『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』の映画版が2023年秋に公開、舞台版が9月に東京と大阪で上演されることが決定した。本作は、平安時代から現代まで千年を生き抜いたふたりの男たちによる壮絶な物語。映画版では物語の終局「現代」を、歌と生演奏によるロックミュージックで表現する“THEATRIDCAL LIVE(シアトリカルライブ)”となる舞台版では、物語のはじまりにあたる「平安時代」を描く。なお2021年7月号から「月刊プリンセス」(秋田書店)で連載中の漫画版では「平安時代」から「⼤正時代」まで時を越えたストーリーが展開中だ。W主演を務めるのは、映画・舞台版ともにふぉ~ゆ~の辰巳雄大と浜中文一。記憶喪失だが不思議な力を持つ草介役を辰巳、男の傍に寄り添い、全てを知る謎の男・光蔭役を浜中が演じる。また映画版は、輪廻転生して生まれ変わった女優の卵・舞役で小西桜子、舞台版は表情豊かで不思議な力を持つとわ役で菅原りこが出演する。さらに、映画版の特報映像が公開された。併せて辰巳と浜中からコメントが届いている。■辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)コメント『僕らの千年プロジェクト』に草介として参加させて頂きます。漫画が始まった時、すでにプロジェクトに参加する事を聞いていたので草介の人生を漫画を通して感じていました。そして、今回初めての映画の現場でした。何もかもが刺激的な時間の中、思いっきり足掻きました。あるシーンでは一生忘れられないテイクを菊地監督と小西桜子さん、浜中文一、菊地組のスタッフさん、そして海と月に引き出してもらいました。スクリーンにどう刻まれているか僕自身も楽しみです。舞台版では初めてスズカツさんとご⼀緒します。舞台版の構想を聞いた時、自分が想像していなかった漫画、映画とは全く違ったアプローチに驚きました。舞台ならではの『僕らの千年…』になると思います。僕らの千年プロジェクトを千年とは言いませんが皆様と長く味わえますように。■浜中文一 コメント映画、舞台「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」に出演致します。光蔭役の浜中文一です。映画と舞台の共同プロジェクトということで、参加させてもらえて嬉しいです。撮影は終わってるのですが舞台はまだ稽古してません。お話も千年のお話になるので、皆様想像つきにくいとはおもいますが、面白い作品になってますので是非お楽しみにしていてください。映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』特報映像<作品情報>映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』2023年秋 全国公開出演:辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜) 浜中文一 小西桜子監督:菊地健雄(C)僕らの千年プロジェクト(C)2023映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』製作委員会THEATRICAL LIVE『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』出演:辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜) 浜中文一 菅原りこ ほか脚本・演出:鈴木勝秀東京公演:9月8日(金)〜18日(月・祝) 品川プリンスホテルクラブeX大阪公演:9月22日(金)〜24日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールチケット:全席指定9,800円(税込)チケット一般発売日:6月10日(土) 10:00〜(C)僕らの千年プロジェクト(C)THEATRICAL LIVE『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』製作委員会漫画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』(秋田書店刊)著:naked ape企画:僕らの千年プロジェクト漫画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』第3巻 書影関連リンクプロジェクト公式サイト:プロジェクト公式Twitter:
2023年03月07日福田悠太(ふぉ~ゆ~)と浜中文一がダブル主演をする舞台『午前0時のラジオ局』が、2023年3月2日(木)から開幕する。初日を直前に控えた3月1日(水)には、囲み取材会とゲネプロが行われ、福田と浜中、深沢敦が公演への意気込みを語った。NBC長崎放送の現役アナウンサーである村山仁志が「深夜ラジオ番組」を題材に2014年に書き下ろした小説を原作とした本作は、ラジオ番組『ミッドナイト☆レディオステーション』を舞台にしたちょっと不思議で心温まる作品。上演台本・演出を観客の心を動かすハートフルな作風で定評のある霧島ロックが担当。福田は30年間、幽霊ディレクターとしてラジオ番組を作る蓮池陽一、浜中は熱血漢の若手アナウンサー・鴨川優を演じる。囲み取材会では、冒頭から福田が「今回、初の幽霊役ということで、役作りに苦労しました。幽霊なので、ちょっと浮いたり、ちょっと透けたり、リアルにできたらいいなと努力してみました。本番でどうなるかまだ分かりませんが、ぜひ劇場で観てもらえればと思います」と冗談たっぷりに挨拶して会場を笑わせると、浜中も「福田は浮きますし、透けますよ」と真顔で応じて盛り上げた。まるでコンビのように息がぴったり合った福田と浜中だが、こうしてダブル主演としてじっくりとお芝居で絡むのは今回が初。福田は、浜中について「この世界で、この宇宙で一番ふざけている人間だと思っています。ふぉ~ゆ~と同レベルです。僕たちはチームでふざけているんですが、文ちゃん(浜中)は単独でふざけているのでタチが悪い」と言い、「生田斗真くんがテレビで文ちゃんのことをライバルだと言っていたんですが、本当にすごい。お芝居ってこうやるんだと学ぶことだらけです。僕は風間俊介くんからライバルは福ちゃんだと言ってもらえるように頑張ります」とコメントした。一方、浜中は福田の魅力を「アバウトにいうと、色々とすごくいいなと思いながら見てます。今回は、(福田は)長崎弁も話すし、僕も刺激をもらえた」と語った。また、ラジオ局の局長・蓮池洋二郎役の深沢は「久々の男役ですし、ツッコミをする熱い局長役なので、ジャニーズさんのお力を借りて頑張ります」と意気込んだ。見どころを聞かれると、福田は「心温まる、とても素晴らしい小説を舞台化しているので、小説の世界をどう表現するかが一つの見どころです。そうなると小説を読んでからこなくてはと思うかもしれないですが、舞台を見てから小説を読んでも面白い。小説を読んでから舞台を見ても面白い。“小説サンドイッチ”です」と笑いを誘い、浜中は「まだ前半までしかできていないので、ゲネプロまでの15分間で後半を作っていくのでどうなるか。もしかしたら間に合わないかも…。後半が出来上がっていたら観ていただければ」と謎のアピールを口にする。それを見ていた深沢は「本当に自由だね。嘘八百言っていて、本当にいいの?大丈夫かな」と苦笑いを浮かべながら、「原作の村山さんは大学の後輩だったんです。OBとして出向いていたので、実は歌の指導をしたこともありました。そんな人から仕事をいただいたと思ってドキドキしていますが、頑張りたいと思います」と話した。笑いとおふさげたっぷりの会見だったが、ゲネプロでは一転して、ファンタジックで優しい気持ちになれるストーリーが繰り広げられた。物語は、地方局の新米アナウンサー・鴨川優が、テレビからラジオの担当に異動となったところから始まる。ラジオ局にやってきた鴨川は、そこで早速、陽気なディレクター・蓮池陽一から「午前0時に始まる新番組」の司会に抜擢される。さらに、番組の初オンエアに向けて準備を行っていたある夜に突然の豪雨で孤立した村へ災害情報を流すという大役を担うことに。なんとかやり遂げた鴨川だったが、そこで陽一が実は30年前に亡くなっていて、若い姿のままラジオ番組を作り続けている幽霊ディレクターだと判明する。そうして、ラジオ番組が始まると、鴨川の周りではちょっと不思議な出来事が起こり始める。物語が進むにつれ、陽一が幽霊であることに何の違和感も抱かなくなってくるのは、やはり福田が陽一を魅力的な人物に作り上げているからだろう。ディレクターとしての腕は確かだけれども、お茶目で常に明るく、周りを気遣う気持ちも忘れない。そんな陽一に観ているこちらの気持ちも暖かくなる。また、鴨川は元高校球児の熱い男だが、浜中が演じると熱い気持ちの中にも、クレバーさや冷静さも感じられ、奥行きのある人物に仕上がっていた。ほっこりした気持ちになれ、切ないエピソードで涙し、クスッと笑える。人との不思議なつながりを感じられる極上の物語をお見逃しなく。<公演概要>タイトル:舞台『午前0時のラジオ局』原作:村山仁志「午前0時のラジオ局」(PHP文芸文庫)上演台本・演出:霧島ロックキャスト:福田悠太(ふぉ~ゆ~)浜中文一大河原恵道上珠妃(ダウ90000)後藤英樹深沢敦<公演日程>■東京公演:2023年3月2日(木)〜3月12日(日)会場:銀座博品館劇場※スペシャルカーテンコール:3月9日18:30公演/3月10日18:30公演■大阪公演:2023年3月17日(金)~3月19日(日)会場:松下IMPホール※アフタートーク:3月17日18:30公演■長崎公演(NBC長崎放送創立70周年記念):2023年3月21日(火・祝)~3月22日(水)会場:長崎市民会館※アフタートーク:3月21日16:00公演チケット料金: 全席指定※未就学児入場不可東京9,500円(税込)大阪9,500円(税込)長崎8,500円(税込)<公式HP> <公式Twitter> @AM0_radio 企画・製作: 舞台『午前0時のラジオ局』製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月02日JNN中東支局長という肩書ながら、中東のみならず、世界各地を飛び回って、戦場や紛争地の現実をニュースで発信しているTBSテレビ特派員、須賀川拓。映画『戦場記者』は、今やYouTubeでもよく知られる存在となった彼の取材記録であるとともに、記者、須賀川拓にも焦点を当てたドキュメンタリーだ。世界の戦地を周り、取材し続ける彼は現地で何を感じ、厳しい現実を前に何を思うのか?この日はJNN中東支局長のデスクのあるロンドンにいた須賀川本人にリモートで話を聞いた。映画ならば、現地で見聞きしたことをそのまま伝えることができるはじめに作品の裏側に少し触れると、本作『戦場記者』の監督は、須賀川本人。つまり、クレジットだけで判断すると、戦場記者としての自分を自分で描いたことになる。ただ、作品を観れば分かることだが、実際の作品のニュアンスは少々異なる。このような形になった経緯をまず聞いた。「自分で自分を描くなんて“どれだけ自己愛が強いんだ”とかの意見があるのはごもっとも。さすがに僕も自分を全編にわたって編集して描くとなるとかなり“痛い人”になってしまうことは認識していました(笑)。まず、今回の『戦場記者』は、前段として今年のTBSドキュメンタリー映画祭で発表した『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』があります。その後、この作品を基軸に新たな作品ができないかとなったときに、もっと僕自身が前に出たらいいのではないかという意見が出たんです。戦場記者として僕が考えていることや感じていることをもっと前面に出してもいいのではと。そういう意見をいただいたことは素直にありがたい。そう思う一方でこう思いました。“自分がディレクターで自分をフィーチャーすることはありえない”と。ですから、今回の場合、第三者として協力ディレクターの方に入っていただいています。実際に戦地で取材してリポートしている様子は自分で編集しているんですけど、それ以外のところ、たとえば僕が戦地で感じていることをインタビューに答えているところなどは、協力ディレクターに主体になってまとめてもらっています。ただ、そう振り分けてもやっぱり気持ち悪いというか。編集時も自分のインタビューのところに来ると聞いてられない(苦笑)。あまり僕自身が立ちすぎるのはよくないんじゃないか、もっと協力ディレクターが存在していることを前面に出した方がいいんじゃないかと、最後までこの問題に関しては修正を重ねていました。いまだに監督としてクレジットされていることがむずかゆくて心が落ち着きません(笑)」このような経緯で完成した作品で、メインに置かれるのは須賀川の取材日誌ともいうべき現地からのリポート。2021年5月、イスラエルとハマスの戦闘が激化したガザ、2022年2月、ロシア軍の軍事侵攻直後のウクライナおよびチョルノービリ原発、2022年8月、タリバン最高幹部へのインタビューを実現させたアフガニスタンなど、危険の伴う紛争地、戦場での取材が収められている。「作品を作る上では、戦地で起きていることをちゃんと伝えたいと考えました。そう言うと語弊があるんですけど、テレビのニュースでのリポートというのは、尺の制限があって伝えられることは一部に限られてしまう。たとえば、爆撃を受けて家族を失った方がいらっしゃるとする。その場合、爆撃された家のショットがあって、遺族と周囲の人々のコメントぐらいで終わってしまうことがほとんど。その出来事のメインの要素だけしか伝えられない。でも、実際は遺族にはそれまでの歩みがあって、亡くなった人にも人生のストーリーがある。当然ですけど、一部分だけでは語り尽くせないことがいっぱいある。今回は映画ですから、テレビの宿命である瞬間、瞬間を切り取ることにとらわれる必要はない。現地で僕が目の当たりにしたこと、人々から聞いたことをそのまま描くことで、戦場のリアルを、戦地の現実をそのまま伝えられればと思いました」見て見ぬふりすらもされないアフガニスタンの“橋の下”の惨状須賀川の言葉どおり、通常のニュース報道ではこぼれ落ちてしまいそうな名もなき人々の生の声や、地上波ではちょっと流すのが難しい悲惨な映像も収められている。とりわけ強烈な印象を残すのが、いまだ混乱の続くアフガニスタンからのレポート。貧困と薬物が蔓延する今のアフガニスタン社会の縮図と言っていい、どこにも行き場のないドラッグ中毒者たちが数千人集まった橋の下の光景は、衝撃を受けるに違いない。須賀川はそこにも臆することなく足を踏み入れる。「ショッキングな映像ですけど、こういうことをちゃんと見せないとアフガニスタンの現実は伝わらない。だから、この話を聞いたときに、行こうと決めていました。あの橋の下は、もうこの世の終わりというか、人々はカメラに撮られようともうどうでもよくなっていて、目の前で薬物を吸い始める。“人間はここまで自暴自棄になってしまうのか”と思ったし、リポートでいろいろとしゃべってますけど、気持ちとしてはもう言葉を失いました。