瀬戸康史を主演に迎え、累計700万アクセスを記録した人気携帯小説を映画化した『ランウェイ☆ビート』。先日、同名の主題歌をファンキーモンキーベイビーズが担当することが発表されたが、こちらの楽曲のミュージックビデオが高校を舞台に撮影されることになり、これに出演する学生の募集が開始された。映画では、天才的なファッションセンスを持つ高校生の溝呂木美糸とその仲間たちが、文化祭で開催されるファッションショーの成功を目指して奮闘し、成長していく姿が描かれる。学生を主人公にした青春ドラマということで、高校を舞台にミュージックビデオを撮影することが決定。その中に挿入されるライヴシーンでオーディエンス役としてライヴを盛り上げる学生が募集されることになった。これまで、ファンキーモンキーベイビーズは数々の著名人とのコラボレーションによるミュージックビデオを製作し、話題を呼んできたが、学生を対象に参加の募集をかけるのは初めての試みとなる。熱いライヴパフォーマンスが魅力の彼らだが、学生とのコラボでより一層パワフルなシーンが誕生しそうだ。今回、ファンキーモンキーベイビーズからは「学園ものの青春映画にちなんで学生を大募集します!歌と映像で学生生活の想い出の一コマを一緒に作れたら嬉しいです。熱いメッセージと共にたくさんの応募待ってます!」とのコメントが到着。学生と共演を心待ちにしているようだ。また、彼らのミュージックビデオにおける定番とも言える、涙を誘う切なくも温かいドラマ仕立てのストーリーも健在!果たしてどんな胸キュンストーリーが展開するのか?映画と併せて注目したいところ。応募はファンキーモンキーベイビーズの公式サイト(PC&モバイル)にて。学生時代の思い出に、あなたもファンモンと共演してみては?映画『ランウェイ☆ビート』は3月19日(土)より全国にて公開。ファンキーモンキーベイビーズ公式サイト■関連作品:ランウェイ☆ビート 2011年3月19日より全国にて公開© 2011「ランウェイ☆ビート」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?『ランウェイ☆ビート』主題歌にファンモン!田中圭が大変身の最新予告編も到着瀬戸康史主演『ランウェイ☆ビート』田辺誠一、吉瀬美智子ら追加キャスト発表!
2010年12月03日映画『ランウェイ☆ビート』の主題歌をファンキーモンキーベイビーズが担当することが決定!瀬戸康史をはじめとするキャスト陣、ファンキーモンキーベイビーズのファンキー加藤からのコメント共に、主題歌の入った予告編も到着した。主演に瀬戸康史、ヒロイン役に桜庭ななみ、さらに桐谷美玲、田中圭、そして映画初出演となるIMALUと話題の若手キャストを迎え、ファッションを通じて成長を遂げていく若者たちの姿を描いた青春ストーリー。これまでにも『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』、『ラブファイト』、『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』などで映画の主題歌を担当してきたファンキーモンキーベイビーズだが、今回は映画と同時進行で楽曲が製作されており、楽曲のタイトルも映画と同じ「ランウェイ☆ビート」。まさに映画をイメージして作られた主題歌といえる。瀬戸さんは今回の決定を受けてファンキーモンキーベイビーズのメンバーと初めて対面。主題歌について「すごく物語と合っていて、生きていて不安だったり悩みだったりいろいろとあるけど、乗り越えて行こうという風に応援する感じで、背中を押してくれる曲。この物語とあわせて聴いていただけると、さらに、観てくださる方々に強く感じていただける曲だろうなと思います」と語った。ファンキー加藤さんは「映画と原作にあった『少しの勇気で自分は変わるし、自分が変われば世界も変わる』というフレーズが印象的ですごく頭と心の中に残っていて、そのフレーズから楽曲もインスパイアされてふくらましていった部分があるんですよ。デザイナーだったり、ファッションショーだったり、きらびやかな部分がピックアップされがちな映画なんですけれども、実は、底辺にあるのは人間くささ――それは例えば、友情とか恋だったりいろんな要素があるんですが、“少しの勇気で自分は変わることができる”というそういうメッセージこそが、映画や俺たちの楽曲の核になっている部分なんだろうな、と思っています」と曲にこめた思いを明かしてくれた。また、実際に楽曲を聴いた桜庭さんは「ファンキーモンキーベイビーズさんの雰囲気と映画の雰囲気が合致していて、夢へ向かう人達の情熱が伝わってくる素敵な曲だと思いました」とコメント。桐谷さんも「夢を応援してくれる勇気の出る曲だなぁと思いました。“流してきた涙の分幸せになるの?本当ならもう少し信じてみよう”という歌詞のところが好きです。ノリのいい曲なのでカラオケとかでみんなで元気に歌いたいなーと思いました」とかなり気に入った様子。IMALUさんは「前向きでキラキラしている曲。映画にぴったり」と絶賛し、田中さんは「曲がランウェイを堂々と歩いていました。さすがです」とコメント。「(CDの)ジャケットやりたいなぁ…(笑)」とも。また、今回到着した予告編では瀬戸さん演じるビートをはじめとする仲間たちが奮闘する様子の一端が明らかに。いじめられっ子のワンダ(田中さん)がビートによってかっこよく“変身”する様子も!『ランウェイ☆ビート』2011年3月19日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ランウェイ☆ビート 2011年3月19日より全国にて公開■関連記事:瀬戸康史主演『ランウェイ☆ビート』田辺誠一、吉瀬美智子ら追加キャスト発表!
