画を上映する名画座として地元住民の思い出を数多く育んできた。しかし、時代の流れには逆らえず、支配人・森田保造はサイレント映画『東への道』をスクリーンに流しながら、ついに決意を固める。ほどなく、一斗缶に放り込んだ35mmフィルムに火を着けた瞬間、森田の背後からその火に水をかける若い女性が現れた。茂木莉子と名乗るその女性は、経営が傾いた「朝日座」を立て直すため、東京からやってきたという。しかしすでに閉館が決まり、森田も決意を変えるつもりもないが…。タナダ監督オリジナル脚本となる本作は、福島県南相馬市に実在する映画館「朝日座」が舞台の物語。主演の高畑さんが演じる茂木莉子が、経営が傾いている朝日座を立て直すべく、地元住民と共に東へ西へ奔走し、くじけそうになりながらも奮闘していくさまを描く。タナダ監督は「何があっても前を向かなければいけないというのなら、せめてほんの少しだけの優しさのある映画が作れないものだろうか。そう思ってこの映画を作りました。映画の灯が消えないこと、そして自分を育ててくれた小さな映画館たちがなくならないことを願って止みません」と製作経緯を明かす。本作が自身にとって自粛明け一つ目の仕事だったと話す高畑さんは「明るくポップではありながら、タナダさんの伝えたいメッセージがぎゅっと詰まった絶妙なバランス感覚の台本の中の世界にお邪魔できて、毎日ストレスなく、心地よい時間が流れていたように思います」と撮影の日々をふり返り、「震災から10年ということや、コロナも踏まえたストーリーではありますが、どのキャラクターも愛おしく、観ていて明るく前向きな気持ちになれる作品になっていますので、ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです」とメッセージを寄せている。共演には、「オアシズ」大久保佳代子が、莉子の高校時代の恩師・田中茉莉子役を、いま最もチケットが取れないと言われる落語家・柳家喬太郎が朝日座の支配人・森田保造役で出演している。さらに同名ドラマが福島中央テレビ開局50周年記念作品として本日放送された。映画と同じく、タナダ監督が手掛け、竹原ピストルと高畑さんがW主演。ドラマは、映画の物語の続きが描かれており、今後、配信などを行っていく予定だという。ちなみに、どちらから観ても楽しめる仕掛けになっている。『浜の朝日の嘘つきどもと』は2021年公開予定。(cinemacafe.net)
2020年10月30日東京の様々な芸術文化を通じて世界とつながることを目指す都市型の総合芸術祭「東京芸術祭 2020」が今年も東京の池袋エリアを中心に開催されている。今年は感染症拡大防止を徹底した上で、作り手、観客にとって新しい芸術のあり方を模索・検証する。本イベントは2016年から開催されており、演劇、ダンス、伝統芸能、野外劇、パフォーマンスだけでなく、観客が参加できるプログラムも用意し、様々な角度、視点から芸術の魅力と可能性を追求してきた。さらに2018年から演出家の宮城聰が総合ディレクターに就任。各事業のディレクターと協働体制を敷くことで、その内容やコミュニティはさらなる広がりを見せている。コロナ禍での開催となる今年のテーマは「どうやって出会う!」(To Meet or Not to Meet?)。誰にでも開かれた、多様な人々のための「思考や精神が外出できる」居場所として、東京という街の魅力の一端を担いたいという芸術祭プランニングチームの想いが込められており、単に観客がステージを鑑賞するだけでなく、この状況下で芸術に何ができるのか? 観客にとって、作り手にとってこれからの芸術はどうなっていくのかを共に考えられる催しが揃っている。ノーベル賞作家カズオ・イシグロの名作を取り上げる朗読劇『日の名残り』や、庭劇団ぺニノの代表作をVRで楽しめる『ダークマスター VR』、熱狂的なファンを数多く持つ木下歌舞伎『糸井版 摂州合邦辻』、野田秀樹がモーツァルトの名作を演出し好評を得た歌劇『フィガロの結婚』~庭師は見た!~の再演、距離を楽しむ新しい盆踊りを創作するコンドルズの『にゅ~盆踊りNEO』ほか、オンライン配信イベントも予定されており、連日に渡って刺激的なプログラムが次々に上演される。近年、池袋とその周辺エリアは街のいたる場所に劇場や映画館、憩いの空間が広がり、それらが連携しながら"新しい芸術都市のあり方”を追求している。目当ての公演のチケットを確保するだけでなく、さらにもう1公演立ち寄ったり、終演後に街を歩いてみる中で、予想もしなかった発見や出会いが見つかる。そんな祭典になりそうだ。東京芸術祭 202012月18日(金)まで開催予定会場:東京芸術劇場、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)、東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、GLOBAL RING THEATRE(池袋西口公園野外劇場)ほか池袋周辺エリア及びオンラインにて
2020年10月01日川崎市全体をステージと捉え、大規模な地域連携イベントを特徴とする“川崎の秋の音楽祭”「かわさきジャズ」の開催概要が発表された(9月18日から11月15日まで開催)。今年は新型コロナウィルスの影響によって規模を縮小して開催する状況となったが、ミューザ川崎シンフォニーホールやカルッツかわさきをはじめ、様々な会場でライブイベントが行われることは嬉しい限り。感染防止対策の施された同イベントで、芸術の秋をおもいっきり満喫したい。「かわさきジャズ」は、川崎の特徴である「多様性」と「コラボレーション」を活かし、川崎らしさを追求する音楽フェスティバルとして2015年から始まり、今年6回目を迎える。「ジャズは橋を架ける」を合言葉に、市内6か所のホール公演とともに、市民が活躍するフリーライブなどの地域イべントを約2か月という長期間にわたり広域で開催。都市型フェスティバルとして他では類を見ない規模での展開が注目されている。その特徴は、国内外で活躍するアーティストによる魅力的なステージを連日開催するだけでなく、市内各所で開催されるジャズライブや地元企業、近隣自治体等ともコラボするなど、川崎市内全域がフェスティバル会場となること。ストレートなジャズを中心に、フュージョン、カントリー、ソウルなどの幅広いラインナップが、日本ジャズ界の底力を広くアピールしてくれそうだ。公演詳細は ●開催概要フェスティバルタイトル:かわさきジャズ2020会期:2020年9月18日(金)~11月15日(日)会場:ミューザ川崎シンフォニーホール、カルッツかわさき、ラゾーナ川崎プラザソル、クラブチッタ、昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ、ほか川崎市内各所主催:かわさきジャズ実行委員会、川崎市●チケット発売情報(予定)9月17日(木) 午前10時(かわさきジャズチケットオンライン会員先行発売)9月18日(金) 午前10時(一般発売)1.かわさきジャズチケットオンライン ( )2.ミューザ川崎シンフォニーホール *友の会先行および割引取扱いあり電話044-520-0200(10:00-18:00)、チケットカウンター(10:00-19:00)3.チケットぴあ 一般用音声認識対応:電話0570-02-9999(24時間) 友の会会員用自動音声応答:電話0570-02-9515(24時間) *Pコードなどの詳細は後日HPにて発表。この他、市内プレイガイドでも取扱予定(窓口販売のみ) *詳しくは公式ホームページを参照*新型コロナウイルス感染拡大防止のため、指定席公演では、座席の前後左右を空けて販売します。*未就学のお子様の入場はご遠慮ください。*やむを得ない事情により、公演内容が変更になる場合がございます。*公演中止の場合を除き、ご購入いただいたチケットの変更・払い戻しはいたしかねます。〇感染症対策について新型コロナウイルス感染拡大防止のため、イベント内容と会場に応じて、消毒等の対策を講じて実施してまいります。
2020年08月28日日本橋三越本店では「MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2020」を 開催いたします。 隔年で開催してきた本展も、今回で6回目を数えることになりました。日本画・油画・ 彫刻・工芸・デザイン・建築・先端芸術表現・美術教育・文化財保存学の9部門の現役教授陣よりご推薦いただいた、40歳未満の大学院在学生及び卒業生約90名の作品を一堂に展覧いたします。 今回は「I LOVE YOU」をテーマに、多様性社会に生きるアーティストとして若き才能が表現した作品をご紹介いたします。日本画長澤 耕平 (ながさわ こうへい )「坂の途中」 縦53×横53cm 和紙、岩絵具、銀箔油画星野 歩 (ほしの あゆむ)「薔薇の道」 10号 木材パネル、紙/ボールペン、水彩絵具、アクリルガッシュ彫刻島田 佳樹 (しまだ よしき)「あいまいろけっと」 幅21×奥行14×高さ11cm 石、クレヨン/石彫に着彩工芸海老塚 季史 (えびづか きふみ )「Shoppingbags11」縦33×横22cm レジ袋、商品パッケージ、糸/織りデザイン山田 勇魚 (やまだ いさな)「帰港【ザトウクジラ】」 幅22×奥行17×高さ23cm 樹脂造形建築越智 俊介(おち しゅんすけ )「コンビノイド(阿)」 図版左 縦59.4×横42cm ジクレー Ed:5/5「コンビノイド(吽)」 図版右 縦59.4×横42cm ジクレー Ed:5/5先端芸術表現知念 ありさ (ちねん ありさ)「To Know is to Grow (Stellar)」 図版左 径68cm 糸、ピン、アクリル絵具、ラッカー、木板「To Know is to Grow (Bird)」 図版右 径58cm 糸、ピン、アクリル絵具、ラッカー、木板美術教育上田 かな (うえだ かな)「誰かを導く針」 幅6.5×奥行6.5×高さ26cm 鉄・モルタル文化財保存学山田 亜紀 (やまだ あき)「ラビと一緒」 幅8×奥行5×高さ12cm(2点並べた状態) 別途台座有 幅11.5×奥行9.5×高さ8.2cm ヒノキ、アクリル絵具※展覧会の詳細は以下よりご覧ください。・スペシャルサイト・ショップニュース・MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2020 デジタルカタログ家で過ごす時間を大切にしたい「新しい生活様式」の中で、生活の延長線上にアートを取り入れるきっかけとして、 新しい作家との出会いや美術の自由な楽しみ方を体感できる作品展で、次代を担う若き才能の多彩な表現を、ぜひお楽しみください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年08月05日世界21の映画祭が参加する、10日間のデジタル映画祭「We Are One: A Global Film Festival」。この映画祭に参加する「東京国際映画祭」の配信プログラムが発表された。本映画祭は、これまでにない試みで、10日間のデジタル映画祭として、国際的な映画製作者のコミュニティを結集し、5月29日(金)からYouTubeのプラットフォーム上( )で、世界各国21(前回の発表時から新たにロッテルダム国際映画祭が追加)の映画祭のプログラムを無料で公開する。視聴者は、この映画祭を通じて、様々な異なる文化を新しいレンズ越しに観ることができるだけでなく、新型コロナウィルスで影響を受けている方々の救援活動を支援する団体に直接寄付することができる。また、映画祭の収益は世界保健機関(WHO)、そしてとコロナ感染の救援活動を支援している各地域の機関に役立てられる。本イベントにおける「東京国際映画祭」の配信プログラムの内容と、「東京国際映画祭」シニア・プログラマー矢田部吉彦のコメントは、以下の通り。1. 湯浅政明監督短編アニメーション『夢見るキカイ』 (2007年作品、15分)(c)Genius PartySTUDIO4℃が7人の映像作家を集め制作したオムニバス『Genius Party』の中の一篇。無垢な赤ん坊が入り込んだシュールな世界を描くファンタジー。