■前回のあらすじ夫の適当な家事にイライラする私。理想通りの生活をしている友達に話を聞いてもらうと、夫に頼りなよと言われ…。 >>1話目を見る 美沙は職場で起きた出来事を教えてくれました。出産前に思い描いていた理想通りの生活をしようと必死で、貴司の気持ちを考えることも、貴司と子育てについてのすり合わせもしていなかったことに気が付いた私は、貴司と改めて向き合うことに…。次回に続く(全5話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ ニタヨメ
2021年10月21日子育てに日々奮闘するママ達の中には、夫にモヤモヤしている人も多いのではないでしょうか?関西人の夫と息子のはる君と暮らすharumamaさんもそのひとり。育児をしてくれない夫への不満をひたすら我慢し続けた結果、夫とも険悪に。ワンオペ育児状態がこんなに辛いのに、さらに夫とも関係が悪化するなんて!そんなharmamaさんのエピソードに「育児って本当に大変!」「私も同じ状況です!」など、たくさんの共感コメントが集まりました。■私、もう無理かも?夫に何も言えぬままストレスだけが…毎日、仕事で忙しい夫。だけど、待ったなしの子育てで忙しい妻だってたまにはゆっくりしたい。また、夫あるあるのひとつとして、週末も仕事すると宣言しておきながら、昼寝などを繰り返して結局何もしないというパターン。この頃はそれがほぼ毎週だったので、結構なストレスに…。■ついに心が折れる!自分の感情がわからない…夫が忙しいのはわかっている。それでも夫に育児を理解してほしい…しかし、自分の限界に気づいてからも夫に気持ちを伝えられない日々が続きます。産後初めて、ひとりで出かけたいと夫に伝えると…。そして、いざひとりで出かけると夫の態度が冷たく…。ひとりで出かけても、ずっと家族のことが気になり帰宅すると…。心の拠り所もなく、ついに涙がポロポロと…もう限界! せっかく気分転換できたと思ったけどイライラしている夫に、harmamaさんの精神状態は崩壊してしまいます。泣くharmamaさんを見て、はじめて深刻さに気がついた夫。この産後のすれ違いを経て…夫婦はどのように子育てに向き合うようになったのでしょうか?そしてharmamaさんが自分の奥底の感情と向き合うことで発見した「苦しかった理由、夫にして欲しいこと」に、同じ経験を持つママ達から、たくさんの「わかる!」「本当にそれ!」という共感とエールの声が届きました!■子育ての不安や葛藤にわかる!の声続出悩みはひとりで抱え込まなくていい!全国のママ達から多くの共感コメントが届きました。・自分も、夫への不満があり、どうして欲しいの?と聞かれても、どうして欲しいのかわからなかった。この記事読んで、夫にうまく伝えられないし、喧嘩するのも面倒だから、自分が我慢すればいいやなんて思ってきたけど、自分のきもちと向き合って、夫としっかり話ができるようになればと思った。・子供と離れたいわけじゃない、一緒に育児をしたい、私もその一心だったなと思い出しました。素敵な旦那さんで良かったですね!うちもそんな旦那がよかったな。・私も子供たちが小さい頃は、全く自分の時間などがなく、24時間365日、一度も休みはありませんでした。旦那様と話をして、少しでも子育ては夫婦で行うことをわかってくれたら、幸せです。良い方向にいくことを願っています。・産後クライシスはママさん本人が自分から言って周りを巻き込んで助けてもらわないとどうにもならない状況なのがツライです。産後クライシスになっていても自分で気づけない、周りもママになったんだからとプレッシャーをかけてくる。世の中のママさん達が家事育児、仕事をしてる人もいる。なんなら2人目の話をしてくる人もいる。今、1人目でも2人目でも経験はその時々初めてなのだから大変な状況なのに誰も助けてくれないのはママにも赤ちゃんにも良くないなと思います。作者さんはご自身で1人の時間を作らなきゃと旦那さんに話して涙ながらに気づいて貰えて良かったです。・育児は本当に大変。もちろんワンオペをせざるを得ない方もいらっしゃるとは思いますが、精神的に病む前に誰か(夫・両親・ヘルパーなど)に助けてもらう事はとても大事な事だと感じています。未だに、育児=女性(母親)がすべき、が残ってる日本。海外を見習って、男性の育休すら当たり前に取れる国になってほしい。イクメンという言葉もおかしい。■ママ達のリアル産後クライシス体験私もツラかった! と、実体験を持つママ達から生の声も届きました。・育児をするのは女性側だと夫婦2人とも思っていて、頑張ってみたものの、一日3時間しか眠れないのに朝ごはんはホテル並みのものを作っていたため、過労で内臓をやられ手術になり、こんなの本当に女1人でやるの?ではみんな入院や手術?おかしいな、不思議だなと思っていた。そのうち、海外では家事や育児は夫婦半々でやるという情報を入手。やはり1人では無理がある、と、ようやく、夫の参加に至る。しかし、物知らずな2人だった事をお互いに責めはじめ、いつのまにか自分が悪くても絶対に謝らず、相手の至らない部分を無理矢理見つけて指摘するという、最悪な喧嘩をするようになりました。・産後5ヶ月で夫が離職。それから2年間無職に。無職の間、夫は家事育児を一切しなかったけれど、就活に専念してもらいたかったので私は育休明けから家事育児仕事を両立してシンママ状態。実母は他界しているし、姑も友達も遠方で誰にも頼れない。夫から意味不明な八つ当たりをされたり、夜間に大音量でゲームをして寝かしつけの邪魔をされたり…。私は自分だけの時間なんて一瞬たりとも無いのに。イライラが募る中、夫が就活もしないで一日中ゲーム三昧だった事が発覚。私の怒りも爆発して「一ヶ月以内に就職しなければ離婚」と伝えたら2週間で就職しました。これ以来、夫には優しくしないことにしています。・妊活5年を経てやっと授かった初めての子供の産後の時、私は既に専業主婦でした。家事と育児のワンオペ育児でいっぱいいっぱいな上に母乳も出ず、完全ミルクで自分が理想としていた産後生活とは全く違うものでした。完全ミルクで哺乳瓶を洗いまくりで人生初のアカギレになり、何をするにも手が痛くて。それでも暫くは頑張っていたのですが限界を感じて夫に夕飯の食事が終わった食器だけ洗って貰えないか?とお願いした所、「いいよー」と言ってくれたのでなんていい夫なのかと感激しました。が…3日後仕事が疲れたと夫は食器を夕飯後洗いませんでした。結局次の日の朝まで様子を見ましたが翌日いつも通りに出勤していきました。残された食器を洗いながら何故か泣きました。今思えば産後クライシスになってたんだなぁとその後1週間程夫とは目を合わせて笑う事が出来ませんでした。・共働き、2人目妊娠中の時に家事育児ほぼ全てやっていました。それが精神的、身体的に限界に来た時夫に少し家事をやって欲しいと伝えたが、自分は家事嫌いだから家事代行を頼もうと言ってきた(経済的余裕はなし)。そこで感情が爆発し、涙も止まらず、「もういい、すべて自分がやる」と夫に期待するのをやめると伝えました。すると、その後は人が変わったように家事、育児を積極的にやるようになってくれました。今では夫がいないと正直家が回りません。なので出張などがあると私がめっちゃテンパります(乳幼児3人子育て中)。なかなか一筋縄ではいかない、産後クライシスの悩み。harumamaさん夫婦はどう乗り越えたのでしょうか? 気になる連載はウーマンエキサイトに掲載されています!▼夫へのモヤモヤが続くワンオペ育児…、私限界なのかもしれない/私の産後クライシス
2021年10月20日■前回のあらすじ喧嘩後どんどん帰ってくるのが遅くなる夫。ワンオペ育児をしていた私はついに産後疲れで高熱をだしてしまいました。 >>1話目を見る 次の日私の体調は戻り、貴司も仕事に行きました。貴司の育児について愚痴ってしまった私。それを聞いて、美沙は自分の経験を話してくれました。次回に続く(全5話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ ニタヨメ
2021年10月20日■前回のあらすじ事前準備さえしておけば、気合で乗りきれると思っていた子育てが、思っていた以上に大変で不満がたまっていく私。何回言っても直らない夫の言動にイライラがつのり大爆発してしまいました。 >>1話目を見る 強い口調で夫を責めた私に対し、夫もさすがに黙ってはいられなかったようです…。私はワンオペ育児の中でも、身だしなみも家も綺麗にして産前と変わらずに過ごそうとしていたのですが、ついに身体の限界がきたのか産後疲れで高熱を出してしまいました。幸い、貴司の仕事が休みだったので、何をするべきか簡単にメモに残して梨々花のお世話は貴司にまかせ、1日授乳以外は寝て過ごせたのですが…。次回に続く(全5話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ ニタヨメ
