俳優の田中美佐子(62)が16日夜、自身のインスタグラムを更新。初めて帯状疱疹になったことを明かした。田中は「なんかいろいろあったら、こんなに長いことインスタご無沙汰してました。その間に初の帯状疱疹とやらにもなりましたよ」と告白。「私の母が右上半身になって、右手を握りたくても『ヒーっ!』っていうほど痛がって、それ以来ずっと右手は触れなかったし、娘も左半身なって1ヶ月以上苦しんだ。だから、私もなってよかった!あの痛み、どのくらいのものかよくわからなかったけど、少しはわかってあげられた気がする」と記した。続けて「悲しいこともあった。嬉しいこともあった」ともつづった田中。5月3日に急死した俳優・渡辺裕之さんと、1986年、昼ドラ『愛の嵐』で主人公とヒロイン役で共演。具体的に「悲しいこと」の内容には触れていないが、「嬉しいことだけ、今日は語ろう。母の日、娘からの花と手紙。いつもありがとう」と感謝の言葉を紡いだ。
2022年05月17日田中聖(本人のインスタグラムより)ジャニーズのアイドルグループ『KAT-TUN』の元メンバーである田中聖が2月24日、名古屋市内のビジネスホテルで覚醒剤を所持していたとして、覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕された。2017年、東京都内の路上で大麻を所持していたとして現行犯逮捕(のちに不起訴処分)されたことも記憶に新しい中、今度は覚醒剤がらみでの逮捕とあって、世間に衝撃が走る中、ジャニーズファンの間では、実弟である『SixTONES』田中樹への影響を心配する声が飛び交っているという。《高校をずる休みしたんです》聖と樹は、5人兄弟の次男と四男。樹は2008年、当時KAT-TUNの一員として活躍していた兄の背中を追うように、ジャニーズ事務所に入所した。「当初こそ、『聖の弟』として知られていた樹ですが、どんどん実力と人気をつけていき、2012年に連続ドラマ『私立バカレア学園』(日本テレビ系)にした時は、共演者だった現在のSixTONESメンバーとともに、『最も勢いのある人気ジャニーズJr.』として注目を浴びていました」(芸能ライター)聖が2013年に事務所を退所するも、一方の樹は2015年にSixTONESを結成してデビューを目指すことに。そんな中、2017年に聖が大麻所持で現行犯逮捕をされるという事件が起こった。樹は2020年に、晴れてSixTONESの一員としてデビューを果たすことができたものの、「事件当時は、ジャニーズファンの間でも『樹のデビューは絶望的では』とささやかれていた」(同・前)という。樹本人も、2020年7月発売の『Myojo』(集英社)9月号の「10000万字インタビュー」で、四面楚歌だった当時の様子を、≪俺ら、皆が想像する以上にボロクソ言われてきたんで。“デビューなんて絶対ムリだ”って散々言われた。(中略)メンバーも俺のせいで散々言われた。“田中のいるグループで大丈夫なのか?”って。≫と回顧。また、ジャニーズを辞めるべきかと悩んだことや、自分から周囲の人々に距離を取るようにしたことを告白。兄・聖が度重なるルール違反で事務所を退所になった際、周囲の目に怯えていたことを赤裸々に明かしていたのだ。≪まあいろいろあって、俺、初めて高校をずる休みしたんです。精神的にきつくて。俺自身ショックだったし、クラスメイトどころか先生だって俺が弟なこと知ってる。行けなかったんすよね。周囲からなんて言われるだろうって考えたら。≫《なんか久々にムカついたわ。。。》「こうした過去があるだけに、兄の二度目の逮捕を受け、今回も樹は多大な精神的ショックを受けているはず。しかも前回と違って、樹はデビュー済みの身ですし、より多くの関係者に迷惑をかけかねないことをプレッシャーに感じていることでしょう。奇しくも逮捕から約1週間後の3月2日には、SixTONESの6枚目のシングル『共鳴』がリリースされるタイミングとあって、樹の心労は想像に難くありません」(アイドル誌ライター)逮捕報道の直後から、SNS上では、≪前回のことも辛かったって言ってたことあるし。ツアー中だし心配だよ≫≪家族大好きで家族愛がとても強いからほんまに心配≫≪5人には樹を守ってほしい≫≪みんな味方だからね≫など、ファンからの心配や励ましの声が多数見受けられるが、一番近くにいるメンバーも樹をサポートする姿勢でいるようだ。「SixTONESメンバーの高地優吾が、逮捕報道の翌日である2月25日、ジャニーズ事務所の有料サイト『Johnny’s web』で、具体的な名前こそ明らかにしていないですが、ある人物に“怒り”をぶちまけるブログを更新したのです」(同・前)≪きょーのこちゆごは怒っております。。。なんか、シンプルに人としてあう合わないがあるよね(中略)なんか久々にムカついたわ。。。黙ってて。周りにどう思われようがそれが俺だから。この壁も絶対に乗り越える。そしたら、また何倍も俺らは強くなる。≫「タイミング的に、聖本人、もしくは樹やグループを貶めてきた人への怒りとも考えられ、“乗り越える”という宣言を心強く思ったファンも多かったようです。樹が『Myojo』のインタビューで語ったところによると、2017年の事件で、『デビューは絶望的』だと逆風が吹き荒れたときも、≪それでも5人は離れないどころか、俺を守り続けてくれた≫そう。今回もメンバーが傷心の樹を支えてくれるはずです」(同・前)SixTONESとファンの樹を思う気持ちが、本人に届いていることを願いたい。
2022年03月03日元KAT-TUN・田中聖(2017年12月)《楽しくなってやり過ぎたのは認めるよ》『KAT-TUN』の“ジョーカー”こと元メンバーの田中聖(こうき)が、覚醒剤取締法違反の疑いで愛知県警に逮捕されたことがわかった。1月30日から31日にかけて名古屋市内のホテルを利用した田中が退室後、部屋を清掃していた従業員によって薬物が発見されるという、なんともお粗末な逮捕劇となった。2月24日未明には自身のツイッターを更新して、マイクにペイントを施した画像を並べて冒頭の言葉をつぶやいていた田中。まさか翌日に逮捕されるとは思ってもみなかったことだろう。この衝撃的なニュースが報じられると、ツイッターなどのSNS上では“田中聖・逮捕”でお祭り状態に。中には《とっくに逮捕されてなかった?》《5回くらい逮捕されてるんやと》などと、彼のこれまでの言動からか、逮捕に違和感を感じていないようなユーザーも。一方で、「おそらくは10代から20代前半の若い世代でしょうか。“田中樹の兄なの?”“田中聖と田中樹って兄弟なの初めて知った”との投稿が多数見られたり、逆に“聖の弟がSixTONESメンバーだった”というKAT-TUN世代からの驚きの声も見受けられます。思わぬところで世代間ギャップが浮き彫りになりましたね(苦笑)」(スポーツ紙記者)長男から五男まで24歳差という、年の離れた5人兄弟において次男、四男として育った聖と樹(じゅり)。2人の年の差は10歳で、2007年のTBS系ドラマ『特急田中3号』で聖が演じた主人公の幼少期を、ジャニーズ入所前の樹が演じたこともある。KAT-TUN脱退と1度目の薬物逮捕そして2008年、すでにKAT-TUNとして輝きを放っていた聖の背中を追うように、樹もまたジャニーズJr.になるも、当時は“田中聖の弟”という兄について回る“おまけ”のような存在としか認識されなかった。ところが、KAT-TUN人気にあぐらをかいていたのか、徐々に素行が悪くなっていた聖が《度重なるルール違反行為があった》として、ジャニーズ事務所から解雇されたのが2013年。以降はソロとして、またバンド『INKT』のメンバーとして“らしい”活躍を見せていたものの、2017年5月に事件を起こしてしまった。渋谷区の路上で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されたのだ。結局は証拠不十分によって不起訴処分となり、《今後は自らの行動に自覚を持ち、社会人としての責任を持って行動して行くよう反省いたします》とコメントした聖だったが、大麻の使用や所持などには触れずじまい。それでも騒動を起こした責任からか、INKTを脱退するとグループも間も無く解散。逮捕劇から約半年後に歌手活動を再開するも、表舞台でお呼びがかかることはなく独自にライブツアーで各地を回る日々を送っていたのだった。その一方で、メキメキとJr.内で頭角を現した樹。そして2020年1月、『Snow Man』と並んで勢いあるグループ『SixTONES』メンバーの一員として念願のデビューを果たす。聖のKAT-TUN脱退してから実に7年の月日が経っていただけに、SixTONESを応援する若いファンが兄弟の関係を知らずとも無理はない。何があっても家族は味方「聖が脱退、逮捕されたことで兄弟関係に変化があったようです」とはジャニーズに詳しい芸能ライター。「そもそもJr.になった頃の樹くんは反抗期を迎えていた時期で、年の離れた聖と比較されることを嫌がっていたのを覚えています。尊敬する先輩を聞かれても決して兄の名を挙げることはなく、“山下智久くんです”と答えていました。それでも、何かと弟を気にかけていた兄に、樹くんも成長するにつれて関係も良好になったのです。ただ兄が大麻で逮捕されて以降は、事務所の指導もあったのか、兄のことを口にすることもなくなったために田中兄弟を知らないファンも増えていったのでは。弟との立場が逆転した今となっては“田中樹の兄”、であることすら知られない存在になった聖。そして2度目の逮捕で、根気強く支えてくれたファンからも愛想を尽かされるかもしれません」大麻で逮捕される前年、2016年1月に成人の日を迎えた弟に向けて、ツイッターで《成人式おめでとう》とメッセージを送っていた兄。《あんなに小ちゃくて俺の後ろ着いてきてたお前ももうハタチだね自慢の兄ではないかもしれないし支えるどころかたくさん迷惑かけてるねでも何があっても家族は味方だし、どんな事からでもどんな手を使ってでも守るからまだまだ甘えてな何も心配せずノビノビと最後は笑顔が一番》2度目の薬物容疑での逮捕により、送検される兄の姿を見せられた弟は何を思うだろうか。
2022年02月25日串カツ田中ホールディングス(東京都品川区代表取締役社長:貫啓二)はお持ち帰り専門店「串カツ田中TAKE上石神井店」と「串カツ田中アリオ亀有店」で、季節限定のクリスマスチキンカツの販売を開始しました。持ち帰って自宅や友人宅でクリスマスを楽しむ人たちのための、季節限定のクリスマスチキンカツです。テイクアウト専門店「串カツ田中TAKE」は、店頭で待つことなくすぐに持ち帰ることができます。また、店内で揚げた出来立ての串カツを注文できます。普段の食事だけでなく、家庭でのパーティーや軽食としても楽しめます。【商品概要】価格:店頭;450円/本(税込)/デリバリー;600円/本(税込)販売店舗:串カツ田中TAKE上石神井店、串カツ田中アリオ亀有店(マイナビ子育て編集部)
