Infineon Technologiesは、Arduino設計コミュニティ向けのRGB照明およびモータ制御を対象としたシールド2種類を発表した。両シールドとも、Arduino Uno R3と互換性があり、32ビットマイコン「XMC1000」ファミリを搭載した「XMC1100 Boot Kit」と組み合わせて使用できる。「XMC1000」はすべて、ARM Cortex-M0プロセッサが搭載されている。Arduino向けRGB LED照明シールドには、マイコン「XMC1202」が搭載され、そのマイコンに搭載されているLED照明制御用の輝度色彩制御ユニット(BCCU)によって制御されている。また、Arduino向け高電流DCモータ制御シールドには、モータ制御用の内蔵ハーフブリッジドライバである「NovalithIC BTN8982TA」が搭載されている。なお、Arduinoは、オープンソースのハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを用いた演算プラットフォームであり、電子プロトタイプの設計を迅速・簡単に行うことが可能である。具体的には、RGB LED照明シールドは、Arduino向けのインテリジェントな評価ボードであり、各種LED照明エンジンを採用した、短期間でのプロトタイプ作成と低価格での評価が保証される。また、3つの独立した出力チャネルを搭載しており、マルチカラーLEDをちらつきなしに制御できる他、照明レベルに関わらず、エネルギー消費量を抑えた形で完全な調光制御を実現するなど、高品質カラーに必要な要素をすべて備えている。そして、BCCUの自動ハードウェアエンジンを搭載することで、コスト重視の柔軟性に優れた高品質なLED照明ソリューションとなっている。さらに、構成も容易なため、調光・色混合をスムーズに行える。加えて、照明/オーディオノード用のDMXインタフェースや、動き検出用の24GHzレーダセンサなどを使用した拡張にも対応する。一方、Arduino向け「BTN8982TA」搭載のDCモータ制御シールドは、DCモータ制御設計において、迅速かつコスト効果に優れたプロトタイプ作成が可能となり、ハーフブリッジとフルブリッジのモータ制御アプリケーションの試験も容易に行える。また、単方向型のDCモータ2個と、双方向型DCモータ1個を駆動可能。さらに、モータ駆動アプリケーションに最適化された、完全集積型高電流ハーフブリッジドライバ「NovalithIC BTN8982TA」を2個実装している。「NovalithIC BTN8982TA」は、pチャネルハイサイドMOSFETとnチャネルローサイドMOSFETの2個のパワーチップと、電源の制御・監視用のロジック回路を1個搭載した内蔵ドライバICを単一のパッケージに集積している。その他の特徴としては、電流センス機能付きの診断機能、スルーレート調整機能、デッドタイム生成機能の他、過温度、過電圧、過電流、短絡の保護機能を有している。そして、「NovalithIC BTN8982TA」にはロジックレベルの入力インタフェースが搭載されており、マイコンとのインタフェース接続も容易に行える。また、「NovalithIC BTN8982TA」は、保護機能付き高電流PWMモータ駆動装置を対象とした、コスト面で最適化されたソリューションであり、基板面積も抑えることができる。さらに、Arduino向け「BTN8982TA」搭載DCモータ制御シールドは、30kHzの高周波PWMなどを処理可能。同シールドは、最大250Wの連続負荷(例:12V/20A)のブラシ付きDCモータ制御をサポートしつつ、「BTN8982TA」の電流制限機能により最大55Aのピーク電流に対応できる。なお、2015年1月末までの期間、Arduino向け「XMC1202」搭載RGB照明シールドと、Arduino向け「BTN8982TA」搭載DCモータ制御シールドは、Farnell element14社とNewark element14社より購入できる。その期間以降は、Infineonと同社のディストリビュータからも提供される。
2014年12月18日サンワダイレクトは28日、32灯のLED電球を搭載したデスクライト「800-LED010シリーズ」を販売開始した。直販サイト「サンワダイレクト」での限定販売で、価格は税別3,685円となっている。800-LED010シリーズは、32灯のLEDを搭載したシンプルなデザインのLEDデスクライト。ベース部にタッチセンサー式の操作ボタンを配置している。操作ボタンに触れることで、電源のオン・オフのほか、4段階で明るさを調節することも可能だ。ヘッド部分の可動範囲は上下130度のあいだ。折りたたんだ状態で明かりをつけると、間接照明としても使える。サイズはヘッド部分がW60×H425mm、アーム部分がW42×H350mm、折りたたみ時がW170×D170×H455mm。重量は約880gだ。色温度は6,500~7,000K、明るさは20ルーメンから250ルーメン。カラーはブラックとホワイト。
