「瑛太」について知りたいことや今話題の「瑛太」についての記事をチェック! (2/11)
底が知れない。俳優・永山瑛太の居住まい、そして目を見ると、ふとそんな言葉が浮かぶ。土橋章宏の原作・脚本で、また新たな時代劇が誕生した。ムロツヨシ主演の『身代わり忠臣蔵』は、若い世代にとっては馴染みが薄くなりつつある忠臣蔵を、ポップで親しみやすいものに仕上げている。吉良孝証・上野介の一人二役を担ったムロツヨシ。孝証と不思議な友情を築く赤穂藩の家老・大石内蔵助を演じた永山瑛太。唯一無二と思える縁で結ばれた二人の関係性を振り返り、いま、永山瑛太が思うことは。ムロツヨシ主演と聞いて「やります」と即答大石内蔵助役のオファーを受けたとき、永山が得ていた前情報は「ムロツヨシが主演で一人二役を演じる」「土橋章宏が原作・脚本を務める」の二点だけだったのだとか。「ムロくんが主演で、忠臣蔵を描く。そう聞いた瞬間に、気づいたら『やります』と返事をしていました。間違えましたね」と、永山はユニークに語る。「あ、このときが来たんだな、と思いました。土橋さんとは、以前にも『幕末相棒伝』という作品でご一緒させてもらっていて。土橋さんのつくる型破りな時代劇で役を演じることが、とても楽しかったんです。不安要素は何もありませんでした」忠臣蔵そのものは、これまで多くの映画やドラマで扱われてきた題材だ。偉大な前例があるなかで、永山は「あまり意識はしなかった」と役作りに触れる。「大石内蔵助を演じるうえで、史実に基づいていたのは“昼行燈”だった、ということぐらい。制作陣とチームを組んでより良い作品にすること、かつ、ムロくんと向き合う過程で新しい何かが自然と生まれるんじゃないか。そんな思いで現場にいました」腹の底がわからないからこそ、魅力的土橋章宏の原作・脚本作品で、ムロツヨシが主演。永山にとって、内容を精査する前から「やる」と即答できる、信頼できる布陣だった。20年ぶりのムロとの共演で、感じた変化とは。「変わらないですよ、彼は。明るくて、人をイヤな気持ちにさせない。でもどこか、何を考えているかわからない感じもあって。それは、どうしても僕が『本当はムカついてるんじゃないかな』とか、人の負の面を想像してしまうからなんですけど。人って、わからないものじゃないですか。絶対的にポジティブな人なんて、いないと思うから。僕にとって、ムロくんはずっとおもしろい人。腹の底が知れないからこそ、魅力的だなと思います」永山とムロツヨシが20年前に共演したのは、映画『サマータイムマシン・ブルース』(2005)。大衆居酒屋でたくさん芝居の話をした二人は、お金もなく、都内から離れた場所に住み、ギリギリの生活をしていた。お互いの苦しい時代を知っているからこそ、久々の共演には「照れくささ」があったという。「もちろん緊張感もありましたが、僕としては、照れくさい気持ちのほうが強くて。普段は面と向かって、目を見て話すことなんてないですけど、芝居では目を見なきゃいけない。ここまで長く付き合いがあって、出会ったころのつらさも、頑張ってきた過去も知っている相手ですから、ムロくんは。あらためて会って話さなくても、どこかで通信し合っていた感じがずっとあったんです。だから、なんていうかね……照れくさかったですよ」長いあいだ一緒にいる友達と、あらためて向き合って話すことなんてないでしょう? と話す永山には、撮影当時の「照れ」を思い返している様子が窺えた。人との出会いには、絶対に意味がある長く親交のあるムロと永山が、20年ぶりの共演。本作『身代わり忠臣蔵』で二人が演じた吉良孝証と大石内蔵助も、ひょんな出会いから不思議な友情を築いている。永山にとって、人との「縁」の大切さを実感する瞬間はあるのだろうか。「2024年、誰しもにとって考えることの多い年になっているな、と思います。そんななか、エンターテイメントに携わる者として、二つの思いに挟まれるんです。前向きに生活をしたほうがいいという気持ちと、何か自分にできることはないか模索する気持ちと。両者のあいだで模索しながら、何が失礼にあたることで、何がそうではないのか……その価値判断も難しくなってきている気がして。そういった葛藤のなかでの、人との出会いには、やっぱり何か意味があると思うんです」まさに先日、永山には奇特な縁があったようだ。取材日の数日前に更新された永山のInstagramには、「野生爆弾・くっきー!さんの『肉糞亭一門』に入門させてもらった」「僕は門下生の『肉糞亭ポリたん』になりました」と和やかな報告が。永山の交友関係の広さに、あらためて驚く。俳優にとどまらず、映画監督やフォトグラファーとしても引き出しを増やしてきた彼の目には、もはや職業も立場も関係のない、フラットな視界が拓けていると思えてならない。「今後この出会いが、また何か新しいことに繋がっていくかもしれないですよね。もし、それを楽しみにしてくださる方がいれば、さらに役者冥利に尽きるな、と思います。ただ僕は、新しい出会いがあったあと、いったん距離を置いて考えるタイプなんです。このご縁は、僕に何をもたらすのか……時間をおいて考えてみる。良い意味でも悪い意味でも、人って変わっていくものですから」自分にとって必要な縁を繋ぐには?役者という仕事上、撮影現場が変われば、関わる人々も変わっていく。変動性の高い日常のなかで、大切にしたい縁を切らさずに、繋ぎ続けるためにはどうしたらいいのだろうか。「この人と仲良くしたい、と思ったら、必ず自分から『連絡先を交換しませんか?』と聞きに行きます。それか、InstagramでDMを送ります。以前までは、先輩に対して自らアクションを起こすのが難しかったんです。でも、もし後輩から『電話番号を教えてください!』って言われたら、僕だったら嬉しい。少なくとも、イヤな気は絶対にしません。たとえ怖そうな先輩でも、大御所の方でも、絶対に自分から聞きに行ったほうがいいです」そうしたら、高級焼肉をごちそうしてもらえますから、と永山は、最後までユーモアたっぷりに語ってくれた。役者は、不思議な仕事だ。いきなり「夫婦になってください」「300年後からやってきた未来人になってください」「葛藤の気持ちを表現してください」と言われ、そのとおりに動く。だからこそ、その現場でしか出会えない“縁”を実感する瞬間も多いのだ、と回顧する永山。彼の目には、やはり底が知れない魅力がある。取材・文:北村有撮影:友野雄ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<作品情報>『身代わり忠臣蔵』2月9日(金) 公開公式サイト:「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2024年02月07日ムロツヨシが初の一人二役、永山瑛太を共演に迎え、国民的時代劇「忠臣蔵」のイメージを新たに塗り替える『身代わり忠臣蔵』が2月9日(金)より公開。本作には、近年注目を集めている若手俳優陣も多数出演するなか、若き赤穂浪士の真剣な眼差しや剣士の狂気的な一面を見せる場面写真が解禁となった。吉良家随一の剣客だが、刀を抜かずにはいられない性分で荒っぽく行き過ぎた行動の目立つ清水一学役を演じたのは、2017年のデビュー年に映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第27回日本映画批評家大賞新人賞を受賞、翌年には映画『菊とギロチン』で第92回キネマ旬報ベストテン新人男優賞をはじめ多数の賞を受賞し、高い演技力で注目を集めている寛一郎。父は俳優の佐藤浩市で映画『せかいのおきく』では親子で共演を果たしている。近年では大河ドラマ「鎌倉殿の13人」や映画『月の満ち欠け』、『首』など話題作へのオファーが絶えない。本作の劇中では、裃を身にまとい家臣たちとともに職務を全うする凛々しい姿や、不敵な笑みを浮かべながらムロさん演じる吉良上野介の弟・吉良孝証を取り押さえている姿も。味方とは思えない一面を見せており、個性の強いキャラクターを見事に演じている。また、上野介を恐れてはいるものの、確かな忠誠心をもって仕える家臣で、妻と息子を愛する心優しい加藤太右衛門役を演じたのは、板垣瑞生。『ソロモンの偽証前編・事件/後編・裁判』で第25回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞、その後は大河ドラマ「麒麟がくる」ほか、映画『HiGH&LOW THE WORST X』や『交換ウソ日記』など話題作へ次々と出演、今冬はNHKドラマ10「正直不動産SP」「正直不動産2」での給与や出世よりプライベート第1、タイパ重視のZ世代社員役も話題となっている。本作では子どもたちに優しく接してくれる殿に少し驚くような表情や、吉良家の門番・堀江半右衛門(本多力)と目を丸くして何かをまじまじと見ている様子、喉元に剣先を向けられ、追い詰められているシーンなど、表情豊かに演じている。そして、大石内蔵助(永山瑛太)が率いる赤穂浪士の吉良仇討ちを目論む一派の若い浪士、岡野金右衛門役を演じるのは、ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」で俳優デビューし、その後も「silent」や「差出人は、誰ですか?」などの話題作へ多数出演している新鋭・野村康太。近年ではドラマ「ホスト相続しちゃいました」などに出演し、2024年2月からFODにて配信のドラマ「パーフェクトプロポーズ」では金子隼也とW主演を務める。また、俳優業だけでなく「メンズノンノ」のモデルオーディション2023で準グランプリに輝き、専属モデルになるなど、多方面で活躍を見せている。そんな野村さんは劇中で、仕事をサボっている大石を心配そうに見守る姿や、仇討ちに闘士を燃やし大石へ決断を迫る一幕、そして赤穂藩らと共にいよいよ討ち入りを果たそうとする場面など、強い忠誠心を持つ若き浪士を凛々しく演じている。命がけの<身代わりミッション>で前代未聞の大騒動を巻き起こす、痛快時代劇エンターテインメントで個性豊かなキャラクターを見事に演じる若手俳優陣の活躍にも注目してほしい。『身代わり忠臣蔵』は2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:身代わり忠臣蔵 2024年2月9日より全国にて公開(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2024年02月06日映画『身代わり忠臣蔵』(2月9日公開)の完成披露舞台挨拶が18日に都内で行われ、ムロツヨシ、永山瑛太、川口春奈、林遣都、柄本明、森崎ウィン、星田英利、本多力、野波麻帆、橋本マナミ、河合勇人監督が登壇した。同作は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。○■映画『身代わり忠臣蔵』完成披露舞台挨拶にムロツヨシら登場皆が温かい目で見守る中、緊張した本多のMCでトークがスタート。ムロは「Z世代などの若い方々にどうしたら忠臣蔵を知ってもらえるか、わかりやすさを考えつつ、上の世代の方からからはこんな忠臣蔵があってもいいんじゃないかなと思っていただける作品になっている」と作品の魅力を語った。永山は「ムロさんと20年ぶりに、こういったかたちで共演できたのもすごく嬉しいです。完成した作品を観て、皆さん素晴らしかったですが、ムロ君が一番凄かったよ……」とコメントし、その熱い一言を受け「ありがとう……」とガチ照れするムロ。川口は「忠臣蔵はこれまでも描かれてきた作品ですが、新しいかたちの忠臣蔵が出来上がった。普段、時代劇に詳しくない方にも楽しんでいただける作品になっていると思います」とアピールした。林は「脚本を見た時から、ムロさんがどんな風に演じてくるのかワクワクしていた。でも現場に入ると凄すぎて、新しく生まれてくるものだったり、セリフの言い回しや動きに食らいついていくので必死でした」と絶賛し、ムロは「身代わりとなるまでのシーンを一緒に作っていったので、本当に林君には助けられました!」と感謝する。ムロとの共演シーンが多い川口も「ムロさんとのシーンはほっこりして笑える場面が多くて可愛らしかったです。ムロさんだからそこナチュラルに楽しくて、伸び伸びと自由にやらせていただきました」と振り返った。川口とムロは約10年ぶりの共演で、川口は「初日ドキドキしながら、大胆に演じました。桔梗が孝証に水をかけるシーンについて“故意”じゃないですよね……?」「え!? “恋”じゃないですか?」と食い違いが発生。「孝証はあのシーンから恋が始まっているから」と誤解が解け、笑顔を見せ合った。最後、全員で本作の大ヒットを祈願して鏡開きを行い、ムロは「この映画が完成して披露する日がきました。ありがとうございます! 当たり前の日常がまだない方もいらっしゃると思いますが、日常を一生懸命生きながら、僕らにできることは何かと考えながら、できることを見つけてやっていこうと思います。本作を観れる方はぜひご覧いただけたら。皆様の明日が楽しくなるよう祈っております!」と熱く想いを込めてコメントした。
