<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBS================20代のときに自身が不妊症で子どもを持つことが難しいとわかったという久保田智子さん。2019年に生後まもない女の子・はなちゃん(仮名)を特別養子縁組で迎え、家族になりました。久保田さんが監督を務めた映画『私の家族』は、久保田さん・夫の典昭さん・はなちゃんという三人家族の軌跡、そして久保田さんの両親との関係も含め、家族のあり方に真摯に向き合った作品です。当事者であり、取材者であり、監督でもある久保田さんに、この作品に込めた思いを聞きました。プロポーズされて「特別養子縁組を考えてる」と話したらドキュメンタリー番組がきっかけで、一気に「特別養子縁組」への理解が深まったという久保田さんーー久保田さんが初めて「特別養子縁組」を意識されたのはいつ頃ですか?久保田智子(以下、久保田)20代後半に、テレビで特別養子縁組のドキュメンタリーを見たことがきっかけだったように思います。もともと制度自体は知っていましたが、養子を迎えて幸せそうに暮らしているご家族の姿を見て「こういう選択肢が本当にあるんだ!」と。「制度」としてしか知らなかったものが、実際の映像を見ることによって解像度が上がって自分ごとになったんですね。ーーパートナーの「のりさん」とは結婚を決めた段階で「特別養子縁組」についても話し合っていたのですか。久保田夫にプロポーズされたとき、子どもができないことは伝えていました。同時に、私としては特別養子縁組を選択肢に入れたいと思っていることも話したんですけど、明るく「ああ、そうだね!いいと思う!一緒に考えていこう!」と(笑)。夫は何に関してもフラットで肯定的。「これもいいよね!」「あれもいいよね!」「その選択肢もありだね!」というタイプです。私は考えすぎて重苦しいタイプだから、夫婦ですごくバランスが取れていると思います(笑)。ただ、夫の仕事の都合でニューヨークへ行くことが決まっていたので、すぐなんらかのアクションを起こしたわけではありませんでした。ーーニューヨークから帰国して、すぐ行動に移されたのでしょうか。久保田はい。2018年12月に帰国し、「とりあえず話を聞きに行ってみよう」と、養親になるための説明会に夫婦2人で行きました。私は随分前から特別養子縁組制度を人生の選択肢に入れていたし、調べ物が得意なので、ある程度の知識を持っていましたが、夫はまだそこまででもなかったので、とりあえず説明を聞いたのがよかったです。ーーその時点では、久保田さんとのりさんとで知識量にかなり差があったんでしょうか?久保田そうです。私としては「ご縁があったら、すぐにでも迎えようよ!」という気持ちだったんですが、夫は「ちょっとだけ待って!きちんと調べて考えをまとめるから」と。彼は何事も軽やかに肯定的に受けとめるのですが、いざとなれば真剣に調べて考えます。今思えば、真摯な態度だったなと思います。2歳から伝えてきた「生みの母」の存在<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBSーーその後、ご夫婦で意見が一致して、養親の登録まで進まれたのですね。久保田はい。養親の登録をするにあたって、特別養子縁組や子育ての研修を受けたのですが、これがとても良い内容でした。実は夫婦だけで話していると、「お互いがどこまで理解できているのか」がわかりづらいんです。でも、相談員さんが私たちにいろいろな質問をしてくれることで、夫婦双方の理解度や、気持ちがよくわかりました。ーーどのような質問をされるのでしょう?久保田たとえば「どうして子どもを育てたいのですか?」だったり、子育てについても赤ちゃんの育て方だけでなく「もしも反抗期に荒れたらどうしますか?」など先まで見据えたことを聞かれたりします。そういうひとつひとつが本当にためになることばかりで充実した研修なので、特別養子縁組を希望する人だけでなく、子育てする人みんなが受けられたらいいのにって思いました(笑)。ーー単に知識が得られるだけでなく、夫婦の相互理解も深まりそうですね!久保田そうなんです。夫婦2人だと話しづらいようなことも正直に話し合えたし、研修終了後にも2人でさらに深く掘り下げることができました。特別養子縁組をしたいけれど迷っているという方には、ぜひ一度説明会などに行ってみることをおすすめしますし、そのうえで率直に話をしてみてほしいと思います。==========養親登録を経て、2019年にご夫婦で赤ちゃんを迎えました。初めて産院へ会いに行ったとき、はなちゃんは生後5日め。病院で泊り研修の後、自宅で一緒に生活を始めました。==========ーーはなちゃんが2歳になった頃から久保田さんは、「生みの母」がいることを子どもに伝える「真実告知」をされています。久保田養子縁組についていつ伝えるかは家庭によるのですが、今は「子どもが自然に受け入れられるように」という考えから、多くの養親が幼いころから真実告知をしています。私が特に気をつけているのは、その伝え方です。特別なことではなく当たり前のこととして伝えたいので、生活の中でたとえば寝る前などに自然な流れでお話しています。産んでくれた人をどう表現するかについてはよく考えました。「ママが2人いるんだよ」と言うと、娘が戸惑うかも知れないと思ったんです。私は自分自身のことを母とは呼ばないので、産んでくれた人と言う意味を込めて「生みの母」という呼び方をすることにしました。伝え方や呼び方については夫とも共有し、混乱がないように気をつけています。ーー何年にもわたって、はなちゃんをはじめご自身の家族を撮影した映画『私の家族』の企画は、いつ頃スタートされたのでしょうか?久保田昨年のTBSドキュメンタリー映画祭への出品も考えていたのですが、なかなか内容がまとまらなくて構想に一年がかかりました。ーーどのシーンでも、はなちゃんの笑顔がとても自然でかわいらしいことが印象的でした。久保田じつは、この作品の映像の多くは、映画のために撮ったものではなく、私が日々ライフワークとしてスマホなどで撮ってきたプライベートなものなんです。血のつながりはありませんが、私たち家族は日々を積み重ねて絆を積み重ねる。毎日必ず動画や写真を撮り、アーカイブしてきました。基本はホームビデオだから、全員の表情や発言が自然だし、とてもリアルなのだと思います。「自分勝手」という表現は事実と異なる特別養子縁組は「可哀想なこと」ではなく「幸せなこと」だと知ってもらいたいーー『私の家族』では、はなちゃんとは直接関係のない方ですが、特別養子縁組で子どもを託した「生みの母」の女性が出演されていますよね。久保田これは『news23』の取材で撮った映像を使わせてもらいました。彼女は私が特別養子縁組で子どもを育てていると公表した後に、メールをくださった方なんです。彼女は養親について知りたいという気持ちがあり、私も「生みの母」についてもっと知りたいと思っていたので、3〜4年間メールのやりとりを重ね、番組の企画でやっとお会いすることができました。ーー「生みの母」という立場の女性、そして「養親」という立場の久保田さん。メールのやり取りと取材での対話を通して、どのようなことを考えられましたか?久保田もっとも考えさせられたのは、「生みの母」の声が可視化されていないことでした。それぞれの「生みの母」には、病気や経済的な問題など様々な事情があるにもかかわらず、「私は子どもを特別養子縁組に出しました」ということはなかなか言えません。だから「生みの母」の思いや状況は知られていません。なぜ言えないのかというと、周囲から責められかねないからです。すると、どういうことが起こるかというと、子どもを産んだのに育てないのは「自分勝手なんだ」「甘えがある」などとさらに誤解されてしまう。「自分勝手」と表現するなら相手の男性はどうなのかと思いますし、「甘え」などではなく本当に困難な状況があるのに……。そうして、さらに声があげられなくなるという悪循環です。ーー確かに「養親」以上に「生みの母」の話を聞く機会は非常に少ないと思います。久保田本来なら特別養子縁組を選択肢に入れることができたはずの人が、制度を知らないため、また周囲から責められるなどの理由で、困難な状況下で出産・子育てし、追い詰められているケースもあるのではないか……と思います。ですから、特別養子縁組をするしないに関係なく、多くのみなさんに当事者の声を聞いてほしいのです。ーーそれは本当に大切なことですね。子どもたちを守るためにも広く知られてほしいことです。久保田さんの映画制作の動機は、そうしたところにあったのでしょうか。久保田そうですね。特別養子縁組に関わる人たちの声を知ってもらいたい、という思いがすごくあります。そして、特別養子縁組という選択肢の側面も知ってもらえたら。子どもの幸せが第一ですが、産んだ人も新たな一歩を踏み出すきっかけになり、養親も子どもとの生活へと歩き出すことができる。特別養子縁組は、この三者を前向きに支えてくれる制度です。この制度の理解が広まることで、どうにもならない状況に追いやられている人に新しい選択肢が生まれるのではないかと思います。なにより、制度へのネガティブな誤解が訂正されることで、養育を委託された子どもが「自分は望まれて生まれ、望まれて新たな家族のところに来た」と思えます。「きちんとしたママ」って、何だったのかな?<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBSーー最後に、久保田さんにとって「母」とはどういうものでしょうか。