ちょっぴり面倒なお片付けも、ちょっとしたコツを知っているだけでぐっと楽チンに。どなたでも簡単に取り入れられる収納アイデアをご紹介。今回は子どもが自分でできる!を作る楽しいルール作りをご紹介します。毎朝の習慣付け。自分で登園の準備ができるルール作り。朝は、自分の準備に、朝ごはんに、何かとバタバタしがち。そんな時、小さな子どもも自分で登園の準備ができるようになると親はとても助かります。3歳頃から自分で準備をする習慣づけを促すと、朝の時間にも余裕ができますね。バッグに上着、帽子など、帰宅したらわかりやすい場所に自分でかけられる場所を作ってあげましょう。自分では届かない場所、親と共通のラックではなく、「自分専用」の場所を作ってあげるだけで、子どものやる気はぐっとあがります。専用の家具を買うのは小学校ぐらいから…と考えている場合は簡単にとりつけることができるフックを使うのがおすすめ。自分の使うものに「住所」を作ってあげることが、お片付け習慣化の第一歩です。天然木とスチールを組み合わせた北欧風デザインなのでインテリアに馴染みます。プチスツールをひとつ玄関においておくだけで、靴の脱ぎ履きも手間取りません。▼ご紹介したアイテム⇒ toscaキッチンツールフック ⇒ 北欧風プチスツール 保育園に来ていく服も、自分で準備ができる習慣を。この箱に入れる、というワンクッション作ってあげるだけで、子どももトライしやすくなります。前日の夜、明日の天気と気温を教えるなどの声がけも忘れず、最初はアドバイスしながら一緒に楽しみましょう。Tシャツ、ズボン、下着、タオル…、自分で組み合わせを考えられるようになっていきます。取っ手のあるボックスにすればリビングや寝室への移動も簡単です。樹脂製なのにソフトな質感と色合いのフランス収納ボックス。籐よりも子どもに安心の手触りと使い勝手です。▼ご紹介したアイテム⇒ Life Storyクラフトオブロングシリーズ収納ボックスL 増え続けるおもちゃ対策、まずは入れるだけの収納ボックスを成長と共にどんどん増えるおもちゃ類。移り気な子どもたち、次から次に新しいおもちゃを出しては収拾がつかなくなることも日常ですね。きちんと分類して収納することが理想ですが、まずはざっと大分類をして、「車は水色!」「ブロックは黄色!」などのように一旦入れるだけでいい場所を作ってあげるのが小さな子どもにも分かりやすい収納です。用途によって、大きさと色を選べるボックスなら見た目もすっきり。とりあえずボンボンいれて重ねるだけで片付きます。特に使用頻度が高いのに雑多になりがちな「ブロック」「ミニカーや電車」「おままごとセット」などをザッと入れておくのが便利です。Lサイズは高さと収納力もあるので、中を小分けしても。おままごとに必要なものを一式!という収納も可能ですね。お気に入りの色とおもちゃの住所を作ってあげて、とりあえず入れるだけの収納は、小さな子どもにも習慣化しやすいお片付け方法です。子供部屋のお片づけが楽しくなる、蓋付き収納、スマイルボックス。ブロックや車などのおもちゃをガサッと収納しておくのにピッタリです。▼ご紹介したアイテム⇒ スマイルボックスS(フタ付き収納ボックス) ⇒ スマイルボックスM(フタ付き収納ボックス) ⇒ スマイルボックスL(フタ付き収納ボックス)
2017年12月24日男平太郎(へいたろう)君と、次男九二郎(きゅうじろう)君との日々をつづったコミックエッセイをウーマンエキサイトでご紹介!今回は、平太郎君(3歳6~7ヶ月)と九二郎君(1歳4ヶ月)の頃の、大掃除の時のエピソードをご紹介します。■大掃除大掃除はちょこちょこ子どもたちとやるスタイルでいこうと思い、まず窓ふきをやってみました。拭くときから息子たちは窓ガラスに手をつけてやるので、どうしても手垢(指紋など)が残っちゃいますね。 拭き終わった後も、「わーきれいー」(平太郎)と言いながら触っておりました。今後も結果よりみんなでがんばったことを尊重していくスタイルで、大掃除を乗り切りたいと思いました!<園田・花・ヨウさんプロフィール>長男平太郎(へいたろう)君と、次男九二郎(きゅうじろう)君との日々をつづったコミックエッセイをアメブロにて執筆中!「脅える? 子育て日記」
2017年12月20日大掃除をツラくする原因の1つが、家中にあふれたモノ。片付けに疲れ、肝心の掃除が適当になる場合も。大掃除の前に余計なモノを抜くことがラクしてキレイな家にするコツだという。 「『抜く』というのは“譲る”“売る”“支援物資にする”“捨てる”のどれかで家の外へ出すこと。ほかの収納場所にしまうのでは意味がありません。不要なモノを抜かずにいるとモノは増える一方です」 こう語るのは関西のシニアブロガー・ごんおばちゃまだ。 「『いただきものだから』『高かったから』と処分できないモノは多いですね。迷ったら捨てないでいいんです。抜くべきときは自然に訪れます」(ごんおばちゃま・以下同) ごんおばちゃまの片付け法は、1日わずか30分。決めた場所のモノを吟味し、いらないモノを抜いていくだけ。整理整頓は後回し、迷ったら抜かないでいい。何度も同じ場所を見るうちに、だんだん抜くべきものがわかってくる。 「『まだもったいないと思う?』『本当に使う気持ちがある?』と自分問いかけるうち、自然と抜けるようになります。そうすると、今度は家中の『抜くべきモノ』が見えてくるんです」 ごんおばちゃまの“抜き”メソッド3原則は次の通り。 (1)1日絶対30分まで! キッチンタイマーを使ってきっちりはかる。それ以上は絶対NG! (2)いらないモノを「抜く」だけ 移動も掃除もしない。迷ったら取っておいてOK。 (3)人のモノには手を付けない リビングで家族のモノを抜いた場合はひとまとめにして1週間はキープしておく。 また、「壊れている」「期限切れ」「使えるけど使っていない、使う気がしない」……こんなモノはスグ抜こう! モノがなくなれば掃除もしやすくなり、家事もラクに。そんな“抜くだけ” 片付け法を場所別に紹介。 【キッチン】 モノが多いキッチンは1度では終わらない。まず1巡目はシンク下の調理器具類から始め、次に棚や冷蔵庫などを回って、食器棚は最後に。シンク下は、使っていない調理器具を潔くどんどん抜いていく。ふだんの調理に、鍋は3サイズあれば事足りる。焦げ付いたり取っ手が取れたりして使っていない鍋はすぐに抜く。 【クローゼット】 まずハンガーにつるしてある服から着手。最初に「絶対に着ない服」を抜き、次に「いつか着るかも」を着てみて、現時点で似合わなければ抜く。衣装ケースも同じ方法で行う。 【リビング】 家族のモノが集まるリビングも1回では終わらない。リビングボードやテレビボードなど引出しの多いところから着手。「なぜここに?」と思うモノや不要なモノをばんばん抜く。自分以外のモノは捨てずに「とりあえずケース」に入れ、1週間たったら処分すると家族に宣言しよう。 モノを減らすのは大変だからこそ、一気にはやらない。キッチンやリビング、クローゼットは30分ずつ何回にも分けて抜く。 「片付けは心も体も疲れます。もうちょっとやりたいと思うくらいが、継続するコツなの」
2017年12月06日毎日掃除や片付けをしても、エンドレスで散らかす子どもたち。イライラしてつい「早く片付けなさい!」なんて怒ってしまうことはありませんか? しかしその言葉が、子どもをますます「片付け嫌い」にさせているかもしれません。「片づけ嫌い」を克服した元インテリアコーディネーターで、現在は心屋認定講師のおむらちもさんが、「子どもの片付け嫌い」について、心理面からアプローチします。こんにちは。心屋塾認定講師のおむらちもです。私は、インテリアコーディネータになる前も後も、片づけが大の苦手で部屋をきれいに保つことができませんでした。しかし今では、「心」にアプローチし、思い込みのブロックを外すことで、小さい子どもがいても楽に片づけができるようになりました。子どもを片付け上手にするには、「片付けが苦手」「めんどくさい」などの“思い込みのブロック”を作らせないことが大切です。しかし、普段ママがしている“声かけ”の中には、思い込みのブロックを作ってしまう可能性がある言葉もあります。そこで今回は、子どもに伝えるときに気をつけたい“NGワード”と“おすすめワード”をご紹介します。■「片づけなさい」は大人の都合私は、たくさんの片づけが苦手な人の相談に乗ってきました。そんな人たちの中で「小さい頃から親に片づけなさい! と厳しく言われてきたけど、できないんです」という方がよくいらっしゃいます。この仕事をしているとつくづく思うのですが、我が子であっても相手をコントロールすることは、とても難しいです。「片づけなさい!」と言われて、身につく場合もあると思いますが、いつもしつこく言われることで、余計にやる気がなくなってしまう子どももいます。「宿題しなさい!」と言われて「今やろうと思ってたのに…。そんな風に言われて、やる気がなくなってしまった」なんて経験がある人も多いのでは? いつも厳しく言われることで、子どもの片づけに対しての印象が、“嫌なもの”になってしまうと、余計に行動する気がなくなってしまうのです。そして、実は「今、片づけてほしい」というのはこちら側の都合なんです。子どもにも子どもの都合やペースがあって、今そう言われても、やりたくない理由があったりします。考えてみれば、子どもには散らかす動機はあるけれど、片づける動機がないのです。このおもちゃで遊びたいと思ったら、取りにくい場所にあっても頑張って取る。やりたいと思ったことは手間と時間がかかってもやるんです。しかし、子どもには片づけたいと思う「動機」がないから片づけないんです。でも、それはとても自然なこと。あなたも望んでもいない面倒なことをわざわざやりたくないですよね。「片づけて」と声をかけても、効果がなかったり、子どもがすごく嫌そうに行動する場合は、子どものやる気が出るように“声のかけ方”を見直してみてください。■「ちゃんとしなさい」 じゃ伝わらない片づけを促すときに「ちゃんとしなさい!」と声をかける人もいますが、「ちゃんとする」というのは、曖昧で意味が伝わりにくい言葉です。子どもは「よくわからないけれど、自分は認めてもらえてないんだ」というメッセージとして受け取ってしまうこともあります。「ちゃんとしなさい」と言われて私が想像するのは、「家にいる時も気を抜かず、だらしなくしてはいけない」というイメージ。そうだとしたら大人の私でも、ちょっとしんどいなぁと思ってしまいます。人が生活する上で、物が出てしまうのは当たり前ですし、人それぞれ、心地いい状態も違います。そして、子どもが大きくなってきて、自分の部屋で過ごすようになったら、ある程度子どもの自由にさせてあげることも大切です。子どもには自分のスペースを散らかす権利もあるのです。プライベートスペースまで管理されることは、大人でも子どもでもすごく窮屈なことです。学校や外で、学びや人間関係を頑張っているのだから、家は羽を休ませる場所にしてあげたいですよね。ママ自身も片づけたくない時は片づけないと決めて、自分を休ませてあげることが大切です。「いつもちゃんとしてるママ」をやめることで、家の中の空気がゆるみ、子どもが困った時に悩みを相談したくなるような、温かい雰囲気づくりができるかもしれませんよ。■「恥ずかしい」はマイナスイメージの植え付け片づけられないことを「恥ずかしいわよ!」と言う人がいますが、これはとても影響のある言葉だと思います。言われた側は「自分は恥ずかしい人間なんだ」と考えるようになってしまい、片づけができるようになっても、できない人を見ると、心のどこかで見下すようになってしまうでしょう。こういう言い回しをする人は、片づけ以外にも「恥ずかしい」を使っている傾向が多いようです。実はそれは、自分と周りにバツをつけて評価をしていることになります。周りの人にバツをつける思考の癖があると、自分も人からどう思われるかを気にしないといけないし、自分と他人をつい見張ってしまい、楽な心の状態にはなれません。私は、雑誌などで部屋を紹介していただけるようになった今でも、片づけができない人を恥ずかしい人だとは思っていません。そして、片づけが苦手でも素晴らしい人をたくさん知っています。片づけができるかどうかと、人間的な価値は関係がないのです。バツをつけていた「事」や「人」にマルをつけるだけで、心がゆるまって、人生が明るくなってきますよ。■片付け嫌いにさせない、おすすめワード子どもを片付け嫌いにしてしまうNGワードをお伝えしてきましたが、ではどのように声をかけたらいいのでしょうか。私は「片づけると気持ちいいね」と声をかけることをおすすめしています。子どもが「気持ちいい」という感覚をしっかり認識できて、その感覚を好きになれば、自然に片づけようという動機につながりやすくなります。ママが「気持ちいいなぁ」と声をかけながら片づけていきましょう。子どもと一緒に片付けができた時も「あなたの行動のおかげで気持ちよくなった」と伝えてあげてください。そうすることで、「片づけは面倒で嫌なことだ」というイメージが少しずつゆるまってきます。そして、ママさん自身も「片付けるべき」と自分を追い立てるのをやめて、「気持ちいい」と言う気持ちを大切に行動することで、イライラした気持ちも自然と少なくなってくると思いますよ。
2017年11月30日子どもを育てていると毎日繰り広げられるのが、「片付けなさい!」の声掛けから始まる親子の戦いです。すんなり片付けをしてくれればいいのですが、遊びをなかなかやめなかったり、片付け途中で別のおもちゃに興味がそれて手が止まったり…、とお片付けはママの悩みのタネになりやすいもの。特に男子は、お片付け開始のスイッチが入るまでに時間がかかり、大作をせっかく作ったのに壊したくないと言い出すなど、「もぉ!」となることも多いのではないでしょうか。そんな男子たちにお片付けをさせるためのコツは、“単純化”です!■収納は「単純にする」のがポイント子ども一人ひとりの個性があるので一概には言えませんが、多くの男の子は女の子よりも“単純”な子が多いように見受けられます。そんな男子の特性に合わせて、収納も単純にしてあげると自分で片付けしやくなり、出したおもちゃなどをしまってくれるようになります。保育園や幼稚園の部屋を見てみると、物の置き場が決まっていて、それぞれ何を置く場所なのか書いてあることも多いかと思います。子どもにとって「わかりやすい」「しまいやすい」環境を作ってあげることが、“片付けができる子”になる第一歩なのです。また、基本的に男子は“雑”なので、ざっくり「ここには◯◯を入れる」と決めたら多少その中がごちゃついていても気にしないようにしましょう。箱のフタや扉がしまっていないことが気になるときには中に入れるものの量を減らすか、大きめの収納に変えてどんなにごちゃごちゃ入れてもフタや扉がしまるようにしておくとストレスが軽減されますよ。■残したいものを置くエリアがあるといい男子は、ブロックや線路、工作で大作を作ったり、こだわって細かい部分まで作り込んだりすることもよくあります。そんな大作たちは「片付けなさい」と言ってもかなり抵抗され、なかなか片付けてもらえません。そこで、作り込むことの多い子の場合には、「ここは残しておいてもいいよ」というエリアを作ってあげるとお互いに気持ちよく片付けができるようになります。「エリアからはみ出るものは片付ける」とはじめから決まっていれば、枠からはみ出ないように作り込むなど工夫をし始めるようになっていき、その姿に成長を感じることも。ただ、片付けが面倒なときにそのエリアに放り込んで「はい、終わった」というズルをするようにもなるので、あくまで作り込んだものだけ取っておけるエリアとして伝えておくことをおすすめします。■ルールがあるのも◎! でもルールの内容には気をつけて「夕飯の前に片付ける」「自分の遊んだものだけでなく兄弟が使ったものも協力して片付ける」など簡単なルールを作っておくのも◎です。特に、年齢の近い兄弟がいると、どれが誰の使ったものなのかわからなくなることも多々あります。そして大体出ているもの全てをみんな一回は使って遊んでいるので“使ったものをしまう”“出した人が責任をもつ”というルールは崩壊します。我が家でも兄弟で遊ぶようになってすぐに、そのルールは「兄が出した」「弟が遊んだ」という兄弟ケンカが多くなったため、そのルールは早々にやめました。片付けの目的は、家をキレイにすること。そのために、子どももパパも含めて“みんなで協力して片付けをする”できるようにルールや収納を考えていくのがおすすめですよ。
2017年11月15日ちょっぴり面倒なお片付けも、ちょっとしたコツを知っているだけでぐっと楽チンに。どなたでも簡単に取り入れられる収納アイデアをご紹介する「誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖」特集。最終回となる今日は、アンジェスタッフが「もう手放せない!」という収納アイテムをご紹介します。■スタッフおすすめアイテム1・あのストレスよ、さようなら!欲しいが形になった「クリーナースタンド」アンジェスタッフ数名からおすすめの声があがったのは、 「towerスティッククリーナースタンド」 !掃除機の収納にお困りのダイソンや、マキタ、±0のユーザーさんに、ぜひとも使っていただきたい収納アイテムです。専用のスタンドがなかったり、あっても壁に穴をあけないといけなかったり。アンジェの多くのスタッフがそうだったように、きっと掃除機の収納にお困りの方も多いはず。この「towerスティッククリーナースタンド」なら、床に置いて掃除機を立てかけるだけ。使用頻度が高い掃除機だからこそ、納戸などにしまい込まずともスタイリッシュに収納できるのは嬉しいポイント。掃除機収納だけでなく「目に付いた時にパパっと掃除」が簡単に習慣づくアイテムです。■スタッフおすすめアイテム2・奥さまスタッフたちが困っていたアレの収納にネクタイを1本だけ取りたいのに他のものまでズルズルと落ちてしまったり、ハンガー自体が大きくて収納そのものを見直したくなってしまったり。毎日使うものなのに、収納するのがなんだか難しいネクタイ。もうちょっとスッキリまとめられる方法はないものかしらと困っていた奥さまスタッフ達が感動したのは 「ネクタイハンガーウッディ」 です。こんなに小さなハンガーなのに、収納できるのはなんと約20本!特殊な設計になっているため、積み重ねられたネクタイのうち1番下のものを取ったとしても、スルスルっと他のネクタイが落ちてしまうことがありません。クローゼットの中でもかさばらない、優秀アイテムです。■スタッフおすすめアイテム3・くっついて、挟んで、デッドスペースが大活躍!こちらは、まるで「痒いところに手が届く」ような収納アイテム 「wolfcraftスプリングクランプシリーズ」 。あちこちにくっつく洗濯ばさみのようなこのアイテムで、たくさんのアンジェスタッフ達が家の中のいろんなシーンに吊り下げ収納スペースを作っています。キッチンクロスを下げたり、お子さまの学校の予定表を下げたり。これがあるだけでデッドスペースが大活躍するスペースに早変わりしますよ。スタッフたちの「もう手放せない!」収納アイテム。今回ご紹介したものは、ごくごく一部のアイテムです。アンジェにはいつものお片付けの手助けをしてくれるアイテムがいっぱい。ぜひこんなアイテムで、お片付け上手になってみませんか?=文:宮城= 暮らしのはなし お片付け スタッフのお気に入り 【誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖特集】 1・片付け上手さんたちの片付けマイルール 2・お助けグッズでできる、お気に入りMYキッチン 3・人が集まる場所の散らからない仕組みづくりって? 4・子どもが自分でできる!を作る楽しいルール作り 5・子どもの作るを育むプチルール 6・もう手放せない!スタッフおすすめ収納アイテム
