俳優・杉咲花が主演を務める、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜後10:00)が15日に放送スタートした。原作漫画から“主人公変更”したドラマ第1話は、原作・小鹿ゆずる氏も涙する幕開けとなった。講談社『モーニング』で連載中の同名漫画(原作・子鹿氏、漫画・大槻閑人氏)を実写化。主人公を“記憶喪失の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)として再構築し、目の前の患者を全力で救い、自身も再生していく、新たな医療ヒューマンストーリーを目指す。大病院を舞台に、ミヤビの“2年間の記憶”に隠されたミステリーも見どころとなる。脚本は篠崎絵里子氏(※崎=たつさき)。ミヤビは、不慮の事故で脳を損傷し、後遺症の記憶障害で、過去2年間の記憶がない。新しい記憶も1日限りで、翌朝5時に起きて、日記を読み直す日々。脳外科では「先生」と呼ばれているが、看護助手の立場で、日記には「わたしには今日しかない」とつづる。そんなミヤビが第1話で、アメリカ帰りの外科医・三瓶友治(若葉竜也)に出会った。三瓶は、脳梗塞で倒れた俳優・マネージャー夫妻(中村映里子・風間俊介)の治療にミヤビも参加するよう要請。そして、医師として患者に向き合う中、ミヤビの日記が「わたしの今日は明日に繋がる」と変化していく様子が、ドキュメンタリータッチも交え、鮮烈につづられた。放送スタートにあたり、原作者の子鹿氏は、米田孝プロデューサーとの対談で、主人公を変えてのドラマ化について「医師として葛藤しながらも未来は明るいと信じて進んでいくミヤビは、まさに僕が描きたかった姿。彼女が持つ明るさや強さは周囲の人を動かす原動力となり、希望の光となるので、そんなミヤビをドラマで見られると思うと、楽しみです」と期待を伝えていた。さらに「僕は、どのエピソードが選ばれても、それをどう調理していただいても構わないのですが、やはり原作を愛してくださっている読者の方や、この作品で勇気づけられたという患者さん、そのご家族の方たちを裏切るような形にはしたくありません」とリクエストしつつ、「そういう意味でも、1話は本当によかったですね。原作とは設定が異なりますが、それでも最後のシーンは、僕も脚本を読んでちょっと涙が出てしまいました」と評価。X(旧ツイッター)では世界トレンド1位の反響。原作ファンからも「ドラマのオリジナリティに加え原作へのリスペクトもひしひしと伝わってきた」、「アンメット、三瓶先生と星前先生が原作のビジュアルそっくりで凄い… 2次元から飛び出してきた」、「原作ファンも初見の人も楽しめるって素敵な構成だよな」など好感が寄せられている。
2024年04月16日人気漫画『僕のヒーローアカデミア(以下、ヒロアカ)』の電子版を含む累計発行部数が、2024年4月4日発売の最新40巻で、1億部を突破しました!同作は、総合出版社の株式会社集英社が発行する『週刊少年ジャンプ』で、2014年7月7日から連載を開始。雄英(ゆうえい)高校に通う主人公の緑谷出久(通称、デク)とクラスメイトたちが、ヒーローとして成長していく過程を描いています。1億部突破を受けて、『ヒロアカ』のX(Twitter)アカウントでは、原作者・堀越耕平さん直筆のイラストとともに、感謝のコメントが投稿されました。多くの偉大な漫画、アニメが切り拓き舗装してきた道を、ソールの薄いスニーカーで歩かせて戴きました。時代に恵まれたからこその数字だと思います。その上でですが、自分の描いた漫画に対してこれほど長い間、多くの方が「対価を支払ってもいい」と思ってくれた事は素直に嬉しいです。デク達を応援してくれて本当にありがとうございます。ヒロアカも、舗装されたその道をほんの少し更に向こうへ広げられていれば幸いです。@myheroacademiaーより引用本日発売の #僕のヒーローアカデミア 40巻をもちまして、コミックスのシリーズ世界累計発行部数が一億部を突破しました。堀越先生より記念のイラストとコメントをいただきましたので公開します。… pic.twitter.com/xWI4IzDWnm — 僕のヒーローアカデミア公式 (@myheroacademia) April 3, 2024 1億部突破を知った『ヒロアカ』のファンからは、祝福の声が多数寄せられました!・1億部のさらに向こうへ!Plus Ultra!・すごいニュースですね!堀越先生、おめでとうございます。・これからも応援しています。まずは40巻を買いに行ってきます!・息子がおこづかいで初めて買った本が、『ヒロアカ』でした!家族でデクを応援しています!なお、劇場版の第4弾となる『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』が、2024年8月2日に公開予定。1億部を突破してなお、その勢いはとどまることを知りません。『ヒロアカ』はこれからも、漫画のみならずゲームやイベント企画などさまざまな領域で、ファンを楽しませてくれることでしょう!1億部突破への感謝を込めて日本全国をまわる企画『#雄英高校日本一周校外学習』も実施中。特設サイトがオープンされているので、気になる人はチェックしてみてはいかがですか。また、1億部突破を記念した映像がYouTubeで公開中です。こちらもチェックしてみてください![文・構成/grape編集部]
2024年04月04日押切蓮介原作×白石晃士監督でホラー漫画を映画化した『サユリ』が2024年夏に全国公開されることが決定した。累計20万部を突破し、押切蓮介のホラー表現到達点と呼ばれるホラー漫画「サユリ」は、とある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端、次々と不可解な現象に襲われるというストーリー。原作者の押切氏にとって、自身の作品の中でも「一番好き」と語るほど思い入れのある作品だ。これまで映像化された押切作品は、ゲーム×ラブコメとして大ヒットを記録した「ハイスコアガール」(現在、月刊ビッグガンガンにて続編「ハイスコアガール DASH」が連載中)のアニメ化や、トラウマ級のサスペンスとして話題を呼んだ「ミスミソウ」の実写映画化などがあるが、今回実写化される「サユリ」は、“こんな邦画ホラーがあればいいのに”と考えながら自ら描き上げたホラー漫画ということもあり、満を持しての実写映画化となる。監督は、大ヒットホラー『貞子vs伽椰子』や、松坂桃李主演のサスペンススリラー『不能犯』などの白石晃士。これまでに、幽霊、呪い、オカルト、モキュメンタリーなど様々なジャンルのホラー作品を数多く手掛けてきた白石監督。最新作となる本作で“恐怖“をどのように描くのか。ホラークリエイターのタッグによる新たな“最恐傑作”に期待が高まる。コメント全文<原作者:押切蓮介>今までのJホラー映画で理不尽に散っていった人類の無念、僕はもう我慢の限界だ!霊に負けに負ける負け戦映画はもうこりごりだと思う人には是非観てほしい!霊に立ち向かえ!怒りに怒れ!バカになれ!!<監督:白石晃士>原作を一読し、これを映画化するのは絶対自分!と、プロデューサーと共に企画を進めてはや5年。ついに映画化へこぎつけた入魂の娯楽ホラー映画です。停滞しているJホラーをブチ壊す、新時代のホラーを目指しました。恐怖と絶望とユーモアと興奮と感動を、ぜひ劇場で味わってください。刺激強めのカオス味、後味は意外と爽やかかもしれません!『サユリ』は2024年夏、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年03月28日今や毎クールのように放送される漫画を原作としたドラマ作品。昨年の秋ドラマでは20作品以上が漫画を原作とした作品だった。“ブーム”ともいえる状況だが、最近はその制作プロセスにおける課題も注目を集めている。今年1月には、昨年10月期に放送されたドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者である芦原妃名子さん(享年50)が、ドラマ化時のトラブルをXで明かした後に急逝する痛ましい事件が発生した。この事件の影響で日本テレビは2月23日、社内特別調査チームによる調査を開始。『セクシー田中さん』の件ではドラマ制作に関する約束事を契約書で取り交わしていなかったことが明らかになっており、テレビ業界の構造的な問題を指摘する声も上がっている。もちろん制作における問題点は改善されていくべきだが、これまで放送されてきた漫画原作のドラマには人気の高い作品も多く、漫画を原作としたドラマ作品が“悪”というわけでは決してない。そこで本誌は、20代以上の男女500人を対象に、過去10年以内に放送された漫画原作ドラマで面白かったと感じた作品を聞いた。まず第3位に選ばれたのは『セクシー田中さん』。『姉系プチコミック』(小学館)で連載されていた同名漫画を原作にした同作は、木南晴夏(38)演じるアラフォーの会社員・田中京子が主人公。昼は地味で目立たない会社員として働いている田中だが、夜はSaliと名乗ってベリーダンサーとして活動している。同作では田中の生き方に惹かれる20代の派遣社員・倉橋朱里(生見愛瑠)など、それぞれのキャラクターが成長していく姿が描かれている。そんな同作について《これまでにはない感じの内容にひかれた ドラマ化されて、すごい奇抜な衣装も含めて演じた女優さんにもひかれた》《ストーリーも出ている俳優さんも良かった》とストーリーだけでなく木南を筆頭に、生見や安田顕(50)、毎熊克哉(36)といった俳優陣を賞賛する声が。また《田中さんの生き様が素晴らしいと思った》という声も寄せられた。主演の木南は《田中さんはまっすぐで、人のいいところを見つめる視点や、陰口を言われても、自分なりにきれいに受け流していくところも素敵なんです》(「美的.com」’23.10.22)と自身の役柄を讃えている。原作者の芦原さんは、ドラマの脚本について細かく出し戻したことを明らかにしており、作品の魅力は視聴者にもしっかりと伝わったようだ。続いて第2位は、’12年から放送されている『孤独のグルメ』シリーズ(テレビ東京系)。漫画版の原作は久住昌之氏が、作画は谷口ジロー氏が務めており、もともとは『月刊PANJA』や『SPA!』(ともに扶桑社)で掲載されていた。松重豊(61)演じる主人公の井之頭五郎は、輸入雑貨の貿易商を営んでいる。五郎は庶民的なお店で食事することを生き甲斐としており、同作では五郎が“ひとり飯”を楽しむ様子にスポットライトを当てている。原作漫画では五郎が訪れた店の名前は明かされていないが、ドラマ版では実在する飲食店が登場。また原作版の五郎は寡黙なイメージだが、松重演じる五郎はどこかコミカルだ。そういった点もドラマ版独自のテイストとなっている。『孤独のグルメ』に対しては、《とても庶民的な店舗の紹介が新鮮》《毎回出てくる料理が楽しみです》《一人で好きな食べ物をたくさん食べる内容がシンプルなのに共感できて面白い》といった声が寄せられており、やはり食事シーンを気に入っている人たちが多い様子。また《主演の松重豊が食事している時の心の叫びやつぶやきが面白い》《俳優の松重豊がとても上手な役をしてるから》と主演である松重も同作が愛される要因となっているようだ。‘20年10月、『7.2新しい別の窓』(ABEMA)で松重は同作に起用された当初を回想し、「ただ、俺が1人で食っているだけで、誰が観るの?どこが面白いの?お客さんが楽しめるはずないって思って。何年か経って、お前こんな番組やってたねって笑い話になると思っていた」と明かしている。しかし、『孤独のグルメ』は現在Season10まで制作されており、松重の予想が裏切られるほどの人気ドラマとなった。そして、1位に選ばれたのは’16年10月より放送された『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)だ。原作は『Kiss』(講談社)で’20年4月まで掲載されていた、海野つなみ氏による同名漫画。ストーリーは新垣結衣(35)演じる森山みくりが専業主婦に“就職”することを思いつき、星野源(43)演じる“35年間恋愛経験なし”という津崎平匡のもとに嫁ぐことに。契約結婚をすることになった2人だが、次第に惹かれ合うようになるというラブコメ作品だ。そんな同作には《丁寧に作られていて、セリフも印象的で、キャストも役に合っていて、ストーリーにもキュンキュンしたし共感するところもあったから》《いろいろと勇気がもらえた》《漫画を読んだことがなくてもわかりやすくて面白かったから》とストーリー展開に魅力を感じた人たちからの声が続々と寄せられることに。また《主人公を演じた新垣結衣さんと独身サラリーマン役の星野源さんがはまり役でした》とキャスティングを気に入った人からの声も上がっていた。原作にはないオリジナルエピソードも含まれていたドラマ版。漫画の実写化では、しばしばオリジナルエピソードが”余計”だと酷評されることがあるが、『逃げ恥』の場合は原作ファンもそれらを大絶賛。脚本を務めた野木亜紀子氏は、原作のある作品をドラマ化する際に気を付けていることについて、’17年『文春オンラインの』インタビューで《結局、重要なのはパーツではなく、作品の哲学を曲げないようにすることなんじゃないかと》と語っていた。まさにこの理念が生かされたのだろう。
