六本木ヒルズ森タワー52階にある森アーツセンターギャラリーでは、『おいしい浮世絵展 〜北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい〜』が7月15日(水)に開幕した。おいしい浮世絵展()
2020年07月15日都会の喧騒にそびえ立つダイナミックなラグジュアリーホテル、グランド ハイアット 東京は、2020年7月15日より開催される『おいしい浮世絵展~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~』(森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52階)とコラボレーションし、江戸時代の食文化と現代の食材を融合させたメニューや浮世絵に度々登場する寿司や天婦羅などの江戸の食文化を再現したメニューをご用意いたします。さらに、館内で以下メニューをお召し上がりいただいた先着800名様に同展覧会の入館券をプレゼントいたします(一部除外店舗あり)。また、チケットの半券をご提示いただくと一部のレストランでドリンクのプレゼントも。ぜひこの機会に日本の食文化の素晴らしさを再確認してみてはいかがでしょうか。オーク ドア 「浮世絵抹茶バーガー」オーク ドア「浮世絵アフタヌーンティー」※食材や産地、内容および料金は変更する場合がございますので、ご掲載いただく際は事前にお問い合わせください。※写真はイメージで、実際と異なる場合があります。予めご了承ください。※レストランはソーシャルディスタンス確保の観点から席数を減らして営業しております。オーク ドア (6階 ステーキハウス)直径23cm、総重量2kg!抹茶や照り焼きがステーキハウスに?ダイナミックな抹茶バーガー!厳選した素材をダイナミックに調理するステーキハウス「オーク ドア」では、江戸時代から親しまれた抹茶をつかったグルメバーガーをご用意いたします。外国人シェフならではの視点で生み出されたこの特製のバーガーは、100%USプライムビーフパテ、レタス、トマトのほかに、照り焼きソース、マヨネーズ、ネギ、紅生姜をたっぷりの抹茶を練り込んだバンズでサンドいたしました。バーガーは直径23cmのジャイアントサイズのほか、レギュラーサイズの2種類をご用意しております。提供期間:2020年7月15日(水) ~ 9月13日(日)提供時間: ランチ 11:30 ~ 14:30(土・日・祝 ~15:00)ディナー 18:00 ~ 21:30メニュー名 / 料金(税・サービス料別):・ジャイアント浮世絵抹茶バーガー(パテ1kg)2万円 ※要3日前予約直径23cm、総重量2kgの巨大バーガーは、見た目のインパクトだけ でなく、味も抜群のスペシャルメニュー。US プライムビーフパテだけ で 1 kgと食べ応え十分です。巨大バンズに合わせ特注した『おいしい 浮世絵展』オリジナルの焼き印が施されています。一味変わったバー ガーを頬張りながらワイワイ楽しむ食事の時間は盛り上がること請け合いです。・レギュラー浮世絵抹茶バーガー(パテ140g)2,500円お一人様でお召し上がりいただくのにちょうどいいサイズのバーガーです。ジャガイモを皮ごとフライにした自家製フライドポテトと一緒にお楽しみください。唐揚げバーガーやフィッシュバーガー、和風チーズケーキが3種類楽しめるアフタヌーンティーセットが登場味だけでなく見た目の可愛らしさでも人気を誇る、オーク ドアのアフタヌーンティーセットも、和のテイストをふんだんに取り入れたメニューになって登場します。人気のミニバーガーは、抹茶、ふりかけ、辛味噌というなんともユニークな3種類の味のバンズにそれぞれ唐揚げや紫蘇のてんぷらなどをサンドいたしました。デザートには、アメリカの王道スイーツであるチーズケーキを和風にアレンジした梅、抹茶、小豆の3種類でご用意。ユニークかつバラエティーに富んだ内容なので、最後まで飽きることなく楽しめるアフタヌーンティーです。オーク ドア流にアレンジされた日本の味をご堪能ください。提供期間:2020年7月15日(水) ~ 9月13日(日)提供時間:14:30 ~ 18:00(土日祝15:00 ~)メニュー名 / 料金(税・サービス料別):・浮世絵抹茶アフタヌーンティー 3,000円 (お一人様)※ご注文は2名様より承ります※写真はイメージで、実際の提供方法とは異なります。予めご了承ください。上段― 唐揚げバーガー(辛味噌バンズ、鶏の唐揚げ、キャベツ、七味マヨネーズ)― 照り焼きバーガー(抹茶バンズ、USプライムビーフパテ、レタス、トマト、ネギ、紅ショウガ、照り焼きソース、マヨネーズ)― フィッシュバーガー(ふりかけバンズ、白身魚のフライ、わさびマヨネーズ、紫蘇の天婦羅)下段― 3種類のチーズケーキ(梅、抹茶、小豆)サイフォンティー数種類のハーブやスパイスなどを合わせた香り高いお茶をグリーンティーベースでご用意いたします。店舗情報:ステーキハウス 「オーク ドア」 03-4333-8784 (直通)オーク ドア バー (6階 バー)浮世絵の世界観からインスパイアされた「和」テイストなオリジナルカクテルが登場インターナショナルな雰囲気の中、種類豊富なカクテルやワインをお楽しみいただける「オーク ドア バー」では、浮世絵に因んで、江戸文化からインスピレーションを得たカクテルを3種類ご用意いたします。日本らしい食材をつかい、見た目も華やかなカクテルをご賞味ください。提供期間:2020年7月15日(水) ~ 9月13日(日)提供時間:11:30 ~ 21:30メニュー名 / 料金(税・サービス料別):・抹茶かき氷 1,800円江戸時代では高級品で、庶民の憧れだったかき氷の抹茶味をアレンジしたフローズンカクテル。ベースにはジャパニーズクラフトウォッカ「HAKU」を使用しております。牛乳やクリーム、あんこを合わせ、一足先に夏を感じられる涼し気な一杯です。・赤富士 1,700円葛飾北斎の赤富士からインスピレーションを得たカクテル。山崎の梅酒とウイスキー、クランベリージュース、パイナップルを合わせた一杯は、ウイスキーの豊潤な香りと梅やクランベリーの酸味が相性抜群です。・柏餅 2,000円子供の日の定番和菓子、柏餅を大人向けにアレンジしたカクテル。毎月異なるフルーツとヨモギに似た香りがする「ズブロッカ」を合わせ、ミルクウォッシュという技法を取り入れたやわらかいカラーとまろやかな味わいの一杯。店舗情報:ステーキハウス 「オーク ドア バー」 03-4333-8784 (直通)六緑 (6階 江戸前寿司)ネタも調理法も当時を忠実に再現!丁寧な職人技が光る、本格江戸前寿司の握りセット職人の確かな腕による旬の握りをお楽しみいただける江戸前寿司「六緑」では、江戸時代のファストフードとも呼ばれた寿司を、当時使用されていたネタや調理法で本格再現した握りセットをご提供いたします。冷蔵庫がなかった当時、魚は生では食さず、湯引きや酢で締めるなど一つひとつのネタに手間をかけて握られていました。鮪は軽く湯通ししてから特製のタレにつけ、白魚は酒蒸しにし、ほんのり甘い海老おぼろをトッピング。江戸前寿司に欠かせないふっくらと蒸した穴子には、こだわりのツメを塗って仕上げています。酢飯は、しっかりとした粒感ともちもちした食感が特徴の山形県産「雪若丸」に、香り高い赤酢と甘みのある米酢をブレンド。寿司屋定番のカステラ風玉子焼きには『おいしい浮世絵展』オリジナルの焼き印を押しております。江戸のファストフードだった “すし”、当時はゆっくり食べることはタブーだったのかもしれませんが、一貫一貫すべてに手間暇かけた握りです。ぜひ味わってお召し上がりください。提供期間:2020年7月15日(水) ~ 9月13日(日)提供時間:ランチ 11:30 ~ 14:30(土・日・祝 ~15:00)メニュー名 / 料金(税・サービス料別):・浮世絵握りランチセット 4,200円※展覧会の半券、またはご利用前の入館券持参で食後にお抹茶を一杯プレゼント先付け― 季節の先付け握り七貫― 鮪、春子鯛、車海老、鱚、小鰭、蛤、穴子巻物― 干瓢巻き椀物― 味噌汁水菓子― 抹茶羊羹店舗情報:江戸前寿司 「六緑」 03-4333-8788(直通)旬房 (6階 日本料理)漁師飯と言われた深川飯など、江戸時代から受け継がれる伝統の味と食文化を御膳で堪能!四季折々の新鮮素材を選りすぐった真の日本の味覚をご堪能いただける日本料理「旬房」では、江戸時代より庶民に親しまれた深川飯や天婦羅など、様々な江戸の味が楽しめる御膳が登場いたします。季節の先付けや、海老や旬野菜の天婦羅のほか、当時の漁師飯といわれる深川飯をご用意。醤油で甘辛く煮込んだあさりと生姜が、優しい甘さと控えめな香りが特徴の北海道産ブランド米「ななつぼし」によく合います。いりこや鰹、昆布などをブレンドした旬房特製の出汁をつかった温かい蕎麦には、『おいしい浮世絵展』オリジナルの焼き印が入ったかまぼこと玉子焼きを乗せています。デザートには、季節の和菓子をご用意し、目でも舌でも楽しめます。提供期間:2020年7月15日(水) ~ 9月13日(日)提供時間:ランチ 11:30 ~ 14:30(土・日・祝 ~15:00)メニュー名 / 料金(税・サービス料別):・浮世絵御膳 2,800円(平日)/3,500円(土日祝)※土日祝のみ 刺身付き※展覧会の半券、またはご利用前の入館券持参で食後にお抹茶を一杯プレゼント先付け― 季節の野菜をつかった小鉢蕎麦― 山形県産 温蕎麦天婦羅― 海老、いか、季節の野菜2点御飯― 深川飯和菓子― 季節の和菓子店舗情報:「旬房」 03-4333-8786(直通)けやき坂 (4階 鉄板焼)江戸からの伝統野菜と現代の食材をフュージョンさせたオリジナル浮世絵ランチメニューが登場産地を厳選し旬にこだわった新鮮な食材をライブ感溢れる鉄板焼でお召し上がりいただける「けやき坂」では、江戸時代から人々の食生活を支えてきた伝統野菜「江戸東京野菜」と現代の食材を組み合わせたスペシャルコースが登場いたします。旬の魚と江戸東京野菜の包み焼きをはじめ、深い旨味とコクのあるフォアグラのソテーやオリジナル黒毛和牛「けやき坂ビーフ」のサーロインなどの豪華な内容になっております。熱した鉄板の上で蒸し焼きにした包み焼きの魚の身はふっくらと柔らかく、野菜から出たスープには旨味が閉じ込められており、包みを開くと一気に香りが広がります。香り高いトリュフ・オニオンソースと合わせてお召し上がりください。デザートには、鉄板で焼き上げるけやき坂特製どら焼きと抹茶アイスのプレートをご用意。北海道産の小豆をつかった甘さ控えめな餡をサンドしたどら焼きには『おいしい浮世絵展』オリジナルの焼き印を入れてご提供いたします。展覧会当日の半券またはご利用前の入館券をお持ちいただいた方には同展のアイコンが施された生ビールのほか、スパークリングワイン・赤白ワイン・ソフトドリンクよりお好きなドリンクを一杯プレゼントいたします。