“食べるバター”専門ブランド〔CANOBLE(カノーブル)〕から、カカオ豆と発酵バターから作るチョコレートバター《LEBEURRECHOCOLATERIE(ブールショコラトリー)》が登場しました。産地厳選のカカオ豆から作られるチョコレートや、第4のチョコレートと呼ばれる「ブロンドチョコレート」を使ったものなど全12種類。バターとチョコレートの織りなす、新しい世界がひろがります♪森から生まれたチョコレートと、牧場生まれのバターの新たな融合「食べるバター」を打ち出し、食通から注目を集めている〔CANOBLE〕。新シリーズはチョコレートのフレーバーバター《ブールショコラトリー》です。世界各国の選りすぐりのカカオ豆で作られたチョコレートと、こっくりとしたミルク感の国産発酵バター、フランス・ブルターニュ地方の《ゲランドの塩》の粒を残した半塩タイプのブールアロマティゼ(フレーバーバター)です。カカオ豆を発酵させて作る植物性ココアバターと、動物性ミルクから作られる発酵バターという、口溶けの異なるものを組み合わせ、どちらのおいしさも引き出す配合を研究し、改良を重ねてきたのだとか。「テロワール」「ヌーベル」「ショコラブール」という3つのコンセプトで構成され、それぞれが異なるフィロソフィーを持っています。従来のブールアロマティゼと同じく、すべてが手作業。生地には砂糖を入れず、塩は粒のまま、カカオ豆本来の個性をダイレクトに伝える。妥協なき製法からこそ生まれる味です。グラン・クリュ・テロワール(Grand Cru Terroir)マダガスカル、ガーナ、ドミニカ、ベネズエラの全4種各1,240円(税込)こちらは、「テロワール(産地)の個性」をテーマに、原産地を限定したカカオ豆のチョコレートと国産発酵バターから作られるシリーズ。カカオ豆が本来持つ酸味や苦味、強力な風味をダイレクトに表現し、カカオ豆の個性が最大限に引き出されています。ヌーベル・ショコラ (Nouvelle Chocolat)キャラメル・フィグ、ブラン・フレーズ、ブロンド・トロワ、シュクレノワールの全4種各1,180円(税込)「最先端であること」をテーマに、今までにない新時代のチョコレートの可能性を探求するシリーズ。ブラック、ミルク、ホワイトに次ぐ、世界初の第4のチョコレートと呼ばれる《ブロンドチョコレート》を中心に、ミルクをゆっくり炊き上げキャラメリゼしたチョコレートやローストナッツやフルーツを合わせ、まったく新しい味が創造されました。ショコラ・ブール(Chocolat Beurre)ドゥーブルショコラ、トロワ、フリュイ、フレーズの全4種各1,080円(税込)「カカオとバターの融合」をテーマに、まったく新しい、未来のチョコレートを科学的に追求するシリーズ。ココア、チョコレート、バターの要素を合わせることで、それ自体が未知の個性を持つプロダクトが生まれました。高品質ココアと国産発酵バターのマッチングは、「チョコレート」「バター」という概念を超えた新たな味。新しい食体験、試してみては?「バターを食べる」というとこってりしていそうと思われるかもしれませんが、《ブールショコラトリー》は発酵バターだから、驚くほど爽やかでクリーミー。口いっぱいに広がるミルク感とカカオのハーモニーを、ぜひ試してみてください。ビジュアルもステキなのでプレゼントにもぴったりですね♪取り扱い店舗は〔LEBEURRECHOCOLATERIE(ブールショコラトリー)〕岡山店、東京店、もしくはネットストアです。ナショナルデパートネットストア
2019年04月03日発酵食品の数は世界に数億個と言われ、私たちの食生活にも古くからとり入れられてきました。食品は発酵することで、もとの素材より栄養価や味の風味が増したり、保存性が高まったりして、昨今では健康食材として注目を浴びています。そんな発酵食品のパワーを知り、上手にとり入れましょう。そもそも発酵食品とは発酵とは、微生物の働きにより食品の中のでんぷんやタンパク質が分解されることで、カラダに良い働きのある新しい成分が作りだされることです。食品を発酵させた発酵食品は、発酵することによりさまざまな良いことが起こります。発酵食品の効果うま味・甘味が増して風味がアップ!食品の中のでんぷんがブドウ糖に、タンパク質がアミノ酸に分解されることで、発酵食品独特のうま味や甘みが生まれ、味に深みが出ます。発酵前と比べて、格段に栄養価が増す発酵中に微生物(発酵菌)の働きが加わることで、栄養素がカラダで消化・吸収しやすい形に変化します。この微生物の代謝活動によりビタミンなどの有効成分が加わって、栄養価が高まります。大豆の発酵食品である納豆は、ビタミンB2は約2倍、ビタミンKは約30倍に増します。(※)食品の保存性が高まる食べ物はカビや雑菌が食品に付着して繁殖することで傷みますが、発酵を担う微生物(発酵菌)が、腐敗の原因物質の繁殖を抑え、食品の保存性が高まります。腸の善玉菌のバランスを整えて、腸内環境を正常化発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸内の善玉菌の活動を促進させて悪玉菌の繁殖を防ぎます。腸内のバランスが整うことで、カラダの免疫機能が高まったり、便秘の改善に繋がったりします。たくさんある!腸にうれしい菌の種類普段食べている食品の中には、カラダにうれしい菌がつまったものがさまざまあります。きのこ:しめじ・エリンギ・まいたけ・ブナピーなど麹菌:清酒・味噌・醤油・甘酒など納豆菌:納豆乳酸菌:ヨーグルト・チーズ・ぬか漬けなど酢酸菌:お酢酵母菌:ワイン・日本酒・パン・味噌・醤油詳しい菌の働きはこちら⇒”キレイになれる菌活”発酵食品を効果的にとり入れる方法発酵食品を数種類組合せたり、他の菌活食材と一緒に摂取することで、栄養価がさらにアップし、健康増進に役立ちます。味噌(麹菌)×しめじ・ブナピー・エリンギなど(菌)お味噌汁の具材にさまざまなきのこを入れると、味噌の麹菌ときのこの相乗効果が得られます。生活習慣病の改善、美白効果や腸内環境のバランスを整える効果が期待できます。納豆+キムチキムチの乳酸菌が納豆菌をエサにすることで、腸内の善玉菌が増え、腸内環境が整います。またキムチに含まれるカプサイシンは、脂肪燃焼にも効果を発揮します。ヨーグルト+果物+蜂蜜ヨーグルトの乳酸菌、果物とはちみつに含まれるビタミン・食物繊維を合わせると、便秘改善や美肌効果が期待できます。はちみつに含まれるオリゴ糖は、善玉菌のエサになるため、腸内環境改善にも効果的です。 食べ物からとり入れた菌は数日で体外へ排出されるため、腸内環境を正常に保つためには、日々こまめにとり入れることが大切です。健康と美容に役立つ”菌”を積極的にとり入れ、腸内バランスを整えると、健康で元気なカラダづくりに繋がりますよ。 【参考・参照】(※)文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)〈〉(最終閲覧日:2017/11/20)【執筆者】コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2019年03月28日ドクターシーラボより1月24日新発売メディカル思想で美と健康を届ける「ドクターシーラボ」は、1月24日(木)より、「発酵大豆イソフラボン プロテオグリカン+」を新発売した。女性のコンディションをキープするサプリメントだ。ゆらぎやすい女性の不調を整える「発酵大豆イソフラボン プロテオグリカン+」は、特に40代後半からのゆらぎやすい女性の不調を整える成分を配合して作られた。「発酵大豆イソフラボン」は、良質な大豆の胚芽を使用して抽出・濃縮され、独自発酵技術によって、体内へ吸収されやすくした高吸収型のアグリコン型イソフラボンを採用。イソフラボンのまわりについた「糖」がはがされており、分子量が小さいため、胃や小腸から吸収されやすくなっている。さらに、コラーゲンやヒアルロン酸よりも高い保水力を持つ注目成分である「プロテオグリカン」を配合。肌や体の保水力や年かつな動きをサポートし、若々しく健やかな日々をサポートする。30粒(30日分)入りで、価格は3,456円(税込み)。ドクターシーラボ公式通販や、全国のシーラボショップ・ドラッグストアなどで販売される。(画像はドクターシーラボ公式通販より)【参考】※ドクターシーラボ公式通販
2019年01月27日発酵カフェスタンドの新メニュー東京・品川の発酵カフェスタンド「お米やHacco to go!」に、パンに酒粕スプレッドをそえた新メニュー「パンde酒粕 -タルタルガーリック」(税込300円)が登場した。酒粕をスプレッドに!その栄養素の高さと美容・ダイエット効果への期待から、注目を集める発酵食品の酒粕。「パンde酒粕」は、そんな酒粕をさらに乳酸菌発酵させたダブル発酵食品から作られている。バターやマーガリン等は不使用の完全植物性で、アルコール分もゼロ。パンに塗ったり野菜にディップしたりと、普段の食事に手軽に酒粕を取り入れることができる。今回登場した新メニューは、バケットに「パンde酒粕」をつけて食べるファストフード。ガーリックが香る酒粕スプレッドは、バケットとの相性抜群だ驚きの美容・ダイエット効果酒粕にはアミノ酸、ビタミン類、葉酸、食物繊維など、美容・健康に不可欠な栄養素が豊富に含まれている。中でも近年注目を集めているのが”レジスタントプロテイン”というたんぱく質。体内の脂肪を吸着&排出する働きがあり、コレステロールを下げるほか、肥満の予防につながるとして期待されている。「パンde酒粕」はダブル発酵されているため、美容効果がさらにアップしているとのこと。美容に敏感な女性にこそ、楽しんでもらいたい一品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社FARM8のプレスリリース※「パンde酒粕」