2014年11月28日トヨタ自動車(トヨタ)は11月26日、LEDの独立制御によって、より細やかな配光制御を可能とした次世代照明技術「LEDアレイAHS」を開発し、2015年に発売する新型車に採用すると発表した。今回開発した「LEDアレイAHS」は、一列に配置した複数のLEDをハイビームの光源に使い、それぞれを独立制御する。これにより、先行車と対向車がすれ違う際の両車の間の空間などを照射し、横断歩行者などの発見を支援するほか、市街地では広範囲を照らす配光、高速走行時では遠方に光を集中させる配光など、走行シーンに応じた配光制御を実現した。また、ステアリング操作に連動した配光で、カーブの先を照射して進行方向の視界確保を支援するカーブ時配光機能も備えるという。同社は、LEDアレイAHSなどの次世代照明技術開発のほか、2015年より順次導入される予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」にAHB(Automatic High Beam:車載カメラによって対向車・先行車のヘッドランプ、テールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えるシステム)を標準装備し、広範な普及を図るなど、夜間の事故防止に着目した安全技術開発に積極的に取り組んでいくとしている。
2014年11月27日富士工業は25日、卓上調理の煙や油、ニオイを吸い取るダイニング照明「クーキレイ」の新モデル「BE」タイプと「PT」タイプを発表した。プロダクトデザイナー・廣田尚子氏を起用し、デザインを刷新した。発売は12月5日。直販価格はいずれも税別59,000円となっている。クーキレイは焼肉や鍋などの卓上調理で発生する煙や油、ニオイをテーブルの真上で吸い取るダイニングLED照明。プレフィルターのほか、脱臭・脱煙・脱油からなる4層のフィルターで空気をろ過する。ファンで吸い込んだ空気をフィルターに通すことで、ニオイは80%、煙は90%、油は95%カットされるという。いずれのモデルにも専用リモコンが付属し、LED照明の調光や調色、ファンの運転モード切り替えなどを行える。本体のデザインは、プロダクトデザイナーである廣田尚子氏が手がけた。BEタイプはフレア形状、PTタイプはドーム形状となっている。廣田氏によれば、BEタイプは生活を楽しく活気あるものにしてくれるデザイン、PTタイプは団らんをやさしくサポートするデザインだそうだ。いずれのタイプも、サイズはW502×D502×H450~850mm、重量は5.3kg。風量は「弱」「強」「急速」の3モードを用意する。カラーはホワイトとブラック。
2014年11月25日富士通研究所は11月17日、LED照明などからモノへ照射する光にID情報を埋め込み、その光に照らされたモノからID情報を復元することを可能とする照明技術を開発したと発表した。目の前にあるモノの情報などを手に入れようと思った場合、従来、NFCタグやQRコードなどの識別情報をモノに付帯させておく方法や、位置情報、電波などを用いて識別するといった手法が用いられてきた。しかし、NFCタグやQRコードの場合、デザイン性などを考慮する必要があったり、位置情報などを用いた場合は、場所が移動してしまうといった可能性があった。今回、同社が開発した技術はLED照明から発する光の色を人の目には見えないレベルで変化させ、その光に照射したモノにID情報を付与するというもの。具体的には、RGBのLEDを搭載したカラー照明の各成分から発する光の強弱を時間方向で制御し、わずかに変化させることでモノを識別するID情報を表現。モノが反射した光を専用アプリをインストールしたスマートフォーンで撮影することで、その情報を取得することを可能とする。光は、モノの表面で反射する際に反射率に応じて光の一部が吸収されたり反射し、信号が弱くなることがあるが、カメラ側で反射を考慮した補正を行うことで、情報の検出精度の向上を可能にしたという。また、LED照明の色を変化させたり、強度を変えても情報そのものに変化は生じないため、状況に応じて調光などを行っても問題はないという。なお通信速度は10bpsだが、店舗や美術館などで確実にモノと情報を結びつけるレベルであれば十分とのことで、2015年度の実用化を目指すとするほか、現時点で通信速度を20~30bps程度まで向上できるめどがついており、さらなる応用分野の拡大を目指すとする。
