高円寺の老舗銭湯・小杉湯は、2店舗目となる新たな銭湯「小杉湯原宿」を、2024年4月17日(水)に開業する東急プラザ原宿「ハラカド」内にオープンする。高円寺の老舗銭湯が手掛ける「小杉湯原宿」小杉湯は、1933年に高円寺で創業された歴史ある銭湯だ。2店舗目となる小杉湯原宿では、小杉湯で愛され続ける、ミルク香料によるやさしい香りと保湿成分を備えた「ミルク風呂」のほか、熱湯と水風呂を交互に入る「温冷交互浴」を楽しめる作りとなっている。大きさや形は男女でほぼ同じの銭湯で、3つの浴槽、9つの洗い場、2〜3人ほど座ることができる内気浴スペースを備えた。「きれいで、清潔で、きもちのいい」湯を沸かすことをモットーに、街の銭湯ならではの温かさを原宿の地で提供していく。なお、オープン日の2024年4月17日(水)から5月12日(日)までの約1ヶ月間については、原宿地域に在住または勤務地がある者に限定して先行開業を実施。5月13日(月)以降の本開業の詳細は、4月末頃に公開予定だ。花王と共に“清潔・清浄”にまつわる体験を提供また、原宿小杉湯と花王が共に手掛ける、“清潔・清浄”を軸にした新たな取り組みもスタート。花王が創業以来販売を続ける石鹸「花王ホワイト」をテーマに、清潔や清浄の文化、歴史などを紹介する体験コーナーを実施する。石鹸「花王ホワイト」を購入すると、かつて使用されていた箱のパッケージなどの絵柄をあしらった包装紙に包んでくれるのもポイント。何種類もの中から好きな柄を選ぶことができる。包装紙で包んでもらえるほか、昔ながらの木箱入り石鹸も購入可能だ。さらに、休みながら美しくいられる“休息美容”をブランドコンセプトに誕生した花王の新ヘアケアブランド「メルト(melt)」の体験コーナーも用意。銭湯内での商品体験に加え、音・泡・感触・香りでさまざまな感覚にはたらきかける「メルト」の世界観に没入できるオリジナルコンテンツを展開する。浴室内や脱衣所では、年間を通して花王の製品を常設。シャンプーやボディソープ、洗顔などのほか、化粧水などのスキンケアも設置される。詳細「原宿小杉湯」オープン日:2024年4月17日(水)場所:東急プラザ原宿「ハラカド」地下1階住所:東京都渋谷区神宮前6-31-21営業時間:7:00~23:00定休日:木曜日入浴料金:大人 520円(12才以上)、中人 200円(6才以上12才未満 小学生)、小人 100円(6才未満 未就学児)■プレオープン概要期間:4月17日(水)〜5月12日(日)営業時間:7:00~12:00、18:00~23:00入浴対象者:渋谷区神宮前1丁目〜6丁目エリアの在住者、または勤務地のある者■グランドオープン概要期間:5月13日(月)以降営業時間:7:00~23:00※入浴対象者はプレオープン期間の混雑状況を踏まえて方針を決定する。
2024年04月12日湯原昌幸歌手の湯原昌幸(77)が代官山の鳳鳴館で『芸能生活60周年新曲「たそがれロマン」発売記念ディナーショー』を行った。湯原は今月5日に喜寿の77歳を迎え、芸能生活は60周年を迎える。湯原は歌手・女優の荒木由美子(64)と1983年に結婚。当時は13歳の歳の差婚で世間を騒がせた。湯原は「(荒木)由美子との結婚も40周年を迎え、デビュー60周年、喜寿の77歳と周年づくしの年になった。また最近世間では昭和がブームになっている。僕にとって勝負の年だ」と語る。ライブでは新曲「たそがれロマン」をはじめ、自身ヒット曲「雨のバラード」「人生半分」やグループサウンズメドレーを含め約20曲を熱唱。ゲストには妻の荒木由美子、ラジオ等で親交がある歌手でお笑い芸人のタブレット純(49)が参加した。荒木と湯原は新曲のカップリング曲「Fu・Ta・Ri」を熱唱。夫婦が出会えた奇跡に感謝し、これからの益々の夫婦円満を誓った。