もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)をすすめられて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」などの問題行動が目立つようになりました。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方。学校内だけでなく、学童や登校班でもトラブルを起こすタクくんに頭を悩ませていたもっつんさんは、小学校の担任の先生から案内があった、スクールカウンセラーに相談してみることに。臨床心理士として非常勤大学教授もしているスクールカウンセラーの花雲(かうん)先生に、「タクくんが脱走する理由って、なんだと思いますか?」と質問されたもっつんさん。改めてタクくんに理由を聞いてみると、「教室がうるさいから」という思わぬ言葉が返ってきました。 これまでタクくんの行動にばかり目を向けていたもっつんさんは、タクくんが『聴覚過敏』の症状に苦しんでいたかもしれないことを知り、申し訳ない気持ちに。さらに自身の行動を振り返り、「なんであんなふうに怒っちゃったんだろう」と落ち込んでしまいます。 その後、月に2度のスクールカウンセリングを続けていたもっつんさん親子。すると、少しずつタクくんに変化が見られ……。 「やる気の問題だ」と誤解されやすい ※訂正:(誤)観空間認知→(正)視空間認知※「学習障害(限局性学習症、LD)」:全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論するなどのうち、特定の能力の習得や使用に著しい困難を示す状態 ※「ビジョントレーニング」:見ることに関連するさまざまな力や機能を向上させるトレーニング方法。発達に課題がみられる子どもたちの改善・克服などに活用され、取り組まれている発達支援の実践プログラム。 花雲先生や担任の先生とのやり取りの中で、タクくんは“字を書くこと”、特に黒板の板書が苦手だとわかってきました。 周囲からは「やる気がない」と誤解されてしまいがちな行動にも、原因があったのですね。 「支援側も、知識と適切な接し方が求められます」と語るもっつんさん。タクくんが少しでも学校生活が送りやすくなるよう、花雲先生にもらったプリントを使って家でも特訓していたそうです。 スクールカウンセリングで専門家に見てもらえたことで、さまざまなことが具体的に進み始めました。たとえ親であっても、子どもの状態について気づかないことや、わからないことがあるのは当然ではないでしょうか。もっつんさんのように勇気を出して一歩踏み出し、周囲のサポートを受けることで大きく好転することもあるのだと、勇気をもらえますね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年08月07日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)をすすめられて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」などの問題行動が目立つようになりました。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方。学校内だけでなく、学童や登校班でもトラブルを起こすタクくんに、もっつんさんは頭を悩ませていました。ある日、小学校の授業参観のあとに担任の先生から「よかったら」と、スクールカウンセラーの案内が掲載されたプリントを渡されたもっつんさん。一度相談してみようと思い、申し込むことに。臨床心理士として非常勤大学教授もしているスクールカウンセラーの花雲(かうん)先生に、「タクくんが脱走する理由って、なんだと思いますか?」と質問されたもっつんさん。そして改めてタクくんに理由を聞いてみると、「教室がうるさいから」という思わぬ言葉が返って来ました。 これまでタクくんの行動にばかり目を向けていたもっつんさんは、タクくんが『聴覚過敏』の症状に苦しんでいたかもしれないことを知り、申し訳ない気持ちに。さらに自身の行動を振り返り、「なんであんなふうに怒っちゃったんだろう」と落ち込んでしまいます。 その後もタクくんの学校での様子は相変わらずで……。 毎日毎日、怒らなくちゃいけなくて カウンセリング後は、またいつも通り仕事やタクくんの問題に追われる日々。もっつんさんは、「同居の環境も、仕事も、躾もハードモードすぎた……」と振り返ります。そんな毎日の中、月に2度おこなわれるスクールカウンセリングは毎回楽しみに通っていて、タクくんが楽しそうに学校でのことを話してくれる日も増えたそうです。 毎月仕事を休むのはかなり負担だったそうですが、もっつんさんがここまで本気で向き合ってくれているからこそ、タクくんは安心して元気いっぱい成長できているのでしょうね。 ちなみにSNSのコメント欄には、「長男のクレヨンもバキバキだったのを思い出しました」 「今となっては笑いごとでしょうけど、文房具、これは大変ですね」 「わかります、折りますよね……(笑)。うちはテープでガッチガチに補強しています」 と、タクくんが折ってしまった文房具に関する感想がたくさん!中には、子どものころに「長くて使いにくかったから」という理由で折っていたという方も……。親にとっては突飛に感じる行動にも、子どもなりに理由があるのかもしれませんね。皆さん自身が子どものころはどうでしたか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年08月06日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)をすすめられて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」などの問題行動が目立つようになりました。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方。学校内だけでなく、学童や登校班でもトラブルを起こすタクくんに、もっつんさんは頭を悩ませていました。ある日、小学校の授業参観のあとに担任の先生から「よかったら」と、スクールカウンセラーの案内が掲載されたプリントを渡されたもっつんさん。一度相談してみようと思い、申し込むことに。スクールカウンセラーは、髪の毛はボサボサで、表情はニコニコ、ホワホワした雰囲気の花雲(かうん)先生。臨床心理士として非常勤大学教授もしている花雲先生は、もっつんさんとタクくんが安心して学校生活が送れるようにサポートすると話してくれました。 花雲先生に、「タクくんが脱走する理由って、なんだと思いますか?」と質問されたもっつんさん。帰宅後、改めてタクくんに理由を聞いてみると、「教室がうるさいから」という思わぬ言葉が返ってきました。 「ネットで見たことある……。『聴覚過敏』ってやつだ……」 これまでタクくんの行動にばかり目を向けていたもっつんさんは、タクくんが聴覚過敏の症状に苦しんでいたかもしれないことを知り、「気づかなくて、無理させていて、本当にごめんね」と申し訳ない気持ちになってしまいます。 すっかり落ち込んでしまったもっつんさんは……。 なんであんなふうに怒っちゃったんだろう これまでの自身の行動を振り返り、「なんであんなふうに怒っちゃったんだろう」と落ち込んでしまいます。どうしても、「なんで? なんでうちの子が? 私のせい……」という感情が湧いてきてしまい、しばらく苦しんだと振り返るもっつんさん。 子どものことを愛しているからこそ、心配になって怒りすぎてしまうこともありますよね。そして夜に寝ている子どもの顔を見て、起こりすぎたことを後悔するという保護者の方も多いのではないでしょうか。 もっつんさんは長い間、ひとりで頑張ってきました。抱え込んでいた不安や後悔を、このタイミングですべて吐き出せたことは、きっとプラスになるはず。こんなとき、泣き止むまで寄り添ってくれる人の存在は本当に大きいですね。たくさん泣いて、思いを吐き出して、少しずつ前を向いて歩んでいけることを祈るばかりです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年08月05日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)をすすめられて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」などの問題行動が目立つようになりました。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方。学校内だけでなく、学童や登校班でもトラブルを起こすタクくんに、もっつんさんは頭を悩ませていました。ある日、小学校の授業参観のあとに担任の先生から「よかったら」と、スクールカウンセラーの案内が掲載されたプリントを渡されたもっつんさん。一度相談してみようと思い、申し込むことに。スクールカウンセラーは、髪の毛はボサボサで、表情はニコニコ、ホワホワした雰囲気の花雲(かうん)先生。臨床心理士として非常勤大学教授もしている花雲先生は、もっつんさんとタクくんが安心して学校生活が送れるようにサポートすると話してくれました。 タクくんのこれまでの様子やもっつんさんの悩みを一通り聞いた花雲先生は、「タクくんが脱走する理由って、なんだと思いますか?」ともっつんさんに質問。もっつんさんは、「タクの気持ちになって考えてはいなかったと、ハッとしました」と振り返ります。 ひょっとしたら、タクくんの中に理由があるのかも。もう一度、タクくんに理由を聞いてみることに……。 まさか、うちの子が苦しんでいたなんて… タクくんが教室を出ていきたくなった理由は、「教室がうるさいから」。今まで、ネットや本で見たことあった「聴覚過敏」の症状に、まさか自分の子が苦しんでいたかもしれないなんて……。タクくんは、体調次第で雑音がすごく不快に感じるときがあったそう。 これまでタクくんの行動にばかり目を向けていたもっつんさんは、「気づかなくて、無理させていて、本当にごめんね」と申し訳ない気持ちになってしまいます。 時に、大人が想像できないような言動をすることがある子どもたち。どうしても行動や結果ばかりに目がいきがちになりますよね。しかし今回のように、その理由を深掘りしてみると、行動を引き起こす原因が明確になることも。 もっつんさんがタクくんの本当の気持ちを引き出せたことで、教室を出て行ってしまう理由がわかって本当によかったですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年08月04日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)をすすめられて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」などの問題行動が目立つようになりました。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方。学校内だけでなく、学童や登校班でもトラブルを起こすタクくんに、もっつんさんは頭を悩ませていました。ある日、もっつんさんは小学校の授業参観と学級懇談会のあと、担任の先生と話し、タクくんの普段の問題行動について謝罪します。先生は「お母さんは何も悪くないですよ」と、あたたかい言葉をかけてくれました。 そして先生から「よかったら」と、スクールカウンセラーの案内が掲載されたプリントを渡されたもっつんさん。一度スクールカウンセラーに相談してみようと思い、申し込むことに。 スクールカウンセラーは、髪の毛はボサボサで、表情はニコニコ、ホワホワした雰囲気の花雲(かうん)先生。臨床心理士として非常勤大学教授もしている花雲先生は、もっつんさんとタクくんが安心して学校生活が送れるようにサポートすると話してくれました。 さらに、「大丈夫ですよ。これからいくらでも伸びます。いや、伸ばします。絶対良い方向に進みますよ」と心強い言葉をかけてくれて……。 もしかして、タクの中には理由がある?※訂正:(誤)出世→(正)出生※訂正:(誤)タク産まれは→(正)タクが生まれたのは(誤)極低体重児→(正)極低出生体重児 タクくんが生まれてからこれまでのこと、そしてもっつんさんが抱えている、さまざまな悩み……。花雲先生は静かにやさしく聞いてくれました。 そして「タクくんが脱走する理由って、なんだと思いますか?」と質問されたもっつんさん。 「教室から抜け出す理由について、タクの気持ちになって考えていなかったと、ハッとしました」ともっつんさんは振り返ります。 ひょっとしたら、タクくんの中に理由があるのかも……。もっつんさんはもう一度、タクくんに理由を聞いてみることに。こうして、初回のスクールカウンセリングはあっという間に終了したのでした。 客観的な立場で話を聞いてくれる花雲先生。ママ友がいないというもっつんさんにとって、いろいろな悩みを打ち明け、相談できる貴重な時間となりました。 忙しい日々の中で、子どもの言動について深く考える余裕がなくなってしまうことも多いのではないでしょうか。花雲先生が言うように、子どもの行動の裏にある“理由”をじっくり考えたり、確かめたりすることで、子どもが何を考えているのかが具体的に見えてくるのかもしれません。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年08月03日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」などの問題行動が目立つようになりました。