ピリングス(pillings)の2024-25年秋冬コレクションが、2024年3月18日(月)、東京・池袋の自由学園明日館にて発表された。宮沢賢治を出発点に隙間風の音がふとやむと、鐘の音が響き渡る。あたりがまばゆい光りに包まれると、ショーの幕が開けた。ピリングスの2024年秋冬コレクションの出発点となったのは、詩人であり童話作家の宮沢賢治。彼の作品や思考に見られるような、「わからないものをそのままに、不思議なものは不思議なまま楽しむ心」にヒントを得て、「創造することへのきっかけ」をコレクション内に落とし込んだ。“銀河のような柄”そんな今季のファーストルックに採用したのは、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を彷彿とさせるような“銀河のような柄”。宮沢賢治のことをふと考えるきっかけとなった夜行バスでの記憶をもとに、夜行バスのシートが流れ星に見えたことから採用した柄だ。夜行バスが駆け抜けるように、コレクションの幕開けを知らせるルックとして、似たような絵柄をあしらったニットを立て続けに登場させた。“気付きを促す”モチーフさて、今季大切にしているのは、定義づけたモチーフを知らしめるのではなく、見た人が創造するきっかけになるモチーフ並びにルックを提示すること。「何かに見えるな」という気づきを与え、思考を促すのだ。たとえば、ニットカーディガンなどに散りばめられたエンジェルを模した装飾は、見る者の想像力を掻き立てる。まるでエンジェルたちが浮遊しながらニットを編んでいるようにも見えるし、宮沢賢治の作品に描写される天使を元にしているのだろうと思いを巡らせることができるなど、様々な解釈が可能だ。無論、ここで述べていることが正ではない。ふっくらと歪なシルエットシルエットにも言及したい。度々登場し目を引いたのは、ウエストに大きな膨らみを持たせたパンツだ。ドレープがもたらすその形状は、「どこか嫌な布のかたまり」を表現。おさまりの悪さやわだかまりを抱えているかのような、そんなネガティブな感情を表している。なおこれらのアイテムは、前シーズンの“自分をぎゅっと包み込むようなニット”に連動して考案されたシルエットになる。力強く重厚感溢れるレザーコートデザイナーの村上亮太にとって、レザーコートは念願であり満を持した新鮮な試みとなった。重厚感のあるブラウンのレザーには、宮沢賢治の『よだかの星』に登場する“実にみにくい鳥”を焼き印であしらった。強靭な翼と鋭い口ばしまでもが再現されたアートとなっており、コート全体で力強さを放っていた。
2024年03月21日ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs立海の公開ゲネプロが13日に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENにて行われ、今牧輝琉、山田健登、潮見洸太、速川大弥が取材に応じた。同作は1999年から2008年3月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載されていた大ヒット漫画『テニスの王子様』(通称「テニプリ」)を舞台化したミュージカルの4thシーズン最新作。2003年に初演を迎え、2.5次元ミュージカルの先駆け的存在となっている。今作では全国中学生テニストーナメントの関東大会準決勝で千葉の古豪・六角を下し、決勝戦へと駒を進めた青学(せいがく)の前に、“常勝“を掲げる関東大会決勝戦常連校の立海が立ちはだかる。○■ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs立海、キャストが開幕に意気込み今牧は「長い稽古が終わりまして、ようやく初日がやってまいりました。濃密な稽古期間で最高なクリスマスと年末年始を『テニミュ』で過ごすことができて楽しかったですし、4thシーズンとして関東大会の決勝戦をできることを本当に嬉しく思います」と稽古の日々を振り返る。山田も「去年からみんなと一緒に準備をしてきたので、やっと届けられるなという嬉しさがあります」と現在の心境を吐露した。潮見は「とてもワクワクしてます。今回初舞台なんですけど、全身全霊でぶつけられるように頑張っていきます」と気合い。速川は「長いようで、体感としては短い稽古期間だったなと思います、初日だからといって何か特別なことをしようとするわけじゃなく、1公演1公演皆様に丁寧にお届けできるように頑張ります」と語った。今回で青学(せいがく)メンバー12名は本公演を卒業するということで、今牧は「卒業が決まった時はものすごく寂しかったですし、いつかは来るものだと思いながら、いざ卒業公演となると寂しいものがあるなと思います。でも、僕らは今まで積み上げてきたシリーズの全部をもう1度、1から自分の中にインプットし直してやるだけだなと思います」ときっぱり。山田は「寂しいんですけど、積み上げてきたものを全て出し切って完走できたらいいなと思っておりますので、初心に戻って油断せずに出していきたいなと思います」と意気込む。最後に速川は「全試合熱くてかっこいい。瞬きする暇を与えませんので、瞬きせずに観てください」、潮見は「僕ら、最強のチーム作ってきたので、楽しみにしておいてください」と自信を見せる。山田は「新たな旅が始まりました。キャストスタッフ、そしてお客様、油断せずに行こう!」、今牧は「本当にやることを一生懸命やって、青学(せいがく)としても出演する全てのキャスト、カンパニー全員で笑顔でゴールテープを切れるように頑張っていきたいと思っております」とメッセージを送った。東京公演はTACHIKAWA STAGE GARDENにて1月13日~21日、大阪公演はオリックス劇場にて1月26日~2月3日、岐阜公演は土岐市文化プラザ サンホールにて2月9日~11日、東京凱旋公演は日本青年館ホールにて2月23日~3月2日。○■出演・青学(せいがく)越前リョーマ役:今牧輝琉、手塚国光役:山田健登、大石秀一郎役:原 貴和、不二周助役:持田悠生、乾 貞治役:塩田一期、菊丸英二役:富本惣昭、河村 隆役:大友 海、桃城 武役:寶珠山 駿、海堂 薫役:岩崎悠雅、堀尾聡史役:りょうた、加藤勝郎役:戸塚世那、水野カツオ役:市川愛大・立海幸村精市役:潮見洸太、真田弦一郎役:速川大弥、柳 蓮二役:梶山武雅、仁王雅治役:蒼井嵐樹、柳生比呂士役:中山清太郎、丸井ブン太役:白金倫太郎、ジャッカル桑原役:大村征弥、切原赤也役:木村聖哉・六角葵 剣太郎役:宮脇 優、黒羽春風役:桐田伶音、天根ヒカル役:栗原航大・不動峰神尾アキラ役:毎熊宏介・山吹壇 太一役:橋本悠希・氷帝鳳 長太郎役:明石 陸千歳ミユキ役(Wキャスト):山下愛乃 渡部遥玲・テニミュボーイズ井上 蓮、田原 廉、藤本力翔
2024年01月13日ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stageの公開ゲネプロが6日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて行われ、今牧輝琉(アメリカ代表/越前リョーマ役)、佐々木 崇(日本代表/平等院鳳凰役) ザック・コバヤシ(ドイツ代表/ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク役)、山田健登(ドイツ代表/手塚国光役)、DION(フランス代表/プランス・ルドヴィック・シャルダール役)が取材に応じた。同作は2009年3月より『ジャンプSQ.』(集英社刊)にて許斐 剛により連載中の『新テニスの王子様』の舞台化作品。全国中学生テニストーナメント全国大会を終え、U-17(アンダーセブンティーン)日本代表として活躍する越前リョーマの姿を描く公演の第3章。今回は「U-17 WORLD CUP(アンダーセブンティーン ワールドカップ)」で世界各国との戦いが描かれ、国際色豊かなキャストたちが熱戦を繰り広げる。○ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stageは国際色豊かなチームに今牧は「約2年ぶりの『新テニミュ』の本公演ということで、僕がデビューした『新テニミュ』にまた帰ってくることができて本当に嬉しいなと思っています。キャラクターとしてもキャストとしても本当に国際色豊かなチームで、日本人キャストだけで稽古するのとはまた違う刺激をいただいたので、これはすごい舞台になるんじゃないかなと思って、今から初日が待ち遠しいです」と心境を表す。初参加のザックは「今回初めてプロとしてステージに立つので、本当に頑張らなきゃいけないという気持ちがあって、ファンの皆様のために頑張りたいと思います」、DIONは「今回が初舞台になるので、右も左もわからないし色々緊張しているんですけど、稽古で頑張ってきたことを一生懸命やって、楽しんでいただけたらなと思っております」と意気込み。今牧が「DIONが初舞台というのは、嘘なんじゃないかなと思ってます」とつっこむと、佐々木が「すごいよね」と同意し、さらに「ザックはプロで初と言ってるけど、けっこうな長台詞を稽古序盤から完璧に覚えてて、日本人キャストみんなが焦りました。『ザックが覚えてるぞ、まずいぞ』みたいな感じで」と称えていた。アメリカ代表のユニフォームに身を包んだ今牧は「自分自身見慣れないです」と苦笑しつつ、「今回は仲間への思いとか、自分が今までどれだけ周りの人に成長させてもらってきたかという心情が描かれているので、楽しみにしててほしいです。『新テニミュ』が2年ぶりということで、また『新テニミュ』の感覚を皆さんに思い出してもらいたいです」と期待する。佐々木は「『義』『強くあるとは』という、2つのテーマを担っている役だなと思っていて、そのことを常に大切に最後まで演じていきたい」と演じる役について語る。ザックは「(ボルクは)とても強くて真面目、ストイックで素敵だと思います。このネックウォーマーはファンから貰っていつもつけている。ファンの皆さんのために頑張るというリマインダーなので、彼の優しいところも見てほしいです」とアピール。山田は「ドイツ代表チームに入った手塚国光を今まで『テニミュ』では誰も演じたことがないので、責任は感じていますし、プレッシャーもあるんですけど、すごく楽しみで。いつも青学(せいがく)だと手塚が部員たちに言っている言葉を、ボルクから言われるシーンがあって、個人的には見どころの一つ」と明かし、DIONは「王子ですので、気品が高く誇り高くピシッとしたキャラなんですけど、こちらにいるルシャポウ(越前リョーマ)くんと試合をしていく中で、最初のどこか見下した感じから、だんだん一緒に熱くなっていくのがお互い中学校1年生らしい。かわいらしい部分とかっこいい部分、両方兼ね備えたキャラだと思いますので、そういうギャップを見ていただけたら嬉しいです」と語った。最後に今牧は「最近、やっと過ごしやすい季節にはなってきましたけど……」と時候の挨拶を始め、「朝礼みたいになっちゃった」と笑顔も。「劇場の中はオーストラリアです。僕らが発する熱量と共に、本当にU-17 WORLD CUP(アンダーセブンティーンワールドカップ)を観にきているような熱い気持ちで観ていてくれたら僕らも喜びますし、より一層モチベーションが上がりますので、ぜひ『新テニスの王子様』の世界の1人になった気持ちで観ていただきたいなと思っております。あとは僕たちがたくさん頑張ってきたものをぶつけますので、ぜひお楽しみに」とメッセージを送った。東京公演はTOKYO DOME CITY HALLにて10月6日~15日、大阪公演はメルパルクホール大阪にて10月20日~29日、東京凱旋公演はTACHIKAWA STAGE GARDENにて11月3日~11月12日。DMM TVにて4公演のライブ配信も行う。○出演越前リョーマ役:今牧輝琉不二周助役:持田悠生亜久津 仁役:益永拓弥跡部景吾役:高橋怜也幸村精市役:藤田浩太朗真田弦一郎役:吉田共朗柳 蓮二役:梶田拓希白石蔵ノ介役:武本悠佑平等院鳳凰役:佐々木 崇種ヶ島修二役:秋沢健太朗デューク渡邊役:大久保圭介徳川カズヤ役:小野健斗入江奏多役:泰江和明君島育斗役:星野勇太毛利寿三郎役:丸山龍星ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク役:ザック・コバヤシQ・P役:パース・ナクンミハエル・ビスマルク役:バーンズ勇気エルマー・ジークフリート役:チャーリーA・フランケンシュタイナー役:JAY手塚国光役:山田健登トリスタン・バルドー役:鮎川太陽ティモテ・モロー役:ジェレミー・クロディスオジュワール・ドロン役:才川コージプランス・ルドヴィック・シャルダール役:DIONエドガー・ドラクロワ役:ロマ・トニオロジョナタン・サン・ジョルジュ役:胡凛ウィリアムズラルフ・ラインハート役:ルーク・ヨウスケ・クロフォードドゥドゥ・オバンドゥー役:ジョエル・ショウヘイキコ・バレンティン役:乃本セイラ・テニミュボーイズ大久保銀河 坂田大夢 内藤光佑 西岡諒佑
