大阪・新歌舞伎座、東京・明治座で主演する前川清と藤山直美が法善寺での成功祈願法要後に合同取材に応じた。過去様々な作品で名共演を重ねるふたり。「いつもお客さんに聞かれるんです『今度はいつふたりでやりはるの?』って。共演すると評判をいただくので嬉しいですね」と藤山。今回は人情芝居と歌謡ショーの豪華2本立てでお届けする。「前川清・藤山直美公演」チケット情報第一部『恋の法善寺横丁』で、前川は救世主のごとく現れた腕利きの板前 徳三を演じ、藤山は父の遺志を継ぎ、小料理屋の女将として店の再建に奔走する辰子を演じる。前川は「のめり込んで読める台本というのが嬉しいですね。直美さんと僕とそれぞれの役の立場が分かって、その通り稽古でやってみると、今度はそこには大阪の皆さんもいて。やっぱりいいな」と久々の舞台の感触をしみじみ語る。料理人役は初めてという前川に藤山は「『風流深川唄』という小料理屋の娘と花板の恋仲を描いた芝居があるんです。観てるとね、板前を演じるには新鮮なお造りを切ってるように見えるかどうかが難しい。人によっては半分生臭そうに見えたりね。やっぱりその方が持っている人間性、清潔感やと思うんですよ。前川さんは板場に立っても新鮮な鯛を切ってるように見える」と太鼓判を押す。ご褒美みたいな大人の恋模様を描いた本作は、仕事や育児など、長年自分の“役目”を務めてきた人々の癒しにも繋がるはず。「何かひとつでも身に覚えがある、こんな感情を持ったことがあるとかリンクしていただけたらいいですね」と藤山。とりわけ“春の訪れ”を感じさせる、花見のシーンは見どころのひとつだ。前川も「徳三が“家族”になれる大事な場面」と強調する。藤山は「辰子も亡くなったお父さんが作ってくれた彼女にとっては派手な着物姿でね。でもそこからまた展開があって」と、話の続きは観てのお楽しみだ。第二部の歌謡ショーは前川の名曲&爆笑トークで綴る。選曲に難航中の前川に藤山は「一部日替わり」を提案。「今日は『噂の女』をやめて『流木』歌おうとか。お客さんも嬉しいですやん」。ファンクラブ会長を自称するだけに、次々とアイデアが飛び出す。「ジャズバージョンの『長崎は今日も雨だった』が良いんです。皆さんも動画サイトで1回見てください」とマネージャーさながらに猛烈アピール。前川も「そのアイデアいいですね」と応じ、日替わり選曲に期待を持たせた。最後に芝居の神髄の一端を語ってくれた藤山。「私はいつも作家さんにお願いするんです。きれいごとではなく、人間の奥底のどろッとしたホンマのもんを書いてくださいと。お客さんは、本当はそれを観に来たいと思ってはるんです」。心揺さぶられる劇体験をぜひ。公演は1月4日(火)から31日(月)まで大阪・新歌舞伎座、2月18日(金)から3月13日(日)まで東京・明治座にて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年12月20日『日清MCTオイル』がキャンペーンを実施中日清オイリオグループ株式会社は、2021年12月10日(金)12:00から12月27日(月)23:59まで、『日清MCTオイル公式Instagramアカウント フォロー&いいねキャンペーン』を実施している。同キャンペーンは、『日清MCTオイルHC』が機能性表示食品にリニューアルしたことを記念して実施されるもので、抽選で3名に『日清 MCT オイル HC 85g』1本『リファカラットレイ』をセットにしてプレゼントする。日清MCTオイル公式アカウントをフォロー後、キャンペーンに関する投稿に「いいね!」をすることで応募が完了。応募は1人1回限りとなる。いつもの料理や飲み物にそのまま使える食用油『日清MCTオイルHC』は中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)を含有。BMIが高めの人の体脂肪や内臓脂肪減らす効果などが期待される。透明で味やにおいが少なく、サラダやコーヒーヨーグルトなどに加えるのがオススメだ。日清オイリオ オンラインショップでの販売価格は1本(85g)950円(税込み)。小さじ1杯(4.6g)当たりの熱量は41kcal、脂質は4.6g、中鎖脂肪酸油は4.6gとなっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※日清オイリオグループ株式会社 ニュースリリース※日清MCTオイル公式インスタグラム※日清オイリオ オンラインショップ
2021年12月20日Twitterやブログでドラマの感想をつづり人気を博している、あずきごはん(@komadorama)さんによる、新連載。TBSで始まった2021年秋の新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』の見どころを、あずきごはんさん独自の視点でご紹介します。心のシャッターを降ろした明葉(清野菜名)と自ら不毛へと突き進む百瀬(坂口健太郎)。2人は両思いなのにすれ違ってうまくいかない。第9話ではそんな偽装夫婦のために、唯斗(高杉真宙)と麻宮(深川麻衣)が大活躍した。『ハンオシ』第9話、麻宮が残した金言突然、離婚を切り出した百瀬。その理由は「好きな人に正直な気持ちを伝えたい」というものだった。明葉はショックを受けながらも離婚に応じる。明葉は百瀬の『好きな人』を美晴(倉科カナ)だと解釈しているが、百瀬が本当に好きなのは明葉だ。このすれ違いの主な原因は百瀬にある。「(離婚するなら)なんでハグしたんですか?」と問いかける明葉に「自分の気持ちを確認するためです」と答える百瀬。明葉はそもそも『美晴への不毛な恋の隠れみの』である偽装妻だ。また、キスをされた際に理由を聞いても「分からない」と返されるなど、百瀬には散々振り回されてきた。そんな彼女が今回の百瀬の返しを「明葉への想いを恋かと思っていたけど、ハグしてみたらやっぱり違った」という風に解釈するのは自然なことである。気持ちを伝える前に離婚なんてしたら、こじれて当然なのだ。「誠実に向き合うために関係をリセットする」「僕たちはこれから始まるんだ」なんてウキウキする百瀬のポンコツ鈍感っぷりに、頭を抱えた視聴者も多かったのではないだろうか。なお、百瀬の話を聞いた麻宮はこんな金言を残している。「明葉さんがずっと自分のこと好きでいてくれるなんて思わないほうがいいってことです。人の気持ちが冷めるのなんて一瞬ですから」恋愛は両想いだから必ず成就するというものではない。一瞬のズレや何気ない一言で終わってしまうことも珍しくないのだ。実際、作中では離婚後に明葉と接触しようとして冷たくあしらわれる百瀬の姿が繰り返し描かれている。一方、明葉は唯斗に「もう疲れちゃった。全部終わりにしたい」と本音を漏らす。それを受けた唯斗は、百瀬に告白しなかった理由を問い詰める。「遠くから思い続けているだけで良い」という百瀬に痺れを切らした唯斗は、彼らしい言葉ではっぱをかける。「ビビって告白できない言い訳でしょ」「一生不毛な恋してろ、バーカ」都市を一瞬で崩壊させるほどの破壊力を持つ高杉真宙の「バーカ」に悶えつつ、すっかり当て馬ムーブが板についてしまった唯斗に一抹の寂しさも感じる。高杉真宙好きの視聴者としては「もっと好き勝手に振る舞っても良いんだよ…」という気持ちになるが、この台詞は百瀬の本質を理解している唯斗だからこそ言えるものでもある。唯斗が言うように、百瀬は告白をする勇気が持てず『不毛な恋』に逃げ込んでいるだけなのだろう。人の気持ちを推し量ることが苦手な百瀬が、告白を恐れる気持ちも理解できる。でも、その『尊大な恐怖心』こそが明葉の心に深い傷をつけてしまったことに気づかなければならない。恐怖に打ち勝って一歩を踏み出さなければ、何も伝わらずにすれ違うだけなのだ。明葉の心を溶かした百瀬の行動その後、明葉がコンペで煮詰まっていることを知った百瀬は、仕事の資料やお弁当など様々なものを差し入れる。最初は冷たく接していたものの、徐々にほだされていく明葉。そしてついに、百瀬は明葉からのメールを受け取ることに成功する。明葉はLINEではなく仕事用のメールを使って百瀬に連絡しており、2人の間には明確な距離が存在することが分かる。それでも、好きな人からのメッセージは嬉しいもの。喜びと愛おしさが混ざったような表情を浮かべる百瀬に、テレビ画面を飛び越えて「良かったね」と声をかけたくなってしまった。そしてコンペの発表日。明葉は残念な結果に打ちひしがれていた。職場でお疲れさま会をやっていると、そこに明葉の憧れの作家・丸園ふみ(西尾まり)が現れる。コンペの審査員でもあった彼女は「(明葉の作品を)ちゃんと見て良かったわ」と賛辞を贈る。実はコンペは出来レースであり、丸園も当初は明葉の作品を見ていなかった。そのことを知った百瀬が頼み込んだ結果、作品を見るに至ったと言う。この百瀬の行動が明葉の心を溶かすきっかけになったのだが、2人がよりを戻す上での決定的な一手を指したのは唯斗と麻宮である。「しんどいって好きだからなんだね」「あっきーが泣きたくなったら俺、いつでも付き合うからさ」と『友達』の立場から背中を押す唯斗。2人を強引に再会させ、『密室で2人っきり』という状況を作り上げた麻宮。合コンであおったり弁当をたかったりしていた2人が、作中屈指のアシストキャラになる。現実ではなかなか起こらないようなことだが、これもドラマの醍醐味である。坂口健太郎演じる、百瀬の衝撃的な告白台詞そして百瀬がついに告白をする。その際のセリフは百瀬らしいとともに、衝撃的でもあった。「僕は明葉さんをラブです」坂口健太郎はかつて、月9ドラマのかっこよすぎる口説き文句で一世を風靡した俳優だ。そんな彼が日本語覚えたてみたいな告白をするなんて誰が想像しただろうか。坂口健太郎の役幅の広さには驚かされるばかりである。ようやく気持ちが通じあった2人はどのような未来を選ぶのか。次回はついに最終回だ。婚姻届に判を捺しただけですが/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送過去の『婚姻届に判を捺しただけですが』ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年12月19日女優の木村佳乃が17日、東京・明治神宮外苑軟式球場で行われたAmazon Originalドラマ『No Activity/本日も異状なし』配信記念ドライブインシアターイベントに登壇。本作で共演した清野菜名のエピソードを明かした。本日17日よりAmazon Prime Videoで独占配信開始された本作は、出世を諦めたバツイチの万年ヒラ刑事・時田信吾(豊川悦司)と、元教習所の教官で人たらしな新米刑事・椎名遊(中村倫也)のバディが、麻薬捜査の張り込み中にやりたい放題ふざけまくり、騒動を巻き起こしていくコメディ。木村と清野は、時田と椎名に指令を送る無線連絡室の、マウントをとろうとするベテラン指令官・里見美里(木村)と純情派なのにキレると危険な新人指令官・大平阿漓羅(清野)を演じた。木村は、清野について「菜名ちゃんがセリフの途中で体を鍛えるというシーンがあって。リハーサルのときに、窓のさんみたいなところに指だけつかまって懸垂し始めたんですよ。そのとき、この子には絶対逆らうのやめようと思いました。びっくりしました。さすがだなと。女性でそれができる方、初めて見ました」と清野に驚いたエピソードを披露。「相当な身体能力ですよね。絶対にケンカはしちゃいけないと思いました」と笑いを交えながら清野のすごさを語った。イベントには、主演の豊川悦司をはじめ、中村倫也、岸谷五朗、岡山天音、岸井ゆきの、英勉監督、脚本を手掛けたシソンヌ・じろうも登壇した。
2021年12月17日清 竜人が、12月18日21時よりアコースティックライブ『清 竜人 Special Acoustic Live in スナック キズツキ』をYouTube Liveで無料配信することが決定した。清にとって初のYouTubeでの配信ライブとなる今回は、清の新曲「コンサートホール」がオープニングテーマに起用されているドラマ『スナック キズツキ』のロケ地であるスナックからギタリストを迎えて行われる。ライブではドラマのオープニングテーマはもちろん、人気曲「痛いよ」「Morning Sun」など数曲がドラマでおなじみの場所から届けられる予定だ。なお本ドラマは12月25日に最終回が放送される予定で、配信ライブはその放送直前となる12月25日0時までアーカイブが公開される。『清 竜人 Special Acoustic Live in スナック キズツキ』※12月18日(土) 21:00~配信スタート※アーカイブ配信:12月24日(金) 24:00まで<リリース情報>清 竜人「コンサートホール」Now On Sale※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』オープニングテーマ清 竜人「コンサートホール」ジャケット配信リンク:清 竜人「コンサートホール」MV関連リンク清 竜人 オフィシャルサイト:清 竜人 Twitter:清 竜人 マネージャーTwitter:清 竜人 Instagram:清 竜人 YouTube:
2021年12月16日清野菜名と坂口健太郎が“偽装夫婦”を演じる「婚姻届に判を捺しただけですが」の9話が12月14日放送。ついに柊が明葉に告白…「僕は明葉さんをラブです」のセリフに「よく言った!」「1周まわって新しい」など祝福の声が続々と送られている。借金返済のため偽装結婚した相手を好きになってしまうヒロインと、兄と結婚した同級生を想い続けてきた堅物変人サラリーマンの“不意キュン”ラブコメとなる本作。偽装結婚した柊を好きになり、ついに“告白”もした大加戸明葉を清野さんが演じ、明葉の偽装結婚相手で、前回のラストで離婚を切り出した百瀬柊に坂口さん。柊が想い続ける中学の同級生で今は義姉の百瀬美晴に倉科カナ。美晴と結婚しともにモモズ弁当を経営している柊の兄・百瀬旭に前野朋哉。明葉のことが好きで柊に敵対心を燃やす動物病院の看護師・牧原唯斗に高杉真宙。柊に偽装結婚を申し込まれた過去があり、柊と明葉の関係を知っている麻宮祥子に深川麻衣といった顔ぶれも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。改めて想いを伝えた矢先、柊に離婚を切り出され、わけがわからない明葉だったが、ショックを受けながらも離婚に応じる。「好きな人に正直な気持ちを伝えたい」という柊。明葉は柊が気持ちを伝えたい相手が美晴だと思い込む。すれ違ったままの2人は別々の暮らしをスタートさせる…というのが9話のストーリー。自分の想いをちゃんと伝えないまま離婚を切り出したことで、明葉を誤解させてしまう柊…その姿に「百瀬さんどこまで鈍感なんだ……」「あかーん、百瀬の行動に全く感情移入できない…」「これ百瀬の言い方が問題だよね~全然明葉ちゃんに伝わってない」「百瀬はこんなに拗ねらせてるのほんとにどういう環境で生きてきたらそんな考えになるのさ」などの声が殺到。離婚したことを明かし、「百瀬さんから解放されたい」「好きになってからしんどいことばっかだった」と話し涙する明葉を見た唯斗は、柊の自宅を訪れ「アッキーとこのままでいいの?なんで告白しなかったの?」と迫る。唯斗に対し「僕は明葉さんが幸せでいてくれたら、それで充分だと思ってました」と答え、美晴の時と同じように明葉のことを「遠くから想い続けているだけで…」と話す柊を、「びびって告白できない言い訳でしょ」と一刀両断。「あんたみたいに自己中なこじらせ男。一勝不毛な恋してろ。バーカ」と捨て台詞を吐いてその場を去る唯斗に「めっちゃ煽るじゃん唯斗」「いいぞ唯斗くん!もっといけ!」などの反応も。そんな柊だがラストでは、明葉が「やっぱり私、百瀬さんのことが…」と言うのを遮って「ダメです、僕から言わせてください。明葉さんが好きです」と自ら口にし、「これはライクじゃないです。ラブです…僕は、明葉さんをラブです」と“告白”する。「百瀬ーーーやっと言うた」「百瀬!!!!!!おまえ!!!!よく言った!!!」「ずっと「好きです」って言葉を言わなかった男の「好きです」の破壊力!!」「「LOVEです!」って1周まわって新しい」など、柊の“ラブです”に多くの感想が集まっている。(笠緒)
2021年12月15日Twitterやブログでドラマの感想をつづり人気を博している、あずきごはん(@komadorama)さんによる、新連載。TBSで始まった2021年秋の新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』の見どころを、あずきごはんさん独自の視点でご紹介します。第8話では百瀬(坂口健太郎)と唯斗(高杉真宙)が急接近。それによって鈍感を極めていた百瀬にも変化が訪れる。百瀬のひと言で、家を飛び出す明葉借金返済後も夫婦関係を続けていくことになった明葉と百瀬。明葉は百瀬と両思いになれたと思って喜ぶ。借金の残高を表記していたホワイトボードに相合傘を書くなど、浮かれっぷりは留まるところを知らない。しかし、百瀬の衝撃の一言によって百瀬家の空気はガラリと変化する。「これからも僕たちは偽装の夫婦としてやっていくんですよね」百瀬は、明葉の感情を『ラブ』ではなく『ライク』だと解釈していたのだ。ハグ・キス・告白のコンボが全く響いていない様子にやるせなさを覚えた明葉は、たまらず家を飛び出す。その後、新しい仕事が舞い込んだ明葉は会社に泊まり込むことに。1人の食卓に寂しさを覚える百瀬の元に突然やってきたのは唯斗だった。恋敵である唯斗に助言を求める百瀬「ルームメイトと喧嘩して家がなくなった」と言う唯斗に対し、百瀬はしばらく泊める代わりに明葉の気持ちを教えて欲しいと頼む。全日本鈍感選手権の優勝候補である百瀬は唯斗の気持ちに気づいていない。だからこそ明葉を『あっきー』と呼び、さらに『親友』を自称する唯斗を百瀬は頼るわけだが、実際は恋敵のようなもの。教えるのを引き伸ばすために一流の詐欺師ばりの交渉術を仕掛ける唯斗と、見事に振り回される百瀬。そんな中、百瀬の一言によって唯斗の意外な一面が紐解かれる。「牧原(唯斗)くんは僕のこと嫌いですか?」流石の百瀬も唯斗のあからさますぎる敵意には気づいていたようだ。唯斗の百瀬に対する苛立ちの根源は、彼の家庭環境にあった。唯斗の両親は世間体のために結婚した偽装夫婦のようなもの。割り切った関係性のはずであったが、一緒に暮らすうちに母親だけが情を抱くようになる。夫婦間のギャップに苦しむ母を見てきた唯斗は、明葉を振り回すかのような百瀬の言動に憤りを感じていたのだ。百瀬への悪感情と共に明葉への想いも吐き出し、笑顔で牽制する唯斗。黙って話を聞くことしかできない百瀬。2人の間の空気はすこぶる悪く、観ているこっちが息苦しさを感じるようなものだった。しかし、それもある2つの出来事によって変化していく。百瀬と唯斗の関係性を変えた2つの出来事1つ目は唯斗の知り合いのペットが行方不明になる事件だ。責任感を持ってペットを探す唯斗に感心する百瀬。一方で唯斗も、当たり前のように協力する百瀬に少しずつ心を開き始める。2つ目は唯斗が元同居人と再会する場面。百瀬と唯斗を含めた作中の男性陣が食事をしていると、そこに唯斗と同棲をしていたという女性が現れる。獣医を目指して勉強する唯斗は金銭面の余裕がなく、様々な女性の家を転々としていたらしい。明葉に対して本気になった唯斗は同棲を解消したがっているが、女性の方は納得していないという状況だった。一方的に唯斗を罵る女性と黙りこむ唯斗。そこに割って入って異を唱えたのは、百瀬だった。徹底した鈍感っぷりを見せつけてきた百瀬の唐突な『漢気』大放出。圧倒される視聴者と唯斗。自分のことを嫌いだと公言している相手を大々的にかばうなんて、少年漫画の主人公のようなかっこよさだ。「お礼とか言いませんから」「誰かに分かってもらおうなんて思ってないですから」と突き放そうとする唯斗。そこにかつての自分を重ねた百瀬は、本音を語り始める。百瀬の本音と優しさに心を動かされた唯斗は、明葉の気持ちを百瀬に教えるのであった。唯斗の成長が著しい『ハンオシ』第8話今回の唯斗の行動は、恋愛ドラマの当て馬がよく行うものだ。あれだけ敵意をむき出しにしてきた唯斗が、たった1話で当て馬ムーブを行うまでになったというのは大きな変化である。その変化に違和感をあまり感じないのは、百瀬と唯斗の交流に長めの尺を取って、説得力のあるエピソードを重ねているからこそである。また、唯斗が明葉の気持ちを教える際のセリフも秀逸だ。「なんであっきー、6時50分に(目覚まし時計を)セットしてるんですかね。出勤時間遅いはずなのに、毎日こんな早く起きる必要ないでしょ?」目覚まし時計の代わりに明葉が百瀬を起こす。互いに干渉しないという契約だった2人が、初めて歩み寄った際にできた約束だ。明葉はそれを守るため、百瀬を起こす時間の10分前に目覚まし時計をセットしていたのだ。夫婦の絆を象徴するアイテムが明葉の気持ちを表しており、恋敵の後押しによって百瀬がようやくそこに気づく。なんともエモい展開だ。このセリフからは『目覚ましの設定時間』という細かいことにすぐ気がつける唯斗の性格も読み取れるようになっている。唯斗のおかげでようやく話がまとまる…と思いきや、百瀬は最後に大きな爆弾を投下した。「今すぐ僕と離婚してください」第8話では明葉と距離を置いて唯斗と対話することで、自分と明葉の気持ちに向き合っていく百瀬の様子が描かれた。せっかく唯斗が譲歩したのに、それを無駄にするかのように離婚話を蒸し返した百瀬。彼は一体何を考えているのだろうか…。婚姻届に判を捺しただけですが/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送過去の『婚姻届に判を捺しただけですが』ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年12月10日Twitterやブログでドラマの感想をつづり人気を博している、あずきごはん(@komadorama)さんによる、新連載。TBSで始まった2021年秋の新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』の見どころを、あずきごはんさん独自の視点でご紹介します。絆が深まってきた偽装夫婦の前に、『借金完済』という名のゴールテープが現れた。前触れもなく決断を迫られた2人はどのような答えを出すのだろうか。お互いに今の生活に愛着を感じているものの…百瀬(坂口健太郎)にキスをしてしまった明葉(清野菜名)は愛の告白を決心する。ところが百瀬は「明葉が離婚したがっている」と勘違い。百瀬の指示の元、離婚に至るまでの不仲演出計画が始まった。正直、2人が話し合えばすぐに解決するようにも思える状況だ。明葉が本当のことを言い出せないのは、告白に覚悟と勇気が必要だから。そして百瀬が明葉の意志を確かめようとしないのは、離婚という選択肢が突然目の前に現れたことに動揺したからではないだろうか。百瀬は「借金を返したら即離婚」と言いつつも、明葉との生活や明葉自身に愛着を持っていた。500万という大金を離婚届とともに用意していた明葉に大きなショックを受けて突っ走ったとしても不思議ではない。それなら離婚を止めるために動けよという話だが、自分の感情を正しく認識できずに暴走するのは百瀬の『あるある』だ。更に今回は明葉を思っての行動でもあるので、責める気にはなれない。倉科カナの演技力に圧倒される『ハンオシ』第7話そんな中、百瀬は美晴(倉科カナ)と瓜二つの料理系インフルエンサー・野上香菜(倉科カナ)と仕事をすることになる。思わず動揺する百瀬とそれをからかう麻宮(深川麻衣)。2人の会話から偽装結婚のことを知った香菜は、百瀬に興味を持ち、偽装妻のポジションを狙いはじめる。香菜がSNSで百瀬との仲を匂わせていることを知った明葉と唯斗(高杉真宙)。「やばいじゃん」と茶化す唯斗は通常運転であったが、明葉が「百瀬さんに気持ちを伝えようと思ってる」と打ち明けた途端に流れが変わる。「なんか俺、超切なくなってんだけど」「あっきーのこと本気ってこと?」と泣きそうな表情を見せる唯斗。唯斗はこれまで明葉の前では飄々とした態度と余裕のある表情を崩さず、百瀬には冗談交じりの敵意をぶつけていくという描かれ方をしていた。その様子から『強心臓』という印象を受けていたのだが、7話ではそれが少し崩れている。明葉への気持ちの大きさを自覚した唯斗は、今後どのような行動を起こすのか。非常に楽しみだ。一方、香菜に触発された明葉は料理に挑戦することを決める。一人暮らしの頃は夕飯を買ってくるのが普通だった明葉が百瀬のために料理をすると意気込み、対する百瀬は「お腹空かせておきます」と優しく微笑む。仲の良い夫婦のような光景には「離婚前の最初で最後の晩餐になるかもしれない」という切なさを感じる。そんな中、香菜も本気を出し始める。香菜からの要望で休日に飲食店で打ち合わせをすることになった百瀬。料理の試作品を持ってきた香菜は「持ち込みはまずいですよね?」とけしかけ、百瀬家に上がりこむことに成功する。