瀬尾まいこの同名小説を映画化した『夜明けのすべて』より原作者と主演の松村北斗と上白石萌音よりコメントが届いた。また瀬尾まいこ原作映画の魅力についても明かしている。「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が映画化した本作。松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W主演を務め、お互いに最高の理解者となる特別な関係性を演じる。瀬尾まいこの作品は家庭や学校など身近な舞台で、人と人の繋がりや絆を題材に優しい物語を紡ぐことで多くの読者の心を掴んでおり、第16回本屋大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」(2019)をはじめ、吉川英治文学新人賞を受賞した「幸福な食卓」(2004)、「僕らのごはんは明日で待ってる」(2012)など、数多くの著書が映像化されている。これまでの映画化作品の紹介とともに、映画化にあたり表現の変化もあった映画『夜明けのすべて』が織りなす“瀬尾まいこならではの世界観”の魅力について、原作者の瀬尾氏をはじめ松村北斗・上白石萌音のコメントで紐解く。『僕らのごはんは明日で待ってる』(2017)“食”を通して描かれる正反対のふたりの7年間。平凡だけど温かいかけがえのない日常に瀬尾氏らしさが溢れる。「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が主演、新木優子がヒロインを演じ、『箱入り息子の恋』の市井昌秀が監督・脚本を務めた。無口な高校生・葉山亮太(中島裕翔)は、明るく思ったことを何でも言ってしまう自分とは正反対のクラスメイト・上村小春(新木優子)から突然告白をされる。次第に彼女の明るさに惹かれて付き合い始め、そんなふうに始まった恋は、2人が大学生になっても続いていたが、ある日突然小春から別れを切り出される…。瀬尾作品には、登場人物たちの“生活”を連想させる“食”が多く登場するのだが、本作でも、運動後のスポーツ飲料、2人がデートするファミレス、手作りのフライドチキンなど、亮太と小春の周りには身近な“ごはん”がたくさん登場する。“食”を通して丁寧に描かれる2人の平凡だけどあたたかい日常のかけがえのなさが、原作・映画ともに多くの人から支持されており、瀬尾作品らしさに溢れた作品となっている。『そして、バトンは渡された』(2021)血のつながらない家族を通して描かれる、人と人とのあたたかな繫がりと多幸感に優しい涙がこぼれ出す。永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲が映画化。優子(永野芽郁)は血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も苗字が変わった。いまはわけあって、料理上手な義理の父・森宮さん(田中圭)と2人で暮らしている。一方、何度も夫を変えながら自由奔放に生きている梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘みぃたんのママになり精いっぱいの愛情を注いでいたが、突然愛娘を残して姿を消してしまう…。家族をテーマにした作品が多い瀬尾作品の中でも、本作では血のつながらない子への無償の愛が描かれており、命をかけた切ない嘘と秘密がとにかく泣けると話題に。瀬尾まいこファンである上白石萌音は文庫版「そして、バトンは渡された」の解説で、「作品を読み終えた後の多幸感は、家族揃って『ごちそうさま』をするときの気持ちとどこか似ている」とコメントを寄せており、瀬尾作品が多くの人々に愛される理由は、人と人の繋がりをあたたかく描きながら読者や観客に優しく寄り添うことで生まれる、この多幸感にきっとあるのだろう。『夜明けのすべて』(2024年2月9日公開)映画完成前には「映画化され、物語の世界に触れられることをうれしく思います。また、見ていただいた方にとってほのかな光がちりばめられた温かいものになればいいなと楽しみです」と期待のコメントを寄せていた瀬尾氏から、完成した映画についての新規コメントが到着した。「何よりも温かな心地のいい作品だと思いました。無理に盛り上げたような大げさな部分が一切なくそっと心に寄り添ってくれるような映画で、それでいてひきつけられる作品でした。そばに置いておいて、いつでも手に取りたくなる。そんな映画でした」と本作を絶賛。自身の実体験を重ね合わせて執筆した原作の映画化だが「主人公たちの真面目でひたむきなのにどうにもできない気持ちがあり、それなのに、その二人のやり取りがどこかおもしろくいつまでも聞いていたくなる雰囲気は原作と似ていると思いました」と、松村さんと上白石さんが演じる山添くんと藤沢さんの姿を小説のキャラクターたちと重ねながら、あたたかく見守っている。また、映画化にあたり小説にはない映画オリジナルの表現を取り入れた本作。「原作と違う場面も、話をより深く、より温かくするためのもので、とても素敵だと思いました」と瀬尾氏は語り、山添くんを演じる松村さんは「小説からいろいろ変更した点も多く驚きましたが、今思うと、大胆に変えた部分があったからこそ、小説で届けたかったものが全部伝わってきたのかもしれませんね」と好意的にふり返る。藤沢さんを演じる上白石さんは原作の大ファンでもあるが、「あの展開には驚きました。でもできあがった映画を見たら、このラストシーンでよかったと心から思いました」と三宅唱監督の決断に心服した様子で映画についてコメントしている。それぞれの生きづらさを抱える山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)が、「簡単に分かり合うことはできないけれど、救い合うことはできる」という関係を築いていく本作。瀬尾氏は「『それでも私たちは救いあえる』と言う表現はとても素敵だと思います。友情や恋愛などという言葉をつけなくても、そばにいる人を救えることはたくさんあるし、そばにいる人に救われることもたくさんあると思います」とコメントを寄せている。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らのごはんは明日で待ってる 2017年1月7日より全国にて公開©そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年12月10日瀬尾まいこ原作『夜明けのすべて』が映画化。松村北斗、上白石萌音W主演で2024年2月9日(金)より公開される。瀬尾まいこのロングセラー原作小説を映画化原作小説『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこによる小説。映画化もされた『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞後第1作目として発表された作品で、ロングセラーとして支持を集め、累計発行部数は9刷5万2千部を突破している。