2. 深田晃司監督特集『いなべ』 (2013年作品、38分)(c)2013 『いなべ』製作委員会17年ぶりに突然赤ちゃんを連れて帰ってきた姉に誘われ、子供のころに埋めた「何か」を探しに行くことになり、次第に幼い頃の姉弟の思い出がよみがえってくる、ほろ苦くもちょっと不思議な物語。『ジェファーソンの東』 (2018年作品、18分)(c)深田晃司監督映画まつりラブホテルの一室。相席カフェで出会った男女が事に及ぼうとしている。身体を重ねようとしたその時、ふたりの間に思わぬ過去のつながりがあることが発覚し……。都会の片隅、ぐるぐる回るベッドの上で記憶が邂逅する奇妙な短編。『ヤルタ会談オンライン』(2020年新作、40分予定)第2次世界大戦の終戦間際、戦後世界の支配をめぐって米・英・ソ首脳によって行われた「ヤルタ会談」を痛快にパロディ化した劇団青年団の人気レパートリーの30分の演劇をコロナ禍のさなかに置き換えそのままオンライン化。3.長編作品『勝手にふるえてろ』2018年作品、117分、大九明子監督)(c)2017 『勝手にふるえてろ』作委員会芥川賞作家・綿矢りさによる同名小説の映画化で、恋愛経験のない主人公のOLがふたつの恋に悩み暴走する様を、松岡茉優の映画初主演で描くコメディ。2017年東京国際映画祭コンペティション部門で上映、観客賞を受賞。『アイスと雨音』(2018年作品、74分、松居大悟監督)(c)『アイスと雨音』製作委員会ある小さな村での初舞台に向けて稽古に励んでいたが、突如舞台の中止を告げられてしまう6人の少年少女たち。現実と虚構、映画と演劇の狭間でもがきながら生きる若者たちの姿を、74分ワンカットで描いた意欲作。2017年東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で上映。■矢田部吉彦コメント:高い志を掲げる「We Are One: A Global Film Festival」に参加できることを光栄に感じ、不自由を強いられている世界の人々に、映画を見る喜びを通じて少しでも開放感を味わってもらえる作品を選ぼうと試みました。ユニークなアニメーションや、勢いに乗る気鋭の映画監督たちによる刺激的な作品を、世界の映画ファンに楽しんでもらうことを意図しています。東京国際映画祭は数々の才能ある作家たちの作品に恵まれてきており、今回の選定はそのようなご縁の深い監督たちの作品が中心になりました。『夜明け告げるルーのうた』でアヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを獲得し、2018年のTIFFでも特集をした湯浅監督の短編アニメーションは、セリフが無いゆえにグローバルな鑑賞者の想像力をダイレクトに刺激しうる作品です。『歓待』がTIFFで受賞をした深田晃司監督は、その後カンヌ国際映画祭で受賞するなど、いまや日本映画界を牽引する存在でもありますが、貴重な短編と今回の為の新作をご覧頂くことで深田ワールドの多様性を深く体験してもらいたいと思います。TIFFで観客賞を受賞した大九明子監督による 『勝手にふるえてろ』は、センス溢れる女性監督と天才的女優の出会いが育んだ傑作であり、世界中の観客にあらためてその存在を訴えたい作品です。松居大悟監督による『アイスと雨音』は演劇の実現に向けて障害を乗り越えようとする少年少女たちの奮闘のドラマであり、催事の中止が相次ぐ現在の世界にエネルギーを与えてくれるに違いありません。今後の日本を牽引していくであろう、才能あふれた監督たちを紹介していく未来目線の選定であります。「We Are One: A Global Film Festival」( )5月29日(金)より
2020年05月27日文化複合施設「宝塚市立文化芸術センター」が、兵庫・宝塚に開館。これに合わせて、開館記念展「宝塚の祝祭Ⅰ─Great Artists In Takarazuka─」を、2020年10月18日(日)まで開催する。なお8月4日(火)までは、完全予約制で開館。以降の予定は、決まり次第告知される。文化芸術と自然にふれる宝塚ファミリ―ランドと宝塚ガーデンフィールズの記憶を残す地に生まれる「宝塚市立文化芸術センター」は、文化芸術に親しむセンターエリアと、自然とのふれあいも楽しめる庭園エリアからなる複合施設だ。センターエリアは、幅広い世代を対象とした展覧会を催すメインギャラリー、大型オブジェの展示やミニコンサートなどのイベントを開催するキューブホールに加えて、文化芸術や自然、宝塚に関する多彩な図書を取り揃えるライブラリーなどから構成される。一方庭園エリアは、植物や樹木の特性を活かして整備。四季折々の草花を楽しめる空間となっている。開館記念展では宝塚ゆかりのアーティストを紹介宝塚市立文化芸術センターの開館を記念して開催される「宝塚の祝祭Ⅰ─Great Artists In Takarazuka─」は、世界で活躍する宝塚ゆかりのアーティスト6人を紹介する展覧会だ。会場では、前衛美術グループ「具体美術協会」の代表的メンバーとして活動、独創的な絵本も数多く手がけた元永定正の版画作品や、1970年前後の美術運動「もの派」で中心的役割を担った彫刻家・小清水漸の《作業台-表面から表面へ―》といった作品を展示する。そのほか、同館のロゴも手がけたデザイナー松井桂三、洋画家の辻司、現代美術作家の中辻悦子、建築家の宮本佳明らの作品も。宝塚在住のアーティストの作品を通して、豊かな文化を育む宝塚の魅力を紹介する。詳細宝塚市立文化芸術センターオープン日:2020年6月1日(月)※当初は2020年4月19日(日)にオープン予定だったが延期※6月1日(月)~8月4日(火)の期間は完全予約制(予約は公式サイトより)、なお、これ以後の入館制限については未定※期間中に上記制限の内容を変更する場合あり※庭園エリアは予約なしで利用可住所:兵庫県宝塚市武庫川町7-64アクセス:阪急「宝塚南口」駅から徒歩7分、JR・阪急「宝塚」駅から徒歩13分休館日:水曜日、年末年始、その他臨時休館日あり開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで) / 庭園(メインガーデン) 10:00〜17:00TEL:0797-62-6800入場料:企画展・展覧会により異なる / 庭園・共用部分は無料■開館記念展「宝塚の祝祭I─Great Artists In Takarazuka─」会期:2020年6月1日(月)〜10月18日(日)※当初は2020年4月19日(日)~6月14日(日)の会期を予定していたが、変更しての開催会場:宝塚市立文化芸術センター メインギャラリー・キューブホール開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)休館日:水曜日(祝日の場合は開館)観覧料:一般 1,000円、中学生以下 無料※キューブホール内デジタルアート作品の展示は 8月4日(火)まで※来館に際しての注意事項は、公式サイトを参照※宝塚市では「ヽ」のある「塚」を正式文字として使用することに統一しているが、記事内について、本施設および市名の表記について、ユーザーパソコンとの互換性の問題から例外的に「ヽ」のない「塚」を使用。
2020年03月29日浜内千波が太らないおかずレシピの完全版を発売人気料理研究家の浜内千波が定番料理のカロリーオフレシピ集の完全版を発売する。新規レシピに加え、読者に人気の高かったレシピを再録している。そして、なんとびっくり!紹介されるのは普通に作るよりも約100~200kcalダウンするのに美味しいレシピ!そのワケは、食材選びや調理の工夫にある。それぞれのメニューに「太らない秘密」の解説が付いていて納得しながら作れるはず。また、定番おかずと組み合わせたい常備菜と副菜も掲載しているので献立にも困らない。70種類以上の多彩なレシピで、健康的なダイエットが実現できる、注目の1冊だ。Amazonや楽天などで購入できて、販売価格は980円(税抜)だ。多方面で活躍する人気料理研究家の浜内千波大阪成蹊女子短期大学栄養科を卒業後、OLを経て、岡松料理研究所に入所する。1980年にファミリークッキングスクールを東京に開校し、2006年には便利で楽しいキッチン用品「Chinami」を立ち上げる。『料理は、もっともっと夢のある楽しいもの』をモットーにしており、健康と味覚に配慮したダイエットレシピが人気で、様々なメディアで活躍中だ。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※浜内千波公式サイト
2020年03月27日明治神宮は、日本人の自然観を体現した芸術と文化のフェスティバル「神宮の杜芸術祝祭」を2020年3月20日(金)から2021年3月31日(火)までの期間、開催する。明治神宮で芸術×文化のフェスティバル「神宮の杜芸術祝祭」の開催期間中は、年間を通して明治神宮の内苑・外苑にて様々な展覧会やイベントを開催する。自然の中で芸術を楽しめる野外彫刻展や美術展、神宮周辺で発展した現代文化の企画展などを楽しめる。神宮の杜 野外彫刻展「天空海闊(てんくうかいかつ)」「神宮の杜芸術祝祭」のオープニングイベントとして、神宮の杜 野外彫刻展「天空海闊(てんくうかいかつ)」を2020年3月20日(金・祝)から2020年12月13日(日)まで開催。内苑の各所に、名和晃平の牡鹿モチーフの彫刻作品《White Deer (Oshika)》や三沢厚彦の《Animal 2012-01》といった立体作品が登場する。まるで神宮の森の中に繁る木々と呼応しているかのように、芸術作品の数々がひっそりと佇んでいる。百年の杜のアート「紫幹翠葉(しかんすいよう)」また、2020年6月12日(金)から9月30日(水)までは、明治神宮ミュージアムにて百年の杜のアート「紫幹翠葉(しかんすいよう)」を開催。現代アーティストらが、明治神宮やその鎮守の杜に思いを寄せ、自然や暮らしを対象に畏怖と尊敬、情熱を込めて制作した作品を中心に展示する。屏風、掛け軸、衝立、扇面といった日本古来の様式に則って表現された作品が並ぶ。扇面形の絵画作品は、注目の現代アーティスト約30人が手がけた大作だ。彫刻の系譜―平櫛田中から名和晃平まで「気韻生動(きいんせいどう)」2020年7月15日(水)から宝物殿で開催される展示の、彫刻の系譜―平櫛田中から名和晃平まで「気韻生動(きいんせいどう)」では、明治以降の日本近代美術から現代美術までの彫刻・立体の系譜にフォーカス。近代・現代彫刻に大きな影響を与えた明治期の彫刻家・平櫛田中から、世界で活躍する彫刻家・名和晃平に至るまで、幅広く日本の彫刻・立体美術の系譜をたどっていく。【詳細】神宮の杜芸術祝祭開催期間:2020年3月20日(金)~2021年3月31日(火)場所:明治神宮住所:東京都渋谷区代々木神園町1−1■神宮の杜 野外彫刻展「天空海闊(てんくうかいかつ)」会期:2020年3月20日(金・祝)〜2020年12月13日(日) ※会期中無休時間:明治神宮の開門・閉門時間に準じる会場:明治神宮 内苑各所入場:無料出展作家:國安孝昌、名和晃平、船井美佐、松山智一、三沢厚彦■百年の杜のアート「紫幹翠葉(しかんすいよう)」会期:2020年6月12日(金)〜9月30日(水)会場:明治神宮ミュージアム■彫刻の系譜―平櫛田中から名和晃平まで「気韻生動(きいんせいどう)」会期:2020年7月15日(水)〜10月11日(日)会場:宝物殿