2024年01月19日永山瑛太と吉岡里帆が主演を務める「時をかけるな、恋人たち」の最終話が12月19日に放送。翔が気づいた“伝説の恋人”の異名を持つ時空賊・マギー&キケロの正体に「まさか」「本当に良かった」などの声が上がっている。吉岡里帆と永山瑛太が時空を超えた恋の逃避行を繰り広げてきた本作は、現代人と未来人の恋模様を描いた物語。時空を駆け巡り辻褄合わせをする令和人の廻を吉岡里帆、未来人でタイムパトロール隊員の翔を永山瑛太、廻の後輩・広瀬を西垣匠、パトロール隊員でオペレーターの天野りおんを伊藤万理華、隊長の和井内秀峰を石田剛太、メカニックとして働きながら過去人に未来の情報を売り渡していた八丁堀をシソンヌ・じろう、翔の元婚約者で廻の幼馴染と相性が高いリリリーを夏子が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。未来からやってきた監査員(津田寛治)たちに航時法違反の罪を犯したことを非難された翔(永山瑛太)は、過去人と未来人が一緒に暮らせる可能性を探していたと必死に思いを訴えるが、説得の甲斐なくフォゲッターにかけられ未来にある時の牢獄へ入れられてしまう。廻(吉岡里帆)もフォゲッターにかけられ、監査員たちは帰っていくが、実は翔のアイデアで仲間たちがフォゲッターを壊してくれており、廻も翔も記憶を失ってはいなかった。それからしばらく経ち、マギー&キケロが起こしたテロに紛れて脱獄した翔が、廻の元へ戻ってくる。普通に再会できないことに怒る廻だが、思いをぶつけ合い今を大事にしようと決める。そんな中、ある事実が判明し――というのが最終話の展開。廻と幼馴染みの諸星(ニシダ・ラランド)をくっつけようとしていたリリリー(夏子)は、以前令和にタイムトラベルした際、自分と諸星の相性が翔よりも高いことを知る。そしてリリリーと諸星は、いつの間にか恋人同士になっていた。さらにその後の本部からの報告で、ふたりには令和で子供ができ、タイムパトロールの隊長・和井内(石田剛太)がリリリーたちの子孫であることが発覚。過去人と未来人の恋が、歴史的に正当化される。この展開にSNSでは「まさか諸星とリリリーがここで関わってくるとは笑」や「隊長が諸星とリリリーの子孫だったのも最高」、「リリリー諸星ありがとう~」などの声が。また、諸星とリリリーの仲を取り持ったのが時空賊として指名手配中のマギー&キケロだとわかるが、翔は廻と逃走しながら、自分たちがマギー&キケロらしいことに気が付く。そしてふたりは、早速過去の自分たちを再会させるため、辻褄合わせに向かう。そんなマギー&キケロの正体発覚に「まさか2人がマギー&キケロだったとは」や「やっぱりマギー&キケロはこの2人だったんだね。恋心に真っ直ぐな2人が見ていて眩しかったわ」、「マギー&キケロとしてこの先追われ続けるんだろうけどそれはつまりこの先伝説の恋人としてずーっと2人で仲良くいれるってことで本当に良かった」などの声が上がっている。全話を通して、壮大な辻褄合わせが行われてきた本作。「色んな時をかける恋人たちをタイムパトロールした前半と、自分たちが時をかけて辻褄合わせしながら恋を守り抜く後半、展開のしかたもサイコーでした」や「辻褄合わせの伏線回収や恋の超展開が面白くて笑って泣けて、大切なことを教えてもらえた気がする」、「全てが辻褄合わせで出来ているのが圧巻でした、、、こんなに素敵なドラマに出会えて良かった!」といった声のほか、「マギー&キケロがあれからどうなるのか、続きも観てみたい」や「マギー&キケロが時をかける続編お願いします!!」などマギー&キケロの活躍を描いた続編を望む声も上がっている。「時をかけるな、恋人たち」は毎週火曜23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年12月20日フジテレビの小室瑛莉子アナウンサーが、12月19日発売の『週刊FLASH』(光文社刊)のグラビアページに登場している。2023年4月から『めざまし8』のメインキャスターを担当している小室瑛莉子アナウンサー。12月19日発売の『週刊FLASH』のグラビアページに登場し、初めてのグラビア撮影に挑戦した。6ページにもわたるグラビアページのテーマは"小春日和の朝に起きたら"。「冷蔵庫には必ずストックがあるほど大好き」と話す納豆を食べる朝食シーンから始まり、「普段は着ることのないようなワンピースで、生地感も含めて好みでした」と話す鮮やかなグリーンのワンピースを纏ったり、ニットにコートを羽織って散歩したりと"小春日和の朝"を楽しむ彼女のやわらかな表情を捉えている。また、小室アナが担当する『めざまし8』に早朝の打ち合わせから密着取材。笑顔の小室アナが入ると一気に和むスタジオの雰囲気や、真剣な表情で番組を進行する姿を紹介する。小室アナは「初めてのグラビア撮影はとても緊張しましたが、祖母の家のようなどこか懐かしさを感じる邸宅で、朝食を食べるシーンから撮影できたのが良かったです。親近感が湧くような写真が撮れていたら嬉しいですね。自分の魅力は意識せずにそのままでいること。常に等身大の飾らないままの自分でいたいと思っています」と語っている。ほか、同誌では、グラビア界のトップを走る雪平莉左が表紙&巻頭グラビアを飾っており、"あざとかわいいレースクイーン"佐々木萌香の最新デジタル写真集『FLASHデジタル写真集 佐々木萌香 アザトカワイイ昼下がり』から厳選アザーカットを独占公開。また、「制コレ22」でグランプリを受賞した蓬莱舞が爽やかな水着グラビアを披露している。【編集部MEMO】小室瑛莉子は、1999年3月2日生まれ。神奈川県出身。2021年にフジテレビ入社。『めざまし8』(月曜・木曜)のメインキャスター、『ぽかぽか』(金曜)『深夜のハチミツ』の進行役を担当している。青山学院大学在学中には「ミス青山コンテスト2019」で準ミス青山にも選ばれた。
2023年12月19日俳優の永山瑛太が、14日に都内で行われた映画『身代わり忠臣蔵』(2024年2月9日公開)の完成報告会見にムロツヨシ、原作者の土橋章宏氏、河合勇人監督とともに登壇した。同作は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。○■永山瑛太、ムロツヨシは忠臣蔵に爪痕残す「いい意味でも悪い意味でも……」今作の脚本を読んだ印象を聞かれた永山は「往年のすごい先輩方が重厚な作品を作られてきた上で、今の時代にとって必要な忠臣蔵なんじゃないかということを強く感じました」とコメント。さらに「確実にムロ君が忠臣蔵に爪痕を残すなという予感がしまして。それは良い意味でも悪い意味でも……」と語りだした永山に、ムロは慌てた様子で「絶対に悪い意味は隠した方がいいよ!」とフォローを入れていた。また、撮影現場を振り返った永山は「ムロ君のパワーも全開で誰も止められないなという感じ。天才性もすごく感じましたし、天才という言葉だけじゃ片付けられないムロ君の人間性が作品の中に全て映っている。ムロツヨシという俳優がこの時代において本当に必要なんだなということを心から感じました」と絶賛した。プライベートで親交のあるムロと永山だが、共演は約20年ぶりだそうで、ムロは「まずは緊張しました……でも嬉しかったですね。パッと横顔を見た時に、またかっこよくなったなと。家族を持ったりだとかして、私にはないシワがある。羨ましいというよりは憧れ」と振り返る。一方の永山も「ムロくんはやっぱり色気があるなと思いました。それが出来上がった作品の中にも映っていて。そういった意味でも照れくささが僕の中でもあった。いい男だったんだと……」と話し、互いにべた褒めし合う。ムロは「気持ち悪いよ、文章にしたら2人が褒め合っているだけ(笑)」と笑いを誘いつつ、「でも嬉しいですね!」と笑顔を見せた。
2023年12月14日映画『身代わり忠臣蔵』(2024年2月9日公開)の完成報告会見が14日に都内で行われ、主演を務めるムロツヨシ、永山瑛太、原作者の土橋章宏氏、河合勇人監督が登壇した。同作は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。○■ムロツヨシ、『身代わり忠臣蔵』完成報告会見に登場劇中衣装を身にまとい坊主頭で登壇したムロ。会見では、四十七士を従えたムロと永山が大ヒット祈願のためにかけ声を上げることに。ムロが「『身代わり忠臣蔵』の大ヒットを祈願して……」と切り出すと、その声に報道陣のスマートフォンのSiriが反応してしまうハプニングが。これにムロは「ごめんなさい! Siriが(笑)! 『何を言っているかわかりません』と言われちゃうと……」とフォローを入れ、会場は笑いに包まれる。改めて、挨拶をしたムロは「こういったイベントは張り切ってがんばろう! というところでございますが、取材陣の皆様のみということで……」と観客がいないことに少し残念そうな表情を見せる。「お客様がいて初めて、(力を)発揮できるタイプなので、普通のお芝居よりも緊張してこの場に立っております。今日はずっと緊張したムロツヨシをお届けしたいと思います。よろしかったら、今からお客様を集めていただいて、スペースを埋めていただけたら、もっと皆様のご期待に応えると思います!」と話し、笑いを誘った。さらにムロのトークの勢いは止まらず、「でも、どんな状況でも100点を目指す男でございますので、映画を少しでも多くの方に観てもらうために、全力の空回りをお届けします! どうか今後はお客様、来てください!」と呼びかけていた。また、四十七士が降壇する合間にも、ムロは「この時間を借りまして……」と切り出し、「昨日は13日は永山瑛太くんの誕生日でした! おめでとうございます!」と昨日41歳を迎えた永山を壇上で祝福した。
2023年12月14日永山瑛太と吉岡里帆が主演を務める「時をかけるな、恋人たち」の10話が12月12日に放送。廻と翔によるこれまでの小さな違和感をスッキリさせる怒涛の伏線回収に「1話から見返したくなる」や「唸ってしまう」などの声が上がっている。永山瑛太と吉岡里帆が時空を超えた恋の逃避行を繰り広げる本作は、現代人と未来人の恋模様を描いた物語。時空を駆け巡り辻褄合わせをしていく現代人の廻を吉岡里帆、未来人でタイムパトロール隊員の翔を永山瑛太、廻の後輩・広瀬を西垣匠、パトロール隊員でオペレーターの天野りおんを伊藤万理華、隊長の和井内秀峰を石田剛太、メカニックとして働きながら過去人に未来の情報を売り渡していた八丁堀をシソンヌ・じろう、未来からやってきた監査員を津田寛治、廻の会社で受付として働く受付の梓を田中真琴が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。未来の情報を過去に売っていた犯人が、メカニック担当の八丁堀(シソンヌ・じろう)だと判明。仲間が罪を犯したことにショックを受ける和井内(石田剛太)や天野(伊藤万理華)の前で、八丁堀は自らの罪を23世紀人全体の罪に飛躍させながらも一応詫びる。しかし事態はそれだけにとどまらず、八丁堀が自然食品の密輸をしていた時空犯罪団をほう助していたことも判明。そのせいで、廻(吉岡里帆)が広告ビジュアルを手掛けていた新商品『ゆずこしょうキャラメル』の柚子の価格が高騰し、かぼすでの代用が決まる。当然、ポスターやPOPの作り直しが必要になるが、廻は以前、かぼすバージョンのデザインが届いたことを思い出し、あれは未来の自分による辻褄合わせだったのだと気づく。そして自らも、ひと月前に行き、『かぼすこしょうキャラメル』のデザインを発注しようとするが、未来から監査員(津田寛治)が来ることもあり、これ以上違法トラベルをするのは良くないと天野に止められる。過去に行けば、廻と翔(永山瑛太)は間違いなく記憶を消され、今度こそ会うことは許されない。しかし責任者として仕事をまっとうしたい廻は、「私たちだけが幸せになっても、意味ないから」と、翔を残してタイムボードで過去に消えてしまう。過去に戻った廻は、仕事以外にも次々と辻褄合わせをしていき――というのが10話の展開。過去に戻った廻は、1話で登場したシンガーソングライター・ジュンがCDを出すのをお手伝い。他にも、1周目の自分が辻褄合わせできるよう、ヒントを残していく。翔ももちろん手伝いにやってきて、ふたりは過去のさまざまな場面の辻褄合わせをする。そんなふたりによる怒涛の辻褄合わせにSNSでは「細かい伏線回収が何個もあって面白かった。1話から見返したくなる。よく考えられてるなぁ凄いドラマだ」や「廻自身が辻褄合わせを仕掛けていたとはお見事!この短い時間で各エピソードの(知らぬ間に張られていた)伏線をきっちり回収していく…すごい、唸ってしまう」、「なんで2人を見てる2人がいるの?!って思ってたけどそういう事なのか~~~と腑に落ちる部分とえ?!これも?!それも?!全部廻が辻褄合わせるためにやってたの?!って驚きと」などの声が。また、廻と翔の記憶が消されてしまう展開に「切なすぎる。怒涛のコメディと少し残る希望に押しやられてたけど、好きな人と過ごした記憶消されるってとてつもなくこわい」や「エンディング、過去を遡ってるのかと思いきやどんどん記憶消されたかのようなぼやけかたしていくのしんどすぎん?」、「翔の記憶が消されていく様子を見る廻、そして廻自身の記憶も消されていくラストは凄く切なかったです」などの声が上がっている。次回はついに最終回。「次回最終回!終わっちゃうのがさみしいが良い感じにハッピーエンドを信じられる」や「まぁ絶対みんながハッピーな結末にしてくれると期待してます」などの声も上がっており、最終回の展開に期待が集まっている。【最終話あらすじ】未来からやってきた監査員(津田寛治)たちに航時法違反の罪を犯したことを非難された翔は、過去人と未来人が一緒に暮らせる可能性を探していたと必死に思いを訴えるが、説得の甲斐なくフォゲッターにかけられてしまう。廻もふたりの大切な思い出を消され、未来へと送還される翔の後ろ姿を見送りながら、胸が押しつぶされる思い。それでも、「会えてよかった。…忘れないから」という翔の言葉を信じ、廻もフォゲッターに身をゆだねる。ところが廻が目を開けると、事態は廻が想像していたものとは違っていた。ある日突然、23世紀からやってきた未来人に声をかけられ、タイムパトロール隊員として違法なタイムトラベラーを取り締まることになった廻。一方の翔は、記憶を消されたかつての恋人を忘れることができず、10年間、ただひたすら廻だけを想い続けており、再び時を超えて2023年へと向かい――。「時をかけるな、恋人たち」は毎週火曜23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年12月13日永山瑛太と吉岡里帆が主演を務める「時をかけるな、恋人たち」の8話が11月28日に放送。