2014年11月17日パナソニックは、スマートフォン/タブレット端末で家の中の照明をコントロールできる配線器具「アドバンスシリーズ(リンクモデル)」を2015年1月21日より発売する。「アドバンスシリーズ(リンクモデル)」は、スマートフォン/タブレット端末で、照明器具を操作できるスイッチやコンセントなどの配線器具。無料の専用アプリを使用すれば、照明器具のオン・オフや調光、点灯パターンをワンタッチで切り替えることができる。そのほか、家中の照明器具の一括オフ操作や、タイマー操作も可能となっている。なお、同配線器具とスマートフォンはWi-Fiによって接続されるため、無線のWi-Fiルーターが必要となる。また、スマートフォン/タブレット端末からの操作は、宅内のみでしかできない。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月08日パナソニックは11月5日、配線器具「アドバンスシリーズ」の新モデルとして、スマートフォンで制御できる照明器具専用壁スイッチ「タッチスイッチ(リンクモデル)」(WTY5411W)を発表した。発売は2015年1月21日。希望小売価格は11,300円(税別)。壁スイッチには、いまだにシーソー式のスイッチというイメージを持つ人も多いが、パナソニック(当時は松下電工)が2000年に発表した「コスモシリーズ ワイド21」以降、ハンドルと呼ばれる大きな板でスイッチのオンオフ操作ができるタイプが主流となってきている。2014年7月に発表されたアドバンスシリーズは、スタンダードなコスモシリーズ ワイド21より、デザインや操作性、機能を高めた配線器具。タッチスイッチ(リンクモデル)は、専用アプリを使ってスマートフォンから照明器具の操作が可能な壁スイッチだ。使用するには、タッチスイッチ(リンクモデル)に加えて「アドバンス用無線アダプタ」(MKN7531:希望小売価格32,500円、税別)と、市販の無線ルーターが必要となる。タッチスイッチ(リンクモデル)とアドバンス用無線アダプタの間は特定小電力無線で通信が行われる。アプリでは、20回路までの照明器具を個別に操作することが可能だ。また、8つまでのシーン操作や最大10件のタイマー操作、一括OFF操作にも対応している。一括OFF操作専用スイッチ「タッチ一括OFF発信機」(WTY5641W:希望小売価格8,120円、税別)も同時発表されている。玄関に設置すれば、外出する際に一度で各部屋の照明を切ることが可能だ。タッチスイッチ(リンクモデル)とタッチ一括OFF発信機は、特定小電力無線でダイレクトに通信を行うため、一括OFF機能だけを使用したい場合には、アドバンス用無線アダプタは必要としない。タッチスイッチ(リンクモデル)には、オンオフだけの単機能モデルから、調光機能なども備えたモデルまでいくつかのラインナップがある。WTY5411WはタッチLED調光スイッチ機能を備えたハイグレードモデル。ハンドルにタッチセンサーが内蔵されており、指でスライドするだけで、LED照明の明るさをコントロールすることができる。なお、「アドバンスシリーズ」の配線器具は、一般ユーザーが自分で取り付けることはできない。電気工事士の資格を持つ業者に依頼する必要がある。
2014年11月06日Spansionは、インテリジェント照明に必要な機能を1チップ化したLEDドライバIC「S6AL211」シリーズを発表した。同シリーズは、DALI、DMX、Bluetooth Smartといった通信規格に対応する他、4チャネル降圧型DC/DCコンバータを内蔵しており、0.1~100%の範囲で調光できる。さらに、LED駆動回路の構築に必要なプリドライバ、センシングアンプ、LDOなどの周辺部品をすべて統合している。これにより、競合製品に比べて、PCBサイズを最大で25%削減できるのに加え、BOMコストの削減、およびコスト競争力のある製品の提供が可能になるとしている。なお、第1弾のDALIプロトコル対応製品は、5.8ドルでサンプル出荷中であり、12月より量産を開始する予定。第2弾のBluetooth Smartモジュール対応製品は、12月からサンプル出荷を開始する予定。
2014年11月05日ヤマハミュージックジャパンは、Bluetooth対応オーディオと間接照明が一体となったライティングオーディオシステム"Relit(レリット)"シリーズの新モデル2種を発売する。発売時期は、「LSX-70」が11月中旬から、「LSX-170」を12月上旬から。価格は「LSX-70」が4万5000円、「LSX-170」が6万円(ともに税抜)。Relitシリーズは、オーディオと間接照明が一体になったインテリアアイテム。新たな2モデルは、パンチングメタルの上質感と浮いているように存在するスピーカーユニットの融合による美しいデザインが特徴だ。「LSX-70」は約950gという軽量かつコンパクトな筒状で、部屋から部屋へ持ち運べる充電式バッテリー内蔵モデル。一方「LSX-170」はソリッドな円すい台で、美しく広がる光と重厚な存在感がインテリアにもなる据え置きモデル。カラーバリエーションは両モデルともに、サンライトゴールド、ダスクブロンズ、ナイトブラックの3色が用意される。また、スマートフォンやタブレット内の音楽ファイルをワイヤレス(Bluetooth接続)で再生でき、高音質なワイヤレス再生を実現するaptXにも対応する。周囲のどこから聴いても楽しめるように音が360度に広がるうえ、どんな場所に設置しても心地よい音を楽しめるバランスの取れたチューニングが施されている。