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オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開するmederiは、オンライン診療を担当している産婦人科医を対象に「卵子凍結に関する意識調査」を実施しました。また調査結果を踏まえ、岡田有香先生(グレイス杉山クリニックSHIBUYA 院長)のコメントを加えた調査レポートとして公開しています。■卵子凍結への正しい認知と理解はまだまだ不十分「卵子凍結について、正しく認知されていると思いますか?」という質問に対し、7割が「思わない」と回答し、「正しく認知されている」という回答はありませんでした。世の中の卵子凍結への一般的な認知と理解は不十分であり、専門医の視点からも懸念として感じられている状況が読み取れます。◇▶︎岡田先生コメント「今回の調査結果では、卵子凍結に対する社会的な認知度や理解がまだ不十分であると認識している産婦人科医が多くいるように思います。ただ、実際に卵子凍結を行っている患者様を身近で見ている産婦人科専門医としては卵子凍結を行う決意をしている方々は卵子凍結に対して過度な期待はしていません。高齢妊娠/出産のリスクについても理解はしていますが、現時点でパートナーが見つからないためにできることの一つとして慎重に選択しています。だからこそ、東京都の卵子凍結助成金の説明会を約9,100人が受講しても、受講した中で実際卵子凍結を行っている方は全体の約15%程度の1,500人と報道されています。もちろん一部には不妊治療や受精卵凍結との違いをご理解されていない方もいますので、パートナーがいらっしゃる方には今すぐの妊娠で宜しければ不妊検査等からをお勧めし、今すぐの妊娠がどうしても難しいという方は高齢妊娠や高齢出産でのリスク上昇を説明した上で受精卵凍結についてお話しております。」■卵子凍結で、より広く周知されるべきポイントは?卵子凍結に関して重要だと考えられる情報として、以下の回答が挙げられました。・成功率・失敗率・適正年齢・プロセスこれらの情報は、卵子凍結を検討する女性にとって必要不可欠であり、より広く周知されるべきポイントだと考えられます。■正しい知識とともに卵子凍結は認知されるべき「世の中で誤認されており、正すべき点」として、以下の回答が寄せられました。・リスクや副作用があること・受精卵凍結と卵子凍結の違い、体外受精の違い・凍結しておけば何歳でも産める、卵子凍結しているから安心だと思うこと・(凍結しておいた)卵子が必ずしもすべて受精し着床するわけではないということ・高齢妊娠はハイリスクであり、卵子凍結であっても必ずしも全てが着床するわけではない卵子凍結を検討する際に、そのリスク・副作用・年齢との関係など、女性自身が正しい知識を持った上で選択できる状況が望ましく、社会全体としても正しい知識を必ず含めた形で卵子凍結に関する発信が必要であると言えます。◇▶︎岡田先生コメント「産婦人科医の中でも周産期に携わる医師と不妊治療に携わる医師の間に意識の乖離があるのは事実です。すでに卵子凍結は国際的に認められている選択肢ではあるため、プレコンセプションケアの中で伝えられる必要はあると考えています。現在のインターネット社会の中で個人個人がどれだけ情報を正確に集めて判断できるかという部分の確認は、最終的に卵子凍結を施行するクリニックが果たす役割と考えております。また、卵子凍結に関連する情報収集やクリニック選びにおいても、信頼できる医療機関や専門家からの情報を得ることが不可欠です。クチコミやインターネット上の情報だけでなく、ぜひ実際病院に足を運び、専門医とお話する機会を持っていただくことを推奨します。当院では個人個人の背景の疾患や、年齢、AMH値などから個人に合わせたカウンセリングを行うことで本当に卵子凍結という選択肢で良いのか、その他の選択肢がある場合はより確率が高い選択肢をお伝えしています。卵子凍結を行いたいと来ていただく方の一人ひとりが明確にメリットデメリットを考えられるようサポートしております。また、卵子凍結は施行して終わりではなく、プレコンセプションケアの一環で提供されるべきものであり凍結後も継続して婦人科にかかり続ける必要があります。現在日本の卵子凍結では卵子凍結後のフォローまで含めてできていない場合もありますので、しっかり全ての人がかかりつけの婦人科を持てるようにしていくべきだと考えます。」■卵子凍結にはメリットとデメリットがあり、どちらも理解される必要あり卵子凍結のメリットへの回答として、女性のライフプランを考える上でのメリットが強調されました。・選択肢が増えること・自身のキャリア設計が考えやすくなる一方、卵子凍結のデメリットとしては、リスク面が挙げられました。・コストに見合う妊娠成功率なのかが不明・卵子を受精させて妊娠できても、本人の年齢が高ければ妊娠時の合併症などのリスクは上がるためハイリスク妊娠が増加する◇▶︎岡田先生コメント「個人個人の状況に合わせたカウンセリングを行った上で、施行した卵子凍結であれば将来卵子を使用しなかったとしても施行したことに後悔は少ないと言われています。もちろんメリットはアンケートにあります通り「選択肢が増えること」「自身のキャリア設計が考えやすくなる」ということはありますが、一番重要なのは「その後の妊娠の計画に寄与する」ことだと思っています。卵子凍結をしなければ知り得なかったご自身の情報を得ることはでき海外の論文でもその後の妊娠の計画に卵子凍結が役立っています。」■本音は「自分自身だったら卵子凍結するかどうかわからない」「自分自身が当事者だった場合、卵子凍結をすると思いますか?」という質問に対して、「わからない」という回答が最も多く、「はい」「いいえ」は同等の回答数となりました。「わからない」と回答した専門医の理由としては「置かれている状況で異なるため」が挙げられました。また、「卵子凍結をすると思う」と回答した専門医の理由としては「お金がある場合はキャリアプランを考える上で選択肢に入る」という声が寄せられました。「卵子凍結はしないと思う」と回答した専門医の理由としては「必ずしも妊娠につながるとは限らず、採卵術が痛いため」という意見がありました。■十分な情報を踏まえた施行判断とクリニック選びがポイント卵子凍結を検討する際の情報収集方法として、以下のアドバイスが挙げられました。・卵子凍結の経験者からのクチコミを参考にする・リスクや成功率について医療機関で専門医に尋ねる・クリニックのWebサイトやYouTube、治療経験者のYouTubeなどを視聴する・日本産婦人科学会の動画をまずは視聴する加えて、卵子凍結を実施するクリニック選びにおいて最も重視すべき点は、以下のポイントが挙げられ、専門医の見解や経験者のクチコミを踏まえて女性自身が判断することが大切だとわかりました。・経験豊富な医師や専門スタッフがいるかどうか・卵子凍結および妊娠成功率の実績・設備や技術の充実度◇▶︎岡田先生コメント「卵子凍結施行を検討される方は、かかりつけの婦人科がない方が半数です。卵子凍結をいざ施行しようと思われた際に初めて病気が見つかるということも多くあります。まずは、婦人科かかりつけ医をつくるようにしましょう。20歳からは1年に1回は婦人科受診をして定期的なチェックが不可欠です。卵子凍結を検討する女性たちが、適切な知識とサポートを得ながら、自身のライフプランを実現していけるよう、今後も正確な情報提供と患者教育に努めてまいります。」■まとめ今回のアンケート結果から、世の中における卵子凍結への正しい認知と理解がまだ不十分である状況が浮き彫りになりました。調査結果を受け同社では、「mederiでは、今後も卵子凍結に関する正しい情報提供を通じて、女性のライフプランニングをサポートしてまいります」とコメントしています。◇【コメント医師プロフィール】岡田有香先生(グレイス杉山クリニックSHIBUYA 院長)2014年聖路加国際病院に入職。出産や手術、不妊治療の全てに携わる。2021年から杉山産婦人科にも所属。聖路加国際病院では子宮内膜症や低用量ピルの診療とがん治療前の卵子凍結などにも携わり、杉山産婦人科では不妊治療を学ぶ。不妊治療に多くの方が苦しむのを見て、不妊治療に進む前から定期的に婦人科にかかり不妊予防を行う重要性を改めて認識し、グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長に就任。生理の知識や妊活、卵子凍結についてInstagramでも発信している。■調査概要産婦人科医を対象とした卵子凍結に関する意識調査調査対象:mederi Pillにてオンライン診療を行う産婦人科医調査方法:アンケートフォームを用いた調査(エボル)