タブレット純は、湯原がデビュー当時に在籍していたスウィング・ウエストの楽曲「さいはての涙」や自身が在籍していた和田弘とマヒナスターズ「誰よりも君を愛す」を歌い上げた。2024年3月6日にテイチクから新曲「たそがれロマン」が発売。「最近の楽曲は自分が作成当初から関わっていたけど、今回の新曲の『たそがれロマン』はディレクター、作詞家・作曲家に完全に委ねた作品。皆の力が合わさり、素晴らしい作品になった。是非、皆様に聞いて頂きたい」と意気込んだ。-公演概要-湯原昌幸芸能生活60周年 新曲「たそがれロマン」発売記念ディナーショー公演日:2024年3月8日(金)会場:代官山鳳鳴館湯原昌幸 デビュー60周年記念プレイリスト公開!!「60周年ベストセレクション~たそがれロマン~」デビューから湯原が歩んできた珠玉の音楽生活60周年を詰め込んだ18曲のプレイリストが初公開!Apple Music・Spotify・KKBOX・YouTube Music・Amazon Musicにて公開中(LINE MUSIC随時公開予定)湯原昌幸 60周年ベストセレクション~たそがれロマン~ : 商品情報「たそがれロマン」湯原昌幸2024年3月6日発売「たそがれロマン」TECA-24010/ 定価:¥1,700(税抜価格 ¥1,545) / シングルCD【収録内容】1.たそがれロマン作詞:さくらちさと作曲:森 正明編曲:鈴木 豪2.虹の道作詞・作曲:湯原昌幸編曲:宮澤 謙3.雨のバラード(弾語り・バージョン)※ボーナストラック作詞:こうじはるか作曲:植田嘉靖編曲:鈴木 豪4.Fu・Ta・Ri (デュエット:湯原昌幸&荒木由美子)※ボーナストラック作詞・作曲:伊藤 薫編曲:宮澤 謙5.たそがれロマン(オリジナルカラオケ)6.虹の道(オリジナルカラオケ)※配信サービス一覧はこちら 湯原昌幸「たそがれロマン」Music Video湯原昌幸 / TEICHIKU RECORDS : 湯原昌幸ハブ・マーシー : 湯原昌幸オフィシャルブログ「湯原昌幸の一粒万倍!!」 Powered by Ameba : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月08日せんだみつお菅原 進湯原昌幸夏木ゆたか(左→右)歌手・湯原昌幸(76)が9月3日、新宿ケントスにて「昭和歌謡音楽時代」と題したライブを開催した。当日は、70年代の大人気番組「せんみつ・湯原ドット30」で共にMCを務めたせんだみつお(76)、そのせんだみつおが以前所属し活動していたビリー・バンバンのメンバー菅原 進(75)、そして歌手デビューから司会者・バラエティに転向した夏木ゆたか(74)が集結、全28曲を熱唱した。かつてデビュー間もない若かりし頃、銀座三越のイベント会場で腕を競わせていたという共通点がある4人が同じステージに立つのは今回が初めて。総合司会をせんだみつおが務め、“青春歌謡”を夏木ゆたか、“フォークソング”を菅原 進、“グループサウンズ”を湯原昌幸が、それぞれの時代を駆け抜けた戦友ともいえる4人が懐かしい昭和の世界へと会場を誘った。本番前の会見でせんだは「昭和はエネルギーがあった。今日より明日、明日より明後日が明るいはずだと思えたのが昭和でしたね」と当時を思い返した。湯原も「確かに、昭和は今よりも物が少なくて貧しい時代もあったけれど、ある意味豊かな時代でもありまっしたね」と語った。そして、菅原と夏木も「初めて出会ったときから50年60年経ったけれど、こうして初めて同じステージに立てることがとても嬉しい」と笑顔を見せた。4人合わせて301歳。健康の秘訣は「きちんとした食事と睡眠」と語る湯原は「これからも老体にムチうってみんなで頑張っていきます」と笑いを誘った。