25周年を迎えたサマンサタバサ(Samantha Thavasa)が、2019年秋コレクションを皮切りに広告ビジュアルを一新、リブランディングを遂げた。第一弾となる今季のコレクションテーマは「NEO MASCULINE」。ブランドのルーツを再認識し、“エレガントでオーセンティックなトラッド路線の大人の女性に向けたブランド”をコンセプトに商品を展開する。デザインは、サイズや使用感にこだわり、肩に力が入らないような身近なおしゃれを提案。クールとエレガンスを調和させたスタイルを完成させた。なお、新広告ビジュアルのモデルには松井遥南を起用。スタイリストの小林伸崇がクリエイティブディレクターを務め、撮影はフォトグラファーの酒井貴生、スタイリストは渥美千恵、ヘアメイクは村上綾が担当した。
2019年08月30日歌人で小説家の加藤千恵、放送作家の町山広美がこのほど、東京・渋谷区のBunkamuraル・シネマで行われた、映画『サンドラの週末』の公開記念トークイベントに出席した。全国公開中の本作は、ダルデンヌ兄弟監督が描く一人の女性の物語。休職中に解雇を言い渡され、同僚がボーナスを諦めれば仕事を続けられるという選択が与えられたサンドラ。その週末、同僚たちの説得にまわるサンドラだったが――というストーリーで、主演のマリオン・コティヤールは第87回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。試写会後、加藤は「最初はサンドラにイライラしてたけど、女性として人間として立とうとする姿勢に胸を打たれた。マリオン・コティヤールが美人に見えないほど、のめり込んだ」と話し、「弱さと強さが絶妙でリアル。ラストはカタルシスがあり、意外で良かった」と感想を。一方の町山も、「不幸になって欲しくなかったから、最後は痛快に終わって気持ち良かった」と満足げな表情を見せた。"理不尽な選択"をテーマに描かれる本作だが、「いつもヒドい環境にいる主人公が多いダンデンヌの作品にしては、本当に珍しいタイプの主人公」と語った町山は、「日本の政治でもポピュリズムの方法で2択を迫られるけど、実際は何も選べていない。そんな状況はたくさんある」と熱弁。町山の持論を受けた加藤も、「本当は見えないところで選択を迫られていると考えさせられた作品でした」と刺激を受けた様子だった。
2015年06月16日