西島秀俊主演ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の公式SNSが、宮沢氷魚と満島真之介の練習中の映像を公開した。西島さんと芦田愛菜が親子役で共演する本作は、ある事件で家族も音楽も失った天才指揮者の父親と、父を拒絶し音楽を嫌う娘が、地方オーケストラを通して、失った情熱を取り戻し親子の絆と人生を再生させていく、アパッシオナート(情熱的)なヒューマンドラマ。今回公開されたのは、トランペット奏者・森大輝役の宮沢氷魚、俊平(西島さん)の元マネージャー・鏑木晃一役の満島真之介が、みんなでセッションする練習中の映像。モノクロ仕様なのも相まって「味わいが増し増し!」、「お洒落感アップ」、「本編と違うモノクロなのかっこよすぎる」といった声や、「こんな素敵なお店あったらいいな~」、「かっこいかったです」、「会話しているかのようなステキなセッションでした」、「映画のワンシーンのようなjazzな音色に感動です」などと感想もたくさん寄せられている。第6話(2月18日放送)あおぞらホールの閉館が繰り上げになってしまい、さらに市側は今後一切、新規イベントは受け付けないという。そんな中、落ち込む団員たちに小村(西田敏行)は、恒例行事の梅まつりでゲリラ的に最後のコンサートを開いてはどうかと提案。そんな「さよならコンサート」に向けて進めていく中で、俊平(西島秀俊)は近藤(津田寛治)の密かな夢を知る。さらに、瑠李(新木優子)の知られざる素顔に気がついて…。「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月13日西島秀俊主演ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の公式SNSが、満島真之介演じる謎の男・鏑木晃一の映像を公開した。本作は、西島さん演じる才能あるマエストロ・俊平が、家族とオーケストラの仲間たちを、音楽を通して再生させていくアパッシオナート(情熱的)なヒューマンドラマ。俊平の娘・響を芦田愛菜が演じるほか、宮沢氷魚、新木優子、當真あみ、大西利空、石田ゆり子、津田寛治、満島さん、玉山鉄二、西田敏行らが出演する。今回公開された映像に映る、満島さん演じる謎の男・鏑木は、夏目の“ある事件”を知っているようで、ある目的から晴見フィルに近づく、俊平の元マネージャー。映像では、ついに登場となった鏑木が、無観客のリサイタルを繰り広げる様子がとらえられており、視聴者からは「お待ちしておりました」、「誰もいないの大笑いしました」、「オモロww」、「見事に誰もいないww」、「アトセツ、毎回お願いします」、「晴見フィルに入るのかな」とコメントが寄せられている。第5話(2月11日放送)俊平(西島秀俊)と瑠李(新木優子)の関係を勘違いした響(芦田愛菜)は、たまたま2人でいるところを目撃。そのこともきっかけとなり、響は家出をしてしまう。動揺する俊平は、志帆(石田ゆり子)の元を訪ね、響のために協力し合うことに。そんな中、海(大西利空)にもあるハプニングが起きて、家出することに――!?「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月06日人気ドラマ「アンナチュラル」と「MIU404(ミュウ ヨンマルヨン)」の世界線と交差する完全オリジナル映画『ラストマイル』が、2024年夏に公開される。主演は満島ひかりが務め、監督は塚原あゆ子、脚本は野木亜紀子が務める。「アンナチュラル」「MIU404」の世界線と交差する“3作目”が映画に映画『ラストマイル』は、野木亜紀子脚本の人気ドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」の世界線と交差するノンストップサスペンス・エンタテインメント映画だ。法医学ミステリーの「アンナチュラル」、刑事ドラマ「MIU404」「アンナチュラル」は、「不自然死究明研究所(UDIラボ)」を舞台に、毎回さまざまな“死”を扱いながら、“死”の裏側にある謎や事件を解明していく1話完結型の法医学ミステリー。一方、綾野剛と星野源のW主演でも話題を呼んだ「MIU404」は、警視庁機動捜査隊を舞台に、主人公2人が様々な事件を解決へと導いていく刑事ドラマ。「アンナチュラル」の主要スタッフが再結集し、同作とリンクする世界線で描かれていた作品でもある。いずれの作品も放送話数を重ねるごとに、その緻密なストーリー展開で人気に火が付き、最終回で高視聴率をマーク。2作品ともに優れたテレビ番組に送られるギャラクシー賞や、放送文化基金賞などの賞も受賞している。『ラストマイル』ではネット、流通システムの隠れた姿に着目映画『ラストマイル』の舞台は、世界的な巨大ショッピングサイト。ネットや流通システムの隠れた姿を映し出すサスペンスエンタテインメントとなっている。流通業界最大のイベントのひとつである11月の「ブラックフライデー」前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展していく。数えきれないほどの宅配業者たちが常に懸命に荷物を届ける巨大な流通システムが、もし爆弾という驚異に脅かされたら?血液のように大事な流通の生命線は止めずに爆弾を見つけ出し、犯人を止めることはできるのか?起こった事件の先に「アンナチュラル」「MIU404 」の世界がどのように繋がっていくのかにも注目だ。主演に満島ひかり、岡田将生が共演映画『ラストマイル』で主演を務めるのは、連続ドラマ 「カルテット」や「First Love 初恋」、映画『愚行録』『TANG タング』などに出演し、活躍を続ける満島ひかり。共演には、『1秒先の彼』、『ゆとりですがなにか インターナショナル』の岡田将生が名を連ねている。主人公・舟渡エレナ…満島ひかり世界規模のショッピングサイトの関東センターに配属されたばかりのセンター長。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫を任されたばかりながら、チームマネージャーの梨本とともに未曾有の事態の収拾にあたることに。梨本孔…岡田将生転職して、世界規模のショッピングサイトの関東センターにやってきた入社2年目のチームマネージャー。エレナに振り回されながらも事件解決に奔走する。塚原あゆ子×野木亜紀子が再びタッグ人気2作品の世界線が交差する『ラストマイル』でメガホンをとるのは、「アンナチュラル」と「MIU404」をはじめ、名作ドラマの数々を手掛けてきた塚原あゆ子。映画ではこれまで、『コーヒーが冷めないうちに』や『わたしの幸せな結婚』でヒットを収めた。また脚本は、「アンナチュラル」「MIU404」だけでなく、「フェンス」、「逃げるは恥だが役に立つ」といったドラマを手掛け、映画『罪の声』で第44回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した野木亜紀子が担当する。【詳細】映画『ラストマイル』公開時期:2024年夏出演:満島ひかり、岡田将生監督:塚原あゆ子脚本:野木亜紀子
2023年12月14日女優の満島ひかりが、映画『ラストマイル』(2024年夏公開)で主演を務めることが、明らかになった。塚原あゆ子監督と脚本家・野木亜紀子がタッグを組んだ同作は、2人が手掛けたドラマ『アンナチュラル』『MIU404』の世界線と交差する完全オリジナル映画。満島ひかりが主演を務め、物語の舞台となるショッピングサイトの関東センター長・舟渡エレナを演じる。さらに、エレナに振り回されながらも事件解決に奔走するセンターのチームマネージャー・梨本孔役で岡田将生も出演。満島と映画『悪人』以来14年ぶりの共演を果たす。流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。次第に日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりのエレナ(満島)は、チームマネージャーの梨本(岡田)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。そして、今回ティザービジュアルとティザー映像も同時に公開。ビジュアルは強い眼差しでこちらを見つめる満島と岡田の表情が印象的な1枚に。ティザー映像では、満島が震えて涙ぐむ姿、荷物を運ぶベルトコンベアーを見つめながら「止めませんよ、絶対」と言い切る姿など、様々な表情を見せており、ショッピングモール内での爆発と「届いた荷物は、爆弾だった」というひと言で、一気に息つく暇もない展開へと動き出す。連続爆破事件の発生により、本来止まることの許されない流通システムが止まることで、世界が止まるほどの一大事件となることを予感させる。コメントは以下の通り。○■満島ひかり『ラストマイル』の主演が私で良かったのか、今もまだ自信を持てないでいますが、塚原あゆ子組に参加してみたいという前のめりな気持ちが勝り参加しました。塚原さんの人気は見て聞いていましたが、撮影が終わった今も、また共に現場を過ごしたいと感じる、魅力的な監督さんです。野木さんの脚本マジックには、今作でもほぅと唸らされるところがあります。感情をあまり描いていないのに、登場人物たちが状況に没頭することで、隙間からその人だけの気持ちを感じられる。難解な本でしたが、監督や岡田さんと謎を解いてゆく撮影現場は面白いものでした。共演は14年ぶりでしょうか? やっぱり岡田将生さんは不思議な佇まいを持つ俳優さんで、彼にしか出せない品性とおかしみをとても素敵に感じます。柔らかいのに男性らしい、岡田さんの背中に何度か助けて貰いました。静かなるサポートに、感謝しています。撮影中も、終えたあとも、完成作を一足先に観た今も、映画『ラストマイル』は物語が決まりきらずに動いている感じがします。あまり持ったことのない感想です。主人公・舟渡エレナの選択したことの続きはまだ、私の毎日の中にもあります。私たちの日常で、身の回りで起こっている止められない現実。一人の力では動かせない苦しさの連鎖。観る方がどんな気持ちになって、どんな余韻で日々をすごしてゆくのか、そんなことを想う映画でした。○■岡田将生念願のチームに参加させて頂きました。