瀬尾まいこ自身のパニック障害の経験をモチーフにしつつ、人には理解されにくい症状を抱え、生きづらさを感じながら社会生活を送る山添と美紗の物語を優しくほっこりとした文章で綴った作品だ。松村北斗&上白石萌音がW主演映画『夜明けのすべて』では、人から悩みを理解されず生きづらさを抱える山添と美紗を、SixTONESの松村北斗、上白石萌音がW主演で演じる。松村北斗、上白石萌音は、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じて以来、再共演。互いの事情と孤独を知り、素の自分で関わり合うことで、少しずつ希望を見出していく2人の奮闘ぶりに注目だ。山添孝俊役…松村北斗以前は仕事も恋も順調だったが、パニック障害を患ったことで人生が一変。生きがいも気力も失い、電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなってしまった。山添を演じるのは、SixTONESのメンバーとして活躍する一方、俳優として映画『ホリック xxxHOLiC』など話題作に出演が続く松村北斗。『すずめの戸締まり』では声優に初挑戦し、話題を呼んだ。藤沢美紗役…上白石萌音普段はおおらかな性格であるが、PMS(月経前症候群)によって月に一度、イライラが抑えられず、怒りを爆発させてしまう。転職してきた同僚・山添に対し、怒りを爆発させてしまうが、実は山添がパニック障害を患っていたことを知る。美紗を演じるのは、橋本環奈とW主演を務めた舞台『千と千尋の神隠し』をはじめ、映画・ドラマ・舞台、そして歌手としても精力的に活動する上白石萌音。栗田和夫…光石研山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長。藤沢倫子…りょう藤沢さんの母。辻本憲彦…渋川清彦山添くんの前の職場の上司。大島千尋…芋生悠山添くんの恋人。岩田真奈美…藤間爽子藤沢さんの友人。監督は三宅唱映画『夜明けのすべて』の監督・共同脚本を手掛けるのは、三宅唱。映画『ケイコ 目を澄ませて』が第72回ベルリン国際映画祭ほか21の映画祭に出品されるなど、国内外で絶賛を浴びた三宅唱が、16mmフィルムを駆使して『夜明けのすべて』を映像化。原作にオリジナルの要素を加えつつ、生きづらさを抱えながらも少しずつお互いの殻を溶かし合っていく2人の姿を温かく、リアルに、ときにユーモラスに映し出す。映画『夜明けのすべて』あらすじ月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗は、転職してきたばかりなのにやる気がなさそうな同僚・山添孝俊の些細な行動によって、怒りを爆発させてしまう。自己嫌悪に陥る美紗だったが、実は山添がパニック障害を患い、様々なことをあきらめていたことを知る。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもない、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。【作品詳細】映画『夜明けのすべて』公開時期:2024年2月9日(金)出演:松村北斗、上白石萌音、渋川清彦、芋生悠、藤間爽子、久保田磨希、足立智充、りょう、光石研原作:瀬尾まいこ『夜明けのすべて』(水鈴社 刊)監督:三宅唱脚本:和田清人、三宅唱製作:『夜明けのすべて』 製作委員会企画・制作:ホリプロ制作プロダクション:ザフール配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
2023年02月16日2021年に亡くなった尼僧で小説家の瀬戸内寂聴さんの秘書、瀬尾まなほさんは、2023年2月6日にInstagramを更新。瀬尾さんは、寂聴さんの関係者を語った詐欺への注意を呼び掛けました。投稿によると、寂聴さんの関係者や後継者を名乗り、投資話を持ち掛けたり、瀬尾さんの名前を使い、金銭の授受を要求したりする詐欺行為の相談が寄せられているといいます。 この投稿をInstagramで見る 瀬尾まなほ(@manaho_seo)がシェアした投稿 多くの人の悩みに寄り添い、その発言にも影響力があった、寂聴さん。著名人の名前を聞くことで相手を信頼し、詐欺の被害に遭ってしまうケースは少なくありません。瀬尾さんは「実際の関係者、また、私瀬尾まなほが、金銭の授受に関係するお話を持ちかけたり、メールや電話をすることは絶対にありません」とつづっています。著名人の肩書きを悪用する詐欺は後を絶ちません。もし、少しでも違和感を抱くような連絡があったら、まずは警察に相談をしたほうがいいでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年02月06日瀬尾タクヤプロデュース『ニュー熱海国際ホテル2022』が2022年12月24日(土)~12月31日(土)にシアターサンモール(東京都新宿区新宿 1-19-10 サンモールクレスト B1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて10月29日(土)12:00より先行発売開始です。カンフェティにて10月29日(土)12:00よりチケット先行発売開始 舞台特設サイト 瀬尾タクヤプロデュースTwitter(@seopuro_info) 瀬尾タクヤプロデュース 第三弾! 舞台「ニュー熱海国際ホテル 2022」演劇界に激震を与えたあの話題作『ニュー熱海国際ホテル 2022』が帰ってくる!脚本の北野貴章氏とタッグを組み、昨年上演した作品を、一部キャストを新たに再演が決定!俳優瀬尾タクヤが主宰・演出・出演を兼ねる瀬尾タクヤプロデュース第三弾!主演には『DARKNESS HEELS~THE LIVE~2022』、『音楽劇ジェイド・バイン』等、話題の舞台に数々出演している谷佳樹を迎え、ヒロインには HKT 卒業後初舞台である松本日向。仮面ライダーリバイスへ出演中の実力派俳優高橋良輔、声優界からは赤尾ひかる、小原莉子がダブルキャストで参戦し、演技に定評のある木﨑ゆりあ、一世を風靡した芸人アンゴラ村長、動物電気の看板俳優小林けんいちと、個性が強すぎるメンバーでお送りするハプニングコメディ!<あらすじ>今年創業 50 年を迎える「ニュー熱海国際ホテル」。しかし、今やバブルの頃に見せた活気はなくコロナの影響もあって 2022年をもってその歴史に幕を閉じることになった。広報担当・本田(谷佳樹)は、最後にイベントを開催してホテルの最後を盛り上げようと奮闘するが、事態はとんでもない方向に向かってしまう・・・!これはリアルか演劇か?!昨年大反響を呼んだあの伝説のハプニング演劇が再び幕を開ける!脚本に北野貴章氏を迎えお届けする瀬尾タクヤプロデュース第三弾!乞うご期待!コメント【谷佳樹】2022 年は過去を振り返ってみても、濃いニュースが飛び交う年だったなと感じる年でした。毎日のように慌しく飛び込んでくるニュースを目にし耳にした年の最後にパニックコメディー化学反応なのか闇鍋なのかカオスなのか一切予想出来ないですが、あらゆるジャンルのキャストの方々が集まるのだから他には無いパニックコメディーをお届け出来たらと思います。