お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、古書店の活用について持論を展開した。この日、「数々の失敗を経験した40歳の又吉だからこそのメッセージ。社会人になって久しい方々も必見【#15 百の三】」と題した動画を公開した又吉。新社会人に伝えたいこととして、自身の経験を踏まえ、「若いころは、古書店にだいぶん助けられましたね。新社会人でまだそんなにお金がないときは、すごい活用した方がいいと思う」と語った。その理由を、又吉は、「古書店っていう入口があったから、そこでいろんな作品を読んで『本ってホンマおもろいな』って思った。だから、30歳になって、本をいっぱい買うようになった」と説明。自身が若いころは、5冊100円などの特価本を読んでいたそうで、「ほぼ雨ざらしに近いような状況の。めくったらなんか砂ついてるみたいな(笑)。大人になって新しい本を読んだときは白過ぎて、『本ってこんなまぶしいん?』っていう印象でした」と笑わせていた。また、古書店の活用を勧める一方で、自身も作家として活躍している又吉は、「人によっては、作家やアーティストに印税が入らないから、中古で買うのはどうなんだっていう人もいると思うんですよ。それは、めちゃくちゃ分かるんですよ」とも。そのため、「40歳の僕は、古書店では古書店でしか買えないものしか買わない。あとは全部、新しい本、出版された本を買うようにしてる」と、現在のこだわりも明かしていた。
2021年03月13日斉藤和義のニューアルバム『55 STONES』より、リード曲「Boy」が3月10日に先行配信されることが決定した。同日0時にはMVがプレミア公開される。同曲のMVを手掛けるのは、「YAWARA!」「20世紀少年」などで知られる漫画家の浦沢直樹。斉藤が元々親交のあった浦沢に直接オファーしたことがきっかけとなり制作がスタート。ホウキをギター代わりにかき鳴らす少年のラフ画を浦沢から見せられた斉藤は、曲のイメージと完全に重なったと言い、それを受け浦沢も直ぐに絵コンテを作成した。自身の連載や企画を多数抱える中、それ以外の時間を全て費やしてのアニメーション制作となった。浦沢作品はこれまで何度もアニメ化されているが、アニメーションを自ら描くのは浦沢にとって今回が初めて。作画は1000枚近い枚数におよび、途中あまりに酷使されたアップルペンシルの先端が削れて、穴が空くハプニングもあったという。こうして出来上がった浦沢のアニメーションは、斉藤が作詞を進めながら頭に浮かんでいたイメージそのままで、まったく内容については打ち合わせをしなかった二人の感性が見事にシンクロした作品に仕上がっている。■浦沢直樹 コメント「ある日突然、和義くんからの電話。「こんな曲が出来たんですが、浦沢さんこれでなんかできませんかね?」いつものとぼけた口調で。でもその曲を聴いた瞬間に、一気に頭の中に画面が浮かび、僕も「うん、なんかできそう」と。こんな感じですぐに絵コンテまで出来上がったのはいいのですが。そこからが初めてのアニメーション!まったくゴールの見えない、一人だけのアニメ制作は想像を絶する大変さでした!しかし、描けば描くほどに絵を動かす楽しさが膨れ上がり、まさに「Boy」という曲がもつエネルギーに衝き動かされるように仕上げました。お楽しみください!」斉藤和義「Boy」MV※3月10日(水) 0:00よりプレミア公開楽曲「Boy」の原型は昨年5月からあったという。自作ギターの制作に取り組みながらも、曲を作るようなモードになりきれずにいた斉藤がふと手にしたギターから生まれ、イントロのリフができた頃には既に手応えを感じる程で、それからメロディも歌詞も一気にアイデアが湧いたとのこと。その後、斉藤はライブツアーメンバーと共にスタジオでこの曲を仕上げていきたいと考え、緊急事態宣言が明けた直後の5月下旬にレコーディングが行われた。そのスタジオセッションの模様はアルバム初回限定盤付属のDVDに収録されている。リリース情報斉藤和義「Boy」2021年3月10日(水) 配信リリース斉藤和義「Boy」ジャケット「Boy」配信リンク:斉藤和義「上を向いて歩こう」映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』主題歌2021年2月26日(金) 配信リリース斉藤和義「上を向いて歩こう」ジャケット「上を向いて歩こう」配信リンク:斉藤和義「上を向いて歩こう」(Short Ver.)斉藤和義 21st アルバム『55 STONES』2021年3月24日リリース・初回限定盤(CD+DVD):税抜3,900円『55 STONES』初回限定盤ジャケット・通常盤(CD):税抜3,000円『55 STONES』通常盤ジャケット・アナログ(LP+ステッカー):税抜3,900円『55 STONES』LP盤ジャケット※ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて3月24日より配信スタート※音楽ストリーミングサービス:Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimited、AWA、KKBOX、Rakuten Music、RecMusic、Spotify、YouTube Music<収録内容>【CD】(初回限定盤 / 通常盤共通)1. BEHIND THE MASK2. Boy3. Strange man4. 純風5. Lucky Cat Blues6. 魔法のオルゴール7. シグナル8. レインダンス9. 木枯らし1号10. 一緒なふたり11. 2020 DIARY12. ぐるぐる【初回限定盤付属DVD】1. 純風2. アレ3. 万事休す4. ベリー ベリー ストロング 〜アイネクライネ〜5. 青空ばかり6. I Love Me7. 一緒なふたり8. オートリバース〜最後の恋〜9. ハミングバード10. Room Number 99911. Boy12. 2020 DIARYTrack01〜09:WOWOWスタジオライブ映像Track10〜11:レコーディング&スタジオライブ映像Track12:ミュージックビデオ【LP】A面:1. BEHIND THE MASK2. Boy3. Strange man4. 純風5. Lucky Cat Blues6. 魔法のオルゴールB面:1. シグナル2. レインダンス3. 木枯らし1号4. 一緒なふたり5. 2020 DIARY6. ぐるぐる<予約キャンペーン&購入者特典情報>下記対象店舗にて『55 STONES』をご予約・ご購入の方に先着で「“55 STONES” ねこステッカーシート」をプレゼントします。【対象店】●Type Aタワーレコード全国各店 / タワーレコード オンライン●Type BHMV全国各店 / HMV&BOOKS online●Type CTSUTAYA RECORDS 全国各店 / TSUTAYAオンラインショッピング●Type DAmazon.co.jp●Type E楽天ブックス●Type F山野楽器 全国CD/DVD取扱い店舗/ 山野楽器オンラインショップWonderGOO全国各店 / 新星堂全国各店 / 新星堂WonderGOO楽天市場店(一部取扱いの無い店舗がございます。)ビクターオンラインストア【注意事項】※予約キャンペーン期間中に対象商品をご予約いただいても先着予約・購入特典は対象外となります。※Amazon.co.jpにおいては予約キャンペーン対象の特典付き商品カートとは異なる商品カートがアップされます。先着予約・購入特典をご要望のお客様はこちらの特典付き商品をお買い求め下さい。※タワーレコードオンライン、HMV&BOOKS online、TSUTAYAオンラインショッピング、新星堂WonderGOO楽天市場店、楽天ブックス、山野楽器オンラインショップでは予約キャンペーン終了後より先着予約・購入特典付きカートがアップされます。※特典には数に限りがございます。お早めにご予約下さい。※特典がなくなり次第キャンペーンは終了とさせて頂きます。※一部取り扱いの無い店舗がございます。※特典の内容・デザインは予告なく変更する場合がございます。ライブ情報KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2020 "202020"幻のセットリストで2日間開催!〜万事休すも起死回生〜2021年4月27日(火)・28日(水) 中野サンプラザホール『KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2020 "202020" 幻のセットリストで2日間開催!~万事休すも起死回生~』キービジュアルチケット料金:全席指定 6,900円(税込)チケット一般発売日:2021年3月21日(日)※お1人様2枚まで※3歳未満入場不可。3歳以上の方はお一人様1枚ずつチケットが必要になります。※新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、必ず公演詳細ページより【公演開催ガイドライン】をご確認いただき、ご理解・ご了承いただいた上でチケットのご購入ならびにご来場いただきますようお願い申し上げます。【配信チケット】本公演は後日配信を行います。配信チケット(有料)に関する詳細は後日ご案内いたします。【斉藤和義オフィシャルファンクラブ「Something-Else」先行受付】受付期間:2月23日(火・祝)~3月3日(水)KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2020 "202020"(中野公演)特設サイト SAITO LIVE TOUR 2021 “202020 & 55 STONES”『KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2021 “202020&55 STONES”』ツアー画像ツアー日程、詳細は『KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2021 “202020&55 STONES”』特設サイトにて関連リンク斉藤和義オフィシャルサイト“55 STONES” Special Website