2023年10月06日ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角の公開ゲネプロが15日に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENにて行われ、今牧輝琉、岩崎悠雅、松永有紘、高橋怜也が取材に応じた。同作は1999年から2008年3月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載されていた大ヒット漫画『テニスの王子様』(通称「テニプリ」)を舞台化したミュージカルの4thシーズン最新作。2003年に初演を迎え、2.5次元ミュージカルの先駆け的存在となっている。今作では全国中学生テニストーナメントの関東大会で強敵・氷帝を打破した青学(せいがく)が準々決勝・準決勝に進出し、埼玉・緑山と千葉の古豪・六角と戦う様子を描く。青学(せいがく) 越前リョーマ役の今牧は「どんどん新しい学校が増えてきて、いろんな色が出てきたなと思って、そんな中で20周年を迎えた最初の公演をみんなと一緒にできることが嬉しく思います。すごく暑いと思いますが、みなさん体調管理に気をつけて劇場にいらしてください」と語りかける。海堂 薫役の岩崎は「今回、手塚部長が離脱する中で青学(せいがく)が成長する姿と、不動峰戦から六角戦までつながる海堂の気持ちの変化が大事だなと思っています。口数は少ないですけど、いろんな表情だったり動きでお伝えしたいです」と意気込んだ。六角 佐伯虎次郎役の松永は「六角は本当に明るくて楽しいチームなので、その雰囲気を楽しんでいただけたらいいなと思っています。佐伯としてはダブルス1の試合でいっちゃん(樹 希彦)とダブルスを組むんですけど、絆や熱さもそうですし、幼馴染の不二と菊丸と対戦できるということで。もちろん試合に勝つつもりはあるんですけど、相手をリスペクトする気持ちも強く持って戦っています。試合を楽しむ気持ちもたくさんあると思うので、そういう部分を観てもらいたいです」とアピール。氷帝 跡部景吾役の高橋は「前回の関東大会で負けてしまって引退が決まった状況にある中で、3年生、特に跡部景吾は部長としてどういう心境でいるのかというところ」と見どころを説明し、「原作には描かれていないんですけど、やっていると跡部ってこういう気持ちでいたんだろうなということがすごくわかる。葛藤や心の動きがわかるし、胸にくるものがあるので、跡部、そして氷帝部員が表現できればと思っています」と語った。今牧はさらに観客に「前回の氷帝公演がキリッとした感じの公演だったのに比べて、今回は一言で言うと元気な公演だなと思っています。観てくださるお客様にもたくさん汗をかいてもらえたらなと思っています」とメッセージ。高橋は「前回いた氷帝レギュラーのみんなの思いと、氷帝200人の思い、たくさんの思いを込めて立たせていただくので、それを観てただけたらと思いますし、公演自体は本当に元気でフレッシュで、氷帝とはまた違った感じになってる。観ていて1番好きな公演なんじゃないかと思うくらい楽しくて大好きなので、楽しみにしていただければ」と太鼓判で、松永は「楽しく明るく熱く、夏らしい公演となってますので、皆さん楽しむ準備をして来てください。六角の良さをたくさん出していきたいと思ってるので、そこもたくさん観てください」と胸を張る。岩崎は「みなさんそれぞれ私生活においていろんなプレッシャーを味わいながら生きていると思うので、その中でも海堂みたいにプレッシャーに強くなっていこう、葵みたいにプレッシャーを感じてもそれを逆に面白くして楽しく生きていこう、と思っていただけるように頑張りたいと思います」と語りかけ、今牧が「みなさまに最高の夏をプレゼントしたいなという気持ちと、カンパニー、そして越前リョーマとして、もっともっと上に行きたいなと思っています」と座長らしくまとめた。東京公演はTACHIKAWA STAGE GARDENにて7月15日~23日、大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて7月28日~8月6日、愛知公演は名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホールにて8月18日~20日、東京凱旋公演は日本青年館ホールにて8月26日~9月3日。○出演・青学(せいがく)越前リョーマ役:今牧輝琉、手塚国光役:山田健登、大石秀一郎役:原 貴和、不二周助役:持田悠生、乾 貞治役:塩田一期、菊丸英二役:富本惣昭、河村 隆役:大友 海、桃城 武役:寶珠山 駿、海堂 薫役:岩崎悠雅、堀尾聡史役:りょうた、加藤勝郎役:戸塚世那、水野カツオ役:市川愛大・六角葵 剣太郎役:宮脇 優、佐伯虎次郎役:松永有紘、黒羽春風役:桐田伶音、天根ヒカル役:栗原航大、樹 希彦役:森下紫温、木更津 亮役:岸本舜生、首藤 聡役:中嶋 健、オジイ役:うじすけ※鶴 翔麒降板のため、葵 剣太郎役は宮脇 優が務める。・緑山季楽靖幸役:HARUKI・氷帝跡部景吾役:高橋怜也、忍足侑士役:草地稜之、向日岳人役:小辻 庵、芥川慈郎役:横山賀三・テニミュボーイズ笹尾ヒロト、鈴木達也、高橋陸人、吉田拓也
2023年07月15日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の牧浦乙葵さんです。弱冠19歳のミュージカル俳優!カラオケにお笑いと趣味も多数。13歳で東宝芸能のオーディションに合格し芸能界入りした牧浦さん。「幼少期に劇団四季の『ライオンキング』を観て、“舞台側に立ちたい”と思ったのがきっかけです。自分のキャリアに手応えがあったのはミュージカルの『薄桜鬼 真改』。『歌声が良い』と反応をいただけて嬉しかった」。多忙を極める彼女の趣味はカラオケとお笑い。「最近はAマッソさんの『紙媒体』というコントにハマってます!暗唱できるほど繰り返し見ていて、移動時間はずっとお笑いの動画をチェックしているんです」趣味のカラオケは朝5時までフリータイム。同じ曲を繰り返し歌います!最近はLiSAさんの「炎」で自己記録更新。ベレー帽がお気に入り。自作することも!実家にはたくさんの帽子が。ベレー帽やニット帽はかぎ針編みで自作も。しながわ水族館は年間パスで通ってます!水族館が大好き。おでこが広いから「シロイルカに似てる」と言われます。まきうら・いつき2003年、大阪府生まれ。’16年、事務所所属。’22年、ミュージカル『薄桜鬼 真改』斎藤一篇でヒロイン役、舞台『魔法使いの約束』祝祭シリーズPart1で家なし魔女役担当。※『anan』2023年6月7日号より。写真・土佐麻理子文・高木 望(by anan編集部)
2023年06月06日直木賞受賞の同名小説を映画化した『銀河鉄道の父』より、原作者・門井慶喜氏および、宮沢賢治の親族からコメントが到着。宮沢賢治を演じた菅田将暉の演技を絶賛している。役所広司が宮沢賢治の父・政次郎を演じ、菅田将暉が宮沢賢治を、森七菜がその妹を演じる本作。作家・宮沢賢治を深い愛情で支えた家族の物語だ。この度、映画公開を前に、宮沢賢治の作品を広める活動をしている賢治の実弟・清六の孫・宮澤和樹と原作・門井慶喜のコメントが到着し、併せて新規スチールも解禁された。完成した映画を一足早く鑑賞した門井氏は「一観客として泣いちゃいました。三度目に見たときは二度目より泣きました」と語ると、宮澤氏も「伝記や史実としてではなくフィクションとして観ました。しかし賢治さんのユーモア、明るさ、誠実さを堪能し何度も笑い、泣きました」と、本作の物語を堪能した様子。これまで三上博史、松田龍平、鈴木亮平、中村倫也など錚々たる俳優たちが作家・宮沢賢治を演じてきたが、本作で賢治を演じた菅田さんは、家族を振り回すも純粋で必死に自分の生き方を模索し、作家として精細な一面を見せた賢治を見事に再現している。祖父・清六から賢治の人柄や作品世界について話を聴き、誰よりも賢治を熟知している宮澤氏は「賢治さんの一途さ、弱さ、強さを見事に表現していたと感じました。菅田将暉さんの賢治さんへの観察力、想像力には深さをかんじました」と菅田将暉版宮沢賢治に驚嘆。撮影で執筆するシーンでは宮沢賢治が実際に書いた原稿の文字を真似て撮影にも挑んだという。門井氏は「泣くほど感動するけれど、感動だけの話じゃないんです。笑いもあるし希望もある。私たちが家庭で味わうすべてがあります」と語り、宮澤氏は「学校の授業や今までのテレビ番組等でのイメージとは違う賢治さん、それを支えていた家族。どのような才能もそれを支える人や環境が無ければ後世には伝わらない。異質な才能でも評価し、残し、伝える。これは大変な事ですが誰かがやらねばならない。賢治さんの場合それが父であり家族だった。これは実に稀ですが本当に幸福なことです」とコメントし、映画公開の喜びを万感の思いで語った。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年05月04日宮沢賢治と彼を支えた家族を描く門井慶喜の直木賞小説『銀河鉄道の父』が映画化され、5月5日(金・祝) に公開される。父親 政次郎役に役所広司、賢治役に菅田将暉という、現代の日本映画を代表する名優中の名優ふたりが初共演。明治から昭和初期の日本のくらしぶりや、賢治が生まれ育った岩手の商家を再現。毎年のように話題作を手がける成島出監督の心和む正統な日本映画だ。『銀河鉄道の父』宮沢賢治に好印象を持っている人は多いと思う。何よりも「雨ニモマケズ…」で始まるあの元気のでる詩の作者だし、『風の又三郎』などの童話も、子どもの頃に読んだことがあるだろう。実は、それらは生前に出版されたものの、話題にはならず、彼は37年の生涯をほぼ無名で終えた。没後、遺稿集などが刊行され、初めて高い評価を得て、教科書に載るほどの文豪となった。映画には、賢治の文学仲間や文壇、マスコミ、出版関係者はでてこない。そういう世界とは無縁の存在だったのだろう。仕事で上京した父・政次郎が神田の書店で賢治の著書が平積みされているのを見て大喜びするシーンがあるが、あとで半額の投げ売りであることに気づく。世のなかの見方がどうであれ、家族は皆、賢治の才能を信じた。没後の名声は父や弟の力によることが大きいという。この作品は、そんな、現代では断片的に伝わる宮沢賢治像をわかりやすくつないでみせてくれる。タイトルにあるように、賢治とその父、そして家族の物語。この家族が何とも愛すべき人たちなのだ。そもそも、父親の目からみた宮沢賢治像、という新たな視点をとりいれたのが原作のユニークなところ。明治29年、岩手・花巻の質屋を営む商家に、賢治は生まれる。先代の喜助が一代で築いた地方の名家だ。その商家の三代目である賢治は、およそ商人に似合わぬ性格で、心が繊細だ。質屋を「庶民いじめ」だと感じている。幼少のときから自然や鉱物に興味を持ち、商人に学問はいらない、という祖父の厳命に逆らい、盛岡高等農林学校に進学する。休みで帰省するたびに、人造宝石を作る仕事を始めたいとか、日蓮宗に改宗し宗教活動に生きたいとか…つぎつぎと見る夢が変わる賢治。その自由な発想をなんとか理解しようとする父と家族……。坂口理子の脚本は、原作に沿って、賢治の出生から亡くなるまでを順にたどっていく。時代を交錯させたり、別のエピソードを唐突に挿入したりといった、妙に派手な演出をあえてしていない。それがかえって新鮮だ。ちょっと脳内が疲れてしまう映画が多い中、安心してドラマに身を委ねることができる。加えて、ぴったり役にはまった役者たちの演技も絶妙だ。一途に夢を語り、夢に生きる賢治役の菅田将暉。彼のあの目で「おらは日本のアンデルセンになりたい」とか言われると、なんとかして叶えてあげたいと思えてしまう。菅田マジックだ。ごくたまに見せる狂気、その逆のおだやかな表情と、自由自在。その父を演じる役所広司。芯のある明治の男だが、どこかユーモラスなところもある一面が、役所の持ち味とあいまって、実に魅力的。こんな、包容力と子供を信じる力を自分は持てているのだろうか、世のお父さんは、この宮沢政次郎に我が身をを重ねて自問すると思う。賢治に作家の道をめざすことを提案する、妹トシも重要な役。『天気の子』のヒロイン(声)や、是枝裕和監督がNetflixで撮った『舞妓さんちのまかないさん』では純朴でまっすぐな主人公を演じた森七菜、彼女が扮している。女学校をでて、教師になるのだが、結核を患い療養生活に入ってしまう。そのトシのために、賢治は童話を書き、読んで聞かせたのが、作家になるきっかけ、というわけだ。賢治の祖父喜助は田中泯、母イチは坂井真紀が演じている。賢治の代わりに質屋を継ぐ弟の静六は、5月12日公開の『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』と出演作が続く豊田裕大。3月にNHKBSで『業の花びら 〜宮沢賢治 父と子の秘史〜』という番組が放送された。賢治の故郷、岩手・花巻に遺された「雨ニモマケズ」の詩碑にまつわるノンフィクション。生涯独身だった賢治の、中学時代の学友とのBL的エピソード、日蓮宗に傾倒した賢治と浄土真宗の檀家総代であった父が二人で旅した伊勢・奈良・京都の寺社巡りなど、この映画と合わせて見るとさらに賢治への興味が湧く内容だった。この番組に、政次郎の在りし日の映像もでていたが、なるほど、純朴で、芯が通ったお顔をされていて、納得した。賢治の遺した作品は、映画のなかでいくつか紹介されるが、歌もたくさんある。そのひとつ、『星めぐりの歌』というメルヘン溢れる名曲は、菅田が、独習しマスターしたというチェロを実際に弾きながら歌う。「あかいめだまのさそりひろげた鷲のつばさ…」youtubeだと、坂本美雨、遊佐未森、高畑充希、田中裕子の歌唱が見られる。耳に残るメロディーだ。