主婦の加奈子は夫のモラハラ発言に悩み、日々の夫婦生活にストレスを抱えていました。夫との生活が苦痛だった加奈子はいつしか心の拠り所として、宝くじを買うようになります。そして、宝くじを買い続けたことで、ある日3億円に当せんすることに! すると、モラハラ夫に対する緊張の糸がその瞬間から切れてしまったのでした。加奈子は夫に離婚したいと伝えるものの夫と意見がかみ合わず、仕方なく加奈子が妥協すことに。しかしその後、夫が浮気をしているということを息子から聞かされたのです。加奈子はすぐに探偵に浮気調査を依頼。すると、すぐに浮気の証拠写真が集まったのでした。自分を裏切った夫に強い悲しみと怒りが込み上げた加奈子は、夫の会社の懇親会で浮気の写真をビンゴの景品のくじの封筒に紛れさせ、会社の人たちに夫の失態を知ってもらうことを思いつきます。そして、懇親会当日、それを実行することに。 すると、加奈子の想定通り、会場は一時騒然に!夫の信頼は地に落ちてしまったのでした。そして懇親会の一件以降、夫は家に帰ってきませんでした。しかし、1週間が経過すると、突然離婚届を持って家に帰ってきたのです。 加奈子が離婚届にサインをして渡すと、夫は「もう帰らない」と言うと、その場を去ろうとしました。夫は振り向くと同時に「あとさ」と話しかけると、加奈子に向かって「今の加奈子、俺にそっくりだよ」と言ってきて……? 「俺にそっくりだよ」夫の言葉を聞いた瞬間、妻は… 夫が扉を閉めて出て行ってしまうと、手が震えだした加奈子。 すると、頭にこれまでの出来事がよぎりました。 宝くじに当たったこと。 宝くじに当たってから、自分が変わってしまったこと。 そ自分の手で夫の社会的地位を崩壊させたたこと。 「ああああ~……………っ」 「わああああ~……!!」 すると、泣き崩れてしまったのでした。 ◇◇◇ 夫に「俺にそっくりだよ」という言葉を言われ、自分のこれまでしてきたことを振り返ると、泣き崩れてしまった加奈子。泣き崩れた理由はさまざまあると思うのですが、恐らくその1つに自責の念にかられてしまったことが挙げられるような気がしました。夫と離婚できることを目標に頑張ってきたわけですが、まさかこのような絶望感に打ちひしがれる日が来るなんて、加奈子自身も想像していなかったのではないでしょうか。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年10月05日主婦の加奈子は夫のモラハラ発言に悩み、日々の夫婦生活にストレスを抱えていました。夫との生活が苦痛だった加奈子はいつしか心の拠り所として、宝くじを買うようになります。そして、宝くじを買い続けたことで、ある日3億円に当せんすることに! すると、モラハラ夫に対する緊張の糸がその瞬間から切れてしまったのでした。加奈子は夫に離婚したいと伝えると、「離婚は嫌だ」と主張。その後、離婚のことで言い合っていた2人でしたが、離婚への意見はかみ合わず……。その後、何度も言い合いになっていたわけですが、ある日、とうとう息子もその渦に巻き込まれてしまったのでした。加奈子は部屋に閉じこもった息子をフォローするため、部屋の前で息子に話しかけていると、突然割り込んできた夫。 夫は自分の支持率を上げるため、加奈子の印象を下げるようなねつ造を息子に話しかけるのですが、すかさず加奈子は全力で否定。しかし、息子からは「お父さんもお母さんも嫌いだ」と言われてしまったのでした。 ショックを受ける加奈子対し、夫は「これで諦めはついたか?」と言ってきて……? 「諦めはついたか?」夫の言葉に妻は……? 「加奈子は嘘だと言っていたけど、多分想太は信じてたよ」 「俺は加奈子への愛を見せたし、それに対して加奈子は明らかに拒絶していた」 「俺も想太も加奈子に男がいることに確信を持てたね」 さらに夫は、「そんな状態で離婚して、想太はついていくのかな?」と、とどめのひと言を加奈子に言い放ったのでした。 ◇◇◇ 加奈子にとって息子がすべてというのを分かっていた夫は、このように追い込むことで、加奈子の思考を変えさせて離婚を回避しようとしていたのかもしれません。なんだかやり方が姑息な気がしてしまいましたが、加奈子はどうするのでしょうか。しかし、このようなやり方でしか加奈子を引き留められないのだとを考えると、なんだか虚しく思ってしまいますね。著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年08月26日直木賞作家西加奈子×監督ふくだももこ×うらじぬの×ファーストサマーウイカ、この4人の個性が掛け合わさって、すごい映画ができた。タイトルは原作と同じ『炎上する君』。8月4日(金) から、渋谷シネクイント他でロードショーされる。脇を固める役者も、あれ?この人は……と、ドラマ・演劇ツウなら活躍を知る俳優たちばかり。ちなみに、ファーストサマーウイカは来年のNHK大河ドラマ『光る君へ』でなんと清少納言役を演じるそうだ。上映時間は42分。そのわりに濃厚な作品。びんびん圧倒されます。『炎上する君』いきなり、ちょっと目のやりばのないシーンから始まる。場所は高円寺。昼間、高架下の一角で、なぞめいた覆面マスクの女性ふたりが、ぼうぼうの脇毛をみせびらかすように踊り狂う。それにファンとおぼしき若者たちが熱狂している──。なんじゃ、こ、これは。踊っているのは梨田(うらじぬの)と浜中(ファーストサマーウイカ)。唯一無二の親友だ。映画はふたりが、なぜ、こういうことになっちゃったのか、を描いていく。場面は高円寺の銭湯「なみのゆ」に転じる。一番風呂の湯船につかったふたり。彼らの至福の時間だ。おかっぱ頭の梨田、湯の中ですらメガネを外さないおさげ頭の浜中、ふたりは、たんたんと会話をしている。「梨田よ、昨夜の炎上をみたか」。「50代の男性と14歳の少女の真剣な恋愛は本当か、というあれか。笑止! だが、浜中よ……」。女性蔑視やLGBTQに対する偏見の現実を語る。特に外見至上主義、ルッキズムに対しては心を痛めている様子だ。会話は、昔風のいい方をすれば「バンカラ」を気取っている、硬派な大昔の学生風。大まじめにやられるとこれはギャグ。小劇場のお笑いコントをみてるようで、かなりおかしい。ふたりの最近の関心事は、高円寺のあちこちに出没する、足がぼうぼう燃えている男のことである。「足が炎上している男とは、どういうことなのだ。比喩か?」「神か?」「私たちと同様に傷つき、怒っているのか?」「これは、何としても会わなければ」。ふたりは、高円寺中を、探し回ることになる……。監督・脚本はふくだももこ。父親が突然女装し母親になる『おいしい家族』(2019)、30代女性の結婚を描く『ずっと独⾝でいるつもり?』(2021) とコンスタントに作品を発表する監督であり、2016年には小説 『えん』で第40回すばる文学賞を受賞した小説家でもある。ふくだ監督は、「世界中でわたしが一番撮りたいと思っている“うらじぬの”が最も魅力的に映る物語として、敬愛してやまない作家・⻄加奈子のこの作品を選んだ」という。ルッキズムに傷つく親友同士が、 ⾜が燃えている男の噂を聞きつけ探し始める、という⾻格はそのままに、キャラクターの背景やストーリーを大胆に改変している。ふたりのバンカラ言葉は原作と同じだ。梨田は人の機微に敏感だ。容姿をイジられているお笑い芸人、同性が好きなことをただの勘違いだと決めつけられているインディーズバンドの女性ボーカル、そして、炎上する君……、そんな抑圧を受ける人の気持ちを察し、「君たちは全然悪くない!」とエールを送り続けるのが、うらじぬの 演じる梨田だ。その梨田の一途な姿に共感して、君は真の友だ、と行動を共にする浜中。ふたりの、熱血友情シスターフッドムービー。いいねえ。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)LesPros entertainment
2023年07月24日俳優の濱田龍臣が、舞台『ビロクシー・ブルース』の主演を務めることが11日、明らかになった。同作は喜劇作家ニール・サイモンの自伝的戯曲であり、青春グラフィティの傑作。第二次世界大戦中の新兵訓練所を舞台に若者たちが繰り広げる、笑いとエネルギー、そして少しのほろ苦さとたっぷりのユーモアに彩られた青春ドラマとなる。1985年にブロードウェイで初演され、トニー賞最優秀作品賞受賞、ドラマデスクアワード演劇部門ノミネート他、数々の賞を受賞し、1988年には映画化(邦題:『ブルースが聞こえる』)もされ、名優マシュー・ブロデリックが主人公ユジーンを演じた。演出を手掛けるのは、2018年に読売演劇大賞を受賞し、昨今、ストレートプレイからミュージカルまで活躍のめざましい小山ゆうな。濱田が主役のユジーンを演じ、博学だが虚弱体質で軍隊を嫌う異端者のエプスタイン役に宮崎秋人、おとなしい性格で歌うのが好きだが下手なカーニー役に松田凌、自分ではユーモアがあると思い込んでいる暴れん坊のセルリッジ役に鳥越裕貴、先に入隊し炊事当番をやっている同性愛者のヘネシー役に木戸邑弥が決定。さらに、元トラック運転手で屈強すぎる胃袋と異常性欲の持ち主・ワイコフスキ役の大山真志、カトリック学校に通う美少女でユジーンの初恋の人・デイジー役の岡本夏美、ビロクシーの娼婦でユジーンの初体験の相手ロウィーナ役の小島聖、新兵訓練担当の鬼軍曹トゥーミー役の新納慎也が出演する。公演は東京・シアタークリエにて11月3日〜19日。○ストーリー1943年、18歳から20歳までの新兵が列車に揺られている。作家志望の青年・ユジーンは個性的な仲間たちの様子を観察し、将来のために日記をしたためている。彼らはビロクシーの新兵訓練所に送られ、鬼軍曹・トゥーミーの厳しい指導を受ける。権力との衝突や価値観の対峙を経て、悲惨な訓練生活をたくましくエネルギッシュに乗り切り成長する彼ら。そんな中、ユジーンはビロクシーの娼婦・ロウィーナを相手に童貞を失い、カトリック学校に通う美少女・デイジーと初めて恋に落ちる。そして、様々な事件や騒ぎの後、彼らは訓練所を去り、戦場へ送られていくのだった。その後の彼らについてユジーンが語る――。若さと冒険心に満ちたあの日々は、日記の中でいまだ輝いている。