2021年03月09日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、YouTube公式チャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』でゲストに招いた井下好井の好井まさおから、マヂカルラブリーを救った後輩愛あふれるエピソードを明かされた。好井がゲスト出演した今回の動画は、又吉が10年前に感じていた100個以上の「あるある」について、歳を重ねた今どう思うのかを1つひとつ検証しながらアップデートしていこうという企画で、現在第3回まで公開されている。第3回の終盤、68つ目のあるある「電車の吊り革を持たず一歩も動かないという修業みたいなことをしている奴がおる」を見て、M-1グランプリで電車のネタを披露したマヂカルラブリーを想起した2人。そこで好井が「時間ないけどいいですか? 又吉さんの『後輩愛大爆発やけど、それ以外敵にしても構わない』話があったんですよ」と切り出す。ヨシモト∞ホールのランキングシステムで、マヂカルラブリーと井下好井が初めて上がって来たときのこと。マヂカルラブリーは当時タンクトップの衣装を着ており、それを見た“あるコンビのネタ作ってない方の先輩”が「キャラもんやん」と洗礼を施すような一言を。しかし「周りの後輩とか同期は『いやいや、面白いやん……」と思ってて」と、好井含むマヂカルラブリーを認める芸人たちは心の中で異を唱える。そこへ、読んでいた本を閉じて先輩の前にやってきた又吉が「いやーこれ絶対賞レース行くやん」とマヂカルラブリーに堂々と賛辞を送ったという。好井は「この人、先輩ですやん、又吉さんより!」と、又吉の行動を興奮気味に語り、「その先輩、又吉さんより先輩ですけど、又吉さんのほうが芸人支持率高いから」と、バツが悪そうに先輩が去っていったことを明かした。又吉は自分の席に戻り、再び本を読み始めたそう。思わぬエピソードを明かされた又吉は、少し照れくさそうに「若さを感じるな……」とつぶやき、「嫌やったんやろうな」と当時の心境を吐露。好井は「優しい!」と絶賛し、「マヂラブさんは、それ未だに喜んでますもん! 覚えてるし!」と誇らしげに話した。
2021年02月10日菅田将暉主演で、「20世紀少年」のストーリー共同制作者・長崎尚志による完全オリジナルストーリーを映画化する『キャラクター』が2021年6月に公開決定。「SEKAI NO OWARI」のボーカル・Fukaseが演技初挑戦で共演する。もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら??そんなアイディアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描いたダークエンターテインメントとなる本作。浦沢直樹作品のストーリー共同制作者として知られる長崎氏と、『告白』『君の名は。』など実写からアニメーションまで大ヒット映画を企画してきた川村元気、そして『信長協奏曲』『約束のネバーランド』など話題作を生み続けるプロデューサー・村瀬健というヒットメーカー3人が10年の歳月をかけて、練りに練り上げた企画の実写映画化。スケッチに向かった先で、一家殺人現場に遭遇し犯人を目撃してしまう主人公・山城圭吾を演じるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめとする各映画賞を総なめし、活躍が目覚しい菅田将暉。お人好しな性格ゆえに、人の悪を描けず苦悩する才能のない漫画家が、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻弄されていく姿を、確かな演技力で繊細に演じる。そんな山城と出会い、運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角(モロズミ)を演じるのは、本作が俳優デビューとなる「SEKAI NO OWARI」のFukaseさん。2021年に10周年のアニバーサリーを迎える「SEKAI NO OWARI」のボーカルとしてアーティストとして多くの人を魅了してきた彼が俳優として、全てが謎に包まれる両角を、独特の存在感と美で熱演。『世界から猫が消えたなら』や『帝一の國』、『恋は雨上がりのように』など、精緻な人間模様を描くことに定評がある永井聡が監督としてメガホンを取る。■菅田将暉「キャラクターとは“個性”でありその人の“生き様”」主演を務める菅田さんは、本作出演に際して『帝一の國』永井監督との再タッグに心躍る一方で、「悩みながらの現場だった」とふり返る。「オリジナル脚本で【キャラクター】という題材。キャラクターとは“個性”でありその人の“生き様”。今とても重要なテーマだと思い向き合った」と本作撮影に臨んだ気持ちを明かす。一方、本作が俳優としての初芝居となるFukaseさんも「オファーを頂いた時は正直とても悩みました」と出演に向けての思いを吐露、狂気に満ちた殺人鬼という難役に1年間以上の長い時間をかけて準備して挑戦したという。俳優としてはもちろん、自ら作詞作曲も手掛け音楽アーティストとしても活躍する菅田さんは、本作で俳優デビューを飾るFukaseさんとの共演について、「現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました」と言い、「物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかった」とコメント、映画と音楽のまさにトップランナーである2人の夢の競演となる。■原案者も絶賛「非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアル」そして完全オリジナルストーリーを構築した原案・脚本の長崎氏は撮影現場で菅田さんの姿を見かけて「20代の浦沢直樹氏に似ている」と驚いたそう。菅田さんから漫画家の動作を学んだと聞き、「才能のある役者は乗り移るのだろうか」と、菅田さんの役作りに圧倒された様子。また「天使のような声を持つ少年というイメージ」を持っていたFukaseさんが殺人犯・両角を演じると聞き、最初は理解できなかったという。「だが、映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている」とFukaseさんの起用に太鼓判を押している。『キャラクター』は2021年6月、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年12月08日俳優の菅田将暉が、映画『キャラクター』(2021年6月公開)主演を務めることが8日、明らかになった。SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseが共演し、俳優デビューとなる。同作は長崎尚志、川村元気、村瀬健のヒットメーカー3人が10年の歳月をかけて練り上げたオリジナル作。漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)は高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。ある日殺人事件とその犯人(Fukase)を目撃した山城は、犯人をキャラクターにサスペンス漫画を描き、異例の大ヒットとなるが、作品を模した事件が次々と発生してしまう。そして、山城の前に再び男が現れ「両角って言います。先生が描いたものも、リアルに再現しておきましたから」と告げる。主演の菅田は、お人好しな性格ゆえに、人の悪を描けず苦悩する才能のない漫画家が、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻弄されていく姿を演じ、俳優デビューとなるFukaseは山城と出会い運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角を演じる。『世界から猫が消えたなら』『帝一の國』『恋は雨上がりのように』の永井聡監督がメガホンを取る。そして完全オリジナルストーリーを構築した原案・脚本の長崎は撮影現場で菅田の姿を見かけて「20代の浦沢直樹氏に似ている」と驚いたそう。菅田から漫画家の動作を学んだと聞き、「才能のある役者は乗り移るのだろうか」と、菅田の役作りに圧倒された様子だ。また「天使のような声を持つ少年というイメージ」を持っていたFukaseが殺人犯・両角を演じると聞き、最初は理解できなかったという。「だが、映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている」とFukaseの起用に太鼓判を押している。9月1日にクランクインし、関東近郊で撮影の後10月20日にクランクアップした。○菅田将暉 コメント映画『キャラクター』。久々の永井組に心躍りました。が、前回よりも悩みながらの現場でした。オリジナル脚本で「キャラクター」という題材。キャラクターとは「個性」でありその人の「生き様」。今とても重要なテーマだと思い向き合っていきました。そんな中、SEKAI NO OWARIのFukaseさんが出演します。現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです。○Fukase(SEKAI NO OWARI) コメントオファーを頂いた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました。○原案・脚本:長崎尚志 コメントこの映画の実現には、実に十年を費やした。設定はあまり変わっていないが、最初の原案の主人公は女刑事だった。手直しを加え続けたが、プロジェクト自体がなかなか進まない。そろそろ小説にでも切り替えようと考えていた矢先、本気で映画化を考えるとの連絡。半信半疑だった。本当なんだと思ったのは、撮影が始まってからだった。菅田将暉さんは主人公のイメージ通りと、はなから満足していたが、撮影現場でまさかの驚きがあった。なんと20代の浦沢直樹氏に似ている……聞けばマンガ家の動作を学ぼうと『漫勉』を研究したとか。だからなのか? 才能のある役者は乗り移るのだろうか。両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼?だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている。(C)2021映画「キャラクター」製作委員会
