柚子と葡萄のクレンジングオイル富士山の伏流水に着目したボディケアやスキンケア用品を提供している北麓草水は、2017年10月12日(木)より、柚子と葡萄、2種の香りでクレンジングオイルを発売開始した。9月14日(木)からは、直営店やオンラインストアにて商品サンプルも配布。一足先に商品の使い心地を体感するチャンスとなっている。植物ベースで肌に優しいこのたび発売されるクレンジングオイルは、ベニバナやコメヌカなどの植物をベースにしており、肌に優しい商品。コメヌカ油にはクッション性があるため、肌に負担をかけることなくメイクを落とすことができる優れものだ。肌なじみもよく洗い上がりはすっきり。柚子の香りと葡萄の香りの2種展開なので、好みの香りを選ぶのもよいだろう。柚子の香りのクレンジングオイルには、アマチャヅルエキスやショウガ根エキス、ハイブリッドサフラワー油を配合。香り成分にはユズ精油やニュウコウジュ精油、サンショウ精油を配合し、穏やかな香りに仕上げている。一方、葡萄の香るクレンジングオイルはブドウ精油やニオイテンジクアオイ精油、アオモジ精油を配合し、芳醇な香りに仕上がっている。パラベンフリー、鉱物油フリー、合成着色料フリー、合成香料フリーといった4つのフリーで肌に優しい商品となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※松山油脂株式会社のプレスリリース
2017年10月19日地中海風のアットホームな店内でいただく瀬戸内の恵み三軒茶屋の大通りに面した「瀬戸内バル Collabo」は赤い看板と店舗入り口の丸いランプが目印です。店内はアットホームな空間で、アーチ状にかかるレンガと壁に大きく描かれた地中海風の瀬戸内の地図が印象的。垣間見える調理風景や店内に広がる香ばしい匂いに、料理への期待感がふくらみ食欲をそそります。座席は30席あり、家族とのランチやデート、女子会、接待など様々な用途に利用することができるお店です。瀬戸内の新鮮素材とイタリアンのコラボを楽しむ店名である「Collabo」には、瀬戸内とイタリアのコラボ、和食とイタリアンのコラボ、そしてたくさんの人と出会いコラボしたいという願いが込められています。瀬戸内の温暖な気候で育てられた魚介類や肉、野菜や果物などの海の幸、山の幸の数々は農家や水産業者から直接仕入れており、新鮮な食材の味を楽しむことができる点が「Collabo」の大きな魅力です。瀬戸内海の海鮮を贅沢に「海鮮ミックスアヒージョ」「海鮮ミックスアヒージョ」は瀬戸内の素材をふんだんに用いた人気メニューです。オイルには香川県産のニンニクと愛媛県産のアンチョビを使用。具材は香川県産のジャコエビ、シリヤケイカ、愛媛県産の釜揚げシラスがたっぷりで、素材本来の味を楽しむことができます。新鮮な海鮮は香り豊かなオイルとともにバケットに添えて食べるのもおすすめです。鮮度抜群の海の幸を満喫「鮮魚のカルパッチョ」その時期の旬の刺身を3種類楽しめる「鮮魚のカルパッチョ」。刺身に使用する鮮魚は愛媛県の漁港で朝に採れたものが、空輸でその日のお昼にはお店に届くという鮮度抜群の一品です。身の引き締まったぷりぷりのお刺身は風味豊かなコクのあるオリーブオイルと相性ばっちり。2種類のつけだれや薬味を自由に組み合わせて食べれば、瀬戸内の海の恵みを存分に味わうことができます。安全で安心な新鮮素材を堪能瀬戸内産の豊かな素材を存分に味わうことのできる「Collabo」。安全で安心な旬の食材を産地直送の新鮮な状態でお客さんに提供したいというこだわりを持っています。さらに、恵み豊かな食材を単に紹介するということにとどまらず、訪れたお客さんが実際に瀬戸内海へ行ってみたくなるような美味しい料理を作ることを目標にしているお店です。店舗は東急田園都市線・三軒茶屋駅の南口を出て、渋谷方面に徒歩6分ほどの好立地にあり、アクセスの良さも魅力的です。産地と鮮度にこだわった食材とイタリアンの絶品コラボをぜひ楽しんでみてください。スポット情報スポット名:瀬戸内バル Collabo住所:東京都世田谷区太子堂1-6-9 1F電話番号:03-5787-6078
2017年09月29日柚子こしょうの老舗メーカーである川原食品は、シェフの声に応え、ふりかけるだけで華やかな柚子の香りと辛みが楽しめる「柚子こしょうパウダー」を開発。この度、販売を開始しました。■商品特長<柚子へのこだわり>緑豊かな佐賀市富士町で自家栽培されている柚子の木は、柚子本来の育成に任せ、原生に近い状態で栽培されています。人が手を貸すのは草刈と剪定作業のみ、農薬などは一切使用せず、水や肥料も与えず、ありのままの自然の恵みに任せいています。<唐辛子へのこだわり>地元佐賀の契約農家と協力し合い、毎年収穫された唐辛子から種を厳選。種から無農薬で栽培し、長年手間隙かけて大事に育ててきたものを使用しています。通常、ほとんど出回っている野菜はF1品種といい、一代限りの品種です。F1品種から種を採ろうとしても採れません。例え採って植えたとしても、同じ作物は出てこないのです。昔ながらの栽培方法でその土地に根ざした唐辛子の種、在来種の唐辛子を使用しています。<塩へのこだわり>唐津、玄界灘の加唐島で取れた「一の塩」を使用しています。対馬暖流海水を取水から仕上げまで外気に触れない、製造プラントの低温仕上げで取得した塩です。塩田に引き込まれた海水を太陽と風で乾燥して作る日本古来の天日塩製法を研究し、海の栄養をそのままいただけるようにしたお塩です。<作り手のこだわり>生産者の顔が見える信頼関係。原料を新鮮なうちに加工できる産地の近さ。鮮度ある原料を最新の技術で加工できる工場。柚子こしょうを作り始めて50年余という、長年伝承されてきた製造技術。そして「最高の柚子こしょう」を作り続けていくため、食のプロである一流のシェフへ常に問いかけながら進化し続けることに日々挑戦しています。■商品概要商品名:柚子こしょうパウダー彩りセット原材料名:ゆず、唐辛子、食塩※すべて佐賀内容量:柚子こしょうパウダー青赤黄各10g賞味期間:1年保存方法:直射日光を避けて常温保存希望小売価格(税込):3024円購入方法:直販(Webまたはお電話での受け付けとなります)※柚子こしょうパウダー業務用サイズ取り揃えています。100g、1kg■川原食品とは1918年創業の川原食品株式会社(肥前みふく庵)は、日本の伝統的な食文化に欠かせない漬物であり、飛鳥・奈良時代、日本で最初に漬物が記載された木簡にある「加須津毛(粕漬)」と、長年養ってきた「漬ける」技術を駆使して製造した九州の調味料「柚子こしょう」を、伝統的な歴史と品格を継承しつつ世界中に広めたいという思いを込め、日々、漬ける技術を磨いています。(お問い合わせ先)川原食品TEL 0952-45-1234
2017年09月11日人気のネイルサロン「HOME」にてアソビシステム株式会社が運営する人気ネイルサロン「HOME」(渋谷・原宿・福岡)では、センナリ株式会社の『のむ柚子酢』の試飲サンプリングを実施している。実施期間は2017年6月20日(火)から7月19日(水)までの1ヶ月間。『のむ柚子酢』は、センナリ株式会社の主力製品『のむお酢』シリーズのひとつ。美容や健康に興味のある女性に、商品のことを知ってもらうために、ネイルサロンでの試飲サンプリングを実施することとなった。『のむお酢』シリーズ『のむお酢』のベースは純リンゴ酢。青森県産りんごと地下150メートルから湧き出る良質な天然水を使用している。原材料は全て国産。おいしく、体にやさしく、飲みやすいヘルシービネガーを製造している。化学調味料・合成保存料は使用していない。『のむ柚子酢』は、オンラインショップ「CHERIE TERRA(シェリーテッラ)」にて購入可能だ。1本270ミリリットルで1,080円~1,404円(税込み・送料別)。賞味期限は12ヶ月だ。センナリ株式会社センナリ株式会社は、広島市安佐北区の会社。食酢を中心都市、米100%の完全米酢を使った黒酢・ぽん酢・お好みソース・らっきょう漬け・わさび漬け・しょうが漬等の食品などを製造・販売している。(画像はプレスリリースより)【参考】※オール国産素材のフルーツビネガーが試飲できる! 渋谷・原宿・福岡のネイルサロン「HOME」にて 「のむ柚子酢」試飲キャンペーン開催! ~2017年6月20日(火)から7月19日(水)まで~
2017年06月29日7月27日(木)、東京・渋谷区のキハチ青山本店で「CHEF'S TABLE ~四国・瀬戸内食材の会~」が開催されます。四国・瀬戸内の食材をテーマにした、1日限りのイベントに参加しませんか?瀬戸内食材を堪能するコース内容とあわせ、平日限定のランチ情報もご紹介します!「CHEF'S TABLE ~四国・瀬戸内食材の会~」とはキハチ青山本店では、石川泰史シェフが注目する地域や季節の食材をテーマにしたイベント「シェフズテーブル」を開催しています。その第3弾が、今回の「CHEF'S TABLE ~四国・瀬戸内食材の会~」。石川シェフの故郷、香川県をはじめとする四国・瀬戸内の食材がコース料理で提供されます。9,720円の料金はフリーワイン込み。ワインと料理のマリアージュを楽しみましょう。●4つの注目食材をピックアップ●清流四万十川の鰻前菜は、白焼きにした鰻をサラダ仕立てで。柔らかな鰻とフレッシュな夏野菜が驚くほどマッチします。●高知県産トマト夏らしい冷製パスタに高知産トマトをたっぷり使用しています。トマトの甘味と酸味を生かした絶品パスタです。●高知県産土佐あかうしブランド牛を豪快な網焼きで召しあがれ。濃厚な旨みの赤身とサシのバランスに、思わずうなりますよ。網焼きに添えるソースは、当日のお楽しみだそう。●豊後水道の岩牡蠣「牡蠣の冷製オードブル」は60℃の低温で調理して、牡蠣の旨みと甘味を最大限引き出しています。豊後水道は太平洋の温かい海水と、栄養豊富で冷たい瀬戸内海の海水が混じり合うポイント。美味しい牡蠣が水揚げされる場所です。平日&テラス限定「ステーキランチ」も要チェック!6月27日(火)からは、平日のテラス席限定で「ステーキランチ」が登場します!外苑いちょう並木の緑、吹き抜ける風を感じながらステーキを頬張りましょう。ボリューム満点200gのお肉に甘酸っぱいアップルビネガーソースが好相性。季節の野菜グリル、フライドポテト、サラダ、パンに食後のコーヒーも付いたコース仕立てで食べごたえ十分です。料金は2,590円。数量限定なので、ランチタイムは早めの入店をおすすめします。「CHEF'S TABLE ~四国・瀬戸内食材の会~」の予約はオンライン、または電話から受付中です。1夜限り、極上食材の競演を体験しませんか?開催概要「CHEF'S TABLE ~四国・瀬戸内食材の会~」開催日時:7月27日(木)会場:キハチ青山本店(東京都港区北青山2-1-19)料金:9,720円 ※フリーワインTEL:03-5785-3641(青山本店)URL:
2017年06月13日今年3月に誕生したアイドルグループ・STU48初のオリジナル楽曲「瀬戸内の声」のミュージックビデオ(MV)が5日、公開された。STU48は指原莉乃が支配人を務め、瀬戸内エリアを股にかけて活動。「瀬戸内の声」は、5月31日に発売された、AKB48の48枚目のシングル「願いごとの持ち腐れ」の劇場版に収録されている。この「瀬戸内の声」のミュージックビデオは、AKB48グループとして初めて4K映像を、YouTubeで公開。尾道や黒島ヴィーナスロード、鳴門海峡、大毛島海岸、高松の高柳食堂、今治の開山公園展望台、周防大島町など、瀬戸内各県の名所で撮影を行った。支配人の指原は「STU48のメンバーとはこのMV撮影が初対面だったのですが、開口一番『テレビ見てます』などの感想を言われたりと、HKT48やAKB48のメンバーには無いピュアさが、とってもカワイイなと思いました」と感想を語る。キャプテンの岡田奈々は「MV冒頭の夕焼けが本当に美しすぎて、瀬戸内の美しさをまだ知らないという方たちに、私たちが全国を回って、瀬戸内の良さを伝えて行きたいと思います」と意気込み。また、「メンバーの初々しさが見られるMV となったと思います。美しい景色、ダンスを必死に練習している初々しいメンバーに注目してください」と見どころを紹介しながら、「こんなに素敵な楽曲をいただけて、STU48はあらためて『幸せものだな』と感じることができました」と喜びを話した。センターを務める瀧野由美子は「瀬戸内7県にメンバーが行って撮影をしましたが、すごく良いところばかりです。私もまだ広島にしか行けていないのですが、『今すぐ他の県にも行ってみたくなる』素敵なMVです」とアピール。岩田陽菜は「撮影中は強風だったり、初の演技で緊張したりと完成が心配だったのですが、すごく素敵なMVに仕上がっていて本当に良かったと思います」と、ホッとした様子で語っている。(C)AKS (C)STU
2017年06月05日ブラザーズカフェ(BROTHERS Cafe)は、「瀬戸内レモンとクリームチーズのパンケーキ」を2017年6月1日(木)から6月30日(金)まで数量限定で発売する。大阪・梅田オーパ店となんば店で異なるパンケーキを用意。梅田オーパ店ではスフレパンケーキに、なんば店はスプーンで食べるパンケーキに、皮まで丸ごと使ったはちみつレモンを合わせた。このはちみつレモンには、広島県産の無農薬で育った瀬戸内レモンを使用。添えたクリームチーズと一緒に食べると、まるでレアチーズケーキのような味わいが楽しめる。瀬戸内レモンの数に限りがあるため、早めに終了する可能性も。気になる人はブラザーズカフェへ急いで。【アイテム詳細】ブラザーズカフェ「瀬戸内レモンとクリームチーズのパンケーキ」発売日:2017年6月1日(木)~6月30日(金)<数量限定発売>※平日は14:00~、土日祝は梅田オーパ店で11:00~、なんば店で10:30~販売。・瀬戸内レモンとクリームチーズのスフレパンケーキ<梅田オーパ店限定> 1,380円(税込)・瀬戸内レモンとクリームチーズのスプーンで食べるパンケーキ<なんば店限定> 1,380 円(税込)取扱店舗:・ブラザーズカフェ梅田オーパ店住所:大阪市北区茶屋町1-27 梅田オーパ B1FTEL:06-6371-3220・ブラザーズカフェ なんば店住所:大阪市浪速区難波中1-17-13TEL: 06-6644-2730
2017年06月02日売り上げナンバー1のトリートメントに限定品海藻コスメブランド『ラサーナ』から6月1日、洗い流さないトリートメント『ラサーナ 海藻 ヘア エッセンス瀬戸内レモンの香り』が数量限定で発売される。海藻をはじめとした自然由来の美髪成分で傷んだ髪を集中補修する『ラサーナ』のトリートメントは、こっくりと濃厚なテクスチャーであるのにベタつくことなく、しっとりとしたツヤのある髪が手に入れられると人気。累計売上本数も、1400万本を超えるヒット商品だ。フレッシュなレモンを配合新商品の『ラサーナ 海藻 ヘア エッセンス瀬戸内レモンの香り』は、販売元の株式会社ヤマサキが拠点を置く広島県の特産品「瀬戸内レモン」にスポットをあてた限定品。ワックス・防腐剤・防カビ剤を一切使用せずに育て、今年収穫したばかりの「瀬戸内エコレモン」から搾取した精油が配合されており、甘酸っぱくさわやかなレモンの香りが髪の毛を包み込む。使ってすぐにツヤ髪を実感もちろん品質は定番品のまま。ダメージを受けた髪1本1本にうるおいを与え、まとまりやすい美髪へと導いてくれる。ドライヤーやコテなどの熱から髪を守るはたらきもあるので、スタイリング前の使用もお勧めだ。容量は75ml(約2ヶ月分)で、2800円(税抜き)。全国のドラッグストアやバラエティショップにて販売される。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ヤマサキプレスリリース
2017年05月03日肌に優しい株式会社丸八土建、あしたば事業部が2017年4月5日(水)より、三重県産柚子の精油を使用した化粧品「柚子香(ゆずか)ナチュラル時短コスメシリーズ」から新商品を2アイテム新発売する。三重県の特産品である柚子は食品としてはよく使われているが、美容成分が豊富に含まれている種はそのほとんどが廃棄されている。あしたば事業部はそこに着目し、ご当地コスメとして「ユズ種子エキス」を配合し、開発した。また、この新製品には「ユズ種子エキス」のほかに、全国初となる「100%三重県産柚子精油」が配合されたことで、さらにご当地感が増したコスメとなった。どちらも合成香料不使用で、自然な柚子の香りが感じられる。パラペン、鉱物油、アルコール、旧表示指定成分、着色料なども不使用で、三重県産柚子精油は水蒸気蒸留法で作られているので光毒性の心配もない。柚子の優秀コスメ「柚子香UVフェイスパウダー」はプレストタイプの粉おしろいで、メイクの上からでも塗り直し可能で、紫外線対策もすることができる。軽い付け心地でふんわり天然の柚子が香り、下地の上からの使用でも肌を明るくきめ細かく見せてくれる。カラーはシアーピンク、SPF20PA++で内容量は12g、パフ付きで税抜1,800円、コンパクトは別売りで税抜1,000円となっている。「柚子香オールインワンジェル」はこれまで人気の1本5役の時短コスメをリニューアル。「ユズ種子エキス」はそのまま配合され、全19種類の美容成分によりさらにしっとり肌が潤うオールインワンジェルへとなった。内容量は120gで税抜2,700円、1本で化粧水、乳液、クリーム、美容液、下地の5役を務めてくれる。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社丸八土建あしたば事業部プレスリリース(@Press)
2017年02月22日愛媛県・松山、瀬戸内海を臨む丘に建つ「瀬戸内リトリート青凪」は、オールスイートの客室がわずか7室という贅沢なホテル。美術館とゲストハウスとして使われていた建物を世界的建築家・安藤忠雄監修のもとリノベーションし、2015年冬にスモールラグジュアリーホテルとして生まれ変わった。贅沢の極みを味わえる同ホテルの魅力に迫りたい。一見するとホテルとは結びつかないコンクリートの無機質なファサードは、瀬戸内の自然に見事に融合。アートに囲まれた館内は、美術館だった面影を残す。ホテル内で客人を迎える家具は、美術館からそのまま引き継がれ、アメリカのミニマルアート画家、フランク・ステラや、日本の書道家、川邊りえこの作品、また松山市の若手庭師、小野豊による中庭の苔のインスタレーションなどが、訪れた人をもてなしてくれる。中庭には、若手庭師による苔のインスタレーションルームタイプは全部で四つ。最上級の「青凪スイート」は2フロアのメゾネットタイプで、8メートルの天井高を持ち、一面ガラス張りの窓からは青く広がる瀬戸内海を一望できる。その他、温泉に寝転んで空を眺めることができる「半露天温泉付きスイート」など自然に囲まれた優美な空間を堪能できる部屋が用意され、まるで時が止まったかのような静寂な空間の中で、至福の時間を過ごすことができる。 青凪スイートは開放感が広がるメゾネットタイプ館内のアメニティなどにも、こだわり抜いた地元のものを採用している。全室今治タオルを使用し、松山市・大和所谷のオーダーメイドの革草履を室内履きとして置く。また、松山在住の女性陶芸家、亀井紀子の湯呑で味わう、愛媛県栽培の玄米茶もまた格別だ。食事処「Dining MINAGI」でも瀬戸内の四季折々の旬素材を使い、瀬戸内を旅しているようなメニューコンセプトで構築された「旅懐石」などオリジナリティあふれるメニューを用意。食器には一部、地元の砥部焼などを取り入れ、愛媛や瀬戸内の食文化を発信する。瀬戸内を旅しているようなコンセプトで考案される「旅懐石」の一品さらに館内には、四国地区初となるリゾートスパ「ALL THAT SPA SETOUCHI」も設置。オールザットスパは日本発のスパブランドで、日本の自然の恵みから生まれた天然成分由来のクリーム&オイルを用いたオリジナルトリートメントを使用し、独自の施術スタイルで全身のコンディションを調整する。ここでは瀬戸内産のみかんの皮やレモン、レモングラスのドライハーブを使った“ハーブボール”を温めて、筋肉に押し当て体をほぐす施術も行う。フットバスにはオールザットスパオリジナルのバスソルトを使用。香りは好みでセレクトできる。瀬戸内海が見渡せるスパスペースで受ける極上の施術に、心も体もとろけそうなほど癒される。瀬戸内産のみかんの皮やレモン、レモングラスのドライハーブを使った“ハーブボール”を温めて、筋肉に押し当て体をほぐす施術もゲストの青凪での時間の過ごし方は実に様々。ジャグジーやサウナで汗を流し、スパでリラックスする人。夏はインフィニティプールで、瀬戸内海を臨みながら自然と一体となる感覚を楽しむ。隣接する名門ゴルフクラブでプレーするのもいい。瀬戸内の自然の中で心と体をリフレッシュすれば、また明日からの日々も満ちたりた心と体で迎えられることだろう。