2020年03月06日「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2021 SPRING」が、2021年2月3日(水)から3月28日(日)まで、ロームシアター京都ほかにて開催される。当初は2020年10月から11月までの開催予定だったが、開催時期を変更した。先鋭的な舞台表現にふれる2ヶ月「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」は、京都市内の劇場を会場に、国内外の先鋭的な舞台芸術を紹介する芸術祭だ。世界各地の実験的な舞台作品を中心に、演劇やダンス、音楽、美術など、ジャンルを超えた舞台表現の新たな可能性を探るイベントとなる。2019年は、オペラの舞台演出も手がけるアーティスト、ウィリアム・ケントリッジや、岡崎藝術座を立ち上げた作家・舞台演出家の神里雄大らおよそ10組が参加し、「世界の響き〜エコロジカルな時代へ」をテーマに多彩なプログラムを展開した。今回からは、パフォーマンス集団「contact Gonzo」のメンバーである塚原悠也や、川崎陽子、ジュリエット・礼子・ナップの3人をプログラムディレクターに迎え、既存の形式に囚われない新たな舞台表現を提示していく。さらに、観客との交流プログラムも推進し、舞台芸術を通して対話と思考の場を提供することを目指す。なお、プログラムの詳細は11月中旬に発表される予定だ。詳細KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2021 SPRING会期:2021年2月3日(水)〜3月28日(日)※当初は、2020年10月10日(土)~11月3日(火・祝)に開催予定だったが延期となった。会場:ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場春秋座 ほか※プログラムの詳細は11月中旬に発表予定
2020年02月28日『奇蹟の芸術都市 バルセロナ展』が東京ステーションギャラリーにて開幕。4月5日(日)まで開催されている。スペイン、カタルーニャ自治州の州都バルセロナ。芸術、食、スポーツ、世界遺産サグラダ・ファミリアなど、さまざまな点で世界中の人々を惹きつけている、スペインで最も人気のある観光都市だ。同展は、そんな都市の魅力を探るべく、都市の近代化が進んだ1850年代から、万博開催を経てスペイン内戦に至るまでの約80年間にカタルーニャに花開いた芸術文化を辿る。アントニ・ガウディをはじめとする建築家や、ここで若き日々を過ごしたピカソ、同じくここを足掛かりに世界的に活躍したミロやダリ、そして、カフェ「四匹の猫」を文化発信の場としたラモン・カザスやサンティアゴ・ルシニョルなど、多くの芸術家による絵画、ドローイング、彫刻、家具、宝飾品など約130点が紹介される。会場は全6章で構成。第1章「都市の拡張とバルセロナ万博」では、1859年から始まった都市の拡張計画と、1859年に開催された万博の様子が紹介され、急激な近代化が都市や人々もたらした変化が見て取れる。東京ステーションギャラリー( )
2020年02月13日ダンサーで振付家の勅使川原三郎が今年の4月より愛知県芸術劇場の芸術監督に就任することになり、1月30日に都内で記者会見が行われた。就任に際し勅使川原は「責任の明確化」と「継続性」の重要性を説き「自分が退任後も存在する価値のあるプロジェクトを始めることができれば」と意気込みを口にした。【チケット情報はこちら】同劇場が芸術監督を設置するのは今回が初めてのこと。任期は2024年3月までの4年間となる。今回の芸術監督就任を「誇りに感じている」と語る勅使川原。2年ほど前に就任の打診があったそうで、当初は「戸惑いがありました」と明かしたが、それまでも自身の創作だけでなく、教育的なプロジェクトや企画の立案などに携わってきた経験もあり「創作者、アーティストとしての立場ではないところに身を置いて、自分に何ができるのか? どんな考えを持つことができるのか? ということに興味を抱き、面白い機会になりうるかもしれない」と考え、引き受けることを決意したと説明した。勅使川原は「“劇場“の主役は実はスタッフであり、優秀なスタッフがいるところには、必ずいい結果が生まれる」と持論を述べ、これまでに何度か公演を行なってきた同劇場の印象について「東京の劇場でも二の足を踏むような激しい作品をやらせてもらいました。様々な発想を引き受ける精神を持っている劇場であり、スタッフの熱気を感じました」と語る。自身が芸術監督に就任しても「責任の所在をはっきりさせた上で」これまでと同様にプロデューサー陣、スタッフを尊重していくと明言。「自分の趣味、自分の色に染めるためにこの仕事を引き受けたわけではなく、プロデューサー陣のこれまでの仕事を継続的に発展させるのが私の役割」と語る。今後の具体的なプロジェクトについては「劇場は“使いこなす”ということが大事」と語り、地元・愛知県内のバレエ団による合同プロジェクトを形にしたいと意欲を燃やす。一方、自身の海外での知名度を活かし「既にヨーロッパの複数のアーティストとも話し合いを進めています」と海外アーティストとの企画が進行中であることも明かした。なお、芸術監督就任記念プレ事業として、勅使川原とダンサーの佐東利穂子、バイオリニストの庄司紗矢香のコラボレーションによるダンス・コンサート『三つ折りの夜』が同劇場コンサートホールにて3月12日(木)に上演される。
2020年02月05日日本酒「獺祭(だっさい)」がシートマスクになって登場。「獺祭フェイシャルマスク」が発売される。ハイクオリティな純米大吟醸として、日本だけでなく世界でも注目を集める「獺祭」がシートマスクに。美容家・山本未奈子監修のもと作られた「獺祭フェイシャルマスク」には、獺祭の代名詞と言われる「純米大吟醸 磨き二割三分」を使用した。同時に、16種類の天然アミノ酸を含んだ、醸造過程の酒粕から抽出した獺祭酒粕エキスも贅沢に配合した。さらに、美肌にナノコラーゲンやビタミンC誘導体も取り入れた。洗顔後、顔全体に密着させ10分程度置きケアすれば、キメの整った透明感のある肌へと導いてくれる。【詳細】獺祭フェイシャルマスク 25mL×5枚入 2,500円+税発売日:2020年1月22日(水)【問い合わせ先】TEL:03-6805-1417
2020年01月31日世界中のフェスや音楽番組のMCとして活躍する音楽・映画パーソナリティ奥浜レイラさんに今月注目すべきアーティストを訊く、音楽コラム連載。ストリーミングサービスが広がり、国内のみならず世界の音楽トレンドもリアルタイムでキャッチできる時代。Spotifyのトップチャート(最も再生回数が多い曲)、バイラルチャート(SNSでいま話題の曲)を賑わす、いま旬のアーティストは? 今回は、2019年洋楽シーンにおけるベスト・アーティストを3人、教えていただきました!奥浜レイラの音楽のすすめ vol.8 __________________________________毎年12月になると、1年を振り返って総括する企画を目にすることが多いですよね。自然と自分自身の1年を思い返す時期ですが、今回は2010年代のラストとなる今年の洋楽シーンで印象的だったアーティストをご紹介します。3アーティストに絞るので、それだけでは今年を語るにはもちろん足りないのですが、この機会にアルバムと合わせてチェックしてみてください。Billie Eilish2019年の音楽シーンの顔と言えば、やっぱりビリー・アイリッシュ。彼女の存在は昨年から話題になっていたけれど、3月に満を持して初のアルバム『When We All Fall Asleep,Where Do We Go? 』をリリースし、11ヶ国で1位を獲得。Spotifyで「年間で最も再生されたアルバム」になるなど、あらゆる世代を巻き込んで大ブレイク中です。わたし個人としても今年一番聴いたアルバムは本作で、今年は彼女の動きに釘づけでした。初来日は2018年のサマーソニックで、実際に彼女の才能を目撃したとき、これから何かが起こりそうな予感に鳥肌がおさまりませんでした。来年1月に授賞式が行われる第62回グラミー賞には主要4部門すべてにノミネートされていて、これまでマライア・キャリーが持っていた最年少記録を更新しています。また、ビリーの実の兄で唯一のコラボレーター、全作品のプロデュースをしているフィニアスの才能も注目されていて、彼もグラミー賞で5部門ノミネート。2人合わせて11部門ノミネートという快挙です。 この投稿をInstagramで見るMY BROTHER IS MY BESTFRIEND AND WE DID SNL LAST NIGHT AND IT WAS A PEAK LIFE EXPERIENCE. WOW. THANK YOU LIFE FOR GIVING ME WHAT I HAVE.BILLIE EILISH(@billieeilish)がシェアした投稿 - 2019年 9月月29日午後2時24分PDT兄妹二人三脚で作ってきた音楽は、ダークでダウナーなサウンドに、危うくて美しい世界観、内向的な雰囲気です。これまでのメインストリーム、ポップミュージックの枠組みを壊しながら、確かな推進力で新たな道を作っている新世代のアイコン。銃の乱射、処方箋薬の過剰摂取、地球温暖化など社会を憂う歌詞や、発言もニュースになることが多く、この12月に18歳になったばかりの彼女から目が離せません。Rex Orange Countyロンドンからも新世代のシンガーソングライター、レックス・オレンジ・カウンティがシーンを騒つかせていました。本名はアレックス・オコナー(Alex O’Connor)、21歳。16歳でイギリスの名門音楽学校に入学、ドラム、ピアノ、ギターを演奏するマルチ・プレイヤーで、2017年にアルバムをリリースした後タイラー・ザ・クリエイターの目に止まり、タイラーの作品にソングライター、シンガーとして参加し一躍脚光を浴びました。2018年にサマーソニック出演のため来日しパフォーマンスが話題になっていましたが、1950年代~現代のまでの様々なポップスを彼の中で昇華させ、その中にヒップホップ的なアプローチも取り入れるなど、高度なポップ・センスでコアな音楽リスナーのハートを掴んでいます。 この投稿をInstagramで見るthis is me in mid July 2019. just a few days after Pony was mastered and turned in ... i remember i was SO happy and SO tired and in need of a shave and a haircut lol . this really feels like a very long time ago ! 2019 has honestly felt like 2 years in one , although it’s also flown by so quickly at the same time ... ????♂️ i’ve learnt a lot this year and it was easily the most insane , amazing , unforgettable time of my life so far. i love everyone that was a part of it .... but i’d really like it to be 2020 now. ???? thanks to Sam Balaban who came to see me and shot these photos at my hotel in NYC. he’s very kind and a good person. @sdotbalaban bye for now !rex orange county(@rexorangecounty)がシェアした投稿 - 2019年12月月16日午前11時01分PSTとは言っても、小難しいものではなく、彼の中から流れるメロディー、温かみのあるサウンドはキャッチーで入り口も広いです。この時代を象徴する才能と言っても大袈裟ではないはず。世界各国の大型フェスに出演し引っ張りだこになっていますし、すでに海外ではビッグ・キャパシティーの会場で単独ライブを開催してソールドアウトさせています。そんな中2020年5月には単独での日本公演が予定されていますが、会場はマイナビ赤坂ブリッツという贅沢さ。世界で大ブレイクしているところ、至近距離で神童レックス・オレンジ・カウンティの才能を堪能できる、世界が羨む公演になりそう。このタイミングでアルバム『PONY』をぜひ聴いてみて!KANYE WESTそして、2019年もなにかと話題に事欠かなかったカニエ・ウェスト。今年のはじめ、4月のコーチェラ・フェスティバルに出るのでは? と噂されていましたが、結局ラインアップ発表には入らずキャンセルになったとニュースが流れました。