2020年12月08日『20世紀少年』や浦沢直樹作品を数多く手がけるストーリー共同制作者・長崎尚志と、『告白』『君の名は。』をはじめ実写からアニメーションまで幅広い大ヒット映画を企画した川村元気、『信長協奏曲』『約束のネバーランド』などの話題作を生み出してきたプロデューサーの村瀬健が10年の歳月をかけ、温めてきた企画が映画『キャラクター』として2021年6月に実写映画化されることが決定した。本作は、「もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら??」というアイデアを基に作り上げたダークエンタテインメント。主人公の山城圭吾はある日、スケッチに向かった先で一家殺人現場に遭遇し、犯人を目撃してしまう。あろうことか警察の取り調べで「犯人の顔を見ていない」と嘘をつき、自分だけが知っている犯人をキャラクターにサスペンス漫画『34(さんじゅうし)』を描き始めた山城。同作が異例の大ヒットとなる中、物語を模した事件が次々と発生し、ある日山城の前に犯人のを名乗る男・両角(もろずみ)が現れるーー。主人公の山城を演じるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめとする各映画賞を総なめし、俳優として活躍する一方でアーティストとしても名高い菅田将暉。菅田は本作でお人好しで人の悪を描けず苦労する漫画家が、犯人を目撃したことで運命に翻弄されていく姿を繊細に演じる。さらに、山城の運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角を演じるのは、本作が俳優デビューとなるSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukase。独特の存在感でアーティストとして多くの人を魅了してきたFukaseが、謎に包まれた両角を熱演する姿に注目だ。監督は『世界から猫が消えたなら』『帝一の國』の永井聡。本作で完全オリジナルストーリーを構築した原案・脚本担当の長崎は、「『キャラクター』は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感ーー観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!」と本作の魅力を熱く語っている。<コメント>山城圭吾(やましろ・けいご)役:菅田将暉映画『キャラクター』。久々の永井組に心躍りました。が、前回よりも悩みながらの現場でした。オリジナル脚本で「キャラクター」という題材。キャラクターとは「個性」でありその人の「生き様」。今とても重要なテーマだと思い向き合っていきました。そんな中、SEKAI NO OWARIのFukaseさんが出演します。現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです。両角(もろずみ)役:Fukase(SEKAI NO OWARI)オファーを頂いた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました。原案・脚本:長崎尚志この映画の実現には、実に十年を費やした。設定はあまり変わっていないが、最初の原案の主人公は女刑事だった。手直しを加え続けたが、プロジェクト自体がなかなか進まない。そろそろ小説にでも切り替えようと考えていた矢先、本気で映画化を考えるとの連絡。半信半疑だった。本当なんだと思ったのは、撮影が始まってからだった。菅田将暉さんは主人公のイメージ通りと、はなから満足していたが、撮影現場でまさかの驚きがあった。なんと二十代の浦沢直樹氏に似ている……聞けばマンガ家の動作を学ぼうと『漫勉』を研究したとか。だからなのか?才能のある役者は乗り移るのだろうか。両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼?だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている。『キャラクター』は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感ーー観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!『キャラクター』ティザービジュアル『キャラクター』2021年6月公開
2020年12月08日最終回の平均視聴率が32.7%(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)を記録したドラマ『半沢直樹』(TBS系)。いまだ“半沢ロス”をひきずる視聴者は多い。そこで本誌「『半沢直樹』取材班」は、そんな視聴者のモヤモヤを解消するべく最後の緊急リサーチ!まずは「第3弾は制作されないの?」ということ。半沢ファン誰もが待ち望む「第3弾」だが、最終回のラストシーンで「終」の文字が躍り、9月30日、TBSの定例社長会見でも編成局長の瀬戸口克陽氏は、「フルマラソンを全力で走りきった。スタッフキャスト含め全力を出し尽くした。そういう意味では考えておりません」と言い切った。だが、テレビ局関係者は言う。「実は年末年始、もしくは来春のスペシャルドラマ放送に向け、極秘裏に制作が進められるようです。もちろん映画化の案もあったそうですが、コロナ禍だと集客数が読めません。『万が一、映画が大ゴケになったら……』と局はスペシャルドラマ化を選択したようです」新作の内容はどんなものだろう。「池井戸潤氏のシリーズ最新刊『アルルカンと道化師』はドラマ第1作以前を描いています。まさにスペシャルドラマ向きで、このドラマ化が濃厚といわれています。また香川照之さん(54)の大和田暁や片岡愛之助さん(48)演じる黒崎駿一など、クセのあるキャラクターも同ドラマの魅力。彼らを主人公にしたスピンオフの可能性もあると聞きます」(前出・テレビ局関係者)そもそも「どうして前作から7年たっての放送になったの?」か。「ひとえに堺雅人さん(46)が“子育て最優先”を理由に、なかなか首を縦に振らなかったからだそうです。ですが、TBSは最強の布陣で粘り強く堺さんの説得に臨んだんです。福澤克雄監督はいまや役員待遇ですし、プロデューサーの伊與田英徳氏とともにTBSの“将来の社長候補”といわれています。中野渡頭取から“将来の頭取”指名された半沢さながらの2人の交渉力に、最終的に堺さんも折れたようです」(前出・テレビ局関係者)「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月07日今回放送された『半沢直樹』(TBS系)で、ファンにとって最大の「モヤモヤ」だったのが、半沢の“禁断の家族関係”についてだ。実は半沢直樹(堺雅人・46)の長男・半沢隆博も続編では最後まで登場しなかったのだ。7年前の第1作では当時、隆博は幼稚園生。夫婦の会話のなかで話題に上ったり、就寝のシーンが描かれていたが、続編では隆博はTBSの公式相関図でも紹介されず、存在をうかがわせるシーンも一切なかった。隆博を演じたのは二宮慶多くん(14)。’13年に公開された是枝裕和監督の映画『そして父になる』などの名演が評判を呼んでいる。二宮の所属事務所に半沢不参加の理由を問うと、「制作についてお話しすることはできなくて……」と返答。TBSにも聞いたが「制作過程については、従来お答えしておりません」との回答だった。しかし、本誌は有力な情報を入手。隆博が出演しなかったのは新型コロナの影響だというのだ。「今回のクランクインは2月末。新型コロナの感染が少しずつ拡大していった先行きが不透明な時期で、当初は大人数のエキストラを使ったシーンの予定がありましたが、最終的にNGになりました。非常事態宣言下での撮影休止期間を経て、撮影再開する際、妻・花役の上戸彩さん(35)の事務所に『夫婦2人の会話のシーンだけの設定に変更します』と伝えられたそうです。コロナ対策として、撮影現場はなるべく人数を減らすよう通達されていたこともあり、制作側は最終的に隆博役の出演見送りを決めたようです」(芸能関係者)第3弾が実現した暁には登場することを期待したい!「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月07日俳優の堺雅人さんが主演を務める、大人気ドラマ『半沢直樹』(TBS系)。2020年9月27日に放送された最終回では、平均世帯視聴率32.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。最終回で、俳優の上戸彩さん演じる主人公・半沢の妻、花のセリフが「心に刺さる」とネットで反響を呼んでいます。※記事内にネタバレを含みます半沢花「生きていれば、なんとかなる」注目のシーンは、半沢がバンカーとして不正を暴こうと政治権力に立ち向かうもかなわず、一大プロジェクトの担当を外れるよういわれた後。窮地に立たされた半沢は、妻の花に「出向どころじゃすまないかもしれない、ごめん」と話します。すると、花は半沢にこう言葉をかけます。だったら、いっそのこと辞めちゃえば。銀行員だけが仕事じゃない。何があったかは知らないけどさ、直樹は今まで十分すぎるくらい頑張った。仕事なんかなくなったって、生きていればなんとかなる。生きていれば、なんとかね。日曜劇場『半沢直樹』ーより引用半沢に「今までよく頑張ったね、ありがとう」といい、優しく背中を押す花。最後には「仕事なんてどうにでもなる。とにかく生きていれば、なんとかなる」と言葉をかけます。芸能人の訃報が続く中、ネット上では花のセリフに対しこのようなコメントが寄せられました。・花ちゃんの言葉、心に刺さります。・本当にその通り。生きてさえいればなんとかなる。・命を絶つ前に、この言葉が届いてほしかった…。すべてを終わらせてしまいたいと思う気持ちは、そう簡単になくならないかもしれません。しかし、ふとしたひと言でその気持ちが和らぐこともあります。つらい思いを抱えている人へ、どうか花のセリフが届いてほしいものです。[文・構成/grape編集部]