2024年12月13日妊娠中、赤ちゃんの発育などを確認するため、定期的に撮影するエコー写真(超音波写真)。機器の発達で、昔より解像度が上がったことで、赤ちゃんの顔がよく見えるようになりました。親としては、我が子の顔を検査のたびに見たいかもしれませんが、写るかどうかは赤ちゃんの体勢次第です。産婦人科の先生が最高だった2人目を妊娠中の、うめぼし(@2girlsmama_ume)さんが、比較写真をXに投稿し、人々の注目を集めています。通ってる産婦人科で、年配の医師に診てもらっていた、うめぼしさん。エコー写真を撮影する際、まだ顔が撮れていないことを告げると、こんな反応がありました。何!?今まで顔を見れたことがない!?ちょっと待っとき!我が子を見たい親の気持ちに、医師は即座に対応。超音波が出る機器を動かして、さまざまな角度を試し、「美人だ」「俳優の、吉永小百合さんの小さい時によう似とる」といいながら連射してくれたのです!うめぼしさんは、長女を妊娠中の時に、同じ医師に撮影してもらった、連射で長くなりすぎたエコー写真を記念に保存していました。しかし、今回は前回の比ではありません。渡された、次女のエコー写真がこちら!長すぎて2m以上あり、天井から床まで届いてしまいます!うめぼしさんは、医師について「最高の先生です。どうしてもこの先生のもとで産みたくて、2人目の予約も即しました」と述べています。また、院内での様子にも触れていて…。いつも妊婦さんのために頑張りすぎちゃって、後ろから看護師さんに「時間押しているんだけど?」といった感じで睨まれています。調整役の人がいないと、優しさからどこまでも相手に寄り添ってしまいそうですね!医師の対応は多くの人の心をつかみ、称賛などの声が押し寄せています。・こんな長いの初めてで笑った。・めっちゃいい先生!サービス精神の塊か?・愛情たっぷり。すべての赤ちゃんを、自分の孫並みに扱っていますね。・誕生日会の時、紐でオーナメントをつなげた『ガーランド』の代わりに使えそう。・「本業はカメラマンか?」と思うほどの連射。すごくママに寄り添ってくれて、素敵です!自身の体調管理や、子供の成長具合など、不安が溜まりやすい妊娠期間。こんな医師に対応してもらったら、一瞬で笑顔になれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年10月30日2人目の妊娠・出産でハッピーな産休ライフを過ごせるかと思いきや、想定外のことが起こりお金の心配がつきまとうことに。友人にまで、「お金のことで大変なんだね」と心配させるほど、話題はお金のことばかりになってしまい……。楽しみな産休ライフのはずが…1人目の出産・育休から復帰し、公務員として働きながら2人目を妊娠。1人目の子育てと仕事に追われる日々で体に負担がかかっているのか、体調を崩して休日は動かずに安静にして過ごすことが多かった私。早く産休に入りたいと心から願い、やっとその日が訪れました。 やっと入れた産休ライフでは、楽しみにしていたひとり時間に万歳三唱。大好きな海外ドラマを観まくれる、私だけの時間に浸っていました。2カ月だけの期間限定とはいえ、こんな時間はもう訪れてはくれないと、1人目を出産して痛感していました。 そんな中、妊婦健診に行くと「出産は大きな病院にしましょう」と先生から言われたのです。どうやら羊水の量が少ないとのことでした。 しかし、転院先で初めての健診をしたわずか数日後に陣痛があり、破水してしまったのです。出産予定日の1カ月も前のことでした。 病院を替えた途端に!病院に着いて診てもらうと、やはりもう出産になるということで陣痛室へ。 そんなときでも私は、あと1カ月ある産休ライフがなくなったことの悲しさと、もらえる給与が1カ月分なくなるのではないか(※)、ちょうどボーナス支給月に産休から育休に切り替わってしまうのでボーナスが支給されなくなるのではないかという心配で頭がいっぱいに。(※)公務員の場合、産休(産前・産後休暇)は有給休暇扱いとなり、給与が満額支給されます。 陣痛に襲われながらもお金の心配が頭をよぎりすぎて、職場の友人に電話をして、私のボーナスはどうなるのかわからないかと聞いたり嘆いたりしていました。そして、そんな状況の中ではありましたが、無事に出産したのでした。 結果的に給与1カ月分はなくなりましたが、ボーナスは支給されました。今考えると、生まれてきてくれたうれしさと同時に、そのときはお金のことで相当シビアになっていたように思います。退院した際に友人から「出産祝いを贈るよ」と話がありましたが、「(お祝い返ししなきゃいけないから)お祝いはいいよ」と言ってしまうほどで、友人にもびっくりされました。今でも思い返すと必ず出てくる笑い話です。 イラスト/ななぎ著者:米田のの監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月11日妹の里帰り出産は、まさかの連続でした。地元の産婦人科の院長先生の診察を受けていた妹。朝におしるしがあって、慌てて産婦人科に行った妹は、予期せぬ出来事に見舞われたのです――。 まさかこんなことが…妹のおしるしがあった日、産院に着くと、院長先生は体調不良でお休みしていたのです。臨時で他院から来た先生が妹を診てくださることになりました。院長先生を信頼していた妹は少々困惑気味でした。 ただ、まだ陣痛もなく、子宮口も開いてなかったため、いったん実家に帰って様子を見ることに。 その後――。 「陣痛が10分間隔になったら来てください」と言われた妹。陣痛が10分間隔になったのはその日の夕方のことでした。私の運転でいざ産婦人科に向かうと、今度は朝、診てくださった先生がいなくなっていました……。 どうやら交代のタイミングだったようで、朝の先生は帰り、他の先生がこちらに向かっているとのこと。産婦人科についたころには8cmだった子宮口も、新たな先生が着くころには全開大になっていました。 ギリギリで先生が間に合い、無事に出産を終えた妹。ずっと妹のそばについていた私ですら、せわしない出産だと感じたので妹はもっと感じたことでしょう。 見知った先生が出産のときにいてくれるとは限らないのだなと、お産は本当に何があるかわからないのだと実感しました。現在、第1子を妊娠中の私。子どもが無事に生まれてこられるように、できる備えだけはしっかりしておこうと思いました。 イラスト/はたこ ※おしるしは出産のサインではありますが、あったからといってすぐにお産が始まるわけではないので、慌てて病院へ行く必要はありません。おしるし後は3日前後で陣痛が始まると言われていますが、中には1週間後だったという人もいます。入院準備の確認や、家の中の片付けなどをして、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:玉木ひよこ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月24日妊娠34週目に入ったころ。産休に入る準備をしながら、ふだん通り仕事をしていました。その日はいつもより動いていなかったのですが、その割におなかが張るなと思い……。帰宅して入浴したところ、お風呂が赤くなって出血に気づきました。急いで病院へ行ったところ……。 急な出血。まさかのことに驚いて…妊娠34週4日。産休に入る準備をしながら、仕事をしていました。その日はおなかの張りに加えて少し痛みもあり、休憩をしながらゆっくり帰宅。家に着いてソファで少し休み、落ち着いたのでお風呂へ入ることに。 入浴するとお湯が赤い!? 見ると、ドバドバドバーッと出血していました。あまりの出血の多さにびっくりしてしまい……。訳がわからず、かかりつけの産婦人科に電話。すぐに来てくださいとのことで、寝ていた夫を起こし連れて行ってもらいました。 その道中も出血が止まらず、バスタオルをあてながら病院へ。産婦人科の超音波検査で診てもらったところ、赤ちゃんは無事だということでひと安心しました。ですが、安心したのも束の間。 妊娠34週ということでかかりつけの産婦人科では産めず、救急車で少し離れた総合病院へ向かいました。医師から「常位胎盤早期剥離(妊娠中に何らかの理由で胎盤がはがれること)」と告げられ、子どもの心拍も不安定だったため、緊急帝王切開での出産となりました。 緊急帝王切開は真夜中だったのですが、本当に多くの方に助けられました。無事に子どもが生まれてきてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。 ◇ ◇ ◇ 母子共に無事で本当によかったです。おなかが張ったら無理をせず、いつもと違う症状があった場合はかかりつけ医に相談することが大切。体調の変化に気をつけながら、生活したいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/森田家著者:田中あずさ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月28日皆さんは、産婦人科選びで悩んだ経験はありますか?今回は「夫の叔父が務める産婦人科」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!叔父が務める産婦人科主人公は夫との2人暮らしで、出産の準備期間に入るところです。主人公には、妊娠初期から通っている産婦人科がありました。ある日夫から、夫の叔父が院長を務める産婦人科に転院しないかと勧められます。主人公は不安に思い、医師の姉に相談しましたが、そのまま転院することに…。そして夫の叔父が院長を務める産婦人科に行くと、夫の叔父と男性の勤務医が診察しました。主人公は困惑し、その後も通院するたび距離をつめられるなどして、納得いかず少し嫌な思いをするようになります。しかしある日、夫が体調を崩したため、姉に連絡すると…。姉からの忠告出典:エトラちゃんは見た!姉は「あの病院はすぐ変えなさい」と言いました。主人公が「え?」と言って困惑していると、姉は何かされていないかと尋ねます。主人公が診察の様子を姉に伝えると…。姉は「治療のためとはいえ、医者が患者を辱めていいはずがない」と一言。そして姉が夫の叔父が務める産婦人科の違和感を明かすと、主人公は転院を決意します。