2018年11月25日チアシード蒟蒻ゼリーがパワーアップ!大人気のチアシードin蒟蒻ゼリーが、パワーアップして新登場。世界初となる”発酵果汁”がプラスされ「チアシード蒟蒻ゼリー 発酵プラス」として生まれ変わりました。新発売に先駆け「ビープル バイ コスメキッチン」では、2018年10月26日(金)より先行販売をスタートします。3つのパワーがひとつに「チアシード蒟蒻ゼリー 発酵プラス」は”蒟蒻””チアシード””発酵食品”の3つのパワーが凝縮。また原材料は全て植物由来という身体に優しいスナックです。”蒟蒻”は低カロリーなうえ食物繊維やカルシウムを多く含み、”チアシード”は中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きのある必須脂肪酸「αリノレン酸」を多く含んでいます。また約1か月かけてじっくりと発酵させた”発酵果汁”が腸内環境を正常化し、身体の中からキレイを叶えてくれるでしょう。カシス味?それともカムカム味?パワーアップした「チアシード蒟蒻ゼリー 発酵プラス」には、カシスとカムカム2種類の味を用意。カシスは抗酸化作用の高いアントシアニンを多く含み、アンチエイジングの効果も期待できます。またあまり馴染みのないカムカムは、ビタミンCやポリフェノールを多く含むスーパーフルーツ。果物の中では、天然のビタミンC含有量がNO.1と言われています。身体の内側からキレイになれるギルトフリースナックは、女性にとって手放せない存在になるでしょう。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社若翔のプレスリリース
2018年10月25日フランス産発酵バター「エシレ」の専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」から、エシレ バターを使ったオリジナル生ケーキ「シャポー・エシレ(Chapeau Échiré)」が数量限定登場。「シャポー・エシレ」は、バタークリームと焼菓子の組み合わせを堪能できるオリジナル生ケーキ。"シャポー(chapeau)"とは、フランス語で帽子を意味しており、焼菓子の上にのせたバタークリームがまるで帽子のように見えることからこのネーミングが採用された。焼菓子は、澄ましバターを使い、じっくりと焼き上げることで、バターの繊細な風味を引き立てている。その上に、濃厚でミルキーなバタークリームをたっぷりとのせ、仕上げに金箔をあしらった。エシレ バターの芳醇な香りを存分に楽しめる、贅沢な生ケーキが完成した。【詳細】エシレ・メゾン デュ ブール「シャポー・エシレ」<数量限定>発売日:2018年10月1日(月)価格:1個 750円+税住所:東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア 1F営業時間:10:00~20:00(不定休)TEL:03-6269-9840
2018年10月14日韓国発の自然派コスメ「innisfree」韓国を代表する自然派コスメブランド「innisfree(イニスフリー)」では、大豆発酵エキスを使ったエイジングケア美容液「ソイビーンエネルギー エッセンス」のお得なキャンペーンを開催している。大豆発酵エキスでふっくらツヤ肌へ「innisfree」は、韓国・済州(チェジュ)島の自然の恵みを活かした、ナチュラルコスメアイテムを展開する人気ブランド。そんな同ブランドのエイジングケアライン「ソイビーンエネルギー エッセンス」は、済州島産大豆から抽出された高濃度大豆発酵エキスを使った美容液だ。標高600mを超える高地で自然発酵された、純度の高い大豆発酵エキスの働きで、肌にたっぷりと潤いをチャージ。また洗顔後に肌に馴染ませるだけで、次に重ねるスキンケアアイテムの浸透を高め弾力のある上向き肌へと導いてくれる。より高い効果を得るためには、ライン使いがおすすめ。土台作りの美容液をはじめ、オイル、化粧水、乳液、クリーム、ネッククリームが用意されている。お得なキャンペーンの内容は?現在開催中のキャンペーンでは、「ソイビーンエネルギー エッセンス」を店頭で購入すると、同ラインのエッセンス、クリーム、そしてコットンがセットになった「ソイビーン スキンケアキット」がプレゼントされる。限定600個のため、気になる方はお早めに。(画像はinnisfree公式サイトより)【参考】※innisfree公式サイト
2018年10月05日老若男女問わず、今も昔も大人気のドリンク「カルピス」。この「カルピス」を販売するアサヒ飲料株式会社は、“発酵”という自然製法で作られている 「カルピス」の“おいしさ”と“健康価値”を知ってもらうことを目的に、『カルピス®+発酵BLEND@東京日本橋』を、9月17日(月・祝)まで東京・日本橋の福徳の森にて開催中だ。三河、滋賀、沖縄の地元素材とコラボレーションした3種のドリンク「カルピス®+発酵BLEND」を販売するほか、発酵マイスターの菜月さんによる、“発酵”をおいしく楽しく体験できる味噌作りワークショップなども実施する。「カルピス®+発酵BLEND」とは?アサヒ飲料が昨年より展開している「カルピス@+発酵BLEND」では、発酵食品である「カルピス」が、様々な発酵食品とコラボレーション。一般的にまだよく知られていない発酵の魅力を発信したり、発酵食品同士の掛け合わせで生まれる新しい味を発見したりと、巷で何かと話題の“発酵”を「もっとおいしく」探求していく活動を行っている。今年は日本各地にある、その土地ならではのユニークな発酵食品がある町とコラボレーションし、「カルピス」と掛け合わせたドリンクの販売やイベントを開催。日本の誇るべき発酵文化を盛り上げていくことを目標に掲げている。「カルピス®+発酵BLEND」コラボドリンクが東京に大集結「カルピス®+発酵BLEND」は8月2日(木)の「カルピス®+発酵BLEND 三河」を皮切りに、8月5日(日)に「カルピス®+発酵BLEND 滋賀」、8月18日(土)に「カルピス®+発酵BLEND 沖縄」と各地を回り、地方の発酵食品とコラボレーションした限定ドリンクを各地で販売してきた。今回「カルピス」が各地の発酵食品と出会う旅の集大成として、昔から日本のあらゆるものが集まる東海道の終着地点である日本橋で、三河、滋賀、沖縄、各地のコラボドリンクが特設キッチンカーにて販売される。「カルピス®+発酵BLEND 三河」は「カルピス」の甘ずっぱさに、八丁味噌が生み出すコクが加わり、まろやかで濃厚な味わい。味噌樽の重石をイメージしたトッピングのマシュマロもフォトジェニックでオシャレだ。「カルピス®+発酵BLEND 滋賀」はヨーグルトと「カルピス」のやさしい甘味に、隠し味として「鮒ずしの飯」の塩気を効かせたほんのり甘じょっぱいドリンク。滋賀県産フルーツ、アドベリーのゼリーが入っており、プルプルとした食感も楽しむことができる。「カルピス®+発酵BLEND 沖縄」は「カルピス」ともろみ酢とのブレンドで生まれる絶妙な甘ずっぱさがカラダにも嬉しく、クセになる味。ほんのり感じる炭酸が後味をスッキリさせてくれる。これらのドリンク購入者には、地元発酵食品の魅力やコラボドリンクの開発ストーリー、レシピなどをまとめたオリジナル冊子が配布される。「カルピス」を使った味噌作りワークショップも開催イベントでは発酵マイスターとして発酵食品の魅力を発信している菜月さんとともに、「カルピス®+発酵BLEND」が今年コラボレーションをしてきた地域の発酵食品と「カルピス」を使った味噌作りを行うワークショップも実施。沖縄産の黒麹、天然塩、三河産の大豆、滋賀産の鮒ずしの飯などを使った味噌作り体験を通じて、“発酵”をおいしく楽しく学ぶことができる。2週間熟成して食べることができる西京風白味噌は、今回のイベントのために特別に作成された、オリジナルカラーの常滑焼の甕(山源陶苑製)に入れて持ち帰ることも可能だ。子どもから大人まで楽しめる、今回の試飲会&味噌作りワークショップ。日本の古き良き伝統食品に触れることができる、貴重な機会となりそうだ。【参考】※カルピス®+発酵BLEND
2018年09月15日こんにちは。料理研究家の越野美樹です。カレーのおいしい季節。厳しい残暑でカレーライスが重たい気がする時には、ナンをカレーに合わせてみませんか? 今回は、発酵させなくても思い立ったらすぐ作れる、「お手軽!無発酵のナン」をご紹介します。もっちり、ふっくらとした食感は、子どもに人気のカレーと一緒に食卓に出すと、さらに喜ばれますよ。ナンは、インドなどで食べられているパンの一種。平たい形で、あちこちにポコポコと膨らみのある独特な形状、たいてい三角形の形をしているものが多いです。本場ではタンドール窯の内側に生地を貼り付けて焼きますが、今回は手軽にフライパンで焼く方法をご紹介します。本来のナンは酵母で発酵させて作りますが、今回ご紹介する「お手軽!無発酵のナン」は酵母やイーストなどで発酵させずに、ベーキングパウダーを使って手軽に短時間で膨らませます。ベーキングパウダーを使ったお菓子はこねないのが鉄則ですが、「お手軽!無発酵のナン」はもっちり感を出すために、生地をよく混ぜて作ります。小麦粉のグルテンを最大限に利用するため、全ての材料をスプーンやヘラなどを使って手早くぐるぐる混ぜて、ベーキングパウダーが反応しきらないうちにフライパンで焼きます。少し多めの水分がもっちり感の決め手! 生地の中までしっかり火が通るよう、フタをして焼くのもおいしく作るコツのひとつです。手軽にぷっくりと膨らむナンを作ったら、子どもも大人も大好きなカレーに合わせて召し上がれ!●「お手軽!無発酵のナン 」を美味しく焼くコツ・もっちり感を出すため、スプーンやヘラで生地を手早く良く混ぜる。・少し多めの水分がもっちり感の決め手・しっかり火が通るよう、フタをして焼く ■お手軽!無発酵のナン調理時間 20分レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹<材料>2枚分強力粉 200gベーキングパウダー 大さじ1塩 ひとつまみ豆乳 150ccオリーブオイル 大さじ1<作り方>1、ボウルに全ての材料を加え、スプーンなどでよく混ぜる。2、生地を半分に分けて、それぞれ台に出して三角形に成形する。3、フライパンを中弱火に熱してオリーブオイルを加え、キッチンペーパーなどで余分な油をぬぐう。4、2をのせてフタをし、ふっくらしてきたら裏側にして両面を焼く。もっちりとしていて、手でちぎってカレーをつけて食べるとよく合います!ところどころがプツプツと膨らんで、本格的なナンと見た目も変わりません。ぜひお子さんと一緒にナン作りを楽しんでくださいね。■「お手軽!無発酵のナン」のアレンジ例●アレンジ例 デザートナンデザートピザのように、ナンの上にフルーツやジャムなどを盛りつけてみました。今回は爽やかにマーマレードジャムとブルーベリー、カシューナッツ、ミントをトッピング。デザートナンに仕立ててみました。クリームやチーズなど、お好みの素材をのせて楽しんでみてはいかがでしょうか?カレーの後のデザートにもオススメです。カレーと合わせて楽しく食べたい「お手軽!無発酵のナン」。インド料理屋さんにいかなくてもご家庭にある材料で手軽に作れます。ナンをたくさん作って、家族でカレーパーティーを楽しんでみてはいかがでしょうか?