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月17日昨今の名作といわれる作品には、必ずこの人の名前がある。あまたの監督から絶大な信頼を寄せられている、役所広司さん。宮沢賢治の父を演じた主演映画『銀河鉄道の父』について語っていただきました。平凡なサラリーマン、歴史上の人物、暴力的な刑事、更生を誓った元犯罪者など、幅広い役柄を数多く演じてきた役所広司さん。国内外から評価される高い演技力の持ち主ゆえに、役柄にリアリティがあるのは言わずもがな。その上で、善人だろうが悪人だろうが、役所さんが演じることでその役に愛らしさや切なさが加わり、“愛すべき人間らしさ”が溢れるキャラクターになる。だからこそ私たちは、役所さんが出演する作品に釘付けになるのだろう。映画『銀河鉄道の父』で演じた宮沢賢治の父・政次郎も、厳格さと優しさ、そして愛らしさを併せ持った、愛すべきキャラクターだ。「恥ずかしながら僕は、宮沢賢治のことは『銀河鉄道の夜』と『雨ニモマケズ』くらいの知識しかなく、当然父親の政次郎さんのこともまったく知りませんでした。そんな僕にこの映画の話が来たわけですが、成島(出)監督とは本当に古い仕事仲間であり友人でもあるので、久しぶりに一緒に仕事ができるのが嬉しくて、とりあえず原作を読んでみたわけです。ご存じの通り賢治と妹は病気で命を落としており、その父親の話ですから悲しい物語ではあるんですが、それも含めた家族の様子がユーモアを交えながらとても明るく書かれていて、とても楽しい本でした。これが原作なら非常に温かい映画になるのではと思ったのが、出演を決めた理由の一つ。あとやはり、賢治役の菅田将暉くんと芝居ができるということ。出演が決まったときから、現場に入るのがとても楽しみでした」葛藤し、暴走する息子と、それを見つめる父親の物語。役所さんと菅田さんは今作が初共演。映画の中では文字通り二人が正面で向き合うシーンがいくつもあり、そのいずれでも、セリフ、息遣いなど二人のテンポが驚くほどぴったり。“こういう父子、いるいる…”と、あまりの微笑ましさに思わず顔がほころんでしまう。「菅田くんは本当に、役者になるべくしてなったような才能の持ち主です。そして、これまでたくさんの役者が宮沢賢治を演じてきましたが、その中でも彼は特に、賢治を演じる役者に必要なものを持っている人だとも思う。何かになりたいけれども何にもなれないもどかしさや、父を超えたいけれど超えられないといった葛藤を抱えた青年を、切なく愛おしく、のびのびと繊細に演じています。そんな賢治に、僕が演じる政次郎はホロッとさせられたりするわけです」明治時代、質屋を営む裕福な家の長男として、家業を継いでいる政次郎。そんな政次郎と妻のイチとの間に生まれたのが、長男の賢治。政次郎は跡取りである賢治をそれはそれは大切に育てており、その溺愛ぶりは、赤痢にかかった息子を自ら甲斐甲斐しく世話をしたことにもよく表れている。「このお父さんは親の言いつけどおり質屋を継いではいますが、明治の男としてはちょっと変わった人だったらしいんです。“男は強くあれ”という価値観が当たり前、子供の世話は女の仕事、という時代の中で、病気の息子の看病をしていたことからも、それは分かります。思うに政次郎さんも、本当は、家業よりもやりたいことがあったんじゃないでしょうかね。だからこそ、家を継ぐことにノーと言い、好き勝手に思い切り生きている賢治に対し、イライラはすれどもどこか羨ましい気持ちもあり、眩しく見守っていたんじゃないのかな、と思います」しかし、親の心子知らずとはよく言ったもので、賢治は迷走を繰り返す。謎の商売を始めようとしたり、宗教に生きると言い出し家出をしたりと、なかなか道が定まらない。「この子は本当に、詐欺師にでもなっちゃうんじゃないか?と、正直心配になりましたよ(笑)。だからこそ、最終的に息子が文学の道を見つけたときは、本当に嬉しかっただろうな、と。ちなみにどうやら政次郎さんも文学が好きだったらしく、おそらく彼は息子の作る物語の良さもきちんと理解をしていたんでしょうね。息子に黙って陰でスポンサーとして支える姿には、賢治への愛が溢れていたと思います」前述の通り、子供を亡くす父親の悲しい物語ではあるものの、この作品には、真面目さの中にどこかクスッとしてしまうウィットがちりばめられている。感動と笑いのバランスが絶妙で、神妙なシーンでも思わず笑いがこみ上げてくるのがたまらない。「撮影に入る前に監督が、『やっぱりユーモアのある映画を撮りたいんだ』とおっしゃっていたんです。なので脚本を読みながら、どこにおもしろい種が潜んでいるかをみんなで探しながら、作り上げていった気がします」シリアスさと滑稽さ、あるいは喜びと悲しみ。相反する2つの価値観や感情が背中合わせになっているからこそユーモアは生まれるのであり、さらにその絶妙なバランスの上に成り立つ映画が好きだ、と役所さんは語る。「ユーモアが感じられる映画って、誰でもスッと入っていける垣根の低さがあるんだけど、でも同時に品もあるから好きなんです。そして、ユーモアにはいろんな種類がありますが、特に僕が惹かれるのは人間らしさを感じさせる笑い。僕はユーモアとは人間らしさのことだと思っていて、映画とは人間を描くものです。だからこそ、笑いが大事なんです」また一方で、この世界には完璧な人間というのはほとんどおらず、だからこそ徹底的に完璧な人間を演じると、その役の欠点、すなわち人間らしさが露呈する、とも。「もちろん、全部かっこよくいけりゃあいいんですけれど、そんなヤツいねぇだろ?とも思うわけで(笑)。さらに全てがかっこいいものばかりを見せられても、作り物みたいな感じがするじゃないですか。観ている人は完璧なかっこよさよりも、“図らずも見えてしまった人間らしさ”のような部分に、心を寄せたり共感したりするんだと思うんですよ」ちなみに政次郎はまさにそんなキャラクターで、厳格ぶっているけれども実は隙だらけの男だそう。「この映画でも、真面目な状況を突き詰めた結果、それはもはやコメディなのでは?というシーンが何か所かあります。神妙な場面ではありますが、観る方にはぜひニヤッとしていただきたいですね(笑)」『銀河鉄道の父』唯一無二の世界観で、今では世界中から愛されている作家の宮沢賢治。しかし実は賢治は生前、家業を継ぐのを拒否し、謎の商売を始めようとしたり、家出をして宗教にハマったりと、両親を振り回すダメ息子だった…!!厳しくも息子を優しく愛した父親・政次郎の視点で描かれる、宮沢家の愛ある家族の物語。出演は役所広司、菅田将暉、森七菜ほか。監督は成島出、脚本は坂口理子。5月5日より全国公開。やくしょ・こうじ1956年生まれ、長崎県出身。代表作は多数あり、最近では『すばらしき世界』(’21)でシカゴ国際映画祭最優秀演技賞などを受賞。成島監督作は『ファミリア』(’22)などに続き4作目の出演。ジャケット¥143,000シャツ¥51,700(以上エンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03・6274・7070)※『anan』2023年4月19日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・安野ともこヘア&メイク・勇見勝彦(THYMON Inc.)(by anan編集部)
2023年04月16日門井慶喜による同名小説を映画化、宮沢賢治の父・政次郎を役所広司が演じる『銀河鉄道の父』。この度、宮沢賢治を演じる菅田将暉が詩人、学生姿、チェロ演奏など様々なシーンを演じた場面写真が解禁された。菅田さんは「ミステリと言う勿れ」の原作主人公そっくりのアフロスタイルなど、出演作ごとに演じるキャラクターとビジュアルが度々話題になるが、本作でも短髪坊主姿のビジュアルが解禁されると大きな話題となった。菅田さんが演じる宮沢賢治は中学を卒業後、家業を継ぐことを断固拒否し、政次郎に頼み込んで進学するが、興味の対象がたびたび変わる青年。生活力もなく、父に金を無心するなど、いまでいう「ダメ息子」だが、病気になった妹・トシを励ますために童話を書くと、その文才に目覚めていく。この度解禁された場面写真では、少し幼さが残る着物姿やグレーの学生服、妹・トシのために一心不乱に童話を書きしたためるまさに“詩人・宮沢賢治”を象徴する1枚をはじめ、宗教に信仰した賢治が必死に法華経を唱えるカット、綺麗なスーツを身にまといチェロ演奏をするシーンなども写し出されている。勉学、人造宝石の商いや宗教、文学に農業に音楽、37年という短い生涯の中で様々なことに挑戦し、その青春と葛藤を宮沢賢治の7つの顔で表現する菅田さんの演技に心が揺さぶられる。花巻で宮沢賢治の親族にも会うことができたという菅田さんは、「話を聞いていると“やっぱり面白い人だったみたいで!”と話されていました。賢治が多面的なんでしょうね。(賢治の)色々な面のここがいいよねというところが、それぞれいっぱいあります」と宮沢賢治を演じた感想を語っている。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月02日オールナイトニッポン55周年記念公演 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より『たぶんこれ銀河鉄道の夜』が東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演中だ。<オールナイトニッポン55周年記念公演 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より『たぶんこれ銀河鉄道の夜』> 公演情報はこちら主人公のナオ(久保田紗友)はとある地方に住む美容師アシスタント。美容師のナツキ(藤谷理子)の指導は厳しく、なかなか仕事がうまくいかないことに悩んでいた。おまけに、カットの練習会でライブへも行けない......。「銀河ステーション、銀河ステーション」。気がつくと、ナオは列車の中にいた。ナオの親友のレナ(田村真佑)やナツキのほか、YouTuberのざきしょー(鈴木仁)、アルバイトのシゲフミ(戸塚純貴)、スタートアップの社長の側近のコスガ(石田剛太)、田舎住まいの教師のヤザワ(岩崎う大)らも列車に乗っていた。そしてみんなが口にする。『たぶんこれ銀河鉄道の夜』とーー。脚本・演出を手がけるのは、ヨーロッパ企画の上田誠。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を音楽劇にしようということから本作の構想が生まれたといい、「ローファイ・ヒップホップっぽいトラックに乗せて、プロジェクションマッピングのような映像とともに『銀河鉄道の夜』を現在に接続するようなつもりで作ったんですけど、気がつけばデスゲームの要素もかなり入っていて、ちょっと信じられない気持ち」と笑う。そして「約90年前に書かれていますが、今も時代を超えて走っているすごい作品。どんなアレンジにも揺るがないような重力を持った作品ですが、僕らもその重力に引っ張られすぎずに、なるべく自由に、楽しく、大胆に取り組みました」と話した。ナオ役の久保田紗友は「宮沢賢治先生の『銀河鉄道の夜』がここまで具現化されている舞台はそうそうない。この機会に楽しい銀河の旅をぜひ一緒に過ごしていただけたらなと思います。たくさんの方に観ていただきたいです」とコメント。レナ役の田村真佑(乃木坂46)も「原作は難しくて、読んだことがないという方がいるかもしれないですが、この舞台はすごくポップに描かれていて、分かりやすくて、くすっと笑ってしまうような内容になっていると思いますし、たくさんの方に愛していただける舞台になっています。たくさんの方に観に来ていただきたいなと思います」と語った。上演時間は約2時間5分(途中休憩なし)。基本的にバラエティ番組を見ているかのようなコメディ要素満載の舞台だが、今のご時世を映し出す、なかなかシニカルな内容に。原作を知らなくても十分楽しめるが、原作の知識があった方が細かいところまでより楽しめる。東京公演は4月2日(日)まで。そのほか、愛知、高知、大阪公演が予定されている。ぜひお見逃しなく!取材・文・撮影:五月女菜穂
2023年03月22日舞台、映像の両分野で活躍を続ける中村倫也と黒木華が、宮沢賢治(ケンジ)とその妹とし子(トシ)を演じる舞台『ケンジトシ』が、コロナ禍による無期延期を経て2023年2月に東京、3月に大阪で上演される。2019年の共演ドラマ『凪のお暇』で大注目を浴びたふたりの舞台初共演となる本作に、劇作家・北村想と演出家・栗山民也という、意外にも初顔合わせとなる演劇界の巨頭ふたりが挑む。どこか摩訶不思議で哲学的で、人を煙に巻いたような語り口でありながら、最終的には美しく瑞々し い叙情感へと導かれる北村想の世界。彼が「宮沢賢治と妹トシ」の絆をどのように描き、栗山民也がどの ような切り口で舞台上にその世界を描き出すのか期待せずにはいられない。聡明で賢治のよき理解者として精神的な支えであったと言われているトシは、若くして病に倒れ、故郷に戻り闘病を続けるなか賢治との絆を深めていくが、賢治が見守るなか24歳で早世する。賢治の創作へのインスピレーションであったのではないかとも思えるふたりの関係を、本作では兄妹に関心を寄せる第三者の目を通してふたりの濃密な対話や発見を追いかけていくという。出演はほかに山崎一、田中俊介、河内大和、野坂弘、依田朋子。そしてヴィオラ奏者の徳高真奈美がその弦の調べで物語を彩る。上演に際して主催からは「劇場にて、舞台上の人物たちと共に、東北の大地の土塊を踏みしめるように旅をし、風を感じ、言葉を受け取っていただきたい、と願っています」とメッセージが寄せられた。チケットは12月17日(土)より一般発売。<公演情報>『ケンジトシ』作:北村想演出:栗山民也出演:中村倫也 / 黒木華 / 山崎一 / 田中俊介河内大和 / 野坂弘 / 依田朋子 / 徳高真奈美《ヴィオラ演奏 》【東京公演】日程:2023年2月7日(火) ~2月28日(火)会場:シアタートラム【大阪公演】日程:2023年3月3日(金)~3月10日(金)会場:サンケイホールブリーゼ公演に関するお問い合わせ:シス・カンパニー公式サイト(mailto:info@legendstage.co.jp)TEL:03-5423-5906(平日11:00~19:00)