――――――――――――――――――――――――――――――――――――■イベント情報9月3日(日)「昭和歌謡音楽時代」会場:新宿ケントス商品情報「何もない手のひらは」「何もない手のひらは」好評発売中TECA-22040/定価:¥1,350(税込)/シングルCD(マキシシングル仕様)収録内容:1. 何もない手のひらは2. おやじの勲章3. 何もない手のひらは(オリジナル・カラオケ)4. おやじの勲章(オリジナルカラオケ)【MV】湯原昌幸 / 何もない手のひらは湯原昌幸 / TEICHIKU RECORDS : 湯原昌幸ハブ・マーシー : 湯原昌幸オフィシャルブログ「湯原昌幸の一粒万倍!!」 Powered by Ameba : instagram投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月05日千穂さん(仮名・30歳)は同僚とのキャンプに参加した際、後輩社員の湯原さん(仮名)と急接近してキスをしてしまいます。千穂さんは既婚者、湯原さんは彼女のいる立場で、不倫関係へ堕ちることに…。その後、2人の関係はいったいどうなっていったのでしょうか。結末までを詳しく伺いました。隠し撮りをされて不倫発覚「湯原君との関係は、職場には知られないよう細心の注意を払いました。普段の接し方も変えないように気を付けていたんです。キャンプから3週間ほどして、上司から“ビアガーデンに行こう”と提案があり、部署のみんなで出かけました。そこで、酔った上司が私に絡んできました。“お前たちチュウしたんだろう?”と私と湯原君に言ってきて…かなり焦りました。慌てて否定すると、“ほら”と上司がスマホを見せてきたんです。そこには、焚火の前でキスをする私と湯原君の動画が映っていました。キャンプに参加した誰かが、隠し撮りをしていたのです」会社を辞めることに「その動画を見せられ、すぐにでも決断しなければならないことを悟りました。職場内に、湯原君との不倫関係が広まるのも時間の問題です。そうなると、夫へも伝わりかねませんから。私は湯原君との関係を断ち、職場も辞めることを決めました。そのことを湯原君に伝えると、“別れるのは仕方ないにしても、仕事を辞める必要はないのでは”と言われました。しかし、私の決意が固いことを伝えると、“それなら自分が辞める”と言ったのです。本気で言っているのが伝わってきて、ありがたくはあったのですが、自分の意志を貫くことにしました」夫に疑いの目を向けられ…「夫にも仕事を辞めることを伝えると、職場の環境が良くいい会社だと言っていたので驚いていました。そしてこのとき、私が職場で何かあったのではと感じていたらしいです。実は夫は、そのころの私の行動に不信感を抱いていたようで…。自分では気付きませんでしたが、男性の影を感じさせるような行動があったらしいのです。そこに今回の件が重なり、相手は職場の人間に違いないと思ったのだとか。夫は、自分なりに私の職場の人間関係について調べ始めました。SNSなどを検索したり信頼できる友人に相談したりして、情報を集めていたようです」キスの画像「数日後、夫に“これはなんだ”とスマホを見せられました。そこにはあの、私と湯原君がキスをしている画像が…。あの動画の一部が切り取られた画像で、私の顔にはモザイクがかかっていたものの、夫が見れば私だとすぐに分かります。実はそれは、湯原君の彼女が流出させたものでした。どういうルートかは分かりませんが、彼女は入手した動画を見て湯原君の浮気を知ったそう。激怒して、動画を加工してSNSに投稿したのです。それを夫と私の共通の友人が見つけ、夫にリーク。不倫の証拠として突きつけられてしまいました。私も観念して、不倫を認めました。話し合いの末に、私たちは離婚することに。職場を辞める話も進んでいたので、止めることはできませんでした。