映画の中で「ママごっこをしてるような虚構感」と口にする場面がありましたが、じつは出産を経験した私も、子育てが始まった当初は同じように感じていたことがあって、共感しました。新生児期からはなちゃんを育てている久保田さんを見て、「全然変わらない、同じだ」とも思います。久保田ええ!そうなんですね?そうなんだ……。当時の私は、自分がはなちゃんを産んでいないことに、劣等感があったと思うんです。妊娠期間がなかったので、急に母になった戸惑いもあったのかもしれません。「きちんとしたママにならなきゃ!」「私は本当にママなのかな?」という気負いがありました。でも、その「ママ」って、何だったのかなと、今では思います。「母乳じゃなくて育児用ミルクでいいのかな」と悩んだこともあったけれど、そんなのどっちでもよかった。やさしく穏やかな「理想のママ像」があったけれど、人は必ずしもそういうふうではいられませんし、私もイライラしたり、ついつい叱りすぎてしまうこともあります。でも、試行錯誤しながらも、日々を積み重ねていく中で徐々に、自分たちらしい関係性でいいんだ、と思えるようになりました。ママはママですから。ーー「ママはママ」、間違いなくそうですよね。久保田今、娘は夫のことを「ダダ」でも「パパ」でもなく、名前で「のり」って呼んでいるんですけど、そのうち私のことも「ママ」ではなく「智子」って呼ぶのかもしれません(笑)。それはそれで私たちの家族像ですから、いいのかもしれないなって。お互いが生きていく上で大切にしあえて、ほどよく依存しあえて、手助けし合える……そういう関係性が家族だと私は思います。あえて言えば私は「ママ」という役割なんですが、役割分担もあるようなないようなもので、私の実家でもその役割は流動的に変わってきました。そう考えると、最近は「ママ」という像からも解放されつつあるのかもしれません。(取材・文=大西まお、撮影=尾藤能暢)久保田智子(くぼたともこ)1977年広島県生まれ。大学卒業後、2000年にTBSに入社。アナウンサーとして活躍後、2017年TBSを退社、夫とともにNYへ。コロンビア大学にてオーラルヒストリーを学び、修士号を取得。2019年、特別養子縁組で娘を迎える。2020年に帰国し復職後は報道局デジタル編集部に所属。監督を務めた初のドキュメンタリー映画『私の家族』が3月15日~公開。TBSドキュメンタリー映画祭20242024年3月15日(金)より東京、大阪、名古屋、京都、福岡、札幌の全国6都市で順次開催。第4回の開催となる映画祭では、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品を選んだ「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障害など、多様な生き方や新たな価値観を見出せる作品を選んだ「ライフ・セレクション」、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など、感覚を司る表現者たちやテーマを通して新たな感性に出会える作品を選んだ「カルチャー・セレクション」と、3つのテーマに沿って選出された15作品を一挙上映する。<TBSドキュメンタリー映画祭2024開催概要>★東京=会場:ヒューマントラストシネマ渋谷|日程: 3月15日(金)~3月28日(木)★大阪=会場:シネ・リーブル梅田 |日程: 3月22日(金)~4月 04日(木)★名古屋=会場:センチュリーシネマ|日程: 3月22日(金)~4月 04日(木)★京都=会場:アップリンク京都 |日程: 3月22日(金)~4月 04日(木)★福岡=会場:キノシネマ天神|日程: 3月29日(金)~4月11日(木)★札幌=会場:シアターキノ |日程: 3月30日(土)〜4月11日(木)公式サイト: 公式X:@TBSDOCS_eigasai久保田智子初監督作品『私の家族』<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBSSTORY2019年に特別養子縁組で新生児の娘を家族に迎えた久保田は、2歳になった娘に対し、生みの母の存在や出自について伝える“真実告知”を行うことを決意する。さらに、自身の両親・家族の過去とも向き合い、さまざまな対話を重ねる中で、久保田がたどり着いた“真実”と伝え方とは……。
2024年03月07日妻子と母を捨てた放蕩息子のナオヤ。長い年月が過ぎ、ナオヤは自分が見捨てた母や元妻のアキからお金をせびります。縁を切ることを条件に住んでいる家を渡したアキと母。母はもうお金がないことをナオヤに伝え、ナオヤも専業主婦だった母にお金がないのも無理もないと納得してこの条件をのんだのでした。しかし、実はすべては母とアキの策略で、家はもとから引っ越すつもりでいたし、母もナオヤに伝えたよりも多いお金を持っていたのです。■前回のあらすじ本当はなにも譲りたくなかったけれど、跡取りとしてナオヤが家をどう維持するのか見てみたかったと話す母。実は、母はナオヤに伝えたよりもずっと多いお金を持っていたのです。養子縁組して間もないころ母が相続した土地が思わぬ価値に!義母はナオヤが知らない財産をたくさん持っていたのでした。さらには不労所得まで…。びっくりするほどのお金を、すべてナオヤではなくアキたちに譲りたいと言います。次回に続く 「裏切り夫から全て奪ってやった話」(全104話)は21時更新!
2024年03月06日皆さんは、子どもの言葉に感動した経験はありますか?今回は「両親を亡くし養子として育てられた少女」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!正月の義実家で…事故で両親を亡くした幼い姪を養子に迎え、娘として育て始めた主人公と夫。数年後、そんな主人公一家が、正月を義実家ですごしていたときのことです。娘が生まれたばかりの義弟の息子を眺めていると…。義弟の嫁が「赤ちゃん可愛い?」と娘に聞きました。そして「他人の子より、お腹を痛めて産んだ子が1番可愛いんだよ」と教え始めたのです。主人公と夫はその発言に嫌な予感がして、止めようとしましたが…。心ない言葉出典:エトラちゃんは見た!幼い娘に向かって、心ない言葉をかけた義弟の嫁。家族は娘をかばって激怒しましたが…。娘は笑顔で「お空のパパとママもいるけど、今のパパとママは可愛いって毎日言ってくれるから寂しくない」と言ったのです。しっかり愛情を受けとってくれていた娘の一言に、主人公は涙するのでした。読者の感想養子にとった姪を我が子として育てるのは、幸せもありつつ不安もあったでしょう。そんななか、主人公と夫の愛情を素直に感じてくれていた娘の一言に涙が出ました。(30代/女性)娘がしっかり理解していて、主人公夫婦の愛情を受け止めているのが分かりますね。義弟の嫁の心無い言葉にはショックをうけました。(50代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年02月07日■これまでのあらすじ恋人の太一と結婚が決まり、風花は結婚の準備中。しかし、そんな幸せなはずの時期に、太一が子どもの頃離婚し、最近冴子という女性と再婚したという義父に振り回されていた。ある日、義父が結婚祝いに風花たちを高級ホテルのレストランに招くが、お祝いの席で冴子は太一に「相続放棄をしてほしい」と言ってくる。受け入れる太一だったが、実は義父に82万円というお金を、風花に報告もせず渡していたことが発覚。それをキッカケにふたりは義父のお財布事情を疑い太一が義父の経営するゴルフ場を訪ねるが、そこには冴子がいて…。風花は、冴子にも義父とは別の思惑があるのではないかと勘繰るのだった。遺産相続の件といい、今回の養子縁組の件といい、わざわざ私と太一の目の前でお義父さんに大事な決断をさせようとする冴子さん。愛する冴子さんの頼みとはいえ、大事なひとり息子である太一との縁を気にしているお義父さんは、なかなか決断に踏み切れないでいるようです。冴子さんは優しそうな素振りをしながらも、ジワジワとお義父さんを追い詰めていきます。私たちの嫌な予感が当たっていないといいのですが…。次回に続く(全21話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています
2024年02月04日箱入り娘だったアキは身勝手な男・ナオヤの子を身ごもり結婚します。夫婦になってもナオヤはいつの間にか仕事を辞めて外に他の恋人を作り、3年後出て行ってしまいました。ナオヤに捨てられたアキと義母は手続きにより本物の親子となって幸せに暮らすことに。しかし5年後、帰ってきたナオヤが家に上がり込もうとします。アキたちに拒まれた彼は、分家を頼ろうとしますが、跡を継いだ分家の当主はナオヤに対して塩対応でした。■前回のあらすじ久しぶりに訪れた分家で、おばさんは丁寧に迎え入れてくれたのですが、おばさんの息子である現当主は「生活に困って戻ってきたのかい?」とナオヤを敬う態度は皆無。そしてナオヤは、アキと母親が養子縁組したことを聞かされます。親戚付き合いもちゃんとしていたアキたちこれまで取り繕ってきた外面も…外面だけを取り繕ってきたナオヤに対し、誠意をもって親戚付き合いしてきたアキとの差が出ました。分家のおじさんにハッキリと言われ、実家にも分家にも居所がないナオヤ。仕方なく退散し、今度はどこに向かうというのでしょう。次回に続く 「裏切り夫から全て奪ってやった話」(全104話)は21時更新!
