ガレッジセール・ゴリこと照屋年之監督が21日、沖縄県内で開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」内で行われたトークショーに登壇した。映画『洗骨』(2018)でモスクワ国際映画祭、上海国際映画祭各国の映画祭に出品され、日本映画監督新人賞を受賞、また第8回トロント日本映画祭にて最優秀作品賞を受賞した照屋監督。6年ぶりの長編最新作となる『かなさんどー』が2025年新春に沖縄先行、その後東京をはじめ順次全国公開されることが決定した。トークショーでは相方の川田が映画を撮るようになったきっかけを尋ね、ゴリは「松本(人志)さんが映画を撮られて、元吉本の大崎(洋)会長が芸人さんにも映画を撮るチャンスをあげたらどうかということで、僕は中退したんですけど日芸(日本大学芸術学部)の映画学科だったので、ゴリに短編映画を撮らせようというところで『刑事ボギー』という短編を撮った」と説明。「完成したときのわが子のようなかわいい作品、それに魅了されて、作品も評価をいただいたので、2本目も3本目も撮ってみようかと」と振り返った。そして、「映画ってしんどいんですよ。費用対効果が悪い。寝られないし、頭はパニックになるし、二度と撮りたくないって毎回現場で思うんですけど、作品ができてお客さんが泣いたり笑ったりするのを見ると、次も撮りたいって、僕14作品撮っているんです。映画を撮っていると知られてないのにやめなかった。撮る喜びがうれしすぎて。喜びのほうが大きくて、今まで撮り続けています」と語った。その後、『かなさんどー』の製作発表も行われ、照屋監督に加え、松田るか、堀内敬子、浅野忠信、Kジャージ、主題歌を手掛けた前川守賢、製作総指揮を務めた福田淳氏が登壇した。
2024年04月21日ガレッジセール・ゴリこと照屋年之監督の最新作『かなさんどー』の製作発表が21日、沖縄県内で開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」内で行われ、照屋監督、松田るか、堀内敬子、浅野忠信、Kジャージ、主題歌を手掛けた前川守賢、製作総指揮を務めた福田淳氏が登壇した。照屋監督の6年ぶりの長編最新作である映画『かなさんどー』は、自身が生まれ育った沖縄を舞台に豊かな風土と文化、そして照屋監督が持つ独自の死生観が織りなすヒューマンドラマ。最愛の母を亡くした娘・美花と、その父・悟と再生を描く。主人公・美花を松田、母親役を堀内、父親を浅野が演じた。2025年新春に沖縄先行。その後東京をはじめ順次全国公開される。キャスト陣は完成した作品を見て感動したと口をそろえ、浅野は「台本も読んでいますし内容を把握していたつもりですが、出来上がりを見たときに、るかちゃん演じる娘に助けられているんだなと実感して、笑わせてもらっていると思ったら最後はすごい切ない気持ちになってとっても感動しました」とコメント。堀内は「両目から太い涙が。どうしてこんなに泣いてしまっているんだろうとわからないくらい熱い涙が出ました。感動的な作品です」と言い、松田も「私もそうで、自分がやっているシーンでまさか自分の目に涙がたまると思わなくて」と涙が出たと話した。松田はまた、「ゴリさんが『時間をかけていいよ。俺らは待っている』と待ってくれるシーンもあって、すごく寄り添って撮ってくださったので、ゴリさんのおかげでのびのびとやらせていただけたなと思います」と照屋監督に感謝。浅野も「出る側の人でもあるので我々の細かい心情もすごく理解してくれますし、役になるために時間をかけさせてくれたり、必要な分だけの時間をくれて、サポートしてくれる監督でした」、堀内も「撮るものが明確に頭の中にあるので無駄なことを一切しない。私たちへの説明もすごく明確で、スタッフもゴリ監督がどういうものに撮りたいか理解され、てきぱきと動かれていて、すごく心地よく撮影させていただきました」と監督ぶりを絶賛した。さらに浅野は、照屋作品の魅力について「監督の持っている温かさとか真っすぐさが映画に注ぎ込まれていると思います」と述べ、堀内は「ゴリさんは芸人であるということもあって、笑いの面でも的確な指示があったので、笑いの部分がわかっていて、グッとくる話なのにそこまで重くならずに、笑いながら急に涙がどっとでてしまう、すごくマジックのような手法を持ってらっしゃるなと。見に来て体験していただきたいゴリさんマジックなのかなと思います」と語っていた。