家に入った途端「ここなら暮らしやすそう」「奥様が羨ましい」などとジャブを打つ彼女はかなりのやり手だ。更に、帰り際に明葉と鉢合わせた際には、「そのポジション代わってもらえません?」「私いわゆる寄生先探してて」と身もふたもない言葉で宣戦布告まで行った。明るいマドンナ気質の裏に少しの打算を隠し持っていた美晴と、どこまでも打算的な香菜。被るところもある2つの役を演じ分ける倉科カナに圧倒されてしまった。最終回を思わせるようなラストその後、物語は百瀬と明葉がご飯の約束をした日に移っていく。約束の日に香菜との打ち合わせが入ってしまった百瀬。明葉を優先しようとする百瀬だったが、香菜の策略とトラブルによって約束に遅れてしまう。帰宅した百瀬の目に飛び込んできたのは冷えたグラタン。ドア越しに明葉に謝る百瀬と部屋から出てこない明葉。心のシャッターを閉められてしまった百瀬は本音を話し始める。香菜とのやりとりによって、「明葉以外の人と偽装結婚の契約をすることはできない」「これからも明葉と暮らしていきたい」という自分の気持ちに気がついた百瀬。百瀬の本音に心を動かされた明葉は一世一代の告白をする。「百瀬さんのことが好きです。百瀬さんと離婚したくありません」綺麗な展開に最終回かと錯覚しそうになるが、百瀬は「恋愛的な意味で明葉が好き」だとは言っていない。恐らく自分が明葉にキスをした理由をまだ解明できていないのだ。百瀬にとって『恋愛』とは美晴への想い、つまり「好きな人の幸せを願って遠くから見守ること」だ。そんな百瀬が明葉への気持ちを恋だと認識するまでには時間ときっかけが必要なのかもしれない。次回は百瀬家に唯斗が襲来。本気を出した恋のライバルによって、百瀬の感情が育つことを期待したい。婚姻届に判を捺しただけですが/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送過去の『婚姻届に判を捺しただけですが』ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年12月06日落語家の笑福亭鶴瓶と女優の清野菜名が出演する、東海漬物・こくうまキムチの新CM「ドンドン食べちゃうキムチはこくうま」編が、1日より放送される。新CMでは、CMキャラクターを4年務める鶴瓶に加え、清野を起用。CM初共演となる2人が太鼓の音頭に合わせて、こくうまキムチをのせたご飯をおいしそうに頬張る様子が描かれている。食べるたびに2人が浮かべる幸せそうな表情が印象的だ。撮影では、終始リラックスした様子でスタッフと談笑していた清野だったが、撮影が始まると見事な食べっぷりを披露。勢いに加え「おいしさの幸福感」「辛さの後の爽快感」までも表現し、現場からは感嘆の声が上がった。■笑福亭鶴瓶 清野菜名インタビュー――CM初共演となるお二人ですが、お互いの印象を教えてください。清野:鶴瓶さんが現場にいらっしゃるだけで現場の雰囲気がとても穏やかで明るくなります。食べるシーンの撮影では鶴瓶さんがとても幸せそうに美味しそうに召し上がるので、食欲を刺激されました!鶴瓶:最初にお会いしてからずいぶん経ちますけど、いろんな意味で自信がついていて大人の女性になってましたね。――撮影中、一番印象に残っているシーンを教えてください。清野:撮影を口実に沢山食べられる! と思ってペースを考えずにキムチ、ご飯、キムチ、ご飯と、かき込んでいたらあっという間にお腹いっぱいになってしまいました。思う存分食べられて本当に幸せでした。――今回イメージキャラクターに起用された思いや意気込みを教えてください。清野:「こくうまキムチ」は物心のついた頃から当たり前の様にご飯のお供として食べていました。幼い頃から食べ馴染みのある東海漬物さんのCMに起用していただけて本当に本当に嬉しいです。――4年目を迎えるイメージキャラクターへの思いや意気込みを教えてください。鶴瓶:もう4年目を迎えるんですね、これはすごい事ですよ。いろんなタレントさんがおられるにもかかわらず。4年続くと5年、5年続くと10年。社長、是非是非宜しくお願いします(笑)。
2021年12月01日清野菜名と坂口健太郎が共演する「婚姻届に判を捺しただけですが」の7話が11月30日放送。美晴とインフルエンサー・香菜の2役を演じ分けた倉科カナに絶賛の声が上がる一方、ラストで明葉から告白された柊の反応に“不安”を感じる視聴者も続出中の模様だ。独身を謳歌するデザイナーの主人公が、兄の妻を想う男性から“偽装結婚”を申し込まれるという“不意キュン”ラブコメが展開する本作。百瀬と偽装結婚するが、彼が好きになってしまう大加戸明葉に清野さん。兄と結婚した中学の同級生の美晴を想い続けるため明葉と偽装結婚した百瀬柊に坂口健太郎。柊の同級生から義姉となった百瀬美晴に倉科カナ。動物病院の看護師で明葉から様々な相談を受ける牧原唯斗に高杉真宙。明葉と柊の偽装結婚を知っている彼の同僚の麻宮祥子に深川麻衣。明葉が働く「森田デザイン」でデザイナーをしている小杉深雪に中川翔子。妻と離婚しようとしている明葉の勤務先「森田デザイン」の社長・森田聡に田辺誠一といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。借金を返済できるほどの札束と離婚届を見られた明葉は、思わず柊にキスしてしまう明葉。明葉はキスしてしまった以上、自分の想いを伝えようと決心するが、柊は明葉が離婚したがっていたと思い込んで、離婚に向け2か月かけ、不仲を演出しようと提案してくる。さらに上司の舛田(岡田圭右)との会話をきっかけに、明葉のキスは自分への嫌がらせだと誤解する。そんななか柊は部下の井上(森永悠希)の代理として観光キャンペーンの仕事を担当することに。コラボするインフルエンサーとして紹介された野上香菜が、美晴にそっくりなことに驚く百瀬。香菜は柊にグイグイ迫り、SNSでも匂わせ投稿を連発する…というのが今回のおはなし。打ち合わせと称し柊を呼び出し、自宅にまで上がり込む香菜。「私たち、夫婦なら上手くいきそうじゃないですか」と柊に迫ったうえ、帰宅した明葉に「私、あなたよりここにはまると思う」と“宣戦布告”までする…。そんな香菜に「いやな奴嫌な奴やなやつーーーー」「ここまで恐ろしい女おる!?」「ハチャメチャにやべぇ女だ…」「うわーーっ!最強に嫌な女!」などの声が殺到。美晴と2役を演じ分けた倉科さんには「倉科カナ本当腹立つ演技うまいな!!!!」「全く違うキャラクター演じてるのほんとにすごい」「本日、倉科カナ劇場だったね!」といった反応も続出。倉科さんの名前はTwiiterのトレンド入りも果たすほどに。ラストでは明葉が「私、百瀬さんのことが好きです。百瀬さんと離婚したくありません」と“告白”。柊も「僕もです。明葉さん、これからも一緒にいてください」と返答したことで、2人の離婚は回避。だが視聴者からは「百瀬さんが、素直に受け止めてくれたので嬉しかったです」といった声の一方で「百瀬はいつのまに明葉のこと好きになったの?てか、両想いになったっていう解釈でいいんか??」「百瀬は明葉ちゃんの告白の意味わかってない?!」「百瀬さんクソ鈍感すぎるから明葉ちゃんの告白も多分「友達として好き」って思ってるかも」など、柊が明葉の告白をちゃんと理解しているか不安視する声も多数投稿されている。(笠緒)
2021年12月01日Twitterやブログでドラマの感想をつづり人気を博している、あずきごはん(@komadorama)さんによる、新連載。TBSで始まった2021年秋の新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』の見どころを、あずきごはんさん独自の視点でご紹介します。動物病院の看護師・牧原唯斗(高杉真宙)が大活躍した、『婚姻届に判を捺しただけですが』第6話。百瀬(坂口健太郎)と視聴者の心を大いにかき乱し、偽装夫婦の関係性を動かした。借金問題が突然解決しかし、それが意味することは…兄夫婦の件で、自分が百瀬の恋愛の相手になれないことを改めて思い知った明葉(清野菜名)。せめて偽装夫婦の関係を死守したいと考えていた。そんな中、明葉の両親が突然の来訪。その両親によって明葉と百瀬を繋いでいた借金問題に急展開が訪れる。親が突然500万円をくれるという超展開には笑ってしまったが、明葉にとってはそうではない。借金を完済したら即離婚というのが2人のルール。明葉は偽装夫婦を続けるため、500万円の存在を百瀬に隠そうとする。一方、仕事では憧れの作家から本の装丁の依頼が舞い込んできた。仕事に打ち込む明葉だがなかなか上手くいかない。そのことを唯斗に相談した結果、彼からとんでもない言葉が飛び出す。「キスしようかなと思って」「アッキーのこと好きになってもいい?」唯斗は以前も「元気付けるため」とハグをしてきたが、キスにまで踏み込もうとするとは…。唯斗の挑発に揺れ動く百瀬の心これまでの言動から見て、唯斗は恋愛における自分のセールスポイントを理解していると考えられる。それにしても(偽装結婚とはいえ)既婚者にここまでのアプローチをかけるなんてかなりの強心臓だ。そしてドラマ中盤で開催された合コンで、百瀬と唯斗が再開。唯斗は強心臓を活かして百瀬を煽りまくる。「ハグって別に夫婦じゃなくてもしますよね?俺もアッキーとしましたし」「男女の友情って特別だと思うけど」「愛のない結婚するよりもよっぽど深い関係築けるし」この攻撃、百瀬への効果は抜群だが、場の空気もとんでもないものにしている。取引のある職場の人間同士がかち合ったこの合コンにおいて、唯斗だけは仕事を気にせず会話をすることができる。それにしたってやりすぎ感があるが、顔と仕草が最高に可愛いのでなんとなくほだされてしまう。ヒヤヒヤとトキメキのシーソーゲーム。高杉真宙だからこそ成り立つ絶妙なバランスである。場の空気を一切気にせず言いたいことを言う唯斗は、百瀬のプロポーズを断った受付嬢こと麻宮(深川麻衣)と近いタイプかもしれない。そして合コン後、猫のおもちの定期検診によって百瀬と唯斗は再び対峙することに。「友情のハグは気にしていない」と強調して夫の余裕を見せようとする百瀬だったが、唯斗は更なる爆弾を投下する。「じゃあキスも平気ですか?」「落ち込んでたから励ましてあげようかなって思って」百瀬はこれまで明葉に対して『他人』または『友達』という態度を貫き通してきた。しかし、唯斗の煽りによって百瀬は大きく変化していく。『励まし』と称してキスする百瀬憧れの作家から仕事の担当を外された明葉は落ち込んで帰宅する。そんな明葉に対して、百瀬は「励ましてもいいですか?」とキスするのであった。「私のことなんて好きでもなんでもないくせに」と混乱する明葉。2人の間には気まずい空気が流れる。百瀬には「そんなこと、恋愛感情がなくてもできますよ」の前科がある。しかし今回は感情のないやけくそキスではなく、唯斗の煽りによる嫉妬からの行動だ。「あの百瀬が嫉妬という感情を覚えた…!」という感動はあるものの、相手の気持ちを考慮していない行動にはモヤっと感も残る。しかしモヤっとしたまま終わらせないのが、このドラマだ。意を決して離婚届と500万円を用意した明葉。そこに百瀬が帰ってくる。明葉が集めていたカプセルトイのシリーズを手渡し、キスのことを謝る百瀬。明葉を元気づけるためにはどうしたらいいか考えた結果、明葉が持っていないものが出るまでカプセルトイを回し続けることにしたらしい。キスは嫉妬心や牧原への対抗心から生まれた衝動的な行動だが、カプセルトイは明葉のことを考えた上で出した百瀬なりの答えだ。キスシーンよりカプセルトイを回しまくるシーンにキュンとするなんて思わなかったが、そんなところも今作の魅力である。百瀬の優しさに触れた明葉は500万円のこと先延ばしにしようとするが、お金と離婚届が見つかってしまう。離婚を阻止したい明葉は百瀬にキスの理由を問い詰める。それを受けた百瀬は「なんで僕はキスをしたんでしょう」と首を傾げながら謝罪を重ねる。百瀬の煮え切らなさにしびれを切らした明葉は、百瀬のネクタイを引っ張ってキスをする。「私が欲しいのは謝罪じゃありません」これまで出番が少な目だったことを思うと、第6話は『高杉真宙感謝祭』と言いたくなるような唯斗大活躍回だった。そして百瀬こと坂口健太郎はカプセルトイからキュンを錬成した。次回は美晴のそっくりさんが登場。予告には明葉の告白シーンのようなものも映っており、期待が高まる。婚姻届に判を捺しただけですが/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送過去の『婚姻届に判を捺しただけですが』ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年11月29日女優の清野菜名が出演する、楽天・Rakuten Fashionの新WEBCM「空想ランウェイ」編が、26日に公開された。新CMは、6秒動画として成立する映像23種を繋ぎ合わせて完成した長尺作品。Rakuten Fashionで取り扱っている様々なブランドの服を身にまとった清野が、軽快な音楽に合わせて現実と空想のはざまのような世界を踊りながら歩いていくといった内容だ。清野はシーンに合わせて3パターンの最新トレンドコーディネートを着用し、ランウェイウォークを披露している。
