4月1日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』の第一週の平均視聴率は16.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、’23年後期『ブギウギ』、’23年前期『らんまん』、’22年後期『舞い上がれ』を上回る好スタートを切った。29歳にして芸歴20年を数える同作のヒロイン・伊藤沙莉(29)の演技が好評を博しているが、半世紀以上の歴史では数々のヒロインが名演を残してきた。過去10年の朝ドラヒロインの中で、最も演技を評価されているのは誰なのか?そこで本誌は過去10年(’14年以降)の朝ドラヒロインで、演技が上手/イマイチと感じた女優について調査した。(男性が主人公を務めた朝ドラは除く)対象は40歳以上の女性400人とし、クロス・マーケティングの「QiQUMO」を利用。本記事では、「演技が上手い」朝ドラヒロインのランキングの結果を紹介する。まず3位は同率で2名。’14年度前期の『花子とアン』で主演を務めた吉高由里子(35)と’19年度後期の『スカーレット』のヒロイン・戸田恵梨香(35)。吉高は『赤毛のアン』の翻訳者である村岡花子をモデルにした安東はなを好演し、平均視聴率22.6%を記録。戸田は女性陶芸家のパイオニア的な存在である神山清子をモデルとしたヒロインを演じた。’24年の大河で主演を務めている吉高と、『SPEC』(フジテレビ系)や『コードブルー』(フジテレビ系)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)などの多くの話題作に出演してきた戸田の2人の演技力が高く評価されていた。■吉高由里子《せりふ回しが上手だった》《役以上の本人になりきっている。》《然体で作りこんでるように見えないところがとても良かったから》■戸田恵梨香《喜怒哀楽が上手に表現できていたと思う》《素直に引き込まれました》《笑う演技と泣く演技が上手》続いて2位に選ばれたのは’21年度後期の『カムカムエヴリバディ』で2代目ヒロインを担当した深津絵里(51)。同作は、NHKのラジオ英語講座を題材にした親子3代100年にわたる物語で、上白石萌音(26)が演じた1代目ヒロイン・安子と生き別れになった2代目ヒロイン・るいとして自らの人生を切り開いていく役柄を深津は演じた。朝ドラ史上最高齢ながら、18歳の役も見事に演じ切り、その透明感に驚きの声が多数あがった。深津は’97年にスタートした『踊る大捜査線シリーズ』で大ブレイクを果たし、’10年の映画『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞するなど、日本を代表する女優として活躍。シリアスな演技だけでなく、映画『ザ・マジックアワー』や『ステキな金縛り』などではコメディにも定評が。朝ドラでは10代から70代まで演じ、シリアスからコメディまで対応できるその幅の広さが高い評価を得ていた。《どんな役でもこなせるから》《若い頃から母になり幅の広い年齢を演じた》《役になりきった演技をされていて演技が上手な女優さんだと思いました》そんななみいる3人を抑えて、1位に輝いたのは’18年度後期の『まんぷく』のヒロイン、安藤サクラ(38)。インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福と妻・仁子をモデルに制作された同作で、何度も失敗しながら夫婦二人三脚で世界の食文化を変えていくストーリーだ。’24年3月には映画『怪物』で3度目の日本アカデミー賞最優秀女優賞に輝くなど、名実ともに日本トップクラスの女優である安藤。安藤サクラと度々タッグを組んでいる是枝裕和監督(61)が「いきなり放り込まれたような場面でも、最初からそこに居て、地に足がついたというか、根の生えたように演じてしまう。それは他の人にはない感じですね」と評するその芝居は、視聴者にも届いているようだ。《演技しているわざとらしい感じがしないため。》《自然な演技で人をひきつける魅力がある》《独特の雰囲気がある。何役をやらせてもしっくりくるから。》
2024年04月20日女優の深津絵里、お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏が出演する、サントリー「オールフリー」の新CM「CUBE ノンアルって」編、「CUBE 休肝日じゃなくても」編が6日より、「読書日和」編、「料理日和」編が9日より、それぞれ全国で順次放送される。○深津絵里&ダイアン津田、夫婦役で共演予告編にあたるティザーCM「CUBE ノンアルって」編、「CUBE 休肝日じゃなくても」編では、画面中央の白いキューブの中に、新メッセンジャーの深津とダイアン・津田さんが登場。顔と手だけが交互に映し出されるカメラ目線の映像の中で、新しくなった「オールフリー」のおいしさ、魅力を訴求する。津田のギャグ「ゴイゴイスー」を披露する二人のカットも(?)。ティザーCMに続く本編は、深津と津田が夫婦として暮らす自宅のリビングが舞台。「オールフリー」を飲みながらのんびり読書していた最中に起こる小さなアクシデント(?)を描いた「読書日和」編、テレビ番組で料理愛好家・平野レミの独創的なメニューを見た津田のツッコミをきっかけに、思いもよらない事態を迎える「料理日和」編の2編を通じて、「ノンアルがいいね。」「今日は、これで、幸せ。」という「オールフリー」のメッセージを印象的に訴求していく。撮影中に津田本人から教わった、深津渾身のあのポーズや、何気ない時間が愛おしく感じる二人の微笑ましいやりとりなど、「オールフリー」がある日常をほのぼのとした世界観とともに表現した、見どころたっぷりの新CMに注目だ。○津田のコミカルな演技に毎回笑みがこぼれる深津読書中、突然大きな声を出したり、立ち上がって叫んだりする夫役の津田に、妻役の深津が「もう半分読んでるじゃん」「誰に言ってんの?」と軽いツッコミを入れるシーン。本編ではあきれたように微笑む深津の柔らかい表情が印象的だが、実際の撮影現場では愉快でチャーミングな津田の雰囲気づくりに、深津から何度も「アハハハ」と笑みがこぼれていた。○深津のひと言で津田もリラックス撮影前日、ちょうど津田出演のバラエティ番組を観ていたという深津。セッティング中、自ら「昨日のテレビ、観ましたよ!」と話しかけると、一瞬「え、ほんまですか?」と驚いた津田だが、そこから番組の裏話などで会話が弾み、二人で楽しそうな笑い声を響かせた。初共演、しかも夫婦役ということで、やや緊張の面持ちだった津田も、気さくで親しみやすい深津のキャラクターに接して、芝居の掛け合いもますます自然体に。縁側で仲良く「オールフリー」を飲むシーンでは、アクションと「プハーッ」のタイミングがシンクロし、見事一発OKを獲得した。○津田があのポーズを深津に伝授「ゴイゴイスー」のセリフ、ポーズの収録に当たり、津田は実演を交えて、深津へ言い方やポーズについてアドバイス。深津はファーストテイクこそ「正解が分からない」「なんか全然違う気がするなぁ(笑)」と頭を抱えていたものの、撮影済みの津田のカットと自身のカットを見比べながら、わずか2回で成功。周囲から湧き起こった拍手に、「これでいいんでしょうか(笑)」と照れくさそうに応じていた。○ダイアン・津田篤宏 インタビュー――CM 撮影の感想をお聞かせください。ええんかな、というぐらいの感じで撮影がスムーズに進みました。最高の出来で、なんか賞もらえるんちゃうかなと。あるかどうか分からないですけど、CM大賞とか取れそうなぐらい、良いCMができたと思います。深津さんもめちゃくちゃいい人で、「ゴイゴイスーをどうやってやるんですか?」と聞かれて、教えさせていただきました。やってもらえて、ありがとうございます!――深津絵里さんとの夫婦役はいかがでしたか?僕はまだ画面を通して見ていないので、違和感丸出しやったらどうしようかなと。でも、あんな大女優の方と夫婦役をやれるなんて光栄ですし、緊張感もありましたが、深津さんがとても優しくて、ありがたいなと思いました。――「今日は、これで、幸せ。」というセリフにちなんで、最近「幸せ」を感じたエピソードは?娘がバレンタインの時にくれる手作りチョコのレベルが、毎年どんどん上がってきて、今年は柔らかいクッキーみたいなチョコを作ってくれたんですよ。僕のだけ、ちょっと小っちゃかったんですけど、毎年そうなんです。試作品をくれるんです。失敗したチョコとか。でも、うれしいんですよ。小っちゃいので十分なんです。――リニューアルした「オールフリー」を飲んだ感想は?もうむちゃくちゃおいしいです。それに尽きますよ。すごく飲みやすくなって、飲みごたえもあって、本当にこれで十分という感じです。――新生活の時期を迎えていますが、これから新たに挑戦したいことは?今回のCMで、ちょっとお芝居的なことをさせてもらったわけじゃないですか。これ、役者イケるんちゃうかなと。今年中にデカいドラマの仕事をしてみたいですね。――たしかに津田さんが現場にいらっしゃったら、撮影の雰囲気も明るくなると思います。それも大事やと思いますが、普通に役者として出たいです(笑)。オファーが来たら、うれしいなぁ。――発売 15 年目を迎える「オールフリー」ですが、津田さんが 15 年前と比べて進化したところは?正直やってることは一緒で、愚直に「ゴイゴイスー」を続けた結果、今回のようなCMにつながったというか。「ゴイゴイスー」をやっていなかった時もあるんですよ。スベるから。だから、15年前の俺に、「それでもやり続けろ、やり続けたら、ここに来れるから」と言ってあげたいです。CMで深津絵里さんが「ゴイゴイスー」をやってくれたんですよ。15年前の俺、想像できるか? やり続けろって。――それでは、改めて15年前の津田さんにメッセージをお願いします。15 年前の津田! お前にスーを差し上げます!!【編集部MEMO】深津絵里は、1988年映画デビュー。以降、俳優として数多くの映画やドラマ、舞台に出演。 2010年、映画『悪人』で第 34 回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞、第 34 回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。 2021 年度後期 NHK 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」2 代目ヒロインとして出演。津田篤宏は、2000年4月に結成した、お笑いコンビ「ダイアン」のツッコミ担当。大阪・base よしもとの中心メンバーとして活躍し、2007 年から2年連続で「M-1 グランプリ」決勝進出を果たした。関西の番組でロケの腕を磨き、2018年4月に東京へ上京。代表ギャグは「ゴイゴイスー!」「スーを差し上げます」。
2024年04月03日俳優の深津絵里、お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏が、6日より放映されるノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー」の新CMに出演する。「CUBEノンアルって」篇では、4分割された白いキューブの中に顔と手だけの深津が登場し、「オールフリー」を片手に、「新しくなったオールフリー。」「ノンアルってアレでしょって、私も正直思ってました。」とカメラ目線で呼びかけ。ここで「ところがところが!」とキューブが半分ずつ回転して、深津から津田の顔にチェンジ。津田が「オールフリー」を片手に、「ゴイゴイスー!!」と決めゼリフを放つと、再びキューブが回転して深津が現れ、ゴイゴイスーポーズでアピールする。そのほか「CUBE休肝日じゃなくても」篇、「読書日和」篇、「料理日和」篇も放映。読書中、突然大きな声を出したり、立ち上がって叫んだりする夫役の津田に、妻役の深津が「もう半分読んでるじゃん」「誰に言ってんの?」と軽いツッコミを入れるシーン。本編ではあきれたように微笑む深津の柔らかい表情が印象的だが、実際の撮影現場では愉快でチャーミングな津田の雰囲気づくりに、深津から何度も「アハハハ」と笑みがこぼれていた。撮影前日、ちょうど津田出演のバラエティー番組を見ていたという深津。セッティング中、自ら「昨日のテレビ、見ましたよ!」と話しかけると、一瞬「え、ほんまですか?」と驚いた津田だったが、そこから番組の裏話などで会話が弾み、2人で楽しそうな笑い声を響かせていた。初共演、しかも夫婦役ということで、やや緊張の面持ちだった津田も、気さくで親しみやすい深津のキャラクターに接して、芝居の掛け合いもますます自然体に。縁側で仲良く「オールフリー」を飲むシーンでは、アクションと「プハーッ」のタイミングがシンクロし、見事一発OKを獲得した。「ゴイゴイスー」のセリフ、ポーズの収録に当たり、津田は実演を交えて、深津へ言い方やポーズについてアドバイスを送った。深津はファーストテイクこそ「正解が分からない」「なんか全然違う気がするなぁ(笑)」と頭を抱えていたものの、撮影済みの津田のカットと自身のカットを見比べながら、わずか2回で成功。周囲から湧き起こった拍手に、「これでいいんでしょうか(笑)」と照れくさそうに応じていた。■ダイアン津田コメント全文――CM撮影の感想をお聞かせください。ええんかな、というぐらいの感じで撮影がスムーズに進みました。最高の出来で、なんか賞もらえるんちゃうかなと。あるかどうか分からないですけど、CM大賞とか取れそうなぐらい、良いCMができたと思います。深津さんもめちゃくちゃいい人で、「ゴイゴイスーをどうやってやるんですか?」と聞かれて、教えさせていただきました。やってもらえて、ありがとうございます!――深津絵里さんとの夫婦役はいかがでしたか?僕はまだ画面を通して見ていないので、違和感丸出しやったらどうしようかなと。でも、あんな大女優の方と夫婦役をやれるなんて光栄ですし、緊張感もありましたが、深津さんがとても優しくて、ありがたいなと思いました。――「今日は、これで、幸せ。」というセリフにちなんで、最近「幸せ」を感じたエピソードは?娘がバレンタインの時にくれる手作りチョコのレベルが、毎年どんどん上がってきて、今年は柔らかいクッキーみたいなチョコを作ってくれたんですよ。僕のだけ、ちょっと小っちゃかったんですけど、毎年そうなんです。試作品をくれるんです。失敗したチョコとか。でも、うれしいんですよ。小っちゃいので十分なんです。――リニューアルした「オールフリー」を飲んだ感想は?もうむちゃくちゃおいしいです。それに尽きますよ。すごく飲みやすくなって、飲みごたえもあって、本当にこれで十分という感じです。――新生活の時期を迎えていますが、これから新たに挑戦したいことは?今回のCMで、ちょっとお芝居的なことをさせてもらったわけじゃないですか。これ、役者イケるんちゃうかなと。今年中にデカいドラマの仕事をしてみたいですね。――たしかに津田さんが現場にいらっしゃったら、撮影の雰囲気も明るくなると思います。それも大事やと思いますが、普通に役者として出たいです(笑)。オファーが来たら、うれしいなぁ。――発売15年目を迎える「オールフリー」ですが、津田さんが15年前と比べて進化したところは?正直やってることは一緒で、愚直に「ゴイゴイスー」を続けた結果、今回のようなCMにつながったというか。「ゴイゴイスー」をやっていなかった時もあるんですよ。スベるから。だから、15年前の俺に、「それでもやり続けろ、やり続けたら、ここに来れるから」と言ってあげたいです。CMで深津絵里さんが「ゴイゴイスー」をやってくれたんですよ。15年前の俺、想像できるか?やり続けろって。――それでは、改めて15年前の津田さんにメッセージをお願いします。15年前の津田!お前にスーを差し上げます!!
