4月スタートのドラマ「半沢直樹」に、堺雅人と上戸彩に引き続き、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也、香川照之といった豪華キャスト陣の続投がまた明らかになった。池井戸潤の「半沢直樹」シリーズから、「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」をドラマ化する今回。主人公・半沢直樹役を堺さん、そんな夫・半沢を献身的に支える妻・花役を上戸さんが引き続き本作でも演じることが発表されたばかり。今回新たに続投が決定したのは、前作を彩った強烈なキャラクターたちを演じた4名。まず、及川さん演じる半沢の同期で頼りになる情報通、東京中央銀行融資部の渡真利忍。前作と同じく、半沢を的確にサポートする情報通として物語に関わる。また、大阪では大阪国税局統括官として、東京では金融庁検査局主任検査官として常に半沢の前に立ちはだかった、片岡さん演じる黒崎駿一も登場。さらに、北大路さん演じる前作で半沢に東京セントラル証券への出向を命じた東京中央銀行の頭取・中野渡謙、半沢に自らの不正を暴かれ、倍返しを食らった香川さん演じる常務・大和田暁と、前作で重要なキーマンとして登場した2人も再び出演する。<キャストコメント>及川光博半沢の親友、渡真利忍を再び演じることとなり、喜びを感じています。感覚を呼び起こすために前作を久しぶりに観ました! 大変面白かったです! ファンの皆様の期待値も高いことと存じます。軽妙かつ冷静に、平常心を大切にして演じたいと思います。何卒“とまりん”をよろしくお願いします☆片岡愛之助(続編の話を聞いた際は)いよいよ来たか! と思いながらも、本当に実感したのは共演する皆様と顔を合わせた時でした。黒崎駿一というキャラクターを演じられる喜びと、前作のファンの皆様の期待を上回れるだろうかとドキドキの半々でしたが、やはり堺雅人さんはじめ、お馴染みの出演者の皆様、新たな出演者の皆様、そしてスタッフの皆様と再び『半沢直樹』を一緒につくれるんだと、大変うれしく思いました。また出演できることをとても誇りに思います。そして、前回の『半沢直樹』によって私は全国の皆様に“オネェキャラ”として認識されました(笑)。この作品は社会に対して物凄い影響力を持っているんだと実感しましたし、今回も日本中に元気と活力を届けられるような作品にしたいと思います! 私は黒崎を全力で演じ、その歯車の一つになれましたら幸いです。皆様! いよいよ『半沢直樹』が帰ってきます! そしてうれしいことに黒崎駿一も帰って参ります! 高い高い期待に応えられるよう、堺さんをはじめキャスト・スタッフ一丸となって撮影に臨みますので、1話から最終話までお見逃しないよう、どうぞお楽しみください!北大路欣也この『半沢直樹』は、主人公・半沢直樹の切れ味鋭い生き様に魅了されます。続編の新たなる展開を楽しみにしております、しっかりと受け止めていきたい。そして、頭取・中野渡謙という人物を、私なりに、“らしさ”に集中していきたいと思っております。視聴者の皆様には、“真の正義”とは、という視点で思いっきり楽しんでいただきたいです。香川照之(続編の話を聞いた際は)嘘だと思いました。デマだと。どうやら本当にやるらしい、と聞いても、中々信じませんでした。実は、この瞬間も信じきっておりません(笑)。撮影に入った今も、これから3ヶ月間、長い長い夢を見るのだと(笑笑)。「倍返しだ!」はもちろん、顔芸だの、土下座だの机バンバンだの、数々の名文句を世間に放っていった前作の時のインパクトは忘れられない。あれは二度と見られない稀有な光景でした。私の演じた大和田常務は、前作で半沢に屈して失脚したあと、原作には登場しておらず、実はあの土下座のその後が描かれておりません。「封印された大和田」をいかに解放し、いかに命を吹き込むか、持てる精魂を懸命に尽くしたいと思っています。とはいえ今回私たちは、前作のように初陣の手探りから物作りを始めていないのです。『半沢直樹』の世界観を既に充分に知っているところから撮影を始められるのです。つまり、いきなりパワー全開でリスタート出来るのです。初回のファーストシーンで度肝を抜かれると思います(笑)。見るべき、だと思います。「半沢直樹」は4月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年03月05日元タッキー&翼の今井翼が、大阪松竹座2020年10月公演「十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』」(10月3日~27日)に出演することがこのほど、明らかになった。大阪松竹座2020年10月公演「十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』」上演決定2011年11月に徳島県の大塚国際美術館「システィーナ歌舞伎」の第三回公演にて初演した『GOEMON 石川五右衛門』。今作では、誰もが知っている稀代の大泥棒・石川五右衛門が、明智光秀の重臣・四王天但馬守の娘とスペインの宣教師の間に生まれた赤毛のハーフで、さらにフラメンコを踊るという奇想天外な設定とスタイリッシュな舞台が話題を呼び、2013年2月、2014年10月に大阪松竹座、そして2016年10月には新橋演舞場と、再演を重ねている。このたび、6年ぶりに大阪松竹座での上演が決定。石川五右衛門を演じるのは、歌舞伎を中心としながら、多彩な分野へのボーダレスな活躍も光る片岡愛之助。そして、五右衛門の父、神父カルデロンと、五右衛門の修行仲間であった霧隠才蔵の二役を今井翼が務める。“和”と“洋”が巧みに織りなす大胆な演出と宙乗りや大立廻り、フラメンコで客席を席巻する。
2020年02月13日大阪・北浜のショップ「ニューピュアプラス(NEW PURE +)」が5周年を飾る企画として、片岡メリヤスの個展「TATTOO」を地下スペース「チカノアキチ(Chika No Akichi)」にて2月8日(〜24日まで)より開催する。2011年から片岡メリヤスとして活動をスタート。ふわっとした優しい表情を持つぬいぐるみの作品を始め、おもちゃやドローイング、彫刻、それら自身の作品で構成する人形劇、その他異ジャンルのアーティストとのコラボレーションなど、幅広い表現で作品を制作し続けている。2019年に高松のMOTIFで開催された「莫大小注目芸術祭二千十九」(めりやすちゅうもくげいじゅつさい2019)ぶりに開催される個展には、抽選販売分約50点、即売分約20点の作品が並ぶ予定。展示タイトル「TATTOO」の文字通り、本展のために制作された新作のぬいぐるみにはすべてタトゥーが入っている。抽選販売の作品購入方法についての詳細は、オフィシャルウェブページ()より確認を。【イベント情報】片岡メリヤス 個展 / TATTOO会期:2月8日〜24日(※12日、19日は休み)会場:NEW PURE + / 地下スペース Chika No Akichi住所:大阪市中央区淡路町1-1-4時間:13:00〜19:00
2020年01月29日EXILE/FANTASTICSの佐藤大樹と女優の橋本環奈がW主演を務める、映画『小説の神様』(5月22日公開)の追加キャストが17日、明らかになった。同作は相沢沙呼による人気同名小説の実写化作。中学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない……自分を見失い思い悩むナイーブで売れない高校生小説家・千谷一也(佐藤)と、同じクラスの人気ものでドSな性格でヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪(橋本)。性格、クラスでの立ち位置、売れている/売れていないと、すべてが真逆の2人に、編集者から下されたミッションが、2人で協力し、1つの物語を作り、ベストセラーを生み出すことだった。一也が小説家であることを知る数少ない友人で、詩凪を文芸部に誘うなど、物語のキーマンでもある頼れる文芸部部長・九ノ里正樹役に、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズの加州清光を務める等舞台で人気を博し、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』、映画『HiGH&LOW THE WORST』での好演も記憶に新しい佐藤流司が決定した。また一也の小説の大ファンで彼に憧れを抱きながら、小説づくりに情熱を燃やす後輩・成瀬綾乃役には、子役時代から数多くの映画・ドラマで活躍する柴田杏花、一也と詩凪2人の高校生小説家の才能を見込み、共作を持ちかける担当編集者・河埜役に山本未來、一也のデビュー作の担当編集者・野中役には坂口涼太郎が決定。加えて、一也の父親で小説家でもある千谷昌也役として、歌舞伎役者の片岡愛之助、一也を励ましあたたかく見守る母親・千谷優理子役として和久井映見、一也の妹で病気で入院中の千谷雛子役としてティーンに大人気のモデル。莉子が出演する。(C)2020「小説の神様」製作委員会