2021年12月22日繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”がーー。本誌が目撃した“スクープ”から特に反響の大きかったものを今一度お届けしたい。昨年7月に、突然この世を去った三浦春馬さん。その半年後、編集部に驚きの情報が。遠くから見守り続けた実父が亡くなったというのだ。伯父が明かす、実父の“最期”とはーー(以下、2021年2月23日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ「本当に、いい映画だったよ。ストーリーもいいし、春馬の姿も見ることができて……。思わず映画館で泣いちゃってさ」三浦春馬さん(享年30)の実父・Aさんが、少し興奮した口調で知人たちにそう語ったのは、昨年12月中旬のこと。昨年7月に急逝した春馬さんの遺作映画『天外者』。その公開初日にAさんは見に行ったのだ。『天外者』は「第94回キネマ旬報ベスト・テン」で「読者選出日本映画ベスト・テン第1位」となった。2月4日に行われた表彰式で、田中光敏監督はこう語ったという。「これは春馬くんにもらった賞。春馬くんの思いがたくさんの人たちに届いた。そう思っています」感動・安らぎ・優しさ……、俳優として、そして1人の人間として、春馬さんは多くの人々に“贈り物”を届け続けた。もちろん前出の実父・Aさんも、それを受け取った1人だろう。そのAさんの突然の逝去を本誌が知ったのは、表彰式の数日前。63歳だったという。Aさんは春馬さんが生まれ育った地である茨城県に住んでいた。Aさんの知人はこう語る。「Aさんが最後に目撃されたのは1月15日未明です。前夜、いきつけの飲食店に現れたのです。しかし朝の3時ごろ、『気分が悪くなった』と、帰宅し、その後、連絡が途絶えてしまいました。店では親しく話す仲とはいえ、Aさんの自宅の住所を知る者はいませんでした。Aさんは’17年に心臓を悪くしてペースメーカーを入れる手術を受けていたのです。そのときに医師から『余命は1年ぐらい』と、宣告されたそうです。本人も『俺はいつ死ぬかわからないから』と、よく言っていましたので、連絡が取れなくなったことを、仲間たちはとても心配していました。実は帰宅した直後に亡くなったということを聞いたのは、1月下旬です。こんなに急にAさんがいなくなってしまったことに、私も愕然として……。でも余命1年と宣告されてから3年以上も頑張ったのですからね。きっと春馬くんの存在が支えになっていたのだと思います」■「英国留学を切り上げて会いに来てくれた」春馬さんの両親は彼が幼いころに離婚し、実父・Aさんは家を出た。さらに’17年ごろ、春馬さんは実母とも距離をとるようになったという。「携帯電話の番号も変えて、お母さんからは連絡が取れないようにしたといいます。“絶縁”した理由については“母からたびたび無心されていた”“仕事や恋愛の問題で衝突した”などと報じられていました」(芸能関係者)実母との絶縁と入れ替わるように、春馬さんが復活させたのは実父との交流だった。昨年12月、本誌の取材に対し、Aさんは息子との関係などについて、こう語っていた。「“長い間絶縁していて、20年ぶりに再会した”とも報じられていますが、彼が芸能界デビューした後は、ときどき連絡はもらっていました。春馬の活躍ぶりはずっと楽しみでしたし、私の生きがいでもありました。実際に会うようになったのは3年前(※’17年)ですね。そのとき春馬はロンドンに留学中でした。でも私が心臓の手術を受けるということ、私の命が長くないということを、人づてに聞いたそうです。それで留学を切り上げて、入院先の病院に会いにきてくれたのです。手術がうまくいって元気になった後には、いっしょに食事をしたり、酒も飲んだりするようになりました」Aさんは、それほど飲まなかったようだが、息子が楽しそうにお酒を飲む姿を眺めることは、無上の喜びだったのだ。「春馬もけっこう酒量は多かったですが、そんなに酔っ払うタイプではないし、飲んだ後は、きちんと電車で東京に帰っていきましたよ。ふだんはLINEとかで連絡を取り合っていて、実は亡くなる2週間前にもメッセージをやりとりしていました。近いうちにこちら(茨城県)に来るから、と言っていたのに……。それが最後のやりとりになってしまいました」父子の会話のなかで、実母についての話題が出ることもあったという。「この数年、(春馬は)母とは折り合いが悪く、本人も悩んでいるようでした。いくら母と子といっても、お金のことやら何やらで、もめていると聞いて、私も心配はしていたのですが……」Aさんは、本誌の取材の最後にこんな言葉を言い残していた。「これからの私は“春馬のいない残された時間”を、ただ生きていくだけです」“春馬のいない時間”は、Aさんにとって意味のないものだったのだろうか。春馬さんが急逝してから半年、そして本誌が取材してからわずか1カ月で、Aさんは天国に旅立っていったのだ。■生前のAさんが漏らしていた遺産相続問題の心労前出のAさんの知人によれば、「会えないときも、心臓病という持病を抱えていたお父さんのことが心配だったのでしょう。春馬くんは亡くなる2カ月前にも、かつて仕事でお世話になったという長崎県の旅館に依頼して、Aさんやその知り合いたちに、現地の特産品を送っていたのです。産みたての卵、天然真鯛の真子煮、鯛の塩辛……、“皆さんコロナ禍で大変でしょうから”という心遣いで、Aさんはもちろん、みんな感激していました。そんな優しい息子さんが突然亡くなってしまったのですからね。春馬くんが亡くなってから、Aさんはみるみる元気を失ってしまいました。もともと大病をしたのに、あまり健康に気を使わないタイプだったのですが、さらにその傾向に拍車がかかってしまったように見えました。いま考えれば、春馬さんの遺産相続問題も心労になっていたのかもしれません。『弁護士さんを入れて話し合っているんだけど、いろいろ大変なんだよ』そんなことをポツリと漏らしたこともあったのです」春馬さんの個人事務所を誰が引き継ぐかという問題もあり、遺産相続の話し合いは長期化していたようだ。『週刊文春』’20年12月31日・’21年1月7日合併号には、実母の代理人弁護士のコメントも記載されていた。《(個人事務所については)二一年三月までに株の評価額の算定をした上で新代表者を決めることになります。(中略)動産や権利関係の整理、テレビ局との契約書との確認作業も必要で、通常の遺産相続より長期化する見込みです》生前、本誌には「私自身は息子の遺産をまったく当てにしていません」とも語っていたAさんだが、そんな遺産相続問題の渦中に急逝してしまったのだ。■伯父が明かした実父の最期Aさんの訃報を受け、駆けつけてきたのは兄のBさんだった。春馬さんにとっては“伯父”にあたる人物だ。中部地方に住むBさんは本誌に次のように語った。「1月15日、病院から私に連絡が来て、弟が他界したことを知りました。アパートから救急搬送されて、その先の病院で亡くなったそうです。アパートはワンルームで、彼は1人で暮らしていました。もともと心臓も悪かったし、何度も手術は受けていました。体調が急変したようで、本当に残念です。すぐに病院を訪れ、遺体を確認した後、17日に荼毘に付しました。密葬?そうですね、でも弟はずいぶん前に離婚していますし、身寄りもいませんから……」Aさんにも心残りはあったかもしれない。前述の本誌取材に、次のようにも明かしていたからだ。「いまの私の願いは、春馬の墓がどこかに建てられて参ることができるようになること。そして、コロナのために延期になってしまいましたが、仲よくしてくださった方やファンの方のためにも偲ぶ会が開催されること、その2つだけ……」結局、Aさんが生きているうちに、それらの願いがかなうことはなかった。だがBさんは弟の逝去についてこう漏らした。「私が春馬に最後に会ったのは3年ほど前です。私にとっても“自慢の甥”でしたが、弟にとってはさらに“自慢の息子”だったのです。確かに63歳での他界は早すぎます。でも……、弟は春馬のような息子を持てて、いい人生だったと思いますよ」病院で息を引き取るとき、Aさんのまぶたの裏に浮かんだのは、最愛の息子・春馬さんのあの優しい笑顔だったのだろうか。
2021年06月19日「本当に、いい映画だったよ。ストーリーもいいし、春馬の姿も見ることができて……。思わず映画館で泣いちゃってさ」三浦春馬さん(享年30)の実父・Aさんが、少し興奮した口調で知人たちにそう語ったのは、昨年12月中旬のこと。昨年7月に急逝した春馬さんの遺作映画『天外者』。その公開初日にAさんは見に行ったのだ。『天外者』は「第94回キネマ旬報ベスト・テン」で「読者選出日本映画ベスト・テン第1位」となった。2月4日に行われた表彰式で、田中光敏監督はこう語ったという。「これは春馬くんにもらった賞。春馬くんの思いがたくさんの人たちに届いた。そう思っています」感動・安らぎ・優しさ……、俳優として、そして1人の人間として、春馬さんは多くの人々に“贈り物”を届け続けた。もちろん前出の実父・Aさんも、それを受け取った1人だろう。そのAさんの突然の逝去を本誌が知ったのは、表彰式の数日前。63歳だったという。Aさんは春馬さんが生まれ育った地である茨城県に住んでいた。Aさんの知人はこう語る。「Aさんが最後に目撃されたのは1月15日未明です。前夜、いきつけの飲食店に現れたのです。しかし朝の3時ごろ、『気分が悪くなった』と、帰宅し、その後、連絡が途絶えてしまいました。店では親しく話す仲とはいえ、Aさんの自宅の住所を知る者はいませんでした。Aさんは’17年に心臓を悪くしてペースメーカーを入れる手術を受けていたのです。そのときに医師から『余命は1年ぐらい』と、宣告されたそうです。本人も『俺はいつ死ぬかわからないから』と、よく言っていましたので、連絡が取れなくなったことを、仲間たちはとても心配していました。実は帰宅した直後に亡くなったということを聞いたのは、1月下旬です。こんなに急にAさんがいなくなってしまったことに、私も愕然として……。でも余命1年と宣告されてから3年以上も頑張ったのですからね。きっと春馬くんの存在が支えになっていたのだと思います」■「英国留学を切り上げて会いに来てくれた」春馬さんの両親は彼が幼いころに離婚し、実父・Aさんは家を出た。さらに’17年ごろ、春馬さんは実母とも距離をとるようになったという。「携帯電話の番号も変えて、お母さんからは連絡が取れないようにしたといいます。“絶縁”した理由については“母からたびたび無心されていた”“仕事や恋愛の問題で衝突した”などと報じられていました」(芸能関係者)実母との絶縁と入れ替わるように、春馬さんが復活させたのは実父との交流だった。昨年12月、本誌の取材に対し、Aさんは息子との関係などについて、こう語っていた。「“長い間絶縁していて、20年ぶりに再会した”とも報じられていますが、彼が芸能界デビューした後は、ときどき連絡はもらっていました。春馬の活躍ぶりはずっと楽しみでしたし、私の生きがいでもありました。実際に会うようになったのは3年前(※’17年)ですね。そのとき春馬はロンドンに留学中でした。でも私が心臓の手術を受けるということ、私の命が長くないということを、人づてに聞いたそうです。それで留学を切り上げて、入院先の病院に会いにきてくれたのです。手術がうまくいって元気になった後には、いっしょに食事をしたり、酒も飲んだりするようになりました」Aさんは、それほど飲まなかったようだが、息子が楽しそうにお酒を飲む姿を眺めることは、無上の喜びだったのだ。「春馬もけっこう酒量は多かったですが、そんなに酔っ払うタイプではないし、飲んだ後は、きちんと電車で東京に帰っていきましたよ。ふだんはLINEとかで連絡を取り合っていて、実は亡くなる2週間前にもメッセージをやりとりしていました。