2024年04月03日萩原聖人、木村拓哉、武田真治、鈴木杏樹、深津絵里、遠山景織子らが出演したドラマ「若者のすべて」のBlu-ray BOXが、12月6日(水)本日リリースされた。本作は、1994年に放送された、京浜地区のある街を舞台に、若者の苦悩をテーマに描くドラマ。脚本を手掛けたのは、『いま、会いにゆきます』や朝ドラ「ひよっこ」の岡田惠和。主題歌は「Mr.Children」の名曲「Tomorrow never knows」が起用されている。来年、放送から30年を迎えるにあたり、初めてBlu-ray化。初となるレンタルDVDも同日開始となった。<ストーリー>高校時代、同じバス停で、同じバスを待ち、同じ朝もやの中でたたずんでいた仲間。それぞれが別々の夢をもち、違う道に進み、やがてぶちあたる社会の壁。絶望、裏切り、別れ。工場の排煙で薄暗い街で、22歳の夢と傷みが交錯する。誰もが心に抱えている苛立ちや、憎しみや、怒りを、彼らは押し隠すことなく、さらけ出してくる。「俺たちは、傷つくために生きているのか、生きるために傷つくのか」そんな答えも出せないまま、彼らは、いまを全力疾走する。そこにあるのは、熱く激しい若者の生きざまだけだ。自分が“不良”と呼ばれる理由も、“不良”でいる意味も分からない。けれど“不良”が社会のしがらみから自由であるというなら、それでいいと思う。体制にただ埋もれているだけでは、決して見えてこない、決してつかめない何かがあるはずだから…。Blu-ray商品情報■若者のすべてBlu-ray BOX[4枚組:本編Blu-ray4枚]2023年12月6日(水)発売(同日DVDレンタル開始)価格:31,020円(税込)品番:PCXC-60112本編:506分発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン(C)フジテレビジョン(シネマカフェ編集部)
2023年12月06日フランスのパリ東部にあるヴァンセンヌ城にて行われた、『ロエベ 2024春夏ウィメンズ ランウェイショー』に、俳優の深津絵里さんが来場。深津さんの近影に、驚きの声が上がっています。深津絵里の『近影』に驚きの声深津さんは、1986年に東京都渋谷区の原宿で開催された『ミス原宿グランプリ』で、優勝したことをきっかけにデビュー。テレビドラマ『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ系)で恩田すみれ役を演じ、多くのファンを沸かせました。そんな深津さんも、2023年10月現在、50歳に。しかし、同月公開された『ロエベ 2024春夏ウィメンズ ランウェイショー』での近影は、年齢をまったく感じさせないものでした。実際の写真をご覧ください。赤いニットのドレープドレスに身を包み、凛とした表情を浮かべる深津さん。白い肌やスラッと伸びた足など、『踊る大捜査線』シリーズに出ていた当時と、変わらない美しさを放っています!年齢を一切感じさせない、深津さんの近影はSNSで話題に。絶賛コメントが多数上がっています。・圧倒的な美しさ。私の一番大好きな俳優です。・真っ赤なミニドレスを着こなすなんて、素敵すぎる。私もこんな風に年を重ねたい。・50歳になっても変わらず魅力的。いつまでかわいいんですか!・凛とした美しさに悶絶しました。人生に希望が持てます…。深津さんの近影は、『年齢なんてただの数』であることを示してくれました。今後の深津さんの活躍からも、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2023年10月03日女優の深津絵里が、フランス・パリにて行われた「ロエベ 2024春夏ウィメンズ ランウェイショー」に来場した。○■深津絵里、赤のドレープドレス姿を披露パリ東部にある広大なヴァンセンヌ城にて行われた「SS24 ウィメンズショー」。ファッションショーへの来場は今回が初めてとなる深津は、あでやかなレッドに染まったウールブレンドニットのドレープドレスと、5ポケットジーンズのデザインが融合したナパラムスキンのトイ パンタ ブーツを着用した。○■深津絵里 コメントロエベが日本で展開されてから50年。その節目の年、同い年の私にパリコレへのお誘いが。私とは無縁の世界だと思っていたのでとても驚きました。でもなぜか、この体験をしてみたい。ファッションショーとはどんなものなのか。好奇心を抑えられず、ショーで着用するお洋服を選ぶことに。ジョナサンがデザインした服を何着も着る毎に、彼のユーモアや、普通に見えているものには、実は信じられない程の時間と技が必要なんだと改めて思い知りました。それはかたちは違うけれど、私が理想とし目指している最高にかっこいい考え方だと思うのです。今回、彼の信念やフィロソフィーを服を着る事で感じ、ショーを観ることで考えさせられました。(C)Katsuhide Morimoto
2023年10月03日大ヒット漫画の実写化第三弾となる映画『キングダム 運命の炎』が7月28日に公開される。同作に俳優の吉沢亮(29)が秦国の王・嬴政(えいせい)役で出演し、子ども時代のシーンも担当することが明らかになった。吉沢は実年齢より20歳も若い9歳のころの嬴政を演じることになり、注目を集めている。今回の吉沢と同じように、実年齢より若い役を演じる女優も多い。特に大河ドラマではその傾向が顕著に見られる。11年の『江~姫たちの戦国』(NHK総合)では、当時24歳の上野樹里(37)が6歳の江を演じた。また、主人公の子ども時代が長く、第13回終了の時点でも江は11歳という設定だった。同作には当時44歳の鈴木保奈美(56)も浅井長政に嫁ぐ前の19歳の市役で出演している。実年齢との差はなんと25歳だった。さらに、同作では江を含む浅井三姉妹の少女期にも子役は使われず、長女で11歳の茶々を当時38歳の宮沢りえ(50)が、二女で10歳の初を当時28歳の水川あさみ(39)がそれぞれ演じている。宮沢は22年の『鎌倉殿の13人』(NHK総合)でも当時48歳で、20歳のりく役を務めた。上野と同じ江役でいえば、00年の『葵 徳川三代』(NHK総合)で25歳のお江を当時59歳だった岩下志麻(82)が演じている。また、朝ドラも一人の女性の人生を描くというストーリーの性質上、ヒロイン役の女優が青年期の回想シーンをそのまま演じることが近年増えてきた。18年の『まんぷく』(NHK総合)に、朝ドラ史上初の“ママ”ヒロインとして出演した安藤サクラ(37)は32歳でヒロイン・福子の18歳時を演じた。クランクインの際には「正直に言いますが、私は32歳の子持ちです。悪あがきしてもしようがない。すみませんと思いながら、18歳を楽しみたいと思ってます。逆に笑っていただければ幸いです」と不安を口にしたという。また、同作には内田有紀(47)も当時42歳で、福子より10個上の28歳の姉役として出演している。21年の『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)では、深津絵里(50)が実年齢よりも30歳若い18歳のヒロイン・るい役を務めた。深津は当時48歳ながら、18歳から80歳までを演じきり、ネット上では称賛の声が多く上がった。大河や朝ドラのほかでも、実年齢より年下の難役を演じた女優は数多くいる。安達祐実(41)は36歳で17年のドラマ『男の操』(NHK BSプレミアム)に出演し、芸能事務所社長の若かりしアイドル時代の姿を熱演。21年、情報番組に出演した際にそのVTRが流されると、共演していた美保純(62)から「14歳ぐらいに見える!」とべた褒めされている。安達は同番組内で「しょっちゅうこういうことをやらされるっていうか。いまだに学生服を着たりとか、結構多くて、本当に嫌なんですけど、自分では」と話した。また、森七菜(21)は19年の映画『最初の晩餐』で、当時18歳で小学生の役に挑戦した。WEBメディアのインタビューで挑戦の理由を語っている。「実年齢よりも若い小学生の役をやるかどうか。『どうする?』と言われて、でも私はやりたかったんです。映画の中で時が流れて、高校生になってゆくんですけど、小学生時代も体験したほうが、お芝居に厚みが出ると思って。ランドセルを背負ってみて(笑)、『よし、やれそう』って」演技において年齢の演じ分けは特に難しいと言われている。実年齢よりはるか下の役のオファーがあるのは、確かな実力を備えた女優の証拠なのかもしれない。
2023年07月07日映画『すずめの戸締まり』(11月11日公開)の公開初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、花瀬琴音、新海誠監督が登場した。同作はアニメーション監督・新海誠による最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる"扉"を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーとなる。九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(原)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太(松村)に出会い、日本各地で次々に開き始める、災いが訪れてしまうという扉を閉めるための旅がはじまる。声優初挑戦となった深津は「とっても怖かったです。だけど新海監督があたたかく粘り強く導いてくださったおかげでなんとか完成することができたのかなと思っています」と心境を表す。「思い通りにできなくてどん底まで落ち込んで、でも次の収録が待ってるから、なんとか気分を変えようとあてもなく街を歩き続けたり、あてもなく新幹線に乗って京都のお寺で心を沈めてみたりとか、本当に初めてのことにこの年齢でトライできるチャンスをいただけたのは、監督に感謝を申しあげたいと思います」と語った。新海「僕は、環というキャラクターはとても難しいと思ったんです。嘘のない叫びのようなものを聞かせてもらわないとキャラクターとして成立しにくいかな思って、そこで深津さんが頭に思い浮かんで」とオファーの理由を明かす。深津は「脚本やビデオコンテを見て、個人的な感想ですけど、監督が次のところへ向かおうとされてるのかなということを受け取りまして。もちろん日本国内のみならず、世界中のファンの皆さんに届くように作品を作られていると思うんですけど、今回はたった1人のその人だけに届けばいいというような、ピュアなものを感じて」と変化を読み取ったという。「こんな経験のない私に監督がやってほしいと思ってることには何かがあるんだろうと思って、下手くそながらぶつかろうと思いました」と決意の裏側を話した。