2023年05月11日殺し屋女子2人組のアクション映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』に、丞威、濱田龍臣らの出演が決定。特報映像と本ビジュアルも公開された。ちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織)は、また途方に暮れていた。この世は金、金、金。金がなくなる。時を同じくして殺し屋協会アルバイトのゆうりとまこと兄弟も、途方に暮れていた。そんなとき「ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる」という噂を聞きつけ、作戦実行を決意。ちさと・まひろは銀行強盗に巻き込まれたり、着ぐるみバイトをしたりとさぁ大変。そんな2人にゆうり・まこと兄弟が迫りくる…。新たな敵として、殺し屋協会アルバイトのゆうり役で、『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』、『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』などでアクションに定評のある丞威、弟・まこと役で、子役時代から活躍している濱田龍臣が出演。前作では、1シーンのみの登場ながら強烈なインパクトを残した、死体処理業者・田坂役の水石亜飛夢が、今作ではメインキャラクターとして登場。部下の宮内茉奈役で、第1作目Blu-rayの豪華版の特典として収録されたスピンオフドラマ「田坂守の一日」に出演した中井友望が今作にも登場し、絶妙な掛け合いを見せる。ほかにも、殺し屋組織のマネージャー・須佐野(飛永翼)も再登場し、渡辺哲がゆるいユーモアで、まさかのギャップを見せる。主題歌は、2021年に世界デビューを果たした「新しい学校のリーダーズ」の「じゃないんだよ」に決定。今作には本人役で出演もしており、どのシーンで登場するか注目だ。そして前作に引き続き、KYONOがオープニング楽曲を提供。フィーチャリングに迎えた「ROTTENGRAFFTY」のN∀OKIと共に、物語の始まりにふさわしい、心沸き立つナンバーで盛り上げる。また、主演の高石あかりと伊澤彩織のコメントも到着。高石さんは「ちさととまひろの関係性がより深くなっています。そして、1作目ではそんな2人が喧嘩したり仲直りしたりとちさととまひろの2人を中心に物語が進んでいきますが、今作は、馴染みのあるキャラクターや新たなキャラクターも多く登場します。そこから見える殺し屋2人の新たな一面に注目していただけると嬉しいです」とアピール。伊澤さんは「1年半ぶりにスタッフが再集結し、アクションも、衣装も、部屋もパワーアップ。1作目はジェットコースターに乗っているみたいだったけど、2作目はコーヒーカップに乗って高速でぐるぐる回しているような感覚。濃いキャラクターたちが自由に暴れています」と語っている。『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は3月24日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー 2023年3月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2023「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」製作委員会
2023年01月23日西島秀俊、濱田岳ら共演の「警視庁アウトサイダー」。その第3話が1月19日放送。直央を演じた上白石萌歌がみせるコミカルな場面と、西島さんと濱田さんの重厚な演技合戦に「シリアスとコメディのバランスが好き」など、視聴者から高評価を受けている模様だ。「メゾン・ド・ポリス」や「インディゴの夜」の加藤実秋による同名小説をドラマ化。元マル暴オヤジ刑事と大きな秘密を抱えたエース刑事、やる気ゼロな新米刑事がワケありトリオを結成。各々の思惑のため手を組んで様々な難事件に挑むストーリーが展開する本作。キャストには、本庁組織犯罪対策部から所轄に飛ばされた元マル暴の架川英児を西島さんが演じるほか、他人に成りすまして刑事となり何かを探っている蓮見光輔に濱田さん。警視庁副総監を実父に持っている新人刑事の水木直央に上白石さん。スゴ腕鑑識の仁科素子に優香。叩き上げ刑事の梅林昌治に長田成哉。刑事課課長の矢上慶太に小松和重。梅林と対照的なタイプの刑事・野本滋にワタナベケイスケ。桜町中央署で事務をしている倉間彩子に野波麻帆。巡査長の米光麻紀に長濱ねる。英児や藤原が通う居酒屋のバイトで地下アイドルの沙希に井本彩花。英児の元上司で恩人の藤原要に柳葉敏郎。架川を監視している警視庁監察係の羽村琢己に福士誠治。組織犯罪の撲滅をスローガンに掲げる政治家の小山内雄一に斎藤工。直央の母親・水木真由に石田ひかり。直央の父で警視庁副総監の有働弘樹に片岡愛之助といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。直央は帰宅途中に幼い女の子・多村凛(いろは)を保護する。凛は母の加奈子(寒川綾奈)と2人暮らしで、夜遅くなっても母親が帰ってこないため行方を捜していたという。最近、地域で若い独身女性の失踪事件が2件続いていることから、直央は加奈子も誘拐されたのではとにらみ、架川も上層部への点数稼ぎのため、直央とともに捜査に乗り出す。調べると加奈子がシングルマザーであることを隠してマッチングアプリに登録していたことが判明。失踪した2人の女性もマッチングアプリに登録しており、生物学者の山野井昭(味方良介)が捜査線上に浮かぶ。直央が山野井と“デート”している隙に、架川と光輔、素子らは山野井の自宅に踏み込み女性たちを救出する…というのが3話の展開。山野井の好みに合わせ前髪を“ぱっつん”にする直央…視聴者から「上白石萌歌さんの前髪ぱっつん素敵でした!」「前髪パッツンの上白石萌歌ちゃんもカワイイなぁ」「こういう、上白石萌歌ちゃんが見たかった!」などの声が相次ぐ。上白石さんのコミカルな演技と対照的に、光輔の“秘密”が明かされるシーンでは西島さんと濱田さんの重厚感あふれる演技合戦が繰り広げられ、こちらにも「シリアスとコメディのバランスが好き」「コメディ要素とシリアス要素が良い感じで1時間、退屈に感じない」「シリアスとコメディが急に変わるのが斬新」などのコメントが多数。多くの視聴者から高評価を受けている模様だ。(笠緒)
2023年01月20日トニー賞10冠のミュージカルの日本版公演となる「バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊」の稽古場の模様が報道陣に公開され、濱田めぐみが歌う「オマーシャリフ」をはじめ、合計3曲が披露された。カンヌをはじめ、各国の映画祭で話題を呼んだ映画『迷子の警察音楽隊』を原作にミュージカル化し、2018年のトニー賞では作品賞を含む10部門を受賞。イスラエルへの演奏旅行に招かれるも、別の街に到着してしまったエジプトの警察音楽隊が、街の人々と交流するさまを描いており、森新太郎が演出を担当。風間杜夫、新納慎也、濱田めぐみらが出演する。この日、最初に公開されたのは、第1場から第2場にかけてのシーン。空港からバスで目的地に向かうも、一字違いのベト・ハティクヴァという街に到着する楽団。街の住人たちが歌うのが「待ってる/Waiting」である。舞台中央の円形の舞台装置を回転させて、辺境の街で暮らす人々の姿を映し出し、変わらぬ日常を過ごしつつ、新しい何かが起こるのを待ち続けている人々の心情が歌い上げられる。そこへ、変化をもたらす存在として到着するのが楽隊長・トゥフィーク(風間)率いるアレクサンドリア警察音楽隊である。目的地の“アラブ文化センター”はどこかと尋ねるトゥフィークに対し、食堂の女主人ディナ(濱田)は「ここには文化なんてない」と答え、従業員のパピ(永田崇人)、常連客のイツィク(矢崎広)と共に「何もない町/Welcome to Nowhere」を歌う。歴史的な因縁を抱える異国の地での遭難に困惑する楽団員たち。そんな彼らにディナらは手を差し伸べるが…。続いて、披露されたのは、第7場の「オマーシャリフ」。街で一晩を過ごすことになり、トゥフィークはディナに連れられレストランを訪れる。彼女が好きだったエジプトの映画や音楽を介し、打ち解けていく2人。同曲は映画『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』などの名作で知られるエジプト出身のハリウッド俳優の名を冠し、ディナの西の隣国(エジプト)の文化への憧憬を歌った楽曲。濱田がどこか切なく異国情緒を感じさせるようなしっとりとした歌声を響かせる。その後、警察音楽隊による「Haj-Butrus」の生演奏が始まるが、バイオリンやチェロといった馴染みの楽器に加え、ウードやダルブッカといったアラブ音楽で使われる楽器による生演奏も本公演の大きな見どころである。また、この日は披露されなかったが、風間が濱田と歌うシーンもあるとのこと。“戦乱”がいまなお現実の世界を覆う中で、エジプトの楽団とイスラエルの辺境の街の人々の一夜の物語は我々にどんな希望を見せてくれるのか?完成を楽しみに待ちたい。「バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊」は日生劇場にて2月7日より開幕。取材・文:黒豆 直樹
2023年01月19日西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌ら出演の新ドラマ「警視庁アウトサイダー」が1月5日放送開始。西島さんと濱田さんの共演に「クジラとブラックサンが刑事になった!」「特撮ファンには嬉しいキャスティング」など、視聴者から歓喜の声が上がっている。「メゾン・ド・ポリス」や「インディゴの夜」の加藤実秋による同名小説をドラマ化する本作は、クセの強い刑事たちがワケありトリオを結成。警察組織の中で異質な存在=アウトサイダーである3人が持ちつ持たれつ、様々な難事件に挑んでいく…という物語。五十路を過ぎて本庁組織犯罪対策部から所轄に飛ばされた元マル暴のオヤジ刑事で、左遷の原因となったトラブルの真実を探るためにも、組織犯罪対策部への返り咲きを強く望んでいる架川英児を西島さんが演じる。また英児と密約を交わしタッグを組むことなる蓮見光輔に濱田さん。英児と光輔のもとで働く新人刑事・水木直央に上白石さん。英児に弱みを握られている桜町中央署の鑑識係・仁科素子に優香。辞職に追い込まれそうになった英児を救った元上司・藤原要に柳葉敏郎。英児や藤原が通う居酒屋のバイトで地下アイドルでもある沙希に井本彩花。組織犯罪の撲滅をスローガンに掲げ、カリスマ的魅力を持つ与党の衆議院議員の小山内雄一には斎藤工。直央とは別々に暮らしている実父で、組織犯罪撲滅という信念に取りつかれている警視庁副総監の有働弘樹に片岡愛之助といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は人質を取った犯人を説得する光輔の前に、突然ダブルのスーツにサングラスという任侠ファッションの英児が現れ犯人を取り押さえる。その後2人がそばを食べていると殺人事件が起きたという連絡が。大学教授の最上憲彦(飯田基祐)宅で、ハウスキーパーをしている永峰弓江(室井滋)が刺殺される事件が発生。英児と光輔が捜査をはじめたところ、憲彦の娘・亜由美(星南のぞみ)ら最上家の面々にはそれぞれ裏の顔があることがわかる。また引きこもっていた憲彦の息子・賢太郎(上原佑太)が、事件直後から姿を消していた…というストーリー。視聴者からは「ブラックサンとクジラ怪人だ!!!と思った人はきっと沢山いる、、はず」「クジラとブラックサンが刑事になった!!」「ブラックサンとクジラ怪人のスピンオフを見る(違う)」と西島さんと濱田さんが「仮面ライダーBLACK SUN」で共演していることに触れたコメントが続出。また「リュウソウジャーのナダ役の長田成哉さんリバイスのさくら役の井本彩花さん出てる」「片岡愛之助も劇場版の鎧武で仮面ライダーでしたね」「ブラックサンにシン・ウルトラマンか 特撮ファンには嬉しいキャスティング」「西島秀俊に斎藤工はシンウルトラマンだし、特撮祭りやないかw」など、キャスト陣に特撮出演者が多いことを喜ぶツイートも多数投稿されている。【第2話あらすじ】河川敷で若い女性の遺体が見つかる。