安田顕が、小芝風花主演の新木曜劇場「大奥」に出演することが分かった。陰謀家で将軍の重要な秘密を握る物語のキーマン、田沼意次を演じる。時は江戸中期、主人公・五十宮倫子(小芝風花)が、徳川家治(亀梨和也)との政略結婚を強いられ、京から大奥へ渡ると、1,000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがいた…。たった一人の天下人の寵愛を受けるべく、女たちの熾烈な戦いの火蓋が切られる――。本作は、愛をテーマにした「大奥」史上最も切なくて美しいラブストーリー。現在、「セクシー田中さん」に出演中の安田さんが演じる田沼意次は、貧乏な旗本出身ながら、破竹の勢いで出世を果たし、小姓から将軍の側近である側用人、さらには幕政のトップの老中にまで上り詰めた。上昇志向の塊で権謀術数に長けた政治家であり、大奥総取締・松島の局(栗山千明)と結託し、幕府を思いのままにするべく、自身の出世をはかる。また、田沼は家治のある重要な秘密を握っていて…。今回の役の印象や役作りについて安田さんは、「現代にも通ずる資本主義的な考えを持っていた田沼意次はすごいなと思っています。裏表がはっきりしているというよりは、悪い顔が裏だとしたら、その延長線上に表の顔があるような気がしています」と話し、「悪いことをしているという自覚は全くなくて、自分の信条のもと突き進んでいった結果、周りから見たら受け入れがたい人物になっている。全ては自分の志のために行動している人なのかなと思っています。なので、この田沼意次の姿を見て、この姿を見た誰かが“自分もこういうことやってしまったな”という気付きになってくれたらいいなと思います(笑)」とコメントしている。木曜劇場「大奥」は2024年1月18日より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送(※初回75分スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月05日第一線の写真家として70年以上にわたり活躍し、2022年6月に亡くなった田沼武能(たぬま・たけよし) の逝去後初となる大規模回顧展が、6月2日(金)から7月30日(日)まで、恵比寿の東京都写真美術館で開催される。写真家・木村伊兵衛に師事した田沼は、『芸術新潮』の嘱託写真家として芸術家や文化人を撮影する仕事を手がけたのち、アメリカのタイム・ライフ社の契約写真家となるなど、フォトジャーナリズムの世界で華々しい活躍を展開した。1972年からはライフワークとして、世界の子供たちを撮影。黒柳徹子ユニセフ親善大使の各国訪問には、35年にわたって私費で同行取材を行い、生涯で130を超える国と地域に足を運んだという。そうした国内外での取材活動と作品発表の一方で、後進の指導や写真文化の普及啓発にも尽力し、日本の写真界に多大な功績を残している。同展は、93歳で急逝するまで、その旺盛な好奇心と行動力で活躍を続けた田沼の70年以上に及ぶ軌跡を、205点の作品で紹介するもの。戦後の荒廃した日本でたくましく生きる子供たちを通じて昭和の日本の姿を伝える「戦後の子どもたち」、ライフワークだった世界の子供たちと人々の生きる姿をとらえた作品群を集めた「人間万歳」、また多忙な海外取材の合間をぬって、武蔵野の自然と人々の営みを撮り続けたシリーズを特集する「むさし野」の3章立ての展示構成で、ヒューマニスティックな眼差しで日本と世界を見つめ、人間のドラマを撮り続けた田沼の全貌に迫る。とりわけ「武蔵野」に残る雑木林や野鳥の遊ぶ池、あるいは寺社などの風景は、東京の下町に育った田沼にとっては、心象風景としての「ふるさと」のイメージそのものであり、日本の原風景だったのだという。その「武蔵野」シリーズから、初公開となる未発表作品が展示されるのも、今回の展覧会の魅力のひとつだ。<開催情報>『田沼武能 人間讃歌』会期:2023年6月2日(金)~7月30日(日)会場:東京都写真美術館時間:10:00~18:00、木金は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(7月17日は開館)、7月18日(火)料金:一般 700円、大学560円、高中・65歳以上350円公式サイト:
2023年05月10日東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区 以下、本学)は、本学の卒業生で名誉教授であった写真家の故・田沼武能氏(以下、氏)の追悼写真展「日本の子ども世界の子ども」(以下、本追悼展)を、2022年11月4日(金)から12月10日(土)まで、本学中野キャンパス6号館ギャラリー6B01で開催します。「日本の子ども世界の子ども」チラシ表面本学(当時・東京写真工業専門学校)の卒業生で名誉教授であった写真家の田沼武能氏が、2022年6月1日に逝去されました。本学は、氏のこれまでの実績に敬意を表し本追悼展を企画しました。本追悼展では、氏のライフワークの一つであった子どもの写真を、本学中野キャンパス6号館にある約160平方メートルのギャラリーで展示します。終戦後の東京から始まり、1960年代より世界120ヵ国を超える国々で撮影された子どもたちの写真の中から、選りすぐりの代表作80点を展示し、田沼氏の70年を超える写真家としての軌跡をたどります。氏は、1949(昭和24)年に本学の前身である東京写真工業専門学校を卒業されました。1995年から本学で教授として教鞭を執られ、2004年には名誉教授に就任。その後も学校法人東京工芸大学の理事、評議員を歴任され、本学の発展に多大な貢献を果たされました。長きにわたって写真家として第一線で活躍するだけでなく、日本写真家協会会長や、全日本写真連盟会長、日本写真著作権協会会長など、写真界の要職を歴任し、その多大なる功績が認められ、数々の栄誉ある賞が授与されたほか、2019年には写真家として初めてとなる文化勲章を受章するなど、まさに日本の写真界を代表する存在でした。作品の鑑賞を通して故・田沼武能氏を偲ぶ追悼展の概要は以下のとおりです。■田沼武能 追悼写真展「日本の子ども世界の子ども」・会期: 2022年11月4日(金)から12月10日(土)まで日曜・祝日休館・時間: 10:00-19:00 予約不要・料金: 無料・会場: 東京工芸大学中野キャンパス6号館 ギャラリー6B01東京都中野区弥生町1-10 地下1階・主催: 東京工芸大学・協力: 株式会社クレヴィス/東京工芸大学同窓会・企画: 写大ギャラリー運営委員会・URL : ・本追悼展に関するお問合せ:東京工芸大学 東京都中野区本町2-9-5:03-3372-1321「日本の子ども世界の子ども」チラシ裏面■田沼武能田沼武能名誉教授1929年:東京・浅草の写真館に生まれる1949年:東京写真工業専門学校(現・東京工芸大学)を卒業同年 サン・ニュース・フォトスに入社。同時に木村伊兵衛の助手となり写真家としての人生をスタート1950年 新潮社『藝術新潮』の嘱託写真家として文化人の肖像写真を連載1965年:アメリカのタイム・ライフ社と契約し、世界的に活躍同年「世界の子どもたち」の撮影を始める1984年:黒柳徹子のユニセフ親善大使就任後の親善訪問に同行をはじめる1985年:菊池寛賞を受賞1990年:紫綬褒章を受章1995年:東京工芸大学芸術学部写真学科教授に就任同年(社)日本写真家協会会長に就任2003年:文化功労者に顕彰される2004年:東京工芸大学名誉教授に就任2019年:文化勲章を受章2020年:朝日賞特別賞を受賞■関連記事2020.5.22田沼武能先生が文化勲章を受章( )2022.10.5工芸ヒストリー16話「卒業生の肖像03 田沼武能(特別編)」( )■東京工芸大学東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「テクノロジーとアートを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎える。【URL】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月01日東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区 以下、本学)は、2022年6月1日に逝去された、本学の卒業生で名誉教授でもある田沼武能氏(以下、氏)の写真と本学によるコラボレーション壁面ボードを、現在中野キャンパス5号館に展開しています。中野キャンパス5号館壁面ボードこの壁面ボードは、氏のライフワークであった、戦後の東京から始まり、近年までに世界120か国を超える国々で撮影された子供たちの写真の中から、コラボレーションのために氏自らが選んだ11点で、左から年代順に構成されています。