2016年12月29日コスメブランドのスリー(THREE)が12月7日、“柚子”のパワーが息づく冬季限定アイテムを発売する。柚子を浮かべたお風呂で冷えたからだを温め、邪気を払って寒い季節を健康に過ごすことを願う冬至。そんな和の慣習からヒントを得て今回スリーは、“柚子”の効果を十二分に活かしたアイテムの数々を展開する。そのうち「THREE アロマバスセラム Y」(150ml/3,800円)は、血行促進作用やさら湯の数倍もの保温効果があると言われている柚子風呂の効用を体感できるバスエッセンス。柚子独特の香りが一日の疲れを癒し、うるおいのある肌に整え、さらりとした後肌を実現させてくれる。「THREE アロマハンドクリーム Y」(50g/3,300円)は、冬の手肌や指先をやさしくトリートメントし、乾燥から保護してくれるハンドクリーム。クリームが美容液のようにやわらかく溶けて広がり、べたつきを残さずに素早くなじんで透明感のあるなめらかな手肌へと導いてくれる。また、ユズ油をキーにしたブレンド精油が心地よく香り、リラックス感ももたらしてくれる。「THREE フェイスアロマミスト Y」(30ml/3,000円)は、乾燥した肌をしっとりしなやかに整えるハンディタイプのミスト化粧水。細かな霧がリフレッシュ感のある香りで肌を包み込み、日中の乾燥対策だけでなく気分転換にも効果的なアイテムとなっている。また、ミストタイプのルームフレグランス「THREE ルームフレグランスアロマミスト Y」(120ml/3,800円)も登場。ユズ油がベースのブレンド精油の爽やかでどこかほっとするような芳香で窓を開けることが少なく、臭いがこもりがちな冬の室内環境を快適に整えてくれる他、日本で古くから防虫・防臭の目的で使われてきたカキタンニンも配合されている。
2016年10月18日シュークリーム専門店「シュー・ダンフェール パリ(choux d’enfer PARIS)」から、日本限定の新フレーバー「柚子&マンゴー」が登場。2016年8月6日(土)より発売される。2016年1月、新宿の新商業施設「ニュウマン」に日本1号店を出店した「シュー・ダンフェール パリ」。店内で焼き上げるサクサクのシュー生地に自家製クリームをたっぷり詰めた、フランスの伝統的なシュークリームが看板商品だ。今回日本限定の新作として発売されるのは、旬を迎えるマンゴーのピュレに柚子を合わせたフレーバー。マンゴーと柑橘類の組み合わせは定番だが、今回はフランスでも人気の高い日本の柚子を、果汁・ピールと丸ごと使用している。マンゴーのピュレに柚子のアクセントが効いたクリームは、口に含むと、爽やかな柚子の香りが弾けたのち、マンゴーの豊かな味が口いっぱいに広がる。絶妙な配合で加えるバターのコク・まろやかさと、マンゴー&柚子の濃厚かつ爽やかな味わいを同時に楽しめる、夏にぴったりのフレーバーだ。【商品情報】「シュー・ダンフェール パリ」フレーバー:6種(ショコラ、キャラメル、アグリュム、カスタード、抹茶、柚子&マンゴー)※柚子&マンゴーは、2016年8月6日(土)〜10月1日(土)までの期間限定。価格:・3個セット2種「トラディション」(ショコラ、キャラメル、アグリュム) 290円+税「セゾン」(カスタード、 抹茶、柚子&マンゴー) 340円+税・6個セット「グルマン」(全6種入り) 680円+税 ※専用BOX付き【店舗情報】シュー・ダンフェール パリ ニュウマン 新宿店住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan エキナカ (新宿駅新南口 駅構内)営業時間:8:00〜22:00定休日:施設に準ずるTEL:03-3354-2181
2016年08月08日瀬戸内寂聴の禁断の物語といわれる小説を映画化した『花芯』が8月6日(土)に公開。主演の村川絵梨、林遣都、安藤政信、藤本泉、落合モトキ、毬谷友子、安藤尋監督が舞台挨拶に登壇した。サプライズで寂聴さんから手紙が届き、村川さんが感極まる一幕があった。1957年に当時、新進作家だった瀬戸内さん(※当時は瀬戸内晴美)が発表し、「新潮同人雑誌賞」を受賞するも、その過激な内容が物議をかもし、頻出する「子宮」という言葉から“子宮作家”と言われ、数年の文壇における沈黙を余儀なくされた問題作を映画化。親が決めた相手と結婚しつつも、新たに出会った男にどうしようもなく惹かれていくヒロイン・園子の姿を鮮烈に描く。劇場は立見が出るほどの満席!村川さんらが姿を見せると、劇場は大きな歓声に包まれた。村川さんは「こんなにも大勢のお客様にお越しいただき大変嬉しく思います。キャストがそろった形で初日を迎えられてこんなに幸せな日はないと思います」と感激の面持ちで挨拶。村川さんは、着物姿で登壇したが「園子が全編着物なので、本日は絶対着物を着なければと決めていました」と笑顔で語った。監督から直接、オファーを受けたという村川さんは体当たりで園子を熱演!「私に務められるのかなと不安がありました。ただやるしかない、チャレンジしなければ一生後悔するなと思いました」と覚悟を口にする。そんな村川さんについて、夫の雨宮役を演じた林さんは「撮影前から相当な覚悟で臨んで、役と向き合っている姿がありました。本当だったらスマートに支えられたらなと思っていたのですが、そんな余裕はなく、負けてられないなと思い、全てをさらけ出し、ぶつけていきました」と称賛とともに自らも村川さんの気迫に引っ張られたと述懐。村川さんは「林さんも、私のチャレンジと同じぐらいの気持ちで、雨宮の役に挑戦していたので、勝手に戦友だと思っています」と語る。林さんの「嫌われても良い覚悟で、ぶつかっていきました」という言葉に村川さんは「嫌うどころか、真摯にぶつかっていただいたので大好きです!」と語り会場を沸かせた。園子が恋に落ちる青年を演じた安藤さんは村川さんとの共演について「『ROOKIES』の頃からファンで(笑)、今回共演できて本当に嬉しかったです。いつ役者を辞めて大丈夫です(笑)」とまで語る。初日にいきなり強烈なキスシーンの撮影があったそうで「そこが一番印象深かったです」と微笑んだ。そしてこの日は、サプライズで寂聴さんからの手紙が到着!寂聴さんは手紙のなかで、出版当時の苦労や文壇で受けた様々な仕打ちについて言及しつつ60年を経ての映画化への感慨を語り、村川さんへの感謝の言葉をつづった。村川さんは涙を浮かべつつ「やってよかったなと心底思いました」という言葉を絞り出し、会場は温かい拍手に包まれた。『花芯』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月06日瀬戸内寂聴がまだ瀬戸内晴美として活動していた新進作家時代に、「子宮作家」と呼ばれ、文壇的沈黙を余儀なくされるきっかけとなった恋愛小説を映画化した『花芯』。本作には、精神と肉体の悦びに目覚めていく主人公の女性を取り囲み、さまざまなタイプのイケメンキャラが登場する。そんな“昭和の男”たちを、流行りの“○○系男子”に照らし合わせてみた。親が決めた許嫁と結婚しながらも、夫の上司にはじめての恋心を抱き、愛欲に目覚め、本能のままに生き抜く主人公・園子(村川絵梨)。その妖艶な姿に、男性たちは次々と魅せられ、惹かれていく。いわば、園子は“昭和のモテ女”。そんな彼女にアプローチを仕掛けるイケメンたちは、実にさまざまだ。■ヌクメン系男子= 許嫁の夫・雨宮清彦(林遣都)“癒し”をくれるヌクメン系男子といえば、基本は優しいが、オンとオフのギャップがあるところが弱点!?園子の夫・雨宮は、全身全霊で園子を優しく包み込み、結婚するまで“純潔”を守り続ける理想的な夫。結婚初夜に園子と初めて体を重ね合わせるも、うまく事を運ぶことができないほどの純朴ぶり。そんな頼りなげで可愛らしい姿が、「私が守らなきゃ!」とつい思わせてしまう昭和のヌクメン系男子だ。■クリームシチュー系男子= 夫の上司・越智泰範(安藤政信)優しい味わいと力強さを持ち、どんな具材でもおいしい懐の深さで知られるクリームシチュー系男子。本作でいえば、夫・雨宮の転勤で京都へ移り住んだ園子が、下宿先で出会った雨宮の上司・越智だ。彼の日本人離れしたモダンな出で立ちから、冷静沈着に世の中を見据える姿はまるで英国紳士のよう!さまざまな障壁をものともせず、園子との愛を確かめ合っていく力強さや、秘密を抱えていそうな雰囲気も女子はグッと来そう。味わい深い魅力にあふれたクリームシチュー系男子とは、まさに彼だ。■ロールキャベツ系男子 =絵のモデルを依頼する美大生・正田(落合モトキ)草食系のおとなしく優しそうな雰囲気を醸し出しつつ、中身は肉食系で男らしさを発揮するロールキャベツ男子。音大受験に失敗し、仕方なく美大に通う美青年・正田とは、いつもひとり河原でアコーディオンを演奏している姿を見ていた園子から近づき、親密になっていく。正田は意を決して「絵のモデルになって欲しい」と頼むが、目の前の大人の色気漂う園子に自制できなくなり…。そんなふうに豹変する姿は、まさにロールキャベツ系男子そのもの!?さまざまな男たちと関わりながら、覗いてはいけない深淵を覗いてしまった園子。彼女の愛の結末を、見逃さないで。『花芯』は8月6日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月31日作詞家・阿久悠の自伝的同名小説を基に映画化した『瀬戸内少年野球団』。夏目雅子がヒロインを演じ遺作となった作品だが、この度その夏目さんが演じた役を、いまを輝く若手女優・武井咲が演じ、今秋、スペシャルドラマとして放送されることが明らかとなった。