理由はカニエがコーチェラのステージのためだけに作りたいと主張した巨大なセット。いくらカニエの要望とはいえ、それほど大きなセットを設置するのは難しいと主催者側との交渉は決裂したようですが、開催直前になって「サンデー・サーヴィス(日曜礼拝)」と銘打って出演することがアナウンスされました。これは今年に入ってからカニエが完全招待制で行っているゴスペルにインスパイアされたイベントをそのままコーチェラで、という試み。カニエのようなヘッドライナークラスのアーティストであれば夜のステージが通例ですが、「日曜礼拝」ということで開始時間は日曜の朝早く。ステージはキャンプサイトにある丘の上で、そこにおそろいのパープルの服を着た楽器隊、合唱団とカニエ本人、さらにはチャンス・ザ・ラッパーやキッド・カディなども参加。コーチェラ恒例のストリーミング中継で観ると、のぞき穴から眺めているような独特の映像で(神の視点? という見方も)普通のライブとは一線を画すタイプのパフォーマンスだったため、SNSで一気に拡散。 この投稿をInstagramで見るNew song called “Water”. ???? or nah? #kanyewestKanye West(@kanyew.est)がシェアした投稿 - 2019年 4月月23日午後3時58分PDT会場では妻キム・カーダシアンや母のクリス・ジェンナーを筆頭に親族一同、ジャスティン・ビーバー夫妻なども鑑賞し、観客側も超豪華。そんな話題性もあり、最近のカニエ・ウェストの活動が世界中に広がりました。 この投稿をInstagramで見るBeyond magical. ????✌????@Coachella @kimkardashian #kanyewestKanye West(@kanyew.est)がシェアした投稿 - 2019年 4月月22日午前10時43分PDT「世俗的な音楽はもう作らない。これからはゴスペルだけをやる」と宣言した彼は、10月にゴスペル・アルバム『Jesus Is King』をリリース。アメリカ人の生活に密接したキリスト教を題材にしたこともあって、全米チャートNo.1を記録しています。ゴスペル・アルバムとは言っても、クラシカルなものというよりカニエのスタイルを盛り込んだ真骨頂。礼拝文化に親しくない日本人もこの高揚感は楽しめるはず。それに続くアルバム『Jesus Is Born』を今年のクリスマスにもリリースしていて、そのクリエイティビティは止まるところを知りません。2024年の大統領選に出馬する意欲を見せていたり、そのために改名を考えていると発言したり、音楽以外の動向も気になるところです。皆さんは今年どんなアーティストに心を掴まれましたか? 来年も興味のアンテナを絶やさずに、幅広いジャンルのグッド・ミュージックを紹介していきたいと思います。2020年もよろしくお願いします!世界中のSNSで今一番話題の曲を知れるバイラルチャートは毎日更新! ぜひチェックを。【プロフィール】奥浜レイラ音楽・映画パーソナリティ。映画の舞台挨拶や、音楽番組のMCとしても活動中。現在、女性誌『GINZA』の新譜紹介コーナーの執筆を担当。海外の音楽フェスに足を運ぶのが趣味。【問い合わせ】スポティファイ(Spotify)www.spotify.com
2019年12月30日日本大学芸術学部映画学科の学生たちが企画・運営する映画祭「スポーツの光と影」が渋谷のユーロスペースで開催されている。日芸生はこれまでも様々なテーマに沿って映画祭を企画・運営してきたが、9回目となる今年は自分たちが通う日本大学のアメフト部でタックル問題が起こったことを受けて“スポーツ”に焦点をあてる。スポーツにまつわる話題や事件は良いものも、考え去られるものも含めて日々、報道されているが、本映画祭の紹介ページには「東京オリンピックを控え、スポーツに対しても同調圧力が強まる中で、個人の意見を主張することの重要さに気付かされ、自分たちの考えを発信したいとの思いから、この映画祭を企画した」と書かれている。上映されるのは、ジャン・ヴィゴ監督の名作『競泳選手ジャン・タリス』、英国の傑作映画『長距離ランナーの孤独』などのクラシック作品をはじめ、野球界を舞台に映画祭のタイトル通り“スポーツの光と影”を描いた1956年の日本映画『あなた買います』、映画完成後に公開中止になり、ある時期までは上映される機会が極めて少なかった『スパルタの海』、想田和弘監督らが全米最大のアメリカンフットボール・スタジアム、通称”ザ・ビッグハウス”を観察する『ザ・ビッグハウス』など。ゲストを招いたトークイベントも行われる。本映画祭はこれまでも“働く”や“信じるとは何か?”“1968年”など、通常の映画祭や特集ではなかなか取り上げられないテーマをあえて取り上げ、真摯に作品を選んで開催されてきた。今年もスポーツの様々な側面を多角的に考察できる作品が並んでおり、映画ファンであれば足を運びたくなる内容になっている。映画祭「スポーツの光と影」『花形選手』『競泳選手ジャン・タリス』『あなた買います』『長距離ランナーの孤独』『おれについてこい!』『リトル・ファイター少女たちの光と影』『勇者たちの休息』『セックス・チェック第二の性』『スパルタ教育くたばれ親父』『スパルタの海』『ピンポン』『オフサイド・ガールズ』『ひゃくはち』『オリ・マキの人生で最も幸せな日』『疑惑のチャンピオン』『ザ・ビッグハウス』『破天荒ボクサー』12月19日(木)までユーロスペースで開催中
2019年12月14日インターン生のゲンです。2回目のブログでは、先日旅した瀬戸内とそこで訪れた「瀬戸内国際芸術祭」のことを綴りたいと思います。(前回、中国のファッションニューウェーブ、注目すべき若手デザイナーズブランドを紹介はこちら)数年前、上海の美術館へ草間彌生の展示を見に行った時、“宇宙の果て”というストーリーを題材にした南瓜の作品が目に止まった。それは後に、直島の『南瓜』だったことが分かった。それ以来、瀬戸内は人生の中で一度に行きたい場所となった。ちょうど三年に一度の瀬戸内国際芸術祭が開催された今年の秋、喧騒な都会から逃れ、瀬戸内へ訪れた。直島高松から1時間ほどフェリーに乗って、待ちに待った直島へ。まさか、フェリー自体もアートの一部、船上にもアート作品が展示されている。まだ旅は始まったばかり。フェリーの中に居るのに、まるで海の一部になったのように、海風を浴びながら、波にのまれる。いよいよ宮浦港に着いて、最初に目に入ったのは草間彌生の作品『赤かぼちゃ』。「太陽の赤い光を宇宙の果てまで探してきて、それは直島の海の中で赤カボチャに変身してしまった」。草間彌生自身はそう語ったという。かぼちゃの中に入ったら、水玉から空や海が見える。もしかしたら、宇宙から見える直島の空と海も、こういう景色かもしれない。そこから歩いて5分ぐらいの距離にある、藤本壮介の「直島パヴィリオン」。誰しもが気軽に立ち寄れるパヴィリオンを意図した作品は、直島海岸の浮遊感あるダイヤモンドにも見える。そして、バスで本村へ。バスは『赤かぼちゃ』のイラストで飾られ、アートの一部となっている。しかも、道の三角コーンまでも草間彌生の水玉に。遠くの海から見ると、まるで海岸に漂っている泡のような直島港ターミナル、実は駐輪場でありながら、待合場にもなっている。こんな幻のような待合場で、長い時間に会えなっかった家族を待つ時の気持ちはどんなだろう。 ずっと考えているのは、なんでこの直島の南瓜は「宇宙の果ての南瓜」と言われているのだろう? その果てには一体何があるのだろう? 私が考えた答えは、海と空かも。何故かというと、海と空は末がないから。この南瓜は道の末にある、後ろはボーダーのない海だから、まるで世界の果てにあるみたい。「南瓜」の近くにも、たくさんアート作品が散りばめられている。実は、直島で最も私の心を打たれたのは「地中美術館」というところだ。美術館の入り口は長くて暗い、でも先に光がある道。このまるで異世界の入り口の先では、何か起こるだろう? どんな作品との出会いがあるだろう?最初に入ったのは安藤忠雄が創造した迷宮のような建築。まるで世の中に存在しないような空間、見上げると、空にもボーダーがあった。なかでも一番印象的なのは、ジェームズ・タレルの作品。スクリーンのような入り口を抜け、中は真っ白い部屋。いくら歩いても末が見えない、近くにあったスクリーンのような入り口も遠くに見える。まるで異世界の中に迷い込み、時間が止まったかのように、私は誰なの? 今はどこにいるの? と、自分と会話し始める。再びその長い暗い入り口を抜け、庭を通った時、池中の睡蓮を見て、先ほど見た景色、感じたものは本当に存在していたのか? それどもただの夢だったのかも、と思う。バスに乗って、「ベネッセハウス ミュージアム」で少しぼんやりしていたら、空も暗くなった。宮浦港に戻った時、空はもう真っ黒。再び「直島パヴィリオン」と会うと、まるで夜空の星のように輝かしく見えた。「赤かぼちゃ」も点灯して、まるで魔女が住む城のように、畏敬の念を抱きはじめた。豊島豊島に上陸し、まずは豊島美術館へ。一滴の水が地上に最初に落ちた瞬間のような形をイメージした豊島美術館、まさにその建物自体が作品だ。小さな穴の中から水が湧き出し、風に乗って自由に流動し、小さな水滴が集まって水たまりになり、地ベタに吸収される様は、まるで人の生命みたい。美術館で風を感じながら、水滴の変化を観察していると、自分もこの自然の一部になったよう。豊島美術館の隣はカフェを併設する記念品商店もある。そこでコーヒーを飲みながら気分を整え、クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」へ。「心臓音のアーカイブ」では、自分の心臓音を記録することもできる。そういえば、こんなにはっきり自分の心臓音を聞くのは初めてだ。海を見ながら、いつか年を取り、この世の中に居なくなってしまっても、この時ここで確かに動いていた自分の心臓音が、アート作品の一部として、永遠にこの静かな小さな島に残れると思ったら、とても感動。小豆島オリーブ島とも言われている小豆島は、日本で初めてオリーブ樹が栽培されたところらしい。高松から小豆島までのフェリーもオリーブのイラストが描かれている!同じフェリーに乗って、同じ海を見ている人たちは今何を考えているだろう? 彼らはどんな悩みを抱えているだろう?初めてフェリーの中でうどんを食べた。ちょうどいい甘さ、スープまでも全部飲みきれた。波を感じながら海を見て、幸せな朝は一杯のうどんからスタート。同じ「OLIVE LINE」の乗客たちは、今の私と同じ幸せ感が溢れているでしょうか? 秋の海は、まるで世界を癒す力を持っているかのようにやさしい。そんな小豆島には「妖怪美術館」というところがあって、古代から現代までの妖怪が展示されている。あなたは世の中に本物の妖怪が存在することを信じますか? 私は信じます。ただ見える人にだけ見えているとも。その中で、私が最も気に入ったのは「クリームソーダ妖怪」だ。もしかしたら私の前世も「クリームソーダ妖怪」かも(じゃなければ、なぜ私はそんなにクリームソーダにハマっているんだろう? 笑)。お昼は「ひよこ食堂」のオムライス。メニューのすべては、現地のお爺さんとお婆さんの手作り。つい実家の味を思い出すほどの懐かしさ。現地人の中にもかなり人気があるこのお店は、50年の老舗らしい。バスに乗ってオリーブ公園へ。映画『魔女宅配便』のロケ地として有名なこの場所、まるでヨーロッパにいるみたい。オリーブ公園では、初めてオリーブ味のアイスを試した。オリーブの味って一体どんな味だろうって思ってたけれど、こういう少し苦味が入ってる甘みか。オリーブ公園の隣にある小さな港で船を乗り、「二十四の瞳映画村」へ。ここで最も印象的だったのは、海が見える教室。もしこんな教室で勉強できるなら、私ももっと学校に行きたくなるだろうな。ただ席に座って、1日海を見るだけでも十分幸せだろう。最後にオススメしたいのは、高松港にある「ノースショア(NORTHSHORE)」というカフェ。午前のブランチや、旅行終わりの一服として、海に癒されたい時はぜひ。フルーツがたっぷりなパンケーキを楽しみながら、海にぼんやりする。青い海が夜空に少し少し飲み込まれ、やがて真っ黒になってしまった頃、気まぐれな心も少し落ち着いてきた。瀬戸内の海は、人生の中に見た海のなかでも心を打たれた唯一の海。常にスピード感が求められている都市に長く生活していたことが理由かもしれない。久々に何もしなくても、只々ぼんやりするだけでいい場所に訪れたら、改めて自分と会話ができ、新たな自分と出会うことができた。瀬戸内は人生の中でまだ行きたい場所。今度は芸術祭ではなく、もっと人が少ない時期に、映画村の教室の中一番海に近い席で、日出日没と潮の満ち引きを見ながら、時間を無駄使いしたい。インターン生活も終わりに近づくことを思うと少し寂しく感じるが、「心臓音のアーカイブ」で自分の心臓音を記録するように、インターンを終えても、私が書いた文字がずっとインターネット上に残るということを思ったら、とてもとても嬉しい。いつかまた「心臓音のアーカイブ」に行った時、そこ動いているのは、今この瞬間にしか流れない私の心のリズムだと思う。