加えて、圧縮音源に低音域の量感や高音域の伸びをプラスする同社独自の音質改善技術「Extra Bass」や小音量での再生時でも低音と高音を補正する「ラウドネスコントロール」を搭載。さらに、iOSまたはAndroid向けの専用アプリ「DTA CONTROLLER」(無料)を使えば、スマートフォンやタブレットの画面から再生/停止、音量調整、音質調整、楽曲選択などが可能だ。そのほか、両モデルに搭載されるLEDライトは「LSX-70」が5段階、「LSX-170」は10段階に明るさを調節可能。「DTA CONTROLLER」と連携し、タイマー設定した時間に合わせて照明と音楽を自動でオン/オフする「スマートタイマー」機能を搭載する。なお、「LSX-70」の外寸は幅94mm×高さ241mm×奥行94mm、重さは950g。スピーカーユニットは5.5cmウーファー×1、4cmツィーター×1。最大出力(JEITA)は、ACアダプタ使用時がウーファー10W+ツィーター10W、内蔵電池使用時がウーファー5W+ツィーター5W。照明部はLED数が4個で消費電力は8W。「LSX-170」の外寸は幅271mm×高さ290mm×高さ271mm、重さは3.3kg。スピーカーユニットは9cmウーファー×1、3cmツィーター×1。最大出力はウーファー15W+ツィーター15W。照明部はLED数が11個で消費電力は15Wとなっている。
2014年10月23日日昇は20日、同社が企画・販売を行う照明ブランド「BeauBelle(ボーベル)」にて、Tree to Greenおよびキシマとの3社で共同開発した、たき火の炎を再現する間接照明「TAKIBI(タキビ)」を発売した。○木曽檜をひとつひとつ切り出し職人が加工同商品は、健康的でナチュラルなライフスタイルが再評価されていることを背景に、光が人に与えるリラックス効果を利用。たき火の持つ、落ち着いた雰囲気と穏やかで優しい光が睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促進し、癒し・快眠効果につなげる効果を目指し企画開発された商品。日本の住宅に設置された一般的な照明は、光が強すぎる場合が多く、メラトニンの分泌を抑制する方向に働くという。これが睡眠障害を引き起こす原因のひとつだとも言われていることから、同商品は、薪などでたき火をすると木が燃える時にその間から炎が立ち上る情景を光にして表現したフロアーランプとした。曲面加工でひのきの木目を美しく見せ、さらに曲線カットしてピースを組み合わせる事で、その面にあたる光が柔らかなグラデーションとなり、暖かみのある炎のように感じられる効果を狙ったという。素材には、良質な木材を産出することで有名な長野県木曽地域の天然ヒノキを使用。同じく、地域で昔から残る伝統工芸の「ろくろ細工」の技術を採用し、通常では曲線的な加工が困難な木材を、職人の技を駆使して美しい曲線に仕上げた。シェード部分は、1つの木から半球にろくろで削った後でひとつずつ切り出し、さらに糸のこぎりでカットしたのち、ひとつずつサンダー(木を研磨する加工機)で仕上げ、曲面を作り上げるという。カラーはブラウン/ナチュラル。口金はE-17。光源は3W×1(LEDミニクリプトン球付属)。素材は木曽檜。重量は950g(電球含まず)。価格は3万7,028円(税別)。
2014年10月22日NECは17日、照明ユニットにWi-Fiアクセスポイントを組み合わせた「Wi-Fiアクセスポイント付LED照明」を発表した。12月1日より出荷を開始する。価格はオープン。10月末から横浜シーサイドラインにて、駅構内におけるWi-Fiネットワークの実証実験を開始する。従来、アクセスポイントの設置には電源を確保するための「電源配線工事」に加え、アクセスポイントまでの通信回線を敷設する「有線LANの設置工事」が必要だった。「Wi-Fiアクセスポイント付LED照明」では、電源をLED照明と共有し、さらにアクセスポイントからWi-Fi基地局までの通信を無線で接続することで、初期導入コストを7割~8割に抑えることが可能だという。また、緊急地震速報機器と連動させることで、照明の点滅、色の変化により、速報を伝えることも可能で、耳が不自由な人への告知も行えるという。製品は埋め込み型と半埋め込み型を用意する。横浜シーサイドラインにおける実証実験では、乗降人数の多い新杉田駅をはじめとするいくつかの駅で、「Wi-Fiアクセスポイント付LED照明」を約10個所設置する。職員のスマートフォンやタブレットを活用した連絡業務や緊急通信用として活用し、電波状況の確認や効果を検証するという。