2020年01月17日大阪松竹座で1月3日(金)から27日(月)まで壽初春大歌舞伎がされる。昼の部は、幕末の京都を舞台にした『お秀清七 九十九折(つづらおり)』、変化舞踊の『大津絵道成寺』、世話物『艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)酒屋』の3本。夜の部は『義経千本桜 川連法眼館の段』『夕霧名残の正月』『大當り伏見の富くじ』。昼の部では『大津絵道成寺』が華やかな舞踊で、楽しい気分になる。江戸時代に庶民の間で流行した大津絵に描かれた藤娘・鷹匠・座頭・船頭・鬼の5役を、片岡愛之助1人で踊り分ける演出がみどころ。矢の根の五郎(松本幸四郎)も登場し、お正月らしさも満載だ。愛之助は夜の部『義経千本桜』の通称「四の切」で佐藤忠信/狐忠信も勤める。静御前は中村壱太郎、義経は片岡秀太郎。『夕霧名残の正月』は、「正月もの」ではるが、少し物悲しい。病によってこの世を去った遊女、夕霧の四十九日に、彼女の恋人であった藤屋伊左衛門(中村鴈治郎)が会いに来る。 すっかり落ちぶれていた伊左衛門は、初めて夕霧の死を知り、起請を香華の代わりに手向けようとすると、在りし日の姿の夕霧(中村扇雀)が現れるが、やがて夕霧は消えていく。『酒屋』も情緒あふれる上方らしい世話物。殺人を犯した夫半七をめぐり、半七の親、正妻お園、お園の親、そして正式な妻ではないが子まで生した三勝が、それぞれに半七を思いやる気持ちがやるせない。夜の部の最終演目は『大當り伏見の富くじ』。元となる作品『鳰の浮巣(におのうきす)』は、松竹新喜劇の『浮かれかご』になっているものを、2012年2月、松本幸四郎が中心となり松竹座で歌舞伎へと復活させた。「とにかくお目出度くて、とにかく笑える、2分に一回は場内が笑いに包まれるようなお芝居を創りたい」という幸四郎の情熱が伝わったか、文字通り「大當り」した本作が、同じ大阪で7年ぶりの再演が実現した。老若男女が笑って泣ける。初笑いで打ち出しという、初春にうってつけの演目といえよう。文:仲野マリ
2020年01月02日11月25日、元「タッキー&翼」の今井翼(38)が、片岡愛之助(47)主演の徳島・大塚国際美術館で行われる第10回システィーナ歌舞伎『NOBUNAGA』(20年2月13~16日)で舞台復帰すると発表された。今井は14年にめまいや耳鳴りといった症状を引き起こすメニエール病を発症。一時は回復したものの18年3月に再発し、治療に専念するため無期限で活動を休止していた。だがその沈黙を破るように7日にインスタグラムの公式アカウントを開設し、元気な様子を見せた。各メディアによると片岡が13年に『GOEMON 石川五右衛門』を大阪松竹座で上演した際、観劇に来ていた今井が楽屋を訪問。片岡にとって初対面だったという。その出会いを機に、14年に上演された十月花形歌舞伎『GOEMON』で今井は片岡と初共演を果たした。同作は石川五右衛門がスペインの血を引いていたという設定で、フラメンコも取り入れた斬新な作品。今井は五右衛門の父親・カルデロン神父役を演じ、フラメンコも披露した。また16年にも同作に出演した今井は、前回と同じ役に加えて五右衛門の幼馴染み・霧隠才蔵役も演じ一人二役という大役を果たした。「今井さんは07年に単身でスペインに渡り、本場でもフラメンコの修業を重ねました。『GOEMON』でフラメンコ指導にあたった舞踊家に師事していた縁で、片岡さんの公演を観劇したようです。共演をきっかけに、公私ともに2人の親交は深まっていきました。片岡さんは『情熱といえば今井翼』と称するほど、真面目に稽古に励む今井さんを評価しています。今井さんの役者人生に大きな転機をもたらした同作ゆえに、慕っている片岡さんの舞台で役者復帰が叶ったことは喜びもひとしおでしょう」(舞台関係者)今井は同日にインスタグラムを更新し、舞台への意気込みをこうつづった。《ご報告です。来年システィーナ歌舞伎に出演致します。新たな時間を迎えられることに感謝してしっかり努めさせていただきます。これまでの沢山の支え待って下さった方々皆様に感謝しております。本当にありがとうございます》インスタグラムの開始からわずか19日目で復帰発表した今井。その朗報に声援が続々と寄せられている。《歌舞伎出演、おめでとうございます 皆、待ってました。焦らず、体調管理しつつ、最高の舞台になりますように》《翼くんがまたエンタメの世界で活躍するのを待っていました!おめでとう、ありがとう。本当に良かったです》
2019年11月26日歌舞伎役者の片岡愛之助が25日、徳島県・大塚国際美術館で行われた第十回システィーナ歌舞伎『NOBUNAGA』の製作発表に登場し、同作に今井翼が出演することを明かした。システィーナ歌舞伎は、2009年より「和と洋のコラボレーション」「新作歌舞伎」をコンセプトに、これまで能やオペラ、 神話をモチーフに、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂の天井画および壁画を陶板で原寸大に立体再現した「システィーナ・ホール」の空間を最大限に生かした画期的な演目を披露してきた。今回の演目は、『時今也桔 梗旗揚』など、歌舞伎の時代物では小田春永として度々登場する織田信長にスポットを当て た物語で、出演は、第三回から8回連続出演となる上方歌舞伎の人気俳優・片岡愛之助、8回目の出演となる中村壱太郎、第一回から連続出演となる上村吉弥、そしてシスティーナ歌舞伎には初出演となる今井翼を迎える。今井はジャニーズ事務所にて、滝沢秀明とともにアイドルデュオ・タッキー&翼として活躍。今井はメニエール病療養のため事務所を退所、滝沢は芸能界を引退し後進の育成業に専念するとして2018年9月に解散した。愛之助は「和と洋のコラボレーションが、システィーナ歌舞伎のコンセプト。このシスティーナ歌舞伎から、大劇場にかかるような芝居が生まれることが、役者にとってもスタッフにとっても嬉しいことです。(2011年11月に上演された第三回)システィーナ歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』が(2013年2月に)大阪松竹座で上演された時、今井翼さんが見にきてくださいました。それがご縁で次の『GOEMON』公演(2014年10月大阪松竹座)にご出演いただきました。以来、公私ともに仲良くしている翼さんが今回、第十回目の節目となる『NOBUNAGA』に出ていただけますこと、大変嬉しく思います」と喜ぶ。また、システィーナ歌舞伎は「システィーナ・ホールの、真中にステージがあるので、四方をみて芝居をしないとならない難しさを感じております。人生で信長を勤めさせていただくとは思っておりませんでしたので驚きましたが、身を引き締めて、この第十回目の公演を勤めたいと思います」と意気込みを語った。同公演は同美術館 システィーナ・ホールにて、2020年2月13日〜2月16日の4日間、午前と午後の各2回計8回公演を予定している。○今井翼 コメントこの度、第十回目となるシスティーナ歌舞伎に出演させていただくことになりました。お蔭様で順調に体調も回復しており、来年2月の公演に向けて、更に万全を期して準備をして参りたいと思っております。片岡愛之助さん、中村壱太郎さん、上村吉弥さんとは、大阪松竹座、東京の新橋演舞場での『GOEMON 石川五右衛門』で共演させていただきましたが、その『GOEMON』は、このシスティーナ歌舞伎で生まれた作品ですので、この度は大変なご縁を感じております。素敵なキャスト、スタッフの皆さんと共に、新しい作品創りに参加させていただけることが、とても光栄で楽しみであると同時に、新たな時間を迎えられることに身の引きしまる思いです。このような機会をいただけることに感謝して、しっかりと努めさせていただきます。