近いうちにこちら(茨城県)に来るから、と言っていたのに……。それが最後のやりとりになってしまいました」父子の会話のなかで、実母についての話題が出ることもあったという。「この数年、(春馬は)母とは折り合いが悪く、本人も悩んでいるようでした。いくら母と子といっても、お金のことやら何やらで、もめていると聞いて、私も心配はしていたのですが……」Aさんは、本誌の取材の最後にこんな言葉を言い残していた。「これからの私は“春馬のいない残された時間”を、ただ生きていくだけです」“春馬のいない時間”は、Aさんにとって意味のないものだったのだろうか。春馬さんが急逝してから半年、そして本誌が取材してからわずか1カ月で、Aさんは天国に旅立っていったのだ。■生前のAさんが漏らしていた遺産相続問題の心労前出のAさんの知人によれば、「会えないときも、心臓病という持病を抱えていたお父さんのことが心配だったのでしょう。春馬くんは亡くなる2カ月前にも、かつて仕事でお世話になったという長崎県の旅館に依頼して、Aさんやその知り合いたちに、現地の特産品を送っていたのです。産みたての卵、天然真鯛の真子煮、鯛の塩辛……、“皆さんコロナ禍で大変でしょうから”という心遣いで、Aさんはもちろん、みんな感激していました。そんな優しい息子さんが突然亡くなってしまったのですからね。春馬くんが亡くなってから、Aさんはみるみる元気を失ってしまいました。もともと大病をしたのに、あまり健康に気を使わないタイプだったのですが、さらにその傾向に拍車がかかってしまったように見えました。いま考えれば、春馬さんの遺産相続問題も心労になっていたのかもしれません。『弁護士さんを入れて話し合っているんだけど、いろいろ大変なんだよ』そんなことをポツリと漏らしたこともあったのです」春馬さんの個人事務所を誰が引き継ぐかという問題もあり、遺産相続の話し合いは長期化していたようだ。『週刊文春』’20年12月31日・’21年1月7日合併号には、実母の代理人弁護士のコメントも記載されていた。《(個人事務所については)二一年三月までに株の評価額の算定をした上で新代表者を決めることになります。(中略)動産や権利関係の整理、テレビ局との契約書との確認作業も必要で、通常の遺産相続より長期化する見込みです》生前、本誌には「私自身は息子の遺産をまったく当てにしていません」とも語っていたAさんだが、そんな遺産相続問題の渦中に急逝してしまったのだ。■密葬も参列者は1人だけ。伯父が明かした最期Aさんの訃報を受け、駆けつけてきたのは兄のBさんだった。春馬さんにとっては“伯父”にあたる人物だ。中部地方に住むBさんは本誌に次のように語った。「1月15日、病院から私に連絡が来て、弟が他界したことを知りました。アパートから救急搬送されて、その先の病院で亡くなったそうです。アパートはワンルームで、彼は1人で暮らしていました。もともと心臓も悪かったし、何度も手術は受けていました。体調が急変したようで、本当に残念です。すぐに病院を訪れ、遺体を確認した後、17日に荼毘に付しました。密葬?そうですね、でも弟はずいぶん前に離婚していますし、身寄りもいませんから、火葬に立ち会ったのも私1人だけでした」Aさんにも心残りはあったかもしれない。前述の本誌取材に、次のようにも明かしていたからだ。「いまの私の願いは、春馬の墓がどこかに建てられて参ることができるようになること。そして、コロナのために延期になってしまいましたが、仲よくしてくださった方やファンの方のためにも偲ぶ会が開催されること、その2つだけ……」結局、Aさんが生きているうちに、それらの願いがかなうことはなかった。だがBさんは弟の逝去についてこう漏らした。「私が春馬に最後に会ったのは3年ほど前です。私にとっても“自慢の甥”でしたが、弟にとってはさらに“自慢の息子”だったのです。確かに63歳での他界は早すぎます。でも……、弟は春馬のような息子を持てて、いい人生だったと思いますよ」病院で息を引き取るとき、Aさんのまぶたの裏に浮かんだのは、最愛の息子・春馬さんのあの優しい笑顔だったのだろうか。「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月09日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが頭痛を訴え病院に搬送後、くも膜下出血、脳梗塞と分かりました。田中さんは、早めに異変に気付き処置をできたために、大事には至りませんでしたが、1週間の入院と1か月の休養をするそうです。所属事務所『タイタン』の代表取締役社長で、相方の太田光さんの妻である太田光代さんは同月21日にTwitterを更新。田中さんの病状について報告しています。お騒がせしております。色々と、ありがとうございます。先程、田中と電話で話せました。痛み止めの点滴に血圧を下げる投薬を受けておりますが、滑舌も良く、いつもの田中です。奥さんの手料理が恋しいことを遠回しに言いました。心配性の田中の本質が垣間見れ、これは回復していると安堵しました— 太田光代 (@ota324) January 21, 2021 田中さんは順調に回復をしているようで、滑舌もよく、妻の手料理を食べたがっていたとのこと。元気そうな様子に、ネット上でも安堵の声が相次ぎました。・ニュースを見た時は驚きしかなかったです。元気とのこと、ひとまずは安心しました。・無事でよかった。田中さんが戻って来るのを楽しみにしています。・こういう近い人からの報告を聞くと安心しますね。1日も早い回復をお祈りしています。2020年8月には新型コロナウイルス感染症に感染した田中さん。病気が続くと、心身ともにストレスや不安が積み重なってしまうこともあるでしょう。焦らずに、ゆっくり静養をしてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月22日《私は夢のある未来がほしいだけだ》《俺についてこい》スクリーンのなかの三浦春馬さん(享年30)は、そんな力強い言葉を放ち、生命力にあふれている――。映画『天外者(てんがらもん)』(TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中)の劇中でのことだ。12月11日の公開から3日間で11万7,959人を動員、興行収入は1億6,653万7,600円の大ヒットスタートを切った本作は、今年7月に亡くなった春馬さんにとって最後の主演映画。監督、田中光敏氏(62)に撮影時のエピソードを伺った。(以下、「」内は田中監督)映画の主人公は五代友厚。薩摩藩士から明治政府の役人を経て実業家となった人物だ。春馬さんをキャスティングした理由は、“誠実さ”や“芯の強さ”。「近年の春馬くんは、役者として大人になっていって、凛とした清潔感があって、誠実さ、芯の強さがある感じがしていたんですね。春馬くんに演じてもらうと“五代友厚”という人が歴史の表舞台に立てる人になるのではないかなと思って、彼にいのいちばんにお話しをさせていただきました。ただ、そのときには仕事が忙しかったらしく、しばらくしてやっと仕事が空いたときに受けてくださいました」春馬さん自身は、五代友厚という人物についてどういった感想を持っていたのだろうか。「春馬くんと、五代友厚について話したことがありました。僕から“五代友厚という人は、100年先を見据えた男だ。しかも日本という枠のなかではなくて、世界という枠のなかで考えている人だ”という話をしたことがあるんです。春馬くんも五代友厚についての本をたくさん読んでくれていたので、“僕もそう思います。既成概念を壊していった感じがありますよね”というように言っていましたね。五代友厚から大隈重信に宛てた手紙があるんです。それを彼に見せたら、“僕、五代友厚が腹に落ちました”と言ってくれました。その手紙のなかには、人を思う気持ちや、社会をどう見ているかといったことが書かれていて。“自分の生きざまと共感できるところがある”といったことを言っていましたね。手紙の内容は、“自分と同じ地位でないものの意見がある。大同小異の場合には常にそのものの意見をほめて、それを採用されよ。他人の主張をほめ、他人の説を採用しなくては、あなたの徳を広めることはできない”といったことが、まず一つ書いてあります。ほかには、“時にいろんな大切なことを決めるときというのは、時熟すのを待ってされよ”と。あまり早合点しないでくれ、ということですね。あとは、“閣下(大隈重信)がある人を嫌えば、その者も閣下を嫌う。それゆえ、自分の好まぬ人間とも交際するよう努められよ”と。現代にも通じることを書いてるんですよね。春馬くんにも“五代友厚ってこんなことを書くような男なんだよ”って言ったら、彼も“すごいですね”と。そのときに“僕、儒学を勉強しているんです”ということを言っていました。“そのなかにいろんな教えがあって。いろんなことを知りたいから”とね」主演として、春馬さんは共演者たちをサポートしていたようだ。「リハーサルのとき(三浦)翔平くんがほかの仕事があって来れないときがあったんです。そうしたら春馬くんが“監督、心配しないで。翔平と連絡をとって、東京で翔平のいなかったぶんを読み合わせしておくから”と言ってくれたんですよ。そんなことふつう、役者さんが友人同士でもなかなかしません。それで、次のときに、読み合わせをするとバッチリなんです。それで“翔平くん、できてるじゃない”と言ったら、“春馬と東京で練習しました”って言っていて。春馬くんだけでなく、三浦翔平くん、西川貴教くんと、時代劇の経験のあまりない人たちが、今回は見事に時代劇に溶け込んでくれて、生き生きと芝居をしてくれているんです。みなさんが委縮せずに、伸び伸びと演じてくれていると思います。“京都(松竹撮影所)は怖いところだと聞いたんですけど、実際やってみたら温かくていいところでした”って、春馬くん含めて、みんなそういうふうに言ってくれましたね」春馬さんのことを話すのはやはりつらい、という監督。それでも取材に答えてくれたのは、ともに作り上げた映画『天外者』を多くの人に見てほしいという思いがあるのだろう。「彼とは半年近い時間、会って打合せをして、こういう映画を作り上げてきたわけですから。彼に対する喪失感というものは、なかなか癒えるものじゃありません。ただ、もう間違いなく、彼と一緒にこの『天外者』をつくったし、そしてそれを一緒に支えてくれたほかのキャストのみんなも本当に一生懸命、彼と一緒に映画を現場で支えてくれました。だから、なんとか明るく前向きに映画の告知はしていきたいというふうに思っているんです」取材の終わり、田中監督から本誌記者に「宣伝お願いいたします」という一言。“春馬さんのぶんまで”、という気持ちが感じられた。本来であればいまごろ春馬さんも映画のPRのための取材やイベントで忙しく過ごしていたのだろうか――。