2021年11月26日清野菜名主演「婚姻届に判を捺しただけですが」の6話が11月23日オンエア。明葉に対し積極的でさらに柊を煽る唯斗に多くの反応が寄せられるなか、ラストの明葉と柊のキスシーンに注目が集まる。本作は偽装結婚をテーマにした“不意キュン”必至のラブコメディ。いきなり700万円もの借金を背負うことになり、百瀬と偽装結婚したが、彼のことが好きになってしまう大加戸明葉を清野さんが演じる。清野さんのほか、兄と結婚した同級生を想い続けるために“既婚者”になろうと、明葉に偽装結婚を申し込んだ百瀬柊に坂口健太郎。柊が想い続ける中学の同級生で今は義姉となった百瀬美晴に倉科カナ。美晴と結婚しともにモモズ弁当を経営している百瀬旭に前野朋哉。明葉と親しくなっていく動物病院の看護師・牧原唯斗に高杉真宙。明葉と柊の偽装結婚を知っている麻宮祥子に深川麻衣。妻から離婚を迫られている明葉の勤務先「森田デザイン」の社長・森田聡に田辺誠一といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。6話では明葉の母・葉子(杉本彩)と父・丈治(ルー大柴)が突然家にやってくる。しかも葉子は自分の絵が売れたと500万円を「ご祝儀」として明葉に渡してくる。500万円あれば借金が返せるが、返してしまうと偽装結婚も終わり…悩む明葉。一方、明葉の同僚のひかり(小林涼子)が、推しの2.5次元俳優に結婚報道が出てショックを受けてしまい、明葉は深雪から合コンのセッティングを頼まれてしまう。そんななかネコのおもちの薬をもらいに唯斗のもとに行った明葉は、いきなり唯斗からキスされそうに!丸園ふみ(西尾まり)の本の装丁の件で悩んでいた彼女を励まそうとしたと語る唯斗は、「アッキーのこと、好きになってもいい?」と問いかける…という展開に。「攻めるねぇ唯斗くん」「唯斗さんすげえええ勢いが……」などの声が上がるなか、積極的な唯斗はその後開催された合コンでも、柊を前に明葉とハグしたことを公言。さらにおもちを連れ来院した柊に、落ち込んでたから励ましてあげようと思ってキスしたと告げる…。もちろんこれはウソなのだが、柊を挑発する唯斗の言動に「めちゃくちゃふっかける高杉真宙~~~!(いいぞもっとやれ)」「唯斗くんマジでエグい」などの反応が。そんな唯斗の言動に潜在的な嫉妬心を触発されたのか、後半では柊が明葉に“励ましの”キス。突然のことに明葉は柊の頬を叩いてしまうのだが、ラストで今度は明葉が、柊のネクタイをつかんで引き寄せキスするという展開に。2度にわたる明葉と柊のキスシーンに「ほんとに6話やばい、キスシーン2回あるなんて聞いてないしっ、!」といった声とともに、ラストのキスシーンには「清野菜名が坂口健太郎のネクタイクイからのキス!キマシタ」「ネクタイぐいーっと引っ張ってキスしたい」「壁ドンや顎クイみたいにネクタイ引っ張ってキスするやつ略して名前つけてだれか」などの反応も投稿されている。(笠緒)
2021年11月24日10月23日に所属事務所を通じて妊娠を発表した清野菜名(27)。主演する連ドラ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系)の撮影に臨むなかでの妊婦生活とあって不安も多いことだろう。そんな彼女を夫の生田斗真(37)がそばで支えているようだ。「生田さんはオフの日に、率先して家事をし、撮影現場まで清野さんを迎えにいくこともあるそうです」(ドラマ制作関係者)とはいえ、生田も常に清野のそばにいられるわけではない。そこで、現場で清野の心強い味方となっているのがドラマで相手役を務める坂口健太郎(30)だ。「現在、清野さんは安定期とはいえ無理は禁物。坂口さんは少しでも早く撮影を終わらせるために、NGを出さないよう心がけているそうです。また、スタッフにも効率よく撮影を進めるよう呼びかけているといいます」(TBS関係者)本誌も9月下旬に坂口の清野へのケア現場を目撃。休憩中に清野のもとへ駆け寄り、優しく声をかける坂口の姿が印象的だった。坂口といえば朝ドラ『おかえりモネ』(NHK)で演じた不愛想で理屈っぽいが心根は優しい“菅波先生”が大フィーバーを巻き起こしたことが記憶に新しい。そんな彼が、清野への気遣いを見せる陰には“特別な思い”があるという。「坂口さんと清野さんの共演は’15年放送の『コウノドリ』(TBS系)以来、2度目。坂口さんにとって初めての連ドラで産婦人科医を、清野さんは助産師を演じました。坂口さんは赤ちゃんとの共演経験が少なく、悪戦苦闘していましたが、赤ちゃんを抱いて視線をあわせるうちに心を通わせていき、この作品を通して新しい命の尊さも痛感したそうです。産婦人科を舞台にしたドラマで駆け出し時代を共にした清野さんが、共演するドラマで実際に妊婦になったことに坂口さんは深い縁を感じているといいます。そんな思いもあって、清野さんへの負担が少しでも軽くなるように自ら率先して動いているのではないでしょうか」(前出・TBS関係者)『モネ』で培ったヒロインへのケア術も生かしているようだ。「朝ドラ現場で坂口さんは、空気が緊迫すると腹話術を披露するなどして場を和ませていたそうです。妊婦にストレスは大敵ですから、休憩中は清野さんが好きな飲食店の話やお笑いトークで、とにかく清野さんの心が軽くなるようにしているといいます」(前出・TBS関係者)“菅波先生”の名診断があれば清野も安心してヒロインを全うできそうだーー。
2021年11月21日Twitterやブログでドラマの感想をつづり人気を博している、あずきごはん(@komadorama)さんによる、新連載。TBSで始まった2021年秋の新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』の見どころを、あずきごはんさん独自の視点でご紹介します。偽装結婚という隠れ蓑を用意してまで、兄嫁である美晴(倉科カナ)への恋を大切にしていた百瀬(坂口健太郎)。第5話ではそんな百瀬の恋に1つの区切りがついた。『婚姻届に判を捺しただけですが』第5話を振り返る美晴(倉科カナ)が離婚届を置いて家を出た。美晴を必死で探す百瀬(坂口健太郎)と旭(前野朋哉)。明葉(清野菜名)はそれを見ていることしかできない。そんな中、百瀬は不動産会社の前で美晴と遭遇する。「旭と離婚して1人で生きていくつもり」と言う美晴に対して、百瀬は「しばらく家にいればいい」と提案したのだった。美晴は彼女の気持ちばかりを気にして、自分がどうしたいのかを言ってくれない旭に不満を感じていた。美晴の両親は不満を隠してうわべだけの会話を続けているうちに離婚した。彼女はそれを反面教師にして、向き合っていける夫婦を理想としていたのだ。しかし、美晴は向き合いたいと言いつつも別れの告げ方が一方的だ。彼女自身も『向き合う』ということの本質が理解できておらず、理想と現実の狭間で苦しんでいたのではないだろうか。そんな美晴を『夫の弟』である自分の家で預かり、離婚の決断を先延ばしにした百瀬。その判断は兄夫婦にとって最善のものだが、百瀬自身と明葉にとっては茨の道であることは容易に想像できる。美晴に怪しまれないようにと百瀬の部屋で一緒に寝ることになった2人。兄と結婚してから美晴は幸せではなかったのか。百瀬は揺れる感情を明葉に打ち明ける。「原因がわかれば関係を修復できるかも」「何か聞いてたら教えてくれないか?」と必死な旭に対して、何も聞いてないと答える百瀬。美晴のために嘘をついたのか、自分の感情を優先させてしまったのか。いずれにせよ「美晴の幸せのために自分の想いは隠し続ける」という百瀬の信念はブレ始めていた。牧原(高杉真宙)は「好きの形が変わるのにスイッチが入るのは一瞬だからね」なんて冗談めかしていたが、固い信念を持って自分を律していた人ほど、それが崩れた時の戸惑いや迷いは大きいのかもしれない。一方、美晴は「旭くんへの気持ちが分からなくなった」「もう一緒に暮らせない」の一点張り。「気持ちが迷子になってるだけだと思う」と言う百瀬にも「あったものを失くすのと元々ないのとは全然違うから」と返す。旭も「美晴にはいつも笑っててほしいんだ」「それが俺の隣じゃなくても」と諦めモードに入り始める。美晴の幸せのために手を離そうとする旭に「苦しくないの?それでいいの?」と聞く百瀬。自分以外の隣で笑う美晴を見て苦しんだのはきっと百瀬自身だ。今後の見どころが増えた第5話これまで百瀬の美晴に対する感情は『信仰』に近いものだと解釈していた。その理由の1つは百瀬から恋愛特有のドロドロとした感情や欲をあまり感じなかったことだ。しかし、「兄が美晴を幸せにできないなら僕が」と本音をこぼす百瀬からは、それらの片鱗が見えた気がする。その感情を美晴にぶつけることはせず、むしろ恋敵であるはずの兄の背中を押してしまう。それが百瀬の恋愛における弱さであり、人間的な魅力でもある。その後、旭が火事に巻き込まれたことをきっかけに兄夫婦が再会。美晴は旭の存在の大きさと旭の好きなところを改めて実感する。お互いに気持ちを伝え合い、「今度は向き合っていこう」と決意を新たにする2人。お互いに自分の気持ちをまっすぐぶつけて向き合える関係性は確かに理想的だ。しかし愛情があるからこそ言えないことや直視できないものもあるし、発した言葉によって関係が修復できなくなる可能性もある。今回の騒動で兄夫婦がどのように変化するのか。今後のドラマの見どころが1つ増えたように感じる。百瀬の不毛な恋の行方は…そして百瀬の不毛な恋に決着はついたのか。その答えは今後の展開と視聴者の解釈に委ねられたのではないだろうか。ドラマの終盤、「本当に好きな相手は百瀬だったのか」という旨を尋ねる明葉に対して、美晴は「何事も白黒つけようとしちゃダメよ?」と返した。そして百瀬は「これからも遠くで美晴を見守る」と話している。これらのやり取りは「美晴と百瀬が恋愛的な意味で交わる可能性は限りなく低い」ということを暗示しているように思える。義理の弟の妻からの不穏な質問に思わせぶりな返しをする美晴は、『ひまわり』という百瀬の例えからはズレている。「理想の家族」発言にショックを受けた時から気づいてはいたが、やはり百瀬は美晴の本質を多面的に捉えることができていない。恋は盲目。信仰は理解と遠い所にあるから仕方がない。しかし、美晴が理想とする『向き合っていける夫婦』を成立させるためには、百瀬を相手として選ぶわけにはいかない。自分を神聖視している人間と向き合うことは、本来の自分と相手が思う自分とのギャップに苦しめられることに繋がる。美晴が百瀬に恋心を抱いていたのかどうかは分からないが、美晴と百瀬が結婚したとしても『理想の家族』を作るのは難しい。そして百瀬には、美晴を不幸にするリスクを冒してまで彼女と一緒にいようという意志はない。兄夫婦の関係が修復された中、百瀬が美晴と恋愛関係になるために行動を起こすというのは考えづらい。そんな中で百瀬の感情は明葉へと向かうのか、それとも不毛な恋を抱えたまま終わるのか、はたまた別の誰かと恋に落ちるのか…。婚姻届に判を捺しただけですが/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送過去の『婚姻届に判を捺しただけですが』ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年11月19日豊川悦司と中村倫也が、型破りな刑事のバディを演じる「No Activity/本日も異状なし」より、カオスな展開を予感させる本予告映像と場面写真が公開された。ハッタリだらけのベテラン刑事・時田信吾(豊川さん)と、刺激を求める新米刑事・椎名遊(中村さん)のバディが、麻薬捜査の張り込み中に巻き起こす予測不可能な騒動を描く本作。到着した映像では、マネキンと戯れ、銃を構えながら「イメージは出来ている」とうそぶく姿を見せるなど、ハッタリだらけのベテラン刑事・時田の姿からスタート。そんな時田と初めてバディを組むことになったのは、新米刑事の椎名。刺激を求めて警察官になったという変わった椎名は、次第に時田の魅力にハマっていく。そんな2人に指示を送る警視庁無線連絡室の空気が読めず常にマウントをとろうとする里見美里(木村佳乃)や、真面目な純情派なのにキレると危険な大平阿漓羅(清野菜名)という指令官コンビをはじめ、小心者でド変態な小悪党・諌山(岸谷五朗)&サイコパスな犯罪ストーカー・一条(岡山天音)、SNS依存症の人質・茉莉(岸井ゆきの)と、クセものが大渋滞。緊張感あふれる現場なのに、繰り広げられるのは自由気ままな会話…。全く事件解決の糸口が見えない中、物語への期待は高まるばかりだ。「No Activity/本日も異状なし」本予告編「No Activity/本日も異状なし」は12月17日(金)よりPrime Videoにて独占配信開始。(cinemacafe.net)