2019年11月25日鶴屋南北の怪談物の代表作、通し狂言『東海道四谷怪談』が9月の南座に登場。片岡愛之助、中村七之助、市川中車の豪華初共演で、関西では26年ぶりの上演となる。「南座新開場記念 九月花形歌舞伎」チケット情報初演は文政8年(1825年)、江戸中村座。当時は赤穂義士討ち入りの時代物『仮名手本忠臣蔵』の外伝として互いのエピソードを交互に上演することで、より時勢に翻弄される人間ドラマが浮き彫りとなり、階級社会の不条理や人間の業が際立つ効果をもたらした。その上で、『東海道四谷怪談』は毒を飲まされたヒロインお岩が、櫛で髪をすくたび毛が抜け落ちる有名な「髪梳き」の場面、戸板に縛られた男女ふたりの遺体をひとりの演者が早替えで見せる「戸板返し」、さらに恐怖をあおる演出「提灯抜け」など、歌舞伎ならではの仕掛けがたっぷり。エンタテインメント性溢れる歌舞伎入門編としても、今日まで不動の人気を集めている。「非常に生々しい人間の思いが描かれた、鶴屋南北ならではのキャラクター。七五調に流されない台詞も独特で、言葉から役の真意が伝わってくる」とは、ヒロインを邪険にする夫、民谷伊右衛門役の愛之助。塩谷判官(浅野内匠頭)の元藩士の娘お岩と結婚しながらも、後に藩取り潰しの背景もあり、敵対する高師直(吉良上野介)の家臣の孫娘お梅と再婚。刹那的に己の欲に生きる悪役だ。「同時にお梅が惚れるような素敵さも必要になってくる代表的な色悪。見得や立廻りではなく、存在自体で魅せるような重要なお役なので難しい」。一方、夫が犯人とは知らず、伊右衛門に父親殺しの仇討ちを頼み献身的に尽くすお岩役の七之助は、前半の役作りが肝になると言う。お岩は100%伊右衛門を愛していた。そこを前半でしっかり描くことで、裏切られたと知った後半からの爆発が生きてくる。『恥ずかしい』と泣くのは、武士の娘のプライドだと思います」。悲劇の背景にあるのは、上層部の事件以来一変した生活の貧しさだ。「お岩は産後の病で死にそうだし、子供は泣き叫ぶ。人間強くはないですから。伊右衛門のイライラは現代にも通じるものだと思う。お岩もあの時代、女ひとりが子連れで家を出ればのたれ死ぬほかない。殴られても伊右衛門に頼るしかなかった。その意味では全員に共感できるお芝居かもしれません」。七之助はその他、男女3役を演じ分ける。市川中車との三者初共演も話題の本作。近年、中車とは夫婦か恋人役が多いという七之助は、「目を瞑ってでも芝居のキャッチボールができる。今回は3人でどんな化学変化が起きるのか楽しみ」と笑う。愛之助は3人で物語を日々進化させたいと意気込みつつ、七之助の美貌にも触れる。「美しさと怖さは紙一重。視覚的な怖さはもちろん、人間の精神的な怖さも見どころのひとつです」。公演は9月2日(月)から26日(木)まで、京都・南座にて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年08月27日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける「行列のできる法律相談所」の8月11日(日)放送回に、歌舞伎俳優の片岡愛之助、女優の小池栄子、俳優の磯村勇斗らがゲスト出演。ゲストたちが“勇気を出して初めてやった”こととは!?今夜のMCは後藤輝基と市來玲奈アナウンサー。片岡さん、小池さん、磯村さんのほか「ブラックマヨネーズ」小杉竜一、「ザ・コインロッカーズ」Emily、東野幸治、渡部建、ブルゾンちえみも出演して、「勇気を出して初めてやってみます」をテーマに放送。歌舞伎俳優としてはもちろんのこと、日曜劇場「半沢直樹」や大河ドラマ「真田丸」に「刑事7人」シリーズ、『レインツリーの国』『七つの会議』などドラマや映画でも大活躍の片岡さんが、念願のサバイバルゲームを経験した際、興奮しすぎてやってしまった驚きの行動とは!?グラビアアイドルとして一世を風靡したのち、『空飛ぶタイヤ』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』などの映画や「ヘッドハンター」「ゼロ 一獲千金ゲーム」といったドラマで女優としての存在感を示す小池さんはまさかの一発芸に挑戦。「今日から俺は!!」の不良高校生役から「きのう何食べた?」の“ジルベール”に、放送中の「TWO WEEKS」では冷酷な殺し屋と、あらゆる役柄を演じ分ける磯村さんは、地元静岡県沼津の絶品餃子を紹介する。今夜のゲスト、片岡さんは9月2日(月)から26日(木)までの間、京都・南座で上演される南座新開場記念九月花形歌舞伎「東海道四谷怪談」に出演。中村七之助、中村壱太郎らも共演する。小池さんが主演を務める木曜ドラマF「わたし旦那をシェアしてた」は毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送中。同じ男性と事実婚の関係を結んでいた3人のシングルマザーが亡くなった夫の遺産を巡って戦い、数々の謎に巻き込まれていく様子を描いていく。磯村さんは8月25日(日)から9月1日(土)まで東京芸術劇場、9月28日(土)に森ノ宮ピロティホールで上演される舞台「プレイハウス」に出演。根本宗子がパルコとタッグを組んで送るミュージカル作品で、磯村さんは歌舞伎町のカリスマホスト役でミュージカル初出演にして初主演。異色のアイドルとして人気の「GANG PARADE」と共演する。「行列のできる法律相談所」は8月11日(日)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年08月11日映画監督・脚本家であり、最近では脚本を手掛けた『町田くんの世界』も好評の片岡翔さんの小説第2作『あなたの右手は蜂蜜の香り』は、ある少女とクマの物語。孤独なクマを助け出そうとする少女。一途な思いの果てに広がる景色とは。「小説はまた書きたいと思っていました。アイデアはたくさんあって、そのひとつが“女の子が動物園からクマを逃がそうとする話”だったんです。僕も動物園は大好きなんですが、その一方で閉じ込められた動物がかわいそうだという矛盾した気持ちがある。それが発端です」主人公は北海道に暮らす雨子。幼い頃、道で遭遇したヒグマの母子に近づいたことで母グマは射殺され、子グマは仙台の動物園にひきとられてしまう。責任を感じた彼女は、将来クマの飼育員になって彼を助け出そうと決意。彼女が大人になるまでの長い時間が描かれるが、「一人の人生を長いスパンで描くことにチャレンジしてみたかった。飼育員をめざすきっかけはかなり辛い出来事ですが、トラウマを経験しないとここまで一途になれないのでは。両親が離婚しているなど複雑な家庭環境も、ぬくぬく育った女の子だったらこうならないなと思って。それに、親の愛情のかけ方一つで、子どもの人生が変わってしまうという危うさも、描きたかったところです」彼女の理解者となるのは、鳩に餌をやって近隣住人からひんしゅくをかっている老婦人、通称・鳩子さん。「ありがちな設定ですけれど、僕が小学生の頃に実際にこういう人がいたんですよ(笑)。だからどうしても描きたいなというのがありました」トナカイ公園でのアルバイト、幼馴染みの那智くんとの別れと再会、ようやく果たした動物園への就職…。その過程で雨子も、クマを逃がしていいのかどうか、迷っていく。「雨子が迷いながら成長していけたらいいなと思いましたし、動物園を否定する話にはしたくなかったので。最後はどうなるか分からなかった、という声が多いのですが、僕の中では最初から決まっていました」雨子のクマに対する思いは、罪の意識なのか愛なのか。「最初は罪の意識が大きかったけれど、ずっとそのクマのことを考え続けて愛になったのかなと感じます。僕はあまりラブストーリーには興味ないんですが、結果的にこれはラブストーリーとなりました(笑)」かたおか・しょう1982年、北海道生まれ。’14年に映画『1/11』を監督。脚本家として『町田くんの世界』『I’’s』『きいろいゾウ』などを手掛ける。’17年に初の小説『さよなら、ムッシュ』を上梓。本作が小説2作目。『あなたの右手は蜂蜜の香り』幼い頃、自分のせいで子グマが動物園に入れられてしまったと思う雨子は、大人になって飼育員となり、クマを救い出そうと決意するが…。新潮社1550円※『anan』2019年7月24日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年07月22日福山雅治主演、香川照之、三上博史、別所哲也らが出演する日曜劇場「集団左遷!!」の最終話が6月23日放送。横山の不正を暴こうとする片岡と真山の最後の戦いとその結末に多くの称賛が集まった。三友銀行蒲田支店の支店長となった片岡洋は本社の常務・横山輝生から蒲田支店は廃店予定だから「何もするな」という言われるも、行員たちと共に蒲田支店の再生のために奮闘、蒲田支店の面々はリストラを免れる。本店に戻った片岡は横山の不正を知り、今度は三友銀行の上層部にはびこる不正と隠ぺい体質に立ち向かう…というのが本作の物語。片岡洋を福山さんが演じて主演。片岡の右腕となる日本橋支店副支店長・真山徹を香川さんが、副頭取に上り詰めた横山輝生を三上さんが、横山と対立し片岡を陰で助ける常務・隅田優を別所さんが演じる他、横山の手先となる日本橋支店長・鮫島正義に小手伸也、片岡とは同期の梅原尊に尾美としのり、三友銀行頭取の藤田秀樹に市村正親。そのほか神木隆之介、中村アン、井之脇海、橋本真実、高橋和也、馬場徹らが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。