2021年10月19日私は奈々。妊娠するまではバリバリ働いていましたが、現在は産休中です。私の両親も夫・貴司の両親も遠方のため、産後は頼れないことが分かっています。私は完璧主義な性格でこだわりも強く、育児についても出産前から育児本やネットで調べて、準備は完璧にしていたつもりだったのですが…。私は元々の完璧主義な性格のせいか、気合で何とかなると思ってしまい、誰にも弱みを見せずに完璧に梨々花のお世話をしようとしていました。夫も梨々花を溺愛で、はりきってお世話をしようとしていますが…。夫と私の育児に対する思いに温度差があるのか、夫の家事や育児の雑なところやお手伝い感覚なところに、小さなイライラが積もっていきました。夫婦仲が悪いと梨々香にも悪影響が出ると思い、私は自分でも気づかないうちに夫への不満を本人に言わず我慢していたようです。しかしこの瞬間、いままでの貴司への積もりに積もったイライラや自分の理想通りの生活ができないストレスもあって、ついに大爆発してしまったのです…。次回に続く(全5話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ ニタヨメ
2021年10月18日■前回のあらすじきちんと自分の意見を伝えようにも、またしても女友達を優先する夫。そんな夫の態度に、もう我慢の限界。これ以上続けるなら離婚する! と怒りをあらわにした私だったのですが…。 >>1話目を見る 後で悠太に聞いた話ですが、夫が同僚に愚痴っていたところ、たまたま話を聞きつけた女子社員が激怒。近くにいた社員さん達みんなも徹底的に私の味方をしてくれたそう。それにショックを受けた夫はようやく自分の考えが間違っていると気付いたそうなのです。その夜、私たちは曖昧にしていた男女間の付き合いや友人との距離感などの価値観について話し合いました。私は夫に異性の友人と仲良くしてほしくないのが本音なのですが…夫にやましい気持ちがないのも信頼したいとも思っています。だから夫には「SNSでのやり取りも電話も、たまになら気にしないようにする。でもオールで飲みに行くのはやめてほしい、そしてそのことを由紀さんにも伝えて欲しい」とお願いしました。そして今は育児を一緒にやりたい。長電話するくらいなら波瑠の面倒を見ていて欲しい…。そういうことを伝えました。 私が「何を嫌と思っている」のかを伝えられたことで、夫も変わってくれました。由紀さんも気をつかってくれるようになったのか、連絡が減ったように思います。家族を第一優先にしてくれれば、たまには友達と飲みに行ってくるのもいいと思っています。※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ タキノユキ
2021年10月06日■前回のあらすじ夫との関係がぎくしゃくする中、娘を連れて近所の知人の家へ相談に行った私。そこで、自分の意見を夫にきちんと伝えるべきだと悟り…。 >>1話目を見る 夫の態度に限界を超えた私は、ついに離婚を切り出してしまいました。次回に続く!(全8話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ タキノユキ
2021年10月05日■前回のあらすじ女友達とのサシ飲みで朝帰りをした夫。当然言い合いになったものの、何を言っても伝わらない価値観の違いに限界を感じ…。 >>1話目を見る その翌日は土曜日。家で悠太と過ごしたくなかった私は、近所に住む友人の幸枝の家に波瑠を連れてお邪魔することに。そこで幸枝と夫の勝也さんに昨日のことを相談しました。もうこんなことしてほしくない…こんなことで不安になりたくない…。この時初めてちゃんと自分の気持ちを悠太に伝えなきゃ!と思ったのです。次回に続く!(全8話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ タキノユキ
2021年10月04日■前回のあらすじはじめての子育ては不安で夫に手伝ってもらいたいのに、夫は女友達と飲み会へ…。しかも、深夜3時を過ぎても帰ってこないってどういうこと!? >>1話目を見る あまりの価値観の違いに限界を感じた私は、これ以上悠太と話を続ける気力もなく、そのまま寝室に向かいました。次回に続く!(全8話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ タキノユキ
2021年10月03日■前回のあらすじ結婚後も、夫は女友達と長電話をしたり、飲みに行ったり。一度不安を伝えてみたこともあるのだけれど、どうにも伝わっていない様子…。 >>1話目を見る 私は娘・波瑠を出産し、産後2ヶ月間の里帰りを終えたのち自宅に戻りました。夫と2人で協力して、この子を守って行かなきゃ…。はじめての子育てで不安に押しつぶされながら、寝不足の日々を過ごしていたある日のこと…。私が睡眠時間を削って波瑠の面倒を見ていることを知っているはずの悠太。少しでも手伝ってほしくて悠太を待っているのに、飲み会に行くなんて…そう怒りがこみあげてきたのですが、よく考えたら悠太だって仕事で大変な毎日。たまに息抜きするぐらい許せる妻でいなければ…と思いなおしました。しかし…!次回に続く!(全8話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ タキノユキ
2021年10月02日■前回のあらすじ結婚式でも酔っ払って夫に甘える女友達。結婚したのは私なんだから、女友達に嫉妬なんてしちゃいけない!と思いはしたものの…。 >>1話目を見る それからも夫は伊藤由紀と長電話したり、仲間内で飲みに行ったりしているようでしたが、なるべく気にしないように過ごしました。そしてしばらくして私は妊娠、出産をしたのですが…。次回に続く!(全8話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ タキノユキ
2021年10月01日■前回のあらすじ夫の女友達に悩んでいます。やたら夫にくっついたり、こっちが聞きたくない話をわざわざしてくるその無神経さって一体…。 >>1話目を見る 結婚した後はさすがにこんな心配もしなくてよくなるはず。この時はまだのんきにそう思っていたのですが…。次回に続く!(全8話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ タキノユキ
2021年09月30日たしかに夫にとっては青春時代をともに過ごした大切な友達なのかもしれません。けれど彼女の前で、その彼氏にベタベタくっつく無神経さといい、こっちが聞きたくない話をわざわざ話してくるところといい…。正直、これから積極的に関わりたいとは思えないタイプの女性でした。次回に続く!(全8話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ タキノユキ
2021年09月29日BS朝日は9月26日(日)よる9時から「地球クライシス2021~気候変動 壊れゆく世界~第2弾」を放送します。番組ナビゲーターは女優・柴咲コウが務めます。環境に強い関心を持っている柴咲が、環境問題をテーマにした番組をナビゲートするのは初めてといいます。同番組は今年3月に放送したスペシャル番組の第2弾。柴咲は自然環境との調和を目的にした製品や事業を展開する会社を立ち上げ、2018年には環境省の環境特別広報大使に就任。番組では、気候変動の世界の現状を描いた英国BBCのドキュメンタリーと、番組独自の取材映像を見ながら、地球の今と未来を、気象予報士・依田司、気候科学者・江守正多とともに考えていきます。番組ナビゲーターを務める柴咲コウ昨年から北海道へ移住を進め、有機栽培農業などにも取り組んでいる柴咲は、VTRを見ながら熱心にメモ。「幼い頃から自然への尊敬の思いがあって、自然と消費のバランスが取れているのかという疑問がありました。北海道の自然の中で暮らしていると、地球温暖化の影響を都会よりもダイレクトに感じることがあります。気候変動はこれまで地球の歴史の中でも何度もあったことと言われてきましたが、今は、気候変動は自分たちのせいだったと突きつけられている、これからは本気で考えていかないといけないと思います」と力を込めて話します。柴咲は、ソロモン諸島での海面上昇の実態について、「島の人たちが直接の原因を作ったわけではないのに、被害者になってしまう。その事実を私たちはどう受け止めるのか。数センチの海面上昇は小さいと感じるかもしれないけれど、その積み重ねで、島が消えてしまう。自分たちの経済で自分たちの首を絞めてしまう。それが、いつ自分たちに降りかかるか分からない」と語りました。温暖化の影響は日本の食卓にも。2100年には「コシヒカリがなくなる」という衝撃の独自取材もあり、「今夏は北海道でも、気温36度を超し、全く雨が降らない。ジャガイモ、タマネギが不作で、地元の方も『こんなことは初めてだ』と言っていました」と、実体験も交えて語りました。番組の中で一番衝撃だったというのは、日本の森林での異変。「初めて知る事実がありました。