私は、出来心の不倫により多くのものを失う結果となりました」“後輩社員と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。動画を撮られていなかったとしても、いずれ不倫は発覚していたかもしれません。ひとつの過ちにより、順調な人生も一気に転落してしまうのです。©somethingway/Colin Anderson Productions pty ltd/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月26日2012年8月にクランクインした映画『瀬戸内海賊物語』が約2年の歳月を経て、31日に全国公開を迎える。すべてのはじまりは、2011年8月28日。この日は、「瀬戸内国際こども映画祭エンジェルロード脚本賞」の結果発表の日で、湯原弘康氏と後に監督・脚本・編集を務めることになる大森研一氏の「笛の伝言~瀬戸内海賊物語~」がグランプリを受賞。同作を原案に映画化が決定し、翌年2月の子役オーディションを経て、本格的に制作がスタートした。実在した海賊・村上水軍の大将軍である村上武吉の血を引く少女・村上楓(柴田杏花)は瀬戸内の島で暮らし、クラスメイトの学(伊澤柾樹)、冬樹(大前喬一)と共に、村上水軍の埋蔵金探しに夢中になっていた。しかし、島民にとって生命線のフェリーが、老朽化を機に路線廃止の方向で話が進められていることから、島中が大騒ぎ。島の危機を救うべく、楓は水軍レースのエース・愛子(葵わかな)の助けを借りて、4人で財宝探しに繰り出す。今年4月、高校に入学した葵わかなは、本作の撮影スタート時は中学2年生。葵が演じた愛子は、当初"仲間"という存在に疑問を抱いていたが、楓らと過ごす中で次第に改心していく。まるで作品の世界観を踏襲しているかのごとく、公開日を迎えるまでに葵にも変化が訪れる。アイドルグループ・乙女新党の卒業を発表したのは今年3月だった。7月5日の単独ライブで見納めとなる前に、"アイドル・葵わかな"と"女優・葵わかな"の本音と決断、そして覚悟を探った。――前回のインタビューが昨年の3月頃。ずいぶん大人っぽくなられたような。えっ! 髪型のせいじゃないですか(笑)。でも、4月で高校生になりましたからね。――おめでとうございます。この映画の撮影は中学2年生の頃になりますね。オーディションのことは覚えていますか。最終オーディションは(柴田)杏花ちゃんと一緒で、監督からのいろいろな指示に合わせて演じました。私だけ身長が大きかったですし、年齢もみんなより上だったので…手応えというか実感がなかったです。――演じた愛子は、いじめる側といじめられる側の両方がある独特の役でしたね。確かにどちらもありました。もともとは愛子が悪いんですけど(笑)。気をつけたのはやっぱり方言。方言の先生の声が入ったCDがあって、それを家で聞いて真似して聞いて…とずっと繰り返していました。――方言の演技は、やっぱり難しい?初めてだったので、難しかったです。自然を意識してやろうとしているのに言葉が自分にとって自然じゃないので、最初のうちはすごく違和感満載で(笑)。しかも、普通に聞いただけじゃ意味が分かりませんし、だから練習に練習を重ねました。――水上でのシーンが多かったですが、船の操縦もかなり練習したそうですね。みんなで小豆島に行って、最初の2日間ぐらいは小早船の練習。私はその小早船をうまく漕げるという役でした。映画にはその愛子の活躍しているシーンが少しだけ出てくるんですが、その大会の映像を撮るためだけに広島に行きました。あとは愛子が出てくるシーンはほとんどが外だったので、撮影の半分ぐらいはずっと海に浸かっているような状態でした。しかも、しまなみ海道のあたりは満潮と干潮の差が激しくて撮影で使っていた洞窟が沈んでしまうので、毎朝すごい早朝から昼まで撮って、その後は違うシーンを撮影したりしていました。