なによりショックだったのは、周りにいる人たちが完全に無関心なんです。映像を見てもらえれば分かるように、あの橋はかなり人や車の往来がある。でも、誰も気にかけていない。誰もいない僻地や離島ではない、街のど真ん中にあるのに、完全に社会から断絶されている。見て見ぬふりならまだ分かるんです。たとえば、日本ならば公園にホームレスの方がいたら、どんな印象にしても、いずれにしてもその存在に気づくじゃないですか。なにかしら関心を寄せると思うんです。でも、アフガニスタンのあの場所とあそこにいる人々は、見て見ぬふりもされない。完全にシャットアウトされていて目隠しされたような状態になっている。だから、社会問題にすらならない。本当に暗澹たる気持ちになりました」感情に訴えかけるだけではないファクトを重視する理由今回の作品では、戦地の現地取材のみならず、その場所に落とされた爆弾の威力や使用された兵器などの調査取材も記録されている。「そこまで調べる必要はないのでは?」とこちらが思うことも調べあげていることに驚かされる。「これは僕の性格で、いろいろなところに興味がいって、知りたくなってしまうんですね(笑)。でも、記者のほとんどはそうだと思います。現場に行って現状を撮って、被害者の話を聞いて、“はい終わり”という人はいないと思います。みなさん、そこから裏にどんなことがあるのかとか調べ尽くしていく。ただ、僕自身はかなり意識して力を入れているところはあります。というのも、戦争報道であれば、現場に行って被害者に話を聞き、亡くなった方の写真を見せるみたい流れで報じられるのがパターンとしてある。実際に被害を受けた方々の言葉には重みがありますから、これはこれからも伝えていかなくてはならない。でも、一方で、このパターンでの報じ方は限界というか。遺族の話で感情に訴えるだけでは視聴者のみなさんにもう伝わらなくなってきているのではないかという、危惧があるんです。もっと訴求力を高めることが必要ではないかと。そうなると、たとえばどのような爆弾が落とされたのかといったファクトが重要で。今回、爆弾処理の現場を取材してますけど、ああいう形で現地に落ちた爆弾がどのような威力をもっていたのかが想像できると、よりその出来事が身近に感じられると思うんです。そのような想像ができると遺族の悲しみや苦しみ、悔しさといったこともより伝わってくるのではないかと。なので、僕自身、確かに意識はしているんですけど、これまでの記者さんもこうした細かい取材をしてきていると思います。ただ、それを発表する場というのがテレビの限られた報道の枠ではなかなかなかった。それが今ネットやこの映画のように発表できる場ができたので、こういう細かいところまで調べ尽くして、重層的に起きたことを伝えるような報道はこれからどんどん増えていくと思います」戦地からの報道を続けることがいったい何になるのか世界各地の戦地を巡っているわけだが、権力者の思惑や意向によって、無関係の人々の命や生活が踏みにじられる現実がある。戦地での取材はやりきれないことの連続と想像するが、どのように気持ちを処理しているのだろうか?「処理できていないと思います。たとえば今回の映画では、イスラエルの攻撃によりガザで奥さんと子ども4人を亡くした男性が登場します。彼を哀しみから救うことは僕にはできない。無力だと思います。そして、残酷な言い方になってしまいますけど、彼を忘れるわけではないけれども、心の片隅ぐらいに置いておかないと、僕自身も前には進んでいけない。僕も人間なので、そうしないと前を向けない。もちろん、過去に取材で知り合った人たちとは、常時連絡を取り合ってはいます。だけど、一個人で抱えられるキャパシティは限りがある。だから、忘れるわけではないですけど、心の片隅に置いておかないと、次の取材へ向かうことができなくなってしまう。そこは割り切るしかない。悲しいことですけど、僕らが報道を続けても世界で起きている紛争や戦争の問題が解決することはおそらくない。あまり言いたくないですけど、人間がいる以上、争いごとは未来永劫やまない。でも、僕は将来的に起きる戦争を踏みとどまらせたり、ガザで家族を失った彼のような人や国を、逃れるしかなくなった難民を、なるべく出さないようにすることはできると思っている。それを信じて報じていくしかない。すべてを受けとめて、己のすべてをかけてこういった問題に取り組める人というのが世の中にはいます。中村哲さん(※パキスタンやアフガニスタンで医療活動に従事した医師。2019年にアフガニスタンで銃撃を受け命を落とした)などはそうだと思います。でも、僕はそうはなれない。だから、自分のキャパを分かった上でやれることをやるしかないと思っています」ひと昔前だったらきっとポンコツ記者YouTubeや映画の場があることに感謝テレビでは伝えきれない紛争地や戦場の中にいる人々の生の声をTBS公式YouTubeで積極的に配信。そうした功績が認められ、今年(2022年)、国際報道で優れた業績をあげたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞した。傍から見ると、この特派員という仕事が天職に映るが本人はどう感じているのだろうか?「スポーツ局から始まって、報道局社会部原発担当、警視庁担当などを経てきたのですが、国内の報道の記者もやりがいはありました。今も昔もニュースの現場が好きです。そこはおそらく一生変わらないと思います。ただ、現職(JNN中東支局長、TBSテレビ特派員)になって、ニュースの伝え方であったり、取材の手法であったりと、より自分の持ち味を生かせるようになったところはあると思います。あと、誉められたことではないのですが、僕はある出来事を簡潔にまとめる能力がかなり怪しい。これはテレビの記者としては致命的なんです。たとえば現地の取材報告などは“1分でまとめて”とかが当たり前にできないといけない。でも、僕はいまだに苦手で(苦笑)。おそらくひと昔前だったら、リアルなポンコツ記者で配属を変えられていてもおかしくない(笑)。YouTubeや今回の映画のような場があるから、記者としてなんとかやれているところがある。だから、今という時代のタイミングに救われている。いい時代に記者になれて感謝しています」来年は40歳を迎えるが、今後をどう考えているのだろうか?「今言われて気づきました。いや、最近も、サバを読んでいたわけではなく、普通に自分の年齢を間違えて周囲に言ってたんですよね(苦笑)。それぐらいあまり気にしていない。体力が続く限りこの仕事をしたいだけで40歳だから何かということは特にないです。強いて目標を挙げるとすれば、今までやり続けてきたことをこれからもやり続けていきたい。このひとつひとつの積み重ねが後につながっていく。ひとつひとつの取材報告がもしかしたら少し世界を、社会を、いい方向へ変えるかもしれない。だから、これからも現地に行って取材して、それを伝える。このことをずっと続けていきたいんです」取材・文:水上賢治<作品情報>『戦場記者』上映中公式サイト:テレビ
2022年12月21日TBSテレビ特派員にして、現在はYouTubeでも注目を集める須賀川拓が、世界の紛争地を取材するドキュメンタリー『戦場記者』の初日舞台挨拶が12月16日、東京・角川シネマ有楽町で行われ、拠点のロンドンから一時帰国した須賀川監督が登壇。ジャーナリストの青木理、須賀川監督と同じく2019年に「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞した村山祐介の二人も駆けつけ、新時代のジャーナリズムをテーマに意見を交わした。2022年3月開催の「TBSドキュメンタリー映画祭」で上映された『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』をベースに、さらなる取材を重ね、劇場映画として公開。ついに作品の封切りを迎え、須賀川監督は「まずは、紛争地で取材に応じてくれた皆さんに『しっかり伝えて、観てもらえていますよ』と伝えたい」と感無量の面持ちを浮かべ、「多くの皆さんに観ていただき、建設的な批判も含め、いろんな声をいただき、次の取材に活かせれば」と抱負を語った。須賀川拓監督青木は「メディア環境が激変するなか、外報はテレビの視聴率がとれず、新聞でも一番読まれないので、予算も人も減らす傾向が顕著になっている」と指摘し、「世界の情報が分からないと、人々も内向きになってしまう。それを防ぐためにも、この映画を通して、メディアが現地で直接取材することの大切さに触れる機会になれば」と本作の意義を訴えた。青木理また、印象的なシーンとして「須賀川監督が“意地”という言葉を使っていた」と語ると、須賀川監督は「そう言ってもらえると、うれしい。意地の裏に何があるか、説明しようがないが、意地で伝え続けなければ、絶対に伝わることのない物語ばかり」と力説。紛争地の取材経験も豊富な村山は、「取材のプロセスをさらけ出し、距離感のない語りで(観客を)戦場に連れていく。その持っていき方に悔しい気持ちで映画を観た」と“同業者”として、須賀川監督の取材姿勢をたたえた。村山祐介舞台挨拶の締めくくりとして、須賀川監督は「この映画を通して、現状を知ってもらい、議論が広がることで、支援の懸け橋や次のムーブメントにつながるきっかけになれば。今は変えられないかもしれないが、未来の戦争や難民を減らす力にはなるはず」と期待をこめて、アピールしていた。取材・文・撮影=内田涼<作品情報>『戦場記者』公開中監督:須賀川拓撮影:寺島尚彦 / 宮田雄斗 / 渡辺琢也 / 市川正峻映画『戦場記者』予告編公式サイト:
2022年12月16日TBSテレビの中東支局長として、パレスチナ、アフガニスタン、ウクライナなど様々な紛争地域を取材する須賀川拓が手がけたドキュメンタリー映画『戦場記者』の公開直前イベントが12月14日(水) 、都内で行われ、戦場カメラマンの渡部陽一氏とテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏が出席。須賀川監督もロンドンからリモート参加し、戦争報道のあり方について議論を交わした。2022年3月開催の「TBSドキュメンタリー映画祭」で上映された『戦争の狂気中東特派員が見たガザ紛争の現実』をベースに、さらなる取材を重ね、劇場映画として公開。長年の取材が“映画化”されることに、須賀川監督は「あくまで取材を受けてくださる側が主役なので、タイトルも含めて自分が主役のようにフィーチャーされることには、いまだ違和感も覚えますが、私が軸になることで、紛争地の現状を皆さんにお届けできるなら、結果的に良かった」と戸惑いとともに、喜びを示していた。須賀川拓監督自身も戦場での取材経験が豊富な渡部氏は「その場にいて、カメラを回す。これぞ国際報道の力であり、真骨頂」と唸り、「取材の柱となるのは、コーディネーターや通訳といった現地とのつながり。その地域で生まれ育った人だからこそ、危機の動きや情勢の変化を引き寄せることができる。チームの力が映像に激しく映り込んでいる」と取材に対する姿勢を称賛した。渡部陽一国内外のメディア事情にも精通するスペクター氏は、「今はテレビを見ないという人も増えているが、この映画を見てもらえれば、大手メディアだからこそ、充実した取材ができると伝わるはず。時代が変わったとは言いたくないし、テレビの重要な役割をこの映画で改めて実感しました」と熱弁。このコメントに、須賀川監督は「安全はお金で買える部分もあるので、大手メディアはもっと現地に行くべき。個人ではできることに限界があるので、(テレビ局員として)謙虚に続けていきたい」と決意を新たにしていた。デーブ・スペクターその上で「視聴者に届けるのはスタートに過ぎず、常にその先を考えている」と語り、「テレビ報道、YouTube、そしてこの映画を見ていただき、賛否含めた議論が巻き起こることで、結果的に紛争地域に暮らす人々への支援につながれば。それが明確な最終ゴール」だと話していた。取材・文・撮影:内田涼<作品情報>『戦場記者』12月16日(金) 角川シネマ有楽町ほか全国順次公開監督:須賀川拓撮影:寺島尚彦 / 宮田雄斗 / 渡辺琢也 / 市川正峻公式サイト:
2022年12月14日2022年12月から2023年2月に上演されるミュージカル『ダブル・トラブル =2022-23冬=』のマスコミ向け公開稽古と取材会が12月2日、オンラインで開催された。ボブ&ジムのウォルトンの兄弟が創作したミュージカルコメディ『ダブル・トラブル』は、作曲家の兄ジミーと作詞家の弟ボビーのマーティン兄弟が、ミュージカル映画の曲を書くという大ブレイクのチャンスをつかみ、ブロードウェイから夢のハリウッドへやってきたところから始まる。曲作りのために与えられた時間はたったの数時間、しかも、楽曲が気に入ってもらえなければ即クビ、というギリギリの状況のなか奮闘する兄弟のもとに個性溢れる人物が次々と現れ……。左から)水田航生、上口耕平撮影:岡千里マーティン兄弟と、個性豊かな登場人物たち(社長秘書のミリー、年老いた音響技師ビックス、インターンのシーモア、 エージェントのクイックリー、セクシーな美女レベッカなど)を演じるのはたったふたりの俳優だけ。この12月から来年2月に上演される「2022-23冬」公演で本作に挑むのは、兄役・浜中文一&弟役・室龍太のチームDと、兄役・上口耕平&弟役・水田航生のチームE、そしてふぉ~ゆ~の越岡裕貴(兄役)と松崎祐介(弟役)によるチームFの3チーム。左から)浜中文一、室龍太撮影:岡千里公開稽古には現在稽古中のチームDとEの面々が参加。浜中&室のチームDが、M2「二人だけで (Just The Two Of Us)」を、上口&水田のチームEがM7「ファーストクラスの愛(FIRST CLASS LOVE)」をそれぞれ軽快なタップやダンスも交え披露。1曲のみながら、それぞれチームの色ができあがってきていることをうかがわせた。左から)上口耕平、水田航生撮影:岡千里演出のウォーリー木下も加わった取材会で稽古の様子を訪ねられると、今夏「SEASON A」で弟役をつとめた浜中(兄役は相葉裕樹と日野真一郎[LE VELVETS]のWキャスト)は、「“兄”の姿をみていたのでそれを今回どうやっていくかというのを見ています」と語り、本作でミュージカルに初挑戦する室が「不安は徐々になくなりつつある」と言いながらも「最初にウォーリーさんにも『楽しみます』と伝えたんですけどまだ楽しめていない……」と吐露すると「前回のものにあまり引きずられないようにしてほしい。室君がどういう風にやりたいかが重要なので」とアドバイス。すでに兄弟のようなふたりに、日本初演から演出を手がけているウォーリー木下も「今までの組み合わせの中でも特に兄弟っぽい」と太鼓判。「(浜中)文ちゃんが舞台上で無意識にいろんなことをコントロールしてくれる。そのなかで室くんがどれだけ遊んでくれるか」と期待を込めた。この日浜中は室の発言時に耳打ちをしたり、マイクの尻を高く上げてロック歌手を気取ったり、「5人組ロックバンド・ダブルトラブリーです」と言い出したりと終始笑いを誘い場を和ませていた。ウォーリー木下(演出)撮影:岡千里一方、稽古開始後1週間ほどで「急ピッチで(稽古が)進んでいる」(上口)というチームEのふたりは、「家でもいろいろと考えていくけれど、稽古場に行くと(水田)航生が必ず応えてくれて、稽古場でいろいろ生まれる。その日ごとのセッションを楽しめるように心がけている」(上口)。「すごく濃密。稽古場でバチっと揃ったりなど、稽古場で生み出されている印象」(水田)と語り、さらに「ウォーリー(木下)さんは稽古場で偶然無意識で生まれたものをキャッチしていただいて、そこを膨らませていただけるので、僕らも自由に発信していける」(上口)と、急ピッチながらも濃密で良い雰囲気のなか稽古が進んでいる様子。そんなチームEについてウォーリーは、「不思議と読み合わせから空気感が出来上がっていて、今までにないアプローチのふたり。軽快でおしゃれなダブル・トラブル」と評した。左から)ウォーリー木下、室龍太、浜中文一、上口耕平、水田航生撮影:岡千里ミュージカル『ダブル・トラブル』の上演はチームD(浜中&室)が2022年12月12日(月)~2023年1月21日(土)・自由劇場、 2023年1月26日(月)~1月29日(木)・新国立劇場 小劇場。チームE(上口&水田)が2022年12月23日(金)~2023年1月22日(日)・自由劇場にてチームDと同時上演。そしてふぉ~ゆ~の越岡裕貴(兄役)と松崎祐介(弟役)のチームFが2023年2月2日(木)~19日(日)・新国立劇場 小劇場。