提供期間:2020年7月15日(水) ~ 9月13日(日)提供時間:11:30 ~ 14:30 (土・日・祝 ~15:00)メニュー名 / 料金(税・サービス料別):・江戸東京野菜とけやき坂ビーフ 浮世絵ランチ 9,600円※展覧会当日の半券、またはご利用前の入館券持参で食後にドリンクを一杯プレゼント※要事前予約コースメニュー― フォアグラのソテー フルールキャラメリゼ バルサミコヴィネガー― 白身魚と江戸東京野菜の包み焼き、トリュフ・オニオンソース― けやき坂ビーフ サーロインステーキ 90g― ガーリックライス、お味噌汁、香の物― 鉄板どら焼き、抹茶アイス添え店舗情報:「けやき坂」 03-4333-8782(直通)フィオレンティーナ ペストリーブティック (1階 ペストリー ブティック)『おいしい浮世絵展』開催記念、ぎっしり詰まったこし餡と白玉が嬉しいもちもち抹茶きなこあんぱん世界の洋菓子大会での優勝、受賞歴を持つパティシエたちのペストリーチームによるワールドクラスのスイーツを取りそろえた「フィオレンティーナ ペストリーブティック」では、日本が生んだ和風パンの代表格ともいえるあんぱんを、抹茶をつかってさらに和風にした抹茶あんぱんが登場いたします。抹茶パウダーを練りこんだ生地の中にはたっぷりのこし餡、さらにもちもち食感が嬉しい白玉が入っております。『おいしい浮世絵展』オリジナルの焼き印が入って、和の世界観たっぷりのあんぱんは手土産にも最適です。提供期間:2020年7月15日(水) ~ 9月13日(日)提供時間:9:00 ~ 21:00商品名 / 料金(税別):・浮世絵抹茶きなこあんぱん 270円店舗情報:「フィオレンティーナ ペストリーブティック」 03-4333-8713 (直通)『おいしい浮世絵展 ~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~』グランド ハイアット 東京が位置する六本木ヒルズ内、森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで2020年7月15日(水) ~ 9月13日(日)の期間に開催。浮世絵に描かれた江戸の食のシーンを追いながら、食を描いた浮世絵そのものの魅力と、現代のくらしにもつながる江戸の食文化を紐解くと同時に、実際に当時どのような料理法が存在したのかについても、再現料理の写真やレシピの解説を通じてご紹介します。会期:2020年7月15日(水) ~ 9月13日(日)/休館日:8月14日(金)*会期中展示替えあり会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)◆館内でコラボレーションメニューをお召し上がりいただいたお客様先着800名様に同展覧会の入館券をプレゼントいたします。(フィオレンティーナ ペストリーブティック「抹茶きなこあんぱん」は除く)*無くなり次第終了企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR 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2020年07月10日おうち時間が増え、ぬりえブームが到来中。買ってすぐに本格アートぬりえが楽しめる『ぬりえで浮世絵グラフィックマーカーセット』を、数量限定で7月16日に発売します。日本が世界に誇る最高のポップアート・浮世絵は、木版画の技法上限られた線と色で様々な表現が工夫され、実はぬりえにぴったり。本書では、ぬりえ初心者も浮世絵初心者も安心して始められるよう、ぬりえに必要な3つのアイテムを揃えました。誰もが一度は見たことのある超名作浮世絵を、自由自在にぬってみましょう。「ぬりえで浮世絵」の楽しみ方、作例など詳細はこちらをご覧ください。詳細はこちら《本格3大アイテムのご紹介》アイテム1◆水性グラフィックマーカー「ABT」7色+水筆(ともにトンボ鉛筆製品)・世界中のアーティストが愛用するトンボ鉛筆の大ヒットマーカー厳選7色・しなる筆芯と0.8mm細芯、2種類のペン先による軽やかな筆運びと鮮やかな水性インク・ぼかしたり、にじませたりと水彩のような表現が可能な水筆アイテム2◆浮世絵ぬりえポストカード10枚・日本美術史上に残る浮世絵名作10点・北斎、歌麿、写楽・・・一度は見たことある超名作揃い・丁寧な描き起こし線画アイテム3◆かんたん!テクニック帖・グラフィックマーカー「ABT」の使い方やアレンジを写真付きで説明・浮世絵の作品解説つきで、ぬりえをしながら浮世絵鑑賞も楽しめる(商品スペック)和樂ArtBOX『ぬりえで浮世絵グラフィックマーカーセット』B5判ボックス(グラフィックマーカー7本+水筆1本、浮世絵ぬりえポストカード10枚、オールカラー小冊子16ページ、リーフレット)価格:本体2,200円+税小学館より7月16日頃発売企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年07月08日秋冬コレクションをいち早く体感できるイベントを実施RMKは、江戸時代の浮世絵からインスピレーションを受けた、秋冬新色コレクション「ウキヨ モダン(UKIYO Modern)」を8月1日に発売する。これに先駆け、特別先行販売オンラインイベント「パサージュ トゥ ビューティ(Passage to Beauty)」を、6月24日から30日の期間、伊勢丹新宿店にて実施すると発表した。浮世絵からインスピレーションモダンなメイクを作るアイテムたち同コレクションは、喜多川歌麿の美人画からインスピレーションを受けている。「ウキヨモダンアイシャドウパレット」は、オイルを抱え込んだ繊細なパウダーがふんわりと発色し、濃淡を思いのままにコントロールできるアイテムで、江戸の「傾く(かぶく)」がコンセプトだ。また、江戸の女性が嗜んだ「キセル」をイメージしたデザインのアイライナー「キセルWライナー」も同時発売。軽やかに色づくパウダーアイライナーと、クリーミーな質感のペンシルリップがセットになっており、これ1本でモダンメイクが完成する。オンラインで参加できるイベントノベルティも同イベントでは、自宅にいながらコレクションアイテムを使った仕上がりイメージなどが見られ、伊勢丹新宿店「ザ・ステージ」にいるような臨場感あるLIVE配信を実施する。また、RMKビューティコミュニケーターによるリモートカウンセリングも行う。気になるアイテムをチェックでき、欲しいものはそのまま伊勢丹化粧品オンラインストア「meeco(ミーコ)」で購入できる。さらに、期間中5,500円以上の購入で、伊勢丹新宿店限定オリジナル手ぬぐい、8,800円以上で三越伊勢丹グループ限定オリジナルはこせこ、13,200円以上で伊勢丹新宿店限定オリジナルミラーをプレゼントする。(画像はプレスリリースより)【参考】※伊勢丹新宿店公式サイト
2020年06月26日喜多川歌麿や葛飾北斎といったビッグネームの浮世絵師5人にフォーカスした展覧会『大浮世絵展─歌麿、写楽、北斎、広重、国芳夢の競演』が、愛知県美術館で5月31日(日)まで開催されている。国内外の美術館や博物館、個人コレクションから集めたこの展覧会では、現在最も人気のある喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の5人による傑作を見ることができる。展示室は、5人の絵師ごとに区切られている。「第1章喜多川歌麿」では、歌麿が得意とした、人物の上半身をアップで描く大首絵の美人画が並ぶ。それぞれの女性像の個性や感情を感じ取ることができるだろう。続いて「第2章東洲斎写楽」では、写楽が描いた役者絵を紹介する。謎の多さで知られる写楽。その作品は、当時は奇抜な表現に見られたという。「第3章葛飾北斎」では、国内外で人気がある「冨嶽三十六景」や花鳥版画が展示される。リアルで写実的な独自の表現に引き付けられるだろう。さらに「第4章歌川広重」では、叙情的で親しみやすい風景画や花鳥版画を見ることができる。北斎と広重、このふたりの画風の違いも分かるはずだ。そして「第5章歌川国芳」では、人物の細部までこだわった武者絵や動物を擬人化したユーモラスなものまで、国芳が残した数々の戯画を鑑賞できる。幕末に現れた奇抜な画風が魅力的だ。国際浮世絵学会の監修のもと、集まった作品が持つ浮世絵本来の鮮やかさに、きっとあなたも驚く展覧会となっている。※新型コロナウイルス感染拡大防止のため会期変更の可能性あり。最新の情報は 愛知県美術館ウェブサイトで確認を。【関連リンク】 愛知県美術館( )東洲斎写楽「3代目大谷鬼次の江戸兵衛」江戸時代/寛政6年(1794)、大判錦絵 シカゴ美術館蔵展示期間:2020年4月3日~5月31日(日)葛飾北斎「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」江戸時代/天保2-4年(1831-33)頃、横大判錦絵 ミネアポリス美術館蔵展示期間:2020年4月3日~5月2日(土)歌川広重「東海道五拾三次之内蒲原夜之雪」江戸時代/天保5-7年(1834-36)、横大判錦絵 ミネアポリス美術館蔵展示期間:2020年4月3日~5月3日(日)歌川国芳「相馬の古内裏」江戸時代/弘化2-3年(1845-46)、大判錦絵3枚続展示期間:2020年5月4日~5月31日(日)
2020年04月07日2014年に開催され、全国で約38万人の動員を記録した『大浮世絵展』。その第2弾となる展覧会、『大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演』が、2020年1月19日(日)まで、東京都江戸東京博物館で開催されている。今回は特に人気の高い5人の作品にフォーカス。国内外から選りすぐりの名品が紹介される(会期中に展示作品の入れ替えあり)。【チケット情報はこちら】その冒頭を飾るのが、美人画の名手として知られる喜多川歌麿。中でも「婦人相学十躰」や「歌撰恋之部」など、上半身をアップで描く“大首絵”の手法を取り入れた作品群は秀逸だ。また「青楼十二時 続」では、吉原の遊女の1日が12図に描き分けられており、髪型や小物、着物の着くずし方など、遊里の風俗が的確に表現されている。第2章は、衝撃的なデビューからたった10か月で消えてしまった謎多き絵師、東洲斎写楽。それまでの役者絵とは異なり、役者があまり描いて欲しくない特徴を如実に(もしくは誇張して)描くことで、その人物の“真”を描き出そうとした。残存数は非常に少ないが、本展ではデビュー作の役者絵28枚のうち27枚を展示。また「市川蝦蔵の竹村定之進」などは、刷りの異なる同じ作品が同時期に並ぶ。第3章は近年大規模な展覧会が開かれるほか、その人物像にも注目が集まっている葛飾北斎(葛のつつみがまえの中は「人」)。強烈で、オリジナリティあふれる作品は、ゴッホなど後の作家に多大な影響を与えた。特筆すべきはやはり、各地から見える富士の姿を描いた「冨嶽三十六景」より、世界で最も有名な絵画とも言われる「神奈川沖浪裏」。作品の主役である波の表現は、北斎が長年こだわり続けてきたもので、本作はその集大成とも言える。第4章は北斎と同じく、風景画の名作を数多く遺した歌川広重。その代表作「東海道五拾三次」の中の傑作「蒲原夜之雪」は、前期(~12月15日(日))と後期(12月17日(火)~)で所蔵先の異なる作品が展示され、刷りによる背景の違いなどを楽しむことが出来る。また「名所江戸百景」には、「大はしあたけの夕立」や「水道橋駿河台」など、斬新な構図や色合いに改めて驚かされる。最後の第5章には、近年若い世代にもファンが多い歌川国芳。大胆かつ緻密な武者絵が魅力だが、これだけ国芳が支持されるのは、その遊び心にあるだろう。3枚続のワイドな画面を生み出したのも国芳で、画面いっぱいに描かれた鯨が観る者に迫る「宮本武蔵の鯨退治」はまさに圧巻。また猫好きの国芳らしい、ユニークでかわいらしい作品も並ぶ。取材・文:野上瑠美子