昭和19年、春。駒子(武井咲)は数日後に出征を控えた網元の長男とささやかな結婚式を挙げる。駒子の願いは、婚約者ではなく妻として夫の帰りを待つこと。甲子園球児だった夫は、駒子から生きて帰るためのお守りにするようにと言われた野球のボールを手に、戦地へと旅立っていく。駒子が務める江坂町国民学校の校庭はイモ畑へと変わっていた。子どもたちは常に空腹を抱えていたが、それでもまだ笑顔でふざけ合う元気を蓄えていた。そんな中、足柄竜太(坂田湧唯)に父の戦死が伝えられる。届いた骨箱には、父が使っていたとされる歯ブラシだけがぽつんと入っていた。「お父ちゃんは名誉の戦死して、歯ブラシになってもうたんか?」。子どもらしい疑問を抱く竜太。時をおかず、駒子には紙切れ一枚で夫の戦死が伝えられる。そして、戦争が終わる。その夏、海軍提督の娘、波多野武女(本田望結)が江坂町国民学校に転校してくる。終戦を機に学校の教育方針は一変。男女が同じ教室で勉強することになり、竜太と武女は席を隣同士にする。大人びた雰囲気のある武女に竜太はドギマギしながらも、駒子の指導のもと教科書に掲載された軍事色の強い内容を墨で塗りつぶしていく。その従順な姿に、駒子は胸を痛める。夫の弟、鉄夫(栗山航)は駒子の胸中を深く理解。長男亡きいま、両親の銀造(大杉漣)と豊乃(高橋惠子)は、そんな鉄夫の嫁に駒子を改めて迎えたいと思い始める。そんな中、淡路島には進駐軍が上陸し、島はたちまちアメリカ文化に感化。竜太と同級生の三郎(山下真人)の兄、二郎(えなりかずき)は大阪で一発当てると島を出て行く。半ベソの三郎と一緒に二郎を見送る竜太。その前に、謎の3本足の男が現れる。それは、戦地で片足を失い松葉杖をついた駒子の夫だった。約束通り野球のボールとともに戻ってきた夫は、大人の都合に左右されない確かなルールのある野球を子どもたちにやらせてはどうかと提案。駒子は監督となり教え子たちと少年野球団を結成する――!『瀬戸内少年野球団』は、生涯手がけた作詞は5,000曲以上という昭和を代表する作詞家、阿久悠の自伝的小説として1979年に誕生。主演は夏目さん、そして篠田正浩監督で映画化されたのが1984年。原作の上梓から37年、映画化から32年の時を経て今年蘇る。今回のスペシャルドラマでは、直木賞候補ともなった原作をより忠実に再現。舞台となる兵庫県淡路島で敗戦を迎えた少年少女たちの目を通して、絶望感、喪失感、無力感から、野球をすることで生きる力を取り戻していく人々の姿を生き生きと描いていく。主演の武井さんが演じるのは、小学校教諭・中井駒子。駒子は、子どもたちの憧れの美人先生であり、戦後すさんでいく子どもたちの心を危惧し、子どもたちと日々真剣に向き合う、心優しい先生。子どもたちに夢と希望を持つ力を与えようと、明確なルールにのっとり、チームが一丸となって1つの白球を追う真剣勝負のできる野球を教えていくという役どころだ。また、劇中で荒廃する少年たちのヒロイン的存在となる海軍提督の娘・波多野武女役には、人気子役・本田望結が扮する。武井さんは「子どもたちの頑張りに引っ張られて最後までやり通すことができました」と語り、「特に感動したのは、子どもたちが頑張って野球の試合をしている姿。役を通り越して胸を打たれました。最後は、ありがとうという思いで子どもたち全員に手紙を書かせていただきました」と撮影をふり返った。また、演じるにあたり映画も鑑賞したという武井さんは「いまでは難しいような衝撃的な表現があって、今回のドラマではどうなるのかな?と思ったのと、ただただ夏目さんが美しくて…。この方が演じられた役を私がやるという緊張感はものすごいものでした」とプレッシャーも感じていたようだ。さらに今回初共演となる本田さんについては「子どもの形をした大人なのかな(笑)と思わせるしっかり者。芝居ではスッと集中していて、望結ちゃんからも勉強することがありました」とも。一方、本田さんは「撮影、楽しかったです!」と元気な答え。そして「武女ちゃんはひとりっ子で、お父さんが職業軍人という、周りの男の子たちから憧れられるような人気者。はじめは男の子の中に女の子ひとりですごくドキドキしましたが、演じられて本当に幸せでした」と感想を語った。また、武井さんについては「すごく優しくしてくださり、たくさん勉強させていただきました。今回が咲さんにとって初の先生役ということでしたが、どこからどう見ても先生!咲さんがいたからこそできた作品だと思います」と話し、「たくさん練習した野球のシーンでは、咲さんがとても面白いことをされるので、ぜひ見てください!」とアピールしていた。共演者には、商魂たくましい島の名物“オバハン”役に友近。そんな彼女が入れあげる旅芸人役に、映画版で阿久悠の分身とも言える少年の竜太を演じた山内圭哉、駒子の夫の両親役に大杉漣と高橋恵子、そのほか、えなりかずき、平泉成といった彩り豊かなキャストが出演している。「瀬戸内少年野球団」は2016年秋、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年05月31日瀬戸内寂聴がかつて「子宮作家」と呼ばれるきっかけとなった小説を、『海を感じる時』の安藤尋監督が映画化した『花芯』。このほど、恋すら知らなかった女性が精神と肉体の悦びに目覚めていく主演・村川絵梨の新境地をとらえた予告編映像とポスタービジュアルが解禁となった。園子(村川絵梨)は、親が決めた許婚・雨宮(林遣都)と結婚し息子をもうけていたが、そこに愛情はなかった。ある日、転勤となった夫について京都へ移り住んだ下宿で夫の上司・越智(安藤政信)と出会い、好きになってしまう。生まれてはじめての恋に戸惑いながらも、自身の子宮の叫びは次第に大きくなり、抑えられなくなっていく――。1957年、新進作家だった瀬戸内寂聴(当時は瀬戸内晴美)が放った鮮烈な恋愛小説の、初の映画化となる本作。主人公・園子を演じる村川さんは、肉体の悦びに目覚め、世間の常識に背を向けながらも子宮の命ずるまま生きることを選んだ女性を体当たりで演じ切り、新境地を打ち出している。解禁となった予告編では、「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ――」という、安藤政信演じる愛人・越智の衝撃的な台詞から始まり、主人公・園子が安定した家庭を離れ、彼との底の見えない愛の関係に溺れていく様子を垣間見ることができる。その一方、林遣都演じる夫・雨宮との行為は、心ここにあらず、無味乾燥といった雰囲気を醸しているのが対照的。それぞれの関係がどう展開していくのか、まさに想像をかきたてる映像に仕上がっている。また、ポスタービジュアルでは、園子が男性と裸で抱き合う姿と共に、「覗いちゃいけない深淵を覗いてしまったの――」という妖艶な台詞が添えられ、これまでには見たことのない村川さんの艶かしい姿を映し出している。近ごろ何かと話題の不貞の愛。園子の生き様を通して描かれる“愛欲”や“性愛”の真実と、切なくも艶めく世界観を、まずはこちらから覗いてみて。『花芯』は8月6日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月20日世界に通用する日本のものづくりを再発見し、伝統や技術を大切にした新たな価値の提案する、というコンセプトで三越伊勢丹が2011年よりスタートさせた「JAPAN SENSES」。今年で5年目を迎えるJAPAN SENSESに向けて、この秋に三越伊勢丹で婦人・子供服のプライベートブランド(PB)を手掛けるバイヤーたちが瀬戸内へと向かった。日本が誇るものづくりの地である、瀬戸内とのコラボレーションで誕生したアイテムは、「JAPAN SENSES~find,SETOUCHI BLUE~」(3月30日から4月5日まで)で展開される。その一部を紹介する。■エッジを効かせたジージャンとデニムパンツの「1411」コンテポラリーなストリートブランドの1411(ワンフォーイレブン)からは、エッジを効かせたGジャンとデニムパンツが登場。デニムの聖地、岡山は児島にあるファクトリー、241(ニ・ヨン・イチ)とコラボレーションしたアイテムだ。15,000型・300万本のジーンズを手掛け、デニムを知り尽くした241だからこそ、ダメージさえ、どこか品のよさを感じさせる仕上がりになっている。■LUGHAは、オリジナル加工でつくるモード感のあるデニムパンツ“着る人を語る服”がコンセプトのLUGHA(ルーガ)は、独自の加工をとりいれたモード感のあるデニムパンツを手掛けた。岡山は児島にある工房、癒toRi18と241とコラボレーションとは、デニムパンツのクラッシュ加工やウォッシュ加工でコラボレーション。加工を施したデニムのクラッシュ部分にレースやレザーを縫い合わせるなど、繊細なテクニックで上質なデザインを実現した。瀬戸内だからこそのデニムラインアップをご覧あれ。■Ready for the Weekendは、阿波藍で手染めしたシャツ日常こそ、洗練された自分でありたい。そんな「自分らしい」スタイルを求める女性にむけた「Ready for the Weekend(レディ フォア ザ ウィークエンド)」。徳島でつくられた「阿波藍」で手染めをした上品かつ華やかなアイテムを提案。着るほどに色やテクスチャーが変わり、私だけの一枚になるプロセスを楽しめるシャツ、2015から「阿波藍」をコレクションにとりいれている都会的でありフォークロアでもあるアンビバレンツな魅力の「TOKYO DRESS」ともコラボ。■普段使いしたいデニムウエアを提案する「LIFE & STYLE」大人の女性にむけたスタンダードアイテムを提案するLIFE & STYLE(ライフ&スタイル)」は、広島は福山にある国内トップのデニムミル「カイハラ」とコラボレーション。備後絣の生産からはじまったカイハラは、1960年代からデニム生産へと舵を切り、そのデニム生地は世界中のトップブランドから絶賛されている。そんなカイハラのデニム生地を丁寧に縫い上げた、肌さわりのいいワンピースやデニムパンツなど普段使いしたいコンフォートウエアが登場。ほかにも、今治のパイル地で作られたパイルパーカー、また廃材を活かすアップサイクルデザインが話題のRDFコラボしたデニム地のトートバックなどが並ぶ。瀬戸内の魅力を再発見できるはJAPAN SENSESへ、いざ。前編に戻る。