2018年08月22日手軽に菌活を始めるチャンスノエビアグループは、2018年8月6日より、「お米と発酵食品の乳酸菌Diet」を発売開始した。現在、商品を実際に試すことができる、Twitterフォロー&リツイートキャンペーンを開催中だ。菌活ブームが人気を博する中、米や酒粕という日本の伝統的な乳酸菌を使った菌活素材をサプリメントにした商品。サプリメントなので、気軽に摂取することができ、菌活をこれから始めたい人にもおすすめだ。公式アカウントをフォローしてリツイートキャンペーンは非常にシンプルで、公式アカウントをフォローしたら、決められた投稿内容をリツイートするだけで応募完了となる。応募者の中から5000名に「お米と発酵食品の乳酸菌Diet」が当たるという内容だ。サプリメントでの気軽なダイエットや、菌活に興味がある人はぜひ参加してみてはいかがだろうか?キャンペーン期間は、2018年8月6日から9月9日までとなっている。乳酸菌や甘酒こうじなどをたっぷり配合商品には、酵母ペプチドや甘酒こうじ、漬物由来の乳酸菌やしいたけ菌糸抽出物の他、ミルクオリゴ糖やガラクトオリゴ糖といった2種のオリゴ糖が配合されている。1日2から4粒をかみ砕いて食べるだけで、手軽に菌活ダイエットを行うことができる。ダイエットに興味がある人や、菌活に興味がある人、ダイエットしたいもののなかなか手が出せない人にとっては、「お米と発酵食品の乳酸菌Diet」を手にするよい機会となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※ノエビアグループのプレスリリース
2018年08月10日食物繊維、ヨーグルト、発酵食品…。腸内環境を整えるといわれている食べもの。しかし、これらを摂ると、かえってお腹の調子が悪くなる人がいることが分かってきた。腸は大腸だけじゃない。“SIBO”=小腸内細菌増殖症と呼ばれる小腸の病気とは?腸には食物繊維が良い。基本的には間違いない。ヨーグルトには整腸作用がある。ある意味では確かにそう。でも、「万人の腸に有効な食べものはありません」と、江田クリニック院長の江田証先生は言う。ある人には整腸作用を促す効果があっても、他の人にも必ずそれが当てはまるとは限らないのだ。これには、いままで知られていなかった小腸のある病気が関連している。「ほんの少しの量しか食べていないのに、食後にお腹がパンパンに張ってしまうという人がいます。こういうケースでは、“SIBO”(シーボ)という小腸の病気の可能性があります」アメリカでは話題になっているが、日本ではまだあまり知られていないこの病気、他にも頑固な下痢、便秘、腹痛、お腹のゴロゴロした違和感といった症状が見られるという。「最新の研究では、過敏性腸症候群と考えられてきた患者さんの85%が、実はSIBOだったという報告もあります」確かにこれらの症状は、過敏性腸症候群のそれに似ている。でもどうして、大腸の病気と思われていたものが、小腸の病気と考えられるように?そんな疑問が当然、湧いてくる…。もともと小腸は、医師の間でもブラックボックスといわれてきた臓器。というのは、内視鏡で小腸の奥深くまで検査することができなかったから。ここ最近、ダブルバルーン内視鏡、カプセル内視鏡という技術が開発され、小腸の診断が可能になったことが、SIBOが注目され始めた理由。「SIBOは本来であればあまり小腸に存在していない腸内細菌が、小腸内で過剰に繁殖してしまう病気です。腸内細菌は大腸でバランスよく存在していればカラダに有効な働きをしますが、小腸で必要以上に増殖してしまうと、炎症を起こしたり、下痢や便秘などのお腹の不調に繋がるのです」本来なら大腸の腸内細菌が100兆個以上といわれているのに対して、小腸のそれは1万個程度。小腸はもともと栄養を吸収するための臓器。腸内細菌を培養するための臓器ではない。そこに必要以上の細菌が存在していると、小腸に運ばれてきた栄養素を吸収される前に食い荒らして、ガスを発生させる。腸内細菌が3大栄養素の中の炭水化物を分解して生じるガスは、主に水素ガスやメタンガス。その結果、ちょっと食べただけでもお腹がポッコリ膨らんでしまうというわけ。水素ガスやメタンガスが過剰に溜まると、腹部膨満感やげっぷが出る。下痢や便秘、その両方を繰り返すことも。食事の度にガスが溜まる→減るを繰り返すことで小腸は伸び縮みし粘膜が薄くなり、有害な毒素や未消化の食べものが腸から漏れ出すという怖いことも。さらに、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸は本来、肥満を予防するなどカラダにいい働きをするものだが、小腸でこれが増えすぎてしまうと、またしてもお腹の不調の原因になってしまう。「小腸に腸内細菌が繁殖してしまう最大の理由は、小腸の動きが鈍くなっていること。小腸は胃から運ばれた食べものから栄養を吸収し、消化できなかったものを大腸に送ることが役目。小腸のリズミカルな動きをMMCといって、この速やかなぜん動運動が、小腸の壁で細菌が繁殖するのを防いでいます。ところが小腸の働きが悪くなると食べものの残りカスが小腸に溜まり、そこで腸内細菌が大量に繁殖してしまうのです」MMCは、空腹時や睡眠中に最もダイナミックに起こるぜん動運動。しょっちゅう間食をして空腹タイムを作らない人、夜寝る直前に夜食を食べる人などは、小腸の働きが悪くなっている可能性あり。また脳腸相関のバランスが乱れるストレスも、小腸の機能低下を招くといわれている。また、腸内細菌が好むある種の糖質の摂りすぎが、小腸の細菌の繁殖をさらに促し、SIBOをさらに悪化させてしまうことも。「FODMAP(フォドマップ)と呼ばれる発酵性の糖質がそれです。Fは発酵性の糖質全般のこと。Oは豆などに含まれるオリゴ糖や、小麦粉などに含まれるフルクタン。Dは牛乳やヨーグルトに含まれる乳糖。Mは果物に含まれる果糖。AND(そして)、Pはキシリトールなどに含まれるポリオールです。以上が、小腸での吸収が悪い発酵性の糖質の代表格です」FODMAPはヨーグルトなどの乳製品、ひよこ豆やレンズ豆、納豆などの豆類、フルーツやはちみつなど、一見、腸やカラダに良さそうな食べものばかり。カラダに良かれと思って口にしているものが、もしかするとSIBOの原因になっているかもしれない…。江田先生が「万人に有効な食べものはない」と言うのは、こうした意味からなのだ。自分にどんな食べものが合っているかは、人それぞれ。なので、ひとつひとつの食べものを試して腸の状態を観察していく。これを江田先生は傾聴ならぬ“傾腸”と呼んでいる。「SIBOは四六時中ものを食べている人、パスタ、シリアル、ピザなど小麦粉食品をよく食べる人に多いといわれています。まずは3週間、すべてのFODMAPを避けた低FODMAP食事法を行ってみましょう。その後、食事日誌をつけながらFODMAPのグループをひとつずつ試し、便の状態をチェックして、自分のカラダにその食べものの耐性があるかどうかを試していってください」江田 証先生江田クリニック院長。日本消化器病学会専門医。日本では馴染みのない“SIBO”や“低FODMAP食”などをいち早く紹介する。※『anan』2018年7月25日号より。マンガ・中根ゆたか取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2018年07月24日発酵野菜の新感覚ジェラート誕生野菜を中心とした加工食品の製造や販売を手がける株式会社アキモより、発酵野菜を使った新感覚のジェラート「ロアレ 発酵野菜のジェラート」が発売された。楽天市場の公式オンラインストアにて購入可能だ。発酵野菜とは?発酵野菜とは、国産の野菜を乳酸菌で発酵させたもの。使用されるロアレ乳酸菌(植物性乳酸菌)には、野菜にフルーティーな香りとさっぱりした味わいをプラスする働きがあり、同ジェラートにはこの発酵野菜のピューレが贅沢に使用されている。野菜の美味しさが詰まった4種のジェラート今回登場したジェラートは、発酵にんじん、発酵かぼちゃ、発酵トマト、発酵ほうれん草の4種類。発酵野菜のピューレが練り込まれた濃厚な豆乳ジェラートに、発酵野菜ソースを上からかけた2層構造だ。乳酸菌によるすっきりとした後味が特徴的。また植物性100%の原料にこだわり、着色料は不使用。野菜本来が持つ自然な色合いを楽しめる。1個あたりおよそ95kcalと、カロリーも控えめに作られている。健康や美容に敏感な女性に嬉しいスイーツと言えるだろう。野菜の優しい甘みがと旨みがギュッと濃縮された、新感覚ジェラートを試してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社アキモのプレスリリース
2018年07月19日リニューアルした店舗は、「Hacco to go!」をテーマに、酒粕を中心とした発酵メニューをテイクアウトするスタイルの店舗となりました。特に注目するメニューはここでしか味わえない「酒粕シェイク」で、乳酸菌発酵させた酒粕をベースに無添加素材で調合され、完全植物性なのにまるでヨーグルトのような滑らかな味わいを楽しめます。他にも、酒粕ジェラート、酒粕チーズケーキ、酒粕カレーなど、酒粕のイメージが180°変わるメニューが並びます。■店舗概要店舗名:お米や(2018年7月14日リニューアルオープン)住所:東京都品川区戸越4丁目8ー6運営:株式会社OWAN/株式会社FARM8店舗テーマ:Hacco to go!酒粕カフェスタンドメニュー:酒粕シェイク・酒粕ジェラート・酒粕チーズケーキ・酒粕カレー商品物販:酒粕ソルト・甘酒ココア・甘酒ポタージュ、他(お問い合わせ先)株式会社OWANTEL 03-6426-9601
