日用品や食品などを多く取り扱う〔無印良品〕。中でもトラベルグッズは痒い所に手が届くような便利アイテムがそろっています。今回ご紹介するのは普段使いはもちろん、旅行先や災害時などに役立つフィルムシリーズ。ぜひチェックしてくださいね!《フィルム石けん》●商品名:《フィルム石けん》●内容量:24枚入り●価格:590円(税込)まずご紹介するのは《フィルム石けん》です。手のひらサイズのケースに24枚のフィルム石けんが入っています。使い方はとっても簡単!乾いた手に1枚取り出して、水またはぬるま湯で泡立たせるだけ♪1枚で十分すぎるほど泡立ちます。少量のお水でも泡立ったので、災害時など水が少ないときにも役立ちます。《フィルム歯みがき》●商品名:《フィルム歯みがき》●内容量:24枚入り●価格:490円(税込)続いては《フィルム歯みがき》です。こちらは先ほどの《フィルム石けん》の1/4くらいの大きさで24枚入り。こちらも実際の使用写真をお届けしたいのですが、さすがに口に入れたものをお見せするわけにもいかず……。でも感想はきちんとお伝えしますよ♪フィルムはかなり小さいのですが、これを前歯に貼り付けて、濡れた歯ブラシで磨いていくとあっという間に泡立ってくれます。歯みがき粉独特の味がしないので、歯みがき粉が苦手なお子さんでも使えますよ!まとめ小さいけどとっても便利なフィルムシリーズ、いかがでしたか?メイクポーチやバッグのポケットに入れておけるサイズなのがうれしいですよね♪フィルムタイプなので、飛行機などの持ち込みで液漏れの心配もありません。気になる方はぜひお店でチェックしてくださいね!
2018年06月19日「もし今、地震が起きたら……」。誰もが一度は想像したことがあるのでは?震災の多い国と言われている日本に住む以上、他人事のように考えず一人ひとりが意識して備える必要があります。今回はそんなもしものときの備えについて、我が家の防災グッズを紹介します。防災グッズの置き場所我が家では基本的な防災グッズは玄関に置いています。家を建てるときにシューズクローゼットに追加で収納を増やしてもらい、ここにまとめておいています。重たい水は一番下に収納。もし災害にあって水道が使えなくなった場合、1人当たり3Lが必要量と言われています。例えば4人家族の場合、最低3日分は確保したいので、3L×4人×3日で36Lが我が家の備蓄に必要な量。2Lのペットボトルなら18本必要ということになります。ただ、水は地震などでペットボトルが破損する場合もあるので、1ヵ所に固めずに、家中のあちこち分散させて用意しておくのがいいようです。我が家では玄関に12本、2階のクローゼットに10本をストックしています。そのまま置いていますが、セーフティーボックスに入れるなどしておくとより安心ですよね。食べ慣れた味をストックするこれは1人あたりの1日分の食料です。これも水と同様、最低3日分用意するのが望ましく、家族の人数分用意します。用意しているのは災害用の食料品ではありません。以前は「賞味期限5年後」というような災害用の食料品を買っていましたが、実際に食べてみると、いつもと違う味に戸惑ってしまいました。食べ慣れない味にストレスを感じてしまうこともあるようです。それからは「ローリングストック法」を取り入れています。ローリングストック法とは、災害に備えて普段食べている食料品を少し多めに購入し、ストックしておいて消費しながら食べた分を買い足していく方法です。ローリングストック法の一番のメリットは「食べ慣れた味」というところ。ときどき家族で非常食を食べて、お互いに味の好みを知ったり、話し合ったりしています。ストレスを軽減するもの間食も栄養補給とストレス発散のためにも用意するといいですね。好きな飲み物をストックしておくのも大切です。食べ慣れた味、知っている味はやはりホッとします。無理せずに備えておけるのでぜひ実践してみてくださいね。要・練習!衛生用品衛生用品では携帯簡易トイレはいくつか持っておくと安心ですね。そして大切なのは一度練習しておくこと。いつもと違う状況では上手くできないこともあるので、届いたら使ってみることが大事です。水不足などで歯磨きができないことを想定して、マウスウォッシュと歯磨きシートも準備しました。無印良品の歯磨きシートは歯がツルッとなり、スッキリします。水のいらないシャンプーも役立ちそうです。あとは絆創膏や包帯、消毒綿なども用意しています。ほかにもトイレットペーパー、ティッシュペーパー、生理用品もストックしておくといいですね。いくつあっても困らないモノ懐中電灯や携帯ラジオも持っておくといいですね。我が家にはこの2つは部屋のあちこちに置いています。懐中電灯とラジオが一体になっているものもあるので、チェックしてみてください。一番左の黒い大きなライトはLEDが72個ついているので、かなり明るく広く照射します。フックとマグネットもついているので、応用が効いて便利です。隣のシルバーのものは、ライトと笛がセットになっています。作業をしたいときには、口に加えることもできます。その隣の黒いものは、頭に巻いて使える懐中電灯です。一番右の白いLEDライトはラジオと、スマホの充電もできる優れものです。その他にもあると便利なもの食料、衛生用品などと同じくらい重要なモノがこちら。金槌、ライター、ビニールテープ、マジックペン、乾電池、ラップ、ゴミ袋などです。乾電池は過去に液漏れしていたことがありました。本当に必要な時に使えなくては意味がないので、日頃からマメにチェックした方がいいですね。温熱シートはセリアで購入しましたが、とても薄いのに暖かく感じたので、家族分ストックしています。今回は防災グッズを紹介しました。いつやってくるか分からないので、常に意識することが大切です。そして家族にも防災グッズの置き場所や使い方を共有し、確認して、日頃から対策をしておきたいですね。●ライターRumi
2018年05月16日先だって開催された、ペット同伴で参加できる国内最大級のイベント『第8回 インターペット ~人とペットの豊かな暮らしフェア~』。ペットとの暮らしをより充実させるためのさまざまなプロダクトやサービスが出展されました。そのなかでも今回、私たちが注目したキーワードは “防災” です。期間中に行われたセミナー<災害時における人とペットの共生はいかにあるべきか>登壇のために熊本から会場入りした獣医師・德田竜之介先生に、犬や猫と暮らす私たちが災害にどう備えておくべきか、お話を伺いました。德田竜之介先生 プロフィール獣医師。竜之介動物病院院長。1994年、熊本市にて開院。東日本大震災の被災地を視察し「家族は離れてはいけない」ことを痛感し、自身の病院を耐震構造に建て替える。2016年の熊本地震発生の際には、動物同伴の避難者専用の避難所として病院を開放。1ヶ月にわたって1,500人の避難者を受け入れた。HP: Facebook: @RyunosukeAnimalHospital Blog: twitter: @tokudaryunosuke ■「ペットが一緒だから」乗り越えられる東日本大震災の被災地視察で德田先生が目にしたのは、飼い主とペットが一緒に避難できず、離れ離れになっていた現状。各家庭ではペットは “家族の一員” でも、一歩家庭から出れば、まだまだ “社会の一員” にはなっていないという実情が、災害によって顕在化したということでしょう。これはなんとかしなくては、と使命感を抱いた德田先生は、自身の病院を耐震構造のビルに建て替えました。熊本地震が発生したのは果してその2年半後のこと。病院を同伴動物のいる人専用の避難所として開放し、延べ1,500人を受け入れたそうです。「うちの避難所は和気藹々として、とにかく明るかったんですよ」と德田先生は当時を振り返ります。「避難所というのはとかく静かで、雰囲気も暗くなりがち。でも、動物たちがそばにいるだけで元気になるし、自然と会話が弾むんです。しかも世話をする対象がいるというのは、強い。水やフードの確保に行ったり、飼い主同士で協力し合ったりと、みなさん積極的に行動していました」。大変な状況下だからこそ、明るく楽しく、前向きな気持ちでいられることが重要になってくる。つまり、「災害時だからこそ、ペットがいるほうがいい」。德田先生の実体験を踏まえた結論です。■守るべきものを守るために近い将来に起こるかもしれない災害に備えて、守るべき犬猫がいる私たちがしておくべきこととは、なんでしょうか? 德田先生に教えてもらったのは「防災か・き・く・け・こ」です。か:飼い主のマナー・責任犬猫とはぐれてしまった場合、見つかる切り札となるのが身元表示。首輪につける迷子札と体内に埋め込むマイクロチップで、二重の対策をしておくのがおすすめです。またキャリーバッグやケージなど犬猫の避難場所確保や家具の転倒防止対策といった、自宅の安全対策を施すのも飼い主としての責任です。き:キャリーバッグ災害時、キャリーバッグやケージは必ず使うことになります。移動時だけでなく、避難所での犬猫のプライベートルームの役割も。おとなしく入っていられるように、普段から慣らしておきましょう。く:薬・ごはん(備蓄品)最低3日分、できれば1週間分のフードと水は備蓄しておきましょう。持病薬や療法食など特定のものは最優先で用意を。他には、リードやハーネス、トイレやペットシーツ、バスタオルや毛布など。ストレス解消に、おもちゃやおやつなどもあるといいでしょう。け:健康管理環境の変化には、人間よりも動物のほうが敏感。災害時には恐怖やストレスで体調を崩しがちになり、持病が悪化することも。そんなときこそ、普段の健康状態を把握していることが重要になります。またワクチン接種やノミ・ダニ予防、清潔にしておくことも、避難所などの共同生活においては鍵になります。こ:行動・しつけハーネスやリード、クレートに慣らしておくこと。人や他の動物や音といったさまざまな刺激や環境に慣らしておくこと。また、トイレをはじめとする基本的なしつけをしておくこと。動物自身のストレスを軽減するためにも、避難先でトラブルにならないためにも必要です。犬や猫がいる家族と、小さな子どもがいる家族とは、たとえば「避難所で肩身の狭い思いをするという意味でも、同じような心境になると思います」と德田先生。「でもね、熊本地震のときも、荷物を背負って、赤ちゃんを抱っこして、犬を2頭連れてるお母さんがいました。守るべき者がいる母は、強いんです」。ママが落ち着いていれば、子どもも動物も安心するもの。備えと心構えをしていると、いざというときに慌てずに済むことはたしかです。動物が自身でも避難できるようキャリーケースは蓋を開けてリビングに置いておく、歩ける子どもにはテーブルの下など避難場所をあらかじめ教えておく、災害時に離れ離れだった場合にどこで落ち合うかを決めておくなど、些細だと思うようなことでも普段から意識して確認しておくことが、有事に生きてきます。■家族の一員から、社会の一員へ備蓄品の物理的な備えよりもむしろ、飼い主としての普段からの姿勢や心構えについての言及が多いことに気がつかれたでしょうか。「飼い主さんのモラルがまだまだ低いと思います。犬猫がうるさく鳴いても我関せずで、ウンチやオシッコも片づけないというようなことでは、世間に認められるのは難しいと思います。“わかってくれないまわりのせい”ではなく、飼い主自身がまず意識をもつこと。周囲に迷惑をかけないためのしつけや訓練が、日頃から必要です」犬猫が社会の一員となれるかどうかは、飼い主であるあなたの行動にかかっています。そして、災害は誰のせいでもありません。各自が責任をもって、家族とともに状況に柔軟に対応していく力が必要なのです。「防災か・き・く・け・こ」をはじめ、避難状況別の過ごし方なども紹介 『どんな災害でもネコといっしょ』 小学館クリエイティブ ¥1,300(税別)災害対策をテーマにした本は数多あれど、本書はペットを介した“人”のための災害対策がコンセプト。災害時に猫と一緒にいるか、いないかでの状況別対応の仕方、また在宅か避難所かといった、避難先の状況別の過ごし方など、熊本地震での経験を踏まえた実益な情報が満載です。イヌ版は、2018年8月に発売予定。 取材協力:『第8回 インターペット ~人とペットの豊かな暮らしフェア~』人とペットのより良い暮らしのためのライフスタイルアイテムやサービスを国内外から一堂に集めたイベント。第8回目を迎えた今年は3月29日〜4月1日の4日間にわたって開催され、過去最大の出店者数(国内420社、海外82社)と来場者数(42,000人超、ペットは16,000頭超)を記録しました。德田先生が登壇したセミナー<災害時における人とペットの共生はいかにあるべきか>や<いっしょに逃げてもいいのかな?>展、またシェルターとして活用できるキャンピングカーの紹介など、ペットと防災をテーマにした展示やプログラムが充実していたのも今年度の特徴でした。