遺体は松原みちる(立石晴香)で事件の夜は起業家にしてYouTuberの新見一隆(森田甘路)の“爆誕祭”=誕生パーティーに出席していた。みちるはキャバクラの同僚である麻衣(黒崎レイナ)、亜希(福室莉音)、理恵(木下愛華)を引き連れ参加。みちるは新見の妻の座を虎視眈々と狙っていたらしい。架川と光輔は麻衣たち3人の犯行を疑うが…!?「警視庁アウトサイダー」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2023年01月06日主演の生田斗真をはじめ、濱田岳、橋本環奈、戸田恵子、寺島進、夏木マリ、柄本明ら豪華キャストが集結したお風呂エンタメ映画『湯道』。この度、生田さんと濱田さんが演じる“兄弟”の写真が公開された。亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」を畳んでマンションに建て替えようと、実家に舞い戻った建築家の三浦史朗(生田さん)と、一方で銭湯を引き継ぎ、守ろうとする弟・悟朗(濱田さん)は、兄弟げんかをし始め、看板娘・秋山いづみ(橋本さん)も巻き込み、大乱闘に発展してしまう。今回公開された写真では、ボイラー室での撒き割り小競り合いや、見晴らしの良い場所での五右衛門風呂シーン、「まるきん温泉」で物思いに耽る様子が切り取られている。生田さんと濱田さんは、『予告犯』で犯行を予告する新聞マスク集団のメンバーとして共演しており、今作が2度目のタッグ。生田さんは「映画人に本当に愛されていて、うらやましいと思うところがたくさんある尊敬する俳優さん」、濱田さんは「演技はもちろん、現場での振る舞いやスタッフさんへの気配りも素晴らしかった」とお互いについて語っている。劇中では喧嘩が絶えない2人だが、現場では相思相愛だったようで、喧嘩シーンをはじめ阿吽の呼吸を感じる兄弟ぶりに注目だ。『湯道』は2023年2月23日(木・祝)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:湯道 2023年2月23日より公開(C)2023映画「湯道」製作委員会
2022年11月26日舞台を中心に活躍しながらドラマ「あのときキスしておけば」や映画『Red』などに出演するうらじぬのが主演、ふくだももこ脚本・監督のもと西加奈子の傑作短編小説を映画化する『炎上する君』。この度、キャスト情報と劇中歌・エンディング曲が発表された。本作は、株式会社レプロエンタテインメントが主催する映画製作プロジェクト「感動シネマアワード」でグランプリに輝いた企画として制作された作品。「『うらじぬのを撮りたい!』きっと世界中で、私が一番うらじさんを撮りたい映画監督だ。そして、うらじさんがもっとも魅力的に映る物語は、西加奈子さん原作の『炎上する君』しかないと思った」と語るのは、小説、演劇、ドラマと幅広く才能を発揮するふくだももこ監督。ふくだももこ監督2010年に上梓された原作では、唯一無二の親友である梨田と浜中が、女を外見で判断する男を敵視し、知性によって安定した生活とキャリアを生きるところから始まり、2人は徐々に冒険と解放を求めるように。そんな折に足元が燃えている「炎上する男」という不思議な存在のうわさを聞きつけて…という内容を、ふくだ監督が大胆に脚色。2022年現在にも通じる原作小説の先進性と普遍性を炙り出すシスターフッドムービーが完成した。うらじぬのうらじさんが演じるのはおかっぱ頭で、日々生えてくる脇毛に憤る梨田。梨田の唯一無二の親友・浜中には、ドラマ「ファーストペンギン!」など俳優としてもめざましい活躍を見せるファーストサマーウイカ。パブリックイメージとは異なる、銭湯に入る時もメガネを外さない、おさげの浜中を演じている。ファーストサマーウイカ物語のキーパーソンとなる「炎上する男」はオーディションで選ばれた齊藤広大。梨田と浜中の行きつけの銭湯で働く少女・トモにはミスiD 2019グランプリの中井友望、その銭湯の常連客には南久松真奈、トモのバンドメンバーには大下ヒロト、中山求一郎、當山美智子、梨田と浜中がある行動をするきっかけとなる芸人に影山徹など、映画、演劇、ドラマで活躍する演技巧者が集まっている。梨田と浜中が脇毛を見せながら踊り狂う劇中歌にはゆっきゅんの「DIVA ME」。さらに、物語の余韻に寄り沿うエンディングテーマには、同じくゆっきゅんの「NG」が起用された。ゆっきゅん政治家の女性蔑視発言のような明確な抑圧だけでなく、居酒屋での会話、お笑い芸人のネタ、ポケットティッシュに印字された広告など、見て見ぬ振りをしながらやり過ごしてきた、しかし確実に誰かの心を抉る日々の現実。傷つき、憤り、絶望する梨田と浜中が、世にも奇っ怪な「炎上する男」を探す。キャスト&監督らのコメント到着うらじぬの/梨田 役西加奈子さんとふくだももこ監督のほとばしるエネルギーを一身に受けて作品に臨んだ今春は、いつにも増して灼熱でした。とっても良い汗をかきました。いつも隣にいてくれたファーストサマーウイカさんも、かっこいい汗をかかれていました。この企画が立ち上がってから本当にたくさんの方々の支えがあって、生き生きと燃え盛る躍動の物語が出来たと思います。ありがとうございます、と、皆様どうぞよろしくお願い致します!ファーストサマーウイカ/浜中 役他人と違っていたいのに、他人と違うのが怖い。自分のNOは誰かにはYESで、唯一無二でいたいのに、無意識に共感のいいねを求めている。自己評価と世間体のはざまで炎のようにゆらぎゆらめく若者の心と身体。原作とは違った時代と世界線で描かれる梨田と浜中の葛藤が、誰かの光になりますように。ゆっきゅん/劇中歌・エンディング曲私の楽曲が初めて映画の中で流れるのが『炎上する君』であることを光栄に思います!「DIVA ME」の使い方がDIVAすぎて痺れました。ふくだももこ監督、うらじぬの様、ファーストサマーウイカ様、みんなまとめてあんたがDIVA。「NG」も新しい聴こえ方がして、物語の中で音楽が使われるってこういうことなんだ!と新鮮でした。ぜひ多くの方に観ていただけますように!ふくだももこ/監督・脚本西加奈子さんの小説「炎上する君」を初めて読んでから、10年が経った。あの頃、まさか自分が西加奈子原作の映画を撮れるなんて、夢にも思っていなかった。そして「今だ!」と背中を押してくれたのは、主演の“うらじぬの”さんの存在だ。うらじさんの演じる梨田を一番近くで見たい!という欲望が私を突き動かした。だけど3年前に企画がはじまってから、一度目はコロナで、二度目は私の産後うつで、映画が止まってしまった。それでも、うらじさんは信じてくれていた。そして、最高の相棒“ファーストサマーウイカ”さんが現れた。ふたりの演じる梨田と浜中が、何度も何度も私を救ってくれた。今、心から『炎上する君』を撮れたことが本当にうれしい。この映画に関わってくれた人たちみんなを抱きしめたい。私は私のために、この映画をつくりました。みなさんの心には、どんなふうに映るでしょうか。『炎上する君』は2023年、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:炎上する君 2023年公開予定©LesPros entertainment
2022年10月25日二宮和也主演「マイファミリー」第8話が5月29日放送。東堂を演じた濱田岳の演技に「1話まるごと濱田岳劇場」などSNSには絶賛の声が殺到。二宮さん演じる温人の「何でこうなるんだよ!」の叫びにも「視聴者のこちらが叫びたい」など共感の声が続出している。娘を誘拐されたオンラインゲーム会社社長・鳴沢温人が、犯人の要求をのんで警察を排除し誘拐犯と交渉を進めた結果、娘は無事帰ってきたものの犯人から“共犯者”認定され、次々と起こる連続誘拐の交渉人役をやらされていくことになる本作。温人を二宮さんが演じるほか、温人の妻・鳴沢未知留に多部未華子。温人、娘の優月が誘拐されたのち解放された三輪碧に賀来賢人。温人、未知留、三輪と学生時代からの親友で過去に娘・心春が誘拐されているが、前回のラストで自分が連続誘拐犯だと明かした東堂樹生に濱田岳。誘拐の実行犯の1人だった鈴間に藤間爽子。連続誘拐事件が起きていることに気づく刑事の葛城圭史に玉木宏。NEXホールディングス社長で温人の会社の社外取締役でもあり娘・実咲が誘拐されてしまったNEXホールディングスの阿久津晃に松本幸四郎といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。東堂は温人の娘・友果と三輪の娘・優月を誘拐したことを告白。東堂は自分の娘・心春が誘拐され戻ってこないなか、時間が経つにつれ捜査の規模が縮小、事件が風化していくことを恐れ模倣犯を画策、友果を誘拐。その後暴露本を出すと“心春誘拐犯”から電話があり、優月を誘拐して5億を手に入れ、友果誘拐時の身代金5億と合わせた計10億と心春を交換すると言われる。2件の誘拐を成功させ心春誘拐犯からの連絡を待つと、犯人は温人の家に1億を置くよう指示。同時に東堂が知らないところで実咲が誘拐され、彼は気付けば実咲誘拐の身代金受け子となっていた…。心春誘拐犯からの電話に震える声で「また友達の子どもをさらえっていうのか」と答え、その後誘拐犯から“10億と引き換えに心春か実咲、どちらか1人を返す”と告げられ、号泣しながら実咲を選ぶ…。そんな東堂を演じた濱田さんに「濱田岳さんの演技すごい」「濱田岳やっば…………涙流すタイミングとかすごすぎて鳥肌」「完全に濱田岳ドラマとなった…」「1話まるごと濱田岳劇場」などの声が上がる。犯人から実咲の居場所を聞いた東堂は現場に急行するが、ボルダリングをやっている実咲は自力で壁をよじ登り脱出を試みていた。しかしそれが仇となり、閉じ込められていた倉庫の窓から転落。路上で血を流し倒れる実咲を前に、温人は「何でこうなるんだよ!」と絶叫する…。「「なんでこうなるんだよー」に繋がった。」「本当に視聴者も「何でこうなるんだよーーー」って叫んでるよ」「なんでこーなるんだよーぉぉぉ!視聴者のこちらが叫びたい!」など、SNSには温人の叫びに共感する視聴者からのコメントが溢れている。【第9話あらすじ】実咲が思わぬ姿で発見された。警察は温人を逮捕。身代金の一部である1億円も自宅から回収する。実咲と心春(野澤しおり)を誘拐した真犯人の狙いは、温人や東堂たちに全ての事件の容疑をかけることだった。さらに絶体絶命の温人を香菜子(高橋メアリージュン)の非情な決断が襲う…。「マイファミリー」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年05月30日●R-1優勝でテレビの影響力を改めて実感2018年に『R-1ぐらんぷり』(現・『R-1グランプリ』)で優勝した盲目の漫談家・濱田祐太郎。5月8日に東京で初となる単独ライブ「濱田祐太郎スタンドアップコメディーライブ」を開催するが、『R-1』優勝から4年、いま濱田はどんな思いでお笑いに向き合っているのだろうか――話を聞いた。○■R-1優勝後、街で声をかけてもらうことが増えた2012年4月、大阪NSC35期生として入学した濱田は、2018年に『R-1ぐらんぷり』で優勝。2020年には自身初となる単独ライブを神戸で開催し、今年5月東京で初の単独ライブを行うこととなった。「東京だなっていう感想ですね(笑)。