2022年12月16日ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs聖ルドルフ・山吹の公開ゲネプロが5日に東京・日本青年館ホールにて行われ、今牧輝琉、持田悠生、三井淳平、益永拓弥が取材に応じた。同作は1999年から2008年3月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載されていた大ヒット漫画『テニスの王子様』(通称「テニプリ」)を舞台化したミュージカル。2003年に初演を迎え、2.5次元ミュージカルの先駆け的存在となっている。初日を迎える気持ちを聞かれると、越前リョーマ役の今牧は「昨年不動峰公演があって、今度は都大会で新しい物語が進んでいくんですけど、また熱い夏がやってきました!」と気合い十分。「とにかく楽しみな気持ちしかないです。今回(対戦相手が)2校あるので、また違う人間関係やドラマが見えたりするんじゃないかな」と期待を煽った。続けて持田が「不二周助として舞台に立つのが2度目なのですが、今から足が震えてます。緊張しています」と心境を吐露。三井は「今日、この初日を迎えられたのは仲間たちと、スタッフさん、僕たち以上に動いていてくれる方々のおかげだと感謝しています。千秋楽まで、全員で走りたいと思っています」と意気込む。益永は「亜久津 仁という役で、山吹の選手としてはあまり協調性がないタイプの人物でして、そんな亜久津の背負っている過去だったり、なぜリョーマに執着するのかに注目していただきたいです」とアピールした。各キャラクターの見どころを聞かれると、不二役の持田は「弟への思いだったり、シングルス2で観月はじめへの思いだったりが交錯するので、そこが見どころとなっています」、三井は「お芝居とか役作りに関しては、(自分が演じる)観月はじめのように徹底的な調査を重ねて探究して参りました」と自信を見せる。益永は「個人的には特にリョーマとの試合に注目して観ていただきたい、この一試合の中に色んなドラマがある」と挙げた。今牧は全体の見どころについて「今回は聖ルドルフ・山吹と重要な2校と対戦します。30人以上のキャストが集まって稽古する環境もなかなかなくて、人数が多い分賑やかな稽古場で、チームの色があって、不動峰のも全員じゃないけど出演しているので、試合だけじゃなくて日常シーンとかも楽しく観ていただけたら」と語った。最後にメッセージを求められると、益永は「ファンの方々だけじゃなくて、実際にテニスをされている方にも勇気を与えられるような作品にしたいと思っています。そして、今回の公演を観ていただいた方に、過去作品やアニメ、原作の『テニスの王子様』をさらに愛していただけるような作品にしていきたいと思います」とコメント。三井は「演出サイドも役者サイドも原作再現にこだわって追求してきました。テニミュファンだけではなく、テニプリファンの方々にもより楽しんでいただける公演になっていると思います」と分析する。持田は「今年も熱い夏がやってきました。それを皆さんと迎えられることがとても幸せです。皆さんに素敵な1日、ハッピーだったなと思ってもらえるように全力で駆け抜けていくんで、ぜひご来場お待ちしています」と観客にメッセージ。今牧は「7月に突入してさらに気温が高くなったと思うんですが、劇場の中はもっと熱いと思います。いい意味で、心が熱いと思います」と熱を見せる。「ぜひ皆さんにそんな熱い気持ちになっていただけるような、素敵な、男たちの熱いテニスの試合をお届けできたらなと思っています。原作を読まれていない方にも楽しんでいただけるような作品にしたいと思っていますので、よろしくお願いします」と締めくくった。東京公演は日本青年館ホールにて7月5日~16日、大阪公演はメルパルクホール大阪にて7月22日~31日、福岡公演はキャナルシティ劇場にて8月11日~13日、東京凱旋公演は天王洲 銀河劇場にて8月18日~28日上演。
2022年07月05日宮沢賢治の世界を朗読、映像、音響、照明でドラマチックに表現青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会、青森県立美術館主催、令和4年度青森県立美術館ドラマリーディングクラブ定期公演『小さな ニオイ ~宮沢賢治を聞きながら~』が令和4年7月23日(土)/7月24日(日)に青森県立美術館シアター(青森県青森市安田字近野185)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月20日(月)10:00より発売開始です。カンフェティにて6月20日(月)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 青森県立美術館ドラマリーディングクラブは平成21年に設立され、現在22名が在籍(令和4年4月現在)。これまで、文学作品やオリジナルの戯曲・小説を題材とした公演を、美術館内外で20回以公演。宮沢賢治の作品から、構成・演出を手掛ける清水司氏が選出した「注文の多い料理店」他の作品を、「小さなニオイ~宮沢賢治を聞きながら~」と題して、クラブ員の朗読、映像、音響、照明でドラマチックに表現し、賢治ワールドの自然や言葉がまとう様々なニオイを伝えます。ドラマリーディングとは?役者が舞台で脚本や文学作品を朗読する演劇。台本を朗読するだけのものや、映像や照明・音響を伴うものなど、多様な表現方法がある。【演目】予定注文の多い料理店どんぐりと山猫虔十公園林作家:宮沢賢治宮沢賢治(1896〜1933)は、日本文学に特異な世界を切り開いた詩人、童話作家である。岩手県稗貫郡花巻川口町(現花巻市豊沢町)にて質・古着商を営む宮沢政次郎とイチの長男として生まれ、凶作や飢饉(ききん)に見舞われる過酷な風土の中で育つ。 1914年、岩手県立盛岡中学卒業の年に法華経を読んで感動し、仏教信仰と農民生活に根ざした創作をおこなった。作品中に登場する架空の理想郷に、郷里の岩手県をモチーフとしてイーハトーヴ(Ihatov、イーハトヴやイーハトーヴォ (Ihatovo) 等とも)と名付けたことで知られる。彼の作品は生前ほとんど一般には知られず無名に近く、没後、草野心平らの尽力により作品群が広く知られ、世評が急速に高まり国民的作家となる。代表作は、童話集「注文の多い料理店」、「銀河鉄道の夜」、詩「雨ニモマケズ」他公演概要令和4年度青森県立美術館ドラマリーディングクラブ定期公演『小さな ニオイ ~宮沢賢治を聞きながら~』公演期間:令和4年7月23日(土)/7月24日(日)※開演14:00、終演15:15予定(受付開始・開場13:30~、公演中休憩なし)会場:青森県立美術館シアター(青森県青森市安田字近野185)【構成・演出】清水 司(劇団SOUTHERN COMFORT代表/作・演出・俳優)■出演青森県立美術館ドラマリーディングクラブ員■チケット料金一般:800円高校生以下:300円(税込)主催:青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会、青森県立美術館 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月20日人形劇団プーク宮沢賢治原作「オツベルと象」より『おとなの童話「オッペルと象」』が2022年1月2日 (日) ~ 1月5日 (水)に紀伊國屋ホール(東京都新宿区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティでチケット発売中 公式ホームページ 2019年、90周年記念公演として37年ぶりに脚本・演出を一新。演劇界に与えた影響は大きいとの評価を得、約2年ぶりの上演となります。今、宮沢賢治の問い掛けにもう一度向き合いたい。私たちは賢治自身が抱いていた葛藤を受け止め、新たな時代を創造するエネルギーへ変えていこうと模索しました。弱き者、小さな命といつも共に歩んできたプークの、導き出した答えは・・・。賢治とプークが送る、今を生きるすべての人へのメッセージ。自立することとは?自由であることとは?9月、2週間に渡る四国公演で確かな足跡を残し、再び東京へ帰ってきた『オッペルと象』。大人も子どもも見応えたっぷりにお届けします。ぜひ貴方もご体感ください。〈あらすじ〉南の国のある村。農場では傲慢な地主オッペルに虐げられて働く百姓たちがいた。そこに新しい世界を求めて群れを離れた白象がやってくる。初めは働くことを楽しんでいたが、百姓の仲間には入れてもらえず、食事のわらも日に日に少なくなっていく。体力も気力も衰えた白象は・・・。「働くこと」「本当の自由」を現代の私たちに問いかける宮沢賢治の作品。■出演者大橋友子 / 滝本妃呂美 / 栗原弘昌 / 柴崎喜彦 / 野田史図希■スタッフ原作: 宮沢賢治 / 脚色・演出: 井上幸子 / 美術: 若林由美子 / 音楽/マリオネット: 湯淺 隆、吉田剛士 / 照明: 増子顕一(SLS) / 音響効果: 吉川安志 / 舞台監督: 栗原弘昌 / 制作: 石田伸子 / 協力:ムーブメント指導: 上田亮(音楽座ミュージカル) / 合唱: 東大和少年少女合唱団■公演スケジュール01月02日(日) 16:0001月03日(月) 10:30 / 14:3001月04日(火) 10:30 / 14:3001月05日(水) 10:30※開場は、開演の30分前※上演時間:1時間45分(途中休憩15分含む)■チケット料金一般:5,500円学生(小学生~大学生):2,090円(全席指定・税込)人形劇団プーク1929年創立。現在も活動を続ける最も歴史ある現代人形劇団。現代人形劇の確立と発展に長年寄与し、2019年には創立90周年を迎えた。全国各地での公演の他、1958年の国際人形劇連盟(ウニマ)日本支部の立ち上げ以降、海外交流も活発に行い、共同制作・招聘公演・海外フェスティバルへの招待参加など実績多数。1971年には日本初の常設人形劇場としてプーク人形劇場を建設。2021年に50周年を迎える。新宿を拠点に年間約200回の「人形劇団プーク」子ども向け公演や定期的に行われる大人向け公演の他、毎年世界の優れた人形劇を紹介する「世界の人形劇シリーズ」をはじめ、伝統人形劇の紹介や映画会、講演会、あかちゃんcafe 等々、日本の人形劇センターとして年毎に活動の幅を広げている。また、プークのテレビ部門「スタジオノーヴァ」では、NHK教育テレビ「いないいないばあっ!」「ざわざわ森のがんこちゃん」や三谷幸喜脚本「シャーロックホームズ」をはじめとした、映像に特化した人形劇も手がけている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月20日ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs不動峰の公開ゲネプロが9日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて行われ、今牧輝琉、山田健登、GAKU、土屋直武、中河内雅貴が取材に応じた。同作は1999年から2008年3月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載されていた大ヒット漫画『テニスの王子様』(通称「テニプリ」)を舞台化したミュージカル。2003年に初演を迎え、2.5次元ミュージカルの先駆け的存在となっている。全42巻にわたる原作の展開を「〇〇公演」と区切り、中学テニスの全国大会までを数年かけて連作上演することで1シーズンを終え、その間にキャストたちも代替わりする同作だが、今回ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンが本格始動。ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs不動峰を7月から8月にかけて東京、熊本、大阪、そして東京凱旋として公演を行う。初日公演を控え、今牧は「お披露目会を含めこの日をずっと楽しみに稽古してきたので、今日から初日だと考えるとめちゃめちゃ緊張しています」と心境を吐露。他のメンバーも「何カ月も稽古してきて、その間にパズルのピースを集めて来ました。お客様に見てもらえることによってやっとパズルが完成する、ここからがスタートなので、皆さんと一緒に突っ走っていければ」(山田)、「正直とっても緊張しています。でもゲネプロを通してやっとできるんだという高揚感と、舞台に立てるというありがたさがあります」(GAKU)、「『やっとだ』という気持ちと、『もう』という2つの感情が入り交じっていますが、本当にここからがスタートだと思うので、これから頑張っていきたいと思います」(土屋)とそれぞれ緊張の面持ちで語った。