2013年にやって来た翔が持っていた未来の通信機の形に「エモさがオーバーキル」や「たまらない」などの声が上がっている。永山瑛太と吉岡里帆が時空を超えた恋の逃避行を繰り広げる本作は、現代人と未来人の恋模様を描いた物語。翔と一緒にいるため時空を駆け巡る現代人の廻を吉岡里帆、未来人で廻と再び恋人になった翔を永山瑛太、廻に想いを寄せる後輩・広瀬を西垣匠、パトロール隊員でオペレーターの天野りおんを伊藤万理華、隊長の和井内秀峰を石田剛太、受付の梓を田中真琴が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。廻(吉岡里帆)と翔(永山瑛太)の恋に反対していた天野(伊藤万理華)だが、自分の隊長への恋も応援してほしいとふたりを応援してくれることに。そして天野は、タイムトラベルの研究が進み航時法が変わるまで猶予を稼げば、過去人と未来人が一緒になれるかもしれないと語るのだった。時間稼ぎをするため、時間犯罪者を捕まえて昇進することが必要になったふたり。もし昇進できれば、任期が延長され、記憶も消されず、別れる必要もなくなる。そこでふたりは、翔の記憶を頼りに未だ捕まっていない時間犯罪者を捕まえるため2013年の廻の大学時代へ。実は翔が廻と過ごした大学時代、キャンパスでは時間犯罪者と思わしき人物によって、ある事件が勃発。そしてその事件を調査に来た翔が大学生の廻と恋に落ちていた。ふたりは早速、その人物を捕まえようと構内を物色。すると突然、2023年の広瀬(西垣匠)が現れる。実は広瀬は、廻を追いかけて時空を旅してきていた。「未来人との恋なんてファンタジーです。正気に戻ってください」と必死に訴える広瀬に、苛立ちを隠せない翔。ふたりが廻をめぐって言い争いを始めたことで、2013年にはまだ存在しなかった令和の言葉が、集まった学生たちによって次々と拡散されてしまう。さらに数日後には、この事態の真相を調査すべく、翔が未来から潜入ミッションにやって来て、廻と運命の出会いを果たすことに。一方、当時の記憶を消されている廻は、まるで追体験するかのように、かつての自分が翔と恋に落ちていく姿を目の当たりにして――というのが8話の展開。大学生の廻と恋に落ちる翔が手にしていたエアコンのリモコン型の通信機に、本作の脚本を務める上田誠と永山瑛太の過去のタッグ作「サマータイムマシン・ブルース」を思い出した視聴者からは「あのエアコンのリモコンを、瑛太が持っているだけで、もうたまらないんですけどーーー。サマータイムマシーンブルース定期的に観る勢からしたら、上がりっぱなしでござい」や「タイトルの「サマータイムパトロール・ブルース」ですでにエモ過ぎるのに、リモコンでもうエモさがオーバーキルなのよ」、「わーあのリモコン!SF研のリモコン!『サマータイムマシン・ブルース』の!ケチャが見つけてくれたリモコン!」など感激の声が。また、未来のキスがおでこをくっつけるものだったことや廻からの平成のキス返しにSNSでは「未来のキスおでこなん可愛すぎる~!!!!」や「未来のキスから現在のキスがステキ」、「10年前の自分たちを2023年からやってきた廻と翔が見ている構図も面白かったし何より最後のキスシーンの胸キュンがすごい~!!」などの声が上がっている。【第9話あらすじ】10年前の大学時代に遡り、甘酸っぱい恋の終わりを見届けた廻と翔は、今度こそ結ばれようと愛を誓い合う。しかし、ふたりの恋の逃避行はタイムパトロール隊の隊長・和井内(石田剛太)に知られ、廻と翔は基地に呼び戻されてしまう。ところが、待っていたのはお咎めではなく、廻の会社の上司である猿谷昇(岩谷健司)が、時間犯罪者と手を組んで金儲けをしているという事件報告。廻は、猿谷が2022年頃から突然時代の先読みが上手くなったことに思い至る。広告代理店にとってはまさに金のなる木ともいえる未来の情報を、猿谷は時間犯罪者から入手していたのだ。和井内から猿谷の尻尾をつかむよう指令を受けた廻と翔は、今度こそ時間犯罪者を捕まえようと意気込む。早速ふたりが廻の勤務先である『アド・アモーレ』に潜入し調査を開始すると、そこには翌日にプレゼンを控えた廻と広瀬の姿が。翔は初めて見る仕事中の廻に夢中になるが、広瀬が廻に好意的な眼差しを向けていることに気付き、距離の近いふたりに嫉妬を覚える。その頃、受付の梓(田中真琴)もまた、楽しみにしていたデートを広瀬にドタキャンされ、さらに廻と広瀬の仲睦まじい姿を目の当たりにして落ち込んでいた。すると次の瞬間、目の前に、さっき見た廻とは違う、もうひとりの廻の姿が。混乱する梓を前に、窮地に立たされた廻は――。「時をかけるな、恋人たち」は毎週火曜23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月29日永山瑛太と吉岡里帆が主演を務める「時をかけるな、恋人たち」の7話が11月21日に放送。未来人で翔の許嫁のリリリーと翔の関係が大きく変わった理由に「今夜のEDも最高」や「すごいな…鳥肌たった…本当にすごい」などの声が上がっている。永山瑛太と吉岡里帆が時空を超えた恋の逃避行を繰り広げる本作は、現代人と未来人の恋模様を描いた物語。翔と一緒にいられる方法を模索する現代人の廻を吉岡里帆、未来人で廻と再び恋人になった翔を永山瑛太、廻に想いを寄せる後輩・広瀬を西垣匠、パトロール隊員でオペレーターの天野りおんを伊藤万理華、メカニック担当・八丁堀惣介をじろう・シソンヌ、隊長の和井内秀峰を石田剛太、翔の許嫁・リリリーを夏子が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。翔(永山瑛太)と恋の逃避行をした結果、若かりし日の両親を結びつけることに成功した廻(吉岡里帆)は、自身のタイムトラベルが突発的なものではなく、必然だったのではないかと考える。そこで廻たちは、確証を得るため20年前の2003年に向かい、初恋相手の諸星(柊木陽太)にラブレターを渡せず森のベンチで泣いている小学生の廻(稲垣来泉)の元へ行くことに。実は廻の記憶では、このとき隣に座って自分をなぐさめ、絵を描いてくれたお姉さんがいた。そして廻はアートディレクターを目指すきっかけになったその人物こそ未来の自分で、そのときからタイムトラベルする未来は決まっていたのではないかと考えていた。ところが、泣いている小学生の自分をいざ励まそうとした瞬間、廻は大人になって再会した諸星(ニシダ・ラランド)が、「手紙をもらって嬉しかった」と言っていたことを思い出す。過去と未来の矛盾に胸騒ぎを覚えた廻が少し前の時間に戻ると、なんと、翔の婚約者で宿敵のリリリー(夏子)が公園のくずかごに捨てたラブレターを拾っていた。そして、諸星のある言葉から、自分が書いた『ずっと好きでした。大きくなってまた会ったら、けっこんしてください』という告白こそが、未来を変えることにつながると気づいた廻は、ある方法で辻褄合わせすることを思いつき――というのが7話の展開。手紙を取り返せなかった廻は、手紙の内容そのものを変えることを決意。1日前に戻ってこっそり自宅に忍び込むと、「けっこん」の文字を「けっきん」に変えるのだった。そしてその結果を令和で見てきたリリリーは、あっさり翔を諦める。あまりのあっさり具合に驚きを感じるほどのリリリーの態度だったが、実はそれには理由が。令和で諸星を見たリリリーは、彼との相性が96%だということを知り、95%の相性の翔への未練をスパッと断ち切ったのだった。そんなリリリーの裏事情が明かされたエンディングに、SNSでは「今夜のEDも最高」や「すごいな…鳥肌たった…本当にすごい」、「リリリーちゃんすんなり引いたなと思ったらまさかの諸星くんで最高だった」といった絶賛の声が。また、廻の絶妙な辻褄合わせに「けっこんをけっきんは上手すぎ…辻褄合わせ~」や「けっこん→けっきん、は上手いw」、「廻と翔のじゃれ合いのかわいさとおもしろさが増していっててたまらん。にんまりしちゃう。辻褄合わせ自体は「けっきん」とか笑えるのもいい」などの声が上がっている。【第8話あらすじ】廻と翔の恋に反対していた天野(伊藤万理華)だが、自分の恋も応援してほしいとふたりを応援してくれることに。そして天野は、タイムトラベルの研究が進み航時法が変わるまで猶予を稼げば、過去人と未来人が一緒になれるかもしれないと提案するのだった。そのためには、ふたりが時間犯罪者を捕まえて昇進することが必要に。もし昇進できれば、任期が延長され、記憶も消されず、別れる必要もなくなるという。そこでふたりは、翔の記憶を頼りに2013年の廻の大学時代へ。実は翔が廻と過ごした大学時代、キャンパスでは時間犯罪者と思わしき人物によって、ある事件が勃発していた。ふたりは早速、その人物を捕まえようと構内を物色。すると突然、2023年の広瀬(西垣匠)が現れる。実は広瀬は、廻を追いかけて時空を旅してきていた。「未来人との恋なんてファンタジーです。正気に戻ってください」と必死に訴える広瀬に、苛立ちを隠せない翔。ふたりが廻をめぐって言い争いを始めたことで、2013年にはまだ存在しなかった令和の言葉が、周りにいた学生たちによって次々と拡散されてしまう。さらに数日後には、この事態の真相を調査すべく、翔が未来から潜入ミッションにやって来て、廻と運命の出会いを果たすことに。一方、当時の記憶を消されている廻は、まるで追体験するかのように、かつての自分が翔と恋に落ちていく姿を目の当たりにして――。「時をかけるな、恋人たち」は毎週火曜23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月22日吉岡里帆と永山瑛太がタイムパトロール隊員を演じる「時をかけるな、恋人たち」の2話が10月17日に放送。永山瑛太の繰り出す未来人の演技に「瑛太のこういう役好きだ~」や「立ち姿も未来人なの天才すぎ」の声が上がっている。完全オリジナル脚本の本作は、現代人と未来人の恋を描いた物語。現代人でタイムパトロールの一員になった廻を吉岡里帆、未来人で大学生の廻と恋人だった過去を持つ翔を永山瑛太、翔の許嫁・リリリーを夏子、パトロール隊員でオペレーターの天野りおんを伊藤万理華、メカニック担当・八丁堀惣介をじろう・シソンヌ、隊長の和井内秀峰を石田剛太が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。翔(永山瑛太)は、かつてタイムパトロール中に大学生の廻(吉岡里帆)と恋に落ちたが、規律に反する行為だったため廻の記憶を消したことを打ち明ける。しかしまったく身に覚えがない廻は、そんな翔に公私混同だと警告する。そんな中、次の違法トラベラーが発見される。工事現場で働く古市ヒロキ(南出凌嘉)はまだ高校生の17歳。タイムパトロール少年課のリリリー(夏子)によれば、ヒロキの両親はAIに相性が悪いと判定されたにも関わらず結婚し、その結果家庭環境が悪化。ヒロキの家出に繋がったという。またリリリーが翔の婚約者であるとわかり、廻はなぜか不満顔。AI判定や親の都合で決められた結婚のため、翔にその気は全くないが、AI判定によるふたりの相性はかなり高く――というのが2話の展開。ヒロキの張り込みを始めた廻と翔だが、ヒロキが西キョウカ(鳴海唯)という高校教師と令和に駆け落ちしてきたことが判明。今回は未来人同士ということもあり、記憶の消去はされないものの、ふたりは離れ離れになることを余儀なくされる。しかし、辻褄合わせが得意な廻は、2人が一緒にいられる方法を思いつく。ヒロキを元の時代に戻し、キョウカを10年後の未来に送るというのだ。ふたりは10歳差があるため、これで再会するときは同い年。10年は長くヒロキが心変わりをする可能性も考えられるが、ふたりはこの提案を受け入れ、未来へと戻っていく。そして、約束の時。ふたりは10年越しの思いを叶え、ふたり並んで未来へと歩き出す。そんな最高の辻褄合わせにSNSでは「10年待つって結構大変だと思うんだけどちゃんと再会出来て良かった」や「最高の辻褄合わせ」の声が上がっている。また未来人を演じる永山瑛太の演技に「久しぶりにこう言う役の瑛太さんを見れて嬉しいです」や「瑛太のこういう役好きだ~」、「立ち方も未来人なの天才すぎ」といった賞賛のコメントが寄せられている。【第3話あらすじ】廻(吉岡里帆)は後輩の広瀬(西垣匠)に呼び出され、結婚をやめようと思っていると告げられる。さらに告白までされそうな雰囲気になるが、恋に一歩を踏み出せない廻はそれを阻止。うれしさもあったが動揺し、結局広瀬の気持ちを聞かなかったことにするのだった。また、翌日には打ち合わせ先で偶然にも初恋相手の同級生・諸星(ニシダ・ラランド)と再会。実は諸星も廻が初恋だったといい、帰り際、食事に誘われる。さらに、記憶を消してから10年、ずっと廻を想い続けてきた翔(永山瑛太)の愛情表現も日に日に増していき、廻は急にやってきたモテ期に戸惑う――。「時をかけるな、恋人たち」は毎週火曜23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月18日吉岡里帆と永山瑛太が共演するドラマ「時をかけるな、恋人たち」が10月10日にスタート。この度、「PEOPLE 1」による本作のオープニング映像が公開された。ヨーロッパ企画・上田誠のオリジナル脚本で贈る本作は、吉岡さんと永山さんが、タイムパトロール隊のメンバーとして、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディー。ほかにも、伊藤万理華、西垣匠、田中真琴、夏子、石田剛太、じろう(シソンヌ)らが出演している。今回公開されたのは、「PEOPLE 1」による新曲「ドキドキする」を使用した、アニメーションのオープニング映像。視聴者からは、「レトロ感あってオシャレ」、「めちゃくちゃ可愛くて素敵」、「耳に残るし映像もかわいい」というコメントが寄せられている。