2020年09月28日9月27日、いよいよ最終回を迎えるドラマ「半沢直樹」(TBS系)。シリーズを通して高視聴率を記録するなか、思わぬところにスポットライトが当たっている。TBSの公式アカウント「YouTuboo」には最終回の予告映像がアップされている。「1000倍返しなるか!!そしてまさかの辞表!?最終決戦」と銘打たれた動画のなかで、堺雅人(46)扮する主人公の半沢直樹はこう絶叫している。「やられたらやり返す!1000倍返しだ!」第1シーズン放送時の13年、「ユーキャン新語・流行語大賞」にも選ばれた「倍返し」。これまで「10倍返し」「100倍返し」といったセリフが劇中に出てきていたが、ついに1000倍返しまで登場したのだ。そんななか、ネットでは「倍返しのインフレが起こってる」との声が上がっている。《半沢直樹、最初は倍返しだったのに今回で1000倍返しになって、ジンバブエドルもびっくりのインフレだな》《半沢の倍返しがドラゴンボールの戦闘力並にインフレしてる…》《半沢直樹の倍返しが、2期で一気に1000倍返しになったの、このままインフレを続けると、3期になったら500000倍返しになるので、とても頭が悪そうな数字になってしまう》《半沢直樹のn倍返し(nは自然数とする) nがインフレしすぎてて草》また20日放送の第9話で半沢は、柄本明(71)扮する箕部幹事長らに対して「3人まとめて1000倍返しだ!」とも宣言している。そのため、「そもそも1000倍返しとはどんなものなのか」と“謎”に悩む人たちが。ネットにはこんな声が上がっている。《3人まとめて1000倍返ししたら1人あたり333.3333…倍だからきっちり1000倍では返せないぞぉ》《1000÷3だと思ってたけど333だから1足りないなぁと悩んでたけど 累乗か!ってなって10×10×10=1000だから、1人10倍返しなのか!という所に落ち着いた》《半沢が「箕部・頭取・大和田」の3人に対して1000倍返しという理解の仕方と、「頭取と大和田が半沢側に戻り、3人がかりで箕部1人に1000倍返し」という理解の仕方、2種類あるのか》《未だに「3人まとめて1000倍返し」の意味がわかりません》放送前から話題を呼ぶ最終回。視聴率もインフレとなるのだろうか。
2020年09月27日2020年7月から放送されているドラマ『半沢直樹』(TBS系)。「やられたらやり返す、倍返しだ」などのキャッチフレーズで人気を集め、2013年の作品の続編として放送されています。同年9月20日には、第9話が放送。俳優の香川照之さん演じる大和田暁が、俳優の堺雅人さん演じる半沢直樹を無理やり押さえつけ、土下座をするよう強いる攻防戦にネット上では大きな反響が上がりました。香川照之「翌日、もちろん筋肉痛でした」第9話のラストシーンで、床にヒザと手をつく堺さん。香川さんはその上に、覆いかぶさるような体勢となり、土下座を強要させます。この場面は、多くの視聴者の関心を集め、放送後はTwitterのワードトレンドに入るほど。それだけ注目が集まったシーンについて、香川さんは撮影秘話を明かしました。第9話、長いラストシーンは無論、終日何度もくり返して撮影されました。土下座の場面も全部で7〜8回はやったでしょうか…。元々は『全力で半沢を押さえつける』という台本のト書きでしたが、結局は大和田が半沢に覆いかぶさる『親亀・子亀』状態に。堺さんも私も翌日、もちろん筋肉痛でしたww— 香川照之 / 市川中車 (@_teruyukikagawa) September 20, 2020 『全力で半沢を押さえつける』と書かれていた台本のト書きに従った香川さん。何回も撮影を重ねることで翌日には、堺さんとともに筋肉痛になってしまったといいます。また、香川さんは覆いかぶさる体勢を『親亀・子亀』と表現し、投稿には「親子亀ですね」「オンブバッタのようにも見える」などの声も寄せられていました。・組体操みたいだった。こうやってあのシーンができていったのですね。・最後、大和田さんが飛んでいったのを見ました!・筋肉痛になるまでお疲れ様でした!シリアスだけど笑ってしまった。撮影中の秘話に多くの人が興奮した様子。筋肉痛になるまでの努力があるからこそ、迫力のシーンができるのでしょうね![文・構成/grape編集部]
2020年09月21日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が11日、YouTube公式チャンネル「ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル」に出演。悪口を聞いたときの反応で、自身が「信頼できない」と感じるシーンを明かした。「How to本や悩み相談では絶対お目にかかれない答えだらけ【#2 百の三】」と題した動画内では、自身が考える「信頼できる人と信頼できない人の見分け方」を紹介。“信頼できる人”について、「誰かが誰かの悪口を言ってるときに、寂しそうな顔をしてる人」「冷静さを自分に与えてくれる、ブレーキをかけてくれる人」と語った又吉は、「『そんなこと言うなよ』でもなく、『うーん……』っていう顔をされると自制される」とその理由を説明。一方で、“信頼できない人”については、「誰かの悪口を誰かが言ったときに、『俺も前から思ってた』って後出しで言う人は信頼できない」とキッパリ。一般的には、「悪口を言ってるときに、一緒になって悪口を言ってくれるから信頼できるっていう人の方が多いかもしれない」としながら、「でも僕は、自分が悪口を言ったときに、それに乗っかって一緒に悪口を言われると、その瞬間の安心感はあるんですけど、2人で滅亡する可能性があるなって」と持論を展開していた。
2020年09月14日『半沢直樹』(TBS系)で半沢の前に立ち塞がる国土交通大臣・白井亜希子役を熱演している江口のりこ(40)。兵庫県明石市で生まれた彼女は兄2人と双子の姉、そして妹と両親の7人家族の中で育った。「父親は金融業を営んでいました。県営住宅に住んでいましたが、手狭になり小学校入学前に加古川市に転居。小4時に姫路で新築の家を建てたとき、彼女は『ようやく自分の四畳半部屋が持てた!』とうれしそうに話していたそうです。中学校では姉妹で陸上部に所属し、姫路地区では800m走の部で3年間連続2位の記録を持っていました」(地元の知人)江口はかつてインタビューで、家族についてこう語っている。「大家族だったので、母からは『自分のことは自分でやりなさい』と言われていました。だから学校で雑巾を持ってくるように言われると自分で縫って持っていってた」(『週刊現代』’18年3月17日)そんな母の教育方針ゆえ、早くから自立心が芽生えて、18歳で上京した江口だが――。「実はそんな彼女を育てあげた母・街子さんも、数年前から上京してきているんです。江口さんの父親が亡くなった約15年前、将来に不安を感じた街子さんは、友人に連れられて地元の占い師のもとに行ったそうです。その日を境に彼女は手相や西洋占星術、タロット占いを猛勉強。勤めていた会社も辞め、後半生は占い師になると決めたといいます」と語るのは、占術関係者。「現在、街子さんは都内に自分の占いカフェを持つほどの人気です。都心にある占い師育成スクールでは講師も務めているんですよ」人気女優の娘と人気占い師の母。意外なつながりだが、双方とも母娘であると明かしてはいない。江口はかつてインタビューで、母親についてこう語っていた。「『この前のドラマ観たよ』と連絡をもらったことは一度もありません。そもそも東京に行くと言った時も『あっそう』という感じでした」(『婦人公論』’19年7月23日)8月20日、娘の最近の活躍ぶりをどう思うか、本誌は都心の占いスクールから出てきた母親に直撃したが、「違います、違います」と語るばかりで、記者と一切、目を合わせることはなかった。「江口さんは公に母親の話をすることはほとんどありませんが、不仲というわけではなく、家族同士で必要以上に干渉しないだけ。実際、今でも江口さんの誕生日にはお母さんがケーキを買ってきてお祝いすることも……」(舞台関係者)“自分の夢は自分でかなえる”、それが江口家の家族方針なのだろう。「女性自身」2020年9月8日号 掲載
2020年08月25日新型コロナウイルスの影響で、3カ月遅れの7月スタートとなったTBS系ドラマ「半沢直樹」。7年ぶりのシリーズ続編で、堺雅人(46)の熱演もあって高視聴率を連発している。世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は初回から第5話まで22.0%、22.1%、23.2%、22.9%、25.5%と推移。第5話からは新章に突入。出向先から東京中央銀行に復帰した半沢が、経営破たん寸前の航空会社「帝国航空」の再建プロジェクトに挑む。前シリーズの最終話は、42.2%。その記録にどこまで迫れるかが注目される。「最近のドラマは、見逃しても各局が提携する動画配信サイトで視聴できるようになっています。しかし『半沢直樹』は見逃し視聴をしていないので、リアルタイムでチャンネルを合わせている視聴者が多いようです。それも高視聴率を後押しする要因の1つとなっているのでしょう」(テレビ局関係者)ちなみに前シリーズでおなじみだったのが、半沢、及川光博(50)演じる渡真利、滝藤賢一(43)演じる近藤の3人が飲食店に集うシーン。これまでは銀行同期入社組の3人が集まって“敵”との戦いに向けて作戦を練ったり、情報交換を行なってきたりしてきていた。しかし今作では本部広報室次長となった近藤が、シンガポールに長期出張中という設定で不在。そこには、理由があるという。「滝藤さんのスケジュール的に、調整が難しくなってしまったそうです。というのも滝藤さんは大河ドラマ『麒麟がくる』で、室町幕府最後の将軍・足利義昭役として出演しているからです。大河はコロナの影響で撮影が中断。30日から放送が再開されますが、撮影は大幅に遅れています。そのせいで『半沢直樹』のスケジュールと重なってしまい、滝藤さんは現場を掛け持ちするのが難しい状態になっているのです」(テレビ誌記者)とはいえ、ネット上でも3人が集うシーンを期待する声は多い。今後、サプライズが実現するかも!?
2020年08月23日視聴率は毎回20%超えと絶好調のドラマ『半沢直樹』(TBS系)を盛り上げる歌舞伎役者の面々が、劇場で見られる!クラスターに見舞われた舞台の報道が続く中、採算度外視といえる超厳重なコロナ対策の下、5カ月ぶりの幕が開いたーー。東京・銀座の歌舞伎座で「八月花形歌舞伎」が開幕した。新型コロナウイルスの影響で3月から公演中止となっていた歌舞伎座。本来なら5、6、7月と市川海老蔵(42)の團十郎白猿襲名披露興行があり、歌舞伎フィーバーを迎えていた可能性も高い。だが、自粛の続くライブエンタテインメント全般の現状を思えば、幕が開くだけで、まずは御の字だ。プログラムはコロナ仕様。通常なら二部制ないし三部制のところ、今回は幕間なしの四部制だ。そのぶんチケット代も安いので、案外、初心者でも足を運びやすいかもしれない。第一部は『連獅子』。半沢直樹で話題の片岡愛之助(48)が登場し、中村壱太郎(30)とともに、勇壮な獅子の毛振りを見せてくれる。地方(じかた)と呼ばれる演奏者たちはみな黒いマスク着用。これが意外にも儀式性を高め、今しか味わえない高揚感がある。第二部は中村勘九郎(38)と坂東巳之助(30)による『棒しばり』。亡き二人の父である十八世勘三郎と十世三津五郎もコンビで得意とした演目だ。狂言由来のユーモラスなやりとりに、歌舞伎のたくましさが発揮されている。第三部『吉野山』には半沢直樹の怪演で名を馳せた市川猿之助(44)が登場。正体が実は狐という佐藤忠信役でキレのいい踊りを見せる。お相手の中村七之助(37)の美しさにも息を呑む。この第三部、関係者の微熱で8月5日の公演が中止となったが、PCR検査で陰性だとわかり、翌日には即再開。各部ごとに出演者スタッフを総入れ替えする対策をとっていたため他の部への影響もなく、かえって感染予防対策の厳重さを印象づけた。第四部は松本幸四郎(47)らによる『与話情浮名横櫛』。「源氏店」という、台詞のある一幕だが、ヒロインのお富(中村児太郎・26)が、藤八(片岡亀蔵・58)にソーシャルディスタンスを保ちながら化粧を施す演出が面白い。客席数をぐっと制限してもなお満員とは言いがたいが、舞台上と客席の一体感は別格だ。入場時の検温や消毒といった段取りも、日々細かくアップデートされているという。四百年に及ぶ歴史のなかで、何度も危機に見舞われてきた歌舞伎。逆境にある今こそ、この芸能の本質が味わえるときなのかもしれない。「女性自身」2020年9月1日 掲載
