株式会社ソニックガーデン(本社:東京都大田区、代表取締役社長:倉貫 義人)は、当社代表の倉貫による「人が増えても速くならない~変化を抱擁せよ~」を2023年6月10日(土)、紙・電子で同時発売します。書籍「人が増えても速くならない~変化を抱擁せよ~」(1)「軽微な修正をして欲しいだけなのに、思っていた以上に時間が掛かる」「開発を速めたくてプログラマを増やしたのに、一向に速くならない」「優秀なエンジニアを採用したのに、すぐやめてしまった」開発の現場で起こるこれらの事象が、なぜ起こるのか。どうしていくべきなのか。本書では、プログラマー歴12年・経営者歴12年の著者が、エンジニアのやる気を損なう原因や、変化に対応できないソフトウェアが生まれる原因を指摘し、マネージャーとしてどのように対処すべきかについて具体的なアドバイスを提供しています。「エンジニアと仕事する上でうまくいかないことが多く、エンジニアの思考が知りたい」「変化しやすいソフトウェアを作っていきたいが、どうしたらいいか分からない」「自社のエンジニアが辞めていってしまう現状を、どうにかしたい」そんな経営者・マネージャーの方にぜひ読んでいただきたい一冊です。【書籍概要】■タイトル人が増えても速くならない~変化を抱擁せよ~■目次1章 「完成しての、終わりではない」2章 「人を増やしても速く作れるわけではない」3章 「たくさん作っても生産性が高いとは言えない」4章 「人に依存せず同じ品質で作ることはできない」5章 「プレッシャーをかけても生産性は上がらない」6章 「見積もりは求めるほどに絶望感は増す」7章 「一度に大きく作れば得に見えて損をする」8章 「工程を分業しても、効率化につながらない」■著者倉貫 義人(くらぬき よしひと)大手SIerにて経験を積んだのち、社内ベンチャーを立ち上げる。2011年にMBOを行い、株式会社ソニックガーデンを設立。月額定額&成果契約で顧問サービスを提供する「納品のない受託開発」を展開。全社員リモートワーク、オフィスの撤廃、管理のない会社経営など新しい取り組みも行っている。2018年から「北欧、暮らしの道具店」を運営する株式会社クラシコムに社外取締役として参画。著書に『管理ゼロで成果はあがる』(技術評論社)、『ザッソウ』(日本能率協会)、『「納品」をなくせばうまくいく』『リモートチームでうまくいく』(日本実業出版社)がある。【出版概要】■出版社技術評論社■発売日2023年6月10日発売■価格1,540円(本体1,400円+税10%)▼出版社のページはこちら ▼Amazonでの書籍予約はこちら 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月11日間近で刀を見てみたい人、必見!刀鍛冶・吉原義人(よしわらよしんど)さんが出演するドキュメンタリー番組「4K Katana Project」のブルーレイ&DVD発売に合わせて、2018年8月25日(土曜日)に「吉原義人『刀~温故知新』トークイベント&サイン会」が「刀剣博物館」(東京都墨田区)1階講堂で開催されます。吉原義人さんは次期人間国宝に最も近い人物としても名高く、作品は海外の美術館にも展示されています。今回のイベントでは吉原義人さんが手がけた刀を展示。ガラスケースに入れずに、直接目に触れることが可能なスペースも設けられるので「間近で刀を見てみたい」というアナタにおすすめです。さらに、吉原さんのお弟子さんによる銘切り(刀に作者の銘を彫る作業)の実演や、吉原さんご本人への質疑応答、ブルーレイ&DVDの購入者を対象としたサイン会も行われます。トークイベントの参加は無料ですが、メールでの予約が必要です(アドレス:fanclub@horipro.co.jp)国宝、重要文化財を含む作品を多数収蔵都営地下鉄大江戸線「両国駅」から徒歩5分の場所にある「刀剣博物館」は、日本美術刀剣保存協会の付属施設として昭和43年に開館。平安・鎌倉・南北朝期の古名作を中心に、国宝や重要文化財など国の国の指定認定物件を数多く含むさまざまな年代・流派の作品が収蔵されています。毎月第2土曜日には実物の刀剣を手に持って鑑賞する「本部定例鑑賞会」を開催しています。開館時間は9時30分から17時(入館は16時30分まで)。毎週月曜日は休館日となっています。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ホリプロのプレスリリース/PR TIMES※刀剣博物館公式サイト※株式会社ホリプロ