2024年01月29日義母と子どもとともに従順な妻のアキを捨てた夫から、すべてを奪い返すまでの逆転劇。交際中からアキを都合よく扱い、アキが妊娠すると雲隠れしたナオヤ。しかしナオヤの母は、アキの子どもを産みたいという気持ちを優しく受け入れてくれます。義母の助けを借り、アキはナオヤと結婚することに。流れのまま結婚したものの、ナオヤよりも義母と過ごす時間に幸せを感じるアキ。ナオヤとの間には溝があり、いつしかナオヤは勝手に仕事を辞めて遊び歩くようになります。ナオヤを見限る決心をしたアキですが、ナオヤは話し合いにも応じず家を出て行ってしまったのでした。涙にくれたアキでしたが、これからも義母といっしょに住む決意をします。そんなアキに、義母は養子縁組を持ち掛けます。■前回のあらすじ義母もまたアキを娘のように思っていると言います。自分が亡くなった後、ナオヤが遺産をすぐに使い果たしてしまうのを心配した義母は、アキと養子縁組をすることを提案します。こうして義母と親子になった義母と息子と暮らしていくため、アキの決意無事に手続きを終え、晴れて法律上の親子に。またうっかりネガティブ発言が出たアキですが、義母と息子のためにも変わりたいと思う様になりました。次回に続く 「裏切り夫から全て奪ってやった話」(全104話)は21時更新!
2024年01月17日皆さんは、子どもの言葉に涙を流した経験はありますか?今回は「娘の一言」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!幼なじみ夫婦の娘を養子に幼なじみと兄が結婚して、家族ぐるみの付き合いをしていた主人公。しかし兄夫婦は、娘を出産したあとに事故で亡くなってしまいます。主人公は夫と相談して残された娘を養子として迎え入れることを決め、愛情を注いで育てました。そしてある年の正月、主人公は義実家での集まりに参加することに。すると義弟の妻が、娘に向かって「他人の子」と言い放ったのです。周りは激怒して、義弟の妻を責めるのですが…。娘の一言出典:エトラちゃんは見た!娘は笑顔で「他人の子じゃないよ」と言ったのです。主人公は娘の言葉に救われ、涙を流したのでした。読者の感想大切に育てたその愛情が、主人公たちから娘にきちんと伝わっていたのですね。血の繋がりは気にせず、幸せに暮らしてほしいと感じました。(30代/女性)「他人の子じゃないよ」という娘の純粋な言葉に感動しました。これからも主人公の愛情をしっかりと感じながら、すくすくと成長してほしいです。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2023年12月26日どうしたら特別な存在になれる?彼の特別な女性になるためのアドバイス誰でも憧れるような人とお付き合いできたとしても「もっと彼の特別な存在になりたい」と考えてしまうこと、ありますよね?だけど、その「特別さ」って、いったいどうやって手に入れるんでしょう?彼の特別になるために、一緒に考えてみましょう。定番アドバイスよく聞くのは「彼に自分の思いを伝える」そして「彼の言いなりになりすぎず、彼の話を聞くこと」とはいえ、両極端なこのアドバイス。この2つのアドバイスに共通するのは「適度に行うこと」です。その場の雰囲気で適宜合わせて応じ方を変えるというもの。これをうまく駆使して彼の特別な存在になりましょう。特別とは何か?特別というのは、その人がこの世に存在することの奇跡という気持ちから生まれます。あなたがこの地球に生まれたことはまさに奇跡といえますよね。「特別」とはあなただけというもので、決して比べたり選んだりできないものなのです。具体性をもって考えてみる彼に夢中になって依存してしまう女性がいます。彼から認められることで、何かを得て救われたように感じ、幸せを感じる女性。しかし、そんな女性は自分の特別さを失ってしまいます。そのため、どれだけ彼に自分の思いを伝えようとしても、依存しすぎてしまっては、最終的には彼にとって特別な存在になることはできず、突然彼から見捨てられてしまうのです。自分が特別な存在であるという自覚つまり、彼にとって特別な存在になりたければ、まずは自分自分を特別な存在と認識しなければならないということ。自分がこの世に生まれた偶然性と奇跡性を考えてみましょう。あえて言いますが、これはとてもシンプルなことです。自分は唯一無二の特別なんだと自覚するだけなのです。自分を大切にすれば特別な存在になれる自分の大切さに気付くと他の人にもその輝きは伝わります。その瞬間、あなたは彼にとって、まさに特別な存在になるのです。まずは自分を大切にすること。そこに気づいてこそ、彼を特別に思えるのでしょう。(愛カツ編集部)
2023年11月10日韓国で生まれ、養子縁組によりフランスで育った主人公が初めて母国に帰る物語『ソウルに帰る』から、韓国版ビジュアルポスターが6種解禁となった。今回解禁となった本作の6種ビジュアルポスターは、韓国でキム・ボラ監督『はちどり』(18)やグザヴィエ・ドラン監督『Mommy/マミー』(14)を配給した気鋭の映画会社として知られる「ATNINE FILM」が韓国公開時(5月3日)に手掛けたもの。どのデザインも、主人公フレディと同様、強烈かつ感覚的なイメージで、これまでにない新しい映画と評される『ソウルに帰る』のインパクトを伝えている。“WHO”・“WHERE”・“WHY”とそれぞれに名づけられた一連のビジュアルでは、本作を読み解くためのキーワードが隠されている。まず“WHO”バージョンのポスターは、反抗的なフレディの姿が視線を奪う中、「FREDDIE」という名前と共に「ヨンヒ」という韓国の名前が、養子縁組の書類番号、幼少期の生母と撮った写真と調和し、フレディのヒストリーを感じさせる。“WHERE”バージョンのポスターは、ソウル行きの飛行機のチケットと一緒にどこかに向かっているフレディの姿が切り取られており、ひょんなことからソウルにやってきた彼女の旅を追ってみたいと思わせる。“WHY”バージョンのポスターは、別ポスターでも使用された生物学的な父とのぎこちない記念写真と一緒に、誰かと会って涙を流すフレディの姿が切り取られ、フレディの言葉にならない思いを感じさせるものに。そのほかのポスターでは、メイキングスチールを大胆に生かし、ソウルの夜の街に溶け込むフレディの姿が切り取られており、どこかウォン・カーウァイ監督作品にも通じる本作の一面が強調されている。なお、今回来日が決まったダヴィ・シュー監督と主演のパク・ジミンは、特別先行上映となる8月10日(木)にトークイベントを実施。そして公開初日の8月11日(金)には2度の舞台挨拶も実施される。『ソウルに帰る』は8月11日(金・祝)よりBunamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ソウルに帰る 2023年8月11日、Bunamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開©AURORA FILMS/VANDERTASTIC/FRAKAS PRODUCRIONS/2022
2023年08月08日兄弟が多いと性格や能力など、比べられることもありますよね。中には、他の兄弟を侮辱し一番優秀な子を養子に欲しいと言ってくる親戚もいて……。今回は、登録者数90万人超えの大人気Youtubeチャンネル「エトラちゃんは見た!」で配信された創作漫画動画『“お前の子を1人うちにくれ”と兄が……』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!三男が養子になったのは……子どものいない伯父夫婦の養子となった三男ヒイラギ。その後本家を乗っ取り、伯父夫婦の生活を最低限に管理しながら、自分自身も幸せな結婚生活を送っていますが……。ここでクイズです!伯父夫婦を極限まで追い詰めたヒイラギ。なぜそこまでしたのでしょうか?ヒントは、伯父夫婦の兄弟たちへの態度です……。伯父夫婦は……正解は、自分たち兄弟をペットのように扱っていたから!気に入った子どもは自分たちのお飾りにし、そうでない兄弟は侮辱する伯父夫婦に、憎しみを抱いていたヒイラギ。そのため、自ら伯父夫婦の懐に入り込み、内側から崩壊させようとしていたのでした。こんなときどうする?伯父夫婦の態度を見たら、誰でもいい気分はしませんよね。今回のヒイラギは、一見クールに見えていましたが、誰よりも兄弟のことを考え、大事にしていました。子どもたちをペットのように扱う伯父夫婦……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@エトラちゃんは見た!)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月01日いくら親戚と言えども、自分の家族をバカにされたら頭にきますよね。中には、養子は優秀な子がいいと注文をつけてくる親戚もいて……。今回は、登録者数90万人超えの大人気Youtubeチャンネル「エトラちゃんは見た!」で配信された創作漫画動画『伯父夫婦に兄弟を奪われた話』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!