2017年11月03日今日から「誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖」特集が始まります。私たちの永遠のテーマでもあるお片付け。今日はその第一歩として、お片付け上手として評判の方たちに日頃から心がけていらっしゃることをお伺いしてみました。たくさん物がありながらも統一感を持ってセンス良くまとめていたり、手軽にお片付けが済むように計算をしながら機能的にお住まいだったり。お片付け上手さんたちの片付けマイルールからは、私たちの暮らしの中にも今すぐ取り入れられるヒントが見つかりそうです。■インスタグラマーnika.homeさんの片付けマイルールインスタグラムで切り取る日常の暮らしがシンプルで素敵な人気インスタグラマーのnika.homeさん。ご本人も「シンプルに暮らす」ために、楽しみながら日頃から様々なことを心がけていらっしゃいます。そんなnika.homeさんが空間ごとに意識されていることをお伺いしました。【nika.homeさんのリビング】床に物を置かないお掃除をしやすくするために、なるべく床に物を置かないこと。また、1日の終わりにリセットすることで気持ちの良い新たな1日が始まります。【nika.homeさんのバスルーム】掃除道具はかけて収納!(※4コマ写真・左上)掃除道具などは出来るだけかけて収納を。掃除がしやすく汚れをためない環境づくりには、水周りになるべくものを置かないのが大切です。【nika.homeさんのキッズスペース】子どもが片付けやすい環境づくりを意識して(※4コマ写真・右上)子どもでも取り出しやすい小さめのボックスに写真をつけるのは「何が入っているか」「返す場所はどこか」を本人が分かるようにするため。大人がやってしまえば早いことも、「これはどこ?」と問いかけて本人が片付けをしてくれるような環境づくりを。【nika.homeさんのパントリー】とりあえずの「一時置き場」を(※4コマ写真・左下)収納スペースの中にはとりあえずの「一時置き場」を。しばらく使っていないものや断捨離するか悩んでいるものなどを一時的にそこにまとめることで、分かりやすく、ためない仕組みが完成。【nika.homeさんのキッチン】ツールを使って賢く住所づくり(※4コマ写真・右下)キッチン下の収納にボックスを入れ、様々なものを立てて収納して。重ねないので必要な時に取り出しがしやすく、また入れる所が明確なので片付けもラクに。こんなことを心がけながら「ためない」ことは、nika.homeさんのようなシンプルなライフスタイルへの近道。片付けや掃除をためずに小まめにすることで、結果として、楽チンに「キレイ」を保つことにつながっているんだそうですよ♪■ブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」のMIさんの片付けマイルール映画がきっかけで目覚めたという北欧インテリアと、肩ひじ張らずにていねいな暮らしを心がけるその姿勢が人気のブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」のMIさん。2人の男の子の母であり、夫婦共働きをされているMIさんが工夫をしながら辿りついた「家族みんなが参加できる収納づくり」には、どなたでもすぐ真似できそうな収納のヒントがいっぱい。【MIさんの収納ポイント・1】どこにでも使える収納グッズ選び※4コマ写真・右上/左下)収納は同じ素材やカラーで統一すること。まったく同じ色でなくても同系色で揃えることで、場所を越えてどこで使ってもお部屋に統一感が。【MIさんの収納ポイント・2】用途別・場所別にグルーピング収納※4コマ写真・右下)植物をケアする道具をひとまとめにするなど、使う用途によって「グルーピング収納」することで、何がどこにあるか皆が分かる仕組みに。【MIさんの収納ポイント・3】ひとつの場所にひとつ※4コマ写真・右下)家の中にいくつもハサミや爪切りがあると、ひとつ紛失しても誰も探そうとせず、なくなったことすら誰も気がつかないことも。そんな時、ものによっては「ひとつの場所にひとつ」収納が有効。元の場所にないと家族の誰かが必ずつきとめて、ものがなくなることがゼロに。お片付け上手さんたちの片付けマイルールはいかがでしたか?そのマイルールには、私たちも明日からすぐマネできるようなヒントがいっぱいです。次回は、便利なアイテムを使ったキッチン収納アイデアをご紹介します。=写真・nika.homeさん、MIさんご提供文・宮城=【誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖】特集・ 【誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖・1】片付け上手さんたちの片付けマイルール ・ 【誰でもお片付け上手に!収納アイデア帖2】お助けグッズでできる、お気に入りMYキッチン 暮らしのはなし お片付け インスタグラマーさんのはなし
2017年10月13日女子としては欠かせないお部屋の片づけ。でも、どっさり片付けなければいけないものが溜まっていると、どれから手をつけていいか悩んでしまいますよね。実は、著者もお片付けが苦手なひとり。しかし、とあるお片付け術を実践してからは、少しずつお部屋がきれいになってきたのです。そこで今回は、片付けが苦手な著者でもできた、簡単お片付け術をご紹介していきましょう。 ■ ■洗濯物を畳まない!はじめてこれを聞いたときには、ハテナが頭に浮かびましたので、みなさんもきっと「ん?」と思っていらっしゃるはず。しかしこの方法、実に便利なのです。服など、洗ったものが畳むのが面倒くさいと、そのまま放置しがちですよね。バラバラとおいている方も多いのではないでしょうか? そんなあなたに提案したいのが、あえて畳まないという選択肢。畳まず、干しているハンガーごとクローゼットへ入れてしまうのです。たいてい服はローテーションなので、一度スペースを作ってしまえば、そこにはいる服が日々入れ替わるだけ、意外と楽に「散らばっている服」が片付きます。最初のスペース確保が難点ですが、一度確保してしまえば、お部屋はスッキリですよ! ■ ■毎日5つものを捨てる片付かないというのは、散らかっているということ。つまり、物が多いのです。そこでおすすめなのが、毎日不要なものを5つ捨ててしまう方法です。「えっ……、でも、どれがいらないものかわからないし、後で必要になるかも……」と不安になる方は、ものに優先順位をつけて捨てていきましょう。区画を決めて、その中で一番いらないものを探すという方法も◎。とにかく、「5つ捨てる」を続ければ、自然と部屋がすっきりしてくるはずですよ。 ■ ■100均で同じサイズのかごを買う出したものは元に戻す。これも、片付けをする上で必須ルールです。とはいえ、どうもこれができない……そんな方も多いのではないでしょうか?さらに、引き出しや戸棚におさめるのは面倒で、「どうせまたすぐ使うものだし……」と、出しっぱなしに……これが片付かない人のお部屋だそうです。そこでおすすめなのが、同じサイズのかごを揃えること。「とりあえず入れる」「すぐ手に取れる」という条件をつけて、見える収納にしてしまうのです。100円ショップなどで手に入るものでよいので、同じサイズのかごを、まずは3つ買ってみましょう。ハサミやペン、手鏡など、ちょっと使ってはポーンと置いてしまいがちなものを分別してここに入れます。あとは、使ったらそのかごに入れておくだけ。3つ並べて置くだけでも、片付け感が出るので、心理的にもおすすめですよ。 ■ ■おわりに一度片付けるだけでは、なかなか片付く「習慣」に繋がりません。習慣にならなければ、がきれいにしても、またすぐに、散らかってしまうからです。今回ご紹介した3つは簡単に尚且つ習慣にすることができます。みなさんもこれらからはじめて、片付ける習慣を身につけてみてはいかがでしょう?presented by愛カツ ()
2017年10月02日隅々まで、すっきりと洗練された家にお住いの、 ブログ「ひよりごと」 を主宰するひよりさん。前編では、収納やきれいを保つための掃除術を中心にお話を伺いました。そんなお住いを彩るアイテム選びは、どのようにされているのでしょうか? 我が家らしく、居心地のよい空間にするためのもの選びのコツを伺いました。■自分のインテリアの好みを知るお買い物は、ほとんどネットでするというひよりさん。だからこそお買い物は常に計画的だといいます。「出先で素敵だなと思っても買わずに、後で調べます。このメーカーにはどういうバリエーションがあるのか、商品背景などを知ってから買いたいので、タイムラグができるんですよね。そこでいろいろ見ているうちに、『あ、ちょっと違うかも』と思うこともあれば、『このブランド、すごく好きなものばっかり』ということもあります。そういった、少し冷静になる時間が必要ですね」そんなひよりさんが欠かせないのが、ウィッシュリスト作り。スマートフォンのメモに欲しいものを思いつくままに書き出しているそう。「それから、気になったインテリアの写真は、携帯に何千枚も保存しています。例えば、このオブジェがほしいと思ったら、海外の家ではどんな風にディスプレイされているかを検索して、やっぱりこういうインテリアが好きだなと思ったものを、直感的にどんどん保存していきます。1枚1枚じっくり観察するのではなく、バーッと並べて全体像を見るんです。そうすると、共通点があって、自分の好みがわかります。それぞれ素敵なので、こういうテイストも好きだと思ったり、見るたびにときめきが変わりますよね。だけど自分の中の軸にある、本当に好きなものってあまり大きくぶれていかないので、それを知るために全体像を見るのは大切ですね。私の場合は白ベースのインテリアで、モノトーン。冷たくなりすぎないような天然素材をプラスしたインテリアが好きという、好みの方向性がわかります。これを選んでおけば飽きないと再確認できるので、インテリア全体を考えるとき、ときどき見返して原点に戻ります」 それは忙しくてもサッとできる、自分の好きなものの確認作業。買い物の失敗を減らすのに、必要なのだそう。今は「ピンタレスト(写真共有ウェブサイト)」で画像検索をしているというひよりさんですが、「海外インテリア 北欧」のように、キーワードを入れて、画像を探しているそうです。 「その時の気分で選ぶと、あのときはあれがよかった、あれが流行っていたとなりがちなので、自分の中の、本当に好きでずっと飽きないものを再確認するという意味で、写真を見返すことは結構重要だと思います。家具を買うときは特にですよね」どういうものが落ち着くのか、楽しいのかを知ること、そして日々きれいに保つための、テンションの上がるもの選びが大切です。「間に合わせで買うことがすごく嫌いなので、納得するものが出るまでは買わないです。真夏に冷蔵庫が壊れて、1ヶ月間冷蔵庫なしで暮らしたこともあるほど。でも最近とうとう間に合わせで買ったのが、トイレットペーパーホルダー。スタンドタイプが好みなので、以前から2階で使っているのですが、1階にも同じものを置こうと思ったら、もう売っていなかったんです。間に合わせといいつつ、最低限はこだわっていますが、いつか『ファイル』さんが作ってくれるのを待っています」■リフォームで、より理想の空間にフルリフォームを終えたばかりのお住いは、これまでの集大成だと語るひよりさん。このリフォームで大掛かりに変えた場所のひとつが、元は和室だったというテレビルームです。この場所を皮切りに、リフォームの快適さに目覚め、2階まで大掛かりにリフォームがスタートしました。 「家を建ててから20年近く経ち、水栓など変えなくてはいけない部分が出てきて、交換するのをきっかけにリフォームしたんです。それまでの収納や使い勝手で満足していたのですが、リフォームするとこんなに快適になるんだと知ってしまって、最初は予定になかった2階まで、どんどん広がってしまったんですよ」2階にある書斎は、ハウススタジオのようなスタイリッシュな空間。壁付けの収納は、たっぷりの収納力を持ちながら、見えるところはゆったりとしたディスプレイなので、ものがたくさんあるようには見えません。 「ブログや洋書を見ていて、『うちと似たような状況で、うちはこうはいかなけど、このお宅はすごく素敵なのはなんでだろう?』と分析するのがすごく好きなんです。研究のために『CASAブルータス』など、日本のインテリア雑誌は買います。雑誌は情報量が多いので、ある程度テイストを絞りつつ、自分の好みの中で新しいものを知るのに最適。そこから気になったものをインターネットで調べる。インターネットだけだと、ピンポイントで自分の探したいものを探してしまうので、意外と視野が広いようで狭いと思うんです。欲しい情報が決まっているときは、ネットが便利ですね」■お気に入りに囲まれて、居心地のいい家にするヒントそのほかのひよりさんの愛用品をいくつかご紹介します。▼グラスや器は、6個ずつ揃える「お客様は4人が多いですけど、ときどき5.6人来ることもあって、そういうときに揃っていないと困るんです。お客様用に揃えているのに、数が足りないために使えないと意味がないので、少し多めの6つ揃えることにしました」 ▼照明には特にこだわる「海外のインテリアを見ていると、照明を大切にされているので、私もそういう文化を真似てみたいという気持ちがあります。置く場所や光の回し方によって雰囲気が変わるので、試行錯誤しながら光を楽しんでいます」 ▼猫グッズもインテリアになじむものをシンプルで素敵なデザインの猫アイテムを探すのはなかなか難しいなか、さすがのセレクトです。 最後に、自分らしい、居心地の良いインテリアにするコツを伺いました。「私の場合は思いつきなんですよね。ただ手っ取り早く問題解決できる収納法が見つかったとしても、私は私流の収納にしたいと常に考えるようにしています。調べて、いろいろな方のインテリアを参考にしつつ、我が家らしい工夫もプラスできたら、収納にも愛着が持てるような気がします。もの選びが好きなので、自分で見つけたものを使いたい。そしてそれを人に紹介して、使ってもらえるのもうれしいですね。皆さんもご自身の好きなものの軸があると思うので、そこを極めていくことが居心地の良さにつながると思います」ひよりさんプロフィール2009年6月より、ブログ「ひよりごと」をスタート。白を基調にしたインテリアやディスプレイ、モノ選びのセンスが多くの人から支持され、ブログランキングでは常に上位。「家事をもっと好きになる」をコンセプトに、現在も日々、ブログを更新中。著書に 「『ひよりごと』のシンプル&ホワイトインテリア」 (マイナビ)、 『ひよりごとの見せる収納/しまう収納』 (マガジンハウス)、 『後悔しないモノ選び』 (KADOKAWA)、 『「ひよりごと」我が家の逸品』 (イースト・プレス)』。ブログ:
2017年09月23日まるで海外の家のような、洗練されたインテリアのご自宅と、実際に使ってみてよかったものを幅広く紹介する ブログ「ひよりごと」 が人気のひよりさん。最近フルリフォームが完成したばかりというご自宅で、試行錯誤してたどり着いたものの選び方、居心地のいい空間の作り方を教えていただきました。【前編】では、収納やきれいを保つための掃除術をご紹介します。■自分の中で、収納ルールを決める子どもの頃からインテリアが好きだったというひよりさん。初めての買い物体験は小学生の頃。おこづかいを貯めて自分で選んだのは、真っ黒の勉強机だったといいます。「棚もなにもない天板の机で、大人の雰囲気があってかっこよかったんですよね。チラシの間取り図を見て、自分だったらここにこういう家具を置きたいとか、大人になったらこういう外壁の家に住みたいと、イメージを膨らませているような子どもでした。自分の部屋より、家そのものに興味があったんです」子どもの頃から独自のセンスを持っていたひよりさんが、家を建てたのは23歳のときでした。「食器棚を探しにいったお店で、オーダーキッチンを見てしまって、これしかないと思ったんです。そのとき社宅に住んでいたので、あのキッチンのある家に住むには、家を建てるしかないと、すぐに義母に相談しました。夫は無頓着というか、全部考えてもらったほうが楽というタイプなので、主張しあってケンカすることは全然ないんですよ」 そうして、ひよりさんの想いが詰まったのがこの家。ものが好きで、たくさんお持ちだといいますが、とてもすっきりして見えます。「世の中的にはミニマリストが流行っていて、ものが少ない方が、心が豊かであるといわれていますが、私は自分の好きなものに囲まれて、楽しければいいと思うんです。もちろん、ものが多いことでストレスがたまる方は、減らしたほうがいいと思いますが、収納も自分が納得のいったものになっていれば、それでいいかなと思います」実際に見せていただいた収納は、お店のディスプレイを見ているように、整然と並んでいて、とても気持ちがいいです。「ある程度収納のなかがぐちゃぐちゃに見えないように計算しつつ、買っていますね。例えば、白い器なら、たくさん揃っていても整然として見えるので、白い器は増えてもいいなど、ルールは設けています」ひよりさんの収納術のひとつが、2割の隙間を残すこと。それ以上になったら、手放すこともあるのだといいます。「全体的に引いて見ると、食器が多いなという感じがするんですけど、寄せればまだまだ入るんです。お買い物が好きなので、もう入らないから買えないと思うと寂しくて、まだ入ると思える余裕が欲しいんですよね。収納できなくなったものは、友だちに譲ったり、物々交換することもありますが、繰り返すうちに、こういう系統の食器は手放す傾向にあるなとか、自分の中で学習していきました」■開けたときに、ちょっと「心が躍る」ような収納を家を建ててから20年近く。ここ2、3年でリフォームを手がけたというひよりさん。特に気に入っているのはリビングだそう。「だんだんすっきりさせる傾向にある気がします。飾り付けを減らしたり、色数を絞ったり、ひとつひとつのパーツを大きくしたりしています。小さな雑貨って手軽に買えてしまうじゃないですか。でも手の平で見るのと、部屋の中にぽつんと置いた感じって、全然スケール感が違います。小さいものを飾ると、ごちゃごちゃと見えてしまいがちなので、大きなものをどさっと飾るようになりました」 「いまは画像加工アプリで、家の中に置いたときの雰囲気を見ることもできます。