2020年12月18日俳優の故・三浦春馬さんが主演を務める、映画『天外者(てんがらもん)』(12月11日公開)の公開記念舞台挨拶が12日に都内で行われ、三浦翔平、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、筒井真理子、田中光敏監督が登場した。同作は幕末から明治初期を生きた実業家・五代友厚を主人公にしたオリジナル作。武士の魂と商人の才を持ち、薩摩藩士から明治政府役人を経て、今日に続く商都大阪の基礎を作り上げた五代の人生を中心とした歴史青春群像劇となる。キャスト陣はそれぞれに「春馬さんから『伊藤博文を悠希がやるって聞いて、すごく心強い』と連絡を受けまして、これはちょっと頑張らないと思って演じてた」(森永)、「英語を習ってた先生が一緒で、一緒にワークショップを一緒にしたりして『レベルが高いな、すごいな』と思ってたら、お芝居でも英語を使ってたので、『私も、もっと英語を頑張ろう』と思った」と三浦春馬さんとの思い出を語る。五代友厚の母役を演じた筒井は、「エジソンとか手塚治虫さんとかレディ・ガガさんとか」と天才の母親を参考にしたというが、「1番助けてくれたのが春馬くんで、撮影に行った時に駆け寄ってきてくれて、『筒井さん主演の映画見ました。素晴らしかったです」と言ってくださって。本当に心遣いが嬉しくて、私も春馬さんの大好きな作品のことをお話したんです」と振り返る。「『今でもDVDで見るんですよ』と言ったら、『あの時は難病の役で、入り込みすぎちゃって、周りに迷惑かけたかな』なんて言って、その姿が本当にひたむきでかわいらしくて、本当に友厚だなと思ってしまって……」と言葉を詰まらせ、「役作りすることなく、彼に寄り添えば役になれると、本当に感謝しています」と心境を吐露した。また、三浦春馬さんと高校の同級生で、今作では「ほとんど春馬くんと同じシーンだった」という蓮佛。「春馬くんと一緒に墨絵を描くシーンがあって、役柄的にずっと心配してたりすることが多かったので、絵を描いているシーンだけは心から穏やかな気持ちになれた。監督とも『ラブシーンみたいに撮りたいね』とお話しながらやらせてもらえたので、個人的に友達ということもあったので、『大人になったな、私たち』という気持ちになりながら」と明かした。田中監督は、三浦春馬さんについて「残念ながら完成を見ずで、アフレコの時に一部分を見ただけ。彼はにこやかに作品を見て『いや〜、あの時本当に僕、頑張ってたんですよ』と涙を浮かべていた」と様子を語る。「『すいません、すごい頑張ったので感激しちゃいました』と言っていて、本当にこの作品について、真摯に頑張ってたんだなと思いました」と作品に懸ける思いを表した。最後に三浦翔平は、観客に向けて「泣いていいと思います。その気持ちを決してネガティブな方に引っ張らないでください」とメッセージ。「この映画の中で、三浦春馬はものすごい熱量で演じて、しっかりと生きてます。五代友厚の生き様を、春馬の生き様とともに目に焼き付けて」と語りかけた。
2020年12月12日俳優の故・三浦春馬さんが主演を務める、映画『天外者(てんがらもん)』(12月11日公開)の公開記念舞台挨拶が12日に都内で行われ、三浦翔平、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、筒井真理子、田中光敏監督が登場した。同作は幕末から明治初期を生きた実業家・五代友厚を主人公にしたオリジナル作。武士の魂と商人の才を持ち、薩摩藩士から明治政府役人を経て、今日に続く商都大阪の基礎を作り上げた五代の人生を中心とした歴史青春群像劇となる。坂本龍馬役の三浦翔平は、「春馬とともに、今日は我々皆さんとここにいるので、短い時間ですがよろしくお願いします」と挨拶。「もともと龍馬の役については、春馬とご飯を食べていた時に『今回、天外者という映画で、僕が五代という役をやるんだけど、坂本龍馬を翔平にやってほしいんだ』という話を聞いて」と振り返る。「(出会って)10年以上経ったから、一緒にやりたいねと言ってて、『春馬が言ってくれるんだったら、それはやりますよ。じゃあ正式にオファー待ってます』というところから始まったんです」と明かした。さらに「現場に行けない時、なかなか会えない時に、春馬が『読み合わせしよう』と言ってくれて。サーフィンに行く車の中とか、電話とか、会えない時間があったら作って読み合わせをして、2人でやっておいて現場に入ったという感じですね」とエピソードを披露。「僕の龍馬は春馬がいたからできた龍馬なので、本当に感謝してます」と語った。田中監督も「リハーサルに翔平くんがいない時なんかは、不安になるじゃないですか。そういう時に春馬くんが『監督、大丈夫、安心して。翔平にちゃんとこの雰囲気を伝えて読み合わせしとくから』と言ってくれて」と感謝。「次来た時は完璧に役になって、翔平くんが作ってきてるので、いいコミュニケーションをとって、座長として素晴らしい役目を果たしてくれた。主演・三浦春馬という感じですね」と絶賛する。また高校の同級生であり、夫婦役となった蓮佛も「私も正式にオファーをいただく前、ご飯に行った時におもむろに企画書を取り出して『今度こういうのやるんだけど、やらない?』と言うから、『いつからプロデューサーになったの?』みたいな」と笑顔を見せ、田中監督は「ずっと前から」と一言。田中監督は「本当に配慮の男なんですよ。彼は影でちゃんと支えてくれていた。こういう話を聞くのはこのキャンペーンになってからなんです」としみじみしていた。改めて三浦翔平は「彼はね、もう本当に自分のことよりも、共演者だったりスタッフさんだったり、そういう方たちを自分以上に見て、自分以上に大切にしてる人だったので。常に誰かのことを気にかけて、常に周りのことを見て、誰かが元気なさそうにしたら駆け寄って『どうしたの?』と声をかけるような男。座長としてもだけど、人として本当に素晴らしい男です」と語る。さらに「完成作を見た三浦春馬さんがどんな感想を持つか?」という質問には、「何て言うんだろうな。多分そこにいると思うんですけど、照れてんじゃないですか」とにやり。「幕が開いてみなさんにお届けできたことを誰よりも感謝してると思うし、誰よりも悔やんでるかもしれないし。でもたぶん爽やかな笑顔で『ありがとう』と言ってるんじゃないですか」と予想した。フォトセッション時には、三浦翔平が周りに話しかけて、主演である三浦春馬さんの場所を空けての撮影も。最後にはMCから登壇者の名前が読み上げられた後に、「主演・三浦春馬さんでした!」という紹介がなされた。
2020年12月12日幕末から明治初期、日本の未来のために駆け抜けた男、五代友厚を描く『天外者』が、12月11日昨日より公開が始まった。この度、本作のドキュメントを12月20日(日)午後4時から放送することが決定した。薩摩藩士から明治政府役人を経て実業家となり、商都大阪の礎を築いた五代友厚。“大阪の恩人”とも呼ばれ、大阪市内に五体の銅像がある。しかし晩年、ある事件に巻き込まれ、長らく歴史に埋もれてきた。五代の功績を再評価し、その志を後世に伝えようと、2013年、市民有志による映画プロジェクトが立ち上がった。だが、勉強会やイベントを重ねても、映画化への機運は高まらなかったのだという。そして2016年、田中光敏監督が合流し、翌年、五代友厚役を三浦春馬さんに託す。2019年秋、京都でクランクインし、三浦春馬さんと約10年ぶりの共演となる三浦翔平が坂本龍馬、西川貴教が岩崎弥太郎役として初めての時代劇に挑戦した。また三浦春馬さんも、時代劇で初めての主演となった。大阪経済の礎を築きながら、歴史に埋もれた五代を圧倒的な熱量で演じた三浦春馬さん。五代の生き方はいまの時代に何を問うのか?五代の映画化を夢見た人々、監督、キャストたち――「天外者 五代友厚」は、映画公開までの舞台裏を映し出すドキュメントだ。なお、番組のナレーションは西川さんが担当。「五代さんに興味のある方と映画『天外者』をつなぐ接点に僕がなれたらなと。皆さんが今、そしてこれからというものを考えていただくきっかけになるような映画だと思うので、少しでもたくさんの方にご覧いただければと番組のナレーションを引き受けました」と思いを語っている。「天外者 五代友厚」は12月20日(日)16時~関西テレビにて放送(関西ローカル)。『天外者』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:天外者 2020年12月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2020 「五代友厚」製作委員会
2020年12月12日(C)2020「五代友厚」製作委員会「俺に任せろ!俺についてこい!」明治初頭、大阪商工会議所。時代の転換期に職を失った商人たちが怒号を上げる中、三浦春馬さん演じる五代友厚はただひとり、鬼気迫る表情で言い放つ。名誉のためではない、市民の未来のために。商人として成功した彼を信じる者はいない。しかし、五代はそれを現実のものにする。「五代は今より未来を見つめ、金より情を、利己より利他の精神に生きた男。世界に誇れる美しい日本人の心を持ち、現代日本の基礎を作り出した男です」と、『天外者』の田中光敏監督。五代友厚の生涯を映画化するにあたり、「彼しかいない」と直感したのが三浦春馬さんだった。■現場のスタッフも僕も泣いた「彼は多忙だから、OKをいただいてから会うまでにずいぶん時間がたってしまって。キラキラしたまっすぐな目で、“いっぱい勉強しました。五代って面白い人ですね”と言われました。彼は書物を読むだけじゃなく、鹿児島や長崎にも五代を感じに行っていたようです。そのあとも、クランクインまで1年以上もあるのに、毎週のように“五代の殺陣は薩摩藩がやっていた殺陣をリアルにやるんでしょうか?”とか、どんどん僕に質問をぶつけてきました」子役から20年余り芸能界を走り続けてきた彼が、なぜここまで純粋で真摯な心を持ち続けることができたのか。田中監督は直接、本人に尋ねた。「クランクアップ間近、ふたりで食事に行ったときに“春馬くんはどうして、そんなにまっすぐなの?どうしてそんなに汚れてないの?”って聞いたんですよ。そしたら“いやいや、そんなことないですよ”って言いながらも“物事に対して一生懸命頑張ってやっていたら、今みたいになっちゃいました”と笑っていました。きっと、いろんな葛藤を持ちながら日常の中で、自分のやりたいことをひとつずつ成し遂げていったんだと思います。そういう覚悟とか思いの強さ、まじめさ、謙虚さとか、そういうものがいっぱい彼の中にあった。五代と重なるところが多かった」■京都の映画村中をトリコに台本に書かれていない場面までイメージしていたという。「神戸事件で五代が日本とフランスの揉め事の仲裁に入るときあえてフランス人の前で侍たちに切腹をさせるというシーンがあったんです。確か2回目に会ったときかな、“五代が介錯をやったらどうでしょうか?”って突然、彼がやりだしたんですよ。美しい所作だった。そのシーンは改稿でカットしてしまったので、次に会ったときに春馬くんに謝りました。彼は常に一歩前に踏み出して、みんなと一緒にもの作りをしたいっていう意思を明快に出してくれました。それが映画の随所に出ています。すごく頼りになった座長です」春馬さんの演技力、集中力の高さにも驚かされたという。「なかでもお母さんが亡くなって生家に駆けつけたシーン。あそこで泣いてるシーンは、サイズを変えて、2回同じ芝居を撮っているんです。春馬くんの集中力だったらできると思って。実際、感情も表情もすべて2回ともものすごいいい芝居でやってのけた。現場のスタッフも僕も泣かされましたね。そのときに、この『天外者』は三浦春馬でいける!っていうふうに確信した。