2014年10月17日NECは10月17日、これまでWi-Fiのアクセスポイント設置に伴い行っていた電源設備の設置や工事作業などが不要な「Wi-Fiアクセスポイント付LED照明」を販売開始すると発表した。同製品は、LED照明にアクセスポイントを内蔵したもので、電源をLED照明用の配線から供給するとともに、アクセスポイントからWi-Fi基地局までの通信を無線でつなぐことが可能。従来、照明とは別にアクセスポイントを設置する場合に必要だった配線工事、電源工事、有線LANの設置工事が不要となるため、初期導入費を7割~8割程度に抑えることができるという。また、横浜シーサイドラインは、同社が運営する新杉田駅と金沢八景駅を結ぶ横浜シーサイドラインにおいて、同製品を活用し、駅構内のWi-Fiネットワークの実証実験を10月末より開始する。実証実験では主要駅のホームにおいて、職員がスマホやタブレットを活用し、時間や天候の変化における電波状態の確認を行う。
2014年10月17日カネカは10月9日、約5万時間の寿命と色変化の小さい有機EL照明デバイスを開発したと発表した。有機得EL照明デバイスにおいて世界最高水準の寿命になるという。一般的なLED照明の推定寿命は約4万時間とされているのに対し、これまでの同社の有機EL照明デバイスは推定寿命が約1万7000時間で、寿命の短さが課題となっていた。今回、白色を構成する数種類の異なる波長の発光層の劣化挙動に着目し、材料や積層構成などのデバイス構造や厚みなどの製膜条件を最適化することで、寿命の大幅な延長を実現したと共に、色の変化量を抑制することに成功した。同社は今回開発したデバイスを美術館・博物館、レストランなどの商業店舗、ホテルや病室用照明、高級住宅用のデザイン照明など、有機EL照明の特長がいきる国内および欧米の市場へ積極的に販促展開することにより、2020年には売り上げ500億円を目指すという。
2014年10月09日カネカは9月29日、京都国立博物館で10月7日~11月24日の期間中に開催される特別展覧会「国宝 鳥獣戯画と高山寺」に同社の有機EL照明パネルが展示照明として採用されたと発表した。「鳥獣人物戯画」は動物を擬人化して生き生きと描いた、日本の古美術の中でも最も知名度が高い作品のひとつで、同展覧会は全4巻の保存修理が完成した記念として開かれる。同社の有機EL照明パネルが採用された理由は、薄く、軽量で発光に伴う発熱も抑えられるため、展示物や展示空間と調和した照明設置が可能であることや、面で発行し全体的に柔らかく照らすため展示物全体に均等に光が広がることに加えて、紫外線や赤外線の発生がなく保存科学の観点から「国宝」を照らす照明に適している点だという。同社は「東洋美術をはじめ、あらゆる絵画・美術品の展示照明分野に有機EL照明パネルを積極展開し、新しい用途を開拓するとともに、国内および欧米の市場への事業展開を加速さえていく」とコメントしている。
2014年09月29日(画像はプレスリリースより)独自の色設計で顔全体を明るくオルビスは、独自の色設計で、顔全体を明るく見せる口紅「ルージュC」の秋の新色を8月23日より発売します。2014年2月に「ルージュC」が発売され、多くの女性から喜びの声が聞かれ、人気を集めています。今回発売される「ルージュC」秋の新色は、夏の紫外線の影響で、肌の色がくすみがちな秋に、顔の色を明るく見せ、秋のメイクを一層ひきたてる3色が発売されます。つけてみたくなる、素敵な3色さりげないきらめきのディープなピンクの「ショコラピンク」、芳醇でこっくりとした、上質なローズの「カシスノワール」、血色がよくみえる、ピュアなレッドの「キャンディードアップル」、どの色もとても美しく、秋のメイクを引き立て、美しく彩ります。「ルージュC」は今回発売される新色をあわせると全9色となり、価格は1,944円(税込み)となっています。【参考】・オルビス株式会社プレスリリース/PRTIMES
2014年08月21日ショップウィンドーファンの多い代官山のインテリアショップ「ゼロファーストデザイン」が照明メーカーの「DI CLASSE」との初コラボにより2つの異なる世界観を、得意の東京らしい解釈で提案しています。テーマは「森の光に迷い込む」。ウィンドウの白い光に満ちたエントランスを抜けると店内は絵本の森の世界か光のテーマパークか。時を忘れてしまうようなシチュエーションが目の前に広がります。森の木漏れ日の優しさを照明に取り入れたスタイルはリラクゼーション効果抜群。年末の忙しさをエスケープするのに心強いインテリアです。詳しくは、 こちら から。・ゼロ ファーストデザインtel. 03-5489-610111:00am~Close20:00pm 不定休東京都目黒区青葉台2-3-1 小杉ビル1F スタッフブログ