2021年11月17日清野菜名、坂口健太郎が共演する「婚姻届に判を捺しただけですが」の5話が11月16日放送。今回は高杉真宙演じる唯斗に“応援したくなる”などの反応が上がるとともに、倉科カナ演じる美晴がラストに放ったセリフにも様々な反応が投稿されている。借金返済のため百瀬と偽装結婚したが、百瀬を好きになってしまう大加戸明葉を清野さんが、兄と結婚した同級生を想い続けている明葉の偽装結婚相手・百瀬柊を坂口さんが演じ、偽装結婚することになった2人の“不意キュン”ラブコメが展開する本作。2人のほか、柊が想い続けてきた兄・旭の妻で、前回のラストで離婚届を残しいなくなった百瀬美晴には倉科さん。明葉が偽装結婚しているのを知る動物病院の看護師、牧原唯斗には高杉さん。弁当屋を営む柊の兄で美晴の夫・百瀬旭には前野朋哉。柊が明葉の前に偽装結婚を申し込んでいた同僚の麻宮祥子には深川麻衣。柊の上司でコテコテ関西弁が特徴の舛田康弘には岡田圭右。柊の部下の営業マン・井上陸に森永悠希。明葉が勤める「森田デザイン」の社長・森田聡には田辺誠一。明葉が働く「森田デザイン」のデザイナー・小杉深雪には中川翔子。こちらも「森田デザイン」のデザイナー・坂原証には笠原秀幸。「森田デザイン」で働く2.5次元俳優オタクの藤井ひかりには小林涼子。「森田デザイン」新人デザイナー・田村彩乃には長見玲亜。明葉の祖母・大加戸初恵には木野花といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。柊は不動産屋の前で、離婚届を出していなくなった美晴と出くわす。家に帰りたくないという美晴に柊は「しばらくはうちにいればいい」と提案。美晴が同居することになり、柊と明葉は同じベッドで寝ることに。3人が気まずくなった明葉は唯斗と朝食をとるのだが、柊が美晴と深い関係になることはないと話す明葉に、唯斗は「好きの形が変わるのに、スイッチが入るのは一瞬だからね」と答えて…というのが今回のおはなし。明葉に揺さぶりをかけるような唯斗のセリフと表情に「唯斗と明葉のモーニングシーン 唯斗が大人の考え方で素敵でした」「明葉に向ける、からかうような、悪戯っ子のような唯斗の表情がすごくいい」「当て馬だけどやっぱり唯斗くんを応援したくなる」などの反応が上がる。そして美晴の生い立ちを聞いた明葉は、美晴が柊を好きになっていたのでは?という想いを抱く。さらに美晴を「兄が幸せにできないなら、僕が…」と語る柊の言葉を聞いて、柊との関係の終焉を感じ号泣する…。この涙にも「明葉ちゃんの涙切ない」「一途な恋心がとっても伝わった」「明葉ちゃんの涙がきれいすぎた…」といった感想も。その後旭が隣家の火事から猫を救おうとしてケガをし、病院に駆けつけた美晴と再会。夫婦は元通りになるのだが、美晴の好きな人が柊かを確かめようとした明葉に、美晴は「何事も白黒つけようとしちゃだめよ」と返答。このラストの美晴のセリフに「柊を好きだったかどうかは、白黒つけずに真相はグレーのまま」「美晴から秋葉への最後の言葉も意味深」「美晴の白黒発言は偽装結婚を知ってるなぁ~」など様々な声が上がっている。(笠緒)
2021年11月17日Twitterやブログでドラマの感想をつづり人気を博している、あずきごはん(@komadorama)さんによる、新連載。TBSで始まった2021年秋の新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』の見どころを、あずきごはんさん独自の視点でご紹介します。自分勝手な幻想を抱き、それが崩れた時にショックを受ける。恋愛や『推し活』など、誰かを好きになるという行為に必ずついてまわるリスクだ。『婚姻届に判を捺しただけですが』の第4話は、このリスクが1つのテーマになっている。明葉のひと言で、2人の関係性に変化が「私は百瀬さんの味方です」と伝えたことで、百瀬(坂口健太郎)から友達と認定されてしまった明葉(清野菜名)。初めての女友達に浮かれる百瀬は、明葉への態度や距離感を大きく変化させる。友達として扱われるのが嫌な明葉は百瀬と距離を取ることを試みる。しかし「馴れ馴れしくしてすみませんでした」としょんぼりする百瀬を見て、彼の友達になることを決意するのだった。前回の話から、百瀬と明葉の進展を期待したのだが、そんなに甘くはなかったらしい。急激に態度を軟化させて距離を詰めつつも、『友達』という言葉で無意識に関係に線を引く百瀬。不毛な恋をやめるには距離を置くしかないのに、それすらもさせてくれない。明葉の境遇はつらくなるばかりだ。しかし、ゼロ距離でデレる百瀬が最高にかわいいのが悔しい。温泉旅行で、美晴から意味深な言葉そんな中、2人は百瀬の兄夫婦と一緒に温泉旅行に行くことになる。車酔いした明葉に膝枕をするなど、旅先でも百瀬の無意識タラシ行動はとどまるところを知らない。しんどさとトキメキに挟まれる明葉に更なる試練が降りかかる。百瀬と美晴(倉科カナ)が夫婦と間違えられたのだ。義兄(前野朋哉)から「間違えられて嫌だったでしょ?」と聞かれる明葉。義兄に同じことを聞き返すと「慣れてるから」「俺は美晴の側にいられたらそれでいい」と返ってくる。一方その頃、百瀬は美晴との会話で彼女の思わぬ一面を知り、動揺するのであった。「彼となら私が一番欲しい理想の家族を手に入れられる」「だから私結婚したの。貴方のお兄さんと」美晴は『好きな人』ではなく『幸せにしてくれそうな人』と結婚したということだ。結婚の基準は人それぞれであり、美晴の判断を否定することはできない。しかし、美晴に長年の想いを募らせ、ある種の幻想を抱いていた百瀬は彼女の言葉にショックを受ける。美晴はなぜ百瀬に話したのか。『友達』である百瀬に本音を打ち明けて楽になりたかったのか。百瀬が抱いている幻想や彼の想いに気づいていて、それらを打ち砕きたかったのか。はたまた、自分が本当に好きなのは百瀬だと匂わせているのか……。美晴の真意はまだ読めないが、その分かりにくさが彼女の魅力でもある。恋愛ドラマの相手役として急成長する百瀬美晴のことで悩む百瀬とそれを気にする明葉はちょっとした口論になる。言葉の弾みで、明葉が百瀬の恋愛遍歴を揶揄(やゆ)してしまったのだ。そして百瀬からとんでもない台詞が飛び出す。「そんなこと恋愛感情がなくてもできますよ」「試しにそのうるさい口、黙らせてみましょうか」まさか百瀬が往年の少女漫画のような台詞を口にするとは。恋愛ドラマの相手役として急激に成長している。乾電池だけで視聴者をときめかせ、『キュン』を錬成していた第1話を思い返すと感慨深いが、明葉の気持ちを思うと恐ろしく残酷な展開でもある。キュンと切なさと若干の面白さを併せ持つこのシーンに、感情を揺さぶられた視聴者も多かったのではないだろうか。そして翌日、職場で遭遇して気まずい雰囲気になる2人。しかし、この時の出来事が百瀬の悩みに決着をつけさせることとなる。自分が大好きな小説家が百瀬の仕事相手だと知った明葉は、百瀬と共に作家に会うことになる。しかし、その作家は明葉のイメージとは全く違う性格をしていた。明葉がショックを受けていないかと案じる百瀬。一方で明葉は憧れの作家と話せたことに喜び、「イメージなんて私が勝手に持ってたものだし」と気にも留めていなかった。この明葉の描写は、美晴の一面にショックを受けた百瀬と対になっている。幻想を裏切られても気にしない明葉はかっこいい。しかし、勝手な幻想に囚われてしまう人間も否定しない。美晴の意外な一面に幻滅したことを打ち明ける百瀬。それに対して明葉は「勝手にイメージを作り上げるのも、意外な一面に幻滅するのも、結局はその人のことが好きだからでしょ」「誰かを好きになるって勝手なことなんですよ」と伝える。百瀬は美晴に抱いた幻想を打ち砕かれつつも彼女を想い続け、明葉はそんな百瀬を受け入れつつも彼の恋を応援することはできない。どちらも恋心から発生する『勝手な行動』である。そして、「明葉の恋が成就するといいな」なんて思ってしまうのも視聴者である私の勝手な願いなのだ。そんな私のエゴをよそに、美晴は離婚届を置いて家出し、牧原(高杉真宙)は百瀬に宣戦布告をした。明葉の恋も今後の展開も、一筋縄ではいかないようだ。婚姻届に判を捺しただけですが/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送過去の『婚姻届に判を捺しただけですが』ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年11月12日Twitterやブログでドラマの感想をつづり人気を博している、あずきごはん(@komadorama)さんによる、新連載。TBSで始まった2021年秋の新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』の見どころを、あずきごはんさん独自の視点でご紹介します。百瀬(坂口健太郎)が偽装結婚を望む理由はドラマの序盤から語られている。しかし「想いを隠すために偽装結婚するなんて発想が飛躍しすぎ」と思った視聴者も多いのではないだろうか。百瀬はなぜ偽装結婚という極端な手段を選んだのか。第3話は、その理由が垣間見える回となった。百瀬に心を閉ざされ傷つく明葉明葉(清野菜名)と百瀬は、百瀬の中学の同級生が開いてくれた結婚祝いパーティーに参加する。明葉はそこで百瀬と美晴(倉科カナ)を近づけるような行動を起こし、百瀬を怒らせてしまう。今回はドラマ冒頭から度肝を抜かれる演出が飛び出した。YouTubeの広告漫画のようなものが流れたのである。この演出は後の展開に繋がっていく。百瀬の想い人が美晴だと知った明葉は2人の恋愛事情が気になって仕方がない。その心情を「電子書籍の一巻だけ無料みたいな状況」と例えている。明葉が美晴のことを気にするのは百瀬を意識し始めているからなのだが、2人ともまだそのことには気づかない。明葉のお節介に対して百瀬は「この結婚は外野から余計な干渉や詮索をされないためのもの」「大加戸(明葉)さんも外野の1人」と言い放つ。百瀬のきつい言い方ではなく、心のシャッターを降ろされたことにショックを受ける明葉。百瀬への感情が変化していることが分かる。牧原に抱きしめられるところを百瀬に見られた明葉2人の間に気まずい空気が流れる中、明葉にコンペの話が舞い込む。担当営業から百瀬に相談するようにアドバイスをされるが、上手く頼ることができない。そんな明葉の元に現れたのが看護師の牧原(高杉真宙)だった。明葉の仕事を褒め、話を聞き、気の利いたコメントも残す。聞き上手で勘も鋭い彼は、明葉と百瀬の『偽装結婚』に勘付く。気を許して色々なことを話す明葉だったが、牧原から突然ハグをされてしまう。百瀬の変化球かつ遅効性なキュンに慣れきっていた中で、突然繰り出されたどストレートな攻撃。視聴者と明葉が混乱する中、画面に見慣れた男が映る。百瀬だ。牧原のハグより、百瀬に見られたことに動揺する明葉。牧原とは恋愛関係ではないと否定するが、百瀬からは「恋愛は自由にやりましょう」と言われてしまう。その後、百瀬が美晴以外の女性と密会する様子を耳にした明葉は更にモヤモヤが募るのであった。あくまでも突き放す百瀬と関わっていたい明葉。美晴と話をする百瀬を見た明葉は本音をぶつける。「百瀬さんはこの先、1mmも幸せにならないんですか?」美晴を想うために偽装結婚で世間を欺き、密会相手である『誰か』を美晴の代わりにする。そんな百瀬のことを案じる気持ちと嫉妬心とが混ざりあった上での言葉だ。なお、百瀬が好きでもない人を美晴の身代わりにしているというのは明葉の勘違いである。しかし、今回の百瀬と美晴の会話には危なげな面もあり、私も百瀬が心配になってしまった。忘れ物を届けたお礼に手作りのお菓子を渡すという行為。「(百瀬)柊くんが私の旦那さんみたいか」という台詞。