特別東京だからという意気込みみたいなものはないですが、普段大阪で活動していてなかなか東京にいる人にネタを観ていただく機会もないので、少しでも知ってもらえたらうれしいなという思いはあります」。『R-1ぐらんぷり』優勝から4年。全国放送された大会で優勝したことで、反響は大きかったという。「それまでは大阪の劇場で月に1度出番があるかないかという状態だったのですが、『R-1ぐらんぷり』で優勝してからは、テレビなどでネタやトークをする機会も増えたので、街で声をかけていただくことは増しました。やっぱり全国放送のテレビに出るというのは大きいんだなという実感はありました」。劇場でライブを行っていても、テレビに出演することで、新たなお客さんが足を運んでくれるきっかけになる。その意味で、テレビというメディアの重要性は理解しているという濱田。「テレビを観て知ってもらって、番組を観た人が興味を持って劇場に来てくださるというが、理想的だとは思っています」。○■障害に対するナーバスな雰囲気を壊したいしかし『R-1ぐらんぷり』に優勝し、テレビへの出演機会を得たからこその難しさも実感しているという。「“イジる”という言葉の使い回しはあまり好きではないのですが、僕は目が見えないということをネタにするし、周りの方々もそれを気兼ねなく扱ってもらえるのが理想なのですが、やっぱり今のテレビのコンプライアンス的には難しいところがあるんでしょうね。そこを乗り越えて全部ぶち壊さなければ、なかなか前に進めない気はします」。濱田自身や周囲の芸人が気にしなくても、制作側が“盲目”ということをネタにすることにナーバスになってしまう。「タレントさんはフラットに扱ってくれますし、僕自身もしゃべりたいことをしゃべっているのですが、放送する側が『やめておこうか』という判断になっているんじゃないですかね。劇場ではそういった部分はないので、僕も好きなことをしゃべっていますし、お客さんも自由に笑ってくれていますけれどね」。こうした雰囲気をなんとか壊したいという濱田。しかしその壁は高くて険しい。「『R-1ぐらんぷり』で優勝したあとは、チャンピオンということで、ご褒美という形でいろいろな番組に呼んでいただいたのですが、いろいろと難しい部分はありますよね。でも、こちらはチヤホヤされたいからこの世界に入ったわけで、テレビスターというのはやはり憧れの一つではあります」。●漫談スタイルはずっと続けていきたい○■YouTubeは「思い切りできるという楽しさがある」濱田は2021年からYouTubeチャンネル「濱田祐太郎のはまゆうチャンネル」を開設。一人しゃべりのラジオ動画は好評を博している。「YouTubeラジオは楽しいですね。普段の劇場や収録ではお客さんを前にしゃべるわけで、どうしても直接話をすると恥ずかしいネタもあるんですよね。でもラジオだと気兼ねなくしゃべることができる部分があるので、思い切りできるという楽しさがあるんです。さらにラジオって自分の世界をどこまでも広げることができるし、最後どこに持っていくかというのも自分で決められる。コントをやったことはありませんが、コントみたいですよね」。デビューから約10年の歳月が流れた。さまざまなメディアで活躍の場を広げているが、ブレないこだわりはある。「ちょっとでかすぎる話になるかもしれませんが、漫談というスタイルはずっと続けていきたいという思いはあります。これまでもコントやフリップ芸、音響を使ったネタなどはやらずに、しゃべりだけで伝えてきたので、そこは変わらずいけたらなと思っています」。○■「テレビにも出たいと言い続ける」 番組MCにも意欲今後は時事ネタなども積極的に漫談に取り入れていきたいという。「もっとネタを磨きたいです。時事ネタも個人的には好きなので、ちょこちょこやっているのですが、的確にしっかりと言えるようになりたいです。ただその部分も、日本のテレビはデリケートなので難しいのかなと感じています。いま容姿イジりなども問題になっていますが、特に障害者という部分は……。本人はネタとしてやっている以上、お客さんには笑ってもらいたいのですが、テレビだとそうもいかないじゃないですか」。だからと言って「テレビでは難しいから、ライブで……」と言われることには拒否反応があるという。「自分でライブをやろうと決めて進むのはいいのですが『テレビ的には難しいからライブで頑張ってね』と言われると腹が立ちますよね。自分の居場所は自分で決めるからって。だから僕はテレビにも出たいと言い続けますし、番組のMCもやりたい。あとは『逃走中』とか『SASUKE』にも出たいってずっと言っています(笑)」。さまざまな思いを抱きながらの東京初の単独ライブ。力強く抱負を語った。「1人でしゃべる姿ってやっぱり絵的に地味になると思うのですが、1時間飽きずに『濱田のしゃべり面白かったな』と思ってもらえるようにしたい。自分だからこそ、自分にしか経験していないようなネタを存分に話したいです」。■濱田祐太郎1989年9月8日生まれ、兵庫県出身。2012年に大阪NSC(吉本総合芸能学院)に35期生として入校。2013年に漫談家としてデビュー。2018年にピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり2018』で優勝。盲目の漫談家であり、視覚障害者のあるあるネタを得意とする。2021年にYouTubeチャンネル「濱田祐太郎のはまゆうチャンネル」を開設し、一人しゃべりのラジオ動画が好評を博している。5月8日に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて、東京で初となる単独ライブ「濱田祐太郎スタンドアップコメディーライブ」を開催(オンライン配信もあり)。
2022年05月06日俳優の濱田岳が出演する、NEXCO東日本の新CM「高速道路リニューアルプロジェクト」編が、1日より東日本エリアの全40局で放送される。新CMでは、濱田が3人家族の父親役で登場。週末にドライブに出かけた帰り道に、疲れて寝てしまった娘の寝顔を見ながら「こんなドライブいつまで付き合ってくれるのかな」と妻に話しかけるも、寝ており「寝てんの⁉」と驚きながらも笑顔を浮かべる。そして娘に「大きくなっても、ずっと見守っているからね」と優しく微笑みながら語りかけると、寝たふりをしていた妻に「パパ、かっこいい~!」と言われ、照れ笑い浮かべるという内容だ。濱田は、撮影の合間に妻役や娘役と積極的にコミュニケーションを取り、本物の家族のような雰囲気で会話を楽しんでいた。
2022年04月01日二宮和也主演、TBS春の新日曜劇場「マイファミリー」に賀来賢人と濱田岳が出演することが分かった。本作は、誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として、警察を排除することを決意した夫婦が、2人で娘を取り返すべく戦っていく、黒岩勉オリジナルノンストップファミリーエンターテインメント。すでに二宮さんと多部未華子が、渦中の夫婦を演じることが決定しているが、2人と同じアパートで学生時代を過ごした親友として、賀来さんと濱田さんが出演。日曜劇場出演は今回で3年連続となる賀来さんが演じるのは、いい加減だが世渡り上手な弁護士・三輪碧。濱田さんは、明るく友達思いの元刑事で、いまは警備会社で働く東堂樹生を演じる。彼らは、前代未聞の誘拐事件に立ち向かう夫婦の味方になるのか…?「ドキドキする題材のドラマであり、初共演のキャストの方も多く、個人的にとてもワクワクしています」と心境を明かした賀来さんは、「視聴者の皆様を良い意味で裏切れる作品になっているなと感じつつ、どのような展開が生まれるのかが想像できない部分もありますので、僕も皆様と一緒に楽しみたいと思います」と話す。また、濱田さんは「演じる上でとても難しいと感じていますが、同時にやりがいのあるドラマであるという風にも感じています。生みの苦しみを乗り越えていけば、満足いただけるドラマになるのではないかと思っています」とコメントしている。「マイファミリー」は4月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年03月05日2022年4月からスタートする二宮和也さん主演の新テレビドラマ『マイファミリー』(TBS系)に、新たに賀来賢人さんと濱田岳さんが出演することが発表されました。『マイファミリー』賀来は弁護士、濱田は元刑事役誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した、二宮和也さんと多部未華子さん演じる夫婦が、たった2人で娘を取り返すべく戦う姿を描いた『マイファミリー』。二宮和也、TBS新ドラマ『マイファミリー』で主演多部未華子と夫婦役追加キャストとして発表された賀来さんは、弁護士の三輪碧(みわ・あおい)役、濱田さんは元刑事・東堂樹生(とうどう・いつき)役を演じます。また、2人は夫婦と学生時代からの親友という役柄です。賀来賢人さんコメント3年連続で日曜劇場に出演させていただけることにご縁を感じています。今作の『マイファミリー』はドキドキする題材のドラマであり、初共演のキャストの方も多く、個人的にとてもワクワクしています。誘拐事件をどう解決するかというスリルもありますし、それを取り巻く人間模様が感情を揺さぶってくる。そんなスリリングな人間ドラマが台本に詰まっています。視聴者の皆様を良い意味で裏切れる作品になっているなと感じつつ、どのような展開が生まれるのかが想像できない部分もありますので、僕も皆様と一緒に楽しみたいと思います。濱田岳さんコメント日曜劇場に出演できるということは、いち俳優としてとても光栄なことです。そして、共演の方々に同年代が多く、そんな皆さんとお話を進められるというのは、感慨深く、とてもうれしく思います。『マイファミリー』は題名の通り、ホームドラマでありながら、サスペンスの要素もあるという対極なワードが混ざったドラマです。演じる上でとても難しいと感じていますが、同時にやりがいのあるドラマであるという風にも感じています。生みの苦しみを乗り越えていけば、満足いただけるドラマになるのではないかと思っています。警察には頼らずに夫婦で誘拐犯と戦うという決意に、三輪と東堂がどう関わっていくのか…。同世代で活躍する4人の俳優の演技にも注目が集まる『マイファミリー』は、TBSの日曜劇場枠で2022年4月、夜9時に放送です。[文・構成/grape編集部]