2013年12月23日三宅デザイン事務所のリアリティ・ラボがデザインを手掛けた照明器具「陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE(インエイ・イッセイミヤケ)」が「2013年度グッドデザイン金賞」を受賞。「プリーツ・プリーズ・イッセイ・ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE、以下プリーツ・プリーズ)」が、同「ロングライフデザイン特別賞」を受賞した。グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催。さまざまな事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することで、私達のくらしや産業、そして社会全体をより豊かなものへと導くことを目的としたデザイン推奨運動である。陰翳IN-EI ISSEY MIYAKEは、帝人フロンティアのペットボトル再生繊維「エコペットペーパー」をシェードに利用。和紙のような風合いのシェードは手で簡単に組み立て、形を変えることができ、コンパクトに収納できる。プリーツ・プリーズは、1988年に「イッセイ・ミヤケ」のコレクションとして発表された、プリーツの服がシーズン毎に発展し、1993年にブランドとして本格的にスタートしたもの。「暮らしの中で生きてこそ、デザインの存在価値がある」という三宅一生の考えを実現するべく、プリーツという伝統的な加工素材を最新技術を用いてより軽く、着やすく、扱いやすい機能的な現代の服を追求している。衣服として特別賞を受賞したのは、プリーツ・プリーズが初。「身体・人間」「生活」「産業」「社会・環境」などの分野において、同ブランドが提供するデザイン価値が評価された。今回のグッドデザイン金賞には、深澤直人がデザインした株式会社マルニ木工の椅子や、佐賀県武雄市とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社による図書館など20のデザインが選ばれ、ロングライフデザイン賞には株式会社パイロットの油性ボールペンや住友スリーエム株式会社のポスト・イットノートなどが選ばれた。グッドデザイン賞の大賞は「該当なし」となった。
2013年11月12日IDECは、同社のLEDベース照明と調光制御システムを王将フードサービスが展開する「餃子の王将」百万遍(ひゃくまんべん)店(京都市左京区)に納入したことを発表した。このほど開発した調光制御システムは、周辺の明るさを検知する照度センサーからの信号や、あらかじめ設定しておいた時間帯に応じて、LEDベース照明の照度や色を自動的に調光する制御システム。窓側にはLEDベース照明器具に、64個のLEDモジュールを市松模様に配置し、最適調光制御を実現した。また、窓際に取り付けた照度センサーにより周辺の明るさを検知。制御システムを通じて、LEDベース照明の明るさや色を制御する。晴天時は照明を暗くし、曇天時は明るくするなど、店内を最適な明るさに調整できるという。また、一月ごとに設定しておいた時間帯で、LED照明の明るさや色が変化する。昼間は照明を暗く、日没後は明るくするだけではなく、夏の昼間は白色の照度を上げ、温白色の照度を下げて視覚的に涼しさを演出するなど、時間や季節に合わせた制御が自動的に行う。同社は今後、このLEDベース照明と調光制御システムについて同店で検証実験を重ね、新規店舗および既存店舗改装時に納入を進めていく、としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日LIXIL住宅研究所は2月14日~24日と6月26日~7月6日にかけて、「住宅空間における照明の効果実験」を実施した。実験の結果、一般的な照明よりも暗くても、読み書きやリラックスに問題がないことを実証したという。同調査は、「日本の住宅照明の明るさは明るすぎるのではないか?」という疑問から、生活シーンに合わせた最適な照明空間とエコな照明の提案を検討するために実施したもの。東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授指導のもと、次世代スマートハウス「GURU GURU」のリビングダイニングにて、大人(35~46歳)40名、子ども(10~12歳)39名を対象に実施した。今回はJIS(日本工業規格)で読書・勉強に必要とされている500~1,000ルクスより暗い、250~350ルクスの明るさで、人の作業効率、気分の変化、自律神経系の指標を調査した。作業効率実験では、一桁の計算問題、認知テストを行ったが、大人・子どもとも明るさの違いにより効率が変化することはなかった。気分の変化の実験では、大人は明るい方が計算問題がやりやすく、字が読みやすいと感じている。250ルクスの明るさでは若干他の明るさより値が低いが、350~600ルクスでは大きな変化は見られなかった。子どもは250~600ルクスでの明るさでも、気分の違いは見られなかった。続いて自律神経系への影響だが、安静時、一桁の計算問題、認知テスト、記憶テストなどどの作業をしていても、大人・子どもとも明るさの違いによって、緊張・精神的ストレス・リラックス状態への有意な影響は見られなかった。今回の実験の指導教授川島隆太教授は、「感性の領域(気分)は明るさの影響を受けていたが、『知性』の領域である認知機能や、『身体』の領域である自律神経機能には全く影響を与えていないことは新しい発見」とコメントしている。