伯父夫婦の養子となった三男ある日、子どものいない伯父夫婦から、兄弟の中で一人養子に来てくれと頼まれたカリンたち。はじめは次男のクロキが行く予定でしたが、三男ヒイラギの方が優秀と知り、養子をヒイラギに変え……。ここでクイズです!伯父夫婦の所有する土地や家屋を次々と売却させたヒイラギ。このあと一体どうなったでしょうか?ヒントは、伯父夫婦の描いていたものとは違う未来になりました……。復讐のため養子に……正解は、伯父夫婦の財産を掌握した!養子になった後、お見合い結婚をさせられたヒイラギ。しかし、妻が不貞を働くように仕向け、それを正当な理由として離婚したのでした。こんなときどうする?ヒイラギの言うことをいともあっさり聞くなんて、伯父夫婦はよほど信頼を置いていたのですね。今回のヒイラギは、適当なことを言って伯父夫婦をそそのかし、財産をすべて取り上げてしまいました。優秀な子を養子にしたがる伯父夫婦……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@エトラちゃんは見た!)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月13日「ゴイゴイスー」のギャグで知られる、お笑いコンビ『ダイアン』の津田篤宏さんの妻である、りえさんが、2023年6月22日にブログを更新。『養子の話』と題し、津田さんの本名が津田ではないことを、つづっています。ダイアン津田の本名は『津田』じゃなかったりえさんは、自身と津田さんが、りえさんの母方の祖母の養子になっていると説明。津田さんの本名は、実は『石村』なのだそうです。2006年に結婚した当時は、祖母の養子になるという考えはなく、2人の苗字は『津田』になっていました。しかし、その後妊娠した子供が男の子だと分かると、りえさんの祖母が「石村性が誰もいなくなるから継いでほしい」と提案。話し合いの結果、夫婦で祖母の養子になることを決めたのだといいます。りえさんが『津田』を名乗っていたのは、結婚してから1年半の間だけだったそうです。2023年6月現在も、お笑いタレント『津田篤宏』として活動している津田さん。りえさんは、祖母の養子になることを決めた津田さんについて、こんなふうに思いをつづっていました。津田性じゃなくなる寂しさは少しあったかもしれませんがお仕事は津田で続けさしてもらってるので本名をいうことの方がいまだに少ないかもしれません祖母の希望を聞いてくれて養子になってくれて一緒に住んでくれて…感謝していますダイアン津田嫁オフィシャルブログ「ごいごいすー!!な毎日」ーより引用津田さん自身も、バラエティ番組などで養子になったことを明かしており、ファンの間ではよく知られたエピソード。ですが、りえさんの視点から見た『養子の話』には「素敵」「なんかいいですね」とのコメントが寄せられました。また、津田さんの本名を初めて知ったという人たちからは「意外だ」と、驚く声も上がっています。・養子の話はよく聞いていましたが、妻の視点から聞くと、またなんかいいですね。・本名は『津田』じゃないんだ!びっくりしました。・ダイアンのファンならもちろん本名のことは知っているけれど、りえさんの想いが素敵。夫婦になるということは、家族としてともに人生を歩んでいくために、さまざまなことを決断しなければなりません。養子のエピソードからも、普段から津田さんとりえさんが、お互いを尊重し合って過ごしていることが伝わってきますね。[文・構成/grape編集部]
2023年06月24日親戚や兄弟夫婦から、「子どもを一人養子に欲しい」という話をされたらどうしますか?中には、自分たちの見栄のために、養子にする子どもを選ぶような人もいて……。今回は、登録者数90万人超えの大人気Youtubeチャンネル「エトラちゃんは見た!」で配信された『伯父夫婦に兄弟を奪われた話』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!養子に行くと言い出し……子どものいない伯父夫婦から、兄弟の中から養子に一人くれと言われたカリンたち。はじめはクロキの予定でしたが、突然優秀なヒイラギにしたいと言い出したため、ヒイラギは承諾したのですが……。ここでクイズです!「ちょっと考えがある」といって養子になったヒイラギ。10年後一体何をしたでしょうか?ヒントは、優秀だからこそできたことかもしれません……。養子となった後……正解は、本家を崩壊させた!伯父夫婦が所有する土地や家屋を、うまく話をして手放させたヒイラギ。さらに伯父夫婦の決めた人と結婚もしましたが、愛のない結婚で妻が散財し、それを理由に離婚できたのでした。こんなときどうする?伯父夫婦を追い詰めるために、10年もかけるとは、かなり用意周到な計画ですよね。今回のヒイラギは、自分や兄弟をモノ扱いし、バカにした伯父夫婦に目にもの見せました。自分たちの見栄のために養子が欲しいという伯父夫婦……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@エトラちゃんは見た!)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年06月02日Instagramにて自身の体験談マンガを発信されているこいあともまやさん。34歳のときに夫となる「すんさん」と出会い、35歳で結婚。年齢のことも考え、結婚を決めてからは妊活に励むことに。しかし、妊活は予想以上に過酷で……。現在は第一子をご出産し、息子さんを育てているこいあさんの妊活体験談をご紹介いたします。 2人の意見は交わらず…二度の流産のあと、こいあさんとすんさんの間では、自然と妊活についての話題が挙がることはなくなっていました。 そんな中、こいあさんの中で大きくなっていったのが「特別養子縁組」についての思い。すんさんにそのことを伝えてみたこいあさんですが、すんさんから返ってきたのは「気乗りしない」という返事でした。 そこで、こいあさんは特別養子縁組について詳しく書かれた1冊の本をすんさんに渡して、よく考えてみてもらうことに。 こいあさんとしては、家族になることに血のつながりは関係ないと考えていました。大切なのは血のつながりよりも「親が子に注ぐ愛情」だと思っていたからです。一方ですんさんは、「正しいとか間違いというわけでなく」と前置きをしながら、あくまで自分の感覚として「親子で壁にぶつかった際、血のつながりのことを考えてしまうかもしれない」ということを危惧していました。 同じ本を読み、お互いに考えた結果、2人の考えは交わることはなく……。そして、「2人の意見が一致しない以上、養子縁組を考えるのはやめよう」と、特別養子縁組については断念することにしたのです。 そのとき、すんさんがこいあさんにかけたのは「子どもがいても幸せだと思うけど、いなかったら幸せじゃないかと言えば、そうじゃない」という言葉。こいあさんの中で、焦りから「子ども」に対しての考えが前のめりになりすぎていたところがあったのかもしれません。そんなこいあさんを見て、すんさんとしては「これ以上傷つかないでほしい」という思いがあったのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 こいあさんのマンガは、このほかにもInstagramなど更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター こいあ福岡県在中アラフォー。SNSで妊活やPMDDの体験談を発信してます。うちの猫動画と自作のシュール系ショートアニメにも挑戦中。人生ブレまくってます。
2023年03月21日Instagramにて自身の体験談マンガを発信されているこいあともまやさん。34歳のときに夫となる「すんさん」と出会い、35歳で結婚。年齢のことも考え、結婚を決めてからは妊活に励むことに。しかし、妊活は予想以上に過酷で……。現在は第一子をご出産し、息子さんを育てているこいあさんの妊活体験談をご紹介いたします。 養子縁組も考えてみたい一度の流産後、子宮頸がんの精密検査で「中等度異形成」がわかり経過観察となったこいあさん。 医師から「年齢のことも踏まえて妊娠を希望するなら急いだほうがいい」と言われ、妊活を再開すると、早々に赤ちゃんを授かることができました。しかし、結果的に再び流産となってしまいました。 つらい経験をし、すぐに次の妊活を考えることができずにいた2人。そんな中、こいあさんはあることを夫に提案します。 夫・すんさんから「(次にまた流産するかもと思うと)もう耐えられない」と、言われてしまったことで、2人の間では自然と妊活についての話題が挙がることはなくなっていました。 そんなとき、こいあさんは頭の中で以前からぼんやりとあった「特別養子縁組」がより鮮明になってきて……。子どもが欲しい思いは変わらない。ならばこういったかたちで子どもを迎えてもいいのではないか――。その思いをすんさんにぶつけると、すんさんから返ってきたのは「気乗りしない」という返事でした。しかし、「もう少し詳しく知りたい」と、拒否しているわけではない様子でもあります。 そこでこいあさんは1冊の本をすんさんに渡しました。こいあさんが特別養子縁組を学ぶ際に読んだ『産まなくても、育てられます』(講談社)という本だそうです。このとき、「養子縁組を考えるときに、お互い同じ知識を共有しないとフェアじゃないなと思った」という思いがあったこいあさん。一緒に学んで意見を擦り合わせていくというのは、この場合に限らずとても大事なことですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 こいあさんのマンガは、このほかにもInstagramなど更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター こいあ福岡県在中アラフォー。SNSで妊活やPMDDの体験談を発信してます。うちの猫動画と自作のシュール系ショートアニメにも挑戦中。人生ブレまくってます。