2022年12月05日ミュージカル『ダブル・トラブル』=2022-23冬=の効果オンライン稽古が2日に行われ、浜中文一、室龍太、上口耕平、水田航生、ウォーリー木下(演出)が登場した。同作はボブ&ジムのウォルトン兄弟によって書かれたュージカルコメディ。作詞家のボビー・マーティンと、作曲家のジミー・マーティンの兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむが、与えられた時間はたったの数時間で、気に入ってもらえなければ即クビということで、恋に仕事に大奮闘する。出演者は2名のみ、演奏はピアノだけで、歌って踊って曲を書くボビー&ジミー兄弟を演じながら、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じる。公開稽古ではTeamDの浜中&室が「二人だけで(Just The Two Of Us)」、TeamEの上口&水田が「ファーストクラスの愛(FIRST CLASS LOVE)」を披露し、取材に応じた。浜中はマイクを上の位置で持ちながら話し出そうとし、室から「ロック歌手いらないですよ」とツッコミも。「2022~SeasonA~」では弟のボビーを演じていたが、今回は兄のジミー役ということで「弟のセリフを覚えてるくらいで、何かがかわるわけではないんですけど、兄の姿をずっと本番中に見ていたので、それをどう自分でやっていくかというところを楽しんでおります」と明かした。次に室が話そうとすると、浜中が何かを囁き、室は「『稽古は終盤ですけど、出来の方は序盤です』……なんてこと言わすん!?」とノリツッコミ。改めて「ミュージカル自体が初めてなので、不安やったんですけど、徐々に自分の中で不安もなくなりつつあります。最初は『楽しみます』とお伝えしたんですけど、まだ楽しめてないです」「すごく大変です。作品的にも大変やし、僕も大変やし、作品自体はすごく面白いので、それを届けられたらなと思います」と意気込んだ。TeamEで兄役の上口は「急ピッチで進んでまして、でも不思議と稽古場でいろいろと生まれる。家で考えたりして行くんですけど、それにも追いつかない分量があるので、そういう意味で今日何が出るかみたいな感じで行くと、航生が必ず答えてくれたり、すごいものが飛んできたりするので、稽古場はその日のセッションみたいなものを楽しめるように心がけて、毎日挑んでる感じです」と表す。弟役の水田は「耕平くんとはまだ稽古を1週間くらいしかやってないですけど、すごい濃密な稽古ができていて。打ち合わせなくパチッとそろったり、いろんなものが生み出されている瞬間を感じながら稽古ができていると思います」と自信を見せた。演出のウォーリーは「TeamDは、稽古をやる前は仲が良いって聞いていたけど、あんまり仲良くなくて。でも2人がたぶん僕には想像できないいろんなこと知ってるんだろうなと、それが見てて兄弟ぽい。いろんな組み合わせの中でも、特に兄弟感がある。文ちゃん(浜中)が両役やるって、なかなかすごいことだと思って、無意識に全体をコントロールしてくれるので、その中で室くんがどれだけ遊べるのか」と期待を寄せる。またTeamEについては「読み合わせの時から不思議と空気感が出来上がってきたので、いろんな発見をいただいてフィードバックしながら作っていってる。今までにない『ダブル・トラブル』ができそうで、軽快でおしゃれな『ダブル・トラブル』です」と新たな見解も。ウォーリーが「TeamDはおしゃれとは程遠いですもんね」と苦笑すると、浜中は「そんなことないです!」と否定していた。最後には浜中がロック歌手風に「どうも、5人組ロックバンド、ダブル・トラブリーです」と自己紹介し始め、周囲のキャストは一斉にツッコむ。「ウォーリーさんが入ってるから、"リー"にした」と胸を張る浜中に、ウォーリーも「5人出てないから! 2人だから!」と指摘し、和気藹々とした空気に。浜中は「これだけで見に来たくなるでしょう?」と言いつつ、「果たしてこのマイク、通じてるのかな?」とオンラインならではの手応えのなさを気にしていた。
2022年12月02日新国立劇場開場25周年記念公演『レオポルトシュタット』が10月14日開幕し、演出・小川絵梨子と主演・浜中文一よりコメントが到着した。本作は『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『コースト・オブ・ユートピア』『アルカディア』など、日本でもこれまで多くの作品が上演されている英国の劇作家トム・ストッパードの最新作。ストッパードが「最後の作品になるかもしれない」としたことから上演前より大きな話題を呼び、2020年1月にロンドンで世界初演を迎えると瞬く間に絶賛された。『レオポルトシュタット』で描かれているのは、あるユダヤ人一族の物語。戦争、革命、貧困、ナチスの支配、そしてホロコーストに直面した20世紀前半の激動のオーストリアに生きた一族の一大叙事詩は、50代で初めて自らのユダヤ人としてのルーツを知ったというストッパードの自伝的要素も含まれているといわれている。日本初演となる今回は、浜中文一、音月桂、村川絵梨、土屋佑壱、岡本玲、浅野令子、木村了、那須佐代子らおよそ30名のキャストが出演。翻訳は『コースト・オブ・ユートピア』を手がけた広田敦郎、演出は『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『かもめ』『ほんとうのハウンド警部』など、これまで数々のストッパード作品に演出者・翻訳者として携わってきた演劇芸術監督の小川絵梨子が担当した。■演出:小川絵梨子 コメント無事、開幕を迎えることができたことを大変に嬉しく思っております。この作品は、20世紀の幕開けから第二次世界大戦後までを舞台にしています。しかし、決して過去や歴史だけでなく、「今」についての物語だと思っております。「今」は常に過去や歴史と地続きであり、私たちの人生も歴史の一部として存在しています。現代でも繰り返し起き続ける凄惨で不合理な出来事も、遠くにあるものではなく、私たちの一部と言えるのだと思います。本作を楽しんでいただけましたら幸いです。■主演:浜中文一 コメント差別や迫害、戦争、貧困の時代といった重いテーマもありますが、あくまで家族の物語です。家族とジョークを言い合うなど楽しい時間もあります。家族のつながりや次の世代へのバトンタッチなど、お客様がいろんな視点から何かを感じ取っていただける作品になっていると思います。ぜひ観に来ていただけると嬉しいです。『レオポルトシュタット』稽古場&演出小川絵梨子コメント映像<公演情報>演劇『レオポルトシュタット』2022年10月14日(金)~31日(月)会場:新国立劇場 中劇場作:トム・ストッパード翻訳:広田敦郎演出:小川絵梨子芸術監督:小川絵梨子【キャスト】浜中文一 / 音月 桂 / 村川絵梨 / 土屋佑壱 / 岡本 玲 / 浅野令子 / 木村 了 / 那須佐代子泉関奈津子 / 内田健介 / 太田緑ロランス / 椎名一浩 / 椙山さと美 / 鈴木勝大 / 鈴木将一朗 / 瀬戸カトリーヌ / 田中 亨 / 野口卓磨 / 松本 亮 / 万里紗 / 八頭司悠友伊奈聖嵐 / 久住星空 / 高橋菜々音 / 塚越一花 / 寺戸花 / 根本葵空 / 前田武蔵 / 三田一颯【チケット料金】S席:8,800円A席:6,600円B席:3,300円チケットはこちら:チケットに関するお問い合わせ新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(10:00~18:00)公演詳細:
2022年10月15日ミュージカル『ダブル・トラブル 2022-23冬』が、12月から2023年1月にかけて上演されることが決定した。『ダブル・トラブル』は、出演者2人で演奏はピアノだけというシンプルな構成で、次から次へと現れるおよそ10人の登場人物を2人で演じるミュージカルコメディ。この夏にもSeasonA、SeasonB、SeasonCと上演され劇場を大いに沸かせた。今回の発表では、夏のSeason Aにも出演した浜中文一と舞台を中心に活躍する室 龍太が12月12日(月) より開幕するTeam Dとして、独特のセンスが光る実力派の上口耕平とキレのあるダンスを得意とする水田航生が12月23日(金) より開幕するTeam Eとしてそれぞれ出演することがアナウンスされた。翻訳・訳詞は今作で第14回小田島雄志・翻訳戯曲賞(2021年)を受賞した高橋亜子、演出は従来の“演劇”の概念を超え新しい挑戦に挑み続けていることから、『第27回 AMD アワード』を受賞したウォーリー木下が務める。■浜中文一(Team D)こんなに早く『ダブル・トラブル』に出演出来るとは驚きです。夏は弟のボビー役でしたが、今回は兄のジミー役を演じます。ハチャメチャコメディをまた皆さんと楽しめるように、弟役の室くんと頑張りますので是非劇場へお越しください。■室 龍太(Team D)皆さん!初めまして!室龍太です。今回ミュージカル『ダブル・トラブル』に出演させていただく事になりました!ミュージカルの作品に出演するのも2人芝居するのも初めてで、すっげー緊張と不安に押し潰されそうです。ですが、それと同じぐらい楽しみな気持ちでもあります!初挑戦な事がたくさんあるので、ミュージカルに関しても事務所の先輩でもある浜中文一くんに胸を借りるつもりで、良い作品を作りお届けしたいと思います。■上口耕平(Team E)出演が決まってから実際にこの作品を観劇した時に、マンパワーが凄まじく炸裂する空気に圧倒され、最初は(これは、ハードだ!)と感じていた気持ちも気づけば観客として最高にenjoyしている自分がいました。それほど興奮して入り込める作品に参加できることが光栄です。ウォーリーさんの世界観の中で、初共演の航生君と僕達の『ダブル・トラブル』を作る日々が楽しみです。今の自分の全てを出す気持ちで挑みます。ご期待下さい!■水田航生(Team E)夏公演を拝見しまして、正直に言いますと、楽しみ!が大半なのですが、それと同じくらい、怖さ?なのか震えております。プルプルです(笑)しかし、コレは武者震いでもあると!そして自分にとって、この大きな山は登りきらないといけない試練でもある!と感じております。大好きな、尊敬する耕平君と二人三脚で稽古から自分の出来る全てを曝け出して、この大山に向かっていきます!よろしくお願いします!<公演情報>ミュージカル『ダブル・トラブル』(A Musical Tour de Farce)2022-23 冬脚本・作詞・作曲:ボブ・ウォルトン&ジム・ウォルトン翻訳・訳詞:高橋亜子演出:ウォーリー木下【Team D】出演:浜中文一 × 室 龍太2022年12月12日(月)~1月21日(土) 自由劇場2023年1月26日(木)~1月29日(日) 新国立劇場 小劇場【Team E】出演:上口耕平 × 水田航生2022年12月23日(金)~2023年1月22日(日) 自由劇場【チケット料金】(全席指定・税込)価格:8,800円U-22チケット:4,800円(22歳以下対象・枚数限定)※U-22チケットは一般発売から取扱い。公演当日、年齢の証明ができる身分証明書を提示の上、座席指定席券と要引換。その際、お座席はお選びいただけません。※未就学児入場不可■一般発売2022年11月12日(土)問合せ:チケットスペース03-3234-9999(平日 10:00~12:00 / 13:00~15:00)公式HP:公式Twitter:
2022年10月07日2022年12月に舞台『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』の上演が決定しました。原作は、映画監督林 海象氏による、同名の探偵を主人公とするハードボイルド探偵映画のシリーズ。三部作として1993年から1996年までに、第1弾『 我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE』、第2弾『 遥かな時代の階段を The Stairway to the Distant Past』、完結編『 罠 THE TRAP』が製作・劇場公開されました。その後テレビドラマ化され、昨年は朗読劇も上演されるなど、多くの支持を集める作品です。映画製作から約30年、テレビドラマ化から20年となる本年。映画の中で林監督が一番伝えたい「友情」「家族愛」などを、今回“舞台”として蘇らせます。本作の脚本・演出を担当するのは「AND ENDLESS」の主宰で、観る人の心に刺さる人間描写や、殺陣、ダンスなどを取り入れたパワフルな演出を得意とする西田大輔。そして主人公・濱マイク役には、昨年の朗読劇でも濱マイク役を務め、大好評だった佐藤流司が主演致します。共演には、今作のキーマンとなる楊海平(ヤン・ハイピン)役にストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍する寺西拓人、濱マイクの幼馴染で相棒の星野役をダンス・ロックバンド「DISH//」のメンバーで、朗読劇でも同役を演じた矢部昌暉と舞台のみならずe-sportsでも活躍する宮本弘佑がWキャストで演じます。さらに、楊海平の兄・楊徳健(ヤン・トッケン)役には椎名鯛造が、濱マイクの妹・濱茜役には小泉萌香、楊徳健(ヤン・トッケン)の妻である王百蘭(ワン・バイラン)役には七木奏音、そして中山刑事役を、数多くの舞台、映像作品に出演し、西田作品にもゆかりの深い和興が出演します。2022年12月、舞台『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』にどうぞご期待ください。また、今回上演決定にあたり、原作者の林海象、脚本・演出の西田大輔、そしてキャストを代表して、主演の佐藤流司、共演の寺西拓人からコメントが到着!<原作者>林 海象今回の舞台は、映画版「濱マイク3部作」の第一話「我が人生最悪の時」である。この3部作は1993年から1995年に制作された。全て私と天願大介氏のオリジナル脚本で、私の監督作品である。この映画は当時大反響を呼んだ。しかしそれから29年の歳月が流れた。まさかこの映画を再び『舞台』で再現したい人が現れるとは思ってもいなかった。しかし今回有志が現れ、あの映画を『舞台』で再現したいと言われた。最初はハテナ(?)だったが、その熱意は本物で、舞台化を了承した。どんな舞台になるか、私が一番楽しみである。多くの若者に観てほしい。映画監督 林 海象<脚本・演出>西田大輔この度、舞台「私立探偵濱マイク -我が人生最悪の時-」の脚本・演出を努めさせて頂きます。あのモノクロの中に渦巻く圧倒的な世界観を、舞台という世界でどう魅せていくか?緊張と同時に、とても心が躍ります。濱マイクの世界観は、私達に根付くヒロイズムの原点がある気がします。挑戦的に、そして繊細に、原作の世界を大切にしながら、素晴らしい俳優陣と望みたいと思っています。<濱マイク>佐藤流司皆様ご無沙汰しております。佐藤流司です。さて、昨今は様々なジャンルの「魅力的な男たち」がしのぎを削る、群雄割拠の時代となっております。ある所には短髪がよく似合う身体の大きな男が。ある所には爽やかな笑顔振りまく男が。中性的な魅力がある男が。世の流れを司る男が。十人十色、みんな違ってみんな良いわけですが、特に私が憧れ、目指し続けている男がおります。それは「漢」です。それは時に不器用だったり、時にお茶目だったり、時に落ち込んだりする、一見普通の男に見えたりもしますが、紛れもなく「漢」である。そんな人間に憧れるわけです。今回演じさせていただく「濱マイク」まさに「漢の中の漢」で御座います。ご期待下さい。<楊海平(ヤン・ハイピン)>寺西拓人ヤン・ハイピン役で出演させていただきます、寺西拓人です。役名を聞いた時に一瞬焦りましたが、セリフは日本語のようなので、とりあえず安心しております。原作へのリスペクトを持ちつつ、舞台ならではの表現が出来るよう真摯に取り組みたいと思っております。個人的には、初めてご一緒する方が多く、とても緊張しておりますが、様々な分野で活躍されている方ばかりですので、刺激をいただきながら年末まで一緒に突っ走っていけたらと思います。ぜひ劇場へお越しください!<あらすじ>「俺の名前は濱マイク、本名だ。困った時は、いつでもきなよ。」横浜・黄金町。映画館の 2 階に事務所を構える探偵・濱マイクは、ケンカから助けた台湾人の楊海平に日本にいる兄の捜索を依頼される。マイクはタクシー運転手の旧友・星野と共に捜査を進めていくが、背景にアジア系外国人で構成されている黒狗会と台湾マフィアの抗争があること、その組員の一人が海平の兄であることが分かる。師匠の宍戸と妹の茜は深入りしないようマイクに忠告するが…。<公演概要>タイトル:舞台『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』原作:林 海象(濱マイクシリーズ 第一弾映画『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』 )脚本・演出:西田大輔キャスト:濱マイク役…佐藤流司楊海平(ヤン・ハイピン)役…寺西拓人星野役…矢部昌暉/宮本弘佑<Wキャスト>楊徳健(ヤン・トッケン)役…椎名鯛造濱茜役…小泉萌香王百蘭(ワン・バイラン)役…七木奏音中山刑事役…和興ほか※矢部昌暉は東京公演のみの出演となります。公演スケジュール:<東京公演>2022年12月15日(木)〜18日(日)サンシャイン劇場<大阪公演>2022年12月29日(木)・30日(金)森ノ宮ピロティホールチケット料金:¥9,900(税込/全席指定)チケット一般発売日:2022年11月12日(土)AM10:00〜公式ホームページ: 公式Twitter:@hamamike_stageハッシュタグ:#濱ステ©林海象/舞台『私立探偵 濱マイク』製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月03日八代拓、土岐隼一、深町寿成、市川太一、寺島惇太がイケメンインストラクターを演じるスマートフォン向け人気ヨガ&ストレッチアプリ「ミミアロマ」が、2022年9月28日(水)にハーフアニバーサリーを迎えました。リリースから半年を記念して、「ミミアロマ」公式Twitterアカウントでは、9月28日(水)から11月1日(火)までの5週間、出演声優の直筆サイン色紙が抽選で当たるフォロー&感想ツイートキャンペーンを開催します!ゆる甘ヨガ&ストレッチアプリ「ミミアロマ」は、聞くだけで、簡単なヨガやストレッチ、瞑想が体験できる新感覚フィットネスアプリ。20代を中心に人気が高まっており、8月には初のリアルイベントも開催。出演声優と一緒にストレッチをおこなうという、(おそらく)世界初の声優イベントが開催されたことで話題になりました。今回のフォロー&感想ツイートキャンペーンでは、イケメンインストラクターを演じる、八代拓、土岐隼一、深町寿成、市川太一、寺島惇太の直筆サイン色紙が、抽選で各5名様に当たります。各キャラクターが描かれたミニ色紙に、それぞれのキャストの直筆サインが入った、今回しか手に入らない限定デザイン。5週連続のキャンペーンで、応募期間がそれぞれ異なります。応募概要と公式Twitterを要チェック!<応募概要>▼応募方法(1)ゆる甘ヨガ&ストレッチアプリ「ミミアロマ」の公式Twitterをフォロー(2)#ミミアロマ感想 をつけてアプリの感想をツイート!▼応募スケジュール伸条トーリ役・八代拓サイン色紙 :応募期間9月28日(水)~10月4日(火)七瀬ユズキ役・深町寿成サイン色紙:応募期間10月5日(水)~10月11日(火)秋月ミナト役・市川太一サイン色紙:応募期間10月12日(水)~10月18日(火)神代サツキ役・土岐隼一サイン色紙:応募期間10月19日(水)~10月25日(火)Dr.C役・寺島惇太サイン色紙 :応募期間10月26日(水)~11月1日(火)▼ハーフアニバーサリー記念Twitterキャンペーン画像フォロー&感想CP画像▼アプリダウンロードリンク・Android版 ・iOS版 ▼魅力的な「声」を持つインストラクターたち「自律神経を整える声」を持つ伸条トーリ(CV:八代拓)ヨガに愛されたヨガの天才「癒しの声」を持つ神代サツキ(CV:土岐隼一)ヨガの第一人者天真爛漫の元スーパーアイドル 七瀬ユズキ(CV:深町寿成)悲しい過去を持っている「リフレッシュする声」を持つ 秋月ミナト(CV:市川太一)ツンデレなインストラクター「代謝が上がる声」を持つDr.C(CV:寺島惇太)健康科学を研究しているアプリ紹介1アプリ紹介2▼PV【PV URL】 ◆「ミミアロマ」とは…ミミに癒し、ココロ整う、ゆる甘ヨガ&ストレッチアプリ。魅力的な声をもつイケメンインストラクターがあなたにゆるく、甘く、優しく、ヨガ、ストレッチを教えてくれる。安らかな眠りに誘う瞑想も充実。毎月、新作が追加!有料ユーザー特典では、キャラクター達のボイスストーリーも聴ける!◆キャラクター&キャスト伸条トーリ(CV:八代拓)七瀬ユズキ(CV:深町寿成)秋月ミナト(CV:市川太一)神代サツキ(CV:土岐隼一)Dr.C (CV:寺島惇太)◆アプリ情報 iOS版/Android版 好評配信中!・iOS版 ・Android版 基本ダウンロード無料【聴き放題月額課金制 1,480円(税込)】◆スタッフ制作 :読売テレビエンタープライズ・hotarubiフィットネス原稿制作・監修:ティップネスキャラクターデザイン :清白かりん(アイディアファクトリー/オトメイト)製作 :読売テレビエンタープライズ◆掲載いただきたいURL/権利表記公式サイト 公式Twitter @mimiaroma_app公式Youtubeチャンネル (C) mimiaroma株式会社読売テレビエンタープライズ設立50年記念プロジェクト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『コースト・オブ・ユートピア』など、知的で思索に満ちた戯曲群が世界中で上演され続けている英国の劇作家トム・ストッパード。2020年にロンドンで初演され、同年のオリヴィエ賞作品賞を受賞したストッパードの『レオポルトシュタット』が、小川絵梨子演劇芸術監督の演出で日本初演となる。描かれるのは1899年末から50年余をオーストリアで生き抜いたユダヤ人の家族・メルツ家とヤコボヴィッツ家の日常と、一族を常に脅かす差別と迫害の構図。ヘルマン役を演じる浜中文一に、作品に臨む想いを聞いた。演劇でしか表現できないライブのエネルギーを届けられる作品に――浜中さんは、2018年の『マクガワン・トリロジー』(シェーマス・スキャンロン作)以来、二度目の小川芸術監督演出作品への出演です。浜中『マクガワン~』で小川さんに出会えたことは、俳優である自分にとって非常に大きな出来事でした。僕の中に漠然とあった戯曲や役への取り組みを、稽古する過程で自信の持てるものにし、「コレでいい、今感じているように演じていいんだ」と思い定められるよう小川さんは導いてくださった。いろいろな演出家の方がいらっしゃると思いますが、小川さんほど俳優に対してフラットに接し、精神的な支えになってくださる方は初めてで、心から尊敬しています。以来、また是非ご一緒させていただきたいと思い続けていたので、『レオポルトシュタット』でそれが叶い、非常に嬉しいです。――作家であるストッパードの自伝的要素を含む、スケールの大きな家族の物語である今作。浜中さんはどのように読まれましたか?浜中まだ、しっかりと読めていないのですが、四世代に亘る二つの家族の相関図と第一場を読んだだけで、正直に言えば「難しい……」と思ってしまって(苦笑)。ユダヤ人独特の習慣や儀式のこと、当たり前の生活の裏で常に一族の人々がさらされている差別、革命やナチスによるユダヤ人虐殺などの歴史的事実など、自分の知らない要素がとても多いんです。また演じるヘルマン・メルツも、葛藤を抱える内面が複雑なキャラクターなんですよね。稽古をしながら史実や時代背景など、学ばなければいけないことがたくさんありそうです。――今作のような史実に基づくものからファンタジックなものまで、浜中さんは多彩な舞台作品にご出演ですが、どのように役へと取り組み、何を手掛かりにされることが多いのでしょうか。浜中基本的には戯曲から受け取ったものを体現するため、必要なことを探していく感じです。背景など資料を調べることもあれば、それらを飛ばして感覚的に飛び込んでいくような時もあり、作品や役ごとに取り組みは変わります。今作への手がかりも探すのはこれからで、僕にとって難しい戯曲ではあるけれど、演出が小川さんなので不安はありません。――初登場となる新国立劇場について、浜中さんの中にはどんなイメージがありますか?浜中「僕なんかがおいそれと立てない遠い場所」だと思っていました、なにせ国立ですし(笑)。でも小川さんが芸術監督になられた時から「いつかは」と、出演を望んでいた劇場ですし、ジャニーズ事務所の先輩方が何人も素晴らしい作品に出演してきた場所でもある。長く通われているような劇場ファンのお客様を裏切らない芝居ができるよう、精一杯頑張りたいと思います。――確かに、「新国立劇場の作品だから」と信頼して観に来てくださるお客様は多いように思います。浜中以前、新派の『犬神家の一族』(2018年 齋藤雅文 脚色・演出)に出演させていただいた時も、これまでお会いしたことのない落ち着いた年代のお客様がとても多く、その方たちに受け入れていただける演技をしなければと思ったんです。中劇場の舞台に立った時、客席からどんな波長が感じられるか、その場で自分にどんな演技ができるか楽しみです。また、30人近い大きな座組の作品も久しぶりで、19、20年に上演した『スケリグ』(ウォーリー木下 演出)で共演した瀬戸カトリーヌさん以外、皆さんはじめましての方ばかり。小川さんの演出のもと、家族ならではの濃密な関係性をきちんと作り、演劇でしか表現できないライブのエネルギーを届けられる作品にしたいと思っています。インタビュアー=尾上そら(新国立劇場・情報誌 ジ・アトレ 9月号掲載)<公演情報>演劇『レオポルトシュタット』2022年10月14日(金)~31日(月)会場:新国立劇場 中劇場作:トム・ストッパード翻訳:広田敦郎演出:小川絵梨子芸術監督:小川絵梨子【キャスト】浜中文一 / 音月 桂 / 村川絵梨 / 土屋佑壱 / 岡本 玲 / 浅野令子 / 木村 了 / 那須佐代子泉関奈津子 / 内田健介 / 太田緑ロランス / 椎名一浩 / 椙山さと美 / 鈴木勝大 / 鈴木将一朗 / 瀬戸カトリーヌ / 田中 亨 / 野口卓磨 / 松本 亮 / 万里紗 / 八頭司悠友伊奈聖嵐 / 久住星空 / 高橋菜々音 / 塚越一花 / 寺戸花 / 根本葵空 / 前田武蔵 / 三田一颯【チケット料金】S席:8,800円A席:6,600円B席:3,300円■一般発売日2022年9月4日(日) 10:00~チケットはこちら:チケットに関するお問い合わせ新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(10:00~18:00)公演詳細:
2022年09月02日ミュージカル「『ダブル・トラブル』~2022夏 Season B~」のゲネプロ及び開幕直前取材会が8月16日、会場となる東京・有楽町よみうりホールで行われ、出演する林翔太、寺西拓人が意気込みを語った。本作は作曲家のジミー・マーティン(林)&作詞家のボビー・マーティン(寺西)兄弟が、ハリウッドでの大チャンスをつかむため、楽曲制作と恋に奮闘する姿を描いたミュージカルコメディ。出演者ふたりが、ジミー&ボビー兄弟に加えて、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など次々に現れる約10人の登場人物を演じ分ける。林と寺西が舞台で共演するのは、およそ4年ぶりだといい「すごく大変な舞台で不安もありましたが、相方が寺(寺西)だと聞いて『これはいけるな』と。やっぱり安心感がありますね。以前からそうですが、どっしりと構える姿勢で、めちゃくちゃ頼もしくなった。後輩という感じではなく、本当にパートナー」(林)、「僕の中のイメージは、いい意味で変わらない。何もかもパーフェクトな人間。信頼がないと委ねられない舞台ですし、より密になった気がしますね」(寺西)と絶対的な信頼感。約2時間半の上演を、たったふたりで演じ切るタフな舞台によって、絆もさらに深まった様子だった。「いろんなキャラクターの演じ分けが大変ですね」と明かす林は、兄弟を誘惑する女優レベッカ役について「どこまで女性として演じながら、コメディとしてのバランスをどうするか悩んだ時期もあった」とコメント。自身のお気に入りの役どころは、個性的な振付師のプレストン・クリーストだといい「衣装に堂本剛君っぽさがある」と話していた。林翔太一方、寺西は「タップにピアノ、いろんな要素がある」と苦労を語り、劇中で披露する数々のモノマネについては「スタッフさんがよく笑ってくれて。実際にお客様に披露して、リアクションがなかったらどうしよう(笑)」とも。林が演じるレベッカには「ちゃんときれいで逆に戸惑った。体を使って、僕を誘惑してきて(笑)」と照れ笑いを見せていた。寺西拓人浜中文一、相葉裕樹、日野真一郎(LE VELVETS)、横山賀三が出演した「Season A」に続く本公演。今後は原田優一と太田基裕とともに自由劇場で上演される「Season C」(9月5日~9月13日)に連続出演する予定で「兄弟を超えて、双子のようなシンクロを楽しんでいただければ」(林)、「事務所も同じですし、同じ釜の飯じゃないですけど、(他のSeasonとは異なる)兄弟感をすごく楽しんでいただけると思う」(寺西)とアピールしていた。取材・撮影・文:内田涼【キャストコメント全文】■林翔太このような大変な状況の中で無事に幕を開けることができて幸せです。この作品は、以前拝見していてすごく大変な作品だと知っていたので、お話をいただいたときに不安だったのですが、弟役が寺西君と聞いて、初めて共演した4年前からとても頼もしい存在だったので、安心しました。稽古では、演出のウォーリーさんから、僕と寺西くんが、兄弟を超えて双子感、と言っていただけたのがうれしかったです。より、シンクロ率が高くて仲良し感が出ていたのかな、と思います。この大変な状況の中、この作品は観ていただけたら必ず笑顔になれる、心の底から笑って楽しめる作品になっていますので、ぜひ劇場にお越しいただき夏の思い出にしていただけたらと思います。■寺西拓人お稽古を重ねるごとにワクワク度が上がっていて、初日を迎えることが楽しみでした。林君は、初共演した4年前からパーフェクトで、いい意味で変わっていないです。この作品は、タップやピアノなど、さまざまなスキルが必要な作品で、信頼のできる林君と一緒にできてよかった、と思いますし、今回の稽古でより、信頼が増しました。林君は普段真面目なのですが、今回コメディ作品なのでお稽古中からNEWな林君が見られて楽しかったです。僕が演じている役の中でお気に入りのキャラクターは、シーモアです。ストーリーの終盤で物語を動かしてく役でもありますし、お客さんの前で演じてどんどん変わっていくキャラクターになると思います。林君との兄弟役は、同じ事務所で同じ釜の飯を食ったといっても過言ではない関係性なので、本当の兄弟感を劇場で楽しんでいただけると思います。この作品は手放しで楽しめる、ドタバタコメデイになっているのでぜひ、劇場にお越しいただけたら嬉しいです。<公演情報>ミュージカル「『ダブル・トラブル』~2022夏 Season B~」日程:2022年8月16日(火)~30日(火)※「Season C」公演期間中も上演あり(9月6・7・9・11・12日公演)会場:有楽町よみうりホール脚本・作詞・作曲:ボブ・ウォルトン&ジム・ウォルトン翻訳・訳詞:高橋亜子演出:ウォーリー木下振付:TETSUHARUタップ振付:本間憲一出演:林翔太、寺西拓人
2022年08月17日ミュージカル『ダブル・トラブル~2022 夏 SeasonB~』公開ゲネプロが16日に東京・有楽町よみうりホールで行われ、林翔太、寺西拓人が取材に応じた。同作はボブ&ジムのウォルトン兄弟によって書かれたュージカルコメディ。作詞家のボビー・マーティン(寺西)と、作曲家のジミー・マーティン(林)の兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむが、与えられた時間はたったの数時間で、気に入ってもらえなければ即クビということで、恋に仕事に大奮闘する。出演者は2名のみ、演奏はピアノだけで、歌って踊って曲を書くボビー&ジミー兄弟を演じながら、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じる。ゲネプロ冒頭には2人が登場し、前説も。舞台に立つ上で思っていることを聞かれると寺西は「記事にしてもらいやすいところでいうなら、SHOCKの(堂本)光一くんが『毎公演、毎公演ベストであるように』と。日々心掛けております」と回答する。林は「俺はよく『滝沢歌舞伎』に出させてもらってて、挨拶で『がんばります!』と言うと、滝沢(秀明)くんが『いや、頑張るのは当たり前だから』と。それ以上を舞台上で出さなければいけない」と言いつつ、2人は「一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします!」と客席に挨拶をしていた。終了後の取材会では、林は「テラ(寺西)とは舞台で4年前に初めて一緒になってそれ以来の共演なんですけど、やっぱり安心感がありますね。最初にこの作品に出るとなった時に不安もあったんですけど、相方がテラと聞いていけるなと思って稽古に入りました」と心境を明かす。4年前と比べて「めちゃくちゃ頼もしくなりました。お互い色々な舞台を経験させてもらってきたので、テラのどっしりと構えてる感じとかも4年前よりさらに上がっていた」と絶賛した。寺西も「4年前から何もかもできてるパーフェクトな人間だったので。いい意味で変わってなくて、ウイイレとかパワプロとかの育成(ステータス)の六角形が広がった。まじめというか、しっかりした方というイメージだったのでコメディの稽古が楽しみだったんですけど、新しい林くんが見れたんじゃないかなというのが印象深いです」と称える。一方で「林くんとの食事の約束は4年越し。『ごはんに連れてってください』『いいよ、今度行こう』と言って、まだ行ってない」と苦笑する寺西に、林は「行きたいんですけどね。(寺西が)忙しいんですよ」と誤魔化していた。2人で約10役を演じることとなるが、大変なことを聞かれると、林は「レベッカとか、女性の役をやる時にどこまで女性として演じるのか、それともコメディとしてのバランスをどうするか悩んでた時期もありました」と振り返る。スター女優のレベッカは2人とも演じるために、互いの動きのクセなども共有していたというが、寺西は「でもなんか林くん、ちゃんときれいなので。デフォルメされた面白い女性のイメージだったんですけど、ちゃんと綺麗だったので逆に戸惑いました。稽古の段階からすごい体を使って僕を誘惑してきてたので、面白かったです」と明かす。林が「単純なやつだね」とつっこむと、寺西は「キュンとしました。セクシーです」と告白も。林も「テラもかわいらしい感じ。見ててもかわいいなと思いますし、僕のレベッカをそのまま取り入れながらやったりするので、さらにそこに笑いをたくさん足してくれると嬉しいです」と期待した。お気に入りの役については、林が「プレストン・クリーストという役が、キャラも好きなんですけど、衣装が堂本剛くんみがあって、あれを着てる自分はお気に入りです」と喜び、寺西は「あと辰巳(雄大)くんね」と同意する。寺西は「シーモアというキャラクターは物語を動かす役でもあるし、初めて付け歯をして、思いのほか似合ってた。自由度も高いので、お客さんも入ってどんどん変わっていく役なんだろうなという印象です」と語った。また別シーズンのペアとの違いについて聞かれると林は「僕らのペアは兄弟を超えて双子のようなシンクロする部分もあったりして、いいねと言っていただいたので、他のシーズンの方達よりもより仲良し感を出せると思います」と自信を見せる。寺西も「事務所も一緒で、関係性が最初から違うので、兄弟感みたいな部分は楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」とアピールした。上演は2022夏Season A(浜中文一・相葉裕樹・日野真一郎・横山賀三 7月28日~8月14日 オルタナティブシアター ※終了済)、Season B(林翔太・寺西拓人 8月16日~8月30日 有楽町よみうりホール)、Season C(林翔太・寺西拓人/原田優一・太田基裕 9月5日~9月13日 自由劇場)と3形態で行われる。
2022年08月16日8月末にかけて3チーム制で上演される二人芝居のミュージカル『ダブル・トラブル』が、7月28日に開幕した。同日昼に公開されたゲネプロと、3チームのキャスト全員が揃った取材会の模様をレポートする。『ダブル・トラブル』は、ボブ・ウォルトン&ジム・ウォルトン兄弟が脚本・作詞・作曲を手がけたコメディ。たった数時間でハリウッド映画の楽曲を完成させることになった作詞・作曲家兄弟の奮闘がおもしろおかしく描かれる。次々と舞い込むトラブルを乗り越え、彼らは仕事と恋を成就させることができるのか──。今回の上演版も昨年同様に、翻訳・訳詞を高橋亜子、演出をウォーリー木下が続投する。ゲネプロには「2022夏 Season A」チームから、浜中文一(作詞家の弟ボビー)×相葉裕樹(作曲家の兄ジミー)ペアが出演した。彼らは自身の役だけでなく社長秘書、兄弟のアシスタント、音響エンジニア、振付師といった10種のキャラクターを代わる代わる務め上げる。出ハケや衣裳替えの手数が圧倒的に多く舞台裏の奮闘がイメージされる中、二人が共通で演じる艶っぽいスター女優の存在感がことさら笑いを誘った。常に真顔でガニ股気味の浜中、セクシーを意識しすぎるあまりトゥーマッチな言動に陥ってしまう相葉の対比が何ともおかしい。取材会には浜中・相葉のほか、「2022夏 Season A」の回替わりWキャストでもある日野真一郎(LE VELVETS)に横山賀三、「2022夏 Season B」の林翔太×寺西拓人ペア、「2022夏 Season C」の原田優一×太田基裕ペアも燕尾服姿で登壇した。浜中は「記者の皆さん必死に撮影しているから客席が静まり返っていて……コメディなのに笑ってもらえず心が折れました」と冗談を交えながらゲネプロを振り返り、相葉も「自信を持てる点・改善すべき点が明確になりましたよね」と続く。日野の「歌も芝居もごまかしがきかない、役者が丸裸にされる作品」というコメントに反応したのは、昨年も本作に登板した原田×太田ペア。原田が「スタッフから本当に“丸裸”にされます」と舞台裏を語ると、太田が「帽子が被れていなかったりボロが漏れ出てしまう僕たちの悪戦苦闘ぶりもどうか笑っていただけたら」と呼びかける。そんな二人を作品の“師匠”と呼ぶ林は「やっとお会いできました!」と笑顔を見せ、寺西も「師匠やSeasonAキャストの奮闘を引き継いで走り抜けたい」と決意を語っていた。上演時間は約150分(20分休憩を含む2幕)。「2022夏 Season A」は8月14日(日)まで、東京・オルタナティブシアターにて。「2022夏 Season B」は8月16日(火)~30日(火)に東京・よみうりホール、「2022夏 Season C」は東京・自由劇場で上演される。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2022年07月29日ミュージカル『ダブル・トラブル~SeasonA~』公開ゲネプロ&開幕直前取材会が28日に東京・オルタナティブシアターで行われ、浜中文一、相葉裕樹、日野真一郎(LE VELVETS)・横山賀三 /林翔太・寺西拓人、原田優一、太田基裕が取材に応じた。同作はボブ&ジムのウォルトン兄弟によって書かれたュージカルコメディ。作詞家のボビー・マーティン(浜中文一、横山賀三)と、作曲家のジミー・マーティン(相葉裕樹、日野真一郎)の兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむが、与えられた時間はたったの数時間で、気に入ってもらえなければ即クビということで、恋に仕事に大奮闘する。出演者は2名のみ、演奏はピアノだけで、歌って踊って曲を書くボビー&ジミー兄弟を演じながら、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じる。今回、上演は2022夏Season A(浜中文一・相葉裕樹・日野真一郎・横山賀三 7月28日~8月14日 オルタナティブシアター)、Season B(林翔太・寺西拓人 8月16日~8月30日 有楽町よみうりホール)、Season C(林翔太・寺西拓人/原田優一・太田基裕 9月5日~9月13日 自由劇場)と3形態で行われる。浜中&相葉によるゲネプロが行われた後に、全シーズンの出演者が燕尾服で集合。日野は「お客さんと近いですしピアノ1本だし、バンドとかもない、役者が丸裸にされる舞台だと思ってて、歌もセリフもごまかしが効かないミュージカルなので、ドキドキしてますね。こういったミュージカルが日本でもっと流行ってくれるといいな」と期待を寄せる。寺西は「僕たちはAの稽古を見てから稽古に入るとスタイルだった。シーズンAはあまりにクセが強いのでそこに引っ張られないように、もってかれないようにする作業もあった」と振り返る。林は「去年の映像をいただいて、めちゃくちゃいっぱい見たんですよ。自分がやらなきゃいけないことは入ってる状態で稽古場に入れたので、僕にとっての師匠が2人いるような。やっと会えた、みたいな」と原田&太田に会えたことを喜んでいた。昨年から引き続いて出演する原田は「こうやって並んで見て、僕も10年ぶりくらいにイケメン枠に入ったんだな、嬉しいなと思って。笑うところじゃないですよ〜?」と笑いを誘う。同じく経験者の太田は「稽古を思い出すと相当しんどかったなって思うんですけど、毎回どの舞台も割といい思い出しか残んなくて、だから受けちゃったんですけど、なんか久しぶりに立ってみると、ちょっとエモい気持ち」としみじみとしていた。キャストが女性役を演じるシーンも多く、林が「寺が予想以上にミリーの女装がすごく似合う」と褒めると、寺西は「あれで!?」と驚き、「大丈夫ですか、好み?」と疑問を呈す。相葉も「文ちゃんのミリーの独自のアハー! という笑いも稽古場で生まれたんですけど、びっくりして」とおすすめするも、日野が「好きになるかは別として……」と注釈を入れ、浜中は「なんで好きにならへんねん」と憮然とする。相葉は「(浜中の演じるミリーは)女性なのかもよくわからない。でも僕としては大好きなポイントなんですよね」とアピール。この日のMCも務めた横山は「僕は(スター女優の)レベッカがいちばん好きで。日野さんのレベッカと相葉さんのレベッカが大好きでめちゃくちゃおもしろい。その違いをボビー役の僕たちも合わせてやってる」と絶賛。原田が「みなさん、きれいになりそう」と予想すると、相葉は「日野さんのレベッカは爆弾ですよ」と表し、日野は「こんだけ上げて俺出てくきた瞬間、シーンだったら……」と心配していた。また原田は「想像するのが裏側のことかなって思ったりして。日野さんが舞台上で丸裸と言ってたけど、我々裏では本当に丸裸ですからね。3人がかりくらいでビャーっとなって着せられてということを想像してみてください」と意外な視点も。最後には「いいスタートを切って、途中のB、最後のCとうまくつないでいけるように。まずAからスタートして、Cで華麗に終わればいいなと思います」と締めくくり、「元気な姿でこの『ダブル・トラブル』を見にきていただけると嬉しいです。さよなら!」とメッセージを送った。