2020年08月22日堺雅人主演の日曜劇場「半沢直樹」第5話が8月16日放送。今回はラストで見せた半沢の怒りの叫びに「カッコいい」「泣いた」などの声が続出。半沢の刑事並みの調査力や人心掌握力にも様々な反応が寄せられている。池井戸潤の原作シリーズから「ロスジェネの逆襲」を中心にドラマ化した4話までに続き、今回からは「銀翼のイカロス」を映像化。帝国航空の再建を巡る半沢ら東京中央銀行と政府側との攻防戦を描いていく。東京中央銀行で不正を暴いたことで子会社の東京セントラル証券に出向、親会社の銀行相手の買収合戦を経て、再び東京中央銀行に復帰した主人公・半沢直樹を堺さんが演じるほか、上戸彩、香川照之、及川光博、尾上松也、筒井道隆、江口のりこ、西田尚美、石黒賢、入江甚儀、井川遥、柄本明、北大路欣也らが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。キー局アナウンサーから政界に転身、国土交通大臣となり半沢らと対立する白井亜希子に江口のりこ。白井を国交大臣に抜擢した進政党の重鎮・箕部啓治に柄本明。帝国航空再建のため、白井大臣が設置したタスクフォースのリーダーとして半沢に相対する有名弁護士の乃原正太に筒井道隆。開発投資銀行の谷川幸代に西田尚美といったキャスト。東京中央銀行本店への復帰早々、帝国航空の再建を任される半沢。国を代表する大企業である帝国航空だが、近年は経営状態が芳しくないにもかかわらず、労働組合やOBの力が強いため改革が進まず、身動きが取れなくなっていた。そんな矢先、新たに国土交通大臣に就任した白井が会見で、弁護士の乃原をリーダーとした再建チーム「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げ、帝国航空に債権を保有しているそれぞれの銀行に一律7割の債権放棄を検討していると発表。このままでは東京中央銀行はおよそ500億円もの債権を手放すことになる。半沢は何としても自力再建させるため帝国航空へと乗り込むが、半沢の再建案が社員に流出。開発投資銀行の谷川(西田尚美)から社内の不穏分子の存在を指摘された半沢は、再建案を流出させた犯人を探し出す…というストーリー。再建案を流出させたのは半沢と同じ東京中央銀行出身の永田だった。社員への説明会で永田が外部業者を利用して私腹を肥やしていた悪行を暴き、「帝国航空にとって最も不要なコストは、永田、お前だ!」と叫ぶ半沢。その姿に「カッコいい。めっちゃカッコいい。」「帝国航空を見くびらないでいただきたぁぁぁぁい!!!泣いた」など感動の声が続出。また瀬名(尾上さん)らの協力を得て永田の悪行を調べ上げていくその姿には「半沢はバンカー超えて刑事ww」、当初は半沢を敵視していたグレートキャプテンの木滝(鈴木壮麻)を味方につける様にも「人心掌握力が凄いんだよな直樹」といった反応が寄せられている。(笠緒)
2020年08月16日池井戸潤の「半沢直樹」シリーズから「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」をドラマ化した堺雅人主演「半沢直樹」の第3話が8月2日放送。今回は片岡愛之助演じる黒崎の濃すぎるキャラとガッツポーズ、吉沢亮演じる高坂の絶叫に視聴者が注目した模様だ。社会現象になった前作から7年を経て復活した本作。東京中央銀行のバンカーから子会社の東京セントラル証券に出向、親会社との“対決”を決意する主人公・半沢直樹に堺さん。結婚を期にフラワーアレンジメントの仕事から専業主婦となった半沢の妻、花に上戸彩。前作での半沢のライバルで、窮地に陥るが銀行に居残った大和田暁に香川照之。半沢の案件を横取りするなど彼に恨みを抱き続ける、執念深い性格の伊佐山泰二に市川猿之助。東京中央銀行の半沢の同期で、陰で半沢を支える渡真利忍に及川光博。東京セントラル証券のプロパー社員で、半沢とともに東京中央銀行との“戦い”に挑む森山雅弘に賀来賢人。東京セントラル証券の新入社員、浜村瞳に今田美桜。森山の同級生でベンチャー企業「スパイラル」の社長をしている瀬名洋介に尾上松也。同社プログラマーの高坂圭に吉沢さん。「スパイラル」の買収に加担した「フォックス」社長の郷田行成に戸次重幸。電脳雑伎集団社長「平山一正」に土田英生、副社長の平山美幸に南野陽子。東京中央銀行の副頭取、三笠洋一郎に古田新太。東京中央銀行頭取の中野渡謙に北大路欣也。そしてかつて半沢と対立し、いまだ恨み続ける金融庁の主任検査官、黒崎駿一を片岡さんが続投する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3話では半沢は瀬名に「スパイラル」が「フォックス」を逆買収することを提案。「フォックス」の株価を急落させ逆買収を仕掛けるが、そのタイミングでセントラル証券に黒崎率いる証券取引等監視委員会が立ち入り検査にやってくる…。フォックスの買収計画書と経営状況報告書を探すため、半沢のパソコンからクラウドへアクセス、アクセスに成功すると「イヤッホー!」と満面の笑みでガッツポーズを決める…「黒崎は、マリオだった」「これもLINEスタンプにして欲しいw」などの声が。前作にも増して“濃い”黒崎のキャラに「黒崎検査官の濃さが増してる」「半沢追い詰めてるとき1番楽しそうで草」「中毒性強い。もっと観たいわ」などの感想も多数。そんな黒崎らと“ハッキング対決”吉沢さん演じる高坂。社長の瀬名にまで絶叫するほど、真剣勝負で半沢のデータを守ろうとするその姿に「荒ぶってる高坂圭、やばい。好きすぎて死んだ」「吉沢亮くんのスカッとぶりに心酔しまくってる」などの反応がSNSには続々と投稿されている。(笠緒)
2020年08月02日「銀行といえば学閥で固められているイメージがありますが、実は『半沢直樹』にも“隠れた派閥”が存在するのです」(芸能関係者)丁々発止で息の合った芝居が好評の『半沢直樹』(TBS系)。初回から2話続けて平均視聴率20%を超えるなど、好調な出だしの陰には、北大路欣也(77)を筆頭とした巨大学閥があるという。東京中央銀行の頭取を演じる北大路と取締役の香川照之(54)、そして証券営業部部長役の市川猿之助(44)。この3人は東京セントラル証券営業企画部部長役の堺雅人(46)と劇中で対峙しているが、なんとみな東京都にある私立暁星高校の出身なのだ。さらには出向先のプロパー社員を演じる賀来賢人(31)も……。出演者に同じ高校出身者が4人もいるのは、かなり珍しいといえるだろう。北大路らの出身校である暁星高校について、教育ジャーナリストのおおたとしまささんは次のように述べる。「カトリック系の私立男子校で、とてもレベルの高い中高一貫教育が受けられることで有名。東大や医学部への進学者も多数輩出しています。1888年に設立され、その歴史は130年以上。創立の経緯からフランス語が必修となっているのも特徴です。都内有数のお坊ちゃん校ともいわれますが、規律に厳しく服装やマナーもしっかりしています。歌舞伎俳優の出身者が多いですが、それも厳格な校風が影響しているのかもしれません」実際、賀来も『JUNON』’13年4月号で、《OBも含めて、筋の通った先輩たちがいっぱいいたから、(中略)筋の通った男でありたいなって思います》と語っている。おのおのが濃密な学生時代を過ごし、OB同士の絆も強いという暁星高校。劇中で北大路は堺に子会社への出向を命じ、周りを同門の香川と市川で固めている。賀来は現時点で部下として堺を支えているが――。また『半沢直樹』にはもう一つ、学閥が存在する。堺と、池田成志(57)、益岡徹(63)の出向組3人は早稲田大学出身。IT企業スパイラル財務担当役の加藤啓(45)も同じ大学だという。ここにも驚きの事実が……。「北大路さんの出身大学も早稲田大学なんです。つまり、『半沢直樹』には彼の後輩が7人も出演していることになります。作中では頭取を務めていますが、高校と大学の後輩を束ねる“裏ボス”ともいえるかもしれません」(前出・芸能関係者談)北大路を中心にした“つながり”が現場の団結力を強めているのかも!?「女性自身」2020年8月11日号 掲載
2020年07月29日クラシックの名門レーヴェル「ドイツ・グラモフォン」と「デッカ」を保有するユニバーサル ムージックは、今年生誕250周年を迎えた作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名盤にフォーカスした「ベートーヴェンを聴こう!」キャンペーンのメインビジュアルに、漫画家 浦沢直樹が描き下ろしたベートーヴェンのイラストを起用する事を発表した。「ベートーヴェンを聴こう!」キャンペーンでは、一昨年に創立120周年を迎えたクラシック音楽最古のレーベル「ドイツ・グラモフォン」と、昨年創立90周年を迎え小澤征爾や内田光子などの巨匠が所属する「デッカ」の両レーベルにおいて、年間を通して様々なベートーヴェン商品のリリースやコンサートの実施が予定されるという。そして、キャンペーンのメインビジュアルを手掛けたのが『YAWARA!』『MONSTER』『20世紀少年』などで知られ、現在小学館「ビッグコミックスピリッツ」にて『あさドラ!』を連載中、海外でも多くのファンを持つ漫画家・浦沢直樹だ。“生誕250年のメモリアル・イヤーに、ベートーヴェンの魅力、作品の奥深さを何か新しい形で多くの世代に伝えられないか”というコンセプトの基、ドイツ・グラモフォンから浦沢氏への熱烈なラブコールで実現したコラボに期待したい。今回の取り組みについて浦沢直樹氏は「ロール・オーバー・ベートーヴェン! あと数世紀もしたら、クラシックもロックもひと塊りに見える時代が来るのではないでしょうか。すべてが最高の音楽だ、と」とのコメントを寄せている。また6月10日には、今回のビジュアルをジャケットに起用したベートーヴェン作品のコンピレーション・アルバム『運命~ベスト・オブ・ベートーヴェン』もドイツ・グラモフォンより世界発売される予定。●浦沢直樹プロフィール1960年、東京生まれ。漫画家。1983年デビュー。代表作に『YAWARA!』『MONSTER』『Happy!』『20世紀少年』など。現在『あさドラ!』を「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載中。国内累計発行部数は1億2800万部を超え、国内外での受賞歴多数。ミュージシャンとしても2枚のアルバムを発表している。公式Twitter ●「ベートーヴェンを聴こう!」特設サイト: beethoven250th.com●商品情報タイトル:『運命~ベスト・オブ・ベートーヴェン』アーティスト:ヴァリアス・アーティスト発売日:6月10日価格:2,200円(税込み)品番:UCCS-1271/2仕様:SHM-CD購入はこちら ▼ベートーヴェン生誕250周年関連リンク
