イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)が古都・京都に路面店「ISSEY MIYAKE KYOTO」を3月17日、オープンさせる。©ISSEY MIYAKE INC. Photo by Masaya Yoshimura, Copist築132年の町屋を改装し、伝統と革新が融合する、「墨色」を基調とした落ち着きのある佇まいのショップが生まれた。手掛けたのは、腕時計から家電、インテリアに至るまで、卓越した造形美とシンプルに徹したデザインで、国内外を問わず活躍するプロダクトデザイナーの深澤直人。店内では、「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)」「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」「バオバオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」の3ブランドを中心に展開する。©ISSEY MIYAKE INC. Photo by Masaya Yoshimura, Copistまた、2階建ての母屋の奥にはKURA(蔵)のギャラリーを常設。イッセイ ミヤケのものづくりと、京都を中心とする東西の人や文化を繋げていくコミュニケーションスペースとして、うつろいゆく季節に合わせ変化しながら、多様性に富んだ試みを発信。日本ならではの伝統技術と、イッセイ ミヤケの衣服への取り組みや精神が、見事に融合する"場"となる。ギャラリーではオープンに合わせ、グラフィックデザイナー・田中一光の作品をモチーフとした、3シリーズ目となる「イッコウ タナカ イッセイ ミヤケ(IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE)」の特別展示を実施する。【店舗情報】ISSEY MIYAKE KYOTO住所:京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町89営業時間:11:00〜20:00
2018年03月16日京都の町屋と洋館の趣が融合したノスタルジックな建物京都・木屋町の中国料理店「大傳月軒(だいでんげっけん)」。名大工の邸宅だった建物で、大正スタイルの洋館と明治時代の京町家が融合したような、独特の雰囲気が漂います。店内はレトロで異国情緒あふれる空間。中庭を眺められる個室や趣のある家具が揃った個室などさまざまなタイプがあります。中でも重厚な雰囲気の個室は、接待や食事会に最適です。有名な明治の宮大工の名を店名に店名の由来には、明治時代の宮大工・北村傳兵衛氏が大きく関係しています。お店の土地と建物のオーナーが傳兵衛氏の子孫にあたり、傳兵衛氏が「大工の傳さん」と呼ばれて親しまれていたことから「大傳月軒」と付けられました。料理長は数々の中国料理店やホテルで経験を積んだ実力者。料理長や支配人としての経験もあり、調理専門学校の教壇に立った時期もあったといいます。その料理長が最も気を遣っているのは料理の温度。お客さんの食事のタイミングに合わせ、ベストな温度で食事を提供します。口いっぱいに広がる香ばしさ! 絶品北京ダックお店自慢の逸品は「自家製窯焼き北京ダック」(1羽6,800円/税抜)。2日間かけてじっくりと仕込んだ、北京を代表する高級料理です。数種類のスパイスをしっかりとしみ込ませ、自家製窯でこんがりと焼き上げています。パリッとした皮にさっぱりとした脂身が程よくマッチ。甘辛い濃厚なタレとの相性もバツグンです。噛むほどに口の中に広がる香ばしさと、奥深い旨味を堪能してください。熱い、辛い、でもウマい! 見事なバランスの麻婆豆腐後をひく辛さがクセになる「四川麻婆豆腐定食」(1,200円/税抜)もおすすめです。ランチの定食でも大人気の麻婆豆腐。豚まん、小菜、ご飯とスープ、香の物がセットになっています。しびれる辛さの中に味わい深さもしっかりと感じられる麻婆豆腐は、辛いものが苦手な方でも食べる価値あり。ラー油と豆板醤の辛さと、山椒のパンチ、甜麺醤のほのかな甘味が見事に調和した、極上の麻婆豆腐です。お手ごろランチから記念日ディナーまで宮廷風から家庭風まで、さまざまな中国料理のおいしさを提供する「大傳月軒」。有名人もお忍びで通うほどで、料理の質はお墨付きです。ときには料理長自ら自慢の焼きたて北京ダックを、お客さんの目の前で颯爽とさばいてくれるパフォーマンスも見どころ。ランチは1,000円から、リーズナブルでおすすめです。気軽なランチから大切な食事会など、様々なシーンでご利用ください。お店は、京阪本線「祇園四条駅」の1番出口から高瀬川沿いに向かったところにあります。木屋町通りに面しており、白くて大きなのれんを目印にすると分かりやすいでしょう。情緒あふれる空間で、コクと深みのある本格中国料理をお腹いっぱい召し上がれ。スポット情報スポット名:大傳月軒住所:京都府京都市 下京区木屋町通り松原上ル美濃屋町173電話番号:075-353-9021