2023年03月20日子どもたちの自立支援団体で働くゲイの男性が、児童養護施設で育った20歳の青年と養子縁組を結ぶ姿を追ったドキュメンタリー『二十歳の息子』が、2月11日(土)より公開決定。その予告編が解禁となった。児童養護施設などの子どもたちの自立支援団体で働く網谷勇気は、様々なマイノリティのための団体を立ち上げ、講演会なども行っていた。ある日、彼は小さなアパートに引っ越し、1人の青年・渉を迎え入れる。渉は、勇気がこれまで支援してきた子どもたちのうちの1人だったが、あるとき、事件を起こし拘置所に入れられてしまう。身の置き場を失った渉に対し、勇気は養子縁組をすることで、自らが父親となって共に暮らすことを申し出たのだ。幼少期より児童養護施設に預けられ、両親の顔も知らずに育った渉と、それまで家族をつくることを想定していなかった勇気。照れくささと緊張をにじませながら、2人の新たな共同生活が始まった。複雑な生い立ちを抱え、多感な年頃である渉との関わり方に勇気が戸惑うなか、生まれて初めて帰るべき家を手に入れた渉は、アルバイト生活を送りながら自身の夢へと動きだしたのだが…。監督は、ゼロ年代に生きる若者の夢と挫折を描いたデビュー作『ドコニモイケナイ』(12)で第53回日本映画監督協会新人賞を受賞し、2作目の『春を告げる町』(19)では福島県広野町を舞台に震災の復興とは何かを問いかけた島田隆一。新たに始まった共同生活を1年にわたり記録した島田監督は、そこに生じるぎこちなさや軋轢、そして静かな心の交流を描き出している。被写体を見つめるカメラは親密でありながらも時に残酷なほど冷徹な眼差しを向け、感情の機微を丁寧にすくい上げる。また、極力説明を省くことにより、他者に対する想像力をかき立てる。それぞれに“普通”の家族や人生を選択してこなかった、あるいはできなかった歳の離れた2人の男性がゼロから新たな関係を作る。「生きなおし」の旅を始めた2人の姿は、人が人とどう繋がりをもつことができるのか、そんな困難な問いをしなやかに捉えている。この度、解禁された予告編では、「普通に育ってきた人たちはそのままでいいと思うんです」と自身とその周りの人々の環境の違いについて語る渉。「ゲイだって自覚したのは大体14歳くらいの時です。死ぬくらいならカミングアウトしてダメだったら死んでしまおうと思った」と言う勇気。2人の言葉から、彼らが世の中や社会に対して、違和感を感じながらこれまで生きてきたことが分かる。そして予告編の中盤では、「息子さんが運ばれている、と警察から電話がかかってきた」と勇気が語るシーンも挿入されており、2人の新生活に訪れる波乱を予感させている。『二十歳の息子』は2月11日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年01月16日ペットを家族に迎える場合、「どの動物にするか」などいろいろと考えてから探す人が多いでしょう。しかし時には、そんな心の準備をする間もなく、新しい家族と運命の出会いを果たしてしまうことがあります。誰もいないはずの家でくつろいでいたのは?タス・カマルゴさんと夫が帰宅した時、家には誰もいないはずでした。ところが玄関のドアを開けると、なぜかソファの上で1匹の猫がくつろいでいたのです!タスさんはその猫を見たことがなく、近所の人が飼っている猫でもない様子。猫が一体どうやって家の中に入って来たのかも分かりませんでした。ウェブメディア『The Dodo』によると、猫はタスさんたちを見ると、すぐに走って逃げて行ってしまったのだとか。その数時間後、彼女はキッチンから物音がすることに気が付きます。見に行ってみると、キッチンの天井に穴があいていて、そこから猫が前脚を出していたのです!さらに次の瞬間、猫が穴から顔を出して『こんにちは』状態に!そこから猫はキッチンに飛び降りて、タスさんにすり寄ってきたそう。この瞬間、猫はタスさんの家族の一員になりました!タスさんはFacebookの動物好きが集まるグループのページに「これは養子縁組の強制だと思います!」とハートマーク付きのコメントをつづり、猫の写真を投稿。まんまと猫の『作戦』にはまったタスさんに、笑いと祝福の声が上がっています。・おめでとう!あなたはこの猫に選ばれた!・なんてかわいくて、賢い猫だ。・穴から覗いている姿に、大笑いした!・うちの猫は玄関の穴からやってきて、今や一家の主だよ。タスさんは猫にキヤナと命名。なぜか初日から、キヤナはタスさんたちにとても懐いていて、どこかへ逃げることもなくずっと家の中にいるそうです。「キヤナはとってもかわいくて愛情深いんです」と話すタスさんは、すでに愛猫にメロメロ。「猫は自ら飼い主を選ぶ」といわれますが、キヤナが選んだ家族は大正解だったようですね…![文・構成/grape編集部]
2022年08月27日子どもがほしくて不妊治療をしていたけれど、授かることができなかったわが家。夫婦での話し合いの末、特別養子縁組の道に進むことを決めました。しかし、特別養子縁組は世間では少数派。子どもを迎える前にさまざまな不安や葛藤がありました。実際に迎え入れると……。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 会った瞬間にわが子を愛おしく思えた子どもを迎える前「血縁のない子を愛せるのか」と不安に思ったこともありました。しかし、あんなに心配していたことなのに子どもに会った瞬間、あまりのかわいさに血縁のことなんて全く気にしなくなったのです。日増しに愛おしくなるわが子。しかもその現象は、私だけではありませんでした。私の両親は反対こそしませんでしたが、特別養子縁組の道に進むと報告したとき、血縁についてはかなり心配していたようです。しかし、わが子を見た瞬間から、デレデレになった両親。血縁は関係なく子どもの存在自体が、みんなを笑顔にしてくれていると実感しました。 周りがすんなり受け入れてくれた「人と一緒」を好むこの日本において、子どもが好奇な目で見られるのではないかと心配で、特にママ友に特別養子縁組のことを言うのは憚られていました。しかし話のつじつまが合わなくなるので、思い切ってママ友に伝えてみたのです。すると「いーね! 自分の子にはかわりないもんね!」とこちらが拍子抜けするほど自然な反応で受け入れてくれました。現在は、特別養子縁組がメディアで特集されたり、多様性を尊重する時代に変化したりしていることで、特別養子縁組が世間に認められやすくなっているのだと感じています。世間が受け入れてくれていると分かるととてもうれしく思います。 同じ境遇の心強い仲間ができた特別養子縁組をしたことで、同じ境遇の方と出会う機会が増えました。定期的に会ったり連絡をとったりして交流しています。「真実告知すすんでる?」「ママ友や園に特別養子縁組のこと言った?」など悩みを共有したり励まし合ったりしています。この関係が子ども同士のつながりになれば、将来親に言えない養子特有の悩みを共有できる仲間になることもできると考えています。同じ境遇の仲間はとても心強くかけがえのない存在で、わが子も私も会うのが毎回楽しみで仕方ありません。 子どもを迎える前は、さまざまな不安や葛藤がありましたが、あのとき特別養子縁組の道に進むと決めたからこそ、現在は笑顔で毎日を過ごすことができています。特別養子縁組は子どものための福祉制度で、決して養親の利益のためのものではありません。それでもわが家に笑顔を運んでくれたコウノトリのような特別養子縁組制度に、感謝の気持ちでいっぱいです。著者:小野華特別養子縁組で子どもを迎えた一児の母。介護や福祉のジャンルを中心にライターとして活動中。