2024年03月04日奈緒を主演に迎え、鳥飼茜の原作漫画を実写映画化する『先生の白い嘘』が7月5日(金)より公開。劇映画では初となる「3面ライブスクリーン」でも同時公開する。原作は、漫画の連載が開始されるや否や、その衝撃的な内容が口コミで広がり、累計部数100万部(全8巻)を突破した鳥飼茜の代表作(講談社「月刊モーニング・ツー」所載)。ひとりの女性が抱える「自らの性に対する矛盾した感情」や、男女間に存在する「性の格差」に向き合う姿を描くことで、人の根底にある醜さと美しさを映し出したヒューマンドラマ。日常に潜む不平等を描き、読者の心をエグる作品を世に送り出す漫画家・鳥飼茜が、誰もが目を背けたくなるような歪んだ感情を、痛々しくもリアルに描き切った渾身の1作。奈緒が男女の性差に翻弄され葛藤する高校教師を演じる本作の主人公である高校教師・原美鈴を演じるのは、奈緒。映画『事故物件 恐い間取り』(20)やドラマ「あなたの番です」(19/日本テレビ系)で、脳裏に焼き付いて離れない強烈な個性を放つキャラクターを巧みに演じる一方、ドラマ「あなたがしてくれなくても」(23/フジテレビ系)では女性の複雑な心情をリアルに表現するなど、確かな演技力で知られる。そんな奈緒さんが本作で演じるのは、親友の婚約者である男性から強制的な関係を求められているにも関わらず、彼との行為を通して“性への欲望・快楽への渇望”が芽生えたことに気づき、矛盾する感情の狭間で苦しむ女性。そんな彼女が、担任する男子生徒・新妻の不倫疑惑事件をきっかけに、それまで見て見ぬふりをして“嘘”で誤魔化し続けていた、自身の中に潜む醜い膿のような感情に向き合っていく。そして、男女の“性差”を“格差”として振りかざす男性に対して、真正面から対峙する難役に挑み、圧倒的な演技で新境地を見せる。7年の製作期間を経て実現した三木康一郎監督作監督を務めるのは、『恋わずらいのエリー』(24)や『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(16)など数々の作品を手掛けるヒットメーカーの三木康一郎。本作は、長い監督人生のなかで初めて自ら映像化を熱望し、この度実写映画として製作が決定。原作に描かれる衝撃的な性の描写に、実写化は難しいといわれながらも、監督の並々ならぬ熱意と本作の魅力に共感した主演・奈緒さんの覚悟によって実現した。脚本は、東京ドラマアウォード2019の優秀脚本賞として「透明なゆりかご」と「きのう何食べた?」をW受賞するなど数々の脚本賞を受賞し、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」などで高い評価を得ている安達奈緒子が手掛けた。男女の性の不平等に切り込む本作は、多くの人が心の奥底では感じていながらも、はっきりと言葉にされず目を背けてきた男女の性の不平等に、真正面から切り込んで描いた作品。また、劇映画では初となる「3面ライブスクリーン」での上映も決定。3つあるスクリーンを横長に繋げたワイドな画角や3つのスクリーンにそれぞれ異なる画を映す演出、通常の本編には入っていない追加カットなど、独自の演出方法によって、人々の心情に訴えかける新しい表現の可能性に挑戦した。■「3面ライブスクリーン」とは次世代のエンターテイメントの発信を目指して松竹マルチプレックスシアターズが開発した劇場スクリーン。可動式の3面スクリーンに常に映し出される迫力の映像とコンサートホール仕様のアレイスピーカー、カスタマイズされたデジタル音響システムによって、いままでにない鑑賞体験提供。現在、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)、熊本ピカデリー(熊本県熊本市)の2館に導入されている。コメント全文■奈緒:原美鈴/主人公・高校教師原作漫画「先生の白い嘘」と出会った時の衝撃を今でも覚えています。埋もれてしまっていた誰かの叫びが自分の耳を突き抜けていくような感覚でした。そして、その誰かの一人である"美鈴"として、この作品と共に苦しみ、この作品と共に闘うことを心に誓い出演をお受けいたしました。社会の中で弱者と強者という構図は、今もなおなかなか無くなりません。いつかそんな言葉さえなくなり一人一人が"自分"を受け入れられる世界を切に願っております。■三木康一郎監督鳥飼先生のこの原作を映像化したいと動き出してから7年以上の月日が流れました。当時は性被害に関してはどこか他人事のような世の中で、映像化したいという思いもなかなか伝わらなかったことを覚えています。男女の性の格差や性被害を描いた原作は、男である私にとって、センセーショナルで、未知のもので、そして、思いもしない感情が渦巻いているものでした。それはとても衝撃的で、より具体的に伝えられたらと映像化に向けて動き出したのです。今までの知識や感情は全て捨てて、原作に向き合い、闘い続け、完成させた7年でした。そんな映画「先生の白い嘘」が皆さんの目にどう映るのか?正直、不安と期待が渦巻いています。『先生の白い嘘』は7月5日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:先生の白い嘘 2024年7月5日より全国劇場&3面ライブスクリーンにて公開©2024「先生の白い嘘」製作委員会©鳥飼茜/講談社
2024年02月21日連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者である、漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急逝して2週間が経った。SNSや情報番組では、原作をもとにしたドラマ作品の制作のあり方についての議論が行われている。「芦原さんは1月26日にXで、ドラマの脚本をめぐるトラブルを明かしていました。芦原さんは、原作コミックがまだ完結していないことや、作品で伝えたいテーマをずらさないようにするため、小学館を通して、日本テレビ側に『原作に忠実』であることを条件として提示したそうです。しかし、実態はまったく異なり、芦原さんのもとに上がってきた脚本は原作から大きく改変されていて、何度も修正作業を行うことになったと明かしています。特に、ドラマオリジナルのシナリオとなるドラマ終盤については原作者が用意したものを変更しないでほしいとしていたそうで、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もあると伝えていたそうです。結果として、9話、10話の脚本は芦原さんが執筆することになりました。しかし、もともと脚本を務めていた相沢友子さんはドラマ最終回の放送日に、Instagramで脚本を芦原さんが担当することになって困惑したという旨を投稿。芦原さんの死後に発表したコメントでも《私にとっては初めて聞くことばかり》と書かれており、そうしたトラブルは全く知らなかったとしています」(WEBメディア記者)小学館は当初「経緯などを社外に発信する予定はない」と社内向けに説明していたと報じられていたが、2月8日にコメントを発表。ドラマは《芦原先生のご要望を担当グループがドラマ制作サイドに、誠実、忠実に伝え、制作されました》とし、《現在、調査を進めており、今後、再発防止に努めて参ります》とした。一方、日本テレビは、芦原さんの訃報が報じられた29日に「日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」とコメント。その後1月30日に哀悼のコメントを出したものの、今後の調査などの方針については発表されていない。両社のコメントはすれ違っており、いまだなぜ約束が反故にされ、芦原さんが原作の改編に苦しむことになったのか、経緯の核心部分は見えてこない。ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)などで知られる脚本家の野木亜紀子氏(50)は、日本テレビの発表に対し、《いま調査中であるならば調査中である旨を公表し、今後明らかにしていくという意思を見せた方がいいのではないか。小学館と見解が異なるというのであれば第三者委員会のような立場の調査を入れる必要もあるかもしれない》と自身のXで指摘していた。野木氏に限らず、どのようなやりとりがなされていたか、第三者委員会を立ち上げ調査を求める声がSNS上では多く見られる。再発防止に向けて調査を求める声は日に日に高まっているが、日本テレビは第三者委員会を立ち上げる予定はあるのだろうか?本誌は2月5日、日本テレビの広報部に質問状を送付し、見解を問い合わせた。しかし、期日を過ぎても回答はなく、その後も何度か問い合わせたものの未だ回答はない。
2024年02月14日ドラマ化された『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の脚本トラブルを訴えていた、人気漫画家・芦原妃名子さん(享年50)が急死したことによって、原作がある作品の映像化に厳しい目が向けられている。その余波は出演した俳優にまで及ぶことに。2月2日、人気漫画『海猿』の作者である佐藤秀峰氏(50)が、芦原さんの訃報を受け、過去の映像化の際に起きたトラブルについてnoteに投稿。映像化に気が進まなかったことや原作者へのメリットが少なかったことを明かしたうえで、《一度、映画の撮影を見学に行きました》と撮影現場で起きたことにも言及。こう続けた。《たくさんのスタッフが働いていました。プロデューサーが主演俳優を紹介すると言うので挨拶に行きました撮影前だったらしく、その俳優はピリピリしていました。プロデューサーが話しかけると「原作者?しゃべんなきゃダメ!?」と吐き捨てました。嫌なヤツだと思いました》『海猿』はNHKとフジテレビでドラマ化されているが、映画を制作したのはフジテレビのみのため、この“主演俳優”とはフジテレビ版で務めた伊藤英明(48)となる。この佐藤氏の投稿によって、批判が相次ぐと伊藤は、同日夜にInstagramを更新し《記事を読みました》と言及。その上で、佐藤氏から贈られたとみられる原画の写真とともに《『海猿』は僕にとって一生の財産です。いまだにありがたいことに『海猿』が大好きでした、と声を掛けて下さる方、手紙を下さる方、インスタグラムにメッセージを下さる方が沢山いらっしゃいます。約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています。撮影に携わった全員で過ごした時間も作品も自分の宝物です》と投稿した。しかし、この“アンサー”に対しても、佐藤氏から暴露された行動について触れられていなかったため、さらなる批判を招くこととなった。いっぽう、そんな伊藤とは対照的に原作者から“リスペクト精神”を明かされたのが菅田将暉(30)だ。’17年4月に公開された映画『帝一の国』で主人公・赤場帝一を演じた菅田。本作は名門男子高校・海帝高校を舞台に、生徒会長を目指す赤場帝一の青春を描いた作品で、原作は’10年から『ジャンプSQ.19』、’12年から’16年まで『ジャンプスクエア』にて連載されていた人気漫画だ。その原作者である漫画家・古屋兎丸氏(56)は、2月4日、Xにこう投稿した。《原作リスペクト問題が騒がれてる昨今ですが印象に残ってるのは映画「帝一の國」の菅田将暉くん。彼は展覧会に間宮祥太朗君と来てくれたり、撮影現場でも沢山話しかけてきてくれ家族にも優しく接してくれました。それ以降息子も大ファンになり彼のラジオリスナーになったり応援してます。今もたまにLINEをやり取りしたりしてますし、ずっと推してます》原作者から明かされた真逆のエピソードに対して、ネット上ではこんな声が。《菅田将暉の株がさらに上がる中、伊藤英明がどんどん炎上してるの草。まあ、過去のことだし、「あの時は余裕なくて失礼しました」くらい言えばここまでならなかったかな》《海猿の作者が明かした伊藤英明の態度とえらい違いだ》《菅田将暉はやはり優れた人柄もある役者だなあ。。それに比べて、『海猿』の伊藤英明の話しは酷い…笑》
2024年02月09日《映画はDVD化されてから観ました。クソ映画でした。僕が漫画で描きたかったこととはまったく違いました。》「死ぬほど嫌でした」と題した自身のnoteの記事で、そんな衝撃の告白をしたのは、『海猿』や『ブラックジャックによろしく』など、数々のヒット作を世に送り出してきた漫画家の佐藤秀峰氏(50)だ。『海猿』はテレビドラマや映画と、何度も映像化された人気作。特に映画は4作が作られ、興行収入の総額が200億円を超えるなど、大ヒットを記録した。今回の佐藤氏のnoteは、日本テレビでドラマ化された『セクシー田中さん』の原作者でもある漫画家の芦原妃名子さん(享年50)の死去を受けてのもの。佐藤氏も『海猿』の映像化に際して、自分の意思が尊重されなかったと告白。《すでに企画が進んでいることを理由に、映像化の契約書に判を押すことを要求されました》《原作使用料は確か200万円弱でした》作品の内容も自分の納得のいくものではなかったという。さらに、テレビ局がアポなしで取材にきたことや、関連本の無断出版などもあって、原作使用の契約更新を拒否したことを明かしている。その結果、ドラマ版と映画版の『海猿』は事実上のお蔵入りになっているが、佐藤氏はそのことで多くのバッシングを受けたという。漫画の映像化にはブラックボックスの部分があるとして、《芦原さんについて「繊細な人だったんだろうな」という感想をいくつか見かけました。多分、普通の人だったんじゃないかと想像します。普通の人が傷つくように傷つき、悩んだのだと思います》と結んでいる。誰もが知る大ヒット映像化作品の原作漫画の作者による衝撃の問題提起。佐藤氏は現在連載中の『Stand by me 描クえもん』(リイド社)のなかで、「この物語はフィクションです」と断ったうえで、作中の漫画『魚猿』が漫画家の主人公の手を離れて映像化されていく様子を描いている。