同研究所はこの実験結果をふまえ、一般的な照明計画と実験計画を反映した少エネ照明計画を発表している(※)。それによると、年間照明ランニングコスト(電気代・交換ランプ代)は2万3,248円節約でき、年間CO2排出量も585kg削減できる計算となった(試算協力は大光電機)。※少エネ照明計画は、LED照明使用、リビングダイニング、居室の机上面は約250ルクス、部屋の端は100ルクス以下で計算【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日パナソニック エコソリューションズは、EVERLEDS「彩光色LED照明器具」合計10品番を12月1日より発売する。自然な光色が特長で、生鮮食料品などを新鮮でおいしそうに見せることができる。このほど発売する10品番は、同社独自の光のスペクトル制御技術で、生鮮食料品を新鮮でおいしそうに演出する照明器具。波長580nm前後の光の成分を調整することで黄みを抑え、食品を鮮やかに見せることができるという。また、赤色成分のピーク波長を長波長側にすることで、肉やマグロなど赤みの強い色もより鮮やかに見せることが可能に。さらに、光には色が付いていないため、食品トレーなどの色は自然に見せることができる。1種類の光で、精肉、鮮魚、青果、惣菜、パン、生花など多くの商材に対応。売り場ごとの台数変更にも柔軟に対応できる。フィルターレスで、同社フィルター付LED照明器具と比べ、明るさも約20%アップしたとのこと。器具スタイルは、スポットライト(透過セードタイプ、一般タイプ)、ユニバーサルダウンライト。明るさは200形と350形。価格は3万2,340~4万8,300円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日食事中の照明と音楽が摂取カロリーに影響レストランやカフェを利用すると、必ずといっていいほどあるのが店内の照明とBGM。何気なく食事とともにあるものだが、実はこれが食事の摂取カロリーに影響を与える傾向があるのだという。ロイターが伝えている。このことを明らかにしたのは、コーネル大学のブライアン・ワンシンク教授らの研究チームで、イリノイ州のファストフード店で実験したところ、店内の照明の明るさと音楽の音量をおさえた場所に座った顧客は、通常の席の顧客に比べ、摂取カロリーにして18%も低かったというのだ。リラックス効果でゆっくり&ヘルシー食に調査では、ハンバーガーチェーンの「ハーディーズ」店舗を利用したという。この店舗で、照明を落とし、間接照明にし、静かな音楽を採用、観葉植物を置いたり、テーブルクロス、キャンドルなども工夫して、リラックス効果をとくに高めるような環境を用意し、利用してもらったところ、一般の顧客に比べ、この環境下で食事をした顧客は、長い時間をかけて食べたほか、料理を楽しめたという満足感も高く、その一方で、摂取カロリーは低いといった結果になったそうだ。注文する内容は変わらなくても、実際に食べた量、食べるのに要する時間、食後の満足感に大きな差が出たと、研究チームは説明する。またファストフードで効果があるのなら、家庭でも試す価値はあるともしている。何気なく接している照明やBGMなどの音。そうした食事の環境を見直すと、理想的な食生活に自然と変わっていくという効果もあるのかもしれない。元の記事を読む
2012年09月01日COS KYOTOは、京都を代表する伝統産業“西陣織”で用いられる“金の引箔”の魅力を引き出し、現代の生活空間を彩る照明に仕上げた「十六夜 izayoi」の販売を開始した。「COS KYOTO」は、京都の伝統的な技術や美意識を新たな世代が引き継ぎ、現代の生活空間に溶け込むプロダクトラインナップを提案しているインテリアブランド。京都が培ってきた伝統の技術や素材を用い、デザインによって生活空間を彩るプロダクトを製作し、世界の消費者に届けるためのプロジェクトだ。京都の各種企業、職人、デザイナー、クリエイターが結集し、グローバルに通用するブランドを構築。「COS」には伝統を現代の感性というフィルターにかけて「濾す」ことで、一層磨かれたプロダクトに仕上げるという意味が込められている。第1弾のプロダクト「十六夜 izayoi」は、繊細な糸の間から漏れ出る光の様子がまるで十六夜の月のような、“ためらい”を感じさせることから名付けられた。スタンドタイプが98,000円。ペンダントタイプが74,000円。購入は「COS KYOTO」のWebページから。ページ内には美しい画像やイメージ映像が掲載されているので、十六夜の世界観に興味がある人は要チェック。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日COS KYOTOは、京都を代表する伝統産業“西陣織”で用いられる“金の引箔”の魅力を引き出し、現代の生活空間を彩る照明に仕上げた「十六夜 izayoi」の販売を開始した。