また、自分の家の写真を撮ってプリントアウトして、そこにペンで書き込んだり、もしくは商品の写真をプリントアウトして切り取ったものを貼ったり、壁にテープを貼ってサイズを引いてみたりもしています。そうすることで、買い物の失敗も少なくなると思います」収納は定期的に、食器なども棚からすべて出して、掃除をしつつ、より使いやすいように見直しているそう。「全部出す、というのが結構重要だと思います。見渡して間引くのと、全部出してもう一回入れ直すというのは違うような気がしますね。持っているものの量を把握するのもありますし、これはもう手放してもいいかなという決断がつきやすくなります」 「夫は几帳面で、整理整頓したがりますが、私はもともと散らかすほう。人によって違うと思いますが、私の部屋が散らからないコツは、片付けたくなるポイントを探すこと。引き出しなどの収納を開けたときに、自分の気に入っているものが、きれいに見えることなんですね。開けたときに、ちょっと心が躍るような収納になっていると、またその状態に戻したくなる。それが、きれいに保つポイント。パントリーの奥行きが深いと、とにかくものがいっぱい入ってしまって、入ると入れてしまうから、浅くしたり。ただのストックも、お店でものを選ぶような感じになれます」 確かに、形、色、テイストがきれいに揃っていると、すぐに片付けたくなりそうです。苦手な家事も、自分がやりたいという気持ちにさせることが大切なのだとか。「友だちも一緒にキッチンに立ってくれる機会が結構あって、使いやすいから、洗い物や片付けをやりたい、って言ってもらえるんです。元に戻すのが気持ちいいって。片付けたいポイントは、私だけじゃなくて、見ている人にもきっと共通しているところがあるんだろうなと思いますね」「私はものが揃っていたり、きれいに見えたり、道具にこだわったりという視覚的な要素が大きいのですが、ブログをやるうちに少しずつわかっていきました。ブログという第三者の目があると、自分を見直すきっかけになるんです。例えば、写真を撮るとき、よく見せようとして間引いたりすることがあるんですよ。ということは、自分の中でダメとしていることで、必要ないものなんだ、と再確認できます」■ものが多くても、掃除しやすい環境をものが多いからこそ、掃除のしやすさを考えているというひよりさんには、掃除にも独自のルールがあります。「毎日、羽はたきでほこりをはらうことを必ず徹底しています。ほこりを落としてから、ロボット掃除機で床掃除をするのですが、羽はたきは、ものがたくさんあってもスルスルと入り込むので、いちいちどかさなくてもいいのが利点。その毎日の積み重ねで、きれいを保っています」 テンションの上がるアイテムで、できるだけシンプルに、毎日必ず続けられる方法を見つけるのがポイント。「オープンキッチンは、良くも悪くも、ものが出ていると生活感が出るんですよね。でもそれが、私の場合はきれいを保ちたいというモチベーションにもつながっているんです」■過ごす時間が長いからこそ、居心地のよさを追求そしてまるでホテルのような空間に驚くのが、2階のベッドルーム。デスクの裏側に作った、衣類の収納スペースは見せる収納になっています。「ベッドはこの状態にすぐに戻したいので、起きたらできるだけ早く布団乾燥機をセットして、ふかふかの状態にベッドメイキング。こういう収納にしていると、厳選して選ぶようになります。パンツ類はたたんで、そのほかはできるだけハンガーにかけています。シーズンオフのものは引き出しの中に。家のなかで、お店で選ぶような楽しみ方をしたいですね」 色やデザインに統一感があるので、コーディネートもしやすいそう。裏側のデスクには、アクセサリーやメガネ、化粧品を収納し、身支度ができるようにオーダーしました。「ドレッサーという見た目にはしたくなかったんです。試行錯誤してたどり着きました。家で過ごすことが好きだし、家で仕事をすることが多いので、なおさら心地のいい空間作りは心がけています」 【前編】では、収納のアイデアをたくさん見せていただきました。【後編】では、失敗の少ないものの選び方などをさらに伺います。ひよりさんプロフィール2009年6月より、ブログ「ひよりごと」をスタート。白を基調にしたインテリアやディスプレイ、モノ選びのセンスが多くの人から支持され、ブログランキングでは常に上位。「家事をもっと好きになる」をコンセプトに、現在も日々、ブログを更新中。著書に 「『ひよりごと』のシンプル&ホワイトインテリア」 (マイナビ)、 『ひよりごとの見せる収納/しまう収納』 (マガジンハウス)、 『後悔しないモノ選び』 (KADOKAWA)、 『「ひよりごと」我が家の逸品』 (イースト・プレス)』。ブログ:
2017年09月21日部屋や身の周りの片付けアイデアをご紹介します。忙しい日々を送っていると、どうしても片付けが後回しになり、部屋が散らかってしまうという方も多いのではないでしょうか?そんなあなたのために、簡単にできる片付けアイデアをまとめてみました!ぜひ最後までご覧ください♪狭い脱衣所を広く活用するアイデア!我が家さんは、脱衣所の限られたスペースを有効活用することで収納スペースを確保されています。我が家さんのアイデアをもっと見る天井まである収納棚の柱にフックを取り付け、脱いだ服や明日着る服を掛けておくスペースとして使っています。棚に突っ張り棒を設置し、ぬれたタオルを掛けておくスペースを作っています。収納スペースの少ない洗面エリアも、取り外し可能な板を用意することで十分なスペースを確保しています。この板は、洗面所の幅に合わせてカットして塗装しただけのものです。これがあるのとないのとでは、メイク効率などに差が出るそうですよ。▼我が家さんのアイデアはこちら▼狭い!ならば空間をこう利用する ♪クローゼットの中も片付けしてすっきりak3さんは、油断すると散らかってしまいがちなクローゼットの収納アイデアを紹介されています。ak3さんのアイデアをもっと見るまず、ak3さんは使用するハンガーを〔IKEA〕の白いハンガーで統一しています。最初にハンガーを購入し、「これ以上は増やさない」と決めることで、必要以上の服の購入を防げるのだとか。クローゼットの右側にはオールシーズン対応のベーシックな服を、左側にはジャケットやスーツなどをまとめています。また、収納ケースを使用して季節物を収納する他、ベルトやバッグなどの小物も収納しています。空いたスペースには〔無印良品〕で購入した吊り下げタイプの仕切りを掛け、ストールをまとめて収納しています。収納アイテムを上手に使い、クローゼットを整理整頓してみてはいかがでしょうか?▼ak3さんのアイデアはこちら▼収納下手さんの為のクローゼット収納で お部屋がスッキリ広々と!トイレの片付けアイデア整理収納アドバイザー:さかたちあきさんが紹介するのは、狭いトイレの収納アイデアです。ポイントは、収納しているトイレットペーパーと衛生用品を、スタメン、レギュラー、控えのカテゴリに分けることだといいます。整理収納アドバイザー:さかたちあきさんのアイデアをもっと見る“スタメン”となるのは、毎日使用するトイレットペーパーです。上下に2つセットしています。補充用のトイレットペーパーは“レギュラー”に分類し、壁のミニシェルフに並べています。そのまま置いても構いませんが、包装紙やキッチンペーパーで包めば見せる収納を楽しめるのだとか。トイレットペーパーと衛生用品のストックは“控え”です。天井付近に突っ張り棒を取り付け、その上にソフトケースを置いて収納しています。狭いトイレでも、アイデア次第でこんなにすてきな空間になるんです♪▼整理収納アドバイザー:さかたちあきさんのアイデアはこちら▼狭いトイレ収納の悩みも、「レギュラーと控え方式おかたづけ」で解決!片付け上手になる裏技?ライフオーガナイザー:小竹三世さんいわく、片付け上手になるには、まず財布の整理整頓から始めることが重要とのことです。ライフオーガナイザー:小竹 三世さんのアイデアをもっと見るきれいな財布をキープするためには、毎日のレシートをきちんと整理する必要があります。一日の終わりに中身を取り出し、その日のうちで必要なレシートとそうでないレシートに分類しておきましょう。ポイントカードやクーポン券、クレジットカードの見直しも重要です。利用頻度の低いショップのカードは思い切って処分し、クレジットカードも、「本当に必要なのか?」をよく考えながら見直してみましょう。これらを繰り返すことで、片付けのコツをつかむことができるそうですよ。▼ライフオーガナイザー:小竹三世さんのアイデアはこちら▼片づけ上手になるための近道は毎日のお財布チェックから楽して片付けができるアイデア瀧本真奈美さんがおすすめするフランス式収納術をご紹介します。瀧本真奈美さんのアイデアをもっと見るフランス式収納術とは、上手に手抜きしながら空間を美しく見せる収納のことです。衛生用品は、大きめのバスケットに収納しています。バスケットの中で細かく仕切ることで、中身が倒れる心配がなく、取り出しやすさもアップします。中身を見られたくないものは、蓋付きのボックスに収納しています。何段も積み重ねると下のボックスに入れたものが取り出しにくくなるため、大きめのボックスを選ぶのがポイントとのことです。木箱などを使えば、縦の空間を有効活用することができます。▼瀧本真奈美さんのアイデアはこちら▼●これで失敗なし!!真似したいのはフランス式収納術●まとめ今回は、脱衣所やクローゼット、トイレなどさまざまな場所の片付けアイデアをご紹介しました。部屋の中をきれいに保つには、日ごろから積極的に片付けを行うことが重要です。ポイントさえ押さえてしまえば、誰でも片付け上手になれます♪「仕事が忙しくてなかなか時間が取れない」「そもそも片付けが苦手」という方は、これらのアイデアを参考にしてみてくださいね。片付けのアイデアをもっと見る生活の知恵のアイデアをもっと見る
2017年09月21日男性に多く見られる「収集癖」。本人にとっては大切なコレクションであり、人生の楽しみなのかもしれません。しかし、一つ屋根の下で暮らす妻にとってみれば、ハッキリ言って迷惑以外の何ものでもありません。そんな収集癖に困ったママたちに、その苦労や戦い方を聞いてみました。■「スニーカー積み立て方式」を導入 Nさん(32歳)の場合「私の夫はスニーカーを集めています。実際に履くのはごく一部で、あとはコレクションとして収納しておくだけ。どんどん増えるので邪魔ですし、金額もバカになりません」そう語るのは、医療関連にお勤めのNさん(32歳)。「そのため、『スニーカー積み立て方式』を導入しました。私の管理下で夫が積み立てを行い、そのお金でしか買わないように約束させたんです。この方式なら、お小遣いをスニーカーにつぎ込んで、あとで足りなくなる…ということはありません」このシステムなら、ある程度の制限はかかるものの、ルールさえ守れば文句を言われずにスニーカーを買うことができます。パパにとっても、デメリットばかりではないのでは?■クレーンゲーム好き夫には収納スペース限定ルール Kさん(34歳)の場合「クレーンゲームが好きで、ぬいぐるみを集めてしまう夫。量がどんどん増えると困りますし、そのへんに置いておかれると邪魔です。そのため、ぬいぐるみを収納するスペースを限定。それ以外の場所で見かけたものは、容赦なく処分しています」(Kさん/34歳/小売店)捨てられたくないのなら、きちんと収納スペースにおさめれば良い。ルールがはっきりしていて良いですね。夫が「なぜ捨てたんだ!」と怒っても、「決められた場所に置かないからでしょう?」と反論できます。 ■子どものいたずらでフィギュアやおもちゃを一掃! Cさん(29歳)の場合「夫は小さいおもちゃやフィギュアを集めるのが好きで、以前は家のあちらこちらに飾っていました。ケースなどに入れるのではなく、普通にポンと置いてあるだけ。掃除しづらく、私はそれにすごくイライラしていたのですが…」かつての悩みを打ち明けてくれたのが、公務員のCさん(29歳)。「あるとき親戚の子が遊びに来て、夫のおもちゃ・フィギュアを破壊。それがショックだったようで、それ以来、飾らなくなりました。ちょうどわが家にも子どもが生まれるタイミングだったので、片づけてくれて安心しました」大切なものなら、汚れない・壊れないようにきちんと管理しほしいもの。親戚のお子さん、グッド・ジョブです!■リサイクルショップの査定額で夫が変わった! Tさん(34歳)の場合「洋服が大好きな夫のせいで、わが家のクローゼットがギュウギュウに。そのほとんどが実際には着ない服なので、試しに服専門のリサイクルショップに査定を依頼しました。すると、想像以上に高額の査定結果が! 『売ったお金で、欲しがっていた服が買えるよ』とひと押しすると、一部のお気に入りを除いて、かなりの量を処分してくれました」食品会社にお勤めのTさん(34歳)は、リサイクルショップという第三者の手を借りて成功しました。「古着としてこれだけの値段で売れるということは、一体どれだけの金額を洋服につぎ込んだのか…という気持ちはありましたが、とりあえずクローゼットがスッキリして良かったです」新品購入と中古買取では、金額にかなりの差があるかもしれませんが、タンスの肥しがずっと増え続けるよりは、「買う→売る→買う」の方がまだマシ。増えてきたら、また査定依頼ですね。夫のコレクションは、妻から見ればガラクタ同然というケースも多いでしょう。しかし、「全部捨てて!」「収集禁止!」と言うと、ケンカになってしまいそうです。円満に、かつ要望を受け入れてもらうためには、一部だけでも認めてあげるのがポイントかも。
2017年09月10日つい後回しになる掃除。多少汚くても、家族だけならまだ甘えられますが、来客となるとそうはいかないもの。「今から行く」との急な連絡に、あそこも片づけなきゃ、ここも汚い…と、パニックに。諦めないでください。時間と手順を工夫すれば、たったの30分でも見違えます。家事に時間制限はつきものですが、考えうる中で究極のタイムリミットが予定外の急な来客です。「近くまで来たんだけど、今から行ってもいい?」なんて気軽に言われると、とっさに断れないことありませんか。思わずOKを出したものの、家の中はとてもお客さんを迎えられる状態じゃありません。散らかっているし、掃除もこのところさぼり気味だし、どうしよう!?いろいろ考えている間にも時間はどんどん過ぎていきます。来客時間まであと30分。いったい何をしたらいいのでしょうか?今回は、掃除が苦手な人でも短時間で一通りの掃除ができる方法をご紹介します。■目次1.急いで掃除をするポイントは?2.【5分以内】玄関をキレイに3.【10分以内】リビングをキレイに4.【5分以内】洗面所・トイレをキレイに5.【5分以内】キッチンをキレイに6.仕上げは香りづけまとめ1.急いで掃除をするポイントは?まずは、換気をして空気をクリーンにすることから始めます。窓を開けるだけで足りなければ、換気扇や扇風機などを使って、ぐるぐる空気をかき回しましょう。換気をしたら、以下のポイントに気をつけて掃除を開始します。■できるだけ物を減らす物が散乱している状態であれば、掃除どころではありません。まず、物を片付けて、すっきりさせることが最優先です。その場合、はみ出している物をまとめてしまいこむなどして、できるだけ何も置いてない状態にしてしまいましょう。そうすれば、どこが汚れているかもわかり、掃除もしやすくなります。■ピンポイントで掃除する今回の掃除には目的があります。それは来客を迎えること。つまり、お客さんが不愉快と思わない程度であればいいということです。来客まで時間がないので、目立つところ、簡単に汚れが落ちそうなところにターゲットを絞るべきでしょう。具体的には次の2つです。・隅っこのほこり・金属などツルツル、ピカピカな部分ほこりは、隅の方にたまりやすいですよね。時間がないときは、全体的に掃除機がけをするより、隅っこのほこりだけでも取った方が効率的と言えます。「ツルツル、ピカピカ」というのは、水回りなどの金属性の部分や、家具や家電などのツルンとした部分。要するに、本来ツルツル、ピカピカであるべき部分のことです。具体的には、後ほどご紹介します。■掃除用具を厳選する時間がない場合の掃除用具としては何を思い浮かべますか?コードレスのコンパクト掃除機やフローリングワイパー、洗剤を使わないですむメラミンスポンジやクロス、アクリルたわしなどが便利です。ウェットティッシュも意外と役立ちますね。しかし、短い時間で掃除用具を使い分けるのも大変です。そこでおすすめしたいのが、マイクロファイバークロスです。固く絞って拭くだけで「隅っこのほこり」にも「ツルツル、ピカピカ」にも対応できますよ。マイクロファイバークロスは、お値段も性能もピンキリではありますが、今回は100円ショップで2~3枚セットになったものを使用します。急ぎの掃除は手軽であることが肝心。使い捨てるつもりで存分に使い倒しましょう。■絶対に掃除すべき場所は?・絶対に避けられない「玄関」・滞在時間の多くを費やす「リビング」・万一のために手を抜けない「洗面所・トイレ」・間取りによっては丸見えの「キッチン」それでは、実際に30分で掃除をしてみましょう。2.【5分以内】玄関をキレイに玄関は、家の印象を決める大事な場所です。小さなスペースではありますが、ここがキレイに見えれば家全体の印象もよくなるので侮れません。まずは、片付けから。靴が散乱している場合は、とりあえず靴箱にしまいこみましょう。入りきれない場合もあるかもしれませんが、できるだけ押し込んで、いったん何もない状態に近づけます。玄関の「ツルツル、ピカピカ」は、ドアノブですね。ここは磨くというより、点検するという感じでしょうか。3.【10分以内】リビングをキレイにお帰りの際のために、内側も拭いておきましょう。他にも、新聞受けや靴箱の把手など、拭けるものがあれば拭いておきましょう。たたきの部分にほこりや砂などが目立つようであれば拭き取ります。ここまで5分以内で終わらせましょう。来客が一番長く時間を過ごすことになる場所なので、掃除もリビングが中心になります。しかし、時間をかけすぎないようにしましょう。散らかっている場合は、掃除よりも片付けが中心になります。リビングに収納スペースの空きがあればいいのですが、ない場合は他の部屋へ緊急避難させます。ゴミ袋などの大きな袋を使って、はみ出した物をリビングから追い出しましょう。物がなくなってすっきりしたら、「隅っこのほこり」を点検します。来客目線で歩いてみましょう。目につくところだけ拭き取れば十分です。リビングの「ツルツル、ピカピカ」は、まずテーブルですね。マイクロファイバークロスは台拭きとしても使いやすいですよ。それから、テレビも大きいので汚れが目立ちます。その他、家具やドアノブなど、お客さんから見えそうな部分があれば、拭いておきましょう。また、マイクロファイバークロスは、フローリングワイパーに取りつけて使うこともできます。乾いた状態で使えば、使い捨てのシートと同じように髪の毛やほこりなどを集めてくれますよ。リビング掃除は、片付けも含めて10分以内で済ませましょう。4.【5分以内】洗面所・トイレをキレイにここは使用しない可能性がありますが、万一「ちょっと貸してもらえる?」となった場合のために、最低限の備えはしておく必要があります。まず、リビングで使ったフローリングワイパーで、洗面所とトイレまでの廊下もひと拭きしておきましょう。洗面所は、鏡と蛇口周りをマイクロファイバークロスで「ツルツル、ピカピカ」に。トイレは、タオル、マット、便座カバーなど取り替えられるものは取り替えておきます。拭き掃除はトイレ掃除用シートも便利ですが、マイクロファイバークロスでも代用できますよ。洗面所・トイレ掃除も、5分でできる範囲にとどめましょう。5.【5分以内】キッチンをキレイに来客の使用度は下がりますが、使った食器などを下げてくれたりすることもあるので、油断はできません。それに、間取りによっては、どうしてもお客さんの視界に入ってしまうこともあります。シンクに洗い物がたまっている場合は、食器洗いが優先です。ゴミも片付けておきましょう。食器や鍋類が出しっぱなしになっていれば、片付けます。キッチンは、シンクと蛇口周りを「ツルツル、ピカピカ」に。他にも家電など拭きたいところは多いですが、今回は水回りを集中的に掃除しましょう。何しろ時間がないですから、ここも5分を目途に切り上げます。6.仕上げは香りづけさあ、ここまでできれば、いつお客さんが来られても大丈夫です。お疲れさまでした。でも、まだ来客までに時間がありますね。せっかくなら、いい香りでお出迎えしましょう。消臭スプレーなどがなければ、ハッカ油を使ったものがおすすめです。一番手軽なのが、コットンなどにハッカ油を数滴たらして置いておくというもの。お部屋のあちこちにおけば、ほのかに香りますよ。ハッカ油スプレーも手軽です。【材料】・ハッカ油……5滴・水道水……30mlきちんと作るなら精製水やエタノールを使いますが、即席なのでこれで十分。ソファやクッション、カーテンなどにスプレーすれば、爽やかな香りが広がりますよ。お客さんがみえたら、涼しい顔で「いらっしゃいませ。散らかってますけど、どうぞ」とお出迎えしましょう。まとめ30分あれば、家全体を一応キレイにできるということがおわかりいただけたでしょうか。掃除が苦手な人にとっては、来客は家をキレイにする絶好のチャンスです。無理だと思わずに、掃除用具を絞ったり、掃除場所を絞ったりして、できることだけでもやってみましょう。「あそこのお家は、とても気持ちが良いお部屋だったわ」と思ってもらえるような部屋作りができれば、嬉しいですね。
