共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。家族には月5万円だけ生活費を渡し、こっそり不倫相手に貢ぐ生活を送っていたゴマンさん。しぶしぶ離婚を承諾したのですが、不倫相手に貢いでいたことは知られたくありません。娘のムスメさんに問い詰められ、咄嗟に嘘をついたのです。「なぜ生活費を月5万円しか払わなかったのか?」と娘に聞かれ、「妹が借金をしていて、それを肩代わりしている」という嘘をついたゴマンさん。信じようとしないハラエさんとムスメさんを見て、妹に口裏合わせを頼みます。 ハラエさんにとってはもはや真偽などどうでも良い話だったのですが、「夫の嘘を暴いて恥をかかせたい」と考え、夫の誘いに乗り、ゴマンさんの妹・イモウトさんに事実を聞きに行くことにしました。「弱みを握られたザコめ!」 ゴマンさんは信用できない最低の夫でも、イモウトさんはそうではないことを知っているハラエさんは、「本当に借金をしているのか?」と訊ねてみました。 本当は兄の悪事に加担したくはないものの、ゴマンさんに弱みを握られているイモウトさんは、事前に言われた通り、口裏を合わせるしかありません。 「妹の借金を肩代わりしているせいで、月5万円しか生活費を出せない心苦しさ」を伝えるために、またしてもゴマンさんは猿芝居を繰り広げるのでした。 妹に嘘をつかせてまで、自分の立場を守りたいゴマンさん。弱みにつけ込み言うことを聞かせるのは大人の対応とは言い難いものがありますね。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月26日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。家族には月5万円だけ生活費を渡し、こっそり不倫相手に貢ぐ生活を送っていたゴマンさん。しぶしぶ離婚を承諾したのですがーー。両親の離婚話を聞いていた娘のムスメさんは「なぜ生活費を月5万円しか払わなかったのか?」とゴマンさんに尋ねました。不倫相手に貢いでいたとは、もちろん言えません。 ゴマンさんは、自分の面子を守るために「妹が借金をしていて、それを肩代わりしている」という嘘をでっちあげました。しかし、疑いの目で見るハラエさん。「信じてくれないなら妹に話を聞きに行こう」とゴマンさんは提案しますが、ハラエさんにとってはもはや真偽などどうでも良い話なのでした。 夫婦関係はやめたいけれど、嘘を暴かず終われない 自分の嘘をつき通すために、妹のイモウトさんに口裏わせを頼んだゴマンさん。一度は拒んだイモウトさんも、ゴマンさんに弱みを握られているのか、しぶしぶ承諾したようです。 すでに離婚の意思が固まっているハラエさんや、父には何の未練もないムスメさんからすると、真偽はどちらでも構いません。裏で手を回し平気で嘘をつくことも、薄々わかっています。 しかし、それと同時に抱き始めたのは「嘘を暴いて恥をかかせたい」という気持ち。平気な顔で涙を流し、嘘をつく夫をギャフンと言わせてやりたいと考えるのでした。 最初は「離婚さえできれば良い」と考えていたハラエさんでしたが、ゴマンさんと話をしていると、「このまま終わらせてたまるか!」という気持ちが湧いてきたようです。 最後まで嘘を突き通そうとニヤつくゴマンさん。「嘘つきは泥棒の始まり」と言いますが、嘘を重ねているとだんだんとマヒし、何をしても何を言っても平気になってしまうのですね。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月25日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。離婚に応じたゴマンさんでしたが、娘のムスメさんに尋ねられた「なぜ生活費を月5万円しか払わないのか?」という疑問に答えるべく、借金をしている妹の話をでっちあげました。家事・育児、足りない生活費の補填をハラエさんが引き受けてくれる今の生活は、ゴマンさんにとって申し分のない毎日。家族には月5万円だけ生活費を渡し、こっそり不倫相手に貢ぐ生活を送っています。 離婚を切り出されたゴマンさん。はじめは拒否していたものの「謝るのが嫌」という理由で離婚を承諾しました。しかし、娘の手前、自分の面子も守りたいと考え、ゴマンさんは「借金のある妹を助けている兄」という自分を演じるのでした。持つべきものは言いなりの妹 ゴマンさんのいうことを鵜呑みできるほどの信頼関係はもはやありません。妹は本当に借金をしているのか? 疑いの気持ちが晴れません。 しかし、今ハラエさんが望むのはゴマンさんとの離婚。妹の借金の真偽を聞いたところで変わることはありません。 対して離婚は避けたいゴマンさんは、妹に口裏合わせを強要し、自分の嘘を信じ込ませようとするのでした。 妻と娘を大切にできないゴマンさん。