2022 年の締めくくりにピッタリのような作品になるように、そして笑って年を越せるように、皆さんと一丸となって挑めたらと思います。【松本日向】初めまして松本日向です!私はこの作品で舞台初挑戦になるのですが、出演が決まった時からドキドキが止まりませんでした。しかも“パニックコメディ”という一風変わった新しいジャンルへの挑戦ということで、舞台上で何が起こるのか常にハラハラしながらお客さんと一緒に楽しみたいと思います!そして、大先輩の共演者の皆様からたくさん学ばせていただき、皆様と一丸となって素敵な作品を作り上げられるように精一杯頑張ります!公演概要瀬尾タクヤプロデュース『ニュー熱海国際ホテル2022』公演期間:2022年12月24日(土)~12月31日(土)会場:シアターサンモール(東京都新宿区新宿 1-19-10 サンモールクレスト B1)■出演者谷佳樹松本日向高橋良輔赤尾ひかる(W キャスト)小原莉子(W キャスト)木﨑ゆりあアンゴラ村長(にゃんこスター)瀬尾タクヤ小林けんいち(動物電気)■スタッフ脚本:北野貴章演出:瀬尾タクヤ音楽:西山宏幸美術:多賀慧照明:野口りさ(アルティプラノ)音響:中島有城(mintAvenue inc.)舞台監督:角田晃一(カラスカ)宣伝美術:松谷ヒロキ宣伝衣装:吉川佑香ヘアメイク:aico特殊造形:宮崎宏康演出助手:平井隆也(吉祥寺 GORILLA)制作:瀬尾里奈企画・製作:瀬尾タクヤプロデュース協力(敬称略・50 音順)株式会社アイムエンタープライズ、株式会社アーチザン、アルティプラノ、株式会社ウェーブマスター、カラスカ、吉祥寺 GORILLA 、krei 株式会社、THECOO 株式会社、株式会社 G-STAR.PRO、TWO-FACE、株式会社 TRUSTAR、有限会社ノックス、mintAvenue inc.、株式会社ワタナベエンターテインメント■公演スケジュール12/24(土) 19:00☆12/25(日) 13:00☆ 18:00☆12/26(月) 19:00☆12/27(火) 19:00★12/28(水) 19:00★12/29(木) 19:00☆12/30(金) 19:00★12/31(土) 13:00 ★ 17:00★☆小原莉子 ★赤尾ひかる■チケット料金先行販売 8,500 円一般前売り 8,500 円※全席指定・税込み☆イベント割チケット8,500 円→6,800 円(イベント割引価格・定価から 20%引き) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月27日瀬尾一三「ほぼ日の學校」で、中島みゆきの名曲「糸」の編曲(アレンジ)が生まれるまでを語る!今月2日に発売した大ヒット中の中島みゆきの最新アルバム『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』には13年ぶりに披露された「糸」が収録されている。2004年のBank Bandのカバーから話題となり、これまでAimer、EXILE ATSUSHI、クリス・ハート、JUJU、福山雅治、平原綾香、他100を超えるアーティストがカバーしている名曲だ。動画サービス「ほぼ日の學校」では「糸」のアレンジが生まれるまでの全貌を、本家、中島みゆきの音楽プロデューサー瀬尾一三が語った授業が本日公開された。「ほぼ日の學校」は、「人に会おう、話を聞こう。」をコンセプトに、谷川俊太郎をはじめ、林真理子、三谷幸喜、笑福亭鶴瓶、など作家や芸能の文化人からスポーツ選手、料理人他、様々な分野の方が講師として登場する「人から学ぶ場」だ(有料サイト*1か月の無料体験有)。本日と3月4日、前後編の2回に分けて、『中島みゆき「糸」のアレンジが生まれるまでー裸の曲に服を着せる瀬尾一三の仕事とは』と題して授業が公開されることとなった。本日公開された授業では「糸」のアレンジだけに話は留まらず、今まで語られることがなかった中島みゆきの超絶な一発同録レコーディングについて克明に語られている。また自身の体験を通して語られる編曲家、音楽プロデューサーについて、さらには「不完全なもの」が心をゆさぶるヒットの神髄にまで話が及んでいて実に濃い内容となっている。中島みゆきのファンだけでなく、音楽ファンもぜひチェックしてもらいたい。有料サイトではあるが、1か月の無料体験もあるので興味が沸いた方はぜひ「ほぼ日の學校」を覗いてみてほしい。「ほぼ日の學校」瀬尾一三の授業(前編) 『中島みゆきの「糸」のアレンジが生まれるまで』自伝的書籍『音楽と契約した男瀬尾一三』の重版も決定! 瀬尾一三を知らずに、日本の音楽シーンは語れない音楽と契約した男瀬尾一三中島みゆきをはじめ、吉田拓郎、長渕 剛、德永英明 等を手がけた伝説の音楽プロデューサー瀬尾一三の自伝的書籍『音楽と契約した男瀬尾一三』は2020年コロナ禍の直前に発売。以降、重版を重ね4刷目と好評。今回も約2900曲に及ぶ作、編曲リストも更新された。本書では1969年から音楽活動をはじめ「22才の別れ」(かぐや姫/1974)「「いちご白書」をもう一度」(バンバン/1975)「オリビアを聴きながら」(杏里/1978)「とんぼ」(長渕剛/1988)「壊れかけのRadio」(德永英明/1990)「糸」(中島みゆき/1992)「泣いてもいいんだよ」(ももいろクローバーZ/2014)等々、時代を創った数々のヒット曲を生み続けた瀬尾が対談を軸に語られる「編曲手法」や「アーティストコミュニケーション」。そして「音楽」に身を捧げることで近づくことができた「真(ほんとう)の音楽プロデュース」と、その結果として生まれたヒット曲の秘密に迫っている。瀬尾一三×萩田光雄、松任谷正隆、山下達郎、亀田誠治とのスペシャル対談を収録!『音楽と契約した男 瀬尾一三』では、日本を代表する現役の作・編曲家の萩田光雄、音楽プロデューサーで、松任谷由実のプロデューサー松任谷正隆、竹内まりやのプロデューサー山下達郎、椎名林檎、他のプロデューサー亀田誠治、4名との貴重なレジェンド・スペシャル対談が収録されている。J-POPシーンの黎明期から活躍する瀬尾がどのように彼らと関わり、瀬尾を含め現在も一線で活躍する各々がどのようなプロデュースをしてきたのか、リアルな声を通して日本の音楽プロデュースの「現在(いま)」を浮き彫りにしている。この書籍がほぼ日のプロデュサーの目に留まり、「ほぼ日の學校」の企画へと発展、授業の実現へとつながっている。是非、「ほぼ日の學校」の授業をきっかけに、書籍にも手を伸ばしてほしい。■ほぼ日「學校」『中島みゆきの「糸」のアレンジが生まれるまで』URL 『中島みゆきの「糸」のアレンジが生まれるまで』【その他作品概要】■瀬尾一三書籍タイトル:「音楽と契約した男瀬尾一三」仕様:A5判/340ページ定価:2,750円(10%税込)発売日:2020年2月10日商品コード:GTB0196305ISBN:978-4-636-96305-2・書籍:『音楽と契約した男 瀬尾一三』特設ページ ■瀬尾一三関連CD『中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」』 『時代を創った名曲たち~瀬尾一三作品集SUPER digest~』1~3 【瀬尾一三プロフィール】瀬尾一三/せおいちぞう作曲家、編曲家(アレンジャー)、音楽プロデューサー、音楽監督今までの作・編曲は約2,900曲。