私たちの食卓に並ぶご飯にも影響があって、それが目の前に迫っていることも感じ取ることができました。根本的な解決は一筋縄ではいきませんが、どんどん議題にあげる、話し合っていくことが大事だと実感しました」。気候変動について「本気で考えないといけない」と語る柴咲コウ現在、都内と北海道の2拠点生活を続ける柴咲。「その比重は仕事に左右されるのですが、いずれは向こうが拠点になればいいなと考えています。自給自足で体感したものを財産にしたい。もっともっと自分も知識を蓄えていかなければならないと思います。今回の、この番組で初めて知ったこともあるので、もう一度見て、保存版にしたいですね。気候変動問題はデータに基づいて、話さないといけないと思うので、(出演者の)みなさんと勉強会みたいなものができたら。」と話していました。■収録を終えて柴咲「私は環境に関して発信している方だとは思うのですが、どうしたらもっと受け取る側の方々にも自分事として受け取ってもらえるか、という思いがあリました。今回の特集は、我々人間一人ひとりが自分事として向き合うべき問題を取り上げています。自分たちの食卓も変わってしまうし、自分たちの生活も変えていかないといけないと感じることができました」(左から)八木早希、柴咲コウ、依田司、江守正多依田「柴咲さんが北海道で暮らしていらっしゃるということで、非常に知識が豊富でした。日本に住んでいると、自分の目の前のことしか気がつかないのですが、この番組は海外でどんな異常気象が起きているのか、どんな影響が出ているのか、目で見て、すぐに分かる、非常にいい番組です。最新のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書が出たばかりで、江守先生の貴重なお話が大変勉強になりました」江守「海面上昇で島が沈むのは、その人のせいではなく、先進国や我々のCO2のせいだという話に、柴咲さんがものすごく反応してくださったことが非常に良かったです。これは「気候正義」と言いまして、世界的に問題になっているいわば人権侵害なんです。日本では話題になることが非常に限られているので、このことが皆さんに伝わるといいと思いました」八木「海面上昇についても遠い国で行われていることと想像できなかったですが、誰かの故郷がなくなるんだ、という実感が湧きました。これは、遠い島の話ではなく、日本にも迫っている。自分自身の問題として捉えられるいい機会になりました」――視聴者へのメッセージをお願いします。柴咲「今まで他人事だと思っていたことがそうではない、という番組になっていると思いますので、自分事として捉えて、どう感じたか、ご意見もいただきたいと思います」■番組概要地球クライシス2021~気候変動 壊れゆく世界~ 第2弾2021年9月26日(日)よる9:00~11:00 <二か国語放送>番組HP: 大洪水、強大な台風、山火事、熱波、氷の融解、海面の上昇…。今、地球は転換期に立たされています。これら地球全体を襲うさまざまな異常事態に関係しているのが「地球温暖化」です。その温暖化から引き起こされる「気候変動」によって、自然環境や私たちの暮らしには、大きな影響が出始めています。世界では今、一体何が起きているのか?私たちにできることとは?2021年3月に放送した、英国BBC制作・世界各地で起きている気候変動による影響を描いた最新ドキュメンタリーと、国内の独自取材を交えながら地球の今と未来を考える大型ドキュメンタリー「地球クライシス2021~気候変動 壊れゆく世界~第2弾」の放送が決定!11月に開催されるCOPを目前に、改めて脱炭素社会を宣言した日本の対策をはじめ、全世界の「気候変動対策」に注目します。■番組内容(1) BBC制作の気候変動シリーズ「Climate Change:Ade on the Frontline」車いすバスケ選手・Adeさんが世界各地へ赴き、気候変動の現状を取材する、BBCで2021年4月に放送された最新ドキュメンタリー。今回は、「オセアニア編 海面上昇、生態系への影響、風力発電」を放送。「海面上昇により沈みゆく島」、「温度上昇によって生まれてくるウミガメの赤ちゃんの99%がメスに」、「毎年のように犠牲者を出す山火事の現場」、そして未来への取り組み…。オセアニアの気候変動最前線の現場をお届けします。世界各地へ赴き、気候変動の現状を取材する 車いすバスケ選手・Adeさん(2) 日本での独自取材国内の独自取材では、日本の温暖化事情の最前線にも迫ります。「今、日本のお米にある異変が!」。さらに、今まで経験したことがないような災害をもたらす、その名も「スーパー台風」が日本に上陸する可能性。そして近年、大きな被害を及ぼす「土砂災害」。森に潜む意外な原因が、今後、土砂災害を増加させる可能性について取材します。秋田県におけるナラ枯れ被害 大きな被害を及ぼす「土砂災害」の一因に…スタジオには気象予報士の依田司さん、国立環境研究所地球環境研究センター 副センター長の江守正多さんなど、地球温暖化に詳しい専門家もゲストに迎え、今地球を襲う危機についてわかりやすく解説。今、私たちはどうすればいいのか?徹底討論します。■CASTナビゲーター:柴咲コウ出演 :依田司(気象予報士)江守正多(気候科学者)進行 :八木早希 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月22日“男だから女だから”と決めつけず、どんな時でも対等に付き合ってきた、ある夫婦。ところが理想的だった夫婦関係は、出産を機にガラガラと音を立てて崩れ始めます。「夫がこんな人だとは思わなかった…」、そんな妻の不満と憤りを描いたコミック『産後クライシス〜理子と健斗編』には、想像をはるかに上回る共感の声が寄せられました。実際に出産するのは、もちろん妻。ですが、産後の負担も妻ばかりが負わなくてはいけないのでしょうか…?■産後に夫婦関係が激変…夫を信じた妻の誤算主人公・理子は、結婚から1年で妊娠。「彼がいるから大丈夫」と、里帰りせずに出産することを選びます。無事に女の子を出産すると、夫の健斗は大喜び。ところがそれは、ほんの一時のことで…。出産したばかりだというのに、夫は常に仕事を優先し、お見舞いにすら来てくれません。さらに予めスケジュールをあけておくよう頼んでいた退院日も、結局仕事で来られないという夫。「せめて荷物を取りに来て」とお願いすると、「仕方なくやってあげている」と言わんばかりの態度をぶつけてきます。■令和になってもまだ滅びない「育児は母親の仕事」発言産後、夫は本当に力になってくれるのか。育児の負担を分担してくれるのか。でもこればかりは産んで暮らし始めてみないとわからない…。主人公の理子は、産後の夫の態度を目の当たりにして初めて、そのことを痛感します。慣れない育児に気力も体力も奪われていく妻。それを横目で見ながらも、自分のペースをいっさい変えずに生活を続ける夫。これまでの“各自好きにやる”というスタンスが変わらぬまま、母親にだけ育児がプラスされているという現実に、妻の不満は溜まり…ある晩ついに限界を迎え、妻は倒れてしまうのです。いよいよ自分一人で赤ちゃんのお世話をせざるを得なくなった夫。突然の育児にテンパりきった末に妻に向かって吐き出した言葉は、あまりの内容でした。読者からは、・自分中心で腹が立った。母親の仕事って言うが父親の仕事もしてない人に言う資格はない。・旦那さん。「ざまぁみろ」じゃないよ。子育ては母親の仕事じゃないよ。 父親も一緒に育てるんだよ。・夫婦はやはりもとは他人なんだなと深く実感させられます。・旦那さんも不安だったんですよね、でも経験してくれないと子育ての大変さは分からない。など多くの反論や励ましの声が寄せられました。■「読んでいて涙がでました」「自分と重なる」妻たちは泣いていた…!女性の「産後うつ」や「産後クライシス」問題に光が当てられるようになってきたり、男性の育児休暇取得への働きかけも少しずつ見られるようになってきた現在。しかし本作に寄せられた多くの共感の声を目の当たりにすると、この「育児をやってくれない夫」の問題にも、まだまだ課題が山積みであることを実感します。寄せられた声のほんの一部ですが、ご紹介します。・主人公の女性が自分と重なり心が苦しくなりました。夫の『世話をさせられてる』感ありありな言動がわが夫と重なります。・この記事を見るととても心が痛む気持ちになります。自分の時もそうだったようにこの方も大変苦労されたのだと思います。・産後のメンタルや体調をいくら事前に相談しても理解できないししようとしない。ほんとに危機に直面しないと分かんないんだよなって虚しくなったのを思い出した。・私は180度生活が変わり、夫は変わらず。自分中心。産後の恨みは一生忘れません。・読んでいて涙がでました。出産は交通事故にあったくらいのダメージを体に受けると聞きましたが、傷は体内にあり、目には見えません。そのことを男性は学ぶべきですよね!!『わからない!』で片付けないでほしいです。・読んでて私のことのようにイライラするので、スッキリ終わってくれることを祈ります。わかり合っているようでやはり他人同士だった夫婦が、産後の余裕のない中で、いかに衝突し決着をつけるのか。読者の“産後トラウマ”がよみがえってしまうほどの辛いエピソードが満載な『産後クライシス〜理子と健斗編』。その結末はウーマンエキサイトに掲載されています。