2017年08月10日今日はポイポイ入れるだけでお手軽収納が叶う、「stockageストッケージバスケット」についてご紹介します。キャンプやピクニックからお家の中まであちこちのシーンで使える、お手軽収納バスケット。暮らしの中でも大活躍できるアイテムです。キャンプシーンでこまごまとしたものをまとめて毎週のように出かけるキャンプでは、カトラリーやテーブルウェアといった細々したものをバスケットにまとめて収納します。プラスティック製だからちょっとくらい濡れても大丈夫。水場で洗ったお皿をそのままがつがつと入れられる、アウトドアシーンでも頼もしいアイテムです。持ち手もついているから、持ち運びもラクラク。汚れたお皿を水場に持っていくのだって簡単です。海外のスーパーマーケットのショッピングバスケットのような佇まいは、キャンプのようなアウトドアシーンでも気負わず使えてそのまま置いておくだけでもさまになります。家族の洗濯物の仕分けに家族の洗濯物の仕分け用に「stockageストッケージバスケット」を使うのもとても便利。干した各々の衣類をたたんでバスケットに入れておけば、仕事から帰った本人がバスケットを自分の部屋に運び入れて衣類を自分でクローゼットに片付けることができます。その後カゴを出しておけば、また洗濯終わりに家族の衣類をたたんでそのカゴに入れておく・・・という流れができ、働くママの負担が確実に減らせますね。できるだけ家事を分担したいけれど、廊下に直に衣類を置くのはちょっぴり抵抗があるもの。バスケットに入れておくことで持ち運びもラクになり、急な来客でもあわてることはありません。洗濯ピンチやハンガーをグルーピング収納!物干しまわりのこまごまとした一式をまとめて収納すると、「あれはどこだっけ?」「これはあっちだっけ?」がなくなって、ずいぶん家事もスムーズになります。お出かけ前に!おもちゃをまとめて、車に積んでお出かけ前におもちゃをまとめて、車に積め口も大きなバスケットは、様々な大きさのこどものおもちゃ入れにぴったり。お出かけ前にささっとまとめて入れて、車までの移動もスムーズに。空いた片手で、お子さんと手もつなげますね。あれこれ使える「stockageストッケージバスケット」。持ち運びも楽チンなこんなバスケットに散らばりがちなモノをどんどん入れて、こんなテクニックいらずの簡単収納はいかがですか?【ご紹介した商品はこちら】 >>stockageストッケージバスケット
2017年07月30日キッチンは、少し掃除しないだけでも油や調味料の汚れで汚くなってしまう場所です。そこで今回は、重曹を使ったキッチン掃除のアイデアをご紹介していきます。重曹でキッチンをきれいにお掃除して、料理も気持ちよくできるようにしていきましょう!キッチン掃除の味方「重曹」とは?キッチン掃除をする前に、まずは重曹がどのようなものかを知っておきましょう。LIMIA暮らしのお役立ち情報部が解説する、重曹の基本情報についてご紹介します。LIMIA 暮らしのお役立ち情報部のアイデアをもっと見る重曹の正式名称は「炭酸水素ナトリウム」です。お掃除だけでなく、お菓子作りやパン作りにも欠かせない「ベーキングパウダー」としても活躍していますね。そんな重曹には「洗剤の洗浄力向上」「消臭」などの効果が見込めます。重曹はガスコンロや電子レンジの受け皿、換気扇など、さまざまな部分の汚れに使用できる優れものです。さらに、流し台のお風呂の排水口といった手の届きにくい部分も簡単にお掃除することができます♪この効能を、お掃除で活用しない手はありません!▼LIMIA暮らしのお役立ち情報部のアイデアはこちら▼【掃除】重曹でキッチンやお風呂をピカピカに!活用方法まとめキッチンの焦げは重曹で掃除しちゃおうStandard+ライフオーガナイザー吉川圭子さんが提案されているのは、重曹を使ったキッチン周りの汚れ掃除です。厄介なコゲ汚れをどうお掃除していくのか、早速見ていきましょう!Standard+ ライフオーガナイザー吉川圭子さんのアイデアをもっと見るお掃除後のレンジの受け皿がこちらです。コゲ汚れがすっきりと落とされて、ピカピカな状態ですね。お掃除に使用したアイテムは、以下の通りです。【材料】・重曹・水・鍋(アルミ製以外のもの)まず、用意したお鍋に受け皿を入れます。受け皿が浸るぐらいの水を入れたら、そこに重曹も投入しましょう。水1カップに対して、重曹大さじ1杯程度を目安にするのがおすすめです。水と重曹を投入したら、鍋をそのまま火にかけて汚れを浮かしてきます。汚れが浮いてきたら、火を止めてしばらくそのままにします。お湯が冷めて触れる程度の温度になったら、スポンジや歯ブラシでサッとこすって汚れを落としていきましょう。重曹と熱湯で汚れが浮きやすくなっているので、強くこすらなくても簡単に汚れが落ちるんだそうです♪気になる受け皿の汚れに、ぜひお試しください。▼Standard+ライフオーガナイザー吉川圭子さんのアイデアはこちら▼【ナチュラルクリーニング】キッチン回りのコゲ汚れは重曹できれいに!ガスコンロにこびりついた汚れも重曹でお掃除!LIMIA暮らしのお役立ち情報部では、ガスコンロにこびり付いた頑固な汚れを重曹で落とすポイントを紹介しています。LIMIA 暮らしのお役立ち情報部のアイデアをもっと見るこちらがお掃除後のガスコンロです。こびり付いていた油汚れやコゲ汚れが落ちて、気持ちよくお料理ができそうなコンロに変身しています♪お掃除に使う材料と道具は、以下の通りです。【材料】・重曹【道具】・スプレーボトル・古布・クッキングペーパー・手袋・歯ブラシ・使用していないカード(スクレーパーでも可)まずはバーナーキャップを取り外し、歯ブラシで磨いていきます。こうすることで裏面の目詰まりを取り除くことができ、点火不良などのトラブルを防ぐことができるんだそうです♪その後、重曹水を吹きかけた古布でバーナーキャップの表面を拭き、しっかり水洗いします。これで、バーナーキャップのお掃除は完了です!お次は五徳のお掃除です。重曹水を直接スプレーし、スポンジでこすっていきましょう。そしてしっかり水で洗い流し、乾拭きして乾かしたら終了です。汚れがなかなか落ちない場合は、重曹水に長時間つけてから汚れを洗い流す、つけ置き洗いがおすすめですよ。ガスコンロ本体の汚れは、45℃程度のぬるま湯を含ませたキッチンペーパーと不要なカードで落としていきましょう。ぬるま湯を含ませたキッチンペーパーを、5分程度汚れの上においておきます。その後、不要なカードを前後に動かすことでこびり付いた汚れを削り取ることができます。汚れがなかなか落ちない場合は、熱い濡れタオルを汚れの上に置き、改めて汚れを削り落とすのがおすすめです。これで、ガスコンロの汚れをきれいに落とせました!なかなかお掃除する機会がないガスコンロも、重曹を使えばサッときれいにすることができますよ。▼LIMIA暮らしのお役立ち情報部のアイデアはこちら▼こびり付いたガンコ汚れを重曹で撃退!ガスコンロ掃除をとにかく徹底的にやってみたのこびりつきも重曹で掃除しよう__________7hm7_____さんは、重曹を使ってIHの焦げをお掃除されています。__________7hm7_____さんのアイデアをもっと見るこちらが、お掃除後のIHコンロです。汚れがすっかり落ちて、新品のようにピカピカです!__________7hm7_____さんがお掃除に使用したアイテムは、以下の通りです。【材料】・重曹・アルミホイルお掃除する前のコンロです。ここに、重曹をふりかけていきます。重曹の上から、水で少し濡らしたアルミホイルで汚れを磨いていきます。ひと通りアルミホイルで磨いたら、重曹をきれいに拭き取ってお掃除は完了です。こびり付いていた焦げがきれいに取れ、まるで新品のような美しさになりました。▼__________7hm7_____さんのアイデアはこちら▼IHの焦げ付きもお家に必ずある〇〇でピカピカに・:*+.レンジの掃除にも重曹を活用!超簡単なお掃除アイデアs.k.m.fさんは、重曹を使ったレンジクリーニングに挑戦されています。以下では、その気になる工程をご紹介します!s.k.m.fさんのアイデアをもっと見る重曹でお掃除をした後のレンジ内の様子です。重曹水とスポンジだけで、焦げ付きの汚れをしっかり落とせていますね!【材料】・重曹…大さじ1杯・水…適量【道具】・メラニンスポンジ…適量・耐熱容器…1個まず、耐熱容器に水と重曹を入れ、500Wの出力で5分間加熱します。加熱したら、20分から30分程度容器を置き、汚れを浮きやすくします。汚れが浮いて落としやすくなったら、メラニンスポンジでこすって汚れを落としていきましょう!これで、レンジクリーニングは終了です。▼s.k.m.fさんのアイデアはこちら▼レンチンするだけ??電子レンジの簡単掃除!!まとめ重曹は、厄介なキッチン汚れもすっきりきれいにしてくれる強い味方です。この機会に重曹の活用方法をマスターして、より快適なキッチンにしていってくださいね♪掃除のアイデアをもっと見る生活の知恵のアイデアをもっと見る
2017年07月17日家を出る直前。そんな時に限って、身支度をしている間に三男が派手におもちゃを散らかしていました。いつもなら一緒に片付けさせるのですが、そんな時間はありません。『お片付けしたら出かけるよ~』といいながら大慌てで私が片付けました。三男に背を向けること数分。そう、ほんの数分です。なんとか片付き振り返ると、片付けたはずのものが全て散乱。最初の状態に戻っておりました。そしてまた一コマ目に戻ったわけですが、結局繰り返しになったため、途中で諦めて家を出ました。よりによって家を出る直前にこのエンドレス地獄(笑)子どもって本当、『なぜこのタイミングで!?』ってことしますよね~。
2017年07月04日自分の子どもが片付けが苦手という場合、どのように対処していますか。いつも叱ってばかりだと、子どもはさらに片付けが嫌いになってしまいます。子どもが片付けをするためには、片付けやすい環境を作ってあげることが大事です。まずは環境を整えて、自然と片付けをしようという気持ちにさせてあげませんか。子供が小さいうちから始めておきたいしつけの一つがお片付けです。でも、口を酸っぱくするまで言っても、子どもはなかなかお片付けをしてくれませんよね。自分で片付けができるお片付け上手になるためには、片付けやすい環境を作ってあげることが大切です。今日からでも始められる、お片付けしやすい収納アイディアをまとめました。小さいうちから始めておくと、大きくなってからも自然と片付けられる子になるはず!子供と自分のために始めたい収納アイディアです。ぜひ参考にしてみてください。■目次1.散らかりがちな現状(Before)の確認2.置き場所を確認しながらカラーボックス・ラックなどを準備3.100均グッズなどを活用4.ラベルなどを使って楽しく片付けられる環境作り5.収納だけでなく遊び場を確保6.おもちゃ収納のBefore/Afterまとめ1. 散らかりがちな現状(Before)の確認お片付けの前になぜ散らかっているかを考えてみましょう。もしかしたら、散らかりやすい環境が散らかった部屋を作ってしまっているのかもしれません。現状は放り込むタイプの収納ボックス。以前は絵本も一緒に入れていたのですが、入りきらなくなって段ボールに入れています。ぽいぽいと放り込むだけのおもちゃボックスは手軽です。一方で放り込んだおもちゃを探しにくい上、おもちゃを分類するのも大変。お古でよくもらう絵本も、片付けにくいもののひとつです。文庫本などと違って大きさがバラバラなので、本棚に立ててもすぐ崩れてしまいます。目指すのは子どもが自分でおもちゃを分類して片付けられるお部屋!これらのおもちゃたちを、片付けやすい収納に切り替えていきましょう。2. 置き場所を確認しながらカラーボックス・ラックなどを準備最初に収納用品を準備します。今回用意したのは3段のカラーボックス。女性でもドライバーひとつで、30分くらいで組み立てられるものです。2つのうち1つは天板を入れずに組み立てました。天板を入れない部分は高さがあるものを入れたい時におすすめです。将来的に幼稚園バッグやランドセルなどを置くスペースにしたいと考えているのなら、天板は無いほうが使いやすいでしょう。カラーボックスは和室にも洋室にも使うことができます。例えば、ベンチとして使ったり、リビングを区切ったりと、インテリアの一部としても優秀です。カウンターの下などデッドスペースになりがちなところに使うのも便利。高さが違うカラーボックスを組み合わせて階段のようにするなど、インテリアの一部に収納を取り入れましょう。今回はバッグをかけるためにハンガーを用意しました。ドアなどにバッグをかけるためのアイテムです。これでおもちゃだけでなく、子供が使うお出かけ用具もまとめることができます。カラーボックスの良いところは縦にも横にも使えて、なんでも入れられるところ。将来的におもちゃや本が変わったら、対応するようにカラーボックスもアレンジしましょう。子供自身に、どれをどこにしまうか決めさせるのも良いですね。3. 100均グッズなどを活用子供のおもちゃには、小さくてごちゃごちゃしやすいものも多くあります。大きさも種類もバラバラのおもちゃを片付けるならカゴやボックスを使いましょう。今回購入したのはキャンドゥのストレージボックス。フタがついているのでスタッキングできます。ちなみに、大きいストレージボックスはフタが別売りです。オフホワイトのほかブラックや、水色もあります。ほかの100均にも類似の商品があるのでぜひ比べてから購入してください。さらにカラーボックスと一緒に購入したのがこちらのレールです。レールを入れることで、棚板やカゴをつけることができます。中に入れるものに合わせて高さを変えられるので、いろいろなところに使うことができますよ。わかりやすい収納のコツは見やすい収納を心がけること。バラバラに重ねてあった絵本も本のサイズに合わせた棚板を使うことで見やすくなりました。ジャンル分けするにはジップロック袋なども便利です。散らばりやすいパズルも、袋に入れて収納しておきましょう。これなら立てて収納できるのでスペースも取りません。赤ちゃんのおもちゃを片付けるにも、ジップロックがおすすめです。赤ちゃんはおもちゃをよく口に入れてなめてしまうので、定期的に洗浄や消毒が必要です。消毒した後はジップロック袋に入れておけば清潔ですし、お出掛けのときにもサッと持ち出すことができて便利ですよ。4. ラベルなどを使って楽しく片付けられる環境作り楽しく片付けるために必要なのは、手軽さとわかりやすさです。子どもでも直観的に収納できるようにするには、イラストやシールなどでラベリングがおすすめです。文字が読めるくらい大きな子供であれば、テプラやマスキングテープでラベルを作ってもいいでしょう。今回は手軽にフリー素材のおもちゃイラストでラベルを作ります。①おもちゃのラベルをプリント②ハサミでカット③マスキングテープで貼り付ける子供にラベルを貼ってもらったり、ラベルの絵をかいてもらったりと協力して作業しても楽しめます。5. 収納だけでなく遊び場を確保収納で大切なのは収納することだけではありません。せっかくの大事なおもちゃたちですから、いっぱい遊んであげましょう。おもちゃでいっぱい遊ぶために、取り出す→遊ぶ→片付けのサイクルをしやすくする収納が良い収納です。例えば収納近くに遊ぶスペースを確保するのも大切。遊ぶためのスペースには安全性を考慮してジョイントマットなどを使ってください。ジョイントマットは丸洗いできるうえ、好きな大きさにカットできる便利アイテムです。子供はとにかく、お菓子やジュースをよくこぼします。安全面でも衛生面でも、便利に機能してくれますよ。遊ぶときにも、「このスペースが遊ぶ場所ね」と教えてあげてください。子供にとってもわかりやすく、お片付けも簡単になります。最近ではセリアなど100均でもジョイントマットを見かけるようになりました。子供が小さいうちは使い捨てと割り切って安いものを購入してもいいですね。色ごとにチェッカー柄で置くか、ボーダー柄で置くかでも部屋の雰囲気がガラッと変わりますよ!6. おもちゃ収納のBefore/Afterでは今回収納を見直した結果、どのような変化があったのでしょうか?■Before■After使っているスペースはあまり変わりがありませんが、見やすさは段違い。椅子を置くことで、簡単なおままごとスペースやレゴスペースになりました。このように遊ぶスペースが確保できたことで、遊びと収納の動線がすっきりしました。まとめ今回イメージした収納は幼稚園の遊戯室です。幼稚園には子供が生活しやすくするための工夫やアイディアがあふれています。子供にわかりやすいマークをつけたり、子供が取り出しやすいおもちゃボックスなど、大人視点を忘れて子供のための収納を見直しましょう。100均グッズなどを駆使すれば、リーズナブルかつ気軽に収納を変えることができます。ぜひおうちでもチャレンジしてみてくださいね!