1stシーズンで立海・仁王雅治役を務め、今回越前リョーマの父・越前南次郎役で出演する中河内は「今までの『テニミュ』とは違う、一新したミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンが出来上がった」と自信を見せる。「これからお客様に観ていただいて、さらに進化していくんじゃないかなという希望と期待を実感しているところ。これから1日1日、1公演1公演をキャスト・スタッフ含めてカンパニー一同全力で挑んで、お客様にも新しいミュージカル『テニスの王子様』を受け入れていただけるような世界になっていると思います。自分自身のことよりも、皆がとにかく一瞬一瞬をキラキラ輝いて、大千秋楽まで無事に突っ走ってほしいという気持ちでいます」と後輩達への思いを表した。青学としての意気込みを聞かれると、部長・手塚国光役の山田は「とにかく勝ちにこだわって、手塚国光が1年生の時に言った『僕たちの代で青学を全国へ導きます』という言葉を有言実行させたいと思いますので、みなさんどうか応援よろしくお願いします」と答える。対する不動峰の部長・橘 桔平役のGAKUは「原作の不動峰は橘が引っ張って強いチームにしていきますが、僕ら新生不動峰は一人ひとりが引っ張って高め合い、強いチームになっている。まっすぐ試合に勝ちに行くつもりです」と負けずに意気込む。公演全体については、今牧が「テニミュを観たことない方、原作を読んだことがない方にご覧いただいたとしても『面白かったな』と思ってもらえる作品にしたい」、土屋が「新シーズンでありながらこれまで背負ってきた18年間の歴史の良さも受け継ぎ、新生テニミュとして新しいものを築いていきたいと思ってます。令和始まって2回目のテニミュ、令和のテニミュはどんどん進化していくぞという気持ちを胸に、突き進んでいきたいと思っています」と意気込んだ。中河内は今回新たな役で出演することについて、「『またテニミュやりたい』みたいなことを、1stシーズンで演じている最中から言ってたんですけど(笑)、まさかそれが本当に実現するとは思ってなくて」と笑顔に。「すごく大切な役で、この作品の神みたいな存在の南次郎をやらせていただけるなんて夢にも思っていませんでした。歴代の先輩方が、人間としてもダンサーとしても演出家としても俳優としても尊敬する方々ばかり」と恐縮しつつ、「歌とダンスとお芝居、3本の柱を軸に生活してますので、武器にできることは何か、ミュージカル『テニスの王子様』の経験者として新しい彼らに伝えられることがないか、という思いでいます。まだまだ伝えきれてない部分もたくさんあるので、これから千秋楽まで一人ひとりにいろんなことを伝えていきたい」と熱い気持ちも。さらに中河内は「今は2.5次元舞台が日本の素晴らしい文化になっていますし、テニミュが世界で戦える日本のオリジナルの作品ということを誇りに思って、俳優人生でも生かしてほしいと思っているので、僕もそれに負けないようにしっかりと演じたい」と思いを表した。○公演に向けてのメッセージ今牧「テニミュ4thシーズンが始まります。今回は演出やダンスや歌、全て一新した、僕たちから始まる新しいテニミュです。僕たちも精一杯テニミュを楽しみたいと思います。1st、2nd、3rdシーズンのキャストの方々にも感謝の気持ちを忘れず、僕たちがバトンを受け継ぎ、4thシーズンを最高の幕開けにできたら。お楽しみに!」山田「いよいよ4thシーズンの幕が開きました。僕たちにとっても挑戦で、皆さんの応援が必要です。どうかまっすぐに真っ向勝負で戦っていく姿を見届けてもらえたらなと思います。最後まで油断せずに行きたいと思いますので、よろしくお願いします」GAKU「新しい時代にご来場いただいて、誠にありがとうございます。期待以上のものを届けるので、よろしくお願いいたします」土屋「僕らが演じる不動峰は本当に心が熱い部員たちがたくさんいます。その部員たちの熱い思いと、暑い夏というのが本当にぴったりだと思いますので、ぜひ両方を楽しんでいただけたらなと思います」中河内「1stシーズンの時のようなアツい熱を、ぜひこの4thシーズンの俳優たちにも経験させてあげたいんですけど、僕の力じゃどうにもできない。昔からテニスの王子様が好きだったファンの方、ミュージカルが好きだったファンの方、新しく原作を読んで『また生で見られるんだ』と期待を抱いていらっしゃる方、まだ知らない方。本当にいろんな方に見てもらって、追っかけてもらいたいなと思っております。彼らは日々成長していて、ここから大スターが生まれる可能性も決して0ではない。今もOBで活躍していらっしゃる方は多くいらっしゃいますが、またここから羽ばたく青年たちがいますので、その現場をぜひ目撃していただきたい、力を貸していただきたいと思っております」○キャスト・青学(せいがく)越前リョーマ役:今牧輝琉、手塚国光役:山田健登、大石秀一郎役:原 貴和、不二周助役:持田悠生、乾 貞治役:塩田一期、菊丸英二役:富本惣昭、河村 隆役:大友 海、桃城 武役:寶珠山 駿、海堂 薫役:岩崎悠雅、堀尾聡史役:りょうた、加藤勝郎役:白石 寿、水野カツオ役:市川愛大・不動峰橘 桔平役:GAKU、神尾アキラ役:毎熊宏介、伊武深司役:土屋直武、石田 鉄役:柊太朗、桜井雅也役:深澤悠斗、内村京介役:菊池颯人、森 辰徳役:Rayshy井上 守役:北代高士越前南次郎役:中河内雅貴・テニミュボーイズ大野紘幸、黒条奏斗、玉元風海人、中嶋 健、濱屋拓斗
2021年07月09日ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンのお披露目会が29日に東京・品川プリンスホテル ステラボールにて行われ、今牧輝琉、山田健登、GAKU、土屋直武が取材に応じた。同作は1999年から2008年3月まで『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載されていた大ヒット漫画『テニスの王子様』(通称「テニプリ」)を舞台化したミュージカル。2003年に初演を迎え、2.5次元ミュージカルの先駆け的存在となっている。全42巻にわたる原作の展開を「〇〇公演」と区切り、中学テニスの全国大会までを数年かけて連作上演することで1シーズンを終え、その間にキャストたちも代替わりする同作だが、今回ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンが本格始動。ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs不動峰を7月から8月にかけて東京、熊本、大阪、そして東京凱旋として公演を行う。新シーズンのお披露目として、この日は青学(せいがく)、不動峰のメンバーが集合し、さらに『テニミュ』初登場キャラクターとなる雑誌「月刊プロテニス」の記者・井上 守役の北代高士(1stシーズン 不動峰・橘 桔平役)が進行を務める。記者・井上が選手達にインタビューをしていくという形で「オーディションに受かったと聞いた時のリアクションは?」「どうしてもやめられないクセは?」、好きなおにぎりの具は?」といった質問を尋ねていった。キャラクターと自分との共通点について聞かれると、1人ずつ「目と体型」(水野カツオ役:市川愛大)、「すごいことはちゃんとすごいって言うところ」(加藤勝郎役:白石 寿)、「応援」(堀尾聡史役:りょうた)、「目つきと負けず嫌い」(海堂 薫役:岩崎悠雅)、「噴火前の火山」(桃城 武役:寶珠山 駿)、「身長と体重」(河村 隆役:大友 海)、「怖い物が夜のトイレ」(菊丸英二役:富本惣昭)、「メガネが似合う」(乾 貞治役:塩田一期)、「辛いものが好き」(不二周助役:持田悠生)、「何事にも冷静に対応できる」(大石秀一郎役:原 貴和)、「僕もメガネをかけます」(手塚国光役:山田健登)、「よく帽子をかぶります」(越前リョーマ役:今牧輝琉)と挙げていくが、山田は北代から「それただの報告!(笑) 『僕もメガネをかけます』。だったら『私も〜!』って人いますよねえ!?」とつっこまれていた。一方の不動峰メンバーは「くしゃっとした笑顔」(森 辰徳役:Rayshy)、「舌出しグセ」(内村京介役:菊池颯人)、「体育祭実行委員会」(桜井雅也役:深澤悠斗)、「頭の丸さ」(石田 鉄役:柊太朗)、「似てないところを探してください!」(伊武深司役:土屋直武)、「乙女座」(神尾アキラ役:毎熊宏介)、「まとめる」(橘 桔平役:GAKU)と個性豊かな回答。それまでも毎熊を中心にボケ続けてきた不動峰メンバーを見ていた北代は、「このチームまとめるの大変だなあ!」と苦笑していた。最後には全員で新曲のパフォーマンスを2曲続けて披露し、新型コロナウイルス感染対策のために上演前も会話をせずにいた観客たちは、拍手や手拍子で大盛り上がりに。最後は今牧が「いよいよ、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンがスタートします。これまでの18年間に感謝の気持ちを忘れず、テニミュカンパニー全員で駆け抜けたいと思います。皆様、応援のほどよろしくお願いします!」と頭を下げた。○取材会に4人が登場お披露目会終了後には取材会が行われ、今牧、山田、GAKU、土屋が登場。今牧は「1度延期にはなってしまいましたが、今日こうしてまたお披露目会を迎えることができて本当に嬉しく思います。舞台に立つのもお客様の前に立つのも久しぶりで少し緊張もしましたが、すごく楽しかったです。今日のお披露目会で僕たちのことを少しでも知っていただけたらなと思います」と会の感想を述べる。キャラに扮してみての気持ちを聞かれた土屋は「普段の稽古の時からキャラに対しての意識や、自分はどういうキャラを演じるのかというのをすごく考えながら練習を行ってるんですけど、実際にジャージを着てみると18年間の歴史、自分たちが見てきたものを背負ってるんだなという気持ちになって、興奮冷めやらないというか、こみ上げてくるものがありますね」と心境を明かした。「演じているキャラクターのここに注目して欲しい」というポイントを聞かれると、今牧は「越前リョーマは動きや感情をあまり表に出さなくて、大きなアクションをしないので、表情や目線の変化を見て欲しいです」、山田は「全国制覇に向けてチームのキャプテンとして多くのものを背負い、でも多くは語らず背中で見せていく姿を見てもらえればなと思います」とそれぞれ挙げる。GAKUは「見て欲しいポイントが3つほどあります。1つ目は個性豊かな不動峰のメンバーをまとめていく姿、2つ目は踊っているときの低い姿勢、3つ目は眉尻の3本線です。こだわってます」と自信を見せる。土屋は「伊武深司はお披露目会でもあったとおりぼそぼそ言うタイプで、表情もリョーマと一緒で本当にクールなんですけど、心は本当に熱くてテニスが大好きな少年。僕もテニスが大好きなのでそこをしっかりと出していけたらなと思います」と意気込んだ。7月に上演されるミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs不動峰については、両校の部長として山田が「18年の歴史がある『テニミュ』という作品で、先輩達が作り上げてくれた物を壊さず、さらに新しい物を作っていけたらと思います」、GAKUが「4thシーズンのど頭なので、最初から最後までエンジン全開で、お客様がどんなときに来ても楽しめるような素敵な公演にしたいと思います」と気合い十分。最後に今牧が「4thシーズンならではの作品になっていますので、僕たち自身もすごく楽しみにしています。僕たち自身も楽しみつつ、お客様にはもっと楽しんでいただけるように頑張ります。これまでの18年間にも感謝して、カンパニー一丸となってみんなで駆け抜けたいと思います」と決意を表した。○お披露目会出演キャスト・青学(せいがく)越前リョーマ役:今牧輝琉、手塚国光役:山田健登、大石秀一郎役:原 貴和、不二周助役:持田悠生、乾 貞治役:塩田一期、菊丸英二役:富本惣昭、河村 隆役:大友 海、桃城 武役:寶珠山 駿、海堂 薫役:岩崎悠雅、堀尾聡史役:りょうた、加藤勝郎役:白石 寿、水野カツオ役:市川愛大・不動峰橘 桔平役:GAKU、神尾アキラ役:毎熊宏介、伊武深司役:土屋直武、石田 鉄役:柊太朗、桜井雅也役:深澤悠斗、内村京介役:菊池颯人、森辰徳役:Rayshy井上 守役:北代高士越前南次郎役:中河内雅貴