2010年11月16日同世代の女性を中心に高い支持を集める香里奈。彼女が最新作『ラブコメ』で演じるのは、チャキチャキの下町っ子で花屋の三代目の真紀恵。おまけに劇中で展開するのは、タイトルどおり“ラブコメ”の典型とも言える、どうにもこうにももどかしいような恋模様!作品について、劇中の恋愛について、公開を前に話を聞いた。先にも述べたように、真紀恵という役柄はチャキチャキの男勝りな下町っ子。だが、香里奈さんが演じる上で大切にしたのは、彼女が持つ“ギャップ”。「オヤジっぽいところを持った女の子ですが(笑)、実は女の子らしいところもしっかりと持ってるんです。そのギャップを引き出すことを意識しました」とのこと。香里奈さんの目に真紀恵はどのように映るのか?自身と似ている部分、異なる部分を尋ねた。「自分と似ている部分で言うと、キャピキャピしていないところでしょうか。勝気な部分に関しては…私は真紀恵ほどではないですね(笑)。彼女のそういう芯の強いところはかっこいいな、と感じます。私にはないところで、そういう風になれたらとも思いますね」。香里奈さんが憧れる女性像が真紀恵の中に?改めて、香里奈さんが目指す女性像とはどういうものなのか聞いてみた。「自分の気持ちを素直に表現できて、好きなことを一生懸命努力してやっている人。そういう女性ってやっぱり内面も外面も輝いてると思うし、かっこいいですね」。では話をもう一歩進めて香里奈さんの恋愛観に。劇中、真紀恵は幼なじみの美晴(田中圭)と、どこからどう見ても“いい仲”でありつつも、元カレの江島(塚本高史)との関係を終わらせることもできず、という状態に陥る。美晴はちょっぴり気の弱いところがあるが中身は誠実。17年ぶりに真紀恵と再会するまで、ずっと彼女への想いを心の中に抱いていたという一途(?)なところもある男子だが、香里奈さんの評価は?「怖いです(笑)…というか、17年もため込む前に言ってよ!と。でも、すごく素敵なことだと思います。ずっと会ってなくても心のどこかで気にしていてくれたって嬉しいですね。まあ、私が映画と同じ立場に立ったら、真紀恵と同じように『はっきり言ってよ!』という態度を取ってしまいそうですが…(苦笑)。でも、優しくて思いやりがあって、私としてはOKですね」。逆に元カレの江島に関しては「嫌ですね」とキッパリ。まあ当然といえば当然だが…。「なぜか、塚本くんが現場に来ると必ず雨になるんですよ!風まで吹いてきて。だから江島が嫌だ…というわけではないんですが(笑)、江島ってお金持ちだし、すごいことをしていそうなんですが、個人的には一緒にいて楽しいとか、一緒に出掛けるとかそういうことの方がずっと大切。だから江島とのデートのときも、一緒の2人ではなく別々の1人と1人という感じで、演じてて寂しくなってきちゃいましたね」。とはいえ劇中では、真紀恵は悩む悩む!傍から見てれば「こっち!」と指示を出したくなってしまうが当事者には見えないもの…。香里奈さん自身、悩みにぶち当たったときの特効薬は?「とりあえずおいしいものを食べてよく寝て、カラオケに行って…(笑)。考えないようにするときもあれば、考えて考えて全部嫌になって『もういいや!』となって、ベッドでグダーっとなって、動かないときもあります(笑)。でも結局、やるのは自分なんですよね。良くするのも悪くするのも自分――。だから全力でやるしかないって考えに至るようになりましたね」。ポジティブであり、そして何より仕事に対して真摯かつ謙虚。以下のコメントは主演のプレッシャーについての質問に対する答えである。「私が引っ張らなくちゃいけない立場なんですが、結局、主演というのは周囲のみなさんに助けてもらうことで成り立ってるんだなと感じます。主演をやればやるほど、一人では何もできないということを実感するし、ある意味、そのありがたみを知る機会なんだな、と思います」。多くの女性が彼女に憧れ、そして彼女に多くの役柄が舞い込んでくる――その理由が分かるような気がした。(Hairmake:SHIO/Stylist:Keiko Watanabe)■関連作品:ラブコメ 2010年9月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© KDDI■関連記事:渡部篤郎北乃きいのひと言に傷ついた?「一生懸命って…」香里奈主演、もどかしい恋模様に胸キュン!『ラブコメ』試写会に10組20名様ご招待香里奈が豪快な下町っ子の役で映画主演“草食系”田中圭ともどかしい恋に落ちる
2010年09月24日携帯電話配信ドラマとの連動映画『ラブコメ』(平川雄一朗監督)の製作報告会見が9月14日(火)、東京・渋谷区のKDDIデザイニングスタジオで行われ、主演の香里奈、共演の北乃きい、田中圭、渡部篤郎が出席した。美人で男勝りのヒロイン・真紀恵(香里奈さん)と17年ぶりに再会した初恋相手の真紀恵に惚れた草食系男子・美晴(田中さん)、2人を応援する花屋の店員兼キャバクラ嬢・涼子(北乃さん)とバツイチの声優タレント・西島(渡部さん)のカップル2組の恋の行方を描くラブストーリー。男勝りの設定に香里奈さんは「自分と同じ?どうなんだろうと思いました」と首を傾げつつ、デート場面をふり返ると「花火大会とか普段行けない場所、大人になってから行ったことのないところに行けたので新鮮な気持ちでした」とニッコリ。“お相手”の田中さんは「楽しかった!撮影ですけど僕的には『今日はデートだ!』という気持ちで行っていました」と疑似恋愛を満喫した様子。一方、それぞれ個性的な設定をこなした渡部さんと北乃さんは「大変でした」と口を揃えた。苦労した役作りについて、北乃さんは「いままで演じた役の中で、ずば抜けて底抜けに明るい役で空気が読めない。朝からテンションを高くしないといけなくて、好きな音楽を聴いたり、アイスが好きな役だったのでアイスを食べたりしました」と自分なりの工夫を告白。渡部さんは「何もしないです。少し(役者を)長くやっているので」と個性派としての経験値をうかがわせたが、「北乃さんに『一生懸命ですね』って言われました」と“後輩”の言葉がちょっぴりトラウマになっている様子だった。ドラマ版はストーリーテラーの涼子の視点で綴られるプロローグストーリー。全9話が、携帯電話auのエンタテインメントサービス「LISMOChannel」で配信中。『ラブコメ』は9月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ラブコメ 2010年9月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© KDDI■関連記事:香里奈主演、もどかしい恋模様に胸キュン!『ラブコメ』試写会に10組20名様ご招待香里奈が豪快な下町っ子の役で映画主演“草食系”田中圭ともどかしい恋に落ちる