2022年07月28日ミュージカル『ダブル・トラブル~SeasonA~』公開ゲネプロ&開幕直前取材会が28日に東京・オルタナティブシアターで行われ、浜中文一、相葉裕樹が登場した。同作はボブ&ジムのウォルトン兄弟によって書かれたュージカルコメディ。作詞家のボビー・マーティン(浜中文一、横山賀三)と、作曲家のジミー・マーティン(相葉裕樹、日野真一郎)の兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむが、与えられた時間はたったの数時間で、気に入ってもらえなければ即クビということで、恋に仕事に大奮闘する。出演者は2名のみ、演奏はピアノだけで、歌って踊って曲を書くボビー&ジミー兄弟を演じながら、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じる。冒頭には2人によるトークも毎回行われ、ゲネプロで登場した浜中と相葉は互いに「笑っちゃう」と仲の良い様子。浜中が「嬉しくて微笑んじゃう。僕が女性だったらめちゃめちゃ恋してます」と告白すると、相葉は「相葉裕樹に!? 嬉しいなあ、そんなふうに言っていただける日がくるなんて。文ちゃんは人見知りですよね。恋していただけるような関係になるとは」と稽古を通して仲を深めていたようだった。取材会ではゲネプロを振り返り、浜中は「いつも、どの舞台でも自信失くすんですよね。記者さんも必死に写真撮ってから、全然笑ってくれない。それで1回心折れる。でもまあ今回は意外といけましたね」と自信を見せる。相葉は「一瞬、『ここ行けるだろう』と思ったところであれっ? となった時はあった。ゲネプロを終えて、自信を持てる場所と持てない場所がはっきりわかれた」と苦笑していた。上演は2022夏Season A(浜中文一・相葉裕樹・日野真一郎・横山賀三 7月28日~8月14日 オルタナティブシアター)、Season B(林翔太・寺西拓人 8月16日~8月30日 有楽町よみうりホール)、Season C(林翔太・寺西拓人/原田優一・太田基裕 9月5日~9月13日 自由劇場)と3形態で行われる。
2022年07月28日スペイン語圏演劇界で今最も注目を集めるウルグアイの劇作家、セルヒオ・ブランコによる二人芝居『テーバスランド』が、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて本日6月17日(金) 開幕する。本作はモンテビデオ(ウルグアイ)での初演以降、ラテンアメリカやヨーロッパ諸国、インドでも上演。世界17カ国で翻訳され、2016年にはオフ・ウエスト・エンド・シアター・アワードにて最優秀製作賞を受賞するなど、世界各国で評価され注目を集めている。今回が日本初演となり、演出は文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員として英国・ダービー劇場への研修経験もある気鋭の若手演出家・大澤遊が手がける。物語は、劇作家S(甲本雅裕)が、父親殺しの物語である演劇作品「テーバスランド」を企画・制作した経緯を、観客に回想しながら語るところから始まる。現代のオイディプスを求めていた劇作家Sは、父親殺しの罪で終身刑に処されていたマルティン(浜中文一)と出会うが、犯罪者を舞台には上げられず、俳優フェデリコ(浜中文一 / 2役)と作品を創り上げることに。劇作家Sとマルティンの交流、そしてフェデリコとの稽古、それら濃密な時間を過ごすうち、いつしか現実と虚構が交錯していく――。開幕に際し、出演の甲本雅裕と浜中文一よりコメントが到着。「山越え谷越え沼越え闇超え、やっとここまで辿り着きました!(中略)6月17日〜7月3日までの最終通し稽古に皆さんに来て頂いて初めて完成となります」(甲本)、「気づいた時には、最初と最後の印象が変わっていると思います。皆様も僕達と一緒にテーバスランドという作品を作りあげ、成長させましょう」(浜中)と、それぞれ観客とともに創りあげるこの濃密な二人芝居に期待を込めた。なお、6月30日には本作の翻訳を手がけた仮屋浩子と、演出の大澤遊による『テーバスランド』を読み解くアフタートークショーの開催も決定。上演は7月3日(日) まで。■劇作家S役:甲本雅裕 コメント山越え谷越え沼越え闇超え、やっとここまで辿り着きました!しかし残念ながら、まだ完成には至っておりません。後は6月17日〜7月3日までの最終通し稽古に皆さんに来て頂いて初めて完成となります。楽しい舞台を創り上げる為、奮ってご参加頂けますよう宜しくお願い致します!KAAT大スタジオでお待ちしております。■マルティン / フェデリコ役:浜中文一 コメントテーバスランドという作品は何なのか。すごく小さな引っ掛かりが連鎖していき、物語が進んでいきます。大きなドラマはないけれど気づいた時には、最初と最後の印象が変わっていると思います。皆様も僕達と一緒にテーバスランドという作品を作りあげ、成長させましょう。<公演情報>『テーバスランド』2022年6月17日(金) ~7月3日(日) KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ『テーバスランド』告知画像作:セルヒオ・ブランコ翻訳:仮屋浩子演出:大澤 遊出演:甲本雅裕 / 浜中文一■アフタートークショー情報開催日時:6月30日(木) 14:00公演(終演後30分程度)登壇者:仮屋浩子(翻訳)/ 大澤遊(演出)※該当開催公演のチケットをお持ちのお客様はどなたでもご参加頂けます。※上記開催公演のチケットをお持ちでないお客様も、本トークイベントのみご参加いただけます。(参加料金:税込み500円 ※全席指定)
2022年06月17日ミュージカル『ダブル・トラブル』~2022 夏 SeasonA~が上演されることが16日、明らかになった。同作はボブ&ジムのウォルトン兄弟によって書かれたュージカルコメディ。作詞家のボビー・マーティン(浜中文一、横山賀三)と、作曲家のジミー・マーティン(相葉裕樹、日野真一郎)の兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむが、与えられた時間はたったの数時間で、気に入ってもらえなければ即クビということで、恋に仕事に大奮闘する。出演者は2名のみ、演奏はピアノだけで、歌って踊って曲を書くボビー&ジミー兄弟を演じながら、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じる。2021年にはダブルチーム編成で、異なる劇場で同じ作品を同時期に上演するという意欲的な挑戦を果たし、大好評のうちに幕を閉じた。新たなキャストとして、2022夏Season Aのメンバーはミュージカルからストレートプレイまで数々の舞台に引っ張りだこの浜中文一、聴く人を魅了する歌声を活かしミュージカルを中心に活躍する相葉裕樹、テノールからハイトーンまで音域を自在に操る日野真一郎(LE VELVETS)。翻訳・訳詞は今作で第14回小田島雄志・翻訳戯曲賞(2021年)を受賞した高橋亜子、演出は従来の“演劇”の概念を超え新しい挑戦に挑み続けていることから、「第27回 AMD アワード」を受賞し、ミュージカルやストレートプレイ、ライブ演出など、ジャンルレスな活躍をみせるウォーリー木下が務める。公演は東京・オルタナティブシアターにて7月28日~8月14日。○ウォーリー木下 コメントこの二人芝居を昨年上演したときに、確かに、いろいろなキャストの組み合わせで見てみたいと思った。それがこんなにも早く実現することに驚いている。ミュージカルであり、コメディであり、ひとり何役もこなしたり、たくさんの見せ場があるこの作品のエンターテインメントの「強さ」は、いつの時代にも楽しんでもらえる普遍性がある。それなのに演じる役者によって全然違う面白さを感じてもらえるだろう。○浜中文一 コメント久しぶりにタップダンスという壁に立ち向かう日々が始まりそうです。2人芝居で、入れ替わり立ち替わり色んなお芝居を出来るのが楽しみです。初めての方々ばかりなので早く仲良くなって助けてもらえるように頑張ります!お楽しみに。○相葉裕樹 コメント作曲家の兄ジミー役を演じます。相葉裕樹です。2人で10役以上を演じるという大変な事に挑戦させて頂けるという事で、どんな景色が待っているのかとても楽しみです。ミュージカルコメディですので、皆様と一緒に楽しんで頂けるよう精一杯努めてまいります。劇場でお待ちしています。○日野真一郎 コメントキャストが、たった2人で目まぐるしく10人以上もの役を演じていくこのミュージカル。前回の公演を観た時、冒頭からノンストップで続いていく役者2人の掛け合い、歌、踊りに魅了され、観劇後に放心状態になるぐらい圧倒された作品です。そんな作品に出演できる事を嬉しくもあり不安でもありますが、まだ出逢った事のない新たな自分に会えること、未知なる挑戦を楽しみたいと思います。ウォーリー木下さんの演出のもと、抱腹絶倒なハチャメチャコメディーミュージカルをお届けします。皆さま、この夏劇場でお会いしましょう!
2022年05月16日浜中文一と桜井日奈子がW主演を務める、浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」のゲネプロ・囲み取材会が5月4日(水・祝)に東京・紀伊國屋ホールで行われ、脚本・演出の末満健一、浜中、桜井が初日に向けた意気込みを語った。撮影:堀川高志本作は、末満が、世界で最も有名な悲恋劇である「ロミオとジュリエット」を原案に、舞台を昭和の大阪に移して描く作品。物語は、紋田木弁太郎役の近藤頌利と、九羽平千代蔵役の板倉チヒロによる前説からスタート。大阪の架空の町である浪花坂で、任侠一家「紋田木家」の息子・富美男と、対立する「九羽平家」の娘・夕莉子が命を落とす。それは、両家の対立に起因する悲劇であった。彼らの家族、友人たちは、ふたりが交わしていた交換日記から、なぜふたりが死ななければならなかったのかを探っていく。誰もが知るロミオとジュリエットの恋物語を描きながら、大阪弁で人情味溢れる物語へと変貌させた今作。浜中が演じる富美男も桜井が演じる夕莉子も、時に暴走し、“おバカ”なやり取りで周りをズッコケさせるが、互いに素直に気持ちをぶつけ合い、真っ直ぐに生きる姿は魅力的だ。“悲恋”というイメージとは違う力強い物語が繰り広げられる。ゲネプロ後に行われた会見で、浜中は「稽古1週間くらいで、台本を通して演じていたので、そこから考えると結構時間が経っている。もちろんドキドキしているところもありますが、ようやく始まるんだという気持ちです」と初日を直前に控えた心境を語った。一方、桜井は「これから本番ですが、ゲネプロで力を使い果たした感があるくらい、みんなで“とみゆり”の世界観を作っていけた。本番を楽しみにしていたので、無事に迎えられて嬉しいです」と笑顔。作・演出の末満は、「悲劇として有名な『ロミオとジュリエット』が題材ですが、こんなにも元気になって、こんなにも恋がしたくなると思ってもらえると思います。そんじょそこらのマッチングアプリには負けないくらい恋がしたくなります」と自信をのぞかせた。浜中と桜井は本作が初共演。浜中が「初めてお会いした時にビジュアル撮影をして、抱き合っている画(え)を撮影したんです。僕も日奈ちゃんも人見知りで、初日で抱き合うのはきつい」と苦笑いで初対面時のエピソードを明かすと、桜井も「抱き合っているときは息ができなかった」と同意。しかし、その後の稽古場で「席が隣同士だったので、『昨日、何食べた?何時に寝た?』というところから会話が弾んでいきました」と桜井は振り返った。原案の「ロミオとジュリエット」といえば、悲恋物語としてあまりにも有名だ。しかし、本作では「演じていても、台本を読んでていても、ガチガチの恋愛ものじゃないのに、恋をしたくなる。恋って生きる原動力になるんだなと思うような作品になっている」と浜中は話す。末満は、「シェイクスピアのお芝居は、テンション高く話しているなと感じ、それを関西弁でワーッて話したらすごく合いそうだなと思ったことをきっかけ」に本作を構想したそうで、「シェイクスピア作品が好きだという方がこれを観てどう思われるのかというのは興味深いので、ぜひ観に来てもらえたら」と呼びかけた。会見の最後には、末満は「『ロミオとジュリエット』には難しい、悲劇、苦しい、残酷なイメージがあると思いますが、(今作は)世界一優しいシェイクスピア作品になっていると思います。シェイクスピアを知っている方も知らない方もお楽しみいただけたら」と改めてアピール。桜井も「若い2人の恋愛物語なんでしょうって思う方も多いと思いますが、本気で恋をしながらも、本気でふざけている舞台になっているので、笑いたい方は、ぜひいらしてください。楽しくお届けできると思います」と語った。そして、浜中は「難しいお芝居ではないので、普段、あまりお芝居を観劇されない方も気負わずに観に来ていただけたら。恋を始めてみようかなと思っていただけるように頑張りますので、楽しんでください」とメッセージを贈り、会見を締めくくった。浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」は、5月4日(水・祝)〜17日(火)に東京・紀伊國屋ホール、5月29日(日)〜30日(月)に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。【公演概要】浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」東京公演:2022年5月4日(水・祝)~17日(火)東京・紀伊國屋ホール大阪公演:2022年5月29日(日)~30日(月)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【原案】ウィリアム・シェイクスピア「ロミオとジュリエット」より【脚本・演出】末満健一【出演】浜中文一、桜井日奈子、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、明星真由美、オクイシュージ他【チケット】全席指定 9,800円(税込)《公式サイト》 《公式Twitter》@tomiyuri2022撮影:堀川高志/文:嶋田真己 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月04日映画『チェリまほ THE MOVIE』(4月8日公開)の公開初日舞台挨拶が9日に都内で行われ、赤楚衛二、町田啓太、浅香航大、ゆうたろう、草川拓弥(超特急)、佐藤玲、鈴之助、風間太樹監督が登場した。同作は豊田悠による同名コミックの実写化作。童貞のまま30歳を迎えたことにより、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた冴えない30歳のサラリーマン・安達清(赤楚衛二)は、社内随一のイケメンで仕事もデキる同期・黒沢優一(町田啓太)に触れ、自分への恋心を聞いてしまう。作品にちなみ「誰の心の声を聞きたいか」という質問では、草川が「赤楚くん。プライベートで連絡先を交換してるんですよ。しょっちゅうではないんですけど、タイミングでラインをすると、未読スルーされるんです」と苦笑。さらに草川は「すごいお忙しかったのはわかるんですけど、『そういえば返事来てないなあ』と思ってパッと見たらまだ未読なんです。その心の声が聞きたいですね」と尋ねる。これに対し、赤楚は「言い訳がましいかもしれないんですけど、未読がいっぱいたまっていて、どこから返事をすればいいんだろうかというので頭パンパンになって、結局誰にもしない……」と説明。「迷子になっちゃうんだね」とフォローする町田に頷いた赤楚は「既読してしまうことによって返事をしなきゃというような、脅迫されている気持ちになるので。僕は電話が1番嬉しいです」と主張する。草川が「次からは電話します」と言うと、赤楚は「なんかあったらすぐ電話してほしい。電話だったら100%出る」と保証。「心配になっちゃたんで。嫌われちゃったのかなと思って」という草川に、赤楚は「いや、大好き!」と返していた。
