最近、気づいたら片足を引きずるようにして歩いてしまう。足に力が入らず、何かにつかまらないと歩けない……。そんなお悩みを、加齢や疲労のせいかもしれないと考えている人は多いだろう。しかし、歩き方を見ると重大な病気がわかるケースがあるのだ。「片足の引きずり歩きや、何かにつかまってしか歩けないのは、脳腫瘍の症状かもしれません」そう教えてくれたのは、リハビリテーションの専門病院「京都大原記念病院」の垣田清人院長だ。「歩き方の変化は、単なる老化とは限りません。脳疾患をはじめとするさまざまな病気が隠れているケースがあるのです」つまり、歩き方によって、潜んでいる病気がわかるという。「私たちは足の筋肉だけで歩いているわけではありません。脳が、脊髄にある“歩く”を行うシステムに指令を出し、歩き方を調節しています。この指令を受けて各部位に伝える、神経の働きも必要です。足の血流も筋肉にエネルギーを送るには大切です。老化により足の筋肉が減ることでも歩行障害は起こりますが、脳や神経、血管の疾患や、関節の変形などが原因の場合もあります。それらのサインが、歩き方に現れるのです」■自分ではちゃんと歩けているつもりでも…今回、引きずり歩き、小股ちょこちょこ歩き、すくみ足などの、歩き方でわかる病気を垣田院長が教えてくれた。あなたや家族の歩き方に該当するものはないか、チェックしてほしい。【1】片足を引きずる人は「脳腫瘍」の疑い脳腫瘍は、腫瘍の発生場所により症状が違う。大脳の場合は、腫瘍と反対側の足を引きずる、片足に力が入らないなどの症状が。小脳の場合はバランス障害があり、手すりなどにつかまらないと歩けない。【2】ちょこちょこ歩きは「特発性正常圧水頭症」の疑い脳の脊髄液がたまり、脳機能が低下する水頭症。原因不明の特発性正常圧水頭症は、60代以上で発生しやすい。歩き方の特徴は、小股でちょこちょこと小刻みに歩く、ふらつきが強くなり足幅を横に広げてあるくなど。【3】すくみ足の人は「パーキンソン病」の疑い脳のドーパミンが減少するパーキンソン病は、発症すると歩き始めや向きを変えるとき、すくみ足で最初の1歩が出なくなる。歩幅が小さく、膝を持ち上げづらくなることも。前のめりで手は震えている場合もある。【4】痛みで歩きづらい人は「変形性股関節症」の疑い加齢により、関節の軟骨がすり減り変形し、痛みを伴う関節症。股関節症のほかに膝関節症もあり、炎症で腫れた股関節や膝を動かすと激しく痛むので、足を引きずるように。長時間立っているだけでも股関節や膝が痛む。【5】早足で歩くと止まってしまう人は「動脈硬化」の疑い15分ほど歩くとふくらはぎなどに痛みが出て歩けなくなってしまうのは、動脈硬化で血流が悪くなる閉塞性動脈硬化症のサイン。休むと筋肉の疲労が改善して歩けるが、動脈硬化の進行とともに症状は強くなる。【6】すり足歩きは「脊柱管狭窄症」の疑い背骨にある、神経の束が通る脊柱管が変形し神経が圧迫される脊柱管狭窄症になると、手足がしびれ、両足が重く、力が入りづらくなる。痛みはあまりないが、しばらく歩くと平地でも足がだるく上がらなくなるため、すり足歩きに。座ると改善する。【7】壁伝いに歩く人は「サルコペニア」の疑い80代は筋肉量・筋力も20代の60%に低下し、サルコペニアになることが。歩くのが遅くなり、家の中で壁を伝って歩くのは、このサイン。立ち上がるときや階段の昇降に手すり、外出時は歩行器が必要となることも。「歩き方から脳腫瘍や水頭症、パーキンソン病といった脳疾患が疑われるようなら、脳神経外科や、脳神経内科を受診し検査を。頭痛がある場合も同様です。パーキンソン病は、50~60代の発症が多く、早期発見すれば薬物治療でコントロールできる病気ですし、リハビリテーションで、ある程度症状を改善させられます」歩くと膝や股関節に痛みを感じるときは整形外科を受診しよう。