その数日後、主人公は夫から連絡をうけ叔父が逮捕されたとの報道をうけて、ゾッとするのでした。読者の感想出産の準備期間の大事なときに、主人公は大変な思いをしましたね。いくら医師だと言っても、産婦人科で男性2人に診察されるのは違和感を覚えてしまうかもしれません。姉がしっかりと忠告してくれて安心しました。(30代/女性)妊娠初期から通っている産婦人科から、わざわざ出産前に転院するのは大変ですよね…。しかも男性の医師だと、落ち着かないと思いました。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2024年04月25日息子を産んでから17年……第2子を妊娠した私。17年ぶりの出産ということもあり、大きな不安を抱えていました。そんな出産予定日が近づいてきたある日、妊婦健診で内診を受けると、なんだかお医者さんと看護師さんがザワザワし始めたのです……。 娘の生死を分けた妊婦健診内診の結果を聞くために、椅子に座って待っていた私。主治医や看護師さんの様子がいつもと違ったので、とても不安でした。そして主治医から告げられたのは――。 「今から緊急帝王切開します」 どうやら羊水がほとんどなかったそう。赤ちゃんが苦しいからすぐに手術を、ということでした。 突然の手術決定に、私の頭は真っ白。とりあえず夫に連絡して来てもらい、頭を整理する間もなく麻酔をかけられて帝王切開で出産となりました。 生まれたばかりの娘の顔を見て、私はそのまま意識を失いました。目が覚めたときには夫がそばについていてくれたのは覚えています。 羊水がなくなってしまった原因は、主治医にもわからないそう。その日に健診に来ていなかったら、娘は無事に生まれていたかわからない、とまで言われてぞっとしました。 その日に健診を入れていた過去の自分を褒めてあげたいです。そして、定期的な妊婦健診の大切さをこれからママになる人たちに伝えていかなければ、と思いました。 イラスト/はたこ ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:Ree監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月24日私は、3歳の女の子と生後3カ月の男の子を育てています。2人目の出産の際、健診で「陣痛かもと思ったら、間違ってもいいからすぐに病院へ来て」と言われていました。2人目の出産ということもありますし、健診時にすでに子宮口が5cm開いていたこともその理由。しかし、実際に陣痛が来たとき、義母の予想外の行動で「すぐに病院へ」行けなくなってしまったのです……。深夜に陣痛開始妊娠39週0日の深夜1時ごろにおなかが張り始め、30分ほどで10分間隔に。すぐに夫を起こして病院に電話をしました。病院は家から30分。夜中なので長女は寝ています。 深夜に陣痛が来た場合は近くに住む義母に連絡し、病院へ行っている間、わが家に来て長女を見てもらうことになっていました。夫が義母に連絡すると、深夜ながら「すぐに向かう」との心強い返事をもらえました。 まだ!? 義母が来ない!義実家からわが家までは車で3分。義母が来るまでに私と夫はバタバタと病院に持って行く物などを最終チェックし車に積んでいました。しかし、待てどもなかなかこない義母。「お義母さん遅いね……」と話し、夫が義母に連絡しますが電話に出ません。 だんだんと「まだこないのかな!?」と痛みでイライラが増しながら待つこと30分、やっと義母が到着しました。このときすでに陣痛の間隔は2~3分。遅くなった理由を聞く余裕もなく、義母が着いてすぐに長女を任せ、急いで夫と病院へ向かいました。 遅れたその理由に驚き病院に着いて内診をすると「子宮口8cm! 着替えてそのまま分娩台に乗って!」と言われ、到着から30分ほどで元気な男の子を産みました。その後、入院中に夫と電話しているときに「そういえば……」と、出産のときに義母が遅れた理由を教えてくれました。 実は義母は、「もしかしたら救急車に乗って病院に行くかも」と思って自分の身支度をしていたのだそう。パジャマを着替え、シャワーを浴び、化粧をして軽く食事をしてから来たのだということでした。「陣痛が始まったらすぐに病院へ」ということは事前に義母にも伝えていたのですが、義母が自分の身支度に時間をかけていたことにとても驚きました。 夫が聞いたところによると「すぐに病院へとは言っても、陣痛は時間がかかるものだから焦ることではない」と義母は考えたようです。なぜ義母が「自分が救急車に乗るかも」と思ったのかは謎……。無事に出産を終えた今では話のネタにしていますが、そのときの私はすぐに義母が来てくれると思っていただけに、かなりイライラしてしまった出来事でした。 著者:水田 真理2児の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので楽しめるよう、創意工夫している。
2024年04月22日長男はとても甘えん坊で、ママが必ず添い寝しないと眠れないという子でした。そんな長男が2歳半のとき、次男を出産しました。里帰り出産だったため、私が出産で病院へ向かう際には実家の両親に長男を預かってもらったのですが……。「ママ病院に行かないで」と寂しがる長男甘えん坊の長男は、私がいないと寂しくてすぐに泣いてしまうような子です。長男は「ママが赤ちゃんを産むときに、ママと会えなくなるのが嫌だ」といつも言っていました。 次男の出産時に長男が私に会えなくなると、長男が情緒不安定になるのでは?という思いから、長男も一緒に寝泊まりができる病院で出産をすることに。「ママは赤ちゃんを産むために病院でねんねするけど、いつでも遊びに来ていいからね」と私は長男に言い聞かせていました。 長男も一緒に宿泊する予定が!?無事に次男を出産し、私の体調が落ち着いたところで長男を病室に呼ぼうと思っていたのですが、次男の体に異変が見つかり、次男は急きょNICUへ入院することに。私は次男にできる限り寄り添ってあげたいという思いから、面会可能な時間はずっとNICUで過ごしました。 私の精神状態も不安定だったため、長男を病室に呼ぶことはやめて、長男は引き続き実家で預かってもらうことに。私は次男のことが心配で、長男のことまで考える余裕がありませんでした。 退院前夜に長男が発熱…私の入院中、長男は実家の両親に付き添われて1度だけ病室を訪れてくれました。長男は笑顔でとても元気そうに見えました。「私がいなくても心配ない」と私は安心していたのですが……。私が退院する前夜、長男が40度近い熱を出したとのこと。 実家の両親が長男を小児科へ連れて行ってくれましたが、熱以外の症状はなく、医師からは、「原因はわからないけれど、疲れがたまったのかな?」と言われました。のちに実家の両親から聞いた話では、私の入院期間中、長男は夜に電気を消すと寂しくなると言って、電気をつけたまま毎晩2時過ぎまで眠れずに起きていたそうです。 私はNICUに入院した次男のことばかりが心配で、長男のことを考えてあげられなかったと申し訳なく思いました。長男は「ママがいなくて寂しい」と言いたかったけれど、私を心配させたくなくて気丈に振る舞っていただけなのかもしれません。退院後、「ママ、もうどこにも行かないよね?」と不安がる長男を、私はたくさん抱きしめてあげました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:斉藤菜々子4歳と2歳の男の子のママ。夫は転勤族で3回の引っ越し経験有り。「子育て」「ファッション」ジャンルを中心にライターとして活動中。ワンオペでの子育てに悩み、解決の糸口になればと保育士資格を取得。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月15日今回は、物語をクイズ形式で紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。出産前に転院した妻妊娠中の主人公は、夫の叔父が経営している産婦人科への転院を強引に決められてしまいます。女医にかかっていた主人公は男性医師に診てもらうことに対する不満を訴え続けていましたが…夫が痔を患い主人公の姉が働いている病院にかかったことで、元々通っていた病院への通院を認めたのでした。夫から電話が出典:Grappsそんなある日、姉の家で過ごしている主人公の元に夫から「テレビ見て!」と電話がかかってきます。その内容は「病院を経営していた叔父が逮捕された」とのこと。主人公は「え、逮捕…?」と驚きを隠せない様子ですが…ここでクイズ一体どうして逮捕に至ったのでしょうか?ヒント!叔父のデリカシーに欠ける診察を許せない人物がいたようです。逮捕された叔父出典:Grapps正解は…正解は「姉が調査をお願いしていたから」でした。主人公が受けている診察内容に違和感を覚えた姉。何と警察に調査を依頼しており、それが今回の逮捕につながったとのこと。姉の行動力に驚きを隠せない主人公なのでした。イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2024年02月13日皆さんは、産婦人科を受診した経験はありますか?今回は看護師の質問に驚く妊婦のエピソードとその感想を紹介します。イラスト:凛々音産婦人科を探す夫の都合で転勤をした直後、妊娠が判明した主人公。引っ越してきたばかりで土地感がなかったため、急いで産婦人科を探すことにしました。ネットで雰囲気のいい産婦人科を見つけ、翌日受診すると…。