2020年04月16日「やられたらやり返す。倍返しだ!」の決めゼリフが、社会現象にまでなった伝説のドラマ『半沢直樹』。いよいよ続編が放送される。再び半沢の“倍返し”が炸裂する?待望の続編がいよいよ始まる!物語は堺雅人さん演じる東京中央銀行のバンカー・半沢直樹が、次々に発生するトラブルを乗り越え、理不尽な要求を突きつける相手に立ち向かう痛快劇。前作では、銀行内で行われていた数々の不正を明らかにするものの、子会社への出向を命じられるというまさかの展開だった…。今作はその出向先、東京セントラル証券へ赴任するところからスタートする。またもや巻き起こる事件と半沢潰しの包囲網。それらに打ち勝つべく、同志たちと共に戦う半沢。再びあの決めゼリフは聞けるのか?前作同様に今作も、豪華なキャストも見どころの一つ。重要な役どころの面々は前回に引き続き出演。今作から登場の新キャストにも、実力派&個性派が揃う。番組ホームページ、公式ツイッターでチェックしておこう。さらに12日放送の「特別総集編 後編」で前作をおさらいしておけば、いっそう半沢ワールドにハマるはず。こちらもお見逃しなく!日曜劇場『半沢直樹』毎週日曜21:00~21:54 、TBS 系にて放送。初回は25分拡大スペシャル。※初回は放映延期が決定『半沢直樹 特別総集編 後編』は、4/12(日)21:00~22:48に放送。第1話は4月19日21:00~放送!※『anan』2020年4月15日号より。(by anan編集部)
2020年04月11日「青山は愛情深くて、すごい強い人だなと思います。1回や2回なにかがあったくらいじゃ、その人を見放すことができないってところは私と似てますね」又吉直樹の恋愛小説を映像化した映画『劇場』(4月17日公開)。客足が伸びずに悩む劇作家・永田(山崎賢人)の友人で、元劇団員の青山を伊藤沙莉が演じた。「永田はプライドが高くて、ここまで不器用かってくらい人と接するのが苦手な人物で。そんな人でも青山は事あるたびに気にかけて、それた道から戻してあげようとするんです。私自身も、永田と同じで、俳優の世界で立ち止まれないっていうプライドはありますね」(伊藤・以下同)いちばんお気に入りのシーンは青山と永田が“業界飲み”に参加する場面だそう。「とにかく業界臭がすごいんです!エキストラで本物の業界人の人も出演していて、これがリアルだと思って見てほしいです。楽しんでいる人と、そうでない人の差が表情に出ているところに注目してください(笑)」これまでコメディからシリアスまで幅広い役柄を演じてきた伊藤だが、役がプライベートに影響することはないという。「毎回カットってなったら『イエーイ』ってテンションになってます(笑)。役にはあまり左右されないですね。ただ、ふだんから自分はこう!というのがないんですよ。基本的に情緒不安定で……よく大人子供って言われてます(笑)」今作では面倒見のいい役を演じたが、プライベートでも唯一“青山”のようになる人物が。「お兄ちゃんに対しては、“青山すぎ”ってほど青山ですね!この前も遅刻したんで長文メールで叱ってやりましたよ(笑)。今、遅刻癖を正している最中なので見限んないでやってください」兄は昨年の『M-1グランプリ』で決勝に進出したお笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介。現在も2人暮らしを続けている。「ボロボロの家に住んでいたお兄ちゃんがほっとけなくて……1人暮らしをするタイミングで同居することにしたんです。同じ業界にいるので話も合いますし。あと、全然頼りにならないけどセキュリティですね。オリジナルアルソックって感じで家にいます(笑)」昨年から声優にも挑戦。今後も新しい経験をしていきたいという。「基本的にドMなので壁にぶち当たりたいんですよ。それが壊せなくても向き合っている時間が楽しいんです」「女性自身」2020年4月14日号 掲載
2020年04月06日堺雅人が主人公の半沢直樹を演じる「半沢直樹」の特別総集編が4月5日(日)と12日(日)に2週連続で放送されることが決定した。4月には前作と同じく池井戸潤の「半沢直樹」シリーズから、「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社/講談社文庫)を原作にしたドラマが放送決定しており、堺さんをはじめ上戸彩、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也、香川照之らの続投が発表されている。そんな中今回、この続編放送に先駆けて、前作の特別総集編をゴールデンタイムで、前後編の2週連続・地上波初放送する。「半沢直樹」特別総集編は前編:4月5日(日)21時~、後編:4月12日(日)21時~TBSにて放送。日曜劇場「半沢直樹」は4月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年03月16日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が27日、都内で行われた映画『ジョーカー』トークイベントに登場。前回のイベントを急きょ欠席したことについて謝罪した。イベントは、29日に同作のBlu-ray&DVDの発売・レンタル開始、デジタルレンタルの配信開始を記念して企画されたもの。当初は15日の実施予定だったが、開始時間になっても又吉が現れず、急きょ中止が発表された。又吉の入り時間が遅れていたため、主催者側が所属事務所側に問い合わせたところ、体調不良が明らかに。過労による高熱で、連絡もできない状態だったという。17日、自身のツイッターで「ご心配をおかけして申し訳ございません」と謝罪し、「体調を崩しておりましたが、無事、快復にむかっております」と報告していた又吉。この日の冒頭、司会者から「又吉さんからメディアのみなさまにごあいさつがございます」と告げられると、又吉は「体調不良により、急きょ欠席させていただきました。皆さまには本当に多大なご迷惑をお掛けしてしまいまして、申し訳ございませんでした」と改めて詫びた。さらに、「今思い出すだけでも、ちょっと怖くなってしまうんですけど」と胸の内を明かし、「今日は改めて宜しくお願い致します」と頭を下げると、司会者は「今日は元気な顔が見れてよかったです」と和やかムードに。又吉は、「元気には見えないと思うんですけど、体調は回復しておりますので」と笑いを誘いつつ、前回に引き続きイベントに参加した映画評論家・松崎健夫氏にも「本当にすみませんでした」と平謝りだった。
2020年01月27日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が15日、都内で開催予定だった映画『ジョーカー』のトークイベントを体調不良により欠席した。29日に同作のBlu-ray&DVDの発売・レンタル開始、デジタルレンタル配信が開始することを記念して企画されたこの日のイベント。「これまで観た映画の中でも“特別”に好き」という又吉と映画評論家・松崎健夫氏を招き、互いの視点から同作を語り合う予定だった。イベントは午前11時10分マスコミ受付開始、午前11時30分開始予定だったが、主催者側は午前11時30分頃に急きょ「今回のイベントは中止とさせていただきます」と発表し、「本日はお足元の悪い中、大変申し訳ございませんでした」と謝罪。この日、又吉の入り時間が遅れていたため所属事務所側に問い合わせたところ、体調不良が明らかになったという。
2020年01月15日2020年春から放送される「半沢直樹」新シリーズに先駆け、半沢直樹の出向先で起きた事件を描くスペシャルドラマ「『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』~狙われた半沢直樹のパスワード~」が1月3日(金)放送。主演は吉沢亮。今田美桜がヒロインを務める。池井戸潤の原作を堺雅人主演でドラマ化、2013年夏クールにTBS系日曜劇場で放送された「半沢直樹」。堺さん演じる主人公・半沢直樹の名セリフ「倍返し」がその年の流行語大賞にも選ばれるほどの大ヒットとなった。前作で半沢直樹は関連会社に出向を命じられたが、その出向先「東京セントラル証券」で起こった事件を描くのが、本作「エピソードゼロ」となる。半沢直樹が出向した東京中央銀行の関連会社「東京セントラル証券」では、証券トレーディングシステムの大規模リニューアルを予定していた。検索エンジンサービスの開発・運用で勢力を伸ばしていた新興IT企業「スパイラル」の新人プログラマー・高坂圭はあまり目立たない社員だったが、ある日突如発生したシステムダウンのピンチを凄まじいプログラミング能力で乗り切り、周囲を驚かせたことで、彼の実力を認めた加納専務からコンペのプロジェクトリーダーに任命され、オリエンテーションの会場で「東京セントラル証券」のリニューアルの担当者である城崎勝也や新入社員の浜村瞳と知り合う。そんななか、ある男が「スパイラル」を訪ねてくる。黒木亮介と名乗るその男を前にした高坂は脳裏に過去のある苦い記憶がよみがえる…。成功すれば数億の売り上げに繋がる重要なプロジェクト。「スパイラル」にとって社運を賭けたこの一大プロジェクトが進行する裏で、人知れず“ある陰謀”が同時にうごめいていたことを、まだ誰一人も知らなかった――。本作の主人公となる高坂圭役には昨年朝ドラ「なつぞら」に出演、来年の大河「青天を衝け」で主演を務めることも決まっている吉沢さん。ヒロインの浜村瞳には「3年A組-今から皆さんは、人質です-」「セミオトコ」などで着実に女優として成長を遂げている今田さん。高坂と過去に因縁のある謎の人物・黒木亮介には「グッドワイフ」や『君は月夜に光り輝く』などでその輝きを放つ北村匠海。また高坂が働く「スパイラル」の開発部でリーダー格の若本健人には吉沢悠。「スパイラル」の社長・瀬名洋介には尾上松也。「スパイラル」の加納専務には井上芳雄。「東京セントラル証券」でリニューアルを担当する城崎勝也には緒形直人。井上さんが演じる加納と尾上さんが演じる瀬名は4月から放送される新シリーズにも登場するため、彼らの行動も目が離せない。前作から7年を経て放送開始となる4月の新シーズンを前に、両作の橋渡しにして新シーズンの序章ともいえる本作で改めて“半沢ワールド”を味わってみては?「『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』~狙われた半沢直樹のパスワード~」は1月3日(金)23:15~TBS系で放送。(笠緒)