「50代以降に増加する、変形性股関節症・膝関節症などは、特定の部位が痛みます」動脈硬化のサインが現れている人は、循環器内科、心臓血管外科へ。加齢により、筋肉量と筋力が低下するサルコペニアが疑われる歩き方にも気をつけたい。「久しぶりに帰省したら、高齢の親が壁を伝って歩いていた、足が細くなっていた、ということもあるでしょう。これは、要介護の一歩手前の状態。サルコペニアの可能性があります」なかには、“ちゃんと歩いているつもり”という人もいるので、周囲の気付きが大切だ。「ご自身や家族の歩き方が、ふだんと違っていると思うことはありませんか?早めに歩き方の違和感に気づいて検査を受けることで、病気を早期発見でき、健康寿命を延ばすことにつながるのです」また、注意が必要なのは高齢者だけではない。「50代はまだまだ元気な人が多い世代。その分、脳や血管の病気の初期症状に気づきにくい。定期的な健康診断に加え、歩き方もチェックしてみましょう」
2022年10月21日立ち上がって片足を上げて、どれくらいの時間バランスを維持できるかを測ってみよう。20秒もできない、という人は注意が必要!バランス力がないと、足腰の衰えだけでなく、認知症のリスクも高まってしまうというーー。「コロナ禍では、『人のいないところに出て、マスクを外して運動をしましょう』と訴えているのですが、やはりどうしても運動不足になりがちです。高齢者を中心に幅広い年代で、体の衰えが懸念されます。さらに私が注意喚起したいのは“バランス力”についてです」こう話すのは、愛媛大学大学院抗加齢医学(新田ゼラチン)講座教授の伊賀瀬道也先生だ。バランス力とは、姿勢を維持する力のこと。いわゆる“体幹”や“インナーマッスル”とも関係している。伊賀瀬先生の研究では、片足で1分以上バランスを保てない人はバランス力が低下していて、そこから筋肉や骨密度、さらには認知機能の衰えにも影響してくるという。「高齢者の方々に、片足でどれくらい立っていられるかのテストをしてもらったところ、20秒以上キープできなかった人には、かくれ脳出血やかくれ脳梗塞を起こしているケースが多くありました。同時に、片足立ちが得意でない=バランス力が衰えている人ほど、脳に萎縮が見られる傾向があることもわかっています。片足立ちがどれくらいできるかは、脳の健康のバロメーターともいえるのです」(伊賀瀬先生・以下同)認知症を予防するためにも、バランス力を鍛え、維持するには伊賀瀬先生が提案する「1分片足立ち」エクササイズが有効だ。どこでも簡単にできるものなので、認知症リスクを遠ざけるためにもぜひ取り組んでみよう。■1分片足立ち【1】背筋を伸ばし、視線を前に向け、両足をそろえて立つ。足裏全体をしっかり床につけ、太もも前面の筋肉を意識する。【2】目は開けたまま、片足を太ももが床と平行になる高さまで上げる。ひざは90度に曲げて1分静止。反対の足も同様に行う。これを1セットとし、1日3回行う。■後ろに足上げ【1】背筋を伸ばし、イスから30〜40センチ離れて立ち、状態をやや前に倒してイスの背を持つ。【2】視線は前に、ひざを伸ばしたまま、片方の足を真後ろにゆっくり上げていく。お尻、太もも裏の筋肉を意識する。できるところまで上げたらゆっくり戻す。繰り返し10回行う。反対の足も同様に行う。これを1セットとし、1日3回行う。「最初は慣れるまで足首からふくらはぎの部分に少し痛みや張りを感じることがあるかもしれません。ですが、それは筋肉が鍛えられていないためで、続けていくうちに下半身の筋肉が鍛えられて、バランス力もついてきます」このエクササイズはテレビを見ながら、慣れてくれば歯みがきをしながら、と、“ながら”で行うのが長続きさせるための秘訣だという。