百瀬に対する美晴の言動は恋愛のアプローチとして使われるものだ。美晴は天然でやっているのか、百瀬の心を自分に縛り付けていたいが故の確信犯なのか。もし後者なら、これまでの話の見方も変わってきそうだ。徐々に近付く2人の距離ついにコンペの日を迎えた明葉。しかし、プレゼンの担当が体調不良で参加できなくなってしまう。そんな時に代打として百瀬が現れ、プレゼンは成功する。まともに打ち合わせもできなかったのにどうして上手くいったのか疑問に思う明葉。百瀬は「企画やデザインに魅力を感じてたから、説得力のあるプレゼンができた」という旨を伝える。2人の距離も深まったところで、百瀬の心のシャッターが開き始める。「大加戸さんの遠慮ない言葉、好きですよ僕は」「美晴とのことを聞いてもらってもいい」と言う百瀬に「話したいことだけで」と伝える明葉。そして美晴との思い出を話す百瀬。冒頭の結婚祝いの場で明葉は「百瀬にこんなに仲の良い友達がいたなんて意外」という旨の感想を抱く。この感想はある意味正しい。百瀬があのような環境を手に入れられたのは美晴のおかげだったのだ。そんな美晴と自分の兄の結婚について百瀬は「気づいたら2人が結婚してた」と話す。好きな人と自分の兄の恋愛フラグに全く気づかないなんて、幾ら何でも鈍すぎるのではないだろうか。思えば百瀬は、人の気持ちを考えていないような言動をすることがあった。明葉に対する容赦ない言葉選びがその筆頭であるが、もしかしたら人間の感情に気を向けることが極端に苦手なのかもしれない。他人の感情を考慮することはもちろん、自分の恋心をコントロールすることもままならない。だからこそ偽装結婚という極端な手段に走ったのではないか。そんなことを考えさせられる。そんな百瀬にハグをして「私は百瀬さんの味方です」と口にする明葉。百瀬の救世主であったはずの美晴は兄に連れて行かれてしまった。時に百瀬を受け入れ、時に『遠慮ない言葉』で道を示してくれる明葉。彼女が百瀬にとっての『真の救世主』になる日も近いのかもしれない。婚姻届に判を捺しただけですが/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送過去の『婚姻届に判を捺しただけですが』ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年11月07日豊川悦司と中村倫也がバディを組む新感覚コメディ・刑事ドラマ「No Activity/本日も異状なし」に、木村佳乃、清野菜名、岸谷五朗、岡山天音、岸井ゆきのが出演することが分かった。本作は、オーストラリアで大ヒットしたコメディドラマ「No Activity」を、英勉が監督を務め、じろう(シソンヌ)が脚本を担当、日本版としてリメイク。出世を諦めた万年ヒラ刑事の時田信吾(豊川さん)と、人たらしな新米刑事・椎名遊(中村さん)のバディが、麻薬捜査の張り込み中に巻き起こす、ありえないような騒動を描いていく。木村さんが演じるのは、警視庁の無線連絡室で現場の時田と椎名たちに的確な指令を伝えるベテランオペレーター・里見美里。無線連絡室でも一目置かれる頼れる姉貴分だが、ちょっと人の話を聞くのが苦手な空気を読めない一面も。また、美里の部下で新人オペレーターの大平阿漓羅を清野さん。真面目で曲がったことが大嫌い、しかし自分の勘違いに気づかず突っ走ってしまうちょっと厄介な面も。4人の強烈な掛け合いにも注目だ。そして、麻薬取引に絡む犯人グループのひとり、前科7犯の要注意人物・諌山を岸谷さん。もうひとりの犯人、ちょっと不敵な笑みを浮かべる一条を岡山さんが演じる。一条は、これまで普通の生活を送ってきた青年で、初めての犯罪にも関わらずどこか飄々としており、自分と違う世界に住む諌山に興味津々なちょっと変わった人物。さらに岸井さんが、偶然、麻薬取引の情報を聞いてしまい、人質になってしまう茉莉役で出演。人質として捕まるも、逆にその状況にワクワクしてしまう、SNS依存症なキャラクターとなっている。そんな個性的なキャラクターたちが写る、ビジュアルと人物相関図も公開された。▼キャストコメント木村佳乃配信ドラマに出演することが初めてなので、お話をいただいた時はすごく嬉しかったです。見ればとにかく笑って楽しい気分になれる作品だと思います。Prime Video で皆様に明るい話題を届けたいと思います。清野菜名これまで経験したことのない役柄でしたので、とても楽しんで演じることができました。どの世代の方にも、また、どの国の方にも楽しんでいただけるコメディ作品です。たくさん笑って元気になっていただきたいです。岸谷五朗昔から一緒に作品作りをしてきたスタッフの方々がいらしたので、とても楽しいクリエイティブな現場でした。とても型破りで、でも実は人間味に溢れた作品になっておりますのでご期待下さい。岡山天音とても力の入った企画だったので、参加することができて光栄です。個性溢れるキャラクター同士が限られた空間で織りなす、とても濃い人間模様を堪能して下さい。岸井ゆきのストーリーも役柄もとてもユニークな企画だったので、参加することができて嬉しかったです。時田と椎名、里美と阿漓羅、そして犯人の諌山と一条と人質の3つのグループがどう絡んでいくのかを楽しみにしていて下さい。「No Activity/本日も異状なし」は12月17日(金)より Prime Videoにて独占配信開始。(cinemacafe.net)
2021年11月05日俳優の豊川悦司が主演、中村倫也が共演するAmazon Originalドラマ『No Activity/本日も異状なし』(12月17日よりAmazon Prime Videoにて独占配信、全6話)に、木村佳乃、清野菜名、岸谷五朗、岡山天音、岸井ゆきのが出演することが5日、明らかになった。新たなキービジュアルと人物相関図と共に発表された。『No Activity/本日も異状なし』は、オーストラリアで大ヒットしたコメディドラマ『No Activity』を日本版としてリメイクした新感覚のコメディ・刑事ドラマ。出世を諦めた万年ヒラ刑事の時田信吾(豊川悦司)と、人たらしな新米刑事・椎名遊(中村倫也)のバディが、麻薬捜査の張り込み中に巻き起こす、ありえないような騒動を描く。映画『東京リベンジャーズ』(21)や『賭ケグルイ』シリーズを手掛けた英勉監督がメガホンを取り、お笑いコンビ・シソンヌのじろうが脚本を手掛けた。公開されたビジュアルと人物相関図には、麻薬捜査の現場を更なるカオスに落とし込む、新たな個性溢れる登場人物たちが映し出されている。警視庁の無線連絡室で現場の時田と椎名たちに的確な指令を伝えるベテランオペレーターの里見美里(さとみ みさと)を演じるのは木村佳乃。異様な緊張感がはりつめる大規模捜査の中、現場に張り込む刑事たちに次々と正確な指示を出す美里は、無線連絡室でも一目置かれる頼れる姉貴分…だが、ちょっと人の話を聞くのが苦手な空気を読めない一面も。美里の部下で新人オペレーターの大平阿漓羅(おおひら ありら)を演じるのは清野菜名。阿漓羅は、真面目で曲がったことが大嫌いという警察官にはぴったりな性格を持つ半面、自分の勘違いに気づかず突っ走ってしまうという、ちょっと厄介なキャラクター。年齢も性格も違う2人のオペレーターコンビが、張り込み現場でやりたい放題の時田&椎名のバディとどう絡んでいくのか。4人の強烈な掛け合いにも注目だ。そして麻薬取引に絡む犯人グループの1人が諌山(いさやま)を演じるのは岸谷五朗。前科7犯で麻薬取引にも手を出す諌山は、完全な裏社会の住人。何をしでかすか分からない異様な空気と、常人にはちょっと理解しがたい性癖を持つ要注意人物だ。もう1人の犯人は、ちょっと不敵な笑みを浮かべる一条を演じるのは岡山天音。一条はこれまで普通の生活を送ってきた、どこにでもいるような青年。初めての犯罪にも関わらずどこか飄々としており、自分と違う世界に住む諌山に興味津々というちょっと変わった人物だ。そして偶然麻薬取引の情報を聞いてしまい、人質になってしまう茉莉(まり)を演じるのは岸井ゆきの。茉莉は人質として捕まるも、逆にその状況にワクワクしてしまう SNS 依存症の女の子。時田と椎名、そして美里と阿漓羅たち警察側の懸命な(?)捜査の裏で、犯人と人質たちはいったいどんな物語を展開していくのか。追加キャストのコメントは以下の通り。■木村佳乃(美里役)配信ドラマに出演することが初めてなので、お話をいただいた時はすごく嬉しかったです。見ればとにかく笑って楽しい気分になれる作品だと思います。Prime Video で皆様に明るい話題を届けたいと思います。■清野菜名(阿漓羅役)これまで経験したことのない役柄でしたので、とても楽しんで演じることができました。どの世代の方にも、また、どの国の方にも楽しんでいただけるコメディ作品です。たくさん笑って元気になっていただきたいです。■岸谷五朗(諌山役)昔から一緒に作品作りをしてきたスタッフの方々がいらしたので、とても楽しいクリエイティブな現場でした。とても型破りで、でも実は人間味に溢れた作品になっておりますのでご期待下さい。■岡山天音(一条役)とても力の入った企画だったので、参加することができて光栄です。個性溢れるキャラクター同士が限られた空間で織りなす、とても濃い人間模様を堪能して下さい。■岸井ゆきの(茉莉役)ストーリーも役柄もとてもユニークな企画だったので、参加することができて嬉しかったです。時田と椎名、里美と阿漓羅、そして犯人の諌山と一条と人質の3つのグループがどう絡んでいくのかを楽しみにしていて下さい。(C)2021 Amazon Content Services LLC
2021年11月05日清野菜名と坂口健太郎が共演する「婚姻届に判を捺しただけですが」の3話が11月2日オンエア。高杉真宙演じる牧原から“ハグ”された明葉が、ラストでは百瀬を“ハグ”。2つのハグに多くの視聴者からの反応が集まっている。「生涯独身上等、おひとり様最高!」と独身を謳歌するデザイナーの主人公が、好きな人を想い続けるため“既婚者”の肩書を手に入れたい広告代理店の男性から“偽装結婚”を申し込まれるという“不意キュン”ラブコメが展開する本作。キャストには、彼氏はいないが仕事にやりがいを感じ、「生涯独身上等、おひとり様最高!」と独身を謳歌するデザイナーの大加戸明葉に清野さん。兄と結婚した同級生を想い続けるために“既婚者”になろうと、明葉に偽装結婚を申し込む広告代理店「秀伝堂」の営業マン、百瀬柊に坂口健太郎。明葉に近づく動物病院の看護師、牧原唯斗に高杉真宙。百瀬が明葉の前に偽装結婚を申し込んで断られた麻宮祥子には深川麻衣。百瀬が想い続ける義姉の百瀬美晴に倉科カナ。百瀬とは正反対な性格の兄、百瀬旭には前野朋哉。明葉が勤める「森田デザイン」社長・森田聡に田辺誠一。百瀬の部下・井上陸に森永悠希。柊の上司・舛田康弘に岡田圭右。明葉の祖母・大加戸初恵には木野花。また中川翔子、笠原秀幸、小林涼子、長見玲亜らも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。百瀬の結婚を知った中学の同級生が結婚祝いを開いてくれることになるが、その後の明葉のお節介が百瀬の勘に触り、心のシャッターをガッツリ降ろされてしまう。そんななか明葉に大きなコンペの話が。舛田は百瀬に相談すればいいと言うのだが、相談しようにも聞ける雰囲気ではなく、明葉はオフィスで仕事をすることに。そこに忘れ物を届けに牧原がやってきて…というのが3話の展開。以前明葉は牧原に“友人が偽装結婚した”と嘘をついていたのだが、その話が自身のことだと見抜かれてしまう。その後2人で歩きながら話していた際、百瀬に心のシャッターを下ろされてしまったことを嘆く明葉を、牧原は突然ハグし、「元気出して」と励ましの言葉をかける。牧原を演じる高杉さんのハグの仕方に「高杉真宙さんが演じる唯斗のお願い上手と甘い誘惑に加えていきなりのハグにやられた」「高杉真宙くんハグの仕方かっこよすぎやろ」「高杉真宙カッコよすぎん?どこでそんな自然的に出来るハグ覚えたんだよぉぉぉぉぉ!」「明葉をアッキー呼びしたり、お願い上手だったり、道端で突然ハグするなどグイグイ来る年下男子役がハマりすぎる」などの反応が続出。その後重要なコンペの当日に舛田が腹痛になり、明葉は1人でプレゼンに挑むが上手く行かない。万事休すと思われたその時、百瀬が現れ代わりにプレゼンを行う。無事プレゼンを終え家で乾杯する明葉と百瀬。そこで百瀬は美晴との過去を語り始める。その話を聞き「この人、なんてピュアなんだろう…」と、百瀬への認識が変わっていく明葉。そして明葉は「今だけハグしてもいいですか?」と百瀬を抱きしめる…というラストだった。このハグにも「恋のフラグが立ってしまった明葉」「完全に明葉ちゃん、好きになっちゃったじゃん!」「ただ心配して、元気だして、ってハグしてくれるあたり…さすがです」「最後に明葉が「あなたの1番の味方だよ」ってハグするところ、すごくよかった」などの投稿多数。2つの“ハグ”に多くの視聴者からの声が集まっている。(笠緒)