氏の写真家としての長年の歩みと、2023年に創立100周年を迎える本学の歩みを重ね合わせながら、未来を担う子供たちのたくましく生きる姿をご覧いただけます。この壁面ボードは高さ2.7m、全幅18m以上あり、写真教育を原点として1923年に創立した本学の歴史と未来への希望を伝えるメッセージとなっています。6月1日に息を引き取った氏は、1949(昭和24)年に本学の前身である東京写真工業専門学校を卒業されました。 1995年から本学で教授として教鞭を執られ、2004年には名誉教授に就任。その後も学校法人東京工芸大学の理事、評議員を歴任され、本学の発展に多大な貢献を果たされました。写真文化発展において氏の功績は高く評価され数々の栄誉ある賞が授与されたほか、2019年には天皇陛下から写真家として初めて文化勲章が親授されています。ここに故人のご冥福をお祈りするとともに謹んで哀悼の意を表します。■展開中の壁面ボードの写真Japan 1955/Japan 1955/Japan 1956/Japan 1961/Bolivia 1978/Albania 1999/Afghanistan 2002/Sierra Leone 2003/Cambodia 2008/Philippines 2017/Lebanon 2019■東京工芸大学中野キャンパス5号館へのアクセス・所在地 :東京都中野区本町2-9-5・最寄り駅:地下鉄/東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線 中野坂上駅下車徒歩約7分1番出口より山手通りを初台・大橋方向に進み、成願寺を右折中野キャンパスアクセスマップ■田沼武能1929年 東京・浅草の写真館に生まれる1949年 東京写真工業専門学校(現・東京工芸大学)を卒業同 年 サン・ニュース・フォトスに入社。同時に木村伊兵衛の助手となり写真家としての人生をスタート1950年 新潮社『藝術新潮』の嘱託写真家として文化人の肖像写真を連載1965年 アメリカのタイム・ライフ社と契約し、世界的に活躍同 年 「世界の子どもたち」の撮影を始める1984年 黒柳徹子のユニセフ親善大使就任後の親善訪問に同行をはじめる1985年 菊池寛賞を受賞1990年 紫綬褒章を受章1995年 東京工芸大学芸術学部写真学科教授に就任同 年 公益社団法人 日本写真家協会会長に就任2003年 文化功労者に顕彰される2004年 東京工芸大学名誉教授に就任2019年 文化勲章受章2020年 朝日賞特別賞を受賞田沼武能氏■東京工芸大学東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「テクノロジーとアートを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎える。・工学部工学科総合工学系:機械コース、電気電子コース、情報コース、化学・材料コース建築学系 :建築コース・芸術学部写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、マンガ学科、ゲーム学科【URL】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月07日《一番必要なことは、国民と共にある皇室、国民の中に入っていく皇室であることだと考えます》天皇陛下は’85年、25歳のときに英国留学を終えられての記者会見で、こうおっしゃっていた。「その強い思いは、即位された現在でも変わっていません。常に国民に寄り添われた上皇ご夫妻の“平成流”を受け継ぎ、さらに国民の中へ入っていく“令和の新スタイル”を、陛下と雅子さまは目指していらっしゃるのでしょう。それは、即位パレードの直前のご公務にもすでにあらわれていました」(宮内庁関係者)11月5日、文化勲章受章者と文化功労者を皇居・宮殿「連翠」に招く恒例の茶会が催された。本誌は、この茶会に出席した2人に話を聞いた。筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構長の柳沢正史さんは、睡眠や覚醒を制御する神経伝達物質を発見した功績で文化功労者に選ばれた。「私は天皇陛下と同じ年齢なのですが、今回の招待者の中では最年少でした。