2018年04月17日ペットを飼われている皆さん、災害時の避難準備は整っていますか?ペットも大事な家族。なんとしても一緒に連れて逃げたいですよね。近い将来、必ずやってくるといわれている大震災。ペットをサッと入れられて、かつ長時間移動できるキャリーバッグが必要です。今回は、5kgと4kgの猫を飼う我が家が試した3つのタイプのキャリーバッグをご紹介します。Okssi68 / PIXTA(ピクスタ)※写真はイメージです■ 1.「プラスチック製キャリーケース」は長時間の徒歩移動には厳しい!プラスチック製のキャリケース。2,000円台から販売されています猫を飼い始めてから、一番最初に購入したキャリーケースは、頑丈なタイプのものです。転勤族の我が家は、移動手段が飛行機になることも考慮し、そのまま預けられるキャリーケースにしました。ちなみに、飛行機では布製やナイロン製のキャリーバッグだと預かってもらえないので、注意してくださいね。それから災害などもしもの時に、避難先でペットだけ別の場所に集められる可能性もあるかもしれません。そんな場合でも、しっかりめのキャリーケースだと安心だとも考えました。しかし!なんといっても、持ち運びがつらいのです。猫の重さがそのまま腕に伝わるので、運ぶ時に長くは歩けません。車移動なら問題ありませんが、我が家は動物病院に歩いて通っているため、5分の道のりも苦しいのです。これでは避難時、このキャリーケースを下げたままでは走れないな……と思いました。■ 2.10年以上も愛用!ナイロン製キャリーバッグなら「ショルダー型」がオススメショルダー型のナイロン製バッグ。2,000円台から販売されています2つめに購入したのは、肩掛けや斜め掛けにもできるナイロン製のキャリーバッグです。ファスナーで開閉、フタ部分はメッシュなので通気性もよく、猫も筆者の顔を見れるので安心できるようです。このバッグなら猫の出し入れもしやすく、肩から掛けることで猫の重さが少しは軽減されます。さらにメッシュ部分からお互いの顔を見られるため、病院の待ち時間も安心して過ごせるので、本当に使いやすく、10年以上愛用しています。しかし、もしもの時に上記のキャリーケースとこのバッグと両方での移動はさすがに無理があります。2匹の猫たちと一緒に、もっと上手く移動できる手段はないかと探してみました。■ 3.「リュック型キャリーバッグ」は両手が空いているから歩きやすい!リュック型のキャリーバック。4,000円台から販売されていますショルダー型バッグで満足していたものの、ずっと気になっていたのが「リュック型キャリー」です。我が家に既にあるキャリーケースとキャリーバッグでは、2匹を連れて避難する自信がありませんでした。2匹で10kgもあるんですから。そんな不安を払拭するために、もしもの時に備えて、リュック型キャリーを購入しました。猫を入れて背負ってみると、他のキャリーに比べて身体が格段に楽です。中も広く、1匹では充分な広さ。前向きにかけると、中にいる猫ちゃんと顔を合わせることもできます。ペットにとっても飼い主さんとの顔が近いと、安心できますよ。筆者はいざとなれば、2匹ともこのリュックに押し込んで、両手に猫たちのごはん、トイレ砂を持って避難するつもりです。いかがでしたでか。この他にも、もっといろいろなタイプのキャリーバッグがあります。ベビーカーのようなカートタイプのキャリーもありますよね。最近、ペットカートでお散歩しているワンちゃんネコちゃんをよく見かけます。布製のスリングタイプもかわいいですよ。いろんなシチュエーションを考慮し、飼い主さんのライフスタイルに合ったタイプを購入されるのがいいでしょう。
2018年03月28日「梁」とは梁とは、構造物の上部からの荷重を支えるため、または柱をつなぐために架け渡す建築材料のことをいいます。梁には、屋根を支える「小屋梁」というものがあります。また、柱と柱で支えられている「大梁」と、大梁に支えられている「小梁」とがあります。さらに床を支える床梁(ゆかばり)、2階などの床や小屋組に設ける「火打ち梁」があり、梁には実に多くの種類があることがわかります。梁の役割は、地震などの災害時でも建物が倒壊しないよう、建物の主要構造部分である屋根や柱を支えることにあります。このように建物全体が揺れやねじれ、引っ張りといった様々な力に耐えるためにも、梁は必要不可欠であるといえます。2種類の構造形式しかし地震などの災害時でも、建物が建っていられるかどうかはその建物の「構造形式」によって異なってきます。つまり、屋根や柱を支える梁を使用していたとしても、必ずしも建物が倒壊しない保証はないということです。では、どのような「構造形式」が一番安全なのでしょうか。まずは代表的な構造形式である以下の2つをご紹介します。ラーメン構造壁式構造それぞれの特徴をみていきましょう。ラーメン構造ラーメン構造とは、日本の伝統的な工法のひとつで柱と梁で骨格を造り、そこに壁を張っていく構造のことをいいます。ラーメンの語源は、ドイツ語の「枠」「額縁」からきています。柱と梁を強く固定すること(剛接合)で建物の骨格を形成するこの構造は、強靭な「枠」を形成します。この点がラーメン構造の特徴ともいえます。そのため木造建築物には取り入れにくく、鉄筋コンクリート造り(RC造)や鉄骨造り(S造)などで建てられるアパートや低層マンションに用いられることが多いです。ラーメン構造の特徴特徴としては、接合部分がしっかりと固定(剛接合)されている点にあります。しかし先述したように、後から壁を張っていくスタイルなので、壁は非常に薄いといえます。そのためこの構造法を用いている場合は、木造アパートはもちろん、中高層マンションであっても隣の部屋の物音が気になってしまうことが考えられます。また壁が薄いということは、「横からの力に弱い」ともいえます。震災レベルの地震が起きた場合には、十分な注意が必要です。壁式構造一方で、震災レベルの地震にも強いのが「壁式構造」です。壁式構造はラーメン構造とは違って、柱や梁を使用せず、床と壁を接合していく構造のことをいいます。主に一般住宅や中高層マンションなどに用いられることが多いです。壁式構造の利点には、以下のようなものが挙げられます。壁で建物を構成しているため、地震などの強力な影響もバランスよく吸収することができる柱を用いらないので、四隅にスペースが生まれる防音効果がある熱(冷暖房)が室内に渡りやすい柱がない分スペースが広がるので、空間にゆとりがもてます。また建物をコンクリートの壁で構成するので、防音効果もバッチリです。しかし欠点もあります。壁式構造の欠点は以下のとおりです。大規模なリフォーム(リノベーション)ができない柱や梁で建物を支えているラーメン構造であれば、壁を取り壊すリフォームもできます。しかし壁で建物を支えている壁式構造では、壁を取り壊したり、窓をくり抜いたりすることは難しいです。まとめ壁式構造は地震に強く、生活上安全であるうえに防音効果も高いことがわかりました。しかし一方で、壁を取り壊して居室スペースを広くするといった、大規模なリフォーム(リノベーション)は難しいようです。ライフスタイルの変化や居住者が増えるといった場合に、大規模なリフォームができないのは難点といえます。しかし地震の脅威にさらされることなく、安全な住まい環境を維持できる点は非常に魅力的であるといえます。今後のライフスタイルを考慮したうえで、物件購入を検討されるのが良いでしょう。
2017年12月18日災害時に、長期間電気や水道が絶たれてしまい不便だったという体験談を聞いたことはありませんか?災害のような予測不能な事態が突然起きても、自家発電システムがあれば安心ですし、他の人を助けてあげることも可能になります。では、太陽光発電は災害時でも利用できるのでしょうか?今回は、災害時の太陽光発電利用方法や、注意点などをご紹介します。被災時でも太陽光発電は利用できる?被災時でも、太陽光発電は利用可能です。災害など何らかの原因で電力会社からの電力供給がストップした場合、通常の設定のままでは、太陽光発電も運転を休止します。しかし、大半の太陽光発電には「自立運転機能」が備わっているため、通常の設定から自立運転の設定に変更することで、被災時でも電力を利用することが可能です。電力が使えれば、テレビやラジオを使用したり、携帯電話を充電したりすることが可能になります。災害や救援に関する正確な情報をいち早く入手したり、安否確認も含め外部との連絡を取り合ったりできることは、被災時には大いに役立つでしょう。また、冷蔵庫が使用できれば、食品や薬品などを保存することが可能になりますし、電気ポットや炊飯器が使用できれば、温かい食事を食べることも可能です。小さいお子さんがいる場合は、哺乳瓶などの消毒もできます。さらに、場合によっては、洗濯機や井戸水用のポンプも動かせるかもしれません。電力があれば、自分や自分の家族だけに限らず、地域全体の助け合いや災害対応能力の向上にも貢献できるのです。ただし、被災時でも太陽光発電が利用できるのは、自立運転の機能が備わっている場合のみ。これから太陽光発電システムを導入しようとお考えの方は、必ず自立運転システムの有無についても確認してください。自立運転システムの利用法通常時、電力の発電量に応じて足りない電力を補ってもらったり、余分な電力を買い取ってもらったりするため、各家庭の太陽光発電システムは電力会社とつながっています。このつながりを切り離し、各家庭で太陽光発電システムを独立させて使用する設定のことを、「自立運転」といいます。自立運転の設定に切り替える際はまず、安全のため、主電源と太陽光発電用のブレーカーをオフにします。これは、電気系統の事故や、そこから派生する大火災などの思わぬ事態が起こることを防ぐためです。その後、付属の取扱説明書に従って自立運転モードに切り替え、接続したい電気機器を自立運転用のコンセントにつなぎます。このとき、接続する電気機器のほうも主電源が切れていることを確認したうえで行いましょう。特に、大きな電化製品は自立運転コンセントから離れた場所にあることも多いため、災害時に備えて、日頃から長めの延長コードを用意しておくといいです。また、自立運転機能を使用中は、こまめに発電状況を確認することも大切です。天候や発電出力の変化に合わせて、接続機器を調整しましょう。電力会社からの電力供給が回復したら、自立運転モードのままにしておくと売電ができなくなってしまうので、忘れずに通常の運転モードへ切り替えましょう。通常の運転へ戻すには、まず自立運転モードを解除し、太陽光発電用のブレーカー、主電源の順にオンにしてください。太陽光発電の自立運転モードは、いざというときに備えて、試運転や練習をしておくことをおすすめします。その際は、電気機器を自立運転コンセントに問題なくつなげるか、延長コードなどの長さは十分か、自立運転システムそのものが正常に作動するか、などをチェックしてください。もし、自立運転システムに関してわからないことがあれば、早めにメーカーや施工会社へ問い合わせておきましょう。太陽光発電の費用を無料で比較自立運転システム利用する際の注意点太陽光発電を自立運転システムに切り替えて使用する場合、注意しておきたいことが3つあります。緊急時でも冷静に対処するために、事前に注意すべきポイントを把握しておきましょう。1つ目の注意点は、自立運転システムの非常電源には、一般的なパワーコンディショナー1台で1,500W(1.5kW)までの上限があることです。そのため、接続する電気機器の合計電力使用量に注意してください。また、限度内であっても、大電力が必要な電気機器は、起動しなかったり動作が不安定になったりする場合もあることを知っておきましょう。2つ目は、自立運転であっても太陽光発電であることに変わりはないため、夜間の電力使用ができないことです。また、雨天・曇天時には、発電量が不安定になり、使用できる電力量が急に低下したり、使用できなくなったりする場合があります。