横山から島津議員(石丸謙二郎)への献金の記録が書かれた手帳を渡せばすべてを水に流すと言われた片岡だがそれを突っぱねる。そして梅原からマスコミに告発しようという提案を受けた片岡は真山とともに手帳の裏取りを進めていくが、真山と梅原が出向させられることに。怒りに燃える片岡に対し横山は、会社を変えたいなら告発するのではなく自分の所まで上がってくるべきだと、新規事業のスタッフとして迎える。その言葉に思い悩む片岡だが、真山の言葉に改めて告発するの決意を固める…というのが最終話のストーリー。SNSでは自分の信念を貫くため奮闘した片岡の姿、そして福山さんに「片岡洋と言う役は、正義・情熱の塊の様な人で、こんな上司いたら最高」「自分が正しいと思ったことを貫くのは難しいこと。それを最後までやりきった片岡さんはすごい」「片岡さんの頑張りに勇気をもらいました これからも福山雅治について行きます」などの声が続々と寄せられている。また「香川照之、最後に全部持ってった」「三上博史さん。昔、ドラマ見てた頃から、変わってない、素敵!」「小手伸也は今後もいろんな役を見てみたい」など豪華なキャスト陣にも賛辞の声が多数。「沢山の勇気と元気をいただきました」「しばらくは、「片岡ロス」になりそうです」など感謝と放送終了を名残惜しむ声も大量に投稿され続けている。(笠緒)
2019年06月23日女優の藤原紀香が5月31日(金)今夜のフジテレビ系「ダウンタウンなう」の人気企画「本音でハシゴ酒」に登場。東京の下町・亀戸のお店をハシゴしながらほろ酔いトークを展開。また話題のバイオリニスト・木嶋真優も出演する。「ダウンタウン」の浜田雅功、松本人志と坂上忍の3人が豪華ゲストとお酒を飲みながら本音で語り合う「本音でハシゴ酒」。「打ち合わせの時から飲んだのは初めて」とほろ酔い気味での収録となった藤原さんは、浜田さんと映画『シュレック』シリーズの声優として夫婦役共演の経験もあり、明るくハイテンションでトークがスタート。2016年に歌舞伎俳優の片岡愛之助と結婚。歌舞伎俳優の妻となった藤原さんに「どこにもしゃべってない話が聞きたい」と松本さんも興味津々。「どういう世界なのか分からない」と歌舞伎俳優との結婚生活について想像がつかない様子の一同に対し、藤原さんは「普通に暮らしている。老夫婦みたいな感じ」と素直に答えていく。気になる2人の交際のきっかけについて、週刊誌の報道を受けてとった愛之助さんの“おとこ前な行動”だったと告白、一同を驚かせるほか、2人の結婚に反対していたという意外な“ある人”の存在を明かす。その意外な人物とは!?またその人物に対して藤原がとった作戦にも注目。さらに20年来の親友だというはるな愛が藤原さんの“禁断の裏の顔”を暴露。あるものにハマっていた過去や片岡さんだけに見せる恥ずかしい一面まで、藤原さんの知られざる意外な素顔が明かされるほか、夫の愛之助さんからも直してほしいところがあるというタレコミが。藤原さんの“カラオケものまね”もお見逃しなく。また別の店のゲストとして登場した木嶋さんは、3歳からバイオリンをはじめ14歳の時に国際コンクールで日本人最年少で最高位を獲得すると、15歳でドイツにわたりケルン音楽大学を首席で卒業と、その経歴はまさに天才。高嶋ちさ子も太鼓判を押し、指揮者・小澤征爾も彼女を指名するほどの実力の持ち主である木嶋さんは乾杯前に生演奏を披露。「(高価すぎるので)お酒を飲んで弾けない」という超高級楽器・ストラディバリウスの音色が少し場違いなホルモン屋に響き渡る様子は必見。そんな天才バイオリニストは独特すぎる恋愛観をトーク。「私、60歳以上が好き」と好みのタイプを語る木嶋さんは「男性は加齢臭がマスト」とダウンタウン、坂上さんの3人の加齢臭をチェック。3人の頭の臭いを次々に嗅いだ結果「ダントツに臭かった」と断言されるのは果たして誰なのか?今夜もお酒を飲みながら飛び出す本音がいっぱいの「ダウンタウンなう」は5月31日(金)今夜21時55分~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年05月31日4月30日~5月25日に京都・南座で開催されるイベント「京都ミライマツリ2019」の製作発表会見が26日、東京・東銀座の歌舞伎座ギャラリーで行われ、俳優の片岡愛之助、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが出席した。昨年11月に新開場した京都・南座で、"伝統"と"革新"をテーマにしたイベント「京都ミライマツリ2019」が開催。同イベントは2つのイベントで構成され、4月30日~5月5日に開催される「音マツリ-OTOMATSURI-」では、南座新開場初のライブフェスで、日替わりで新時代を牽引するアーティストたちが登場する。また、5月12~25日に開催される「昼マツリ-HIRUMATSURI-/夜マツリ-YORUMATSURI-」では、南座の新機構「客席フルフラット化」を活用して昼と夜で演出の異なる祭りを創り上げるというものだ。この日登場したきゃりーぱみゅぱみゅは、「音マツリ」でライブを実施。片岡愛之助は、「昼マツリ/夜マツリ」で史上初のAR(拡張現実)歌舞伎に映像出演する。一夜限りで歌舞伎とのコラボライブを行うきゃりーは「この前、京都へ旅行に行った時にその情報を知らずに『南座でライブをやりたいです』とマネージャーに言ったら、『そこでやります』と(笑)。まさか自分が素晴らしいところだと思った南座でライブができるとは思っていなかったので楽しみですし、普段のライブとは一味違った格好良いことも披露できればと思っています」と意欲。きゃりーは、平成最後の日となる4月30日にライブを行う。「私も平成5年生まれですごく平成を生きてきた1人として平成最後に伝統的な南座でライブができるのは感慨深いですね。みんなで伝説を残したいので張り切っています」と決意を新たにした。そんなきゃりーぱみゅぱみゅに、片岡が歌舞伎の定番とも言える"見得"のポーズを伝授。「今回の見得は"やってやろう!"とか"よし! やってやろう"という見得です」と解説した片岡は、自ら見得の型を披露してきゃりーも見よう見まねで"見得"のポーズをとることに。あまりの飲み込みの早さに片岡は「マスターするのが早いですね」と驚きながらも、「(歌舞伎の演技を強調させる演出法の)ツケを入れるとインパクトがありますよ」とさらにアドバイスすると、きゃりーは「うれしいです。ありがとうございます! 是非やってみたいですね」と感謝しながら「愛之助さんプロデュースしてください」と懇願していた。
2019年03月27日坂口健太郎が“冤罪”に立ち向かう弁護士を演じる「イノセンス~冤罪弁護士~」。3月9日放送の第8話は死刑囚の再審請求がテーマ。片岡鶴太郎、星野真里らゲストの迫真ぶりに「演技が最高に良くて泣いた」「涙がこみ上げてくる」などの声が相次いでいる。有罪率ほぼ100%といわれる日本の刑事裁判のなかで“冤罪”を晴らす“奇跡”を起こす逆転劇を描く本作。執念と情熱、そして“科学”を武器に戦う弁護士・黒川拓に坂口さん。拓と共に事件の真実に迫る新米弁護士・和倉楓に川口春奈、壮大な実証実験で隠された真実への扉を開く科学者・秋保恭一郎に藤木直人、冤罪事件を取材するテレビディレクター・有馬聡子に市川実日子、保駿堂法律事務所の所長・別府長治に杉本哲太、拓と裁判で争う検察官・指宿林太郎に小市慢太郎、その他、趣里、草刈正雄らが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。拓たちは24年前に起きた「イトエ電機社宅殺人事件」で死刑判決を受け長い獄中生活を送っている式根大充(片岡さん)の冤罪を晴らしてほしいと聡子から頼まれる。式根はガンで余命わずかとなっていた。接見すると式根は「今の私に希望は毒」と再審請求を望んでないことがわかり、さらに娘の玲子(星野真里)からもまたマスコミに追われるような生活をしたくないと言われてしまう。そして当時の関係者は皆口をつむぐ。式根の病状が悪化、拘禁反応も現れ、さらに聡子の報道で玲子のもとに再びマスコミの取材が押し寄せるなか、玲子の同級生・由美(酒井美紀)の当時の証言記録から突破口が見つかる。秋保は体育館を借りて当時の状況を再現、由美がウソの証言をしていたことを突き止める。真実は由美の母が父を殺すために毒物を使用、由美に毒物のビンを捨てさせていたのだった。真実を知った玲子は「私の24年間はなんだったの…」と泣き崩れる。その後再審請求はやはり棄却されてしまい、雪のなか拓は裁判所に挑むような視線を向ける…というのが今回のストーリー。徐々に衰えていき精神的にも混乱していく死刑囚を演じた片岡さん、そして父の冤罪によって辛い人生を歩むことになった娘を演じた星野さん。2人の演技に「片岡鶴太郎さんと星野真里さんの演技が素晴らしすぎて泣き疲れた」「泣きの芝居が凄かった」「見事なリアリティというほかない」「ゲストの役者さんが素晴らしすぎた」などの声が殺到中だ。また再審の棄却という決してハッピーではないラストにも「今回の結果はやりきれなかった」などの声とともに「エンタメ性を加えつつ、しっかり問題提起している」といった評価も寄せられている。(笠緒)