「歯みがきは誰でも毎日するでしょうから、朝と晩の歯みがきタイムで2回、あと1回はテレビを見ながらなど、何かをしながらこのエクササイズを生活に取り入れてみてください」前方だけでなく、後方にも「1分足上げ」エクササイズを行うと、太ももの後ろから腰にかけての筋肉も鍛えられて、さらに効果的だ。危険防止のためにも、すぐに手をつけるよう壁やテーブルのそばで行うようにしよう。「片足立ちエクササイズは、重心がぶれないように支える“足裏感覚”も鍛えられます。これもまた若さを保つ秘訣です。40〜50代の女性は、更年期を境に女性ホルモンのバランスにより、骨粗しょう症が進行したり、筋力の低下が著しくなります。これらが進行すると認知機能にも影響が及んでしまいます。全身の健康を保つためにも、バランス力を鍛えることを心がけてください」片足立ちで、足腰と脳のコンディションを維持していこう。
2021年05月31日0歳から活躍靴下の片足迷子問題も解消『パタゴニアのベビーフットカバー』生後数カ月になると足をバタつかせたり、手で足をつかんだり。嬉しい成長過程ですが、その頃、直面するのが靴下の片足迷子問題(笑)。ベビーカーに乗せているときに、知らぬ間に片足が失くなってしまうことありませんか?そんな育児あるある問題を解決してくれる名品が、今回紹介する『パタゴニアのベビーフットカバー』。これなら迷子になる心配も軽減されます。《 紹介者 》ライター吉岡 美奈さんファッション誌やライフスタイル誌など多くの雑誌やWEBサイトで、編集・ライターとして活躍。昨年の夏に、第一子となる男の子を出産。最近は、寝かしつけ後に、夜な夜なAmazonプライムの海外ドラマを観て、リフレッシュタイムを楽しんでいるそう。いまから「ビッグ・リトル・ライズ」シーズン2が待ち遠しいんだとか。気がついたら片足が迷子のソックスだらけまだ歩かないので、ベビーカーでお出掛けのときはソックスを愛用していました。3カ月くらいまでは何も問題なかったのですが、動きが活発になってきた4カ月くらいから問題発生!足をバタつかせたり、手で足を掴んでいるうちに、脱げてしまうようになって。知らぬ間に、片足が迷子のソックスだらけに(涙)。締め付け感の少ないものをはかせたくて、ふんわりしたタイプのソックスを愛用していたのですが、それだと脱げやすいんですよね。ソックスの代わりにブランケットで防寒しても、やはり足を動かすうちに、すぐにズレてしまって。そんなときに出会ったのが、この『パタゴニアのベビーフットカバー』でした。はかせやすいのに脱げにくい!友人の赤ちゃんがはいていて良さそうだったので、すぐに買いに行きました。青い『パタゴニアのフットカバー』は、足首のところにゴムが入っているのですが、このゴムの加減が絶妙で!締め付け感はないけど、赤ちゃんがいじったくらいでは脱げないホールド力があって。知らない間に、脱げて失くしてしまうといった心配が少なくなりました。しかも、はかせるのがラク!ソックスというかミトンのような感じで、はかせるというより被せる感じの作りになっています。足をバタバタさせているときでも、パッと被せる感じで簡単にはかせられます。ソックスをはかせるのに苦戦していた夫も、これは「はかせやすいね!」と言っています。このタイプのフットカバーはあまり見かけないのですが、去年の冬にフライングタイガーコペンハーゲンでも似たものを発見(写真ではかせているグレーのもの)!こちらははき口をドローストリングで絞るデザインです。中と外の気温差が激しいこれからにぴったり▼購入はこちらパタゴニアのベビーフットカバーフリース素材で、柔らかいはき心地に加え防寒対策もできるのが嬉しいですね。足先が冷えると、すぐに鼻風邪をひいてしまう息子でしたが、これをはくようになってからは、風邪をひきにくくなりました。フリース=冬のイメージですが、夏場などもクーラーのきいた室内で使えそうだなと思います。歩き出したら靴をはくようになるので、正直、使用期間としては短いかなと思います。でも、脱げやすいソックスみたいに片足を失くして使えなくなるといった悲しいことは避けられます。失くしたら買えばいいではなく、ものは大切に最後まで使いたいですよね。そういった点でも魅力的です。Text:Kyoko Isobe