2024年02月02日クリスマスを過ぎると、今年ももうあとわずか。2024年も注目の映画が盛りだくさんな中、今回シネマカフェでは、公開までにぜひチェックしておきたい原作小説や漫画をピックアップしてご紹介。『笑いのカイブツ』(1月5日公開)岡山天音が、笑いに人生を捧げる孤高のハガキ職人・ツチヤタカユキを演じる『笑いのカイブツ』。原作は、Web連載媒体「cakes」で熱狂的に支持され、書籍化された“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキによる同名私小説。自身の半生を描いた本作は、もがきながらも、笑いに人生を捧げる不器用すぎるツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たちの、観る者の魂震わす圧倒の人間ドラマ。『カラオケ行こ!』(1月12日公開)「このマンガがすごい!2021」オンナ編第5位、「マンガ大賞2021」第3位と、マンガ賞に続々ランクインした和山やまの同名漫画を、「アンナチュラル」「MIU404」の野木亜紀子脚本で実写化する『カラオケ行こ!』。絶対に歌がうまくならなければならないヤクザ・成田狂児を綾野剛が演じ、組のカラオケ大会での最下位を回避するため、合唱部の部長に歌のレッスンを頼んだことから、いつしかふたりの間に奇妙な友情が芽生えていく物語。『弟は僕のヒーロー』(1月12日公開)5歳のジャックは、初めてできた弟に大喜び。しかし、両親から弟ジョーは“特別な子”だと聞かされる――。映画『弟は僕のヒーロー』の始まりは、イタリアに住む高校生が、2015年3月21日「世界ダウン症の日」に合わせて公開した、弟を主人公に撮影したショートムービー『ザ・シンプル・インタビュー』。映像は、瞬く間にイタリア国内外で反響を呼び、主要各紙もこれを取り上げた。それが大手出版社の目に留まり、小説「弟は僕のヒーロー」(原題:Mio fratello rincorre i dinosauri)を執筆。日本でもベストセラーになっている本作が、映画化される。『ゴールデンカムイ』(1月19日公開)2014年より「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にてスタートし、約8年に及ぶ連載を終了した野田サトルによる同名漫画(全31巻)の実写化『ゴールデンカムイ』。主人公の元陸軍兵・杉元佐一が、アイヌの少女・アシリパと共に埋蔵金の在りかが描かれた刺青人皮(いれずみにんぴ)を求めて旅をする物語は、同じく埋蔵金を狙う大日本帝国陸軍第七師団や、戊辰戦争で死んだはずの土方歳三など歴史上の人物も登場し、歴史ロマン、狩猟、グルメ、アイヌ民族文化など様々な要素が丁寧に織り込まれた比類ない作品として熱烈な支持を獲得。TVアニメ化もされている。主人公・杉元佐一を山崎賢人、相棒として旅をすることになるアイヌの少女・アシリパを山田杏奈が演じるほか、眞栄田郷敦、柳俊太郎、玉木宏、舘ひろしらが出演。『キングダム』シリーズを手掛けた制作プロダクションCREDEUSが今作を牽引し、黒岩勉が脚本を担当した。※アシリパの「リ」は小文字が正式表記※山崎賢人の「崎」は正しくは「たつさき」『52ヘルツのクジラたち』(3月1日公開)『八日目の蝉』『銀河鉄道の父』の成島出監督最新作『52ヘルツのクジラたち』。原作は、2021年に本屋大賞を受賞した、町田そのこの同名ベストセラー小説。“52ヘルツのクジラ”とは、ほかの鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で1頭だけのクジラのこと。たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚を杉咲花が演じるほか、志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨、余貴美子、倍賞美津子らが出演する。『映画 マイホームヒーロー』(3月8日公開)秋ドラマとして放送されたノンストップ・ファミリーサスペンスドラマの完結編『映画 マイホームヒーロー』。舞台は、ドラマから7年後。佐々木蔵之介、齋藤飛鳥、高橋恭平(なにわ男子)、木村多江らドラマ版からキャストも続投する。原作は、2017年より「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の原作:山川直輝/漫画:朝基まさしによる同名漫画(既刊22巻)。TVアニメ化もされ、話題に。『四月になれば彼女は』(3月22日公開)過去と現在、東京そしてボリビアのウユニ、チェコのプラハ、アイスランドなど世界各国を舞台に、愛する人の姿を探し求める切なくも壮大な愛の物語『四月になれば彼女は』。佐藤健、長澤まさみ、森七菜という豪華共演が話題の本作の原作は、川村元気による3作目となる同名小説。川村さんは、『すずめの戸締まり』『君の名は。』などの数々の映画を企画・プロデュースし、初小説「世界から猫が消えたなら」は世界25か国で出版、その後も「億男」「神曲」など数々の話題作を生み出してきた人物だ。『異人たち』(4月19日公開)アンドリュー・スコットとポール・メスカルが共演する、アンドリュー・ヘイ監督作『異人たち』。英国インディペンデント映画賞で主要部門を独占し、ゴールデン・グローブ賞においてもアンドリューがノミネートされ、本年度の賞レースでさらなる注目を集めている。原作は、山田太一が1987年に発表した長編小説「異人たちとの夏」。再映画化となる今作は、ヘイ監督独自の感性とアレンジを加え、現代のイギリスを舞台に再びスクリーンへと蘇らせる。『違国日記』(6月公開)人見知りな小説家・高代槙生とその姪・田汲朝の女同士の同居奇譚『違国日記』。原作は、「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタートし、今年最終回を迎えた、ヤマシタトモコの同名漫画(全11巻)。2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを、鋭くも優しい視点で炙り出す。「マンガ大賞2019」第4位、「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得し話題になった本作。新垣結衣を主演に迎え、『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつきが監督と脚本を務める。『キングダム 大将軍の帰還』(7月12日公開)山崎賢人主演『キングダム』シリーズの最新作『キングダム 大将軍の帰還』。原作は、時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描く、原泰久の漫画「キングダム」。2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載がスタートし、現在70巻まで刊行され、2月には71巻が発売予定。「紫夏編」と「馬陽の戦い」を描き、本年度実写映画No.1の大ヒットを記録した前作『運命の炎』だが、今回の映画最新作では、「馬陽の戦い」の続きが描かれる。※山崎賢人の「崎」は正しくは「たつさき」(シネマカフェ編集部)■関連作品:カラオケ行こ! 2024年1月12日より全国にて公開©2023「カラオケ行こ!」製作委員会四月になれば彼女は 2024年3月22日より全国東宝系にて公開©2024「四月になれば彼女は」製作委員会違国日記 2024年6月、全国にて公開予定©2024『違国日記』製作委員会笑いのカイブツ 2024年1月5日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会52ヘルツのクジラたち 2024年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会映画 マイホームヒーロー 2024年3月8日より全国にて公開©2024 映画「マイホームヒーロー」製作委員会ゴールデンカムイ 2024年1月19日より全国にて公開©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会異人たち 2024年、公開(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.弟は僕のヒーロー 2024年1月12日よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開@COPYRIGHT 2019 PACO CINEMATOGRAFICA S.R.L. NEO ART PRODUCCIONES S.L.キングダム 大将軍の帰還 2024年7月12日より全国にて公開ⓒ原泰久/集英社ⓒ2024映画「キングダム」製作委員会
2023年12月31日『レプリカ 元妻の復讐』(コアミックス)など大人気コミックの原作を多数手がける漫画原作者・タナカトモ先生による注目の新連載がこの冬ついにスタート!女性向けコミックの名手・らんこくみ先生が、華やかな作画でドロドロな“港区女子”の世界を描き出します。掲載媒体は文春オンライン( )にて、毎月第四金曜更新予定。――SNSの中の“東京”に憧れて上京してきた女子大生・さちこだったけれど、待っていたのは何だかパッとしない日々。そんなある日、“詐欺DM”をきっかけに、同級生のリオナが働く港区のラウンジで、一緒にラウンジ嬢をすることになって――?舞台はキャバクラとは一味違う夜の社交場、「ラウンジ」。主人公は他者に依存し自分の軸を失っていく、とある普通の女の子。文春オンラインがお届けする、緻密な取材を元に作られた現代寓話をお楽しみください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月21日瀬尾まいこの同名小説を映画化した『夜明けのすべて』より原作者と主演の松村北斗と上白石萌音よりコメントが届いた。また瀬尾まいこ原作映画の魅力についても明かしている。「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が映画化した本作。松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W主演を務め、お互いに最高の理解者となる特別な関係性を演じる。瀬尾まいこの作品は家庭や学校など身近な舞台で、人と人の繋がりや絆を題材に優しい物語を紡ぐことで多くの読者の心を掴んでおり、第16回本屋大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」(2019)をはじめ、吉川英治文学新人賞を受賞した「幸福な食卓」(2004)、「僕らのごはんは明日で待ってる」(2012)など、数多くの著書が映像化されている。これまでの映画化作品の紹介とともに、映画化にあたり表現の変化もあった映画『夜明けのすべて』が織りなす“瀬尾まいこならではの世界観”の魅力について、原作者の瀬尾氏をはじめ松村北斗・上白石萌音のコメントで紐解く。『僕らのごはんは明日で待ってる』(2017)“食”を通して描かれる正反対のふたりの7年間。平凡だけど温かいかけがえのない日常に瀬尾氏らしさが溢れる。「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が主演、新木優子がヒロインを演じ、『箱入り息子の恋』の市井昌秀が監督・脚本を務めた。無口な高校生・葉山亮太(中島裕翔)は、明るく思ったことを何でも言ってしまう自分とは正反対のクラスメイト・上村小春(新木優子)から突然告白をされる。次第に彼女の明るさに惹かれて付き合い始め、そんなふうに始まった恋は、2人が大学生になっても続いていたが、ある日突然小春から別れを切り出される…。瀬尾作品には、登場人物たちの“生活”を連想させる“食”が多く登場するのだが、本作でも、運動後のスポーツ飲料、2人がデートするファミレス、手作りのフライドチキンなど、亮太と小春の周りには身近な“ごはん”がたくさん登場する。“食”を通して丁寧に描かれる2人の平凡だけどあたたかい日常のかけがえのなさが、原作・映画ともに多くの人から支持されており、瀬尾作品らしさに溢れた作品となっている。『そして、バトンは渡された』(2021)血のつながらない家族を通して描かれる、人と人とのあたたかな繫がりと多幸感に優しい涙がこぼれ出す。永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲が映画化。優子(永野芽郁)は血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も苗字が変わった。いまはわけあって、料理上手な義理の父・森宮さん(田中圭)と2人で暮らしている。一方、何度も夫を変えながら自由奔放に生きている梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘みぃたんのママになり精いっぱいの愛情を注いでいたが、突然愛娘を残して姿を消してしまう…。家族をテーマにした作品が多い瀬尾作品の中でも、本作では血のつながらない子への無償の愛が描かれており、命をかけた切ない嘘と秘密がとにかく泣けると話題に。瀬尾まいこファンである上白石萌音は文庫版「そして、バトンは渡された」の解説で、「作品を読み終えた後の多幸感は、家族揃って『ごちそうさま』をするときの気持ちとどこか似ている」とコメントを寄せており、瀬尾作品が多くの人々に愛される理由は、人と人の繋がりをあたたかく描きながら読者や観客に優しく寄り添うことで生まれる、この多幸感にきっとあるのだろう。『夜明けのすべて』(2024年2月9日公開)映画完成前には「映画化され、物語の世界に触れられることをうれしく思います。また、見ていただいた方にとってほのかな光がちりばめられた温かいものになればいいなと楽しみです」と期待のコメントを寄せていた瀬尾氏から、完成した映画についての新規コメントが到着した。「何よりも温かな心地のいい作品だと思いました。無理に盛り上げたような大げさな部分が一切なくそっと心に寄り添ってくれるような映画で、それでいてひきつけられる作品でした。そばに置いておいて、いつでも手に取りたくなる。そんな映画でした」と本作を絶賛。