妹にまで経済的DVや不倫の片棒を担がせようとします。身近な人を幸せにできない人は、きっと誰も幸せにできません。自分のわがままに家族を巻き込むのはもうやめてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月24日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。離婚に応じたゴマンさんでしたが、娘のムスメさんに尋ねられた「なぜ生活費を月5万円しか払わないのか?」という疑問に答えるべく、借金をしている妹の話をでっちあげました。月5万円ぽっちの生活費で成り立つ暮らし、そして不倫相手との関係を守るために、ゴマンさんは「借金のある妹を助けている兄」という自分を演じます。しかし、信用ならないムスメさんは証拠を出すよう求めたのでした。 ハラエさんとムスメさんの前で「家族には嘘なんてつかない」と主張するゴマンさん。折れることなく嘘をつき続けます。「お父さんとも呼びたくない」 「家族には嘘をつかない」というゴマンさんに対し、「不倫している人は平気で嘘をつく」と言い切るムスメさん。 ゴマンさんは、浮気相手がどんな位置付けであるのか、自身の持論を話します。 しかしその持論も、ムスメさんは一刀両断。「誰も大事にできないゴマンさんは悲しい人間だ」と切り捨てられてしまいます。 こんな父親ならやむなしかもしれませんが、何を言っても嫌われることばかり。ムスメさんが男性不信にならないか、心配になってしまいますね。反面教師にして、良い家庭を築いてほしいと願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月23日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。離婚に応じたゴマンさんでしたが、娘のムスメさんに「なぜ生活費を月5万円しか払わないのか?」と尋ねられると、信じられない嘘をついたのです。不倫相手に貢いでいるせいで月5万円しか生活費を入れられないゴマンさん。しかし本当のことを言うわけにはいきません。そこで、多額の借金をした妹を支えるために、これ以上生活費を入れることができないのだと主張しました。家族と不倫相手、優先するのは……? ハラエさんとムスメさんも、ゴマンさんの嘘に簡単には騙されません。疑ってかかり、証拠を見せるよう要求しました。 「家族にしょうもない嘘をつくわけがない」とゴマンさんは言いますが、ムスメさんにはそうは思えません。実際に家族に嘘をついている人がいるからこそ、世の中の家族に不倫や借金などのトラブルが起こるのです。 ムスメさんの考えた通り、家族より不倫相手を優先し、それを偽っているゴマンさん。ここでも娘のしっかりとした受け答えに感心しつつも、嘘を引っ込めることはありませんでした。 「家族よりも浮気相手を優先する人がいる」と言ったムスメさん。心なしか、そんな事実に心を痛めているように見えますね。嘘をついてまで不倫相手のいる生活を守りたかったゴマンさん。守るべきものが何か、改めて考え直して欲しいものです。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月22日■前回のあらすじ何とか実家を売らずにすませたい義母だったが、義兄の雄大によって次々と論破されていってしまう。そしてこれまで実の母に関わろうとしなかった雄大だったが、「今後は俺が手を差し伸べる。その代わり隼人には手を出すな」と話し…。。隼人には親子というつながりがある限り、またどこかでお義母さんと関わらなければならない日はくると思います。けれど、隼人はもう昔の隼人ではないから、きっと大丈夫。『罪悪感』は人を縛りつけるものです。ましてや、親の愛情を求める子どもに対しそのような感情を抱かせ、親の思い通りにコントロールすることは、あってはならないことだと思います。私の実母には、周りの声は届きませんでしたが…隼人には届いて、本当によかった。これから生まれてくる私たちの子どもには、たくさんの愛情と、たくさんの感謝を込めて育てていきたいと思っています。※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月22日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。離婚に応じたゴマンさんでしたが、娘のムスメさんに会えなくなるのは嫌なよう。ではムスメさんはというと……。ゴマンさんのことが好きではないムスメさん。日頃の行いを見ているため、父のような人とは結婚しないと言うほどです。両親の離婚話にも冷静に向き合うムスメさんは、ゴマンさんに「なぜハラエさんばかりが生活費を払っているのか?」と問いただします。 実は不倫相手にブランド物のバッグをプレゼントしたり、高級フレンチに連れて行ったりしているゴマンさん。