2022年11月11日映画『すずめの戸締まり』(11月11日公開)の公開初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、花瀬琴音、新海誠監督が登場した。同作はアニメーション監督・新海誠による最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる"扉"を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーとなる。九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(原)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太(松村)に出会い、日本各地で次々に開き始める、災いが訪れてしまうという扉を閉めるための旅がはじまる。公開を迎え、原は「昨日はあまり眠れなかったくらい、本当に今日はずっと楽しみにしていました」と喜びを表す。また今回すずめの叔母役で声優初挑戦となった深津は「こんな経験のない私に監督がやってほしいと思ってることには、きっと何かがあるんだろうと思って、下手くそながらぶつかろうと思いました。でも私なんかよりも何百万倍も怖かったと思うんですね、原さんは。背負わなきゃいけないことも大きかったと思いますし」と振り返る。深津はさらに「でも、すずめみたいに目の前のことにどんどん立ち向かって戦ってる姿をそばで見られて本当に美しかった。だから、今回初めてのことで恐ろしかったけど、原さんのような素晴らしい感性の女優さんと一緒の芝居ができたというのは、本当にまた一つ宝物のような作品になってしまった」と語る。その言葉に目元を拭った原は「泣きそうになくらいすごく嬉しくて。深津さんのお芝居を隣で見させていただいてて、自分の中でも知らないようなずめがたくさん出てきて、感謝しかないです。あとはアフレコがない日にスタジオにいらっしゃって、喉にすごくいい蜂蜜をプレゼントしてくださって、毎日アフレコ期間中は、深津さんにもらった蜂蜜だと舐めて気合いを入れてスタジオに行ってて。お守りみたいになってすごく嬉しくて。隣を見ると、いつも笑顔で温かく迎えてくれて嬉しかったです」と感謝していた。
2022年11月11日映画『すずめの戸締まり』(11月11日公開)の公開初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、花瀬琴音、新海誠監督が登場した。同作はアニメーション監督・新海誠による最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる"扉"を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーとなる。九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(原)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太(松村)に出会い、日本各地で次々に開き始める、災いが訪れてしまうという扉を閉めるための旅がはじまる。椅子になってしまう青年・草太を演じた松村は「予想を超えた時間、椅子でいつづけたでしょう?」と苦笑。「インタビューで原さんがおっしゃっててそうだなと思ったのが、草太は椅子になってからすごく感情が見えたり人となりが見えたり。表情がなくなった方が表情が見えるという、すごく不思議で魅力的なところも深海監督の作戦ではあるんですか?」と監督に問いかける。新海監督は「僕も2人のインタビューを聞いていて、あ、良く出来た話だなと思ったんです。草太って、非現実的なくらいに美しい男性として描きたいなと思ったんです。そのキャラクターが椅子になってしまって可愛らしくちょこちょこ歩き日本全国をうごきまわるのもコミカルだし、どこか物悲しくワクワクするものになると考えたんです」と振り返る。「実際にできあがった映画を見てみると、人間の時の草太だと想像できないコミカルなお芝居の声だったと思うんです。あの椅子というビジュアルが、草太という人間のもっと楽しい部分、普段見えない部分を引き出してくれてたんだなと思ったりしました」と想定以上だったことを明かした。原は今回共演した松村について「実写版草太さんだなと思っていて。お声はそうですし、上品な雰囲気だったり仕草だったり、私なんかに対しても丁寧に敬語で接してくださるところがが草太さんのままだなと思います」と称賛。さらに原が「聡明さというか、いろんなところでお話する機会が増えてきて、私がうまく言語化できなくて詰まってしまったりする時に、思いを汲み取ってくださって、言葉にしていつもフォローしてくださる」と感謝すると、松村は「本当に言葉が上手な19歳ですよね。まいっちゃいます」と照れ笑い。逆に原について、松村は「強烈ですよ。すずめって、かっこいいセリフの言い回しにキュンときません? そういうかっこよさを持ってる方って、なかなか多いわけではなさそうだなというか」と表す。「予告でも使われてましたけど、『私は草太さんがいない世界が怖いです』というセリフとか、悲しいんだけどかっこよさがあるというか、そこに心抉られるような強さがある。そういう力を持ってる方だなという印象です」と語った。
2022年11月11日新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』。オーディションで選ばれた原菜乃華が主人公・岩戸鈴芽を、松村北斗が“災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年・宗像草太を演じることが発表されている本作から、すずめと草太に関わる重要なキャラクターを演じる豪華キャスト6名が発表、新映像満載の最新予告も解禁された。すずめが幼い頃から2人で暮らし、漁協で働く叔母の岩戸環(いわと・たまき)を演じるのは、映画『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞などを受賞、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」での活躍も記憶に新しい深津絵里。宗像草太の祖父で「閉じ師」の師匠でもある宗像羊朗(むなかた・ひつじろう)を演じるのは、歌舞伎役者としての輝かしい実績はもちろん、舞台・ドラマでも活躍、特に「ラ・マンチャの男」では1969年の初演から50年以上も主演として舞台に立ち続けている松本白鸚。新海監督作品への出演に対し深津さんは「新海誠監督をはじめ、関わる皆さんが全力を注いだこの作品を、観てくださる方の胸の奥の深いところにまできちんと届ける。それが私のやるべき事と信じ、一生懸命務めさせていただきます」とコメント。また、松本白鸚さんは「初めてのアニメの声でしたが、新海監督が手取り足取り教えてくださって助かりました。監督はとっても気さくな方で、それでいて役柄の説明が非常に細やかで本当に、感謝しています」とふり返っている。過保護になりながらも愛情深くすずめを支える環と、冷静かつ厳しく草太を見守る羊朗を2人がどのように演じているのか期待が高まる。そして、漁協に勤めている環の同僚・岡部稔(おかべ・みのる)を染谷将太が、すずめが出会う神戸のスナックのママで、女手一つで幼い双子を育てている二ノ宮ルミ(にのみや・るみ)を伊藤沙莉が、すずめが愛媛で出会う同い年の活発な少女・海部千果(あまべ・ちか)を花瀬琴音が、すずめの母親・岩戸椿芽(いわと・つばめ)を花澤香菜が演じている。豪華キャスト陣の声も吹き込まれた最新予告映像も解禁すれ違ったすずめに対し、「ねぇ、きみ。このあたりに扉はない?」と草太が声をかける2人の出逢いのシーンからスタートする最新予告映像では、人の言葉を話す謎の白い猫・ダイジンによって椅子に姿を変えられてしまう草太、日本各地へと旅に出るすずめが経験する様々な人々との出会いが描かれる。そして、開いてしまった各地の扉から現れる“災い”を止めるため、ふたりで身を挺して懸命に“戸締まり”する姿が。すずめと椅子の姿の草太とのコミカルなやりとり、千果やルミたちとの心温まるふれあい、すずめの覚悟を決めた表情やアクションシーン、そして印象的なセリフ「行ってきます」など、新規映像満載の圧倒的な予告映像となった。新キャストコメント全文■松本白鸚初めてのアニメの声でしたが、新海監督が手取り足取り教えてくださって助かりました。監督はとっても気さくな方で、それでいて役柄の説明が非常に細やかで本当に、感謝しています。宗像羊朗は難しい役でした。監督の第一声が品格がないといけない、品格ということをね、何度も、自分で思いました。素晴らしいスタッフで、監督以下皆さんに親切にしていただいて。11月11日の公開を私も楽しみに期待しております。どうぞ皆さんも『すずめの戸締まり』期待してください。■深津絵里すずめの叔母・タマキに魂を吹き込み、彼女の声を作り出す。恐れながら挑戦することになりました。初めてのことでとても怖いですが、新海誠監督をはじめ、関わる皆さんが全力を注いだこの作品を、観てくださる方の胸の奥の深いところにまできちんと届ける。それが私のやるべき事と信じ、一生懸命務めさせていただきます。■染谷将太劇場の予告編で見ていた『すずめの戸締まり』に自分が参加させていただけるなんて思ってもいませんでした。新海監督の緻密で繊細、それでいて大胆な世界観に参加できたことに興奮と感謝をしております。今回、声を担当させていただいた岡部稔はとても純粋で実直な清々しい男であり、鈴芽が育った町を体現している役だと思っております。是非この美しく力強い作品を皆様に劇場で見ていただきたいです。戸が現れた時、いかなる冒険が待っているのか。きっと誰もが新たな世界観に引き込まれるに違いありません。■伊藤沙莉「すずめの戸締まり」の予告を映画館で観た時に、おっ!やったー!新海さんの新作だ!と完全にお客さんの気持ちで公開が楽しみだなぁと思っていたら、少し後に出演のお話をいただいてこれでもかってくらい驚きました。笑自分が新海さんの世界に飛び込めるなんて夢にも思っていなかったのでとても嬉しかったです。やらせていただいたルミさんという女性は強く逞しく楽しく明るく愛情深い女性という印象だったので、やっていてなんだか勝手に心が穏やかになっていくのを感じました。新海さんの演出はとても丁寧で優しくて繊細だったので少しでも応えたいという気持ちで臨みました。アフレコ自体とても楽しくて、今はまた振り出しに戻って公開楽しみだなぁなんて思っています。■花瀬琴音オーディションの時は、声のお芝居は初めてで、新海監督にお芝居を見て頂けるのが光栄だなという気持ちが強かったので、千果役を頂いた時は、私で良いんですか!という気持ちで、とっても嬉しかったです。千果は、すずめが愛媛県で出会う高校2年生の女の子です。すずめの旅の、背中を押してくれる心強い存在だと感じています。千果のように明るく元気にアフレコ中も常に楽しんで演じさせていただきました。どんな世代の方が見ても、何か勇気つけられたり、そばにいる人の愛を再確認したり、それぞれがそれぞれの受け取り方で楽しめるような素敵な作品だと感じています。こんな素敵な作品に参加できてとても嬉しいです。■花澤香菜再び新海誠監督作品に関わることができてとても嬉しい気持ちです!私が担当する椿芽は、明るくて溌剌とした女性で、鈴芽ちゃんのお母さんです。鈴芽ちゃんが幼いころに使っていたあの椅子とも深く関係しています。物語の中で印象的に出てくる掛け替えのない日常シーンを、大切に演じています。『戸締まりの旅』の中で自分と向き合い成長していく鈴芽ちゃんの姿がとても素敵ですので、ぜひ劇場でご覧ください。『すずめの戸締まり』は11月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年09月29日新型コロナの猛威は今も続くものの、緊急事態宣言といった対策が緩和され、少しずつ以前の生活が戻りつつある日本。