2010年09月14日女優の香里奈が最新主演映画『ラブコメ』で、彼氏いない歴1年11か月の男勝りな花屋の店長で、田中圭が演じる“草食系”の男子と恋に落ちる女性を演じることが発表された。香里奈さんが演じるのは、下町の花屋の三代目・真紀恵。男顔負けの豪快でカラリとした女性だが、そんな一面が災いしてなのか?美人なのにもう2年近くも彼氏がいない状態が続いている。そんな彼女と17年ぶりに再会し、彼女に恋してしまうのが田中さん扮する“草食系”のアニメ脚本家・美晴。男勝りな真紀恵と純粋で不器用な美晴、2人のもどかしい恋模様が展開する。共演陣も豪華な顔ぶれが揃う。真紀恵の友人で、花屋のアルバイトとキャバ嬢という2つの顔を持つ涼子を演じるのは、話題作への出演が続く北乃きい。そんな涼子に好意を持つ、バツイチの売れっ子声優・西島を渡部篤郎が存在感たっぷりに演じる。メガホンを握るのは、数々のヒットドラマを手がけ、2009年の日本国内での興行収入1位を記録した『ROOKIES−卒業−』の監督を務めた平川雄一朗。タイトルそのままの“ラブコメ”映画となるが、プロデューサーの春名慶氏は「社会全体がネガティブないま、恋愛も“草食男子”や“婚活しなきゃ”的なネガティブムードが支配してる中、前向きな“恋するハッピー”を映画で伝えたい」と意気込む。ドラマ「だいすき!!」(TBS系)、「リアル・クローズ」(KTV・CX)などで主演を務め、来年公開の話題作『あしたのジョー』ではヒロインを演じる香里奈さんだが、チャキチャキの下町っ子役で新たな魅力を見せてくれそうだ。『ラブコメ』は9月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:ラブコメ 2010年9月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開
2010年07月16日現代社会が抱える“働く”問題を反映させ、若い世代を中心に多くの共感を集めている『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。12月8日(火)、渋谷シネクイントにて「ビールで乾杯!」と題したトークイベントが行われ、佐藤祐市監督と出演の池田鉄洋が登壇した。この日、映画鑑賞後の観客全員(20歳以上の方)には缶ビールが配られ、「明日からも頑張ろう!乾杯!」という異色の挨拶でトークショーがスタート。実は前週もひとりで舞台挨拶に回ったという佐藤監督だが、そこでは就職相談を受けたのだそう。「悩みが切実すぎて…、『35歳でリストラされたのですが、どうしたらいいんでしょうか?』とか」と参ってると、すかさず池田さんが「それにも答えられないような監督が作った作品ですよ(笑)」とツッコミを入れ、会場を和ませた。そんな池田さんも現在39歳、長い下積み生活で相当な苦労を重ねてきたひとり。「3年前まで家賃3万円の4畳半のアパートに住んでいたんですけど、それでも家賃を一年間滞納していて、それを(TVドラマ)『医龍』でいっぺんに返したんですよ」と明かすと、会場から激励(?)の歓声が浴びせられた。おまけに、「30歳までにバイトを辞めて何とかしようと思っていたんですけど、全然食べれなかった。雨が降ったら“ボディシャンプー”と“シャンプー”を持って外に出るんですよ。貧乏なときはリンスを使いませんから」と究極の貧乏生活を披露した。これには、監督も「俺もリンスは使ってないなぁ」と共感、観客からのうすら笑いに「俺は(髪が)薄いよっ!!」と自虐的に笑いを誘った。さらに、トークはキャスティングの話へ。上昇志向丸出しの木村君を演じた田中圭については、「“やらしさ”や“やさしさ”“かわいさ”“ずるさ”など複雑なものを内包しているのが魅力」と監督が絶賛すれば、共演した池田さんは「もちろん顔も大好きなんですけど」と際どい発言。監督のツッコミに「僕は男女問わず愛情にあふれているんです!」と自らをフォローした。また、「僕の仕事は、独りよがりの芝居にならないように、周りがやっている芝居を聞かせてあげること」と真面目に語る監督は、「(小池)徹平に関しては不思議なくらい、そういうの一切無いんだよね」と主演の小池さんをベタ褒め。すると、池田さんも「徹平くんくらい、主役もいっぱいやって人気のある方が、あれだけ周りのことを考え、ストイックすぎるくらい真摯に取り組んでいるってことは、これはひとえに“お母さんの教育”ですね」と勝手に結論づけ、再び会場を沸かせた。最後には会場からは「映画を観て元気をもらいました!」との喜ばしい声も寄せられ、監督は「一人一人にあるエネルギーを感じてもらえて、そう言っていただけると本当に嬉しい」と感謝。和やかな雰囲気のままイベントは終了した。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』はシネクイントほか全国にて公開中。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:クリスマス目前!「聖夜を一緒に過ごしたい俳優」1位を岡田将生&玉木宏が二分!小池徹平、森本レオが監督にダメ出し「テンション高すぎ」「チビT着たボンレスハム」小池徹平インタビュー「あらためて俳優の仕事をやってて良かったなと感じた」会社員のホンネをチェック!『ブラック会社』レビュー・コンクール大賞決定小池徹平&マイコ、田辺誠一らが語る、“限界”&“仕事”とは?撮影現場映像が到着
2009年12月11日筒井康隆の手による、SF小説の金字塔とも言うべき作品で、これまで4度にわたってTVドラマ化されてきた「七瀬ふたたび」が芦名星を主演に迎えて『七瀬ふたたび The Movie』として映画化されることが発表された。主人公・火田七瀬は人の心を読むことができる、すなわち“テレパス”であるがゆえに能力者狩りの暗黒組織に追われている。七瀬以外に透視、念動力、そして未来予知などの特殊能力を持つ能力者たちは存在するが、次々と組織に追い詰められ、命を落としていく。その中には七瀬が秘かに愛していた予知能力者・岩瀬も…。彼女たちは何のために生まれてきたのか?能力者たちの切り札的存在・時間移動の能力を持つ藤子と共に七瀬は最後の戦いに赴くが…。1970年代初頭に刊行され、シリーズ3作(「家族八景」、「七瀬ふたたび」、「エディプスの恋人」/新潮文庫刊)を通じて累計430万部を売り上げた大ベストセラー「七瀬」シリーズ。映画化は今回が初めてだが、原作者の筒井さんは「なんといっても芦名星は、今までの七瀬の中で、もっとも七瀬らしい七瀬である。強いまなざしと、凛とした態度は、七瀬のキャラクターそのものだ。人気が沸き上がること、間違いなしだろう」と太鼓判を押す。七瀬役に抜擢された芦名さんは「『七瀬ふたたび The Movie』は能力者たちのお話で、最初から不思議な世界に引き込まれます。