どのように答えるのでしょうか……。家族には迷惑をかけないと言うけれど…… 生活費は月5万円だけ渡し、足りない生活費をすべてハラエさんに払わせていたのは、妹の借金が原因だと言うゴマンさん。もちろん不倫を隠すための真っ赤な嘘ですが、涙を浮かべながら訴えかけます。 しかし、そう簡単に信じられないハラエさんは、疑いの目を向けます。 ゴマンさんは「俺ひとりでなんとかする」「家族には迷惑をかけたくない」とまで言い、「妹を支えるために頑張っている兄」を演じるのでした。 借金のある家族を引き合いに出されてしまうと、言い返すのは簡単ではありません。どこまでもセコいゴマンさん。あわよくば同情を買おうとしているのがみえみえですね。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月21日■前回のあらすじそれまで母親とは距離を置いてきた隼人の兄出る雄大とともに義実家を訪れた涼子と隼人。雄大は激昂する義母を交わしながら義実家を売ると言いだして…。雄大さんの前では、普段に比べて平静を保てないお義母さん。それでもちくちくとこちらの良心が痛む発言を繰り広げてきました。ただそういったお義母さんの言葉のつぶてをうまく避け、平然としている雄大さんが話をリードしていくことに…。そしてこれまでお義母さんの問題に関わろうとしてこなかった雄大さんだったのですが…。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月21日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。離婚に応じたゴマンさんでしたが、娘のムスメさんに会えなくなることだけは嫌なようです。しかしムスメさんはと言うと……。父のことが好きではないムスメさんは、両親が離婚して父に会えなくなることに何の抵抗もありません。そんな態度のムスメさんに腹を立てたゴマンさんは、「生活できるのは親のおかげだ! もっと感謝しろ」と怒鳴ります。 しかしムスメさんには「親なんだから当然だ」とあしらわれる始末。冷静なムスメさんには敵いません。「母ばかりが生活費を払っているのはなぜ?」娘の質問が突き刺さる 夫婦は対等なはずなのに、ハラエさんばかりが生活費を払わされているのはなぜか? という疑問を投げかけたムスメさん。 そもそも筋の通らない夫婦の負担配分。しかもゴマンさんは、家に5万円しか生活費を入れないくせに、不倫相手に貢いでいました。 娘の疑問に答えることなど、できるわけがありません。 しかしこれはまだ、ハラエさんやムスメさんには知られていない話。ゴマンさんは不倫の事実を胸に秘めたまま、ムスメさんの成長を感じていたのでした。 こんな状況におかれながらもムスメさんの成長を感じているゴマンさん。経済的DVに不倫と、家族を裏切っていながらも、ムスメにお金を使う気も少しはあるようです。 このようなタイミングで自らを律することができるかが人生を左右するはず……。できることなら、家族を大切にできる人生に軌道修正してほしいと思ってしまいますね。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月20日■前回のあらすじ隼人の負い目を利用してゆさぶりをかけ続ける義母。しかし義母の貯金がない理由に自分だけのせいではないと落ち着いて反論する隼人。すると義母は「育ててもらった恩を忘れて、うちの子たちは親不孝だ」と訴えるのだが…。小さい頃からお義母さんに勉強・スポーツなどを怒られ、兄である雄大さんと比較されて育った隼人。お義母さんが泣くたびに「自分のせい」と思い続けてきたのでしょう。それに反論するよりは、楽だったと話す隼人の気持ちを考えると切なくなります。そしてもうずっと何年も前からお義母さんの正体に気づき、対立してきた雄大さんに、私たちは一緒に闘ってくれるようお願いしたのでした。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月20日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。どうしても謝りたくないゴマンさんは離婚に応じることにしたのですが……。離婚を切り出されたゴマンさん。離婚を受け入れてしまったら、月5万円の生活費を入れればハラエさんがすべてを賄ってくれる快適な生活を手放さねばなりません。それだけは避けたいと考えたゴマンさんは、嘘泣きをしてまで抵抗します。しかし一度も謝っていないことをハラエさんに指摘され、土下座を求められると一転、謝るくらいなら離婚した方がマシだと言います。 離婚したら娘のムスメさんには会わせないと告げたハラエさん。さすがのゴマンさんも、それだけは受け入れられないようです。「生活できるのは親のおかげだ! 