どんな役でも参加したいと熱望していたのがようやく叶い、そしてとても難しい役を頂き、現場では常に頭を抱えながら監督と満島さんと、この難しい脚本に臨ませてもらいました。脚本の野木さんとは以前お仕事させてもらってからだいぶ時間が空いたのですが、この脚本の密度が濃すぎて重たい何かを渡された感じでした。満島さんも10年以上ぶりでして、この方の前で嘘がつけない。見透かされる。こんなにも自由に、嘘がなく、カメラの前に立つ姿は見惚れてしまうほど素敵でした。この映画から皆さんが受け取る、感じ取るものは様々だと思いますが、こんなにもワクワクする映画もないかと思われます。期待して待っていただけたら嬉しいです。○■塚原あゆ子監督この度、素晴らしいキャスト・スタッフに集まっていただき、野木さんとの映画が実現しました。連ドラと同じ世界線での3作目ですが、今回は「夜にポチッと注文した荷物が、貴方に届くまで」のお話です。ビールとポップコーンにあう映画にしようと始まった作品です。ワクワクドキドキしながら楽しんで貰えたら嬉しいです。○■脚本家・野木亜紀子お待たせしました、三作目です。法医学者、機捜刑事ときて、今回は会社員。21年のはじめ、どんな映画がいいか塚原監督に訊ねたら「宅配荷物が爆発する話は? 物流が止まると大変」とのこと。そのワンアイデアで1本書きました。憧れの満島ひかりさんを召喚することに成功、久方ぶりの岡田将生さんも来てくれて、幸せな座組が実現しました。無謀な台本を見事に顕現させる剛腕、それでいて情感豊かに紡ぎだす塚原監督の新たな世界を、スクリーンで堪能してください!【編集部MEMO】ドラマ『アンナチュラル』(18)は、石原さとみが主演を務めたドラマ。不自然死究明研究所(UDIラボ)を舞台に、法医解剖医・三澄ミコトの活躍を描いている。『MIU404』(20)は、綾野剛と星野源がW主演を務めたドラマ。警視庁・機動捜査隊(通称:機捜)の志摩一未(星野)が、伊吹藍(綾野)とバディを組み、様々な事件に挑んで犯人を追う。両作品ともに塚原あゆ子氏が監督、野木亜紀子氏が脚本を務めている。放送が進むごとに話題を呼ぶストーリー展開で、『アンナチュラル』最終回は13.3%、『MIU404』最終回は14.5%と高視聴率をマークした。(C)2024「ラストマイル」製作委員会
2023年12月11日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。クズ文豪シリーズへのコメント、ご感想いつもありがとうございます!リクエストもよくいただくので毎月次は誰の人生と作品を紐解こうかとワクワクしながら書かせていただいております。さて、このシリーズを始めた当初から書きたいけど書きづらいな〜どうしようかな〜と思っていた文豪さんがおりまして…。ご存知三島由紀夫!!美しい日本語の表現、耽美で雅で悲劇的。そしてどこか妖しい薫りが立ち込めるような作品性。谷崎潤一郎とどっちが好きかと聞かれたら…悩みに悩んで決められないくらい好きなんです。とはいえ人生をじっくり知ろうとしたことはなく、どうしても作品のテーマの強烈さと亡くなり方の壮絶さのため、ご本人もさぞかし家族を泣かせたクズ系譜であろうと(ひどい)勝手に思い込んでいました。そんな三島由紀夫をついに書いてみよう、と調べ始めてすぐに、作品から勝手に抱いていた私のイメージは大間違いだったことに気づきました。意外にも家族思いな一面が!官僚を3代務める家柄で本人も幼少期から学業優秀。三島自身も一年間ではありますが大蔵省(現財務省)の役人だったこともあるんです。ま、ここまでは文豪あるあるじゃないですか。なんなら家柄と神童だったという事実はクズ文豪を生成する必須素材のような気がしてきます…。でも三島は違うんです。生涯を通してめっちゃくちゃ純粋で硬派。それ故に晩年は政治的思想に傾いていってしまったのではないかと思われます…。他のクズ文豪と大きく違うな、と感じたのが子どもたちへの思いやり。割腹自決という凄惨な最期を選んだ三島ですが、自分が亡くなった後にも毎年子どもたちにクリスマスプレゼントが届くように百貨店に先んじて手配をし、子ども向け雑誌の定期購読料も先々の分まで先払いしておいたそう。家庭を顧みず酒や賭け事に溺れたり女にだらしなかったり…その挙げ句勝手に死んでしまう(なんなら女を巻き添えにする)ような文豪たちを見てきてのこのエピソード…ちょっと胸に来るものがありませんか?自衛隊駐屯地で檄文を撒きクーデターを煽動する演説の後に切腹して自決するという激しい行動の裏で、家庭の小さな幸せを大切にする心の持ち主でもあったんですね。現代の感覚でも「クズ」という枠に入らなそうな三島由紀夫をどんな切り口で紹介したら楽しめるかなぁ…と考えたのですが、今回は三島由紀夫の『審美眼』に注目してみたいと思います。三島由紀夫 独特の美意識とは?兎にも角にも、三島の特徴は独自の『美』をとことん追求していたこと。それは自分のペンネームへのこだわりにも見られます。16歳という若さで『花ざかりの森』で文壇デビューし、天才が現れたと絶賛された三島。当時は本名を使っていましたが、若すぎることを案じて周囲からペンネームの使用を勧められました。万葉仮名ふうに当て字の名前にすること、そして漢字の見た目から来る印象、並びの美しさ、柔らかさにまでこだわって“由紀夫“となった経緯には既にこの歳から言葉に、響きだけでなく字面の並びにも理想の美を求めて見ていたことがわかります。そんな三島は、実は昭和を代表する名女優や俳優を見出した究極の審美眼を持っていました。たぶん彼はあのまま生き続けていたら文豪としてだけでななく、プロデューサーとしての名声もほしいままにしていたんじゃないかな。中でも有名な方を紹介してみましょう。幼少期は祖母の影響で能や歌舞伎に触れ、その流れで古典文学をこよなく愛し、日本中世の御伽草子や能の筋書きをベースに、自身でも戯曲や創作歌舞伎を次々と発表し上演しました。この時の役者の中で、三島が出会った超弩級の新人が若き日の坂東玉三郎さんです。美輪明宏に「君は、大物になる」とつぶやいた元々梨園出身でもなく歌舞伎で主役を張る家柄ではない14代守田勘弥の養子として育てられた少年を、三島由紀夫は自作の歌舞伎『椿説弓張月』でヒロインの白縫姫に大抜擢。三島は若き日の玉三郎さんを「薄翅蜻蛉(うすばかげろう)のよう」と評し、これまた自作の『サド侯爵夫人』を「将来君がやる作品だから持っていなさい」と手渡したそう。現在の消えてしまいそうな儚い少年美を愛でつつ、将来凄みのある立女形に育つことも見越したその審美眼…恐れ入ります!!もうひとり、三島由紀夫と親交のあった有名な方は、美輪明宏さんです。銀座のゲイバーでアルバイトしていた16歳の頃から、三島だけでなく各界の著名人たちを虜にしていた美輪さん。『仮面の告白』が大ヒットし、周囲から先生先生とチヤホヤされていた三島に、当時アルバイトしていた美輪さんは指名されても媚びることがなかったそう。類稀な美貌だけでなく、遊郭育ちもあってか常連の文豪たちのジョークにも洒脱な切り返しをする頭の良さで既に売れっ子だった美輪さんですが、フランス語で歌ったシャンソン『ばら色の人生』を聴いた三島がいたく感動し「君は、大物になる」とじっと見つめてつぶやいた、そのたった一言が千万の言葉よりも嬉しかったと後に美輪さんは語っています。自決の前には、300本もの薔薇の花束を手に楽屋を訪れ、「もう君の楽屋には来ないからね」と言って、最前列でコンサートを聴いて去っていったそうです。その後…あの自決事件は起こるのです。他にも岸田今日子さんや若尾文子さんのような往年の名女優も多く見出した三島ですが、あまりに美しい話ばかりなので、一つクズ繋がりのエピソードを入れておこうかな…。太宰治に直接「嫌い」と言い切る!そう、クズ文豪代表である太宰治先生!当然っちゃ当然だけど、こういうタイプ苦手そうですよねー。既に売れっ子作家だった一回り以上歳上の太宰の退廃的な生活態度を批判していました。(そりゃそうだ)直接会いに行くことになり、酔って持論を展開する太宰に直接「嫌い」と言い切った三島も三島ですが、「こうして会いに来てるんだから、やっぱり好きなんじゃないか」と平然と返す太宰もいかにも太宰らしくていいですね(事実どうだったのかはわかりませんが…。)でも本当は、この嫌悪感は同族嫌悪に近いものだったのではないか、と言われています。太宰の弱さにイラッとするのは、三島自身も元々は虚弱体質で男らしいへのコンプレックスも強かったようです。(三島は後年 鍛え上げて筋肉自慢の肉体を手に入れました!)こうして見てくると三島由紀夫という人は、並外れた頭脳と鋭敏な感性を持つがゆえに異様に繊細で、言葉や表現に対しても人に対しても究極の美を追求し過ぎる…要するに極端で危険なタイプだったように思えます。(…だから天才なんですけどね) 作品もまた何を紹介しようか悩むほど名作揃いなんですが、悲劇的な愛や美を求めるお話が多いのでとっつきにくい方も多いかもしれません。でも、三島は劇作家としても素晴らしいので本をあまり読まない方でも接しやすい古典をベースにした戯曲も多いんです。もし初めて三島作品に触れるなら珍しくコミカルでハッピーな創作歌舞伎『鰯売恋曳網』が軽めでおすすめですよ〜。