2017年06月30日子どもがいると、モノは増えていくばかり。小さな子どもが、おもちゃを散らかし放題にするのも日常茶飯事ですよね。そこで今回は「幸せ住空間セラピスト」古堅純子さんの新刊 『マンガで古堅式 夢をかなえる片付けのルーティン』 の中から、とくに増えがち、散らかりがちな、子どものモノの整理収納術をいくつかご紹介します。■勝手に捨てるのはNG! 家族の思い出のモノの整理収納室内用のすべり台、プラスチック製のバット、高校のころによくしていたマフラー……。もう使わないけど、なんとなく捨てられない。そんな家族の思い出の品が家の中に眠っていませんか? 古堅式では、「思い入れのあるモノを、必ずしも無理に手放す必要はない」としています。思い出のモノも収納スペースにちゃんとおさまっていれば問題ナシ。ただ、入りきらずに収納からあふれていたり、普段使うものがスムーズに出し入れできなくなっていたりするのであれば、見直しが必要。何かを処分する必要があります。思い出のモノを片付けるときに大事なのは、「必ず家族と一緒にやること」。子どもやパパのモノを勝手に「もういらないだろう」と判断して捨ててしまうのはトラブルの元。モノへの思い入れは、家族であっても意外にわからないものです。自分のモノをどうしようか迷うときは、理想の住空間をイメージして、「そこに本当に必要なのか?」「あってうれしいのか?」を考えてみましょう。処分しないと決めたら、大切に保管を。なお、押入れの奥深くに眠らせているのは「大切に保管している」とはいえません。 ■増え続ける子どもの洋服やおもちゃはどうする?子どもがいる家庭では、適宜不要になったものを手放していかないと、数年のあいだに1000アイテム単位でモノが増えていくといいます。とくに、子どもが小さいうちに増えていくのが、洋服やおもちゃ。服はどんどんサイズが合わなくなるし、おもちゃの好みもめまぐるしく変わっていきます。着ない服や遊ばないおもちゃをいつまでも持っていては、住空間にモノがあふれるだけ。いさぎよく捨てるか、モノの状態によってはリサイクルショップに持っていったり、人に譲ったりするとよいでしょう。人からもらいモノはなおさら捨てづらいものですが、処分する勇気も必要です。また、もらい方を見直してみましょう。おじいちゃんやおばあちゃんがよく服を買ってくれるのであれば、「夏物はたくさんあるから冬物がほしい」など事前にリクエストしておくと、「あまり着ないうちにサイズが合わなくなった」なんてことも防げます。このほかにも、子どもの絵や工作、作文などのような成長の証も、どんどん増えるモノの代表格。すべてをとっておくのはむずかしいので、定期的に親子で一緒に見直し、残すものを選びましょう。 ■収納は子どもの成長にあわせて見直そう!親が整理収納ベタだと、子どもも整理収納ベタになりやすいそうです。片付け上手な子どもにするには、小さなころから「自分」で片付けをさせることが大事です。子どものモノの定位置は、子どもが2歳くらいまではママの使いやすい収納方法でOK。それ以降は、子どもの片付けやすさを優先して決めてあげるとよいそうです。ポイントは、「簡単・置くだけ・入れるだけ」。まずはおもちゃなどからはじめて、幼稚園くらいになったらハンカチやかばんなどにもチャレンジ。少しずつ自分で片付けられるものを増やしていきたいですね。子どもの成長にあわせて、収納を定期的に見直すことも必要です。古堅式では、よく使うものは、同じ収納棚の中でも、もっとも出し入れしやすい高さのスペース「ゴールデンゾーン」に収納することを薦めていますが、子どもの背丈によってゴールデンゾーンも変わります。また、成長につれ、子どもが持つモノも変化します。たとえば、乳幼児のころはベビー用品やおもちゃが大半を占めていますが、小学校に入学したら教科書や通学かばん、おけいこグッズなども加わります。子どもが増えて、一人ひとりに独立した部屋をもたせるようになれば、部屋の収納も一から見直さなければなりません。整理収納は、ライフスタイルやライフステージとともに変化させていくもの。それを面倒だと思うのではなく、そうすることで、家族が笑顔で暮らせる「幸せ住空間」がつくれるのだとポジティブに考えたいですね。本には上記で紹介した内容のほかにも、いますぐ実践できる片付けメソッドがいっぱい! シンプルなので、働くママでも簡単に続けられますよ。家の中がキレイだと気持ちがいいし、ママのイライラも減って、家族みんながよりハッピーになれますね。 『マンガで古堅式 夢をかなえる片付けのルーティン』 古堅純子(原作)、 瀬芹つくね(マンガ)/ジー・ビー 1,100円(税別)幸せ住空間セラピストの古堅純子先生による、シリーズ累計60万部超の「古堅式片付けメソッド」がマンガでわかる一冊。数々の問題家庭が古堅式でキレイに片付けき、家族が笑顔を取り戻していく過程が楽しく描かれています。マンガなので忙しいママもすぐに読めます。シンプルだから続けられ、読むだけで片付け体質になる、片付け啓発エッセイです。古堅純子(フルカタジュンコ)幸せ住空間セラピスト。1998年に老舗の家事代行サービスに入社し、約20年間、現場第一主義を貫きながらお客様の元へ通っている。2006年に整理収納アドバイザー1級を取得。これまでに2000軒以上のお宅を訪問、サービスを重ね、整理収納お掃除を通して本当の幸せに気づく古堅式「幸せ住空間メソッド」を確立。キレイ好きだが超ズボラな性格だからこその独自のモノとの向き合い方、片付け・掃除を目的としない古堅式のメソッドが好評を博している。テレビ・雑誌・ラジオなどの出演多数。幼い子を持つママから生前整理まで幅広い世代に向けた講演依頼もあとを絶たない。
2017年05月11日「幸せ住空間セラピスト」の古堅純子さんによる、シリーズ累計60万部超の「古堅式片付けメソッド」がマンガになりました。老舗の家事代行サービス会社での家事代行歴約20年、整理収納アドバイザー1級の資格も持つ古堅さんの片付けメソッドは、どれもシンプル。忙しいママでも続けられるものばかりです。今回は、新刊 『マンガで古堅式 夢をかなえる片付けのルーティン』 で紹介されている古堅式片付けメソッドのうち、誰でもすぐできる片付けの基本をいくつかご紹介します!■「理想の住空間」について家族で話し合おう「どんな部屋に住みたいか」の理想は、家族であっても、それぞれ違うもの。「子どもが勉強できるリビングダイニングにしたい」とか「週末はホームパーティがしたい」とか、みなさん、理想の住空間のイメージを持っているのではないでしょうか。古堅式メソッドでは、「理想の住空間について、家族で話し合う機会は不可欠」としています。もちろん、家族全員の理想をすぐに完璧にかなえるのはむずかしいことが多いでしょう。そこで家族でコミュニケーションをとりながら、それぞれのリクエストに折り合いをつけていきます。具体的には、すべての部屋について「家族の誰が何をするスペースなのか」という使用目的を明確にするとよいとのこと。そのとき、「リビングダイニングはこうでなければならない」など、思い込みを捨てることが大事です。家族がどう暮らしたいのかが決まれば、「収納スペースの役割」や「必要なモノと量」は自然に決まってきます。たとえば、子どもが勉強できるリビングダイニングにするなら、子どもの勉強道具を収納するスペースも必要ですよね。幸せな住空間をつくるためには、「家族それぞれの理想」「収納スペース」「モノ」を三位一体で考えていく必要がある、というのが古堅式メソッドです。 ■モノの定位置を決めよう目指すイメージが決まったら、いよいよ片付けのスタートです。古堅式の鉄則は、「モノは使う場所にしまう」。モノの定位置と使う場所が離れていると、使ったあと片付けるのが面倒になりますよね。モノの置きっぱなしを防ぐには、モノの移動距離をできるだけ短くするのが一番です。収納スペースの都合でどうしても近くに定位置をつくれないときも、できるだけ近くに収納場所をつくるように心がけましょう。また、片付けが苦手な子どもやパパのモノほど、使ったら元に戻しやすい定位置をしっかり決めてあげましょう。どこの家にも、家族が一日に何度も通る場所にある使いやすい収納スペースがあると思います。古堅式ではそれを「プラチナエリア」と呼んでいます。たとえば、玄関とリビングを結ぶ廊下にある収納などがそうですね。プラチナエリアには、外出に必要なバッグや帽子、掃除グッズなど使用頻度が高い「スタメンのもの」や、水やおむつといった「普段使いの消耗品のストック」などを入れておくと、毎日のモノの出し入れがスムーズです。 ■持ってよいモノの量を知ろうトイレットペーパーや洗剤、飲料水などの消耗品は、安売りをしていると、まだ家にストックがあるのに、つい買ってしてしまいませんか。収納スペースに入りきらないほどのストックは、床や廊下にモノがちょい置きされたスペース「モノだまり」をつくってしまいます。古堅式では「収納スペースに入るモノしか持たない」のが大原則。たとえば、クローゼットにかけられるハンガーが30本なら、コートやジャケットは30本まで。もし、新しくジャケットを購入したら、購入した分だけ処分します。そうそれば、モノがあふれることはありません。モノの限度数を決めるときに注意したいのが、収納スペースに余裕をもたせること。詰め込み過ぎると、モノの出し入れがしづらくなってしまいます。ちなみに古堅式で設定している増えやすいアイテムの適正量は次のとおりです。ぜひ参考にしてみてください。【古堅式・増えやすいアイテムの適正量】・食器……器棚に出し入れしやすい量・衣類……クローゼットに出し入れしやすい量・CD……CDラックに並べられる量・ゲームソフト……テレビボードの引き出しひとつ分・靴……下駄箱に入る量。1足ごとに指定席を・写真……3年を目安に箱で保管してからアルバムに・書類……プリント、DM類は月イチで見直し古堅式における「幸せ住空間」とは「あるべき場所にあるべきモノが適正量で収納されている状態」のこと。厳選されたそこにあるべきモノだけを収納し、より便利にスムーズにモノの出し入れができるようにするので、「一度片付けたら、一生散らからない」のです。本では上記で紹介した内容をはじめ、たくさんの片付けメソッドが紹介されています。どれもシンプルなので、読むとすぐに片付けをはじめたくなることまちがいなし! 家族みんなの笑顔があふれる幸せな住空間が簡単につくれますよ。 『マンガで古堅式 夢をかなえる片付けのルーティン』 古堅純子(原作)、 瀬芹つくね(マンガ)/ジー・ビー 1,100円(税別)幸せ住空間セラピストの古堅純子先生による、シリーズ累計60万部超の「古堅式片付けメソッド」がマンガでわかる一冊。数々の問題家庭が古堅式でキレイに片付けき、家族が笑顔を取り戻していく過程が楽しく描かれています。マンガなので忙しいママもすぐに読めます。シンプルだから続けられ、読むだけで片付け体質になる、片付け啓発エッセイです。古堅純子(フルカタジュンコ)幸せ住空間セラピスト。1998年に老舗の家事代行サービスに入社し、約20年間、現場第一主義を貫きながらお客様の元へ通っている。2006年に整理収納アドバイザー1級を取得。これまでに2000軒以上のお宅を訪問、サービスを重ね、整理収納お掃除を通して本当の幸せに気づく古堅式「幸せ住空間メソッド」を確立。キレイ好きだが超ズボラな性格だからこその独自のモノとの向き合い方、片付け・掃除を目的としない古堅式のメソッドが好評を博している。テレビ・雑誌・ラジオなどの出演多数。幼い子を持つママから生前整理まで幅広い世代に向けた講演依頼もあとを絶たない。
2017年05月10日「不用なものはどんどん捨てる」「モノを厳選する」「モノを持たない」……。ずっと続いている片づけブームでいろいろトライしてはみるものの、結局は途中で挫折したり、一時的に片づいても元通りに戻ってしまったりして、あきらめて生活していませんか?「モノを減らすの疲れた」というあなた、気候もよく、新しいスタートとなる春に、心機一転、ちょっと視点を変えて片づけてみませんか? キーワードは「空間」と「動線」です。参考図書: 『ズボラでも絶対に散らからない! 人生が変わる 片付けのルール』 監修/部屋を片づける会、かえるけんちく相談所 所長 アキラ、イラスト/大野文彰部屋が片づかない理由は、あなたの性格ではなく 「部屋の仕組み」にあった! 部屋が散らかる原因を一級建築士の視点から考察し、 部屋に片づく仕組みを取り入れるノウハウを紹介した本。■1. まずは「この部屋で何をしたいか」を考える「片づけよう」と思っていても、ただ目の前に散らかっているモノばかりに気をとられていると、なかなかモチベーションもあがりません。モチベーションをあげるために、まず、「この部屋で何をしたいか」をリストアップしてみましょう。この空間をどのように使いたいかを考えるのです。現実ですでにやっていることも、これからやりたいな、と思っていることもどんどんリストアップすると、「この空間をもっと生かしたい!」とモチベーションもあがります。家族と暮らしていると散らかりやすいのは、やはり共有スペースであるダイニングやリビング。収納スペースが限られているのに、複数の人間が実に様々なことをするのでモノがたまり、散らかりがちになります。家族みんなで「リビングで何をしたい?」と話し合ってみても、家族全員のモチベーションが生まれるかもしれません。・思いっきり遊びたい(子ども)・くつろぎたい (大人)・本を読みたい (大人・子ども)・床でゴロゴロしたい(子ども)・お絵かきをしたい(子ども) なんて、いろいろ案が出てきたら、そのためにどう片づければいいかがわかってきます。例えば、先ほどあげた5つのやりたいことリストで、「くつろげ、本を読むのに適したソファ」「思いっきり遊び、床でゴロゴロするための空きスペース」「お絵かき道具」など、その場所に必要なものがわかってきます。急に家具を変えるなどは難しいですが、あとはその目標に向かって少しずつ家族で行動を起こすのみです!リビング片づけのヒントをイラストでご紹介します。 ■2. 家の中での人の動きを考えてみる次に目を向けるべきなのは人の動きである動線。朝起きてから夜寝るまで、自分や家族はどのように動いているでしょうか?頭の中で間取り図を思い描いてもいいですが、実際に簡単な間取り図を描いて、行動をたどってみると、よりはっきりと家の中がどのように使われているかわかるかもしれません。この時、明らかにしたいのは2つのポイント。一つ目は、人がひんぱんに通る、家の中で「動線上重要なポイント」はどこかをはっきりさせる、ということ。そして二つ目は、「やっていることのすぐ近くに必要なモノを置いているか」、ということです。■3. 動線上で重要なポイントをすっきりさせて快適に暮らす間取り図上で、実際の動きを想像しながらペンを動かしてみると、家族みんながひんぱんに通る場所など動線上で重要な場所がわかります。例えば、リビングの入り口付近やダイニングとリビングの間などは家族がひんぱんに行き来することが多い場所です。まずはそのような場所をすっきりさせると暮らしの快適度もぐんとアップし、片づけの達成感も感じられることができます。その際、1)不要な家具やモノを置いて動線を邪魔していないか、大きな視点で考えてみる2)その場所に必要なモノが置かれているか、なくてもいいモノを置いていないか見直すのがポイントです。家中をいきなりスッキリさせるのは難しくても、まずは動線上、重要な場所をスッキリさせれば、快適度はアップし、片づけた達成感も感じやすいです。おでかけの予定のない休日などに、1日 “片づけデー” をもうけてみてはいかがでしょう?
2017年05月03日掃除をしようにもやる気が出ない……。掃除は面倒で、なかなか気乗りがしないというのが本音です。しかし、まったく掃除をしないというわけにはいかないので、早めに終わらせて綺麗な部屋でゆったりしたいもの。今回は掃除の「やる気」を出す方法について、20~50代の主婦のみなさんに聞いてみました。「掃除」をするのは何かと苦労も多く、忙しい日常の中では後回しになりがち。なかなか掃除を「やる気」が出ないという方も多いのではないでしょうか。しかし、放っておくと汚れはひどくなる一方なので、早めに自分を奮い立たせてパパッと済ませてしまいたいものです。今回は掃除の「やる気」に注目し、主婦のみなさんが日頃どのような気持ちで掃除に取り組んでいるのか、アンケートで調査しました。面倒な「掃除」と上手に付き合っていくコツを紹介します。■目次1.実はみんなが「掃除」嫌い?2.掃除なんてもうイヤ!こんな時はやる気が出ない・・・3.「音楽」と「ご褒美」で掃除のやる気をアップ!4.やる気がないからこそ「こまめな掃除」が重要5.モチベーション維持して掃除を完遂すべし!まとめ1.実はみんなが「掃除」嫌い?毎日必ずというわけではないにしろ、「掃除」は定期的に行うべき家事のひとつ。汚れ・ホコリにまみれ、散らかり放題の家では、気持ちよく過ごせないばかりか、生活や健康に影響を及ぼす可能性すらあります。まずは、主婦のみなさんの“掃除に対する「やる気」”についてアンケートをとりました。「やる気が出ない」と感じたことがあるのは、50人のうち49人。やはりほとんどの人が、掃除は面倒に思っているようです。■「掃除が苦手で嫌いなので、常にやる気がありません」(30代・主婦)■「毎日、ウキウキやる気満々で掃除をする人っているのかしら…。そんな方がいるのであれば羨ましいです」(50代・主婦)そもそも掃除が嫌い・苦手という人が多数。部屋を綺麗にしたいとは思うものの、掃除は苦労する点も多く、なかなか気が乗らないものです。■「徹底的にやりたい時と、極力やりたくない時と極端に分かれてしまいます」(20代・パート)■「やる気が出ないと掃除をする気になれないからです。やり始めたら綺麗になるまでしっかりと行います」(30代・主婦)普段はやる気がなくても、“スイッチ”が入るととことんやってしまうという人もいました。面倒なことは、取りかかるまでに時間がかかるものなのでしょう。■「一生懸命がんばって掃除をしても、家族にすぐ汚されたり雑な使用をされると、掃除をする意味がわからなくなる」(30代・主婦)■「毎日、毎日……とウンザリすることはよくあります」(50代・個人事業主)汚れては掃除して、というサイクルを毎日のように繰り返していると嫌になってくるのも仕方ありません。せっかく自分が綺麗にしても、家族がお構いなしであればなおさらのこと。■「やる気が出ないのはしょっちゅうです。掃除がとても好きというわけではなく、主婦の仕事としてやっているので」(50代・主婦)「掃除」はやはり積極的にやりたいものではなく、必要に迫られて行っている人が多いことがわかりました。“綺麗にしたい”という気持ちよりも、“汚くならないように”という意識のほうが明らかに目立っています。2.掃除なんてもうイヤ!こんな時はやる気が出ない・・・ほとんどの人は、「掃除」を家事のひとつとしてルーチン化することも困難な様子。掃除が億劫になるのは特にどんな時なのか、本音を聞いてみました。■「忙しくて疲れている時は動く気がせず、見てみぬ振りをしてしまいます」(40代・パート)■「疲れている時は、掃除する気分になれないし、1日くらいサボっても大丈夫と思うから」(40代・主婦)■「疲れていて動きたくない時は素直に休み、元気が出てからやったほうが結局は効率がいい」(40代・主婦)疲れがある時は掃除をやる気になれない、という人が多数を占めました。実際のところ、家の掃除は数日程度放っておいてもそれほど問題ありません。そもそも掃除をする頻度も家庭ごとに異なります。そのため、掃除は疲労をこらえながらやるほどではない、と考える人が多いのです。■「子どもがどんどん散らかすので、片付けても片付けても散らかることに疲れ果てるとやる気がなくなります」(50代・主婦)掃除にはキリがありません。いくらがんばっても新築のようにはなりませんし、またすぐに汚れていきます。無限ループのような、掃除そのものに対して疲れを感じている人もいることがわかりました。■「ほかの家事に忙しい時は掃除まで手が回らず、やる気が出ないです」(30代・主婦)掃除は優先度が低くなりがちです。炊事・洗濯など必ずやるべきことを終わらせて、掃除に取りかかる頃には元気がなくなっていることもしばしば。■「週末、家に家族がいると人が増えるので家の中が汚れます。そして月曜日の朝は特にですが、みんなが朝出払うとホッとするのと同時に、家が汚すぎてどこから掃除を始めたらいいのかわからなくなります」(40代・主婦)散らかりすぎていると途方に暮れてしまい、やる気を失ってしまいます。後回しにもできる掃除ですが、家の中が汚くなってからではむしろ面倒になる場合も多いので、注意が必要です。3.「音楽」と「ご褒美」で掃除のやる気をアップ!なかなか気が向かないからには、部屋を綺麗にする方法よりも、やる気を奮い起こす方法が重要。主婦のみなさんが実践している、やる気アップのコツを紹介します。【ノリノリな「音楽」で掃除もはかどる!】■「音楽を掛けるとやる気が起きます。始めてしまえば掃除機などでは音は聞こえなくなりますし、やり始めると一気にやってしまうほうなので」(50代・主婦)■「掃除のとりかかるのがいつも難しいので、最初は音楽をかけて聞きながら始める」(40代・主婦)掃除中に「音楽」を流すことは、もはやお決まり。