2019年03月10日「炎神戦隊ゴーオンジャー」(テレビ朝日系)のゴーオンブルー・香坂連を演じた片岡信和(33)が3月8日、Twitterで「第51回気象予報士試験」に合格したと発表。合格率4%という難関を突破した。Twitterで片岡は合格証明書の画像をアップし、《第51回気象予報士試験に合格しました》と報告。《気象は誰にとっても身近にあるもの。分かりやすく伝えることで、多くの方の防災の手助けになりたいです》と意気込み、さらにこう綴った。《想定外という言葉が当たり前になってしまった地球環境の中で、俳優としてだけでなく、人としても役に立てる人間になります。よろしくお願いします》08年にゴーオンブルー役を務め、本格的に俳優デビューした片岡。以降12年のドラマ「京都地検の女」(テレビ朝日系)や15年「新・牡丹と薔薇」(フジテレビ系)、さらに17年には連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK総合)に昭和の大スター・キョウ様役で出演した。今年2月、真矢ミキ(55)主演によるドラマ「銭の捜査官 西カネ子」(TBS系)に出演したことも記憶に新しい。俳優だけでなくシンガーソングライターや、絵本作家といった顔も持つ片岡。多岐にわたる活動の傍らで、2年前から気象予報士の勉強に取り組んでいたという。Twitterではファンから祝福の声が上がっている。《合格おめでとうございます 難しい試験だったと思うので、ホントすごいですね うれしい報告、ありがとう〜》《試験お疲れ様です! 誰かを思う心が暖かい片岡さんならきっと役に立つと思います! 》《合格おめでとうございます!お忙しいのにすごいですね。尊敬!!!!!!》また《いつかTVでお天気キャスターとして見れるといいな》《お天気お兄さんとして出演される信和くんも楽しみにしています》といった声も上がっている。その未来に期待したい!
2019年03月09日2月16日~17日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表され、前週まで2週連続首位だった「七つの会議」(福澤克雄監督)は3位に後退。それでも週末2日間で動員12万5,000人、興業収入1億6,500万円を記録。累計動員は120万人、興収は15億円を突破しヒット中だ。池井戸潤氏の原作を映画化した同作。狂言師の野村萬斎(52)演じる主人公の中堅電機メーカーの万年係長・八角民夫が、上司をパワハラで提訴。それによって人命にかかわる製品の強度偽装、データの改ざんなどが明らかになっていく群像劇だ。「池井戸氏の作品のなかでも映像化が難しいと言われていた作品です。萬斎さんは原作を読み込んだうえで自身のアイディアも取り入れ、観客に受け入れられる八角像を作り上げました。香川照之さん(52)や及川光博さん(48)、片岡愛之助さん(46)ら“池井戸オールスターズ”による丁々発止のセリフの掛け合いも見どころとなっています」(映画関係者)能楽狂言方和泉流野村万蔵家の名跡である萬斎だが、85年に公開された故・黒澤明監督の映画「乱」で俳優デビュー。本業で多忙なだけに出演作はそれほど多くはないものの、実は映画界に絶大な貢献を果たしているのだ。「01年公開の『陰陽師』、03年公開の『陰陽師II』はいずれも興収が30億円を突破。12年の『のぼうの城』も28億円を超える大ヒットとなりました。さらに16年に公開され82.5億の大ヒット作となった『シン・ゴジラ』のゴジラは、萬斎さんの動きをモーションキャプチャーで取り込んだもの。これまでにない動きをすることで、ゴジラファンにも受け入れられました」(芸能記者)「七つの会議」では、自身の最高興収を上回ることができるのか。注目といえそうだ。
2019年02月20日3月の博多座は花形歌舞伎が登場。片岡愛之助はじめ、尾上松也、中村壱太郎ら花形役者が揃い踏みで「鯉つかみ」を上演する。開幕を前に、博多座への登場は4年半ぶりとなる片岡愛之助が公演に対する思いや意気込みを語った。【チケット情報はこちら】4年半前も『鯉つかみ』に出演した愛之助だが、今回は「通し」での上演となるため雰囲気が変わると語る。「歌舞伎は“見取(みどり)狂言”と言って、異なった演目の見せ場となる場のみを上演するケースが多いんです。それはそれで見どころたっぷりで面白いのですが、“通し狂言”はストーリーを追って上演するので、歌舞伎を初めてご覧になる方でもわかりやすいのが魅力ですね。そして特にこの作品は、本物の水を使った立ち廻り、宙乗り、早替りなど「ケレン」と呼ばれる演出がたっぷり。エンターテインメント性豊かな舞台なので、きっと楽しんで頂けると思います」。客席前列には実際に水が飛んでくるシーンもあるそうで「僕がバシャバシャ動き出したら、皆さんビニールをさっと上げられて。アトラクションのような感覚も魅力かも(笑)」と笑顔で続けた。そういった様々な演出の他、愛之助本人が十役を演じ分けることも話題となっている。「それぞれのキャラが際立っておりますから、逆に演じやすいようにも感じます。なかでも注目して頂きたいのは、奥方漣と余呉左衛門かな。船の上での恋模様がなかなか面白いですけど、いわゆる僕と僕、なんですよ(笑)。そこはちょっと苦労というか工夫したかな。その恋がどう盛り上がるのか…。それは舞台でお楽しみください(笑)」「演じてて思うのは、歌舞伎って飽きないんですよね。説明をしすぎてなくて、お客様が考える行間というのがちゃんと空いている。だから何回見ても新たな発見がある」と歌舞伎の魅力を語る愛之助オススメの観劇方法は「願わくば、イヤホンガイドなど借りて歌舞伎の豆知識なども頭に入れ、ポイントを押さえた上で、2度めは無しで観て頂く。それが歌舞伎をより楽しむ方法ですかね」尾上松也、中村壱太郎といった花形のフレッシュな魅力も楽しみのひとつ。「壱ちゃんとはご一緒することが多いので、あうんの呼吸で凄く楽ですし、松也くんは逆に久しぶりの共演となるので、どんな風に反応しあえるのかが楽しみ。舞台は役者同士のキャッチボールはもちろん、お客様とのキャッチボールが成立して初めて作品ができあがると思ってます。“熱い”博多のお客様とのキャッチボールを今から楽しみにしております!」見どころ満載の「三月花形歌舞伎」は3月3日(日)から24日(日)まで博多座にて上演。チケット発売中。
2019年02月15日タレントのベッキー(34)が13日、自身のインスタグラムを更新し、プロ野球・巨人の片岡治大2軍内野守備走塁コーチ(35)と結婚したことを発表した。ベッキーは「私事ではありますが、先日、読売巨人軍内野守備走塁コーチの片岡治大さんと結婚いたしました」と報告。「これからも、感謝の気持ちを忘れず、ゆっくりと、しっかりと歩んでいきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」とつづった。2人の交際は昨年6月に明らかになり、発覚直後の同年6月26日にベッキーは、インスタグラムで「今日は朝から多くの方に温かいメッセージをいただきました。ありがとうございます」と交際祝福に感謝し、「ゆっくりと、しっかりと、歩んでいきます」とコメントしていた。