2018年07月17日発酵カフェ専門店オープン東京都品川区のおにぎり店「お米や」が、2018年7月14日(土)、発酵カフェメニューの専門店としてリニューアルオープンする。「Hacco to go!」のテーマのもと、酒粕をメインに使ったカフェメニューを、テイクアウトスタイルで提供する。酒粕シェイクに注目!同店で販売されるのは、酒粕を使ったジェラートやチーズケーキ、カレーなど、これまでの酒粕のイメージを覆すバリエーション豊かなメニューだ。また、酒粕ソルト、甘酒ココア、甘酒ポタージュなど、物販品も充実している。一押しは「酒粕シェイク」。酒粕を乳酸菌発酵させることで、まるでヨーグルトのような滑らかさを楽しむことができる。酒粕に秘められた美容効果酒粕とは日本酒を生産する際に作られる副産物。発酵食品であると同時に、ビタミン、ミネラル、レジスタントプロテイン、葉酸など、驚くほど多くの栄養素が含まれている。美容と健康に欠かせないスーパーフードと言えるだろう。中でも同店のシェイクやジェラートに使用される乳酸菌発酵酒粕は、本来発酵食品である酒粕をW発酵し、さらにパワーアップさせている。酒粕の栄養がギュッと詰まった美味しいカフェメニューで、キレイを手に入れよう。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社FARM8のプレスリリース(ValuePress!)※「お米や」Facebook
2018年07月15日発酵×保湿で素肌をサポート植物性原材料から作られた植物発酵食品「万田酵素」を製造・販売している万田酵素株式会社は、7月10日(火)より、新スキンケアシリーズ「M forte(エムフォルテ)」を新発売する。発酵と保湿を掛け合わせて生まれた基礎化粧品だ。ウェルカムキット先行予約受付中植物性素材24種を発酵させたエキスに含まれた「発酵ポリフェノール」と「フェルアミノ」に、保湿成分「セラミド」を配合して誕生したのが「エムフォルテ」である。植物性原材料を発酵することで生まれたアミノ酸「フェルアミノ」が肌にうるおいを与え、「セラミド」がみずみずしい素肌を保ち、発酵過程で得られた植物由来のポリフェノール成分「発酵ポリフェノール」が肌荒れを防ぎ、肌のキメを整える。ラインナップは4つ。その後に使うアイテムをなじみやすく、効果的にする先行美容液「エムフォルテ ベースセラム」は、8,640円(税込み)、健やかな素肌へ導く保湿化粧水「エムフォルテ モイスチャーローション」は5,400円(税込み)での販売予定となっている。キメの整った素肌へ近づける美容乳液「エムフォルテ エッセンスエマルジョン」は6,480円、弾むようなハリ・ツヤをもたらす保湿クリーム「エムフォルテ リッチモイストクリーム」は7,560円で販売予定だ。「エムフォルテ」シリーズのお試しセット「ウェルカムキット」は、1,500円(税込み)で発売され、万田酵素公式オンラインショップにて先行予約受付中である。(画像は万田酵素公式オンラインショップより)▼外部リンク万田酵素公式オンラインショップ
2018年06月16日フランスの発酵を知るなら、一度は食べたい!とりどりの発酵食。 ファッション、音楽、美術…文化のすべてが集まる、パリ。ここにある豊かな発酵食もまた、フランスじゅうの自然の恵みを受けて作られた、文化の結晶なのです。 フランスは、ドゴール大統領が「600種類ものチーズをもつ国を統治するのは困難だ」と嘆いたという逸話があるほど、多様なチーズ大国。ノルマンディ地方で作られた「カマンベールチーズ」は世界的にメジャーです。ほか、山岳地帯で作る「マンステル」「ロックフォールチーズ」など、伝統的な製法を守る個性的なチーズもおすすめ。また、国境地帯の文化が行き交う土地では、その文化に根ざした伝統料理にも美味しい発酵食品が見られます。 フランスの発酵食 ④ Basque Cheesecake(バスクのチーズケーキ) スペインとの国境「バスク地方」名産のチーズケーキは、まるでまっ黒焦げ!? フランスではチーズが名産であるのはvol.1で触れたとおり。しかし、バスク地方のチーズケーキは「チーズケーキ」と聞いてイメージするものとかけ離れた、ご覧のように個性的なルックス! バスクとは、スペインと国境をまたいで広がる歴史的な地方で、バスク語を話すバスク人の故国を指します。ベレー帽の元になったのも、バスク人がかぶっていた「バスク帽」だったというぐらい、他の国が真似したくなるような独自の文化とセンスが現在にも伝わる気高い人々の文化。そこにスペインとフランスのカルチャーが混じり合い、独特の進化を遂げています。 そんなバスクのチーズケーキは、その真っ黒な部分が美味しさの秘訣。バスクでは、バルでワインと一緒に つまみながら楽しむのが一般的。なぜなら、クリームチーズをベイクしてできた焦げ部分は香ばしくて酸味を感じさせ、チーズ本来の甘さや濃厚さをより引き立ててくれるコク深さの鍵になっているから。冷やしても温めても美味しく、ワインのほかコーヒーや紅茶ともよく合います。 フランスの発酵食 ⑤ Pain(パン) “街のパン屋さん”のニュートラルな仕事ぶりは、「ちゃんとした仕事」の繰り返し。 日本にフランスパンを伝えた名店「ビゴの店」で修業を重ね、その後、銀座の老舗「レカン」のブーランジュリー部門のシェフを7年にわたり担った割田健一さんが2017年11月に開店させた「BEAVER BREAD」は、その名の通りビーバーのロゴが目印です。「ブレッドの頭文字も、山型パンも、横にするとアルファベットのBだなと思って。お店にもBがつく名前を考えていたときに、『ビーバーはどう?』と知人に提案されたんです。はじめは『パン屋に動物の名前!?』と思ったのですが、ロゴを作ってみたら、なかなか良くて」と屈託なく話す、店主・割田さん。けれどフランスパンの話になると、ぐっと熱心になりさすが、専門的。「フランスのパンは、一番気を遣って発酵させているパン。代々受け継ぐ発酵種“ルヴァン”を、うちでも作って毎日使っています」と教えてくれました。お店には日本のパンと、フランスのパンがバラエティ豊かにずらり。今日も売り切れる前にいそいそと買いに出かけたい、素敵な「街のパン屋さん」です。 販売しているフランスのパンは約12種類。バゲットやカンパーニュはもちろん、明太子フランスといった日本らしいパンも揃い、幅広いお客さんに喜ばれるバリエーション。ときには、試験的に作った意欲作が並ぶこともあるとか。 SHOP INFOBEAVER BREAD東京都中央区東日本橋3丁目4-3Tel: 03-6661-7145営業時間 8:00〜18:00 月・火曜定休フランスの発酵食 ⑥ Vin(ワイン) 丁寧な手仕事のワインに魅せられた店主が語る、発酵の魅力とは 「お店にあるのはすべて自然を尊重してつくられたワインたち。ワインを身近に感じ、日常的に愉しんでもらうための“街のワイン屋”になりたいと思っています」と語る、「THE WINE STORE」オーナーの横川かおりさん。店内のセラーには国や地域、ブドウの品種では区切らず、プライスで緩やかに区切られたワインが並びます。「普通のワインでは安定した味わいにコントロールするために、様々なテクニックや添加物が使われることも。これに対しいわゆる“ヴァン・ナチュール”は、限りなくブドウそのものをワインにすることを目指します。ブドウについた野生の酵母だけでのワイン作りはリスキーでもあるけれど、ワインごと、時にはボトルごとに異なる個性のある液体。それが面白いと思って」と話す横川さんは、作り手の “正直な仕事”に魅せられた人。店内奥の扉を開けると、立ち飲みができるカウンターも!横川さんの語る、個性的な作り手のストーリーに耳を傾けながら飲むワインは、格別です。 ヴァン・ナチュールを楽しめる、 なんて贅沢な“角打ち”空間! カウンターではグラス1杯からワインを立ち飲み方式で楽しめる。セラーから選んだワインも、抜栓料500円をプラスすればその場で飲むことができる。 SHOP INFOTHE WINE STORE東京都目黒区中目黒3-5-2電話番号 03-6451-2218営業時間 平日15:00〜21:00、 土日祝13:00〜19:00 不定休:Kiyoko Eto(food),Nozomi Kato(P6),Kiyono Hattor(P5)food styling:Maiko Shindoedit&text:Kaoru Tateishiillustration:Rena Yamanaka kiitos. vol.8より