そのため、途中で電源が切れると生命に危険をもたらす恐れのある医療機器や、故障・破損する可能性が高いパソコンなどは、自立運転の非常電源には接続しないでください。3つ目は、自立運転では通常のコンセントや普段使用している照明器具を使えないことです。システム利用時は必ず、自立運転コンセント(非常用コンセント)への接続が必要になるので、前もって自立運転コンセントの有無や位置を把握しておきましょう。まとめ太陽光発電の自立運転機能を使えば、災害時や停電中でも電気機器を使用することが可能です。事前にしっかりと準備をしておけば、いざというときにもあわてず、太陽光発電のよさを最大限に活かすことができるでしょう。この機会に太陽光発電の「自立運転システム」について、一度確認しておくのはいかがでしょうか。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月21日私たちが小さい頃は、地震や津波なんて遠い地の出来事だと感じている空気が、どこかにありました。ここ数年の間に大きな災害が相次ぎ、防災意識も以前よりは高まっているように感じますが、実際に家族間で防災情報を共有できているのは、3 人に 1 人しかいないという調査結果が出ているそうです。■子どもや孫を守りたい! それなのに行動がともなっていない現実防災に対する意識調査を行ったのは、大和ハウス工業。新築・戸建住宅の購入を検討している20代から50代の男女1,035 名にアンケート調査 「2017年度防災意識調査」 をしたところ、災害が起きた時、真っ先に子どもや孫の心配をすると答えた人が41.8%と半数近いのに、実際に避難場所やルート、連絡手段の情報共有をしていない人の割合が34.5%もあったそうです。また、家族で自宅にいる場合の避難や連絡の方法について共有しているのは53.0%と半数を超えますが、外出先で家族がバラバラの時となると、45.6%にまで下がっています。1人1台スマホを持っている現代、何かあってもスマホで連絡すれば大丈夫と思いがちですが、災害時にスマホが使えるとは限りません。自分が使えても、家族が使えない場合だって考えられます。■ちょっとした工夫で格段に上がる! 災害時、家族が再会できる確率「防災について家族で話し合えと言われても、何を話し合えばいいのかわからない、という理由も大きいのではないでしょうか」と語るのは、危機管理教育研究所代表 危機管理アドバイザーの国崎信江(くにざきのぶえ)さん。「防災について家族で共有すべき情報とは、被災した場合を想定し、できるだけ具体的に、小学校集合ではなく、小学校の校庭の鉄棒の横というように、細かく取り決めておくことが大切です。わが家では、集合時間を1日2回、待ち時間も20分とし、会えなければ次の時間に集合するようにしています。 寒い中で長時間待ち続けたり、早く向かわなければと無理をすることで、事故につながる危険も生じます」確かに、避難場所を小学校に決めて実際に集合できたとしても、同じように被災した人が大勢いるわけですから、家族となかなか会えない可能性も考えられます。 ■わが家オリジナルの防災マニュアルを作ろう災害時に必要な情報は、家族構成や立地条件など各家庭で異なります。そのため、国崎さんは「わが家の防災マニュアル」を作ることをすすめています。「家族の連絡方法や待ち合わせ場所・目印、自宅から避難する際に誰が何を持ち出すかなど具体的に書き込み、家族全員で所持しましょう」(国崎さん)一から防災マニュアルを作るのは大変ですが、国崎さんが代表を務める 危機管理教育研究所ホームページ で、 ひな形 が提供されています。曜日別の家族の行動まで書く欄がありますが、これにもきちんと理由があるそうです。「お父さんは会社、子どもは学校と思いがちですが、曜日や時間でいる場所は変わります。毎朝、今日は何時頃どうしているか、家族で共有する習慣を身につけるのも、家族の防災コミュニケーションに役立ちます」(国崎さん)直面するかわからない災害のために、防災マニュアルを作るのは正直、少し面倒な作業だと感じるでしょう。しかし、このまま何もしないで災害にあったとしたら、「あの時ちゃんと情報共有していれば…」と後悔することは、目に見えています。子どもや家族、そして自分のために、ここは一度、家族会議で避難情報を共有しておきたいものです。 ・大和ハウス工業
2017年11月10日パントリーやキッチンにあえてむき出しのまま置いておきたい缶詰は、視界に入るとうっかりクスッとしちゃう、どこか平和な佇まい。そんなほのぼのとした缶詰は、実はあんな時に大活躍する実力派!今日はそんな缶詰フードについてご紹介します。「もしも」の時に備えたい! ふんわり美味しく可愛いデニッシュ缶コップのフチに腰掛けるシロクマに、コーヒーカップで羽根を休めるカモメ、重なったホットケーキの上で正座するシロクマ?思わず脱力しちゃうイラストが描かれているのは、「CANNEDBREAD長期保存できるデニッシュ缶」。お気に入りの絵や可愛い雑貨を飾るように、キッチンにそのまま置いておきたいような佇まいです。「CANNEDBREAD長期保存できるデニッシュ缶」は、ケーキのようなフワッとした食感とほんのり感じる上品な甘さが評判のデニッシュパンを作る京都祇園発祥の「ボローニャ」から発売された、長期保管可能なデニッシュパン。最大3年間の保管が可能な缶詰タイプだから、自然災害の時や今よくニュースで見かける国際政治的な有事の時など「もしも」の時のために備蓄することが可能なんです。プルトップで開けられるから缶切りもいらないし、温める必要なく美味しく食べられるから「もしも」の時も頼もしい存在ですよ。防災の日を過ぎて、自宅の備蓄品を見直した方も多いのでは?すでに備蓄されている方にも、これからの方にも、おすすめしたいこんな非常食。「もしも」の時こそ、心を和ませるこんなほのぼの缶詰とふんわり甘いデニッシュで、しっかり備えてみませんか?【ご紹介した非常食はこちら】 あのデニッシュが非常食に!⇒ CANNEDBREAD長期保存できるデニッシュ缶 864円(税込)
2017年11月05日今週は防災週間。最近では、局地的な豪雨が増加傾向にあり、それによる川の氾濫や土砂崩れなどの災害も起きやすくなっています。そこで、いつ自然災害が起こってもおかしくない日本で、皆さんはどれくらい準備をしていますか?Q.もしもの大災害…あなたは準備をしている?1.している 10.3%2.少ししている 44.4%3.していない 45.0%4.その他 0.3%していないという人が45.0%ともっとも多い結果になりました。ついつい人ごとになってしまう防犯対策ですが、この機会にぜひ、家族全員が3日分過ごせる非常食と日用品の準備をしておきましょう。ここからは災害を身近に感じた人たちの体験談のご紹介です。■食料ばかりでなく燃料やトイレの準備も非常食にばかり準備することを考えてしまいますが、実際に被災された方々はストーブや毛布、カセットコンロ、懐中電灯などを重視しているようです。さらに忘れがちな、排泄の準備もしっかりしておきたいですね。「震災経験者として話させていただきます。あってよかったものは、ラジオ、長期保存ができる食品(カップ麺やチョコレート)、2リットルの水数本、毛布、ろうそくなどです。自家発電機がある家庭は良いと思います」(福島県 40代女性)「自分では完璧と思って準備していましたが、東日本大震災のときに全然役に立たなかった。以外と食料はなんとかなるので、懐中電灯、電池、カセットコンロ、燃料などを重視しています」(宮城県 30代女性)「いちばん辛かったのはトイレです。今は着火ストーブ、灯油、ガソリン、ガスコンロ、お風呂の残り湯(トイレタンクに入れる用)、乾麺、カップ麺、缶詰、チョコや飴、飲み水、茶葉、手巻き充電式携帯充電器は常備しています」(福島県 20代女性)■津波浸水予想地区や川の近くに住む人は海や川の近くに住んでいる人は、自宅だけでなく、高台に住んでいる人にお願いをして、食料や避難グッズを預けて置けるといいようです。「津波浸水予想区域に住んでいる方は、高台に住んでいる親戚や友人と相談して、自分が避難するときの食料や飲料を預けておくと良いと思います。私は車にも子どものジャンパーやひざ掛け、飲み物、食べ物を積んでいます。旅行に行くときも、飲み物とおやつはカバンに入れています」(宮城県 40代男性)■準備していても子どもを守ることで精一杯実際には小さな子どもがいたりすると、避難グッズまで持って逃げることは難しかったという人も。カードや電子マネー派という人も、自宅には現金を用意しておいた方が防災対策としてはいいようです。「思い返すと小さい子ども2人を抱きかかえ、外へ出ることが精一杯でした。荷物を取りに行きたくても、しがみついている子どもから離れることはできません。崩れる塀を見て、ただごとではないと気づき、どうしたらいいか考え始めました。幸い現金があったので買い物ができました。停電時はカードは使えません。それ以降、ある程度の現金はおろしておくようにしています。」(千葉県 40代女性)Q.もしもの大災害…あなたは準備をしている?アンケート回答数:8026件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年09月01日9月1日は、「防災の日」です。昭和35(1960)年の内閣閣議によって定められました。大正12(1923)年のこの日、関東大震災が起こり、過去にはこの時期にたびたび大きな台風が日本各地を襲い多くの被害があったことから、防災の日に定められました。こうした大惨事を忘れないため、毎年各地で防災訓練などが実施されています。わが息子が通う小学校ではこの時期、防災訓練が行われます。わたしが子どものときも9月に避難訓練があり、そのときだけは近隣に住む子ども同士のグループで集団下校をしていた記憶があります。そんな行事を通して「わが家も防災に備えなければ」と気持ちがあらたまりますが、高い意識でキープするのはなかなか難しいことかもしれません。■防災意識に変化? 約半年で災害に備える意識が大幅減少マクロミルが行った大災害に対する調査によると、「日頃からどの程度、防災を意識しているのか」という質問に対して「意識している」という回答が58%。今年2月に行った同調査の69%よりも11ポイントも低下しました。これは「とても意識している」と「やや意識している」をどちらも合わせた数値ですが、「とても意識している」に限定すると15.1%から8.2%と約半数に減っていることがわかります。さらに、「災害に対する備えは強化していますか?」の質問には、「強化はしていない」が53%で、前回より15%も上昇。災害への意識は平穏に毎日を過ごすなかで、徐々に薄れてしまう傾向があるのかもしれません。「恐れている災害は?」の質問には、1位が地震で91%と圧倒的なトップとなっています。そして、7月の九州を襲った豪雨が記憶に新しいせいか、2位は54%で豪雨・洪水、3位は44%で暴風・竜巻と続きます。 ■年に1度は必ずチェック! 防災のためにできる3ヶ条「万が一の時のために、日ごろから何かしら防災対策を」と考えるママは多くても、きちんと定期的に行動を起こすとなるときっかけがつかめず、どうしていいかわかりませんよね。そこで、もうすぐ防災の日をむかえるこの時期に、以下の3つをやってみてはいかがでしょう。1.家のなかの危険な場所をチェック地震の際は、倒れてきた家具の下敷きになるけがをしたり逃げ遅れたりするケースが少なくありません。そのため、高さのある家具には、転倒防止グッズの取りつけをおすすめします。また、高い家具はベッドや扉の位置から離して置くなど工夫すれば、万が一のとき被害を最小限におさえることができます。2.非常時に役立つグッズはいつも手に取れるところに常備年に一度は必ず、非常用持ち出しグッズや非常食などをチェック。それ以外に、リビングでいつも自分が座る定位置の近くには懐中電灯やホイッスルをおいておきましょう。災害はいつ起こるかわかりません。自宅にいた場合、手にとれる場所に準備しておけば、懐中電灯で暗い室内をすぐに照らすこともできますし、動けない・外に出られない状態になってもホイッスルでほかの人に知らせることができます。3.災害時の連絡方法を、家族同士で確認しておくまた、家が全壊するなど万が一の場合、家族で集まる際の集合場所を決めておきましょう。それ以外に、安否確認の方法を共有しておくことも大事です。たとえば災害時、家族と連絡がとりにくくなった場合には、声の伝言板「災害用伝言ダイヤル(171)」やネットを通じて安否確認ができる「災害用伝言板(web171)」といったサービスを連絡手段のひとつとして覚えておきましょう。これらは毎月1日と15日 に無料で体験利用できるので、事前に試してみて使用方法を覚えておくといいですね。防災意識を防災行動にうつすことで、逃れられない災害被害を最小限におさえることができるかもしれません。防災行事をきっかけに、ぜひ家族で話し合ってみてくださいね。<参考> 「防災意識と備えの実態に関する定点調査 第2回」(マクロミル調べ)