音楽で気分を盛り上げて、掃除モードに頭を切り替えます。アップテンポな曲などは特に“やるぞ!”という気持ちを生み出すのに最適です。■「音楽を聞きながらしていると割とはかどるし、気分がまぎれるから」(40代・主婦)■「テンションが上がるような音楽をかけて、掃除のテンポを上げるようにしている」(40代・会社員)■「歌を歌いながら掃除をすると気分よくできるので、大抵は歌いながら」(40代・主婦)無音の中で必死に掃除をしていると、徐々に気が滅入るものです。好きな音楽を聴きけばノリノリになって、苦手な掃除も意外にはかどるかもしれません。また、掃除中は掃除機の音などもあってバタバタしているので、周りを気にせず歌を歌いながらやるという人もいました。【頑張った自分に「ご褒美」を】■「掃除が終わったらお菓子を食べよう!というご褒美を自分に用意してがんばる」(30代・主婦)■「コーヒーが好きなので、終わったらコーヒーとチョコでひと休みするようにしています」(30代・主婦)■「掃除をする理由を作る。綺麗な部屋でくつろぐ喜びを作ると、そのためにがんばれる」(30代・主婦)掃除後の楽しみも良い原動力となります。シンプルではありますが、好きな物のためにはがんばれてしまうのが人間というもの。“終わったらお茶・おやつ”と決めて掃除をスタートする人が、実際に多くいます。スッキリした部屋でご褒美にありつけば、喜びもひとしおです。【理想をイメージする】■「掃除が終わってすっきりした時の気分を思い出すようにしている。掃除は心の掃除だと思いこませる」(50代・主婦)■「やる気を出すために、掃除が終わった時の達成感を思い出します」(40代・主婦)■「自分が目指すインテリアの家に住んでいる方のブログを見たり、綺麗な家に住んでいる友達の所へ行ったりして、触発されてやる気を出す」(50代・主婦)掃除の前は、これから始まる苦労をイメージしてしまいます。「掃除後の楽しみ」とも共通しますが、掃除の先にある「理想」を思い浮かべることで、やる気が湧いてくる場合もあるようです。4.やる気がないからこそ「こまめな掃除」が重要工夫をして順調に進められるかと思いきや、やはり嫌いな掃除。ふとしたことで、手が止まってしまうことがあります。全体の半数となる25人が、実際に掃除の途中でやる気を失うという経験をしています。途中でやる気を失う人と、最後までやり遂げる人の意見を比べていきましょう。【やる気が持続しない人】■「掃除をしていたはずが、どんどん散らかっていき、どうやって片付けて掃除すればよいか途方に暮れることがある。そうなるとやる気が一気になくなってしまう」(30代・会社員)■「あまりにも汚れすぎていると、やる気が途中でなくなります。毎日少しずつ出来ればよいのかと思いますが、継続することも難しいので、だれか人が来る時に一気に片付ける感じです」(50代・主婦)意気込んであちこちに手を伸ばすと、かえって収拾がつかなくなる可能性があります。また掃除を後回しにして部屋が汚くなってしまうことも、一度の掃除にかかる負担が大きくなる原因です。■「一日がかりで大掃除する時に多いのですが、懐かしい写真やアルバムなどが出てきて見入ってしまうと、掃除をする気を失います」(40代・会社員)■「掃除の合間にテレビを見たり、ソファに座ったりしてしまうと、やる気が無くなる」(30代・主婦)長時間の掃除は疲れてしまいますし、徐々に飽きてきます。そして、ほかのことを始めてしまうと掃除に戻れなくなります。再開するには始めるよりも気力を必要としますので、その時はグッとこらえて掃除後のお楽しみにとっておくのが得策です。【やる気を持続できる人】■「なかなかやる気が起きず、掃除を始めるのに気力がいる事はありますが、始めてしまうと逆に細かいところまで気になりだして、隅々まできれいに掃除してしまいます」(50代・パート)■「汚れを見つけてしまうとスイッチが入るので、途中でやめることはありません」(50代・主婦)いったん掃除を開始すると、気が済むまでやりたくなる人がいます。これは性格によるものもありますが、掃除にはそれだけ集中力も必要であるといえます。■「毎日少しずつ掃除するので長時間に及ぶことがなく、やる気がなくなることもない」(40代・主婦)■「掃除をする時は短時間に時間を区切ってやるので、やり残しがないように必死にやる」(40代・主婦)途中で諦めることにならないためには、掃除を手短に終わらせてしまう、というのが有効です。ダラダラしては疲れるだけですので、短期集中がおすすめ。毎日こまめに掃除したほうが、一回の掃除にかかる負担が少なくて済むのは事実です。5.モチベーション維持して掃除を完遂すべし!掃除を始める前はやる気が出なくても、始めさえすればモチベーションを維持したままやり遂げられるという人は全体の半数。どうせやらなければならないものなら自分なりの工夫をして、上手に掃除をこなしていきたいものです。最後に、掃除前から掃除後までやる気を保つためのアイデアをまとめました。【掃除そのものに対する意識を高める】■「100円ショップで購入したり、手作りで工夫した掃除グッズを充実させる」(50代・主婦)■「掃除用具をしまっておくと出すのが面倒になるので、出しておいてもおしゃれな掃除道具を用意して、すぐ取り出せる場所に置いておく」(30代・主婦)■「家が綺麗な人のSNSを見て、自分の家もこうなりたいと妄想をしている」(20代・会社員)■「誰のために綺麗にするのか考えることですね。うちの場合はただ猫さまの健康のためにしていますのでモチベはMAXです」(50代・主婦)■「やはり人を呼ぶことですね。家が普段より若干綺麗になっていると、『あれ?今日だれか来たの?』と言われてしまいます」(50代・主婦)まずは掃除を始めやすい環境を作ります。便利なグッズや良い掃除用品を購入すれば効率も上がります。また、掃除に対してポジティブなイメージを持つことも重要。場合によってはお客さんを招待するなど、掃除せざるをえない状況を作るのもありです。【とにかく実行!楽しく掃除を】■「声に出して『やるぞ!』と叫ぶことです。意外と効果があります」(50代・個人事業主)■「とにかく掃除を始めてしまう。なんでも身体を動かして始めてしまえば、なんとかやれる」(40代・主婦)■「音楽をかけながら。自分の中でテンション上がるやる気の出る曲を決めておく。個人的にはロックがおすすめです」(40代・主婦)■「掃除する時にBluetooth対応のイヤフォンをつけて掃除します。そしたら体が弾みながら掃除が楽しくなります」(20代・主婦)■「万歩計を付けて行う。たくさん歩数が出るとなんか嬉しい!消費カロリーも出たりするとなお嬉しい!」(40代・主婦)何よりも、まず掃除を開始することが大切。そして、音楽を聴いたり歌を歌ったりして、掃除を退屈なものにしないように心がけます。掃除はつまらないもの、と思い込んでしまうと、やる気は出なくなる一方です。■「これをやれば、お菓子を食べれる!これをやれば、出かけられる!と自分に言い聞かせる」(30代・主婦)■「これが終わったら部屋が綺麗になる。綺麗になった部屋で美味しいコーヒーとケーキを食べよう。と思いながらいつも掃除をしている」(30代・会社員)掃除後の良いイメージを持っていれば、前向きな気持ちでがんばることができます。おやつや休憩、お出かけなど、具体的な目標を設定するのがポイント。そして実際に掃除が終わったら、次回の掃除が楽に済むように、綺麗な状態をキープしましょう。まとめいつかはやらなければならない「掃除」ですが、やる気が出ない……ということは誰しもあります。音楽を聴くなどして気持ちを奮い立たせ、至福の時を目指して掃除に励む主婦が、実際にたくさんいることが明らかとなりました。掃除を後回しにし続けると一度の掃除が大変になり、頭の中も苦労するイメージに侵され、ますますやる気が出ないという悪循環にはまっていきます。こまめな掃除ができるように、自分なりのモチベーションアップ方法を見つけ出してくださいね。アンケート実施日:2017年3月17日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、個人事業主、パートアルバイトの方アンケート総数:50
2017年04月11日掃除は面倒なもの。できることなら、ささっと終わらせたいものです。そこで今回は「お金をかけずに、簡単に、すぐに掃除が終わる」コツを主婦50人のみなさんに聞いてみました。その中には今日から始められるテクニックや裏ワザが満載。これであなたも掃除上手の仲間入りです!やり始めたらキリがないけど、やらないと後々、面倒になる部屋の掃除。仕事や家事で疲れているときや、お休みの日は掃除はできるだけ簡単にさっと終わらせて、ゆっくり過ごしたいですよね。そこでここでは「掃除のコツ」をテーマに、20〜50代の女性50名の掃除事情を大調査。普段の掃除を簡単、短時間、お金をかけずにやる方法についてアンケートを実施しました。回答者の8割は専業主婦。また正社員、派遣社員、公務員として働く女性の方にもお答えいただきました。■目次1.主婦が普段の掃除で意識することとは?2.「掃除をやりたくない…」というときのためのモチベーションの上げ方3.掃除を簡単に終わらせるために心がけていること4.お金をかけずに効率的に掃除をするコツ1. 主婦が普段の掃除で意識することとは?皆さんは日頃のお掃除でどんなことを意識しながら掃除をしていますか?何かを意識しながら掃除をするだけで、掃除の効率はグンと上がることもあります。それではアンケート結果を見ていきましょう。アンケートの結果、もっとも回答が多かったのが、「一度に全部を、掃除をしないこと」。「部屋の四隅を入念に掃除すること」「上から下に掃除をすること」のふたつがほぼ同じ票数でした。では主婦の皆さんは具体的にどのようなことを意識して掃除をしているのでしょうか?■掃除をするポイントをしぼることが大切家の中の全体を一気にまんべんなく掃除するのはなかなか大変なことです。主婦の方々が心がけているコツが「全部の掃除を頑張りすぎないこと」です。■「すべてにパーフェクトを目指すと、一日が掃除だけで終わってしまうので、今日はここを重点にと、しっかり掃除するところを決めてやっています。」(50代・専業主婦)■「すべてを完璧にするのではなく、シンクの周りや床など毎日それぞれ1カ所ずつきれいに掃除することを心がけています。」(30代・専業主婦)多くの主婦の方々が実践しているのは、今日は床掃除、明日はシンクなどの水回りの掃除、明後日は窓掃除、など掃除するべきポイントを細分化していること。このように日によって集中して掃除する場所を分けることで、時間や掃除に対するストレスを軽減させる狙いもあります。また掃除のポイントの細分化をしている方々は「気づいたら掃除をする」という点でも共通点が見られました。■「ホコリをためないように、ワイパーのパッドを家具の裏や部屋の隅っこに置いておき、通りかかったときや目に付いたホコリをさっと拭くようにしています。それが汚れたらワイパーにつけて掃除、最後はベランダや玄関のたたきを拭いて廃棄します。」(40代・専業主婦)■「汚れに気がついたら、すぐに拭き取るようにしています。時間が経つとなかなかとれなくなり、強力な洗剤を使ったり、ゴシゴシと力を入れたりしなくてはならなくなります。」(40代・専業主婦)■「掃除の時間以外でも汚れを見つけたら、すぐにきれいにするように心がけています。」(50代・専業主婦)「気づいたら掃除をする」というのは、棚の上のホコリが気になったら、ハンディタイプのワイパーで軽く拭く、キッチンで濡れてしまったところはこまめに拭く、など簡単なものばかり。ホコリや汚れがたまる前にサクッと終わらせることが最大のポイントです。日頃から気になったときに掃除をすることを日々の日課にすれば、掃除を細分化しても部屋は常にきれいな状態を保つことができるというわけです。■主婦の間で定番な掃除のポイントとは?「部屋の四隅を念入りに掃除すること」「上から下にかけて掃除をすること」は投票数が少ないながらも、定番にしている方の声が目立ちました。【上から下に向かって掃除をする】■「上から下に掃除すること。徹底して掃除をする日、ざっくりと掃除をする日に分けて、無理をし過ぎないようにすること。」(30代・専業主婦)■「当然のことかもしれませんが、上から下へ掃除をすることによってホコリがあとから散らないように気を付けている。」(50代・正社員)上から下に向かって拭き掃除や掃き掃除をすることは、掃除の基本のキです。逆に下から上に向かって拭き掃除をしてしまうと、せっかく拭き掃除した場所をまた足で踏んでしまうので、それが汚れへとなっていく恐れがあります。汚れを効率的に取り除いていくという意味で、「上から下に向かって掃除」することはとても重要なのです。【部屋の隅は重点的に掃除する】■「部屋の端にホコリがたまらないように掃除機をかけます。掃除機のコードの長さを考えて、一番効率的に動けるよう考えながら動いて掃除します。」(30代・専業主婦)■「部屋の角にホコリがたまりやすいので、角を重点的にチェックすることを心がけています。」(30代・正社員・女性)■「部屋の四隅は掃除機では取りきれないので、入念にチェックするようにしています。」(30代・正社員・女性)部屋の隅はホコリやゴミがたまりやすいうえに、掃除機や床拭きのワイパーでもなかなかうまくきれいにすることができない悩ましいポイントですね。ミニブラシなどを使って、定期的にホコリやゴミを掻き出すことが大事です。2. 「掃除をやりたくない…」というときのためのモチベーションの上げ方掃除をしなくちゃいけないのに、やりたくない。そんな気分になったことはありませんか?たとえば掃除する気分になれないのに、子どもが散らかしたものを片付けないといけないときなど、みなさんはどのようにして「掃除へのモチベーション」を上げているのでしょうか?アンケートの結果を見てみましょう。掃除を終わらせた後の楽しみを作る人、音楽をかけながらやる人がもっとも多い結果になりました。どちらもそれぞれ全体の23%もの人が回答しています。「わざと汚れを見る」という人や、家族と一緒に掃除をする人の割合も同じくらいになりました。■終わった後の楽しみのために嫌な掃除も頑張れる掃除が終わった後にケーキを食べる、ビールを飲む、録画しておいたドラマを見る、こんな些細なことでもちょっとした楽しみを作っておくだけで、掃除に対しても意欲的に取り組めるようになるようです。■「終わったらおやつを食べる!と決めたり、ご褒美を設定したりして奮い立たせます。毎月、ダスキン交換前大掃除をするのですが、そのときには家全体を磨いたらコンビニスイーツを買いに行こう!とか考えています。それだけで結構幸せになるので単純だなぁ、と思いますが。」(40代・専業主婦)■「掃除が終わったら、お菓子とコーヒーで休憩するというご褒美を用意します。」(30代・専業主婦)学生時代に勉強をするときも、終わった後の楽しみのために頑張っていた方も多いのではないでしょうか?実は掃除と勉強って似ているのかもしれませんね。■好きな音楽を聴きながら一気に掃除を進めよう音楽をかけて、気分を上げる方法も、掃除へのモチベーションを上げるのには効果的ですよね。ステレオで音楽をかけたり、iPhoneで好きな音楽を聴いたり。たとえばGoogleで「掃除音楽」と検索をすると、「掃除がはかどるBGM」「聴くだけで掃除が楽しくなる音楽」という動画が出てきます。ノリノリで掃除をすれば、いやな掃除もあっという間に終わるはずです。■「音楽を聴く方法は、よくやっています。テンションが高くなる曲を聴いています。また掃除の順番を決めて、ひとつひとつクリアしていくというゲーム感覚を取り入れることもあります。」(50代・専業主婦)■「好きな曲をかけながら掃除をする。歌ったり踊ったりしながら掃除をしています。」(20代・主婦)いつも聴いているような音楽はもちろん、ちょっと懐かしい音楽を久しぶりに聴いてみると、気分もまた変わりますよね。新鮮な気分になってから、掃除をするといつも以上にはかどって掃除が楽しくなるかもしれません。■わざと汚くなっている所を見て掃除はしたくなる?掃除をしなければ部屋にはゴミやホコリがたまり、物は散らかっていきます。いつかは掃除をするといっても、時間が経てば経つほど掃除の手間は増えるだけでますます億劫になりますよね。しかし、部屋の汚れや散らかりをあえて見ることがモチベーションの源であると答えた主婦の方が全体の2割もいました。わざと汚くなっている所を見て、果たしてモチベーションはあがるのでしょうか?■「換気扇やガス台など、酷い汚れを見ると自然とモチベーションが上がります。」(30代・専業主婦)■「裸足で床を歩いてホコリのつき具合をみると、思っていたより汚くてやる気になります。」(20代・専業主婦)■「子どもの椅子の下を見るようにしています。絶対に食べカスやゴミが落ちているので、それを見るとやらなくては、という気持ちになります。」(30代・主婦)あえてゴミがたまっているところや、散らかった部屋を見るのは、このまま散らかしたままにしてしまうと後々の掃除が面倒になるという危機感を煽ることが目的。楽に掃除をする最大のコツは、できるだけ掃除をため込まないようにすること。日々の積み重ねが、ひとつひとつの掃除の時間を短くし、手間を省いてくれます。その意味でも掃除をしたくないときでもモチベーションを上げて掃除に取り組むことも大切なのです。3. 掃除を簡単に終わらせるために心がけていること普段の掃除もできるだけ手短に終わらせたいと思うのが主婦の本音。そのためにも、主婦の方々は見えないところで地道な努力と工夫を積み重ねていたことがアンケートからわかりました。一体、主婦の方々は、どのようにして掃除の時短を実現しているのでしょうか?■掃除の時短のための主婦の鉄板ワザは「ながら掃除」■「気づいたときに、汚れを落とすようにしておくと、普段の掃除が楽になります」(50代・専業主婦)■「目についたところはティッシュを使って拭いたり、コロコロを使ってマメに掃除したり、物をやたらと散らかさないようにしていたら、掃除機もかけやすくなります。」(40代・専業主婦)棚やテレビの上などを見て、「あ、ホコリが気になってきたな」と思うことはありますよね。その汚れに気づいたときにサクッと拭き掃除などをすることが「ながら掃除」です。このほかにも「ながら掃除」にはいろいろな種類があります。「ながら掃除」には人それぞれやり方がありますが、いくつか例を紹介しましょう。たとえば台所。何かを茹でていたり、揚げていたりしてて少し手が空いたときに、水回りを簡単に拭き掃除すれば、水垢がたまるのを防止することにつながります。またテレビを見ているときだったら、カーペットの上にたまってしまった髪の毛やゴミくずをテレビを見ながらコロコロで取り除けば、掃除の時間の大きな短縮になるでしょう。■部屋は常に片付けておく習慣を部屋を日頃から片付けておくこと、物の置き場所を決めることを心がけるだけでも、普段の掃除の負担は大きく軽減されます。あらかじめ置き場所を決めることは、その物をいざ使うとなったときにも、わざわざ探したりする手間も省けますね。■「物の場所を決めています。決めておくと元の場所に戻せば良いだけなので。気づいたときに戻しておくだけで、後々楽になります。」(20代・専業主婦)■「使ったものはすぐに片付ける習慣を家族全員に身につけさせるだけで日々の掃除は楽になります。」(30代・専業主婦)日頃からの片付けを家族での共通の習慣にすることは、普段の掃除量を減らすことにつながり、子どもの教育にも効果的といえるでしょう。散らかってから「片付けなさい」と叱ると、子どももあまりいい気分にはなりません。普段から「これは使い終わったらここに置く」ということをお互いに徹底することで、掃除が楽になるだけでなく、良い家族関係も築けるでしょう。4. お金をかけずに効率的に掃除をするコツ■身近にあるものを使うのが、主婦の賢い掃除方法多くの主婦の方が答えたのは、「家にもうすでにあって、お金がかからないもの」を掃除に活用することでした。■「ストッキングやぼろになったTシャツ、雑巾などをストックして、掃除するときは惜しみなく使い切ること。」(40代・専業主婦)■「ボロタオルを使う。古新聞を使うなど、家にあるもので掃除するようにする。」(30代・専業主婦)■「古くなったTシャツや歯ブラシを利用する、洗剤は使わずに重曹やクエン酸でスプレーを作って掃除する。」(40代・専業主婦)家にあるものを再利用し、お金はほとんどかけない主婦の掃除術。洗剤代わりに重曹を使うにしてもお金はかかりますが、100円ショップで買えばコストを格安に抑えられます。また多くの主婦の方が実行しているものの例として、「ストッキングだんご」というものがあります。必要なのは、古くなったストッキングと靴下。ストッキングは電線してしまったもの、靴下は穴があいてしまったものでOKです。靴下をストッキングに入れて丸めるだけで、スポンジ代わりとして使えます。白い汚れがついた鏡などを掃除するときにおすすめです。まとめ多くの主婦のみなさんの知恵と裏ワザを紹介した今回の記事はいかがでしたでしょうか。今回ご紹介したものは、簡単に、すぐにお金をかけずに実行できるものばかりです。ぜひ今日からの掃除や習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか?