2019年02月13日京都・南座の「當る亥歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」12月公演の夜の部で、『義経千本桜』に親子孫三代で出演する片岡仁左衛門、片岡孝太郎、片岡千之助が会見を開いた。『當る亥歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎』チケット情報「新開場した南座で、親子孫三代が揃って出演させていただけるのは本当にうれしいです。東京でも3人が揃った舞台があったのですが、千之助はまだ小さかった。今回彼は子役ではない役を演じるので、非常に楽しみであり心配でもあります」と仁左衛門。孝太郎も「南座という大きな劇場で、大きな役を息子にいただき、同じ場面に私も出られるなんて、不安もありますが、とても楽しみです」と話す。千之助は「3人揃って舞台に立つのは、ほぼ10年ぶりでとても光栄です。何もかも吸収させていただきたいという一心です」と決意を見せる。『義経千本桜』の「木の実」では、仁左衛門がいがみの権太、孝太郎が若葉の内侍、千之助が主馬小金吾(しゅめのこきんご)を演じる。仁左衛門は「千之助はまだ舞台経験も少ないですが、無理な荷物を背負わさないと。自分に相応な荷物ばかりを背負わしていると、芸が身に付かない。30キロの荷物しか持てないところに、60キロを背負わす。60キロが持てなくても、次に挑戦したときの30キロは楽になるんです」と、期待を寄せる。孝太郎は「父に手とり足とり息子の稽古をつけてもらった。親バカなもので、思ったよりマシでしたが(笑)、まだまだという部分もあります。彼が稽古でどう消化して南座に来てくれるか、期待しています」と語る。これを受け、千之助は「背負いきれない荷物かもしれませんが、30キロを持ち、次には40キロの荷物が持てるような経験をさせていただきたいです」と応えた。小金吾は若葉の内侍の家来。主人を守る役だが、「木の実」の場面で一行は茶屋で会ったいがみの権太に言いがかりをつけられてしまう。「『小金吾討死』では立ち廻りの場面もあり、ひとりで大勢の敵を相手にするので、強くなければいけない。強く、真摯で格好いい小金吾を演じたい」と千之助が言うと、仁左衛門は「命がけでご主人を守るという、強い一心も必要だね」と優しくアドバイスし、祖父の顔をのぞかせた。また、孫には「お客さんが必要とする役者、役者が必要とする役者になってほしいといつも言っている」と明かす。孝太郎も仁左衛門からそう言われ続けて育ち、同じ考えだという。千之助は「祖父は僕にとってヒーローみたいな存在。先日も楽屋を出るときに『寒いやろ』とマフラーを貸してくれて、本当に男前でカッコいいんです(笑)。いつか自分も少しでも近づきたいですし、父に対しても同じ思いです。立役は祖父、女方は父から学べるので、本当に恵まれている。ふたりの言うような役者になりたいです」と気持ちを込めた。公演は12月1日(土)から26日(水)まで南座にて。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2018年11月29日「約2億円をかけて開いたはるな愛さんのショーパブが、1週間あまりでもう閉店したんです」(芸能関係者)7月21日、都内に「Tokyo Ruby」をオープンしたはるな愛(46)。「Tokyo Ruby」は、はるなが全面プロデュースした本格的エンターテインメントショークラブ。はるなはオープン前日にレセプションパーティを開催し、この日のために12キロ減量したことや約2億円かけたことを告白。「ずっと夢見ていたことなので、夢がかなってうれしい!」と感無量の様子だった。だが、そんな“夢のショーパブ”が早くも閉店してしまったというのだ。たしかに記者が確認したところ、8月中旬時点で店のHPには《7月21日に開店したばかりですが、こちらの勝手な都合上一時的に休業致します。 営業の目処が立ちましたら改めてご連絡させて頂きます》との文章。“一時的に休業”とあるが、電話をかけると「おかけになった電話番号は現在使われておりません」とのアナウンスが。現地も訪れたが、扉は固く閉ざされていた。いったい、何があったのか。9月中旬、本誌ははるなを直撃した。――はるなさんのお店が閉店したとお聞きしました。トラブルがあったのでしょうか?「いやいや!実は、リニューアル中なんです。新しいショーのために機材なども入れ直していて、今準備しているところだと思います。それはたぶん、11月には終わるかと……。着物もすごいものを作っていますし、映像も作らなくてはなりません。スクリーンを使ったオープニングなので、かなり大掛かりなものになるんです。そのうえショーのリハーサルも必要なので、時間がかかるんですよ」――約2億円は、ご自身で負担されたのでしょうか?「いえ、私は内装とショーのプロデュース担当。経営は違う会社がやっているので、私はお金を負担していません」トラブルについて、「それは全然ないです!」と否定するはるな。改めて営業再開について聞いてみると、「年内を目標にしています。たぶん、年内には……」と答える。繰り返すその言葉はまるで、自分に言い聞かせているかのようでもあった――。だが直撃の後、編集部に出資者の1人である男性から電話がかかってきた。男性は「改めて経緯をきちんとご説明したい」として、こう語り始めた。「私どもは『Tokyo Ruby』をただのショーパブで終わらせるつもりじゃなくて、東京の観光名所にしたいと考えております。そしてLGBTの理解を広めていきたいですし、ニューハーフやダンサーにとっての登竜門にもしたい。そんな志のもと、出資いたしております。しかしあまりにもバタバタでオープンしてしまったため、十分な準備ができていませんでした。そのため7月31日でいったんクローズし、改めてオープンしようとしているのです」わずか10日で閉店していたとは……。さらに出資者男性が、こう続ける。「実はビルに入っている中華料理店のダクトからの排気が、そのまま『Tokyo Ruby』に来ていたんです。当初は『ニオイは出ないから』との説明を受けていました。しかしオープン前日に突然、中華料理のものすごいニオイが充満し始めて……。開店祝いに藤原紀香さん(47)や片岡愛之助さん(46)なども来ていただいたのですが、ほとんどの人がニオイに絶句。『なんなの、このニオイ!まるでラーメン店じゃない!』と言う方もいらっしゃいました。ただダクト問題についても工事する方向で話を進めておりますので、今後は改善するかと思います。営業も、遅くとも12月1日までには再開できると考えております」“異臭騒動”にも負けず、はるなは絶対あきらめない姿勢で再開を目指している――。
2018年09月25日女優の藤原紀香(47)の夫で歌舞伎役者の片岡愛之助(46)が、8月6日からインスタグラムをスタートさせた。すでにブログはファンの間ではおなじみだが、愛之助はインスタ開設の意図についてブログで「また違った新しい角度から、六代目 片岡愛之助を伝えていきたい」と説明している。紀香は9日、「ちふれグループ」の化粧品ブランド「HIKARIMIRAI」の初代ミューズに起用。都内で行われた発表会に出席した。各スポーツ紙によると愛之助のインスタについて聞かれ、「私も“ミライ”にやろうかな」とブランド名にかけて意欲を見せたという。また俳優の香川照之(52)も9日夜、自身の公式ツイッターを開設。「八月納涼歌舞伎初日です」とつぶやき、「市川中車」として出演する舞台についてPRした。さらには長男・市川團子(14)との2ショットと披露。アイコン画像はNHK-Eテレの冠番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」でおなじみの「カマキリ先生」写真を採用。11日昼すぎ時点でフォロワーは27万人を突破している。「愛之助さん、香川さんともに、歌舞伎俳優の枠を超えた人気と知名度を持っています。2人がSNSでどんなことを発信するかは興味津々。今後、ネットニュースで大いに話題になりそうです」(芸能記者)とはいえ2人とも、発信する内容には慎重にならざるを得ないようだ。「2人とも歌舞伎界の“本流”ではないため、その人気への嫉妬心からの心ない声も聞こえてきます。もし炎上などしようものなら、さらに“逆風”が吹き荒れることに。結果、梨園での立場が悪化しかねないリスクもあるのです」(演劇担当記者)うまくいけばさらなるファン獲得にもつながるSNS。それだけに、注意しながら活用してほしい。
2018年08月11日女優の藤原紀香が9日、都内で行われた、ちふれグループの化粧品新ブランド『HIKARIMIRAI』発売記者会見に出席した。同ブランドの初代ミューズに起用された藤原紀香は「このブランドの立ち上げに携われてうれしいです。私は一歩でも半歩でも輝く女性を目指しているので、HIKARIMIRAIのイメージキャラクターになれたことを嬉しく思っています」と満面の笑みを見せた。この日は同ブランドを使用してのフルメイクだそうで、「すごく乾燥肌なんですが、とってもしっとりするようになりました。これを使うと色白になったような気がします」とすっかり気に入った様子、美を保つ秘けつを問われて「年齢を重ねても自信と目標を持ち、いつも笑顔でいられるようにしています。笑顔は周りを幸せにして巡り巡って自分に返ってくると小さい頃から聞きました。人生色んなことがありますが、小さいことでも良いから、人からもらった幸せを栄養にして、笑顔にしたいと思っています」と話した。また、「もう(40代)後半ですしね。今家の中で断捨離していて、昔の写真を見たりするんですが、服やメイクの仕方が老けてると(笑)。今の方が若いんじゃない? と思ったりします」という藤原は、「逆に年齢を感じることは?」と聞かれると「鍛えてはいるんですが、階段の上り下りとか辛い時がありますね。夜寝る前にお風呂入った時に腰が痛いんですよ。しっかりケアして、成長ホルモンを足して頑張ります(笑)」と明かした。夫・片岡愛之助が始めたインスタグラムに絡め、SNSについても言及。「みんなに何でインスタグラムをやらないですか? と特に若い方から言われます。ちゃんと書かなければいけない! と思って3日間ぐらい考えたりするんですよ。写真主体で良いと聞きましたが、未来にやるかもしれないですね」とインスタグラムにも意欲を見せていた。