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方。学校内だけでなく、学童や登校班でもトラブルを起こすタクくんに、もっつんさんは頭を悩ませていました。ある日、もっつんさんは小学校の授業参観と学級懇談会のあと、担任の先生と話し、タクくんの普段の問題行動について謝罪します。先生は「お母さんは何も悪くないですよ」と、あたたかい言葉をかけてくれました。 そして先生から「よかったら」と、スクールカウンセラーの案内が掲載されたプリントを渡されたもっつんさん。一度スクールカウンセラーに相談してみようと思い、申し込むことに。 スクールカウンセラーは、髪の毛はボサボサで、表情はニコニコ、ホワホワした雰囲気の花雲(かうん)先生。臨床心理士として非常勤大学教授もしている花雲先生は、もっつんさんとタクくんが安心して学校生活が送れるようにサポートすると話してくれました。 もっつんさんは、今後のカウンセリングについて説明を受け……。 絶対、良い方向に進みますよ カウンセリングの前に、教室でのタクくんの様子を見学してきた花雲先生は、タクくんが着席にストレスを感じているようだと見抜きます。 そして、どうしたらいいのか思い悩むもっつんさんに、「大丈夫ですよ。これからいくらでも伸びます。いや、伸ばします」と心強い言葉をかけてくれました。 多くの子どもたちを見ている専門家の先生に「大丈夫」と言われると安心できますよね。 SNSのコメント欄にも、 「カウンセリングで先生からこうやって心強い言葉をかけてもらえると、とてもありがたいですね」 「やさしそうなカウンセリングの先生。ちゃんと聞いてくれてる感じがします」 「タクくんの様子もしっかり見てくれて、もっつんさんのお話もじっくり聞いてくれるんですね」 と、スクールカウンセラーの花雲先生に安心感を抱く人の声が多数。 もし、学校生活に悩みを抱えることがあれば、まずはスクールカウンセラーなどのサポート制度があるかどうかを調べ、利用してみるのも一手です。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年08月02日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」などの問題行動が目立つようになりました。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方。学校内だけでなく、学童や登校班でもトラブルを起こすタクくんに、もっつんさんは頭を悩ませていました。そんな中おこなわれた、授業参観と学級懇談会。学級懇談会では他の保護者から「宿題が少なすぎて、市販のテキストをやっている」という話が出て、周囲の保護者も同意見の様子。バタバタな毎日を過ごしながら、タクくんに無理やり宿題をさせている、いつもギリギリな自身と比較して、もっつんさんは劣等感を抱いてしまいます。 その後、少し担任の先生と話をし、「お母さんは何も悪くないですよ」とあたたかい言葉をかけてもらいました。そして、先生から「よかったら」と、スクールカウンセラーの案内が掲載されたプリントを渡されたもっつんさん。 一度スクールカウンセラーに相談してみようと思い、申し込むことに。 いや、キャラ濃すぎ…!! スクールカウンセラーは、髪の毛はボサボサで、ニコニコ、ホワホワしている花雲先生。臨床心理士として、非常勤大学教授もしているとのことでした。 医師ではないので治療はできないものの、もっつんさんとタクくんが安心して学校生活が送れるようにサポートしてくれると話します。 小学校で本格的なカウンセリングを受けられるのはありがたいですね! やさしそうな先生ならなおさら、ひとりで抱えていた悩みも打ち明けられそうです。 小学校の先生や学童の先生、スクールカウンセラーの先生など、いろいろな人に関わってもらうことで、タクくんが学校で過ごしやすくなり、もっつんさんの気持ちが少しでもラクになることを祈るばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年08月01日特別支援学級の情緒クラスを希望し小学校へ入学3歳で自閉スペクトラム症と診断を受けたけんとは、こども園に通っているときから、マイペースで集団行動が苦手。構音障害や感覚過敏もあり、さらには人とのコミュニケーションも苦手だったので、通常学級でたくさんのお子さんと一緒に過ごし、授業を受けるのは、いろいろな面で難しいだろうと思い、市が行っている就学相談へ行くことに。相談の結果、特別支援学級の情緒クラスを希望し、入学しました。Upload By ゆきみけんとが通う小学校は、比較的小規模で生徒数が少ない学校です。そのため、情緒クラスは1クラス。クラスの生徒は全員で6人でした。1年生で特別支援学級に在籍する子どもは、けんと1人。ほかのお子さんは高学年でした。入ったばかりの1年生だから学校に慣れていない…という理由もあったのか、1学期の間は、けんとが交流学級で授業を受けるときは、必ずサポートの先生が1名ついてきてくれていました。サポートの先生がすぐ隣にいて、立ち歩きをすると席に戻してくださったり、姿勢が崩れたときは直してもらったりしながら、交流学級で授業を受けていました。ところが、夏休み明けにクラスの様子が一変したのです。人員不足…6名→9名に変化した教室でUpload By ゆきみ2学期になると、転入生や、「お試し」という形で特別支援学級に参加するお子さんもいて、一気にクラスが9名になりました(そのほかに、たまに来るお子さんも数名)。しかし、担任の先生は1学期と変わらず1名、サポートの先生が1名だったので、けんとはもちろん、ほかのお子さんたち、先生方も、いつもバタバタ…。教室の中がとても賑やかに。Upload By ゆきみUpload By ゆきみほぼ全学年のお子さんがそろい、授業の進め方も変わり、親の私の目から見ても先生方の手が足りていない印象。けんとは1年生の5月ごろから、交流級のクラスメイトが優しく接してくれたことで「交流級に行きたい」と言い出し、ほとんどの授業を交流級で受けるようになっていました。しかし、夏休み明けからはサポートの先生の手が足りず、けんと1人では交流学級に授業を受けに行くのが難しいため、特別支援学級で受けることが増えました。担任の先生が、校長先生を通して市に要請をしたようで、しばらく経つと1名サポートの先生が加わり、先生方が少し落ち着いたように感じました。しかし、クラスの中は相変わらずの大賑わい。プリントなどを速攻で終わらせるけんとは、空白の時間が増えたからなのか、立ち歩きをしたり、授業中なのに勝手に違う学年の教室に遊びに行ったりしてしまうことも。人員が不足している状況なのに、さらにお手数をおかけしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そして、保育所等訪問支援の方からのアドバイスで、秋ごろから学校でも視覚支援を取り入れてくださり、けんとも少しだけ落ち着いて過ごせるようになりました。2年生になり環境が変わった現在…Upload By ゆきみ小学校2年生になり、お試しだったお子さんたちが正式に特別支援学級に入りました。市で決められている規定の人数があるようで、情緒クラスは2つのクラスに分かれることに。けんとのクラスは4名となり、1年生のときと比べるととても静かな教室になりました。現在は、担任の先生+サポートの先生(知的クラスを含む3クラスを掛け持ちで担当)で、クラスを見てくださっています。2年生になったけんとは、昨年度の夏以降と同様、特別支援学級で授業を受けることが多いそうです。授業によっては交流学級に行くこともあるようですが、最近けんとは静かな特別支援学級の環境を望んでいることも多いようなので、けんとが希望しなければ無理に交流学級で授業を受けなくてもいいかなと母としては思っています。集団指示が入りにくく、人の話を聞き続けるのが苦手で、立ち歩きの多いわが子の場合、1人で交流学級に行くことはできないようです。もしも本人が1年生の春ごろのように「交流学級で受けたい」となった場合は、サポートの先生についてきていただくことになります。そうなると人員は不足。わが子の希望、ほかのお子さんの希望、先生の状況…それぞれの立場で考えると、なかなか難しいことがたくさんあるのだなぁと感じる、今日このごろです。現実…希望通りの環境づくりは難しい入学したときは、年度の途中で特別支援学級の人数が増えて、環境が変わることがあるとは思ってもいませんでした。仮に人数が増えた場合は、「年度途中でもクラスが2つに分かれるのかな?」と思っていましたが、そうはならず、大人数のまま。けんとも含め、変化が苦手な子どももいますし、先生方も慣れるまでには時間がかかっていたようです。住む地域によって、システムが違うようですが、希望しているピッタリの環境をつくり出すというのは、現実では難しいのだと感じました。Upload By ゆきみお子さんや親御さんによって、それぞれどのように授業を受けたいのか、何を希望するのかは違うのかもしれませんが、先生方も頑張ってくださっている状況も目の当たりにしています。感謝の気持ちをしっかり胸にだきながら、希望がある場合は伝えていけたらと思っています。執筆/ゆきみ(監修:新美先生)公立小中学校の特別支援学級は、定員が8名となっています。年度の途中に入級するお子さんがいたり、正式な入級でなくても必要に応じて特別支援学級を利用するお子さんがいたりして、特別支援学級にいるお子さんが徐々に増えていくというのはよくありますね。特別支援学級を利用されるお子さんの、合理的配慮ニーズは一人ひとり異なっているので、定員いっぱいやそれ以上のお子さんがいると、十分な支援が行き届かないと感じることもあるかもしれません。お子さんに余裕があればその中で折り合いをつけたり、割り切ったりできるとよいですが、お子さんにとって明らかな不都合が生じているようでしたら、学校側と話し合っていくことも必要でしょう。その際、人員配置などは学校全体で考えてもらうことも必要なので、状況によっては担任、支援担任以外にも、特別支援コーディネーターの先生、教頭先生、校長先生などに相談してみるのもよいかもしれません。ゆきみさんが記事の最後におっしゃっていることはとても共感しました。ありがとうございました。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年07月26日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。夫が積極的にしつけに協力してくれるようになり、タクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったもののトラブルは依然としてなくなりません。そんな中おこなわれた、授業参観と学級懇談会。 学級懇談会では他の保護者から「宿題が少なすぎて、市販のテキストをやっている」という話が出て、周囲の保護者も同意見の様子。 バタバタな毎日を過ごしながら、タクくんに無理やり宿題をさせている、いつもギリギリな自身と比較して、もっつんさんは「もしかして住む世界が違うのは、私のほうかな……」と劣等感をいだきました。 その後、少し担任の先生と話し、「お母さんは何も悪くないですよ」とあたたかい声をかけてもらいました。そしてタクくんが安心して皆と一緒に教室で学習できるよう、改めて相談することに。 先生と話しているうちに、自習を終えた子どもたちが戻ってきて……。 帰り際、先生が紹介してくれたのは… 「あっ、そうだ」と先生が渡してくれたのは、スクールカウンセラーの案内が掲載された、学年だよりのプリント。 それまでは、ひたすら悩みながらタクくんに怒ったり説明したりしていた、もっつんさん。スクールカウンセラーの存在を知り、「相談してみようかな」と一歩踏みだすのでした。 困ったことや悩みがある場合、家族や友人に話を聞いてもらうのはもちろん大切ですが、専門家の意見も聞いてみることで、新たな道が開けるかもしれません。何事もひとりで抱え込まないようにするのが大切ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月21日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学式の日、タクくんがなかなか入場してこないと思ったら、なぜか補助の先生に付き添われて入場してきました。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。夫が積極的にしつけに協力してくれるようになり、タクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったもののトラブルは依然としてなくなりません。そんな中おこなわれた、授業参観と学級懇談会。学級懇談会では他の保護者から「宿題が少なすぎて、市販のテキストをやっている」という話が出て、周囲の保護者も同意見の様子。 バタバタな毎日を過ごしながら、タクくんに無理やり宿題をさせている、いつもギリギリな自身と比較して、「もしかして住む世界が違うのは、私のほうかな……」と劣等感を抱いてしまったもっつんさんは……。 先生…やさしい… ※訂正:(誤)行けなくて→(正)いけなくて もっつんさんは劣等感が湧いてきて、懇談会に来たことを後悔しました。 「今はたくさん長所が浮かびますが、このころは『なんでタクは普通じゃないんだろう?』と暗く落ち込んでいました。発達障害があるとはまだ知らなかったですし、障害受容もまだまだまだ先の話です。