2017年03月03日何気に行っている日々の掃除。もしかしたらほかの人の掃除の仕方に、効率の良い掃除のヒントが隠されているかもしれません。1週間に1回しか掃除していないけれど、それって多い?それとも少ない?ロボット掃除機って、正直、みんな使っているの?気になる“みんなの掃除事情”を調査してみました。日課として行なっている掃除。人それぞれに掃除のペースややり方はあるけれども、ほかの人がどのように掃除をしているのか、気になりませんか?もしかしたら当たり前だと思っていた掃除の仕方は、実は変だった!なんてことがあるかもしれません。今回はそんな「掃除」をテーマに、みんなのお掃除事情を大調査!既婚でお子さんがいる、20〜50代の女性70人にアンケートを実施しました。回答者の半数以上は専業主婦の方です。■目次1.掃除の頻度はどのくらい?主婦は半数以上が毎日掃除2.毎日掃除をする人は、1回あたりどのくらい掃除する?3.掃除機とワイパーは定番!主婦の掃除アイテム4.イマドキの主婦の定番と人気の掃除道具5.やっぱりまだ高嶺の花?!実は少ないルンバの利用率6.常に部屋をキレイに保つ掃除のコツって?掃除の頻度はどのくらい?主婦は半数以上が毎日掃除お子さんがいらっしゃる方は週にどのくらいのペースで掃除をされるのでしょうか。料理や洗濯、子どもの世話に忙しくてあまり掃除ができていないのか。それとも忙しい合間を縫って掃除の時間を確保しているのでしょうか。グラフを見てみましょう。【気になるポイント】普段からキレイにしていても気になるホコリや毛実に半数以上の方が「毎日」掃除をしていることがわかりました。毎日掃除を欠かさない方の中には、小さなお子さんをお持ちの方、アレルギーがある方、犬や猫などのペットを飼われている方などがいらっしゃいました。特に犬や猫を飼われていると、洋服やカーペットなどについてしまうペットの体毛が気になってしまう方が多いようです。ペットの毛を取るには、コロコロが大活躍。■「室内で犬を飼っているため、掃除は毎日のように行っています。掃除機かけと水拭きです。」(40代派遣社員)■「小さい子どもがいるので、おもちゃを散らかしたり食べこぼしたりするので必然的に毎日しています。また、犬も飼っているのでこまめに掃除しています。」(30代主婦)育ち盛りの小さなお子さんがいらっしゃる方は、「すぐに子どもが散らかすから」「子どもがいるのでなるべく常に綺麗に保ちたい」という声がありました。■「小さい子どもがいるので、毎日部屋の掃除・片づけをしないと、足の踏み場もなくなるからです。」(30代主婦)やはり小さなお子さんがいらっしゃる家庭での毎日の掃除は必須のようです。部屋をマメに掃除していても、常にキレイな状態を維持することは、なかなかむずかしいようです。【ポイント】毎日は無理だけど、できるだけ掃除をするように心がける週に2〜3回掃除をすると答えた人は、全体の約3割。決して多くはない数ですが、家事との兼ね合いの関係上、なかなか毎日の掃除は厳しいという声が目立ちました。■「本当は毎日しなくてはいけないのでしょうが、1歳の娘のお世話と現在妊娠7ヵ月ということもありサボりがちです。洗濯やお料理の片づけはやらないわけにはいかないので、そちらを優先すると疲れてしまって…。」(20代主婦)■「乳児がいるので毎日といいたいところですが、2日に1回くらいです。」(30代主婦)赤ちゃんがいらっしゃったり、妊娠中だったりすると、子ども優先の生活になり、自分の思うように家事を進めることができないものですよね。そんな中でも掃除の時間を確保することは至難の技です。■「散らばったものや衣類を完全にリセットして片づけ、掃除機をかけて床を整えるのは週2〜3回です。しかし毎日、目につく埃や髪の毛などはワイパーやコロコロでまめにとっています。」(40代主婦)普段から簡単な掃除をマメに行うことで、掃除機を使う大きな掃除は週に数回でも問題ないというお話が印象的です。ホコリや髪の毛などの簡単な掃除のために、ハンドワイパーやコロコロを取り出しやすいところに常に置いておくのも効果的です。【気になるポイント】フルタイム勤務のワーキングマザーだと週に1回の掃除で精一杯なのが現状掃除は週に一度だけという回答をした方は、全体の14%。この回答をした方に共通していたのは、正社員であるワーキングマザーであるということでした。■「フルタイムで仕事をしているため、ウイークデーに掃除をする時間がないから。」(50代正社員)■「毎日は無理。週3くらいやりたいけれど、週1は死守しています。」(30代正社員)仕事で朝は早く、夜遅い生活をしていると、料理や洗濯などの家事をするだけでも手一杯……という方が多いようです。そのため掃除は週末にまとめて行うという流れになるのかもしれません。このようにフルタイムで働かれている方は、家事の負担を減らしながら少しでも掃除の回数を増やすべく、ロボット掃除機の購入を検討している方が多かったことも特徴的でした。■「フルタイムで仕事をしているので正直家事は手を抜きたいという気持ちがあるから。」(50代正社員)■「毎日簡単に、掃除機掛けをできると聞いたので、毎日ちょっとだけするというのはいいと思ったから。」(30代正社員)毎日掃除をする人は、1回あたりどのくらい掃除する?毎日掃除を欠かさないという人でも、どのくらいの時間や範囲を掃除するのかは、人それぞれ異なってきます。ここでは時間をかけて広範囲の掃除を行う「がっつり系」と、普段の掃除は簡単に済ませるという「あっさり系」とで主婦の声を分けてみました。・家全体をまんべんなくしっかりと時間かけて掃除する「がっつり系」■「全室掃除機をかけて水道周りとトイレ掃除をします。掃除機に10分程度、水道周りに10分程度、トイレ掃除に10分程度です。」(30代主婦)■「先ずはハンドモップで高い位置や棚、クローゼットを掃き掃除し、床置きの椅子などを上にあげます。次に掃除機で床を掃除し、仕上げにウェットタイプのモップで、アルコールを吹き付けながら拭き掃除します。時間的には大体、1〜2時間程度で、2LDKの広さを終わらせます。」(30代主婦)トイレや浴室、キッチンなどの水回りは一見キレイに見えても、実はかなり汚れているというケースがとても多いです。汚い水回りに付着しているのは、バイキンがいっぱいの黒カビ、赤シミ、水垢、ヌメリなどです。このような殺菌は繁殖して、広範囲に広がる恐れがあるので、毎日のこまめなお手入れが大事です。・”簡単な掃除”を毎日やることで、キレイな部屋を維持する「あっさり系」■「簡単に掃除機を掛けたり、ホコリを払ったりする程度だが、10分くらいで3LDKの部屋を全部掃除している。」(40代主婦)■「10分ぐらいで12畳ぐらいの部屋を掃除してる。子どもがいてるからパパと済ます。」(20代主婦)週末に長い時間かけてまとめて掃除をするよりも、やはり毎日こまめに掃除をするほうが、キレイな状態はより保てます。たくさんはやらなくても大丈夫です。5〜10分くらい、ちょっとした空き時間にサクッとホコリや髪の毛を取ったり、ワイパーで軽く床拭きするなど、毎日、ちょっとずつ掃除する癖をつけるといいですね。掃除機とワイパーは定番!主婦の掃除アイテム主婦の皆さまに普段の掃除で欠かせない道具をお聞きしました(複数回答可)。やはりトップは掃除機。70人の回答者の中で、63人もの方が使っていると回答。ワイパーは普段の軽めの掃除のために欠かせない方も多いみたいですね。■ワイパー+コロコロ+掃除機「毎日、隙間時間には目に付くホコリや髪などをワイパーとコロコロで掃除し、週に2〜3日は片づけもして掃除機を使用しています。」(40代主婦)■ワイパー+掃除機「コロコロは気づいた時に使います。掃除機をかけ、ワイパーで拭き掃除しています。」(30代主婦)■掃除機+ロボット掃除機「子どもが寝てる時は掃除機をかけれないのでタイミングによって使い分けている。」(30代)■コロコロ+掃除機+ロボット掃除機「掃除機で普段のゴミ取りをします。ロボット掃除機ではないのですが、2週に一度、ロボット床拭き機で拭いています。コロコロはソファに使っています。」(40代)コロコロを使う方の多さも目立ちました。掃除機を出すまでではないけど、サクッとゴミや落ちた髪の毛を取り除きたい時に、カーペットやソファなど布製の家具の掃除には欠かせませんね。ひとつの掃除道具だけではなく、複数の掃除道具を部屋や場面ごとに使い分ける人が大多数でした。掃除機をかけたところの仕上げとしてワイパーを使うなど、その道具の特徴をよく生かした使い方も見られました。一方でロボット床拭き機を使うという答えが見受けられました。これは床拭き機の機械に水を入れることで、ロボットが水拭きをしてくれるというものです。ロボット掃除機ほど騒音がないためアパートやマンション暮らしでも安心して使えると、最近注目が集まっています。イマドキの主婦の定番と人気の掃除道具掃除機やワイパー、古い歯ブラシなどは定番の掃除道具です。日頃の掃除に欠かすことができない必須アイテムとして、主婦たちの生活に広く浸透しています。一方で、古いタオルや洋服などを活用している人が7人もいました。マイナーな掃除道具というより、人気掃除道具なのかもしれませんね。■「着れなくなった息子の服を切って、雑巾代わりにしています。」(30代主婦)■「いらなくなった靴下やストッキング、Tシャツなどを切って、床のホコリをとって使い捨てています。」(40代主婦)今やホームセンターなどでも様々な種類の掃除道具が売られていますが、このようにすでに持っているものをリサイクルして掃除道具として使うのも節約に効果的ですね。ゴミを増やさないこともポイントでしょう。ホコリがくっつきやすい生地でできている洋服を雑巾などにリサイクルするというような工夫も、主婦ならではのことでしょう。やっぱりまだ高嶺の花?!実は少ないルンバの利用率ロボット掃除機は自動で掃除をしてくれるので、忙しい合間にもスイッチひとつでお掃除してくれるのはありがたいですよね。犬の抜け毛もしっかりキャッチしてくれると評判です。そんなロボット掃除機ですが、どのくらいの主婦の皆さんが購入を考えているのでしょうか?アンケートでは、利用率は全体の1%にも満たない結果に。購入を考えている人は全体の3.5割でした。正規品となると3〜6万円かかるロボット掃除機。「あったら便利だろうな」と思いながらも、なかなか手を伸ばすことができない人が多いようです。■「本心を言えばとても欲しいが、値段が高いのですぐに手が出せない。」(30代主婦)■「あれば便利かなと思い購入を考えたのですが、予算面で諦めました。」(20代主婦)一方で、ロボット掃除機のメリットを感じることができない人は半数以上もいました。■「子どもに壊されるのが目に見えているので、今のところ購入は考えていません。またそこまで広くないし、今は専業主婦なので、普通の掃除機で十分です。」(20代主婦)■「かえって面倒そうなので、自分で掃除をしたほうが手っ取り早いから。」(40代主婦)■「ロボット掃除機を購入しても、部屋が狭いので、机や椅子などにすぐぶつかって掃除に時間ばかりがかかってしまうのではないかと思うからです。」(30代)物と物の間や、テレビ台の下などの狭い部分ではロボット掃除機では対処しにくく、このような部分でロボット掃除機を使うと逆に不便になるというような声も目立ちました。ただ最近では通常よりもっと小さいサイズの小型ロボット掃除機が各メーカーから次々と発売されてきています。しかし、それでも細い隙間などは対処するのが大変そうです。さらなる小型サイズのロボット掃除機が発売されるようなことがあれば、主婦の掃除を大きく変えるかもしれませんね。常に部屋をキレイに保つ掃除のコツって?毎日掃除はできないけれども、なんとか部屋をキレイにしておきたいと考える人は多いはず。しかし仕事や家事、子どもの世話で忙しくてちょっとした時間でも確保することが難しい方もいらっしゃることでしょう。そんな時は「何かをしながら」サクッと掃除をしてみることも効果的です。テレビを見ながら、子どもをあやしながら、料理をしながらなどなど。ソファに座ってテレビを見ながら片手にはコロコロ・ハンド掃除機という“ながら”もできるかもしれません。キッチンは、お湯を沸かしている時や何かを煮詰めている時などの手が空いている状態の際に、シンクやコンロの周りを軽く雑巾拭きするだけでも、普段からキレイな状態を保つことができるでしょう。まとめひとそれぞれライフスタイルや家族構成によって掃除の仕方が変わりますが、それぞれに特徴的な掃除方法があって興味深いアイディアも得ることができたのではないでしょうか。掃除のやり方には正解はありませんが、うまく掃除ができないなあと悩んでいる方は、多くの主婦の方々の掃除のコツや考え方を参考にしてみてくださいね。
2017年02月14日フェリシモから、「お片づけ」を研究する部活「フェリシモお片づけ部」が開発した、「捨てられる人」になれるダイアリー『捨て帳』が2016年12月21日(水)に発売しました。「捨てる」勇気を後押し!部屋を片付けたい。でも、その前に物が多すぎて片付けのしようがない。そんな時、大切なのは「捨てること」ではないでしょうか。ホームダイエットなんて言葉もあります。いや、頭では分かっているけれど・・・「捨てる」のにはコツが要るんです。それは学校では教えてくれないこと。『捨て帳』は、「捨てる」勇気を後押しする工夫に溢れたホームダイエットダイアリー。その特徴3つを通して、これから「捨てる」ためのヒントをご紹介いたします!特徴1スリムだから持ち運べる・気軽に読んで書き込めるスケジュール帳にも挟み込めるコンパクトサイズ。携帯しやすいのでちょっとした時間に読んだり、手帳を書く気軽さで、捨てた記録をつけたりできます。特徴25つのコンテンツに75の捨てるコツが満載で、読み応えたっぷり【コンテンツ1】みんなの捨てたモノ・理由ヒント集『お片づけワークプログラム』の受講者から募った実際に捨てたものと、その理由を発表。リアルな声だからこそ役に立ちます。【コンテンツ2】捨てづらいモノの捨て方ヒント集「いただきモノの手放し方は?」「服や本などの捨てるタイミングは?」など、整理収納アドバイザーが捨てづらいものの捨て方をレクチャー。【コンテンツ3】捨てる練習週間リスト(7日分)ウォーミングアップとして、まずは7日間、1日1個捨てたものを記録します。「練習」とすることで、ものを捨てることに慣れていない人も、気負わずにスタートすることができます。【コンテンツ4】捨てたモノチェックリスト(3ヵ月分)1日1個捨てたものを記録する3ヵ月チェックシート。捨てたものを書き込んでいくだけなので、お片づけが苦手な人でも「捨てる習慣」が身につきます。【コンテンツ5】モノの捨てどきカレンダー(年間)1月から12月の月ごとに、その月に捨てやすいものをピックアップしたカレンダー。季節のイベントや気候に合わせて捨てるものをセレクトしているので、無理なく一年を通じて捨てることを実践できます。特徴3捨てシール付きで、ものと心の整理ができる読んで学んだことを実践しやすいように、「捨てシール」2種をセットでお届けします。捨てると決めたものに貼る「廃棄シール」30枚と、捨てたいけれどまだ迷いがあり捨てられないものに貼る「仮置き&中身の見直し日付シール」30枚の、合計60枚です。捨てシールのセットは、追加で購入することもできます。【捨てシールの使い方】「廃棄シール」捨てると決めたものの目立つところに貼ります。強粘着で、あえてはがしにくい仕様にしています。「仮置き&中身の見直し日付シール」まだ捨てられないものに貼り付けます。「中身の見直し」と一緒に貼っておくことで、仮置きの期限を可視化します。『捨て帳』の詳細【商品名】捨てる勇気を後押しするホームダイエットダイアリー~捨て帳~【セット内容】捨て帳1冊(縦約15.5cm、横約8.8cm、32ページ)、捨て帳シール10シート(B6判2種各5シート・合計60枚)【価格】1セット800円(税抜)※8%税込み価格864円【発売日】2016年12月21日(水)【お届け開始】2017年1月から順次販売サイト【関連アイテム】「捨てる!と決めたら準備したい捨てシールセット〈20シート〉」(1セット税抜き550円)も同時発売。お電話でのご注文・お問い合わせ0120-055-820(通話料無料)0570-005-820(通話料お客さま負担)(受付時間:月曜~金曜/午前9時~午後5時)※携帯電話など「0120」を利用できない場合は、「0570」で始まる番号をお使いください。※お客さまからのお電話は、ご注文の内容を確認・記録するために録音させていただいております。※「0570」通話料は20秒につき10円(税別)かかります。※PHS・一部のIP電話ではご利用できない場合があります。
2017年01月10日「スッキリと暮らしたいのに、子どものモノがあふれている」「子どもが片づけをしてくれなくて、イライラしてしまう」というママは、多いのではないでしょうか。整理収納アドバイザーであり、親・子の片づけマスターインストラクターの橋場陽子さんに、わが子を「片づけられる子」に育てる3つのポイントを教えてもらいました。片づけは、子どもの生きる力を育む10歳の男の子のママでもある橋場さんは、主に渋谷区・世田谷区を中心に「片づけ講座」を開いたり、個人の自宅を訪問して片づけのアドバイスをしたり、ママ友グループ向けにレッスンを開催したりしています。「片づけは、子どもの生きる力を育む絶好の機会」だと言う橋場さんによると、片づけによって、育まれる力は主に下記の3つ。1.選択力:自分に必要なモノ、大切なモノを選び取る力2.想像力:自分で考え、先の結果を想像する力3.習慣力:やるべきことを続けていく力(※「親・子の片づけインストラクター講座」より抜粋)とはいえ、親がひたすら「片づけなさい」と怒り続けても、子どもは片づけられませんし、これらの力を育むこともできません。必要なのは、親が子どもに寄り添い、ちょっとした工夫をすること。では、どんな工夫が必要なのでしょうか。橋場さんに、今すぐできる3つのポイントを聞きました。ポイント1.作品やおもちゃなど適量を決める。こっそり捨てはNG橋場さんが、小学校低学年以下のお子さんのママから一番相談を受けるのが、「工作の作品やお絵かきが捨てられない」という悩み。親にとってはゴミのようでも、子どもにとっては宝物。「くれぐれも、こっそり捨てることはやめてください。子どもを傷つけてしまいますし、何より、選択力を鍛える絶好のチャンスを失ってしまいます」と橋場さん。「どんどん増える作品やおもちゃは、『全部は置く場所がないから、箱に入るだけにしようね』と伝えて、増えすぎたら本人に残したい物を選ばせましょう。そして、『ステキなモノが残ったね。きれいに箱に入ったね』と喜びを共感しましょう。あとで本人が『あれは捨てなければよかった』と後悔することもありますが、そうした失敗から学ぶことも多いのです」と橋場さん。でも、子どもはいらないと言うけれど、大人は捨ててほしくないモノ、ありますよね。祖父母からもらったお祝いだったり、高額な物だったり。それはどうすればいいのでしょうか。「子どもが『いらない』と判断したけれど、親が残したい場合、それは子どものスペースからはずし、「親が所有するもの」として、親のスペースに移動してください」。ポイント2.モノの置き場を決めて、ラベリングする家が片づかない原因のひとつは、モノの定位置が決まっていないから。橋場さんは、「子どもと一緒に動線を考えながら、何をどこに置くかを考えるといいですね。『よく使うから、手が届きやすいところがいいかな』など、子どもの想像力を鍛えることにもつながります。モノの定位置が決まったら、それを家族みんながわかるように、ラベリングすることが大事です。おもちゃなどは、写真に撮って、おもちゃ箱に貼れば小さな子でもわかります。ラベルプリンターを使って文字でラベリングしてもいいですし、もちろんラベルシールにママがイラストを手書きしても大丈夫。マスキングテープの色分けで、兄妹のスペースをわかりやすくしても、いいですね」。ポイント3.できたことを褒めながら、少しずつ習慣化橋場さんは、「子どもの片づけの最終ゴールは、自分でできるように自立させること。でも、いきなり100点を求めないで、ひとつのステップができたら、『できたね』と認めてあげてください。できるようになるまでの時間は、子どもによって差がありますが、ほかの子と比較しないで、その子の成長に合わせて、ときには相談してルールを見直しながら、根気強く寄り添ってください。お片づけが、親子が衝突する原因になっているご家庭が多いですが、本当は親子のコミュニケーションの手段のひとつであり、子どもの成長に気づく機会にもなります」。毎日の積み重ねが、生きる力にもつながるそうです。「たとえば掃除、洗濯、ゴミ出しなどは、生きていくうえで必要なことですが、終わりがありません。宿題も、毎日しないといけませんね。