2022年03月05日ミュージカル「メリー・ポピンズ」の歌唱披露イベントが1月26日に都内で開催。Wキャストでメリー・ポピンズを演じる濱田めぐみ、笹本玲奈、同じくバート役の大貫勇輔、小野田龍之介をはじめ、山路和弘、知念里奈、ブラザートムなどプリンシパルキャストが一堂に会した。真っ赤なドレスの濱田、青いドレスの笹本、大貫、小野田の4名による「チム・チム・チェリ―」で幕を開け、続いて、濱田と笹本は「何もかもパーフェクト」を熱唱。さらにバードウーマンをWキャストで演じる島田歌穂、鈴木ほのかが「鳥に餌を」をデュエットで披露し、最後はアンサンブルキャストも含めた全員で「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」を歌い上げた。2018年の日本初演に続いてメリー・ポピンズを演じる濱田は「(前作に続いて共演の)大貫くんとは前のコンビを大事にしながら深く掘り下げてやれたらと思いますし、(初参加の)龍ちゃんはこれからどんなバートになるか楽しみです。(同じく初参加の)玲奈ちゃんは、まっさらなキレイな状態でお稽古が始まったので、私から渡せるものは何でも渡したいと思っている半面、どんどん成長して先輩のメリーから後輩のメリーが巣立っていくのを目の当たりにしている感じです」と語る。笹本は、1曲ごとの細かい振付や決まりごとに「頭が混乱しちゃう感じで(苦笑)、足もパンパンで身体もドッシリ重い状態なんですけど、不思議と(稽古が)終わった後にすごく気分が良いんです。すごく明るいミュージカルで、どの曲も笑顔で終われるナンバーだからかなって思います。体は疲れているけど、心は元気に稽古場を後にしてます」と充実した表情を見せる。そんな2人のメリーについて、大貫は「濱田メリーは近くにいるのに遠くの存在、遠くにいるのに近くにいてくれるような存在です。笹本さんは、きょうだい、友だちのような感覚があるんだけど、手が届かない高嶺の花のような感覚を稽古場で感じています」と独特の表現で評する。小野田は「Wキャストの面白さは、稽古を重ねるごとに俳優の素養がにじみ出てくるところにあるのかなと思います。ステージでどんなメリーに出会えるかワクワクしています!」と笑顔を見せた。見どころや楽しみにしているシーンについて尋ねると、濱田はメリーが空を飛ぶシーンを挙げ、笹本も「私も早く空を飛びたい!」とワクワクした表情を見せる。大貫は「メリーの魔法を借りて、壁を登ってさかさまでタップを踏むときのあの景色をまた見られるのが嬉しい」、小野田は「ジョリー・ホリデイのナンバーで、灰色の公園の景色から一気にカラフルな世界に入るところが一番好き!」と明かすなど、それぞれに強い思い入れを語ってくれた。4年前の初演時には想像もできなかった、社会情勢の中での再演となるが、笹本は「エンタテインメントはこういう時だからこそ、多くのみなさんに元気を届け、笑顔になっていただくものだなとメリー・ポピンズを通して毎日感じています」と語り、濱田は「現実ではキツイこと、苦しいこと、思い通りにならないことが続いていますが、メリーは舞台でこう言います。『どんなことだって起きるわ、その気になれば』――。このメッセージを持って帰っていただき、周りの方々に温かい愛を届けていただければと思います」と力強く呼びかけた。■日時・会場・東京公演2022年3月26日(土)~5月8日(日)(プレビュー公演:2022年3月20日(日)~25日(金))東急シアターオーブ・大阪公演2022年5月20日(金)~6月6日(月)梅田芸術劇場メインホール■ キャストメリー・ポピンズ:濱田めぐみ、笹本玲奈バート:大貫勇輔、小野田龍之介ジョージ・バンクス:駒田一、山路和弘ウィニフレッド・バンクス:木村花代、知念里奈バードウーマン / ミス・アンドリュー:島田歌穂、鈴木ほのかブーム提督 / 頭取:コング桑田、ブラザートムミセス・ブリル:浦嶋りんこ、久保田磨希ロバートソン・アイ:内藤大希、石川新太ジェーン・バンクス(五十音順):大廣アンナ、西光里咲、弘山真菜、深町ようこマイケル・バンクス(五十音順):井伊巧、高橋輝、田中誠人、中込佑協(以下、五十音順)石川剛、エリアンナ、小島亜莉沙、丹宗立峰、長澤風海、般若愛実、樋口祥久 / (以下五十音順)青山郁代、五十嵐耕司、石井亜早実、大井新生、岡本華奈、風間無限、工藤彩、熊澤沙穂、今野晶乃、斎藤准一郎、高瀬育海、高田実那、照井裕隆、東間一貴、長澤仙明、花岡麻里名、藤岡義樹、藤咲みどり、MAOTO、武藤寛
2022年01月28日俳優の松田翔太、桐谷健太、濱田岳、女優の村山輝星が出演する、au・三太郎シリーズの新CM「応援を応援したい」編が、7日から放送される。新CMでは、庭で洗濯する桃太郎(松田)を「ガンバレガンバレパパ!洗濯ガンバレパパ!」と横で一生懸命応援する桃姫(村山)。それを見つけた浦島太郎(桐谷)と金太郎(濱田)が「桃ちゃんが洗濯?」「応援されてる……」とその光景に感心していると、桃太郎は「応援っていいよね」と嬉しそう。すると今度は浦島が桃姫を応援し始め、金太郎と桃太郎は「応援の応援?」と困惑。しかし金太郎も浦島の応援に加わり、そんな様子をみた桃姫が発音のいい英語で「Chaos」と言い放つと、「ガンバレガンバレ金ちゃん!」と誰も知らない村人が現れる。■松田翔太、桐谷健太、濱田岳インタビュー――今回「応援」がテーマのCMでしたが、お互いに応援したり、応援されてみていかがでしたか?桐谷:楽しかったですね。なんか、何が面白いねんっていうぐらい笑ってたなー。濱田:うん。思い出しましたよね。なんか最初の頃の三太郎を。松田:あ、そうだね。なんかこういう雰囲気だったよね。濱田:二人で異常にゲラゲラしてっていうね。桐谷:二人にしかわからない面白さがあったんやろうね。濱田:すごい楽しかったですね。――最近応援したいことや、応援されたいことはありますか?濱田:輝星ちゃんにはすごく癒されてます。輝星ちゃんはすごく一生懸命やってくれてるので、そこでもう1テイクとかになったときに輝星ちゃんが「すいません」って言ってくれるんですけど、その時にものすごく「大丈夫! がんばって!」って。癒しですね。応援してます。濱田:おかげさまでこんなに長くみんなといられるので、それはやっぱり皆様に応援されてるからだなっていうのは実感しますね。桐谷:そうですね。8年目になりますもんね。すごいありがたい。濱田:ね。これも皆様からの応援のおかげだと思います。今日のロケだと寒さを気遣ってくれています。寒いよねって声掛けてくれていたりとか。そういう応援はしてもらっています。なかなか一言では言い表せない寒さがあります。松田:そこは応援してますよ(笑)。一番薄着だからね、毎年(笑)。――これまで「応援の力」を感じたエピソードはありますか?桐谷:ちょっとした人の一言で気分とか変わりますからね。松田:何も言われなくても、見守っててくれたんだなーとか、そういうのはなんか後々感じてうれしいなと思うことはありますよね。なんでもうれしいですよ。自分を肯定してくれてる人に対しては。笑顔だけでもいいし。桐谷:まあ伝わるってことですよね人に。こういうことがどうっていうよりかは。
2022年01月07日昔話の主人公たちが共演するauのCM“三太郎”シリーズの最新作「進め!そっちだ!」編のメイキングと、松田翔太、濱田岳、桐谷健太のインタビュー動画が4日、au公式YouTubeチャンネルにて公開された。1日より放送されている新CMは、実写とCGが融合したRPGゲームの世界に入り込んで旅をする桃太郎(松田)、金太郎(濱田)、浦島太郎(桐谷)、桃姫(村山輝星)の四人が、かぐや姫(有村架純)、織姫(川栄李奈)、乙姫(菜々緒)、鬼ちゃん(菅田将暉)、親指姫(池田エライザ)からの応援を受けて、ボスの鬼に挑むストーリー。ゲームの中の設定ということで、ゲームのキャラクターらしいオーバーな動作の指導が入念に行われた。そんな中、桐谷は一度指導を受けただけで難しい動作をすぐにものにし、指導スタッフも「完璧です」と絶賛。「これだけと、こういう感じと、どっちが好き?」と体と手を大きく振りながらノリノリで試行錯誤し、何度も独特な動きを繰り返す桐谷に現場では笑いが起こっていた。○■松田翔太、濱田岳、桐谷健太インタビュー――今年のメッセージは「進め!そっちだ!」ということで、撮影を終えていかがでしたか?桐谷:今回は、ちょっと新しい手法でしたからね。ゲームの世界観に合わせた動きをみんなでやるっていうのは新しい試みだなと思いましたけどね。松田:非常に難しかったですね。桐谷:はい。(どんな感じだったかは)CMを見ていただいてっていうことになりますけども。何回も合わせながらやりましたね。――今回のCMはゲームの世界という設定でしたが、ゲーム特有の独特な動きなどチャレンジしてみていかがでしたか。桐谷:ゲームでよくある、壁に向かってでもずっと動き続けてたりだとか、止まってるときもちょっと揺れてるだったりとか。そういうのをしました。濱田:走り方とかね、独特だから難しかったですよね。桐谷:それぞれの個性があってね。松田:そう。ちょっと侍っぽい感じで走ってみたり。濱田:(まさかりを持っていたので)ちょっと重たい感じで走ったりとか。桐谷:質感とかも変えてくるのか、どんな感じになるのか(完成をまだ見てないので)わかってないですし。濱田:敵もどんな風になってるのかわかんないですしね。楽しみ。――みなさんの2022年の目標や抱負をお願いいたします。濱田:別に毎年何か目標を立てて進むタイプではないので、だから今年も徒然なるままに楽しく過ごせたらなと、毎年すごく思います。桐谷:僕も毎回同じこと言ってるんですけど、一日一日を楽しく面白く過ごしたいなと思ってます。松田:愛情にあふれた1年になったらいいかな。人に愛をあげたりもらったり、幸せな1年になったらいいなと。
2022年01月04日西島秀俊主演、濱田岳、神尾佑、石井杏奈ら共演の「シェフは名探偵」第6話が7月12日オンエア。濱田さん演じる高築の母への優しさに「良い話じゃないか」「良い息子!」など感動の声続出。濱田さんの演技にも絶賛する投稿が多数送られている。穏やかでお節介焼き。訪れた客の悩みや抱えている問題を解決していく「ビストロ・パ・マル」の“名探偵”シェフ、三舟忍を西島さんが演じる本作。西島さんのほか、その優れた記憶力をかわれ「ビストロ・パ・マル」のギャルソンになった高築智行に濱田さん。高級ホテルのメインダイニングから「パ・マル」のスーシェフになった志村洋二に神尾佑。交際相手と破局し「パ・マル」に帰ってきたソムリエの金子ゆきに石井杏奈。失踪した三舟の父を探している探偵の上原美里に橋本マナミ。「パ・マル」のオーナーでもある若き青年実業家の小倉大輔に佐藤寛太といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。常連客の西田(新納慎也)が婚約者を連れて来店する。婚約者は小劇団の人気俳優・串本法子(真飛聖)だが、金子が店の外に出ると店の様子を伺う女性の影が。再び来店した西田はおなかの調子を崩しており、串本が作ってくれたフランス料理を食べ過ぎたというのだが、“キャラメル色のタルト・タタン”がオーブンで焼き上がっていたと語る西田の言葉に、三舟は驚いた顔を見せ、その料理は串本が作ったものではないことを見抜く。金子が見かけた女性は串本の熱烈なファンで、串本が役者を辞め結婚することに知り西田を逆恨み。下剤を混ぜたフランス料理を作り、串本が作ったと嘘をついて西田に提供するよう進言していた。一方、西田の話から深夜に店の灯りが点いていたことを知った三舟は、店の防犯カメラを確認。高築が深夜に店に忍び込んでいたことを知る。さらにレシピが書かれたノートが店から消えており、高築がヴァン・ショーのレシピを聞いてきたことを合わせて、高築がヴァン・ショーのレシピを知るためノートを持ち出したのでは?と疑う。さらに志村のロッカーには脅迫状としか思えない手紙が置いてあって…というのが今回のおはなし。熱烈なファンが“推し”の恋人に“毒を盛る”という展開に「ファンとの距離が近いとはいえ食べ物の差し入れとかって怖いよね…」「ファンと距離が近すぎるのも問題」などの声が上がる。その後、帰路で忘れ物に気づき店に戻った三舟のもとに高築の母が現れ、三舟に感謝の言葉を送るとともに高築から送られてきた動画を見せる。そこには画像や動画で写されることを嫌がる三舟に配慮して、深夜の店内で「ビストロ・パ・マル」を紹介する高築の姿が。「高築くんスゲーーー良い息子!!!!!!!心配してくれてるお母さんにちゃんと職場の紹介もして!!!」「高築くん、夜中に店に忍び込んで動画撮ってたのか」など、母想いの高築にも絶賛の声が続々。「殺害予告もほっこり動画撮影もしそうなキャラを演じられる人ってあまりいないよな。やっぱり濱田岳さんは巧い」「高築はただの親孝行だったというオチ。視聴者を不安にさせて、最後に涙を誘う展開、上手いな~」といった声も多数送られている。(笠緒)