2023年12月07日満島ひかりと劇団ひとりが初共演するオリジナルコント番組「ひかりとひとり」が、「U-NEXT」にて配信決定。また、TBSでは10月30日(月)深夜にコント丸ごと1話を放送することも分かった(※一部地域を除く)。本番組は、満島さんと劇団ひとりさんが、“2人きりで”、“観客を前に”、“一発本番”で繰り広げるコント番組。満島さんは、コント作品への参加は初めて。加えて脚本は、「バナナマン」や「東京03」をはじめとした多くの芸人と共にコントを作り世に送り出してきた構成作家のオークラが手掛ける。兄妹、上司と部下…コント毎にいそうでいない緻密な人物設定がなされる中、演じる2人の関係も縦横無尽に変化。演劇とお笑いを行ったり来たりする独特の世界観と、満島さんと劇団ひとりさんの才能が融合した、ここでしか見ることのできないコントになっている。そしてコント3作に加え、本番までの過程を追ったドキュメントも収録した全4話で構成。第1話「最後のタイムリープ」は、ビルから飛び降りようとする女とそれを止めようとする男のストーリー。満島さん演じる千尋の前に現れた恋人・時沢の「のっぴきならない事情」とは…?2人の間でどのような掛け合いが繰り広げられるのか、必見だ。満島ひかりコメント不思議な企画で、不思議な空気をまとったコントが生まれました。あまり期待をしすぎず、ぼんやり見るのがオススメです。何とも言えぬ癒やし効果のあるコントができたように思います。劇団ひとりさんも脚本のオークラさんも、物語をつくる職人さんのようでいて、ニヤニヤといたずらっ子のような部分も垣間見えて、とても良い時間を過ごしました。初めて出会った私たちの、緩やかな化学反応をお楽しみください。劇団ひとりコメント楽しかったです! 満島さんとは初めてでしたが、テンポとかボリュームが妙にしっくりきて、心地よかったです。オークラさんの台本も馬鹿馬鹿しいのに、どこか悲哀があって最高です。とても、やりがいのある作品でした。皆様、ぜひ!オークラコメント今回、20年来の付き合いで、ずっと天才だと思っている川島君(劇団ひとり)、昔から面白い活動(&芝居)をする女優さんだなと思っていた満島ひかりさん、この2人にコントを書くことができてとても楽しかったです。「このコンビのコントライブを年1くらいでやり続けたい!」収録終わりの率直な感想です。「ひかりとひとり」は10月27日(金)12時~U-NEXT Paravi コーナーにて全話独占配信。「ひかりとひとり」ナビは10月30日(月)25時50分~TBSにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月26日俳優の江口洋介、タレントのタモリ、女優の広末涼子、俳優の満島真之介が18日、都内で行われた2023年「本麒麟」リニューアル発表会&新TVCM発表会に出席した。新しい「本麒麟」は、「うまさだけで勝負する」をコンセプトに、今年3月製造品から順次リニューアル。19日より全国(一部地域を除く)で新テレビCM「うまさだけで勝負する」篇4作品、「広末 タモリ」篇、 「広末涼子」篇、「満島 江口」篇、「タモリ」篇が放送される。発表会では、本麒麟のおいしさやCM撮影時のエピソードなどについて話し、4人で乾杯も。本麒麟を味わうと4人とも幸せそうな笑顔を見せた。広末は「やっぱりおいしいです。昨日今日、夏日になっているから、乾いた喉にも体にも染み渡ります」とにっこり。満島は「普通に楽しんでいました。発表会だということを忘れ始めてきていて、タモリさんも初めましてですし、江口さんも久しぶりですし、広末さんも初めましてですし、本麒麟と共に夢の気分に浸っています。そして、この味が夢のような気分を広げてくれるんですよ。幸せですね」と喜びをかみしめていた。江口は「本当に飽きが来ない。さっぱりしている。今までよりもさらに」と熱く語り、タモリは「コマーシャルをやるにあたって工場に見学に行ったんですよ。毎日とは言えないけど、ほぼ毎日試作していましたね。これからももっと変わるんじゃないかなと。今一番うまいと思うけど」とさらなる進化を遂げる可能性もあると話した。
2023年05月18日佐藤健は、満島ひかりについてこう語る。「レアポケモンみたいになっていて、なかなか会えないし、なかなか共演できない人」と。Netflixオリジナルシリーズ「First Love 初恋」のクロストークの場でのことだ。「演技」という言葉の奥行きを改めて見せつけられるような、人物が生きた記録を画面に刻み付けてきた表現者・満島ひかり。生活レベルから役に入り込もうとする彼女のアプローチは、それがゆえに“こなす”ことがかなわない印象を受ける。潜って、捧げて、搾り出す。その圧倒的な深度がため、乱発ができないのだ。佐藤さんの評が言いえて妙だが、2022年は様々な条件が重なり満島ひかり出演作の公開・放送ラッシュとなったレアな1年であった。改めて、我々が“目撃”した彼女の姿を振り返ってみよう。4月には春クールのテレビドラマ「未来への10カウント」に出演。木村拓哉扮する元ボクサーの主人公と共に高校ボクシング部を盛り上げる、まっすぐな性格の顧問教師に扮した。「本気の青春」をうたう本作では各々が思いの丈をぶつけ合うシーンも見どころの一つだが、意志が行動に直結している満島さんの芝居が実に効いている。夏クールには、多くの作品で組んできた脚本家・坂元裕二の新作「初恋の悪魔」で物語のカギを握る女性を演じた。無実の罪で獄中生活を強いられ、かつほぼセリフがない特殊な役柄にもかかわらず、佇まいから立ち上るオーラで苦悶の歳月を感じさせる演技は、流石の一言。『TANG タング』8月には二宮和也と共演した映画『TANG タング』が公開。近未来を舞台に、迷子のポンコツロボットと出会ったことから運命が変わる男を描いたハートフルな一作。満島さんは、二宮扮する主人公の妻を演じた。有能な弁護士だが、家では引きこもり状態の夫との関係に悩み…というポジション。撮影時は、動かないロボット相手に芝居するチャレンジも行った。9月には、公開延期されていた『川っぺりムコリッタ』がお披露目。様々な事情を抱えた住人達が集う安アパートの大家を朗らかに演じた。表面的なキャラクターと異なり、夫を亡くした喪失感を抱えて娘と生きる1人の人間の実像を生っぽく見せ切った。『かもめ食堂』や『彼らが本気で編むときは、』で知られる監督・脚本・原作の荻上直子による生活感とおかしみが同居する世界観の住人として生きており、相性の良さを感じさせた。『川っぺりムコリッタ』同月には、満島さんが「私にとってはホームのよう」と評する水田伸生監督とのコラボ作『アイ・アム まきもと』が公開。ドラマ『Mother』等で組んだ水田組に、舞台「鎌塚氏、すくい上げる」等の倉持裕が脚本家で加わるという満島さんにとって縁の深い座組。2013年のイギリス・イタリア合作映画『おみおくりの作法』を原作とする本作は、阿部サダヲ扮する市役所の“おみおくり係”の男性が独自ルールで突き進むも、振り回されるうちに周囲も救われていく物語。満島さんならではの「感情があふれてくる」→「涙があふれる」の凄みを堪能できる。『アイ・アム まきもと』そして、11月には「First Love 初恋」が配信開始。本作は、宇多田ヒカルの「First Love」「初恋」にインスパイアされたラブストーリー。不慮の事故や過酷な試練によって離ればなれになってしまった恋人が再会を果たすが、新たな問題が持ち上がり…という切ない物語が展開する。初恋をいまだ忘れられない警備員に扮した佐藤健、初恋を忘れてしまったタクシー運転手を満島さんが演じており、満島さんの観る者を感情の源泉に引きずり込むような魂の熱演はもちろんのこと、「頭は覚えていないが身体が記憶しており、ふとした瞬間に仕草が出て困惑する」といったさじ加減が難しいテクニカルな芝居も披露。少しずつ明かされていく過去によって登場人物の見え方が変わり、これまでのシーンの真の意味が分かるといった構成、かつての恋人たちが少しずつ歩み寄っていくグラデーションの縁(よすが)となる満島さんの微細な表現は、繰り返し観ることでより効力を発揮するのではないか。「First Love 初恋」実写作品に加えて、日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』では吹き替え声優も務めた満島さん。グッチのショートフィルム「KAGUYA BY GUCCI」では「それでも、生きてゆく」で共演した永山瑛太、「First Love 初恋」に続くアオイ・ヤマダと共に「かぐや姫」を新解釈したファンタジーに挑戦した。表現方法が多岐にわたるのも満島さんの特長で、その透き通る声を使った仕事も多数。楽器の演奏やポエトリーリーディングがミックスされた「いとうせいこう is the poet with 満島ひかり」の活動も継続しており、野外フェス「朝霧JAM」等に出演。12月に放送された音楽番組「FNS歌謡祭」では、「Folder」のメンバーだった三浦大知と再共演。視聴者を大いに沸かせた。1月27日(金)に公開されるドキュメンタリー映画『ミスタームーンライト ~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~』ではナレーションを担当。「First Love 初恋」「First Love 初恋」では脚本開発からオーディションの立会い、若手出演者へのワークショップなど、ステレオタイプな「役者」の枠を超えてものづくりに邁進する満島ひかり。我々の「何を見せてくれるのか」という期待を更新し続ける彼女は、次にどこへ飛び込むのか。驚く準備をしつつ、発表の日を待ちたい。(SYO)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会TANG タング 2022年8月11日より全国にて公開Based on A ROBOT IN THE GARDEN by Deborah Install Copyright © 2015 by Deborah Install Licensed by Deborah Install c/o Andrew Nurnberg Associates, London through Tuttle-Mori Agency, Inc. , Tokyo ©2022映画「 TANG 」製作 委員会アイ・アム まきもと 2022年9月30日より全国にて公開©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~ 2023年1月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開