2018年06月03日食の都に集う、発酵食のお話。 山・川・海。それぞれが豊かなフランスは、発酵食も豊か! パンにチーズとバター、ワインにサラミを添えて...。微生物が促す発酵によってつけられた味や香りは、食材にクセになるような個性を与え、独特の風味や旨みを引き出します。食べ物を加工する上で“発酵”という工程を経るということは、人間に有害な腐敗菌を抑えて単に保存性を高めるだけでなく、結果的にそれが味や香りにも大きな変化や個性をつけることにもなるわけです。 ガストロノミー(美食)の国・フランスで、クセの塊のような世界3大ブルーチーズのひとつとされるロックフォールチーズが産まれたのも、ある種必然なのかもしれません。 フランスはその国土を地中海と北大西洋に挟まれています。その上、高い山々にも恵まれた地形はすなわち海と山、両方の恩恵を豊かに受け取れるということ。フランスのワインも、フランスの土壌と気候がブドウ栽培に適していたからこそ、国じゅうにワイナリーができるほどの盛んな産業になりました。 そんな豊かなフランスで、採れたものを保存する=発酵の技術が長じたのも自然の流れ。国民の約8割がカトリック教徒で、修道院の人々がチーズやお酒を作ってきた文化ももちろん影響しています。そんな素敵な巡り合わせから、フランスは一大発酵大国になったのです。 パリジェンヌが美味しくいただく、フラ ンスの発酵食。日本人から見るとスタイリッシュに映るけれど、それぞれはフランスのごく素朴な土地で作られる、美味しいものが集まっているというわけです。 フランスの発酵食 ① Fromage&Beurre(チーズ&バター) ふくよかな国土から生まれる、多様な乳製品料理の相棒に、お酒のおつまみに 農業・酪農大国であるフランスの発酵食と言えば欠かせないのが、チーズ、バターなどの乳製品。 特に、チーズは国民ひとりあたりの年間消費量が約20kg以上。この数は、実に日本人1人あたりの約10倍。ギリシャに次いで世界2位を誇ります。生産品種の数は堂々の世界ナンバーワンを誇るフランスはまさにチーズ大国と言って差し支えないでしょう。一説には全世界で600種あるチーズのうち、400を超える種類がフランスで作られていると言うから、かなりのもの。ちなみに、ワインなどお酒(これも発酵食品ですね)とつまんだり、お料理のメインとデザートの間にチーズをそのまま食べる時間をつくるのがフランス流です。 「高級バター」のイメージの強い発酵バター、名産地のフランスではもっと庶民的な価格で手に入ります。発酵・無発酵の違いは「発酵した原材料を使っているかどうか」。バターの風味やコクを強調したいときは発酵バター、あっさりさせたいときは無発酵バターと使い分けるのが一般的です。 フランスの発酵食 ② Anchois(アンチョビ) アンチョビの元祖・名産地は、フランス!?実は伝統的で高貴だった、魚の保存食 イタリアの食べ物というイメージの強いアンチョビ。しかし実は歴史を辿ると、古くはフランスにでカタクチイワシの保存食の一大生産地がありました。 古代ギリシア・ローマ時代ではイワシを使った魚醤「ガルム」が作られており、これは「3リットルあたり、(現在の日本円で)100万円の価値がある」と言われていたほど貴重な調味料でした。魚のタンパク質が発酵して分解され、アミノ酸に変わったガルムを入れれば、どんな料理でも美味しく変身し、風味にコクが増すため、貴族階級がこぞって楽しんでいた貴重品。 あのカエサルも好んでいたのだとか。そして、ガルムを作るときに捨てられていた発酵した魚の身を庶民が食べていたことが、アンチョビの起源と言われています。 そんなガルムは、プロヴァンスの沿岸〜スペイン、ポルトガルにかけた地中海沿岸で生産され、現在のフランス領にその一大生産地がまたがっていたと言われます。その生産地があった場所はガリア地方の南西と言われ、この土地にちなんで「ガルム」という名前がついたという訳です。 フランスの発酵食 ③ Salami(サラミ) 山岳地方で生まれた、シャルキュトリの代表的存在フランス名産のサラミ「ソシソン・セック」 イタリアに端を発する食べ物、サラミ。語源はイタリア語の「Salare(塩)」 から来ているということですが、こちらもフランスで独特の進化を遂げました。 フランスには「シャルキュトリ」という食肉加工品を総称したジャンルがあり、これは「chair(肉)+cuite(火を入れる)」が語源とされています。シャルキュトリは、乾燥や燻製、塩漬けなど保存食として作られたもの...具体的にはサラミをはじめとしたパテやハム、ソーセージ、テリーヌなどを指し、原料は主に豚肉の加工肉食品を指します。 オーヴェルニュやリヨンなど山岳地方で作られるのは「ドライソーセージ」と呼ばれる白カビのついたソーセージ。フランス語では「ソシソン・セック」と呼び、フランスとスペイン国境のピレネー山脈の麓で乾燥させたことが始まりと言われる歴史あるサラミ。白い粉は「フルール(花)」と呼ばれ、風味を良くし、このサラミ特有の気品ある見た目を作っています。 vol.2に続く… photograph:Kiyoko Eto(food),Nozomi Kato(P6),Kiyono Hattor(P5)food styling:Maiko Shindoedit&text:Kaoru Tateishiillustration:Rena Yamanaka kiitos. vol.8より
2018年05月31日発酵食品が体にいいのは知っているけれど、お肌にもいいのはなぜ?今回は、意外と知らない“発酵食品を食べることで得られるメリット”をご紹介します。日本のソウルフードを積極的に取り入れて、ぷるぷるお肌になりましょう!発酵食品から得られるメリットとは?出典:byBirth豆腐や納豆など、日本のソウルフードとも言える“発酵食品”。発酵食品が体にいいのはご存知の通りですが、美容の観点から見ても、発酵食品はメリットだらけなのです。冷蔵庫が存在する以前から保存食として重宝されてきた発酵食品には、生きた菌が豊富に含まれています。その中でも代表的な菌は、乳酸菌や麹菌、酢酸菌に酵母菌など。これらの生きた菌は、腸内で悪玉菌とたたかう役目を担います。今回は、おいしくヘルシーな発酵食品から得られるメリットを4つご紹介します。食を見直し、健康と美しさを手に入れましょう!1. 納豆のネバネバ成分が美肌をつくる出典:byBirth納豆のネバネバ成分に含まれる「ポリグルタミン酸」は、肌が本来持っている保湿効果を高めてくれるといわれています。さらに、納豆には肌の代謝に関わるビタミンB群も含まれているため、なめらかで整った美肌をつくってくれるのです。また、美肌にはぬか漬けもおすすめです。ぬか漬けには、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。その上、腸内環境を整えてくれる乳酸菌や酵素が豊富に含まれているのです。保湿にこだわり、ハイブランドのスキンケア用品を使用するのもよいですが、納豆やぬか漬けなど発酵食品を食べるのも忘れないでくださいね。2. 味噌が美白をつくる出典:byBirth白い肌は、可憐さや清潔感を醸し出します。美白を目指すなら、味噌を積極的に摂りましょう。味噌には、イソフラボンや酒粕が含まれています。これらの成分には、メラニンを生じさせる物質を阻害するはたらきがあるといわれています。また、酒造で働く職人さんは色白で美肌だと聞いたことがありませんか?それは、米の発酵過程でできる麹に秘密があります。麹には、くすみの原因となるメラニン色素を抑えるはたらきがあるのです。実際に、そのはたらきを利用したスキンケア用品も多数販売されていることからも、麹の効果がうかがえます。お味噌汁やかす汁は、体を温めながら美白まで行ってくれる、ありがたい存在なのですね!3. エイジングケアに役立つ出典:byBirthいつまでも若々しい姿でいるために、発酵食品でエイジングケアをしませんか?発酵食品に豊富に含まれるビタミンやミネラルには、肌のシミやしわを防止する効果が期待できるのです。エイジングケアにおいて重要なのは、紫外線対策とともに“抗酸化物質”を含む食品を摂ることです。抗酸化物質の栄養素には、ビタミンやミネラルのほかにカルテノイド、ポリフェノールなどがあります。発酵食品には、これらの抗酸化物質が豊富に含まれているため、肌をいきいきした状態で保ってくれるのです。高額なエイジングケアを考えているなら、その前に食生活を見直して、発酵食品を摂ることを心掛けてみるのもよいかもしれませんよ。4. ダイエット効果出典:byBirth発酵食品は、腸内環境を整える役目を果たしてくれます。そのため、便秘解消や脂肪の分解に効果を発揮するのです。ダイエットに最適な発酵食品で、おいしく健康的にダイエットしましょう。また、発酵食品は、整腸作用のほかにも骨粗鬆症や高血糖の予防、疲労回復にも効果的だといわれています。ダイエットをするなら、発酵食品を味方につけることで、将来の自分の健康をもつくり出すことができるのです。無理な食事制限はやめて、納豆やヨーグルト、味噌などの発酵食品を摂り「食べながら痩せる」ことにシフトしましょう。発酵食品で綺麗を手に入れましょう!出典:byBirth発酵食品から得られるメリットを4つご紹介しました。いかがでしたか?体にいいから…と今までなんとなく食べていた発酵食品が、これほど美容に効果的であるとは驚きです。美肌や美白効果はもちろんのこと、エイジングケアまで行ってくれるとは、かなりありがたい存在ですよね。今こそ食を見直し、体に優しい生活を始めませんか?豆腐や納豆、味噌など、日本のソウルフードとも言える発酵食品を味方につけて、おいしく健康的に綺麗を手に入れましょう!
