世界文化社は11日、米ドジャース・大谷翔平選手が特別協力として携わった絵本『野球しようぜ!大谷翔平ものがたり』の3刷重版を発表。累計9万部となる。3月20日に発売し、同社は「絵本では異例の初速です」とコメント。発表以降、多くのメディアで取り上げられ話題が沸騰。「Amazon」「楽天ブックス」など多くの書店で好評という。同社の月刊保育絵本『ワンダーランド』2023年8月号(世界文化ワンダーグループ)にて、大谷翔平選手を特集。同年1月、大谷からの子どもたちへ贈るメッセージ「君なら なんだってできる」という言葉・思いとともに、大谷の半生を絵本化した。絵本の後半は「もっとしりたい!大谷翔平しんぶん」と題し、大谷の手形をはじめ、子ども目線での一問一答などを収録。世界中の子どもたちの憧れとなった大谷だからこそ伝えられる「夢をもつ素晴らしさ」を伝える。
2024年04月11日世界中から愛される二刀流選手のサクセスストーリー株式会社カンゼンは、大谷翔平選手、初の児童書向け翻訳伝記本! 『スーパースター物語 大谷翔平』(シェレル・キム 著、新川諒 訳)を2024年4月8日に刊行いたします。2024年ロサンゼルス・ドジャースへ入団するまで大谷翔平選手の歩んだ道のりを、写真を多く使って子どもたちにわかりやすく紹介!『スーパースター物語 大谷翔平』書影世界中から愛される二刀流選手のサクセスストーリー僕がただひとつ約束できるのは、いつも100%全力を出しきってプレーすること。それをすることで多くの人々の日常に勇気をもたらし、何か悩みがある人には僕のプレーで元気にすることができれば良いなと思います。サンプルページ二刀流メジャーリーガー誕生“静かな”野球人生のスタート日本プロ野球界のスターへメジャーリーグ屈指の才能これからも現われることのない選手もくじ『スーパースター物語 大谷翔平』もくじはじめに二刀流メジャーリーガー誕生ストーリー1“静かな”野球人生のスタートストーリー2日本プロ野球界のスターへストーリー3メジャーリーグ屈指の才能ストーリー4これからも現われることのない選手ストーリー5野球界を超こえた存在プロフィール【著者】シェレル・キムシェレル・キムはカルフォルニア出身の小学校の先生。現在はタイにあるインターナショナルスクールに勤務。夫ブランドンと息子のナサニエル、ザッカリーと共にチェンマイに在住。【翻訳】新川諒1986年大阪府生まれ。2歳から小学6年生の2月までシアトル、ロサンゼルスで過ごす。同志社国際中・高から、大学はオハイオ州Baldwin-Wallace Univeristyに進学。大学2年秋にはイギリスのUniversity of Hullにも留学。在学中からMLB球団のクリーブランド・インディアンズ(現・ガーディアンズ)で広報インターンを2年経験。その後ボストン・レッドソックス、ミネソタ・ツインズ、シカゴ・カブスで合計5年間日本人選手の通訳を担当。2015年日本に帰国後にフリーランスとして活動を開始、現在はNBAワシントン・ウィザーズのマーケティング・マネージャー、そしてMLBシンシナティ・レッズではコンサルタントを兼務。フリーランスとしてスポーツを中心にライター、通訳、コンサルタントとしても活動。2017年WBCでは侍ジャパンにも帯同した。書誌情報書名:『スーパースター物語 大谷翔平』ISBN:978-4-86255-720-9著者:シェレル・キム翻訳:新川諒ページ数:40P判型:B5変型判定価:1,650円(本体1,500円+税)発売日:2024年4月8日出版社:カンゼン商品URL: Amazon : Rakutenブックス : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン宣伝プロモーション部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月03日ギタリスト&シンガーソングライターの森 大翔が、ワンマンライブ『森 大翔LIVE「A day of YAMATO 69/24」』を自身の誕生日となる6月9日(日) に東京・WWW Xで開催することが決定した。森は2ndツアーのファイナル公演を3月24日(日) に東京・渋谷CLUB QUATTROで開催。11月に行われた1stツアーからも大きく成長と進化をみせるライブとなり、新たなアプローチを加えた今まで以上のギター演奏、彼の第2章とも言えるパフォーマンスで観客を魅了した。アンコールを求める拍手に応えて再びステージに登場した森は、MCでワンマンライブ『A day of YAMATO 69/24』を行うことを発表。チケットは先行受付を4月2日(火) まで実施中。<ライブ情報>森 大翔LIVE『A day of YAMATO 69/24』6月9日(日) 東京・WWW X開場16:00 / 開演17:00■オフィシャル先行受付:4月2日(火) 23:59まで()公式サイト:
2024年03月25日櫻井翔が主演を務める「新空港占拠」最終話が、3月16日(土)22時より放送される。本作は、次々と迫りくる新たな難敵に立ち向かっていくタイムリミット・バトル・サスペンス。2022年に放送された「大病院占拠」から1年後が描かれる。今度は神奈川県内の「新空港」で再び大規模な占拠事件が発生し、櫻井さん演じる刑事・武蔵三郎が奔走する。前作に引き続き、三郎の妻・裕子役に比嘉愛未、神奈川県警刑事部捜査一課特殊班(SIS)管理官・和泉さくら役にソニン、神奈川県警捜査支援分析センター(KSBC)情報分析官・志摩蓮司役にぐんぴぃ(春とヒコーキ)が出演するほか、かつての仲間・駿河役の宮本茉由、丹波役の平山浩行が今作では獣として出演。主題歌も前作に続き、「Snow Man」の「W」となっている。そして今回から新たに、神奈川県議会議員で三郎の姉・武蔵二葉を奥貫薫、地元警察の警部補・本庄杏役を瀧内公美、地元警察の署長・川越和夫役を片桐仁、謎の男・壬生正雄改め北見を手塚とおる、謎の男改め新見大河をジェシー(SixTONES)が演じる。最終話を目前に控えた9話では駿河と武蔵の繋がりが明らかになったほか、怒涛の展開にSNSでは驚きの声が上がった。いよいよ最終話を迎える本作だが、最終話の放送終了後には、ジェシー主演で緊迫の前日譚を描くHuluオリジナルストーリー「新空港占拠前 Run,Mouse,Run!」後編がHuluにて独占配信される。第10話(最終話)あらすじ「全員、皆殺しだ」暴走を始めた大河(ジェシー)は、空港から人質全員を奪って逃走。SAT隊員が獣たちを次々と制圧していく中、悠月(高橋メアリージュン)は隙を見て空港を抜け出し、大河の後を追う。「新見大河はどこに逃げた」武蔵(櫻井翔)は身柄を拘束した獣を問い詰め、大河の行き先と目的を聞き出し絶句する。大河が空港占拠に加担した理由、裕子(比嘉愛未)を拉致した本当の狙い、そして用意された最悪の結末…!全てを知った武蔵は大河の危険な計画を食い止めるべく、本庄(瀧内公美)と共に現場へ向かい、最後の闘いに挑む。一方のさくら(ソニン)は、人質全員の命を守るため、意を決して、ある人物に救いを求める「教えてください。新見大河を止める方法を」。大河が暴こうとしている最後のウソ…真の山猫の正体とは? 獣たちの願い、武蔵と大河の死闘、そして、最後に訪れる衝撃の十数秒!「新空港占拠」は毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月16日森 大翔が本日3月1日(金) に配信リリースした新曲「アイライ」のMusic Videoが公開された。“愛が来る”を「アイライ」と名付けた同曲は、自分が何かを好きであるというエネルギーを外に向けると、愛が返ってくるという意味を込め、臆病になりがちな自分自身の背中をそっと押すようなポジティビティあふれるメッセージソング。現在TBS系『よるのブランチ』2月3月エンディングテーマとしても起用されている。公開されたMVは、柔らかい光が差し込む部屋とコントラストが強めの空間で、森とバンドメンバーによる演奏シーン、楽曲に合わせたステップを、素早くキレのあるカメラーワークとリズミカルなカットで印象的に仕上げた映像。監督は青木亮二が務めた。森 大翔「アイライ」MV<リリース情報>森 大翔「アイライ」配信中森 大翔「アイライ」ジャケット配信リンク:<ライブ情報>森 大翔 2nd Tour『Mountain & Forest “愛来”』3月3日(日) 名古屋 SPADE BOX3月15日(金) 札幌 cube garden3月20日(水・祝) 大阪 Music Club JANUS3月24日(日) 東京 SHIBUYA CLUB QUATTROチケット情報:()公式サイト:
2024年03月01日櫻井翔が主演を務める新ドラマ「新空港占拠」第6話が、2月17日(土)22時より放送される。本作は、次々と迫りくる新たな難敵に立ち向かっていくタイムリミット・バトル・サスペンス。2022年に放送された「大病院占拠」から1年後が描かれる。今度は神奈川県内の「新空港」で再び大規模な占拠事件が発生し、櫻井さん演じる刑事・武蔵三郎が奔走する。前作に引き続き、三郎の妻・裕子役に比嘉愛未、神奈川県警刑事部捜査一課特殊班(SIS)管理官・和泉さくら役にソニン、神奈川県警捜査支援分析センター(KSBC)情報分析官・志摩蓮司役にぐんぴぃ(春とヒコーキ)が出演するほか、かつての仲間・駿河役の宮本茉由、丹波役の平山浩行が今作では獣として出演。主題歌も前作に続き、「Snow Man」の「W」となっている。そして今回から新たに、情報分析官・岩槻澪役に白石聖、神奈川県議会議員で三郎の姉・武蔵二葉を奥貫薫、地元警察の警部補・本庄杏役を瀧内公美、地元警察の署長・川越和夫役で片桐仁が出演するほか、何もかもが謎に包まれた男役をジェシー(SixTONES)、謎の男・壬生正雄改め北見を手塚とおるが演じる。5話の放送では全ての“獣”が面を脱ぎ、リーダー“龍”は高橋メアリージュンが演じていることが明かされSNSが盛り上がりを見せたほか、“獣”らが事件を起こした目的にも注目が集まっている。第6話あらすじかながわ新空港の社長・天童(黒沢あすか)の“ウソ”を暴くために奔走する武蔵(櫻井翔)は、5年前に空港建設を巡って起きた殺人事件「百首事件」にたどり着いた。その事件に、天童の“ウソ”が隠されているはず…。事件現場となった百首神社を調べる武蔵は、神社本殿で獣たちの足跡を見つけるが、その直後、神主から命を狙われ絶体絶命に!一方、綾部(吉田健悟)に拘束されてしまった裕子(比嘉愛未)と謎の男(ジェシー)は、身動きが取れず万事休す。「データはどこですか?」綾部は謎の男のバッグの中から何かを探し出そうとする。そんな中、本庄(瀧内公美)は、百首神社境内の防犯カメラの記録から、ある重要な映像を発見。映像を解析したさくら(ソニン)たちは、衝撃の光景を目撃する。暴かれていく天童の罪と、獣たちの素顔…。彼らはなぜ獣にならなければいけなかったのか…壮絶な過去、結成前夜の誓い、獣たちの“真の目的”が明らかに!「新空港占拠」は毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月17日2024年1月より上演されたミュージカル『イザボー』が、4月にWOWOWで放送・配信されることが決定した。本作は、ワタナベエンターテインメントと劇作家の未満健一がタッグを組むプロジェクト「MOJOプロジェクト -Musicals of Japan Origin project-」の第1弾。混沌の時代の中、愛と衝動のままに生きたフランスの“最悪の王妃”イザボー・ド・バヴィエールの生き様が描かれる、日本発のオリジナルミュージカルだ。タイトルロールのイザボーを演じるのは、宝塚歌劇団で雪組トップスターとして活躍し、退団後も読売演劇大賞や菊田一夫賞などの演劇賞を受賞した望海風斗。共演には、甲斐翔真、上原理生、中河内雅貴、上川一哉、那須凜、石井一孝などが名を連ねる。番組では望海と甲斐のインタビューも放送予定。本編では語られなかった裏話や本作に込めた想いなどが届けられる。併せて望海からのコメントが到着した。■望海風斗 コメントこのたび、『イザボー』をWOWOWさんで放送してもらえることになって、すごく嬉しいことだと思っております。もちろん舞台は生で見てもらうのが一番なんですが、なかなか見たくても見れなかった方もいらっしゃると思います。でもこの作品は、照明、音楽、お芝居といったものが、映像を通しても楽しめるようになっておりますし、舞台を見られた方も、映像ならではの楽しみ方ができる作品だと思っております。ぜひこの作品を皆さんの人生のエネルギーにしていただきたいなと思います。<番組情報>ミュージカル『イザボー』2024年4月 WOWOWで放送・配信作・演出:末満健一出演:望海風斗、甲斐翔真、上原理生、中河内雅貴、上川一哉、那須凜、石井一孝ほか番組公式サイト:
2024年02月15日ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表が1日に都内で行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真が登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。○■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』について語る平原綾香昨年の公演について聞かれた平原は「去年がちょうど歌手デビュー20周年の年だったので、それと重なっちゃったもんだからけっこうバタバタしていて、本番が終わった後に生放送に出なきゃいけなかった。覚えなきゃいけない曲が、YOASOBIの『アイドル』だったんですね。どうしても練習しなきゃいけなくて、声出しがてら歌ってたら、まわりの楽屋の女の子たちがびっくりしたみたいで……」と振り返る。公演の話ではなかったため、井上が「そんな思い出ですか!?」とツッコみ、平原は改めて「今年は私にとってもミュージカルデビュー10周年の年だから、とにかく『ムーラン・ルージュ!』1本で、これにかけて。お漬物で言ったらサティーン漬けだけど、古漬けくらい染み込ませて、お送りしたいなと思います」と意気込み。井上は「なんで漬物で言ったのかわからないですけど、気持ちは伝わりました」と納得していた。衣装についても、平原は「とにかく赤いでしょ? 牛の気持ちがわかる。本当に高揚感で『うお〜!』ってなっちゃう」と表し、井上は「自分が赤いの着てても牛の気持ちがわかる!? 大変じゃない? 自分に向かって!」とツッコミ。25年2月でいったん休館し、リニューアルを迎える帝国劇場については「私は帝劇の匂いが好きで。臭いって意味じゃないですよ。入った途端に匂いを嗅ぐと演劇スイッチがグッと入るような気がして、あの匂いが大好きなんですね。リニューアルされてもぜひ匂いだけは引き継いでいただいて。新築の匂いしたらなんか違うってなると思うの」と平原。井上は「あーや(平原)の演劇スイッチが入らない可能性もあるもんね。おおごとですよ」と訴え、平原は「調香師の人に嗅いどいてもらって、(作成した香水を)シューっと。それくらいしないときっと帝劇じゃなくなっちゃう」と希望していた。平原はさらに「身にまとう布の面積がとても少なかった。20年の歌手人生の中でも1番少なかったんです。親戚や家族、友達から大丈夫なのか、本当にいいのかと。だってずっと下着じゃない?」と思い出を語る。「でも不思議と慣れていったのは、ずっとクラシックバレエを習っているからで、レオタードに慣れてるので意外にスコスコしなかった」という独特の表現で、「スカスカに近いですか?」(井上)、「スースーする?」(望海)を物議を醸した。それらの疑問を振り切った平原は「蝶々のシーンが好きですね。緑のシャンデリアの時。メデューサのイメージで、妖艶というよりもクリスチャンを捉えて食べちゃうくらいの強さを持った、目に何も宿っていない怖いサティーンをイメージしてるんですけど、あのシーンはクリスチャンの妄想なので、なんでも演じられたのが楽しかったですし、蝶々になれるなんてなかなかないから、嬉しかったです」とまとめる。井上は「最後、幼稚園生みたいなかわいい感想でありがとうございます」と拾い、結果的に平原の発言ほとんどにツッコミを入れていた。写真提供:東宝演劇部
2024年02月02日ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表が1日に都内で行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真が登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。2022年に日本初上演され、今回が再演となる。○■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表に望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真登場昨年の公演について、望海は「もう覚えてない、あまり」と苦笑しつつ、「夢だったんじゃないかなと思うくらい非現実的な毎日だったんですよね。劇場の“赤”もそうですし、作品の内容もそうですし、夢の中で生きてた感覚なので」と心境を表す。同作の大ファンだという甲斐は「大好きですもん。2023年の秋にフランスのパリで観て来ました」と笑顔で、望海は「グループLINEにもパリに行った様子を送ってくれて」と明かす。井上は「(パリに行くのは)田代万里生か甲斐翔真。ちなみに田代万里生は出てないのに、『ムーラン・ルージュ』に行って、みんなにお土産配る。『あれ、万里生出てた?』って」とその場にいない田代いじりも。甲斐は「手元に(お土産が)来た時には、僕もうフランスに行ってた」というも、甲斐からのお土産はなかったそうで、平原は「全然もらってない」と訴えていた。物語の舞台になった本場の「ムーラン・ルージュ」に行った感想について、甲斐が「ショーでした。こっちは『ザ・ミュージカル』でしたけど、本場のはもっと“ナイト感”でした。高揚感があって、クリスチャンの気持ちがわかったんです!」と語ると、井上から「やっと?」というツッコミも。井上は「始まる前から詳しいし、やってる時も超楽しそうだった」と回顧しつつ、今夏の公演に対し「甲斐くんなんか、汗かきすぎてなくなるんじゃないですか? 実体が」と心配していた。井上自身は昨年の公演について「ぼんやりとした感覚ですね。『あんな若い役をよくやってたな』という。落差酷いですよ。舞台上ではキラキラ感を出そうとやってる分、終わった瞬間の疲れが」と苦笑。平原が「帝劇のエレベーターで会うと『疲れた、疲れた』と言ってた」と指摘し、井上は「なけなしの若さ。甲斐くんは溢れ出るもの、自前のやつがありますけど、(自分は)絞り出して。今年残ってんのかなという一抹の不安がありますよ」と弱音を吐く。望海が「そう言いながらも、本番始まったらやるじゃないですか。袖ですごいなと思って」と励ますと、井上は「そりゃやりますよ、仕事ですから!」と主張し、「いくら疲れてたとしても1回始まるとテンションがうわっ! てどんどん上がっていくみたいな作品の独特の魅力がありますよね」とまとめた。Wキャストの印象の違いについて聞かれると、甲斐は「望海さんはみんなで肩を取り合った真ん中にいて『一列になっていこうぜ』って感じ。平原さんは、あーや(平原)が行った道にみんながついて来てしまう感じ。放っておけない」と表現。逆にクリスチャン2人の印象を聞かれると、平原が「(望海は)すごい思い出すのに時間がかかって」と暴露し、井上が「いったん『イザボー』のことは忘れてもらっていいですか」と促す一幕も。改めて平原は「シーンで例えると、『Crazy Rolling』の時が違うなと思ってて、芳雄さんは裏切りがあったとしても、話し合ったら許してくれそうな感じ。だけど、翔真くんは銃で撃たれそうな感じ。話せないかなって。ヒートアップする場所が違う」とコメント。「思い出したんです」という望海は、「あーやと私に対してのクリスチャンも違うんじゃないかな、人が変わったら皆さんの動くものが違うのかなと思って。2幕のリハーサルシーンでの感情の漂わせ方も、芳雄さんはストレートに出すから『周りに気づかれちゃうからどうにかしなきゃ』『どうやって止めよう』となる、突っ走るタイプのクリスチャン。翔真くんのクリスチャンは負のオーラを全身から漂わせる、滲ませタイプ」と表す。甲斐が「陰湿ってことですか?」と尋ねると、望海は「陰湿とかじゃなくて! 出し方が違って、止め方が違ったなという印象があった。同じ怒りとか負のオーラでも出し方が違う」と説明した。改めて公演の意気込みについて聞かれると、井上は「体力的なこともありますし。2幕の冒頭で飛ばされるやつ、『クリスチャントス』と呼ばれている。あれやめたいんですよね。今年の目標はあれをやめる」とジョークを飛ばす。さらに「この先日本でも何十年も再演が続く作品になっていけるように。定着するかどうか、3回目4回目があるかは今年の再演にかかってると思う」と語り、「久しぶりの知人が『チケット取って』と連絡してくれるような作品に。もうそういう特別な作品になってると思うんですけど、確実にするべく、『やっぱすごいね』とお客さんに思ってもらえるようにしたいなというところが今年の目標です」と意気込んだ。東京公演は帝国劇場にて6月20日~8月7日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて9月14日~9月28日。写真提供:東宝演劇部
2024年02月02日2023年12月31日(日)、東京国際フォーラム ホール A にて、『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』が開催される。甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈、そして海宝直人と、次世代のミュージカルスターが集結し、これまで出演した作品から厳選したナンバーや本公演だけのスペシャルコラボを披露する予定だ。構成・演出を手掛けるのは、自身の劇団活動をはじめ、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』『グリース』『ネクスト・トゥ・ノーマル』、ミュージカル『のだめカンタービレ』など、数多くの作品を手掛ける上田一豪。今回、出演する森崎と上田に単独インタビューを実施。コンサートに懸ける思いのほか、2023年の振り返りや2024年の抱負などを語ってもらった。ミュージカルコンサートとして、満足度の高いナンバーをお届けしたいーー今回のカウントダウンコンサートの構想を明かせる範囲で教えてください。上田いやはや、僕も『カウントダウン ミュージカルコンサート』を演出する人生になると思ってなかったので......。森崎初めてですか?上田うん、コンサートはあるけど、カウントダウンコンサートは初めてですね! 1年のお尻にやるコンサートは何がいいのかなといろいろ考えましたが......日本は最近たくさんミュージカルが上演されるようになったけど、1年をまとめるイベントがないじゃないですか。海外だとトニー賞などのショーレースがあるので、この1年にあった出来事を1回振り返る日があるわけですが、日本にはそれがない。せっかくやるのなら、この2023年をわーっと走馬灯のように振り返ることができる作品になったら面白いかなと思って。そんな構成を今考えています。ーーということは、今年上演されたミュージカルが次々と出てくるような......?上田そうそう。今年上演されたミュージカルをぐちゃぐちゃと圧縮して、メドレーでやりたいなと思っています。あとは「この人にこの曲を歌ってもらいたい」と僕が勝手に思っている曲を歌ってもらいます。ミュージカルコンサートとしてきちんと満足度の高いナンバーをお届けしたいと思っているのでね。そのふたつの軸で構成したいなと思ってます。ーー22時開演ですが、年末のカウントダウンの瞬間はどんな演出を?上田メドレーのお尻がちょうどカウントダウンにぴったりハマったらいいなと思っています。まぁ、演奏する人たちと歌う人たちはその何分何秒に合わせないといけないので大変だと思うんですけども(笑)ーー森崎さんはこの構想を聞いてどう思われますか?森崎カウントダウンで、ミュージカルで、 しかも上田一豪さんの演出で。僕にとってはすべてが嬉しいことだし、てんこ盛りなイベントになるのではないかなと思っています。リアルなカウントダウンに合わせるというチャレンジングなこともありますけど、普段の公演でも何分以内に収めなくてはいけないという調整をしてきているわけですから、そこはもう演出家を信じて、僕らはついていくだけ。コンサートなので、何ヶ月もみんなで稽古をするというよりは、自主練も含めて各自が準備する要素も多いと思うんですけども、ミュージカルかどうかに関わらず、カウントダウンライブは一度やってみたかったんです。大晦日にライブのお仕事で、リアルに皆さんと年を跨ぐのは今回が初。本当に嬉しいです。ーー共演者の皆さんについてはいかがですか?森崎三浦宏規くんは1回ご一緒していますし(※2023年『シブヤデマタアイマショウ』)、海宝直人くんとも『恋するブロードウェイ♪ vol.2』(2013)でご一緒してぶり。海宝くんは昔から群を抜いていたけれど、今や大スターですからね。そんな面々とできることも本当に嬉しいです。とはいえ、僕は僕らしくいられることが1番かなとは思っていて。臆することなく今まで通りにやってきたことをやればいいかなと思ってます。ーー「次世代を担う若きミュージカルスター」と言われることについてはどうですか?森崎その一員として見てくださるのは有難いですよ。......でも、どこまでが若手なんですかね?(笑)上田確かに線引きは難しいよね。 もうひとつ上の層があって、彼らではなく、これから真ん中になっていく人たちというぐらいに思っているけれど。森崎なるほど。まぁそれでも嬉しいですよ。本当にいいんですか? と思っています(笑)上田ウィンくんに関しては、グルーヴを持ってミュージカルの世界に飛び込んできてくれたことが、僕としてはめちゃくちゃ嬉しくて! どうしてもミュージカルの世界ってーーみんな歌が上手だし好きなんだけどーー、本当に音楽を味わって歌える人は少ないんですよね。