自身の実体験を重ね合わせて執筆した原作の映画化だが「主人公たちの真面目でひたむきなのにどうにもできない気持ちがあり、それなのに、その二人のやり取りがどこかおもしろくいつまでも聞いていたくなる雰囲気は原作と似ていると思いました」と、松村さんと上白石さんが演じる山添くんと藤沢さんの姿を小説のキャラクターたちと重ねながら、あたたかく見守っている。また、映画化にあたり小説にはない映画オリジナルの表現を取り入れた本作。「原作と違う場面も、話をより深く、より温かくするためのもので、とても素敵だと思いました」と瀬尾氏は語り、山添くんを演じる松村さんは「小説からいろいろ変更した点も多く驚きましたが、今思うと、大胆に変えた部分があったからこそ、小説で届けたかったものが全部伝わってきたのかもしれませんね」と好意的にふり返る。藤沢さんを演じる上白石さんは原作の大ファンでもあるが、「あの展開には驚きました。でもできあがった映画を見たら、このラストシーンでよかったと心から思いました」と三宅唱監督の決断に心服した様子で映画についてコメントしている。それぞれの生きづらさを抱える山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)が、「簡単に分かり合うことはできないけれど、救い合うことはできる」という関係を築いていく本作。瀬尾氏は「『それでも私たちは救いあえる』と言う表現はとても素敵だと思います。友情や恋愛などという言葉をつけなくても、そばにいる人を救えることはたくさんあるし、そばにいる人に救われることもたくさんあると思います」とコメントを寄せている。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らのごはんは明日で待ってる 2017年1月7日より全国にて公開©そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年12月10日2023年11月26日、人気漫画『キン肉マン』の原作者で、漫画家ユニット『ゆでたまご』の嶋田隆司さんがX(Twitter)を更新。難病や内部障害など、外見からは分からない疾患を周囲に知らせる、ヘルプマークを付けることになったと明かしました。嶋田さんは変形性膝関節症で右膝の手術をしており、同月13日に退院したばかり。リハビリに励んでいることをInstagramで報告しています。Xの投稿で、嶋田さんは「席は誰も譲りません」とヘルプマークへの理解度の低さを嘆いており、反響を呼んでいました。ヘルプマークをつける事になりました。しかし席は誰も譲りません。私はマタニティマークやヘルプマークの方を見るといつも席譲ってました。一度優先席に座っていたおばあさんが 私に席譲ってくれる素振り見せてくれました。流石に駅も近いのでそれは断りました。正義はないのかこの日本 #キン肉マン … pic.twitter.com/0s1GAy7Ssy — ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) November 26, 2023 「正義はないのかこの日本」と、憤りをつづっていた、嶋田さん。街中や公共交通機関などさまざまな場所で、周囲からの配慮を必要とするヘルプマークを身に付けた人は見かけます。しかし、マークを付けているのに席を譲ってもらえないケースは少なくないようです。投稿には共感の声など多くのコメントが寄せられています。・同じく譲ってもらったことはない。どちらかというと優先席に座っていても、文句をいわれないための装備品だと思ってる。・分かります。妊娠中に満員の車内で席を譲ってもらえなかった。愛のない人が増えたのか、もともと少ないのか…。・ヘルプマークを見た人は、声を掛けづらかったらそっと立つだけでも!もっと広まってほしいです。・スマホを見ていてマークに気付かないことも。困っている人がいないか、周りを見渡すことって大切ですね。コメントの中には「マークを初めて見た」という声もあり、まだまだ世間での認知が高くないことがうかがえます。嶋田さんは続けて投稿し、「ヘルプマークの意味は、せめてキン肉マンファンの方は覚えておいて」と呼びかけていました。[文・構成/grape編集部]
2023年11月27日トリプル主演が話題のドラマから、安定感のある続編もの、人気の漫画原作もの……と、今期のドラマはいつも以上に多種多様な作品が目白押し!本誌記者が選んだ“推しドラマ”も、年齢や属性によって人それぞれ。この座談会をヒントに、この秋、あなたにもっとも刺さりそうな作品を探してみて♪50代記者H(以下、H):2桁台の視聴率をキープしている『下剋上球児』(TBS系・日曜21時~)は、鈴木亮平(40)が演じる主人公が普通の教師で日曜劇場っぽくないなと思いきや、教員免許が取れなくて偽造していたっていう秘密がいきなり明かされてビックリしちゃった!20代大学生N(以下、N):菅田将暉の弟の菅生新樹(24)やエース役の中沢元紀(23)、『最高の教師』に続き2クール連ドラ出演の橘優輝(21)など、球児役の若手俳優にも注目したいですね。30代記者S(以下、S):私の推しイケメンは、『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系・火曜22時~)の道枝駿佑(21)! 30歳のヒロインに向けたピュア笑顔にキュンとしちゃった(笑)。30代編集A(以下、A):『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系・土曜22時~)の菊池風磨(28)もカッコいい。元官僚という切れ者だけどちょっとチャラいキャラがハマリ役。徴税吏員という未知の世界についても知ることができて面白いです。S:特殊なお仕事系では、『トクメイ!警視庁特別会計係』(カンテレ、フジテレビ系・月曜22時~)の切り口が新しいですよね。なじみのない話と思っていましたが、刑事の捜査費も経費なんだと知って興味がわきました。H:そして今期は、複数人主演という新しい試みにチャレンジしている『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系・月曜21時~)と『いちばんすきな花』(フジテレビ系・木曜22時~)の期待度が高いよね!A:二宮和也(40)が演じている、記憶喪失で殺人事件の容疑者の男は謎が多くて、伏線がどう回収されていくのか楽しみです。N:『いちばんすきな花』の初回放送を見て、大学の友達と盛り上がりました。人間関係に悩んできた人には刺さる作品だと思います。A:『silent』から再タッグを組んだプロデューサー・村瀬健氏と脚本家・生方美久氏が、“男女の友情”という永遠のテーマにどんな答えを出すのか興味津々です。H:シリーズ6作目に突入した『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系・火曜21時~)は、深夜枠からゴールデン枠へ昇格してもダークな作風が変わらないところがいいよね。N:セカンドパートナーの話とか、時代とともにテーマがアップデートされているところも視聴者を飽きさせない理由だと思います。S:『きのう何食べた? Season2』(テレビ東京系・金曜24時12分~)も期待どおりです。料理上手な弁護士・シロさん役の西島秀俊(52)とその恋人で美容師・ケンジ役の内野聖陽(55)のほのぼのした空気感が完成されていますよね。H:ケンジの体重が人生最高値で嘆くところに共感しちゃった(笑)。スーパーのお魚の価格が高いとか世相を反映しているし。■漫画原作のドラマはどれも面白い!A:“イケオジ俳優”の活躍も目立ちますね。H:イケオジといえば、『コタツがない家』(日本テレビ系・水曜22時~)でヒロインの小池栄子(42)を困らせるダメ夫の吉岡秀隆(53)とダメ父の小林薫(72)が最高!(笑)A:『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系・金曜21時~)で新人弁護士の平手友梨奈(22)と彼女を支えるムロツヨシ(47)も、それぞれ役にぴったりですよね。人生経験豊富な大人が若手の才能を伸ばすところは、『パリピ孔明』(フジテレビ系・水曜22時~)と重なるところもあります。S:向井理(41)の諸葛孔明が、とにかく素晴らしいキャスティング!高身長だからこそ似合うあの衣装とか、制作陣が向井理の生かし方をわかってる(笑)。N:パフォーマンスのクオリティーが高いライブシーンも見応えがありますよね!A:『パリピ孔明』もそうですが、漫画原作の作品はどれも面白いですね。『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系・木曜21時~)は、菅野美穂(46)演じる主人公が、夫の介護だけではなく、夫の彼氏、彼女やその子どもまで引き受けちゃうところがすごい。H:在宅介護がリアルに描かれているし、現代社会の問題があれこれ盛り込まれているけれど、重くなりすぎず、物語に入り込みやすいと思う。S:私は、『フェルマーの料理』(TBS系・金曜22時~)の初回を見て、個人的には原作を超えた! と感激しました(笑)。数学と料理の相関性とか、漫画では難解でわかりにくかったところが、ドラマではうまく描かれています。A:同じく漫画原作の『セクシー田中さん』(日本テレビ系・日曜22時30分~)は、私自身、ベリーダンス経験者ということもあって激推ししています(笑)。木南晴夏(38)演じる田中さんのようにきらびやかなメークと衣装をまとっているダンサーの顔とふだんの姿にギャップのある人が実際には多いし、彼女の熱心なファンが男性ではなく女性というのも、すごくリアルだなあって。N:恋愛に不器用なところにも共感するし、“自分の幸せは自分で決める”というメッセージも刺さります。S:劇中で朱里(生見愛瑠)が憧れる田中さんが別にすごい人じゃなくて、彼女も彼女なりに悩みを持っている“普通の人”というのもいいですよね。A:年齢や属性だけでなく、その人のバックボーンや価値観によって刺さるドラマやシーンがこんなにも違うのは興味深いですね!【本誌記者たちのBEST3】50代記者H:1位『コタツがない家』/2位『ゆりあ先生の赤い糸』/3位『パリピ孔明』30代記者S:1位『コタツがない家』/2位『セクシー田中さん』/3位『家政婦のミタゾノ』30代編集A:1位『セクシー田中さん』/2位『きのう何食べた? Season2』-/3位『ゆりあ先生の赤い糸』20代大学生N:1位『きのう何食べた? Season2』/2位『いちばんすきな花』/3位『セクシー田中さん』
2023年11月04日株式会社BANDAI SPIRITS ロト・イノベーション事業部では、ハズレなしのキャラクターくじの最新作として、さくらももこさん原作漫画「コジコジ」より『一番くじ COJI-COJI』(メーカー希望小売価格1回680円(税10%込))を、ローソン、書店、ホビーショップ、一部のゲームセンター、一番くじ公式ショップ、一番くじONLINEなどで、2023年11月11日(土)より順次発売いたします。(発売元:株式会社BANDAI SPIRITS)商品紹介ページURL: 店舗検索URL : 一番くじ COJI-COJI■商品特長本商品は、さくらももこさん原作の、メルヘンな世界観と大人もドキっとするような含蓄ある言葉やナンセンスなギャグが人気の「コジコジ」の一番くじです。ぬいぐるみや、原画アート、コミックスのコマ絵を使用した実用アイテムを多数ラインナップしました。A賞は、ぽわっと色づいたほっぺも、後ろ姿も可愛らしい、やかん君の湯呑を持ったコジコジのぬいぐるみです。B賞には扉絵がデザインされた大判サイズのブランケットをご用意しました。ひざ掛けはもちろん、ケープ用のボタンが付いているので肩から羽織ることもできる2WAY仕様のアイテムです。C賞は、原画アートを大人っぽい雰囲気の総柄でデザインしたトートバッグ。A4サイズもすっぽり入る便利な大きさです。このほか、金色のロゴのアクセントが効いたコミックスのコマ絵風のデザイングラス、緻密で美しい扉絵がデザインされたビジュアルボード、コジコジとゆかいな仲間たちが大集合したカラフルなラバーコースター、コマ絵や原画アートを使用した綿100%のハンドタオルと、いずれも一番くじならではの特別なアイテムを取り揃えました。最後の1個を引くと手に入るラストワン賞には、「COJI-COJI 新装再編版 1巻」の表紙がデザインされたコミックス型のぬいぐるみをご用意しました。中面は開けてみてからのお楽しみですが、コミックスのコマ絵が盛りだくさんのスペシャルなデザインとなっています。■等級一覧・A賞:<コジコジ> ぬいぐるみ(全1種) 約28cm・B賞:ブランケット(全1種) 約120cm・C賞:トートバッグ(全1種) 約30cm・D賞:グラスコレクション(全4種) 約8.5cm・E賞:ビジュアルボード(全5種) 約17cm・F賞:ラバーコースター(全9種) 約10cm・G賞:ハンドタオル(全5種) 約25cm・ラストワン賞:<コジコジ> コミックス型ぬいぐるみ 約32cm・ダブルチャンスキャンペーン:<コジコジ> コミックス型ぬいぐるみ 合計30個※賞品とパッケージは、ラストワン賞と同仕様になります。■商品概要・商品名 : 一番くじ COJI-COJI( )・メーカー希望小売価格: 1回680円(税10%込)・種類数 : 全7等級26種+ラストワン賞・販売ルート : ローソン、書店、ホビーショップ、一部のゲームセンター、一番くじ公式ショップ、一番くじONLINEなど・店舗検索 : ・販売開始日 : 2023年11月11日(土)より順次発売予定・発売元 : 株式会社BANDAI SPIRITS※店舗によりお取り扱いのない場合や発売時期が異なる場合があります。なくなり次第終了となります。※画像と実際の商品とは異なる場合があります。