優しい看護師出典:愛カツ看護師が気遣ってくれて「気軽に相談してくださいね!」と優しい言葉をかけてくれました。親切な対応に感謝する主人公でしたが、数週間後…。吐きつわりがひどくなり、産婦人科に相談しに行くことにします。予約なしでも親切に対応してくれる看護師に感動していると、診察室に呼ばれました。すると看護師が「そういえば…」と話を続け「どこで出産するか決めましたか?」と言ったのです。看護師の衝撃的な質問に驚きが隠せない主人公なのでした。読者の感想引っ越したばかりで病院を探すのは大変ですよね。初めて受診した病院の看護師が親切な対応をしてくれると安心できます。信頼できる産婦人科だと思っていただけに、看護師の質問には驚愕しました。(20代/女性)自分の気に入る産婦人科を見つけるのはなかなか難しいので、主人公はすんなり決めることができてよかったです。しかし、最後の「どこで出産するか決めましたか?」という看護師の言葉には驚きました。(40代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年02月02日妊娠10カ月、出産予定日まで1週間になったときのことです。夕方に出血があり、病院で診察してもらうことに。診察の結果、まだ子宮口が硬くてお産までは時間がかかるとのことでした。しかし、夜も遅くなってしまったため、1泊して明日の朝に帰るよう言われた私。言われたとおり、1泊することになったのですが――!? 衝撃の結末6人部屋に泊まることになりましたが、その日は誰もおらず私ひとり。明け方になり腹痛で目覚め、下痢かと思ってトイレへ行きましたが、何も出ません。ベッドに戻ってしばらく寝ていると、また腹痛が……。再びトイレへ行ったあと、助産師さんに会ったので状況を伝えると、子宮口の確認をさせてくださいと言われました。すると「これはお産かもしれません!」と助産師さん。言われるがまま分娩台へ上がりました。 すると……。 たった2回! いきんだだけで生まれてしまったのです。 初産なのに下痢と勘違いした時間を含めて2時間。まさかのスピード出産に産院の方も私も誰もが驚きました。 分娩台に移って20分ほどで出産。お産は本当に何があるかわからないと思いました。そして、助産師さんの判断と、1泊していくように言ってくれた医師に心から感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:たけだ みこ
2024年01月29日皆さんは、他人のイヤミな言動に困ったことはありますか?今回は「産婦人科で絡まれた話」と感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!産婦人科での出来事毎月、激しい月経痛に悩まされていた中学生の主人公。母がいない主人公は、1人で産婦人科へ行くことを不安に思っていました。そんなとき、彼氏が産婦人科についてきてくれることになったのです。そして彼氏と待合室にいると、女性2人組の話し声が聞こえてきました。なんと女性2人組は、主人公が妊娠したのだと勘違いしてイヤミを言っていて…。驚く主人公主人公は女性2人組の勘違いに大きなショックを受けるも、言い返せません。さらに女性2人組は、主人公が月経痛で受診したと知って「大袈裟ねぇ」と悪口を言い出します。出典:エトラちゃんは見た!今にも泣き出しそうになりながら、耐えていた主人公。すると近くにいた別の女性が、女性2人組に「失礼じゃないですか?」と言ってくれたのです。女性2人組は真っ青になって主人公と彼氏に謝罪。主人公は注意してくれた女性の勇気に感謝します。さらにその帰り道、主人公は付き添ってくれた彼氏がかけた言葉に涙を浮かべるのでした。読者の感想事情も知らない相手から、憶測で悪口を言われるなんてつらすぎます。主人公が救われてホッとしました。(20代/女性)こんなに寄り添ってくれる彼氏でよかったと思いました。主人公を救ってくれた女性のような人になりたいなと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(CoordiSnap編集部)
2023年12月05日一人目を妊娠したとき、義母はすごく喜んでくれました。そこまでは良かったのですが、心配だからと妊婦健診にまでついてくるように。正直ちょっと……と思っていたので、ある人の一言でスッキリしました! 妊婦健診についてきた義母は…私の妊娠を喜んでくれた義母。そこまでは良かったのですが、私のことが心配だと言って妊婦健診にまでついてくるように。妊娠中のアドバイスもいただきましたが、いつの時代の話!?というものが多く、困ってしまいました。 今は妊婦さんでも飲める薬を処方してもらえますが、薬は絶対に飲んじゃダメ、食事は2人分食べないとダメなど、毎日そんな話ばかり。産院でも義母は他の妊婦さんや子連れの方に話しかけ、「ミルクは太るからあげちゃダメ」「抱き癖が付くから置きなさい」など的外れなアドバイスを言って周りました。 院内に義母の声が響いていたのか、見かねた助産師さんに「時代が違います」と注意され……。その場に居合わせたママからは「そういう年配の人がいるから私たちは暮らしにくいんです」と言われ、居づらくなった義母は私を置いて帰ってしまいました。 義母は病院での出来事を何人かの友人に話し、共感を得ようとしたようです。ですが、義母の発言の方が良くないとみんなに言われ、自分の言動を反省したとのこと。これ以降、細かいことは言わなくなりました。 ◇ ◇ ◇ 義母は子育ての先輩として親切心から言っているのかもしれませんが、時代や環境が違えば考え方も変わってくるもの。アドバイスの場合でも、押し付けにならないよう気をつけたいですね。 作画/さくら著者:坂本れん
2023年12月01日皆さんは、デリカシーのない人に困ったことはありますか?今回は「産婦人科でコソコソ話をする女性2人組の話」とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!月経痛で産婦人科を受診中学2年生の主人公は、ひどい月経痛に悩まされています。ある日、月経痛で倒れてしまった主人公。受診が不安な主人公のために、彼氏が産婦人科についてきてくれることになりました。待合室で待っていると、近くにいた女性2人組が…。事情を勘違いして出典:エトラちゃんは見た!「いやね~今の子たちは(笑)」と盛り上がっていて主人公はつらい思いをします。しかも月経痛とわかった後も、女性2人組は「甘えよ」と笑うのです。見かねた別の女性が「月経痛が甘えってどういうことですか?」と一喝。さらに彼氏も「この子を支えてあげたいんです」と言ってくれました。言い返せない女性2人組は気まずそうに顔を見合わせます。そしてこの後、主人公自身も顔面蒼白になっている女性2人組に反撃するのでした。読者の感想産婦人科を受診する人の事情は妊娠以外にもさまざまなはずなのに、コソコソ話をするなんて感じが悪いですね。頼もしい彼氏がかばってくれたのがすごく心強くて、こんな彼氏がいる主人公は幸せだなと思いました。(20代/女性)女性ならではの悩みですので、女性2人組も少しは痛みがわかるはずなのにひどいですね…。かばってくれた女性と彼氏の対応がすばらしいと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(CoordiSnap編集部)
2023年11月21日皆さんはなかなか人には言えない悩みはありますか?今回は「産婦人科で絡まれた話」の漫画と読者の感想を紹介します!イラスト:エトラちゃんは見た!『産婦人科で絡まれた話』ひどい月経痛に毎月悩む中学2年生の主人公。すると見かねた彼氏が産婦人科に付き添ってくれることになり、主人公は受診を決意します。当日、産婦人科の待合室で座っていると…。女性2人が主人公をじろじろと見てくるのでした。女性たちはある勘違いをしたようで…。コソコソと話す女性たち…どうやら妊娠していると勘違いしている様子の女性たち。否定しようとしましたが、月経痛の痛みで動くことができません。出典:エトラちゃんは見た!その後お会計の際に痛み止めを処方されたことで、ようやく妊娠じゃないことに気づいた女性たち。しかし、今度は月経痛に対してぶつぶつ文句を言ってくるのです。すると、そこに救世主が登場し、状況が一変することになるのでした。読者の感想産婦人科に行くだけでそんな見られ方をするなんて辛いですし、若い子が産婦人科に行きにくい要因もこういうところにあるのではないかと思いました。聞こえよがしにそんな噂をするなんて、大人としてどうかと思います。(女性)妊娠だけが産婦人科に行く理由じゃありませんよね。人にはそれぞれ、自分の知らない事情があるのだということを意識する必要があると思いました。(42歳/女性/主婦)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。