いまの私たちの生活では遭遇しない世界なのですが、知らないところで本当にある世界のような…。演じている方々もとても個性があって、ひとりひとりの不安や葛藤、悲しい出来事やハラハラするような出来事のバランスが素晴らしいと思います。最初からドキドキして、最後まで途切れることなく、スピード感のある映画だと思いました」と自信をのぞかせる。さらに、原作のシリーズの第1作「家族八景」に言及し「こちら(「家族八景」)も読んでいた私には、(映画で)より深い部分が見えて、とても面白かったです。映画をご覧になって下さる方もぜひ『家族八景』を読んでいただいた後に、この映画を観ていただければと思います」とのメッセージを寄せてくれた。七瀬以外の能力者たちに扮する共演陣も豪華!タイムトラベラー・漁藤子役に佐藤江梨子、サイコキネシストのヘンリー・フリーマン役を演じるのはダンテ・カーヴァー、未知の能力を秘めた山沢ノリオ役を今井悠貴が演じ、そして七瀬が秘かに想いを寄せていた予知能力者・岩淵了役に田中圭が扮する。また、七瀬と行動を共にするがゆえに、闘いに巻き込まれていく真弓瑠璃役を前田愛が熱演、さらに吉田栄作が、能力者たちを追いつめる組織を束ねる狩谷を演じている。海外ドラマではここ数年、「HEROES」、「スーパーナチュラル」など超能力者たちの物語が大きな話題を呼んできたが、日本でも色あせぬ輝きを保ち続けるSF小説の傑作がついに映画化!『七瀬ふたたび The Movie』は2010年6月、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。■関連作品:七瀬ふたたび The Movie 2010年6月、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開© 2010「七瀬ふたたび」製作委員会
2009年12月08日ネット上で話題を呼び、書籍化された物語を映画化した『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』が11月21日(土)に公開初日を迎えた。都内では、主演の小池徹平を始め、田辺誠一、マイコ、品川祐、田中圭、森本レオ、中村靖日、千葉雅子というフルキャスト&佐藤祐市監督を迎えての初日舞台挨拶が行われた。“ブラック会社”に負けるな!とばかり、この日は全員、真っ白の衣裳で登場。そして彼らに与えられたお題は「いまだから話せる、撮影中に“限界”だったこと」。冒頭の挨拶で「映画の中ではいじめられていますが、本当はムチャクチャ仲が良いんです。それだけは伝えたい!」と語っていた小池さんだったが、掲げたボードには「監督の朝のテンション」という言葉が…。いきなり監督にダメ出し…本当に仲が良いのか?と疑いたくなるが、曰く「とにかく監督のテンションが常に高くて付いていけないときがありましたね。僕は、わりかし朝は強い方なんですが、限界を感じました」と告白。マイコさんは「池田鉄洋さんの迫り方が限界」とこちらも穏やかでない言葉が踊るが。これは、劇中に居酒屋で井出(池田さん)が中西さん(マイコさん)に迫るシーンのこと。「池田さんのセリフはほぼアドリブで、一瞬、“中西さん”ではなく素に戻りました」と語り、ああいう迫り方をする男性は「苦手です」と笑顔でバッサリ。池田さんは慌てて「それはあくまで井出がですよね?」と何度も確認し、会場は笑いに包まれた。その池田さんは「田中圭くんのプルプルの唇が限界でした。ついつい吸い付きたくなりましたね」と恍惚の表情を浮かべ語った。この池田さんのひと言で、その唇に会場中の視線を集めた田中さんは逆に、池田さんの劇中のセリフ「びっくりボンバー」を“限界ポイント”として挙げ「笑いがこみ上げてきて、カメラに映らないところで『クククク』って笑ってました」と明かした。田辺さんの限界は「ギャグの封印」。「(自身の役が)真面目な役なので、池田さんと品川さんの2人のやり取りにノッていきたいのにそれが出来なくて…」と苦悩を語り、劇中、田辺さん扮する藤田さんが披露する唯一のギャグで「消臭力」と言う場面を「あれが限界でしたね」とふり返った。ちなみに、このセリフは元々の台本にはない田辺さんのとっさのアドリブだったらしく、中村さんはまさにその「田辺さんの“消臭力”」を限界に挙げた。「(自身が演じる)上原は打ちひしがれている場面なのに、面白くて…」(中村さん)とのことだが、一体どんなシーンなのかは観てのお楽しみ!千葉さんが掲げたクリップに書かれていたのは「小池くんのひたむきさ」という言葉。「現場で、疲れた顔を全く見せずに、逆にこちらを『大丈夫ですか?』と気遣ってくれるんです。『こんな子供がいたら…』と限界を感じていました」と語ると会場からは笑いと共に大きな拍手がわき起こった。森本さんは「監督のTシャツ姿」が限界だったとのこと。どういうことかというと「昔は監督も、小池くんみたいなシャープな青年だったんですよ(注:ここで会場からは『えー?』という疑うような声が…)。それがこんなにムクんでしまって…。僕は、3日間しか撮影がなかったんですが、日ごとに監督がムクんでいくんです。ピチピチのTシャツ姿だったんですが、2日目にはどす黒くなって、3日目には“チビTを着たボンレスハム”みたいになって」と穏やかな口調とは裏腹にかなり過激な言葉で監督を描写し、客席からは再び大きな笑いが。そして品川さんは「マイコさんの天然っぷり」に限界を感じたとふり返り「イモムシを見ながら『イモムシって気持ち悪いですよね。口の中に入ったらどうしよう?っていつも思うんです』って言ったり、僕と池田さんが喋ってるとこに入ってくるけど、なぜかひとりだけ正座だったり…」とマイコさんの奇行を暴露。トリを務めた監督は、質問を勘違いしていたようで、「撮影中の」ではなく「これまでの人生の中で」の限界を告白。アシスタント時代の撮影で、サメの尾ひれをつけて泳がされ、溺れかけた経験を語り「水を吐きながら、ディレクターに『溺れてるなら溺れてるって言えよ!』と怒られて、それが言えない状態なんだよ、と思い限界を感じていました」と壮絶な経験を明かした。舞台挨拶の最後には、ヒットを祈願しての鏡開きも行われ、盛況の内に初日舞台挨拶は幕を閉じた。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は渋谷シネクイントほか全国にて公開中。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:小池徹平インタビュー「あらためて俳優の仕事をやってて良かったなと感じた」会社員のホンネをチェック!『ブラック会社』レビュー・コンクール大賞決定小池徹平&マイコ、田辺誠一らが語る、“限界”&“仕事”とは?撮影現場映像が到着映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?