※掲載されている内容は予告なく変更する場合があります。※「一番くじ」および「ラストワン」「ダブルチャンス」は登録商標です。(C)さくらももこ■「一番くじ」についてコンビニエンスストアやアミューズメント施設などで購入できる、BANDAI SPIRITSのキャラクターくじです。■「一番くじONLINE」についてハズレなしでオリジナルグッズが必ず当たる『一番くじ』がいつでも・どこでも気軽にネットで購入できる公式通販サイトです。■「コジコジ」についてさくらももこさん原作の、メルヘンな世界観と大人もドキっとするような含蓄ある言葉やナンセンスなギャグが人気の「コジコジ」。アニメ放送から20年以上経った現在でも、その作品の奥深さが注目を集めています。公式Webサイト : 公式X(旧Twitter) : 公式YouTubeチャンネル: 【一般のお客様からのお問い合わせ先】BANDAI SPIRITSお客様相談センター 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月03日文春文庫の人気ホラーシリーズをフレッシュにコミカライズ!『その霊、幻覚です。』(漫画・柏木郁乃 原作・竹村優希)文春オンラインにて11/1( 水)17 時より連載スタート!-----------------------------------------「霊という存在には心底うんざりする」『丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。』 (KADOKAWA刊)など人気シリーズを多数手がける小説家・竹村優希先生の新作シリーズ、『 その霊、幻覚です。 視える臨床心理士・泉宮一華の嘘』 。文春文庫から11/8 に第2巻を発売予定の本シリーズのコミカライズがスタートします。漫画を担当するのは精緻な筆致で人気の漫画家・柏木郁乃先生。掲載媒体は文春オンライン( )にて、毎月第一水曜更新予定です。本作は、歴史ある寺の娘で強い霊能力を持つ泉宮一華が主人公。心理学の観点から霊を否定する臨床心理士になり、実家から離れて暮らす一華のもとにある日、彼女の事情を知る謎の青年が現れます。翠と名乗るその青年は、彼女を脅迫して、とあるトラブルに巻き込んできて――!?霊も実家も大嫌い(?)なツンデレ臨床心理士と、ミステリアスな腹黒青年の凸凹バディによる期待のホラーコメディ。文春オンラインの連載は無料でお読みいただけます。皆様、ぜひご注目ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月01日真木よう子主演、今泉力哉監督作『アンダーカレント』より、原作漫画でリリー・フランキーがモデルだという探偵・山崎のキャスティングと撮影時のエピソードが明かされた。豊田徹也の同名長編漫画を映画化した本作。原作漫画の探偵・山崎のモデルは、映画版で同役を演じるリリー・フランキーであるという。リリー・フランキー演じる山崎道夫は、失踪したかなえの夫・悟を探すことになる探偵。カラオケボックスでの調査報告後、ショックを受けるかなえの前で一人熱唱するなど、言動全てが常識から外れている。他人の厄介ごとなんて一番苦手と言いながら、かなえに対しては親身になっていく…という役どころだ。原作者の豊田徹也氏はこのキャラクターを当時、河出書房新社から発売されている季刊文芸誌「文藝」で特集されていたリリー・フランキーの写真を見ながらイメージを膨らませて描いたそう。それから20年近く経つものの、実際にモデルである俳優リリー・フランキーが演じることになった山崎の場面写真と、原作漫画のカットを比べると、確かに雰囲気がそっくりだ。山崎役のキャスティングについて、今泉力哉監督は「豊田先生から『是非リリーさんで』というプレッシャーは全くなかった」と前置きしつつ「適当な男に見えて、実は一番の切れ者。少し色気もあるという独特の佇まいが出せる人は、やはりリリーさんしか考えられませんでした」と指摘している。豊田氏とリリー・フランキーは撮影現場で初対面。リリー・フランキーは自身がモデルであることをその場で直接豊田氏に聞いてから「緊張感が出た(笑)」と胸の内を明かし、「探偵ぽくならないといけない部分となってはいけない部分とのバランスが難しかった。山崎の中でも、かなえとの距離感が縮まっていく感じとか、探偵ではない部分の匂いができるだけ出たらいいと思って演じた」とふり返っている。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年09月27日大人気マンガシリーズ「元彼はクズのキメラでした」。今回は原作者の方に、漫画化のきっかけなどをインタビューしました。作画:浅葱コウ原作:ルミさん<<作者HPはこちら!>>「元彼はクズのキメラでした」のあらすじ大学2年生の主人公・ルミは、同じ大学の1年先輩であるセイヤと付き合っていました。ところが、だんだんとセイヤはルミの気持ちを試すような言動を繰り返すように…。「それだけ自分のことが好きなんだ」と自分を納得させていたルミでしたが、なんとセイヤの浮気が発覚。別れを告げるも、その後ストーカーまがいの行為を繰り返すように。改めて別れを告げるルミですが、「膝枕だけでも…」と縋りつく彼の一蹴するのでした。出典:Instagramこのお話を書こうと思ったきっかけを教えて下さいずっと、つきこさんのInstagramやリアコミのサイト内で、いわゆるサレ妻系の漫画を読んでいました。私自身はまだ学生で独身だったので、自分とは関係のないことだと思っていたのですが、ある日、自分の付き合っていた彼氏がとんでもないクズだと発覚し…。決別するのもなかなか大変な彼氏だったのですが、全てが片付いた時に「これって漫画化できるんじゃない!?」と思い、つきこさんのInstagramからこのエピソードを投稿しました。漫画の見どころは?クズでどうしようもない彼氏ですが、漫画家さんがとても可愛らしく描いてくださったので、くるくる変わる表情を楽しんでいただけると思います!そして1番の見どころは、なんと言っても最後に出てくる思わぬ味方のスカッとシーンです!大迫力のスカッとシーンを楽しんでいただけたら嬉しいです!最後に、読者様やファンの皆さんにメッセージをお願いいたします!元々一読者であった私のエピソードを読んでくださり、ありがとうございました!いいねやコメントが集まっているのを見て、本当に嬉しかったです…!特に一緒になってクズ彼氏に怒ってくれるコメントには、「そうそう!」「だよね!!」と思わず1人で口に出しながら、楽しませていただきました。これからもたくさん読んでいただけたら嬉しいです!!今回は大人気マンガシリーズ「元彼はクズのキメラでした」原作者の方にインタビューをしました。たくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年08月29日大人気マンガシリーズ「モラハラ夫から助けてくれたのは反抗期の息子でした」。今回は原作者の方に、漫画化のきっかけなどをインタビューしました。作画:はち原作:翼さん<<作者HPはこちら!>>「モラハラ夫から助けてくれたのは反抗期の息子でした」のあらすじひとり息子のつかさを育てている主人公・翼。息子もすくすく大きくなり安心したのも束の間、噂に聞いていた反抗期が始まりました。あまりにも翼に対してひどい言動が続いていた息子でしたが、それにはモラハラ夫の普段の言動が関係しており…。ある日、息子と夫の心をえぐるような暴言に耐えかね家を出ようとした翼。しかし、思いもよらぬ人物に引き止められて…出典:Instagramこのお話を書こうと思ったきっかけを教えて下さい。私はずっと息子の反抗期に悩んでいました。しかし、息子の反抗期について友人に相談した時、それ以上に夫のモラハラの方がおかしいと言われ、恥ずかしながらそこで初めて夫がモラハラをしていることに気がつきました。モラハラ夫と決別するのは簡単ではありませんでしたが、全てが終わって振り返ったとき、何よりまず大事なのは「自分はモラハラをされている」と気づくことだったと感じました。その気づきから、自覚なく苦しんでいるモラハラの被害者に向けて、自分の話を伝えていこうと思ったのが、この話を寄稿したきっかけです。漫画を投稿していてやりがいを感じられる場面は?読者の皆さんからリアクションをいただいたとき、1番やりがいを感じました。一緒になってモラハラ夫に怒ってくれたり、時には寄り添ってくれたり、読者の皆さんから寄せられるコメントに、いつも励まされていました。最後に、読者様やファンの皆さんにメッセージをお願いいたします!繰り返しになってしまいますが、いつも読者の皆さんからのコメントに励まされています。私のお話を読んでくださり、またコメントやいいねをしてくださり、本当にありがとうございました。モラハラに悩む誰かにとって、このお話が少しでも状況をよくするきっかけになっていたら嬉しいです。今回は大人気マンガシリーズ「モラハラ夫から助けてくれたのは反抗期の息子でした」原作者の方にインタビューをしました。たくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年08月12日大人気漫画シリーズ「毒親からの解放」今回は原作者の方に、漫画化のきっかけなどをインタビューしました。インスタ:マリコ(@kusodan_gotohell)HP: リアコミ原作:みちかさん(マリコのInstagramから応募)作画:kanata≪HPはこちら≫あらすじ主人公みちかは、情緒不安定な母の元で育ち、友人の家との違いに絶望する日々だった。父はそんな母の様子を見ながらも、自分には関係ないと見て見ぬふり。父と話し合い転勤先へついて行くことにしたみちかだが、母はそれを許すはずがなく…「この恩知らず」「犬がどうなってもいいのか」そんなひどい言葉を投げかけてくる母。自分が原因だとも知らずに…。出典:Instagramこの話を描こうと思ったきっかけを教えてくださいずっと自分の家庭環境について、人に言えずに過ごしてきました。同じようにつらい思いをして幼少期を過ごした人がたくさんいることを知りました。今まで周りに言えなかった自分の経験を発信することで、同じ境遇の人たちと気持ちを分かり合えたらと思い、マリコさんに体験談を送らせていただきました。漫画を作成していて1番大変な場面は?過去の無力だった自分と対峙することで、「あの時もっとこうできたら…」「自分の力不足のせいだったんだ…」と、何度も後悔の念に襲われました。しかし漫画へのコメントでは、応援や励ましの言葉をたくさん目にしました。過去の苦しい思い出を振り返ることは大変でしたが、コメントを読んで、投稿して良かったと思いました。最後に、読者さんやファンの皆さんにメッセージがあればお願い致します!私自身大人になり、あの時母親が自分に優しくしてくれなかったのは「私のことが嫌いだったから」という理由だけではないことに気がつきました。周りに頼れなかったり、協力者がいなかったり、親自身が追い詰められた影響で、子どもに優しくなれなくなっていったのだと思います。今、親として大変な思いをしているみなさんには、本当に追い詰められる前に、周りの人や行政、その他サービスに頼ってもらいたいです。最後になりましたが、私の体験談に温かい言葉を寄せてくださり、本当にありがとうございました。今回は大人気マンガシリーズ、「毒親からの解放」原作者の方にインタビューをしました。たくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月26日ヤマシタトモコ原作の漫画『違国日記』の実写化映画が、2024年6月7日(金)より全国公開される。新垣結衣と早瀬憩がW主演を務める。人見知りな30代女性と姪の同居譚描く『違国日記』原作となる漫画『違国日記』は、人見知りな30代女性と縁遠い姪の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩み、10代の心情を描き出すヤマシタトモコによる作品だ。主人公の槙生と姪の朝、対照的な2人が同居を始め、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に生活を育むうちにかけがえのない関係になっていく様子を描く。女性コミック誌『FEEL YOUNG』にて2017年7月号から掲載をスタートし、6年にわたって連載。2023年6月8日(木)発売の『FEEL YOUNG』にて最終回を迎えた。優しさの形を提示する『違国日記』のストーリーは、“心が救われる” “人生の本棚直行”と、多くの人々の心を掴み、「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得するなど話題を呼んだ。新垣結衣が主人公の小説家にそんな『違国日記』が実写映画化。主人公の高代槙生を、ドラマ「風間公親-教場0-」や映画『正欲』など話題作への出演が続く新垣結衣が演じる。また、槙生と同居することとなる姪・田汲朝役は、オーディションで選ばれた新人の早瀬憩が演じる。主人公・高代槙生(こうだいまきお)…新垣結衣極度の人見知りで不器用な小説家。35歳。両親を亡くした姪の朝が、親族からたらい回しにされるのを見かねて引き取る。田汲朝(たくみあさ)…早瀬憩槙生の姪。15歳。交通事故で両親を亡くす。葬式での一コマをきっかけに、槙生と女同士の同居生活を送ることに。醍醐奈々(だいごなな)…夏帆槙生の友人。笠町信吾(かさまちしんご)…瀬戸康史槙生の元恋人。楢えみり(ならえみり)…小宮山莉渚朝の親友。高代京子…銀粉蝶槙生の母。高代実里…中村優子槙生の姉で朝の母親。森本千世…伊礼姫奈朝のクラスメイトで秀才。三森…滝澤エリカ朝と同じく軽音部に所属。塔野和成…染谷将太弁護士。後見監督人として槙生と朝の生活を見守る。監督は瀬田なつき『違国日記』の映画化にあたり、監督・脚本を務めるのは『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつき。槙生と朝のいびつな関係や、彼らをとりまく個性的なキャラクター達を魅力的に表現する。また劇伴は、細田守のアニメ映画『バケモノの子』『未来のミライ』などを手掛けた高木正勝が担当している。十明のインスパイアソング「夜明けのあなたへ」映画『違国日記』のインスパイアソングを手掛けたのは、十明(とあか)。新海誠のアニメ映画『すずめの戸締まり』では、RADWIMPSの主題歌「すずめ feat. 十明」に参加し、一躍注目の歌手となった。原作漫画『違国日記』のファンだという十明が映画を見て書き下ろした「夜明けのあなたへ」は、どこか懐かしくもあたたかい、槙生と朝の物語を優しく包み込むような楽曲になっている。『違国日記』あらすじ小説家の高代槙生は、縁遠い姪の田汲朝と、女同士の同居生活をスタートする。きっかけは、葬式での一コマ。交通事故で両親を亡くした朝に対し無神経な言葉を吐く親族たちの姿や、朝を盥回しにする様子を見かねて、槙生が「私が引き取る」と啖呵を切ったのだった。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だったが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。【作品詳細】映画『違国日記』公開日:2024年6月7日(金)原作:ヤマシタトモコ (祥伝社 フィールコミックス )監督:瀬田なつき脚本:瀬田なつき出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカ、染谷将太、銀粉蝶、瀬戸康史