2021年11月03日Twitterやブログでドラマの感想をつづり人気を博している、あずきごはん(@komadorama)さんによる、新連載。TBSで始まった2021年秋の新ドラマの見どころを、あずきごはんさん独自の視点でご紹介します。乾電池で意表を突かれた第1話から1週間。主演の清野菜名からおめでたい報告も飛び出し、ますます注目度が高まるドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』。第2話では、百瀬が偽装結婚を決めた理由である『好きな人』も本格的に物語に絡み始めた。百瀬の塩対応ぶりに不安になるものの…?明葉(清野菜名)と百瀬(坂口健太郎)の偽装結婚から2週間ほど経ったある日、百瀬の兄・旭(前野朋哉)が実家の弁当屋を手伝って欲しいと頼みに来た。一緒に手伝うことになった明葉は、百瀬から「想定問答集」を渡される。そこには夫婦についての質問と答えがびっしりと書かれていた。実家に行く前にそれらを全て頭に入れるように言う百瀬。さらに「明葉さんの好きなところは料理上手なところだと伝えている」とプレッシャーをかけてくるのだった。第1話では、乾電池でキュンとさせるデレを炸裂させた百瀬だったが、第2話冒頭は塩対応そのもの。仕事であった良いことを話しても興味のないそぶりを見せてくるから、「2人の距離は百瀬が寝たらリセットされるのか?」などと不安になる。百瀬の実家を手伝いにきた明葉は、そこで義兄嫁の美晴(倉科カナ)と出会う。第1話のラストで、この義姉が百瀬の好きな人だと発覚するのだが、登場の瞬間からその説得力がすごい。圧倒的な『かわいい』を振りまく倉科カナに、明葉も視聴者も一瞬でメロメロになってしまうのだ。仕事がひと段落し夕飯を食べる一同。そこで明葉の好きなところを聞かれた百瀬は「俺のために大福買ってきてくれるところ」と答える。料理上手なんて嘘の長所ではなく、実際の出来事から好きなところを選んできたのだ。どうやら2人の距離はリセットされていなかったらしい。キュンの流れ弾を食らう視聴者をよそに、「騙された!」と反撃に出る明葉。それに焦って挙動不審になる姿が可愛く映るのも、坂口健太郎の魔法なのだろうか。胸が締め付けられる、『想い人』からの一言夕飯が終わって部屋に向かう明葉と百瀬を待ち受けていたのは、ぴったりとくっついた布団。枕の位置を反対にして危機を乗り切ろうとする2人は、修学旅行のノリで話を始める。しかし百瀬は美晴の話になった途端に離脱。台所でお茶を飲んでいると、そこに美晴が現れる。元同級生でもある2人は和気あいあいと話をしていたが、美晴が微笑みながら発した一言に百瀬の感情は大きく動く。「明葉ちゃんと絶対幸せになってね」百瀬にとって、想い人と自分が恋愛関係になることはないと示す言葉であり、また、偽装結婚が恋の隠れ蓑になっていることを証明する言葉でもある。恋が叶わないことを改めて突きつけられたつらさ、好きな人を思い続けられることへの安堵、笑顔へのときめき。色んな感情が混ざり合った表情を浮かべる百瀬を見ていると、坂口健太郎という俳優の凄さを改めて感じる。視聴者の心を振り乱す坂口健太郎の魅力そして翌朝、明葉が誤発注してしまった大量の肉が届く。「あなたがここにいて何かできるんですか?」「あなたを選んだ僕が馬鹿でした」と責める百瀬。モヤモヤしながら、飼い猫を連れて動物病院に向かう明葉。そこで激安スーパーを教えてくれた青年・牧原(高杉真宙)と再会する。彼は動物病院で看護師として働いていたのだ。思わず愚痴をこぼす明葉に「離婚すれば良いじゃん」と言う牧原。その言葉に触発されかけた明葉だったが、家で百瀬の気遣いに気がつき思い直す。その後、義兄夫婦が店のSNSで誤発注した肉を使ってハンバーガーを販売する旨を告知。明葉はデザイナーのスキルを活かしてチラシを作成。街で配っているところに百瀬が現れる。「半分ください」「こんな良いチラシ、1人でも多くの人に見てもらわないと勿体ないじゃないですか」辛辣な言葉から突然のデレ。まさにタワー・オブ・テラー。さらに百瀬はポスターを見て明葉の『仕事のこだわり』にも気づく。このこだわりは第2話の冒頭で、明葉が話していたこと。興味がないそぶりをしつつもちゃんと話を聞いていたのだ。さらにチラシ配りが終わった日の夜、百瀬は寝る直前にもう一発大きな爆弾を打ち込む。「あなたでよかったです」「あなたを選んだ僕が馬鹿でした」に対するファイナルアンサーである。百瀬に傷つけられたメンタルが百瀬のおかげで回復しているのは正直悔しいけれど、1人の人間と密に向き合うというのはこういうことの繰り返しなのかもしれない。デレるかどうか迷って階段の前でウロウロする百瀬が一番かわいく見えるのは、坂口健太郎の職人芸がなせる技なのか。はたまた百瀬のことを好きになってしまったからなのか。謎は解けないまま次週へ続く。このように第2話でも百瀬は強かったのだが、第3話以降は動物病院の看護師・牧原にも期待がかかる。色んなことを察してニコニコと話を聞いてくれる歳下の高杉真宙、百瀬とは真逆のタイプである。牧原や美晴が偽装夫婦にどのように絡んでいくのかにも注目していきたい。婚姻届に判を捺しただけですが/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送過去の『婚姻届に判を捺しただけですが』ドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年10月31日清野菜名主演「婚姻届に判を捺しただけですが」の2話が10月26日放送。百瀬に今までにない感情を抱く明葉に、視聴者から「好きになり始めてきた」「それは恋です!」などの“ツッコミ”が相次ぐなか、牧原役の高杉真宙にも多くの注目が集まっている。「フィール・ヤング」連載中の同名原作をドラマ化、偽装結婚をテーマにした“不意キュン”必至のラブコメディとなる本作。キャストはいきなり700万円もの借金を背負うことになり、百瀬と偽装結婚することになる大加戸明葉に清野さん。“既婚者”になるため偽装結婚の相手を探しているなか、明葉と出会う百瀬柊に坂口健太郎。柊の中学の同級生で、今の義姉となった百瀬美晴に倉科カナ。美晴とともにモモズ弁当を経営している百瀬旭に前野朋哉。動物病院の看護師をしている牧原唯斗に高杉真宙。柊から偽装結婚を申し込まれ断った同僚の麻宮祥子に深川麻衣。明葉の勤務先である「森田デザイン」の社長・森田聡には田辺誠一といった面々。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は玄関に自分の好きなカプセルトイを飾る明葉だが、百瀬は「ごちゃごちゃしているのは好きじゃない」と片づけるよう指示。さらに仕事から帰ると玄関からカプセルトイが無くなっており、捨てられたと思った明葉は怒りをぶつけようとするが、自宅には突然訪問してきた兄・旭の姿が。旭は明葉に週末だけモモズ弁当を手伝って欲しいと頼みに来たのだ。バイト代が出ることを聞き承諾する明葉だが発注ミスをしてしまう。落ち込んで帰宅する明葉だが玄関にはカプセルトイがまた並んでいた。モモズ弁当のSNSを見て、旭たちが自分が大量に発注した挽肉でハンバーガーを作ろうとしているのを知った明葉は、自分なりに力になろうとチラシを作成、配布。その姿とチラシを見た百瀬は「こんないいチラシ、一人でも多くの人に見てもらわないともったいない」と、自分も配布を手伝う…という展開だった。ラストで明葉は百瀬の“好きな人”が美晴ではと気づき、彼に「もしかして…」と問いかける。すると百瀬も淡々と美晴が好きだと認める。「不毛な恋ってそういう意味だったんだ…」と衝撃を受けながら、「何、この感じ?」と自分の胸をおさえる明葉…。そんな明葉に「あぁ~好きになり始めてきたなぁ~」「明葉ちゃんそれは恋です!」など視聴者からの“ツッコミ”が続々と投稿される。また明葉は猫のおもちを連れて行った動物病院で牧原と再会。百瀬とのことで悩む明葉に「離婚すればいいじゃん」と言ってみたり、そんな彼女を食事に誘い、明葉が百瀬に恋し始めてることを指摘する牧原を演じる高杉さんに「高杉真宙くんのキラキラが凄い件」「キラキラで美しくて言葉がでない」「高杉真宙のかっこよさを真正面から食らってしまった」などの声も殺到。「動物病院の高杉真宙君の方が気になる ちょっと危ない感じ」「今日はこちらの方に心を奪われそうになりました」と、高杉さん演じる牧原にも大きな注目が集まっている模様だ。(笠緒)
2021年10月27日Twitterやブログでドラマの感想をつづり人気を博している、あずきごはん(@komadorama)さんによる、新連載。TBSで始まった2021年秋の新ドラマの見どころを、あずきごはんさん独自の視点でご紹介します。結婚に対する考え方が変化しつつある時代、結婚だけが幸せの形ではないという価値観も広がり始めている。そんな中、偽装結婚を題材にしたドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』がスタート。漫画原作のキャラクターをモノにした坂口健太郎が日本列島を包み込んだ。TBS新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』あらすじ仕事もプライベートも満喫する『おひとり様』女子・大加戸明葉(清野菜名)はランチ中に他人のプロポーズを目撃する。しかしプロポーズを受けた女性は男性に水を浴びせて帰ってしまう。その日の夜、明葉が飲み会に行くと、そこには昼間振られていた男・百瀬柊(坂口健太郎)がいた。百瀬は明葉に結婚についての質問を行ったあと、突然「僕と結婚してみませんか?」という台詞をぶつける。百瀬は既婚者の肩書きが欲しいだけとのことで、突然の求婚と特殊な結婚観に明葉は不快感をあらわにする。そんな明葉の元に祖母(木野花)が倒れたという連絡が入り、百瀬と一緒に病院へ。祖母は軽い心不全の発作で病室に着いた時には元気だった。医者に呼ばれて席を外していた明葉が戻ってくると、祖母から衝撃の一言が飛んでくる。「こちらの百瀬さんとお付き合いしてるんだって?」鞄から婚姻届を取り出す百瀬と婚姻届への記名を提案する祖母。祖母にショックを与えたくない明葉は名前を書く。不器用だけど、どこか憎めない百瀬のキャラ百瀬はとにかく不器用な男だ。そもそも「既婚者の肩書きが欲しいだけ」なんて馬鹿正直に伝えるからフラれるのだ。しかも婚姻届を書かせるまでの流れがめちゃくちゃ強引。倒れたばかりの祖母を利用するなんて嫌われて当然。好印象を持たせてから話を切り出した方が良いとは思わなかったのだろうか。坂口健太郎の顔を持ちながら、1日に3回も水をぶっかけられる百瀬は、どこか憎めない存在だ。百瀬から婚姻届を預かってことなきを得た明葉。そこに「借金返済のために祖母の店を売る」との知らせが入る。店に愛着がある明葉は「お金なら私がなんとかする」と申し出るが、お金は簡単には貯まらない。そんな時、再び百瀬が現れる。結婚したらお金を援助すると言う百瀬に、結婚したい理由を聞く明葉。百瀬は「結婚できない相手を想っている」と語る。気持ちがバレなければその人のことを好きなままでいられる。だから既婚者の肩書きが欲しいとのことだった。一度は結婚を断った明葉だったが、「今週中にお金を用意できなければ店を売る」との連絡が。崖っぷちに立たされた明葉は「お金を返済したら離婚する」という条件で偽装結婚を決める。百瀬の結婚の動機には賛否両論あるだろうが、私は少しキュンとしてしまった。不毛な恋とその相手を大切にするために徹底的に想いを隠すなんて、まるで少女漫画の健気すぎる当て馬だ。1話終盤、百瀬が好きな相手と電話をする場面がある。その時の百瀬はこの世の幸せを全て手に入れたかのような顔をしており、相手への強い想いが痛いほど伝わってくる。隠れみのにされる方はたまったもんじゃないが、その旨を相手に伝えて『契約』しているだけ、まだ誠実と言えるかもしれない。性格が真逆の2人が見せる『偽装結婚』新婚生活が始まった矢先、2人は大きな問題に直面した。性格が壊滅的に合わないのだ。百瀬は『共同生活の掟』を書面にするような几帳面な性格、対する明葉は大雑把。