本当にひと皮もふた皮もむけたというか、いろんな感情や表情を出してくれました」五代が泣くシーンは数回あるが、すべて違う泣き方をしていることに気づく。気迫のこもった大胆な演技と、繊細で複雑な表情、佇まいでの表現。また、絵画のように印象強いキメの画に、何度も目を奪われる。「それは彼の努力の賜物です。特に殺陣は、撮影の3か月くらい前から忙しい中、京都の撮影所に来てくれて。殺陣師さんやJACの役者さんたちと一緒にイチからみんなで練習をしました。本人は時代劇で初主演することを不安がっていましたが、立ち回りが見事で、京都のみんなが目を丸くするほどアッという間に映画村の中に溶け込んでトリコにした。こんなに美しい主演は久々だな、春馬くんにはこれからも時代劇の主演がくるんじゃないかって話をみんなでしていたので、それだけにショックでしたね……」■彼は逃げ出したわけではない五代のセリフに「勇敢に戦って敗れた国はまた起き上がれるが、逃げ出した国に未来はない」というものがある。これほど作品を愛した彼が、はたして“逃げ出す”だろうか?「そうですね。本当のことはわからない。ただ、ひとつだけ思う。決して彼は逃げ出したわけではないと。春馬くんはこのスクリーンの中で勇敢に戦っているし、ここに生きている。その証を、爪痕を残してくれていた」春馬さんが完成した作品を見ることはかなわなかったが、一部、見ることができた。「ラストの会議場のシーンのアフレコで、1日来てもらったんですね。そのシーンを見せたら、本当に意外だったんですけど。フッと立って、チラッと僕のほうを見て“いやあ、いろいろ思い出すな~”って涙を流していたんです。“いやあ、感動する。俺、頑張ったんですよ、なんかこれだけで泣けちゃうな”って。それが彼と会った最後になりました」今、世界は混迷の渦中にいる。夢のある未来のため、清く正しく美しく、日本人らしく。みんなで力を合わせて進むんだ、三浦春馬さんがそう伝えてくれているように思えてならない。・撮影エピソード「遊女のはる(森川葵)を背負って海を見に行き泣くシーンも印象的でした。春馬くん、リハーサルのときもずーっとはるをおぶったままなんです。はるの芝居の打ち合わせをしていても、おぶったままで。「下ろしたほうがいいんじゃないの、疲れるぞ」って言っても「大丈夫です、はるを背中に感じていたいんです」って。「このあと春馬くんの気持ちの流れ撮っていくけど大丈夫?」って言っても「大丈夫です」。結果、一発OKですからね。すごい集中力ですよ」『天外者』2020年12月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開取材・文/原田早知
2020年12月10日近代日本経済の基礎を構築し、凄まじい才能の持ち主を意味する言葉で形容される五代友厚を、三浦春馬さん主演で映画化した『天外者』。東の渋沢栄一、西の五代友厚とも評される功績を挙げながらも長らく歴史に埋もれていたが、その真価が再認識されている人物と、演じた三浦さんとの間に共通点が見えてきた。圧倒的な熱量をもち、日本の未来のため疾走する三浦さんの姿はまさに、五代友厚その人が映し出されている。田中光敏監督は撮影現場で、三浦さんの提案で台本とは違う演出に変更した点があったと語る。それは自身の髷を切るシーン。台本では斬り合いがあってから自身の髷を切る予定だったのだが、三浦さん本人が直接、田中監督に「五代さんはどんなことがあっても仲間を切ろうとしないと思うから、斬り合いがしっくりこないです」と話したそうで、監督はその瞬間、三浦さんは五代友厚になっていたと熱く語る。思いを形にするのが役者。座長自ら作品をより良いものにしようとする三浦さんの姿は、まさに現代の五代友厚といえるだろう。公式Twitterでの本予告解禁のツイートは2.0万いいねに近づくなど、その期待感や注目度は数字からも見て取れる本作。そんな注目を集める本作に登場する五代の志は、大阪取引所に息づいている。明治11年に大阪に商法会議所(現・大阪商工会議所)を創設した際に自ら会頭に就いた五代は、同時に株式取引所も創設させ、大阪財界を復興させる。功績を讃えられた彼の像が大阪取引所の入口に、まるで未来を見据えるように建てられている。今回、そんな五代友厚像の前で並ぶ三浦翔平、西川貴教、森川葵のキャストをとらえた写真も解禁。五代像を見上げる3人の様子は、本編で五代友厚を支えた坂本龍馬、岩崎弥太郎、はるとして、そして五代友厚を演じた三浦さんに対して想いを馳せているようにも見える。『天外者』は12月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天外者 2020年12月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2020 「五代友厚」製作委員会
2020年12月10日「ショックで体が震えました。報道を見て知ったんですが“嘘だ、絶対に信じられない”と……」今年7月に三浦春馬さん(享年30)の訃報を聞いたときの悲痛をそう語った、映画監督の田中光敏氏(62)。メガホンをとった12月11日公開の映画『天外者(てんがらもん)』は、春馬さんの“最後の主演映画”に。「この作品に取り組む彼は、本当に前向きでしたから。真摯に役に向き合って、勉強して、努力してくれて。撮影所に入ってきたときも、ものすごく明るくて。やる気満々、という様子でした」春馬さんが演じたのは、幕末から明治初期を駆け抜けた傑物・五代友厚。撮影は、昨年10月から11月にかけて行われた。「春馬くんにとっては、時代劇で主演をやるのも、殺陣をやるのも初めて。殺陣は本当に一生懸命してくれて。実はクランクインが当初の予定から1年ずれたのですが、その間も練習してくれたり、薩摩の武士であればどういう殺陣をすべきなのかというような、歴史の勉強までしてくれていたんです」五代友厚は薩摩藩士から明治政府の役人を経て実業家となった人物。五代についても熱心に資料を読み込んでいる様子だったという。「五代友厚に関する本は『幕末を呑み込んだ男』や織田作之助さんの『五代友厚』なんかがあるんですが、そういったものを“全部読んだ”と言っていました。“春馬くん、僕よりも本読んでるんじゃないの?”と言うくらいでしたね」春馬さんが、いかに深く役に向き合っていたか。そのこだわりと熱心さを示すエピソードもある。「ハンカチで口元を押さえるシーンがあるんです。彼からの提案でそれを“藍染めのハンカチにしたい”と。五代友厚が藍染めを広めていくことに尽力された方だということを彼は知っていたんですね。それで“五代友厚にかかわる人たちが藍染めをやっているから、それを使えるように考えてくれないか”と。春馬くん自身が映画の準備をしているなかで知り合った方のようなのですが、藍染めの作家と撮影準備の合間に連絡を取りながらハンカチのデザインを決めて、僕に提案してくれたんですよ。“監督、どれがいいですか?”と。本当に一生懸命な男なんです」撮影は、京都の松竹撮影所で行われた。ここはいわば“時代劇の本場”。その道の熟練スタッフが顔をそろえており、東京から時代劇に慣れない役者が行くと、シビアに迎えられることも少なくない。「松竹撮影所のスタッフたちは、最初、現代劇を多くやってきた春馬くんを“本当に時代劇の主演ができるんだろうか”という目で見ているんですよ。でも初日から数日間で“ああ、すごい”と。“体も切れて、役者としての責任感もあって、懐ろも大きい、殺陣もできる、そういう時代劇の役者が久々に現れたな”とか、“春馬くん、これから時代劇の主演が増えるんじゃないか”って、本当にみんなが口々に言っていたぐらい、堂々とお芝居をしていました」春馬さんは、田中監督に“将来の展望”も語っていたという。「“最近は海外に行く日本の役者さんも増えているけれど春馬くんはどうなの?日本映画界だけ、日本のなかだけでやろうとしているの?”と僕が聞いたときに、“いや僕は海外に行きたい。役者として世界に出たいんです。英語も勉強しているし、中国語もだいぶ勉強したんです”というようなことは言っていました。“そのためには日本の文化をしっかり勉強したい”とも。“武士道に通じる精神や考え方があるんじゃないかと思って”と、儒学を勉強しているとも言っていましたね。“だから監督、この映画もどこか海外上映とか、そういうのも考えてもらえませんかね”と、笑っていたのを思い出します」「女性自身」2020年12月15日号 掲載
2020年12月03日「現場での彼は、生き生きと伸び伸びとしているんです。スクリーンのなかでも現場でも。事前に非常に繊細な方だとも伺っていたんですけれども、明るかったです」今年7月に亡くなった三浦春馬さん(享年30)との思い出を語ってくれたのは映画監督の田中光敏氏(62)。メガホンをとった12月11日公開の映画『天外者』は、春馬さんの“最後の主演映画”となった。春馬さんが演じたのは、幕末から明治初期を駆け抜けた傑物・五代友厚。撮影は、昨年10月から11月にかけて行われた。三浦翔平(32)、西川貴教(50)、森永悠希(24)、森川葵(25)、蓮佛美沙子(29)ら、共演者たちにも気配りを見せていたという。「現場は、笑いもあって、すごく楽しかったんです。僕が春馬くんをすごいなと思うのは、自分のシーンじゃなくても、モニター横で見たりしていて、“いまの芝居、よかったね”と同僚や若い役者たちに声をかけるんです。優しいですよね。そういうことで現場の士気があがっていくというか。素晴らしい座長だったと思います。この人はこんなに完璧でいいんだろうかと思って、一度、聞いてみたことがあるんです。撮影の最後のほうの時期にマネージャーさんも含めて焼き肉店に行ったときのことです。“どうしてそんなにまっすぐなの?こんなに長く芸能界にいるのに”と。そうしたら“いやぁ、そんなことないっすよ。僕もいろいろあったりもしますし、そんなあれじゃないですよ”なんて答えていましたけどね」クランクアップ後の昨年12月初め、田中監督は春馬さんに会っている。これが、監督が目にする最後の春馬さんの姿となった。「アフレコのために撮影所に来てもらったんです。クランクアップしてから久々に会いました。そのときもすごく明るくて。“申し訳ないけど、ラストシーンの大勢の前で演説するところ、ちょっとだけアフレコしたい”とお願いして、その部分の編集した映像を見てもらったんです。そのときに“あれ?”って思ったら、春馬くんが涙を拭いているんですよ。“監督、俺、このときほんとに一生懸命やったから、なんか感動して涙出てきちゃった”って。僕は“頑張ってくれたよなぁ”って声をかけたんですが、それが彼に映画を見てもらう最後になるとは思いませんでしたね」映画が最終的に完成したのは3月初め。すでに新型コロナウイルスの感染が拡大しており、試写もなかなかできない状況だった。春馬さんは、完成作品を見ることなく、7月に天国へ行ってしまった。「映画を見てもらって飯を食いながら話をしたかった。残念です」春馬さんにかけたい言葉はーー。「とにかくできあがった作品を見てくれ、と言いたいですね。この映画の芝居をやっているとき、彼は充実していたと思うから、きっと映画を見たら満足してくれると思う。いままで見られなかった、彼自身すら気が付かなかった三浦春馬が、スクリーンのなかで生き生きと生きていると思っています」「女性自身」2020年12月15日号 掲載