感謝しろ!」大人気ない父に娘は…… さすがにムスメさんに会えなくなるのは淋しいと感じていたゴマンさんでしたが、日頃の行いが影響し、ムスメさんはゴマンさんのことをよく思っていないよう。 父親に会えなくなることに何の抵抗も示さないムスメさんに対し、ゴマンさんの大人気ない発言が止まりませんでした。 月5万円しか生活費を払わない父親を間近でみていたムスメさん。毎月お金が足りず、ハラエさんが補っていることをわかっています。ムスメさんは、夫婦の負担が対等ではない理由を問いかけました。 「生活できるのは親のおかげだ」と怒鳴られても、冷静に返したムスメさん。ムスメさんがいうように、親が子どものためにお金を払うのは当然のことです。恩を売られる必要はありませんね。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月19日■前回のあらすじリフォーム代を支払えなかった理由は隼人のためだったと話す義母。自分の不出来が理由だったことで追い詰められたようにみえた隼人。しかし義母に「同居は白紙にしよう」という言葉が飛び出して…。隼人はお義母さんが兄弟差別をしていたこと、雄大さんに邪険にされたから隼人に擦り寄ったことを理解していました。それでもきっと母親が大切で、大事にしたいと思ってきたのでしょう。もしお義母さんが、隼人の優しさを利用するようなことさえしなかったら、きっとお金がない親だとしても同居しようと言っただろうと思います。だけどお義母さんは違った―。誰かに責められたら他の人のせいにしてすり抜け、自分を攻撃する人には負い目を利用してゆさぶりをかける。自分の親に小さい頃からずっとこうして心をコントロールされたとしたら、そこから抜け出すことは本当に困難なことだろうと隼人を見ていて、とてもつらくなりました。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月19日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。しかし離婚に応じたくないゴマンさんは、反省したフリをしてその場を切り抜けようとします。涙を流しながら「大人の反省したフリ」を見せるゴマンさん。月5万円だけ生活費を入れて、足りない生活費や家事育児をすべてハラエさんが請け負ってくれる今の生活は、絶対に手放したくありません。しかしハラエさんは肝心なことに気がつきました。ゴマンさんの口から、謝罪の言葉を聞けていないのです。謝罪できない夫が選んだのは…… 絶対に謝りたくないゴマンさん。全力で反省したフリをしたものの、土下座を求められるのであれば、離婚を選びます。 離婚の方向に進んだハラエさん夫婦でしたが、提示した条件がひとつ。それは、離婚後は娘には会わせないということでした。 「家族を負担に感じている」「娘も他人」そう言っていたゴマンさんも、その条件を前に、戸惑いを見せるのでした。 頭を下げることができないゴマンさん。自分に落ち度があるという意識もなければ家族を持った自覚も、やはり持っていないようです。離婚しても娘に会いたいという気持ちがあるのなら、月5万円以上の生活費を出してほしかったですね。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月18日■前回のあらすじ「家から出て行けばいい」と涼子を突き放す隼人に「私は隼人と一緒にいる」と宣言する涼子。その日以降隼人は何も言わなくなり…。ある日、義母の家に突然行くことに。そこで隼人は義母に貯金残高の確認をしたいから通帳を見せてと詰め寄り…。。実家の貯金を使い果たした原因は隼人にある―と話すお義母さん。そんな息子だとしても一緒に住んでくれるなら今が一番幸せだと言うお義母さんに、私は嫌悪感でいっぱいでした。これまでの隼人なら自分が原因で母が苦労していると言われたら、すぐに謝って言うとおりにしていたでしょう。でも今回の隼人はこれまでとは違っていました…。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月18日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。しかしゴマンさんは離婚に応じたくありません。そのワケは……。離婚はゴマンさんにとって不利なことばかり。月5万円さえ家に入れていれば暮らしていける今の生活を手放したくはありません。どうにかこのままやり過ごせないか、焦って考えたゴマンさんは、ひとまず反省した素振りを見せることにしました。涙を流す夫。それを見て妻は…… ゴマンさんの反省する姿に一瞬心を動かされたハラエさんでしたが、ムスメさんは動じません。ゴマンさんの思惑はすべてお見通しです。 しかし生活が懸かっているゴマンさんは「大人の反省したフリ」に全身全霊をささげます。