2022年05月20日不妊治療で悩んだ末、特別養子縁組で子どもを迎えることにしたはるさん(@haru25_s)。生後5日目の娘さんを家族に迎え、現在は、はるさん、旦那さん、娘さんの3人家族。今、子どもを迎えて子育てに奮闘しつつ幸せいっぱいな日々を過ごしています。しかし、特別養子縁組ならではの日常生活の困りごとや悩みもあると言います。そのリアルな日常をお話ししてくれました。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 特別養子縁組とは特別養子縁組制度とは、さまざまな理由で実親と暮らすことができない子どもを自分の子どもとして迎え入れる制度のこと。新たな養親子関係を築き、温かい家庭環境の中でその健全な養育を図ることを目的としています。家庭裁判所の審判によって法的にも親子関係を結ぶため、子どもが生涯にわたり安定した家庭を得ることができます。 はるさんのきっかけはるさん夫婦はもともと妊娠の可能性が低かったことから、結婚後すぐに不妊治療をスタートしました。しかし、3回顕微授精にトライしたものの、3回とも着床せず……。3回目の結果を聞いたとき、夫婦で話し合いをして、養子縁組にシフトすることにしました。そして、生後5日目の女の子を家族に迎え入れることになったのです。 特別養子縁組のリアル特別養子縁組で子どもを迎えた家族には、日常生活でちょっと戸惑うこともあるそうです。はるさんはこんなことを話してくれました。 「どこの産院で産みました?」というなにげない質問に困惑 はるさんは、初めて会った人、関係の浅い人に、どこまで話したらいいのか悩んだことがあるそうです。「娘の定期健診で病院に行ったとき、戸惑うことがありました。待ち時間に、隣に座っていた初めて出会ったママさんとお互いの赤ちゃんの月齢などについて、会話をしました。そしてそのママから『どこの産院で産みました?』と聞かれたのです。特別養子縁組で娘を授かったことを人に隠すつもりはありませんでした。しかし、このママさんは今日会ったばかりの人。こういう場合にも本当のことを言った方が良いのかと悩みました。ひとまず『県外なんです』と回答したところ、今度は『里帰り出産ですか?』という質問がきてしまいました。私の実家は県内。しかもすぐ近くだったんです」 このとき、「実家はどちらですかと聞かれたらどうしよう……」「このままでは話のつじつまが合わなくなってしまう」「この親子がご近所さんで、ゆくゆく娘とこのママのお子さんが仲良くなったら……」 そんなことがはるさんの頭の中をめぐったそうです。 「そして意を決して、『特別養子縁組なのでこの辺の産院ではないんですよー』と軽く答えました。すると相手のママさんはいっきに表情が固くなってしまって。でも無理もないですよね。ビックリされたんだと思います。いつか何かのご縁でつながることがあるかもと思って事実を伝えてしまいましたが、結果的に相手のママさんを困らせてしまいました。 そのあとは、こういうときはどういう対応が正しいんだろうかと悩みました。けれど、娘のためにも堂々としていたいし、それに、近所の病院だったこともあり、いつどうこの方とつながるか分からない。やっぱり嘘はつかなくてよかったと思っています」 最近は芸能人などの特別養子縁組の公表などもありますが、まだまだ日本では特別養子縁組の利用は少なく、相手のママさんも想像していなかったのかもしれませんね。 「特別養子縁組や里親であることがさらっと言えるぐらい、世の中で一般的なことになればいいな」とはるさんは改めてそう願ったと言います。 真実告知のタイミングは突然やってくる!?子どもには自分の出自を知る権利があります。「真実告知」とは、子どもに、生んでくれた人がいること、生んでくれた人にはいろいろな事情があって育てられないこと、自分たち養親が家族となることを心から望んで迎え入れたという真実を伝えること。子どもの生い立ちを親子で受け止めていくための行いでもあります。 「告知というと1回かな? と思いがちですが、年齢に合わせて伝えていくんです。私たちも何度も何度も折にふれて娘の成長に合わせた表現で伝えています。」とはるさん。 「物心つく前から、真実告知に関する絵本を読み聞かせたり、地図を見せて『〇〇ちゃんはここで生まれたんだよ。』『△△ママ(実母さんのお名前)から生まれたんだよ』と伝えてきました」 しかし、娘さんからある日突然「〇〇は△△ママから生まれたー?」と聞かれたときは焦ったと言います。 「朝、園へ自転車で送迎中だったのもあって、内心、『え? 今その話? どうしよう、この忙しい朝に……。なんて言おう!』と……。そして迷った末、「うん、そうだよー♡」とだけ答えて、その日の夜にゆっくり話しをしました。自分たちから伝えるときは準備しているので落ち着いて伝えられますが、娘から突然聞かれて答えるというのは戸惑ってしまって。それからは、『こう言われたらこう言おう』と夫婦でシュミレーションをしたり、ひとりで練習したりしています」 はるさんは、娘さんが話したいとき、聞いてきたときにしっかり伝えられるように準備をしておくことも、特別養子縁組で子どもを迎えた親の役割だと実感したそうです。 「なんで言ってしまったの?」と実母から責められて…はるさんは、もともと知り合いには事実を伝えたいと考えていました。しかし、両親に反対されてしまって正解がわからず悩んだ時期もあったそうです。周りにどう伝えるか。これは特別養子縁組で子どもを迎えた多くのママパパたちが悩むことなのかもしれません。 「私は特別養子縁組は悪いことではないのだから、もともと隠すことではないと考えていました。隠すことは娘を否定することになってしまうのではないかと思っていたのもあります。実家の近所の方に『どこで産んだの?』と聞かれたのをきっかけに、特別養子縁組で迎えたことを話しました。すると、それを知った私の両親が、『どうして話したの? 娘ちゃんのことを考えたの?』と言うのです。私はなんで隠さないといけないの? と思い、とてもショックでした」 そうしてはるさんは、義両親にも意見を求めてみましたが両親と同じ意見でした。 はるさんは「隠したり嘘をつくことで娘があとから困ることになるのではないか。悪いことでも恥ずかしいことでもないのになぜ隠さなくてはいけないのか。自分の考えは間違っているのか?」と、とてもモヤモヤしたそうです。 しかし、仲の良い園のお友だち家族に、娘さんのことを話したとき、このモヤモヤは晴れたと言います。 「仲が良くなるにつれて、話のつじつまが合わなくなってくるので、思い切って話してみました。すると、『特別養子縁組の家族初めて知った! 身近にいるんだね!』『話してくれてありがとう。娘ちゃんがそっくりだからビックリした!』など、どの家族もとても自然に受け入れてくれました。そしてその後も何も変わらず接してくれています」 この経験から、やっぱり勇気をもって伝えてよかったと思っているそうです。 「娘には自分に自信と誇りを持って生きてほしい。でももしも将来、娘が傷つくことがあったら、いっしょに悩んで進んでいきたい」そうはるさんは言います。 「親に捨てられてかわいそうに…」悪気はないのだろうけれど娘さんを特別養子縁組で迎えたばかりのころ、生まれて間もない赤ちゃんの娘さんを見て、「親に捨てられてかわいそうに……」と言った方がいたそうです。 「特別養子縁組の考え方やイメージは人それぞれだから、このように思う人がいることは理解できます。けれど、私は『娘は幸せな子ども』だと考えているんです。実母さん、つまり娘を生んだママは、娘のことを想って、娘が幸せになる方法を選択しました。娘は、実母さんからも、育ての親である私と夫やその家族からも、愛されている。たくさんの方の愛に包まれた幸せな子だと思っています。実母さんは娘を捨てたわけじゃない。愛しているからこその選択だったはずです」 娘さんのごっこ遊びには、2人のお母さんが登場するそうです。「あなたには2人のお母さんがいるのよ。産んでくれたお母さんと育ててくれるお母さんよ」娘さんはごく自然なこととして受け止めているのですね。 「娘自身が『たくさんの人に愛されて私は幸せだ』と考えられるようになってくれたら、こんなにうれしいことはありません。他人がどう思おうと、娘がそう思えるような子育てをしていきたいと思います」 覚悟を決めて特別養子縁組を選んだはるさん。生後5日目で迎えた娘さんは現在未就学児で、すくすくと元気に育っているそうです。日々、悩むことはあるけれど、「正解は自分の心が決めるもの」。そう考えながら、はるさんは幸せな気持ちで子育てを楽しんでいます。 出典:厚生労働省「子供を育てたいと願う人へ特別養子縁組制度」政府広報オンライン「すべての子どもが健やかに育つ環境を。特別養子縁組制度をご存じですか?」今、家族のカタチは多様化しています。特別養子縁組や里親もその1つ。一人ひとりにあった「家族のカタチ」「多様な幸せ」が実現しやすい社会になりますように。 はるさんはInstagramから特別養子縁組について世の中の人に知ってもらいたいと、発信されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