だから、ちゃんと音楽に染まっている人が演じてくれてる姿を観たときに、すごいなと思ったんです。これからウィンくんのような人がいろいろな役をやってくれたら、この日本のミュージカルも変わっていく気がする。だからご一緒できるのは僕としてもすごく楽しいし、嬉しいです。森崎ありがとうございます。僕は正直、上田さんの作品は『星の数ほど夜を数えて』しか観たことないんですけど、その1本がもう良すぎて! 本当に感動しました。いつかご一緒したいなと強く思っていました。芝居の作品ではないから、数ヶ月かけてみんなで作り上げることはないかもしれないけれど、こういうコンサートって、お客さんとしても手軽に楽しめるし、僕ら的にも名刺交換の場みたいな感覚があって......! 自由で楽しくて、初めてお会いする方でも「いつか作品でご一緒したらよろしくお願いします」と言える(笑)上田みんなで一堂に会してね。ちょっとお祭りみたいな感じだよね。いろいろ叶った2023年。「こんな素敵なことがあるんだ」(森崎)ーーおふたりともグローバルに活動をされていますが、これからの日本のミュージカルについてどんな展望を描いていますか?上田僕はずっと自分でミュージカルを書いてきました。お仕事では翻訳ものをやることが多くて、海外のクリエイターの人とお仕事もするようになって思うんですけど、日本と海外を比べると、規模とか予算とか時間とかは全然違うんだけど、作っている人は同じ人間なんですよね。だから同じ材料があれば、多分僕らでも同じようなことができるはず。予算とか時間とかを一気に増やすことは正直難しいと思うんですけど......僕たちにできることは、ただただ良い作品を作り続けること。良い本であったり、良い音楽だったりを作って、ちゃんと発信すること。これに尽きる気がしています。(所属する)東宝も海外で作品を上演することを少しずつ視野に入れ始めていますし、「英語ではないミュージカルはいかがなものか」という時代も変わり始めています。我々もつくる側の人間なのだという意識を持って、これからもいい作品に携わっていきたいですね。森崎僕はミュージカル映像を作ることをずっと目標にしています。というのは、僕は根っからの舞台人でもないですし、映像からこの世界に入っているから。その中間にいる僕にしかできないことって、そういうことなのかなと思っているんです。もちろんナマの舞台の良さもあるんですけども、映像作品は世界中からアクセスできる時代じゃないですか。日本の代表的なミュージカル映像作品をつくって、いろいろな映像のプラットフォームに流していけたら、すごくいいなと思う。そういうプロジェクトに自分がちゃんと携われる人間でありたいなと思っていますし、そういう動きが当たり前になって、日本の普通のドラマだけではなくて、日本のミュージカル作品が並んでいて「あとはみんな好みで観てね!」ぐらい広がれば......もっともっと面白くなると思うんです。ーー2023年を振り返っていきたいと思います。おふたりともいろいろなことをやられてきたので、それぞれの作品というよりは、全体感を伺いたいです。上田私、2022年がめちゃくちゃ忙しかったので、それに比べたら23年は余裕があるな〜と思いながら22年の暮れを迎えたんですね。いや、しかし、振り返るとびっくりするほど忙しかった(笑)森崎隙間なくどんどんお仕事が入ってきたんですね(笑)上田本当に。まぁめちゃくちゃ忙しかったけど、充実はしてましたね。忙しいとなかなか劇団公演ができないんですけど、今年は3回もやれたので。森崎いろいろ飛び込んできたお仕事をちゃんと受けてくださるのがすごいなぁ。自分を追い込んで、追い込んでいくタイプですよね? すごくクリエイター魂を感じますし、格好いいです。一緒にいて興奮します。……僕はいろいろ叶った1年だったなと思います。2、3年前に自分が思い描いていた絵に沿って、ちょっとずつ何かを掴んでいる気がして。大きな作品に俳優として出演できることも、いろいろな役をいただくことも嬉しいんですけど、僕はもっとクリエイティブに作品をつくりたいし、俳優やアーティストという枠にとどまらず、エンターテイナーとしていたい。そういう意味で、去年とは全然いるステージが違うし、見ている景色、考えていることもどんどん変わってきている実感がある。見失うこともたくさんありますけど、とにかく楽しいっす。ほんとに楽しいです。苦しくてもなんとか踏ん張って、なんとか続けていけば、こんな素敵なことがあるんだなと感じます。ーーいろいろと叶った1年。素敵ですね。森崎はい。まだ全然叶いきったとは思ってないですよ? きっと死ぬまで叶わないんじゃないかな。次から次へと出てくるから。その状況が今は楽しいですね。一生のうちでなかなか経験できない、特別な時間ーーでは、2024年の抱負ややりたいことは?上田24年は23年よりも忙しくないと思っていますけど......どこかにまとまったお休みの期間があるといいな。海外に行ったり、ひたすらに本を読んだり、自分にインプットする時間を確保したいです。1週間ぐらいはもらえるかな......(笑)。森崎その1週間、いつですか?上田2月か12月か......。森崎じゃ、そこに合わせてなんかちょっと考えます(笑)。上田分かりました、相談してください。こうやって予定がつまっていく!(笑)森崎僕は来年は国内外問わず、旅をしたいな。よく「グローバルにやっていますよね」と言われるんですけど、僕はその言葉自体もなくなればいいなと思っています。東京から大阪に行くぐらいの感覚で、世界をフィールドに活躍したいと思っているから。自分でできることも増えてきたので、いろいろと紐付けて活動する1年にしたいですね。ーーおふたりにとっての原点となるミュージカル作品はありますか?上田タップから入ったので、幼少期は『雨に歌えば』が本当に好きでした。大人になってからは『next to normal』という作品に出会って、「ミュージカルでもこういうことが表現できるんだ」と思ったんです。それまでもミュージカルが大好きでしたが、人の心に本当の意味で触れる作品に出会ったことはなかった。『next to normal』で「こんなに人の心に触れていいんだ」と思って、だいぶ価値観が変わりましたね。森崎僕の場合は子どもの頃はミュージカルではなく、歌がずっと身近にありました。ミャンマーに住んでいるおばあちゃんが歌が好きで、洋楽をメインに聞きながら育ってきたんです。ミュージカルとの出会いは、『ウエスト・サイド・ストーリー』。日本でのオーディションを受けたときに「あ、歌えない」と思ったんですよね。ミュージカルはピッチが合ってれば、音を取れればいいわけじゃないんだということを知ったという感じかな。『ジェイミー』をやって、次に出会った『ピピン』もある意味原点だと思います。舞台上で表現することを限界まで追い込んだ作品で、演者としてどこまで捧げられるか毎日問われているような感覚で、すごくやりがいを感じたし、これからもミュージカルに携わりたいと思えたから。自分の中では大きな転換だったのかなとは思います。ーーコンサートを楽しみにされている方、またクルー(※森崎さんのファンの愛称)の皆さんに一言お願いします!上田多分日本で初めてやることですし、僕らにとっても皆さんにとっても一生のうちでなかなか経験できない、特別な時間だと思うんです。一緒にワクワクしながら年を越せるように頑張りますので、ぜひお祭りだと思って来ていただければなと思っております!森崎とりあえず、来い(笑)上田あはは、クルーに向けてだからね!(笑)森崎はい(笑)。ナマでカウントダウンライブができる幸せがありますよね。ひとつピリオドを打って、次のスタートラインに立つ瞬間を一緒に迎えるなんて、上田さんの仰る通り、そうそうできることではない。僕らと一緒に、新たなスタートを切るのはどうですか?上田いいね。一緒に始めましょう、2024年を!取材・文:五月女菜穂撮影:石阪大輔<公演情報>『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』構成・演出:上田一豪音楽監督:大貫祐一郎出演:甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈(50音順)/海宝直人2023年12月31日(日)会場:東京・東京国際フォーラム ホールA開場21:00 / 開演22:00チケット情報:公式サイト:
2023年11月27日自分は普通だと思うけど……三浦翔平さんは2018年に女優の桐谷美玲さんと結婚し、2020年に長男が誕生。番組ではしばしばお子さんとの日常を明かしている三浦さんですが、この日の放送ではランダムでカードに書かれたお題についてNGなしで即興トークするコーナーで、「マイルール」について明かしました。三浦さん自身は「マイルールなんてそんなにない」と思っているものの、「奥さんに言わせれば結構あるらしい」といい、桐谷さんからは「なんとかにこだわってるよね」「必ずこれしてるよね」等とよく言われるのだそう。たとえば、疲労困憊でお風呂に入る体力もなく寝落ち寸前のとき、「どんだけ眠くてもタオルをベッドに敷く」こと。髪の毛をセットしたときのワックスが枕につくのを防ぐためで、「嫌じゃない?子どもが公園で砂まみれで遊んで、そのまんまベッドに乗るなよ、着替えて、みたいなのと同じよ」と、あくまでの普通のことだと話す三浦さん。他には、掃除の仕方もこだわりを指摘されるようですが、「掃除機を全体的にかけてクイックルワイパーやってソファの下のホコリ取って。気が付けば、エアコンにたまっているホコリを取ったり、最近だと加湿器を掃除して。別に普通じゃない?」と、キレイ好きな一面も明かされました。そして「自分ルールは、俺より子どものほうがすごいな!」と、話は長男のこだわりについて展開。お子さんは「ジュースと牛乳を交互に飲む」というこだわりがあるそうで、「牛乳飲んだあとにりんごジュース飲んで牛乳飲んでりんごジュース飲んで、ってやってる。たまにそこに野菜ジュースが入ってきたり」するのだそう。「で、ちょっと野菜ジュースを先に渡してみると『違う、リンゴジュース!』」とキッパリ言われるそうで、そこには子どもなりの「マイルール」があるようです。また、食べる順番にもこだわりがあって、そのルールに沿わない順でパパが口に運ぼうとすると「違う、違う!」と言われるのだとか。三浦さんは「おいしいものから食べるとかじゃなく、好きなのをとっておくタイプでもない。でも変なこだわりがある、よくわかんないけど」と、大人にはわからない何かを感じているそうです。子どもの食べ方「三角食べ」を教えた方がいいの?子どもの食育を考えている親御さんは、子どもが2~3歳くらいから「三角食べ」が気になることが多いのではないでしょうか。三角食べとは、ご飯、おかず(主菜・副菜)、汁物を一口ずつ順に食べることを繰り返し、それぞれを均等に食べ進めていく食べ方のこと。子どものころに学校で教わった人は多いでしょう。「三角食べ」には栄養バランスを取りやすい、よく噛むことにつながる、口中調味で白ご飯をおいしく食べられる、偏食の癖がつきにくいなどのメリットがあると考えられています。一方で、汁物でご飯を流し込んでしまう、ベジファーストと比較すると血糖値を上げにくい食べ方ではない、といった面も。幼児期は「ばっかり食べ」で食べる子も多く、「三角食べ」を教えるのが難しいものです。献立に苦手なものが入っていれば、「交互に食べようね」と声をかけても最後まで手をつけなかったりしますよね。強要する必要はまったくないので、食事を楽しみながら栄養をとれることを第一に考えましょう。好きなものを全部食べてからでないとほかのものに目がいかない子もいますし、「ばっかり食べ」はよくないと心配になることもあるかもしれませんが、好きなものばかり先に食べていても、そのあとでほかのものも食べられていれば大丈夫です。参照:「三角食べ」のメリットは?子どもには教えるべき?【管理栄養士監修】
2023年11月09日2024年1月15日(月) から30日(火) まで東京・東京建物Brillia HALL、2月8日(木) から11日(日) まで大阪・オリックス劇場で上演される、MOJOプロジェクト -Musicals of Japan Origin project- ミュージカル『イザボー』のキービジュアルと個別ビジュアルが公開された。「MOJOプロジェクト -Musicals of Japan Origin project-」は、ワタナベエンターテインメントと劇作家・末満健一がタッグを組み、日本のクリエイターたちの才能を集め、世界レベルの作品を創造・発信していく新規プロジェクト。その第1弾として上演される『イザボー』では、末満がかねてより実現したいと願っていた題材「イザボー・ド・バヴィエール」の半生が描かれる。フランス百年戦争の時代、陰謀渦巻くフランス王朝で欲望のままに生き、国を破滅へと導いた最悪の王妃イザボー・ド・バヴィエールを演じるのは、元宝塚歌劇団・雪組男役トップスターの望海風斗。そのほか、イザボーとシャルル6世の息子で物語の語り手も担うシャルル7世で甲斐翔真、イザボーと政略結婚し狂気王と呼ばれるシャルル6世で上原理生、フィリップの息子で自身も王位を狙うブルゴーニュ公ジャンで中河内雅貴、シャルル六世の弟でイザボーとただならぬ関係を持つオルレアン公ルイで上川一哉、シャルル7世の義母で同じく物語の語り手として登場するヨランド・ダラゴンで那須凜、シャルル6世の叔父でイザボーを国政から遠ざけようとするブルゴーニュ公フィリップで石井一孝が出演する。<公演情報>MOJOプロジェクト -Musicals of Japan Origin project-ミュージカル『イザボー』作・演出:末満健一音楽:和田俊輔【出演】望海風斗/甲斐翔真/上原理生中河内雅貴上川一哉/那須凜/石井一孝大森未来衣伯鞘麗名石井咲加賀谷真聡川崎愛香里齋藤千夏佐々木誠高木裕和堂雪絵中島紗希宮河愛一郎安井聡ユーリック武蔵【スウィング】井上望齋藤信吾高倉理子【公演日程】2024年1月15日(月) 〜30日(火) 東京建物Brillia HALL2024年2月8日(木)~11日(日) オリックス劇場チケット情報:公式サイト:
2023年11月06日~甲斐さんが純喫茶愛を語る刊行記念イベントも開催~株式会社オレンジページ(東京都港区)は、甲斐みのりさん『愛しの純喫茶』を10月16日(月)に刊行します。文筆家の甲斐さんが、旅先で、散歩の途中で、日常で、折に触れて訪れた喫茶店を厳選して紹介。店主から伺った店の歴史や物語を、素敵な写真とともに一冊に綴りました。『愛しの純喫茶』(甲斐みのり)30年近く喫茶店への愛しさを抱きながら、喫茶店に限った本を作るのは今回が初めて。(中略)執筆しながら喫茶店を思う時間は、これまでの自分がずっと変わらず好きなままでいたものを肯定する時間でもあって、なんだか救われたような気持ちでいます。〝推し活〟という言葉が一般的になりましたが、まちに根付く喫茶店は私の推し。(中略)明日も明後日もその先も、喫茶店に通って、まちと店と自分の物語を紡いでいけたらそれだけで幸せです。「おわりに」より甲斐みのり(かい・みのり)甲斐みのりさん昭和51年静岡県生まれ。旅や散歩や手土産、クラシック建築やホテル、暮らしなどを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。著書に『歩いて、食べる 京都のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)、『朝おやつ』(ミルブックス)など多数。「毎日どこかの喫茶店で過ごしたい」学生時代には「毎日どこかの喫茶店で過ごしたい」と願い、今は実際に毎日のように喫茶店へと通う甲斐さん。旅先でも一日に2~3件巡るのが当たり前とか。本書には、そんな喫茶店愛に溢れる甲斐さんが訪れた、東日本メインの喫茶店19店が登場。また、甲斐さんと喫茶店の出会いや、学生時代の喫茶店でのエピソードなど、本書でしか読めない喫茶店思い出コラムも収録しました。「ヨーロピアン」マスター・吉田さんが揃えたものやお客さんからのいただきものが交ざり合い、独特の雰囲気昭和の時代に流行したグラスを使った、昔ながらの「エルベ」のクリームソーダ鉄板に卵を敷いた「かめのや」のナポリタン。具材は、玉ねぎ、ウインナー、ピーマンとシンプル「キムラヤ」の看板メニュー、プリン・ア・ラ・モード。どこから食べるか迷うほど、フルーツや生クリームがたっぷり【目次】序章:愛しの純喫茶(浅草・ロッジ赤石)第1章:珈琲を味わう(千葉・珈琲専科ヨーロピアン、横浜・コーヒーの大学院他)第2章:空間に浸る(高崎・カフェテリア コンパル、松本・珈琲茶房 かめのや他)第3章:あまいものの楽しみ(盛岡・ティーハウス リーベ、新橋・パーラー キムラヤ他)第4章:食事がおいしい(大宮・伯爵邸、仙台・喫茶 エルベ他)終章:愛してやまない純喫茶(阿佐ヶ谷・喫茶 gion)コラム:生まれたまちの喫茶店/大人への階段/私の原点『愛しの純喫茶』(甲斐みのり)2023年10月16日(月)発売1650円(税込)四六版、アジロ綴じ、カバー付き、160ページ ※本書は東日本旅客鉄道株式会社発行の『大人の休日倶楽部』(2022年5月号~2023年4月号)に掲載された「甲斐みのりの純喫茶でお茶の時間を」に新たな原稿を加え、再構成したものです。出版特別企画甲斐みのりさんトークショー開催!■開催日時:11月9日(火)18:00~20:30■開催場所:コトラボ阿佐ヶ谷オレンジページが運営する体験型スタジオ「コトラボ阿佐ヶ谷」で、甲斐さんが純喫茶の魅力をたっぷりと語ります!コトラボ講師による純喫茶の名店のナポリタンを再現するワークショップも開催。クリームソーダもご用意。懐かしの純喫茶メニューを試食しながら、スペシャルトークショーをお楽しみいただけます(※書籍の販売会、サイン会も実施)。★お申し込みはこちら <このリリースに関するお問い合わせ先>〒108-0073東京都港区三田1-4-28三田国際ビル16F株式会社オレンジページ総務部・広報担当遠藤 press@orangepage.co.jp 20231013愛しの純喫茶.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月13日『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』が、12月31日(日) に東京・東京国際フォーラム ホールAで開催されることが決定した。本コンサートには、甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈、そして海宝直人が出演。これまでに出演した作品から厳選したナンバーや、本公演だけのスペシャルコラボを披露する予定だ。構成・演出は、自身の劇団活動をはじめ、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』『グリース』『ネクスト・トゥ・ノーマル』、そして10月にはミュージカル『のだめカンタービレ』の上演を控えるなど、数多くの作品を手がける上田一豪が担当。音楽監督は、井上芳雄、天童よしみ、クミコ、平原綾香、LE VELVETSなど、多数のアーティストからの支持を受け、コンサートやライブで活躍する大貫祐一郎が務める。チケットの一般発売は、11月中旬頃を予定している。■構成・演出:上田一豪 コメントこれからのミュージカルシーンを引っ張っていく魅力的で勢いのある皆さんと、2023年を振り返りそして2024年を迎えるミュージカルコンサートをお届けできることにワクワクしています。作品の垣根を越えて、珠玉のミュージカルナンバーに耳を傾けながら観客の皆さまと一緒に年を越せる日が来るなんて夢にも思っていませんでした。最高の仲間と音楽と共に一緒にカウントダウンを盛り上げたいと思います。今年の大晦日はぜひ東京国際フォーラムで一緒に新年を迎えましょう!<公演情報>『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』2023年12月31日(日) 東京・東京国際フォーラム ホールA開場21:00 / 開演22:00構成・演出:上田一豪音楽監督:大貫祐一郎出演:甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈(50音順)/海宝直人【チケット料金】(全席指定・税込)S席:13,500円A席:10,500円B席:7,500円※18歳未満入場不可■一般発売日:2023年11月中旬予定公式HP:
2023年09月20日2024年1月に東京、2月に大阪で上演される新作オリジナルミュージカル『イザボー』に、甲斐翔真が出演することが発表された。甲斐は、2020年に『デスノート THE MUSICAL』の夜神月役でミュージカル初出演にして主演に抜擢され、その後『RENT』(ロジャー役)、『マリー・アントワネット』(フェルセン伯爵役)、『ロミオ&ジュリエット』(主演・ロミオ役)、現在帝国劇場で上演中の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』(クリスチャン役)など数々の話題作に出演。また、今年9月・10月には大阪と横浜でビルボードライブの開催、さらに今秋にはファンクラブの開設も決定している。主役イザボーを演じるのは、第30回読売演劇大賞優秀女優賞や第48回菊田一夫演劇賞を受賞したばかりの望海風斗。甲斐とは、2022年の『ネクスト・トゥ・ノーマル』で母と息子を、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』では恋人役でそれぞれ共演。今回甲斐が演じるのは、実母イザボーと敵対するシャルル7世。息の合ったコンビネーションを見せるふたりが、新作の日本初オリジナルミュージカルに挑む。作・演出は舞台『刀剣乱舞』シリーズや舞台『鬼滅の刃』シリーズ、TRUMPシリーズなどで知られる末満健一が務める。<公演情報>ミュージカル『イザボー』2024年1月東京公演、2月大阪公演出演:望海風斗、甲斐翔真、ほか作・演出:末満健一ミュージカル『イザボー』ロゴ※詳細は後日HPで発表
2023年07月26日「それはちょっと許せなかったね」 この投稿をInstagramで見る shohei miura/三浦翔平(@shohei.63)がシェアした投稿 三浦翔平さんは2018年に女優の桐谷美玲さんと結婚し、2020年に誕生した長男は3歳に。番組ではしばしばお子さんとの日常を明かしている三浦さんですが、この日の放送では「翔平三浦の○○の話」というテーマトークのコーナーで、『これだけは許せない話』として、子どもと行った公園での出来事を話しました。『これだけは許せない話』というトークテーマながら、「いや許そう、全部。結局だって許すもん、許せなくても」と、寛容な姿勢の三浦さん。許容するということに関連して、まずは空港で遭遇したエピソードを明かします。三浦さんはあるとき空港で、泣く赤ちゃんを連れた母親に文句を言っている外国人を見かけ、その人のことを「かわいそうだな」と思ったのだといいます。「みんな、赤ちゃんだからしょうがないでしょ、みたいな空気なのに。すげえなんかお母さんにぶわーって言ってて。イヤイヤ泣くでしょって、赤んぼなんだから。かわいそうっていう感じ」と、赤ちゃんが泣くことを許せないその人を、かえって気の毒に思ったそう。ただし、どうしても許容できないこともあります。たとえば子どもに危険が及ぶような場合で、三浦さんも「さすがにこれは許せない」と感じた出来事はあるといいます。それは三浦さんが息子を連れて公園で遊んでいたときのこと。公園には0歳児から1~3歳くらいの小さな子もいれば、5~6歳、小学生まで、幅広い年齢層の子どもたちがひしめいています。そんな中、小学生と思しき集団が全力で鬼ごっこをしていて、危険を感じたことがあったようです。「子どもたちは全力なのよ、走ることに。でもベイビーたちのこと見えてないからさ、結構ぶつかったりするのよ。あっぶなあ、みたいな。俺が他の子に『危ないよ、赤ちゃんいるからね』とか言うんだけど、『はあ?何このおっさん』みたいな目で見られんのよ(苦笑)。いい子もいるのよ、ハーイみたいな」「で、うちの子がすべり台やってたら、後ろから、小学校の女の子と男の子が追いかけっこしてて、蹴られて、顔を。うちのチビが」周囲を気にせず走り回る小学生たちに注意していた三浦さんですが、なんとすべり台で遊んでいた息子が顔を蹴られるという事件が発生。もちろん三浦さんはその小学生を「ちょっと待て」とひきとめ、「小さい子がいるんだから」と注意したといいます。ところがその子は逃げてしまい……「親どこだって探すけど親いないの。おそらく遠くの方のベンチでママ会やってる誰かの子なんだけど。それはちょっと許せなかったね。さすがにとっ捕まえて親呼んでこいとまでは言わなかったけど」と、縦横無尽に暴れまわる我が子を放置している親に対して、怒りがわいたと明かしました。このエピソードに、スタッフから「他人のお子さんでも、ちゃんと叱るんですね」と言われた三浦さんは、「だって普通に危ないんだよ。全力だからさ。遊ぶのはいい、もちろんね。でもそのときから、赤ちゃんとかに対してもっと気を配れと。死んじまうぞ?っていう。だから普通に、子どもにガチで怒る」と、よその子であってもしっかり叱らなければならない重要な場面であるとキッパリ。もちろん、息子にも「近くにベイビーがいたらちゃんとしようね」と日頃から言い聞かせているそうで、息子は自分より小さい子が近くにいるときは、「あ、ベイビーいるから危ないね」と意識するようになったそうです。(※画像はイメージです/photoAC)