1947年9月30日生。兵庫県出身。1969年フォークグループ「愚」として活動。1973年ソロシンガーとしてアルバム『獏』を発売。同年に『LIVE`73』を吉田拓郎と共同プロデュース。その後、中島みゆきをはじめ、吉田拓郎、長渕 剛、德永英明他、100をゆうに越えるアーティストたちの作品のアレンジ(編曲)やプロデュースを手掛け、34年目の音楽パートナー中島みゆきにおいては楽曲制作のみならずコンサート、『夜会』、『夜会工場』の音楽プロデュースも務めている。2017年、自身初の作品集第1弾『「時代を創った名曲たち」~瀬尾一三作品集 SUPER digest~』を発売し、コンピレーションとしては異例の1万枚出荷と好評を博す。2019年に第2弾、2020年に第3弾が発売。2020年自伝的書籍『音楽と契約した男瀬尾一三』を出版。お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または弊社オンラインショップ >まで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月28日’20年はコロナで明けて、コロナで暮れる、まことに暗い1年になってしまいました。私がいちばん残念に思うのは、コロナで人が集まれないために、法話の会ができなくなったことです。立派な会場でする講演会と違って、ここでは本音の法話ができるし、来てくださった人々もざっくばらんに相談してくれます。寂庵で皆さんと会って、お互いの顔を見ながら一人ひとりの悩みを聞いているうちに、今の社会が見えてくる。次に何を話そうか、あるいは何を書こうかというアイデアやエネルギーも、人と話すうちに湧いてくるのです。人は顔を合わせないと、慰め合うこともできません。コロナのせいで人と会えなくなったのは、非常につらい、寂しいことでしたね。その寂しさを救ってくれたのは、私の66歳年下の秘書・瀬尾まなほが産んだ赤ちゃんでした。その赤ちゃんが本当にかわいい。もちろん私の孫ではないのですけど、かわいい子がそばにいるだけで、気持ちが明るくなります。まなほの赤ちゃんと廊下に寝転んで遊んでいると、自分が子どもにかえったような気持ちになる。そのおかげなのでしょうか。年が明けると私は数えの100歳になるのに、自分ではその実感がまったくない。もっとおばあさんになってヨボヨボになるかなと思ったらそうでもないのです。いつも若い人といっしょにいることが、私の元気と長寿の秘訣かもしれません。長寿の秘訣といえば、今から400年ほど前、徳川家康に長寿法を尋ねられた天台宗の天海僧正は、こう教えていらっしゃいます。気は長くつとめは堅く色うすく食細うして心広かれ今も昔も、短気は短命のもとなのですね。「気を長くしてゆったりとした心を持ち、自分の仕事はなまけないでしっかり勤め、色ごとはほどほどにして、大食しないように。心は常に広く持ち、何かにつけ、かっかと怒らないようにしなさい」という意味です。あまり面白味のない生活になりそうですけど(笑)、皆さんも天海僧正の教えどおりになさると、もっともっと長生きできると思います。寂庵の外の出来事に目を転じると、長引く自粛生活によって正社員と契約社員の収入格差、お金持ちの子どもと貧しい家庭の子どもの教育格差などが拡大するとともに深刻な差別社会に進んでいます。安倍さんと代わった菅首相は、国民に「自助・共助・公助」を呼びかけました。つまり「生活苦も病気も老親の介護も自分でしなさい。できなければ地域や仲間で助け合いなさい。どうしてもだめなときだけ国が助けてあげますよ」ということです。実家が貧しく、奨学金とアルバイトだけで都会の大学に通っている大学生や、パートで子どもを養育していた母子家庭のお母さんたちが、コロナで働く場所を失いました。ごはんが食べられない。家賃も光熱費も払えない。保育園や幼稚園にも入れられない。世界的規模のコロナ禍を乗り切るためにはもう「自助」や「共助」の領域を超えています。“公助=国の政治がどう機能するか”、が問われているのです。鎌倉時代の仏教僧で日蓮宗の宗祖・日蓮上人は、こう説いています。国家の安危(あんき)は政道の直否(じきひ)に在り国家が安泰であるか否かは、政治が正しく行われているかどうかにかかっています。私たちの国の運命を左右するのは政治です。政権に不正や混乱が多発して国政を誤れば、日本の将来は危ない。国の危機イコール国民の悲劇です。私たち国民は、政権の動きにたえず関心を持って、悪い政治には反対の声をあげましょう。安倍政権のとき、安保法案や原発再稼働に多くの国民が反対して、私も車いすで反対集会やデモに参加しましたけど、政権はその声を無視しました。菅政権も同じかもしれませんけれども、自分たちの払った税金で行われている政治なのですから、国民は意見を言うべきだし、そうしなければ、不幸になるのは私たち国民なのです。とりとめのない話が続きましたから、新年を迎えるにあたってのミニ法話を一つしましょう。皆さんは、室町時代の禅僧の一休禅師をご存じでしょうか。とんちが得意だった子ども時代のことは昔、『一休さん』というアニメになりました。その一休さんが24歳のとき、こんな歌を残しています。有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み雨降らば降れ風吹かば吹け「漏」とは、煩悩をいいます。「有漏路」は「煩悩の有る、私たちが生きているこの世」の意味。「無漏路」は「死んで煩悩が消え去ったあの世」のことです。現代語に訳せば、こんなふうです。「人の一生とは、この世からあの世へ行く短い旅の途上にすぎない。その旅の途上で一休みしているのが今の私だ。雨も風も、好きなだけ降りつけよ、吹きつけよ。豪雨も暴風も旅の途上のほんの一休みの間の出来事にすぎず、たいしたことではない」若くしてこの世の諸行無常を悟った一休さんの、清々しい風貌が目に見えるようです。深夜の寂庵で一人原稿用紙に向かっていると、屋根や雨戸に激しい雨があたる音が聞こえてきたりします。そんなとき私は万年筆を置いて、口ずさみます。「雨降らば降れ、風吹かば吹け」そうすると、不思議に気持ちが落ち着くのです。お釈迦さまは「この世は苦の世の中だ」とおっしゃいました。この世に生きているかぎり、私たちには悲しいことやつらいことが、次から次に押し寄せてきます。いちいちそれに惑わされて右往左往していたら、生きていけません。人間のいちばん大切なことは、優しくあること。優しいというのは、他人が持っている苦しみと悲しみ、怯えと憂いを察して、それを慰めてあげることです。私たちの一生は、長生きしたってたかが100年です。たとえこの世に何が起こっても、皆さんは一休さんのようにドンと腹を据えていてください。心に余裕ができれば人間として優しくなる。人が慰め合い、いたわり合えば、今のようにどっちを向いてもつらい世の中が、きっと和やかになると、私は信じています。少しは、コロナの年の新春法話らしくなったかしら(笑)。コロナがおさまったら、また寂庵でお会いしましょう。コロナの一日も早い収束と、皆さんの健康と幸せを私はここで切に祈っています。(談)