2021年08月15日「産後ドゥーラ」とは?子育てへの不安、満足に眠れない毎日…そんな産前産後のママをケアする専門家の女性を「産後ドゥーラ」といいます。一般社団法人ドゥーラ協会から認定を受けた女性が利用者の自宅を訪問し、育児や家事、上の子どもの対応など各家庭に合わせてさまざまなサポートを行ってくれるサービスです。妊娠中に新しく生まれてくる赤ちゃんとどのような生活をスタートをさせていくのか一緒に計画を立ててくれるので、産後に向けて気持ちの準備を整えることができますよ。産後のママは体調が優れず心が不安定になるものです。そんなときに赤ちゃんのお世話だけではなく、掃除や洗濯などの家事もお任せできるので、ママは安心して身体を休ませることができますね。いつからいつまでサポートしてくれるの?出産後の産褥期(産後6〜8週間)に利用するママが多いようですが、特にサポート期間は決まっていません。妊娠中から産後1年半、さらにその先もサポートを受けられます。可能であれば妊娠中に産後の生活を考えておくのが良いでしょう。サポートしてもらう期間や内容などを産後ドゥーラに相談しながら、産後のプランを立ててみてはいかがでしょうか。ベビーシッターとの違いは?ベビーシッターは赤ちゃんや子どものお世話をしてくれるのに対して、産後ドゥーラはママの生活をまるごとサポートしてくれる存在です。産後ドゥーラのお世話の相手はママ。赤ちゃんや子どもの対応だけではありません。抱っこで痛めた腰のマッサージや家族分の食事の用意、不安になったときの相談相手など、ママが心身ともに休めるようにママのニーズに合わせて幅広いサポートを受けることができますよ。「赤ちゃんのお世話だけではなく家事もしてほしい」「産後について理解のある人に頼りたい」「子育てについて相談したい」という方は産後ドゥーラを選ぶと良いでしょう。どんなことをしてくれるの?産後ドゥーラは出産や育児に関する知識が豊富です。慣れない子育てに不安があるママに、親身になってアドバイスをしてくれます。祖父母からのサポートを受けられない方や、同じ状況のお友達がいない方などにとっても心強い存在ですね。具体的なサポート内容例は以下の通りです。妊娠中・産後のプランニング・出産や育児についての相談・つわり時の家事サポート・妊婦健診の付き添い・上の子の送迎(保育園や幼稚園など)産後・赤ちゃんのお世話(おむつ替えや沐浴など)・退院時の付き添い・部屋の掃除・常備菜の作り置き・沐浴や授乳の指導・上の子の遊び相手・日常の買い物・話し相手こんなことにも寄り添ってもらえる!産後ドゥーラは仕事復帰前の保活サポートやパートナーシップの相談、父親への育児指導など、ママが安心できる環境を整えるために一人ひとりのニーズに寄り添います。「こんなことお願いして大丈夫かな…」と思ってしまう何気ない家事などでも、気兼ねなく頼ることができますよ。産後ドゥーラの利用方法は?料金はどのくらい?産後ドゥーラ専門サイトから探す一般社団法人ドゥーラ協会のHPから産後ドゥーラを探すことができます。お住まいのエリアと産後ドゥーラの得意分野(保育系、調理系、清掃系)、その他の各種条件を選択すると、条件にあう産後ドゥーラを検索してくれます。その後は個別に連絡をとりながらサポート内容などについて相談してみてくださいね。利用料金は地域によって異なりますが、1時間あたり3,000円前後が多いようです。ベビーシッターと比べて利用料金は高めですが、家事や育児、ママの生活をまるごとサポートしてくれるので納得の価格かもしれませんね。定期的にお願いすることも、単発でお願いすることも可能なので家庭の状況に応じて利用してみてはいかがでしょうか。自治体の産後ケア・サポート事業を利用する産後ドゥーラの利用助成を提供している自治体もあります。1時間あたり500円〜1,500円と通常より安く利用できますよ。ただし、利用条件や期間などが決まっているので注意が必要です。産後ケア事業を行なっている自治体は少しずつ増えているので、まずは直接お住まいのエリアの自治体へ問い合わせることから始めてみましょう。ママが安心できることが大切妊娠中から産後はホルモンバランスの急激な変化から、落ち込んだり不安になってしまうものです。それは初めての妊娠でも二人目、三人目でも同じです。慣れない毎日に心と身体が疲れてしまったとき「大丈夫。ゆっくり休んでね」と寄り添ってくれる産後ドゥーラの存在は、ママに安心感を与えてくれるでしょう。ママが笑顔でいることは、赤ちゃんにも家庭にも良い影響を与えるはずです。家事や育児だけではなくママをケアしてくれる産後ドゥーラの力を借りながら、新しく始まる生活を笑顔でスタートさせてみてはいかがでしょうか。※この記事は2021年7月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2021年08月03日■前回のあらすじ「ざまあみろって思ってるんだろ」「こんなの母親の仕事だろ」…退院して帰宅するなり、憔悴しきった夫が信じがたい言葉をぶつけてきました。 >>1話目を見る 産後の疲れと自律神経の乱れから貧血となってしまい、娘を夫に託して入院した私。翌日帰宅すると、そこにはすっかり被害者ぶった夫が待っていました。最悪、別れも覚悟しよう…意を決して問い詰める私に向かって、夫からさらに驚きの発言が飛び出しました。私は夫の言葉に驚いて、しばらく固まってしまいました。と同時に、私は夫の周りにいる、いかにも「すべて奥さんに任せきり」な男友達のことを思い出していました。産後ピリピリする私になす術がなく、とりあえず周りの友人たちと同じように振る舞ってみたら、うちの場合最悪なことになった…ということだったのです…。たしかに、産後は私も自分と娘のことで精一杯すぎて、夫に対しては不満しかありませんでした。夫は夫なりに戸惑って、居場所がなくなっていたのかも…。このやりとりをキッカケに、夫との冷戦状態に変化が…。私は自分と家族の健康を第一に、削れる家事はとことん削ってとにかく寝る時間を確保しました。思えば、産後は「自分はこれだけ大変なのに!」とイライラもMAXでした。夫は、ワンオペ育児をやってみて大変さが身に染みたのか、以前より娘や私のことを気遣い、積極的に育児と家事をしてくれるようになりました。とはいえ…産後の怒涛の時期に経験した今回の夫婦の危機。正直私の心の中にはまだもやもやが残っていて、この出来事は今後も引きずるだろうなあと感じています。ボロボロにはなりながらもようやく家族としての一歩を踏み出せたのだと信じて…私は前を向いていきたいと思います。※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ ふくみみ
2021年07月08日■前回のあらすじある晩、疲労とストレスのせいか私はめまいと吐き気が止まらなくなり、紗菜を夫に任せて救急外来に駆け込みました。 >>1話目を見る 疲労とストレスのせいかめまいと吐き気が止まらなくなり、紗菜を夫に任せて救急外来に駆け込んだ私。病院のベッドの上でようやくひとりになれると…いろいろな気持ちがこみ上げてきて、涙が止まりませんでした。仕方がないので取り急ぎ質問に返信。そして、紗菜をあやしながら電話はできないだろうと思い、シッターさんは私が探すことに。紗菜の泣き声が、私を欲しているように聞こえる…。私は自分が体調不良になれば娘が苦しむことになるのだということに気付き、胸が締め付けられました。ピンチのときにこそ、支えてくれるはずの人が…。いきなり降りかかってきた娘のお世話にテンパり過ぎたのか、夫は帰宅するなり信じがたい言葉をぶつけてきました。私の頭に、その瞬間「離婚」の文字がよぎったのですが…。次回に続く(全7話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ ふくみみ