2009年11月21日その端正かつフレッシュな笑顔と人懐っこいキャラクターで、幅広い世代から高い支持を集める小池徹平。昨年公開された『ホームレス中学生』など、実年齢よりも若くて愛らしい役を演じることの多かった彼が、サラリーマンに変身!新境地となる主人公・マ男を演じた、“お仕事” エンターテイメント『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』を通して垣間見える、彼の“仕事愛”とは――。第一印象は「タイトル長い!」何を置いてもタイトルのインパクトが先にくる本作だが、台本を受け取ったときの小池さんの感想も「まず、非常にタイトルが長いなと(笑)」とのこと。「“ブラック会社”だから、重い映画なんちゃうかな?と思いながら読んだのですが、実際はタイトルとは全然違う中身で。マ男という青年は良くない環境の中で耐えて頑張っていくという役で、いじめられたりもするけど、それが変に重たくもなく、間にCGや完全に笑いのシーンが入ってたので、いい意味で軽く観られる映画になるかなと思いました」。ニート歴8年、引きこもりという一人の世界から、会社という集団社会へと飛び出すマ男。急激な環境の変化に立ち向かうマ男という役に、小池さんはどうアプローチしたのだろう?「“ニート”の捉え方は人によって違うと思うんですけど、今回は分かりやすい表現にした方が、マ男が徐々に成長していったときとの差がつけやすいと思って、髪もボサボサでだらしない、ただ資格を取ったことがすごいというような、小さな世界で満足しているような男を演じようと思ったんです。ちょうどこの撮影の前に、(佐藤祐市)監督とは別の作品で仕事していたので、いい意味でフランクな状態で撮影に入れました。何でも悩みをぶつけられたので、衣裳合わせの段階で話し合いをして、自分の中で役を固めることができましたね」。佐藤監督(『キサラギ』)の得意分野であるシチュエーション・コメディ方式で、“会社”という狭いシチュエーションの中で物語は進行する。いわば擬似“会社”体験を通して、小池さんが感じたことは?「勤める場所によって、こんなにも自分のやりたいこともできない人がいたり、こんなにつらいことってあるんだなって思いました。役者の仕事をしていると、いろんな人に会う機会があるけど、会社勤めのサラリーマンの方は何年もずっと同じ場所で同じ人たちと一緒に仕事をするという環境で大変だなと。僕は耐えられないなと思ったし、あらためて俳優の仕事をやってて良かったなと感じましたね」。とは言え、俳優という仕事でも当然のことながら、上下関係、人間関係での苦労もなきにしもあらず。もし、悪態をつくだけのリーダー(品川祐)や出世欲の塊・木村(田中圭)のような同僚がいたら…?「あんなのがいたら嫌ですよね(笑)。リーダーとかずっと『バカバカ』言ってるし、木村くんも嫌らしい奴じゃないですか?絶対イヤですね。はっきり『お前嫌い!』とか言いそうで、耐えられないですね。でもそれが本当に自分がやりたい仕事だったら我慢できるけど…、あの環境はひどいですよ。僕はマ男より意志が弱いかもしれないですね。マ男はすごいと思いますよ、ほんまに強いですよね!」。意外にも(?)感情を素直に出してしまう様子の小池さんだが、そういう“人間関係”で言うと、今回の撮影現場はいっさい気を遣うことはなかったとのこと。「本当にみなさん自由な方で、B型の集まりみたいな(笑)。話をしている途中でも漫画を読みたくなって、急にスタジオの中に入っていって読みに行ったりする人がいたり。まとめ役は監督しかいないですよね」。「働くことが好き!」その原動力は支えてくれるファンの存在そもそも、何のために働くのか?人間関係、やりがい…そんな根本的な質問が自らに返ってくる本作。「働くことが好き」と迷わず語る小池さんだが、その原動力はどこから来ているのだろうか?「やっぱりファンの人たちに支えられているのが大きいです。僕も何かを与えたいと思いますし、みなさんがそれに対して応えてくれてるのですごくいい関係だと思うんです。支えられて頑張れるというのは、本当にあると思います。それを踏まえた上で言えば、身近にいるマネージャーの存在は大きい。家族や友達に言えないことを言えますし、仕事の悩みとか、現場での自分を一番見ているので、どういうふうに持っていこうという目標がちゃんと見えてる仕事のパートナーです。体調面からメンタルの面も支えてくれる存在ですし、多々助けられてます」。この映画が観る者を前向きにさせてくれるのは、何よりもそんな小池さんのストレートなエネルギー。それでは、小池さんがこれから目指す“仕事”は?「これって限定すると、それしか出来ないような役者になるのはすごく嫌で。去年『ホームレス中学生』で13歳の役をやったときに、実年齢よりも10歳下の年齢ということで大丈夫かなと思ったんですけど、実際に撮影して完成したときに、すごくいい作品になったので、はなから『無理』って思うのは良くないなとそのときに思ったんです。そう言った時点で可能性を狭めるような気がするので、いただける役はどんどんやりたいし、経験した上で自信を持てたら、自分のやりたい役が見えてくるのかなと思います。『限界』って言ってしまったら限界ですからね」。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:会社員のホンネをチェック!『ブラック会社』レビュー・コンクール大賞決定小池徹平&マイコ、田辺誠一らが語る、“限界”&“仕事”とは?撮影現場映像が到着映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント
2009年11月19日働けど働けど、減らない仕事の山…。そんな忙しい毎日を過ごす人々、そしてこれから社会に出て働く人々にエールを送るヒューマン・コメディ『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。劣悪すぎるオフィス環境の中で、“限界”まで仕事に励む主人公・マ男の成長を描く本作。このたび、主演の小池徹平をはじめ、物語を彩る個性的なキャスト陣&佐藤祐市監督が、それぞれにとっての「仕事」、そして「限界」を撮影現場で語る、特別映像が到着した!彼らの口から出る本音、おもしろエピソードとは?まず、トップバッターを飾るのは小池さん。仕事とは、自身にとって「生きがい」と断言するや、「大きなこと言うてもうた…」と少々照れた顔を見せる。続いて「夢」(マイコ)、「自己証明」(田中圭)、「すべて」(品川祐)、「発見の場」(田辺誠一)…と、正統な答えが返ってきたが、ひとり異彩を放つ池田鉄洋の口を突いて出たのは、「ドM精神」。そのココロは…?動画でご確認あれ!