2020年12月31日昨年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞した瀬尾まいこさん。受賞後第一作『夜明けのすべて』は優しさの詰まった作品だ。きっと、人のことなら助けられる。小さな親切に心温まる待望の新作。普段はのんびりした性格の美紗は月に一度、PMS(月経前症候群)による苛立ちが抑えられずにいる。彼女の勤務先に転職してきた山添君は気力がない青年だが、実はパニック障害を抱えている。互いの事情を知った二人は少しずつ相手を気遣うように…。瀬尾さん自身、2年ほど前パニック障害と診断されたという。「山添君と同じで突然気分が悪くなって救急病院に行って検査したら、そう診断されました。今は薬にも慣れて元気にしています」その前からめまいに襲われることがあり、周囲からPMSではないかと言われていた。「それで、PMSで婦人科に通っているママ友から、イライラを抑えられずに夫に物をぶつけたりするなどと、大変そうな話を聞いてたんです」恋愛も友情もないけれど、助け合う二人。といっても、素人の美紗が理容店に行けない山添君の髪を切ってビミョーな髪型にしてしまうことも。彼らのどの行動も押しつけがましくなく、マイペースで、だから相手も気が楽なのだろう。思わず笑ってしまうのがローソンのおにぎりのエピソード(どの場面で出てくるかはお楽しみに)だが、「ワクワクしませんか?コンビニのおにぎりって、チェーンによって全然味が違うと思うんです!」美紗のおおらかさと優しさは、著者自身が内包するものだと実感。「自分のことは助けられなくても、人のことは助けられると思う。空回りすることもあるだろうけれど」よく「自分を愛せない人は他人を愛せない」という文言も耳にするが、「それって不思議なんです。私は自分に興味はないけれど好きな人はたくさんいる。人助けも、私はつまらないことしかできないけれど何かしたいし、します」読めばきっとあなたもこの本に助けられ、誰かを助けたくなるはず。「いつも小説は、ただ楽しんでほしいという気持ちで書いています。でも本屋大賞の後みなさんからたくさん感想をもらって、私にも何かできることがあるのかな、という気がして。読んでちょっとでも明るい気持ちになってもらえたら、嬉しいです」『夜明けのすべて』PMSの美紗とパニック障害の山添。同じ職場の二人は、ささやかな親切で助け合うようになる。二人を見守る周囲の人(特に社長)も魅力的。水鈴社1500円せお・まいこ2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年単行本でデビュー。’05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、’19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。©文藝春秋※『anan』2020年12月16日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年12月15日瀬戸内寂聴さん(97)の66歳年下の秘書・瀬尾まなほさん(31)が、5月15日に入籍し、6月8日に京都市内で披露宴を行った。本誌は、披露宴の数日前に2人の“結婚記念対談”を取材していた。瀬尾さんのお相手は関西在住の年下の男性。交際期間は1年ほどだという。披露宴前日には、瀬尾さんの2冊目のエッセイ『寂聴先生、ありがとう!』(朝日新聞出版)が発売。出席者には“引き出物”としてプレゼントされた。その帯には《私、ついに結婚します!》というキャッチが入っている。寂聴「《結婚します!》って文字が私の写真にかかっているけど、私が結婚するって勘違いする人もいるんじゃないかしら?」まなほ「ありえません!そんなこと考える人誰もいませんよ(笑)」寂聴「はいはい(笑)。これからは主婦兼秘書兼作家ということになるけど、彼は家事も手伝ってくれるの?」まなほ「1カ月ほど前からいっしょに暮らし始めていて、掃除と洗濯は分担してくれています。料理はもっぱら私の担当です」寂聴「えっ、彼はあなたの作ったご飯を食べてくれるの?」まなほ「いつも『おいしい』って言ってくれます」寂聴「へぇ、信じられない(笑)」まなほ「いつもそんなこと言ってからかいますよね」まなほさんが寂庵にやってきてから8年。“嫁ぐ愛弟子”に寂聴さんがアドバイスを――。寂聴「私はこんなに長生きして、いろいろなご夫婦を見てきましたけれど、うまくいっている夫婦というのは、お互いにユーモアがある夫婦ね。自分が笑ったときに相手が笑わなかったらつまらないじゃない。いまの世の中は暗いし、人生だっていいときばかりは続かない。夫婦でいっしょに笑えなければやっていけません」まなほ「私も、ずっと笑いあえる夫婦でいたいです」寂聴「夫婦円満のためにもう一つ必要なのは『許すこと』。『愛』とは『許す』ことなの。完全な人間なんていません。みんな許されて生きている。自分が許されている分、相手も許さないとね」まなほ「……頑張ります」寂聴「ケンカをしたときは、どちらが先に謝るの?」まなほ「いまは彼ですね。私はけっこうずっと怒っているほうなので。でも努力して許せるようになります!」寂聴「笑うことと許すことを忘れなければ、きっと幸せになれます!」
2019年06月16日瀬戸内寂聴さん(97)の66歳年下の秘書・瀬尾まなほさん(31)が、5月15日に入籍し、6月8日に京都市内で披露宴を行った。本誌は、披露宴の数日前に2人の“結婚記念対談”を取材していた。瀬尾さんのお相手は関西在住の年下の男性。交際期間は1年ほどだという。寂聴「それにしても、見た目と全然違って、恋に臆病だったまなほが、“電撃結婚”ですからね(笑)」まなほ「臆病というより、私の場合は“恋愛イコール結婚”でしたから、なかなか踏み出せなかったんです。でも彼がとても積極的だったので、だんだん私も気持ちが固まってきました」寂聴「去年話したとき、まなほは、結婚相手の条件をいろいろ挙げていたけど。(1)優しい人、(2)仕事を楽しんでいて、かつ仕事に対して情熱を持っている人……」まなほ「……(3)食べることが好きな人、(4)子供と犬が好きな人、でした」寂聴「話している間に、条件も増えていって(笑)。彼は、その条件に当てはまっていたの?」まなほ「ほぼ、ぴったりなんです。(笑)先生を笑わせるために、私がヘンテコなダンスをしていたことがありますよね。彼にそれを見せたら、道端なのにいっしょに踊りだしたんです」寂聴「あいさつに来たときに、2人で踊ってくれたアレね」まなほ「先生が笑ってくれるかと思ったら、大真面目な顔で『(ダンスは)彼のほうが上手ね』って」寂聴「アハハハ。そんなこと言った?あんなのを自分の恋人が道端で踊りだしたら、ふつうは止めるでしょう。それなのに彼はいっしょになって踊ってくれるなんて、相当変わった人じゃない。