しかし、その一方、ロシアがウクライナへの侵攻を開始するなど、緊迫した世界情勢が続いている。そんな2022年の上半期、芸能界や皇室でも驚きの出来事が次々と起きていた。本誌が目撃してきた上半期のスクープのなかでも、特に反響が大きかったものを改めて紹介する。ジェットコースターのような展開に賛否が渦巻いている現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』。毎朝、視聴者が阿鼻叫喚する『ちむどんどん』とは対照的だったのが1クール前の『カムカムエヴリバディ』。3人のヒロインが登場するという異例の展開も話題を呼んだが、やはり特筆すべきは2人目のヒロイン・るいを演じた深津絵里だ。プライベートをほとんど明かさないことで知られる深津には長年交際するスタイリスト恋人がいるが、実は朝ドラの奮闘にも関わっていたようで――(以下、2022年1月18日・25日合併号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ「深津さんが本格登場した12月23日放送回の視聴率は番組最高の17.9%を記録。その後も好調を維持し続けています」(芸能関係者)放送中の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)で雉真るいを好演中の深津絵里(48)。3人のヒロインが登場する本作で、るいは第2章「大阪編」の主人公。30年以上のキャリアを誇る深津だが、るいは彼女にとってかつてない難役のようだ。「深津さんはるいが18歳のときから演じています。実年齢と30歳も離れているだけでなく、るいは上白石萌音さん(23)演じる母・安子を捨てるという朝ドラらしい明るいヒロインではありません。また上白石さんと川栄李奈さん(26)はオーディションで選ばれましたが、深津さんは局側からのオファーで出演が決まりました。それだけに寝る間も惜しんで役作りに励んでいるといいます」(テレビ局関係者)昨年晩秋、夜遅くに朝ドラを撮影している大阪のスタジオから府内の賃貸マンションに帰宅する深津の姿を本誌も目撃している。全身全霊をかけ、るいを演じる深津。そんな彼女を公私ともに支える心強い味方がいるという。恋人のスタイリスト・白山春久氏(52)だ。「06年7月に写真週刊誌で交際が報じられました。今も関係は順調に続いており事実婚状態です。白山さんは深津さんがメディアに出演する際にはスタイリングを担当。『カムカム~』にも深津さん専属のスタイリストとして名前がクレジットされています。大阪での撮影にも白山さんが同行し、深津さんを支えていたといいます」(前出・テレビ局関係者)白山氏が深津のスタイリングを手掛けた昨年10月発行の雑誌で、彼女はこう語っていた。《太めのパンツや大きめなジャケットは、背の低い私には難しいと思っていましたけど、不思議と着るだけでちゃんと形になる。すごく取り入れやすいと思いました》(『LEE DAYS』vol.2)固い絆で結ばれた2人。白山氏は、15年にわたって深津が苦しいときも共闘し続けてきた。「深津さんは15年に書道家だった母親を66歳で亡くし、早すぎる死に相当なショックを受けていたそうです。そんなときも白山さんは深津さんに寄り添い、サポートし続けていたといいます。『カムカム』は深津さんにとって13年ぶりの連ドラですが、白山さんがいることで常に安心して撮影に臨めていたそうです」(前出・テレビ局関係者)15年恋人とともに、深津の女優人生の“第2章”が始まる――。
2022年08月27日いまだに“ロス”を訴える声も多いNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。3人のヒロインの中でも、深津絵里(49)の存在感は高まるいっぽうだ。「48歳でのヒロインという異例さに加え、10代の少女時代から演じきる深津さんの高い演技力は話題を呼び、登場回は軒並み高視聴率を記録しました。朝ドラ放送終了後から、深津さんのもとには映画やドラマの出演オファーが殺到しているそうです」(テレビ局関係者)各方面から仕事の依頼が舞い込む深津。しかし、深津はかなり慎重な姿勢を見せているようだ。「朝ドラの反響を見て、深津さんにCM出演をオファーする企業は後を絶ちません。しかし、深津さんは感謝しつつもなかなか首を縦に振らないそうです」(広告代理店関係者)CMといえば、ドラマや映画より拘束日数が少ないうえにギャラも高額と、女優にとっても“おいしい仕事”のはずだが……。「深津さんのCM出演料は女優でもトップクラスで、年間契約で1本あたり4千万〜5千万円ほど。すでに複数社からオファーが来ているそうですから、断ったギャラの総額は2億円ほどになるでしょう」(前出・広告代理店関係者)割のいい仕事を蹴ってまで守りたい信条が深津にはあるという。「深津さんは仕事を受けるうえで大切にしている“3つの条件”があるといいます。(1)自分じゃなければ成立しないと思えるか。(2)オファーする側の熱意の強さ。(3)自身がやりたいと思えるか。どれだけギャラがよくても、この3条件をクリアしない限りは受けないそうです」(芸能関係者)そこには深津が貫く“女優道”が影響しているようだ。「深津さんには、“演じることが自分の務め”というポリシーがあります。過去のインタビューでも、女優を続けるうえで『何者でもないことが自分の中で心地よい』と答えています。しかしCMのオファーを受けるということは、企業の“イメージキャラクター”になるということ。そうした色がつくことで、作品選びに影響が出ることや、自分の演技を見る人に余計なフィルターをかけてしまうことを懸念しているそうです」(映画関係者)そんな深津の厳しい条件をクリアした企業が!「今年1月、深津さんはJR東海のCMに出演。33年前に同社のCM『クリスマス・エクスプレス』に出演していた背景だけでなく、“新幹線は人と人とを結びつけるもの”という当時から変わらない今回のCMコンセプトに共感して、出演を決めたそうです」(前出・広告代理店関係者)深津の次のCMは“カミングスーン”とはいかないかも?
2022年06月05日「『カムカムエヴリバディ』(NHK)で22年ぶりに朝ドラに出演しました。撮影は大阪で行いましたが、毎回行くのが楽しみで。深津絵里さんやオダギリジョーさんと現場でお会いできるのもうれしいのですが、大阪というところはおいしいものもいっぱいありますからね。特に“551蓬莱の豚まん”を買って帰るのも楽しみの一つでした」女優・松原智恵子さん(77)はふうわりとほほ笑んだ。松原さんが『カムカム〜』で演じたのは荒物屋の女将・赤螺清子。“背筋がピンと伸びた気品あふれる女性”という設定だが、松原さんそのものに思える。「でも、それほど(役に)ピッタリではなかったかもしれません。『そんなにきつう言うたらあきまへんえ!』と、息子をスパスパ叱るシーンもありましたが、私、叱るというのがあまり得意ではないのです」松原さんは’61年に映画デビュー。清純派女優として人気を博してから60年になるが、その可憐なたたずまいは現在も変わらない。今年1月6日には喜寿をむかえたばかりだが、松原さんにとって今年はもう1つ、節目がある。結婚50周年だ。夫はジャーナリストの黒木純一郎さん。実は黒木さんは5月31日に3000号をむかえた『女性自身』の歴史を語るうえで欠かせない人物でもある。’67年5月にスタートした本誌最長寿企画、「シリーズ人間」の1回目から取材に参加。また30年以上にわたって掲載された瀬戸内寂聴さんの法話連載の立ち上げからずっと取材を担当していたのだ。この道60年という大ベテランで、取材方法もユニーク。「その地域の仏教界では知らない者は誰もいないという高僧を取材したときのことでした。お付きの人と部屋に入ってきた高僧に対して、黒木さんは小指を立てながら、『相変わらず遊んでますか!』と、白い歯を見せたんです。横で見ていた私は凍り付くような思いでしたが、高僧は呵々大笑。おかげで取材は、冗談も飛び交うようなかなりリラックスした雰囲気で進みました。高僧とは旧知の間柄で、信頼関係があってこその、あの挨拶だったのでしょうが、黒木さんならではの取材テクニックですね」(同行した編集者)取材現場にも、ジーンズに胸のボタンを3つ開けたシャツというスタイルでひょうひょうと現れた黒木さん。そんな“型破り記者”との出会いと結婚生活について松原さんが語るーー。■周囲が猛反対した週刊誌記者との交際と結婚「純一郎さんと初めて会ったのは取材現場。『週刊現代』の『この人に会いたい』というインタビュー企画でした。私のことをすごく綿密に下調べしてから取材に来ているのだな、と思いました。私が22歳、純一郎さんが26歳。4歳しか年齢はかわりませんが、彼はとても落ち着いた雰囲気で、いろいろなことをよく知っていました。私の周りにはいないタイプの男性だったのです」松原さんは夫のことを“純一郎さん”と呼ぶ。これは交際を始めたころから変わらないという。初対面の取材は’67年12月ごろ。当時、吉永小百合、和泉雅子とともに「日活三人娘」と呼ばれていた松原さん。この年のブロマイド売上げ数は女優部門で1位。いっぽうの黒木さんは7年間在籍していた早稲田大学を中退し、編集プロダクション「早稲田編集企画室」(※現在は早稲田企画)を立ち上げたばかり。松原さんにとって黒木さんは印象に残る男性だったが、それは黒木さんにとっても同じだった。黒木さんは初対面の日のことを懐かしそうに話していた。「取材が終わった後、僕は事務所に戻りましたが、彼女もどこかに用事があったそうで、それぞれの車で走っていたのです。こちらがちょっと前に出ると彼女は抜き返してくる。けっこう気が強いんですよ。僕も運転には自信があったから、抜きつ抜かれつで、だんだんレースみたいになって。面白い女性だな、と思いましたよ」当時、黒木さんは記者活動のほかにも、着物メーカーなどの宣伝にも携わっており、そのポスターに松原さんが起用されるなど、仕事をいっしょにする機会もあった。’69年の出来事について、松原さんはインタビューでこう語っている。《あるコマーシャルの仕事で水着のままシャワーを浴びる場面がありました。そのときは真冬で寒かった。水を浴びながらチラッと彼のほうを見たら、そこに彼の心配そうな顔がありました》(『週刊女性』’72年4月1日号)それ以来、仕事以外でも、グループでプールや海などに行くようになったという2人。’70年夏、神奈川県・真鶴の海での出来事が、松原さんにとって黒木さんとの未来を考えるきっかけになったという。「純一郎さんのグループの1人が海で溺れてしまったんです。波も高くて岩にぶつけられてしまう危険もありました。誰も動けなかったのに、純一郎さんはわが身をかえりみず、海に飛び込んで、その人を助けてくれました」だが人気女優と若き週刊誌記者が結ばれるまでの道のりは険しかった。黒木さんは、松原さんを心配する俳優仲間から、“自分の身のほどを知って、身を引くべき”という電話を受けたこともあるという。周囲だけではなく、松原さんの母・君子さんも猛反対。実家は名古屋市でアパートや旅館、銭湯なども経営しており、君子さんは『女性自身』の取材に対しても、「智恵子は芸能人とは結婚させない。きちんとした実業家を見つけて交際してほしい」と、ハッキリ語っていたほど。収入の安定しない週刊誌記者などは論外だった。「純一郎さんとお付き合いするようになってから、母がお見合い話もたくさん持ってくるようになりましたが写真も見ませんでした。