時代が令和になり、新しい世代の新しい皇室を実感いたしました」茶会は招待客が座る円卓に宮内庁職員、眞子さまと佳子さま、秋篠宮ご夫妻、両陛下の順にやってこられて歓談するスタイルで、柳沢さんと同じ円卓には漫画家の萩尾望都さんもいた。「眞子さまには『眠れていますか?』とお話しすると『眠れないときもあります』と、ほほ笑まれてお答えくださいました。眞子さまは中学高校のときに萩尾さんの作品を愛読されていたそうで、5つか6つ作品名を挙げて話されていました。私自身は両陛下と、日本人の睡眠時間が少ないことなどをお話ししました。とても楽しい時間でした。雅子さまはずっと笑顔で顔色もよろしくて、長期のご療養で大変おつらい時期があったことも感じさせないほどでした」文化勲章を受章した写真家の田沼武能さんも明るい声で話してくれた。田沼さんは、雅子さまの妹・池田礼子さんとも会ったことがあるといい、「雅子さまに『妹さんとユニセフでご一緒させていただいたことがあります』とお話ししましたら、『そうでしたね』とお答えくださいました。光栄なことに、かつて私と園遊会でお話ししたことも覚えていてくださいました。そのときに比べても、とてもご健康そうなご表情でした。『ご公務がお忙しいですね』と申しましたら、『いえいえ』と笑顔をお見せになってお答えくださいました」そして、両陛下は26人の出席者一人ひとりのことをとても勉強されていたという。「陛下は私の著書『難民キャンプの子どもたち』(岩波書店)を話題にしてくださり、また雅子さまにも『世界の子どもたちを撮っているんですね。大変ですね』と、私のライフワークにも関心をお示しになってくださいました」そして田沼さんも柳沢さんも、「堅苦しくなくお話しできました」と口をそろえる。宮内庁関係者が言う。「上皇ご夫妻の場合は、優しい雰囲気ながらも威厳が醸し出されていて、どこかかしこまった感じがありました。両陛下の場合は、お二人がお互いのお気持ちをフォローし合われるように、連携して会話をお進めになるので、周囲にはとても和らいだ空気が漂うのです。ゲストのみなさんは敬意を持ってお話しされているのですが、会場全体がアットホームな雰囲気に包まれていました」実はこの茶会では、両陛下の到着が遅れ、開始時刻が10分ほど遅れるというハプニングがあった。「雅子さまの体調を考慮されて、あまり焦られないようにと陛下がお気遣いされたのかもしれません。結果的に、ご予定より30分以上も延長されて歓談されました。そうした両陛下のおもてなしによって、むしろ出席者のみなさんは喜んでいらっしゃったようです」(前出・宮内庁関係者)見え始めた両陛下の新しいスタイルについて、精神科医で立教大学教授の香山リカさんはこう語る。「雅子さまはご公務やお出かけ先でも積極的にお話しされています。雅子さまのご体調がとてもよろしい証拠ですし、国民との距離が近くなっていくことを、何よりうれしく思われているはずです。そして雅子さまは、外国の王族にも要人にも国民にも同じ表情で接していらっしゃいます。そういうお触れ合いを続けられることで、国民にとっても皇室はより親しみやすい存在になるのではないでしょうか」
2019年11月16日写真家・木村伊兵衛の写真展「木村伊兵衛 パリ残像」が4月1日から24日まで、美術館「えき」KYOTOで開催される。日本写真家協会初代会長でもある木村は、日本人写真家として戦後初めてヨーロッパを取材した写真家。1954年に初めて念願の渡仏が叶うと、フランスの写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンに刺激を受けて自身もパリを撮影して回った。同展では、木村によるパリの町並みや下町の庶民のドラマを写した作品を展示。約130点のカラー作品から、過ぎ去ったパリの魅力を垣間見ることができる。4月1日の11時と14時からは写真家の田沼武能が、4月9日の同時刻からは写真家の今森光彦がギャラリートークを行う。【イベント情報】「木村伊兵衛 パリ残像」会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区東塩小路街657会期:4月1日~24日時間:10:00~20:00(受付は19:30まで)料金:一般900円、高・大学生700円、小・中学生500円