2023年01月02日満島ひかり、佐藤健をW主演に迎えて描く究極のラブストーリーとなるNetflixシリーズ「First Love 初恋」。この度、メインキャストと寒竹ゆり監督によるインタビューもたっぷり収録したメイキング映像が公開された。宇多田ヒカルの珠玉の名曲「First Love」「初恋」にインスパイアされた新たなストーリーを寒竹監督が紡いだ本作。今回公開されたのは、撮影中の様子を収めたメイキング映像とあわせ、満島さんと佐藤さん、それぞれの青年期を演じた八木莉可子、木戸大聖の4名と寒竹監督によるインタビューを収録した特別映像。満島さんと佐藤さんの本作への思いや、共演についてなど貴重な制作秘話が盛りだくさん。さらに、配信開始後一気に注目が高まり、SNSでも話題沸騰中の八木さんと木戸さんという若き才能について、満島さんと佐藤さんが語るシーンも収められている。Netflix日本の「今日のシリーズTOP10」で19日間連続1位を獲得、現在も連続1位を更新し続け、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)では3週連続TOP10入り、第9位を獲得するなど、世界的にも注目を集めている本作。芸能界から“初恋ファン”を代表し、黒柳徹子、千鳥ノブ、「EXIT」兼近・りんたろー。の4名による初恋レビュートーク映像も、あわせて公開されている。Netflixシリーズ「First Love 初恋」はNetflixにて配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年12月16日満島ひかりと佐藤健が共演し、宇多田ヒカルの名曲にインスパイアされ、新しいストーリーを紡ぎ出すNetflixシリーズ「First Love 初恋」が現在配信中。この度、キャスト同士の絆やチームワークの良さも垣間見ることができるメイキング写真が公開された。本作は、90年代後半とゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる一組の男女の物語。先日の世界配信開始から1週間。日本の今日のシリーズTOP10で5日間連続1位、世界11か国・地域の今日のシリーズTOP10入り、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で第8位獲得と話題になっている。今回公開された写真には、主人公の野口也英と並木晴道を演じた満島さんと佐藤さん、そして同役の“若き日”を演じた八木莉可子と木戸大聖という、劇中では共演シーンがない2組が集合した貴重な姿が。250か所をも超えるロケ地で8か月にも及ぶ長期間の撮影が行われた本作。キャスト同士の仲睦まじい様子を捉え、思い出のアルバムのような写真となっている。なお、12月5日(月)から11日(日)まで、東京・渋谷キャストにてポップアップが開催。初恋の味をイメージした「初恋珈琲」を無料提供するカフェカーや、ここでしか手に入らない数量限定のブックレットの無料配布など、「First Love 初恋」の世界観を堪能できるスポットになっている。Netflixシリーズ「First Love 初恋」はNetflixにて独占配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年12月02日満島ひかりと佐藤健が主演を務める究極のラブストーリー「First Love 初恋」が、11月24日(木)本日「Netflix」にて配信開始。これを記念して、本編映像で構成された宇多田ヒカルの楽曲「First Love」「初恋」のスペシャルコラボ映像のショート版が先行公開された。1999年に発表され大ヒットした宇多田さんの珠玉の名曲「First Love」、その19年後に発表された「初恋」。この2つの楽曲にインスパイアされ、新しいストーリーを紡ぎ出す本作。今回公開された「First Love」の特別映像では、八木莉可子と木戸大聖が演じる若き日の也英と晴道の初恋のはじまりが垣間見え、初々しくて、甘酸っぱくもほろ苦い、あの頃の記憶が思い出されてしまいそうな映像となっている。そして、「初恋」の特別映像では、満島さんと佐藤さんが演じる、約20年の時を経て別々の道を歩むこととなった現在の2人の“大人の初恋”を映し出す。「First Love」で紡がれた、淡く煌めくような初恋の記憶たちがより切なさを引き立たせるかのように、胸が締め付けられるシーンの数々が登場する。なお、7インチアナログ盤「First Love/初恋」のリリースを記念したPOPUP企画が、タワーレコード渋谷店、タワーレコード梅田NU茶屋町店、HMV札幌ステラプレイスの3会場で12月8日(木)より開催。さらに、開催地ではDJイベントが再び開催されるほか、企画に合わせて全国5都市のソニーストアにて、試聴イベントが行われる。Netflixシリーズ「First Love 初恋」はNetflixにて独占配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年11月24日女優の満島ひかり、俳優の佐藤健が21日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われたNetflixシリーズ『First Love 初恋』(11月24日配信開始)の配信記念プレミアイベントに登場した。宇多田ヒカルの名曲「First Love」「初恋」からインスパイアされた究極のラブストーリーを描く本作は、90年代後半とゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、 20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる男女の物語。CAを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英を満島、航空自衛隊のパイロットになるも、現在は別の道を進む、一途でまっすぐな性格の並木晴道を佐藤が演じた。撮影での印象的なエピソードを聞かれ、佐藤は「僕が担架で病院に運ばれるシーンがあるんです。運ばれているときに也英が駆け付けて『大丈夫なんですか!?』って言うシーンがめちゃめちゃ印象に残っています」が答えると、満島は「眠っていたよね? 健くん、撮影中に。すぴー、すぴーって(寝息が)聞こえて。『佐藤さん寝てますね』ってみんなで」と暴露し、「印象には残ってないはずだよ」とツッコんだ。佐藤は「オンエアで見たら1、2秒のカットだし、スタッフさんも普通のシーンだと思ってやっているんですけど、満島さん的にはここが本当に大事なんだということで、何回も目に涙を浮かべてやっている様を見て、めちゃめちゃかっこいいなこの人って、実は思っていた」と満島の演技を絶賛。満島が再び「寝たけど」と笑いながら指摘すると、佐藤は「かっこいいなと思えたから安心して眠れたんです」と話した。イベントには、八木莉可子、木戸大聖、夏帆、中尾明慶、荒木飛羽、アオイヤマダ、向井理、小泉今日子、寒竹ゆり監督も登壇した。
2022年11月21日女優の満島ひかり、俳優の佐藤健らが21日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われたNetflixシリーズ『First Love 初恋』(11月24日配信開始)の配信記念プレミアイベントに登場した。宇多田ヒカルの名曲「First Love」「初恋」からインスパイアされた究極のラブストーリーを描く本作は、90年代後半とゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、 20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる男女の物語。CAを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英を満島、航空自衛隊のパイロットになるも、現在は別の道を進む、一途でまっすぐな性格の並木晴道を佐藤が演じた。イベントではリムジンに乗ってキャストが登場。満島と佐藤が最初に姿を現すと会場から歓声が起こり、八木莉可子、木戸大聖、夏帆、中尾明慶、荒木飛羽、アオイヤマダ、向井理、小泉今日子、寒竹ゆり監督も続き、会場を華やかに彩った。その後、ステージにキャストと監督が登壇。満島は「胸を張っていろんな方に見ていただきたい作品です」と自信をのぞかせ、佐藤は「僕が思う見どころはアクションです。走ったりするのではなくて、監督から何回も『体温が2度くらい高い感じで』って言われていたんですけど、好きな人のことを考えているときに体内の細胞が暴れまわって体温が上がる、登場人物たちの細胞のアクションを注目して見ていただけたらと思います」と語った。
2022年11月21日配信開始が迫る満島ひかり×佐藤健W主演のNetflixシリーズ「First Love 初恋」より、本予告編とキーアートが公開された。本作は、宇多田ヒカルの楽曲「First Love」と「初恋」の2曲にインスパイアされた物語。90年代後半とゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる男女の究極のラブストーリー。今回公開された映像は、満島さん演じる也英の「誰かが言った。人生はまるでジグソーパズルだと」というセリフからスタート。若き日の也英(八木莉可子)と晴道(木戸大聖)が織りなす初恋のはじまりの物語、そして也英と晴道(佐藤さん)の現在の2人を映し出す。映像では、約20年が過ぎて再会した2人だったが、也英からの「初めまして」という一言に、晴道が涙を流すシーンや、「もしもあなたに出逢わずにいたら、私はどんな今を生きているのだろう」というセリフが登場。運命の因果に翻弄されながら、もがき生きていく2人の姿が初恋の記憶を辿るように描かれている。そして合わせて公開されたキーアートは、第1弾、第2弾に続く美しい世界観の中で、也英と晴道の距離がまたさらに近づいた、目が離せない一枚となった。また明日からは、JR山手線をフルラッピングでジャックする「First Love 初恋」トレインがスタート。車内では、也英と晴道のビジュアルが埋め尽くし、映像モニターではこれまでに発表された本作の予告映像の放映など、車両全体が作品の世界観一色に染められる(11月16日から30日まで運行)。Netflixシリーズ「First Love 初恋」は11月24日(木)Netflixにて独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年11月15日満島ひかりと佐藤健の共演、そして宇多田ヒカルの珠玉の名曲という組み合わせで「Netflix」が史上最大級のスケールで贈る究極のラブストーリー「First Love 初恋」。この度、満島さん演じる也英の場面写真が公開された。本作は、90年代後半と、ゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる一組の男女の物語。