2017年08月21日小学生にもなると、子ども専用の携帯電話やスマホを持たせている家庭も多くあると思います。携帯電話の使い方とは別に、電話のマナーや電話スキルを子どもに教えてあげていますか?子ども同士で電話連絡を取りあうようになってしまうと、電話のスキルがまったく身についていないということが起こってしまい、大人になったときや緊急時に困る場面が出てくるかもしれません。子どもが小学生になったら、あらためて電話のスキルを教えてあげましょう。■電話をかけるスキルとは園児時代は、用があったらママから電話連絡をすることがほとんど。でも、小学生になったら、電話をかけさせることも練習させてみませんか?電話の相手は、祖父母など身近な人がおすすめです。できれば、ママから祖父母に子どもの電話練習ためにかける旨を事前に伝えておくと、相手も安心します。相手に直接つながる携帯電話とは違い、いくつかのプロセスが発生します。慣れないうちは戸惑うかもしれないので、電話をかけるまえに親子で練習しておくとよいですね。<電話をかけるスキル>・まずは「自分の名前を名乗る」・あいさつをする・取り次いでほしい人の名前を伝える 今回の場合は、祖母または祖父のどちらかを伝えます。・用件を話す・「おやすみなさい」「さようなら」など終わりのあいさつをする留守番電話の対応方法についても、きちんと教えておきましょう。高学年になったら、電話で使う敬語も教えてあげるとよいですね。■電話を受けるときの注意点電話を上手にかけることができるようになったら、自宅の電話を子どもに取らせるのもよいかもしれません。電話対応をさせるときには、受け答えについて、しっかり子どもに話しておきましょう。<電話を受けるスキル>・相手の名前をたずねる たとえば「誰?」ではなく「どちらさまですか?」と聞くように言葉のマナーも教えましょう。・知っている人の場合はあいさつをする 電話を受けるときには、いくつかの注意点が必要になってきます。<電話を受けるときの注意点>●注意1 子どもが小さいとき子どもがまだ小さく会話が上手にできない、電話で遊んでしまうなどの場合には、電話をかける/受けるを子どもに対応させるのはNGです。電話をかけてくる人は身近な人から営業まで多くの人がいますので、相手に失礼のない行動ができるようになってから行うことが大事です。●注意2 防犯対策親が不在のときに電話がかかってきたときの家庭のルールは、あらかじめ決めておき、子どもにも伝えておきましょう。家庭で決めるルールは次のようなものがあります。例1)不在時は電話に出ない例2)ナンバーディスプレイに表示された場合(親など)にしか出ない例3)不在時、電話に出てもよいとする場合でも、親の不在は伝えないようにする親が不在であることを見知らぬ第3者にはわからないようにすることが鉄則です。■緊急時に必要な公衆電話スキル多くの人が携帯電話やスマホを持つようになった現在では、公衆電話を使う機会はだいぶ少なくなりました。でも、災害などの緊急時には、携帯電話がつながりにくくなることも多く、公衆電話はいざというときに頼れる存在です。いまの子ども達は公衆電話に触れる機会がなく、「使い方がわからない」ということも。「受話器をあげて、お金やテレホンカードを入れてからダイヤルする」ということを、きちんと教えておきましょう。110番などの緊急通報のやり方についても、しっかり伝えておきたいですね。できれば一度、公衆電話から自宅や親の携帯電話にかけさせて、使い方を確認しておくとよいでしょう。公衆電話の場所は、NTTのサイトでも検索できます。また、万が一の場合に備えて、連絡先の番号とともに、テレホンカードを子どもに持たせておくと安心です。子どもに電話のかけ方や受け方を教えることは、言葉遣いやマナーを身につけさせることにもつながります。メールやSNSで連絡を取りあう世の中になったとはいえ、まだ電話を使う機会もあると思います。子どもの電話スキルについて、あらためて見直してみてはいかがでしょうか。
2017年06月11日私たちが当たり前のように使っている水道やガス、電気は毎日の食事にも欠かせません。災害によってこれらが途絶えてしまった時の食生活を考えてみたことはありますか?この記事では、防災非常食の選び方やポイントをはじめ、おすすめの非常食など幅広くご紹介します。災害時に役立つミニレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。■災害をイメージして備えよう水道やガス、電気などのライフラインが途絶えてしまったら、どんな場面で不便が生じるでしょうか?また、今家にある食料品だけで家族は何日間過ごすことができるでしょうか?非常食を揃える前に、まずは大きな地震が起こった場合をイメージしてみましょう。【ライフラインが復旧するまでの期間は?】災害時には水道やガス、電気などのライフラインが止まる恐れがあります。例えば首都直下型地震が発生した場合、各事業所はライフラインの復旧目標として次のような日数を掲げています。■首都直下型地震発生後の復旧目標・水道…30日・ガス…55日・電気…6日それに対して過去に発生した阪神・淡路大震災と東日本大震災の後に、実際にライフラインの復旧にかかった日数は次の通りです。■阪神・淡路大震災発生後の復旧日数・水道…約90日・ガス…約85日・電気…約6日■東日本大震災発生後の復旧日数・水道…約90日・ガス…約55日・電気…約95日(東北電力管内)、約9日(東京電力管内)被害戸数や地域によって差はありますが、このように3ヶ月近くもライフラインが途絶えた状態で生活していた方がたくさん見られました。近年発生すると言われている首都直下型地震や南海トラフ地震、その他の大地震や自然災害でも、各事業所が掲げている復旧目標よりも時間がかかる可能性は十分に考えられます。【防災非常食はどれくらい準備すれば良いの?】震災直後は救援物資の遅れや不足も考えられるため、すぐに水や食料が手に入るとは限りません。ライフラインが途絶えていれば、ガスや水道水を使わずに調理する必要もあります。そのため、日頃から各家庭で非常食を備えておくことが大切なのです。食料の備蓄は少なくとも1人あたり3日分、飲料水の備蓄は1人あたり1日3リットルが必要だと言われていますが、可能であれば7日分程度を備えておくのが望ましいでしょう。例えば、4人家族で3日分を用意した場合では1日3食として計36食分の食料と、計36リットルの飲料水を備蓄しておく計算になります。7日分だと計84食分の食料と、計84リットルの飲料水が必要です。数字で見ると圧倒されてしまいますが、冷蔵庫にある残り物をはじめ米や缶詰、乾物などの保存食や、次にご紹介する「ローリングストック法」をうまく活用すれば難しい数字ではありません。まずは、3日分を目標に用意してみてはいかがでしょうか?【ローリングストック法を活用しよう】非常食を備えていても必要な時には消費期限が過ぎていて食べられなかったり、災害が起こる前に消費期限が来てしまい、消費のために毎日食べなければいけなかったりと、非常食の保管に悩んでいる方は多く見られます。今回ご紹介するローリングストック法とは、2013年頃から注目されはじめた新しい備蓄法です。実践することはそこまで難しくありません。備蓄している非常食を日頃から消費して、食べた分だけ新たに補充をするだけで良いのです。こうすると、期限の長い非常食が常に一定量ストックしてあるという状態を保つことができます。また、ローリングストック法を使えば重くて場所を取る飲料水も備蓄しながら利用でき、飲食料のほかにも使用期限のある乾電池などの日用品に応用することもできます。では、以下でローリングストック法の主なメリットを見てみましょう。■比較的期限の短いものも利用できる保存食というと消費期限が3年~5年など長期保存できるものが一般的でしたが、ローリングストック法では定期的に消費していくので、消費期限は1年程度あれば十分だと言われています。消費期限の短い食品も非常食として捉えることで、選べる食品が増えました。家族の好みに合わせて、「我が家の非常食」を選んでみてください。■食材を無駄にしにくい非常食を食べる度に新たに期限の長いものを補充するため、いざ必要となった時に消費期限が切れて食べられないという失敗を防げます。■非常食に慣れることができる日頃から非常食を食べ慣れているので、災害時に初めて非常食を出してみたら口に合わず食べられなかった…という心配を防ぐことができます。また、ローリングストック法では好みに合わなかった場合に新たに買い直すことができるので、補充の度に少しずつ好みの食品を増やしていくと良いでしょう。ローリングストック法では初めに1人あたり4日分、計12食の非常食を家族の人数分揃えることが推奨されています。先にご紹介した「1人あたり3日分」という目安より1日多いのでご注意ください。非常食が準備できれば毎月1食~2食程度ずつ非常食を食べ、食べた翌日に補充するというのを繰り返していきます。例えば4人家族の場合、初めに48食分の非常食を準備します。普段食べている食事の3食のうち1食を非常食に置き換えると、1日に4人で消費するのは計4食分です。消費した分は翌日に買い足します。これを毎月1回のペースで繰り返していくと、ちょうど1年で初めに準備した48食と新しく補充したものが全て入れ替わり、新しい48食が出来上がっていることになります。非常食を日常に取り入れるという考え方なので、押入れの奥にしまうのではなく、すぐに取り出せる場所に保管するのがポイントです。初めに準備する量や消費するペースはあくまでも目安なので、家族構成や家庭の事情に合わせて無理のない範囲でお試しください。■防災非常食を選ぶポイント非常食の備えは、「食料品・飲料品・台所用品」の3つのグループに分けて選びましょう。以下では、それぞれの押さえておきたいポイントをご紹介します。【ポイントその1】食料品の備蓄非常食は、ライフラインが途絶えてしまっても食べられる缶詰やビスケットなどが一般的です。過去の例を見ると電気は比較的早く復旧する見込みがあるため、電気ポットでお湯を沸かすだけで食べられるインスタント食品やレトルト食品も良いでしょう。醤油や酢、塩などの調味料を備えておくと、同じ食品ばかり食べることになっても味に変化を付けられるためおすすめです。小さな子供がいる家庭では、粉ミルクやベビーフードも必要です。成長に合わせて用意するものも変わってくるので、ローリングストック法を応用して無駄なく備えましょう。また、高齢者のいる家庭では堅い乾パンの代わりにビスケットを用意したり、普段から食べ慣れているものを備えたりと工夫をすることが望ましいです。【ポイントその2】飲料品の備蓄飲料水は1人あたり1日3リットル必要だと言われていますが、トイレや洗濯、洗顔など生活用水も考えるとそれ以上の備蓄が必要です。汲み置きや浄水器でろ過した水は小まめな汲み替えが必要なため、保存にはペットボトルのミネラルウォーターが便利です。災害時に給水支援があった場合、給水を受けられるようにポリタンクも用意しておきましょう。また、子供や高齢者は脱水症状になりやすいため、小まめに水分補給を勧めてください。ビタミン不足を防ぐため、野菜ジュースなどを用意しておくことも考えましょう。【ポイントその3】台所用品の備蓄カセットコンロやガスボンベがあれば、ライフラインが復旧するまでの間簡単な調理をすることができます。いざという時にスムーズに扱えるよう、慣れていない方は実際に使って使い方を覚えておきましょう。クーラーボックスや保冷材は、冷蔵庫の代用としても使えて便利です。そのほか、あると便利な台所用品は次の通りです。・ラップ食器にラップを敷くことで食器を汚さずに食事ができ、洗い水の節約になります。・ウエットティッシュ食事の前後に手を拭いたり、食器を拭いたりするのに使えます。