2020年12月03日映画『天外者』の完成披露試写会が12月11日に行われた。このなかで三浦翔平は「それぞれが想いを抱えて、この場に立っております。彼の熱量と必死に生きた五代友厚の熱量を目に焼き付けてほしいです」と三浦春馬さんを思い浮かべてコメントした。激動の幕末から明治初期にかけ、日本の未来のために駆け抜けた男・五代友厚の物語を、『利久にたずねよ』『海難1890』を共に生み出した脚本・小松江里子、監督・田中光敏の名コンビがオリジナルストーリーで映画化した本作。武士の身でありながら、大阪を「東洋のマンチェスター」に発展させるため実業家に転身し、現在の大阪証券取引所や大阪商工会議所、大阪市立大学などの組織や企業の設立に尽力した五代を演じるのが、三浦春馬さんだ。今回のイベントには、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、筒井真理子、田中監督の7名が登壇した。まず始めに田中監督は公開を目前に「感無量です。これだけの沢山のお客さんの前で、今年こうやって公開できるというのは、夢のような瞬間です」と挨拶。近代日本の基礎を作った偉人を演じる上で苦労した点やこだわった部分について、坂本龍馬を演じた三浦は「色々な先輩方が演じてきた中で、どうしたら僕の色が出せるのかと考えていたのですが、五代友厚演じる三浦春馬くんがいたからこそ、できた龍馬だと思っています」と語った。西川は「これまでの弥太郎は、どちらかというと手段を択ばない非情な部分が描かれていたと思いますが、一代でこれだけのものを作り上げた人なので人間的な魅力、愛嬌の部分を表現しようと思いました。あと、少し体重を増やして臨みました。ちょっと、ぽっちゃりめです(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。また、日本の未来を切り開いた凄まじい才能をもった“天外者(てんがらもん)”にして、魅力的な女性たちを惹きつけた五代友厚。女性から見た魅力とは何かと聞かれた森川は「自分のためではなく、人や国のために尽くす部分が素敵。男性としても人間としても魅力的です」と大絶賛。筒井は五代友厚の母を演じるにあたり「天才の母として、色々なリサーチをしました。エジソンの母やレディ・ガガの母など。春馬くんの母役を何度かやらせてもらっていますが、本番中の物凄い集中力の彼を見ているだけで、本当に天才を見ているようで。そのまま“やす”にさせてもらって、ただ見守るだけで母になれていたんじゃないかなと思います」と三浦春馬さんとのエピソードを話した。また蓮佛は「三浦さんとは高校の同級生で、10年前も学園物で一緒だったんです。そんな中、正式に事務所オファーが来る前に、『れんちゃん、この役やってくれない?』って言われたのがこの夫婦役。嬉しかったです」と話した。また撮影中のエピソードについて、森川は「ほとんど三浦さんとの芝居でしたが、必ず演技のあとに一言かけてくれるのが嬉しくて。これからは、人に対して、春馬さんを見習って思ったことを声にしていこうと思いました」と力強くコメント。森永は「ふんどしになって、弥太郎さんに水をかけられるシーンがあるんですが、西川さんに、「薄っ!」って言われまして……。細いならまだしも、薄いって……(笑)。それをきっかけに筋トレ始めました」と話すと西川は「はんぺんみたいだった(笑)」と続け、またも会場を笑いに包む。そして三浦春馬さんのキャスティングについて監督は「彼は最近、大人の魅力があって芯がしっかりある。彼にやってもらいたい。彼に対して、あんなに綺麗な大人になれるのか!と思いましたね」と大絶賛していた。また最後に三浦は“今見るべき映画”と謳う本作について「それぞれが想いを抱えて、この場に立っております。こうして、お披露目ができていることが本当に嬉しいです。上映の後に色々な感情がわくと思いますが、どうか彼の熱量と必死に生きた五代友厚の熱量をしっかりと目に焼き付けてほしいです」と熱のこもった声でアピール。監督も「まさしく主演の三浦春馬はここで、本当に素晴らしく最高の演技をしています。そしてここにいる役者の方々、しっかりと主演を支えたその素晴らしい演技も、しっかり見届けてください」と話し、完成披露イベントは幕を下ろした。『天外者』12月11日(金)全国公開
2020年12月01日俳優の故・三浦春馬さんが主演を務める、映画『天外者(てんがらもん)』(12月11日公開)の完成披露試写会が30日に都内で行われ、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、田中光敏監督が登場した。同作は幕末から明治初期を生きた実業家・五代友厚を主人公にしたオリジナル作。武士の魂と商人の才を持ち、薩摩藩士から明治政府役人を経て、今日に続く商都大阪の基礎を作り上げた五代の人生を中心とした歴史青春群像劇となる。遊女・はる役の森川葵は、美しくデコルテを露出した華やかな赤のワンピースで登場し、背中の刺繍も繊細に観客を魅了する。主演の三浦春馬さんについて「2人きりのシーンばっかりだったので、『今の芝居、すごいよかったよ』とか、必ず一言をかけてくださって。なかなか人にそういう言葉をかけるのって難しいじゃないですか。その言葉で次のシーンも頑張ろうと思える」と感謝した。また、役作りについて「色々あるから4日間くらい食べるのをやめていたんですけど、ぽろっと言ったら(三浦春馬さんが)『その意識がすごいよ〜』と言ってくださったり」と明かす森川。「一言一言が優しくって、私もこれからは人に対して、春馬さんを見習って思ったことがあれば伝えていこうと思いました」と語った。
2020年11月30日俳優の故・三浦春馬さんが主演を務める、映画『天外者(てんがらもん)』(12月11日公開)の完成披露試写会が30日に都内で行われ、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、田中光敏監督が登場した。同作は幕末から明治初期を生きた実業家・五代友厚を主人公にしたオリジナル作。武士の魂と商人の才を持ち、薩摩藩士から明治政府役人を経て、今日に続く商都大阪の基礎を作り上げた五代の人生を中心とした歴史青春群像劇となる。坂本龍馬を演じた三浦翔平は、「いろんな先輩方が演じてきた中で、どうしたら僕の色が出せるかなと考えてたんですけど、三浦春馬くんがいたからこそできた龍馬だと思っています」と感謝。岩崎弥太郎役の西川も「春馬もそうですし、現場の空気が本当によかったんですよね。息の合った空気の中で、集中させていただいて、短い撮影期間ではあったんですけど、それぞれの役に集中できるように、中心で春馬が頑張ってくれてる姿がみんなの励みになっていたと思います」と振り返った。田中監督は三浦春馬さんについて「大人の男性の魅力があって、それでいて美しくて、芯がしっかりある。そういう役者。彼に五代友厚をぜひともやってもらいたいという思いはありました。第一印象で『こんなに綺麗な大人になれるものなのか』というくらいに思って、彼にオファーしてよかったと思った作品でもあります」と語る。三浦翔平は、集まった観客に「僕ら全員、色んな思いを抱えてこの場に立っています。やっとお披露目ができることが本当に嬉しいです。きっと色んな感情を受け取ると思いますけど、どうか彼の熱量と、必死に生きた五代友厚という役柄の熱量をしっかりと目に焼き付けて帰って欲しいと思います」とメッセージ。田中監督も「主演の三浦春馬はここで本当に素晴らしく最高の芝居をしています。ここにいる役者の方々もしっかりと主演を支え、『天外者』という物語を演じきっている。その素晴らしい演技も、しっかり見届けてください」と語りかけた。
2020年11月30日俳優の故・三浦春馬さんが主演を務める、映画『天外者(てんがらもん)』(12月11日公開)の完成披露試写会が30日に都内で行われ、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、筒井真理子、田中光敏監督が登場した。同作は幕末から明治初期を生きた実業家・五代友厚を主人公にしたオリジナル作。武士の魂と商人の才を持ち、薩摩藩士から明治政府役人を経て、今日に続く商都大阪の基礎を作り上げた五代の人生を中心とした歴史青春群像劇となる。五代友厚の理解者である妻・豊子を演じた蓮佛は、三浦春馬さん演じる五代について「目を見れば大丈夫だと思えるような五代さんで、そこが魅力だなと思ってお芝居していました」と振り返る。三浦春馬さんについては「高校の同級生で、10年前くらいにも学園ものの映画で一緒にお仕事させてもらった」という蓮佛。「撮影前に個人的に嬉しかったのが、正式に事務所を通してのオファーをいただく前に、本人が『蓮ちゃん、この役やってくれない?』と声をかけて来てくれたこと。そういう経験がなかったので、同級生で友達から『一緒にまた仕事しない?』って」と明かす。「結果、夫婦役でまた一緒にやれたということがすごく嬉しかったので、現場でも教室にいるみたいな感じでしゃべってました。嬉しかったです」と絆を見せた。
2020年11月30日12月11日(金)に全国公開される映画『天外者(てんがらもん)』の新たな場面写真が公開された。激動の幕末から明治初期にかけ、日本の未来のために駆け抜けた男・五代友厚の物語を、『利久にたずねよ』『海難1890』を共に生み出した脚本・小松江里子、監督・田中光敏の名コンビがオリジナルストーリーで映画化した本作。武士の身でありながら、大阪を「東洋のマンチェスター」に発展させるため実業家に転身し、現在の大阪証券取引所や大阪商工会議所、大阪市立大学などの組織や企業の設立に尽力した五代を演じるのが、三浦春馬さんだ。このたび公開された場面写真は8枚。三五代友厚が盟友・坂本龍馬(三浦翔平)と鬼気迫る表情で背中を合わせ戦いに挑む1枚や、岩崎弥太郎(西川貴教)と伊藤博文(森永悠希)が、真剣な様子で話し合っている写真などが切り取られている。『天外者』12月11日(金)全国公開
2020年11月05日12月11日(金)に全国公開される映画『天外者(てんがらもん)』の本予告編が公開された。激動の幕末から明治初期にかけ、日本の未来のために駆け抜けた男・五代友厚の物語を、『利久にたずねよ』『海難1890』を共に生み出した脚本・小松江里子、監督・田中光敏の名コンビがオリジナルストーリーで映画化した本作。武士の身でありながら、大阪を「東洋のマンチェスター」に発展させるため実業家に転身し、現在の大阪証券取引所や大阪商工会議所、大阪市立大学などの組織や企業の設立に尽力した五代を演じるのが、三浦春馬さんだ。公開された映像は「夢のある未来がほしい」という強いメッセージから始まる。激動の時代を駆け抜けた五代友厚、坂本龍馬(三浦翔平)、岩崎弥太郎(西川貴教)、伊藤博文(森永悠希)といった偉人たちが次々と登場。「時代を変えろ!」と夢を語る五代と坂本のシーンでは、日本の未来のために懸ける熱き男たちの思いに心が震える。誰しもが夢を持てる国作りへ奮闘する彼らの姿を、ぜひ劇場で目撃してほしい。『天外者』12月11日(金)全国公開