2018年08月05日スマートフォンの出荷台数がPCを上回る現代において、PC向けソフトウェアに加え、iOS/Androiアプリへの対応も急務だと思います。この連載では、数回にわたり、Xamarin(ザマリン)について今のウチに抑えておきたいアレコレをご紹介します。Xamarinとは、米Xamarinが開発する.NET Framework(主にC#)を使用してiOS/Android/Mac/UWP/Windows 8.1/Windows Phoneの「ネイティブアプリ」を開発できるクロスプラットフォーム開発環境です。また、.NET開発者が使い慣れているMicrosoft Visual Studio用アドインも用意されているため、今までのノウハウがアプリ開発にも生かせるのではないでしょうか。さらに、2016年2月25日には、MicrosoftのXamarin買収計画が発表され、一躍、Xamarinが注目を浴びるようになりました。(Xamarin CEOであるNat氏のブログエントリによれば"Microsoft has signed a definitive agreement to acquire Xamarin"であり、「買収に合意した」が正しい表現かと思います)スマートフォン利用がデフォルトになった現在において、「モバイル ファースト、クラウド ファースト」を掲げるMicrosoftが、自社の技術と非常に親和性の高いXamarinを買収するのも当然の流れかと思います。クロスプラットフォーム開発といえば、古くはJavaで言われていたように「Write Once, Run Anywhere(一度プログラムを書けば、どこでも実行できる)」といった需要が高いと考えられます。きっと、ユーザ企業も多くのプラットフォームに少ない工数で安くリリースできる方が嬉しいでしょう。実際には、フレデリック・ブルックス氏の論文にあるように「No Sliver Bullet」(銀の弾などない:ソフトウェア工学の著名な論文で『ソフトウェア開発の生産性を劇的に向上させる魔法(手法)など存在しない』といった意味)ではあるのですが、モバイル向けにおけるクロスプラットフォーム開発環境の需要は年々高まっています。近年の代表的なクロスプラットフォーム開発環境としては以下のものが挙げられます(このほかにもさまざまなものがあります)。()内は開発言語です。Xamarin (C#)Cordova (HTML5/JavaScript)React Native (JavaScript)Unity (C#/JavaScript)Cocos2d-x (C++)RAD Studio (Delphi/C++)Cordovaは非常に強力なHTML5/JS(JavaScript)を使用したハイブリッドアプリ開発ツールで、iOS/Android/Windows/Ubuntu/Blackberryなどに対応しています。日本ではMonacaがCordovaで動作するフレームワークとして有名です。React NativeはFacebookが公開したOSS(Open Source Software)で、iOS版に加え2015年9月にAndroid版をリリースし、注目が集まっています。Unityはゲーム向けのエンジンだけあって、iOS/Android/Wndows/Mac OS X/Linuxなどの主要なプラットフォームだけでなく、PlayStation 4やXbox One、Wii Uなどのさまざまなゲームプラットフォームに対応しています。○Xamarinの特徴とは今回紹介するXamarin開発環境として、Windows、Mac OS Xを使用できますが、作成できるアプリに違いがあります。以下の図を参照してください。iOS/Androidを中心とする場合はMac OS X、UWPなどWindowsアプリも対象に含めるならWindowsでの開発が良いでしょう。Xamarinには、以下の大きな4つの特長があります。新しく洗練された言語の1つ、C#で記述できるネイティブのUIとパフォーマンスを持つ、フルネイティブアプリが作れるC#から呼び出せるように薄くラップされたAPIが提供されており、APIを100%使える.NETのコードを共通化できるこれらの特長を図で表すと次のようになります。○Xamarin ネイティブこれはXamarinネイティブと呼ばれる開発手法で、大前提として記述する言語はC#のみです。ビルドするとiOSはipa、Androidはapk、Windowsはappx(またはexe)のファイルが生成され、ネイティブのコントロールを100%利用できるネイティブアプリとして動作します。