さらに、それぞれにこれまで体験した一番の“限界”を語ってもらった。小池さんは劇中の全力疾走のシーンで“限界”を感じてしまったそうだが、中村靖日はそんなひたむきな小池さんの姿に、思わず“限界”に達したとか。こちらも十人十色の答えが見られるが、奇しくもマイコさんと佐藤監督は「溺れたこと」で一致?池田さんに至っては、過去の切ない悲恋話を訥々と…。詳しくは動画にてチェック!誰に一番共感できるかというのも興味深いところ。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月21日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。こちらの動画は『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』作品情報ページまたはMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』作品情報ページ■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント会社員限定『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』試写会に55組110名様ご招待
2009年11月13日恐らく、本年度公開される中で最も長いタイトルを持つ邦画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』の完成披露試写会が15日(月)、都内で行われ、主演の小池徹平、田辺誠一、マイコ、品川祐、田中圭、中村靖日、千葉雅子、そして佐藤祐市監督が舞台挨拶に登壇した。過酷な条件下で社員を奴隷のようにこき使う、問題企業を意味する“ブラック会社”。「何日も徹夜が続く」というのもその条件の一つだが、実際の撮影現場はどうだったのか?小池さんは「撮影後半は、会社でのシーンをまとめ撮りしまして、朝来てからずっと夜のシーンを撮るということも多く、実際に眠くなりましたね。耐えられなくなる方もいて、特に品川さんが…」と、過酷な現場の様子を伝えつつ、品川さんの怠慢を暴露。撮影現場はかなり和やかだった模様。品川さんは「(セットの)ソファあり、漫画ありで、漫画喫茶みたいだった。マイコちゃんが『ガンダム』をなぜか3巻から読み始めて、現場で『3巻がない!』って騒ぎになったことがありました」と負けずに暴露。マイコさんは苦笑を浮かべつつ「会話が無くてもまったりしてました。(撮影が)終わるのが寂しかったです」とふり返った。田中さんは、出世欲が強い男の役を演じて「自分にも出世欲というものがあったんだと気づきました。いまは、(壇上の)もっとセンターの方に立ちたいという気持ちでいっぱいです」と中央に立つ、小池さんの方をチラリ。舞台を中心に活躍する千葉さんは「劇団というのは相当、ブラック度が濃いですね。この映画に出て、劇団を立ち上げた頃、なぜ団員が居つかなかったのか理解できました」と反省の弁。田辺さんは、次々と話題の映画やドラマに出演。その過密スケジュールはブラック会社の従業員並みだが、曰く「いかに自分が大変かをアピールすること。つらそうにして、『大丈夫?』と声を掛けられたら『大丈夫だよ、がんばろう!』ってワンクッション置く」のがうまくやりぬくコツなのだそう。さわやかな田辺さんだが、意外とブラックな一面を垣間見せた。“社内での不純異性交流が多い”というのも、ブラック会社に当てはまる条件の一つだそうだが、中村さんにそんな現場を見かけたら?と尋ねると「お腹が痛くなっちゃうと思います。しかも、そういう場合、女性の方は自分が『ちょっといいな』とか思ってた人だったりするんですよね…。それでますますお腹が痛くなりそうですね」と演じた役柄そのままのキャラクターで答え、会場を笑いに包んだ。「泣けて笑える素敵な作品に仕上がってます」と小池さん以下キャスト陣、監督が自信を持って送り出す『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月下旬、全国にて公開。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月、シネクイントほか全国にて公開©ブラック会社限界対策委員会■関連記事:疲れきったオフィスに癒しを…リラックマが『ブラック会社』と初映画タイアップ!小池徹平主演『ブラック会社に…』主題歌をリリー・フランキー率いるバンドが担当!劇中ではいじめに耐える小池徹平だが、品川が現場で垣間見たブラックな一面とは…小池徹平、ニートからサラリーマンに大変身!2ちゃんねる発の実話が映画化
2009年09月15日芥川龍之介の短編「藪の中」を大胆に脚色し、映画化した『TAJOMARU』が9月12日(土)に公開を迎え、都内で舞台挨拶が行われた。主演の小栗旬を始め、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、松方弘樹、萩原健一に中野裕之監督、山本又一朗プロデューサーが顔を揃え、会場は大きな盛り上がりを見せた。劇場の後方扉から小栗さんらが登場すると、会場を埋めつくした女性ファンの黄色い声援が会場全体に響き渡った。握手を求めるファンをかき分けて壇上に上った小栗さんは「おはようございます。(壇上に到着するまで)結構、長い道のりでしたね」と笑顔で挨拶。司会者からは、劇中で小栗さん扮する多襄丸(=直光)が見せる“泣き”の演技についての質問が飛んだが、小栗さんは「あれはだいたい、目薬です。隠れてこっそりね(笑)」ととぼけた。監督によると「旬くんもすごかったけど、幸ちゃんはもっとすごかった。旬くんは負けず嫌いなので、幸ちゃんが泣くと旬くんも泣き返す、といった感じでした」と明かした。その柴本さんは劇中で描かれる“愛”の形について「現代ではこんな愛は、なかなかないので、特別な経験をさせてもらいました。直光のダイレクトな愛を私自身(=阿古姫)は直接的に受け止めるわけではないので、(演じながら)複雑な思いでした」とふり返った。松方さんは、小栗さんの印象を尋ねられ「初日にお会いして、くそデカいのに、顔が小さいなぁって思いました。(小栗さんは)集中力が素晴らしく、楽しい撮影でした」と語った。本作でスクリーンに復帰した萩原さんは「プロデューサーも監督も環境づくりが非常にお上手でした。映画作りというものが変わったことを肌で感じましたね。“ジャパニーズ・ニュー・シネマ”の幕開けです!」と高らかに宣言。田中さんは、これまでのイメージとは打って変わって、悪役に挑戦したが「演じているときは難しくて、迷いながらみなさんとキャラクターを作り上げていきました」と語り、事務所の先輩である小栗さんとの共演については「役を通してでしか、旬くんのことを『貴様!』