2020年10月29日10月20日にローソンから全国発売された『串カツ田中ソース使用串カツ盛合せ』を食べてみました!わたしは「串カツ田中に行きたい!」とずっと思っていたのですが、なかなか行けなかったので、ローソンで串カツを食べられると知って楽しみにしていました!ソースも串カツ田中の特製ソースなので、おうちにいながらお店の味を楽しめちゃいますよ♪ローソンの串カツ田中の盛合せが全国へ関東甲信越地方のローソンのみで販売されていた『串カツ田中ソース使用串カツ盛合せ』ですが、10月20日から全国のローソンで買えるようになりました!ローソンのレジ前のテーブルの上に、カップに入って売られていましたよ♪串カツ田中のソースを使用しているとのことで、ソースは袋に入って別添になっていました。どんな味なのか楽しみです!衣が食欲をそそるいい香り♪串はミニサイズ蓋をあけると、衣のとてもいい香りがして早く食べたい気持ちでいっぱいになりました!長さ9cmの串に刺さっているので、串カツはミニサイズ。小腹が空いたときやおつまみに丁度いいサイズです。うずら卵・紅ショウガ・豚玉・れんこんの4種類串カツは【うずら卵・紅ショウガ・豚玉・れんこん】の4種類です。豚玉って何だろう?と思いましたが、豚肉と玉ねぎのことです。串カツ田中で人気の紅ショウガ串があるのが嬉しい!実食!衣がカラッとして味がついていておいしい!食べる前に、わたしはトースターで温めました。レンジで温めることもできますが、衣をカラッとおいしく食べるにはトースターがおすすめです。ずっと食べてみたかった『紅ショウガ』からいってみます!紅ショウガ、もしかしたら衣より薄いかも…。まずは食べてみます!「うーん!爽やか!」紅ショウガはかなり薄いので、味があまりしないのかな?と思いましたが全然!噛めば噛むほどピリッとした紅ショウガの辛みが主張します。この薄さだと辛すぎなくていいのかも!?そして、この衣がいいですね~♡カリッと音がする食感に、衣自体にも味がついているので食が進んじゃいます。ただひとつ、紅ショウガ串は、締めで食べた方が口の中がサッパリしてよかったなぁと思いました。串カツ田中初心者の反省点でした。串カツ田中特製ソースが甘くてスパイシー!続いては豚玉を実食です!こちらには、串カツ田中の特製ソースをつけていただきます!「うーん!甘くてスパイシー!」ソースは少しとろみがあり、野菜の旨みがギュッと詰まっている味がします。そして甘くてスパイシー!このソースおいしいです♡豚玉はお肉がとてもやわらかくて、あっという間に完食しました!あー!もっと食べたいっ!1カップ4本分のカロリーは?『串カツ田中ソース使用串カツ盛合せ』は1カップ(4本分)で243kcalです。無限に食べられそうなおいしさなので、1日1カップにしようと思います(笑)もっと食べたい!とやみつきになる『串カツ田中ソース使用串カツ盛合せ』『串カツ田中ソース使用串カツ盛合せ』は、明日にでもまたリピしたくなるほどのおいしさでした!先ほど食べたばかりですが、本当はもっと食べたいです。これは間違いなくリピ決定です!(恋愛jp編集部)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。在庫切れの場合がありますので、店舗をご確認ください。2020年10月22日現在
2020年10月25日お笑いコンビ『アンガールズ』の田中卓志さんのInstagramが話題になっています。家の軒先に、ツバメが巣を作るというのはよくあることですが、田中さんの実家ではなんと、家の中のダイニングに毎年巣を作りにくるとのこと。2020年7月7日に投稿された、こちらの動画をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る ungirls_tanaka(@ungirls_tanaka)がシェアした投稿 - 2020年 7月月7日午前1時28分PDTカオス状態…!田中さんいわく、この日は雨だったこともあり、家の中でツバメのヒナたちが飛行訓練を行っていたそうです。室内をツバメたちが元気よく飛び回っている様子に、クスッとしてしまいます。コメント欄には「温かく見守っている田中家の人柄のよさを感じる」「ツバメが巣を作る家は商売繁盛と子孫繁栄!田中家によいことが起こりますように」などの声が寄せられていました。また、後日撮影された動画で田中さんのお母さんが巣の数を数えたところ、なんと6つもあったとのこと。ツバメを見守る田中さん一家の優しさに、心が温かくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月17日俳優の田中圭が1月10日放送のNHK「あさイチ」プレミアムトークに登場。田中さんから「主役をやりたい」と直訴された事務所の社長が送った“アドバイス”や、田中さんの亡くなった母への想いに多くの視聴者から感動の声が寄せられている。トークは審査員を務めた昨年の紅白の話題からはじまり、昨年放送の「おっさんずラブ-in the sky-」で共演した千葉雄大や、大ヒット作となった「あなたの番です」のプロデューサーがVTRで登場。続いて田中さんの所属事務所社長である山本又一朗氏がVTR出演。ある日田中さんから「僕は主役をやりたいです」と“直訴”された際、「台本のエサになるな。どう演じるかはお前のものだ。ドラマを通して自分を売りなさい」とアドバイスを送ったこと。山本氏も「教わるところがあるぐらい演劇に対する知識」があったという田中さんの母とのエピソードが語られる。幼少期、たくさんの習い事をしていたという田中さん。そのなかで続いたものがバスケットボールで、バスケに集中するために中高一貫校に入学したもののケガをして、中3の受験期に一貫校のため勉強するでもなく、バスケをするわけでもなく、ちょっと“やさぐれた”という。そんな時期に母親がオーディションに応募したことが俳優への道を歩むきっかけだったそうで、田中さんはそんな母親に対し「ずっと反抗期」だったと回想。俳優になってからも“自分の作品にダメ出しの電話”をしてきた母に言い返すなど“反抗期”は続いたというが、その後は純粋にストーリーを楽しんでもらえるようになって、それがうれしかったと思い返し、「母が亡くなってから、母が見たかった自分の光景を見せられてないのが心残りではあるんですけど、その分天国に届くように頑張ろうと思っている」といまは亡き母への想いを語る田中さんの姿を見ていた視聴者からは「社長さんのお話聞けてよかった」「社長さんの話に泣く」といった声や、「社長にも食ってかかる気持ちで負けない田中圭母は凄い」「子供の習い事って意外と難事業だから母のエネルギーだけで押し進めるのは大変なんだよー。圭くんのお母さんはすごい」「社長もお母さんもすごい。初めて聞けた話だった」など感動の声が上がる。そんな田中さんは主演最新作『mellow』で花屋の店主を演じている。母が亡くなった際に花束を選んだことがきっかけで花に興味を持ったという田中さんが“母との縁”を感じたという同作への出演。独身で彼女なし、恋人は花という花屋の店長・夏目誠一を田中さんが演じ、ともさかりえ、岡崎紗絵らも共演する。『mellow』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(笠緒)
2020年01月10日ラグビー・田中史朗166cmの小柄な身体で、屈強な選手たちの中で戦う田中史朗(34)。いまや、日本最高峰のプレーヤーの1人。だが、高校入学当初の田中の印象について、伏見工業高校ラグビー部監督だった高崎利明さんは、「正直に言えば、ここまで伸びる選手だとは思っていませんでした。その片鱗が出てきたのは3年生になってからですね」(高崎さん、以下同)きっかけとなったのは、田中が高校2年生のときに出場した全国大会の予選でのこと。「欠場した3年生の代わりにフミが出場したのですが、緊張したフミがミスを連発したんです。試合は負けてしまったのですが、これを機に人一倍努力するようになりました」早朝ランニング。夜は遅くまでパス練習。高崎さんは「人の2倍は練習をしていた」と明かす。3年次には全国大会でベスト4に。「3年のときには、ほかにはいない能力の高い選手になっていた」という。■厳しい環境に身を置いた田中その後、京都産業大学へ進学。同大学ラグビー部の大西健監督のすすめで、オークランドへ半年間留学をした。「2年生のとき、この子は特殊な才能があると思い、留学をすすめました。勉強してきたようで、視野がだいぶ広がりました」(大西監督)’08年には日本代表に選出され、’11年のW杯に出場したが、1勝もできずに惨敗。さらなる成長を求めた田中は、より厳しい環境へと身を置く。スポーツライターの大友信彦さんが説明する。「日本人で初めて世界最高峰のリーグである『スーパーラグビー』でプレーをした選手です。ニュージーランドでは、いちばん有名な日本人選手ですよ」’15年にはリーグ優勝も経験し、そのキャリアは国内で比肩する者は少ない。田中が歩んだ道のりは並大抵のものではなかった。大友さんは、「身体も大きくない選手ですから、自分を追い込みながらも、ここまで達成してきた。会見でもたびたび涙を流すことがありますが、彼自身が内に秘めている感情が、反映されているのでしょうね」過去インタビューで兄に“チビ”と呼ばれ、身長が低いことに劣等感があったと明かしつつ、ファンの子どもらには、こう伝えているという。《ぼくは毎日、努力してラグビーを続けて、日本代表として頑張っている。だから、ラグビーでなくても、自分の好きなこと、一生懸命にがんばれることを見つけてほしい。一生懸命やれば、きっといいことがあるよって》田中はいま“小さな巨人”と呼ばれている。
2019年10月08日女優の田中麗奈(39)が第1子を妊娠していると8月26日に発表した。田中は現在妊娠7カ月で、出産は年内を予定しているという。各メディアによると田中は所属事務所を通じてファックスを送付し、「私事で大変恐縮ではありますが、この度新しい命を授かりました事をご報告させて頂きます」「今はお腹の中で日々育っていく我が子をとても愛しく感じています」と報告。「今後共、温かく見守って頂けたら幸いです。よろしくお願い申し上げます」と結んだという。「田中さんは98年3月にサントリーのジュース『なっちゃん』の初代CMキャラクターを務め、大注目を集めました。98年10月の映画『がんばっていきまっしょい』で女優デビューして以降、04年2月の宮藤官九郎さん(49)が脚本を務めた映画『ドラッグストア・ガール』や藤沢周平さん(享年69)の小説を原作にした08年5月の『山桜』といった作品で主演を務めました。また大河ドラマでは12年の『平清盛』や15年の『花燃ゆ』に出演。いまや実力派女優としてその才能が開花しています」(映画関係者)16年2月、5歳年上の男性医師と結婚した田中。1年後の17年2月から放映された遠藤周作さん(享年73)原作のドラマ「真昼の悪魔」(フジテレビ系)では主演を務め、悪女の役を演じた。その鬼気迫る演技は「なっちゃん」でのデビュー当時を覆すものだったため、SNSを中心に大きな話題を呼んだ。また田中は17年8月に公開された「幼な子われらに生まれ」で、夫に依存する主婦を演じた。同作は田中にとって結婚後初めての出演映画。同年9月、本誌に登場しプライベートでも妻となったことで「家族がある温度感みたいなものを、今、体に浸透させてる感じなのかな」と演技に変化が出てきたと語っていた。同作の名演ぶりが高く評価され、同年11月には第41回山路ふみ子映画賞の女優賞を受賞している。「以降も18年1月のドラマ『時空超越ドラマ&ドキュメント 美子伝説』(NHK BSプレミアム)では美子皇后の役を、さらに時代小説を原作にした18年10月からのドラマ『ぬけまいる~女三人伊勢参り』(NHK総合)では小物問屋の女主人を演じました。時代背景も異なるなかで多様なキャラクターを演じており、その表現にますます磨きがかかっています」(前出・映画関係者)新たな家族が増えることで、さらに演技の幅が広がりそうだ。