2019年11月15日子どものための映画祭「キネコ国際映画祭」が明日から開幕する。本映画祭では国内外の24か国・54作品が集まり、作品の審査も子どもたちが行う。キネコ国際映画祭は子どもたちがスクリーンで映画を楽しめる恒例行事で、今年で27回目を迎える。プログラムは年齢別に組まれているため、言葉をまだ完全におぼえていない小さな子どもが楽しめる作品もあれば、観たあとに親と一緒に内容について話し合ったり、考えさせられるような作品も。4日(月)には字幕ナシで『スーパーパワー・ドッグス』をIMAX上映するプログラムも予定されている。また野外映画上映やミュージックライブ、気球体験、クイズ大会など、家族そろって、友達と一緒に参加できる催しも多数用意されている。毎年、会場は子どもたちでにぎわっており、小さな子どもが思わず泣きだしたり、大声をあげてしまっても周囲がそれを受け入れて、会場がより楽しいムードになることも。日ごろはあまり映画館に足を運べない、まだ一度も映画館に行ったことのない子どもが“映画館デビュー”を果たすのにも適したイベントになっている。なお、スマートフォンアプリ「ぴあ」をダウンロードして、アプリ内で表示できる“マルぴ“マークを映画祭期間中に子玉川ライズ中央広場インフォメーション&チケットカウンターに提示すると、先着100人に「キネコ国際映画祭」特製クリアファイルがプレゼントされる。27th キネコ国際映画祭11月1日(金)から11月5日(火)まで公式ホームページ:会場:109 シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、二子玉川公園、二子玉川ライズ ガレリア・二子玉川ライズ 中央広場
2019年10月31日毎年秋に池袋周辺で開催されること4年目、今年は「出会う。変わる。世界。」をテーマに国内外の多彩な舞台芸術作品を上演中の東京芸術祭。本日10月29日より東京芸術劇場で開催される、東京芸術祭ワールドコンペティション2019は、そんな今年のテーマを象徴する新たな取り組みだ。芸術祭総合ディレクターの宮城聰とコンペティションディレクターの横山義志曰く、「“優れた作品”って、どういうことなのか」を「観客のみなさんと一緒に考え」、「舞台芸術を評価する“尺度”を新たに生み出して」いく試みとのこと。次代を担う世界の表現者たちの作品を、審査員長のジュリエット・ビノシュ、副審査員長の夏木マリをはじめとする審査員が公開で審査する。対象となるのは、中国の戴陳連による影絵芝居『紫気東来ービッグ・ナッシング』、オーストラリアのシドニー・チェンバー・オペラによる言葉のないオペラ『ハウリング・ガールズ』、スペインのエル・コンデ・デ・トリフィエルによる演劇『可能性は風景の前で姿を消す』、ブルキナファソのシャルル・ノムウェンデ・ティアンドルベオゴによるフィジカル・シアター『たびたび罪を犯しました』、チリのボノボによる演劇『汝、愛せよ』、そして日本のdracomによる演劇『ソコナイ図』の6作品。各公演は有料だが、それぞれの推薦人によるプレゼンテーション及びトーク、そして審査会と授賞式には無料かつ予約なしで入場できる。新たな“尺度”が生まれる瞬間に立ち会ってみるのも一興だ。文:町田麻子
2019年10月29日来年11月、沖縄・石垣島から世界に向けて映画を発信し、地域の文化・芸術にふれる機会を創出する映画祭「石垣島ゆがふ国際映画祭」が開設決定。本祭に先立ち「2019年プレイベント」の開催も明らかになった。本映画祭のテーマは“Cinema at Sea”。作品選定委員が選りすぐった50以上の作品を揃え、「フサキビーチリゾートホテル&ヴィラズ」内のフサキビーチをメイン会場に、野外上映用の大型スクリーンを設置し、太平洋の島々にフォーカスした作品や実験的な映像、アニメーションなどを揃え、音楽パフォーマンスなどの地域の文化・芸術と共に鑑賞できる。ドキュメンタリー映画のコンペティション、海外講師を招いてのVRワークショップ、地域交流も視野に入れた世界標準の国際映画祭を目指していくという。今回この映画祭に先駆け、プレイベントを石垣市で3日間開催。音楽ドキュメンタリー映画『島々の歌~スモールアイランド・ビッグソング~』の上映や監督夫妻によるトークイベント、出演するミュージシャンのライブパフォーマンス。さらに、エイミー・アダムスやジェレミー・レナーらが出演する、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作SF感動ドラマ『メッセージ』や、自然保護区「オーストファールテルスプラッセン」で生を謳歌し死と対峙する生き物たちの1年を綴る『あたらしい野生の地―リワイルディング』。アジアの優れた映像クリエイターを発掘するイベント「Digicon6 Asia」のコンペティション歴代受賞作の中から、子どもも楽しめるアニメーション作品を選定した「Digicon6 Asia 受賞作品セレクション」と、4作品の上映が行われる。「石垣島ゆがふ国際映画祭」は2020年11月14日(土)~11月23日(月・祝)10日間開催予定。石垣島ゆがふ国際映画祭「2019年プレイベント」は2019年11月22日(金)~24日(日)開催。(cinemacafe.net)
2019年10月24日世界中のフェスや音楽番組のMCとして活躍する音楽・映画パーソナリティ奥浜レイラさんに今月注目すべきアーティストを訊く、音楽コラム連載。ストリーミングサービスが広がり、国内のみならず世界の音楽トレンドもリアルタイムでキャッチできる時代。Spotifyのトップチャート(最も再生回数が多い曲)、バイラルチャート(SNSでいま話題の曲)を賑わす、いま旬のアーティストは? 今回は、2019年内に来日を控えた、要注目の新鋭アーティストを教えてもらいます!奥浜レイラの音楽のすすめ vol.5 __________________________________2019年もいよいよ残り3ヶ月。夏から秋にかけては音楽フェスも多く開催され、屋外で音楽を浴びる気持ちよさを堪能した方も多かったはずですが、ここからはアーティストの単独来日公演が多く、屋内でじっくりと音楽に浸るのが楽しい季節です。海外のビッグ・アーティストの来日も控えていますが、センス溢れる若いアーティストの公演も豊富。実際すでに海外では急成長しているアーティストでも、日本公演だと小規模なキャパシティの会場になることも多いので、今のうちにチェックしておきたいところ。今回は将来の音楽シーンを担っていく要注目の新人アーティストを、日本公演の情報と合わせてご紹介します。ガス・ダパートンまず、11月28日代官山ユニットにて初来日公演を行うガス・ダパートン(Gus Dapperton)はとても魅惑的。近年のアメリカの音楽シーンの中でも特に尖った個性の、NY出身の新たな男性ポップ・アイコンです。昨年Netflixの人気ドラマ『13の理由』シーズン2のサウンドトラックに楽曲が起用されて、あっという間に1億回近いストリーミング回数を記録。トレードマークになっている特徴的な髪型や髪色、ユニークなファッションも注目されています。色めいたカリスマを感じさせる彼の佇まいは、この初の日本公演で生で確認したい。 この投稿をInstagramで見るgusさん(@gusdapperton)がシェアした投稿 - 2019年 7月月22日午後4時43分PDTドリーミングなサウンドと生々しくむき出しな歌声が、キャッチーなメロディーと共に胸を掴むみずみずしいデビューアルバムは、ポップ・ミュージックの新たな現在地を見せてくれます。スタークローラーそれから、2018年の日本ツアーはソールドアウト、フジロックでも破天荒なパフォーマンスが話題になったロサンゼルスのバンド、スタークローラー(Starcrawler)が12月に帰ってきます。なんといっても、女性ヴォーカリストのアロウ・デ・ワイルド(Arrow de Wilde)の唯一無二の佇まいに惚れ惚れ。 この投稿をInstagramで見るWe’ve made a video for No More Pennies from our album Devour You (out Oct 11)!! Check it out here and pre-order Devour You (Limited edition blood red marbled vinyl with scratch & sniff sleeve available, and all pre-orders from our label Rough Trade come with free fanzine, whilst stocks last). Link in bio! ???????? Directed by Arrow and Jonathan King. With tour footage by @gilberttrejo38. Edited by @ax.cy.STARCRAWLERさん(@starcrawler)がシェアした投稿 - 2019年 9月月26日午前9時05分PDT音楽界での女性の振る舞い方の概念を思いっきり壊すその暴れっぷりと、ロック・ファンの血を沸かせるサウンドはとてもドラマチック。そのカオスの中でふと繊細なメロディー触れると、思わずグッときてしまいます。音源だけでなくパフォーマンスもセットで、魅力を最大限に感じられる期待の大型新人。12月4日は恵比寿リキッドルーム、5日は大阪、6日には名古屋での公演も予定されていますが、前回の公演はチケットが売り切れているのでお出かけの計画はお早めに!ステラ・ドネリー今年のフジロックフェスティバルでのステージも大好評だったオーストラリア出身の女性シンガー、ステラ・ドネリー(Stella Donnelly)も12月に再来日予定。お団子ヘアで登場し、ギターを弾きながら愛らしいダンスを披露したり、ブーツを脱いで足をバタバタさせたりと、その愛くるしさに虜になった人も多かったはず。そのキュートな姿はジャーナルスタンダードとコラボしたフォトTシャツになっていて、あっという間にファンが増殖中です。 この投稿をInstagramで見るThis is crazy, thank you so much @journalstandard.jp 私は非常に感謝しています @journalstandard.jpStella Donnellyさん(@stelladonnelly)がシェアした投稿 - 2019年 6月月22日午前2時24分PDTただ、彼女のさらなる魅力はその歌詞の世界にあります。性被害者が声を上げると逆に非難されることへの疑問や、人種差別、日常に溢れるセクハラなど、人間関係や社会全体の“毒”をウィットに富んだ節回しで軽やかに歌っていて、彼女らしく一石を投じています。なんてったって彼女のデビューアルバムのタイトルは『猛犬注意』ですから、サウンドの柔らかさとは裏腹に、その精神は新世代のパンク・ガールとも言えそう。今回の日本公演は12月11日に渋谷クラブクアトロ、12日は大阪での公演もあり。この規模の会場で観られるのは、ひょっとしたら最後かもしれません。是非この機会に目撃してください!年末から来年の春先まで、魅力的な海外アーティスト公演が目白押しです。ビッグ・アーティストの公演で迫力を味わうのも楽しいですが、磨かれつつある原石の輝きに出会うのも静かな興奮があります。単独公演で是非そのきらめきを堪能してください!世界中のSNSで今一番話題の曲を知れるバイラルチャートは毎日更新! ぜひチェックを。【プロフィール】奥浜レイラ音楽・映画パーソナリティ。映画の舞台挨拶や、音楽番組のMCとしても活動中。現在、女性誌『GINZA』の新譜紹介コーナーの執筆を担当。海外の音楽フェスに足を運ぶのが趣味。【問い合わせ】スポティファイ(Spotify)www.spotify.com