2023年11月03日初めての出産後、私が2人目を考え始めたのは長男が1歳3カ月のころでした。それから毎月妊娠検査薬とにらめっこをして約半年、待ちに待った陽性判定が! ですが、順調にいくと思っていた妊娠は思いがけない結果となってしまい……。改めて妊娠・出産は奇跡なのだと感じずにはいられなかった体験談をご紹介します。考え始めた2人目私が長男を出産したのは20代前半のころで、授かり婚だったため、1人目を妊娠するにあたり妊活をすることはありませんでした。できれば長男にきょうだいを作ってあげたいこともあり、私が2人目を考え始めたのは長男が1歳3カ月のころです。 ちょうどそのころになると2人目の話をするママも多く、実際に妊娠するママ友もおり、自分も2歳差で産めたらいいなと思っていました。 待ちに待った陽性判定2人目を考え始めてから、毎月生理が来るたびに落胆していましたが、避妊をやめてから半年後、妊娠検査薬で待ちに待った陽性反応が! 妊娠5週にあたる日に産婦人科へ行き、正常妊娠であることを確認できました。 このままいけば長男と2歳半、2学年差での出産予定。ですが、胎嚢の大きさが小さめで、排卵日がずれているのかもしれないと医師から言われたことが少し気になりました。 2週間後に再診。しかし……初診から2週間後、妊娠7週で再度受診したときのことです。心拍が確認できるころでしたが、あるはずの心拍が確認できず、赤ちゃんの姿も見当たりません、あるのは大きくなった胎嚢のみです。ここで医師から私が告げられたのは「流産の可能性がある」ということでした。 ただ、翌週になれば心拍が確認できるかもしれないということで、1週間後に再診になりました。つわりもありましたが、長男の妊娠時と比較してラクだったのを覚えています。 初診から1カ月。結果は……妊娠8週に再度受診しましたが、やはり大きくなっているのは胎嚢のみで心拍は確認できませんでした。もう1週様子を見ることになりましたが、妊娠9週になっても心拍は確認できず……。胎嚢も崩れてきており、「稽留流産(けいりゅうりゅうざん)」の診断がおりました。 このまま自然排出を待つより手術してしまったほうが良いということで、翌週には流産の手術をしました。幸いにも私の場合、他の病気などが原因ではありませんでしたが、医師の話によれば経産婦でも半分近くの方が流産を経験しているそうです。 流産から3カ月経ち再度妊娠しましたが、「また流産するのでは……」とヒヤヒヤしていたのは忘れられません。結果として長男と3歳差で次男を出産し、その後に次男と2歳差で長女を出産しました。自分とは無縁だと思っていた流産を経験し、妊娠そして出産は奇跡なんだと改めて感じた出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:佐藤祐子二男一女の母。幼~高(中高は家庭科)の教員免許と保育士資格保有。洋菓子メーカーを退職後、現在は地元にて3人の子育てに日々奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年10月31日これは、私が長男を妊娠中に切迫早産で入院したときの出来事です。大変なこともたくさんありましたが、入院したからこそできた経験も同じようにたくさんありました。切迫早産で緊急入院!妊娠29週、私は切迫早産で入院となりました。すぐに点滴が始まり、トイレもベッドの上。さらには妊娠糖尿病も発症して、1日に4回インスリンの自己注射をすることになりました。 点滴の副作用や自由に動けないもどかしさ、食事制限など、つらいことを挙げたらきりがありません。 同じ病室の3人のママたちつらい入院を明るい気持ちで乗り越えられたのは、入院中に出会った人たち、特に同じ病室で一緒に過ごした3人のママたちがいてくれたからだと思います。私がいた4人部屋はいつもにぎやかで、病院スタッフの方たちからも仲が良いと評判でした。 コロナ禍前ということもあり、寝るときと面会中、診察中のとき以外、カーテンは全開。マンガを回し読みしたり、夫婦の馴れ初めを語り合ったり、まるで女子高生に戻ったかのようでした。12月に入院していた私たちは、クリスマスケーキを一緒に食べ、年越しも一緒でした。 ある日、4人の中の1人が妊娠高血圧症候群のため緊急帝王切開に。無事に出産の報告を聞いたときには、部屋のみんなで喜びました。 また、1カ月半入院していたので、病院スタッフの方たちとも仲良くなれました。初めてのお産で不安ななか、知っている顔を見られるのはとても心強かったのです。 その後、私は妊娠36週に入ったところで退院し、予定日前日に無事出産しました。当時のことを思い出すと、楽しかった思い出と出会った人たちへの感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。あのときあの病室で過ごした1カ月半は、私にとって一生忘れられない宝物です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:木山みのり/女性・主婦。2018年生まれの男児と2020年生まれの男児のママ。長男はASD。小中高の教員免許(国語)を保有。自分と家族との時間を大切にするためにシンプルライフを追求中。趣味の読書で月に20冊の本を読む。イラスト:森田家 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年10月19日初めてのコロナ禍での出産。出産予定のクリニックには売店やコンビニがなく、飲み物の自動販売機がひとつだけ。面会も制限されていたので、買い物を頼むこともできず……。想定外の入院生活で、準備不足だったことを後悔したお話です。コロナ禍での初めての妊娠・出産2022年に第3子となる次男を出産しました。第1子は14年前、第2子は4年前の出産だったので、新型コロナウイルスが流行し出してからは初めての妊娠・出産です。私が出産したのはクリニックで、院内に売店やコンビニがなく、飲み物の自動販売機がひとつあるだけでした。 産後の入院中、面会ができるのは同居の夫か実母のみと決まっていました。私の母は別居なので面会の対象外、夫も仕事があるので入院中の面会は難しいとのことで、下着やパジャマ、タオル類は多めに持って行きました。 母乳をあげているせいか、すさまじい空腹感入院バッグにはペットボトル数本と、小腹が空いたときにつまめるように小分けになったバームクーヘンを入れて持って行きました。そして、無事に次男を出産し、そこから5泊の入院生活がスタート。翌日から母子同室になり、母乳推奨のクリニックだったので育児用ミルクはあまり足さず、母乳が出るように頻回授乳で頑張りました。 母乳は大した量が出てないはずなのに、すぐに襲ってくる空腹感。持って行ったバームクーヘンは2日で食べきってしまい、面会や差し入れもなかったので、空腹感に耐えながら残りの日数を過ごしました。 もっとお菓子を持ってくればよかった夜中の授乳がスムーズに終わって次男も寝てくれて、眠れるチャンスだというのにおなかが空いて眠れない……なんて日もありました。こんなことなら、お菓子をもっとたくさん持ってくればよかった……と後悔。 上の子たちのときはコロナ禍での出産ではなかったので、面会や差し入れを自由にしてもらえ、総合病院だったので院内にコンビニがあり、おなかが空いても自分で食料調達できたのです。今回は面会制限があったので、着替えは多めにと準備しましたが、差し入れもしてもらえないということをすっかり頭から抜けていました。 下着やパジャマ、スリッパやティッシュなどの必要最低限の入院準備は整っていたものの、母乳をあげているとこんなにおなかが空く、という点は盲点でした。もし次回も同じようにコロナ禍での出産をし、面会制限があるような状況だったら、お菓子や軽食も忘れずに準備しようと心に誓いました。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年10月19日出産できる病院の種類出産に関わる病院には種類があります。出産までできる病院、医療に特化した病院、家庭的な雰囲気を重視した病院、自分の納得できる病院探しが重要です。助産院助産師が開院している9床以下の病院です。家庭的で安心感がありますが、双子の場合や異所性妊娠(子宮外妊娠)など医療行為が必要だと助産院では受け付けてもらえません。また、助産院では医療行為ができないため、病院での健診が同時に必要になることや、事前に健診を受けてからしか助産院での受付をしてくれないこともあります。医院や個人病院19床以下の病院が医院と呼ばれ、現在はクリニックと表記されていることも多くあります。小さな病院は常に同じ先生に見てもらえることがあるので、信頼できることが大きいです。ですが、健診のみの受け付けで出産は受け付けてくれないところもあるので、必ず確認が必要です。大学病院や総合病院ハイリスクな妊婦さんにおすすめですが、高度な医療を受けることができて安心という反面、予約が必要で待ち時間がかなり長いという面があります。まずは個人病院などで診てもらい、ハイリスクな出産になる場合や、そうでなくても妊娠後期に出産のために紹介状を書いてもらうことをおすすめします。つわりなどで待ち時間に気持ち悪くなることや、予約の日にどうしても起き上がれないほどしんどいこともあるので、待ち時間も病院選びの考慮に入れると健診が楽になります。周産期母子医療センターほかの病院では危険と判断された場合や、救急で搬送される病院です。ベッド数や病院の大きさにもよりますが、最初からここにかかりたいと思っても受けてもらえないこともあります。母体と胎児にとって最高の医療を用意してあるので、どこの病院にかかっていたとしても、危険性が高いと判断された場合にはここに運ばれます。産婦人科の探し方口コミ先輩ママに聞くのが一番ポピュラーで安心感があります。しかしこれには知り合いに先輩ママがいないとどうしようもないという問題もあります。多くの病院の情報は得られませんが、近所の病院やクリニックに関する細かい情報、生の声が聞けるのは大きいです。インターネット多くの情報を一度に集めるには有効な方法です。