2018年05月19日発酵食品のイメージを覆す、新時代の幕開け健康を意識するフロアとして生まれ変わった新宿高島屋8F。その一角に、「Kouji&ko」はあります。発酵食品のイメージを覆すスタイリッシュな店内は、独自の世界観を構築しており、発酵食品が持つ和のイメージに一石を投じています。コンセプトは新しい発酵の新しいスタイル”ヌーベル ハッコー”クリエイティブディレクターにデザイナーのタナカサトル氏を迎え、店内は現代的でスタイリッシュなカフェ風に。商品開発は数々の著作で知られる発酵学者の小泉武夫氏によるアドバイスのもと、メニュー開発は様々なレストランで腕をふるってきた大島今日氏が担当。彼らのプロデュースのもと、全く新しい発酵食品を取り入れるスタイルとして”ヌーベルハッコー”が誕生しました。発酵の魅力を味わうメニューの数々メインは「ディッシュデリ」(378円~)。ビーガン対応の生地の上にカラフルな野菜をのせて、目にも鮮やかな品々が並びます。在来種の野菜から発酵ドレッシング、トッピングまでをチョイスし、カスタマイズする「カスタムグリーンサラダ」(Sサイズ972円~) も人気です。おすすめは「お得なディッシュセット」(1,458円~) 。Sサイズのカスタムグリーンサラダ、スープ又はコーヒー(HOT/ICE)、紅茶(HOT/ICE)、ディッシュがセットになっています。ディッシュはスイーツをチョイスしてもOKなのがうれしいポイント。さまざまな野菜とともに発酵食品をたっぷり取り入れることができる「Kouji&ko」 のメニューの数々。発酵食品を美味しく取り入れて、体の内側からキレイになっていくのを実感してみませんか?スポット情報スポット名:Kouji&ko住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号 新宿高島屋 8F電話番号:03-5361-1111
2018年05月18日発酵食品専門店「醸カフェ」「醸カフェ」 は、西荻窪の住宅街に佇む発酵食品専門店。麹や甘酒をはじめとする様々な発酵食品を取り扱っているお店です。メニューは店主が一人ですべて発酵したもので、“病気にならない体づくり”をコンセプトに、体に優しいメニューを考案。あたたかみある木のカウンターが、アットホームな雰囲気を演出しています。甘酒&おから入り豆乳! 「豆乳甘酒」 がクセになる!おから入りの豆乳で甘酒を割った「豆乳甘酒」 は、ヨーグルトのようなまろやかな口あたりと優しい甘みが特徴。「醸カフェ」 の甘酒は、玄米麹で作られているため、ノンアルコールなのでお子さまも安心!「豆乳甘酒」 を飲んだ翌日は、腸の調子もよくなり朝からスッキリする人もいるそうです。カラフルな野菜がたっぷり! 「醗酵づくしセット」ぬか漬けの野菜、甘酒に漬けたトマト、塩麹漬けの鶏肉、三升漬けにしたきのこを楽しめる「発酵づくしセット」 。ぬか漬けは個性あふれる食材に合わせた調理を施し、野菜の旨みや香りを最大限に引き出しています。トマトは甘酒によって発酵し、しゅわっととろけるような食感です。「醸カフェ」では、他にも発酵をテーマにしたドリンクや、ワークショップなども行なっています。日常の中で何気なく口にしていた、発酵食品の“新しい魅力”に出会えます。スポット情報スポット名:醸カフェ住所:東京都杉並区西荻北4-35-6 カーサ藤江電話番号:03-6913-5888
2018年05月02日「エシレ シャレット」が都内2カ所に限定オープン世界中のグルメをうならせるフランスの発酵バター"エシレ"。そんなエシレバターを贅沢に使った焼き菓子を販売する店舗「ECHIRE Charrette(エシレ シャレット)」が、伊勢丹新宿店とGINZA SIXに期間限定で登場します。手間暇かけたパイ菓子エシレバターの最大の特徴は、何と言っても芳醇な香りと豊かなコク。同店ではエシレバターの美味しさをギュッと閉じ込めたパイ菓子を楽しめます。「ミルフイユ エシレ」(税込 4,104円) は、サクッと焼き上がったパイ生地にラムレーズンをきかせたバタークリームをサンド。エシレバターが何層にも織り込まれた生地は、一口噛む毎に芳醇なバターの香りが口いっぱいに広がります。ファン待望の新作も登場!新作としては「エシレ フィユタージュ サンボリック」(税込 1,350円)が登場。キャラメリゼされた香ばしいパイ生地が後を引きます。シンプルながらもバター本来の美味しさを味わえる奥深い焼き菓子です。またGINZA SIX店では、エシレバターを使ったソフトクリームも楽しめます。伊勢丹新宿店は2018年5月16日(水)から5月29日(火)まで。GINZA SIX店は2018年5月1日(火)から 6月3日(日)までの期間限定オープンです。どうぞお見逃し無く。(画像はプレスリリースより)【参考】※片岡物産株式会社のプレスリリース(@Press)
2018年04月29日栄養豊富な酒粕をパウダー化株式会社FARM8は、ひとふり糀シリーズ「酒粕パウダー」「酒粕ソルト」を発売した。発酵食品は、栄養価が高く、美容と健康への効果もよく知られている。日本酒を絞った後に残るペースト状のお米、酒粕もその一つだ。しかし、酒粕は、そのままではアルコールが含まれており、子供やアルコールの苦手な人には、食べにくい食材だ。そこで、豊富な酒粕の栄養をだれでも、いつでも、気軽に摂取できるように、酒粕をパウダー化した同商品が開発された。さっとひとふりで発酵食品が完成同商品は、酒どころ新潟で作られた清酒の酒粕を使用。酒粕を丁寧に乾燥させ、パウダー化。この乾燥の際に、アルコールを飛ばし、アルコールフリーを実現した。「酒粕パウダー」を味噌汁、スープ、飲み物に振りかけるだけで、発酵スープや発酵ドリンクを簡単に作ることができる。野菜や豆腐などの食材に、塩をかける代わりに「酒粕ソルト」をひとふりすれば、酒粕のさわやかな風味を楽しみつつ、豊富な栄養を摂取できる。「酒粕パウダー」の内容量は、35g。「酒粕ソルト」の内容量は、50g。価格は、各420円(税込み)となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社FARM8のプレスリリース※株式会社FARM8 ひとふり糀の公式サイト
2018年04月15日新潟の酒粕を使用した発酵ジェラート地域ブランディングや食品プロデュース事業を展開する株式会社FARM8は、酒粕のジェラート『醸グルト(JOGURT)ジェラート』を直営店の「FARM8 ReACTION STORE」や同社オンラインストア等で4月10日に発売した。『醸グルトジェラート』は、完全植物性の発酵ジェラートであり、主原料は酒粕である。酒粕は、日本酒を絞った後に残るペースト状のお米のことであり、発酵する時に麹菌がお米の栄養を吸収しやすいように分解するため、酒粕は普通のお米よりも栄養価が高くなっている。発酵パワーで体に優しいスイーツ『醸グルトジェラート』には、酒粕を乳酸菌発酵させた特別素材「さかすけ」を使用している。乳製品は使用していないが、濃厚なフローズンヨーグルトのような味わいになる。乳製品や動物性食材が苦手な人でも、なめらかなジェラートを気持ちよく味わうことができるという。アルコールフリーなので、子どもでも安心して食べることができる。腸まで届く食物繊維の“レジスタントプロテイン”が含まれているため、肥満防止や美肌効果も期待できる。フレーバーは、酒粕プレーン・酒粕ストロベリー・酒粕レモン・酒粕ショコラ(4月末発売予定)・酒粕ピーチ(6月発売予定)・酒粕キャラメルバニラ(6月発売予定)の6種類。『醸グルトジェラート』は、1つ90g、税込価格は420円となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社FARM8※乳酸菌発酵 酒粕ジェラートFARM8 STORE
2018年04月11日レストランでソーセージを頼むと、酸っぱいキャベツが添えてあることがありませんか?それが、ドイツの漬物の“ザワークラウト”です。この酸っぱさはお酢によるものではなく、“乳酸発酵”によるもの。この発酵を家庭でやるのは大変なので、私は“お酢”と隠し味の“クミン”というスパイスで、それっぽく作って常備菜に。我が家ではキャベツが余ると必ずといっていいほど、このなんちゃってザワークラウトを作り置きしています。そして、とんかつや他のフライ、ハンバーグや朝食の目玉焼きなど、結構なんにでも千切りキャベツの代わりに付け合わせています。地味メニューですが、日持ちがするので、事前につくってホームパーティで出すことも。普段の食事では、ソーセージやウインナーと一緒に盛ることはありませんが、やはりなんとなく絵になるような!? 気がするので、ホームパーティではセットで出しています。目立たない存在ながら、さっぱり感が箸休めとして好評で、「これどうやって作ったの?」と聞かれる率が高い、手前みそレシピです。■ザワークラウトレシピ制作 管理栄養士 長 有里子<材料 作りやすい分量>キャベツ 300gたまねぎ 1/2個A塩 小さじ1/2A酢 大さじ2Aクミンパウダー 小さじ1/2オリーブ油 大さじ1<作り方>1、キャベツは細切り、たまねぎは薄切りにする。2、オリーブ油を熱したフライパンでたまねぎを炒め、しんなりしたらキャベツも入れて炒め合わせる。3、Aの調味料を加え、混ぜ合わせる。ちなみに、クミンパウダーはどうやって使い切ればいいの? と思われる方が多いと思うので、一言。クミンはカレー粉の成分です。カレーの良い香りは、このクミンの香りがメインになっているのです。カレーの仕上げにひと振りしてあげると、より風味がたっておいしくなりますよ。味は子どもでも食べられるよう、酸味は控えめにしています。