――かなり過酷ですね。はい(笑)。その夏は撮影に入るまで日焼けに気をつけてたんですが、それが何だったんだろうっていうくらい焼けました。真っ黒です。周りのみんなも同じような感じで、熱いねってみんなで言いながら(笑)。スタッフさんが船の位置を調整してくださったりしたんですけど、最初のうちはなかなか思い通りにいきませんでした。――冒険に挑む4人の中では葵さんが年上だったと思いますが、やっぱりお姉さん的な存在だったのでしょうか。私も一番上だから頑張らないとなと思ったんですけど、杏花ちゃんとは1つしか変わらないですし…何ができるかと考えても何もできませんでした(笑)。逆にみんなでワイワイやっているところに、同い年みたいな気持ちで私がなじんでいくような感じだったと思います。ずっと泊まりこみで、部屋は杏花ちゃんと一緒でした。片方が撮影の時は、洗濯をしてあげたりとか。最初のうちはすごくワクワクして話していたんですけど、日が進むにつれてお互いすごく疲れてきて(笑)。しかも、杏花ちゃんは主演なので出ずっぱり。お互い撮影から帰ってきたらヘトヘトで、倒れこむようにして眠るような日々でした。――あの絶景を見ると楽しい日々を想像していたのですが、そうでもなかったんですね(笑)。小豆島の撮影では、港の近くの民宿に泊まっていたんですが、周りにコンビニもないような場所で。だから、民宿では自転車を貸し出していました。コンビニは見つけられなかったんですけど、スーパーとか銭湯とかラーメン屋とかけっこういろいろあって。星もすごくきれいですし、みんなで行く散歩はすごく楽しかったです。――撮影以降に再会することは?試写会とかではありますが、なかなかありません。2年も経ちましたし、気づいたらみんなに身長を抜かされていきます(笑)。●卒業発表後に寄せられた、周囲のさまざまな声――この物語は、人々の"大切なもの"に気づいていく話でもあります。葵さんの中で、そこに気づいたことはありますか。この映画の撮影で地方にずっと一人でいて。食事も部屋の片付けも全部自分一人でやらないといけない状態。中学校2年生で親の有り難みなんて実感することはあまりないと思いますが…というか年齢的に普通は反抗する時期。でも、この夏の経験で親の大変さとか有り難みが分かりました。最初は洗濯機の使い方すら分からなかったくらいですから(笑)。――なるほど。あとは映画の中で中村玉緒さん演じる絹子の「心を動かされることが大事」という台詞が印象的でした。最近そういう経験はありますか。お芝居の話からはそれるんですけど、乙女新党のメンバーは喧嘩をしても離れられないような切っても切れない関係。私が中学校を卒業する時に、みんなが手紙をくれたんですね。それがとても感動的な内容で。私は友だちがあまりいないんですが、友だちって本当にいいものだなと感じました。だから、これからは積極的に友だちを作っていこうかなと思いました。――高校に入学したばかりですし、絶好の機会ですね。どうやって作っていきましょうか。自分から話しかけるとか?いや…待ちます! 私が今日までに決行した作戦なんですけど、カバンに『ラブライブ!』のキャラクターのキーホルダーを付けて、「私もこれ知ってる!」って話しかけてもらう作戦。それから、猫のペンケースを新しく買ったんですが、「それかわいいね!」って話しかけてもらう作戦2。――うまいこと考えますね(笑)。前にも人見知りっておっしゃっていましたけど、やっぱりそこが友だちができづらい理由?そうですね。仲良くなりたいんですけど、何を話していいのか分からないんですよ。――先ほど中学校の卒業話が出ましたが、今年の7月には乙女新党を卒業されますね。振り返ってみて、決断するきっかけはあったんですか。お芝居などでユニットの練習やイベントとかに参加できなくなることが多くなって、申し訳ないなと思っていたんですが、それは同時にお芝居のチャンスが増えているということにもなります。