正直、収入のこととか何も考えていなかったですね。結婚は、お金がどうとか、地位がどうとかではなく、“誰とするか”ではないでしょうか。純一郎さんも何度も私の実家に足を運んで、家族の説得にあたってくれました」(松原さん)初対面の取材で松原さんは「27歳までに結婚したい」と語っていた。黒木さんはその願いをかなえてあげたかったのだろうか?2人が京都六角堂で式を挙げたのは’72年9月23日。黒木さんは31歳、松原さんは27歳になっていた。■新婚旅行先のサハラ砂漠で“遭難危機”に!硬質な花弁が重なり合う茶色い薔薇。それが松原さんの宝物だ。「“サハラの薔薇”です。砂の成分が結晶して自然にこんな形になるのだそうです。お土産物店で買ったのですが、町の名前は忘れてしまいました。わが家には飾り棚に7つも飾っているのです。棚で咲いている薔薇たちを見ると、あの旅行のことを思い出します……」松原さんと黒木さんが新婚旅行に旅立ったのは、挙式から4日後の9月27日。イギリスからスタートし、ヨーロッパを巡り、スペインからアフリカ大陸に上陸した後はサハラ砂漠を走破し、またヨーロッパに戻り、トルコへ……。17カ国、2万キロ近くを100日かけて車で走り回ったのだ。ハネムーンというより冒険旅行そのものだった。「私はハワイや韓国ぐらいにしか行ったことがなく、もっと世界を見てみたいと思っていました。純一郎さんがシルクロードに関する本を書くことになっていましたので、その取材旅行に途中まで同行させてもらったのです。途中で車が故障することもあるかもしれません。だから1台にカメラマンと取材クルーが乗り、もう1台は純一郎さんと私とで代わりばんこに運転しました。スペインを走っているときにタイヤがパンクしたら、地元の人たちが『日が昇ってくる方角から来た旅人だ』と、私たちのことを珍しがって、修理を手伝ってくれたのです」どの地域も思い出深いが、いちばん鮮烈に印象に残っているのはサハラ砂漠。「なかなか行けない場所ですからね。サソリもいるし、危ないですから、町から町へ移動するときは、本当に用を足すときぐらいしか車の外に出ません。実際、大雨のために遭難しかかったこともありました」モロッコで起こった事件の顚末は、『女性自身』’73年1月6日・13日合併号にもニュース記事として掲載されている。「夜までに次の町に移動しようとしていたのです。ポツリポツリと雨が降りだして、砂漠に雨なんて珍しいと喜んでいたら、豪雨になって。私がハンドルを握っていたのですが、泥の中で車がズルズル流され始めたので、純一郎さんが、『止めたほうがいい!』と。ライトで照らしてみたら、地図にないはずの川が目の前にありました。慌てて降りて、みんなで車を押して引き返しました。あのまま車を走らせていたら、大変なことになっていたでしょうね。翌日明るくなってから見に行ったら、かなり深い川ができていましたから」危機を脱した一行はアルジェリアに向かった。「検問所に泊めてもらったとき、小さなコンロを持って、外でお料理しました。監視員さんたちもいっしょにごはんを食べたのですが、空を眺めると、本当にきれいで。そう、満天の星でした。こんなふうに……」子供のように両手を大きく上げて、天をあおいだ松原さん。その瞳には、50年前に黒木さんと見上げたサハラ砂漠の星空が映っていたのだろうかーー。【後編】松原智恵子「素敵な世界を見せてくれてありがとう」50年連れ添った夫へ贈るラブレターへ続く
2022年06月02日「最終回の視聴率が19.7%と番組最高視聴率を記録したのも凄かったのですが、当日の午後0時45分からの再放送も11.7%と2桁超えですからね。NHKも深津さんには頭が上がらないんじゃないでしょうか」(芸能事務所関係者)13年ぶり連ドラ出演となるNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で、再び株を上げた深津絵里(49)。今回の朝ドラで“最年長ヒロイン”という肩書きもついた深津だが、意外だったのが、今作が13年ぶりの連続ドラマの出演だったことだ。「やっぱり、50代で今一番上手な女優だと業界の皆が思ったんではないでしょうか。久しぶりだったこともあって、出たときの衝撃がありました。『カムカムエヴリバディ』で同じくヒロインを演じた川栄李奈さんや上白石萌音さんも素晴らしかったのですが、やはり深津さんの演技は経験値と格が違いすぎましたね。ストーリーの骨格となったのも深津さん演じる“るい”の人生を描いたものでしたから、最終的には深津さんの印象が強く残る結果となりました」(スポーツ紙記者)過去には日本アカデミー賞で最優秀主演/助演女優賞のダブル受賞を果たしたこともある深津。今回の朝ドラでは、改めてその演技力の高さを見せつける形となった。その結果、彼女にはいま『カムカム』バブルが到来しているという。「テレビ各局はもちろん、映画や舞台でも深津さんの獲得合戦がすでに勃発しています。その際に、みんなが力を入れているのは脚本です。彼女は作品の大小ではなく、内容をきちんと聞いてから出演するかどうか決めると言われています。実際、朝ドラでも彼女の心を動かしたのはオファーの際に制作陣が書いた手紙でした。今回の朝ドラでは初めて3人でヒロインをやるという構成でしたが、その意義を手紙にしたためて直訴。それが、深津さんの心に響いたそうです。そのため『深津さん獲得のカギは彼女の心を動かす脚本が書けるかどうかだ』というのが、業界にも広まっています。深津さんに合わせた“あて書き”のような脚本を用意している人も少なくないと聞きました」(芸能事務所関係者)深津といえば、現場に台本を持ち込まないことでも有名だ。そうした姿勢も、彼女の現場評価を高めているという。「彼女はすべての準備をしてから来るので、現場でのトラブルもありません。周囲にきつくあたることもないため、誰もが『また共演したい』と思う女優さんですね」(テレビ局関係者)深津の同世代といえば、宮沢りえ(49)、鈴木京香(53)、天海祐希(54)などの実力派が揃っている。そんななかでも、今回の朝ドラの成功で「やはり深津は格が違う!」と混戦から一歩抜け出た形となったようだ。
2022年05月28日上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを演じる、親子三代100年のファミリーストーリー連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。この度、本作の総集編が放送決定した。史上初の3人のヒロインが登場した本作は、ラジオ英語講座とあんこと野球とジャズと時代劇を題材にした、母から娘へとバトンをつなぐ物語。上白石さん演じる安子と松村北斗(SixTONES)演じる稔の物語は大きな話題となり、村上虹郎、甲本雅裕、濱田岳、小野花梨、YOU、世良公則ら豪華キャストたちが演じる魅力的な登場人物たちも注目を集めた。長年すれ違い、互いに心の傷を抱えて生きてきた安子と娘・るいは、様々な登場人物が織りなす縁によって再会を果たし、半年間続いた物語は優しさに包まれて幕を降ろした。今回の総集編では、ヒロインたちそれぞれの物語のハイライトをたっぷりと放送。制作統括は、今回の放送について「本編をただ短くしただけではありません」と言い、「大胆な編集をほどこし、一本の別の作品としても楽しめるくらい初めから紡ぎ直した総集編になっています。ちょっとした驚きの仕掛けもありますし、新たな編集の効果で印象深いあの場面に違う感動を感じるなど、さまざまな工夫が加わりました」とコメントしている。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」総集編安子編・るい編・ひなた編は5月1日(日)13時30分~BS4K、5月4日(水・祝)14時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2022年04月23日「最初、現場に入って深津さんが『(On the)Sunny Side(of the Street)』を歌ってくださったら、もう監督とかも涙して、みんなで泣きながら撮影してるみたいな、感動的な気持ちでした」4月1日の『あさイチ』でこう語ったのは、3代目ヒロイン・ひなたを演じる川栄李奈(27)。8日で朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』が最終回を迎える。「川栄さんが印象的なシーンと語ったのが第90話、恋人・五十嵐(本郷奏多)との別れのショックで寝込んだひなたに、母・るい役の深津絵里さんが『Sunny Side~』を歌ってひなたの名前の由来を明かす場面でした。『カムカム』は女性3代の物語ですが、上白石萌音さん、川栄李奈さんがオーディションで選ばれたのに対し、深津さんはNHKから直々の“ご指名”でした。最終週では再び、深津さんが歌う場面が出てきます。まさにクライマックスのシーンです。やはり“真の主役”は深津さんなんです。明るく気さくな人間性に加え、共演者や監督、スタッフとの意思疎通も率先してやられます。チーフディレクターも、絶えず現場をうならせる彼女の女優魂に『このチームの柱は深津さん』と断言していました」(制作関係者)深津のこだわりは、るいの現在の髪形にも表れていた。「1999年から、るいが短髪にしたのは、深津さん自身が’99年当時、ベリーショートだったから。このころは『彼女たちの時代』や、『天気予報の恋人』『カバチタレ!』と、勢いのあったフジテレビで毎年のように連ドラ主演をしていた時期と重なります。深津さんご本人の発案で、そんな時代背景を今回の役に取り込んだのです」(前出・制作関係者)また、深津には撮影現場での「マイルール」があるという。「現場では台本を読んでいる深津さんを一度も見たことがありません。というのも、深津さんは台本そのものを現場に持ち込むことがないそうです。週初めのリハーサルの段階から、その週の収録の全シーンを頭にたたき込んで臨んでいたと聞きます」(NHK関係者)深津にとって、今回の『カムカム』は’08年のドラマ『CHANGE』(フジテレビ系)以来、13年ぶりの連ドラ出演だった。「初の朝ドラ出演に加え、十数年ぶりの連ドラ撮影だったにもかかわらず、深津さんは終始堂々とされていました。もちろんNGはほとんどありません。もともと台本覚えが得意だと話していた川栄さんですが、尊敬する深津さんが自分の出演シーンと関係のないところまですべて暗記して現場入りしていることを知って『私ももっと頑張らないと!』と心を新たにしたそうです」(前出・NHK関係者)今作で17歳の役から演じた大黒柱・深津の存在が『カムカム』を伝説に変えた――。