・ポリ袋ゴミ袋としてだけでなく、お椀やコップに被せて使うことで食器が汚れるのを防いだり、お鍋の代わりに使ったりすることもできます。・ポリ手袋手袋をはめて調理をすると、調理の合間の手洗いの水を節約することができます。・キッチンバサミ包丁の代用品として、まな板を使わずにカットすることができます。■オススメの防災非常食&簡単ミニレシピローリングストック法の活用などによって、様々な食品を非常食として揃えることが可能になりますが、以下ではその中でも特におすすめの非常食をご紹介します。・缶詰ツナ缶やサバ缶、フルーツ缶など馴染みのものから、お肉やお粥、パン、スープの缶詰など様々な種類があります。ビタミンが不足しないよう、野菜の水煮やスープの缶詰も用意しておくと良いでしょう。調理された缶詰もありますが好きな味付けにしたり、小分けにして料理の品数を増やしたりできる水煮が使いやすくおすすめです。・インスタント食品手軽に食べられるインスタント食品は、災害時に備えておくと重宝します。スーパーよりも、ホームセンターやディスカウントストアのほうが安く購入できる場合が多いので、まとめて買っておくのも良いでしょう。・フリーズドライ食品水で戻すだけで食べられる保存食品であり、シリアルやスープ、スパゲティなど豊富なラインナップが特徴です。栄養を考えて作られたものもあり、単調になりがちな非常食の中に加えておくと食べる楽しみにつながります。・アルファ米フリーズドライ食品の一種であり、水やお湯を注ぐだけで食べられるお米です。赤飯や混ぜご飯など種類も多く、好みによって選ぶことができます。容器のパウチや缶を食器代わりにして使っても良いでしょう。・乾パン袋入りのものと缶詰に入ったものがありますが、缶詰のほうが長く保存できます。苦手な方はビスケットなどで代用したり、ミルクやスープに浸して食べたりすると良いでしょう。・乾物たんぱく質が豊富な高野豆腐やきなこ、食物繊維が豊富な干ししいたけや切り干し大根、ミネラルが豊富な乾燥ひじきやきくらげなど、乾物は保存しやすいだけでなく栄養も抜群。日頃から常備しておきたい食品のひとつです。・ドライフルーツプルーンやレーズンなど、食物繊維やカリウムが豊富に含まれているドライフルーツは便秘になりがちな災害時に重宝します。しっかりと噛むことで満腹感も得られます。・お菓子甘いものには疲れを取ってくれる効果があります。チョコレートやドロップ、グミなど手軽に食べられるものを選びましょう。ローリングストック法を活用して、家族の好きなお菓子を備えておくのも良いですね。最後に、災害時に役立つレシピを3つご紹介します。上記でご紹介していない材料もありますが、気になるレシピがあれば常備しておきましょう。【オススメレシピその1】お鍋で炊く、トマトリゾットライフラインが途絶えていても、カセットコンロがあれば美味しいリゾットを作ることができます。・材料(2人分)米…2合水…200mlトマトジュース…200ml好みの缶詰…1缶(ツナ、アサリ、コーンなど)塩、コショウ…好みで適量・作り方あらかじめ30分程水に浸しておいた米とトマトジュース、好みの缶詰を汁ごとお鍋に入れて強火にかけます。沸騰したら弱火に落とし、10分経ったら火を止めてそのまま10分蒸らせば完成です。缶詰からも良い旨味が出ますが、足りない方は塩・コショウで味を調えると良いでしょう。【オススメレシピその2】ポリ袋で作る、野菜たっぷりポトフお鍋の代わりにポリ袋を使うことで、洗い物を減らし水の節約になります。・材料(2人分)冷蔵庫の残り野菜…300グラム程度(じゃがいも、たまねぎ、キャベツ、人参など)ベーコンまたはソーセージ…あれば適量コンソメ…1個水…200cc~300ccポリ袋…2枚・作り方早く熱を通すため、食材は小さくサイコロ状に切りましょう。2枚重ねたポリ袋に全ての材料を入れ、沸騰したお湯に入れて様子を見ながら30分程度煮たら完成です。キャベツやたまねぎからも水分が出るので、野菜の量によって水を少し減らしてもかまいません。【オススメレシピその3】混ぜるだけ!切り干し大根と缶詰のマヨネーズ和えガスも電気も水も使わず、混ぜるだけでできる簡単な一品料理です。・材料(2人分)切り干し大根…50グラム程度好みの缶詰…1缶(鶏ささみ、ツナ、ホタテなど)すりごま(白)…あれば少々マヨネーズ…少々ポリ袋…1枚・作り方通常切り干し大根は水で戻しますが、災害時には貴重な水を使わず缶詰の汁で戻すと良いでしょう。洗い物を減らすためポリ袋に材料を全て入れ、手でよく揉めば完成です。白ごまの代わりに黒ごまを使っても風味が出てよく合います。■まとめいかがでしたか?防災非常食と聞くと難しく考えてしまいがちですが、今回ご紹介したように新たな備蓄法が注目されたり、市販の非常食が豊富になったりしたことで、選ぶ食品の幅も広がりました。ライフラインの復旧や救援物資が行き届くまでの間、自分や家族が健康でいられるように日頃からきちんと備えておきましょう。
2017年04月18日東日本大震災が起きてから、今年で6回目の春を迎えます。時間が経過するとともに当時の記憶だけでなく、災害に対する意識も薄れてしまいがち。改めて必要なものをチェックすると同時に、意外と忘れがちなポイントをおさらいしましょう。■被災地域への電話やメールを避ける仙台市に住むOさんは、自宅マンションで被災しました。市の中心部だったため津波の被害はなく、家も無事だったそうですが、しばらく不自由な暮らしを強いられたといいます。今回はそのOさんの経験から、見落としがちなポイントを考えていきましょう。地震が発生したとき、その大きさから「ただごとではない」と感じたそうですが、沿岸部の津波被害を知ったのは数日後だったといいます。ラジオの準備はなく、ワンセグテレビを見たくても、バッテリーが減るのをおそれてすぐには使用しなかったそう。「そればかりか、遠方の親戚や友人から安否確認の電話やメールが大量にきました。これもバッテリーを減らすことになるので、気持ちはわかるけれど避けてほしい」(Oさん・以下同)災害時は伝言ダイヤルが開設されるし、SNS経由で連絡もできるので、直接の連絡はありがた迷惑になるようです。これを機に、Oさん一家は家族がつながるSNSのアカウントを設定。もしものときにはこちらを経由して安否確認をするというルールを作ったそうです。■オール電化ではなくても安心できない電気が止まっても、ガスや水道が無事ならなんとかなる。オール電化の住宅以外ならそう思うかもしれません。しかし、Oさんのようにマンションで暮らしていると、水のくみ上げに電気を使用していることがあり、しばらく水道が使えなかったのだとか。「まだ寒い時期でしたから、水だけでなく灯油も必要でした。それを運ぶための容器はあったけれど、ポリタンクは重くて運ぶのが大変。非常時に備えて軽量タイプのものがあったほうがいいと思います。また、折り畳み式のカートを使っている人がいて、便利そうだったからうちでも買いました」(Oさん)水道が使えないとなると、トイレの問題も発生します。ここで意外と役に立ったのが、猫のトイレ用の砂(猫砂)。近所の親戚が猫を飼っていて、在庫をわけてもらったそうです。人の糞尿に使うには物足りないけれど、「少しでも処理しやすくなるだけで、精神的に楽になった」とのこと。猫砂の処理方法は自治体によって異なりますし、性能も商品によってまちまちですからあえて用意する必要はないでしょう。ただ、自宅にあるなら緊急時に活用できるかもしれませんね。■インフラ再開後も苦難は続く自宅が無事で、インフラが整えば、あとは不自由なく暮らせる! なんて思ったら大間違い。首都圏でも物不足に悩まされたように、物流がストップするとふだん通りの生活を送ることができなくなってしまうのです。「まずは被害の大きい地域への衣食住の確保が優先されるし、お店も被災しているから日用品を買える場所も限られてきます。沿岸部の友人の話では、食料には困らなかったものの、歯ブラシなどは支給されなくて困ったそう。これは私も気づかなかったので、持ち出し袋に入れました」生命の安全が最優先される状況で、歯ブラシを求めるなんて贅沢だといわれてしまうかもしれません。しかし、少しでも衛生的な生活を送りたいと思うのは当然のこと。避難所で支給されない可能性を考えて、自分で準備しておくといいでしょう。■人間の本性がむき出しに!?被災地では誰もが切羽詰まった状況です。まずは自分たちの暮らしを最優先させようと、行列に横入りしようとしたり、情に訴えて物資を分けてほしいと泣きつかれたりと、さまざまな人間の感情を見せつけられたといいます。「緊急時だからこそ、その人の本性があらわれるのかな。でも、近所の人と助け合ったり、しばらく連絡をとってなかった友人が『必要なものがあれば送るよ!』と声をかけてくれたり、人の温かさにもふれることができました」大変なときだからこそ、みんなで力を合わせて乗り切っていく。そのためにも、「面倒な近所づきあいも必要なんだ」と感じたそうです。これはあくまで個人の体験談なので、同じ被災者でも状況や感じ方が異なることはあるでしょう。しかし、知識として覚えておいて損はないはず。自分が同じ境遇に陥る可能性を考えて、非常時に備えていきましょう。
2017年03月05日万が一の事態に備える「防災バッグ」。このバッグの中には、防災グッズや非常用食料など、入れておくべきものはいろいろありますが、赤ちゃんがいる家庭では「赤ちゃんのためのアイテム」が必須です。一般的な防災セットには含まれていないアイテムもあるので、しっかりチェックして、必要なものを追加しましょう。■防災バッグの準備防災バッグはいざというときにサッと持ち出せることが大前提。だから「アレも、コレも」と詰め込んで重くなりすぎないように気をつけましょう。とくに赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんを抱っこして避難する必要があるので、注意が必要です。アイテムを厳選する、圧縮袋を使うなどの工夫をして、できるだけコンパクトにまとめておきましょう。両手がふさがらないように、防災バッグには大きめのリュックが最適です。また、防災バッグは1人にひとつが基本。ママ用、パパ用に分け、リュックが背負える年齢であれば子ども用も準備しておくと良いでしょう。■赤ちゃんのための防災グッズ赤ちゃんがいる家庭で、一般的に用意するものに追加しておきたいアイテムには、次のようなものがあります。<赤ちゃん用防災グッズリスト>・おむつ、おしり拭き(3日分を目安に)・着替え・ミルクと哺乳瓶・飲料水(多めに)・離乳食・スーパーなどのレジ袋・抱っこ紐(できれば普段使用しているものとは別に用意する)・両親の名前、住所や連絡先がわかるメモ・母子手帳(赤ちゃんに関する情報を書き写したメモでも良い)・オモチャ■いざというときに役立つ赤ちゃんグッズ●粉ミルク母乳育児だからと、粉ミルクを用意する必要がないと思っているママもいるかもしれません。でも通常とは異なる環境下では母乳が出なくなったり、母乳をあげる場所がなかったりといった場合もあります。このため粉ミルクは用意しておきましょう。粉ミルクも大きめの缶を用意したくなりますが、計量などできない場合もありますので、個包装タイプが便利です。●メモ災害時には、思いもよらないことが起こります。離ればなれになったときでも赤ちゃんの身元がわかるよう、「両親の名前、住所や連絡先がわかるメモ」を準備しておきましょう。またアレルギーの有無なども赤ちゃんは自分で伝えられませんので、ネームタグに書いて腕につけられるようにするなど、工夫しておくと安心です。●おしり拭き熊本地震の際に、現地で被災したママ友から要請があったのは赤ちゃんの「おしり拭き」でした。赤ちゃんのおしり拭きは、食事、衛生面などいろいろなシーンで大活躍できるアイテムなので、可能なら多めに用意しておきましょう。●アレルギー除去食もし赤ちゃんやお子さんにアレルギーがある場合には、アレルギー除去食の携帯は必須です。東日本大震災のときにアレルギーの子どもたちが苦労したというニュースをよく耳にしました。不便な環境下では十分にアレルギーへの対応ができない場合がありますので、注意しましょう。●着替え防災グッズを用意して満足してしまうと、見落としがちなことが赤ちゃんの着替えの更新。赤ちゃんはすぐに大きくなっていきます。いま現在着ているサイズがすぐに着られなくなることも多いので、着替えの内容は都度見直しが必要です。