いろいろな方が与えてくださった機会を通してお芝居の楽しさを知ることができました。ユニットに対する気持ちは、もちろん今でもあります。当時中学3年生で進路のこととか考えている時に、自分はこのままお芝居を続けていくんだろうなと思って、もっとやっていきたいと思ったのがきっかけです。それと同時にユニットの活動もすごく大事で。歌とかダンスとか初めてのことばっかりだったので、自分にとってはすごく糧になりました。これを経験として逆に芝居に生かせるんじゃないかとも考えて…このままだと迷惑をかけることも多くなりますし、もっと上のレベルに行くために卒業させてもらう…そんな決断になりました。――卒業発表後に演技の現場は?これからあるんですが、今のところ発表しただけなので心境的には変わりません。発表したことによって、応援してくださっている方々とかメンバーとかスタッフさんとかからはいろんな意見や感想がありました。応援だけではないかもしれませんが、少しでも私の存在がそれぞれの方の中にあるのだとしたら、自分が選んだ道で力を試して、みなさんの声の"お返事"となればいいなと思います。――それは決断をしなければ分からなかったことですね。そうですね。どれだけの人が応援してくださっていたのかとか、アイドルとしての活動をしていなければ感じられなかったことでもありますので。――前回のインタビューでは「アイドルは体力勝負でお芝居は頭脳」という名言が飛び出していました。その「体力勝負」が7月以降はなくなるわけですが、それを踏まえての今後の意気込みをお聞かせください。歌とか踊りとか体力的な部分はたくさんあると思うんですけど、普段お芝居をしているだけじゃ分からないこともありました。つらいこともありましたが、それを経験したからこそ得られたものも数えきれないくらいたくさんあります。そこをこれからのお芝居に生かしていきたいです。アイドルという形は7月で終わってしまうんですけど、"葵わかな"は続いていくので、今度は4人ではなく1人で歩いて行く道にワクワクしている気持ちもありますし、応援してくださっているファンの方に対しての感謝の気持ちもすごくあります。"アイドル・葵わかなとして"は最期の日まで…高校生のこんな私に何ができるのかは分かりませんが、気持ちの部分で全力でお返ししたいと思います。返しきれない部分は…その後のお芝居の方で少しでも見ていただけるように頑張ります。
2014年05月30日今年の夏、雄大な自然が広がる瀬戸内から誕生した新たな映画の祭典「瀬戸内国際こども映画祭2011」。このメインイベントである脚本コンペティション「エンジェルロード脚本賞2011」では国内外から139本もの作品が集まり、その中から1本の作品がグランプリに輝いた。作品のタイトルは、『笛の伝言〜瀬戸内海賊物語〜』。瀬戸内海で活躍した村上水軍の子孫にあたるガキ大将の女の子が、仲間の子供たちと村上水軍の秘宝を探す冒険物語である。3年後の次回映画祭でのオープニング上映に向けて地元・瀬戸内で早くも期待の声が集まる本作について、グランプリを受賞した大森研一、湯原弘康のふたりに話を聞いた。今回二人が題材として選んだ伝説の海賊「村上水軍」は、地元・愛媛の人々にとっては身近な存在。愛媛出身の大森さんはこの題材を選んだ経緯を語る。「これは日本版『グーニーズ』です。地元が愛媛で歴史好きだったので、海賊大名(村上水軍)は身近な話題だったから、元々構想は頭の中にあったんです。たまたま瀬戸内国際こども映画祭の脚本募集の話を聞いて、これはピッタリだなと。日本映画で、実写で子どもの冒険映画はたぶん『僕らの七日間戦争』以来作られてないんじゃないかと思うんです。『グーニーズ』を観たときの感動のように、子どもが観て本当に楽しい映画にしたいんです」。