2023年07月25日『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のプレビュー初日前取材が東京・帝国劇場にて24日に行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基、伊礼彼方、K、バズ・ラーマンが登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。劇場の作り込まれた姿を見て、平原は「毎日見てても毎回感動します」、望海は「観る方がびっくりするというか。あの中に入ると世界観、セットに助けられてやってるんですけど、昨日ゲネを観させてもらって、客席から見るとこんなにすごいのかと」と驚いた様子。今回は声を出すことも可能ということで、井上は「さとしさんと雄基さんのジドラーという役が出てくる瞬間、拍手と歓声がないと本人たちもやる気が……」と説明し、登場シーンを再現する橋本を見ながら「(拍手と歓声がないと)ちょっとあまりにも辛いですよね。少なくともそこだけでも頑張っていただけたら。盛り上がるところいっぱいあるので」とお願いした。クリスチャン役の甲斐は「ゲネプロを拝見した時に、物語をクリスチャンが始めるんですけど、泣けたんです。なんでかというと『この世界が日本にやってきたんだ』『そしてこれを日本の観客の皆さんに届けられる場所ができたんだ』というのが鳥肌もので、待ちきれないですね」と感想。これに対し同じくクリスチャン役の井上は「冒頭の僕の演技で泣いたのかなと一瞬思ったんですけど……全然いいんです。『もう、翔真〜』と思いながら聞いてたらそっちかと思って」と苦笑する。「Wキャストを意識するか」という質問が投げかけられると、戸惑う甲斐に、井上は「僕がWキャスト意識するという芸風でやってるので。今回みんなかわいい、リスペクトしあってる。俺の歴史の中ではすごくいい方です」「年齢が全然違いますし、学ぶところも刺激を受けるところもあります」と軽妙なトークで盛り上げた。サティーン役の2人については、平原が「何度もごはんに行ってる。ずっとバレエ教室が一緒だったので、高校生の時から一緒にレオタードで踊ってました」と明かし、望海も「すごい再会なんです」と頷く。「再会してもレオタードだった」という平原は、「こんなあらわな姿を見せる日が来るとは思ってなかったけど、本当に美しい。衣装も靴もヘッドセットもキャスト全員オーダーメイドで、みんなの体にぴったり合うような。スタッフが全部手作業でやってくれてるので、衣装も見どころです」とアピール。宝塚歌劇の男役トップスターだった望海は「宝塚を辞めて、この格好で舞台に出るというのが、特にファンの方の心が心配ですけど、気にならないくらい、この世界観にマッチしてると思います」と太鼓判を押す。一方、井上が「お父さんは気にしてるんだよね」と話を振ると、望海は「父は気にしてます。『2階席じゃないと観れない』と言ってます。覚悟が必要みたい。息子が急に娘になったみたいな……」と説明し、井上は「お父さんの心が心配」と気にかけていた。ジドラー役の2人については、松村が「Wキャストが初めてなので、バディである橋本さとしさんに本当に助けていただいて、憧れと尊敬を持っている」と言ったものの、実は反面教師の面もあるとつっこまれ、橋本は「立ち位置とかすごく厳密なんですね。僕、そういう数字とかに弱いので、ナンバーに立てって言われたら、12番か14番か数字がわかんなくなるんですけど。松村雄基さんがばっちり稽古中から完璧な状態で仕上げてくださって」と感謝する。松村の「ジドラーという役は華やかでおおらかで、とてもユーモアのある人なんです。さとしさんは演じなくてそのままおおらかでユーモアがあってチャーミング。見習ってるんです。あの自由さ、台本にとらわれない」という言葉に、井上がすかさず「褒め言葉です」とフォローを入れた。デューク役の伊礼は、WキャストのKに芝居を教える場面もあったそうで、Kは「本当に伊礼さんとご一緒させてもらって良かった。(舞台が)2回目なので、何を見て勉強すればいいいのかもわからないんですよ。すごくいいお手本で、自分なりにレスポンスを交わしたりしてたんです。今日もプレビューなので、しっかり盗もうかな」と語る。また伊礼は演じる役について「新しいヒール役がきました。ミュージカル界のヒール役といったら伊礼彼方ですから。貴族枠、ヒール役、クズ枠、これぜひ伊礼彼方」と主張。NHK連続テレビ小説『らんまん』での高藤役も話題となったが「今すぐさらってしまいたか!」とセリフも披露するサービス精神を見せる。今回も「同じようなシチュエーションなんですよ。主役の恋敵で、朝ドラでもけっこう嫌な役」と紹介し、朝ドラでは「奪えなかった。逃げられたんですよ」と言いつつも、『ムーラン・ルージュ!』では「舞台が始まったら役者のものですから」と野望を覗かせた。この日は同作の生みの親であるバズ・ラーマン監督がサプライズ登場。前日のゲネプロを観たという監督は「日本語はわからないけど、本当に見てて素晴らしい訳だったのではないか。ユーモアは全部は伝わりませんけど少し伝わってきましたし、最後の悲劇的な場面がとっても感動的で、たぶん私が観た『ムーラン・ルージュ!』の中で1番感動した舞台だったと思いました」と絶賛する。「日本で1番楽しみなのは、有名なアーティストが訳詞をされたこと。特にユーミン(松任谷由美)さん。月曜日にお会いするので本当に楽しみにしています」と語った。公演は東京・帝国劇場にて6月29日〜8月31日(プレビュー公演は6月24日〜26日)。舞台写真提供/東宝演劇部
2023年06月24日『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のプレビュー初日前取材が東京・帝国劇場にて24日に行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基、伊礼彼方、K、バズ・ラーマンが登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。22日に行われたミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の製作発表で、堂本光一が「『ムーラン・ルージュ!』(『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』)に予算をとられすぎてこっちに回って来ないんじゃないか」と心配していた件について聞かれると、井上は「ちょっと東宝の人を呼んでもらっていいですか?」と苦笑。「そうは言っても、光一くんの方にはちゃんと予算取ってると思います。始めての翻訳物のミュージカルに光一くんが出るのも大きなトピックなので、しっかりやられると思う」とフォローした。一方で井上は「ただこの『ムーラン・ルージュ!』は心配になるくらいお金かかってて、僕も20年以上帝劇に出てるんですけど、この気合いの入り方は見たことないし、入口とか、いつも精一杯やってもらってますけど、今回総力を結集してというか、決死の覚悟というのか、何があったんだろうというくらい」と驚いた様子。「規模が違いますし、お弁当もめっちゃ出るし、選べる。いつもAもBもないですからね」と周囲を笑わせる。さらに「とにかく本気で取り組んでらっしゃるのがわかるし、そうしないと成立しない作品だというのはやってみて思いました。大きなセットもあるし危険もあるし、安全を確かめながら時間をかけながら。チケット代が高いのは話題になってましたけど、中にいるとこれはかかって当然だな、と。それでも賄えるかなというくらい豪華なので。世界中で『ムーラン・ルージュ!』やってますけど、日本が1番チケット代抑えてるらしいんですよ。もし世界のどこで観るんだと思ったら日本で観た方が得」とアピールした。伊礼も「『オンリーガール』というシーンがあるんですけど、演出家も振り付け家も、そのシーンのたびに『90秒しか着ないサティーンの衣装がどれだけ高いか』と熱弁するんです。90秒のためだけに作ってるらしいです」と明かし、平原も「言えないくらい」と肯定していた。公演は東京・帝国劇場にて6月29日〜8月31日(プレビュー公演は6月24日〜26日)。
2023年06月24日6月より帝国劇場で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』日本初演。望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真ら豪華キャストも話題を呼んでいる本作を、韓国エンタメのスペシャリスト田代親世さんに語っていただきました。韓国で観て、大好きになったミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』。いよいよ日本版が上演されるとあって、その期待とともに、作品の見どころを、大きく4つに分けて語ります。つかみが素晴らしい!『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の舞台は、劇場に足を踏み入れた瞬間から別世界に導かれます。わぁ~って思わず声に出てしまうくらいの想像を超えた豪華さときらびやかさに、これからどんな舞台が繰り広げられるのだろう?という期待感が高まります!Original Broadway cast of Moulin Rouge! The Musical. Photo by Matthew Murphy.プレショーでは、画家のロートレックが描いたムーラン・ルージュのポスターから抜け出してきたようなセクシーな踊り子や紳士に扮した俳優たちが登場して、退廃的な雰囲気を表すように、まったりとしたスローな動きでムーラン・ルージュの世界観を作り出すのです。そしてふたりの踊り子によるマジックのようなパフォーマンスをスタートに、主人公クリスチャンが現れて、彼の、幕を持ち上げていく仕草で本格的な舞台の幕が上がり、「チャッ、チャッ、チャッ、チャッ」とリズムが刻まれる音が鳴ると、うわぁ、いよいよ始まる~と胸の高鳴りは最高潮に!踊り子たちやムーラン・ルージュの興行主ハロルド・ジドラーが現れて、フレンチカンカンが華やかに賑やかに繰り広げられ、ムーラン・ルージュの世界に一気に引き込まれていきます。Original Broadway cast of Moulin Rouge! The Musical. Photo by Matthew Murphy.ここまで、まだ本編が始まったばかりなのに、すでに大満足な気持ちにさせられるのがすごいんです。パッチワークのような音楽遣いの魅力既存の曲をまるっと使うジュークボックスミュージカルというジャンルがありますが、『ムーラン・ルージュ』は、既存の複数の曲を部分的につなぎ合わせてメロディーにしていくマッシュアップ方式のミュージカル。これは映画が登場した時からそうだったけれど、2001年の原作映画は1970~90年代のメガヒットポップスでつくられていたのを、ミュージカルでは、2001年以降新たにヒットした曲がたくさん追加されています。これがよくできていて、登場人物の想いやセリフに合わせて、そこにぴったりの歌詞の曲を部分的に持ってきたり、つなぎ合わせたりと、よく見つけたね~という感じで上手にハマっているのです。Original Broadway cast of Moulin Rouge! The Musical. Photo by Matthew Murphy.エルトン・ジョン、シア(SIA)、ビヨンセ、レディー・ガガ、アデルなどなど70曲以上のポップソングが出てきますが、特に1幕ラスト、クリスチャンがサティーンに熱い思いを伝えるときのラブメドレーには20曲余りの曲がマッシュアップされています。たとえ洋楽に疎い人でも、絶対に「あ、これはあの曲だ!」とわかるような耳になじみのある曲がちょっとずつパッチワークのように見事につなぎ合わされて出てくるので、聴いていて面白くて楽しいです。誰もが共感できる王道ストーリーの勝利余命いくばくもない踊り子と純粋な作曲家の恋。でも彼女は自分の家族ともいえるムーラン・ルージュの仲間のために経営難を救うべく金持ちのパトロンに身を任せることに。パトロンに隠しながら秘密の恋を展開していくのだけど、病気も進行し、果たしてふたりのロマンスはどうなるのか?というストーリー。韓国ドラマに例えるなら、ロマンチックラブストーリーからコメディーになって、恐ろしい公爵の横やりでサスペンスが入ってきて、最後は切ない愛に涙~という、誰もがわかりやすく共感できる王道のドラマチックラブ。Karen Olivo as Satine and Aaron Tveit as Christianラストは毎回、涙の大洪水になるのですが、そのあとのスペシャルカーテンコールがものすごく楽しいので、出ていた涙が引っ込んでしまいます。笑って泣いて、最後は盛り上がってと、本当に気持ちよく感情が動かさせられてとっても楽しい時間が過ごせます。Karen Olivo as Satine and Aaron Tveit as Christian and the company of Moulin Rouge! The Musical歌で聴かせて目で楽しませるパフォーマンスの魅力が満載!Karen Olivo as Satine and Aaron Tveit as Christianロマンチック好きとしては、1幕で、クリスチャンがサティーンに「Your Song」を歌う場面が大好き。金で愛を売っていたサティーンが、クリスチャンの純粋な思いに思わず心を持っていかれる場面。こんな風にロマンチックに歌われたら誰しもほだされてしまいます。ダンスの見どころは、2幕冒頭の「Backstage Romance」が圧巻の見せ場。サンティアゴとニニのふたりの情熱的な秘密の恋のパフォーマンスは、セクシーで大人のただれた愛のような世界が繰り広げられ、そこにダンサーたちが加わって、アクロバット的なダンスもあって、わぁお~っと興奮してしまうシーンになっています。Ricky Rojas as Santiago and Robyn Hurder as Niniそして2幕の歌の聴きどころは、クリスチャンが革のロングコートを着たところから!愛するサティーンが公爵と一夜を共にするのを堪えなければならないという、嫉妬で悶え苦しむ感情を爆発させて「El Tango de Roxanne」という激情的な歌とパフォーマンスを展開するので、観ごたえも聴きごたえも抜群です。私はキャスト違いでリピートしたらハマってしまい、結局10回観てしまいました。観るほどに自分なりの見どころがみつかっていく、それくらい飽きない舞台です。見逃さないでくださいね!『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』Behind The Scenes<プロフィール>田代親世(たしろ・ちかよ)韓流ナビゲーター。韓流解説、韓流イベント司会の第一人者。YouTube「ちかちゃんねる☆韓流本舗」で楽しい韓流情報を配信中の他、公式サイト「田代親世の韓国エンタメナビゲート」、動画の「韓ドラ・マスター親世と尚子の感想語り」を運営。会員制の韓流コミュニティ【韓流ライフナビ】を主宰し、韓流サロン、韓国ミュージカルツアーを開催している。<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年6月29日(木)~2023年8月31日(木)※プレビュー公演:2023年6月24日(土)~2023年6月28日(水)会場:東京・帝国劇場6・7月公演:チケット発売中8月公演:5月20日(土) 11:00より一般発売★8月公演のぴあアプリ先行抽選受付中!受付期間:2023/05/12(金) 18:00~2023/05/17(水) 23:59詳細は コチラ()