2016年03月30日世界に通用する日本のものづくりを再発見し、伝統や技術を大切にした新たな価値の提案する、というコンセプトで三越伊勢丹が2011年よりスタートさせた「JAPAN SENSES」。日本各地の手仕事の道具や郷土食、また地域に受け継がれてきた伝統や技術と有名ブランドや人気プロダクトデザイナーがコラボレーションしたファッションアイテムなど、さまざまな切り口で展開するJAPAN SENSESは多くの人から注目されているプロジェクトだ。三越伊勢丹・グループ各店にて3月30日から開催されるJAPAN SENSESでは「瀬戸内」にフォーカスする。豊かな自然と温もりのある風情、島々を舞台にした瀬戸内国際芸術祭で知られる瀬戸内は、日本が誇る物づくりの地でもあるのだ。2015年10月、秋も深まる季節に三越伊勢丹で婦人・子供服のプライベートブランド(以下、PB)を手掛けるバイヤーたちが瀬戸内へと向かった。瀬戸内ならではの物づくりを体感し、そこから価値のある商品を生み出すために、愛媛は今治のパイル織物をはじめ、広島や岡山のデニムの生地生産から加工までのさまざまな現場を訪問した。「これまで各担当バイヤーが産地を廻ることがあっても、10名あまりの担当バイヤーほぼ全員が産地に出向くのは、はじめてのことです」と三越伊勢丹の婦人・子供統括部マネージャー・池田和史さん。今年で5年目を迎えるJAPAN SENSESを成功させるため、担当バイヤーが一丸となり瀬戸内プロジェクトがはじまった。■国内トップのデニムミル「カイハラ」へ駅前から天守閣がのぞめる福山城があり、江戸時代から備後地方最大の町として知られている広島、福山市。この町にある、国内トップのデニムミル「カイハラ」へ。ロープ状に束ねられた原糸が何度も液槽をくぐり藍色へと変化する染色工程や生地と織り上げる織布と呼ばれる工程を視察。大規模な場内には、何百台もの織機が轟音をあげて、デニム生地を織り上げていく。よく見ると、最先端織機でつくる量産生地がある一方、古いシャトル織機を駆使して熟練職人が織りあげるヴィンテージ風合いの生地もある。毎年、800種類以上のデニム生地を開発するカイハラだが、日本伝統の染め織り物である備後絣の製造からはじまった。その高い技術力をかわれて60年代にデニム製造へ事業転換。それから半世紀、名だたるジーンズメーカーやトップブランドがそのクオリティを絶賛するデニム生地を生産しつづけている。染色や織布という、初めて見る光景に圧倒されながらも、早速カイハラの生地だと何ができるかを相談しはじめるバイヤーたちの姿があった。■国産デニムの聖地、岡山・倉敷へ国産デニムの聖地とよばれる岡山、倉敷の児島。児島駅構内には階段いっぱいに描かれたジーンズが、駅前にはジーンズが数百本飾られたインスタレーションが、聖地への巡礼者を出迎えてくれる。またジーンズストリートなる商店街があり、10数軒あるデニムアイテムを扱うショップは、いつもデニム愛好家たちで溢れている。そんな児島には、大小200を超えるデニムの加工や縫製を手掛ける工場や工房があるという。レーザー加工やウォッシュ加工の先端技術を展開する加工メーカーを視察後、平均年齢20代という活気ある工房「癒toRi18(YUtoRi18)」へ。個性を放つデニムへと仕上げるクラッシュ加工が注目されている「癒toRi18」。「春夏には、ダメージ加工がよくでる、秋冬はワンウォッシュが多かった」など最近のオーダー傾向を工房スタッフが説明する。シワやヒゲ、穴開けや汚しなどの加工を見ながら、バイヤーたちからは「汚し加工とPBの商品基準をどこまですり合わせできるか?」「パッチワーク加工について」などの具体的な質問が飛んだ。次にむかったのは、シャツやデニムなどオリジナルブランドも手掛けている、海沿いの「241(ニ・ヨン・イチ)」へ。パターン作成から製品加工まで一貫生産できるとあって、有名ブランドからプレミアムデニムのオーダーも多いと言う。レーザーによるカット、特殊ミシンの縫製、洗いなどの加工現場をじっくり視察。その後にサンプル商品は店舗のように並ぶショールームを訪ねる。ずらりと並んだオリジナルアイテムやスワッチをみているうちに、商品イメージが広がってきたのかバイヤーたちからは次々に「展開できる色や素材感」「ダメージの出し方」「価格」など241(ニ・ヨン・イチ)の代表らと自然に商談がはじまっていく。ものづくり現場を訪ね、そこで知り得た技術に触発されて、瀬戸内プロジェクトは形づくられてきた。そのなかでキーフレーズとなったのは、バイヤーたちが口にした、“瀬戸内の青”の美しさだ。池田さんは「ものづくりの現場はもちろんですが、穏やかな青い海に象徴される瀬戸内の豊かな自然に触れたことで、JAPAN SENSESがより立体的なプロジェクトに仕上げることができました。「青」を切り口とした瀬戸内の技術で作られたオリジナル商品をはじめ、各フロアの展示でも瀬戸内の青の美しさを表現しています」と話す。瀬戸内とのコラボレーションからは、どんなファッションやライフスタイルアイテムが生まれたのだろうか?後編へ続く。
2016年03月29日3年に1度開催されている瀬戸内国際芸術祭は、2016年に第3回を迎えた。年間を通してさまざまな試みが行われ、新たな取り組みが生まれている。それを媒介するのが「旅」である。人々は、他の場所にはないユニークなものに惹かれ、そこでしか味わえない固有の体験、五感の開放を求めて旅に出る。「旅」の先にあるのは、人と人とのフェイス・トゥ・フェイスの関係だ。人と人とが交わることで、どのような活力が生まれ、瀬戸内国際芸術祭は、それらの声にどう応えようとしているのだろう。■人と直接出会い、食を通して土地を知るーー旅をする人たちの中には、どのような感情が湧き上がっているのでしょうか。現代の価値観では、最大の情報に最短でアクセスする能力が問われています。行政も民間でも、情報処理能力の高さが優秀な人たちの定義です。彼らはそこにどっぷり浸かって昇進し、稼いでいるにもかかわらず、そのIT空間は嘘のものだと知っていて、フェイス・トゥ・フェイスの関係にしか真実はないと思っている。現在、世界的なグローバリゼーションの波がバーチャルになっているのに対し、本物のグローバリゼーションというのは、自分が移動することで生まれるフェイス・トゥ・フェイスの関係にしかないことに気付いているんですね。そういう人ほど、旅をしたがり、移動を求めている。ーー今回の芸術祭では、とりわけ「食」をテーマとして全面的に押し出されていますね。土地を知るには食が一番です。地元の食材を使い、島のお母さんたちがつくる料理は、世界一です。例えば、春になると瀬戸内海ではサワラが多く獲れる。東京では鮮度が落ちるから西京漬くらいしか馴染みがないかもしれませんが、瀬戸内海ではタタキで出してくれる。これがメチャメチャ美味しい。瀬戸内にはサワラの季節、押し寿司をつくって嫁さんに持たせて里帰りさせる風習があります。「こんなに美味いものを食べているなら、きっと嫁ぎ先でも幸せにやっているだろう」と実家の両親が納得するほど、地元の人がつくる旬のサワラのタタキや押し寿司は絶品です。それをみなさんにもできるだけ食べてもらいたい。けれども、普段はなかなか食べに来る人が少ないから、島にレストランはほとんどない。前回の芸術祭に来られた方々の多くが、コンビニでおにぎりを買って食べていた。その反省として、せめて芸術祭の会期中はちゃんと食べてもらえるよう、一生懸命準備をしようと思ったわけです。豊島で展開する「島キッチン」では、地元のお母さんたちも働いている■人もアートも、それぞれみんな違う面白さーー都市と地域は呼応し、交換し合うことがこの時代、大切であると聞きます。僕が一番感動したエピソードは、浜辺から作品までの道の途中に住む人が、芸術祭が開幕して3~4日目ぐらいから、発泡スチロールの箱に水をためて、家の前でジュースを売り始めた。「おかあちゃん、何やっているの?」と家族が聞いたら、「島に来る人たちをずっと見ていた。でも、見ているだけではつまらない。何か売れば、おしゃべりできるかもしれない」と考えたと。そのジュースの仕入れ先は、10メートル先の自動販売機。そこで140円で買って冷やして140円で売っている(笑)。普段、島に人は来ませんから、珍しいわけです。この話を聞いて、「いろいろな人を見てみたい」「話したい」というのが、島の人たちにとっての一番の喜びだと感じました。昔の街道筋もお遍路も、それが楽しみだった。もっと理屈っぽくいえば、地球上には73億人の違う人が生きていて、人それぞれみんな違うという面白さを本能が求める。アートの素晴らしさは、みんなが違っていいところ。人と違っていいことが唯一認められる領域。だから僕はディレクターとして、なるべく違うアートを選びたいと思っている。人間国宝級のすごいものがあっていいし、素人の作品もあってもいい。そういう多様さが、美術の最大の面白さだと思うし、都市と地域の交換の根拠だと思います。ーー作品にもその影響は現れているのでしょうか。普段はシリアスなテーマで活動しているアーティストも、おばちゃんたちに、「にいちゃん、がんばれ」と、肩やお尻をたたかれると、作品が明るくなります。それは美術のもっている祝祭性が、島(土地)とのかかわりの中で引き出されるからでしょう。クリスチャン・ボルタンスキーのシリアスな作品、例えば豊島にある《心臓音のアーカイブ》にしたって、海に開けていく感じがしませんか?■瀬戸内海を希望の海にするためにーー来訪者も人と人とのかかわりを求めていますね。アンケートで瀬戸内に来た理由を尋ねると、圧倒的に、1位が現代美術。2位が海や島の面白さ。でも帰るときの答えは、1位が島の人と話せた。2位が島の行事に参加できた。3位が島の食材や料理を食べられた。というふうに変化する。都市は画一化され、人はロボットとして扱われ、会社で言われたことを一生懸命やるしかない。でも、田舎に行けば、固有名詞で呼んでもらえる。だからみんな田舎に行きたがる。ーー瀬戸内国際芸術祭は3年に1度です。3年、6年、9年と、何を未来につないでいきたいですか?三越伊勢丹とのコラボレーションの話がスタートした当初、驚いたことがあります。百貨店は正月やクリスマスなど、1年間の歳時記を展開していますが、それだけでは、オリジナルなものの見せ方は難しい。もっと大きな底流で動いているものを捉えた表現をしなければならない。そこで瀬戸内国際芸術祭とのコラボを考えた、とうかがい、人間の感覚の傾向性を掴もうとしている姿勢に感激し、そこから僕も学びたいと思ったわけです。瀬戸内国際芸術祭は、いろいろな意味で3年に1度しかできない。3年間の準備期間はどうしても必要です。ただひたすら、目先のことに必死に対処しているのですが、せっかくやっているからには、と思うことがあります。多くの人たちが、いろいろな状況下で、大変な思いをして毎日を生きている。だからこそ、開口部があるとか、明るさを感じるとか、希望が見えるとか、そう思える場所にしていきたいと思っています。前編に戻る。