2021年05月29日“はるたん”こと春田創一を巡り、理想の上司・黒澤武蔵とドSな後輩・牧凌太で繰り広げられる、おっさん同士のあまりにピュアな愛に心を打たれる視聴者が続出した「おっさんずラブ」。2018年4月期に放送された連続ドラマから約1年、ファン待望の映画化『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』がついに公開。ドラマキャストが全員続投という嬉しいニュースとともに、沢村一樹と志尊淳という新キャストが加わり、“禁断の5角関係”という煽り文句でファンをざわつかせたが、蓋をあけてみれば、劇場版は春田と牧のラブがとまらない展開が待ち受けていた。OL民=「おっさんずラブ」ファンからも、「圧倒的に春牧だった」「春牧コンビ尊い」「春牧は正義、最強、最高!!!」「良さしかない」「心潤った」などなど、2人への感謝と興奮の声が止まらない。そんな本作の“春牧”的見どころポイントに注目した。海外勤務帰りの春田、本社に戻った牧にすれ違い勃発「春田さん、俺と付き合ってください」「…はい」。そんなやりとりから始まった春田(田中圭)と牧(林遣都)は、紆余曲折あったドラマ最終回、「お前とずっと一緒にいたい、俺と結婚してくださ――い」との春田の言葉で永遠の愛を誓ったはずだった。あれから1年たった劇場版では、春田が上海・香港での勤務を経て帰国。久々に戻ってきた天空不動産東京第二営業所は黒澤(吉田鋼太郎)をはじめ、お馴染みのメンバーのほか、新入社員・山田ジャスティス(志尊淳)も加わっていっそう賑やか。そんな彼らの前に、狸穴迅(沢村一樹)をリーダーとする本社のプロジェクトチーム「Genius7」が現れる。その中には、本社に戻った牧の姿も。そういえば、もともと本社勤務のエリートだった牧。営業所に勤務していたのは現場を学ぶためだった。海外から戻り、第二営業所をますます盛り上げたい、そしてもちろん、離れていた牧とラブラブな日々を過ごしたいと思い描いていた春田は、すっかり出ばなを挫かれてしまう。若い牧はアジアを巻き込む一大プロジェクトに抜擢されたことで、仕事に燃えていた。「牧にそんな夢があるなんて知らなかった」という春田。超絶にわかりやすい春田とは違い、牧は大切な相手を思いやるあまり、自分の気持ちを抑え込んでしまうところがある。自己犠牲は彼の長所ではあるが、同時に弱点でもある。本社と営業所の確執が深まるほどに、すれ違いが増えていく春田と牧。また、春田も牧の隣に狸穴の存在がちらつくことで彼らしからぬ疑心暗鬼に陥り、子犬のように人なつこいジャスティスとのやりとりに癒やされていくことに。“嫉妬する春田”は貴重といえば貴重だが、仕事と恋愛のスタンスが食い違い、ほしい言葉・行動が足りなくて、喧嘩してギクシャクする、という予想だにしなかった春牧の状況には「お互い不器用ですれ違いまくりなところが辛かった」「しんどすぎてガチ泣きした」「自分が重なった」「カップルあるあるだよ…」と悲痛な声が続々。手つなぎ花火デート!ラブラブの時間は続かず…ただ、そんな日々の中でも、花火大会だけは一緒に行こうと約束していた2人。「絶対忘れてた」「忘れてないよ」のやりとりからの牧主導のイチャイチャは、OL民が見たかったシーンの1つだろう。そして、浴衣の牧と甚平の春田(素晴らしいチョイス!)が待ち合わせ、手をつなぎながら花火デートを楽しむ姿にはキュンキュンがとまらない。これには「牧くんの立ち姿含めて美しすぎて」「はるたんから手を恋人繋ぎにするのしんどい」「ラブラブやん」「痴話げんか、超絶最高すぎ」「花火大会のシーンはめっちゃ泣ける」との声が。そう、この花火デートにある決意を胸に秘めていた春田だったが、牧とはここでも想いがすれ違ってしまう。春田が下した決断、そしてジャスティスの“告白”には涙もとまらない!「おっさんずラブ」は一見ラブコメディだが、“人を愛すること”を真剣に、どこまでも純粋に描いてきたことを改めて思い出させてくれる名シーンとなっている。エンドロールで席を立っちゃダメ!?「春牧派の私は感無量」「心のシャッター押しまくった」「永遠とループしたい」「お幸せに」「一生添い遂げて」「推しが幸せなのってこんなに幸せ」などなど、劇場版を目にしたファンから感嘆の声がとまらないのが、エンドロールの後に用意されているシーン。尻尾の先まであんが詰まった鯛焼きのごとく、これまでのすれ違いやモヤモヤを解消してくれる春牧のシーンが待ち受けており、文字通り劇場中が「ハッ」と息をのみ、悲鳴に近い声も上がる瞬間が訪れる。“途中で席を立ってしまった”という方は、ぜひともエンドロールの最後の最後まで見直してみてほしい。また、劇場版は完結編と謳われているが、「ラブラブしてるとこもっと見たい」「率直な感想としては、安定期が観たい」「春と夏を見たから、ハロウィンやクリスマスを見たい」など、さらなるラブを望む声も相次いでいる。マロに惚れ直す!?そのほかの気になるカップルたち加えて、連続ドラマからのキャスト陣がそのまま続投しているだけに、春牧だけじゃないカップルにも注目しておきたい。まずは、第二営業所の若手営業部員・“マロ”こと栗林歌麻呂(金子大地)と黒澤部長の元妻・蝶子(大塚寧々)の年の差カップル。「いくつ離れてると思ってるの」と尻込みする蝶子に、劇場版でもグイグイ行く成長著しいマロには惚れる人が続出するはず。また、すっかり牧と仲良くなっているちず(内田理央)とイケメン執事はいまでも続いているのか?ちずの兄で居酒屋「わんだほう」の店主・鉄平(児嶋一哉)&“まいまい”こと舞子(伊藤修子)の安定感にはほっこりできそう。記憶喪失から再び春田に恋した黒澤部長と、そんな部長に片想いの武川主任(眞島秀和)はおそらく時間の問題かも。武川のラストのセリフは、「おっさんずラブ」の神髄でもあるのだ。『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~ 2019年8月23日より全国東宝系にて公開©2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会
2019年08月28日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光、櫻井和寿らが声・劇中歌を担当するオペラ「四次元の賢治 –完結編-」が、9月30日に東京・YAMANO HALLで開催されることが決定した。同オペラは、宮沢賢治を原案に中沢新一氏が脚本、小林武史氏が音楽を担当。満島真之介、Salyu、水曜日のカンパネラのコムアイ、ヤマグチヒロコらが出演する。さらには太田や櫻井のほか、青葉市子、安藤裕子、細野晴臣も声・劇中歌を担当する。劇中歌は声のみの出演となり、舞台上での出演はないとのこと。7月13日に岩手県・釜石市民ホールで初演を迎え、9月22日・23日には宮城県・塩竈市杉村惇美術館での開催予定。東京公演のチケットは、9月1日まで各プレイガイドで先行発売中だ。
2019年08月25日杏、宮沢氷魚、仲間由紀恵、谷原章介、瀬戸利樹らが出演する「偽装不倫」の第5話が8月7日オンエア。今回は谷原さん演じる賢治が“闇堕ち”していく姿に恐怖を感じる視聴者の声が殺到、眞島秀和演じる一之瀬の行動にも注目が集まっている。32歳、独身、恋愛に不器用な濱鐘子に杏さん、脳に病を抱え日本に帰国したフリーカメラマン・伴野丈に宮沢さん、鐘子とは対照的にイケメン商社マンと結婚した姉・吉沢葉子に仲間さん、家族からも愛される葉子の夫・賢治に谷原さん、ピンクのヘアで無邪気な笑顔をみせる葉子の年下不倫相手・八神風太に瀬戸さんといったキャストが出演。鐘子はおひとり様旅行で出会った丈に既婚者だとうそをついてしまったことから“偽装不倫”が始まる。ずっと海外で活躍してきた丈だが、脳に腫瘍が見つかり帰国、最後の恋の相手として鐘子を選んだのだった。一方、鐘子の姉・葉子は非の打ちどころのない幸せな夫婦生活を送っているように見えたが、ピンクヘアが印象的な年下ボクサーの風太に独身だとうそをついて不倫していた。多忙なフリをして夫の目をごまかしてきた葉子だったが、夫・賢治に不倫を勘付かれてしまう…というのがこれまでのストーリー。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。丈は鐘子と行く予定だった花巻に1人でやってくる。東京駅で賢治と鐘子の姿を見て、鐘子を旅行に誘ったことを後悔していた丈だが、彼女の故郷の風景を撮影しながらも鐘子への想いが募るばかり。鐘子は居酒屋でヤケ酒を煽り丈のことを忘れようとするも忘れられず、会社を休んで丈のもとへ駆けつけようとするが、東京駅で丈と再会。今度こそ自分が独身だと告白しようとした瞬間、丈が倒れてしまう。一方、賢治の大阪出張中に風太と手つなぎデートを楽しむ葉子だが、帰宅するといないはずの夫が家にいることに驚く。賢治は葉子との電話中に風太の声が聞こえたことから、葉子を怪しみ始め、葉子を強引に熱海旅行に誘う。そして日本で丈の治療を担当する・一之瀬(眞島さん)は、丈が診察を受けないことが気にかかり自宅を訪ねる…というのが今回のおはなし。今回は谷原さん演じる賢治の行動や表情に視聴者からの反応が殺到。葉子にウソをついて早めに帰宅したり、強引に熱海旅行をセッティングするなど、これまでと一変した賢治に「賢治さんの反撃が始まるのか」「賢治の笑顔がこわい」「賢治さんがだんだん壊れてく感じ」など、恐怖を感じた視聴者からの声が集まる。また眞島さん演じる一之瀬も、MEGUMIさん演じる丈の姉・灯里に“ロックオン”された模様。「一目惚れさせちゃう罪な一之瀬先生」「私服の一之瀬先生が可愛くておもしろくて癒し」「マジで一之瀬先生どタイプ」など視聴者からも数多くの反応が寄せられており、今後どう物語に絡んでいくのか期待が高まっている模様だ。(笠緒)
2019年08月08日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光、櫻井和寿、青葉市子らが、13日に岩手県・釜石市民ホールで初演を迎えるオペラ「四次元の賢治 –完結編-」に劇中歌で参加することが9日、明らかになった。劇中歌は声のみの出演となり、舞台上での出演はないとのこと。同オペラは、8月3日から宮城県の牡鹿半島・石巻市街地を中心にアート・音楽・食の「総合祭」として開催される『Reborn-Art Festival 2019』に先がけて開催されるもの。宮沢賢治を原案に中沢新一氏が脚本、小林武史氏が音楽を担当。満島真之介、Salyu、水曜日のカンパネラのコムアイ、ヤマグチヒロコらが出演する。また、9月22日・23日には、宮城県・塩竈市杉村惇美術館にて上演される。
2019年07月09日本格文學朗読演劇 極上文學 第12弾『風の又三郎・よだかの星』(原作:宮沢賢治)が、3月8日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕した。神楽澤小虎が脚本、ナイスコンプレックスのキムラ真が演出を手がける本作品は、文学作品を朗読しながら、役者たちが動き、その世界観を表現する人気シリーズの第12弾。同シリーズ第2弾「銀河鉄道の夜」以来の宮沢賢治作品となり、誰もが知る名作「風の又三郎」と「よだかの星」の2作品から構成される。初日となる8日の『読み師』は、又三郎を深澤大河。よだかを三浦海里、一郎と鷹を白柏寿大、嘉助と弟を松本祐一、そして『語り師』を田丸篤志が務めた。田舎の小学校に転校してきた不思議な少年・高田三郎(又三郎)に翻弄される子どもたちを、原作の美しい日本語をそのままに作った「風の又三郎」。そして容姿が不格好だからと嫌われるよだかに、自己犠牲の精神を重ね綴った「よだかの星」。この2作品を巧妙にリンクさせ、ひとつの文学作品のように作り上げられた今作。深澤の不思議な雰囲気がぴったりの又三郎や、三浦の持つひたむきさが存分に発揮されたよだかはもちろん、2作品の間で毛色の違う敵役を演じ分けた白柏、静と動の相反するキャラクターを担う松本、また様々に声を使い分けシーンを彩る『語り師』の田丸と、宮沢賢治の世界を読み、表現する役者たちもそれぞれ個性たっぷりに熱演した。『読み師』はWキャストとなり上記キャスト他、納谷 健、藤原祐規、鈴木裕斗、市瀬秀和が出演。また『語り師』は田丸の他、赤羽根健治、折笠富美子、竹内順子、三浦祥朗、山口智広が日替わりにて出演する。全公演の組み合わせは異なり、組み合わせごとに新しい「風の又三郎」、「よだかの星」の世界が観ることができる。一度観たらまた違う組み合わせも試したくなること間違いなしの作品だ。公演は3月13日(火)まで。当日券は全公演、開演の1時間前より販売。(C)2018 CLIE/MAG.net