何を重視して病院を選ぶのかによって絞り込めることもおすすめできるポイントです。ただ、最初からインターネットに頼ると情報量が多く迷いすぎてしまうこともあるので注意が必要です。病院のホームページを見て、説明がわかりやすいと感じるところが良いかもしれません。ブログがあれば医師やスタッフの人柄の参考になりますね。雑誌や書籍産婦人科のことをまとめた雑誌が出ていますので、参考になります。産婦人科の特色がそれぞれ書かれているので全体的にわかりやすく、自分にあった病院が探しやすいです。タウンページ近くの産婦人科を探すのにはとても役に立ちます。近くの病院に的を絞って探すことができ、連絡先がすぐにわかるのが良いところです。産婦人科の選び方のポイントは?距離里帰り出産なのかどうかにもよりますが、健診にその都度行ける距離であることは大切です。夫の立ち合いを望んでいるから出産時に夫が間にあう距離が良いとの考え方もありますが、1時間以内の距離であれば十分間にあいます。あまり遠い場合は健診のために通うのも大変ですし、陣痛が始まってから病院に行くまでの距離を考えると危険性もあります。分娩方法・育児の方法病院によって分娩の方法や母乳育児の考え方が違います。どのような出産を望んでいるのか、完全母乳で育てたいのか、粉ミルクで育てたいのか、病院の方針がどうなのか事前に調べておくと後悔をしなくて済みます。筆者は臍帯血バンクへ協力したかったのですが、病院側が登録していなかったため、断念せざるを得ませんでした。譲れないものは最初の健診を受ける前に確認が必要です。助産師さんやお医者さんとの相性インターネットや口コミで、どんな先生なのか、看護師さんたちの対応はどうなのか知ることができます。フレンドリーな人が良いのか、医学的な細かい説明を重視してくれるのか、どんな人だと安心して任せられるのかを考えてください。自分の命と子どもの命を任せるのですから信頼できる人を探しましょう。一度受診してあわないと感じれば病院を変えることもできるので、実際に診察を受けてから決めても良いですね。ご飯はおいしいか出産という人生で何度もない経験をするのですが、これには体力が必要です。出産後にしっかりとご飯を食べないと体力は回復しません。できればおいしいものを食べられる方が嬉しいですよね。医療水準外から見て、その病院の医療水準を知るのは難しいですよね。参考になるとしたらお産の件数です。毎年たくさんのお産を経験しているところの方が技術や知識が保たれ、いざというときの対応もしっかりしています。医師ひとりあたり毎年何件のお産が行われているのかを比べてみましょう。もしホームページに病気やお産の説明があれば、参考文献が載っているかを見てみてください。近年のものを含めしっかり論文を読んでいれば、きちんと最新の医療を提供している可能性が高いです。また参考程度ですが、クリニックの場合は学会があるときに休診していたり代診の先生だったりすると、その先生は毎年学会で勉強していることがわかります。里帰り出産をする場合は?里帰り出産をする場合は、健診を受ける病院と出産をする病院が異なります。出産をする病院と健診を受ける病院を決め次第、すぐに連絡をしないと受け付けてくれませんので、里帰りを考えている場合は早めに行動に移すことが必要です。健診を受ける病院では、健診の結果を書いてもらい、出産予定の病院に提出しなければならないので忘れないようにしましょう。出産に備えて赤ちゃんを出産した病院については出産を記憶している限り思い出として忘れることはありません。出産する際に何を重視したいのか、病院のきれいさ、看護師さんの対応の良さ、病院の近さ、医療体制、家庭的な雰囲気、それぞれに望むものは違います。一番大切にしたいことをまず考えて、病院を選びましょう。
2023年10月04日私には3歳の長男と1歳になる次男がいます。ちょうど1年前、次男の出産予定日の20日前におしるしが来ました。おしるしが来てもまだ生まれないだろうと、その日私は長男と2人で普段通りお散歩へ行ったり家で遊んだりして過ごしていました。しかし、だんだんおなかが痛いような気が⋯⋯。出産予定日よりかなり早かったので、まさかその日に生まれるとは思っていなかったのです。おしるしからすぐに生まれないと思い込む長男を出産したときは、おしるしから24時間以上して陣痛が来ました。私は次男のときも同じように、おしるしが来てもすぐには生まれないだろう、たまにある腹痛は前駆陣痛だろう、と思い込んでいたのです。 しかしズーンとした生理痛のような痛みが続き、もしかして陣痛かもしれないと気づきました。そして19時ごろ夫が帰宅。すぐに夫におしるしがあったことと、陣痛かもしれないということを伝えました。夫が帰ってきた途端、気が緩んだのか痛みがジワジワと強くなってきたのです。 コロナ禍で面会時間が少ないからこそ……そのまま痛みは続きましたが、間隔が20分程度空いていたのでまだ大丈夫だろうと思って我慢をしていました。長男を寝かしつけたあと、私も早めに布団に入りました。しかし、だんだん20分、10分と痛みの間隔が狭くなって……。コロナ禍で面会時間が30分に限定されるため、私はせめて、長男が朝起きるまでは自宅で耐えたいなと思っていたのです。 次男を出産するときには、長男を私の実家に預けるつもりでした。もし長男を寝たまま実家に連れて行ってしまえば、長男とまともに話す時間がないまま産婦人科へ入院になります。それは私にとっても長男にとっても寂しいなと思ったのです。 もう限界! 長男を実家に預け、産婦人科へ夜中3時、3時10分、20分……とあのときの時間が経つのは永遠に感じました。長男が「おはよう!」と起きてくる7時ごろまでは耐えなければ……と、私はかなり痛かったですがひとりで耐えていました。しかし、もう限界。痛みの間隔も10分以下と狭くなってきたので、夫を起こし病院へ電話することに。そうすると「すぐに来てください」とのことでした。 仕方なく寝ている長男を車へ乗せ、実家に連絡をし、そのまま長男を預けることになりました。そのときの陣痛の痛みはかなり強いもので、車の揺れさえつらかったです。無事に産婦人科へ着き、そのまま分娩室へ。診察してビックリ、子宮口が全開大だったのです! 助産師さんから「3人目はもう少し早く来ててくださいね〜」と言われてしまいました。 そのままありがたいことに15分程度で破水、合計30分程度で次男は元気に生まれてきてくれました。しかし、陣痛を我慢するのはほどほどにしておかないと、本当に危なかったようです。コロナ禍で面会時間が短いからと長男との時間を惜しんでしまった結果です。今のところ3人目は未定ですが、もし授かることがあったら次は早めに受診したいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2023年09月25日第1子である長女を妊娠していたときは、総合病院ながら産婦人科がメインの大きめな病院で出産を控えていました。人気の病院で待合室はいつも患者さんで溢れかえってはいたものの、陣痛室や分娩室などは他の病院より充実していたので、出産時に混みあうようなことはないだろうと思っていたのですが……。破水したのは満月の日長女は出産予定日を1週間過ぎても生まれてこず、「次の健診までに陣痛がこなければ誘発分娩」と医師に言われて、びくびくしながら過ごしていました。誘発分娩は何となく怖かったので、たくさん歩いたり、陣痛が来ると言われるジンクスを片っ端から試してみたりしましたが、すべて空振り。 しかし、運命の健診を2日後に控えた満月の日、0時前にふと起き上がると、体の中で風船がはじけるような音がして下腹部が濡れていく感触がありました。破水したのです。 タクシーで病院へ産婦人科に電話をすると、すぐにきてほしいとのことでした。タクシーに乗って病院へ着くと、すでに1台のタクシーが停まっていておなかの大きな妊婦さんが出てくるのが見えます。 何もかも初めてでドキドキしていた私は、「仲間がいる! ひとりじゃない!」ととりあえずホッとしましたが、その後もう1台タクシーが訪れ、あっという間に3室の陣痛室が埋まってしまいました。「普段から患者さんが多いからこんなものなのかな」と思いつつも、助産師さんたちの様子がいつもより切羽詰まっているような気がしました。 10人が同時に出産!?破水からの出産で24時間以内に出産する必要があった私は、バルーンや陣痛促進剤を使った誘発分娩となりました。今まで味わったことのない痛みに悶えながら、「今から和痛にできたりしませんか?」と近くにいた助産師さんに弱音を吐いてしまった私。 しかし、助産師さんの返事は「ごめんね、一応聞いてみるけど今10人ぐらいお産中だから無理だと思う……」という驚きの内容でした。言葉通り助産師さんはそのまま私の出産が終わるまで結局戻ることなく、私は12時間以上の陣痛をどうにか耐えて長女を出産しました。 中秋の名月と満月が重なった日長女を出産後、新生児室に行くと13人もの新生児が並んでいました。うち10人は、私が長女を出産した同じ日に生まれた赤ちゃんとのこと。病院側は陣痛室が足りず、入院用の部屋に設備を運んで対応したそうです。 私が産気づいたのはのはただの満月の夜ではなく、数年に一度の中秋の名月と満月が重なる夜でした。「満月の日は生まれやすい」という説を聞いたことはあったものの、これほどまでとは思っていなかったので本当に驚きました。 先日、長女から「クラスメイトに同じ誕生日の子がいた」という話を聞いて、「あのときの1人かも」と不思議な気持ちになりました。