2016年03月27日3月30日より三越伊勢丹では、瀬戸内をテーマにした「JAPAN SENSES」というキャンペーンが行われる。それに伴い伊勢丹新宿店のショーウィンドウを舞台に、瀬戸内国際芸術祭のディレクターを務める北川フラム氏が「海の曼荼羅」をテーマに、11人の作家をディレクションする。「アートは歴史、観光、文化の良さを引き出し、そこに生活する人々や訪れる人々の、未来につながる記憶を呼び起こす」と語る北川氏は、伊勢丹に足を運ぶ人々と、瀬戸内国際芸術祭への来訪者のセンスや感性には共通点があるという。時代の底流を流れる、人々の感覚の奥にあるものとは?■圧倒的な自然、宇宙と人間が感応する瞬間ーー「海の曼荼羅」をテーマに、11人の作家をディレクションされるそうですが、どのようなコンセプトをお持ちですか?平安時代の僧侶である空海は、瀬戸内国際芸術祭の舞台のある讃岐国、現在の香川県の善通寺出身です。苦労して唐に渡り、中国でナンバーワンの位置まで上り詰め、日本に戻って真言宗の開祖となりました。彼は19歳から山林での修行に入り、優婆塞(うばそく)、つまり乞食坊主のように、阿波を巡って土佐まで歩きます。室戸岬の洞窟で修行をしているとき、明星が口に飛び込んできて悟りを開きました。そのとき目にした「空」と「海」から「空海」と名乗るようになったといいます。刻一刻と表情を変える自然の姿。修行を通して自己を研ぎ澄ませていく感覚。宇宙と自分が出会う瞬間、それこそが、彼にとって祈りであり、信仰そのものだったのです。圧倒的な自然界の力、色彩、そういったものの総体と、人間が感応し合う一瞬。その全体像を表現しようと、空海は曼荼羅(まんだら)をつくり出しました。瀬戸内国際芸術祭に参加するアーティストたちも、圧倒的な海の力や土地の文化を体感し、作品をつくります。「海の曼荼羅」に集う11人も、できるだけ違うタイプのアーティストを選びました。宇宙と人間が感応する瞬間。その総体を「海の曼荼羅」と呼びたい。その祈りの形を新宿という都会に届けつつ、同時に瀬戸内とつながりたいという願いを込めて、この企画を考えました。田島 征三「森からの海曼荼羅」■五感全体で楽しむ、ここでしかできない「旅」の体験ーー芸術祭の舞台となる島々は、どのような場所ですか?もともと瀬戸内海というのは、豊かな自然の恵みをたたえた海であり、日本列島のコブクロ、物資輸送の日本の最大の動線でした。人々は海を縦横無尽に行き来し、止まり木としての島々は、独自の文化を育んでいました。それが近代になって、閉鎖空間として隔絶され、島は活力を失い、元来の文化は輪郭を失いつつあります。島で暮らす人々を元気にしたいと、アーティストが風土、歴史に焦点をあて、島の魅力を再発見し、そこで生活してきた人々の時間を寿ぐ。アートをつくり育てることで、多くの人々がつながる。瀬戸内国際芸術祭はこのように、島が誇りを取り戻すためのお手伝いをしてきたわけです。ーー前回の芸術祭には、世界中から107万人もの人々が訪れたと聞きます。近年、人々は美術館を出て、なぜ瀬戸内の島々で美術を見たいと思うのでしょうか。瀬戸内国際芸術祭の人気の源として一つには、多種多様な入射角を設け、さまざまな感覚や興味を刺激していることが挙げられるでしょう。まずは現代美術の面白さ。そして海や島の広がり。農業や漁業に携わる生産者と、その人たちがもたらす旬の食。参加性が高く、心身の開放感につながる祭りやパフォーマンスなど。人間の生理に直結し、五感全開で楽しめる内容の充実を目指してきたことにもよるのかもしれません。ーー島々へは船で渡り、作品を見に行くまでに時間を要しますね。それが逆に人気の理由なんです。目的地を往復する観光や、あらかじめ旅程が組まれたパック旅行では、本当の「旅」は成立しません。瀬戸内海の島々を巡る旅は、自分で工夫して考えて歩かないと、船にも乗れないし、お昼ごはんも食べられない。努力を要する。でもそれが、「旅」の実感を深めます。大巻伸嗣「Liminal Air - core -」■一回きりの人生を楽しんで生きるーー三越伊勢丹に足を運ぶ人々と、瀬戸内国際芸術祭への来訪者には、どのような共通点がありますか?全体を包み込むファッショナブルな空気。これが瀬戸内国際芸術祭と三越伊勢丹との接点だと思います。個人の生理的な欲求を細かくひろい、それが時代の最先端を行く伊勢丹のイメージをつくり上げている。瀬戸内国際芸術祭に来られる方々は、20代、30代の女性が多く、とってもファッショナブル。その人たちは伊勢丹の購買層とも重なります。概してみな、お洒落している自分が好き。瀬戸内海を旅している自分が好き。芸術祭をサポートしたり、手伝っている自分が大好き。よくよく聞けば、それが本音だそうで、ああ、なるほどと、とても合点がいったんです。ーーそれはどのような動機に支えられているのでしょう。お洒落をするために、人々は高いお金をかけて服飾品を買う。それは「一回きりの生。されど人生」と思う人が割り切ってやっている。「人生は一回こっきり。でもその一回きりの人生を、せめて楽しもう」という人生観が、人をお洒落に走らせる。そして伊勢丹で服を買い、アートを巡る旅にも出かけるわけです。それは時代的な背景が大きいと思います。いまの日本には、全く展望が感じられない。器用で賢い一部の人間だけが政府とともにこの国を動かそうとしている。そこに何の興味もシンパシーも感じられない。そういった人は、国家のもとで何かしようとするのではなく、自分自身のライフスタイルを確立しようとする。いまの40代の優秀な人たちは、あくまでこの時代を生き抜くために、例えばIT企業の社長をやっている。その人たちが、豪雪、過疎高齢化の地域で開催されている大地の芸術祭の応援団になってくれている。瀬戸内国際芸術祭のことも面白いと思ってくれる。それが現代の感度の良い、優秀な人たちのセンスなのではないかと思うわけです。後編に続く。012
2016年03月26日女優・村川絵梨が、僧侶で作家・瀬戸内寂聴氏の小説を実写化する映画『花芯(かしん)』(8月6日公開)で主演を務めることが25日、発表された。瀬戸内氏が出家する前、まだ瀬戸内晴美として作家活動を行っていた1958年発表の同名原作は、新潮同人雑誌賞を受けるも、作中で子宮という言葉が頻出するなどその過激な内容から批評家からの強い反発を受けた。瀬戸内氏は「子宮作家」と批判を浴びたが、作中で描かれた、当時の世相に反逆するかのようなヒロインの生きざまや、女性の愛欲の在り方は、普遍性を持つとして今も女性読者を中心に高い評価を獲得している。本作でメガホンを取るのは、『blue』(02年)などの安藤尋監督。物語は、いいなずけと結婚して息子をもうけるも家族に愛情を持てない主人公の園子が、転勤となった夫について京都に移り住んだ下宿で、夫の上司と恋に落ちることから始まる。生まれて初めての恋に戸惑いつつ、欲望が抑えられなくなっていく園子の恋路を描く。村川が演じるのは、そんな赤裸々な女性・園子。恋心から、次第に肉体の"悦び"に目覚め、常識に背を向けつつも自身の子宮が命じるままに生きることを選んで生きていくという難役に挑む。さらに、園子を愛し献身的に尽くしながらも裏切られ嫉妬に苦しむ夫・雨宮役を林遣都が、雨宮の上司で園子とおうせを重ねる男・越智役を安藤政信が、園子夫婦が下宿するアアパートの大家・北林未亡人役を毬谷友子が、それぞれ務める。「園子という一人の女性の人生を演じきったことは、一つ大きな恋を経験したような感覚」と話す村川。「私自身も、彼女の人生観に触れて強くなった気がしています」とも口にしているように大きな達成感を得たようだ。林は、「奔放ではかなげな女性はこんなにも美しいものなのか。手を上げてしまいそうな程憎たらしいけれど、抱き締めずにはいられない」と劇中で描かれる独特の女性像を表現。その上で、「見つめ合うだけで簡単に心を奪い奪われていく女と男の姿をじっくりと見ていただけたら」と呼びかけている。林の恋敵となる安藤政信は、村川の「むき出しの表現に未来を感じた」とその演技に力強い称賛を送る。瀬戸内氏は、原作について「活字になるなり、子宮作家、エロ小説と、悪口雑言を受け、それに名もない作者、私が反抗したため、その後5年間、文学雑誌から干された小説である」と述懐。一方で、「私にとっては、この一作の不幸な運命のため、かえって60年にわたる小説家の生活がつづいたという大切な作品」と自身の方向性をも決定づけた重要な作品であると認めている。そして、「『花芯』は『子宮』という中国語である」と明かし、「主人公の全裸体の美しさ! 身体を張った捨て身の演技の迫力に感動!」と村川の姿勢に感激した。(C)2016「花芯」製作委員会