2022年04月09日新国立劇場の開場25周年記念公演として、同劇場の演劇芸術監督・小川絵梨子の演出で2022年10月に上演が決定している名匠トム・ストッパードの最新作、『レオポルトシュタット』の出演者オーディションが開催される。本作は1899年末~1900年、1924年、1938年、1955年のウイーンを舞台とした、あるユダヤ系家族の4世代にわたる物語。『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『コースト・オブ・ユートピア』『アルカディア』など、日本でもこれまで多くの作品が上演されているストッパードが「最後の作品になるかもしれない」としたことから、上演前より大きな話題を呼び、2020年1月にロンドンで世界初演を迎えると瞬く間に絶賛され同年のオリヴィエ賞作品賞を受賞。ブロードウェイをはじめ英国国外での上演も既に決定している。日本初演となる本作には既に浜中文一、音月桂、村川絵梨、木村了、土屋佑壱、岡本玲、那須佐代子の出演が決定しているが、今回13役をオーディションで選考することが発表された。本日3月16日より応募を開始、4月から5月頭かけてオーディションを開催する。詳細は新国立劇場のホームページ( )にて。<ストーリー>20世紀初頭のウィーン。レオポルトシュタットは古くて過密なユダヤ人居住区だった。その一方で、キリスト教に改宗し、カトリック信者の妻を持つヘルマン・メルツはそこから一歩抜け出していた。街の瀟洒な地区に居を構えるメルツ家に集った一族は、クリスマスツリーを飾り付け、過越祭を祝う。ユダヤ人とカトリックが同じテーブルを囲み、実業家と学者が語らうメルツ家は、ヘルマンがユダヤ人ながらも手に入れた成功を象徴していた。しかし、オーストリアが激動の時代に突入していくと共にメルツ家の幸せも翳りを帯び始める。大切なものを奪われていく中で、ユダヤ人として生きることがどういうことであるかを一族は突き付けられる......公演概要演劇『レオポルトシュタット』会場:新国立劇場 中劇場公演日程:2022年10月作:トム・ストッパード翻訳:広田敦郎演出:小川絵梨子公演詳細: 一般発売日:2022年9月4日(日)10:00~料金:S席8,800円A席6,600円B席3,300円
2022年03月15日朗読劇「リクエストをよろしく」大阪公演が3月11日サンケイホールブリーゼにて開幕した。本作は、2014年10月号〜2019年12月号まで『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて連載され、第9回ananマンガ大賞にて準大賞を受賞した、河内遙の漫画「リクエストをよろしく」を原作にした朗読劇で、くせ者だらけのラジオ局を舞台に、売れない芸人・朝日屋颯太と、颯太の元相方でラジオ放送作家の水無月の2人の成長を描く物語。盛況だった東京公演から引き続き村上大樹の脚本・演出で、浜中文一と室龍太がW主演で元お笑いコンビの水無月と朝日屋颯太を演じる。ラジオ局で働くミキサー 松戸役に岩崎諒太・岡田雄樹(Wキャスト)、颯太とともにラジオ番組に出演するアイドル 星野チーコ役に速瀬愛、水無月と颯太を支えるディレクター雪室ハジメ役に矢島舞美が出演。大阪公演では新たに、ラジオ愛溢れる颯太のバイト先の同僚 佐々木役に茜屋日海夏を迎え、さらにパワーアップした朗読劇「リクエストをよろしく」は、13日(日)まで上演される朗読劇「リクエストをよろしく」【あらすじ】元・芸人の朝日屋颯太(室龍太)の元に、半年ぶりに逃げたはずの相方 水無月(浜中文一)が現れる。ラジオの放送作家になったという水無月は、一緒に連れてきた美人ディレクター 雪室ハジメ(矢島舞美)とともに、颯太をラジオの世界へと連れて行く。そして元・相方として颯太をうまく導いていく水無月と、徐々にラジオの世界で才能を開花させていく颯太。音響スタッフの松戸(岩崎諒太/岡田雄樹)やアイドルので星野チーコ(速瀬愛)、颯太のバイト先の同僚 佐々木(茜屋日海夏)など、個性派揃いのメンバーを巻き込みながら成長していく2人の青春物語朗読劇「リクエストをよろしく」公演概要【出演】浜中文一室 龍太茜屋日海夏 / 岩崎諒太岡田雄樹(Wキャスト)速瀬 愛矢島舞美【スタッフ】■原作:『リクエストをよろしく』(河内遙 作/祥伝社)■脚本・演出:村上大樹■企画:MMJcitrolemon■製作:朗読劇『リクエストをよろしく』 製作委員会【公演日程】2022年3月11日(金)3月13日(日)全5公演12月3日(金) 18:0012月4日(土) 13:00/18:0012月5日(日) 12:00/16:00■場所:サンケイホールブリーゼ■チケット代: ¥8,800-(税込)■公式HP: ■Twitter: @Radio_T_S【チケットに関するお問い合わせ】サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12時〜18時)【公演に関するお問い合わせ】(平日11時~17時)メディアミックス・ジャパン 原作『リクエストをよろしく』とは?原作の『リクエストをよろしく』は、漫画家・河内遙氏による漫画作品。2014年10月号から『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて掲載された。売れない芸人・ソータの爽快ラジオパーソナリティ物語!「こいつにはラジオの才能がある。」売れない芸人・朝日屋颯太(あさひやそうた)は相方に逃げられ仕事がない!そんなある日、半年ぶりに現れた元相方が放送作家になって美人ディレクターを連れてきた。2人の手引きで颯太はラジオ業界に足を踏み入れるが…!?超マイペース男とくせ者だらけのラジオ局の爽快ラジオ群像劇!! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月11日2022年5月、浜中文一と桜井日奈子のW主演にて上演する「富美男と夕莉子」のメインビジュアルが完成!さらに、全キャストの他、公演詳細の発表された。本作は、舞台「刀剣乱舞」、「鬼滅の刃」など、大ヒット作品の舞台化を手がけ、オリジナル作品の「TRUMP」シリーズも常にチケット即完の人気劇作家/演出家・末満健一が脚本・演出を手掛け、世界で最も有名な悲恋劇である「ロミオとジュリエット」を原作に、舞台を中世ヴェローナから猥雑さ溢れる昭和の大阪に移し、大阪弁での人情味溢れる物語へと変貌させた作品である。今回公開されたメインビジュアルでは、W主演の浜中文一と桜井日奈子が、「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせるポーズにも関わらず、活気あふれる大阪の街の賑やかさがなんとも物語の世界観を表現している。さらに公式サイトでは、浜中文一、桜井日奈子の他、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、明星真由美、オクイシュージら魅力的なキャストの個別ビジュアルも解禁!公演の詳細情報も更新されているので、ぜひ公式サイト( )をチェックして欲しい。【あらすじ】時代は昭和。大阪の架空都市である浪花坂にて。任侠一家の「門田木家」の息子・富美男と、対立する「喜矢平家」の娘・夕莉子が命を落とす。門田木と喜矢平の対立に起因する悲劇であった。彼らの友人たちは、ふたりが交わしていた交換日記から、なぜふたりが死ななければならなかったのかを探っていくこととなる。たった五日間の恋が、果たして本当にふたりの男女を死に至らしめるのだろうか。交換日記を通じた友人たちの回顧は、やがてふたりが出会った夏祭りの夜まで遡っていく。富美男と夕莉子、ふたりが如何にして出会い、愛しあい、死ななければならなかったのかを知るために。【公演概要】タイトル:浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」原案:ウィリアム・シェイクスピア脚本・演出:末満健一出演:浜中文一桜井日奈子松島庄汰近藤頌利板倉チヒロ幸田尚子緒方晋高木稟橘二葉古野陽太吉本考志石畑達哉池之上頼嗣兵頭祐香明星真由美オクイシュージ<東京公演>日程:2022年5月4日(水・祝)〜17日(火)会場:紀伊國屋ホール<大阪公演>日程:2022年5月29日(日)〜30日(月)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演問い合わせ:メディアミックス・ジャパン (平日11時〜17時)チケット料金:<東京・大阪共通>¥9,800(税込・全席指定)チケット一般発売日:4月2日(土)公式サイト: 公式Twitter:@tomiyuri2022 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月01日2022年3月に浜中文一・室龍太のW主演で再演される朗読劇「リクエストをよろしく」大阪公演の全出演者が解禁になった。本作は、2014年10月号〜2019年12月号まで『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて連載され、第9回ananマンガ大賞にて準大賞を受賞した、河内遙の漫画「リクエストをよろしく」を原作にした朗読劇で、くせ者だらけのラジオ局を舞台に、売れない芸人・朝日屋颯太と、颯太の元相方でラジオ放送作家の水無月の2人の成長を描く物語。2021年12月に大好評のうちに幕を閉じ、2022年3月に決まった大阪公演の全キャストが出揃った。W主演の浜中文一・室龍太、そして矢島舞美とともに、颯太から師匠と慕われるクールな音響スタッフ松戸役は岩崎諒太と岡田雄樹がWキャストで、ラジオ番組で颯太と共演するやさぐれ毒舌アイドルのチーコ役には速瀬愛が、東京公演から引き続き演じることが決定。そして、颯太のバイト先の同僚でありラジオヘビーリスナーの佐々木役には新しく「i☆Ris」のメンバーであり声優だけでなく、女優としても精力的に活動している茜屋日海夏が決まった。台本を読みながらも舞台上を動き周り繰り広げられる掛け合い、さらには台本を置いて行われる水無月(浜中文一)と颯太(室龍太)の漫才シーンなど、朗読劇の枠に収まらない朗読劇「リクエストをよろしく」。大阪公演は、2022年3月11日〜13日まで、サンケイホールブリーゼにて上演。チケットは、2月12日から一般発売される。朗読劇「リクエストをよろしく」【あらすじ】元・芸人の朝日屋颯太(室龍太)の元に、半年ぶりに逃げたはずの相方 水無月(浜中文一)が現れる。ラジオの放送作家になったという水無月は、一緒に連れてきた美人ディレクター 雪室(矢島舞美)とともに、颯太をラジオの世界へと連れて行く。そして元・相方として颯太をうまく導いていく水無月と、徐々にラジオの世界で才能を開花させていく颯太。音響スタッフの松戸(岩崎諒太/岡田雄樹)やアイドルのチーコ(速瀬愛)、颯太のバイト先の同僚 佐々木(茜屋日海夏)など、個性派揃いのメンバーを巻き込みながら成長していく2人の青春物語朗読劇「リクエストをよろしく」公演概要【出演】浜中文一室 龍太茜屋日海夏 / 岩崎諒太岡田雄樹(Wキャスト)速瀬 愛矢島舞美【スタッフ】■原作:『リクエストをよろしく』(河内遙 作/祥伝社)■脚本・演出:村上大樹■企画:MMJcitrolemon■製作:朗読劇『リクエストをよろしく』 製作委員会【公演日程】2022年3月11日(金)〜3月13日(日)全5公演3月11日(金) 18:003月12日(土) 13:00/18:003月13日(日) 12:00/16:00■場所:サンケイホールブリーゼ■チケット代: ¥8,800-(税込)チケット一般発売開始:2021年2月12日(土)〜■公式HP: ■Twitter: @Radio_T_S【チケットに関するお問い合わせ】サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12時〜18時)【公演に関するお問い合わせ】(平日11時~17時)メディアミックス・ジャパン 原作『リクエストをよろしく』とは?原作の『リクエストをよろしく』は、漫画家・河内遙氏による漫画作品。2014年10月号から『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて掲載された。売れない芸人・ソータの爽快ラジオパーソナリティ物語!「こいつにはラジオの才能がある。」売れない芸人・朝日屋颯太(あさひやそうた)は相方に逃げられ仕事がない!そんなある日、半年ぶりに現れた元相方が放送作家になって美人ディレクターを連れてきた。2人の手引きで颯太はラジオ業界に足を踏み入れるが…!?超マイペース男とくせ者だらけのラジオ局の爽快ラジオ群像劇!! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月31日浜中文一と桜井日奈子のW主演で贈る舞台、浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」の上演が決定した。時代は昭和。大阪の架空都市である浪花坂にて。任侠一家の「門田木家」の息子・富美男と、対立する「喜矢平家」の娘・夕莉子が命を落とす。門田木と喜矢平の対立に起因する悲劇であった。彼らの友人たちは、ふたりが交わしていた交換日記から、なぜふたりが死ななければならなかったのかを探っていくこととなる。たった五日間の恋が、果たして本当にふたりの男女を死に至らしめるのだろうか。交換日記を通じた友人たちの回顧は、やがてふたりが出会った夏祭りの夜まで遡っていく。富美男と夕莉子、ふたりが如何にして出会い、愛しあい、死ななければならなかったのかを知るために――。本作は、「刀剣乱舞」「鬼滅の刃」の舞台化を手掛けた人気劇作家・演出家の末満健一が、脚本・演出を担当する舞台。有名な悲恋劇「ロミオとジュリエット」の舞台を、中世ヴェローナから猥雑さ溢れる昭和の大阪に移し、大阪弁での人情味溢れる物語へと変貌させる。浜中さんが紋田富美男役、桜井さんが九羽平夕莉子役で出演するほか、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、明星真由美、オクイシュージらが参加する。浜中さんは「一体どういう作品になるかわかりませんが、でも、きっと面白いと思います。それくらい、色んな妄想をしながらこの作品が始まるのをお待ちください」とメッセージを寄せる。桜井さんは「大阪弁でのお芝居ですが、私以外のキャストの皆さんはほぼネイティブだとお聞きしているので、猛特訓しなければと少し焦っています」と心境を明かし、「どんな形でも、究極のラブストーリーであるということは変わらないので、そこを大切に夕莉子を演じられたらいいなと思っています。ぜひ観にいらしてください、頑張ります」と意気込んでいる。浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」は5月4日(水・祝)~17日(火)紀伊國屋ホールにて、5月29日(日)~30日(月)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。(cinemacafe.net)