なんて呼べませんからね(笑)。そういうところも楽しみでした」と明かし会場を沸かせた。やべさんからは「小栗くんが圭くんにダメ出ししてる姿が忘れられません。圭くんは酒が強くないので、少し飲むと顔全体が真赤になって、鼻だけ白いコアラみたいになるんです。小栗くんはそれを見て『お前、また飲んでるのか?飲む時間あったら台本読め!』って言ってましたね」との証言が。小栗さんは、苦笑交じりに「圭が(酔って)廊下で寝ていたことがありました」と明かし、やべさんも「しかも、旬の部屋の前でね(笑)」とさらにダメ押し。先輩たちによって明かされた、田中さんの意外な姿に会場は笑いに包まれた。最後は客席をバックに写真撮影が行われ、映画の船出に満員の客席からは大きな拍手が贈られた。『TAJOMARU』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。■関連作品:TAJOMARU 2009年9月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会■関連記事:【どちらを観る?】愛か自由か?松ケン『カムイ外伝』VS小栗旬『TAJOMARU』『TAJOMARU』小栗旬「女の人の気持ち?一生わかんないと思うな…(笑)」「何があってもおれがお前を幸せにする!」小栗旬『TAJOMARU』本編映像が到着ショーケン、東大で復活の怪気炎!“東大特別講師”小栗旬が考えるリーダー像とは?小栗旬主演の最新作!『TAJOMARU』試写会に50組100名様をご招待
2009年09月12日小栗旬は“時代”や“空気”など信じない。悲観するでも自嘲するでもなく、自らについて「いまは、たまたま注目を浴びているだけで、本来あまり面白い芝居ができるタイプだとは思わない」と語り、うつろいやすいブームなどではなく、ただ己を信じて役柄をクールに演じ上げていく。冷静なこの男が「役者人生が終わってもいいと思えた」とまでの思いを抱いて演じたという最新作『TAJOMARU』のタイトルロール、多襄丸(=畠山直光)という男もまた、激しく移り変わる時代の中で己の信念、愛を貫き通した男である。果たしてこの作品は俳優・小栗旬に何をもたらし、この役を経て彼はどのような風景を見たのか――?盟友・山田孝之への憧れ、そのワケは…?「自分は頭で考えて演じるタイプの俳優。演じている自分をわりと冷静に見ている」。普段の役柄へのアプローチについて小栗さんはそう語る。「役に没頭したくても、どうしても自分からブレーキを掛けてしまうところがあるんです。だから、爆発的な集中力とエネルギーを持っているタイプの俳優さん――同世代で言うと山田孝之なんかそうですが――に憧れてて…。『スタート!』って声が掛かった瞬間の集中力のレベルが違うんですよ。孝之の芝居を見てるとゾクゾクしてきて、楽しくてしょうがない。こういう役者になりたいな、という思いがずっとありました」。そんな彼が、今回の撮影では、憧れの境地に近づけたと感じた瞬間があったという。「撮影中に『よーい、スタート!』って声が掛かって、体を動かしたということは覚えてるんですが、気がついたら次の瞬間、『あれ?おれ何で風呂入ってるの?』ということがあって。実は、(完成した作品では)そのシーンは全部カットされちゃってたんですけど…(苦笑)。そこは、自分の中でいままで越えられなかった壁を飛べたのかなって思えた瞬間でした」。800年も昔の時代の人間を演じることについて「誰も見たことのない世界を作るということには夢がある」という言葉で、その面白さを語る。「もちろん、時代考証について気にされる方はいるとは思います。ただ、僕らが信じてきた過去の歴史が覆されることが最近、多いじゃないですか。『うそ!教科書で習ったことと全然違うじゃん』って(笑)。やっぱり誰も見てない世界を演じるってある意味ファンタジーですよ。いまの時代をリアルに切り取ろうとすれば、うそが見えてきてしまう。それよりもやれることはずっと多いな、と思います」。「台本読むと、『この役、ほかの人にやらせたくない』って思っちゃう(笑)」一方で、劇中で描かれる人々の感情や愛は、時代を超えた普遍性を持っている、とも考えられるが…。「そうですね。でも、それももしかしたら、いまの時代に生きる僕たちがそう思いたくて、勝手に自分たちの思いを置き換えているだけなのかも知れない、とも思います。ただ、今回は自分で演じながら、(直光は)阿古という女性をなぜここまで愛せたんだろう?という疑問は持ちましたね。阿古の気持ちですか?わかんないですよ、女の人って。…一生わかんないと思うな(笑)」。舞台に映画、TVドラマと活躍の場を広げ続ける小栗さん。自らの仕事のスタンスについて「基本的に舞台が大好きなので、演劇を中心にやっていきたいという思いはあります」と語る一方で「(オファーをもらって)台本を読むと、『この役、ほかの人にやらせたくないな』って思っちゃうんです」とも。「そうやって結局、(忙しくなって)自分の首を絞めちゃうわけですね(苦笑)。最近はちゃんと見極める目を持とうと思ってるんですが、とはいえ常に共演者も監督も違うから、似たような役だと思ってても、実際にやってみたら、また全然違ったものになる。だからお話をいただくと全部やりたくなっちゃうんですよ」。さらに、自身で監督を務めるという野望も。すでに企画は進行しているとのことだが、冒頭にも挙げた「自分は面白い芝居ができるタイプの俳優ではない」という言葉に続けてこう語る。「だからこそ、もっと面白い芝居をできる俳優さんたちに面白い環境を提供して、それをカメラに収めるのが自分だったら最高だなって思うんですよ。四十か五十を迎えたときに『あの監督の作品に出たい』って言われるようになりたいですね」。俳優か監督か?舞台か映画かなどという枠はこの男には関係ない。多襄丸のごとく、自由に向けて、さらなる高みに向けて、小栗旬はどこまでも駆け抜ける――。© 石川拓也■関連作品:TAJOMARU 2009年9月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会■関連記事:「何があってもおれがお前を幸せにする!」小栗旬『TAJOMARU』本編映像が到着ショーケン、東大で復活の怪気炎!“東大特別講師”小栗旬が考えるリーダー像とは?小栗旬主演の最新作!『TAJOMARU』試写会に50組100名様をご招待最も浴衣が似合うと思う俳優は?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント気合いの(?)坊主頭・小栗旬、先輩風を吹かせて田中圭をぶった斬る?