■おむつカバーとして使える「レジ袋」レジ袋などの持ち手がついたビニール袋とタオルがあれば、簡易おむつを作ることができます。防災バッグに入れておいたおむつでは足りない! というときに備えて、赤ちゃんがいる家庭では多めにビニール袋とタオルを準備しておきましょう。作るときにはハサミやカッターが必要になるので、こちらも忘れずに。<作り方>1、ビニール袋の底部分をつなげたまま両サイドを切って縦長に開く2、ビニール袋の中央にタオルを置いて、そこに赤ちゃんのおしりをのせる3、切り離した袋の取っ手部分をおなかの横のところで結ぶこれで簡易おむつとして使用できます。いざというときに実践できるよう、練習しておくといいですね。■万が一の避難生活に備えて…災害時の赤ちゃんのストレスを少しでも軽減できるように、防災バッグにはオモチャも入れておくと良いでしょう。ただし、避難先で周囲に迷惑がかからないように、できるだけ音が出るおもちゃは避けましょう。防災バッグに入れていても邪魔にならないサイズのものを選んで。落としても音がしたり壊れたりしない布製のものが最適です。■パパ、ママのための防災グッズパパ、ママに必要な基本的なアイテムは次のとおりです。・貴重品(現金、通帳類・保険証・身分証明書のコピー、近親者の連絡先メモなど。現金は札だけでなく、小銭も準備しておく)・懐中電灯(予備電池もセットで)・携帯ラジオ(予備電池もセットで)・非常食(カンパンなどの調理が不要なもの)・飲料水(1人あたり1リットル程度)・救急セット(絆創こう、消毒液、痛み止め、風邪薬、服用中の薬、マスクなど)・着替え(数枚準備して、圧縮袋などでコンパクトにしておく)・タオル・ティッシュ、トイレットペーパー・携帯トイレ・雨具(レインコート)・ライター、チャッカマン・ハサミ、カッターナイフ・軍手・ビニール袋・ビニールシート・生理用品、化粧品など、女性に必要なもの防災バッグを使うような状況にならないことが一番ですが、災害はいつどこで起こるかわかりません。また、いまは乳児がいなくても、災害が起きたときに新しい命が誕生していることも考えられます。赤ちゃんを連れて避難する場合も想定して、あらためて防災バッグの中身を見直してみてはいかがでしょうか?<参考サイト>・ 東京都防災ホームページ ・東京都防災ホームページ「 キッズ向け防災 」・政府広報オンライン「 災害時に命を守る一人一人の防災対策 」
2017年01月10日地震や洪水、土砂崩れ…。災害列島・日本で、生きていくためには、危機感とサバイバル能力が不可欠と思い知らされる日々。子どものためにも、どんなときでもへこたれない、気持ちの強さとスキルを身につけたいと考えるママたちも多いことだろう。そんな「もしも」を生き抜くためのシミュレーションを実行している先輩ママが、日ごろ行っている訓練を教えてくれました。■家族で実行! 休日サバイバル本を読んだりネットで調べたりして知識を詰め込むことも大事ですが、なによりも行動してみることが大切。災害訓練を行っているママは、家族のそろう休日などを利用し、「もしも」に思いをはせるようにしているのだとか。<先輩ママが実施している災害訓練>・大地震を想定して、家の中でどう身を守るべきかシミュレーション・家から最寄りの指定避難場所まで、歩いてルート確認・もしものときの連絡手段や集合場所などをこまめに相談・テントを張ったり火をおこしたり、野外生活を体験・電気・ガス・水道を使わない日を体験安心快適、何でもそろう便利な日常から一歩離れると、そこは戸惑うばかりの未知の世界。日頃から、日常と災害時とのギャップを少しでも埋めるよう訓練しておけば、いざというとき必ず、大きな支えとなるはずです。 ■もしも水が出なかったら…私たちの生活の中で重要なポジションをしめるのが、電気・ガス・水道の三大ライフライン。光熱関係をすべて遮断してしまうと、できなくなることのあまりの多さに、あらためてびっくりするはず。それでも、ガスや電気がない生活は、カセットコンロや懐中電灯を使う、缶詰やレトルトを代用する、着るものをコントロールするなどすれば、どうにかしのげるものです。しかし水は、かなり深刻。風呂やトイレに支障が出るのはもちろんのこと、ちょっとした手洗いすらままならない状況は、かなりの不快感をともないます。だからママたちが「超重要!」と口をそろえるのが、「水ナシ生活」の訓練。汗を流せずカラダ全体がベタベタ、洗い物はたまり、顔も洗えず歯も磨けず、トイレに汚物がそのまま…。そんな事態を一日でも経験すると、どんな人でも意識はガラリと変わります。子どもにも、自然と危機感と行動力が備わるそうです。■水ナシに備える4つのグッズ水ナシ生活を体験すると、意外な必需品が見えてくるというメリットも。水、食料、ラジオ、懐中電灯、ライター、毛布…。よくいわれるメジャーな災害用備品のほかに、先輩ママたちがおすすめするグッズが4つありました!<先輩ママが教える災害用備品>●ポリタンク大事な水を確保・保存するためには、フタがしまってこぼれない、持ち運び可能な大きめの容器が不可欠。●ウエットティッシュ・お尻拭き水がなくても、サッと拭いただけで汚れを落とせる。乾燥しやすいので、定期的に備品の入れ替えを。●おむつおむつの取れた大きな子どもにも、非常時ははかせておくと安心。生理の対応にも役立つ。●ラップ洗えない食器に敷く、包帯の代わり、割れたガラス窓の応急処置など、保護や防御のためにいろいろな使い勝手がある。災害グッズとしてかなり用途は広い。いつか来るかもしれない「もしも」。ママが率先して、しっかり準備しておきたいですね。
2016年11月11日熊本地震が起こった今年、車中に寝泊りしながら余震におびえる日々を過ごす、多くの避難者の姿を目にしました。決して他人事(ひとごと)ではない、いつ私たちもそういう状況になるか分からない。いざというときのために、家族で車中泊を体験してみることにしました。家族5人、1泊の車中泊に挑戦!わが家の車は後部座席がほぼフルフラットになるミニバン。まず後部座席をフラットにして、寝袋やブランケットを敷き寝床(ねどこ)を作ります。車内に入るやいなやテンションが上がる子どもたち。車で寝るのが初めてだから仕方ない…後ろの席にランタンをぶらさげ、異空間をしばし楽しみました。車の中には寝袋、ランタン、ヘッドライト、ラジオ、水なども準備。ランタンは車内に、ヘッドライトは夜間トイレに行く際に役立ちます。(※ライト:左から、ぶら下げるタイプのランタン、ヘッドライト、太陽光充電と手巻きで充電できる小型のライト)車内で寝る際はトイレなどで出入りをすることを考慮し、後部座席のどちらかを出入り口に決めることがポイント。そうすることで反対側のドア部分が使えるので、使えるスペースが広くなります。スーパーのレジ袋に靴を入れ、出入り口側の椅子にかけておくと、靴を探す手間も省けて車内も汚れず便利です。3人の子どもたちはフラットにした後ろの席でブランケットをかけて、体の大きい夫は助手席、私が運転席で各自の寝袋に入って寝ることにしました。なにが辛いって、やはり足が伸ばせない、とても窮屈なこと。運転席では少し間違えば足でクラクションを鳴らしてしまいそう・・・。寝返りも自由にうてず、うっすらと意識がある状態が続き、十分な睡眠が取れるとは決して言えませんでした。これを何日も続けていた被災地の方々の苦労が少しわかった気がしました。子どもたちはというと、3人には十分なスペースで1泊だったこともあり、だれひとり文句は言わず、体験として楽しんだようでした。改めて気づいた、避難時の注意点これはあくまでも“避難としての車中泊”。お楽しみではないということ。避難を想定して改めて考えたことは、トイレの問題。車の中にはトイレがないので、必ず車から出て外にあるトイレに行かなければなりません。住みなれた地元での避難だとしても、“子どもの単独行動は絶対にNG”だということ。小学生の2人はもちろんひとりでトイレに行けるのですが、「避難先でのひとりでの行動は絶対にダメだよ。トイレに行くときも、家族か知っている大人に声をかけて、ついてきてもらうのよ」と改めて注意。“避難所で知らないうちに犯罪に巻き込まれることがある”、“避難は日常生活とは違う”ということを、子どもたちにしっかり伝えておかねばならないと思いました。車内の備蓄品&準備しておくべきものこの機会に、車内に常備しておくべきものも再チェック。・車内備蓄品:ペットボトルの水、簡単に食べられる携行食やお菓子類、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウエットティッシュ、ビニール袋、タオル、簡易トイレなど。今回は賞味期限が切れたカロリーメイトとペットボトルの水を入れ替え、水を注ぐだけで食べられるフリーズドライの非常用ごはんを追加。・ブランケット:使わなくなった寝袋1つは荷台の下に、小さなブランケット数枚も必ず車内に置いてあります。・現金と連絡先のメモ:1万円札ではいざというときに使いにくいので、千円札と小銭を混ぜて。駐車場代で100円玉がなかったときにも使え、助かった経験も。・付箋(ふせん)とマジック:家族とはぐれたときのため、避難所などで自分の近況を書き残せるように。・歯ブラシ・ナプキンなど:忘れがちな生理用品、これらも入れておきましょう。・フロントガラス用サンシェード:目隠しとして、もちろん日よけとして役立ちます。あると便利な安心グッズ・電源アダプター:車のシガーソケットにはめこみ、電源を取ることができます。携帯やスマホの充電に役立ちます。・脱出用シートベルトカッター付きハンマー:万が一車が水没してしまった場合、シートベルトを切って、窓を割り脱出するための備え。非常時といえば家の備えばかりに気持ちがいきがちですが、いざというときに避難場所にもなるだろう車、車内の備えも万全にしておきたいものです。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年09月08日はじめに火災保険は、火災やガス爆発などの破裂・爆発以外に、自然災害による損害にも備えることができます。火災保険で損害を補償される自然災害は、「落雷」、「風災・雹(ひょう)災・雪災」、「水災」などです。なお、「地震・噴火またはこれらによる津波」による損害は、火災保険の補償の対象から外れます。これらによる損害に備えるには、別途「地震保険」への加入が必要になります。以下、建物と家財の両方を補償対象とした火災保険のケースで、それぞれの自然災害に対する補償プランの内容についてみていきます。なお、補償プランのなかには、火災保険の商品によっては特約として別途加入する必要があるものがあります。落雷による損害雷が落ちて屋根に穴があいた場合や、落雷によりパソコンやテレビなどの家電商品が壊れた場合、その損害に対して損害保険金が支払われます。風災・雹(ひょう)災・雪災による損害風災とは、台風・旋風・竜巻・暴風などをいい、洪水や高潮などは除かれています。台風や竜巻などによる強風により、家の屋根瓦が飛んだり、風で飛んできたものにより窓ガラスが割れたり、壁に穴があいたりした場合や、台風などにより窓が割れ、雨が吹き込んで室内の家具に損害が生じた場合に損害保険金が支払われます。雹(ひょう)災は、雹(ひょう)により窓ガラスが割れたり、ベランダの床に穴があいたりした場合、損害保険金が支払われます。また、窓ガラスの割れた部分からの吹き込みによって、室内の家具に損害が生じた場合にも損害保険金が支払われます。雪災は、豪雪による雪の重みや雪の落下などによる事故や、雪崩により建物が倒壊した場合の損害などに対して損害保険金が支払われます。ただし、融雪水による水漏れや凍結、融雪洪水、除雪作業による事故は、補償の対象外になります。水災による損害風災のところで補償の対象外になっていた洪水、高潮などは、水災を補償対象とするプランでは補償されます。洪水、高潮、土砂崩れなどにより家が流された場合や、洪水、高潮などが原因の床上浸水などにより、建物や家財に損害が発生した場合に損害保険金が支払われます。※火災保険における床上浸水の定義は、畳敷きや板張りなど居住の用に供する部分の床を超える浸水であり、土間やたたきなどは除かれています。まとめ以上、火災保険で備えることができる自然災害への補償プランについてみてきました。損害保険会社の多くは、火災、落雷、風災・雹(ひょう)災・雪災による損害の補償を基本とし、水災や盗難などをオプションとしたプランの火災保険を提供しています。