2018年08月09日東京・新橋演舞場にて新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』が8月4日(土)に開幕。それに先がけ公開ゲネプロと囲み会見が行われ、会見には主演を務めるうずまきナルト役の坂東巳之助、うちはサスケ役の中村隼人が出席した。原作は「週刊少年ジャンプ」で1999年から2014年まで連載され、世界的大ヒットとなった岸本斉史の同名漫画。落ちこぼれ忍者・うずまきナルトが忍術修行や敵との戦いに挑む忍者バトルアクション物語で、ライバル・うちはサスケとの友情や家族の物語なども描かれる。歌舞伎化は今回が初となり、脚本・演出は新作歌舞伎『東雲烏恋真似琴』や『嵐が丘』などを手掛けたG2。音楽は和楽器バンド。【チケット情報はコチラ】コミックス全72巻がギュッと詰め込まれた本作。会見で巳之助は「膨大な物語のなかから“この部分をやる”ではなく“完結させる”を目標に掲げ、始まった作品です。“ここはやらねばなるまい”という場面を選りすぐっていますので、全場面が見どころになったと思います」と自信を覗かせる。そのなかのアクションシーンも注目ポイントで、隼人が「普段やる歌舞伎の立ち回りもありますが、ちょっと歌舞伎ではないようなアクションもあります。僕ら歌舞伎俳優はひとつひとつのカタチで立ち回りを見せるので、そういう部分を矯正するのは難しかったですが、見どころになるんじゃないかなと思います」と言うと、巳之助も「『NARUTO』はバトル漫画なんですよ。でもそれはただバトルしているのではなく、闘うことでキャラクター同士が気持ちを交換し合ったり、物語が前に進んでいったりする、そういう作品なので。立ち回りも芝居の中のひとつなんです」と熱く語る。ビジュアルも漫画そのものだが実は「衣装は帯や縄など歌舞伎でもあるものを使っています。歌舞伎でやるということで、漫画とはまた違うものになっているかと思います」と隼人。こちらも注目したい。幕が開けると、ふたりが語った通り、丁寧に組み直されたストーリーは名場面のオンパレード。ナルトとサスケが立ち向かう最大の敵・うちはマダラ(市川猿之助・片岡愛之助のWキャスト※ゲネプロは愛之助が出演)との立ち回りや本水を使ったナルトとサスケの戦いなど、激しくも美しいアクションシーンは必見だ。それに加え、漫画と歌舞伎の世界を違和感なくつなげたプロジェクションマッピングや、歌舞伎特有のアナログだが驚きのある演出による忍術の再現など、漫画原作ならではの演出もたっぷり。原作ファンも歌舞伎ファンもそれぞれの視点で楽しめそうだ。台詞が現代語なので“見得”など歌舞伎ならではの表現も流れで理解しやすく、歌舞伎初心者にもオススメの本作は、8月27日(月)まで新橋演舞場にて上演中。チケットぴあでは桟敷席をプレイガイド独占販売中。取材・文:中川實穗
2018年08月07日新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』の公開舞台稽古が3日に東京・新橋演舞場で行われ、坂東巳之助、中村隼人取材に応じた。同作は岸本斉史による人気コミック『NARUTO』を歌舞伎化。落ちこぼれ忍者のうずまきナルト(巳之助)が、うちはサスケ(隼人)らとともに、強大な敵・うちはマダラ(市川猿之助・片岡愛之助)に挑んでいく。72巻もの長さの原作だが、巳之助は今回の舞台化で「完結させるのを目標に掲げた。選りすぐってやっていくので、ノンストップで進んでいきます」と説明。全てが見どころだという。また隼人は「普段の立ち回りよりももっともっとテンポの速い、歌舞伎ではなかなかないアクション」とポイントを語る。水の中での立ち回りなどアクションシーンも多いが、巳之助は「バトル漫画なので、物語の進行にアクションが伴う。戦いでキャラクターが気持ちを交換するので、不可欠なんです」と説明した。和楽器バンドが音楽を務めることもあり、ロックテイストを取り入れた舞台に、2人の格好もまるでビジュアル系のようだと言われると、隼人は猿之助と愛之助の格好を示し「モロX JAPANですからね」と苦笑。2人の格好について「連獅子の獅子とかで使っている毛を使っていて、結構、歌舞伎にあるものを使っています」と解説した。また同じ少年ジャンプ掲載作品では、2人も出演していた「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」の成功もあるが、巳之助は「全然違う舞台になっています。原作自体も陽と陰の違いがありますし、じっくりと物語を楽しめる濃密な作品になっています」と同作の特徴を語った。公演は8月4日〜27日、新橋演舞場にて行われる。
2018年08月03日ぬいぐるみ作家・片岡メリヤスによるオリジナルの人形劇と、関西を中心に活躍するブラスバンド・三田村管打団?がコラボする「片岡メリヤス + 三田村管打団? =『メリヤス管打団 !! 』」が9月8日、神戸市の旧グッゲンハイム邸で開催される。かわいいだけでは収まりきれない、ヘンテコな愛がいっぱい詰まったぬいぐるみを作り続けるアーティスト「片岡メリヤス」と、すべての場所を虹色に染め上げる天上の楽団「三田村管打団?」の夢の共演が実現。場所は神戸市の旧グッゲンハイム邸。メリヤス人形劇や三田村ライブが初めての方でも楽しめる、イベントとなっている。【イベント情報】片岡メリヤス + 三田村管打団? =「メリヤス管打団 !! 」開催日 : 9月8日会場:旧グッゲンハイム邸住所:神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17時間:OPEN 19:00 / START 19:30主催 / 企画:NEW PURE+料金 : 予約 2,500円、当日 3,000円(E-mai: guggenheim2007@gmail.com、電話: 078-220-3924にて予約受付)旧グッゲンハイム邸公式サイトURL:
2018年07月19日「陸王」「下町ロケット」などの半沢直樹シリーズほか、代表作を数多く抱える池井戸潤。その中でも傑作小説として名高い「七つの会議」を、野村萬斎主演で実写映画化することが決定した。■あらすじ都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しかこなさず定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新課長として着任する。会社の“顔”である一課で、成績を上げられずに場違いすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた…。■初の池井戸作品に出演する野村さん「結果がすべて」そんな考え方がいまなお続く会社が本作の舞台となり、主演を務めるのは狂言界の至宝にして、俳優としても存在感を放つ野村萬斎。捉えどころのない自由奔放な顔と、信念を貫く強い心を併せ持つ人物像の主人公・八角民夫に挑む。野村さんにとっては、初のサラリーマン役となり、「八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」とコメント。作品に関しては「登場人物たちが人生を懸けてしのぎ合う、手に汗握る物語。原作をご存知の方も、そうでない方も、そのスリリングな展開を大いに堪能していただけるはずです」と大いに期待を寄せた。そのほかキャストにも、社内で絶対的な存在である営業部長・北川に香川照之。うだつが上がらない営業課長・原島に及川光博。営業成績トップでありながら突如パワハラで訴えられてしまう坂戸に片岡愛之助。零細ねじ工場の社長・三沢に音尾琢真、新進気鋭のねじ製造会社社長・江木に立川談春。そして御前様と呼ばれる親会社の代表取締役社長・徳山役に北大路欣也と、いままでの池井戸作品を支えてきた、重厚かつ超豪華な俳優陣が揃った。会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがしていく、働くことの「義」を問う内容は必見だ。『七つの会議』は2019年より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月10日小説家・池井戸潤の『七つの会議』が実写映画化され、狂言師の野村萬斎が主演を務めることが10日、明らかになった。2019年の公開を予定している。同作は池井戸による企業小説を実写化。