2023年06月09日漫画家・大沢やよい先生の画業10周年の節目に、「コミック百合姫」(一迅社刊)に掲載された、読み切り漫画「テイクアウトできますか?」が舞台化!シーリア企画主催、舞台『テイクアウトできますか?』が2023年3月10日 (金) ~2023年3月12日 (日)に絵空箱(東京都新宿区山吹町361 誠志堂ビル1~2階)にて上演されます。カンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にてチケットの追加販売が決定しました。カンフェティにて3月8日(水)22時よりチケット追加販売! 公式ホームページ 漫画家・大沢やよい先生による読切漫画「テイクアウトできますか?」が舞台化!機材席の追加解放につき、3月8日(水)22時より追加販売を行います。販売開始5分で完売したアフタートーク回を含む完売回も、わずかに在庫が復活いたします。ラストチャンス、お見逃しなく!◆追加販売◆《3月8日(水)22時 販売開始》●カンフェティ *全席指定席・先着順前売一般チケット:5500円テイクアウトチケット(特典:非売品公演パンフレット):6800円※公演パンフレットの会場販売はございません。お求めの場合は必ずテイクアウトチケットをご購入ください。※ワンドリンク込み。「テイクアウトできますか?」について漫画家・大沢やよい先生の画業10周年の節目に、「コミック百合姫」(一迅社刊)に掲載された、読み切り漫画「テイクアウトできますか?」が舞台化!舞台「テイクアウトできますか?」原作:大沢やよい「テイクアウトできますか?」(『2DK、Gペン、アフタータイム。 大沢やよい短編集』百合姫コミックス一迅社刊)【あらすじ】配達員の佐々木は馴染みのカフェに荷物を届ける。すると、そこには見慣れない店員がいた。上野と名乗る彼女は、佐々木にドーナツを差し入れたことをきっかけに、どこかすれ違いながらも仲良くなっていく……。公演概要舞台『テイクアウトできますか?』公演期間:2023年3月10日 (金) ~2023年3月12日 (日)会場:絵空箱(東京都新宿区山吹町361 誠志堂ビル1~2階)■出演者須藤叶希山城なつみ小城祐介(劇団バルスキッチン)演奏:rio.■スタッフ脚本・演出:白瀬一華舞台監督:福井健介照明:岡田潤之音響:臼井倶里美術:対馬武(LDA)宣伝美術:矢冨百夏舞台協力:あべし制作協力:前野祥希(劇団バルスキッチン)稽古場協力:高島平バルスタジオ企画・制作:山口敦子主催:シーリア企画協力:大沢やよい、一迅社、東宝芸能株式会社、タイムリーオフィス、劇団バルスキッチン■公演スケジュール3 月10 日(金)14 時/19 時 30 分11 日(土)14 時/19 時★12 日(日)13 時/17 時★=終演後アフタートークあり※開場は、開演の60分前です。■チケット料金【前売】一般:5500円テイクアウトチケット:6800円 (特典:非売品公演パンフレット)【当日】一般:5700円(全席指定・税込)※公演パンフレットの会場販売はございません。お求めの場合は必ずテイクアウトチケットをご購入ください。※ワンドリンク込み。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月07日有村架純主演、今泉力哉監督作『ちひろさん』より、原作漫画のシーンとともに場面写真が解禁された。月刊漫画誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された同名漫画を原作とした本作は、元風俗嬢の主人公・ちひろ(有村架純)が、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの生き方に影響を与えていくヒューマンドラマ。この度解禁されたのは、原作でも登場するシーンの場面写真。オカジ(豊嶋花)がお弁当を買おうとするシーンやちひろさんとバジル(van)でお祭りにいくシーン、店長(リリー・フランキー)と出かけるシーンなど、まるで2次元から飛び出してきたような再現度の高い場面写真となっている。また鈴木慶一演じる無口なホームレスのおじさん、市川実和子が演じる、ちひろさんの源氏名を使うきっかけとなったチヒロの姿も明らかに。本作で実写として演じられるキャラクターたちがどのように描かれているのか、ますます注目が集まっている。Netflix映画『ちひろさん』は2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&劇場公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2023年01月23日中村光の同名漫画を福田雄一監督が実写映画化する『ブラックナイトパレード』の描き下ろし現場ルポ漫画が解禁。併せて、特典満載の「ブラックナイトパレード 1~3巻新卒採用スターターセット」も12月1日(木)に発売されることが決定した。本作は、“受験失敗・就活失敗・彼女無し”と何をやってもダメな情けない主人公の男が、ブラックサンタとなり奮闘する姿を描くコメディ作。ブラックサンタとしてクリスマスの世界で大活躍を見せる日野三春を、福田監督作品初主演となる吉沢亮が熱演し、三春の同僚で超個性的なキャラクターたちに橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐ら豪華キャストが名を連ねる。今回解禁となったのは、猛暑の中行われる撮影現場に自ら足を運んだ原作者・中村光が描き下ろした、超貴重な現場ルポ漫画の一部。初めてキャスト陣と対面した中村は、三春姿の吉沢に「三春には美しすぎるのでは…と思っていたのですが、演技に入られると、三春にしか見えない…!」「気絶寸前の叫び声すらもめっちゃ三春でした…!」と、その演技力とビジュアルの再現度に、原作者も思わず大絶賛。また、「ブラックナイトパレード 1~3巻新卒採用スターターセット」に付いてくる特典ブックレット(全8ページ)には、中村光と吉沢亮が映画化決定時の想いから子供の時のクリスマスのエピソードまでを語るスペシャル対談を掲載。更には他メインキャスト3名の現場ルポを収めた描き下ろし漫画、吉沢のリクエストで中村が自ら描き下ろした“本邦初公開となる三春のあの姿“が描かれた、ここだけでしか見れない内容となっている。「ブラックナイトパレード 1~3巻新卒採用スターターセット」12月1日(木)発売定価:1,874円(税込)集英社ヤングジャンプコミックス刊※パックされている内容はYJC『ブラックナイトパレード』通常版①~③巻と同じ内容です。『ブラックナイトパレード』12月23日(金)公開
2022年11月24日田畠裕基の人気漫画『ブラッククローバー』が初の映画化。アニメ映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』が、2023年6月16日(金)に全国劇場で公開される。田畠裕基の人気漫画『ブラッククローバー』田畠裕基による漫画『ブラッククローバー』は、シリーズ累計1,700万部超の人気作品。集英社の『週刊少年ジャンプ』にて連載されている、心震わす王道魔法バトルアクションだ。物語の舞台は“魔法がすべて”のとある世界。貧民の捨て子として生まれた少年アスタは、生まれながらにして魔法が使えない。アスタは己の力を証明するため、また友との約束を果たす為、逆境を超えて魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指していく。原作で明かされなかった「魔法帝」の物語が映画に映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』では、原作者・田畠裕基総監修、キャラクター原案のもと、原作では描かれていないオリジナルストーリーを展開。原作では明かされなかった「魔法帝」の物語が紡がれる。アスタ達と強敵が繰り広げる、大規模なバトルに注目だ。映画オリジナルキャラクターが登場また、劇中には、アスタ、ユノ、ヤミ、ノエルといったおなじみのキャラクターに加え、田畠自らがデザインした映画オリジナルキャラクターが登場。■コンラート(映画オリジナルキャラクター)...関俊彦第27代⽬魔法帝。ユリウスの先代の魔法帝、コンラート・レトは、クローバー王国民に敬愛されていた人物。「帝剣」を手にするコンラートの目的とは?先代魔法帝の登場をきっかけに、アスタたちは新たな戦いの渦に巻き込まれていく。■ミリー・マクスウェル(映画オリジナルキャラクター)...飯豊まりえサリーと共に研究を行っている、魔導具研究所第0支部に所属する研究員。■ジェスター・ ガランドロス(新たな映画オリジナルキャラクター)...高橋文哉先代魔法帝のコンラートと行動を共にする謎の魔道士。第16代⽬魔法帝。『仮面ライダーゼロワン』の主演で注目を集め、ドラマ『最愛』『君の花になる』などにも出演する高橋文哉が、声優初挑戦。■エドワード・アバーラシェ(映画オリジナルキャラクター)...大塚芳忠かつての魔法帝のひとり。20代⽬魔法帝。教会の神父をしていたこともあり、人々から頼られ慕われる存在だった。立場の弱い人々を変えなければと考えていた。■プリンシア・ファニーバニー(映画オリジナルキャラクター)...沢城みゆきかつての魔法帝のひとり。第11代⽬魔法帝。歴代の魔法帝の中でも屈指の戦闘能力を誇る一騎当千の豪傑。そのあまりの強さから人々に恐れられていた。映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』キャラクターアスタ:梶原岳人⽣まれながらに魔法が使えない少年。実績を積み魔法帝への道を歩む。ユノ:島﨑信長アスタのライバルで共に魔道⼠の頂点「魔法帝」を⽬指し数々の強敵と戦う。⾵の精霊・ベルと同化する精霊同化(スピリット・ダイブ)という能力を持つ。ノエル:優木かな『ブラッククローバー』のヒロイン。海神戦⼄⼥の⽻⾐鎧“海神戦⼄⼥の⽻⾐鎧”を纏う。ヤミ:諏訪部順一東の国から流れ着いた異邦人。粗野でガサツだが、その漢気と優しさで団員やユリウスから信頼を集める。団員にも自らにも常日頃から「限界を超えろ!」と言い聞かせている。ユリウス︓森川智之魔法騎士団を牽引する医大な魔道士。エルフ族との戦いで魔力を使い果たし、現在は子供の姿になっている。主題歌はTREASUREの新曲主題歌を担当するのは、テレビアニメ 第13クールのEDテーマ曲を務めたグローバルボーイズグループ・TREASURE(トレジャー)。映画のために書き下ろした新曲「Here I Stand」が、物語を彩る。制作はstudioぴえろ制作は、『BLEACH 千年血戦篇』『NARUTO -ナルト-』『幽☆遊☆白書』など、『週刊少年ジャンプ』のヒットアニメ作品の数々を手がけて来たstudioぴえろ。『ブラッククローバー』テレビシリーズを手掛け、『ブラクロ』の世界を切り拓いてきた制作陣が、劇場版の制作も手掛ける。【作品詳細】映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』公開日:2023年6月16日(金) 日本全国ロードショー※当初3月31日(金)公開予定だったが延期。延期発表前の購入済みムビチケ前売券は、延期後の上映でも使用可能。原作・総監修・キャラクター原案:田畠裕基(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)監督:種村綾隆<声優キャスト>出演:梶原岳人、島﨑信長、諏訪部順一、優木かな、関俊彦、飯豊まりえ、大塚芳忠、沢城みゆき、森川智之、⾼橋⽂哉キャラクターデザイン:竹田逸子音楽:関美奈子脚本:ジョニー音田、折井愛制作:studioぴえろ(「BLEACH 千年血戦篇」「NARUTO -ナルト-」「幽☆遊☆白書」)製作:映画ブラッククローバー製作委員会配給:松竹ODS事業室