片づけは、こうしたルーティーン・ワークをこなしていく習慣力につながります」。私も、毎日のように7歳の息子に向かって、「片づけなさい!」を繰り返していますが、子どもに合わせた片づけルールが必要なのですね。橋場さんの親・子片づけ講座を受けたママたちからは、「子どものいいところを見られるようになった」、「夫にも効果があって、ラベルを見て片づけてくれるようになった」といった感想が多いそうです。片づけがうまくいくと、優しいママ、穏やかな妻になれそうですね。わが家はまずはラベリングから始めてみようと思います。取材協力:親・子の片づけ教育研究所()親・子の片づけマスターインストラクター橋場陽子さん( )<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年12月29日一緒にいて楽かどうかって、実際に長い時間を過ごさなければわからないですよね。でも、お付き合いする前のデートの会話で読み取れることもあるんですよ。例えば、「片付け」に対する意識。「片付けは得意〜?元カノと同棲していた時、どっちが片付けしていたの?」なんて会話から、その男性の懐の広さを読み取ることができます。今回は、そのパターンを紹介します。自分は片付けができるけど、パートナーに片付け方を強要しない人女性が結婚相手に一番望むのはこのタイプの男性だと思います。自分のやるべきことをちゃんとやって、かつ相手には同じようにすることを要求もしてこないというとても寛容なタイプです。このタイプは、片付けだけでなく生活面や周囲の仲間に対しても寛容で心が広いです。結婚相手としては、本当に楽な相手と言えるでしょう。自分は片付けができるが、パートナーに対しても同じことを要求してくる人これは、片付けが得意な女性の場合は、そんなに苦にはならないでしょう。が、もし片づけが苦手な女性だった場合、いくら相手が片付け上手でも逆にそれが重荷になることがあるので要注意です。自分は片づけられないが、パートナーの片付け方にも寛容な人このタイプの男性は、きちんと片付けたいタイプの女性にはイラッと来るタイプかもしれません。あなただけ片付けをしている・・・なんてことも十分にあり得ます。それでも性格的には女性に関しても周囲に関しても寛容で、厳しく出てくるタイプではないので、一緒にいて楽な相手だと言えます。 自分も片づけられないのに、パートナーにはしっかり片付けることを要求してくる人このタイプの男性が、最悪なタイプです。自分ができないことを相手には要求してくるというある意味めんどくさいオレ様タイプと言えるでしょう。よりベターな相手に満足することが大事今回は「片付け」を例にして説明してみましたが、たぶん、この中で圧倒的に多いのは2と3のタイプだと思います。誰でも自分のものさしで、物事を判断しがちだからです。もちろん、1のタイプが理想なのですが、これはかなり少数派でこういうタイプに出会えた女性はラッキーと言えます。逆に4のタイプには、まったく何のメリットもありません。こういう現実を念頭において、自分にとってよりベターな相手が誰なのかを基準にして結婚相手を探すことをおススメします。
2016年06月16日こんにちは、ママライターのfurahaです。幼児期の子どもをもつママの悩みの種のひとつ、お片付け。毎日「片付けなさい!」と言っているママ、何度言っても片付けをしない子どもにイライラしているママも多いと思います。でも、実は片付けをしやすい環境 が整っていないと、子どもにとってお片付けはとても難しいことだとご存知でしたか?お子様がなかなか片付けをできるようにならない……というママ必見!子どもが進んで片付けをしたくなる方法を紹介します。●夢中で遊ぶことは子どもの脳の発達を促す!多くの子どもは、遊ぶとなると家にあるおもちゃを次々と出して、部屋の中を散らかしながら遊びますよね。大人からすれば、一つ遊んだら一つ片付けておけば、そんなに散らかることはないのに……と思わずにはいられません。しかし専門家によると、この夢中になって遊ぶというのがとても良いこと なのだとか。教育評論家の親野智可等先生は、著書『「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる』のなかで以下のように述べられています。**********『例えば、子どもが大好きなブロックに夢中になって遊んでいるとき、思考力、創造力など…脳はフル回転しています。まさに頭がよくなっていく真っ最中。しばらくして飽きてしまって“じゃあ、お絵かきしよう!”と、出しっぱなしで次に移ったとき脳は高速回転を続けたまま次にいけます。そうやって、出しっぱなしで何時間もフル回転の状態のまま楽しく遊ぶと、頭もスッキリ、気分も爽快。さらに、脳も鍛えられるのです』**********思いっきり散らかしながら無我夢中で遊ぶことは子どもの自然な姿であり、創造力や思考力を鍛えること にもなっている。そう思うと、多少散らかっていても大らかな気持ちで子どもを見守ることができるのではないでしょうか!?●お片付けタイムを決めてそのときに一気に片付ける!夢中で遊ぶのは子どもにとって良いことですが、遊びっぱなしで片付けをしないというのはいけません。夕食前やお風呂の前など片付けるタイミングを決めて、そのときに一気に片付けるようにしましょう。毎日同じタイミングに片付けることで、子どもにとってもわかりやすく、お片付けの習慣がつきやすいと思います。●子どもが片付けたくなる環境を整えよう!では、どうしたら子どもはお片付けタイムに進んで片付けられるようになってくれるのでしょうか?わが子が片付けをしないというママは、子どもが片付けやすい環境 が整っているかを見直してみましょう。●(1)子どもが片付けやすい収納にする・おもちゃ箱はフタのないものにする・箱に目印や写真をつけて、分類して片付けやすいようにする・表紙が見える絵本収納棚など、パッと見てどこに何があるのかわかる収納にする・収納場所は子どもがしまいやすい高さにするおもちゃ箱が開けにくかったり、物がしまいにくかったりする収納であれば、子どもは片付けたがりません。幼い子どもでもわかりやすい収納を心がけましょう。●(2)子どもの発達に合わせて少しずつ片付けをできるようにしてあげるいきなり1人でちゃんと片付けができる子はいません。まず初めは、部屋の隅におもちゃを集めるところから始めてみる。それができたら種類やサイズで分類、おもちゃ箱に自分で入れられるようになる、というように段階を踏んであげるといいでしょう。●(3)遊び感覚で片付ける「どっちが早くできるかママと競争ね!」と言って数を数えながら一緒に片付けたり、箱によっておもちゃを分類している場合は正しい箱におもちゃが入れられるかゲーム感覚で片付けをしてみたり。片付けが苦手な子には、遊びの延長線上で片付けができるようにしてあげるのもおすすめです。片付けができたらシールを貼る、というようなお片付け表を作ってあげる のも喜ぶと思います。●(4)片付けができたときは思いっきり褒めてあげる片付けに限らず育児全般にいえることですが、子どもは褒められるとそのことに対して得意なイメージ を持ち、次からも進んでやってみようと思えるようになります。少しでも片付けができたときは、「お片付け上手だね〜よくできたね〜」と褒めてあげてください。●物を大切にする心を育むことで片付けもできるようになる!?片付けないといけない理由、皆さんはお子様に何と伝えていますか!?大人の感覚からすると、片付けないと部屋が散らかるから、けじめがつかないから、部屋が散らかっていると物を踏んで怪我の原因になるから、といったところでしょうか。しかし、このようなことを言われても、恐らく小さい子どもはピンときません。そこでおすすめなのは、物を大切にする心を育んであげるということ!「おもちゃを出しっぱなしだと踏んじゃって、○○くんも大事なおもちゃもイタイイタイになっちゃうよ」「乱暴におもちゃをしまうと、大事なおもちゃが怪我しちゃうよ。遊べなくなるよ」というように、「大切な物だからちゃんとしまってあげないと」という気持ちが芽生えるようにわかりやすい言葉で伝えてあげるといいでしょう。何度言っても子どもが片付けをしないと、イライラしてしまったり、「片付けなさい!」と怒鳴ってしまったり、挙げ句の果てに結局自分で片付けてしまう。ついついそうなっちゃうママもいると思いますが、もちろんそれらは逆効果!子どもが片付けやすい環境を整えてあげて、親子で気持ちよく片付けができるように工夫できるといいですね。【参考文献】・『「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる』親野智可等・著●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)
2016年04月17日生活関連の雑誌や本、最近は女性誌でも “すっきりした部屋” “シンプルな暮らし” “片づけ上手” などというコトバをよく目にします。それらを見て「もっと物を整理しなきゃ、きちんと収納しなきゃ」と追い立てられるように感じるのは、私だけではないと思います。「片づけないといけないと分かってはいるけれど、疲れていて無理」「忙しくなると部屋が荒れてしまう」。仕事にプライベートに慌ただしい毎日を送るアラフォー世代にとって、片づけのためにまとまった時間をとることは難しいのが現実です。なのに「早くすっきりした暮らしをしなくては」という焦りにも似た気持ちは、いつも心のどこかにある。そんな日々、ちょっと息苦しくないですか?「片づけ」は苦手なのが当たり前そもそも「片づけ」とは単純に捉えると、「元に戻す」ことです。使ったものを元に戻せば散らかることはありません。けれども、私たちは「使う」はすぐにできるのですが、「元に戻す」はとても苦手。喉が渇いたらすぐにグラスを取り出して水を飲みますが、飲み終わったグラスを洗って元に戻すのは面倒ですよね。これは「使う」という行為が自然な欲求であるのに対して、「元に戻す」という行為が後天的に身につける文化であり、社会的行動だからです。元から備わった能力や欲求ではないので、「元に戻す」ことを嫌だなぁと感じるのは当たり前。そう考えると、私たちが「片づけ」が苦手なのは自然なことなんです。 モノが「循環」していると気持いい暮らしのなかでモノは、使う→元に戻す→使う→元に戻す……という行為によってグルグル回っています。この循環がよどむことなくサラサラと流れることで、私たちは「すっきりとして気持ちいいな」「ちゃんと暮らしが整っているな」と感じるのです。ところが、苦手な「元に戻す」部分で循環は滞りがちです。暮らしがすっきりしないのは、そのためなんです。 まずは「定位置」を決めるこの面倒で好きになれない「元に戻す」行為を、なるべくラクにできるようにすること。これが「片づけ」のコツです。そのためには、ものを元に戻すための「定位置」が決まっていたほうが戻しやすいですよね。そのうえ戻しやすい場所に「定位置」があると、なおさらラクなはず。まずは、いつも出しっ放し使いっ放しになっているものは何かを観察して、それらの「定位置」を決めましょう。【定位置をつくるための原則】1. 大分類でまとめる文房具やおもちゃなどは細かく分けて収納しがちですが、4つ以上に分けると分類を維持することが難しくなります。分類はせいぜい3つを目安に。2. 動作をする場所にするコートを玄関で脱ぐのなら、コート掛けは玄関に。わざわざ掛けに行かないといけない場所に定位置をつくってしまうと元に戻さなくなります。3. ワンアクションで戻せるようにする2つ以上の手間がかかると、途端に面倒になってきます。扉を開けて引き出しを開け、さらに蓋を開けるなど、2度3度の手間がかかるのはNG。4. 一時置き場も定位置として設定する例えば、取り込んだ洗濯物を仮置きする場所があれば、そこも定位置とします。決めることで物の流れを把握でき、気持ちも少しラクになります。 無意識に元に戻せる習慣を「定位置」を決めたにも関わらず、気づくとまた散らかっている(涙)。それは元に戻せない自分自身が悪いのではなく、単純に「定位置」に問題があるからです。無理しなくても頑張らなくても気が重くならなくても、使ったら自然とそこに戻してしまうような場所、これが最適な「定位置」です。換気扇の下で塗るからマニキュアはキッチンに、帰宅後すぐに身体からはずすストールや帽子は玄関に、などと無意識に置いてしまう場所を「定位置」にしてもいいのです。暮らし方は人それぞれ。自分や家族の日々の行動パターンを振り返って、我が家なりの「定位置」を一度じっくり探してみましょう。自然に片づいてしまう行動を習慣にしていけば、“片づけなくてもいい暮らし”が待っています。 家事塾
2016年02月26日ヤマトホームコンビニエンス株式会社による調査で、「帰省したとき、実家の片付けをしたいという気持ちになったことがありますか?と」いう質問に対して、約3人に1人が「ある」と回答しました。実家に荷物がたまって、足の踏み場もない……。もしくは荷物が多すぎてイライラする、そんな人が増えています。片付けたいのに、なんらかの理由があってできないという人も多いのではないでしょうか?事実、「片付けをしたいと思うが、時間的にできない」と悩んでいる人は50%もいるのだとか。また時間の問題だけではなく、なかなか物を捨てられない親の場合、片付け方針でもめることもあります。そこで、実家の片付けに関するさまざまなトラブルを回避するために読んでおきたいのが、『そのとき、あなたは実家を片付けられますか?』(安東英子監修、小山田容子漫画、扶桑社)。喧嘩になる前に、適切な言葉を使ってよい関係をつくりましょう。■1:「こんなに汚いのになんで汚れが見えないの!?」→「きれいにしたら気持ちいいよ。私も掃除、手伝うよ」高齢になると白内障などで視力が低下します。また来客も減るので、ますます汚れに無頓着になります。「汚い」という言葉には棘がありますので、親もカチンとくるでしょう。「私は傍観者ではなく協力者だ」ということをアピールするのが大切です。■2:「そんなゴミみたいなものをなんで取っておくの!?」→「お母さん(お父さん)がこのなかで特に大事なものはどれ?」古くてボロボロのものでも、親にとっては思い出の品かもしれません。なぜ捨てないのか理解できなくともここは静観しましょう。子どもの側がゴミとジャッジせず、親に選択させるべきだということ。■3:「ここに置いといちゃダメだといったのに、忘れたの!?」→「ここに物があると転んで怪我するよ。心配だから片付け手伝うよ」物忘れがひどくなっていることを責めるのはやめましょう。親は老化している自分に、憤りと不安を覚えています。どんな汚屋敷でも親の家。怪我が心配だというスタンスで接することが大切です。■4:「これいるの!?いらないの!?」→「とっておくならどこに置きたい?」詰問されると親は心を閉ざしてしまいます。たとえ「こんなもの」と思ったとしても、親にしかわからない価値あるものも存在するはず。親の気持ちを聞いて、定位置に置いてあげましょう。■5:「捨てるから!」→「これは十分働いてくれたと思うよ。もし今後必要になったら、新しいのを買ってあげる」不要品があふれかえっていると、イライラして怒鳴ってしまいがち。けれど頭ごなしに「捨てる」といわれると、親の執着心はますます強まります。「捨てる」「処分」「ゴミ」「いらない」「邪魔」「汚い」という言葉は、極力使わないようにしましょう。実際に新しいのを買ってあげなくとも、言葉だけで親は安心するのです。■6:「ボケないうちに、全部片付けてよ!」→「片付けが終わったら、ゆっくり温泉にでも行こうか」親は老化を自覚しています。ボケという言葉に恐れや不安を抱かない親はいません。そこを突かれると傷つき、素直になれなくなります。温泉以外でも親の好きなことをあげて、ポジティブな未来をイメージさせてモチベーションをあげましょう。■7:「昔はこんなにだらしない人じゃなかったのに……」→「私も年をとったってことね」苛立ちや悲しみからつい口に出してしまいがちですが、責めてもかつての親には戻りません。老人扱いされると、親も自分を情けなく感じます。親の姿は、未来の自分自身の姿です。人生の秋だと思って心を鎮めましょう。*とくに、「新しいのを買ってあげる」は効果絶大。本書の中で、この一言で「母が変わった」といった体験談も出てきます。誰だって、大切にとっておいたものを不用品扱いされたら悲しくなるもの。相手を尊重して、ポジティブな言い方をすることが大切。実家の片付けは、想像以上に大変な作業です。いざというときは上記の言葉を使って、親と揉めないよう最大限の配慮をしながら、気持よく実家を片付けましょう。(文/渡邉ハム太郎)【参考】※安東英子・小山田容子(2015)『そのとき、あなたは実家を片付けられますか?』扶桑社
2016年01月15日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。<前篇>では、シンプルな暮らしに目覚めたきっかけや、ものを手放すコツについて伺いました。今回は、もの、人との付き合い方や環境づくりについてです。小川さんが考える、もの、人との付き合い方小説の中でも「食」へのこだわりが垣間見られる小川さんが、食との「付き合い」で心がけていることは?「作り手がちゃんと見えて、その人が真っ当な仕事をしていることが大事。例えば醤油を買うということは、その人の生活を支えることでもあるので、1対1の関係で付き合っていきたいと思うし、これと決めたものに関しては浮気をしないで、責任を持って付き合う。私が買っているところは一人で作っていたり、小規模のところが多く、続けていってほしいから、責任を持って買い続けることも大切かなと思います」「食に関わらず、私は気に入ったものをずっと着たり、履いたり、食べたりする方が安心できて好きです。不注意で壊してしまった器も金継ぎで直して使っていますが、愛着が湧いて唯一無二のものになってくるんです。だから直して使えるような、いいものを使い続けたい。1年で手放すより、いいものを長く使ったほうが最終的に経済的だと思うし、使い続けると味が出て、それは時間が作ってくれたものだから貴重だと思います」ものを減らした結果、身軽になっただけでなく、心にもゆとりができたのだそう。40歳からは引き算 必要かどうかを吟味していく「あまり抱え込みすぎると動けなくなってしまいますよね。物理的なものも、荷物も、目に見えない人間関係も。ひとつずつ必要なのかどうかを吟味して、これはなくても生きていけると思ったら手放していく。人間関係も『狭く、深く』。ストレスを溜めるのは自分にとっても、相手にとってもよくないことだと思うので、見晴らしよく、無駄なことはしないでいいかなと思うようになりました」「もっとものを減らして、最後はものも人も、本当に大好きなものだけに囲まれて人生を終わりたい(笑)。台所も、最後は鍋一個だけあるのが理想です。自分が人生を終えたときに、なるべく周りの人が迷惑をしないで済むように、いいものがあればまた次に使ってくれる人も見つかってゴミにならずに済むと思うので、そういうことはもう考える時期かなと思います。40歳になるまでは足し算で、欲しいものを手に入れていたと思うんですけど、人生の折り返し地点を過ぎ、ここからは引き算でどんどん手放して、その分余白をいっぱい作りたいなって思うようになりましたね」自分の “五感” を大切にする強い意志を持って、規則正しい生活も心がけているという小川さん。なかなか同じようにするのは難しいかもしれませんが、最後に、もう少しシンプルに生活するためのアドバイスをいただきました。「週末はインターネットを見ない、夜中は返事を出さない、など自分の中で決めては? 自分でルールを作っても、そんなに大きな迷惑はかからないと思うんですよね。もしかしたら、誰か少しは返事を待つかもしれないけど、体調を崩す方がもっと大きな迷惑をかけるし、起き上がれなくなってしまうことの方が損失です。だから、メリハリは大事だと思いますね。ものも情報も溢れているので、自分でガードしないと溺れてしまいます。それから、自分が「これが好き、嫌い」という、すごく野生的な感情を大事にすること。頭だけで考えると、どうしてもいろいろなことを考えてしまいますが、五感だけで判断してもいいくらい。心地いい、この肌触りが好き、これに包まれていると安心する、という感性を大事にしていくと、少し楽になると思います。みんなそれぞれ感覚が違うので、人がいいと言っているからではなく、自分が感じることを大事にすると、ちょっとシンプルになるのかなと思いますね」 ▼五作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント <前編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日