2021年07月13日映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)のしゅわきゅん・スパークナイト(・はハート)が8日に都内で行われ、ラウール(Snow Man)、吉川愛、堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美、神徳幸治監督が登場した。同作は村田真優による大ヒット作の実写映画。中学時代「石」と呼ばれていじめられていた自分を変えるため、自由な高校に入学した石森羽花(吉川愛)は、その高校を選んだ理由であるレモン色の髪をした三浦界(ラウール)に出会う。2人の距離はどんどん縮まっていくが、実は界には誰も知らない秘密があった。同作のキャッチコピーが「あなたに出会い、世界が変わる」であることから、「○○に出会って自分が変わった」という出来事について聞かれたキャスト陣。胸キュン青春映画のイベントだが、ウルトラマン好きで知られる濱田は「ウルトラマンですかね」と、ブレない姿勢を見せる。濱田は「4年前にここ(丸の内ピカデリー)で初めてウルトラマンの役としてお客様の前に立つ機会をいただいて、またここに『戻ってきた』という気持ちが勝手にあります」としみじみ。「そこから色々お仕事をいただいたり。もともと好きだったのもあって、すごく色々なことをさせていただいています。最初に出会ったのは2〜3歳の頃、車でDVDを観てたのが始まりなんですけど、そこから自分が役者になる、役者を続けようと思えるきっかけにもなったし、出会って全てが変わったと思います」と語り、周囲も「いい話」と感心していた。
2021年07月08日「Snow Man」ラウールが映画単独初主演を務めた『ハニーレモンソーダ』より、ラウールさんが演じる三浦界の親友、友哉(濱田龍臣)と悟(坂東龍汰)の場面写真がシネマカフェに到着した。レモン色の髪がトレードマークの学校の人気者である界。彼の良き理解者で親友の高嶺友哉と瀬戸悟は、クラスメイト。そこに、羽花(吉川愛)と界の元カノ・芹奈(堀田真由)、悟の幼なじみのあゆみ(岡本夏美)が加わり、6人でいつメンとなるのだ。今回到着した場面写真に写る大人びた性格の友哉は、界だけでなく、いつメンみんなのことをよく分かっており、羽花や芹奈の相談相手になることも。自分の本心に気づけていない界に対して、さりげなく助言をする場面もあり、界と羽花の恋を後押しするキーパーソンのひとり。また、独り言のような話し方をするところが特徴的でもある。対して明るく天真爛漫な性格の悟は、みんなの盛り上げ役。恋愛に関して疎いようで、幼なじみのあゆみが片想いをしていることにも全く気がついていない。また、何かを隠して羽花らに冷たい態度を取る界を気遣い、悟ならではの行動をとる、界や羽花らを見守る存在だ。場面写真では、海辺にいる友哉と屋上にいる悟のそれぞれのカットに加え、屋上での2人のワンシーンも切り取られている。羽花との関係に悩んでいる界に、さりげなく助言をする友哉に対して、助言の意味がイマイチ分からない鈍感な悟。2人のキャラクター性が感じられる場面となっている。そして本編では、そんな男子3人の高校生らしい掛け合いも必見だ。『ハニーレモンソーダ』は7月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハニーレモンソーダ 2021年7月9日より全国にて公開(c) 2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会(c)村田真優/集英社
2021年06月09日映画『ブレイブ -群青戦記-』が現在公開されている。笠原真樹氏による人気漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写化した同作では、いつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然学校まるごと戦国時代にタイムスリップ。スポーツの名門校で活躍していた彼らは「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を活かして、戦国時代を生き延び、平和な現代に戻ることを目指す。弓道部所属で驚異的なポテンシャルを持つが、引っ込み思案で歴史オタクの主人公・西野蒼(新田真剣佑)、蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥(山崎紘菜)、蒼の幼馴染で剣道部の主将・松本考太(鈴木伸之)など魅力的な生徒達が多く登場する中、キャスト陣も「実は最強なんじゃないか」と口をそろえるのが、技術と知識で活躍する科学部のメンバーだ。国際科学オリンピックで金メダルをとった吉元萬次郎を演じたのは、子役として活躍し、いまや20歳になった濱田龍臣。ドラマや映画出演も相次ぎ、昨年からはSNSも始めるなどますます活動の場を広げる濱田にインタビューした。○■タイムスリップしたらTwitterができない――吉元萬次郎役に決まった時はどうでしたか? 運動系の部員の役が多い中で、ちょっと特殊な立ち位置の役でもありましたね。オーディションで役をいただいたので、嬉しかったです。スポーツ強豪校と言いつつ、勉強ができる人たちで、戦国時代から現代にいたるまでおよそ500年くらいの文明の進化があるので、その知識を使って色々できるというのは強みだと思います。知らないものに対する恐怖はどういう生物にでもあると思うので、そこで対抗できるのは「やるな」という感じです。――濱田さんご自身もスポーツ系よりも科学部系なんですか?あんまり運動が得意でもないので、合っているんじゃないかな、と(笑)。オーディションも、科学部の役を対象としたものに参加させていただきました。原作の方でも科学に対してのこだわりやアイデンティティがあったので、大事に向き合いたいと思っていました。――高校生役については、自身の経験と重ね合わせたりされましたか?僕自身とは全然違う高校生でした。自分は学ランじゃなかったんですけど、色々な役で学ランを着る機会も増えていて、いつ着ても新鮮な気持ちになれます。あとはやっぱり、校舎まるごとタイムスリップする……という状況が自分に起こるとは想像がつかないし、生き残れる自信が全然ないです! こういうことを考えると、改めて電気に頼って生きていると実感します。――タイムスリップしたらTwitterもできないですし…。そうなんです。タイムスリップしてTwitterができないと言われたら、どうしたらいいかわからないです(笑)。――濱田さんは深いウルトラマン愛から「龍臣プロ」「濱田プロ」と呼ばれ愛されてるし、昨年から始められたTwitterも話題ですよね。とんでもないです! ひたすら楽しく使っているだけで……。でも、色々な方が共感してくださったり、交流できたりすることは、心の支えになっています。――20歳になった時にSNSを始められたとのことで。「20歳になったし、いいんじゃないか」という話し合いの結果、始めることになりました。お仕事と言うよりも日常のことをつぶやきまくっているアカウントなので、「いつ怒られるかなあ」と思いながら(笑)。でも、自分でもラインを決めてやってはいるので、探りつつも楽しく使っています。――見ている方としても伝わってきます。SNSとの付き合い方がうまいのは、世代的なところもあるのでしょうか?学校の授業でもネットリテラシーについて学ぶ機会がありましたし、自分がつぶやくときも、1回は下書きに残して見てみるようにしています。もちろん1番は楽しくですけど、はしゃぎすぎて使えなくなってしまったら、意味がないので!○■つながりに感謝しながら…「日々、ゲーム」――今回の作品は大勢の同年代の方がいて、学園ものでもこれだけの人数が集まることはなかなかないようにも思いましたが、どのような雰囲気でしたか?皆が和気藹々としてて、すごく幸せな現場でした。昼食休憩でも毎回あたたかいごはんを給食のように並んで食べることができて、学校の空気を感じました。スタッフさんや足軽の方も一緒で、ゆったりした食事がもたらしてくれるストレスフリーな環境がすごくありがたかったです。足軽さん達もほどよく装備を解除して、みんなであたたかいごはんを囲んでいました。――主演の新田さんとはどのようなお話をされましたか?よくゲームをなさるみたいで、僕もやっていたので、意気投合しました。ゲームに関して話したり、「一緒にやろうよ」と誘っていただいたりもして、すごく楽しかったです。――最近は俳優の皆さんがゲームでつながってることも多いイメージがあります。僕も、共演したことがないのに、ゲームは一緒にしたことがある、という方もいます。ゲームだったりSNSだったり、自分が発信することによってつながれるし、今の時代に外に出ないでも会話ができる。電話やチャットをつないだりすることも多いので、すごく素敵なことだなあと思いながら、日々、ゲームしてます(笑)。――作品では生徒達の恋模様も描かれますが、萬次郎も気になるシーンがありますね。あるシーンでは、監督から「こういうことをしてもらうから、練習してね」と言われたんですが、いざやってみるとめちゃくちゃ恥ずかしくて……。撮影でも、スタッフさんたちが皆ニヤニヤしてるんですよ! 実際に完成した時に試写で観たら「これは確かにニヤニヤするな……」「恥ずかしい! これ、流れるんだ!?」と、すごく照れくさかったです。そんなところも、萬次郎のかわいらしさにつながったかなと思いました。生徒達の中でも萬次郎は1番、息抜きができるキャラクター。信長も元康も張り詰めた空気感の中で、すごくみんなギラギラしている中で、出てくるとにっこりできるキャラクターだなと思います。必死な萬次郎の良さが伝わると嬉しいです。■濱田龍臣2000年8月27日生まれ、千葉県出身。幼少期より子役として活躍し、大河ドラマ『龍馬伝』(10年)、ドラマ『怪物くん』(10年)などの出演が話題に。2017年の『ウルトラマンジード』では主演を務め、近年の出演作にドラマ『モブサイコ100』『花のち晴れ~花男 Next Season~』(18年)、映画『記憶にございません!』(19年)、『記憶屋 あなたを忘れない』(20年)など。公開待機作に映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)がある。