“月5万円で家庭を維持できる暮らし”を守るためならと、涙まで流していました。 その様子を眺めていたハラエさんは、肝心な「謝罪の言葉」がないことに気がついたのでした。 涙を流してまで反省しているゴマンさん。なぜ「ごめんなさい」の言葉を発さないのでしょうか。たった6文字でも、反省の気持ちを伝えるには必要な言葉です。 謝ればすべてが解決するわけではありませんが、ハラエさんに苦労をさせていたことは事実。心からの謝罪を伝えてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年08月17日■前回のあらすじ義母と隼人の関係を義兄である雄大から聞かされた涼子。雄大が家を出て行った隼人に連絡をしてくれたからか、夜中に隼人は戻ってきた。しかし雄大まで義母のように「こんな情けない俺のことが嫌なら出て行ってくれていいから」と、人に責任を擦り付けるかのような言い方をして…。隼人がお義母さんの家に行くまでの期間、何を考えていたのかわかりません。ただお義母さんと同じように相手に罪悪感を与えるような言い方を自分がしてしまったことにショックを受けたようには感じていました。ずっと何か言いたそうにしていたけれども、あえて隼人が言い出してくれるのを待っていたのです。結局隼人がどういった結論を出したのかわからずにお義母さんの家に行ったのですが…。そこで見る隼人は、お義母さんに遠慮しておどおどしていたこれまでの姿とは異なったものでした。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月17日■前回のあらすじ父親の言葉や大学受験がきっかけで母親の本性に気が付くことができた雄大。これまでずっと雄大に執着をし続けてきた義母は、次なるターゲットを次男である隼人に切り替えて…。義兄である雄大さんに幼い頃の隼人の様子などを聞くことができました。隼人の幼い頃は、母親の関心は兄にあり、あまりかまってもらえなかったそうです。でも雄大さんが大学入学で家を出ると、お義母さんの関心は一気に隼人に注がれることに…。きっとこれまで母親の愛情を味わうことができなかった隼人は、自分に関心を持ってくれたことが嬉しかったのだろうと思います。だからこそお義母さんの期待に応えられる息子になりたかった…。でもお義母さんが心の中で認めているのは優秀な雄大さん。だからこそお義母さんは、長男とは違う隼人を自分自身が正していかなければいけないと思い込んでしまったのかもしれません。自分の母親を否定できない隼人が出す結論は…。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月16日■前回のあらすじ出ていった隼人が残した言葉から、義兄である雄大に連絡を取ることを思いつく涼子。雄大に電話すると、やはり雄大はこうなることを見越していたようだった。涼子は雄大に「母さんは人を申し訳ない気持ちにさせて、コントロールする」と聞かされて…。そして雄大さんの口から、義母と隼人の歪んだ親子関係が語られたのです…。よく隼人は自分の幼い頃のことを「自分はダメな子どもだった」と話します。そして兄である雄大さんは優秀だったと…。お義母さんは、おそらく出来が良かった雄大さんを大切にし、執着していたのでしょう。自分の妻によって息子の未来が台無しになることを案じた父親によって、雄大さんは母親から逃げることができたようです。でも逃げ出せなかった隼人は…。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月15日■前回のあらすじ罪悪感によって縛られた実母を見て育った涼子。だからこそ義母の言動に不信感を持つことができたのだが、家族として長年接してきた隼人には涼子の気持ちは伝わらず…。結婚式のときに雄大さんから声をかけられたときは、何を言われているのかわかりませんでした。でも母親想いの隼人と一緒になるということは、遅かれ早かれこういった問題にぶつかることがわかっていたのでしょう。雄大さんは、自分の母親の特性について気が付いているけれど、なぜ隼人はそれが見抜けていないのか。それとも心の底で気づきながらも、認めたくないのか。そしてなぜ雄大さんと隼人が疎遠になってしまっているのか、私にはまだわからないことだらけでした…。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月14日■前回のあらすじ数々の約束を違えられ限界に達した涼子は、隼人に義母との同居の話を白紙に戻してほしいと頼む。さらに涼子は、義母は優しいふりをしながら、本当は自分たちを思い通りに動かしたいだけだと気づき…。私たちが自分の話に乗って来やすいように、条件の良い話を最初に提示して、私たちがそれに同意すると次第に自分の進めたい方向に軌道修正をしていったお義母さん。