2021年07月07日■前回のあらすじ退院後、本格的なワンオペ育児がスタートしました。かつては男女平等を語っていた夫ですが、結局は何もしない、口だけの男だったのです…。 >>1話目を見る 子育ても家事もやろうとしない夫に憤る日々…。そんな私の唯一の癒やしは、紗菜が寝ている間に読めるネットの子育て漫画やエッセイ、同じような境遇のママたちのコメントでした。でも…イライラしがちな私を夫は避けるようになり、ますます家を空けがちに。たまにいても自室でヘッドホンをしてオンラインゲームに没頭するようになっていきました。私と向き合う気がないんだ…そう思うとこちらから話しかけるのも怖くなっていきました。こんなことをいったい誰に相談したらよいのかわからず、思いあまって実家の母に電話したのですが…いつも父の機嫌を取り、ときどき心ない暴言をぶつけられても受け流すだけの母。そんな母へ長年抱えていた暗澹たる思いが湧き上がってしまい、結局私はそうそうに話を切り上げてしまいました。いま思えば、私は産後のストレスとホルモンバランスの乱れで母に八つ当たりをしてしまったのだと思います。いよいよ逃げ場がなくなってしまい…疲労もイライラもピークに達していた私を、ある晩めまいと吐き気が襲いました。このままにしておけば、明日は倒れてしまうかもしれない…。私は、最悪のケースを避けるためにも夫のいる夜のうちに救急外来に行って、対処してもらおうとタクシーで病院へ行くことに。体調の悪い私を見て、さすがの夫も不安そうな顔つきながらも娘を見てくれることになりました。次回に続く(全7話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ ふくみみ
2021年07月06日■前回のあらすじ初めての育児で慢性寝不足になり、フラフラに。しかし、ある日を境に全く眠れない身体になってしまい…。ウーマンエキサイトのみなさんこんにちは、まつざきしおりです。前回に引き続き、産後バセドウ病になった話を書いていきたいと思います。■眠れず、食事量が増え、おやつも大量に食べるようになった産後半年くらいから、寝ようにもなかなか寝つけなくなりました。2〜3時間おきの夜間授乳で、コマ切れの睡眠生活。できるだけ睡眠を確保しないと思っていた私は、なかなか寝つけないことに焦りを覚え、その焦りでさらに眠れないという悪循環に陥り、普段ならなんてことない出来事にもイライラするようになりました。また、食べても食べてもすぐにおなかが空いてフラフラになり、食事量が増え、おやつも大量に食べるように…。とはいえ「授乳でエネルギーが吸い取られるからおなかが空くのかも」と、あまり気に留めていませんでした。これらの症状はすべて、産後のストレスや睡眠不足、身体の変化が原因なんだと思っていたんです。ところが、この後も症状はどんどん悪化していきます。 ■心臓の鼓動も激しくなり、さすがにおかしいと思い始めたただ夜、寝つけないだけでなく、ライブハウスのような大音量で、心臓がビートを刻むようになっていきました。産後の変化にしては、さすがにおかしいのでは? と思い不安になったり、夫も私の様子がいつもとは違うことを気にしていましたが、それよりも初めての育児に必死で、しっかりしないと! という気持ちが強かったので、自分のことは後回しにしている状態が続きました。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全6話)毎日9時更新!
2021年07月06日■前回のあらすじ夫の無関心な態度に怒りを通り越して心細さを感じていた私。退院前夜、赤ちゃんを見つめながら底知れぬ不安にかられてしまい…。 >>1話目を見る ひとりで退院手続きを済ませやっとの思いで自宅に戻った私は、散らかり放題の部屋を見て呆然としました。でも赤ちゃんは待ってはくれません。「何より私の気持ちが波立っていたら赤ちゃんも落ち着かない…」そう思って、私は必死で気持ちを鎮めようと努めました。そうして、忙しい夫になんとか時間を確保してもらい「紗菜」と名付けた娘と私の、本格的なワンオペ育児生活がスタートしました。夫はその後も出産前と同じ自分のペースで、自分の好きなように過ごしていました。これまでの“各自好きにやる”という距離感だけが保たれたまま、なぜか当たり前のように、母である私にだけ育児の全てがプラスされている現実。なぜこのバランスが当たり前になっているんだろう…私は憤りを感じつつも、それをどうにかするほどの気力や体力が残っていませんでした。デザインにうるさい夫は家の物にもこだわりがあるので、出産前までは何か新しい物を買うときに必ず事前確認をしていました。しかし、毎日ギャン泣きの娘を抱えて過ごしていると、そんな伺いをたてる時間も余裕もありません。夫に頼みごとをすれば引き受けてくれることもありますが、いかにも「それは俺の仕事じゃない」と言わんばかりの不満そうな態度をとられるがつらくて、私から話しかける機会はどんどん減っていきました。(どんなに大変でも、自分ひとりで家事育児を回していたほうが気持ちは楽なのかもしない…)夫と向き合う余裕がないまま、慌ただしい日々がただ過ぎていくのでした。次回に続く(全7話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ ふくみみ
2021年07月05日■前回のあらすじ「最高のパートナーとともに、子育て生活をスタートできる」と思っていた私。無事に元気な女の子を出産し、夫はとても喜んでいたのですが…。 >>1話目を見る 娘の出産後、夫はまったくお見舞いに来ない、退院の日も来られない、辛うじて荷物を取りに来てくれたと思ったら、私や娘の顔もろくに見ずに自分の話だけ…。私は怒りを通り越して心細さを感じていました。そして明日とうとう退院という夜、赤ちゃんを見つめながら底知れぬ不安にかられたのです。ひとりで退院手続きをするのはかなり大変でした。外に出て歩いただけでめまいがして体中が痛かったし、抱っこ紐に娘を入れるのすら怖くてヒヤヒヤ…。そうしてやっとの思いで家に着くと部屋の中は散らかっていました。仕事が忙しいとは聞いていたけれど、私と娘が帰ってくる日くらいきれいにしてくれたって良いのに…。部屋の真ん中には慌てて組み立てたであろうベビーベッドがポツンと立っていて、夫が私に「これで他のことには目をつぶって」と言っているようにも思えてしまいました。実家の事情もありつつ、夫と一緒に子育ての第一歩をスタートさせたくて、里帰り出産を選ばなかった私。その気持ちは彼も同じだと思っていたのに…。緊張の糸が切れ、私はしばらくその場にへたりこみました。次回に続く(全7話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ ふくみみ
2021年07月04日■前回のあらすじ私は理子、33歳。夫の健斗とは対等に付き合える夫婦関係を築いてきたつもりでした。そんな中妊娠が発覚し、夫婦だけで産後を乗り切ることにしたのですが…。 >>1話目を見る 「最高のパートナーとともに、子育て生活をスタートできる」と思っていた私。無事に元気な女の子を出産し、夫の健斗はとても喜んでいました。出産に立ち会って、感激した様子を見せた夫。しかしその日から、仕事を理由にまったく病院に来てくれなくなったのです。ほかのママたちのもとには、毎日その夫や両親がお見舞いに来てくれて楽しそう。けれど私のもとには…。夫が来てくれないので、名付けの相談すらできません。「健斗は、私にも娘にも会いたくないのだろうか…?」産後のボロボロの体調だからか、余計に寂しさがこたえました。病院に来てくれないばかりか、まさか退院日にも来られないなんて…! …でも、仕事と言われてしまったら仕方がない。私はどうにか怒りの気持ちを鎮め、せめて一度荷物だけでも取りに来てもらえないかと頼みました。私の体を気遣ったり、娘の顔をながめることもせず、ただただ自分の都合ばかりをまくしたてて帰っていった夫。「あれ? 健斗ってこんな人だったっけ?」私は初めて大きな気持ちのズレを感じ、途方もなく不安になっていったのです…。次回に続く(全7話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ ふくみみ
2021年07月03日産後のママには、心身の不調がつきものです。さらに、初めての育児に頭を悩ませてしまうママも少なくないことでしょう。今回は、ウーマンエキサイトに寄せられたエピソードを元に、ママたちの産後について考えてみたいと思います。■「産後体質が変わった…」体調不良に悩むママ続出多く寄せられたのが、「産後に思ってもなかったような体調不良に見舞われた」という体験談です。「緊急帝王切開だったため、大量出血し貧血でフラフラして面会謝絶。おなかの傷が痛くて、母乳育児の新生児を抱っこするのも大変でした」「陣痛2日半を経てからの緊急帝王切開でした。身も心もボロボロ。やっと退院できたと思ったら、原因不明の子宮内感染症になり、救急搬送。入院中は恐怖と不安で、悪夢ばかり見るし、今でもあの感覚は忘れません」「産後2日目くらいに、おっぱいがぱんぱんに張って、寝返りを打つのもつらいくらいでした。おっぱいが爆発しそうでした」「寝ぐずりが激しくて全く寝られなかった。自分の体調もすこぶる悪くて、肌荒れ、口角炎、カンジダ、ドライノーズ、記憶力の低下、高熱。全てがストレスでしんどかった」「産前から下半身にむくみが出ていたが、産後にかなり悪化しゾウのような足で、痛くて歩けなくなった。さらに、そのむくみの影響から、産後高血圧にもなっており、気づかず無理して赤ちゃんのお世話をしていたら大変なことになったかもしれないと医師に言われ怖かったです」「出産する度にぜんそくがひどくなり、2人目のときは、産後8ヶ月で肺炎とぜんそくが悪化して、2度入院。