2019年11月28日浮世絵の人気絵師5人にフォーカスした『大浮世絵展 — 歌麿、写楽、北斎、広重、国芳夢の競演』が、東京都江戸東京博物館で11月19日(火)に開幕。2020年1月19日(日)の会期終了後は、福岡市美術館(1/28〜3/22)、愛知県美術館(4/3〜5/31)に巡回する予定だ。国内外で最も人気のある浮世絵師といえば、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳。この5人こそ、浮世絵の歴史に燦然と輝くスター中のスターといえる。17世紀、戦国の乱世が終わった太平の世に生まれた “浮世絵”。錦絵と呼ばれるカラフルな多色刷り版画が花開いた18世紀後半に浮世絵は黄金期を迎える。その後、歌麿、写楽、北斎、広重、国芳といった浮世絵師が登場し、浮世絵に大きな変革をもたらした。同展では、そんな彼らの代表作を3会場合わせて366点紹介。歌麿は美人画、写楽は役者絵、北斎と広重は風景画と花鳥画、そして国芳は武者絵と戯画と、各絵師のエッセンスが凝縮された傑作の数々が一堂に集結する。第1章は喜多川歌麿の美人画からスタート。遊女や茶屋の看板娘から、市井で生きる女性まで、その表情やしぐさに現れる女性の微妙な心情まで描き分ける表現の巧みさに注目したい。『大浮世絵展 — 歌麿、写楽、北斎、広重、国芳夢の競演』( )
2019年11月20日展覧会「おいしい浮世絵展〜北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい〜」が、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて、2020年7月15日(水)から9月13日(日)まで、事前予約制で開催される。なお、当初は2020年4月17日(金)から6月7日(日)までの会期を予定していたが変更となった。“浮世絵”と“日本の食”の関係性に焦点「おいしい浮世絵展〜北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい〜」は、日本独自の絵画としてより大きな注目を集めている“浮世絵”と、外国人旅行客の目当ての一つであり、諸国でブームとなっている“日本の食”の関係に焦点を当てた展覧会だ。日本独自の文化が花開いた江戸時代に、その文化を類まれな表現力と技術でいきいきと描きだした浮世絵。その題材は美人画、役者絵、芝居絵、名所絵、春画と多岐にわたるが、江戸の風俗史として欠かせない“食”も、多くの絵師によって描かれたモチーフの1つだ。本展では、すし・うなぎ・天ぷら・そばなど、季節に伴う江戸らしい料理として描かれた“日本の食”のシーンを追いながら、食を描いた浮世絵そのものの魅力と、現代の暮らしにも通じる江戸の食文化、そして四季折々で江戸っ子が楽しんだ食材と料理法を紹介する。北斎に広重、名だたる浮世絵師たちが描いた“江戸の食”浮世絵を語るうえで欠かせない存在である葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳も、江戸の食の風景を描いてきた。会場では、嬉々とした表情ですしを嗜む女性を描いた国芳「縞揃女辨慶 (松の鮨)」や、うなぎを手にする「春の虹蜺」など、名だたる絵師が描いた食の場面を目にすることができる。また、ヨーロッパの画家たちにも多大な影響を与えた北斎の「北斎漫画」から、そばを食する姿を描いた作品や、満開の桜を背景に宴を楽しむ男女の姿を活写した三代歌川豊国「見立源氏はなの宴」などを展示する。さらに広重の作品では、江戸の名店を主題とした「江戸高名會亭盡 両国柳橋 河内屋」や、東海道の宿場町を描いた連作「東海道五十三次」を展示。発展した江戸の食文化や、その土地の食材や名産を垣間見ることができるだろう。展覧会概要展覧会「おいしい浮世絵展〜北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい〜」開催期間:2020年7月15日(水)〜9月13日(日)〈事前予約制〉※会期中展示替えあり※当初は2020年4月17日(金)〜6月7日(日)の会期を予定していたが変更会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階開館時間:10:00〜20:00(7月21日(火)・28日(火)・30日(木)、8月28日(金)は17:00まで)※入館は閉館30分前まで休館日:8月14日(金)料金:一般 1,800円、大学生・高校生 1,300円、中学生・小学生 800円※未就学児ならびに障がい者手帳の所持者とその介助者1名は半額※チケット購入の詳細は公式サイトを参照※来館に際しての注意事項は、公式サイトを確認のこと【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年11月17日山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.)が主演を務める舞台『相対的浮世絵』が10月25日(金)に開幕する。稽古場にて、出演者の石田明(NON STYLE)、玉置玲央、山西惇に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、土田英生が脚本・演出を手掛け2004年に初演されたヒューマン・コメディ。3度目の上演となる今回は青木豪が演出を手掛け、山本亮太、伊礼彼方、石田明、玉置玲央、山西惇が出演する。山西が「初日から挨拶もそこそこに、最初から最後まで読み合わせ(台詞だけを合わせる稽古)をしました。出自がバラッバラの5人やから、どうなるのか楽しみにしていたのですが、実際に読んでみると、それがいい感じになっていた」と話すように、ジャニーズJr.の山本、ミュージカルの伊礼、お笑いの石田、小劇場中心の玉置、映像からミュージカルまで出演する山西と、実に幅広い面子が揃う5人芝居。玉置も「舞台が六角形になっているのですが、僕はそれが格闘技のリングみたいだなと思っていて。この芝居が、いろんなジャンルの役者の殴り合いみたいになったら面白いのかなと感じています。それぞれが持っている技術も感覚も全然違うので、それが楽しんでもらえたらと思う。でも内容はほっこりするんですけどね(笑)」と、この5人ならではの化学反応を期待する。生きている人間と死んだはずの人間が再会する物語。笑えて「温かいのにエグい」(石田)という内容について、石田は「きれいごとがない作品だなと思います。人間のあかんところも肯定してもらえる。だから、お客様もその日の心のコンディションによって見え方が変わると思いますよ。そして演じる側も“今日はこの人の話になったな”ってことがあり得る」。山西も「登場人物みんながダメやからね(笑)。そこを重ね合わせて“生きててもいいんだな”と思ってもらえると、それは演劇のひとつの役目かなと思う」と語る。実際に稽古が始まって玉置は「この5人は一緒にいて居心地がいい。“(芝居の)やりとりをもっとしたい”って思うんです」と、既にいい関係が始まっている様子。残りのメンバーの山本と伊礼の様子について山西は「ふたりは兄弟役なのですが、今は兄弟になろうとしてる感じで。お互いがどういう兄でどういう弟でっていうのを探っている感じがかわいらしいです」。この5人と青木がつくりあげる『相対的浮世絵』がどんな作品になるのか、楽しみに待ちたい。公演は10月25日(金)から11月17日(日)まで東京・下北沢本多劇場、11月22日(金)から24日(日)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて。取材・文:中川實穂
2019年10月16日「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」が、愛知県美術館にて、2020年5月31日(日)まで開催される。尚、愛知県美術館は2020年5月7日(木)まで臨時休館。最新の営業状況は、愛知県美術館公式ウェブサイトにて随時発表。人気絵師5人に焦点を当てた「大浮世絵展」「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」は、2014年に開催され約38万人を動員した「大浮世絵展」に続く浮世絵の展覧会。今回は、人気絵師である喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の5人に焦点を当て、国内のほか欧米の美術館や博物館、個人コレクションから有名な傑作が集結。歌麿は美人画、写楽は役者絵、北斎と広重は風景画、国芳は勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画と、絵師の得意とするエッセンスを凝縮し、見応えのある豪華な展示内容となっている。また、いずれの作品も保存状態が優れたもので、浮世絵本来の鮮やかさを感じ取ることができる。喜多川歌麿の美人画美人画の名手・喜多川歌麿は、表情豊かでしなやかな表現や、優れた画面構成、色彩バランスなどが魅力。娘の無邪気な様子を描いた「婦女人相十品 ポペンを吹く娘」や、評判の美女三人のそれぞれの個性を描き分けた「当時三美人」など、生き生きとした描写の美人画が展示される。東洲斎写楽の役者絵東洲斎写楽は、演技する役者をありありと描き、舞台上の役者の“真の姿”を誇張した表現で描き出した。斬新な表現は賛否両論を呼んだが、評価は世界的に高いものとなっている。悪役の役者が相手をにらみつける場面を描いた「三代目大谷鬼次の 江戸兵衛」や、山のようにがっしりとした構図の中で風格を見せる「市川鰕蔵の竹村定之進」など、インパクトのある作品が勢揃いする。葛飾北斎の風景画「冨嶽三十六景」をはじめ、印象的な風景画の錦絵を残した葛飾北斎。躍動感のあるダイナミックな構図や、強く記憶に残る造形表現が特徴だ。世界で最も有名な作品ともいわれる「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」や、富士山を堂々と描いた「冨嶽三十六景 凱風快晴」、全国各地の滝を題材にした全8枚の連作「諸国瀧廻り」など、圧倒的な葛飾北斎の画風を堪能できる。歌川広重の風景画葛飾北斎の「冨嶽三十六景」に刺激されて風景画を描き始めた歌川広重は、出世作の保永堂版「東海道五拾三次」以後、風景版画を数多く手がけるようになった。保永堂版「東海道五拾三次」では、宿場の光景や付近の名所に、雨、雪、月、夜、霧といった要素を加え、情趣たっぷりに情景を描いている。笠で顔を隠すなど、表情を読み取れないように描かれている人々の存在が、鑑賞者の想像力をかき立てる。歌川国芳の武者絵や戯画幕末の浮世絵界を活性化させた歌川国芳は、勇壮な武者絵や動物を擬人化させた戯画を残している。大胆な構図で力強く描かれた「宮本武蔵の鯨退治」や、闇の中から不気味に姿を見せる骸骨が印象的な代表作「相馬の古内裏」からは、国芳の自由な発想が見て取れる。「其まヽ地口猫飼好五十三疋」は、猫好きであった国芳が、東海道五十三次の各宿駅をだじゃれで猫に見立てて描いたユーモアにあふれた作品だ。【詳細】大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演会期:2020年4月3日(金)~5月31日(日)※尚、愛知県美術館は5月7日(木)まで臨時休館。最新の営業情報は、愛知県美術館公式ウェブサイトにて随時告知。場所:愛知県美術館住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2※会場によっては展示されない作品あり。※会期中に展示作品の入れ替えあり。