チャームポイントというか、長所はなかなか思いつかず……。当たり障りのないように話すのが精いっぱいでした」と振り返るもっつんさん。 その後、少し担任の先生と話し、「お母さんは何も悪くないですよ」とあたたかい声をかけてもらいます。そしてタクくんが安心して、みんなと一緒に教室で学習できるよう、今度改めて話をすることとなりました。もっつんさんは、一気に先生のファンになったそうですよ。 1日のうち長時間を過ごす小学校。担任の先生が子どものことを気にかけ、やさしく見守ってくれていることがわかると安心できますよね。小学生になると先生と直接話す機会が減ってしまうものですが、参観日や懇談会、行事などに積極的に参加してみることで、より学校での様子がつかみやすくなるのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月20日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。学校から何度も悪い報告の電話があるため、もっつんさんは次第に学校からの連絡が怖くなってしまうのでした。夫が積極的にしつけに協力してくれるようになり、タクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったもののトラブルは依然としてなくなりません。 そんなある日、授業参観がおこなわれました。 突然の自己紹介タイムに焦り… 授業参観が終わったあと、保護者のみ学級懇談会へ。そこで担任の先生から「自己紹介とお子さんのチャームポイント、学校への質問や要望など、ひと言お願いします」と言われます。 突然の流れに困惑するもっつんさん。スラスラと話す他の保護者に焦りながらも話を聞いていると、「宿題が少なすぎて、市販のテキストをやっている」という話が出ました。 最初はこのママさんを「住む世界が違う人だ」と思っていたものの、周囲の保護者も同意見の様子。 バタバタな毎日を過ごしながら、タクくんに無理やり宿題をさせている、いつもギリギリな自身と比較して絶望を感じたもっつんさんは、「もしかして住む世界が違うのは、私のほうかな……」と思ってしまったのでした。 保護者会での自己紹介って緊張しますよね。SNSのコメント欄には、 「自己紹介、本当に苦手なので逃げたくなります」 「突然の自己紹介とか恐怖ですよね。私もそんな状況になったら、めちゃくちゃ緊張します」 「す、すごい……! 自己紹介なんて嫌すぎるっ」 と、もっつんさんと同じく、自己紹介が苦手な方からの声もたくさん。 知らない人々が大勢集まった場で意見交換が始まると、なぜか周囲の人は自分より優れているように見えてしまいがち。でも、周りの保護者も実はみんな、緊張しているのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月19日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。学校から何度も悪い報告の電話があるため、もっつんさんは次第に学校からの連絡が怖くなってしまうのでした。夫が積極的にしつけに協力してくれるようになり、タクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったもののトラブルは依然としてなくなりません。 さっき怒られたばかりなのに、すぐにおやつのことを考え始めるタクくん。反省せずにしゃべり続けるタクくんに対し、怒りが収まらずついに爆発してしまったもっつんさん。 義母に子育ての悩みを打ち明けると、「ママは全然怒らないからねぇ」「おしとやかだから、怒鳴ったりしないでしょう?」と言われてしまい、まるで自分のしつけが甘いから、タクくんが問題を起こすと言われているような気持ちになってしまうのでした。 ストレスで胃が痛くなってしまうような日々が続き、ある夜、もっつんさんは「ひとりになりたい」と夫に言い残して、家を飛び出しました。公園の駐車場で時間をつぶしながら、考え事をしていたもっつんさんは……。 1時間足らずで終了したプチ家出 夫からの「ゆっくりしておいで。気をつけてね。気が向いたら返事ください」というメッセージを見て、少し心がほぐれたというもっつんさん。そして帰る決心をし、帰宅後は、タクくんのトラブルや義母のストレスについて、深夜まで夫に話を聞いてもらったそうです。 「ストレスためているつもりはなかったけれど、改めて考えると、ストレスフルな生活でした。夫は、なぜ私が悩んでいるのか、最初はなかなかわからなかったみたいです。今では愚痴も言えるようになりました」と振り返ります。 SNSのコメント欄にも、 「もつパパさんが向き合ってくれてよかったです! やっぱり忙しいときほど、話し合いって大事ですよね」 「もつパパ、ちゃんと話を聞いてくれて理解ある!」 「ストレスも話せるパートナーがいるのは幸せですね」 など、夫の対応に安堵する声が多数。 夫婦で毎日顔を合わせていても、自分が悩みやストレスを抱えていることは伝わっていないかもしれません。逆に、相手が抱えているストレスを、自分が気づけていない可能性もあります。パートナーとは定期的に、深く話し合う時間が必要ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月18日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。学校から何度も悪い報告の電話があるため、もっつんさんは次第に学校からの連絡が怖くなってしまうのでした。夫が積極的にしつけに協力してくれるようになり、タクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったもののトラブルは依然としてなくなりません。 さっき怒られたばかりなのに、すぐにおやつのことを考え始めるタクくん。反省せずにしゃべり続けるタクくんに対し、怒りが収まらずついに爆発してしまったもっつんさん。 帰宅後、義母に悩みを打ち明けると、「ママは全然怒らないからねぇ」「おしとやかだから、怒鳴ったりしないでしょう?」と言われてしまい、まるで自分のしつけが甘いから、タクくんが問題を起こすと言われているような気持ちになってしまうのでした。 ストレスで胃が痛くなってしまうような日々が続いたある日……。 ストレスと不安に押しつぶされそうで 我慢の限界に達したもっつんさんは、夜遅くに飲み物を買いに行くと言い、出かけることに。 事情を知らない夫から引き留められるものの、「ひとりになりたいの!!」と言い残し飛び出したもっつんさん。驚く夫を家に残し、公園の駐車場で時間をつぶします。 「プチ家出というか、ただの夜の外出なのですが、思い切って外出してみてよかった。少し夜の空気を吸って、気持ちが落ち着きました」ともっつんさんは振り返ります。 ストレスは自分でも気づかないうちに少しずつたまってしまうもの。今回、もっつんさんが「ひとりになりたい」と夫に伝えたように、思い切って自分の希望を周囲に伝えて行動に移すことで、気持ちが落ち着くこともあるかもしれません。 皆さんは、日々どのようにストレスを解消していますか? また、ひとりになりたいとき、どうやってひとり時間を捻出していますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月17日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学式当日、なぜか補助の先生に付き添われながら入場してきたタクくん。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を質問することができませんでした。そして入学からしばらく経つと、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの行動が目立つようになってきます。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような気分で、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。夫が積極的にしつけに協力してくれるようになり、タクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったもののトラブルは依然としてなくなりません。 さっき怒られたばかりなのに、すぐにおやつのことを考え始めるタクくん。反省せずにしゃべり続けるタクくんに対し怒りが収まらず、ついにもっつんさんの怒りが爆発してしまいました。 親としての自信を失ってしまい、グッタリした状態で帰宅したもっつんさん。家ではいつも通りテキパキと働く義母に気をつかい、余計に疲れてしまいます。さらに、夫からは「立ち読みに熱中しちゃったから、これから帰る」という連絡が入り、絶望的な気分に……。 夕食時、義母に夫の愚痴をこぼすと……。 義母の“教育自慢”に我慢の限界! 義母から「ママは全然怒らないからねぇ」「おしとやかだから、怒鳴ったりしないでしょう?」と言われ、ショックを受けたもっつんさん。 まるで自分のしつけが甘いから、タクくんが問題を起こすと言われているような気持ちになってしまい、義母の言葉が胸に深く刺さります。 自信満々な義母の教育自慢を聞かされ、自由にテレビすら見られない今の環境に疲れたもっつんさんは、胃を痛めてしまうほどストレスを感じていたのでした。 義母の世代とは子育ての環境も常識もまったく異なります。当時の常識は、今の非常識に当たることも。年下の人や後輩に自分の成功体験を語ることは、気持ちが良いものなのかもしれません。しかし、困っている人や悩んでいる人に自分の成功体験を伝えるよりも、相手の気持ちにそっと寄り添えるような人でありたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月16日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。学校から何度も悪い報告の電話があるため、もっつんさんは次第に学校からの連絡が怖くなってしまうのでした。夫が積極的にしつけに協力してくれるようになり、タクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったもののトラブルは依然としてなくなりません。 さっき怒られたばかりなのに、すぐにおやつのことを考え始めるタクくん。反省せずにしゃべり続けるタクくんに対し怒りが収まらず、ついにもっつんさんの怒りが爆発してしまいました。 「怒っても、やさしく注意しても、細かく説明しても、キレても、私の言葉がタクに届いている実感がない」。もっつんさんは親としての自信を失ってしまい、グッタリした状態で帰宅すると……。 下りたくない…食べたくない… ※訂正:(誤)早く私達を→(正)早く私達に 家では、テキパキとすべて完璧な義母が、夕飯を用意して待ってくれています。 この家のスリッパもタオルも歯ブラシもカーテンも、すべて義母が買ったもの。食べるものも選べず、生活リズムを義母たちに合わせなければいけなかったため、もっつんさんのストレスは増すばかり。 「本当は私も料理したい」「遅い時間になっても、夫と一緒に食卓を囲みたい」そんなことは言える雰囲気ではなさそうですね。 そんな中、夫はマンガの立ち読みに夢中で帰りが遅くなるとのこと。もっつんさんの精神疲労は限界に達しそうです……。 リラックスできる場所がない環境は、本当につらいもの。特に義母には悪気がないからこそ、どう伝えたらいいのか難しいところです。もっつんさんの我慢強さや周囲への感謝の気持ちがあるからこそ、ひとりで抱え込んで頑張ってしまったのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月15日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。学校から何度も悪い報告の電話があるため、もっつんさんは次第に学校からの連絡が怖くなってしまうのでした。当時、「無理をすることがクセになって、ひとりで仕事も子育ても抱え込んでしまっていた」というもっつんさん。夫にも不安や悩みを打ち明けた結果、連れ子だからといって遠慮せずに、積極的にタクくんのしつけをしてもらうことになりました。 夫の協力もあり、タクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったもののトラブルは依然としてなくなりません。さっき怒られたばかりなのに、すぐにおやつのことを考え始めるタクくん。 反省せずにしゃべり続けるタクくんに対し怒りが収まらず、ついに爆発して「うるさーーーい!!」と怒鳴ってしまったもっつんさんは……。 私の言葉が息子には届かない… ※訂正:(誤)タクの中には→(正)タクの中では ついさっき怒られたばかりなのに、気にせずいつも通り振る舞うタクくんに、どうにか反省してほしいもっつんさん。一方、タクくんは「だって友だちも先生も、さっき謝って許してくれたよ」と困惑気味に話します。 「後に気づくのですが、タクは悪気があって人を怒らせる行動や発言をしているのではなかったのです。それなのに、母親である私が感情に振り回されて、困り果てていました」と語るもっつんさん。 子どもには、叱られた際にしばらくシュンとしたり、落ち込んだり、反省していることを態度で示してほしいと思ってしまうこともありますよね。しかし、やはり子どもは親の思う通りには行動してくれないもの。