2019年10月03日本日10月2日に東京・歌舞伎座で初日を迎える『芸術祭十月大歌舞伎』は、昼の部が『廓三番叟(くるわさんばそう)』『御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)』『蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)』『江戸育お祭佐七(えどそだちおまつりさしち)』の4本立て。夜の部は、通し狂言『三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)』に加え、歌舞伎舞踊『二人静』が上演される。歌舞伎座の十月公演は毎年文化庁芸術祭に参加しているが、令和最初となる今回の昼の部で注目したいのは、久しぶりの上演となる『江戸育お祭佐七』だ。神田祭の祭礼を背景に、いなせな鳶・佐七(尾上菊五郎)と小粋な芸者・小糸(中村時蔵)が織りなす恋模様。キップのよい江戸っ子をやらせたら右に出る者のいない菊五郎と、その一門のアンサンブルを楽しめる。『蜘蛛絲梓弦』は、ひとりの俳優の早替りが楽しめる変化舞踊。今回は片岡愛之助が小姓・太鼓持・座頭・傾城・蜘蛛の精の5役を演じ分ける。クライマックスでは千筋の糸を繰り出しての迫力ある立廻りが豪快かつ美しい。『廓三番叟』は、天下泰平や五穀豊穣を祈念する厳かな『三番叟』の変形バージョンのひとつで、遊郭の吉原の座敷を舞台に傾城、新造、太鼓持が踊る趣向だ。一方『御摂勧進帳』は別名“芋洗い勧進帳”とも言われる大らかな荒事。弁慶が番卒の首を豪快に斬りまくって天水桶に投げ込み、金剛杖で芋を洗うような動きを見せる。ひとつひとつは短いがさまざまなジャンルの4作品が見られるので、昼の部は歌舞伎初観劇の人にもうってつけだ。対する夜の部は、通し狂言『三人吉三巴白浪』。3人の泥棒が出会う〈大川端庚申塚の場〉から、大詰〈本郷火の見櫓の場〉まで長編の物語をじっくり堪能できる。和尚吉三が尾上松緑、お坊吉三が片岡愛之助、お嬢吉三は尾上松也と中村梅枝のWキャストという若い顔合わせ。偶数日出演の松也と奇数日出演の梅枝がそれぞれどんなお嬢吉三を演じるか、比べてみたくなる。『二人静』は同名の能を題材とした舞踊で、吉野の神社で神事に仕える若い娘(中村児太郎)に静御前の霊(坂東玉三郎)が乗り移り、現し世と常世が交わってふたりの静御前が寄り添って舞を舞う作品。能に造詣が深く、これまでも能を題材の舞台をいくつも手がけてきた玉三郎が繰り広げる幻想的な世界を楽しみたい。文:仲野マリ
2019年10月02日歴史をテーマにした世界で唯一の国際映画祭「第11回京都ヒストリカ国際映画祭」の全上映作品が発表になった。本映画祭は今年で11回を迎える関西の映画ファンにはおなじみの存在。今年も京都文化博物館を会場に、京都だから可能な企画、京都で観たいプログラムが揃った。オープニングを飾るのは、周防正行監督最新作『カツベン!』。タイトルの通り、サイレント映画に合わせて巧みな話術で作品を伝える“活弁士”の姿を描いた作品で、当日は上映だけでなく、本作を手がけた桝井省志プロデューサーと活動弁士の片岡一郎氏がトークショーを行う。日本のアニメーションの歴史を紹介する特別企画では日本初の長編カラーアニメーション『白蛇伝』4Kデジタル復元版が上映され、小田部羊一氏、勝間田具治氏、清水慎治氏が来場するほか、人気作や映画史を語る上で欠かせない貴重な作品が上映される。また、先ごろ放送が終了した連続テレビ小説『なつぞら』で描かれた時代の傑作アニメーションが集結。『太陽の王子 ホルスの大冒険』や『長靴をはいた猫』などの作品をスクリーンで堪能できる。さらに日本だけでなく海外にも熱狂的なファンを多くもつ『子連れ狼』シリーズ4作品を上映。京都は海外からの観客も多く、盛り上がりが期待できる。他にも世界中から集めた最新歴史映画の日本初上映や、映画の可能性を探るVR上映など多岐に渡るプログラムが決定。会場になっている京都文化博物館は丁寧な映写で映画ファンから愛されている場所だけに、今年も映画を愛する、歴史を愛する人々が連日、足を運ぶことになりそうだ。第11回京都ヒストリカ国際映画祭10月26日(土)から11月4日(月・祝)まで京都文化博物館で開催チケット発売日:10月5日(土)
2019年10月02日ヴァイオリ二ストの諏訪内晶子が芸術監督を務め、来年で6回目を迎える「国際音楽祭NIPPON 2020」の記者会見が9月13日に都内で行われ、来年、生誕250周年を迎えるベートーヴェンにちなんだプログラムや室内楽プロジェクト、さらに後進の育成として諏訪内が力を入れてきたマスタークラスなどの概要が発表された。【チケット情報はこちら】来年の音楽祭は2月から3月にかけて東京、名古屋、そして東日本大震災の被災地である岩手県釜石市で開催され、7つのプログラムが行われる。オーケストラとの共演ではジャナンドレア・ノセダの指揮により、ワシントン・ナショナル交響楽団を招いてチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲 ニ長調、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」などが演奏される。デュオ・リサイタルでは、10年来の付き合いがあり、レコーディングも一緒に行なったこともあるピアニスト、ニコラ・アンゲリッシュとの共演で【オール・ベートーヴェン・プログラム】と銘打ち、ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」、第7番、第9番「クロイツェル」 が演奏される。アンゲリッシュとの共演について諏訪内は「昨年、久しぶりに共演して、お互いに『また共演してみよう』という気持ちになり、ぜひ来てもらえないかとお願いしました。10年前とはまた違う表現ができるのではと今から楽しみです」と期待を口にする。さらに今回、過去にない新たな試みとして行われるのが室内楽プロジェクト。3名のプログラミング・アドバイザーを交えて「室内楽の中でも普通のプログラム、それとは相反するプログラムをどう見せ、聴かせ、表現していくか? 相談しながら決めていきました」と明かした。このほか釜石市民ホールでは、東日本大震災復興応援コンサートを開催。これまでも被災地を巡ってコンサートを開いてきた諏訪内は「音楽は、いろんな意味でエネルギーが言葉ではなく伝わる素晴らしい芸術だと思っています。エネルギーを届けることができればと思って活動を続けています」と震災復興支援への思いを語った。来年は、1990年に諏訪内が当時19歳、史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール1位を獲得してから節目の30年目の年となる。「当時はまだソビエト連邦で、高校を卒業したばかりで留学経験もない私が、なぜか国際コンクールで優勝し世界が一変してしまう経験をしました」と当時を振り返りつつ「長く活動して来て、どこかの時点で恩返しをしたいと思って始めたのがこの音楽祭。30年は短いようで非常に長かったです。いま40代の後半ですが、いろんなことを経験させていただき非常に充実しています。こうした企画を続けることができていることに感謝しています」と音楽祭へ強い思いと感謝の念を口にした。「国際音楽祭NIPPON 2020」は2020年2月14日(金)より3月15日(日)まで開催。チケットは9月21日(土)より一般発売。取材・文:黒豆直樹
2019年09月19日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!「あいちトリエンナーレ2019」と「リボーンアート・フェスティバル 2019」が開幕、ズッカとイラストレーターNoritakeのコラボ展第3弾、表参道ヒルズで楽しむ「旨辛刺激MENU」etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け! ◆「あいちトリエンナーレ2019」がついに開幕。サカナクションなど国内外80組以上のアーティストが参加(〜10/14)前回に引き続き芸術監督に津田大介を迎え、4回目の開催となる本年は、“情の時代 Taming Y/Our Passion”をテーマに、様々な表現を横断する最先端のアートを紹介。◆石巻でアートや音楽を楽しむ芸術祭「リボーンアート・フェスティバル 2019」が開催! (8/3〜9/29)豊かな自然を舞台に地元の人々と作りあげた「アート」「音楽」「食」が楽しめる新しい総合芸術祭が、宮城県石巻・牡鹿地区を中心に58日間に渡り開催。レストラン「Reborn-Art Dining」の様子(2017年)◆京都・清水寺で陶芸アーティスト桑田卓郎の作品展「日々(にちにち)」(8/3〜25)清水寺で2012年にスタートした「FEELKIYOMIZUDERA」プロジェクトの一環として、アーティスト桑田卓郎の作品を展示。Tea Bowl, 2017© Takuro Kuwata, Photo by Kazuya Sudo◆ズッカ、イラストレーターNoritakeとのコラボ展第3弾! シャツワンピやリュックなどのコラボ商品が登場(〜9/10)ズッカとNoritakeによる共同企画展示の第3弾。「ねむくなる」をテーマにした多彩なコラボレーションアイテムがラインアップ。◆石田製帽が手掛ける、ヴィンテージ素材のストローハットの販売会がパスザバトンで開催(8/3〜終了日未定)パスザバトン(PASS THE BATON)丸の内店と表参道店にて、「石田製帽(ISHIDASEIBOU)」が手掛ける麦わら帽子の販売会を開催。◆表参道ヒルズに旨辛メニューが期間限定の登場! シビレ系担々麺から生姜カクテルまで(〜9/30)表参道ヒルズのレストラン10店舗にて、山椒や花椒、カレー、ハラペーニョ、生姜など多様な辛さがやみつきになる「旨辛刺激MENU」を提供。
2019年08月02日展覧会「奇蹟の芸術都市バルセロナ展 ーガウディからピカソ、ミロ、ダリまでー」が、2019年9月14日(土)から11月4日(月)までの期間、札幌芸術の森美術館にて開催される。古代に遡る豊かな歴史と、19世紀に産業革命を経験したことによる経済的・文化的な先進性をあわせ持つスペイン、カタルーニャ自治州の州都バルセロナ。芸術、グルメ、スポーツなど、今もなお、あらゆる面で人々を魅了する世界有数の国際都市だ。「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」では、そんなバルセロナという都市の近代化が進んだ19世紀後半、イルダフォンス・サルダーの都市計画から、1888年のバルセロナ万国博覧会開催、1936年から1939年にかけてのスペイン内戦に至るまでの約80年間にフォーカスを当てる。会場では、現在のバルセロナの景観を形作った建築家アントニ・ガウディをはじめ、パブロ・ピカソ、ジュアン・ミロ、サルバドール・ダリらによる絵画、彫刻、家具、宝飾品、図面、映像資料、写真などの作品約150点を展示。当時のカタルーニャに花開いた芸術の精華を紹介していく。また、チケットでは、2020年冬に札幌芸術の森美術館で開催される、アルフォンス・ミュシャの展覧会「みんなのミュシャ」とのセット券も用意。是非この貴重な機会に、世界的な芸術家たちの作品をまとめて楽しんでみてはいかがだろうか。【詳細】奇蹟の芸術都市バルセロナ展 ーガウディからピカソ、ミロ、ダリまでー会期:2019年9月14日(土)~11月4日(月)開館時間:9:45~17:00(最終入館16:30)会場:札幌芸術の森美術館住所:北海道札幌市南区芸術の森2-75<観覧料>・当日券一般 1,300円/高校・大学生 800円/小・中学生 500円・前売り券一般 1,200円/高校・大学生 700円/小・中学生 400円・図録付きチケット 4,440円販売期間:6月15日(土)10:00~8月20日(火)23:59販売場所:※ローソンチケットのみ(Lコード:92484)・「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」×「みんなのミュシャ」セット券 2,200円販売期間:6月15日(土)10:00~9月13日(金)23:59販売場所:ローソンチケットのみ(Lコード:11514)※価格は全て税込み。※小学生未満無料。※前売り券はローソンチケット(Lコード:11514)、チケットぴあ(Pコード:769-797)、セブンチケット、道新プレイガイド、札幌市民交流プラザチケットセンター、教文プレイガイド、札幌芸術の森美術館で購入可能。※図録は9月1日(日)以降、ローソン購入店店頭にて受け取り可能。【問い合わせ先】札幌芸術の森美術館TEL:011-591-0090