2022年10月09日『ライフ』などで知られる漫画家・すえのぶけいこ原作の『ライフ 2 ギバーテイカー』(講談社アフタヌーン KC)がWOWOWにて連続ドラマ化されることが決定。『連続ドラマ W ギバーテイカー』(全5話)として、2023年にWOWOW プライムにて放送・WOWOWオンデマンドにて配信される。原作は、累計発行部数1000万部越えのメガヒット漫画『ライフ』にて社会現象を巻き起こしたすえのぶけいこの初の青年誌連載作品。連載開始前から注目を集め、迫力あるタッチでエネルギッシュに描かれたその強烈なストーリーと独特な心理描写が、『ライフ』に次ぐ“第2の衝撃作”と話題を呼んだ。ドラマ化するにあたり、原作とキャラクターの魅力を最大限に活かし、作品に刻まれたメッセージを映像化ならではのアプローチでより深く表現するため、原作の設定である“妹が殺された刑事”を、“娘が殺された刑事”へと変更。監督は、WOWOW 開局 25周年記念『連続ドラマ W 沈まぬ太陽』、『WOWOW オリジナルドラマ ヒル』、『連続ドラマ W シャイロックの子供たち』の鈴木浩介、脚本は『連続ドラマ W 黒鳥の湖』、『ドクターホワイト』などを手掛けた小峯裕之が務める。そして、被害者遺族としての絶望が内在する、主演の刑事役を中谷美紀が演じることが決定した。中谷は来年、女優デビュー30周年。連続ドラマの主演は2019年の『ハル~総合商社の女~』以来、WOWOWのドラマへの出演は2017年の主演作『連続ドラマ W 東野圭吾 片想い』以来の2度目となる。中谷が演じる主人公・倉澤は元小学校教諭の刑事。彼女は可愛がっていた教え子・ルオトに、愛する娘を惨殺された過去を持つ。事件当時12歳という犯人の幼さも相まって、この猟奇的殺人事件は日本中に大きな衝撃をもたらした。倉澤は被害者遺族として絶望を味わい、その経験から生まれた“自分と同じように苦しむ人を一人でも多く救いたい”という想いのもと、刑事になった。その強い信念に突き動かされ、事件解決に奔走する日々を送ること12年。倉澤は娘の命日を目前に、ルオトが医療少年院を退院することを知る。そして、ルオトが「完全に更生した」との話を聞くも、被害者遺族として疑心を抱かずにはいられない彼女の元に、ある日、不審なメッセージが届く。「あなたの大切なものを、もういちど奪います」ーーそれは、再び日本中を震撼させる新たな事件の始まりだった……。倉澤は普段は冷静を保っているが、時に自身の危険を顧みずに行動する、“クールな頭脳派”とも一味違った刑事。理不尽な相手と闘い続け、刑事として理性を保とうとしながらも、内在する犯罪者への怒りや憎しみを発露させてしまう難役だ。中谷はそんな倉澤を見事に体現し、ルオトとの悲しき追跡劇の根底にある強いメッセージを、説得力のある確かな演技力で表現。中谷は「この人物の底なしの悲しみに寄り添いつつも、がむしゃらに事件に立ち向かう倉澤樹を演じる日々は大変苦しく、常に自責の念がつきまとい、死の淵に立たされているかのような感覚で現場におりましたが、素晴らしい監督とスタッフ、キャストの皆様に支えられて、怒濤の撮影を終え、無事に生還することができました」と撮影を振り返った。今回、公開されたティザービジュアルも添えられたキャッチコピー、そしてその表情、目線から、倉澤の信念を強く感じさせるデザインとなっている。中谷美紀、すえのぶけいこ、鈴木浩介監督コメント全文中谷美紀(倉澤樹役)「もしも自分の娘を自らが教鞭を執る学校の生徒に惨殺されたら?」という、想像もしたくないような事件がこの物語の冒頭で起こります。今回演じた倉澤樹という元教師は、これ以上の被害者を出さないように、同じ苦しみを味わう人を少しでもなくすために、刑事になることを選択しました。以来、警察の縦社会など物ともせず、単独行動で犯人逮捕に血道を上げる一方で、マザーテレサのような質素な暮らしぶりを続けます。しかし、娘を殺した犯人・貴志ルオトが医療少年院を退院したことをきっかけに、快楽のために人を殺める孤独な少年と、倉澤樹の死闘が開始のゴングを響かせます。怒り、憎悪、悲しみ、絶望と、ありとあらゆる感情を抱えて貴志ルオトと向き合う過程で、ハラハラドキドキな緊張感の絶えない、めくるめく展開が待ち受けています。この人物の底なしの悲しみに寄り添いつつも、がむしゃらに事件に立ち向かう倉澤樹を演じる日々は大変苦しく、常に自責の念がつきまとい、死の淵に立たされているかのような感覚で現場におりましたが、素晴らしい監督とスタッフ、キャストの皆様に支えられて、怒濤の撮影を終え、無事に生還することができました。果たして被害者遺族として犯人に復讐をするのか、あるいは刑事として事件を追うのか、究極の選択に迫られる倉澤樹と、周囲の登場人物たちの豊かな心情描写、そして、貴志ルオトというモンスターが仕掛ける数々の罠をお楽しみいただけましたら幸いです。すえのぶけいこ(原作者)最初にドラマ化のお話をいただいた時は主人公の年齢設定が変わるとのことでどうなるんだろう?と思っていたのですが、倉澤樹を中谷美紀さんに演じてもらえるという予想外の展開に大興奮。喜びとワクワクが込み上げてきました。連載中は未成年の犯罪や遺族となった家族の手記を調べていくうちに暗澹たる気持ちになったり、重いテーマに葛藤を感じながら日々奮闘していたので、豪華なキャストの皆様に演じていただけることになり感激しています。映像でよりリアルに、スリリングになっている部分がたくさんあると思うので私自身も放送が楽しみです。原作を読んでくれている方も、初めて知ったという方も、ぜひ『ギバーテイカー』の世界に浸ってもらえたら嬉しいです!鈴木浩介(監督)原作から脚本という形に変わり、色々な変更点など加味されましたが、わたしなりに作品のテーマを「家族」と捉え、主人公の樹が背負わされた生き方にどう寄り添うことができるか、驚愕な行動をしたルオトの家族の描き方も踏まえ、どのように映像にするかを模索する毎日でした。中谷さんとは初めてご一緒させていただきました。とても素敵な時間を共有させていただき、貴重な人生分の2ヶ月を過ごすことができました。そして何より、心地よい緊張感をスタッフ・キャストと共有し、本作と真摯に寄り添うことができました。10年ほど前からWOWOW作品に参加させていただきましたが、日々の撮影が終わった瞬間、もの凄い安堵感に包まれたのは本作がはじめてでした。本作独特の世界観が、そうさせたのかもしれません。【原作情報】『ライフ2ギバーテイカー』(講談社アフタヌーンKC)『月刊アフタヌーン』にて2016年~2018年に渡り連載、単行本・全6巻にて完結。詳細: :@keiko_suenobu『連続ドラマ W ギバーテイカー』2023年、WOWOW プライムにて放送・WOWOW オンデマンドにて配信
2022年09月15日岩本ナオの漫画『金の国 水の国』がアニメ映画化。2023年1月27日(金)に公開される。人気コミック『金の国 水の国』がアニメ映画化岩本ナオの漫画『金の国 水の国』は、「このマンガがすごい!」で2017年に1位(オンナ編)を獲得した人気作。人気の理由は、新感覚の読後感。「気分が晴れやかになる」「ストレスが洗い流されるよう」「癒されたい時に読み返す」といった口コミが口コミを呼び、単巻コミックスながら発行部数は40万部を超え、いまも部数を伸ばし続けている。また、岩本ナオが生み出す緻密な描き込みや、唯一無二の世界観も魅力だ。国をも動かす禁断の恋、その先にある奇跡とは?物語の舞台は、ある時代のどこかにある隣り合う仲の悪い2つの国。A国の姫・サーラとB国の青年・ナランバヤルが偶然出会い、国の未来のために“夫婦役”を演じているうちに恋に落ちる…というストーリーだ。国をも動かす禁断の恋、その先にある、誰も見たことのない奇跡とは―?主演は賀来賢人&浜辺美波そんな漫画『金の国 水の国』が満を持してアニメ映画化。声優キャストとして、賀来賢人&浜辺美波が主演を務める。■ナランバヤル...賀来賢人バイカリ国随一の賢さを誇る建築士。口が達者なお調子者で猫にオドンチメグという名前をつけて大事にしている。賀来は『ライオン・キング』のシンバ役、『きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』に続く3作目の声優挑戦。■サーラ...浜辺美波アルハミト国の第93王女で食べることが大好き。おっとりした性格で人にも犬のルクマンにも怒れないくらい気がやさしい。浜辺が声優として参加するのは、『HELLO WORLD』『名探偵コナン 緋色の弾丸』に続く3作目。■ナレーション...斉藤壮馬ナレーションは、声優・シンガーソングライターとして活躍する斉藤壮馬が務める。神谷浩史、沢城みゆきら豪華声優陣も集結■サラディーン…神谷浩史“金の国”の左大臣。お飾りの大臣と自称するが、国の真実に気づく冷静さを持ち合わせている。■ライララ…沢城みゆきレオポルディーネに仕えながら、“金の国”と“水の国”の未来のため暗躍。原作ファンの間でも人気が高いキャラクター。■ジャウハラ…木村昴“金の国”の強面の学者。ナランバヤルの立場を理解して協力する。■レオポルディーネ…戸田恵子“金の国”の第一王女であり、サーラに“水の国”の夫を連れてくるよう命じて二国の思惑に探りを入れる。■ピリパッパ…茶風林“金の国”の右大臣。■オドゥニ…てらそままさき“水の国”の族長。■ラスタバン3世…銀河万丈“金の国”の国王。マッドハウスの豪華クリエイター陣らが集結『金の国 水の国』映像化のために集まったのは、ベテランから気鋭の若手まで豪華クリエイター陣だ。監督は、「ちはやふる」「俺物語‼」で頭角を現し、アニメファンの心をつかんだ渡邉こと乃。脚本は「HUG っと!プリキュア」のシリーズ構成を手掛け、ドラマ「コウノドリ」「マッサン」でエモーショナルな感動を作り上げてきた坪田文が務める。アニメーション制作は、『サマーウォーズ』や「ちはやふる」などで知られるマッドハウスが担当。ハリウッドにもファンが多い川尻善昭、「NANA」「ちはやふる」「カードキャプターさくら」などで監督を歴任してきた浅香守生、「ダイヤの A」「若おかみは小学生!」で高評価を得る増原光幸など、マッドハウスの人気クリエイター陣が集結した。岩本ナオ原作、初の映像化なお、原作者の岩本ナオは、「このマンガがすごい!」で、2017年(『金の国 水の国』)、2018年(『マロニエ王国の七人の騎士』)に連続して異なる作品で1位(オンナ編)を獲得した“唯一”の作家。初の映像化を受けて、岩本は監督やキャラクターデザイナーとの打合せにも協力的な姿勢で参加。完成した映画について、「遠景や迫力あるシーンの美しさも見ていただきたいですが、監督さんたちがこだわって下さった何気ない登場人物がお互いをいたわるようなシーンも、大画面で見て少しじんわりしてもらえたらと思います。なんでもないシーンも美しいです」とコメントを寄せている。テーマ曲は琴音の「Brand New World」中盤から流れるテーマ曲は、新進気鋭のアーティスト琴音が歌う「Brand New World」。また、音楽は、 NHK 大河ドラマ『鎌倉殿の 13 人』やアニメ映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』などで高い評価を得たエバン・コールが担当している。<映画『金の国 水の国』あらすじ>商業国家で水以外なんでも手に入る“金の国・アルハミト”の、誰からも相手にされないおっとり王女サーラ。豊かな水と緑に恵まれる“水の国・バイカリ”の、貧しくも家族思いの建築士ナランバヤル。2人は100年断絶している敵国同士の身でありながら、 ひょんなことから“偽りの夫婦”を演じるうち、恋に落ちてしまう。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、 国の未来をも変えていくことに…。【詳細】映画『金の国 水の国』公開日:2023年1月27日(金)原作:岩本ナオ「金の国 水の国」(小学館フラワーコミックスαスペシャル刊)声の出演:賀来賢人、浜辺美波、戸田恵子、神谷浩史、茶風林、てらそままさき、銀河万丈、木村昴、丸山壮史、沢城みゆき監督:渡邉こと乃脚本:坪田文音楽:Evan Callテーマ曲(劇中歌):「優しい予感」「Brand New World」「Love Birds」Vocal:琴音(ビクターエンタテインメント)アニメーションプロデューサー:服部優太キャラクターデザイン:高橋瑞香美術設定:矢内京子美術監督:清水友幸色彩設計:田中花奈実撮影監督:尾形拓哉3DCG監督:田中康隆、板井義隆特殊効果ディレクター:谷口久美子編集:木村佳史子音楽プロデューサー:千陽崇之、鈴木優花音響監督:清水洋史アニメーションスーパーバイザー:増原光幸プロデューサー:谷生俊美アソシエイトプロデューサー:小布施顕介アニメーション制作:マッドハウス配給:ワーナー・ブラザース映画