満島さんが演じるのは、CAを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英。到着した場面写真では、煙草の空き箱を手に笑みをこぼす姿、子どもをあやすCAの姿、何か決意を感じさせるような清々しい表情を浮かべるシーンといった、様々な也英の表情が写し出されている。また、也英の母・幾波子(小泉今日子)や、勤務先であるタクシー会社の同僚・旺太郎(濱田岳)とのシーンも登場し、彼らが也英と晴道(佐藤さん)の初恋の物語にどのように関わってくるのか気になる。監督の寒竹ゆりは「満島ひかりの芝居はフィジカルがお喋り」とその魅力を表現。「声色や表面的なテクニックではなく、本能的な肉体反応を拠り所とした芝居をする。体温の上昇や細胞の震えや視神経の移動、そんな生き物としてごく自然で無意識的な反応を画面に表出させ芝居に昇華させることができる」とコメント。自分ではどうすることもできない運命の下、精一杯生きる也英。満島さんが演じることで完成したその姿にぜひ注目だ。Netflixシリーズ「First Love 初恋」は11月24日(木)Netflixにて独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年11月03日宇多田ヒカルの楽曲「First Love」「初恋」にインスパイアされ新しいストーリーを紡ぎ出す、満島ひかりと佐藤健をW主演に迎えたNetflixシリーズ「First Love 初恋」より、ティーザー予告とティーザーアートが公開された。今回の映像は、第1弾の予告映像の雰囲気とは打って変わり、主人公・也英と晴道が人生を変えてしまうような運命の出会いを果たす1998年からゼロ年代、そして現代までの20年余りのストーリーが、「Automatic」、「First Love」、「初恋」の3曲とともに紡がれる、“初恋”の記憶をたどる内容だ。またラストは、大人になった也英の「いつかくるその日に、また会いたい人は、誰か――」という印象的なセリフで締めくくられている。併せて公開されたティーザーアートは、第1弾ビジュアルと同じく、雪景色の中のカット。也英と晴道が寄り添い合い、イヤホンを共有しあう姿が写し出された。Netflixシリーズ「First Love 初恋」は11月24日(木)Netflixにて独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年10月30日女優の満島ひかりと俳優の佐藤健がW主演を務めるNetflixシリーズ『First Love 初恋』が11月24日より全世界独占配信される。このたび場面写真7点が公開された。宇多田ヒカルの名曲「First Love」「初恋」からインスパイアされた究極のラブストーリーを描く本作は、90年代後半とゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、 20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる一組の男女の物語。CAを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英を満島、航空自衛隊のパイロットになるも、現在は別の道を進む、一途でまっすぐな性格の並木晴道を佐藤が演じる。也英(満島)と晴道(佐藤)が互いに異なる方向を向きすれ違う様子や、笑みを浮かべる也英と、花束を手に物憂げな表情を浮かべる晴道の対比が気になるカットが写されており、ふたりが織りなす“初恋”の物語の行方に思わず思いを馳せてしまうような場面写真となっている。また本作において重要な役割を担う、八木莉可子と木戸大聖が演じる若き日の也英と晴道の“初恋”の始まりも捉えており、20余年の時を紡ぐ壮大な愛の物語にますます期待が膨らむ。さらに、光瞬く夜景の中で会話する也英と晴道や、ライラックの木の下で手紙を読む也英、雪景色の中抱擁する若き日の也英と晴道の姿を切り取った場面写真からは、寒竹ゆり監督が細部までこだわり抜いた色彩の映像美も垣間見ることができる。
2022年10月12日宇多田ヒカルの2つの楽曲にインスパイアされ、新しいストーリーを紡ぎ出す、満島ひかりと佐藤健がW主演する「First Love 初恋」より、場面写真が初公開された。本作は、90年代後半と、ゼロ年代、現在と3つの時代が交錯し、20年余りに渡る忘れられない初恋の記憶をたどる、一組の男女の物語。公開された場面写真では、CAを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される、満島さん演じる也英と、航空自衛隊のパイロットになるも、也英とは別の道を歩む、佐藤さん演じる晴道が、異なる方向を向いてすれ違う場面、笑みを浮かべる也英と、反対に物憂げな表情を浮かべる晴道の姿も写し出され、ますますふたりが織りなす初恋の行方が気になる。また、光の中で会話する2人や、ライラックの木の下で手紙を読む也英。さらに、若き日の也英(八木莉可子)と晴道(木戸大聖)の初恋の始まり、雪の中で抱き合うシーンも。こだわりの色彩の映像美も垣間見える。Netflixシリーズ「First Love 初恋」は11月24日(木)よりNetflixにて独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年10月12日女優の満島ひかりと俳優の佐藤健が25日、都内で行われたNetflixグローバルファンイベント「TUDUM Japan」に登壇した。宇多田ヒカルの名曲「First Love」「初恋」からインスパイアされた究極のラブストーリーを描くNetflixシリーズ『First Love 初恋』(11月24日より全世界独占配信)でW主演を務める満島と佐藤。フライトアテンダントを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英(のぐちやえ)役を満島、航空自衛隊のパイロットになるも、現在は別の道を進む、一途でまっすぐな性格の並木晴道(なみきはるみち)役を佐藤が演じる。満島は「すごく長い撮影期間で、昨年ほとんどの時間をこの作品に私も健くんもあてていた感じでした」と明かし、「いろんな時系列があって、いろんな時があって、皆さんの想像してない規模の、広い豊かなラブストーリーになっていると思います」と紹介。佐藤は「久しぶりに実際に皆様と同じ空間を共有できる機会なので非常にうれしく思います」と観客を見渡し、「満島さんもおっしゃったように、去年1年間、ほぼほぼ我々『First Love 初恋』しかやっていない。コロナ禍で撮影が延期になってしまったりいろんな理由があって、1年間ずっと撮影していたわけではないんですけど、気持ちはずっとこの役に残っている状態で1年間過ごしたので、皆さんに見ていただけるときがいよいよ来たなと思うと非常に感慨深いです」としみじみと語った。イベントでは、サイコロの目に書かれたお題についてトークする「サイコロ恋愛トーク」を実施。満島は「お昼の番組でありましたよね」と笑い、佐藤は「ずっとやりたかったんですよ。うれしい」と喜んだ。満島は「キュンキュンする恋」が出ると、「男の人がライトとか太陽がまぶしくてこうやっている(目を細める)、まぶしそうな顔にキュンキュンする」と答え、佐藤もリクエストされるとまぶしそうな顔を披露した。満島はまた、「整髪料とかつけてなくて寝起きでボサボサってしていて眠そうな……」と話し出し、「現場入ってきたとき健くんはほぼ寝ているよね。メイク中」と言うと、佐藤自身も「確かにほぼ起きてない。メイク中に徐々に起きてくる感じなので」と認める。そして満島が「目を閉じているくらいで現場に来て、そういう姿はすごい好きです。気が抜けた姿というか。寝ぐせとかあったほうがいいです。女の子もそういうのが好きです」と言うと、佐藤も「それはわかりますね。男女共通というか」と同調。「そういう意味でいうと、満島さんは来たときからもう起きている。眠そうなのをあまり見たことない。ビシッとしています」と明かすと、満島は「そうかもしれない」と笑っていた。
2022年09月25日女優の満島ひかりが25日、都内で行われたNetflixグローバルファンイベント「TUDUM Japan」に、俳優の佐藤健とともに登壇した。宇多田ヒカルの名曲「First Love」「初恋」からインスパイアされた究極のラブストーリーを描くNetflixシリーズ『First Love 初恋』(11月24日より全世界独占配信)でW主演を務める満島と佐藤。フライトアテンダントを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英(のぐちやえ)役を満島、航空自衛隊のパイロットになるも、現在は別の道を進む、一途でまっすぐな性格の並木晴道(なみきはるみち)役を佐藤が演じる。満島は「すごく長い撮影期間で、昨年ほとんどの時間をこの作品に私も健くんもあてていた感じでした」と明かし、「いろんな時系列があって、いろんな時があって、皆さんの想像してない規模の、広い豊かなラブストーリーになっていると思います」と紹介した。イベントでは、サイコロの目に書かれたお題についてトークする「サイコロ恋愛トーク」を実施。満島は「お昼の番組でありましたよね」と笑い、佐藤は「ずっとやりたかったんですよ。うれしい」と喜んだ。満島は「今の恋」が当たると、「いわゆるカップル的な恋は今はちょっとしてなくて。したほうがもうそろそろいいような気がしているんですけど」と恋愛事情を告白した。そして、「甥っ子とかがどうしてもかわいいですよね。甥っ子は5歳と2歳がいて。私がイタリアに行っていてさっき空港に着いて、空港から来たんですけど、甥っ子からLINEのメッセージの音声が何個か入っていて、最初は『イタリア僕も行きたいな~』だけだったんですけど、『イタリアでお尻パフェ食べたいな~』とか、『ハワイで泳ぎたいな~』とか、ずっとそれを聞いていました」とほっこりするエピソードを披露し、「恋って瞬間にグッとくるようなものだと思うので、そういうのは今は子供たちばっかりからもらっているような気がします」と語った。