2023年05月12日日本を代表するバリトン歌手、甲斐栄次郎のリサイタルが目前だ。「オペラの真髄を歌う」と書かれたキャッチコメントに偽りなし。プログラムにはドニゼッティの『愛の妙薬』『ランメルモールのルチア』&『ラ・ファヴォリート』に、ヴェルディの『運命の力』『ドン・カルロス』などなど、珠玉の名作オペラの中から選ばれた極めつけの名曲がずらりと並ぶ。まさに低音ヴォイスファンには堪らないひとときが楽しめそうだ。2002年にイタリア、ザンドナイ・コンクール第3位、ティト・スキーパ・コンクール第1位入賞という実績を積み重ねた甲斐栄次郎は、翌2003年にウィーン国立歌劇場専属ソリスト歌手として契約。その後2013年までの10年間に渡り、42役336公演に出演するという華々しい活躍を見せる。印象的なステージとしては、トーマス・ハンプソン主演の『シモン・ボッカネグラ』において、急遽代役を務めた暗殺者パオロ役の絶妙な演技と歌唱を披露し、同役においてレオ・ヌッチやプラシド・ドミンゴとも共演したことが特筆される。さらには、稀代のソプラノ歌手エディタ・グルベローヴァとの共演作『ロベルト・デヴェリュー』などにも出演。イタリアオペラにおける高い評価を確立してきたことが、その存在感を際立たせる。今回は、藤原歌劇団のプリマドンナ小林厚子(ソプラノ)&気鋭のテノール澤崎一了及び、ピアノの名手、河原忠之との共演による“オペラの真髄”を披露。ダンディな低音ヴォイスに魅せられたい。「甲斐栄次郎バリトン・リサイタル~オペラの真髄を歌う」5月18日(木) 19:00開演紀尾井ホール出演:甲斐栄次郎(バリトン)、河原忠之 (ピアノ)ゲスト:小林厚子(ソプラノ)、澤崎一了(テノール)曲目ドニゼッティ:《愛の妙薬》第1幕 ”まるで気取ったパリデのように” (ベルコーレ)ドニゼッティ:《ランメルモールのルチア》第一幕 ”冷酷で、不吉な苛立ちを”(エンリーコ)ドニゼッティ:《ラ・ファヴォリート》第2幕 ”レオノール、私のもとへ”(アルフォンス)ヴェルディ:《運命の力》第3幕 ”私の運命を決める箱よ” (カルロ)ヴェルディ:《ドン・カルロス》第4幕 ”私です。カルロス” (ロドリーグ) ほか■チケット情報
2023年05月08日6月24日(土) から8月31日(木) にかけて帝国劇場で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のメインビジュアルが公開された。本作は、バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバース演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなうミュージカル。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバッハから、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンやマドンナをはじめとする20世紀のヒット曲、さらにレディー・ガガの楽曲など160年以上にわたるポピュラーミュージック約70曲が散りばめられている。ムーラン・ルージュの看板スターだが、病に冒されているサティーン役を望海風斗と平原綾香、サティーンと恋に落ちる作家志望の青年・クリスチャン役を井上芳雄と甲斐翔真がそれぞれ演じる。またムーラン・ルージュの支配人、ハロルド・ジドラー役で橋本さとしと松村雄基、サティーンの幼馴染でショー作家のトゥールーズ=ロートレック役で上野哲也と上川一哉、ムーラン・ルージュの支援者、デューク(モンロス公爵)役で伊礼彼方とK、アルゼンチン人振付家、サンティアゴ役で中井智彦と中河内雅貴、ムーラン・ルージュのダンサー、ニニ役で加賀楓と藤森蓮華が出演する。左から)望海風斗、平原綾香左から)井上芳雄、甲斐翔真<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』6月29日(木) ~8月31日(木) 帝国劇場※プレビュー公演:6月24日(土) ~28日(水)『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ビジュアル【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)チケット情報はこちら:関連リンク公式サイト::::
2023年04月20日嵐・櫻井翔の初の展覧会「櫻井翔 未来への言葉展 SHO SAKURAI:WORDS FOR THE FUTURE」が、14日から東京・六本木ミュージアムで開催される。嵐、歌手、作詞家、キャスター、司会者、俳優など、さまざまな立場や活動を通じて何かを「伝え続けて」いる櫻井。個人としては初の開催となる同展覧会は、2019年に行われた「ARASHI EXHIBITION “JOURNEY” 嵐を旅する展覧会」をまとめた図録に櫻井が言葉を添えた際に、その言葉に感銘を受けた出版プロデューサーが言った「いつかソロの展示を」という一言をきっかけに開催。硬軟あわせた“伝え続ける人”櫻井の人となりと、その視線の先に見ているものを、視覚化し共有していく。櫻井の言葉から発展した7つのインスタレーションを通して、よりよい未来と社会をつくるきっかけになればという願いが込められている。会期は14日から5月24日まで。インスタレーションの一部は下記の通り。「SHO ROOM」櫻井翔と“言葉”の歴史。取材に過去8大会臨んだオリンピックや、報道番組での取材メモ、嵐のrap詞を書きためたノート、会員向けモバイルサイト・Johnnyʼs webでの連載「オトノハ」をしたためてきた歴代の“ガラケー”とPC、青少年時代に影響を受けた映像作品など貴重な私物を展示し、櫻井の“言葉”を形成してきたその原点に触れる。「NO MORE WAR」真珠湾攻撃・日米開戦80年の2週連続特別企画として、『Newsweek日本版』2021年12月14日号・21日号に「櫻井翔と戦争の記憶」の特集が掲載。特集のための取材を基に、海軍士官として戦没した櫻井大伯父の最期までをたどった貴重な史料や写真を立体的に展示すると同時に、櫻井が『Newsweek』に寄稿した原文から抜粋・編集して収録したナレーションを展開。さらには「今、記しておきたい」と自ら新たに書きおろした後記の発表も行なう。「サクラップサウナ」嵐の楽曲になくてはならないものは、言わずと知れた、櫻井翔の手によるrap詞。“サクラップ”と称されるそのパワフルで熱くたたみかけてくるリリックを、ソニー独自の360立体音響技術を活用した「360 Reality Audio」で体感できる。櫻井の言葉の真骨頂でもある熱い“サクラップ”を、サウナを模した空間で一身に“浴びる”ように聴くことが実現する。「来年も再来年も」櫻井は2011年の東日本大震災以降、日本テレビ系『news zero』(毎週月曜~木曜23:00~、毎週金曜23:30~)で被災地のこと、立ち上がる人々の取材を重ねてきた。10年以上にわたる長期取材で見えてきたもの、被災者の方々とのふれあい、果てしない復興の歩み。ここでは番組の取材映像を本展用に特別編集し、櫻井が感じたこと、発してきた言葉、伝え続ける思いを届ける。「ありがとうの交換。的な。」櫻井とアーティスト・AYAKA FUKANO氏がコラボレーションし、1冊の絵本が誕生。櫻井がこの絵本のために自身の話をもとにして書きおろしたエピソードへ、AYAKA FUKANO氏が愛とやさしさに満ちたイラストで命を吹き込んだ。展示は、巨大な絵本型のスクリーンに、2つのエピソードを1枚1枚のスライドショー形式でゆっくりと投影。だれの心にも響く感謝の気持ちが、ほっこり、クスッ、ときに胸にしみいる絵本に込められている。■櫻井翔インタビュー――改めて、そもそもの「始まり」は?僕の言葉を面白がってくれた人がいた、というのが「始まり」ですね。Journeyの図録に書いた前書きと後書きを見たスタッフが「櫻井くんの言葉は面白いですね。言葉の展覧会とか興味ある?」、「やってみませんか?」と言ってくれて。僕としては、「そんなこと出来るの?」って驚くばかりで(笑)。これまで仕事で数々の美術館とか展覧会を見させてもらったけれど、ほとんどがアートだったから。本当に実現するのかな? 面白いものになるのかな? という不安がありましたが、いろんなセクションのプロ、一流の人たちが集まってくれて。それこそ、自分には想像もつかないような展示になったと感じています。――昨年の6月から準備を始めて。ここまでの思い出、喜びややりがい、苦心した点とは?みんなでブレストで意見を出し合っていくと、いろいろ形になる案もあれば、浮かんでは消えていく案もあって。「これは結果的に自分の首を絞めるかもしれないんですけど……」という自らの提案もいくつかあって(笑)。それこそ、展示と同時にグッズの「ことばの箱」にも入れた「10年後の自分への手紙」とかはまさにそうなんだけど。案の定、スタッフが面白がってくれたから「じゃあ、やるか!」ってなったものの、一番難しかったかもしれない。「それで、何を書けばいいんだろう?」という(笑)。ただ……本当に(「SHOROOM」で展示の)ガラケーにせよ、(「僕です。」で展示の)週記帳にせよ、実家に、あるいは自分の家にあるだけでは、“ただの物”であり、ともすれば“ガラクタ”だったものにも、スタッフと一緒に息を吹き込むことができた。救われた、報われたところがたくさんあったから。それはすごくよかったなと思う。――いよいよ完成直前。自身で展示を巡ってみての率直な感想は?ほんとすごいなぁ! と思いました。やっぱり言葉の展示は、アートとかともまた少し違うから。展示というものに則しているかどうか? ということも僕の中では未知数だったんだけど。本当にさすが、展示のプロの方々が集まっているから。「こうやって表現するんだ? 伝えるんだ?」って。それはやっぱり……僕が自分の家でパソコンを叩いてるときには想像もつかない表現というか……すごいなぁって思いましたね。――会場のいたるところに“小ネタ”の「僕です。」があるのも楽しいです。これまで書いてきたもので構築していくと、やっぱりどうしても堅いものになってしまうんだよね。ラップとか音楽の要素があるにしても。そうなると結局、普段の僕の“ふざけた部分”があまりないかもね? となって(笑)。それでちょっとした息抜きというか、まさに小ネタという表現で見せることになりました。――展示コーナーの所感、見どころは?展示されているもの全てが、本当に“これまでの積み重ね”なので。オトノハとかラップとか、今までファンの人に、あるいは自分のために書いてきたものの積み重ねと、“伝える”“取材”ということの一部と、あとは言葉×アートのコラボレーション。という、大きく3本立てなのかな。Newsweekの特集原稿(戦争)を書く時(21年)に、調べても調べても出てこなかった、自分にとっての大伯父が乗っていた船の写真が、このタイミングで見つかったんですよ。Newsweekの時にお世話になった歴史家の先生、アメリカの歴史家の方がとにかくご尽力くださり、アメリカの膨大な資料を掘り起こしてくれました。この開催に際して、その新しい事実、新しい資料が出てきた、しかもそれがアメリカから出てきた、っていうのは、個人的に大きなトピックではありますね。――開幕に向けて、今の心境と来てくださる方へのメッセージをお願いします。「このメッセージを伝えたい」とか、「未来へ、この提言があります」っていうような大それたことではなくて。これまでファンの人に、あるいは自分のために、蓄えてきた言葉たちを、自分のことを応援してくれている人に感じて欲しい。というだけのものだから。足を運んでくださる方がどう感じるか? というのは、全くの未知数ではあるんだけど。なんていうか……「一流のスタッフたちと手作りで、見てくださる方に喜んでもらえるものを、精一杯作りました!」っていうことなのかな。結局、説明が難しいんだよね。言葉の展示を、言葉で説明するっていうことが難しい(笑)。アートの場合、“感じる部分”という余白があるけど、展示が“言葉”である以上、この会場の中でその全ての説明が済んでいるようなものだから。なんなら「一言一句読み逃さないでくれ」っていう空間だからね。「ふらっと来て、流し見しても楽しめます」っていうよりは、「ごめんだけど、一文字たりとも読み逃さないでもらいたい」という(笑)。取材に来てくれたzeroのスタッフが、「前に知覧の特攻平和会館に行った時くらいの感覚」ってポロッと言ってくれたんだけど……それは僕にとっては褒め言葉で。情報量も多いし、正直疲れるかもしれないけれど、逃さず見てもらえるとうれしいです。