2016年03月25日瀬戸内寂聴が新進作家・瀬戸内晴美として発表し「新潮同人雑誌賞」を受賞するも、「子宮作家」と痛烈な批判を受けた伝説的小説「花芯」が、ヒロインに村川絵梨を迎えて映画化されることが決定。彼女の許婚役を林遣都、恋人役を安藤政信が演じることが分かった。「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ」――それが園子(村川絵梨)の恋人・越智(安藤政信)の口癖だった。園子は、親が決めた許婚・雨宮(林遣都)と結婚し、息子をもうけていたが、そこに愛情はなかった。ある日、転勤となった夫について京都へ移り住んだ下宿で、夫の上司・越智と出会ったのだ。生まれてはじめての恋に戸惑いながらも、自身の子宮の叫びは次第に大きくなり抑えられなくなっていく――。本作は、1957年、瀬戸内寂聴が瀬戸内晴美として執筆、「子宮」という言葉が多く出てくることから「子宮作家」と呼ばれ、その後、5年間ほど文壇的沈黙を余儀なくされることになった衝撃作を映画化。監督を、『blue』『僕は妹に恋をする』『海を感じる時』と、若く激しくも脆い恋愛を描いてきた安藤尋が務めている。主人公・園子には、NHK連続テレビ小説「風のハルカ」やTBSドラマ「ROOKIES」などに出演してきた村川さん。親が決めた許嫁と結婚しながらも夫の上司に恋をし、次第に肉体の悦びに目覚め、世間の常識に背を向けながら子宮の命ずるまま生きる道を選ぶ難役を体当たりで演じ切っている。そして、園子を愛し献身的に尽くしながらも裏切られ、嫉妬に苦しむ園子の夫・雨宮には、ドラマ「火花」、映画『しゃぼん玉』など話題の文芸作品などへの出演が続く林さん。雨宮の上司であり、園子と逢瀬を重ねる男・越智には、『セーラー服と機関銃 -卒業-』『GONIN サーガ』などで危険な大人の色気を振りまいてきた安藤さんが扮するほか、園子夫婦が下宿するアパートの大家・北林未亡人に毬谷友子ら豪華俳優陣が揃っている。当時の世相に反逆するかのような本作のヒロインの生き様は、傷つきながらも女としての性愛を貫いており、そこに描かれる“女性の愛欲”や“性愛”の真実は、いまもなお多くの女性たちに支持される普遍性を持ったもの。これまで“優等生”イメージのあった村川さんが、どんなふうにそのヒロインに臨むのか、引き続き注目していて。<コメント>■原作:瀬戸内寂聴「花芯」は活字になるなり、子宮作家、エロ小説と、悪口雑言を受け、それに名もない作者、私が反抗したため、その後五年間、文学雑誌から干された小説である。私にとっては、この一作の不幸な運命のため、かえって六十年にわたる小説家の生活がつづいたという大切な作品である。今度はじめて映画化された。それに関ってくれたすべての人に感謝する。どの映画化の時も、小説と映画は明らかに違う芸術だと信じていて、原作者としての文句は一度も言ったことはない。映画としての成功をひたすら祈るばかりである。「花芯」は「子宮」という中国語である。主人公の全裸体の美しさ!身体を張った捨て身の演技の迫力に感動!■村川絵梨園子という一人の女性の人生を演じきったことは、ひとつ大きな恋を経験したような感覚でした。私自身も、彼女の人生観に触れて強くなった気がしています。静寂の中にも、ふつふつとした女性の情愛が美しく描かれた作品です。8月の公開に是非、ご期待下さい。■林遣都奔放で儚げな女性はこんなにも美しいものなのか。手を上げてしまいそうなほど憎たらしいけれど、抱き締めずにはいられない。見つめ合うだけで簡単に心を奪い奪われていく女と男の姿をじっくりと観ていただけたらと思います。■安藤政信表現したいこと、作りたいことに対して今、厳しい日本映画界で、伝えたいと志を感じるクルーに入れたことに感謝。村川絵梨の剥き出しの表現に未来を感じた。■監督:安藤尋園子という役は演じることの大変難しい役でした。彼女は「愛」という社会的な感情で心を満たすのではなく、「恋」という反社会的な狂気に身も心も捧げてゆく女性です。この役を演じる女優は、女性としての意志の強さと刹那的な儚さを体現できなくてはなりません。村川絵梨さんはそんな、女性としての意志の強さと儚さを兼ね備えた、稀有な女優だと思います。彼女は凛とした芯の強さと、その中にも繊細に揺れ動く儚い感情があることを表現できます。彼女と仕事をしたいと思いつつもなかなか実現できずにいましたが、今回の『花芯』でやっと念願が叶いました。そして、現場での村川さんは見事に園子その人でした。そして、肉体的にも精神的にもとても困難を伴うこの役に、臆する事なく挑戦してくれました。村川さんが演じることによって、園子の「恋」が単なる狂気ではなく、人が人を恋する上でそれは深い悲しみでもあるということが表現出来たのではないかと思います。『花芯』は8月6日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月25日三越伊勢丹が、3月20日から開幕する美しい瀬戸内海の島々を舞台にした現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭 2016」のプロモーションパートナーとなる。「瀬戸内国際芸術祭」は、毎年瀬戸内海で開催されている恒例の芸術祭。島々の伝統文化や美しい自然を生かした現代美術を通して、瀬戸内の魅力を世界に向けて発信している。第3回目となる今回は、3月20日から4月17日、7月18日から9月4日、10月8日から11月6日の3回に分けて開催される。三越伊勢丹とのコラボレーションによる同エキジビションも、「瀬戸内国際芸術祭」の会期に合わせて3月30日から4月12日、8月10月から22日(予定)、10月19日から11月1日(予定)の3回に渡って開催。伊勢丹新宿店、三越日本橋本店、三越銀座店、高松三越を会場に様々な形式で行われるという。これに伴い、3月30日から4月12日まで伊勢丹新宿本店では、「SETOUCHI ART@ 伊勢丹新宿本店」を実施。「瀬戸内国際芸術祭」の総合ディレクターである北川フラムが提示した“海の曼荼羅”というテーマに合わせ、国内外の現代美術家や映像作家など11名のアーティストがそれぞれ製作した作品が、伊勢丹新宿本店のショーウィンドー、及び本館1階吹き抜けに展示される。また、3月30日から4月5日まで三越日本橋本店で、3月29日から4月11日まで高松三越で、「瀬戸内国際芸術祭」の参加作家の一人であり、三越の包装紙「華ひらく」の生みの親でもある猪熊弦一郎による展示会「華ひらく」が開催。瀬戸芸の玄関口でもある高松の高松三越では4月5日から10日まで、「猪熊弦一郎現代美術館 開館 25 周年記念展」も開催される。
2016年03月16日東京都・新宿の伊勢丹新宿本店ほか、三越伊勢丹グループ店舗では、「瀬戸内国際芸術祭2016」のプロモーションパートナーとして、コラボエキジビション「JAPAN SENSES」を開催する。開催期間は3月30日~4月12日。「JAPAN SENSES」は、三越伊勢丹が2011年より取り組んできた、日本の伝統・文化・美意識が作り出す価値を再認識し、新しい価値として提供するというもの。2016年春の「JAPAN SENSES」では、「瀬戸内国際芸術祭2016」のプロモーションパートナーとしてコラボエキジビションを開催し、誇るべき日本の良さを、新しい価値として国内外に発信するということだ。瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代アートの祭典で、島々の伝統文化や美しい自然を生かした現代美術を通して瀬戸内の魅力を世界に向けて発信し、地球上のすべての地域の「希望の海」となることを目指すもの。同エキジビションでは、テーマを「青の美」と設定。日本人が、古くから厳かで、清く、奥深く、澄んだ色に魅せられ、親しみを覚えてきた「青」という色が持っているさらなる魅力を紐解き、同時期に催される「瀬戸内国際芸術祭2016」とシンクロナイズしながら、さまざまなモノやカルチャーが紹介されるということだ。そのほか関連展示では、「SETOUCHI ART@伊勢丹新宿本店」として、芸術祭の総合ディレクターである北川フラム氏が、「海の曼荼羅」というテーマを設定。2016年の瀬戸内国際芸術祭に参加する、国内外の現代美術や映像作家などのアーティスト11名により、伊勢丹新宿本店のショーウィンドーと本館1階吹き抜けにて、多様な作品が展示される。参加アーティストは、淺井裕介、Esther Stocker(エステル・ストッカー イタリア)、大巻伸嗣、片山真理、荒神明香、コシノジュンコ/アトリエオモヤ、田島征三、豊福亮、高橋啓祐、Mounir Fatmi ムニール・ファトゥミ(モロッコ)、日比野克彦。本館1階吹き抜けのディスプレイは大巻伸嗣氏が担当。吹き抜けの同ディスプレイに関しては、2016年11月まで展示予定ということだ。また、三越日本橋本店・三越銀座店・高松三越の3店舗は、「瀬戸内国際芸術祭2016×三越伊勢丹 コラボエキジビション Featuring 猪熊弦一郎」を開催する。芸術祭参加作家であり、三越の包装紙「華ひらく」の生みの親である猪熊弦一郎氏をテーマとした展示などを行い芸術祭と繋がることで、同氏を生んだ瀬戸内からアートの魅力を探り、同氏の新しい創造性を発見する機会とするということだ。開催内容は、「猪熊弦一郎と"華ひらく"展」(三越日本橋本店)が3月30日~4月5日開催。「猪熊弦一郎と"華ひらく"展」(高松三越)が3月29日~4月11日開催。「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 開館25周年記念展」(高松三越)が4月5日~10日開催(最終日17時終了)。また、猪熊弦一郎ミュージアムグッズ販売も行われる。期間は、三越日本橋本店が3月30日~4月5日、三越銀座店が3月30日~4月5日(最終日18時終了)、高松三越が4月5日~10日(最終日17時終了)。