自分を卑下したり、私たちのためと言ってみたりしながら、私たちから選択肢を奪い、最終的にはお義母さんの描いた方向に落ち着いていく。これまで私は、「自分がお義母さんを傷つけないようにしなければ…」「お義母さんが我慢してくれているのだから、自分も我慢しなければ…」と考えていました。でもそんな風に思ってしまっていたことがすでにおかしかったのです。でも隼人は…。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月13日■前回のあらすじ同居になった場合でも病院の送迎は必要ないと話していた義母。しかし隼人が出張中のため急遽会社を休み、義母の病院の送迎に向かった涼子。しかし病院での義母は意外にも元気そうで。さらに帰りにショッピングモールに寄りたいと言い出して…。お義母さんが行きたいと言って入ることになったショッピングモール。しかし昼食のお店でも、買い物するお店でもお義母さんがお財布を出すことはなく…。これまでお義母さんと会うたびに感じていた違和感。最初はお義母さんは謙虚で私たちのことを大切に思うからこその発言なのかと思っていました。だけど何度かお義母さんに会ううちに、私の頭の中は混乱していきました。その言葉は、本当に優しさから出たものなのか、それとも別の思惑があるのか…。そしてようやく今日、私はお義母さんの真意に気づいたのです。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月12日■前回のあらすじ義母の意見を取り入れた結果、高額なリフォーム代に。しかも支払いは義母がするという約束のはずが、なぜか義母はためらいだして…。そんな義母の様子に隼人が自分の独身時代の貯金を親孝行の名目でリフォーム代に使いたいと言い始めて…。お義母さんがどうしてあれだけの約束をしながら全部反故にしていってしまうのか、どうして隼人がお金を出してまでお義母さんの願いをかなえてあげたいと思うのか…私にはこの二人の気持ちがまったくわかりませんでした。そして当初病院送迎もしなくてよいという話でしたが、突然依頼されて…。よほどの事態なのかと思って仕事を休んでかけつけたのですが、なぜかお義母さんはとっても元気で…。病院でも看護師さんや他の患者さんとおしゃべり三昧。さらにお昼ごはんまで食べて帰ると言い始めて…。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月11日■前回のあらすじ義母には全部自分が悪いと思うクセがあるのではないかと考えた涼子は、リフォームする家の間取りについてもどう伝えればいいか悩む。しかし義母が出してきた案には、自身の教室の部屋と仏間があって…。「リフォーム代は私が支払うから2世帯住宅で同居しましょう」と言い出したのはお義母さんだったはず…。2世帯住宅の予定は反故され、完全同居プランになり、さらには自分たちの部屋は1部屋のみ。ここまで当初の予定と狂っているのに、さらにリフォーム代の支払いにまでためらいだすお義母さん。自分の意見が通らなくても、お義母さんがリフォーム代を支払うのならとあきらめていた部分もありました。しかし隼人がリフォーム代を支払うと言ったことで私の中の何かが切れた気がしたのです。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月10日■前回のあらすじ当初話していた2世帯ではなく、完全同居プランの図面を出してきた義母。その理由が近所から息子や嫁が冷たいと思われたくないからというものだった。義母の気遣いを無下にはできない涼子だったが…。お互いの希望をすり合わせて行けば、隼人のことをこれほど大事にしているお義母さんとならきっとステキな家にすることができる…そう思っていたのですが…。私の無神経な言い方が傷つけてしまうのか、お義母さんは必要以上に自分を下げた発言をしてしまうことがわかってきました。そしてそのお義母さんの言い方は、私の心もなぜかズキズキと痛むもので…。不可解な間取り、違和感だらけのお義母さんの発言…もし私がこの時に自分の気持ちにもっと正直になっていればこれ以上深みにははまることはなかったのに…。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月09日■前回のあらすじ好条件を提示してくれた義母の手前断ることもできず、同居話を進めることにした涼子。義母自ら2世帯住宅にしようと提案してくれたはずが、義母は意味深な笑みを浮かべて「涼子さんも素直な子なのね。だったら私がしっかりしなきゃね」と話すのだが…。同居を承諾して、話を進めることになった私たち。その後、今後について相談するためにお義母さんの家に伺うと…。建築士さんの言う理由もわかるけれど、同居に踏み切る一番大きな理由が「2世帯住宅へのリフォーム」でした。