共通化できるのは、各プラットフォーム用のMono Runtimeで動作するBCL(Base Class Library)と呼ばれる.NETの基礎クラスで、主にアプリケーションのロジック部分が該当します。例えば、「WebサービスのAPIにアクセスしてJsonデータを取得してパースして格納する」というような処理は、SwiftではAlamofireとSwiftyJSONを使用するかもしれません。Android JavaではvolleyとGSONを使用するかもしれません。このようなロジック部分の処理は、ほぼ.NETで記述できます。標準の Microsoft.Net.Http でhttp通信をし、Json.NETというライブラリでパースしたりできます。このように、ロジック部分の処理を.NETで記述することで、各プラットフォーム固有の処理を減らし、共通化の割合を高めていくと4割~7割ほどを共通化できるとされています。また、各プラットフォームで実装が異なる各種センサへのアクセスなども、Xamarin対応の共通化ライブラリが数多く出てきており、共通コード内で記述できるようになってきています。Xamarinネイティブでは、UIは各プラットフォーム標準のStoryboard(iOS/Mac)、xml(Android)を使用します。そのため、ユーザが違和感なく操作できるアプリを作成できます。以下はVisual Studio 2015で左からWindows Phone/iOS/AndroidのUIを編集している画面です。○Xamarin.Formsまた、UIを共通コードで書けるXamarin.Formsというライブラリもリリースされています。Xamarin.Formsでは、ロジック部分を共通化できる特長をそのままに、UIをXAMLまたはC#で記述できます。現時点では残念ながらデザイナがありませんので、直接コードで記述する必要がありますが、Visual Studio、Xamarin Studioのコード補完機能を活用すればそのうち苦ではなくなるかもしれません!Xamarin.FormsではiOS/Android/UWP/Windows Store/Windows Phoneの開発に対応しており、シンプルなUIやモックアプリ、低予算なアプリであればすぐに作成することも可能です。Xamarinネイティブよりもできることに制限はありますが、通常のアプリ開発でも十分に対応可能です。Xamarin.Formsもビルド時に各プラットフォームのネイティブコントロールにマップされるため、ユーザ体験が損なわれることはありません。以下の例では、TabView内にマップが表示されていますが、iOSでは画面下にタブがありMKMapViewが使用されています。Androidでは画面上にタブがありGoogle Mapが使用されています。Windows Phoneでは画面上にCarouselPageがありHereMap使用されています。○まとめXamarinはC#を使ってiOS/Androidをはじめとする各種プラットフォームのフルネイティブのアプリが作成できる開発環境です。C#をやっていてモバイルもやってみたい開発者の方、iOS/Androidどちらかをやっていて、もう片方もやらなければなぁと考えている方、iOS/Android両方を開発していて、同じ処理を別の言語で記述する大変さを知っている方などは、ぜひMicrosoftとの買収合意によって注目を浴びる今こそXamarinを始めてみてはいかがでしょうか。次回からは簡単なサンプルアプリの作成を通じて、具体的なXamarinネイティブ、Xamarin.Formsの開発手法を紹介していきたいと思います。筆者が主催しているユーザグループ、Japan Xamarin User Groupのページには各種情報へのリンクを記載しています。是非ご覧ください。facebookグループへの参加もお待ちしています。○執筆者紹介Japan Xamarin User Group 田淵義人(たぶち・よしと)エクセルソフトにてXamarinをはじめ主に開発者向けのソフトウェアのセールスを担当しています。技術者と話が出来ないと楽しくない!より深く繋がりたいとの思いから、Xamarinを触りながらC#を勉強し「IT勉強会検索」のアプリをリリースしたり、Xamarinの勉強会を開催してほしいとの要望を受け、Japan Xamarin User Groupを主催し、各所で勉強会を開催していたりします。現在はMicrosoft MVPになるべく奮闘中です。Twitterアカウントは@ytabuchi
2016年03月30日