2018年03月09日かのスティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカスも受賞したヒューストン国際映画祭で金賞に輝いた監督・牧賢治が挑む、HIPHOPムービー『唾と蜜』。今年メジャーデビューも果たした最注目のラッパーEINSHTEIN、ビートボックス世界大会出場のSh0hら本物のミュージシャンが描く衝撃作を日本中に、世界中に届けるべく、クラウドファンディングが始動した。■HIPHOPのアート性、その裏に潜むアングラ世界…本作は、牧賢治監督が自らの実体験を織り込み、1人の青年の心の葛藤を描いた渾身の衝撃作。初の脚本・監督となる短編映画『japing』をわずか20万円で制作し、ヒューストン国際映画祭で短編部門ゴールド&日本芸術センター映像グランプリ・若獅子賞をW受賞した新進気鋭が、初の長編映画製作に挑む。■STORY 「唾と蜜」逆から読むと「罪と罰」私立大3回生の吉幸。毎日は退屈だった。持て余す時間と物足りない刺激は、覚えたばかりのセックスとパチンコで誤魔化していた。そんな折、パチンコ屋でタチの悪そうな男に絡まれる。身の危険を感じたが、男が中学時代の同級生ノブだと気づき事なきを得る。2人で呑みに行き、語らううち、ノブが声を用いてあらゆる音を表現するヒューマンビートボクサーであることを知る。HIPHOP、ブレイクビーツの魅力に目覚めた吉幸は、ノブの勧めでクラブ通いを始める。そこで出逢うCLUB ALBAのオーナー兼、麻薬の売人でもある男チバの不思議な魅力に惹かれる。ようやく、オンガクという目標を見つけた吉幸だが…。物語は、監督自身が10代後半~20代前半にかけて経験したことにフィクションを織り交ぜたHIPHOPストーリー。学生のころ、HIPHOPアーティストとして活躍する同級生を持ち彼らに憧れと嫉妬を抱き、焦燥感しかなかった、その頃の想いを1つひとつのシーンに詰め込んで映画を完成させた。■“EINSHTEINのラップ&Sh0hのビートボックス”のセッションが観られるのはこの映画だけ!主演をつとめるEINSHTEIN(あいんしゅたいん)は、いま日本で最も注目を集める若手ラッパーの1人。自身初名義のデジタル限定EP「19’s MAP」は、iTunes総合チャートで日本人アーティスト1位を獲得。メジャーデビューも果たし、HIPHOPの枠をも越えたミュージシャンとして今後の活躍も期待大。本作でもラップシーンはもちろん、主演として初の演技とは思えない芝居を魅せ、「映画というものには昔から興味があったので、出演できてとても良い経験になりました」と自身でも語っている。準主演のSh0hは、ヒューマンビートボックス日本王者、世界大会日本代表。現在はかつてマイケル・ジャクソンの振付師をつとめたトラヴィス・ペインの事務所「TRAVIS PAYNE PRODUCTIONS」に所属。独自の感性でビートボックスをNext Levelへ昇華させる、唯一無二のビートボックスアーティスト。世界的活躍を視野に入れ、多種多彩な作品を次々とリリースしている。彼も、「アクティングは初めての経験ですが、昔から興味があったので今回の撮影はとても貴重な経験になりました!」とコメントを寄せる。そのほか、阿修羅MIC、CIMA、WillyWonka a.k.a. Taka、Young Coco、かしわ、TAIJI(T-SKRABBLE DJ’S)、POKER☆FACEら、いま最注目のラッパーから日本を代表するHIPHOPアーティストまで、本物のミュージシャンが多数出演するのも見どころだ。集められた支援金はPR費用やDVD制作費用ほか、様々な映画広報等に活用される。リターンは公開劇場でのお得な鑑賞チケットが中心。5万円・10万円のリターンを選択すると、DVD制作時にエンドロールに名前が記載される。映画は過激なシーンも含むためR-15(15歳以上対象)、応募者も15歳以上となっている。■監督からのメッセージ甲子園を目指す高校球児のように、志望校を目指す受験生のように。毎日、1mmでも良いから前に。先が見えない道をただただ、この時のために2年以上の月日をつぎこみました。毎日毎日、映画のことを考え続けた日々。正直、はじめた当初はここまでこれるとは思ってもいませんでした。自分が作った映画が、劇場で公開して頂けるなんて。でも、2年という月日も、劇場公開を目指す多くの自主制作監督からすれば早すぎるくらいかもしれない。本当にこのチャンスを与えて下さった、出演者やスタッフ、劇場の方々、そして、応援してくださる全ての方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。ようやく、夢のひとつだった劇場公開までたどりつきました。しかし、ここで皆さんに観て頂かなければ結局は何の意味もありません。映画は多くの方に観て頂いて、はじめて完成されます。監督、出演者、制作スタッフ、エキストラの方々も含めると関わった方は200名を越えます。それらみんなの思いが詰まったこの作品、ぜひご覧くださいませ!!!!!!『唾と蜜』は3月24日(土)~4月6日(金)渋谷・アップリンク、4月14日(土)~4月20日(金)大阪・シアターセブン、神戸・元町映画館ほかにて期間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月09日俳優の鈴木亮平が6月15日(木)、都内で行われたWOWOW「連続ドラマW宮沢賢治の食卓」の完成披露試写会に出席。若き日の賢治を演じる鈴木さんは「共通点ですか?マニアックなところが似ていると思います」と話していた。「賢治は夢見がちで空想好きというイメージもあると思いますが、実際には世界に対する知識があふれ出ていた人。例えば、石に詳しかったり」と賢治像について語る鈴木さん。自身も世界遺産検定1級に合格するなど、幅広い知識の持ち主として知られており「僕も遺跡が大好きですし、地質や地層を見るのも大好き」と賢治に負けない“マニアック”ぶりを披露していた。魚乃目三太による同名コミックをもとに、「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ」などの代表作で知られる国民的な詩人、童話作家の宮沢賢治が食やクラシック音楽を愛した青春時代を描く。鈴木さんは「誰もが知る人物で、皆さんの中にもそれぞれのイメージがあると思いますが、おそらく誰も描いたことがない宮沢賢治が映し出されているはず」と強い手応え。“食”を題材にした内容にも言及し「いま流行のグルメもので、たぶん一番質素な内容だと思います。第1話の主役はコロッケですし(笑)、最終話に至っては雪ですから…。ドラマを通して、身の周りにある食事のおいしさを改めて実感していただけるはず」とアピールしていた。完成披露試写会には、賢治の一番の理解者である妹・トシを演じる石橋杏奈、演出を手がけた御法川修監督が出席した。ドラマには鈴木さん、石橋さんをはじめ、山崎育三郎(女学校音楽教師の藤原嘉藤治役)、市川実日子(賢治の運命の人である櫻小路ヤス役)、神野三鈴(賢治の母・宮沢イチ)、平田満(賢治の父・宮沢政次郎)らが出演している。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月17日(土)、毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(全5話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年06月16日6月17日(土)より放送スタートするドラマ「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」。この度、本作の主演・鈴木亮平が誰も見たことのない国民的作家・宮沢賢治の新しい姿に挑んだメイキング映像が到着。同時に、いつも懸命に生きる“新しい宮沢賢治“の様々な表情などを切り取った新たな場面写真も初解禁された。大正10年、青年・宮沢賢治(鈴木亮平)は花巻の実家から東京へ家出していた。その間も、心を捉えて離さないのは最愛の妹・ トシ(石橋杏奈)のこと。ある日、実家からトシの大病をほのめかす電報が届く。急ぎ帰郷するが、大事はなさそうなトシ。電報は、家業を継がせたい父・政次郎(平田満)のはかりごとで、母・イチ(神野三鈴)もケロリとしたもの。久々に帰郷したものの打ち込むべきことが見つからない賢治だったが、土産代わりにコロッケを家族に振る舞い喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気付く。農学校教師の職を得て、その理想を生徒たちに伝えていくことになる賢治。音楽教師の嘉藤治(山崎育三郎)、いとしの君・ヤス(市川実日子)とのかけがえのない出会いにも恵まれる。しかしその一方、回復するかに思われたトシの体調が徐々に深刻な状態になりつつあることを、賢治はまだ知らなかった…。本作は、若かりし頃の天真爛漫な宮沢賢治の青春時代を、彼の愛した食やクラシック音楽を通して、家族や親しい人たちとの関わりを描く感涙物語。主人公・宮沢賢治役を鈴木さんが演じるほか、彼の最愛の妹・宮沢トシ役を石橋杏奈、後に賢治の良き親友となる高校の音楽教師・藤原嘉藤治役を山崎育三郎、次第に賢治に惹かれていく小学校教員・櫻小路ヤス役を市川実日子。そのほか神野三鈴、平田満、柳沢慎吾、おかやまはじめ、竹財輝之助、井之脇海、犬飼直紀らが出演する。今回到着したメイキング映像では、ドラマの魅力と登場人物たちを紹介。また、最愛の妹・トシと真剣な表情で向き合う姿から、揚げたてのコロッケや賢治の運命の女性となるヤスと一緒に食べる焼きリンゴを心から美味しそうに頬張る姿、さらには人目をはばからずに踊ったり、親友・嘉藤治のピアノ伴奏に合わせて農学校の生徒たちと楽しそうに歌を口ずさむ姿など、鈴木さんが表情豊かに演じる青年・賢治の自由奔放な一面が映し出されている。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月17日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年05月15日宮沢賢治役を鈴木亮平が演じる、連続ドラマW「宮沢賢治の食卓」。この度、本作の新たなキャストとして山崎育三郎、市川実日子らの出演が決定し、オールキャストが発表。また、本作のポスタービジュアルも初解禁された。「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ」などで知られる、国民的作家・宮沢賢治。孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、実はユーモアに溢れた好奇心の人だった。賢治とは一体どんな人物で、如何なるものを食したのか?賢治の愛した食べ物には、やがて早逝する最愛の妹への深い愛情が秘められてた――。本作では、若かりし頃の天真爛漫な宮沢賢治の青春時代を、彼の愛した食やクラシック音楽を通して、家族や親しい人たちとの関わりを描く感涙物語。主人公・宮沢賢治役を鈴木亮平が演じ、彼の最愛の妹・宮沢トシ役には、モデルで女優の石橋杏奈が決定しているが、今回新たに本作に加わる実力派キャスト陣が発表!自由奔放な賢治にふり回されるが、後に賢治の良き親友となる高校の音楽教師・藤原嘉藤治役に、“ミュージカル界のイケメンプリンス”と称され、現在放送中の「あなたのことはそれほど」や『美女と野獣』では日本語吹き替え版で野獣役を熱演する山崎さん。好きな音楽や文学を通じて次第に賢治に惹かれていく小学校教員・櫻小路ヤス役に、『シン・ゴジラ』や現在放送中の「小さな巨人」などに出演する市川さん。また、おっとりした性格で賢治を含む5人の子どもたちを優しく見守る母・宮沢イチ役に神野三鈴、代々続く質屋を継いでほしいと思いながら作家を夢見る賢治を厳しく育てる父・宮沢政次郎役に平田満が扮する。山崎さんは、「嘉藤治は音楽教師であり、賢治の良き親友です。自由奔放な賢治にふり回されることもありましたが、嘉藤治にとって賢治の天性の才能は憧れでした。音楽家としては嫉妬するときもありましたが、賢治との出会いが嘉藤治の人生を変えていきます」と役どころを話し、「今回、音楽教師・嘉藤治は、ピアノを弾くシーンがとても多く、芝居以外の時間はピアノの猛特訓でした。ピアノシーンも見所です!!」とアピール。また、市川さんは「初めての花巻の言葉は、なんともかわいらしく、難しい」と苦労を明かし、「この作品の賢治さんは、生きていくのに大事なことってなんだろう?という素朴な疑問へ、明るく 軽やかに答えてくれるような予感がしています」とコメント。神野さんは、「足元にころがる石から宇宙まで想像の翼を広げ、すべての命に光と尊さを見つけた宮沢賢治。その賢治を大らかに優しく演じる鈴木亮平さん。私が演じる母イチは、そんな賢治を産み静かに見守る花巻の大地や自然のようなそんな存在でありたいと願っています」と語り、平田さんは、「この温かな心やさしい物語にふさわしく、人間味にあふれた、実在感のある父親像を造形できたらうれしいです。厳しい現実と賢治の求める理想の橋渡しの役目もあるのかな、とも思います。決して大上段に構えることなく心洗われる美しい物語を、共感をもってご覧いただけたら幸せです」とメッセージを寄せている。そのほか、柳沢慎吾、おかやまはじめ、竹財輝之助、井之脇海、犬飼直紀ら個性豊かなキャストも出演する。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月17日より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年04月26日俳優・鈴木亮平が“宮沢賢治”を演じる、6月スタートのドラマ「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」。この度、新たなキャストとして鈴木さん演じる賢治の最愛の妹・トシ役を石橋杏奈が演じることが決定した。大正10年。青年・宮沢賢治(鈴木亮平)は、岩手・花巻の裕福な実家から東京へ家出していた。8か月に及んだ東京暮らしの間も、心を捉えて離さないのは最愛の妹で女学校の教師を務めるトシのことだった。夏の終わりのある日、実家からトシの大病をほのめかした電報が届く。急ぎ帰郷するが、大したことがなさそうなトシ。賢治は家業の質店を継がせたい父・政次郎の策略に引っ掛かったのだった。久々に帰郷したものの、打ち込むべきものが見つからない賢治。そんな中、手作りしたコロッケを家族にふる舞い喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気付く。そして、その具体的な形として、教師になり子どもたちに幸せを分かち合うことを教えたいと思うように。トシの陰日向からの尽力もあり教師になれた賢治。だがその一方で、トシの体が病魔に侵されていることを賢治はまだ知らなかった――。ドラマは、賢治が愛した食や音楽を切り口とする、“ヤング宮沢賢治、愛と青春の旅立ちの物語”。