2019年09月28日“異世界”の住人たちや風景を描いた浮世絵を紹介する『異世界への誘い―妖怪・霊界・異国』が、浮世絵専門美術館の太田記念美術館にて本日8月2日よりスタート。8月28日(水)まで開かれる。浮世絵といえば、人気の歌舞伎役者や花魁、江戸や富士山などの名所など、この世に存在するものを題材とすることがもっぱらだが、時には現実世界とはまったく異なる“異世界”の様子が描かれることもあった。同展は、そんな浮世絵に描かれた“異世界”に注目。妖怪、霊界、異国という3つのキーワードから“異世界”を案内する。異形の姿に化けて人間を驚かせようとする古狸や、雷になって復讐に燃える妖怪武者、巨大な海坊主などの妖怪画が登場するほか、幽霊や怨霊、死後の世界を描いたもの、故人を追善供養する死絵(しにえ)、想像で描かれた外国の風景、蒸気船や鉄道、気球などの新しい文明を描いた浮世絵などが紹介される。歌川国芳や月岡芳年ら人気浮世絵師たちが描き出した、時におどろおどろしく、時にユーモラスな“異世界”。圧倒的な画力と斬新な構図、そして奇想天外なイマジネーションに魅了されるはずだ。歌川国芳「東海道五十三対 桑名 船のり徳蔵の伝」歌川芳房「清盛布引滝遊覧義平霊難波討図」歌川芳藤「髪切の奇談」月岡芳年「和漢百物語頓欲ノ婆々」歌川国芳「於岩ぼうこん」豊原国周「水滸伝地獄廻り」歌川国虎「羅得島湊紅毛船入津之図」歌川芳虎「亜墨利加国」
2019年08月02日展覧会「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」が、2019年4月13日(土)から5月26日(日)まで広島県立美術館にて開催される。新しい画題と表現に挑み続けた歌川国芳柔軟な発想や豊かな表現力で、幕末浮世絵を活性化させた浮世絵師・歌川国芳。「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」では、そんな歌川国芳の武者絵をメインに、弟子の月岡芳年らの作品を含む150点もの作品と資料を5章に分けて展示。新しい画題と表現に挑み続けた彼らの姿を追う。最も得意とした出世作・武者絵第一章では、歌川国芳の出世作で、その後も得意とした武者絵を展示。逸話やヒーローたちをどのように表現し、弟子たちにいかに受け継いだかに迫る。歌川国芳が描く高い造形力を駆使したヒーローたちの姿からは、観る者をワクワクさせる躍動感が伝わってくる。人の動きを日頃から観察し培われた画力を、間近で感じてみて。「血みどろ絵」など、残虐な怪奇作品怪奇に挑む第二章は、怪奇を描いた作品や「血みどろ絵」と呼ばれる作品を紹介。怪奇を恐ろしく表すことで、得意とする武者絵をより勇ましく表現することができる。当時の人々の好奇心をくすぐる残虐な作風は、後に弟子たちにも受け継がれていった。女性の心に踏み込む美人画や世相を表した戯画など人物の作品を集めた第三章では、国芳、芳年による女性の心に踏み込んだ美人画や、役者の名演技や実力を伝えくれる迫真的な役者絵を紹介。第四章では、当時の世相をネタにした戯画や話題となった見世物作品を展示。また、戯画の芳藤、三枚続のパノラマ武者絵で秀作を残す芳艶といった国芳作品のDNAを受け継ぐ絵師たちの作品を、終章でまとめて展示する。【詳細】挑む浮世絵 国芳から芳年へ期間:2019年4月13日(土)~5月26日(日) ※会期中無休場所:広島県立美術館住所:広島市中区上幟町2-22料金:一般1,200(1,000円)、高・大学生1,000(800)円、小・中学生600(400)円※()内は前売り・20人以上の団体料金※学生券を購入希望・入場の際は学生証の提示が必要※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳及び戦傷病者手帳の所持者と介助者(1人まで)の当日料金は半額前売券販売所:広島県立美術館、セブンチケット(セブンコード:072-007)、ローソンチケット(Lコード:62870)、チケットぴあ(Pコード:769-514)、イープラス、広島市・呉市内の主なプレイガイド、画廊・画材店など【問い合わせ先】広島県立美術館TEL:082-221-6246
2019年04月08日江戸時代、庶民が愛した草花を紹介する「江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー」展が、東京・たばこと塩の博物館で開催される。期間は2019年1月31日(木)から3月10日(日)まで。江戸時代、庶民は草花を愛したたばこと塩の博物館がある墨田区には墨堤、小村井の梅屋敷、亀戸天神…と今なお存在する花の名所がある。しかし、江戸時代には現代よりも、より多くの花の名所があったという。それは人々にとっての娯楽。そして江戸中期となる18世紀の中ばには、植木鉢が普及し、草花は人々にとってより身近に楽しめるものとなった。四季折々の花を楽しんだのだ。このような背景のもと、草花、そして草花を楽しむ人々がは浮世絵の画題になることが多かった。江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー「江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー」では、1.花見から鉢植へ、2.身の回りの園芸、3.見に行く花々、4.役者と園芸という4つの構成により、江戸の人々の草花への愛、そして園芸熱を、約200点の浮世絵を通して紹介する。花見から鉢植へプロローグとなる企画。草花を見に行くところから、植木鉢により植物を手元に置くスタイルが普及。家に庭がない人々も園芸を楽んだ。身の回りの園芸鉢植により園芸が身近なものとなり、多くの浮世絵で表現された。鉢植を身近に置いて愛でる様子を描いた浮世絵を紹介。見に行く花々花の名所、お花見に出かける人などの浮世絵を紹介。19世紀には園芸の見世物が話題となるなどした時期もあり、その様子も紹介。役者と園芸歌舞伎役者の中には園芸を趣味とする人もおり、尾上菊五郎(三代目)などは様々な植物を育てたという。もちろん、歌舞伎の舞台でも植木売りという役柄が登場した。概要 - 江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー会期:2019年1月31日(木)~3月10日(日)・前期:1月31日(木)~2月17日(日)・後期:2月19日(火)~3月10日(日)場所:たばこと塩の博物館 2階特別展示室住所:東京都墨田区横川 1-16-3TEL: 03-3622-8801
2019年01月19日浮世絵と聞いて、何を思い浮かべますか。「美しい」遊女。「格好いい」歌舞伎役者。「風流な」景色。でも、今の私たちの常識や感性だと、「浮世絵」と聞いただけで、難しく思ってしまいがち。では「かわいい」生き物や「おかしな」人々なら?実は、浮世絵には今の私たちが見ても素直に「かわいい!」「おかしい!」と思える作品がたくさん。太田記念美術館の企画展「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」では、4つのテーマに分けて紹介しています。まず、「かわいい生き物・おかしな生き物」。猫や犬、うさぎ、鳥、ユーモラスな狸や狐、架空の生き物などに加え、蛸や蛙や植物の擬人化とバラエティ豊かな作品が並ぶ。次に「かわいい子供たち」。おもちゃで遊んだり、お祭りを楽しんだり、だだをこねる小さい子供たち。遊女の見習いとして幼いころから遊郭で暮らしていた、かわいらしい禿(かむろ)たちの姿を描いた作品も展示予定。また、「おかしな人々」の姿も。ドタバタの喜劇や古典のパロディなど、戯画と呼ばれる面白おかしい題材も、当時の江戸では大人気でした。今の私たちの目から見てもばかばかしく、脱力しそうな作品が目白押し。最後は「かわいい!奇抜?江戸のデザイン」。着物の模様には、動物などのかわいいモチーフがいっぱい。よく見ると、ちょっと驚くようなおかしなモノがモチーフになっていることもあるそう。個性的でかわいいデザインが味わえます。これらの絵を見て理屈抜きで楽しめたとき、私たちは江戸時代の人たちと同じ感覚を共有できるのかも。気楽な心持ちで江戸気分を楽しんで。歌川広重「東海道五十三対 二川」『東海道中膝栗毛』で弥次さん喜多さんが干した襦袢を幽霊と見間違えた有名な場面。でも実はこれ、二川ではなく浜松でのエピソード。そこも含めておかしい。歌川広重「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」鷲神社の酉の市に行き交う人々の様子を、猫が覗いている。遊女のかんざしが見えることから、吉原からの風景だとされている。歌川国芳「ほふづきづくし 八そふとび」擬人化されたほおずきが生き生きと躍動。国芳はこのモチーフで、多数の作品を残している。太田記念美術館東京都渋谷区神宮前1‐10‐10開催中~1月27日(日)10:30~17:30(入館は17:00まで)1月15・21日休一般700円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2019年1月16日号より。(by anan編集部)