あれから次女、長男と2人の子どもを産みましたが、同じ日に同じ病院で10人出産というのはあのときだけです。満月の力を実感した忘れられない出産です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2023年09月06日第3子を妊娠中のある夜、布団に入った私は、なぜか急に「脚を動かしたい!」という衝動にかられました。しかもその症状は何日も続いたため、私は産婦人科の先生に相談することに。すると思いもよらない返答が……。謎の症状の正体はまさかの…3人目を妊娠中のある夜のこと、布団に入った私は、急に脚に違和感を覚えました。その違和感は、「脚を動かしたい!」という、今まで感じたことのない症状でしたが、しばらくするとおさまったため、あまり気にせず眠りにつきました。しかしその1週間後、布団に入ると、また脚に違和感を覚えました。やはり脚を動かしたくなるので、布団の中でストレッチをすることに。でもその日はなかなか症状がおさまらず、1時間ほどが経過し、やっと私は眠ることができました。 その後も脚の症状はは2・3日に一度、起こるように。一度症状が出ると1時間はおさまらないため、私は次第に寝不足になり体調不良になってしまいました。症状が続いたため産婦人科の先生に相談をしてみると、先生から「むずむず脚症候群(※)かもね。安静時に、脚に不快感が出るような病気だよ」という予想外の返答が。私は聞いたことのない病名に驚きましたが、先生いわく、「妊娠中に貧血になると、むずむず脚症候群を引き起こすことがある」とのことでした。そのため至急、血液検査をすると、やはり貧血という結果に。薬を処方してもらい、しばらく様子を見ることになりました。 (※)むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群):夕方から深夜にかけて、下肢を中心に「むずむずする」「虫が這うような感覚がある」「じっとしていると非常に不快」といった異常な感覚が出現してくる病気。 薬を服用してから2週間が経ったころ、気がつけば脚の症状はなくなっていました。私はスムーズに眠れるようになり、体調も回復。まさか脚の症状と妊娠が関係あるとは思っていませんでしたが、妊娠中は何が起こるかわからないということを、改めて感じた出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:森井さやか
2023年08月25日妊婦健診で、お腹の中にいる赤ちゃんの様子を確認するために撮影するエコー写真。病院によっては、健診のたびにもらえるところもあるそうです。産婦人科医の今井賢(@kunkun421)さんは、妊婦にエコー写真を渡す際に必ず同じ写真を2枚渡すようにしているのだとか。渡すのであれば、本来1枚で十分なのですが、なぜ今井さんは2枚渡しているのでしょうか。その理由は、とても粋なものでした。「エコー写真は見慣れていない人が見ると、どこが顔や身体なのかが分からなくなることがあると思うので、帰ってから困らないように、片方に絵を描いて渡しています」今井さんは2枚のエコー写真を出し、そのうちの1枚にどこが顔や身体なのかが分かるよう、絵を描いているのだとか。医師でない人がエコー写真を見ると、どう映っているのかが分からないことが多いといいます。こんなふうに、線をなぞってイラスト化されていたら、とても分かりやすいですね!ただ、中には絵を描いてほしくないという人もいるため、今井さんは必ず2枚のエコー写真を渡すようにしているそうです。今井さんが赤いペンで足しているほっぺたによって、よりかわいらしさが増して見えますね…!投稿された、かわいらしいエコー写真は反響を呼び、多くのコメントが寄せられました。・現在妊婦です。毎回エコー写真をもらうのですが、何が写っているのか分からないので、絵を描いてもらえるのはうらやましいです!・これはもらったらすごく嬉しい!素敵な取り組みですね。・かわいいー!持って帰ってからも家族でワイワイできる姿が目に浮かびます。・ほっぺたを赤いペンで描いているのがかわいすぎる!今井さんは「ただ喜んでほしいから」という想いで、これまでエコー写真のイラストを描き続けてきたといいます。身体にさまざまな変化が起こるだけでなく、精神的にも不安定になりやすいといわれる、妊娠中。エコー写真のかわいらしさと、今井さんの優しい心遣いに癒された妊婦は、きっと少なくはないでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年08月06日私は結婚してから5年間妊活を続け、やっと赤ちゃんを授かりました。妊娠するまでは大変でしたが、妊娠経過は順調そのもの。仕事をしながらでしたが、近所に住む義理の母を頼ることなく妊娠前と変わらない生活を送ることができました。しかし、ほどよい距離感を保っていたはずだったのに、その関係が崩れてしまったのです。原因となった産後の出来事についてお伝えします。出産前はいい距離感だった私と義理の母との関係妊娠経過が順調だった私は妊娠前と変わらず仕事へ行き、家事も食事も通常運行。大変だったら近所に住む義理の母に手伝ってもらおうと思っていましたが、つわりもなかったのでそれも不要でした。 義理の母も「順調で安心だわ」と突然訪問するということもなく、用事があってくるときも必ず事前に連絡をくれていました。馴れ馴れしすぎず、お互いにいい距離感を保った関係だったのですが、産後あることがきっかけでそれが崩れてしまったのです。 出産後すぐ夜中に押しかけてきてビックリいよいよ出産となり、産院に行くことを義理の母に連絡すると、「頑張ってね」と応援の言葉をもらいました。無事に息子を出産し、時間は夜の11時過ぎ。夫は両親に無事出産したことを連絡し、面会は明日時間を決めてきてほしいと伝えたそうです。するとその30分後に「今、産院の前にきている。鍵がかかっているから開けてもらえないか聞いてほしい」と義理の母から夫に電話がかかってきたのです。 私は出産後の処置を受けながら、夫が電話口で怒り口調で会話しているのを聞きました。夫はきっぱりと「無理だ」と伝えると、家に帰ったようです。よっぽどうれしかったんだなと思う反面、ちょっとモヤモヤした気持ちが残りました。 翌日、伺いもなく部屋に入ってきた出産時に出血が多かった私は、貧血で体もつらく、息子のお世話以外は横になって体を休めていました。助産師さんからも休養が大事なので、授乳や沐浴以外は、今日は新生児室でみますと言われました。スマホを見ることすらつらかったのですが、義理の母は早く会いたがっているだろうと思い、朝一番に面会の時間を伺うメールを送りましたが一向に返事はありませんでした。 すると面会時間を少し過ぎた時間に突然病室のドアが開き、そこには義理の母の姿が! びっくりしている私にはお構いなく、「こんにちは! 赤ちゃんはどこ?」が第一声でした。私は休養が必要な状態であることと、そのために息子は新生児室にいることを説明し、急いで新生児室に息子を迎えに行きました。 出産直後に「2人目は?」の言葉息子を病室に連れ戻り、念願の初対面を果たした義理の母。喜ぶ姿がとてもうれしく、今までの行動も気にしないでおこうと思った矢先、「2人目ももちろん考えているんでしょう?」と言われたのです。 義理の母は私たち夫婦がなかなか子どもを授からなかったことを知っているのに、産後すぐの私にこんなひと言が出るなんて……とショックでした。このとき、これまで通りの関係は続けられない、できれば関わりたくないとさえ思ってしまったのです。その後も連絡をしてからきてほしいと伝えているのに、「通りかかったから」と授乳中に急に面会にこられるなど嫌な思いをしたこともあり、産後は少しずつ距離を置くようになりました。 孫の誕生のうれしさによる義理の母の言動があまりにショックで、それまでの良い関係が崩れてしまいました。気持ちが高揚してしまったことによるものだとは理解していますが、耐えられませんでした。いつもは気遣いができる義理の母だったということ、また産後のとてもセンシティブな状態のときだったからかもしれませんが、残念でなりません。ほどほどにお付き合いはしていますが、私の心の奥のモヤモヤは消えません。 イラスト/ののぱ著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月17日皆さんは、妊娠中のつわりを経験したことはありますか?今回は、子どもを連れて産婦人科へ行ったときのエピソードを漫画で紹介します。イラスト:harua子どもを連れて産婦人科へ体調は悪くなる一方…見知らぬ女性から説教!?男性が間に入ってくれて…つわり中に、子どもを連れて出かけるのはとても大変ですよね…。女性を連れ出してくれた男性に感謝した、スカッとエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月07日大学生のときにお付き合いしていた彼との一夜でコンドームが外れてしまい、念のためにアフターピルを処方してもらいに行きました。その際の産婦人科で医師から言われたショッキングなひと言が、今でも忘れられません。10年近く前のことですが、当時を振り返ってお話ししたいと思います。 コンドームが外れた! どうしよう…彼とするときはいつもコンドームをつけて避妊していたのですが、ある晩途中で外れてしまったことがありました。今思うと外れただけで何もなかったのですが、私は初めてお付き合いした相手で経験もなく、とても動揺してしまったのです。 彼の「コンドーム外れちゃったんだけど大丈夫?」