2019年06月20日宮城県の石巻・牡鹿地区を中心に、アート・音楽・食を楽しむ総合芸術祭「Reborn-Art Festival(リボーンアート・フェスティバル) 2019」が開催されます。期間は2019年8月3日(土)~9月29日(日)まで。2019年のメインテーマは“いのちのてざわり”。各エリアに展示されるアート作品やここでしか味わえない地元食材を使った料理を堪能してみませんか。「Reborn-Art Festival」とは?宮城県の牡鹿半島と石巻市街地を主な舞台に、豊かな自然と地元の方々と作り上げた“アート”、“音楽”、“食”を楽しめる、新しい総合芸術のお祭りです。東日本大震災で大きな被害を受けた地域のひとつである石巻・牡鹿地区で、国内外の現代アーティストがアート作品の展示や、さまざまなスタイルの音楽イベントを開催。また、各地より集まった有名シェフたちが地元の食材を使った、ここでしか味わえない食の提供などが実施されます。そうして生まれるたくさんの“出合い”をきっかけに、地域復興や振興につながるさまざまな循環を生み出すことを目指したイベントです。オープンニングライブ「転がる、詩」「Reborn-Art Festival 2019」のオープニングを飾るのは、石巻市総合体育館で開催される音楽イベント「転がる、詩(シ)」。櫻井和寿さんや宮本浩次さんをはじめとする豪華出演アーティストが、日本の音楽のオリジナリティである“詩”に注目し、さまざまな時代の名曲を披露します。開催日時2019年8月3日(土)開場 16:00/開演 17:00/終演19:00(予定)2019年8月4日(日)開場 15:00/開演 16:00/終演18:00(予定)会場石巻市総合体育館(宮城県石巻市泉町3-1-63)出演アーティスト櫻井和寿/宮本浩次/Salyu/青葉市子小林武史(キーボード)/名越由貴夫(ギター)/TOKIE(ベース)/椎野恭一(ドラム)/四家卯大(チェロ)/沖祥子(バイオリン)チケット指定席+リボーンアート・パスポート:9,000円(税込)【一般発売】2019年7月6日(土)~各プレイガイドにて販売舞台『四次元の賢治 -完結編-』宮沢賢治の諸作をベースに、思想家・中沢新一さんが脚本を手掛け、小林武史さんがオペラに仕上げた異色の舞台が、いよいよ完結を迎えます。2017年の第1幕上演から約2年。新たなキャストに、満島真之介やコムアイなどが登場します。ほかに類を見ない瞑目のオペラをお見逃しなく。脚本/音楽中沢新一/小林武史原案宮沢賢治出演キャスト満島真之介/Salyu/コムアイ(水曜日のカンパネラ)/ヤマグチヒロコ ほか岩手公演概要日程:2019年7月13日(土)開場 16:00/開演 16:30/終演 18:30(予定)会場:釜石市民ホール TETTO(岩手県釜石市大町1-1-9)チケット(指定席):一般:4,000円(税込)宮城公演概要日程:2019年9月22日(日)・23日(月・祝)会場:塩竈市杉村惇美術館(宮城県塩竈市本町8番1号)チケット:後日発表アート作品展示エリアのテーマと参加アーティスト紹介鮎川エリアテーマ:“目をこらす 耳をすます”(Gazing and Listening)キュレーター:島袋道浩参加アーティスト:島袋道浩/青葉市子/石川竜一/野口里佳/吉増剛造荻浜エリアテーマ:“プライマル エナジー –原始の力”(Primal Energy)キュレーター:名和晃平参加アーティスト: 今村源/名和晃平/村瀬恭子/WOW小積エリアテーマ:“鹿に導かれ、私たちを見るとき”(With Deer as Our Guides, We Look at Ourselves)キュレーター:豊嶋秀樹参加アーティスト:淺井裕介/在本彌生+小野寺望/坂本大三郎+大久保裕子/志賀理江子/堀場由美子市街地エリアテーマ:“街のマンガロードとアートロード”(Manga Road and Art Road of the city)キュレーター:有馬かおる参加アーティスト:【アートロード】Ammy/有馬かおる/大槌秀樹/工藤玲那/後藤拓朗/是恒さくら/渋谷剛史/シマワキユウ/白丸たくト/SoftRib/ちばふみ枝/富松篤/根本裕子/halken LLP/久松知子/古里裕美/ミシオ/守章【マンガロード】青木俊直/石巻劇場芸術協会/オザワミカ/たなか亜希夫/八重樫蓮/ヤグチユヅキ網地島エリアテーマ:“ネクスト・ユートピア”(Next Utopia)キュレーター:和多利恵津子/和多利浩一参加アーティスト:浅野忠信/伊藤存+青木陵子/梅田哲也/小宮麻吏奈/ジョン・ルーリー/バリー・マッギー/真鍋大度/持田敦子/ロイス・ワインバーガー石巻駅前エリアテーマ:“海へのアート=リチュアル”(Art-Ritual for Sea)キュレーター:中沢新一参加アーティスト:ザイ・クーニン桃浦エリアテーマ:“リビングスペース”(Living Space)キュレーター:小林武史参加アーティスト:アニッシュ・カプーア/草間彌生/久住有生/SIDE CORE/中崎透/パルコキノシタ/深澤孝史/増田セバスチャン/村田朋泰食を体験するツアー「石巻フードアドベンチャー」フードディレクターのジェローム・ワーグと原川慎一郎がプロデュースする参加型イベント開催。コンセプトは“Before We Cook –the nature of food”。石巻・牡鹿半島の食材や自然を巡るツアーで、自らの体を通して発見を学びを得られる食の冒険を楽しんで。精鋭の料理人たちが贈るシンプルな絶品料理を堪能レストラン「Reborn-Art DINING」では、地元の旬食材をふんだんに使用した、素材をダイレクトに堪能できるシンプルな料理をご提供。全国から集まった精鋭の料理人たちが贈る、それぞれの個性を活かしたここでしか味わえない逸品を堪能してください。「Reborn-Art Festival 2019」概要開催期間2019年8月3日(土)~9月29日(日)58日間※水曜休祭予定※網地島エリアは8月20日(火)より開催会場牡鹿半島/網地島/石巻市街地/松島湾(宮城県石巻市・塩竈市・東松島市・松島町・女川町)リボーンアート・パスポート(作品鑑賞パスポート)【前売り】一般:2,500円(税込)/高・専・大学生:2,000円(税込)/中学生以下:無料【当日(8月3日以降)】一般:3,000円(税込)/高・専・大学生:2,500円(税込)/中学生以下:無料イベント情報イベント名:Reborn-Art Festival 2019催行期間:2019年08月03日 〜 2019年09月29日住所:宮城県牡鹿半島・網地島・石巻市街地・松島湾(宮城県石巻市、塩竈市、東松島市、松島町、女川町)
2019年06月06日「あいちトリエンナーレ2019」が、2019年8月1日(木)から10月14日(月・祝)まで、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館をはじめ、名古屋市内、豊田市内を中心に開催される。国内最大規模の国際芸術祭、津田大介が芸術監督「あいちトリエンナーレ2019」は、2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭。4回目となる2019年は、津田大介が芸術監督を務め、「情の時代」をテーマに国内外からアーティスト80組以上を迎える。国際現代美術展をはじめ、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなどを開催する。様々な表現を横断する、最先端のアートを楽しめるイベントとなっている。〈国際現代美術展〉田中功起、ミリアム・カーンなど国内外アーティスト集結国内外の60組程度のアーティスト・団体の作品を展示し、最先端の現代美術を紹介する国際現代美術展は、広域にわたって展開。愛知県美術館を含む愛知芸術文化センターをメインに、名古屋市美術館、名古屋市内の四間道・円頓寺、豊田市美術館、豊田市駅周辺などで作品を展示する。「複数の人間が、過去、現在、未来において、ある出来事や経験を共有することは可能か」という問いを、記録映像やインスタレーション、テキスト、トークなどで探求する田中功起や、古典的な名画やSNSで公開された写真などを引き延ばして重ねた下図から作品制作を行う今津景、近代から現代に至る歴史を紐解き、女性の立ち位置を鑑賞者に問う作品を制作する碓井ゆいなど、個性豊かなアーティストが集結。また、ピエロたちが、夢を見る/おならをする/お願いする/嘘をつくなどの、一人の人間が24時間のうちに行う45のふるまいを表現した《Vocabulary of Solitude》(直訳:孤独のボキャブラリー)を制作したウーゴ・ロンディノーネや、原爆をめぐる「美」と「倫理」の葛藤を主題にした水彩、個の存在を曖昧にする抽象的な油彩を制作するミリアム・カーンや、メキシコのフェミニスト・アートのパイオニア的存在であるモニカ・メイヤーも注目したいアーティスト。さらに、先端科学技術に関心を寄せるアーティストであり、科学技術者のジェームズ・ブライドル、取材結果をアニメ、演劇、ヒップホップ、アプリなど、多様な表現をもちいて展開する米国の非営利報道機関「CIR(調査報道センター)」など、アートとその他の社会的な領域を越境するアーティストも多く参加。現代の時代性を反映した、バラエティに富んだ芸術作品の魅力を堪能できそうだ。〈音楽プログラム〉サカナクション、純烈のライブパフォーマンスロックやポップスなどのポピュラーミュージックを新たなプログラムとして加え、ライブ形式でパフォーマンスを実施。愛知芸術文化センターでは、美術と音楽の垣根を越えた音楽プログラム「あいちトリエンナーレ2019 MUSIC & ARTS FESTIVAL」が開催される。サカナクションは、“空間インスタレーション”とも呼べる独自のライブパフォーマンス「暗闇 -KURAYAMI-」を、8月7日(水)から11日(日)までの4日間連続で、愛知県芸術劇場大ホールにて展開する。通常公演とは趣向の異なる実験的な内容になっており、豊かな音楽体験を提供する。また、歌謡グループ・純烈プロデュースの「純烈 Presents『1969年の前川清と藤圭子~昭和を彩るロックとブルース~』」も9月15日(日)・16日(月・祝)に開催される。四間道・円頓寺でのライブや音楽祭四間道と円頓寺では、「円頓寺デイリーライブ」と「なごの音楽祭」の2つの音楽プログラムを展開。「円頓寺デイリーライブ」は、長久山 円頓寺の駐車場に特設ステージを設置し、毎週木曜日から日曜日の19時から1時間、日替わりの音楽ライブを実施。若手からベテランまで様々なアーティストが出演し、アコースティックの弾き語りをはじめとする様々なジャンルの音楽を演奏する。一方の「なごの音楽祭」は、円頓寺の駐車場以外にもステージを拡大し、10月12日(土)の1日限りで開催する音楽フェスティバル。多彩なアーティストが「あいちトリエンナーレ2019」のフィナーレに向けて音楽で会場を盛り上げる。