なお本映像は、「スタジオプラセボ」が制作している。第2話あらすじ(10月17日放送)かつて、タイムパトロール中に大学生の廻(吉岡里帆)と恋に落ちたが、規律に反する行為だったため、廻の記憶を消したことを打ち明ける翔(永山瑛太)。当時の記憶がよみがえり、感極まる翔だったが、廻は身に覚えがないことから、公私混同だと軽くあしらう。一方、次の違法トラベラーが発見される。工事現場で働く古市ヒロキ(南出凌嘉)はどうやら23世紀から家出してきたらしい。翔たちの仲間でタイムパトロール少年課のリリリー(夏子)によれば、ヒロキの両親はAIに相性が悪いと判定されたにも関わらず結婚。その結果、家庭環境が悪化し、ヒロキにも影響を及ぼした。廻と翔が早速張り込みを開始すると、ヒロキは西キョウカ(鳴海唯)と一緒にいることが判明。そんな中、廻は、リリリーが翔の婚約者だと知り――。「時をかけるな、恋人たち」は毎週火曜日23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月13日『ミステリと言う勿れ』『アンダーカレント』など今年だけでジャンルの異なる4本の映画に出演、春ドラマ「あなたがしてくれなくても」も話題を呼んだ永山瑛太が、10月10日(火)より放送開始の時空を超えたタイムパトロール・ラブコメディ「時をかけるな、恋人たち」では“未来人”を演じる。悲哀さとシュールさを纏い、実際にどこかに存在していそうな市井の人間を演じたかと思えば、まるで別人のように妖しい存在感をわずかなシーンでも発揮する。未来人と言われても、なぜだかしっくり来てしまう(!?)永山さんの近年の多彩な活躍を追った。2023年度、出演作品が止まらない!●『怪物』坂元裕二作品の“常連”、是枝裕和と初タッグ「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「anone」と坂元裕二脚本のヒットドラマに出演してきた永山さんは、『怪物』で是枝裕和監督との初タッグが実現。カンヌ国際映画祭では坂元さんが脚本賞を受賞し、また日本映画として初めてクィア・パルム賞に選ばれた。坂元さんによって「当て書きされた」保利先生を演じた永山さん。「羅生門」スタイルで進む映画で保利先生はやる気や反省の色のない教師にも、児童のためを思って先走るように行動する教師にも見える。是枝監督は、「坂元さんが書いたドラマ『最高の離婚』で彼が演じた役柄もそうだったように、どこか気持ち悪いと思われてしまうあの感じを、きちんと理解したうえで魅力的に表現できる人は、他にいない」と絶賛を贈る。本作は先日、トロント国際映画祭スペシャルプレゼンテーション部門にて北米プレミア上映されたほか、釜山国際映画祭などでの上映も決定している。全国にて公開中。●SNSで話題に!ドラマ「あなたがしてくれなくても」「漫画アクション」にて連載され、30代~40代の女性に圧倒的支持を集めるハルノ晴の同名コミックを、奈緒主演でドラマ化。婚姻関係にあるカップルの2組に1組が抱えるとされるセックスレスの問題に直球で切り込んだ作品で、“妻にだけED”の吉野陽一役に。喫茶店のアルバイト・結衣花(さとうほなみ)と一度だけ関係を持ってしまうも、みち(奈緒さん)の心が自分から離れ誠(岩田剛典)に向かっていることで、ますますみちを傷つけてしまう夫・陽ちゃんのダメさ加減は毎回SNSで話題に上った。FODほかにて配信中。●『ミステリと言う勿れ』整を「髪がもじゃもじゃ」と形容するのが愛おしい田村由美の同名人気漫画を原作に、2022年に放送された高視聴率ドラマが映画化。映画『ミステリと言う勿れ』では原作漫画で人気の「広島編」が描かれるが、永山さんは連続ドラマに引き続き犬堂我路(ガロ)として登場、しっかりと余韻を残してファンを魅了している。プレミアイベントにて「金髪じゃなくて、すみません。諸事情ありまして」菅田将暉が演じる主人公の久能整は、膨大な知識に裏打ちされた時に優しく、時に鋭い魔法のような持論を展開して事件の謎を紐解いていくが、整にとってガロ君は数少ない、心を許して会話ができる存在。そんな整に我路もシンパシーを感じているという関係性は、続編もぜひ期待したいところ。全国にて公開中。●『福田村事件』100年前の実話をつまびらかにする『福田村事件』では関東大震災時に実際に起きた日本の負の歴史を、『FAKE』『i 新聞記者ドキュメント』などのドキュメンタリー監督・森達也が真っ向から描く。金髪の犬堂我路から一変、永山さんが演じるのは主人公夫婦(井浦新&田中麗奈)が暮らす福田村にやってきた行商団のリーダー格、沼部新助。薬売りだが、どこか天狗のような山伏のような風情でカリスマ性に溢れた人物。恐ろしいことに、100年前の出来事ながら“遠くない世界”と感じさせる本作のキーパーソン。全国にて公開中。●『アンダーカレント』今泉力哉監督とも初タッグ「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出され、国内外から熱狂的な人気を誇る豊田徹也の原作漫画を、『愛がなんだ』の今泉力哉監督が映画化した『アンダーカレント』。銭湯「月乃湯」を経営するかなえ(真木よう子)の突然失踪した夫・悟を演じている。キャラクターポスターには「本当のことなんて誰も知りたくないんだよ」という悟の意味深な言葉が添えられ、初参加となる今泉ワールドでの永山さんも必見となりそう。共演経験も多い真木さんに関しては、「真木よう子の力を存分に味わってもらいたい」との言葉を寄せている。全国にて公開中。●『身代わり忠臣蔵』一人二役のムロツヨシとガッツリ共演『超高速!参勤交代』『引っ越し大名!』などの時代劇ヒットメーカー・土橋章宏著の同名小説を映画化。映画では久々の共演だが、プライベートで親交の深いムロツヨシが吉良孝証とその兄・吉良上野介の二役を演じ、永山さんが仇討ちを目指す(?)大石内蔵助役に。土橋氏脚本のNHK正月時代劇「幕末相棒伝」(22)の坂本龍馬役も好評だった永山さん。『身代わり忠臣蔵』では「令和の天才俳優ムロツヨシさんが主演ですから、この映画間違いなし」と自信たっぷりの様子、一体どんな大石内蔵助となるのか見逃せない。2024年2月9日(金)より全国にて公開。主演短編映画が第96回アカデミー賞ノミネート候補にドラマ「WATER BOYS」や「のだめカンタービレ」などで注目を集めた永山さんは、西川美和監督『ディア・ドクター』(09)、大森立嗣監督『まほろ駅前』シリーズ(11-14)などでもめきめきと頭角を現す。『64-ロクヨン-』瀬々敬久監督の『友罪』ではいわゆる“少年A”を、坂元裕二脚本のドラマ「それでも、生きてゆく」では友人だった“元少年A”に妹を殺され、苦悩を抱えた兄を演じた。『ガマの油』(09)2015年から住友生命のCMで演じた、生真面目で慎重すぎるサラリーマン「上田一(うえだ・はじめ)」も、その佇まいや間のとり方などが絶妙にダサくてシュールでハマり役となった。「最高の離婚」(13)濱崎光生の延長上ともいえる、理屈をこねたがりの愛すべき人物だ。そんな中、大河ドラマ「西郷どん」(18)での西郷隆盛の盟友であり、国を変えるためにいくつもの葛藤と苦悩に直面してきた大久保利通はそういったイメージを覆した役柄といえそう。「リコカツ」(21)で“交際ゼロ日婚”をした自衛隊員・緒原紘一は、またひと味違う堅物ぶりが注目を集めた。「エルピス-希望、あるいは災い-」(22)での“真犯人”と思しき男の不穏さは、永山さんが演じればこそだろう。さらに最近は、短編映画の監督・主演、写真展「永山瑛太、写真」の開催など、多才ぶりも発揮している。特にWOWOWのプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」では森山未來監督のもと『in-side-out』に主演、身体表現も豊かにひとり芝居を見せ“閉鎖的ミュージカル”と言われた。『in-side-out』続く「アクターズ・ショート・フィルム2」では初監督に挑み、その作品『ありがとう』には『ガマの油』で親子役として共演した役所広司を主演に起用した。『半透明のふたり』そして、芥川龍之介の短編小説「鼻」を原案にした『半透明のふたり』(浜崎慎治監督:CM「au三太郎シリーズ」)は川栄李奈と共演。「昨今の正体不明なモノに対して一石を投じるエンターテイメントになっている」と永山さんが言うように、ぶしつけにスマホを人前にかざして撮影する暴力についても問う。今年、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」にてライブアクション部門(ジャパン)優秀賞を受賞。来年度のアカデミー賞短編映画部門ノミネート候補作の1つとなっている。「時をかけるな、恋人たち」は時をかけるロミジュリ!?『リバー、流れないでよ』のスマッシュヒットが記憶に新しい「ヨーロッパ企画」の上田誠が脚本を手がけた2005年の『サマータイムマシン・ブルース』が映画初主演だった永山さん。10月10日よりスタートする今回のドラマで18年ぶりのタッグが実現している。『サマータイムマシン・ブルース』(05)同作はヨーロッパ企画による舞台をROBOT製作、『踊る』シリーズの本広克行監督により映画化。猛暑の夏、タイムマシンでエアコンのリモコン死守を目指す青春SFコメディで、上野樹里や真木よう子、ムロツヨシ、永野宗典、本多力、佐々木蔵之介らが出演していた。そして今作では、23世紀の未来からやってきた永山さん演じるタイムパトロール隊員・井浦翔と、吉岡里帆演じる常盤廻が違法なタイムトラベラーを取り締まることに。歴史を変える恐れがある違法タイムトラベルを取り締まるなら、『サマータイムマシン・ブルース』のSF研究会たちはギリギリセーフだろうか!?「SFものとしても、1話ごとに引っかかるところが少しずつ回収されていって、霧のようなものが少しずつ晴れていく」と永山さんは語っているだけに、至るところに伏線が張り巡らされていそう。さらに今作はラブストーリーでもあり、実は廻と翔は時をかけて恋に落ちた恋人同士で、2人の恋は許されない運命であるため、タイムトラベル取り締まりのルールに従って廻はその記憶を消されている、という設定にも注目だ。<第1話あらすじ>令和の時代を生きる主人公・常盤廻(吉岡里帆)。広告代理店でアートディレクターとして働き、後輩から慕われ、仕事では辻褄合わせが大得意。しかし、恋となると、いつもあらゆる一線を超えられない。ほんのり恋心を抱いていた会社の後輩・広瀬航(西垣匠)にも思いを告げられない。そんな廻が、未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔(永山瑛太)と出会い、特命を受けて一緒に違法なタイムトラベラーを取り締まることに。タイムパトロール基地では、オペレーターの天野りおん(伊藤万理華)、メカニック担当の八丁堀惣介(じろう)、隊長の和井内秀峰(石田剛太)が目を光らせ、任務にあたっている。歴史を変える恐れがあるため、違法トラベルは重大な罪。それでも、恋の事情を抱えて、時空を超えて、時をかけてでも、未来から令和の時代にやってきて“恋に生きようとする恋人たち”に心動かされ、時には辻褄を合わせて、彼らの悲恋を実らせていく廻。気づけば、そんな廻を待ち受けていたのは、翔との恋の超展開。しかし、2人の運命はそれだけに収まらなかった。実は、かつて廻と翔は時をかけて恋に落ちた、恋人同士だったのだ。タイムパトロールで23世紀の未来から来ていた翔と、大学時代の廻は出会ってしまった。しかし、2人の恋は許されない運命。タイムトラベル取り締まりのルールに従って、廻はその記憶を消されていた。思いを募らせ、時を超えて、未来から再び会いに来た翔と、全く覚えていない廻。いつも後回しにしてきた自分の恋を今度こそ叶えるため、時をかけて、人生の恋の辻褄合わせに奮闘することに。<現代人・廻>と<未来人・翔>の時を超えたロミオとジュリエットばりの禁断の物語が、始まる――。「時をかけるな、恋人たち」は10月10日より毎週火曜日23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)■関連作品:福田村事件 2023年9月1日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開(c)「福田村事件」プロジェクト2023怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会身代わり忠臣蔵 2024年2月9日より全国にて公開(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2023年10月10日吉岡里帆と永山瑛太が共演する新ドラマ「時をかけるな、恋人たち」より、2種類のポスタービジュアルが公開された。本作は、初共演となる吉岡さんと永山さんが、タイムパトロール隊のメンバーとして、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディー。時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠のオリジナル脚本だ。今回公開されたビジュアルは、グリーンの“時をかける約束バージョン”と、ピンクの“恋をしようぜバージョン”の2種類。アートディレクターの岡田和朗がデザインし、カメラマンのオノツトムが撮影。吉岡さんと永山さんもアイディアを出し、15種類以上ものポーズを考案、ドラマのセットを使って1時間かけて撮影した288カットの中から厳選した2枚となっている。完成したポスターを見た吉岡さんは、「可愛らしくて、ちょっと不思議で、何が起こるかわからない未知な感じが出ていて。作品のイメージ通りのポスターですね」と笑顔。永山さんは「まず、僕は、吉岡里帆さんのファンに謝らなくてはいけないです…ポスターでこんなに触れていていいものなのか?