これならまなほとお似合いだ、と思った(爆笑)」まなほ「ずっと結婚しろ、結婚しろとおっしゃっていましたけど、いざ結婚してしまうと、ちょっぴり寂しいのではないですか?」寂聴「寂しさなんて全然感じていない(笑)。だって秘書の仕事も続けるし、これからも寂庵に通ってくるでしょう」まなほ「引き続きお世話になります!」寂聴「今年で決まって本当に良かった。来年だったら私は98歳。たとえ生きていても披露宴に出られるかわからないからね」まなほ「実は少し焦っていました。先生がお元気なうちに披露宴ができるのと、そうでないのとでは、私にとって全然違いますから。先生に来ていただけるように急いで結婚式場を探したら、6月は人気で、仏滅の日しかなくって(笑)」寂聴「だって大安で空いている式場を探したら、ずいぶん先になってしまうのでしょう?」まなほ「先生に『仏滅の日に披露宴って大丈夫でしょうか?』と、お尋ねしたら『仏様は滅びない!』って」寂聴「位の高いお坊さんの私が出席するのだから大丈夫!(笑)」披露宴前日の7日には、瀬尾さんの2冊目のエッセイ『寂聴先生、ありがとう!』(朝日新聞出版)が発売。出席者には“引き出物”としてプレゼントされた。その帯には《私、ついに結婚します!》というキャッチが入っている。寂聴「《結婚します!》って文字が私の写真にかかっているけど、私が結婚するって勘違いする人もいるんじゃないかしら?」まなほ「ありえません!そんなこと考える人誰もいませんよ(笑)」寂聴「はいはい(笑)」
2019年06月15日瀬戸内寂聴さん(97)の66歳年下の“美人秘書”として知られる瀬尾まなほさん(31)が、結婚したことがわかった。6月8日に京都市内で披露宴を行った。寂聴さんからいつも「早く結婚しなさい!」と言われていた瀬尾さん。お相手は関西在住の年下男性で、交際期間は1年ほどだったという。入籍日は5月15日、寂聴さん97歳の誕生日を選んだ。約1年前の寂聴さんとの対談では、結婚相手の条件を4つ挙げていた。【1】優しい人【2】仕事を楽しんでいる人【3】食べることが好きな人【4】子供と犬が好きな人ちょうど同じころ、条件を満たす男性と出会っていたようだ。エッセイストとして活躍している瀬尾さんは、6月7日に2冊目のエッセイ集『寂聴先生、ありがとう。』を発表したばかり。結婚への意思を固めるまでの経緯もつづられているが、翌日の披露宴の参加者へも引き出物として贈られたという。6月11日発売の『女性自身』には、寂聴さんと瀬尾さんの独占対談も掲載される。
2019年06月09日「以前はバッシングを受けることを怖がっていたのですが、先生が励ましてくださったんです。『悪口も言われない人はかわいそう。あなたは才能があるから悪口を言われるんですよ』って」そう語るのは、作家・瀬戸内寂聴さんの秘書・瀬尾まなほさん。17年12月には初のエッセイ『おちゃめに100歳!寂聴さん』(光文社)を出版し、18万部突破のベストセラーになった。テレビ出演や講演の機会も増えた瀬尾さんだったが、インターネット上でバッシングなどを受けるようになったのだ。落ち込む彼女を救ってくれたのは、やはり寂聴さんだった。「先生は、『悪口を言う人があなたの給料を払ってくれたり、生活の面倒を見てくれたりするわけじゃない。言わせておけばいいんだから』と、何度も言ってくださいました」66歳の年齢差がありながら、深い信頼関係で結ばれている寂聴さんと瀬尾さん。ざっくばらんな2人の掛け合いは、いまや京都寂庵の“名物”にもなっている。寂聴さん「まなほほど、言いたいことを、ずけずけ言う秘書はいないね」瀬尾さん「言いたいことはいっぱいありますけど、全然言えてません」寂聴さん「言いたいことを言うだけではなくて、いたずらまで仕掛けてくるしね」瀬尾さん「昨日はボールペンで手の甲に虫の絵を描いたんです。それで先生に『ここに虫がいる』って言ったら『気持ち悪い』と嫌がってましたよね」寂聴さん「ふつう、秘書がそんなことする?」そんな2人が初の対談本『命の限り、笑って生きたい』(光文社)を発表。発売を記念して動画撮影にも臨んだが、ここでも“名物”の掛け合いが炸裂!寂聴さんの“クビ宣告”やまなほさんの“訴える”発言も飛び出していた。
2018年12月26日瀬戸内寂聴さん(95)が4月16日、Instagramのアカウントを開設した。フォロワー数は開設1日で、1万2000人を超えている。 「初投稿。インスタグラム始めました #初投稿」 こう投稿し、Instagramの世界に足を踏み入れた寂聴さん。アップされた画像には、カメラ目線で明るい笑顔の寂聴さんが。翌日17日の投稿では動画をアップし、自身が開いている寺「寂庵」の庭を紹介している。 Twitterでファンは驚きと共に、歓喜の声を上げている。 《瀬戸内寂聴さんのInstagram フォローしてみました 来月96才になられるとか… すごいや…》《私も驚いた 寂聴さん Instagram始めたんだ!素晴らしいなぁ》《朝から瀬戸内寂聴のインスタ開設のニュース見て元気になった》 寂聴さんは14年5月、腰椎圧迫骨折で入院。7月に退院したものの、胆のうがんが見つかり再入院した。手術が執り行われた当時、寂聴さんは92歳。「神も仏もあるもんか」と思ったようだが、見事復帰を果たしている。 15年3月、文藝春秋に寄稿した文章で「3年前に寂庵に若いスタッフが来てから、私は笑うことが増えました」と明かしている寂聴さん。若いスタッフたちの恋愛話が「あまりにあっけらかん」とし、「恋愛の自由もここまできたか」と驚くこともあるという。一度でなく何度も病に伏した寂聴さんだが、彼女たちとの“新鮮な日々”のお陰で「若返っている」と語っている。 「彼女たちのフェロモンのおかげか、自分がどんどん若返っている気さえするのです。病気で弱った肉体がこれだけ早く回復してきたのも孫より若い彼女たちが身近にいてくれるからでしょう」 そう語った約3年後、長編小説「いのち」を書き上げるほどにまで回復した寂聴さん。昨年12月に同作を出版し、今年1月のインタビューでは「(取材前に)好きなお肉をモリモリ食べてきました。お酒も相変わらず飲んでいます」と発言している。 「案外死なないものですね」と同インタビューで語った寂聴さん。インスタデビューなど95歳になっても挑戦を続ける原動力は、若いスタッフとの交流にあるようだ。 昨年11月、寂聴さんとの日々を綴ったエッセイ「おちゃめに100歳!寂聴さん」を出版した瀬尾まなほさん(30)には感謝の気持ちを表している。 「毎朝、この娘の顔を見ると笑顔になるし、一日に何度も声をたてて笑わせてもらっている。それが私の元気の素になっているような気がします。まなほが寂庵に来ていなかったら、もうちょっと早く死んでいたかもしれない」 Instagram開設にあたり寂聴さんが代表を務める「有限会社寂」は、こうコメントしている。 「来月15日に96歳の誕生日を迎え、いつも好奇心を持ち、色々なことに挑戦し続ける瀬戸内が、また新たに今回公式インスタグラムを開設する運びとなりました。日本最高齢のインスタグラマーとして、瀬戸内なりの視点で投稿をさせて頂きます」 Instagramを通して、その挑戦を共に楽しみたい!