2020年01月03日2020年1月10日(金)より全国公開されるポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』。この度、11月のポン・ジュノ監督来日時に、13年振り、2度目の対談が実現した漫画家・浦沢直樹による描き下ろしコラボイラストが公開された。本作で描かれるのは、全員失業中の貧しい一家とIT企業を経営する裕福な社長一家という、相反するふたつの家族の出会いから、想像を遥かに超える展開へと加速していく物語。すでに韓国で動員数1,000万人を突破し、フランスでも動員160万人突破、全米でも今年の外国映画興行収入第1位になるなど、各国で動員記録を塗り替える爆発的な盛り上がりをみせている。先日発表となったゴールデングローブ賞では、監督賞、脚本賞、外国語映画賞の3部門に異例のノミネートを果たし、オスカー前哨戦でも作品賞受賞を重ね、第92回アカデミー賞での受賞も有力視されている。日本カルチャーに造詣が深く、漫画家を目指していた経歴もあるポン・ジュノ監督。そんな監督が、かねてからファンだと公言しているのが『MONSTER』『20世紀少年』、現在も『あさドラ!』が好評連載中の日本を代表する漫画家の浦沢だ。監督は浦沢の漫画を読みながら、シナリオをよく書いているという。2006年の『グエムル-漢江の怪物-』公開時に対談を果たしたふたりが、久しぶりの再会を果たし、お互いの作品の制作秘話を語り合った。気になるイラストでは、“半地下”に住む貧しいキム一家を演じたソン・ガンホ、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・へジンの4人が脚本を読んでいる場面。対談で監督から飛び出した「出演者に台本を渡して、今ごろ読んでいるだろうなあと考える時が一番イヤな時間」というマル秘エピソードを聞かされた浦沢が、台本を読んでいる4人の姿を描き下ろしたもの。特に「ソン・ガンホさんが読んでいる時が……分かるわ〜〜〜」と、自分が丹精込めた脚本が審査されているかのような監督の気持ちを察した言葉が添えられ、日韓を代表するクリエイターの共感が述べられた貴重なイラストとなっている。本イラストは、劇場で販売される映画公式パンフレットに掲載される予定だ。また、浦沢とポン・ジュノ監督による対談記事は、朝日新聞(12/18朝刊)に掲載されている。『パラサイト 半地下の家族』2020年1月10日(金)より全国公開
2019年12月19日吉沢亮主演スペシャルドラマ「『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』~狙われた半沢直樹のパスワード~」に、吉沢悠、井上芳雄、北村匠海、尾上松也、緒形直人の出演が決定した。本作は、来年4月からの「半沢直樹」(仮)に先駆け放送されるスペシャルドラマ。前作最終回で堺雅人演じる半沢直樹は、頭取から子会社への出向を命じられてしまったが、スペシャルドラマは半沢がその子会社「東京セントラル証券」に赴任した後に起きるある事件を中心に展開される。主人公を取り巻く主要キャストが判明すでに主人公の敏腕プログラマー・高坂圭役を吉沢亮、半沢の出向先の新入社員・浜村瞳役を今田美桜が演じることが決定しているが、今回新たに高坂を取り巻く主要キャストが一挙に発表。高坂が働くIT企業「スパイラル」開発部のリーダー格・若本健人役を吉沢悠。「スパイラル」の専務・加納一成役を井上芳雄。高坂と過去に因縁のある謎の人物・黒木亮介役を北村匠海。「スパイラル」の社長・瀬名洋介役を尾上松也。そして、「東京セントラル証券」情報システム部の主任・城崎勝也役に緒形直人が決定。なお、井上さん演じる加納と尾上さん演じる瀬名は、4月放送の続編の原作にも登場する人物。シリーズの展開においても重要な鍵を握る人物だ。そのほか、瞳の上司で「東京セントラル証券」情報システム部の部長・府川義則役に元劇団四季の栗原英雄。玉置玲央、磯崎義知、吹越ともみなど個性派俳優陣も参加する。キャストコメント吉沢悠日曜劇場『半沢直樹』から数年を経て、2020年、新たな半沢イヤー記念に相応しい内容のスペシャルドラマに出演させていただき、とてもうれしく思っています。僕がこの作品にとても感動しているのは、撮影現場の空気自体がドラマの空気感同様、緊張感と高い熱量に包まれていることです。「半沢ファン」の期待に応えつつ、エピソードゼロの独特な違った世界観を生み出そうと、全員が必ず最高のドラマにしようという気持ちの表れではと思います。「こんな半沢があっても面白い!」というスペシャルドラマになっていますので、どうぞご覧ください!!井上芳雄『半沢直樹』のスペシャルドラマにお声掛けいただき、大変興奮しました。普段は舞台が多く、ドラマ出演が多い訳ではない中で、本当にありがたい機会だと思っています。私が演じるのはIT企業の専務という役柄ですが、僕自身はアナログな人間なので分からないことも多いです(笑)。今の時代らしい最先端の業界の話で、新鮮な気持ちで演じられたらと思っています。また、吉沢亮さんとは初共演となるので、そこも楽しみにしています。『半沢直樹』らしい痛快な展開が紡がれていますし、新年から「今年も頑張るぞ」という気持ちになれる作品になっていると思いますので、是非ご覧ください!北村匠海『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』に出演させていただくことになりました北村匠海です。今回、自分としてもなかなか今までに演じたことのない役どころですし、約1年ぶりにTBSさんのドラマに帰ってこられたうれしさもあります。別作品でも撮影の苦楽を共にした吉沢亮くんの脇を支えるいいエッセンスになれればいいなと思います。尾上松也このたび『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』に、出演させていただくことになりました。あの伝説のドラマのスピンオフ作品に出演できますことは光栄の極みです。私は今回主人公の高坂圭が勤めているスパイラルの社長・瀬名洋介を演じます。本編にも負けない作品にできますよう、全力でつとめます!どうぞお楽しみに!緒形直人只今、熱いスタッフと俳優たちに囲まれ“ONE TEAM”の意気込みで、鋭意撮影を行なっております。私自身は、皆様に楽しんでいただけるように良い緊張感を持って丁寧に演じていければ良いなと思っております。半沢直樹イヤーの先陣として、どんなドラマに仕上がるのか『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』をご期待ください。「『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』~狙われた半沢直樹のパスワード~」は2020年1月3日(金)23時15分~TBSにて放送。日曜劇場「半沢直樹」(仮)は2020年4月期放送予定。(cinemacafe.net)
2019年12月10日再来年の大河ドラマ主演も決定している人気俳優・吉沢亮が、「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」でTBSドラマ初主演を務めることが分かった。堺雅人扮する半沢直樹が活躍する「半沢直樹」の第2弾が、2020年4月から日曜劇場で放送。これに先駆け今回放送が決定したのが、スペシャルドラマ「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」。日曜劇場では、「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」「半沢直樹4 銀翼のイカロス」をドラマ化。その物語の舞台である東京セントラル証券と大きく関わるIT企業「スパイラル」を中心に、このスペシャルドラマが展開する。頭取からまさかの子会社への出向を命じられてしまった前作の最終回。本作では、半沢がその子会社「東京セントラル証券」に赴任した後に起きたある事件が描かれる。新興のIT企業である「スパイラル」は、半沢が「東京セントラル証券」が創業以来使用してきた金融セキュリティシステムをリニューアルするため、コンペで声をかけられた企業のひとつ。「スパイラル」にとっては社運を賭けた一大プロジェクトが進行する中、人知れずある陰謀が動く…。スペシャルドラマの主演を務めるのは、『銀魂』『ママレード・ボーイ』『キングダム』に出演、大河ドラマ「青天を衝け」の主演にも決定している吉沢さん。演じるのは、かつてある事件に関わったことで行き場を失っていたが、その才能を買われ、「スパイラル」の社員として働く敏腕プログラマー・高坂圭。吉沢さんは「7年前の半沢直樹の、敵役を完全に地獄に叩き落とす様を見てドキドキワクワクするという展開。唯一無二の面白さを感じていました」と前作をふり返り、「今回のスペシャルドラマにもそのエッセンスが凝縮されていることと思います」とコメント。また「半沢直樹のスペシャルドラマなのに半沢が主人公じゃないのかよ(笑)と思っているそこのあなた。完全に倍返しですよ。是非ご期待ください」と視聴者へメッセージを寄せている。「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」は2020年1月3日(金)深夜23時15分~TBSにて放送。日曜劇場「半沢直樹」(仮)は2020年4月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年11月08日芥川賞作家でお笑いコンビ・ピースの又吉直樹(39)が10月10日、都内で最新刊「人間」(毎日新聞社刊)の発売記者会見を行った。同書は、又吉にとって3作目の小説で初の長編。昨年9月から今年5月にかけて毎日新聞夕刊で連載していた作品を加筆修正したもので、漫画家の夢をあきらめた38歳の男性が主人公。夢を実現できなかった人間の、その後を描いている。各スポーツ紙によると、又吉は作品について「時間をかけ、今回は一番自分に近い、自分の話やなと思って書いた小説です」とアピールしたという。「又吉さんは新刊PRのため、8日放送の日本テレビ系『スッキリ』に生出演。そこでハリウッドスターを目指して米・ニューヨークに渡った相方・綾部祐二さん(41)の話になり、『最近はベトナム人の70代の熟女とよくお茶をしている』と近況を明かしていました」(テレビ局関係者)綾部は17年10月に渡米。以後、コンビは活動休止状態。現在は英語の公式サイトとインスタグラムで近況を報告し続けている。9日にはお笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実(44)が自身のインスタグラムに、綾部との現地での2ショットを掲載。ネット上では《最強の2SHOT》と反響を呼んでいたが……。「インスタでは現地に渡った明石家さんまさん(64)との2ショット写真や、ニューヨークの街中に溶け込んで決めポーズをしている写真が目立ちます。すっかり現地に溶け込んでいるものの、渡米の壁にぶち当たっているようで活躍ぶりは伝わってきません。小説家として順調に歩む相方をよそに、綾部さんの夢がかなうのはまだまだ先になりそうです」(芸能記者)