都内にある中堅メーカー・東京建電で起きたパワハラ騒動をきっかけに、想像を絶する秘密と闇が明らかになっていく。野村は営業一課の万年係長でぐうたら社員の八角民夫を演じる。『私は貝になりたい』『祈りの幕が下りる時』などを手掛け、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』と池井戸作品とともに歩む福澤克雄がメガホンを取る。営業部長・北川に香川照之、うだつが上がらない営業課長・原島に及川光博、営業成績トップでありながら突如パワハラで訴えられてしまう坂戸に片岡愛之助、零細ねじ工場の社長・三沢に音尾琢真、新進気鋭のねじ製造会社社長・江木に立川談春、そして御前様と呼ばれる親会社の代表取締役社長・徳山役に北大路欣也と、実力派キャストが揃った。野村は「ようやくめぐり合えた池井戸作品。そして、福澤監督とのお仕事に心から喜びを感じています」と喜びを表す。「私自身、初のサラリーマン役。それでいて、八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」と意気込んだ。また、共演者について「特に、香川さんは、芝居と古典芸能の両側の世界で生きる者として、"気""間合い"のような独特の感覚が互いにあるように感じています。共演が本当に楽しみですね」と期待を寄せた。ドラマ『半沢直樹』の土下座シーンも話題となった香川は「池井戸潤・福澤克雄の両巨頭が組む作品カラーはすでに国内に幅広く浸透しているという点では、そこに出演する私に求められる役割はほぼ確定していると言ってもいいのだが、主演の野村萬斎という鬼才と福澤との融解、あるいは彼と池井戸ラインとの化学反応こそは、私が現場で土下座してでも盗み見たい最大の焦点だ」と語る。及川も「『半沢直樹』以来の池井戸作品の出演となります。いただいた脚本がとにかく面白く、今作の一部として機能できることにワクワクしています」と期待を表した。同じく『半沢直樹』で独特の存在感を見せた愛之助は、「野村萬斎さんとはプライベートで仲良くさせて頂いておりますが、仕事をご一緒するのは初めてです。同じシーンが多いのでリラックスして撮影をすることができております。香川さんは歌舞伎の舞台でご一緒することがあるので、いろいろなお話ができ楽しませて頂いております」と印象を明かす。TEAM NACSの音尾は、「『陸王』に続いて、池井戸先生の作品にまた出演できて幸せです」、北大路も「『半沢直樹』以来、久しぶりの福澤監督演出になります」と、池井戸作品のオールスターが集結。立川は「狂言師、歌舞伎役者、アーティスト、ちょっぴり落語家も。あいかわらず福澤組のキャスティングは一筋縄ではおさまりきりませんね」と驚きを語った。福澤監督は「今作は『会議』を舞台にした物語。今まで見たことのないような映像表現に挑戦し、極限まで追い詰められた人間の心情と行動を、ドラマチック、且つダイナミックに描ければと思います」と構想を明かした。撮影は4月30日から始まり、6月上旬のクランクアップを予定している。
2018年05月10日お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、4月28日深夜放送の『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』(MBSラジオ/毎週土曜 25:50~)に出演し、女優・藤原紀香とのエピソードを明かした。極楽とんぼの加藤浩次加藤はかつてフジテレビ系で放送されていたバラエティ番組『スターどっきり(秘)報告』にレポーターとして参加したという話題を語った。極楽とんぼとともに、レポーターとしてロケに参加していたのは、当時タレントとして活動していた藤原紀香だった。ブレイク前の藤原はマネージャーも同行せず、食事もコンビニのサラダだったという。当時の藤原との思い出として、加藤は「ロケで同じ楽屋で、パーテーション1枚だけの後ろで着替えてたのよ」と明かす。さらに相方・山本圭壱も、「『俺ら、出ましょうか?』って言ったら、『いや、大丈夫です』って、ササッと着替えてた」と振り返っていた。そんな藤原は現在、女優として活躍する他、歌舞伎俳優・片岡愛之助と結婚している。加藤は「もう後ろ姿も見えねぇ」と笑いながら語った。
2018年05月01日新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』の製作発表記者会見が27日に都内で行われ、坂東巳之助、中村隼人、演出のG2、松竹 副会長/演劇本部長 安孫子正が登場した。同作は岸本斉史による人気コミック『NARUTO』を歌舞伎化。落ちこぼれ忍者のうずまきナルト(巳之助)が、うちはサスケ(隼人)らとともに、強大な敵・うちはマダラ(市川猿之助・片岡愛之助)に挑んでいく。猿之助が主演を務めたスーパー歌舞伎II『ワンピース』の成功も記憶に新しいが、今回は新たに同じジャンプ作品である『NARUTO』を歌舞伎化。『ワンピース』出演でも注目を受けた2人が引っ張ることとなった。対となる役に、巳之助は「2人ともまだまだ若い頃から数多く共演してきた、同世代の中で珍しいレベルで共演してきた」と振り返り、隼人も「2人で看板としてやらせてもらうことになったので、お互い刺激を与えながら頑張っていきたい」と意気込んだ。原作者からのメッセージも読み上げられ、岸本は「僕の描いた歌舞伎用のナルトとサスケのカット両キャラクター共に、新ビジュアルのお二人の立ち姿と脚の構えが偶然にも一致していた」と驚きを明かす。「おふたりと僕の中のナルトとサスケのキャラクターに対する捉え方にズレが無いということ」と説明し、「巳之助さん隼人さんが演じられるナルトとサスケになんの迷いも不安もありません」と太鼓判を押した。また、音楽は和楽器バンドが務めることになったが、演出のG2から巳之助に「和楽器バンドってどう思う?」という連絡が来た数分後に、隼人からも「和楽器バンドのメンバーとごはんを食べよう」と連絡があったという。巳之助は「こんなことある?」と驚いたことを明かし、隼人もその時に巳之助から「怖い」と返事が来たというエピソードを披露。縁が繋がり、今回の音楽を担当することになった。なるべく「原作に忠実」(G2)を心がけるという同作。隼人は「僕らが普段古典でやっている立ち回りの形をすると、何も気にしてないのにNARUTOの漫画のコマに合ったりするので、NARUTOと歌舞伎は相性がすごくいいと思う」と自信を見せた。公演は8月4日〜27日、新橋演舞場にて行われる。
2018年04月27日4月30日まで大阪・上本町の新歌舞伎座で上演中の『花盛り四人姉妹~吉野まほろば物語~』。桜の名所として知られる奈良県吉野が舞台の、老舗旅館「吉野花苑」で生まれた美しい四姉妹の物語だ。その四姉妹とは、長女・萩乃が藤あや子、次女・ふじ子が石野真子、三女・梅子が藤原紀香、四女・あやめが三倉茉奈という豪華な顔ぶれ。旅館を継いだ次女が蔵の中から思いがけないお宝を見つけ、それがテレビ番組で大々的に取り上げられたことから、家を出ていた長女、三女、四女が一斉に里帰り。それぞれのパートナーとともにお宝を巡るお家騒動を繰り広げる。「花盛り四人姉妹 ~吉野まほろば物語~」チケット情報梅子役・藤原紀香のパートナーは、松竹新喜劇をはじめ数々の舞台に出演する曽我廼家寛太郎。喜劇はお手の物だ。「梅子自身も三枚目で、すっとこどっこいなところがありますし、そのお相手が寛太郎さんということで。もう芸達者で、いろんなことが飛び出してくるやろうから何でもスーパーキャッチできるように修業したいと思います!」また、関西弁での舞台は初めてとも。「そういえば舞台で故郷の言葉を使うのは初めてやと思って。故郷の言葉は感情を表しやすいですし、自分自身も楽しんでいます。コメディほど難しいものはないってよく言われるじゃないですか。でも、お相手が寛太郎さんという百戦錬磨の俳優さんですし、ふたりの掛け合いもありますから、関西弁の舞台でよかったなと思います」。また、歌舞伎役者の片岡愛之助との結婚を機に、ファンの存在をより強く感じられるようになったと話す。「お客様の存在がいかにありがたいかを、歌舞伎の公演の際にロビーに立って目の当たりにすることで、さらに実感しましたね。多くのスタッフの方に支えられてお芝居が成り立っていることも再認識して、いつも“ありがたいなぁ”と話しています」。舞台は三幕構成。後半は四姉妹が登場しての約50分というボリュームの歌謡ショーをお届けする。藤原も選りすぐりの3曲を披露する。「歌謡ショーはキラッキラに輝いて、役とは離れてこれぞザ・藤原紀香をお見せします!」と気合も十分。最後まで見逃せない展開だ。公演は4月30日(月・休)まで大阪・新歌舞伎座、6月9日(土)から15日(金)まで東京・明治座にて上演。チケットは発売中。取材・文:岩本和子
2018年04月17日