2019年08月26日田中俊介(BOYSANDMEN)撮影/佐藤靖彦田中俊介といえば、週刊女性でもおなじみのボイメンことBOYSANDMENのメンバーで、俳優としても活動中。この春、公開された日韓合作映画『デッドエンドの思い出』では、韓国から名古屋へやってきた傷心の女性をもてなすゲストハウスの従業員を好演し、高評価を得た。釜山映画祭のレッドカーペットを歩き、作品はその後、シカゴ映画祭でも上映。このたび、彼の出演作を集中上映する『田中俊介映画祭』が開催されて注目を集めている。■スヨンのおかげで意見をぶつけ合えた「『デッドエンド~』で演じたのは、みんなとおしゃべりして場を和ませる役柄。でも僕自身はきまじめすぎるところがあって、現場ではお芝居に没頭したいタイプ。キャストさんたちと仲よくすることが少なかったんです」今作の現場でコミュニケーションにひと役買ったのが、ヒロインを演じる『少女時代』のスヨンだったという。「監督さんを筆頭に韓国のスタッフが多い中、いつも通訳を買って出てくださって。スヨンさんは少女時代の前から日本でも活躍していて、さすがに日本語はペラペラなんです!」韓国の撮影チームと妥協せず、遠慮せずに意見をぶつけ合うのが気持ちよかった、と満足そうに語る田中。「僕は映画が大好きで、毎日必ず1本以上は見る。今も普段は映画三昧なんですけど、『デッドエンド~』は、僕が主演でなくともきっと見ていた作品。人生何が起こるかわからない、進みたくても前に進むことができない。今は目の前が真っ暗闇でも、突然、光がさすときが訪れるかもしれない。だからこそ、いろんな人と接することを恐れず、出会いの素敵な可能性をテーマとして感じてもらえたら本望ですね」少女時代スヨンに話しかけてみたら……「スヨンさんの来日はクランクイン3日前でしたが、役柄やストーリーをしっかり理解したかったので“人見知りの俺、頑張れ!”と、自分を鼓舞して彼女に“ディスカッションできませんか?”と話しかけたんです。彼女もそうしたかったようで、数時間にわたって監督さんを含めて話し合いました。そこからは春の雪解けのよう。クランクインまでの3日間、スタッフみんなにも声をかけ、“僕が美味しい名古屋めしに連れていきます!”と(笑)」『田中俊介映画祭』が、「アップリンク吉祥寺」にて8月30日~9月5日に開催。『シェアハウス』『ダブルミンツ』『恋のクレイジーロード』『ゼニガタ』『デッドエンドの思い出』など短編から長編まで、田中が出演する作品が一挙に上映される。詳細はたなか・しゅんすけ1990年生まれ、愛知県出身。東海エリアを中心に活動する男性エンターテイメントグループ、BOYSANDMENのメンバー。『映画マニア』(東海テレビ)のほか数々の映画やドラマでも活躍し、舞台『転校生』(演出・本広克行、8月27日まで)に出演中。@BOYMEN_tanaka取材・文/生嶋マキ
2019年08月24日WOWOWの連続ドラマ『アフロ田中』で、アフロヘアの主人公・田中広を演じた賀来賢人さんに、見どころや撮影現場での様子を伺いました。「ピュアな田中を真面目に演じれば面白くなると思えたんです」「ドラマの撮影の最中は、街でアフロの方を見かけると、つい目で追っちゃってましたよね。なかなかいないだけに仲間意識を感じて(笑)」そう語るのは、WOWOWの連続ドラマ『アフロ田中』で、アフロヘアの主人公・田中広を演じた賀来賢人さん。賀来さんといえば、昨年の秋クールに放送されたドラマ『今日から俺は!!』での金髪ヤンキー・三橋役も話題になったばかりだ。「漫画原作を実写化するからには、そこに意味がなきゃいけないと思っています。もともと原作のファンがいて、その方々のイメージが出来上がっているものだけに、イメージにいい塩梅で寄り添いながら、原作とはまた別の面白さを出せるかが重要な気がして。台本を読んだ時、生身の人間がやることで、田中や登場人物たちの感情がよりリアルに伝わる気がしたし、田中のピュアさを真面目に演じれば面白くなるんじゃないかって思えたんですよね」原作は、田中の高校時代から始まり、中退や就職、結婚まで続く長いシリーズ。今回のドラマでは、東京のトンネル工事会社に入社したばかりの彼の、同僚たちとの情けなくも賑やかな日々と恋模様とが描かれる。「世の中のほとんどの男子が、田中みたいな時期を経てきているんじゃないかと思うんですよね。女の子と付き合いたいけれど、なかなか出会いがなく悶々として、男同士でああでもないこうでもないとしゃべって。僕も男子校だったんで共感する部分が多くて、演じながらも心の中で頑張れって田中を応援してました」撮影現場は、「学生時代の部活みたいな雰囲気でした」と笑う。「気づけば撮影中、同僚役の松尾諭さんと小澤征悦さんと僕と白石隼也くんの4人でしょっちゅう一緒にいて、ペチャクチャしゃべっていました。松尾さんと小澤さんが現場を引っ張ってくださって、僕と隼ちゃんが末っ子みたいな感じで、ずっとキャッキャしてましたね(笑)」バカバカしいことに真剣に悩み、時に大きく空回り。そんな情けないけれど真っすぐな田中の姿が可愛らしくて大笑いできるコメディだ。「面白くやろうというより、いかに真面目に一生懸命に想いを込めて動くかを大事に演じました。それが一番面白さが伝わると思ったんです」近年、コメディ俳優として注目される存在になっている賀来さん。「福田(雄一)さんの存在が大きいですね。シリアスもコメディも、どっちつかずでいた僕に、『とりあえずコメディを極めてみろ』って言ってくださったんです。確かにその時、周りに笑いに軸足を置いている同世代があまりいなかったので、これを強みにしようと決めて、コメディ推しでやってきての今、です。福田さん以外にも、舞台で共演した池田成志さんや古田新太さんに相当鍛えられましたね。『つまんねー』から始まって、もっとこうしろとアドバイスされ実践するうち、少しずつ感覚がわかってきた感じ。先輩方から教えていただいた技と盗んだ技のストックに助けられています」『アフロ田中』会社の先輩の鈴木(小澤)は、田中の入社祝いに合コンをセッティングするが…。監督/石田雄介原作/のりつけ雅春出演/賀来賢人、小澤征悦、夏帆ほか7月5日(金)から毎週金曜0:00~WOWOWプライムにて放送。©のりつけ雅春/小学館©2019 WOWOWかく・けんと1989年7月3日生まれ。東京都出身。7月5日開幕の舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』に出演。10月11日には『最高の人生の見つけ方』、来年には『AI崩壊』と、出演映画の公開が控えている。※『anan』2019年7月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・坂上真一(白山事務所)ヘア&メイク・HORI(BE NATURAL)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月04日田中圭(34)のムック本「銭湯と和菓子と田中圭(仮)」が、発売前の段階で重版が決定したと発表された。3月29日に発売される同書。8日にリリースを告知したところ予約が殺到したため、今回の重版にいたったという。同書は雑誌「SODA」での同名連載をまとめたもの。銭湯と和菓子が大好きだという田中が各地を巡り、それぞれの名店を紹介してきた。田中といえば近年、重版が相次いでいる。大ヒットとなったドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)が最終回を迎えた昨年6月以降、16年3月に発売した写真集「R」や自身が表紙を務めた17年3月のムック本「SODA特別編集『銭湯男子。』」が重版に。今回もまた“田中圭無双”に拍車がかかったようだ。「『銭湯と和菓子と田中圭(仮)』では銭湯で見せる田中さん自慢の肉体美はもちろん、大好物の和菓子を食べている姿を楽しむことができます。田中さんは現在出演している『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気コーナー“ゴチバトル”での、食べ物を頬張る姿がファンに大好評なんです。今回はファンのツボを心得た企画力に加え、予約特典も豊富。そのため思わず『買わなきゃ!』とファンは駆り立てられたようです」(出版関係者)出版業界でも無敵の田中。Twitterでは今回の重版を喜ぶ声が上がっている。《また発売前に重版決定?!圭くん凄い!!凄い!!》《きましたねー重版!昨年からこの言葉、田中圭とセットで何度目にしたことか!発売楽しみだなー!》《今年も誌面で天下獲り続けてて 単純に嬉しい……まだイケるね……フフフ》次はどんな記録を作るだろうか。
2019年03月16日田中圭(34)主演による「田中圭24時間テレビ」(AbemaTV)が12月15日から16日にかけて放送。同番組で田中は、映画「カメラを止めるな」に出演したどんぐり(58)とのキスを披露し話題を呼んでいる。同番組はドラマ「くちびるWANTED」を24時間生放送で収録し、作りあげていくという挑戦的な作品。ドラマのストーリーは「田中圭とキスした女性に1億円」という情報が拡散されたことで、田中の唇があらゆる女性から狙われるというものだ。2人のキスシーンは、どんぐりが「1億円でアンタの唇買うわ。記念にキスしてもらえますか?なんちゃってね!」と叫んだことがキッカケ。「こんなもんいらねえよ!」と怒った田中は、どんぐりの顔を力強く両手で引き寄せると勢いよくキスした。Twitterでは、その強引なキスを喜ぶ声が上がっている。《田中圭のがっつりのキス マジでカッコ良かった》《キレて声がワントーン低くなって真顔でキスするの最高にどストライクで自分の新たな境地を開拓してしまった》《怒った田中圭からの強引なキスは大好物です》また「田中圭24時間テレビ」は映画「カメラを止めるな」でおなじみの上田慎一郎(34)が監督を務めている。さらに生放送でドラマを作り上げていくというスタイルや、どんぐりを筆頭に「カメ止め」俳優陣の出演もあったことから「カメ止め」ファンからも同ドラマは支持されていた。《いろんな俳優さんの素の部分見れて楽しかった カメ止め的なドラマ、面白かったわ!》《カメ止め要素も強くてまったく飽きなかった》《圭くんも「ポン!」やってたしポン!のご本人も登場!カメ止め見といてよかった》「『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)でスターダムを駆け上がった田中さんと、興行収入30億円を記録した『カメラを止めるな』。まさに『18年だからこそ!』という2組の共演は、たくさんの視聴者を惹きつけました」(テレビ局関係者)各スポーツ紙によると「田中圭24時間テレビ」の放送終了後、囲み取材に田中は登場。「実はチューしたかったゲストは?」との質問に、「それはもう、どんぐりさんです」と明かしたというが――。またキスでの共演もあるかもしれない!
2018年12月17日