共同脚本を手がけた湯原さんもこの言葉に頷く。「僕も、全ての人に愛される映画でなくてもいいと思います。大人にはそんなに面白くなくても、子どもが観て面白ければいいんだと」。この村上水軍について、「基本かっこいい、というところに尽きる」(大森さん)、「広い海で自由に生きているってところに、海賊はロマンがあると思う」(湯原さん)とそれぞれの“男のロマン”を語るおふたり。海賊というと『パイレーツ・オブ・カリビアン』然り、カリブ海の大海原を舞台に戦う男たちというイメージがあるが、本作がユニークなのは“女ガキ大将”を描いているという点。このアイディアはどこから来たのか?湯原:重松清さんの「くちぶえ番長」という小説を何年か前に読んでいて、女主人公っていいなと思ってたんです。海賊というと、ジャック・スパロウもルフィ(「ONE PIECE」)も男だから、強い女海賊というのを見てみたいなと。実際、主人公は海賊ではないんですけど。大森:たまたまですけど、愛媛には「鶴姫伝説」というのがあって“日本のジャンヌ・ダルク”って呼ばれているんです。愛媛では海賊の映画というと「鶴姫の話?」って聞かれるくらい有名なんですよ。さらに、大森さんは村上水軍の魅力をこう語る。「水軍の人たちは、最初は文字通り“海賊”で略奪したりしてたんですが、村上武吉が登場して、悪さをする海賊たちを組織化したんですよ。それが新撰組に似てると思いました。近藤勇が道場に来る暴れん坊たちを集めて新撰組を作り上げたみたいな、そういうカッコよさがあると思います。それ以降、村上水軍はメチャクチャやっていたのを改めて、きちんと掟を決めて通行税をとって、悪さをする船に対してだけ略奪をしたりしたんです。それは偉い人の船だろうが関係ない。村上水軍は完全に独立していて、信長とも秀吉とも家康とも戦っているんです。どこにも属さずに、瀬戸内の王として。略奪したお金も島の人々のために使ったりもしていたようです」。実はこの村上水軍、愛媛には子孫が多く実在するようで、陸上やり投げのアテネ&北京オリンピック日本代表・村上幸史選手もそのひとりにあたるのだとか。湯原:村上水軍の子孫、全員集合!なんてやったら面白いですよね(笑)。大森:撮影は来年の予定ですが、子役には地元出身の子どもたちも起用して、主題歌も地元出身のアーティストを考えてます。地元パワー集結の、みんなで一緒に作っていく映画にしたいですね。地域とそこに住む人々に密着したプロジェクトならではの“生きた”空気に期待が寄せられる本作。中でも小豆島の海と山に囲まれた絶景は見どころのひとつになりそう。実際にロケ地ハンティングを終えたという大森さんと湯原さんは現在、来年の撮影に向けて脚本の練り直し段階にいるという。3年後の公開がいまから楽しみだが、最後に、映画監督への道をスタートさせたおふたりから、同じように映画監督を目指す人々にメッセージを贈ってもらった。大森:実際に映画化するという脚本賞はなかなかないので、熱い思いを持っている方はぜひ、次回のエンジェルロード脚本賞に挑戦してもらいたいですね。湯原:新人脚本家というのは企画書を書いている時期が長くて企画書で終わってしまうことが多いんです。企画書が通っても、脚本まで書ける機会は少ない。新人だと、脚本を書けるところまでたどりつくのが難しい。瀬戸内国際こども映画祭は、まず脚本が書ける、さらに脚本だけの勝負で賞がいただける、とても貴重なチャンスだと思います。だから多少スケジュールがきつくても、がんばって挑戦した方がいいと思います。「シネマカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:瀬戸内国際こども映画祭 [映画祭] 2011年8月20日(土)〜28日(日)、小豆島、直島、高松、全5会場にて開催
2011年10月31日