2024年04月21日沖縄県立博物館・美術館では、2023年11月3日(金)から「YUKEN TERUYA OKINAWA HEAVY POP 照屋勇賢 オキナワ・ヘヴィー・ポップ」(主催:沖縄県立博物館・美術館)を開催しています。本展は、国内外で活躍する本県出身の美術家・照屋勇賢(てるや・ゆうけん)氏の初期作品から初公開となる最新作を紹介し、その仕事の全体像に迫る県内初の大規模な個展です。照屋勇賢 オキナワ・ヘヴィー・ポップ■展覧会概要消耗品の紙袋が、本来の姿である「木」として立ち上がる《Notice-Forest》、琉球王国時代から続く紅型が、現代の沖縄と世界を翻訳する《結い、You-I》、おもちゃの貨幣を用いて、私たちの日常に普及している「象徴」の力を浮かび上がらせる《Monopoly》-。照屋の作品は、heavyとpopが混在する沖縄の現在を投影し、普段私たちが気にも留めない「当たり前」を揺さぶります。それは、あらゆる場所で直面している分断や境界を乗り越えて、これからの世界を共に考えていく未来を想像させるでしょう。■本展のみどころ(1) 照屋は本展に向け沖縄戦をテーマにした新作の制作に取り組みました。沖縄の歴史を振り返り、アイデンティティを考え、希望へとつながる空間となっています。(2) 現在ベルリンを拠点に活動する照屋は、発表の機会は海外が主になります。今回、2018年の上海ビエンナーレで発表した大掛かりなインスタレーションも再現展示いたします。(3) 展覧会会期中に、展覧会のドキュメンテーションを含めたカタログを刊行します。展覧会の記録物のみならず、アーティストブックとして照屋勇賢の世界観を伝える一冊となります。(発行:12月中旬予定)■アーティストメッセージこの展覧会が「沖縄の歴史は今の沖縄に何を語り掛けるか」、歴史を捉え誇りと尊厳ある将来像を探るハートを持ってくれるよう願います。《My Father's Favorite Game》(2018)《Notice-Forest Madison Ave (Tiffany & Co.)》(2021)《コーラス》(2022)《結い、You-I》(2002)■概要展覧会名:「YUKEN TERUYA OKINAWA HEAVY POP照屋勇賢 オキナワ・ヘヴィー・ポップ」会期 :2023年11月3日(金)~2024年1月21日(日)主催 :沖縄県立博物館・美術館特別協力:Yuken Teruya Studio協力 :一般社団法人琉球・沖縄美術コレクション協会助成 :公益財団法人 花王芸術・科学財団、芸術文化振興基金助成事業公益財団法人 小笠原敏晶記念財団場所 :沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1・2観覧料 :一般1,200円/高校・大学生800円/小・中学生500円/未就学児無料※障がい者手帳をお持ちの方および介助者1名は当日料金の半額開館時間:9:00~18:00(金・土は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで休館日 :月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)、1月9日(火)※1月8日(月)は開館■アーティスト略歴照屋 勇賢(てるや・ゆうけん)1973年生まれ。沖縄県南風原町出身。1996年多摩美術大学美術学部絵画科油絵専攻卒業。2001年ニューヨーク・スクールオブビジュアルアーツ修士課程修了。以降ニューヨーク、ベルリン、沖縄を拠点に活動。《告知―森》シリーズをはじめ、紙袋などの日用品を用いながらその意味をずらすことで、普段は気づかない価値観や枠組みなどの問題を作品化する。2002年「VOCA展2002」奨励賞受賞。同年「オールドリッチ現代美術館」新人作家賞受賞。近年の主な個展に「照屋勇賢:On Okinawa、過去と未来からのコレクション」展(2014~15年、ベルリン国立アジア美術館)、「沖縄復帰50年特別企画 照屋勇賢展 CHORUS」(2022年、那覇文化芸術劇場なはーと/沖縄)がある。■沖縄県立博物館・美術館 基本情報〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号TEL : 098-941-8200FAX : 098-941-2392ウェブサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月14日沖縄出身でベルリンに拠点をおく照屋勇賢による、沖縄では未発表の作品を中心とした個展をホテル アンテルーム 那覇Gallery 9.5 NAHAにて行います。