子育てって本当に難しいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月14日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。学校から何度も悪い報告の電話があるため、もっつんさんは次第に学校からの連絡が怖くなってしまうのでした。仕事が山積みの中、登校班でのトラブル防止のため一緒に登校することにしたもっつんさん。「無理をすることがクセになって、ひとりで仕事も子育ても抱え込んでしまっていた」と振り返ります。 夫にも協力してもらおうと、不安や悩みを夫に打ち明けたもっつんさん。なんと、夫は「俺が怒らないほうがいい」と思っていたことが明らかに! 過去に、夫がタクくんを注意したとき、もっつんさんが不機嫌になったからとのこと。 もっつんさんは、「怒っていいよ! タクはパパの息子なんだから。私ばっかり怒るのもう疲れたよ!」と、今の正直な気持ちを伝えました。この話し合いの後、夫は少しずつ変わり始め……。 もうさっき謝ったよ? 夫もタクくんのしつけに積極的に協力してくれるようになり、少しタクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったものの、トラブルは依然としてなくなりません。 さっき怒られたばかりなのに、すぐにおやつのことを考え始めるタクくんに怒りがおさまらず、もっつんさんはついに爆発してしまいます。しかし、タクくんは「えっ……だって、さっき謝ったよ?」と、どうして怒られているのかわからない様子。 「なんで怒っているのか、本当にわかってる!?」と聞きたくなること、ありますよね……。親の怒りが爆発しているときに限って、子どもはどうして怒られているのかよくわかっていないという状況に共感する方も多いのではないでしょうか。「何度言っても、どんな言い回しでも……怖く怒っても、やさしく諭しても、なかなか善悪が伝わらなくて苦労していました」と当時を振り返るもっつんさん。怒りに任せて怒鳴るのは避けたいと思っていても、感情をコントロールするのは大人でもなかなか難しいもの。皆さんは子どもに注意をするとき、何か意識していることはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月13日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や、登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。学校から何度も悪い報告の電話があるため、仕事中も常にビクビクしてしまい、もっつんさんは次第に学校からの連絡が怖くなってしまうのでした。仕事が山積みの中、登校班でのトラブル防止のため一緒に登校することにしたもっつんさん。「無理をすることがクセになって、ひとりで仕事も子育ても抱え込んでしまっていた」と振り返ります。 このころは、夫婦でゆっくり話す時間も少なくて……。 俺が怒っていいの? ひとりで抱えていた不安や悩みを夫に打ち明けたもっつんさん。なんと、夫は「俺が怒らないほうがいい」と思っていたとのこと。これからは気がついたときには、きちんとタクくんのことを怒ってくれると約束してくれました。 日々の生活に疲れて、夫にもモヤモヤした気持ちを抱えていたもっつんさんですが、きちんと話すことでお互い理解ができてよかったですね。人間関係の問題の原因が、コミュニケーション不足だということはよくあります。家族で一緒に暮らしているからといって、自分の気持ちが相手に伝わっているとは限りません。一番身近な存在である家族だからこそ、もっつんさんのように、しっかり向き合って会話をする機会を設けることが大切かもしれないですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年07月12日ジブラルタ生命保険株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼 CEO:添田 毅司)は、20歳~69歳の教員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)2,000名(男性1,000名 女性1,000名)を対象に、「教員の意識に関する調査2023」をインターネットリサーチで実施し、集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)[アンケート調査結果]◆教職について・教員になりたいと思った理由TOP4は「教えることが好き」「子どもが好き」「尊敬する教員・憧れる教員に出会った」「収入が安定している」全国の20歳~69歳の教員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)2,000名(全回答者)に対し、教職について質問しました。まず、全回答者(2,000名)に、教員になりたいと思った理由を聞いたところ、「教えることが好きだから」(40.1%)が最も高くなりました。子どもたちに授業を通じてわかりやすく教えることや、子どもたちが知識や自ら考える力を身につけ成長していく姿に接することに、喜びを感じる人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「子どもが好きだから」(36.7%)、「尊敬する教員・憧れる教員に出会ったから」「収入が安定しているから」(いずれも30.0%)、「学校生活の楽しさが忘れられなかったから」(12.7%)、「福利厚生が充実しているから」(11.5%)でした。そのほか、「子どもの成長を応援したいから」や「子どもが社会に出ていくための自立の手助けをしたいと思ったから」、「子どもに楽しい学校生活を送ってもらいたいと考えたから」など、子どもの成長や自立、学校生活の充実をサポートしたいと考え教員を志した人もいることがわかりました。※2022年調査:『教員の意識に関する調査2022』(2022年8月8日発表) ・教員としてのやりがいを感じるときTOP3は「児童・生徒の成長が感じられたとき」「児童・生徒の笑顔をみたとき」「児童・生徒と感動を分かち合えたとき」次に、教員としてどのようなときにやりがいを感じるか聞いたところ、「児童・生徒の成長が感じられたとき」(69.0%)が最も高くなり、「児童・生徒の笑顔をみたとき」(55.6%)、「児童・生徒と感動を分かち合えたとき」(49.9%)が続きました。児童・生徒が学習や体験をきっかけとし豊かな人間性や必要な社会性を育み成長していく様子をみられたときや、児童・生徒と楽しい時間やうれしい時間、乗り越えた達成感や努力が報われた喜びなどを共有できたときに、教員としてのやりがいを感じ教員になってよかったという実感を抱く人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「保護者からお礼・感謝されたとき」(39.3%)、「クラスが一つにまとまったとき」(39.0%)、「自分の仕事が評価されたとき」(35.6%)、「児童・生徒が卒業後に会いにきたとき」(28.7%)、「児童・生徒が卒業後に活躍したとき」(23.5%)でした。・理想の教員像1位「授業がわかりやすい」2位「児童・生徒のやる気を引き出している」3位「児童・生徒とのコミュニケーションが上手」「授業がわかりやすい」は2年連続1位理想の教員のイメージについて質問しました。全回答者(2,000名)に、理想の教員像を聞いたところ、「授業がわかりやすい」(65.1%)が最も高くなり、「児童・生徒のやる気を引き出している」(58.1%)、「児童・生徒とのコミュニケーションが上手」(55.2%)が続きました。児童・生徒の視点で児童・生徒にとってわかりやすい授業を行うことができる教員や、児童・生徒のモチベーションを上げることが上手い教員、児童・生徒と良好な関係を築くことが上手い教員を理想だと考えている人が多いようです。次いで高くなったのは、「児童・生徒の意見に耳を傾けられる」(51.7%)、「児童・生徒の変化にすぐ気づく」(51.4%)、「児童・生徒の気持ちがわかる」(46.8%)、「幅広い知識を身につけている」(45.5%)、「児童・生徒から慕われている」(42.9%)でした。前回の調査結果と比較すると、「授業がわかりやすい」は2年連続1位(2022年75.6%、2023年65.1%)でした。また、「児童・生徒のやる気を引き出している」(2022年56.1%、2023年58.1%)や「児童・生徒とのコミュニケーションが上手」(2022年53.5%、2023年55.2%)、「児童・生徒の意見に耳を傾けられる」(2022年47.2%、2023年51.7%)、「児童・生徒の変化にすぐ気づく」(2022年48.2%、2023年51.4%)、「児童・生徒の気持ちがわかる」(2022年42.4%、2023年46.8%)などは上昇傾向がみられました。児童・生徒とコミュニケーションをとることが上手い教員や児童・生徒に対して精神面での支援が適切にできる教員を目標や理想に据える人が増えているのではないでしょうか。◆教育現場への対話型AIの導入について・対話型AIを教育現場に導入することで生まれるメリット「対人関係が苦手な生徒の抵抗感を減らすことができる」「生徒の興味関心を伸ばすことができる」「子どもがわからないことを自分で調べられる」「いつでも相談できる」「時間短縮になる」「業務の効率化が図れる」「問題解決のヒントを得ることができる」「保護者向け書類などの文書作成に役立ちそう」など・対話型AIを教育現場に導入することで生まれるデメリット「自分で考えなくなる」「考える力が育たない」「頼りきりになる」「思考力や創造性、主体性が養われない」「不正行為を助長する可能性がある」「情報を鵜呑みにしてしまいがちになる」「コミュニケーション能力の低下」「人間関係が希薄になる」「新たな研修が必要となり、ますます多忙化する」「丸写しを見抜く苦労が増える」など教育現場への対話型AIの導入について質問しました。対話型AIとは、ChatGPTに代表されるような、AI技術を活用したチャットサービスで、人間のように対話を自然に行うことができます。全回答者(2,000名)に、ChatGPTなどの対話型AIを教育現場に導入することで、どのようなメリット・デメリットが生まれると思うか聞いたところ、【メリット】では、「文章を書くのが苦手な人でもスムーズに作文できる」や「文章のサンプルを提示してもらえる」、「調べ学習がはかどる、要約の勉強になる」、「知識を増やす手助けになる」、「対人関係が苦手な生徒の抵抗感を減らすことができる」、「生徒の興味関心を伸ばすことができる」、「子どもがわからないことを自分で調べられる」、「簡単に調べ学習やレポート作成ができる」など、子どもたちの学習の手助けになる点をメリットに感じている人が多いことがわかりました。対話型AIを教育現場に導入することにより、子どもの勉強の手助けになるだけでなく、コミュニケーションを苦手に感じている子どものサポートになると考えている人もいるようです。また、「いつでも相談できる」や「時間短縮になる」、「わからないことをすぐ教えてくれる」、「業務の効率化が図れる」、「問題点や課題の洗い出しが容易にできる」、「問題解決のヒントを得ることができる」、「保護者向け書類などの文書作成に役立ちそう」、「汎用性のある事柄に関しては時間短縮になる」、「授業の準備時間を減らすことができる」など、業務効率化が図れる点をメリットに感じている回答も多く挙げられました。他方、【デメリット】では、「自分で考えなくなる」や「思考力の低下」、「考える力が育たない」、「頼りきりになる」、「何でも任せてしまい自分で何もできなくなる」、「得られた回答を自分の考えとして提出する生徒が出てくると思う」、「頼りすぎて知識や語彙が身につかなくなってしまう」、「思考力や創造性、主体性が養われない」、「様々な資料をもとにして自分の考えを述べる力がつくか心配」、「文章を要約する力や自分で文章を構成する力が衰える」、「不正行為を助長する可能性がある」、「情報を鵜呑みにしてしまいがちになる」、「使い方を間違えると学力の低下につながる」など、能力や素養が適切に養われず、教育上悪影響が生じることを懸念する回答が多く挙げられました。また、「コミュニケーション能力の低下」や「ノンバーバルコミュニケーションの大切さを忘れてしまいそう」、「対人コミュニケーションが減る」、「人間関係が希薄になる」といった人とのコミュニケーションに関する回答、「新たな研修が必要となり、ますます多忙化する」や「教員による継続的な状況把握が必要になる」、「丸写しを見抜く苦労が増える」といった教員の負担に関する回答もありました。◆“教員あるある”について・“教員あるある”ランキング TOP2は「夏休みがあっていいねと言われる」「児童・生徒の珍回答に笑ってしまう」、「字を見ただけでどの児童・生徒かわかる」「大切なプリントを配り忘れて焦る」「スーツでもスニーカーを履く」「授業を忘れていて児童・生徒が職員室に呼びに来る」「学園ドラマにツッコミを入れる」も上位にランクイン“教員あるある”について質問しました。全回答者(2,000名)に、教師をしていて経験したことがあるもの・行ったことがあるものを聞いたところ、「夏休みがあっていいねと言われる」(51.6%)が最も高くなりました。