っていうところでの2パターンなのかなと。腰に手を回している方は、どんどんこの世から消えていく恐れがありますね…。吉岡さんのファンから怒られるのが怖いです」と神妙な面持ち。また、どちらが好きかと問われると、「迷いますね~。後藤レイコさんっていうスゴイ方が、今回のドラマの美術を担当されていて、セットが素晴らしいんです。タイムパトロール基地の細部がわかるって意味では、グリーンの方がドラマの面白さがより伝わるかなって思いますね。指切りしているのも意味深な感じがして気に入っています!」(吉岡さん)。「それが、分からないんです(笑)。最初、ピンクの方がいいかなと思ったけど、ずっと見ているとグリーンの方が良くなってくる。で、グリーンを見てると、やっぱりピンクいいなと。どっちも好きですね」(永山さん)と、どちらもお気に入りの様子。撮影も佳境を迎える中、初回放送に向けて吉岡さんは「どこをとっても本当に見たことないなというシーンが連続のドラマです。廻と翔の2人の恋模様ももちろんですが、現代に違法滞在する未来人のエピソードも本当に濃厚です。そして、やっぱりSFなので、時をかけるロジックも本当に面白いです!ぜひお楽しみに!」と呼びかける。永山さんは「自分が出るドラマは絶対面白いっていう自信があるんです。今回も僕は胸を張って、自信を持って、皆さんに、このドラマをおすすめしたいですね。1話を見れば面白さがちゃんと伝わって、分かっていただけると思います。ライトな気分で見ていただきたいんですけど、実はすごくいろんなメッセージが込められていて。回を重ねるごとに伏線回収だけでなく、つじつま合わせだけでもなく、ラブラブストーリーとしての展開もありますし。やっぱりラブストーリーとして面白いのは、令和から300年近く経った未来人と出会った吉岡さん演じる廻が、どんな感情で動いて、どう未来人に対して反応していくかっていうところが見どころの一つになるだろうなと思います」とメッセージを寄せている。<第1話あらすじ>令和の時代を生きる主人公・常盤廻(吉岡里帆)。広告代理店でアートディレクターとして働き、後輩から慕われ、仕事では辻褄合わせが大得意。しかし、恋となると、いつもあらゆる一線を超えられない。ほんのり恋心を抱いていた会社の後輩・広瀬航(西垣匠)にも思いを告げられず、人知れずヤケ酒で涙。そんな廻が、未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔(永山瑛太)と出会い、特命を受けて一緒に違法なタイムトラベラーを取り締まることに。タイムパトロール基地では、オペレーターの天野りおん(伊藤万理華)、メカニック担当の八丁堀惣介(じろう)、隊長の和井内秀峰(石田剛太)が目を光らせ、任務にあたっている。歴史を変える恐れがあるため、違法トラベルは重大な罪。それでも、恋の事情を抱えて、時空を超えて、時をかけてでも、未来から令和の時代にやってきて“恋に生きようとする恋人たち”に心動かされ、時には辻褄を合わせて、彼らの悲恋を実らせていく廻。気づけば、そんな廻を待ち受けていたのは、翔との恋の超展開。しかし、2人の運命はそれだけに収まらなかった。実は、かつて廻と翔は時をかけて恋に落ちた、恋人同士だったのだ。タイムパトロールで23世紀の未来から来ていた翔と、大学時代の廻は出会ってしまった。しかし、2人の恋は許されない運命。タイムトラベル取り締まりのルールに従って、廻はその記憶を消されていた。思いを募らせ、時を超えて、未来から再び会いに来た翔と、全く覚えていない廻。いつも後回しにしてきた自分の恋を今度こそ叶えるため、時をかけて、人生の恋の辻褄合わせに奮闘することに――。「時をかけるな、恋人たち」は10月10日より毎週火曜日23時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月23日映画『ミステリと言う勿れ』(9月15日公開)のプレミアイベント、および完成披露舞台挨拶が31日に都内で行われ、菅田将暉、柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、鈴木保奈美、滝藤賢一、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太、松山博昭監督が登場した。同作は田村由美氏の同名漫画の実写化作。天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田)が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリーだ。2022年1月期に連続ドラマとして、実写化されると、2022年日本民間放送連盟賞・番組部門や、テレビドラマ優秀賞、TVerアワード2022 特別賞を受賞するなど話題を集めた。8月26日が誕生日で「先日20歳になりました」という原は、オーディションで役を射止め、映画ではヒロイン的な位置付けに。「こんなに素晴らしい現場に参加できてとっても嬉しいですし、すごく素敵な皆さんとご一緒できて幸せです」と感謝する。倉敷の海の場面で共演したという永山は、原について「海よりも綺麗でした」と絶賛。「すごい見惚れてしまって。空き時間もいろいろ話をさせていただいて、すごく親しみやすくて、『ああ、いい子だな』と。本当に無理せず、女優業を続けていってほしいな」と先輩からの言葉に、原も「ありがとうございます」と喜んでいた。
2023年08月31日吉岡里帆が主演、恋の相手役を永山瑛太がつとめる、カンテレ・フジテレビ系の火曜23時ドラマ枠「火ドラ★イレブン」の新ドラマ「時をかけるな、恋人たち」が10月10日(火)にスタート。現在、映画『リバー、流れないでよ』がスマッシュヒット中で時間SFを得意とする「ヨーロッパ企画」上田誠のオリジナル脚本で描く。令和の時代を生きる主人公・常盤廻(ときわ めぐ)を演じるのが、吉岡里帆。広告代理店でアートディレクターとして働き、後輩から慕われ、仕事では“辻褄合わせ”が大得意。でも、恋となると、いつもあらゆる“一線”を超えられず、人知れずヤケ酒で涙することも。「恋に落ちたい…」。そんな廻が、未来からやってきた永山瑛太演じるタイムパトロール隊員・井浦翔(いうら かける)と出会い、特命を受けて一緒に違法なタイムトラベラーを取り締まることに。違法トラベルは歴史を変える恐れがあるため、重大な罪。それでも、恋の事情を抱え、時空を超えて、時をかけてでも、未来から令和の時代にやってきて“恋に生きようとする恋人たち”に心動かされ、時には辻褄を合わせながら、彼らの悲恋を実らせていく廻。気づけば、そんな廻を待ち受けていたのは、翔との“恋”!しかし、2人の運命はそれだけに収まらなかった!?実は、かつて廻と翔は時をかけて恋に落ちた、恋人同士だった。タイムパトロールで23世紀の未来から来ていた翔と、大学時代の廻は出会ってしまった。2人の恋は許されない運命であるため、タイムトラベル取り締まりのルールに従って、廻はその記憶を消されていたのだ。思いを募らせ、時を超えて、未来から再び会いに来た翔と、まったく覚えていない廻。廻は、いつも後回しにしてきた自分の恋を今度こそ叶えるため、時をかけて、人生の恋の辻褄合わせに奮闘することに。“現代人・廻”と“未来人・翔”の時を超えたロミオとジュリエットばりの禁断の物語が描かれる。吉岡里帆今作は、“タイムパトロールのお仕事モノ”ד時空を超えたラブストーリー”を、吉岡さんと永山さんの超豪華キャストに加え、時間SFを得意とする「ヨーロッパ企画」上田氏のオリジナル脚本、そして数多くのアーティストのMVをはじめ、映画やドラマを手掛ける映像ディレクター・山岸聖太の監督で送る。主演の吉岡さんは永山さんとのドラマ初共演について、「瑛太さんの演じる翔は未来人なので、予測不能な言動一つとっても、すべてが瑛太さんだからでこその、魅力と個性があって」と語り、「毎回、翔の不思議な魅力に翻弄されながら、でも現代人の廻もまっすぐに気持ちをぶつけていきながら、現代人と未来人の恋がどうなっていくのか?を、コミカルに、一緒にアイデアを出しながら演じています」と目を輝かせてコメント。「大人が真剣にSFコメディーを作るとこういうことになるぞっていう、新鮮で斬新な作品が生まれると思うので、ぜひ、楽しみに待っていただきたいです!これまでにないような新しいSFラブストーリーが生まれているように感じています。コメディーで、笑いの要素も多いのに、最後はじーんとしたり、ちょっと恋してみようかなって一歩を踏み出せたりするような、そういうパワーのある作品」と解説し「何よりキャラクターそれぞれがとってもチャーミング」とアピールするとともに意気込みを語っている。永山瑛太一方、永山さんは、吉岡さんについて「可愛くて健気で、聡明さのある、非の打ち所がない人ですね。そして、周囲の人にポジティブなものを与えてくれる。撮影していても、吉岡さんがちゃんとしっかりと受けてくれるので、僕はある意味、芝居での冒険ができるというか、遊びが生まれてくる」と撮影の雰囲気をコメント。「恋をするエネルギーで生きている登場人物を観ていただいて、皆さんに元気をお届けして、少しでも楽しい時間を過ごしていただけたら嬉しいですし、SFものとしても、1話ごとに引っかかるところが少しずつ回収されていって、霧のようなものが少しずつ晴れていく。まずは、1話から最終回まで楽しく観ていただけたら嬉しいですね!」と笑顔でメッセージを寄せた。主人公をめぐる恋の行方や、1話完結で、時間ものならではの華麗なる伏線回収。現代人と未来人のコミカルなやりとりなど、見どころ盛りだくさんとなりそうだ。脚本を手掛ける上田氏(ヨーロッパ企画)は、念願のタイムパトロール・ラブコメディーが実現となり、「長い間やりたかったことが連続ドラマで、しかも理想をはるかに超えた形で叶いました。吉岡里帆さんはこの特殊な企画に全身で乗ってくださり最高で、キャラクターについて、時のかけかたについて何度も会話を重ねました。永山瑛太さんとは映画『サマータイムマシン・ブルース』以来のご一緒です。時の重なりに胸が熱く、未来人についての胸躍るアイデアを山ほどくださいました」と、2人についてコメントしている。火ドラ★イレブン「時をかけるな、恋人たち」は10月10日より毎週火曜23時~カンテレ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年08月15日8月12日(土) に開催される『神宮外苑花火大会』に瑛人、タナカさんら5組のアーティストが出演することが発表された。“東京2大花火大会”の1つとして今年で42回目を迎える神宮外苑花火大会。都内で唯一、山手線内で開催されるコンサート付きの都市型花火大会として長年親しまれており、名アーティストや期待のアーティストたちのライブとともに花火を楽しむことができる。今回、秩父宮ラグビー場に出演が決定したのは、瑛人、タナカさん、鈴木愛奈。そして、ザ・リーサルウェポンズが神宮球場のアフターライブ、DXTEENが秩父宮ラグビー場のアフターライブに登場する。また、神宮球場のMCは林美桜テレビ朝日アナウンサー、秩父宮ラグビー場のMCは鈴木新彩テレビ朝日アナウンサーが務める。チケットは現在発売中。今後も追加アーティストが発表される予定だ。■瑛人 コメントはじめての神宮外苑花火大会のステージ、わくわくしています!みんなにとって最高の夏になるように、自分も楽しんで歌いたいと思います!<イベント情報>『2023 神宮外苑花火大会』8月12日(土) 東京・明治神宮外苑(神宮球場、秩父宮ラグビー場)※雨天決行。荒天時は8月13日(日) に順延【開場・開演時間】(予定)神宮球場:開場16:00 / 開演17:30秩父宮ラグビー場:開場15:00 / 開演16:30【花火】打ち上げ開始時刻:19:30打ち上げ終了予定時刻:20:30打ち上げ数:10,000発打ち上げ会場:神宮軟式野球球場【出演】■神宮球場出演:大黒摩季、ゴールデンボンバー、ザ・リーサルウェポンズ ほかMC:林美桜テレビ朝日アナウンサー■秩父宮ラグビー場出演:ヒグチアイ、瑛人、タナカさん、鈴木愛奈、DXTEEN ほかMC:鈴木新彩テレビ朝日アナウンサーチケットはこちら:『2023 神宮外苑花火大会』公式サイト:
2023年07月31日映画『身代わり忠臣蔵』が2024年2月9日(金)に公開される。ムロツヨシが主演、永山瑛太が出演。時代劇「忠臣蔵」とは?「忠臣蔵」は、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)率いる忠義の赤穂浪士達が、亡き殿・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の仇である吉良上野介(きらこうずけのすけ)への討入を成し遂げる姿を描いた時代劇。今尚、日本中で愛され続け、これまでも何度も映画の題材として取り上げられてきた。小説『身代わり忠臣蔵』を映画化映画『身代わり忠臣蔵』は、そんな「忠臣蔵」をベースに、“身代わり”という斬新なアイディアを加えた土橋章宏の小説『身代わり忠臣蔵』を実写映画化する痛快時代劇エンターテインメント。脚本は原作者であり、『超高速!参勤交代』や『引っ越し大名!』を生み出した時代劇ヒットメーカー・土橋章宏、監督は『総理の夫』や「かぐや様は告らせたい」シリーズを手掛けた河合勇人が務める。主演ムロツヨシが1人2役主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を演じるのは実力派俳優ムロツヨシ。映画『身代わり忠臣蔵』において“2役”に初めて挑む。また、大石内蔵助はプライベートでもムロツヨシと親交が深いという永山瑛太が演じる。主人公・吉良孝証…ムロツヨシ兄の吉良上野介に顔が似ている。吉良家家臣より、兄の身代わりになって、幕府を騙し抜く策を提案される。吉良上野介…ムロツヨシ吉良孝証の兄。嫌われ者の旗本。城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられてしまう。大石内蔵助…永山瑛太赤穂藩の筆頭家老。腰抜け。切腹した赤穂藩の部下。幕府の圧力と、吉良家への討ち入りを求める声に頭を悩ませる。本来は敵であるはずの吉良家の孝証と意気投合してしまう。桔梗…川口春奈吉良邸に仕える侍女。健気で心優しい女性。孝証が恋する女。兄・上野介から可哀そうな扱いを受ける孝証に手を差し伸べる。斎藤…林遣都吉良家家老。上野介の側近としてパワハラを受け続けてきた。吉良上野介にそっくりな弟・孝証に、「殿に化けて、吉良家をお守り下さい!」と“身代わり”を持ちかけ、奔走する。徳川綱吉…北村一輝徳川幕府、五代将軍。イヌ推し。イヌを愛し、イヌのために生きる将軍。柳沢…柄本明徳川家の側用人。「お主、まことに吉良殿であるか…?」と孝証を疑う。清水一学...寛一郎吉良家でも随一の剣客。血気盛んですぐ刀を抜いてしまう。孝証に対しては好戦的で、上野介に扮していることを知っている。浅野内匠頭…尾上右近赤穂のヤングプリンス。江戸幕府を支える赤穂藩の藩主。曲がったことが嫌いで、文武にも励むなどマジメな性格の持ち主。堀部安兵衛…森崎ウィン赤穂藩でも一二を争う実力の剣豪の血気盛んな性格で吉良討伐への想いも強い原惣右衛門…星田英利赤穂藩の参謀で家老である大石に討ち入りを直訴する、仇討ち一派の筆頭。主君への忠誠心も人一倍強い。時に空回りしてしまって大石を困らせてしまうこともある。片岡源五右衛門…廣瀬智紀仕事デキクール家臣。赤穂藩士の中でも大石に次いで当主・浅野内匠頭からの信頼が厚く、主君の最期までお側で仕えた。奥田孫太夫…濱津隆之赤穂藩の仇討ち一派の浪士。涙もろい性格だが主君への忠誠心も強くアツい“涙腺ゆるゆるセンチメンタル剣士”。岡野金右衛門…野村康太吉良仇討ちを目論む一派の若い浪士。間十次郎…入江甚儀特攻隊長。りく…野波麻帆大石内蔵助の妻。腰抜けで優柔不断な主人を優しく導く存在。映画『身代わり忠臣蔵』あらすじ江戸城内で、嫌われ者の旗本・吉良上野介が斬りつけられるという事件が発生。理由は、ずっと陰湿ないじめを受けていた赤穂藩藩主がついにブチ切れたため。斬った赤穂藩主は当然切腹したが、実は切られた側も逃げた傷で瀕死の状態だった……!逃げて死んだとなれば武士の恥、お家取り潰しの危機となり、両家とも大ピンチ。そんな中、吉良家家臣は、殿に顔がそっくりな弟・孝証を身代わりにして、幕府を騙し抜くという奇想天外な打開策を提案する。一方、切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助は、仇討の機会をうかがっているような、いないような……?この世紀の大芝居をコンプリートできるのか!?大江戸を舞台に命懸けの“身代わりミッション”が幕を開ける。【作品詳細】映画『身代わり忠臣蔵』公開日:2024年2月9日(金)出演:ムロツヨシ、永山瑛太、川口春奈、林遣都、北村一輝、柄本明、寛一郎、森崎ウィン、本多力、星田英利、野波麻帆、尾上右近、橋本マナミ、板垣瑞生、廣瀬智紀、濱津隆之、加藤小夏、野村康太、入江甚儀原作:土橋章宏『身代わり忠臣蔵』(幻冬舎文庫)監督:河合勇人脚本:土橋章宏企画・プロデュース:橋本恵一プロデューサー:森田美桜、福島一貴製作:「身代わり忠臣蔵」製作委員会製作プロダクション:東映京都撮影所プロダクション協力:AOI Pro.配給:東映©2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2023年07月28日6月22日(木)今夜、最終話が放送されるドラマ「あなたがしてくれなくても」。主演を務めた奈緒と、その夫役の永山瑛太がクランクアップし、本編の撮影がついに終了した。奈緒さん演じる主人公・吉野みちが、同僚の新名誠(岩田剛典)に夫とのセックスレスを告白したことから始まる大人の恋愛ドラマ「あなたがしてくれなくても」。最新話では、ついに2組の夫婦が離婚を決意する展開に。まず撮影を終えたのは、吉野陽一役の永山さん。快晴の下、急勾配が印象的な吉野家前の坂道のシーンでクランクアップした。視聴者の間でたびたび賛否を巻き起こしてきたキャラクターである陽一。演じた永山さんは「俳優をやる上で、自分が演じるキャラクターは誰よりも理解して、自分自身で愛しながらやりたいと思っていたんですけど、初めて陽一というキャラクターは嫌いになりそうになりました(笑)」とふり返りつつ、「現場に来ると、みんなが良いものを作ろうという意識と、楽しもうという気持ちが僕自身にもたくさん伝わってきて、ちょっと心が折れそうな時もあったんですけど、本当にみんなでチーム一丸となって作れたという達成感だったり、なかなか味わえないような感情で満たされています」と思いを語った。またこのシーンは、妻・みち役の奈緒さんとも最後の共演シーン。永山さんは、奈緒さんに「残りのシーン頑張ってね」とエールを送ると、奈緒さんも「最後まで頑張ります!」と返し、固く握手を交わし、お互いをねぎらうように優しく抱き合った。一方のみち役・奈緒さんは、みちが1人暮らしを始めたアパートのシーンでクランクアップ。最後のシーンに向けて入念に打ち合わせをしてから撮影に臨み、みちとしての演技を終えた。約3か月におよぶ撮影を終えた奈緒さんは、「1クール、皆さん本当にお疲れ様でした」とまず挨拶し、「この現場で出会った皆さんと過ごしていく中で、“やっぱり、エンターテインメントを作るということは、人として優しくなれるお仕事に携わっているんだな”とすごく感じました。現場では、私に想像も出来ない、各部署でツラいことや大変なこともあったり、寝られない時間もあったりすると思うんですけど、それでもドラマの中に生きるみち、誠、楓、陽一という本当に愛すべき人たちのことを、皆さんが考えて現場で愛して作っている姿を本当に身にしみて感じながら、“やっぱりこの仕事が大好きだな”と改めて思いました。すごく頼りない座長だったと思うんですけど、すてきな共演者の皆さんと、監督と、スタッフの皆さんに囲まれて、最高の結婚生活を送ることができました。皆さんとまたお会いできるように、もっともっと優しい自分になってお会いできるように、これからも精進してお芝居を続けます」とコメントした。「あなたがしてくれなくても」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年06月22日映画『怪物』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が19日に都内で行われ、安藤サクラ、永山瑛太、是枝裕和監督が登壇した。同作は是枝監督と脚本家・坂元裕二氏によるオリジナル作で、第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。今週末にも観客動員数100万人を突破する勢いの同作。集まった観客の中には5回以上観たという人もいたことから、安藤は「えぇ~!」と驚きのリアクションを見せる。日々、影響力の大きさを感じているようで、「聴いているラジオで次々に『怪物』の話をされるので、すごいんだなと……だんだん私よりもご覧になった皆さんの方が細かいことをご存じなんじゃないかと思い始めていて、しゃべるのが怖い気持ちになってます」と予想外の反響に戸惑いも。瑛太のもとにも感想が届いているようで、「2回以上観たという方々はこの映画の感想のニュアンスが違ってくるなという印象を受けました。いちばん多いのは、『言葉にならない』と(いう感想)。会って話がしたいと、連絡が来たり」と話す。「(この作品を)どういう風に語っていいか、わからなくなった。サクラがおっしゃっていたように、お客様の方がこの映画のことを理解しているような気がして。僕自身も言葉にできない」と現在の心境を明かした。また、同作が190以上の国と地域で展開されることについて、安藤は「国内でも様々な角度からの感想があるというのを公開されて感じたので、文化が違う中で、この映画が(世界に)広がったら、またその角度が増えるんだろうな。おもしろいんだろうなと思います!」と笑顔を見せ、瑛太も「想像できないですけど、すごいこと。カンヌ以外の方々の感想も聞いてみたいですね」と語った。一方、是枝監督は「すごい……すごいですね。190も国があるんだと最初に驚きますけど(笑)。カンヌにそれだけの国・地域の方がいたわけではないと思いますが、カンヌでも街を歩いでいると声をかけてくれて。あんな風にいろんな国でこの映画について、会話がつながっていくといいなと思います」とカンヌ滞在中のエピソードを披露しつつ、世界中でのさらなる広がりにも期待を寄せていた。なお、瑛太にとってこの日は、弟で俳優の永山絢斗が16日に大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されて以降、初の公の場。逮捕当日、マスコミの直撃取材を受けて「俺は許さない」などとコメントしていたが、イベントでは弟の事件について触れることはなかった。
2023年06月19日大麻所持により逮捕された俳優の永山絢斗(けんと)容疑者(34)。逮捕を受け、兄で俳優の永山瑛太(40)が明かした弟へのスタンスに、“ホリエモン”こと実業家の堀江貴文氏(50)が噛みついた。各メディアによると、永山容疑者は今年4月に東京・目黒区の自宅マンションで乾燥大麻を所持した疑いで6月16日未明に逮捕。その後行われた自宅の家宅捜索で、さらに大麻が押収されたため、同日午後2時過ぎに大麻取締法違反の疑いで再逮捕された。調べに対し、1回目の容疑について永山容疑者は「記憶にありません」と否認したものの、再逮捕直後には容疑を認めたという。瑛太は弟の逮捕を受け、午前9時半ごろ『大下容子ワイド!スクランブル』の取材に応じ、以下のようにコメントしていた。「まあ俺は許さない、それだけですね。フォローするのどうのとか、関係ないですから。絢斗が俳優になりたいっていうのは、それは、自分で決めたことですから。俺は兄として応援していたかったし」弟の不祥事に対し、毅然とした対応をみせた瑛太。しかし、この発言に疑問を呈したのが堀江氏だ。堀江氏は自身のツイッターで、午後8時29分に瑛太のコメントに関するニュースを引用しながら《許さない、とかアホやん。》と持論を展開。《何がアホなのかわからん。説明つけてツイートしろアホ》とのユーザーからの質問に対しては《文脈読めないアホが》と切り捨てていた。また、《優しい言葉を出すと犯罪者を甘やかすなとか馬鹿なこといわれるからだろう。兄弟の仲とかはわからんがケアというか、脱依存のプログラムに参加させてあげるとかが大切じゃね。》という、瑛太を擁護するユーザーからの意見に対しては《大麻に依存?笑》と疑問を提示。《身内が厳しく言う事の意味、ホリエモンには分からんか…》という感想に対しては、《何の意味があるの?ぶっちゃけ違法だから大麻ダメって話だし、厳しくしてなんかいいことあるん?》と、瑛太の厳しい姿勢が永山容疑者の今後にプラスだとは限らないと指摘した。3月にオリエンタルラジオの中田敦彦と共演したYouTube動画で、堀江氏は医療用大麻などを用いた大麻セラピーについて「コストも低いし依存度も少ない」との認識を示している。また、堀江氏は大麻規制の解禁により、暴力団などの資金源を断つことができると主張。大麻の合法化には賛成のスタンスなようだ。堀江氏は、’20年に俳優の伊勢谷友介(47)が大麻取締法違反の疑いで逮捕された際にも、海外では合法化している地域もあることから「正直そんなに大騒ぎすることなのか、とも思っています」と私見を述べていた。
2023年06月17日《瑛太の弟。存在感あるよね。瑛太の弟って事で、すぐ覚えたのもあるかもしれないけど、注目してた。お兄ちゃんは、もう役者としては一流だしね。なんか息抜きしてたんだろね。またここから頑張ってほしいね》6月16日、Instagramにこう綴ったのは元俳優で格闘家の高岡蒼佑(41)。同日、俳優の永山絢斗容疑者(34)が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。「ENCOUNT」によると所属事務所は「私たちもニュースで逮捕を知った状況」と驚きを明かし、「本人の様子は分かっていません。映画の公開などを控えているので、対応していきたい」と語ったという。’07年のテレビドラマ『おじいさん先生』(日本テレビ系)で俳優デビューを果たした永山容疑者は’10年に公開された初主演映画『ソフトボーイ』で「第34回 日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞。現在公開中の映画『東京リベンジャーズ2血のハロウィン編 -運命-』にも出演し、同作の後編『-決戦-』の公開も今月30日に控えている。そんな人気俳優が逮捕されるという衝撃的なニュースが、数々のメディアによって報じられるなか苦言を呈したのが高岡だ。Instagramで冒頭のように、永山に対してエールを送った高岡は《素朴に誰の迷惑もかけずに、芝居に向き合っている、才能ある俳優を吊し上げる。絢斗くん頑張れよ。挫けないで》といい、さらにこう綴った。《世の中どうしちゃったんですか?こんな一俳優の、可愛い遊びで、極悪人みたいに絶対したらダメ。毎日報道していたら、物凄い犯罪者みたいに見えるだろうけど、そんな事ないですから》続けて高岡は《目で見えているものだけが全てじゃないですね。僕なんて、普段過ごしてたらよくわかる。良い時は良い顔してくるし。悪いと勝手に判断されている時はそっぽ向かれる。今でもおそらくそうでしょう》と述べ、《今日もいい日にして、楽しみましょう》《良いも悪いも、判断できるのは自分次第。昨日より柔軟に》と結んだ。高岡の激励は永山に届くだろうか?