特に、鈴木さんと石橋さんが演じる、傑作詩篇「永訣の朝」に綴られた最愛の妹・トシとの死別に描かれる兄妹愛は、涙なくして見られない。これまで、「天皇の料理番」やコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」などで共演経験もある2人。ドラマで石橋さんは、後に日本を代表する詩人・童話作家となる賢治の一番の理解者で、その才能を評価していた妹という役どころに挑戦する。また、女学校の教師という役柄で、バイオリンの演奏に初挑戦も。石橋さんは、「バイオリンは触るのも初めてで全く分からないところからのスタートでしたが、特にすごく上手という設定ではないのが幸いでした(笑)」と話し、「トシはヴァイオリンが好きでたまらないという役なので、楽に、楽しく、演奏出来たらなと思います」とコメント。鈴木さんとの本格的な共演は今回が初めてだと言う石橋さんは、「すごく楽しみです。どんな兄妹愛が出来上がるのか、わくわくします」と心境を語り、「このドラマで描かれている亮平さん演じる宮沢賢治が、とにかく素敵なんです。個人的にはヤスさんと賢治さんのシーンが楽しみです。みなさま、ぜひご覧下さい!!」とメッセージを寄せている。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月、毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年04月17日俳優・鈴木亮平を主演に迎え、6月よりWOWOWの連続ドラマW枠で放送される「宮沢賢治の食卓」。この度、“ヤング宮沢賢治”に扮する鈴木さんの場面写真が初解禁となった。大正10年。青年・宮沢賢治(鈴木亮平)は、岩手・花巻の裕福な実家から東京へ家出していた。8か月に及んだ東京暮らしの間も、 心を捉えて離さないのは最愛の妹で女学校の教師を務めるトシのことだった。夏の終わりのある日、実家からトシの大病をほのめかした電報が届く。急ぎ帰郷するが、大したことがなさそうなトシ。賢治は家業の質店を継がせたい父・政次郎の策略に引っ掛かったのだった。久々に帰郷したものの、打ち込むべきものが見つからない賢治。そんな中、手作りしたコロッケを家族に振る舞い喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気付く。そして、その具体的な形として、教師になり 子どもたちに幸せを分かち合うことを教えたいと思うように。トシの陰日向からの尽力もあり教師になれた賢治。だがその一方で、トシの体が病魔に侵されていることを賢治はまだ知らなかった――。「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ」などで知られる、国民的作家・宮沢賢治。彼は、孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、実はユーモアに溢れた好奇心の人だった。一体彼はどんな人物で、如何なるものを食したのか。本作は、若かりし頃の天真爛漫な宮沢賢治の青春時代を、彼の愛した食やクラシック音楽を通して、家族や親しい人たちとの関わりを描いた感涙物語。監督には『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』『泣き虫ピエロの結婚式』の御法川修、「アルジャーノンに花束を」「砂の塔~知りすぎた隣人」の池田奈津子が脚本を担当する。この度、主演の鈴木さんが演じる宮沢賢治の場面写真が初公開。これまでの映像作品ではなかなか描かれなかった、泣いて笑って躍動する、瑞々しい“宮沢賢治の新たな一面”を感じさせるビジュアルに仕上がっている。また本作を制作するにあたり、「宮沢賢治=岩手県を愛する人たちにぜひ応援していただきたい!」という番組スタッフの想いから、本編エンドロールで紹介する岩手県の風景写真の公募企画も決定。岩手県の“いま”を、番組で紹介していく。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月、毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年04月08日「天皇の料理番」や『俺物語!!』など、演じる役柄でストイックな肉体改造を行い、様々な役どころを演じ分けてきた俳優・鈴木亮平が、今度は宮沢賢治を演じることが決定。本作は、「思い出食堂」より魚乃目三太の「宮沢賢治の食卓」を原作に、6月よりWOWOWの連続ドラマW枠にて放送される。大正10年、若き青年・宮沢賢治は裕福な実家を飛び出して、東京へ家出してきていた。自活の道を歩みながら8か月に及んだ東京暮らしの間も、心をとらえて離さないのは最愛の妹・トシのことだった。夏の終わりのある日、ふいに届いた電報には「トシ ビヨ ウキ スグ カエレ」とある。大慌てで帰郷する賢治を待っていたのは、元気な様子のトシ。賢治の身を案じた父・政次郎の目論見にまんまと騙されたのだった。久々に帰郷した賢治は、自分の胸を熱くする“何か”を見つけられずにいた。そんな中、東京で味わったコロッケを手作りし、家族と“分かち合う”ことから気づきを受け、“幸せを分かち合うこと”を自らの理想であると自覚し始める。それは、賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の一節にある、「ほんとうのさいわい」であり、賢治の思想の根幹にあった「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」に通じるものだった。そして賢治はトシの志を受け継ぎ、新設され たばかりの稗貫農学校で教職に就くことを決心する――。本ドラマは、賢治が愛した食や音楽を切り口とする“ヤング宮沢賢治、愛と青春の旅立ちの物語”。特に傑作詩篇「永訣の朝」にうたわれた最愛の妹・トシとの死別に描かれる兄妹愛の行く末は、涙なくして観られない。いままでの映像作品ではなかなか描かれなかった、泣いて笑って躍動する、瑞々しい宮沢賢治が描かれる。そして今回、主人公・宮沢賢治を演じるのは、これまで執事役、刑事役、高校生役、うさぎの着ぐるみを着た死神役、西郷隆盛役と幅広い役柄を演じてきた鈴木さん。宮沢賢治には朴訥(ぼくとつ)としたイメージを勝手に持っていたと話す鈴木さんは、「当時の資料を調べていくと、とても熱くて人間臭い人だったようで驚きました。時には周りをも巻き込んでしまう、子どものように豊かな感受性と情熱を持った”宮沢賢治”という一人の人間を、まるでいまそこに生きているかのようにのびのびと演じられたらと思います」と持っていたイメージとは違ったと語る。また、「いわゆるグルメドラマの枠をはるかに超える濃厚な感動作」と脚本を読んだ印象を明かし、「“宮沢賢治”の詩の世界と、当時の東北の人々の暮らしと、素朴で美味しい料理が混じり合って、絶妙なマリアージュが生まれています。この企画、この脚本に巡り会えたことに感謝しています」とコメント。さらに「宮沢賢治のファンはもちろん、宮沢賢治の作品を全く知らない方でも存分に楽しん でいただけるドラマです。“生きる”とは。“人を想う”とは。ただ泣けるだけでなく、心の深い場所まで揺さぶられる感動作になりそうです」とアピールした。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年03月15日平牧仁とHITOによるユニット、三ツ星サラバが8月4日(木)より全国ツアーを開催。同ツアーのファイナルとなる10月9日(日)東京・Zirco Tokyo公演で初のワンマンライブを行うことが決定した。【チケット情報はこちら】同ツアーでは各会場の物販でしか手に入らない限定グッズの販売や、来場者参加型の企画が多数行われる。三ツ星サラバは『烈車戦隊トッキュウジャー』『ミュージカル・テニスの王子様』などに出演した俳優、平牧仁の発案による音楽ユニットとして2015年より活動を開始。楽曲の作詞・作曲・アレンジはすべて平牧仁自らが手がけ、HITOがボーカルを務めている。ツアーファイナルとなる10月9日(日)東京公演のチケット一般発売に先駆けて、オフィシャル最速先行を実施。受付は7月23日(土)昼12時から25日(月)午後11時59分まで。■三ツ星サラバ『初★ワンマンに向けての星巡ツアー』ツアーファイナルワンマンライブ『タイトル未定』10月9日(日)Zirco Tokyo(東京都)開場 18:00 / 開演18:30料金:4,000円(ドリンク代別)
2016年07月21日9日、Apple Store 表参道にて、アップルが現在展開している「新しい何かを始めよう。」キャンペーンで紹介されたグラフィックアーティスト・牧かほりさんのトークライブ&ワークショップが開催された。牧さんは、92年日本大学芸術学部卒業後に渡米。ニューヨークでファインアートを学び94年帰国後フリーランスのイラストレーターとしてキャリアをスタートさせた。COMME des GARCONSの2005 A/Wでペインティングを提供したほか、JUJUやHIATUSのアルバムジャケットなどを手がけ、2008年には文化庁メディア芸術祭でアート部門審査委員会推薦作品を受賞している。アップルが同社製品をフィーチャーしたキャンペーン「新しい何かを始めよう。」で、牧さんは、iPhone 6s、iPad Pro、Apple Pencilにスケッチアプリ『Procreate』を使った作品"VISIONEO16"という作品を提供。イベントは、同キャンペーンに採用された経緯についてからの話で始まった。今回、声がかかったきっかけについては、Behanceというポートフォリオサイトに作品をアップしていたところ、アップルの担当者に目がとまったと牧さん。最初に連絡があったときは、唐突過ぎて「嘘のメールが届いた」と訝しく思ったそうだ。牧さん自身、ペンタブレットのようなデバイスを使って制作した経験はなく、最初、全てをiPad Proで描き上げるのは無理かもしれないと正直に伝えたと、そのときのことを振り返る。だが、アップルは、そういったデジタルデバイスを使った活動をしていない作家を探していたらしい。そこにはiPad Proを渡したら、どんなことになるんだろうという期待と、不安を払拭してくれる使い心地のよさを保証できる自信があったからに違いない。それが、今回、"VISIONEO16"という作品で見事に結実した。とは言うものの、牧さんは、MacとAdobe Photoshopを利用していくつも作品を発表している。おそらく彼女にとっては、iPad ProとApple Pencilも、制作に使える「道具」として使えるかどうかという基準しか持っていなかったのではなかろうか。作家にとって重要なことは、手にした「道具」が自分のコンセプトやアイディアを具体的な作品として落としこめるようにしてくれるかどうかということなのだ。その尺度で、アーティストは「道具」を選ぶのである。もちろん、筆だったり、鉛筆だったりしないと描けないという作家もいる。しかし、牧さんの場合、有り体に言ったら進取の気性に富んでいるということなのだろうか、新しいデバイスでも、すぐさまその良さを見つけて、ツールとして取り込んでいるのである。彼女の場合、変わることを躊躇せず、むしろそれを面白がっているような印象がある。変化を恐れず、新しい何かに向かって邁進し、新しい表現方法を獲得しているのだ。トークでは、そもそも、デジタルの世界は有限だと思い込んでたところがあったと牧さんは心情を吐露。だが、iPad ProとApple Pencilを使ってみたら、模様を替え、太さを替えといったことができるし、普通のペンが滲むようにApple Pencilも滲む表現が可能であるということに気づき、開発者が無限を目指しているんだなと、自身の認識も変わったと話す。続いて制作に利用したアプリ『Procreate』の紹介に入り、実際に制作のプロセスをレクチャーしながらのワークショップに突入。来場した人々もiPadを手に、その場で写真を撮って、絵を描いていく。最初は『Procreate』ではなく、『Adobe Sketch』を使用。『Procreate』同様、レイヤーも使え、写真を取り込んで加工できるので、絵を描けなくても絵になると説明しながら作業を進めていく。『Adobe Sketch』より、もっと凝ったことをするのなら、ということで、『Procreate』も改めて紹介。『Adobe Sketch』にはない豊富なエフェクトを利用して、より作品に深みをもたせていく。解説していく中で、印象的だったのは「画力関係ないですからね」という牧さんの言葉だ。牧さんは、ストア内で撮った市川さんの顔写真にペイントを重ねていったのだが、その一連の作業はとても簡単そうで、これなら絵心のない自分にもできるかもと思えるようなものだった。ワークショップの最後には、来場した子供たちが描いた作品を発表。短い時間ではあったが、iPadを使って絵を描くのを充分に楽しんでいるという様子であった。牧さんのイベントは、今週の土曜日(1月16日)の14時から、Apple Store 名古屋栄でも開催される。アーティストの創作のプロセスを見られるだけでなく、アイディアの膨らませ方、具体的なテクニックまで触れられるという、またとないチャンスでもある。入場料は無料なので、お近くの方は是非、足を運んでいただきたい。
2016年01月15日