沖縄UDS株式会社(沖縄県那覇市牧志2-16-8 BIT PLAZAビル3F代表取締役社長:片桐雄一郎)が運営するホテル アンテルーム 那覇のギャラリースペース「Gallery 9.5 NAHA」にて、2022年4月15日(金)~2022年8月28日(日)に、県出身で世界的に活躍する照屋勇賢による個展「Unterritorial Territory」を開催します。ANTEROOM(待合室)という空間を活かした、場所性の定まらない中で新たな情景が目に浮かぶ展覧会となります。オープニングに行うプレス向けギャラリーツアー時に質疑応答の時間を設けますので、ご取材をお待ちしております。照屋勇賢個展「Unterritorial Territory 」概要開催期間:2022年4月15日(金)~2022年8月28日(日)時間:9:00~21:00場所:ホテル アンテルーム 那覇Gallery 9.5 NAHA入場無料【22.4.15~8.28】照屋勇賢個展「Unterritorial Territory 」 | ホテル アンテルーム 那覇(HOTEL ANTEROOM NAHA) : 関連催事1)ギャラリーツアー始めにプレス向けにギャラリーツアーを行い、質疑応答の時間とします。日時:4/15(金)16:45-17:15定員:20人(事前申込)参加:事前申込み制、必要事項をご記入のうえ、下記メールアドレスまでお申込みください。【件名】「照屋勇賢個展Unterritorial Territoryギャラリーツアー参加申込み」【内容】参加者氏名、ご所属、メールアドレス、電話番号E-mailアドレス: gallery@anteroom-naha.com 2)アーティストトーク照屋勇賢アーティストトークを行い、展覧会についてご説明します。日時:4/15(金)17:30-18:00定員:20人着席(事前申込/定員に達し次第受付終了/3/24より受付開始)参加:事前申込み制、必要事項をご記入のうえ、下記メールアドレスまでお申込みください。【件名】「照屋勇賢個展Unterritorial Territoryアーティストトーク参加申込み」【内容】参加者氏名、ご所属、メールアドレス、電話番号E-mailアドレス: gallery@anteroom-naha.com 本展のみどころ1)沖縄出身でベルリンに拠点をおく照屋勇賢による、新作、旧作を含めた壁掛け作品を中心に個展を行います。2)沖縄では未発表の作品を中心にホテル アンテルーム 那覇の海に臨み、トラフィカルな空間ならではの展示を行います。3)展示期間中には、照屋勇賢による実際に宿泊することが出来る客室展示の制作を予定しております。作家プロフィール照屋勇賢 TERUYA Yuken1973年沖縄県生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツMFAプログラム修了。ファストフード店の紙袋や有名ブランドの紙袋に微細な切り込みを入れ、紙袋の中に街路樹などの実在の木をモデルとした木をつくり出す「告知―森」シリーズをはじめ、トイレットペーパーの芯などの日用品や身近なオブジェクトを用い、時にそれらの使用法を変え、意味をずらすことで、日々気づくことのない枠組みや問題を作品化する。照屋勇賢ステイトメントどのホテルの窓から見ても、同じオーシャンビューはない。ホテルの窓の数分だけ海がある。小さな内部空間が、巨大な外部空間を作り出し、内部空間(ホテル)から外部(沖縄)へ出ると、別の内部(沖縄)と外部(日本)が生まれるのです。Unterritorial Territory展の作品のほとんどは、沖縄で発表されたことのない作品です。沖縄の中でも非沖縄的な空間であるアンテルームは、これまで沖縄の中で発表してきたテーマとは異なる側面を持つ作品を発表する機会を与えてくれたのです。日本の中の沖縄は異なる場所、でもルールや法律は適用される、ユートピアでもディストピアでもない、ヘテロトピア、(異なる場所)として作られました。そして沖縄の日本復帰、50年経った今でも続いている。沖縄が日本を映す鏡であるのと同様に、私の作品は、誰もが負けてしまう圧倒的な力を映し出す鏡です。「夜明け」では新しい機能が生まれ変わり、「モノポリー」ではでは重力が不在です。この「他者」性には希望があり、ビジョンがある。もうひとつのヘテロトピアへのビジョン。作品画像広報用図版をご用意しております。画像掲載ご希望のかたは必要事項、画像番号を明記の上、FAXまたはメールにてお送りください。