2022年09月25日女優の満島ひかりと俳優の佐藤健がW主演を務めるNetflixシリーズ『First Love 初恋』が11月24日より全世界独占配信される。このたび本作初公開となるスーパーティザーアートが公開された。1999年に発表され大ヒットした宇多田ヒカルの珠玉の名曲「First Love」、その19年後に発表された「初恋」。この2つの楽曲にインスパイアされ、新しいストーリーを紡ぎ出す、Netflixシリーズ『First Love 初恋』。Netflixが原案・企画・製作を手掛け、監督・脚本に寒竹ゆり氏を迎えた。公開されたスーパーティーザーアートは、佐藤演じる晴道が満島演じる也英をおんぶし、幸せそうに笑い合う印象的なカットとなっており、一面の雪景色とあわさり、全体的にブルーで統一された世界観は温かくもどこか儚げな雰囲気を感じさせる1枚となっている。また、9月25日に開催されるNetflix最大のグローバルファンイベント「TUDUM Japan」にて、本作初公開となるスーパーティーザー映像が公開される。さらに、宇多田にとってデビュー24周年となる記念日(12月9日)にドルビーアトモス版「First Love(2022 Mix)」「初恋」の配信、ならびに「初恋(2022 Remastering)の配信、そして「First Love(2022 Mix)」と「初恋(2022 Remastering)」の2曲を収録した7インチアナログ盤「First Love/初恋」の限定発売が決定した。これらの作品はNetflixシリーズ『First Love 初恋』の配信にあわせ、発売されるもの。宇多田がドルビーアトモス配信、および7インチアナログ盤を発売するのは初となる。
2022年09月23日満島ひかりと佐藤健がW主演、宇多田ヒカルの楽曲にインスパイアされた新しいストーリーを紡ぎ出す、Netflixシリーズ「First Love 初恋」からスーパーティーザーアートが初解禁となった。1999年に発表され大ヒットした宇多田ヒカルの「First Love」、その19年後に発表された「初恋」にインスパイアされた本作。90年代後半と、ゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる1組の男女の物語を描く。「First Love」「初恋」満島さんが演じるのは、フライトアテンドを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英。佐藤さんは、航空自衛隊のパイロットになるも現在は別の道を進む並木晴道を演じる。解禁されたスーパーティーザーアートでは、佐藤さん演じる晴道が満島さん演じる也英をおんぶし、幸せそうに笑い合う印象的なカット。一面の雪景色と相まって、全体的にブルーで統一された世界観は温かくもどこか儚げな雰囲気を感じさせる1枚となっている。また、9月25日(日)に開催されるNetflix最大のグローバルファンイベント「TUDUM Japan」にて、本作初公開となるスーパーティーザー映像も解禁予定となっている。さらに本作の配信にあわせ、宇多田さんにとってデビュー24周年となる記念日(12月9日)にドルビーアトモス版「First Love(2022 Mix)」「初恋」の配信、ならびに「初恋(2022 Remastering)」の配信、そして「First Love(2022 Mix)」と「初恋(2022 Remastering)」の2曲を収録した7インチアナログ盤「First Love/初恋」の限定発売が決定。宇多田さんにとってドルビーアトモス配信、および7インチアナログ盤を発売するのは初のこととなる。Netflixシリーズ「First Love初恋」は11月24日(木)よりNetflixにて全世界独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年09月23日松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆らが出演する現在公開中の映画『川っぺりムコリッタ』よりメイキング映像が公開された。今回公開された映像は、本編で登場する演奏シーンの練習風景を映したメイキング。ホームレス役の知久寿焼の合図で演奏する珠玉のワンシーンには、たらいを楽器に見立てて演奏するムロさん、小鍋を叩く満島さんや黒田大輔(お坊さん役)、北村光授(溝口の息子役)、松島羽那(南の娘役)が登場。時折、北村さんが首を傾げたり、満島さんは自分の楽器の音に驚いたり。また、ムロさんが知久さんに確認する様子も収められている。『川っぺりムコリッタ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月22日画面の向こうにいる満島ひかりを見ていると、言葉にならない感情がこみ上げてくるのはなぜだろう?説明的演技でも感情演技でもなく、ただただその人物にしか見えない“生きた”演技を披露し続ける満島さん。『かもめ食堂』や『彼らが本気で編むときは、』、ドラマ「珈琲いかがでしょう」で知られる荻上直子監督の新作『川っぺりムコリッタ』(9月16日公開)で満島さんは、様々な事情を抱えた人々が集うアパートの大家・南に扮している。松山ケンイチ、ムロツヨシ、吉岡秀隆扮する住人を見守りながら、自身も夫を亡くした哀しみを抱えるシングルマザーの実像――その人間味すらも豊かに体現した満島さん。シネマカフェでは、彼女の高い感受性に裏打ちされた演技について、単独インタビューでじっくり語っていただいた。魅力的な“南さん”の役作りは"感じる"を意識――満島さんが演じられた南さん、自己紹介するシーンから非常に魅力的でした。出ずっぱりではないキャラクターですが、それを全く感じない密度で。ある種“スポット出演”的なポジションに臨むにあたって、荻上直子監督との話し合い含めてどのような準備をなさったのでしょう?ありがたいことに、どちらかというと出ずっぱりの役のほうが増えているので、少ししか出てこないけど気になる人というか、気楽だからこそ"さじ加減"の難しい役どころも、サラッとできたらいいなって気持ちもありました。当て書きされていない脚本でお芝居をするのも楽しそうで。荻上監督は、初めて会ったときから佇まいが独特で、お話しの口調にも選ぶ言葉にも妙なおもしろさが漂っていて…どんな現場になるんだろう、いったいどうやって映画を撮るんだろうと興味が湧いちゃったんです。役のヒントをたくさんくれたのは、伝説のスタイリスト・堀越絹衣さんの衣装たちです。荻上組常連の堀越さんは、日本のファッション界では知らない人はいないってくらいの方なのですが、衣装合わせのときにどんどん提案して下さって。「女だけの生活だから、男の方と何かがある感じに見えないためにも、ステテコを履いているのって良くないかしら?スカートの下がスースーしているより気持ちいいわよね」なんて、監督も交えて服から役を考えるいい時間でした。あと、実の妹が“みなみ”という名前でして、すごく紛らわしいなと思いながらお芝居をしていました(笑)。そんな感じで、がんばって準備をしたというより、一緒にいてゆったりな気持ちになれる俳優さんばかりの現場だったので、環境に身を任せて、"感じる"を意識していたように思います。頭を使いすぎて、呼吸が浅くならないように。役者の醍醐味は"その土地で暮らしているごっこ"!?――本作に限らず、満島さんの演技を拝見していると豊かな感受性を感じます。「そう思わないとできない」から作品によっては事前に下調べもされると伺ったのですが、今回のように現場で吸い上げる形も多いのでしょうか。本当に作品によりますね。準備に関しては、自分のスタイルは持っていません。私自身がすごくふざけた部分やダメな部分も持っている人で、常に「どうやって抜こうかな?」と考えてしまうくらい(笑)。映画の中とはいえ、演じる人物それぞれに呼吸が通っているとすてきだなと思っていますが。撮影までの準備の期間は短いことも多くって、時間のない中で脚本で描かれていることにまっすぐ向き合うと、妙な力が入っちゃうこともあります。だから発想を変えて、意味がないことをいっぱいしたりします。連想ゲームみたいな感じで、脚本を読んでただ連想したことをやってみたり見てみたり…。今回は富山ロケだったので、新米の香りに誘われて3軒くらい米農家さんに行って、おいしいお米を作る方々とお話をしました。撮影をする土地で、そこにただ生きてたら「いいな」と思うところに顔を出してみるんです。"その土地で暮らしているごっこ"は、役者さんの醍醐味かもしれませんね。――とても面白いお話です。そういった部分から、役の人間味が生まれてくるのですね。景色とか気候の持つ力には影響されます。影響を受けていたのか何なのか、映画を観て、南さんのしゃべり方が早くてびっくりしました。「なんでこんなに喋るの速いんだろう、南さんをどういう風に捉えていたんだろう」って。自分で分かりながら演じているわけではなかったので、新鮮に感じました。南さんはギリギリまでは気持ちを話すけど、つかまれたくない人なのかな?とか、観ていて感じました。重くなりそうになったら去るとか、一緒に感動しそうになったらどこかに行くとか、人と共感・共有する時間が苦手な人なのかなとか。落ち着いて振る舞っているけど、大切な人を亡くしてまだ時間が経っていないから、本当の自分の気持ちがあふれかえる前に相殺するような感じがあって、女の人ってなんて健気なんだろうと思って観ていました。――完成した作品をご覧になって、役の人となりに“気づく”という感覚なのですね!これまでもそっちの方が多いですね。多分、無意識で演じている部分が多いんだと思います。ただ、フィジカルの意識はすごく持っています。身体のクセは、自分の日常の習慣からなかなか離れられないじゃないですか。だから役柄によって、ちょっと違う体の動きをできるようには考えています。例えば同じ距離を歩くのでも、「この人は4歩だけどこの人は2歩でいけるな」だったり、「この人は普段から草履をはいているから足が地面から離れにくい歩き方だろうな」といったことは意識していて。今回本当にラッキーだったのは、子ども役のふたりが地元の小学生だったことです。実際にその地で生きている子たちだから、目の前にお手本がいるんですよね。