2019年01月12日「サンタフェ リー・ダークスコレクション浮世絵最強列伝―江戸の名品勢ぞろい―」展が、2018年7月3日(火)より、京都・相国寺承天閣美術館で開催される。日本美術を愛する収集家、リー・ダークスの浮世絵コレクションを初公開今回、その多大な所蔵作品を公開するリー・ダークスは、空軍士官として日本に駐留したのを契機に日本文化に関心を持って以来、浮世絵版画の名品を収集してきた米国人コレクター。浮世絵の祖・菱川師宣、美人画の喜多川歌麿、役者絵の東洲斎写楽、そして葛飾北斎や歌川広重など、代表的な浮世絵師の優品のみを集めたコレクションの数々を紹介する。華麗な色調を残した貴重な作品群浮世絵200年の歴史を網羅した稀品、著名作品で構成されているダークスコレクションは、浮世絵の歴史を語る上での重要性を持つだけにとどまらず、その大半が極めて良好な保存状態にあり、まるで今摺り上がってきたかのような華麗な色調を残しているのが特徴だ。200年の歴史と共に鑑賞する、浮世絵の真の芸術性展覧会は全六章で構成。菱川師宣や鳥居清信・清倍など、江戸独自の浮世絵文化を形成した浮世絵師に迫る第一章からはじまり、美人画・役者絵の国貞、武者絵・戯画の国芳、名所絵の広重と、幕末・天保期の浮世絵界を牽引した歌川派の絵師たちの作品を紹介する第六章まで、浮世絵の歴史を辿りながら、その真の芸術性を鑑賞出来るものとなる。浮世絵をモチーフにしたオリジナルグッズもまた、会場では浮世絵をモチーフにした展覧会オリジナルグッズも販売。本展における代表的な浮世絵を、光を吸収・蓄える特殊な素材でプリントした蓄光Tシャツ、ポップな色調と浮世絵を組み合わせたメガネケースなど、様々なグッズが用意されている。開催概要「サンタフェ リー・ダークスコレクション浮世絵最強列伝―江戸の名品勢ぞろい―」展会場:相国寺承天閣美術館開催期間:<前期>2018年7月3日(火)〜8月5日(日)<後期>2018年8月8日(水)〜9月30日(日)休館日:8月6日(月)、8月7日(火)開催時間:10:00〜17:00(最終入館は16:30)※前期、後期で全点展示替えを行う。チケット:一般 1,000円(800円)、65歳以上・大学生 800円(600円)、小中高生 500円(300円)、団体 800円(20名以上・一般のみ)※( )内は前売料金※リピーター割引あり(会期中2回目以降の鑑賞は、半券と引換にて100円割引※前売券は5月28日(月)から7月2日(月)までの限定販売。チケットぴあ(Pコード:769-039)、ローソンチケット(Lコード:52637)ほか、主要プレイガイド、コンビニエンスストアなどで販売■巡回展・山口県立萩美術館・浦上記念館会期:<前期>2018年4月28日(土)〜5月13日(日)<後期>5月15日(火)〜 5月27日(日)住所:山口県萩市平安古町萩市平安古586-1・横浜髙島屋会期:2018年10月10日(水)~10月22日(月)住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31・日本橋髙島屋会期:2019年1月9日(水)~1月21日(月)住所:東京都中央区日本橋2-4-1・大阪髙島屋会期:2019年2月23日(土)~3月11日(月)住所:大阪府大阪市中央区難波5-1-5
2018年05月28日浮世絵の世界で本物の猫と遊べる猫カフェ「江戸ねこ茶屋」が、JR両国駅西口イベント広場「両国駅広小路」に期間限定でオープン。当初2018年8月31日(金)までの予定だったが、好評につき12月2日(日)までの延長が決定した。住人全員が猫?とある江戸時代の長屋をモチーフにした猫カフェ江戸にまつわる史跡が多く、「猫の恩返し(回向院の猫塚)」など、猫との縁も深い街・両国。今回はそんな史実に基づき、「両国のとある江戸長屋の住民は全員が猫との噂。噂を聞きつけ全国から旅人が覗きにくる」をコンセプトにした猫カフェが期間限定で登場。江戸の街並みを再現した空間で猫の生活を鑑賞長屋をモチーフにした建物の中には、浮世絵の画像データと立体造形を組み合わせることで、江戸の街並みと雰囲気を表現。そこに猫用の出入口や通り道、階段などを配置し、まるで江戸時代の世界で生活する猫たちを眺めたり、一緒に遊んだり、写真を撮ったりすることができる新感覚の猫カフェだ。また「江戸ねこ茶屋」には、約45匹の猫が自由気ままに生活している。茶屋や遊郭など様々なゾーンが出現会場には、「ねこ茶屋」「ねこ遊郭」「ねこ湯」「ねこ長屋」「ねこ広場」など様々なゾーンが出現。各ゾーンでテーマに合わせた浮世絵を使うことで、それぞれ異なる江戸の世界観が楽しめる。浮世絵の解説を通して、江戸から続く人と猫との深い関係を紹介してくれるるのも、猫好きには嬉しいポイントだ。また、触れ合えるのは「ロメオ」や「ホームズ」などバラエティ豊かな猫たち。ここでしか味わうことのできない、江戸の雰囲気の中で過ごすお気に入りの一匹との癒しの時間を楽しんでみて。猫をモチーフにしたグッズコーナーも会場にはグッズコーナーも併設。Tシャツや巾着袋、手ぬぐい、モバイルバッテリーなど、猫をモチーフにした様々なオリジナルグッズを用意した結果、2018年8月8日(水)現在その多くが完売となっており、再入荷待ちの状態だ。開催概要「江戸ねこ茶屋」オープン期間:2018年6月15日(金)〜12月2日(日)時間:11:00〜20:00(最終入場は19:00)場所:JR両国駅西口イベント広場「両国駅広小路」(東京都墨田区)アクセス:JR総武線「両国駅」西口から徒歩1分<料金>入場料(60分):大人 1,500円、中学生・高校生 1,200円※価格は全て税込。延長料金:20分ごとに500円チケット購入:ローソンチケット(Lコード33242)チケットに関する問い合わせ先:ローソンチケット 0570-063-050(年中無休10:00~20:00)
2018年05月13日X JAPANのhideが永眠して20年となる節目の今年、4月4日(水)より浮世絵木版画シリーズ「浮世絵木版画 hide 桜の景」が数量限定で販売される事が決定した。【チケット情報はこちら】これまで、The Rolling Stones、初音ミクなどとコラボレーションし、大きな話題を呼んだ浮世絵木版画シリーズ。今回はX JAPANのhideとコラボ。絵師、彫師、摺師ともに、江戸時代よりその技術を継承してきた日本を代表する一級の職人たちの手により制作され、人間国宝9代岩野市兵衛氏による越前生漉奉書和紙を使用し、伝統技術を極めた作品に仕上がっている。4月28日(土)29日(日・祝)には、メモリアルライブ「hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」」が東京・お台場野外特設ステージJ地区で開催。hide with Spread Beaverが両日に出演するほか、ゲストにPATA(X JAPAN)が登場。さらに初日にはBUCK-TICK、MUCC、2日目には氣志團、布袋寅泰が出演。没後20年を迎え、このほかにも様々なメモリアルイベントが行われる予定。浮世絵木版画シリーズ「浮世絵木版画 hide 桜の景」は4月4日(水)午前10時より、ぴあ特別サイトにて販売開始。■浮世絵木版画 hide 桜の景※サイズ:紙 寸 法 40×27.5 版画寸法37×25紙:越前生漉奉書紙(人間国宝九代岩野市兵衛漉元)絵師:冬奇彫師:北村昇一摺師:中山誠人22版47度摺販売価格:86,400円(税込)初版:200枚限定■hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」日時:4月28日(土)29日(日・祝)開場10:00/開演11:30(終演予定/19:00)会場:お台場野外特設ステージJ地区(東京都)出演:【4月28日(土)29日(日祝)両日出演】hide with Spread Beaver/Guest:PATA(X JAPAN)【4月28日(土)】OBLIVION DUST / ZEPPET STORE / D’ERLANGER / BUCK-TICK / MUCC【4月29日(日・祝)】氣志團 / J / ZIGGY / defspiral / 布袋寅泰
2018年03月22日江戸東京博物館が、2018年4月1日(日)に再オープン。2つの展覧会がスタートするほか、記念イベントが開催される。特集展示「写楽の眼 恋する歌麿―浮世絵ベストコレクションー」4月1日(日)から5月6日(日)までは、特集展示「写楽の眼 恋する歌麿―浮世絵ベストコレクションー」が開催される。18世紀後半に江戸文化の最前線で活躍した浮世絵師・東洲斎写楽と喜多川歌麿。「写楽の眼 恋する歌麿―浮世絵ベストコレクションー」では、江戸東京博物館所蔵の写楽と歌麿による浮世絵版画作品と関連資料30点を展示する。中でも注目は、江戸東京博物館ロゴマークのデザイン元となった写楽の「市川鰕蔵の竹村定之進」、恋する女たちの心を映し出しているかのような歌麿の「歌撰恋之部 物思恋」だ。いずれの作品も今回の展覧会で初公開される。さらに初日は写楽の浮世絵トートバッグが先着 500 名に無料でプレゼントされるほか、フォトスポットも登場し、再オープンを盛り上げる。NHKスペシャル関連企画「大江戸」展4月1日(日)から5月13日(日)まで、NHKスペシャル関連企画「大江戸」展が開催される。徳川家康が入封した1590年以前は、小さな城下町だった"江戸"。NHKスペシャル関連企画「大江戸」展は、そんな小さな町がどのように政治・経済・文化の中心へと発展していったのかを探っていく。展覧会は「江戸の成り立ち」「江戸城の絵図」「火事と江戸」「水辺の風景」「写された風景」の5つのテーマで構成。歌川広重の「東都名所 日本橋真景并ニ魚市全図」や、「江戸始図」などを通じ、巨大都市"大江戸"の繁栄の歴史を追う。リニューアル記念イベント、レキシのライブも4月1日(日)・7日(土)の再オープン記念イベント「EDO→TOKYO VISION」では、"美意識"や"サステナブル"をテーマに、アーティストや有識者を招いたライブパフォーマンス、トークセッションを実施。日本の歴史をテーマにした楽曲を製作し、アルバムでは椎名林檎、斉藤和義、持田香織など名だたるシンガーと共演することでも注目を集めるアーティスト・レキシによるスペシャルライブも行われる。【詳細】江戸東京博物館 再オープンオープン日:2018年4月1日(日)所在地:東京都墨田区横網一丁目4番1号開館時間:平日9:30~17:30 土曜 9:30~19:30 ※入館は閉館の30分前まで。休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始TEL:03-3626-9974(代)常設展観覧料(企画展観覧料を含む):一般600円(480円)、大学生・専門学校生480円(380 円)、高校生・中学生(都外)・65歳以上300円(240円)、都内在学または在住の中学生・小学生・未就学児童は無料(個人・団体共通) ※( )内は20名以上の団体。※4月1日(日)のみ入館無料。■特集展示「写楽の眼 恋する歌麿―浮世絵ベストコレクションー」会期:2018年4月1日(日)~5月6日(日)会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室5階 江戸ゾーン「江戸の美」、「芝居と遊里」コーナー■NHKスペシャル関連企画「大江戸」展会期:2018年4月1日(日)~5月13日(日)会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F 企画展示室■再オープン記念 WEEK「EDO→TOKYO VISION」江戸東京の歴史・文化とつながる一週間①4月1日(日) テーマ「受け継ぐ美意識」・14:00~15:30 ライブパフォーマンス/トークセッション②4月7日(土) テーマ「サステナブルな暮らし」14:00~15:50 落語/トークセッション18:00~19:00 スペシャルライブ(レキシ) ※事前抽選の当選者に整理券を配布。3月26日(月)に公式サイトにて告知。ライブ観覧目的のみの来館は控えること。会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室内 中村座前