2018年04月17日御年95歳の作家・瀬戸内寂聴先生と、その秘書を務める66歳年下の瀬尾まなほさん。「もう一度生まれ変わっても女がいい」と語る寂聴先生が、今を生きるanan世代の女性たちに伝えたいこととは?御年95歳でありながら、現役作家として活躍する瀬戸内寂聴先生。ここ数年、その傍らに優しく寄り添うある一人の女性がいるのをご存じだろうか?寂聴先生の秘書を7年前から務める瀬尾まなほさんは、アンアン読者世代と同じ、30歳。寂聴先生にその文才を認められ、初めて綴ったエッセイ本『おちゃめに100歳! 寂聴さん』(光文社)が話題に。66歳も年齢の離れた二人の人生に共通する、ある運命的な出来事とは?まるで漫才コンビのような二人の軽快なトークから、女の生き方のヒントを読み解きます。――二人の出会いは7年前、就職先を探していた瀬尾さんが、お友達の紹介で京都の寂庵に面接に来たことからはじまったと聞きますが。瀬尾まなほさん(以下、瀬尾):私が大学を卒業する直前だったので、22歳の時です。その時は、恥ずかしながら瀬戸内寂聴先生が小説家であるということも知りませんでした。瀬戸内寂聴さん(以下、寂聴):この子、本当に何も知らなかったの!本も読んでいなければ、文学少女でもなかったから、私は一目で「この子に決めよう」と思って。そのほうがかえって気が楽だと思ったのね。――働きはじめた当初から、瀬尾さんは自分でいつか本を出版したいと思っていたのですか?瀬尾:小説家志望で入ったわけではないので、まさかそんなこと、考えつきもしませんでした。寂聴:ただ時々、この子から手紙が届くんです。一緒に暮らしていたら、面と向かって言えないことも増えてくるじゃないですか。ある時、机の上に手紙が置いてあって、それを読んだら「この子は文才があるかもしれない」と思って。あまりに内容と文章が素直で良かったから、自分の小説にもそのまま引用したくらい。――そこから、瀬尾さんの人生が少しずつ動きだしたわけですね。ちなみに、寂聴先生が22~23歳だった頃はというと…?寂聴:結婚して子供を産んで、不倫して…いちばん濃い時だったかもしれません。21歳で結婚した夫は古代中国音楽史の学者だったので、「これで学者の妻になるんだ。これからは夫の才能を私が高めよう」とはり切っていたんですが。瀬尾:その先生が文学を志すようになったのは、23歳の時?寂聴:最初は「小説家になりたい」なんて口では言っていたけれど、タダでなれるとは思っていなかったの。当時は夫との家を出て、お金もなくて、困っていた時。でもある日、三島由紀夫先生にファンレターを書いてみたら、返事が来たんです。彼は誰にも返事を出さないことで知られているんだけど、「あなたの手紙はあまりにも面白いから」って。そこから文通がはじまった。――寂聴先生が瀬尾さんの才能を引き上げたのと同じで、当時の三島先生も、寂聴先生の文才を見抜いていたのですね。寂聴:ただ、いざ小説を書いて送ってみたら「あなたは手紙はあんなに上手いのに、小説は普通だ」と言われましたけど(笑)。でも、人は誰でもその人にしかない才能を持って生まれているんですよ。だけど、自分ではなかなか気づけないものだから、誰かに発見してもらうことがすごく大事になってくるの。それが、この人(瀬尾さん)のように早く発揮できればとても良かったと思うけれど、おばあちゃんになってから芥川賞をとるような人もいますから。だからいくつになっても諦めることはないと思う。――22歳の時に寂聴先生と出会ったことで、瀬尾さんの人生は大きく加速したわけですが、同時に先生ご自身にも変化の実感はありましたか。寂聴:二人が出会って、どちらかといえば変わったのは私なんですよ。瀬尾:いや先生、私のほうが変わりました!寂聴:まなほが来てくれて、着るものも、食べるものも、すべてが変わりました。今まで、仕事で付き合う人にもここまで若い人はいなかったから、この人といると、毎日が面白くてしかたがないの。瀬尾:先生、今朝もお味噌汁を噴き出して笑っていましたもんね(笑)。――逆に瀬尾さんは、先生と出会ってどんな変化の実感がありますか?瀬尾:先生に出会って、好きなように生きる大切さを私は学びました。95歳になっても、新しいことをどんどん取り入れている人を間近で見ていると、安定志向に入っていては駄目だと思いますし、今までの出会いを大切に、これからの自分の人生を走り続けたいと思うようになりました。だから、人生が大きく変わったのは私のほうだと思います。寂聴:まあ、私があなたの今の年齢の時は、ひととおりの女の人生をやっていましたよ。だから、まなほは何をやっているんだと思って。もっとたくさん恋愛して、楽しまないともったいないじゃない。瀬尾:いいんです、私は先生の元で働けて今は幸せなんですから!(笑)恋愛、結婚と仕事、人間関係、女友達など…多くの人が20代や30代にかけて直面する“女の悩み”。どうすれば今の自分を肯定し、人生をより豊かに楽しむことができるのか。迷える読者のお悩みを、年齢差66歳の二人にぶつけてみました。女の幸せ=結婚?出産?「今の会社に転職して5年、一人で任される仕事も多くなり、毎日に充実感があります。交際2年になる優しい彼もいて、最近、生まれて初めて、今が楽しいと心から思えます。ただ、彼から結婚の話をされると不安になり逃げたくなってしまうのです。正直、結婚して子供を産みたい、という気持ちがわきません。なぜ、私はそう思えないのか、どこか冷たい人間なのでしょうか。今の自分を、いつか後悔する日が来るのでしょうか?」(34歳・PR)寂聴:このくらいの年頃の女性であれば、結婚して好きな人の子供を産みたいと思うのが自然なこと。健康な若い女性で、その気持ちが全然わからないって、この人ちょっと変わっていると思う。瀬尾:でも、女性の未婚率は年々高くなっていますし、“結婚できない”のではなく、あえて“結婚しない”人生を選ぶ人も増えていますよね。寂聴:私が思うに、そういう人は無理に自分に言い聞かそうとしているだけ。例えば、本やなんかの影響でね。でも、一般的な女性なら、誰だって年頃になれば子供は産みたいと思うものなの。たとえ、相手が家庭を持っていたとしても。瀬尾:もちろん、私もいつか子供は欲しいと思います。とはいえ、今すぐ子供ができたとなったら、ちょっと恐ろしいなと感じる部分もあるんですよ。仕事ができなくなるとか、先生の元から離れないといけないとか、復帰できないかもしれない、とか…。この相談者の方も、彼がいてすごく幸せなんだけど、今すぐ結婚して子供を産むには、きっと心の準備ができていないはず。その気持ち自体は、わからなくもないですね。寂聴:ただ、好きな男性があなたに子供を産んでもらいたいと思ってくれるのは、すごく幸せなことなのよ。相手の気持ちをそんなふうに考えられたら、少しは前向きになれると思います。瀬尾:そうですね。それに、この方にもいつか「子供が欲しい」と思うタイミングが来るかもしれません。今は無理に決めなくても、流れに身を任せていいんじゃないでしょうか。仕事が大事な気持ちもわかりますし、子供ができたら自分でも驚くほど、子供が好きになったという人もいるくらい。どちらに転んでも、幸せになれないことなんてないと思います。