子どもの夏休みが長期間にわたることから、学校の先生も同じように長期間の休暇をとっているとイメージしている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「児童・生徒の珍回答に笑ってしまう」(47.6%)、「字を見ただけでどの児童・生徒かわかる」(44.3%)、「校区では慎重に行動する」(42.0%)、「大切なプリントを配り忘れて焦る」(35.6%)、「スーツでもスニーカーを履く」(34.1%)、「声が大きいと言われる」(33.8%)でした。そのほか、「わからないことを聞かれ、まずは自分で調べるように言う」(26.1%)や「大人にも子どもに言い聞かせるような口調になる」(13.8%)、「プライベートでも自分のことを『先生』と言ってしまう」(9.8%)といった学校と同じような振る舞いをすること、「授業を忘れていて児童・生徒が職員室に呼びに来る」(17.5%)や「オンライン授業で失敗をする」(7.8%)といった“うっかり”や失敗に関すること、「学園ドラマにツッコミを入れる」(25.4%)や「学園ドラマの先生の真似をする」(2.9%)といった学園ドラマにちなんだ“あるある”も少なくないことがわかりました。前回の調査結果と比較すると、上位に順位の変動はありませんでした。「夏休みがあっていいねと言われる」や「児童・生徒の珍回答に笑ってしまう」などをはじめ、教員であれば一度は経験することには、普遍性があるようです。◆職業観について・子どもの頃に就きたかった職業 「教員」が1位男性2位は「プロスポーツ選手」、女性2位は「保育士・幼稚園教諭」・今、転職するなら就きたい職業 男性1位は「大学教授・研究者」、女性1位は「公務員」・生まれ変わったら就きたい職業 「教員」が2年連続1位職業観について質問しました。全回答者(2,000名)に、子どもの頃に就きたかった職業を聞いたところ、1位「教員」(39.3%)、2位「プロスポーツ選手」(13.1%)、3位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(12.7%)、4位「保育士・幼稚園教諭」(11.2%)、5位「医師」(8.6%)となりました。男女別にみると、男女とも1位は「教員」(男性36.0%、女性42.5%)となり、男性では2位「プロスポーツ選手」(22.9%)、3位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(12.7%)、4位「パイロット」(10.5%)、5位「医師」(10.1%)、女性では2位「保育士・幼稚園教諭」(21.0%)、3位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(12.7%)、4位「料理人・パティシエ」(11.5%)、5位「歌手・ミュージシャン」(8.8%)でした。今、転職するなら就きたい職業を聞いたところ、1位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(12.0%)、2位「大学教授・研究者」(9.6%)、3位「教員」(9.0%)となりました。男女別にみると、男性では1位「大学教授・研究者」(13.7%)、2位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(9.8%)、3位「教員」(9.0%)となりました。男性では、転職するなら教育の現場で身につけた知見を研究機関で深めたいと考える人が多いようです。他方、女性では1位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(14.3%)、2位「教員」(9.1%)、3位「会社員」(8.8%)となりました。前回の調査結果と比較すると、「教員」は1位(2022年16.5%)から3位(2023年9.0%)に順位を下げたのに対し、「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」は2位(2022年12.0%)から1位(2023年12.0%)、「大学教授・研究者」は3位(2022年10.0%)から2位(2023年9.6%)にそれぞれ順位を上げる結果となりました。生まれ変わったら就きたい職業を聞いたところ、1位「教員」(13.2%)、2位「医師」(11.7%)、3位「プロスポーツ選手」(9.7%)、4位「歌手・ミュージシャン」(9.3%)、5位「大学教授・研究者」(8.3%)となりました。男女別にみると、男性では1位は「教員」(14.7%)、2位「プロスポーツ選手」(14.6%)、3位「医師」(11.5%)、4位「大学教授・研究者」(10.7%)、5位「パイロット」(9.7%)、女性では1位「医師」(11.8%)、2位「教員」(11.6%)、3位「薬剤師」(10.7%)、4位「歌手・ミュージシャン」(10.3%)、5位「料理人・パティシエ」(9.6%)でした。前回の調査結果と比較すると、「教員」は2年連続で1位(2022年17.8%、2023年13.2%)となりました。人を育てる「教育」という仕事に誇りをもって取り組み、やりがいや喜びを感じている人が多いのではないでしょうか。また、「医師」は2年連続で2位(2022年10.7%、2023年11.7%)となりました。◆結婚観について・どのような職業の人と結婚した? 男性1位は「教員」、女性1位は「会社員」・どのような職業の人と結婚したい? 未婚男性1位は「教員」、未婚女性1位は「公務員」結婚観について質問しました。まず、既婚者(男性844名、女性673名)に、どのような職業の人と結婚したか聞いたところ、男性では1位「教員」(35.5%)、2位「会社員」(25.9%)、3位「保育士・幼稚園教諭」(9.0%)、4位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(6.5%)、5位「看護師」(5.5%)となりました。勤め先で出会い、職場恋愛を経てゴールインした人が多いのではないでしょうか。他方、女性では1位「会社員」(38.2%)、2位「教員」(37.9%)、3位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(9.4%)、4位「警察官・消防官・自衛官」(3.1%)、5位「建築家・大工」(1.5%)となりました。前回の調査結果と比較すると、男性では「教員」が2年連続1位(2022年38.2%、2023年35.5%)でした。次に、未婚者(男性156名、女性327名)に、どのような職業の人と結婚したいと思うか聞いたところ、男性では1位「教員」(34.6%)、2位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(26.3%)、3位「看護師」(21.8%)、4位「保育士・幼稚園教諭」(20.5%)、5位「薬剤師」「料理人・パティシエ」(いずれも14.7%)、女性では1位「公務員(教員・警察官・消防官・自衛官除く)」(36.4%)、2位「教員」(30.3%)、3位「会社員」(26.6%)、4位「警察官・消防官・自衛官」(18.3%)、5位「医師」(17.7%)となりました。◆理想の同僚・校長先生・教師のイメージに合う芸能人・先生キャラ・教員として同僚になってもらいたいと思う芸能人 「大泉洋さん」が2年連続1位男性回答TOP5は「大泉洋さん」「武田鉄矢さん」「松本人志さん」「水谷豊さん」「所ジョージさん」、女性回答TOP5は「天海祐希さん」「大泉洋さん」「カズレーザーさん」「鈴木亮平さん」「ムロツヨシさん」最後に、全回答者(2,000名)に、“理想の同僚”“理想の校長先生”“理想の教師”のイメージに合うと思う芸能人や先生キャラについて質問しました。教員として同僚になってもらいたいと思う芸能人を聞いたところ、1位「大泉洋さん」(66名)、2位「天海祐希さん」(61名)、3位「武田鉄矢さん」(39名)、4位「福山雅治さん」(23名)、5位「松本人志さん」(21名)となりました。男女別にみると、男性回答では1位「大泉洋さん」(35名)、2位「武田鉄矢さん」(32名)、3位「松本人志さん」(17名)、4位「水谷豊さん」(16名)、5位「所ジョージさん」(15名)、女性回答では1位「天海祐希さん」(55名)、2位「大泉洋さん」(31名)、3位「カズレーザーさん」「鈴木亮平さん」(いずれも16名)、5位「ムロツヨシさん」(14名)となりました。前回の調査結果と比較すると、「大泉洋さん」が2年連続で1位(2022年60名、2023年66名)となりました。実際に教員免許を取得していることでも知られる大泉洋さんが同僚だったら職場が明るくなるとイメージする人が多いのではないでしょうか。また、女性回答では「天海祐希さん」が2年連続1位(2022年45名、2023年55名)でした。・理想の校長先生のイメージに合う芸能人 1位「武田鉄矢さん」2位「天海祐希さん」3位「所ジョージさん」理想の校長先生のイメージに合う芸能人を聞いたところ、1位は「武田鉄矢さん」(112名)となりました。ドラマ『3年B組金八先生』でみせた中学校教員・坂本金八役の好演が印象に残っている人が多いのではないでしょうか。次いで、2位「天海祐希さん」(93名)、3位「所ジョージさん」(73名)、4位「明石家さんまさん」(63名)、5位「タモリさん」(45名)となりました。前回の調査結果と比較すると、TOP4には2022年(1位「武田鉄矢さん」、2位「所ジョージさん」、3位「明石家さんまさん」、4位「天海祐希さん」)と同じ顔触れが並ぶ結果となりました。・理想の教師像に合う映画・ドラマの先生キャラ 「坂本金八」が2年連続1位、2位「山口久美子」3位「鬼塚英吉」4位「桜木建二」5位「北野広大」理想の教師像に合う映画・ドラマの先生キャラを聞いたところ、「坂本金八(3年B組金八先生)」(310名)がダントツとなり、2位「山口久美子(ごくせん)」(124名)、3位「鬼塚英吉(GTO)」(88名)、4位「桜木建二(ドラゴン桜)」(61名)、5位「北野広大(熱中時代)」(55名)と続きました。男女別にみると、男女とも1位は「坂本金八(3年B組金八先生)」(男性181名、女性129名)となり、男性では2位「鬼塚英吉(GTO)」「北野広大(熱中時代)」(いずれも43名)、4位「桜木建二(ドラゴン桜)」(25名)、5位「山口久美子(ごくせん)」(16名)、女性では2位「山口久美子(ごくせん)」(108名)、3位「鬼塚英吉(GTO)」(45名)、4位「桜木建二(ドラゴン桜)」(36名)、5位「阿久津真矢(女王の教室)」(32名)と続きました。前回の調査結果と比較すると、「坂本金八(3年B組金八先生)」が2年連続で1位(2022年315名、2023年310名)となりました。金八先生のように、どんな生徒に対しても真剣に向き合い、生徒のことを第一に考え行動するような先生を理想と考えている人が多いようです。また、「山口久美子(ごくせん)」は4位(2022年89名)から2位(2023年124名)に順位を上げました。※調査結果全文は、添付のPDFファイルよりご覧いただけます。《調査概要》調査タイトル:教員の意識に関する調査2023調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳~69歳の教員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)調査期間:2023年5月30日~6月5日調査方法:インターネット調査調査地域:全国有効回答数:2,000名(有効回答から、男女が均等になるように抽出)調査協力会社:ネットエイジア株式会社 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月12日株式会社システムトークス(東京都中央区)は、設置の義務化が始まり需要が急増している「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置」として「置き去りキャッチ(認定番号:C-007)」を販売しています。本製品は特別支援学校から大いに評価されて随意契約が増加していることと、国から早期納入を要請されていることから、生産量を3倍に引き上げてお子様の安全対策に即応できる体制を強化します。また、「置き去りキャッチ」は高性能コンピュータを搭載しており、将来的にICTを活用した見守りシステムへとアップグレード可能です。大阪府内の特別支援学校と連携し、この新たなシステムの実証実験を進めていきます。置き去りキャッチ写真■ドライバーの抵抗理由は予想と違っていた最初は、装置の設置によりドライバーの作業が増え、これが負担となるために否定的な反応があると予想していました。実際に支援学校を訪れてヒアリングしたところ、「俺たちが車内確認をせずに施錠するなんてあるわけないだろ!」という発言があり、ドライバーの強い使命感と責任感、そして子どもへの深い愛情を感じました。否定的な理由は、ドライバーが点検を怠ることを防止する装置は意味がないという理解だからだと分かりました。しかし、「置き去りキャッチ」が提供するダブルチェック機能である併用式に対しては、「人間だから見落としがあるかもしれない。そのための装置は必要だろう」との理解を得られました。また、「うちの子たちは普通の子と違うから、置き去りになっても動けない。全座席を監視できるようになっているのは良い」との評価もいただきました。このような経緯で、「置き去りキャッチ」の設置に賛成していただくことができました。■支援学校から高く評価されている理由「置き去りキャッチ」が支援学校から高い評価をいただいているのは以下の特長からです・人間の確認だけでなく、センサーによる置き去りの検出が可能で、ヒューマンエラーを防止できる併用式である点。