2018年03月16日浮世絵を融合した新感覚のプリザーブドフラワー「凛 by ベル・フルール」が、フラワーデザインカンパニーのベル・フルールより登場。2017年8月23日(水)より日本橋三越で先行発売、その後9月1日(金)から一般発売される。浮世絵桐箱×プリザーブドフラワー「凛」は、プリザーブドフラワーと浮世絵の描かれた桐箱を組み合わせた、新感覚のフラワーアレンジメント。工房利八による「浮世絵桐箱」は、天然の桐に最先端のレーザー加工技術で絵画のような浮世絵を描いたもの。箱は半年かけて乾燥させた天然木を使用しており、一つ一つに素材の表情が異なる。ふたを開けると、細かい凹凸感や陰影などが表現された浮世絵に繋がる、瑞々しいプリザーブドフラワーが出現。ベースに希少な苔のプリザーブドを使用することで、「日本庭園」「わびさび」を彷彿とさせる日本らしさを表現した。ふたを箱の縁に立てることで、花と浮世絵が一体となり躍動感あふれるインテリアに。葛飾北斎による「滝」「赤富士」「波」を表現作品はそれぞれ、葛飾北斎による「滝」「赤富士」「波」をモチーフにした。中でも「滝」を表現した作品は、まるで滝の飛沫が飛び出てくるような立体感と迫力がある一品。レーザーで彫った滝の曲線やエッジを隠さず、力強い線を生かしたデザインとなっており、ダイナミックな景観に生き生きとした苔をアレンジしている。サイズはサイコロ型、ペントレー型、置き・壁掛け両用と3種類を用意。ぜひ空間を華やかにするインテリアとして、ギフトとして、チェックしてみてはいかがだろう。【詳細】凛 by ベル・フルール発売日:2017年9月1日(金)※日本橋三越では8月23日(水)より先行発売価格:・凛(M)・波、 凛(M)・青富士、 凛(M)・赤富士 25,000円+税・凛(W)・赤富士、凛(W)・波 25,000円+税・凛(L)・格子 60,000円+税・凛(XL)・滝 150,000円+税取り扱い:■ベル・フルール銀座本店住所:東京都中央区銀座1-20-17 押谷ビル1F/2F■ベル・フルール虎ノ門店住所:東京都港区西新橋1-15-6 内幸町企画ビル1F■公式オンラインストア■有名百貨店内の各店舗 ※順次販売スタート・伊勢丹新宿店 5F(リビングデコール)・日本橋三越本店 5F(インテリア)・銀座三越店 7F(ブライダル・ギフトサロン)・松屋銀座店 7F(ギフトサロン)・大丸神戸店 7F(ギフトサロン)・三越名古屋栄店 3F(婦人トレンドクローゼット) ※2017年9月2日(土)オープン■日本橋三越 越後屋オンラインストア【問い合わせ先】株式会社ベル・フルールTEL:03-3965-5805
2017年08月26日浮世絵師・葛飾北斎の展覧会「世界が絶賛した浮世絵師北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~」が、2017年6月30日(金)から7月17日(月・祝)まで、池袋パルコ・パルコミュージアムにて開催される。広重、歌麿、写楽などと並び、江戸時代後期に活躍した浮世絵の巨匠・北斎。北斎はその波乱万丈な約90年の生涯で、30数回の改号、93回もの引っ越しに加え、常に借金に追われる生活の中で、膨大な数の作品を世に遺した。彼の代表作である赤冨士、浪冨士は、日本人なら誰もがきっと目にしたことがあるだろう。巧みな線と北斎色ともいえる象徴的な色使いは、多くの絵師たちに大いなる影響を与えた。「世界が絶賛した浮世絵師北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~」では、北斎の代表作「冨嶽三十六景」をはじめ、「東海道五十三次」などのシリーズもの、妖怪絵、戯画などの50作品を通して、葛飾北斎芸術の全貌を紹介。特に、海外から北斎が注目を集めるきっかけになった「北斎漫画」とともに、北斎の影響を強く受けたといわれるフランス人画家アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」を紹介する。なぜ北斎が高く評価されたのか、様々な角度からその人気の秘密に迫る。【イベント詳細】「世界が絶賛した浮世絵師北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~」開催期間:2017年6月30日(金)~7月17日(月・祝)会場:パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2池袋パルコ 本館 7F時間:10:00〜21:00※入場は閉場の30分前まで、最終日18:00閉場。入場料 :一般700円、学生500円、小学生以下無料
2017年07月01日特別展「北斎-富士を超えて-」が、大阪市阿倍野区のあべのハルカス美術館で、2017年10月6日(金)~11月19日(日)まで開催されます。葛飾北斎の晩年30年間に描いた作品と人生に焦点を当て、北斎が追い求めた美の世界に迫る展覧会です。また、近年注目度の高まっている北斎の娘・応為(おうい)の作品も登場するので、こちらも見逃せません。北斎の晩年にフォーカス!特別展「北斎-富士を超えて-」が大阪で開催!《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 天保元~4年(1830~33)頃 大英博物館© The Trustees of the British Museum. Acquired with the assistance of the Art Fund.あべのハルカス16階にある美術館・あべのハルカス美術館で、江戸時代後期の浮世絵師として世界にその名が知られる葛飾北斎の展覧会「北斎―富士を超えて-」が開催されます。会期は、2017年10月6日(金)~11月19日(日)まで。本展はイギリス・大英博物館との国際共同プロジェクトによるもので、北斎研究の第一人者である、あべのハルカス美術館館長・浅野秀剛氏と、大英博物館の北斎研究者とが協力して実現した企画です。《雲龍図》 嘉永2年(1849) ギメ美術館 Photo ©Musée Guimet, Paris, Dist. RMN-Grand Palais / Thierry Ollivier / distributed by AMF稀代の浮世絵師・葛飾北斎。彼の作品「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、英名「Great Wave」として海外でも広く知られ、世界でもっとも有名な絵の1つに数えられています。このような作品を描いた北斎は、いったいどのような人物だったのか。今回は、これまで行われてきた画業全般を辿る北斎展とは異なり、晩年30年に焦点を当てているのが最大の特徴です。肉筆画を中心とした約200点を紹介すると共に、北斎の精神性や人物像に迫ります。本展の特徴《雨中の虎図》 嘉永2年(1849) 太田記念美術館●大英博物館国際共同プロジェクト大英博物館では、2017年5月25日(木)~8月13日(日)まで、70年ぶりとなる「Hokusai-beyond the Great Wave」が開催されます。世界各国で所蔵されている北斎の作品が、大英博物館とあべのハルカス美術館に集結。2020年に東京オリンピック、パラリンピックを控えた今、世界が日本の北斎に再び注目しています。●晩年の30年にフォーカス!北斎の人となりに迫る「70歳までに描いたものは取るに足らない」など、北斎が晩年に掛けた信念を伝える言葉は少なくありません。70歳を過ぎて「富嶽三十六景」を完成させた後、さらに精力的に作品を生み出しました。今回は、そんな北斎晩年の30年間に焦点を当て、神の領域に至るべく描き続けた、画狂老人・北斎の人となりに迫ります。●肉筆画約60点を中心に約200点が展示!北斎の妥協のない筆遣いがそのまま伝わるのは、やはり肉筆画です。版画とは異なり肉筆画は1点もの。北斎の技量や色彩感覚をそのまま感得できます。森羅万象を描き続けた北斎の1点1点をじっくりと鑑賞してください。見どころをご紹介!●代表作「富嶽三十六景」の展示《富嶽三十六景 凱風快晴》 天保元~4年(1830~33)頃 大英博物館 © The Trustees of the British Museum. 新たに日本のパスポートの顔となる北斎の代表作「富嶽三十六景」。北斎にとって富士山とは大自然の象徴でもあり、超絶なるのものの象徴でした。すなわち、崇高なる神であり、超えるべき目標でもあったのです。そして、いつしか北斎は、富士山に自分自身の人生を重ねていたように思われます。1820年後半、妻の死や、自身の病気、孫の逸脱行為による経済的困窮など、様々な苦境を乗り越えてきた北斎にとって、「富嶽三十六景」シリーズは、画家としてのキャリアを復活させるきっかけとなった大切な作品。その連作の中から、「Great Wave」として海外でも人気が高い「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」や、赤富士を描いた「富嶽三十六景 凱風快晴」、「凱風快晴」とペアになる「富嶽三十六景 山下白雨」などが展示されます。●神の領域への軌跡を辿る!《花見》 文政7~9年(1824~26)頃 ライデン国立民族学博物館 © Collection National Museum van Wereldculturen. RV-1-4482-m19歳で浮世絵師・勝川春章の門下となった北斎は、「春朗(しゅんろう)」という名を貰い、翌年、 役者絵「瀬川菊之丞 正宗娘おれん」でデビューしました。それから70年、神の領域を目指し、邁進する北斎の苦難の道を作品と共に辿ります。美人画、浮絵、黄表紙や洒落本などを発表して、一流絵師になろうと努力を重ねますが、春章の没後、俵屋宗理と改名し、勝川派を離脱。その後は、狩野派、琳派などの流派にはとどまらず、中国画や銅板、油彩、西洋画を積極的に取り入れていきました。その後、肉筆画にも力を入れるようになり、70歳になってからは、「富嶽三十六景」や「諸国滝廻り」に代表される風景版画シリーズを発表。そして、75歳で、画狂老人(がきょうろうじん)と改名。以降、90歳で没すまで、肉筆画、絵画、手絵本を中心に画業を展開しました。●北斎の波の集大成!「濤図」小布施北斎館から小布施の祭屋台の天井絵として描かれた「濤図」も展示されます。小布施の豪商・高井鴻山の招きで、娘・応為と共に小布施に旅行し、小布施の祭屋台の天井絵として一対の「濤図」を描きました。この時、北斎は実に86歳。北斎は「富嶽三十六景」を完成させる前から、波の描き方を研究しており、「濤図」は北斎の波の集大成とも言える作品です。この2枚を並べると、道教の陰陽を対比させた「太極図」が浮かび上がって見えます。道教の教えで、全ての根源を意味する「太極」。北斎は、波だけでなく、宇宙の成り立ちも描こうとしていたのではないでしょうか。●88歳から90歳までに描かれた数々の肉筆画が登場!北斎晩年の作品では、龍や獅子、鷹などの生き物、さらに、力強いエネルギーに溢れた伝説上の人物や聖人が生き生きと描き出されており、北斎が信仰と芸術の崇高な領域に達したことが今に伝えられています。また、北斎は亡くなる直前に、「天があと5年命をくれたなら、真正の絵師になれただろうに」という言葉を残したと言われています。死を目の前にしながらも、画家としての道を邁進し、理想を追求し続けた北斎。彼が目指した神の領域とは何だったのか、富士を越えて天へ昇っていく龍を描いた「富士越龍図」や「雪中虎図」など、晩年に手掛けられた肉筆画を通して、北斎の心象風景をじっくりと読み解いていきましょう。●北斎の娘・応為の作品にも注目!北斎に「美人画にかけては応為には敵わない」と言わせたほどの力量を持っていた伝えられる、北斎の三女・応為。応為の肉筆画は少なく、推定作を含めても10点も現存しない貴重な作品です。今回、この特別展のため、東京国立博物館の「月下砧打ち美人図」、クリーブランド美術館の「関羽割臂図」、太田記念美術館の「吉原格子先図」が展示されます。色彩の豊かさや鮮やかさ、女性ならではの細やかさを楽しんでみてください。北斎が追い求めた美の世界に迫る展覧会に、お出かけしてみてはいかがでしょうか。イベント詳細名称:大英博物館国際共同プロジェクト「北斎-富士を超えて-」会場:あべのハルカス美術館住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階会期:2017年10月6日(金)~11月19日(日)休館日:10月10日(火)、16日(月)、23日(月)、30日(月)、31日(火)開館時間:火~金 10:00~20:00、月・土・日・祝 10:00~18:00※いずれも入館は閉館の30分前まで。料金:一般 1,500(1,300)円、大学・高校生 1,000(800)円、中学・小学生 500(300)円※()内は前売りと15名以上の団体料金。※障がい者手帳を持つ方は、本人と付き添い1名まで当日料金の半額。※前売券は7月29日(土)~10月5日(木)まで販売予定。公式サイト:
2017年04月30日府中市美術館1階のミュージアムショップでは「歌川国芳 21世紀の絵画力」でしか手に入らないグッズを取り扱っています。庶民でも手元に置けるアート、浮世絵。その良さを現代でも堪能しましょう!自分のお気に入りを見つけられる50種類ものポストカード国芳の浮世絵がポストカードに。親しみやすい猫がモチーフのものや、「きん魚づくしぼんぼん」などキャッチーでかわいい作品はもちろん、代表作多数取り揃えています。ポストカード70円。猫がかわいい!「相馬の古内裏」がA4クリアファイルに美術の教科書でこの絵を観た方も少なくないはず。「相馬の古内裏」、表には「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」が描かれたA4クリアファイル200円も! 種類は全部で2種類あり、もうひとつは袴を着た猫たちがマリを蹴っているデザイン。愛猫家にはたまりません。鑑賞後も展覧会図録でじっくり楽しめる国芳の絵画を家に帰ってからも思う存分楽しめる展覧会図録は2,808円。丁寧な説明書きといっしょに色鮮やかに作品を楽しむことができる図録は、国芳の魅力の決定版です! 開いてみると、江戸時代にタイムスリップした気持ちになりますよ。ご紹介した「歌川国芳 21世紀の絵画力」の限定グッズ以外にも、国芳の作品をモチーフとしたマスキングテープや切手など、女子の心をくすぐるグッズが豊富に揃っています。お気に入りの「国芳画」を見つけましょう!取材・文/鈴木美希イベント情報イベント名:歌川国芳 21世紀の絵画力催行期間:2017年03月11日 〜 2017年04月09日住所:東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)電話番号:03-5777-8600
2017年03月25日江戸っ子から現代っ子まで広く愛される歌川国芳京王線府中駅からちゅうバス(多摩行き)に乗り、「府中市美術館」で下車すると、子供たちで賑わう府中の森公園の隅っこにひっそりと佇む建築物があります。その横に長く伸びる特徴的な建築が府中市美術館です。江戸時代末期の庶民の人気者、歌川国芳。当時の人気はさることながら、ここ近年、国芳ブームが到来しています!「なぜ今、国芳なのか?」その答えをおよそ240点の作品と共に探る展覧会は、歴史好きの女性の心をくすぐること間違い無し!会場は少し薄暗く目に優しい黄味がかったライティング。浮世絵の状態維持のために配慮されたものだそうです。浮かび上がるように照らされている作品の数々が、当時の笑いや愛嬌、にぎわいを臨場感たっぷりと伝えてくれます。猫好きにはたまらない!「国芳画の楽しみ」「19世紀の国芳」では猫が主役の作品が多く展示されています。国芳自身、大の愛猫家だったこともあり、自画像では懐に猫を抱き、絵を描いている作品もあるのだとか。近頃の猫ブームに負けず劣らず、猫愛が感じられる展示物は一見の価値ありです!第1章「19世紀の国芳」、第2章「21世紀の国芳」の2部構成。絵画の中に込められた力強い表情、豊かな発想、斬新なデザイン…枠にとらわれない自由な発想が込められた作品の魅力を存分に感じられます。取材・文/鈴木美希イベント情報イベント名:歌川国芳 21世紀の絵画力催行期間:2017年03月11日 〜 2017年04月09日住所:東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)電話番号:03-5777-8600
2017年03月22日激動の時代を生きた絵師・河鍋暁斎の作品を一挙に公開する展覧会「ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」。本展では展示作品をモチーフにした、会場限定のオリジナルグッズを販売。粋なアイテムをゲットして、美とユーモアにあふれた独特の世界観を展覧会後も楽しみましょう!扇いでも飾っても素敵な扇子展示作品がプリントされた全2種の「扇子(2,500円)」。扇いで使うだけでなく、和モダンなインテリアとしてお部屋に飾るのもおすすめです。マイスマホを暁斎色に染め上げよう「iPhoneケース3種(2,500円)」でスマホも暁斎ワールドに浸っちゃいましょう! 躍動感あふれる作品を持ち歩いてみませんか?展覧会の思い出をスマートに保管チケットの半券を大切に収納できる「チケットファイル(300円)」。チケットだけでなく、縦長の書類の整理にもお役立ちです。粋な枡で暁斎のような呑んべぇに!無類の酒好きとしても知られる暁斎にちなんだ全3種の「枡(1,000円)」。粋な枡を片手に飲めば、お酒もどんどん進んじゃいそうです。取材・文/五十嵐綾子イベント情報イベント名:ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力催行期間:2017年02月23日 〜 2017年04月16日住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura ザ・ミュージアム電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年03月07日漫画界の巨匠・松本零士の世界を浮世絵で表現する「松本零士 浮世絵コレクション」企画の第一弾、全6タイトルを紹介する。2017年3月より、全6タイトル、各1,000枚限定で発売されている「松本零士 浮世絵コレクション」。同コレクションでは、松本零士の完全監修のもと『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』などの作品が、「松本零士 浮世絵コレクション」では浮世絵木版画として和のテイストで生まれ変わる。木版画を手掛けるのは、日本最高峰の手摺木版技術を誇る「竹笹堂」と、ベテランクリエーターを擁する「ひろた組」。さらに、人間国宝「九代目・岩野市兵衛」手漉き越前和紙や、美しすぎる書道家「涼風花」の題字によってその世界はさらに“伝統”の領域へと昇華される。和のテイストが効いた第1弾作品の数々全新作オリジナル6タイトルの中から、本記事では3タイトルを紹介。和テイストで蘇る作品は、画面から飛び出してきそうなほどの躍動感だ。「銀河鉄道テイクオフ」銀河鉄道999の、999をモチーフとした「銀河鉄道テイクオフ」は、今まさに宇宙へ飛び出す瞬間をとらえている。煙突の煙は舞う花びらとなり、希望の象徴として描かれた。敢えて人物を添えず、重量感たっぷりの1枚だ。「波上のアルカディア」「波上のアルカディア」は『宇宙海賊キャプテンハーロック』をモチーフとした葛飾北斎のオマージュ。アルカディア号はマッコウクジラ型ではなく、プレイコミックに連載された当時のオリジナル版を使用している。波の向こうに宇宙を描くことで新しい世界を開いた作品だ。「ヤマト幕末へ」通常、部署によってカラーリングされているヤマトの乗組員の制服を、新選組の時代へとタイムスリップさせた「ヤマト幕末へ」。さらに背景には花火を咲かせることで、さらに華やかな1枚へ。松本ならではの遊び心は、遠くに浮かぶ宇宙戦艦ヤマトに秘められている。期間限定エキシビジョン開催これら作品を展示する「松本零士 浮世絵コレクション エキシビジョン」が、日本橋三越にて2017年7月19日(水)から25日(火)まで開催される。販売は行われないが、各タイトルとも1,000枚限定という作品を目にすることが出来る貴重な機会となるだろう。【詳細】松本零士 浮世絵コレクション公式オンラインショップ:※光の加減により、商品の色合いが掲載画像と実際の商品と異なる場合あり。※100枚に1枚、松本零士直筆サイン入り。※全作シリアルナンバー入り(ナンバー指定不可)※この商品は予約商品。予約受付後約3カ月の発送猶予要。【限定エキシビジョン詳細】「松本零士 浮世絵コレクション エキシビジョン」会期:2017年7月19日(水)~25日(火)時間:10:30~19:30場所:日本橋三越本館3階 ライトウェル特設会場住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1© 松本零士 © BROAD EXPERT/2017
2017年02月27日世界最大規模のコレクションに心奪われる太田記念美術館は、五代太田清蔵が蒐集した約12,000点を含めた約140,000点の浮世絵のコレクションを持つ世界有数の浮世絵を専門とする美術館。喜多川歌麿や葛飾北斎、歌川広重といった有名な浮世絵師たちの代表作はもちろんのこと、浮世絵の始まりから終わりまで、浮世絵の歴史を細部まで体験できる作品の数々が収蔵されています。そして、その膨大なコレクションの中から毎月異なるテーマの企画展が開催され、当時の娯楽を体験することができるのです。※上記作品は現在は展示を終了しています。浮世絵師の息遣いが現代によみがえる!2階ギャラリーでは浮世絵の制作工程が常時展示されています。実際に用いられていた道具や塗料も鑑賞することができ、浮世絵をより色濃く感じることができます。他にも、スライドを使った展示解説や浮世絵や江戸文化に関する講座、ビデオ上映なども開催されており、来場者が、より浮世絵に対する理解を深めれるように様々な工夫がなされています。原宿散歩の休憩に。喧騒を忘れて芸術鑑賞最新のファッションやアートがひしめく原宿で、江戸の文化に触れられる「太田記念美術館」。まるでそこだけ時間が止まったような、不思議な感覚を覚えます。原宿散策に疲れたら、「太田記念美術館」でエネルギーチャージはいかがでしょうか?取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:太田記念美術館住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10電話番号:03-5777-8600