近年、異常気象によるゲリラ豪雨や豪雪などによる自然災害の増加から、保険会社の支払う損害保険金が増え、それにより火災保険の保険料も上昇傾向にあります。住んでいる地域(高台・低地)や建物(戸建・マンション)による自然災害リスクを考えた補償を選択し、保険料を抑える工夫が必要です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2016年05月27日はじめに火災保険とは、火災や風水災などの自然災害および盗難などによる「建物」や「家財」に対する損害を補償する保険です。火災保険の種類は、住宅を対象としたベーシックな補償内容の「住宅火災保険」、より補償を充実させた「住宅総合保険」、事業者向けの「普通火災保険」「店舗総合保険」などに大別されます。以下、住宅総合保険を参考に、それぞれの補償についてみていきます。なお、保険会社によって商品名やプランはさまざまであり、「ベーシック」という名称でも、通常、住宅火災保険では、補償の対象ではない水災や盗難も補償の対象になっていることがあります。火災保険に加入する際には、補償される内容についてよく確認するようにしましょう。火災について火災には、自宅からの失火や隣家からの「もらい火」などがあります。隣家からのもらい火で自宅が焼失した場合、隣家の失火の原因が「重大な過失」でないと損害賠償請求はできません。そのためにも、火災保険で備えておく必要があります。賃貸住宅での火災の場合、借家人(賃貸住宅の入居者)には、家主への損害賠償責任が発生します。それに備えるためには、「借家人賠償責任補償」のある火災保険へ加入するか、「借家人賠償責任補償特約」を付帯した火災保険への加入が必要になります。また、ガス漏れなどによる破裂・爆発などの損害に対しても火災保険で備えることができます。自然災害について火災保険では、落雷、風災、雹(ひょう)災、雪災や、台風や集中豪雨による水災などの自然災害による損害に対しても備えることができます。風災、雹(ひょう)災、雪災では、損害額が一定額(20万円など)を超えないと補償されないプランや、自己負担額を差し引いた金額が補償されるプランもあります。自己負担額については保険会社によって異なります。また、水災では、保険金が支払われるには、「居住部分が床上浸水した場合」などといった条件があります。災害以外の事故や盗難災害以外の事故で火災保険の補償の対象となるものには、建物外部からの物体の衝突・落下・飛来などの事故による損害(自動車が自宅に飛び込むなど)、漏水など水漏れ事故による損害、騒擾(そうじょう)や集団行動などに伴う暴力・破壊行為による損害などがあります。その他、机を動かそうとしてテレビを壊してしまった、などの不測かつ突発的な事故による損害なども補償の対象になります。また、空き巣に家財を盗まれた場合や、侵入するために窓ガラスを割られた場合の損傷などについても補償されます。一般的に建物内の家財が補償の対象ですが、保険会社によっては、旅行や買い物などで一時的に持ち出した家財についても補償の対象にしているところもあります。火災保険でカバーされない損害火災保険でカバーされない損害の主なものとしては、契約者・被保険者などの故意もしくは重大な過失、法令違反で生じた損害。戦争、内乱、武装反乱その他これらに類似した暴動などで生じた損害。地震・噴火またはこれらによる津波による損害。などがあります。3.については地震保険を火災保険とセットで契約することで、一定の補償が受けられます。まとめ以上、住宅総合保険を参考に、主な補償内容についてみてきました。上述した補償以外にも、保険会社各社ではさまざまな特約を用意しています。ご自身のライフスタイルに応じて、必要な備えを検討してみましょう。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2016年05月13日1995年の阪神・淡路大震災、2004年・2007年の新潟県中越地方を襲った大地震、そして2011年の東日本大震災と、大きな地震が起こってきたなか、今度は熊本県を震源とした震度7の大地震が発生しました。死亡者9人、避難者4万4,000人超、けが人800人超(2016年4月15日12:00時点)のこの地震は、発生が夜間だったこともあり、被害の全容の把握に時間がかかっているようです。このような地震をはじめとした災害にあったとき、私たちはどうしたらよいのでしょう。親として、自分だけでなく、子どもや家族の身も守る必要があります。そこで、過去にウーマンエキサイトに掲載された災害時、安全に行動するための備えをテーマにしたコラムをまとめました。被害にあわれた方々のご無事を願うとともに、多くの皆さんの参考になれば幸いです。■まずは災害時への備え、防災グッズを確認・ これで完璧! 防災への備え、何をどれくらい揃えたらいいのか(その1) ・ これで完璧! 防災への備え、何をどれくらい揃えたらいいのか(その2) 災害が起こると「防災グッズを確認しなければ!」と思いますが、いまの備えが十分なのか足りないのか、はたまた何をどのくらい買い足す必要があるのかとなると、よくわからないのではないでしょうか。ひとくちに「防災グッズ」と言っても、災害があった直後に避難するときに持っていくものと、その後に使うものとでは、その中身も量も変わってきます。非常持ち出し品と家庭備蓄品、それぞれのポイントと具体例をまとめています。 ■最低1週間分、災害用備蓄は適切に収納・管理を・ 防災グッズはどうやって収納するのがベストなのか?(1) ・ 防災グッズはどうやって収納するのがベストなのか?(2) 以前は「最低3日分あれば大丈夫」と言われていた災害用の備蓄品ですが、最近では「1週間分必要」という話もあるようです。非常食や飲料水といった災害用備蓄品は、いざというとき、すぐに取り出せるよう、適切に保管・管理をする必要があります。そのための方法を解説しています。 ■災害にあったらどうすればよいか? 避難する前に知っておきたいこと・ 家で子供と大地震にあったら――子供と自分の身を守る「安全な家」の作り方 ・ 大地震の後、すぐに避難はNG× 災害時、避難する前にママが知っておきたいこと5つ ・ 東日本大震災から5年 災害に備えて私たちにできる3つのこと 家の中で大地震にあったらどうしますか? 突然大きな揺れがきても、家の中は安全でしょうか? 自宅で大地震にあったら、大きな揺れがおさまった後は、どう行動するべき? 特に、小さな子どもを抱えて安全に行動するには、しっかり準備をすることが必要です。まさかの時に備えて、地震直後に想定される危険をシミュレーションしてみましょう。 いつ襲ってくるかわからない災害に備えて、いまできることをしておきましょう。
2016年04月16日●災害時には全国から機材が集結ソフトバンクは報道関係者向けに、同社の公募型災害時復旧要員の取り組みと、同社の災害対策装備についての説明会を開催した。地震や台風などの自然災害に見舞われた際に、同社がどのような対応をするのか、レポートしよう。○全国の災害に備え通信網の確保を目指す2011年3月11日に発生した東日本大地震では、電気や道路、水道に加えて、携帯電話の基地局も多くが電気の供給を絶たれたり、倒壊するなどして利用できなくなったため、特に被災地で長いこと不便を被るユーザーが多かった。今や携帯電話は通話だけでなく、TwitterやLINEなどを通じた安否確認・連絡のためのインフラでもある。こうした災害時の経験を受け、ソフトバンクは被災した基地局を早急に置き換え、通信環境を回復するための準備を充実させてきた。具体的には、日本全国に14の災害対策倉庫を準備。移動基地局車100台、可搬型の基地局200台、衛星臨時基地局などを揃え、災害が発生した際は全国から機材が災害地に向かうことになっている。また、災害復旧時にはどうしてもエンジニアの数が足りなくなってしまう。このため、東日本大震災では希望者を災害復旧要員として派遣して対応した。2012年からは社内に災害復旧要員の公募制度が設置され、現在240名が通常の業務をしながら災害時に備えている。●安心を届ける充実の設備○充実した装備で災害に備える説明会は千葉県柏市にある、同社の災害対策倉庫のひとつで行われた。ここは本社から最も近くに配備され、規模も最大級の倉庫となり、東日本大震災ではこの倉庫から復旧要員が派遣されたという。災害対策倉庫は全国に分散しているが、基本的な装備の内容はどこも大きくは変わらないとのこと。災害時に使用する装備としては、3GやLTE網への接続回線(主に光回線など)が使えなくなった場合を想定して、衛星回線を使った臨時基地局が主に用いられる。これを基地局が使えなくなったエリアに運んで設置し、3GやPHSのアンテナを取り付けることで、衛星携帯電話回線を使って通話やSNSが可能になるというものだ。ちなみにLTEは帯域が足りなくなるため利用できず、3Gでもとりあえず安否確認ができるよう、パケットよりも通話やSMSの利用を想定したものだという。全国にこの基地局が200基ほどあるとのことだが、これでも設置に人数を取られてしまうため、新たに新型の基地局も導入されはじめている。この新型基地局は3つのパーツに分割され、それぞれを宅配便などで送ることができ、小さめのミニバンでも運べるのが特徴。収納ケースこみで約90kgと、従来型より30kgほど軽量化に成功しており、一人でも運搬から設営までが可能だという。さらに衛星回線を開くための衛星との位置合わせがボタンひとつで自動で行える。また、移動基地車に取り付ける車載型の基地局もあり、これは移動基地車に取り付け済みのものに加え、レンタカーに設置するための基地局も100基ほど用意されているとのこと。常時移動基地車を確保しておくのは駐車スペースの問題やコスト面からも効率がよくないため、非常時にはレンタカーを使って対応するのだという。基地局を動かすための動力源には、基本的にはエンジンによる発電機を使う。ただし被災直後はガソリンの入手が難しかったり、屋内など発電機を設置できない場所もあるため、新型のリチウムイオンバッテリーが採用されている。災害備蓄倉庫にはこのほか、災害時の備蓄品として一般的な食料と水、ヘルメットやベストなどの装備品も保管されており、その内容も随時見直されているとのことで、災害時の備えの充実ぶりが伺える。同社の公募制災害時復旧要員は、これまでに2011年の東関東大震災と和歌山の台風被害、そして2015年の関東東北水害の3回出動経験がある。「お客様の安心のため、1秒でも早く電波をつなげる」(大規模災害対策準備室・黄木寛之室長)という目標のために、組織の垣根を超えて募集されただけあり、士気も高く、安心感も感じられた。***災害は起きないに越したことはないもの。ソフトバンクの災害対策設備にも、できればお世話にならないで済んでほしいが、もし被災しても、インフラの復旧が速やかに行われるというのは安心感が全く異なってくるものだ。その意味で、今回災害復旧への取り組みが公開されたのは、どの程度の設備がどのくらい待てば期待できるのか、どういった対策が準備されているのか、心構えとして知ることができたという点でも有意義だったと思う。
2016年03月11日NPO 情報セキュリティ研究所は、ブイキューブとドローンを活用したリアルタイムな映像による災害対策やインフラ点検に関する実証実験を行ったと発表した。今回の実証実験は、ドローン搭載のカメラで得られた映像を遠隔地のモニターに表示した画像精度が目視点検に耐えられるかどうかを検証するもの。実験は8月12日に和歌山県田辺市新庄総合公園にて行われ、設備点検を想定、ドローンに搭載したカメラで公園内の鉄筋コンクリート製の野外音楽堂などの大型施設を撮影した。その模様を田辺市消防本部内から、ブイキューブのWeb 会議サービスを使ってリアルタイムに会議室内にあるモニターで閲覧した。これにより、橋梁などの点検に有効であるか、撮影した映像情報の精度が目視に耐えうるものかを確認した。結果は現在検証中で、10月29日に開催予定の「地方自治体におけるドローン利活用研究会」にて発表する予定。同社では、地方自治体の防災・建築・施設管理の課題・ニーズに対して、ブイキューブ社のビジュアルコミュニケーションとドローンを組み合わせたサービスの活用を検討していくという。