2018年04月05日発酵食品ブームで注目され始めたぬか漬け。実は結構簡単に自分で作ることができます。難しいと思われているぬか床も、既製品を購入してもいいですし、自分で作ってもそんなに難しいものではありません。そして、ぬか漬けを美味しく漬けるコツもあります。いろいろ試して、オリジナルのぬか漬けを作るようにしていきましょう。自分で作れば、浅漬けも古漬けも自由自在。毎日楽しめるぬか漬け、さっそく始めてみましょう。発酵食品には体を温める作用がある発酵食品には体を温める作用があると言われています。このため、本来は体を冷やしがちな生の野菜も、ぬか漬けにして発酵食品にしてしまうことで、体を冷やさずにうまく栄養素の摂取ができるのです。ご飯のお供としても最高ですし、朝から発酵食品を食べると、体を温めた状態で1日を始められます。発酵食品には他にも、納豆や味噌などぬか漬けと相性のいいものがありますので、この機会にいろいろと取り入れてみるとよいでしょう。手軽に摂れる発酵食品、ぬか漬けぬか漬けは、発酵食品の中でも手軽に摂れるところが魅力です。浅漬けにすればサラダ感覚でポリポリ食べることもできますし、しっかりと漬けこんで古漬けにすれば、味が染みた美味しいご飯のお供になってくれます。自宅にぬか床があれば、好きな野菜やほんの少し余った野菜のきれっぱしをうまく利用して、少量のぬか漬けづくりを楽しみましょう。ほんの少し、食べる分だけ楽しめるのが自家製の良いところです。また、ぬか漬けはその家によって味が変わるのも特徴です。その家によって発酵を助ける菌が違いますので、それによって味が変わるのです。オリジナルのぬか漬けが楽しめるのはうれしいですね。簡単、自家製ぬか床の作り方自家製ぬか床は案外簡単にできます。もちろん市販のぬか床を買ってきてアレンジするのもOKです。以下には、基本の材料と作り方を記載しておきます。<材料>・米ぬか・塩(米ぬかの10パーセントくらい)・水(適量)材料をすべて混ぜて、耳たぶくらいの固さになったら出来上がりです。水は少しずつ様子を見ながら加えていきましょう。基本的には、毎日何か漬けてかき混ぜてあげましょう。完成したぬか床は、冷蔵庫に保管するとかき混ぜるのを忘れたときも悪くなりにくいです。ぬかは、減ってきたら塩と一緒に足してあげましょう。漬け続けていると、水っぽくなってくるので調整が必要です。美味しくするポイント、ぬか床にプラスアルファぬか床を美味しくするポイントとして以下のものを加えると、ぬか床に旨みや風味がプラスされて美味しく出来上がります。お好みで試してみてください。・山椒の実(風味づけ)・かつお節(旨みをプラス)・昆布(旨みをプラス)また、ぬか床は完成した後はいきなり本番漬けをせずに、野菜の皮やヘタなど捨てる部分を漬けるようにしましょう。ぬか床の発酵を助けて美味しくしてくれます。ぬか床がこなれてから本番漬けをしたほうが、美味しくいただけます。ぬか漬けにするおすすめ野菜ぬか漬けにするおすすめ野菜は、まずは何といってもきゅうりです。きゅうりは浅漬けでも古漬けでも美味しくいただけて、本当におすすめの食材です。その他、大根やナス、ニンジンなども美味しくいただけます。ぬか漬けは1~3日くらい漬けておくと出来上がります。漬け具合は好みによりますので、いろいろと試してみましょう。ちょっと変わったものもぬか漬けになれるぬか漬けは、ちょっと変わったものを漬けても美味しくいただけます。長いものぬか漬けは、しゃくしゃくねばねばして、食感が楽しくておすすめです。また、スイカの皮は、捨ててしまうことが多い部分ですが、ぬか漬けにすることで、副菜としてよみがえらせることができるのです。スイカの皮は、緑の固い部分を剥いて、赤いところを少しだけ残して漬けるのがポイント。みずみずしくて美味しい、夏限定のぬか漬けです。自分で漬けて、毎日発酵食品を食べようぬか床を自作して、毎日ぬか漬けを食べる習慣をつけましょう。毎日発酵食品を摂ることで、体の内側から元気になれますし、野菜不足の解消にもつながります。ぬか漬けを美味しくいただいて、発酵食品生活、始めましょう。
2018年03月27日発酵食でキレイをもっと身近に!納豆や味噌、ヨーグルト、キムチ、チーズ…体にもうれしい発酵食品を、新しい調理方法で楽しみませんか? “私のカラダが喜ぶ、菌のある生活”をコンセプトにした「Hacco’s table」は、浅草にある発酵食をテーマにした専門店です。美容と健康に大きく関わる“腸内フローラ”を整えるとされ、メディア等で注目を浴びる発酵食は、元来日本の伝統的な調理法でもあります。そんな馴染みの深い食材を新たな調理法でアプローチ。さらにキムチやチーズなど世界の発酵食も楽しむことができます。奥深い発酵食品の世界を、お食事やドリングでじっくり味わって。前菜からデザートまで“発酵”づくしのお食事をカラダにも舌にも嬉しい発酵食の数々をごらんあれ。前菜からメイン、デザートからドリンクまで“発酵”づくしのひとときを過ごしましょう。お馴染みの食品「ぬか漬け」は、新しい味わい方で。「ぬか漬けのスティック スパイスを添えて」は特製ぬか床で漬け込んだ4種の野菜を、オールスパイス、カルダモン、クミン、パプリ、4種のスパイスと合わせて頂きます。ぬか漬けの食べ方の新発見です。おすすめは、メイン料理の「低温煮込みの鶏胸肉 ヨーグルトレムラードソース」。ゆっくり低温調理を施したお肉に、水切りヨーグルトとマスタードのレムラードソースを添えて。柔らかいお肉と爽やかな酸味が楽しい一皿です。さらに「世界の乳酸菌セット」は、乳酸菌を通して世界旅行をできる小皿メニュー。日本のぬか漬けに、ドイツのザワークラウト、韓国の水キムチで乳酸菌を食べ比べることができます。おいしくとキレイを両立する「hacco’s table」。浅草散策や近くを訪れたら、ぜひ足を運んでみたいレストランです。スポット情報スポット名:Hacco’s table住所:東京都台東区花川戸2-9-10電話番号:03-5231-7855
2018年03月26日ちょこっと冷える。なんとなく手足が寒い。そんな時は体の中から温めることを考えてみましょう。ショウガやシナモンもおすすめですが、発酵食品も体を温める作用があり、とってもおすすめです。普段飲み物や食べ物に気を使っている人ならご存知かもしれません。発酵食品系の調味料!!一世を風靡した塩麹に始まり、すでに日本食の定番として浸透している調味料もたくさんあります。甘みも塩気も発酵食品に変えて、冷えから遠ざかりましょう。発酵食品には体を温める作用がある発酵食品には体を温める作用があるとされていますが、直接的に体を温めることができるわけではありません。発酵食品は、まず食べたり飲んだりしたときに体を冷やす要素が少ないことと、血液をサラサラにする作用があることから、体を温めることができるとされています。つまり、なるべく毎日摂ることで効果が感じられるということになりますね。となれば、発酵食品を毎日口に入れるにはどうしたらいいでしょうか?考えてみましょう。“調味料”で発酵食品を摂ろう毎日発酵食品を食べるためには、調味料を活用しましょう。調味料には思った以上に発酵食品がたくさんあります。調味料は発酵させることで旨みが増していますので、料理に使うととってもおいしいのです。そして、調味料は毎日口にできるという点も、発酵食品で体を温めるには適しています。毎日摂ってていくことでいつの間にか冷えにくい体に・・・。そんな発酵食品調味料、どんなものがあるのか見ていきましょう。大豆が素材の発酵食品“味噌”!発酵食品調味料の中でも代表的なお味噌は、大豆から出来ている調味料です。大豆と米麹を発酵させて、あのなじみのあるお味噌に仕上がっています。大豆製品ですので、大豆イソフラボンを含んでおり、美肌などの効果も同時に期待できるところが嬉しい点です。お味噌は、みそ汁だけでなく、炒め物やつけ焼きなどにも使えて、万能調味料的な側面もあります。味噌をさらに加工してゆず味噌のように甘みをつけて使うこともできますので、どんどん用途を広げて、体温めに一役買ってもらいましょう。割とコスパの良い調味料であることも嬉しい点ですね。発酵食品の“甘酒”でお菓子をつくる発酵食品の中でも甘みを足したいときは、砂糖の代わりに甘酒を使うとよいでしょう。いつもだったらミルクと砂糖を混ぜるところを、甘酒を混ぜてみると、どんなスイーツも違った味わいになってきます。ゼリー、飲み物、焼き菓子の甘みにも使えます。もちろんそのまま飲んでもおいしい、体に優しいスイーツです。食物繊維やビタミンも豊富で、飲む点滴なんて言われているくらいですので、うまく使って発酵食品生活に役立てましょう。“醤油”も発酵食品。塩分に気を付けて醤油も発酵食品の一部です。お味噌をさらに発酵させて作られていますが、おそらく醤油は意識せずとも毎日摂っているのではないでしょうか?醤油は塩分も多めなので、むしろ摂りすぎにはちょっと注意するようにしましょうね。醤油を醤油麹に変えると、すこし塩分を抑えられて、さらに発酵食品を摂れますので、おすすめのチェンジ方法です。旨みも増しますよ。塩分を“醤油麹”や“塩麹”に変えて発酵食品をプラス日常の塩分を「醤油麹」や「塩麹」に変えて、発酵食品化していきましょう。お料理に醤油や塩を足すときには、代わりに醤油麹か塩麹を使えば、それだけでいつの間にか発酵食品が摂れるようになっているのです。これで、発酵食品生活に弾みがつくことは間違いなし、うまく発酵食品を生活に取り入れられる最高の調味料です。最近はスーパーでも買えるようになりましたが、米麹を買ってきて手作りすることも可能です。少し手間はかかりますが、美味しいですよ。たくさん作って、保存も可能です。発酵食品で冷えを遠ざけよう発酵食品を生活に取り入れて、冷えにくい体をつくりましょう。発酵食品は年間を通して手に入れやすく、なかでも調味料は、ごく自然に口に入るものです。毎日ちょっとずつ取り入れるのに、こんなにぴったりなものはありません。うまく発酵食品調味料を取り入れて、おいしく冷えを遠ざけていきましょうね。毎日快適に過ごせますように。