2022年04月07日「クランクアップの瞬間、涙が止まらなくなってしまった私を優しく受け止めてくださった、スタッフ皆さんの温かさが心にしみました」3月24日に都内で行われた新ヒロインへのバトンタッチ会見でこう語ったのは、朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』3代目ヒロインの川栄李奈(27)。先週の放送分で、川栄演じるひなたが京都・条映太秦映画村を訪れた米国映画製作チームにガイドする英語は流暢で、視聴者を驚かせていた。NHK関係者は言う。「勉強が苦手でAKB48時代は“おバカキャラ”が定着していた川栄さんでしたが、この撮影のため、約1年前から英語の先生について特訓してきました。今回はさらに関西弁も話さなければならず、『人生26年間でいちばん勉強している!』と言っていました。’19年11月に生まれたお子さんの育児の合間に、お風呂場で台本を覚え、入浴時間が2〜3時間になる日が続いたそうです。それだけにクランクアップでは感極まって、共演者だけでなく、律義にスタッフ一人ひとりに泣きながら挨拶して回っていました」彼女が涙もろいのは関係者の間では有名な話のようで……。「女優業に転身してまもなく、仕事で悔しい思いをした帰りの車で涙を流していたそうです。実力不足を痛感して、女優業の壁の高さを知り、演技の引出しを増やすべく一層精進するようになったといいます」(制作関係者)『カムカム〜』の共演者・本郷奏多(31)も彼女の“涙腺”に驚いていた一人だ。「弱音を吐いたひなたへ『毎日顔見せろ。寂しいだろ、バカ』と本郷さんが抱きしめるシーンで、川栄さんが見せた涙は実は台本にはないアドリブでした。脚本の素晴らしさに加えて、“子どもが生まれてから涙腺がゆるくなった”そうなんです」(前出・制作関係者)川栄の“秒泣き”演技には、母・るいを演じる2代目ヒロイン・深津絵里(49)も一目置いていたと前出のNHK関係者は続ける。「川栄さんはもともと深津さんの大ファンで、初の共演シーンでは緊張でパニック寸前に。深津さんも最初は『今のやりづらかったよね』『こっちのほうが動きやすくなるよね』と気遣っていました。ですが、撮影が進むにつれ深まる川栄さんの喜怒哀楽の演技に、深津さんも感心していました」当の川栄は最近のインタビューでこう語っている。《ふだんは私、わりと静かなほうで、あんまり感情を出さないタイプの人間なので、いろんな役で感情表現をするのがすごく楽しいんです》(『週刊朝日』3月25日号)感情スイッチが入った川栄の女優魂が『カムカム〜』終盤戦をさらに盛り上げそうだ。
2022年04月01日NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』は、上白石萌音(24)、深津絵里(49)、川栄李奈(27)と、第1部から第3部でヒロインがそれぞれ異なる。それは朝ドラ史上初の試みだ。現在放送中の第3部京都編で、荒物屋「あかにし」の店主・赤螺吉右衛門を演じているのは堀部圭亮(55)。吉右衛門は、店の壁に「買わぬなら帰らせるのが吉右衛門」という標語を貼るほどのケチな性格から「けちえもん」と呼ばれる個性的なキャラクター。堀部は『カムカム』第1部の岡山編では、吉右衛門の父である吉兵衛を演じていた。そんなヒロイン全員とともに登場している堀部に、3人の印象を聞いてみた。「安子役の上白石萌音さんは、若いけれど堂々と現場の真ん中にいらっしゃる感じ。現場では年上のこちらが気遣いすべきところを、『昨日、京都に入られたんですか?』と、声をかけてくれて。安子は、夫と家族を戦争で失い、1人で幼い娘を育てる芯の強い女性。いざ本番に入ると、上白石さんにもそんな芯の強さを感じました」(堀部・以下同)るい役の深津絵里は、「頼れる座長で、安心感がある」という。「撮影では深津さんが実際に回転焼きを焼いていますが、生地を鉄板に流し込む所作一つとっても、こぼすのを見たことがない。餡もきっちり均等に入れていて、本当に板についてます。ものすごく練習されたんだと思います。そして、この回転焼きが抜群においしい!吉右衛門の台詞に『なつかしい味』とありましたが、本当にそう思えるんです。母と別れ、心に傷を抱えたるいが、ちゃんと強いお母ちゃんになっていますよね。ジョー(大月錠一郎=オダギリジョー)がなかなか働かないせいもあるでしょうけど(笑)」ひなた役の川栄李奈は、“昭和の現代っ子”がピッタリハマっているのだとか。「ひなたは活発で明るい関西の女のコ。川栄さんも元気いっぱいの人で、オフの時間には子役さんたちと遊んであげる姿が印象的です。子どもとの接し方に慣れている様子で、母性ある優しさというか、柔らかさがあって、ひなたの役柄とのギャップに驚きましたね。ヒロインを演じる3人にはみなさん共通して、覚悟をもって作品の真ん中にいるというオーラのようなものがあるんです。朝ドラの主役を張るというのは、そういうものなのかもしれません」■自分の人生を含めた100年を考えさせられた『カムカムエヴリバディ』も最終回(4月8日)まで1カ月と少し。先週の放送では、行方不明になっていた安子の兄・算太(濱田岳)らしき謎の振付師も登場した。「この物語は、算太が『あかにし』からラジオを盗むところから始まっていますからね。これから、いろいろな伏線が驚くほどピッカピカに回収されていきますよ!」堀部にとっては、昨年京都で迎えたクランクイン当日が、55歳の誕生日でもあった。「このドラマの世界にいると、ふと『あっ、いまの僕自身も、ファミリーヒストリーの一部を生きているんだ』と、考えさせられることがあるんです。コロナ禍でなかなか会えない母にも電話しましたし、子どもにも、『自分の前にも後ろにも人がいる。その人たちと自分の人生を含めた“100年”を考えてみたら?君の人生にも、多くの人が関わってくれているんだよ』と話しました」『カムカムエヴリバディ』は携わる期間が長かったこともあり、自身にとって特別な作品になったという。「視聴者のみなさんも、自分のファミリーヒストリーに思いを巡らせつつ、物語を最後まで見守っていただけたらうれしいです」
2022年03月03日最終話まであと約1カ月となった朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)。最終章のヒロインである川栄李奈(27)演じるひなたが登場し、佳境を迎えている本作だが、舞台裏では2代目ヒロインのるいを演じた深津絵里(49)が“異例の決断”を下していたという。「ここ数年、朝ドラの歴代ヒロインは、生放送の情報番組『あさイチ』と『土曜スタジオパーク』(ともにNHK)に出演して番宣を行うのが慣例です。第1章のヒロインを演じた上白石萌音さん(24)は昨年ともに出演し、川栄さんも今後、出る予定だそうです。ただ、深津さんはるい編放送中にどちらも出演することはなく、このあとも出る予定はないと聞いています」(NHK関係者)深津の“番宣控え”はほかの場面でも徹底していた。「ドラマの公式HPでは上白石さんと川栄さんがそれぞれのパートについて語るインタビュー動画が公開されています。しかし、深津さんの動画はなく、ナレーションを務める城田優さん(36)が代わりにるい編の見どころについて語っていました」(前出・NHK関係者)朝ドラヒロインの“お約束”を踏襲しない深津だが、その背景には深津の女優業への“ポリシー”があると、古くから付き合いのあるテレビ局関係者は言う。「かねて深津さんには“自分の仕事は現場で演技をすること”という矜持があるといいます。近年、上白石さんは歌手、二階堂ふみさん(27)は紅白の司会を務めるなど、マルチに活躍する朝ドラヒロインが多い。そんななか、これまで“女優一筋”だった深津さんは、今回の朝ドラでも信念を曲げることなく、るいを演じることに専念しているのだと思います」生放送ということも影響していると、テレビ局関係者は続ける。「過去に番宣として『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演するなど深津さんもまったく番宣をしないということではありません。ただ、生放送の情報番組だと、プライベートの話も聞かれてしまうので、“るい”を楽しみにしている視聴者に余計な先入観を与えたくないのでしょう」深津はかつて女優業についてのこだわりをこう語っている。《“こういう人”みたいなものを自分で作ってしまうのはつまらないと思っています。(中略)“何もない”“何者でもない”ことが、自分の中ですごく心地良いのかもしれないですね》(『SWITCH』 ’08年6月号)るいが多くの人の心を打った背景には深津の変わらぬ“透明感”があった。
2022年03月03日「今回の朝ドラで、脚本家の藤本有紀さん自ら出演を熱望した数少ない役者さんが深津さんとオダギリさんだといいます。それだけに撮影現場での2人も息ぴったりで、スタッフも思わず演技に見とれてしまうことが少なくないそうです」(テレビ局関係者)毎朝、お茶の間を沸かせている深津絵里(49)とオダギリジョー(45)。放送中の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)で夫婦役を演じている2人だが、実はともに朝ドラ出演は今作が初。出演に際して、それぞれこんな”本音”をコメントしている。「なんでもっと冷静に考えなかったんだろう。改めて藤本さんが描くキャラクターやストーリーに『とんでもないものを引き受けてしまった』と今さらドキドキする毎日です」(深津)「正直なことを言うと、“朝ドラ”はあまり見たことがなかったんですよ。自分との距離が遠いものだったので、お引き受けするかどうかすごく悩みました。やっぱり“朝ドラ”って朝の顔でもあり、NHKを代表する作品の一つですもんね」(オダギリ)どこか迷いを抱えながらも出演を決断した深津とオダギリ。2人には出演をあと押しした大切なものがあるようで――。「深津さんは06年夏に熱愛が報じられた売れっ子スタイリストの白山春久さん(52)との交際を継続中。深津さんがメディアに出演する際のスタイリングはほとんど白山さんが手掛けており、『カムカム』でも深津さん演じるるいの専属スタイリストとして正式にクレジットされています。恋人としてだけでなく仕事相手としても信頼している白山さんがスタッフとしてすぐそばにいることで、深津さんとしても安心して撮影に臨めているそうです。また、オダギリさんが出演を決めた理由として、藤本さんのご指名に加えて出演パートが故郷である岡山県を舞台にしていることも大きかったといいます。オダギリさんは郷土愛が強く、かねて恩返しする機会を探していたといいますから、“出演することで岡山に貢献できるなら”という思いもあったそうです」(NHK関係者)深津演じるるいとオダギリ演じる錠一郎の物語が本格的に動き出してから、4週連続で視聴率が番組最高を更新し続けるなど、ドラマに大きく貢献する2人だが、SNSのアカウントを持たず、私生活をほとんど明かさないことでも知られている。そんな2人の貴重な“プライベート”を本誌はこれまで何度か目撃している。熱愛が報じられた翌年の07年2月、深津の自宅から仕事に向かう白山氏の姿を目撃。また、15年1月には少しぽっちゃりとした白山氏を連れて仲良くウォーキングデートを楽しむなど、順調に交際を続けているようだ。いっぽうオダギリは07年12月に女優の香椎由宇(34)と結婚を発表。クールな印象のオダギリだが、プライベートでは子煩悩な二児のパパ。さらに共演者やスタッフをもてなすことでも知られている。18年5月上旬、主演ドラマ『イアリー見えない顔』(WOWOW)の打ち上げに出席したオダギリを目撃。終始ご機嫌で、泥酔した末に「みんなハッピーでいこうよ~♪」と語っていたという。また、20年1月には初めて監督を務めた映画『ある船頭の話』の関係者を招いた新年会を開催。ホストとして、出席者の話に耳を傾け、常に気遣っていたオダギリ。また出席していた地元の親友である次長課長の河本準一(46)が会費を払おうとすると、頑として受け取らない姿も印象的だった。るいと錠一郎の娘である川栄李奈(26)演じる3代目ヒロイン・ひなたが登場した朝ドラ。深津とオダギリのパワーも手伝って、視聴率20%超えも夢じゃないかも?