2023年06月16日監督・是枝裕和、脚本・坂元裕二、音楽・坂本龍一による映画『怪物』から、坂元作品の常連俳優・永山瑛太が不気味さと親しみやすさの二面性を巧みに表現した“保利先生”の本編映像が到着した。舞台となるのは大きな湖のある郊外の町。シングルマザーの早織(安藤サクラ)は、息子・湊(黒川想矢)の告白により、担任教師である保利(永山瑛太)からモラルハラスメントを受けていることを知り衝撃を受ける。早織は学校に説明を求めるも、学校はまともに真相を確かめようとせず、また保利は「あなたの息子さん、イジメやってますよ」とまで言い放つ。息子を守りたい一心で、懸命に学校に訴え続けるが…。この度解禁となった本編映像で映し出されるのは、永山さん演じる担任教師・保利の登校シーン。桜が舞い散る木漏れ日の中、児童たちと談笑しながら登校する平和な日常が切り取られている。保利が歩いていると、後ろから男子児童が集めた桜の花びらを投げつけるが、保利は花びらにまみれながらも笑顔で応え、子どもたちから親しまれている様子がうかがえる。少し歩くとカバンを道に投げ出し、脱げてしまった靴を履き直す星川依里(柊木陽太)の姿が…。依里を見つけるとすぐに「星川、どうした?」と心配そうに声をかけ、カバンを拾って渡す姿からは“児童思いの教師”の姿が垣間見える。「僕が俳優を続けている限り、一生お付き合いしたい」本作の主人公の1人である保利の不気味さと親しみやすさの両面を見事に表現したのは、本作で脚本を務めた坂元裕二作品に常連といっていいほど数多く出演してきている永山さん。2000年代の連続ドラマ「リモート」、「男湯」シリーズなどをはじめ、主演ドラマ「それでも、生きてゆく」や「最高の離婚」、コロナ禍でリモートでの制作が話題となったドラマ「Living」など、坂元作品には欠かせない存在となっており、本作の保利役は永山さんにあて書きされたことも明かされている。その一方で、是枝作品には初参加。是枝監督は永山さんについて、「以前からご一緒したいと思っていました」と語り、インタビューなどでその表現力を絶賛している。坂元裕二と是枝裕和、2人の巨匠による夢のような座組への参加について永山さんは、完成披露舞台挨拶で「坂元さんとは、二十代の前半からいろいろお付き合いさせてもらい、数々の素晴らしい脚本を書いてもらいました。僕が俳優を続けている限り、一生お付き合いしたいと思っています」とコメント。そして「是枝さんは、僕が俳優をはじめてから、自分なりにこの人が日本映画を変えていくのだろうと感じて、全作品を拝見してきました。そのお二人の座組に自分が入れたことを幸せに感じています」と語り、喜びを露わにしている。『怪物』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会
2023年06月15日奈緒が主演する「あなたがしてくれなくても」の9話が6月8日オンエア。永山瑛太演じる陽一の“ある言葉”に「ホラーすぎた無理」「軽々しく言うやつゆるせん」など怒りの声がSNSに殺到している。「漫画アクション」に連載され、セックスレスの問題に直球で切り込んで30代~40代の女性に圧倒的支持を集めるハルノ晴の同名コミックを原作にした本作。キャストはセックスレスだった夫から求められるも拒んでしまった吉野みちを奈緒さんが演じるほか、妻の楓とのセックスを拒む新名誠に岩田剛典。みちからセックスを拒否され愕然とする吉野陽一に永山さん。誠に拒まれてしまった妻の新名楓に田中みな実。みちが誠と不倫していることを知っている後輩社員・北原華に武田玲奈。陽一が店長を務めるカフェのオーナー・高坂仁に宇野祥平。楓を心配する上司・川上圭子にMEGUMIといった俳優陣が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。陽一は高坂から妻に浮気がバレたと聞かされる。高坂は前回バレた時は家を買って許してもらったと話し、それを聞いた陽一はみちに賃貸契約を更新せずにマンションを買わないかと提案。しかし陽一が見せたマンションの間取りは1LDKで、子供が産まれた時のことを考えていないことがわかる陽一の提案にみちは不信感を抱く。一方、楓はマンションを出てホテルで生活することに。新名の気持ちを試そうと「しばらくホテルに泊まる」とLINEするが返信は来ず、「帰って来い」という返事を期待していた楓は悲しむ…というのが今回のストーリー。内覧したマンションを気に入ってると話す陽一に、今のままじゃマンションなんて買えない、と話すみちは、「陽ちゃんは本当に子ども欲しい?」と単刀直入に質問する。すると陽一はしばしの沈黙のあと「子どもは…欲しくない」と名言する。その言葉にショックを受けたみちは「どうしてそんな大事なこと、今まで黙ってたの?私が子ども欲しいの知ってたよね?」と問いかけるのだが、陽一は「言ったら俺から離れていくだろ」と本音を吐露する。次の日、帰宅したみちは「話したい事がある」と陽一に告げる。すると陽一は「子どものこと?」と聞き返し、続けて軽い口調で「子ども作ってもいいよ」とみちに話す。その言葉に絶句したみちは「作ってもいいなんて言われて、私が喜ぶと思った?」と抑揚のない口調で返答し、ついに離婚を切り出す…。この陽一の言葉にタイムライン上には「陽ちゃんの「子どもつくってもいいよ」がホラーすぎた無理」「子どもつくってもいいよ、なんて軽々しく言うやつゆるせん」「あの「つくってもいいよ」っていう言い方な。別れて正解!!!」など、怒りの声が渦巻く状況となっている。【第10話あらすじ】新名は楓に離婚を切り出し、みちも陽一「離婚してください」と告げたが陽一は「離婚はしない」と返す。その頃上司から昇進試験を受けないかと打診されていたみちは、田中裕太(北川尚弥)に一緒に勉強しないかと誘われる。みちが誘われるままにフリースペースに行くと新名が現れる。田中が勉強を教えてもらおうと頼んでいたのだ…。「あなたがしてくれなくても」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2023年06月09日第76回カンヌ国際映画祭にて坂元裕二が脚本賞を受賞、さらにクィア・パルム賞にも選ばれた映画『怪物』。母親役・安藤サクラと担任教師役・永山瑛太が学校で対峙する本編映像が解禁となった。6月2日に封切られ、公開日を含む週末3日間の興行収入が3億2,541万9,020円を記録する大ヒットスタートを切った本作。是枝裕和監督の作品としては『海街diary』(2015年6月13日公開/興収16.8億円)の公開3日間の興行収入対比111.8%を記録している。本作の物語の舞台となるのは、大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っていたが…。今回解禁されたのは、麦野早織(安藤サクラ)が、息子の湊(黒川想矢)へ暴力をふるいながらも謝罪しようとしない担任教師の保利(永山瑛太)と対峙するシーン。怒りが収まらない様子の早織に対して、これ以上の保利との接触は逆効果だと判断し保利を隠そうとする教員たち。自分を追いかけてくる早織を見て、保利は職員の制止を振り切り「どうもすみませんでした」と深いお辞儀とともに謝罪の言葉を述べる。早織は「こんな学校がいる先生に…こんな先生がいる学校に子供預けられないでしょ、この人辞めさせてください」と思わず言い間違えをするほど、怒りを通り越して呆れた様子で訴える。しかし、保利は早織に対して、唐突に不敵な笑みを浮かべる。「私何か面白いこと言ったかな、私何かおかしいこと言ったかな」と早織が保利に詰め寄ると、「あなたの息子さん、いじめやってますよ」と保利。周りの教員たちが慌てふためくなか、火に油を注ぐような発言をした保利を早織が「何言ってんの? 何でたらめ言ってんの?」と睨みつける場面で、映像は終わる。2人の迫真の演技に思わず引き込まれるシーンとなっているが、この2人のキャスティングには是枝監督と坂元さんの思いが込められている。早織を演じる安藤さんといえば、『万引き家族』に引き続き、2度目の是枝作品への出演。是枝監督は「安藤さんは底知れない女優さんですよね。『万引き家族』のとき、自分はまだこの人のいちばん深いところにタッチできていないと思ったので、もう一度お仕事できるチャンスを狙っていました」と、さほど時間の空かぬうちに再タッグを望んだ経緯を語る。一方の保利を演じる永山さんは、「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「anone」など、坂元裕二作品に多数出演してきた。是枝監督は「保利先生は彼に対して当て書きされた役ですが、坂元さんが書いたドラマ『最高の離婚』で彼が演じた役柄もそうだったように、どこか気持ち悪いと思われてしまうあの感じを、きちんと理解したうえで魅力的に表現できる人は、他にいないと思います。坂元さんが書く脚本の理解力がとても高いんですよね」と、永山さんが坂元脚本に愛される所以を明かした。本作は、映画ファンにはたまらないタッグとなった是枝監督と坂元さんがそれぞれ再タッグを望んだ俳優陣と創り上げ、俳優陣たちも圧巻の演技で期待に応えた作品となっている。『怪物』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会
2023年06月08日現在公開中の映画『怪物』から、永山瑛太扮する担任教師が安藤サクラ扮する生徒の母親に衝撃的な一言を放つ本編映像の一部が公開された。本作は『万引き家族』の是枝裕和監督、『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二、そして『ラストエンペラー』で日本人初となるアカデミー賞作曲賞を受賞した坂本という3人のコラボレーションで紡がれるヒューマンドラマ。出演者には安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、と豪華キャストが集結。先日開催された第76回カンヌ国際映画祭では坂元が脚本賞を受賞し、独立部門「クィア・パルム賞」と合わせて2冠を獲得した。本作の物語の舞台となるのは大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。ある日、学校でケンカが起きた。それは、よくある子供同士のケンカに見えた。しかし、母親は息子が教師に暴力をふるわれたと訴え、教師はそれを否定する。食い違う両者の主張は次第に周囲やメディアを巻き込んで大事に……。そして嵐の朝、子どもたちが忽然と姿を消すのだった。今回解禁されたのは、麦野早織(安藤サクラ)が、息子の湊(黒川想矢)へ暴力をふるいながらも謝罪しようとしない担任教師の保利(永山瑛太)のもとへ押しかけ、対峙するシーン。怒りが収まらない様子の早織に対して、これ以上の接触は逆効果だと判断し保利を隠そうとする職員たち。自分を追いかけてくる早織を見て、保利は職員の制止を振り切り「どうもすみませんでした」と深いお辞儀とともに謝罪の言葉を述べる。早織は「こんな学校がいる先生に……こんな先生がいる学校に子供預けられないでしょ、この人辞めさせてください」と思わず言い間違えをするほどの怒りを通り越して呆れた様子で訴える。しかし、保利は早織に対して、唐突に不敵な笑みを浮かべる。にわかには信じ難い保利の態度に、更に怒りが沸き上がる早織。「私何か面白いこと言ったかな、私何かおかしいこと言ったかな」と保利に詰め寄る。保利をさらに捲し立てようとしたそのとき、保利は衝撃的な一言を放つ。「あなたの息子さん、いじめやってますよ」。周りの職員は慌てふためく中、火に油を注ぐような発言をした保利を早織が「何言ってんの?何でたらめ言ってんの?」と睨みつける場面で、映像は終わる。ふたりの迫真の演技が印象的なシーンだが、このふたりのキャスティングには是枝裕和と坂元裕二の思いが込められているという。早織を演じる安藤サクラは、『万引き家族』に続き2度目の是枝作品への出演となる。是枝監督は「安藤さんは底知れない女優さんですよね。『万引き家族』のとき、自分はまだこの人のいちばん深いところにタッチできていないと思ったので、もう一度お仕事できるチャンスを狙っていました」と、さほど時間の空かぬうちに再タッグを望んだ経緯を語る。一方、保利を演じる永山瑛太は、『それでも、生きてゆく』『最高の離婚』『anone』等、坂元作品に多数出演してきた。是枝監督は「保利先生は彼に対して当て書きされた役ですが、坂元さんが書いたドラマ『最高の離婚』で彼が演じた役柄もそうだったように、どこか気持ち悪いと思われてしまうあの感じを、きちんと理解したうえで魅力的に表現できる人は、他にいないと思います。坂元さんが書く脚本の理解力がとても高いんですよね」と永山が坂元脚本に愛される所以を明かした。『怪物』本編映像『怪物』公開中(C)2023「怪物」製作委員会
2023年06月08日映画『怪物』(6月2日公開)の公開初日舞台挨拶が2日に都内で行われ、安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、角田晃広、中村獅童、坂元裕二(脚本)、是枝裕和監督が登場した。同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作で、この度、第76回 カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。安藤は「まだカンヌから戻ってきてふわふわしたような興奮したような状態でみなさんとおあいできてうれしいです 」、永山は「世界中の方々がコレエダ! サクラ! とか言う中、『コレ、エーター!』と聞こえて振り向いてるんですけど、全然こっち向いてないという恥ずかしい思いをしました」とそれぞれに思い出深かったという。黒川は「上映が終わった次の日に、カンヌってどんなところなのかなと思って街を歩いてたんですけど、いろんな人が『コングラッチュレーション』とか、『アイラブユーユアフィルム』とか言ってくださって、嬉しかったです」と歓迎されたことを明かす。柊木は「レッドカーペットを歩いてる時に記者の方が『ディスウェイ、ヒナタ!』と呼んでくださったのが嬉しかったんだけど、『ひ』の発音が難しいらしくて、『イナタイイラギ』『イナティー』という感じになってたので、申し訳なくて“サニー”に名前を変えようかなと思いました」と会場の笑いを誘った。この日は会場でトロフィーもお披露目され、感想を求められた黒川は言葉も出ない様子。柊は「すごく、きれいです」と感想を述べていた。
2023年06月02日先日開催された第76回カンヌ国際映画祭にて、坂元裕二が脚本賞に輝き、クィア・パルム賞と合わせて2冠となった是枝裕和監督最新作『怪物』。この度、永山瑛太演じる担任教師が安藤サクラ演じる児童の母に“棒読み”謝罪、“坂元節”の効いた会話劇を捉えた本編映像が解禁となった。「東京ラブストーリー」(91)でトレンディドラマの旗手として脚光を浴び、その後は作風を変化させながら「Mother」「anone」といった社会派ヒューマンドラマや、「最高の離婚」「カルテット」といった大人の恋愛群像劇など、1つのジャンルに収まらない唯一無二の世界観を生み出し、ドラマファンからの絶大な支持を誇る坂元裕二が脚本を務めた本作。第76回カンヌ国際映画祭では自身初の脚本賞を受賞。今回初のタッグとなる是枝監督のもとで描かれる本作の物語にも注目が集まっているが、その絶妙な会話劇や名セリフ、細部に遊びのあるやりとりを言葉巧みに描く坂元脚本らしさは本作でも顕著に表れている。そんな本作から解禁されたのは、息子の湊(黒川想矢)が担任教師の保利(永山瑛太)から暴力を受けていることを疑った早織(安藤サクラ)が、学校へ説明を求めに行くシーン。校長室に案内された早織の前にぞろぞろと教師陣が入室。校長の伏見(田中裕子)が担任教師の保利から謝罪をすると切り出し、保利が座ったままか細い声で「え~」と話し始めると隣に座っていた教頭の正田(角田晃広)がすかさず「立って」と指摘。保利は立ち上がり、ボソボソとぎこちない口調かつ、はっきりしない態度で謝罪を述べ始め、早織に頭を下げる。すると周りの教師陣もタイミングを見計らったかのように一同に立ち上がり、保利と共に頭を下げる。あまりにもその場しのぎの様子が見て取れる学校側の対応に早織は不信感を露わにするも、校長は「指導が適切に伝わらなかったものと考えております」と回答。そんな校長との対話を諦めた早織は、当事者の保利を問い詰めるが、目を見て真摯に問いかける早織に対し、保利は俯いたままティッシュを取り出し鼻を嚙み始める。校長はまるで心がこもっていない弁明を繰り返すのだった…。シリアスな場面でありながら、役者陣の不自然な言動やしぐさが滑稽でさえ感じられる坂元脚本ならではのエッセンスが散りばめられたひと幕である。本作では、坂元さんの脚本執筆と登場人物のキャスティングが並行して行われたという。配役が決定することによって、坂元さんによる脚本のキャラクターが膨らみ、物語がますますクリアになっていく過程を目の当たりにした是枝監督は「こうやって坂元さんは本を固めていくんだな」と感心したという。また、自身の脚本との違いについて「今回は構造も含めて、非常にしっかりとした物語ですよね。僕が普段書くものは“スライス・オブ・ライフ”なんです。日常を切り取り、描写して、その前後を想像させるようなものが多いから、それはたぶん物語ではない。今回も描写の力で持たせているシーンは多少あるけど、基本的に言えば劇映画だと思います。物語のラインが非常に強くて、太いんじゃないでしょうか」と考えを明かしている。『怪物』は6月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会