・センサーが広範囲をカバーでき、連結して増設することで全座席を見守ることができる点。・電磁波などの検知波を子どもに照射せず100%安全である点。・車椅子利用者など、降車に時間がかかる場合に対応できる動作時間の調整ができる点。・詳細な音声ガイドがあり、複雑な操作を覚える必要がない点。これらの特長を持つ製品は他社製品には見られないため、随意契約や指定商品として選んでいただくことが増えています。全座席を見守れるセンサー検知波式はピンポイントだけ■生産量を3倍にして即納体制を強化置き去り防止装置の設置が義務化され、夏を前にした現時点で需要が急増しています。私たちは自社で設計開発を行っているため、部品の選択肢が広く、特定の半導体部品の影響を受けません。国からの早期納入の要請を受け、生産量を3倍に増やすことで、置き去り事故防止のため装置の設置を早急に進められる即納体制を確立します。■特別支援学校と連携し、ICT活用による問題解決へ「置き去りキャッチ」は32ビットマイクロプロセッサーを搭載し、この性能を活用してICT見守りシステムに進化させる可能性を秘めています。「置き去りキャッチ」は、ICタグやスマートカードと通信し、動態管理や情報交換が可能です。このようなシステムは世の中に多数存在しますが、どれも機械操作に慣れた人や一定の身体能力がある人を前提に設計されています。「うちの子たちはそれができない」という特別支援学校のドライバーの言葉を受け、私たちは科学技術の力をこのような子どもたちのために使いたいと考え、大阪府内の特別支援学校と連携して課題解決に取り組むことにしました。・支援学校の子どもたちにはどのような見守りが必要なのか?・災害時にどのような避難システムが役立つのか?・災害時に取り残されないための支援として何ができるのか?これらの課題解決は、支援学校の子どもたちだけでなく、デジタルデバイド(情報格差)対策にも貢献でき、機械操作に不慣れな人々や高齢者への支援にも繋がります。■新たなICT見守りシステムの開発・実装に向けて特別支援学校との連携を通じてこれらの課題を解決するため、BosaiTUBE株式会社と共同開発したIoT避難システム「SeamlessNet」や情報端末「SeamlessCard」を結び付けた、新たなICT見守りシステムの開発と実装に力を注いでいきます。このシステムは、見守りだけでなく、災害時の情報共有や避難支援など、より広範なサポートを提供することを目指しています。当社の「置き去りキャッチ」は、単に置き去りを防止する装置ではなく、全ての人を見守り、必要なサポートを提供するツールとして進化していきます。この取り組みを通じて、私たちは一人でも多くの人々の生活を安全で、安心できるものにしたいと考えています。シームレスカード■まとめと今後の展望私たちは「置き去りキャッチ」の生産量を3倍に増やすことで、即納体制を維持し、置き去り防止安全装置を必要とする全てのバスに対応できるよう努めています。さらに、ICTを活用した新たな見守りシステムの開発と実装を進めています。これらの取り組みを通じて、私たちは特別支援学校の子どもたちだけでなく、機械操作に不慣れな人々や高齢者など、社会のあらゆる人々を見守り、支援できる社会を目指しています。私たちの取り組みが、安全で、思いやりのある社会の実現に寄与することを願っています。「置き去りキャッチ」製品サイト: 内閣府、こども家庭庁 認定番号 : C-007■会社沿革2001年 USB2.0対応バスパワー駆動HDD、SUGOI USBインターフェイス 発売2002年 SUGOIアダプタSATA変換アダプタ 発売USB・IEEE1394・LANの複合ボード SUGOI CARD SGC-42UFL発売2003年 ポータブルAVプレーヤー ムービービジョン 発売2004年 超小型ムービー録画再生機 ムービービジョンMVA 発売2005年 自動バックアップソフト これだけは 発売パソコンコピーケーブル SUGOICABEL 発売高性能安定動作SUGOI HUB 発売2007年 多機能型超小型デジタルサイネージ 発売2008年 世界最薄SUGOIアダプタSATA変換アダプタ 発売2011年 放射線測定器20台を日本赤十字社他に寄贈放射線測定器 発売2012年 マイナスイオン空気清浄機ママイオン 発売75000mAモバイルバッテリー SUGOIBATTERY 発売2013年 全国ネットの報道番組でママイオンのPM2.5除去実験を放映世界一小さい発電所ナノ発電所 発売薄型ソーラーパネル SUNPAD 発売2014年 超薄型携帯ソーラーパネルスゴイソーラー、Sunpad10 発売2015年 マイナスイオンHEPAフィルタデスクトップ型空気清浄機 発売世界最小極薄6mmのUSBハブ 発売無線メッシュネットワーク化した光る地震速報を開発2016年 ジャパン・レジリエンス・アワード 2016年最優秀レジリエンス賞(帝塚山小学校依頼製品)車でスマホ20台を同時に急速充電“どこでも充電ステーション” 発売2017年 軽さ19gの空気清浄機ママイオンLapis 発売2021年 スマートフォンで暗号化認証できるIoT認証スイッチ開発(長野県事業、PORTERO - ポルテロ ブランド EMSベンダー様依頼製品)2022年 電気増強工事なしで多数の機器を充電できるe-chargeTAPを開発(特許取得済、日本フォームサービス株式会社と共同開発)産業保安IoTセンサーシステムを開発(BosaiTUBE株式会社様依頼製品)、別府市で実証実験成功【会社概要】会社名 :株式会社システムトークス所在地 :〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-10-11 VORT水天宮I 7F設立年月日:1995年1月20日資本金 :1,000万円代表 :代表取締役 板坂 太郎行動方針 :VALUE YOU UP!!お客様の価値・満足度を高めるため、たゆまぬ新技術への挑戦と改善により豊かな社会となる様に努めます。環境方針 :地球環境の保全、地球温暖化対策、並びに環境型社会を目指した、環境法令・環境規格を遵守した製品開発を進めてまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月29日登校しぶりの原因は何?長男は、3年生の7月ごろから「今日、学校を休みたい…」と言うようになりました。最初のうちは「分かったよ」と応じていました。しかし、初めは1ヶ月に1回ほどだったのが週に1回になり、だんだん休む回数が増えてきたので私も対応に困ってしまい、とりあえず「なんで休みたいの?」と理由を聞いてみることにしました。すると長男の返答はだいたいこうです。・今日の給食が苦手だから・ママと一緒にいたいから・外国語の授業が苦手だから私にとってこの回答はなんとなく意外でした。てっきりクラスのお友達関係がうまくいっていないのではと思っていたからです。それなら登校渋りしてしまうのも無理ありませんから。Upload By 星河ばよ「給食が苦手だったら残せばいいんだよ、残して大丈夫だから」と長男に言っても聞き入れません。担任の先生は給食を残しても怒りませんし、クラスのほかの子は給食を残すこともあるそうですが、長男はそれができないと言うのです(私は給食が大好きだったからまったく共感できないんだ、ゴメンね)。「ママと一緒にいたいから」これを言われると私は何も言えなくなります。学校や家でいろいろストレスを抱えてるのかな、たまにはいいかなと思ってしまいます。「外国語の授業が苦手だから」というのも悩みます。苦手でもなぁ…。中学、高校に行ったらどんどん難しくなっていく教科の一つだから、毛嫌いしないで受けてほしいのですが。Upload By 星河ばよ特別支援学級の先生には欠席の際、連絡帳に欠席理由をありのまま書いていました。先生は優しく尊重してくれるのでありがたく感じています。個人面談のときも長男の登校渋りについて相談に乗ってもらっていました。このようにこれまでの担任の先生とは連携をとって長男の様子をみていたのですが、登校渋りや欠席日数は年々増えるばかりで、ほとほと困っていました。月に一度、休みたい日を自分で決めていいよあまりにも登校渋りが続いたので、私は一つの提案をしました。それは「月に一度、休みたい日を自分で決めていい」というもの。長男はそれを聞くなり飛び跳ねて喜びました。さっそく給食の献立表を見て、思案したりする様子がほほえましかったです。大事に使うのかな?と思いきや、「さっそく明日休もうかな」と言い出しました。もう、とにかく早く休みたいようです(それであとになって、すぐ休まなければよかったと長男はよく後悔しています)。Upload By 星河ばよ教育委員会に相談してみた長男が休みがちになって、私はどうしたらいいのか途方に暮れていました。そんなとき学校から配布されたプリントが目に入ったのです。それは「市の電話相談」について書かれたものでした。懸命にサポートしてくれている特別支援学級の先生の手前、外部の人に相談していいものかすごく悩みましたが、藁にもすがる思いで電話しました。するとつながったのはまさかの、市の教育委員会でした。わが子が登校渋りしていることを伝えると、優しくねぎらってくれました。私は教育委員会の人に怒られるのではとビクビクしていたので力が抜けてしまいました。そして、長男の担任の先生(特別支援学級)にコンタクトを取ってくれたのです。その後、特別支援学級の担任の先生の提案で、学校のスクールカウンセラーの方と連携を取っていく、ということになりました。スクールカウンセラーの方は、長男と1対1で話を聞いてくれて、その結果、長男の本音を聞き出してくれました。Upload By 星河ばよ私は、長男が人間関係で悩んでいるけれど家族には言えずにいるのではと思っていましたが、人間関係ではなかったようです。前々から行きたくない理由として私に話してくれていた「今日の給食が苦手だから」「ママと一緒にいたいから」「外国語の授業が苦手だから」という3つが長男の本音でした。給食を残すことについて、授業で習ったフードロスが頭をよぎってつらくなるようです。「それなら食べなよ。それができないなら割り切って残すしかないよ」と言いました。できれば「どっちもできないなら持って帰ってくればいい。お母さんが食べるよ」と言いたいです。学校の決まりで給食の持ち帰りはできませんが…。おわりにそれからも長男は休んだり、登校したりでしたが、話を聞いてくれる大人が担任の先生以外にもできて、気持ちが少し軽くなったようでした。長男は小学6年生なのでもう卒業が見えてきています。悔いのない小学校生活を送ってほしいと思うのは私のエゴかもしれません。ぼちぼち通ってくれたらいいなぁと思います。執筆/星河ばよ(監修:井上先生より)思春期になると子どもさんは、親御さんへ甘えたい気持ちもある一方で、相談できないことも増えてくると思います。また親御さんも担任の先生との連携が大切だとは思っても直接相談することに抵抗があったりすることもあるかもしれません。親御さんにとってもお子さんにとっても電話相談やスクールカウンセラーというような第三者の相談先を持つことは大切かと思います。大人になるにつれて、そういったサポートしてもらえる人を増やしお子さんとご家族のネットワークにしていけるとよいですね。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月12日不器用すぎる子どもを支えるヒント ーー『DCD 発達性協調運動障害』DCD(発達性協調運動障害)とは、極端に不器用で、日常生活においてさまざまな困難さがある発達障害の一つです。協調運動の不具合で起きますが、診断がつかずに学童期を迎えることも多く、周囲から理解されず、大人になってからも困難さを抱えるケースも少なくありません。転びやすい、着替えができない、なわとびが飛べない、自転車に乗れない…。極端に不器用な子どもたちには、DCD(発達性協調運動障害)があるのかもしれません。しかし、DCDの理解不足から、学校や家庭で叱られたり、自尊心を傷つけられることもあります。本書は、小児精神医学、小児神経学、てんかん学などを専門とし、人間科学部の教授であり小児精神科医でもある著者の古荘純一先生が執筆しました。DCDの認識を広め、当事者が臆することなくスポーツを楽しめたり、充実した学校生活を送るなど、社会活動に参加できる支援の輪が広がるようにという願いが込められています。本書では、DCDの症状とそれに伴う社会生活での困難さの解説と合わせて、幼児期・児童期・中学高校の学生生活、大人になってからの就労や家事など、年齢ごとの実例を多く取り入れながら、本人や家族が抱える困難さの現状、支援方法やアドバイスが紹介されています。また、当事者や保護者、学校関係者、医療などの支援者に向けて、それぞれの立場で注意しなければならないことや心構えについても記されています。子ども自身が楽しく読めるーーー『マンガでわかる子どもの困りごと攻略ブック: できない・やめられないが多い子がわかる解決法』本書は、『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした』の著者である漫画家のモンズースーさんが執筆し、40年以上にわたり行動やコミュニケーションなど困難がある子どもたちの診療にあたってきた医師の平岩幹男先生が監修した、困りごとのある子どものためのマンガです。発達障害がある子どもには、話をすることや聞くことが苦手、気持ちをおさえられない、忘れ物が多い、読み書きが苦手、ゲームがやめられないなど、「やる気はあるのにできない」「悪気はないのにやめられない」など多くの困りごとがあります。