媒体名:発売・掲載・放映日:御社名(ご担当者名):Eメールアドレス:ご連絡先(電話・E-mail):諸注意①掲載時は作家名、タイトル、コピーライト等を必ず表記ください。トリミング、文字載せはお控えください。②記事をご掲載いただく場合には、情報確認のため校正原稿をお送りください。③掲載誌、HP リンク等をお送りいただけますとさいわいです。Notre Dame/Monopoly money, pin, foam/2021タイトル未定/ Monopoly money, pin, foam/2022Dawn series/Photographs chromogenic(c-print)/2008Gallery 9.5 NAHAGallery 9.5 NAHAホテル アンテルーム 那覇 概要施設名:ホテル アンテルーム 那覇住所:〒900-0016 沖縄県那覇市前島3丁目27番地11電話:098-860-5151開業日:2020年2月27日客室数:126室運営:沖縄UDS株式会社事業主:株式会社ASAKA【公式】ホテル アンテルーム 那覇|HOTEL ANTEROOM NAHA : 本件お問合せ先ホテル アンテルーム 那覇 Gallery9.5 NAHA電話:098-860-5151(ホテル代表)メールアドレス: gallery@anteroom-naha.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月24日シェイクスピアの名作を大胆に脚色し、沖縄の小さな島を舞台に島民たちと島の守り神である精霊たちが織りなすドラマを描いた『真夏の夜の夢』。先日より物語の舞台である沖縄で先行上映され、大好評を博している本作がいよいよ7月25日(土)より全国公開を迎える。これを記念して、公開初日の25日(土)には、シネマート新宿にて、中江裕司監督を始め、柴本幸、蔵下穂波、平良進、照屋政雄、エンディング・テーマを歌う藤澤ノリマサ、そして中江作品に欠かせない“沖縄のおばあ”こと、平良とみが登壇しての舞台挨拶が行われるほか、各所で沖縄にまつわるイベントを開催。翌26日(日)も中江監督と中村優子によるトークショーがシネカノン有楽町2丁目で開催されるなど、東京の街が沖縄一色に!物語の主人公は、東京での恋に疲れ、故郷の沖縄の島に帰ってきたゆり子。彼女と彼女の周囲の面々、さらには“マジルー”と呼ばれる島の守り神(キジムン)までも巻き込んでの騒動が展開される。先述の舞台挨拶に加え、25日(土)には中江監督自身が本作を絵本として書き下ろした「さんかく山のマジルー」で、挿絵を担当している絵本作家・荒川良二の原画展(ジュンク堂書店新宿店)にて、中江監督と照屋さんのトークイベントが開催されるほか、新宿文化会館で「沖縄音楽フェスティバル」を開催。また、伊勢丹新宿店本館にて27日(月)まで開催される大沖縄展「オリオンビアフェストインイセタン」にも中江監督、照屋さん、平良さん夫妻に蔵下さんが登場、さらに新宿通りでは昼過ぎより新宿エイサー祭が行われ、21チームが踊りに参加するなど、この日、街はまさに沖縄一色に染まることになる。まもなく夏本番!沖縄には行けない人も、東京で沖縄気分を味わってみては?『真夏の夜の夢』は沖縄にて先行上映中。7月25日(土)よりシネカノン有楽町2丁目、シネマート新宿ほかにて全国にて公開。イベント概要<7月25日(土)>『真夏の夜の夢』初日舞台挨拶場所:シネマート新宿大沖縄展「オリオンビアフェストインイセタン」期間:7月22日(水)〜7月27日(月)場所:伊勢丹新宿店本館※25日(土)、キャスト陣と中江監督によるトークショーおよびライヴを開催「沖縄ゆんたく〜キジムントーク〜」&「さんかく山のマジルー」荒井良二原画展場所:ジュンク堂新宿店「沖縄音楽フェスティバル」場所:新宿文化会館・大ホール新宿エイサー祭13:30よりスタートメイン会場:新宿通り<7月26日(日)>『真夏の夜の夢』舞台挨拶場所:シネカノン有楽町2丁目映画公開記念トークライヴイベント場所:銀座わしたショップ■関連作品:真夏の夜の夢 2009年7月25日よりシネカノン有楽町2丁目、シネマート新宿ほか全国にて順次公開© 2009「真夏の夜の夢」パートナーズ■関連記事:琉球の伝統芸能満載!『真夏の夜の夢』地元・沖縄先行上映に千人超が酔いしれる【どちらを観る?】夏、沖縄へ誘う――『群青愛が沈んだ海の色』&『真夏の夜の夢』沖縄の神秘!『真夏の夜の夢』試写会に5組10名様をご招待
2009年07月21日