2023年06月01日フランス時間5月18日(木) 第76回カンヌ国際映画祭にて映画『怪物』公式会見が行われ、是枝裕和監督をはじめ、脚本家の坂元裕二、主演の安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太が出席した。前日の雨模様からうって変わり晴天に恵まれたカンヌで、「コレ・エダー!」「アンドウサーン!」「ナガヤマサーン!」と大勢のマスコミ陣からの呼び声に笑顔で答える3人。また、坂元、黒川、柊木もリラックスした様子で手を振りながらマスコミの撮影に応じていた。ここではそのレポートをお届けする。『怪物』公式会見より——作品がうまれた経緯について是枝裕和監督(以下、是枝)お集まりいただきありがとうございます。昨晩プレミアの上映を終えまして、今スタッフと上映を噛み締めているところです。この作品に僕が参加したのは2018年の12月です。プロデューサーの川村(元気)さん、山田(兼司)さん、脚本家の坂元さんが映画の開発をスタートさせていて、プロットが出来た段階で僕にお声がけをいただきました。その段階で完成形の三部構成というものが出来上がっていて非常に見事な脚本だなと思いました。実際にそこには存在しない怪物というものを人は見てしまう、そういうプロセスを、観客を巻き込みながら進めていくようなストーリーテリングが本当に面白くて、読んですぐに参加させていただく決断をしました。——何故、学校や家庭の問題を主題に選ばれたのでしょうか。個人的に何か問題があったのか、普遍的な問題があると考えたのか。坂元裕二(以下、坂元)きっかけとしては私が以前経験したことが一つあります。車を運転している時に起きたことです。赤信号で、前のトラックが止まっていたので私も止まったんですね。その信号が青に変わったのに、前のトラックが動こうとしない。しばらく待っても前のトラックが動かないものですから、軽くクラクションを鳴らしたんです。それでも動かないので、どうしたんだろうと思っていると、そのトラックがやがて動き出して立ち去ると横断歩道に車椅子の方がいらっしゃいました。私にはトラックで、車椅子の方が見えなかったのですが、私はクラクションを鳴らしてしまった。そのことをずっと後悔していて、私たちには生きている上で、見えていないものがある、それを理解していく上ではどうすればいいのか、そんなことを物語にしたいと常々思っていました。——脚本について坂元さんとどのように作りあげたか。是枝これまでに三度ほど、公式の場で対談をさせていただいていて、その都度私の方から、自分の映画で、自分で脚本を書かないなら、坂元さんにお願いしたい、というラブコールはずっと送っていたのです。アウトプットされた作品に関して言うと、僕は主には映画をつくっていましたし、坂元さんはテレビのドラマを作られているので、違うフィールドのように見えたかもしれませんが、同時代に生きながら、ネグレクトの問題であったり、犯罪の加害者家族の物語だったり、疑似家族のモチーフだったり、時代とともに彼が注視しているトピックというものと、僕が自分の中で引っかかっていて題材として映画にしていたものというのは、時期は多少ずれるのですけど、凄くリンクしていました。なので、同じ時代の空気を吸っている方だ、という認識がありました。そのずれながら発表していた作品が、今回、川村さんたちのおかげで一緒にこういう形でコラボレーションが成立したというのは、僕たちだけでは成立しないので、そうやって繋げてくれる人がいたということに感謝しています。実は、川村さんから電話をいただいた時点で、私は読む前にこの仕事は受けようと思っていました。それほど、自分には書けない物語、描けない人間を丁寧に丁寧に紡いでいかれる脚本家だと思っていたので。自分が描いてきた映画の細部のディテールをどういう風にきちんと、彼のストーリーテリングの中で活かしていくか、ということ。そのことだけを考えて現場では存在していました。非常に楽しいコラボレーションでした。——坂元裕二さんという、すごく強い個性的な脚本家とご一緒されたわけですが、どのようにアプローチされたのですか?是枝撮影に関していうと、『万引き家族』でもご一緒した近藤龍人さんに入っていただいて、僕がなにか言うというよりも近藤さんが見事で、三部構成をどういうふうに描き分けるのか、三部に至ったときに子どもたちにどうカメラが寄り添うのか、そこから物語もカメラも大きく動き出すということが、僕が現場で見ていても非常に見事に展開されていて、本当に今回おんぶに抱っこで、彼の素晴らしい撮影のおかげだと思っています。子供たちに関しては、通常は彼らの個性に則って役を演じてもらうことが多いのですが、今回二人の少年たちが抱えている内的な葛藤も含めて、なかなか本人の個性をそのままというわけにもいかないと思っていました。オーディションで二人を選んで、実はどちらも試してみたんですけど、二人とも「台本があったほうがいい」と即答だったので、であるならば自分の存在の外側に、きちんと二人の少年の役作りというものをやってみようと思って、本読みしたり、稽古をしたり、一緒に遊んでもらったり、そういう時間を撮影の前になるべく長くとって、後は撮影の現場ではサクラさん、瑛太さんがいてくれたので、安心して任せられました。とても素晴らしい芝居というか、存在感を見せてくれたなと思います。——『万引き家族』に続いての是枝さんとのタッグについてどう思いますか?安藤サクラ(以下、安藤)監督から『万引き家族』から時間が経たないうちにお声がけいただけると思ってなかった。ただ、もう一度監督の元に戻るには自分には早いのではという不安も抱えていた。でも変わらず監督の現場はそこにいるスタッフ・キャストを尊重し、みんなが同じ目線で意見を交わし合って、作品に関わっていくことを心から楽しみながら志を持って、ストレスなくいられる現場を作ってくださいました。だからこそ本番中は研ぎ澄まされた集中力で、新しいものが必ず生まれていきますし、その監督の現場にそんなに時間を空けることなく戻れたことで、改めて信頼関係に気付かされた。それが監督の特別な環境だなというふうに思った。私は二度目だからこそ……、うまく言えない(笑)。でも楽しかったです!——公式上映を観ていかがでしたか?撮影を振り返っていかがですか?黒川想矢(以下、黒川)昨日映画をもう一度観て思ったことがあるんですが、何も考えてなかったなと思っていて、ちょっとショックだったけど、改めて(作品を)観てそういうことがあるんだなと(いうことが感じられて)面白かったです。現場では皆が本当に優しくて、撮影している時はとても……なんだか一つの家族みたいな感じで、とても楽しかったです。柊木陽太(以下、柊木)作品を見てすごく自分の役に集中して演じることができていたなと思いました。自然な感じで撮影に取り組むことができたのは監督のおかげかなと思います。撮影は凄く楽しかったです。みなさんと一緒に頑張れたのがよかったです。ありがとうございます。——音に関しては、坂本龍一さんの功績ですか?是枝音楽室の音に関しては、僕よりも坂本さんが答えた方が良いと思いますが、作品を編集したものを坂本さんに送ってみていただいた時に「音が3回鳴るのが素晴らしい、自分の音楽がこれを邪魔しないようにしたい」と言っていただきました。あの音楽室のシーンに描かれる音のあり方が本を読んだ時にも、作品を見た時にも、非常に理想的な形で映画の中で音が響くという瞬間だったと個人的には捉えています。その素晴らしいシーンを書いたのは隣にいる坂元さんです。坂元私は脚本家なのですが、常に言葉というものに疑いを持ちながら物語を紡いでいます。この物語には冒頭から、常に人と人が対話をしながら、そこに誤解が生まれ、争いが生まれ、文化が生まれています。しかし、同時に言葉には、愛情を伝える力がある。その矛盾した存在であることが、私たちはどのように付き合っていけばいいのか。その一つの表れとして、言葉ではなく、あそこで一つの音として、3者の中に届いた。そこに言葉では繋がれなかった何かを感じたのではないか、そんな思いを描きたかったんです。——脚本に対してどのようなアプローチを行ったか?永山瑛太(以下、永山)初めまして、永山瑛太です。気を遣って質問していただいてありがとうございます(会場笑い)。ストーリーのなかで台本上は時間軸が飛んでいくので、シナリオとは別で、自分のシナリオをノートに書いて、一貫性をもって演じただけで、現場でどういう見え方になるのかというのは是枝監督にもちろんおまかせして、僕自身は保利という役をシンプルに受け止めて、子どもたちだったり、学校、先生に対する憤りを感じた安藤サクラさん演じる母親のお芝居をひとつひとつ、頭で思考していくことよりも、肌で感じていくことを大事にして現場に挑みました。——この映画のためにどのように役作りしたか? 脚本を読んでのこの映画への解釈を教えて。永山自分も子どもがいまして、一緒に生活していても、毎日子どもたちは成長して、違った言葉や動きをしていて、それを、僕も父親として受け止めていきたいという気持ちで家庭のなかにいるのですが、それと同じ感覚で、今回は教師役ということで、特に想矢くん、陽太くんを受け入れるときに、僕としては突き放すという意味ではなく、放っておくというか、放任するといいますか、それでもやっぱりすべての生徒に対して、意識を持って、全員に同じ愛情を注ぐことはできないなと今回改めて感じたんですけど、それでもやっぱりみんなのことは毎日撮影中に気になりました。今から映画を観てくださる方もこのタイトルの「怪物」、そして日本でも「怪物、だれだ?」という予告が流れていて、周りの人からもどんな映画なの? と聞かれるのですが、僕のなかでもいまだにわからない、現場中も結局誰が怪物だったのか、それは自分の内側に潜んでいるものなのか、外側にあるものなのか、一人一人観ていただく方の正解があると思いますし、僕はいろんな観た方の意見を聞いて、とてもそういった意味で捉え方の余白というか、自由な捉え方をしていい素晴らしい映画なんだなというのを改めて感じています。——是枝監督の前作『ベイビー・ブローカー』も主人公がクリーニング屋さん、その前の『万引き家族』も安藤サクラさんの役がクリーニング屋さんだった。今回は坂元さんが書かれた脚本にも関わらず、また安藤さんはクリーニング屋さんで働いている。これは何かのメタファーなのか、偶然なのか?坂元前世でクリーニング屋で働いていたのかもしれません(笑)。自分でも理由がみつからないのですが、私はクリーニング屋が好きで、憧れを持っています。とてもテクニックのいる仕事で、アイロンをかける姿、あの様子に「美しいな」と思っています。是枝私も好きなんですよね(笑)。今、色々「職業」がまとう匂いとか色っていうものがどんどん消えていっている中で、クリーニング屋さんの仕事って、蒸気の音や、火ではないですが、「熱」があるじゃないですか。今回の物語というのは、「火事」に始まって、「湖」があって、「台風」がきて。ということを考えると、そのうちの両方をはらんだ場所としての「クリーニング屋さん」というのがある。これは保利先生が飼っている「金魚」もそうなのですが、そのように「水」がどういう風に物語に点在しているか、というのは、多分坂元さんも意識して書かれていたんだろうな、と自分では捉えながら演出しました。シンプルに言っちゃうと、好きですね、クリーニング屋。同じ理由だけど(笑)。——是枝監督と初タッグですが監督のことをどんな風に思っていましたか?監督のオリジナリティはどこに感じましたか?坂元30年ほど前に観光でカンヌ国際映画祭に来たことがあるのですが、そのときに、いつかこういった場で映画を発表することができたらどんなに幸せだろうと思っていたら、あっという間に30年経ちました。その間、是枝監督が数々の作品をカンヌ国際映画祭で発表しているのを見ながら、憧れと少しのヤキモチを抱いてきました。自分になくて是枝監督にあるのは、社会に対する強い責任感と他者への優しさ。この3日間一緒にカンヌにいるだけでも常に感じるんです。私にはそれが少し足りない。それをこの映画に少し足しました。それが今回ご一緒した利点、長所かなと思います。<作品情報>『怪物』6月2日(金) 全国公開公式サイト:
2023年05月19日奈緒主演、岩田剛典、永山瑛太共演の「あなたがしてくれなくても」第6話が5月18日放送。自らの過ちを告白する陽一と、みちを振り切る誠…2つの“タイミング”に視聴者から「本当に人生タイミング」「タイミングが悪い色恋沙汰」などの声が上がっている。原作は「漫画アクション」に連載され30代~40代の女性に圧倒的支持を集める、ハルノ晴の同名コミック。婚姻関係にあるカップルの2組に1組が抱えると言われるにも関わらず、話題にしづらいセックスレスの問題に直球で切り込んだ衝撃作をドラマ化する本作。陽一が変わろうとしている姿を見て、誠に「やっぱりただの同僚に戻りましょう」と別れを告げた吉野みちを奈緒さんが演じるほか、妻の楓への気持ちが失われるなか、強く想うようになったみちから別れを告げられてしまう新名誠に岩田剛典。結衣花と不倫関係になった罪の意識からか、みちとの関係修復に努めようとし始める吉野陽一に永山瑛太。キャリア優先の人生を歩んできたが、誠の心が離れていることに気づき、仕事を早く切り上げ家事をするようになった新名楓に田中みな実。みちを叱咤激励する後輩の北原華に武田玲奈。過去にも不倫していた三島結衣花にさとうほなみ。陽一が店長を務めるカフェのオーナー・高坂仁に宇野祥平。楓を心配する上司で編集長の川上圭子にMEGUMIといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。6話では、みちが誠に対し元の同僚に戻ろうと別れを告げる一方、新名はみちからの突然の別れに戸惑い、誠の妻・楓は離れていこうとする夫を必死に繋ぎ止めようとする…という展開に。会議室で誠はみちにもう一度話したいと言うのだが、みちは「夫と向き合うことに決めたんで。夫婦ですから」と突き放す。みちは陽一と箱根旅行に行くことを提案。陽一も承諾する。楽しそうに旅行の荷造りをするみちに対し、洗い物をしていた陽一が突然「旅行行ってもできない」と言い出す。そんなつもりじゃなく、もっと気楽に行こう、と言葉を返すみちだが、陽一は自分がみちに辛い思いをさせてるのはわかってると言いつつ「プレッシャー、ハンパなくて」と胸の奥に秘めていた本心をぶちまける。病院に相談して原因をはっきりさせよう、と話すみちだが、陽一ははっきりさせるのが怖いと言い「みちだけできないなんて…」と、自分が一度だけ浮気したことを告白してしまう。「言い出すタイミングも含めて陽ちゃん最低」「陽ちゃんも今カミングアウトしなくても…てか墓場まで持ってきなよ」「浮気とか不倫したことを幸せなタイミングで伝えるのって本当に何なの?」など、陽一が“不倫告白”するタイミングの悪さに怒りの声が続出。陽一の言葉にショックを受けたみちは、自宅を飛び出し“ずるいのはわかってる。でもたまらなくあなたに会いたい”と、誠のことを強く求めるが、誠はみちに「困らせてごめんなさい。本当に同僚に戻ろう」とメッセージを送って彼女のことを振り切り、花束を買って楓のもとに戻る…。「本当に人生タイミングだと思ってるけどこのドラマも痛いほどそれを感じる」「みちが新名さんにたまらなく会いたくなってるこのタイミングで楓のとこに戻るなよ~」「こんなにもタイミングが悪い色恋沙汰を私は知らない」など、みちと誠の“タイミング”の悪さにも多くの反応が集まっている。【第7話あらすじ】旅行がキャンセルとなり陽一は浮かない顔でカフェで働く。結衣花に「何かあったのか」と聞かれ、浮気したことをみちに伝えたと話すと、結衣花は自分が楽になりたいだけで妻は深く傷つき、妻の怒りの矛先は浮気相手に向かうと怒りをあらわにする。一方、改めてこれまで蔑ろにして来たことを謝る楓だったが、帰宅すると誠は「先寝るね」と言って、一人で寝室に行ってしまう…。「あなたがしてくれなくても」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2023年05月19日