2018年03月02日発酵マイスター「菌活」という言葉は、美を意識する女性の中では既にセオリーとなっているのかもしれないが、健康にも良いことが知られるようになってから、女性以外からも注目を集めている。生きている菌を活用して健康や美をつくりだす「菌活」は、“発酵マイスター”の腕の見せ所でもある。この度、女優でもありモデルとしても活躍する発酵マイスター「菜月」さんの、暮らしに活かすことができる「菌活」テクニックが、健康と美にまつわる様々なからだ情報を発信するWACOAL BODY BOOK(ワコールボディブック)から発表されている。「健康美」のマイスターでもある発酵マイスター発酵食は、日本では昔から馴染みの深い食べ物だ。味噌汁、納豆などは生活に密着してきた。これが現代の発行マイスターの手にかかると、発酵ジュースや豆乳ヨーグルトパックという「美」の要素が取り入れられて、さらに興味深いものへと変身する。菜月さんが日々の暮らしの中で取り組んでいるのは「飲む」「塗る」「食べる」という生活に密着したシーンで菌の力を活かすこと。菌を活かした手作りのドリンクやパックで、美味しく肌に良く、しかも楽しく美と健康を求めることができているという。「菌活」に興味を持っていた方も、なんとなく聞いたことがある程度という方も、美と健康を両方一気に手に入れることができる発酵マイスターの秘訣を、是非一度、調べてみるのも良いかもしれない。(画像はプレスリリースより)【参考】※WACOAL BODY BOOK「美の流儀」※株式会社ワコール プレスリリース(@Press)
2018年02月28日こんにちは。料理研究家の越野美樹です。朝食やおやつに食べたいパン、簡単に作れるなら手作りしてみたいけど、ちょっと難しそう。そんなふうに思っている方に、今回はお豆腐と小麦粉で手軽に作れる「無発酵の豆腐パン」をご紹介します。パンを作るには、強力粉に酵母やイーストと水分を加えてこねて、発酵させる時間が必要です。この「無発酵の豆腐パン」は、こねたり発酵させたりする時間がいらず、混ぜて焼くだけだから思い立ったらすぐに作れます。豆腐も水切り不要な時短レシピ、ちょっとしたコツをつかめば誰でも失敗なく作れますよ。豆腐をフードプロセッサーにかけるとなめらかに仕上がりますが、フードプロセッサーがない場合は豆腐をざるでこせば同じようにできます。ベーキングパウダーは水分を含むとそこからもう膨んでしまいますので、オーブンの余熱と材料の準備を万端にしてから豆腐などと混ぜてくださいね。絹豆腐ならハイジの白パンのようななめらかなパン、木綿豆腐ならしっかりとかみごたえのあるパンのできあがり!もっちり、ふっくらな食感で食べやすい「無発酵の豆腐パン」。焼きたてのおいしさが味わえるのは、手作りならではです。お子さんと一緒にぜひ作ってみてください。■無発酵の豆腐パン調理時間 20分レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹<材料>4コ分豆腐 150gメープルシロップ 大さじ1菜種油 大さじ1塩 ひとつまみ薄力粉 200gベーキングパウダー 小さじ2薄力粉 適量 <作り方>1、ボウルに豆腐、メープルシロップ、菜種油、塩を入れてブレンダーにかける。2、薄力粉、ベーキングパウダーをふるい入れて手でよくまぜ、ひとまとめにする。3、4等分にしてそれぞれを丸くする。4、薄力粉を茶こしに入れて少々ふる。焼いている途中でパンが割れないようにクープ(切り込み)を入れる。5、180℃に熱したオーブンに入れて、10〜15分ほど焼く。外はカリッ、中はふわっふわの食感が楽しめる「無発酵の豆腐パン」。パン作りの経験がない方にも無理なく作れて、豆腐の栄養も手軽にいただける簡単手作りパンです。生地に少し甘みを加えれば、菓子パンや焼き菓子のようになりますよ。■「無発酵の豆腐パン」のアレンジ例「無発酵の豆腐パン」は、そのままいただいてもおいしいですが、ちょっとしたアレンジを加えるとさらに楽しくいただけます。●アレンジ1 「カラフルまるパン」「無発酵の豆腐パン」の生地に色を加えるとカラフルなまるパンのできあがり! 今回は、抹茶、ココア、紫芋パウダーを加えてみました。「無発酵の豆腐パン」1個分につき小さじ1程度で十分に色づきます。●アレンジ2 「フルーツサンド」「無発酵の豆腐パン」に切れ目を入れてクリームやフルーツをはさめば、見た目も豪華なフルーツサンドのできあがり! シュークリームのような食感で、幸せなおやつタイムを過ごせます。「無発酵の豆腐パン」を棒状にすればフランスパン風に、パウンド型に入れてスライスすれば食パン風に、ひも状にして丸くドーナッツ型にすればベーグル風になります。生地にドライフルーツやナッツを入れたり、ツナコーンやトマトソースなどをのせてお総菜パンにしたり、アレンジもいろいろ楽しんでみてくださいね。
2018年02月28日「私も首相のときは、原発を推進していた。だけど、それが間違いだったとわかったから、考えを改めた。過ちだとわかって改めないことこそ、本当の過ちなんだよ」 そう言って豪快に笑うのは、小泉純一郎元首相(76)。小泉氏は、’11年に起きた福島第一原発事故の悲劇を目の当たりにし、原発推進から、“脱原発”へと大きく考えを変えた。 ’13年ごろから講演で全国を回っていたが、近年、高浜原発(福井県)、川内原発(鹿児島県)など、再稼働を進める動きに危機感を強め、講演のペースは一気に上がった。 「北海道から九州まで、平均月に2~3回だったのが、昨年の10月は10回、11月は8回。さすがにちょっとやりすぎたかな(笑)。でも依頼が引きも切らないんだよ」(小泉氏・以下同) すでに、今年11月の公演予定も入っているという。どの会場も満員で、「小泉さん、脱原発がんばって!」と声がかかる。昨年は、原発再稼働を進める安倍首相のお膝元、山口県にも乗り込んだ。 「安倍首相は、原発再稼働を進めているし、そのうえ山口県は、4つある選挙区すべてが自民党議員。みんな原発賛成だ。これはやりづらいな、と思ったんだけど、あそこには建設計画中の上関原発があってね。福島原発事故前から熱心に反対運動をしている人たちがいるんだ。彼らに、『安倍さんのお膝元だからこそ、小泉さんに来てほしい』と頼まれて。その熱意にほだされた。全国どこに行っても、原発を止めなきゃいかんという声は根強いよ。この法案を国会に提出して、与野党で議論を深めていきたい」 小泉氏が言う“この法案”とは、「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」のこと。1月10日、小泉氏が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」は骨子を発表。国内にある原発の即時廃止や、再稼働の停止、核燃料サイクルの廃止、自然エネルギーへの早期転換などを求めている。野党とも連携し、今国会での法案提出を目指す。 小泉氏がここまで必死になるのは、自身も、「原発推進派のウソ」に騙されていた、という後悔があるからだ。 「原発推進派は、日本の原発は安全だと言い続けていたけど、原発に“絶対安全”なんかないことは、福島の事故でよくわかった。とくに日本は、地震や津波、火山の噴火が何年かごとに必ずやってくる。地質学的にも危険な地域だ」 先日も草津白根山が突然噴火したが、より原発に近い火山が噴火したら、どうなるか――。 「再び事故が起これば、住む場所を失う人がまた大量に出る。だいたい福島に関しても、政府は『収束した』と発表しているけど、していない。汚染水、あれはどうするの。除染で出た大量の汚染物質、焼却しなきゃいかんと言ったって、焼却をすれば、放射能が出る。壊れた原子炉から中の燃料棒を取り出すと言っているが、人間がそこに立てば1分ほどで死ぬくらい危険だ」 小泉氏は、そう言って、故郷を追われた福島の人々にも思いを寄せる。 「40年たったら帰れると言う人はいるけどね。40年ふるさとを離れた人がほんとうに帰れるか。40歳の人は80歳に。10代、20代の人は、50~60代になる。そう考えると難しいね。原発事故が起きたら、そういうことになるんだ」
2018年02月05日