〈映像プログラム〉間接的に震災の被害を表現した映像作品など国内外の10組程度のアーティスト・団体の映像作品を、愛知芸術文化センターを中心に上映。人に寄り添い、その話に耳を傾けることで東日本大震災の被害を浮き彫りにする小森はるかや、職業俳優ではないキャスティングでリアリティを表現する富田克也などの作品を楽しめる。8月9日(金)には、ミッドランドスクエア シネマを会場に特別オールナイト上映を開催。“情の時代”のテーマから特別に選定された映画作品を中心に『グレイテスト・ショーマン』や『メッセージ』など5作品を上映する。〈パフォーミングアーツ〉演劇など舞台芸術会期中、8月1日(木)から4日(日)まで、9月6日(金)から8日(日)まで、10月11日(金)から14日(月・祝)までの期間を「パフォーミングアーツ・フォーカス期間」とし、演劇など複数演目を集中的に上演する。“きも可愛い”動物キャラクターたちが生息する遊戯空間を描き出すサエボーグや、劇団うりんこ+三浦基+クワクボリョウタ、ベルリンを拠点にするアーティスト・ミロ・ラウ(IIPM) + CAMPOなどの舞台芸術が展開される。また、国際現代美術展の参加アーティストによるレクチャー形式のパフォーマンス、オーディションやワークショップを経て創作される参加型プロジェクトも実施される。豊田市美術館では「クリムト展」同時開催豊田市美術館や豊田市駅周辺でもアート展示を展開。豊田市美術館では、「あいちトリエンナーレ2019」会期中、「クリムト展 ウィーンと日本1900」を同時開催。グスタフ・クリムトの貴重な油彩画などが集結する。また、「あいちトリエンナーレ2019」参加アーティストのうち20組程度がメイン会場での展示作品とは異なる作品40点程度を愛知県内4か所で巡回展示する「モバイル・トリエンナーレ」も開催。設楽町、津島市、小牧市、東海市を巡回する。詳細あいちトリエンナーレ2019 情の時代会期:2019年8月1日(木)~10月14日(月・祝)会場:愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(四間道・円頓寺)、豊田市(豊田市美術館及び豊田市駅周辺) 他国際現代美術展チケット:・1DAYパス 一般 1,600(1,400)円、大学生1,200(900)円、高校生600(500)円・フリーパス 一般 3,000(2,800)円、大学生 2,300(2,000)円、高校生 1,100(1,000)円・クリムト展セット券(豊田会場限定) 大学生以上 2,000(1,800)円※( )内は7月31日(水)まで発売の前売り券。※中学生以下無料。※高校生は、行事や部活動での観覧の場合、観覧日当日に限り無料(要事前申込)。※障害者手帳持参者と付き添い1名までは観覧無料。当日、会場チケット売り場で手帳の提示が必要。※映像プログラム、パフォーミングアーツ及び音楽プログラムについては、別途入場料が必要となる場合あり。※音楽プログラム(サカナクション及び純烈の公演)/パフォーミングアーツについては、4月1日から発売の国際現代美術展のチケットでは観覧不可。※大学生・高校生区分のチケット持参者は、身分証明書の提示が必要な場合あり。※クリムト展とのセット券では、「あいちトリエンナーレ2019」豊田会場及び豊田市美術館開催の「クリムト展」のみ観覧可能。■サカナクション「暗闇 -KURAYAMI-」公演日:2019年8月7日(水)・8日(木)・10日(土)・11日(日)時間:昼公演 14:30開場、15:00開演/夜公演 18:30開場、19:00開演※8月7日(水)については、夜公演のみ会場:愛知県芸術劇場大ホール住所:名古屋市東区東桜1-13-2料金:S席 5,800円、A席 4,800円、B席 3,800円チケット先行抽選販売期間:2019年年6月11日(火)正午~6月17日(月)23:59までチケット一般発売日(先着順):2019年6月30日(日)10:00チケット販売場所:イープラス※1人1公演のみ4枚までの販売。※未就学児入場不可。チケットに関する問い合わせ先:ライブマスターズ株式会社 03-6379-4744(平日正午~17:00)■純烈 Presents『1969年の前川清と藤圭子〜昭和を彩るロックとブルース〜』公演日時:2019年9月15日(日) 開場 15:00、開演 16:00・16日(月・祝) 開場 14:00、開演 15:00会場:愛知県芸術劇場大ホール料金:S席 6,500円、A席 4,000円、B席 2,500円出演者:純烈、マルシア、紘毅、西田あい、朝倉さや※前川清本人の出演はなし。チケット先行先着販売日:2019年6月11日(火)AM7:00~6月12日(水)23:59先行受付TEL:0570-02-9979 ※電話のみ受付。申し込む際は「発信者番号通知」が必要。※公衆電話、発信者番号通知のない電話および一部携帯電話・IP電話は受付不可。チケット一般発売日:2019年6月29日(土) 正午一般受付場所:サンデーチケット(052-320-9000)、チケットぴあ(0570-02-9999)(Pコード 150-576)、ローソンチケット(0570-084-004)(コード 43938)、イープラス、LINEチケット、名鉄チケットセンター、芸文プレイガイド※未就学児入場不可。チケットに関する問い合わせ先:株式会社サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(平日・土日 10:00~18:00)■円頓寺デイリーライブ開催日:8月1日(木)~10月11日(金)までの期間の木・金・土・日開催時間:19:00~20:00会場:円頓寺駐車場住所:愛知県名古屋市西区那古野1-11-7料金:無料■なごの音楽祭開催日時:10月12日(土) 12:00~20:00(予定)会場:円頓寺駐車場およびまちなか農園えんどうじ料金:無料■映像プログラム上映期間:9月15日(日)~9月29日(日)会場:愛知芸術文化センター アートスペースA住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 12階上映作品:『ウロボロス』(2017)、『デトロイト』(2017)、『共犯者たち』(2017)、『A Day in the Aichi(仮)』(2019)、『ハイ・ライフ』(2018)、『夜明け』(2019) 、『ホドロフスキーのサイコマジック』(2019) 、『空に聞く』(2018) 、『コンゴ裁判』(2017) 『民族の祭典』(「オリンピア」第1部)(1938) 、『美の祭典』(「オリンピア」第2部)(1938)、『愛と法』(2017) 、『さよならテレビ』(2018)、『典座-TENZO-』(2019)、『Grand Bouquet』(2019)※上映スケジュールなどの詳細は後日発表。■ミッドランドスクエア シネマ 特別オールナイト上映開催日:8月9日(金)開催時間:21:00~6:00(予定)会場:ミッドランドスクエア シネマ スクリーン9番住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-11-27 シンフォニー豊田ビル2階料金:2,000円上映作品:『グレイテスト・ショーマン』(2017)、『search/サーチ』(2018) 、『メッセージ』(2016)、『典座-TENZO-』(2019)、『Grand Bouquet』(2019)※国際現代美術館展のチケットでは入場不可。※チケットは7月8日(月)より、チケットぴあにて販売。■パフォーミングアーツチケットウェブ先行発売時期:2019年6月1日(土) 0:00~7日(金) 17:00※上記期間中は通常料金より10%オフ一般発売時期:2019年6月8日(土) 10:00~※各演目により料金が異なる。詳細は公式ウェブサイトに記載。■モバイル・トリエンナーレ会期/場所:・8月23日(金)~ 8月25日(日) 設楽町田口特産物振興センター・8月30日(金)~ 9月1日(日) 津島市文化会館・9月6日(金)~ 9月8日(日) 小牧市市民会館・公民館・9月20日(金)~ 9月23日(月・祝) 東海市芸術劇場
2019年06月02日宮城県石巻・牡鹿地区を中心に開催されるアート・音楽・食の総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル(Reborn-Art Festival)2019」が、8月3日から9月29日までの58日間にわたって開催される。「リボーンアート・フェスティバル」は、音楽プロデューサー小林武史が実行委員長を務める、豊かな自然を舞台に地元の人々と作りあげた「アート」「音楽」「食」を楽しむことのできる新しい総合芸術祭。2017年7月22日から石巻・牡鹿地区を中心に51日間にわたって初めて開催し、延べ26万人が来場した。石巻・牡鹿地区は、東日本大震災で大きな被害を受けた地域の一つ。ここに、国内外の現代アーティストが訪れ、地域と触れ合いながらアート作品をつくり、さまざまなスタイルの音楽イベントや、日本各地から集まった有名シェフたちが地元の人・食材と出会い、ここでしか味わえない食を提供したりとなど、たくさんの「出会い」を生み出す場となる。その「出会い」がきっかけとなり、地域復興や振興につながる様々な循環を生み出すことを目指している。レストラン「Reborn-Art Dining」の様子(2017年)2回目となる今回は、宮城県の牡鹿半島と石巻市街地、松島湾に加えて、網地島での開催が決定。アート作品展示エリアのキュレーションは、島袋道浩、豊嶋秀樹、有馬かおる、ワタリウム美術館の和多利恵津子・浩一、中沢新一が担当。またフードディレクターは、ジェローム・ワーグ、原川慎一郎が担当する。参加アーティストは、吉増剛造、青葉市⼦、島袋道浩、今村源、村瀬恭子、名和晃平、坂本⼤三郎+大久保裕子、津⽥直、堀場由美子、オザワミカ、青⽊俊直、たなか亜希夫、山形芸術界隈、石巻のキワマリ荘、ART DRUG CENTER、浅野忠信、伊藤存+⻘⽊陵子、小宮麻吏奈、ロイス・ワインバーガー、ザイ・クーニン、草間彌⽣、増⽥セバスチャン、パルコキノシタら。8⽉3⽇と4⽇には、58⽇間のオープニングを飾る音楽イベントが⽯巻市総合体育館にて開催される他、2017年に第1幕を上演したポストロックオペラ「四次元の賢治」の完結版が上演されるなど、見逃せない音楽イベントも多数行われる。四次元の賢治(2017年)実行委員長の小林武史氏は、「自然の猛威による未曾有の震災が残した爪痕はいまもまだ東北のあちこちで散見できる。それを単純に<ネガティヴ>と形容することには躊躇いがあるにせよ、そこから転じた<ポジティヴ>が『Reborn-Art=人が生きる術』をキーワードとするこの芸術祭を形作ってきたのは確かだ。2017年の第1回ではアートを媒介にして人の想いや繋がりが新たにさまざまに生まれていった。来たる2019年の第2回は『いのちのてざわり』をテーマに掲げようと思う。暴走する経済をはじめとした現代社会の状況は、人が生きることの本質からどんどん遠ざかりつつあるように見える。石巻でしか生まれ得ない『いのち』という我々の根源に深く触れることのできる作品を、そこで新たな<ポジティブ>をみつける未来に向けたダイナミズムを、ぜひ体感していただきたい」とコメント。新たな展⽰エリアの網地島をはじめ、初年度に参加した現代アーティストたちによるキュレーションによって⽯巻市街地と牡⿅半島の各エリアが豊かな⾃然とともに彩られ、複数の展覧会が半島を連ねるように開催される今年の「Reborn-Art Festival 2019」に、ぜひ足を運んでみては。なお、会期中すべてのアート作品を鑑賞することができる作品鑑賞パスポート前売り引換券は販売中。詳細は販売サイト()にて。【イベント情報】Reborn-Art Festival 2019会期:8月3日~9月29日※網地島エリアは8月20日~会場:牡鹿半島、網地島、石巻市街地、松島湾(石巻市、塩竈市、東松島市、松島町、女川町)水曜日は休祭予定(8月14日およびイベント開催日は除く。詳細は後日発表)
2019年03月27日