2009年09月10日黒澤明の名作『羅生門』の原作小説として知られる、芥川龍之介の短編「藪の中」の登場人物の一人、盗賊の多襄丸を主人公に据え、大胆に脚色し映画化した『TAJOMARU』。本作のスタッフおよびキャスト陣が9月3日(木)、東京大学で開かれたコンテンツビジネス産業についての公開講座に登場!小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、萩原健一らが“講師”として聴講生たちからの質問に答えた。東大安田講堂の壇上に上がった小栗さんは「参りましたね(苦笑)。高校すらまともに行ってなかったのに、こんなところに来ていいんですかね…」とやや困惑気味。ほかの共演者も緊張した様子を見せていたが、萩原さんは、かつて学生運動で激しい闘争が繰り広げられた安田講堂に「昔を思い出します。蜷川幸雄さんと一緒に学生たちにエールを贈ったものです」と感慨深げな表情を見せた。映画や撮影の様子について、聴講生たちからは様々な質問が投げかけられたが、東大らしく(?)、中には「先日、総選挙が行われましたが、小栗さんが考えるリーダーの条件とは?」という質問も。小栗さんは「難しいなぁ…」と悩みつつ、自らが舞台公演で座長を務めた際の経験を踏まえながら「僕自身は、弱味を見せないようにしています。現場の作り方はいろいろですが、みんなでひとつのおもちゃ箱を作ろうとするようなもの。辛いときに笑っていられる環境づくりを心がけています」と答えた。田中さんは今回の作品について「俳優を9年やらせていただいて、こんなに辛かったことも、完成が嬉しかったことも初めて。時代劇も初めての経験で、初めてづくしでした。(撮影中の)夜の宴会も辛かったです(苦笑)」とふり返った。やべさんは「(自身が演じる)盗賊の場面は、ホンワカとしていて重くないところ。ギャップを出そうと楽しんでやりました」と笑顔で語った。萩原さんは寄せられる質問ひとつひとつに、ユーモアたっぷりに回答。脚本の完成の遅れ(撮影開始の3日前に完成!)について尋ねられると「びっくりしましたが、監督やプロデューサーの息がピッタリと合っており、素直に受け入れることができましたね。それを欠いて起こったのが私の“事件”だったわけです」。さらに、女性の好みや、現代社会における“草食系男子”の増殖についての質問には「女性遍歴が多すぎてわかんないですね(笑)。いまの社会は男性のフィーリングも変化し、“色気”よりも“色香”を振りまく時代、ギラギラではなくインテリジェンスの時代になっているのではないでしょうか。日本人の品のよさ、ふくよかさが戻ってきているように思います」とコメント。因みに劇中、田中さんと共に同性愛を思わせるような妖艶なやり取りを見せているが「私はゲイではありませんよ。もっと濃厚なシーンがあったんですがカットされています」と語り、会場を沸かせた。柴本さんは自らの出演シーンについて「明るいシーンがほとんどなくて、緊張を緩めることができない状況でした。今回は特に、役に入り込みましたが、(感情の)振れ幅が大きくてハードでした」と苦労を明かした。小栗さんはそんな柴本さんの熱演について「“なりふり構わない”って言葉は幸ちゃんのためにあると思います」と大絶賛。最後に作品について「明日への活力になれば」とアピールし大きな拍手を浴びた。『TAJOMARU』は9月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:TAJOMARU 2009年9月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会■関連記事:小栗旬主演の最新作!『TAJOMARU』試写会に50組100名様をご招待最も浴衣が似合うと思う俳優は?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント気合いの(?)坊主頭・小栗旬、先輩風を吹かせて田中圭をぶった斬る?
2009年09月05日黒澤明の不朽の名作『羅生門』の原作としても知られる芥川龍之介の「藪の中」の登場人物の一人、伝説的な大盗賊・多襄丸を新解釈で描ききる『TAJOMARU』。9月に公開を控えた本作がついに完成を迎え、7月5日(日)、監督を務めた中野裕之、主演の小栗旬に柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、松方弘樹、山本又一朗プロデューサーと、主だったメンバーを揃えての完成報告会見が行われた。来る七夕に因んで、この日キャスト陣は全員浴衣姿で登場、会場は立ち見が出るほどの超満員に。短髪姿をお披露目した小栗さんは、早速髪型について指摘されると「坊主はTAJOMARUの気合いでやったと言えと言われましたが、実はそういう訳ではないんですよね」と笑って説明。多襄丸(直光)は、名門の生まれながら、地位も名前も捨て、盗賊として生きていくが、小栗さんは「何で生き続けていくんだろうということを考えながら演じました。失ってまで生きてもがいていく…いまの自分たちには想像できないことですよね。演じるのが難しかったというよりは、刺激的でした」と役への思い入れを語った。また、本作の見どころとなる刀での立ち回りシーンの感想を尋ねると、「松方さんのスピードについていくのがやっとでした。松方さんとご一緒したその日一日で成長できた気がします。また、圭くんは直接の後輩なので、遠慮なく出来ました(笑)」といたずらな笑みを浮かべた。これに対し、直光への謀反を企む桜丸役の田中さんは、役とは裏腹に「旬くんは目標の人なので、委縮してなかなか自分の思い通りに出来ず苦しかったです」と悩んだ様子。だが、「夜、お酒を飲んで酔っ払っていたときに、旬くんが『芝居のときもいまみたいにかかってこいよ』と言ってくれ、ラストは先輩ということを忘れて桜丸として直光にかかっていけました」と役になりきるまでを明かした。直光に多襄丸の座を授ける旧・多襄丸役の松方さんは、撮影の様子を聞かれ、「みんな本当によく飲んでました。圭くんなんて酔っ払っているとこしか見てないです」とコメント。小栗さんに対しては「不良性感度が豊かで、手足も長く、顔も小さく、本当にうらやましい限りです」と半ば、うらやましそうに称賛の嵐。とにかくよくお酒を飲んでいた現場だそうだが、その原因はこの人にあり?「盗賊のイメージを仲間と話し合い、『盗賊は飲むんじゃね?』ということで、自分は酒が強い方ではないのですが、がんばりました。『昼は盗賊、夜、宴会』という台詞は自然と生まれました」と話すのは、盗賊のリーダー・道兼役のやべさん。小栗さんとは『クローズ ZERO』に続く共演となったが、「頭としての演技を見せてくれて、俺たちを引っぱってくれました」と厚い信頼を寄せた。柴本さんは、時代に翻弄されるヒロイン・阿古を演じたが、「ひとつひとつ理解しようとするのは難しく、メンタル面でもハードな役柄だったので、現場に入ってみんなに助けてもらいました」と撮影をふり返った。また、撮影中によく涙を流したという中野監督は、「沼で多襄丸が刀を抜くシーンはすごい大切なシーンだったので、うまくいって泣きました」とのこと。「この映画は役者力でできた映画なので、拍手をお願いできますか?」と観客に呼びかけると、盛大な拍手が返ってきた。そして最後に、一同、短冊にしたためた願い事を披露。それぞれが映画をヒットを願う中、田中さんは「人を切らなくてものし上がれますように(笑)」とのこと。そして小栗さんからは「もっと自由になれますように。僕たちの時代の自由って、何でも手に入っていろいろ出来てと一見、自由そうですが、精神的には自由じゃない気がするので、そういう意味を込めて」と作品に通ずるメッセージを贈った。『TAJOMARU』は9月、全国にて公開。■関連作品:TAJOMARU 2009年9月、全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会
2009年07月06日