2017年02月24日歌川国芳の絵が、手触りふんわり「浮世絵手ぬぐい」奇抜で独特な世界観で国内外に数多くのファンを持つ歌川国芳。巨大な骸骨の妖怪が有名な『相馬の古内裏』や可愛い猫が描かれた『ねこ尽くし』など、そんな彼の有名な代表作があしらわれた手ぬぐいシリーズです。ふんわりとした肌触りも心地良く、歌川国芳好きにとってはたまらないグッズではないでしょうか。歌川国芳 浮世絵手ぬぐい(税込 648円)コレクションしたくなる美しさ! 「浮世絵絵はがき」お手頃な価格と豊富なバリエーションが魅力的なポストカード。家族、友人へのお土産としても、自分の思い出や記録を残すための記念品としてもピッタリ。気に入った絵や印象深かった絵のポストカードを是非見つけてみてください。浮世絵 絵はがき(税込 100円)真の浮世絵好きなら手に入れたい「複製浮世絵版画」忠実な製法で造り上げられた素晴らしい木版画。誰もが一度が目にしたことがあるであろう喜多川歌麿の『ビードロを吹く女』や葛飾北斎の『富嶽三十六景』など日本を代表する名作の数々が、江戸の技法を受け継ぐ職人技によって、最高のクオリティーで、時を超えて現代に蘇ります。複製浮世絵版画 (税込 14,040円)どれもこれもついつい欲しくなってしまうグッズばかり。素敵な思い出や記憶は、形として残しておきたいもの。お気に入りのグッズを探してみてください。取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:太田記念美術館住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10電話番号:03-5777-8600
2017年02月24日1月28日(土)から5月21日(日)まで開催される注目のアートイベント「スーパー浮世絵 江戸の秘密展」。100点以上の高精細デジタルデータにした浮世絵を巨大化し、最新のテクノロジーを駆使して映像世界を創り出します。世界で最も美しいと名高い浮世絵コレクションを映像で体感!浮世絵の世界に誘うガイド役のキャラクターの声を務めるのは、歌舞伎俳優の六代目片岡愛之助さん。知られざる浮世絵の魅力を伝えてくれます。超高精細デジタルデータ化された浮世絵は、ボストン美術館所蔵の作品。なかでも、世界で最も美しいと称される門外不出の「スポルティング・コレクション」の浮世絵は、描かれた当時の色彩に近い状態とのこと。デジタルアートとして目にできるのはとても貴重な機会です。お江戸を賑わせた、イケメン&美女が勢揃い3フロアある会場では、葛飾北斎や歌川国芳、歌川広重など、スター絵師の名作を映像化してコラボ。「日本橋」「江戸時代の女性のファッション」「イケメン」「バケモノ」のゾーンに分かれ、江戸のトレンドや文化を感じることができます。作り込まれた立体空間もあいまって、まるで江戸時代に紛れ込んだかのような感覚に。江戸時代の大衆文化を今の世に伝える浮世絵。その煌びやかな世界に浸ってみて!取材・文/末吉陽子店舗情報店名:スーパー浮世絵 江戸の秘密展住所:日本橋茅場町「特設会場」東京都中央区日本橋茅場町1−8−1 茅場町1丁目平和ビル営業時間:2017年1月28日(土)~5月21日(日)平日10:00~21:00、金・土・祝前日10:00~23:00、日・祝日10:00~19:00
2017年02月03日東京駅・グランスタ内の待ち合わせスポット「銀の鈴広場」に、12月26日(月)~2017年1月3日(火)の期間限定で「動く浮世絵」が登場しています!浮世絵動画作家 瀬川三十七(せがわさんじゅうひち)が手掛ける「動く浮世絵」は、浮世絵師・歌川広重の代表作「名所江戸百景」をアレンジし、酉年の東京を表現しています。年末年始にぴったりの華やかさですね!日本橋の街並みと、大きな富士山が描かれた「する賀てふ」をアレンジしており、新幹線や干支である鶏が登場するユニークな動画となっています。最新技術と、日本伝統の美が融合するアートを楽しめますよ。歌川広重と「名所江戸百景・する賀てふ」について歌川広重は江戸時代後期に活躍した浮世絵師です(1797-1858)。代表作「名所江戸百景」の「する賀てふ」ではシンメトリーで自然な遠近法を使って表現された日本橋の街並みと、大きな富士山が印象的に描かれています。今の日本橋と比べて鑑賞してみると、おもしろい発見があるかもしれませんね!
2016年12月28日幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師であり、日本画家でもある河鍋暁斎(かわなべきょうさい)(1831〜1889)の展覧会「ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」がBunkamuraのザ・ミュージアムで開催されます。会期は2017年2月23日(木)〜4月16日(日)です。河鍋暁斎 《三味線を弾く洋装の骸骨と、踊る妖怪》 明治14-22(1881-89)年 紙本淡彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター河鍋暁斎ってどんな人物?河鍋暁斎(1831-1889)は、時代が大きく揺れ動いた幕末から明治を生きた絵師です。幼い頃に浮世絵師の歌川国芳に入門したのち、狩野派に学び19歳の若さで修業を終え、さらに流派に捉われず様々な画法を習得しました。仏画から戯画まで幅広い画題を、ときに独特のユーモアを交えながら、圧倒的な画力によって描き上げた画家です。河鍋暁斎 《象とたぬき》 明治3(1870)年以前 紙本淡彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター今回の展示は個人コレクターであるイスラエル・ゴールドマンが所有する河鍋暁斎作品の展覧会となっています。天才絵師の作品を堪能しよう●第1章万国飛河鍋暁斎 《烏瓜に二羽の鴉》 明治4-22(1871-89)年 絹本着彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター明治3年の秋、上野の料亭で催された書画会で大酒した暁斎は、新政府の役人を風刺する滑稽画を描き、その場に居合わせた警吏に捕縛されてしまいます。入牢3か月、鞭打ち50回という刑を受け、ようやく釈放されました。彼は当時「狂斎」と名乗っていましたが、この恥辱を深く後悔し、筆名を「暁斎」と変えます。この事件が災いしてか、第一回内国勧業博覧会に暁斎がよばれることはありませんでした。しかし4年後の第2回内国勧業博覧会では出品が許可され、「枯木寒鴉図」など4点を出品。この図は事実上の最高賞である妙技二等賞牌を得ました。鴉は暁斎を一気に海外に知らしめた作品となり、暁斎は海外に飛んでいく鴉を思い、鴉と万国飛の文字を組み合わせた印を作りました。●第2章躍動するいのち河鍋暁斎 《動物の曲芸》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター暁斎は鴉をはじめ、鷲、虎、象、狐、また蛙や昆虫などの動物を自在に描きました。その多くは実物の写生に基づいています。暁斎は動物たちを擬人化し、まるで人間社会の縮図のように描きましたが、大小の異なる動物が同じ画面の中で生活していても、暁斎の観察力と描写力のもとでは不自然さを感じません。河鍋暁斎 《猿「枇杷猿」「瀧白猿」》 明治21(1888)年 絹本着彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター躍動感あふれる、さまざまな動物の表情や動きに、ぐっと惹きこまれます。●第3章幕末明治河鍋暁斎 《名鏡倭魂 新板》 明治7(1874)年 大判錦絵三枚続イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター江戸から明治の動乱の時代、人々は大きな断絶と価値観の変化を受け入れざるを得ませんでした。しかし暁斎は冷静に時代を観察し、人間の本質に変わりはないということを見抜きます。西洋の船にのる外国人、博覧会場の日本人と西洋人、瓦を焼く職人などが、まったく同じ視点で描かれています。版画の世界では描写が過激になり、師の歌川国芳を凌駕するほどのダイナミックさです。●第4章戯れる河鍋暁斎 《鍾馗と鬼》 明治15(1882)年 紙本着彩、金泥 イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:東北芸術工科大学 杉山恵助暁斎にとって、七福神は特別な意味を持っています。暁斎は七福神や鐘軌を使っていろいろな場面を演出しますが、日本画の世界でこのようにキャラクターを自在に使って描くのは、ただ一人でしょう。鐘軌の太刀や着物は精密に描かれ、鬼たちも手足の先々まで丁寧に描かれています。河鍋暁斎 《地獄太夫と一休》 明治4-22(1871-89)年 絹本着彩、金泥イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター抜群の描写力を誇る暁斎の技を堪能しましょう。●第5章百鬼繚乱河鍋暁斎 《百鬼夜行図屏風》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター暁斎は写生をもっとも重視していました。では、実在しないものはどうやって描いたのでしょうか。ここでは、幽霊や百鬼、闇鬼や鬼が描かれた作品が集まっています。また暁斎は、さまざまな流派の研究に対しても熱心でした。暁斎はそれぞれの絵師の立場になって、その筆意を表現。先達たちの作品を参考にしながら描かれた異界は、ユーモラスで繊細な描写がなされています。●第6章祈る河鍋暁斎 《達磨図》 明治4-22(1871-89)年 紙本淡彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター狩野元信、長谷川等の達磨など、名品といわれる達磨図は数多くあります。暁斎は達磨図を多く描き、名品の系譜に連なった作品を残しました。轟音のような滝を前にする李白、雨中の山水の中を静かに飛翔する鶴の群れ、滝の前に座る観音など、派手な暁斎の他作品に比べると別人の作品かと思うほどの静けさにあふれています。激動の時代を生きた、パワーあふれる絵師・暁斎の作品を一挙に見られるまたとない機会です。浮世絵好き・日本画好きでなくても満足できること間違いなしの展覧会です!【イベント概要】開催場所:Bunkamura ザ・ミュージアム開催日程:2017年2月23日(木)〜4月16日(日)※会期中無休電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)営業時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)12月31日を除く毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)入場:一般1,400円(当日)、大学・高校生1,000円(当日)、中学・小学生700円(当日)WEBサイト:
2016年12月07日