「COS KYOTO」は、京都の伝統的な技術や美意識を新たな世代が引き継ぎ、現代の生活空間に溶け込むプロダクトラインナップを提案しているインテリアブランド。京都が培ってきた伝統の技術や素材を用い、デザインによって生活空間を彩るプロダクトを製作し、世界の消費者に届けるためのプロジェクトだ。京都の各種企業、職人、デザイナー、クリエイターが結集し、グローバルに通用するブランドを構築。「COS」には伝統を現代の感性というフィルターにかけて「濾す」ことで、一層磨かれたプロダクトに仕上げるという意味が込められている。第1弾のプロダクト「十六夜 izayoi」は、繊細な糸の間から漏れ出る光の様子がまるで十六夜の月のような、“ためらい”を感じさせることから名付けられた。スタンドタイプが98,000円。ペンダントタイプが74,000円。購入は「COS KYOTO」のWebページから。ページ内には美しい画像やイメージ映像が掲載されているので、十六夜の世界観に興味がある人は要チェック。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日エコソリューションズは、有機EL照明デバイス(パネル・モジュール)において、従来の電球色(3,000K)に加え、昼白色(5,000K)と白色(4,000K)を追加発売する。厚さ約2mmの薄型「有機EL照明パネル」は、出光興産との合弁会社であるパナソニック出光OLED照明社が、7月20日より発売。パネルに制御回路を内蔵した使いやすい「有機EL照明モジュール」は、エコソリューションズが8月中旬より発売する。寿命は1万時間(光束維持率70%)。パネルは厚さ約2mm、モジュールは厚さ約9mm、最大枠幅約11mm機器に組みやすい薄型・狭枠設計であるほか、「スライドイン」構造により、パネル交換が容易となっている。効率は、白熱電球を超えるパネル単体で26~30lm/W、モジュールで17lm/W。日本市場でニーズの高い昼白色を含む3色(昼白色、白色、電球色)での展開により、用途に応じた選択が可能になる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日環境省及び経済産業省は、家庭などで使用される照明製品に関し、今年度以降なるべく早期に省エネ性能の優れた製品への切替えを実現すべく、広く国民に対して普及啓発を行うとともに、併せて、消費者の一層の理解促進・販売事業者における一定の配慮について、関係各方面に呼びかけを行うことにしたと発表した。具体的には、省エネ性能についての消費者の理解増進に係る情報提供の実施に加え、消費者の理解が深まることを前提に、家庭で多用されている口金26型白熱電球などについて、省エネ性能に優れた電球形蛍光ランプ・LED照明など高効率な照明製品への切替えが進むよう、関係する各主体が、それぞれの立場で実施することができる取組について、一層の積極的な対応を行うよう、関係各方面協力を要請する。要請は、「省エネあかりフォーラム」にあてて発出し、同フォーラム委員の所属する業界団体関係企業に周知される。「省エネあかりフォーラム」は、電球形蛍光ランプなどの省エネランプをさらに普及促進させるため、経済産業省の呼びかけにより、省エネ家電普及促進フォーラムの傘下に、電球・照明機器の製造事業者、販売事業者・一般消費者団体などが参加して、2008年5月12日に設立された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日パナソニック株式会社エコソリューションズ社は、住宅用LED照明器具の品ぞろえを拡充し、合計約490品番を4月21日より順次発売していくと発表した。これにより同社の住宅用LED照明器具は合計約940品番。家一軒の照明をすべてLEDにする省エネ提案をさらに拡充していくという。同社によると、このほど新発売する製品には、独自のシンクロ調色、ワンコア(ひと粒)タイプ、新開発のラインタイプのLEDユニットやLED電球などを光源として活用したとのこと。それぞれの特性を活用し、予算・要望に対応して既存の光源からの置き換えや、照明における新しい価値の提案を進めていくという。また、「明るさ感」と「くつろぎ感」であかりの組み合わせを科学した心地よい一室複数灯「シンフォニーライティング」の提案も強化する。シンフォニーライティングは、目的別にあかりを配置して明るさ感を保つことで、必要以上に器具を設置することなく、省エネを実現できるという。また、WEBやカタログによる情報発信も推進。各ショールームでのあかりのプロによる無料の配灯設計「あかりプラン」作成や、新製品の展示も行い、顧客とのコミュニケーションも強化していくとのこと。さらに「あかりプランナー」などの専門スタッフの開発・育成も行い提案力も強化していくという。4月21日より順次発売される「EVERLEDS住宅用LED照明器具」は価格8,190円~143,850円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月13日