2019年10月12日●映画だからこそ「読み取ってもらう」演出を重ねたアイドルグループ・Kis-My-Ft2の北山宏光が、映画初出演・初主演にして、初“猫”に挑戦し、現在話題となっている映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』(公開中)。板羽皆の同名マンガを実写化した同作は、酒とギャンブルに溺れる売れない漫画家・高畑寿々男(北山)が交通事故で死んでしまい、“あの世の関所”の裁判長(バカリズム)から地獄行きの前の今までの愚かな人生を挽回せよと、1カ月の執行猶予で猫として妻の奈津子(多部未華子)、娘の実優(平澤宏々路)のもとに戻されることになる。北山の「猫スーツ」のインパクトが注目されていたが、公開されると「笑って泣けた」「監督のセンスが光る」「こんなにいい映画だとは……」とSNSでも評判に。今回は公開後ということで、筧昌也監督に作品に関する話をじっくり聞いた。○■全体的にスマートにしていった――今回、"猫スーツ"のデザインもされていたということですが、筧監督は漫画家を志望しながら、映画の学校にも通われていたんですよね。マイナビさんにぴったりな、就職の時のいい話がありますよ!(笑) 僕は映画の大学で自主映画を作っていたんですが、まさか映画監督になれるとは思っていなかったので、就職のためにいろいろな会社にエントリーしていました。そのなかに映像制作会社の「ROBOT」があって、見事にエントリーシート(当時スタートしたばかりのインネーネットエントリー)、書類だけで落とされたんです。なのに、その8年後ROBOTさんで映画監督デビューして、今回の『トラさん』も、ROBOTさんで制作しました。就職活動で行きたい会社に落ちても、全く違う形で目標が叶うかもしれないから、みんな頑張ろう!――ありがとうございます(笑)。漫画と映画というのはずっと両立されていたんですか?もとは漫画家になりたかったんですが、高校の間にデビューできず、大学生活を単純なモラトリアムとして使いたくなかったので、2番目に興味があった映画の学校に入ってみたら、こちらも面白かったんです。似て非なるものではありますけど、漫画を描いてなかったら、映画製作もしていなかったかもしれないですね。――今回の『トラさん』は、状況を説明しすぎてないのに、情報や感情がすっと心に入ってきてすごく丁寧で品のある演出だなと思いました。そこは意識した点でもあるので、嬉しいです。僕はここ数年テレビドラマの方が多いのですが、良くも悪くもテレビは音声が重要で。視聴者の方がずっと観ているわけじゃないから、セリフが増えてしまうのは仕方ないけど、映画は観るか寝るか、帰るかじゃないですか(笑)。映画を観てくれている方は、画面で起きていることをちゃんと読み取ってくれるだろうし、セリフで説明するのではなく、表情や背景を含めた映像で表現していきたいと思っていました。それもあり、全体的にスマートにしていったことで、上映時間も91分と短めになりました。90分だと気持ちが良かったから、ちょっと惜しかったです(笑)。僕は映画を観るときに、どれくらいの尺か気になるタイプなんです。人は映画を観るときに作品とある種の”契約”をしている気がします。125分の作品と、90分の作品だと、観る前の心持ちが全然違うし、作品から持って帰りたいものの量や質も、多少変わってくるんだと思います。――たしかに、91分と聞くと気負わず観ることができる気がします。でも、91分の中でも情報量が多い作品ですよね。テンポも早めに、詰め込みましたからね。とにかく後半の心情シーンになるまでは、エンタテインメントのふりをしました。観客が考える前に、物語に巻き込んで行こうと話しながら作っていきました。●”表現者としての矜持”を持っていた、北山宏光――筧監督の『ロス:タイム:ライフ』も好きだったのですが、死ぬまでの猶予の時間を描くという点では、共通しているのかなと思いまして。作品の経験が活きている点はありますか?実は、構造が似ているんですよね。『ロス:タイム:ライフ』は初めての商業作品で、最近は韓国でもリメイクされて。僕の映像監督としてのキャリアの中に、ずっと緩やかに関わっている作品です。具体的な共通点はないものの無意識レベルで影響はあるのかもしれません。死を見据えたキャラクターの行動や演技、シナリオや演出に、経験が反映されているのかも。ただ今回は、死までのリミット感を表現してないので、また少しテンションが違う作品にはなっています。――最初の方は寿々男が全然行動しないから「リミットは大丈夫なのかな」と心配しました。そうですね(笑)。でも寿々男の、死んでもなお、楽をしようとしているのが愛すべきところでもあります。原作も、急にハッとするようなセリフが来たり、後半怒涛のように展開したりするので、まったく同じ空気にはできないですが、我々も観ている方に油断してもらいたい、という意図はありました。――今回主演を務められた、北山さんにはどんな印象を抱かれましたか?初映画だとか、テレビドラマにもあまり出てないとか、全然わからないくらい立派な主演俳優として、受け入れられました。彼はいやがるかもしれないけど、僕の前でそう見えるということは、やっぱり努力があったのかな、と思います。映画俳優というジャンルじゃなく、”表現者としての矜持”で、準備をしてきてくれていたと思うんです。だから、実際に撮影で一緒にやった作業といえば「どうしたらちゃんと漫画家に見えるか」という部分くらいでした。どうしたらペンを持つときにクセが出るか、クランクイン前に『浦沢直樹の漫勉』を見ながら何度も打ち合わせました。――ふだんはアイドルだけど、”ダメ男”がはまっているのも、意外でした。本人は全然ダメな男じゃないんですけど、不思議ですよね(笑)。キャスティングの妙なのかな?僕は別の取材で、北山くんは「郊外っぽい」と表したことがあるんです。俳優によって都市型の顔と、郊外型の顔とあるんだけど、北山くんは郊外型の人で、映画に向いていると思いました。――要潤さんは、都市型っぽいですよね。まさにそれ! そうなんですよ(笑) でも本当に、みなさん何も言う必要がないくらいの演技で、楽をさせてもらいました。大変だったのは、野良猫含めた猫スーツでの演技でしたね。猫の演技、誰も正解を持ってないから(笑)。○■ここから若干ネタバレあり――先程も漫画へのこだわりを伺いましたが、完成披露では、監督が「この作品は漫画家映画でもある」とおっしゃってましたよね。企画が始まったのは3年半くらい前でしたが、漫画を描くシーンって、地味じゃないですか。だから、今となっては幻ですけど、許していただけるなら寿々男の職業をミュージシャンにしようという案もありました。ライブシーンも入れられるし、音楽と映画は親和性高いし。日本における漫画家は身近だけど、世界的に見るとレアな職業でもあるから、閉じた作品になってしまうのではないか、という危惧もありました。でも結局原作を分析していくと、やはり漫画家でしかできないストーリーになっていて、結果的に自分の経験が生きたので、よかったなと思います。むしろ、『漫画家がそこまで特殊ではない職業』として、「売れない漫画家」に感情移入出来るのは、日本が漫画の国だからだろうし、それはドメスティックだけど日本映画としての個性ですから。――過去の回想で奈津子がアシスタントをしている場面が実は最後につながっていたり、実優ちゃんに夢を引き継いでいけたりするところも、漫画家だからこその展開ですよね。漫画家って、作品で伝えたいこともあるけど、「描く」行為自体が楽しい、という人も多いと思うんです。だから、最後に寿々男がやっと漫画を描けるようになるシーンは重要でした。脚本では2~3行しか描写がないんですけど、だいぶ長くなっています。それは僕のこだわりで膨らませたんですけど、「描く」という行為が、寿々男の生きる最後の瞬間なんです。クライマックスは、漫画家だけじゃなくて、すべての仕事をしている人へのエールになれば、と思いながら撮っていました。だけど、結局完璧に行かないところも、寿々男っぽい。漫画を描いたことある人にならわかると思うけど、一晩であのページ数は、かなりしんどいですから(笑)。最後の家族の一連の行動も台詞なしで撮っていますが、消しゴムかけも原稿の修正も、漫画を描くことの重要な一部なので、大事なシーンで。人の原稿を修正液で直すのも、実はすごくエキサイティングな作業なんです。そういった機微は、自分が漫画を描いていたからこそ、入れられたのかもしれないですね。■筧昌也監督1977年生まれ、東京都出身。日大芸術学部 映画学科映像コース卒業。2003年、中編映画『美女缶』がゆうばり映画祭グランプリなど、国内の自主映画祭の賞を数多く受賞し、2004年に劇場公開される。2008年、金城武を主演に迎えた『Sweet Rain 死神の精度』で長編映画監督デビューを飾る。その後、オリジナル原案である『ロス:タイム:ライフ』シリーズ(03~10)、『豆腐姉妹』(10)、着ぐるみ表現を使った短編『世にも奇妙な物語~PETS~』(11)、『死神くん』(14)、バカリズム脚本の『素敵な選TAXI』(14、16)、『探偵物語』(18)などを手がける。
2019年02月21日