もちろん2世帯でもいろいろな方法があり、間取りもあります。そうしたことはお義母さんと相談しながら決めていければと思ったのですが…。後出しのように同居が多い地域であることを話すお義母さん。そういったことをきちんと調べたり、深く考えたりせずに同居に賛成してしまったことを後悔しましたが、それでもここに長く住んでいた隼人からはそんなこと何も言わなかったのに…。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月08日■前回のあらすじ義母が提示した同居の条件は、土地代もリフォーム代もかからず、そのうえ義母の生活や費用も負担しなくていいというもの。さらに義母は、息子には自分のように子どもに迷惑をかける親になって欲しくないと話し始めて…。夢のような好条件に惹かれたこともあるのですが、何よりも息子である隼人のために何かしてあげたいと思うお義母さんの気持ちに私は寄り添いたいと思いました。だから同居に踏み切る決断をしたのですが…。なぜか2世帯住宅を本気で私たちが受け入れると思っていなかったかの様子のお義母さん。お義母さんの本心を私たちはまだまったくわかっていませんでした。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月07日■前回のあらすじ結婚式が済んだらすぐに同居すると勘違いしていた義母。その誤解はすぐに解けたはずが、なぜか隼人は同居の話を進めようとしてしまう。当分同居はしないと聞いていた涼子は呆然として…。隼人の実家をリフォームして2世帯住宅、さらにリフォーム代はお義母さんもち。お義母さんの生活サポートもなければ生活費支援もなし。次々に好条件を出してくれるお義母さん。それでもなお「子どもに迷惑をかけたくない」と謙虚なことを話すお義母さんに私は心酔し始めていました。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月06日■前回のあらすじ父が亡くなった際に将来的に同居することを決断していた隼人。義兄の発言意図だけが気になっていたが、母親を心配する隼人の優しさに触れ、将来的な同居を承諾する涼子。ところが結婚式が終わった直後、義母が「そろそろ同居の話をしよう」と言い始めて…。お義母さんの勘違いなのか、隼人の言い間違いなのか…それでも「同居についてのお互いの認識が異なっていた」で終わる話だと思っていました。せっかくお義母さん自身が自分が悪いかもと言い出してくれたのに、なぜそれを遮ってまでお義母さんの話を聞こうとする隼人。誰に対しても気遣いの人である隼人らしい行動なのかもしれませんが、私には少し違和感が残ったのです。次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月05日隼人は要領がよいタイプではないけれど、誠実で私のことをすごく大切にしてくれる人。そんな彼だからこそ自分の母親を心配することは、自然の流れだと思いました。だから隼人が自分の母との同居を将来的に考えているということに違和感はなく、むしろ「隼人らしいな」と思っていたのです。しかし結婚後に義母の口から出てきたのは、すぐに同居するという話でした―次回に続く(全19話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子( アトリエPP合同会社 エッセイ編集部 )/イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年08月04日共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。ハラエさんの本気を知ったゴマンさんは……。ムスメさんも巻き込んで離婚の話になったハラエさん・ゴマンさん夫婦。ハラエさんの離婚の決意は固く、揺らぐことはありません。最初は軽くあしらっていたゴマンさんも、今になって本気であることに気が付きます。 離婚はゴマンさんにとって不利なことばかり。どうにかこのままやり過ごせないか、焦って考え始めたのでした。ラクするためならなんでもする! もし離婚したら自分にとって損ばかりだと自覚しているゴマンさんは、反省した素振りを見せ、この場をやり過ごそうとしました。 この場さえ切り抜ければ、最低限のお金と労力だけでこれから先も生きていくことができます。 計算高いゴマンさん……。固く離婚を決めていたハラエさんも、考え込んでいる様子です。 ここまで夫婦でいた以上、信じたい気持ちもわかります。しかしこれまでのゴマンさんの主張は、筋が通っているとは言えません。もう一度チャンスを与えるか否か、しっかり見極めてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター じむ
2023年07月31日