2019年05月29日奇譚クラブは、カプセルトイのシリーズとして、動物のマスコットを多数発売している。○動物の何気ない姿をマスコットに「マーキング犬」は、片足を上げておしっこをしている雄犬のマスコット。犬種はチワワ(フォーン)、チワワ(ブラックタン)、フレンチブル(パイド)、フレンチブル(クリーム)、柴犬(赤)、柴犬(黒)、トイプードル(アプリコット)、トイプードル(レッド)、トイプードル(ブラック)。価格は各200円(税込)。「シリーズ生きるー第五夜ー正座」は、ユーモアと哀愁がたっぷりの、正座する犬のトイ。犬種はボストンテリア、パグ、チワワ、ブルテリア、ドゴ・アルヘンティーノ、柴犬、シークレット。価格は各300円(税込)。「ラブバードマスコット」は、インコのさまざまな姿を表現したマスコット。種類はキエリクロボタン(右向き)、キエリクロボタン(首かしげ)、ルリコシボタン(右向き)、ルリコシボタン(首かしげ)ノーマル、オーストラリアシナモンコバルトパイド、コザクラインコ(ダッチブルー)、コザクラインコ(ルチノー)。価格は各200円(税込)。「ブンチョウストラップ」、「ブンチョウストラップ2」は、文鳥の可愛い姿を表現したストラップ。種類はサクラ仁王立ち、サクラ正座、シロ見返り座り、シロ正座、シロもち寝、シナモン見返り座り、シナモン正座(以上ブンチョウストラップ)。シロ見返り座り、ノーマル正座、クリーム正座、ホオグロ正座、シロ仁王立ち、ノーマルもち寝、シルバー見返り座り(以上ブンチョウストラップ2)。価格は各200円(税込)。「うさぎマスコット」は、うさぎたちの可愛いポーズを表現したマスコット。種類はネザーランド・ドワーフオレンジ(おすわり)、ネザーランド・ドワーフチェスナット(毛づくろい)、ホーランド・ロップブロークンオレンジ(箱座り)、ホーランド・ロップオパール(箱座り)、ホーランド・ロップチョコレートオター(箱座り)、ネザーランド・ドワーフルビーアイドホワイト(ごろ寝)、ダッチブラック(ごろ寝)。価格は各200円(税込)。「ペンギンマスコット」は、ペンギン各種やひな鳥のマスコット。種類はコウテイペンギン(成鳥)、コウテイペンギン(ひなA)、コウテイペンギン(ひなB)、オウサマペンギン(ひな)、ケープペンギン(成鳥)、イワトビペンギン(成鳥)。価格は各200円(税込)。「ハムスターマスコット2」、「ハムスターマスコット3」は、でんぐり返って餌をかじる姿など、ハムスターの可愛さを表現したマスコット。種類はゴールデンハムスターノーマル、ゴールデンハムスターアンブロウス、ジャンガリアンハムスタープディング、ジャンガリアンハムスターノーマル、ジャンガリアンハムスターブルーサファイヤ、ロボロフスキーハムスターホワイト、キャンベルハムスターパープル(以上ハムスターマスコット2)。ジャンガリアンダークブルー(くいしんぼ)、ジャンガリアンノーマル(もち寝)、ジャンガリアンプディング(くいしんぼ)、ロボロフスキースーパーホワイト(そい寝)、ロボロフスキーノーマル(ごろ寝)、ロボロフスキーノーマル(うとうと)、キャンベルブラックパイド(もち寝)、ゴールデンノーマル(ごろ寝)(以上ハムスターマスコット3)。価格は各200円(税込)。
2014年10月14日