2015年08月31日急な災害で避難を要する状況になった場合、赤ちゃんの哺乳びんを持って家を出る余裕がなく、「哺乳びんが使えない」となることもあるでしょう。避難用グッズの中に使い捨ての哺乳びんを用意していたとしても、それが足りなくなってしまうことも考えられます。「完全母乳だから大丈夫」というママでも、災害時のショックで母乳が出なくなってしまうケースも少なくないため、決して他人ごとではないようです。実はそんな時に活躍するのが「紙コップ」なのだとか。実際にどのように使えばよいのか、使い方をご紹介します。紙コップは緊急時、哺乳びんの代わりになる災害時は、使い捨ての紙コップが哺乳びんの代わりを果たしてくれます。哺乳びんを確保するのは難しくても、紙コップなら支給してもらいやすいのではないでしょうか。紙コップの中で粉ミルクを調乳し、その紙コップを使って赤ちゃんに授乳します。使い捨てなので、消毒の必要もありません。コップで授乳する方法1)赤ちゃんが完全に目が覚めている状態で母親のひざに乗せ、やや縦抱きになるような姿勢をとります。2)コップを赤ちゃんの唇にふれるようにします。コップの中のミルクが赤ちゃんの唇にふれるくらいにコップを傾けます。コップと赤ちゃんの唇の位置は、コップを下唇に軽くふれるようにし、コップの縁が上唇の外側にふれるような関係となります。3)赤ちゃんの口の中にミルクを注ぐのではなく、コップを赤ちゃんの唇につけたまま保持し、自分自身で飲むようにします。4)赤ちゃんは満ち足りると口を閉じ、それ以上飲もうとしなくなります。どのくらい摂取しているかは、1回ごとにみるのではなく、24 時間以上の期間で見るようにしましょう。出典:災害時の乳幼児栄養に関する指針()万が一の事態を想定し、一度紙コップでの授乳方法を練習してみるのもよいかもしれません。災害時の授乳については、災害時の母乳育児支援 // NPO法人 日本ラクテーション・コンサルタント協会()災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会()上記サイトでも紹介されています。こちらも、この機会にチェックしておくとよいでしょう。今回ご紹介した方法を使わなくて済むにこしたことはありません。でも、いつどこで災害が起こるかは、誰も予想できないもの。もしもの時に備えて、しっかり知識も蓄えておきましょう。
2015年07月25日NICTは4月8日、対災害SNS情報分析システム「DISAANA(DISAster information ANAlyzer)」のリアルタイム版を同日からWeb上に試験公開したと発表した。耐災害ICT研究センター及びユニバーサルコミュニケーション研究所において開発を行っている。同システムは、SNSのTwitterに投稿された情報をリアルタイムに分析。「大雪が降っているのはどこ?」「孤立しているのはどこ?」といった質問に対する回答の候補を与え、一般のユーザーが、今まさに起きている災害の情報を簡単に入手できるシステム。パソコンのWebブラウザからの使用(パソコン版)に加えて、スマートフォン等にも対応している。また、デマ情報に対応するため、情報の信ぴょう性の判断材料として、矛盾する内容のツイートも同時に検索。矛盾する内容が検索された回答候補には特別なマークを付けて出力するため、ユーザーは、マークが付いた回答候補を押してオリジナルのツイートを確認して、情報の信ぴょう性を判断できる。
2015年04月09日ニフティは4月1日、災害復旧(DR)に特化したに特化したクラウドサービス「ニフティクラウド DRサービス with VMware vCloud Air」の申し込みを開始したと発表した。同サービスは2015年5月中旬から順次提供される。初期費用は無料で、5000円/ストレージ100GBまで、からの提供となる。同サービスは、「VMware vCloud Air」が提供する災害復旧サービス「Disaster Recovery」を『ニフティクラウド』の環境にて提供するもので、「VMware vCloud Air」のテクノロジーを活用した国内初のサービス。既存のオンプレミス環境がVMware vSphere で仮想化されていれば、ニフティクラウドへのレプリケーションをマウスクリックで行うことができ、シンプルで実現性の高いDR環境を構築できる。また、ニフティクラウド上の仮想サーバー(レプリカ)は「コールドスタンバイ」の状態で保持され、15分~24時間の範囲の任意の間隔で同期をとることができる。有事の際には、既存環境のvCenterからの操作でフェイルオーバーが可能となる。万が一、既存環境にアクセスできない場合は、サポート窓口に電話で指示することで、スタッフがユーザの代わりにレプリカの仮想サーバーを起動する。なお、既存環境の仮想サーバーのバックアップ/リストアにも利用できる。今後は、既存環境からクラウドへの移行をより容易にするインポート機能などの提供を予定しており、2015年9月末までレプリケーションとフェイルオーバーを無料で利用できるキャンペーンを実施する。
2015年04月02日富士通は、インドネシア・ジャカルタ特別州防災局向けの、スマートフォンによって市民間で災害情報を共有できる、市民参加型災害情報共有システムを構築し、3月より市民約1,000万人に向けて運用を開始した。同社がインドネシア・ジャカルタで運用開始した市民参加型災害情報共有システムは、国際協力機構(JICA)インドネシア事務所より受託したもの。市民がスマートフォンアプリから写真とメモで送信するあらゆる地点の河川水位と雨量情報を、スマートフォンの位置情報(GPS)にもとづいて、1つの地図上にプロットして集約する。そのほか、ジャカルタ防災局の既存の災害情報管理システムと連携しており、災害時には、ジャカルタ防災局が発令した警報などをリアルタイムでスマートフォンに送信する。同システムは、水位センサーなどを備えた高度な観測設備網と比べ容易に導入でき、アプリを使って情報提供をする市民が増えるほど、市民は多くの河川水位と雨量情報を得ることができる。ジャカルタ特別州に適したソリューションであり、市民の自発的、自律的な防災・減災活動意識も高められるとJICAジャカルタ事務所は見込んでいるという。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月24日Facebookは3月9日、Facebookを活用した災害対策と対応ガイドをWebサイトで公開した。同ガイドでは、災害への事前の対策、災害時の対応、そして復旧のためにFacebookを最大限に活用するため参考となる機能や事例を紹介。災害発生時に、行政機関や団体、個人レベルで、さまざまなリソースから信頼できる情報をタイムリーに収集して迅速に配信できるようになる。Facebookでは「災害への備え、実際に緊急事態が発生した際の対応、復旧への取り組みに、有益なツールとしてFacebookを活用してもらえれば」とコメントしている。WebサイトではPDFが公開されているほか、2014年10月に公開した安否確認サービスの紹介も行っている。
2015年03月11日NTTドコモは、災害時などで携帯電話ネットワークが使えなくなった場合に、Bluetooth Low Energyを用いて、AndroidスマートフォンとiPhone間で情報伝達を可能にする技術を開発した。これまでも、同じOSのスマートフォン同士で、Bluetooth Low Energyなどによって、データ交換の手段として近距離通信が利用されてきたが、今回はAndroid OS、iOS間での異なるOSでも情報伝達ができるのが特徴。新技術の利用で、携帯電話ネットワークが使えない場合でも、自分の安否情報を近くのスマートフォンを経由して、携帯電話ネットワークがつながる場所のスマートフォンまで伝達し、災害用伝言板に登録することなどが可能となる。対応OSはiOS 7.1以上、Android 5.0以上となる。同社では今後、同技術のソフトウェア開発キットを公開するとともに、新たな安否情報登録サービスについても実用化に向けて検討を進めていくという。なお、この取り組みについては、14日から18日にかけて仙台で開催される第3回国連防災世界会議の関連事業「防災産業展in仙台」においてワークショップでの講演、およびデモンストレーションが予定されている。
2015年03月11日NTTは3月9日、ICTを活用した防災・危機管理ソリューションとして、自治体の災害・危機管理対策本部に向けた「危機管理情報マネジメント支援システム」、Twitterを活用した「防災アプリ」、「災害対策用可搬型バックアップ電源」を開発したと発表した。「危機管理情報マネジメント支援システム」は、自治体の危機管理室(EOC: Emergency Operations Center)の危機対応を支援するため、国際標準に基づく危機管理情報マネジメントフロー(自治体の災害対応ノウハウ)をシステムに組み込み、各種システムと連携・集約した情報を一元管理し、総覧できるようにするもの。Operational Planning "P"によるナビゲーション(Plan画面)、非定型業務の管理(Do画面)、状況認識の統一(See画面)の3つの画面から構成される。「まちアプリ」は、災害時も平時も両方で活用できる機能が盛り込まれており、普段からアプリに触れることで、円滑な住民同士の自助・共助を実現する。例えば、平時から防災を意識してもらうため、公共機関が提供する近隣エリアの浸水シミュレーションやハザードマップが閲覧できるほか、「観光アプリ」として、話題になっているスポットや地域の話題・イベント情報などを閲覧できる。災害時は、Twitterでつぶやかれたツイートから被災状況などに関する情報だけを抽出し、避難時の支援を求めるつぶやきや、内水氾濫の発生を知らせるつぶやきなどの投稿を地図上にマッピングする。「災害対策用可搬端バックアップ電源」は、エネルギーマネジメントの機能を持つ「制御ユニット」(約8kg)と蓄電池の機能を持つ「蓄電ユニット」(約20kg)から構成される。蓄電ユニットの中には、13個の蓄電池(1個当たり1.5kg程度)が収容されています。被災地などへ配備する時には、13の蓄電池を複数人で分担して運搬し、現地で組み立てて運用することが可能。同社が昨年に開発した即時通信回復機能を備えた「アタッシュケース型ICT BOX」とセットで被災地に持ち込むことにより、避難所や災害対策本部などの通信を2~5日間確保するという。
2015年03月10日Facebookは9日、災害対策や緊急事態にFacebookを活用するための方法をまとめたガイド「Facebookを活用した災害対策と対応」を公開した。同社は、Facebookが災害への備え、緊急事態発生時の対応、復旧への取組みなどに対し有益なツールとして活用できると説明。災害発生時には、行政機関や団体、個人レベルで信頼できる情報を、タイムリーに収集し迅速に配信することが可能だとしている。公開された「Facebookを活用した災害対策と対応」では、「災害時対応と災害支援を担う組織のためのヒント」、「救助隊と行政機関のためのヒント」、「個人とコミュニティのためのヒント」と3つのセクションで、事例を交えつつ活用方法を紹介している。「Facebookを活用した災害対策と対応のヒント」は、Facebookジャパンのページからダウンロード可能。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月09日NTTドコモとKDDIは3月6日、大規模災害の発生時における早期通信復旧を目的に、海上保安庁と「災害時における通信の確保のための相互協力に関する協定」を締結したと発表した。大手携帯3社の一角であるソフトバンクモバイルは、2014年12月に先行して同協定を結んでおり、2社が後を追う形となった。協定により、ドコモやKDDIは、災害が発生し携帯電話が不通になった際、現地に人材を派遣して復旧活動に取り組む。また、海上保安庁の災害時における人命救助活動などに必要な通信手段として、衛星携帯電話や携帯電話などの通信機器を提供する一方の海上保安庁は物資や人員の輸送などで協力する。今後は、災害時にスムーズな連携を図るために情報共有や定期的な訓練を行い、災害対策の強化に取り組むとしている。
2015年03月08日