2023年04月15日広瀬すずが探偵助手のアンナ、櫻井翔が自称天才探偵の風真を演じる現在公開中の『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』より、櫻井さんと上田竜也(KAT-TUN)のオフショットが到着した。個性豊かなキャラクターの再集結が話題となった本作で、風真と上田さん演じる職人気質な道具屋・星憲章のテンポの良い相性抜群なやりとりは、本作を盛り上げるエッセンスのひとつ。日頃から櫻井さんを“兄貴”と慕う上田さん。今回の夢の再共演は、早くも話題に。黄金の縁取りがアクセントとなった黒の衣装に全身を包み登場したレッドカーペットイベントでは、櫻井さんに「すごいKAT-TUNだな、かっこいいなって思いました」と褒められ、満面の笑みを浮かべていた上田さん。大阪で行われた舞台挨拶に登壇した櫻井さんは、上田さんから部屋のインテリアについて聞かれたという撮影裏話を語り、「上田くんは見かけによらず、いろんな人とコミュニケーションを取るんですよ。僕はそれを遠くから微笑ましく見ていました」と本人不在の中でもエピソードを話すなど、櫻井さんも上田さんを目にかけている様子が伺えた。また、ラジオ番組に出演した本作の監督・入江悠は、星の役柄が人見知りだったため、ドラマシリーズではあまり相手の目を見られない役作りをしていたというエピソードを話したが、続けて「ドラマを10話やったので、そろそろもう少し櫻井さんの顔を見ていいですかね?」と上田さんから直談判があったと、緻密な役作りのアップデートについて明かす。そんな上田さんの役作りや櫻井さん自身との信頼関係の上に成り立つ空気感、そして、ドラマシリーズでは自室に籠っていることの多かった星が、映画では外に飛び出し、アクションシーンにも挑戦しているということで、「星の新しい魅力が出てきた」と入江監督は太鼓判を押している。『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:映画 ネメシス 黄金螺旋の謎 2023年3月31日より全国にて公開©2023映画「ネメシス」製作委員会
2023年04月07日広瀬すずと櫻井翔がW主演を務める『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』(3月31日公開)の場面写真が16日、公開された。同作は2021年4月期に放送された日本テレビ系連続ドラマの映画化作。天才的なひらめきで事件の真相を見破っていく探偵助手のアンナ(広瀬すず)と、ポンコツだが人望に厚い自称天才探偵の風真(櫻井翔)が、探偵事務所「ネメシス」に集まる様々な依頼に挑んでいく。今回公開されたのは、縛り付けられたアンナの傍に立ち、研究データの入ったネックレスを冷酷な眼差しで取り上げる風真の姿を捉えた場面写真。風真は。いつもの明るく爽やかな風真からは想像もつかない暗い表情で、右手にネックレス、左手にはハサミを持ち、謎が深まる1枚となっている。本作の公開を記念し、3月18日~4月9日の期間にて小道具&パネル展示会の開催が決定。映画の中で実際に使われた小道具は厳選された映画の名場面パネルとともに、コレド室町1、ららぽーとTOKYO-BAYの2館にて展示される。さらに劇場を併設するららぽーと10館、東京ミッドタウン日比谷、コレド室町の全館で広瀬、櫻井のスペシャルメッセージ付き予告映像の放映も決定し、該当施設のデジタルサイネージや、屋外ビジョンにて放映される予定だ。(C)2023映画「ネメシス」製作委員会
2023年03月16日広瀬すず、櫻井翔W主演、江口洋介共演の大ヒットドラマを映画化した『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』から、謎が深まる新場面写真が解禁。さらに、劇中でも使用された「ネメシス」お馴染みの小道具&パネル展示会の開催が決定した。先日、豪華キャスト陣が集結したジャパンプレミアイベントが開催され、会場には日本中からネメシスファンが集まり大熱狂を生んだ本作。ドラマシリーズから抜群のチームワークで数々の難事件を解決してきたアンナ(広瀬すず)、風真(櫻井翔)、栗田(江口洋介)ら探偵事務所ネメシスの面々。それから2年後、人気探偵事務所となっていた「ネメシス」への依頼はパタリと止まり経営難に陥ってしまう。その異変が連鎖するかのようにアンナの目の前に現れた“窓”と名乗る正体不明の男(佐藤浩市)。そして、悪夢にうなされるようになるアンナ。繰り返される夢の中で次々に仲間たちが襲われていき、“窓”から「夢は現実になる」と告げられることで精神的にも追い詰められることに…。さらに、これまで家族のように支え合ってきた風真が怪しい行動を取り、アンナは何を信じれば良いのか分からなくなってしまう。そんな本作から今回解禁となったのは、縛り付けられたアンナの傍に立ち、研究データの入ったネックレスを冷酷な眼差しで取り上げる風真を捉えた場面写真。右手にネックレスを、左手にはハサミを持ち、この写真にも何かが隠されているように感じられ、まさに見れば見るほど謎が深まる1枚。いつもの明るく爽やかな風真からは想像もつかない、闇落ちしてしまったかのような表情を浮かべる彼に一体何が起こったのか!?その真相は見逃せない。なお、本作の公開を記念し、映画の中で実際に使われた小道具と厳選された映画の名場面パネルとともに公開する小道具&パネル展示会の開催が決定。さらに劇場を併設するららぽーと10館、東京ミッドタウン日比谷、コレド室町の全館にて本作でW主演を務めた広瀬さん、櫻井さんのスペシャルメッセージ付き予告映像の放映も決定。該当施設のデジタルサイネージや、屋外ビジョンにて放映される予定。『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』は3月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 ネメシス 黄金螺旋の謎 2023年3月31日より全国にて公開©2023映画「ネメシス」製作委員会
2023年03月16日新進気鋭の女性映画監督・甲斐さやかによるオリジナル脚本で、板尾創路と松田凌がW主演する舞台『聖なる怪物』が、3月10日(金)に新国立劇場 小劇場で開幕した。初日公演前には、公開ゲネプロと囲み取材会が行われ、板尾、松田に加え、石田ひかり、莉子、朝加真由美が登壇し公演への意気込みを語った。甲斐にとって初の舞台作品となる本作は『信仰心』、そして『神の存在』を問いかける問題作。教誨のため刑務所を訪れた山川神父が、新たに向き合うことになった死刑囚・町月。その死刑囚は自らのことを“神”と呼んでいた。それ以来、山川の周りで不可解な出来事が起きていく。町月の存在は、果たして“神”か、“ペテン師”か、それとも“怪物”か。強いメッセージ性と鋭い演出で、観客の心を揺さぶる。板尾が演じる山川神父は、感情の抑揚を抑え、常に穏やかさを漂わせる。一方で、松田が演じる町月は、時に声を荒げ、山川神父を翻弄していく。2人の対比と演技力が光る作品に仕上がっていた。また、石田は、娘が行方不明となった母親の悲劇、そして母親としての苦悩を丁寧に演じて印象付けた。莉子と朝加は、本作が初舞台。莉子はみずみずしい演技で演じきり、朝加は山川神父に救いを求める加賀谷役で存在感を放った。囲み取材で板尾は、「本番はもっと良くなると思いながらゲネプロをやっていましたので、本番を楽しみに来てください」と自信をのぞかせた。一方、松田は「まだ劇場に入ってお芝居を作っていく時間も短いので、これから初日を迎えて、さらに良い作品を届けられるように尽力してまいります」と意気込んだ。石田は「舞台稽古に入ってから、何度か客席からもこの作品を観たのですが、すごく斬新な作品になっていると思いました。ワクワクしながらぜひ劇場にいらしていただけたらと思います」とアピール。莉子は、「初舞台で、ふわふわした気持ちでここに立たせていただいています。優しくしてくださる、素敵なキャストの皆さまとスタッフの皆さまに囲まれ、そうした環境でお芝居できることを光栄に思いながらも、いい緊張感を持って本番に挑めたらと思います」と思いを明かした。朝加は「この歳で初舞台ですので、皆さまに迷惑をかけないことだけを考えてきましたが、ゲネプロで緊張してしまって……息をするのも大変でした」と苦笑いしながら、「私が演じる加賀谷は、現実にもいそうな、話を聞いてくれるだけでありがたいと思っているという人物ですが、きっと観にいらっしゃる方も加賀谷のような女性に共感できるんじゃないかなと思います」と語った。登壇者それぞれのコメントは以下。■板尾創路甲斐さんの脚本は、小説のように面白く、最後まで一気に読んでしまいました。普段は主演やセリフが多い作品は断ってきたのですが、これが舞台になったらすごく面白くなるだろうと感じ、出演させていただくことにしました。普段、皆さんがご覧になる演劇とは違う作品になっていると思います。クラシックな舞台で、あまりお目にかかったことがない幻想的な舞台です。ぜひライブで観ていただけたらと思います。舞台を観劇された経験がない方も楽しめる舞台になっています。■松田凌稽古を通して、この作品の面白さを噛み砕き、紐解いてきました。この作品は、現実から離れているかのような世界観を持っているけれども、実はすぐそばにある感覚があって、それが甲斐さんの作る唯一無二の世界だと思います。老若男女、どなたにも何かを持って帰っていただける、誰も観たことがない舞台だと思います。■石田ひかり最初に脚本を読ませていただいたときは、ヘビーでチャレンジングな作品だと思いました。とても面白いけれども、とても難しい。やりがいしか感じない脚本でした。そして、甲斐さんの初舞台作品、そして主演が板尾さんと伺い、これは絶対に面白いものになるだろうと思いました。今回は、役者と演出家6人のうち、3人が初めての舞台です。それは、私たちの武器だと思います。■莉子正直に言うと、一度読んだだけでは理解できない、難しい台本でした。ですが、初舞台という機会をいただいた時に、難しいと感じる台本をやらせていただけるのは贅沢だと思ったので、ぜひやらせていただきたいと思いました。今回、掛け合いがあるのは板尾さんだけなのですが、板尾さんからは具体的なアドバイスもたくさんいただき、たくさん助けていただきました。■朝加真由美戯曲を読み、甲斐さんの世界に触れ、この作品にどうしても出演したいと思いました。その理由は分かりません。でも、どうしてもやりたかった。初めての舞台出演なので、楽しまなくちゃという気持ちはありますが、楽しむにはまだもう少し時間がかかりそうです。初日に向けて気持ちは高揚しています。<公演情報>『聖なる怪物』2023年3月10日(金)~19日(日)会場:新国立劇場 小劇場作・演出:甲斐さやかキャスト:板尾創路、松田凌/莉子、朝加真由美/石田ひかり【チケット料金】S席:8,500円バルコニー席:6,500円※未就学児入場不可※全席指定公式サイト:公式Twitter:
2023年03月13日1996年にNYで初演されてから現在まで、世界中で愛され続けているミュージカル『RENT』。物語の舞台は、まだエイズが不治の病といわれていた’90年代のNY。古いロフトで暮らす映像作家のマークとミュージシャンのロジャーは、家賃(レント)も滞納中の貧乏暮らし。しかもロジャーはHIV陽性で、恋人をエイズのために亡くしてから家に引きこもっている――。ここでは、そんなロジャー役をWキャストで演じる甲斐翔真さんと古屋敬多さんのインタビューをお届けします。甲斐翔真×古屋敬多――甲斐さんは’20年の『RENT』からロジャー役を続投。古屋さんは今回が初参加です。それぞれ稽古場で、周りとどのような関係性を築かれていらっしゃいますか?古屋敬多:今回の公演は、ほとんどの方が’20年にも出演されていた方々なので、みんな打ち解けていて、カンパニーとしてすでにでき上がっている感じがあって。僕はもともとシャイなところがあるので、その中に入っていくのに必死で…。甲斐翔真:全然そうは見えないですよ。古屋:頑張って自分から近づいてこうとはしてる(笑)。でもこの作品に関わっている方々みんな、すごく愛が深い人ばかりだよね。それは『RENT』っていう作品の力なのかなとも思ってるんだけど。甲斐:たぶん本来は僕の方が人見知りだと思うんですけど、普段からのお互いの距離感が影響する作品な気がするんですよね。お互いを信頼して弱みを見せ合って、想いを共有することで、2幕最初の全員で歌う「Seasons of Love」のパワーが無限に広がっていく感じがするというか。だからこの現場では、意識的に人との距離を詰めていくようにしてるんです。古屋:話しかけやすい雰囲気がありますよね。柔らかいというか。でもこの現場ではみんな、おのおのがありのままの自分でいる感じがします。甲斐:へんに気を遣わない(笑)。古屋:それも自然に受け入れて愛で包みたいと思えるのは、この作品だからなんだろうと思っています。――ロジャーは、HIVに感染したことを悲観した恋人が自ら命を絶って以来、部屋に引きこもって人との交流を断っているキャラクターです。おふたりはこの役をどう考えて演じようと思われていますか?甲斐:ロジャー自身も感染者で、彼女の死とは無関係ではないわけで、後追いすることを考えたりもしたと思うんです。ただ、引きこもって半年が経ったとき、なぜロジャーがギターを手に取ったのかをすごく考えていて。きっとこの最悪の人生を自分なりに清算する何か…今生きていることに納得できる何かが欲しくて、それが彼には曲だったのかなって。それが作れたら、この人生がプラスにはならなくとも、プラマイゼロにはできるかもしれない。ロジャーにとって今重要なのは曲を作って栄光を手にすることで、誰かとの会話も新しい女性も、ましてや新しい世界なんて必要ないと思っているのかなと考えています。今のところは。古屋:ロジャー自身はどん底にいて心を閉ざしているけれど、人の生きようとする力ってとてつもないものがあると思うんですよ。追い込まれているからこそ湧き上がってくるエネルギーみたいなものがあって、それが彼にまたギターを手に取らせてくれたのかなって。甲斐:あと、当時はまだエイズが不治の病とされていたと思うと、自分の余命も考えていただろうからね。薬はあるけれど、まだ周りでどんどん仲間が死んでいってるわけで。古屋:うん。いつ終わりがくるかわからない中での、切迫した感じとかをリアルに演じていきたいですね。甲斐:だからミミが現れる場面とか、ロジャーからしたら、せっかくいいメロディが思いつきそうなのに邪魔するなよって気持ちなのかなって。古屋:うん。他人を受け入れる心の余裕はないんだろうなって思う。――マークをはじめ仲間たちは、心を閉ざしたロジャーを見守りつつ、ときに外に引っ張り出そうとします。甲斐:舞台が世紀末のニューヨークだっていうのもあると思います。人種差別もLGBTQも、当時は今よりずっとシビアだっただろうし、ましてやエイズはもっと恐れられていたはずで。そんなシビアな時代に、お金もなく、共に夢を追っている仲間同士だからこそ、より強固に結びついたと思うんです。きっとその中には、かつてはルームメイトだったベニーや、死んだ恋人のエイプリルもいたんだろうし。古屋:家族みたいな関係だよね。甲斐:ニューヨークって東京と同じで、みんな夢を追って故郷から出てきているボヘミアンで、家族が近くにいないからこそ仲間同士が助け合うみたいなこともあっただろうし。古屋:今、ロジャーとして生きながら思うのは、人を救うのは人なんだなってこと。心配して連絡してくる家族もだけど、近くで愛情を注いでくれる仲間たちの存在が本当に力になるんですよね。そこにはロジャーと恋人になるミミや、死んだエイプリルとの過去の幸せな記憶もあると思っていて。結局、人を救うのって他者の愛なのかなって。――あらためて『RENT』という作品の魅力を伺えますか?甲斐:『RENT』って、やっている僕らも毎回感動しながらやってるんです。もちろんお客さんがそう感じてくれることを目指しているんだけど、キャスト同士がお互いに高め合って生まれる感動が本物だからこそ、伝わるものがあるのかなって。古屋:すごく生々しい作品で、演じるこちらも丸裸の感情でエネルギーをぶつけていかないと太刀打ちできない。でもだからこそ観た方には何か届くものがあると思っています。ミュージカル『RENT』古いロフトで暮らす映像作家のマークとミュージシャンのロジャーは、家賃を滞納し、電気も暖房も止められてしまった。そんな中、仲間のコリンズからNYに戻ってきたと連絡が入る。3月8日(水)~4月2日(日)日比谷・シアタークリエ脚本・作詞・音楽/ジョナサン・ラーソン演出/マイケル・グライフ日本版リステージ/アンディ・セニョールJr.東宝テレザーブ TEL:03・3201・7777(写真右)かい・しょうま1997年11月14日生まれ、東京都出身。2016年に『仮面ライダーエグゼイド』でデビュー。’20年に『デスノート THE MUSICAL』でミュージカルデビューし、以降、『ロミオとジュリエット』や『エリザベート』などの大作に出演。今夏に『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』が控える。すべてスタイリスト私物(写真左)ふるや・けいた1988年6月13日生まれ、福岡県出身。2002年にダンスボーカルユニット・Leadでデビュー。アーティスト活動と並行して、ドラマ『Deep Love』『アロハ・ソムリエ』などに出演するほか、舞台でも活躍。ミュージカル『プリシラ』、W主演ミュージカル『イノサンmusicale』などがある。カットソー¥7,150ライダース¥198,000(共にLewis Leathers Japan TEL:03・6438・9215)シャツ¥65,990パンツ¥200,000(共にSPiKe TEL:03・6407・0123)※『anan』2023年3月8日号より。写真・宮崎健太郎スタイリスト・岡本健太郎(甲斐さん)横田勝広(YKP/古屋さん)ヘア&メイク・高田俊介(古屋さん)MIZUHO(Vitamins/甲斐さん)撮影協力・BACKGROUNDS FACTORYEASE(by anan編集部)
2023年03月07日中島裕翔主演『#マンホール』より本編映像が解禁された。「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が結婚式前夜にマンホールに落ちた男を演じる本作。『ライアーゲーム』シリーズ、『マスカレード・ホテル』シリーズの脚本家・岡田道尚がオリジナル脚本を手掛け、監督は『海炭市叙景』『私の男』の熊切和嘉が務めた。解禁された映像は、マンホールに落下した川村(中島裕翔)が、元カノの舞(奈緒)と電話で会話するシーン。雨に打たれ寒さに震えながらライターで暖を取る川村は、唯一連絡が繋がりマンホールに落ちる直前まで川村がいた渋谷周辺まで捜しに来ていた舞に再び電話をかける。警察も当てにならず、焦りと寒さから苛立ちが募っていた川村は「本当に探したのか?今、本当に渋谷にいるのか?」と、それまでの川村とは打って変わった強い口調で舞を責め立ててしまう。「雨も強くなってきて寒さもきつい。もうこんな所にはいられないんだよ」と嘆くように洩らした川村に対し、舞が「え、今なんて? 渋谷雨とか降っとらんけど。そこ本当に渋谷なん?」と答え、不穏な空気が流れたところで映像は幕を閉じる。川村は落ちたのか、それとも落とされたのか?舞との電話によって新たな事実が発覚し膨らんだ疑念が、寒さと焦りに苛まれる川村をさらに追い詰めていく…。果たして真相を突き止め、川村はこのどん底から這い上がることができるのか。その後の展開が気になる本編映像となっている。さらに2月23日(木・祝)より、オーディオコメンタリーを再生するスマートフォンアプリを利用した【副音声上映】がスタートすることが先日発表された。主演の中島さんと熊切監督が、本編を見ながら撮影当時の裏話など様々なエピソードをネタバレありで余すことなく語り尽くす。副音声上映は、2月23日(木・祝)以降の期間中、本作を上映する映画館全ての上映回で楽しめる。リピート鑑賞にも最適だ。『#マンホール』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:#マンホール 2023年2月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
2023年02月11日2023年夏に帝国劇場で上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の全キャストが発表された。本作は、バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバース演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなうミュージカル。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバッハから、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンやマドンナをはじめとする20世紀のヒット曲、さらにレディー・ガガの楽曲など160年以上にわたるポピュラーミュージック約70曲が散りばめられている。本作の上演に向けて全キャストのオーディションを敢行。その結果、ムーラン・ルージュの看板スターだが、病に冒されているサティーン役は望海風斗と平原綾香、サティーンと恋に落ちる作家志望の青年・クリスチャン役は井上芳雄と甲斐翔真がそれぞれ務めることとなった。またムーラン・ルージュの支配人、ハロルド・ジドラー役で橋本さとしと松村雄基、サティーンの幼馴染でショー作家のトゥールーズ=ロートレック役で上野哲也と上川一哉、ムーラン・ルージュの支援者、デューク(モンロス公爵)役で伊礼彼方とK、アルゼンチン人振付家、サンティアゴ役で中井智彦と中河内雅貴、ムーラン・ルージュのダンサー、ニニ役で加賀楓と藤森蓮華が出演する。<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年夏 帝国劇場『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ビジュアル【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)関連リンク公式サイト::::
2023年02月02日広瀬すずと櫻井翔がW主演を務める『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』(3月31日公開)の本予告映像と本ビジュアルが31日、明らかになった。同作は2021年4月期に放送された日本テレビ系連続ドラマの映画化作。天才的なひらめきで事件の真相を見破っていく探偵助手のアンナ(広瀬すず)と、ポンコツだが人望に厚い自称天才探偵の風真(櫻井翔)が、探偵事務所「ネメシス」に集まる様々な依頼に挑んでいく。本予告映像は、横浜にある探偵事務所「ネメシス」の天才探偵助手アンナ(広瀬すず)と、ポンコツ探偵風真(櫻井翔)の「真相解明の、時間です」というお馴染みのセリフから始まる。1人暮らしを始めたアンナは謎の悪夢にうなされ、アンナの前に現れた窓(佐藤浩市)と名乗る怪しい男は「夢の中で私と会っていますよね」と意味深な言葉をアンナに投げかける。その直後目の前で1台の車に、トラックが突っ込み大破。車内にはこれまでアンナらの事件解決をサポートしてきた神奈川県警メンバーの千曲(勝地涼)、四万十(中村蒼)、小山川(富田望生)達の姿が。その瞬間目が覚めたアンナだが、繰り返される夢の中で次々と仲間たちが襲われていき、一体何が起こっているのか分からず精神的に追い詰められていく。そして「夢は一つずつ現実になっていく」と窓の不穏な言葉の通り、星(上田竜也)、上原(大島優子)、凪沙(真木よう子)、姫川(奥平大兼)、緋邑(南野陽子)、リュウ(加藤諒)達も次々と犯人の犠牲になっていく。ドラマ版で物語のカギを握る重要人物・朋美(橋本環奈)は車椅子姿で登場。アンナは「黄金螺旋の方程式」というキーワードを投げかけられる。「ネメシス」の命を狙うプロの殺し屋・ジッポ男(魔裟斗)とアンナとの緊迫のバトルに加え、ラストには何者かの手によって囚われの身となった、アンナと栗田の前にまさかの風真の姿が。裏切者は誰か、混乱必至の超難解トリックに期待が高まる映像となっている。本ビジュアルでは「謎を解くたび、誰かが死ぬ。」という言葉と共に、探偵事務所ネメシスのメンバーであるアンナ、風真、栗田が螺旋状に並んだ中心の奥に、最悪の敵の窓の姿が。その周りをサポートメンバー達の千曲、四万十、小山川、上原、星、姫川、リュウ、緋邑、朋美、凪沙らが取り囲む。併せて、2月3日より劇場窓口限定で発売されるムビチケの購入者特典・特製クリアファイル(220×220㎜)のビジュアルが解禁となった。片面には広瀬すず演じるアンナ、もう片面には櫻井翔演じる風真のビジュアルで、両A面のデザインとなっている。(C)2023映画「ネメシス」製作委員会
2023年01月31日