その後、一生ぜんそく薬を飲まねばならない肺になりました」「産後2ヶ月くらいの時、体がかゆくなり、たちまち体中にじんましんが! 皮膚科へ行くと、原因は疲れ。育児の寝不足やストレスで体が疲れてるらしい。授乳中で薬も飲めないため、塗り薬で対応。出産で体質が変わったみたい」ありとあらゆる種類の体調不良がママたちを襲っていることがわかります。産後のママは、育児に家事に上の子のお世話など、ついつい無理してしまいがちですよね。そんな無理がたたって、中には大きな病気を患った人もいるようです。産後の体調悪化に、つらい思いをしている人は少なくないようです。■「夜間授乳のたびに涙が止まらない…」産後うつになる人もまた、心の不調を抱えたママたちからのコメントも寄せられていました。「旦那の仕事が残業続きの中、産後赤ちゃんと4歳児の2人育児が始まり、育児ノイローゼになりました。悪露もなかなか止まらず、子どもをお風呂に入れるのも大変。赤ちゃんは今年の3月に産まれたのですが、新生児期にコロナの自粛がはじまり、息抜きができなかった」「産後、話し相手は仕事から帰った夫と実家との電話のみ。もともと休日はよく外出していたので、ものすごいストレス。子どもの泣き声で通報されるのが心配で、家事が中断するのもストレス。旦那に、あなたは仕事で気晴らしできていいよねと、嫌みを言ってしまったり、『産んだのは間違い?』と毎日悩みました」「産後、コロナのせいで面会は1日15分を1回だけに。夫に会えない寂しさと狭い病室でおかしくなって、過呼吸に涙が止まらず、1日中ずっとその状態。『家に帰りたい』と懇願して、退院できることになりました」「産後の入院中、風疹が流行で面会謝絶になり、外の世界と接触がなくなり、授乳もうまくできず、夜間授乳の時に涙が止まらなかった」「頻回授乳を頑張りすぎたせいか、肩と首の神経を痛めて産後1ヶ月で今まで感じた事のないような、ひどい頭痛に見舞われました。里帰りもせず、退院後ほぼワンオペで子育てをスタートした私は、息子のかわいさをかみしめるというよりも、どんなに自分の体調が悪くても生まれたてのか弱い息子を死なせてはならないという責任感の中で押しつぶされそうな思いで毎日を過ごしていました」産後に、心の不調でつらい思いをしているママたちが非常に多くいることがわかります。筆者自身、1人目の産後の入院中はとてもつらかった記憶があります。周りのママたちが順調に母乳をあげている姿を見ると、「自分はこんなに少ししか母乳が出ていない…」と、落ち込みました。また、母子同室を推奨していたため、「自分で赤ちゃんをどうしても見なければ」と、泣き止まない子どもを抱きながら、ベッドの上で途方に暮れて一緒に泣いたこともあります。なぜ、産後うつになるママが多いのでしょうか。妊娠中・産後のうつ病を引き起こしている要素として、この時期は何かとストレスが多い上に、周囲のサポートが不十分な状況が重なっている場合が考えられます。しかも妊娠・出産に伴う女性ホルモンの大きな変化は、脳がストレスに耐える抵抗力を低下させます。その結果ストレスを処理しきれなくなった脳が機能不全を起こし、ものごとを悪くとらえる傾向が強く出てしまいます。出典: 妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療/西大輔(e-ヘルスネット/厚生労働省)(2020) 女性ホルモンや脳の働きも影響しているようです。こういった背景に気づけないと、「なぜこんなに落ち込んでしまうのだろう」と、さらに落ち込んでしまいそうですが、「産後はいつもとは違う状態なんだ」と知っていると、少し気持ちを落ち着けることができそうです。また、自分だけでなく、家族にもこの認識を持ってもらうこと、助けを求められる状況を作っておくことも重要なのかもしれません。■産後の不調を乗り越えるために…それでは、産後のママたちはどのように回復を遂げたのでしょうか。▼子どもの預け先を確保する「孤独感、夜になるのが怖い、赤ちゃんと2人になるのが怖い、訳もなく涙が止まらない。完全な産後うつでした。子どもが幼稚園へ行くようになり、ひとりの時間が取れるようになってからやっと、ホルモンバランスが以前の自分に戻ってきました」「初めての子育てに、他人の何気ない言葉が自分を責めているように感じてしまう日々。泣き止まない子どもを抱き、一緒に号泣しました。保育園に預けて、物理的に離れる時間ができたことは、やっぱり一番の特効薬だったと思います」「第2子出産と同時に、夫の転勤先に引っ越し、慣れない土地で2歳と0歳の子どもの育児をしなければならず、育児ノイローゼでした。自分の余裕を作るため、一時保育やベビーシッターに上の子を見てもらったり、疲れたら遠方の実家に子どもを連れてしばらく帰ったりして、なんとかつらい時期をしのぎました」「気分の落ち込みがひどく、自分は産後うつかもと思っていました。歯医者に行くために、初めて一時保育を利用してみると、『泣くこともなく、お昼寝もできましたよ〜』と言われ、気持ちが軽くなったのを覚えています。それからは、つらい時はプロの力を借りることも一つの手だと心に留めています」▼積極的に外に出る「頼れる身内がおらず、朝から晩までずっと一人で全ての家事をこなしてきた。特に2人目が産まれた後がつらく、イライラしていたところ、近所に住んでた同年代のお母さんが子育て支援センターに誘ってくれて、相談できる先生もいて助かった」「初めての育児は、何が正しいのか、自分がしているお世話は間違っていないのか、いつも不安でした。産後、自宅に戻ってきてしばらく、夫以外の人と、会えなかったり、しゃべれなかったりが続くと、他の人と話すことが怖くなってきたりしました。産後、1ヶ月が過ぎて少しずつ外に出られるようになると、1日中家にいることをやめて、児童館や公民館や幼稚園のイベントに積極的に参加 しました。外に出ることが大事だと思います」▼友達や家族に話を聞いてもらう「1人目を出産時、産後うつのような状況で、子どもが全くかわいいと感じられずつらかったです。学生時代の友人が子連れで遊びに来てくれて、『産後うつと診断されお薬を飲んで直した』とあっけらかんと話す姿を見て、『つらいって言っていいんだ』『変なことじゃないんだ』と気持ちが穏やかになりました」「産後、初産のため何もかもわからない中で、もう気が狂いそうでした。かわいくない。なんで産んだんだろう。一日中同じことの繰り返しで話し相手もいない。負のループでした。たまたま別件で、先輩ママでもある友だちに連絡を取った時に苦しい状況をはき出してみると、少しだけ楽になりました。特に解決策があるわけじゃない育児なので口に出しても無駄だとおもっていましたが、はき出すことでこんなに楽になるのかと思いました」回復の方法にもさまざまな種類があることがわかります。ママたちが、自分に合った対策を見つけて、心身ともに回復できるといいなと、切に願います。最後に、こんなコメントも寄せられていました。「第1子の時、地元を離れて慣れない土地での育児でした。365日24時間赤ちゃんと一緒で、何をしても泣き止まない時には私も一緒に泣いてたこともありました。昔の自分にアドバイスを送れるなら、『もっと肩の力を抜いて。大丈夫だよ』と言いたいです」「産後うつ、私もなりました。子どもに申し訳ないって思ったり、周りと比べて家事育児ができていないと思ってつらかったり、子どもは泣かないのに、私が泣いてました。でも、妊娠、出産は、みんなが当たり前にできるものではないです。妊娠に至らなかったり、死産してしまったり、それでも明るく生きなきゃと頑張ってる人がたくさんいることを忘れたくないです」「一人目の育児中、やりたいことがやりたいタイミングでできない、やらなければいけないことがやるべき期限までに終えられないという、達成感や充実感を実感することができず、参っていることに気づきました。『コントロールできない相手と対峙(たいじ)しているのだから、これまでのペースで生活できなくて当たり前。できなかったことより、できたことに目を向けるべき』と考えて、気が楽になりました」ここまで、ママたちの産後のエピソードを紹介してきました。産後体調が悪かったり、心に不調がある場合は、我慢はせずにSOSを発信し、自分自身が病院へいくことを優先させましょう。子どもの預け先は、保育園の一時保育やファミリーサポート、ベビーシッターなど、いくつか候補を持っておけると安心です。もし子どもの預け先が見つからない場合は、お住まいの役所や保健センターで相談できます。「あれもこれもしなければ」と考えて、家事も育児も1人で抱え込んでしまいがちですが、産後のママが1人で対応するのは相当難しいことであり、周りの協力が不可欠です。家事育児の大変さを抱え込むのではなく、パートナーや親族、友人や公的な機関など、どこかにつながって、少しでもつらさが緩和できるよう、助けを求めてもらいたいと思います。ママが笑顔でいられるために、みんなで助け合って子育てをしていける世の中にしていきたいものですね。参考文献 妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療/西大輔(e-ヘルスネット/厚生労働省)(2020) 出産体験談はこちら