2022年04月30日妊活したけれど、なかなか子どもを授からないあきママさん夫婦。早く子どもを授かりたくて、特別養子縁組の手続きも同時に進めておくことに。妊活して1年経った頃、無精子症であることがわかった夫は、妻のあきママさんに精子提供を受けることを勧めます。あきママさんはトラブルを防止するため、夫の考えを書面に残したいと言って書き始めました。そして、次に、あきママさんは夫にお金のことを話します。すると夫は……。 夫のお願いに、妻は…※個人間での精子提供・人工授精は経歴詐称や感染症、生まれた子の将来に、近親婚などのリスクがあります。 夫以外の人に精子を提供してもらうことについて、夫が承諾したことを書面に残しておきたいと言い出したあきママさん。つらつらと、メモし始めました。 そして次に、お金の話をし始めます。 説明をいていた夫は聞くのもつらくなり、「わかったよ。かかった分をその都度報告してほしい。」と言いました。 あきママさんは「私、超ステキな彼氏ができたよ!!ってなすくんに言って、ホテル代をもらうってこと? 正気?」と詰め寄ります。 それを聞いた夫は断固拒否。 二ヤリとしながら、だからお小遣いを値上げしてくれたらいいとあきママさんが言うと、今度は夫はあることをお願いしてきました。 それは、 「もしも俺よりその彼氏を好きになってしまったとしても、ちゃんと俺のところに帰ってきてね!」 というなんとも切実なお願いでした。 するとあきママさんは、 「絶対帰ってくるって言ってあげたいけど!! 恋は人をくるわせるからー!!」 と、正直に言ってしまいます。 「えーーーーじゃあダメだよ! 今までの話全部なし!! なしなし!!」 と夫。 お小遣いの値上げも、彼氏を作る話も、一気に流れたのでした。 ◇◇◇ あきママさんが彼氏を作る話はここでなくなりましたが、あきママさん夫婦は、AID(無精子症のカップルだけが受けられる第三者の精子を利用する人工授精)については、実際には選択肢のひとつとして考えていたそうです。夫婦の話題に上ることも多かったとか。不妊に悩む夫婦は年々増加しているといわれています。そして、子どもを授かる方法は多様になってきました。それだけに起こりうるトラブルもさまざま。しっかりと情報収集をして知識を深めておきたいですね。 ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年04月23日妊活したけれど、なかなか子どもを授からないあきママさん夫婦。早く子どもを授かりたくて、特別養子縁組の手続きも同時に進めておくことに。かつて、妊活中に無精子症がわかった夫は、精子提供サイトを見つけるとあきママさんにこういう方法もありじゃないかと勧めました。「他人の子を妊娠してもいいの?」と乗り気ではなさそうだったあきママさんですが、しばらく考えた結果、「じゃあ私、彼氏作ってもいーい?」と突拍子もないことを言い出します。あきママさんの真意とは……!? 突拍子もないことを言い出した妻…「私にとって理想の精子提供ってなんだろう。」 と考えてみたあきママさん。 「私の幸せのために協力したい、と思ってくれる方から精子を提供してもらえたらいいな。ということは、相手は私のことを好きっていうことになるのかな。私もできることなら好きな人の子どもを授かりたいし……。」 そんな風に思ったことから、「私、彼氏作ってもいーい?」と、夫に質問したのでした。 さらに、あきママさんは理想の精子提供者について、妄想をふくらませます。 夫は、「あきちゃんが子どもを授かるために彼氏を作りたいなら、応援するよ。」と目に涙をためて言いました。そして条件も突き付けます。 ※個人間での精子提供・人工授精は経歴詐称や感染症、生まれた子の将来に、近親婚などのリスクがあります。 他の人からの精子提供を受けるなら、その提供者とは両想いになる必要がある、だから、彼氏を作らないと実現しない、と言い出したあきママさん。 「ちょっと何言ってるのか分かんない」と夫は混乱します。 しかし、考えた結果、夫は愛する妻が、子どもを授かるためなのだから仕方がないと、涙目になりながら承諾してくれました。 けれど、「もし子どもができても、俺の子だとだまして欲しい」と言います。 「そんなことはできない」とあきママさん。 そんな不安定な夫を見てか、あきママさんは夫に「私が精子提供を受けるのがOKなら、そのことを書面に残して欲しい」と言いました。 もし離婚することになったとき、「俺の子じゃねーし!」などと言われて養育費トラブルなどに発展しないようにしたい、というのがあきママさんの目的のよう。 「言わないよ!!」 ますます追いつめられてショックを受ける夫をよそに、「公正証書ってやつ?」と、とっても冷静なあきママさんなのでした。 ◇◇◇ 特別養子縁組制度を進めるに至るまで、こんなふうにして、あきママさんとなすびさん夫婦は、「精子提供」についても議論していたのですね。なすびさんから勧めたものの、なすびさんはあきママさんの意見に引き気味の様子です。ご夫婦の両方が、心から納得のいく道が見つかるといいですね。 ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年04月21日「特別養子縁組への道」第11話。妊活してもなかなか子どもを授からないあきママさん夫婦。早く子どもを授かりたくて、特別養子縁組の手続きも同時に進めておくことに。そして時は夫が無精子症と診断を受けたころにさかのぼります。ある日、夫は精子提供のサイトを見つけてきました。しかし、妻、あきママさんの反応はとても冷ややか。そして、話を聞いたあきママさんはある質問を夫に投げかけました。夫は思わず固まってしまいます。あきママさんの質問とは……? 「特別養子縁組への道」第11話 ※「スワイプ」とあるけれど、次のページを見てね。 ※あくまでも作者のイメージです。※個人間での精子提供・人工授精は経歴詐称や感染症、生まれた子の将来に近親婚などのリスクがあります。※現在、日本産科婦人科学会は「非配偶者間人工授精(AID)」は登録した施設のみで実施することを認めています。 ※誤)見た方がいいんじゃない??→正)みた方がいいんじゃない?? ある日、夫のなすびが、精子提供を斡旋する民間サイトを見つけてきました。 浮かれるなすびと対照的に、冷ややかなあきママさん。サイトに対して、信用できるのかと懐疑的になっています。いろいろと不安な点を挙げました。 それでも、「絶対に子どもが欲しいならチャレンジしてみたほうがいいんじゃないか」と夫は言います。 するとあきママさんは言いました。 「じゃあさ、私、彼氏作ってもいーい??」 妻からの思いもよらない質問に、夫は固まってしまいます。あきママさんはなぜそんなことを言い出したのでしょうか。次回、夫にその真意を語ります……。 ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年04月19日「特別養子縁組への道」第10話。妊活してもなかなか子どもを授からないあきママさん夫婦。1日も早く子どもを授かりたくて、特別養子縁組の手続きも同時に進めておくことにしました。時は不妊治療の病院を訪れたときにさかぼのります。夫の検査の結果、無精子症であることを医師に告げられたあきママさん、家に戻って夫にそのことを伝えました。すると夫は無表情で……!? 「特別養子縁組への道」第10話 不妊治療の病院で、夫が無精子症であることを知ったあきママさん。 自宅に戻って、夫のなすびにそのことを伝えました。 そして、無精子症には、大きく分けて、精子はいるけど出てこないか、精子を作る力が弱いかないかの、2つのパターンがあること。泌尿器科に行って検査してくださいと言われたことも説明しました。 夫を気遣い、あえて淡々と伝えたあきママさん。 夫の冷静な反応に、少し困惑しつつも、 「私は今回結果が分かってよかったよ。やっと次に進める今の気分は超ハッピー」 と伝えました。 「あきちゃんがそれでいいならいいけど」 と夫。 このことが、あきママさんたち夫婦が特別養子縁組を視野に入れるきっかけになるのでした。 次回、夫が精子バンク提供サイトを見つけてきます。すると、思いもよらぬ反応があきママさんから返ってきて……!? ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年04月15日「特別養子縁組への道」第9話。妊活するもなかなか子どもを授からないあきママさん夫婦。1日も早く子どもを授かりたく、特別養子縁組の手続きも同時に進めておくことにしました。そして時は、妊活を始めて1年たったころにさかのぼります。1年間タイミング法でトライしても妊娠しないため、不妊治療の病院へ。まずは、夫の精子を提出します。そして、待つこと3時間……。名前を呼ばれ、ドキドキしながら診察室へ向かうあきママさん。まさか、医師から衝撃の事実を伝えられるとは、このときは知る由もありませんでした……。 「特別養子縁組への道」第9話 ※WHOは、正常な精子数の範囲を1ml当たり1500万個から2億5千万個としています。 1年間タイミング法を試すも妊娠しなかったあきママさんは、不妊治療の病院へ行きました。受付で夫の精子を提出し、待合室で3時間待ちました。 平日の昼間でも混んでいる状況を見て、不妊治療に通う人の多さを実感します。 そしてようやく名前が呼ばれると、「卵管造影検査」をすると思っていたあきママさんは、痛いのかなとドキドキ……。 しかし、診察室で医師から告げられたのは、夫、なすびの精子の検査結果でした。 「精子がですね、0匹という結果が出たんですね。」 一瞬、頭が真っ白になるあきママさん。冷静になり、 「1匹もいないんですか?」 