2016年02月17日エプソン販売は7月9日、インクジェットプリンターでプリントされた作品が対象のフォトコンテスト「エプソンフォトグランプリ 2015」の作品応募受付を開始した。グランプリ受賞者には賞金100万円が授与される。エプソンフォトグランプリ 2015は今回で10回目の開催。「ネイチャー部門」「ヒューマンライフ部門」「ファミリースナップ部門」「中学・高校写真部部門」「ビギナー部門」の合計5部門に分かれている。ビギナー部門はこのたび新設された部門で、41歳以上を対象とした「OVER41 優秀賞」、40歳以下を対象とした「UNDER40 優秀賞」の2つの賞を設ける。テーマは自由で、これまでよりも幅広い層からの作品募集を目指す。また、10周年を記念して、ネイチャー部門およびヒューマンライフ部門では各1作品に「10周年特別賞」を設けた。特別賞受賞者には「プロセレクション A2 ノビ対応プリンター SC-PX3V」が贈られる。作品はインクジェットプリンターで出力されたものが対象で、使用する機材のメーカーや機種は問わない。ネイチャー、ヒューマンライフ、ビギナー部門は六切・A4以上、ファミリースナップ部門はL判以上、中学・高校写真部部門は2L判以上のサイズが対象。組作品あるいはブック形式の作品はサイズ制限なし。作品の応募締め切りは12月7日。結果は2016年3月上旬にWebページにて発表する。ネイチャー部門とヒューマンライフ部門のグランプリにはそれぞれ賞金として100万円を授与。審査員は田沼武能氏、三好和義氏、エプソン販売が務める。
2015年07月09日キヤノンマーケティングジャパンは6月17日、同社の収蔵する作品などを展示する「キヤノンオープンギャラリー1・2」の開設を発表した。7月27日よりオープンし、オープニング記念展として、林忠彦写真展「カストリ時代1946-1956&AMERICA1955」を開催する。入場は無料。キヤノンマーケティングジャパンは、2003年の本社ビル(キヤノンSタワー)完成から、1階と2階にギャラリーを開設。1階の「キヤノンギャラリー S」では国内著名作家中心の企画展、2階の「オープンギャラリー」ではキヤノンフォトクラブ会員によるグループ展などを開催していた。このたび、より幅広い企画展を行うため、2階のオープンギャラリーを増設。新設スペースを「キヤノンオープンギャラリー 1」、従来のスペースは「キヤノンオープンギャラリー 2」として開設する。キヤノンの最新製品を試せるショールーム「キヤノンプラザS」と、写真集を自由に閲覧できる「フォトライブラリー」も併設。開館時間は10時から17時30分まで。休館日は日曜、祝日とキヤノンの休業日だ。また、オープンギャラリー開設を記念して、林忠彦写真展「カストリ時代 1946-1956 & AMERICA 1955」を開催する。写真展では、1946年から1956年の混沌とした戦後社会を生きる日本人を写した写真群「カストリ時代」と、戦後10年が過ぎ、豊かな生活を送るアメリカの人々を写し撮った「1955年のアメリカ」をあわせて展示。開催日程は2015年7月27日から8月25日。8月2日には田沼武能氏と篠田正浩氏、飯沢耕太郎氏の3名による公開鼎談、7月27日と8月1日には林忠彦氏の息子であり写真家の林義勝氏によるギャラリートークも開催される予定だ。
2015年06月17日オリンパスは5月9日、東京・西新宿に「オリンパスプラザ東京」を移転・オープンした。オリンパスプラザ東京はショールーム、サービスステーション、ギャラリーの機能を統合した施設。1997年の開設から2015年4月まで、神田小川町で営業していた。同日行われたオープニングセレモニーでは、オリンパスの代表取締役社長執行役員 笹宏行氏、常務執行役員 小川治男氏 (科学・映像事業統括役員)、執行役員 半田正道氏 (映像事業ユニット長)、そして日本写真家協会 代表理事 会長 田沼武能氏、日本広告写真家協会 業務執行理事 副会長 鈴木英雄氏がテープカットを行った。オリンパスの代表取締役社長執行役員 笹宏行氏は開設にあたってのスピーチに立ち、写真機能の付いた電話機が普及し、苦慮しているが、本物の写真機は「撮れるものが違う、機能が違う、その良さを知ってもらうことが大事」とし、新宿というロケーションを生かして、カメラの楽しみを多くの人に広げていくことがオリンパスプラザ東京の役割であると述べた。オリンパスプラザ東京の所在地は東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル。11~19時までオープン。定休日は木曜で土曜日曜も営業する。
2015年05月09日