2022年02月11日「18歳少女の役と、3代目ヒロイン・川栄李奈さん(26)演じる高校3年生の娘を持つ母親役をともに自然に演じられるのは、深津さんしかいないーー。NHKが“史上最年長ヒロイン”となる深津さんを指名した理由はそこにありました」(制作関係者)祖母、母、娘の3世代を描く連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)2代目ヒロイン・るい役の深津絵里(49)。今週から娘・ひなたを川栄が演じる。竹村クリーニング店の店主夫妻を演じた村田雄浩(61)と濱田マリ(53)は本誌前号のインタビューで深津の演技力と変わらぬ美を絶賛していた。「るいの存在、佇まいが美しいしいとしい……」(村田)「朝イチ、深津さんは気配を消しているんですけど、輝きが隠せなくて光り輝いてて」(濱田)そんな深津には朝食のルーティンがあるという。「深津さんは十数年前から朝食にはきな粉と黒ごま入りのヨーグルトを取るようにして、寒い時期は温めていると聞いています」と、美容関係者。ダイエットコーチの高山すみ江さんも太鼓判だ。「朝食に黒ごまきな粉ヨーグルトは、タンパク質が豊富で腸内環境を整えます。温めることで腸内が温まって血流がよくなり、代謝も上がり一石二鳥です」1月31日には最高視聴率をさらに更新して18.6%を記録した。その日の放送分では、るいが産んだ娘・ひなたが時代劇好きな10歳の少女に一瞬のうちに成長する。その撮影現場では“ハプニング”があったと番組関係者は言う。「小学4年生のひなた役を演じたのは、音楽ユニット『Foorin』でも活躍した新津ちせさんです。新津さんは両親役の深津さんとオダギリジョーさんに突然『るいは、働かない錠一郎とよく離婚しないですね?』と聞いたそうです。オダギリさんが『本当だよね』と苦笑いして、深津さんに尋ねたら、キッパリと『捨てられないでしょう!』と。出演者・スタッフ一同から笑みがこぼれました」トランペット奏者だった錠一郎だが、結婚直前に吹けなくなる奇病を患い、仕事も家事も10年以上るいにお任せに。深津はそんな錠一郎への“女心”を明かしたのだ。前出・制作関係者が語る。「深津さんがプライベートで15年ほど前から交際しているのはスタイリストの白山春久さん(52)で、今回の朝ドラでも深津さんを担当しているのです。現場の人たちも2人が長年のパートナーだと知っているので、どこかダブって聞こえた面もあったと思います。錠一郎と違って白山さんは働き者ですけどね(笑)」3代目・川栄の参入で、朝ドラはさらに盛り上がりそうだ。
2022年02月09日《村田雄浩さんと濱田マリさんのお二人が、(一部略)言葉ではなく、私たちはここにいるから大丈夫だよっていう空気を作ってくださいました。一気にお二人との関係をつくれたような、みんなで手を取り合えた気がして、とても大事なシーンだったなと思います》深津絵里(49)がヒロイン・るいを演じるNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』が1月25日に番組最高となる視聴率18・5%を記録した。そんな深津が深い感謝の意を示したのが、岡山から単身で大阪に出てきたるいを親のように温かく見守り支えた竹村クリーニング店の夫妻役を演じた村田雄浩(61)と濱田マリ(53)だ。実は今回の朝ドラで、深津の最初の撮影シーンだったという。竹村平助&和子夫妻を演じた2人が本誌で、撮影の思い出を語り合ってくれた。村田雄浩(以下村田):初日の撮影で岡山編から一気に『大阪やで〜』とドラマの色を変えてくれた深津さんと濱田さんに逆に感謝しています。僕はそれに乗っかって、おどおどしてただけなんで(笑)。濱田マリ(以下濱田):つらかった岡山編から、うれしいアクシデントで大阪の私たちと出会う勢いを台本から感じ取りまして。「これは私の出番じゃ〜大阪のおばさん出動!」と始めました(笑)。子どものいない竹村夫妻の根本にあるのが「るいちゃんLove」&「るいちゃんファースト」なんです。村田:そう、われわれ夫婦は人を見る目はあるんですよ(笑)。そこにこんなかわいいいい子が来てくれた。生きたいように生きて、幸せになってほしいとわれわれは願っていて、何があっても見守っているんです。濱田:私たちにとって今作は、令和の『竹取物語』。るいちゃんはかぐや姫なんですよね。「おじいさん!こんなに美しい子が私たちのところにきてくれた。でも泣いてる、どうしましょう?」と。過去のことを探り出す野暮なことはしないし、適度な距離はとる。そして何があっても受け止める。村田:そうそう。僕は、深津さんとるいちゃんがオーバーラップしているんです。芝居もうまいしかわいい深津さんだけど、メークをして衣装を着て本番に近づくにつれ、もうるいちゃんになっている。とても素敵で尊敬しています。濱田:スタジオに入ると、村田さんがいつもクリーニングのアイロンがけの練習をされていました。実は私の実家もクリーニング屋で、祖母が和子と同じように、赤い糸で名前を刺しゅうしていたんです。村田:僕もアイロンが好きになって。家族の服のアイロンがけするようになりましたね(笑)。■「深津さんと芝居以外で話すのはおこがましい」(濱田)濱田:撮影に入る前、私はまず深津さんの姿を探すんです。朝イチ、深津さんは気配を消しているんですけど、輝きが隠せなくて光り輝いてて。「おはようございます」と、朝の挨拶はするんですが、もうときめいてます(笑)。その愛があふれて我慢できなくなると、コソッと村田さんに「あの新しい衣装かわいいな」「あのマフラーの巻き方、ヤバない?」と言いに行くんです。村田:(うなずいて)あの、お鍋持ってジョー(オダギリジョー)に会うときのマフラー姿、やばかったな〜(笑)。るいの存在、佇まいが美しいしいとしい……。濱田:そう。泣いているるいちゃんを「よしよし」する場面があったんですけど、本当ならギュッと抱きしめたい。でも、何か違うな〜と思って。親のように接してくれているけど、やはり距離はあって。本当に“かぐや姫”なんです。すごく大好きだけど、お芝居以外で深津さんとお話しするのは、おこがましい感じがして無理なんです。村田:わかる。僕も、深津さんは芝居以外の交流がなくても、存在してくれるだけでいい存在。以前なら皆で食事したりなどがありましたが、このコロナ禍、本番を全力で楽しもうという気持ちがあふれているこの素晴らしい現場で十分。濱田:私も、るいと和子のままでいたい。そんな大切な存在です。村田:最終的には大きな月(大月錠一郎)に、“かぐや姫”はお返ししたわけだからね、僕たちは。るい=深津さんへの愛が止まらない2人の思い出に残る場面とは。村田:僕はジョー君には申し訳ないけど(苦笑)るいちゃんが片桐(風間俊介)に初デートに誘われた場面。僕らと町内会長の笑福亭笑瓶さんが耳をダンボにして3人同時にコップの水を飲んで……。濱田:そうそう。私もそこ好き。村田:コップを置くのもあうんの呼吸で同時で。るいちゃんを見守る僕たちと常連さんの優しく温かい気持ちが見えた気がして大好き。■「プロポーズの場面、どこで正座するか話し合いを」(村田)視聴者が涙ぐんだのが、錠一郎が竹村夫妻に「サッチモちゃんを僕にください」とプロポーズしたシーン。戸惑うるいに竹村夫妻は“温かい親心”で、るいの幸せへと背中を押した名場面だ。村田:『いつまでもおられても困るわ』と切り出した和子さんの言葉を要約すると「私たちは、あなた(るい)が通り過ぎていく1つのオアシスでいいんだよと。自由に好きに、私たちから巣立っていってね」なんです。このせりふに僕は、感情がグワ〜ッと来てしまった。濱田:そう言わないと私たちに恩を感じて、るいがためらってしまうから。和子が優しく突き放し、平助さんにバシッときめてもらう。村田:ジョー君が正座して「僕にください」と言う場所は話し合いました。部屋の畳ではないし、土間に座ると土下座になり意味が違う。そこで畳から店の土間に下りる縁側のような狭い所しかないねとなって。平助もジョーと同じで、そこそこ大きな男2人が狭いところに正座して「娘をよろしく」と応じることにしたんです。濱田:みんながみんなを思い合う気持ちがあふれていましたね。るいちゃんのことが大好きやし、るいちゃんを好きでいてくれる大月君のことも好きやし。寂しいけど幸せなシーンでした。村田:結婚して京都へ旅立ったるいには、つらいことがあったら戻っておいで、部屋はそのままにしておくからと伝えたい。そして深津さんには、ほかの作品でもいいお芝居をされて賞を受賞されても、これから“父”としてずっと見守っていきたいです。ネット上では《竹村夫妻ロス》と惜しまれるほど大阪編を彩ったお2人。再出演を期待したい!
2022年02月04日・この組み合わせだけで泣ける。・まさに今、失われがちな大切なものを描いた作品。・感慨深い。涙が出た。俳優の深津絵里さんが出演している、1本のテレビCMが話題になっています。深津絵里出演『JR東海』のCMが話題にネット上で話題になっているのは、JR東海が2022年1月16日から放映を開始したテレビCMです。JR東海は1988年にも、『クリスマス・エクスプレス』のテレビCMに深津さんを起用。『会うのが、いちばん。』というキャッチコピーで展開されたテレビCMは、多くの世代の心をつかみ、人気を博しました。あれから33年。ふたたび深津さんを起用し制作されたテレビCMのキャッチフレーズは…。会うって、特別だったんだ。同CMは、コロナ禍で奮闘するビジネスパーソンの出張を描いた作品です。『会いたいのに会えない』というもどかしさを日々経験する中で、「会うことの価値をもう一度見つめ直したい」という、JR東海の想いが詰まっています。心を動かすラストに、あなたもきっと目が離せなくなるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年01月19日「第43回ぴあフィルムフェスティバル in 京都」が1月16日(日)まで京都文化博物館にて現在開催中だ。この中でいよいよ1月15日(土)に「森田芳光70祭」が行われる。「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は、1977年にスタートした映画祭。メインプログラムは、第1回より続く自主映画のコンペティション「PFFアワード」。入選者の中から、これまでに森田芳光、黒沢清、園子温、塚本晋也、佐藤信介、李相日、荻上直子、石井裕也監督など160名を超えるプロの映画監督を輩出し、新しい才能が集う場所として広く認知されるようになった。今回で43回を数える「ぴあフィルムフェスティバル」は、2021年9月の東京開催に続き、4年ぶりの京都主催開催が実現。開催は1月8日(土)~16 日(日)、11 日(火)の休館を挟んで8日間。会場は、京都が育んできた歴史と文化を継承し、映画発祥の地として新たな人材を発掘する場を提供する京都文化博物館のフィルムシアターで関西初上陸、未配信作含む23監督49作品が届けられる。森田芳光監督は今回上映される『ライブイン茅ヶ崎』で 1978年の「第2回PFF」で入選後、『の・ようなもの』で鮮烈にデビュー。没後10年となる昨年から各地で開催中の「森田芳光70祭」が、第43回PFF東京開催に続き1月15日(土)に京都でも実施される。前述の『ライブイン茅ヶ崎』や『の・ようなもの』に加え、『(ハル)』の3作品を上映し、プロデューサーであり公私に渡るパートナーの三沢和子がトークゲストとして登壇。さらに、追加ゲストとして、『ライブイン茅ヶ崎』『の・ようなもの』の上映後トークに、森田監督の熱狂的ファンであるライムスター宇多丸が登場することも急遽決定した。上映作品の中でも注目は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のヒロイン役で話題となっている深津絵里主演の映画『(ハル)』。パソコンやメールを題材にした本作は、後に大ヒットしたハリウッド映画『ユー・ガット・メール』(1998年)より3年近く早く公開されたことでも話題となった。透明感溢れる美しさと確かな演技力でみせる深津絵里さんの記念すべき映画初主演作品、ぜひこの機会にスクリーンで鑑賞してほしい。■企画情報第43回PFF in 京都「森田芳光70祭」1月15日(土)11:00~『ライブイン茅ヶ崎』監督:森田芳光1978年 / 85 分 / カラー出演:青木真巳、石井保、三沢信子茅ヶ崎で生まれ育った湘南ボーイ達の飾り気のないリアルな日常が、独特のリズミカルな構成で綴られる、瑞々しい青春映画。森田監督の最後の 8mm 映画であり、商業映画へのステップとなった記念碑的作品。1月15日(土)14:00~『の・ようなもの』監督:森田芳光1981年 / 104分 / カラー出演:秋吉久美子、伊藤克信、尾藤イサオ古典落語の修業に励む二ツ目の落語家の恋と青春を描いた、森田監督の鮮烈な劇場映画デビュー作。35mm 長編映画を自主制作するという、まさかの挑戦に話題沸騰。軽快でスタイリッシュ、そして愛らしい夢の映画だ。1月15日(土)17:00~『(ハル)』監督:森田芳光1996年 / 118分 / カラー出演:深津絵里、内野聖陽、戸田菜穂パソコン通信によって見知らぬ男女が出会い、恋が生まれるまでを描いたラブストーリー。96年当時、まだ一般化していない「メール」を世界で初めて取り入れた。メール特有の距離感や心の繋がりが、今だからこそより鮮明に伝わる。