現場で子どもたちのお母さんとも話せたし、自由な子どもたちだったので、勝手についてくるのが面白くて。北村光授くん(吉岡秀隆さん演じる溝口の息子役)のほうがちょっと私のことを意識し始めて「俺あっち行くけど満島さんも行く?」って言ってきて、「私はまだここにいるかな」と返したら「じゃあ俺もいようかな」って残ったりすることもありました(笑)。それを見た吉岡さんが「懐かしいな。俺のときは田中裕子さんだった」と話していました。――現場のいい雰囲気が伝わってきます(笑)。しかし、いまおっしゃった通り現地の方がいてくれるのは大きいですね。僕たちが映画で観るのはあくまでその人物の一部であって、描かれないだけで人生はそれぞれにある。ただ演技ではその描かれない過去だったり生活も匂わせないといけないと考えると、その土地の風土や空気感を知っている人たちの存在は心強いなと感じます。撮影した場所には実際に住んでいる方もいるのですが、家賃が1万円もしないようなすごいところなんです。なかなかに特殊な場所に住んでいる方々だから、皆さん個性豊かでした。家賃が高い家に住む才能もあるけど、低すぎる家に住むにも才能がいると思うんです。「人生をどう面白がれるか」を体現している住人の方たちがいたので、余計に感じやすかったですね。なんだか私の演技の在り方って、植物っぽいんですね(笑)。土地の光を浴びて光合成して、地面から水を吸い上げるみたいにその場所の空気を感じて、人とふれあって…。確かにそうやってお芝居しています…。映画のパワーを再確認「“形に残らない芸術”はやっぱりいいな」――満島さんが以前『奇蹟がくれた数式』を観て過呼吸になるくらい感動した、というお話を聞きました。心を使うお仕事のぶん、役者さんによっては感情が引っ張られすぎてしまうから“閉じて”映画を観る方もいらっしゃるかと思いますが、満島さんはいかがですか?作品もそうなのですが、演者さんによって変わると思います。私にとってはデヴ・パテルさんで、観ているうちにどこかの部分がつながる感覚がするというか、シンパシーを感じすぎてしまうんでしょうね(『スラムドッグ$ミリオネア』『LION/ライオン ~25年目のただいま~』ほか。最新主演作『グリーン・ナイト』が11月25日公開)。自分がその状況になっている気持ちだったり、近親になった気がして。そういった風に、持っていかれやすい俳優さんがいますね。監督だと、ジュゼッペ・トルナトーレさんの映画を観るとすごい泣いちゃいます(『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』等で知られる)。懐かしいんだか何なんだか、波長がそろっちゃって感動しすぎちゃうんですよね。『奇蹟がくれた数式』もそうですが、観たいのに気持ちが溢れてきて最後まで観られないから、映画館では難しくて。家で観て、何回も止めて、また観てを繰り返してようやくエンドロールにたどり着きました(笑)。――感受性が豊かすぎるから…。限られた作品だけなので、普通に見られるものも多いですが、それくらいの気持ちにさせてくれる映画ってやっぱりすさまじいパワーだなと感じます。『川っぺりムコリッタ』はどんな映画になるのか想像できていなくて…でも、想像以上に好きでした。荻上さんの監督作品はこれまでも好きで観ていたのですが、これまで以上に人間と自然が同等に映っていて、人の感情すら風景の一部に見えて。その感じがすごく好きでした。――すごくわかります。ナメクジやイカの目玉だったり、自然が持つある種のグロテスクさ、生命みたいなものが映し出されていました。撮影監督の安藤広樹さんは、これまでにCMやMVを中心に活躍されている方で、商業映画の長編は2本目くらいと聞きました。良い画を撮られますよね(『いなくなれ、群青』、本作を経て『線は、僕を描く』の撮影監督を務める)。私の撮影最終日は小さなハイツムコリッタの庭に、ホースで水をかけて虹を出す場面だったのですが、撮影が終わって安藤さんに「お疲れ様でした」って言うと「満島さんって何を考えているんですか」と聞かれまして。「他の役者さんたちはこういう思想でいまこういう場面になっているというのがわかるから、段取りやリハーサルを見て『こういう風に撮っていこう』を考えられるんだけど、何を考えて何を見ているのか全然わからなかった。もしかして僕たちに見えないものとか見てますか?」と言われました(笑)。――きっとそれは、満島さんが南さんを生きていたからでしょうね。カメラを意識しない境地まで到達されているというか。どうなのか分かりませんが(笑)、そう言っていただけて嬉しいです。ただ私、本当にカメラを無視しちゃうときが多々ありまして…若かりし頃はお芝居中にカメラに何回もお尻を向けちゃって、よく怒られていました(苦笑)。自分がそっちのほうを好んでいるからこそそうなってしまうのだと思いますが、やっぱり意識がその場所に集中してしまうんですよね。――それもまた感受性の高さと紐づくように感じますが、同時に負荷を背負いすぎてしまうのではないかとも心配になります。何かしらでバランスはとっているんだと思います。自分でも、負荷を他人よりかけちゃっているところと、信じられないくらい抜いているところの両方があるような気がしています。でも、おっしゃっていただいたように心を配ってもいるんでしょうね。今回『川っぺりムコリッタ』を観て改めて「映画の中っていいな」と思えました。上手い下手じゃなくて、意味が分からないからいい。映画って、意味が分からないことを栄養にしてくれるじゃないですか。わかり良いことのほうがどんどん増えているなかで、映画に生きている“形に残らない芸術”はやっぱりいいなと再確認してしまいました。◆ヘアメイク:星野加奈子(KanakoHoshino)◆スタイリスト:安野とも子(Tomoko Yasuno)◆衣装クレジット:ワンピース 私物/ジュエリー CASUCA/靴安野商店(text:SYO/photo:Masumi Ishida)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月16日主演に松山ケンイチ、共演にムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆を迎えた映画『川っぺりムコリッタ』。この度、築50年の“ハイツムコリッタ”の大家・南(満島ひかり)のお部屋が大公開。荻上直子監督と『めがね』(07)、『レンタネコ』(12)、『彼らが本気で編むときは、』(17)に続き4本目のタッグを組む美術・富田麻友美から“ハイツムコリッタ”のコンセプトや本作への想いを語ったコメントが到着した。解禁された大家・南の部屋は、どこか懐かしさと温かみを感じる素朴な作り。木材をメインにキッチン、南のミシン作業スペースや娘・カヨコの勉強道具、本棚など、2人の慎ましい暮らしの中に幸せを感じる生活感漂う部屋になっている。これらを手掛けた美術・富田麻友美から本作のこだわりを聞いた。南さんちの部屋の一画映画の美術を担当する際、「話の邪魔をしない。リアルであること。毒のあるしたたかさを入れる」をこだわりのポイントとして挙げる富田さん。本作について「初めに感じたのは、『ファンタジーとリアリティのバランスが非常に難しい世界観である』と思ったことです。微量な質量でバランスが取られており、この世界を現実にどう成立させるのかが美術部のテーマでした。まるっきりのおとぎ話でもない、もしかするとあるかもしれないと思えるリアルをどう出していけるのかが非常に悩ましい作品でした」と語る。南さんちの作業スペースハイツムコリッタで暮らす山田(松山ケンイチ)、大家の南(満島ひかり)、溝口(吉岡秀隆)、それぞれの部屋のテーマやコンセプトについては、「山田はとにかく最低限のものしかない、リフォームされた新しい部屋にいちから始める知らない街の新しい生活の不安な感じが出るといいと思って出来た部屋」と言い、「南はシングルマザーで自宅で裁縫の仕事をしている設定でした。部屋は色味のあまりないアースカラーのイメージで創りました。溝口は印象に残らない様な部屋にしたかったので、その通りになってくれてたら嬉しいです」と明かす。また、島田(ムロツヨシ)の部屋は登場しないものの、「あったら多分、物量の多い片付いていない部屋にした」と富田さん。南さんちのテーブルそれぞれのキャラクターもうかがえるが、とりわけ満島さん演じる南の部屋は、温かみがあり、細部までも可愛いインテリア。南さんちのキッチンスペース南が着ている衣装とのバランスも重視したという。「まずスタイリストの堀越(絹衣)さんの用意して頂いた衣装を決めて、その衣装と喧嘩しないような飾りを装飾部にお願いしました。衣装より一歩下がる感じです。並ぶのもダメとしました」と、ここにも1つのテーマがあったことを明かしている。南さんの洋服『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年09月05日映画『アイ・アム まきもと』(9月30日公開)の完成披露試写会が1日に都内で行われ、阿部サダヲ、満島ひかり、宇崎竜童、松下洸平、坪倉由幸、水田伸生監督が登場した。同作は水田伸生監督のオリジナル作。小さな市役所の「おみおくり係」に務める牧本壮(阿部サダヲ)は空気が読めない、人の話を聞かない、なかなか心を開かないとちょっと迷惑な男だが、そんな牧本が孤独に亡くなった人を独自のルールに従いおみおくりしていく中、様々な人々と出会い、少し煙たがられながらも彼らの心に変化をもたらしていく。牧本自身の無味な人生も彩られていき、彼の”迷惑”がいつしか”無垢な気持ち”として、周囲と自らに影響を与えていく。満島は阿部との共演について「初共演です。大好きな俳優さんなのですごく嬉しくて、初共演の場面が子豚さん達と一緒だとは思わずに……」と振り返り、阿部も「溶け込み方が素晴らしい。最初に会ったのは養豚場だったので、ああいうかっこしても溶け込んでましたもんね。今日はなんかすごい綺麗なかっこしちゃって」と絶賛。さらに阿部が「韓国料理屋さんにも溶け込める。そこの割烹着着てましたからね」と明かすと、満島は「うちで働く? と言われて」と苦笑した。この日は「直したいところ」を書いて「巨大まきもと」に貼るというコーナーも。満島は「サダヲ=美容!?」というフリップを掲げ、阿部について「現場の撮影中も待ち時間も、さっきの舞台挨拶の説明の時もずっと美容の話をしてらっしゃって。なんかエプソムソルトにはまってるとか、いろんな美容が気になるお年頃らしく」と明かす。松下も阿部について「さっきも満島さんから大量の美容グッズもらってましたもんね。嬉しそうにしてましたけど、どうなりたいんですか?」と質問する。満島は「撮影の待ち時間に2人でベンチ座ってても『いやあねえ、美容どうしてますか?』って」と暴露され、阿部は「女優になりたいんですよ。女優っていいじゃないですか。きれいだし」と語る。満島は「でも、楽しいですよ。女子会みたいで」と、直してほしいと言いつつも楽しんでいるようだった。