2022年01月13日女優の桜井日奈子と俳優の浜中文一がW主演を務める舞台 浪花節シェイクスピア『富美男と夕莉子』が、5月4日から東京・紀伊國屋ホールで上演されることがわかった。同作は、舞台『刀剣乱舞』、『鬼滅の刃』などを手掛けた劇作家・末満健一氏が脚本、演出を務め、世界で最も有名な悲恋劇『ロミオとジュリエット』を題材に、舞台を中世ヴェローナから昭和の大阪に移し、大阪弁での人情あふれる物語へと変貌させた。浜中と桜井がW主演を務め、浜中は原作でロミオにあたる富美男、桜井はジュリエットにあたる夕莉子を演じる。共演には、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、明星真由美、オクイシュージらが顔を揃える。舞台は昭和、大阪の架空都市・浪速坂。任侠一家の門田木家の息子・富美男(浜中)と、対立する喜矢平家の娘・夕莉子が、互いの家同士の争いが原因で命を落としてしまう。彼らの友人たちは、2人が交わしていた交換日記からなぜ死ななければならなかったのかを探っていき、2人が出会った夏祭りの夜までさかのぼるといった内容だ。東京公演は5月4日~17日に紀伊國屋ホール、大阪公演は5月29日~30日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。コメントは以下の通り。■浜中文一このような形で、人生初めてのシェイクスピアに触れるとは思いませんでした。楽しみにしていますが、もしかしたら僕が夕莉子で、桜井さんが富美男の可能性も……一体どういう作品になるかわかりませんが、でも、きっと面白いと思います。それくらい、色んな妄想をしながらこの作品が始まるのをお待ちください。■桜井日奈子ロミオとジュリエットという誰もが知る名作に、ヒロインとして出演させていただけるなんてとても光栄です。『富美男と夕莉子』の舞台は昭和の大阪なので、ロミジュリの高貴な世界観とはまた違う、新しい作品になります。大阪弁でのお芝居ですが、私以外のキャストの皆さんはほぼネイティブだとお聞きしているので、猛特訓しなければと少し焦っています。どんな形でも、究極のラブストーリーであるということは変わらないので、そこを大切に夕莉子を演じられたらいいなと思っています。ぜひ観にいらしてください、頑張ります。■末満健一氏400年以上前に生み出された物語が、なぜ今もなお愛され続けているのか。シェイクスピアの作品に触れる時、その思いが常に心につきまとい離れずにいます。僕がそれを理解するためには、想像もつかない過去に飛び込むのではなく、想像し得る過去にシェイクスピアをお招きする必要がありました。それが「昭和の大阪」というモチーフです。本作品はかの有名な恋愛悲劇『ロミオとジュリエット』を換骨奪胎し、昭和の郷愁的な空気と大阪弁のリズムに乗せて語り直すものです。弱強五歩格で書かれたシェイクスピアの台詞と、丁々発止な大阪弁のリズムは、不思議な親和があるように思えてなりません。浜中文一さんと桜井日奈子さんを筆頭とする心強いキャスト陣とともに、『ロミオとジュリエット』の物語を愛しながら壊していく、そんな作品になればよいなと思います。浪花節シェイクスピア、どうぞご期待ください。
2022年01月13日2022年5月、浜中文一と桜井日奈子のW主演にて、「富美男と夕莉子」を上演することが決定致しました!本作は、舞台「刀剣乱舞」、「鬼滅の刃」など、大ヒット作品の舞台化を手がけ、オリジナル作品の「TRUMP」シリーズも常にチケット即完の人気劇作家/演出家・末満健一が脚本・演出を手掛けます。今回末満が取り上げるのは、世界で最も有名な悲恋劇である「ロミオとジュリエット」。その舞台を中世ヴェローナから猥雑さ溢れる昭和の大阪に移し、大阪弁での人情味溢れる物語へと変貌させた作品が「富美男と夕莉子」です。キャストには、W主演の浜中文一、桜井日奈子のほか、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、明星真由美、オクイシュージらが揃いました。この魅力的なキャストが、ド直球で心に響く大阪弁でお届けする、全く新しくもあり、誰しもの原風景でもある、浪花節シェイクスピア。キャスト・スタッフによって彩られるその劇空間は、この時代だからこそ演劇に求められる、ひとときの夢物語となるでしょう。観客の想像力を最大限に刺激する末満健一ならではの本作にどうぞご期待ください!今回、上演決定にあたり、主演の浜中文一と桜井日奈子、そして脚本・演出の末満健一からコメントが到着しました!紋田富美男 役:浜中文一富美男と夕莉子このような形で、人生初めてのシェイクスピアに触れるとは思いませんでした。楽しみにしていますが、もしかしたら僕が夕莉子で、桜井さんが富美男の可能性も・・・一体どういう作品になるかわかりませんが、でも、きっと面白いと思います。それくらい、色んな妄想をしながらこの作品が始まるのをお待ちください。九羽平夕莉子 役:桜井日奈子ロミオとジュリエットという誰もが知る名作に、ヒロインとして出演させていただけるなんてとても光栄です。「富美男と夕莉子」の舞台は昭和の大阪なので、ロミジュリの高貴な世界観とはまた違う、新しい作品になります。大阪弁でのお芝居ですが、私以外のキャストの皆さんはほぼネイティブだとお聞きしているので、猛特訓しなければと少し焦っています。どんな形でも、究極のラブストーリーであるということは変わらないので、そこを大切に夕莉子を演じられたらいいなと思っています。ぜひ観にいらしてください、頑張ります。脚本・演出:末満健一400年以上前に生み出された物語が、なぜ今もなお愛され続けているのか。シェイクスピアの作品に触れる時、その思いが常に心につきまとい離れずにいます。僕がそれを理解するためには、想像もつかない過去に飛び込むのではなく、想像し得る過去にシェイクスピアをお招きする必要がありました。それが「昭和の大阪」というモチーフです。本作品はかの有名な恋愛悲劇『ロミオとジュリエット』を換骨奪胎し、昭和の郷愁的な空気と大阪弁のリズムに乗せて語り直すものです。弱強五歩格で書かれたシェイクスピアの台詞と、丁々発止な大阪弁のリズムは、不思議な親和があるように思えてなりません。浜中文一さんと桜井日奈子さんを筆頭とする心強いキャスト陣とともに、『ロミオとジュリエット』の物語を愛しながら壊していく、そんな作品になればよいなと思います。浪花節シェイクスピア、どうぞご期待ください。【あらすじ】時代は昭和。大阪の架空都市である浪花坂にて。任侠一家の「門田木家」の息子・富美男と、対立する「喜矢平家」の娘・夕莉子が命を落とす。門田木と喜矢平の対立に起因する悲劇であった。彼らの友人たちは、ふたりが交わしていた交換日記から、なぜふたりが死ななければならなかったのかを探っていくこととなる。たった五日間の恋が、果たして本当にふたりの男女を死に至らしめるのだろうか。交換日記を通じた友人たちの回顧は、やがてふたりが出会った夏祭りの夜まで遡っていく。富美男と夕莉子、ふたりが如何にして出会い、愛しあい、死ななければならなかったのかを知るために。【公演概要】タイトル:浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」原案:ウィリアム・シェイクスピア脚本・演出:末満健一出演:浜中文一桜井日奈子松島庄汰近藤頌利板倉チヒロ幸田尚子緒方晋高木稟明星真由美オクイシュージ他<東京公演>日程:2022年5月4日(水・祝)〜17日(火)会場:紀伊國屋ホール<大阪公演>日程:2022年5月29日(日)〜30日(月)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演問い合わせ:メディアミックス・ジャパン (平日11時〜17時)チケット料金:<東京・大阪共通>¥9,800(税込・全席指定)※チケット一般発売日、取扱プレイガイドほか詳細は近日発表致します。公式サイト: 公式Twitter:@tomiyuri2022 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月13日2021年12月、好評のうちに幕を下ろした朗読劇「リクエストをよろしく」の大阪公演が決定した。本作は、2014年10月号〜2019年12月号まで『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて連載され、第9回ananマンガ大賞にて準大賞を受賞した、河内遙の漫画「リクエストをよろしく」を原作にした朗読劇で、くせ者だらけのラジオ局を舞台に、売れない芸人・朝日屋颯太と、颯太の元相方でラジオ放送作家の水無月の2人の成長を描く物語。東京公演から引き続き、村上大樹の脚本・演出で、浜中文一と室龍太がW主演で元お笑いコンビの水無月と朝日屋颯太、水無月と颯太を支えるディレクター雪室ハジメ役に矢島舞美が出演する。“ラジオ”という声だけの世界と“朗読劇”という声の芝居の親和性の高さ、また舞台上に建てられたラジオブース、無茶振りが飛び交うライブ感が合間って、観客はまるでラジオ番組の公開生放送を見ている感覚に陥る。しかし、それだけでなく台本を読みながらも舞台上を動き周りながら繰り広げられる掛け合い、さらには台本を置いて行われる水無月と颯太の漫才シーンなど、朗読劇の枠に収まらない朗読劇「Radiotrack Stage」と銘打った理由が納得できる舞台となっている。関西ジャニーズJr.出身の浜中・室にとってはホームグラウンドでの公演となる大阪公演。東京公演からパワーアップした姿が見られるのか期待できる。朗読劇「リクエストをよろしく」【あらすじ】元・芸人の朝日屋颯太(室龍太)の元に、半年ぶりに逃げたはずの相方 水無月(浜中文一)が現れる。ラジオの放送作家になったという水無月は、一緒に連れてきた美人ディレクター 雪室ハジメ(矢島舞美)とともに、颯太をラジオの世界へと連れて行く。そして元・相方として颯太をうまく導いていく水無月と、徐々にラジオの世界で才能を開花させていく颯太。音響スタッフの松戸(岩崎諒太/岡田雄樹)やアイドルので星野チーコ(速瀬愛)、颯太のバイト先の同僚 佐々木(小泉萌香)など、個性派揃いのメンバーを巻き込みながら成長していく2人の青春物語朗読劇「リクエストをよろしく」公演概要【出演】浜中文一室 龍太矢島舞美他【スタッフ】■原作:『リクエストをよろしく』(河内遙 作/祥伝社)■脚本・演出:村上大樹■企画:MMJcitrolemon■製作:朗読劇『リクエストをよろしく』 製作委員会【公演日程】2022年3月11日(金)〜3月13日(日)全5公演3月11日(金) 18:003月12日(土) 13:00/18:003月13日(日) 12:00/16:00■場所:サンケイホールブリーゼ■チケット代: ¥8,800-(税込)■公式HP: ■Twitter: @Radio_T_S【チケットに関するお問い合わせ】サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12時〜18時)【公演に関するお問い合わせ】(平日11時~17時)メディアミックス・ジャパン 原作『リクエストをよろしく』とは?原作の『リクエストをよろしく』は、漫画家・河内遙氏による漫画作品。2014年10月号から『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて掲載された。売れない芸人・ソータの爽快ラジオパーソナリティ物語!「こいつにはラジオの才能がある。」売れない芸人・朝日屋颯太(あさひやそうた)は相方に逃げられ仕事がない!そんなある日、半年ぶりに現れた元相方が放送作家になって美人ディレクターを連れてきた。2人の手引きで颯太はラジオ業界に足を踏み入れるが…!?超マイペース男とくせ者だらけのラジオ局の爽快ラジオ群像劇!! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月20日熊谷拓明が作・演出・振付を手掛けるオリジナルジャンル“ダンス劇”を展開する、踊る「熊谷拓明」カンパニー。彼らの新作が12月10日(金)より東京・あうるすぽっとにて開幕する。毎回、様々な表現の可能性に挑む同カンパニーだが、今回は、内容も性質もまったく異なる2作品『咲く、白。』と『きみがゆえにわたし』を、同じ舞台美術が組まれたステージ上で交互に上演する。2作品の舞台となるスペースは、7年前、ホームレスが酒に酔ったサラリーマンに暴行され命を落とした事件現場の高架下という設定だ。そこには緑のカーペットが敷かれ、心安らぐ“ホーム”を持たない人々が集い暮らす場となっている。『咲く、白。』では、家庭や職場などで生きにくさや閉塞感を感じてやってきた男女7人が、互いの価値観を尊重し合いながら暮らしている。ある日、そこに冷蔵庫を引きずる男が現れる。妻との時間に息苦しさを感じてやって来た男と7人の暮らしは、やがて男が知らされる妻の〝ある真実″により大きくうねり、新しい未来に加速し……。カンパニーメンバー7人と熊谷、そして皆川まゆむにより、暮らしの中で芽生える人間愛が引き起こす矛盾や発見を、言葉と身体で切なくもダイナミックに描いていく。『きみがゆえにわたし』ビジュアル撮影:川面健吾そしてもう1作『きみがゆえにわたし』は、『咲く、白。』を上演する舞台上に、ダンスカンパニーBaobab主宰・北尾亘がゲストとして招かれるという設定だ。自分の作品の感想を聞きたい熊谷、口ごもる北尾。次第に話題は互いの“踊り”や“生きる”ことに及び、互いの価値観の根底にある歪みが浮き彫りになり……。フィクションの北尾と熊谷、そして実在するふたりがシームレスに描かれる。上演に向けて熊谷は「僕の頭の中にある『ダンス劇』の定義や魅力を存分に楽しんで頂ける作品になりますので、まだ体験したことのない方にも、久しぶりの方にも、いつもお越しいただく皆様にも。優しく乱暴な衝撃を受け取って頂けると思います」とコメント。チラシのキャッチコピーには「ダンスだとか、演劇だとか、どうだっていい」とあるが、それくらいフラットな気持ちで“ダンス劇”に対面してみてほしい。文:伊藤由紀子
2021年12月07日