2021年05月26日ベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】に2021年4月に寄せられた相談のなかから、専門家の回答が役に立ったとの声が多かった「産後クライシス」に関するご相談を、マンガで解説します!「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、2021年4月に寄せられた相談のなかから、専門家の回答が役に立ったとの声が多かった「産後クライシス」に関するご相談について、マンガで解説します。 Q.大好きだった夫のことが大嫌いになりました私は、産後1カ月くらいから、大好きだった夫のことが大嫌いになりました。夫は元々忙しい人なので、育児には期待していませんでした。しかし、新型コロナウイルスの影響により仕事が減り、家にいることもできるのに、朝早く出かけ、夜中遅くに帰ってきます。夫のだらしない所がかわいくて好きだったのですが、汚く思え、子どもに手がかかる今ではうっとおしく思います。夫のことが大好きだった自分のことも気持ち悪いです。産後のホルモンバランスと関係があるのでしょうか? しかし、子どもが生まれて1年も経ち、仕事にも復帰しました。もうホルモンバランスとは関係ないものなのでしょうか? ちなみに子どもは母乳大好きで、未だに生理は再開していません。 高塚あきこ助産師からの回答女性はお産をすると、1人の女性という立場から急に母親になることができると言われています。お子さんを守らなくてはならないという本能です。ですが、男性は、特に身体の変化もなく今までと同じ生活ですので、1人の男性という立場に、父親としての役割が増えるのには時間がかかると言われています。ですので、そこで温度差が生まれ、ご主人は今まで通りの生活スタイル、ママさんとの関係を望む一方で、ママさんになった女性は、育児の忙しさや不規則な生活、睡眠不足なども相まって、ご主人に今までにはない嫌悪感を感じたり、イライラしてしまうことがあるのかもしれません。 もしかすると、産後のガルガル期と言われる状態なのかもしれませんね。産後、ママさんの本能として、お子さんを守ろうとするために周囲に対して攻撃的になったりすることを言います。たとえ、ご主人であっても攻撃の対象となることはよくありますよ。時期的なものもあり、時間の経過とともに次第にお気持ちが落ち着いてきたりすることもあります。今は産後の育児に大変な時期でもありますし、そういう時期と割り切って対応していただいてもいいかもしれませんね。 産後のホルモンバランスについては、おおよそ1年くらいで整ってくる方も多いのですが、その間にご主人との関係性が悪くなってしまったり、ご主人に対する感情が否定的なものになってしまうと、なかなか関係性が元に戻るのは時間がかかることもあるかもしれませんね。個人差があるのでいつまで続くかはなかなか明言できませんが、一度ご主人としっかりお話しなさっていただいて、質問者さんのお気持ちを理解してもらうといいかもしれませんね。 ※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください。 夫婦のすれ違いはなぜ起こる!?出産後に夫婦にさまざまなすれ違いが生じ、夫婦仲が急激に悪くなる状態を「産後クライシス」と言います。産後クライシスが起こってしまう原因はひとつではありません。 一般的には妻側からの視点で言うと、・ホルモンバランスの変化により、妻側がイライラしやすくなる・夫の育児やママに対する無理解などに不満がある・セックスする気分になれない、または、セックスが汚いもののように思えてしたくないなどが大きな要因となります。 しかし、夫からしてみれば、・なぜ、急にイライラして当たられるのかがわからない・自分は仕事を今まで通りしていて、育児にも協力しているつもりなのに怒られる・セックスを拒否されると理不尽な対応を迫られていると感じることが多くなります。 こうして書くと、産後クライシスになってしまうのは理解できるかと思いますが、実際に直面すると、赤ちゃんをお世話しなければならないという状況に追われ、精神面でも変化が起こっていることをママ自身がはっきりと自覚できるわけではないので、「なんだかイライラする」「夫はなんでちゃんと動いてくれないのか」と無自覚に夫に当たることになります。そのため、自分がなぜ夫に対してそのような対応をとるのか説明することもなく、夫もなぜ妻の態度が急変したのかを理解できない状況になります。 産後クライシスを防ぐ方法まずどれくらい、産後にママの負担が増えるのかをママだけでなく夫にも知っておいてもらうことが有効になります。とはいっても、事前に聞いていたことと実際に経験することとは雲泥の差です。事前に頭に知識を入れて理解していたつもりでも、お互いに実際その場になって「このことか」と理解しじょうずに対応ができるとはかぎりません。夫には、・ママがイライラする可能性が大いにあること・靴下を裏返しにしたまま部屋に放り投げておくなど、今まで許せていたことも許せなくなる可能性があること・育児が想像以上にママにとって大変なことを事前に知っておいてもらった上で、かつ、ママがイライラしたら、お互いの認識のズレを合わせにいくことが必要であることを伝えておきましょう。 作画/はたこ※参考:・ニュース(ママネタ):産後クライシスは他人事じゃない!夫との気持ちのすれ違いを防ぐ方法【著者:メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコ】
2021年05月24日■前回のあらすじ途中、肩がひっかかりなかなか出てこなかったものの、無事にベビーが誕生しました。あまりの出血量に心配になる夫。帰宅してからも心配していたようです。私はというと、全然貧血にはならず、初回歩行に時間はかかったものの楽しい産後入院生活を送り、産後4日目に元気に退院できました。第1子出産レポを最後までお読みいただきありがとうございました。次回より、助産師私が産んでみた!~第2子出産編~をお届けします。お楽しみに!「助産師私が産んでみた!~第2子出産編~」(全16話)は毎日12時更新!この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年05月04日産後は、ホルモンの変化や育児疲れ、睡眠不足の為に、性生活がなくなってしまう夫婦もいます。性生活のない時期が続くと、どうやって性生活を再開したらいいか分からなくなったという話も多く聞かれます。今回は、産後の性生活の再開についてお話ししていきましょう。 産後に性生活がなくなる原因は?授乳中に出るオキシトシは母乳の分泌を促す効果がありますが、同時に性欲が減退しやすいといわれています。オキシトシは幸せホルモンと言われていて、授乳することで赤ちゃんとのつながりを一層に強く感じ性欲も満たされるからとも言われています。 これは授乳期間中続きますが、授乳回数が減り、夜間の睡眠が取れるようになると性欲が回復してくることもあるようです。また、母乳育児をしていなくても、性生活をしなくなることもあります。 その他の女性側の原因としては、1.育児疲れや夜間の授乳や夜泣きによる寝不足2.育児に参加してくれないなど夫への不満3.産後の体の変化(会陰部の傷などで挿入時に痛みがでるか心配)4.育児が心身ともに大変で余裕がなくなり性生活をする気になれない 男性側の原因としては1.出産後、妻が赤ちゃんのお世話が大変で余裕がなくなり、機嫌が悪いこともあり、自分に対しての愛情が減った感じがしてしまう2.添い寝している赤ちゃんが気になって集中できずに、性生活ができない3.妻の体調を気遣い、疲れていそうで誘い辛い4.産後に一度でも断られた経験があると再度誘い辛い5.女性というより、「母親」「家族」という想いが強くなる 手をつないだりハグから始めてみよう基本的には、性生活の再開には夫との話し合いやスキンシップが大切かと思います。日ごろから意識的に、子ども以外の話をする、体に触れる、手を繋ぐ、ハグをする、いってらっしゃいのキスをするなどをするところから始めてみるのもいいかもしれません。 また、産後の体調が悪いときや、性生活へ気持ちがのらないなどのときは正直に伝えることが大切です。どの時期から落ち着くかは個人差があるので、そろそろ大丈夫だなと思ってきたり、いいタイミングがあれば伝えてみましょう。 例えば明日が休みでゆっくりできそう今日は子どもが早く寝てくれそう最近体調が落ち着いてきたなどがあれば、パートナーに伝えてみましょう。 女性から誘うのは抵抗があるという方も多いので、パートナーが誘いやすい雰囲気を作ってみましょう。また、夜にこだわらず、性生活のタイミングを図るようにしているカップルもいます。朝赤ちゃんが起きてくる前、休日などでお子さんが昼寝中の時にチャレンジしてもいいでしょう。 