2022年09月01日9月16日公開の映画『川っぺりムコリッタ』のプレミア上映イベントが30日、都内で行われ、松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、荻上直子監督が出席した。『かもめ食堂』(2006年公開)や『彼らが本気で編むときは、』(2017年公開)の荻上直子監督が原作と脚本を手掛けたオリジナル作品で自らメガフォンを執った本作。「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で川べりの古いアパート"ハイツムコリッタ"に引っ越してきた孤独な男・山田(松山ケンイチ)を主人公に、図々しいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロツヨシ)、夫に先立たれた大家の南(満島ひかり)、墓石の販売員・溝口(吉岡秀隆)といった様々な事情を抱えた住人たちと出会い、山田の心は少しずつほぐされていく。公開を間近に控えたこの日は、主演の松山らキャスト陣と荻上が登壇して上映前に舞台あいさつ。孤独な男・山田を演じた松山は、コロナ禍での撮影ということもあって「色んな方々が亡くなった時期でもありました。仕事仲間でも亡くなった方がいましたし、そういう部分で僕たちもどこかで引っ張られてしまう部分があって、"生きること""死ぬこと"が題材の中にあります。すごく自分ごとのように感じながら撮影していました」と映画とはいえ自分に置き換えて撮影したという。続けて「コミュニケーションが取りづらくて縛りがある状況が続き、身動きが取れない方もいると思います。自分自身を救っていくことは一人だと限界があり、山田もそうだったように実はたくさんの方々がセーフティーネットになっていると思います。ぜひ皆さんも周りをもう一度見回していただき、この作品を通してそういうところを周りの方たちと共有していただけたらと思います」とコミュニケーションの大切さを訴えた。松山演じる山田にお節介を焼く隣人の島田をムロが務めている。「40を越えて役者をそれなりにやってきましたが、今までのムロツヨシを捨ててくださいとはっきり言われました。僕の役者人生は荻上監督前後で変わっています。このタイミングでこの作品に参加でき、とてつもない人生経験だったと思います」と本作で荻上監督と出会って役者としての考え方が変わったという。ムロとロケ地でもある富山の蕎麦屋を訪れた松山は「店員さんにサインを頼まれて2人でサインを書いたんですが、確認したらムロさんが『川っぺりムロリッタ』と。よっぽど荻上監督に対して思っていたんだろうな~と思いましたよ。監督に喋ったら鬼の形相で怒ってました(笑)」と暴露すると、ムロは「自分のことを考えていた訳ではなく、職業柄『ムロツヨシ』と書くことが多いじゃないですか(笑)」と言い訳。そんなムロについて満島が「(撮影現場で)人生を彷徨った顔でずっと歩いていらっしゃって、ムロさんの哀愁みたいなモノが可愛くて。汚れた犬みたいで可愛かったです」と褒めると、ムロが「さっき違う言い方してたよね。敗北感のある男だって」と返して、笑いを誘っていた。映画『川っぺりムコリッタ』は、9月16日より全国公開。
2022年08月31日映画『川っぺりムコリッタ』プレミア上映イベントが、8月30日(火)に都内劇場で行われ、主演の松山ケンイチ、共演のムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、荻上直子監督が舞台挨拶に登壇した。松山さんはじめとしたキャスト全員が荻上監督とのエピソードを披露し、終始、笑顔&にぎやかなイベントとなった。『川っぺりムコリッタ』は、築50年のハイツムコリッタで暮らし始めた孤独な山田(松山さん)の物語。山田は、図々しいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロさん)、夫に先立たれた大家の南(満島さん)、墓石の販売員の溝口(吉岡秀隆)といった様々な事情を抱えた住人たちと出会い、少しずつ心がほぐれていく。荻上監督は、松山さんのキャスティングについて「2017年に脚本を書き終えたばかりのときにイタリアの映画祭に行ったら、その日の夜に松山さんが前に座っていたんです。絶対運命だと思い、帰ってから脚本を読んでいただきオファーしようと心に決めていました。脚本を体で深いところまで理解してくださっていたと思っています」と明かした。松山さんは「イタリアで初めてお会いしたとき、監督がめちゃくちゃお酒を飲んでいたんです(笑)。作品でもビールを飲むシーンがあって“ああ、うまいなあ”とやっていたら監督が『ビール、もっとうまくないですか!?』って。もう1回のくだり、結構ありましたよね」と隣のムロさんとも意気投合。『かもめ食堂』などでも食のシーンを撮っていた荻上監督だけに、「口の中に入るものに関しては、ものすごくこだわりのある監督だなと思いました」と松山さんは振り返っていた。満島さんも荻上監督とふたりでお酒を飲みに行ったと言い、「ふたりでごはんを食べたとき“本当に変わった女だな!”と思っていたら『お前のほうが変わった女だよ!』と言われて(笑)。ふたりで”変わった女“と言い合って終わっていった感じです(笑)」と笑顔でエピソードトーク。そんな満島さんについて、荻上監督は「怖いんですよね」と一言。「タクシーの後ろで(満島さんの役が)娘と並んでいるシーンをモニターで見ていて。終わった後に満島さんが『監督、子供さんが恋しいんでしょ?』と言われて。そのシーンを見て子供を思い出して寂しくなってしまっていたので、察知して人の心を読んで怖い!って思った」と裏話を披露、満島さんも笑顔でうなずき大盛り上がりだった。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年08月30日映画『TANG タング』(8月11日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が22日に都内で行われ、二宮和也、満島ひかり、三木孝浩監督が登場した。同作はイギリスのハートウォーミング小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の映画化作。ゲーム三昧で妻に捨てられた、ダメ男・春日井健(二宮)はわけあって無職で人生に迷子中だが、ある日、家の庭に突然現れた記憶を無くした不良品ロボット・タングに出会う。迷子同士の運命の出会いは、ポンコツコンビの驚きにみちた壮大な冒険の幕開けとなる。「今までに二宮が出た映画の中で、泣いている時間が1番長い」という記録を教えられた二宮は「どうやって計ったんだ、すごいですね」と感心し、満島は「涙の粒がすごく綺麗」と絶賛。さらに満島が「二宮さん本当に自然なので、現場でそれに結構……」と話し始めるも、「なんか今日すごいドヤ顔だね」と指摘。二宮が「やめてよまじ!」とツッコむと、満島は「毎回思ってたんだけど」と畳み掛け、二宮は「毎回思ってたの!?」と驚き撃沈していた。満島について、二宮は「お上手だというのはもちろんありますけど、1番魅力的だなと思うのは、いろんなフォントを持っている感じ。欲しい時に欲しいフォントでセリフを言ってくれる人」と表す。「きれいな言い方から汚い言い方までちゃんとできるし、引き出しって言ったらなんだけど、自分が今このテロップで見たいと思っているようなセリフをちゃんと言ってくれるんで、見ていてもやっていても気持ちいい」と独自の喩えで説明した。逆に満島が二宮について「撮影の時から、一緒にバラエティに出演したり舞台挨拶だったりまでする中で、本当に優しいと思う。すごい、優しさが」と絶賛すると、二宮は再度"ドヤ顔"でアピール。満島は「大きい。すごく豊かだし、頭が良いし、面白いし、ちょうど良い」と続け、二宮は最後の言葉でまたも撃沈。満島は「見た目がかわいいですよね。だからないのは渋さだけ」と語り、観客からは拍手が起こる。この日は2人の相性を測るクイズも行われ、全問正解とはならなかったものの、さまざまな解答で会場を盛り上げていた。
2022年08月22日現在放送中の坂元裕二脚本ドラマ「初恋の悪魔」に、第二章へと突入する第6話(8月20日放送)から満島ひかりが出演することが分かった。本作は、ワケありの警察署勤務の4人、刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)、総務課職員・馬淵悠日(仲野太賀)、生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)、会計課職員・小鳥琉夏(柄本佑)を中心に、テンポよく、繊細、軽妙かつ重厚で、思わず引きこまれてしまうセリフの掛け合いが展開されていくミステリアスコメディ作品。鈴之介が東京でもうひとつの人格となった星砂(松岡茉優)と出会った第5話。星砂は自分の過去を語り始め、16歳で家出し東京に出たこと、そこで出会った淡野リサという女性に救われたこと、リサが悠日の兄・朝陽(毎熊克哉)が殉職したとされる事件に深く関わっていたことが分かった。その淡野リサを演じるのが、「カルテット」『北のカナリアたち』『愚行録』などに出演、春ドラマ「未来への10カウント」のヒロイン役も話題となった満島さん。物語の最大の謎の解明に向かって、重要な鍵を握る人物であることは間違いないリサ。ますます深まっていく謎が解き明かされる第6話では、そんなリサに要注目だ。「初恋の悪魔」は毎週土曜日22時~日本テレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年08月18日