2021年03月14日累計500万部突破の人気少女コミックを、ラウール(Snow Man)主演、ヒロイン・吉川愛で実写化する『ハニーレモンソーダ』。この度、堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美の出演が決定し、本編映像初公開となる特報映像も到着した。今回出演が発表された4人が演じるのは、界(ラウールさん)と羽花(吉川さん)の同級生たち。「恋はつづくよどこまでも」では吉川さんと共演し、「いとしのニーナ」、連続テレビ小説「わろてんか」などに出演、ゼクシィ13代目CMガールも務める堀田さんが演じるのは、学校で話題の美少女で実は界の元カノ・菅野芹奈。「ウルトラマンジード」「花のち晴れ~花男 Next Season~」などに出演、『ブレイブ-群青戦記-』の公開を控える濱田さんは、界のよき理解者であり、ミステリアスな高嶺友哉。『弱虫ペダル』「スパイの妻」、現在は「夢中さ、きみに。」に出演中の坂東さんが、少年のようなキャラクターでみんなの盛り上げ役となっている瀬戸悟を。「non-no」専属モデルであり、「賭ケグルイ」シリーズでは西洞院百合子役が話題になった岡本さんは、明るく活発で羽花の親友になる遠藤あゆみを演じる。到着した特報映像では、界と羽花の2人の出会いとなる、絡まれた不良たちにレモンソーダをかけようとするが、うっかりそれを羽花が被ってしまうシーンからスタート。“ないしょポーズ”や“頭ポン”など、胸キュンシーンと共に、友人たちとの交流で笑顔に変わっていく界や羽花の様子が映し出されている。新キャストコメント堀田真由出口のない日々に手を差し伸べてくれたあの人。強くなるために泣いたあの日。私も過去の記憶を辿ると自分ではない誰かのために紡いだ日常がありました。以前から読ませて頂いていた「ハニーレモンソーダ」が実写化するにあたり心躍る作品にお声がけをして頂けたこととても光栄に思います。しっかりと責任を感じながらも同世代の皆様と青い夏を過ごさせていただきました。切なくも優しい未完成な私達の物語がこの夏公開されます。是非お楽しみに!濱田龍臣今回、「ハニーレモンソーダ」に高嶺友哉役で出演させて頂くということで、自分は恋愛系の作品に出演させて頂くのはまだあまり機会がなかったのもあり、とても楽しい撮影でした。原作を読んでから撮影に望みましたが、友哉は掴みどころがない、雲のような感じだなと思ったので、そんな中にもカッコ良さが見えるといいなと思っています。坂東龍汰原作を読ませていただき、とにかくキュンキュンしました。僕の学生時代にこんなキュンな出来事はどこにもなかったので、「ハニーレモンソーダ」の世界観に少しでも近づけられるようキャストの皆さんと精一杯頑張りました。僕が演じさせていただく悟という役は友達想いで、とても明るく周りを盛り上げるムードメーカーです。同世代のキャストの方々と元気に撮影させて頂きましたので、楽しみにしていて下さい!岡本夏美「ハニーレモンソーダ」は、おもいっきり遊んで、思いっきり恋をする。そんな、みずみずしくて爽やかな青春が、宝物の様に輝くことを教えてくれました。昨今の状況から、様々な事に我慢を強いられる中、こうして映画をお届け出来る喜びを噛み締めています。そして、皆さんにも存分にハニレモの世界を楽しんでいただけたら嬉しいです!しゅわっと胸キュンして下さい!『ハニーレモンソーダ』は7月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハニーレモンソーダ 2021年7月9日より全国にて公開(c) 2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会(c)村田真優/集英社
2021年01月27日西加奈子の小説「漁港の肉子ちゃん」が、明石家さんま企画・プロデュースによりアニメ化、2021年初夏に公開されることが決定。ビジュアルと超特報映像が到着した。本作は、第152回直木賞を受賞した西さんの累計発行部数35万部超えベストセラー小説「漁港の肉子ちゃん」が原作。『海獣の子供』の渡辺歩が監督を務め、『かぐや姫の物語』『海獣の子供』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を、「凪のお暇」の大島里美が脚本を担当。なお、アニメーション制作は、圧倒的クオリティと世界観で世界中に多くのファンを持つ、『海獣の子供』『映画 えんとつ町のプペル』の「STUDIO4°C」が手掛ける。そして、この小説に惚れ込んだ明石家さんが、劇場公開アニメ映画を初プロデュース。「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、ドラマの企画・プロデュースを務めているが、アニメ映画をプロデュースするのは今回が初めてだ。本作は、漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長が描かれる。公開決定と同時に到着したビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書中の娘・キクコの姿が描かれている。そして超特報では、全てを包み込んでくれそうな優しくて大らかな肉子ちゃんの姿が確認できる絵コンテが登場。キャラクターたちがどう動き出すのか、期待の膨らむ映像だ。コメント明石家さんま西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは"明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて。(笑)その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。西加奈子Q:さんまさんプロデュースでアニメ映画化のお話を最初に聞かれた際についてA:さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。Q:さんまさんとはじめてお会いになった際のさんまさんの印象についてA:直木賞をいただいた後に、「さんまのまんま」という番組に出演させていただきました。初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で「めちゃくちゃ大きな祭」を見ているような気持ちになりました。Q:小説「漁港の肉子ちゃん」をどのような思いで書かれましたか。A:私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした。渡辺歩さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に「気付き」を下さいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです。『漁港の肉子ちゃん』は2021年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年01月01日明石家さんまが、惚れ込んだ小説を基に劇場公開アニメ映画を初プロデュースすることが分かった。原作は、第152回直木賞を受賞した西加奈子の累計発行部数35万部を超えるベストセラー小説『漁港の肉子ちゃん』。この度、本作のビジュアルと“超特報”映像が公開された。明石家さんまは、2018年に世界配信されたNetflixドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』で、ドラマの企画・プロデュースを務めているが、劇場公開されるアニメ映画をプロデュースするのは今回が初めてとなる。アニメーション制作を手がけるのは、『鉄コン筋クリート』、『海獣の子供』、『映画 えんとつ町のプペル』のSTUDIO4℃。監督は、『ドラえもんのび太の恐竜 2006』、『海獣の子供』で監督を務めた渡辺歩が担当。脚本を『凪のお暇』などの大島里美、『かぐや姫の物語』、『海獣の子供』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を務める。漁港の船に住むふたりきりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描いた本作。公開されたビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書に集中する娘・キクコが描かれている。超特報では、「おおきくて、まんまるで底抜けに明るい肉子ちゃんがみんなに幸せを運んでくれる」というナレーションがはいり、数枚の絵コンテからも、すべてを包み込んでくれそうな優しくて大らかな肉子ちゃんの姿が確認できる。アニメーションとなることで、“肉子ちゃん”が、よりいっそうパワフルでハートフルなキャラクターとして描かれる期待膨らむ仕上がりとなっている。明石家さんま、西加奈子、渡辺歩監督のコメントは以下の通り。■企画・プロデュース:明石家さんまコメント「西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに『サラバ!』が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、“かわいいね”、“儲かりまっか”、“明石家さんま”という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは"明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて(笑)。その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで『漁港の肉子ちゃん』に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。『漁港の肉子ちゃん』はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください」■原作:西加奈子コメント(明石家さんまプロデュースでアニメ映画化のお話を最初に聞かれた際について)「さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした」(初めて会った明石家さんまの印象について)「直木賞をいただいた後に、『さんまのまんま』という番組に出演させていただきました。 初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で“めちゃくちゃ大きな祭”を見ているような気持ちになりました」(小説『漁港の肉子ちゃん』をどのような思いで書いたか)「私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした」■監督:渡辺 歩コメント「さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に“気付き”をくださいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなるような映画を目指したいです」『漁港の肉子ちゃん』2021年初夏公開