2人はお互いの生活には干渉しないというルールを設ける。しかし目覚まし時計の音など、小さなことも積もればストレスになっていく。そんなある日、百瀬の好物である大福を買ってきた明葉。2人で食べるために大福を百瀬の皿に乗せるが、レンジで皿を焦がしてしまう。百瀬から「今後は最低限、迷惑をかけない生活を心がけてください」と言い放たれ、我慢の限界に達した明葉は「迷惑をかけるなと言うなら、この毎朝の目覚ましやめてください」「それが無理なら私はここを出て行きます」と叫ぶ。性格の不一致に悩むのは恋愛結婚でもよくある話だ。愛があれば乗り越えられるかもしれないが、2人の間に恋愛感情はない。どうするのかと思った矢先、百瀬が明葉を迎えにきた。目覚まし時計の代わりに、明葉に起こしてもらいたいと頼みに来たのだ。「話し合って僕たちなりの夫婦になっていきましょう」と説得する百瀬。そして結婚指輪のような流れで取り出したのが乾電池。目覚まし時計に入っていたものを取り出したのだと言う。「もうあの目覚ましは鳴りません」突然の乾電池には混乱したが、この男に何かを掴まれたのは間違いない。坂口健太郎、乾電池からキュンを錬成できるなんて恐ろしい俳優である。そんな百瀬にほだされて家に帰る明葉。家には2人分の大福が。「この間、食べ損ねたので」とつぶやく百瀬。そして約束どおりに起こしてあげた明葉に対する眠そうな「ありがとうございます」。これまでの諸々を全て水に流してしまうような破壊力だ。不器用男かと思いきやキュンの錬金術師だった百瀬。共同生活の掟には「決して相手のことを好きにならない」という項目がある。しかしこんな男と一緒に暮らして何も起こらないなんてあり得るだろうか。今後の展開から目を離せない。婚姻届に判を捺しただけですが/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送[文・構成/grape編集部]
2021年10月25日《コロナ禍での妊娠ということもあり、心配の絶えない日々が続いておりますが、皆様にお力添えをいただきながら出産に備えていきたい所存です》10月23日、所属事務所を通じて第1子の妊娠を発表した清野菜名(27)。昨年6月に生田斗真(37)と結婚し、“新しい家族”が増えることに。「清野さんは現在、妊娠5~6カ月ですでに安定期に入っているそうです。出産は来年の春ごろになるようです。生田さんも先輩の東山紀之さん(55)に報告したそうで、東山さんは『孫ができた感じ』と喜んでいました」(スポーツ紙記者)清野の所属事務所の発表によれば、今後の芸能活動については《お医者様と相談しながら慎重に、安全に配慮して継続して参ります》とのこと。妊婦であることがわかった清野だが、現在は19日にスタートしたばかりの『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系)で主人公を熱演中だ。清野演じる中堅デザイナー・大加戸明葉は、ひょんなことから500万円を借りることを条件に坂口健太郎(30)演じるサラリーマン・百瀬柊と偽装結婚することに。正反対な性格の2人が織りなす“不意キュン”ラブコメディは、第1話放送後からSNS上で反響が相次いでいる。本ドラマで清野が主演を務めると、各メディアで一斉に報じられたのは今年8月。すでに清野が妊娠していた時期だが、9月にキービジュアルが正式に解禁された。スポーツ報知によると、TBSは23日に広報部を通じて「大変おめでたいことだと思っています」と祝福。清野の妊娠については、「撮影開始前に所属事務所から伺っています。ご本人も所属事務所も体調に問題がなければ出演する意向でした」と説明したという。現在もドラマは撮影中だが、今後も清野は体調の様子を見ながら予定通り撮影に参加する見通しだ。■「自分が出られるなんて思ってなかった」清野がドラマで単独主演を務めるのは、’16年『まかない荘』(メ~テレ)以来。さらに清野にとって、『まかない荘』は連ドラ初主演作でもあった。それ以降はダブル主演での起用が続いていたが、今回の『ハンオシ』は清野にとって久しぶりの連ドラ単独主演となった。妊娠にあたって降板などの選択肢もあったはずだが、清野には本ドラマに対して並々ならぬ意欲があったようだ。「清野さんはこれまで様々な作品で華麗なアクションを披露し、20代前半でアクション女優の地位を確立。その一方で、『アクションなしでもきちんと演技で評価されるようになりたい』とプレッシャーも抱えていたといいます。TBSの火曜10時ドラマといえば、『逃げ恥』『恋つづ』などの人気作を輩出したいわゆる“胸キュン枠”。そこに主演として挑戦できることを、清野さんは『私が出演できるんだ!』『自分が出られるなんて思ってなかった』と嬉しそうに語っていました。たとえ妊婦であっても新たな作品に参加するということは、“新境地へのチャンスを逃したくない”という気持ちがあったのではないでしょうか」(芸能関係者)女優としてママとして、清野にとって『ハンオシ』は大きなターニングポイントになりそうだ。
2021年10月25日2021年10月23日、俳優の清野菜名さんが妊娠していることを、所属事務所が発表しました。弊社所属、清野菜名が新しい命を授かりました事をご報告申し上げます。コロナ禍での妊娠ということもあり、⼼配の絶えない⽇々が続いておりますが、皆様にお⼒添えをいただきながら出産に備えていきたい所存です。芸能活動につきましては、お医者様と相談しながら慎重に、安全に配慮して継続して参ります。今後とも温かく⾒守って頂けましたら幸いです。株式会社ステッカーーより引用清野さんは、2020年6月に、同じく俳優の生田斗真さんと結婚。美男美女のカップルに多くの祝福の声があがりました。今回、新たな命をさずかったという嬉しいニュースを受け、ネット上では改めて祝福の声が寄せられています。・両親が清野菜名と生田斗真って、最強じゃん!・清野菜名さん、おめでとうございます!無事に赤ちゃんが生まれてきますように。・久々の心が温まるニュース。自分のことのように嬉しい。2021年10月現在、テレビドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系)に出演中の、清野さん。今回の妊娠発表を受け、ドラマの注目度もあがりそうです。清野さん、生田さん、おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2021年10月23日12人の監督と豪華キャストの共演による12本の物語からなるオムニバス映画『DIVOC-12』の一編『死霊軍団 怒りのDIY』より、清野菜名がアクションを披露する冒頭映像が解禁となった。本作は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けているクリエイターや制作スタッフ、俳優の継続的な創作活動を支援するためソニー・ピクチャーズエンタテインメントが発足した映画製作プロジェクト。12作品全てが完全オリジナルストーリーで紡がれる未体験エンターテインメントだ。『新聞記者』の藤井道人監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督が中核となり、一般公募で選ばれた新人を含む9人の監督が各監督のもとに集結して製作されている。この度、上田監督チームの一員である中元雄監督&清野菜名主演による『死霊軍団 怒りのDIY』より冒頭映像が解禁となった。元空手部で男勝りな性格のマリ(清野菜名)は、ひょんな事からデート中に彼氏にフラれてしまう。そんなある日、落ち込みながらホームセンターでバイト中の彼女の元に友人から合コンの誘いが。一世一代の大チャンスに気合を入れるマリだったが、突如ソンビ化した市民が店内に侵入!果たして、マリはゾンビ軍団により地獄と化したホームセンターから脱出し、無事合コンにたどり着くことが出来るのか?『DIVOC-12』の12本のオリジナル作品の中でもひと際個性を放つ本作は、『キングダム』「今際の国のアリス」のアクション監督を務めた下村勇二や、同じく『キングダム』でキャラクター特殊メイクデザインを担当した藤原カクセイなど、日本が誇る一流スタッフが参加した、往年のカンフー映画やゾンビ映画への映画愛がふんだんに詰め込まれた「令和のゾンビDIYホラーアクション」。冒頭からブルース・リーばりの気合で不良たちを蹴散らし圧倒する姿をみせる清野さんは、本作で数々のアクションを披露。清野さん自身も取材などで度々「いつかゾンビ映画でゾンビたちと戦ってみたかった!」と答えており、念願が叶った作品となっている。さらに、バイト仲間のサイトー(高橋文哉)と一緒にホームセンターで販売されているテントへ隠れゾンビの脅威から身を守るシーンなどの場面写真も到着。清野さん演じるマリとゾンビがどんな戦いを繰り広げるのか期待が高まる映像と場面写真となっている。『DIVOC-12』は10月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:DIVOC-12 2021年10月1日より全国にて公開©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.
2021年09月28日12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』(10月1日公開)の映像が10日、公開された。同プロジェクトは、ソニーグループが新型コロナウイルス感染症により世界各国で影響を受けている人々を支援するために設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を活用した支援プロジェクト。藤井道人監督チーム(テーマ:成長への気づき 志自岐希生監督、林田浩川監督、廣賢一郎監督)、上田慎一郎監督チーム(テーマ:感触 ふくだみゆき監督、中元雄監督、エバンズ未夜子監督)、三島有紀子監督チーム(テーマ:共有 山嵜晋平監督、齋藤栄美監督、加藤拓人監督)と3チームに分かれた12人のクリエイターたちが作品を制作していく。この度公開されたのは、上田監督チームの一員である中元雄監督&主演・清野菜名による『死霊軍団 怒りのDIY』の冒頭映像。12本のオリジナル作品の中でもひと際個性を放つ同作には、往年のカンフー映画やゾンビ映画への映画愛がふんだんに詰め込まれ、清野自身も取材などで度々「いつかゾンビ映画でゾンビたちと戦ってみたかった!」と念願が叶った作品となっている。『キングダム』(19年)、『今際の国のアリス』(20年)のアクション監督を務めた下村勇二や、同じく『キングダム』(19年)でキャラクター特殊メイクデザインを担当した藤原カクセイなど、日本が誇る一流スタッフが参加する本作で清野は数々のアクションを披露し、冒頭からブルース・リーばりの気合で不良たちを蹴散らす。最後にはゾンビたちがホームセンターに近づいてくるシーンもあり、マリとゾンビがどんな戦いを繰り広げるのか、注目となっている。さらに、バイト仲間のサイトー(高橋文哉)と一緒にホームセンターで販売されているテントへ隠れゾンビの脅威から身を守るシーンなどの場面写真も公開された。(C)2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.
2021年09月28日SIRUP(シラップ)が新曲「Change」を配信リリース。SIRUPの新曲「Change」ラップと歌を自由に行き来するボーカルスタイルと、ネオソウルやR&Bにゴスペルとヒップホップを融合したサウンドで多くの人を魅了するSIRUP。3月には2ndアルバム『cure』をリリースし話題となった。そんなSIRUPの新曲「Change」は、“新しいものに触れる事で得る変化に対して、そっと手を取り共に一歩を踏み出してくれる”ような、SIRUPのメッセージを込めた楽曲。サウンドプロデュースは、これまでもSIRUPの楽曲を手掛けてきたA.G.O.が手掛け、幻想的で浮遊感のあるトラックにSIRUPのエモーショナルで繊細なフロウが心地良いダンスナンバーとなっている。資生堂マキアージュのショートフィルムテーマソングなお、本楽曲は資生堂マキアージュ(MAQuillAGE)のショートフィルム「Touching」のテーマソングとして書き下ろされたもの。「Touching」には清野菜名や渡邊圭祐らが出演している。【詳細】SIRUP 新曲「Change」配信日:2021年9月29日(水)
2021年09月19日