2022年06月26日夢枕獏、谷口ジローによる同名漫画を原作としたフランスアニメーション『神々の山嶺(いただき)』が7月8日(金)より全国公開されることが決定し、特報とビジュアルが解禁された。本作は、「登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか?」という登山史上最大の謎に迫りながら、孤高のクライマー・羽生と、彼を追うカメラマン・深町が不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む姿を描く冒険ミステリー。大ヒットアニメーション映画『ウルフウォーカー』の製作チームが、実写では再現不可能な命がけの登攀シーンを限界までリアルを追求し、圧巻の映像で表現。全世界ではNetflixが配信権を獲得するも、日本では貴重なスクリーンでの公開がついに決定。今夏、待望の凱旋上映となる。原作の夢枕獏著の小説「神々の山嶺」(集英社文庫/角川文庫)は、1998年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。同作を漫画化した谷口ジロー画「神々の山嶺」(集英社文庫)も、2001年に第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・優秀賞を受賞しており、いずれも作者の代表作として、現在もなお愛され続ける伝説的作品である。小説は2016年に岡田准一主演、阿部寛共演で『エヴェレスト 神々の山嶺』として実写映画化もされた。2017年に逝去した漫画家、谷口ジローは「漫画界の小津安二郎」と称され、フランスでも絶大な人気を誇る。フランス文化省から芸術文化勲章シュヴァリエ章を授与されるほどリスペクトを受けている。フランスアニメ界からの熱烈なオファーにより、漫画「神々の山嶺」のアニメ映画化が決定し、生前、谷口氏も二度渡仏して製作に参加した。日本の傑作漫画をフランスでアニメーションにするビッグプロジェクトは、7年の月日をかけて完成。第74回カンヌ国際映画祭で正式上映されると、実写では描き得ない驚異のスケールを観客や批評家たちが絶賛、第47回セザール賞ではアニメーション映画賞受賞を果たした。フランスでは300を超える劇場で上映され、13万人超を動員する大ヒットを記録した。また本作は、原作国である日本でのみ、声優陣による吹替版が上映される。吹き替えを務めるのは、声優界きっての大御所の面々。ブラッド・ピットの吹き替えや「機動戦士ガンダム ZZ」、「ポケットモンスター」などのアニメで知られる堀内賢雄が主人公の1人、深町誠の声を担当。本作で圧倒的存在感を放つ孤高のクライマー羽生丈二の声を務めるのは、「攻殻機動隊」「ブラック・ジャック」などのアニメから、世界的人気ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズのスネークなどで知られる大塚明夫。ほかにも、羽生の後輩・文太郎役に「鬼滅の刃」の逢坂良太、羽生の行方の手がかりを握る涼子役を「THE IDOLM@STER」で人気を博す今井麻美が務める。そしてこの度、公開情報と合わせてポスタービジュアルと特報も解禁。ビジュアルに映るのは急斜面の雪山に喰らいつく、主人公、深町と羽生の姿。口からは白い息、背景には雄大な白い山脈が臨み、そこがエベレストであることを物語る。「究極の冒険ミステリーが始まる」というコピーも高揚感たっぷりだ。特報映像は、「登山史上、最大のミステリー」という言葉とともに登山家マロリーがエベレストに挑む姿から始まる。マロリーがエベレスト初登頂を成し遂げたかもしれない、という未解決の謎、その答えが解明されれば歴史が変わることになる。カメラマン深町はネパールで何年も前に消えたとされる孤高のクライマー羽生が、マロリーのカメラを手に去っていく姿を目撃したことで、羽生を見つけ出し謎を突き止めることを決心、彼の行方を追う。特報の最後では、極限の雪山の世界を圧倒的なスケールで描いた映像美も垣間見ることができる。『神々の山嶺』は7月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神々の山嶺 2022年7月8日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Le Sommet des Dieux - 2021 / Julianne Films / Folivari / Mélusine Productions / France 3 Cinéma / Aura Cinéma
2022年05月12日佐藤健さん主演で映画化された『るろうに剣心』や小栗旬さん主演の実写映画『銀魂』をはじめ、漫画を原作としたドラマや映画は少なくありません。しかし、実写化が発表されるたびに、必ずといってもいいほど起こるのが配役や脚本に関する論争。この論争に、お笑いタレントの又吉直樹さんが自身のYouTubeで持論を展開し、注目を集めています。又吉直樹、実写化巡る持論に共感の声田村由美さんの同名ミステリー漫画を、俳優の菅田将暉さん主演で実写ドラマ化した『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)の大ファンだという、又吉さん。原作漫画も好きだと語る又吉さんは、動画の中で、原作ファンのからの、世界観を崩されたくないがゆえの批判について、こう持論を展開します。原作があるドラマって、もちろんファンの方で、原作ファンの方が「映像化しないで」っていったりするじゃないですか。「期待を裏切られるの嫌やから」っていう。そこが僕は分かるし、提案なんですけど…それぐらい完結して原作が好きな人は、もう原作だけを愛していればいいというか。だから、仮に原作と全然違う映像作品ができてしまったとしても、原作の何かが損なわれるわけじゃないんですよね。実は。だから、別物として観てもいいと思うんですよね。ピース又吉直樹【渦】公式チャンネルーより引用原作に忠実な映像化を願うファンは少なくないもの。しかし、又吉さんは「再現性を必ずしも求める必要はない」と語ります。原作と実写化は別の作品であると考えた上で、視聴を決めることをすすめた又吉さんの持論は反響を呼び、共感の声も寄せられました。・原作も実写版も、どちらもよさがあって、2倍楽しめています。・実写化を批判するファンとしては、自分の大好きな原作が「汚された」っていう思いなんだろうな。・面白くなければ、観なければいいだけ。わざわざ酷評するファンの心理が分からない。それで「原作見よう」ってなるものなのかな。たとえ実写化が原作ファンの理想と違ったとしても、原作のよさは変わらず、読者一人ひとりの心の中に残り続けるはず。又吉さんもまた、自身の著書が映像化されているからこそ、今回の持論に説得力を感じた人は多いようです。[文・構成/grape編集部]
2022年02月05日『関根くんの恋』や『夏雪ランデブー』などで知られる河内遙の同名漫画を舞台化。朗読劇『リクエストをよろしく』として、浜中文一と室龍太のW主演で上演される。そこでキャストのひとりである矢島舞美に話を訊いた。元芸人の朝日屋颯太と、彼の元相方でラジオの放送作家である水無月の成長を描く本作。主な舞台はラジオ局となるが、矢島本人もラジオとの関わりは深く、12年もの長きに渡りパーソナリティを務めてきた。「ラジオってリスターの皆さんの日常の中にあって、そっと寄り添ってくれるような、とても身近な存在だと思うんです。私自身、お便りを通して、応援してくださっている方々と会話出来ることがとても楽しくて!顔は見えなくても人柄がわかる。ラジオのそんなところが大好きなんです」パーソナリティとしてのデビューは16歳の時。当初は失敗の連続に落ち込むことも多かったという。だがそんな矢島を支えたのが、ラジオディレクターの存在だ。「ディレクターの方には本当に助けていただきましたね。正直初めのころは、こんなに難しいものだとはわかっておらず、収録に向かう足がいつも重かったんです(苦笑)。でもディレクターさんを始め、スタッフの皆さんの協力のもと育てていただいて!今の自分があるのは、あのラジオでの経験がとても大きかったと思います」今回矢島が演じる雪室は、まさにそのラジオディレクター。水無月とともに颯太をラジオの世界へと導くキーパーソンだ。「雪室ってくすぶっている颯太や水無月を引っ張り上げる、ふたりの人生を変えるような存在なんですよね。ただ原作を読むと、雪室自身ももがいているというか、まだまだ試される立場でもあるのかなって。そしていろいろ葛藤を抱えながらも、自分の感覚を信じてチャレンジしていく。そんな雪室の魅力をしっかり伝えられるよう、頑張りたいと思います」ラジオの現場で声の表現力を磨いてきた矢島だが、その経験は、この朗読劇でも大いに生かされていきそう。「私、朗読劇大好きなんです。動きがない分、観る側が作品の世界を自由に想像出来る。その幅が素敵だなって。ただ演じる上では、雪室のクールさも温かみも声だけで表現しないといけない。それってとても難しいとは思います。でも今回は声優のお仕事をされている共演者の方も多いので、たくさん勉強させてもらいたいなと。そしてお客さまには、この作品を通して、少しでも元気を与えられたらいいなと思います」取材・文:野上瑠美子
2021年11月11日⼈気ジャズ漫画『BLUE GIANT』がアニメ映画化。2023年2月17日(金)に公開される。⼈気ジャズ漫画『BLUE GIANT』とは原作の『BLUE GIANT』は、⼩栗旬で実写映画化もされた『岳』の⽯塚真⼀による人気コミック。ジャズに魅せられた少年が、世界⼀のジャズプレーヤーを志す物語だ。2013年より小学館『ビッグコミック』にて連載が始まると、⼼を沸き⽴たせる熱い展開と、涙なしには⾒られない感動のストーリー、⾳楽が聞こえてくるような圧倒的表現⼒で人気に。2021年10月現在までに、シリーズ累計770万部を突破した。さらに「マンガ⼤賞2016」で3位に選出、第62回「⼩学館漫画賞(⼀般向け部⾨)」、第20回「⽂化庁メディア芸術祭マンガ部⾨⼤賞」を受賞するなど、各アワードでも高い評価を得ている。初の映像化は“最高の音”を楽しめるアニメ映画そんな人気漫画『BLUE GIANT』が初の映像化。「最⼤の⾳量、最⾼の⾳質で、主⼈公本⼈の奏でる⾳楽を届けたい」という制作陣の思いから、実写でもなくシリーズでもなく、アニメーション映画としての制作が決まった。映画館の⼤きなスクリーンと最⾼の⾳質で、感動体験を贈る。劇中音楽はジャズピアニスト・上原ひろみが担当アニメーション映画化にあたり期待の高まる劇中音楽は、グラミー賞受賞歴を持つ世界的ジャズピアニスト、上原ひろみが担当。主⼈公たちが結成するトリオ“JASS”のオリジナル楽曲も、上原が映画『BLUE GIANT』のために書き下ろした。また、世界⼀のジャズプレーヤーを⽬指す主人公・宮本⼤のサックスを演奏するのは、国内外のトップアーティストの中からオーディションで選ばれた奏者の⾺場智章。仙台出⾝の⼤とは⾼校で同級⽣だった⽟⽥俊⼆のドラムはmillennium paradeのドラマーとしても活躍する⽯若駿が演奏する。北海道出⾝の⾺場と⽯若は、⼩学校の頃同じビッグバンドに所属しており、奇しくも⼤と⽟⽥のような関係性に。そして、⼤が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏は上原ひろみが担当。ジャズ界のトップランナーと、新世代をけん引する才能が集結し、劇中で⼤・雪祈・⽟⽥が結成するトリオ“JASS”の演奏に命を吹き込む。山田裕貴・間宮祥太朗・岡山天音が声優に声優キャストは、主人公・宮本大役に山田裕貴。雪祈役を間宮祥太朗、玉田役を岡山天音が務め、キャラクターに息を吹き込む。〈映画『BLUE GIANT』登場キャラクター/声優/演奏〉■主人公・宮本大/サックス(声優:山田裕貴、演奏:⾺場智章)仙台出身。中3で出会ったジャズに心を打たれ、世界一のジャズプレーヤーになることを決意する。高校卒業と同時に上京し、同級生の玉田俊二、ピアニストの沢辺雪祈とジャズトリオ“JASS”を組むことに。■沢辺雪祈/ピアノ(声優:間宮祥太朗、演奏:上原ひろみ)大が東京で出会った同い年の凄腕ピアニスト。さらなる高みを目指すが故に思い悩んでいる。大からバンドに誘われ、最初は取り合わなかったものの、大の音に惚れトリオを組む。■⽟⽥俊⼆/ドラム(声優:岡山天音、演奏:⽯若駿)大の高校の同級生。東京の大学に進んだが大がジャズに打ち込む姿に刺激を受けて、経験ゼロながらドラムで大と雪祈のバンドに合流する。「モブサイコ100」⽴川譲が監督に、アニメ制作はスタジオ・NUT監督を務めるのは、「モブサイコ100」シリーズや興⾏収⼊91.8億円突破という⼤ヒットを記録した劇場版『名探偵コナン ゼロの執⾏⼈』でも知られる⽴川譲。脚本は、『BLUE GIANT』連載開始時からの担当編集者であり、「BLUE GIANT SUPREME」以降、ストーリーディレクターとして⽯塚真一とまさに⼆⼈三脚で作品を世に送り出してきたNUMBER 8が担当する。そして、アニメーション制作には「幼⼥戦記」などで注⽬を集めるスタジオ・NUTが参加。監督の⽴川譲とはTVアニメ「デカダンス」に続くタッグとなり、ジャズに魅せられた⻘年が世界⼀のジャズプレイヤーを志す物語を壮⼤なスケールで描く。<映画『BLUE GIANT』あらすじ>ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた宮本⼤は、高校卒業を機にジャズのため、仙台から上京。⾼校の同級⽣・⽟⽥俊⼆のアパートに転がり込んだ⼤は、ある⽇訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈(サワベユキノリ)と出会う。⼤が雪祈をバンドに誘うと、はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、⼤のサックスに胸を打たれ、バンドを組むことに。また、⼤の熱さに感化されドラムを始めた⽟⽥が加わり、三⼈は“JASS”を結成。“⽇本最⾼のジャズクラブに出演し、⽇本のジャズシーンを変える”という目標に挑んでいく。【詳細】映画『BLUE GIANT』公開日:2023年2月17日(金)配給:東宝映像事業部監督︓⽴川譲脚本︓NUMBER 8⾳楽︓上原ひろみ演奏︓サックス ⾺場智章、ピアノ 上原ひろみ、ドラム ⽯若駿〈声の出演〉出演:⼭⽥裕貴、間宮祥太朗、岡⼭天⾳アニメーション制作︓NUT原作:⽯塚真⼀「BLUE GIANT」(⼩学館「ビッグコミック」連載)■『BLUE GIANT』ムビチケ前売券劇場発売日:2022年11月25日(金) 劇場オープン~発売価格:一般 1,500円 ※カード券特典:“青く光る”スタッフパス風ステッカー ※特典はムビチケ1枚につき1枚。※数量限定につきなくなり次第配布終了。※オンラインでは11月25日(金) 10:00~オンライン券を発売。特典はオリジナルスマホ壁紙。©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会©2013 ⽯塚真⼀/⼩学館
2021年10月24日