赤ちゃんそばに寝ていると気になる場合は、リビングなど寝室とは違う部屋でする方も多いようです。 産後に起こる性生活にまつわる気になることへの対処法経腟分娩の場合、会陰部の傷が気になってしまうことがあるかもしれません。また、授乳中はホルモンの影響で濡れづらいこともあるようです。これらの理由から、挿入時に痛みを感じることも。ドラッグストアやネットショップでローションなどを購入して利用することで、痛みなどを軽減できるようにしてみるのもいいでしょう。 乳房は母乳が漏れ出し、触られると気になることも。「おっぱいは赤ちゃんが飲むもの」という認識が強くなり、パートナーに触れられたり口をつけられると不快に感じることもあるようです。ブラジャーはつけたままでしてみるなど工夫してみましょう。 性生活については、なかなか相談しにくいと思います。産後は性行為だけにこだわらず、夫婦間のコミュニケーションやスキンシップをとることからはじめることが大切かなと思います。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2021年03月18日産後の抜け毛に悩んでいた和田さん。産後の変化は抜け毛だけでなく、鏡を見て愕然としたそうです。娘が生まれて少し経ったころでしょうか、鏡を見てギョッとすることがありました。 産後の自分にガッカリ… 当時の写真を見ると、笑ってしまうくらい顔がパンパン。化粧っ気もなく、美容院にも行けず、服は同じ授乳服のヘビーローテーション。時間的な余裕も、心の余裕もなく、いつもボッサボサのガッサガサでした。 ずっとこのままかと思っていましたが、子育て生活に慣れてくると、少しずつ自分のケアもできるようになってきました。あのときどんよりしていた自分に「この先少しずつ余裕ができてくるよ、大丈夫だよ」と言ってあげたいです。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2021年03月06日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「2人目妊活 夫が消極的なのはどうして? 諦める前にできること」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、出産にはリミットがあることを意識して夫の本音を聞きましょうとお話ししましたが、今回はまさしく「2人目の子どもを渋る夫」を持つ方からのお悩みです。■質問:妻の体型変化を理由に2人目妊活を拒む夫年齢的なタイムリミットも近いことから、出産からまだ数カ月ですが、2人目妊活を考えています。しかし、今のタイミングでもう一人欲しいと伝えても夫はのり気ではありません。今まで私の体型について何も言わなかった夫が最近、産後の母親らしくなった体つきを理由に妊活に協力してくれません。もう私は母親になったから、産後レスになっても仕方ないのでしょうか?■回答:無神経な言葉の裏に夫の本音が隠れているのかもお子様のご誕生おめでとうございます。初めての育児、慣れないことがたくさんあって大変な毎日と思います。実家が近いなど、ほかの人の手がすぐに借りられる状況にいなければ、赤ちゃんのお世話に全集中力を注がなくてはならず、自分自身のケアはもちろん、子ども以外のことはすべて後回しになってしまうのは仕方ないことですよね。ご相談者様は出産後まだ数カ月とのことですから、今は睡眠時間を削っての授乳が必要な時期ですし、何をさておいてもご自身の健康第一に考えていただきたいと思います。体型が出産前とどう変わっていても、それを気にする余裕がないのは当然でしょう。ご相談を拝読すると、夫はご相談者様の現在の体型にネガティブな反応をしているようですね。たとえそれが本音であったとしても、赤ちゃんのお世話に24時間を使わざるを得ない状況の妻に対して今言うべきことではありません。もしかすると夫はあまり深く考えず軽い気持ちで言っているかもしれません。デリカシーのない発言に対しては、「この大変な時期にそういう話をされるのはイヤな気持ちになるからやめてほしい」とはっきり伝えてもいいと思います。■子どもが生まれても「夫婦だけだった生活」にしがみつく夫よく言われることですが、男性は女性よりも「子どもがいる生活」を想像しづらい傾向があります。そのため、いざ子どもが生まれて実生活が一変することにとまどったり、以前と同じ生活スタイルを変えようとしない夫が多いのでしょう。ご相談者様の夫も、子どもにかかりきりの妻が髪もとかさず、ゆっくり食事をする余裕もなく毎日バタバタと過ごしているのを見て、今までの妻とのギャップを感じているのかもしれません。体型を含めた妻の変化がそのまま、子どものいる生活への変化の象徴と夫の目には映っているのだと思います。だからといって妻の体型を批判していいことにはなりません。女性側からしてみれば、できるなら自分自身のケアだってしたいのは当然です。しかし、そんな時間的精神的余裕がない状態で子育てに頑張っているのに、そのうえ夫の無神経な言葉に傷つけられるのは我慢できないでしょう。そんな夫には「わかった! これからダイエットのために週末ジムに通うことにするから、その間はあなたが赤ちゃんのお世話してね!」と宣言してみるのはいかがですか? もしくは「そんなに私の体型が気になるって言うなら、これから食事はダイエットメニューにするね」といって手抜き料理しか出さないというのもいいでしょう。その宣言を聞いたらほとんどの夫はうろたえるでしょう。ちなみに、これはあくまでも、夫のデリカシーのない言葉がどれほど妻を傷つけるか、子育てを「自分ごと」としていないゆえの想像力のなさを夫に少しでもわかってもらうことが目的なので、実際にジムに行ったり食事制限をしたりする必要はありません。夫が本当に妻の体型「だけ」に不満があるのなら、妻の宣言に異論は唱えないでしょう。もし、夫が「そこまで協力できないよ」と言うのなら、夫の本音は別のところにあると考えた方がいいでしょう。■夫の本音を聞いてみる「思いやりなのか不安なのか?」ご相談者様は「第二子妊活に夫が協力的ではないのは、もう私を女性として見られないからでは?」と不安になっていますが、妻の体型が原因と夫が言う裏には別の理由があるように私は感じます。ご相談者様自身がどうこうというより、夫はまだ子どもが第一となる生活の変化に対応できていないのではないでしょうか。そのため、子ども一人でも十分受け止めきれていないのに、さらにもう一人子どもが増えたらどうなるんだろうと不安に思っているようにもうかがえます。また、妻の様子や体型変化を見て、子育てはいろいろな意味で妻に大きな負担をかけているのではないかと心配していたり、単純に「自分にかまってくれなくなった」ことへの不満を2人目妊活拒否で遠回しに伝えたいのかもしれません。いずれにしても、この状況で第2子をつくることにのり気ではないということは、子どもがいる生活の変化に何かしらの不安や不満を抱いていて、妻の体型に責任を押し付けることで本音を隠してしまっているように感じます。出産前との変化に気づかなかったり、無関心で何も言わない夫よりはましかもしれませんが、妻は夫にきっぱりと次の3つを伝えるべきでしょう。・体型に不満を言われるのは不快だしつらいこと・自分はもう一人子どもが欲しいけれど、年齢的なタイムリミットが近いこと・体型が戻れば2人目を検討できるのか、そうでないなら本当のネックは何なのか?率直に上記の3つを話して、夫の本音を聞いてみることをおすすめします。2人目が生まれることで妻の負担や自分の負担がさらに大きくなることを心配しているのか、自分への関心が薄くなっていることが寂しいのか、そもそも子どもを持つこと、親になることが不安なのかなど聞き出すことができれば、今後の対応や解決策が明確になります。もし、子どもを持つのは賛成なのだけど、どうしても女性として見ることができなくなったというのなら、医療の力を借りるなどの方法もあります。時間が限られてくるなか、夫とよく話しあって、納得のいく選択をしてほしいと思います。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年03月05日■ 前回 のあらすじ親のことをよく見ている子ども。長女は夫に「なんでママの話は聞かないの?」と質問し…。■少しずつ変わっていく夫ここまでくるのに6年かかったんですが、未だにいろいろあります。夫婦とはいえ、所詮他人同士。何十年と続くわけですから、付き合い方を模索する日々です。今は当たり前のように育児をするお父さんたちが増えてきましたが、やらない人との差も大きい。夫婦で家事育児を分担するのが当たり前の世の中になって欲しいなと思います。最後までご覧いただき、ありがとうございました! 【同じテーマの連載はこちら】 私の産後クライシス この連載の全話を見る >> 夫婦の危機 この連載の全話を見る >> 旦那も、地獄の新生児編 この連載の全話を見る >>
2021年03月02日