2016年03月14日叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)は1月13日~2月14日、バレンタイン商品「心よせ」を全国の「叶 匠壽庵」店舗で販売する(一部店舗を除く)。同商品は、柚子や梅などの和素材をチョコレートで包み込んだお菓子のアソートセット。使用する柚子は、高知県北川村の契約農家から仕入れたもので、きめ細やかな肌に香りがため込まれているのが大きな特徴だという。味わいを最大限に引き出すため、皮を薄くむいて柚子皮ピールへと仕上げている。梅は、京都府青谷と同社の本社がある「寿長生の郷(すないのさと)」(滋賀県大津市)のみで栽培される品種「城州白(じょうしゅうはく)」を採用。収穫した梅は、同社の梅蔵でじっくり寝かせてエキスを抽出したものを菓子にしている。ラインナップには、柚子皮のピールをダークチョコレートやホワイトチョコレートで包んだ「柚子(ダーク/ホワイト)」、柚子皮の糖漬けが楽しめる「柚子ハーフ」、梅酒をジュレに仕上げてチョコレートの中に閉じ込めた「梅酒(ダーク/ホワイト)」、栗を甘納豆に仕上げてチョコで包んだ「栗」、黒豆納豆を包み抹茶をまぶした「黒豆抹茶」、きな粉を組み合わせた「黒豆きな粉」を詰め合わせる6種類が登場(柚子ハーフと梅酒は2月初旬に発売)。商品は、「柚子(ダーク)5本、柚子(ホワイト)5本」(税込1,296円)、「栗(ダーク)2個、柚子(ダーク)4本、柚子(ホワイト)4本」(税込1,620円)、「栗(ダーク)4個、黒豆きな粉 50g」(税込1,620円)、「黒豆抹茶 80g」(税込972円)、「黒豆きな粉 80g」(税込864円)、「梅酒(ダーク)3個、梅酒(ホワイト)3個、柚子ハーフ4個」(税込2,160円)といった組み合わせで販売される。また「近鉄あべのハルカス店」(大阪府大阪市)、「大丸福岡天神店」(福岡県福岡市)、「高島屋横浜店」(神奈川県横浜市)、「岩田屋本店」(福岡県福岡市)、「高島屋日本橋店」(東京都中央区)、「そごう千葉店」(千葉県千葉市)の催事会場では、限定商品として「柚子ココア」(税込756円)、「果子」(税込1,080円)も販売する(販売時期は店舗によって異なる)。
2016年01月04日16年3月20日より開幕する第3回目となる「瀬戸内国際芸術祭2016」の概要が、21日日本橋三井ホールで発表された。瀬戸内が『希望の海』になることを目指し、テーマを「海の復権」と掲げる。会期は、16年3月20日から4月17日の春期、7月18日から9月4日までの夏期、10月8日から11月6日の秋期の計108日。瀬戸内海の12島に加え、高松港と岡山県・宇野港の計14会場で作品を展開する。来年の芸術祭では、アート作品や建築の公開やイベントの開催に加え、瀬戸内の食を味わう食プロジェクト、アジアを中心とした世界との文化的交流、県内や瀬戸内の他地域との連携に特に注力していくという。総合ディレクターを務める北川フラムは「ローカルであることは、グローバルであること。食には島々の特色が色濃く出ている。そして、アートもまた食という基盤の上に成り立つもの」と語り、豊かな海山の食材に恵まれた瀬戸内の食を発信していく意向を述べた。今回は、大竹伸郎による豊島の針工場を使った作品や、クリスチャン・ボルタンスキーによる風鈴を使った巨大なインスタレーション、スプツニ子!による民家を舞台にした作品、平尾成志+県盆栽生産振興協議会による盆栽の新提案など、島々や地域の特色とアートに昇華させた作品が25の国と地域から、177組の作家やプロジェクトが出展する。当日会場では、オーストラリアから巨大な人形劇を上演するパフォーミンググループ、スナッフパペッツと、野良着で暮らしながら和楽器による演奏を全国各地て繰り広げる、切腹ピストルズがパフォーマンスを繰り広げた。スーツ姿が目立つ会場に突如響き渡った和楽器の調べが会場を包み、巨大なパペットが会場内を闊歩して、来年の瀬戸内国際芸術祭への期待を高めた。北川は来場者に向けて「観光政策としてスタートした同芸術祭だが、地域に徹底的に拘り、地元の人が喜び笑顔になること、そして、芸術祭を訪れた人の“感幸(かんこう)”でもあるようにと切に願っている」と語りかけ、3年に一度のトリエンナーレをきっかけに、地域の人々が、その歴史に誇りを持てることを目指すというメッセージを伝えた。また、メインビジュアルのデザインは原研哉が手掛け、島々を巡りアートを訪ねる楽しさを象徴する「船」をモチーフに採用している。
2015年10月28日瀬戸内ブランド推進連合は10月2日および2016年2月19日、東京・丸の内の商業施設「KITTE」にて「体感! 瀬戸内フェア」を開催する。同イベントでは、兵庫・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛の瀬戸内7県の特産品・酒をそろえ、各地域の食文化を体験できるという。特に「日本酒」の品ぞろえに力を入れ、季節ごとの酒の楽しみ方や旬の食材との組み合わせなどを試飲・試食を通して提案するという。10月2日には、女性杜氏の辻 麻衣子氏と、女性国際きき酒師でスペイン料理店オーナーの馬宮 加奈氏によるスペシャルトークショーを開催。第1部(12:00より30分程度)では、日本酒の魅力や瀬戸内食材との相性などをそれぞれの視点から語る。第2部(18:30より30分程度)では、馬宮氏による瀬戸内の食と酒のマリアージュを試飲・試食で体験できるとのこと。また、会場で商品を100円以上購入した人と、3県以上の酒を試飲した人を対象として、賞品が当たる抽選会を実施。会場には岡山県の「ももっち」、広島県の「ブンカッキー」、山口県の「ちょるる」、徳島県の「すだちくん」、香川県の「いりこマン」、愛媛県の「みきゃん」といったご当地キャラも登場する。一緒に記念写真の撮影も可能とのこと。なお、同イベントの開催時間は両日ともに11:00~20:00となる。
2015年09月29日プレナスが展開する定食レストラン「やよい軒」は8日、「温野菜の豚しゃぶ定食」を発売した。○9種の野菜と豚モモ肉のしゃぶしゃぶを、柚子胡椒が効いた醤油ベースのたれで同商品は、野菜をたくさん摂ることができるヘルシーなメニュー。キャベツ、玉ねぎ、れんこん、さつまいも、ヤングコーン、ブロッコリー、アスパラガス、ミニトマト、水菜の9種の野菜と豚モモ肉のしゃぶしゃぶを、柚子胡椒が効いた醤油ベースのたれでさっぱりと楽しめる。副菜には、とろりとした和風あんをかけた揚げ豆腐ハンバーグと、ひじきの煮物を合わせた。ごはんは金芽米に、もち黒米、黒大豆、小豆、はだか麦などの、ミネラルを含む16種類の穀物を合わせた十六穀米。一汁三菜の、からだにやさしくおいしい定食となっているという。価格は790円(税込)。また1日より、定食・朝食のごはんを従来の白米から、十六穀米に変更できるサービスをスタート。もちもちとした食感で、白米とは違った味わいが楽しめる。なお、「温野菜の豚しゃぶ定食」のごはんは十六穀米での提供となり、おかわりはできない。他の定食・朝食のごはんを十六穀米に変更した場合、ごはん(白米・十六穀米)のおかわりは不可となる。
2015年09月08日丸徳海苔は9月1日、「瀬戸内カレー&GABAライスセット」3種(各税別950円)を発売する。販売場所は、同社ウェブサイト、百貨店、土産物店。「瀬戸内カレー&GABAライスセット」は、「瀬戸内広島かきカレー」「瀬戸内レモンのキーマカレー」「瀬戸内ベジタブルカレー」の瀬戸内カレーシリーズに、それぞれ「GABA(ギャバ)ライス」のレトルト米飯をセットにした商品。カレーとご飯を一緒に電子レンジで温められることを特徴としている。「瀬戸内広島かきカレー」は、カキエキスをぜいたくに使ったソースに、広島産のカキをまるごと入れたカレー。濃厚な味わいが楽しめるという。「瀬戸内レモンのキーマカレー」は、野菜や牛ひき肉を煮込んで作ったキーマカレーに、瀬戸内レモンを加えたもの。キーマカレーの濃厚な味わいと瀬戸内レモンのさわやかな酸味が楽しめるという。「瀬戸内ベジタブルカレー」は、玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンなどの野菜を豊富に使用した、植物性原料100%のヘルシーなカレー。ホクホクとした食感のひよこ豆も使用。隠し味として瀬戸内レモンを加え、味を引き締めたとのこと。セットにする「GABAライス」は、サタケが製造しているもので、同社が開発した「ギャバ生成装置」により加工されたギャバを豊富に含むとしている。ギャバはアミノ酸の一種で、体内に入ると主に神経伝達物質として脳内の血流を活発にし、脳細胞の代謝機能を高める働きがあるという。GABAライスは見た目は普通の白米と変わらないが、ギャバは白米の約5~10倍に増加させているとのこと。なお同カレーシリーズは、化学調味料は一切使用していない。
2015年08月25日モンテールはこのほど、瀬戸内エリアで生産されたレモンとオレンジを使った「瀬戸内レモンのシュークリーム」、「瀬戸内オレンジとチーズのエクレア」などを期間限定で発売した。○酸味を生かし暑い夏にぴったりに仕上げたスイーツ「瀬戸内レモンのシュークリーム」は、瀬戸内レモンのペーストと、ホイップクリームにレモンペースト、サワークリームなどをブレンドしたレモンクリームの2層仕立て。「瀬戸内オレンジとチーズのエクレア」は、瀬戸内オレンジのペーストと、ホイップクリーム、チーズペーストなどをブレンドしたチーズクリームの2層仕立て。チーズ風味のチョコで表面をコーティングした。いずれも価格は129円。北海道を除く全国で販売する。「手巻きクレープ・瀬戸内オレンジとチーズ」は、瀬戸内オレンジペーストと、ホイップクリーム、チーズペーストなどをブレンドしたチーズクリームの2層仕立て。しっとりしたクレープ生地で手巻きした。価格は140円。全国で販売する。「6P/2P瀬戸内レモン仕立てのレアチーズロール」は、瀬戸内レモンペーストとホイップクリーム、チーズペーストなどをブレンドしたクリームを、白いスポンジ生地で手巻きした。価格は、6個入りが388円、2個入りは135円。いずれも販売エリアは全国となる。「とろける生プリン・瀬戸内レモン」は、瀬戸内レモンで仕立てたプリンの上に、ミルククリームをのせ、さらに瀬戸内レモンと自家製カスタード、サワークリームをブレンドしたソースを重ねた。価格は216円。北海道を除く全国で販売する。上記商品は、7月31日までの販売となる。「瀬戸内レモンのジュレ」は、甘酸っぱい瀬戸内レモンのゼリーと自家製の低温殺菌牛乳、はちみつで仕立てたミルクムースが一緒に楽しめるカップデザート。価格は216円。北海道を除く全国で8月31日まで販売する。※価格はすべて税込希望小売価格。
2015年07月06日