の言葉に、私はだんだん大丈夫ではない気がしてきました。 念のためアフターピルをもらうことに問題ないとは思いつつ、私と彼は翌日アフターピルを処方してもらうことにしました。処方してくれる病院や副作用などを調べている私に、彼は心配しながらもしきりに謝ってくれたのを覚えています。 私はなんとなく後ろめたいものがあったので、家から電車を乗り継いで30分くらいのところにある産婦人科を受診することにしました。産婦人科に行くと2人で決めてからは、彼とずっと気まずくなってしまい苦しかったです。 医師に言われた思いがけないひと言コンドームが外れた翌日の朝早くに、私と彼は産婦人科へ。受付や問診票の記入は特に問題はなく淡々と終わりました。診察の順番になって、私ひとりが呼ばれ、「ひとりで呼ばれて、何を聞かれてどう答えたらいいのだろう」と不安でした。 しかし私が着席すると同時に、50代くらいの男性医師は「これだから若いのは困るんだ。ちゃんと後先考えて避妊をするように」と言い、私が何も言う間もなく診察は終わったのです。 予想しなかった展開に呆然としてしまい、何も言い返すことができませんでした。診察後アフターピルを処方されたのでその後生理は来たのですが、私の気持ちは晴れないままでした。 私と彼はコンドームで避妊をしていました。性交時の状況(レイプかそうでないか、避妊はしたかなど)を伝える機会はなかったのですが、それなのに何も聞かずこのように決めつける医師がいることに驚きでした。 原案/桜場紫作画/やましたともこ
2023年05月06日皆さんは嫌味を言われたらどう対応しますか?今回は「産婦人科で絡まれた話」の漫画を紹介します!(イラスト/エトラちゃんは見た!)激しい痛みに悩まされていた主人公中学2年生の主人公は、毎月の月経痛に悩まされていました。ズキズキとした痛みが1週間ほど続き、動けなくなることもしばしば。そしてその痛みは、徐々に強くなっていくのでした。そんなある日、友人と話していると突然…!?痛みで倒れてしまい…!?出典:エトラちゃんは見た!痛みに襲われ、倒れてしまった主人公。保健室の先生に相談し、彼氏と一緒に産婦人科を受診することにします。痛みに耐えながら待合室にいると…。こちらを見ながらコソコソと話すおばさん2人。中学生のカップルが受診していることで、妊娠と決めつけ嫌味を言っていたのでした。痛みのせいで動けず、何も言い返せなかった主人公でしたが…。その場にいた女性2人が「デリケートな話で人を茶化すのはやめなさい」と、おばさんたちを叱ってくれたのでした。勝手な憶測はやめてほしい産婦人科には、さまざまな事情を抱えた人が受診していますよね。勝手な憶測でコソコソと話すのはやめて欲しいものです。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年05月02日初めての妊娠時、フルタイムで仕事をしていた私。産休に入る前日にお世話になった人にあいさつに回る際、先輩ママからアドバイスが。そのとき出産した息子はもう3歳になりますが、今振り返ってもそのアドバイスが私にとって一番参考になりました。先輩ママからの出産アドバイス私は妊娠後もフルタイムで仕事を続け、産休前の最終出社日にお世話になった人たちにあいさつに回りました。その際、先輩ママから「周りに甘えていいんだよ!」「産後は家事なんて後回しで、寝られるときに寝てね」と、さまざまなアドバイスをもらいました。 アドバイスの中で印象的だったのが、「陣痛、めっっっちゃ痛いよ。痛いけど、泣き叫んじゃダメ。それで体力消耗するから。いつ生まれるかわからないし、痛くてもつらくても、静かに耐えたほうがいい」と、真顔で言われた言葉です。その言葉に陣痛への恐怖と、無痛分娩希望だったのでどこかで「無痛分娩の予定だし、大丈夫でしょ」という気持ちが入り混じりました。 いざ、実践!先輩の言葉を思い出し…実際に出産を迎えたときのこと。陣痛を感じ夕方に病院に到着して診察すると、子宮口はすでに6cmで、そのまま入院となりました。病室で定期的に来る陣痛を感じつつ診察すると、子宮口は7、8cmまで開いており、陣痛も5分おきに。そこで麻酔を打つことになりました。麻酔を打つと痛みはすっかり消えましたが、陣痛の間隔は縮まらず、夫は21時ごろに帰宅することに。 明朝、痛みで目を覚ました私。前日とは比べものにならない痛みと、便意に似た感覚に襲われ、「これは麻酔が絶対に切れている」と確信した私は、【痛くても、泣き叫んじゃダメ。痛くてもつらくても、静かに耐えたほうがいい】を思い出し、今まで経験したことのない痛みに静かに耐えました。 おかげでスムーズに出産できた!朝食前に内診に来ると言われていたので助産師さんを待っていましたが、痛みが限界を迎えナースコール。内診すると、なんと子宮口は全開大! すぐに分娩室に移動し、助産師さんに、かなり痛みが強いので麻酔を追加してほしいと伝えましたが、医師が到着するまで無理とのこと。 冷や汗をかきつつ痛みに耐えていると、2、30分後に医師が駆けつけ麻酔を追加。するとあんなにつらかった痛みはほぼ消えたのです。体力が温存できたおかげで出産はスムーズに進み、麻酔注入後は15分というスピードで息子が誕生しました。 2人目も、同じように実践!2人目の妊娠中、32週のときに出血し受診すると、切迫早産と診断され、そのまま入院することに。翌日、このまま出産になると言われ、無痛分娩希望だったことを医師に伝えると、「この状況で無痛分娩は難しい。経腟分娩できるかもわからないので、もし赤ちゃんが苦しそうだったらすぐに帝王切開に切り替えます」とピシャリ。あまりの急展開にあぜんとしつつ、再びあのアドバイスを思い出しました。 「痛くても、静かに耐える。よし、頑張ろう!」と気持ちを切り替え、陣痛が来ても「痛い、痛い」と小声で呟きつつ、静かに耐えました。陣痛の間隔が短くなり、静かに痛みに耐える私を医師が内診すると、子宮口は全開大! 落ち着いている私の状況を見て、医師はまさかもう生まれるとは思っていなかった様子。他の医師も駆けつけたあとすぐに破水し、私がいきむと破水からわずか4分という早さで娘は生まれました。 1度目は無痛分娩でしたが陣痛の痛みを感じて出産、2度目は予期せぬタイミングでありつつ通常分娩という2度の出産を経て、【痛くても、泣き叫んじゃダメ。痛くてもつらくても、静かに耐えたほうがいい】というアドバイスが、本当に参考になったと感じます。このアドバイスのおかげで体力の温存につながり、実際に出産するときにしっかりいきむことができました。 監修/助産師 松田玲子著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママ。ワーママとして時短勤務をしつつ、ライターとしても活動中。
2023年03月28日家から産院まで徒歩5分の距離だったので、陣痛がきてから歩いて産院へ向かって出産した体験談です。途中陣痛で一度立ち止まりながらも産院まで歩いて行きました。初産で時間が掛かると思っていたけれど、予想外に早くいきみたくなり……。出産予定日3日前の妊婦健診あと3日で出産予定日という日、15時から妊婦健診がありました。エコーでの赤ちゃんの推定体重は2,850g。痛いと噂に聞いていた内診グリグリをされて、やはりとても痛かったです。 医師から「子宮口が指1本分開いているので、2・3日中に生まれるかもしれません」と言われ、なるべく早めに陣痛がくると良いなと思っていました。内診グリグリをしてからは重い生理痛のような痛みがありましたが、スーパーで買い物をして帰りました。 夕方から陣痛が始まり歩いて産院へ!17時におなかが痛みだしましたが、最初は陣痛かどうか疑う程度の痛みでした。だんだんと痛みがはっきりして波のある痛み方に変わったので、陣痛だと確信しました。車を持っておらず、歩けそうな痛みだったので産院まで歩いて行くことに。 エレベーターのない3階に住んでいたので、慎重に階段を下りました。途中1回陣痛で立ち止まりましたが、順調に歩いて産院に着き、そのまま診察室へ。子宮口は3cmほど開いていました。 LDRに移動し、助産師さんからは「初産だからまだまだ時間がかかるかも」と言われて、やっぱり初産は時間がかかるんだと覚悟しました。私は「これから24時間くらいかかるものなんだろうな」と思い、強くなる痛みにも、まだまだ序の口だと思って耐えていました。 破水してすぐ出産21時過ぎに破水と同時に急にいきみたい状態になり助産師さんを呼ぶと、もう赤ちゃんの頭がすぐそこまで降りていました。「お産になります」と言われ、ベッドの形を分娩用に変えて、私の体勢も足を開く形になったのですが、陣痛中に腰を浮かせるのがとてもつらかったのを覚えています。 すぐに先生が到着し、次の陣痛でいきむ許可が出ました。1回目のいきみは、失敗。「うんちのときと同じようにいきむんだよ」と助産師さんに言われ、2回目の陣痛はうまくいきめて、3回目のいきみで、「もういきまなくていいよ」と言われ、赤ちゃんが出てきました。生まれてみると、赤ちゃんは3,300gもあったので驚きました。 初産院まで徒歩5分の距離だったことと自家用車がないことで、陣痛が始まってから産院まで歩いて行きましたが、道中何もなく無事に着いたことは幸いでした。そして陣痛がきてから生まれるまで5時間だったので、あっという間に終わった感覚でした。退院時も赤ちゃんをスリングで抱っこして歩いて帰ったのが、いい思い出です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2023年03月16日