せとうち・じゃくちょう1922年5月15日生まれ。徳島県出身。小説家であり、僧侶。’97年に文化功労者、’06年文化勲章を受章。これまでに発表した著書は400冊以上。せお・まなほ1988年2月22日生まれ。兵庫県出身。大学卒業後、瀬戸内寂聴先生の秘書となる。困難を抱えた若い女性や少女を支援する「若草プロジェクト」理事も務める。『いのち』瀬戸内寂聴講談社1400円ガンの摘出手術と長い入院生活を終えた作家の「私」。脳裏に甦るのは、これまでの人生で出会った男たち、そして筆を競った友の「死に様」だった。瀬戸内さんが95歳の命を燃やして書き上げた、“最後の長編小説”。『おちゃめに100歳! 寂聴さん』瀬尾まなほ光文社1300円秘書として7年間、瀬戸内寂聴先生の傍らにいる瀬尾さんが、先生の「おちゃめな素顔」と「愛あふれる本音」を赤裸々に綴った初めてのエッセイ本。貴重なプライベート写真と本人直筆食卓レシピイラストも初公開。※『anan』2018年3月7日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年03月03日瀬戸内寂聴さん(95)の秘書をつとめる瀬尾まなほさん(29)が11月15日、初の著書『おちゃめに100歳!寂聴さん』(光文社)を上梓。発売を記念して、27日に大阪の阪急うめだホールで「阪急 生活学校×朝日新聞 中之島どくしょ会『瀬戸内寂聴・瀬戸まなほ特別講演会』を実施した。 11年3月から寂聴さんのもとで秘書として働き始めたまなほさん。当時は寂聴さんが小説家であることも知らず、小説自体も読んだことがなかったという。だが寂聴さんは「文学少女は使い物にならない。むしろ『あ、この子いいな』と思って」と採用を決意したのだ。 その関係性がみごとにはまった。2人の年齢差は66歳だが、息ぴったり。掛け合い漫才のような会話を繰り広げることから、出版関係者の間でも“寂庵名物”と呼ばれるほど。実際、この日の講演会でも司会者に「ケンカはするのでしょうか?」と聞かれたところ、400人を前に“マジ喧嘩”を始めることに……。 まなほ「もう今日もしましたよね?」 寂聴「そう、今日も数珠と扇子をもってくるのを忘れてね。まなほがあれこれと急き立てるものだから、私はそれで全部忘れちゃうの」 まなほ「いえいえ、そもそも先生は何も準備してなかったんです!朝だって『早起きした』と自慢していましたけど、しっかり二度寝している。それだと一緒ですよね(笑)」 寂聴「ちがうの。着物もきてね、持っていくものをちゃんとそろえて準備しているの。それを全部わすれるぐらい、まなほが朝からギャーギャーと。すごいんです」 まなほ「ちがうの!私に朝持っていくものをちェックさせないから……」 慌てて司会者が「すみません、おふたりはいつも寂庵でこんな感じなのでしょうか?」と聞くと、まなほさんはハッとした後で恥ずかしそうに「まあ、こんな感じです……」と回答。会場からは笑いが起きていた。 ときに“タメ口”になるほどのやりとりを交わすという2人だが、それも絆があればこそ。寂聴さんは「まなほが来てから、よく笑うようになった」と語っている。 寂聴「上手にお化粧をしてくれるんですよ、この人。でもお化粧の前にね、『先生、どうしてこの鼻は低くて、鼻筋がないんでしょうね』って言うの。わざわざ鼻筋がないなんて、本人にいうもんじゃないでしょう。でも、なぜか腹がたたない(笑)」 まなほ「こけたとしても、ほっぺたを打っても鼻はうたないねって(笑)」 寂聴「たしかに、鼻は打ったことはないわ(笑)。本当に化粧が上手なんですよ。だからね、うちをクビになったら美容師になったらいい(笑)」 まなほ「えっ!?先生、私クビになるんですか?」 会場からはまたしても笑いが。司会者からの「寂庵をやめようと思ったことはないのですか?」との質問に、まなほさん「一度もない」と言う。 まなほ「いやなことを周りの人からいわれたりしたこともあったんですが、それでも先生がすきだし、先生といると楽しいし、すごくやさしいんで、いつも“自分はここにいてていいんだ”と思わせてくれる場所なんですね」 寂聴「そんなこといったってね。私もうすぐ死ぬかもしれないじゃないですか」 まなほ「先生、また“死ぬ死ぬ詐欺”ですか?死ぬと言いながら、ずっと生きていますからね(笑)」 寂聴「でも私が死ぬときには、まなほにそばにいてほしいわね。やさしいからね」 そんなまなほさんは今回の著書で、最後に「先生へ」と題し手紙を寄せている。 まなほ「手紙を一生懸命書いたんです。でも書くときに思いがあふれすぎて、すごく長文になってしまって。それを先生に見せたら『つまらない』と言われてしまいました。先生にそんなことを言われたことが初めて。そうしたら『これはいつものあなたの手紙じゃない。自分に酔っている』と言われて。たしかに読み返してみると、そうでした。それで書き直したところ、先生から『よくなったね』って言われて。ほっとしました」 寂聴「私はね、優しさがその人の値打ちだと思っているんですね。いつも変なことばっかり言っているけど、根は優しいんです。それが彼女の最高の魅力だと思いますね」
2017年11月29日映画『僕らのごはんは明日で待ってる』が、2017年1月7日(土)にTOHOシネマズ新宿ほか全国の劇場で公開される。原作は、瀬尾まいこによる同名のロングセラー小説。無口でネガティブな亮太と、太陽のように明るく天真爛漫な小春を主人公に、高校生、大学生、社会人と7年越しの恋愛模様を描くラブストーリーだ。主人公の亮太役を演じるのは、Hey! Say! JUMPの中島裕翔。そしてヒロインの小春役には、”8代目ゼクシィガール”として注目を集め、ドラマ『家売るオンナ』や映画『聖の青春』などの話題作に次々と出演している若手女優・新木優子が抜擢された。監督・脚本は、『箱入り息子の恋』で第54回日本映画監督協会新人賞を受賞した日本映画界の新鋭・市井昌秀。亮太がカーネル・サンダース像を抱えて走るシーンなど、原作にはないオリジナル展開やコミカルな演出で、市井監督らしいスパイスを加えている。【作品情報】映画『僕らのごはんは明日で待ってる』公開日:2017年1月7日(土)出演:中島裕翔、新木優子、美山加恋、岡山天音、片桐はいり、松原智恵子/監督・脚本:市井昌秀原作:瀬尾まいこ「僕らのごはんは明日で待ってる」(幻冬舎文庫)配給:アスミック・エース主題歌:『僕らのために...』(作詞:ケツメイシ、作曲:ケツメイシ & 小松一也 歌:ケツメイシ(avex trax))© 2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会【あらすじ】無口でネガティブな亮太。太陽のように明るく超ポジティブな小春。性格は正反対だけど、運命の恋だった。二人が大学生になったある日―突然、小春は亮太に別れを切り出す。実は、小春は亮太に言えない秘密を抱えていた。別れの理由がわからないまま、亮太は何度も真っ直ぐな想いを伝えるが、小春はまったく取り合わず―。社会人になったある日小春の隠す真実を知った亮太は彼女のもとに再び走り出す。出会いから7年、運命の恋が再び動き始める――。
2016年11月29日