と聞くと 「そうです。いわゆる無精子症です。」と医師は説明しました。 こうして、卵管造影検査などのあきママさんの検査は、夫の詳しい検査を終えてからおこなうことになりました。 次回、あきママさんは、夫、なすびにこの事実を伝えますが……!? ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年04月13日「特別養子縁組への道」第8話。時は妊活初期にさかのぼり、あきママさんが子作りデーだと夫を誘ったときのこと。「風邪ぎみだから」「薬を飲んだから」などと言って拒否する夫。次の月もまた、「今日もダメ」だと断ってきました。「まさかまた先月に引き続き風邪ひいたとか、薬を飲んだとか言うわけ?」そう、あきママさんが迫ると夫はワケを話し始めました。果たして、夫が拒否した理由とは!? 「特別養子縁組への道」第8話※似顔絵プレゼントクイズは実施していません。 ※イラストは作者のイメージです。 ※誤)タイミング方→正)タイミング法 このときの夫は、まだ、自分の精子についてなにも把握していなかったのです……。 ◇◇◇ 前回、子作りデーを拒否た夫。その理由はなんと、「素手でワックスがけをしたから」というものでした。 あまりにも慎重すぎる夫の姿勢に、「ボケー!」 怒るあきママさん。 そして、あきママさんは、夫に「私の卵が老けていくんだよ」と諭します。夫は納得し、それからは夫婦で真面目にタイミング法での子作りに励むも、1年間妊娠することはありませんでした。 次回、不妊治療の方針を決め直すために、検査を受けることにしました。あきママさんは、痛そうな卵管造影検査に覚悟をするのですが、なんとそこであることがわかります。そのあることとは……!? ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年03月31日「特別養子縁組への道」第7話。前回、実際に養子縁組で子どもを授かったというリスナーさんからDMが届き、候補の斡旋団体が見つかったと喜んだあきママさん。そして時は妊活初期に遡ります。「今日は子作りデー。」夫に伝えると、夫はあらゆる理由をつけて拒んできました。ショックを受けるあきママさん。しかし、夫は翌月も……。 「特別養子縁組への道」第7話 夫がその日、子作りができないと言った理由はなんでしょう。 ◇◇◇ 今日は子作りの日。あきママさんは夫を誘いますが、夫は「風邪薬を飲んだから、子どもに悪い影響があるかもしれない」と言って、拒否しました。慎重な夫。 そしてその次の月も。今度は薬を飲んだわけではないが、あることをしてしまったからだと言って夫は断ってきました。 今度はなに!? 夫のしてしまったこととは……!?次回、明らかに! ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年03月30日「特別養子縁組への道」第6話。特別養子縁組の斡旋団体について、ライブ配信にて情報を求めるも、なかなか信ぴょう性のある情報が得られないと悩んでいたあきママさん。ある日、リスナーさんから1通のDMが届きました。それは、実際に民間団体で養子縁組をしてお子さんを授かったという体験者からのメッセージでした。さっそく、その方が書いているブログを見てみることに。すると……!? 「特別養子縁組への道」第6話 ※誤)半年くらい出来ました→正)半年くらいで来ました あきママさんのライブ配信のリスナーさんからDMが届きました。 そこには、養子縁組で子どもを授かったことが書かれていました。さらに、里親の研修や面談をして登録をしてから、半年ほどで子どもを迎えることができたと言います。2~3年ぐらい待つと思っていたあきママさんはビックリ。 さっそく夫に報告し、不妊治療中はお申込みができないため、不妊治療をやめたときの、最後の砦として候補の団体にすることに。 ひとつ団体の候補が決まって、前進を感じたあきママさん。改めて、情報をくれたリスナーさんやSNSで情報提供を呼びかけることができる今の時代に感謝します。 そして未来のわが子へ、 「私がきっと幸せにしてあげるからね」 そう、誓うのでした。 次回は、妊活を始めたばかりの頃のあきママさんとなすびさん夫婦のやりとりをご紹介! なぜか、夫は子作りデーをあれやこれや理由をつけて拒んで……!? ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年03月29日「特別養子縁組への道」第5話。前回、多額の借金を抱えてしまった夫に、「自己破産を選ぶなら他の人の子どもを産みます」と爆弾発言をしたあきママさん。しかしその後「私も一緒に頑張るからできるだけふんばろう」と夫を励まします。そしてライブ配信でお金を稼ぎ、情報収集!すると、ある日ライブのリスナーさんからDMが届きます。固まるあきママさん。そのメッセージとは……!? 「特別養子縁組への道」第5話 ※AIDとは夫以外の第三者から提供された精子で人工授精をおこなう方法のことです。精子の提供を受けなければ妊娠できないと医師が判断した場合に、受けることができます。 あきママさんは、自己破産になるかもと弱音を吐いていた夫を、「お金のことは一緒に頑張ろう。できるだけふんばろう。」と励まします。 こうして、借金を返しながら特別養子縁組を目指すミッションが始まりました。 そして里親研修の開催を待ちながら、ライブ配信を再開し、お金を稼ぐあきママさん。ライブ配信では特別養子縁組に関して多くの情報が寄せられました。 でもなかなか、信ぴょう性のあるものが見つかりません。 ……とそんなことを思っていたところ、ある日、1人のリスナーさんからDMが届きました。なんと、実際に民間の団体で養子縁組をしてお子さんを授かったと言いますす。しかもブログも書いている! DMを読んで固まるあきママさん……! 次回、あきママさんはリスナーさんのブログを読んで……!? ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年03月28日「特別養子縁組への道」第4話。あきママさんは不妊治療と特別養子縁組の準備に集中しようとしていた矢先、夫が多額の借金を抱えてしまったことがわかりました。夫はあきママさんに「自己破産になるかもしれない。むしろその方がラクかも……」と言い出します。すると、特別養子縁組をするのに不利になるのではと考えたあきママさんは、思わず夫のなすびさんに……!? 「特別養子縁組への道」第4話 ※実際には里親登録の条件に自己破産経験の有無はありません。ただし、「経済的に困窮していないこと」という条件があります。 ※戸籍に自己破産したことが記載されることはありません。 フランチャイズ契約で出店を出そうとしていた夫のなすびさん。結果的に多額の借金を抱えてしまいました。 「自己破産になるかも……。むしろ、その方が借金生活よりもラクかもしれない」と夫。 するとあきママさんは「それはダメーーー!」 と断固反対! 養子縁組をするのに、きっと不利になるだろうと考えたのです。 さらにあきママさんは言いました。 「自己破産するなら、別の人の子どもを産みます」 衝撃を受ける夫……。 次回、「別の人の子どもを産む」とまで言われた夫は……!? ※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年03月27日「特別養子縁組への道」第3話。前回、赤ちゃんポストを設置する施設で説明を受け、見学をさせてもらったあきママさんとなすびさん夫婦。やさしい看護師さんたちに出会い、こういうところで養子を斡旋してもらいたいなと思いつつ、他の団体もリサーチすることに。そんなある日、洗面所で脱力しきって倒れ込む夫を発見。ただごとではない雰囲気。「何!?どうしたの!?」駆け寄るあきママさんに、夫から衝撃の告白が……! 「特別養子縁組への道」第3話 そんな風に思っていた矢先、ある日突然、夫のなすびが……!! なすびを問いただした。すると…… 夢だった女優を諦めてから始めたライブ配信。楽しくて1日中配信して、妊活はおざなりになっていました。そんなことを振り返り、あきママさんは、もう、子どもを迎えることに集中しよう、ライブ配信は今回で終わりにしようと決意します。 そんな矢先、夫のなすびが自宅で脱力して倒れていました! なんだかただごとではない雰囲気。 「何!?どーしたの!?」 と駆け寄るあきママさん。 「ごめん、俺どうしよう……。」 と涙目の夫。 問いただすと、なんと、夫は、多額の出店費用を払ってフランチャイズ契約をしてお店を作ったが、その事業本部が倒産して借金だけが残ってしまった、と言います。 ショックをうけるあきママさん……。夫婦はまさかの、大借金生活へ!!! 次回、夫は自己破産するのがいいんじゃないかと言い出して……!? ※本記事の内容は、個人の主観も含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じ専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター あきママ
2022年03月26日