2021年01月01日俳優の濱田岳と水川あさみが29日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第12回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。『喜劇 愛妻物語』でW主演を務めた濱田と水川がそれぞれ最優秀男優賞、最優秀女優賞に輝き、予告編が流れると水川のキレのいい罵倒と濱田ののらりくらりっぷりに会場も爆笑。水川は受賞について「飛び上がるほど嬉しかったです」と喜び、役柄については「運命的なものを感じました。絶対にこの役を私がやりたいと心から強く思って、そんな役でこの賞をいただけたというのがとても嬉しいです」と明かした。役作りについて、水川は「濱田岳くんの横にはモデルとなる監督がいつもいたので、2人が並んだ顔を見てると、自然と怒りがこみ上げるというか、自然とイライラするという状態でした」と入り込めた様子。一方、濱田は水川の迫力について「撮影に入るまではイメージで、台本と向き合ってもあくまで机上の空論だなって、水川さんに教えていただきましたね。『あれ、そんな言う!? 撮影持つかな!?』みたいな」と苦笑しつつ、「奇跡的にあの男と僕の図太さがシンクロしていたみたいで、日に日に慣れていった感じでしたね」と説明した。「台本以上のだらしなさ」と評する水川に、濱田は「これといった台詞がないんですよ。ひたすら彼女の罵声にどう耐えるか、ボクシングのスリッピング・アウェーのような、当たってるように見せて当たってない、ギリギリの戦でかわして生きていく毎日でした」と振り返る。水川は「図太さがはんぱじゃなかった」と称賛した。授賞式にはモデルとなった足立紳監督、足立晃子氏の夫婦も登場し、2人に花束を渡す。足立監督は「素晴らしいと思いましたけ。横で撮影風景を見てて、素敵な夫婦だなと思いながら、たまに水川さんの罵声がフラッシュバックして頭痛がすることはありました」と撮影の日々を語った。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年11月29日9月11日公開の映画『喜劇 愛妻物語』の公開直前イベントが3日、都内で行われ、濱田岳、水川あさみ、新津ちせ、足立紳監督が出席した。『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた足立紳が、自身の夫婦生活を赤裸々に綴った自伝的小説を自ら監督・脚本を務めた本作。いつまで経っても売れる見込みがない脚本家の豪太を濱田岳、その情けない夫に絶望している酒好きの妻・チカを水川あさみが演じ、結婚10年目にして倦怠期の真っ只中にいるセックスレス夫婦の痛快な愛憎劇を描く。足立監督の分身とも言える売れない脚本家を演じた濱田は「最初にお話をいただいた時は『うわぁー! こいつはやりたくない』と正直に思いました」と明かしつつ、「足立さんの脚本は映画界が認めているし、1冊の書籍のような面白さがあります。それにキーマンの鬼嫁と呼ばれる奥さんを水川さんが演じると聞いて、こんなにやりたい映画はないと思いました」と足立監督や水川の存在が出演を決めた理由だという。劇中で妻を演じる水川からは「現場で『おはようございます』と『お疲れさまでした』以外は怒鳴られている感じでした(笑)。初日に水川さんから罵声を浴び、思っていたよりも汚く来るじゃんという驚きと明日への活力になり、楽しみに変わっていきました。水川さんが奥さんで本当に良かったです」と水川を感謝し、「豪太の図太さと僕の図太さがシンクロしていて、僕も意外に図太さがあるんだなと思いました」と最初は拒絶したキャラクターも演じていくうちに共感した部分を見つけて満足そうだった。その濱田に罵詈雑言を浴びせた妻役の水川は「37年間生きてきて、『痰壺』は発したことがない言葉でした」と具体的な言葉を挙げながら脚本のセリフに驚いたようで、「豪太や監督にイライラしながら撮影していましたが、エネルギーの高い女性だったので楽しく撮影することができました」と満足げ。共演した濱田については「大信頼しているので、いくら私が当たりに行っても上手く受けてくれるのは分かっていました。芝居の前に一度も話したことはありません。そのぐらい信頼してお芝居させてもらいました」と振り返っていた。映画『喜劇 愛妻物語』は、9月11日より全国公開。
2020年09月04日松田翔太、桐谷健太、濱田岳がお馴染みの「三太郎」ではなく、現代に登場する新CM「au 5Gその手に」篇がスタート、「SEKAI NO OWARI」が楽曲を書き下ろし、CMにも登場している。本CMは、マツダ(松田さん)、キリタニ(桐谷さん)、ハマダ(濱田さん)の3人が5Gの世界に入り込み、5Gで実現される世界を体感するストーリー。サッカースタジアムで、目の前で試合の臨場感を味わうマツダ、「攻殻機動隊」に登場する多脚思考戦車「タチコマ」が高速道路を猛スピードで走り抜け、SFの中に入り込んだかのような街中に圧倒されるキリタニ。そして、ライブ会場で盛り上がるハマダは、柵を飛び越えステージに向かって飛び込んでいく。また、そのライブシーンで使用されている「Dropout」は「SEKAI NO OWARI」が今回のために書き下ろした楽曲で、本人たちが楽曲を披露している。撮影を終えたSaoriさんは「濱田さんが飛ばれるシーンは、じっくり見てはいけないと思いつつ、すごく見てしまいました」とコメント。また、楽曲についてFukaseさんは「今までの僕らの感じとは違うので、もしかしたらファンはびっくりするのかなと思ってます」と期待を込めて語っている。「au 5G」新CM「au 5Gその手に」篇はOA中。(text:cinemacafe.net)
2020年03月30日安蘭けいと濱田めぐみがWキャストで主演を務めるミュージカル『サンセット大通り』が3月14日(土)に開幕する。その稽古場に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などで知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーにより1993年にロンドンで初演された作品で、かつての栄光を忘れられない大女優ノーマの妄執と、それがもたらす悲劇を描く。日本では鈴木裕美の演出で2012年に初演。2015年の再演を経て、今回が3度目の上演となる。ノーマ役は、初演から3度目の安蘭けい、再演から2度目の濱田めぐみがWキャストで演じ、ノーマ邸で住み込みでシナリオを書く売れない脚本家ジョー役は再演から2度目の平方元基、今作から参加する松下優也がWキャストで演じる。ペアは固定制で、安蘭×松下、濱田×平方で上演される。まず始まったのは、劇中歌「With One Look」の歌唱シーン。無声映画で栄光を築いた大女優ノーマが、自分のまなざしは言葉より世界をふるわせると歌う楽曲で、ノーマとジョーが出会う場面でもある。まずは安蘭×松下のペアからスタート。プライドと強さ、そしてどこか哀しさが、迫力と共に伝わってくる安蘭のノーマ。一方、松下のジョーはそんなノーマに引き気味で、若者らしいともいえるその態度から、ノーマと世間とのギャップや孤独が痛いほどに際立つ。続いては濱田×平方のペア。濱田のノーマは、変わらぬ輝きと諦めを反復するかのようなゆらぎが、全てを内包するような歌声から伝わってくる。平方のジョーは、そのノーマに心掴まれた様子で、ふたりの世界が繋がった瞬間が感じられ、これから向かっていく未来を想像し胸がヒヤッとした。全く違うふたつのペアは、Wキャストであること、3度目の上演ならではの深み、演じることと役者自身が持つ魅力の組み合わせの面白さなどを存分に感じさせてくれた。続いては、ジョーが仕事を得ようとハリウッドの撮影所を訪れ、のちに恋に落ちる脚本家(平野綾)、大物プロデューサー(戸井勝海)、親友(太田基裕)らと次々遭遇するシーンの稽古に。「Let’s Have Lunch」のポップなメロディーに乗せて、ジョーが撮影所で働く仲間たちに挨拶したり、脚本を酷評されたり、借金取りから逃げたりと、セットもめまぐるしく動く賑やかなシーンだ。ここでも松下、平方のジョーはそれぞれの魅力があり、それにより周りの登場人物の存在も違うものに見えてくるのが面白い。演出の鈴木がハリウッドという場所ならではの人間たちのアクの強さを引き出し、ジョーの心に迫るものを際立たせていくのも印象的な稽古だった。稽古場にて開幕がより楽しみになった本作は、3月14日(土)から29日(日)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて。取材・文:中川實穂
2020年03月06日伊藤英明が僧侶で救命救急医の主人公を演じる「病室で念仏を唱えないでください」の7話が2月28日放送。ムロツヨシ演じる濱田があおば台病院でやろうとしていることとは!?いままでにないムロさんの演技に視聴者が絶賛の声を寄せている。伊藤さんが僧侶でありながら救命救急医でもある異色の主人公・松本照円を演じ、「生きることとは、そして死ぬとは何か」を問う医療ヒューマンドラマとなる本作。伊藤さんのほか中谷美紀が松本と共に働く救命救急医の三宅涼子を、ムロさんが大学からあおば台病院にやってくる有名心臓外科医の濱田達哉を、松本穂香が新人心臓外科医だが松本に誘われ救急で働くことになる児島眞白を、片寄涼太が救急で研修医をしている田中玲一を、安井順平が濱田の元で働く心臓外科医・瀬川修二を演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。あおば台救命救急センターにスーパーで転倒し意識不明の前田鮎子(戸田菜穂)が搬送されてくる。三宅は鮎子が持っていたメモを見つけるが、そこには「自分は末期の乳がんで心肺蘇生は望まない」ということが書かれていた。意識が戻った鮎子に松本は、チャプレンとして寄り添う。そんななか松本は突然鮎子をデートに誘う。次いで14歳の少年が搬送されてきた。緊急手術しなければならない状態で、松本は少年の心臓に小さな古い手術痕を見つける。手術を始めようとすると濱田が突如オペ室に現れ、自ら執刀する。救急の医師たちは濱田の真意に想いを巡らせる。その頃、濱田は投資家・リチャード(近藤公園)や医療コンサルタントの長谷(淵上泰史)と秘密裏に会い、投資の話を進めていた。一方度重なる暴言に耐えかねた瀬川は濱田と言い争いに。止めに入った松本は濱田の胸元に手術痕があることに気づく…というのが今回のストーリー。掴みかかってきた瀬川に、大学病院の老人たちがいなくならないとやりたいことができないと話す濱田。「その間に子どもたちの心臓がいくつ止まると思うか」と続け、次第に声を荒げる。その様子を見て松本は子ども向けのハートセンターを作るつもりなのではないかと、濱田の真意を推し測る…。怒りを噴出させる迫真の演技をみせたムロさんに「見たことないムロさんの演技が見れたような気がする」「あえてこの言い方するけど…クソ濱田最高」「ムロ節を入れつつもあのシリアスなキャラの感じこの人とんでもねーな」など、ムロさんの演技に魅了された視聴者からの声が続々とSNSに投稿されている。一方、救急には立て続けにペースメーカーを埋め込まれたホームレスが搬送されており、そのペースメーカーはあおば台病院で入れられたものだった…ラストではペースメーカー埋め込み手術の様子を見ながら目を細める濱田の姿が…濱田は何を企んでいるのか?「ねんとな」の今後から目が離せない。(笠緒)
2020年02月29日