その「なんで?」や「どうしたらいいの?」を、子どもが自分で読めるように、マンガで分かりやすく解説しています。文中には、子どもたちの好きそうなキャラクターたちが登場し、「障害」という言葉や医療用語などを使わず、分かりやすい言葉で困りごとの解決方法をアドバイスします。また、漢字にはふりがながついているので小学生の低学年でも、楽しく読みながら理解ができるように工夫されています。子どものために書かれた本書を読むことで、子ども自身がこれまで言葉にできなかった困りごとを本を通じて知ることができ、そして「友だちより苦手なことは工夫でうまくいく」と、感じることができるかもしれません。お子さんの手にとりやすい場所に置くことはもちろん、親子で一緒に読み、わが子の困りごとや不安や苛立ちなどを知る手だてとしても活躍する本ではないでしょうか。子どもと大人の「困った」を軽くするヒントが満載!ーー『特別支援教育が教えてくれた発達が気になる子の育て方』Twitterフォロワー数7万人、特別支援学校の現役教員である平熱先生が著した本書は、発達につまずきのある子どもと、そのまわりにいる大人のために、特別支援教育をベースにして「困った!」を小さくするヒントがまとめられている一冊です。「特別支援教育は、全人類に有効です」という言葉から始まる本書。序章では、特別支援教育が子育てに有効な理由を記し、第1章は子どもの自立について、第2章では大人も子どももしんどくならないサポートのポイント、第3章では日常の「困った」を小さくするポイントをさまざまなシーンを想定し、そのアプローチについて細やかに紹介されています。発達が気になる子どもとの関わり方、向き合い方、考え方などが、平熱先生ならではの「むつかしい話や、きれいごとは一切なし」で、ユーモアを交えながら著された本書。将来、子どもたちが自分らしく生きていくために、まわりにいる大人たちが今できるサポートや知るべきことが優しく詰めこまれています。『すきまから見る「不登校」への思いこみをほぐす』本書は、中学校教員などを経て、不登校の児童・生徒が通う「適応指導教室(現、教育支援センター)」で教育相談員として20年以上勤務し、教育と心理学の間を行き来しながら、「子どもの成長力を引き出すための教育支援センターの改革」を目指してきた公認心理士の林千恵子先生が、不登校の子どもたちの声と自身の不登校支援の経験をまとめた一冊です。本書では、不登校の子どもたちが実際に書いた作文を用いながら、一人ひとりの苦しみや成長の物語が描かれています。不登校の状況の中で考え続けた子どもたちの作文は、読む人の心に強く訴えかけます。物語では、厳しい自己対話や他者との関わりの中で、悩みながら成長していく子どもたちの姿と共に、失敗してはへこむ著者の林先生自身がたびたび登場します。林先生が、子どもたちと日々向き合い、育て、育てられてきた20年以上におよぶ現場経験の中で見つけた、「不登校の子どもの本音」や、「関わり方」が余すところなく記された本書。「不登校という心の傷と、どう向き合えば子どもが育つのか」、その答えを見つけるための一助となるのではないでしょうか。内的感覚の理解と治療意欲を支えるーー『チック・トゥレット症の子どもたち』チック・トゥレット症は、「ムズムズする」といった内的感覚を強く伴う疾患で、発症のメカニズムの解明も対処法も非常にむずかしい疾患です。本書には、著者である小児科医師の星野恭子先生が、20年の臨床の中で理解したことや実際に行っている治療方法、国内外の最新鋭の研究を踏まえて、チック・トゥレット症の当事者や家族、支援者にぜひ知っておいて欲しいことが盛り込まれています。日本での有症率は、子どものチック症は5〜24%、成人のトゥレット症は1000人に0.1〜0.5人と、5人に1人の小児に何らかのチックの症状があると言われています。チック症の症状や合併症、検査方法に加え、幼児期、小学生、中学生、高校生と年齢に応じた治療方法についても記されています。また、支援者や保護者に向けた望ましい対応方法や、青年期を迎えた当事者の就労や福祉制度についてまで幅広く紹介されています。本書は、チック・トゥレット症の当事者や家族が抱える日々の大変さを理解すると共に、「治したい」という気持ちに寄り添う一冊となっています。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月11日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学式当日、なぜか補助の先生に付き添われながら入場してきたタクくん。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を聞くことができませんでした。そして入学からしばらく経ったころ、担任の先生から、学校でのタクくんの様子について、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされます。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。そんな中、もっつんさんが仕事後に学童へタクくんを迎えに行くと、学童でも友だちともめたり、勝手に部屋から出たりしていることが判明。タクくんの発達について不安を抱えていたもっつんさん。学童のベテラン先生に、これまでのタクくんの生い立ちや、発達について悩んでいることををすべて聞いてもらい、改めて「タクのことに、もっと向き合おう」と決意を新たにしたのでした。 その夜、なかなか眠れないもっつんさんは、タクくんのことを考えるあまり、マイナス思考に陥ってしまいます。 このころ、ついつい検索魔になってしまっていたと言う、もっつんさん。調べれば調べるほど、どんどん不安が大きくなっていき……。 うちの子、おかしいのかな? 幼いころから警戒心や母への依存心が薄く、目を離すとどこかに行ってしまうことが多かったタクくん。 「タクって、おかしいのかな?」 どんどん不安が大きくなるもっつんさんに追い打ちをかけるように、学校からは悪い報告の電話が頻繁に入ります。仕事中も常にビクビクしてしまい、学校からの連絡が怖くなってしまうほど。登校班でもトラブルを起こしていると聞き、タクくんの登校に付き添うことにした結果、仕事が山積みになってしまったもっつんさん。「ひとりで仕事も子育ても抱え込んでしまっていた」と、当時を振り返ります。 責任感が強く真面目なもっつんさんだからこそ、「自分さえ頑張れば……」と無理をしてしまっていたのかもしれません。 子どものことや自分が担当している仕事のことになると、「他の人に迷惑をかけると悪いから……」と知らず知らずのうちに無理をしてしまう人も多いのではないでしょうか。助けを求めることは悪いことでも、弱いことでもありません。ひとりで抱えて限界になってしまう前に、思い切って周囲に頼ってみるといいかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月10日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学式当日、なぜか補助の先生に付き添われながら入場してきたタクくん。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を聞くことができませんでした。そして入学からしばらく経ったころ、担任の先生から、学校でのタクくんの様子について、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされます。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。そんな中、もっつんさんが仕事後に学童へタクくんを迎えに行くと、先生に「ちょっとお話いいかな?」と呼び出さました。どうやら学童でも友だちともめたり、勝手に部屋から出たりしているとのこと。タクくんの発達について不安を抱えていたもっつんさん。学童のベテラン先生に、これまでのタクくんの生い立ちや、発達について悩んでいることををすべて聞いてもらい、改めて「タクのことに、もっと向き合おう」と決意を新たにしたのでした。 その夜、なかなか眠れないもっつんさんは、タクくんと夫の幸せそうな寝顔を見て……。 何をどうすれば最善だったのか ※訂正:(誤)検診→(正)健診 眠れない夜、「もしかして、保育園でも脱走していたのかな」「今まで、タクの人生を振り回してしまった……」など、ひとりで考え込むもっつんさん。 これまでに周囲から言われた「しつけは母親の仕事」「考えすぎですよ」など、数々の言葉を思い出しマイナス思考になってしまいます。 このころ、仕事で帰宅が遅い夫とは、なかなかゆっくり話をすることができていなかったそう。もっとタクくんに父親らしく接してほしいと願うもっつんさんは、少し夫に頼ろうと思い始めたのでした。 これまでにも、児童センターの先生や市役所の相談員、幼稚園の先生に発達相談をしたり、母親交流サークルに積極的に参加してママ友をつくったりと、タクくんにとっても少しでもプラスになるようにと努力してきたもっつんさん。しかし、家庭の事情による引っ越しをするたびに、積み上げてきたものがリセットされてしまうことに苦しんでいました。 新しい土地でイチから周囲の人々と関係を構築して、頼れる先をつくることは想像以上に大変なことですが、ひとりで抱え込んで限界を迎えてしまう前に、学童の先生のように相談できる人や環境を少しでも多く見つけることが大切ですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月09日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。ドキドキワクワクの入学式。もっつんさんが待ち構えていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を聞くことができませんでした。入学からしばらく経ったころ、担任の先生から電話があり、学校でのタクくんの様子について、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされたのです。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような気分で、夫にもなかなか本音を言い出せず、もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方でした。 そんな中、学童の先生に「ちょっとお話いいかな?」と呼び出されました。どうやら学童でも友だちともめたり、勝手に部屋から出たりしているとのこと。 タクくんの発達について不安を抱えていたもっつんさんは、正直にそのことを先生に伝えました。 「保育園のときは加配などはなく、幼児健診も引っかかったことはありません」「ですが、手のかかるこことが多く、発達が気になっています」 すると先生は……。 きっと、先生は気づいていた… 学童のベテラン先生は穏やかな人柄で、もっつんさんの戸惑いや子育てに疲れた気持ちに寄り添って話を聞いてくれました。 話をじっくりと聞いてもらったことで、「タクともっと向き合おうと、強く思えるようになった」と振り返るもっつんさん。 信頼できる人に悩みを聞いてもらえると、すっきりして前向きになれることがありますよね。もっつんさんは学童の先生にすべて打ち明け、「何かあっても相談できる人がいる」と思えたことで、不安な気持ちが少しラクになったのかもしれません。 学童の先生と話をした時間は10分ほどだったそうですが、もっつんさん・タクくん親子にとって大きな一歩になったことでしょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月08日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。ドキドキワクワクの入学式。もっつんさんが待ち構えていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を質問することができませんでした。入学からしばらく経ったころ、担任の先生から電話があり、学校でのタクくんの様子について、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされたのです。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような気分で、夫にもなかなか本音を言い出せず、もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方でした。 そんな中、仕事終わりに学童へタクくんを迎えに行くと、学童の先生に「ちょっとお話いいかな?」と呼び出されたもっつんさん。 先生いわく、タクくんがお友だちともめたり、勝手に部屋から出たりしているようで、学校と同じ状況であることが判明し……。 息子の問題行動は、私の育て方の問題…? ※訂正:(誤)検診→(正)健診 ※訂正:(誤)検診→(正)健診 タクくんの発達について、常に不安な気持ちでいたもっつんさん。「悩む気持ちを奮い立たせてがむしゃらに走ってきたけれど、やはり第三者から見てもタクは違和感あるんだと知り、もっと向き合って知らなきゃいけないと思った」とのこと。 子育てにおいては特に、不安なことがあるとつい情報収集に没頭し、情報過多で混乱してしまったり、モヤモヤしてしまったりすることがありますよね。