2022年01月12日「深津さんが本格登場した12月23日放送回の視聴率は番組最高の17.9%を記録。その後も好調を維持し続けています」(芸能関係者)放送中の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)で雉真るいを好演中の深津絵里(48)。3人のヒロインが登場する本作で、るいは第2章「大阪編」の主人公。30年以上のキャリアを誇る深津だが、るいは彼女にとってかつてない難役のようだ。「深津さんはるいが18歳のときから演じています。実年齢と30歳も離れているだけでなく、るいは上白石萌音さん(23)演じる母・安子を捨てるという朝ドラらしい明るいヒロインではありません。また上白石さんと川栄李奈さん(26)はオーディションで選ばれましたが、深津さんは局側からのオファーで出演が決まりました。それだけに寝る間も惜しんで役作りに励んでいるといいます」(テレビ局関係者)昨年晩秋、夜遅くに朝ドラを撮影している大阪のスタジオから府内の賃貸マンションに帰宅する深津の姿を本誌も目撃している。全身全霊をかけ、るいを演じる深津。そんな彼女を公私ともに支える心強い味方がいるという。恋人のスタイリスト・白山春久氏(52)だ。「06年7月に写真週刊誌で交際が報じられました。今も関係は順調に続いており事実婚状態です。白山さんは深津さんがメディアに出演する際にはスタイリングを担当。『カムカム~』にも深津さん専属のスタイリストとして名前がクレジットされています。大阪での撮影にも白山さんが同行し、深津さんを支えていたといいます」(前出・テレビ局関係者)白山氏が深津のスタイリングを手掛けた昨年10月発行の雑誌で、彼女はこう語っていた。《太めのパンツや大きめなジャケットは、背の低い私には難しいと思っていましたけど、不思議と着るだけでちゃんと形になる。すごく取り入れやすいと思いました》(『LEE DAYS』vol.2)固い絆で結ばれた2人。白山氏は、15年にわたって深津が苦しいときも共闘し続けてきた。「深津さんは15年に書道家だった母親を66歳で亡くし、早すぎる死に相当なショックを受けていたそうです。そんなときも白山さんは深津さんに寄り添い、サポートし続けていたといいます。『カムカム』は深津さんにとって13年ぶりの連ドラですが、白山さんがいることで常に安心して撮影に臨めていたそうです」(前出・テレビ局関係者)15年恋人とともに、深津の女優人生の“第2章”が始まるーー。
2022年01月05日上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務める、現在放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。この度、朝ドラ初出演となる佐々木希と、風間俊介が出演することが分かった。本作は、ラジオ英語講座と共に歩んだ3人のヒロイン、安子(上白石さん)、安子の娘・るい(深津さん)、るいの娘・ひなた(川栄さん)が紡ぐ、100年のファミリーストーリー。12月23日からは、2代目ヒロインである深津さん演じるるいの大阪編がスタートしたばかり。岡山を出て、大阪で暮らし始めたるいは、個性豊かな温かい人々と出会いながら、成長していく。今回出演が発表された2名が演じるのは、そんな大阪編にて、展開に大きな影響を与える人物。佐々木さんが演じるのは、芸能事務所の社長令嬢・笹川奈々。コンテストでトミーとジョーのトランペットに興味をもつ役どころ。「勘違いされやすく鼻につくタイプに見えるかもしれませんが、その心の奥には優しさが隠れており、すてきな女性だなと思いました」と役柄について語った佐々木さんは、「大阪編は、とても人間味のある物語になっているので、ぜひご覧いただきたいです」とメッセージを寄せている。また、風間さんが演じるのは、るいが働いているクリーニング店に時々来るお客さんで、弁護士の卵・片桐春彦。ある出来事をきっかけに、るいとの距離が縮まる。朝ドラについて「自分を育ててくれた恩師」と語る風間さんは、「再び出演させて頂くのは、母校に帰るような思いです。 作品は変われど、温かな現場の空気感はそのままで、優しさに包まれながら幸せに撮影することが出来ました」とふり返っている。なお、年末の放送は28日(火)まで。29日(水)には、安子編の物語をまとめた総集編を放送。そして年始は、1月3日(月)から放送が始まる。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は毎週月~土曜日8時~総合ほかにて放送。※土曜日は1週間をふり返り(cinemacafe.net)
2021年12月24日「待ち時間に一緒にお菓子を食べるなどして、ほかの若手女優さんたちとはすでに打ち解けているようですね。ご本人も『娘みたいでかわいいの』と楽しそうでしたよ」(映像制作関係者)『カムカムエヴリバディ』で2代目の朝ドラヒロイン・るい役を務める深津絵里(48)。史上“最年長”でヒロインに抜擢された彼女は、13年ぶりに連ドラに出演する。「ほかの2人のヒロインは3,061人の応募者からオーディションで選ばれましたが、深津さんにはNHKから直接オファーがありました。今作の脚本家の描く世界観に心を打たれて快諾したと聞いています。大役である朝ドラヒロインを務めるにあたり、最近はメディアの出演がほとんどなかったため『私、世間から忘れられてる?』と冗談交じりに言って周りを笑わせていました」(前出・映像制作関係者)深津が近年、出演を控えていたのは、家庭の事情があったのではないかとテレビ局関係者。「有名な書道家であったお母さまの深津諭美子さん(享年66)が、肺がんで亡くなったのが’15年のことです。深津さんは母の死がよほどショックだったのでしょうか……。その後、仕事を減らしています。’16年以降の出演は、映画2作品と、単発ドラマ1作品だけです」深津と諭美子さんは強い絆で結ばれていたという。「深津さんが中学生のとき、お母さまに“芸能界に入りたい”と言うと反対されたそうです。芸能界で活躍する難しさを知っていたからこそでしょう。それでも最後には『絶対に天狗にならないのなら』と理解を示し応援してくれたそうです。表現者の先輩として道を示し続けてくれたお母さまを、深津さんは心から尊敬していたんです」(前出・テレビ局関係者)そんな実母の死から七回忌を迎えた今年、深津は3世代の親子を描いた朝ドラで、母親も演じることになる役を決意したのだ。「深津さんはいままで母親について語ることはほとんどありませんでした。仕事で関わる人たちも、自然とそういった話題は避けるようにしていました。ただ、時間がたつにつれて深津さんは、徐々に母の死とも向き合うことができたようです。少し前、食事の話題になった際『自炊派です。母から教わった和食などをいまでも作っていますよ』と自ら明かしていましたね」(前出・映像制作関係者)今回の朝ドラ出演について、心理カウンセラーの横山真香さんはこう分析する。「七回忌も終え、母の死について深津さんのなかである程度の区切りがついたからこそ、今回の役に挑戦したいという思いが芽生えたのかもしれません。母親の役を演じていく過程で、深津さんは娘を思う母の気持ちを追体験することになると思います。ドラマを通して母と向き合い、『お母さん、あのときこういう気持ちだったのか』という気づきや、心情が腑に落ちるという瞬間がいくつもあり、さらに母親のことを理解できるはずです」女優業に本格復帰した深津。どんな母親役を見せてくれるだろうかーー。
2021年11月04日11月より放送開始される連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」より、メインビジュアルが公開された。連続テレビ小説105作目となる本作は、昭和・平成・令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く物語。公開されたメインビジュアルでは史上初となる3人のヒロイン、上白石萌音演じる最初のヒロイン・安子、深津絵里が演じる安子の娘で2代目ヒロインるい、川栄李奈が演じるるいの娘で3代目ヒロインひなたが、笑顔で一緒に写っている。「家族の木」をテーマに、親子3世代の時を超えた家族写真をイメージして制作された。アートディレクター・服部一成は「母娘三代のヒロインが同じ年頃になって集まった、架空の家族写真を撮りたいと思いました。自分が子どもの頃、木登りは家族写真の定番でした。家系図を familytree とも言うし、木は家族の年月を暗示できるのではないかと考えました」と今回の経緯を語り、そして「撮影当日は悪天候の予報でしたがわずかな時間、晴れました。上白石さん、深津さん、川栄さん、みなさん軽々と登って、見事に安子、るい、ひなたを演じてくれました」と撮影をふり返っている。また、写真家の新津保建秀は「ドラマの収録開始を経て迎えた今回のポスター撮影では、目の前の現実の風景のなかにヒロインたちが自然に舞い降り、物語がありありと立ち上がってきた瞬間を撮ることを心がけました。このポスターから、このときの感動が少しでも伝わったらうれしいです」とコメントし、コピーライター・国井美果は「100年も前からの話ですが、彼女たちが生きているのは紛れもなく『今』なんです。だからテレビの中にいる人、テレビの前にいる人、両側で今を生きる『私たち』の合言葉を、メッセージにしました」と話している。2021年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は11月1日より毎週月~土曜日8時~NHK総合、月~土曜日7時30分~BSプレミアム・BS4Kにて放送。※土曜日は1週間をふり返る(cinemacafe.net)
2021年10月07日上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務める連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。この度、オダギリジョー、市川実日子、早乙女太一、村田雄浩、濱田マリ、近藤芳正、笑福亭笑瓶といった7名の新たな出演者が発表された。本作は、ラジオ英語講座と共に歩んだ3人のヒロインが紡ぐ100年のファミリーストーリー。深津さんが演じるのは、初代ヒロイン・安子(上白石萌音)の娘として生まれた2代目ヒロイン・るい。彼女の物語は、昭和37年の大阪からスタート。“自分らしく自由に生きていきたい“と願い、岡山を飛び出し大阪の街へ。そこでジャズに出会い、個性あふれる面々との出会いの中で新しい物語がスタートする。今回連続テレビ小説初出演となるオダギリさんは、るいが働くクリーニング店に客として訪れる謎の男、大月錠一郎(通称:ジョー)を演じる。いつもシャツには同じ汚れをつけ、背広から下着まで大量の洗濯物を置いていく錠一郎。彼のつかみどころのない言動や行動が、るいを戸惑わせ、やがてるいの運命を動かしていく人物となる。オダギリさんは「期待以上のお返しができるよう、全力を尽くすつもりです」と意気込みを語っている。そんな錠一郎に惚れており、るいに対して敵対心むき出しで迫ってくる女子大生ベリー(通称)役を市川さん。るいにちょっかいをかけてくるミュージシャンのトミー(通称)を、連続テレビ小説初出演の早乙女さんが演じる。市川さんは「個人的に憧れている時代でもあるので、その空気感の中に入れることがとても楽しみ」と期待し、早乙女さんは「ミュージシャンの役どころなので、既に楽器の稽古に苦戦しておりますが、なんとか頑張りたいと思っています」と現状を明かす。さらに、ひょんなことからるいを店に迎える「竹村クリーニング店」の店主・竹村平助役の村田さんは「我々夫婦が…物語のオアシスの様な存在になれたらいいな」と言い、平助の妻・和子役の濱田さんは「るいちゃんを温かく見守る竹村夫妻を、大好きな村田雄浩さんとともに明るく楽しく演じたいと思います」と語る。錠一郎を知るジャズ喫茶の支配人兼バーテンダー・木暮洋輔役の近藤さんは「でしゃばることなく控えめにジャズ喫茶のマスターを演じられれば!出ているかどうかわからないような、存在になれれば最高です!」と語っている。竹村クリーニング店の近所にある映画館の館主で町内会長の西山太を演じる笑瓶さんも連続テレビ小説初出演。「久々のドラマなので、迷惑をかけないようにしたいと思います」とコメントしている。そんな豪華キャストの発表に深津さんは「楽しみで、楽しみで、楽しみで。待ちきれません」と喜び、「大変な時代の中育ててくれた母のこと、ずっと見守ってくれた岡山のみんなの思いを胸に藤本さんの素晴らしい脚本をきちんとお届けできるよう、一生懸命務めさせていただきます」と改めて意気込んだ。2021年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は月~土曜日8時~NHK総合、月~土曜日7時30分~BSプレミアム・BS4Kにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年07月15日