2017年10月20日京都の町屋をそのまま再現! 落ち着いた大人の空間東京メトロ各線の銀座駅から徒歩1分。松屋銀座の裏手にあり、地下に降りていくと「左京ひがしやまy.y」にたどり着きます。階段は竹で囲まれており、水打ちされている石畳が涼しげ。店内に入ると、町屋の落ち着いた空間が広がります。カウンター席10席とテーブル席、そして個室が2つあり、ゆったりと食事を楽しめます。靴を脱いであがる形式で、和を感じる空間です。大将の調理を見ているだけで大満足のオープンキッチンカウンターでは、気さくな大将が自慢の腕を振るいます。その大将の華麗な手さばきを見ているだけで、ゆったりと楽しい時間が過ぎていきます。京都の懐石料理というと、少しハードルが高いイメージですが、ここではカジュアルに楽しめます。友達同士はもちろん、女性ひとりでも気軽に足を運ぶことができるので普段使いにもおすすめ。個室もあるので、接待の場所としても人気。ヘルシーな料理の数々は、とにかく女性に好評です。山と海の食材を楽しめる絶品料理大将のセンスと技巧が光る一品「八寸」は山の食材と海の食材をどちらも使い、四方の淵のある盆に盛った料理です。新鮮な素材を使っているので、味はもちろん、盛り付けや食材選びは大将のセンスが光ります。和食において大切な季節感を見事に表現した一皿で、食べておいしいだけでなく目でも楽しめる、人の心に残る料理です。京都の夏を代表する鱧を使った爽やかな一品夏の京都を代表する味といえば「鱧のお椀」。丁寧に捌かれた鱧も絶品で、深みのある出汁の風味が口の中いっぱいに広がります。いつまでも味わっていたくなる優しい味。最後に柚子で香りづけしてあるので後味も爽やか。上品な一品は、接待としてもおすすめです。喜んでもらえること間違いなし。器にもこだわりがあり、料理が映える器の色味と質感も大事にしています。素材の旬を逃さない最高の状態で味わえる料理の数々素材の最もおいしい時期は、月単位や短い頻度で変わることも。お客さんに最高の状態で料理を提供するために、旬を活かしたメニュー作りにこだわっています。お店に足を運ぶたびに新しい味に出会えるので、次はどんな旬と出会えるのか楽しみになるお店です。肩肘張らずにいただける懐石料理を、ぜひ堪能してみませんか。東京メトロ各線の銀座駅から徒歩1分のところにある「左京ひがしやまy.y」。駅からも近く、仕事帰りに友人や仕事仲間と気軽に立ち寄れるアクセスの良さも魅力のひとつです。大将が作る京料理の数々を通して「左京ひがしやまy.y」が演出する京都を感じてみてください。スポット情報スポット名:左京ひがしやまy.y住所:東京都中央区銀座3-7-2 オーク銀座B1F電話番号:050-5869-0587
2017年08月14日京都駅に降り立つと、聞こえてくる“はんなり”したやわらかい言葉遣いのせいでしょうか、東京とは違う“たゆたうような時間”がゆったり流れている感じがして思わずにんまりしてしまいます。ああ、今、京都にいる! そう思えることが嬉しくてたまりません。バカンスはもちろん、たとえ仕事であっても、京都は私たちをそんな旅情に誘ってくれます。つい先日も京都を訪れてきました。今回は、京都をこよなく愛するわたしが厳選した“町屋づくし”の京都散策コースをご紹介します。1軒め:300年の歴史を誇る茶舗、一保堂京都本店の喫茶室「嘉木」京都に着くと、まず訪れることにしているのが、御所の南北に走る寺町通り沿いにある、一保堂の喫茶室「嘉木」。この辺り、骨董屋さんやギャラリーが連なる閑静な佇まいで、いい雰囲気なんですよ。美味しい日本茶でリフレッシュして、旅程をあれこれ考えるのにぴったりです。享保年間(1717年)の創業で、宇治発祥の「宇治製法」で作られ、上品な甘みとまろやかな味わいが特徴の「京銘茶」の老舗は、まさにザ・京都の風格です。「嘉木」では、大好物の玉露を頼みます。基本は自分で淹れるのですが、スタッフの方が丁寧に教えてくれるから大丈夫。びっくりするのは、1回に使う茶葉の量が、私たちが普段使う3倍はあること。サーブされるポットのお湯は100度で、一人でも4つ付いてくる小さい湯呑茶碗に、次々入れ替えて冷ましたら、急須に注いで1分半待ちます。これが一煎目で、二煎目以降はそれほど待たずにいただきますが、それぞれ味が異なり、その美味しさに感動! この日は笹屋守栄の「小百合咲く」というお菓子が付いて、くつろいだ気分に…。