ずっとひとりで抱え込んできたもっつんさんですが、学童の先生の言葉をきっかけに、自分を責めるのではなく、わが子と向き合う決心をしたようです。自分の悩みや不安を吐き出すのは勇気がいることです。タクくんのことを考えて一歩踏み出したもっつんさん。これから明るい道が開けるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月07日脱走なんてしないと思っていたUpload By カタバミ息子のまちゃには自閉スペクトラム症と知的障害があります。就学前には特別支援学校にするか特別支援学級にするかで迷いました。年長の1学期のころ、当時通っていた療育園の担任で就学担当でもあったベテランの先生から「まちゃくんは45分間座って授業を受けられそうですから特別支援学級に入学することも考えて下さい」と言われました。確かにまちゃは、私がいつ見学しても落ち着いていました。特別支援学級の見学のとき、特別支援学級の先生に「こちらに入るのに“これはできていてほしい“と言うことはありますか?」と質問したら「座って授業を受ける意欲があるお子さんはできるだけサポートします」と言われました。私は(生徒がどこかに行ってしまい追いかけながら授業をするのは難しそうだから、それは当然だな)と納得した記憶があります。入学後に始まった脱走Upload By カタバミところが、療育園のときにはあんなに落ち着いていたまちゃは特別支援学級に入学すると授業中や少しの空いた時間に脱走するようになりました。行き先はだいたい決まっていて、体育館に行ってグルグル走ってくるか、数階上の誰もいない特別教室に行くか、校庭を突っ切った先にある体育倉庫の壁をタッチして帰ってくるか…いずれにしても脱走しても戻ってくるそうです。ただ走るのが早くて補助の方ではなかなか追いつけないとのことでした。授業参観に行ったとき、課題が終わったまちゃがサッと席を離れて私の横を通り過ぎて教室の後ろのほうに行ったので(ロッカーに何か取りに行くのかな)と思ったら、サーッとそのまま教室を出て行ったのでとても驚きました。この一件から私もまちゃの脱走について改めてあれこれ考えるようになりました。まちゃは機嫌良く脱走して機嫌良く戻ってきていて、脱走を止められたときにも少し悔しそうにしているものの笑っているようでした。もしかすると、これまで療育園など施錠してある施設に通っていたまちゃにとって、思いついたときにフラッと抜け出せることが、息抜きになっているのかなと思いました。増える脱走Upload By カタバミ1年生の終わりから、まちゃは学校に慣れたのか、家ではタオルを畳んでくれたり、お父さんの飲んだ缶酎ハイの缶を潰してくれたり、できることも増えましたが、脱走も増えました。そして、2年生になって新しい担任の先生になり、教室の人数も4人から8人になるとさらに脱走は増えて、ついに朝、開いていた校門から学校の外に出てしまいました。ちょうど近くにいた先生が捕まえてくださったそうなのですが、その報告を受けたとき、私はさすがにとても心配して焦りました。担任の先生が「教室のドアを施錠してみてはどうだろう」と相談してくださり、私は「やってみてほしい」と答えました。2つある廊下への教室のドアのうち、まちゃに近いほうが施錠されると、まちゃは窓から出ました。そのあと、まちゃの近くの窓際に電子オルガンが置かれ、すぐには出られないようになりました。窓には「窓から出てはダメ」と言う意味の絵カードが貼られました。効果があったそうで、先生は「席に座ります」や「トランポリンをとびます」「トイレに行きます」などの絵カードもつくってくださいました。SNSで作業療法士にも相談をして、まちゃのストレスが溜まらないように、まちゃのすぐ近くに絵を描いたりパズルをしたり、リラックスできる場所があるとよいというアドバイスを受けたので、先生に伝えるとさっそく教室に取り入れてくださいました。放課後等デイサービスの先生にも相談すると「まちゃくんは自分がみられていると感じている間は脱走しません。気を抜いた瞬間が危ないのです。頭のうしろにも目が必要です」と、まちゃを脱走させないコツを教えていただきました。これもさっそく担任の先生にお伝えしました。減ってきた脱走Upload By カタバミ現在、小学2年生が始まって2ヶ月目ですが、まちゃの脱走は減ってきています。今の所、家でも放課後等デイサービスでも癇癪も行き渋りもありません。常に対応してくださる担任の先生にはとても感謝していますし、まちゃもよく頑張っていると思います。でも本当に特別支援学級がまちゃに合っているのかということは、考えていかないといけないと思いますし、今後もまちゃの様子を注意深く見て行こうと思っています。執筆/カタバミ(監修:新美先生より)教室から脱走してしまうまちゃくん、先生方も安全確保のために気を遣って大変だと思いますが、なによりも、脱走したくなるほど大変な思いをして教室で過ごしているまちゃくんのことも心配です。新しい環境で、慣れず、その場で今何をすべきなのかがわからないと、普段よりもそわそわして落ち着かなくなり脱走リスクは高まります。入学当初、慣れなくて脱走というのは、ある程度はやむを得なかったかもしれません。1年ちょっと経って、脱走は減ってきているとはいえまだあるようです。学校で問題行動がある場合、以下のことを見直していくとよいかもしれません。1. 学習・活動内容について、本人が理解できる形式(視覚支援など)で説明されているか(スケジュール・手順書など)2. 学習・活動内容は本人に合った内容か3. その学習・活動をしたくない場合、「拒否する」ということが随時表出できて(例えば「やりたくない」という絵カードをいつでもつかえるようにしておくなど)、受け入れてもらえ、代わりの行動の選択肢を提示してもらえる環境になっているか4. 「ちょっと休憩する」「気分転換する」などが表出できて、それを受け入れてもらい、休んだり気分転換できる環境が用意されているかこういったあたりについて、学校の先生に見直してもらったり、療育の専門の先生などにもご意見もらったりするとよいかもしれません。本人が脱走しなくても、安心して充実して過ごせる学校環境にしていけるとよいですね。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月07日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。ドキドキワクワクの入学式当日を迎え、もっつんさんはタクくんが入場する瞬間を待ち構えていたのですが、なかなか来る気配がありません。「名前の順だと過ぎているはず……」と、もっつんさんがハラハラしていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を質問することができませんでした。その後、タクくんは順調に小学校生活を送っていると思っていたのですが、担任の先生から電話があり、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされ、頭を悩ませます。 実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。夫にもなかなか本音を言い出せず、もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方でした。 もっつんさんは不安やストレスを吹き飛ばすかのように、仕事に精を出しますが……。 学童の先生に「話がある」と言われ… もっつんさんが学童にお迎えに行くと、「タクくんのことで、ちょっとお話いいかな?」と学童の先生に呼び出されます。どうやらタクくんは、学童でも友だちともめたり、勝手に部屋から出たりしているとのこと。小学校での様子は担任の先生から聞いていたものの、学童でも同じ状況になっていることに、ショックを隠せないもっつんさんなのでした。 改めて「話をしたい」と言われると、思わずドキッとしてしまいますよね……。しかし、ゆっくり話をするというのは、こちらの状況を理解してもらえるチャンスでもあります。身構えて心を閉ざすのではなく、ありのままの状態を伝えることで、自分自身や家庭のこと、子どものことを多角的に見てもらえるきっかけになるかもしれませんよ。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月06日四天王寺大学(大阪府羽曳野市)の「大阪の先生になろう」実行委員会は、大阪の学校教育を豊かにすることを目的とした、教員をめざす高校生および大学生の進路支援プロジェクトを、令和5年6月24日(土)に梅田スカイビルにて開催します。大阪の先生になろう!チラシ■開催趣旨昨今では、教職をめざす高校生・大学生が減少傾向にあります。そのため、全国的にも各教育委員会における教員採用の志願倍率は減少しており、大学においては教員養成系学部・学科の志願者も減少しております。この現状を踏まえて、大阪府内の教員採用を行う教育委員会と教員養成課程を持つ大学が結束し、大阪全体で、教員をめざす高校生および大学生の進路支援に取り組もうとするものです。また、現役教員による座談会やその他の多くの交流の場を提供し、大阪全体で一丸となって教員志望者を増やし、大阪の学校教育を豊かにすることを目的として開催いたします。開催にあたっては、本趣旨に賛同いただいた府内教員養成系大学18校と大阪府教育庁、参加教育委員会が連携し、教員を志す高校生や学生を増やし、教員不足がもたらす教育現場の様々な課題解決の一助とすることを目的に、この度「大阪の先生になろう」実行委員会を立ち上げ実施いたします。■概要・日時 :令和5年6月24日(土) 10:00~16:30・場所 :梅田スカイビル タワーウエスト22階会議室(大阪市北区大淀中1-1)・対象 :高校生及び保護者、大学生、学校関係者・プログラム:10:00 開会挨拶 須原祥二実行委員長(四天王寺大学学長)現役教員による座談会第1部(幼稚園、小学校、支援学校、教育長)12大学による紹介13:30 来賓挨拶 文部科学省総合教育政策局教育人材政策課 後藤教至課長現役教員による座談会第2部(中学校、高等学校、教育長)6大学による紹介教育委員会ビデオ映像上映16:30 閉会・掲載リンク : ・主催 : 「大阪の先生になろう」実行委員会・事務局連絡先: 四天王寺大学四天王寺大学短期大学部 地域連携推進センター担当 和田、原田所在地 大阪府羽曳野市学園前3丁目2-1Tel 072-356-3345Fax 072-956-9960E-mail naomi@shitennoji.ac.jp ■学校法人四天王寺学園 四天王寺大学とは約1,400年前、聖徳太子が創建された日本最古の学問所である四天王寺敬田院(きょうでんいん)を起源とし、十七條憲法の第一条「和を以て尊しとなす」からはじまる学園訓で、心の「和」の教育を柱に、人と人のつながりを大切にする健全な精神の育成に取り組んでいます。公式ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月06日もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。元気いっぱいのタクくんが小学校に入学し、これから始まる新しい生活に胸を高鳴らせるもっつんさん。しかし、タクくんは学校で次々とハプニングを起こし……。ドキドキワクワクの入学式当日を迎え、もっつんさんはタクくんが入場する瞬間を待ち構えていたのですが、なかなか来る気配がありません。「名前の順だと過ぎているはず……」と、もっつんさんがハラハラしていると、補助の先生に付き添われて入場してくるタクくんの姿が。何も聞かされていなかったもっつんさんは動揺したものの、入学式後は教科書や書類の配布などで慌ただしく、補助の先生がついてくれていた理由を質問することができませんでした。その後、タクくんは順調に小学校生活を送っていると思っていたのですが、担任の先生から電話があり、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされます。その都度タクくんに厳しく注意するものの、同じことが繰り返され、本人は何が悪いのかよくわかっていない様子で、もっつんさんは頭を悩ませていました。 実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような気分で、もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方です。 もっつんさんは、話を聞いてくれる夫の帰りを、毎日待ちわびていて……。 私の気持ち、考えてる? 帰宅後、1階でゆっくりテレビを見てから2階に上がってきた夫に対して、「帰ってきたなら、いろいろと手伝ってよ。今日も大変だったんだよ」という言葉をグッと飲み込むもっつんさん。 仕事で疲れて帰ってくるパパに弱音や愚痴は吐きたくない。タクくんは自分の連れ子だから、私が責任持ってしつけなきゃ。私がしっかり頑張らないと……。と、当時はひとりで抱え込んで我慢しすぎてしまっていたとのこと。 バツイチで子連れだからといって、負い目を感じる必要は何もありません。これまでの人生があったからこそ、今の幸せがあるとも言えます。たとえ血のつながりはなくても、タクくんの父親は、もつパパさんです。もっつんさんひとりで抱え込まずに、夫婦で協力しあい、タクくんの成長を見守っていけるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もっつん
2023年06月05日