2軒め:「蕎麦屋にこら」でおまかせ蕎麦コースのランチを!今回、どうしても行きたかったのが、蕎麦好きには避けて通れない「蕎麦屋にこら」です。ランチのコースメニュー(要予約)は、「蕎麦寿司」「穴子のそばがき蒸」「鱧の南蛮漬け」「そば粉のブリニ 鮎のリエット胡瓜ソース」に「ざるそば」か「かけそば」、「杏仁豆腐」か「そば白玉入りぜんざい」のデザートと、ランチらしからぬゴージャスさ!契約農家で無農薬栽培された蕎麦100パーセントを石臼で製粉し、つながるぎりぎりまで粗く挽いて香りを保ち、あえてつなぎは一切入れないという「自家製粉粗挽十割蕎麦」は、蕎麦好きにはたまらない美味しさでした。つなぎを入れないと普通はボソボソしているのに、雑味がなくツルッと軽やか! 蕎麦本来の上品な甘みと爽やかな香りを堪能しました。3軒め祇園に出現した築100年の町屋建築、「ライカ京都店」京都お散歩コースの締めくくりは、3月にオープンして以来、気になっていた「ライカ京都店」。京都の中心地でもある祇園の花見小路通り沿いにありながら、あまりに周囲に馴染んでいるので、思わず通り過ぎてしまいそう。ドイツを代表するカメラの名門ブランドが、伝統的な町屋の梁や柱などを活かした瀟洒なフラッグシップ店を創るとは! その粋なコンセプトは目からウロコの驚きでした。紺色ののれんに付いた赤いLeicaマークが目印です。店内は、ライカの現行商品がフルラインアップで揃えられ、坪庭をのぞむスタジオやギャラリーが併設、ライカの世界観とライカのあるライフスタイルを展覧できるというもの。160年の歴史を誇るライカのクラフトマンシップがそこここに生かされ、それが古都・京都と完璧にマッチングした美しさに、しばし現実を忘れ、悠久の時を彷徨いました。カメラファンならずとも楽しめる京都の新しいスポット、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。・ 一保堂喫茶室「嘉木」 ・ 蕎麦屋にこら ・ ライカ京都店
2014年07月09日秋のシルバーウィークの7日間、兵庫県篠山市の国重要伝統的建造物群保存地区「河原町妻入商家群」の25軒の町屋をギャラリーにした『丹波篠山・まちなみアートフェスティバル』が開催される。秋の丹波篠山は観光のベストシーズン。松茸、栗、黒豆、山芋といった食べ物はもちろん、色鮮やかに紅葉する篠山の風景は一見の価値あり。そんな篠山は、歴史的な”まちなみ”と”芸術”もあふれている。9月15日(土)~17日(日)、20(木)~23日(日)、この町が才能あふれる芸術家たちの展覧会場に変わり、歴史と芸術のコラボレーションを展開する。「丹波篠山・まちなみアートフェスティバル」は2008年「丹波篠山築城400年祭」に合わせてスタートした。5回目を迎える今年は、地元の芸術家を中心に32名が作品を出展する。絵画、イラスト、造形、彫刻、陶芸、創作硝子、映像、写真、キルト、木工芸などなど、多彩なジャンルの作品が25軒の風情ある町屋をギャラリーに、撩乱する。なお、鑑賞は無料だ。今年は、幻の「山猫軒」が「フェリシモしあわせの学校」と「丹波篠山まちなみアートフェスティバル実行委員会」の共催で、町屋の「ささやまな家」を利用してオープンする。「山猫軒」とは、宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」に登場する森の奥の”一風変わった”レストランだ。『篠山の山猫軒』では、宮沢賢治の作品世界とともに、兵庫×東北・岩手がコラボレーションするカフェ。篠山の野菜と岩手の雑穀たっぷりのスープと天然酵母パンのランチプレート(各日限定20食)。イーハトーブのお茶っこセット、篠山のおやつセット、黒豆茶などの限定メニューが楽しめる。また、イベントもさまざま企画されている。フェスティバル前半の9月15日(土)~17日(月)には、”山猫軒ワークショップ”として、料理研究家で宮沢賢治研究家の中野由貴さんを講師に迎えての「賢治の電器葡萄酒作り」。宮沢賢治が詩人・草野心平にそのレシピを贈ったと言われる「電気葡萄酒」を、デモンストレーション形式で再現する。さらにソープアーティストのクボノリコさんが里山の秋をテーマに手作り石けんを作る「どんぐり&きのこの石けん作り」や、アナウンサーの川邊暁美さんによる「雨ニモマケズ」朗読ワークショップが開催される。後半の22日(土・祝)は、篠山に近い三木市出身の「玉岡かおるさんのアート語り」として、スペシャル・チャリティー講演会、『サイレントシネマ活弁上映会』(上映作品「東への道」)が予定されている。なお、上記イベントはいずれも有料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日